7:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:53:53.16 ID:8h1RBcBe0
彼女の元を離れて自宅用の服に着替えてからキッチンへ向かい、上の棚にしまってあるカップ麺をとりだした。
(……いけると思ったんだがな)
彼女と出会うまで自分が性欲が強い方だったなんて全く知りもしなかった。逆に薄い方だとすら思っていたが、それもそのはずだった。この家を一歩出た先に、あんなに可愛い子はいない。あんなに大きな尻尾を生やした子はいない。
8:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:54:35.10 ID:8h1RBcBe0
(もっとまこもの方から寄ってきてくれはしないだろうか)
金銭的、経済的問題ではないが、釣り餌が必要な今の現状が本当に辛い。そんな胸を締め付けられる想いでお供物をする僕自身はきっと自らが供物だった。彼女はちゃっかり皿は残す。きっといなり寿司のない皿に興味などないのだ。
(当たり前か)
9:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:55:16.43 ID:8h1RBcBe0
……………………
夜の和室には二枚の布団が並ぶ、眠りについたまこもの髪を優しくなでてから僕も自分の布団に潜り込んだ。えらい。僕はとても偉い。本来ならば無防備なまこもを抱き枕にして眠ってしまいたいところをちゃんと我慢している。
さっき髪を触った片手で鼻を抑える。まだ、彼女の香りがそこに残っていたような気がした。気持ち悪いほど病的に溺愛している、と自分でも分かってはいるがついつい開き直ってしまう。
10:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:56:16.55 ID:8h1RBcBe0
悶々として一人で眠れない。母親が恋しい子どものように目の冴えた僕は彼女を触った右手を下に下に持って行った。
「……まこ、も」
本人がいるとなりで、彼女に背を向けて自分を慰める。これも気持ち悪い話だが、もう何回めか分からない。
11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:57:07.39 ID:8h1RBcBe0
「ん、にゅ……」
寒かったのか寝ぼけているのか、まこもが僕の布団に入り込んできた。背後で小さな両手が僕の肩に置かれている。
「え……」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:58:07.54 ID:8h1RBcBe0
ゆっくりと人差し指を立ててまこもの頬の中央を押す。
ぷに
音などない音。その餅のような頬は幼さの象徴であった。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:58:54.82 ID:8h1RBcBe0
(や、ば……)
手が震える。もっと彼女に触れてみたくなる。今なら、今なら許されるかもしれない。だってまこもの方からこの布団に入ってきたのだ。なら例え彼女がここで目を覚ましてしまったって……
(……あれ)
14:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 19:59:58.10 ID:8h1RBcBe0
寝るときは薄い襦袢一枚のおきつねさまは下着すらつけていない。理解していないのか、毎日となりで狼が寝ていることを。
抱きしめる力が徐々に強くなっていく。だって、こんなにも可愛くて温かい。
「む、にゅぅ……」
15:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 20:01:11.89 ID:8h1RBcBe0
今の状況が幸せ過ぎてこのままでいるだけで熱いリピドーは外に出てしまいそうだった。
密着の中で無意識に腰が揺れる。勃起がまこものおなかをつつく。亀頭がそこに触れるたびに全身に快楽の電流が走った。
布越しでは満足できなくなった僕は彼女の襦袢のひもを解く。着物を開いたそこにあったのは白く、少しだけぽっこりとした見た目年齢相応のおなかだった。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 20:02:11.40 ID:8h1RBcBe0
(もう少し、もう少し……だから)
おへそに先穴を密着させ、その状態からだんたん下腹部へと移動させる。このもう少し下には、ある。彼女の、子どもを授かる場所が。そこに、強く押し付ける、と……
「ぁ……あぁ……」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 20:03:28.24 ID:8h1RBcBe0
「あ……う……ぁ……」
粘り気のあるそれが彼女の腹部を伝って敷布団に染み込んでいく。
「はっ……はっ……」
232Res/120.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20