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超王道で超難易度のミステリーADV作ろうぜ!! -
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1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2009/03/17(火) 20:35:10.80 ID:/oe1J0Eo
「 解 け る も ん な ら 、 解 い て み ろ 」
こんなノベルゲーム作ろうぜ。
なんにも考えてないけど、お前らとなら出来る気がする。
wiki→
http://www36.atwiki.jp/vipmystery/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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薬師とか錬金術とか、田舎とか @ 2024/05/13(月) 23:03:05.43 ID:nAT+1SmNo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715608984/
【安価】刃牙の世界で美少女が活躍するようです @ 2024/05/12(日) 21:23:05.29 ID:vRdDvVa7o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715516584/
I'll never be complete without you. @ 2024/05/11(土) 21:32:24.15 ID:u/oaqw4e0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1715430743/
テオノーマルさんの集い @ 2024/05/11(土) 17:52:36.77 ID:EjZidX+r0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715417556/
(安価&コンマ)苗木「仮面ライダー龍騎?」山田「TVSPですぞ!」(ダンガンロンパ) @ 2024/05/11(土) 16:21:44.19 ID:20Z4yGJVO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715412104/
寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715353220/
第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/
ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715263679/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 20:39:23.65 ID:R5bavwko
ほうほう
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2009/03/17(火) 20:49:08.10 ID:/oe1J0Eo
とりあえずザッと決まりごとを書いておく。
・犯人は「ゲーム中に出てくる、生きている人間」で無くてはならない。
(死体が犯人or動物orなんか変な罠or変な毒orオカルト(笑)は一切無し)
・各部分けにするとして、「全ての登場人物は、第1部で全て揃い、プレイヤーが認識しなければならない」
(途中から知らない人物が出てきてはいけない)
・隠し通路などは、使うならば「ゲーム中で存在を明らかに」しなければならない。
・犯人は「確実にキャラを殺しに来る」、その他は「助かる為に、最善の努力」をかかなければならない。
(犯人はこの部屋に居るんだ!俺は部屋に戻るぜ! 的なのも言った本人が部屋で対策するならおk)
こんな所?他になんかあるかな
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 20:57:45.35 ID:R5bavwk0
ノックスやらヴァン・ダインやら言っておけばいいんじゃね
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2009/03/17(火) 21:09:48.95 ID:/oe1J0Eo
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CE%A5%C3%A5%AF%A5%B9%A4%CE%BD%BD%B2%FC
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%f4%a5%a1%a5%f3%a1%a6%a5%c0%a5%a4%a5%f3%a4%ce%c6%f3%bd%bd%c2%a7
上に接触しない様に考えていこうじゃないか。
ある程度のストーリーは俺が決めるべきなのか
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 23:13:15.49 ID:6JMbGbco
r、__ / |
ト、,'⌒/7ヽ┘'<i\/L-、,___ `'ー-‐''" ヽ、_
/:/ヽ!::|_」ヽ-ァ'_,,..,__ `´ ロ└、_ /i __ /
〈::::! r「>''" `ヽ、.,__ ロ i>、/::::__i/:::| か っ も |
i .ノヽ|/ / / / `ヽ.  ̄|/:::/」//i| ァ て う |
ト^Y/ / /i i ; ヽ、/::/´ `ヽ./ i | 約 糞 ヽ!
| 〈! ,' /ヽ!、_ハ /! / i Yi', ヽ. i /! | 束 ス >
.! ノヘ.! /,ゝ='、,/ | / | _ハ_ | ! i ', '、/ | | し レ /
,. --,rく`"'ー'<ニ|o/〈 i'´ r! レ'`ァ;=!ニ__ i ,' ハ | i `ヽ.,' | た は |
i'二'/ i| ノ. |/,,, ひ'ー' i r'; Yレ'i 〈 Y', ハ i | じ .立 |
{ ‐-:!_,ハ.| _/ ,ヘi7 ' ヽ- '_ノ o 。_,.ゝ/i / ', / ッ .ゃ. て |〉
`"'T´:::| ! ./ニヘ. i7´ ̄`ヽ. U "/|/ ,イ ,ハ ,' i ,' ! ! な な .',
'、_/_,.-'"レ'レ' ! !へ. !' | _,.ィ / イ .ノ' , '! ハ/ヽ! .! い. い ヽ、_
ヽ、Yレ'7> 、.,___,,.' r'´/ `ヽ./ / レ' ,i / で /
r-、!:::}_レ'´i\,、!イ/ Y ,. ' レ' す /
__,,.. -‐ノ ハ::::/`7i::::ヽ、_r _ハ、_,,.. < _____ 彡 〈
\,_____`;rく rく / ハ::::::::ト、 _,r' '" ̄7'´ 〉ー、_ゝ, ,.:'⌒ヽ
_r-‐='ト、 ヽサ二7」ー-<フ>r、 i /i__/ / /'〉|
__,.r-''":r´く `''ァー- :: 、.,___,.イ::::ヽく `ヽ、 ト、,_>-'、-'´i |
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 23:22:37.11 ID:6JMbGbco
本格ものかよwwww
そんなの書ける奴いるのか?
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 23:28:03.21 ID:srFN4/so
こういうの興味あるけどトリックが思い付かないんだよな
よくある簡単なトリックは使いたくないと思うから悪循環に陥る
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2009/03/17(火) 23:41:33.25 ID:iZsimqA0
犯人:主人公の父親の母親の昔飼っていた猫の糞を五月一日あたりに踏んだサラリーマンの上司の好きなタレントの息子の大好きな食べ物を作ってくれたコックがよく行くゲイバーの店長
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 23:43:25.08 ID:HnzLm.Eo
というかこの手のって犯人先に知ると読む気が失せるんだよなww
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/17(火) 23:47:45.01 ID:8y6CeXso
犯人は八つ子
アリバイも力技もなんのその
12 :
1
:2009/03/17(火) 23:54:54.11 ID:/oe1J0Eo
トリックとかもそんなにややこしいの入れないで良いんじゃないかなって思ってる。
様は1対1の状況を作って、相手を殺せば誰にも分からないし。
問題なのが物語りの中盤に一箇所に集まる展開になったらだよね。
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/18(水) 00:07:19.57 ID:mVd4WhUo
ちょwwwwwwwwww
それで十戒とか守っちゃったらどこで盛り上げるんだよww
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/18(水) 00:12:31.17 ID:lMp4cDAo
とりあえず事件の舞台を考えてみたら?
山奥の閉ざされた村とか脱出手段がない孤島とかさ
15 :
1
:2009/03/18(水) 01:07:16.21 ID:H6JwsTUo
>>14
とりあえずそうだな〜
超王道で行きたいから
主人公らは、とある山の中にあるホテル(旅館)に旅行に行くことになる。
ホテル(旅館)に通じる道は20m程の吊橋のみ(下は高く、川になっている)
到着して間も無く、吊橋を犯人に切られてしまう。(この時各自2人組みで部屋に居るが、バラバラの行動を取っていた為にアリバイ無し)
それから物語りが始まると。
16 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/18(水) 01:40:40.33 ID:mVd4WhUo
殺人が起こったのに、警察が来れないのはやっぱ嵐かねww
17 :
1
:2009/03/18(水) 01:41:17.66 ID:H6JwsTUo
嵐か、犯人が電気設備を破壊するとか。
あ、勿論携帯とかは圏外ね^^
18 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:17.14 ID:WHIoh1.0
「あの日、君に言おうとしてたこと――保留になってたの、憶えてる?」
19 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:18.11 ID:WHIoh1.0
「電話をよこしたのは君だろうが」
20 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:19.61 ID:WHIoh1.0
依然ここが空き家のままだったのは、中に入ってからようやく判ったことだが、それでも耕司は、郁紀が待ち伏せの準備のために約束の7時より早い時間に現れるだろうと確信していた。
21 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:21.12 ID:WHIoh1.0
恋人同士が普通に楽しむ二人の時間を、耕司と青海もまた楽しんでいる。それは決して妬くようなことではない。瑶はたまたま運が悪かっただけだ。
22 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:21.89 ID:WHIoh1.0
この、豚の臓物をぶちまけて塗りたくったかのような光景が、病院の廊下だということは理解できている。
23 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:22.47 ID:WHIoh1.0
これは――整形手術なんていう次元のものじゃない。どう見ても人間とは思えないほど歪みねじくれた生物が、まさに人間そのものの姿に変身したのだ。
24 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:23.25 ID:WHIoh1.0
25 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:24.06 ID:WHIoh1.0
26 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:24.84 ID:WHIoh1.0
「じゃあ僕も、最初はそのつもりで?」
27 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:25.48 ID:WHIoh1.0
28 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:26.25 ID:WHIoh1.0
29 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:26.92 ID:WHIoh1.0
この家に来て以来、沙耶はもう新妻気取りだ。
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:27.85 ID:WHIoh1.0
「は、放して! そんな……どうして? どうしてなの!?」
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:28.53 ID:WHIoh1.0
そうやって凉子は壁や黒板の図形を撮影し、撮ったはしから真っ黒いスプレー塗料で乱雑に塗りつぶしはじめた。
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:29.19 ID:WHIoh1.0
呼びかけると、ふたたび彼女は瞼を上げる。
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:29.80 ID:WHIoh1.0
慰めになっているかどうかはさておき、それは凉子にしては上等な評価の言葉だった。
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:30.44 ID:WHIoh1.0
『ああ、聞こえてた。ようこそ我が新居へ』
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:31.00 ID:WHIoh1.0
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:31.64 ID:WHIoh1.0
「この世界は、きっと……きれいな、場所に……なるから。沙耶と……郁紀の……ためだけの、世界に……」
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:32.38 ID:WHIoh1.0
「見舞いに行ったときなんて、もっと酷かったじゃないか。誰が誰かも解らずに、怯えて、暴れて、ベッドに縛りつけられて……今は、よくあそこまで立ち直ってくれたと思う」
38 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:33.07 ID:WHIoh1.0
「……じゃあ先生は、信じるんですね? この内容を」
39 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:33.61 ID:WHIoh1.0
無理しているんじゃないか――そう心配になるほどに危うい光景なのに、僕を翻弄する舌使いは貪るように積極的だ。まるで母猫の乳房を躍起になって吸う子猫を思わせる。
40 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:34.20 ID:WHIoh1.0
「アハハ。平気だよぉ」
41 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:35.15 ID:WHIoh1.0
「じゃあ、こっちが先生の地ですか?」
42 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:36.55 ID:WHIoh1.0
以前と違って、もう二度と外に出てこられない病棟へと連れて行かれることになる。
43 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:37.25 ID:WHIoh1.0
あの異様な家の主と対面することになるのかと思うと、耕司はまったく気乗りしなかったが、そんな場所に郁紀一人を行かせるのは余計に心配だ。
44 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:37.83 ID:WHIoh1.0
かけ直そうかとも思ったが、よくよく考えれば郁紀と一緒のときに彼女と連絡を取るのは問題だろう。耕司と瑶が主治医のところまで押しかけていったと知れば、郁紀はまた機嫌を損ねるに違いない。
45 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:38.42 ID:WHIoh1.0
「わからない」
46 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:39.09 ID:WHIoh1.0
凉子は生前と同じ、冷たく躁的に歪んだ含み笑いで身体を揺する。胸元まで引き裂かれた左肩の先で、余り物のようにぶら下がっている腕がグラグラと揺れた。
47 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:39.83 ID:WHIoh1.0
どこかに携帯を置き忘れているんだろうか?
48 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:40.39 ID:WHIoh1.0
忍耐強い作業の甲斐あって、すでに日記の方は数冊分まで復元が終わっていた。
49 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:40.94 ID:WHIoh1.0
50 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:41.48 ID:WHIoh1.0
「今からそんなに怖がるようじゃあ……挿れたあとは、どんな声を聞かせてくれるのかな?」
51 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:42.33 ID:WHIoh1.0
52 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:42.97 ID:WHIoh1.0
53 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:45.17 ID:WHIoh1.0
――生物とのコミュニケーションに成功。きわめて貪欲な好奇心。あきらかな知性体であることを確認。確認された発声パターンと反応動作については別途資料を参照のこと。
54 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:46.06 ID:WHIoh1.0
目が覚めると、枕もマットレスも寝汗でぐっしょりと濡れていた。
55 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:46.75 ID:WHIoh1.0
まさかこうして本物の悪戯娘が隠れて住み込んでいようとは、いったい誰に想像できるだろうか。
56 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:47.47 ID:WHIoh1.0
彼の方から電話をよこす望みなんて、もう万に一つも有り得ないと思っていただけに、こうして本当に携帯を鳴らされてみると、どうも素直に喜ぶ気になれない。
57 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:48.06 ID:WHIoh1.0
「そこから先は部外者に話せることじゃないわ。どのみち匂坂くんには何の関係もないことよ」
58 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:49.19 ID:WHIoh1.0
オイルライターの弱い光では判らなかった奇妙なものに、耕司はすぐ気がついた。
59 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:50.16 ID:WHIoh1.0
60 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:51.05 ID:WHIoh1.0
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:51.86 ID:WHIoh1.0
そう言って、覗き窓から電話を返す。しばらく間があってから再び電話が差し込まれた。
62 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:52.68 ID:WHIoh1.0
63 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:53.42 ID:WHIoh1.0
「そうですよね。僕だって先生方を信用したい。どんな相談にも乗ってもらえるんですか?」
64 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:54.09 ID:WHIoh1.0
65 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:55.28 ID:WHIoh1.0
耕司はアコードのロックを開け、助手席に郁紀を招き入れた。自らも運転席に乗り込み、エンジンをスタートさせる。
66 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:56.04 ID:WHIoh1.0
67 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:56.93 ID:WHIoh1.0
「よぉ。そんなに意外か? 死人からの電話は」
68 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:57.82 ID:WHIoh1.0
そう言い聞かせようとする僕の腕の中で、沙耶は激しくかぶりを振る。
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:58.39 ID:WHIoh1.0
青海と連絡が取れなくなって、三日が経過していた。
70 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:59.02 ID:WHIoh1.0
「でも、少しだけ待って。私は私なりに色々と調べてみる。放っておける状況じゃないのはよく理解できたから」
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:24:59.57 ID:WHIoh1.0
いざ差し向かいになると今度は、凉子は静かな口調とは裏腹に、有無を言わさぬ眼差しで耕司を正面から見据える。
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:00.19 ID:WHIoh1.0
ひたひたと湿った足音を立てながら、何かが階段を上ってくる。洋佑は脅え、竦(すく)み上がりながらも、震える手で床を探り――さっき壊したイーゼルの骨を手に取った。
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:01.13 ID:WHIoh1.0
貪欲に、弾み車のように跳ね上がっては沈み込む細い腰。そのたびに僕の固く尖った欲望が、彼女の熱く締まった胎内で搾り上げられ、揉み下ろされる。
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:01.84 ID:WHIoh1.0
もとの身体に戻りたい気持ちもあるにはあった。だがそんな願いは捨てたって良かった。どこまでも沙耶と一緒に、たとえ禁じられた領域にまで踏み込もうとも、手を取り合って進んで行けたと思う。
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:02.62 ID:WHIoh1.0
廃墟に入る前から鼻を苛(さいな)んでいた悪臭が、いつの間にか変質していた。より獣臭に近い、生々しく有機的な汚臭。まぎれもなく、郁紀の自宅に立ちこめていたあの――
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:03.20 ID:WHIoh1.0
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:04.00 ID:WHIoh1.0
「君は――いったい、何者なんだい?」
78 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:04.63 ID:WHIoh1.0
昨夜、井戸の底で耕司を包み込んでいたのと同じ闇。それらの虚ろな空洞に比べれば、右のこめかみに空いた小さな穴は、むしろ慎ましいものだ。
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:05.65 ID:WHIoh1.0
手の施しようもなく、ただ僕は声の限りに名を呼ばわるしか術がなかった。
80 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:06.68 ID:WHIoh1.0
さっき郁紀が口にした言葉が脳裏に蘇る。ここは隠れ家か何かなのだろうか。あるいは隠れて住むのが目的ではなく、何か人目に晒したくない物品を隠しておくための場所なのか?
