過去ログ - 【ミリマス】風花「甘くて苦いチョコレート」
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18: ◆mLDidKKbwk[saga]
2016/08/01(月) 20:35:13.94 ID:h8SReFLZ0

「ちょっ、ふ、風花!」


慌てるプロデューサーさんは、口調もすっかり元通りです。慌てるプロデューサーさんの顔なんて
あまり見たことがなかったので、なんか新鮮です。…ちょっとイジワルしちゃおうかな。


「ふふっ、はーい♪」


普段見慣れないプロデューサーさんの様子が何故かとてつもなく愛おしく感じて、
私は彼の背に回す腕の力を強めて、さらに身体を密着させます。


「ちょ、風花、それ以上はまず、ほんとに、あっ」


プロデューサーさんの慌てた表情は一転、なにか大きな失態を犯してしまったような面持ちに変わります。
どうしたんでしょう?と頭に疑問符が浮かんだところで、体に違和感を感じます。なにかカタいものが私の
下腹部に当たっているような…?とそれが理解に至る前に、プロデューサーさんは手を私の肩に置いたかと思うと、私を引き離しました。


「あ、あのプロデューサーさん…?」


私が抱き着いたこと。その直後に下腹部に違和感を感じたこと。そして、プロデューサーさんが
現在進行形で前屈みになっていること。それらのピースが1つの形を成し、私を結論へと導きます。


「あっ…」


ゴメンなさいプロデューサーさん。私、気づいちゃいました。


「…辞表書いてくるわ」


「落ち着いてくだざいよぉ!?」


しばらくプロデューサーさんは絶望という言葉がぴったりとあてはまるような表情をしていました。
今日の昼間より酷い顔していましたよ…?



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