過去ログ - 最初のファンから、駆け出すキミへ(小日向美穂If小説)
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 00:24:15.44 ID:3RRQd8Ra0
目を腫らしてて出てきた淳を見て、美穂は何も言わなかった。
「それでは、私はこれで。」
「あっ、ありがとうございました!……あっちゃん、私達も帰ろうか。」
「……おう。」



美穂の家の前に着くまで、二人は一言も言葉を交わさなかった。
門扉の前で美穂が振り返る。
「あっちゃん、私ね、あっちゃんの――」
「明日から春休みだな。」
「あっちゃん。」
「お互い、来年度に向けて色々頑張ろうな。」
「あっちゃん……うん、頑張ろうね。」
そう言うと、美穂は踵を返し家に入っていった。

――ごめん。美穂。



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