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土御門「その名もグループ!」 -
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1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:17:35.40 ID:Nv1Zgyc0
――土御門サイド
一日目、十九時三十分。
土御門元春は両脇にひじかけがついているソファーに足を長く伸ばし、座り込んだ。
ここは彼の男子寮の自室。
彼の自室は、ボロボロに使い古されたグローブとサンドバックや、いくつものトレーニング機材が乱雑に立て掛けられていて、部屋中に所狭しと散りばめられている書籍には、メイド王国などと書かれている。
建物の外側に張り出したベランダには、灰皿代わりの空き缶が投げ捨てられていて、隣室のベランダとの間にへだてる仕切りはなぜか木端微塵にされていた。
「腹、減ったにゃ〜」
生活が仕事の一部となっている彼の裏の顔は、科学と魔術の二重スパイをつとめるエージェント。
元々は魔術側から科学側に入り込み、魔術側に調査をするフリをして科学側へスパイをしていたのだが、今では寝返って科学側の調査をするフリをして魔術側へのスパイをしているという、なんとも説明しにくい位置にいる。
そんな土御門の耳元に、陽気な声が飛んできた。
「ごはんできたー、今夜は兄貴の大好きなシチューだぞー」
クリーム色のシチューが入った鍋を手に持ち、土御門の視界に現れたのは彼の義理の妹、土御門舞夏だ。
その少女は、青と紫が混ざり合った紺色をベースにした、地味なロングスカートのメイド服を身に着けており、短く切り揃えられた髪を上に上げ、チャームポイントのおでこをむきだしにしている。
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/
満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/
旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:20:57.86 ID:Nv1Zgyc0
――
土御門は俗に言う不良だ。
金髪にサングラス、第三ボタンまで開けたアロハシャツの上に学ランをはおり、露出したたくましい胸板には、首からゴツゴツしいネックレスが掲げられている。
現在義妹と絶賛食事中の彼の学園都市での顔は無能力者(レベルゼロ)で、所有する能力は肉体再生。
肉体再生と言っても皮膚の下の血管と血管をつなぎ合わせる程度で、無くなった腕が急に生えたり、吹っ飛んだ首がもとに戻るわけではない。
能力を得るために脳内をこねくり回されたため、本来、彼の領分である魔術を使用すると、人体に大きなダメージを負ってしまう。
少しでも戦闘能力をあげるために、日々ジム代わりとなっている自室で体を鍛えあげ、その過程でも大切な要素の一つ、栄養補給を終えた彼は――
「うまかったぜぃ、舞夏はまた料理の腕を上げたにゃ〜」
「そんなことない、まだまだ発展途上なんだぞー」
「まぁ、舞夏が作ってくれるならどんな料理でもうまいんだけどにゃ〜」
など義妹と食後のやりとりをして、さぁ一服だと土御門はベランダに出る。
ズボンのポケットから荒々しくマルボロの箱とライターを取り出し、箱をトントントン、と指で叩いて一本の煙草を手に取る。
まさに火を灯そうとした瞬間、彼の持ち歩いていた携帯電話が鳴り響いた。
(誰からかにゃ〜、っと……)
着信相手の確認のために、うかがった液晶ディスプレイに現れる文字を見て、サングラスの奥に潜む瞳が真剣なそれに変わる。
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:22:31.84 ID:Nv1Zgyc0
――
アレイスター=クロウリー。
学園都市に十二人しかいない統括理事会のメンバーを束ねるこの街のトップであり、二重スパイをしている土御門の親玉でもある。
「なにか用か、アレイスター。義妹と至高のひとときを過ごしている最中なんだが」
『仕事だ』
土御門の先制ジャブなど興味もないのか、電話越しのアレイスターから放たれた言葉は実に簡潔で分かりやすかった。
「そうか、何をすればいい?」
『学園都市への侵入者に対する調査、危険因子だと判断したならば始末しろ。場所はGPSですでに送信済みだ』
「分かった、切るぞ」
通話時間は三十秒にも満たなかっただろうか。
通話を終えた土御門は、煙草とライターをゆるりとポケットに戻し、室内へと戻っていく。
(……やっかいそうな奴じゃなければいいんだが)
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:23:43.85 ID:Nv1Zgyc0
――
一日目、二一時。
「舞夏、ちょっと出かけてくるぜぃ」
「こんな時間にどうしたんだー? もう外は暗いぞー」
「ちょっと野暮用だにゃ〜。いつ戻れるかは分からないから、好きなときに帰っていいぜぃ」
「そうかー、気をつけて行くんだぞー」
住まいを留守にすることを告げ、土御門は軽い足取りで玄関へ向かう。
義妹の手によって美しく整った靴の群れから運動靴を履き、ドアノブに手をかけドアを開けると、吹き抜ける風が心地良い。
外に出た彼は携帯電話を取り出し、メールボックスを開封する。
メールからGPS付きの地図を取出し、仕事場へ駆けだした。
(侵入者か……オレに連絡が来たってことは、十中八九魔術師だろうな)
土御門は移動しながらも敵に関する情報を予測し、脳内にまとめあげていく。
(問題は目的か。攻撃しにきたのか、それとも調査しに来たのかで対応も違ってくるな)
(まぁ、いけば分かるか)
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:25:19.92 ID:Nv1Zgyc0
――
一日目、二一時四五分。
土御門はGPSを頼りに第七学区にある廃ビルに来ていた。
立地が悪いのか再建する雰囲気を微塵も感じさせないそのビルは、ボロボロの壁に浜面様参上!などと落書きされている。
科学的な光は無く、星の明かりだけがビル内を照らすそのうちの一室に、侵入者が居るのを発見した。
(さて、接触するべきか……いや、様子を見るべきか)
土御門は物陰に潜みながら侵入者の様子を伺う。
見ると、闇に溶けるような黒い修道服を身に纏い、フードを深くかぶっているためか顔は隠されている。
こちらに気付いてないのか?それとも気付いてるのか?
