16:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 19:16:40.71 ID:QJKB6hJo0
奴隷の娘は広間を抜けた先で女執事に待たされていた。
奴隷(……どうなってるんだろう、この屋敷の中……)
広間の先にあったのは、人が三人横並びに歩けるのが限界という程に、狭い通路だった。
屋敷の正面から見たのでは気付かなかっただけで、奥行きは広い屋敷なのかと娘は思った。
そう思っていたが、彼女は不自然な風を頬に感じて上を向き、気付いた。
礼拝堂のような広間もそうだったと、その時に理解した。
天井の高さがおかしい事に。
その高さ、彼女の目算で明らかに二十メートルを越えていたのだ。
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