【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】
↓
1-
覧
板
20
5
:
◆WEXKq961xY
[saga]
2020/08/02(日) 11:59:10.12 ID:Epwmutls0
…
森の中を進むと、途中の空き地にラーラが待っていた。
「よう。思ったより早く戻ってきたな」
「行ってらっしゃいませ」
「うん」
護衛の騎士と別れると、ラーラと共にバルバス領へ踏み入った。ある境を越えると、空気が変わるのがアスラにも分かった。
「聞いたか。リーアとシャナルが、あんたの子を孕んだぞ」
「! そうなんだ」
「教会で待ってるだろう。会ってやれ。…」
歩きながら、ラーラはふと尋ねた。
「…どうした、何か嫌なことでもあったか」
「…」
黙り込むアスラ。ラーラは、彼の肩に手を置いた。
「…ま、色々あるだろ。ここにいる時くらい、全部忘れちまえ」
…
教会の前には、ミーアと、もう一人見慣れないエルフの女が立っていた。痩せぎすな若い見た目の女で、草で作った織物を胸と腰に巻き付けている。
彼女を見た瞬間、アスラの背筋に嫌な感じが走った。
「勇者アスラ! またお会いできて嬉しいです」
「はじめまして。サナギと申します」
エルフが頭を下げた。
「…私の息子が、貴方のお父上にお世話になりまして。今度は、私が貴方をお世話する番と思い、こちらに参りました」
淡々と言うサナギ。物腰は柔らかいが、その目が笑っていないことに、アスラは気付いた。
人の業。悪意。タオファから手ほどきを受けてから、彼はそういった負の感情に敏感になっていた。
「…そう。よろしくね」
故に彼は、素っ気なく言って教会へ入った。
中では、彼の子を孕んだ2人のエルフが待っていた。
「いらっしゃい、勇者くん。そして…」
「…わ、私たち、母になりました…」
アスラを抱きしめるリーアに、顔を真っ赤にしてお辞儀するシャナル。
「よ、よろしくお願いします」
「うん。頑張って赤ちゃんを産んでね」
「…お茶を淹れて参ります」
サナギが、奥へと引っ込んだ。ミーアが言った。
「お疲れでしょう。一休みして、今日の予定を立てましょうか」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/461.36 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】-SS速報R http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1596328327/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice