4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/26(木) 01:02:28.21 ID:TNiWWlEu0
俺「?」
おじさん「アライさん、どうしたんだい。大丈夫か」
祖父は腰を下ろしてアライさんに話しかける。
アライさん「見てわからないのかー!このあみあみのかごから出られないのだ、アライさんの危機なのだ!」
おじさん「かわいそうに、今出してあげよう…ただし、一つ条件がある」
アライさん「そんなのどうだっていいのだ!早く出すのだ!」
おじさん「ふん、そうかい…こっちの言うことを聞かないならアライさんの言うことも聞いてあげないね」
アライさん「げぇ!?き、聞くのだ!だから助けるのだ!」
俺には祖父が何をしたいのかさっぱりわからなかった。
おじさん「アライさんの住処を教えてくれないか?アライさんの友達になりたいんだよ」
アライさん「分かったのだぁ!とにかく出すのだ!」
祖父がガチャガチャとわなの入り口を開けたその時!
アライさん「やったのだぁ!逃げるのだぁ!」
俺は、唖然とした。アライさんが逃亡宣言をしたこともそうだが、そのアライさんは体がわなから出るよりも早く、その言葉を口にしたからだ。
おじさん「今…なんて言った?逃げるだって?」
祖父は腰まで出かかったアライさんの体をふんじばった。
アライさん「ぴぃぃぃぃぃいい!?」グシャッ
おじさん「ヒトを出し抜こうとしたわけだ…」
祖父は自分の体重をかけ、圧迫する。
アライさん「ごめんなひゃい!謝るから助けるのだぁ!」
おじさん「…わかったよ。じゃあ、アライさんの住処を教えてくれるね?」
俺「なるほど…アライさんの子どももついでに狩れるというわけだ。」
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