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美琴「アンタは……!」一方通行「超電磁砲か」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/25(木) 22:54:25.11 ID:tZe75vwo
美琴はお見舞いに持ってきたりんごを果物ナイフで四分割した。

芯を取り、器用に皮に切れ込みをいれてりんごのうさぎを作る。四つともに細工を施し、平皿に盛り付ける。

「お姉様がわたくしのためにうさぎさんを……。
 少々子供っぽいところはありますが黒子は非常にうれしく思いますの!」

「子供っぽいってどういう意味よ。りんごのうさぎさんかわいいじゃないの」

美琴は剥いたりんごを自分の口に放り込んだ。

それを見てベッドの上の白井黒子は悲鳴を上げる。

「ああああ!お姉様、黒子のために剥いて下さったんじゃありませんでしたの!?」

「うふぁぎふぁんいらはいんでふぉ?」

りんごをくわえたまま美琴は答える。

「そんなことは言っておりませんの!」

どうやら愛の力によって美琴の言葉は黒子に正確に伝わったらしい。
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :注意書き [sage]:2010/03/25(木) 22:57:08.54 ID:tZe75vwo
今日はvipあんなんだし、こっちで時間をかけてだらだらやっていくことにした。
8巻読んでて思いついたIfストーリーをてけとーに投下していきます。
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 22:58:22.65 ID:tZe75vwo
「うっ、傷口が開きますの……」

ベッドの上で盛大に暴れた黒子が胸の辺りを抑えて呻く。

美琴は口の中のりんごを咀嚼してから黒子をたしなめた。

「アンタねえ、怪我人なんだからちょっとはおとなしくしてなさいよ」

美琴はあきれたように息を吐く。

「残りはおいといてあげるから、勝手に食べなさい」

言ってから、時計に目をやり立ち上がった。

「お、お姉様、ぜひ『あーん』ってやつをやってくださりませんこと?」

黒子の息が荒いのは、傷の痛みのせいなのか、果たしてそうではないのか。
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:04:55.98 ID:gVVZCLMo
なんて期待感あふれるスレタイなんだ
頑張ってくれ
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:05:49.43 ID:aIGCb1M0
良スレ発見wktk
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:13:45.74 ID:tZe75vwo
「……」

美琴は病室から黒子の絶叫の余韻が消えるのを確認してから、ほんの三歩病室から離れたところで立ち止まった。

(黒子の怪我も、突き詰めて言えば私にも責任があるのよね)

黒子が入院する原因となったのは風紀委員の仕事中の負傷だった。

『樹形図の設計者』の『残骸』回収にまつわる事件。

黒子はその主犯、結標淡希との戦闘で重傷を負った。

美琴は『樹形図の設計者』の修復を阻止するために個人的に動いていた。

黒子が結標と接触する前に自分が決着をつけていれば。

事件が解決した今となっては後悔しても遅いが、そういった考えはあとからあとから美琴をさいなむ。
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:18:10.13 ID:tZe75vwo
>>6の前にこれ抜けてた


「んー、それはまた今度ね」

美琴は荷物を持って帰り支度を始めた。窓の外には夕暮れが迫っている。

そろそろ帰らなければ完全下校時刻が過ぎてバスがなくなってしまう。

「また今度って絶対こないような気がしますの……」

「そうねー、今度からお見舞いにりんごはやめとくわ」

美琴はあっけらかんと言った。

「お姉様の意地悪。
 ……はっ、今度からということはまたお見舞いに来てくださるということですの!? 
 黒子、まさかの逆転勝利ですの!」

「あー、帰るわ」

美琴は手をひらひらと振って病室の出入り口へと歩いていった。

「じゃあねー」

言って、病室のドアを開ける。

「お姉様、少しは振り返ってくださってもよろしいんじゃありませんのおお!?」

黒子が全てを叫び終わる前に、病室の外に出てパタンという音を立ててドアを閉めた。
8 :何事もなかったかのように [sage]:2010/03/25(木) 23:18:43.42 ID:tZe75vwo
「……」

美琴は病室から黒子の絶叫の余韻が消えるのを確認してから、ほんの三歩病室から離れたところで立ち止まった。

(黒子の怪我も、突き詰めて言えば私にも責任があるのよね)

黒子が入院する原因となったのは風紀委員の仕事中の負傷だった。

『樹形図の設計者』の『残骸』回収にまつわる事件。

黒子はその主犯、結標淡希との戦闘で重傷を負った。

美琴は『樹形図の設計者』の修復を阻止するために個人的に動いていた。

黒子が結標と接触する前に自分が決着をつけていれば。

事件が解決した今となっては後悔しても遅いが、そういった考えはあとからあとから美琴をさいなむ。
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:29:28.36 ID:tZe75vwo
病室の扉の脇に設置された「白井黒子」というネームプレートを見ながら美琴はため息をついた。

『お姉様、もし貴女が自分の力のせいでわたくしを事件に巻き込んだと思っているのなら、それは大間違いですのよ』

この間黒子が美琴に向かって言った言葉がよみがえる。

強いな、と思う。

黒子は本心からそう思っているのだろう。

(私も、強くならなきゃね)

そう思ってやっと本当に帰る決心がついた。

美琴が力強く一歩を踏み出したそのとき。

「ああー!ミサカのりんごうさちゃん@苦心作が何の躊躇もなく噛み砕かれた!
 ってミサカはミサカはショックを受けてみる!!」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/25(木) 23:39:34.13 ID:tZe75vwo
なんとものんきで大きな声が、美琴の真横の病室、つまり黒子の病室の隣から聞こえてきた。

美琴は思わずぼやいていた。

「……うるさいわねえ、ここ病院でしょ? マナーがなってないったら……ん?」

美琴の中で聞こえてきた内容の、ある単語が引っかかった。

(……ミサカ?)

美琴は『ミサカ』を一人称として使う人物を、いや集団を知っていた。

彼女自身の体細胞クローン『妹達』。一万人弱の、美琴と同じ姿をした少女たち。

美琴が『樹形図の設計者』の修復を邪魔したのも彼女たちの命を守るためだった。

そういえば、この病院には妹達が何人か入院していると聞いている。

そのうちの一人がその病室にいるのかもしれない。

「あいたたたた、ちょっと言語能力を奪ったからって実力行使に出るのはどうかと思う
 ってミサカはミサカは意見を述べてみる!!」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/25(木) 23:55:26.94 ID:1QpmjLU0
うむ、支援だ
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 00:01:38.43 ID:PBx7ioko
相変わらず扉の向こうからは少女の声が響いてくる。

病室のネームプレートは空白のままだ。

気がつけば、美琴はその病室の扉をノックしていた。

(……はっ、私ったらいったい何してるの? あの子達、リハビリ中のはずよね……
 いきなり自分たちの『オリジナル』が現れたらびっくりするんじゃないの?)

今更わたわたとあわてても遅い。

ノックをしてしまった以上、こちらの存在は病室の中に伝わってしまったのだ。

「ほらあ、何ボーっとしてるの?お返事がないとノック主さん困っちゃうよ?
 ってミサカはミサカは痛みをこらえながら忠告してみる」

「うっせェ、……どォぞ入ってきやがりください」

聞こえてきたのは少年の声だった。

美琴は小首をかしげながらも、覚悟を決めてノブに手をかけた。
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/26(金) 00:24:40.54 ID:qQSdLq.0
おいはやく
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 00:44:37.61 ID:PBx7ioko
ガチャリ、と小さな音を立ててドアを開く。

美琴は恐る恐るといった感じで病室を覗き込む。

そこで見たものは。

「ア?」

「……え?」

予想外の人物だった。

印象は、ただひたすらに白い。

髪も白い。肌も白い。身にまとった手術着のような簡素な病院服までもが白い。

ただ、その目だけが不自然なまでに赤かった。

美琴はその少年に見覚えがあった。忘れるはずがない。

「アンタは……!」

「超電磁砲か」

美琴にとっての破壊と絶望の権化、一方通行は少し驚いたようにそう言った。
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 00:47:58.57 ID:PBx7ioko
とりあえず今日はスレタイまで。
製作は落ちないんですごくスローペースになると思うので期待せずに気が向いたときにでものぞいてやってくれるとうれしいです。
おやすみなさい。
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 00:52:18.65 ID:ecnqoYwo
いいところで切るなぁ
超期待して超待ってるよおやすみー
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/26(金) 00:54:30.54 ID:AeLB0cSO
期待してるから頑張れ
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 03:13:34.45 ID:pLA4HHA0
期待してます!
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 20:36:02.53 ID:PIBUQDYo
まーだっかな
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/26(金) 20:57:53.51 ID:PBx7ioko
「……そうか、この病院には妹たちが何人かいるんだったな。
 わざわざこの俺を訪ねてくるとはずいぶんと度胸がある個体だな、オイ」

美琴の耳にその言葉は届いていなかった。

一方通行がベッドの上に座っていることとか、どう見ても入院患者であることとか、そういったことはどうでもよかった。

「な、何でアンタがこんなところにいるのよ……!」

「はァ?」

同じレベル5といっても、学園都市の第一位と第三位の美琴の間にはその実力に絶望的な壁がある。

第一位と初めて相対した夜を思い出す。

一方通行の前には美琴の攻撃は一切通用しなかった。電撃も、必殺のはずの超電磁砲も何もかも。

『常盤台の超電磁砲』としての自信とプライドが粉々に打ち砕かれた瞬間だった。

それほどまでに圧倒的な力を見せ付けられた。
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 20:58:47.57 ID:PBx7ioko
『絶対能力進化実験』が終了し、『妹達』の安全が確保された今、好んでかかわりたい相手ではない。

緊張でがちがちになった体に活を入れ、回れ右をしようとした。

「うう、この人は妹達じゃないよ、ってミサカはミサカは頭部へのぐりぐり攻撃をやめてほしいなって思いながら否定してみる」

「え?」

声のしたほうに目をやると、そこには10歳前後の青いキャミソールを着た少女がいた。

ベッドに上半身を倒し、その小さな頭を一方通行が拳で押さえつけている。

「あ……」

茶色い髪に茶色い瞳。頭のてっぺんからぴょこんと飛び出たひとふさのアホ毛が子供らしさを演出している。

その顔は毎朝鏡を通して見ている自分の顔に非常によく似ていた。
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 20:59:52.44 ID:PBx7ioko

何も知らない人間が見れば、一方通行と少女は仲のよい兄妹がじゃれているように見える。

実際そのような状況なのだが、中途半端に事情を知っている美琴の目にはそうは映らなかった。

(コイツ――まさかまた)

病室の空気が帯電する。

「アンタ一体なにやってんのよっ!」

美琴の絶叫と同時に前髪から稲妻がはしる。

狭い病室全体がまばゆいの光に包まれた。

「っ!?……この威力は」

「まさかまた、あのくだらない実験を繰り返そうって言うんじゃないでしょうね……!」

「うわわわわっ!」

怒りに満ちた美琴の声と、大慌ての少女の声が交差する。
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/26(金) 21:00:47.71 ID:PBx7ioko
美琴の身体の周囲からはいまだバチバチと雷光にも似た光が放たれている。

「そんなことしようってんなら……私は、私はっ、死んでもアンタを倒す!!」

「……面白ェじゃねェか。オマエオリジナルか。いいぜ! あの夜の続きといこうじゃねェか!!」

一方通行が布団を跳ね飛ばし、目をカッと見開く。

その真っ赤な眼光を美琴は正面から睨み返す。

「だめー!
 ってミサカはミサカはグリグリ攻撃を振り切ってお姉さまとあなたの間に割り込んでみる!」

それまで一方通行に抑えられていた少女がすばやく動き、美琴の前に立ちはだかる。

「え!?」

少女の意外な行動に美琴の動きが停止する。この少女がなぜ一方通行を守ろうとするのだろう。
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 21:01:29.16 ID:PBx7ioko
「クソガキ、オマエはどいてろ……ぐっ」

一方通行が突然頭を抱えてうずくまった。美琴はまだ何も攻撃を加えていない。

「え?え?」

「ああっ、もう、こないだ無理して外に出た時のダメージがまだ残ってるんだから興奮しちゃダメって
 ミサカはミサカは何度も忠告してるのに!!」

少女がわたわたとベッドに駆け寄る。

ちょこまかとしながら一方通行を覗き込む様子は、本気で心配しているように見えた。

「どうしようどうしよう! ナースコール!? 看護士さーん!
 ってミサカはミサカは大慌てでボタンをぽちっと押してみる!!」

「へ?……あれ?」

美琴は予想外の展開に、間抜けな声を上げ呆然とするしかなかった。
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 21:08:55.56 ID:GUjDzAAO
困ってらっしゃる
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 21:59:36.98 ID:ecnqoYwo
病院でビリビリはやめろwwwwww
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 22:20:39.20 ID:PBx7ioko
>>26
俺もそう思う
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 22:26:42.09 ID:2IGsJ72o
目の前に敵がいるんだからしゃーない
俺でもブリブリするよ
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/26(金) 22:32:08.74 ID:IpilUK20
病院でビリビリした為に本来なら助かったはずの大勢の患者の命が・・・(´;ω;`)
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 00:37:34.13 ID:pWmGtpwo
「……一体、どういうことよ」

腑に落ちない。例の無能力者に超電磁砲が通用しないことぐらいに納得がいかない。

学園都市最強の超能力者、一方通行が何かしらのダメージを受けている。

彼の能力『一方通行』による反射は、彼を害する全てのベクトルをはね返す。

それがなぜ?

駆けつけた医者と看護士に部屋から追い出された美琴は、病院の廊下で首をひねっていた。

(別人?ううん、あんな目立つヤツ見間違えるわけないし……)

そもそも一方通行が入院しているという時点でおかしい。

最強を傷つけられる存在が、あの無能力者を除いてどこにいるというのか。
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 00:41:04.46 ID:kqnh2Ro0
wktk
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 00:58:58.17 ID:dmwKjYAO
C
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 01:18:35.28 ID:V7END3Io
これは今現在進行形で進んでるのだろうか
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 16:02:13.22 ID:J4DIa.DO
支援
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 16:07:47.11 ID:K260qIM0
一方通行と美琴が腹割って話すシリアスSSが見たいと思っていたので支援
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 16:11:06.10 ID:H9ZqoXU0
続きはまだかね
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:18:35.94 ID:7ks4Wo6o
(あの子、ものすごくあせってた)

一方通行にすがりつく少女を思い出す。

『絶対能力進化実験』において『妹達』は単なる一方通行に虐殺されるためだけの使い捨ての道具。

生きることを選択した『妹達』にとって一方通行は敵として認識されたのではなかったのか。

虐殺されていたものが虐殺していたものが仲良くなるなどということは想像がつかない。

だが、現状を鑑みるにありえないことが起こっているとしか思えなかった。

そこに詳細を知らない自分が自体を引っ掻き回す。

この構図は不自然を通り越してどこか滑稽だ。

「なんだか私が悪者みたいじゃない」

ため息をひとつついた。
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:19:34.10 ID:7ks4Wo6o
「お姉様」

不意に声がかかる。

そこに立っていたのは、美琴と同じ常盤台中学の制服を着た少女だった。

同じなのは制服だけではなかった。

身長、顔立ち、体型、年頃。

頭のてっぺんから足の先まで、その容姿は美琴と瓜二つだった。

感情を感じさせない瞳だけが美琴のものと異なっていた。

「お久しぶりです、とミサカは定型文とともにぺこりとお辞儀をします」

「お久しぶり、ってことはあのときの? 確か……10032号でよかったかしら」

ツンツン頭の少年と一緒に一方通行に立ち向かったあの日に殺されかかった個体の検体番号が、確か10032号だったはずだ。

「正解です、とミサカはお姉さまの洞察力に賞賛を送ります」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:20:16.95 ID:7ks4Wo6o
重傷を負った10032号は学園都市に残ってリハビリ中だと聞いている。

どこでリハビリを受けているのかは知らなかったが、どうやらこの病院であるらしい。

ひとつの病院に知り合いが集まりすぎではないか、と美琴はまたこっそりとため息をつく。

「上位個体からお姉様に状況説明をして差し上げるように、と。

 上位個体は今手が放せないそうですから、とミサカはミサカがここにいる理由を説明します」

「上位個体?」

美琴は聞きなれない単語に疑問符を浮かべた。

それに対し、御坂妹は澱みのない口調でこたえる。

「はい、一方通行と一緒にいた発育不良の検体番号20001号、通称『打ち止め』と呼ばれる個体で、
 ミサカたちの形成するネットワークと全ミサカの管理者のような存在です、 
 とミサカは上位個体の外見的特長も交えた懇切丁寧な解説を行います」

「つまり、さっきのちっちゃい子のことね」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:23:49.84 ID:kqnh2Ro0
ktkr
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:37:29.63 ID:mMwSEADO
きてたか
支援
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:05:18.52 ID:OY0QJ4wo
「はい、そのとおりです、とミサカはお姉様の言葉を肯定します」

あの少女、打ち止めはやはり『妹達』の一員であるらしい。

ならばなおさら一方通行と一緒にいることが納得いかない。

「面倒だから単刀直入に聞くわ。その『妹達』の中でも重要な役割を担っている『上位個体』が、
 どうしてあの一方通行と仲よさそうにしているわけ?」

「ミサカはそれを説明するためにここに来たのですが、とミサカは前置きをします」

御坂妹はそこで大きく息を吸い込んだ。

よく観察しなければその表情の変化はわからないが、美琴の向ける鋭い視線に少したじろいだのだ。

「現在、我々『妹達』は一方通行が脳にダメージを受けて失った計算能力と言語能力を補助しています、
 とミサカは現状を説明します」

「は?」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:05:47.29 ID:OY0QJ4wo
「ミサカネットワークによる並列演算を一方通行に貸与している、と言い換えてもいいでしょう」

「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

一方通行の補助? 『妹達』が?

いや、それよりも何か重要なことを御坂妹は言っていなかったか。

「なんでしょう?とミサカは小首を傾げます」

美琴は混乱する頭で考えをまとめながらしゃべる。

「ちょっと整理するわよ。えーっと、現在ミサカネットワークは一方通行を補助している」

「はい」

「そして一方通行は計算能力と言語能力を……失った?」

「はい」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:06:15.90 ID:OY0QJ4wo
計算能力と言語能力を失う。それは超能力の使用に必要な演算ができなくなるということだ。

つまり、能力者としての死を意味する。

「一方通行が、超能力を使えなくなった、ってこと?」

「はい。まあ、ミサカネットワークの補助によりある程度は回復していますが、とミサカは補足します」

美琴は愕然とした。

いけ好かないどころか殺意を覚えるほどの相手だが、一方通行は学園都市の第一位の超能力者だ。

学園都市の学生180万人の頂点に立つ存在がその力を失ったとなれば大事だ。

それに同じ超能力者(レベル5)である美琴にとっても衝撃的だった。

自分が必死の努力で身につけた超能力とはそんなにもろいものなのか。

「どうして、そんなことに……?」

「話せば長くなりますが、お姉さまがご希望でしたら最初からお話しましょう、
 とミサカは絶望しそうに長いプロローグを語るべく、ミサカネットワークから記憶情報を
 ダウンロードしてみます」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:06:45.93 ID:OY0QJ4wo
打ち止めが調整途中で培養機から放り出されたこと。

紆余曲折あって打ち止めが一方通行に助けを求めたこと。

その際、外部組織とのつながりを持つ天井亜雄という研究者により打ち止めに学園都市破壊の為ウィルスコードが仕込まれていたこと。

一方通行は打ち止めと『妹達』を救うことを選択し、能力を使用してウイルスを除去したこと。

その際に頭部に銃撃を受け、取り返しのつかないダメージを負ったこと。

美琴は御坂妹の語る内容に一言も口を挟まず聞き入った。

「……以上です、とミサカは若干の疲労を覚えつつ話を終えます」

「なんだか、私の知っている一方通行とは別人みたいなんだけど」

話をすべて聞き終わった後でも、美琴はその内容を信じることができなかった。

「だいたいアイツはアンタたちのことをただの能力進化のための道具としてしか見ていなかったじゃない。
 むしろ[ピーーー]ことを楽しんでたように見えたわ。
 そんな外道がアンタ達を救ったっていうの?」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:13:42.43 ID:cwZC6tQo
支援
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/28(日) 23:17:22.08 ID:OY0QJ4wo
「すべて事実です。ミサカも彼がどのような心理で上位個体の命を救ったのかはわかりません。
 あの状況では上位個体を殺すという選択肢が一番楽だったでしょうに」

御坂妹がさらりと話した内容に美琴はいらだった。

「アンタたち自身はどうなのよ。一度助けてもらったからって許せるの?
 アイツが一万人以上の『妹達』を殺した事実は変わらないわ」

美琴のまっすぐな視線を御坂妹は正面から受け止める。

その上で、きっぱりとこう言った。

「ミサカたちもそのことについては承知しています。
 生きることを選択したミサカの総意として一方通行の行為はこれからも許すことはできないでしょう。
 ただ、同時に感謝もしているのです」

「感謝?」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:22:48.62 ID:1KpUenI0
wktk
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:29:10.07 ID:cIu6gR.o
見てるぞ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 23:39:19.15 ID:TIPLWj20
wwktk
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 01:56:01.12 ID:NKqUztU0
俺も見てるぞ!!
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 13:17:41.98 ID:EbjywQAO
俺も!!
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 15:05:20.10 ID:p1f0H1Mo
ここからどう展開するのか期待なんだぜぃ
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 19:12:23.07 ID:eGSfw0I0
wktk
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 19:36:05.08 ID:XLxAP9Q0
メル欄にsageで「[ピーーー]」とかでも書ける
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 19:37:15.33 ID:SQmjRWoP
sagaね
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:22:47.51 ID:lmXrnho0
既に書いてたりする
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:35:01.16 ID:yVsH5zAo
>>55-57
ありがとう。
内容がだらだらだからそんな殺伐ワード入ってないだろうと油断していた。
今後気をつけます。
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:35:59.52 ID:yVsH5zAo
「はい。ミサカたちの生命を脅かしたのも彼なら、そのことによってミサカたちの生命の価値を教えて

くれたのもまた彼なのです。
 もちろんお姉様や上条当麻の存在あってこそのことですが、とミサカは当然の事実を付け足します」

美琴はあきらめたように首を左右に振る。

「やっぱりわからないわ」

自らの体細胞クローンとはいえやはり目の前の人物、いや人物達の考えることは理解の範疇を超えて

いた。

「あんたたちのその思考も。一方通行の行動の意味も」

一万回の悪行をたった一度の善行で、果たして帳消しにできるものか。

美琴は目の前にいる『ミサカ』という存在がやはり自分自身と大きく異なるものだと再認識した。

「一方通行が何を考えているのかという点についてはミサカにも分かりません。
 本人に聞いてみたらいかがですか? とミサカは提案します」

「本人に、ってアンタねえ」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:40:02.33 ID:yVsH5zAo
それにはさすがにためらいを感じる。

一方通行の顔など二度と見たくないというのが美琴の本音だった。

そんな美琴の心情を知ってか知らずか、御坂妹はまたもや美琴を驚かせる一言を発した。

「彼は本当は『実験』などやりたくはなかったのではないか、と上位個体は推測しています」

「え?」

美琴の目にはあのときの一方通行がいやいや『実験』を行っていたようには思えなかった。

『実験』という名の『殺戮』に自ら喜んで参加していたように見えた。

笑いながら人を殺せる人間が、実験に抵抗を覚えるなどといった感傷を持つだろうか。

「これは上位個体の推測でありミサカの意見ではありません。詳しく聞きたいのであれば、
 やはり上位個体に質問しては、とミサカはお勧めします……あ」

ふらりと御坂妹の体が揺れる。
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:41:55.54 ID:i7NSxbwo
きてるー見てるぞー
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:44:21.21 ID:yVsH5zAo
美琴が慌てて手を差し伸べたので、なんとか転倒は免れた。

よくよく見れば、御坂妹の額にはいくつか汗が浮かんでいた。

「ちょ、ちょっとアンタ、大丈夫!?」

「怪我人に無理させてもらっちゃ困るね?」

キィ、と小さな音がして目の前の病室の扉が開く。

そこから出てきたのは美琴も見覚えのある医者だった。

カエルによく似た顔の医者は御坂妹に近づくと、手馴れた手つきで顔色や脈拍などをすばやくチェック

した。

「まだ無理はよくないね。 君たちの上位個体も含めてまだ調整は終わっていないのだからね?」

カエル顔の医者の後ろに控えていた看護士が美琴に代わって御坂妹を支える。
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:49:06.65 ID:yVsH5zAo
「今日のところはこの子の体調もあの少年の具合もよくないし、何か聞きたいことがあるのなら明日以降にしてくれないかな?
 もちろんその際にはくれぐれも患者を興奮させないように頼むよ?」

「……わかりました」

完全下校時刻はとうに過ぎている。窓の外もすでに黄昏ていた。

美琴にとってもこのあたりが潮時だ。

「お姉様」

看護士につれられてどこかへ去ろうとしていた御坂妹が美琴に声をかける。

「ミサカはお姉様に感謝しているのですよ。だからお姉様にこれ以上重荷を背負って欲しくないのです、
 とミサカは心からの願望を口にします」

それだけ言って、御坂妹は看護師と医者と共に廊下の奥へと消えていった。
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 21:56:50.59 ID:i7NSxbwo
これはいいミサカ
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:13:39.36 ID:yVsH5zAo
***

「どーゆーことよ」

門限は過ぎていたものの、なんとか寮監に見つからずに部屋に戻った美琴はベッドの上で不満の声を上げた。

(『一方通行』『妹達』『打ち止め』……)

説明を受けてもまったく実感がわかない。

(だって、あの一方通行よ?)

