過去ログ - 勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」
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1: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:46:32.08 ID:Ikbboa1aO

Oo

勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」

魔王「お前が勇者かっ!!」

勇者「いかにも。我が城の兵達を屠り、この部屋の扉を開くに至った事…まずは褒めてやろう。」

魔王「…確かにお前の部下達は強かったさ。特に四剣聖に囲まれた時には死すら覚悟したよ…だけど、俺は最後の最後まで決して諦めなかった!」

勇者「ほう…流石は魔王といった所か、なかなかに殊勝な心掛けだ。」

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2: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:47:53.24 ID:Ikbboa1aO

魔王「どんなに晴れた空だって、諦めなければいつかは必ず雨が降る。それに…色んな人の想いを俺は背負ってるからな。」

勇者「人の想い…ねぇ。」

以下略



3: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:49:21.81 ID:Ikbboa1aO

魔王「ふざけるな、何が崇高な理念だ…!!お前はこの10年で自分のしてきた事がわかっているのかっ?!」

勇者「無論わかっている。国を治め、民を守り…法を整え、学問を広く知らしめた。全ては我が計画通り。」

以下略



4: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:50:12.51 ID:Ikbboa1aO

魔王「許せない…例えこの命に代えても、お前だけは倒してみせるっ!!」

勇者「勇ましい事だな。貴様のように強き心を持つ魔族など見た事もない…だからこそ、貴様のその鋼の意志が折れ、我が希望の前に改心する姿を想像するだけで胸が踊る。」

以下略



5: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:51:27.10 ID:Ikbboa1aO

−−−

勇者「…想像以上にやるな。たかが魔族風情と侮った非礼を詫びよう。改心させるのもどうやら不可能なようだ。」

以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2016/08/07(日) 23:51:45.47 ID:KJXuHHsTO
共産主義vs.資本主義


7: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:55:29.80 ID:Ikbboa1aO

魔王「町娘、まさかお前に助けられるなんてな…足がすくんで俺から逃げる事もできなかったくせに。ありがとう…お前と同じように、皆が苦しんで死んでいけるような世界を作ってみせるから…だから、もうちょっとだけ空の向こうから見守っていてくれ。」

勇者「ククク、泣かせる話じゃないか。だが強がりはやめておけ…今の攻撃を凌いだところで、貴様に勝機などありはしない。ほんの少し生き長らえただけだ…次の一撃で終わる。」

以下略



8: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:56:27.05 ID:Ikbboa1aO

−−−

村人「ま、魔王の声だ!!ひぃぃぃぃぃっ!!」

以下略



9: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:57:48.05 ID:Ikbboa1aO

−−−

魔王「…見えるか?この馬鹿でかい負のエネルギーの結晶…怒り、憎しみ、悲しみ、恐怖…世界中の闇を集めた天をも穿つ黒い瘴気が。」バチバチ

以下略



10: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:58:22.18 ID:Ikbboa1aO

魔王「…はぁっ、はぁっ…」

勇者「…」

以下略



11: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/07(日) 23:58:51.31 ID:Ikbboa1aO

魔王「…」

魔王「…終わった。」

以下略



12: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 00:00:19.22 ID:rw4Oc28xO

−−−

母「ま、魔王っ!!お帰りなさい!」

以下略



13: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 00:01:44.13 ID:rw4Oc28xO

母「それで…魔王はこれからどうするの?戦いは終わったんでしょ?」

魔王「いや、1人でもこの世に平和を願う人がいる限り俺の戦いは終わらないよ。これからは自由に各地を旅して、勇者は俺に敗れたっていう事実を広めて回ろうと思う。もう希望なんて一欠片も残されていないんだってわからせてやらないと。」

以下略



14: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 00:02:46.15 ID:rw4Oc28xO

魔王「…ごめんな。」ガシッ

妹「…お兄、ちゃん?」

以下略



15: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 00:04:50.33 ID:rw4Oc28xO

魔王「じゃあ…オムライスがいい。」

妹「私も私もー!!」

以下略



16: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 00:06:59.13 ID:rw4Oc28xO

妹「お兄ちゃん、腹ペコだからっていつかみたいに私の分まで取らないでよー?」

魔王「へっ。取られる方が悪いんだ、隙だらけな自分の無能さを嘆け。無能のくせに食い意地だけは一人前とか一族の恥だぞ?食べる割に乳もないし。」

以下略



17: ◆x.6zTnwIjo[sage]
2016/08/08(月) 00:09:01.75 ID:rw4Oc28xO
ご飯食べたら続き投下します。
ちなみにドンドンカオスになっていくので、シリアス期待してる人は時間の無駄かもw


18:名無しNIPPER[sage]
2016/08/08(月) 01:02:04.43 ID:KKA2UA96O
大人しく一発ネタで終わらせとけな


19: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:04:15.67 ID:rw4Oc28xO

−−−

妹「おはようお兄ちゃん。」

以下略



20: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:05:08.10 ID:rw4Oc28xO

−−−

院長「ではお大事に。」

以下略



21: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:05:43.64 ID:rw4Oc28xO

魔王兄妹の強大で兄妹な魔力により燃え盛る炎は、大きな病院を丸ごと包み込む大規模な火事へと発展した。
消火に駆け付けた街の自警団や、野次馬目的の近隣住民などによって、瞬く間にできあがる人集り。
所狭しと肩を寄せ合うその集合体は、まるで巨大な1つの生き物かのような錯覚すら見る者に与える。

以下略



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