過去ログ - 最初のファンから、駆け出すキミへ(小日向美穂If小説)
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 00:22:35.52 ID:3RRQd8Ra0
日中の授業も午後の部活も、淳は上の空だった。グラウンドで明日の朝練の為に塩カルをまいている時、先輩に尻を蹴飛ばされた。
「いたっ!?」
「坂門ぉ、お前今日どうしたんだよ。なんかあったろ。」
「……はい。」
三年の先輩は微笑むと、ぽんと肩を叩いた。
「お前、明日部活出なくていいから。」
「えっ!?」
「その代わり、明後日にはいつものお前に戻れよ。無理なら今無理だって言え。」
どれが一番いい選択肢なのかは分かってる。分かってるんだ。
「……分かりました。」



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