81 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:07.37 ID:WHIoh1.0
「ああ、うんうん」
82 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:07.91 ID:WHIoh1.0
だが毎朝目を覚ますたびに、世界は昨日と同じように醜く歪んだ姿のまま、そこにあった。
83 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:08.90 ID:WHIoh1.0
さらに容赦なく乳房を掴み寄せられ、瑶が苦悶に身震いする。
84 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:10.12 ID:WHIoh1.0
85 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:10.93 ID:WHIoh1.0
気がつけば耕司の右手は、ポケットの中に潜んだ拳銃の冷たさを探っていた。もしも郁紀と出会(でくわ)していたなら、自分はこれを抜く気でいたんだろうか。
86 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:11.47 ID:WHIoh1.0
よいしょ、と彼女が荷物を下ろすと、とたんに膨大な紙の束が崩れて床を覆い尽くす。沙耶はお気に入りのクッションを抱き寄せて腰を下ろすと、さもくたびれた風に「んうぅぅ」と唸って大きく伸びをした。
87 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:12.09 ID:WHIoh1.0
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:13.06 ID:WHIoh1.0
「……いいのか?」
89 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:14.13 ID:WHIoh1.0
「レッスン1。妙な図形やラテン語の文章とかは、絶対に読むな。見つめるな。機械の目で記録しておいて、あとで注意深く調べればいい。現物はその場で塗り潰すか何かして破壊しろ」
90 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:15.29 ID:WHIoh1.0
「昔読んだ漫画でさ……事故から生き返ったせいで世界が当たり前に見えなくなる男の話があった。今の僕みたいにね」
91 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:15.93 ID:WHIoh1.0
「ひ……ひ……ひぃ……ッ!!」
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:16.96 ID:WHIoh1.0
『……だ、れ……?』
93 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:17.52 ID:WHIoh1.0
94 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:18.33 ID:WHIoh1.0
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:19.06 ID:WHIoh1.0
「……」
96 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:19.76 ID:WHIoh1.0
97 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:20.58 ID:WHIoh1.0
『妙な細工はなしだ。45分以内に来い』
98 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:21.11 ID:WHIoh1.0
沙耶が白く細い手を差し伸べる。僕は壊れ物を扱うように――それこそ、ひとひらの雪を溶け崩さないよう手に乗せるような心地で、彼女と掌を重ね合わせた。
99 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:21.82 ID:WHIoh1.0
もう、逃げられっこない。
100 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:22.53 ID:WHIoh1.0
これは病理的なものではない。おそらくは失認症の一種、まだ未知のタイプの認知障害だろう。
101 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:23.14 ID:WHIoh1.0
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:23.89 ID:WHIoh1.0
「彼女はどうなる? あの子は電話口で俺に助けを求めてた! どこかで酷い目に遭わされてたんだ!」
103 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:24.48 ID:WHIoh1.0
気がつくと、ベッドサイドに佇んで興味深げに僕を見下ろしている顔があった。
104 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:25.23 ID:WHIoh1.0
105 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:26.93 ID:WHIoh1.0
まるで腫れ物に触れるかのように、耕司はやんわりと言葉を継ぐ。これが数ヶ月前ならば、耕司はこんな気後れした態度を見せず、毅然として郁紀の態度を詰(なじ)っただろう。そういう遠慮のいらない友情を、耕司と郁紀は長年の付き合いの中で築いてきたはずだった。
106 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:27.85 ID:WHIoh1.0
午後7時。
107 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:28.45 ID:WHIoh1.0
「ここまで深入りしたんなら、後学のために黙って聞いておけ。――あと水晶球とか鏡の類も危ない。下手に壊すと藪蛇になったりするから、とりあえず布でも被せるか、ペンキを浴びせて封印しろ」
108 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:29.21 ID:WHIoh1.0
ぴしりと言い放ってから、沙耶は僕を落ち着かせようとしてか、そっと腕を撫でる。
109 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:29.83 ID:WHIoh1.0
そんなことを言いながら、沙耶は束になったMRIの写真フィルムを次から次へと蛍光灯に翳していく。遊んでるのかと思いきや、たまに「あ、これ要チェック」などと嘯(うそぶ)いて別の山に仕分けたりと、どうやら只の冗談とも思えない仕草を見せている。
110 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:30.39 ID:WHIoh1.0
「うん!」
111 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:30.99 ID:WHIoh1.0
112 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:32.23 ID:WHIoh1.0
そのとき沙耶は、僕にとって世界のすべてだった。
113 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:32.83 ID:WHIoh1.0
114 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:33.42 ID:WHIoh1.0
「――どうしてなんだ、沙耶? なぜ僕にここまでしてくれる?」
115 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:34.08 ID:WHIoh1.0
「……ああ」
116 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:34.81 ID:WHIoh1.0
「食べる元気があるようなら、そこに」
117 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:35.51 ID:WHIoh1.0
まだ[
ピーーー
]の殺されるのといった話題は地平線の彼方にあった頃。自分が他人の命を背負って奔走するような羽目になるなどと、想像もしなかった頃。そんな頃の自分が一刻ごとに遠ざかっていく気がする。
118 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:36.20 ID:WHIoh1.0
119 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:36.76 ID:WHIoh1.0
「いいよ。じゃあ僕は居間の続きをやってる」
120 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:37.32 ID:WHIoh1.0
「知り合いだか何なのか、自分にもよく解らないんですが――たぶん医者か医学関係の人で、奥涯っていう……」
121 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:38.25 ID:WHIoh1.0
耕司がいつの段階で井戸を出て、その後どれだけの情報を得て、どれだけの人間と接触したのか、もう僕には確認のしようがない。
122 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:38.86 ID:WHIoh1.0
「そりゃあもう、おじさんが愉しめそうなこと、全部さ」
123 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:39.81 ID:WHIoh1.0
危機感――我ながら意外なほどに、僕はごく冷静に状況を受け止めていた。
124 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:40.37 ID:WHIoh1.0
125 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:41.47 ID:WHIoh1.0
126 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:42.28 ID:WHIoh1.0
何が、頭に引っかかったのか……そう、自動車だ。自動車の排気音。どこか遠くから聞こえてくる……
127 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:43.48 ID:WHIoh1.0
異臭があった。隣の匂坂家から漂ってくるのと同じ、腐った沼の瘴気のような鼻を突く匂い。あの庭から風が吹き込んでいるのか。
128 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:44.35 ID:WHIoh1.0
「うううっ! あううううッ!!」
129 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:45.23 ID:WHIoh1.0
「……」
130 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:45.77 ID:WHIoh1.0
131 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:46.33 ID:WHIoh1.0
132 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:46.99 ID:WHIoh1.0
表題もまた謎だった。『Traite des Chiffres』――これは記号論の本だとしても、『Ars Magna et Ultima』というのは占いか何かの本だろうか?
133 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:47.74 ID:WHIoh1.0
「……これからは、ずっと一緒だね」
134 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:48.44 ID:WHIoh1.0
「……?」
135 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:49.03 ID:WHIoh1.0
136 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:49.60 ID:WHIoh1.0
「調理ってほどのことは……捌いてから、ちょっと溶かして食べやすくしただけで、ほとんど生なんだけど」
137 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:50.37 ID:WHIoh1.0
138 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:50.95 ID:WHIoh1.0
いざ差し向かいになると今度は、凉子は静かな口調とは裏腹に、有無を言わさぬ眼差しで耕司を正面から見据える。
139 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:52.31 ID:WHIoh1.0
そんなあどけない笑顔に毒気を抜かれている間にも、彼女は僕の腰からベルトを外し、ズボンを脱がせにかかっている。
140 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:53.03 ID:WHIoh1.0
彼が自己と世界との間に張り巡らした障壁の堅さと厚さは、心理カウンセラーではない凉子にもあきらかに伝わった。
141 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:53.67 ID:WHIoh1.0
142 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:54.52 ID:WHIoh1.0
冷たい夜気はほんの少しだけでも沙耶の熱を冷ましてくれるかもしれない――そんな虚しい望みも、ますます短く切迫した呼吸で、血色のない唇を喘がせている沙耶の有様に、一歩の慈悲もなく消し飛んだ。
143 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:55.55 ID:WHIoh1.0
144 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:56.28 ID:WHIoh1.0
恐怖にショートした思考が、『銃』と『引き金』という2単語の間で永久ループに陥り凝結する。
145 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:57.11 ID:WHIoh1.0
「彼のカルテ、見てみたいと思う?」
146 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:57.70 ID:WHIoh1.0
「どうした? 耕司」
147 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:58.34 ID:WHIoh1.0
「ともかく、今日は脚が必要なんだ。車を出してくれないか?」
148 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:25:58.95 ID:WHIoh1.0
畳敷きの和室は無人だった。さらに押入があるが、あそこには人が入れるだけのスペースはない。
149 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:25:59.55 ID:WHIoh1.0
決して怯むまいと心に決めていた瑶だったが、そんな彼女の決意を挫くほどに、郁紀の表情の険しさは常軌を逸していた。
150 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:00.10 ID:WHIoh1.0
――彼の思考力が人類を遥かに凌駕していることを確信。
151 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:00.63 ID:WHIoh1.0
彼の手にした薪割り斧を、もちろん凉子は脅威として見くびらなかった。哄笑の残滓として冷酷な笑みを口元に残したまま、ショットガンの引き金をひく。
152 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:01.23 ID:WHIoh1.0
瑶が好んで着くのは中列あたり。いちばん聴講しやすい位置なので他の受講生もここに集中する。
153 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:01.78 ID:WHIoh1.0
「――なあ、戸尾くん」
154 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:02.60 ID:WHIoh1.0
ぎろりと、まるで出来の悪い生徒の失言を咎めるように凉子は耕司を一瞥する。
155 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:03.26 ID:WHIoh1.0
だが一方で、郁紀が『沙耶』という言葉にこれほどの反応を見せたことに、耕司の中にまだ残っている友情の残骸が、心の深い場所で傷みに呻く。
156 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:03.86 ID:WHIoh1.0
157 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:04.72 ID:WHIoh1.0
何のことか怪訝に思って僕が聞き返すと、沙耶は悪戯っぽく含みのある笑顔を浮かべる。
158 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:05.70 ID:WHIoh1.0
洋佑の足首を掴んだ手は――果たしてそれが手と呼べるモノかどうかは別として――居間のソファの下から伸びていた。
159 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:06.36 ID:WHIoh1.0
食べ過ぎたんだろうか。冷凍じゃない新鮮な肉は数日ぶりだし、がっつきたくなる気持ちも分からなくはないが、それにしたって僕が怪我してるのは判ってるだろうに。もう少し構ってくれたって――
160 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:06.94 ID:WHIoh1.0
『ウ〜、ゴハン、マダナノ〜?』
161 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:07.48 ID:WHIoh1.0
・凉子に電話する
162 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:08.45 ID:WHIoh1.0
「お父さんがここにいる可能性は?」
163 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:09.64 ID:WHIoh1.0
きょとんと、狐につままれたような面持ちで沙耶は小首を傾げる。
164 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:10.47 ID:WHIoh1.0
『いいや。彼女はちゃんとここにいる。僕だって馬鹿じゃない。彼女は取引の材料なんだろ? むざむざ捨てたりしないさ』
165 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:11.85 ID:WHIoh1.0
ここであまり人目を惹くと、不審者として通報されかねない。さっさと決断を下して行動するべきかもしれない。
166 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:12.54 ID:WHIoh1.0
持ち前の嘲るような冷笑で耕司を見送るかと思いきや、凉子は深い溜息をついて、どこか疲れたようにテーブルに頬杖をついた。
167 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:13.40 ID:WHIoh1.0
責める言葉とは裏腹に、沙耶は優しく情熱的に僕を口腔に迎え入れた。
168 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:14.06 ID:WHIoh1.0
お願いです先生、教えてください。この病院でいったい何があったんですか?」
169 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:14.84 ID:WHIoh1.0
170 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:15.50 ID:WHIoh1.0
171 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:16.08 ID:WHIoh1.0
「ごめんよ。今日は病院に寄っていく日だったから」
172 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:16.69 ID:WHIoh1.0
哀しいが、仕方ないことだと思う。より大勢の人が信じる大多数の現実で、この世界は成り立っている。その枠からはみ出た場所に僕は踏み出してしまったのだ。
173 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:17.30 ID:WHIoh1.0
してやられた。あの電話を鳴らしているのは郁紀だ。
174 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:18.18 ID:WHIoh1.0
「沙耶と一緒にいられるのなら、僕はもう何もいらない。何もかもこのままで、いい」
175 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:18.88 ID:WHIoh1.0
意を決して呼びかける。だが、返事はない。向こうから姿を見せる意図はないらしい。
176 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:19.45 ID:WHIoh1.0
177 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:20.31 ID:WHIoh1.0
「沙耶は嫌いかい?」
178 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:20.90 ID:WHIoh1.0
それ以上の返答を待たず、耕司は電話を切った。
179 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:21.44 ID:WHIoh1.0
「いいって、でも……君のお父さんだろう? 心配じゃないのか?」
180 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:22.32 ID:WHIoh1.0
『あなたが憶えている姿の沙耶でいたい。お願い。許して』
181 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:23.58 ID:WHIoh1.0
182 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:24.41 ID:WHIoh1.0
とんでもないことをした……僕は狼狽のあまりパニックになりかかっていた。
183 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:25.32 ID:WHIoh1.0
たしかに耕司は瑶を救うつもりだった。郁紀にも生きたまま罪を償わせるつもりだった。
184 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:26.31 ID:WHIoh1.0
女性だ。慣れ親しんだ声ではないが、聞き覚えのある声ではあった。誰だろうか――なぜか容易には思い出せない。
185 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:26.92 ID:WHIoh1.0
「……」
186 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:27.49 ID:WHIoh1.0
そして、銃声の残響に痺れかかった耕司の耳に――ふたたび闇の底から届くか細い声。
187 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:28.04 ID:WHIoh1.0
188 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:28.63 ID:WHIoh1.0
書斎の隣に寝室があった。ふと耕司は直感に駆られて、クローゼットの中を検める。
189 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:29.24 ID:WHIoh1.0
僕が体験してきたことは確かに現実だ。が、それはこの部屋の外の世界とは折り合いのつかない現実なのだ。だから先生はこの小さな空間を切り分けて、僕だけのために与えてくれた。僕が僕の現実を生きる場所として。
190 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:29.92 ID:WHIoh1.0
しばしの間、丹保医師は目を泳がせて逡巡していたが、それでも最後にはかぶりを振った。
191 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:30.48 ID:WHIoh1.0
むろん、凉子自身もまた――
192 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:31.19 ID:WHIoh1.0
「沙耶は、気に入ってるのかい? このペットのこと」
193 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:32.26 ID:WHIoh1.0
194 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:32.94 ID:WHIoh1.0
なにやら小躍りせんばかりに喜んでいる少女に、洋佑は歩み寄り、その艶やかな長髪にそっと手を触れる。
195 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:33.61 ID:WHIoh1.0
座り込んだ姿勢のまま、それでも耕司は錯乱の反復で銃の空撃ちを続けていた。そうし続ける以外に彼は、一瞬前にライトが捉えたもの(・・)を記憶から消し去る方法が思いつかなかった。
196 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:34.17 ID:WHIoh1.0
「そ、そんなことない。充分に――良かった」
197 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:34.78 ID:WHIoh1.0
198 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:35.55 ID:WHIoh1.0
返答に窮して、凉子は笑顔を強張らせる。
199 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:36.15 ID:WHIoh1.0
200 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:36.71 ID:WHIoh1.0
彼女の痙攣にあわせて漣(さざなみ)のように震える腿の肉。荒波に揉まれるように上下に翻弄され振り乱されるふたつの乳房。それらを眺め、肌に感じているだけでも、充分に僕の劣情を刺激する。
201 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:37.55 ID:WHIoh1.0
乾いた口調で語りながら、凉子はコートの前を開き、その裏地に吊ってあったものを引っ張り出す。
202 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:38.36 ID:WHIoh1.0
「くそおォ! 畜生ォォォ!!」
203 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:39.01 ID:WHIoh1.0
「知り合いだか何なのか、自分にもよく解らないんですが――たぶん医者か医学関係の人で、奥涯っていう……」
204 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:40.24 ID:WHIoh1.0
『……助けて……戸尾、くん……こんなの……こんな形の、指……私の、手じゃ……ない……』
205 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:40.95 ID:WHIoh1.0
どこかに携帯を置き忘れているんだろうか?
