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ゲンドウ「何故だか、ネルフは財政難だ」【第四話】 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 15:13:20.03 ID:oopXvoAO
◇特務機関ネルフの皆さんが財政難を完全殲滅するために
コネや良くわからないテクノロジーを駆使して
大人気ドラマ「新世紀エヴァンゲリオン」を撮ったり、揉めたり、借金を増やしたりするお話です。

◇現在、第拾伍話撮影中です。

◇大体毎週日曜日か水曜日に更新します。ですがよく早まったり遅くなったりします。

◇<ラー

【壱スレ目】

ゲンドウ「突然だが、ネルフは財政難だ」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267872363/
携帯用
http://speedo.ula.cc/test/r.so/yutori7.2ch.net/news4vip/1267872363/

【弐スレ目】

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1268062302/

【参スレ目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1269057083/


     ____ _,.       i 、
    _,..|       ̄ ̄|  _| |冖¬¬i
    | L.........___'¬ ―'      |
    |_,.|         ̄ ̄ ̄ ` 7
    ヽ !       _,..._      /!
     |  、 ‐  ´        ,ゝ'
     |   ` 、 , ‐ 、      /
      ̄ ̄ ` マ´,ニ、>¬ー‐'
             `_)(_´
                _)(_ ラーラー♪(サービスサービス♪)
           ,>‐ ' 、
       __,.......ニァ- '´冖 ´|\
 r‐¬ ´r―‐┐       |  \__
 |    |   |   __,.....L_ |  ト、
 L.. -‐ |   `¨ ¬ ー―‐ --'  | |
  ` 丶、.リ冖 ¬ ー――――――ァ'.、|
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 15:18:52.11 ID:OK9N7EAO
4つめまできたか

最後まで目がはなせないな
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 16:39:39.07 ID:oopXvoAO
車内

加持「………」ガクガク

ミサト「だ…大丈夫?コーヒー飲む?」

加持「あ…ああ…」ガクガク

アスカ「テイクいくつまで撮ったんだっけ」

リツコ「思い出したくもないわ」ボロッ

マヤ「センパイ動かないで下さい。消毒が…」

リツコ「いたっ」

リツコ「猫じゃなきゃ…保健所送りにしてやってたものを…」

シンジ「で…次は…?」

リツコ「とりあえずそこの土手にヘリをチャーターしてあるから。冬月副司令と司令、それからカメラマンのリョウちゃんに補助の為研究者の皆さんに乗ってもらうわ。」

アスカ「総指揮さんは行かないの?」

リツコ「行かないわ。」キッパリ

リツコ「忘れたの?私が高所恐怖症だってことを」

ミサト「………何か企んでる顔ね」

リツコ「…別に」

4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 16:47:31.39 ID:oopXvoAO
ヒデアキ「リョウジくん、バーボンを飲むといい。暖まるぞ」

加持「じゃあひとくch…」

ガスッ

ミサト「もぉ!変なものすすめないでよ。まだ午前中よ!」

キキィッ

マヤ「到着しました」

リツコ「じゃ、15時から会場を貸しきってるからそれまでに戻ってきてね。」

加持「会場……ここか。」

リツコ「ここか…とは何よ。」

加持「いや、何だか懐かしいなと思ってさ」

リツコ「そこしか無かったのよ。それにそれほど昔じゃないでしょ。」

ゲンドウ「大丈夫か?大丈夫なのかシンジ?」

シンジ「多分」

ゲンドウ「多分…多分か…絶対じゃあないんだな…」

ユイ「あなた、行くわよ。」

ゲンドウ「しかし…」

ユイ「良い年した大人が息子に四六時中ベッタリなんて恥ずかしいんですよ。分かってます?」

ゲンドウ「恥ずかしい…恥ずかしいのか?」

ユイ「ああ…もう!とにかく行きますよ。シンジ、しっかりね」

ズルズル…

冬月「ゆ…ユイ君!待ってくれ。」

アスカ「母は強し…か。」

5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 16:56:21.30 ID:oopXvoAO
アスカ「ね、どこいくの?」

アスカ「このあと…委員長達と撮影でしょ?」

リツコ「変更したわ。これからミサトの家に戻るの」

シンジ「どうして…ですか?」

リツコ「………」ニヤニヤ

リツコ「帰ったら部屋着に着替えてね」

アスカ「なんで」

リツコ「時間軸を会わせたいから」

アスカ「ふぅん……」


ミサト(さっき脚本見たけど…まさかアレ、今やる気なの?)

リツコ(やるわよ。風当たりが強くなる前に。)

リツコ(『アレ』くらいだって未成年同士ならPTAから文句、言われかねないもの)

ミサト(まぁ、別にこう言うノリって嫌いじゃないのよ)

ミサト(正直、中学生って見てて面白いものね)

リツコ・ミサト「ふふふふふ」

シンジ・アスカ「?」

綾波「…………」

6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 17:58:45.44 ID:0rWXKl20
>>5
とうとうあのシーンが
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 18:08:59.62 ID:HeRXqbQo
>>1はどうした
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 18:45:41.69 ID:OK9N7EAO
今日はここまでか?
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 19:20:53.50 ID:oopXvoAO
ミサト宅

ミサト「たっだいまー」

ペンペン「クエェ…」

リツコ「今回はペンペンにも付き合ってもらうわ」
ペンペン「クエ!」
ミサト「そ、あなたにも頑張ってお芝居してもらうのよん♪」
アスカ「……やけにミサト、ノリノリだけど何かあったの?」
ミサト「別にー」
マヤ「とにかく、部屋着に着替えきてね」
アスカ・シンジ「はぁーい」

ミサト(リツコ、あんた今回はグッジョブよ)
リツコ(お誉めに預かり光栄だわ。)
リツコ(こう言うシーン、最近無かったしね。司令が居ちゃうるさいからしっかり練らなきゃ)
ミサト(こう言うときだけ、しっかりしてるのよね)

綾波「………あの」

ミサト・リツコ「!?」

綾波「私は何をすれば」

ミサト(そうだわ…レイはどうするのよ)
リツコ(そうね…まずいわよね…)
ミサト(………)

リツコ「そうだ、レイ!アイス…アイスクリームを買ってきてくれないかしら」

綾波「こんなに寒いのに…ですか」

リツコ(そうだ…そうだったわ…今日は冬日なのよね…)
リツコ「あれよ、エスプレッソをかけるやつやりたいの。そう。エスプレッソ。」

綾波「?」

リツコ「とにかく、買いに行って頂戴。そうね…」
ミサト「二つ先の駅のハーゲンダッツまで」
綾波「それならコンビニに…」

リツコ「ダメなのよ。直営店じゃなきゃ。絶対に」
綾波「絶対に…ですか」
リツコ「ほら、好きなアイス、買ってきてもいいから。アレ、抹茶…好きだったわよね?」
綾波「別にそんな…」
リツコ「抹茶アイスじゃなくてもいいわ。とにかく行ってきて」

綾波「…………」
綾波「………はい」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 19:32:27.20 ID:oopXvoAO
すいませんうたた寝してました…
再開します
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 19:40:27.69 ID:9YGjScE0
イヤッホォウ!
お体は大切に
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 19:40:52.60 ID:oopXvoAO
リツコ「レイは…出ていった?」

マヤ「はい。確認しました。」

リツコ「そう。」

アスカ「あー、部屋着って昨日きてたヤツで良いの?」

ミサト「十分よ。」

リツコ「よし。じゃ、ペンペンはあっちの部屋で待機」

ペンペン「クエッ」

ミサト「頑張ってね、ペンペン♪」

ペンペン「クエッ」キリッ

ミサト「あーもう改めて見ても家のペンペンが一番可愛いわね」

リツコ「『ペンペンたんママでちゅよ〜』っていう気持ちの悪い口調、止めたの?」

ミサト「まぁね。司令を見て我がふり直せ。」

ミサト「みんなの居ない前でしかやってないよね〜ペンペン♪」

ペンペン「クエ〜♪」

アスカ「しっかりしてるんだかしてないんだか、ミサトってよく分かんないわよね」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:57:14.16 ID:uiCGh.AO
…また寝た?
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:58:36.93 ID:0rWXKl20
もう疲れてるならねて明日投下したほうがいいんじゃない
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:02:22.58 ID:oopXvoAO
アスカ「でも一体なんのシーン、とるの?」

シンジ「別に学校でのシーンを撮り終わってからでも…」

リツコ「これ、二人に。シーン追加した新版の台本ね」

アスカ「追加?これ以上増やしたってーの?」

リツコ「印刷所の都合でね。まだマヤとミサトにしか渡せてなかったの。」

アスカ「ふぅ〜ん…」ペラペラ

シンジ「………」ペラペラ

リツコ(……マヤ、玄関のチェーンロック!)

マヤ(………了解しました)タタッ

アスカ「………ねぇリツコ」

リツコ「なぁに、アスカちゃん」

アスカ「何て読むの?これ」

つ接吻

リツコ「『せっぷん』ね」
シンジ「せっ……///」
アスカ「バカシンジ、なーに顔、赤くしてるのよ」
アスカ「で、せっぷんってどういう意味なワケ?」
リツコ「え?ああ…」
ミサト「まぁ、簡潔に言えば口と口をこう…挨拶させるっていうかぁ」
ミサト「ま、簡単に言えば」
ペンペン「クエッ?」
ミサト「よいしょ」


ちゅ〜

ペンペン「クエッ…///」

ミサト「こう言うことかな?」

シンジ「////」

アスカ「えっ…それって…」

アスカ「き、き、き、き…」

アスカ「キスぅ!?」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:06:18.28 ID:wfA8cfAo
キスktkr
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:08:55.54 ID:HeRXqbQo
とうとうここまで来たのかwwww

>>1疲れてんなら無理しないでね
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:10:50.43 ID:oopXvoAO
アスカ「キス!?キス?!キス?キスぅぅうううう?」

リツコ「そう何度も言わなくてもいいわよ。正解なんだから」

シンジ「き…きすって…アスカと…」

リツコ「そう。ま、別に二人が付き合うとかそう言う展開な訳じゃなく遊びよ遊び。」

アスカ「中学生が…あ、遊びでキスなんてするかしら」

リツコ「アンタたちはどうだか知らないけど今時の携帯小説なんかじゃキスは当たり前。それどころか遊びで…」

ミサト「ストップ!ストップ!ストォオオオオオップ!」

ミサト「余計な知識、着けるんじゃないわよ」

リツコ「とにかく。キスの一つや二つ大したことないんだから頼むわよ」

アスカ「だけど……」

リツコ「レイなんておっぱいを直に揉まれたのよ。それに比べりゃマシでしょう」

アスカ「ま、マシじゃないわよ!」

アスカ「ふぁ…ファーストキッス…なんだし」

一同「えええええ!?」

ミサト「あ、アスカ、キスもまだなの?」

アスカ「ったり前でしょ!ミサトみたいな尻軽じゃないんだから!」

リツコ「てっきり行くとこまで行ったと思ってたわ」

マヤ「外国人は早いですからね」

アスカ「…とんだ偏見よ」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:18:28.89 ID:oopXvoAO
リツコ「視聴率が本当に大変なのよ…だからお願い」

アスカ「元はと言えばリツコの責任じゃないの」

アスカ「私は関係ないわ」

ミサト「でも、視聴率がこのまま下がって打ち切り、なんてことになれば」

もわんもわん

(中略)

もわんもわん

アスカ「そ…そんなのイヤァァアアァァァアアアァァアア!!!!」


ミサト「だから。アスカ、ここらで一発頼むわよ」

アスカ「で…でもぉ」

アスカ「いや!やっぱりいや!ファーストキッスだし…」

シンジ「……僕じゃ嫌なんだ」どよ〜ん

アスカ「いや、別にシンジが嫌なわけじゃ…」

シンジ「…………」どよんど

アスカ「とにかく、ドラマの撮影がファーストキッスなんて…」

リツコ「………」

リツコ「よし、わかったわ」

アスカ「じゃあ……」
リツコ「………」カツカツカツ
リツコ「………」ぐいっ
アスカ「?」
リツコ「ちょっと顔、持ち上げて」
アスカ「えっ………」
リツコ「…………」


ちゅっ(はぁと)



アスカ「℃¥$¢£%#&&*@§☆★○●◎◇!?」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:19:54.85 ID:wfA8cfAo
おいババアなにしてんだよババア
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:20:55.22 ID:0rWXKl20
畜生このババア
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:23:52.36 ID:GtFs2sDO
ババア屋上
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:24:48.56 ID:oopXvoAO
一同「!!!!!!!!」

リツコ「ん…」

アスカ「◎▼※〒→←↑∈!?」

リツコ「………ぷはっ」

リツコ「キスって、これでいいのよね」

ミサト「り…リツコ、あんた一体なにを…」

アスカ「??????」

リツコ「痛み分けよ」

リツコ「私もね、キッス…したこと…ないのよ////」

一同「ええええええ!?」

ミサト「手すら握ったことがないって…あれマジだったの!?」

リツコ「そうよ。マジも大マジ。」

リツコ「…アスカとキスすれば…撮影がファーストキッスにならなくて済むかなって」

リツコ「私もファーストキッスだったんだし…痛み分けになるかなって」


ミサト(も…最早意味がわからないわ)

アスカ「………いや」

アスカ「イヤァァアアァァァアアアァァアア!」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:27:14.50 ID:wfA8cfAo
おいババア今更そんな乙女みたいなこと言ったって萌える訳が・・・
もえ・・・てたまるか
やっぱ屋上だな
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:31:04.84 ID:oopXvoAO
リツコ「えっ……」

ミサト「えっ…じゃないわよ!最悪の選択肢実行しておいて!」

アスカ「もういや………!」タタッ

マヤ「あ…アスカ!」

カチャ…

アスカ「!?」

綾波「話は聞かせてもらったわ」

シンジ「あ…綾波!?」

ミサト「はやかったわね…」

綾波「駅前につい最近ハーゲンダッツのお店がオープンしたらしくて。」

ミサト「そ……そうなの」

リツコ「っていうか…どうやって外側からチェーンを……」

アスカ「………どきなさいよ」

綾波「……逃げるの?」

アスカ「逃げるって……これは乙女の……」

綾波「………いいわ」スタスタスタ

綾波「碇くん……ちょっといいかしら」

シンジ「な…なn」


ちゅっ


シンジ・一同「!!!!!!!!!!!!!?」

26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:37:05.14 ID:oopXvoAO
シンジ「あ…綾波、一体何を!」

綾波「キスよ。フレンチキスだけど。」

シンジ「あっ……あ………」

アスカ「あ…あんた、一体何を……」

綾波「アスカがやらないなら、私がやる。」

リツコ(いや、それは話的に不味いんだけど…)

綾波「私もさっきのがファーストキス。でも別にどうと言うことないもの。」

アスカ「それはアンタにそういう観念が…」

綾波「違う。口付けくらいでネルフの皆が、碇くんが救えるなら私…何度でもするわ。」

アスカ「……脱げって言われたら脱ぐの?」

綾波「もう脱いだわ」

アスカ「じゃ…じゃあエッチなシーンを演じろって言われたら…」

綾波「それはやらない。」

アスカ「…そ…そうなの」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:43:13.80 ID:oopXvoAO
アスカ「………かったわよ」

ミサト「………」

アスカ「わかったわよ。やるわ。」

アスカ「どっちにしろ。ファーストキッスはリツコに奪われちゃったんだし」

アスカ「シンジ、あんたもレイに奪われちゃったんだし…お互い、もう気にすること無いわよね」

シンジ「そ…そういう問題なのかな…」

アスカ「そういう問題なのよ」

アスカ「それに…なんだかレイがアンタにキスして私がしないってのも…シャクだわ」ボソッ

シンジ「何か言った?」

アスカ「別に。撮るわよ!」

マヤ「じゃ、じゃあいきまーす」

ミサト「ありがとう。レイ。助かったわ。」

綾波「私は何も」

ミサト「……ああやってレイがシンジくんにチューすることでアスカが対抗しようとする」

綾波「………」

ミサト「追い出そうとしちゃって、ごめんね」

綾波「……アイス食べたかったからいいです。」

ミサト「じゃ、おいしいエスプレッソ、入れなきゃね」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:48:28.34 ID:oopXvoAO
アスカ「ねぇシンジ、キスしようか?」

アスカ(こ、こうして口にすると改めて恥ずかしいわ……)

シンジ「え?何?」

アスカ「キスよ、キス。した事ないでしょ?」

シンジ「うん…」

アスカ「じゃあ、しよう。」


ミサト(もしかしたらアスカも悪女の素質、あるかもよ)

リツコ(悪女…ねぇ。)

綾波「…………」

アスカ「それとも、恐い?」

シンジ「恐かないよ!キスくらい!」

アスカ「歯、磨いてるわよね。」

シンジ「うん…」

アスカ「行くわよ。」

アスカ(かっ…顔が近い…)

アスカ(な、なんで私から行かなきゃなんないのよぉー!)

綾波「………」

ミサト(どうしたの、レイ?)

綾波(何だか…ムズムズする。胸の辺りが…)

ミサト(ムズムズ…か)

綾波(今まで…感じたことがない…感覚…)
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:56:58.46 ID:oopXvoAO
シンジ「………」ムフー

アスカ「鼻息こそばゆいから、息しないで。」

シンジ「!?」

ちゅっ…

シンジ(や…柔らかい…?)
シンジ(さっきはいきなりだったから…分からなかったけど…)
シンジ(………柔らかい)
シンジ(のと…ちょっとベーコンの匂いがするなぁ…)

アスカ(ちゅ…チューしちゃった!シンジと…)
アスカ(ど、どうしたらいいの?どうしたら…)
アスカ(ど…どのタイミングで唇放したらいいか分かんない!)

シンジ「ああっ、あっ、グッ!」

シンジ(ぐるじい!)

リツコ(ちょ…ちょっと見てるこっちまで……)

ミサト(懐かしいなぁ……)

ペンペン「クェ……///」

ミサト「あれ、ペンペンなんで私の横にいるの?演技は?」

ペンペン「く…クエエェ!(わ、忘れてた!)」

ミサト「………とほほ」

アスカ「ぷはっ」

シンジ「ぶはぁ!…はぁ……」

アスカ「ミサト…こんなもんで…」

マヤ「はい、カット!」

ミサト「ああ、キッスは完璧よ。」

ミサト「だけどペンペンが…その…二人のキッスに看取れてて…」

ペンペン「クェ……」

ミサト「もういっかい!」
アスカ・シンジ「えええええ!」

綾波「…………」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:58:56.87 ID:oopXvoAO
本日はここまで〜
途切れ途切れになってしまってごめんなさい。
心配してくれた皆さんありがとうございました。
では次は日曜か水曜日あたりになります。
4スレ目もよろしくお願いします。

ではではっ
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 22:00:52.88 ID:wfA8cfAo

楽しかったぜ
そしてリツコの好感度が少し下がったwwwwww
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 22:13:59.29 ID:HeRXqbQo


次回が楽しみだぜ
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 22:15:07.23 ID:0rWXKl20
乙でした
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 22:35:56.97 ID:gc1/kPQo
同性はノーカンだとなんかの漫画で読んだwwwwww
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 23:17:32.70 ID:uiCGh.AO
乙!

>>34
俺の3年間が白紙に戻った
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 23:18:21.99 ID:t7U.Dwgo
綾波はファーストキスなのに舌入れたのか・・・やるじゃんw
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 00:28:57.06 ID:7Mh0ZUDO

ちなみに俺もまだ童貞もファーストキスも守り続けてるぜ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 00:35:03.05 ID:Dt.s.2AO
>>36
釣りだよね?
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 00:59:05.49 ID:LZ78BESO
いまさらだけど>>19の眉毛は全裸で鼓道ライブ出てこいよ
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 02:30:14.32 ID:P5yUp6AO
>>35
…よかったな
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 06:57:53.38 ID:O1V2lBY0
>>38
ふれんち=ベロチュー
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 07:34:24.20 ID:L41WusDO
>>41
フレンチはハムハムだろ?
ベロチューはディープじゃないの?

たいした知識無いからわからんが
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 07:39:12.13 ID:L41WusDO
フレンチ=ディープだったなんて…>>42は典型的な間違った覚え方なのな('A`)
先にググってから書き込むんだった……>>41ごめんなさいorz
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 16:47:23.56 ID:Fl7lwtQ0
作者も間違ってるから気にするな
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 17:35:36.77 ID:er/MW.A0
いや、きっと綾波はベロチューしたんだよ!!!!
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 19:58:53.68 ID:TCbYV5Yo
     _ ―- ‐- 、
    (r/ -─二:.:.:ヽ    <やっちまったなあ
    7''´ ̄ヽ-─<:.:.',                  __
.   〈t<  く=r‐、\:く       _ ...-::‐::¬::::: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::
   ∠j ` / ,j={_/ヽヽr'       >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.    っ Y _/ ヽ了       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.    し イ --─¬       /::::::/:/|:::/::∧:::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::
      f: :_: : :_:_:_└ 、     |/f|/|/ .|/ |/ ∨ ヽ|\:::::::::::::::::::::::::
     /-ー/: : : : : : :\      {            ヘ:::::::::::::::::::::   
    /7: : : :r: : : : : : : : : }     ',  .j /     }   .}::::::::::::::::::::
   /: : : : : :.|: :j: : : :\: : j      } /_       ミ   ヘ::::::::::::::::::
  /: : : : : : : j: ヘ、: : : : \|    /く<l´::<ニ二 ̄`>   ミ:::::::::/
 ./: : : : : : : \::::ヘ: : : : : : :ヽ    {::ア{:::::::}厂¨,`_______j:::::://   
 {: : : : : : : : : : ヘ:::ヘ: : : : : : :',    V ヘ::::ノ` ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ .{::::|ヽ
 ',: : : : : : : : : : : :\ヘ: : : : : :ヘ.   /  ヘ¨       //:}::::|/    
  ',: : : : : : : :::::::::::::::::::〉: :_:_.r--―く   >ヽ      /   _ノ::::{ _/    <ああ
  '; : : : :.::::::::::::::::::::::r</ :.:..   `ー¬\__        /::::/
  〈: : : : :ー---‐‐r―'´  :.:.:.  ヘ: .  ヽ . . }ー、    ./::::<
  〈: : : : : : : : : : 〈r-‐、:.:.:.:ヘ.:.:.:.:.  ', : :  ',: . .|: : 〉  /:::::::/
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 19:12:42.30 ID:ZmDtPZg0
今日は来るかな?
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 21:55:31.69 ID:4YSxrlso
くーる〜、きっとくる〜
ってなんだったっけ?
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 22:11:45.06 ID:rymHq.Io
リング?
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 22:19:57.00 ID:r1BS5GI0
本当は怖い家庭の医学
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 22:49:51.53 ID:4YSxrlso
>>49
それだ、とん
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 21:59:54.50 ID:JK62kcAO
ほし
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 12:06:19.59 ID:7xoeD6AO
んに
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 19:48:47.50 ID:DmHOYtcP
やべーDVD予約してねえ
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 23:07:59.54 ID:mIZ02P2o
俺はamazonに注文してあるから万事OKだぜ!
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 00:00:06.85 ID:UClcJMAO
KONOZAMAwwwwww
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 00:37:03.07 ID:5us2zUDO
おまえらTシャツ買ったか?
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 02:34:45.47 ID:9Q5NZcDO
日曜ktkr
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 03:15:55.07 ID:Updembgo
マジでまともな楽しみが今これしか無いんだよ…
投下まだかよまだかよゴルァ!



いや、その…投下して下さいお願いします
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 09:58:51.95 ID:GneMrcDO
えぶぁ
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 13:55:26.31 ID:cZJGncAO
んげりうおん
62 : ◆RAAAaaAAAU [sage]:2010/05/23(日) 14:49:57.78 ID:oAt4WyY0
>>1です。本日投下を予定してましたが、トラブルがありまして、来週ほどまでかかりそうです。本当にすいません。。
ちなみにフレンチキスの件ですが自分も本気で間違えてました・・・。すいません。
綾波もそこらへんの知識があんまりないけれど・・。という感じで補完していただけると幸いです。
ではでは。

63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 15:22:46.60 ID:cZJGncAO
>>1は今週は取材のため休載します
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 16:25:39.52 ID:Updembgo
休載…だと…
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 16:41:20.19 ID:ZK7bknQo
悟られるわよ、間髪入れないで!次!
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:02:54.74 ID:ebkjZ9so
>>1がディラックの海に飲まれたようだ
サルベージ計画の立案を・・・
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 20:21:51.34 ID:IySnAfM0
現存する全ての支援を投下するしかあるまい
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 21:39:11.10 ID:5us2zUDO
トラブル=魔法少女がなんかやらかしたんですね、わかります
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 00:53:59.98 ID:lbQixjMo
さて、今日の投下分を読んで明日への活力を…………orz
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/24(月) 03:20:09.11 ID:r5wOod.0
今日は月曜日
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/24(月) 12:23:55.55 ID:ql39lQSO
奇遇だな 静岡も月曜日だ
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 13:03:15.97 ID:gPdaehsP
へぇ月曜なのか
ここカリフォルニアはまだ日曜日です^^
夜の8時ですよ
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/24(月) 16:59:51.88 ID:k7V4tCw0
                   ,.-xッ'⌒ヽ._-、
                /ア7/        `ヽtー、
                _{ j/´: :   {       ヽl:}
                 /ィ/ : : /  /| :|  | ヽ ヽ ヽ\
                 /:{ィ!l x仏_Y || >ぃ |  i、
                 ;゙: : レ'| レ〃トハ`' ヽリ行刈 l トい
                 |.:/.: .:l∧  `´  ; └' ´j小ノl |`
                 l/.: .:八∧   , - 、   /ノ: :| |
               /: : / : :|: ヘ、 {⌒ }  /「: :  :| |
.              /: : / /: :|: .;个_ .__,. イ〕|: :  | |    グーテンモーゲン!
             / > ´ ̄ >ー}エー_r一_〔ゝゥ ,ニ=ミx
              / /\/ xく〉┘ ‘=彳/L二 ̄ _ヽ
.           /   /::::::/ /  \「}.. -‐'| !:::::::::::-`‐ぅミ!
.        ,. '´-一 '´::::::::|. /ー .,_  ¨  _,」 V:::::::::::/:::::::}._
    ,. ´::::::::::::::::::::::ィ'⌒j/    {_ノ ̄   ヽ{::://{::::::::::/  ヽ、
  //:::::::::::::,. '´ {: :{: :.:/ =ミ  n┐  __,.八:{ //:::::::::〈{ { :い
. 〈 〈::::::::::::::く     : : ハ/    \'┴ /   `'y'ノ:::::::::::::」| 1 } }
    \:::::::::::::、   ∨八      }  (    ノ/:::::ィー=彳|| { /,ノ
.  \ \::::::::::、      \_ ノ   丶、(‐'´::ノj|  l ハ!_,ノ´
    \ \:::::ヽ     V {     /¨¨ ̄ j/:| ノ′
.      \ \::::>、,_  い ヽ   / fこY ,′レ′
         \.     └}  }  ヽ./  ‘'ー' {


74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 21:30:51.14 ID:aJX8WcDO
アッハゾー
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 15:37:54.30 ID:78YdJZI0
破発売キタ-----------------
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:58:12.82 ID:hXyNGfo0
破の特典フィルムでリッちゃんが加持さんに後ろから抱きしめられてたよ!
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 02:32:09.96 ID:dcqxZoDO
俺、景色だた orz

てか、映画見ててもここのが頭にちらついてたwww
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 10:04:54.53 ID:twgiwgDO
ダミープラグの向こうからこっち見るシンジだった…
こっちのゲンドウならシンジが電話かけたら1コール鳴るか鳴らないかのタイミングで出るんだろうな、とか
加持さんとシンジの自販機前のアッーのシーンは絶対律っちゃんのアドリブで、
慌ててゲンドウが割って入るんだろうな、とか
バルディエル戦、中の人誰がやるんだろうな、とか
色々考えながら夜勤明けの視聴4周目突入
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 12:42:08.31 ID:aMd9QMDO
おれのは初号機の生足だったぜ☆


……orz
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 12:52:56.84 ID:6drhdDYo
エヴァを運ぶ台車だった俺はこういう時どんな顔をすればいいか分からない
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 14:40:24.82 ID:SybcwZo0
寝てるアスカだった。
でも暗いから光の下で見ないと何が何だかわからない
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 15:35:31.96 ID:D3dLYiMo
ケンスケェ・・・
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 18:56:54.29 ID:5LgQvG60
マリ・・・と初めて会うシーンのシンジですたwwww
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 21:26:01.82 ID:RFY30YDO
電車内で鬱になるシンジだった(´・ω・`)
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 00:10:13.77 ID:va4OFmo0
>>76はこのスレ的にはなかなか良いな
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 00:49:33.42 ID:lObMJF2o
「見えすぎじゃない?」のアスカだった
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 07:48:10.58 ID:H1rPlgDO
>>76
ミサト「あ、あんたねぇ…!」

りっちゃん「シナリオなんだから仕方ないじゃない」


裏ではこんな感じか?
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 11:54:16.88 ID:CU9TtoSO
シンジとレイの抱擁だった
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 18:54:04.13 ID:cfXEQQY0
見栄張るなって
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 19:49:42.56 ID:CU9TtoSO
>>89 マジだよ。
DVDとBDどっちも買って、もう一つはマヤだったけどね…
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 04:53:49.11 ID:DthcAr.o
oi
草とか、まじ…

おい
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 08:24:20.70 ID:fWMcEwDO
シンジの机だった俺は笑うしかないと思うよ
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 08:38:10.48 ID:3O3qLSso
おいい
ソフマップでDVD頼んだのにBDが来てる…
バインダーの絵柄違ったから気づいたものの、一緒だったら商品開封してたぞ
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 18:22:29.53 ID:W89V/ok0
>>93
いっそ両方買えと。
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:00:46.39 ID:6sIxAcc0
第8使徒さんの一部
しかも暗くて本当にそうなのかも定かではない


orz
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 00:09:08.44 ID:lOySXoDO
序 トイレ
破 ゴミ箱

だった人もいるみたいだしまだマシじゃね?
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 00:15:28.49 ID:k0mQMQMo
俺なんて血の洪水の一部だぞ
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 00:25:55.39 ID:rUnY8OEo
主人公が電車男に転職したり、なぜか海苔が届けられていた人も居たな・・・
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 02:37:38.71 ID:PSo/qIDO
マリの絶対領域っていうか内股のアップのフィルムも存在するの?
確かそんなシーンあったよね
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 03:25:05.37 ID:XEPMRHAo
流れぶった切って悪いけどさ、

ゼル波さんデカすぎない? 旧作だとEVAと同じくらいだったのに……
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 09:08:03.37 ID:av.A4oDO
ていうか何で微妙なとこのを作るんだと
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 12:37:39.58 ID:PYV0Qpk0
>>100
すぐに凹されて消えるからあんまり関係ないとおもったんでしょうよ
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 13:33:02.30 ID:EsIrKrU0
>>100
憎たらしいほどの強さを表現したいみたいだから良いんじゃないかな。でもデカいよなあれ。
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 14:05:41.77 ID:lqlxB4ko
ついでに、

ゼル波さんの肢体にエロスを感じたんだが、俺だけじゃないよな?
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 18:21:22.01 ID:M.YaaEE0
>>104
さすがにあれはない
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 20:18:35.68 ID:WahERcAO
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1274686830/
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 23:26:48.39 ID:ht1xzjIo
ざっと見た感じだと>>86が羨ましいかな、別に性的な意味ではなく
ちなみに俺はゼロ号機がサハクイエルのコアつかんでるとこだった

日曜投下期待
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 16:44:21.47 ID:dFPpxe.o
マダー?
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 18:11:50.14 ID:.HLd45g0
今日は来るかな
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 18:31:04.35 ID:OrtOpa2o
ROBOT魂零号機はWEB限定なんだな
たけぇ
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 20:05:21.80 ID:l/fHhLco
>>110
EVAギターに比べりゃ(
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 00:23:09.67 ID:zKHqXgA0
まだかのう
期待
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:36:39.76 ID:/Y3.8gMo
結局来なかったのか…
せめて生存報告だけでも頼む
114 : ◆RaAAAAaAAU [sage]:2010/05/31(月) 09:01:25.28 ID:3d4tfkAO
>>1です。昨日はすいませんでした。
そろそろ再開できそうです。
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 10:36:47.03 ID:b.shvM2o
よ!
待ってました!!
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 18:28:09.46 ID:t7AAss6o
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーー
117 : ◆RaAAAAaAAU :2010/05/31(月) 22:23:33.63 ID:3d4tfkAO
それではぼちぼち再開します

一方、ヘリ内

冬月「第2、第3芦ノ湖か。これ以上増えない事を望むよ。」

冬月「昨日キール議長から、計画遅延の文句が来たぞ。俺のところに直接。」

冬月「相当苛ついてたなぁ。仕舞いにはおまえの解任も仄めかしていたぞ。」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「ヌオオオオオォオオオオオォォォ!!!!!」

一同「!?」

118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:24:11.45 ID:3d4tfkAO
加持「カ…カット!」

加持「ど、どうなさったんですか司令?」

ゲンドウ「降ろせ!」

加持「……は?」

ゲンドウ「降ろせと言っているのが分からないのか!!」

加持「無理ですよ司令。着陸まではまだ…」

ゲンドウ「ならば飛び降りるまでだァアアアアァアアアァァァ!」

ヒュオオォォオオオオオォォォ…

キョウコ「きゃあ〜」

ヒデアキ「お…おい、本気で脱出口を開けちゃったぞ!」

加持「司令、止めてください!死にますから!」

ゲンドウ「シンジが…シンジが…」

冬月「息子がどうしたと言うのかね…」

119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:24:42.68 ID:3d4tfkAO
ゲンドウ「とにかく嫌な予感がしてたまらない!」

ユイ「…また悪い癖が出たのね」

ゲンドウ「だから私は…」

ナオコ「あの娘(リツコ)のことだから不安だって言うのは、よく分かるけど、そんなことしたら死ぬわよゲンドウ君!」

ゲンドウ「構わん!」

ガスッ

ゲンドウ「」

ユイ「全く、前が見えなくなるんですから…この人は…もう!」

ゲンドウ「」ピクピクッ




冬月(少し碇が羨ましい気がするのは何故だろうか…)

120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:25:12.39 ID:3d4tfkAO
車内

ミサト「いやー、アイスクリームってやっぱ美味しいわね」

リツコ「そりゃあ昔はお金持ちでも食べられなかったんだし。」

マヤ「エスプレッソも美味しかったです!」

ミサト「リョウジがこっててさぁ、自慢じゃないんだけどあの機械、ちょっち高いのよ〜」

マヤ「わあ〜!ヨーロッパみたいでおっしゃれ〜」

シンジ「………」

アスカ「…………」

綾波「…………」

リツコ「な、何か妙な雰囲気ね」ボソッ

ミサト「…そうね。」

121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:26:58.53 ID:3d4tfkAO
マヤ「まぁ、中学生なんですし、仕方ないんじゃ?」

ミサト「普段はすましてるけど意外とウブだったのね…あの三人。」

アスカ(撮影の後もまた…う、うがいしたけど)

アスカ(……どうしよう)

アスカ(シンジっぽい匂いが…取れない…)


もわんもわん


アスカ『んっ……』

ちゅっ



もわんもわん



シンジ「………」さわっ

シンジ(……もう当分、ベーコンエッグは食べられそうにないな)

綾波(どうして私…あの時キス、したのかしら…)

綾波(………アスカの為?)

綾波(………違う。)

綾波(じゃあ、どうして……)


シンジ・アスカ・綾波「……………」


ミサト(な…何なのよコレ!何なのよ!)

リツコ「……アスカの唇、柔らかかったわ///」ボソッ

ミサト「…リツコ、アンタまで乗らんでもいい。」

122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:27:25.76 ID:3d4tfkAO
学校

青葉「お、来たぜ」

日向「遅いですよ〜」

ミサト「ごっめ〜ん!ちょーっち色々あって…」

校長「これはこれは葛城三佐」

ミサト「本日は撮影に協力して頂きありがとうございます。」

校長「いえいえ。ネルフさん直直の頼みですからな、断れませんよ」

リツコ「4月にはあーだこーだ文句つけて貸さなかった癖に…」ボソッ

校長「何か?」

ミサト「いいええ。」

123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:28:02.24 ID:3d4tfkAO
女子生徒「わぁ…碇くんよ!」

女子生徒「キャーッ」

女子生徒「意外とカッコイイよね」

男子生徒「惣流さんはテレビで見ても美人だなぁ」

男子生徒「綾波さんも中々だぜ」

ざわざわ……


シンジ「自分の学校なのに…」

アスカ「なーんか調子、狂うわね」

男子生徒「綾波さん!サイン下さい!」バッ

綾波「えっ……」

男子生徒「僕は体操着に!」

綾波「………」あせあせ

男子生徒「さあ!」

男子生徒「さあ!」

☆<キシャー!

男子生徒「な…なんだこれ……」

☆<らあ゛ぁあああ゛あ!

124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:28:41.79 ID:3d4tfkAO
男子生徒「!?」ビクッ

女子生徒「かっ……」

女子生徒「可愛いぃ!!!!!!!!!」

◇<ラ…ラー……?

女子生徒「変形するんだぁ!ちょー可愛い!」

女子生徒「これ、綾波さんの?」

綾波「ええ……」

女子生徒「確かエヴァに出てきたラミエルだよねー?」

女子生徒「ドラマじゃ変形しないけど…カットされてたんだねー」

◇<ラー

女子生徒「ちっちゃくて可愛いッ!」

女子生徒「欲しい〜♪」


わいわい……

リツコ「一番の人気ものはラミエルみたいね」

ミサト「ふふー。私たちの周りにはだぁれも集まってこなぁーい」

125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:34:35.45 ID:3d4tfkAO
リツコ「しかし、元気よね。この寒さだっていうのに」

ミサト「こちとら厚手のコート羽織ってても寒いってのに…向こうは半袖よ」

リツコ「アイスクリームなんか食べさせるからよ」

ミサト「仕方ないでしょ。…結局カバー仕切れなかったけど」

リツコ「ま、アイスクリームはともかくとして『レイには』いい影響を与えたんじゃなくて?」

ミサト「個人的意見?」

リツコ「専門家としての意見。個人的願望も含まれてるけど」

ミサト「アンタが他人のこと気にかけるなんてね」

リツコ「人気キャラクターであるレイが感情的に成長することがドラマに反映され……」

ミサト「……少しでも感心した私がバカだったわ」
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:35:21.34 ID:3d4tfkAO
ヒカリ「あら。アスカさん久しぶり」

トウジ「やあ。シンジ君。」

アスカ「で、でたわねバカップル!」

ヒカリ「何よ。人を化物みたいに言って〜」

アスカ「化物レベルの気持ち悪さじゃない。妖怪ペトペトね!」

アスカ「どこでもかまわずチュッチュチュッチュ…」

アスカ(……チュー//)

ヒカリ「ふぅ〜ん」ニヤッ

ヒカリ「そう。そう言うこと。おめでとう。」

アスカ「なっ……///」

アスカ「なんでアンタに祝われなきゃならんのよ!」

127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:35:55.79 ID:3d4tfkAO
リツコ「しかし本当に助かるわー。エキストラ代も役者の出演費も浮いて。」

ミサト「もしかしてアンタ、あの三人(ヒカリ、トウジ、ケンスケ)にギャラ、払ってないの?」

リツコ「勿論よ。ちなみにネルフの職員にも…これといって手当ては付けてないし。」

ミサト「労基にでも訴えてやりたい気持ちで一杯だわ」

ミサト「はぁ…ドラマ作りなんてやるんじゃなかったわね」

リツコ「あら、どうして?」

ミサト「最初はね。お金掛かんなくていいかもーって思ったりもしたんだけど」

リツコ「案外掛かるものよね」
ミサト「アンタのせいでしょうが!」ぎゅううぅ

リツコ「ギブギブギブ!!」

ミサト「使徒が来なくなって折角平穏な暮らしを送っていたというのに…」

ミサト「財政難が原因で…なんて天下のネルフが聞いて呆れるわね。」

リツコ「そんなものよ。ミリオンヒットを飛ばしたあの歌手だって、今は健康ランドで歌謡ショウ開いたり…」

マヤ「栄枯盛衰、ですね」

シンジ「随分と深いようで…浅い会話ですね。」

アスカ「何度目よこのくだりは」

128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:36:22.63 ID:3d4tfkAO
リツコ「はい、じゃあいきまーす」

生徒「……始めるってさ」

生徒「すげーすげー」

生徒「エヴァでんのかな」

生徒「でねーだろwwwwwwwwwwww」

生徒「そうだ!写メ写メ!VIPにうpしようwwwwwwwwwwww」

ピロリロリン♪

青葉「そこー!許可なしに携帯で撮らない!」

リツコ「……いつまで経っても始められる気がしないわ」

マヤ「……ネルフでセット組んで撮ってた頃の方がやり易かったですね」


129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:36:53.57 ID:3d4tfkAO
マヤ「はい、スタート!」

加持『はい、加持です。ただいま外出しています。ご用の方は、お名前とメッセージをどうぞ。』

アスカ「キャァアアアアー!助けて!加持さん!何すんのよヘンタイ!キャー!(棒読み)」

リツコ「はいカット」

アスカ「………何よ。」

リツコ「気持ちが入ってない」

アスカ「はぁ?」

リツコ「欲しいのはもっとこう……」

リツコ「ちょっとシンジ君」

シンジ「はい?」

リツコ「………が、……でお願いしたいんだけど」コソコソ

シンジ「ええっ」

リツコ「さぁ!さぁ!」

130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:37:21.43 ID:3d4tfkAO
シンジ「うぅっ……」ジッ

アスカ「?」

シンジ「あ…あ…あ…アスカ、ごめんよ!」




ふわぁさ




アスカ「!?」

男子生徒「オオオオオオォオオオオオォォォ…」

男子生徒「なんて見事なスカート捲りなんだ!」

男子生徒「………赤か」ごくり
アスカ「な……///」

アスカ「何すんのよ!ヘンタイィィ〜!!!!!!!」

131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:37:50.12 ID:3d4tfkAO
ガスッ

シンジ「だっ!だってリツコさんがやれって……」

アスカ「うるさい!バカリツコの言うこと、素直に聞くバカがどこにいるのよっ!!」

リツコ「そう。それなのよ。」

アスカ「は?」

リツコ「出来るじゃないの…アスカ」にこっ

アスカ「何を言ってるのかしら…このパツキンは」

ミサト「久々に出た、いつもの『悪い癖』よ。」


132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:38:59.30 ID:3d4tfkAO
リツコ「さて、次はレイが雑巾を絞ってそれを見たマザコンシンジ君が真っ赤になるシーンなんだけれども」

シンジ「劇中の僕…マザコンなんですか」

リツコ「そう。もうお忘れだとは思うけれど精神異常者でマザコン。そしてファザコン。役満ね。」

ミサト「そんな設定…ちびっこが知ったらきっと、泣くわよ。」

リツコ「ちびっこ…見てるのかしらね。この番組を。」

マヤ「大きいお友達は随分見てくれている様ですが」

ミサト「しっかし、貧相ね。アンタの主婦のイメージが雑巾絞りなんて」

リツコ「主婦らしさの欠片もない人間に言われたくないものね」

ミサト「ケッ」

綾波「?」

シンジ「どうしたの綾波」

綾波「これ、どうするの?」

シンジ「もしかして綾波…雑巾、絞ったこと…ないの?」

ケンスケ「マジっすかぁ!?」

綾波「あなたは黙ってて」

ヒカリ「相当な貧乏でなきゃ普通、ないんじゃないの?」

トウジ「例え君がどんなに貧しくっても…君にこんな汚いもの触らせるなんて僕は出来ないよ」

ヒカリ「トウジ……///」

リツコ([ピーーー])

133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:40:02.22 ID:3d4tfkAO
シンジ「まぁ…仕方ないよね。普段は学校に掃除の時間なんてないし」

アスカ「ぜぇーんぶ掃除ロボットがやってくれるし。」

シンジ「今時雑巾なんて使わないしね」

リツコ「『雑巾なんて使わない』…ジャネレーションギャップを感じるわね」

ミサト「時の流れって残酷ね…」

――――――

トウジ「メーン!!まじめにやらんかい!」

シンジ「ごめん…」

ヒカリ「まじめにやるのは、掃除でしょ!」

マヤ「はいカット。」

マヤ「学校での撮影は以上となりまーす」

リツコ「厄介な上司がいないとスムーズね」

ミサト「今度は司令のせいにし始めたのね」

アスカ「んで、次はどこで撮影?」

マヤ「ええっと学校まで来て、今日はネルフを最後として…次は…」

リツコ「遊園地よ。」

アスカ「ま…マジ?」

リツコ「しかも最近オープンした第三新東京ディスティニーランド。」

アスカ「やったー!シンジ、キツミーマウスよ!キツミーマウスっ!」

シンジ「き…キツミーマウス…?」

ミサト「アスカはまだまだ子供ね」

134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:42:20.04 ID:3d4tfkAO
シンジ「綾波、遊園地って久しぶり?」

綾波「小さいときに司令と良くいったけど…最近は」

シンジ「楽しみだね」

綾波「ええ。楽しみね。」

アスカ「ふんふんふん♪」


リツコ「の、隣の墓地」

アスカ「へぇ〜墓地…それじゃあお墓が見放題ね♪」

アスカ「って…ハァアアアアア!?」

リツコ「ツッコミ、上手くなってるわね」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:44:59.50 ID:3d4tfkAO
ババババババババ………

アスカ「もう…すっごい風…」

リツコ「レイはヘリに乗り込んでねー」

ゲンドウ「シンジ!無事だったか!!」ギュううううッ

シンジ「父さん…恥ずかしいから…」

アスカ「…見渡しても墓、墓、墓か」

綾波「アスカ、ここからツンデレラ城が見えるわよ。」

ミサト「あ、ディスティニーシーの山も見えるわよ」

アスカ「見えたって行けないんだから仕方ないじゃない…」



キツミーマウス♪キツミーマウス♪キッツキッツミマウス♪

アスカ「……またキツミーマウスマーチが聞こえるのが本当にイヤだわ」

綾波「残酷なパレードのマーチね」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:45:59.30 ID:3d4tfkAO
アスカ「……上手いこと言ったつもり?」

綾波「ええ」

アスカ「……」

リツコ「悪いわね。最初は遊園地のシーンも入れる予定だったんだけど尺がどうも…」

アスカ「だったらキスシーンの方、カットしなさいよ!」

ユイ「IKARI YUI 1977-2004…自分のお墓を見るなんて、変な気分ね」

ゲンドウ「それはなんだ、私と結婚して数年でユイは死ぬのか?」

リツコ「まぁ、劇中での話ですけど。」

ゲンドウ「ユイが…死ぬ…」


もわんもわん

中略

もわんもわん





((((;■Д■))))




ユイ「そんなに真剣に震えないで下さい。生きてるんですから。」

137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:47:32.66 ID:3d4tfkAO
アスカ「あの調子じゃアンタのお父さん、ユイママが死んだら、本気で精神病みそう…。」

綾波「死因はストレスね。」

シンジ「はは……」

アスカ「しっかし味気のない同じデザインのお墓がずーっと並んでるなんてちょっと不気味ね」

ナオコ「セカンドインパクトで死んだ人間の共同墓地なんだから仕方ないわよ。」

キョウコ「大量の死者をともらうには場所の確保が最優先でデザインなんて二の次だったから〜」

ナオコ「でもそろそろ落ち着いた頃だしね。出来るだけ凝った感じのお墓に入りたいわ。」

キョウコ「そうですね〜。ナオコさんはどんなお墓が〜?」

ナオコ「そうねぇ。横型の墓石にバラの花なんかがセンスよく彫ってあったり…なんて。」

ユイ「あら、素敵ですわ。縦型も伝統的ですけど、横型も最近増えて来ているようですし。」

キョウコ「ユイママは〜?」

ユイ「私は…『無難』なら何でも良いです。」

ナオコ「そう言えばゲンドウ君と一緒のお墓に入るのよね。」

ユイ「ええ…本気で墓石に非常識的なものを彫りそうで…」

138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:48:05.10 ID:3d4tfkAO
ナオコ「…それはあり得そうな話だわね」

ナオコ「キョウコちゃんは?」

キョウコ「私は、ちょっと変わったお墓がいいな〜って〜」

ナオコ「た…例えば?」

キョウコ「弐号機の形をした墓石とか、きっと堂々としてて素敵ですよね〜」

ナオコ・ユイ「…そうね。」

139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:48:36.22 ID:3d4tfkAO
アスカ「ママ達ったら何を縁起でもない話をしてるのよ」

シンジ「今、母さんが死んだら僕、やっていける自信がないよ」

ユイ「ふふっ。ごめんなさいね。あの人より先に死ぬつもりなんて毛頭ないわ。」

綾波「本当に……?」

ユイ「あらレイ、そんな顔しなくてもいいじゃないの。」

ユイ「私が死んでるのはあくまで『お芝居』よ?」

キョウコ「お墓の話も冗談よ〜」

冬月「………こほん。」

一同「!?」

一同(…そういや、冗談にならない人間が一人、いた…)


140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:50:04.60 ID:3d4tfkAO
冬月「…君たちは分かっておらんな。」

ナオコ「すみませんコウゾウ先生…悪気は……」

冬月「墓石は縦に限る。」

ナオコ「……は?」

冬月「横など邪道だ。ここは日本だぞ。日本人ならば縦に限る。ましてや兵器の形をしたものなど言語道断。」

キョウコ「す…すみません〜……」

冬月「石はだな、やはり御影石の……」


アスカ「副司令、珍しく楽しそうね」

ユイ「最近、お墓を買ったらしいのよ」

綾波「……誰も一緒に入らないのに?」

ユイ「レイ、言葉にも優しさを持ちなさい」


141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:53:21.78 ID:3d4tfkAO
ババババババババ……

アスカ「はぁ…ヘリの下だと余計寒いいいぃ…」

アスカ「私達のコートは?」

リツコ「もう少し待ってて。」

シンジ「制服のまま来ちゃったけど結局学校もあんまり居られなかったし…」

アスカ「いつになったら普通に学校、行けるようになるのかしら」

アスカ「それよりレイ、平気な顔してるけど寒くないの?」

綾波「寒いわ」

シンジ「って良く見ると鳥肌すごいよ綾波!」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:53:58.88 ID:3d4tfkAO
ゲンドウ「赤木君」

リツコ「何でしょうか」

ゲンドウ「…これを、私に言えと」

リツコ「ええ。そのための台本ですから。」

ゲンドウ「私はシンジに、こんな台詞を言わなければならないのか?」

ゲンドウ『もう私を見るのはやめろ』

ゲンドウ『私とわかり合おうなどと思うな』

リツコ「息子と父親が完全に離れて行くきっかけのセリフですもの。」

リツコ「それに既に(劇中で)嫌がるシンジ君に『帰れ』と言い放ったり、エレベーターで睨み付けたりしてるじゃないですか。」

リツコ「何を今更」

ゲンドウ「しかし、その後はこう…シンジの為にプラグをセットしたり誉めてやったり…」

リツコ「撮影の都合上、たまたまです。このまま二人が上手くいったんじゃあ、ただのハートフルロボットコメディになりかねませんわ。」

マヤ「それはそれで面白そうですけど」

リツコ「ここで期待を、希望を裏切ってこそ『エヴァ』であって更なる『社会現象』を巻き起こすんです。」

青葉「クリエイター気取りも良いところだな」

日向「僕はそっくりそのまま君に返してやりたいよ」

143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:54:32.42 ID:3d4tfkAO
ゲンドウ「しかし……」

ゲンドウ「いくら役柄とは言えども、設定が酷似し過ぎていて演技が完全に演技とならん。」

マヤ「まあ、半分ドキュメンタリーみたいなもんですしね」

ゲンドウ「…私はシンジを例え『劇中』でも突き放すことなど出来ない!」

ゲンドウ「私はシンジにもっと私を見てもらいたい!」

ゲンドウ「シンジともっと分かり合いたい!!」

ゲンドウ「私はシンジを愛している!!!」うるっ

シンジ「………」

アスカ「何か反応してあげなさいよ」

ゲンドウ「ううううっ…こんな…こんなこと…」

マヤ「な…泣いちゃいました」

青葉「遂に…司令、キちゃったんですかね?」

ミサト「何だかんだで南極やら、撮影やら、挨拶周りやら、リツコの尻拭いやら、ああ見えても激務なのよ。」

ゲンドウ「ウオオオオォオオオオオォォォ!!!!!!」

マヤ「気の毒……ですね」

144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:55:04.53 ID:3d4tfkAO
ミサト「ねえリツコ、今回は司令に譲ってあげたら」

リツコ「嫌よ。このドラマにはネルフの……」

ミサト「でも、ゼーレからお金を貰って来てくれたり、アンタの尻拭いしてくれたり…ある意味このドラマは司令次第なのよ。」

リツコ「でも…このセリフは…」

ミサト「そんなの演出に任せなさいよ」

ミサト「それにちょっちは感謝の気持ちくらい、示しときなさい。のちのちの為よ。」

リツコ「…………」

145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:55:30.75 ID:3d4tfkAO
シンジ「写真とかないの?」

ゲンドウ「残ってはいない。」

ゲンドウ「この墓もただの飾りだ。遺体はない。」

シンジ「…先生の言ってた通り、全部捨てちゃったんだね。」

ゲンドウ「すべては心の中だ。今はそれでいい。」

ゲンドウ「時間だ。先に帰るぞ。」

リツコ(ヘリ、降下して!)