などと思考を巡らせていると――
「隠れてないで出てきたらどうですか? コソコソと覗き見は無粋ですよ」
気付いていた。
「こいつは失礼、いきなりだが聞かせてもらおうか。目的はなんだ?」
「あなたの調査ですよ。土御門元春」
「……貴様、何者だ」
侵入者はふっ、と不気味に微笑んだ。
「自分はアステカの神官ですよ。名前はエツァリといいます」
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:27:03.02 ID:Nv1Zgyc0
――
(なぜオレの名前を知っている。それに調査だと、どういうことだ)
驚愕、戸惑い、そんな感情が土御門の脳内を駆け巡るが、そんな表情は出さずに言葉をつむぐ。
「で、そのエツァリさんは何を知りたいんだ? まさかオレとこのまま楽しくお茶会をしてはいさようなら、って訳でもないだろう」
対するエツァリは不気味な笑みを崩さない。
「そうですね。自分の所属する組織では、あなたを危険だと判断しました」
「オレが危険だと? 理由を聞かせてもらおうか」
「はい。科学側にも魔術側にも関係があり、あの幻想殺しとも通じている。あなたはこの世界のバランスを崩しかねない、それが組織の出した答えです」
タラリ。
土御門の頬を嫌な汗が流れる。
侵入者は調査と謳ったが、これはあきらかに調査ではない。
ご丁寧にも今からあなたを攻撃しますよ、と言っているようなものだ。
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:28:25.20 ID:Nv1Zgyc0
――
「で、どうする気だ?」
「そんなの決まっているでしょう」
二タァ、と頬をいっそう緩ませ、エツァリはナイフのようなものを取り出し傾ける。
傾けると同時、ナイフから光が発射され、土御門へ一直線に奇麗な線を描き、槍のように飛んで行った。
即座に土御門は折り紙を取り出し叫ぶ。
「ッ! 青キ木ノ札ヲ用イ我ガ身ヲ守レ(デクのボウどもせめてタテとしてヤクにタテ)!」
狙いすまされたように発射された光の槍は、土御門に到達する前に何かに弾かれたように、ビルの外へと進路を変えて消えて行った。
エツァリは自分の攻撃が防がれたのは予想通りだとばかりに気にも留めず。
「魔術、やっぱり使うんですね。あと何回防いだら壊れますかね、あなたの体は」
くっくっと余裕の笑みを浮かべるエツァリと同じく余裕の表情を作り、土御門は口を開く。
「どうやら、オレの情報は全て筒抜けって訳でも無さそうだな」
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:29:51.95 ID:Nv1Zgyc0
――
「強がりを言っても無駄ですよ。まさか自分たちが知らない魔術が使えるとでも? あなたが使用する陰陽道の魔術は把握済みです」
エツァリの言葉を土御門は一言で切り捨てた。
「そうだな、魔術は使えないな」
・・
土御門は続ける。
「科学ならどうだろうな。お前、オレの能力を知ってるのか? 爆破移動(エクステレポーション)って言ってな、たとえば、そうだな」
と、エツァリの後ろを指差し――
「お前の後ろで、いきなり爆発が起きるかもしれないな」
二ヤリと笑う。
「クソッ!」
エツァリの行動は速かった。
緊急で耐火防壁の簡易魔術を展開し、振り返る。
さらに防御態勢をとって待ち構えるが、いつまでたっても爆発など起きない。
何が起こっているのか理解が出来ないエツァリの頭に、土御門の叫び声が響いた――
「黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ暴力ヲ以テ道ヲ開ケ(さあおきろクソッたれども。ぜんぶこわしてゲラゲラわらうぞ)!!」
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:30:43.44 ID:Nv1Zgyc0
・がすれてる死にたい
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:32:29.31 ID:Nv1Zgyc0
――
「しまっ――」
エツァリは慌てて体を土御門の居る方向へ戻すが、遅かった。
頭上には既に何も無い空間から直径一メートルほどの水の球体が生まれており、エツァリに向かって放たれている。
(防御、間に合わない、回避、間に合わない、どうする、どうす)
エツァリは一瞬のうちに対策をいくつも練るが、どれも間に合わない。
その間にも水の塊は刻一刻とエツァリに近づき、グシャリ、と叩き潰すように直撃した。
体を走る激痛に片膝をつきエツァリは叫ぶ。
「ガアアアアァアァァァァァあああぁあぁ!! 貴……様! 騙したなぁぁぁ!」
土御門はエツァリを見下ろし。
「知らなかったのか? 俺は天の邪鬼(ウソツキ)なんだぜぃ」
サングラスの奥の瞳をギラリ、と光らせた。
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 13:33:48.62 ID:Nv1Zgyc0
――
「こんなところで!」
そう言うとエツァリはダン!と渾身の力を振り絞り、ビルの一室の出口へと走っていく。
「逃がすか……ごふっ」
吐血。
エツァリを追撃しようとした土御門だが、続けざまに魔術を使った彼の体は限界に近付いていた。
「助かったのはオレの方か」
ドサリ、追撃するのを諦め、土御門は冷たいコンクリートの上に大の字になって倒れこんだ。
(それにしても。アレイスターめ、何を考えている)
(まぁいいか。とりあえず、帰るかにゃ〜)
土御門はのそりと起き上がり、ずるずると体を引きずりながら、自分の住む寮へと戻っていった。
――一日目、終了。
12 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 14:00:06.90 ID:fjt.eJM0
支援
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 14:33:05.77 ID:Egzk5IUo
日目って何かと思ったら横棒と一が融合してんのか。
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 14:40:58.08 ID:uTK/6oAO
、多くね?
読みにくいよなんか
15 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 16:05:36.51 ID:nGyUlMAO
うおー、この兄貴格好良い惚れちまうーヤバいぞー
16 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 16:14:10.01 ID:iokL22U0
読みにくくない 地の文章で土御門とは嬉しすぎる
グループ支援
17 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 16:27:13.09 ID:P.IJGtQ0
土御門サイコーだなー
18 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 18:44:30.27 ID:9hFoUnk0
丶.ヽ ノ; ノ;
ミ ミ ヽ ノ ノ;.ノ.
丶ヾミミミ `` ノ ノ ノノ.
ミミ ヽ ノ ;; ; ノ;; ノ
ヽミヾ 彡 彡丿
ミミヽ ヾ;ヽノ´,,
ミミ 丿丿丿.λ 人 人 彡ノノ
ミ ノ ノ ノ 《 、 ;λ ミ 丶─
ミλノ ノ ノ..V 丈λλ││vヽヽノ
::(ヽヽミ...,_´ `ヽ、ヽヽメv.;;メヽ彡
ヽ丶.ハ ´¨;;;\` `,,≦_ ノ彡
.ヽくヽ ヽ..こノノ...( .::::::;;ヌ
.ヽ1 ´ ;; `─ナ´ 、 ,,,___,,
/;;::ヘ.. く丶、_´., ./V⌒;;;へ ̄ ノ\
ノ;;;;;;;:,. メ、ヽ、...:;ノ/´`丶、ヽ;;;;;;:: ノ;;;( ⌒メ;;;;;;》
.._ メ⌒´ヽ;;;;::::レ .丶...../ゞ;;;;;;;;);;;::::::::::;;;;;;;;ノノ⌒⌒ヽ ヽ;;)
/ ̄Y;;;;)゙゙゙゙゙゙゙:;;;メ::::::ヽ :::λ:ヽ ヽ│;;ノ::::/:;;;;;( ノ ノ λヽ)/
/ ;;⌒;;\;;;;ヽ;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;ヽ /ヽヽ;;;;;;;;ヾ´ /:::ノ;;;;;;< >| | 、、ノ/
.../:::ノ::::::::::::::::::ノ:::::::;;:::::::::::ヽ/ .):;ハ;;;;;;;;;(;;:::ノ ヽ《 ノノ ノ;
./;;/:::::::::::::::::::::ノ;::::::ノ:::::::::::::::::>ヽ |..|::ヽ;;;;;;ノ ヽ,ノ″″
19 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 19:32:30.67 ID:l12giU20
土御門のSSは俺得
支援
20 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 19:35:25.00 ID:OkJ6K.AO
うひょぉぉぉぉぉ
21 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 20:01:29.85 ID:SCKUIqw0
>>13
非常に申し訳ないです
訂正
――
「こんなところで!」
そう言うとエツァリはダン!と渾身の力を振り絞り、ビルの一室の出口へと走っていく。
「逃がすか……ごふっ」
吐血。
エツァリを追撃しようとした土御門だが、続けざまに魔術を使った彼の体は限界に近付いていた。
「助かったのはオレの方か」
ドサリ、追撃するのを諦め、土御門は冷たいコンクリートの上に大の字になって倒れこんだ。
(それにしても。アレイスターめ、何を考えている)
(まぁいいか。とりあえず、帰るかにゃ〜)
土御門はのそりと起き上がり、ずるずると体を引きずりながら、自分の住む寮へと戻っていった。
――土御門サイド一日目、終了。
22 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 21:09:59.73 ID:0HV54MMo
グループが結成されるまでの話かな?支援
23 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 21:19:45.30 ID:NQf3BIc0
一方さんがSS勉強してた人?
