過去ログ - 小町「ぬくもり」
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4:名無しNIPPER
2016/06/25(土) 02:22:51.04 ID:8rnfgebV0
半分ほど飲みほしたところで10分ちょっとが過ぎた。
……だって全部飲んだらまた勉強に戻らないといけないんだもん。何だかそんな気分ではない。受験生にあるまじきことだが質の悪い勉強は逆効果だと小町おもう!
心の中でそんな言い訳をしつつ俯いたまま残りをのみ進める。


「……なぁ小町」

突然お兄ちゃんが口を開く。返事はせず目線だけを移動させる。
でもお兄ちゃんがこっちを見ることはなく続ける。

「何かアイス食べたくなったんだけど……、一緒にコンビに行かねえか?」

確かにアイスは夏より冬に食べたくなるよね。……じゃなくて。

いつもなら何か欲しいものを聞いて1人で行くのにね、お兄ちゃん。 
 
 ありがとう

「……行く。お兄ちゃんの奢りね!」

「任せろ、ほら用意して来い」

「了解しました!」

そう言って階段を上る。
さっきまでの寒さは赤くなった頬にかき消されてしまい気にならなかった。



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