枕を抱きしめてごろごろ転がっても結論は出ない。

『本人に聞いてみたらいかがですか? とミサカは提案します』

「行くわけないじゃない。あんなヤツのところに」

ぼすっ、と枕を壁に投げつける。手持ち無沙汰になった美琴は仰向けになって天井を見つめた。
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:14:52.45 ID:yVsH5zAo
『何か聞きたいことがあるのなら明日以降にしてくれないかな?』

「また明日、か」

明日、打ち止めと一方通行を訪ねてみたら何か変わるだろうか。

『何か』が変わって欲しいような、変わって欲しくないようなもやもやとしたよくわからない感情が頭を支配する。

「私はいったい、どうしたいんだろう。何を知りたいんだろう」

独り言が多くなっている自分に気づく。

美琴は空っぽの隣のベッドに目をやる。いつも同じ部屋で時間を過ごしている後輩はしばらく帰ってこない。

なんだか急に一人でいるのが寂しくなった。

「……でも黒子のお見舞いにはできるだけ行ってあげたいし、な」

考えることが面倒になった美琴は、壁際に転がった枕を引き寄せてそっと目をつぶった。
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:37:03.28 ID:yVsH5zAo
***

「むむむむ、なんだかアナタがちょっとイライラしている気がする!
 ってミサカはミサカはズバリと指摘してみる」

夜の帳も落ち、静かになった病院の一室に打ち止めの声が響く。

部屋の中で唯一の明かりはベッドの脇机に置かれた卓上ライトだけだった。

「ガキはさっさと自分の病室に帰って寝ろ。消灯時間は過ぎてンだ」

ベッドに横たわった一方通行が打ち止めに背を向けたまま

「残念、ここは個室なので小声で話せば誰にも迷惑はかからないって
 ミサカはミサカは悪い子の発言をしてみたり」

「出て行けっ」

一方通行は打ち止めに向かって枕を投げつけた。
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:39:57.66 ID:yVsH5zAo
枕は放物線を描いて正確に打ち止めの胸の辺りへ飛来する。

打ち止めはそれを難なく受け止めた。

「えへへー、ちゃんと受け止められるスピードで投げてくれるあたりに
 ミサカはミサカは隠し切れていない優しさを感じてみる」

「チッ」

打ち止めは枕を持ったまま、ちょこちょことベッド脇に近づく。

「興奮するとまた頭が痛くなるよ? ってミサカはミサカは忠告してみる」

薄明かりの下で再び顔を背けようとする一方通行の顔を覗き込んだ。

「……お姉様(オリジナル)のこと、気にしてるの?
 ってミサカはミサカはおそるおそる口に出してみる」

打ち止めは一方通行を心配するような視線でじっと見つめる。

その程度のことは無視すればいいのだが。
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:45:14.62 ID:o6coA/Qo
sienn
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:47:39.37 ID:yVsH5zAo
「……悪ィかよ」

一方通行はなぜかその瞳に弱い。

その無邪気な光に自分の邪悪さが見透かされそうでまっすぐ視線を返すことができない。

「ううん。それは当然のことだと思うってミサカはミサカはアナタの気持ちを肯定してみる」

「……」

「アナタはミサカたちに対して罪悪感を抱いている」

一方通行は打ち止めの言葉につまらなさそうに目を細めた。

そこで打ち止めの言葉をさえぎることもできただろうが、一方通行は無言で視線をそらすだけだった。

「その感情はお姉様、つまりオリジナルの御坂美琴に対してもアナタは無意識のうちに後ろめたさを感じている、
 とミサカはミサカは分析してみる」

ミサカネットワークのを形成するミサカの中の上位個体という特別なポジションにいるためか、この少女は時々外見とは不釣合いな大人びたことを言う。

それは違う、と強く否定しようとした。

しかしなぜかわからないけれど否定の言葉を口に出すのがためらわれた。
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:50:13.84 ID:yVsH5zAo
「ハイハイ、精神科医もビックリのトンデモ精神分析ありがとうよ」

だから、一方通行は軽く茶化すように返答した。

「……でもね、お姉様とアナタがちょっとでいいから仲良くなったらいいのにな、ってミサカはこっそり思ってみる」

「はァ?」

無理に決まっている。

自分と同じ遺伝子を持った存在を一万人弱殺してきた人間と、仲良くなどできるわけがない。

「……寝言は寝て言え。というわけでさっさと寝ろ。俺は寝る」

吐き捨てるようにそれだけ言うと一方通行は頭から布団をかぶった。

「ええー!? 寝る寝る言い過ぎなんじゃない?
 ってミサカはミサカはねるねるねーるねってお菓子があったなあと思い出してみたり」

(うるせェな。電池残量を気にしなくていいンならコイツの声も反射してやるのによォ)

一方通行は打ち止めの声をさえぎるように頭から布団をかぶった。

そして、今日の夕方ごろに突然部屋に乱入してきた少女を思い浮かべながら浅い眠りについた。
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 22:58:55.45 ID:o6coA/Qo
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:15:59.26 ID:i7NSxbwo
ちょっとじゃなくてかなり親密になったらいいのになっ
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 23:30:30.18 ID:yhd8HjAo
どうでもいいけど製作速報ってVIPで立てたスレの続編のSSじゃないとダメなの?
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:34:11.78 ID:yVsH5zAo
>>74
む。少なくともこのスレは続編でもなんでもないぞ
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:34:17.27 ID:i7NSxbwo
そんなことないけど、最初からここで立てても人こないと思う
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 23:36:56.22 ID:yhd8HjAo
SS書こうと思ったけどVIPで規制されてる

じゃあ製作速報でSS書こう

って奴は叩かれたり人が来なかったりするわけか
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:39:00.42 ID:i7NSxbwo
叩かれてるのはみたことないけど
まあ人口がVIPと全然違うし、保守も支援いらないからレスが少なくなるのは仕方ないと思う

>>75
俺はずっと見てるぞ
頑張ってくれ
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:45:07.50 ID:yVsH5zAo
シリアスとか面白い展開とかじゃないし、投下ゆっくりだし、
名前「」って形式じゃないからvipになじみにくいだろうなと思ってこっちで書いてる
普段はvipでSSスレ立てることが多いけど
このスレは完全に思いつき+自分の書きたいこと100%で書いてるから人が来なくてもいいと思ってる

でも見てくれる人がいるならありがたい。
>>78ありがとう
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:46:40.10 ID:SQmjRWoP
俺も見てるよ
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 23:47:04.25 ID:XYCQNh60
俺もずっと張り付いてるぜ!
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:48:31.35 ID:9FCQhwDO
俺も最初から見てる
頑張ってくれ
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:49:51.07 ID:Vi5Ovg20
最後まで頑張れ!
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:51:50.90 ID:KkA695Qo
俺もいるぜ
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:56:41.23 ID:3ZzFjPQo
見てるよー
VIPの続編じゃなくてもちゃんと見てる人はいるぜ
暇あれば検索してるし
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:56:43.67 ID:/096qqkP
見てるぞー
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 23:57:49.84 ID:i7NSxbwo
ROMりすぎワラタ
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/30(火) 00:07:09.64 ID:TEJWuPco
製作速報のSSってどこで検索するの?
あと「ピー」ってなるのはなに?
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:10:25.69 ID:qaXL3gAo
こ ろ す とか規制がはいってピーってなる
製作速報の板を専ブラに入れてあとは他の板と同じ
使ってる専ブラのサイトに入れ方書いてあると思うぞ
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:11:25.48 ID:Vtt5CeE0
>>88
ここに規制言語一覧載ってる

パー速機能覚書・テスト
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1265103855/
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:12:01.50 ID:8xLkudEo
支援とか保守が無いからわかりにくいが、見てるひと多いんだな
俺もこのスレ最初から張り付いてる
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:12:53.43 ID:Vtt5CeE0
あと規制言語回避は目欄にsagaって入れる
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:22:56.47 ID:C89lIDso
え……俺が一方×むぎのんにニヤニヤしてる間になにがあったの……
ひといっぱいいてはずかしいじゃん
でもすげーありがたいです
優しさに包まれる感じになってるwwwwwwww

そして>>90よく知らんかったから非常にありがたい

たきつぼときぬはた超かわいいです。
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:23:44.71 ID:C89lIDso
***

「お姉様? お姉様、どうしましたの?」

黒子の声で美琴ははっとわれに返る。

「あ、黒子? なんか言った?」

「もう、お姉さまってばりんご剥きすぎですわよ。
 二人で食べるには少し多すぎるのではありませんこと?」

「え? ……あ」

美琴の座る椅子の脇に置かれたサイドテーブルを見ると、そこには皮を剥かれたりんごが3つ並んでいた。

食べやすく切られたわけでもなく、皮を剥かれただけで放置されていた。

最初に剥いたであろうりんごはすでに軽く変色していた。

「お見舞いに来てくださるのはうれしいのですけれども、今日のお姉さまは少し変ですの」

黒子がほほを膨らませて言う。
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:25:01.67 ID:qaXL3gAo
>>93
俺もあれ見てるわ、きぬはた超かわいいです
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 00:34:51.79 ID:C89lIDso
「ごめんごめん、そんなすねないでよ」

美琴は手に持った4つ目のりんごを皿の上に載せて苦笑した。

剥いてしまったからにはこのりんごの大半を食べるのは自分の仕事だろう。

「……やはり、昨日隣の病室で騒いでいたことが原因ですの?」

「え」

黒子がため息をつく。

「やっぱりですの。騒いでいたのはお姉様だってことくらい知ってていましてよ?」

美琴は息を呑んだ。昨日の会話は[ピーーー]だの殺しただの、物騒な内容だった。

学園都市の暗い部分を知らない黒子には聞かせたくないことだった。

「き、聞こえてたの!?」
97 :またうっかりやっちゃった [sage]:2010/03/30(火) 00:45:40.44 ID:C89lIDso
「盗み聞きは趣味じゃありませんから内容までは把握しておりませんが。
 そう、黒子は空気の読める女」

なぜかうっとりとしている黒子に冷や汗を悟られないように美琴は極力平静を装った。

「単に知り合いがいてびっくりしただけよ」

なんとかごまかせたのか、黒子はふうんとうなずいただけだった。

隣室との間を隔てる壁をじっと見つめながら黒子は言った。

「お姉さまのお知り合い……。わたくし、ご挨拶に伺ったほうがよろしいかしら」

「ぜっっっったいにダメ!!」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:00:26.39 ID:gjkTKcDO
いいよーいいよー
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:07:44.83 ID:C89lIDso
美琴の声に黒子はビクッと体を震わせる。

「お、お姉様、どうしましたの?
 わ、わたくしはもし隣室の方が殿方でしたらお姉様に不埒な真似をしないよう釘をさしておこうと思っていただけですわ!」

「……そんなこと考えてたのアンタ」

釘をさすどころか下手したら逆に命がない。

まちがっても黒子が隣室に突撃したりしないようにきつく言っておこう、と美琴は心に決めた。

だが美琴が口を開く前に黒子が顔を青くした。

「ま、まさかあの類人猿!?
 お姉様、あの殿方が隣にいるのではないでしょうね!?」

「あー、ないない、それはないわ」

美琴は冷めた表情で手をパタパタとふった。
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:12:20.83 ID:C89lIDso
「その反応でしたらあの殿方ということはなさそうですわね。安心いたしましたの。
 わたくし、お姉様を悩ます人間といったらまず真っ先にあの殿方を思い浮かべてしまいましたわ」

「な、なんで私がアイツのことで悩まないといけないのよっ」

顔を真っ赤にして反論する姿を見れば否定する要素はひとつもないように思える。

しかし本人に自覚がないようなので救いようがない。

黒子は半目でじたばたと挙動不審な美琴を見た。

「な、何よその目は。私は別にアイツのことなんて」

「はあ、よろしんですのよ。今に始まったことではありませんし。
 それよりも、わたくしはお姉様の今現在の悩みのほうが心配ですの」

一転してまじめな表情を浮かべた黒子に美琴はたじろいだ。軽くごまかせるような雰囲気ではない。
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:13:21.66 ID:C89lIDso
「また何を一人で考え込んでいるのかはわかりませんが、隣の病室の方に関係することなのでしょう?
 わたくしのお姉様は常に凛々しく美しくあっていただかないといけませんわ」

「つまり、何が言いたいのよ」

いぶかしがる美琴に、黒子は極上の笑みを浮かべた。

しなやかなその表情は、挑発的で、なおかつ官能的にさえ見える。

「当たって砕けてくればよろしいじゃありませんの。
 うじうじ悩むのは私の知っているお姉様らしくありませんことよ?
 なんならわたくしが隣の方とお話をつけて差し上げますわ」

美琴は黒子の笑みに気おされたように押し黙った。

こういうときの黒子こそ、自分などよりずっと凛として美しいと美琴は思う。

「ご安心くださいな。もし砕け散ってしまわれたのならこの黒子がお姉様を受け止めて差し上げますの」
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:14:29.64 ID:C89lIDso
今日はここまでですー。
なかなか本題に入りませんがおやすみなさい。
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:17:39.45 ID:qaXL3gAo
おつ
続きが気になるわ
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:22:34.25 ID:JBW.vv6o
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:29:54.97 ID:Vtt5CeE0
超乙!
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:49:31.57 ID:ryl2vYMo

ところで一方×むぎのんのスレってどこ?
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:50:31.40 ID:qaXL3gAo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1269602743/
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 01:52:57.42 ID:ryl2vYMo
ありがとう
超ありがとう
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 11:44:45.89 ID:lCmYdwDO
受け止めるって肉片的な意味でかな?
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/31(水) 01:05:19.67 ID:mrMQ60go
おお、いい感じ。作者がんばってくれー。
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/31(水) 09:00:29.88 ID:fWe.YIAO
支援
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/31(水) 13:59:57.26 ID:UOV.ZSYP
期待
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:35:43.38 ID:/bATcHco
>>109
もちろん百合的な意味で
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:36:18.89 ID:/bATcHco
***

「入るわよ」

美琴は返事を待たずに一方通行の病室のドアを開けた。

姿を見る前に一方通行の声を聞けば逃げてしまいそうな気がしたからだ。

「一方通行! ……あれ?」

思い切って勢いよく開けたドアの向こうは無音だった。

病室で動いているものは、細く開かれた窓から吹き込む風に揺られるカーテンだけだった。

「いない……? っているじゃない」

ベッドの上に積まれた掛け布団がこんもりと人の形にもりあがっている。

その端からは白い後頭部がちらりとはみ出ていた。

打ち止めはいないようだ。二人きりというのは少し気まずいな、と思いながら美琴は一方通行に近づく。
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:36:30.91 ID:ow0SrOso
キター
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:37:47.48 ID:O/6/Eq.P
待ってました
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:38:45.36 ID:8qoJhfAo
期待
118 :むぎのんにはりついてるから遅い [sage]:2010/04/01(木) 00:46:21.40 ID:/bATcHco
「話があるんだけど」

一方通行は美琴に背を向けたままの姿勢で答えない。

(返事くらいしなさいよね)

思い切って来てみたはいいもののまったく相手にされていない。

無理もない。自分とこの少年との間には圧倒的な戦力差があるのだ。

(当然よね。……でも!)

「いい加減無視しないで!」

一方通行の頭に顔を寄せるようにして怒鳴る。その声に反応するかのように一方通行が身じろぎした。

そして布団の中で身体をもぞもぞと動かすと、寝返りを打つように美琴のほうを向いた。

「むゥ……ンン」

「へ?」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 00:51:15.58 ID:ow0SrOso
寝てるwwwwwwかわいすwwwwww
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:00:30.74 ID:/bATcHco
あと少し近づけば顔と顔が触れ合いそうな距離なのに、美琴は一方通行と視線を合わせることはできなかった。

一方通行の瞳は硬く閉じられていた。美琴の声をうるさがるようにその眉間には深くしわがよっていた。

(寝てる……?)

睡眠という人間的な行為を一方通行がとることに美琴は拍子抜けした。

美琴にとって一方通行とは、悪の化身そのものであり、理解の範疇外にいる存在だ。

そういえばコイツも一応人間なのかもしれないと、当たり前のことを思う。

(というか、あれだけ怒鳴っても起きないとか)

案外この少年は鈍いのだろうか。それとも『脳へのダメージ』とやらが原因で疲れがたまっているのか。

美琴はとりあえず一方通行を観察する。
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:19:56.52 ID:ow0SrOso
マダカー
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:21:25.67 ID:/bATcHco
美琴が静かになったせいか、先ほどまでの険しい表情ではなくなっていた。

穏やかなその表情に実験のときの面影はない。

(うわー睫毛まで白いわコイツ。人が寝てるときの表情って意外に素直そうに見えるわね)

その線の細さと病院という環境もあいまって、病弱な少年ですと説明されれば信じてしまいそうだ。

至近距離でじろじろ見られても起きない神経はどうなっているのだろう。

ともすれば吐息がかかりそうな距離である。

(……って近い! 顔近い!)

ざっ、と俊敏な動作で美琴はベッドから1メートルほど後ずさる。

その物音で起きたか、とも思ったがそのようなことはないようだ。

一方通行は相変わらず静かな寝息を立てて眠り続けていた。
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:28:32.14 ID:/bATcHco
(なんかここまで起きないとわざとなんじゃないかって思えてくるんだけど、調子狂うなぁ)

美琴は再び一方通行に近寄る。

どこまでやったら起きるんだろうか。

美琴のイタズラ心がむくむくと沸いてきた。

あまりの平和な寝顔に、第一位への怒りと恐怖が一瞬薄れたのかもしれない。

「えい」

人差し指を立て、それをそのまま一方通行の白い頬につきさす。

指先は弾力のある、滑らかな感触を美琴に伝えた。

「うわー、ほんとに反射しな……い?」

目が合った。

半開きになった焦点の合わない赤い瞳が美琴へと向けられていた。
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:30:55.25 ID:O/6/Eq.P
気まずい
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:36:10.38 ID:ow0SrOso
これは恥ずかしい
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 01:40:39.99 ID:/bATcHco
「……」

「……」

「お、おはよ」

沈黙に耐え切れず、美琴は上ずった声を出して笑顔を作る。

もちろん人差し指は一方通行の頬にささったままだ。

一方通行が布団から手を出し、頬に触れる美琴の手を握った。

「!?」

「クソガキィ、人が寝てる間に鬱陶しいことはやめろっていっつも言ってンだろォが……」

眠そうな声でそう言って、一方通行は美琴の手を優しく遠ざける。

その手は美琴に手を握ったままシーツの上に落ちた。

「ちょ、ちょっとはなしなさいよ! っていうか寝ぼけてんの!? ねえ!」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:09:26.11 ID:/bATcHco
一方通行は閉じた瞳をもう一度重そうに持ち上げた。

「クソガキィ、オマエの声は頭に響くっつってンだろ……ンだァ? なンか背ェ伸びて……」

「……はなしてほしいんだけど」

病室に再び沈黙がおとずれた。

一方通行の目の焦点が徐々に美琴に合う。

一方通行の脳が彼の寝起きにしては珍しく高速で働いて現状を整理する。

なぜか超電磁砲が一方通行の顔を覗き込んでいてなぜか頬をつついていて、なぜかそれを一方通行が打ち止めのイタズラか何かと勘違いし、なぜかその手を握っている。

「……」

美琴は気まずそうに一方通行から視線をそらした。

一方通行も美琴の手をそっとはなす。

「あァ、とりあえず、ここ3分くらいの出来事をなかったことにするか」

「……そうね。異論はないわ」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:10:09.22 ID:ow0SrOso
かわいいな二人ともwwwwwwww
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:11:00.49 ID:HI5oHwUo
やべぇ、面白い。
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:13:42.93 ID:/bATcHco
今日はここまでで寝まする。
たぶん明日の夜来ます。
明日の朝に可愛いむぎのん一方さんが見れますように。
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:15:01.15 ID:HI5oHwUo
乙!

麦のん、一方さんもよいよね。
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 02:16:26.29 ID:ow0SrOso
おつ!
待ってるよ!
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/01(木) 02:32:34.37 ID:e7OaR4s0
これはあれか、学園都市最強のカップル誕生かそうなのか
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 03:13:10.99 ID:FsGp6UDO

これはかわいい
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 08:24:21.66 ID:VLxV4MUo
かわいすぎるwwwwwwwwww
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 10:13:50.91 ID:A7wqNHoo

こういうシリアスな一方さんもいいな
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/01(木) 18:42:08.43 ID:Oy0kwQAO

なんという俺得
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 02:23:07.42 ID:vhOuJcE0
こなーな
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 13:45:00.75 ID:hvL/P.DO
まだかなまだかな
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 17:40:31.75 ID:nPv6.GYo
もう我慢できないわ
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 22:57:29.45 ID:4.m.XAwo
一方通行は何事もなかったかのようにゆっくりと上体を起こした。

「それで今日はまたなンの用だ。 またバチバチして出入り禁止になるつもりですかァ?」

一方通行がねめつけるような視線で美琴を見上げる。

ニヤニヤとした薄ら笑いは『実験』のときの一方通行を彷彿とさせた。

「ア、アンタに聞きたいことがあってきたのよ」

美琴は精一杯の虚勢を張り、努めて冷静に聞いた。今にも暴発しそうな思いを咽の辺りでぐっとこらえる。

「……妹達を助けたんですってね。そのせいで能力が使えなくなったとか?」

口元に笑みを張り付かせたまま、一方通行の目がすっと細くなる。

冷笑するようなため息が漏れた。
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 22:57:59.49 ID:4.m.XAwo
「くだらねェこと知ってンなァ、オマエ」

「なんで?」

そのシンプルな問いに、一方通行は一瞬黙り込む。

そして、ぼんやりとした視線で病室の蛍光灯を眺めながら答えた。

「別に意味なんてねェよ。
 気に入らねェ研究者をぶっ殺したらついでにあのガキが勝手に助かってやがっただけだ」

「アンタが打ち止めを……あの子達を助けたっていうのはただの偶然だったっていうの?」

美琴の声が高くなる。

「偶然以上に何があるってンだ?……まァ、能力に制限がかかっちまったっつゥのは想定外だったがな」

鼓動が早くなるのを感じる。それが怒りのためだと気づくのに少し時間がかかった。
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 22:58:27.20 ID:4.m.XAwo
一方通行の視線が天井から美琴に移される。

からかうような赤い視線が美琴に絡みついた。

「制限がかかったところで第三位の超電磁砲程度なら軽く瞬殺できるンだぜ?
 なンなら試してみるかァ?」

目の前の白い人間がいったい何を言ったのか。沸騰寸前の美琴の頭では理解しかねた。

「もっとも、オマエと同じ顔の人間なんざこっちは殺し飽きてンだけどな」

その口元の歪みが笑みを意味していることに気づいたときにやっと美琴

「あ、んたはああぁぁ!!」

美琴の怒声とともにその前髪に火花が散る。

「やっぱり何も変わってないじゃない!」

美琴は握り締めた拳を高く振り上げて――
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 22:58:59.57 ID:ucG3wtco
常駐してるSSスレで次々と投下されて嬉しい
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 22:59:05.90 ID:4.m.XAwo
一方通行の表情が無くなったのに気づいて、冷静になる。

「アンタをちょっとでも信じそうになった私が馬鹿だったわ」

行き場を失った拳を下ろし静かな声でそう言った。

そしてそのまま美琴は一方通行に背を向けて振り返らずに病室から出て行った。

ドアを閉める寸前に小さく聞こえてきた、

「悪党がそう簡単に善人になってたまるかっつゥンだよ」

という声が少し弱々しく感じたのは気のせいだと思った。



「違ェよなァ、なァンか違うンだよなァ……クソ!」

一方通行一人になった病室に、ベッドを殴る鈍い音が響いた。
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 23:11:40.80 ID:s7TdqUco
きったあああああふぉおおおわああああふぉわああああああ
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 23:36:31.29 ID:cI.oGOEo
キタキタ、期待してる!
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 23:55:08.23 ID:RKDVTMDO
機転じゃねーか
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 01:09:08.97 ID:pJ1Mq9Qo
***

美琴は病院の中庭のベンチでぼうっとしていた。

勢いに任せて建物から出たはいいものの、よく考えたら黒子の病室に荷物が置きっぱなしだった。

黒子の病室に行くならまた一方通行の部屋の前を通らなければならない。

なんとなくそれが嫌で立ち上がることができなかった。

「お姉様、表情が冴えませんね、とミサカは手の中の空き缶をじっと見つめるお姉様に声をかけてみます」

顔を上げると、御坂妹が目の前で美琴を見下ろしていた。

「失礼します、とミサカはお姉さまの隣に腰を下ろします」

制服のスカートの折り目を気にするようにしてベンチに座った御坂妹は、無感動な瞳で美琴をじっと見つめる。

「な、なによ」

「ご気分が優れませんか? もしや上位個体や一方通行と何かあったのでは? とミサカはお姉様にお尋ねします」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 01:09:45.95 ID:pJ1Mq9Qo
もやもやの原因そのものズバリをつかれて美琴はたじろいだ。

「う、何よそれ、やっぱりネットワークでそんなこともわかっちゃうわけ?」

「いいえ。昨日も同じような表情をしていましたから、とミサカは推測の根拠を明確にします」

なんとなく、自分のクローンの少女にすべてを見透かされている気がして言葉に詰まる。

そんなはずはないと、咽の奥から声を搾り出す。

「……そうよ。一方通行とちょっと話してきたの。それでわかったのよ」

「なにがですか? とミサカは質問します」

少し首をかしげるような仕草が機械仕掛けの人形のようだ。

無機質な瞳がその印象をより深くしていた。
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 01:11:13.00 ID:pJ1Mq9Qo
日付的には「明日の夜」で間違いなかったよねと言い訳をしつつ。
今日は以上でおやすみなさい。
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 01:16:51.81 ID:7QjCgewo
乙、おやすみー。
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 02:16:11.94 ID:gGIEiCUo
おつ!おやすみ!
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 03:11:52.09 ID:0uZcboDO

>>150の最初が『もやしもやし』に見えたのは秘密

一方さんが切なすぎてヤバい
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 12:39:07.81 ID:aJiq/UAO
>>154
コーヒーふいたじゃねぇか

一方さんかっこいい
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/03(土) 14:17:41.99 ID:pe8pIMDO
露悪的に振る舞ってしまうのがいかにも一方さんだよなぁ
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 21:41:58.82 ID:pJ1Mq9Qo
「あいつが相変わらずただの外道だってことよ。アンタたちを助けたのは偶然だとか、意味はないとか……
 一万人殺したことについてもまったく気に留めてなかったわ。
 アンタたち、いいように騙されてるだけなんじゃないの?」

美琴は視線を手元の空き缶に戻し、消え入るような声でつぶやいた。

クローン体の少女はうつむく美琴を覗き込むようにしてゆっくりと口を開いた。

「このミサカも個人的に彼に全面的には好意はもてませんが、とミサカは正直なところを吐露します」

「なら」

御坂妹は美琴の言葉をさえぎり、続ける。

「上位個体を助けた状況はこのミサカもネットワークを通じて知っています、
 とミサカはネットワークの便利さにお姉様に似て薄っぺらい胸を張ります」

「ちょっと! アンタ、それは今どうでもいいでしょうが!」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 21:50:00.21 ID:pJ1Mq9Qo
思わず顔を上げると御坂妹はまだまっすぐに美琴を見ていた。その目はふざけているようには見えない。

「ミサカたちを助けたのは偶然でもなんでもなく、彼自身が選択したことだとミサカは断言します」

「え?」

「彼が怪我を負ったとき、打ち止めを見捨てるという選択をしていれば負傷することはなかったのです、
 とミサカは事実を述べてみます」

御坂妹が淡々と述べる内容が事実だとしたら、一方通行の態度の理由がわからない。

「だったらなんで……」

美琴は一方通行の歪んだ笑みと、真剣な顔で美琴の前に立ちふさがった打ち止めの姿を思い出す。

一体どちらを信じればいいのか。

「彼はお姉様と同じでツンデレ属性ですから素直になれないのでしょう、とミサカは推測します」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 21:55:40.86 ID:sHuXp5Yo
ツンデレってレベルじゃねーぞ?ww
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 22:01:00.32 ID:pJ1Mq9Qo
「はあ?」

冗談なのか真剣なのか、御坂妹の無表情からは図りかねる。

「上位個体なら彼のことミサカよりも詳しく知っているはずです、とミサカはアドバイスします」

「……」

ミサカネットワークを司どる上位個体、打ち止めの心情を確かめたい。

しかしもう一度一方通行と顔を合わすのはさすがに気まずい。

逡巡していると御坂妹が不自然に視線をそらして大きな声を出した。

「そういえば上位個体は今の時間入浴中のはずだから風呂場の前で待ち伏せしていたら会えるはずだなあと
 ミサカは少し大きな独り言をつぶやきます」

美琴は御坂妹の言葉にポカンとする。どうしても美琴を打ち止めに会わせたいらしい。
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 22:02:03.46 ID:pJ1Mq9Qo
彼女は彼女なりに美琴を元気付けようとしているのだ。

そのおかげか、少し元気が出てきた気がする。

美琴の表情に久しぶりに笑みが戻る。

「ありがとう」

美琴はそう言って立ち上がった。

黒子や御坂妹に背中を押してもらわなければ満足に動くことができない自分が情けない。

そんな自分を後押ししてくれる人が周りに何人もいる。それはなんて幸せなことなんだろう。

美琴は地面を強く蹴って病院の出入り口に向かって勢いよく走り始めた。
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 22:15:45.05 ID:KL4AWYE0
見てるぞ
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 23:48:05.67 ID:l9lb65Y0
北ああああ 待ってました!
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:01:04.05 ID:M5A9rWMo
「入院患者用のお風呂場ってどっちですか!?」

廊下を歩く気の弱そうな看護士を捕まえ、かなりの剣幕で風呂場の位置を聞き出す。

そして短く礼を言った後、美琴は軽い足取りで駆け出した。

その勢いに驚いた女性看護士はしばらくポカンとしていたが、美琴の騒がしい足音にはっとしてその後姿に声をかける。

「びょ、病院内は走らないでくださいっ!!」

その声は美琴に届いたのか、全速力が小走り程度に変わる。

それでもはやる気持ちを抑えきれず急ぎ気味に階段を上る。

聞いたとおりの場所に風呂場であることを示すプレートを発見した。

「こ、ここね」

よしっと気合を入れるために自分の両頬をぱちんとはたく。

何を話そう? どうやって話を切り出そう。
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:01:58.14 ID:M5A9rWMo
そもそも打ち止めは自分たちのオリジナルである自分をどう思っているのだろう。

ドキドキしながら脱衣所のドアノブに手を伸ばすが、そこで気づいた。

入浴中に風呂場に飛び込んでどうする。

(少し、冷静にならないとね……)

興奮を抑えるために眉間を人差し指と親指でつまんでぐりぐりと揉む。

結局打ち止めが出てくるのを待つしかない。

大きく深呼吸してから脱衣所の入り口に対面した壁に背中を預ける。

(とりあえずまずは自分の気持ちを整理……)

と思考をめぐらしはじめたところで脱衣所から物音がした。
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:06:33.60 ID:M5A9rWMo
ガチャリ、と扉の開く音とともに扉越しに少女の声が響く。

「ふいー、すっきりしたーってミサカはミサカは扇風機の前という好位置に陣取ってみる」

聞き取りづらいが確かに打ち止めの声だった。

美琴は簡単に目的の少女を見つけられたことにほっとして声をかけようとした。

「ぶあっ!? 背後から何者かに目潰し攻撃を!? うわわわわわ、わっしゃわしゃするのはやめてー!
 ってミサカはミサカは誰かに助けを求めてみる!!」

打ち止めの声が悲鳴じみたものに変わった。

(『無防備な入浴中は最も命を狙われやすい』――ってのをこの間少年漫画で読んだ気がする!)