24 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 21:27:38.42 ID:/VMdwCYo
文章もなかなか上手いし期待できるな
支援
25 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 21:33:23.53 ID:SCKUIqw0
――エツァリサイド
一日目、二二時三四分。
「ハァ、ハァ……やられました」
土御門に敗れてから数十分、エツァリは第七学区にある公園へと逃げ込んでいた。
どうやら追ってはきてないようだ。
べしゃり、と糸が切れたように何も無い砂利の上に座り込む。
彼が負ったダメージは大きく、外傷こそ少ないが、体中を激痛が電撃のように打ち抜いてくる。
(まずいですね。顔が割れてしまった以上、このままの姿でいるのは危険すぎる)
そう、ここは彼のホームではなく、アウェイなのだ。
先ほど自分を叩き伏せた土御門はいくらでも仲間を呼べるが、エツァリに助けを求められる相手は存在しない。
まして顔が割れた状態だ。
一人で戦うには分が悪すぎる。
(なら、誰でもいい。皮膚を剥いで変装を)
アステカの魔術には、他人の皮膚を剥いで着るという魔術がある。
変装程度ならば、体のごく一部を剥いで護符を作るだけで大丈夫なのだが――
本来なら変装する相手の特徴を掴むため一週間は調査し、相手の口調やしぐさ等を覚えてからするものだ。
しかし今のエツァリにそんな時間は無かった。
26 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 21:36:01.97 ID:SCKUIqw0
――
「あの、どうしました? 大丈夫ですか?」
そんなとき、少年が声をかけてきた。
力なく座り込んでるエツァリを見て、心配でもしたのだろう。
エツァリは内心二ヤリと微笑むが、グッとこらえて言葉を返す。
「ええ、ちょっと怪我をしてしまって。ちょっと手伝ってほしいことがあるのですが、よければ力になっては貰えませんか?」
「やはりそうでしたか、どこか様子がおかしかったので、怪我でもしたんじゃないかと思って。手伝って欲しいこととはなんでしょうか?」
「簡単ですよ、死んで頂くだけですので」
「え――」
何かを言いかけた少年の心臓に、エツァリは躊躇なく光の槍を打ち抜いた。
ペリペリと腕の皮膚を剥ぎ、変装用の護符を生成。
死体から服や財布、携帯電話など身につけているものを奪い取り、一瞬で少年の体を灰へ変える。
身分証を確認、名前欄には海原光貴と書かれていた。
――エツァリサイド、一日目、終了。
27 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 21:36:46.62 ID:SCKUIqw0
レポートたまっててやべぇ
本日はここまでです
28 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 21:42:45.41 ID:MqJJXUDO
乙ー
海原死亡吹いた
29 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 21:55:03.11 ID:/VMdwCYo
乙
海原死んだwwwwwwwwひどすwwwwww
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 22:35:31.10 ID:OkJ6K.AO
海原wwww出番かわいそすwwwwww
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 23:04:36.95 ID:z8mpbaQ0
乙
なんで海原死んでしまうん?
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 23:27:09.04 ID:NLdw6G.o
原作とは違う話なのか?
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/11(火) 23:30:33.30 ID:3T4Kxe2o
KJさんと遭遇して一悶着あった後のエピだとすれば……
海原さんが不幸にも2回ひっペがされた事になるけど。
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 23:33:31.57 ID:SCKUIqw0
原作とは完結の都合上ややずれています。
原作にやや忠実なIFの世界だと思ってください。
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 09:11:07.14 ID:vLrr0nA0
――土御門サイド
二日目、八時三十分
「ロリは正義! よって何を着てもロリが一番なんだにゃー!」
「服装の話じゃなくなってるじゃねぇか!」
「ロリが好きなんとちゃうで〜、ロリも好きなんやで〜!」
ここは土御門の通う高校、エリート高という訳でも落ちこぼれ高という訳でもない普通の学校。
その中でも、変人と美人と変態が集まったクラス、と称される部屋の中で、壮絶な議論を繰り広げる三人の男たちがいた。
ロリの話しか眼中にない金髪グラサン野郎はご存じ土御門、その土御門に食ってかかっている黒髪ツンツンの少年の名は上条当麻、最後にいかにも胡散臭い関西弁を使い、体をくねくねさせている青い髪の男は通称青髪ピアス。
クラスの三バカ(デルタフォース)と呼ばれ、校内で何か起こったときはたいてい三バカの誰かが絡んでいる。
「ラブコメしたいぜぃ、ラブコメしたいぜぃ。上やんはいいぜよ、女の子にかこまれて。どっかから女の子でも降ってこないかにゃー」
「せやなー、上やんは放っておいても女の子から寄ってくるからなー。どっかから女の子でも落ちてこぉへんかなぁ」
と、土御門と青髪は口をそろえて上条を責める。
「おいおい、お前らの好みは空挺師団かなんかなのかぁ?」
この男、上条当麻。
女性にたいするフラグを立てまくる事で有名で、影では旗男とまで言われている。
異能の力ならなんでも打ち消す幻想殺しという能力を保有し――
特徴をあげたら作文が作れてしまいそうなので割合いしておこう。
とにかくモテるのだ、そして土御門の“友人”で唯一魔術に関する知識を持ち、あの超電磁砲とも通じている。
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 09:12:21.38 ID:vLrr0nA0
――
「好み? 何甘っちょろいこと言うてんねん」
上条の言葉に青髪が反応し、その細い目をクワッ、と開眼する。
「ボクァ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母儀嬢双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着保母さん看護師さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタ(大略)獣耳娘までありとあらゆる女性を迎え入れる包容力を持ってるんよ!?」
「「いっこ確実に男がまじってるにゃー(じゃねぇか)」」
などと三バカぶりを朝から大解放している彼らの一日は――
「はーい、授業はじめるですよー」
という担任教師の一声でやっとはじまる。
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 09:13:43.93 ID:vLrr0nA0
――
二日目、一七時
いつものように授業と補修を終えた三バカは、各々帰路へつく。
土御門と上条は同じ寮に住んでいるので、何も用事がなければ帰りは二人で一緒に帰っている。
知り合いが困ってればどんな事にでも首を突っ込むお人よしに土御門は――
「上やん、大事な話があるぜぃ」
と切り出した。
「大事だぁ? まさかまた魔術がどうとか言うんじゃないだろうな?」
何かと不幸に巻き込まれると信じ込んでる上条の予想はピタリと当たっていた。
「ピンポーン! しかも今回は学園都市内で、おまけにオレの命まで狙っているときたぜぃ。ついでに言うと、上やんについても知ってたみたいだから気をつけてにゃー」
「おい土御門、お前狙われてるのか」
「そうだにゃ〜」
さっきまで不幸モードだった上条当麻の表情が真剣になる。
「で、土御門。俺は何をすればいい?」
土御門もおふざけモードの口調から仕事モードに切り替え、返した。
「何もしなくていい、今のところはな。とりあえず上やんは自分の心配だけしていてくれ」
38 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 09:15:25.22 ID:vLrr0nA0
――
二日目、一九時
他にも何かあるだろだのなんだの、しつこく聞いてきた上条の説得にずいぶん時間がかかってしまった土御門だが、無事に自室へ帰宅することができたようだ。
義妹がくる予定はないのか、彼は先日の侵入者について調べごとをしていた。
(アステカ……トラウィスカルパンテクウトリの槍、ね)
侵入者が仕掛けてきた光の槍は、どうやら黒曜石のナイフを使用し、金星の光を反射させることにより魔術が発動するようだ。
(それに変装魔術か、やっかいだな)
変装魔術が浸透していることについても土御門は調べあげていた。
(常に警戒しないといけない訳だにゃー)
そう、土御門の言う通りやっかいなのである。
命を狙ってるかもしれない相手が変装魔術を使うということは、裏の顔と表の顔を使い分けてる彼にとって、一言で言えば敵に回したくないタイプの相手だ。
たとえば、道を尋ねてきた老人が、いきなり襲いかかってくるかもしれないのだ。
裏の顔のときなら警戒しているからなんとかなるが、表ではそうはいかない。
(……また上やんに頼ることになりそうだにゃー)
――土御門サイド、二日目、終了。
39 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 09:15:33.79 ID:ojcytowo
俺が見た瞬間に始まるとか恋なの
40 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 09:17:37.41 ID:vLrr0nA0
いいやそれは愛だ
すいませんすいません
私生活の都合上投下時間が朝だったり昼だったり夜だったり結構変わります。
とりあえずここから先は夜にでも
41 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 09:31:22.97 ID:ojcytowo
愛なら仕方ない
夜なら一日wktkしてすごせるぜ
42 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 09:43:52.79 ID:3WOHI1E0
来たら終わってた・・・
43 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 09:51:59.61 ID:nATiJkAO
土御門と黒妻ってどっちが強いんだ?
つっちーがプロなのは知ってるが、レールガンの黒妻無双観たら奴の方が強そうに思えてきた
44 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 10:12:28.39 ID:IURZyIAO
魔術と能力込みなら明らかにつっちー
プロとしての土御門の本分は、魔術や能力に絡めた話術とか交渉術にあるわけだし
ただの路地裏喧嘩的な素手オンリーなら分からん
ただ、つっちーは基本的に反則技オンリーだから正面から潰しに行く黒妻さんじゃ相性が悪いかも
土御門>黒妻的な意味で
45 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 17:33:17.75 ID:N3yWm.AO
上条さんVS黒妻さんとか熱い展開をぜひ見てみたい。
46 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 19:59:00.97 ID:MzHl64k0
やばい、この先の展開考えると変えなきゃいけないとこ見つけたけど代わりの話がどうしても思いつかない。
下手すると書き直さないといけないかも
ところで黒妻ってだれ?