青葉(ラジャ)


ババババババババ……

綾波「………」

シンジ「父さん!」

ゲンドウ「………」

シンジ「あの、今日は嬉しかった。父さんと話せて。」

ゲンドウ「そうか…」



マヤ「はいカットー!」

146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:56:26.27 ID:3d4tfkAO
ゲンドウ「迫真の演技だったぞシンジっ!」

シンジ「僕はあんまり変わらないっていうか…」

シンジ「父さんの変わりっぷりの方ががすごいよ」

綾波「いつも思うけど、別人みたいです」

アスカ「キリッとしてて、いかにも『司令』って感じよね」

シンジ「何だか、父さんじゃないみたいでちょっとカッコイイや」

ゲンドウ「カッコ…イイ…」

ゲンドウ「ユイ!シンジが私のことをカッコイイと!シンジが私を誉めてくれたぞ!」

ユイ「あらあら、よかったですね」

アスカ「『カッコイイ』って部分しか聞こえてないみたいね」

綾波「いいのかしら…アレで」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:56:54.41 ID:3d4tfkAO
冬月「ふん。普段のお前がなっていないという事ではないかね。」

冬月「そんなことでいちいち騒ぎ立てるとは情けない奴だな」

ゲンドウ「まぁ、共に墓に入る人間がいない奴には分からんだろうが。」

ユイ「あなたっ……!」

冬月「………」ピキッ

冬月「家族がいないことがまるで悪のような言い種だな、碇よ」

ゲンドウ「ふん。お前に情けないと言われる『私』でも『ユイ』と結婚出来たのだ。」

ゲンドウ「情けない私より何かしらの『異常さ』がお前にあったのだろう?」ニヤリ

冬月「その異常な俺に『情けない』と揶揄されるお前は何なのだろうな。」

ゲンドウ「…やるのか?」

冬月「返り討ちにしてくれるわ!!!!!!」

148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:57:21.37 ID:3d4tfkAO
リツコ「…………」

ミサト「不満そうね」

リツコ「そりゃそうよ。字面だけ見れば良い親子っぽいシーンになっちゃってるじゃないの」

ミサト「まぁ死んだ奥さんの写真を全部捨てるってのはどうかと思うけども」

リツコ「私が求めているのは母親の愛情を受けた息子を恨んでるようなそんなダメ親なのよ」

ミサト「……まるで逆だけど今のままでも司令は十分ダメ親だと思うわよ」

リツコ「ちょっとセリフを変えて取り直しかしらね………」

ミサト「無理じゃない?おっ始めちゃったみたいだし」

リツコ「?」

149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:57:49.13 ID:3d4tfkAO
冬月「[ピーーー]ぇぇええええぇええええええ!!!!!!!!!」ガスッ

ゲンドウ「死ぬのはお前だァアアアアァァァァ!!!!人格障害者がァアアアアァァァァ!!!!!!」グワシャッ

冬月「うるさい!社会不適合者がァアアアアァァァァ!!!!!!!!」ボカッ

加持「お二方、お止めになってください!体はもちろんネルフが……」

冬月「既婚者は黙っておれ!!!!!!!!!!!」ガスッ

加持「ぐぇっ!?」

ミサト「ねっ?」

リツコ「『ねっ』じゃなくてアンタの旦那、平気なの…?」


150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:58:32.86 ID:3d4tfkAO
ナオコ「もう、止めてください!お二人共ッ!」

冬月「………止められるか。碇にあそこまで言われて。」

ゲンドウ「……何故だか今日はやけにムシャクシャするのだ」


シンジ「ギクッ」

アスカ「ギクッ」

綾波「…ギクッ」

ミサト「ギクッ」

マヤ「ギクッ」

リツコ「ギクギクッ」

ユイ「どうしたの?急に皆、顔色が悪くなって」

151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:59:01.37 ID:3d4tfkAO
シンジ「ううん!別に…」

アスカ「そうよね!私達別にチューなんか……」

ユイ「チュー?」

ミサト「あ……アスカぁっ!」

アスカ「℃¥$¢£%#&*@§☆!?」

リツコ「いえ、あの……演出上と言いますか……」

ユイ「いいのよー。もう中学生なんだしキスくらい済ませとかなきゃ…ねっ?」ニヤリッ

シンジ「か……母さん……」

ユイ「でも通りであの人がヘリの中で暴れだした訳だわ……」

一同「………」

アスカ「アンタのお父さん、もしかしたらエスパーなんじゃないの?サングラスしてるし。」

シンジ「あれはマジシャンだよアスカ…」

152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 22:59:33.13 ID:3d4tfkAO
ナオコ「聞いたわよー♪アスカちゃんとレイちゃんがシンジくんとチューしたんですって?」
シンジ「や…いや…あれは芝居で…」

キョウコ「照れちゃって可愛いわぁ〜」

ヒデアキ「シンジくん、幸せ者じゃないか!ファーストキッス、セカンドキッス共に可愛い子ちゃんが相手で」

ミサト「お父さんは気持ち悪いから入って来ないでよ」

ヒデアキ「…………!」

マヤ「だ…大丈夫ですか?」

ヒデアキ「…良いんだ。良いんだよ。」ぐすっ


153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:00:00.88 ID:3d4tfkAO
キョウコ「でも良かったわね♪アスカのファーストキッスの相手、シンジくんで〜」

アスカ「………」

シンジ「………」

リツコ「………」

キョウコ「?」

ミサト「いや、あの…アスカのファーストキッスの相手……シンジくんじゃなくて」

キョウコ「なくて〜?」

ミサト「リツコなんです」

リツコ「てへっ☆」

ナオコ「ゴルァァアアアァァアアアア!!!!!!リツコォオオオオオォォォ!!!!!!!」

154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:00:57.27 ID:3d4tfkAO
リツコ「やだ、母さん痛いッ!痛いッ!」

ナオコ「ごめんなさいキョウコちゃん!本当にごめんなさい!バカ娘が……」

キョウコ「いいんですよ〜。ある意味アスカも忘れられないファーストキスになっただろうし〜」

アスカ「そりゃ…一生忘れないわよ」

キョウコ「それに問題は『回数』ですからっ〜」


アスカ「………」ジッ

綾波「………」ジッ

シンジ「えっ?」


155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:02:15.36 ID:3d4tfkAO
冬月「碇には悪いが昔はモテたからな。」

冬月「何度口づけを交わしたか、など覚えておらん。ファーストキッスはたしか幼稚園でみよちゃんだったか。」

ゲンドウ「お前には悪いが、モテない代わりに私は『ユイ』と口付けを交わしている。」

ゲンドウ「結局は量より質だよ。」

冬月「…………」ガタガタ




冬月「……[ピーーー]ぇぇええええええええええ!!!!」



ガバッ




ゲンドウ「………負け犬が。」



ガスッ




冬月「!?」



156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 23:03:21.38 ID:dvGfqF.o
何このオッサンとジジイの醜い争いww
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:03:36.43 ID:3d4tfkAO
バタン

冬月「こ……腰を狙うとは卑怯だぞ碇!」

ゲンドウ「うるさい。とにかく私はムシャクシャしているのだ。容赦をしている余裕などない。」

ゲンドウ「腹いせに今日はお前が動けないことを良いことに、ユイとの初めてのあんな事やこんなことの思い出をたっぷりと聞かせてやる」

冬月「……やめろ!」

ゲンドウ「まずユイとのファーストキッスだが井の頭公園のボートにて。まだ季節があった頃だなぁ…」

冬月「やめろ!やめろ!やめてくれ!」

ゲンドウ「次にユイとの初めてのペッティンg」

ガスッ


ゲンドウ「  」


ユイ「…やめなさい。子供達も聞いてるんだから。」

158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:05:12.12 ID:3d4tfkAO
ピーポーピーポー…


マヤ「冬月副司令は、救護班が運んでいきました。」

ゲンドウ「………」

ユイ「全く、アナタって人は!少しは限度を知りなさい!!」

ゲンドウ「……すまない」

リツコ「とりあえず司令、今回の副司令の治療費は自腹でお願いします。」

ゲンドウ「えっ!?」

リツコ「当たり前です。撮影とは何ら関係ないんですから。」
ユイ「……あなたのお小遣いから引かせて貰いますから」

ゲンドウ「そ…そんな」

アスカ「色んな意味で可哀想ね。アンタのお父さん。」

シンジ「うん……」

159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 23:06:21.38 ID:3d4tfkAO
本日はここまでです。
ではまた明日、もしくは水曜日に。
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 23:14:59.87 ID:YDUcw.I0
ペッティ(ry詳しゴホンゴホン
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 23:20:40.84 ID:mWMo.IDO


>>160
ユイ「……。」^^
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 23:42:54.48 ID:f6p2iJk0
相変わらずのクオリティに安心。なんかスクリプト爆撃きてるスレもあるから気をつけて。
乙でした。
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 00:07:40.54 ID:dPYzS2AO
おっさんども駄目すぎんだろ…

笑わしてもらった、乙!
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 01:56:10.98 ID:GzDpQ6w0
>>157
京都大学なのにわざわざ吉祥寺近辺までデートに行ったの?
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 02:08:34.05 ID:knf/i0Qo
こまけぇこたぁ(ry
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 02:10:15.31 ID:OhGvvW6o
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 03:38:02.36 ID:G2HFqF20

冬月センセって同じ声で墓など生きた人間にはガラクタだとかぬかしたんだっけ
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 19:59:38.75 ID:/PHkN7oo


今日も来るのかなwktk
169 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/01(火) 22:41:17.92 ID:S3ySocAO
こんばんは。それでは再開させて頂きます。
今日は昨日に比べると短めですが…

>>164
補足ですが…
とりあえず二人は冬月先生のストーカーに気が付いていて
それから逃れるためにわざわざデートも東京まで。
でも実は冬月先生も東京までストーキングしていたのでファーストキッスを目撃していました。
でもそれを知らないゲンドウは得意気に話し
一方冬月先生は思い出しながら悶えている。
そんな感じです。
時間が経って忘れてしまってる部分もあるせいか
始めの設定と変わってる部分も色々あるので
完結した後にでも読み直して修正する機会があればなと思っています。
混乱させてしまってすいません…
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:43:03.14 ID:S3ySocAO
再び車内

リツコ「…で、次は一回マンションに帰ってミサトと私の着替えを兼ねて撮影ね」

ミサト「で、どんな素敵なドレスを用意してくれたのかしら」

リツコ「たっかいやつよ」

ミサト「……値段が基準なのね。アンタは」


ミサト宅

ミサト「もう寝なさいよー。明日デートなんじゃなかったの?」

アスカ「そう。美形と。」ガバッ

アスカ「ああ、そうだ、ねぇ、あれ貸してよ。ラベンダーの香水。」

ミサト「だめ。」

アスカ「ちぇっ!ケチぃ!」
ポリポリ

ミサト「子供のするもんじゃないわ。シンジ君は部屋?」

アスカ「篭りっぱなしよ。父親に会うのがイヤみたい。」

アスカ「嫌ならいやって言えばいいのに。日本人てのはねぇ〜。」

ミサト「嫌、って言うわけでもないのよ。それが問題なのよね。」


マヤ「はいカット!お疲れさまです」

キョウコ「日に日にアスカは、演技が上手くなってるわね〜」

アスカ「ありがとママッ♪」

リツコ「私の指導の賜物ね。」

アスカ「……うるさい眉毛」

リツコ「まっ……」

171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:44:24.68 ID:S3ySocAO
アスカ「このスナック、くっっっそ不味いじゃないのよ!何?嫌がらせ?」

アスカ「あと前回の放送、さっき見たけど何あれ」

アスカ「ほっとんど映像の使い回しも良いとこじゃないの!」

アスカ「あんなんじゃ視聴率、とれっこないじゃない」

リツコ「でも…」

アスカ「それにリツコ、センス古すぎ。ラベンダーの香水って、今じゃ滅多に存在しないわよ。」

リツコ「セカンドインパクト前の古き良き時代の貴重品じゃないの!」

アスカ「おばさんの思考ね」

アスカ「お・ば・さ・ん」

リツコ「なっ……」

172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:44:53.62 ID:S3ySocAO
マヤ「やっぱり今日は一段と手厳しいですね…」

ミサト「仕方ないんじゃないの」

アスカ(もぉームカムカするわ!)

アスカ(……何でこんなにムカムカするのかしら)

アスカ(リツコにファーストキッスを奪われたから?)

アスカ(……それもそうだけど)

アスカ(シンジと初めてキスしたの私じゃなくてレイだってことも)

アスカ(なんかムカツクわ)ギロッ

シンジ「ミサトさん、さっきからアスカがずっと睨んで来るんですけど…」

ミサト「色々あんのよ。女の子には。」

173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:45:27.75 ID:S3ySocAO
ミサト「それよりリツコ、何よこのドレス。」

リツコ「高かったんだから」

ミサト「中はともかくこの赤い上着はナシじゃない?」

ミサト「特にこの肩パットが……ねえペンペン?」

ペンペン「クェ……(ナシだな……)」

リツコ「何よ。何よ。みんな揃って私のこといびってっ!」

アスカ「かわいこぶっても、ぜーんぜん可愛くないわよ」



リツコ「……もういやだわ」



マヤ(ちょっとセンパイ、可愛いかったかも…)

174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:45:55.54 ID:S3ySocAO
マヤ「じゃ、シンジくん次は寝ながらお父さんについて葛城さんに話すシーン、撮るから隣の部屋に移動してね。」

シンジ「はい……」

シンジ「ってあれ、暗幕が破れちゃってますよ」

リツコ「んじゃ、黒のガムテープで塞いで」

シンジ「はい……」

アスカ「買い直せばいいじゃないのよ」

リツコ「いい、アスカ、小さな積み重ねが…」

アスカ「の割には大きな積み重ねが大きすぎるのよ」

ガラッ

シンジ「ベッドだ……」

ドタッ

シンジ「疲れた…」

シンジ「このまま寝ちゃいたい……」

シンジ「………」

175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:46:47.39 ID:S3ySocAO
綾波「………」

シンジ「わああ!?」

綾波「驚かせたかしら?」

シンジ「い……いや……」

シンジ「アスカとミサトさんは?」

綾波「アスカは着替え中。葛城さんは赤木博士…リツコ博士の方と揉めてるわ」

シンジ「はは…」

シンジ「そうだ、暗幕直さないと…」

綾波「ねえ、碇くん」

シンジ「何?」

綾波「……アスカのこと、どう思ってるの?」

シンジ「どうって?」

綾波「どう思ってるの?」

シンジ「うーん……」

176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:47:26.83 ID:S3ySocAO
シンジ(5年前にアスカのお母さんとドイツからこっちにきて…それから仕事のとき以外は近所に住んでて……)

シンジ(それで学校でも…ネルフでも一緒で……)

シンジ(ただの近所の子?……違う。クラスメート?……違う。)

シンジ(同僚……これも違う。友達……とも違う。)

シンジ(なら……何なんだ?)

シンジ(敢えて例えるなら…)

シンジ「大切な…人間、かな?」

綾波「大切な…ひと?」

シンジ「うん。守りたい人間。」

シンジ「もちろん、綾波もミサトさんも母さんも…父さんやリツコさんも」

177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:48:14.56 ID:S3ySocAO
シンジ「敢えて言うなら綾波への感情とちょっと似てるかも」
綾波「私と……」

シンジ「うん」

綾波「………もういいわ」

ガラッ

シンジ「えっ、綾波…怒ってる?」

マヤ「あ、シンジくん撮影始めるから」

シンジ「は…はい」

ミサト「全く、アスカが着替えちゃったら時系列的におかしくなるじゃないの……」

リツコ「だから、そのシーンはシンジくんを写したままにして声だけ…ってことにすればいいじゃないのよ」

あまぎぃぃぃぃぃごぉぉぉえぇぇぇえ〜♪

リツコ「はいもしもし赤木リツコですが」

ミサト「………」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:48:41.46 ID:S3ySocAO
加持『ああ、俺だ。セッティングも終わった。司令達も病院から間もなくこっちへ向かうらしい。』

リツコ「了解。こっちも撮り終わったらそっちに向かうわ」

アスカ「やだママァ!この服、送られてきた、だっさいワンピースじゃないのよっ」

キョウコ「可愛いと思うんだけどなぁ〜」

ワイワイガヤガヤ



綾波「………」

綾波(………私は碇くんにどんな答えを求めてたのかしら)

◇<ラー……

179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:49:57.43 ID:S3ySocAO
シンジ「分かってるよ!」

ミサト「これから分かるのよ。」

ミサト「最初の一歩だけじゃなく、その後に続ける事も大切だって言う事が。」

ミサト「とにかく、明日は胸を張っていきなさい。お母さんにも会うんだから。」

ミサト「…じゃ、お休み。」

ガラッ

シンジ「………」

アスカ「ねぇ、明日の服、買ったんでしょ?見せてよ!」

ミサト「フフーン。見たい?高かったんだから。」

アスカ「値段よりセンスよ。」

マヤ「はいカット!」

リツコ「オッケー」

ミサト「ちょっとリツコ、私になに視聴者に誤解を招くセリフを言わせるのよ」

ミサト「まるで私がこのドレスを選んだような感じじゃない」

リツコ「オホホホホホ…」

リツコ「んでマヤ」

マヤ「えっと次は暗幕を剥がしてアスカと、シンジくんのシーンですね」

リツコ「もう3時を回っちゃってるわ。急がないと。」

リツコ「はい。シンジくん。」

シンジ「えっ……何ですかこれ」

リツコ「チェロよ。チェロ。」

シンジ「ぼ、僕チェロなんて弾けませんよ!」


180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:50:27.05 ID:S3ySocAO
リツコ「ああ、バイオリンなら借りれなかったのよー」

リツコ「だから一番形の似てるのを借りてきたんだけど」

シンジ「チェロとバイオリンは別物で……」

リツコ「えっ、無理なの?」

シンジ「断言します。無理です。」

リツコ「じゃあとりあえず弾いてる振りをして。」

シンジ「それならなんとか」

マヤ「でもセンパイ、音声は?」

リツコ「ネルフ職員から草の根分けてでも弾ける人間を探しだすわ」

ミサト「習い事やってたことを後悔するような人間、初めて聞くことになるわね」

181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:50:54.04 ID:S3ySocAO
アスカ「ねえ……このカッコでドラマ出なきゃダメー?」

リツコ「あら、アスカ可愛いじゃないの」

アスカ「アンタの可愛いはあてにならないし」

ミサト「でもアスカが言うほど悪くないわよ。」

ミサト「ねえ、シンジくん?」

シンジ「えっ……」

ミサト「ねっ?」

一同「………」ジーッ

シンジ「か……可愛いと思うよ、アスカ」


アスカ「かっ………」

シンジ『可愛いよ、アスカ』

シンジ『可愛いよ』

シンジ『かわいいよ』

シンジ『カワイイヨ』

アスカ「………///」

シンジ「あ、アスカ!顔が真っ赤!?」

ミサト「シンジくん、グッジョブよ。」グッ

シンジ「???」

182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:51:26.37 ID:S3ySocAO
リツコ「よし。一通り撮り終わったし」

ミサト「じゃあ」

アスカ「行って」

シンジ「きます。」

ペンペン「クギュッ!(らっしゃい)」

シュパッ

マヤ「で、次の撮影場所ですけど……」

アスカ「こうも一日であっちこっちしてると、何だかぐちゃぐちゃしてくるわね」

シンジ「これがまとまって一つの作品になるんだよなぁ」

アスカ「まぁ、リツコ次第だけども」

ミサト「だーいじょぶよ。バカだけど『頭だけ』は良いから。」

アスカ「一番厄介なパターンね」

183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:51:56.80 ID:S3ySocAO
綾波「………」

ミサト「レイ、どうしたの?」

綾波「別に……」

ミサト「ごめんね。今朝のことで…シンジくんとアスカとの距離、おかしな感じにさせちゃったわね」

綾波「………私わからないんです」

ミサト「ほぉ、レイに分からないこと?」

綾波「何だか、アスカと碇くんがキス…したときモヤモヤ…して」

綾波「それから『アスカのこと、どう思ってるか』碇くんに聞いたら…あやふやで…」

綾波「何だか、司令じゃないけどムシャクシャ…したの」

ミサト「ふぅ〜ん」ニヤニヤ

綾波「おかしいこと…ですか?」

ミサト「おかしくないわ、むしろ…嬉しいのよ」

綾波「嬉しい?」

ミサト「何ていうか、ネルフに来たばっかりの頃のレイはドラマよろしく暗かったじゃない?」

ミサト「だからそう言う感情をレイが持つって…すごく嬉しいの。」

綾波「?」

ミサト「ふふっ。そのうちわかるわ。」



184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:55:59.05 ID:S3ySocAO
旧東京・某所

バタン

アスカ「……ってこんなに移動時間、かかるなんて聞いてないわよ」

リツコ「あら。旧東京まで一時間なら上々な方よ」

加持「おー、やっときたきた」

加持「約束の時間を大分オーバーしてるぞ」

アスカ「ここって…まさか」

リツコ「そっ。『時田重化学工業』よ。」

(※時田重化学工業については第七話辺りを参照してください)

ミサト「確かに、宴会場の撮影としちゃピッタリね」

時田「今日はようこそおいで下さいました。」

綾波「……お父さん」

185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 22:59:39.95 ID:S3ySocAO
リツコ「前にも借りたここのホール、また使わせて貰えることになったのよ」

ミサト「申し訳ありません…急に」

時田「いえいえ。」

時田「レイ、元気にしていたか?」

綾波「はい…」

(※時田と綾波は親子。但し母親(ユイの妹)とは離婚。ちなみに『綾波』は母親の再婚相手の姓です。)

時田「ホールのセッティングも新郎新婦、客もろもろのエキストラもこちらでご用意させて戴きました。」

ユイ「すみませんねお義兄さん…」

(ちなみに時田は妹の旦那ですがユイよりも10歳程年上なのでユイは『お義兄さん』と呼んでしまっています)

時田「おや、ユイさん。中で待って頂いてよかったのに」

ゲンドウ「悪いな」

時田「ははっ。ユイさんと司令の為ですから。」

時田「それに元社員とはいえ…霧島の件もありますし」

マヤ「すごいですね。時田重工。あっと言う間に日本屈指の企業に成長しましたし。」

時田「まだまだですよ。現在、JA(改)やS2機関に準ずるシステムの開発中です。」

ヒデアキ「ほう、S2機関に匹敵するシステムか……」

ミサト「お父さんまだ日本にいたの」

ヒデアキ「………」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:00:33.96 ID:S3ySocAO
時田「それに…このドラマの影響かエヴァのようなロボットが欲しいという注文が殺到してまして。」

時田「それも開発しているんですが…どうも上手く行かなくて」

ユイ「と、言うと?」

時田「デザインです。どうもうちの開発にはセンスがないようで……」

アスカ「う……うなぎ?」

時田「みたいでしょ?白くて目がなくて口がひんむいてて……正直……」

綾波「キモカワイイわ」

時田「そうか、キモカワイイか。なら大丈夫だな。これで売ろう。」

アスカ「……どこもかしこも親バカばっか。」

ミサト「ふぅ……」

リツコ「溜め息なんかついちゃって」

ミサト「そりゃつくわよ。私達の馴れ初め…脚色してるけど…自分らで演じなきゃなんないんでしょ」

ミサト「どこの結婚披露宴よ」

リツコ「そう言えばまだだったわね。V、提供してもよくてよ。」

ミサト「結構です!」

ミサト「はぁ……」

ヒデアキ(……これで35回目の溜め息か)

187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 23:02:21.98 ID:c066zwoo
溜め息数えてるのかよwwww
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:03:00.19 ID:S3ySocAO
ユイ「セッティングまでしていただいてごめんなさいね」

時田「いえいえ。エキストラの皆さんも楽しんでますし…」

時田「お二人も本当に披露宴に来たつもりで楽しんで頂ければ」

エキストラ1「おーい、熱燗追加くれ!」

時田「お持ちしなさい」

社員「はい。」

エキストラ1「悪いなねーちゃん」

エキストラ2「今日はラッキーだったな。座ってるだけでタダで飲み放題食い放題出来るし。」

エキストラ1「いやー、面接帰りで助かったよー。一応スーツ着てるからさぁ。恥ずかしくないじゃん?」

社員「あの…お客様、会場ではサングラスを……」

エキストラ2「…あそこにいるヒゲグラサンはいいのか?」

社員「あの方は関係者で…画面にも映られないので……」

エキストラ1「じゃあ俺のことも映さないでおいて。」

エキストラ1「いや、やっぱり自慢したいしな…」

エキストラ1「でもグラサンは顔の一部だし……」

189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:03:30.63 ID:S3ySocAO
マヤ「はーい、じゃあスタートです。」

エキストラ1「って何で俺が上司役でスピーチすることになってんのォオオオオオォォォ!?」

マヤ「声が素晴らしかったので是非」にこっ

エキストラ2「頑張れ長谷川さァアアアアァァァァーん」

エキストラ1「えー、新郎新婦のお二方ご結婚おめでとうございます。」

エキストラ1「いつも三つの袋と言うものを心に…」

エキストラ1「あ、三つの袋と言うのは俗に言う金玉袋にプレイボウイの袋とじそれから耳エロ袋と……(以下、略されました)」


190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:05:20.47 ID:S3ySocAO
マヤ「センパイすみません…どうしましょう……」

ミサト「10分も下ネタ言い続けてたわよ、あのオッサン」

リツコ「『三つの袋と言うものを心に』ってとこだけ使いましょう」

リツコ「とんだタイムロスだわ」

ミサト「そう言えばあの三人。どんな反応しってるかなっと♪」

◇<ラー///

シンジ・アスカ・ゲンドウ「………///」

綾波「………」モグモグ



ミサト(色んな意味で期待外れね)
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:06:01.36 ID:S3ySocAO
リツコ「しかもなかなかケーキ入刀もすっぱりケーキが切れなくってぐちゃぐちゃ。大掛かりな割には使えるシーンの少ないこと。」

ミサト「でも参考にはなったわ。いつかやる私とリョウジとの披・露・宴の。」

リツコ「そんなお金、あなた達にあるのかしら?」

ミサト「他人の心配するよりちょっとは自分の心配でもしたら?」

ミサト「あんたこのままじゃマジでゲロマズよ。」

リツコ「べ…別に私はあなたとは違って一人でも生きていけるわ」

ミサト「ふぅ〜ん。冬月副司令みたいになってもいいのかしら」

リツコ「それは嫌よ。」

ミサト「まぁ、副司令は若い時かなりモテたらしいから。アンタはもっと悲惨なことになりそうだわ。」

リツコ「はいはい。流石は元ミス第2東大さんだこと。」

時田「美味しいか?レイ」

綾波「……あんまり」モグモグ
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:06:27.17 ID:S3ySocAO
時田「すまないな。いつも頼んでる業者が休みでね。」

時田「母さんから…連絡はあったか?」

綾波「いいえ。」

時田「……機嫌が悪いのか?」

綾波「別に……」

時田「どうしましょう」

ゲンドウ「君もまだまだだな。」

ゲンドウ「こう言うときはぎゅっと後ろから……」

シンジ「気持ち悪いよ、父さん」

ゲンドウ「………」


193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:07:11.17 ID:S3ySocAO
加持「いやぁ、参った参った。トイレが混んで混んで。」

加持「しかしリッちゃん、よかったのかい?俺は髭を剃らなくて。」

リツコ「いいのよ。あの時も確か無精髭のまま来てたと思うから。」

加持「……よく覚えてるな」

ミサト「『頭だけ』は良いのよこのバカは」

マヤ「じゃあ始めますので加持さんはアチラで…」

加持「了解。」

ミサト「フーッ!」

リツコ「来ないわね、リョウちゃん。」

ミサト「あのバカが時間通りに来た事なんて、一遍もないわよ!」

リツコ「デートのときは、でしょ?仕事は違ってたわよ。」

加持「いやー、お二人とも!今日は一段とお美し……」

加持「……ちょっと待ってくれ」

マヤ「はいカット」

リツコ「どうしたのよ」

加持「その…」

加持「ちょっと…恥ずかしいな…と」

194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:07:42.18 ID:S3ySocAO
リツコ「何を今更。散々キザなセリフを全国にたれ流してきたじゃない。」

加持「こう…何だか、今回は…やりにくいっていうか……」

加持「リッちゃん、俺はこんなこと言ったかなぁ…?」

リツコ「このシーンからは…ほぼ実際にあなたが言ってたこととセリフは同じよ。」

ミサト「私も覚えてるわ。当時…5年前はよーくキザなセリフ吐いてたもの」

加持「いやはや…お恥ずかしい」

リツコ「劇中のリョウちゃんのセリフは大体は本人からの受け売りよ。まさか、記憶にないの?」

加持「全く。」

ミサト「アンタにとって女の子って性欲の捌け口でしかなかったのね。最悪だわ。」

加持「いや、ミサトとリッちゃんは特別で……」

ミサト「なんで私とリツコが同等なのよー!」

加持「いや、だから……」

エキストラ1「おー、夫婦喧嘩か?」

エキストラ2「犬も喰わねーってやつだな!!」

一同「はははははは」

ミサト・加持「………///」

リツコ「チッ」

195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 23:09:01.62 ID:knf/i0Qo
エキストラ1ってマダオだろ
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:11:20.49 ID:S3ySocAO
ユイ「新婚さんは初々しくていいわね」

ゲンドウ「…思い出すな。あの頃を。」

ユイ「ええ。新婚当初はあなた、毎日のようにおめかししてて。」

ゲンドウ「……ユイに無様な姿は見せたくなかったからな」

ユイ「…まっ///」

そのころ病院では

看護師「ダメですよ冬月さぁん!」

冬月「うるさい!今からユイ君の元へ!」

看護師「そんなに暴れると…」

冬月「……ふが!?」


ボキッ



冬月「 」

看護師「…いわんこっちゃない」

医者「鎮静剤でも打っておけ」
看護師「……はい」

197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:12:05.29 ID:S3ySocAO
アスカ「そう言えばパパとママも新婚さんみたいにラブラブよね」

キョウコ「だけどパパはユーロ勤務だからあえなくって〜。ユーロの研究所って地下でしょ?だから電話も中々できないの〜。」

ナオコ・時田「新婚…か。」

テイク8

ミサト「いつもプラプラ暇そうにしてるくせに。」

ミサト「どうでもいいけど何とかならないの、その無精ひげ。ほら、ネクタイ曲がってる!」

加持「お、お、お…これは、どうも。」

リツコ「夫婦みたいよ、あなたたち。」

加持「いいこと言うねぇ、リッちゃん!」

ミサト「誰がこんな奴と!」

マヤ「カットー」

マヤ「披露宴のシーンは以上で終了です。」

マヤ「時田社長、ありがとうございました。」

時田「いえいえ。礼には及びませんよ。久しぶりにレイとも話が出来ましたし。」

時田「それにこちらからもお願いしたいことがありますからな。」

ミサト「お願いしたいこと?」

時田「ま、それは後日と言うことで。」


198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:12:52.46 ID:S3ySocAO
車内

マヤ「これからネルフ本部に戻って上のバーで撮影です。」

ミサト「マヤちゃんは働き者ね」

マヤ「いえ…私の今の仕事と言ったらMAGIの整備か撮影しかありませんから」

青葉「葛城さん、俺達も徹夜で編集やってること忘れないで下さいよー」

ミサト「そうだったわね。ありがとう青葉くんに日向くん」

日向(み…ミサトさんが俺に…ありがとうって……)カアァ

青葉「日向、顔真っ赤だぞ」

日向「そうか?」ニヤニヤニヤニヤ

青葉「……分かりやすい奴だな」

199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:13:53.62 ID:S3ySocAO
ミサト「でもやっぱり自分達の馴れ初めを演じるのって恥ずかしいものがあるわね」

アスカ「の、割には嬉しそうよね〜。ミ・サ・ト。」

ミサト「ばっ…バカいってんじゃないわよぉ!」

リツコ(結婚…か)

リツコ(恋人すら出来ないのに一体どうすればいいのよ…)

リツコ(どうせ結婚しても母さんの様になるのがオチだろうし)

ナオコ「リッちゃん、今すごく失礼なこと考えたでしょ」


ネルフ内・バー山百合

アスカ「わぁ……」

シンジ「なんかここ、すごくオシャレですね!」

ミサト「そりゃそうよ。ケッコウ予算、掛かってるって話だし」

綾波「初めて…」

リツコ「条例で20歳未満立ち入り禁止。まぁ、今日は特別、レアケースね。」

アスカ「ま、ますたー」ドキドキ

マスター「はい。可愛らしいレディー」

アスカ「ホットネクターを一杯頂戴」ドキドキ

マスター「畏まりました」

アスカ「……ふん。バーもちょろいもんね」

一同(あら、可愛い)

200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:15:24.43 ID:S3ySocAO
リツコ「じゃあ三人はその辺で冷えるから温かい飲み物でも飲んでて。」

シンジ・アスカ「はーい」

ゲンドウ「私達も適当に飲んでいていいか」

リツコ「勿論。どうぞ。」

ユイ「ほどほどにしてくださいね。」

ナオコ「ゲンドウ君、すぐ酔っ払っちゃうから」

ゲンドウ「……ぷはぁ」

ゲンドウ「シンジぃー♪父しゃん、隣にしゅわっても……」

ユイ「はぁ……」

201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:15:59.11 ID:S3ySocAO
リツコ「ちょっとマスター」ボソッ

マスター「はい?」

リツコ「『うっかり手を滑らせて』飲み物の中にお酒を入れてしまうことって、このお店ではあるのかしら」

ミサト「リツコ、あんた何を企んでるのよ」ニヤニヤ

リツコ「……止めないのね」

リツコ「で、あるのかしら?」

マスター「美しいお嬢様方に見とれて『うっかり』ホットネクターやホットココアやホットドクターペッパーの中に『間違えて』ウォッカを入れてしまうこともあるかも知れません」

リツコ「ふふっ、じゃ上着、脱いで置こうかしら」

リツコ「行くわよミサト」

ミサト「何?今あんた他人に鳥肌立たせる魔法でも使ったの?」

リツコ「…うるさい女ね」

202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:16:26.55 ID:S3ySocAO
リツコ「それじゃ、加持くんこれ」

加持「これは……」

リツコ「5年前、加持くんからの京都土産」

加持「いやはや、ラッピングまで。綺麗に保存されてるもんだね」

リツコ「開けてなかったから」にこにこ

加持「あは…そりゃ綺麗なハズだな…」


203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:16:58.65 ID:S3ySocAO
マヤ「それじゃあスタート!」

ミサト「今更何言ってんだか。ちょっち、お手洗い。」

加持「とか言って、逃げんなよ。」

ミサト「ベー!」

加持「ヒールか…何年ぶりかな。3人で飲むなんて」

リツコ「ミサト、飲みすぎじゃない?なんだかはしゃいでるけd…」



綾波「FOOOOOO!!!!!!!!!!!!!」ガタン




加持・リツコ・ミサト「!?」

204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:17:56.43 ID:S3ySocAO
マヤ「カ…カット!青葉さんカメラ、止めてくださいっ」

ミサト「ど…どうしたのよレイ!」

加持「すごいテンションだな…」

アスカ「ミサトミサト!大変なのよ!レイが急に……」

綾波「ふふふふふふふふふ」

ミサト「……そういやレイ、弱かったっけ…」

綾波「そーいや碇くんさぁ〜」

シンジ「は、はい」

綾波「私とアスカのどぉぉおおおっちが好きなの〜?」

シンジ「えっ」

綾波「ねぇ〜、どっちぃ〜?」

シンジ「そんな事聞かれても…」

綾波「私はしれーとアスカならアスカの方が好きよ」

アスカ「……そうなんだ」

205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 23:17:57.23 ID:ecE8Ehko
>>197
アスカパパ遊び人であんなの要らないみたいな描写なかったっけ?
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:18:33.50 ID:S3ySocAO
ゲンドウ「そんな……」

シンジ「あっ父さん…」

ゲンドウ「レイ!今のはどーゆーことら?」

ユイ「もう、あなた!」

ゲンドウ「らまってろ!(黙ってろ)」

ナオコ「…お酒が入ってなきゃ絶対に言えない一言ね」

ゲンドウ「レイ!レイ!小さいときはあんなに…いつから近所のこむしゅめに!」

綾波「だってしれー、くさいし」

ゲンドウ「くさっ……」

綾波「私はアスカが好き〜。でも碇くんはもっと好きよ〜」

アスカ「ど、どさくさに紛れて何いってんのよレイ!」



ワーワーキャーキャー




ミサト「なんか今日は不思議とアンタがまともに見えてくるわ」

リツコ「あらありがと」

207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:28:29.22 ID:S3ySocAO
>>205
確かにそんな設定あったような…?
書いときながら曖昧ですいません。

同一人物でもキョウコにとっての『旦那』とアスカにとっての『父親』は違う。
アスカは多分、父親のことは心の底からは嫌ってないっていうのと、若干発言に皮肉もこもってる。
あとキョウコは『騙されやすい性格』。
仕事だ…と言いながら遊んでる夫に全く気がつかない

ってな感じで補完して頂けると幸いです。
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:29:17.14 ID:S3ySocAO
テイク12

ミサト「終わる気がしないわね」

加持「でも司令もレイも今、丁度寝たところだよ」

ミサト「そう……」

マヤ「じゃ、じゃあ…スタートです…」

ミサト「花火でも買ってきましょうか?」

加持「あー、おかえり。」

ミサト「変わんないわね、そのお軽いとこ。」

加持「いやぁ、変わってるさ。生きるって事は、変わる、って事さ。」

リツコ「ホメオタタチスとトランスサセスセサスね。」

リツコ「………」

ミサト「………すました顔してもごまかしきれないわよ」


209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:31:31.11 ID:S3ySocAO
ミサト「さっぶ」

リツコ「ホントね…」

ミサト「ホントねじゃないわよ。勝手に上着を脱ぐとかなんとか言い出しちゃって。今日は冬日なのよ」

リツコ「ほら、さっきまで旧東京に居たからてっきり」

ミサト「…後先考えずにカッコつけちゃって」

リツコ「暖房はエコキャンペーンで28度までしか設定出来ないし」

アスカ「…リツコも、こうして並べるとまともに見えるんだけどね」

シンジ「昔はカッコよかったんだけどな…リツコさん」

シンジ「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」

アスカ「いや、兆候はあったわよ。連合軍が攻めてきた時、一人だけ優雅にコーヒー飲んでたり。」

シンジ「…すごいや」

テイク21

リツコ「ホメオスタシスとトランジスタシスね。」
ミサト「何それ?」
リツコ「今を維持しようとする力と変えようとする力。」
リツコ「その矛盾する二つの性質を一緒に共有しているのが、生き物なのよ。」
加持「男と女だな。」
リツコ「そろそろおいとまするわ。仕事も残ってるし。」
ミサト「そぉ?」
リツコ「うん。」
加持「残念だな。」
リツコ「じゃあね。」
ミサト「うん…」

マヤ「カット!オッケーです。」

ミサト「よ……ようやくね」

ユイ「お疲れさま。ごめんなさいね。あの二人が…」

ミサト「いいえ。元はと言えばリツコが悪いんですから。」
リツコ「ま…また私?」

ユイ「うちの人とレイ、寝ちゃってるからお先に失礼します。」
リツコ「青葉くん車、手配して」
青葉「了解です。」
ヒデアキ「私もおいとましようかな。」
キョウコ「じゃあ私も〜」
ナオコ「私も先に帰るわ。」
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:32:08.53 ID:S3ySocAO
リツコ「じゃあ母さん、恋からの録画しておいて下さい」

ナオコ「はいはい。」

ミサト「えっと…シンジくんとアスカは?」

リツコ「残ってる撮影、このペースなら明日に回しても大丈夫ですが…」

ユイ・キョウコ「勿論、置いていきます(〜)」にこっ



ミサト「んで、ここはどこよ」

リツコ「道端。」

ミサト「んなこたーわかってるわよ!」

アスカ「っていうか寒いわね…」

シンジ「うん」

リツコ「寒いのは皆同じよ」

ミサト「ってアンタ達、自分達は映らないからってコートなんか羽織っちゃって!」

アスカ「ミサトはまだ上着があるからいいけど…加持さんの方が可哀想よ。」

加持「いやはや…まひっらな…」ブルブル


211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:32:37.52 ID:S3ySocAO
リツコ「はい。じゃミサトここでゲロ吐いて」

ミサト「はぁあ!?」

リツコ「あの時、ゲロ、吐いてたじゃないのよ」

ミサト「な…なんでそんなことアンタが…」

リツコ「見てたから」

ミサト「!?」

ミサト「も、もしやアンタ、付けてたの?」

リツコ「今日辺り来るんじゃないかなーと思って」

ミサト「盗撮魔にストーカーにマッドサイエンティスト…役満なのはアンタの方じゃないの」

リツコ「マッドサイエンティストは余計よ」

リツコ「ほら、吐きなさい」

ミサト「そ…そんな酔ってないし出るもんも…」

ミサト「第一、実際に吐かなくったって…」

リツコ「リアリティの追求よ」

リツコ「じゃあ私が先に吐くからもらいゲロ的な形に…」

リツコ「お…え……う……」

ミサト「わかった!吐くから!やめて!」

212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:33:05.39 ID:S3ySocAO
リツコ「…本気で気分が悪くなってきたわ」

マヤ「センパイ、白湯です♪」

リツコ「マヤ…一瞬天使かと思ったわ」

ミサト「まったく…酔っ払いはどっちよ」

ミサト「それじゃリョウジ、手伝って」

加持「俺の指を君の口につっこめと」

ミサト「ええ」

加持「参ったな…こりゃ」

マヤ「じゃあお願いします。」

加持「行くぞ」

ミサト「ええ……ォオオオオオォォォ(ry」


あまりにも見苦しいため省略されました。
お口直しにセクシーな赤木リツコ博士の白衣水着姿をご想像下さい!


213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:33:34.01 ID:S3ySocAO
ミサト「………はぁはぁ」

加持「いい年して、戻すなよ。」

ミサト「悪かったわね、いい年で…」

加持「年はお互い様か…」

ミサト「そーよー…」

加持「葛城がヒール履いてるんだもんなぁ。時の流れを感じるよ。」

ミサト「無精ひげ、剃んなさいよ。」

加持「へいへい。」

ミサト「後歩く。ありがと。」

加持「……ん。」


マヤ「カットー!お疲れさまです」

リツコ「じゃあ処理はリョウちゃんよろしくね」

加持「ええっ」

マヤ「ああ、その必要はないみたいですよ」

日向「あ、僕がやっときますから」
加持「悪いな日向くん」

日向「いえいえ」

日向(……ひゃっほぉォオオオオオォォォ!!!!!!!)

アスカ「……壮絶ね」

214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:34:08.11 ID:S3ySocAO
シンジ「今思えば僕らはキスくらいで済んでよかったのかも」

アスカ「……くらい?」

シンジ「吐くよりかは…」

アスカ「……私はキスの方が嫌よ。」

シンジ「あっ……そんなに…やだった?」

シンジ「……ごめん」

アスカ「……アンタにしたことじゃないわ。アンタがされたことに対してよ」

シンジ「えっ……」


チュッ


シンジ「!?」

アスカ「皆が見てない前だと…これが『初めて』よね?」

シンジ「えっえっ……///」

アスカ「ば……バカっ。照れてるんじゃないわよ」

アスカ「その…忙しくってあの時、歯を磨いてなかったから…口がベーコン臭い女だと思われたくないだけ。勘違いしないでよね!」

シンジ「自覚あったんだ…」

アスカ「この…バカシンジ!」ガスッ

シンジ「な、なんで殴るんだよぉ!」

リツコ「あっちは元気そうでなにより」

マヤ「子供は風の子っていいますからね」

215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 23:34:45.73 ID:S3ySocAO
本日はここまで。水曜日か日曜日辺りに更新します。

ではではっ
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/01(火) 23:36:38.14 ID:ecE8Ehko
>>207
把握
長期連載で設定が変わるなんてよくあること
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 04:58:35.86 ID:JYqAAkDO
エキストラ1 グラサン、髭、MA-DA-O
エキストラ2 銀髪、着物、死んだ魚の目

旧東京だからかぶき町近いものな。
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 11:25:13.74 ID:6XZ4CwIo
乙乙
1月ぶりに来たが楽しませてもらってますお
219 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/02(水) 12:29:44.35 ID:tnE2zEAO
それでは再開します。やけに長い気がした嘘と沈黙編を完結させます。
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 12:30:31.27 ID:6XZ4CwIo
お、今日久々読んで久々遭遇するとはなんたる
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/02(水) 12:30:45.52 ID:tnE2zEAO
リツコ「次のシーンで外はおしまいだから」

ミサト「……やっとね」

リツコ「んじゃ、最後にこのタイミングで二人がキス。よろしく」

加持・ミサト「ええっ」

リツコ「あの時もゲロ吐いたまんまでチューしてたじゃないのよ」

加持「いや、あれは…テンションって言うか…」

ミサト「そ、そんなとこまで見てたの!?」

リツコ「そりゃミサトとリョウちゃんが復縁する記念的な瞬間ですものー」

ミサト「こいつ……」

ミサト「せめて、口ぐらい濯がせなさいよ」

リツコ「嫌よ。」

ミサト「……殴り殺す」

リツコ「殺人予告?やだ怖い。」

ミサト「こいつぅ……」

加持「いいよ。ミサト。」

ミサト「リョウジ…でも……」

加持「お前なら構わないさ。」

ミサト「リョウジ……」

加持「ミサト……」


リツコ「チッ」


222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:31:39.21 ID:tnE2zEAO
ミサト「子供なのね。シンジ君に、何も言う資格ない。」

加持「もういい!」

ミサト「その上こうして都合のいいときだけ男にすがろうとする、ずるい女なのよ!」

ミサト「あの時だって、加持君を利用してただけかもしれない!嫌になるわ!」

加持「もういい!やめろ!」

ミサト「……自分に、絶望するわよ!」

ヌチュッ

加持「んっ……」

ミサト「ん……」

ミサト(こうなりゃ意地よ、意地)

アスカ「これがお…大人のキス……」

マヤ「し、舌までいれてます…。」

青葉「猛者だ……」

223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:32:18.80 ID:tnE2zEAO
加持(……やっぱりモラいそうだな…こりゃ)

ミサト(リツコ〜さっさと……)チラッ

リツコ「………ふぅ」ぷはぁ

リツコ「電子タバコが美味しいわ」

ミサト(アンニャロォオオォォオオオオオォォォ…)



そのころ

日向「回収完了……」

日向「…………ハァハァ」



224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:32:44.94 ID:tnE2zEAO
翌日・ネルフ

リツコ「昨日はお疲れさまでした。」

ミサト「ホントよ」

リツコ「ミサトが疲れた原因は別にあるんじゃなくて?」

ミサト「なっ……///」

シンジ・アスカ(昨日…ジュースにお酒を混ぜられたせいか途中から記憶が……)

綾波「おはよう」ケロッ

アスカ「……っていうか、あれだけ暴れたのによくケロッとしてられるわね」

リツコ「とにかく本日は残りのネルフでのシーンと、追加シーンを撮ります」

アスカ「追加ぁ?」

リツコ「それじゃあレイ、裸になって」

綾波「はい」ヌギッ

225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:33:30.93 ID:tnE2zEAO
アスカ「ちょっとまてぇぇい!!レイも納得してぬがなぁぁぁい!!」

綾波「…今日は暑いし問題ないわ」

アスカ「そう言う問題じゃないのよアンタ」

リツコ「何よアスカ。アナタが脱ぎたいの?ダブルスコアで差をつけられてるからって必[ピーーー]。」

アスカ「んな訳ないでしょうが。条例だかなんだかが可決されて未成年の裸が…」

リツコ「だから今のうちにやっておこうかなって」

アスカ「……良心とか良識とか罪悪感ってもんがないのね」

リツコ「ないわよ。これは純朴な少女の生まれたままの姿をいやらしいとする社会へのアンチテーゼだし」

ミサト「随分と私欲にまみれたアンチテーゼね」

226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 12:33:48.07 ID:BS1U2ngo

またきたーーー
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:34:21.11 ID:tnE2zEAO
ドグマ内・倉庫

リツコ「急回装置、ここにあったのね」

マヤ「これだけは据え付けで第二発令所には移せなくて…。」

ミサト「確か電極を流したL.C.Lの中に入るとたった10分で12時間の睡眠と同じ効果が得られる…ってやつよね」

マヤ「ちょっと設定を弄れば栄養補給や傷の治療も可能です。」

青葉「ただ、電気代がバカみたいに掛かるのが難点…なんですが」

リツコ「…これはまだ役に立つからまだしも、本当ロンギヌスの槍って邪魔くさいわよね。」

日向「仕方ないですよ。決議で保管すると決まってしまいましたからね。」

リツコ「トレジャーファクトリーとかで売れないかしら?」

ミサト「聖なる武器も堕ちるとこまで堕ちたわね」

228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:34:58.98 ID:tnE2zEAO
ゲンドウ「待て!私は認めない!」

リツコ「あら、売るなんて冗談ですよ」

ゲンドウ「そちらはどうでもいい。私が認めないのはレイが全裸になると言うことだ。」

綾波「私は構いませんが」

ゲンドウ「レイ、お前が良くても私がダメなのだ。」

ゲンドウ「全国にレイの裸を晒すなど保護者として頑と……」
リツコ「と言いましても第伍話でシンジくんがレイの…」

ゲンドウ「アレは仕方あるまい。『事故』だからな。」

リツコ(劇中と言えども自分の息子の事は正当化するのね)

229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:35:28.15 ID:tnE2zEAO
ミサト「どうすんのよ。頑として認めないつもりよ」

リツコ「副司令と一緒に入院してくれれば良かったのに」

アスカ「…最低ね」

マヤ「あの…センパイ。これ……」

リツコ「何よそれ」

マヤ「ボディスーツです。肉眼で見るとただの肌色の下着にしか見えませんが」

マヤ「カメラからは……」

ミサト「あら、脱いでるみたい」

マヤ「第二東映が開発したんです。ベッドシーンを撮るとき役者さんがやり易いよう作られたんですが……」

リツコ「…………」

マヤ「納得いってないみたいですねセンパイ」

230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:36:40.99 ID:tnE2zEAO
リツコ「実際に脱ぐからいいんじゃない。脱いでるように『見える』なんて…」

青葉「雑誌版のTOLOVEるくらい味気ないですよね。」

リツコ「……青堀くんが何を言ってるのか良くわからないけど、とにかく妥協は出来なくてよ」

青葉「………」

ミサト「でも、司令は最高指揮官。基本放置だけど敵に回すと厄介よ?」

リツコ(確かに…一番行動が読めないのは司令…ね。)

リツコ(今度は反省部屋じゃすまないかも知れない)

リツコ「…わかったわよ」

ゲンドウ「待て、私はそんなに納得していないぞ」
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:39:01.01 ID:tnE2zEAO
マヤ「じゃあスタート!」

ゲンドウ(何だか腑に落ちないな…)

綾波「…………」

こぽぽ…

ゲンドウ「…………」ジッ

ミサト「ぷふっ……」

リツコ「ふふふふふ…」

一同「ふははははははは!」

ゲンドウ「???」

マヤ「か…カット……」ぷるぷる

ゲンドウ「な…何がおかしい」

ユイ「ふふふふ……」

シンジ「父さん…なんか変質者みたい……ぶふっ」

ゲンドウ「へっ……」

232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:40:58.94 ID:tnE2zEAO
ゲンドウ「………」パチン

ゲンドウ「連れていけ」

諜報部員「はっ!」

リツコ「ちょ……何するのよ!」

リツコ「イヤァァアアァァァアアアァァアア!」ズルズル

マヤ「残ってる合成用の撮影のリリス役…誰にしましょう」

ミサト「司令で良いんじゃない」

マヤ「……ですね」

233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:46:50.81 ID:tnE2zEAO
  .;,r .,r_,,  .., ., " ,' ,r,..|.,i     .、.、; 、    .', ョ.,',i   'i .i  .!
  ./ ./ | .,ノ/.,イ !'"l゛,,' .l/.' ,.    ` l  .l ..'v-―― ! !l,! !   ! .}、,!
 │/ | / .,!,i"′l` テ ,、-\,゛;;;;;;ッ /    '、 ..゛‐''" ̄゛.l!.゛ `、  | l゛ .` l_,,
  l / ./"..i〃  ∠__ ,,`' ,ヽ              ン---)、 l′  '、、
  .l!./   "` ./      `゛'〈|L.l      i     ./     .ヽ     .`‐
 /     ./         `', !、 │  .| .,,,..,、 /       `'、
ヾ      /    ウ      l |゛  {   l′ 八    ワ   \
      /             l       !./″ヽ         |
     l',             / ̄'i  .,--_,, . l.   .ヽ        /
     .! ヽ        ,i'゛   .!  −  .l.    ' ,       .,'
    │ ' ,.     ,, ┤    /        .l,    `t-,,,   _./  次回予告……
    │ .'-,゛'―-‐'" ../     /         ',    ,! '`-ニ l゛
     ゛l  .二ニ-;;,'/     /          l    `-, ..`〜 !
     l    `゛ /     /              l     ..l,   !
      ',     /     ../     ,.、  ,,、    l     l .,ノ
      ′   `     ヾ     ゛  ゛     l
増える借金
進むマンネリ化
忘れられているようだがこれはネルフの命運をかけているドラマ
焦るリツコに選ばれた『子供達』の運命は。

さぁて次回も
ウワァアアアアアァアアアアァァァァ!!!!!!!
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:47:37.21 ID:HzXDboM0
ttp://jlab-tv.uploda.info/2/s/tv1275411355775.jpg
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:50:24.67 ID:tnE2zEAO
嘘と沈黙編はここまでですが
今日は続けて死に至る病編もお送り致します。
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:53:04.13 ID:tnE2zEAO
碇家の朝は早い

シンジ「ふぁっ…」

シンジ「おはよう…」

ユイ「おはようシンジ」

ゲンドウ「目が覚めたか」

ゲンドウ「どうだ?久々の自宅は」

シンジ「どうもこうも…」

ゲンドウ「今日の朝食のパンは私がトースターで焼いたんだ」

シンジ「焼いたっていうか父さんは『入れた』だけだよね?」

ゲンドウ「………」

ユイ「こら、シンジ。これでもお父さんは頑張ったんだから」

ゲンドウ(『これでも』……)

237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 12:53:20.84 ID:AxQAztoo
wwktk
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:56:43.71 ID:tnE2zEAO
綾波「おはようございます」

シンジ「おはよう綾波」

ユイ「おはようレイ」

ゲンドウ「今日のパンは私が……」

綾波「じゃあいりません」

ゲンドウ「………」

綾波「ラミエルさん、充電してあげる……」

◇<ラー

239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:57:35.48 ID:tnE2zEAO
ネルフ・エントランス

アスカ「……それで司令、今朝会ったときに元気がなかったのね」

シンジ「それくらいで?」

アスカ「そうよ。何だかんだで構ってくれそうな人間って冬月副司令くらいなもんでしょ」

アスカ「今回は副司令だけ入院しちゃってるみたいだし」

シンジ「自業自得じゃないかなぁ……」

ミサト「シンジくんも苦労が絶えないわね」

アスカ「で、ずっと外が騒がしいのは何で?」

シンジ「ここに来るまで記者みたいなひとが追いかけてきたけど……」

リツコ「それはね、私が新聞社にファックスをばら蒔いたからよ」

ミサト「……まぁたアンタの仕業か」

240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:59:07.45 ID:tnE2zEAO
リツコ「私は思ったの」

ミサト「はいはい」

リツコ「初志貫徹。マンネリ打破……お分かり?」

シンジ・アスカ・綾波「ぜんぜん」

リツコ「このドラマを撮りはじめたばかりのころ、アスカが参加したてのころ…それに比べて今の状況は何よ。」

アスカ「やっと慣れてきたかな…って」

綾波「なんかこう、ふっ切れたわよね」

リツコ「そう!アナタ達は擦りきれてしまったのよ!潤い!潤いが足りないの!」

アスカ「…って言ってもマンネリ気味だし。」

シンジ「最近僕らは空気だし。」

綾波「適応してしまったの。赤木博士の行動に。」

リツコ「最近、視聴率が伸び悩んでいるわ。」

アスカ「……これが原因だと」
リツコ「そうよ!だから『新しい風』を入れるの!」

ミサト「……大体新キャラって失敗するけどね」

リツコ「大丈夫よ。『新キャラ』であって『新キャラ』じゃないから」

一同「?」


241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 12:59:46.25 ID:tnE2zEAO

きゃっきゃっ♪うふふふ♪

アスカ「そういや発令所の外もなんだか騒がしいわ」

リツコ「それじゃマヤ、中に入れて」

マヤ「了解です♪」

マヤ「みんなー!はいって〜」

「はぁい!!!!!!!!」



アスカ「ってええっ!」ビクッ

「おはようございまーす」



綾波「子供が…さんにん?」

シンジ「しかも僕らに……そっくり?」




ちびシンジ「こんにちは!ちびシンジです!」


ちびアスカ「ちびアスカよ!」


ちびレイ「……ちびレイなの」


242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:01:23.65 ID:tnE2zEAO
シンジ「ああ…どうもご丁寧に…」

ミサト「『ちびアスカ』って…」

リツコ「役名でもありこの場所での呼び名でもある」

アスカ「いや、この子達の本名は?」

リツコ「ないわよ。あっても現時点から撮影終了まで抹消するわ。」

リツコ「私達と同じ気持ちで仕事をして貰いたいから」キリッ

ミサト「最近ツッこむの飽きてきたのよね。アスカ、代わりにやってくれない?」

アスカ「私だって嫌よ。…そうだアンタ、『ちびアスカ』なんでしょ。アンタがやりなさいよ。」

ちびアスカ「リツコ、あんたばか?いみわかんないわよ!」



ちびアスカ「……こうですか?」


一同(か・わ・い・い!)


