15: ◆3jMo9iZPSE[sage saga]
2019/09/19(木) 22:50:33.94 ID:RSNyvt7K0
寮の自室に戻ったあたしは、服を脱いでバスルームに入り、急いで汗やら色々な体液やらの染みついた体を丹念に洗い流した。あたしの予想では、このあとはお客がくるはずだから。
バスルームを出て、帰り道コンビニで買ってきた男性用ボクサーショーツに足を通す。なるほど、やはり伸縮が必要なのだと思った。
パジャマを身に着け、髪を乾かし終わったあたりで、ぴんぽんとチャイムの音が鳴る。玄関のドアを開けると、志希ちゃんが「やあ」とばかりに片手を上げていた。
「はいはい、さっさと上がって」
「お、さすが周子ちゃん。話が早いね〜」
「来ると思ってたからね」
そりゃあ実験をしたのなら、結果を見届けないわけがない。
奥の部屋に通した志希ちゃんが、あたしを眺め回して、にゃあにゃあと歓喜の声らしきものを上げる。
「やー、カンペキカンペキ、大成功だねー」
「そらなによりだね。んで、志希ちゃんはなんでこんなことしたん?」
「周子ちゃんが男の子になったら、かっこいいだろうにゃー、って思って」
「どうしたら戻るん?」
「なにもしなくても戻るよ〜。予定だと効果が出るまでに五時間、持続時間はそれから十二時間ぐらいかにゃ?」
とすると、あたしが目覚めたのが午後の五時ぐらいだから、明日の朝には戻ってるのか。
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