47 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:08:50.97 ID:7U99HwAO
スキルアウトの元ボス
とりあえず喧嘩強い
固法先輩の愛しの人みたいな?
48 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:19:04.92 ID:MzHl64k0
国法ってことはとある科学?
ここから地の文の名前がエツァリになったり海原になったり
――エツァリサイド
二日目、七時
とりあえずは海原として活動することになったエツァリの朝は早い。
昨晩、彼は身分証をたよりに帰宅し、海原に少しでも近づくためにPCをまさぐってみたり、部屋をあさってみたり、ありとあらゆる方法を用いて知識収集をした。
どうやら彼は超がつくほどのお人よしで、どんな相手にも分け隔てなく接し、能力は大能力者の念動力使いのようだ。
そんな海原の憧れであり目標とする人物は、海原の祖父が理事長を務める常盤台中学に在学し、超能力者第三位でもある超電磁砲(レールガン)の異名を持つ御坂美琴であることがわかった。
(御坂美琴……接点がある以上、気をつけなければいけませんね)
そう、気をつけなければいけないのだ。
海原として生活している以上、“本人”を演じる必要がある。
いつものように会話をし、いつものように生活をしなければならない。
(それにしても、科学側における頂点の七人の内の一人。どんな人物なんでしょうかね)
エツァリは御坂美琴に少なからず興味を抱いていた、富も権力も人望もある海原光貴が憧れ、二三〇万人の内のトップがどんな人間なのかを。
49 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:22:25.47 ID:MzHl64k0
――
二日目、七時三五分
常盤台中女子寮前、広い大通りに面するその一角は、まるでどこかのお城のように存在感が主張され。
清潔感溢れる風貌、作りは外国建造をイメージしてるのだろうか? 人間の背を大きく超える長窓がいくつも設置されている。
そんな一般人お断りな雰囲気の大通りに、海原は御坂美琴と接触するために訪れていた。
(さて、顔写真は確認済みです。問題は会話、態度ですね)
いつもするものとは違う余裕の無い変装に、緊張感を走らせる。
手に汗を握り、拳はいつの間にか岩のように固く握りこまれていた。
そんな中、女子寮から出てきた人物に海原は目を見開く。
(出て来た!)
学園都市の看板、御坂美琴。
栗のような茶髪のショートヘアーに、整った顔立ち、服装は常盤台中学の制服で、スカートを短く着こみ、ゆるめの白いソックスを履いている。
超電磁砲その人とは思えない風貌で、今まさに彼のいる方角へ歩み寄ってきている。
(……どう見ても普通の女の子ですね)
50 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:23:25.89 ID:MzHl64k0
――
「御坂さんじゃないですか、おはようございます」
「お……はようございます」
エツァリは高鳴る心臓を抑え、声をかけた。
対する御坂美琴の表情は優れない。そんな美琴の表情を見て彼の表情は少し曇る。
どこかおかしかったのか? 口調が違ったか? それとも嫌われているのか?
慎重に言葉を選び、エツァリは続けた。
「うれしいなぁ、今ちょうど御坂さんのこと考えてたんです」
「そしたら本物が現れるなんて、運命的なものを感じませんか?」
二コリと眩しい笑顔を作り彼は追撃する。
「どうでしょう? 近所に魚料理の美味しいお店があるのですが、是非」
続けざまに撃たれた海原の攻撃に、美琴は頬をピクピクと引きつらせながら――
「誘ってくれるのは嬉しいんだけど……私にも用事があるというか……」
海原の誘いをやんわりと断った。
51 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:24:12.39 ID:MzHl64k0
――
「用事? よければ自分もご一緒しますよ、少しお話したいこともありますので」
「い、いやその……ほ、ほら! し、下着買いに行くから! 男性には行きにくい場所でしょ?」
誘いを断る美琴だが、この程度で下がる海原ではなかった。
「ご一緒しますよ」
「いや、あの、えと」
「では、お話しだけでも」
キラキラニコニコとさわやかイケメンオーラを垂れ流しながら食い下がる。
話していくうちにふつふつと湧き上がる感情に、引くという名の二文字はなかったようだ。
「はなし? それくらいなら……いいけど」
52 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:24:58.24 ID:MzHl64k0
――
二日目、七時五十分
海原は美琴を連れ、近くの屋台に来ていた。
常盤台中生御用達なのだろうか? お嬢様が使うというだけあって値段は高く、ホットドックには二千円とネームプレートが貼られている。
ホットドックを二つ手に持ち、美琴が座る正面の椅子に深く腰を下ろす。
「で、はなしって何?」
そんなに海原と一緒に居たくないのだろうか、早くしろとばかりに美琴は本題を催促した。
「はい、それなのですが」
本来なら聞いてはいけないのだろう、もし以前に同じ話をしていたら? もし普段は挨拶を交わす程度の間柄で、ここまで突っ込んだ話をしてなかったら?
確実に何らかの違和感を与えてしまうだろう。
しかし溢れ出す興味心から、海原は聞かずにはいられなかった。
御坂美琴がなんたるかを、どういった人間なのかを。
「超電磁砲と呼ばれ、超能力者第三位。常盤台中学のエースで、学園都市の看板でもある御坂さんは」
一区切りして続ける。
「視線や態度、周囲からの期待に重圧を感じないんですか? 普通の女の子で居たいとは思わないんですか?」
53 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:25:48.87 ID:MzHl64k0
――
美琴は深々と息を吐き、なんだそんな事かとばかりに答えた。
「なんとも思わないと言ったら嘘になるわ、もちろん重いと感じてしまうこともあるし」
でも、と付け加え。
「その程度で私は折れない、目の前にハードルがあればどんなに高くても飛び越える。普通の女の子じゃない“御坂美琴”を受け入れる。普通の女の子として接してくれるバカもいるしね」
(……へぇ)
美琴に嘘をついている様子はなかった、偽りなく真実だけを語った目だ。
自分に誇りを持ち、絶対に折れない心を持つ、かつ海原光貴が憧れとしていたならば、誰にでもわけ隔てなく接しているはずだ。
その言葉は海原のいろんなところを打ち抜いた、幼い頃から殺しばかりをさせられ、暇さえあれば魔術の特訓を強いられる。
そう、彼と御坂美琴は正反対なのだ。
憧れてしまった、御坂美琴という存在に。
守りたいと思ってしまった、御坂美琴という世界を。
(表の世界……か、いけませんね。このまま過ごしたくなってしまいました)
しかし、表の世界で過ごすにせよ、裏の世界に戻るにせよ、どうにかしなければならない。
“エツァリ”を知るあの敵を。
――エツァリサイド、二日目、終了
54 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 20:26:47.16 ID:MzHl64k0
本日はここまで
みことに惚れさせるの無理やりすぎる感が否めないけど目をつぶって下さい
55 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 22:08:07.71 ID:5ShLpESO
乙なんだよ
56 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/12(水) 22:51:50.83 ID:4QCGo3s0
乙
57 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/12(水) 23:35:05.90 ID:/2wH6wAO
そもそも原作がちゃんとエツァリ→美琴を描写してない(よね?)から補完できて助かる。
58 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/13(木) 00:16:55.43 ID:rZ3G5Xoo
_ヽ / \j`ヽ: <
\ / / .::/ .:| 、:. >
< / .::/ / :| :ハ ハ :|i \:. <
、ー‐' :∠ .::/ :i/∠ /j/ j/ | 八i、 ,ハ:. 、一'´
\ .::ノ / .::j/―-=ミ、 j/ ,ィ≦::ヽ:. \