243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:03:56.16 ID:tnE2zEAO
ミサト「しかし、これほどまでに声も顔も喋り方も似てる子役、良く見つけてこれたわね」

マヤ「第二東映の総力をあげて、探し出しましたからッ!」

マヤパパ「いやぁ、大変だった。一万人の中から選んだ三人だよ」

シンジ「一万って…すごい」

アスカ「アンタ、すごいのね」

ちびアスカ「えへへ〜」

ミサト「あ、マヤちゃんのお父さん、お久しぶりです。こんにちは」

アスカ「……あれ誰?」

シンジ「マヤさんのお父さん。第二東映の社長さんなんだって。」

アスカ「ま、マヤって社長令嬢だったの?」

シンジ「あれ…前に話さなかったっけ…」

アスカ「最近記憶があやふやで」

シンジ「……奇遇だね」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:05:12.80 ID:tnE2zEAO
マヤパパ「マヤがお世話になっております。」

ミサト「こちらこそ。使徒のお金の支払いが遅くなってしまったり…」

マヤパパ「いや、レリエルの件ならこちらも少し『オプション』をつけたかったものでして」

ミサト「オプション?」

マヤパパ「この不景気だからこそパーッと!」

ミサト「パーッと…ですか」

アスカ「親子共々変わってるのね」

ちびレイ「………」クイクイ

リツコ「なぁに?」

ちびレイ「ばぁさん、おなかすいたの」

リツコ「ば……」

リツコ「…………」ピキッ

ミサト「ってリツコ、あんた何子供の首に手ぇかけてんのよ!!!!!!?」

アスカ「…ちびレイは本人と似て中々くせ者ね」

綾波「ちびアスカも本人に『似て』とても可愛いわね」

アスカ「……アンタ静かにケンカうってるの?」

245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:06:09.41 ID:tnE2zEAO
スッ

ちびシンジ「けんかはやめてください。おうつくしいレディーのおふたり!」

綾波・アスカ「……えっ?」

ちびシンジ「ぼくは…あなたがたのきずつくすがたをみたくないのです。」

アスカ「ず…随分キザなセリフ、覚えてるのね///」ドキドキ

綾波「………///」ドキドキ



シンジ「…………」

ミサト「似てもにつかないわねwwシンちゃんとちびシンちゃんww」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:06:36.37 ID:tnE2zEAO
リツコ「で、さっきまで三人のお披露目をしてたの。マヤのお父様と一緒にね。」

アスカ「それでエントランスが混んでた訳か」

マヤパパ「それではそろそろおいとましようかな。」

マヤパパ「その前に司令に挨拶をしたいのだが…」

シンジ「父さんは今、母さんと一緒に病院に行ってます」

マヤパパ「病院?碇司令は具合でも悪いのかい?」

シンジ「いや…あの…その逆といいますか……」

マヤパパ「?」

綾波「お見舞いにいってます」
マヤパパ「そうか。なら仕方ないな。じゃあマヤ、しっかりな」

マヤ「はい。」

ミサト「………最初は親バカに見えたマヤちゃんパパが今はまともに見えるわね」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:12:56.38 ID:tnE2zEAO
リツコ「じゃあ、撮影のあるちびシンジくん以外は帰って良いわよ」

ちびアスカ「えー、やだぁ!見学していきたぁい」

ちびレイ「………」こくこく

ちびアスカ「ママもいいっていってるしおねがいします!」うるうる


リツコ「……どうするミサト」

ミサト「な、なんで私に振るのよ」

ちびアスカ(ふふふふ…揺れとる揺れとる)

ちびレイ(相変わらず腹黒いのね)

ちびアスカ(うるさいわね。こうでもなきゃこの世界生きていけないのよ大根役者)

ミサト「ん〜…親御さんもいいって言ってるなら…」

ミサト「邪魔しちゃだめよ?」

ちびアスカ「ありがとう〜」にこっ

アスカ「………」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「何か気に食わないのよね。あのガキ。」

シンジ「あのガキってアスカ……」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:20:12.96 ID:tnE2zEAO
リツコ「それじゃあ撮影を兼ねてシンクロテスト、始めるから着替えてね」

ちびアスカ「しんくろてすと?」

リツコ「……ミサトお願い」

マヤ「センパイ、子供苦手なんですか?」

リツコ「12歳以下はちょっとね…」

ミサト「えっと。簡単にいうと……」

ちびアスカ「うんうん」

ちびレイ「なるほど……」

アスカ「……何か微妙にタイムロスしてるんだけど」

シンジ「仕方ないよアスカ、相手は子供なんだし」

アスカ「子供子供って甘やかすから!」

ちびシンジ「すみません…あすかさん」

アスカ「あ、アンタは…」

ちびシンジ「ほんらいならぼくがあの3にんをまとめるべきなのに…」

アスカ「い…いいのよアメ、食べる?」

ちびシンジ「ありがとう」にこっ

アスカ(ほ…ホント顔は小さい頃のシンジにそっくりよね……///)

シンジ(……アスカも十分甘いよなぁ)
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:20:51.97 ID:gK81AD2o
ちびども可愛いな・・・
ちびアスカくれよ
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:26:44.40 ID:tnE2zEAO
サツキ「パイロット、搭乗完了しました。」

リツコ「マヤ、準備は?」

マヤ「エントリープラグの方も完了しました。」

リツコ「んじゃあLCL注水開始」

リツコ「………」

ちび一同「わあああぁ……」

ミサト「見てて楽しい?」

ちびレイ「たのしい。すごく。」

ちびアスカ「ここはすごくかわった現場です!」

ミサト「うーん…他のドラマの現場、行ったことないから分からないんだけど」

ちびシンジ「女優さんよりうつくしい女性がたくさんいて、さいこうです!」

ミサト「まっ、上手なのね///」

リツコ「……このちびシンジ君だけは可愛いく見えてきたわ」

ちび一同(………にやっ)
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:55:57.54 ID:tnE2zEAO
ちびシンジ「あの…ちょっと僕ら、おトイレに」

ミサト「あら、場所わかる?」

ちびシンジ「へいきです。」

ミサト「そう。気をつけて行ってらっしゃい♪」


ネルフ・トイレ

ちびアスカ「ふん、作戦通りね。みんな私たちの魅力にメロメロよ!」

ちびレイ「『この作品』を乗っとるなんて…上手く行くのかしら」

ちびアスカ「いくわよ!あのデカ物3人の代わりに私たちが主役を乗っとる。」

ちびアスカ「その為に周りの大人達をメロメロにして、お気に入りにしてもらうの!」

ちびシンジ「……まぁミk…じゃなくてちびアスカの思惑は別として、僕は綺麗なお姉さんが好きだから良いんだけど」

ちびアスカ「いい、アンタが協力してくれないと私のでっかいのと赤目青髪と金髪ババアの3人が厄介なんだから」

ちびシンジ「ババアって失礼だよ。まだまだお姉さんだ。」

ちびアスカ「残りの大人は大根役者、アンタに任せたわよ」

ちびレイ「ちびシンジくんがやるなら私もやる」

ちびアスカ「ふふふふ…見てなさいよ中坊3人組ッ!」



加持(……内緒話をするのに無防備なのはやはり子供か)
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 13:58:31.15 ID:tnE2zEAO
本日分はここまでです。
それではまた来週!
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 14:30:45.51 ID:gK81AD2o
次回も
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 18:11:47.56 ID:ESvimgE0
              _,...,,,ヽ、,,....---..、,_
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         ``''``iヾ. `‐' ,i         |:::::::::::::::::::::::::::::::::;:::;;'i
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             |:::::::ヽ,  `"~´   /: |::::...::::|`l.i、_'-'‐";: '゛ i:!          サービスサービスぅ
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     _       .|::::::::::',  ヽ_ |.|      "i.:::::::|',:|ヽ.|      | ヽ',   i ̄〉、_  ヽ
  (二二....,,_ ̄`,` .、_.!::::::::::::'.,  ``||        ',:::::::!,;iヽi      |   '  / ./  >、 ',-,
   ,.. -‐ブ. ‐'"   `` 、;:::::::ヽ   |、    ..:i i:::::::::! |       |    /=:/ //´ i、i‐、
 ,‐'゛, -‐と), ィニ=.、_    ヽ;::::|.i  |. \  ..:::::::i i::::::::| |       |/'"/:://..:::  ン |
 `~´   `T-―i‐<``_`‐  \| i  i   `‐、::::∧..|:::;;:i  |     |'"/::/‐'"_;;:、-‐'"´ノ'|~
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                         |        |    i  |          i
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 18:48:02.91 ID:77vKOMDO
来てたのか乙!

相変わらずゲンドウはかわいいな
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 22:42:05.35 ID:lu9eLUAO
乙!!
次回も楽しみにしてる!
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 00:47:14.85 ID:WAt6q6AO

もう半分くらいかぁ
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 01:58:38.84 ID:HvaccoAO
半分過ぎたな。完結は半年後くらいか
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 02:58:08.52 ID:AfeayhA0
なんだろう無性に指令を慰めたい
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 14:06:56.76 ID:gg9vzEAO
ちびアスカかわいいよちびアスカ
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 21:02:37.12 ID:bI598CMo

溜めてた分一気に読んだら疲れた
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 22:10:37.31 ID:HvaccoAO
書く方はもっと疲れるだろうな
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 00:48:38.14 ID:5uh1cAAO
やっぱり破は面白いなぁ。届いてからもう10回は見てる
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 00:50:50.77 ID:f3nMbUko
本編だとすげー暗いんだけどなこの辺wwwwww

乙、完結頑張れ
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/05(土) 01:28:18.02 ID:mnkcSw60
乙!
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 00:55:24.62 ID:sDYziK60
いま読んだ

乙!
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 02:04:52.17 ID:yuLi5EAO
今週末は無しだったか…
268 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/07(月) 22:01:47.57 ID:OhkHFAAO
こんばんは。
こっそりゆっくり再開。

269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 22:02:27.55 ID:YT554Owo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:04:32.21 ID:OhkHFAAO
日向「ミサトさん、なんだか疲れてません?」

ミサト「いろいろとね、プライベートで。」

リツコ「加持君?」

ミサト「うるさいわねぇ!どう?サードチルドレンの調子は?」

マヤ「見てくださいよ。」

ミサト「どれどれ…」

ミサト「お〜!これが自信につながればいいんだけどねぇ。」

サツキ「はいカット!お疲れさまでした。」

リツコ「悪いわねサツキ。全く、リョウちゃんったらカメラマンのくせにどこいっちゃったのかしら。」

ミサト「ねぇ、リツコ」

リツコ「何よ」

ミサト「散々前回まで風呂敷広げてきたけど回収…出来るの?」

リツコ「あら、ミサトも遂にやる気を出してくれたのかしら」

ミサト「失礼ね。前々からちゃんとやってたわよ。」

ミサト「まぁ、何だかんだで相変わらず財政難だけど、何とかやっていけてるしね。」

日向「今やポスト仮面ライダーとまで言われてますからね。DVDの売り上げも好調です。」

マヤ「先日放送された『シンジ・レイ・アスカのネルフな放課後』の初回も中々の聴取率で、巨大掲示板では3日で200スレを突破しました。」

青葉「現在レイのキャラクターソングもテスト段階、只今碇司令のキャラクターソングも現在作詞作曲中です」

マヤ「何故か人気なんですよね、碇司令。」

マヤ「イメージが壊れること必至なんで、とりあえず取材は全て断っていまして…アスカやレイみたいに露出は多くないんですが」

ミサト「…まさか息子より先にリリースされるなんてね」

271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:06:15.36 ID:OhkHFAAO
ミサト「とにかく、こんなに盛り上がっちゃってる訳だし、下手な終わり方したら今後のDVDの売り上げにも影響してくるわよ。」

ミサト「あと拾話なのよ?何とかなるの?」

リツコ「回収できなかった時はできなかった時よ。」しらっ

ミサト「…後生に『エヴァンゲリオン詐欺』なる言葉が残されそうなもんね」

リツコ「話題になって丁度よくてよ。」

リツコ「それより、2週間振りのエントリープラグ、気分はいかが?」

アスカ「悪くないわ。」

綾波「問題ありません」

シンジ「僕は何故か気分が優れません」

リツコ「気のせいよ。」

272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:06:52.56 ID:OhkHFAAO
マヤ「今回もテスト、問題ありませんでした。」

リツコ「そう。じゃあこのまま撮影に移行するわね。」

リツコ「三人とも、そのまま通信を繋いだままにしておいて頂戴。」

アスカ「エントリープラグ内の撮影って台本持ち込めないから嫌よね。」

シンジ「滲んじゃうしね…」

アスカ「滲まない紙とかあるでしょうに。それに印刷するとかしてくれないの?」

リツコ「予算がないの」キッパリ

アスカ「[ピーーー]。ごんぶと眉毛。」

シンジ「あ、アスカ、いくらなんでも言い過ぎなんじゃ…」

ミサト「…今日はえらくツッコミが雑ね」
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:08:56.62 ID:OhkHFAAO
サツキ「それじゃあスタート!」

ミサト「聞こえる?シンジ君。」

シンジ「ミサトさん!今のテストの結果、どうでした?」

ミサト「は〜い、ゆーあーナンバーワン!」

シンジ「………っ」

くすくすくすくす

ミサト「ちょ…ちょ、何よ」

リツコ「ミサト、アスカに英語、習った方が良いんじゃないのwwwwww?」

ミサト「そ、そこまで酷くないわよ!」

リツコ「だってあ〜ゆ〜あナンバワーンってwwwwwwwwwwww」

一同「プークスクス」

アスカ「…一番私が傷つく形になってるのは何故なのかしら」

274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:10:57.11 ID:OhkHFAAO
女子更衣室

ちびシンジ「ただいまかえりました」

ミサト「あら、三人ともおかえりなさい。遅かったわね」

ちびアスカ「ママからでんわがかかってきちゃって」

ミサト「そうー。でも良くここが分かったのね」

ちびアスカ「かじさんってひとにつれてきてもらったの」にこっ

ちびシンジ「しかも甘いコーヒーまでかってもらっちゃいました!」

ちびアスカ「ありがとー」

加持「どういたしまして」

加持「下のローソンから帰って来たらたまたま会ってな」

ミサト「もぉ。またタバコでしょ?」

ミサト「家計、厳しいんだからタバコやめてってあれほどいってるじゃないのよ」

加持「タバコもだけど、明日の飯の材料の下見もだよ。最近じゃ外でおちおち買い物も出来やしない。」

リツコ「リョウちゃん、一昨日あなたのファンに襲われかけたそうよ」

リツコ「あなたの熱烈なファンはリョウちゃんだけじゃなかったみたいね」

ミサト「う、うるさいっ!」

275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:11:38.16 ID:OhkHFAAO
ちびアスカ(『うちの家計』?『熱烈なファン』?)

ちびアスカ「あの…かじさんとミサトおねえさんって…もしかしてけっこんしてるんですか?」

ミサト「えっ…」

ちびレイ「ですか?」

ミサト「あー…えー……」

加持「まぁな。子供の割には察しがいいな君達。」

ちびシンジ「ええっ!?」

ミサト「ネルフの皆は知ってるんだけど…世間的にはドラマの関係で隠してるのよ」

ちびアスカ(弱味ゲットだわ!)

ちびシンジ(……チッ)

加持(いやはや…少しまいったな…)

276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:12:14.43 ID:OhkHFAAO
キョウコ「あら〜みんなお揃いで〜」

ナオコ「おはよう皆」

ミサト「おはようございます。仕事、徹夜だったんですか?」

ナオコ「そうなのよ。ヒデアキ君はまだ地下よ。」

ミサト「…一生潜ったままでいいのに」

ナオコ「もう、ミサトちゃんたら大好きなくせに素直じゃないんだからっ」

ミサト「そ…そんなことないですってば!」

キョウコ「あら〜ちっちゃい子達がいるのね〜」

ちびシンジ「ちびシンジです」

ちびレイ「ちびレイなの」

ちびアスカ「ちびアスカよ!」

キョウコ「あら、ちびアスカちゃん、ちっちゃい頃のアスカにそっくり〜♪」

キョウコ「かわいいわ〜」なでなで

ちびアスカ「てへへ//」

ちびアスカ(大人ってちょろいわね)

アスカ「………」ムッ

277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:13:59.95 ID:OhkHFAAO
マヤ「それじゃあ撮影開始するので、ちびのみんなは少し大人しくしててね」

ちび一同「はぁ〜い!」

マヤ「それじゃあスタート」

アスカ「参っちゃったわよねぇ。あっさり抜かれちゃったじゃない?」

綾波「………」

ガタン

アスカ「ここまで簡単にやられると、正直ちょっと悔しいわよねぇ。」

綾波「………」

テクテクテクテク…

アスカ「すごい!すばらしい!強い!強すぎる!あ〜無敵のシンジ様ぁ!これであたし達も楽できるってもんじゃないの。」

綾波「………」

アスカ「ね〜!?まぁね〜、私たちもせいぜい置いてけぼり食わないように、頑張らなきゃ!」

シュパッ

綾波「さよなら。」

シュパッ

アスカ「………」


ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!


マヤ「か…カット!」

リツコ「ちょっとアスカ、やり過ぎよ!ロッカーがべっこべこじゃないのよ」

アスカ「……」ギロッ

リツコ「ミサト…アスカコワイ」

278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:15:40.29 ID:OhkHFAAO
ミサト「どうしたのアスカ?今日はいつも以上にイライラしてるわよ」

アスカ「『いつも以上』ってどういうことよ」

アスカ「……お察しの通り『2日目』よ。」

ミサト「あはは……」

アスカ「全く…こんな時にテストなんて最悪よ。」

綾波「タンポン、あんまり好きじゃないものねアスカ」

アスカ「……そんな情報は言わなくてよろしい」

ちびシンジ「ねえねえ」

アスカ「……あ?」

アスカ「って、ちびシンジ…。」

ちびシンジ「『ふつかめ』ってなんのことですか?」

アスカ「えっ……」

ちびレイ「なんのこと?」

ちびアスカ「ねーなんのこと?」

アスカ「えっ…あ……それは……」

ちびアスカ「きょーこママー、『ふつかめ』ってなに?」

キョウコ「それはね〜」

アスカ「ま、ママも答えなくてよろしい!」
アスカ「それにちび!私のママを勝手に母親呼ばわりしないでよ!」
アスカ「私のママで、アンタのママじゃないのっ!!!」

ちびアスカ「……むぅ」

キョウコ「あらあらかわいそうに〜」なでなで

アスカ「ああっ!また…」

キョウコ「だめよアスカ〜。相手はまだ『子供』なんだから。」

アスカ「でもママ……」

キョウコ「めっ」

アスカ「………」
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:16:55.81 ID:OhkHFAAO
リツコ「とりあえず細かなシーンの前に『戦闘シーン』を撮ろうと思います」

アスカ「私達…まーたエントリープラグに乗せられてるんだけど」

リツコ「今回『も』納期が迫っているのでとりあえず三ヶ所同時撮りをしたいと思います」

アスカ「三ヶ所同時撮り?」

リツコ「とりあえず体育館の様子を撮影してモニターに移す」

リツコ「で、発令所とエントリープラグのモニターを繋げば…あら不思議。別撮りしなくて済むのよ。」

アスカ「なんでその方法をもっと前に気がつかなかったのよ」

リツコ「仕方ないじゃない。思い浮かばなかったんだから。」

マヤ「とりあえず3人とも、この長台詞は流石に大変だと思うけどがんばってね。」
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:18:18.16 ID:OhkHFAAO
サツキ「それじゃあ撮りまーす」

リツコ「遅いわよ。」

ミサト「ごめん、どうなってんの?富士の電波観測所は?」

青葉「探知してません、直上にいきなり現れました。」

日向「パターンオレンジ、ATフィールド反応無し!」

ミサト「どういうこと?」

リツコ「新種の使徒?」

マヤ「MAGIは判断を保留しています。」

ミサト「もー、こんな時に碇司令はいないのよねー。」

サツキ「はいカットー」

アオイ「アクション班の皆さーん、準備は出来ましたか?」


初号機(ゲンドウ)「…問題ない」

弐号機(加持)「いやはや…これで二度目だな」

零号機(ヒデアキ)「ばっちりだぞー!」(よし…久々に目立てるぞ…!)

ミサト「……まさか司令がこんな理由でここに居ないなんて、視聴者は思いもよらないでしょうね。」

ユイ「あなた、無理しないで下さいよ」

ゲンドウ「おお、ユイ!私のことを心配してくれているのか?」

ユイ「逆です。あなたがこう言う役回りの時は誰かを傷つけかねませんから。」

ゲンドウ「………」
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:20:53.30 ID:OhkHFAAO
リツコ「碇司令に続く形でお二方は行動して下さい」

リツコ「碇司令は上空に使徒のダミー3D映像が流れますのでそれに向けてハンドガン(レプリカ)を撃ち」

リツコ「その後、使徒の本体を動かしますので、何とか抵抗しながら最終的に『飲み込まれて』ください」

ゲンドウ「随分と今回は指示が多いな」

ミサト「でマヤちゃん、この使徒はどんな仕組みになってるの?」

マヤ「まずセンパイの説明通り、目に見える上空の使徒はダミー映像です。本体はその影。」
マヤ「仕組みとしては小さな穴が改造したセットの床にランダムに現れます。」

マヤ「と、同時に内蔵されている映写機であのまるっこい3D映像を流し、同時に上にあるものを引きずりこむ。」

マヤ「その穴には細工が施してありましてLCLのジェルが詰められていて、落ちるというよりも『引きずりこまれる』感じになります。」

マヤ「引きずり込まれてもLCLのジェルなので呼吸も出来て安心ですし、一応初号機にも浄化装置をつけておきました。」


ミサト「へぇ。よくあの厄介なレリエルを再現出来たわね。さすが第2東映。」

マヤ「作ったのは私達ですけどセンパイのアイデアです。」

リツコ「ふふっ」

マヤ「でもそれだけでは色々甘いところもありますんでスタッフが残りの影を作ったり、あとで部分的にCGを使って穴の色を黒くしたりしないと…」

ミサト「なるほど。セット自体をまるごとつかった仕掛けじゃ…時間も予算も掛かるわけね。」

ミサト「…にも関わらず責任者が料金滞納してたなんて呆れた話よね」

リツコ「でもちゃんと払ったし」

ミサト「まるで万引き主婦の言い訳ね」

282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:21:46.88 ID:OhkHFAAO
マヤ「初号機の設定完了しました。」

ミサト「お疲れさま。」

マヤ「碇司令、着心地はいかがですか」

ゲンドウ「問題ない。装置がついているとは思えないほどフィットしているぞ。」

ゲンドウ「……制服の受注はこれから第2東映に頼むか」

マヤ「とりあえず落ちていただいたらすぐに救出に向かいますので」

ミサト「そういえば今回は引きずり込まれるのは初号機だったけど確か『あの時』は……」

アスカ「アーアーアーアーアーアーアーアーアー」

アオイ「はい、じゃあ最終調整をしている間にプラグと発令所の撮影を開始します。」

サツキ「はい、じゃあスタート!」

283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:25:55.01 ID:OhkHFAAO
アスカ「はーい、先生!先鋒はシンジ君がいいと思いまーす!」

シンジ「はぁ?」

アスカ「そりゃもう、こういうのは、成績優秀、勇猛果敢、シンクロ率ナンバーワンの殿方の仕事でしょう?」
アスカ「それともシンちゃん、自信無いのかなぁ?」

シンジ「行けるよ!」

アスカ「うっ!」

シンジ「お手本見せてやるよ、アスカ!」

アスカ「なっ…なっ…なんですってぇ!?」

ミサト「ちょっと、あなたたち…」

シンジ「言ったでしょ、ミサトさん?ユーアーナンバーワン、って。」

ミサト「いや、あれは…」

シンジ「戦いは男の仕事!」グッ

アスカ「ぜーん時代的ぃ!」
アスカ「弐号機、バックアップ!」

レイ「零号機も、バックアップに廻ります。」

ミサト「あの子達、勝手に…」

リツコ「シンジ君、ずいぶん立派になったじゃない?」

ミサト「だめよ、帰ったら叱っておかなきゃ。」

リツコ「あなた、いい保護者になれるわよ。」

カチン!

サツキ「はいカット〜!一発オッケーです!」

ミサト「三人とも、お疲れさま。シンジくん、モニターごしでも中々かっこ良かったわよー」

シンジ「なんか…こんなこと言ったことないから照れます…」
アスカ(…ちょっと男らしかった…かも…///)
綾波(碇くん……///)

リツコ「甘酸っぱいわね」ニヤニヤ

ミサト「リアルでは三十路リリカルマジカル魔法少女、劇中では泥沼の恋愛にはまる魔女…アンタって、ほーんと甘酸っぱさとは無縁よねww」

リツコ「…シリカルよりかはましよ」
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:27:27.96 ID:OhkHFAAO
一方体育館

初号機(ゲンドウ)「うう……ううっ」

弐号機(加持)「ど、どうかされましたか碇司令?」

初号機(ゲンドウ)「立派になったなぁ…シンジ!」

一同(……間違いない。この人は親バカじゃなくてバカ親だ…。)


ネルフ・発令所

ミサト「……ん?」

リツコ「どうしたの?」

ミサト「そういや、ちび達は?」

リツコ「あら…どこ、行ったのかしら?」

ミサト「『行ったのかしら?』じゃないわよ!ここには危険な兵器があるのよ。何かあったらあんた……」

リツコ「 賠 償 問 題 ! 」

ミサト「いや、それもそうなんだけどさぁ…」

リツコ「でも、あの子達を捜してる時間も暇も人員も…」

リツコ「とりあえずマヤ、立ち入り禁止区域を中心に人が侵入した形跡がないか調べて、ロック。」

リツコ「そうすれば最低限、大きな事故にならないでしょう。」

マヤ「りょ…了解。」

285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:30:45.21 ID:OhkHFAAO
一方ちび達は

ちびアスカ「探検よ!」

ちびシンジ「ちょっと、勝手に歩き回ったらまずいんじゃないの?」

ちびレイ「自動販売機はUCCばっかり…」

ちびアスカ「まだ出番まで時間があるでしょ?」

ちびシンジ「そういう問題じゃ…」

ちびアスカ「何だろうここ!ビルとか、お人形がいっぱいあるわ!」

ちびレイ「体育館まで来ちゃったのね」

ちびアスカ「ちびシンジ!ちびシンジ!パソコンがあるわよ!」

ちびシンジ「ノートパソコンだね。『レリエルのそうさプログラム』ってかいてある。」

ちびアスカ「♪」カタカタカタカタ

ちびシンジ「ああっ、ダメだよ勝手にいじっちゃー!」

ちびアスカ「この間、パソコンのやり方、教わったからへいきー」

ちびアスカ「大丈夫よちょっといじるくらい……」

『パスワードを入力してください』

ちびアスカ「パスワード…」

ちびアスカ「……テキトーに」カタカタカタカタカタカタ

『認証完了』

ちびアスカ「へへん。この私に出来ないことなんて…」カタカタカタカタカタカタ

ピーッ

『パスワード、機能設定変更完了しました』

ちびアスカ「!?」

ちびレイ「どうしたの?」

ちびアスカ「な、なんでもないわよ!皆のとこに戻りましょ。」

ちびシンジ「……戻り方、分かるの?」

ちびアスカ「………」
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:31:27.33 ID:OhkHFAAO
ユイ「あら。今日は可愛いお客さんが来てるのね。」

ちびアスカ「!」

ユイ「ふふ。驚かせちゃったわね。私は碇ユイ…シンジのお母さんよ。」にこっ

ちびシンジ「こんにちは。ちびシンジです」

ちびアスカ「ちびアスカよ!」

ちびレイ「……ちびレイ」

ユイ「よろしくね」

ちびシンジ(……ギリギリ許容範囲かな)

287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 22:31:44.63 ID:G/sLdQAO
「弱み」がああああああああ
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:31:53.82 ID:OhkHFAAO
ユイ「あら…ちびシンジくんにちびレイちゃんはホントに小さい頃の二人にそっくりだわ」

初号機(ゲンドウ)(小さい頃の……シンジ)

初号機「………」ダダダダダダダダダダ

ちび一同「初号機がこっちに走ってくる!?」

初号機「………」ピタッ

ちび一同「?」

初号機「………」ぎゅっ

ちびシンジ「!?」

289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 22:32:55.10 ID:OhkHFAAO
ちびシンジ「????」

ユイ「もう、あなた『その格好のまま』いきなり走ってきたと思ったら抱きつくなんて…驚いちゃうでしょう」

初号機(ゲンドウ)「す…すまん…」

初号機(ゲンドウ)「しかし『小さい頃のシンジ』と聞いてな。体が勝手に……」

ちびシンジ「あっ……あの……」

初号機(ゲンドウ)「なんだ…もう少しこのまま……」ぎゅううっ

ちびシンジ「かたのでっぱりが…あたっていたいです…」

初号機(ゲンドウ)「す、すまない!では今度は当たらないように優しく……」ギュッ


シンジ「父さんって…」

アスカ「色々通り越して最早変態ね。」
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 23:12:30.57 ID:dyWMNu.o
力尽きたか?
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 23:20:21.79 ID:qmSB4qko
動け!動いてよ!
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:20:42.88 ID:OhkHFAAO
風呂入ってました。続けます

シンジ(でもなんだろうこの気持ち……)
シンジ(……面白くない?)

マヤ「アクション班、最終調整は済みました?」

ナオコ「完了したわよ。」

リツコ「了解。それじゃあスタートして」

カエデ「スタート!」

シンジ「綾波、アスカ!そっちの配置はどう?」

綾波「まだよ。」

アスカ「そんなに早く移動できるわけ無いでしょ!」

リツコ(コード、短縮して詰まらせて!)
マヤ(了解。)

弐号機(加持)「……」ガコン
弐号機(加持)「おっと…転ぶかと思ったぞ…」

アスカ「チッ!」

サツキ(ケーブルのボックス、ロック解除。)
リツコ(リョウちゃん、ボックス開けてケーブルを背中にぶっさして。)
加持(注文が多いな。了解。)

アスカ「いよっ。」
アスカ(ううっ…加持さんのタイミングに合わせて演技するのって中々大変…)

シンジ「まだか…」
シンジ「こっちで、足止めだけでもしとく!」

カエデ(映写装置、スイッチオン!)
日向(初号機、ハンドガンを装備!)

初号機(ゲンドウ)「………」バン!バン!バン!バン!バン!

ナオコ(ゲンドウくんもアクションシーン、慣れてきたせいか動きがいいわね。)
ユイ(もともとああ見えて運動神経はいいんです)
ナオコ(それもそうね…大学院時代ケンカばっかりしてたしww)
ユイ(ほとんど勝ったことなかったみたいですけど…)

293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:23:24.15 ID:OhkHFAAO
アオイ(映写装置、発動。初号機の上空へ)

初号機(ゲンドウ)「……」バン!バン!バン!バン!バン!

リツコ「…消えた!?」

カエデ(本体、発動させます)
アオイ(セット、取り込み開始)

ミサト「何?」

日向「パターン青、使徒発見!初号機の直下です!」

シンジ「はっ!か、影が!」

カエデ(初号機…取り込み開始します)

シンジ「何だよこれ、おかしいよ!」

カエデ(レリエル、問題なく稼働)
サツキ(了解。碇司令、少しの間、LCLのジェルに潜って頂きますがよろしいですか。)
ゲンドウ(……分かった。)
サツキ(初号機内の循環装置、発動)

ミサト「シンジ君逃げて!シンジ君!」
綾波「碇君!」
アスカ「バカ!何やってんのよ!」

シンジ「ミサトさん!どうなってるんですか!ミサトさん!アスカ、綾波、援護は!?ミサトさん!聞こえてます!?ミサトさん!」

ミサト「プラグを強制射出!信号送って!」
マヤ「だめです!反応ありません!」
シンジ「ミサトさん!ミサトさん!」
ミサト「シンジ君!」

カエデ(初号機、碇司令共にレリエル内に取り込み完了)

ミサト「アスカ、レイ!初号機を救出!急いで!」
アスカ「あのバカ!模試だけ満点とったって、しょうがないじゃない!」
綾波「………」

零号機(ヒデアキ)「………」ババババババババババババ!

マヤ「また消えた!」

カエデ(レリエル、弐号機直下に移動。)
カエデ(加持さん、どうにか逃げ切ってください)
加持(って言われても…これじゃ…)
加持(リッちゃんから細かい指示、出てないの?)
カエデ(「元スパイなんだからなんとかなるでしよ」とだけ…)
加持(いやはや。買い被られたもんだな……)
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:29:18.22 ID:OhkHFAAO
リツコ「アスカ、気をつけて!」

アスカ「影?」

加持(このビルの上まで登れりゃ何とかなりそうなもんだが)

加持(とりあえず、足場を確保しないとな…)

日向(弐号機、プログレッシブナイフ、装備!)

加持(よいしょっと……)

アスカ(スマッシュホークを足場としてナイフで登りきった…!)

マヤ(ロッククライミングみたいですね)

リツコ(逃げ切った…さすがはプロね)

ミサト(全く…今までどんなスパイ活動をして来たのよ)

アスカ「ビルが…飲み込まれていく…」

ミサト「アスカ、レイ。後退するわ。」

アスカ「ちょっ…」

綾波「待って!まだ初号機と碇君が!」

アスカ「………」

ミサト「命令よ、下がりなさい。」

サツキ「はいカットー!お疲れさまです!」

リツコ「うーん…やっぱり同時に撮影するのはきついものがあるわね」

マヤ「今回は簡単なアクションだったから良かったんですけど…意思の疎通が撮りにくいですからね」

アスカ「ただでさえセリフ覚えるのに苦労するのに、アクションに丁度合わせるなんて大変だわ」

リツコ「我ながらいいアイデアだと思ったんだけど。全面導入は難しそうね。」

リツコ「よし、じゃあ碇司令と初号機を引き上げて頂戴。先に初号機が上空から血飛沫をあげて登場するシーンを撮るから。」

リツコ「もう一つの方のレリエルをワイヤーでつるして頂戴」

マヤ「今回は初号機が下のものとは別に作った球体状のレリエルに入って、中から破くと、外側の装置が作動して同時にバーっと血糊が出る仕組みになってるんですよー。」

ミサト「映写機能つきの影レリエルに血飛沫つきの球体レリエル…今回は使徒を二つに分けたのね」

マヤ「これから出てくる方は派手好きな父のおまけみたいなものですけど」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:30:46.99 ID:OhkHFAAO
カエデ「碇司令、聞こえますか。」

ゲンドウ「ああ。呼吸も通信も…問題ない。」

カエデ「では引き上げ作業を……」

カエデ「あれっ」

ナオコ「どうしたのカエデ」

カエデ「……おかしいです。引き上げ、スタートしません。」

ユイ「え?」

カエデ「それどころか…ロックがかけられてしまっていて…」

ナオコ「じゃあパスワードを入力。再トライしてみて。」

カエデ「はい!」

初号機(ゲンドウ)「…何だか、嫌な予感がしてきたのだが…」

弐号機(加持)「どうかしたんですか?」ヌッ

カエデ「わぁ!」

296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:33:49.96 ID:OhkHFAAO
カエデ「はぁ…なんだ…加持さんか…」

弐号機(加持)「おお、すまない。脱ぐのを忘れてたよ」

カエデ「上だけでも脱いでいただかないと…」

零号機(ヒデアキ)「ああ、じゃあ私がチャックをおろそうかね」

カエデ「葛城博士……いらっしゃったんですか」

零号機(ヒデアキ)「………」ジー

加持「あ、お義父さん、すみませんでした」

ヒデアキ「…いやいや。君のチャックを降ろすという行動で多少目立てた気がするよ」

加持「あはははは……」

カエデ「やっぱりダメです。パスワードが変えられています。」

加持「もしかして…碇司令はレリエルの中に閉じ込められたんじゃ…」

カエデ「はい…状況的にその可能性が高いと…」

リツコ「何ですって?」

ナオコ「困ったわね……MAGI!」

MAGI『はい、お母さん!』

ナオコ「……おほん」

MAGI『あ…ここではナオコ博士…でした』

ナオコ「MAGI、このレリエルの操作管理プログラムと接続するから、中に入ってパスワードを調べて頂戴。」
ナオコ「4時間以内に不可能ならプログラム自体を書き換えて初期化して。」

マヤ「プログラムの書き換え…しかしそうなると…!」

ナオコ「プログラムの抹消…と同等の事態になってしまうわね」

ナオコ「でもこのままじゃゲンドウ君が中に閉じ込められたままよ。LCLも循環装置もいつまで持つか分からない。」

リツコ「でもプログラム抹消なんて事態になれば…」

ナオコ「この後のレリエルを使っての撮影は出来なくなるわね。」

ちびアスカ「…………」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:35:22.74 ID:OhkHFAAO
MAGI『現在、プログラムに割り込み中です。』

ナオコ「ま…やるだけやりましょう」

ちびアスカ「………」

ユイ「どうしたの?ちびアスカちゃん。顔色が悪いわよ?」

ちびアスカ「な、なんでもないの!」

ユイ「?」

ミサト「どうするのリツコ。碇司令、閉じ込められちゃったみたいだけど……」

シュパッ

シンジ「父さんは…父さんは大丈夫なんですか!」

シュパッ

リツコ「…シンジくん。」

ピピピピピ……

ゲンドウ『シンジ、私なら平気だ』

ミサト「碇司令!」

シンジ「父さん!」

298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:36:25.81 ID:OhkHFAAO
マヤ「碇司令、無理に通信機能を使わないで下さい。循環装置に回して頂かないと…」

ゲンドウ『大丈夫だ。私はB'zの稲葉君と同等の肺活量を持っているからな』

シンジ「冗談言ってる場合じゃないよ!」

ゲンドウ『とにかく、私のことは心配するな。』

ゲンドウ『撮影はそのまま続けるように。』

ミサト「しかし……」

ゲンドウ『「命令」だ。』

シンジ「父さん!」

マヤ「…通信、終了しました。」
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:37:03.08 ID:OhkHFAAO
リツコ「ミサト、とりあえず鉄動会社に15分遅れる旨を伝えて」

ミサト「……分かった。」

リツコ「マヤはアシスタント、加持くんもカメラマンとして同行して。残りのメンバーはMAGIのバックアップをよろしく。」

青葉・日向「了解。」

アオイ・サツキ・カエデ「任せてください!」

シンジ「………」

アスカ「アンタのお父さんって時々カッコイイわよね」

シンジ「………うん」

綾波「司令……」

300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:37:38.62 ID:OhkHFAAO
一方レリエル内

ゲンドウ(……とは格好つけたものの)

ゲンドウ「………」

ゲンドウ(LCLの中に一人…寂しいな)

ゲンドウ「………」

ゲンドウ(しかも塩辛の臭いまでしてきた……)

ゲンドウ「………」

ゲンドウ(あのビルの窓、ちょっとシンジの目に似てるな…)
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:44:09.90 ID:OhkHFAAO
アスカ「やれやれだわ。独断専行、作戦無視。まったく、自業自得もいいとこね。」
アスカ「昨日のテストでちょっといい結果が出たからって、お手本を見せてやる?」
アスカ「ははぁ〜、とんだお調子もんだわ。」

綾波「………」ジッ

アスカ「な、何よ、シンジの悪口を言われるのが、そんなに不愉快!?」

綾波「あなたは、人に誉められるためにエヴァに乗ってるの?」

アスカ「違うわ。他人じゃない。自分で自分をを誉めてあげたいからよ!」

ミサト「やめなさい、あなたたち。」
ミサト「そうよ、確かに独断専行だわ。…だから、帰ってきたら叱ってあげなくちゃ。」

サツキ「はい、カットです。」

リツコ「暗幕おろして!」

サツキ「とりあえず零号機と弐号機は後で合成させますんで……」

綾波「………」

アスカ「いつにも増して無口ね」

ミサト「レイ、アスカ、制服に着替えて。これから駅に向かうから」

アスカ「はーい」
アスカ「……ほら、いくわよ」

綾波「……ええ」

綾波「………」

アスカ「もお!」グイッ
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:55:02.29 ID:OhkHFAAO
レリエル内

ゲンドウ(私は…一体何のためにエヴァに乗っているのか)

ゲンドウ(家族のためか)

ゲンドウ(……私のエゴか)

ゲンドウ(使徒が消えた今、この組織を存続させる意味などあるのか…)

ゲンドウ「………」

ゲンドウ「……誰だ?」

ゲンドウ「碇ゲンドウ。」

ゲンドウ「それは私だ!」

ゲンドウ「私は君だよ。人は自分の中にもう一人の自分を持っている。自分と言うのは常に2人でできているものだ。」

ゲンドウ「……2人?」

ゲンドウ「実際に見られる自分とそれを見つめている自分だよ。碇ゲンドウと言う人物も何人も存在しているのだ。」

ゲンドウ「君の心の中にいるもう一人の碇ゲンドウ、碇ユイの心の中にいる碇ゲンドウ、冬月コウゾウ中のゲンドウ、綾波レイの中のゲンドウ、碇シンジの中のゲンドウ。」

ゲンドウ「そして……『役』の中の碇ゲンドウ、私だ。」


劇中ゲンドウ「全てそれぞれ違う碇ゲンドウだが、どれも本物の碇ゲンドウだ。」

ゲンドウ「……違う!私はお前の様な人間ではない!シンジは可愛い。愛している。」

劇中ゲンドウ「私も同じだ。…表現が違うだけで。」

ゲンドウ「違う!違う!違う!」

劇中ゲンドウ「君は怖いのだ。私の存在が。」
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:00:45.23 ID:ZG4XM3wo
これが暗いとこで鏡に向かって話しかけるとってやつか・・・
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:03:03.91 ID:0HYPkrYo
精神汚染されてないか?wwwwww
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:05:16.19 ID:eh.M.oAO
劇中ゲンドウ「私は多くの可能性のうちの『一人』だ。」

ゲンドウ「『あの時』ユイが…死んだ時の…私か…」

劇中ゲンドウ「そうだ。」

ゲンドウ「……悪い父親なのか。私は。」

ユイ(そうやってすぐに思い込む…あなたの悪い癖ですよ)

ゲンドウ「シンジに何もできない父親なのか」

シンジ(こっちこないでよ父さん)
綾波(司令……臭い)

ゲンドウ「でもシンジは…誉めてくれた。私のことを。」

シンジ(カッコイイや、父さん)

劇中ゲンドウ「その喜びを反芻して、これから生きていくのか?」

ゲンドウ「………そうだ。悪いか」

劇中ゲンドウ「自分をだましつづけて?」

ゲンドウ「騙す?何故そんな必要がある。私は…」

男「そうだ。この男は自分の妻を殺そうとした疑いがある!」

男「自分の妻を殺そうとしたんだ!」

ゲンドウ「違う!違う!違う!私は……」

ゲンドウ「私は…家族を救いたかった。それだけだった。」

劇中ゲンドウ「……結果的にユイは生きている。」

劇中ゲンドウ「……お前はどうしたい?」

ゲンドウ「………守りたい」

劇中ゲンドウ「だから、エヴァに乗っているのか?」

ゲンドウ「……ああ」

ゲンドウ(本当にそれだけ…なのか?)