一万人強の『妹達』を統べる上位個体。ともすれば軍事利用も可能である。

彼女が何者かに狙われるのは十分に起こりうることだ。

美琴は迷わず脱衣所のドアを開けた。

「打ち止め!! 大丈夫!?」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:07:13.83 ID:M5A9rWMo
「オイクソガキ! 風呂から上がったらまず髪を乾かせっつってンだろ!風邪引くだろォが……あ?」

「んんー!前が見えないよう、ってミサカはミサカは……あれ? その声は?」

脱衣所で美琴が目にしたのは、頭からバスタオルをかぶせられた怪人チビタオルと、

その頭をわしわしと拭いている一方通行(E:腰タオル)だった。

「……」

「……」

「……あれ? やっぱりお姉様。 どうしてこんなところに? ってミサカはミサカは疑問符を浮かべてみる」

押さえつける一方通行の力が緩み、バスタオルの下から打ち止めの顔がひょこっとのぞく。

その胸から下にはきっちりとバスタオルが巻かれている。
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:14:24.48 ID:M5A9rWMo
「え? ちょっとまって、何で!」

「オマエなァ、こういうイベントは普通男女逆だろォが。なンなンですか痴女ですかァ、まったく」

あきれたような一方通行の声に美琴の思考回路がショートした。

「誰が痴女よおおお!!! ていうか何楽しく幼女とお風呂してんのアンタはあああああああ!!!!」

そのときの美琴の叫びは病棟のフロア隅々まで響き渡っていたそうだ。

「にゃ、にゃあああ、お姉様、ボリューム大きすぎるよってミサカはミサカはガンガンする頭を抱えてみる」

顔を真っ赤にした美琴が一方通行をにらみつけた瞬間、廊下の向こうから疾走するような激しい足音が聞こえてきた。

「おおおおおお姉様ああぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ドップラー効果も真っ青な絶叫を撒き散らしながら脱衣所に飛び込んできたのは、白井黒子その人だった。

「くく、黒子!?」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:26:55.16 ID:3iv8nvMo
かわいいwwwwwwww
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:36:10.47 ID:lAPGXYDO
まってた
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:43:30.47 ID:M5A9rWMo
「お姉様、いったい何がございましたの!? お姉様の悲鳴が聞こえましたので参上しましたの!
 ま、まさかその白もやしになにか不埒なまねを……!?
 初対面で失礼かもしれませんがその際の映像などございましたらぜひ私に譲っていただけませんでしょうか、白もやし様」

「し、白もやしィ?」

「うわー、なんかすっごく的確ってミサカはミサカは感心してみる」

ポツリとつぶやいた打ち止めの声に反応し、黒子がぐるりと蛇のような動作で首をまわす。

「小さいお姉様!? 全裸!? なんだかよくわからないですけれども黒子は黒子は大歓喜!!」

息を荒げる黒子の様子に打ち止めは反射的に一方通行のかげに隠れ、そこからちらりと顔を出しておびえる。

「こ、このお姉さんちょっと怖いかも、ってミサカはミサカは戦慄してみる!」

「あああ、アンタはまたこのややこしい状況を余計にややこしくしてくれちゃって!」

わけのわからないまま美琴はとりあえず黒子の後頭部をはたく。

「とりあえずだなァ」

目をつぶり、考えるように眉間にしわを寄せた一方通行が口を開いた。

「オマエらはこっから出て行け!!」

その声とともに美琴と黒子は無事脱衣所から追い出された。
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:44:42.39 ID:pbNb3lko
これは言い逃れできない痴女wwww
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:50:43.24 ID:M5A9rWMo
明日プリキュアを見なければならない(義務)ので今日はここまでです。
おやすみなさい。
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:52:00.47 ID:2aMBQqA0
あぁん?ここで終わりだとぉ?てm


なに?プリキュア?
ピュリキュアなら仕方ないな・・・
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:57:44.32 ID:e2waha.o
プリキュアか…
ならば引き止める事はできんな
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 01:11:17.81 ID:/i0c5FEo
プリキュアなら仕方ないな……
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 01:16:05.64 ID:XFPVocAO
プリキュアなら仕方ない
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 01:48:57.29 ID:pdQfOt2o
もはや国民の義務だしな
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 02:21:33.80 ID:zCcZyADO
プリキュアの犠牲になったのだ……
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 02:26:56.35 ID:p94l8gs0
そうかプリキュアか…俺も寝よう
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 02:35:04.12 ID:e2MYG2.o
ttp://koideai.com/up/src/up41860.jpg
ttp://koideai.com/up/src/up41861.jpg

これあげるから早くー
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 02:37:47.06 ID:6LDC4Ngo
>>181
素晴らしい
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 02:47:25.88 ID:/i0c5FEo
pixiv万能説
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 02:51:52.04 ID:WdRmN/Qo
ペロッ…これはうつうら!
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 09:11:42.93 ID:zYnZPHsP
えれっと通行止めはいいな
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 09:54:31.84 ID:M5A9rWMo
えれっとさんいいよね! 光速で保存した。
昔よく知らんころにラノベ表紙買いしちまったのを思い出すぜ。


プリキュア見てきた。

コンプレックスを利用して変質させられた一般人が敵になるという流れは少なくともセーラームーンから続く美少女戦士ものではポピュラーな物だよね。
ハートキャッチプリキュアもその流れを見事に汲んでいるのだが、古さを感じさせないデフォルメ、
洗練というよりは凝縮された人物描写で『お約束』の展開が新鮮かつ飽きが来ないように見事に味付けされている。
むしろお約束展開を多用することによって物語のテンポを加速させている節すら感じられる。
さらには細身で可愛らしい姿をした少女が敵を拳で殴り飛ばすところに倒錯的な爽快感がある。
これはいわゆる他の魔法少女ものにはあまり見られない点だ。
ハートキャッチが話題になっているのも『プリキュア的』な要素を詰め込み初心に帰ったところに主要因があるのだろう。
やっぱプリキュアは殴って蹴って何ぼだよな。
最近のプリキュアシリーズはどうもその辺がいまいちだった感があるだけにこれからのハートキャッチに期待。

それにしてもキャラデザが馬越氏だけあって幼女の破壊力がはんぱねぇな。
つぼみたんはぁはぁ。



……ここ何のスレだっけ。ちょっと冷静になってくるわ。
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 09:56:47.99 ID:8mUJB1Eo
何いってんだお前
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 09:59:24.19 ID:ViRUDHA0
wwwwwwwwww
誤爆ですよね………
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 10:19:11.72 ID:M5A9rWMo
***

「訳わかンねェよ……」

一方通行は昨日から妙に絡んでくる超電磁砲に頭を悩ませながら自動販売機コーナーの椅子に腰掛ける。

風呂で温まった身体も先ほどの騒動ですっかり冷えてしまった。

設置されたテーブルに頬杖を着いて浅いため息を吐く。

缶コーヒーでも飲むかとポケットを探るが、そもそも財布など持って来ていないことを思い出した。

なんだか自分自身が馬鹿馬鹿しくなり、小さく舌打ちして席を立とうとした。

「隣、よろしいですの?」

「あン? 超電磁砲……じゃなくてさっきの変態か」

唐突に現れた黒子は返事を待たずに一方通行の向かいに腰を下ろした。

「いかがです?」

黒子は一方通行の目の前にコーヒー牛乳の入ったビンをコトリと置いた。
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 10:37:51.74 ID:QtC7QXco
うお、始まった。
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 10:51:06.29 ID:4Vi2fYDO
何と作者様でしたとは。
今朝のプリキュアも素晴らしかったですね、作者様!
192 :ちゃんと冷静になった [sage]:2010/04/04(日) 10:55:04.97 ID:M5A9rWMo
「こんな甘ったりィもン飲めるかよ」

「あら? お風呂上りに牛乳は必須じゃありませんの?
 あのおチビさんからあなたがコーヒーがお好きだと聞きましたのでコーヒー牛乳にしてみたのですけれども」

それは科学的に根拠があるのか、などとどうでもいいことが気になったがとりあえずその質問は保留にしておいた。

何でこう自分に絡んでくるの無遠慮な人間ばかりなのだろうか、と一方通行は嘆息する。

「クソガキはどうした変態」

会話するのも億劫だがこう目の前に陣取られては無視するのも気が引ける。

というわけで目下のところの疑問をぶつけてみた。

「お姉様となにやらお話があるそうですわ。……それにしても、なぜ私が変態などと呼ばれなければなりませんの?」

心外だ、という風に黒子が大きな目をさらに見開く。それに対して一方通行は心底呆れた声を出した。

「自覚ねェのかオマエは」

「わたくしのはそんな邪なものではなく純粋な愛ですのよ」

自覚あンじゃねェか、と毒づいて一方通行は結局コーヒー牛乳に口をつけた。
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 10:56:08.75 ID:e6xL2lc0
賢者タイムか……頑張れ
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 12:52:18.82 ID:3iv8nvMo
>>1は毎度唐突に消えちゃうな・・・
録画したプリキュアでも見てるんだろうか
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:31:38.17 ID:M5A9rWMo
「甘ェ」

ちょっと見ただけではわからない程度に量の減ったコーヒー牛乳を目の前まで持ち上げて軽く振る。

ちゃぷりと水面が揺られるが、白茶色の液体はこぼれそうでこぼれない。

その滑らかなガラスの曲面に映るのは苦々しい表情をした白い少年の顔。

反対側はツインテールの少女の黒い真剣な瞳を映しているのだろう。

「わたくし、お姉様とあなたの関係は存じ上げませんけれども」

牛乳瓶を間にはさんで年齢よりもずっと大人びた声で少女が語りかける。

「お姉様はあなたのことをずいぶんと気にしていらしてよ?
 頭より先に体が動くお姉様にしては珍しくうじうじしておりますもの」

黒子に目を向けようとしない一方通行と対照的に、黒子は一方通行から視線を外さない。

「あなたもあなたでお姉様に何か感じるところがあるのでしょうけど」

「……あァン? 俺が? 何言ってんだクソガキ」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:40:18.70 ID:M5A9rWMo
少し笑み含んだ声で、黒子は滔々と続けた。

「だってあなた、先ほどお姉様の顔を見ようとしておりませんでしたでしょう。
 それに、お姉さまの知り合いであるこのわたくしのことも。
 わたくしこう見えて、お姉様ほど鈍くはございませんの」

自動販売機の光が一方通行の頬を照らし、もともと白い顔をよけいに青白く染めている。

眠たそうな瞳からは感情を読み取ることはできない。

「どうか一度お姉様と正面からぶつかっていただけませんかしら。
 お姉様は素直で単純ですから、ひねくれ曲がった回答では届きませんの」

「ンだァ? さっきから敬愛するお姉様に対してずいぶンな言い方だな」

黒子は一方通行の軽口を意に介さず続ける。

「これはお願いではありませんわ。お姉様を煩わせたあなたの義務ですの」

一方通行は答えない。

答えをはぐらかすようにコーヒー牛乳を口元に運んだ。
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:44:44.20 ID:M5A9rWMo
「……やっぱクソ甘ェわ。俺には合わねェ」

白い色の混じった液体は甘味が効きすぎていてつらい。舐めるように一口だけ飲んでビンを机の上に戻した。

「いちいち文句を言うのでしたら飲まなければよろしいですのに」

余裕を感じさせる口調が一方通行の癇に障る。子供相手に大人気ないとわかっているのでできるだけ低い声を出した。

「オマエが持ってきたんだろォが」

「それでもそれを手に取ったのはあなたですの。私に押し付けることもできたでしょう?」

無意識のうちに牛乳瓶を握る手に力がこもった。ビンを握る指先から一方通行の体温が奪われる。

「一度口をつけたものは責任を持って飲み干すべきですわ。違いまして?」

一方通行はそこで初めて黒子の顔をまともに見た。

黒子は安心したようにその赤い瞳を覗き込んで悪戯っぽくこう付け加えた。

「そのうち、その甘さが病み付きになってしまうかもしれませんわよ」

「ンなこたァ……ありえねェよ」

これだからガキは面倒だ、と思いながら手の中の甘ったるいコーヒー牛乳を一気に飲み下した。
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:48:28.26 ID:pbNb3lko
なんだこの痴女…
カッコイイじゃねえか
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:55:12.64 ID:aGAcUI2o
黒子ってシリアス場面ではほぼ常にかっこいいよな
日常パートではどうしようもなく変態だけど
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 15:59:19.79 ID:M5A9rWMo
***

「あの人は天邪鬼だから、ってミサカはミサカはフォローしてみる」

主のいない病室で打ち止めと美琴は向かい合っていた。

打ち止めはベッドの端にちょこんと座り、美琴はパイプ椅子に腰を下ろしている。

「天邪鬼、ってそんな可愛いもんだとは思えないんだけど」

美琴は苦々しく言って、一方通行の凄んだ様子を思い出す。

あれが本心でないとしたら、ひねくれ方が尋常ではない。

「んー、確かに可愛いか可愛くないかって言われると悩みどころなんだけど……
 で、でも寝顔は素直だったりするんだよってミサカはミサカはあの人の長所を無理やり述べてみる」

「それはそうだけど」

何気なく同意した美琴に打ち止めは驚愕する。

「お、お姉様、あの人の寝顔なんてどこで見たの!? ミサカだけの特権だと思ってたのにって
 ミサカはミサカは意外すぎる伏兵の登場に危惧してみる」
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 16:01:00.34 ID:QtC7QXco
その名の通り、白と黒で中間はないんだろう。
「黒子はできる女でしてよ」ってヤツだなァ。
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 17:09:55.95 ID:Dyjec6DO
支援すればいいんだろ?
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 18:58:38.35 ID:qSewJ3k0
支援
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 20:05:46.81 ID:9BkV3MA0
同じく支援
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 20:41:11.06 ID:GHJimu20
支援
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 21:06:41.89 ID:AYORQWs0
支援ー
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 21:15:00.97 ID:M5A9rWMo
「あのね、何か勘違いしてるみたいだけど私が今日ここにきたときに勝手に寝てただけなんだからね」

「う、それくらい予測してたのってミサカはミサカは主張してみる……」

美琴は少しむっとしたように黙る打ち止めの頭をぽんぽんと撫でた。

「むうー、子ども扱いはやめてほしいな。ミサカの製造年月日は基本的に『妹達』とあんまり変わんないんだよ
 ってミサカはミサカはお願いしてみる」

そうは言われても見た目と言動が子供なのでどうしてもそういう扱いになってしまう。

「わかったわよ。気をつけるわ」

美琴は少し困ったように苦笑した。

その様子を見て、それまで頬を膨らませて宙に浮いた足をパタパタさせていた打ち止めの動きが止まる。

「……お姉様はやっぱりあの人のこと許せない?」

子供特有の甲高い声が妙に落ち着いて聞こえた。
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:10:36.53 ID:QtC7QXco
お、きたー。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:30:24.36 ID:M5A9rWMo
「お姉様に言った言葉はあの人の本心じゃないよってミサカはミサカは断言してみる」

「10032号にもそれは言われたけど」

美琴は搾り出すようにゆっくりと自分の思考をまとめる。

「許せるわけないじゃない。一万人を殺しておいて、偶然にしろアイツの意思にしろたった一度の行為で帳消しにしようなんて
 理解しかねるわ」

打ち止めは首をかしげてうーんとうなった。小さな腕を組む様は愛嬌たっぷりで可愛らしい。

「それはちょっと違うの。ミサカは死んでいった妹達のためにもあの人を許すことはない。
 だからミサカのことは忘れて幸せに暮らしてねなんて絶対に言ってあげないんだからってミサカはミサカは意地悪してみる」

今一緒にいるのは罰の意味もあるんだよと不敵な微笑を浮かべた。

そしてぴっと人差し指を立てて打ち止めなりに権威のありそうなしぐさを演出する。

「でもあの人がミサカを助けてくれたのは事実。
 ミサカに対する態度も、不器用だけどあの人なりに歩み寄ろうとしてくれている。
 その上でミサカは結論付けた。あの人はミサカたちを二度と傷つけることはない。信じることができる、と」

その、美琴に伝えようと身振り手振りを交えて話す姿から打ち止めが真剣であることが伝わってくる。
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:11:35.92 ID:M5A9rWMo
美琴はその雰囲気に飲まれて口を挟めないでいた。

「ミサカのために命がけで立ち上がってくれた記憶をミサカはもう二度と手放したりしたくない、
 ってミサカはミサカは正直な気持ちを告白してみる」

傾き始めた陽光が打ち止めを照らす。斜めに差し込む光がうつむく打ち止めの睫に影を作った。

「あの人が素直になれないのは、お姉様との距離を測りかねてるからなんじゃないかな
 お姉様がまっすぐすぎて、見ているのがつらいんだと思う」

それが本当だとしても、『実験』のときの一方通行の高笑いが美琴の頭から消えない。

同時に、脱衣所で打ち止めの面倒を見ていた姿を思い出す。

同一人物とは思えないと首をひねり、気付けば独り言のようにこう漏らしていた。

「そんな短期間で人って変わるものかしら」

「あの人の本質は何も変わってないよってミサカはミサカは

打ち止めは顔を上げて慈しむような表情を浮かべた。穏やかで優しい声が美琴に届く。

「ただ、気づいてしまっただけ。あの人の弱さに。ミサカも、あの人も。
 だからミサカはあの人に守られているけどあの人を守ってあげたいってそう思うの」
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:16:45.23 ID:M5A9rWMo
今日はここまでおやすもー。
近日中に終わらせる努力をする。
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:19:02.08 ID:pbNb3lko

たのしみにしてる
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:23:47.71 ID:ViRUDHA0

おやすみ〜
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 23:30:40.00 ID:VjqwfQg0
つか妹達って殺されるために生まれたから文句言わないよって感じで実験続けてたのに実験終わったら「一万人も殺されたから許せない」とか言い始めるって若干ながら理不尽な気が
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:37:16.68 ID:yqPSjJQo
>>214
実験中は感情が乏しかったからじゃね?
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:38:30.70 ID:zYnZPHsP
いわゆる自我を持ったのが、上条以後だからだろ
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:44:22.52 ID:R3kLp6AP
妹達は選択権を持ってなかったから実験中は気にしなかったけど
自我が芽生えて「もう一人も殺されてやるわけにはいかない」となったと。
それを恨みの宣告だと受け止めたのはあくまで一方さんであって
妹達的には過去のことを言う気はないのかもしれない。
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:52:48.82 ID:yqPSjJQo
でも新刊で番外固体がいずれシスターズも一方さんに対して恨みをもって殺意を抱く固体がでる云々言ってるけどね
番外固体が一方さんを動揺させるためについた嘘かも試練が
この先シスターズが人並みに感情をもっていけば何人かはそうなるかも
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:55:50.24 ID:i4JWKjIo
シスターズってカタカナで書くと
インデックスがいっぱい居るのを想像しちまった…
エムゼロとダブルアーツ読んだからか
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 00:09:53.49 ID:alBco460
一方さんはあくまで契約金をもらって実験に「協力してた」人であって、別に自分からやらせろって言ったわけじゃないんだろうし
恨むなら企画した上層部っていうかそういうところじゃね、筋を通すなら。
今のとこ原作では一方さんに恨み云々ってのはないけど、今後そうなったとしたら理不尽も良いところだろうな。
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 00:17:36.29 ID:umn.WVQo
頼まれたからやっただけだってのはおかしくないか?
被害者であるシスターズや美琴が「あなたは協力してただけだから仕方ない」っていうならともかく
1万人も殺しておいて本当は実験なんてやりたくなかったとかどんだけwwとは思ったな当時
まぁ新刊で番外固体が出てきた時の一方さんのテンパリ具合みりゃ相当悔いがあるのはわかるんだが
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 00:28:54.40 ID:izgIaGEo
結局、今生きている妹達には一方通行を憎む理由は実はないんだよな。
自分が殺されたわけじゃないからな。
むろん、番外個体が言っていたように、それは彼女たちが精神的に未熟
だからって理由もあるだろう。
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 00:42:18.32 ID:1.X2fsDO
流石に議論はどうかと
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 00:47:23.34 ID:Q5FzcsAO
議論イラネ

ちゃんと原作読めし

これで済むだろ、登場人物の心理描写くらいしてある
下らん的外れ理論展開は本スレでやれ
そんでボコられてこい
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 06:37:07.67 ID:7j5z1.AO
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 08:06:58.56 ID:g/umh2DO
保守いらんよ
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 14:28:32.52 ID:ih0zcMDO
よろしい
ならば支援だ
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:59:07.45 ID:/MthQlo0
支援ッ
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 17:52:05.85 ID:sfd25wDO
とりあえず産業でまとめろ
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:12:34.52 ID:AbAXq.co
>>229
妹達
全員
俺の嫁


--------------------
ローペースで再開
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:13:24.36 ID:AbAXq.co
照れたようにはにかむ打ち止めに美琴はついに降参した。

なんだか少し馬鹿馬鹿しくなってきた。これではただののろけにしか聞こえない。

「アンタ、ほんとーにアイツのこと好きみたいね」

パイプ椅子の背もたれに体重を預けて脱力する。

「好き? うーん、好きとか嫌いじゃないんじゃないかなあって
 ミサカはミサカはこの気持ちのうまい表現を探してみたり」

打ち止めは足を前後に振りながら悩む。ぶかぶかのスリッパが小さな足からすっぽ抜けた。

「10032号だっけ。あの子はアンタが一方通行のことを信頼しているって話してたけど」

美琴は飛んできたスリッパを拾い、打ち止めの足元にそろえてやった。
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:20:39.24 ID:AbAXq.co
「信頼……確かにその言葉は一番近いかもしれない。でも信頼以上の何かをミサカは感じている。
 もしかしてこれが好きってやつなのかなあ?
 ってミサカはミサカは未成熟な個体だからわかりかねるとか言ってみる」

都合のいいときだけ子供ぶる打ち止めのしたたかさを感じながら美琴は立ち上がった。

考え込む打ち止めの頭をまたもやぽんぽんとなでて窓の外を見る。

「ん、お姉様、もう行っちゃうの? ってミサカはミサカは残念がってみる」

空の色はうっすらとオレンジ色に変わってきていた。だが、面会時間の終了までにはまだ時間がある。

「私、今までうじうじしてたけど本当は物事には決着をはっきり着けたい性質なのよ」

美琴の声に力がこもっていることに気づいて、打ち止めはにっこりと微笑んだ。
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:30:10.10 ID:9N9u2UEo
キター!
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:37:33.24 ID:AbAXq.co
***

「こんなところにいたのね」

美琴は病院中を歩き回り、最後にたどり着いた屋上で一方通行を見つけた。

柵にもたれかかるようにして景色を眺めている一方通行の後姿は沈みかけの太陽の色に染まっている。

一方通行は美琴の声にゆっくりと振り返った。

「オマエの連れが鬱陶しくてな。ちったァ外の空気吸わねェとやってらンねェンだよ」

そう答えた一方通行はなぜかばつの悪そうな顔をしていた。

美琴は刺すような夕陽の光に目を細めながら一方通行に近づく。

二人の距離が近くなりすぎないところで美琴は立ち止まった。およそ3メートルといったところか。

「わざわざ俺を探してたのか。ずいぶん暇なんだな、超電磁砲」

柵に背を預け人を小馬鹿にしたように笑う一方通行に、美琴はなぜか怒りを感じなかった。
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:58:28.68 ID:AbAXq.co
だから、冗談のつもりでこう言った。

