過去ログ - あずき「夜釣り大作戦だね」 肇「そうですね」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/07(木) 23:59:57.90 ID:PSsDW0hs0
あずきの誕生日お祝いSSです。

すべりこみになってしまいましたが、のんびり投下していきます。


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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:00:57.36 ID:pT8aGD4I0
釣り、の話を肇ちゃんから持ち掛けられたときはとても驚いた。

ユニットを組んだり同じイベントでお仕事をしたりっていうのはあったけど、そんな風に気軽にお出かけを提案されたことはなかったからだ。

それにしても、今日の夜に出発して朝までにはこっちに帰ってくるだなんて……急すぎるんじゃないかな?
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2016/07/08(金) 00:02:25.20 ID:Euy5o8IeO
期待


4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:04:06.82 ID:pT8aGD4I0
う〜ん、う〜ん、と考えてはみても、二人が何を考えているのかはさっぱりわからなかった。

最終的に、あまり考えても意味がないという結論にたどり着く。そこからは半ば直感に従って、あずきは肇ちゃんにこう言った。


以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:05:52.68 ID:pT8aGD4I0
今日のレッスンなんかを終えて、寮で食事や出かける準備をしてからもう一度事務所へ向かう。

誕生日パーティーの二次会を抜けるのは心苦しかったけど、同じ誕生日の瑛梨華ちゃんにあずきの分も頑張ってもらおうと思う。

そんなこんなで、肇ちゃんと一緒に事務所の駐車場まで行くと、そこではプロデューサーさんが車を用意して待っていた。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:08:31.24 ID:pT8aGD4I0
Hear the sound of the falling rain..♪

Coming down like an Armageddon flame (Hey!) The shame The ones who died without a name..♪


以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:12:43.86 ID:pT8aGD4I0
「着いたーっ」



車のドアを開け放って、あずきたちは外へ出る。かすかに聞こえてくる波の音や、潮の匂い、星の瞬く夜空が素敵だった。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:17:18.71 ID:pT8aGD4I0
会話はそこそこに、プロデューサーさんも一緒に三人で釣り道具を車から下ろした。

釣り竿や、それを立てておくための三脚。アタリを待つ最中にあずきたちが座るためのシートとか、他にも色々な物があった。


以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:19:34.37 ID:pT8aGD4I0
「あと、釣りのマナーや技術に関することは肇があずきに教えてあげてくれ。俺も詳しくないけど、川釣りと大きくは変わらないはずだから」

「わかりました」


以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:21:07.01 ID:pT8aGD4I0
プロデューサーさんが用意してくれた釣り竿は、二振り。あずき用のと、肇ちゃん用のものに特に違いはないみたいだった。 

早速、みんなで釣りに使う仕掛けを作った。餌に使うアオイソメっていう生き物が気持ち悪くてあずきには触れなかったけど、肇ちゃんとプロデューサーさんが釣り針につけてくれた。


以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:24:10.80 ID:pT8aGD4I0
「この辺ですかね?」

「うん。明かりもあるし、いいんじゃないかな」


以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:27:12.22 ID:pT8aGD4I0
「はい、あずきちゃん」

「ありがとっ」


以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:31:25.46 ID:pT8aGD4I0
そんな風にのんびりいい気分になったのもつかの間、少しするとプロデューサーさんが色々な物を持ってあずきたちのいる場所にやってきていた。



「どう? 釣れてる?」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:32:37.99 ID:pT8aGD4I0
「こんなにいっぱいあっても、食べきれないよ」

「まあ、余ったら餌に再利用すれば」

「ダメですよプロデューサーさん。餌はちゃんとありますし、残したものを魚にあげるなんて品がありません」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:34:50.76 ID:pT8aGD4I0
「もう少ししたら、餌が取れたりしていないかどうか確かめましょう」

「うん」

「あ。俺一旦離れるけど、何かあったら携帯にメッセージ送っといて」
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16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:37:25.21 ID:pT8aGD4I0
待つ。待つ。待つ。待った。

待つ。待つ。合間に飲んだり食べたりしながら、待つ。まだ待つ。待つ。待つ……。待つ……………………。


以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:41:39.57 ID:pT8aGD4I0
それでも、魚が釣れないストレスは募る。どうしろっていうのさ〜〜〜〜〜、と思うものの、口にはせずにあずきはシートの上へ仰向けに倒れた。

その様子を見た肇ちゃんの小さな笑い声が耳に届く。仰向けになったあずきの視界に、星々が映り込む。


以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:48:07.34 ID:pT8aGD4I0
音のした方へ、寝たままで振り向くと、横向きになった肇ちゃんと目が合った。肇ちゃんも、あずきと一緒にシートの上に倒れこんだのだった。

今、あずきたちの頭上に見えるのと同じような。星のきらめく夜空みたいな綺麗な瞳が、あずきの視線を受け止めていた。


以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:51:06.89 ID:pT8aGD4I0
肇ちゃんが、顔の向きを変えた。息を吸い込んで、夏の空に向かって、仰向けに寝転がった状態で歌いだす。



「……You and me...♪」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:55:46.89 ID:pT8aGD4I0
We're the friends!

ハートの温度 スゴくアツい おそろいのこの想い

We're the friends!
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:58:50.98 ID:pT8aGD4I0
「……ふぅ。お聞きくださって、ありがとうございました」

「あずきが提案者なんだけどな……」


以下略



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