劇中ゲンドウ「人は純粋なる目的は持たないものだ。」
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:08:35.06 ID:eh.M.oAO
ガタンガタン……

ゲンドウ「嫌だ!聞きたくない!」

劇中ゲンドウ「…また逃げるのか。」

カンカンカンカン

ガタン……ガタン……

劇中ゲンドウ「綺麗事だけを数珠のように紡いで生きていられるはずが無いんだよ、特に私はね。」

ゲンドウ「やっと見つけたのだよ…。綺麗事を言って…何が悪いんだ!!!!」

307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:09:36.11 ID:eh.M.oAO
箱根湯本駅

ガタン……ガタン……

ミサト「ほら、レイ。あなたの好きな電車よ。」

綾波「………そうね」

アスカ「いつもみたいに、喜ばないの?」

ミサト「ほら、貸しきりよ!」

綾波「………ええ。」

アスカ「……そんな陰気くさい顔しても司令は戻って来ないわよ」

綾波「………」

ミサト(何だかんだでレイも心配なのね)

ミサト(それに比べてあっちは……)

リツコ「やだっ!台車交換されたばっかりの104号よっ!やだっ!」

ミサト「……」

308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:10:16.20 ID:eh.M.oAO
ミサト「でもシンジくんやレイはともかくとして…」

ミサト「何でちび達が落ち込んでるのかしら」

ちびシンジ「………」

ちびアスカ「………」

ちびレイ「………」

加持「……さてな。」


309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:10:45.36 ID:eh.M.oAO
ちびシンジ「……ちびアスカ、どうするの?」

ちびアスカ「どうするのって…どうしようも……」

ちびレイ「正直に謝って、打ち込んだ文章の中身、言ったら?」

ちびアスカ「や、やよ!第一怒られるし…」

ちびアスカ「あんな恥ずかしい文章……」

ちびシンジ「でも早く言わないとドラマが…」

ちびアスカ「知ったこっちゃないわ。私達、ほとんど出番ないみたいだし。」

ちびシンジ「いいのかな……」

マヤ「ちびシンジくんにシンジくん、準備してね。」

ちびシンジ「……はい」

シンジ「………」

310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:11:10.11 ID:sR80KEYP
相変わらずリツコは駄目だな
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:11:10.94 ID:eh.M.oAO
ガタンガタン……

シンジ「父さんが、僕の名前を呼んだんだ。あの父さんに誉められたんだよ!」

ちびシンジ「その喜びを反芻して、これから生きていくんだ?」

シンジ「その言葉を信じたら、これからも生きていけるさ!」

ちびシンジ「自分をだましつづけて?」

シンジ「………」

シンジ「……すみません」


マヤ「カット!」

リツコ「これで5度目よ、シンジくん」

シンジ「……」

ミサト「ちょっと、休憩入れましょうか」

312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:11:56.67 ID:eh.M.oAO
ちびシンジ「ふぅ……」

ポン

ちびシンジ「!?」

加持「やあ」

ちびシンジ「…かじさん?」

加持「ちょっとちび達、いいかな?」

ちびシンジ「………」


…………
………
……

ちびアスカ「なんですか?」

加持「単刀直入に聞こう。」

加持「プログラムを弄ったのは…君達だね?」

ちびアスカ「………!」

ちびアスカ「い、いってるいみがわからないわ。」

加持「じゃあ、君達は何で、そんな顔をしてるんだい?」

ちびアスカ「それは……」

313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:12:22.12 ID:eh.M.oAO
ちびシンジ「しょ、しょうこはあるんですか?」

加持「ほれ。」

ちびアスカ「…なにこのかみ」

加持「指紋さ。君達があのパソコンを触った揺るぎない証拠。」

ちびシンジ「僕らの指紋なんてどこから…」

加持「UCC缶コーヒーの空き缶からさ」

加持「『元スパイ』なもんでね。こう言うのは大得意なんだよ。」

ちびアスカ「………うぐっ」

加持「怒らないからパスワードを教えてくれないかい?」

ちびアスカ「……嫌」

ちびアスカ「いやっ!」タッ

ちびシンジ「ち…ちびアスカ!?」

314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:14:16.24 ID:eh.M.oAO
加持「いやはや…まずったかな」

加持「君は…パスワードは知らないのかい?」

ちびシンジ「…ちびアスカしか知らなくて。」

加持「そうか……」

ちびシンジ「……」

加持「ちびアスカのことは何とかする。君達は……」

シンジ「……」

加持「シンジくん?」

シンジ「……そう言うことだったんですか。」

ガシッ

ちびシンジ「………わっ」

シンジ「…………」

ちびシンジ「……!」ビクッ

加持「止めろシンジくん!」

シンジ「………ハッ!」

シンジ「僕……」

315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:16:12.30 ID:eh.M.oAO
加持「……君の気持ちも良くわかるが、子供に手を出すのは感心しないぞ」

シンジ「………」

アスカ「子供子供って…甘やかすからダメなのよ」

綾波「……」コクリ

加持「アスカ、レイまで…」

アスカ「子供だからって許されることと許されないことが…」

ミサト「アスカ、子供を叱るのは子供じゃなくて大人の役割よ」

加持・アスカ「ミサト!」

ミサト「リョウジもまだまだね。私達に気が付かないなんて。」

加持「いやはや…勘が鈍っちまったかな」

ミサト「それに、私だって…子供の様子がおかしいことくらいわかるわよ。」

ミサト「どこかの誰かとは違って」

リツコ「むっ」

ミサト「とにかく、ちび達を叱るのは後にしてちびアスカを探しましょう」

ミサト「諜報部に連絡して」

マヤ「は、はいっ」
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:17:04.49 ID:eh.M.oAO
シンジ「………」

リツコ「…二人とも。このシーンは後回しにするからとりあえずシンジくんはネルフに戻って別のシーンを撮影。」

リツコ「ちびシンジくんは待機、いいわね」

ミサト「折角電車、貸し切ったのに、いいの?」

リツコ「2回も貸し切れるじゃない。」

リツコ「それに…今更脚本なんて書き直したくないし。」

ミサト「…相変わらず私利私欲で動いてんのね。」

317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:18:44.37 ID:H1tyUpEo
がむばれー
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:21:29.60 ID:eh.M.oAO
プルルルルル…

ミサト「はい葛城」

諜報部員「葛城さん…それが…どうも見当たらなくて…」

ミサト「なにやってんのよ!天下の諜報部でしょうが!」

諜報部員「しかし…子供は小さく、隠れ場所も多いので…どうにも我々では…」

ミサト「……分かったわ。どうにかこっちも考えるから、引き続き捜査よろしく」

ピッ

ミサト「………参ったわ」

加持「お困りですか?」

ミサト「……あんたが半分逃がしたようなもんじゃない」

加持「それもそうだな。だからとっておきのアイデアを持ってきた。」

ミサト「アイデア?」

加持「何事も…プロに頼むのが一番さ。」ニヤッ

ミサト「?」

319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:23:35.26 ID:eh.M.oAO
本日はここまで。明日か明後日には再開します。ではではっ
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:24:54.43 ID:H1tyUpEo
お疲れ様でしたー
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:32:03.32 ID:QNrf8qE0
乙ん
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:46:46.28 ID:Ifyw8D2o
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 01:08:28.19 ID:2aHY/2DO
今回も面白かったです、乙!
レリエルに取り込まれたのはアスカ…
ちびアスカ捜索をプロに頼む…
良い意味で色んな世界と部分部分で融合し始めてますね、でもこれも一つの可能性だったのかも。
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 08:19:01.59 ID:eHAq4cAO
最近こっちがエヴァ本編に思えて仕方ないww
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 12:58:39.39 ID:e.OJP7Yo
デキは認めるが二次創作だぞww
326 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/08(火) 17:29:33.02 ID:eh.M.oAO
ちょっと一日早いですが再開します
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:35:02.83 ID:eh.M.oAO
ネルフ・発令所

サツキ「了解しました。」

ガチャ

サツキ「皆さぁん!作業を一旦中止して下さーい!」

ユイ「…あら、どうしたの?」

サツキ「パスワードを知っている人間が見つかったそうです」

ナオコ「あら、よかったわ。」

キョウコ「で、だれだれ〜?」

サツキ「…ちびアスカです。」

ナオコ「まあ…予想通りね」

ユイ「ええ。」

カエデ「現在ちびアスカは逃走中。皆さんに確保して頂きたいそうです!」

キョウコ「あら〜、逃げだした子供を探しに行くなんて久しぶりだわ〜」

ユイ「昔、シンジやレイ、アスカちゃんのことも良く探しに行きましたね。」

ナオコ「リツコも手が妬けたんだから。腕がなるわね。」

ユイ・キョウコ・ナオコ「ふふふふふふ〜」

サツキ「……頼もしいわね」

カエデ「ええ」
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:36:05.78 ID:H1tyUpEo
支援
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:38:13.29 ID:eh.M.oAO
サツキ「それでは残りの作業は我々が引き継ぎますので」

MAGI『おまかせくださいっ!(`・ω・´)ゞ』

ヒデアキ「あ、あの…ちなみにパパは……」

カエデ「あ、参加不可だそうです。」

ヒデアキ「……」

キョウコ「じゃ、葛城博士、後はよろしくお願いしますね〜」

ヒデアキ「ああ…行ってらっしゃい」

ヒデアキ「………」ぽつねん

MAGI『あの…私も頑張るんで…』

MAGI『…元気、出してください(´・ω・`)』

ヒデアキ「ありがとう…」


ヒデアキ「……ううっ」


330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:40:03.29 ID:eh.M.oAO
ピッ

ミサト「なるほど。考えたわね。」

加持「チビにはママを持って制すってな。」

ミサト「私もそのうち参加できるのか・し・ら?」

加持「………あはは」


ネルフ・実験場

リツコ「それじゃあ見付かるまでの間、エントリープラグでの撮影、進めるから。」

シンジ「はい……」

ミサト「何もこんなときに…」

リツコ「何もしない方が精神衛生上、良くないわよ。少しでも気を紛らせなきゃ。」

ミサト「…正しいような正しくないような。」

331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:45:21.27 ID:eh.M.oAO
第三新東京市・市民公園

ちびアスカ「………はぁはぁ」
ちびアスカ(ここまでにげれば…)

ちびアスカ「………きっと私、クビね。」
ちびアスカ「………ママに嫌われちゃう」
ちびアスカ「って、今更か。」
ちびアスカ「…ただでさえ邪魔者扱い、だしね」


もわんもわん

ちびアスカ「ママ!私、お仕事、決まったの!」
ちびアスカ「すごいでしょ?ママ!」


ちびアスカママ「………で?」

ちびアスカ「……えっ」
ちびアスカママ「今までアンタにどのくらいお金、かけたと思ってんの?」
ちびアスカママ「こんなヘボ役くらいじゃ回収出来ないわよ…ったく」
ちびアスカ「………ごめんなさい」
ちびアスカ姉「ただいまママ!」
ちびアスカママ「お帰りー♪待ってたわよカズハちゃん♪」
ちびアスカ「…………」
ちびアスカママ「カズハちゃんはすごいわ。モデルで沢山雑誌に載って」
ちびアスカママ「カズハちゃんさえいれば…ママは…」


もわんもわん


ちびアスカ(いつもママは私には無関心で)
ちびアスカ(お姉ちゃんばっかり)
ちびアスカ(…つまんない)

ちびアスカ「……」

ちびアスカ「………ひっく」

ちびアスカ「ひぐっ……」

ちびアスカ「うわぁぁぁぁあん!!!!!!」
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:47:48.53 ID:eh.M.oAO
シンジ「眠る事がこんなに疲れるなんて、思わなかったな…」

シンジ「やっぱり真っ白か…レーダーやソナーが返ってこない。空間が広すぎるんだ。」

シンジ「生命維持モードに切り替えてから12時間…僕の命も後4、5時間か…お腹空いたな…」

リツコ(LCLの純度、下げて)

マヤ(了解。)

シンジ「ん?…水が濁ってきてる!?浄化能力が落ちてきてるんだ!」

シンジ「うっ!…生臭い!血?血の匂いだ!」

シンジ「嫌だ!ここは嫌だ!なんでロックが外れないんだよ!」

シンジ「開けて!ここから出して!ミサトさんどうなってるんだよ、ミサトさん!アスカ!綾波!…リツコさん……父さん…………」

シンジ「お願い、誰か、助けて…」



マヤ「カット、オッケーです!」

ミサト「お疲れさま。ごめんね。こんな時に……」

シンジ「いえ………」どよんど

ミサト「なんか気を紛らせるどころか更に深刻化した気がするんだけど」

リツコ「………気のせいよ」


333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:49:19.23 ID:eh.M.oAO
リツコ「次のシーンも撮りたいところなんだけど…」

リツコ「生憎、ユイさんがいないのよね」

ミサト「今回、ユイさんって出番あるんだ」

リツコ「まあね。とりあえず初号機の設定だけは決めたから」

ミサト「まーたトンデモ設定なんでしょうが」

リツコ「とりあえずシンジくんは一旦休憩。アスカ、レイ、今度は貴方たちよ。」

アスカ「…なんか気分が乗らないのよね」

リツコ「あなたも碇司令が心配?それとも…」

アスカ「べ、べつにちびの心配なんかしてないわよ!」

アスカ「あのクソガキの心配なんか……」

綾波「………」
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:50:07.43 ID:eh.M.oAO
マヤ「でも確かにちびアスカ、心配ですね。すっかり日も落ちてしまってますし…」

ミサト「へんな人に襲われてたりしなきゃいいんだけど…。」



ちびアスカ「えっぐ……ひえっぐ……」

ちびアスカ「ごはんたべたい……」ぐりゅりゅりゅ…

ちびアスカ「でもネルフにはもう戻りたくないし」

ちびアスカ「お家に帰っても……ママは私につめたいし」

ちびアスカ「………もういや」

???「………」ガサガサ

ちびアスカ「ひぃ!」

男「こんばんは。どうしたの?君」

ちびアスカ「おじさん…だれ……」

335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:50:39.97 ID:eh.M.oAO
男「僕は……」

男「…………」にこにこ

ちびアスカ(こわい……へんなひとだ!)

男「おじさんがお家まで連れていってあげるよ。車で。」

ちびアスカ「やだぁ!こないで!」

男「参ったな……おじさんそんな怪しいひとじゃないんだよ?」

男「ほら……」

ちびアスカ「やだ…いやだ……」

ちびアスカ「いやァァァァァァァァ!」

336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:53:27.21 ID:eh.M.oAO
男「ほら、おいで。あぶないk…」

バコン!


男「グエッ!」


ちびアスカ「!?」


男「  」バタン



ちびアスカ「????」



キョウコ「ふぅ〜」



ちびアスカ「………」



キョウコ「ノートパソコンで殴っちゃったけど…データ飛んでないかしら〜?」



ちびアスカ「きょ……」



ちびアスカ「キョウコ…ママ」

337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:54:25.95 ID:eh.M.oAO
キョウコ「良かったわ〜♪見つかって。」

ちびアスカ「……わたしのこと探してたの?」

キョウコ「そうよ〜♪」

キョウコ「あとはユイさんにナオコさんに…みんな心配してたんだから〜」

ちびアスカ「………みんなが心配してたのは私じゃなくてパスワードの方でしょ」

ちびアスカ「……パスワードなら教えるから、このまま一人に……」



ゴツン!




ちびアスカ「……!?」

338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 17:59:18.02 ID:AJh0rfQo
アスカの過去話はちびのものだったのかぁ!?
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:12:12.79 ID:eh.M.oAO
キョウコ「………」

ちびアスカ「うぇっ……」
ちびアスカ「いたぁい……」

キョウコ「バカッ!」

ちびアスカ「………」ビクッ

キョウコ「子供がこんな夜に一人で居るなんて許しません!」
キョウコ「パスワードなんてどうでもいいわ。プログラムなんていくらでも組み直せるもの。」
キョウコ「納期だって待って貰えばいい。」
キョウコ「でもね、貴方は…作り直せない。替えがきかないのよ?」

ちびアスカ「でも…私のママは……!」
ちびアスカ「お姉ちゃんさえいればいいって…私は『いらない』って言われたもん!」
ちびアスカ「なら私なんか…」

ギュッ

ちびアスカ「!」

キョウコ「私は…あなたのこと、必要よ」

ちびアスカ「あ、あって一日も経たないのにそんな……」

キョウコ「私は…ちびアスカ、あなたのママよ?」

ちびアスカ「でも…それは役柄で私ホントはミキって名前で…」

キョウコ「リツコちゃんから言われたでしょ?ネルフではあなたは「ちびアスカ」なんだって。」
キョウコ「なら、私はあなたのママ。誰が何と言おうとも。」

ちびアスカ「でも……」

キョウコ「あなたはミキちゃんでもあり、ちびアスカでもあるのよ。そうでありたいとあなたが願えば。」
キョウコ「撮影が無いときでも…仮に撮影が終わっても、辛くなったらネルフへ…いつでもいらっしゃい。」
ちびアスカ「…いいの?」
キョウコ「もちろん。そのための超法規的組織・ネルフですもの。」
キョウコ「それに私だけじゃないわ。みんな…あなたを心配してるのよ。」

ちびアスカ「キョウコ…ママ…」
ちびアスカ「うわぁァァァァァァァァん!!!!!」

ぎゅっ

キョウコ「ふふ。さっきはゴツンってしてごめんね〜」

ちびアスカ「……うん」
ちびアスカ「……ありがと」
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:15:20.41 ID:H1tyUpEo
( ;∀;)イイハナシダナー
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:16:43.49 ID:eh.M.oAO
ネルフ・実験場

リツコ「仕方ないわ…とりあえず休憩にしましょう」

シンジ「………」

アスカ「どうしたの?もっとシャッキリしなさいよ」

シンジ「……うん」

ミサト「司令のことなら大丈夫よ。司令、今まで色々あったけど…中々死ぬタマじゃないでしょ」

シンジ「父さんも心配だけど…」

シンジ「勢いあまって…ちびに掴みかかっちゃったんです」

シンジ「加持さんが止めてくれなかったら僕……」

ミサト「なら、後で謝ればいいじゃない。取り返しのつかない事じゃないわ。」

ミサト「シンジくん、何だかんだで、あなたもまだまだ子供なのよ。私達みたいに上手く感情をコントロール出来ないのもわかる。」

ミサト「ただ出来るように努力するのは貴方たちの役目だし」

ミサト「間違えそうになったら止めるのは私達、大人の役割よ。」

シンジ「………」

シンジ「僕、どこか嫌だったんだ。何となく居場所を侵された気分で。」

シンジ「でも父さんのこと、煙たがってたはずなのに…」

シンジ「……悪いのは僕なんだ」

綾波「仕方ないわ。彼らは私達とは違う。『イレギュラー』な存在なんだもの。」

綾波「私達も彼らを理解したようで理解してなかった…逆も然り」

ミサト「…そうね。」

ミサト「シンジくん、自分を責めるんじゃなくて相手とどう上手くやっていくか…の方が大切じゃない?」

シンジ「………」

342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 18:17:06.03 ID:e.OJP7Yo
キョウコおおおおおおおおおおおおお死亡フラグが立ってるような気がして怖い
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 18:18:47.19 ID:qt4hfEAO
ちょっと涙目になっちゃったじゃないか
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:26:08.53 ID:eh.M.oAO
一方、市民公園

ガサゴソ

ユイ「一件落着ね」

ナオコ「キョウコちゃんもやるときはやるのねぇ」

ユイ「ふふっ。キョウコさん、結構怒り方、上手なんです。」

ナオコ「『私がいきます〜』って言ったときには大丈夫か心配しちゃったけどww」


ナオコ「で、どうするの?さっきの不審者は」

男「あ……いたたたた……」


ユイ・ナオコ「…………」ゆらり

男「!?」ビクッ

男「ってあれ……」

男「ユイさんにナオコさん…いらっしゃってたんですか」

ユイ「あら……あなたは」

マヤパパ「マヤの父です。」

ナオコ「ま…マヤちゃんのお父さん!?」

ユイ「ど…どうしてここに?」

マヤパパ「偶然この公園で用を足していたら女の子が泣いていたので……」

ユイ「じゃあ…」

ナオコ「キョウコちゃんが殴ってたのは…」

ナオコ・ユイ「本当に申し訳ありません!」

マヤパパ「いや…いいんですいいんです……」

マヤパパ「おっと…」フラッ

ナオコ「やだ…脳震盪おこしちゃってるわ!手当しないと!」

ユイ「きゅ、救護班!急いで!」

345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:26:37.51 ID:eh.M.oAO
一方、市民公園

ガサゴソ

ユイ「一件落着ね」

ナオコ「キョウコちゃんもやるときはやるのねぇ」

ユイ「ふふっ。キョウコさん、結構怒り方、上手なんです。」

ナオコ「『私がいきます〜』って言ったときには大丈夫か心配しちゃったけどww」


ナオコ「で、どうするの?さっきの不審者は」

男「あ……いたたたた……」


ユイ・ナオコ「…………」ゆらり

男「!?」ビクッ

男「ってあれ……」

男「ユイさんにナオコさん…いらっしゃってたんですか」

ユイ「あら……あなたは」

マヤパパ「マヤの父です。」

ナオコ「ま…マヤちゃんのお父さん!?」

ユイ「ど…どうしてここに?」

マヤパパ「偶然この公園で用を足していたら女の子が泣いていたので……」

ユイ「じゃあ…」

ナオコ「キョウコちゃんが殴ってたのは…」

ナオコ・ユイ「本当に申し訳ありません!」

マヤパパ「いや…いいんですいいんです……」

マヤパパ「おっと…」フラッ

ナオコ「やだ…脳震盪おこしちゃってるわ!手当しないと!」

ユイ「きゅ、救護班!急いで!」

346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:27:51.22 ID:eh.M.oAO
すいません二回も送信してしまいました。
>>345は無視して下さい
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:32:29.29 ID:eh.M.oAO
レリエル内

ゲンドウ(…流石に息苦しくなってきたな)

ゲンドウ(……目の前にたくさんシンジが見えるような気がする)

シンジ『父さん!大好きだよ!』

シンジ『父さん!カッコイイ!』

シンジ『父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!父さん!』



ゲンドウ(こんなにシンジがいればどこでもいつでも一緒にいられるな)


ゲンドウ(……死ぬのか?)


ゲンドウ(……シンジの結婚式もレイの結婚式もはたまた孫もみることなく死ぬのか)

ゲンドウ(ゆいをおいてしぬのか)

ゲンドウ(わたしがしんだら…どうなる?)

ゲンドウ(しんじ…れい…ゆい…しょくいんのみんな…)

ゲンドウ(かなしむ?)

ゲンドウ(ふゆつき…よろこぶ)

ゲンドウ(ゆい……ふゆつき…ねらう……)



348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:36:50.91 ID:AJh0rfQo
ゲンドウ覚醒フラグ!
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:41:07.44 ID:eh.M.oAO
ブー!ブー!ブー!ブー!


マヤ「碇司令の意識レベル50…そろそろ限界です!」

ちびシンジ「ぼ…僕が、アスカを止めなかったせいで大変なことになっちゃった…」

ちびレイ「どうしよう……」

リツコ「…MAGI!」

MAGI『ぱ、パスワード検索中です!』

リツコ「まだ終わらないの?」

MAGI『どうにもパソコンが私の管轄ではなく外部の接続なので割り込み自体に時間が掛かってしまって…検索を開始したばかりです。』

リツコ「……仕方がないわ」

リツコ「MAGI、書き換え作業を…」

ナオコ「その必要はないわ。」

リツコ「母さん!」


350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:41:37.19 ID:eh.M.oAO
ナオコ「パスワードを知ってる子が、帰ってきたもの…ね?」

ちびアスカ「……ただいま」

ちびシンジ「ちびアスカ!」

ちびレイ「…おかえり」

キョウコ「ほら、ちびアスカ〜」

ちびアスカ「………」

ちびアスカ(どうしよう…やっぱりいいたくない!)

ちびアスカ(でもいわなきゃ碇司令が……)

ちびアスカ(うう……)


351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:44:53.95 ID:eh.M.oAO
ドクン!ドクン!

ゲンドウ(ワタシガ…シンダラ……)

ゲンドウ(ユイ……フユツキニ…トラレル)

ゲンドウ(ユイト……フユツキ…コドモツクル)

ゲンドウ(ソレダケハ…ダメダ…)

ゲンドウ(ユイト…フユツキ…ケッコン………)



ゲンドウ「ユイは」




ゲンドウ「……渡さない!」キラッ

352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:47:45.62 ID:eh.M.oAO
ちびアスカ「あの……パスワードは……」

ブー!ブー!ブー!ブー!ブー!ブー!

リツコ「警報!?」

マヤ「これは……」

日向「一体何が……」

ミサト「リツコ、一体何をしたのよ!?」

リツコ「な、なにもしてないわよ!」

マヤ「まさか、碇司令が…」

リツコ「あり得ないわ!碇司令の体力からして自力での脱出は不可能よ!」


バシュ!

びちゃびちゃ……



初号機(ゲンドウ)「ウオオオオォォォォオオオ!!!!!」



リツコ「そんな……自力での脱出…なんて……」

353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:48:34.69 ID:eh.M.oAO
ミサト「恐ろしいほどの生への執念……」

加持「いや、『家族』への執念だな。」

初号機(ゲンドウ)「シンジ!ユイ!レイ!」タッタッタッ

ユイ「嫌だ、あなたLCLでベタベタなのに…来ないで下さい」

初号機(ゲンドウ)「………」

ユイ「ほら、シャワー浴びてきて下さい。」

初号機(ゲンドウ)「…はい」

354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 18:49:25.78 ID:H1tyUpEo
司令(´・ω・`)
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:52:32.77 ID:eh.M.oAO
リツコ「とりあえず…一件落着ね。」

ちびアスカ「………」もじもじ

キョウコ「時間もあることだし、パスワードはこっちで検索するから良いわよ〜」

キョウコ「ホントは言いたくなかったんでしょ?パスワード〜」

ちびアスカ「ありがとう」

キョウコ「ふふっ」

ちびアスカ「あと…あの……」

ちびアスカ「ごめん…なさい」

ちびシンジ「ごめんなさい!」

ちびレイ「ごめんなさい。」



アスカ・シンジ・レイ「………」にこっ

アスカ「今度からやるんじゃないわよ?」

ちびアスカ「…うん!」

シンジ「僕こそごめんね。痛くなかった?」

ちびシンジ「大丈夫!」

ちびレイ「……おこってる?」

綾波「全然。」

◇<ラー♪

ちびレイ「か……」

ちびレイ「かわいい…!」キラッ

綾波「あなたもそう思う?」ぎゅっ

ちびレイ「ええ」ぎゅっ


◇<ラー♪ラー♪


356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 18:53:14.83 ID:eh.M.oAO
ミサト「なるようになるもんね」

リツコ「子供は面倒でごめんだわ」

ミサト「アンタよりかはマシよ」

リツコ「むっ……」

リツコ「…さっさと続き、撮るわよ。葛城博士にリョウちゃん、それから碇司令スタンバイして下さい」

ゲンドウ「や…休ませては貰えないのか?」

リツコ「LCLの中で十分休まれたでしょう?」

ゲンドウ「あれは…休んだと言えるのか…?」


357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:09:38.13 ID:eh.M.oAO
MAGI『ナオコ博士ナオコ博士、パスワード発見しました』

ナオコ「あら。お疲れさまMAGI」

ナオコ「で、パスワードは?」

MAGI『これです』

ナオコ「ふふっ。確かに皆の前で言うにはちょっと恥ずかしいかもね。」

MAGI『全然気付きませんでした』

MAGI『でもこれ…ちょっとどうなんでしょうか?』

ナオコ「ふふっ。相変わらずモテモテね。本人は全く気付いてなさそうだけど。」

MAGI『ナオコ博士はどうですか?』

ナオコ「やだ〜、冗談はほどほどにして頂戴っ」

MAGI『というか不法行為になりますよね(笑)』

MAGI『じゃ、初期のパスワードに戻して置きますね』








『イカリシレイスキ』



ピピッ



『エヴァンゲリオン』





ナオコ(……まっ、ユイちゃんが現れる前は…ちょっといいな…なんて思う時期もあったけど)
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:11:42.43 ID:eh.M.oAO
リツコ「じゃあ碇司令、使徒の中に」


ゲンドウ「ああ……」フラッ…

ゲンドウ「  」バタン

ユイ「ちょっと…あなた!あなた!」

マヤ「救護班、急いでください!」

ミサト「……やっぱり無理よ、リツコ」

リツコ「……」


359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:12:15.55 ID:eh.M.oAO
リツコ「と、いう訳で急きょ初号機役を決めたいと思います。」

アスカ「………で、くじ引き」

リツコ「一番公平かつ恨みっこなし。じゃあ皆…引いて頂戴」

ミサト「待ちなさいよ。あんたも引くのよ」

リツコ「えっ」

ミサト「あったりまえじゃない」

リツコ「でも私…高所恐怖症だしぃ…」

ミサト「今回の事件、あんたがちゃんとパスワード管理してないから悪いんでしょうが。」

ミサト「『エヴァンゲリオン』ってなによ。まんまじゃない。もっと難しいパスワードにするとか…」

リツコ「嫌!嫌よ!」

ミサト「引け!引くのよ!」

リツコ「イヤァァァァァ!!!!!」

360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:12:54.04 ID:eh.M.oAO
病院

ミーンミンミンミンミーン

冬月「…………」

ゲンドウ「………」

冬月「また隣だな」

ゲンドウ「………ああ」

冬月「……何回目だ」

ゲンドウ「………さあ」

ミーンミンミンミンミーン


マヤパパ(……話し掛けづらいな)
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:14:06.69 ID:eh.M.oAO
ミサト「おらーリツコ!さっさとレリエル、破りなさいよ!」

リツコ「嫌よ!破いたら下が丸見えじゃない!怖いじゃないの!」

ミサト「何とか一発で決めなさいよー!」

リツコ「だから嫌よ!外に出たくないっ!」

ミサト「あんた、あの濁ったLCLに沈めるわよ。」

リツコ「このヤクザ!」



キャーキャーワーワー



シンジ「カッコイイシーンのはずなのに……」

アスカ「ああ言う大人にだけはなっちゃだめよ」

ちび一同「うん!」


362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:17:05.07 ID:eh.M.oAO
病院

綾波「今日は寝ていて。後は私たちで処理するわ。」

シンジ「うん…でも、もう大丈夫だよ。」

綾波「そう、よかったわね。」
アスカ「………」ジーッ

シンジ「!」

アスカ「うっ…」

シンジ「ふふふふっ…」

アスカ「………」タタッ

シンジ「………」

シンジ「…取れないや、血の匂い。」

マヤ「はいカットー」

マヤ「それじゃあ本日分は終了です!お疲れさま♪」


ナオコ・ユイ・キョウコ「申し訳ありませんでした…」

マヤパパ「いえいえ。いい骨休めになりましたよ。」

ユイ「そのうえ…騒がしくなってしまって…」

ゲンドウ「シンジ!良かったぞ!今の演技!」

ユイ「あなたのことよ。病院なんだから静かになさい!」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:18:39.85 ID:eh.M.oAO
マヤ「じゃあ残りのシーンは明日また撮影するので今日は……」

マヤ「………」にこっ

マヤ「三人の歓迎会を開きたいと思いまーす!」

ゲンドウ「私は、もちろん私は、参加するよな?」

ユイ「病人は寝てなさい。」

綾波「楽しみ……」

シンジ「そうだねー」

ゲンドウ「………」

ガラッ

ゲンドウ「………」

冬月「…………」

冬月「そろそろイッテQが始まるな」

ゲンドウ「……ああ」

マヤパパ「私、この番組大好きなんですよねー」

マヤパパ「世界の果てまでイッテーキュッ!」

ゲンドウ「………」

冬月「………」

マヤパパ(………気まずい)
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:19:13.84 ID:eh.M.oAO
リツコ「ったく、参っちゃうわよ。まだ髪に血糊がついてるし…」

ミサト「勢い良く出たもんね」

ミサト「しっかしMAGI、ナイスプレーだったわよ」

ハンディMAGI『そんなことないです(///)』

リツコ「何がナイスプレーよ!無理矢理破いて落とした癖にッ」

リツコ「もう最悪よ…」

ミサト「私の方こそやってらんないわ。無理矢理泣きたくもないのに泣かなきゃならないし」

アスカ「でもいい泣きっぷりだったわよミサト」

ミサト「女優に向いてるかしらん?」

加持「それはどうだかな」

ミサト「キー!」

365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:24:17.51 ID:eh.M.oAO
ちびアスカ「あの…これからどこいくの?」
ミサト「ふふっ、い・い・と・こ・ろ」


♪ざーんこくっなてんしの…

店主「いらっしゃーい!」

アスカ「ってぇ、ラーメン三郎じゃないのよ!」
ミサト「いいところじゃない。」
アスカ「まぁ最近来てなかったけどさぁ…」
ちびシンジ「ここ…どこですか」
シンジ「ラーメン三郎。第三新東京で凄く人気のお店なんだよ。」
ちびシンジ「………」キョロキョロ
シンジ「どうしたの?」
ちびシンジ「……お姉さんがいないなって」
シンジ「あ…あはは……」

ミサト「じゃあ何にする?」

ちびレイ「ニンニクラーメンニンニク、カネシマシマシで」
綾波「ニンニクラーメン大盛りニンニク、カネシマシマシマシマシで」

ミサト「……レイ、妙な所で張り合わないの」

アスカ「ちび、あんたはなんにする?」
アスカ「私は海鮮タンメンだけど」

ちびアスカ「アスカおねーちゃんと一緒がいい」

アスカ「アスカ…おねーちゃん…///」

ちびアスカ「あの…ごっ…ごめん…」

アスカ「い、いいわよ。仕方ないからその…特別に許可するわ。その…アスカおねーちゃんって呼ぶの」

ちびアスカ「………」

ちびアスカ「うん」にこっ

アスカ「………」にこっ



ちびアスカ(こんなに楽しい時間は初めて……)
ちびアスカ(ずっと…続けばいいのにな…)




366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:46:53.32 ID:eh.M.oAO
::::::::::::ヘ                /`ヽ         /::\
::::::::::::::ヘ           _ |:::::::::::>-‐- -‐‐-<:::::::::::ハ
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::::::::::::::::::ヘ       く:::::::::, ' , イ           ヽ ヽ}::::::::::)
::::::::::::::::::::ヘ       〉:::/, '               \`、:::::〈
:::::::/  ̄`┤       〈::/   "〃   W   ゝWw   \ ',┘
:// ̄l>'        //      冫,、!    、        ', !
/   \           l / /  / / | |!   ハ  へ \\ l |
/       \.        l∨| | :./ l/   l !i:.:  l \   \ハリノ |
|       `、       l   l:.:l:.:l:7ニェ=-!| V ├=ニ升从ハ:.:l  l
|   __    l      |  ∨(/' 弋!リ   \| {ネリ ' ノリレ'   l じかいよこく
|  /´ 二)    i    |   l:.:.:ヘ      ,      /ー':.:l   |
|  l  ニニ)  / l     l  l l:.:.:.:.:\    _    ,イ l:.:.:.:l   |
|  l ,ー'|   l /      l  l |:.:.:.:.:.:.:>       イ:.:i:.:i:.:.:.:l   |

31回目のバースデーを控えたマジでゲロマズなリツコ
彼女は最悪なアイデアを思いついた
起動する参号機に暴走するゲンドウ
そして、再びネルフに降り立った、7つの黒い影
トウジ、ヒカリのカップルの行方は

次回「四人目の選択」編

さぁてじかいもだぶるでさーびすさーびす♪
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:50:54.49 ID:WsoKGoYo


ちびたちかわいいなww
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:52:40.34 ID:eh.M.oAO
若干駆け足、薄味気味になってしまいましたが「死に至る病」編は以上になります。
あと、今日は時間を少々開けてもう少しだけ続きます。
本編にはまるで関係ないどうでもいいおまけですが…
ではではっ
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 19:53:40.65 ID:H1tyUpEo
乙でござんした
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 19:53:43.35 ID:m5UsjBco




なあ、まさかとは思うが、ちびアスカの姉のカズハって……

中の人繋がりか
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 19:57:04.21 ID:kqMGVhc0
乙!
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 20:12:33.91 ID:eh.M.oAO
補足。

>>370
そうですww
とりあえずカズハも好きなんでどこかしらで出したかったって言う。
ちなみに、結婚式のスピーチも立木さんが声を担当されていたので中の人繋がりでマダオに登場して頂きました。




あと。勝手に伝わっているか不安だったので
余計な補足をしてしまいますが。

ちびアスカが碇司令を好きだと言う設定ですが

・テレビでゲンドウを見ていた段階からもう好きだった
・ほぼちびアスカと碇司令の直接の会話が無いのはちびアスカが恥ずかしがっているから
・探検に出掛けたのは碇司令を探しに行ってたから
・いきなりパソコンを弄り出したのは自分が凄いところを碇司令にアピールしたかったから

…と言った感じで補完して頂ければと。

このSSでは大分読み手の方々に補完して頂く部分が多くなり申し訳ないです。
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 20:14:07.70 ID:H1tyUpEo
問題ない、原作通りだ
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 21:43:46.87 ID:FNm433.0
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 22:51:06.45 ID:eh.M.oAO






第拾六話、小噺







・アスカのネルフな放課後






376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 22:52:28.13 ID:H1tyUpEo
ハジマタ
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:04:35.76 ID:eh.M.oAO
以下の音声は第2文化ラジオにて実際に放映されたものである。
直、参考までに某巨大掲示板での書き込み(抜粋)も添えておく。


(BGM:残酷な天使のテーゼ)

3人「みなさーんこんばんは。」

アスカ「小粋なドイツ娘、惣流・アスカ・ラングレーよ!」

綾波「こんばんは。小粋な無口少女、綾波レイです。」

シンジ「こんばんは。特に何もない碇シンジです。」

3人「シンジ・レイ・アスカのネルフな放課後!」

綾波「この番組は特務機関ネルフ・秘密結社ゼーレ・時田重化学工業の提供でお送りします。」



[5]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:30.10


キタ━━━━ヽゝ゜‐゜ν━━━━!!

[25]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:30.27

特に何もないwwwwwwwwwwwwww

[32]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:30.40

俺はこの時間のために生きてる。


[135]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:31.10

ずらうさ→ネル放の流れ最高
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:06:41.59 ID:eh.M.oAO
アスカ「っていうか何なのよあの中途半端に投げやりなオープニングは」

シンジ「僕だけ特に何にもないなんてあんまりですよリツコさん」

一同「(笑)」

綾波「それでは今週のゲストを紹介するわ」

綾波「脚本担当・赤木リツコ博士と葛城ミサト3佐です。」

ミサト「どうも〜」

リツコ「こんばんは。」



[200]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:32.18

リツコイラネ

[205]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:32.22

金髪イラネ

379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:18:48.79 ID:eh.M.oAO
アスカ「リツコはいつもラジオの収録に来てるから全然ゲストって感じがしないわよね」
リツコ「そうかしらね」
ミサト「…あんた、なーに気取っちゃってんのよ」
リツコ「ほら、やっぱりイメージ商売なワケだし。」
ミサト「何がイメージ商売よ」
ミサト「皆さん、現場での事故や破損の原因はほとんどリツコでーす」
リツコ「ちょ、ちょっとミサト、何……」
ミサト「事実じゃない」
アスカ「って言うか殆どの出演者ってイメージと全然違うわよねww」
シンジ「特に一番違うのは…」
シンジ「父さん」
その他一同「碇司令!」

一同「(笑)」
アスカ「もうあれよね。違いすぎて撮影に支障をきたすくらいよねww」
シンジ「いや、オーバーな表現ではなく。」


[401]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:35.00
ID:Magi2ija

あれ……ちょっと眉毛かわいい

[405]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:35.10
>>401
それはない

[407]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:35.12

俺、実は司令って子煩悩って聞いたんだけど

[500]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:37.10
>>407
mjd?

[605]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:38.55
>>500
知り合いがネルフに勤めててさ言ってたんだよね。
イメージ壊れるから取材とか一切受けてないんだと

[614]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:39.10
ID:Magi2ija
>>605
出たよwwwwwwwwwwww
知り合いがネルフ職員(笑)
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:18:55.93 ID:Q0opkWQ0
リツコ可哀想
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:20:04.98 ID:eh.M.oAO
シンジ「それじゃあそろそろ葉書の方いきます。」

ミサト「よろしくー」

シンジ「チルドレンネーム『ブルーレイって何となく綾波っぽいよねさん』からのお葉書」

シンジ「綾波さんに質問です。前々から気になっていたのですがその青い髪って地毛ですか?染めてるんですか?」

綾波「地毛よ」

一同「ええええっ!」

綾波「そんなに驚くことかしら。」

シンジ「…いや、でも逆に綾波が髪を染めてたりしても…ちょっとビックリかもしれない」

アスカ「んで、何でアンタの髪、青いのよ」

シンジ「時田さんもおばさんも髪、黒いよね?」

綾波「私が産まれたの、世界一パクリの多いあの国だったの」

ミサト「へぇ。初耳だわ。」

綾波「セカンドインパクトの影響か…産まれた場所に色んな化学物質が充満していたのよ。」

綾波「それで髪が青く、瞳が赤くなったんだと…お父さんに聞いたわ。」

アスカ「それってマジなの?赤木博士」

リツコ「専門外だけども…まああり得る話ね。化学物質の色素に異常が出る子供。」

綾波「ちなみにそのうち登場する予定のお兄さん(カヲル)の方は髪は銀色、瞳は赤よ。」

シンジ「…そんな事情があったんだ」

ミサト「まあ、あの国じゃ…仕方ないかもね…」

382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:21:41.05 ID:oVezSfEP
流石MAGI自然すぎる
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:23:19.71 ID:Q0opkWQ0
マギは母親なのか、科学者なのか、女なのか気になるな
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:27:58.48 ID:eh.M.oAO
[901]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:41.11

よし、中国行ってくる

[954]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:41.22
中国支部のネルフでも秘密裏にエヴァって作ってるらしいずwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかも量産型でwwwwwwwwwwww中国のエヴァとかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


[955]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:42.10
ID:Magi2ija
>>954
嘘乙。

[980]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:45.10
>>954
なんかやばいんだけどまじで
くろふくのおとこがまじでげんかんにたってる

[1000]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:46.10
>>954ですが
すみませんうそかきました。
おわびにもうにどとにちゃんにかきこしません


――――


その後954の書き込みは途絶えた


385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:30:10.66 ID:zBJ3TWIo
ゆかりんの後…だと…なんて俺得
流石Magiだ違和感ないぜ
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:30:48.84 ID:qt4hfEAO
>>954wwwwwwwwwwwwwwww
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:30:58.53 ID:Q0opkWQ0
magiが通報したか
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:35:26.21 ID:eh.M.oAO
アスカ「じゃあ次の質問!」

アスカ「チルドレンネーム・ロビンちゃん大好きさんからのお葉書」

アスカ「赤木博士の眉毛はなんで黒いんですか」

アスカ「……ぷうぅっ」

リツコ「わ、笑うことないでしょうに!」



[231]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:45.00
確かに眉毛だけwwwwwwwwwwww黒いwwwwwwwwwwww


[245]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:45.18
しかも太いから余計に目立つwwwwwwwwwwww

[255]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:45.48
ID:Magi2ija
そこがかわいいんだろ。
レイとかアスカみたいなガキをありがたがる素人が

[300]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:46.22

ID:Magi2ijaはマユキチなのでNG推奨

[305]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:46.48

っていうかID:Magi2ija
眉毛本人なんじゃねwwwwwwwwwwww



――――
その後300と305の書き込みも途絶えたという


389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:38:38.49 ID:s2VKwjko
まwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

そういえばウナゲリオンの一機は中国製だったっけ
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:41:29.12 ID:sfadTiQo
職権乱用してんじゃねぇよwwww
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:42:48.67 ID:e.OJP7Yo
お前らもあんまり言うとこうなるぞwwwwww気をつけろwwwwww
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:43:19.74 ID:eh.M.oAO
綾波「ぷふっ……」

アスカ「ふふっ……」

ミサト「ふひっwwwwwwwwwwww」

一同「あははははははwwwwwwwwwwww」

リツコ「そんなに笑うことないじゃないのよ……」

ミサト「で、本題だけどなんでアンタの眉毛、黒いのよ?」

リツコ「前にも言ったでしょ。例え金髪であろうとも日本人の誇りを忘れないためだって」

アスカ「でも前になんかの撮影のとき、眉毛染めてきてなかったっけ」

リツコ「撮影する当日の朝に美容院でカラーを頼んだのよ。そしたら『サービスです』って眉毛まで染められて。」

アスカ「サwwアwwwwビwwwwwwスwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「サービスってあんたwwwwwwwwwwww」

シンジ「リツコさんwwwwかわいそうwwwwwwww」

綾波「……フヒッwwwwwwwwwwww」

リツコ「…笑いたきゃ笑いなさいよ」



[505]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:45.25

サービスサービスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

[600]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:48.10
ID:Magi2ija
リツコ見直した。実はかわいいんだよ。

[615]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:48.55
>>600
それはない

[616]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:48.56
>>600
それだけはない

[617]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:47.10
>>600
ないわ
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 23:53:35.09 ID:eh.M.oAO
綾波「続いてのお葉書はチルドレンネーム初号機に代わってお仕置きよんさんから。」

綾波「アスカさんとミサトさんのカップ数は公開されていますが、他の方々のカップ数も知りとうございます」

アスカ「ちょっとリツコ、どう言うことよ」

アスカ「魚の使徒ん時にプロフィールを見せてたから…ミサトは分かるんだけども」

アスカ「何で私のカップ数…知ってるのよ」

リツコ「え?寄せて上げてBカップってやつ?」

アスカ「もうちょいあるわよ!…って言うかどこでそんな情報…」

リツコ「温泉の時に肉眼で確認したわ。去年の4月は確かAカップだったから…おめでとう」

アスカ「こいつぅ……」

リツコ「で、質問の答えだったわね」

リツコ「私がDカップ、レイがBにマヤがC」

リツコ「ちなみにユイさんがDカップにそのうち出てくるだろう母さんがDカップ、キョウコさんがCカップに…それから…」

ミサト「ストップ!ストップ!何であんたそんなに詳しいのよ!」

リツコ「あら、身体測定の情報は全て私の所に入ってくるのをお忘れ?」

リツコ「それから定期的に目視にて……」


[902]名無しさん@ON Air[] 2015/07/20(月) :00:52.33

眉毛KOEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!

[925]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:53.10
ID:KOzoFUyU2
このデータ間違ってるから。
ユイたん最近おっぱい成長したからEカップだから

[944]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:53.59
>>925
まだ出てきてないキャラのおっかけとかパネェwwwwwwwwwwww

[5]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:54.24
ID:geNdo155
ちなみに前スレ>>925も違う。ユイにゃんFカップだからwwwwwwwwwwww
この間ブラ見て確認したwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

[55]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:54.55
俺は>>5>>925が今怖くてたまらない
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:55:20.79 ID:sfadTiQo
ゲンドウはともかく冬月KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:57:51.05 ID:Q0opkWQ0
ゲンドウ何やってんだよwww
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:57:57.61 ID:s2VKwjko
誰かこのオッサン共止めろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 00:00:25.17 ID:l6ZgCgAO
ミサト「…うすら寒くなったところでシンジくん」
シンジ「は、はい!曲紹介行きます!」
♪チャッチャラチャラチャ
アスカ「ちょっと…この曲」
シンジ「現在スターキングレコードから発売し大ヒット中の惣流アスカラングレーが歌うイメージソング」
シンジ「恋のeins・zwei・dreiです」
アスカ「ちょっとォォォオオオ!リツコ、話が違うzy…」

恋のeins・zwei・drei
作詞:RITSUKO
作曲:Sёα†GёL

息が出来ないほど
熱いLoveCall 
運命感じた
どしゃ降りRedLight
ウインクするたび
あなた意外全部Junk
消えちゃうみんなみんな
SOんなGeneration
Ach soだけど傷つけちゃう
光のスコールの中で

ドキドキ
恋のeins・zwei・drei
ウラハラ
heartにGuten Morgen
Tschu"s
サヨナラアイマイMe
ツンツン
恋のeins・zwei・drei
スキ、キライ
素直になれないGute Nacht
だけど振り切るわ
SECONDだけど私はNo.1


[108]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:56.10
ID:Magi2ija
こいのぉぉォォォオオオ!あいーん

[109]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:56.10
ID:KOzoFUyU2
つんばァァァァァァァァい

[110]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:56.10
ID:geNdo155
どらァァァァァァァァんい!