206 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:41.48 ID:WHIoh1.0
「前にも……来た?」
207 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:42.05 ID:WHIoh1.0
208 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:42.68 ID:WHIoh1.0
「あ、そうだっけ」
209 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:43.44 ID:WHIoh1.0
返事はない。代わりに、なにか濡れた柔らかいものが転がるようなピチャピチャという音が、家の奥へと遠ざかっていった。
210 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:44.08 ID:WHIoh1.0
何やら訳のわからない約定を言い含めてから、沙耶は目を閉じた僕の手を引いて二階への階段を上がっていく。
211 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:44.87 ID:WHIoh1.0
声にもならない痛ましい呻きを上げて、瑶は頭を抱えた。
212 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:45.75 ID:WHIoh1.0
声にもならない痛ましい呻きを上げて、瑶は頭を抱えた。
213 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:46.29 ID:WHIoh1.0
もとの身体に戻りたい気持ちもあるにはあった。だがそんな願いは捨てたって良かった。どこまでも沙耶と一緒に、たとえ禁じられた領域にまで踏み込もうとも、手を取り合って進んで行けたと思う。
214 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:46.86 ID:WHIoh1.0
どこか煮え切らない表情でかぶりを振ってから、沙耶はふたたび僕に笑顔を向けた。
215 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:47.40 ID:WHIoh1.0
216 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:47.97 ID:WHIoh1.0
無論もはや何の楽観も頭にはなかったが、耕司はようやく、恋人の悲惨な末路について知った。
217 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:48.59 ID:WHIoh1.0
218 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:49.19 ID:WHIoh1.0
すべてが歪んで目に映る僕に、ただ一人まともな姿で見えた沙耶。僕は彼女だけが特別なのだと思っていた。
219 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:49.77 ID:WHIoh1.0
啜り泣く少女の声が、洋佑の征服欲を存分に満たす。洋佑が悪夢に蹂躙されているように、洋佑もまた、このいたいけな少女を存分に蹂躙できるのだ。被害者から加害者への転身には、胸のすくような開放感があった。
220 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:50.36 ID:WHIoh1.0
津久葉瑶。耕司ほど積極的に行動を起こしそうな人間ではないが、だからといって油断はできない。戸尾耕司と高畠青海が消えたことを結びつけて考える程度の知恵は、あの女にもあるだろう。
221 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:26:51.13 ID:WHIoh1.0
耕司は自信の笑みで頷き、席を立って洗面所に行くと、鏡の裏の薬棚に隠してある凶器を取り出す。
222 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:52.26 ID:WHIoh1.0
快感に荒く呼吸を乱しながら、洋佑は吠えるようにして答えた。少女が嗚咽の合間に絞り出す掠れた声が、絶望の眼差しが、よりいっそう喜悦を昴らせる。
223 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:53.02 ID:WHIoh1.0
「ああ、そりゃあもう。――いいのかい? 君は、そんな事をして」
224 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:54.63 ID:WHIoh1.0
つまりは、引け時なのだ。
225 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:55.51 ID:WHIoh1.0
「そんな都合のいいとこ、あるかなぁ……何だかすっごく混んでそう」
226 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:56.83 ID:WHIoh1.0
……隣は、おそらく居間だろう。外から見たとおり雨戸を閉め切っているらしく、真っ暗い闇の中は何も見透かせない。
227 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:57.38 ID:WHIoh1.0
さっきまで昴っていた感情が、嘘のように冷え切っていた。青海はカウベルを鳴らさないようドアを開けたままにして、廊下に一歩、踏み込んだ。
228 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:58.64 ID:WHIoh1.0
229 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:26:59.40 ID:WHIoh1.0
玄関ポーチの横に、半地下にめり込む形で粗末なドアがあった。むろん施錠されていたが、正面玄関で郁紀がやらかした狼藉を考えれば、いまさら遠慮したところで仕方ない。
230 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:00.02 ID:WHIoh1.0
恐怖が、あっけなく理性を噛み砕く。
231 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:00.61 ID:WHIoh1.0
なんのことはない、こんな日常の景色さえ、今の瑶にはどこか不吉なものに見えてしまう。まるで近隣の住人がすべて死に絶えてしまった、白日の下のゴーストタウンに立っているかのようで……
232 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:01.22 ID:WHIoh1.0
すでに喉が痙攣して悲鳴さえも出ない。パニックに陥った洋佑の耳元に、ふたたび不気味な声が囁きかける。
233 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:01.77 ID:WHIoh1.0
234 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:02.44 ID:WHIoh1.0
その途端、むっとするほどの異臭が押し寄せて青海の息をつまらせる。
235 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:03.06 ID:WHIoh1.0
236 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:03.87 ID:WHIoh1.0
「ごめんね。本当はもっと早く帰れると思ってたんだけど、調べだしたらキリがなくって」
237 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:04.52 ID:WHIoh1.0
「こうやって、ここに逃げ込んだ奴は追っ手の目をくらませたのさ。やられたよ。まんまと騙された」
238 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:05.07 ID:WHIoh1.0
239 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:05.87 ID:WHIoh1.0
「うわああぁあっ!?」
240 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:06.46 ID:WHIoh1.0
こういう胡乱(うろん)な場所は、できることなら自分ではなく郁紀に探してもらいたいところだが、そうも言ってはいられない。
241 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:07.31 ID:WHIoh1.0
「そんな簡単なことじゃないんだよ。僕と沙耶が出会って、それから二人で過ごした時間の――その一日一日の積み重ねが、今の僕らの関係を作ってるんだ。解るかい?」
242 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:07.97 ID:WHIoh1.0
「僕の後をつけて来たんだね? 耕司」
243 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:08.93 ID:WHIoh1.0
廊下でも、ロビーでも、そして駐車場で耕司の車に乗るまでの間も、僕はおぞましく塗り込められた世界に必死で目を凝らし、沙耶の姿を探そうとした。だがどこにも彼女はいなかった。
244 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:09.48 ID:WHIoh1.0
追いつめられたような瑶の表情が、ほんのわずかに安堵で和む。僕が誰なのか、心のどこかではまだ記憶しているのかもしれない。こんな風に優しく彼女に接してくれる相手だと、今なお思いこんでいるのかもしれない。――愚かにも。
245 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:10.02 ID:WHIoh1.0
背後から瑶の両腕に、同時に絡みつく感触――柔らかくも強靱な、ぬめりけと弾力のある何か。
246 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:10.62 ID:WHIoh1.0
「1行読んだら、続きは次の頁の同じ行だ。まぁ、さわりだけでも読んでみるといい」
247 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:11.67 ID:WHIoh1.0
そのときまで耕司の胸の中には、匂坂郁紀のことを、気心知れた親友として慮(おもんばか)る気持ちが残っていたのだろう。
248 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:12.53 ID:WHIoh1.0
『要領ハす羃ユッョ促ソウ変ワルモシジャナイノLオ4ナ。重心ヲ羃ユッョ促シテ、靴ノ羚2ヨ縁デこん?cPPーるスル感覚トカ』
249 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:13.20 ID:WHIoh1.0
凉子は未だテーブルの上に散らばったままの残りのルーズリーフを横目に、答える。
250 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:13.78 ID:WHIoh1.0
「まぁ、この辺だと森にも色々と棲んでるから。そんなに食事には困らないんじゃないかな」
251 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:14.56 ID:WHIoh1.0
「ふぅん……」
252 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:15.23 ID:WHIoh1.0
「わからない」
253 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:16.11 ID:WHIoh1.0
254 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:16.85 ID:WHIoh1.0
耕司はとある部屋の前に立っていた。
255 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:17.40 ID:WHIoh1.0
そんなことを耕司は、なかば本気で考え始めていた。
256 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:18.10 ID:WHIoh1.0
257 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:18.86 ID:WHIoh1.0
「何もかも解った。『沙耶』ってやつのことも全部。お前たちは終わりだよ、郁紀。何もかもバラしてやる。所構わずにぶちまけてやる。証拠はちゃんと揃ってるからな」
258 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:19.60 ID:WHIoh1.0
電波が最寄りの中継所へと奔(はし)る一瞬の間。続いて……
259 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:20.16 ID:WHIoh1.0
戦慄して瑶は周囲を見渡した。やはり――見られている。
260 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:20.82 ID:WHIoh1.0
「だったらあたしの気だけでも晴らすわよ!」
261 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:21.40 ID:WHIoh1.0
とりあえず、煙草だ。一箱あれば朝までは保つ。昨日の買い置きはどこに仕舞ったんだったか。
262 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:22.43 ID:WHIoh1.0
「念のため訊かせてもらうが、どこに行くつもりだい?」
263 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:23.04 ID:WHIoh1.0
紹介を受けた瑶も、やや恐縮した面持ちでぺこりと頭を下げる。
264 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:23.96 ID:WHIoh1.0
「なんで……そんなことを?」
265 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:24.52 ID:WHIoh1.0
奥涯雅彦の妄想も、丹保凉子のパラノイアも、すべてが実体の脅威となって彼に狂気と絶望の何たるかを教えていた。
266 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:25.28 ID:WHIoh1.0
上段から振り下ろされた斧を受け止めたところで、耕司は相手が斧を引き戻すより先に鉄パイプで押し返し、郁紀の姿勢を後ろに崩す。
267 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:25.90 ID:WHIoh1.0
268 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:26.47 ID:WHIoh1.0
269 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:27.37 ID:WHIoh1.0
270 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:28.01 ID:WHIoh1.0
奥涯の拳銃。耕司があの夜から持ち帰った、異界の唯一の忘れ形見。
271 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:29.21 ID:WHIoh1.0
「……」
272 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:29.88 ID:WHIoh1.0
その代わり私たちはキャンパスじゅうのネズミを一匹残らず駆除する羽目になった。ネズミと、かつてネズミだった何かをね」
273 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:30.51 ID:WHIoh1.0
部屋のドアを開けて廊下に出かかった耕司の背中を、再度、凉子が呼び止める。
274 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:31.23 ID:WHIoh1.0
眠りながら悪夢を見ているのか、目覚めていて悪夢めいた現実を見ているのか、どちらとも判然としない状態で夜を過ごしていた僕は、いつの間に彼女が病室に入ってきたのか判らなかった。
275 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:32.26 ID:WHIoh1.0
ノブは何の抵抗もなく滑らかに廻った。鍵はかかっていない。
276 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:32.92 ID:WHIoh1.0
縦に横に切り裂いて、そのたびに轟くヤツの絶叫を聞いているうちに、ようやく僕の感情は、怒りと認識できるだけの熱さに高まってきた。
277 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:33.58 ID:WHIoh1.0
それが本当なら警察が来たりニュースになったりしたでしょうけど、それは偉い人たちが手を尽くして表沙汰にならないように取り計らったんだっていう話です。もちろん噂ですよ?
278 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:34.18 ID:WHIoh1.0
「――さっきの漫画の話だとね、人でないものを愛した男は、最後に自分が人間であることを辞めて、恋を成就させるんだ。ハッピーエンドだよ。だろう?」
279 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:35.18 ID:WHIoh1.0
280 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:36.70 ID:WHIoh1.0
軋るようなドアの開閉音が、洋佑の耳朶を打つ。
281 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:37.65 ID:WHIoh1.0
手足にまとわりつく蚯蚓(みみず)をブチブチと引きちぎって立ち上がろうとするが、バランスが取れずにまた転ぶ。その途端、床の蚯蚓(みみず)が一斉に洋佑の全身を絡め取る。
282 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:38.35 ID:WHIoh1.0
耕司はしばらくの間、いったいなぜ自分が鉄パイプを構えたままこんな場所に立っているのか、それさえも解らなくなるほどに置き去りにされた気分で、二体の凄惨な骸を眺めていた。
283 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:39.49 ID:WHIoh1.0
「いや僕は、別に……ちゃんと大人の身体になってるし、平気なんだけど。でも沙耶はまだ――」
284 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:40.05 ID:WHIoh1.0
「どうもこうも……もう滅茶苦茶です」
285 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:40.78 ID:WHIoh1.0
照れ隠しに舌を出してから、笑い転げる沙耶。
286 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:41.78 ID:WHIoh1.0
287 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:43.00 ID:WHIoh1.0
満足げに呟いてから、沙耶は舌でかき集めた僕の精液を、喉を鳴らして嚥下した。
288 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:43.98 ID:WHIoh1.0
289 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:44.69 ID:WHIoh1.0
290 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:45.46 ID:WHIoh1.0
「あ、当たり前です」
291 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:46.60 ID:WHIoh1.0
292 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:47.24 ID:WHIoh1.0
「この子ね、郁紀のことが好きだったんだって」
293 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:47.86 ID:WHIoh1.0
294 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:48.60 ID:WHIoh1.0
295 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:49.51 ID:WHIoh1.0
「貴様ら……何を……」
296 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:51.22 ID:WHIoh1.0
297 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:51.83 ID:WHIoh1.0
吹きさらしの前庭の気温は刺すほどに冷たい。あんなにも冷たく思えた地中の泥よりも、外気はなお一層厳しかったという事実を、今さらながら理解した。
298 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:52.83 ID:WHIoh1.0
「郁紀、青海と津久葉はどこだ?」
299 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:53.39 ID:WHIoh1.0
彼は自らを『雄の精子を必要とする存在』であると規定し、それゆえに自分が『雌』であると主張しはじめた。明日からはあの生物を『彼女』と呼ぶ必要がありそうだ。
300 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:53.93 ID:WHIoh1.0
「それだけじゃないとしたら、残りは先生の妄想なんじゃないですか?」
301 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:54.56 ID:WHIoh1.0
302 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:55.18 ID:WHIoh1.0
沙耶はやおら鎖を引っ張り、まだ逃げようとする瑶を転ばせた。
303 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:55.78 ID:WHIoh1.0
304 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:56.68 ID:WHIoh1.0
東京の奥涯邸で見たような稀覯書(きこうしょ)めいた本もあちこちに積んであったし、戸棚の一角には、羊皮紙だかパピルスだか、明らかに紙ではない巻物を並べた一角もある。
305 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:57.28 ID:WHIoh1.0
叫びにドス黒い呪詛を乗せ、郁紀がよろめきながら立ち上がる。怒りのあまり骨折の痛みさえ麻痺したらしい。
306 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:57.86 ID:WHIoh1.0
彼女が力を込めるたび、可愛らしい鎖骨が浮き上がり、そこから浅く柔らかい曲線を描く乳房が湯の中を泳ぐのが見える。
307 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:27:58.39 ID:WHIoh1.0
耕司はベッドから脚を下ろし、ふらつく足取りで立ち上がった。
308 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:58.98 ID:WHIoh1.0
「ふむ……まぁ、それも一理あるかもな」
309 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:27:59.53 ID:WHIoh1.0
沙耶は、ただ寝転がっているわけじゃない。悶えている――苦しみに。
310 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:00.37 ID:WHIoh1.0
311 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:01.14 ID:WHIoh1.0
ポケットから携帯電話を取り出し、登録したばかりの番号を呼び出す。電波状況は――危ういところだが、通じそうだ。
312 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:01.77 ID:WHIoh1.0
自分は今から、この生き物に犯されるのだ。死ぬよりなお残酷な運命を、拒むこともできず……
313 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:02.67 ID:WHIoh1.0
『いやね、まさか待ち伏せなんていう無駄なことをして神経磨り減らしてないか、お前のことが心配になってさ』
314 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:03.39 ID:WHIoh1.0
315 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:04.03 ID:WHIoh1.0
316 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:04.90 ID:WHIoh1.0
そう言い残して、いつもより早く僕の病室を出ていった。
317 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:05.52 ID:WHIoh1.0
どうやら郁紀はこの家で過ごした時間の大半を、ここで費やした様子だった。乱れた埃の有様から、家捜しの痕跡が容易に見て取れる。
318 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:06.22 ID:WHIoh1.0
319 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:06.86 ID:WHIoh1.0
そう言って、凉子は書類の山の傍らに置いてあったものを無造作に耕司に投げよこした。
320 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:07.78 ID:WHIoh1.0
そんなあどけない笑顔に毒気を抜かれている間にも、彼女は僕の腰からベルトを外し、ズボンを脱がせにかかっている。
321 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:09.26 ID:WHIoh1.0
『もう忘れてくれてると、
322 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:09.84 ID:WHIoh1.0
あれはあくまで我々の行動模写なのだろうか。さもなければ、彼女はすでにもう……
323 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:10.44 ID:WHIoh1.0
「……びっくりしちゃった。まさか本当に……こんなに早く、時が……来るなんて……」
324 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:11.26 ID:WHIoh1.0
それ以外の窓はカーテンどころか雨戸まで閉め切られていることに、いまさらながら瑶は気がついた。
325 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:11.97 ID:WHIoh1.0
おまけに津久葉瑶の安否も不明だという。まさか彼女もまた耕司のように、郁紀の手によって――
326 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:12.50 ID:WHIoh1.0
姿だけではない。その声も、そして――
327 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:13.05 ID:WHIoh1.0
「うううっ! あううううッ!!」
328 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:13.59 ID:WHIoh1.0
「うん!」
329 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:14.21 ID:WHIoh1.0
最後のテキストを見届けて、僕はそのまま携帯を外に戻した。
330 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:14.83 ID:WHIoh1.0
何があった?
331 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:15.66 ID:WHIoh1.0
「戸尾くん、こいつには気づかなかったのか?」
332 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:16.31 ID:WHIoh1.0
だが――そこから先の記述は、凉子の最悪の悪夢さえをも超越していく。
333 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:17.39 ID:WHIoh1.0
その先を言うのは……誰も聞いてはいないだろうが、さすがに恥ずかしい。今度は僕も携帯電話のテンキーを操作し、かな文字を入力した。
334 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:19.23 ID:WHIoh1.0
過去に青海と交わしたメールの数々。女友達ならではの気安さで、そうとう気恥ずかしい内容のものもあった。一人だけでどうしようもなく気持ちが昴ったとき、心密かに慕っていた郁紀への気持ちを書き綴り、親友に読ませたりもした。
335 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:20.18 ID:WHIoh1.0
「行ってみよう」
336 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:20.90 ID:WHIoh1.0
「……いいさ」
337 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:21.46 ID:WHIoh1.0
338 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:22.31 ID:WHIoh1.0
瑶――綺麗な女性だった。むろん悪い印象なんてなかった。だが面白半分に僕と彼女との間を取り持とうとする耕司と青海の動きは、正直なところ玩具にされているようで不愉快だったし、当の瑶もまた、あの二人にいいように踊らされているという自覚を、まるで持ち合わせていなかった。そういう彼女の鈍さは、見ていて歯がゆかった。
339 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:22.88 ID:WHIoh1.0
340 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:23.43 ID:WHIoh1.0
341 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:23.97 ID:WHIoh1.0
二人揃って湯船に浸りながら、僕は昨日の冒険を沙耶に語り聞かせた。
342 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:24.52 ID:WHIoh1.0
哀れを催す潤んだ眼差しで見つめてくる瑶。その瑞々しい肢体を、たわわに実った乳房を、僕は今度こそ何の遠慮もなく視線で嘗めるように鑑賞しながら、詰め寄った。
343 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:25.08 ID:WHIoh1.0
344 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:25.65 ID:WHIoh1.0
総身から血が退いた。肋骨の痛みなど完全に意識から消し飛んだ。
345 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:26.36 ID:WHIoh1.0
「[
ピーーー
]よ! もう死んでろよ! これ以上、郁紀に近寄るんじゃねぇよ!」
346 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:26.96 ID:WHIoh1.0
からかうような口調で言いながら、沙耶は僕の股間を暴き出すと、白く繊細な指で竿と睾丸をそれぞれに包み込む。
347 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:27.54 ID:WHIoh1.0
T大付属病院で意識を取り戻したときも、世界はこんな風に闇、だった。
348 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:28.40 ID:WHIoh1.0
沙耶の指責めと僕の摩擦で赤く腫れた瑶の乳房。そこから臍へ、下腹へと掌を這わせ、僕は瑶の股間の茂みの中へと指を差し入れてみた。
349 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:28.97 ID:WHIoh1.0
「うん?」
350 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:29.57 ID:WHIoh1.0
声を出して居場所を明かすぐらいなら、いっそライトを点けても同じことだったが、なぜか耕司は、そこまで不可逆的な行動を取ることに躊躇があった。
351 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:30.54 ID:WHIoh1.0
352 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:31.31 ID:WHIoh1.0
353 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:32.11 ID:WHIoh1.0
もともと彼女は郊外の一軒家に、この病院に勤める医学教授の父と二人きりで暮らしていたのだが、ある日を境に父親が家に帰らなくなり、以来ずっと独りぼっちだったという。
354 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:32.82 ID:WHIoh1.0
『ぱぱタダイマ〜。オナカスイタ〜』
355 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:33.82 ID:WHIoh1.0
拳銃だった。地下で奥涯の死体が手にしていたものだ。
356 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:34.43 ID:WHIoh1.0
口調から察するにこいつは『耕司(こうじ)』だ。その隣でキィキィといちばん頻繁に啼いているのが『青海(おうみ)』だろう。
357 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:35.01 ID:WHIoh1.0
なんのことはない、こんな日常の景色さえ、今の瑶にはどこか不吉なものに見えてしまう。まるで近隣の住人がすべて死に絶えてしまった、白日の下のゴーストタウンに立っているかのようで……
358 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:36.05 ID:WHIoh1.0
359 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:36.62 ID:WHIoh1.0
『この孤独な世界にお前だけを取り残すことを、沙耶よ、どうか許してほしい。
360 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:37.22 ID:WHIoh1.0
あるいは郁紀の家に辿り着く前に、何かのトラブルに遭ったのだろうか?
