12:名無しNIPPER
2017/02/15(水) 00:23:36.95 ID:45HTUkfp0
「な、なんで、どうして?」
「えへへ……私、善子ちゃんが好きなんだ」
「嘘……」
嘘だ。そんな素振り、全く無かった。
事実は小説より奇なりとは言うが、これは流石に度が過ぎている。
「よ、曜さんは!?」
「曜ちゃん? 曜ちゃんがどうかしたの?」
「だって、千歌さん、曜さんと一緒にいる時は私の見たことないような顔してて、だから、私、千歌さんは曜さんが好きだって」
「んー、まぁ曜ちゃんは家族みたいなもんだし」
「私の前ではあんな笑顔、しない……」
自分で言ってて悲しくなる。この事実は嬉しいはずなのに、なぜか自ら否定にかかっている。
「いやぁ……善子ちゃんの前だと、緊張しちゃって……」
「そ、それじゃ、本当? 本当に私が好きなの?」
「もう、しつこいなぁ。そうだよ。私、善子ちゃんが好き」
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