過去ログ - 奏 「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんでしょ?」
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1: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:33:44.13 ID:p/GW0CyRo
来ました。

今回は村上春樹チックな純文学を目指せたらよかったのになぁ。

例によって奏さんの淑女度高いです。
碧いです。
紳士度低い方にはほんとお薦めできない。
気を付けて服用してください。


それでは、よろしくお願いします。





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2:名無しNIPPER[sage]
2016/06/17(金) 00:34:29.91 ID:K1JUewc2o
そんなアホウドリ


3: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:34:50.48 ID:p/GW0CyRo

「………今夜何をするか、もうわかってるわよね?」

「…………」

以下略



4: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:35:32.80 ID:p/GW0CyRo

「………」

「あら? ご不満かしら? ……ふふ、じらされるのはキライって顔ね」

以下略



5: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:35:59.73 ID:p/GW0CyRo

「もう、待てないの……? ふふっ、ごめんなさい、あんまりあなたがかわいいものだから、意地悪、しちゃった♪」

「………」

以下略



6: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:36:29.26 ID:p/GW0CyRo



「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああんッッッッッッ?!」

以下略



7: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:36:57.83 ID:p/GW0CyRo



この物語は、〈狂悦なる口蛇の魔性〉を自称する速水女史と、現代に生きる武士である奏プロデューサーが、様々な人々の力を借りて初夜を成し遂げる。

以下略



8: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:37:28.74 ID:p/GW0CyRo



奏と奏プロ、彼等の初性交を描く前に、いかにして彼等が出会ったのか語らねばならないだろう。

以下略



9: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:38:16.69 ID:p/GW0CyRo
ーーー水平線の彼方、輝き疲れた太陽が、大海へ身を沈め羽を休める。

大海との抱擁を阻む鉄柵に手を添えながら、物憂げにその情景を見つめる少女。

沈む夕陽に照らされて、その瞳はトパーズに似た光沢を得る。
以下略



10: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:38:48.23 ID:p/GW0CyRo
「……あの月の向こう側に行ければ、重力の枷は私を解き放ってくれるのかしら」

現在は、太陽が潜水していく時刻。
繰り返すが、夕暮れである。

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2016/06/17(金) 00:38:55.91 ID:WygKl2jUo
お前こないだのSSがR板の方に飛ばされてたぜ


12: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:39:18.13 ID:p/GW0CyRo

「ならいっそ、私の唇でみんなの口を塞いでしまえば、『真実』は実をつけるのかしら」

つぅ、と鉄柵を愛撫するように優しくなぞる。

以下略



13: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:39:53.84 ID:p/GW0CyRo
「あぁ、だけど。 忘れられないものもある。 この唇に灯る微かな『熱』はきっとこの世が氷に包まれ停止しても、消え去ることはないのだから」

言葉と共に周囲の気温も下がるかのようだ。
無論、痛さで。

以下略



14: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:40:29.95 ID:p/GW0CyRo

「海の精霊さん、この弱き訴えをどうか聞き入れて。 これ以上、私と世界が混ざってしまわないように……私の手錠に鍵をかけて、月の丘の裏側へ、拐っていって、今すぐに」

大仰に頭を振り、舞台を締める奏。

以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/06/17(金) 00:40:47.21 ID:NL1xXmb0o
はっきり言おう
これは失敗してると思う
やり直せ


16: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:40:58.70 ID:p/GW0CyRo

「………あなたは」

「……」

以下略



17: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:41:36.08 ID:p/GW0CyRo

「やっぱり、そうね……そうなのね」

「……」

以下略



18: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:42:09.36 ID:p/GW0CyRo

「ついに毎日捧げた祈りが届いたのね……ふふ♪」

こんな狂態を毎日晒していたのか、末恐ろしい。

以下略



19: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:42:36.78 ID:p/GW0CyRo

「さぁーーー私の『世界』を変えてちょうだい」

「………!」

以下略



20: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:43:03.54 ID:p/GW0CyRo

「そう、わかったわこれが契約なのね」

「………」

以下略



21: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:43:43.34 ID:p/GW0CyRo

「さぁ行きましょう精霊さん。 時は待ってはくれない。 世界の針は動き始めてしまったのだから」

「……」

以下略



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