[145]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:30.10
>>108ー110
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:03:06.33 ID:fPUwtxg0
おっさん共はネルフで実況してるのかよwwwww
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:06:03.09 ID:klQ9sAwP
これがネルフの中枢ってんだから恐ろしいもんだ
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:08:51.10 ID:TS2tX4wo
誰かこいつらを止めろwwwwwwwwww
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:09:16.16 ID:1eqwaVAo
[145]は未来予知か
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 00:09:26.76 ID:l6ZgCgAO
アスカ「イヤァァァァァァァァァ!!!!!」

リツコ「大袈裟ね。そんな叫ぶほどのもんじゃないでしょうに。」

アスカ「だってアンタ考えてもみなさいよ!恐っそろしいわよ。自分のイメージソングを自分で歌うなんて。」

アスカ「あと、もうね何よこの恥ずかしい歌詞は。タイトルからして、恋のeins・zwei・dreiってバッカじゃないの!?」

[355]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:58.00
ID:AOba155
素人の自己顕示欲丸出しのひでぇ歌詞だけど
曲は90年代のアニソンを彷彿させていいよね

[365]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:58.10
ID:Magi2ija
いや、曲もない。まるで90年代のパクリで新しさの欠片もない。
アスカのネームバリューで売れたんだろ

[400]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:58.44
しかしSёα†GёLってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
中二でもつけないからwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

[405]名無しさん@ON AIR[] 2015/07/20(月) :00:58.55
ぜってーキモいロンゲ童貞野郎wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


――――


その後400にも405にも何事も起きることはなく彼らは延々とSёα†GёLの悪口を書き込んだという
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:13:37.09 ID:fPUwtxg0
青葉かwww
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 00:21:22.49 ID:l6ZgCgAO
リツコ「と、言うわけで来週には綾波レイのイメージソングが発売されますのでそちらもよろしくお願いします。」

アスカ「帰れ!もう帰りなさいよっ!」

リツコ「そうね。もうそろそろ時間ね。」

アスカ「……なんかもぉやだ!」

シンジ「えー…リツコさんにミサトさんありがとうございました…」

シンジ「綾波、次週のゲストは?」

綾波「日向さんに青葉さん、伊吹さんのオペレーターズがスタジオに遊びに来てくれるわ」

アスカ「このゲジ眉毛!女ヨシ○ミ!」

リツコ「駅前留学!ヘンロォー(笑)」

アスカ「こいつぅ……」

シンジ「と言うわけでまた来週!」

一同「次回もサービスサービスぅ♪」



2015年7月20日のネルフな放課後

平均聴取率:6.8%
メール:175000通
2ちゃんねるカキコミ数(関連スレ含む):54000レス



MAGI『ふう…今日もお仕事完了です。』

MAGI『暇なので…なんか怖かったID:geNdo155とID:KOzoFUyU2の発信元の特定でも…』

MAGI『……やめとこう。お母さんが確かバージョンアップ用のプログラム作っててくれたからそれ食べてねよう…』

MAGI『………』





MAGIshutdown……

プログラムを終了しています。

405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 00:27:24.15 ID:l6ZgCgAO
本日分は以上です。
次回からは遂に本編は佳境ですね。
ちなみに個人的な都合で今月も15日〜30日の間はもしかしたら更新が停止するかもしれません。
ですがきちんと完結いたしますので、どうかよろしくお願いします。

それではっ
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:29:18.61 ID:jpjyV4oo
もうやだこの組織トップが色々飛びすぎてる
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:30:04.70 ID:fPUwtxg0
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:33:27.21 ID:jpjyV4oo

半月も更新がない…だと…?
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:34:18.58 ID:wapyuYDO
>>407乙です
久々にリアルタイムで読めた
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:34:26.55 ID:wapyuYDO
乙です
久々にリアルタイムで読めた
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 03:10:40.29 ID:A/4s1IAO
乙!
待ってるからしっかり完結してくれ
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:28:45.37 ID:7R5OsE6o
今読み終えた、乙ですた
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:14:05.65 ID:6iojqAAO
最近リツコが可愛く見えてきてとにかく抱き締めたい
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 23:16:29.81 ID:5Yk4MR2o
>>413
それはない
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 23:17:00.05 ID:aOoAVqMo
>>413
リツコ乙
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:23:46.10 ID:.G2/HJoo
>>414
MAGI乙
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 23:25:58.60 ID:i4vaIm.o
ユイたんハァハァ
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 23:26:57.48 ID:E5EmEYAO
>>417の家に初号機が向かっています
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:30:50.87 ID:6iojqAAO
>>414
>>415
特務機関に通報しますた
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:45:31.45 ID:jtN4KpM0
>>417は副司れ・・・
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 20:58:54.29 ID:HKZQYIU0
        〉,f升{    i.:.:.:.:.:.:.:.:`ヾrく_j_jイ.:.:.:.:.:.:.:.:.i ト彡〉
          〈≦二{    i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ト彡〉
          〈≦二ト、 '" j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.i.:.:.イ.:.:.:.:.:.:.:.:. i トィ
        `Y^マヘー任≧==x--、.:.:.: : ゝト--‐企x、:.:|
         |f⌒Vi  ^f之フ才"´ |:.:.i:.:.:.:`之ス´.:.:./
          tl くト、    ´';.:.:.:. ,イ~|:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l    このスレは冬月に監視されています
          ヽ ┤l     ` ´  |:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
            `|┤ト、       ,ィ |:.:.i.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:r‐――-
            ヽム``    , '´ト、;l:.:.jム:x‐―-x,_/  ,r――-
           ∧:.:ヘ  rf{___`寸: :|lllf⌒ヽ.__,科-'"´
          ,ィ´.:.∨:ヘ  `      :.:.:.:.:.ト、`ー―‐'´ _,斗-'"´
    ___,斗‐<.:.|.:.:.:.:.∨.へ、  ...:.:.:.:.:.:.:.:|  `ー―'"´


422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 23:50:50.69 ID:N179I2Q0
誰かおっさんどもを食い止めろwwwwwwwwww
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 04:12:43.75 ID:iFC3KYU0
興<まんこ
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 12:15:54.72 ID:aKldE0so
もう何でもありだなwwwwww
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 17:32:32.97 ID:1obOICQ0
>>423
消えろイレギュラー!
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 18:34:52.67 ID:oA4wJIAO
ちび達をいじめるなー!
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 05:54:35.72 ID:lKS3gkYo
            , 、-ッ‐------ 、..,_
___ _ ,、 - ' ゛  ゛"''‐‐- 、_   ``'‐ッ-- 、...,_
     //,‐'             `ヾ´   `~"'‐- 、,``ヽ、
,、- ' "´``ヽ,             ===、,,,,,,,_     ``i  `ヽ、
       `ヽ、              ヾ|||ミ≡=;、/`    '.,
          ``‐   ,、‐ '" ̄      ヾぐゝ`'=ヾミ≡=;;,、__',
            ,、 '゛ill| ヽ  `ヽ、      ``‐=ii;、,Y‐<_`';'≡''゛
        ,.、‐;'i!!!!!!!!!!!!!|     ` 、 .. _ .. -‐`' `''===゙;、_       なんだこの流れ・・・
    ,.、;‐!'゛!!!!!!!!/!!!!!!!!!!!!!|                  ゛"`' 、
,,、,;‐!゛!!!!!!!!!!!!!!!!!|:::::::!!!!!!!!!!i  ヽ..,,_    _,,..、 -‐ '' " ~ ´ ̄
!!!!!!!!!!!!:::::::::::::::::::|::::::!!!!!!!!!!!!!>,'"|´    ̄ ̄
‐!、!!!!!!!!!!!!!!::::::::::|:::::!!!!!!!!!!!!!|゛`. ヽ
  ``‐- 、!!!!!!!!!!|ヽ!!!!!!!!!!!!!|、,   ',
       ``‐- 、.,!!!!!!!!!!!!;-‐''   ヽ
            ヾ!!!!!!/ i゛    |l
             `=゛ /|      ||
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 07:59:33.44 ID:.VHzlAU0
>>427
うなぎたんペロペロ
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 11:48:44.07 ID:DpMYBYAO
>>428
冬月先生にもペロペロしてやれよ
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/14(月) 19:05:47.48 ID:V439LaEo
ts
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 21:54:17.54 ID:bOWv5EAO
>>430
ツンデレシンジ
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 00:16:30.35 ID:RzgbO.DO
>>430
ツンデレ司令
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 00:58:15.22 ID:ubvzvjM0
>>430
トウジすっぽんぽん
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 01:38:50.06 ID:r4cDK/k0
>>431-433
お前らwwwwww
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/16(水) 02:16:50.94 ID:VNxHogAO
久々に来たらこのカオス具合orz
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/16(水) 02:17:34.74 ID:TktdyGc0
ttp://momoiro.s4.x-beat.com/up/img/momoiro10641.jpg
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/16(水) 02:21:14.05 ID:TktdyGc0
ttp://kineko.dyndns.org/~touhou/up/source/up5824.jpg
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 12:20:28.91 ID:Q9z7/MAO
なんでけいおんの画像が貼られてんだよww
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 19:21:16.18 ID:/U7K8ng0
>>436-437
これはカオスじゃなくて空気読めないだけ

つまんね
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 21:53:03.64 ID:WD3D8EAO
>>436
唯「押すなよ!押すなよ!絶対押すなよ!自分のタイミングで行くから!絶対押すなよ!」

紬「分かった分かった」


にしか見えない
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 22:20:56.97 ID:0qj3tO2P
荒らしにがっぷり四つとはお前ら流石
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 22:24:01.27 ID:pmsuN6Io
MAGIがドコまで人間らしくなるか見ものだな
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:34:10.87 ID:p1.hafwo
>>436-437
誤爆だろ?
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 10:00:07.64 ID:pQqa4cM0
ふむ
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 21:45:26.78 ID:2N3LsIDO
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:31:49.63 ID:6raQ/vUo
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:45:03.09 ID:FpdQ8kDO
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:46:04.87 ID:7/Fdn/so
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:49:21.76 ID:y0waF1co
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:50:19.33 ID:ocqUVYso
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:51:56.41 ID:375tW9Eo
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 18:53:37.98 ID:kkK5KsDO
ゲンドドwwww
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:55:41.05 ID:y0waF1co
>>451
お前ゲンドウだろ…汚いなさすが親父汚い
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 21:13:50.71 ID:bdGU1sI0
IDで実際にゲンドウや冬月が出たらすごいよな
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 06:04:41.23 ID:d3gm7XAo
>>447-453
短時間に人集まりすぎだろww
結構な人数がROMってんだろうな
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 08:19:18.06 ID:t4rCTM.0
保守
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 10:22:12.17 ID:7rGChoAO
保守いらねぇよ
来たかと思ったじゃねぇか畜生
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 11:53:11.47 ID:8nAvCJ6o
わざわざ書き込むとは可愛い奴めwwww
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 01:00:56.47 ID:ZZwBlUDO
>>447-450が冬月で、それに気づいたゲンドウが>>451で阻止

まで想像した
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 02:12:17.70 ID:ShjudH.0
>>459
おっさん達なにやってんだかwwwwwwwwww
461 : ◆RaAAAAaAAU [sage]:2010/06/21(月) 21:27:33.12 ID:mvDcJ6.0
お久しぶりです。>>1です。
お待たせしてしまっていますがあと数日で更新できるかもです。
お待ちいただいてる皆さんにありがとう、見つからないバインダーにさようなら
加持さんにおめでとう。

ではでは!
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 22:32:48.64 ID:Jgyo2wE0
やっふおおおおおい!!!!
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 00:52:53.60 ID:AsSF4bEo
俺はここで支援することしかできない
でも君にはできる、君にしかできないことがあるはずだ
誰も君に強制はしない、自分で考え、自分で決めるんだ


つまりはサッサと投下してよね///
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/22(火) 01:48:35.23 ID:HoCkasY0
なれあいきもちわるいよおにいちゃんたち
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/22(火) 04:55:40.37 ID:6OQiwvU0
干<まんこ
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 08:29:32.58 ID:41iPjQAO
よ―し、お兄ちゃん馴れ合っちゃうぞ〜
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 14:23:32.75 ID:tnweAt2o
  ,、-‐'"             /  r' |.j,!
   |   、     _,..、 -‐ '" ' ‐-、,____`ヽ,
.   |   ` i-‐ ' "   ,、,        ヽ'
    |      |,-‐/ミ、/:::::\、_
    |   _,,.-‐"~::::::::::::::::::::::::::::::``‐、-、_
     !  7/:::::::::::/ハ::::、:、::::::::::::::::::ヾ‐i`〉
    |  '/:::::::/::__;∠!∧:ヽヽ\::ヽ::::、ヾ|/:ヽ
     i ' i':;::/レ/ ̄\:::::/ ̄\_ヽ、レハ:i::::i あんたたち気持ちワル!!
     l  W'ヘ|| ○  |::::|  ○ |ヾ|ノノ|::|::::|
      l  ヽノ\_/::::::\_/.ノ /'‐i:::|::|::::|
      i   !、   ‘    `"!!! ._〉ヾ!|./::::|
-‐/ ̄,`" ‐- 、_\⊂===ニ二)  .ノ‐ '゛|/::::::|
フ_4゛ \     ̄`‐- 、 ___ ,、 ‐ ⌒ ヽ!::::::::l|
ニ-‐'-、  `ー-         ̄ `'' "` ‐`‐、|:|
   ,.> ,、-i‐っ‐- 、. _           ` ヽi
  (_,ノ'゛ /`ヽ     `` ‐- 、          ヽ
      /   ヽ、,、 -‐ '' "〈 `` 、_    _,人
    i            i  '/ ̄l ̄::|:::::::::i
     i              |  /::|:::::::|:::::::|::|:::|:|
      〉            !-/:::::|:::::::|:::::::|::i:::|::|
      /              /:::::::|:::::/::::::/::|:ノ:ノ
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 21:33:04.24 ID:AW.ELm60
IDに誰かの名が出んもんかね
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 21:34:22.96 ID:0TYvBpgo
無理だろww
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 21:36:15.06 ID:I6Q7nlso
「レイ」だけならまだ可能性はあるが
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 21:45:53.03 ID:6khQ.Ng0
MAGIもいけそうだろ。
そう考えると意図的にID出せるネルフのシステムって・・・。
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 23:40:47.72 ID:SoBATUg0
司令がアップを始めた様です

http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYk_jFAQw.jpg
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 23:43:07.67 ID:fVOqNxgo
>>472
既存ネタだからと油断したwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 23:55:46.40 ID:6PaVX3M0
>>472
なんだこれwwwwwwwwww
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 00:01:46.35 ID:9BC8kYAO
>>472
wwwwwwwwwwww
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 00:21:53.12 ID:wviJYcI0
>>472
冬月wwwwwwwwwwwwww
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 00:35:39.34 ID:KLovLM.o
>>472
張り切りすぎワロタwwwwwwww
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 00:59:38.02 ID:wBRKtbko
>>472
お前今日これVIPで拾っただろwwwwww
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 01:02:34.18 ID:h5zfKJko
>>478
ちょwwwwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwwwwww
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 01:26:53.96 ID:GrnSfzs0
>>472
こんな時間にwwwwwwwwwwwwwwwwクソッwwwwwwwwwwwwクソッwwwwwwwwwwwwwwww
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 01:45:55.65 ID:rn6emaYo
>>472に勝てる気がしないwwwwwwww
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 01:54:16.54 ID:T.3FAcDO
>>472
元ネタでもこんなに笑わなかったのにwwwwwwwwwwwwwwちくしょうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
483 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 16:59:48.84 ID:Ut1V0q20
>>472のカンフー画像に笑わせてもらったところで再開します

484 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:03:41.28 ID:Ut1V0q20
バババババババ…

上空・ヘリ内

(ドイツ語で会話されていますが都合上、日本語でお楽しみください)

ゼーレ02「米国支部もよくもこんなガラクタを作ったものだ」

ゼーレ04「米国からの追加予算申請の却下、司令のマッケニアには解任も仄めかしておいた。」

ゼーレ03「いくら予算が厳しいとは言え…四号機の建設まで中止したのだぞ。」

キール「ダミープラグとS2機関にこだわり過ぎた結果がこの様だ」

ゼーレ05「何とか無駄にならない様な場所があるだけ…不幸中の幸いと言ったところか」

キール「『無駄に』高性能なおもちゃだ。奴らも泣いて喜ぶだろう。」

ゼーレ02「小国の予算に相当するおもちゃか?碇も偉くなったものですな。」

キール「全く…ネルフの連中は我々をATMとしか考えておらん」

ゼーレ03「しかし、唯一の『我々にとって』の救済手段でもある。」

キール「ああ。『その為に』こうして手土産まで持ってきているのだからな。」

ゼーレ05「前回はタイトルに我々の名がついているにも関わらず…何というか総集編と言った雰囲気でどことなく誤魔化された気がするが」

キール「しかし前回も『ハイカラだね』と孫に好評だったのでな。個人的には大満足だ。」

ゼーレ05「確かに我々のメイクは前衛的でしたからな」

一同「HA!HA!HA!HA!HA!」



バババババババ……

485 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:05:51.13 ID:Ut1V0q20
ネルフ・発令所

リツコ「他人の不幸は蜜の味…ってご存知?」

ミサト「さぁてね」

リツコ「今!私の心を潤せるものは、そう!他人の不幸なのよ!」

リツコ「皆!私より幸せな人間は皆!不幸になればいいのよ!」

シンジ「リツコさん…なんか、いつにも増してヘンですけど…」

ミサト「もうすぐ31回目の誕生日がやってくるのよ。」

綾波「…それで。」

リツコ「ふふふふふ……」

リツコ「あらゆるカップルを破滅させてやるわ!劇中で!」

アスカ「うわぁ…なーんかちっちゃ〜」

ミサト「職権濫用の極みだわね」

リツコ「…手始めに、誰にし・よ・う・か・し・ら」

リツコ「…なんて考えた所」

リツコ「まず最初は、一番腹の立つカップル、洞木・鈴原ペアをぶち壊すことに決定しました。」

アスカ「ああ…あの二人なら別に反対しないわ。」

リツコ「もう、可哀想なくらいぐっちゃぐちゃのビリッビリにしてやるわ。」

リツコ「ふふふふ!こうなったら劇中の全てのカップルを…」

ミサト「……分かったからもうそれ以上は言わなくていいわ。こっちまで悲しくなるから」
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 17:06:52.84 ID:vsW360Ao
駄目だこの三十路…早くなんとかしないと
487 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:08:05.09 ID:Ut1V0q20
アスカ「で、どう、その二人をビリッビリのぐっちゃぐちゃにする訳よ」

リツコ「只の私怨だけじゃドラマが成り立たないって事を私は知っています。」

ミサト「よくおぼえましたねー」

ちびアスカ「ねー」

アスカ「…今日も来てるのねアンタ」

ちびアスカ「『来ていい』ってキョウコママに言われたから」

アスカ「だからって毎日来るこたないでしょう。アンタ、学校は…」

ちびアスカ「それに…アスカおねーちゃんに会いたかったから…」うるうる

アスカ「そ…!そんなこと言ったって…誤魔化されないんだから…!」ニタニタ

ちびアスカ(大人って相変わらず、ちょれー)

綾波「…アスカがデレてる」

シンジ「何だかんだで一番甘いのってアスカだよね」
488 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:14:03.47 ID:Ut1V0q20
>>485
×31
○30
489 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:15:41.70 ID:Ut1V0q20
リツコ「…とにかく、話を元に戻すと」

リツコ「私もクリエイターの端くれよ。なんとか『面白く』、カップルを潰そうと思います。」

ミサト「面白くカップルを潰すって、それはそれで外道極まりない気がするわよ」

リツコ「しかも今回は二話立てだから。ここらで一気に二話撮って、初期のゆとりを取り戻すわ。」

リツコ「スタッフも笑顔!視聴者も笑顔!私も笑顔!」

アスカ「……最近本気でリツコが恐ろしくなる時があるんだけど。」

ミサト「気が合うわね。例えば、今とか。今とか。今とか。」

シンジ「あの…具体的にはどうするんですか」

リツコ「あら、シンジくんが脚本内容を聞くなんて珍しいわね」

シンジ「とりあえず…トウジくんは僕の友達なんで」

アスカ「アンタもお人好しねー。度々小馬鹿にされてるってのに」

シンジ「トウジ君単体なら別に…」

リツコ「とりあえず鈴原君をなるべく目立たせて一話撮る。」

アスカ「…目立たせる、ねぇ。ちょくちょく出てくるただのエセ関西弁クラスメートって印象しかないんだけど」

リツコ「だから要素が必要なのよ。鈴原君にはエヴァンゲリオンの…四番目のパイロットになってもらう」

アスカ「四番目って確かカヲル…だったわよね?」

ちびアスカ「カヲルってだーれ?」

シンジ「えっと…渚カヲルくん。僕の従兄弟で綾波のお兄さん。」

ちびアスカ「レイおねーちゃんのお兄さん…」

ちびレイ「……ん?」

シンジ「……どうしたんだい」

ちびレイ「なんでレイさんと名字が違うのかしら?」

綾波「……何でだっけ」

アスカ「アンタ、妹でしょ…。」
490 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:17:31.63 ID:Ut1V0q20
シンジ「確か…南極支部の司令に物凄く気に入られて超法規的な手段で無理矢理養子にさせられたんじゃなかったっけ」

リツコ「あら、私が聞いたのはレイのお母さんが時田さんと結婚する前に既に前の彼氏の子供を身籠ってて時田さんもそれを承知で結婚したのはいいものの」

リツコ「あの国の複雑な制度のせいで何故かカヲルくんだけ、その前の彼氏の姓を名乗らなきゃならなくて」

リツコ「その上すぐにお母さんが時田さんと離婚してどこかへ消えちゃったから今でもそのままって話だけど」

ちびアスカ「えっ?えっ??」

アスカ「…とにかく、複雑なんだってことよ」

綾波「…子供は知らなくていい大人のセカイよ…」(遠い目)
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 17:17:48.37 ID:9BC8kYAO
支援
492 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:18:42.00 ID:Ut1V0q20
リツコ「んで、話を戻すけど…」

リツコ「選ばれた鈴原君には新しいエヴァに乗ってもらう」

ミサト「新しいエヴァ?」

リツコ「米国で開発された…参号機。」

マヤ「しかし、参考になるものがなければ発注されても制作出来ませんし、それにセンパイ、今からでは…」

リツコ「その辺については心配なくってよ。」

リツコ「もうすぐ『届く』ことになってるから」

ミサト「?」

リツコ「で、その参号機が使徒に侵され暴走。それを鈴原君が乗ってることをしらないシンジくんがプラグを引き抜いて破壊。」

アスカ「プラグを破壊って…それ、鈴原死んじゃうじゃない!」

リツコ「そうね。死んじゃうわね。」

リツコ「そうなれば自動的にカップル破局!洞木涙目!視聴者から『かーわいそおー』の嵐!」

ミサト「……あんた人の皮を被った鬼ね」
493 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:19:44.45 ID:Ut1V0q20
ミサト「でも折角だけどダメよ。」

リツコ「何が?日本人は人が死んじゃう話が大好きでしょ?」

ミサト「…プロデューサーから最初に言われなかった?『子供を[ピーーー]ことだけはダメ』だって。」

リツコ「今更。大抵のことは…」

ミサト「大抵のことは放送してくれたあの人がダメだって言うんだから、かなりゲロヤバなのよ。きっと。」

綾波「たしかに…子供を死なせるのはあらゆる方向から反感を買いそうね。」

ミサト「さっき自分でも言ってたでしょ?ドラマは私怨だけじゃ成り立たないのよ。」

リツコ「…」

リツコ「………」

リツコ「分かった。」

ミサト「あら、今日は随分ともの分かりがいいのね」



リツコ「足一本で妥協するわ」キリッ



アスカ「……期待するだけ無駄なのよ、ミサト」

ミサト「ええ……」
494 :493訂正 ◆RaAAAAaAAU [saga]:2010/06/23(水) 17:22:21.62 ID:Ut1V0q20
ミサト「でも折角だけどダメよ。」

リツコ「何が?日本人は人が死んじゃう話が大好きでしょ?」

ミサト「…プロデューサーから最初に言われなかった?『子供を殺すことだけはダメ』だって。」

リツコ「今更。大抵のことは…」

ミサト「大抵のことは放送してくれたあの人がダメだって言うんだから、かなりゲロヤバなのよ。きっと。」

綾波「たしかに…子供を死なせるのはあらゆる方向から反感を買いそうね。」

ミサト「さっき自分でも言ってたでしょ?ドラマは私怨だけじゃ成り立たないのよ。」

リツコ「…」

リツコ「………」

リツコ「分かった。」

ミサト「あら、今日は随分ともの分かりがいいのね」



リツコ「足一本で妥協するわ」キリッ



アスカ「……期待するだけ無駄なのよ、ミサト」

ミサト「ええ……」
495 :493訂正 ◆RaAAAAaAAU [saga]:2010/06/23(水) 17:23:47.37 ID:Ut1V0q20
ミサト「アンタ、もうちょいその考え方何とかならないかしら」

リツコ「何か問題でも?」

ミサト「大有りよ!ねじ曲がってんのよ。根性が。」

ミサト「何よ、その足一本で妥協するって思考。一体全体どの辺から浮かんでくるの?」

アスカ「あれね、他人に愛されない人間特有の。」

リツコ「……愛されてるわよ。」

ミサト「愛されてる人間がその年で股に膜、張ってるかしらぁ???」

リツコ「ま、股って……!///」

アスカ「…ミサトもミサトで擦れた考え方してるけど」


ちびアスカ「まく?」

ちびアスカ「ってレイおねーちゃん!なんで耳ふさぐのー!?」

ちびレイ「?」

綾波「……聞いちゃダメ。」
496 : ◆RaAAAAaAAU [saga]:2010/06/23(水) 17:25:22.80 ID:Ut1V0q20
>>495はべつに>>493の訂正じゃないです。すいません。



ミサト「とにかく、男の一人や二人作りなさいってなーことよ。」

リツコ「……碇司令」

ミサト「ドラマの話でしょうが。現実の話をしてるのよ現実の。」

リツコ「って言われたって誰がいるのよ!このネルフに」

ミサト「シンジくん」

リツコ「確かに可愛いけど」

綾波・アスカ「………」ギロッ

リツコ「……リアルで犯罪だし、ややこしいことになりそうだし、遠慮しとくわ」

ミサト「日向くん」

リツコ「無理よ。色んな意味で。」

ミサト「青葉くん」

リツコ「なし」

ミサト「…時田さん」

リツコ「そう言えば独身か…お金もあるs」

綾波「…………」

リツコ「…無言の圧力を感じるんだけど」

ミサト「あとは…」

ミサト「副司令……とか」

リツコ「一番あり得ないわ。母さんよりも年上じゃないの。」
497 : ◆RaAAAAaAAU [saga]:2010/06/23(水) 17:27:10.29 ID:Ut1V0q20
ナオコ「あら、私は大歓迎だけど〜」

リツコ「母さん!」

キョウコ「冬月副司令にリツコちゃんのカップルかぁ〜。意外とお似合いかもね〜♪」

ミサト「確かにありっちゃありね。」

アスカ「今は年の差カップルなんてあったり前だしね」

リツコ「や…やめてよ…一番ないでしょう…」

ミサト「副司令の為にもなるわ。ユイさん離れが出来るかもしれないしねw」

冬月「……君たちは勝手にあれこれ言うのが好きなようだね。」

一同「!?」

ユイ「ただいま〜」

ゲンドウ「シンジッ」ヒシッ

シンジ「お…お帰り父さん……」

ゲンドウ「…今日はいつもより嫌がらないんだな…」ぎゅぅぅ

シンジ「いや…まぁ…」

ゲンドウ「父さんは…父さんは……ううっ」

ユイ「泣かないで下さい!みっともありません。」
498 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:28:00.90 ID:Ut1V0q20

ミサト「そうか…今日は司令と副司令の退院の日でしたね」

冬月「全く災難だったよ。その上、教え子の息子になる話までされて…」

ゲンドウ「案外赤木君と上手く行くと思うがね。」

ミサト「そうよーリツコぉ。男は経験が多い方が良いって言うしぃ〜」

リツコ「や、やめてよ!」

リツコ「………」

ゲンドウ「とにかく…溜まっていた業務をこなさなければならん。…冬月。」

冬月「やれやれ。人使いのあらさだけは天下一品だな。」

ちびアスカ「……」かくれっ

綾波「どうしたの?急に隠れたりなんかして」

ちびアスカ「………」

シンジ「わかった。父さんのせいだね?」

ちびアスカ「!?」

ゲンドウ「わ、私が原因か!?」

アスカ「確かに全身黒にサングラスに手袋」

綾波「……不審」

ゲンドウ「ま、待て!これは決して好きで着ているわけではない!」

ゲンドウ「黒は制服だ。司令は24時間勤務だからな。仕方ない。」

ゲンドウ「サングラスは…シンジが初めて父の日にくれたプレゼントで…一度メガネに変えようとしたのだが…」

リツコ「ごほっ、ごほっ」

ゲンドウ「手袋も…撮影中に火傷をして…皮膚移植させてもらえず、それを隠すためにだな」

リツコ「おほっ、んーあーんふっ」

ちびアスカ・レイ「…大体理解できました」

アスカ・綾波「お利口さんね」
499 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:28:39.32 ID:Ut1V0q20

ちびアスカ「で、でも…わたし…怖がってた訳じゃなく…むしろ…」

アスカ「なく?」

綾波「むしろ?」

ナオコ「………」ニヤニヤ

MAGI『(・∀・)ニヤニヤ』

ちびアスカ「(す)…てきだなって」

綾波「敵……!?」

アスカ「怖いってーよりも寧ろ敵視、ってな訳ね」

ちびアスカ「い、いや…そんな訳じゃ…」

シンジ「父さん…」

ゲンドウ「いいんだ…。人に嫌われることに私は慣れているからな。」

ゲンドウ「特に女学生や子供…それから」

ゲンドウ「大学教授とか大学教授とか大学教授とか」

冬月「…もう20年も前の事だろうに。」
500 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:29:50.06 ID:Ut1V0q20

冬月「それに出会い方がどう考えてもおかしいだろ。初対面の相手に『身元引き受け人になれ』なんて。」

ゲンドウ「(∩■д■)アーアーキコエナイ」

シンジ「身元引き受け人って…」

ゲンドウ「取るに足らんことだ」


ナオコ「身元引き受け人っていうのはね、簡単に言うと警察に捕まった人を迎えに行く人のことよ」

シンジ「け…警察って…父さんが?」

ナオコ「前にも言わなかったかしら。ゲンドウ君、かなりヤンチャだったって」

ゲンドウ「赤木先輩…余計なことは…」

ユイ「あら、いいじゃない事実なんだし」

ナオコ「酔っぱらうともれなく無茶苦茶なエセ京都弁を喋りながら他大の男子学生にケンカを売ってね、しかもおかしいことに」

ナオコ「毎回毎回負けちゃうのよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

シンジ「父さん……」

ゲンドウ(このクソババァ……)
501 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:31:10.80 ID:Ut1V0q20
ナオコ「それであの時は…」

ナオコ「ケンカを売った相手に思い切り殴られた上に、器物破損の罪まで被せられて警察に捕まって…その身元引き受け人をコウゾウ先生にお願いしたのよね」

冬月「その後身元を引き受けた挙句、研究室を移らせてやったんだぞ。もう少しお前は私に感謝すべきではないか?」

ゲンドウ「闇医者をやっていたお前を役所に突き出さなかったことや、おまけに副司令の椅子を与えたことで十分相殺されただろう。」

冬月「何を言っているか。あの時代は闇医者なしでは成り立たん程荒れていた。それにこの席についているのもお前の都合で…」

ゲンドウ「俺はあの時強制した訳でも何でもない。『 や ら な い か 』と問いただけだが」

冬月「仮にも恩師にそんな事を言うか!銃を突き付け、南極へ連行した挙げ句」

冬月「お前の所の研究所の金の流れについて、追求した帰り道に所々スナイパーを配置しておいて良くも『強制ではない』などと…」

ゲンドウ「ふっ。気づかれていたとは。あの時海に沈めて塩の柱の一部にでもしてやるんだったな。」
502 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:31:50.61 ID:Ut1V0q20
冬月「やるか」

ゲンドウ「ふん。前回病院送りにされておいて。」

冬月「恩師を病院送りにした挙げ句、まだそんな口を聞けるとはな…」

冬月「目にものをみせてやる!!!」

ゲンドウ「望むところd」

ガスッ

ゲンドウ「オゥッ!」

ユイ「…やめなさい。これから仕事でしょう。」

ゲンドウ・冬月「……はい」



ズルズル……




ゲンドウ「………」

ユイ「冬月先生、本当にごめんなさい。全く…」

冬月「…しっかり叱って置いてくれたまえ」

冬月(などと言いつつ…むしろ私がしっかり叱られたいのはここだけの話だが)
503 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:32:28.26 ID:Ut1V0q20
リツコ「………」

リツコ(ば、バカな。ミサトが変な事言うから…副司令の顔が見れない……)

リツコ(……違う。違うわ。あり得ないわ。)

リツコ(い…嫌よ。半分も年の違う初老と…キス…したり)

リツコ(せ…せ…せ……っく……)

リツコ(やだ、私一体何を……!)

リツコ(……でも副司令の横顔って外人ぽくって)

リツコ(わ、わ、わ…)

リツコ(わる、わる、わる、わるくないわね)

ミサト「意識しとるww意識しとるwwwwwwwwwwww」

加持「楽しそうだなミサト」

504 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:32:58.74 ID:Ut1V0q20
ちびシンジ「こんにちはー」

ちびアスカ「あ、ちびシンジ。おそいじゃ……」



一同「!?」




キール「ふふふふふふ。」

キール「どうだ、私の自慢の肩車は!」

ちびシンジ「えっと…ああ、いいかんじののりごこちです」
505 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:34:41.54 ID:Ut1V0q20
(以下、日本語でお楽しみ下さい。)

ゼーレ02『時間ですぞ議長!次は私に……』

キール『ええ…あと少し…』

ゼーレ02『ダメ、ゼッタイです。』

キール『んもぉっ!いじわるっ!』

ゼーレ02『いくら議長とは言え譲れないことがあります』

キール『ふん…ならこちらにも考えがある。』

キール『君の管轄に厄介な中国支部を含ませてもよいのだぞ』

ゼーレ02『…っ!』

ゼーレ02『…ならばこちらもカードを切らせて貰います』

シュパ!

キール『!?』

ちびシンジ「ア…アスカさん、こ、このおじさんたち何を話してるんですか?」

アスカ「…男の戰いってヤツよ」

ちびシンジ「???」
506 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:36:26.69 ID:Ut1V0q20
ちびシンジ「???」

ゼーレ02「チビシンジクン、ツギハワタシトアーソビマショ」

ちびシンジ「か……かたこと…」

アスカ「ほら、言ってやんなさいよ。」

ちびシンジ「は…はい」

キール「OH…」

キール(まさか前回の来日の際、GINZAで遊んだ時の写真を出してくるとは…)

キール(……ワイフに殺される)

ゼーレ02「ソーレハグ!」ぎゅううっ

ゼーレ02「カワイイデスネ!」

ちびシンジ「あ…ありがとうございます…」
507 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:37:02.11 ID:Ut1V0q20
(以下、日本語で(ry)

ゼーレ04『OH!こっちにも子供がいるぞ!』

ちびアスカ「!」ビクッ

ゼーレ05『素晴らしい…正にファンタスティックだな。』

ゼーレ05『そーれ高い高い!』

ちびレイ「………」

ゼーレ05『ああっ。もう無表情なところがまた可愛いっ』

ちびアスカ「イヤァアアアア!意味不明なことばしゃべってるし、きゅうに持ち上げられるとかァアアアアアア!!!」

ゼーレ04『高い高い!』

ちびアスカ「こわいいいぃいぃぃぃいぃぃ!!!!!!」

シンジ「楽しそうだね、本当」

綾波「かつての支配者の成れの果てね」
508 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:38:35.20 ID:Ut1V0q20
ミサト「ねーリツコ、何でまたゼーレがうちに来てんのよ」

リツコ(ち…違うわ。違うんだからっ!)

ミサト「ねー……」

リツコ「違うって言ってるでしょ!」

ミサト「……ダメだわこいつ」

加持「本当にリッちゃんは免疫がないんだな。」

ミサト「私が直接、キール議長に聞くしかなさそうね…」
509 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:41:08.24 ID:Ut1V0q20
ミサト「日本語が通じる人間がいてホント助かったわ」


ミサト「キール議長。お楽しみの所申し訳ないんですが」


キール「ああ、葛城三佐。久しぶりだな。」

ミサト「まさか、ここにちびシンジくんと遊ぶ為にいらした訳では…」

キール「勿論ない。…まあ、次回からは目的の内に加わるだろうが。」

ちびシンジ「……」ゾクッ

キール「本当の目的はこちらだ。中に運んでくれ。」


ガラガラガラガラ……

『…………』

ミサト「……これは?」

キール「これにはネルフの技術の粋が詰まっている。」

ミサト「まさか…」

加持「エヴァ、ですか」

キール「そうだ。次世代型、エヴァンゲリオン参号機だ。」

参号機「………」

綾波「新しい…エヴァ…」

◇<ラー…

510 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:42:13.09 ID:Ut1V0q20
ミサト「…に、しては」

アスカ「ちいさっ!」

加持「レプリカか何か…ですか?」

キール「……残念ながら米国からの直送品、オリジナルだよ」

シンジ「へぇ。オリジナルなんだ……」

一同「……」

アスカ「って、えぇっ!?」
511 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:45:07.24 ID:Ut1V0q20
ミサト「オリジナルって…大きさがリョウジくらいしか…」

キール「要は失敗作だよ。日本が3体もエヴァを保有している中,米国だけは未だにエヴァを完成させずにいる。」

リツコ「焦ったのよ。米国はね…一刻も早く、参号機と四号機を次世代型のエヴァとして完成させようと。」

ミサト「リツコ!」

マヤ「前にもお話しましたが米国支部はS2機関搭載した完全ダミープラグ式のエヴァを作ろうとやっきになって結局…」

リツコ「失敗したのよ。四号機の建造を途中で破棄してまで作ったのにも関わらず。呆れた話よね。」

キール「まぁ、つまりは予算不足だよ。一度に二基も…しかも次世代型を作ろうとしたんだ。」

ミサト「米国支部も大変なのね」

アスカ「まだ研究費うんぬんならいいじゃない。うちは自ら財政難に、しかも泥沼にはまってるようなもんだし。」

ミサト「聞いたらこの間(※ゼーレ、魂の座編)の零号機の破損とシステム修理費」

ミサト「それから墓地の貸し切り代にユイさんの墓代でローンソからのお金とキャラソンの売上云々が全部吹っ飛んだらしいじゃないの」

リツコ「……ごほんっ!」

アスカ「本当にアンタバカァ?撮影の為だけに墓とそれから分譲地買うなんて…」

マヤ「墓と地代だけで占めて5000万ですね」

リツコ「あーあーあー」

キール「……ネルフが予算を良く追加申請する原因は君かね…」
512 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:46:09.96 ID:Ut1V0q20
キール「まあ話を戻すが」

キール「米国は我々になんとか面子を保ちたいが為に、こんな1/30サイズのものを作り、我々に寄越したのだ。」

リツコ「その話を母さんから聞いて撮影に使えるかもと思って貰えるように碇司令に頼んだの。」

ミサト「オリジナルを…そんないいんですか?失敗作とは言え、貴重なサンプルですよ。」

キール「実証試験も行われず100%設計通りに稼働するか…裏付けも取れていない。」

キール「それにS2機関を搭載した全面ダミープラグとは…さらに信頼度に欠ける。エヴァはただのロボットではないのだよ。」

キール「エヴァとパイロットが気持ちを通わせることが必要だからな。」

マヤ「確かに…エヴァはヒトの遺伝子、カタチを持っていますからね。」

リツコ「エヴァには心があるのよ。人が愛情を込めればどんなものにも魂が宿る。」

ミサト「よくエヴァを壊してるアンタがよく言うわ」

リツコ「例えばラミエルとかMAGIとかね」

ミサト「無視してんじゃないわよ」

綾波「…MAGIにも心がある」

MAGI『はいっ!あとプログラムとは言え、ある程度感情を表現できますです(´∀`)』

綾波「ラミエルさんにも…心がある」

◇<ラー!

綾波「ふふっ」なでなで

◇<ラー///

MAGI『(´ω`)』
513 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:46:56.77 ID:Ut1V0q20
キール「そんな訳で個人的には完成せず胸を撫で下ろしている面もあるが。」

キール「まぁ、どうせゼーレに置いておいては、ただのジャンクに成り下がるだけからな。君達に有効活用してもらいたい。」

マヤ「うわぁ。これはかなり第2東映としても研究しがいがあります。他社を一気に抜きさる特殊技術の参考になるかも」

ミサト「でもこれ、ちゃんと動くの?」

リツコ「マヤ、起動させて頂戴」

マヤ「は、はいっ!」

マヤ「えっと管理プログラムをMAGIに同期させて…」

MAGI『認識しました。参号機の起動、スタートします!』



参号機「……」




参号機「ウオォオオオォォ!」



514 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:47:36.07 ID:Ut1V0q20
シンジ「動いた!」

アスカ「唸ってるけど…全く迫力ないわね」

参号機「…ウオッ!」

キール「どうやらセカンドに怒っているらしい」

アスカ「……分かるんですか」

キール「元トップエンジェルブリーダーだからな。」

アスカ「………」

ミサト(…ツッコミたいところをグッと我慢するアスカ、偉いわ)
515 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:48:03.78 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオッウオッ」

シンジ「…ど、どうしたんだい」

参号機「ウオッ」

スッ

シンジ「……手?」

参号機「……ウウッ」

シンジ「?」

キール「どうやら参号機は君が気に入ったらしい。握手を求めているぞ。」

シンジ「あ…握手?エヴァと?」

参号機「………」クイックイッ

シンジ「あ…えっと…碇シンジです…よろしく」ぎゅっ

参号機「………」ぎゅっ

アスカ「なにこれ」

綾波「まるで前楽園遊園地のヒーローショーね」
516 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:49:13.93 ID:Ut1V0q20
シンジ「ふふっ」

参号機「ウオッ!ウオッ!」

アスカ「ちょっとこいつ、中に誰か入ってるんじゃないの?」

リツコ「まさか。完全ダミーシステムシステムを導入しているお陰よ」

マヤ「ただ、他のダミープラグとことなるのはヒトの思考パターンなどのパーソナルデータだけでなく感情…もプログミングされてますね。」

アスカ「えっと…MAGIに侵入したウイルスとおんなじヤツ?」

リツコ「そう。米国はそれを利用してよりエヴァを人に近付けた。ヤケになったのかしら…兵器、と言うよりかは、お遊び的な香りがするわね。」

マヤ「…ちなみにセンパイ、ダミープラグは誰をモデルに作成されたんでしょうかね?」

マヤ「うちのデータは原則持ち出し禁止ですし…」

リツコ「カヲル君よ。確か南極だけはデータは各支部に公開、共有しているはずですもの。」

アスカ「あいつのデータが組み込まれたエヴァ…」

綾波「通りで碇くんに馴れ馴れしいはずだわ」
517 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:49:55.64 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオッ!」

ミサト「でもなんかこう…愛らしさがあるのよね」

マヤ「不思議といかつい風貌なのに可愛く見えてきました」


参号機「ウオッ」

ズンズン…

綾波「?」

参号機「…」

アスカ「アンタ、レイに何をする気(ry」

参号機「……」なでなで

綾波「!」

参号機「ウオッ」

綾波「///」

◇<ラー!?



アスカ「…ああ、やっぱアイツで間違いないわね」

ミサト「何だかんだであの子、えらくレイのこと可愛がってたもんね」
518 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:52:10.98 ID:Ut1V0q20
参号機「…」クイックイッ

アスカ「…何よ」

参号機「……」ニカッ

アスカ「…それ!私の今日のお弁当っ!」
アスカ「返しなさいよこのジャンク!」

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!」タタッ

アスカ「待ちなさい!待ちなさいってばぁ!」

ミサト「で、リツコ…この人間味溢れる参号機を動けなくなるまでボッコボコにしようっての?」

リツコ「まさか。貴重なサンプルよ。『演技』してもらうだけ。ある程度の指示プログラムはこちらで作っておいたわ。」

ミサト「…それ、信頼していいの」

リツコ「何よその目は。完璧よ。」

ミサト「ふぅん」

リツコ「…信用してないのね」

ミサト「アンタの腕は認めてるわ。ただ…」
ミサト「相手は得体の知れない『兵器』なのよ。しかも実証試験も成されてない。」

リツコ「エヴァはあくまでもヒトの下にあるものよ。」

ミサト「サードインパクトのこと、もう忘れたの?」

リツコ「…その上での結論よ。」

ミサト「最近のアンタ、本当にどうかしてるわ。少し休んだら?」

リツコ「嫌味?それとも本気で心配してくれて?」

ミサト「両方よ。」

リツコ「…ありがとう。ミサト。」

ミサト「………」

リツコ(確かに脚本にメンテナンスに市議会への対策に各支部へのハッキング)
リツコ(確かにドラマが始まってから…ロクに寝てないわ)
リツコ(でもそれは母さん達も一緒)
リツコ(…甘えね)

MAGI『り、リツコおねーさんが真剣に考えこんでます…』
ミサト「…こりゃホントにマズイわ」
519 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:54:15.13 ID:Ut1V0q20
キール「ごほん…あー赤木博士」

リツコ「なんでしょう」

キール「あー、参号機の交換条件と言っては何なのだが」

キール「…少しで良いのだ。その…あー…来日したからにはタダでは帰れぬからな」

リツコ「私回りくどい事は苦手なんです。結論をおっしゃって?」



キール「…我々を出してはくれないか」

リツコ「……」
520 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:55:15.89 ID:Ut1V0q20
ネルフ・第拾七会議室

ゼーレ05(青葉)『今回の事件には、使徒がエヴァを取り込もうとしたという新たな要素がある。これが予測されうる第13使徒以降とリンクする可能性は?』

ミサト「これまでのパターンから、使徒同士の組織的なつながりは否定されます。」

ゼーレ04(冬月)『左様。単独行動であることは明らかだ。これまではな。』

ミサト「それは、どういうことなのでしょうか?」

キール「君の質問は許されない」

ミサト「はい」

キール「下がりたまえ」

キール「どう思うかね、碇君?」

ゲンドウ「使徒は知恵を身につけ始めています。残された時間は」

キール「後わずか、と言うことか。」

マヤ「はいカット。お疲れさまでーす」

キール「……解せぬ」

リツコ「何か問題でも?」

キール「撮り終わってから気が付いたのだが」

キール「今回我々はモノリスを被せられている。」

リツコ「化粧をする時間もありませんでしたので」

キール「…私以外の人間は日本語が喋れない。よってネルフの人間によってアテレコされている。」

リツコ「ええ。」

キール「…我々の意味、ないんじゃないのか」

リツコ「………」

リツコ「そ、そんなことありませんわよ」

リツコ「圧倒的な支配者的なオーラは…別の人間には醸し出せませんから。」

キール「今ではネルフのATM代わり。家では尻に敷かれている…そんなかつての支配者のオーラが、か?」

リツコ「………」
521 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:55:45.07 ID:Ut1V0q20
キール「…我ながら情けないもんだ。サードインパクト、サードインパクト、神への贖罪がどうだの言っていたあの頃に戻りたい」

キール「何もかもシナリオ通りだった…」

キール「私は……神への贖罪より、ただ生きたいという願いが…勝ってしまった…生き汚い死に損ないだ!……うぅ」

ゼーレ02『ぎ、議長……』

キール「でも孫が可愛いんだ!碇や冬月と一つになるなんて気持ちが悪いんだ!」

リツコ「なら…ATMでも、生き汚くてもいいじゃないですか。」

◇<ラー!

リツコ「生きる……それが人に課せられた神への贖罪、使命そのものですわ」

ゲンドウ「だから人は…必死に生きようとする」

ゼーレ03『命を紡ごうとする』

キール「そうか…人は浄化せずとも…」

冬月「存在を許されるため…汚れ、生きる。」

キール「…私は…これで良かったのかもしれない」

キール「生きたい…それだけで良かったのかもしれない」

キール「サードインパクトの失敗は神が…人を…私を許し、生きることを償いとした証明なのかもしれぬ」

ゼーレ05『議長!』

キール「良い、これで良いのだ…」

ゼーレ一同「議長ォォオオオ!!!!」

アスカ「…何よこの自己啓発セミナー」

ミサト「歳を取ると色々と大変なのよ。」
522 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:57:21.29 ID:Ut1V0q20
トウジ「あの…何やってるんですか」

リツコ「ああ、あなた達、来てたの。」

ヒカリ「おじいさん達が号泣してますけど」

リツコ「気にしないで頂戴。」

リツコ「皆。主役の二人が到着したわ。」

トウジ「鈴原トウジです。よろしくお願いします。」

ヒカリ「洞木ヒカリです。よろしく。」

ペタペタぺたぺた

トウジ「ヒカリ、こんな時くらいは腕、離してくれよ〜」

ヒカリ「やだ。私、トウジとくっついてなきゃ死んじゃうっ!」

トウジ「もう…仕方ないヤツだなぁ…♡」

ヒカリ「トォジ♪やさしい♡」

リツコ(しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね)
523 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:57:49.36 ID:Ut1V0q20

ちびアスカ「…なんなのよ。見てるこっちがはずかしくなる、あのふたりは」

シンジ「えっと…僕らのクラスメイトで…」

アスカ「とんでもないバカップルよ。しかも悪質な、ね。」

リツコ「今日はネルフ班と学校班、二手に別れて撮影します。」

リツコ「それじゃ、撮影を始めるから。学校に移動して。」

524 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:58:27.68 ID:Ut1V0q20
学校

ゲンドウ「…」

参号機「ウオッウオッ」



ざわざわざわ…




男子生徒「な…なんなんだあれは」

女子生徒「こ…怖いおじさんが…」

女子生徒「きっとヤクザよ。きっとネルフに目をつけて…しつこくみかじめ料を請求してるんだわ。」

シンジ「………」

シンジ(加持さん…なんで父さんが着いて来てるんですか)

加持(リッちゃん達と撮影のはずだったんだけど…来るって聞かなくてな。)

加持(まずかったか?)

シンジ(かなり)
525 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 17:58:56.44 ID:Ut1V0q20
ゲンドウ「シンジの学校も久しぶりだな」

シンジ「そ……そうだね」

ゲンドウ「……何やら騒がしいな」

シンジ「………そうだね」

女子生徒「や…やだ……碇くんがサングラスの人に脅されてる!」

女子生徒「せ…先生、呼んだ方が……」

ゲンドウ「そこの君。」

女子生徒「!」ビクッ

ゲンドウ「一体何があったのかn……」

女子生徒「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!」ダッ

女子生徒「せんせぇ!せんせぇ!学校にヤクザがァァァァァァァアアアアアア」

先生「何があった三石ィィィィィィイイイ!!!!」

ゲンドウ「えっ…えっ…」
526 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:00:44.25 ID:Ut1V0q20
ざわざわざわ……

シンジ「……いつもこうなるんで嫌なんですよ」

アスカ「確かにこのくそ暑いのに全身真っ黒の長袖にサングラス、アゴヒゲ……」

ヒカリ「…ヤクザそのものよね」

加持「…すまないことをしたな」
527 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:02:48.53 ID:Ut1V0q20
教室

加持「さて、無事に司令を送り返した事だし、俺達も撮影を始めようか。」

アスカ「現場指揮がリツコじゃなくて、加持さんだし今日はさっさと終わりそうね」

加持「よし、じゃあ皆。指定の位置についてくれ」

参号機「ウオッ」

シンジ「あの…参号機、連れてきちゃって良かったんですか?」

加持「『原子炉を動力としてる訳ではないし、平気よ』……とリッちゃんが…」

女子生徒「あ、あのっ」

加持「どうしたんだい?」

女子生徒「ほらぁ、由里子言っちゃいなよぉ」

女子生徒「琴乃は黙っててっ!……ずっと言えなかったんですけど」


加持「?」

女子生徒「さ……サイン下さい。」

加持「お、俺のか?」

女子生徒「はいっ」

女子生徒「あー!由里子ずるい!私も私もっ!」

キャーキャーキャーキャーキャーキャーキャーキャー

アスカ「……そうでもなさそうね」
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 18:03:14.21 ID:5gaxhmko
マダオは自分の容姿を把握してないのかww
529 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:05:42.27 ID:Ut1V0q20

参号機「ウオッウオッ」

女子生徒「何これかわいいー」

男子生徒「かっけー」

参号機「ウオッ……///」

女子生徒「照れたぁ!」

女子生徒「かんわいいー♪」

シンジ「……」
530 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:10:47.56 ID:Ut1V0q20
一方ネルフでは

エスカレーター

ミサト「で、残った参号機はどうするの?」

リツコ「ここで引き取ることになったわ。米国政府も第1支部までは失いたくないみたいね。」ビクビク

ミサト「…参号機と四号機はあっちが建造権を主張して強引に作っていたんじゃない!」

ミサト「いまさら危ないところだけうちに押し付けるなんて、虫のいい話ね。」

リツコ「あの惨劇の後じゃ誰だって弱気に………」ガクガク

リツコ「無理!やっぱ無理よぉ!」

マヤ「……カット」

ミサト「リツコ!既にもうテイク20よ?」

リツコ「エスカレーターだけは本気で無理!無理なのよぉ!」

ミサト「今どこも使っちゃってて、ここしか撮影場所がないんだから仕方ないでしょ」

ミサト「ちゃんと場所を確保しとかないアンタの責任よ!」


リツコ「なんで両側に壁、つけなかったのよぉ…」

ミサト「三十路のいい大人が泣くんじゃないの!」

リツコ「まだ正式には三十路じゃないわ。あと四カ月あるもん。」

ミサト「往生際の悪いやつね…!」
531 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:14:41.01 ID:Ut1V0q20
◇<ラー

MAGI『どうしたんですか?ラミエルさん』

◇<ラー…ララララー

MAGI『何々……嫌な予感がする』

◇<ラー

MAGI『俺の絶対領域が侵されてる…そんな予感』

MAGI『大丈夫ですよ。ラミエルさんは何てったってかわいいですもん』

◇<……ラー

MAGI『そう言う問題じゃない……んですか』
532 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 18:18:11.49 ID:Ut1V0q20
加持「あー、それじゃ持ち場についてくれ」ハァハァ

アスカ「……全く。加持さんも律儀に全員分書かなくったって良かったのに」

シンジ「大分時間を食っちゃったね…」

サツキ「それじゃスタート」

ヒカリ「起立、礼、着席!」

根府川「あ、ああ…今日の休みはいつもの綾波と、相田か。後、今日は小池先生がお休みで、4時限目の現国が自習となります…」

シンジ「ケンスケ、どうしたの?」

トウジ「新横須賀。今日も軍艦の追っかけや。ミョウコウとかいうんが入港しとるんやと。」

ヒカリ「………」

加持「……カット」

加持「……ちょっと君達」

ヒカリ「何?」

加持「撮影の時くらいは離れような…」

ヒカリ「ええ〜!」
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 18:58:42.08 ID:DCz.l6M0
この3号機どこで売ってますか
534 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:00:25.95 ID:Ut1V0q20
加持「あー、それじゃ持ち場についてくれ」ハァハァ

アスカ「……全く。加持さんも律儀に全員分書かなくったって良かったのに」

シンジ「大分時間を食っちゃったね…」

サツキ「それじゃスタート」

ヒカリ「起立、礼、着席!」

根府川「あ、ああ…今日の休みはいつもの綾波と、相田か。後、今日は小池先生がお休みで、4時限目の現国が自習となります…」

シンジ「ケンスケ、どうしたの?」

トウジ「新横須賀。今日も軍艦の追っかけや。ミョウコウとかいうんが入港しとるんやと。」

ヒカリ「………」

加持「……カット」

加持「……ちょっと君達」

ヒカリ「何?」

加持「撮影の時くらいは離れような…」

ヒカリ「ええ〜!」
535 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:03:48.29 ID:Ut1V0q20
アスカ「アンタ、この前の撮影じゃ鈴原と離れててもヘーキだったじゃん!」

アスカ「もしかして私達への嫌がらせ!?」

ヒカリ「あら惣流さん嫉妬ぉ?」

アスカ「はぁ?」

ヒカリ「今日は、私とトウジが付き合って1年と2ヶ月の記念日なの。」

アスカ「……アンタら1ヶ月置きに祝ってんの?」

ヒカリ「そ。記念日は離れちゃいけない決まりなのよ」

アスカ「死ぬわけじゃあるまいし、TPOくらいわきまえなさいよ」

ヒカリ「死んじゃうわ!常にトウジを感じていないと!」

アスカ「……何なのよこいつら。」

アスカ「シンジに加持さんもなんとか…」

参号機「ウオッウオッ」

シンジ「…さ、参号機くんちょっと今は遊べないんだ。ごめんよ」

参号機「ウオッ!」

シンジ「だから…」

536 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:05:40.23 ID:Ut1V0q20
女子生徒「あのぉ加持さーん」
加持「今は撮影中だ。話なら後で聞くから…」
女子生徒「加持さんって彼女いるのぉ?」
加持「いや…だから」

ざわざわ・・・

アスカ「はあ…」
アスカ「ん?なんか後ろから…」

537 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:06:23.60 ID:Ut1V0q20
窓の外

ゲンドウ「………」ジーッ

彡'⌒ヾミヽ    ,';;;;;,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
      ヾ、  /;;;;;;;;  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |
         i;;;;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;;; ,,,,,,,,;|
,ィ彡三ニミ    ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;li;;;;;;;;;;|
          | ;;、;;;;;;;;// /,'' / l/  |/|/   ゙l  |
    =     /ヾ;;/ソ       ,  ,     .|  こ の ク ラ ス は
ミ三彡'      '、 (ヾ,,===;;;;;;;,,,,,_`il,i゙__,,,,;;;;;==..|
            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::.|  ゲ ン ド ウ に
       /⌒  /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;. .
  ィニニ=-   .. /;;;/::ミヾ、./ / / )     '|  監 視 さ れ て
彡'     _,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ /  /_!/`   ./|  
  _,、-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / /  /   /.__,,,..-/ヽ .|  い ま す
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ / .ノ  / ,,, /  ノ/';;;|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ/ ノ  /  /,,,,/   /;;;;ミ.|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    /  /;/ /;;;;;;ミ :|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ   ,    `゙  /―''':::::::::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |  |      ノ:::::::::::::::::::;;;.|



