その剣士、サキュバス憑きにつき。
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12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/12(月) 18:28:28.81 ID:p0a2tvJnO

ラプトル達に威嚇するつもりはないらしい。
早々と領地を侵してしまったようだ。

小竜「シャアアッ」




竜が噛むには、頭を前に出さないといけない。
俺は、それを気の毒に思う。
差し出された こうべ を落とす時、直前まで狩猟者の瞳をしていた竜たちが、まさかという瞳で俺を見るからだ。



剣士「おおおおお」



既にかわせない刃の煌めきに、すべての時を見よ。



剣士「うおぁッ!!」
小竜「コキャッ。……」



一閃と言うには汚すぎる、骨を千切る感触。
輪切りに空いた喉笛は、断末魔さえ響かせはしない。



ズシャッ。


剣士「来い。次だ」

血袋も、等しく木漏れ日は照らす。


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