10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/12(月) 16:11:20.93 ID:p0a2tvJnO
ザッザッザッ……
夢魔「もう着く?」
あと2時間はかかる。
夢魔「……。寝てていいかしらね」
夢魔も休息は取るのだな。
夢魔「こうして起きている宿主の精神に干渉するのも、それだけで魔術を使っているのよ。それに、夢魔の食事は真夜中にしか取れないからね」
フクロウのようなものか。精神体も楽ではないな。
夢魔「あら。ちゃんと肉体は現存するのよ?」
ほう。本来は醜い老婆のような姿と聞くが。
夢魔「たいっへん失礼ね。それ、人間が誘惑に抗うために考えた迷信よ」
では昨晩の美少女が見せる寝顔を、旅路の供に夢想するか……。
夢魔「……悪かったわね。腰とか胸とか、少し盛ってたわよ。悪い?」
悪いのは口だ。直せば可愛く見えるぞ。
夢魔「く、口の悪さだけは、貴方に言われたくないわねっ! お休み!」
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