【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【6頁目】
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16: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/05(日) 20:28:38.32 ID:FedYBPuSo
美佳の堂々とした物言いは素晴らしいと思うけれど、
陽乃は面倒くさそうに顔を顰める。
姿勢は素晴らしいが、陽乃の望むものではない。
歌野達も相当面倒な性格をしていたが、
美佳もまた、陽乃にとっては面倒な相手だ。
陽乃「どうしてそう、私に人を殺させたがるのよ……そんなに実証が欲しいの?」
美佳「別にそういうわけではありません。ただ、そうしたければどうぞって思っただけです」
陽乃「本気で言ってるの?」
美佳「はい」
美佳はなぜだかとても強い意思を持った瞳をしながら頷く。
陽乃になら殺されたって構わないなんて狂った愛情を抱いている。なんてわけではないだろう。
その心根は、陽乃には分からない。
歌野でも分からないはず。
美佳「本音を言えば死にたくはありませんよ。当然です。でも、私の死が何かの役に立つのだとしたら、捨てる覚悟はできています」
陽乃「……なるほど」
本当に、花本美佳はその覚悟があるようだ。
1、何のために?
2、ただの馬鹿ね
3、貴女、誰の巫女だったんだっけ
4、私に殺されたって何の役にも立たないわよ
5、気に入らないわ
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