「まったく、殺してやりたいほど憎たらしいわね」

一方通行は夕陽に背を向けているにもかかわらず、まぶしそうに眉を寄せると美琴から視線をそらした。

「別に殺りたきゃ殺りゃあいい。反射をしていない今の俺ならオマエでも簡単に殺せる」

予想外の一方通行の返答に美琴は虚をつかれた。

一方通行から笑みは消え、つまらなそうな淡々とした表情になっていた。

てっきり、『オマエみたいな三下に殺されるわけねェだろ』とでも言われると思っていただけに、美琴は返答に詰まった。

「何驚いてンだ。復讐する理由はオマエにもあるだろォが」

「……冗談に決まってるじゃない。私は無駄に人を殺したりなんてしない。それに」

美琴の視線と一方通行の視線が絡む。こうやってお互いが見つめあったのは、もしかしたら初めてかもしれない。

「あの子と話してきたわ」
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:07:22.78 ID:W.lwmIQ0
きたああああ
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:20:21.49 ID:AbAXq.co
ちょっと風呂入って酒もって来るさ
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:26:34.17 ID:t/D.fUDO
>>237
つ【ビール】
つ【焼酎】
つ【ウィスキー】
つ【日本酒】

好きなの持ってけ!
そして早く続きを!
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:29:59.81 ID:S.C5g1Eo
追いついた!支援ぬ!
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:19:25.29 ID:AbAXq.co
「そォか」

興味がなさそうな声で返事を返す。

美琴の位置からは逆光になっているため、細かな表情の変化はわかりづらい。

「復讐なんて考えてないわよ。あの子達は」

相変わらず表情はわからないが、ピクリと一方通行の肩が動く。

だがそれだけだ。

「それどころか、呆れちゃったわ。ずいぶんとアンタのこと信用してるみたいだったから。
 私にはちょっと理解できないけどね」

「……なら」

超電磁砲が一方通行を信用できないのなら。今ここで殺されても文句は言えないと一方通行は思う。

美琴はそんな一方通行の内心にかまいもせず一方的に言った。
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:22:19.25 ID:S.C5g1Eo
キター
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:28:14.46 ID:AbAXq.co
「私はアンタを信用なんてできないしこれからもそんなことはないと思う。
 でも、あんたを信じるっていうあの子のことは信じられるわ」

今度は一方通行が驚く番だった。

「それに、アンタを殺したら一体誰がこれからあの子たちを守るって言うのよ」

感情が未発達である妹達だけでなく、そのオリジナルまでこのように甘いことを言う。

一方通行からチッと舌打ちが漏れた。

「そろいもそろっておめでてェな、オマエの遺伝子ってヤツは」

美琴には打ち止めが一方通行のことを『天邪鬼』と評した理由が少しわかった気がした。

「一万回殺したことにたいしての償いは求めないわ。ただ、一回救った責任はきちんととりなさいよね」

なんだかどこかで聞いたような台詞に一方通行は憮然とする。

年下の少女にこうも諭されるのは気持ちのいいことではない。むずがゆさを感じて首の後ろを掻いた。
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:38:51.77 ID:AbAXq.co
「ンなこと言われるまでもねェよ」

美琴に聞こえないように小さく小さく呟いたつもりだったが、ばっちり聞かれてしまっていたらしい。

意地の悪そうなニヤニヤした笑いが美琴の顔に張り付いていた。

こうなったら恥をもう一つや二つ上塗っても同じだ。一方通行はハァ、と大きなため息をついた。

「悪かったな」

ポツリと言った一方通行の声は小さすぎて凪いだ空気に溶け込んでしまいそうだった。

「さっきは無駄に挑発しちまって」

「は?」

なんだろう。これはまさか。

「ガキ相手に大人気なかったっつってンだよ」

だんだんとヤケクソ気味になる一方通行に美琴は呆けたように目を見開く。

一方通行が謝罪している。

その意味に気づいて美琴は思わずふきだした。

「ぷっ、アンタそれ……なに似合わないこと言ってんのよ」

「あァ!?」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:47:07.33 ID:S.C5g1Eo
やばい、いい
かわいい
どっちも
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:50:54.26 ID:AbAXq.co
「別に今更アンタが私にどんな態度とろうと気にしないわよ。
 どんな態度とられたってこれ以上アンタの印象は悪くなりようがなかったもの」

一方通行はやはり言わなければよかったなどと後悔しながら美琴から視線をそらして足元のタイルに入ったひびの数を数える。

「何笑ってンだよ気持ち悪ィ」

一方通行の頬が夕陽の色よりも少し濃い赤色に見えたのは美琴の気のせいではないだろう。

「あー! あなたたちこんなところにいたの?
 ってミサカはミサカは屋上で向かい合う二人を発見してみる」

屋上への出口から小さな人影が元気よく駆けてくる。

人影、打ち止めは勢い余って美琴の周りをぐるりと一周し、一方通行と美琴と打ち止めで正三角形を作る位置で止まった。

「お話はちゃんと終わったかな?ってミサカはミサカは確認してみる」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 23:03:33.61 ID:/MthQlo0
続きが気になる!
支援
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:07:44.43 ID:AbAXq.co
絶妙のタイミングで現れた打ち止めに、一方通行は実は全部聞いていたのではないかと疑いのまなざしを向ける。

打ち止めはそんな視線は慣れっこのようでものともしない。

「あれ?なんかもしかして仲良くなった?
 ってミサカはミサカは二人の間に険悪な雰囲気がないことに気がついてみる」

「それはねェよ」

「それはないわ」

美琴と一方通行は打ち止めの問いに間髪入れずに答えた。

「おおっと、なんとステレオ攻撃ってミサカはミサカはびっくりしてみる」

美琴は打ち止めの頭をぽんぽんと撫でると一方通行に向き直った。

真剣な中にもどこか遊びがある、そんな目だった。

「ちょうどいいわ、この子の前で約束しなさい」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:08:03.42 ID:LcTaXUUo
一方さんは本当にいいキャラしてるよなww
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:43:58.47 ID:AbAXq.co
「?」

打ち止めはきょとんとして二人を見比べる。

「一方通行、アンタはこれからどうするの?」

「あァ……面倒くせェなァ」

苦々しい表情をした一方通行とは対照的に、美琴は楽しそうに構えている。

「なになにどうしたの? ってミサカはミサカは疑問符を浮かべてみるっ」

本日何度目かすでにわからないため息をついた一方通行は、疲れているようにも見えたが同時に穏やかさも感じさせていた。

一方通行は打ち止めの頭部に手を置いてわしゃわしゃと髪をかき乱した。

「わわ、いったいなんなのアナタまで!ってミサカは」

一方通行を見上げた打ち止めは、彼の口が信じられないほど優しく動くのを見た。
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:45:14.11 ID:9rP0xfUo
なにそれこわい
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:57:33.64 ID:S.C5g1Eo
ニタァ
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:03:17.96 ID:Bz2MUrgo
うっはwwwwwwww俺も恥ずかしいんだよやめろよwwwwwwwwwwww
253 :お前らは三重県にでも行ってろよばかあ! [sage]:2010/04/06(火) 00:20:24.28 ID:Bz2MUrgo
大きくはないがしっかりと意思のこもった声が打ち止めに届いた。

「え?」

「だからオマエは安心して馬鹿みたいに笑ってろ」

一方通行は早口でまくし立てるとくるりと回れ右をして抱きつくように落下防止の柵にもたれかかった。

しばらくポカンと口を開けていた打ち止めだったが、一方通行の落ち着かない背中を見て満面の笑みを浮かべた。

「――うん、もちろん信じてるよ、ってミサカはミサカはアナタにダイブ!!」

「おお!? クソガキ、ふざけたことしてンじゃねェよ!!」

猫がじゃれ付くように一方通行に飛び掛る打ち止めをみて美琴は細く長く息を吐いた。

まるで恋人同士じゃない、となんだか置いてけぼりを食らっている美琴は心の中で苦笑して空を見上げる。

太陽はすでに沈み、地平線を隠すビルの群れの輪郭をうっすら色づけているだけになっていた。

たそがれた空の天頂近くに、白く輝く一番星と小さく光る二番星が仲よさそうに寄り添っている。

その睦まじい二つの星を見つけて、きっと明日も晴れるだろうなと美琴は根拠もなくそう思った。


(おしまい)
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:21:51.95 ID:iGVV8mMP
おつかれ
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:23:17.13 ID:.aNG2T60
最高に乙!!
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 00:24:47.99 ID:4.zBhO6o
乙!
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:25:07.73 ID:7rTYJGQo
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:25:22.32 ID:nZfHHnoo
乙カレー

で、もちろん北欧帰郷偏と日本全国ご当地ミサカ巡りの旅はやるんですよね?
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:25:58.79 ID:nZfHHnoo
あ、ごめん誤爆した
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:26:07.87 ID:Etu9Y860
乙〜
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 00:26:27.40 ID:/0VC.6AO
お疲れ
非常に良かったよ
262 :読み飛ばし推奨 [sage]:2010/04/06(火) 00:28:15.78 ID:Bz2MUrgo
わわ、人いっぱい。。。ありがとうございます。

◆この恥ずかしいSSができるまで◆

最近自SSで一方さんのキャラを破壊しすぎたことを反省

一方さんのシリアスバトルSS書くぜ

きぬはた超かわいいです。アイテム出すお

行き詰まる

一方あわきんスレのあわきん超可愛いです

あわきんのおっぱいシーンが読みたくて原作8巻読む

黒子と一方さん病室隣かよ気づけよ

ノープランで書き始める

え、結局通行止め……? どうしてこうなった ←今ここ

起承転結もはっきりしてないSSにお付き合いいただきましてありがとうございました。
製作の落ちない安心感はむしろ罠だ。ついgdgdしてしまう。
黒子がイケメソなのは8巻の影響です。おかげで黒子が好きになりました。本当にありがとうございました。

打ち止めのピンチに一方さんと美琴が手を組むガチシリアスバトル展開も考えましたが俺の力量では無理ですね。
ソースは俺のSS。誰かぜひお願いします。

禁書SS総合スレができたらそちらに移住しようかなあと思ってますが、スレもったいないので誰かこのスレでなんか書いてくれないかなーと期待しつつてきとーに思いついたSS書き散らすかも。
相変わらずノープランです。


では、ロシアで一方さんと美琴ちゃんが再開することを願いつつ。
今日はこの辺で。
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:28:40.68 ID:UJCTftwo
乙!
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 00:30:54.85 ID:1ArOjJM0
乙!楽しかった!
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:31:17.74 ID:h.iR.AAo
おつ!
ここからはじまる一方さんと美琴のらぶこめはないんですか!
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:32:38.51 ID:6wOdShkP
乙です
普通の友達レベルまでは仲良くなってほしいなぁ
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:32:53.06 ID:2PTpkIDO
乙なんだよ!
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:33:33.11 ID:h88NE6DO
乙!!楽しかった
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 01:09:48.69 ID:/hG/agDO
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 01:19:30.05 ID:F4XsRfcP
乙!いい感じだった
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 01:22:51.48 ID:pBYVXjoo
乙! 原作でも人間関係が構築できるとイイねぇ。
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 02:18:57.27 ID:my4Uk0go
乙です
禁書2期まだかなあ・・・
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 02:44:39.18 ID:hBSHoUAO
超乙
原作に準拠したキャラ設定で面白かったよ
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 03:00:29.88 ID:kDw0/pI0

275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 03:31:46.45 ID:oVSQw0.0
最高に乙!
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 04:34:10.08 ID:9AuNq.DO


最近激しいのばっかり読んでたからこのSSは安定しててよかったぜ
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 06:52:24.69 ID:b35jP76o

おもしろかった
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 09:49:59.01 ID:im1EkAAO
追い付いた
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 11:10:55.91 ID:VzayADQ0

超良かったです!
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 14:44:14.80 ID:DO4oV.oo
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:37:15.37 ID:EU47fDYo

とても良作なSSでした
原作での美琴と一方さんの邂逅も気になるね!
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:08:23.24 ID:pBtBKEwo

美琴は原作だと一方さんにあう前に番外固体を拾うんじゃね
まあ、放置プレイされて生きてるか知らんがww
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:12:56.40 ID:Bz2MUrgo
やっほう。みんな。ここまで1の0721に付き合ってくれてどうもありがとう。
正直ロシアで美琴が誰と接触しようと俺得展開だと思うんだ。未知の展開にwktk

スレがあと三分の二以上も残ってるんで埋めネタとしてちまちまとなんか書いていくよ。
新規にスレ立てるのも気が引けるし。
というか見てる人もなんか書いてくれるとうれしいかも。
284 :タイトル [sage]:2010/04/06(火) 21:13:40.34 ID:Bz2MUrgo


一方通行「ダイエットォ?」

※ほのぼの。台本形式。〜>>253の設定は維持
285 :タイトル [sage]:2010/04/06(火) 21:14:58.32 ID:Bz2MUrgo
打ち止め「うん、今ミサカたちの間でいかにキレイに痩せるか競うのがはやってる
     ってミサカはミサカは説明してみる」

一方通行「くっだらねェこと流行らせてンじゃねェよ」

打ち止め「うー、もともとガリガリなアナタにはこの重要性がわからないみたい
     ってミサカはミサカは膨れてみる」

一方通行「ガキにゃ必要ねェだろ」

打ち止め「違うもん! 魅力的な女性の第一条件は痩せている事だって知ってるもん!
     ってミサカはミサカは駄々っ子っぽく手足を振り回してみる」

一方通行「つゥか誰だよそんな偽情報流したの」

打ち止め「リアルゲコ太先生だよってミサカはミサカは正直に答えてみる」

一方通行(あの医者かァ……やっぱいっぺンシメとかねェとな)

打ち止め「というわけで今日のお昼ご飯はコレでおしまい!
     ってミサカはミサカはアナタのお皿にピーマンとにんじんを移してみる」
286 :タイトル [sage]:2010/04/06(火) 21:19:32.47 ID:Bz2MUrgo
一方通行「あァ!? 好きなモンだけ食っててダイエットになるかっつゥんだよ!!」

打ち止め「偏食家のアナタに言われたくないってミサカははミサカは頬を膨らませてみる」

一方通行「ちゃんと食え」

打ち止め「ごめんねー! ミサカは午後はお姉様と約束があるから。ってミサカはミサカは病室を飛び出てみたり」

一方通行「オイィ!」

打ち止め「あなたはちゃんと病室でおとなしく寝てるんだよーってミサカはミサカはお姉さんぶってみるー」

一方通行「言いたいことだけ言ってどっか行くンじゃねェよ!」

一方通行(……ったく、あのガキは手間ばっかかけさせやがって)モグモグ

一方通行(まァ今日のところは超電磁砲と一緒なら問題ねェだろ)モグモグ

一方通行「ニンジン不味いな……ふァ……寝るかァ」
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:25:04.77 ID:Bz2MUrgo



打ち止め「お姉様ー!
     ってミサカはミサカは待ち合わせ場所でケータイの画面を見ているお姉様に手を振ってみる」

美琴「あ、きたきた」

黒子「ごきげんよう」

打ち止め「あれ? 変態のお姉さんも一緒なんだねってミサカはミサカは確認してみる」

美琴「どうしてもついてくるて言って聞かなくってさ。いいかな?」

打ち止め「もちろんいいよ! ってミサカはミサカはばんざいしてみる」

黒子「……なんで貴女までわたくしを変態などと」

打ち止め「あの人がそう言ってたからだよってミサカはミサカは答えてみる」

黒子「あんの白もやしぃぃぃ」

美琴「はは、まあ間違いじゃないけどね」
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:32:22.85 ID:Bz2MUrgo
黒子「お、お姉様まで! 黒子泣いてしまいますわよ
   ……でもやっぱりSっ気のあるお姉様に罵倒されるのもなかなかよろしいかと」

美琴「はいはい」

打ち止め「やっぱり本格的に変態なんだねってミサカはミサカは若干後ずさってみる」

美琴「じゃ、いこっか。 アイツと一緒じゃ学び舎の園のケーキなんて食べる機会ないもんね」

黒子「雑誌にも紹介された有名店ですの。ってこれは受け売りですけれども」

打ち止め「う……ケーキ、なの? ってミサカはミサカは危機感を感じてみる」

美琴「あれ、もしかして甘いもの苦手だった?」

打ち止め「すごく大好きだよってミサカはミサカは……」

打ち止め(大好きだから困ってるってミサカはミサカは内なる声でつぶやいてみる……)
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:33:11.32 ID:Etu9Y860
ktkr
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:38:37.35 ID:Bz2MUrgo
美琴「すみませーん、トリプルベリーとオレンジジュースください」

黒子「わたくしはチーズタルトと紅茶を所望いたしますわ」

打ち止め(うう、どれもおいしそうだけどできるだけカロリーの低そうなのは……)

打ち止め「低カロリーシフォンケーキにする、ってミサカはミサカは断腸の思いで選択してみる」

美琴「それ甘さ控えめのやつだけど、やっぱり甘いの苦手だった?」

打ち止め「ううん! そんなことないよってミサカはミサカは否定してみる!!」

黒子「ケーキセットですのでお飲み物もこちらから選べますの」

打ち止め「うう、コーヒー、ブラックで」

美琴「え、ブラック?」

黒子「コーヒーが飲みたいのならカフェオレもございましてよ」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:42:59.26 ID:Etu9Y860
ブラックwwwwwwwwww
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:44:15.46 ID:iGVV8mMP
シフォンケーキなら紅茶でいいような
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:46:01.88 ID:Bz2MUrgo
打ち止め「あの人に付き合ってるうちにコーヒーのおいしさに目覚めたんだよ
     ってミサカはミサカは宣言してみる」

美琴「ならいいけど……」

黒子「意外と感性が大人ですのね」

打ち止め「アナタと見た目はそんなに変わらないよってミサカはミサカは指摘してみる」

黒子「あら、その数歳の差を重要視する殿方も世の中にはいらっしゃるそうですわよ」

打ち止め「よくわかんない、ってミサカはミサカは悩んでみる」

美琴「黒子、あんまりこの子に変なこと吹き込むんじゃないわよ」

黒子「あら、ケーキが早速来ましたの」

美琴「んっ、きたきた〜。ここのケーキ生クリームが最高なのよね」

打ち止め(お姉様のケーキおいしそう)ジー

美琴「ん? 打ち止め、一口食べる?」
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:53:36.41 ID:Bz2MUrgo
美琴「あ、シフォンケーキちょっとちょうだいね」

打ち止め「う、うん」

美琴「どれどれ……んー、私にはちょっと甘みが足りなくてものたりないかなー」

黒子「お、お姉様、わたくしのチーズタルトにも是非お口をつけていただけませんでしょうかハァハァ」

打ち止め「確かに甘みが足りないかもね、ってミサカはミサカはブラックコーヒーを恐る恐る口元に持ってきてみる」

黒子「お、お姉様二人にスルーされましたの!!」

打ち止め(ブラックコーヒー、ホントはあの人が飲ませてくれないから初めてなんだけど)ゴクッ

打ち止め(うう、にがいよぅ)

美琴「……やっぱりコーヒー慣れてないんじゃない? せめて砂糖とミルク入れたら?」

打ち止め「砂糖なんてとんでもない! ミサカはミサカは絶対拒否!」

黒子「かたくなに拒否なさいますわね」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 22:00:25.22 ID:1ArOjJM0
打ち止めかわいいww
支援ww
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:04:57.04 ID:Bz2MUrgo
美琴「はい、お返しに一口あげるわ」

打ち止め「ううん、ミサカは自分の分でおなかいっぱいになると思うって
     ミサカはミサカは零れ落ちそうなよだれを隠してみる」

美琴「遠慮しないでいいのよ。ほら、あーん」

打ち止め「うう」フラフラ

美琴「あーん」

打ち止め「あ、あーん……」パク

打ち止め(たべちゃった!ってミサカはミサカは後悔してみるっ)

黒子「わたくしも小さいお姉様にあーんして差し上げますわぁぁぁ!!
   ほ、ほらぁ、チーズタルトですのよ。あ、あーん……ハァハァ」

打ち止め「う、さすがにちょっと怖いってミサカはミサカは顔をしかめてみる」

美琴「怖がらせてんじゃないわよ」パシッ

黒子「あああ、今日もお姉様の愛の鞭が黒子の身体を刺激する……」

打ち止め「くやしいけどおいしいようってミサカはミサカは口をもぐもぐさせてみる」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:12:23.79 ID:Bz2MUrgo
打ち止め(うう、でもコーヒーの苦さでケーキが甘く感じるのは救いかなあ)ムキュモキュ

美琴「やっぱりケーキに甘さが足りなかった?」

打ち止め「そ、そんなことないってミサカはミサカは」

黒子「遠慮してちゃあダメですのよ」

美琴「そうだ、私の半分あげるから、打ち止めの分も半分ちょうだいよ。そしたら二つの味を楽しめるでしょ?」

黒子「なら三等分にいたしましょう。わたくしの分も召し上がっていただければ幸いですわ」

打ち止め「うう、優しさが目にしみるけど……けど……」

美琴「あらあら、そんなに食べたかったの? なら早く言いなさいよね、まったく」

黒子「強情なところもお姉様そっくりでかわいらしいですわ。ぐふふ」

打ち止め「うう、おいしいよう。甘いよう」パクパク
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:17:39.92 ID:Bz2MUrgo
美琴「あー、おいしかった」

黒子「なかなかのお味でしたわ」

打ち止め(結局全部食べちゃったようってミサカはミサカは後悔してみる)

美琴「ん? 打ち止めどうしたの? なんか不満そうな……」

黒子「わかりましたわ。食べたりないのでしょう?」

美琴「なーんだ。まあ育ち盛りだもんね。何ならもう一個頼もうか」

打ち止め「ち、ちが……」

美琴「てんいんさーん、本日のオススメケーキ3つ追加お願いしまーす」

打ち止め(お、お姉様がせっかく気を使ってくれてるのに、言えない、言えないってミサカはミサカは)
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:24:59.40 ID:GlR0nIM0
かわいい
300 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:31:58.57 ID:Bz2MUrgo
美琴「こうしてのんびりケーキ食べるのもしばらくできないわねー」

黒子「そうですわね」

打ち止め「え? なんで? ってミサカはミサカは疑問に思ってみる」

黒子「そろそろ大星覇祭の準備がラストスパートですの。
   まあわたくしは怪我しておりますから参加できるかはわかりませんけれども」

打ち止め「大星覇祭?」

美琴「ええ、学園都市の学校すべてを挙げて行われる体育祭よ。能力の使用も許可されてるからすっごく迫力あるわよ」

打ち止め「そういえば知識としては聞いたことあったなあってミサカはミサカはネットワークにアクセスしてみる」

黒子「ネットワーク?」

美琴「あ、あはははは、なんでもないわよなんでも」

打ち止め「なんだかすっごく面白そうだねってミサカはミサカは目を輝かせてみる!」
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:42:55.08 ID:Bz2MUrgo
美琴「よかったら病院抜け出して見に来なさいよ」

黒子「それはよろしいですわね。学園都市中がお祭り騒ぎですからどこへ行っても楽しめますわ」

打ち止め「なんだかわくわくしてきたってミサカはミサカはハイテンションになってみる!」

美琴「人が多いから迷子にならないようにするのよ」

打ち止め「そっかー、学園都市全体がお祭りなんだね……あれ?学生全員参加ってことはあの人も参加するのかな
     ってミサカはミサカは疑問に思ってみる」

黒子「あの人って白もやしのことですの?
   高校生くらいに見えますけれどもどちらの学校に通ってらっしゃるのでしょうか」

打ち止め「んー、よく知らないっていうかあの人学校通ってない気がする」

美琴「……でしょうね。アイツはまあなんていうかいろいろ特別だし」

黒子「?」

打ち止め「せっかくだからあの人といっしょにお祭りに行ってみようかなってミサカはミサカは心に決めてみる」
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:48:23.95 ID:cA1jjXA0
きたあああああ
超待ってた!!!!!
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:50:43.90 ID:Bz2MUrgo
美琴「アイツがお祭りねえ。似合わない気もするけど一人よりは楽しいんじゃない?」

黒子「そうですわね。黒子もお姉様の雄姿をカメラに収めるのが今から楽しみで仕方ありませんわ」

美琴「……お願いだから寮で何度も何度も巻き戻しては再生するのはもうやめてよね」

黒子「く、黒子のひそかな趣味がお姉様にばれておりましたの!?」

打ち止め「これがストーカーってヤツなの? ってミサカはミサカはおぞましさを感じてみる」

美琴「ある意味ストーカーより有害かもねー」

黒子「そんなっ、笑顔でさらりとひどいことを言うなんて」

打ち止め「そっか、お祭りかあ……」ゴクゴク

打ち止め(うっ、苦い!!)



