【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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42:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:53:17.27 ID:u1xI7N2CO
 五分後、兎角と千足の全裸で晴と柩の前に立たされていた。
 まとっているものは一つもない。ピンと立ったピンク色の乳首も愛液で濡れそぼった陰毛も完全に衆目にさらされている。
 当然晴と柩は服を着ている。その差がまるで主人と奴隷の関係性をイメージさせた。

 二人は手で体を隠すことを禁止させられたため体育の休めのようなポーズで立たされていた。
 軽く開いた足の隙間には風が通り、それが普段外気に触れない性器を冷たく撫でる。映画館でもそうだったが普段風が当たらないところに風が当たると自分が今非日常なことをしていると改めて思い知らされる。

 兎角は晴を見た。晴は今まで兎角が見たことのないほどの満面の笑みでこちらを見ており、そしてその瞳には確かに情欲の炎がともっていた。もはや晴も柩もそれを隠そうとすらしていない。
 兎角は子宮が疼くのを感じた。どうやらここまでされているにもかかわらず体は快楽を、そして晴を求めているようであった。
 しかしここでもなお兎角の願望は認められなかった。
 やがて視姦に満足したのか晴と柩は互いに目を合わせてうなずいた。そしてあらかじめ決めてあったかのように晴と柩は兎角達に命令をした。

「それじゃあ千足さん、東さんの胸でも揉んでみてください」

「兎角さんも、生田目さんを気持ちよくしてあげてくださいね」

 兎角も千足も一瞬命令の意味が分からなかった。思わず聞き間違いを疑ったくらいだ。
 それもそうだろう。二人の命令はそれぞれの恋人に再度浮気をしろと言っているようなものだ。

「ちょ、ちょっと待て、桐ヶ谷!それはいったいどういう意味だ!」

「?言葉通りですよ?胸を愛撫してあげるんです」

「そうじゃなくて……!その、私が、お前意外とそんなことをしていいのかと……!」

「ああ、そういうことですか。もちろん許可しますよ。気持ちよくさせてあげてください」

「は、はぁっ……!?」


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