< .:∠rj八∠,r::::::::::::::=‐-、ノ__,:代リ:::::::}ノ ̄
∠ { ヽ ̄ 、:::弋)ソヽ:::::)⌒ヽー:':/
. 厶イヽ ゝjノ ` ー―‐ ´ ヽ ̄i
厶イハー‐ヘ / ,′
jノj八i 、 -― /
| ヾ| 丶、 ∠._
/ `'ー-、_ >. ..__/ {
/ ´~"''‐- , /
59 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/13(木) 12:26:29.32 ID:lls9I6AO
やっぱ矛盾点多いからエツァリ二日目から完結まで作り直してきます。
見てくれた方にはごめんなさい。
ちょっと時間下さい
60 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/13(木) 12:29:19.36 ID:yUxFv2AO
残念だが待つぜ
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/13(木) 12:29:33.94 ID:xPeDJA.o
GEPは落ちねえから焦らずやんなよー
62 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 00:11:19.02 ID:BXn5dXc0
支援
63 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 02:44:38.83 ID:ay.1DwU0
土御門主役とは珍しい。そして俺得
誰か土御門×結標とか書かねえかな・・・。一方×結標はあるのに
64 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 03:20:09.53 ID:HI/K7sDO
ショタとかけ離れてるしキツいんじゃね
65 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 04:34:09.88 ID:ay.1DwU0
ばかもん、それならそれで「わ、私のタイプはもっとかわいい年下のコのはずなのに・・・なんでこんなチンピラみたいな奴にドキドキしちゃってるのよ・・・!」みたいな事にできるだろうが。ロリ、妹好きの土御門も然り
66 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:01:00.42 ID:UAg23DI0
修正、変更完成してる分をはじめから投下する形で置いていきます。
変更→エツァリサイドを大きく変更(まだ未完成)、見せ方を土御門、エツァリ交互ではなく土御門からに変更。
修正→いろいろ。
67 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:01:49.20 ID:UAg23DI0
――土御門サイド
一日目、十九時三十分。
土御門元春は両脇にひじかけがついているソファーに足を長く伸ばし、座り込んだ。
ここは彼の男子寮の自室。
彼の自室は、ボロボロに使い古されたグローブとサンドバックや、いくつものトレーニング機材が乱雑に立て掛けられていて、部屋中に所狭しと散りばめられている書籍には、メイド王国などと書かれている。
建物の外側に張り出したベランダには、灰皿代わりの空き缶が投げ捨てられていて、隣室のベランダとの間にへだてる仕切りはなぜか木端微塵にされていた。
「腹、減ったにゃ〜」
生活が仕事の一部となっている彼の裏の顔は、科学と魔術の二重スパイをつとめるエージェント。
元々は魔術側から科学側に入り込み、魔術側に調査をするフリをして科学側へスパイをしていたのだが、今では寝返って科学側の調査をするフリをして魔術側へのスパイをしているという、なんとも説明しにくい位置にいる。
そんな土御門の耳元に、陽気な声が飛んできた。
「ごはんできたー、今夜は兄貴の大好きなシチューだぞー」
クリーム色のシチューが入った鍋を手に持ち、土御門の視界に現れたのは彼の義理の妹、土御門舞夏だ。
その少女は、青と紫が混ざり合った紺色をベースにした、地味なロングスカートのメイド服を身に着けており、短く切り揃えられた髪を上に上げ、チャームポイントのおでこをむきだしにしている。
68 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:02:32.88 ID:UAg23DI0
――
土御門は俗に言う不良だ。
金髪にサングラス、第三ボタンまで開けたアロハシャツの上に学ランをはおり、露出したたくましい胸板には、首からゴツゴツしいネックレスが掲げられている。
現在義妹と絶賛食事中の彼の学園都市での顔は無能力者(レベルゼロ)で、所有する能力は肉体再生(オートリバース)。
肉体再生と言っても皮膚の下の血管と血管をつなぎ合わせる程度で、無くなった腕が急に生えたり、吹っ飛んだ首がもとに戻るわけではない。
能力を得るために脳内をこねくり回されたため、本来、彼の領分である魔術を使用すると、人体に大きなダメージを負ってしまう。
少しでも戦闘能力をあげるために、日々ジム代わりとなっている自室で体を鍛えあげ、その過程でも大切な要素の一つ、栄養補給を終えた彼は――
「うまかったぜぃ、舞夏はまた料理の腕を上げたにゃ〜」
「そんなことない、まだまだ発展途上なんだぞー」
「まぁ、舞夏が作ってくれるならどんな料理でもうまいんだけどにゃ〜」
など義妹と食後のやりとりをして、さぁ一服だと土御門はベランダに出る。
ズボンのポケットから乱暴にマルボロの箱とライターを取り出し、箱をトントントン、と指で叩いて一本の煙草を手に取る。
まさに火を灯そうとした瞬間、彼の持ち歩いていた携帯電話が鳴り響いた。
(誰からかにゃ〜、っと……)
着信相手の確認のために、うかがった液晶ディスプレイに現れる文字を見て、サングラスの奥に潜む瞳が真剣なそれに変わる。
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:03:31.91 ID:UAg23DI0
――
アレイスター=クロウリー。
学園都市に十二人しかいない統括理事会のメンバーを束ねるこの街のトップであり、二重スパイをしている土御門の親玉でもある。
「なにか用か、アレイスター。義妹と至高のひとときを過ごしている最中なんだが」
『仕事だ』
土御門の先制ジャブなど興味もないのか、電話越しのアレイスターから放たれた言葉は実に簡潔で分かりやすかった。
「そうか、何をすればいい?」
『学園都市への侵入者に対する調査、危険因子だと判断したならば始末しろ。場所はGPSですでに送信済みだ』
「分かった、切るぞ」
通話時間は三十秒にも満たなかっただろうか。
通話を終えた土御門は、煙草とライターをゆっくりとポケットに戻し、室内へと戻っていく。
(……やっかいそうな奴じゃなければいいんだが)
70 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:04:05.35 ID:UAg23DI0
――
一日目、二一時。
「舞夏、ちょっと出かけてくるぜぃ」
「こんな時間にどうしたんだー? もう外は暗いぞー」
「ちょっと野暮用だにゃ〜。いつ戻れるかは分からないから、好きなときに帰っていいぜぃ」
「そうかー、気をつけて行くんだぞー」
住まいを留守にすることを告げ、土御門は軽い足取りで玄関へ向かう。
義妹の手によって美しく整った靴の群れから運動靴を履き、ドアノブに手をかけドアを開けると、吹き抜ける風が心地良い。
外に出た彼は携帯電話を取り出し、メールボックスを開封する。
メールからGPS付きの地図を取出し、仕事場へ駆けだした。
(侵入者か……オレに連絡が来たってことは、十中八九魔術師だろうな)
土御門は移動しながらも敵に関する情報を予測し、脳内にまとめあげていく。
(問題は目的か。攻撃しにきたのか、それとも調査しに来たのかで対応も違ってくるな)
(まぁ、いけば分かるか)
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:04:42.65 ID:UAg23DI0
――
一日目、二一時四五分。
土御門はGPSを頼りに第七学区にある廃ビルに来ていた。
立地が悪いのか再建する雰囲気を微塵も感じさせないそのビルは、ボロボロの壁には浜面様参上!などと落書きされている。
科学的な光は無く、星の明かりだけがビル内を照らすそのうちの一室に、侵入者が居るのを発見した。
(さて、接触するべきか……いや、様子を見るべきか)
土御門は物陰に潜みながら侵入者の様子を伺う。
見ると、闇に溶けるような黒い修道服を身に纏い、フードを深くかぶっているためか顔は隠されている。
こちらに気付いてないのか?それとも気付いてるのか?
