4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/12(月) 02:06:43.46 ID:p0a2tvJnO
夢魔「しかし、鼻息を荒くされても困るのだけれど……少しは嬉しそうにしたらどうなの?」
剣士「思わない事を伝えるほど、奇術師に堕ちてはいない」
夢魔「夢魔の接吻よ? 欲しがって手に入るものでもないのに。誇りが傷付いたわ」
剣士「生娘でもないだろうに。俺のような生き人形に吐息をかけて喜ぶなら、そうするがいい」
夢魔「つくづく嫌な男ね!」
剣士「そもそも、夢魔とは誘惑と快楽をもって精を奪うとされているが。今いるお前は夢魔でないように見えるぞ」
夢魔「……」
剣士「どうした、黙り込んで」
夢魔「私、嫌なのよ。男に媚ぶのは趣味じゃない……だから、魔術を磨いて強制的に精を奪う力を身に付けたわ」
剣士「それで力を消耗したらキリがないだろう。誇りと胃袋を天秤にかけるのは、高楊枝を持つ武士だけと聞いたが」
夢魔「るっさいわね。何が言いたいのよ!」
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