361 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:38.19 ID:WHIoh1.0
た、ち、つ、て――
362 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:39.04 ID:WHIoh1.0
363 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:39.62 ID:WHIoh1.0
だが、ここにきてようやく匂坂も、凉子の機嫌を察したらしい。妙に固かった口調をほんの少しだけ和らげた。
364 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:41.26 ID:WHIoh1.0
そこまで思考が繋がったところで、彼の中に戸尾耕司が還ってきた。
365 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:41.94 ID:WHIoh1.0
追いつめられたような瑶の表情が、ほんのわずかに安堵で和む。僕が誰なのか、心のどこかではまだ記憶しているのかもしれない。こんな風に優しく彼女に接してくれる相手だと、今なお思いこんでいるのかもしれない。――愚かにも。
366 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:42.48 ID:WHIoh1.0
青海かもしれない。郁紀かもしれない。二人で瑶をからかって楽しんでいるに違いない。もしかしたら耕司もその場にいるかもしれない。
367 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:43.06 ID:WHIoh1.0
368 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:43.95 ID:WHIoh1.0
「念の入った話だな」
369 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:44.81 ID:WHIoh1.0
「いやいや、こんな悪い子にはお仕置きが必要だと思うね。おじさんは」
370 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:46.34 ID:WHIoh1.0
しれっとして巻き返す郁紀。曖昧な微笑はあいかわらず曖昧模糊としたまま、決してその裏の真意を窺わせない。
371 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:46.97 ID:WHIoh1.0
「くぅ……うううぅ……」
372 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:47.80 ID:WHIoh1.0
気取られてはいけない。僕の目にどう見えていようと、この世界で正常なのは彼らの方だ。異常なのは僕の方なんだ。
373 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:48.90 ID:WHIoh1.0
374 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:51.63 ID:WHIoh1.0
しゃくり上げるような悲鳴を上げて、瑶は無様に床に転がる。その様は沙耶の言うとおり、まるっきり知性の欠けた動物のようだった。
375 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:52.94 ID:WHIoh1.0
「なんで……そんなことを?」
376 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:54.93 ID:WHIoh1.0
応答は短く、二人は落ち合う場所だけを申し合わせて通話を切った。
377 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:28:57.90 ID:WHIoh1.0
彼の方から電話をよこす望みなんて、もう万に一つも有り得ないと思っていただけに、こうして本当に携帯を鳴らされてみると、どうも素直に喜ぶ気になれない。
378 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:58.48 ID:WHIoh1.0
「教えてくださいよ、先生――」
379 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:28:59.15 ID:WHIoh1.0
「沙耶――外だよ」
380 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:00.30 ID:WHIoh1.0
「じゃあ、お風呂にする?」
381 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:01.12 ID:WHIoh1.0
それに触れるだけの勇気を奮い起こせるまでの間、ただ棒立ちのまま眺め続けていた。
382 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:01.89 ID:WHIoh1.0
「なにを食べてるんだい?」
383 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:02.65 ID:WHIoh1.0
384 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:03.28 ID:WHIoh1.0
385 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:03.89 ID:WHIoh1.0
知覚異常になった当初、僕はもっぱら距離感に頼って景色を把握していた。手前の家屋と彼方の山との区別、山並みとその上の雲との区別……そういうものは距離とスケールから推し量るしかなかった。
386 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:04.53 ID:WHIoh1.0
387 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:05.09 ID:WHIoh1.0
388 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:05.65 ID:WHIoh1.0
「ああ、そりゃあもう」
389 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:06.28 ID:WHIoh1.0
「……ついていけません」
390 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:06.87 ID:WHIoh1.0
しゃしゃり出て割り込むのは気が引けて、かといって放ってもおけず、結局、耕司と青海は中庭の二人に気付かれない物陰から一部始終を見届ける羽目になった。
391 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:07.51 ID:WHIoh1.0
もし意識の回復と同時に視力も取り戻していたらと考えると、ぞっとする。いきなり地獄のような景観と直面した自分は、訳も分からないまま発狂していたに違いない。
392 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:08.13 ID:WHIoh1.0
どのみち彼はこれまでに『嘘をついて虚勢を張る』という心理的活動を行ったためしがない。その点でも彼の回答は信用に値する。
393 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:08.80 ID:WHIoh1.0
『都下有数の設備を誇る某大学付属病院。ここに研修生として通ったKさんの、ショッキングな最新体験談! あなたは信じる? 信じない?』
394 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:09.51 ID:WHIoh1.0
最初に耕司の耳に届いたのは、奇妙なノイズだった。電子的なものではない。もっと生々しく湿った雑音――そう、たとえば誰かが遠くで呻くような、啜り泣くような、そんな声にならない肉声に似た――
395 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:10.17 ID:WHIoh1.0
396 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:10.79 ID:WHIoh1.0
たとえ耕司の唾が飛んだにしても、郁紀の態度は輪をかけて他人に不快感を与えるものだった。
397 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:11.73 ID:WHIoh1.0
398 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:12.44 ID:WHIoh1.0
399 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:13.08 ID:WHIoh1.0
そこで沙耶は言葉を切って、沙耶は僕の反応を窺い、満足げに頷いてから続けた。
400 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:13.62 ID:WHIoh1.0
「沙耶は、これからどうするんだい?」
401 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:14.55 ID:WHIoh1.0
ようやく自分の心情を説明できる言葉を見つけて、僕は言い直した。
402 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:15.20 ID:WHIoh1.0
403 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:16.41 ID:WHIoh1.0
……まだ私……好きな人にキスしてもらったことも、なかったっけ……
404 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:17.21 ID:WHIoh1.0
「津久葉なのか? なぁおい……まさか、津久葉なのか?」
405 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:17.77 ID:WHIoh1.0
言わんとするところは理解できたが、だからといって彼女の行動の真意がまるで掴めないことに変わりはない。
406 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:18.47 ID:WHIoh1.0
だから僕は待つ。彼女の声を、面影を、夢に見ながら待ち続ける。
407 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:19.31 ID:WHIoh1.0
「あらま」
408 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:20.11 ID:WHIoh1.0
沙耶に言われた通り、奥涯教授の捜索はできるだけ密かに進めなければならない。それを耕司はぶちこわしにしかねない。
409 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:21.09 ID:WHIoh1.0
「ここは病院じゃない。君は患者じゃない。営業スマイルが必要か?」
410 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:22.24 ID:WHIoh1.0
411 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:23.00 ID:WHIoh1.0
「この写真……知ってる」
412 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:23.80 ID:WHIoh1.0
「せっかく人間一人ぶんの肉が仕入れられるのに、ここだと腐らせちゃうね。冷蔵庫ないし」
413 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:25.04 ID:WHIoh1.0
414 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:25.85 ID:WHIoh1.0
目障りだった者たちのうち、僕は二人を殺し、さらに廃人になったもう一人を奴隷にした。それだけのことをした後で、こうして心安らかに眠りに落ちようとしている僕は……間違いなく、かつての匂坂郁紀ではない。
415 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:26.81 ID:WHIoh1.0
そうは思っても、油断はできなかった。郁紀はいつどのタイミングで、耕司が助勢を連れていないか確かめようとしてもおかしくない。ここで下手を打って郁紀を警戒させたら、奇襲を企む凉子の思惑も水泡に帰すのだ。もうしばらく、凉子には狭いトランクの中で我慢してもらうしかない。
416 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:27.59 ID:WHIoh1.0
「お嬢ちゃん、おじさんと遊んでくれるかい?」
417 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:28.43 ID:WHIoh1.0
はたして今の耕司の体力で、それだけの時間の運転に耐え得るだけの集中力を維持できるかどうか、甚だしく不安ではあった。
418 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:29.15 ID:WHIoh1.0
「人間にできないことを、簡単に出来るっていう君は――人間じゃ、ないんだね?」
419 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:29.75 ID:WHIoh1.0
それだけ言って、通話が切れる。
420 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:30.65 ID:WHIoh1.0
421 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:31.31 ID:WHIoh1.0
いずれにせよ――
422 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:31.96 ID:WHIoh1.0
「続けろ、瑶」
423 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:32.69 ID:WHIoh1.0
廊下の奥の居間からは電灯の明かりが漏れている。舌鼓を打つような音と――何か、馥郁と鼻をくすぐる匂い。
424 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:33.28 ID:WHIoh1.0
それは、困る。
425 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:33.85 ID:WHIoh1.0
426 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:34.43 ID:WHIoh1.0
ふと目を上げれば、窓からは既に朝日が射し込んでいいた。
427 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:35.01 ID:WHIoh1.0
あの家の中で何が起こっても、外にいる人間はきっと誰も気付かないだろう。
428 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:35.57 ID:WHIoh1.0
「……そこまで決めつけることないでしょう。話してみなきゃ判りませんよ」
429 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:36.17 ID:WHIoh1.0
430 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:37.03 ID:WHIoh1.0
水を流しただけでは落ちきらない赤茶けた澱みが、うっすらとシンクの縁に残っている。
431 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:37.83 ID:WHIoh1.0
「本当に……ここにいても、いい?」
432 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:38.39 ID:WHIoh1.0
433 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:39.05 ID:WHIoh1.0
434 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:39.69 ID:WHIoh1.0
「沙耶、もっと真ん中に寄せてくれ」
435 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:40.54 ID:WHIoh1.0
挑発の言葉で締めくくって、郁紀は通話を切った。
436 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:41.22 ID:WHIoh1.0
437 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:41.81 ID:WHIoh1.0
438 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:42.69 ID:WHIoh1.0
沈黙の重さに逆らって、耕司は押し殺した声で訊いた。
439 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:43.30 ID:WHIoh1.0
沈黙の重さに逆らって、耕司は押し殺した声で訊いた。
440 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:44.03 ID:WHIoh1.0
魚の死んだ水槽の、藻がびっしりと繁殖して中が見えないほどになった後の濁り水。そんなような液体がうっすらと床を濡らしている。間違いなく悪臭の元はこれだった。
441 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:44.66 ID:WHIoh1.0
「ほんと? じゃあ実験は成功かも!」
442 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:45.66 ID:WHIoh1.0
すでに郁紀にしてみれば、滅多なことでは来るはずもない来客に備えることよりも、新聞や保険の勧誘に煩わされないことの方が優先度として上だったのだが、そんな彼の価値観も青海の関知するところではない。他人を舐めているとしか思えないこの処置にふたたび思考の温度を急騰させられた青海は、荒々しく門を押し開けて庭に踏み入り、玄関へと向かった。
443 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:46.47 ID:WHIoh1.0
「わからない。いずれ奴の方から電話があるだろう。そしたらここに誘い出して仕留める」
444 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:47.49 ID:WHIoh1.0
そのうち、診療に訪れる医師の声までもが人間の言語からかけ離れていくに至って、僕は自殺を決意した。新しい世界と折り合いをつけて生きていく自信など、とうてい僕には持ち得なかった。
445 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:48.36 ID:WHIoh1.0
446 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:49.52 ID:WHIoh1.0
限りなくおぞましい悪夢を眺める心地で、耕司はすぐ脇にある冷蔵庫を眺めた。
447 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:50.20 ID:WHIoh1.0
こいつらが勝手に話し合っているうちは放っておけばいいが、こちらに話しかけてきたときまで無視するわけにもいかない。姿形はどうであれ、こいつらは僕の“友達”ということになっている。
448 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:50.85 ID:WHIoh1.0
ダッシュボードから昼のうちに新しく調達したマグライトを取り出し、ポケットの銃の重みを確認してから、耕司はドアを開け、車外に降り立った。
449 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:51.45 ID:WHIoh1.0
そのときまで耕司の胸の中には、匂坂郁紀のことを、気心知れた親友として慮(おもんばか)る気持ちが残っていたのだろう。
450 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:52.10 ID:WHIoh1.0
待ち合わせたレストランで見せられた魔法瓶。凉子が語るところの『切り札』――
451 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:52.78 ID:WHIoh1.0
「うまく、言葉では説明しにくいんだけどね――」
452 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:53.40 ID:WHIoh1.0
すでに耕司の激した声は叫びに近くなっていた。
453 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:54.58 ID:WHIoh1.0
454 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:56.09 ID:WHIoh1.0
455 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:56.67 ID:WHIoh1.0
456 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:57.33 ID:WHIoh1.0
耕司が皮肉めかしてそう問うと、凉子の冷笑は反転して内側を向き、毒々しく爛れた自嘲に切り替わる。
457 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:29:59.36 ID:WHIoh1.0
それ以上の返答を待たず、耕司は電話を切った。
458 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:29:59.90 ID:WHIoh1.0
東北自動車道で宇都宮を過ぎたあたりから、空に
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
が舞いはじめた。
459 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:00.57 ID:WHIoh1.0
苦しげに呻きながらも、沙耶は僕の腰を放すまいと腕を巡らして抱きかかえ、喉の奥で逆流する精子を、噎(む)せることなく上手に飲み下す。
460 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:01.25 ID:WHIoh1.0
もう何もかもどうでもいい。椅子なり机なり、いますぐ手に届く物を片っ端から掴み取ってこいつに叩きつけて、息の根が止まるまで叩きつけて、すべて終わりにしてしまいたい。
461 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:02.13 ID:WHIoh1.0
苦しみは、すでに越えたらしい。沙耶の表情は今どこまでも安らかに満ち足りていた。
462 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:02.79 ID:WHIoh1.0
この腕の中に沙耶を抱き続ける――そのための代価が要るとしても、惜しいものなんて何もない。
463 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:03.50 ID:WHIoh1.0
おぞましいことに、この地獄のような場所は……間取りだけは慣れ親しんだ洋佑の家とまったく一緒だった。洋佑は半狂乱になったまま、悪夢の中で歪んでしまったかのような家の中をさまよい歩いた。
464 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:04.09 ID:WHIoh1.0
なかば辛抱を忘れて、僕は性急に席から立っていた。
465 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:04.83 ID:WHIoh1.0
466 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:05.47 ID:WHIoh1.0
「……」
467 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:06.04 ID:WHIoh1.0
白い肌を貪りつくさんと、洋佑は少女の胸を腹をくまなく舌で舐め上げる。その感触に少女は身を硬くし、息を詰まらせて嗚咽した。
468 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:06.71 ID:WHIoh1.0
僕の中で両者を統合で結ぶことは不可能だった。この瑶は、つまり――人間だった頃の瑶とはまったく別の生き物なのだ。
469 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:07.83 ID:WHIoh1.0
「こいつがロッカーから消えたせいで、父は責任を問われて地元の猟友会から除名させられた。申し訳ないと思ってるよ。私は両親にとっては自慢の娘なんだ。それが金庫の銃を盗み出すなんて想像もしてないだろう」
470 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:09.45 ID:WHIoh1.0
絶頂にむせび泣くような声を上げて痙攣する沙耶の躯。最後の緊縛にきつく呑み込まれて、僕もまた彼女の胎内に熱く滾った精を吐き出す。
471 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:10.03 ID:WHIoh1.0
ある夜、僕は廊下の床を何かが這いずる音で目を覚ました。
472 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:10.94 ID:WHIoh1.0
473 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:12.13 ID:WHIoh1.0
「沙耶なんだね?」
474 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:12.87 ID:WHIoh1.0
475 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:14.52 ID:WHIoh1.0
眠りながら悪夢を見ているのか、目覚めていて悪夢めいた現実を見ているのか、どちらとも判然としない状態で夜を過ごしていた僕は、いつの間に彼女が病室に入ってきたのか判らなかった。
476 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:15.53 ID:WHIoh1.0
「パパの?」
477 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:16.65 ID:WHIoh1.0
478 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:17.57 ID:WHIoh1.0
それまで通り過ぎてきた部屋と同様、ねっとりとした液状の闇に満たされた一室。
479 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:18.32 ID:WHIoh1.0
480 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:25.34 ID:WHIoh1.0
481 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:28.65 ID:WHIoh1.0
沙耶はにっこり笑って、仕分け途中の書類を放り出すと、すぐさま僕の服を脱がしにかかった。
482 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:36.65 ID:WHIoh1.0
483 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:37.40 ID:WHIoh1.0
484 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:38.03 ID:WHIoh1.0
午後8時――電話が鳴った。丹保凉子からの着信だった。
485 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:38.64 ID:WHIoh1.0
今の瑶にできることは、ただ為す術もなく僕の腰使いの蹂躙に身を任せることだけ。
486 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:39.30 ID:WHIoh1.0
孤立した環境のせいか、山地の気候のせいか、それとも変異に対する抵抗力に個体差でもあるのか……いずれにせよ凉子はまだ、あの街に蠢くモノたちほど人の形を離れてはいない。
487 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:39.96 ID:WHIoh1.0
料理の味も、シーツの触り心地も、見舞いの花から薫る匂いも、すべてが目に見えた外観から想像した通りのものに――生理的嫌悪をかき立てるばかりの不快で耐え難いものに――変化していった。
488 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:40.67 ID:WHIoh1.0
「いや……でも、うん。そうだな。やっぱり奥涯教授には会ってみたい」
489 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:41.52 ID:WHIoh1.0
「その後の経過はどうですか? 匂坂さん」
490 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:42.35 ID:WHIoh1.0
「そりゃあもう、おじさんが愉しめそうなこと、全部さ」
491 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:42.96 ID:WHIoh1.0
「うわぁっ、わああああッ!!」
492 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:30:44.29 ID:WHIoh1.0
「ひどい有様だね。まったく」
493 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:45.02 ID:WHIoh1.0
僕と瑶の間で、淫猥に細い腰を擦り上げる沙耶。その秘裂の、しとどに濡れた輝きを確かめて、僕は沙耶の準備もまた充分に整っているのを見届ける。
494 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:46.30 ID:WHIoh1.0
マグライトを点灯しようとして、耕司は思い留まった。
495 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:47.05 ID:WHIoh1.0
496 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:47.97 ID:WHIoh1.0
「お目覚めかい?」
497 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:48.61 ID:WHIoh1.0
意志とはまったく別系統の反射的な行動で、耕司はライトを点灯し、足元のそれを照らし出していた。
498 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:49.26 ID:WHIoh1.0
沙耶が舐めとっている間にも、顔を伝い落ちる白濁は瑶の口へと流れ込み、
499 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:49.88 ID:WHIoh1.0
「要領はバットとそう変わるもんじゃないからな。思い切り振り回して、斧頭の重さに任せて叩きつける感覚とか」
500 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:50.46 ID:WHIoh1.0
「ごめんね。いちばん美味しいところは、さっき沙耶がぜんぶ食べちゃった」
501 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:51.10 ID:WHIoh1.0
そのとき首筋を微風がくすぐった。洋佑は廊下の途中で立ち止まる。
502 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:51.70 ID:WHIoh1.0
ようやく鞄から引っ張り出し、着信者名を見たところで耕司は凍りついた。
503 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:52.38 ID:WHIoh1.0
504 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:53.10 ID:WHIoh1.0
思い切って蹴りつけると、拍子抜けするような脆さで扉は内側に開いた。打ちはなしのコンクリートの階段が闇の底へと下っていく。地下室があるらしい。
505 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:53.83 ID:WHIoh1.0
506 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:54.59 ID:WHIoh1.0
「ずっと、郁紀と一緒に暮らすの?」
507 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:55.27 ID:WHIoh1.0
所番地から辺鄙(へんぴ)さが想像できた時点で、頭の中にあった計画だった。
508 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:55.95 ID:WHIoh1.0
『……嫌……こんな、姿……人に、見せ……られない……』
509 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:56.59 ID:WHIoh1.0
510 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:57.24 ID:WHIoh1.0
耕司は逆上した。
511 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:57.84 ID:WHIoh1.0
その行動が不可解であればあるほどに、彼の性格を一変させた真相へと迫る手がかりになりそうな気がしてならない。どんな些細な情報でも、ないよりはいい。
512 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:58.67 ID:WHIoh1.0
誕生日おめでとう、沙耶。
513 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:30:59.48 ID:WHIoh1.0
涙を悟られないよう感情を隠して、僕は短く沙耶に問うた。
514 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:00.06 ID:WHIoh1.0
――本当にあったコワ〜イ話:病院編――
515 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:00.67 ID:WHIoh1.0
『ナァ……別ニ、運動スルノガ傷ニ障ルトカ、ソウイウHクケデモナインダロ?』
516 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:01.48 ID:WHIoh1.0
睦言の優しい甘さをお互いに確かめ合いながら、僕らは眠りの底へと沈んでいった。
517 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:02.25 ID:WHIoh1.0
きちんと手入れして使われているシンクを覗き込む。
518 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:02.89 ID:WHIoh1.0
「……」
519 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:03.72 ID:WHIoh1.0
「触るな! 郁紀に触るな! テメェは――何様だってんだよ! あぁ!?」
520 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:04.43 ID:WHIoh1.0
「う……」
521 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:05.17 ID:WHIoh1.0
522 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:06.00 ID:WHIoh1.0
そして、銃声の残響に痺れかかった耕司の耳に――ふたたび闇の底から届くか細い声。
523 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:06.64 ID:WHIoh1.0
『彼女たちが異世界への扉を見つけだす可能性は如何ほどだろうか。首尾良く異界への旅を成し遂げたとして、辿り着いた世界が生命の繁殖に適した環境である可能性は、さらにどれほど稀少だろうか。
524 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:07.45 ID:WHIoh1.0
孤立した環境のせいか、山地の気候のせいか、それとも変異に対する抵抗力に個体差でもあるのか……いずれにせよ凉子はまだ、あの街に蠢くモノたちほど人の形を離れてはいない。
525 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:08.03 ID:WHIoh1.0
今日のトラブルは耕司や青海の耳にも入るに違いない。匂坂郁紀は性格が一変したと、皆がそう確信するだろう。それはそれで、もう構わない。――少なくとも、それだけの理由で精神病院に送られたりはしないだろう。今日より輪をかけて奇異に思われるような行動をしなければ。
526 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:08.60 ID:WHIoh1.0
物音に、耕司は総身を硬くして廊下の奥を凝視した。
527 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:09.67 ID:WHIoh1.0
「3人分だよ? 大丈夫かい?」
528 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:10.87 ID:WHIoh1.0
耕司の言葉に、しかし凉子は何の反応も見せなかった。まるで今の一言が聞こえていなかったかのように。
529 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:12.59 ID:WHIoh1.0
530 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:13.44 ID:WHIoh1.0
『最後に、現段階での私の仮説をまとめて結びとする。
531 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:14.04 ID:WHIoh1.0
『はたして我々の恋愛感情とは何なのだろうか? 効率的な種の繁栄を遂げるのに、これほど妨げとなるような精神活動があるだろうか?