などと思考を巡らせていると――
「隠れてないで出てきたらどうですか? コソコソと覗き見は無粋ですよ」
気付いていた。
「こいつは失礼、いきなりだが聞かせてもらおうか。目的はなんだ?」
「あなたの調査ですよ。土御門元春」
「……貴様、何者だ」
侵入者はふっ、と不気味に微笑んだ。
「自分はアステカの神官ですよ。名前はエツァリといいます」
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:05:27.54 ID:UAg23DI0
――
(なぜオレの名前を知っている。それに調査だと、どういうことだ)
驚愕、戸惑い、そんな感情が土御門の脳内を駆け巡るが、そんな表情は出さずに言葉をつむぐ。
「で、そのエツァリさんは何を知りたいんだ? まさかオレとこのまま楽しくお茶会をしてはいさようなら、って訳でもないだろう」
対するエツァリは不気味な笑みを崩さない。
「そうですね。自分の所属する組織では、あなたを危険だと判断しました」
「オレが危険だと? 理由を聞かせてもらおうか」
「はい。科学側にも魔術側にも関係があり、あの幻想殺しとも通じている。あなたはこの世界のバランスを崩しかねない、それが組織の出した答えです」
タラリ。
土御門の頬を嫌な汗が流れる。
侵入者は調査と謳ったが、これはあきらかに調査ではない。
ご丁寧にも今からあなたを攻撃しますよ、と言っているようなものだ。
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:06:06.03 ID:UAg23DI0
――
「で、どうする気だ?」
「そんなの決まっているでしょう」
二タァ、と頬をいっそう緩ませ、エツァリはナイフのようなものを取り出し傾ける。
傾けると同時、ナイフから光が発射され、土御門へ一直線に奇麗な線を描き、槍のように飛んで行った。
即座に土御門は折り紙を取り出し叫ぶ。
「ッ! 青キ木ノ札ヲ用イ我ガ身ヲ守レ(デクのボウどもせめてタテとしてヤクにタテ)!」
狙いすまされたように発射された光の槍は、土御門に到達する前に何かに弾かれたように、ビルの外へと進路を変えて消えて行った。
エツァリは自分の攻撃が防がれたのは予想通りだとばかりに気にも留めず。
「魔術、やっぱり使っちゃいましたね。いいんですか? 科学の介入を受けたあなたの体ではもう限界でしょう」
くっくっと余裕の笑みを浮かべるエツァリと同じく余裕の表情を作り、土御門は口を開く。
「どうやら、オレの情報は全て筒抜けって訳でも無さそうだな」
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:06:54.48 ID:UAg23DI0
――
「強がりを言っては駄目ですよ。まさか過負荷がかかった状態で魔術を使うとでも? 死んでしまいますよ?」
エツァリの言葉を土御門は一言で切り捨てた。
「そうだな、魔術は使えないな」
・・
土御門は続ける。
「科学ならどうだろうな。お前、オレの能力を知ってるのか? 爆破移動(エクステレポート)って言ってな、たとえば、そうだな」
と、エツァリの後ろを指差し――
「お前の後ろで、いきなり爆発が起きるかもしれないな」
二ヤリと笑う。
「クソッ!」
エツァリの行動は速かった。
緊急で耐火防壁の簡易魔術を展開し、振り返る。
さらに防御態勢をとって待ち構えるが、いつまでたっても爆発など起きない。
何が起こっているのか理解が出来ないエツァリの頭に、土御門の叫び声が響いた――
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:07:49.45 ID:UAg23DI0
――
「黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ暴力ヲ以テ道ヲ開ケ(さあおきろクソッたれども。ぜんぶこわしてゲラゲラわらうぞ)!!」
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:08:20.51 ID:UAg23DI0
――
「しまっ――」
エツァリは慌てて体を土御門の居る方向へ戻すが、遅かった。
頭上には既に何も無い空間から直径一メートルほどの水の球体が生まれており、エツァリに向かって放たれている。
(防御、間に合わない、回避、間に合わない、どうする、どうす)
エツァリは一瞬のうちに対策をいくつも練るが、どれも間に合わない。
その間にも水の塊は刻一刻とエツァリに近づき、グシャリ、と叩き潰すように直撃した。
体を走る激痛に片膝をつきエツァリは叫ぶ。
「ガアアアアァアァァァァァあああぁあぁ!! 貴……様! 騙したなぁぁぁ!」
土御門はエツァリを見下ろし。
「知らなかったのか? 俺は天の邪鬼(ウソツキ)なんだぜぃ」
サングラスの奥の瞳をギラリ、と光らせた。
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:08:58.91 ID:UAg23DI0
――
エツァリは痛む体を抑えて言葉を絞り出す。
「なぜ、魔、術を……」
「俺の本当の能力は肉体再生って言ってな、大魔術でなければ何回か魔術が使えるんだ」
「さて、チェックメイトだ」
土御門がトドメを刺そうとしたその時
「こんなところで!」
エツァリはダン!と渾身の力を振り絞り、ビルの一室の出口へと走っていく。
「逃がすか……ごふっ」
吐血。
エツァリを追撃しようとした土御門だが、続けざまに魔術を使った彼の体は限界に近付いていた。
「助かったのはオレの方か……」
ドサリ、追撃するのを諦め、土御門は冷たいコンクリートの上に大の字になって倒れこんだ。
(それにしても。アレイスターめ、何を考えている)
(まぁいいか。とりあえず、帰るかにゃ〜)
土御門はのそりと起き上がり、ずるずると体を引きずりながら、自分の住む寮へと戻っていった。
――土御門サイド、一日目、終了。
78 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:09:47.87 ID:UAg23DI0
――土御門サイド
二日目、八時三十分
「ロリは正義! よって何を着てもロリが一番なんだにゃー!」
「服装の話じゃなくなってるじゃねぇか!」
「ロリが好きなんとちゃうで〜、ロリも好きなんやで〜!」
ここは土御門の通う高校、エリート高という訳でも落ちこぼれ高という訳でもない普通の学校。
その中でも、変人と美人と変態が集まったクラス、と称される部屋の中で、壮絶な議論を繰り広げる三人の男たちがいた。
ロリの話しか眼中にない金髪グラサン野郎はご存じ土御門、その土御門に食ってかかっている黒髪ツンツンの少年の名は上条当麻、最後にいかにも胡散臭い関西弁を使い、体をくねくねさせている青い髪の男は通称青髪ピアス。
クラスの三バカ(デルタフォース)と呼ばれ、校内で何か起こったときはたいてい三バカの誰かが絡んでいる。
「ラブコメしたいぜぃ、ラブコメしたいぜぃ。上やんはいいぜよ、女の子にかこまれて。どっかから女の子でも降ってこないかにゃー」
「せやなー、上やんは放っておいても女の子から寄ってくるからなー。どっかから女の子でも落ちてこぉへんかなぁ」
と、土御門と青髪は口をそろえて上条を責める。
「おいおい、お前らの好みは空挺師団かなんかなのかぁ?」
この男、上条当麻。
女性にたいするフラグを立てまくる事で有名で、影では旗男とまで言われている。
異能の力ならなんでも打ち消す幻想殺しという能力を保有し――
特徴をあげたら作文が作れてしまいそうなので割合いしておこう。
とにかくモテるのだ、そして土御門の“友人”で唯一魔術に関する知識を持ち、あの超電磁砲とも通じている。
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:10:29.05 ID:UAg23DI0
――
「好み? 何甘っちょろいこと言うてんねん」
上条の言葉に青髪が反応し、その細い目をクワッ、と開眼する。
「ボクァ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母儀嬢双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着保母さん看護師さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタ(大略)獣耳娘までありとあらゆる女性を迎え入れる包容力を持ってるんよ!?」
「「いっこ確実に男がまじってるにゃー(じゃねぇか)」」
などと三バカぶりを朝から大解放している彼らの一日は――
「はーい、授業はじめるですよー」
という担任教師の一声でやっとはじまる。
80 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:11:34.02 ID:UAg23DI0
――
二日目、一七時
いつものように授業と補修を終えた三バカは、各々帰路へつく。
土御門と上条は同じ寮に住んでいるので、何も用事がなければ帰りは二人で一緒に帰っている。
知り合いが困ってればどんな事にでも首を突っ込むお人よしに土御門は――
「上やん、大事な話があるぜぃ」
と切り出した。
「大事だぁ? まさかまた魔術がどうとか言うんじゃないだろうな?」
何かと不幸に巻き込まれると信じ込んでる上条の予想はピタリと当たっていた。
「ピンポーン! しかも今回は学園都市内で、おまけにオレの命まで狙っているときたぜぃ。ついでに言うと、上やんについても知ってたみたいだから気をつけてにゃー」
「おい土御門、お前狙われてるのか」
「そうだにゃ〜」
さっきまで不幸モードだった上条当麻の表情が真剣になる。
「で、土御門。俺は何をすればいい?」
土御門もおふざけモードの口調から仕事モードに切り替え、返した。
「何もしなくていい、今のところはな。とりあえず上やんは自分の心配だけしていてくれ」
81 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:12:11.64 ID:UAg23DI0
――
二日目、一九時
