過去ログ - 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】
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18:リーべ ◆my2He3rcPs[saga]
2015/03/08(日) 03:39:39.03 ID:2oq4HfxDO
>>15-17(アイン&ALL)

【楽しい──楽しかった。家族と、未だ決着のつかぬ相手と、出会ったばかりの者と共に、戦うのは】
【ひゅうと、リーべの動きにあわせて夜色の髪が踊る】
【頬を掠めていく大気や、脚から伝わる痛みですら、今のリーべには愉快なものに思えた】

【弟と共にアインの魔術攻撃を防ぐ。剛田がアインの動きを押さえ込み、Nemesisと共に近距離での攻撃を叩き込む】
【──倒れろ。倒れてくれ。中-遠距離から攻撃と防御を繰り返す自分とは違い……】
【常に全力でアインと至近距離で遣りあっている剛田に、召喚と融合を何度も行なってきたNemesis。きっと、彼らの体力は然程残っていない】
【握る拳に、力が入る。いくら後少しで増援がくるとはいえ、前衛2人が力尽きてしまえば……!】


…………なんで、立っているんだ


【──すべての攻撃を受けきり、致命傷までとはいえないが、並みの人間では確実に入院が必要なレベルの深手を負ったアイン】
【そんな彼が戦意も失わず立ち上がる様子に、リーべは戦慄した】
【「なぜ、そこまで」──そう、言おうとした時。再度アインの魔術が発動】
【しまった、と衝撃波を放とうとするも……間にあわない、この距離────っ、!?】


……っ! や、やっと──きた、か…………!!


【爆音。鉄が断裂しねじ曲がり融かされる音が周囲に響き】
【遅れて、魔法陣の輝きと攻撃が広場に満ちていく】
【「これが、部隊か──」──本来ならば1人での行動を好むリーべが、息をのむ】
【1人では成し得ないほどの護り。1人では起こし得ないほどの攻め】
【握った拳から、だらりと力が抜ける。──時間は、稼いだ。なら、この魔術の瀑布を前にして、自分が出来ることは何一つとしてない】
【その場にへたりこむ。遅れて、少しの間忘れていた痛みが、ずきりと脳を刺激した】


────ふ、ふん。よかっ、た……
ゴータローも、Nemesisも、ワザワイも……みんな、死ななく、て──……、……
…………、…………ありが、と……────


【──ぽつり。それだけ言うと、今度はどさりとその場に倒れこんでしまう】
【気絶、したのだ。体力はそれほど消耗していないとはいえ、死の淵を見たのだ。無理も、なかった】
【──それでもその口元には、しっかりと笑みが宿っていたという】

/お疲れさまでした、ありがとうございましたーっ!


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