にこ「恋愛げぇむ?」雪穂「メイン用ですね」
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983: ◆MQKemQ7EZz9R[saga]
2019/08/03(土) 21:16:08.96 ID:4yDqSajC0

『START:DASH!!』


<アイ、セーィ、ヘイ!ヘイ!ヘイ!スタ-ト ダッシュ!!




 クルッ、スタッ、タッタッタタタッ




  にこ(私の長いようで短い、最後の一年間、その高校生活の中で―――限られた時間の中で間違いなく輝いた一時)

  にこ(僅かな季節の合間だけでも自分の羽で自由に飛ぶ蝉や赤蜻蛉、もしくは散る間際まで人の網膜に焼き付いて離れない夜空の花火)




  にこ(1年後も、3年後も、そのずっと先も、今のにこ達を見てくれた名前も顔も知らない誰かが、私達に夢中になって私達を覚えてくれたなら)


  にこ(辛い時や、苦しい日々で挫けそうになったある年のある日
       ふと、私達のライブや楽しかったっていう気持ちや思い出を思い出してちょっとでも心に光が持てたなら)





  にこ(私達のやってることや、今ここにいる事は決して無駄なんかじゃないってコトになる)


  にこ(きっと、その名前も顔も知らない誰かを笑顔にできるんだって、私はそう思う。)







  にこ(……だから、今日、私はここに居られることをずっと忘れない!目の前で私達を見てるみんなの事も忘れない!)








 矢澤にこだけじゃなかった、絢瀬絵里も、東條希も真姫も凛も花陽も、穂乃果も海未もことりだってそうだ

全員がこの時、同じことを想っていた





このかけがえの無い景色を大人になってもきっと忘れないだろうと、青春という心のアルバムに大切に仕舞われる一枚絵になるであろうと。





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