キャッキャウフフ オネーサマー
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:02:26.12 ID:Bz2MUrgo
美琴「あ、もうこんな時間じゃない」

黒子「あら。本当ですわ。わたくしもおちびさんも病院を抜け出してきておりますのに、
   夕食の時間に間に合わなくなりますの」

打ち止め「ほんとだ! ってミサカはミサカは時の流れのはやさに驚いてみる」

美琴「じゃあ今日はこれで解散しよっか。二人ともこのまま病院に戻るんでしょ?」

打ち止め「うん、ってミサカはミサカは元気よく返事してみる」

黒子「わたくしは寮にいったん荷物を取りによりますわ。一人で帰れまして?」

打ち止め「任せて!ってミサカはミサカは胸を叩いてみる」

美琴「じゃ、そろそろ出ましょうか。今日は私がおごるわ」

打ち止め「ええ、悪いよってミサカはミサカは首から提げるタイプの小銭入れを取り出してみる」

美琴「いいから、ちょっとはお姉さんぶらせなさい」


アリガトウゴザイマシター
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:05:04.01 ID:Etu9Y860
逆〜逆〜
大覇星祭な
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:06:49.93 ID:Bz2MUrgo
>>306
おふう、指摘サンクス
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:18:44.99 ID:Bz2MUrgo
美琴「すっかり夕暮れねー」

黒子「おいしいものも食べましたし、今日はよい一日でしたの」

打ち止め「なんか店のドアをくぐった瞬間食べてしまったとう罪悪感にさいなまれてみたり」

一方通行「オイクソガキいつまでぶらぶらしてンだ。迷子ですかァ?オマエは」

美琴「」

黒子「」

打ち止め「あれ? 何でこんなところにいるの? ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」

美琴「そ、そそ、そうよ、ここは学舎の園よ!」

黒子「基本的に許可のない男性は入れませんの! どうやって入り込みましたの!?」

一方通行「これでもいろンなところにコネ持ってンだよ」
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:27:38.44 ID:Bz2MUrgo
黒子「そうでしたの……てっきり女装でもして入り込んだのかと」

一方通行「あァン!? 不気味な想像してンじゃねェよ」

打ち止め「案外似合うかもってミサカはミサカは想像し……やっぱ無理」

美琴「あー、遅くなったのは謝るわ」

一方通行「ったく、オマエが一緒だから許可した俺が甘かったぜ。ホラ、帰るぞ」

打ち止め「おっと。それじゃあお姉様たちー、またねーってミサカはミサカはずりずりと引きずられながら別れの挨拶をしてみたり」

一方通行「オラ、前向いて歩け。転ぶぞクソガキ」

美琴「……」

黒子「……」

美琴「過保護ね」

黒子「ですの」
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:21:12.16 ID:och3vEgo


一方通行「オマエが帰ってこねェから夕食の時間ずれたンですけどォ」

打ち止め「文句を言いながらご飯食べないで待っててくれたあなたにミサカはミサカは感謝してみる」

打ち止め(いっぱい喋ったからおなか減ったな。でも……)

打ち止め(今日はケーキを2個も食べちゃった。こんなんじゃダイエットできない)

一方通行「ホラ、無駄口叩いてねェで食え」

打ち止め「う……食欲がないってミサカはミサカは訴えてみる」

一方通行「はァ!? 何言ってンだ。まさかまたダイエットとか言ってンじゃねェだろォな」

打ち止め「ち、ちがうよ。ちょっと今日……ケーキ食べ過ぎたからってミサカはミサカは言い訳してみる」

一方通行「……超電磁砲か。余計なことしやがって」

打ち止め「お姉様は悪くないよってミサカはミサカは慌てて否定してみる!!」グー
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:34:00.51 ID:och3vEgo
一方通行「……」

打ち止め「……」

一方通行「……オイィ、今の可愛らしィ音はなンの音だァ?」

打ち止め「なんのこと?ってミサカはミサカはとぼけてみる」

一方通行「どォ聞いても腹の虫だよなァ、腹減ってンじゃねェかクソガキイイィィ!!」

打ち止め「いやー、ほんとにおなかすいてないもん! ってミサカはミサカは戦略的撤退」ダダダダダ

一方通行「オイコラァ! どこ行く気だ!」

打ち止め「ミサカはもう寝るもん! ってミサカはミサカは夜更かしは美容の大敵って言ってみる!」バタン

一方通行「まだ8時にもなってねェぞクソガキ!!」



一方通行「……ふざけンじゃねェよ。どォすンだよこの二人分のメシ」
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:41:00.18 ID:och3vEgo


打ち止め(うーん、部屋に戻って布団にもぐりこんでみたはいいものの)

打ち止め(正直全然眠くないってミサカはミサカは昼間に飲んだコーヒーのことを思い出してみる)グー

打ち止め(おなか減ったし)

打ち止め(だめだめ! 魅力的なスリムボディを手に入れるためだもん)

打ち止め(上位個体として下位個体に負けられないってミサカはミサカは決心を固めてみる)

打ち止め(今日はケーキ食べ過ぎちゃったんだから自重しないと)グー

打ち止め「……」

打ち止め「やっぱ、おなかすいたなあってミサカはミサカは呟いてみる」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:55:02.26 ID:och3vEgo


一方通行(チッ、あのクソガキ変なこと覚えやがって)モグモグ

一方通行(ダイエットとかガキが色気づいてンじゃねェよ)モグモグ

一方通行(ケーキは食えてメシは食えませンだァ? 馬鹿言ってンじゃねェよ)モグモグ

一方通行(超電磁砲も勝手に食いモン食わせてンじゃねェよ)モグモグ

一方通行(超電磁砲にクレーム入れとくかァ、って連絡先しらねェな)モグモグ

一方通行(今度会ったらビシッと言ってやンねェとなァ)モグモグ

一方通行「……」

一方通行「やっぱ、二人分は多いなァ」モグモグ
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:56:59.51 ID:och3vEgo
今日はここまでですが一日約30レスか……埋まらんねこれは。
まぁおやすみなさい。
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 00:57:23.91 ID:88ppqY.o
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 01:06:40.82 ID:Bps3UM60
乙でした〜
あげてみる
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 01:38:39.04 ID:dHkJSvI0
打ち止めがダイエットに成功する前に一方さんがもやし脱却しそうだなww
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 01:47:16.67 ID:rnxPfTgo
乙、また覗かせて貰うわ〜。
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 01:54:19.27 ID:8/d1f520
電磁通行か……これはこれで、またイケそうだな イチャラブカコウカマヨウ
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 02:00:26.04 ID:VcV4PgAO
>>319
書いてくださいお願いします
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 03:04:09.92 ID:8/d1f520
>>320
お前の為じゃねぇからな、一方さんのためだからな。わかったかこのヤロウ

〜〜とある試飲や一杯入れてくれるコーヒーショップ〜〜

美琴「へぇ〜、この学園都市にこんな場所があるなんて」

一方通行「あァ、俺ァ殆ど缶コーヒーで済ませるがちゃンと挽いた豆で入れるコーヒーも飲む」

一方通行「でもなァ、豆にもそれぞれちゃンとした味の違いってェのはあるもんだァ」

美琴「ふぅ〜ん」ニヤニヤ

一方通行「な、なんだよォ」

美琴「いやぁ、今日はやけに饒舌だなぁと思って」

一方通行「うるせェ、お前が説明して欲しそうな面ァしてたから懇切丁寧に言ってやっただけだァ」

美琴「ふーん、ま、そう言う事にしといてあげる」

マスター「こちら、新作のブレンドになります。試飲お願い出来ますか?」

一方通行「あァ……」ズズッ

マスター「いかがでしょう?」

一方通行「なるほどなァ、〜〜〜の苦みと〜〜〜の香りが上手ェ具合になってンじゃねェか。ただ足りねェもンがある、〜〜〜の〜〜〜、〜〜〜」

マスター「〜〜〜、〜〜〜。〜〜〜」

美琴(私には分からない世界ね)

一方通行「……(おィ、マスター。俺がいつも飲ンでる奴一杯入れてくれェ)」

マスター コクッ

一方通行「……」ズズッ

美琴(なんか何も頼まずずっと座ってるだけってのも悪いし、何か頼んで見ようかしら)
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 03:04:41.18 ID:8/d1f520

マスター「さぁ、どうぞ。彼女さん、彼氏さんのオススメです」

一方通行「ブフッ」

一方通行「誰が彼女だっつったマスター!!」

美琴「なんだ、あんた照れてんの?」ニヤニヤ

一方通行「な、だっ、誰が照れて……っ!」

美琴「って、これは?」

一方通行「……冷めねェうちにさっさと飲みやがれ、飲み易いはずだァ」

美琴「ふーん……」ズズッ

美琴「あ、美味しい」

一方通行「当たり前だァ、俺がこの店で一番薦め豆だからなァ」

美琴「ブラックなんて、あまり飲む機会もないし頼んでもミルクと砂糖入れちゃうからねぇ」

一方通行「ハッ、次からはこの味と香りを楽しめるようになるンだなァ」

美琴「この次もあんたが誘ってくれればね」ズズッ

一方通行「どォだかなァ」

美琴(ホント美味しいわこれ、ひと袋買っていこうかしら)ズズッ

一方通行(……そォいや、打ち止めはこいつのクローンだったなァ。こいつも、昔はあンなのだったのかァ……?)チラッ

マスター(次はカップル限定ブレンドとかしてあげようかな、この二人のためにも)フフッ
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 03:06:00.87 ID:8/d1f520
続けない、>>1よ。上琴もいいが電磁通行もいいだろうさぁ自分のを続けるんだ
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 06:16:18.77 ID:cRROFbs0
ここを読んでたら頭に何か降りてきたwwww

俺は妄想を書き溜めてくる、>>1
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 07:18:02.78 ID:och3vEgo
>>323
つづけてくだしあ
ツンデレ同士ってすごく魅力的だと思います!
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 08:36:22.96 ID:ckSAwy.o
>>323
2828しちまったじゃねーか
責任とって続けろ!
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 10:52:13.56 ID:BTx0pUAO
御坂一方ルートはあまりないから期待
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 12:34:03.20 ID:rVcOrdIo
番外との一件でのブッ壊れぶりみて思ったが
やっぱ美琴って一方好みの容姿なんかねえ
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 18:39:44.50 ID:Mub6EaI0
期待
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 19:21:49.61 ID:xIDbiioo
>>328
何故あれを見てそう思ったんだwwww
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 19:33:23.67 ID:E0LRFa6o
>>330
多分俺の感性がどっかずれてるだけだww
332 :盗撮犯 [sage]:2010/04/07(水) 21:35:20.33 ID:E7LX5y60
>>1が俺の乗っ取ったスレ見ててちょっと嬉ちい。支援。
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 22:31:13.90 ID:Mub6EaI0
支援
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:08:04.93 ID:och3vEgo
>>332
もしかして海で逮捕された人ですか!!
一方さん関連は常に把握してます!!

というわけで酔っ払いのテンションで>>313続き再開
さっさと終わらせて俺誰かに電磁通行書いてもらうんだ
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:10:48.39 ID:och3vEgo
一方通行「オーイ、クソガキィ、朝メシくらいはちゃんと食えっつゥの」ドンドン

シーン

一方通行「……」

一方通行(寝てンのかァ? まったくいつもは起こしに来る側だってェのによォ)

打ち止め「うう、カロリー計算したら昨日は食べすぎだったからその分朝食も抜くってミサカはミサカは篭城してみる」

一方通行「起きてンじゃねェか出て来いやコラァ!!」ドンッ

シーン

一方通行「……だめか」

prrrrrrrr

一方通行「あ? この番号……誰からだ?」ピッ

??『あ、もしもし。一方通行?』

一方通行「は? 誰だ」
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 23:11:58.04 ID:jZ7tECQ0
実際ツンデレ同士じゃ会話が成立しないかもしれん
でも御坂は素直になれないタイプ一通は素でツンツンするタイプなんだよな

まあ何が言いたいかというとスレ立てて続き書けってことだ
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:19:17.80 ID:och3vEgo
??『私よ私。御坂美琴』

一方通行「はァァ!? なんでオマエが俺の番号知ってンだよ」

美琴『ちょっと調べたのよ』

一方通行「俺の個人情報に関してはそれなりに機密度が高いはずだが」

美琴『細かいことは気にしない気にしない』

一方通行「犯罪のにおいがするぜェ」

美琴『気のせいよ』

一方通行「……で、何の用だ。つまらねェことだったら切ンぞ」

美琴『今暇?』

一方通行「あァ!?」
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:22:32.19 ID:8/d1f520
スレ立てるほどネタがあるわけでもなし、>>1が休憩したり一時停止すれば、少し援助っつーか援護射撃くらいの事はする。

何より、そのスレ>>1を待つ人のために退屈しないよう投下するだけだしな


これ俺の独り言な
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:23:40.03 ID:8/d1f520
あぁ、言い忘れてたが、邪魔だってんならなにもせず俺も待っておくさ
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:23:45.15 ID:och3vEgo
>>338
大丈夫。みんなあなたを待ってる。そんなあなたを応援している。
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:26:02.37 ID:och3vEgo
美琴『ちょっと話があるんだけど病室行っていいかな。もう病院には着いてるんだけど』

一方通行「オマエが俺に顔つき合わせてなンの用があるってンだよ」

美琴『私だって別に会いたくなんてないわよ。でも、打ち止めのことなのよ』

一方通行「……」

美琴『授業抜け出してきてるんだからちょっとくらい時間作りなさいよ。どうせ暇なんでしょ』

一方通行「相変わらず失礼な女だな。まァ少しなら付き合ってやる」

美琴『ありがと。素直じゃないわねまったく。今から病室向かうから待ってなさいよ』ピッ

一方通行「切りやがった……ホントに勝手なヤツだな」
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:35:50.82 ID:och3vEgo


一方通行「……で、いったい何の用だ超電磁砲」

美琴「いきなりとげとげしいわね。まあアンタに馴れ馴れしくされても気持ち悪いだけなんだけど」

一方通行「ずいぶんな言い草だな。さっさと話し済ませて帰りやがれ」

美琴「ん、ちょっと昨日さあ、あの子……打ち止めの様子がおかしかったから」

一方通行「あァ?」

美琴「今日一緒にケーキ食べたんだけど」

一方通行「あァ。それを言い訳にしてあのガキ晩飯食ってねェよ」

美琴「ええ!? おっかしいなー、確かに閉店間際までしゃべってたけどケーキ食べたのはそんな遅い時間じゃなかったはず……」

一方通行「オマエのせいじゃねェ。なンか知らねェけど急にダイエットとか言い出しやがったンだよ」

美琴「あら。だからか」

一方通行「は?」
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:54:26.42 ID:xIDbiioo
美琴は自分よりツンツンしまくってるやつには素直になれそうなイメージ
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:57:11.82 ID:och3vEgo
美琴「なんかコーヒーのブラック飲みだしたり甘くないケーキチョイスしてたのよ。
   あの年頃の子にしてはおかしいでしょ?」

一方通行「オマエの前でもンなことやってたのかあの馬鹿は」

美琴「結局ケーキいっぱい食べさせちゃったし、悪いことしたかな」

一方通行「ンだよオマエダイエット肯定してンのか」

美琴「思春期の女の子なら誰でも通る道よ。アンタにはその辺の理解が足りないみたいね」

一方通行「わかるわけねェだろ。つゥか晩飯どころか朝メシも拒否して部屋からでてこねェンだぞ? 異常だろ」

美琴「あちゃー、断食か。身体によくないだけなのに」

一方通行「……オイ超電磁砲」

美琴「ん? なによいきなり真剣な顔して」

一方通行「オマエに頼むのはシャクだが他に頼れるヤツもいねェ。頼めそうなヤツはまだ様態が安定してねェしな」

美琴「は? 頼みごと? 私に?」
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 00:02:21.47 ID:YaDXqNg0
>>1愛してるよ>>1
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 00:10:14.15 ID:0jhzKek0
>>343
俺もそのつもりでコーヒー編書いた
と言うか天邪鬼? 小悪魔?になると思ってる
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 00:12:48.09 ID:GeSE3OEo
一方通行「……あのガキを説得してくれねェか」

美琴「え? なんでよ。アンタが話せばいいじゃない」

一方通行「俺が話せばどォしても喧嘩腰になっちまう。 オリジナルのオマエの話ならきちンと聞くだろうよ」

美琴「ええ、でも」

一方通行「俺は所詮実験を行っていた側の人間だからな。あのガキどもにとっちゃあ結局

美琴「別にあの子はアンタのこと嫌ってなんか……」

一方通行「頼む」

美琴「!」

美琴(あの一方通行が……格下相手に頭を下げた?)

一方通行「頼む」

美琴「……仕方ないわね。ちょっとアドバイスするだけよ。最終的に説得するのは、アンタの仕事だからね」
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 00:25:15.54 ID:GeSE3OEo


美琴(とは言ったものの)

美琴(どういう切り口ではなそっかな)

美琴(ダイエットしたいって気持ちはまあわからないでもないし)

美琴(無理に否定するのもどうかと思うのよね)

美琴(……ま、当たって砕けてみますか)コンコン

美琴「入るわよー」ガチャ

打ち止め「……お姉様? ってミサカはミサカは布団の隙間から様子を伺ってみる」

美琴「やっほー、元気だった?」

打ち止め「昨日あったばかりなんだけどってミサカはミサカは疑わしげなまなざしをおくってみる」

美琴「男子三日会わざれば刮目して見よ、ってね」

打ち止め「三日もたってないしミサカはそもそも男子でもないんだけどってミサカはミサカは反論してみる」
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 02:35:32.31 ID:iQQwF5A0
  /: : : : : /: : : : : : :./: : /: : : /:;イ: : : : : : : : : : : :.!
  |: : : : :/: : : : : : :./: /: : :_:彡 '"/: :/: : : : : : :.|: : : !
  |: : : : :| : : : : : :/,斗-‐ "\  /: :.! : : : : : : :|: : : |
  |: : l: : |: : : : : : /,,ィ==ミ、  \ i!:/:|: |: : |: :.| : |: : : !
  |: : |i! :| : : : /:/.{ ハ;;;ヒ. ヾヽ  `|:|: |!: !: :.!: :i: :/ : : i
  |: /.|!: | : : : :/ \;ソ 〃   |'|:.|.{: i :.i: :.!:/: : :j
  |/: :|!: |: :/:./             |:| ヽ乂: :.!': : : :/     
 ,从/:i| :|: |:/           ,ィ;r‐ォ .〉:|: :|: : : /
ヽ .// |:/|: !:!          ,イツ,/ィ:乂从: :./
::::.}  |' .|:.|:!            〉 ` /: : : : :/:./
:::::|  / .|;|:| ヽ  r "~>     ∧: : : ://::/
:::::|   /ハi:::::|ヽ、__  _  イ: : : :/,/ " 
:::::|ヽ  -‐/::::::|  ヽ  |: /: : /: :./
::l::|ミ、__ ,ノ:::::::/ |  ! |/: : /"´
::l::ト  -‐!:::::/ /,  | | レ'
::l::|   i!:::/ 〃   |        r.、     /)
::l::|   /:://-   |         | .|     //./)
::l:i  /::::|!     ノ|         / '、,,_/.///
::li /:::::i |― ‐ ' ~ イ      /   !  `'_ィ'____
:::レ'::::::::::! ゝ―‐ ~  |      |    ハ.   ,.―― '゛
r‐'::::::::::i!  |     |     人  /  { _`ニニニァ
:/::::::::::/   |     |    /   、     /
::::::::/     |     |.  /    /  ̄
:::::/     |     |/    /
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 02:41:05.62 ID:TgQN4VEo
このAAの元になった画像見たい
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 08:40:20.17 ID:0jhzKek0
ところで>>1よ、今書いてる話の後日談はあるのかあるよねあるんだろう?
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 08:58:22.58 ID:0jhzKek0
……電磁通行書いてたら上条が邪魔になった。ちょっと俺の幻想であいつの幻想殺し超えてくる。


待ってろ当麻あああああ俺の幻想はちょっとやそっとじゃ殺せねぇぞおおおおお
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 09:39:11.06 ID:bJ9FgjsP
別に立ててやればいいんじゃね
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 09:42:02.04 ID:0jhzKek0

関係ないスレチのレスばっかで申し訳ない

ところで>>348の続きはまだか>>1よ、気になってしようがないんだが
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 09:55:46.86 ID:evAzvxEo
>>352
禁書さんを有効に使いなはれ
356 :ちょっとレス率高いなしばらく黙っとく [sage]:2010/04/08(木) 09:56:43.03 ID:0jhzKek0
>>353
>>338-339
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 10:00:25.59 ID:IjxBDmIo
>>352
インデックスと結婚させれば無問題
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 11:09:09.25 ID:evAzvxEo
>>357
結婚は年齢的にどうか
まあ、禁書とくっつく前提だと、当人には記憶喪失バレしてそうだが
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 15:00:53.30 ID:2bOtS36o
むしろ結婚するくらいの仲になったなら記憶喪失を打ち明けるべき
360 :援護射撃屋 ◆KTf4C3OcoM [sage]:2010/04/08(木) 16:26:20.93 ID:0jhzKek0
>>322からの続きってことで

一方通行「確かによォ、あン時は奢ってやったけど。別にお返しなンて期待してなかったンだよ」

一方通行「……結局、押し切られちまったぜェ」ガサッ

〜〜〜遡る事、数十分前。コンビニにて〜〜〜

美琴「あ」

一方通行「あ゛ァ?」

美琴・一方通行「「……」」

一方通行(オリジナル……なンでここにいやがるンだァ?!)

一方通行(少し遠いが、別のコンビニ行くかァ)クルッ

美琴「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」肩ガシッ

一方通行「なンだなンなンだなンなンですかァ?」

美琴「そんな心の底から嫌そうな顔しないでいいじゃない」

一方通行「ったくよォ、俺ァ別のコンビニに用事が出来たンだ。それに俺が何処行こうとてめェにゃ関係ねェだろォがァ」

美琴「ふーん? かなり距離あるのに? しかも杖突ながらじゃ1時間近くかかっちゃうじゃない」

一方通行「それこそてめェにゃ関係ェねェだろ」

美琴「私はあんたに用事があるの。ハイこれ」ガサッ

一方通行「……何だァこりゃァ」

美琴「前にコーヒー奢ってくれたじゃない、それのお礼よお礼」

一方通行「ンなのいらねェよ、お返しを期待してやったことじゃねェ。誰かに食べて貰いたいってンなら、あの三下にでも食べさせてやれ」

美琴「な、だだ誰があいつなんかに!///」

一方通行「(……チッ)それじゃァなァ」コツコツ

美琴「第一、美味しいかどうか分からない物を……」ブツブツ

美琴「ってそうじゃないっての! だから待ちなさいってば!」グイッ

一方通行「グェッ」

一方通行「だからなんなんだァ?! いきなり襟引っ張るんじゃねェ!! 首締まっただろうがァ!!!」ゲフゲフ
361 :援護射撃屋 ◆KTf4C3OcoM [sage]:2010/04/08(木) 16:31:06.44 ID:0jhzKek0
一方通行「ケッ、体のいい実験体ってかァ?」イライラ

美琴「この私が、お礼に、あんたのために作ったって言ってんの!あんたも男なら黙って受け取りなさい!! 分かった?!」

店員(今度カップル用に特典付きフェアとかやってみないか店長に言ってみようかな)フフッ

美琴「あ、打ち止め用に白いショートケーキも入ってるから。黒いのがあんたのね」

一方通行「……わァったよ」ガサッ

店員(……その前に、私も彼氏ほっし。はぁ……)

〜〜〜回想終了〜〜〜

一方通行「俺ァ甘いのは苦手なんだよ……」ガチャッ

一方通行「戻ったぞォクソガキィ」

打ち止め「お帰りなさい! ってミサカはミサカは貴方に飛び……」ダダ・・・ピタッ

打ち止め「あれ? その紙袋何? ってミサカはミサカは貴方が缶コーヒーが入った袋とは別に持ってる紙袋に興味を持ってみたり」

一方通行「あァ、コンビニでオリジナルに会った。そしたらこれェ渡された。ケーキだってよォ」バタンッ

打ち止め「それじゃぁ、お茶用意しなきゃ! ってミサカはミサカはキッチンに猛ダッシュ!!」

一方通行「あァあ走り回るんじゃねェクソガキィ!」カツカツ

〜〜〜なにゃかにゃと用意が終わって〜〜〜

打ち止め「それではいただきま〜す! ってミサカはミサカはしわとしわをあわせてしあわせ!!」オテテヲパンッ

一方通行「黙って食え(なんだァ? 黒いっつーからチョコケーキと思ったがァ、匂いはコーヒー? いや、この匂いは知ってんぞォ……? 何処で嗅いだ?)」クンクン

打ち止め「んん〜! あまぁ〜い!! ってミサカはミサカはほっぺに手を当てる!!」イヤンイヤン

一方通行「黙って食えっつってんだろうがァ!!」ビシッ

打ち止め「いたい! ってミサカはミサカは貴方のチョップで涙目に!!」ウルッ

一方通行「ったく……(まァ、ごちゃごちゃ考えてもしょうがねェ。食ってみっから)」パク

打ち止め「これ確かお姉様の手作りだよね? ってミサカはミサカはここにはいないお姉様に大感謝してみる!」アマーイ

一方通行「(甘くねェ……むしろこの味は知ってる、いつも飲んでるコーヒーの味だァ)」パク

一方通行(あのヤロウ、変なところに気ィ使いやがって)フッ

打ち止め「?(今、一方通行笑った?ってミサカはミサカはちゃんと見えなかったこの人の笑顔が気になってみたり)」
362 :援護射撃屋 ◆KTf4C3OcoM [sage]:2010/04/08(木) 16:32:03.02 ID:0jhzKek0

打ち止め「甘い物苦手じゃなかったっけ? ってミサカはミサカは」

一方通行「……食ってみたら分かる」ズイッ

打ち止め「ムグッ、ってあれ? 甘くない? むしろ苦いケーキ? ってミサカはミサカは無理矢理口に押し込まれた事より味と香りが予想外のケーキにビックリ!」

打ち止め「それにこの匂い、いつも貴方が買ってる自分で入れるタイプのコーヒーだよね? ってミサカはミサカは思い出してみたり」

一方通行「あァ、そうだなァ」パク

打ち止め「う〜ん、普通ここまでコーヒーの味や香りを残したケーキって作るの大変みたいだよ? ってミサカはミサカはネットワークから情報を聞き出してみたの」

一方通行「そォかよ("俺のために"、ねェ。ククッ、笑えねェ冗談だぜェ)」ニガワライ

打ち止め(またあの人が笑った! ってミサカはミサカは今度はちゃんと見たり!!)

打ち止め(ん〜……お姉様もしかして? でもでも、お姉様の思い人ってあのツンツン頭のお兄さんじゃなかったっけ? ってミサカはミサカは思わぬ恋敵かもしれない人の登場に驚きを隠せません!)