他にも何かあるだろだのなんだの、しつこく聞いてきた上条の説得にずいぶん時間がかかってしまった土御門だが、無事に自室へ帰宅することができたようだ。
義妹がくる予定はないのか、彼は先日の侵入者について調べごとをしていた。
(アステカ……トラウィスカルパンテクウトリの槍、ね)
侵入者が仕掛けてきた光の槍は、どうやら黒曜石のナイフを使用し、金星の光を反射させることにより魔術が発動するようだ。
(それに変装魔術か、やっかいだな)
変装魔術が浸透していることについても土御門は調べあげていた。
どうやらアステカの神官には、他人の皮膚を剥いで着る、という魔術があるようだ。
(常に警戒しないといけない訳だにゃー)
そう、土御門の言う通りやっかいなのである。
命を狙ってるかもしれない相手が変装魔術を使うということは、裏の顔と表の顔を使い分けてる彼にとって、一言で言えば敵に回したくないタイプの相手だ。
たとえば、道を尋ねてきた老人が、いきなり襲いかかってくるかもしれないのだ。
裏の顔のときなら警戒しているからなんとかなるが、表ではそうはいかない。
(……また上やんに頼ることになりそうだにゃー)
――土御門サイド、二日目、終了。
82 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:13:19.72 ID:UAg23DI0
――土御門サイド
三日目、十三時
「禁書黙録、何か変装を見破る方法は無いのかにゃー?」
「それはちょっと難しいかも。変装したのが知り合いとかなら、話し方の癖や行動で見抜けるかもしれないけど、それが見ず知らずの他人となるとそう簡単にはいかないんだよ」
土御門は隣室である上条当麻の部屋に転がり込んでいた。
禁書黙録ことインデックス、一〇万三千冊の魔導書をその頭脳に保管し、ありとあらゆる魔術を知りつくす彼女に相談するために。
そう、いわば作戦会議である。
インデックスは続ける。
「唯一方法があるとすれば」
「あるとすれば?」
「とうまの右手で触れれば、変装自体を壊すのは核となる護符に触れないと無理だけど、展開されてる偽の皮膚くらいなら壊せるかも」
「なん……だと……」
83 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:14:33.57 ID:UAg23DI0
――
「上やん羨ましすぎるぜぃ……」
「はぁ? 何言ってんだ土御門」
「だって……」
「だって?」
土御門の拳は岩のように固く握りこまれ、心なしか体もプルプルと小刻みに震えている。
震えはだんだんと大きくなり――
「だって魔術師の正体を暴くためという名目で見ず知らずの女の子や女の子、女の子や女の子のあんなところやこんなところ、ありとあらゆる場所へボディータッチ出来るんだぜぃ!? よぉし上やん悔しいが仕方無いこれも任務のためだ! 老若男女見ず知らず知り合い友達関係無く触りまくるんだにゃー!!!!!」
爆発した。
「はぁぁぁぁぁ!? 出来るわけねーだろ!! そんなことしたら速効で警備員に捕まっちまう! いくら上条さんでもこの歳で臭い飯は食いたくないです、はい」
結局これといった対策も見つからず、今日も土御門の一日は終わってゆく。
――土御門サイド、三日目、終了。
84 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:16:01.33 ID:UAg23DI0
――??サイド
?日目、??時
「ん? あれは……っ!」
「場所は……あそこか」
「ほう、これはこれは」
「そろそろ動くとするかな」
――?日目、終了。
85 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:17:04.76 ID:UAg23DI0
とりあえずここまで終わりました。
続きができ次第また落としにきます。
86 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 11:11:24.76 ID:UAg23DI0
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87 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 11:12:36.09 ID:UAg23DI0
あれ、なんじゃこりゃ
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/14(金) 11:13:45.93 ID:UAg23DI0
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89 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 11:14:18.08 ID:UAg23DI0
えええ?
90 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 11:16:29.24 ID:UAg23DI0
――エツァリサイド
三日目、一八時
あの日からはや三日、土御門から無事に逃げ延びたエツァリが取った行動は至ってシンプルだった。
変装魔術。
他人の皮膚を剥ぎ、護符を生成することで剝ぎとった人間と同じ容姿になることが出来る魔術。
倒れていたエツァリを助けた少年、海原光貴を捕獲、監禁し、腕の皮膚を奪った。
(この生活にも慣れて来ましたね、それにしても)
通常の人間ならば、自らを助けてくれた人間にたいして好意あるいは恩を抱くだろう。
だがエツァリは魔術師だ。
幼い頃から暗殺術、魔術、格闘術、ありとあらゆる事を強要され、暇さえあれば特訓させられ、全て実行してきた。
海原光貴という存在を奪うことに躊躇いなど皆無だ。
今のエツァリは海原光貴として生活することによって、学園都市に潜伏している。
そんな彼の心には今、大きな変化が訪れていた。
(御坂美琴……)
御坂美琴。
“本物の海原光貴”の祖父が理事長を務める常盤台中学校に在学、海原とも面識があり、学園都市の超能力者。
その実力は七人しかいない超能力者のうち第三位で、超電磁砲(レールガン)の異名を持つ。
そんな彼女に海原ことエツァリは――
恋をしてしまった。
(どうしましょう)
一目惚れに近かったかもしれない。
そして話していくうちにその想いはどんどん強くなり
凛々しく、真っ直ぐで努力家な御坂美琴に完璧に惚れ込んでしまった。
91 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/14(金) 11:17:34.46 ID:UAg23DI0
――
(自分は……御坂さんを守りたい)
惚れたら負けとはよく言ったものである。
彼の中ではもはや優先順位が変わっていた。
(なら取るべき行動は一つ、ですね)
美琴に惹かれ、エツァリはもっと彼女の事が知りたくて、調査した。
敵である土御門の近くにいる男、幻想殺し。
あらゆる魔術を無効化する右手を持ち、魔術師として危惧すべき存在。
アステカの組織では、土御門の次に危険人物とされ、暗殺対象にも入っている。
その幻想殺しと、守りたい存在である美琴が繋がっていた。
本来なら真先に土御門を狙うべきだ、だが幻想殺しの暗殺が実行された場合の条件がこれまた大問題。
その条件とは
“幻想殺しの暗殺が実行された場合、暗殺対象となるのは幻想殺し本人と、幻想殺しと関係を持つ全ての人物”
つまり、美琴も対象に入ってしまうのだ。
放っておくわけにはいかなかった。
少しでも早く、迫っているかもしれない危機から美琴を救いたかった。
(幻想殺しを……殺す)
自分を守るためではなく、組織を守るわけでもなく、ただ一人、美琴を守るためだけにエツァリは動き出す。
――エツァリサイド、三日目、終了。
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/14(金) 11:18:36.17 ID:UAg23DI0
できた
なんだったんだろう。
寝ます、おやすみなさい
93 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 11:34:38.10 ID:M8oBfyw0
乙です。
やっぱり設定に矛盾してない方がわかり易い
94 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 11:37:34.74 ID:OEg9gi6o
一方さんのチョーカー電源OFFモードかと思った
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 12:16:14.19 ID:N5jHEYAO
数日待たされると思ってたのに!
乙です!
96 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 14:28:10.29 ID:7B1Y7oAO
もうちょい文章区切った方がいいかも?乙
97 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 16:07:41.22 ID:szExv3E0
乙乙
98 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 16:20:07.22 ID:7dOidY20
乙です!
99 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 21:50:22.99 ID:BXn5dXc0
乙
100 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/15(土) 01:16:01.21 ID:BEqHNYM0
おはようございます
101 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:16:29.96 ID:BEqHNYM0
「なのは!」
チクショウ!俺はこの世界どころかこんな小さな女の子さえ守れないのか!
こんなザマで何が騎士だ!