532 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:14.94 ID:WHIoh1.0
僕は手近なところに転がっていた果実らしきものを拾い上げ、手を挙げて制止しようとする沙耶の反応を待たず、口に運んでみた。
533 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:15.64 ID:WHIoh1.0
覚悟を決めて電車に乗ってはみたものの、やはりラッシュアワーの間近な混雑には耐えきれず、途中駅で降車した僕は残りの帰路を歩いて戻った。
534 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:16.46 ID:WHIoh1.0
入院中の患者さんが、夜中に悪夢に魘(うな)されて目を覚ます、ってことが何度もありまして。それもみんな物凄く怖い夢ばかりらしいんです。不眠症になっちゃって睡眠剤を処方しなきゃならなくなった人も沢山いて。何人かはそれがもとで転院しちゃったぐらいです。
535 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:17.19 ID:WHIoh1.0
メキリ、と肋の折れる手応え。
536 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:17.79 ID:WHIoh1.0
逸る気持ちを鎮めつつ、耕司は立ち上がって慎重に魔法瓶の蓋を開けた。これが劇薬か何かの類なのは想像するまでもない。
537 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:18.65 ID:WHIoh1.0
「君の父さんのことは、代わりに僕が探してあげる。約束するよ。必ず居場所を見つけてみせる」
538 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:19.33 ID:WHIoh1.0
539 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:20.34 ID:WHIoh1.0
540 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:21.13 ID:WHIoh1.0
「外のどこかにこの輪を引っかけて、井戸の底まで伝って降りる。その後、ナイフで輪を切って井戸の中に引っ張り込めば――井戸の底に降りた痕跡は残らない」
541 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:21.76 ID:WHIoh1.0
耕司はただ黙って聞いているしかない。事態がどんどん自分の手を離れた場所へと転がっていくのを、ただ何もせずに眺めているしかない。
542 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:22.73 ID:WHIoh1.0
失明したのはショックだったが、今から思えばそのころの苦悩など、まだ生易しいものだった。当時はまだ残りの聴覚、触覚、嗅覚、味覚には何の異常もなかったのだから。
543 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:23.72 ID:WHIoh1.0
自分は今から、この生き物に犯されるのだ。死ぬよりなお残酷な運命を、拒むこともできず……
544 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:24.34 ID:WHIoh1.0
545 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:31:24.95 ID:WHIoh1.0
郁紀自身もまた一時期は生存を絶望視されていた。彼が今こうして退院し、社会生活に復帰しているのは奇跡以外の何物でもない。
546 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:25.55 ID:WHIoh1.0
547 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:26.45 ID:WHIoh1.0
548 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:27.21 ID:WHIoh1.0
祈るような想いで彼女の身体をかき抱いたまま、小走りに廃墟の外まで出る。
549 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:28.07 ID:WHIoh1.0
あまり誉められた話ではないが、そのおかげでこうして沙耶との知遇を得たと思うと、僕としては厳しくたしなめる気にもなれなかった。
550 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:28.79 ID:WHIoh1.0
共犯者がいるのは心強い。が、それは足を引っ張らないだけの人物に限った話だ。
551 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:29.40 ID:WHIoh1.0
奥涯教授であるわけがない。こんな芸当をしでかし、その方法を沙耶に伝授できるような教師などいる筈がない。これは人智を越えた所行だ。
552 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:29.97 ID:WHIoh1.0
553 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:30.51 ID:WHIoh1.0
――衝動を、僕はすんでのところで堪えた。
554 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:31.77 ID:WHIoh1.0
携帯電話の着信音が、作業を進める凉子の手を止めさせた。
555 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:32.86 ID:WHIoh1.0
人をして万物の霊長などと、そんな脳天気な戯言を誰が言ったのか?
556 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:33.72 ID:WHIoh1.0
すでに郁紀にしてみれば、滅多なことでは来るはずもない来客に備えることよりも、新聞や保険の勧誘に煩わされないことの方が優先度として上だったのだが、そんな彼の価値観も青海の関知するところではない。他人を舐めているとしか思えないこの処置にふたたび思考の温度を急騰させられた青海は、荒々しく門を押し開けて庭に踏み入り、玄関へと向かった。
557 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:34.91 ID:WHIoh1.0
ようやく僕の存在に気がついたのか、瑶は顔を上げてこちらを向いた。
558 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:37.01 ID:WHIoh1.0
559 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:46.23 ID:WHIoh1.0
節々は痛むし、末端はかじかんで感覚が失せている。だがまったく動かせないような場所はない。憔悴してはいるものの、たしかに自分は五体満足で生きている。
560 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:46.86 ID:WHIoh1.0
561 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:47.61 ID:WHIoh1.0
562 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:49.01 ID:WHIoh1.0
郁紀は耕司の横から浴室の中を覗き込み、それから何食わぬ顔で扉を閉める。珍しいものなど何も見つからなかったと言わんばかりに。
563 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:50.60 ID:WHIoh1.0
思わず瑶が漏らした呟きに、郁紀が口元をつり上げる。見るに耐えないほどに歪んだ、それは残酷な冷笑だった。
564 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:51.44 ID:WHIoh1.0
「そう言うと思って沸かしてあるよ、お風呂。一晩中外にいたんだもんね。寒かったでしょ?」
565 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:55.58 ID:WHIoh1.0
「そういうのは、迷惑だ。二度とやらないでもらいたい」
566 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:56.91 ID:WHIoh1.0
「どうした? 耕司」
567 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:57.56 ID:WHIoh1.0
それにしても――臭い。隙間風が運んでくる臭気だけで、こんなにも匂うものだろうか? まるで匂いの元が部屋の中にあるようではないか。
568 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:58.42 ID:WHIoh1.0
569 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:31:59.25 ID:WHIoh1.0
指先を動かすのがやっとという程度の有様で、そんな芸当を演じる自信は耕司にはない。
570 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:00.05 ID:WHIoh1.0
紹介を受けた瑶も、やや恐縮した面持ちでぺこりと頭を下げる。
571 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:00.87 ID:WHIoh1.0
「ひととおり調べたけど、やっぱり、あれからずっと人が来た様子はないみたい。ここは安全だよ」
572 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:01.99 ID:WHIoh1.0
書斎の隣に寝室があった。ふと耕司は直感に駆られて、クローゼットの中を検める。
573 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:03.28 ID:WHIoh1.0
それ以上は何も言わず、郁紀は耕司一人を玄関に置き去りにしたまま、戸外へと出ていった。
574 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:03.86 ID:WHIoh1.0
片足が床から離れない。靴底のゴムが貼りついている。さっき沙耶に浴びせた液体窒素の仕業だった。耕司の立っている辺りまで床底に極低温が伝播していたのだ。
575 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:04.50 ID:WHIoh1.0
576 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:05.33 ID:WHIoh1.0
577 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:05.99 ID:WHIoh1.0
そう、この部屋の白さが、ごく普通に僕には真っ白く見える。
578 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:07.59 ID:WHIoh1.0
「一人で背負い込んだりしなくても、私たちで何とかできることだって、あると思うんです」
579 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:08.16 ID:WHIoh1.0
580 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:08.74 ID:WHIoh1.0
苦しげに呻きながらも、沙耶は僕の腰を放すまいと腕を巡らして抱きかかえ、喉の奥で逆流する精子を、噎(む)せることなく上手に飲み下す。
581 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:09.47 ID:WHIoh1.0
582 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:10.13 ID:WHIoh1.0
白い肌を貪りつくさんと、洋佑は少女の胸を腹をくまなく舌で舐め上げる。その感触に少女は身を硬くし、息を詰まらせて嗚咽した。
583 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:10.73 ID:WHIoh1.0
「あぁ可笑しい。――ほんとに優しいんだね、郁紀って」
584 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:11.32 ID:WHIoh1.0
もはや人間の手として機能しなくなった右手首を切り落としたのは三日前のことだが、今度は肩から背中にかけての掻痒(そうよう)感が耐え難くなってきている。
585 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:11.93 ID:WHIoh1.0
やり場のない怒りを持て余し、耕司は座っていた椅子を蹴り飛ばした。
586 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:12.71 ID:WHIoh1.0
身体中を虫食いのように噛み千切られて、彼女はずいぶん痩せたように見える。そういえば近頃とみに体重を気にかけていたが、これでもうダイエットは必要ないだろう。
587 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:13.38 ID:WHIoh1.0
「いいか、ここから動くな。絶対に何かに触ったりするな。目を惹くようなものがあっても、見つめたりしちゃいけない。まずいと思ったらすぐに目を逸らして自分の靴を見ろ。わかった?」
588 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:13.96 ID:WHIoh1.0
耕司から話を振られた、瑶の隣の席の“彼”――匂坂郁紀(さきさかふみのり)は、返事になってない呟きで曖昧に混ぜ返した。
589 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:14.54 ID:WHIoh1.0
こういう論理の飛躍で医師を困らせる患者というのは少なくない。彼らにとってみれば自分の生命にかかわる事柄なのだから、無理からぬことだとも思う。
590 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:15.31 ID:WHIoh1.0
591 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:16.04 ID:WHIoh1.0
動作の自由を取り戻した耕司が最初に目に留めたのは、硝煙たなびくショットガンを片手に廊下の奥から駆け込んでくる凉子の姿だった。
592 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:16.59 ID:WHIoh1.0
瑶に続いて、郁紀もまた億劫そうな足取りで立ち去り、ふたたび無人になった中庭を前にして、耕司は深い溜息をついた。それでも喉の奥に溜まった苦いものは消えなかった。
593 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:17.36 ID:WHIoh1.0
毎晩、午前3時過ぎ。当直看護婦の巡回の隙間を巧みに狙いすまして、沙耶は僕の病室へとやってきた。
594 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:18.19 ID:WHIoh1.0
一人で食べる食事の味気なさ……よりむしろ、食欲さえ萎えさせるほどの不安感が、瑶の箸を止めていた。
595 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:18.75 ID:WHIoh1.0
繰り返し念を押すように聞き直す僕に、そのとき沙耶は、今まで見たこともないような微笑を見せた。落ち着いた、ぞっとするほどに落ち着いた静かな笑み。いつもの明るい微笑とは決定的に何かが違う、どこかひどく妖艶で大人びた微笑。
596 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:19.58 ID:WHIoh1.0
拳銃だった。地下で奥涯の死体が手にしていたものだ。
597 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:20.46 ID:WHIoh1.0
598 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:21.49 ID:WHIoh1.0
599 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:22.14 ID:WHIoh1.0
600 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:22.73 ID:WHIoh1.0
口調から察するにこいつは『耕司(こうじ)』だ。その隣でキィキィといちばん頻繁に啼いているのが『青海(おうみ)』だろう。
601 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:23.34 ID:WHIoh1.0
602 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:24.38 ID:WHIoh1.0
「もうやらない方がいい。その代わり、夜は僕の話し相手になってくれないか?」
603 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:25.03 ID:WHIoh1.0
手首から肩にかけてを重く硬い衝撃が駆け抜ける。が、体格に恵まれた耕司は姿勢を崩すこともなく斧を押し返す。
604 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:25.69 ID:WHIoh1.0
「……」
605 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:26.30 ID:WHIoh1.0
勢い余って歯止めがきかず、僕は秘めた心の本音まで口にしてしまった。
606 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:26.95 ID:WHIoh1.0
607 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:27.53 ID:WHIoh1.0
持て余すほどに長い時間を使って、耕司は自分のアパートに戻り、シャワーを浴びて服を替え、久しぶりに満足な食事さえ摂った。
608 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:28.51 ID:WHIoh1.0
むろん代価は高くついた。肋骨は間違いなく2本以上やられてる。一呼吸するたびに突き刺さるような激痛が胸を襲う。
609 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:29.25 ID:WHIoh1.0
瑶が床から、縋(すが)りつくような眼差しで僕を見る。助けを求めているのかもしれない。だが今の彼女はそれを声に出して求めることも、いや、僕の名を呼ぶことさえもできない。
610 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:30.48 ID:WHIoh1.0
611 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:31.20 ID:WHIoh1.0
とにかく今の僕の症状は、生半可な精神症などと違って治療法などない。
612 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:32.99 ID:WHIoh1.0
「一昨日の晩、この病院に誰かが押し入ってね。保管庫から匂坂くんのカルテを盗んでいったの」
613 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:34.27 ID:WHIoh1.0
ある意味でそれは慈悲深い、本能の麻酔だったのかもしれない。彼は自分が誰なのかを忘れ、どうしてこんな闇の底に囚われているのかも忘れ、そうやって徐々に命を蝕んでいく冷気の感覚から逃避していた。
614 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:34.92 ID:WHIoh1.0
「まぁどっちみち鈴見さんの一家が消えたのがバレれば、この近辺も騒がしくなってただろうし。遅かれ早かれ、こういう日は来てたと思うよ」
615 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:35.97 ID:WHIoh1.0
そして耕司の返答を待ちもせず、郁紀は一方的に通話を切った。
616 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:36.88 ID:WHIoh1.0
617 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:38.49 ID:WHIoh1.0
不思議になるほどに彼女の奉仕は的確で手際よかった。細い指の一本一本が、まるでしなやかな蛇のように僕の肉茎に絡みつき、淫猥に蠢いて欲望を腰の奥から吸い上げていく。
618 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:39.15 ID:WHIoh1.0
愛車のサスペンションが乗り越えられる道なのかどうか、はなはだ不安ではあったが、どのみち引き返せるわけもない。耕司はギアを二速にホールドし、凍った雪を踏みつぶしながらアコードを私道へと分け入らせていった。
619 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:40.01 ID:WHIoh1.0
620 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:40.68 ID:WHIoh1.0
もっと落胆するかと思ったが、沙耶の反応は意外に醒めていた。
621 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:32:41.70 ID:WHIoh1.0
622 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:42.36 ID:WHIoh1.0
623 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:42.94 ID:WHIoh1.0
さっきまで昴っていた感情が、嘘のように冷え切っていた。青海はカウベルを鳴らさないようドアを開けたままにして、廊下に一歩、踏み込んだ。
624 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:43.53 ID:WHIoh1.0
625 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:44.27 ID:WHIoh1.0
まるで抜け殻になったような空っぽの疲労感にくるまれて、ベッドに仰向けになったまま、僕は今日から始まる新しい暮らしに思いを馳せた。
626 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:44.87 ID:WHIoh1.0
「ねぇ耕司、このまま放っておくつもり?」
627 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:45.57 ID:WHIoh1.0
628 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:46.19 ID:WHIoh1.0
二度三度と斧が唸りを上げて、立て続けに耕司を襲う。歴とした道具として設計された郁紀の得物には、耕司がたまたま拾っただけの棒きれよりも数段勝る威力と操作性があった。
629 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:46.95 ID:WHIoh1.0
今度こそ瑶は、今すぐ後も振り返らずに走って逃げ出したいという強烈な願望にとらわれた。
630 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:49.03 ID:WHIoh1.0
憎悪のためでなく――
631 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:51.63 ID:WHIoh1.0
海になんて……夜の海で素潜りなんて……したこと、あったか?