打ち止め(う〜ん、でも、この人も満更じゃないみたいだし……ってミサカはミサカはこれから起こるかもしれないこの前読んだ少女漫画みたいな展開に、不安を露わにしてみる)

〜〜〜その頃〜〜〜

「もうしばらくはケーキを飲むのも見るのもいやですの……ゲフ」

(ですが、お姉様の手作りケーキ。食べない訳にはいきませんでしたの)

「それにしても、コーヒー味のケーキだなんて、類人猿はコーヒー好きなんでしょうか?」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 16:36:28.02 ID:0jhzKek0
どうとでも解釈出来る様に書いたつもり。後は任せた>>1よおおおお
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 16:58:29.45 ID:3bKNF5Ao
>>363
乙。
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 19:34:49.41 ID:V0T4agE0
>>363
まさか他スレでも書いてたとは……。自スレ立てちゃえば?
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 19:48:03.11 ID:0jhzKek0
>>365
>>338-339


継続は力なりってよく言うが、俺は色んなスレの>>1とは格が違うのだ(勿論俺が下的な意味で)ロクに続ける事はできんのさー

まぁ、総合スレの案件があるからそっちが完成したらそっちに移るさー
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:07:58.35 ID:WqkdYSA0
ついにケーキも飲み物になったかww
368 :1かも [sage]:2010/04/08(木) 22:10:52.17 ID:GeSE3OEo
>>345
こんなヘタレを好いてくれてありがとう
でも俺の嫁は絹旗と打ち止めと黒子なんだ……

色々書いてくれるのはありがたいよ
俺には電磁通行は書ける気がしないから
というより恋愛ネタ一般がさぁ、苦手なんさぁ

スレタイはいったん終わっちまってるからこのスレは思いついたネタ書くのに使ってください
俺もそうするし。総合できるまでのつなぎのつもりだし

>>366 総合できたら一緒に移ろうぜ
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:16:24.26 ID:GeSE3OEo
>>348続き

美琴「細かいことは置いといて。元気、なさそうじゃない」

打ち止め「そんなことないよう」

美琴「嘘ばっかり。それにしてもダイエットしてるんだって? また急にどうしたの」

打ち止め「妹達のあいだで流行ってるの。しかもどうやら痩せた個体がでてきたらしくってあせってるの
     ってミサカはミサカは正直に答えてみる」

美琴「ふうん。でも妹達とアンタの身体年齢って違うじゃない。競っても仕方がないと思うんだけど」

打ち止め「でもでも、上位個体としてのプライドがあるのってミサカはミサカは主張してみたり」

美琴「アンタ成長期なんだから、痩せる痩せない以前に食べないと出るとこ出ないわよ」

打ち止め「正直お姉様と下位個体を見る限りではこれからの成長にはあまり期待ができないって
     ミサカはミサカはお姉様をじろじろと見ながらため息をついてみる」

美琴「な、何いってんのよ! 私だってまだまだ成長期なんだからね!」
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:17:00.00 ID:RZxC3IA0
電磁通行ってなんて読めばいいんだ?レールレータ?
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:23:30.48 ID:GeSE3OEo
>>370
どうなんだろうか。普通にでんじつうこうって読んでたな……
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:30:59.51 ID:GeSE3OEo
美琴「これでも……遺伝を考えれば……私にだって可能性は十分……」ブツブツ

打ち止め「お、お姉様? 何もそんなに気にしなくてもいいよってミサカはミサカは自分の発言を後悔してみる」

美琴「……はっ、そ、そうよね! 私ってば大器晩成型だもんね!」

打ち止め(なんか違うと思うけど黙っておこうってミサカはミサカは決心してみたり)

美琴「えーっと、そうそう、ダイエット、ね。そもそも何のためにダイエットをするのかしら」

打ち止め「魅力的な女性の条件は痩せてることだってミサカはミサカは知ってるもん」

美琴「なによその情報。いったいどこから仕入れてきたの」

打ち止め「え? 違うの? ってミサカはミサカはびっくりしてみる」

美琴「まあ一概には言えないけど、人それぞれってところかしらね」

打ち止め「むー、でもモデルさんとかはみんな細いよってミサカはミサカはファッション雑誌を思い浮かべてみる」

美琴「ま、それはそうだけど。打ち止め、アンタは何のために魅力的な女性になりたいの?」
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:34:34.97 ID:uCNA8Eso
超通行砲
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:49:52.97 ID:0jhzKek0
普通に語呂がいいから、電磁通行(でんじつうこう)って読んでる

俺が言い出しっぺだけど
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 22:54:43.72 ID:GeSE3OEo
打ち止め「何のため、って」

美琴「別に太ってるわけじゃないんだし、自己満足の自分磨き? ……それとも、誰かに見て欲しいの?」

打ち止め「え……」

美琴「たとえば、一方通行とか」

打ち止め「う、確かにあの人に子ども扱いをやめてもらうためには有効な手段かなって
     ミサカはミサカは思ってみたり」

美琴「だからってその相手に心配かけてたら本末転倒でしょうが」

打ち止め「心配……? あの人が?」

美琴「そうよ。アンタがご飯食べないことそれはそれは心配してたわよ」

打ち止め「怒ってただけだったよってミサカはミサカは思い出してみる」

美琴「それが心配なんじゃない。アイツ素直じゃないんだからそれくらい読み取りなさい」
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:01:18.21 ID:GeSE3OEo
打ち止め「素直じゃないとかお姉様に言われるなんて……ってミサカはミサカは絶句してみる」

美琴「どういう意味よ」

打ち止め「そのままの意味だよってミサカはミサカはとある少年のことを思い浮かべてみる」

美琴「! い、い、い、いったい誰のことなのかしらね」

打ち止め「お姉様の頭に浮かんだ人のことだよってミサカはミサカは意地悪に笑ってみる」

美琴「そ、それはいったん脇に置いときなさい。いい? アンタのこと一方通行が心配してるって言うのは事実よ」

打ち止め「……」

美琴「現に、私にアンタのこと頼むって言ってきたのよ」

打ち止め「あの人が?」

美琴「そ。信じられないでしょ」

打ち止め「……ん」
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:02:28.81 ID:wbBrQ8U0
>>373
ちょっと超通りますよって感じ
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:12:17.38 ID:GeSE3OEo
美琴「それだけアンタのこと気にしてるのよ。アイツは。あ、これ言っちゃったこと内緒ね」

打ち止め「そっかあ、あの人が」

美琴「10032号がアイツのことツンデレとか言ってた意味がわかってきたわ」

打ち止め「それもお姉様に言われるのは……ってなんでもないってミサカはミサカは言いかけた言葉を飲み込んでみる」

美琴「さて、そんな余計な心配かけちゃった相手にいったいどうするべきだと思う?」

打ち止め「……」










379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:20:41.61 ID:GeSE3OEo
打ち止め「……おじゃましまーす、ってミサカはミサカは病室の扉を開けてみる」

一方通行「……」

打ち止め「うう、やっぱり怒ってる? ってミサカはミサカはおそるおそるあなたの背中に聞いてみる」

一方通行「……オイクソガキ」

打ち止め「は、はいっ!」

一方通行「超電磁砲はなンか言ってたか」

打ち止め「ダイエットはやめたほうがいいって。それと……」

一方通行「それと?」

打ち止め「ううん、なんでもないってミサカはミサカはでかかった台詞を封印してみる」

一方通行「……」
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:23:38.61 ID:0jhzKek0
(#^.^#)
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:39:45.48 ID:GeSE3OEo
打ち止め(やっぱ怒ってるオーラが出てるようってミサカはミサカはドキドキしてみる)

打ち止め「や、やっぱりミサカにはダイエットは早いかなってミサカはミサカは思い直してみたり……」

一方通行「……」

打ち止め(うう、心配ってお姉様の気のせいじゃないのかなあ)

一方通行「腹ァ、減ってンだろ」

打ち止め「う、うん……」

一方通行「これでも食っとけ。昼までまだ時間あっからな」ポイポイポイ

打ち止め「え、ポテチに おせんべ キャルメラ チョコ? 買ったら300円になっちゃった? っていうかなにこれ」

一方通行「うるせェ、食うなら黙って食え。いらねェなら捨てるぞ」

打ち止め「え? え? これあなたが買ってきたの?」

一方通行「……」
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:39:47.78 ID:WqkdYSA0
>>380はよスレたてろww
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:49:49.53 ID:GeSE3OEo
打ち止め「心配、してくれてたんだ……ってミサカはミサカはお姉さまの言ったとおりだったってポカンとしてみる」

一方通行「あァ!? あの超電磁砲余計なこといいやがったな!?」

打ち止め「ごめんね」

一方通行「あ?」

打ち止め「もう、心配かけるようなことしないからってミサカはミサカは断言してみる!!」

一方通行「……超電磁砲には借りができちまったな」ボソ

打ち止め「ん? なんか言った?」

一方通行「なンでもねェよ」




ギィ……パタン

美琴「ふぅ、よかったよかった。どうなることかと思ったけど」

美琴「アイツももっと素直になればいいのに」

美琴「ま、一方通行の意外な面も見れて面白かったかな」

美琴「じゃ、今日はこの辺で帰るとしますか。じゃあねー」

おしまい
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 00:04:42.46 ID:GXinebYo
台本形式の書きやすさに泣いた。
というか3日もかける内容じゃなかった。謝罪します。

なんか見てる人いたらお題とかネタとか提供してくれるとうれしいかも。
>>368のとおりラブコメとかはかけないけど。
>>380がきっと書いてくれると信じている。

ちょっと妄想を膨らませるために原作読んでくる。
きぬはたかわいいです。
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/09(金) 00:08:09.34 ID:81e5bSw0
乙!
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 00:14:38.34 ID:yTuxgmE0
おつ!
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 00:21:10.32 ID:9gPAQqI0
おつ
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 00:24:52.38 ID:ATssFkDO
超乙です
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 07:01:34.51 ID:NcCkfMkP
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 07:42:22.52 ID:8rdYVUAO
(´;ω;`)
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 09:54:53.64 ID:vnPXytMo
乙!
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 13:37:37.05 ID:aVuTN8Ao
生魚ダメだけどラビットがつくってくれたから頑張って挑戦する→美味しい!
ってなるとこまで妄想した
萌えた
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 16:37:32.47 ID:EBxpsCco
>>392
スレ間違えてんじゃねえよ
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 16:38:58.30 ID:XPs5FsDO
>>392
やっちまったなァ!
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 19:55:32.11 ID:DBvY3Nco
一方磁砲
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 20:42:42.41 ID:2Y7tIwwo
一砲通行
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 22:38:52.37 ID:aVuTN8Ao
超通行
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 22:40:39.69 ID:HaQHyTAP
モアイ×一方通行ですね
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 00:06:13.49 ID:vla2IcAO
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 00:08:05.82 ID:E7WinIA0
絹旗x一方とか俺得ww
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 03:26:43.12 ID:l.ElrEY0
上条×美琴派にとっては恐ろしいほど動悸が早くなる内容だった
このモヤモヤ感と焦燥感堪んねぇな、ふーふー
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 09:31:28.77 ID:e4A8ZOwo
>>392
ゴバ━━━━(゚∀゚)━━━━ク!!!!orz
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:09:44.10 ID:1E0.mQDO
>>1
絹旗への愛をSSにのせてみるんだ
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:29:25.83 ID:8hdF0wso
誤爆は麦のんとラビット可愛いから仕方ないよな。
きぬはただいすきです。でも俺なんかがきぬはたの可愛さを伝えられるわけがない><

次はまただらだらと続きをと思ってる

一方さん暗部落ち後、多分15巻前くらい、タイトルなし
美琴が協力してくれたらフツーに木原くン倒せて暗部落ちしないんじゃね? とか妄想したけどとりあえず無視無視

地の文付きは表現力がカスなんでみんなお花見でもしてくればいいと思う
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:29:54.03 ID:8hdF0wso
学園都市を流れる水路はすべて浄水場を通ってから放水されており、濁りがない。

意図的に純化された汚れのない様は人工物のあふれるこの学園都市を象徴しているように思えた。

美琴は足元の小石を拾い上げ、緩やかな流れに投げ入れた。小さな異物が音を立てて沈み、水面に波紋を作る。

乱れた流れはやがて秩序を取り戻し、美琴がため息をついている間に押し流され、数秒前の姿へと徐々に戻っていった。

このごろの学園都市は何かおかしい。

幻想御手、絶対能力進化実験、九月三〇日の事件、ローマ正教との確執……。あげればきりがないが、すべてここ数ヶ月の間に体験したことだ。

長年学園都市で暮らしてきた美琴だが、こんな事態は初めてだった。

そのすべてが偶然この時期に噴出しただけなのか、今まで単に学園都市の暗部が見えていなかっただけなのかもわからない。

なんとなくだが、そのほとんどに例のツンツン頭の少年の影が見え隠れしている気がする。

偶然であればいいのだが。
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:34:39.35 ID:8hdF0wso
もはや小石の起こした乱れの痕跡もない水面から目を離し、水路脇の歩道を進む。

衣替えのためにおろしたばかりの冬服ブレザーはまだ体に馴染んでおらず、少し固い。スカートのプリーツもピシッと折り目がついている。

特に肩の辺りが窮屈で、一歩進むたびに突っ張るような感覚が美琴に伝わる。

足元を見つめながら歩んでいた美琴がふと顔を上げると、前方に見える水路にかかった橋の上に誰かが立っていた。

何をするわけでもなく橋の欄干にもたれかかり、どうやら水路をじっと眺めているようだった。

(アイツ――)

見間違えようのない後姿。学園都市広しといえども、あれだけ目立つ姿をしている人間はそうそういない。

背中からにじみ出る哀愁は、初秋の空気のせいだけではないだろう。

美琴は行き先を変更することに決め、迷わず橋の中央付近に陣取っている背中めがけて歩調を早めた。
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 13:38:42.85 ID:E7WinIA0
お!がんばるんだよ!
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:42:33.97 ID:8hdF0wso
美琴の接近に気づいていないのか。

特に足音を忍ばせている訳でもないのでローファー特有のカツカツとした音は届いているはずだ。

なのにその白い背中は微動だにしない。手を伸ばせば触れられるほどに近くまで来たというのに。

おそらく気づいている。この少年はそんなに鈍くない。

反応を見せないのは話しかけられたくないという意思を表しているのだろうが、美琴にはどうあっても話しかけずにいられない理由があった。

美琴は肺の中からすべての空気を押し出すようにして長く息を吐いてから、さらに搾り出すように低い声を出した。

「アンタは……」

息が続かなくなり、そこで出かかった言葉が止まる。

美琴が続きを口に出す前に、一方通行がようやく反応を示した。

その声にに対する返答はまずため息だった。

「超電磁砲か」
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 13:48:55.95 ID:8hdF0wso
しゅんみん・・・・・・あかつきを・・・おぼえ・・・・・ず
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 14:20:43.01 ID:E7WinIA0
しょしょ……ていちょうを…き……く…
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 14:47:13.84 ID:oHeRilgo
おちんちん・・・びろ・・・ん・・・
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 15:07:14.31 ID:Da.miAAO
>>411

おい










おい!!
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 15:07:19.96 ID:y37iI6oo
おいちょっと待て
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 15:17:52.27 ID:oHeRilgo
あン?
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 15:33:28.07 ID:8hdF0wso
>>414
一方さんだめですおちんちん出して寝たら風邪ひきます
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 15:41:23.44 ID:oHeRilgo
心配しなくても皮という名の服を着てンだよォ
良いから続きを書きやがれェ
支援するぜェ
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 16:37:01.72 ID:L3HznMDO
>>412
お前はダメだな
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 17:16:16.52 ID:E7WinIA0
続きまだかな
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:43:17.76 ID:McYzx6DO
続き楽しみ支援
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:39:40.74 ID:8hdF0wso
振り返った一方通行は、全身から形容のしがたい暗鬱とした雰囲気を発していた。

退院し、体力は回復しているはずだろうが、最後に会ったときよりもやつれているように見える。

その真っ赤な双眸だけが飢えた獣のようにギラギラと美琴を貫いていた。

その視線に呑まれそうになりながらも美琴は疑問をぶつける。

「アンタはなんだってこんなところで油売ってんのよ」

「俺がどこで何してよォが俺の勝手だろォが」

「何が、勝手よ!」

文字通りにあまりに勝手な言い草に美琴は思わず叫びそうになった。ぐっとこらえて、静かに声を出す。

「連絡もよこさないとか……何考えてんのよ」
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:46:55.54 ID:8hdF0wso
九月三〇日。

この日の出来事は学園都市に住む人々に深く刻まれている。

学園都市の機能を麻痺させた集団昏倒事件。上層部は未だにその原因に対する納得のいく説明をしていない。

美琴は知っていた。その昏倒事件の裏で、打ち止めが拉致され、それを一方通行がぼろぼろになりながら助けたことを。

そして、その後一方通行の行方がまったくわからなくなったということを。

美琴もその事件の一端にかかわったのだが、打ち止めに詳しく事情を聞いたのはすべてが終わってからだった。

そのときの怒りと後悔が、この少年にはわかっているのか。

「オマエに俺が連絡する必要あンのか」

それだけ面倒くさそうに呟くと、一方通行はもう相手にしないとでも言うように元のように水路へと視線を戻した。

他人事のような無関心に美琴は一方通行の背中を睨み付ける。

「アンタ……打ち止めがどれだけ心配してると思ってるのよ」

「あ?」
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:52:26.06 ID:MkSV5gDO
一方通砲(アクセラレーガン)
超方通砲(レーセラレーガン)

何とか白書思い出した
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:59:49.38 ID:8hdF0wso
「あの子は今もアンタを探し回ってるのよ。知らないわけじゃないでしょう」

一方通行は答えない。

「約束、したでしょう。忘れたとは言わせないわよ」

一方通行は振り向かない。ただ舌打ちをして、傍らに立てかけたトの字トンファーのような現代的なデザインの杖を手に取った。

「ずっとそばにいるっつゥのが必ずしも『守る』ってことなンじゃねェンだよ」

一方通行が首元のチョーカー型の電極に手を添える。カチリという小さな音がした。

美琴は、それが一方通行が能力の使用を開始する合図だと言うことを知っていた。

「なっ」

「俺の近くにいるほうが危ないっつってンだよ。それこそ……こンな風にな」

美琴と一方通行の間に突風が巻き起こった。

美琴の足が地から離れ、視点がぐるりと一回転する。
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:01:04.66 ID:8hdF0wso
スカートをたなびかせ、その下に穿いた短パンを晒しながら後方へ吹き飛ばされる。

指向性の暴風は一方通行の後ろ髪をわずかに揺らすだけだった。

それが一方通行の風向のベクトル操作によるものだと気づいた時には、すでに美琴の身体は橋の欄干を越えていた。

「っ!」

美琴は空中でバランスを取るのに苦労しながらも身体をひねる。

視界の隅に捕らえたのは緩やかに流れる水。

水深は浅い。このままではコンクリートの川底に叩きつけられる。

一瞬でそれらを判断した美琴は自身の周囲に磁場を展開する。

美琴はまるで重力の向きがが九十度傾いて働いたかのように橋脚に引き寄せられ、足から垂直に『着地』した。

橋脚を蹴り、すでに危険な高さではなくなっていたためそのまま水面向かって落下する。

ばしゃり、と周囲に派手に水を飛び散らせて美琴は水路のど真ん中に降り立った。
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:15:32.83 ID:l/J88.w0
きた
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 23:39:25.51 ID:E7WinIA0
きたきたきたぁ
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:46:29.78 ID:NtQ4i0E0
>>422
元アメリカ大統領思い出した
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 00:08:24.45 ID:dvPx/gAO
終わったと思ったらはじまってたしえん
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 00:17:17.16 ID:VSMBvG.o
「ふざけてんじゃ……ないわよっ!」

理不尽な攻撃に美琴は激昂する。

すねの辺りまである水をばしゃばしゃとかき分け、橋の上の人影が見える位置まで走る。

ローファーの中に溜まった水が重い。水を吸った靴下とともに美琴の歩みを妨げるが、気にしてなどいられない。

橋の上の白い人影に向かって叫ぶ。

「アンタ、いったい何のつもりなのよっ!!」

同時に次の攻撃に備えて美琴は自らの電磁レーダーに注意を注ぐ。

もっとも、一方通行が本気になればどうあがいても美琴に勝ち目などカケラもない。

一方通行は相変わらず欄干にもたれかかったまま、微動だにしていない。

美琴が川岸に向かって走り出した瞬間、異常を察知した。

(水平面に対して約5°の角度で未確認物質が高速で飛来。主構成元素は銅、亜鉛。到達予想は約0.2秒後――)

「狙撃!?」

その声よりほんの少しだけ早く、美琴が補足した銃弾は目標に命中した。
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 00:19:55.54 ID:VSMBvG.o
明日の朝に用事があるので今日はこの辺で。

あと、美琴の考えてる数値とかは適当なのでスルーしてください。
美琴の能力とか一方通行の能力とかもどーなんだろうね、どこまでどんなことができるかとかようわからんけど。
だらだらと。やっていけたらいいなと。思っている。
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 00:21:07.18 ID:dvPx/gAO
おっつー
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 00:36:32.47 ID:bvqMvCUo

何事かと思ったら狙撃されてたのか
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 00:44:37.09 ID:OQqk3Vko
美琴は導体なら区別付くかもね
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 00:55:20.25 ID:x/MK5Ako
美琴は確か自身が無意識でも電磁波やらが危険を察知してくれるから
たぶん狙撃や不意打ちは通用しない
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:04:07.14 ID:7FWWhUMo
街中に電磁波なんて何万何十万何百万とあるぞ
それのどれが狙撃かだなんて区別できるかっつの
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:14:20.99 ID:x/MK5Ako
いや美琴自身から出てる電磁波だよ
漫画のレールガンかなんかで説明あったじゃん
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:33:00.20 ID:7FWWhUMo
電磁波の説明ってエレクトロマスターレベル1の子供がいたときのやつか?
だとしたら電磁波がでてる説明はあったがそれが危険を察知してくれるなんて書いてないだろ
それ以外だと覚えてないわ
つーか狙撃通用しないならむぎのん+滝壷のコンビで場所特定されても問題ないだろ
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:49:17.93 ID:zXJ8Yxso
乙!

美琴の能力についてはここにまとまってるよ。
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/245.html

一方通行の能力はこちら
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/847.html

どちらの能力も応用力が高いし、能力者自身が使いこなしているから、ふたりともかなりのチート能力者だねぇ。

439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:49:38.77 ID:rD5MvQDO
3巻の木山せんせと戦ってるとこだな
死角からの攻撃もちゃんと防いでる
つか麦のんのレーザーは実態がつかめないから焦ってたわけで狙撃や不意討ち云々とは意味が違うだろ
まぁ結局レーザーを反らすのに成功してたが
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 01:52:57.85 ID:x/MK5Ako
>>438
先に貼られた
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 02:19:51.32 ID:OQqk3Vko
美琴さん磁力線電力線見えるもんな
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 12:36:07.79 ID:qXavSsDO
戦闘中で気合い入れてる時ならともかく通常のだらけてるときに
銃弾の飛来を察知できても到着までに回避行動をとれるかは疑問だなあと思った
普段の美琴って良くも悪くも普通の中学生だし
黒子の初春爆弾も回避でき無いしな…
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 12:41:37.51 ID:yXRVHSg0
>>442
でも不意打ちを完全に防げるの全盛期一方さんとかじゃないと無理じゃね?
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 12:42:43.75 ID:ENoec12P
不意打ちを防げるのって、一方通行とかモアイとか
そういう調整を受けた奴だけだろ
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 13:05:14.88 ID:m6nVXEAO
ぶっちゃけ察知しても体が追い付かない
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 13:36:24.59 ID:rD5MvQDO
木山戦を見る限り至近距離からの爆発を防いでるから反応はできるんだろ
防御反応が意識してかしてないかは謎だが。
ただ相手が魔術師だったりによる未知の攻撃だったりした場合の対処はできるか不明だな。
あと周りに盾にできる物が何もない空間とか
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 15:44:36.00 ID:w.Ov8IAo
まさかの強さ議論スレ
てか多分狙撃されたのは美琴じゃ(ry
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 16:10:54.62 ID:8Ksw5WI0
傍にそんなに早い速度ではない状態で飛んできたアルミ缶が爆発するのと、
音速レベルで飛んでくる銃弾に反応できるかは同列では語れないだろうな…
感知してからどの程度のタイムラグで爆発したか分からないし

つか原作3巻で気付かれない速度で遠距離狙撃すればレベル5だろうとやれるって書いてあるよな
一方さんみたいなのを除いて



あああしかし続きが気になるうううう
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 17:25:41.82 ID:VSMBvG.o
おふwwwwwwww下手に能力出すとこういう流れになるわなwwwwwwwwww
叩かれないかdkdkして感じちゃうwwwwwwww
面白ければこまけえことはいいんだよって言わせるほどの力量はwwwwwwwwないwwwwwwwwww

>>438
ありがとうございます。wikiは参考にさせてもらってます。

中途半端なところで切って申し訳ない。
チキンなんでストックなくなると不安なんです。

先にいいわけですがミスリードを誘うような意図はなかったんですよという言い訳。
ちょっとだけ投下
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 17:26:23.89 ID:VSMBvG.o
銃弾は一方通行の眉間を正確に撃ち抜く軌跡を描いていた。

空を切って着弾した金属片が一方通行の頭蓋骨を割り、血と脳漿をぶちまけながら後頭部から飛び出す――

そうならなかったのは、単に一方通行が反射をONにしていたからだ。

一方通行は退屈そうに銃弾の飛んできた方向を見上げる。そよ風ほどの衝撃も受けてはいない。

弾丸の速度と入射角、風向や湿度などその他もろもろの自然条件から狙撃ポイントを割り出した。

一方通行は独り言のように喋る。

「狙撃者は予測地点Bから狙撃。予想通りだ。人員は配置してあるンだろうな」

『ええ。……誰が狙撃のタイミングを正確に伝えてくれたと思っているんです?』

片耳に装着された小さな通信機が一方通行に同じ『グループ』のメンバーである海原光貴の声を伝えた。

余裕ぶった爽やかな声音に、厄介そうな笑みを思い浮かべる。

『まあそちらのほうは我々『グループ』とは別の組織が担当していますけどね』
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 17:27:09.09 ID:VSMBvG.o
「チッ、学園都市第一位をオトリに使うなんざずいぶンと贅沢な作戦だな」

大掛かりなことだ、と軽く息を吐く。

『後始末はそちらのほうでやってもらいますので、貴方はこの後お好きにどうぞ。それよりも、先ほどの会話の相手は……』

「ちょっとアンタ! いきなり何してくれるのよ!」

頭に響くかん高い声は通信機の向こうからではなく、直接一方通行へと叩きつけられた。

海原とはまた違った意味で厄介だ。

一方通行は声の主、美琴のほうをちらりと見やる。

水路から駆け上がってきたせいか、それとも怒りのせいなのか、その肩は大きく上下していた。

その足元周辺がバチィ、と音を立てて、水を吸った靴と靴下が瞬く間に乾く。

一方通行は首に手を当てるとやれやれといった感じで首の関節を鳴らせた。杖を前に出し、ゆっくりと美琴へ近づく。

そしてそのままバチバチと帯電し、全体的に発光した少女の脇を無言ですり抜けた。
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 17:27:36.71 ID:VSMBvG.o
「無視すんなああああ!!」

怒声と同時に美琴の足元から放射状に波紋のような雷撃が地面を這い、橋の両端に設置された街灯が一斉に数度明滅する。

何事もなかったかのように歩き続ける一方通行の背中に向かって再度罵声を浴びせようと息を吸い込んだ。

「アンタねぇ……」

その時、美琴の背後で聞き覚えのある警告音が響いた。続いて電子的な合成音。

「ビー、ビー、ビー、警告、警告、本機巡回エリアにおいて電波障害の発生および周辺電子機器への規定以上の負荷を確認。
 繰り返します……」

「やばっ」

美琴が振り返ったその先にはドラム缶型の警備用ロボットの姿があった。

ロボットはけたたましい警告音を鳴らしながらそれなりの速度で近づいてくる。

このままうかうかしていたら付近の警備用ロボットや警備員が集まってくるはずだ。

「ここは逃げるが勝ち……アンタも、ってああー! 逃げられたあー!!」

美琴が警備用ロボットに気を取られているうちに、一方通行は橋の上から忽然と姿を消していた。
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 17:28:05.29 ID:VSMBvG.o
ここまで。また夜に来る……かも。
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 17:51:00.02 ID:dvPx/gAO
続きが気になるううう
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 19:18:15.14 ID:MLvbBrw0
夜まで余裕で待機してるぜ!
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:39:05.58 ID:VSMBvG.o


***行間***

「失敗……か」

狙撃銃のスコープを覗き込む男が高層ビルのオフィスの一室でつぶやいた。

薄暗いオフィスは無機質な机が整然と並んで静まり返っている。

スコープの中の一方通行はまるで男の姿が見えているかのように赤い眼光をこちらに向けていた。

「能力を失ったというのはガセ情報だったか」

悔しそうに吐き捨てる。一方通行を狙った銃弾は彼の能力により発射時と同じ軌跡を通ってオフィスへと打ち込まれた。

念のために『反射』を警戒し、発射の直後着弾を確認せずに物陰へと退避したため、自身に被害はない。

弾丸は狙撃手の後方の壁にめり込んでる。

ここも早々に引き上げなければ反撃の手はすぐに伸びるだろう。即刻退去すべきだ。

そう思って銃をおろした。

「残念ながら超遅いです」

自分以外に誰もいないと確信していたフロアに幼い少女の声が響いた。
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 21:51:03.79 ID:dvPx/gAO
モアイ・・・だと?
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:04:44.87 ID:VSMBvG.o
「――っ!」

