32:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 01:12:20.50 ID:sJxFCBX50
…ッ…ッ…【君…デは……あけ…ら、レなィ……】…ッ…ッ…
奴隷「……?」
やはり聴こえる。
君では開けられない、そう言った気がした。
気のせいではない。
確かに掠れた声が聞こえてくるのだ。
奴隷「私じゃ開けられない?」
奴隷「……」
二度、声は聴こえたがそれ以上は聴こえてこなかった。
娘は部屋とドアノブを交互に見て、それからゆっくりとベッドに戻る。
鍵を外からかけられてしまった以上、中からでは開けられない。
やはりあの女執事を待つしかないと諦めたのだ。
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