3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/26(木) 01:00:28.02 ID:TNiWWlEu0
おじさん「おう、俺君。畑に行くぞ。起きろー」
初夏の朝に独特な、清々しい目覚めであった。
俺「すぐに支度するよ」
祖父のトラックに乗りながら会話をしている。
おじさん「そういえば、昨日わなを仕掛けておいたんだったな。俺君、もしかしたらかかってるかもしれないぞ」
俺「かかってるって何が?イノシシやアライグマとか?」
おじさん「へへっ。惜しい。今はアライさんがかかる時期なんだ。やつらは今の時期、繁殖を終えて子育てをするからな。食料を求めてよく畑を荒らすんだ」
アライさんと呼ばれる害獣はテレビでよく見かけるが、生で見たことはない。
畑にて…
おじさん「おい!俺!かかってるぞ、アライだ!」
俺は出会ってしまった。俺の人生を変えてしまう存在に。眼前にはアライさんがいた。
アライさん「ヒトなのだ!おいお前ら−、アライさんをここから出すのだー!」ガンガン
第一印象は‘‘うざい‘‘であった。
おじさん「俺君、面白いものを見せてあげようか」
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