988: ◆MQKemQ7EZz9R[saga]
2019/08/04(日) 21:14:56.05 ID:uyjQs26k0
自分が、子供の頃からなりたくて仕方なかったアイドル
液晶画面の向こうから自分や他の名前も顔も知らない誰かに勇気をくれるお姫様
お姫様の冠を置いて、ドレスを脱いで、ガラスの靴を捨てなければならない日が来たらどんな想いだろうか
悲しいか?泣きたいか?辛いか?寂しいか?
矢澤にこは言った。
悪くない、景色ね っと。
不思議と、彼女の胸の内は晴れ晴れとしていた、今見てる茜色の空と同じで透き通った曇りのない心模様
自分の中にある全力を出し切った、仲間と悔いのない活動が出来た、遠い未来で胸を張って誇れる青春だったと言える思い出があるから
10年後か、20年後か、はたまた30、40…どんな先か分からない、だけどきっと未来の自分も満足が行くなら、納得できるアイドルであったならば
きっと、この時と同じ"悪くない景色"を拝めるのだろう…寂しさも辛さもそこには無い
きっと、最後は笑顔の魔法で締めを括れるのだろうと
にこ「すぅ…―――」
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