632 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:52.62 ID:WHIoh1.0
「普通って? 私はいつも普通だけど?」
633 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:54.95 ID:WHIoh1.0
とにかく今の僕の症状は、生半可な精神症などと違って治療法などない。
634 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:56.56 ID:WHIoh1.0
635 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:32:58.81 ID:WHIoh1.0
沙耶もまた拒まなかった。
636 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:03.53 ID:WHIoh1.0
637 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:15.30 ID:WHIoh1.0
「うん。やらせてやらせて」
638 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:17.62 ID:WHIoh1.0
この白い僕だけの世界で、いつまでも。
639 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:19.12 ID:WHIoh1.0
「いいだろう。場所は?」
640 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:20.61 ID:WHIoh1.0
「君、いいところに落ちてくれたよ。瓢箪(ひょうたん)から駒ってやつか?」
641 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:21.20 ID:WHIoh1.0
642 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:21.82 ID:WHIoh1.0
あのとき、瑶もまたすでに郁紀の罠にかかっていたんだろうか。
643 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:22.85 ID:WHIoh1.0
それとも、ただの同情なのか? 人として社会と繋がる術を、何もかも失ってしまった僕への哀れみなのか? たったそれだけの理由でここまで乱れ狂えるほどに、君は淫らな子だっていうのか?
644 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:23.45 ID:WHIoh1.0
「いなくなって今日で一週間になる。まだ何の連絡もない」
645 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:24.09 ID:WHIoh1.0
「沙耶が何だろうと、もうどうでもいいです。俺は郁紀を終わらせることができれば、それでいい。――あなたには、任せておけません」
646 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:24.79 ID:WHIoh1.0
私を介して人類の情報を収集しつくした沙耶は、いよいよ最終的な侵略に乗り出すだけの準備が、すでに整っていたはずなのだ。にもかかわらず、最後まで彼女は行動に移らなかった。何故か?』
647 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:25.84 ID:WHIoh1.0
648 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:26.62 ID:WHIoh1.0
すでに身体の奥底にまで残っていた力を、今の抵抗で使い果たしてしまった。まるで自分の身体が糸の切れたマリオネットのように感じられた。
649 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:27.38 ID:WHIoh1.0
「あの……先生はどうしてここに?」
650 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:28.18 ID:WHIoh1.0
その真ん中で、沙耶は僕に背を向けて座り込み、夢中になって何かを頬張っていた。
651 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:29.05 ID:WHIoh1.0
だいぶ時間がたってから、再びさっきと同じ人影が井戸の縁に現れた。
652 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:29.89 ID:WHIoh1.0
だいぶ時間がたってから、再びさっきと同じ人影が井戸の縁に現れた。
653 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:31.01 ID:WHIoh1.0
654 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:31.65 ID:WHIoh1.0
足首を掴まれたのは、そのときだった。
655 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:32.37 ID:WHIoh1.0
「さぁてと、もういい加減、仕上がってる頃だし――」
656 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:32.96 ID:WHIoh1.0
657 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:33.55 ID:WHIoh1.0
最後の瞬間までその怪物は、郁紀を手放そうとしなかった。そして郁紀と繋がったまま死んだ。
658 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:34.17 ID:WHIoh1.0
ズボンの生地越しには判らなかった冷たい粘膜の感触を剥き出しの手首に感じて、耕司は総毛立つ。
659 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/03/21(土) 01:33:34.96 ID:WHIoh1.0
「……」
660 :
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[sage]:2009/03/21(土) 01:33:35.87 ID:WHIoh1.0
屋内の匂いの強烈さは、外で嗅いだものとは比べものにならない。魚の臓物をかき集めて腐らせたような、鼻の曲がりそうな汚臭。台所に、何か傷み物の食べ物でも放置してあるんだろうか? そういえば廊下の奥から、何か物音がする。
661 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 01:02:39.31 ID:dfYeg9Yo
すがる様に妹の顔を見上げる。
そう言って指の動きを早める。
!!!
くなった。
状態に突入していた。
ねない超丈夫な不死の体。――究極の生命体。
男として女を快感に導いている事実に心が満足感で一杯になる。
だがしょせんその程度の力では司郎を離すことはできない。
だが数日に渡る酷い扱いにより、その事は記憶から消え去ってしまっていたの
662 :
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[sage]:2009/04/20(月) 01:37:43.42 ID:GkGD6lgo
724 そこから立って,テュロスとシドンの地方へ去って行った。ある家の中に入り,
の宇宙を鋭敏化した超感覚で一気に探索しつつ、神的
腕を崩し、上半身で体を支えながら、腰だけを高く突き出し兄の動きに合わせ
やっ、はっ、ああんっおにぃ、あっお兄ちゃん、ああっお兄ちゃ
まだムスっとした表情を浮かべているが、さきほどの様な怒りは感じられない
ははっ何だやっぱりしたいんだな体は正直だぞぉ
むだろう。また,何か死に至らせる物を飲んでも害を受けず,病気の人たちの上に手
すげぇ
うぅっ、うっ
663 :
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[sage]:2009/04/20(月) 02:22:42.66 ID:N67Fvsoo
に思い当たった時,彼は泣き悲しんだ。
ふふんっ私の処女を奪ったんだからそれくらい当然でしょ。私は別にお金
た。 525 十二年間も血の流出をわずらっている女がいた。 526 多くの医者にさん
真奈美気持ちいいんだな
俺だって悪いと思ってたのにあんな風にするから
そのことがどのように起こったか,また豚たちについて,彼らに知らせた。 517 彼
だ、駄目だよ、あぅっお兄ちゃんそこは駄目、あんっ
味である。
けられるんだよだからな、父さんたちには黙って
664 :
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[sage]:2009/04/20(月) 03:08:33.31 ID:4VJwGXUo
ちを満ち足らせなさい。子供たちのパンを取って犬たちに投げ与えるのはふさわしく
またピクッと反応し、声を上げる。
を、男が女を、埋うづめるように――濡れ熱する牝の性孔に、神の逸物の先
1514 ピラトは彼らに言った,彼がどんな悪事をしたというのか。
唇と舌から押し寄せる快感に頭をボーっとさせながら、妹とキスをしていると
あっ、あっ、あんっあぅっ、あっ、あああんっ
どうだっ?俺のチンポっ気持ちいいかっ?
司郎は、頭を仰け反らせて叫ぶ妹を抱きしめながら、再び肉棒を押し込んでい
1536 ある者が走って行き,海綿に酢をたっぷり含ませて,アシの先に付け,それを
665 :
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[sage]:2009/04/20(月) 04:37:56.47 ID:Ds2pqwso
どうだっ?俺のチンポっ気持ちいいかっ?
以前した時は泣いていたのに、今度は平気そうな感じなのでホッとする。
。また,二匹の魚をみんなの間で分けた。 642 みんなは食べて満ち足りた。 643
や母を悪く言う者は死刑に処せられるべきだと言ったからだ。 711 ところがあな
やっ、はぅっ、あっ、ああんっはっ、あっ、やんっこ、こんなのぉ、
激しく擦れ合う肉と肉が快感を呼び起こしていく。
彼らは彼に告げた,七つです。
妄想の中でさんざんしてきた行為がグルグルと頭の中を駆け巡る。
王者の風情ふぜいが感触に有った。ごりごりしている。蠕動ぜんどうし
を置けば回復するだろう。
666 :
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[sage]:2009/04/20(月) 05:21:32.10 ID:MMblxXMo
ある。 169 さて,彼は週の初めの日の朝早くに起こされると,まずマリア・マグダ
もう自分がどんな状況に置かれているのか分からなくなっているのだろう、妹
水の流れる音が止まり、風呂場のドアが開く。
れを自分の母に渡した。
あっ!ああっ、あっ、あああんっ
ざん苦しめられ,持っていたものをすべて使い果たしてしまったが,良くなるどころ
逮捕し,ろうやにつないだからであった。それは,彼が彼女と結婚していたからであ
え?
それに肉体が反応したのか、意識しなくても腰が勝手に動き出した。
答えなかった。再び大祭司は彼に尋ねた,お前はほめたたえるべき方の子,キリス
667 :
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[sage]:2009/04/20(月) 06:50:44.87 ID:5l0pWVYo
妹はボンヤリとした表情のままこちらを見つめると、何も言わずに立ち上がろ
また妹の裸が見れる。
ず,ただ少数の病気の人たちの上に手を置いていやしただけであった。 66 彼は彼ら
のある者は聞きなさい!
墓の中に横たえた。
隠れたり現れたりする裸体がまるで誘うように見え、司郎は抑えられない自分
ネの首を持って来るように命じた。そこで護衛兵は出て行き,ろうやで彼の首をはね
興奮が去ると、己がした事に恐怖を感じ始めた。
1462 イエスは言った,わたしはある。あなた方は人の子が力ある方の右に座り,
668 :
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[sage]:2009/04/20(月) 07:35:18.41 ID:zs435sIo
,彼らに言った,しっかりしなさい。これはわたしだ!恐れることはない。 6
それを左右の脚に繰り返し行い、徐々に舌を股間の中心に近づけていく。
はぁはぁと息を乱しながら否定する。
だ、駄目だよ、あぅっお兄ちゃんそこは駄目、あんっ
その時の感触を思い出し、肉棒がグンと力を増す。
は何も持って行かないようにと命じた。すなわち,パンも,袋も,財布の中のお金も
妹の体からは力が抜け、ぐったりともたれかかってきた。
たは三度わたしを否認するだろうとイエスが自分に言った言葉を思い出した。それ
彼に飲まそうとして,彼をそのままにしておけ。エリヤが彼を降ろしに来るかどう
669 :
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[sage]:2009/04/20(月) 08:21:00.40 ID:oKWElQko
お兄ちゃぁんっ
いるのだと言った。
気持ち良かったか?
これからも嫌がる妹を犯していこう。
胸に妹の手が置かれ、必死に押し返そうとしてくる。
人も神も、ほほえんでいる。ほほえみながらよがっている。死にながら笑ってい
幼い少女が、自分の肉棒で気持ち良くなっているのだ。
その時、それまで微動だにしなかった妹がゆっくりと起き上がった。
670 :
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[sage]:2009/04/20(月) 09:06:29.07 ID:TVJ6L/Yo
る様に腰を振っている。
たのである。
それが面白く、また興奮を誘ったため、司郎はヤワヤワと揉み込んでいった。
越える快感が司郎の心を支配していたのだ。
の心がかたくなだったからである。
だ。
肉に魂に、悦楽・法悦の巨大ミキサーだ。快楽の超巨大なジューサーだ。気持ち
甘い声を上げ、どう見ても気持ちいいとしか思えない様子で否定する。
はガリラヤ人で,方言がそれを明かしているからだ。 1471 しかし彼はのろったり
730 彼女は自分の家に去って行き,子供が寝台の上で横になっており,悪霊が出て行
671 :
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[sage]:2009/04/20(月) 09:50:24.05 ID:Qmw4p02o
まれって俺のことはいいだけどお前も気を使われて過ごす事になるんだ
た。
チュパチュパと激しく吸い上げ、右の乳首を吸っては左に移動し、すぐさまま
いる。
しるしも与えられないだろう。
これまでの人生で体験した事のない激しい快感に悶える。
534 彼は彼女に言った,娘よ,あなたの信仰があなたをよくならせた。平安のうち
672 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 10:35:16.20 ID:mS/XoLUo
唇を離し体を起こすと、両脚をガバッと開いて肉棒を押し込む。
るからです。
ユダヤ人の王という罪状書きが記されていた。 1527 彼と共に二人の強盗をはり
637 しかし彼は彼らに答えた,あなた方が彼らに食べ物を与えなさい。
、はぁんっ
ち、違うっ違うもんっ
。灰が肉となり肉が灰となるのだ。生と死の連続であった。生と死の超臨界であ
さすがに挿入まではするまいと思っていたのだが、ここまで乱れた妹のいやら
ふ〜〜ん、じゃあ、これは何なんだぁ?お前のここから出てくるこれはぁ
673 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 11:21:32.00 ID:Izex0coo
起き上がると頭を下げる。
置いてください。
あっ、ああっ、やんっ駄目っ、お兄ちゃ、あんっもう止めてぇっ
腕を崩し、上半身で体を支えながら、腰だけを高く突き出し兄の動きに合わせ
それは比喩ではなく、二人きりになると妹は般若の形相で司郎を責め立てる。
おお!この星がわたしを犯しているのだ。星の意志がわたしの肉を犯しまくっ
674 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 12:08:49.39 ID:vffJrdIo
うにと願い出た。 1544 ピラトは,彼がもう死んだのだろうかと不思議に思い,百人
る。こっちもでっかい。たっぷりとしている。重い。
頭を下げたまたジッとする。
彼はイエスに言った,わたしの名前はレギオンだ。わたしたちは大勢だからだ。
た。 628 そして,大皿に彼の首を載せて持って来て,それを乙女に与え,乙女はそ
ふ〜〜ん
あんっ、あああんっ
焦らしてやろうと思ったのだ。
675 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 12:57:29.34 ID:1jl.dTco
,それがその人を汚す。 721 というのは,内部から,人の心の中から,これらのも
ぬめぬめと肌と肌とが密着する。むにゅり!と双乳が潰れてゆく。美巨乳が押し
て,すべての食物は清くされるからだ。 720 彼は言った,人から出て行くもの
司郎はため息を一つ付くと、ゆっくりと話し出した。
を転がしておいた。 1547 マリア・マグダレネとヨセの母マリアは,イエスの横たえ
腰を強く動かす。
によってみ言葉を強固にした。アーメン。
676 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 15:22:04.81 ID:PDH/2/Qo
これからも嫌がる妹を犯していこう。
こ、これだよぉこの気持ち良さたまらないぃ
時空の果てで――想像し得る全宇宙にまで――事象の隅々にまで、意識が到達し
きゃあっお兄ちゃん、いやっ止めてぇっ
それに司郎が興奮しない訳がない。
825 すると,両手を再び彼の両目に当てた。彼は一心に見つめているうちに,回復さ
言をして,こう言った。 1458 わたしたちは,この者がわたしは手で造ったこの
た不思議に思った。 652 それは,彼らがパンの出来事について理解しておらず,そ
677 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 16:05:43.42 ID:VK5lwUIo
怪訝な顔でこちらを見ている。
掃除機のスイッチを切ると、ゆっくりと妹の方に体を向ける。
ああんっだ、駄目ぇっやんっ毎日なんて駄目だよぉっ
星の聖泉で禊みそぎを済ませた裸体は、処女肉とは思えぬ豊かな張りがあっ
テラテラと光を放っているのに気づいた瞬間、そん
らに逆らっているために,彼らがこぎ悩んでいるのを見ると,夜の第四時ごろ,海の
官能の熱いたぎりが媚声となって、大きく開いた唇から、狂乱のごとく洩れ噴い
それは天地絶滅級の超モード――。振幅は光年クラス。意識の拡大はついに全宇
司郎は早くも射精しそうな高まりを覚えていた。
678 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 16:51:17.36 ID:bu10fRAo
大津波!!射乳スパート核兵器みたく連続ロケットエンジン超噴射連続スタート
代はしるしを求めるのか。本当にはっきりとあなた方に告げるが,この世代には何の
妹の態度がこの様な状態でなければそれも無かったであろうが、
時間が経った事で少しでも怒りが治まっていることを願いながらドアをノックする。
そのことがどのように起こったか,また豚たちについて,彼らに知らせた。 517 彼
いヘロディアの娘が入って来て,踊り,ヘロデや彼と共に座っていた者たちを喜ばせ
し、大人の女として成長を遂げていた。
51 彼らは海の向こう岸に着き,ゲラサ人たちの地方に入った。 52 彼が舟から出て
どうなんだろうか。
679 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 17:35:12.45 ID:GtBUk.ko
ああっ、あんっ、いやぁっ
て行った。
何のことはない、妹の怒りは治まっていなかったのだ。
告げる,起きなさいという意味である。 542 すると少女は立ち上がり,歩き出し
はガリラヤ人で,方言がそれを明かしているからだ。 1471 しかし彼はのろったり
う言った。村に入ったり,村のだれかに知らせたりしてはいけない。
とした。
680 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 19:27:07.60 ID:tsYmUfAo
>>626
た右に、といった具合に両方の乳首を忙しく吸いたてていく。
飛ぶわ!と、軽く意識し、そう思った瞬間には、引力の束縛を逃れて、勝手に足
ズブっといった感じで亀頭が膣穴にハマり、その瞬間えも言われぬ快感が押し寄せてきた。
156 さて,ピラトは祭りの際に,人々が彼に願い出る囚人を一人,彼らのために釈放
ラトは再び彼らに答えた,それでは,お前たちがユダヤ人の王と呼ぶ者はどうした
な、何言ってるのっ駄目に決まってるでしょっ
それがオナニーとは比較にならない、とんでもない快感をきっと与えてくれる
傾けないなら,そこから出発する時に,彼らに対する証言のため,足の裏のちりを払
こ、これなら見えるバッチリ見えるぞ
お兄ちゃぁんっ
うにと願い出た。 1544 ピラトは,彼がもう死んだのだろうかと不思議に思い,百人
681 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 21:17:58.57 ID:Qmw4p02o
日になると,彼は会堂で教え始めた。耳を傾けた大勢の人は驚いてこう言った。こ
すげぇ
あっ
頭の中で妹が甘えた声を上げ悶える様を想像しながら、押さえつけたティッシュに精を放つ。
田舎から出て来た通りがかりの者で,アレクサンデルとルフォスの父であるキュレネ
ざん苦しめられ,持っていたものをすべて使い果たしてしまったが,良くなるどころ
た。 1620 彼らは出て行き,至る所で宣教をした。主は彼らと共に働き,伴うしるし
にも言わないでくれお願いだ
反応のあった事に興奮し、さらに舌を這わせていく。
513 すぐにイエスは彼らに許可を与えた。汚れた霊たちは出て行って豚たちの中に入
682 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/20(月) 23:27:45.32 ID:VK5lwUIo
灼熱のパワーを地獄のようにぶち撒けながら、彗星のごとく、超パワーの巨大エ
宇宙の外れで、辺境の星に、一人、修する美少女巫女の、悩ましき肉の猛りは―
ことを知っていて,彼を恐れ,保護したからである。彼の言うことに耳を傾ける時,
683 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/21(火) 01:31:32.89 ID:XMSAPUso
らよいのか。
はぁはぁと息を乱しながら否定する。
のある者は聞きなさい!
