【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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51:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 00:09:28.71 ID:xiHy4lmiO
「はるっ……!」
「兎角さんっ……!」
おもむろに晴が上に着ていたものを脱ぎ、そのまま背後から兎角に強く抱きつく。
「んくあああっ……!」
肌が触れ合うだけで背すじに電流が走る。晴が胸の愛撫を始めると体が溶けるかのような快感が全身を包む。
自分と晴との境界がなくなり一体になれるような幸福感。兎角は自分の口からはよだれが、目からは涙が流れていることに気付いたがそれを拭う時間すら惜しむように晴の愛撫に身を任せていた。
兎角が幸福感に包まれる最中、ふと目の前の千足と柩が目に入った。
彼女達もクライマックスに入っていた。特に千足はもう限界を越えていた。足は大きく開かれ淫靡に腰を細かく浮かせている。豊満な胸は柩に何度も蹂躙されたのだろう、ローションまみれで且つ所々に赤い跡が残っていた。
顔に至ってはその陶酔っぷりがあからさまに出ていた。口はだらしなく開かれその口角にはよだれの泡ができている。目は繰り返された絶頂のためかほとんど白目を剥いていた。さらに汗や涙やよだれで顔は普段の凛々しい千足からは考えられないくらいに乱れている。
しかし柩はそんな千足をこの上なくいとおしいという顔で見つめていた。
「ああっ、千足さん!素敵です!本当に素敵です!」
そう言って千足に口づけを交わす柩。その快楽に反応してか千足はまた一つ絶頂を迎えた。
兎角はその光景を心底羨ましいと思った。
もはやあの二人に境界はないのだろう。己の欲望も何もかもさらけ出しぶつけ合える関係。恋人同士の理想とも言える関係。
自分達もそれができるのだろうか?兎角は一瞬考えるもすぐに一笑に付した。
大丈夫。なぜなら私と晴なのだから。
理屈ではない。晴ならきっと私を受け入れてくれるであろう。私も晴ならきっと受け入れられる。
兎角はわずかに微笑み晴に声をかける。
「はる……」
「兎角さん?」
「もう、イきたい……お前の手で、さいごまで、してほしい……」
「兎角さん……!」
晴は嬉しそうに口づけをしてから兎角の全身を責め始めた。
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