6:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:52:50.13 ID:8h1RBcBe0
「あ、もうなくなっちゃいました……」
(食べるのはやっ)
こういう具合にお供物は一瞬で消える。それでもまだ食べ足りなそうな顔をしているから少し怖い。だが
「まふっ!? い、いきなりどうしたんですかぁ」
この抱き心地と引き換えになら安い出費だ。まこもは僕が両腕で抱き寄せてしまうとその中にすっぽりと収まってしまう。この丁度いい感じに彼女が僕専用≠ナあることを錯覚してしまう。
いきなりのことに少し驚いたのかまこもは顔を紅くして僕の胸を両手で押して抵抗した。
「むぅ、離してください」
「別にいいだろちょっとくらい。外、寒いんだって」
「やーでーすー!」
小さな身体を上手く使ってまこもは僕から抜け出した。釣れないというかなんというか、少し、寂しい。
(まあいいか)
仕方ないので僕も着替えてそろそろ夕飯にすることにした。まこもとこうしてずっと遊んでいたいが現実は非道。僕は明日も仕事なのだ。
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