684 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/21(火) 03:21:46.63 ID:y60FAK2o
お父さんたちに、あっ言うよ、ああんっ帰ってきたら、やんっ言いつけて、あぅんっやるぅっ
目的を忘れて、いきなり激しく腰を動かし始めた。
った。極上の巨根を、ぬるぬるの洪水の中に挿れられた。牝淫水の泉に、入って
妹は必死に謝ってくる。
1542 すでに夕方になっていた。準備の日,すなわち安息日の前日だったので, 154
一旦射精し冷静になると、実の妹をおかずにしている事が悲しくてたまらない。
顔を上気させて、まるで何かを求めるかの様にせつなげに見つめてくるのがたまらない。
スカートから伸びる脚も健康的で、ど
685 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/21(火) 10:11:21.17 ID:NOTFNI6o
ははっ感じやすいんだな
突然襲い掛かった強烈な快感に、妹は体を仰け反らせ手を付くと、四つんばいの状態になって悶えている。
顔を真っ赤にしながら否定している。
ああ!!
妹の態度がこの様な状態でなければそれも無かったであろうが、
その石は非常に大きかったからである。彼女たちが目を上げると,石が転がしてある
たちがねたみのためにイエスを引き渡したことに気づいていたからである。 1511 し
686 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/21(火) 11:48:41.67 ID:c9FFdeEo
はないか。その姉妹たちは我々と共にここにいるではないか。人々は彼のために不
1454 ペトロは遠くからイエスに付いて行き,ついに大祭司の中庭に入った。彼は役
ドクドクドクと妹の膣の中に己の精液が流れ込んで行くのを感じる。
越えて、封印を解いて、宇宙レベルの巨神へと超巨大
亀頭が膣穴に触れた瞬間、妹の弱々しい声が聞こえた。
わ、分かった
はははっあれだけ俺を苦しめた罰だまた俺の息子を味わってもらうぜ
687 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/21(火) 13:24:28.50 ID:u/VlGP2o
た。
守って,手と腕を洗わなければ食事をしないからである。 74 彼らは市場から帰って
混然と輝き、渦巻いている。ただただ――たくましす
ガックリとした感じを装いながら、腰の動きを止める。
61 そこから出発して,彼は自分の故郷に入った。弟子たちも彼に従った。 62 安息
ある。 169 さて,彼は週の初めの日の朝早くに起こされると,まずマリア・マグダ
辺境に偏在していた惑星レベルの神が、巫女の刺激により、自らの枷かせを
え?
1437 やって来て,彼らが眠っているのを見つけて,ペトロに言った,シモンよ,
521 イエスが舟でまた向こう岸に渡ると,大群衆がそのもとに集まった。彼は海辺に
,眠っているのだ。
688 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/22(水) 22:11:05.80 ID:u1KG1kwo
,盗み, 722 強欲,邪悪,欺き,みだらな欲望,よこしまな目,冒とく,うぬぼれ
それが凄まじい快感を司郎にもたらした。
。
端が、あらぬ処まで、遠慮も仮借も無く、神遠なる意
私は別にお金が欲しいわけじゃない。お兄ちゃんに苦しんでもらうのが目的なんだから
真奈美あんな事しておいて虫が良すぎると思うがその今の事は誰
い!でかい!死ぬ!!性器に太陽突っ込まれる!!
689 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/04/22(水) 23:23:35.41 ID:p6m5ge.o
>>674
をまとって,イエスに付いて行った。若者たちは彼を捕まえようとしたが, 1452 彼
はぁはぁと息を荒くしながらも妹は否定し続ける。
だが頭にかかる力の方向は、離そうとするより、押し付けている様に感じられた。
そんな事はどちらでも良かった。
,彼は弟子たちに尋ねた,人々はわたしをだれだと言っているか。
に何と答えたらよいか分からなかった。 1441 彼は三度目にやって来て,彼らに言っ
小さな声で返事があった。
ヌメヌメと蠢いている。
690 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:17.09 ID:swrP6W2o
つまり開かれよ!と言った。 735 すぐにその両耳は開かれ,舌のもつれも解か
691 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:17.77 ID:swrP6W2o
おおおお!!!!!!!!超巨大なクォンタム・ジ
692 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:17.83 ID:swrP6W2o
693 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:18.49 ID:swrP6W2o
いやっしたく、ああっしたくない、はぅっお兄ちゃんとなんか、
694 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:18.57 ID:swrP6W2o
1529 通りかかった者たちは,頭を振りながら彼を冒とくして言った,へえ!神
695 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:19.10 ID:swrP6W2o
だ、誰もいないんだよな
696 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:19.21 ID:swrP6W2o
う。一緒にはりつけになっていた者たちも,彼を侮辱した。
697 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:19.84 ID:swrP6W2o
それを遥かに越える快感が司郎の心を支配していたのだ。
698 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:19.89 ID:swrP6W2o
た不思議に思った。 652 それは,彼らがパンの出来事について理解しておらず,そ
699 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:20.49 ID:swrP6W2o
妹は何も言ってこない。
700 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:20.59 ID:swrP6W2o
ロデ自身が,自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアのために,人を遣わして,ヨハネを
701 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:21.01 ID:swrP6W2o
ドアを勢い良く開けた。
702 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:21.39 ID:swrP6W2o
703 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:21.72 ID:swrP6W2o
宇宙体と化した娘の体感に炸裂する連鎖反応の超感覚――知覚は、入ってくる。
704 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:22.32 ID:swrP6W2o
に、突入した。速くなる。凄くなる。
705 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:22.33 ID:swrP6W2o
いヘロディアの娘が入って来て,踊り,ヘロデや彼と共に座っていた者たちを喜ばせ
706 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:23.11 ID:swrP6W2o
707 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:23.11 ID:swrP6W2o
王者の風情ふぜいが感触に有った。ごりごりしている。蠕動ぜんどうし
708 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:23.86 ID:swrP6W2o
うし一致しなかったのである。 1457 ある者たちが立ち上がり,彼に対して偽りの証
709 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:23.89 ID:swrP6W2o
710 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:24.63 ID:swrP6W2o
645 すぐに彼は,弟子たちを舟に乗り込ませ,向こう岸のベツサイダへ先に行かせ,
711 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:24.65 ID:swrP6W2o
本当は、自分を受け入れ、求めてもらいたい思いもあったが、
712 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:25.48 ID:swrP6W2o
心では否定しながらも、快感を求めてしまっている妹の行動に、司郎は思わず
713 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:25.44 ID:swrP6W2o
腰を動かしながら、妹の体を自由にしている興奮を感じる。
714 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:26.39 ID:swrP6W2o
人間のおきてを教理として教えているからだ。
715 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:26.41 ID:swrP6W2o
表情に肉棒が激しくいきり立った。
716 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:27.08 ID:swrP6W2o
です。
717 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:27.16 ID:swrP6W2o
気持ち良くなんかないもんっしてもらいたくないもんっ
718 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:27.90 ID:swrP6W2o
いた。
719 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:28.36 ID:swrP6W2o
,あなた方はパン切れでいっぱいになったかごを幾つ集めたか。
720 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:28.78 ID:swrP6W2o
ちが、やんっ違うもん、はぅっこれは脚が勝手に、ああんっお兄ちゃんが、
721 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:29.14 ID:swrP6W2o
722 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:29.99 ID:swrP6W2o
あんっ
723 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:30.94 ID:swrP6W2o
を置けば回復するだろう。
724 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:30.93 ID:swrP6W2o
725 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:31.46 ID:swrP6W2o
726 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:31.82 ID:swrP6W2o
825 すると,両手を再び彼の両目に当てた。彼は一心に見つめているうちに,回復さ
727 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:32.07 ID:swrP6W2o
,みんなが彼を目にして,動転したからである。しかし,彼はすぐに彼らに語りかけ
728 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:32.69 ID:swrP6W2o
掃除機のスイッチを切ると、ゆっくりと妹の方に体を向ける。
729 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:32.76 ID:swrP6W2o
おお!この星がわたしを犯しているのだ。星の意志がわたしの肉を犯しまくっ
730 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:33.40 ID:swrP6W2o
入り,自分たちでパンを買うようにさせてください。彼らには食べ物が何もないから
731 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:33.44 ID:swrP6W2o
何のことはない、妹の怒りは治まっていなかったのだ。
732 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:34.24 ID:swrP6W2o
だが中学生の兄の力にかなうはずもなく、やがて胸があらわになった。
733 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:34.79 ID:swrP6W2o
股間の一物はすでに嫌というほど硬くなっており、先漏れの液がダラダラとたれている。
734 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:34.17 ID:swrP6W2o
真奈美ぃっイくぞっイくぅっ!
735 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:35.33 ID:swrP6W2o
ほらほらっこれでどうだっ?これでも気持ち良くないって言うかぁっ?
736 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:35.72 ID:swrP6W2o
それが面白く、また興奮を誘ったため、司郎はヤワヤワと揉み込んでいった。
737 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:36.05 ID:swrP6W2o
。 514 飼っていた者たちは逃げて行き,その町とその地方でそのことを知らせた。
738 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:36.51 ID:swrP6W2o
さきほど見た時も思ったが、さらに間近で見る妹の胸は凄まじい美しさだった。
739 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:36.67 ID:swrP6W2o
ああっ、あっ、あああんっ
740 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:37.18 ID:swrP6W2o
741 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:37.64 ID:swrP6W2o
だがいつしか司郎の中には、妹に対する恨みの思いが湧き起こっていた。
742 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:38.05 ID:swrP6W2o
にとってたまらないおもちゃだった。
743 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:38.28 ID:swrP6W2o
あっお兄ちゃんもっとぉっあぅっ、あっ、や
744 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:38.96 ID:swrP6W2o
らは自分たちの地域から去るようにとイエスに懇願し始めた。
745 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:38.97 ID:swrP6W2o
724 そこから立って,テュロスとシドンの地方へ去って行った。ある家の中に入り,
746 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:39.79 ID:swrP6W2o
820 七つのパンを四千人に与えた時,あなた方はパン切れでいっぱいになったかご
747 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:39.95 ID:swrP6W2o
それを左右の脚に繰り返し行い、徐々に舌を股間の中心に近づけていく。
748 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:40.38 ID:swrP6W2o
全になる感覚、無になる感覚、すべてを知覚する感覚
749 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:40.76 ID:swrP6W2o
かを見ようと言った。
750 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:41.17 ID:swrP6W2o
ことはない。ただ信じなさい。 537 ペトロとヤコブおよびヤコブの兄弟ヨハネの
751 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:41.94 ID:swrP6W2o
そう思うと立ち上がり、妹の部屋へ向かう。
752 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:42.45 ID:swrP6W2o
ぉっ
753 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:42.61 ID:swrP6W2o
。
754 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:43.00 ID:swrP6W2o
妹は手で頭を離そうとする。
755 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:43.27 ID:swrP6W2o
終わってしまうと、妹を対象にしてオナニーしている事に嫌悪感を感じる。
756 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:43.63 ID:swrP6W2o
してであった。 812 彼は自分の霊において深く嘆息して言った,どうしてこの世
757 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:44.01 ID:swrP6W2o
そのことがどのように起こったか,また豚たちについて,彼らに知らせた。 517 彼
758 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:44.38 ID:swrP6W2o
759 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:44.92 ID:swrP6W2o
妹の秘所から愛液が流れ出ているのだ。
760 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:45.10 ID:swrP6W2o
激しく腰を突き込む。
761 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:45.45 ID:swrP6W2o
妹を襲ってから忘れることのできなかったセックスの味。
762 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:45.81 ID:swrP6W2o
凄まじい開放感と快楽が脳に襲い掛かる。
763 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:46.18 ID:swrP6W2o
。こう書いてあるとおりだ。
764 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:46.50 ID:swrP6W2o
765 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:46.98 ID:swrP6W2o
637 しかし彼は彼らに答えた,あなた方が彼らに食べ物を与えなさい。
766 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:47.35 ID:swrP6W2o
767 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:47.70 ID:swrP6W2o
768 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:48.31 ID:swrP6W2o
769 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:48.76 ID:swrP6W2o
770 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:49.05 ID:swrP6W2o
おっぱいが木星並みに膨張する!もう片乳は土星並みに膨れる!でかい!でか
771 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:49.38 ID:swrP6W2o
いいセックスの溶鉱炉だ。どろどろの熱い攪拌器か
772 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:50.05 ID:swrP6W2o
あぐぅっ、あっ、駄目ぇっお、お兄ちゃん止めてぇっ
773 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:50.09 ID:swrP6W2o
妄想の中でさんざんしてきた行為がグルグルと頭の中を駆け巡る。
774 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:50.77 ID:swrP6W2o
言った。 616 しかしヘロデはこのことを聞いて言った,これは,わたしが首をは
775 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:50.86 ID:swrP6W2o
531 弟子たちは彼に言った,群衆があなたに対して押し寄せているのを見ておられ
776 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:51.47 ID:swrP6W2o
612 彼らは出て行って,人々が悔い改めるために宣教した。 613 彼らは多くの悪霊
777 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:51.53 ID:swrP6W2o
嘘つけっこんなにっ気持ち良さそうな声上げてっ
778 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:52.27 ID:swrP6W2o
816 彼らは互いに論じ合って言った,これは,我々がパンを持っていないからだ
779 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:52.31 ID:swrP6W2o
天にも昇るとはこの事ではないのか。
780 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:53.11 ID:swrP6W2o
816 彼らは互いに論じ合って言った,これは,我々がパンを持っていないからだ
781 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:30:53.15 ID:swrP6W2o
て外から人の中に入るものは,彼を汚すことができないということが分からないのか
782 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:53.82 ID:swrP6W2o
しかし彼らは激しく叫んで言った,はりつけにしろ!
783 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:53.88 ID:swrP6W2o
ねたヨハネだ。彼は死んだ者たちの中から生き返ったのだ。 617 というのは,ヘ
784 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:54.54 ID:swrP6W2o
630 使徒たちはイエスのもとに集まり合った。そして彼に,自分たちが行ない,また
785 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:54.60 ID:swrP6W2o
彼は村々を巡回して教えた。 67 十二人を呼び寄せて,彼らを二人ずつ遣わし始め,
786 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:55.33 ID:swrP6W2o
は行って,彼と共にいた者たちに告げたが,彼らは泣き悲しんでいるところであった
787 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:55.34 ID:swrP6W2o
あっ、ああっ、あああんっおにぃ、あっまだ、はぅっしてるの?
788 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:56.06 ID:swrP6W2o
誓ったりし始めて言った,わたしはあなた方の話しているその人を知らないのだ!
789 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:56.10 ID:swrP6W2o
その時、それまで微動だにしなかった妹がゆっくりと起き上がった。
790 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:56.86 ID:swrP6W2o
791 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:56.83 ID:swrP6W2o
あんっ、あんっ、あああんっ私はお兄ちゃんなんか、はぅっ大っ嫌い、ああんっなんだからぁっ
792 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:57.65 ID:swrP6W2o
わたしに還ってくる。
793 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:57.72 ID:swrP6W2o
喘ぎ声から快感を感じているのは分かっていたが、
794 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:58.32 ID:swrP6W2o
時刻も遅くなった時,弟子たちが彼のもとに来て,こう言った。ここは寂しい場所
795 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:58.43 ID:swrP6W2o
77 彼らがわたしを崇拝するのは無駄なことだ,
796 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:58.85 ID:swrP6W2o
。あなた方は覚えていないのか。 819 わたしが五千人の間で五つのパンを裂いた時
797 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:59.20 ID:swrP6W2o
法院全体は,イエスを死に渡すため,彼に不利な証言を探していたが,何も見つから
798 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:59.71 ID:swrP6W2o
顔を上気させて、まるで何かを求めるかの様にせつなげに見つめてくるのがたまらない。
799 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:30:59.81 ID:swrP6W2o
女が泣いて喜ぶというのを友人から聞いていた司郎は、そこに舌を絡ませた。
800 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:00.41 ID:swrP6W2o
801 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:00.47 ID:swrP6W2o
ほらほらっこれでどうだっ?これでも気持ち良くないって言うかぁっ?
802 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:01.06 ID:swrP6W2o
星神であった。
803 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:01.14 ID:swrP6W2o
804 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:01.61 ID:swrP6W2o
途中で抜く、などというテクニックは中学生の司郎にはない。
805 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:01.99 ID:swrP6W2o
う。一緒にはりつけになっていた者たちも,彼を侮辱した。
806 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:02.38 ID:swrP6W2o
父さんと母さんに知られたら
807 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:02.98 ID:swrP6W2o
まだ幼いとはいえ、女の体には違いない。
808 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:02.99 ID:swrP6W2o
激しく腰を突き込む。
809 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:03.88 ID:swrP6W2o
810 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:04.60 ID:swrP6W2o
ほかは,だれも自分に付いて来ることを許さなかった。 538 彼は会堂長の家に着い
811 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:03.83 ID:swrP6W2o
あっ、あっ、ああんっやぅっ、やっ、やぁんっおにぃ、あっおにぃちゃ、ああっおにぃちゃぁんっ
812 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:05.74 ID:swrP6W2o
あぅっ、ああっ
813 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:05.76 ID:swrP6W2o
怪訝な顔でこちらを見ている。
814 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:06.48 ID:swrP6W2o
それだけ言うと、裸のまま洗面所を出て行く。
815 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:06.42 ID:swrP6W2o
わせ、舌を絡めていく。
816 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:07.15 ID:swrP6W2o
を幾つ集めたか。
817 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:07.24 ID:swrP6W2o
神へと変身、転生しちゃったみたい。
818 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:07.81 ID:swrP6W2o
それくらいならお安い御用だ。
819 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:07.91 ID:swrP6W2o
のが出て行くからだ。すなわち,悪い考え,姦淫《かんいん》,淫《いん》行,殺人
820 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:08.57 ID:swrP6W2o
のある者は聞きなさい!
821 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:08.60 ID:swrP6W2o
なかった。 54 彼はよく足かせや鎖で縛られたが,鎖はばらばらに引きちぎられ,足
822 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:09.26 ID:swrP6W2o
トか。
823 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:09.33 ID:swrP6W2o
いや、終わりだよ
824 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:10.06 ID:swrP6W2o
この民は唇でわたしを敬うが,
825 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:10.07 ID:swrP6W2o
る濡れる溺れる壊れる産まれる廃れる溶ける膨らむ勃起する!!!!大量射精!
826 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:10.82 ID:swrP6W2o
俺にしてもらいたがったくせにどうして俺だけがこんな酷い目に遭わなきゃいけないんだ?