声の主は十二歳くらいのショートカットの少女だった。

ふわふわしたニットのワンピースを着て、一見すればおとなしそうにも見える。

「まさかここがばれていないとでも思っていましたか? 超おめでたいですね」

少女はフロアの入り口からつかつかと狙撃手に歩み寄る。

「おかげで超迷惑を被りました。今日は気になる映画の封切日だったんですよ」

警戒心はまるでなく、呆れたような表情を浮かべている。

「だからさっさと終わらせたいんです。抵抗しないで倒されちゃってください」

机と机の間を縫って近づく少女との距離は見る見る詰まっていく。

あまりに大胆不敵な少女の態度にあっけにとられていた狙撃手はようやく目の前の少女を『敵』と認識した。

考えるよりも先に利き手が隠し持った拳銃に伸びる。

手に馴染んだ愛銃だ。この距離で外すわけがない。ぱんぱんぱん、と冗談のように小気味よい音が発せられる。

眉間に一発、心臓に二発。少女の身体に合計三発の銃弾が叩き込まれた。
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:41:41.93 ID:VSMBvG.o
特別製の弾丸の威力に少女の身体は簡単に吹き飛ばされる。そのままデスクの島に倒れこみ書類の山を巻き上げる。

「くそっ」

近距離の戦闘では邪魔になるだけのライフルを投げ捨て、出口へ走る。

なぎ倒されたデスクの間から勢いあまって下敷きになった少女の白い脚が生えている。

いかにも前衛的なオブジェだ。

生きているはずがないと思いながらも少女の脚に銃口を向けながらそこを通り過ぎようとした。

バゴン、という金属をバッドで叩いたような音とともに爆発的な速度で山になったデスクが四散する。

男は悲鳴を上げる間もなく飛来したデスクに叩き潰された。

「いきなりびっくりしますね。パンツが見えないように倒れるのって超難しいんですよ」

立ち上がった少女は軽くセーターの腿の辺りをはたいて埃を払いながら平然と言う。

「相手の能力も確かめずに攻撃するのは学園都市では超命取りです。私の能力が『反射』だったらどうするんです?」
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:55:49.00 ID:K.czBHgo
パンツ気にしすぎだろ・・・
気にしすぎだろ・・・・・・
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:00:43.05 ID:VSMBvG.o
「あぐっ、ぐぅ、お前、何者……」

デスクと壁の間に挟まれた狙撃手は動く右手で必死に武器を探す。

その間にも少女の近づいてくるぺたぺたという緊張感のない足音が耳に届く。

「なんだ、生きてたんですか」

少女がデスクにぐっと手をかける。

小柄な少女が少々力を込めた程度では成人男性ならデスクごと押し返すことができるはずだ。

なのに、力いっぱい押し返してもびくともしない。それどころか狙撃手を圧迫する力はどんどん強くなる。

「ま、死んでもらっても超面倒なんですけどね。背後関係を調べないとだめですし。さ、ちゃっちゃと吐いてください」

「肉体操作系の、能力者かっ……!」

「答える義務は私ではなくあなたにあります。さあ?」

少女がそっと手のひらを動かすだけでデスクにかかる圧力が倍増した。内臓がつぶれそうな圧迫感に、狙撃手の口から異音が漏れる。

「ぐひゃ、そう簡単に、ひゅ、答えると、思っているのか」
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:07:18.92 ID:VSMBvG.o
「いいですよ? 学園都市にはいろいろな技術がありますから。
 脳みそさえ超無事ならたいていのことはできるんじゃないでしょうかね」

少女の表情は変わらない。彼女の能力よりも、その事実が狙撃手を恐怖させた。

「う、ふざけるな、クソガキ、この学園都市の上層部に従って、ごひゅ、なんになる。
 俺は見てきた……使い捨てられるだけでゴミのように扱われる子供たちを!
 せめて一矢報わないでどうする! この街は狂っている!!」

男は気づかない。いつの間にか自分を押さえつける力が緩まっていたことに。

咽を壊すように絶叫する狙撃手に対して少女は静かに告げた。

「……私は仕事でここに来ているだけですから詳しいことは知りません。そろそろ黙ってください」

少女の握り締めた拳が狙撃手の顔面に刺さる。手加減した一撃は狙撃手の意識をきれいに刈り取った。

「……」

動かなくなった男をしばらく見つめていた少女は、誰に言うでもなく独りごちた。

「いまさら超わかりきったこと、言ってどうするんですか」

ため息をついてデスクを無造作に投げ飛ばす。フロアの片付けなどする気は毛頭ない。

さっさとここから出て行って、今日の仕事を終わらせてしまおう。

「こいつの携帯電話とか、通信機が壊れてないといいんですけどね」

少女はそれだけ呟いて、体重が自分の二倍近くある男を、よっこらしょ、と軽い動作で持ち上げた。
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:10:52.11 ID:VSMBvG.o
今日はここまで。
あああ絹旗パート今日で終わらせようと思ったのにいい。終わらないいいい。
きぬはた可愛すぎてうまくかけないのがつらい。

……某スレ見たいのにもう寝ないといけないとかなんなの……。
明日まで残ってますように!おやすみ!!
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 23:12:30.12 ID:dvPx/gAO
おとぅ
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:22:56.53 ID:xFNgATwo
乙。
時間軸が8巻直後なら、アイテムは全員生存か。
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:23:13.41 ID:xzRLiADO

パンツ気にする絹旗かわいい
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:28:30.33 ID:dZbZF620
絹旗と一方を絡ませるんだ!
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:41:08.76 ID:y8axDvEo
高層ビルの脇の人通りのない道路に一台の白いバンが停まっていた。

ビルの陰に隠れ、まだ日は高いというのに薄暗い。

そのバンの運転席に大柄な少年が窮屈そうに収まってる。

明るい茶髪にジャージにジーパン。崩れた感じの風体はどこからどう見ても立派なチンピラだ。

(完っっ全にアッシー君だな、っていつの時代の死語だよ)

倒したシートにもたれかかり、頭の後ろで腕を組んでだらだらとしている。

(こないだまでスキルアウトのリーダだったっつうのが嘘みてーだな)

チンピラオブチンピラ、スキルアウト時代の自分を思い出す。

自分が所属していたのは、学園都市に数多くあるスキルアウトの集団の中でも最大規模のものだっただろう。

一時的にしろそれを束ねる立場にあったのがこの浜面仕上である。
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:41:57.78 ID:y8axDvEo
(ま、リーダーなんてガラじゃなかったけどよ)

御坂美鈴の襲撃に失敗し、とっ捕まって今では下っ端としてこき使われる毎日だ。たまに、こんな負け犬生活のほうが自分にはお似合いなんじゃないかと思うときすらある。

「でも、スキルアウトが能力者に取り込まれてちゃあざまあねえよな」

所詮俺の人生こんなもんだ、とぼやいて顔の前に持ち上げた携帯電話の画面を見上げる。

暇つぶしになんか面白いもんねーかな、とお気に入りサイトへの接続ボタンを押した。

それとほぼ同時に、コン、コンと小さな音がした。

浜面が音のほうに視線をやると、そこにはニットのミニワンピースを着た少女が立っていた。

ウインドウの向こうで人差し指を車体に向け、なにやら言っている。どうやら開けろ、という意味らしい。

「お、終わったのか絹旗。遅かったな」

浜面は身を乗り出して助手席のドアのロックを外す。ガチャリ、と音を立ててついでに内側からドアを開けた。
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:43:13.24 ID:y8axDvEo
携帯電話を片手にだらけている浜面を見て、少女、
絹旗最愛(さいあい)は呆れたように左手を軽く腰に当てた。
       ~~~~~~~~ 
「またアダルト動画ですか?いい加減にしてください超キモイです」

「またってなんだよまたって」

こいつの前で見た覚えなんかないぞ、と浜面は口の中でもごもごする。

そのうちになんだか自分の記憶が怪しくなってきて、あれ? もしかしてあの時? などと不安になってきた。

頭を抱える浜面の姿に絹旗は一歩引いて距離をとった。

「浜面……キモさが超マックスです……」

「本気で引くなよ! 傷つくじゃねーか!」

「後ろも開けてください。私が当たりでした。コレ、積みますから」

浜面の抗議を無視し、絹旗はあごで足元を示した。そこには黒い服を着た男がぐったりと倒れこんでいた。

「……生きてんのか」

服は所々破れ、顔もあざだらけ、手足を拘束されてボロ雑巾のようにななった男に浜面は心の中で同情した。

相手が悪い。何せ大能力者(レベル4)の怪物だ。
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:43:17.02 ID:keAk7MDO
おお、来てる
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:43:43.88 ID:y8axDvEo
「超当たり前です。私はそんなヘマしませんよ」

浜面が運転席のボタンを押すとほぼ同時に絹旗が後部のドアを開ける。

よほど急ぎたいのだろうか、片手で男をひょいと持ち上げると乱暴に座席に投げ入れた。

華奢な少女が自分の体重以上の物体を軽々と持ち上げる様は、何度か絹旗の能力を間近で見ているのだがなかなか慣れない。

「おお、すっげえな、『オルフェウスの窓』だったか?」

なぜか絹旗はいつもよりも少しイライラしているように見える。

「……相変わらず超馬鹿ですね。上司の能力くらい正確に覚えてください。『窒素装甲(オフェンスアーマー)』です。馬鹿浜面」

絹旗は虫けらを見下すような苦々しい視線を浜面に送る。

「なんだよ場を和ませようと冗談も言えないのか!? それはちょっとひどくねえ!?」

「そんな古い少女マンガ知らないって言ってるんですよ。それより早く行きましょう」

「知ってんじゃん!!」
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:44:16.73 ID:y8axDvEo
とりあえずここまでで。
最愛の読み方はテストに出るから注意な!!
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:51:35.29 ID:e9dVbCco
うんわかった!
もあいだよね
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 20:02:36.52 ID:GkqOTsMo
もあい
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 20:34:12.61 ID:6u2.hyo0


         し!                             _ノ
  超 浜    /                              )   浜 え
  学 面    L_                             ヽ  面  |
  生 が    /      , - 一 - 、_          , - 一 - 、_  i  !? マ
  ま 許    /      /      .:::ヽ、       /      .:::::く    ジ
  で さ    l       /, -ー- -、 .:::://:ヽ     /, -ー- -、 .:::://ヽ
  で れ   i        i..::/\::::::::ヽ、::|i::::::|      i..::/\::::::::ヽ、::|i:::::レ ⌒Y⌒ヽ
  す る   l      /7  .:〉::::::::: /::|::::::|     /7  .:〉::::::::: /::|::::::|
  よ の   _ゝ    / / .:::/   .:::::|:::::::|     / / .:::/   .:::::|:::::::|
  ねは  「      i /  .:::::i   :::::::|:::::::|    i /  .:::::i   :::::::|:::::::|
        ヽ    i i;::::ヽ、 ,i   .:::::::|::::::::|     i i;::::ヽ、 ,i   .:::::::|::::::::|
-┐    ,√     i `''''''''´   .::::::::|::::::::|     i `''''''''´   .::::::::|::::::::|
  レ'⌒ヽ/ !      i-=三=- 、 .:::::_人__人ノ_  i-=三=- 、 .:::::::::ゝ、ノ
人_,、ノL_,iノ!      i       .:::::「      L_i       .:::::::::::i:::|
      /     i       .:::::::ノ  モ    了      .:::::::::::::i:::|
ハ キ  {      ゝ、_ /!`h:::::::::)  ア    |   「ヽ .::::/)::/:::|
ハ ャ   ヽ    r-、‐' // / |;;;;;;く    |     > / /  //;;/::.:::!
ハ ハ    > /\\// / /ヽ_:::::!   イ    (  / / //:::::::::::::::::ヽ
ハ ハ   / /!   ヽ    レ'/ ノ        >  ' ∠  -‐  ̄ノ
       {  i l    !    / フ       /     -‐ /
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:12:31.53 ID:IOe/wIAO
>>476
ヤメレwwwwww
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:37:45.57 ID:BpskxwYo
モアイちゃんかわいい
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/13(火) 00:02:22.54 ID:Sl98zkAO
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 01:14:12.23 ID:7tFEN62o
>>474ちゃんと>>475ちゃんと>>476ちゃんと>>478ちゃんは補習ですので居残ってください。
ヒントを出したのに間違うとか困ったちゃんたちですね。
次からは気をつけてくださいねー。
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 01:14:42.42 ID:7tFEN62o
絹旗はむすっとした顔のまま助手席に乗り込んだ。きっちりとシートベルトを肩から腰にかけ、浜面に指示を出す。

「さっさと麦野たちを回収に行きますよ」

「へいへい」

浜面は観念して車のキーを回す。安っぽいエンジン音が耳に障った。

車が吐き出す騒音のわりに意外とスムーズに発進する。

目立たないようにあまり新しくない車を選んだのだが、この学園都市では逆に目立ってしまう。

失敗したかな、と思いながら浜面は元々頭に叩き込んであるルートを走行する。

「……」

「……」

不快な音を奏でるエンジンとは対照的に車中は静まり返っていた。
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 01:31:35.73 ID:7tFEN62o
車中の三人のうち、一人は気を失って喋れない。

残りの二人はなぜかじっと前方を見つめたまま黙りこくっていた。

もともと浜面は『アイテム』構成員四人娘のおしゃべりをぼーっと聞いていることが多く、求められなければ自ら話しかけることは少ない。

箸が転んでもおかしい年頃の少女四人で構成された『アイテム』は、各々が個性の強いキャラクターであることも相まって作戦会議の間ももわいわいと騒がしい。

それぞれがおちょくるように浜面にちょっかいを出してくることはよくあるので、いつの間にか会話に参加させられていることが多い。

特に絹旗最愛は浜面を小馬鹿にしたように遠慮なくずけずけと話しかけてくる。

その絹旗が、不機嫌そうに押し黙っている。これは結構珍しいことだ。

「……絹旗、どうかしたか? 怪我とかしたんなら早めに申告しろよ」

(どうせ「何超見当違いなこと言ってるんです。馬鹿は死ななきゃ治らないみたいですね」とでも言われるんだろ)
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 19:24:10.21 ID:OrXowrI0
製速ふっかーつ!
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 21:16:11.65 ID:7WmQHoAO
.
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 22:36:34.80 ID:TGsET7E0
続きが超気になります
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 00:39:13.46 ID:JBb3uwAO
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:25:01.80 ID:6jgmi/6o
「……自称とはいえ正義の味方を殴るのは気持ちいいことじゃないんですよ」

「え?」

「いっそ、悪者に徹してしまったほうが楽なのかもしれませんね。別に私は正義の味方ってわけじゃないですけど」

浜面の予想に反して絹旗は真面目な声で答えた。

軽く言った風だったが、表情を見られたくないのか、そっぽを向いて窓の外を見ている。

浜面はなんとなく気まずい思いでどう声をかけるべきか考えあぐねていた。

笑って冗談で返すべきか。

車がモノレールの高架下に差し掛かり、視界が一瞬暗くなる。

ちらりと横を見たときに目に入ったウインドウに反射した絹旗の乾ききった表情がひどく印象的だった。
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:25:39.12 ID:6jgmi/6o
(別にこのガキのことなんかどうでもいいんだけどな……)

「お前みたいなクソガキに、悪者なんか似合わねーだろ」

言って、そっと左手を伸ばして少女の柔らかい髪をぽんぽんと撫で――

「うおうっ!?」

撫でようとして、指先が目に見えない『何か』に触れた。

「……何やってるんですか馬鹿浜面。私の『窒素装甲』については何度も超説明したでしょう」

振り向いた絹旗の顔には呆れたような表情が戻っていた。

見下されているはずなのに、なぜか浜面はほっと息を吐いた。

「気持ち悪いですね。超キモいです。……でも、とりあえずお礼は言っといてやりますよ」

そのあんまりな言い草に、浜面は苦笑しながらハンドルを大きく右に切った。
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:44:19.78 ID:6jgmi/6o
絹旗が好きすぎて行間って量じゃなくなったけど気にしなくていいって滝壺がいってた。

製作落ちてた間はさ、ほら、仕事忙しくなったり、カラオケでプリキュアとかonly my railgun とか歌ったりして忙しかったから書き溜めは……アレなんだ。
見てくれてる人いたらスマン。
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:47:06.91 ID:nRhCsz20
ゆるさん
罰として完結まで投げ出さないことを命ずる
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:37:33.56 ID:u9VG0sDO
見てるからがんばれ
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 23:50:08.08 ID:4o8sMP.0
がんばって!応援しとるぞ!!
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:50:20.28 ID:yCpmm0U0
カラオケに同性と行ったなら許す
異性なら許さん
ヒトカラなら…まあ頑張れ
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:54:55.83 ID:bSaTb7oo
異性とカラオケでアニソンとかそんな度胸はないぜ……。
ちなみにヒトカラは超楽しいです
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:55:38.82 ID:bSaTb7oo
***

美琴は細い指の中にあるPADをじっと真剣な表情で見つめていた。

公園のベンチでPADをいじくる女子中学生。ともすれば、携帯ゲーム機に夢中になっているようにも見える。

その目はPAD集中しているように見えて、焦点は画面から若干ずれてる。

美琴は自らの電撃使いとしての能力を駆使し、指先から直接電子情報を読み取っているのだ。

『書庫』やその他学園都市に関する情報の中から『一方通行』に関するのデータを検索する。

(前も同じことしたけど……やっぱり一筋縄ではいかない、か)

美琴の額に小さな汗の玉が浮かぶ。

美琴のやっていることはまぎれもない違法行為であり、しでも手順を間違えれば痛い思いをするのは彼女自身だ。

精密で繊細な作業を延々と繰り返す。

(以前入手したデータと比較して更新されている部分、追加されている部分を中心に抽出……)

「……ふう」

一時間ほどPADと格闘してから視線をふっと空に向ける。

496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:56:04.11 ID:bSaTb7oo
進入の痕跡、PAD内のデータの消去などをてきぱきと行い、得られた情報について頭の中で反芻する。

『書庫』内の一方通行に関する能力データには変化はなかった。彼の現在の住居等に関する情報は一切記載されていない。

表面上は。

美琴は一方通行個人のデータからさらに範囲を広げて、過去に行われた『妹達』の実験についての情報へもアクセスした。

少し前にも同様のことを試みたので、今回は割とあっさりと道筋を見出すことができた。

『妹達』に関する実験、『絶対能力進化実験』についての記載の変更点。それは実にそっけないものだった。

『『一方通行が学園都市最強である』という樹形中の設計者による演算の前提が否定されたため、本実験は永久的に凍結するものとする。なお、実験において量産された『妹達』については添付の資料に記する』

そしてその『添付資料』のファイルが二件。

世界各地に散らばった『妹達』の処遇についてが一件。

そして、高度に暗号化されていたもう一件の内容は実にシンプルなものだった。
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:56:32.03 ID:bSaTb7oo
『一方通行について:一方通行は××年九月現在で言語能力、演算能力を喪失。その能力が劇的に弱体化したため、樹形中の設計者が再構成されたとしても本実験は再開されない。なお、統括理事による『プラン』への影響はないものと考えられる』

一方通行の能力が弱体化したこと。これがまぎれもない事実であることを美琴は知っている。

それは学園都市にとって秘匿すべきであり、そのことに関するファイルが厳重に暗号化されているということにも納得がいく。

いや、むしろ――

(セキュリティレベルが、甘い。というより隠すことによって逆に閲覧してくださいって言ってるようなものね、)

学園都市の技術レベルから言えば、もっと上手く秘匿することなど簡単なはずだ。

そもそもこの単純なファイルは付け加える必要はないのではないか。

『プラン』というのが何を意味するのかは美琴にはわからない。

しかし、わざわざ終了した『絶対能力進化実験』の末尾に記載する内容ではない気がする。

ということは何か別の意図により付け足されたと見ていいだろう。
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:57:05.74 ID:bSaTb7oo
(……学園都市上層部への反抗者を、洗い出すため?)

学園都市の表に出せない実験について調べていけば、この内容にぶち当たるようにできている。

この『プラン』とやらで一方通行が鍵となっていること、学園都市上層部の意思が深く反映されていることは一見して明らかだ。

統括理事のやり方に不満を持つ者たちに、『プラン』の中核を担う一方通行を殺害するように仕向けた、と考えると。

おあつらえむけに一方通行の能力が弱体化したことまで記載されている。

一方通行がまるで狙って下さいといわんばかりに橋の上でぼーっとしていた理由、図ったかのようなタイミングで狙撃を受けた理由が理解できる。

美琴はそこまで想像して、ぞっとした。

しばらく前に感じた学園都市の『異常さ』がまたもや美琴の中で形になる。
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:57:32.99 ID:bSaTb7oo
公園では小学生程度の少年達が無邪気に球技に興じている。その裏で、学園都市はいったい何を行おうとしているのか。

美琴の知らないずっとずっと前から。

どう考えても一方通行は学園都市の闇に染まりきっている。

これ以上彼に関わるべきではない、と美琴のどこかが警鐘を鳴らす。

しかし、美琴は一方通行の影を追いかける小さな少女のことを知っていた。彼女は今も街に出て、一方通行のことを探し続けている。

美琴は忠告するべきなのかもしれない。打ち止めに「もう一方通行に関わるのはやめろ」と。

だが、あの白い少年の真意がどこにあるのかを知らない美琴には、それが本当に正しいことなのかわからない。

彼が今現在どこにいるのか。何をしているのか。そしてどこへ向かおうとしているのか。

偶然彼を見かけることができたそのチャンスを生かせなかったことが悔やまれる。

美琴はぎゅっとPADを握り締めると、再びその表面に指先で軽く触れた。
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:58:01.32 ID:bSaTb7oo
***

「お疲れ様です。『仕事』にはもう慣れましたか?」

謎の圧迫感を一方通行に与えながら、海原光貴は一方通行を出迎えた。

指先がちりちりとするような感覚。何度も顔を合わせているのに、これだけはいつまでたっても慣れない。

自然と海原と距離をとりながら、一方通行は部屋へと足を踏み入れる。

「……いちいち待ってやがったのか。暇な野郎だ」

「別に、そういうわけではないんですけどね。ここは元々『グループ』の隠れ家の一つです。自分がくつろいでいてもおかしくはないのでは?」

端正な顔に少し困ったような表情を浮かべて海原が言う。

そう言えば、この男はどこに寝泊りしているのだろうか。表の顔を持つ土御門や、どこかの教師のところに転がり込んでいるという結標と違い、そもそも海原は自身の顔も名前も偽者だと告白していた。

この際だから聞いてみようか、とも思ったが別に知ってどうするわけでもない。

一方通行は海原の言葉に無視を決め込んでキッチンに設置された冷蔵庫から缶コーヒーを取り出した。

海原も一方通行と特別仲良くするつもりもないらしく、無視されたことに対して不満の声も上げない。
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:19:15.96 ID:/Kqwyz2o
キテター
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:24:28.09 ID:cIsrOngo
PDAな
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:33:09.94 ID:KOHaq.Mo
やっばりPDAか、PADっつうから胸補強のほうかとおもったわ
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:42:58.47 ID:bSaTb7oo
>>502
ふふ……小説読むときに単語は視覚で処理するからこういう間違いは絶えないんだぜ……。
前もなんか間違えた気がするし。カタカナなかなか覚えられないし。
乳PADを手元でもてあそぶ美琴でもいいじゃない!
以後気をつけますおやすみ。
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:43:40.32 ID:Fm/ISIAO
>>504

506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:46:42.82 ID:TIsbxNc0
ipadだな
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 01:34:01.74 ID:jpO370Io
いい感じだね。先の展開が気になるなぁ。
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 09:27:07.15 ID:sFkGxj2o
俺は好きだな・・・続きが楽しみだ。
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 00:10:02.60 ID:YGF2jik0
次の投下はいつかな
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:04:45.10 ID:O92zsj2o
海原を避けるようにリビングのソファにどかっと腰を下ろし、缶コーヒーの飲み口に口をつける。

「先ほど、御坂美琴さんと一緒にいましたね?」

海原光貴は笑っているようでいて、その目には軽く殺意がこもっている。

それが、わざわざ自分を待ち構えていた理由か、と一方通行は納得し、ため息をつく。

この男はどうやら超電磁砲にえらくご執心らしい。

「……だから?」

「御坂さんは超能力者(レベル5)とはいえあくまでも一般人です。自分達の『仕事』に巻き込むようなまねは止めてください」

「俺のせいじゃねェだろォが。人払いはしてあったはずだろ」

海原は不満そうに肩をすくめた。

一方通行はその仕草に舌打ちをする。ただでさえコーヒーの缶を強く握っていないと指先が震える事実に苛立っているというのに。
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:05:55.74 ID:O92zsj2o
コーヒーが不味い。この銘柄はこんなにも鉄の錆びたような味だっただろうか。

「……クソ」

ソファの脇に立てかけておいた杖を乱暴に掴む。引き寄せた際に杖の先が床にこすれて不快な音を立てた。

その音に海原が顔をしかめる。

いい気味だ、と思いながら杖を頼りに立ち上がり、飲みかけのコーヒーを缶の中に半分以上残したままゴミ箱へ投入した。

そのままソファへとは戻らずに部屋の出入り口に通じる廊下へと足を踏み出した。

「どこへ?」

一方通行は無言でドアに手をかけた。答えてやる義理などない。気にせずノブをガチャリとまわした。

金属製のドアが薄く開き、少し寒いくらいの外気が流れ込む。

「自分は御坂さんに関しては彼に任せているのですが、彼女を不幸にする要因をむざむざ放っておくことなどしませんよ」

と、一方通行の背後から海原の冷たい声が響く。

先ほどのような、冗談の中に潜ませたものとはちがう。本物の殺意が一方通行の背中にじくじくと突き刺さる。

「自分は、そこまで愚鈍な人間じゃない。覚えておいてください」

一方通行は海原の言葉など聞こえなかったかのように、背後を確認せずに後ろ手でドアを閉めた。
512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:06:29.04 ID:O92zsj2o
みじかいけど今日はここまで。
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:23:25.03 ID:MzbwHJA0
おつ
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:29:28.00 ID:lcO5TQAo
おつ
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 03:07:44.93 ID:wGpVgwoo


 クローンとはいえ、“御坂美琴”を1万回殺した一方通行に対する感情がよいものであるわけがないわな。
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 09:44:46.73 ID:7NaqOoko
RPGじゃあ上条さん防げないし美琴の能力じゃ周りに被害出るから一方さんか考えたな
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 17:06:08.33 ID:6yWb4zwo
やだ・・・ロリコンなのにかっこよくみえる
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:39:51.66 ID:O92zsj2o
2、3日出かけるんで次の投下は週末にしますねー
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:11:30.90 ID:2m7vVuoo
>>515
だが、責める権利もないだろう。
生理的には嫌いにならざるを得んだろうが、ね。

ともかく、これは面白い。続きが気になるぜぃ
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/23(金) 00:49:17.91 ID:S6sbqhc0
今日はくるかなぁ
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/25(日) 00:10:27.39 ID:w/mlxmk0
週末です!今日はとうかしてくれるかな?
522 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 12:10:16.33 ID:445HnsDO
一応言っとくが「樹形図の設計者」な
樹形中じゃないぞ
523 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 22:37:42.45 ID:N.8lJQEo
***
一方通行が『グループ』の隠れ家を出たとき、あたりはすでに暗くなっていた。

完全下校時刻はとうに過ぎており、あたりに人通りは少ない。

それでも高校生から大学生程度の年齢の学生の姿がポツリポツリと見える。

一方通行は街灯で照らされた歩道を歩く。

その足は杖を突いているからというよりは歩くのが面倒だからという理由で遅い。

だらだらとした歩みに飽きが来たころ、一方通行は目的のコンビニへとたどり着いた。

自動ドアをくぐると、店員の事務的な挨拶が聞こえてきた。

カウンターの中の店員には目もくれず、買い物籠を掴み取り、店の奥へと進む。

ドリンク棚の扉を開けると、目に付いた銘柄のコーヒーを残らずかごに放りこんだ。

(チッ、まったく忌々しい)

切れかけなのか、チラチラと蛍光灯がほんのわずかに明滅している。その微妙な変化が鬱陶しいことこの上ない。
524 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 22:38:09.01 ID:N.8lJQEo
レジまで歩く間にも蛍光灯は視界の隅に映る。

買い物かごをレジカウンターにドンと音を立てて乱暴に載せた。

店員の声と表情が入店時よりも引きつって見えたのは一方通行の苛立ちが伝わったせいなのかもしれない。

(この店にはもうこれねェかもな)

面倒なことになった。

一方通行は体中から発散するさっきを隠そうともしない。

イライラを隠そうともせずに舌打ちをすると、店員の顔がさっと青く染まった。

会計を終え、缶コーヒーの入った袋をひったくるようにして受け取り、足早に店を出る。

(無駄にブラックコーヒーの種類が多くて悪くはなかったンだがな)

来た方向とは逆へと向かう。このまままっすぐ隠れ家に戻る気はなかった。

別の隠れ家に移動したほうがいいだろうと思いながら道を行く。
525 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 22:39:05.60 ID:N.8lJQEo
少しはあった人通りがまばらになり、やがてなくなる。

街灯の立つ間隔も少しずつ広がり、人の気配はすでにしない。

一方通行が歩いているのは、未だに開発中の地区だった。

新しい学校でも建つのか、商業施設でもできるのか。

工事中の建物や小さな空き地などが目に付くようになってきた。

足場の組まれた建物の角を曲がると、バリケードで囲まれた広大な空き地があった。

一方通行はその申し訳程度につけられた出入り口を蹴飛ばして開けると、我が物顔でそこに進入した。

足元に敷かれた砂利が一方通行が歩くたびに不快な音を立てる。

学校のグラウンドほどの大きさの空き地だった。隅には機材や建材が無造作にが積まれていた。

「もォ、いいだろ」

星の見えない夜空に一方通行の声が吸い込まれた。

それに呼応するように、背後でジャリ、という足音が鳴った。
526 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 22:40:01.24 ID:N.8lJQEo
>>522
なかなか恥ずかしい間違いですね。しかも2度も。
申し訳ありません。
以下遅くなった言い訳

フウウウウウウ〜〜〜
わたしは…先週末…SSスレには「立て逃げ」って
ありますよね…外出先で…携帯で見たときですね。

あの「立て逃げ」で1がもう書かない「宣言」…あれ……こないだ見た時…
なんていうか……その…下品なんですが…フフ…………
のっとり……しちゃいましてね…………
「別」のとこでケリが付くまでしばらく……書いたりしてました。
このスレも……がんばります。


ではおやすみ。
527 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch :2010/04/25(日) 23:08:44.41 ID:Aj/f96AO
528 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 23:32:27.15 ID:eNr9kkSO
おやすみー
完結頑張ってください><
529 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch :2010/04/26(月) 07:57:28.72 ID:C9/pYxMo
>>524
さっき→殺気
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 19:10:55.10 ID:P6EWQkAO
>>526
一流のSS作者はッ!
放置スレを乗っ取ろうと思った時!!
既に!!!
書き込みを完了しているんだッ!!!


