過去ログ - 藤丸「レイシフトしたら冬木の聖杯戦争に参加する羽目になった」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/01/05(木) 16:56:50.98 ID:/FmlzppH0
凛「バーサーカー!あんたのマスターがピンチだけどいいの?」
凛の声にバーサーカーは動きを止め,振り返る.
そこには,白銀の少女を拘束する凛と,剣を構えるセイバーがいた.
凛「ちょっと姑息だけど,まぁしかたないわよね!」
セイバー「すみませんお二人とも,私の反応が遅れたせいでこのような・・・」
士郎「大丈夫か,二人とも!!」
牛若丸が飛び出してくれたおかげで,三人とも無事だったようだ.
ほっと安心するのもつかの間,
ヘラクレス「■■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!!!!」
雄たけびとともに,今度は三人の方へ突進を始めるヘラクレス.
セイバー「はぁああああ!!!」
それに真正面から立ち向かうセイバー
いくらセイバークラスでもそれは無茶だ・・・!!
ガキィン!!
セイバーの見えない剣とバーサーカーの剣のような何か.
両者の武器が正面からぶつかる.
セイバー「くっ・・・」
魔力放出により出力を上げていた最初はよかったものの,鍔迫り合いを続けるにつれセイバーが明らかに押されはじめている.
ダヴィンチ「藤丸君!メジェドの眼をセイバーに使うんだ!
ライダーはともかく,セイバーの魔力放出をうまく使えばまだやりあえる!
あの巨体だ,マスターが消費する魔力量を考えるとそう長時間は戦えないはず!」
ダヴィンチちゃんが通信を送ってくる.
俺はその指示に従ってセイバーへメジェドの眼を開いた.
セイバー「これは・・・!はあああああああああああ!!!」
藤丸「セイバー!悪いがあとは任せるぞ・・・!」
メジェドの眼の恩恵を受けたことにより再び魔力放出を展開し,バーサーカーを押し返すセイバー.
セイバーへメジェドの眼を開いたことですべての魔術礼装を使い切った俺は,牛若丸を抱きかかえた.
牛若丸「主殿・・・すみません・・・」
牛若丸の腹部からは,今も大量の血が噴出している.
・・・両断されていなかったことだけが救いか.
藤丸「今は喋らないで,傷に障る.」
牛若丸「・・・ありがとう,主殿.」
牛若丸はそう言うと,目を閉じ眠りについた.
サーヴァントの生命力は人よりずっと高い.
きちんと処置さえできれば十分生き残れるはずだ.
凛「イリヤスフィール!バーサーカーを止めなさい!さもないと・・・」
イリヤ「無駄よ.今日止めたところで,わたしはまた明日あなたたちを殺しに来るわ.
本当に止めたかったら今ここで,わたしを殺しなさい.」
凛が牛若丸の惨状をみて白銀の少女を脅すが,それも意に介さないといった風に白銀の少女は続ける.
彼女の言い分ももっともだ,あの化け物を止めるには,現状それしか手段がない.
・・・だがいいのか?俺たちが生き残るために少女を殺すことが許されるのか?
「そうか,ではここで,奴の息の根を止めねばな.」
凛が決意を固めかけたその時,その声とともに現れたのは
アーチャー「待たせたな,リン.
さて,化け物退治を始めよう.」
現状において奴を殺す唯一の手段であるアーチャーだった.
アーチャー「セイバー,そのままそいつを足止めしろ.
俺がとどめを刺す.」
アーチャーはそう言うと弓を構えた,矢として番えたのは,絶世剣デュランダル.
アーチャー「さて,反撃の始まりだ.」
その言葉とともに放った弓は,バーサーカーの頭に深々と突き刺さった.
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