【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【6頁目】
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986: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/03/13(日) 21:48:14.12 ID:kYN1Or9Bo
陽乃「今からでも取り下げるべきだわ」
歌野「神様との契約をそう簡単に――」
陽乃「そう簡単に取り付けるべきことではないのよ。それをしてしまったのは貴方達だから、どれだけの代償を支払うことになったとしても知ったことではないけれど、幸いにも、宇迦之御魂大神様は私に目をかけてくださっているようだから」
本来なら、神々との契りを断ち切るのは易々と出来ることではない。
代償行為として求められたことを行別ければ一方的な破棄になるため、
それ自体は簡単ではあるけれど、出来る限り被害なく穏便に解消することが出来ないのだ。
しかし、幸いにも……というべきか、
宇迦之御魂大神は久遠家が祀っていた神であり、その生き残りである陽乃には特別目をかけていて、
歌野に対して力を貸しているのもそれが理由なため、陽乃が拒めば穏便に済むかもしれない。
歌野「宇迦之御魂大神様がより安全に久遠さんの力になれるようにと与えてくれた知恵なのに」
陽乃「私は貴女にそこまで望んでいないし期待もしていないわ」
残念そうに言う歌野に対して、陽乃はバッサリと断ち切るように吐き捨てる。
歌野の唯一見えている方の瞳が見開かれ、ひなたが「言い過ぎでは」と呟く。
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