8:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:01:36.36 ID:AQjaemd70
――数日後
桃子「おはようお姉ちゃん」
9:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:02:03.75 ID:AQjaemd70
P「もしかして桃子ってば育に会えなくて寂しいの?」
桃子「べ、別にそんなこと言ってないじゃん。仕事の予定が埋まってるのはプロとして喜ばしいことでしょ」
P「さすが桃子ね。定期公演に一人欠員が出て色々バタバタしてるけど、まあそれも嬉しい悲鳴なわけだから」
10:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:04:54.57 ID:AQjaemd70
P「……」
P(育の希望は、桃子たちが出演したような大きな作品……育の演技の腕なら大舞台でも心配ないけど、問題はそこじゃない)
11:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:05:33.91 ID:AQjaemd70
――翌日
のり子「桃子、お疲れ様〜!」
12:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:06:10.37 ID:AQjaemd70
桃子「ねぇ育、今の状況が大変だってこと、ちゃんとわかってる?」
育『もちろん! オーディションを受けに来る子はみんなすごい役者さんばかりだから、わたしもレッスンいっぱいがんばらなきゃ』
桃子「そう……わかってるならいいけど」
13:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:06:53.38 ID:AQjaemd70
美咲「育ちゃんの最終オーディション、いよいよ今日ですね。なんだか私まで緊張してきました」
P「大丈夫。一次選考で同じブロックになった子の中では、育の実力は飛び抜けていました」
P「最終選考に残った4人のライバルたちはきっとみんな強力ですが、今の自分をしっかりアピールできればチャンスは十分ありますよ」
14:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:07:40.28 ID:AQjaemd70
――オーディション会場、待合所
P「育、番号札が歪んでるよ」
15:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:08:24.75 ID:AQjaemd70
助監督「えーでは3番の方、ありがとうございました」
助監督「監督、いかがでしたか?」
監督「……」ボンヤリ
16:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:08:54.06 ID:AQjaemd70
監督「間違いない。私が求めていた演技はコレなんだよ。天斎さん、合格だ! 君たち、今すぐ打ち合わせを始めるぞ」
脚本家「えっ!? 今からですか?」
監督「当たり前だろう。これほどの人材、十年に一度出逢えるかわからん。出番も増やしたいから今すぐシナリオ修正しないと撮影に間に合わんぞ」
17:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:09:39.29 ID:AQjaemd70
――待合所
P(さっきからスタッフの人たちが妙に慌ただしい……何かあったんだろうか)
59Res/65.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20