2:名無しNIPPER
2018/03/25(日) 15:22:26.16 ID:2/v3E0jz0
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ぷるるる、ぷるるる。
雫が滴り落ちる音が静かに響き渡る廃墟の中。
一人の少女が新しく買ったばかりの携帯を使って電話をしていた。
「あ、お姉ちゃん?今終わったからこれから帰るね?」
『お疲れ様。どうだった?初体験のキモチ』
「んー、予想以上に気持ち良かったかな。お姉ちゃんがどはまりしちゃう気持ちもわかっちゃうかも……」
『あはは、そう?それじゃあ今から迎えに行くから下で待っててね?』
「うん、了解〜」
ぷつん。
「……ふふ」
ずり、ずり。
「初体験、かぁ。……あの体全身がしびれる感じ……気持ち良かったぁ……」
ずり、ずり、ずり。
少女は「何か」を背負っているが、どうやら「それ」は少女の体よりも大きいようで
その先端を床に擦らせてしまっていた。
「えーっと、あと十何人とこういう事をすればいいのね。……ふぅ、とっても大変……でも……」
床には、赤い道が出来ていた。
ぽた。ぽた。と、音がするたびに、その道は繋がっていく。
「……彼のためなら、こんな感覚も悪くないわね♪」
少女は鼻歌を歌いながら、迎えの車に乗り込んだ。
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