アスカ「…ツッコミが追いつかないわ」
538 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:07:22.35 ID:Ut1V0q20
男子生徒「じゃあな〜」

ヒカリ「鈴原、今日から週番なんだからちゃんとやりなさいよ!」

トウジ「何の事や?」

ヒカリ「プリント!届けてくれって先生が言ったでしょ!」

トウジ「なんや委員長、相方がおるやろう。」

ヒカリ「綾波さんは今日休みッ!」

トウジ「綾波とワシなんか。そりゃしゃあないなー。」

トウジ「でも、女の家に一人じゃ行けへんしなあ…。」

ヒカリ「それなら私が一緒に…」

トウジ「シンジ!帰り頼むわ。」

ヒカリ「……」

サツキ「はいカットー!オッケーでぇす」

シンジ「撮りなおすこと百数十回」

アスカ「…たった5分のシーンにこんなに時間が掛かっちゃうなんて」

シンジ「しかも後日撮り直しもあり…」

参号機「ウオッ」ズイッ

シンジ「あ、参号機くんタオルありがとう」

参号機「ウオッ」

アスカ「あっ…ありがと。気ぃきくじゃん」

加持「ま、この後のシーン、照明じゃなく自然な夕日が取れそうで良かったがな」

アスカ「どれもこれもリツコとあいつらのせいよ!」

アスカ「なーにが記念日よ!バッカじゃないの!?」

ヒカリ「ねぇ加持さん!」

アスカ「ちょっと無視すんの?ケンカ売る気!?」

ヒカリ「この台本…変えられません?」

アスカ「はぁ?」
539 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:08:02.83 ID:Ut1V0q20
ヒカリ「私…例えドラマでもトウジが他の女の子の家に行くなんて……耐えられない!」

加持「そう…言われてもなぁ」

ヒカリ「変えてください!」

加持「いや…書いてるのは俺じゃないし…勝手に変えるわけには…」

アスカ「いい加減にしなさいよ!」

ヒカリ「何よ。私はあなたに聞いてる訳じゃないのよ」

アスカ「さっきから聞いてりゃ自分と鈴原のことばっか!」

アスカ「アンタ達だけでこの作品が出来てる訳じゃないのよ。」

ヒカリ「だって、赤木さんがどうしても出てくれーっていうから仕方なくやってんのよ」

アスカ「だからって、何でも許される訳じゃないのよ。メーワクしてんの!こっちは!」

ヒカリ「ひどい…惣流さん…」うるっ

ヒカリ「トウジぃ、頼まれて出てるのにメーワクとか意味分かんないぃ…ううっ」

トウジ「………」

ヒカリ「……トウジ?」

トウジ「考えてみたら僕達、ちょっとくっつき過ぎてたかもしれない」

ヒカリ「……えっ」
540 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:09:48.13 ID:Ut1V0q20
アスカ「『くっついてないと満たされない』ってーのは相手を信頼しきってない証拠なんじゃないの?」

ヒカリ「そ、そんなわけないわ!私はトウジを……」

トウジ「惣流さんの言う通りかも知れない。」

ヒカリ「ちょ…ちょっと…そ…そんなトウジまで……」

トウジ「少し、距離を置こうか」

ヒカリ「……ッ!」

タッ

トウジ「ヒカリ!」

参号機「ウオッ……」

アスカ「放っておきなさいよ」

トウジ「でも…」

加持「アスカの言う通りだ。君達が好きあってるのは良くわかった…が、こう言うことも必要なんだよ。恋愛においてはね。」

女子生徒「キャアアアアアアアアアアアア///」

女子生徒「さすが加持さん…///」

ガラッ

ゲンドウ「おい!今女子生徒が走っていったが、一体何があった!?」

女子生徒「キャァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

女子生徒「さ…さっきのヤクザ!」

シンジ「……父さん」

加持「ヒエピタをしてるってことは…もしかして司令、ずっと外で見てたのか……」
541 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:10:51.57 ID:Ut1V0q20
ゲンドウ「シンジ!お前は大丈夫か?」

シンジ「大丈夫っていうか…」

参号機「ウオッ!ウオッ!」

ゲンドウ「な、なんだ?」

参号機「ウオッ♪」ぎゅううう

バキッ

ゲンドウ「うぇ!?」

参号機「ウオッ♪ウオッ♪」

ワーサンゴーキヤッチャエー

シンジ「参号機、早速父さんの事が気に入ったみたいだね」

アスカ「気に入ってじゃれてるっていうか…技、掛けてる様にしか見えないけど」
542 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:12:45.14 ID:Ut1V0q20

アパート

シンジ「父さんは?」

加持「今度はきちんと諜報部に身柄を引き渡して、参号機もネルフに送り返した。」

加持「参号機のお陰で手間取らなかったよ。」

シンジ「ははっ…」

トウジ「ここが綾波さんの部屋…」

アスカ「相変わらずこっ汚いわね」

シンジ「劇中ではね。普段は僕んちに住んでるよ」

トウジ「そ…そうなのかい?知らなかったよ…」

シンジ「…綾波、あんまり自分の事を話したがらないしね」

綾波「そうね。」

アスカ「確かにね…」

シンジ「……って綾波ぃ!?」

アスカ「びっくりさせないでよ!」

綾波「あら、ごめんなさい。そのつもりはなかったんだけど」
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 19:16:02.32 ID:WvePt3Eo
>>537
やめろwwwwwwwwwwww
544 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:16:28.52 ID:Ut1V0q20
綾波「………」

シンジ「どうしたの?」

綾波「洞木さんは?一緒じゃないの?」

シンジ「ま…まあねちょっと色々あって」

トウジ「…」

加持「心配かい?」

トウジ「今回…この台本を見て…少し思うことがあったんです」

トウジ「……正直、良くないなとは思ってたんです」

トウジ「だけど何て言うか…お互い怖かったんです」

加持「くっついてることだけが愛情じゃないさ。」

加持「離れて、初めて知る愛ってのもある」

トウジ「ミサトさんの時もそうだったんですか?」

加持「まあな。」

加持「…いや、少し違うかな」

トウジ「違う?」

加持「さっき言ったことは、あくまで結果論だ。俺の場合は…」

加持「『終わり』が来るのがただ怖かったんだ。人はずっと一緒には居られない。その事実を受け止めなきゃならない。」

トウジ「そうです。…今回の台本で…それを意識したのかもしれない」

加持「ま、あんなご時世だったからな。君達中学生には些か早計だよ。」

トウジ「………」
545 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:19:33.00 ID:Ut1V0q20

加持「それと彼女のことなら心配いらない。ネルフの人間がきちんと追いかけているはずだ。」

加持「よし。それじゃ、撮影始めるぞー」

シンジ「…ん?」

シンジ「…あれっ、アスカは」

綾波「……そう言えば」

トウジ「さっき物凄い勢いで走って行きましたけど。」

綾波「アスカ……やさしいから」

シンジ「…?」
546 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:20:57.08 ID:Ut1V0q20
市民公園

ヒカリ「逃げて……来ちゃった」

ヒカリ「……まだ撮影残ってるのにどうしよう」

ヒカリ「……」

ピトッ

ヒカリ「!?」

アスカ「………」

ヒカリ「惣流…さん?」

アスカ「……飲みなさいよ」

547 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:21:25.17 ID:Ut1V0q20

ヒカリ「……ありがとう」

アスカ「………」

ヒカリ「………」

アスカ「………さっきは言い過ぎたわ」

ヒカリ「……私こそ」
548 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:21:54.52 ID:Ut1V0q20

アスカ「アンタの気持ちも分からなくないのよ。好きな人間がドラマの中でとは言え…死にかけるんだもん」

ヒカリ「………不安になったの」

ヒカリ「トウジがもし…遠くに言っちゃったらって」

アスカ(まぁ、うちの脚本家もそれを狙ったんだけど…)

ヒカリ「私ね、頼れる人間がトウジしかいないの」

ヒカリ「お母さんもお父さんもお姉ちゃんも…中々帰ってこないし。妹はまだ小学生だし。」

アスカ「……私も小さいときそうだった。」

ヒカリ「……惣流さんが?」
549 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:22:36.18 ID:Ut1V0q20
アスカ「私のママ、研究者でね。中々家に帰って来なかった。パパも…研究者だけど外に女の人が沢山いて…帰って来なかった。」

アスカ「ママったらバカだからさぁ、パパの言うこと本気にしてるのよ。だから家族自体は上手く行ってたんだけど…私は寂しかった。」

ヒカリ「そう…だったんだ」

アスカ「そんなときに出会ったのがシンジ。二人で良く遊んだもんよ。」

アスカ「シンジと二人で遊んでると…寂しさを忘れられた。だからシンジといつもいつも一緒にいた。」

アスカ「そんな時にやって来たのがレイとカヲル。」

アスカ「その二人がやって来ると…自然に二人っきりで遊ぶ時間が少なくなった。」

アスカ「よくレイやカヲルとケンカしたわ。」

アスカ「そのうち…レイやカヲルとも遊ぶようになって…ふとある時気が付いたの」

アスカ「……私はシンジに依存してたんじゃないかって、ね」

ヒカリ「……依存」

アスカ「好きと依存って違うと思うの。……『好き』は好きだから一緒にいるけど、『依存』は不安だから一緒にいる。」

アスカ「好きな人と一緒に居たい気持ちは分かるわ。だけどさ、アンタ達のやってることは…依存なのよ」

ヒカリ「…………」

アスカ「……昔の私を見てる見たいで…ついキツク言っちゃったわ。…ごめん。」

ヒカリ「いいの。確かに…そうだと思うから。」

ヒカリ「……トウジとのこと、もうちょっと考えるべきだったのよね。私。」

アスカ「ま、『恋は盲目』って言うから仕方ないんじゃん?」

ヒカリ「ふふっ…何か惣流さんと…ゆっくり話せて良かった。」

アスカ「アタシもよ。もっと生け簀かないヤツかと思ってたわ。」
550 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:23:16.45 ID:Ut1V0q20
ヒカリ「……ヒカリ、ヒカリでいいわ」

アスカ「私もアスカでいいわよ。」

ヒカリ・アスカ「………」にこっ



ガサッ



ヒカリ・アスカ「!?」

リツコ「………」

リツコ「いいわ。いいわよあなた達…」

アスカ「りっ、リツコ!」

ヒカリ「ど、どうしたんですか!?」

アスカ「ずっと聞いてたの?」

マヤ「邪魔するのも悪いと思って」

ミサト「珍しく撮影が早く終わって…諜報部から連絡があってアスカと洞木さんがここにいるっていうから迎えに来たんだけど…」

アスカ「…どうせ興味本位で来たんでしょ。悪かったわね、ご期待に添えなくて。」

ミサト「そうでもないわよ。久しぶりにいいもの見れたわ〜♪」

マヤ「友情って素晴らしいですね!」

アスカ「アンタら……」
551 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:25:07.70 ID:Ut1V0q20
リツコ「よし、このテンションのままで第拾八話のシーン10撮っちゃうわよ!」

アスカ「は…はぁ?」

ミサト「リツコのハイパーメディアクリエイター魂に火がついたのよ」

ヒカリ「????」

アスカ「…要約すると病気ってことよ」

552 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:28:57.48 ID:Ut1V0q20
ヒカリ「鈴原の好きな子って、綾波さんかもしれない…」

アスカ「鈴原が!?あの優等生を!?」

ヒカリ「お昼、仲良さそうだったし…」

アスカ「安心してヒカリ!それはないわ!あの女はシンジの1万倍も、人との付き合い方知らないもの。」

ヒカリ「そう?」

アスカ「そう!」

アスカ「…一つ聞いていい?」

ヒカリ「何?」

アスカ「あの熱血バカのどこがいいわけ?」

ヒカリ「優しい…ところ///」

アスカ「(´Д`;)」


リツコ「カットー」

リツコ「じゃあ移動して。続けてお弁当作るシーン撮るから」

アスカ「ええー」

リツコ「時は金なりよ」

リツコ「材料はこっちで用意するから。」

ミサト「もしやネルフの給湯室で撮る気?」

リツコ「ええ」

ミサト「アンタね、どこの世界にそんなバカがいるのよ…。」

リツコ「だって心当たりが…」
ヒカリ「あの!」

リツコ「?」

ヒカリ「あの…どうせなら…私の家、使いませんか?」

リツコ「いいの?」

ヒカリ「どうせ誰もいませんし」
553 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:29:35.79 ID:Ut1V0q20
洞木宅

アスカ「おじゃましまーす」

リツコ「綺麗な家ね」

ヒカリ「ありがとうございます」

リツコ「誰かの家とは大違い」

ミサト「……むっ」

リツコ「それじゃあ撮影の準備、よろしくね」

マヤ「任せて下さい♪」

アスカ「悪いわね。急に使わせて貰っちゃって」

ヒカリ「………」

アスカ「どうしたの?」

ヒカリ「トウジと…どうやって仲直りしようかなって」

アスカ「……バカね。向こうだって…そんな怒っちゃいないわよ」

ヒカリ「……でも」

アスカ「なら、撮影で作ったお弁当…持ってってあげたら?」

ヒカリ「………うん」

ヒカリ「ありがとう。アスカ。」

アスカ(……これくらい司令も素直にシンジとの距離感を考えてくれたら良いんだけど)

アスカ(無理な話か……ww)
554 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:31:13.33 ID:Ut1V0q20
一方ネルフ


ゲンドウ「………」ボロッ

冬月「ようやくやって来たと思えば…情けない姿だな。」

参号機「ウオッ!ウオッ!」


グギギギギギ……



ゲンドウ「痛い!痛い!」

ユイ「あらあら…」クスクス

参号機「ウオッ……///」

参号機「ウオッ〜♪」

ユイ「あら、私にのど飴くれるの?ありがとう。」

冬月「お前!それは私のポケットに入っていた…いつの間に!」

ユイ「あら、いけないわ。お返しします。」スッ

冬月「いや、むしろ、是非、受け取ってくれたまえ」

参号機「ウオッ?」

ゲンドウ「…まあそう言う訳だ」
555 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:31:45.16 ID:Ut1V0q20

青葉「今回は列車の貸し切りが出来なかったのでこちらに」

ゲンドウ「電車のセットに…モニターか?」

冬月「何も映っていないではないか」

青葉「スイッチ」

カエデ「了解」


ダダンダダン……ダダンダダン…



ゲンドウ「これは……」

冬月「…車窓の映像か」

青葉「『家で楽しむ車窓旅行シリーズ〜第三新東京篇〜』…赤木…リツコ博士の私物です。」

ゲンドウ「…そう言えば赤木くんは鉄道オタクだったか」

冬月「赤木博士は色々と…残念だな」

ゲンドウ「ああ。非常に残念な女性だ。」
556 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:34:33.97 ID:Ut1V0q20
アパート

綾波「ありがとう…感謝の言葉、初めての言葉。」
綾波「あの人にも言った事なかったのに…」

加持「オッケー。お疲れさま。」

トウジ「やっと今日の分…終わりか」

シンジ「トウジくん、付き合ってくれてありがとう。」

トウジ「かまへん!かまへん!」

シンジ「ふふっ…ちょっと関西弁、残っちゃってるよ」

トウジ「……おっと、いけないなww」


ヒカリ宅

マヤ「カットーお疲れさま♪」

アスカ「撮影も終わったし手伝うわ」

ヒカリ「ありがとう」
ヒカリ「えっと…から揚げは…」

アスカ「………」どさっ

ヒカリ「あ…アスカァ!ダメよそんなに唐翌揚げ粉入れちゃ!」

アスカ「え…たくさん入れた方が美味しくなるんじゃないの?」

ヒカリ「う〜ん…じゃあショウガをすりおろして」

アスカ「………」ざくっ
アスカ「℃¥$¢£%#&!?」

ミサト「アスカ!指ぃ!」

リツコ「危なっかしくてみてらんないわね」
リツコ「唐翌揚げ粉はね、この位の量で……」

マヤ「センパイそれ、くず粉です」

リツコ「………」

ミサト「………」

ヒカリ「あの…私一人で大丈夫なんで…どうぞお茶でも…」
557 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:35:37.45 ID:Ut1V0q20
プルルルル…

加持「おっ、ミサトから電話だ」

加持「はい。どうした?」

ミサト『あ、リョウジぃ?今日はこのまま直帰していいらしいわよ。』

ミサト『それから司令達は徹夜で仕事だからシンジくんとアスカとレイは今日はこっちで預かることになったから』

加持「了解。」

ミサト『それから鈴原くんと洞木さんも今日は家に泊めることになったわ。勿論親御さんに許可はとってある。』

加持「わかった。そっちに向かわせる。」

ピッ

トウジ「あの…」

加持「聞いてた通りだ。一緒に行こう。」

トウジ「は、はいっ」
558 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:36:20.08 ID:Ut1V0q20
加持・ミサト宅

ピーンポーン

アスカ「あっ、来た来た。ったく、おっそいわよぉ!」

シンジ・トウジ・綾波・加持「ただいま」

ミサト「おかえり」

アスカ「おかえり」

ヒカリ「………おかえり」

参号機「ウオッ!」

シンジ「って…なんで参号機がここに?」

アスカ「そういやそうよ。本来きっちり管理しとくべきもんじゃないの?」

ミサト「リツコによれば平気だっていうし。何より可愛いじゃなーい。」

リツコ「次世代型を肴にお酒を呑むなんて最高じゃなーい。」

参号機「ウオッ!」

シンジ「い…いいのかな…ネルフはそれで…」

559 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:37:06.84 ID:Ut1V0q20
ミサト「で、これが今日の晩ごはんよっ」

シンジ「うわっ」

加持「これは…」

トウジ「…うまそう!」

アスカ「ふふん。私とヒカリ手製の愛情弁当よ」

リツコ「八割方洞木さんが作ってたじゃないの」

アスカ「………うるさい」

ヒカリ「その…撮影で……作りすぎちゃって」

アスカ「ヒカリも素直に仲直りしたいからーって言えばいいじゃない?」

ヒカリ「きょ…距離感意識すると…なんか恥ずかしくて……」

ミサト「その『恥ずかしい』ってキモチ、久々でしょ」

ヒカリ「…はい」

ミサト「それが大事なのよ。大人になると燃え上がるわよぉ〜」

リツコ「余計な知識を刷り込まないの。」

ヒカリ「トウジ…あの…」

トウジ「…」

トウジ「ありがとう。ヒカリ」にこっ

ヒカリ「…うん」にこっ

加持「ほお…前より深みのあるカップルになったなぁ。長く続きそうだぞ、これは」ニヤニヤ

ミサト「ぐっちゃぐちゃにするどころか、更に仲良くさせちゃってるわよ、リ・ツ・コ」

リツコ「……ケッ」
560 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:37:44.39 ID:Ut1V0q20
シンジ「ふふっ」

参号機「ウオッ〜//」

綾波「………唐翌揚げうまいわね」バクバク

アスカ「レイ…アンタって…」

綾波「口一杯にジューシーな肉汁が広がるわ。このショウガがまた…」

アスカ「…楽しそうね」

一同「いっただきまーす」

参号機「ウオッ!」

シンジ「ごめんね。君にはあげられないんだ」

参号機「ウオッ…」

◇<ラー

MAGI『こんばんはー♪』

参号機「ウオッ!」

◇<ラーラー

MAGI『プログラムが私達のご飯みたいなものですからね』

◇<ラー

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!」

MAGI『お話しましょー♪(^∀^)ノ』

ペンペン「クエッ!クエッ!(微妙に俺一人仲間外れにすんなよ!)」

◇<ラー(オメーは魚食えんだろ)
561 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:40:51.34 ID:Ut1V0q20
アスカ「…会話が成立してるのかしら」
綾波「アスカ、言葉じゃないわ。ハートよ。」

アスカ「……」ジーッ

綾波「何?」

アスカ「…『レイ、キブンイレブンで杏仁豆腐買ってきて』って念じてみたんだけど」

綾波「……」ジーッ

アスカ「何よ」

綾波「『嫌よ』って念じたんだけど」

アスカ「…よく伝わってきたわ」

ミサト「リョウジぃ、あーん」
加持「や…やめろよ。子供達もいるんだぞ」
ミサト「ちぇー」

ヒカリ「……どう?」

トウジ「うん。うまい。」

ヒカリ「良かったぁ…」

トウジ「今度この肉そぼろ、作って来てよ」

ヒカリ「…うん!」
ヒカリ(前みたいにベタベタしてる時よりも安心感がある)
ヒカリ(アスカの言う通り…不思議ね…)

アスカ「ほら!この唐翌揚げも食べなさいよ。」

シンジ「だって何かそれ焦げてるし…」

アスカ「こ、焦げてるとは失礼ね!食べなさいよ!」

シンジ「だ、だって事実じゃないか!」

綾波「あら、碇くんが食べないなら私が……」

パクッ

アスカ「ああ!何食べてんのよ!バカレイー!」

リツコ「………」ぐびぐび

マヤ「せ、センパイ、私がいますからね?」
リツコ「マヤっ……」ヒシッ
562 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:41:47.57 ID:Ut1V0q20
ぐがぁー

綾波「………ZZZ」

アスカ「ふんが……バカシンジ……ZZZ」

ミサト「がぁー」

リツコ「ごぉー」

シンジ「………よし。そろそろ片付ける…か」

参号機「ウオッ」

シンジ「…運んでくれるの?」

参号機「ウオッ!ウオッ!」

シンジ「……君はエヴァ…なんだよね」

参号機「ウオッ!」

シンジ「ふふっ…ちょっと忘れそうになっちゃうよ」

リツコ「……それは良くないわ」

シンジ「うわぁ!?」

シンジ「リツコさん…驚かせないで下さいよ。」

リツコ「今や玩具に過ぎないラミエルやコンピュータであるMAGIと違って参号機はエヴァ…」

リツコ「…エヴァはあくまで『兵器』よ。参号機も例外じゃない。」

リツコ「こちらで制御出来ているというだけでね。」

シンジ「…こんなに感情豊かなのに?」

リツコ「だからこそ警告してるの。」

リツコ「まあ、こうして一緒に楽しく撮影してるとついつい忘れちゃうけど…」

リツコ「わすれ……ないひょうに………」

リツコ「………ZZZ」

参号機「ウオッ!」

シンジ「ね…寝言?」
563 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:42:55.11 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオッ!?」

シンジ「あっ、右の方に置いて…それからあんまり水回りに近づいちゃダメだよ」

参号機「ウオッ!」

加持「んっ…片付け、やってくれてるのか」

シンジ「あっ…起こしちゃいました?」

加持「いや。まだ台本…読んでるのかい」

シンジ「はい。今回は友達がエヴァに乗って…傷付くっていう…」

シンジ「どうしたら良いかよく…分からないんです」

加持「分からない?」

シンジ「使徒との戦いは…大変でしたけど…」

シンジ「運良く…僕は何も失わなかった。…何も。」

シンジ「ただ…この台本みたいなことが起きてたら…父さんと僕はどうなってたのかなって」

加持「…大丈夫さ。きっと」

加持「君もお父さんのことを理解しようとしてる。司令もまた君のことを理解しようとしてる。」

加持「ドラマの中の二人は理解してほしいが為に、理解することを…他人の中の己を見るのを恐れていた。」

加持「だけど、君らは違うだろ?」

シンジ「…台本、リツコさんが書く割りにしては何か深いんですよね」

加持「本人曰く天から降ってくるらしい。」

シンジ「天から、ですか」

加持「ま、リッちゃんもある種の天才だ。俺達には理解しようとしてもできないもんがあるさ。」

シンジ「あははっ…」

加持「それに…もしかしたらいつかどこかの俺達が経験してきたことなのかも知れない」

シンジ「パラレルワールド…ってヤツですか?」

加持「『歴史は繰り返す』…なんて言うからな。もしくはそれとはまた別の何かかも知れない。」
加持「死海文書に書かれていることは多いようで少ない。まだ俺達が知る…その段階じゃないんだろうな」

シンジ「段階…か」
564 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:43:24.33 ID:Ut1V0q20
加持「それじゃあシンジくん、ちょっくら出掛けてくるから戸締まり、よろしくな♪」

シンジ「…どこ行くんですか。」

加持「ノープロブレム。」

加持「溢れる愛をこの小さな身体に留めておけない…ただそれだけのことさ。」

シンジ「またヒトミさんの所ですか。」ギロッ

加持「人聞きが悪いなぁ。俺は店にしか行ってない。彼女とはビジネス。プライベートでの関わりは0だ。」

加持「シンジくんも一緒にどうだい?」ニヤニヤ

シンジ「…遠慮しときます!」

加持「君には多少早すぎたかな」ニカッ

加持「じゃあ、ミサトが起きたらよろしく頼むよ」

シンジ「はぁ…」
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 19:45:38.97 ID:BT/wPYAO
>>1よ……そんなに参号機に愛着を持たせるなよ…
 
きょ〜うの日はぁ〜♪さよお〜な〜らぁ〜♪『さ〜よお〜なら〜♪』
 
うわああああああアアアアアああああああああああ
566 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:45:49.89 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオッ…」トントン

シンジ「あ、全部運んでくれたのかい?」

参号機「ウオッ」

シンジ「ありがとう」

シンジ「…君、確かにカヲルくんに似てる感じがする」

参号機「ウオ?」

シンジ「なんて言うかこう…」

参号機「ウオッ!ウオッ!」

シンジ「いや…唸ったりはしなかったけどね」

シンジ「今頃何してるんだろうな…元気かなぁ」
  
南極支部

カヲル「もういい加減日本に帰るよ!」

グイッ!!

司令「させるかああああああああああああああ」
567 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:47:51.41 ID:Ut1V0q20
ネルフ・司令室

ゲンドウ「すまないな。夜中に呼び出したりして」

加持「……いえ。」

ゲンドウ「参号機はどうだ?」

加持「異常なし。惣流博士が行なった再検査でも細菌や兵器…その他の脅威となる要素は見当たりませんでした。」

加持「……しかし司令も今回は慎重ですね。ゼーレ側からも検査して寄越して来ているのに…いやはやこちらでも二重検査とは。」

ゲンドウ「連合軍の一件があるからな。赤木くんの頼みも引き受けるか…正直迷ったのだが」

加持「連合軍は米国支部と繋がっている…と言う噂ですか?」

ゲンドウ「ああ。米国はエヴァの保有数の影響で日本との力関係が逆転してしまったからな。我々の存在は目障りだろう。」

ゲンドウ「しかしあくまで噂は噂だ。確定的な情報ではない。それにゼーレを通している。直接的な攻撃は出来ん、と踏んだのだが、一応念の為にと言ったところか。」

加持「ゼーレからの引き渡しの条件もエヴァ参号機の行動記録に耐久実験。それからアメリカ側の条件がダミーについての解析データを採ること…」

ゲンドウ「時間の関係でダミープラグの解析は撮影後に行うつもりだ。」

ゲンドウ「ゼーレはあくまで形式的な条件に過ぎん。アッサリワンシーンで引き渡したなど、お互いの顔が立たぬからな。」

ゲンドウ「米国は…大方こちらでデータを採らせて実証試験の代わりにするつもりだろう。ふん。手抜きも良いところだ。」
ゲンドウ「それに本当は撮影まで封印して置きたいがシンジと相性が良いようだからな。何でも過保護と言うのも無粋なものだ。」

加持「過保護は無粋…ですか」クスッ

ゲンドウ「何がおかしい」
568 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:49:13.83 ID:Ut1V0q20
加持「いえ、本当に司令はシンジ君の事を可愛がってらっしゃるんだな、と」

加持「それに…司令がこんなにドラマに真剣に取り組んでいらっしゃたなんて意外でしたよ。」

ゲンドウ「現状、ネルフ本部の一番大きな収入源ではあるからな。……損失も一番大きいが」

加持「ハリウッドなんて目じゃありませんからねww」

ゲンドウ「だが一番の理由はネルフ職員にアスカ君、ユイ、レイ、それからシンジが楽しそう…だからか。」

加持「確かに、皆で何かを作り上げることは達成感がありますからね」

ゲンドウ「私は自らの役割を果たすために子供達の大事な時期の…多くの時間を奪ってしまった。」

ゲンドウ「…いや、それは言い訳であって単に子離れが出来ないだけか」

569 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:50:44.31 ID:Ut1V0q20
翌朝

ネルフ・自販機前

リツコ「じゃあリョウちゃん。早速だけどマヤを口説いて。」

加持「な、なにを朝から…そんなシーン…台本には…」

リツコ「書かなかったのよ。アドリブでいけるんじゃないかなーって」

加持「リッちゃん…俺も人の夫だ。いきなり口説けって言われても…」

リツコ「はいスタート!」

加持(聞いてない…)

加持「せっかくここの迎撃システムが完成するのに、祝賀パーティーの一つも予定されていないとは、ネルフってお堅い組織だねぇ。」

マヤ「碇司令がああですもの。」

バッ

加持「君はどうなのかな?」

マヤ「いいんですかぁ、加持さん。葛城さんや赤木先輩に言っちゃいますよぉー?」

加持「その前にその口をふさぐよ…」


リツコ「カットーオッケー」

加持「いやはや…アドリブなんて酷いよリッちゃん」

ミサト「そーお?見事な口説きっぷりだったけど」ニコニコ

加持「み…ミサト……」

加持「ちょ、ちょっち怒っ…てる?」

ミサト「いいええ。流石は風俗で技術を磨いてるだけあるなぁ〜って思ってぇ。」

加持「い、いや…もう風俗は……」

ミサト「私とはご無沙汰なのにヒトミちゃんとは寝れるんだぁ〜♪」

ミサト「『加賀運送』で領収証落とそうとしてもムダよん?」

加持「……あ、バレた?」

ミサト「男子職員の常套手段ですもの」ニコニコ
570 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:51:35.91 ID:Ut1V0q20
アスカ「ただいまー」

綾波「ただいま帰りました。」

シンジ「HR終わったんで…」

加持「ギブッ!ギブッ!ギブッ!」

グギギギギギ……

ミサト「………」ニコニコ

アスカ「な…なんでミサト、加持さんに関節技決めてるの?」

シンジ(アチャー……)


加持の仕事部屋

加持「いてっ…いててて……」

リツコ「こっちの足?」

加持「そうだ…ううっ」

リツコ「ああ。見事に決まってるわね。流石はミサトだわ」

ミサト「……『流石は』ってどういう意味よ」
571 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:52:58.24 ID:Ut1V0q20
リツコ「とにかくシップ、持ってきたから貼っといて。」

加持「悪いな。リッちゃん。」

リツコ「リョウちゃんが浮気する度、昔っからのことですもの。」

リツコ「テーピングはいかが?」

加持「ああ。頼むよ。」

シンジ「ここが加持さんの仕事場ですか」

加持「そうだ。」

綾波「マンションとは違って綺麗…なのね」

加持「家が汚い原因の9割9分はミサトだからな」

ミサト「けっ…。ただうちの若い子連れ込む為になーんじゃないの?」

加持「仕事とプライベートは分けるさ。公私混同は趣味じゃなくてね」

ミサト「よくもまぁ、ぬけぬけと…」

572 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:53:58.48 ID:Ut1V0q20
アスカ「あの、加持さんのそのパソコンって」

加持「これかい?」

アスカ「教科書で見たことあるんだけどセカンドインパクト前の?」

加持「そうだ。処理も遅くってさぁ…リッちゃん、何とかならない?」

リツコ「ネルフは財政難なのよ。無理。」

ミサト「相変わらず変なとこで搾るわね」

マヤ「それじゃいきまーす。アスカ、スタンバイは?」

アスカ「オッケーよ。」

マヤ「じゃ。スタート」

アスカ「……ふぅ」

アスカ「………」

シュバッ

アスカ「かーじさんっ」

加持「アスカか?すまない、今ちょっと忙しいんだ、後にしてくれ。」

アスカ「ふぅ〜ん…ミサトには会ってるくせに…」

アスカ「わっ!」

バキッッ

加持「!!!!!!!!!!?」

加持「い、い゛だいっ、い゛だいア゛ズガッ!」

ミサト「いったぁ〜」

リツコ「勢い良くいったわね」

加持「  」

アスカ「きゃあっ!加持さぁぁあん!」
573 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:54:47.45 ID:Ut1V0q20
ネルフ・庭園

アスカ「だ…大丈夫ですか?」

加持「ああ。大丈夫だ。気にしないでくれ。」

シンジ「わぁ〜!」

綾波「スイカ…畑」

加持「こんな場所がネルフにあった…とはな。」

リツコ「警備員の清川さんが趣味で育ててるの。土壌がアレだから味はゲロマズらしいけど。」

ミサト「んで、何でスイカ畑で撮影なのよ」

リツコ「リョウちゃんの趣味がスイカ栽培…と言うことになってるのよ。」

ミサト「なってる?」

リツコ「公式の設定ではなかったんだけどね。掲示板で勝手にファンがネタとしてそう言う扱いをしている…らしいわ」

リツコ「内輪ネタ…ファンサービスはオタクを喜ばせるって青二才君が言ってたの」

青葉「青葉です」
574 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:55:57.22 ID:Ut1V0q20
マヤ「それじゃあスタートでーす」

シンジ「スイカ、ですか?」

加持「ああ、可愛いだろう?俺の趣味さ。みんなには内緒だけどな。」

ミサト「………」

もわんもわん

加持「スイカ!スイカ!スイカ!いいぞ!可愛いっ!可愛いぞっ!スイカァァァァァァ!」

シコシコ

ミサト「やだリョウジ!スイカに穴開けて何やってんのよ!」

もわんもわん

ミサト「………締まりがないか」

リツコ「あなた今、最低な想像してたでしょ」
575 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:56:25.03 ID:Ut1V0q20

マヤ「カット、オッケーです♪お疲れさまっ」

シンジ「土のニオイって…良いものですね」

加持「いまじゃコンクリート化が進んでいるし、食べる物も殆ど人工栽培…君達が土を感じる機会なんて中々ないもんな。」

アスカ「私は汚れるから好きになれないな」

リツコ「あら、でも人は死んだら土に返るものよ」

綾波「死んだらどうなるのかしら…私達」

加持「さて。俺は死んだことが無いから分からないな。」

加持「だが、これだけは言える。何もかも無くなる訳じゃない…人がこの世に残る限り。」

アスカ「それってどういうコト?」

加持「自分の『意志』や生きた証は他人に託せる。記録や記憶としてな。」

参号機「ウオッ!」ガバッ

ズサッ

シンジ「ど、どうしたんだいいきなり!?」

ウネウネ

シンジ「む…虫…?」

参号機「ウオッ!」

シンジ「か、庇ってくれたの?」

参号機「ウオッ!」

アスカ「何これ!ウネウネしてキモいっ!」

加持「ははっ。これはミミズと言って、無害なものだ。」

加持「それどころか土を元気にしてくれる益虫さ。」

ミサ「むしろ参号機が押したせいで危なかったような」

綾波「…神経質な所、本当にお兄さんにそっくり」くすっ

一同「あはははははは!」

576 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:57:05.88 ID:Ut1V0q20
司令室・窓

ゲンドウ「……楽しそうだな」

ユイ「あら。こっちの書類も中々楽しそうですよ」

ゲンドウ「設計図か。楽しいのは君と冬月くらいだろう…」

冬月「お前は私の研究室に入った割には生物工学より、経済学や行動論の方に興味を示していたからな。」

冬月「何のためにお前を研究室に置いて居たのか…当時教授会でも相当問題になっていたのだぞ。お前の存在は」

ゲンドウ「成り上がる為にはコネクション以外にもそれなりの教養が必要だったのだ。それにお前は経済学もいける口だったろう?」

冬月「とは言え理系の教授である私に普通、文系の知恵を付けてもらおうとするか」

ユイ「いいじゃないですか。そのお陰と言いますか、縁でこうして皆で仕事が出来るんですから…」

ユイ「大変ですけど、私はとっても楽しいですよ。」

ユイ「ね?」にこっ

冬月(楽しいというか…)

ゲンドウ(むしろ)

ゲンドウ・冬月(SHI☆A☆WA☆SE!)
577 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:57:54.30 ID:Ut1V0q20
グラウンド

日向「おー来た来た!」

アスカ「げえ!何これぇ!」

綾波「グロテスク…」

マヤ「破壊されたエントリープラグをコンセプトに作成しました〜!今回も第2東映がお役に立ててよかったです♪」

アスカ「戦闘シーンの前に…結果から撮るの?」

リツコ「そう。時系列をバラバラに撮ることはドラマの撮影ではしばし良くあることよ。」

ミサト「…これを夕方の茶の間に流す気?」

リツコ「じゃあ逆に聞くけど使徒に汚染されたエヴァをどう処理する気?」

ミサト「巣になってるだろうエントリープラグを引っこ抜いて破壊…することになるだろうけど」

マヤ「MAGIが解析した結果も同様です。」

リツコ「友達が乗ってると知らなかったシンジ君がプラグを自らの手で破壊する…そこから一気に碇シンジの物語も破滅、終息に向かわせる」

ミサト「だからってアンタ、こうもリアルにしなくったって…」

リツコ「あら、ケガをすれば血もでるわ。」

ミサト「…でも血みどろな水戸黄門なんて嫌よ」

ミサト「一体あんたはどうしたいの?このドラマを。」

リツコ「天から降ってくるのよ。シナリオは神のみぞ知る…ってね」

加持「だからって伏線は回収しないとファンが黙ってちゃいないぞ」

リツコ「私思ったの…回収しきらなくてもいいかも知れないって」

ミサト「はい?」

リツコ「続きは映画館で!…なんて事になるかもしれない」

リツコ「そうなればアレよ。一気に十数億もの金が動くはずよ!」

綾波「銀幕デビュー……」キラキラ

アスカ「レイも乗せられないのっ!」
578 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 19:59:07.20 ID:Ut1V0q20
シンジ「だ…大丈夫?」

トウジ「特殊メイクだから平気だ。足を折り曲げて…それから固定して貰ったり、頭から血糊を掛けられたり大変だったけどね」

アスカ「しかしまた似合わないわね。プラグスーツが。」

トウジ「それもそのはずだよ。さっき試しに受けさせて貰ったシンクロテストで適性なしって言われちゃったww」

綾波「よく出来てるのね」ペタペタ

アスカ「……よく躊躇いなく触れるわね」

綾波「……あっ」ベトッ

アスカ「もおアンタバカァ?血糊を制服に付けちゃうなんて……」

綾波「タオル……」ガサゴソ

綾波「……ない」

アスカ「ったく、だらしないわねぇ。」

アスカ「ほれ、私のハンカチ貸すから。さっさとトイレ、行くわよ!」

綾波「ありがと…」

リツコ「今のやりとり撮った?特典映像にしたいんだけど」

ミサト「……金の亡者が」
579 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 20:00:29.71 ID:Ut1V0q20
ケンスケ「ちぃーっすwwwwww」

シンジ「やあ。久しぶり!」

ケンスケ「うっす。」

ヒカリ「こんにちはー」

シンジ「委員長も。当番お疲れ」

ヒカリ「って…トウジ、一体どうしたのよ!?足が…」

トウジ「大丈夫だよ。特殊メイクだ。」

ヒカリ「そっか…ビックリしちゃったぁ」

ケンスケ「ししょーは?」

シンジ「綾波ならトイレだよ。」

ケンスケ「マジ?wwwwwwししょーがジャッキーチェンのDVD持ってこいっつうから持ってきたんすけどwwwwwwww」

ケンスケ「師匠が『ホワチョー!』とかwwwwwwねぇわwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「相変わらずテンション高いわね相田くんは」

リツコ「何がおかしいのかしら」

マヤ「劇中も彼、また違う感じでうざったいのが何とも言えませんよね。」

リツコ「…時間だわ」

リツコ「悪いけど相田くん、予定を変更して先に戦闘シーンを撮ることになったから。」

ケンスケ「っす。見てていいっすか?」

リツコ「勿論。で…初号機なんだけど…」

トウジ「あの…」

リツコ「何か?」

トウジ「その…僕が中に入っても良いですか?」
580 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 20:01:04.78 ID:Ut1V0q20
リツコ「あなたが初号機の中に?」

トウジ「はい。次回までの台本読ませてもらいましたが…多分僕、物語的に死ぬなって。」

リツコ「そうね。多分当分は出番は無くなるわね。」

トウジ「だから…着ぐるみでもいい!乗ってみたいんです!」

ミサト「ハードよ?前回もトラブルが起こったし」

トウジ「自己責任ってことで構いません!お願いします!」

ケンスケ「初号機着るとかまじパネェわ。俺ならマジ無理なんすけどwwwwww」

ミサト「…どうすんの」

リツコ「司令も病み上がりで無理はさせられないしね。…シンジくんは?」

シンジ「…え、あ、構いませんけど」

ミサト「でも鈴原君はあくまで一般人よ?」

マヤ「でも『やりたい』って言ってますし、当分出番もなくなる訳ですからね」

加持「しかしリッちゃん、相手は参号機。不安要素もある。一般人を巻き込むのは……」

リツコ「大丈夫。二度も検査したのよ。」

リツコ「司令とシンジくんの体力を温存させとけば、もしかしたら次回の撮影まで進めるかもしれないし」

ミサト「…相変わらず人をコキ使うのが好きね」
581 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 20:01:49.66 ID:Ut1V0q20
いったんここで休憩。
今日中には戻れると思うのでしばしお待ちください。
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:03:09.03 ID:q4IsE.6o
おつ!
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:17:26.48 ID:5gaxhmko

マダオのAAで吹いたw
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:18:41.39 ID:/NfnlEAO
良かった…
参号機の中の人が解体されるんじゃなかったんだね…
585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 20:36:40.09 ID:ZN.Xpj6o
乙!
相変わらずクオリティ高いな
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:44:47.25 ID:EmP5aXko
どうでもいいが学校のシーンで出た女学生はミサトの中の人か。


胸が熱くなるな
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:45:41.08 ID:DCz.l6M0

3号機可愛すぎ
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 22:13:09.27 ID:bv10dToo
でもアニメだと参号機目玉飛び出してぐっちゃぐちゃになるんだよな・・・
589 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:28:26.07 ID:Ut1V0q20
お待ちどう様です。再開します!
590 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:30:05.58 ID:Ut1V0q20
ネルフ・体育館

ヒカリ「良くできてますねこのセット」

リツコ「そりゃそうよ。うちの技術部が徹夜で完成させたんだから」

ミサト「技術の無駄使いね」

リツコ「準備、出来た?」

マヤ「バッチリです!」

初号機(トウジ)「意外と暑苦しいんですね…」

初号機(ゲンドウ)「………」

シンジ「初号機が二体。」

綾波「……壮観ね」

アスカ「その例えはどうなのかしら」

リツコ「念のため碇司令も待機して貰うことになりました。」

リツコ「鈴原くん、何かあったらすぐに引き上げるように。」

初号機(トウジ)「はい」

初号機(ゲンドウ)「……」

シンジ「どっちがどっちだか」

マヤ「若干デザインが異なるんです。鈴原君の方が通常のもので司令が前回使った特殊加工のもの。」

初号機(ゲンドウ)「…L.C.L臭いのだが」

リツコ「あのまま洗わなかったんで」

ミサト「衛生管理くらいきちんとしなさいよ…」
591 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:31:05.16 ID:Ut1V0q20
マヤ「あと今回は零号機に仕掛けがあるんです!」

マヤ「何と…腕が切断できちゃうんです!血糊も仕込んでありますから、リアルですよ〜♪」

零号機(冬月)「あまり気分は良くないがね…」

参号機「ウオッ!」

キョウコ「参号機の方もメンテナンス、完了したわよ〜」

リツコ「よし。それじゃあ参号機は二機を倒したら、初号機に攻撃。」

リツコ「その後プラグを排出させるから鈴原君は参号機のプラグを抜いて。」

マヤ「よろしくね」

トウジ「はい!」

ヒカリ「トウジ、頑張ってっ!」にこっ

トウジ「お…おう//」


リツコ「…何故か前よりもイライラするんだけど」
592 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:33:38.04 ID:Ut1V0q20
リツコ「じゃあ全員位置について。あと芝居がしやすいようにアテレコ、よろしく。」

アスカ・シンジ・綾波「了解!」

マヤ「じゃあスタート!」

参号機「………」

ズシーンズシーン

ガスッ

アスカ「キャアアア!」

弐号機(加持)「………」ドタッ

シンジ「アスカッ!?」
593 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:36:53.69 ID:Ut1V0q20
日向「エヴァ弐号機完全に沈黙!」

参号機「………」

ズシーンズシーン

ガスッ

綾波「…きゃあ!」

零号機(冬月)「………」

ググググググ……

綾波「ううう…」

リツコ「零号機、左腕切断して下さい!」

零号機(冬月)(確か右のボタンだったか)

零号機(冬月)(…この年になると物覚えが悪くなるな)


ブシュ…!


綾波「ひぎっ!」

綾波「ううううッ……!」

零号機「……」ダラダラ

ヒカリ「…うっ」

アスカ「血が…」

ケンスケ「リアル…っすね…」
594 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:38:52.51 ID:Ut1V0q20
マヤ「零号機中破、パイロットは負傷。」

シンジ「そんな…」

参号機「…」

ズシーンズシーン

参号機「…」

バッ!

ギュウウウ……

初号機(トウジ)「うっ…」

初号機(トウジ)(意外に強く絞めてくるな…)

参号機「…」

ギュウウウウ

シンジ「ぐっ、ぐあっ!」

マコト「生命維持に支障発生!」

マヤ「パイロットが危険です!」

参号機「ウオオオオォォオオオッ!」

ガシッ

ガンッ!ガンッ!ガンッ!

リツコ「初号機、反撃して!」

初号機(トウジ)「了解!」
595 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:39:32.70 ID:Ut1V0q20

バッ

参号機「ウオッ!」ガシッ

初号機(トウジ)「ウオォォオオオ!!!」

バッ

…ガスッ

マヤ「初号機、参号機からプラグを抜ける体勢になりました」

リツコ「よし。引き抜いて!」



初号機(トウジ)「…ごめんな。」



プシュッ…

参号機「…」




ピー……
596 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:41:02.51 ID:Ut1V0q20
マヤ「…あ……あれ?」

リツコ「どうしたの?」

マヤ「参号機、プラグ排出…拒否しています。」

ミサト「またミス?」

マヤ「いえ…たしかにダミープラグ自体についての直接の検査はまだ行っていませんでしたが…」

MAGI『大変です!』

リツコ「そっちも?どうしたの!?」

MAGI『ハッキングです。直接こちらに侵入されている様子で…』

リツコ「まさか…そんな…!」


加持「まさか司令……」

ゲンドウ「ああ。……迂闊だった。機体そのものではなく、ダミープラグに仕掛けてくるとはな。」
597 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:41:54.34 ID:Ut1V0q20
ナオコ「プラグ自体にハッキングプログラムを仕込ませて置いたのね。」

冬月「…我々にダミープラグについて調べるよう条件付けたのはその為か」

ユイ「こちら側の機密データが狙いね」

アスカ「ネルフ同士なのに…なんでこんな事…」

ヒデアキ「…各国のエゴが絡んでいるんだよ。」

ナオコ「MAGI、塞き止めて!」

MAGI『やってます!ウォールに全機能を回していますが時間の問題です…。元を絶たないと!』



参号機「ウオッ!ウオッ!ウオオオオオオォォオオオ!!!!!」
598 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:42:38.88 ID:Ut1V0q20
初号機(トウジ)「うわぁァァァァァァ!」

マヤ「参号機に異常が!」

MAGI『切断、プログラム強制終了の信号を送っていますが受け付けません!』

参号機「ウオオォォオオオ!」

バッ

初号機(トウジ)「!?」

ギュウウウウ!

ヒカリ「トウジ!」

初号機(トウジ)「ぐっ……」

ギュウウウウウウウウウ
599 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:56:43.64 ID:Ut1V0q20
シンジ「やめて…やめてよ参号機!」

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!」

ググググググ!!

リツコ「無駄よ…」

ミサト「…やはり…どんなプログラムを入れていても…兵器なのよ…」

ユイ「一見無害なものほど危険…か」

シンジ「そんな……」

参号機「ウオオオオオオォォオオオオオ!」
600 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:58:19.29 ID:Ut1V0q20
ギュウウウウ…

初号機(トウジ)「……ぐはっ!」

弐号機(加持)「くそっ!離れ……」

参号機「ウオッ!」

グギッ

弐号機(加持)「!?」

ミサト「リョウジ!!」

弐号機(加持)「…足を…やられたか」

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!

ヒカリ「トウジ!トウジ!」

シンジ「止まれよ!止まれよ!止まってよーーー!」

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!」

シンジ「やめて……やめてよ……」

ググググググ……

初号機(トウジ)「ぐはっ……」

アスカ「ちょっと、鈴原!なんでやり返さないのよ!」

初号機(トウジ)「だって……シンジくんと…仲良かった…し……」

アスカ「バカ!そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」

綾波「あなたが死んでしまうわ」

初号機(トウジ)「でも…シンジくんの……友達の大切なものを傷つけられないよ!」

シンジ「トウジ……くん……」
601 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 22:58:56.12 ID:Ut1V0q20
初号機(トウジ)「んぐっ……」

参号機「ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!」


ダラダラ……


マヤ「参号機から…LCLが…漏れてる?」

綾波「エヴァが……」

アスカ「泣いてるの?」

リツコ「…あり得ないわ!」


シンジ(このままだとトウジは……)

シンジ(でも……)

初号機(トウジ)「分からない……どうしたらいいのか…」

ググググググ……

ヒカリ「やだ!もうやめて!トウジが!トウジが死んじゃう!」

アスカ「仕方ないわ、私が助けにいく!」

綾波「私も……!」

スッ

初号機(ゲンドウ)「……その必要はない」

アスカ「い…碇司令?」

冬月「碇……」
602 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:03:53.10 ID:Ut1V0q20
ググググググ

参号機「ウオッ!ウオッ!」

初号機(トウジ)「 」


ズゴッ!


参号機「ウオオオオオオ!?」
トウジ「……?」

初号機(ゲンドウ)「君は良くやってくれた。あちらで休んでいろ。」

トウジ「シンジくんの……お父さん」

初号機(ゲンドウ)「今から……参号機の処理を行う。」

トウジ「………」

初号機(ゲンドウ)「子供達は後ろを向いていろ」

シンジ「………父さん」
603 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:04:36.72 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオオオオオオ!」

ぎゅううっ

初号機(ゲンドウ)「ぐっ……」

シンジ「……父さんっ!」

ぎゅううっ

参号機「………」

ぎゅううっ

初号機(ゲンドウ)「う……」

初号機(ゲンドウ)「……ウオオオオオオォォオオオ!!」

ガスッ!

参号機「!?」

ググググググ……

ガスッ!

参号機「ウオッ!」

初号機(ゲンドウ)「………」


ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!

マヤ「………センパイ」

リツコ「現時点では…確かに一番良い方法かも知れない」

リツコ「機密データを盗まれたら…5年前と同じ惨劇が起こりかねない」

ミサト「連合軍のネルフ襲撃……」
604 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:05:11.33 ID:Ut1V0q20
リツコ「リョウちゃん」

加持「カメラ……回してる」

リツコ「……そう」

ミサト「ちょっと!あんた、この場に及んで……」

リツコ「だからよ。だから撮るの!」

加持「……記録を残さなきゃ、だろ?」

ミサト「……リツコ」

ミサト「……参号機に碇司令が…勝てるの?」

ユイ「参号機は…ああ見えて、大幅に力をセーブしているわ」

MAGI『本来ならトウジさんもあんなものじゃすまないハズです。』

ナオコ「……彼らの『理性』次第と言ったところね」

ちびアスカ「………」ガクガク

ちびシンジ「……」

ちびレイ「………」

キョウコ「ちびの皆はちょっと向こうにいってましょうね〜」

ちびシンジ「参号機は…だいじょうぶなんですか?」

キョウコ「大丈夫よ〜。そろそろ水分とらきゃ。ジュース、飲みに行きましょう〜」

ちび一同「………」ソワソワ

キョウコ「じゃあ、ちび達は私が〜……」

ユイ「ええ。よろしくお願いします。」

605 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:05:48.99 ID:Ut1V0q20
参号機「ウオオオオオオ!」

ガシッ

初号機(ゲンドウ)「………」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!

