過去ログ - 【五月病】ここだけ世界の境界線★19【パンデミック】
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982:α-12【ディープメイカー ver.α】>>507[saga]
2017/08/01(火) 00:37:13.71 ID:7pvfN35Mo
>>978-980

「………」

 好機を逸した。否、眼前の男(ソーマタージ)の真の意味での生命力の結果であろう。
 ロングソードを無理に引き抜こうとすれば、数手遅れを取ることは明白。
 ゆえに柄から手を離さざるを得なかった。

【ソーマタージはロングソードを手に持つ事になるが、何らかの因子の不足ゆえか、マトモに扱える代物ではないと察せられるだろう。
 神剣の等しい格のはずなのに、ダイコンすらマトモに切れる気がしない(ソーマタージ自身の神秘の不足に起因)】

「「撃て―――!」」

 そしてプリシラのふざけたムーヴは当然ながら偽装警察の目を引き、一斉射が浴びせかけられる!
 が、しかし、それにより、不死者は別として注意を引く事には成功し、
 その足元へ仕掛けた空気塊が彼等をいっせいに転ばせた!

【転ぶと書くと間の抜けた印象があるだろうが、この場において転ぶということがどれ程の隙かは言うまでもあるまい!】

「――!?」

 対して不死者は足こそ取られなかったものの、バランスを僅かに崩したことに代わりは無し。
 横手から富んだマンジュシャゲの飛び蹴りをバックラーでの防御を強いられ、現出させたダガー+7でその心臓を――

【撃つ事はできなかった。ソーマタージとプリシラにより数手遅れたのだ】
【追撃を断念し、ラージシールド+7を緊急でソウルより引き出すのと…ユノの渾身の一撃が放たれたのは同時!!】

 ある意味で越境者達が一手打つ間に、二手三手を繰り出せる異様な反応こそ脅威であったが、
 それでもなお、限界は確実に存在した。

「――!!」

 ラージシールドごと大きく吹き飛ばされる不死者。そのまま向こうのビルまで激突し、噴煙でその姿見えなくなる。
 残るは転ばされて隙塗れの偽装警察たち。突破するならば今であろう。

【ユノの両手に感じた手ごたえは仕留めたという感触からは程遠い。攻撃の性質上、吹き飛ばせこそしたもののダメージは恐らくさして無いであろう】

 突破は今がチャンスであり、今しかチャンスは無かった。
 このまま突破すれば程なく、カノッサ・テクノロジー社まで逃げ込める。
 そのまま幾度かの突破を経て紆余曲折の果てに―だshス

「デスデス!受け入れはこちらデス!」

 そしてゴールに待っていた「越境者様ご一行様。シカタネーので歓迎?」という旗をふる連中を見つければ、
 越境者達は今日のこのハードは逃亡劇を終えることになるのであった。

//ではコノヘンデー!


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