あなた…覚悟して書き込んでる人ですよね…と迷ったww
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 19:59:29.49 ID:R.7qvr60
ここはいるから大丈夫そうだな!
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 18:39:03.22 ID:hFEaah60
支援
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 18:47:47.15 ID:45zjJlQ0
ここは書き手いるし問題ないか!

支援!!
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/02(日) 00:15:35.53 ID:vZcEd6AO
まだ―――?
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 12:00:59.27 ID:VbjAg/Y0
支援
536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/04(火) 18:45:18.53 ID:zkvqTsco
                                                                  /  ..-‐
                                                                /{ ∠ -‐≦-―…¬ヤ
                                                                _〈::レ:´:::::::::::::::::::::::::::::::<
                                            早く書けビーム      ,. ::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧._
                                                             ∠. -ァ::::::,イ:!:::lヽ::::::::::::::::::::::::<.  ̄
                         , - 、                ,.ヘ、                       /イ :::ハ|ヽ! !ヽ::::!:::::::::::::::\ `
                         r´ 「三三三l           !  ト、                     / l::,イ    !7::ヽ!::::::::::: '. ̄
                     (( .l.三三三l . ノ!            / \                        |/ ヽ - ィ\!::::::::.ト、::::!
                           ヾ≧彡'           ,/   /} _..-‐¬‐- .            ,rー≦マ,. イ Y⌒',、! \!
                                  , - 、   /     ,.r:´         ヘ         イ  イ ヘ厶イ.!   ヘ
                                  {   \ Y . : :´ }、          ',.  h_, .<  〈  /.l ./ D  !  ハ
 、    、 ’、  ′     ’      ;    ∧   | . : :´    1            ;r‐'   _, -‐ `ヽ.' l/     l   ハ,
  .. ’        ’、   ′ ’   .        { \. : :´  \  ,ノ           } ~廴ぅ'´       i      l.-‐Tフ
     、′・  ’、.・”;  ”  ’、             . : :´      ヘ√.            ;.            '        7.l  l
 ,;′   ’、   (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;       . : :´                     ,’           .'         ,' !  l
’、  ・ .(; (´;^`⌒)∴⌒`.・ ”   ;     . : :´                     厶イ             /        ム !  l
 .、  ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;;ノ、"'人   ,.r: ´   ___弖丕二ニ=/1-- ‐ \¨  ̄             〈        ハ,_!  l__
    、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ̄ ̄ ̄         ヘ  / 〉    |    √              }ー-.. __,.∠.イ !  l_,∠
     ( ´;`ヾ,;⌒)>>1⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・           Y  く_,ノ   ∨⌒′            /  !  l   ! ヘ  !  l,.イ
‘:;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ                                        /.   l  l  ', ∨l   !
    `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ ソ ...::ノ                                        廴_!__!__,..-ィ!  ヘ
                                                                 l    ! ヘ    マ-‐'′
                                                                 l    !   ヽ   丶
                                                                 l    l    ヽ   ’.

537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 10:26:30.48 ID:UQ4LjcAO
まだ―――?
538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 01:27:39.13 ID:HKtG3QAO
まだ???
539 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 02:08:33.28 ID:FSyMpGk0
・−・
540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [age]:2010/05/10(月) 21:52:03.25 ID:adCBGkc0
一応あげとく
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/11(火) 17:58:18.10 ID:gmHKpQAO
早くしろks
542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/13(木) 00:56:58.53 ID:4eSAiMAO
まだ?
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 01:47:40.78 ID:iSdYXhQ0
支援
544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 01:53:47.58 ID:kDPqxkAO
このスレの作者も病気(笑)になってるのかなwwwwww
545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 12:35:26.20 ID:mlnH9BY0
あと10日か
生存報告くらいしろks
546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 14:40:34.01 ID:6GqglEg0
>>1
の生存確認おおおおお!!!
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 17:39:53.15 ID:fjEZLYAO
一様当初のは完結してるから飽きたんじゃね…
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/18(火) 01:37:29.93 ID:PHz6mEAO

当スレは1ヶ月ルールの対象外になりますのでご注意ください
         /
      (^o^)/
     /( )
    / / >
549 :VIPにかわりましてGEPPARがお送りします :2010/05/20(木) 21:01:53.06 ID:9POc06AO
支援
まだか…まだなのか…!
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 07:27:25.58 ID:MoPoqe60
期待してるからな
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 01:14:23.02 ID:YfGr3QAO
期待
552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 17:43:32.62 ID:j8VsVfM0
期待age
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 22:28:43.95 ID:YfGr3QAO
保守
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 16:52:14.34 ID:dAEoBMAO
完結して欲しいんだよ
555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 18:15:46.90 ID:36E6UK.P
期待age
556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 08:56:40.14 ID:qdcXy5oo
書き手のレスがないまま1ヶ月が経過したので告知

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 19:43:30.72 ID:xKNl2scP
1ヶ月以内に投下するので落とさないでください
558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 19:50:03.11 ID:OMDXArko
>>1キター
559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 20:04:08.99 ID:Vxj9jXw0
>>557
例の荒らしな
560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 20:12:53.13 ID:WGa35nIo
>>1
はPじゃない
561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 21:06:51.11 ID:OMDXArko
なん・・・だと・・・
562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 00:30:49.90 ID:WXwvxmsP
もしこのスレ落されたら神語り乱立させるからな
563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/29(土) 01:13:15.87 ID:ilNHdGs0
自治厨(笑)は立て逃げスレをさっさと落とせ。
これだけ人が居るんだから落とすとか池沼だろ
564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 13:21:30.25 ID:DCfQtVMo
誰も落とすとか書いてないんだけどなぁ
あくまで書き手に気づいてもらうのが目的だしね

ということで書き手さん戻ってこーい
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 23:36:36.03 ID:HmoGF.2o
保守
566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 20:21:49.67 ID:qHxNSwAO
期待age
567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 16:30:57.99 ID:PlnpQbso
1週間経過してました
頑張るって言ってたその言葉を信じて一旦age
568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 19:33:17.10 ID:ixHiZgAO
二期おめage
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 01:11:00.89 ID:CCxm2sSO
C
570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 01:58:13.99 ID:U2rpSYE0
なぜあれから一年といいこちらといい
電磁通行のスレは停滞してるんだ。PSPから確認する身にもなってくれま私怨か?
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 04:40:12.92 ID:TNa5iOE0


不細工まじめ:がり勉                 イケメンまじめ:知的
不細工マッチョ:[ピザ]きもい           イケメンマッチョ:スポーツマン
不細工暗い:根暗キモイ            イケメン暗い:クール
不細工面白い:笑われ者            イケメン面白い:人気者
不細工高学歴高収入:金の亡者       イケメン高学歴高収入:エリート
不細工リーダー:調子に乗るな.          イケメンリーダー:頼りがいがある
不細工おしゃれ:勘違いもいいとこ       イケメンおしゃれ:イケテル
不細工低身長・高身長:キモイ・怖い.     イケメン低身長・高身長:カワイイ・カッコイイ
不細工フリーター:さっさと就職しろボケ   イケメンフリーター:夢に向かってがんばってね
不細工マニア:おたくキモイ、敬遠される   イケメンマニア:流行の発信源、関心持たれる
不細工子供っぽい:いつまでたってもガキ   イケメン子供っぽい:子供の心を忘れない
不細工童貞:一生そのままでいろ        イケメン童貞:私が捨てさせてあげるわ
不細工香水:悪臭公害                イケメン香水:女を寄せ付けるフェロモン
不細工告白:ストーカー・消えろ.        イケメン告白:最高のシチュエーション
不細工レイプ:逮捕                 イケメンレイプ:感じる
不細工自己中:激しくウザイ             イケメン自己中:自分をしっかり持っている
不細工バンド:身の程を知れ.          イケメンバンド:最高にカッコいい
不細工2、14:ただの邪魔者          イケメン2、14:私のチョコを受け取って♪
不細工優しい:下心あるのバレバレ.      イケメン優しい:もっと優しくして
不細工新入社員 : 歓迎会無し     イケメン新入社員 : 歓迎会あり、なぜか他部署からも女子社員が参加
不細工独り暮らし : 孤独死確定ね     イケメン独り暮らし : 御飯作りにいってあげる!
不細工が美容院 : 営業妨害       イケメンが美容院 : ようこそいらっしゃいました
不細工一人旅 : 自殺だけはするなよ        イケメン一人旅 : ロマンスたっぷり
不細工、ブスと付き合う : 底辺同士でお似合い     イケメン、ブスと付き合う : 女性を顔で判断しない、とても純粋な心の持ち主
不細工、美人と付き合う : ついに援交か・・・落ちたな    イケメン、美人と付き合う : あ〜ん、理想のカップル
572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/14(月) 03:23:14.46 ID:K1rI0YQo
さらに1週間経過したのでage
戻ってきてくれー!
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 23:44:48.71 ID:kX4ay2AO
もう無理かも分からんね
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 07:38:23.79 ID:h6SapcAO
>>573

そんなこと…言うなよ…

575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 20:50:38.34 ID:ymR1GxQo
7月になるまであきらめない
576 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 20:02:46.59 ID:7LBufUSO
7月になっても諦めない
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:53:41.86 ID:0IN3AwAO
8月になっても諦めない
578 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 13:17:02.09 ID:2V9HHkko
2011年になってもあきらめない
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 17:51:05.75 ID:YgcYvHc0
2012年になっても地球滅亡しなかったらあきらめない
かわりに人生諦める事になるけど
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 19:59:03.43 ID:qaGtS.SO
あの世に逝っても諦めない
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 22:30:05.06 ID:bH16JAAO
生まれ変わっても諦めない
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 00:45:53.77 ID:0D/otN.o
スレが落ちても諦めないって事で
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 05:47:26.50 ID:cMWGH5Q0
諦めろ、試合終了だ
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 21:41:09.44 ID:N/3v/N.o
書き手のレスがないまま2ヶ月が経過したのでご案内

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 21:44:59.24 ID:ZO1p1Cwo
>>1
飽きたんならさっさとHTML化依頼しろよksg
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 18:18:19.48 ID:oLONpESO
>>585
お前が言いたいのはつまり
「アンタがHTML化依頼しないと、変な期待しちゃうじゃない……バカ……」

こういう事だな。ツンデレ乙
587 :何故わかったwww [sage]:2010/06/30(水) 20:15:18.46 ID:SnNpAXso
>>586
勘違いしないでよね!!
べっ、別に期待とかしてないんだからっ!!
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 01:49:17.88 ID:25yby56o
でもある日更新してスレタイが薄文字になってたりしたらとてつもない喪失感に襲われるんだけどね
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 20:59:00.63 ID:olFLIYSO
あっちの>>1も戻って来たから、こっちの>>1も流れに乗って戻って来いよ!
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 23:10:24.85 ID:bveAmGMo
あっちってどっち?
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 23:54:30.34 ID:0y1ZZNYo
>>590
一方通行「あれから一年か....」美琴「早いもんね....」
592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 12:44:33.71 ID:caN9BWgo
>>591
サンクス
こっちも戻ってこないかな
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 13:27:47.64 ID:de.5SUAO
>>1にはまだ、帰れる所があるんだ…
こんなに嬉しい事は無い……
594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 18:03:32.37 ID:Uj7VEISO
こっちは3/25始まりで
あっちは4/19始まり。
同期の電磁通行スレとしてさぁこっちもだ
595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 17:39:56.79 ID:Cm26O.SO
荒らしに注意
sage進行推奨
596 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 22:58:17.31 ID:SyiexPw0
ID:jWGbjts0

他スレにも湧いてるage嵐だから、スルーしてsage推奨
597 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 00:05:34.65 ID:YHvIFuM0
あげ
598 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:12:15.93 ID:4s.2s520
まだなのか?
599 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 01:49:14.69 ID:sEjfFiA0
上のスレを見るといーです。
上げられてると期待しちまいますし。
600 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 01:50:37.40 ID:sEjfFiA0
間違えちまいました。
レスですね。
601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 02:27:03.79 ID:Lxb5AkAO
>>598

age荒らしは氏ねよ
602 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 22:53:40.39 ID:iK4zwFIo
そろそろ来ると聞いて
603 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/10(土) 01:27:19.95 ID:qdcDUBAo
スパイウェアを仕込んでるJane Styleは危険です。

Google Adsense違反報告スレ Part10
http://pc12.2ch.net/test/read.cgi/affiliate/1267346244/

JaneStyleがスパイウェアみたいな動作するらしい件
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1278496905/

【スパイウェア?】JaneStyleで書き込みしようとしたら、○○に情報が送信されていた件
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1278681871/


■Google Adsense 違反通報URL
https://www.google.com/adsense/support/bin/request.py?contact=violation_report


※個人情報漏洩による被害者をこれ以上出さない為に、
 このコピペを見つけた方は一人5箇所以上にコピペをお願いします。
604 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 15:32:39.73 ID:xYToTQU0
>>1
は生きてるんかー
605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/16(金) 16:56:47.12 ID:5A8LTM60
昨日お亡くなりになりました
606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 21:18:18.40 ID:GdZeWM20
晒しあげ
607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 01:45:48.60 ID:uwrd1YU0
>>1 です
久しく放置したままで申し訳ありませんでした
不本意ではありますが、書き溜が消えてしまったため中断という形にさせていただきます。
608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 01:49:18.65 ID:29eIP4k0
あれ?>>607が見えないんだが
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 08:17:35.73 ID:r10r8Zc0
涙の数だ〜けつよくなれ〜るよ・・・
abbbbbbbb
















ハァ?屋上に出ろや。久々に混乱しちまったぜ・・・
610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/19(月) 11:08:45.59 ID:KKz704Y0
>>617
……なん、だと?
611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/19(月) 11:09:46.30 ID:KKz704Y0
やべ、混乱し過ぎてミスった。
>>607な。
612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 11:11:43.46 ID:mh969QAO
皆、落ち着け!
よーく見るんだ。『中断』と書かれている。つまり・・・
613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 12:19:57.12 ID:D2BlBzko
中段見てから昇竜余裕でした
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 12:48:40.00 ID:z0/KPgYo
414 名前: ◆bUBxjLJPpU[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 00:32:38.63 ID:uwrd1YU0
一応日にちになったので生存報告しておきますが、書いていたメモが消失したのでもう書くつもりはないです

180 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/19(月) 01:26:54.56 ID:uwrd1YU0
長らく放置したままですいません
PCが故障してしまい一月程ネットに繋ぐことができませんでした。
書き溜が消失してしまいましたので残念ですが続投は断念します。

607 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/19(月) 01:45:48.60 ID:uwrd1YU0
>>1 です
久しく放置したままで申し訳ありませんでした
不本意ではありますが、書き溜が消えてしまったため中断という形にさせていただきます。
615 : ◆bUBxjLJPpU [sage]:2010/07/19(月) 12:57:44.74 ID:Dzq2bYAO
Test
616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 13:04:17.30 ID:vYbsasAO
あっさり騙されるお前等にガッカリした
617 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 14:06:35.99 ID:10.MMwSO
だから、あれほど末尾を確認しろと
618 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 15:56:41.05 ID:QHvpj8c0
ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人

 ./一_方\.  n∩n  
 |/-O-O-ヽ|  |_||_||_∩  ヒャハハハハハーッ!血液逆流や
.6| . : )'e'( : . |9.∩   ー|足引き千切り&圧死で人形を殺し 
  `‐-=-‐ '  ヽ )  ノ まくって無敵になるンだぜェェェ!! 

⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V

ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
        くるっ
 ./一_方\.  n∩n 彡 
 |/-O-O-ヽ| ∩ || || |   ほンとはこんなことやりたくなかったン
.6| . : )'e'( : . |9.|^ ^ ^ ^|^i だぜ!俺は一流の悪党(笑)だからロリミサカの敵になる  
  `‐-=-‐ '  ヽ    ノ  ヤツは[ピーーー]ンだぜ)キリッ

⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒
619 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 18:29:35.98 ID:mh969QAO
すまねぇ・・・>>607は例のage野郎だった。死にてぇ・・・orz
620 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 21:00:26.06 ID:Byrxuzs0
まだこのスレ気にしてる奴がこんなにいるとは……


まあ俺もなんですけどね
621 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 23:02:18.13 ID:K0jLA8go
良スレなんだから当たり前だ
622 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/20(火) 14:32:38.64 ID:9n49znE0
書き溜めよ戻れッ!!
本気で頼むよ 続き気になるぅううううう!!
623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/20(火) 18:03:11.76 ID:RSRi1Tg0
>>1です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/20(火) 19:59:05.46 ID:rUAt5Pc0
>>623はあらし

>>1、俺は待ってるぜ!!
625 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/22(木) 11:34:30.46 ID:vtZmwjw0
俺も待ってる
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/23(金) 10:56:04.70 ID:kj.RbFg0
まってる
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/25(日) 20:51:23.68 ID:Uvra24c0
>>1来てぇぇぇええええ!!
どこ行ったんですかぁぁああああ!?
早く戻ってきてぇぇえええええ!!
628 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/04(水) 13:08:09.14 ID:zR/3NU.0
ねえねえ、>>1はどこに行ったの?ってミサカはミサカはたずねてみたり
629 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 21:11:18.79 ID:hAtfktk0
何時になると>>1は来るのかな?
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 11:50:55.77 ID:BCbljJk0
さっさと帰ってこねぇと美琴の乳首ダブルクリックの刑を執行すんぞオラ!
631 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 22:31:21.63 ID:ke9ul6Uo
>>630
白いのが飛んでいったぞ
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 02:26:21.68 ID:wmFXcCo0
待ってるんだよ
633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 11:54:03.50 ID:0Au8aWE0
待ってるのよな
634 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 01:58:54.20 ID:x6uvaWM0
待ってる、ぜ?……
635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 22:03:05.23 ID:5ca5upE0
>>634
よっ!兄弟!
待ってるぜ
636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 08:41:58.20 ID:1AusS1k0
あげ
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 23:02:53.02 ID:CBushIk0
あげ
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 16:53:49.21 ID:uZBOy2k0
待つのでございます
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 17:21:41.24 ID:Ycxmc8I0
待ちたるわよ
640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 09:16:05.68 ID:NTHhtlQ0
待つにゃー
641 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 21:17:13.72 ID:huFUD.U0
待ったるでえ
642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 23:58:15.22 ID:5Y.wVII0
待つ松松茸
643 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 18:56:12.52 ID:WvwJvlEo
書き手のレスがないまま”1ヶ月”以上が経過したのでHTML化のご案内です

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
住み良い製作速報を作るため放置スレの削減にご協力お願いします
644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 03:49:38.59 ID:rJ3v2aM0
うわぁぁぁん
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/09(木) 16:15:55.12 ID:TqmV5020
やめてぇぇえええ!!!!!
待ってるからぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
646 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 18:17:11.14 ID:MErbp6AO
私も、待ってますからっ!!
諦めないでずっと待ちますから!
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 20:52:04.92 ID:9KPdVgDO
未来で待ってるぅ……!!
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 22:24:47.14 ID:A4fKI620
私も待ってるからッ!!
ずっとずっと待ってるから!!!
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/11(土) 11:01:34.47 ID:7RnBlzc0
俺、総理大臣になったら、『良SSスレ放置関係法案』を提出するんだ………!
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 15:30:33.10 ID:aeRG16U0
>>649
まずは俺と一緒に政党をつくろうか
651 :643 [sage]:2010/09/13(月) 12:01:50.45 ID:0GfkP4wo
追記です
HTML化案内後1ヶ月経過しても書き手のレスがない場合は、放置スレと判断してこちらでHTML化依頼を出させて頂きます
みんなで仲良く製作速報を使うための処置ですので、申し訳ないですがご了承ください
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:12:29.08 ID:UejOkSw0
暗闇にいる人物の砂利を踏む音が、いつかの操車場を連想させる。

全盛期の一方通行さえも下した、自分では絶対に越えられないであろう少年を思い出す。

「……いつから気づかれていたので?」

「ハッ。オイオイ、アレで気配を隠したつもりだったンかよ?」

「一応そのつもりだったのですが………やはり、付け焼き刃ではうまくいきませんね」

そう言って肩をすくめる追跡者。

「学園都市第一位をナメてンのか?付け焼き刃でかかってくるとかよ」

「学園都市第一位……全ての向きを操る能力者………」

この女はキテレツな、昔話の魔法使いのような格好をしているが、標的の能力はしっかり調べてきたようだ。それとも、元々知っていたのか。

いずれにせよ

(第一位の俺を尾行して神経逆撫でしといて、五体満足で帰宅できると思ってンじゃねェぞ!)

叫び、吠え、喚き、飛びかかる白色の幽鬼。その『死の恐怖』を纏った腕はーーー

「終焉(おわり)にしましょう」

ーーー勢いを失った。

それどころか、一方通行の全身、さらに心の中までも虚脱感に満たされる。

その場に棒立ちになる少年。

「残念ながら、あなたは抗えないのです。何故ならーー」


653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 22:24:26.32 ID:UejOkSw0
「ーーーそこに越えられない『法則(ルール)』がありますから」

ふらつき、座り込む一方通行。

「あなたの創り手にして運び手、あなたにとっての『神(ゼッタイ)』は、今やいないのです」

「…どォいう、ことだよ?」

能力をフルに使い、喋るのがやっとの一方通行。そんな彼に憐憫の表情を向け、追跡者ーーー正式名称『執行人』は










「HTML、というモノをご存知ですかね?」


数々の世界を停滞させてきた存在を口にした。
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:26:18.74 ID:ltwFbAAO
!?
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:28:13.64 ID:jwf8.LY0
期待しちまったじゃねぇぇぇかよぉぉぉ!!!!

何、この絶望感
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:35:43.50 ID:UejOkSw0
楽しんでもらえたようで何よりです。
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:38:59.59 ID:Ne1C3tQo
ちっ
書きためてたら先にネタやられた…吊ってくる
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:49:48.75 ID:Rc3uhPwo
>>657
それはそれで見てみたい
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:53:37.30 ID:UejOkSw0
>>657
君が勝手に己を吊るのはかまわないが、その前に書き溜めた『遺産』をここに置いていきたまへ。
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 23:08:32.80 ID:cycQcgSO
>>657 待ってるぜェ・・・ヒィィロォォォ・・・
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 23:43:02.48 ID:QM09nMAO
上条(うえじょう)ェ…某スレでも見たぞ
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 01:01:59.34 ID:UOX5Tlso
IDすげえww
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 01:47:58.44 ID:xGXQhhoo
なんだァ?その思わせぶりなレスはァ?

>>653くゥゥゥゥン!?
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 01:49:13.36 ID:xGXQhhoo
また


くった
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 07:11:48.34 ID:EijLlnM0
>>661
どこのスレ?
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 17:16:31.38 ID:NOJjLfQ0
思わず期待しちまったじゃねえか!

>>657
と・う・か
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:17:11.37 ID:Q9n593Mo
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 21:57:40.63 ID:fth095Y0
ベノレにでも頼むか………。
669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 20:36:30.81 ID:v2SEycAO
1いいぃぃぃっ!!!
漏れは諦めないお!
いつまでも待ち続けるんだお!
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 07:20:43.98 ID:PXiNYsQ0
諦めました
671 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 18:34:52.58 ID:ICuXJV6o
保守
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 16:58:22.78 ID:RfPdtiao0
ふぁ〜ははは
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 18:22:34.40 ID:PEDTuL7v0
禁書sswikiに収録させていただきました↓
http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/pages/695.html
>>1さんの再来を願って
674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/28(金) 15:34:29.58 ID:2NKBi7FQo
もう忘れた
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:52:01.17 ID:9AkTmRX7o
誰か移転申請しないの?
676 :lain. [sage]:2011/02/20(日) 10:24:26.99 ID:???
SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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