「間にあえええええええええええええ」
距離は残り10メートルといったところか、9、8、7、、、、
ダメだ、間に合わない。
「なの……」
――
「如月副隊長、高町空戦魔導師は」
今頃来たのか、隊員が俺に近寄って来た。
「落ちたよ、時空の果てにな」
俺は、助けられなかった。
最後の最後で諦めちまったんだよ、情けねぇ、情けなさ過ぎてどうしていいかわかんねぇよ。
俺の頬を何かが通った。
「あれ、そうか、俺、泣いてるのか……ははは」
これは何に対して流れているのか。
なのはを助けられなかったからなのか、ふがいない自分になのか、遅れてきた隊員への怒りなのか。
俺には分からなかった。
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:17:17.84 ID:BEqHNYM0
やべぇ間違えた
――エツァリサイド
四日目、九時三十分
常盤台中学女子寮。
言わずと知れたお嬢様学校の生徒たちが根城とし、まるでどこかの城のように存在感を主張している女子寮。
男子禁制、門限規制、寮内規則はそれだけで辞典が作れてしまうほどだ、そんな寮の――
「御坂さんじゃないですか、おはようございます」
前にある大通りで、待ち伏せしている男が本日も一名。
「お……はようございます」
「嬉しいなぁ、今御坂さんのこと考えてたんです」
「そしたら本物が現れるなんて、運命的なものを感じませんか?」
「どうでしょう? 近所に魚料理の美味しいお店があるのですが、是非」
エツァリの一日は御坂を口説くことではじまる。
これでもかと口説くのだが――
「誘ってくれるのは嬉しいんだけど……私にも予定があるというか……」
断られる。
103 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:18:19.91 ID:BEqHNYM0
――
しかし、彼は引かない。
「よければ自分もご一緒しますよ」
「い、いやその……ほ、ほら! し、下着買いに行くから! 男性には行きにくい場所でしょ」
美琴は必死に断るのだが
「ご一緒しますよ」
彼は引かない。
幻想殺しを殺す。
だが準備は必要だ、あの幻想殺しが相手だ、バカ正直に行っても返り討ちにあってしまうかもしれない。
まだエツァリに動く予定はなかったのだが――
「どぅるーん、待ったー?」
「……無視すんなやゴラァァァァァァ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」
イレギュラーが起きた。
104 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:19:14.60 ID:BEqHNYM0
――
美琴が飛びついた三人組みの一人
(幻想……殺し!)
そして、もう一人
(土御門元春……)
よりによって美琴と一緒にいるときに、倒さなければならない人間が二人同時に現れた。
「あっはっはーごめんね遅れちゃってー。てな訳で、私こいつと約束してたりして。ごめんね海原さ……」
「あはははははーうわぁぁぁぁん!」
美琴が幻想殺しを連れて走って行く。
一緒にいるだけ。
ただそれだけで、自分の命が狙われるかもしれないことも知らずに。
どうやら土御門はエツァリの存在に気付いた訳ではなく、偶然ここに居合わせただけのようだ。
(くそ……)
動く気はまだ無かったが、エツァリには許せなかった。
何も知らずに美琴といる幻想殺しが。
堂々と美琴を守れない自分が。
105 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:20:09.07 ID:BEqHNYM0
――
四日目、十一時
まっさらなテーブル、シンメトリーに対面する椅子、そこにいるのは二人の男。
「こんにちは、自分は海原光貴と言います。ええと、あなたは」
一人はエツァリ。
「俺? 上条当麻だけど、何か用?」
一人は幻想殺し。
「あなたは御坂さんのお友達なのですか?」
「気になんの?」
「自分の好きな人の側にいる男性となれば、当然」
急がば回れ、という言葉がある。
文字の如く急いでも危ないだけという意味なのだが――
(焦るな、一人きりになったところを確実に)
幻想殺しと接触している時点で焦っていることに、エツァリは気付いていなかった。
エツァリは美琴が何かを買いに席を立ったときに、一人になった幻想殺しと接触したが
ガシャン、と虚空に音が響き渡る。
「話しがあるの。こっち来なさい」
戻って来た美琴がテーブルを両手で振り下ろすように強く叩き、幻想殺しの手を取りまたどこかへ連れていった。
106 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/15(土) 01:20:48.42 ID:BEqHNYM0
続き書いてきます
107 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/15(土) 01:32:09.26 ID:nSmclDIo
管理局の白い悪魔ktkr
続き待ってますww
108 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/16(日) 14:20:35.96 ID:ICEQgXM0
支援
109 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/18(火) 01:14:45.50 ID:cbq2WtY0
続きまだー?
110 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/19(水) 21:50:18.30 ID:Pj27pWc0
支援
111 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/22(土) 02:15:12.50 ID:gkELZN.0
続きまだか〜
112 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/26(水) 01:59:41.36 ID:5HneuzA0
支援
113 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/01(火) 00:01:06.99 ID:A.vcWf60
>>1
俺は待ってるぞ〜!!
114 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/09(水) 17:02:26.44 ID:y.Hy8QSO
>>1
俺だって待ってるぞ〜!!
115 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/10(木) 00:28:38.97 ID:3Y2j.AAO
>>1
俺m(ry)
116 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/10(木) 00:57:50.54 ID:CCxm2sSO
期待
117 :
彼女をイケメンにとられた
:2010/06/10(木) 04:43:10.79 ID:TNa5iOE0
不細工まじめ:がり勉 イケメンまじめ:知的
不細工マッチョ:[
ピザ
]きもい イケメンマッチョ:スポーツマン
不細工暗い:根暗キモイ イケメン暗い:クール
不細工面白い:笑われ者 イケメン面白い:人気者
不細工高学歴高収入:金の亡者 イケメン高学歴高収入:エリート
不細工リーダー:調子に乗るな. イケメンリーダー:頼りがいがある
不細工おしゃれ:勘違いもいいとこ イケメンおしゃれ:イケテル
不細工低身長・高身長:キモイ・怖い. イケメン低身長・高身長:カワイイ・カッコイイ
不細工フリーター:さっさと就職しろボケ イケメンフリーター:夢に向かってがんばってね
不細工マニア:おたくキモイ、敬遠される イケメンマニア:流行の発信源、関心持たれる
不細工子供っぽい:いつまでたってもガキ イケメン子供っぽい:子供の心を忘れない
不細工童貞:一生そのままでいろ イケメン童貞:私が捨てさせてあげるわ
不細工香水:悪臭公害 イケメン香水:女を寄せ付けるフェロモン
不細工告白:ストーカー・消えろ. イケメン告白:最高のシチュエーション
不細工レイプ:逮捕 イケメンレイプ:感じる
不細工自己中:激しくウザイ イケメン自己中:自分をしっかり持っている
不細工バンド:身の程を知れ. イケメンバンド:最高にカッコいい
不細工2、14:ただの邪魔者 イケメン2、14:私のチョコを受け取って♪
不細工優しい:下心あるのバレバレ. イケメン優しい:もっと優しくして
不細工新入社員 : 歓迎会無し イケメン新入社員 : 歓迎会あり、なぜか他部署からも女子社員が参加
不細工独り暮らし : 孤独死確定ね イケメン独り暮らし : 御飯作りにいってあげる!
不細工が美容院 : 営業妨害 イケメンが美容院 : ようこそいらっしゃいました
不細工一人旅 : 自殺だけはするなよ イケメン一人旅 : ロマンスたっぷり
不細工、ブスと付き合う : 底辺同士でお似合い イケメン、ブスと付き合う : 女性を顔で判断しない、とても純粋な心の持ち主
不細工、美人と付き合う : ついに援交か・・・落ちたな イケメン、美人と付き合う : あ〜ん、理想のカップル
118 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/10(木) 10:01:25.71 ID:7nuhOcAO
>>117
ヤメテ
ドンマイ
119 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/21(月) 01:06:35.97 ID:xJwNMHA0
まだー?
120 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/25(金) 13:37:55.15 ID:wk4AHgSO
待ってる
121 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/25(金) 18:39:37.69 ID:JXgZjxUo
書き手のレスがないまま1ヶ月が経過したのでご案内
続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/
続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
122 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 22:21:59.01 ID:93vol6SO
あの人の作品だから楽しみだったんだけどな
123 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/06(火) 18:28:04.56 ID:j2xpBe60
>>1
には悪いが誰かかいてくれ
124 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/19(月) 15:28:58.12 ID:CeogYdAo
まだ待ってるのはさすがにしつこいかな
125 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/20(火) 17:38:08.05 ID:RSRi1Tg0
>>1
です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。
126 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/20(火) 22:13:04.99 ID:QIK5eoSO
>>124
大丈夫じゃね?
127 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/21(水) 01:34:13.78 ID:jVITWdA0
>>125
こいつあらしだから騙されるなよ
128 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 19:09:53.32 ID:nMpf5jM0
>>125
マルチ?
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