アルビノの女「……いくらですか」黒髪の娼婦「お気に召すまま」
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◆aUbK72/AnA
[sage]
2016/06/30(木) 00:36:23.01 ID:ZlPxzfiBO
娼婦「それで。そんな上客様のお仕事って、何なのかしら?」
女「つまらん仕事です」
娼婦「嘘。壊し屋≠セなんて、娼婦よりは面白そうなお仕事じゃない」
女「……覚えてたんですか」
娼婦「お客のことに無関心でいちゃ、客商売なんてやってけないわ」
娼婦「それで? 貴女のお仕事」
女「……今日は、北地区のビルの解体でしたよ」
女「定礎に入ってた解体手順に則って、適当にコンクリにドリルぶっ刺して、代わりに爆薬詰めて」
女「今時の建物って凄いんですよ。建築時に想定されてた発破パターンに従えば、1階をちょっと崩してやるだけで全部自壊するんです」
娼婦「……手抜き工事の安普請、と言うべきじゃないかしら?」「解体時のコストを減らす代わりに、耐久性を軽視してるってことでしょう、それ」
女「そうとも言いますね。大学出たての素人建築士でもやれる仕事でしたよ。やり甲斐もクソもあったもんじゃない」
女「……そういう貴女は?」
娼婦「変なことを訊くのね。今から仕事じゃない」
女「そうじゃなくて。……この3日くらいで、何人くらい相手にしたんですか」
娼婦「……貴女がこの3日くらい、どんな仕事をしていたか」「教えてくれたら、考えてもいいけれど?」
女「…………つくづく、食えねえんだから」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
娼婦「……さ、着いたわよ。今日も、シャワーからかしら?」
女「そうしましょうか。二人で入って、とっとと出てきましょう」
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