過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「11に来たのですよー」【永水】
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19: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/03/20(日) 14:18:19.79 ID:fiHzknlao

「…ほら」ファサ

京太郎「うわっ」

―― 瞬間、俺の身体に掛けられたのは分厚くて灰色の布だった。

ちょっとゴワゴワしたそれはその厚みを感じられるほどに重く、また頑丈だった。
普段、俺が使っている服とはまったく違うそれを頭から持ち上げてみれば、それが道着である事が分かる。
その襟元に十曽の名前が刺繍されている事から察するに、それは恐らくわっきゅんパパのものなんだろう。

京太郎「(…なにせ、さっき聞こえた声はわっきゅんパパのモノだったし)」チラッ

「…お前のような貧弱坊やだと寒いだろう」

「それを着ておけ」

そう思いながら視線をあげれば、そこには予想通り、わっきゅんパパが居た。
…正直、これほど存在感のある人が触れるほど近くに来るまで気づけなかった事実に空恐ろしさを感じるが…。
でも、今の彼の顔に浮かんでいるのは、俺への敵愾心ではない。
寧ろ、その口調はぶっきらぼうなものだが、大分、罰が悪そうなものになっている。


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