827 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:10.85 ID:swrP6W2o
その事に興奮が高まった司郎は、最後とばかりに腰を激しく動かしていく。
828 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:11.56 ID:swrP6W2o
の昇るころ,彼女たちは墓にやって来た。 163 彼女たちは,だれがわたしたちの
829 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:11.59 ID:swrP6W2o
目の前で乱れる妹の姿が視覚的に刺激を与えてくる。
830 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:12.30 ID:swrP6W2o
831 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:12.34 ID:swrP6W2o
妹が裸でいる姿を想像してしまう。
832 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:12.98 ID:swrP6W2o
833 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:13.07 ID:swrP6W2o
いったい何だ。このような強力な業が彼の手によって生じるのはどうしたことだ。 6
834 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:13.84 ID:swrP6W2o
もっと自分は見たい。
835 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:13.86 ID:swrP6W2o
発している。母乳の大量ロケット噴射だ。貫かれ、揉み潰され、舐め尽くされて
836 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:14.70 ID:swrP6W2o
極彩色の肌には、筋肉にも、神秘の美顔にも、混沌たる美獣の精力と神力とが、
837 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:14.79 ID:swrP6W2o
めさせる。
838 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:15.35 ID:swrP6W2o
それは比喩ではなく、二人きりになると妹は般若の形相で司郎を責め立てる。
839 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:15.78 ID:swrP6W2o
郎は自分が限界に達したのを認識した。
840 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:16.23 ID:swrP6W2o
神殿を壊し,手で造られたのではない別のものを三日で建てると言うのを聞きまし
841 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:16.60 ID:swrP6W2o
535 彼がまだ話しているうちに,会堂長の家から人々が来て言った,あなたの娘さ
842 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:17.07 ID:swrP6W2o
い落としなさい。はっきりとあなた方に告げる。裁きの日には,ソドムとゴモラのほ
843 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:17.27 ID:swrP6W2o
噴乳と潮の暴噴――。だだ漏れる性液たち。飛び散る淫汁。精液の嵐。
844 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:17.73 ID:swrP6W2o
,あなた方はパン切れでいっぱいになったかごを幾つ集めたか。
845 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:18.03 ID:swrP6W2o
決して許されることではないだろう。
846 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:18.50 ID:swrP6W2o
だが司郎はその様子を知る事ができなかった。
847 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:18.67 ID:swrP6W2o
848 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:19.30 ID:swrP6W2o
チュパチュパと激しく吸い上げ、右の乳首を吸っては左に移動し、すぐさまま
849 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:19.38 ID:swrP6W2o
534 彼は彼女に言った,娘よ,あなたの信仰があなたをよくならせた。平安のうち
850 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:20.02 ID:swrP6W2o
妹の言葉にカチンとくる。
851 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:20.46 ID:swrP6W2o
老いることのない体。自在に姿を変えることのできる体。カンタンにはもはや死
852 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:21.41 ID:swrP6W2o
まだ小学生であるせいか、キツイ妹の膣はギュッと肉棒を締め上げ射精を促してくる。
853 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:21.46 ID:swrP6W2o
っていないからだ。 83 もし彼らを空腹のまま家に帰らせたら,途中で気を失ってし
854 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:22.06 ID:swrP6W2o
855 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:22.17 ID:swrP6W2o
856 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:22.68 ID:swrP6W2o
あんっ
857 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:23.54 ID:swrP6W2o
ガックリとした感じを装いながら、腰の動きを止める。
858 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:23.79 ID:swrP6W2o
その女体を、影とも光ともつかぬものが包んだ。
859 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:24.64 ID:swrP6W2o
1531 同じように,祭司長たちも律法学者たちと一緒になって,代わる代わるあざけ
860 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:24.66 ID:swrP6W2o
っやんっ、あっ、ああっお兄ちゃぁんっ
861 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:25.79 ID:swrP6W2o
以前した時は泣いていたのに、今度は平気そうな感じなのでホッとする。
862 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:26.44 ID:swrP6W2o
の宇宙を鋭敏化した超感覚で一気に探索しつつ、神的
863 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:25.77 ID:swrP6W2o
気持ち良かったか?
864 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:27.06 ID:swrP6W2o
530 すぐにイエスは,自分から力が出て行ったことを自分の内で気づき,群衆の中で
865 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:27.35 ID:swrP6W2o
すげぇ
866 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:27.87 ID:swrP6W2o
天の雲と共に来るのを見るだろう。
867 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:28.22 ID:swrP6W2o
536 しかしイエスは,話されている言葉を聞くと,すぐに会堂長に言った,恐れる
868 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:28.44 ID:swrP6W2o
あっ、あっ、ああっあんっ、あんっ、ああんっ
869 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:28.93 ID:swrP6W2o
してゆく。娘は常外の神的な超プレイの凄まじさを満喫していた。神を体感して
870 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:29.32 ID:swrP6W2o
871 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:29.57 ID:swrP6W2o
ああっ、あっ、あんっやぁぅっ、はぁっ、ああんっ激し、ああっ
872 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:30.34 ID:swrP6W2o
体を起こして逃げる様にする妹を抱きしめ、乳房をギュッと掴む。
873 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:30.04 ID:swrP6W2o
うな肌が、ぷりぷりの若々しい巫女の清らかな裸身が、乳が尻が露出してゆく。
874 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:31.22 ID:swrP6W2o
ヤ人の王様,万歳!と言ってあいさつをし始めた。 1519 アシで彼の頭をたたき,
875 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:31.28 ID:swrP6W2o
た。 628 そして,大皿に彼の首を載せて持って来て,それを乙女に与え,乙女はそ
876 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:31.78 ID:swrP6W2o
1524 彼をはりつけにしてから,だれが何を取るかくじを引いて,互いにその外衣を
877 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:32.31 ID:swrP6W2o
で彼の後ろに近づき,その衣に触った。 528 というのは,彼女は,あの方の衣に
878 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:32.70 ID:swrP6W2o
い。
879 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:33.10 ID:swrP6W2o
同じ様に気持ちの良さを感じたのに、なぜ一方的に非難されなければならないのか。
880 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:33.70 ID:swrP6W2o
張る!張るわ!膨れあがる!人には――きつい。きつすぎる!
881 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:34.24 ID:swrP6W2o
どうしたらどうしたら
882 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:35.58 ID:swrP6W2o
何言ってるの、そっちがまだでしょ
883 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:35.58 ID:swrP6W2o
,あなた方はパン切れでいっぱいになったかごを幾つ集めたか。
884 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:36.98 ID:swrP6W2o
真奈美ぃっイくぞっイくぅっ!
885 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:37.08 ID:swrP6W2o
もっと気持ち良くしてやるからな
886 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:37.54 ID:swrP6W2o
510 彼はイエスに,自分たちをこの地方の外に追い払わないようにと,しきりに懇願
887 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:37.92 ID:swrP6W2o
顔を上気させながら、はぁはぁと荒い息を吐いてぐったりとしている。
888 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:38.33 ID:swrP6W2o
もかたくななのか。 818 目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか
889 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:39.01 ID:swrP6W2o
518 彼が舟に乗り込んでいると,悪霊たちに取りつかれていた人が,共にいさせて欲
890 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:39.07 ID:swrP6W2o
今まで背後からであるため見えなかったが、それはたまらない表情だった。
891 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:39.54 ID:swrP6W2o
らである。 1615 彼は彼らに言った,全世界に出て行って,全創造物に福音を宣教
892 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:40.06 ID:swrP6W2o
四肢を金属の拘束具にカチリと嵌はめた。
893 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:40.50 ID:swrP6W2o
服の上から乳房をギュッと掴む。
894 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:40.87 ID:swrP6W2o
眠っているのか。一時間も見張っていられなかったのか。 1438 あなた方は誘惑に陥
895 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:41.80 ID:swrP6W2o
な、なに?ちょっと、どうしたの?
896 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:41.86 ID:swrP6W2o
あっ、そんなの、はぅっいいわけ、あっないじゃない、ああんっ
897 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:42.69 ID:swrP6W2o
ば、馬鹿っ何言ってるのっ
898 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:43.55 ID:swrP6W2o
うがその町よりは耐えやすいだろう。
899 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:43.59 ID:swrP6W2o
900 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:44.30 ID:swrP6W2o
まるで脳を直に嬲られているに等しい、凄まじい陵辱感覚に、体中の細胞が絶叫
901 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:44.35 ID:swrP6W2o
902 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:45.04 ID:swrP6W2o
7 彼らは小さな魚を幾らか持っていた。彼はそれを祝福してから,それをも配るよう
903 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:45.53 ID:swrP6W2o
多分ずっとそういう生活が続くと思う
904 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:45.66 ID:swrP6W2o
ぎ去るようにと祈った。 1436 彼は言った,アッバ,父よ,あなたにはすべてのこ
905 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:46.32 ID:swrP6W2o
ガックリとした感じを装いながら、腰の動きを止める。
906 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:46.39 ID:swrP6W2o
907 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:46.87 ID:swrP6W2o
のサイズに増したのだ。チン○が膨れあがった。マ○
908 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:47.27 ID:swrP6W2o
真奈美ぃっ!
909 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:47.99 ID:swrP6W2o
妹はすでに兄の行為を否定するのを忘れたのか、頭を左右に振って髪を振り乱
910 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:48.02 ID:swrP6W2o
言って,口づけした。 1446 彼らはイエスに手をかけて捕まえた。 1447 しかし,
911 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:48.53 ID:swrP6W2o
そのことがどのように起こったか,また豚たちについて,彼らに知らせた。 517 彼
912 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:48.89 ID:swrP6W2o
168 彼女たちは*出て行き,墓から逃げ出した。わななきと驚きが彼女たちの上に生
913 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:49.31 ID:swrP6W2o
914 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:49.66 ID:swrP6W2o
このことをだれにも知らせないようにと厳しく彼らに命じた。そして,彼女に何か食
915 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:50.06 ID:swrP6W2o
153 祭司長たちは多くの事について彼を訴えた。 154 ピラトは再び彼に尋ねた,
916 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:50.45 ID:swrP6W2o
妹の言葉にカチンとくる。
917 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:50.87 ID:swrP6W2o
どうなんだろうか。
918 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:51.26 ID:swrP6W2o
あああああっ!
919 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:51.67 ID:swrP6W2o
日になると,彼は会堂で教え始めた。耳を傾けた大勢の人は驚いてこう言った。こ
920 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:51.88 ID:swrP6W2o
ああっ!あっ、ああんっあっ、そこぉっいいっ、ああんっ
921 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:52.48 ID:swrP6W2o
子供たちのパンくずを食べるのです。
922 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:52.58 ID:swrP6W2o
してであった。 812 彼は自分の霊において深く嘆息して言った,どうしてこの世
923 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:53.02 ID:swrP6W2o
星が嬲っている。わたしのおっぱいもお尻も性器も、星に嬲られている!!
924 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:53.47 ID:swrP6W2o
何とかしなきゃな
925 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:53.88 ID:swrP6W2o
私は別にお金が欲しいわけじゃない。お兄ちゃんに苦しんでもらうのが目的なんだから
926 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:54.20 ID:swrP6W2o
927 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:54.85 ID:swrP6W2o
られた場所を見ていた。
928 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:54.88 ID:swrP6W2o
ヌルヌルとして温かいそこは、まさに肉棒に最大の快感を与える場所だった。
929 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:55.66 ID:swrP6W2o
司郎はたまらない快感に浸っていた。
930 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:55.61 ID:swrP6W2o
。星レベルの振幅はより巨大に、より超高速度の領域
931 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:31:56.37 ID:swrP6W2o
932 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:56.43 ID:swrP6W2o
その時の感触を思い出し、肉棒がグンと力を増す。
933 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:57.14 ID:swrP6W2o
だがそれ以上にもっとしたいという思いも湧き起こっていた。
934 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:57.17 ID:swrP6W2o
59 イエスは彼に尋ねた,あなたの名前は何か。
935 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:57.93 ID:swrP6W2o
936 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:58.02 ID:swrP6W2o
あんっ
937 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:58.80 ID:swrP6W2o
らないよう,見張って,祈っていなさい。霊はその気でも,肉体は弱いのだ。
938 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:58.81 ID:swrP6W2o
1462 イエスは言った,わたしはある。あなた方は人の子が力ある方の右に座り,
939 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:59.60 ID:swrP6W2o
940 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:31:59.92 ID:swrP6W2o
父は殴るだろうか、母は泣き崩れるだろうか。
941 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:00.34 ID:swrP6W2o
ああっ!あっ、ああんっあっ、そこぉっいいっ、ああんっ
942 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:00.64 ID:swrP6W2o
ははっ真奈美は可愛いっ最高だっ
943 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:00.96 ID:swrP6W2o
しかも手に触れんばかりの身近な距離で見たのである。
944 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:01.50 ID:swrP6W2o
唇を離して体を起こすと、名残惜しそうにこちらを見上げる妹のせつなげな顔が見えた。
945 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:01.62 ID:swrP6W2o
946 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:02.42 ID:swrP6W2o
822 彼はベツサイダに着いた。人々が盲人を彼のもとに連れて来て,触ってくれるよ
947 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:02.44 ID:swrP6W2o
ピラトは彼に尋ねた,お前はユダヤ人の王なのか。
948 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:03.14 ID:swrP6W2o
を置けば回復するだろう。
949 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:03.25 ID:swrP6W2o
復讐のためにしているとはいえ、妹が甘い声を上げてくれた方が自分も気持ち良くなれるのだ。
950 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:03.70 ID:swrP6W2o
コが張り裂けた。全知覚が、膣腔になったかのような勢いで、膣が亀頭に貼りつ
951 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:04.11 ID:swrP6W2o
それがオナニーとは比較にならない、とんでもない快感をきっと与えてくれる
952 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:04.33 ID:swrP6W2o
51 彼らは海の向こう岸に着き,ゲラサ人たちの地方に入った。 52 彼が舟から出て
953 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:04.97 ID:swrP6W2o
いや、終わりだよ
954 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:32:05.04 ID:swrP6W2o
ば、馬鹿っ何言ってるのっ
955 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:32:05.74 ID:swrP6W2o
956 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2009/06/26(金) 11:32:05.76 ID:swrP6W2o
る。こっちもでっかい。たっぷりとしている。重い。
957 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:06.61 ID:swrP6W2o
数日前、偶然妹の裸を見てしまったのだ。
958 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:06.60 ID:swrP6W2o
そのまま舌を絡ませ、吸い上げていく。
959 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:07.46 ID:swrP6W2o
何にせよこの程度ならこれからし続けても大丈夫だろう。
960 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:07.46 ID:swrP6W2o
洗面所に入った時に、風呂上りの全く何も身につけていない状態を見てしまったのである。
961 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:08.29 ID:swrP6W2o
962 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:08.31 ID:swrP6W2o
、やぁんっもうイく、あっもうイくのぉ、あ
963 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:09.07 ID:swrP6W2o
辺境に偏在していた惑星レベルの神が、巫女の刺激により、自らの枷かせを
964 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:09.19 ID:swrP6W2o
自分たちにいつものとおりにして欲しいとピラトに願い始めた。 159 ピラトは彼ら
965 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:09.62 ID:swrP6W2o
した。 511 ところで,その山腹で豚の大群が飼われていた。 512 悪霊たちは皆,
966 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:10.01 ID:swrP6W2o
そう叫ぶと妹の体をベッドに押し倒す。
967 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:10.25 ID:swrP6W2o
六芒呪図の上で神力のすべてを求める娘の体に――神が降ってきた。
968 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:11.00 ID:swrP6W2o
太ももに唇を押し付けると、チューっと吸い、舐め上げる。
969 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:11.01 ID:swrP6W2o
1614 その後,彼は食卓に着いていた十一人に現わされて,彼らの不信仰と心のかた
970 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:11.76 ID:swrP6W2o
らよいのか。
971 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:11.79 ID:swrP6W2o
972 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:12.56 ID:swrP6W2o
た不思議に思った。 652 それは,彼らがパンの出来事について理解しておらず,そ
973 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:12.61 ID:swrP6W2o
まるで内臓の様な印象を与えるそこは、少し気持ちの悪さを感じさせたものの、
974 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:13.38 ID:swrP6W2o
975 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:13.41 ID:swrP6W2o
妹は頭を激しく振って否定する。
976 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:14.25 ID:swrP6W2o
笑みを漏らす。
977 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:14.28 ID:swrP6W2o
快感に力が抜けたのか、妹は抵抗を止めている。
978 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:15.10 ID:swrP6W2o
979 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:15.12 ID:swrP6W2o
―それは淫儀であった。
980 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:15.90 ID:swrP6W2o
ああ真奈美の中って温かい
981 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:15.92 ID:swrP6W2o
あぅんっ駄目、止めてぇっ
982 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:16.63 ID:swrP6W2o
端が、あらぬ処まで、遠慮も仮借も無く、神遠なる意
983 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:16.71 ID:swrP6W2o
とどまりなさい。 611 だれかがあなた方を受け入れず,あなた方の言うことに耳を
984 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:17.31 ID:swrP6W2o
恨みの思いと肉欲が混ざり合ったこの興奮を発散させるには、
985 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:18.36 ID:swrP6W2o
これからも嫌がる妹を犯していこう。
986 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:19.14 ID:swrP6W2o
。
987 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:19.88 ID:swrP6W2o
妹はすでに兄の行為を否定するのを忘れたのか、頭を左右に振って髪を振り乱
988 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:19.97 ID:swrP6W2o
視線を胸に向けると、以前自由に揉みしだいたつつましい膨らみがシャツを持ち上げており、
989 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:20.94 ID:swrP6W2o
825 すると,両手を再び彼の両目に当てた。彼は一心に見つめているうちに,回復さ
990 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:20.94 ID:swrP6W2o
らである。 1615 彼は彼らに言った,全世界に出て行って,全創造物に福音を宣教
991 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:21.65 ID:swrP6W2o
やぁっ、はんっ、あっ、いやぁんっはぅっ、あっ、ああんっもっと、
992 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:21.73 ID:swrP6W2o
993 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:22.38 ID:swrP6W2o
ああ何て何て気持ちいいんだぁ
994 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:22.43 ID:swrP6W2o
ははっ何だやっぱりしたいんだな体は正直だぞぉ
995 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:23.27 ID:swrP6W2o
996 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:23.23 ID:swrP6W2o
いいか、さっきの事を父さんたちに話したら父さんたちは凄く悲しんで、
997 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:24.01 ID:swrP6W2o
くる。性器に入ってくる。
998 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:24.04 ID:swrP6W2o
もう自分がどんな状況に置かれているのか分からなくなっているのだろう、
999 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:24.72 ID:swrP6W2o
コが張り裂けた。全知覚が、膣腔になったかのような勢いで、膣が亀頭に貼りつ
1000 :
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[sage]:2009/06/26(金) 11:32:24.83 ID:swrP6W2o
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