過去ログ - 真夏のサンタクロース
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1:名無しNIPPER
2016/09/17(土) 23:32:19.48 ID:Sq28knHh0
今夜は7月に珍しく涼しい夜だった。窓から入る風もとても心地がよかった。
だからだろう。らしくも無いことを思いつき行動に移したのは。

さくら 「あれ、純一君でかけるの?」
アイシア「買い物ですか純一?」
純一  「いや、ただの散歩だよ。」
アイシア「じゃあわたしもついていっていいですか?」
さくら 「あ、ぼくもぼくも!」
純一  「いいけど。テレビ良いのか?」
アイシア「あんまり面白いのやってませんし。
     それにその言い方だとまるで私がテレビにかじりついてるみたいじゃないですか」
純一  「いやいや気にしすぎだぞ。アイシア嬢」
アイシア「むうぅぅ・」
さくら 「まぁまぁアイシア。ほら早く出かける用意しよう?純一君先にいっちゃうよ。」
純一  「外でて待ってるからな?40秒で支度しろよ」
アイシア「早すぎですよ!待っててくださいよ」

騒ぐアイシアやさくらを尻目に一人玄関へ向かう。
バタッ。外に出てみるとやっぱり涼くて、てすりに手を掛けて外を眺めてみる。
家々からこぼれる灯り、点在する電柱の明かり、それらが島の海岸線を形作り
夜の帳に初音島を浮かび上がらせる。
さて、あの二人はあと何分で出てくるやら。三日月に問いかけて答えを待ってみる。







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2:名無しNIPPER
2016/09/18(日) 22:44:34.82 ID:Xc9Za3IY0
アイシア「で、さくら公園にでも行くんですか?純一」
純一  「今からそこ行くのはちょっと遠いだろ。特に行き先は決めてなかったよ。」
アイシア「珍しいですね。出不精の純一が理由も無く散歩とか言い出すの。」
さくら 「あはは、そうだよね。純一君らしくないかもね。でもまぁ健康のためにはいいことだよ。」
純一  「・・・・」
以下略



3:名無しNIPPER
2016/09/18(日) 23:06:50.85 ID:Xc9Za3IY0
アイシア「で、さくら公園にでも行くんですか。純一?」
純一  「この時間にそこまで行くのは遠いだろ。どこに行こうとは決めて無かったよ。」
アイシア「珍しいですね。純一が理由も無く散歩とか言い出すなんて。」
さくら 「あはは。そうだよね純一君らしくはないかもね。でもまぁ健康のためにはいいことだよ。」
純一  「・・・・」
以下略



4:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 23:19:10.68 ID:9M+wcZEp0
アイシア「う〜ん。いい風ですね。いつもこれくらいなら過ごしやすいんですけどね。」
純一  「同感だ。日本の夏は暑すぎる。」
さくら 「でも、暑くない夏なんて情緒がないよ。」
純一  「その情緒のために日本中で多くの電気代がかかってる。」
アイシア「純一は面倒くさがりの癖に理屈っぽいのがダメですね」
以下略



5:名無しNIPPER
2016/10/02(日) 20:58:36.31 ID:A0zLavs70

「あつい・・・」

 ザァア、ザァア・・・・と、潮騒が心地よく純一の耳に届く。
 寄せては返す波音を聞いているだけで涼しく感じられる・・・わけがなかった。
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2016/10/26(水) 10:50:35.96 ID:4jIW7eCQo



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