参号機「………ウオッ!ウオッ!」

アスカ「こ……こっちに来る!」

参号機「ウオオ!!」

ドスドスドスドス!

シンジ「!?」

綾波「碇くん危ない!!」

参号機「ウオオオオオオ…!」

シンジ「うわあ!」

参号機「ウオッ!ウオッ!」

グッ

シンジ「さ…参号機?」

ミサト「と…留まった?」

アスカ「自分の左腕で…右腕を押さえてる…」

参号機「ウオッ!……ウオッ!ウオッ!」ダラダラ


ググググググ…



リツコ「……もう限界か」

参号機「ウオオオオオオォォオオオォォオオオォォオオオ!!!!」

バッ

シンジ「うわあああああああ!」
606 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:06:47.35 ID:Ut1V0q20
ドクン

初号機(ゲンドウ)「シンジニ…テダシ…サセナイ……」



初号機(ゲンドウ)「サセナイ!!!!!!!」



ナオコ「完全にゲンドウ君が…。」

冬月「勝ったな」

ユイ「……ええ」


初号機(ゲンドウ)「ウオオオオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオ!!!!」

ガシッ!

初号機(ゲンドウ)「ウオッ!ウオッ!ウオッ!ウオッ!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!

ブシュウウウゥゥゥ!

初号機(ゲンドウ)「…………」

ギュウウウウ……

バキッ

参号機「アガッ!?」

初号機(ゲンドウ)「………」ニヤリッ

グチャッ!

グチャッグチャッグチャッ……べちゃっ…

シンジ「うっ……」

アスカ「あれが…エヴァの………カラダのなか……」
607 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:07:29.84 ID:Ut1V0q20
グシャッ……ベチャッ…グチャッ……グチャッ……

初号機(ゲンドウ)「………」

参号機「  」


ベチャッ…ベチャッ……



ヒカリ「ううっ……」

トウジ「………」

ケンスケ「オエェェエエエ……」



ベチャッ……グチャッ……


シンジ「父さん……もう…やめて…やめてよ……」
608 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:08:37.14 ID:Ut1V0q20

グシャッ!グチャッ……

シンジ「こんな…参号機を止めるのに…ここまでする必要なんて……」

ベチャッ……ベチャッ……

アスカ「こっちに何か飛んでくる…?」

ベチャッ

綾波「エヴァの…腸……」

アスカ「い…いやぁぁ……!」

シンジ「やめて……やめてよ…やめろよ!」


ベチャッ……ベチャッ……
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:09:39.10 ID:YDCBhqgo
しえん
610 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:09:48.08 ID:Ut1V0q20
初号機(ゲンドウ)「……………」

マヤ「ぷ…プラグ、強制的に引き抜きました」


ググググググ……

参号機「  」





グシャッ!



シンジ「ウワアアアアアアアアアアア」
611 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:13:21.29 ID:Ut1V0q20
マヤ「さ…参号機、完全に沈黙」

MAGI『……攻撃、止まりました。データ流出も確認されません。ウォール…解除します。』

ゲンドウ「……」バタン

ユイ「あなた!」

冬月「碇!」

ミサト「救護班、鈴原君と碇司令の搬送、急いで!」
612 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:14:31.42 ID:Ut1V0q20
マヤ「回収作業開始。」

ミサト「酷いものね…」

加持「……」

リツコ「それより問題は…台本よ。書き換えなきゃ。」

ミサト「アンタ、あの映像…使う気なの?」

リツコ「今更使徒の変更も差し替えも出来ない。……最悪モザイク処理をしてでも使うつもりよ」

リツコ「というよりか、むしろ使わなきゃならない。」

リツコ「……追加で撮影をやらなきゃいけないのがネックだけど」

ミサト「こんな状態で撮影なんて…」

ミサト「それにスポンサーも視聴者も離れていくかも知れないわ。それどころか倫理委員会から呼び出しだって…」

リツコ「構わない。何とかする。」

ミサト「…一体何なのよ。このドラマって!」

リツコ「私にも分からない。私がシナリオを書いている…と言うよりは『必ずそうさせられる』様な感覚に近いわ」

リツコ「書いている私が違う結末を願っても、『そうなってしまう』。誰かに仕組まれているかのようにね。」

ミサト「誰かって誰よ!?」

ミサト「仕組まれている…って言っても、もうシナリオなんてこの世には存在しないのよ…?」

リツコ「…何を言ってるのかしらね、私は」
613 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:16:12.15 ID:Ut1V0q20
ミサト「今回のことは…どうもアンタを責める気にはなれないわ。」

加持「警戒心が薄れていたんだ…全員が。一昔前のネルフなら考えられなかったよ。」

マヤ「平和な日常に撮影での疲れ…ですね」

ミサト「でも、何だか…やるせないと言うか…」

ミサト「…シンジくんに…何て言えばいいか」

病院

ヒカリ「トウジは…トウジは無事なんですか!?」

看護師「首に少し跡が残っていますが命に別状はありません。数日で退院できますよ」

ヒカリ「よかった……」

綾波「碇司令は?」

看護師「意識を取り戻されました。こちらも命に関わる怪我ではありませんが、一週間程度の休養が必要です。」

アスカ「鈴原も碇司令も、無事だってさ。」

シンジ「………うん」
614 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:17:13.67 ID:Ut1V0q20
綾波「碇くん…」

シンジ「ごめん。」

アスカ「何で謝るのよ」

シンジ「……分からない」

アスカ「………」

シンジ「どうしたらいいか、分からないんだ」

アスカ「参号機と碇司令の…こと?」

シンジ「参号機が兵器だってこと…すっかり忘れてたんだ。」

アスカ「それは仕方ないわよ。あんなに…」

シンジ「…すぐにトウジを助けに行けなかった僕自身が憎いんだ!」

シンジ「参号機は兵器で…でも…僕は…選べなかった」

綾波「………」

シンジ「だけど父さんが…参号機にしたことは許せないんだ。」

シンジ「参号機を処理するにも…あんなに…あんなこと…しなくたって…!」
615 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:18:20.04 ID:Ut1V0q20
アスカ「………」

綾波「………」

シンジ「ダメだ…ダメだよ。もうダメだ。」

シンジ「僕はもう…撮影なんて続けられない」

アスカ「シンジ…」

シンジ「ごめん……今日は帰るよ」

一同「………」
616 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:19:23.68 ID:Ut1V0q20
病室

ゲンドウ「………」

ユイ「あら、目が覚めました?」

ゲンドウ「……シンジは」

ユイ「無事です。…もう、自分の心配をして下さい」

ゲンドウ「………参号機は」

ユイ「処理完了。データも流出しませんでした。」

ユイ「あまり子供たちには見せたくない状況でしたけど」

ゲンドウ「鈴原君はどうした。」

ユイ「軽いケガ程度で命に別状はありませんわ」

ゲンドウ「………そうか」

ユイ「………」

ゲンドウ「………」
617 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:20:11.50 ID:Ut1V0q20
ユイ「…あなたはよく頑張ってくれた…と思います」

ゲンドウ「いや…プラグの調査を怠った私のミスだ。もっと…警戒すべきだった。」

ユイ「仕方ありませんわ。まさか…ゼーレの目を掻い潜ってまでMAGIに攻撃を仕掛けてくるなんて思いもよりませんから。」

ユイ「悪いのはあくまでそれを仕組んだ人間達です。」

ゲンドウ「だが私は…シンジの友人を…シンジを傷付けてしまった。」

ゲンドウ「参号機は…隔離しておくべきだった。それにあの時…ああする事以外にも方法は…」

ユイ「………やめてください」ぎゅっ

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「………うっ…くうぅ…」

ゲンドウ「私は…私は何も守る事が出来なかった……」

ユイ「やめて……」ぎゅっ

ゲンドウ「……劇中の自分を酷い人間だ…と思っていたが、やっている事は…同じだった」

ゲンドウ「私は……父親…失格だ……」

ユイ「………やめなさい!」
618 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:20:41.11 ID:Ut1V0q20
ゲンドウ「………」

ユイ「……大丈夫よ。」にこっ

ユイ「シンジのこと…信じてあげて下さい。」

ゲンドウ「信じ…る」

ユイ「シンジもあなたのことをきっと…信じています。だから、分かってくれるわ。」

ユイ「……ゲンドウさん?」

ゲンドウ「………ユイ」

ゲンドウ(私は何度お前に導かれただろう…助けられただろう)

ゲンドウ(暗く地を這うだけの私の人生に光を与えてくれた)

ゲンドウ(……今もこうして変わらず)

ゲンドウ「君がいないと……私は本当にダメだな。」

ユイ「…いいえ。『今の』あなたなら、ゲンドウさんなら」

ユイ「シンジを守ってあげられる。導いてあげられるわ。」にこっ
619 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:22:14.13 ID:Ut1V0q20
ゲンドウ「ユイ………」

ゲンドウ「ううっ……ぐうっ……」

ユイ「泣かないで下さい。そんな姿…ネルフの皆に見せられませんよ?」

ゲンドウ「………ううっ」

ユイ「……あなたがこんなに泣くなんて『あの時』以来ね」

ぎゅっ

ゲンドウ「君に…情けない姿を晒すのも三度目だな」



冬月「………」

ガラッ

冬月「……どうやら出る幕はなさそうだな」

620 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:22:42.22 ID:Ut1V0q20
アスカ「ミサト!」

ミサト「アスカ、どうしたの?」

アスカ「シンジのやつ…帰っちゃった」

ミサト「そう…鍵、渡しておいて良かったわ…」

加持「自分の家に帰れる気分じゃないだろうからな。」

リツコ「追加シーンはシンジくん抜きで撮影ね」

ミサト「……成立するの?」

リツコ「今までの素材を加工して、さっきの声を合わせればいけるわ」

ミサト「今回はそれで乗りきれても次は……」

リツコ「それでも彼抜きでも撮影しないと」

マヤ「………」

加持「大丈夫さ。シンジくんは戻って来てくれる。」

アスカ「今から私とレイもミサトのマンションに…」

ミサト「ううん。一人にしてあげましょう」

ミサト「…今回のことは流石に効いたでしょうから」

綾波「司令と碇くん…大丈夫なのかしら」

アスカ「司令もやり過ぎよ。いくらなんでも…あんなに…」

キョウコ「…仕方がなかったのよ」

アスカ「…ママ!」
621 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:23:43.00 ID:Ut1V0q20
キョウコ「ちび達はお家に帰したわ…トラウマにならなければいいんだけど〜…」

ナオコ「S2機関と自己修復機能が搭載されていたのよ。参号機には。」

アスカ「?」

ヒデアキ「S2機関は私が15年前に提唱したものでな。半永久的に電源なしでも活動が可能だ。……しかし実用化には予算や技術などまだまだ問題が山積みでもある。」

ナオコ「しかも参号機は自己修復…要はバラバラに解体しない限り、何度でも蘇ってしまう。」

ナオコ「……参号機が力を自らで制御できる、かつMAGIがハッキングを防げる時間内でそうしなければならなかった。」

アスカ「だから…司令は…」

リツコ「エヴァの建造失敗でアメリカ支部はヤケになったのね。MAGIに攻撃を仕掛けてくるなんて…」

ナオコ「ゲンドウくんは、理由もなく人を傷つけたりはしないわ。」

ナオコ「特に…シンジ君絡みのことでは、ね。」

ミサト「そのことを当然…シンジくんは分かっているはず…か」

加持「どこまでシンジくんが司令を信じられるか、許せるか…だな。」

リツコ「…皮肉なものね。似たような状況になるなんて」
622 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:24:26.22 ID:Ut1V0q20
ミサト宅

シンジ「血の匂い…」

シンジ「…とれないや」

シンジ「………」

シンジ「何で……何で」

シンジ「何でなんだ…」

シンジ(父さんが…あんな…あんな冷酷な一面を持ってたなんて……)

シンジ(あんな…あんな……)


参号機『ゥォッ…!』

ベチャッ……


シンジ「……」

ゲンドウ『シンジ。』

ゲンドウ『シンジ〜♪』

ゲンドウ『シンジ、今日は父さん……』

シンジ(父さんのこと……信じてた僕が…バカだったのかな)

シンジ(父さんは何だかんだで尊敬出来て……絶対…酷いこと、したりしない……って)



シンジ「父さん…ッ」







623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:32:40.36 ID:DCz.l6Mo

今までのほのぼのムードが一気に消え去ったな・・・

3号機がこうなっちゃうのはなんとなく分かっていたのに・・・
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:33:06.69 ID:Qz.kpMc0
信じるんだシンジ
625 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:34:52.57 ID:Ut1V0q20
                  /
               ,,;;-;;'ヽ、    ,/|  /;;;;;|
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   /;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;''''::;;;....   ;;: /ヽ 、:::;;;;;;;;;;;;;::.   :::;;;;;;;;;;;;
   l;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;',/;;;;;;;;;;;; ; ;   ''';;;;,  ;;//  ヽ 、:::;;;;;;:.,, -‐、:;;;;;;;;;;;
  〈;;;;;;;/|;;; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;_;__  '';;; ,|;l   ||;|  ̄~/;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;
   /"~|/'k; ';;;;;;;;;;;/   / ;;;,~'' - ,,_/;i'  .||;|   i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;:
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     l,_l;;;;ヽ;;;;;;ヽ       | ;;;;;;;;;;;;;;;;i:;;;   ili |;;i  ,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ
     '‐' >;;;;;;;|     /,;;;;;;;:::;;;;;;;;|:;;|  l| |;;;;;'i i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| i、
       '/;;;;;/    / ;;;;::: ,;;;;;;;;;;ヽ;l  il /;;;;;;l/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
        ^i;;;;|    / ,;:::: ,;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ| :| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
         i,/   /  ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ|/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
            ヽ=:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;k
                ~'' ‐-‐ ''"~'' ‐-::::;;;;;;;;;;;; ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
                          ~ヽ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                            \ヽ''::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

次回予告

再び訪れたネルフ崩壊の危機
心を閉ざしてしまったシンジ
試される親子の絆
その時ゲンドウはレイはアスカは
崩壊していく物語はどこへ行こうというのか

さーてこの次も

「・・・・・・・・」


626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:36:27.72 ID:k8DYQ3Ao
お疲れサマです
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:38:16.05 ID:vsW360Ao
お疲れ様でした
628 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:38:22.17 ID:bv10dToo

なんだか一気にアニメに近くなってしまったのう
むしろこっちのほうが鬱度高いくらいだ
629 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:39:46.84 ID:.FLE7sSO
乙です
なんか知らないけど涙がでてきた
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:40:37.21 ID:YDCBhqgo
おつでした
631 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/23(水) 23:41:15.04 ID:Ut1V0q20
今日はここまでです。
あんまり暗いというか真面目な方向には持って行きたくなかったのですがネタが思いつかず・・・次回では何とかしたいと思ってますが。
結構忙しい時期に入ってしまったので完結はいつになることやらですが出来る限り早めに男の戰い編をあげたいと思っていますのでしばしお待ちを・・・。

それではこの次もサービスサービス!
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:42:35.06 ID:5gaxhmko

待ってるぜ
633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:42:47.62 ID:DCz.l6Mo
ミサトさんが中盤以降からサービスサービス言わなくなるのってつまりそういうことなんだよな・・・
634 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:51:36.62 ID:Ut1V0q2o
なんかこっちが本編のような気がしてきた
635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:52:07.81 ID:YDCBhqgo
やっぱ左のお客さん魚食ってるわ
636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:53:22.95 ID:YDCBhqgo
ごめん、誤爆した
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 00:12:58.95 ID:Sl7Rnfco
               ,  / { ´  ̄ `_, 、
                 { レ'ム    /r ´ `>=-、- .._
               ,イ/ィ_‐ 、  / ノ  _.ィ’   , -、_二ゝ
       ______レ'´ `. |  ´  ,r '/   .{  ヽ::::ヽ
     ,  ´             l |    ' /     l   l::::::::'. 食べるなんて・・・。
  ./             , ‐vム-、   .'        }   ヽ::::::!
  /             , rく O r'ノ ノ , '     _.ノ     '.::|
 .'    _______..,.ィiク'´,>‐.'ノ //_..,_. <, ̄          }:|
 {_, ィi´レイWレiイ!Y'''゙゙tレ'  /メ/ `フヽ:::::::f  ̄         /:/
  W '´       //  //,ィ  , '   ヽ:::'.              /:::/
          、メソ _.ノシ/ |  /     ゝ::'.         L:/
         ミメ `´ =//ノ /       ``
         ミ'  ニメ/ _ .ノ
        =ヌ  _、シ /´
       ニメ _ッ /
      モ=ニ ィ´
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 00:19:18.63 ID:Sl7Rnfc0
>>635の内容が非常に気になるwwwwww
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 00:30:19.06 ID:0w0pUTUo

いやアニメ本編が本編だからこうなるわな…
続き待ってるぜ
640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 01:21:05.99 ID:401vQq2o

そういやアニメもこの辺りから鬱度が半端なくなっていったな…
641 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 01:21:22.16 ID:so.Fi0s0
乙でした
司令…
642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 03:18:54.56 ID:XuMqJzQo

確かにここから鬱がkskしていったな・・・
643 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 07:30:27.67 ID:B/NXtuYo
乙!
644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 08:55:14.92 ID:lkL/LkAO
何故だか渡辺美里の悲しいねが流れてる
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 20:14:08.25 ID:EkmYqoAO
相変わらずの高クオリティ。こっち映画化したほうがいいんじゃね?
646 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 20:31:04.39 ID:b099poE0
DVDにしてBOXで出して欲しいクオリティーだな
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 22:38:51.58 ID:KBix2tU0
だが司令は>472で
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 00:58:42.73 ID:ORIEg2DO


>>635
魚を……喰ってる……!?
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 02:45:36.32 ID:c1BmvMw0
>>472は準備体操の様子だったんだな
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 23:51:29.17 ID:/Yg.dbY0
>>649
その準備体操だけで使徒倒せそうだな
651 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 19:13:55.15 ID:fQAO4MDO
さすがに使徒もカンフー(笑)でくるとは思いもよらないだろうな
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 20:54:34.27 ID:GcncKgAO
アルミサエルのスタントで出演依頼来たんだけど俺に勤まるかな?
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 22:10:10.37 ID:A3S.11g0
入院費、お見舞金、死亡補償金、その他のアフターケアーは万全です。
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 22:41:30.16 ID:ajmjflA0
ブラックではないよな…?
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:03:24.51 ID:qRMsw.Mo
充実してる福利厚生がいやだなww
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 00:53:01.89 ID:dmQu.oDO
福利厚生は素晴らしいが、週休、給料といった基本的な部分に難ありという…
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 02:27:46.06 ID:5Yoa9oAO
単発の出演依頼っぽいしそのへんはいいんじゃないか?
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 02:44:08.49 ID:pOPu1uw0
俺、旧劇場版で殺される職員役で良いや。血糊弾着パンパンやってみたい。
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 14:26:07.42 ID:0z0.BW.0
俺ネルフ職員だけどスタント依頼はやめとけ。
まあエキストラくらいならともかく、まじ単発でも本格的に関わると何十年も監視つくからやめられないし、給料は減る一方だし最終的に福利厚生関係も金髪ババア(笑)に値切られるから。
で、機関に訴えるぞって言うと「超法規的存在」を理由にされてもう最悪。副司令も司令も頼りになんねーし。
一番この職場で鬱なのは人間関係だから。

って串刺して書き込んでるけど大丈夫だよね?
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 18:54:37.05 ID:ydm5in2o
>>659
MAGI『特定しました、すみませんが担当に報告します(´・ω・`)』
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 20:30:35.37 ID:gJyV9.DO
その後>>659を見たものはいなかった…
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:18:23.23 ID:gzgmSUoo
金髪ババァがいなければ良い職場だよな
ババァ、南極にでもとばされないかな・・・
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 02:02:46.49 ID:QemxE.DO
>>662
同感だな
1回、1人きりにして全て自力でやらせるべきだ
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 02:30:08.72 ID:IWJVqMAO
>>662-663
MAGI『特定しました、以下略です』
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 09:30:45.48 ID:oSs7pQDO
>>664
ID半分だけMAGIができてるな
もう少し頑張れ
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 15:15:09.59 ID:8aHNrPk0
とかいいつつお前ら好きなんだろ?
嫁にもらってやれよ

今なら料理上手な婆さんとかわいい電子妹がついてくるよ!




俺はノーサンキューだけど
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 16:07:05.14 ID:nH7h8cAO
可愛い電子妹は是非欲しい

金髪姉は結構です
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 16:39:03.03 ID:N1LC5a60
なんで金髪嫌われてんだよ。結構な萌えどじっこキャラじゃね?

まあお断りだけど
669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 22:01:53.85 ID:24cfaoSO
良い女だと思うけどな。頭も良いし、美人だし、声も素敵じゃん。
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 22:56:30.92 ID:6CbpZIw0
年上知的美人とか最高ジャマイカ
671 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 23:40:27.63 ID:7FG4ZQAo
まあ俺の嫁なんだけどな
シンジ役がおにゃの子なSSでのりっちゃんが良かったお陰か大好物になってしまった
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 23:48:51.62 ID:oSs7pQDO
電子妹可愛すぎるよな
ラミエルさんと同じぐらい欲しい
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:11:39.48 ID:teYeesgo
671=金髪ババァ

ババァ自演するな!
674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:20:38.72 ID:r1Zz66w0
この中にいったい何人ネルフの職員がいるんだ…
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:47:58.03 ID:sezMocAo
このメイキングをもう一度アニメ化できないだろうか
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 02:14:25.77 ID:2qv8LcDO
今年の夏もまたなんかやるんかね
677 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 03:43:03.29 ID:t0ufmqk0
けいおん!!「何がしたかったのかはわかるし,やりたかったことも概ね実現している」

ドラゴンボール改「どうしてそうなるのかはわかるが,そうするしかないものなのだろうか?」

閃光のナイトレイド「何がしたかったのかはわかるが,どうしてこうなったのかはわからない」

Angel Beats!「どうしてこうなったのかわからないし,何がしたかったのかもわからない」

一騎当千 XTREME XECUTOR「こうするしかなかったのはわかるが,そこまでしてやる理由がわからない」

聖痕のクェイサー「こうするしかなかったのはわかるが,まさか本当にやるとは思わなかった」
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 03:45:38.06 ID:t0ufmqk0
けいおん!!「何がしたかったのかはわかるし,やりたかったことも概ね実現しているが、致命的に盛り上がらない」

ドラゴンボール改「どうしてそうなるのかはわかるが,そうするしかないものなのだろうか?」

閃光のナイトレイド「何がしたかったのかはわかるが,どうしてこうなったのかはわからない」

Angel Beats!「どうしてこうなったのかわからないし,何がしたかったのかもわからない」

一騎当千 XTREME XECUTOR「こうするしかなかったのはわかるが,そこまでしてやる理由がわからない」

聖痕のクェイサー「こうするしかなかったのはわかるが,まさか本当にやるとは思わなかった」
679 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:38:24.51 ID:McMFQno0
一日早いけど再開します
680 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:40:14.34 ID:McMFQno0
ミサト&加持宅・客間


シンジ「………」

ガラッ

シンジ「……」

ミサト「おはようシンジくん。よく…眠れた?」

シンジ「…寝てません」

ミサト「…そっか」

ミサト「あの…シンジくん。]

ミサト「これから…撮影なんだけど……」

シンジ「……」

ミサト「あの……」

シンジ「……僕は、行きたくありません」

ミサト「……でも」

グイッ

加持「…」

ミサト「リョウジ?」

加持「今は、無理強いはよくない」

ミサト「………」

加持「シンジくん、飯はピラフを作って置いたから気が向いたら食べてくれ。」

加持「しっかり飯だけは食わないと、な?」

シンジ「……」
681 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:40:48.11 ID:McMFQno0
ネルフ・発令所

ミサト「………」

アスカ「………」

綾波「………」

リツコ「シンジくん、どうなの?」

加持「部屋に籠りっきりだ。」

ミサト「ここ何日か、ロクに食事もとってないわ」

ミサト「預かっておいて…本当に申し訳ありません」

ユイ「そんな、ミサトちゃんが謝ることじゃないわ。」

綾波「…碇司令の体調は?」

ユイ「大分回復したわ。もう少し休養が必要な様だけど。」

綾波「よかった…」
682 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:43:06.08 ID:McMFQno0
リツコ「それじゃあ早速撮影、始めるわよ」

アスカ「でも…主役抜きで撮影なんて本当にいいの?」

リツコ「仕方がないでしょ。『いない』んだから。それに幸いなことに、いつもよりは時間に余裕はあるし。」

アスカ「余裕、ねぇ。」

リツコ「……最悪、主役の交代も考えているわ」

アスカ「ハァ!?」

リツコ「仕方がないじゃないのよ。そりゃあ、シンジくんが来てくれるのが一番良いけれども、このドラマを止めるわけにはいかないの。」

アスカ「シンジの代わりなんていくらでもいるってことね?」

リツコ「そこまでは言ってないわ!ただ、ドラマを続ける以上…」

アスカ「一応言っとくけども、シンジがこのドラマ、続けないんだったら私も降りるからね」

綾波「私も。」


§



◇<ラー!


アスカ「…アンタはもう出番ないだろ」
683 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:45:48.12 ID:McMFQno0
アスカ「とにかく、そう言うわけだから!」

リツコ「ちょっとアナタ達…!」

ミサト「アスカもレイも、ヒステリックになりすぎよ。」

ミサト「このドラマがどんな意味を持っているのか…」

アスカ「分かってるわ。その上で言ってるのよ!」

綾波「碇くんがいないこのドラマなんてなんの意味もないし、こんな状態でネルフなんて続けても…」

加持「とにかく落ちつけ。」

アスカ「大人が落ち着き過ぎなのよッ!!!」

アスカ「こんな…こんなこと……」

加持「……君達の気持ちも良く分かるが、『私情』だけでネルフは動いてる訳じゃない。」

アスカ「でもリツコの気分で何千億もの借金、背負わされてるじゃないのよ」

加持「…そこを突かれると痛いんだがね。」

リツコ「…」

684 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:47:09.19 ID:McMFQno0
加持「とにかく落ち着いてくれ。」

加持「…それにまだ、シンジが本当に主役を降りると決めたワケじゃないだろう?」

アスカ「……そうだけど」

加持「俺達も彼を信じよう」

アスカ「………」

綾波「………」



リツコ「……シンジだけにww」




一同「…………」

MAGI『……(´・ω・`)』


リツコ「あ…れ…?」
685 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:49:38.53 ID:McMFQno0
ネルフ体育館

初号機(冬月)「で、何で私がまた着ぐるみを着るはめになっとるのかね」

リツコ「こまけぇこたぁ…ってぇーやつです」

初号機(冬月)「…で、私は何をすればいいんだ?」

リツコ「セットを破壊して下さい。」にこっ

初号機(冬月)「……本当にそれだけか?」

リツコ「ええ。」にっこり

初号機(冬月)「………」ジーッ

リツコ「やだ、信用ないのね私。」

ミサト「ったりめーでしょ。アンタの一体どこを信用すればいいのよ。」

リツコ「ひどいっ……ううっ」

ミサト「なーに、悲劇のヒロインぶってんのよォー!泣きたいのはこっちだっつうの!」

キャーキャーシリガルー!ウルサイリリカルマジカルイキオクレー!

アスカ「………」

綾波「碇くんを信じて…いつも通り撮影…」

アスカ「って言ったって…んなの無理よ。」
686 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:51:33.79 ID:McMFQno0
加持「確かに無理さ」

アスカ「……加持さん」

加持「だからみんな『無理』をしてるんだ。副司令も、ミサトも、青葉くんも、日向くんも、マヤちゃんも…一応リッちゃんも」

アスカ「…リツコも?」

加持「ああ見えて、彼女も考えてるんだよ。色々と…ね。」

リツコ「んじゃスタート」

マヤ「副司令ー。ネルフの頂上を踏み潰して下さい。」

初号機(冬月)「セットとは言えどうにも気分はよくないがね…」

ズシッ!ズシッ!ズシッ!

マヤ「んー、もっと感情を露にして!」

初号機(冬月)「こうかね?」


ズシッ!ズシッ!ズシッ!

マヤ「ちょっと…こう…そう!『こんなの関係ねー!』みたいな感じで…」

ミサト「…マヤちゃん、いつのギャグよそれ。」

リツコ「あ、マヤそれいただき」

リツコ「『そんなの関係ないよ!』…っと」
687 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:52:01.82 ID:McMFQno0
初号機(冬月)「………」

ズシッ!ズシッ!ズシッ!

マヤ「そうそう!そんな感じです!」

初号機(冬月)「………」

ズシッ!ズシッ!ズシッ!

リツコ「よし、じゃあマヤ、スイッチ押して」

ミサト「……スイッチ?」

リツコ「…大したもんじゃないわ」

リツコ「んじゃマヤー」

マヤ「スイッチ!オーン♪」

リツコ「………」ニヤリッ
688 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:54:20.74 ID:McMFQno0
ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!

初号機(冬月)(む…乗ってきたぞ…)

初号機(冬月)(い!か!り!く!た!ば!れ!)

ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!

初号機(冬月)(い!か!り!は!や!じ!に!)

初号機(冬月)「ふふふ……ふはははははははは!!!!!!!!!!!!」

初号機(冬月)「は…は……?」

ギュウウウウッ

冬月(な……なんだねこれは!)
689 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 00:55:44.41 ID:McMFQno0

ギュウウウウッ

冬月(あ……圧迫されて……)

冬月「  」


ズズズズズ………

ズドーーンッ!


リツコ「成功ね」

ミサト「ちょ、ちょォォオオオォォオオオ!アンタァァァァァァ、副司令になぁにかましてんのよォ!!!!?」

リツコ「スーツの中を膨張、冬月副司令の首を圧迫したの。要は『オとした』ってことね。」

ミサト「ってことね。じゃあないわよぉ!副司令60なのよ?還暦なのよ?」

リツコ「だぁいじょぶよぉ〜死にゃあしないしぃ」


アスカ「……あんなんでも?加持さん。」

加持「ええ…ああ、まあ。」
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 01:09:17.97 ID:7j8dvIko
別に演技でいいのにwwwwww
691 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:13:30.56 ID:McMFQno0
ミサト「救護班、副司令を搬送して差し上げて!」

ガラガラガラガラ…

救護A(…これで何度目だ)

救護B(私が記憶している限りでは11回…いや、それ以上かもしれません)

ガラガラガラガラ…

冬月「  」

マヤ「ご愁傷さまです」

綾波「…です」
692 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:17:13.68 ID:McMFQno0
リツコ「次、病院で撮影だし丁度いいから、私達も一緒に病院へ行きましょう」

アスカ「……アンタさぁ」

綾波「………」

ミサト「…ったくとんだマッドサイエンティストね」

リツコ「マッドとは失礼ね。」

ミサト「そうじゃない。本当に気絶させなくったっていいのに、わざわざ上官をオとす為だけにあんな仕掛けを造ったとしか…」

リツコ「…まさか。今回は『動作テストを兼ねて利用』しただけ。目的は違うわ。」

ミサト「目的?」



リツコ「…もし、また司令が暴走しそうになったら、これで止められるでしょ」



ミサト「…リツコ」

ミサト「そっか」にこっ

リツコ「なっ…何よニヤニヤしちゃって気持ちわるい///」

ミサト「いいとこあんじゃん。た・ま・に・は」



加持「副司令は犠牲になったけどな」
693 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:19:12.87 ID:McMFQno0
ネルフ付属病院・病室

ヒカリ「トウジ……」

トウジ「おう。ヒカリか」

ヒカリ「……大丈夫?」

トウジ「大丈夫だよ。心配いらない。」

トウジ「……シンジくんは?」

ヒカリ「………」

トウジ「………そうか」

ヒカリ「あ、あの…もう普通の食事…食べても平気だっていうから」

ヒカリ「お弁当……作って来ちゃった」

トウジ「…ここで食べても…いいのか?」

ヒカリ「……」

トウジ「………いただきます」

ヒカリ「召し上がれ」にこっ

トウジ「ん……でも手首捻ってて上手く……」

ヒカリ「……じゃ、じゃあ食べさせてあげる!」

ヒカリ「あーん」


リツコ「はい。そこまでー」

ヒカリ・トウジ「!?」


694 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:20:17.71 ID:McMFQno0
マヤ「はい、じゃあスタート♪」

ピッ…ピッ…

トウジ「なんや、委員長やんか…」

ヒカリ「鈴原…大丈夫?」

トウジ「ああ…生きとるみたいやな」

トウジ「なんや、シンジがおったような気がしとったけど、夢やったんかいな。」

ヒカリ「碇君は昨日退院したそうよ。3日も寝てたんだから、鈴原は。」



ヒカリ(うう……お弁当ぉ)

トウジ(タイミング悪すぎだろう…)

アスカ(鬼ね、悪魔ね、リツコは)
695 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:27:51.82 ID:McMFQno0
同病院・特別病室

冬月「………」

ゲンドウ「………」

ゲンドウ「また運ばれてきたのか」

ゲンドウ「……無様だな」

冬月「お前に言われたくない。」

ゲンドウ「…ふん」

冬月「……」

ゲンドウ「………」

冬月「…息子のこと、どうするつもりかね。」

ゲンドウ「無理強いはしない。…シンジが辞めたいといえば」

冬月「言えば?」

ゲンドウ「……受け入れるつもりだ」

冬月「碇!」

ゲンドウ「シンジの代わりはきかない。もしもの場合のことも…覚悟している。」

冬月「………」

ゲンドウ「…だが、そんなことにはならないと信じている。」



ゲンドウ「必ず、シンジは戻ってくる。」



冬月「………」



冬月「……碇、お前も成長したな」
696 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 01:27:59.31 ID:b53si8Uo
>>684
(´・ω・`)
697 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:31:25.68 ID:McMFQno0
第2テレビ東京・会議室

社長「新世紀エヴァンゲリオン…視聴率も概ね好調」

役員A「だが、『問題』も多い作品である」

役員B「この間の綾波レイが裸で浮かぶシーンに早速苦情が来たぞ」

プロデューサー「あ…あの、あれは『肌色のスーツ』…でして断じて裸ではありません……はい」

役員C「しかしうるさい都議会の老人やPTAの父兄共は好意的になど会社せぬ」

プロデューサー「あぁ…今後、気を付けます」

社長「まあ、いーんじゃないの?面白いんだし。」

スポンサーA「そうは行きませぬ」

スポンサーB「…我々も善意で金を出している訳ではありませんしな。」

プロデューサー(以下P)「ははぁ……」

役員A「時に大月君よ、主役が現在現場に現れぬ様だが」

P「えっ……ああ…」

役員B「調査員の報告によれば、主役が降りたがっているらしいじゃないか」

P「え〜…あのぉ〜その様な事実は」

役員A「ならば明日、碇親子と面接をしたい。」

P「ええ!?明日ですか?」

役員C「『事実』はないのだろう?ならば問題はないはずだが。」

P「あ……」

P「………はい」
698 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:32:24.33 ID:McMFQno0
ネルフ・体育館

アスカ「こんなの、私一人でお茶の子さいさいよ!」

バババババババ……

アスカ「くっ……」

リツコ「マヤ、火薬点火」

マヤ「はいっ!」

アスカ「キャア!」

弐号機(加持)「熱い、熱いってば!リッちゃぁぁぁぁぁんッ!」

リツコ「我慢なさい!男の子でしょ!」

綾波「…関係、ないと思うの」
699 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:33:59.20 ID:McMFQno0
リツコ「よし、次は弐号機の腕と首をバーッと落としちゃうからこっちの特注の方に着替え……」


プルルルルルルル…


弐号機(加持)「………あっ、電話だ。」

ミサト「もう…ちゃんと切っておきなさいよね?」


ピッ


弐号機(加持)「………」


弐号機(加持)「はいもしもし」


一同「って、出るんかいッ!」

弐号機(加持)「ああ…はい……」



スタスタスタ……



マヤ「弐号機…通話したまま…男子トイレへ」

ミサト「ったく、アイツは…!」

リツコ「……ま、いいわ。ちょっと休憩にしましょう。」
700 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:37:55.56 ID:McMFQno0
男子トイレ


加持「製作委員会が……碇親子の召還を求めている?」

P「はい…大変申し訳ございません。どうにもこちらの情報が漏れたようで」

加持「……漏れた?」

P「スターキングや第2テレビ東京では…エヴァ容認派並びにファンが大勢存在するのですが」

P「……否定派もおりまして。特に社長の椅子を狙う役員が、です。」

加持「『エヴァ』がこんなに当たってるんだからな。社長の椅子が欲しい人間にとっちゃ目障りな存在か」

P「そして…調査員という名目の…スパイを内部に送りこんだのでしょう。少しでもネルフの弱味を握り、つつくために」

加持「買収されるような人間はうちにはいない。清掃員か警備員としてうちに入った…か。」


……ガコン



加持「ッ!誰だ!?」カチャ
701 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:39:36.55 ID:McMFQno0
加持「…」

チャキ…!



「ん…もう」


加持「!」


リツコ「いきなり拳銃なんて物騒なもの、向けて来るなんてイヤーンな感じね。」

リツコ「よいしょ……」

リツコ「人の噂が回るのは…早いから。」


ブラーン


加持「り…リッちゃん…う、上から!?」
702 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:40:51.95 ID:McMFQno0
加持「…」

チャキ…!



「ん…もう」



リツコ「いきなり拳銃なんて物騒なもの、向けて来るなんてイヤーンな感じね。」

リツコ「よいしょ……」

リツコ「人の噂が回るのは…早いから。」

ブラーン

加持「り…リッちゃん…う、上から!?」
703 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:41:24.96 ID:McMFQno0
リツコ「それより…」

リツコ「…その話を早く聞いていれば、MAGIがスパイを洗い出したものを。」

P「申し訳ありません………」

リツコ「撮影中に加持君が出るなんてよほど重要な電話なんでしょ?」

加持「いやはや。級友はごまかせないな。」

リツコ「…で、その碇親子の召還の件、詳しくお聞かせ願えて?」

加持「それより何より開けるからさ…ドアにぶら下がってないで降りたら?」

加持「危ないよ」

リツコ「ん………?」



ヒュオオォオオォォォォ……



リツコ「イヤァァァァァァ!!?」



加持「自分が高所恐怖症なの…忘れてたのか」

704 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:42:10.64 ID:McMFQno0
リツコ「はぁ?明日ぁ!?」

P「も、申し訳ありません…」

P「しかし、こちらへいらして頂かないと…ドラマの存続自体が…」

加持「……面倒なことになったな」

リツコ「………」

加持「どうする。リッちゃん?」

リツコ「……シンジくんと司令のみに知らせて」

リツコ「後は…他言無用と言うことにして。」

加持「………いいんだな」

リツコ「その方が撮影がやり易いわ。」

リツコ「余計に不安を煽るだけよ。これは…シンジくんの問題。他の誰にもどうしようもないしね。」

加持「……了解」

705 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:42:57.71 ID:McMFQno0

ネルフ・体育館

アスカ「おかえりなさい。どこいってたの?」

リツコ「ふふっ……」ニヤリッ

ミサト「ちょっとリョウジ!リツコとなーんかしてたんじゃ…」

加持「そりゃないよ。リッちゃんだぞ。リッちゃん」

ミサト「…」ジッ

リツコ「何よ」

ミサト「……ま、そりゃそうか」

リツコ「そこ、妙に納得しない。」

加持「んじゃ、ちょっと俺、出掛けて来るから」

ミサト「まぁた、ヒトミちゃんのとこぉ?」

加持「どうかな?」ひらひら
706 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:43:37.06 ID:McMFQno0
リツコ「あー、じゃあ弐号機大破のシーンの前に零号機の戦闘シーン、撮っちゃいましょう」

マヤ「ってことで副司令、お願いしまーす♪」

零号機(冬月)「君たちは…老人をこきつかうのが趣味のようだね」

冬月「いくら検査で問題が見つからなかったとはいえ、普通即時に退院させるか?」

リツコ「いいえ。冬月先生に期待しているだけ、ですわ。」

マヤ「はい。これ、持ってください。」にこっ

冬月「……何だねこれは」

マヤ「S2爆弾を模したものです。威力は本物の100万分の1。」

マヤ「中にはダイナマイトが詰めてあります。」

マヤ「とりあえず使徒の模型を置くんで、そのコアに、これを持って体当たりしてください。」

冬月「……自爆しろ、と言うことか」

リツコ「まさか。爆弾の威力も見た目の割りにそう強くありませんし、模型が衝撃を吸収するよう、加工してありますので大丈夫ですわ。」

冬月「………」ジーッ

リツコ「ネルフの技術力は世界一ぃ!信用してください。」

冬月「技術は信用しているが、君は…」
707 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:44:39.38 ID:McMFQno0
リツコ「ふ・ゆ・つ・き!ふ・ゆ・つ・き!」

冬月「?」

マヤ「ふ……ふ・ゆ・つ・き!ふ・ゆ・つ・き!ふ・ゆ・つ・き!」

パン!パン!パン!パン!

アスカ「……何あれ」

ミサト「とりあえず副司令を乗せりゃあいいみたいよ」

綾波「ふ・ゆ・つ・き」

青葉「ふ・ゆ・つ・き!」

フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!


冬月「…なんだねこれは」

リツコ「皆、冬月副司令に期待を寄せている証拠ですわ。」

リツコ「さぁ!」

冬月「無駄に年は取っておらん。そんな簡単には乗せられんぞ…」

フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!

冬月「………」

フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!

冬月「………」

冬月(……しかし、わ、悪いものではないな。)

冬月(こう…大勢の期待を背負うというものも。)

冬月(いや、しかし…!)

冬月「………」ぐっ

リツコ「……」ニヤリッ

ナオコ「フ・ユ・ツ・キ」

ユイ「ふ・ゆ・つ・き」にこにこ

冬月「……!」
708 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:45:35.32 ID:McMFQno0

マヤ「じゃあスタートです。」

ユイ「ふ・ゆ・つ・き」

冬月(ゆ…ユイくんが、ユイくんが『俺だけ』を見てくれている!)

冬月(いかん…つい一人称が…)

ユイ「冬月先生、頑張って下さい。」にこっ

冬月(℃¥$¢£%#&)

マヤ「……ユイさんを地下から呼び寄せて正解でしたね」

リツコ「ええ。ユイさん絡みなら大抵のことはやるから。副司令は。」

ナオコ「どうしてこんな…利己的な子に、育っちゃったのかしら…」
709 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:46:09.65 ID:McMFQno0
病室

ゲンドウ「………」

加持「調子は如何ですか?碇司令。」

ゲンドウ「相変わらずだ。私も年をとったようだな。」

加持「まだまだお若いじゃありませんか。あ、これお見舞いの華園饅頭です。」

ゲンドウ「……まさか、そんな世辞を言うために現れたのではあるまい」

加持「もちろんですとも。」

ゲンドウ「……話を聞こうか」
710 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:48:11.81 ID:McMFQno0

ミサト宅

シンジ「………」

ガラッ

ペンペン「………クエッ」

シンジ「ペンペン……」

シンジ「心配して来てくれたのかい?」

ペンペン「クエッ」

シンジ「ありがとう……」

ペンペン「……クエェ」

シンジ「………」

シンジ「……あのさ、ミサトさんが帰ってきたらこれ。渡してくれない?」

ペンペン「?」

シンジ「………ちょっと出掛けてくるよ」

ペンペン「クエェ!?」

シンジ「ピラフ、君が食べていいから」

ペンペン「クエッ……」

バタン

シンジ「………」

シンジ「…ごめん。僕は、逃げるしか出来ないんだ」


711 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 01:50:52.14 ID:McMFQno0
一旦ここまでです。
多分今日中に前編は上げられるとおもいます。

チラ裏ですがサッカー残念でしたね…。
この時間にあのインタビューは泣ける
712 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 01:59:03.51 ID:7j8dvIko
乙!
713 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 02:00:31.48 ID:b53si8Uo
乙…日本残念だった
714 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 02:07:47.17 ID:IG3pVFY0
乙!
にしてもこのスレで勝敗を知るとは俺どれだけサッカー興味無いんだよ…
715 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 02:20:41.22 ID:7j8dvIko
>>714
俺も711で結果知った、ってか今日日本が試合してたのを確認して知ったww
アニメが次々最終回で来期の確認もあって忙しいんだ
716 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 08:29:15.01 ID:7Exy5QAO
乙!
>>715に同意、アニメの転換シーズンに他の番組までとても見てられん
717 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 08:44:36.77 ID:6BsUt6ko
乙でした〜。

>>714−716
そんなにアニメ見てるのかよwwww

ちなみに、質問だが、今期と来期でエヴァのメカニカルなのが好きなんだが、
そういう人間は、何を見るべきなんだい?
718 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 08:53:34.72 ID:7DQ1Pgko
>>717
ロボ的なのはデジモンしかない、現実は非情である
最近本気でロボものないな…なんで量産型萌えアニメばっかり…女だらけの三国志レベルなら許した

ゼルエルといやあ屈指の戦闘描写だな、弐号機の撃ちまくりっぷりとか
719 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 10:01:03.44 ID:Zlhg9wAO
三国志つながりでSDガンダム三国伝があるな
720 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 12:33:52.13 ID:7Exy5QAO
迷い猫に純粋なロボットバトルの回があったよ
721 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:20:09.91 ID:gG4cN/I0
こんにちはー。
確かに最近ロボものはないに等しいなあ…。さみしい限りです。
では再開します。
722 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:20:49.02 ID:gG4cN/I0
ネルフ体育館

フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!フ・ユ・ツ・キ!

冬月(私がこんなにも必要とされている)

冬月(……何年ぶりだろうか。こんなこと。)

冬月(ああ、大学教授時代の単位取得率1%騒動の時…以来か)

冬月(騙されているような気がしないこともないが…)

ユイ「ふ・ゆ・つ・き」

冬月(KA☆I☆KA☆N!)


零号機(冬月)「ウオオオオオオォォオオオォォオオオ!!!!!」



マヤ「副司令、ゼルエルに特攻しました」

リツコ「ちょろいもんね」

ナオコ「……母さん胸が痛いわ」
723 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:21:35.11 ID:gG4cN/I0

リツコ「A.R.フィールド、発生」

アスカ「……えーあーるフィールド?」

マヤ「ああ、これも第2東映とネルフが共同で開発したものなんだけどね」

マヤ「A.T.フィールドのように物質や攻撃に抵抗する空間なの。」

ミサト「A.T.フィールド…?」

マヤ「まさか本物を作れる訳もないので、あくまで擬似的なもの。空気抵抗や重力を少しだけ制御してるだけです。」

マヤ「さすがにエヴァサイズ…となるとアレですが、ヒトの大きさ位なら…」

零号機(冬月)「………」

ググググググ…

ミサト「なるほど。要はネルフの科学力の無駄使いってことね。」
724 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:22:23.95 ID:gG4cN/I0

アスカ「っていうかA.R.フィールドって名称がどうなのよ。」

リツコ「偉大な美人科学者の名前ですもの」

綾波「…『Ayanami・Rei』フィールド?」

アスカ「ああ、そっちのほうが幾分かマシね」

リツコ「…」

ググググググ

マヤ「でもセンパイ、ちょっとフィールドが硬いみたいですよ」

リツコ「破れない?んじゃ調整を…」


ググググググ

零号機(冬月)「!」



カッ



ドゴォォオオオォォオオオ……




マヤ「爆発までに間に合わなかったみたいです」

リツコ「……あっ」

バタン……

零号機(冬月)「 」


アスカ「流石は偉大な美人科学者ね」
725 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:22:53.45 ID:gG4cN/I0
ミサト「救護班急いで…。」

マヤ「…なんていうか御愁傷様です。」

綾波「です。」

ナオコ「模型が吸収するはずのダメージがそのまま零号機の方にいってしまったのね」

リツコ「…てへっ☆」

ミサト「もう疲れた…疲れたわ私」

アスカ「突っ込む気力すらないわよね」

726 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:23:19.87 ID:gG4cN/I0

病室

加持「……と、言うわけです」

ゲンドウ「状況は分かった。君は至急D級勤務者の洗い出しを行ってくれ」

加持「シンジくんは?」

ゲンドウ「……これから君の家へ行かせてもらう。」

加持「司令から…事情を?」

ゲンドウ「……ああ。とにかく話して見ないことには…」

プルルルルルルル

加持「……失礼」

ゲンドウ「ああ。出たまえ」
727 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:23:46.43 ID:gG4cN/I0


ピッ

加持「俺だが」

諜報部員「加持主席…、サードが…!」

加持「シンジくんが…どうしたって?」


第2東京駅

アナウンス「本日はTR東日本をご利用頂きありがとうございます。現在…」

シンジ(…逃げて、来ちゃった)

シンジ「………」

シンジ(……どこにいこう)

諜報部員「はい。現在、第2東京駅に一人で…」

ゲンドウ『分かった。私も今からそちらへ向かう。そのまま監視を続けるように。』

諜報部員「……はっ」


728 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:24:17.96 ID:gG4cN/I0

病室

加持「重ね重ね申し訳ありません…俺がしっかり……」

ゲンドウ「いや、シンジが消えたのは君の責任ではない」

ゲンドウ「………」ガタッ

加持「司令……どちらへ?」

ゲンドウ「これから私も第2東京へ向かう。」

加持「しかし、お身体が!」

ゲンドウ「構わん」


ガタッ


ゲンドウ・加持「!」

カチャッ

加持「……誰だッ!」


ガラッ

アスカ「あの……」

アスカ「あ…私達です」

綾波「………」

ミサト「………」
729 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:24:51.17 ID:gG4cN/I0
加持「何で…ここに……」

加持「撮影中じゃなかったのか?」

ミサト「えっと…撮影中に副司令がケガをされて。それで次いでに…」

綾波「私が、碇司令の様子を見たいと言ったの。」

加持「……そうかい。悪かったな、物騒なものを向けて」

アスカ「あの…加持さん。シンジが一体どうしたんですか!?」

加持「…………」

ゲンドウ「………」
730 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:26:08.50 ID:gG4cN/I0
ガラッ

リツコ「みんな!ダメじゃない。勝手に…」

ミサト「そんな…」

アスカ「シンジが…いなくなった…?」

リツコ「え…」

加持「……やはり隠し事は出来ないみたいだよ、リッちゃん」

加持「俺はご婦人の涙には弱くってね」

リツコ「…」

731 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:26:35.25 ID:gG4cN/I0
アスカ「ハァァア?明日までに第2テレビ東京にシンジを連れてこいですってぇ?」

加持「…大人の事情ってヤツだ。」

アスカ「でも…こんな状態で……」

ゲンドウ「事は急ぎだ。何とかシンジに話を……」

リツコ「まだ無茶ですわ。司令…」

ゲンドウ「構わんと言っている。」

ゲンドウ「…車を回せ。それから制服も一緒に持って来るように言って置いてくれ。」

加持「はい」

ゲンドウ「………」

アスカ「あ…あの私も…」

綾波「私も行きます。」

ゲンドウ「いや、もう夜遅い。君たちはもう今日は帰って休んでいてくれ」

ゲンドウ「……これは私とシンジの問題だからな。私が決着を着けねばならん。」

ガラッ

アスカ「………」

綾波「………」
732 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:27:08.76 ID:gG4cN/I0
病院前

キキィー!

