過去ログ - あずき「夜釣り大作戦だね」 肇「そうですね」
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21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:58:50.98 ID:pT8aGD4I0
「……ふぅ。お聞きくださって、ありがとうございました」

「あずきが提案者なんだけどな……」


以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:02:03.17 ID:pT8aGD4I0
「おい二人とも! あれ引いてるんじゃないのか!? あれ!」



急に聞こえた声にびっくりどっきり驚きながら、あずきたちは急いで身を起こす。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:03:33.13 ID:pT8aGD4I0
「〜〜〜〜〜っ! つよっ……い……!」

「あずきちゃん、落ち着いて! こうして堪えられるということは、落ち着けばちゃんと釣り上げられる相手なんです。リールは後で構いませんから、まずしっかり踏ん張りましょう」

「……うんっ!」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:06:38.85 ID:pT8aGD4I0
「さっ、魚だ! 本当に魚釣れてるよ肇ちゃん!」

「そ、そろそろ釣り上げますよ! タモの準備!」

「うんっ! い、いつでもいいよ!」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:08:35.95 ID:pT8aGD4I0
「つ、釣れた……」

「20cmいかないくらいかしら? このくらいのサイズなら、タモを使う必要もなかったかもしれませんね」

「測ってみるか? メジャーも持ってきてることだし、折角だから使わなくっちゃ」
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:13:07.68 ID:pT8aGD4I0
「……うん、ほぼ19cmだな。メバルの標準サイズはわからないけど、悪くないんじゃないか」

  

そんなことを言いながら、プロデューサーさんはあずきたちの釣った魚に興味津々だった。
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27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:16:08.64 ID:pT8aGD4I0
「……で、どうする? 事務所まで持って帰るか、ここでリリースするか」

「私はどちらでもいいですよ」

「えっと、あずきもどっちでもいいよ。……プロデューサーさん、持って帰ってどうするの? 食べちゃうの?」
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:18:36.74 ID:pT8aGD4I0
「……とりあえず、持って帰ろうよ。あずきが食べるかどうかは、また別の話ということで」

「保留大作戦か」

「プロデューサーさん、茶化しちゃダメです」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:20:07.63 ID:pT8aGD4I0
片付けの最中、肇ちゃんは色々なことを話してくれた。



「えっ、この夜釣りってあずきのための計画だったの!?」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:23:05.40 ID:pT8aGD4I0
肇ちゃんの話は、こうだった。

肇ちゃんは、今日……つまり、あずきの誕生日でもあり、七夕でもある7/7という日にあずきに何かプレゼントをあげるつもりだったんだとか。

でも、その日があずきの誕生日ということに気付いたのがつい最近で、なかなかあげるものが思いつかなかった。
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:25:23.31 ID:pT8aGD4I0
何をあげるか悩むなら、いっそ本人に決めさせれば? とアドバイスされたのだと肇ちゃんは言った。



「その流れで、あずきちゃんには釣りをしてもらって自分のプレゼントを自分で手に入れてもらおうって思ったんです。私の趣味にも適いますし、出かけること自体がいい気分転換にもなるかなぁ、と」
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:26:49.96 ID:pT8aGD4I0
話も終わって、二人で竿や餌箱を持ちながら車を留めていた場所へ向かった。もちろん、行きがけにシートを敷いていた場所のチェックも忘れずに。



「おお、お帰り」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:29:06.66 ID:pT8aGD4I0
片付けも終わって車に乗ろうとすると、プロデューサーさんから待ったがかかった。



「二人とも、手洗って服についてる汚れなんかも落としたよな?」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:31:34.03 ID:pT8aGD4I0
「ほら、今日、七夕だからな。それに……」



あずきたちが戸惑っていると、プロデューサーさんは大きくためを作って。
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35:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:33:27.11 ID:pT8aGD4I0
「もちろん、肇の願い事もちゃんと見ておくからな。あずきのついでとかじゃなくて、肇の願い事についても精一杯努力するよ」

「え、ええ〜……? ……そ、そんなこと言われたら、緊張しちゃいます……」

「まあ、気楽に気楽に。今まで七夕でやってきた通りに願ってくれればいいからね」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:37:05.33 ID:pT8aGD4I0
帰りの車の中は、音楽もかからず静かだった。

寝ててもいいよとプロデューサーさんは言ってくれたけど、あずきも肇ちゃんも目は開けたままだ。

肇ちゃんが、運転中のプロデューサーさんに話しかける。
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:38:35.24 ID:pT8aGD4I0
「ねえ肇ちゃん」

「どうしたの、あずきちゃん?」

「あのとき、一緒に星空を見上げたでしょ? 天の川、綺麗だったなぁって」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:40:15.80 ID:pT8aGD4I0
サンルーフからは、車の排気音や風の音が耳に届いてきた。

あずきたちが顔を上げて星を眺めていると、運転席のプロデューサーさんが言う。


以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:41:32.78 ID:pT8aGD4I0
「それでは歌います。聞いてください」

「あずきと肇ちゃんで、曲名は」


以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:45:44.43 ID:pT8aGD4I0
これにて完結。私がモバマスを始めたのは桜祭りアイプロの頃だったので、この二人の絡みが何となく頭に残り続けていました。

あずきも瑛梨華も誕生日おめでとう。読んでくださった方、本当にありがとうございました。



41:名無しNIPPER[sage]
2016/07/08(金) 01:56:22.07 ID:u0/Xu0bfO
おつ


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