過去ログ - フレデリカ「アタシPンコツアンドロイド」
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:10:03.07 ID:zPFfeAqvo
「……話してみなさい。 フレデリカ。 この〈狂悦なる口蛇の魔性〉があなたの悩みをねぶってあげる」
「奏ちゃんの良いところってそういう憚らないところだよねー色々と。 1度、成分実験してみたいにゃあ☆」
以下略
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:10:34.05 ID:zPFfeAqvo
「あんまり意識してなかったんだよね〜。 いわゆる、お花が散るって言うのかな? たおられちゃったフルール。 もしくは……淑女レディ=フレデリカ?」
「………志希、私には荷が負けすぎる問題のようよ。 助手3号として噛み砕くことを許すわ」
「えーっと。 まぁ〜なんていうかにゃあ……。 大人の階段のーぼるー君はもう、ぐらじゅえいとシンデレラ。 みたいな?☆」
以下略
151
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:11:12.30 ID:zPFfeAqvo
「妊娠したのね!」
「うん! …………うん?」
「あちゃ〜奏ちゃんにはまだ早かったかぁ……」
以下略
152
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:11:42.72 ID:zPFfeAqvo
「見た目はぱーぺきなのにねー。 いやぁ、人は見かけによらない事象の筆頭かも」
「失礼ね。 赤ちゃんは愛深くキスした男女の元にコウノトリさんが運んでくるんでしょ? 常識よ志希。 志希にも知らないことがあるのね」
以下略
153
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:12:19.79 ID:zPFfeAqvo
「まずはちひろさんに相談ね。 アイドルが妊娠だなんて、きっと世間が放っておかないもの。でも、ちひろさんなら安心だわ。 親身になってくれるはず。 ううん、それどころかマタニティアイドルとしてデビューもできるかも!」
「そうだね。カナデちゃん。 でもフレちゃんの方からちひろさんにはお話ししたいから、黙っててくれるかなー?」
「ええ、勿論よ。 だって私たち親友じゃない」
以下略
154
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:12:59.84 ID:zPFfeAqvo
「おおう。フレちゃんが遠いところに……。 少女から大人へ……自伝出して印税生活かも。 あ、他伝か」
「それで? フレちゃん、式はいつにするの? デキ婚だなんて揶揄されたくないだろうし、早いほどいいわ。 明後日はどう? 私行くわ。 仕事なんてしてられないもの」
「そだねー。早いほどいいねー。 でもちょーっとシキちゃんとお話ししたいから、カナデちゃんは三つ編みに、集中しててくれるかな?」
以下略
155
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:13:44.74 ID:zPFfeAqvo
「んで? フレちゃんどったの? なんとなーく察しはついてるけどねん♪」
「へへへ。 まぁね〜。 シキちゃんには直接お願いしたもんね」
「にゃはは☆ 流石のあたしも、フレちゃんプロの服だけ弾け飛ぶ?
以下略
156
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:14:24.48 ID:zPFfeAqvo
「それでね。 なんやかんやのかんやなんやで上手くいったんだけどー。 ちょっと後悔? プロデューサーごめんなさい? みたいな? あ、そだ。 メールしたとき早く帰ってきてくれてありがとね、シキちゃんカナデちゃん」
「フレちゃん隊長の命令とあらば、1失踪分の働きはするであります! ボンジュールマダム! 」
「……? よくわからないけど気にしないで。 私たちフレちゃんが大好きだから」
以下略
157
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:15:20.97 ID:zPFfeAqvo
「それでね。 フレちゃんの我が儘でプロデューサーの心を変えちゃったから、ちょっと……思うところがないかもしれないの」
「……ふーん。 アタシは他人をどうしうようが自由だと思ってるから、それでいいと思うけどねー。 変えられる方が悪いのだ☆」
「ふふ。 シキちゃんもシキプロに影響受けてるかも♪ それはお互い様かなぁ」
以下略
158
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:16:15.81 ID:zPFfeAqvo
「それにさ。 フレちゃんほんとは嬉しいんでしょ? やっぱり最後は肉体なんだよねー。 アタシたち人間も原始からは逃れられぬカルマ!」
「もー! フレちゃんを丸裸にしていいのはプロデューサーだけなのに〜。赤面爆発しちゃうかもっぼんぼんボンジュール♪」
「あら、私には裸のフレデリカを見せてくれないの? 私の唇はこんなに赤裸々なのに」
以下略
159
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:16:47.17 ID:zPFfeAqvo
「だからぁ、マリッジブルーならぬ、ヴァージンブルー? あ、もうロストしてたっけ♪ 延長戦不可能かなー?」
「フレ様たらおはしたのうございますわよ♪」
「ごめん遊ばせシキ様♪」
以下略
160
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:17:41.96 ID:zPFfeAqvo
「…………。 奏ちゃん、ラシックスあげよっか? アタシが調合した強烈なやつ。 奏プロさんが悲劇に見舞われるのだけは避けられると思うんだけど……?」
「遠慮しておくわ。 志希のお薬でろくな目にしか、あったことないもの」
「そっかー。 かつてないほど残念だよー」
以下略
161
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:18:20.45 ID:zPFfeAqvo
「でもさー。 結構意外だったんだよあたし? フレちゃんって寛容だし、アタシの実験にも付き合ってくれるけど、使う側に立つとは思ってなかったから。 あくまで被験者って感じで」
「うーん……」
「そうね。 普段お茶らけてる時は攻めの姿勢だけれど、ライブの前だとか皆を鼓舞してる時は一番緊張してるもの」
以下略
162
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:19:04.93 ID:zPFfeAqvo
「でもね。 やっぱりアタシはアタシだよ? 少しだけ勇気を出して切っ掛けを、作ってみただけだし。 ディフューザーの調子が悪くならなかったのは幸運だったけど♪ やっぱり幸運の女神様なのかなー?」
少しだけ。
ほんの少し彼の心を溶かすために、心の楔を抜いてくれた彼の仮面を外すために。
以下略
163
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:20:01.86 ID:zPFfeAqvo
と、事務所の階段を上がる靴音。
聞き間違えるはずかない、愛しい王子様。
パリジェンヌはさっと立ち上がって、ドアへと駆けていく。
「ご主人様のお帰りに反応だなんて、アンドロイドみたい♪ 型番ゼロ号=フレドロイド?」
以下略
164
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:20:49.38 ID:zPFfeAqvo
以下略
165
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:21:20.62 ID:zPFfeAqvo
以下略
166
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 22:27:52.65 ID:zPFfeAqvo
終わりです!
多分後日単が一番紳士でない。
流石の紳士もデビュー戦(?)は緊張して玉が縮み上がりましたが、多くのかたのお陰で書ききれました!
以下略
167
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/05(日) 22:32:55.37 ID:+1QicIOMO
乙!
掛け値なしに紳士的で上品だった!
168
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/05(日) 22:40:06.37 ID:r6N5OAEUo
おつおつ!
169
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/06(月) 18:47:41.30 ID:2w6I2BmpO
さすが紳士
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