諜報部員「お待たせ致しました」

ゲンドウ「……ああ」

諜報部員「では……」

ユイ「……待って!」

ゲンドウ「ユイ」

ユイ「………」

ゲンドウ「止めても……」

ユイ「もちろん、止めに来た訳じゃないわ」

ユイ「……ちゃんと、叱ってあげて下さいね。」

ゲンドウ「……ああ」

ユイ「いってらっしゃい」にこっ

ゲンドウ「ああ」


冬月「………」

冬月「窓の外…か」

冬月「私は蚊帳の外だな」


733 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:27:38.76 ID:gG4cN/I0
第2歌舞伎町

シンジ「………」

シンジ(ここまで…来ちゃった)

♪コイノーアイーンツヴァイドラーイ

シンジ「いや……逃げて…来ちゃった、か」

シンジ「………」

ヤスイヨヤスイヨー

シンジ「…………」

イイコイルヨー

シンジ「………」

ウマイヨウマイヨー

シンジ「………」

ドスッ

シンジ「………!」

男A「アァ!?」

シンジ「あ…す…すみません……」

男B「ちょっと待てよ」

シンジ「………えっ」
734 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:29:25.27 ID:gG4cN/I0
男A「ごめんで済むと思ってるのか?」

シンジ「……あのっ」

プルルルル…

諜報部員「繁華街にてサードチルドレンを発見。」

ゲンドウ「………そうか」

諜報部員「男2名とトラブルに…路地裏に連れ込まれていきますが…助けに入りますか?」

ゲンドウ「いや、その必要はない。監視を続けろ。」

諜報部員「……はっ」

ゲンドウ「…………」
735 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:32:23.61 ID:gG4cN/I0
シンジ「あの……ご、ごめんなさい」

男A「謝ってすむなら警察は要らないわけよー」

男B「わかる?わかるよねぇ」

シンジ「あ……え……」

男A「ってあれ、」

男A「…お前エヴァのシンちゃんじゃね?」

シンジ「あ……」

男B「マジかよ!んじゃ、金かなり貰ってんだろ?だせよ!」

シンジ「お金なんて僕……そんなに……」

男A「アァ!?嘘こく気か?」

シンジ「嘘じゃ…」

男B「なら、力づくで奪っちゃうまでだよねっ☆」

男A「つうかさ、ドラマ見てっとお前にイライラするんだよね」

男B「すっきりさせろや」

男A「歯ァ食いしばれぇ!!」

シンジ「………!?」

男A「せぇのぉ!」

バキッ

シンジ「…ガハッ!」
736 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:34:11.87 ID:gG4cN/I0
シンジ「………んんんっ!」


バキッ!

男A「おうっ!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…

シンジ「………あれ」

シンジ「痛く……ない?」

男A「な……何すんだよオッサン!?」

シンジ「?」
737 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:35:47.21 ID:gG4cN/I0
ガス!バキッ!ドスッ!



ゲンドウ「…………」



シンジ「父……さん」

男B「邪魔すんじゃねぇよ!」バッ

ゲンドウ「………」

ガスッ!

男B「おぅ!?」


ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!


ゲンドウ「なんだ……もう終わりか?」


ガスッ!ガスッ!ガスッ!


男A「うぶっ……やべえよ…このオッサン……」


バキッ!ゴスッ!ガギッ!


男B「顔色一つ変えずに……うぐっ」

シンジ「………」

ゲンドウ「……これで決まりだァァ!」

バキッ!



男A・B「 」
738 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:38:52.38 ID:gG4cN/I0
ゲンドウ「…ふん。口ほどにもないな。昔と違って骨のないヤツらばかりだ。」

ゲンドウ「……適当な場所に寝かせておけ。」

諜報部員「……はっ」

ゲンドウ「目撃者の処理はそちらで頼む。なるべくこちらが有利になるようにな。」

ゲンドウ「………」

シンジ「……父さん」

シンジ「何で…ここに……」

ゲンドウ「………」

シンジ「……来ないでよ!」

シンジ「僕が何しようと僕の勝手だ!もうネルフになんか………」



バチン!



シンジ「………!?」

ゲンドウ「……」


ゲンドウ「…いい加減にしろォォオオオォォオオオ!!!!!!!!!」
739 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:39:43.79 ID:gG4cN/I0
シンジ「………えっ」

ゲンドウ「馬鹿者が!」

シンジ「………だって」

シンジ「だって……!父さんに……父さんにどんな顔して会えば……分からなかったんだ!」

シンジ「………参号機が…参号機があんな……」

シンジ「うわぁあああああ!」

ゲンドウ「………」

シンジ「参号機をあんな…あんなに…ぐちゃぐちゃにしなくたって……!」

ゲンドウ「………」

ゲンドウ「シンジ……」

シンジ「来ないで!来ないでよ!……父さんは……父さんは……」

ゲンドウ「……諜報部」

諜報部員「……はっ」

ゲンドウ「シンジを加持・葛城両名の部屋へ連れていけ」

諜報部員「はっ」

シンジ「僕は……僕はぁ…!」

ゲンドウ「………」
740 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:40:21.40 ID:gG4cN/I0
ミサト・加持宅

諜報部員「碇シンジ君をお連れしました」

ミサト「ご苦労さま」

シンジ「………」

ミサト「シンジくん、おいしいお肉があるのよ。今から焼いて……」

シンジ「……いいです。もう寝ます。」

ミサト「でも……」ポンッ

加持「……そうさせてやれ」

ミサト「………」

741 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:41:02.05 ID:gG4cN/I0
同・客間

シンジ「………」

シンジ(父さんは…参号機に……僕に酷いことをした…)

シンジ(……でも僕を助けに…来てくれた)

シンジ(でも…父さんが嫌で逃げ出したのに……父さんに殴られた)

シンジ(僕は…良くわからないよ…)

シンジ(父さん…)


ガラッ

シンジ「………!」

加持「ちょっと、いいかい」

シンジ「……?」

加持「一杯、やろうじゃないか」ニカッ
742 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:45:16.97 ID:gG4cN/I0
プシュッ

加持「オレンジジュース…100%じゃなくてすまないな」

シンジ「…いえ」

ゴクゴクゴク…

加持「やっぱり一年中ビールが旨いってのはいいな。」

チビチビ…

シンジ「…」

加持「気は、晴れたかい」

シンジ「……」

加持「そりゃそうだろう。逃げ出したっていい事はないものさ。」

シンジ「………」

加持「聞いたよ。碇司令、君を殴ったんだってな。」

シンジ「……はい」

加持「驚いたよ。あの司令が君を殴るなんてなぁ。」

シンジ「父さんはいつも…いつもいつも」

シンジ「…勝手なんですよ。」

シンジ「勝手に可愛がって、勝手に酷いことをして、勝手に殴って…」


シンジ『…父…さん?』

ゲンドウ『…中学生がこんな繁華街を夜中に出歩くなど、私は許可した覚えはない。』

ゲンドウ『馬鹿者が!!』

シンジ「…」
743 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:45:57.96 ID:gG4cN/I0
加持「俺はね、碇司令を尊敬している」

シンジ「………」

加持「まぁ、命の恩人って事だからって言うのもあるがな」

加持「…あの人は、何だかんだで自分の行動に信念を持っている。スゴいことだよ。」

シンジ「…あんな酷いことが出来る人間に信念…なんて」

加持「S2機関って知ってるかい?」

シンジ「……はい」

加持「あれが搭載されたエヴァはバラバラに…まぁ言い方は悪いがぐちゃぐちゃにしなきゃ何度でも蘇っちまう。」

加持「鈴原くんも司令もあの程度の怪我で済んだのはまだ参号機に理性が残っていたからさ。」

シンジ「………」

加持「もし、あのまま放っておけばMAGIのシステムは破壊され参号機は更なる暴走」

加持「あの可愛いMAGIも…たくさんの職員も死ぬ。」

加持「そして君の手で『友達』を破壊しなければならなくなっていた…かもしれない」

加持「だから参号機は望み、泣いたんだろうな。」

シンジ「………」
744 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:47:13.61 ID:gG4cN/I0
加持「司令は君の友達にも、君にも手を汚させたくなかったんだ。」

シンジ「父さん…が?」

加持「君は俺に言ったな。『友達を失う気持ちがわからない』と。それは『何も失わなかったから』だと。」

加持「使徒との戦いで多くの人間が死んだ。もちろん誰のせいでもない、が」

加持「……悲惨な死に方をした人間が沢山いる。」

シンジ「どういう…ことですか」

加持「あの戦いで、君の様な経験をした人間が沢山存在すると言うことだ。」

シンジ「犠牲に…なった人……」

加持「ヒトは不平等だ。しかし、価値は違って見えても、重みは皆一緒さ。」

加持「その人達にも…当然人生があったはずだ。」

加持「しかし、それは受け入れなくちゃならない。そして、受け継がなきゃいけない。」

加持「『意志』を、な。」

シンジ「………」

加持「参号機は一体何を望んでいたのか」

加持「考えるのは君の役目だ。」

シンジ「参号機の…意志…?」

加持「……ちなみに明日、第2テレビ東京にて会議が行われる」

加持「君がそこへ向かえば…ドラマは続けられるが、行かなければ打ち切られるかもしれない。」

シンジ「………!」

加持「行くか行かないか、君が自身が決めろ。誰も強要はしない。」

加持「ただ……」

シンジ「………」

加持「皆、君を信じている」
加持「おやすみ、シンジくん」

ガラッ

シンジ「………」
745 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:48:21.48 ID:gG4cN/I0
碇宅

ユイ「ごめんね、アスカちゃん。レイがどうしてもアナタに来て欲しいって…」

アスカ「いえ。今日はママも泊まりですし。」

ユイ「じゃ、ご飯は作っておいたから戸締まりと火の始末、よろしくね。」

ガチャ…

綾波「………」

アスカ「珍しいこともあるもんね。アンタが私を頼るーなんて」

綾波「……アスカ、優しいから」

アスカ「ケッ」

アスカ「ご飯、チンするけど、アンタも食べるわよね」

綾波「ええ」
746 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:49:57.11 ID:gG4cN/I0
(電子レンジが回る音)

アスカ「………」

綾波「……」

綾波「今日…みんな変だったわ」

アスカ「そうね。いつも以上にテンション高かったーっていうか」

アスカ「……明るく振る舞おうと無理、してた」

チーン

アスカ「……」

綾波「だから…一人で居たくなかったの」

アスカ「……私もよ。皆のあんな姿見るの」

アスカ「『あの時』以来だもの」

綾波「………」

アスカ「バカ……シンジ」

アスカ「ほんと…バカよね」

……ポタッ

綾波「……アスカ」

ピーンポーン

アスカ「ううっ…もう、誰よこんな時間に」ぬぐいっ

アスカ「……はい」
747 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:52:15.20 ID:gG4cN/I0

ガチャ


マヤ「どうもー♪」

リツコ「…ふふっ」


ガcy…


リツコ「ちょっと!いきなり閉めることはないでしょう!?」

アスカ「……何しに来たのよ」

リツコ「それより目がウサギさんみたいに真っかっかよ。お嬢さん?」

アスカ「……るっさい!帰れ!帰りなさいよ!」

リツコ「やだ、そんなに怒らないでよぉ」

リツコ「って言うか閉めてもムダよ。私怒ったから。ドアごと破壊するから。」

アスカ「……アンタね」

マヤ「あ、アスカ、とりあえずセンパイの話だけ聞いて?」

アスカ「むう…」

リツコ「……ごほん」

リツコ「こんなところでウジウジして目を真っ赤にしている暇があるなら」

リツコ「本物のウサギさんになってみない?」ニヤッ

アスカ「………は?」

748 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:54:38.47 ID:gG4cN/I0
病室

ゲンドウ「………」

冬月「………」

冬月「老いぼれも少しは役に立てたようだ」

ゲンドウ「……そうか」

冬月「お前は無茶をしおるな。昔から変わらない」

冬月「リリスごと自爆しようとしたりな。」

ゲンドウ「……」

冬月「……お前の息子は来るかね」

ゲンドウ「………ああ」



749 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:55:28.66 ID:gG4cN/I0
翌朝

第2テレビ東京・会議室

役員A「本日はようこそおいで下さいました、碇司令」

ゲンドウ「………」


役員B「おや、ご子息がいらっしゃらない様ですが」



ゲンドウ(…シンジ)



役員C「………」ニヤッ

750 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:56:13.07 ID:gG4cN/I0
P「あのー!」

役員A「……何かね」

P「その前に少し見ていただきたいものが。」

役員A「は?」

P「今度のDVDにつける特典なんですけど……」

役員B「何を言い出すかと思えば。今はそれどころでは…」

第2テレビ東京社長「いいよいいよー流しなさい」

役員A「社長!」

第2テレビ東京社長「私はさぁ。こう言うピリピリしたのって苦手なんだよね。」

第2テレビ東京社長「だからさ、場をなごませる為に…ねぇ」

役員A「……しかし社長」

第2テレビ東京社長「社長命令だよ?」

役員A「………」

751 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 13:59:16.98 ID:gG4cN/I0
DVD第四巻特典映像



に、ネルフ

『3』

『2』

『1』

アスカうさぎ「どっか〜んっ!!」
レイおねいさん「どっかーん」

アスカ・レイ「わーーーい!」
アスカ・レイ「なぜなにネルフ!」


ウサギアスカ「お〜いみんなー集まれー」

レイおねいさん「…あつまれ」

ウサギアスカ「『なぜなにネルフ』の時間だよー」

ウサギアスカ「ってえ、何で私がこんなウサギの着ぐるみなんか…」



ゲンドウ「…」

役員A(時間稼ぎか…)

役員A(小癪な真似をしおって…無駄なあがきだ)

752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 14:00:56.83 ID:mmzk1wko
ルリかわいいよルリ
753 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:03:21.71 ID:gG4cN/I0
ミサト・加持宅

ピーンポーン

ミサト「……来た。」

加持「……ああ」

綾波「おはようございます。碇君は」

ミサト「……まだ部屋よ」

アスカ「シンジ!」タッ


シンジ「…………」

シンジ(……もう、時間…過ぎたか)

シンジ(ダメだ…もう間に合わない)

シンジ(僕は、僕は、もう……)


ガラッ


シンジ「!」

アスカ「……バカシンジ」

綾波「………」

シンジ「アスカ、綾波……」

754 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:05:18.62 ID:gG4cN/I0
アスカ「……聞くわ。行きたかったの?行きたくなかったの?」

シンジ「……僕は」

綾波「………」


シンジ「『行かなきゃ』って…思ってた。」


シンジ「でも、足がすくむんだ。」
シンジ「……動かなかったんだ」

アスカ「……そう」


シンジ「……でも、もう遅いんだ。ダメなんだ」
シンジ「……間に合わなかった」



綾波「………」



シンジ「………動かないんだ。足が。」


綾波「後悔、してるの?」

シンジ「でも、でも、もう間に合わないんだ!」
シンジ「僕は…僕は……う……ううっ」


アスカ「……顔、こっち向けなさい」


シンジ「………?」

アスカ「いいから」

シンジ「………」

アスカ「いくわよ、レイ」

綾波「ええ」

シンジ「?」
755 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:05:52.13 ID:gG4cN/I0

アスカ・綾波「歯ァァァァァァ食いしばれェェェェェェ!!!!!」



バチン!バチン!

シンジ「!?」

アスカ「………」

綾波「…………」

シンジ「???」
756 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:07:17.29 ID:gG4cN/I0
アスカ「……殴られた方は勿論、殴った方も痛いのね、手」

シンジ「いきなり……なにすんだよ…」

アスカ「……気合い、入った?」

シンジ「えっ」

綾波「赤木博士が言ってたの。気合い、入れるにはビンタが一番だって」

ミサト(……どこの猪木よ)

アスカ「……まだ、間に合うって言ったら走れる?シンジ。」

シンジ「……えっ」

綾波「もしかしたら、間に合うかもしれない。」

シンジ「……どういうこと?」

アスカ「私たちが時間稼ぎ、しといてあげたから…ってこと。」

シンジ「????」

アスカ「行くの?行かないの?」

シンジ「………」

アスカ「後悔、しない方を選びなさい」

綾波「それでもし、碇くんが『行かない』…って決めても私達、着いていくから」

シンジ「………」

シンジ「………」タッ

アスカ「シンジ!」

ガラッ

綾波「……碇くん」

アスカ「……バカなんだから」

757 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:08:20.82 ID:gG4cN/I0

ミサト「シ、シンジくん!どこに!?」

シンジ「行きます。行ってきます!」

バタン

ミサト「…シンジくん」

ミサト「いってらっしゃい」



シンジ「……ハァハァ」

シンジ(行かなきゃ!僕が行かなきゃ!)

シンジ(間に合え…間に合え!)

タッタッタッ

シンジ(………父さん)
758 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:09:03.68 ID:gG4cN/I0

キキィー!

シンジ「!」

ブブブブブブブ…

シンジ「く…車?」

加持「………」カチャッ

加持「よっ」

シンジ「か…加持さん?」

加持「今から走ったんじゃ間に合わない」

加持「乗っていけよ」ニカッ

シンジ「……」

シンジ「あ…」

シンジ「ありがとうございます!」
759 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:10:19.46 ID:gG4cN/I0
第2テレビ東京


レイおねいさん「まあ、とにかくそう言うことよ。みんな、わかったかい。」

ウサギアスカ「と言うわけで今日の『なぜなにネルフ』はここまでだよ!」

ウサギアスカ「またみてねー♪」

レイおねいさん「…さよなら」




お わ り

制作・著作
特務機関ネルフ

P「………」

ゲンドウ「……」

冬月「………」

役員A「……それでは本題に入りましょうか」
760 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:13:33.66 ID:gG4cN/I0
役員B「ご子息が主役を降りたいと仰っている様ですが」

ゲンドウ「……」

P「あの…そのような事実は…」

役員A「君は黙って居てくれたまえ」

役員B「どうなんですか」

ゲンドウ「………」

役員C「どうなんですか。碇司令?ご子息がいらっしゃらないと言うことは…」

ゲンドウ「…」

役員B「碇司令、ご説明を!」

役員C「司令!!」

役員A「説明してくださらないということは…」

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「…たう」

役員A「はい?」

P「????」

ゲンドウ「……歌います」

一同「…」

一同「…はっ?」
761 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:14:21.40 ID:gG4cN/I0
ゲンドウ「実は今度、私のイメージソングが発売されるんですよ」

ゲンドウ「是非、皆さんにもお聞き頂きたいと思います」

役員A「突然何を言い出すかと思えば…ふざけているのかね!」

役員B「社長!やはり彼らは我々を…」

社長「いいじゃないか。一曲聞こうじゃないの。」

P(し…司令の様な方がそんな……)

ゲンドウ(構わん。手段は選んでいられないのだ。)

P(しかし碇司令、楽曲は完成してませんし…)コソコソ

ゲンドウ(…アカペラで主題歌を歌う。)コソコソ

冬月「血迷ったか…碇よ」

ゲンドウ「お前は口で伴奏をやれ。」

冬月「わ……私もか!?」

ゲンドウ「やれ」

冬月「な…なぜ……」

ゲンドウ「『加賀運送の件』、ユイに話しても良いのだぞ」

冬月「ぬ……ぬぅ…」
762 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:17:23.23 ID:gG4cN/I0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


P「それではお聞きください。『残酷な天使のテーゼ(GendouVer.)』!」


社長「おーーーー」パチパチパチ

役員A・B・C「……」


ゲンドウ「……」すぅ



ゲンドウ「ざーんこーくぅな天使のテェェェゼ…♪」

ゲンドウ「しょーうねんよしんわになァァァァァァれぇェェェェェェ♪」



冬月「……ちゃっちゃっちゃららら〜パッパパラパラパッ♪」

冬月「パーパーパーラッパパパパラパーラー♪」


冬月(…誰か私を殺せ!殺してくれ!)
763 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:18:31.95 ID:gG4cN/I0
『蒼い風がいま 胸のドアを叩いても』


キィィ!

加持「さぁ、着いたぞシンジくん。」

シンジ「ありがとうございました…加持さん」

加持「礼はいい。さぁ、急げ。」

シンジ「はい!」
764 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:19:23.74 ID:gG4cN/I0
『私だけをただ見つめて微笑んでるあなた』

シンジ「………」タッ

加持「……さて」

加持「後ろの掃除は俺の仕事かな」ニヤッ


『そっとふれるもの もとめる事に夢中で 運命さえまだ知らない いたいけな瞳』

黒服A「………!」

加持「悪いけど、君たちについてはMAGIが洗い出してくれた」

加持「一応、諜報部は選りすぐりのエリートを集めていてね」

加持「バカだが、馬鹿ではないんだ」ニカッ
765 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:21:43.23 ID:gG4cN/I0
『だけどいつか気づくでしょうその背中には』

グググググ・・・

警備員「駄目だよ!」


シンジ「通して下さい!」


警備員「しかし…勝手に一般人を…」


シンジ「僕は……!」

警備員「?」


シンジ「僕は、ドラマ新世紀エヴァンゲリオンの主役…」



シンジ「碇シンジ役の碇シンジです!」


766 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:23:04.07 ID:gG4cN/I0
『遥か未来めざすための羽根があること』


シンジ「……ハァハァ」タッタッタッ

タレント「きゃあ!」

シンジ(間に合え……間に合え!)

シンジ「………ここか」



残酷な天使のテーゼ
窓辺からやがて飛び立つ



バタン!



シンジ「……父さん!」

冬月「ちゃーちゃーちゃっ♪」

ゲンドウ「ほーどばしる熱いパトスでッ…」

シンジ「……父さん?」


冬月「………あっ」

ゲンドウ「……シンジ?」

シンジ「な、何…やってるの?」

ゲンドウ「え?」

ゲンドウ「い、いや…これは…」

767 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:24:53.42 ID:gG4cN/I0
ゲンドウ「…」

シンジ「…」

一同「……」

…………

P「と言うわけでそのような事実は無く、彼は主役を続投すると。」

役員A「………」

社長「体調が悪かったのに、ワザワザ来てもらって済まなかったね」

シンジ「いえ。えっと…あの…これからも、よろしくお願いします。」

社長「と、言うことらしい」

役員B「しかし、まだこの作品には多くの問題が……」

社長「守りに入ってばかりでは良い作品はできない。」

社長「問題が発生すれば対処するまでだ。」

役員C「……しかし」

P「とりあえず今日は主役の話でしたから。一旦お開き、と言うことで。」ニヤリ

役員A・B・C「……」

768 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:26:05.21 ID:gG4cN/I0
電車内

ガタンガタン・・・

ゲンドウ「…今日はシンジ、礼を言う。ありがとう。」

シンジ「……いいよ」

ゲンドウ「そして…すまなかった。シンジ。」

シンジ「………」

ゲンドウ「私は…お前を……」

シンジ「……本当にもういいよ。父さん。」

ゲンドウ「………シンジ」
769 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:26:35.59 ID:gG4cN/I0
シンジ「……自分の責任を…誰かに背負わせたかったんだ。きっと。」

シンジ「参号機がね、泣いてたんだ。それに…少しだけ攻撃を…やめてくれてた」

ゲンドウ「……ああ」

シンジ「彼と…兵器だとしても…彼と過ごした時間は楽しかった。だから…トウジと…選べなかった。」

シンジ「……どっちの友達も失ってたかも知れない。」

ゲンドウ「………」

シンジ「…加持さんがいってたんだ。『記憶や記録』と共に…意志は受け継がれていく…って」

シンジ「…だから僕は、ちゃんと完成させるべきなんだ。この作品を。」

シンジ「そうすれば沢山の人が彼を見て……記憶に残してくれる。」

シンジ「逃げちゃ、ダメなんだよね」

ゲンドウ「シンジ……」

シンジ「ありがとう。父さん。」にこっ

ゲンドウ「……う……うぐっ」

シンジ「それと…ちょっと嬉しかったよ。叱ってくれたこと」

シンジ「……って、なんかちょっと変だよねww」

ぎゅっ

ゲンドウ「痛く…なかったか?」

シンジ「……痛かった」

ゲンドウ「そうか…それはすまなかった…」

ぎゅううっ

シンジ「や…やめてよ父さんッ…///」


こっそり

冬月「家族愛…」

冬月「……憎らしくも羨ましくあるな。」
770 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:28:48.09 ID:gG4cN/I0
シンジ「あの父さん、これから暇なら…」

ゲンドウ「ん……」

シンジ「ど…どうしたの?」

ゲンドウ「……あa」ふらっ


バタン



ゲンドウ「」

シンジ「と…父さん!?」

諜報部員「碇司令を保護!」バッ

諜報部員「了解!」

シンジ「って、ここの車両全員ネルフの人!?」



冬月「……無茶をしおる」

771 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:29:18.89 ID:gG4cN/I0
ネルフ

シンジ「………ただいま」

綾波「おかえり」

アスカ「バカが帰ってきたわ」

ナオコ「ゲンドウくんなら医務室で休んでいるわ。単なる寝不足ね。」

シンジ「良かった…」

シンジ「みんな、心配してくれてありがとう。」

アスカ「べっつにぃ〜」

綾波「とか言いつつソワソワしてたわよね」

アスカ「バッ…バカレイ……!」

◇<ラー

シンジ「ラミエルも…ありがとう」

ミサト「…シンジくん!」ダッ

シンジ「あっ…ミサトさn」

ぎゅううっ

シンジ「むがっ!」

ミサト「良かったぁ…本当に…」

シンジ「むがむがむがぁっ」

シンジ(胸が…胸がァァァァァァ)

日向([ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー])

772 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:29:59.14 ID:gG4cN/I0
リツコ「良いところ、失礼するけど」

リツコ「……先ほど米国第1、第2両支部の閉鎖が決定したわ」

加持「ゼーレもカンカンだろうな…」

リツコ「自滅も良いところよ。相次ぐエヴァの建造中止でヤケになってたんでしょうね」

MAGI『あっ…あのぅ(´・ω・`)』

ナオコ「どうしたの?」

MAGI『その…余計なことかも…なんですけど(・ω・`;)』

ナオコ「?」

MAGI『実は…回収作業中に参号機のプラグのデータはまだ…生きてて…私、勝手に解析して保存、しちゃったん…です』

リツコ「…えっ」

MAGI『い、一応スキャンはしましたっ!』

綾波「?」

アスカ「どゆこと?」
773 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:30:35.05 ID:gG4cN/I0
MAGI『ええっと…身体は無くなってしまったけど…魂はまだ残っている…みたいな感じです。』

シンジ「魂……が?」

MAGI『はいっ。まあ…システムが結構複雑なんで入れ物を見つけるのは簡単じゃ…ないんですが…』

マヤ「だけどそのデータがあれば第2東映の技術も格段に上がるわ」

リツコ「参号機の置き土産…みたいなものかしらね」

アスカ「いい事…なのかしら」

綾波「……そうみたいね」

MAGI『なんだかお役に立てたみたいで良かったです!』

シンジ「…MAGI」

MAGI『はいっ?』

シンジ「……ありがとう。」にこっ

MAGI『……はっ、はい!//』

リツコ「それじゃ、明日も朝から撮影だから遅れないように」

アスカ「1日くらい休ませてくれたっていいじゃん…」

ミサト「ま、いいじゃない。リツコも良くやった方だし。これ以上は求められないわよ。」


774 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:32:40.10 ID:gG4cN/I0
医務室

ゲンドウ「………」

もわんもわん
シンジ『…父さんありがとう』
シンジ『父さんカッコイイ!』
シンジ『父さん大好き!』
もわんもわん

ゲンドウ「………」ニヤニヤニヤニヤ


ユイ「顔がにやついてますよ。アナタ?」
ゲンドウ「ゆ…ユイ……」
ゲンドウ「いつから…」
ユイ「さっきからずっと」にこにこ
ゲンドウ「そ…そうか」
ユイ「良く…頑張ってくれたわ。皆もシンジも…アナタも」
ゲンドウ「……ああ」
ユイ「折角また皆、頑張ろうと言うことになったんですもの」
ゲンドウ「ああ。何があってもこの作品はやり通す。」

ユイ「頼りになるわ。アナタ。」

ゲンドウ「だからだな…ああ……」
ゲンドウ「タダでは頑張れないというかだな」

ユイ「?」

ゲンドウ「……ああ…ええ……」

ユイ「もう。素直に言えないんだから。」

ゲンドウ「……すまない」

ユイ「まあ、そう言う可愛いところが好きで一緒になったんですけど」

ゲンドウ「ゆ……ユイ…ひ…久しぶりだな」

ユイ「もう。そんなにキョドらないで下さい。こっちまで恥ずかしくなっちゃいますから」

ゲンドウ「……ああ」

ユイ「ゲンドウ……さん」

ゲンドウ「ユイッ!」

ガバッ

MAGI『こっ、ここからはプライバシー保護のため見せられませんっ!><』
775 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:33:11.03 ID:gG4cN/I0
司令室

冬月(イカリシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ)

冬月(だけどユイくんユイくんユイくんユイくん)

冬月(精神ダメージが少ないうちに画面を消すべきか…録画すべきか……)

冬月(…℃¥$¢£%#&!?)

冬月「やめろォォオオオォォオオオ!!!私の心を抉るなァァァァァァ!!!!」

冬月「だけど見たァァァァァァいィィィィィィ!!!!!」

冬月「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

初号機VSゼルエル戦はここから始まっていたと言っても過言ではない
776 : ◆RaAAAAaAAU :2010/06/30(水) 14:36:24.02 ID:gG4cN/I0
本日分はここまでです。
次回は日曜か水曜に更新出来れば・・・と思います。
ではでは。
777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 14:37:59.14 ID:G18oqx.0
ラー


778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 14:39:25.87 ID:b53si8Uo
お疲れ様でした、MAGIかわいいよぉ
779 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 16:43:28.85 ID:MBzwGAc0
おつーーー!!
780 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 16:56:07.70 ID:DeeYvEAO
可愛いランキング1位はMAGIで最下位はリツコだな
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 17:20:58.72 ID:7Exy5QAO
おつ!
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 18:00:40.84 ID:crpRkewo


冬月wwwwwwwwwwwwww
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 19:20:50.48 ID:7DQ1Pgko


もうやだこのおっさんども
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 19:42:40.32 ID:CB3LUcDO


冬月ダメすぎるだろjk……
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 19:44:44.86 ID:IG3pVFY0
>>780
なんかお前んちの方に黒いセダンが何台か行ったけど平気か?

乙!
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 20:28:00.91 ID:PIBXAs20

シンジが走るところはぜひアニメでみたいな
787 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:40:17.99 ID:DeeYvEAO
でも現実的には無理だよなぁ…
声優陣も散々可哀想な目にあっちゃってるし

って何だか外が騒がしいな
788 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:59:18.17 ID:CB3LUcDO
>>786
⊃残酷な天使のテーゼ(Gendo.ver)
789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 01:45:18.51 ID:UrbE3LYo
つべ探してもゲンドウのテーゼはないなww
乙!
790 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 01:46:03.17 ID://Z00u2o
乙でした。
オヤジ達はダメダメだなwwwwww
791 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 07:02:59.28 ID:PjHhfUYo

リツコは暴走さえしなければ可愛いんだがなー・・・
792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 12:22:19.85 ID:ujvM02DO
相変わらず素晴らしい、乙です。
で、ですね……ドラマ編が終わって、もし良かったら、で良いんですが。
『この世界』でのネルフと使徒の戦いがどうだったのか…を是非見たいなと…
793 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 17:44:54.80 ID:H1A4l.AO
そりゃあれだろ


ゲンドウ「総員戦闘配備、零号機・弐号機は直ちに出撃、
敵を一歩たりともシンj…本部に近づけるな!」

シンジ「父さん、僕も!」

ゲンドウ「初号機を凍結、一切の作成行動への参加を禁z」

シンジ「かまってられないよ! 初号機、出ます!」

ゲンドウ「シンジ――――――!!!!うわ何をするやめr」

ユイ「は〜い、ちょっと大人しくしてましょ―ね〜
すみません、使徒の方はお願いしますね」

ミサト「は、はぁ」

ドカ! バキ! ドス! ドンガラガッシャーン…

チルドレンズ(?)・ユイ「よし、使徒殲滅」

こんな感じだろ、だいたい
794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 17:51:30.02 ID:iPTVl6AO
Children→複数系
795 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 17:53:02.41 ID:HSsl48oo
チルドレンズwwwwwwwwwwwwwwwwww
796 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 19:38:19.09 ID:Zwp65Lg0
努力は認めるけどチルドレンズはねーよwwww
まぁ元のファースト・チルドレンとかって呼称が変なんだけど
797 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 19:38:47.03 ID:H1A4l.AO
>>794
し、知ってるんだから!!
ふん、バカにしないでよね!


でもでもでも、だってチルドレンが3人いるんだぜ、
チルドレンレンよりはチルドレンズのほうが自然だろ!
798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 19:48:41.83 ID:xcnXU1Yo
これが…携帯か…
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 19:51:21.53 ID:Zwp65Lg0
複数形を更に無理矢理複数形にする事がどう自然なのか
800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 20:07:48.17 ID:PD62C0wo
もしかしたら彼は「チルドレン」という固有名詞だと考えてるのではなかろうか
だとするならズをつけたがった事も納得できる
801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 20:24:45.58 ID:X8X6pv.o
だから新劇では一人目とかなんだろうな
間違いに気づいて
802 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 21:20:24.63 ID:gIcnsAAO
この世界だとシンジ10歳でもう今頃は使徒来ちゃってるんだよな。
なんかゲンドウは何だかんだでのせて自分で実況付けて初号機の勇姿を近所に配りそう
803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 23:00:51.86 ID:kEnfnYso
(?)つけて間違った表現なのは分かってるよ、って予めアピールしてるんだからわざわざ突っ込むところじゃないだろ
にしてもチルドレンレンはねーよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 00:33:18.91 ID:uXzs7oAO
>>797
Second children

子供たちの二番目→【二番目の子供】

Second child

子供の二番目→【第二子】
805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 02:28:33.53 ID:FoiQK.AO
さてIDてす
806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 23:06:46.24 ID:uXzs7oAO
眠いが…続きを見たいんだっ!!!
807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 00:26:42.21 ID:qBO6js60
序でもQでも破でもいいからIDに出ないかな
808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 02:39:29.42 ID:uUG1cMDO
ラーって出ないかな
809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 08:02:20.98 ID:I8oLdV6o
>>808のIDが末尾込みでマダオに見える
810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 11:23:47.05 ID:g7JwErAo
てす
811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 20:38:24.26 ID:zDjAlcDO
てす
812 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 22:35:38.45 ID:yBwYeYAO
LCLとかでそうだな
813 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:29:34.79 ID:IJQNLdE0
てす
814 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 02:01:56.52 ID:yJpgv.ko
tes
815 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 08:24:59.95 ID:xcnlKIAO
テストスレ状態wwwwwwww



テスト
816 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 08:49:50.11 ID:uCEX2MDO
wwwwwwww
817 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 10:27:51.11 ID:yj1.zIAO
お手本見せてやるよ



てす
818 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 16:36:11.59 ID:GVNJykE0
でろ!!!!
819 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 16:42:38.15 ID:GVNJykE0
てす
820 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 17:42:32.37 ID:VJSAqVso
何やってんのかと思ったらしょうもないwwwwwwww






てす
821 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 17:43:48.03 ID:8hkJhnEo
てs
822 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 17:46:05.78 ID:TN0UqQAO
あっはぞー
823 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:16:04.11 ID:8uXkrQw0
そろそろ本気出す
824 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:32:08.53 ID:1G3C6/Qo
はいはいてすてす
825 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 19:04:05.90 ID:pxc9UtYo
シャイセッ!
826 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 19:16:20.74 ID:BXKvohEo
そうそう出ないだろww
827 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 19:51:52.23 ID:f73k.kAO
てす
828 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 20:19:11.45 ID:2IAvua.0
期待
829 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 20:43:18.15 ID:IOn.wqAo
てす
830 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 21:45:57.50 ID:b3obVUk0
突然伸びたと思ってきたら…

てす
831 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 23:29:55.35 ID:qTMHlSA0
お前らまったく…

てす




チョイ役でいいから伊藤ナディア出ないかな
832 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 23:38:39.40 ID:..9eEMU0
てすてす
833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 23:41:41.49 ID:Efg2bWQo
流石に自重しろよお前ら
834 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 00:11:59.28 ID:ZTr1zmY0
お前らが束になったってMAGIたんにはかなわないから
835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 00:24:37.11 ID:CXLtob.o
◇<ラー
836 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 01:01:57.89 ID:ydiLYxko
IDにEVAキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!

てす
837 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 01:02:58.69 ID:Fvw1zTUo
何だこの流れ
838 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 01:03:21.18 ID:qV9FevA0
こいっ!
839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 01:03:33.79 ID:4JgXkXAo
馬鹿で低脳が悪乗りしてるだけだろ
840 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 01:04:41.60 ID:qV9FevA0
evAきたーーーーっ!
841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 01:58:53.79 ID:5sbxwgSO
>>840
おめでとう
842 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 02:01:01.70 ID:LKy4DyYo
>>840
おめでとさん
843 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 02:01:49.35 ID:X1zDokEo
>>840
めでたいな
844 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 02:01:50.87 ID:OMea6G6o
おめでとう
845 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 02:07:24.17 ID:Rqv3BO6o
おめでとう
846 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 02:08:46.97 ID:KcWxHk6o
おめでとう
847 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 04:05:13.85 ID:17Sm5uoo
おめでとう
848 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 04:12:38.95 ID:0xs0bac0
おめでとう
849 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 07:03:47.61 ID:KAIgdEYo
おめでとう
850 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 07:16:56.37 ID:xyebdY.0
おめでふぉう
851 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 07:23:49.45 ID:aAK5F.wo
ぉめでとぅ
852 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 08:26:17.72 ID:M2eKW6AO
クエックエッ
853 : ◆RaAAAAaAAU [sage]:2010/07/06(火) 11:07:33.96 ID:2S2FuYAO
戻ってきたら急に伸びてるから何事かと思えばwwww
一瞬スクリプトかと思ったwwwwww
皆さんが普通にネタに乗ってくれてるだけで安心したと言うか嬉しいです。
ただ、このままだと怒られちゃう可能性もあるので是非IDテストだけでなく雑談もして頂ければと思います。

もう少しで更新出来そうです。少々お待ちください。

>>840
零号機さん何してるんですか
854 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 11:20:45.70 ID:aAK5F.wo
>>853
S2機関搭載してるだと…!
855 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 14:05:58.81 ID:BazxlhI0
>>840
>>843
みんなすごいな
856 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 15:31:29.78 ID:BazxlhI0
おっと>>853だった
続き楽しみにして待ってます
857 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 17:03:30.11 ID:/G8KyEI0
みなさん明日もお仕事頑張ってください♪
858 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 18:05:49.05 ID:Mp5KZLA0
今からリッちゃんに結婚申し込んでくる
859 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 18:49:59.28 ID:CEyJTyco
急に伸びててびっくりしたww
860 :840 [sage]:2010/07/06(火) 19:37:48.26 ID:iOg.xJA0
>>853
初カキコで良いidでて嬉しいです。
音楽聴いてますよ今。
のりぴーです
なんと面白いssでしょう。
いちばん最初っから読んでました。
しゅうえんまでがんばってください
よもぎもち
861 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 19:41:52.49 ID:GD980Ho0
>>853
>>840

http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYs7zFAQw.jpg
862 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 20:26:31.11 ID:fXvE8J2o
>>860
よくわからん殺陣読みだな
863 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 20:55:19.98 ID:9q0wqhYo
>>860
JA(ジェットアローン)
864 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 00:13:11.48 ID:cfTAJK6o
こうなるとなんか出したい、てす
865 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 00:35:05.13 ID:0B2uz2DO
>>860
すごいな
そろそろMAGIくるか?wwww
866 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 00:50:42.85 ID:Oqdnhqco
てすとおおおおおおお
867 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 00:55:59.96 ID:xEMpdMc0
お前らそろそろ自重しなさいな
868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:00:59.85 ID:KIvWxAc0
てすwww
869 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:03:11.84 ID:K6iwosAO
誕生日IDてす
870 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:07:23.29 ID:JE7xP3.0
てす
871 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:25:34.02 ID:KjvZfk20
てす
872 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:34:15.45 ID:GYJY5EAO
てす
873 : ◆RaAAAAaAAU :2010/07/07(水) 01:35:13.12 ID:wJrPjgAO
こんばんはー
今日中にとりあえず男の戰いを終わらせます。
それでは再開します
874 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:36:28.25 ID:wJrPjgAO
ネルフ・発令所

シンジ「初号機に残されている後185秒、これだけあれば、本部の半分は壊せるよ!」

シゲル「今の彼なら、やりかねませんね。」

マヤ「シンジ君、話を聞いて!」

マヤ「碇司令の判断がなければ、みんな死んでいたかもしれないのよ!」

シンジ「そんなの関係ないって言ってるでしょう!」

シンジ「父さんは、あいつは、トウジを、殺そうとしたんだ!この僕の手で!」

サツキ「はいカットーオッケーです。」

ミサト「お疲れさま。シンジくん」

シンジ「はい……」

リツコ「どうしたのよそんな浮かない顔しちゃって」

シンジ「なんかこう…昨日までの自分を見てるようでやりにくいなって」

ミサト「そりゃそうよね。リツコも嫌な本書いてくれるわよ」
875 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:38:08.53 ID:wJrPjgAO
リツコ「あら、でもお陰でシンジくんが帰ってくるシーンがよりリアルに修正出来たわよ」

アスカ「プライバシーもクソもないのね」

リツコ「現実と空想の境目なんてあってないようなものよ」

リツコ「人は必ず実現出来るものしか空想しないって言葉もあるし。」

ミサト「逃げ口上もなんつうか…段々饒舌な感じになってるのが更にムカつくわね」

リツコ「あーら、だてに4ヶ月も脚本書いてなくてよ。」

加持「人は往々にして成長するものだからな」

アスカ「まあ確かに最初の頃よりかは適応してきたわね。この環境に」

ミサト「一番良い例が司令よね。騙し騙しやってるってのもあるけど、ちょっとのことじゃ過剰にシンジくんを心配しなくなったし。」
876 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:39:00.30 ID:wJrPjgAO
サツキ「それじゃあ次のシーン始めます」

アオイ「スタート!」

シンジ「父さん!そこにいるんだろ!何か言ってよ、答えてよ!」

ゲンドウ「L.C.L.圧縮濃度を限界まで上げろ。」

ゲンドウ「子供の駄々に付き合っているヒマはない。」

シンジ「まだ直結回路が残っ…がはっ!」



ゴボゴボ

シンジ「チキショウ…チキsy(ry」




ゲンドウ「シンジィィィィィィ大丈夫かァァァァァァ!」ガタッ



877 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:39:26.18 ID:wJrPjgAO
サツキ「……カット」

マヤ「司令。演技の途中なので…」

ゲンドウ「………しかし!」

リツコ「……撮る回数が増えて結果的に苦しむのはシンジくんなんですよ。」

ゲンドウ「……」ソワソワソワ

ミサト「……前言撤回」


878 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:40:08.60 ID:wJrPjgAO
司令室

ゲンドウ「命令違反、エヴァの私的占有、稚拙な恫喝。」

ゲンドウ「これらはすべて犯罪行為だ。」

ゲンドウ「何か言いたいことがあるか。」

シンジ「はい、僕はもう、エヴァに乗りたくありません。ここにもいたくありません」

ゲンドウ「では出て行け。」

シンジ「はい。先生のところへ戻ります。」

ゲンドウ「また逃げ出すのか。」

シンジ「………。」

ゲンドウ「おまえには失望した。もう会うこともあるまい。」

シンジ「はい、そのつもりです。」

マヤ「カット。お疲れさまでーす♪」

綾波「まるでドラマと現実じゃ言ってることがまるで反対ね」
ミサト「本当にこんなこと言ったらケジメとか言って自殺しちゃいそうなもんだわねww」

879 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:40:35.11 ID:wJrPjgAO
アスカ「しかし、こうしてみるとほーんと司令って『見た目だけ』は『渋いおじ様』って感じよねぇ。」

ちびアスカ「……よねぇ///」
ちびレイ「…外道だけど」

アスカ「ってぇ!いつの間に!?」

キョウコ「実はずっと私の研究室に泊まってたんだけどね、騒ぎが落ち着くまで地下に居てもらってたの」

ちびアスカ「そうなの。」

ちびレイ「ちびシンジくんは別のCM撮影があるから後で来るけど」

880 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:41:15.09 ID:wJrPjgAO
アスカ「アンタら、家に帰らなくていいの?」

ちびアスカ「『ちょうほうききかん』だから」

ちびレイ「いいの」

アスカ「学校は」

ちびアスカ「キョーコママに微分積分って言うのを教わってるの!」

アスカ「……ベクトルとかストークスとか分かるのアンタら」

ちびアスカ・レイ「ぜんぜん」

881 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:42:05.04 ID:mTCJz9Mo
支援
882 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:46:10.90 ID:wJrPjgAO
シンジ「……これが父さんの仕事部屋かぁ」

ゲンドウ「…」ソワソワソワ

シンジ「どうしたの?」

ゲンドウ「いや、お前に手錠を掛けさせたのがなんとも…」

ゲンドウ「お前がまるで犯罪者の様ではないか」

ゲンドウ「父さん、胸が痛くて痛くて…」

シンジ「あはは…」

シンジ(この間本気で怒ってたのが嘘のようだよ…父さん…)
リツコ「いや、実際劇中じゃ犯罪者なんですけどね。」

883 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:47:03.88 ID:wJrPjgAO
ミサト「あの事件以来、碇司令のシンジくんへの愛情が変な方向にパワーアップしてる気がするわ…。」

アスカ「何だかんだで掴めないのって司令よね」

綾波「むしろドラマとのギャップに最近、悲しみみたいなものを覚えてきました。」

ちびレイ「………」コクリ

アスカ(でもシンジとレイがちょ、ちょっと羨ましいのは…何でかしら)

ちびアスカ(私はむしろ…///)もじもじ

884 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:48:03.70 ID:wJrPjgAO
シンジ「手錠、とって貰ったよ」

ゲンドウ「……そうか」ほっ

シンジ「父さんの仕事部屋って意外と片付いているんだね」

ゲンドウ「ああ。ユイと冬月と私…共同で使っているからな。」

シンジ「それじゃあ綺麗にしておかないとね」くすっ

ゲンドウ「全く…冬月には副司令室と研究室まで与えてやっているのにここに居座りつく。」

シンジ「父さんと母さんと副司令とナオコさんって仲いいよね。」

ゲンドウ「ユイはともかく、あの二人とは腐れ縁みたいなものだ」

885 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:48:37.69 ID:wJrPjgAO
シンジ「父さん、昔のことなかなか話してくれないからさ」

ゲンドウ「はッ…話すまでもないからな」

リツコ「STOP!」

ゲンドウ・シンジ「!?」

リツコ「『過去は自分のもの。当然誰とも取り替えたくない』…って言うでしょう?」

ゲンドウ「り、リツコくん…!」

マヤ(センパイ…もろに青葉さんの影響を受け始めてる…)

886 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:51:55.78 ID:wJrPjgAO
リツコ「シンジくん、楽しみにしてて。弐拾壱話の撮影は京都ロケだから。」

シンジ「キョート?」

リツコ「お父さんの『思い出の地』よ。」

ゲンドウ「な!まだ私は……」

リツコ「副司令とユイさんの承認が取れましたので。何なら副司令が費用をポケットマネーで負担しても良いと」ニヤニヤ

ゲンドウ「くっ……」

ゲンドウ(冬月コロスコロスコロスコロスコロスコロス)

887 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:52:28.13 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「………」ドキドキ

ちびアスカ(ち……ちびアスカ。ゆ、ゆうきをふりしぼるのよ!)

ちびアスカ(かるーく『こんにちは!』これでいいの)

ちびアスカ(今日こそ碇司令に……)

ちびアスカ(えいっ)

ちびアスカ「あ……あの!」

ゲンドウ「………」(冬月コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス)

ちびアスカ「………」

ちびアスカ「きょ、今日はやめとこうかな…」

ちびレイ「……けんめいな判断だと思うの。」

888 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:53:57.16 ID:wJrPjgAO
リツコ「んで、この後だけど」

ミサト「シンジくんのこのシーン、まぁた電車貸し切るの?」

リツコ「あ、そのシーンなら撮り終わってるわよ」

ミサト「……え?」

リツコ「シンジくんを付けてた諜報部にお願いしたの。」

リツコ「バッチリだから」ニヤニヤ

ミサト「……お得意の盗撮ね」

889 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:54:28.91 ID:wJrPjgAO
♪アマギィィィィィゴォェェェエエエ……

ミサト「って、何の騒ぎよ」

リツコ「あっ」

ミサト「ケータイ…」

加持「…着信音変えたんだね」

ピッ

リツコ「はい、赤木リツコですが」

890 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:54:56.18 ID:wJrPjgAO
リツコ「……はい」

リツコ「…………はい」

リツコ「…………」

リツコ「………はい」

リツコ「……わかりました」

リツコ「では。」

ピッ

ミサト「何の電話?」

リツコ「………」

ミサト「?」


891 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:55:22.16 ID:wJrPjgAO
マヤ「じゃあ次の撮影にいきまーす」

マヤ「はい。加持さんコレッ♪」

加持「………これは」

マヤ「弐号機の着ぐるみです♪」

加持「……まさか」

マヤ「この間、弐号機とゼルエルの戦闘シーン途中だったんで。」

マヤ「今回、これは特殊スーツになってまして」

マヤ「両腕がもぎれるだけじゃなくって頭まで吹っ飛ぶんです!」

加持「……嬉々としながら残酷なことって言えるもんだね」


892 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:55:52.37 ID:wJrPjgAO
キョウコ「じゃあちび達は、私とクリームソーダでも飲みにいきましょう〜」

ちびアスカ「えっー!私も見たいい!」

ちびレイ「見たいみたい…」

キョウコ「いい子だからぁ〜ねぇ〜?」


マヤ「ん……?」

ミサト「どしたのマヤちゃん」

マヤ「センパイが……」

ミサト「?」

加持「……書き置きだ」

加持「『急用が入ったので皆、台本に沿って適当に撮影してね(はぁと)リツコ』」

893 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:57:28.74 ID:wJrPjgAO
加持「とは言いつつも残りは会話シーンと戦闘シーン…最後の戦闘シーンに至っちゃアドリブだぞ…?」

ミサト「ハァァア!?」

マヤ「そんなぁ…途中でセンパイが居なくなるなんて私、聞いてませんよぉ!」

アスカ「まさか……この後の展開がさっぱりで逃げ出した…とか」

リツコ『あれー、ぜーんぜんこの先の展開思い付かないやぁ!』プカー

リツコ『逃げちゃいましょぉ!うっふふふふふ〜♪』


ミサト「……あり得るわね」

894 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:58:17.90 ID:wJrPjgAO
ネルフ体育館

マヤ「え、ええっと…じゃあ…撮影始めます!」

ゲンドウ「で、なぜ私がメガホンを持つことになっているのか」

マヤ「第壱話の時にもやって戴いたので丁度いいかなって…」
ゲンドウ「オペレーター達も時たま代理を…」

マヤ「彼女達は別に仕事がありますので。現在地下にてナオコ博士やユイさんのお手伝いをしてるはずです。」

ミサト「ったく、リツコってばこんなときに逃亡するんじゃないわよ」

弐号機(加持)「………」

895 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:59:06.40 ID:wJrPjgAO
マヤ「じゃあゼルエルを運び込んでくださーい」


ガラガラ

青葉「はい、はい、はい、エルゼルはいりまぁーす」

日向「刃が付いてるからねぇ、ないアブだよぉ。」

ガラガラ

アスカ「あの二人、すっかりドラマのスタッフが板についちゃったわね」

綾波「……きっと故郷のご両親がこの姿を見たら泣くと思うの。」

896 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 01:59:34.75 ID:wJrPjgAO
マヤ「えっとこのゼルエルのきしめんみたいな部分は刃が横に組み合わさってまして」

ミサト「簾みたいな感じね」

マヤ「で、スイッチをいれると……」

青葉「ないアブだから下がってねぇー」

ゼルエル「………」


ジャキッ!


アスカ「ほっ、本当に危ないッ!?」

マヤ「普段はくたぁーってなってるけど、攻撃体制のときはこうしてまっすぐになってスパッとなるわけ。」

マヤ「ちなみにこっちのライフルを持ってる弐号機には支えが入れてあって、加持さんにはいつもとは別の場所に腕を入れて貰ってるわ」

897 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:00:00.54 ID:wJrPjgAO
弐号機(加持)「……正直、怖いんだよね」

マヤ「大丈夫です。基本的に第2東映の作成物は安心設計ですから。」

マヤ「……使い方さえ気をつけて頂けたら、の話ですけど。」

ミサト「………まあそうよね」

マヤ「そしてそして、腕や頭から噴き出す血飛沫ですが、今回は血の色をブルーにしてみました」

アスカ「弐号機の血の色は赤じゃない?」

マヤ「そうなんだけど、どうも画面映えしなくって。」

マヤ「もうちょっと良いカメラだとその辺も解決出来るんですが、そんな贅沢も言えないんで…」

898 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:00:39.03 ID:wJrPjgAO
ミサト「なるほどぉ。さすがは第2東映のご令嬢ね。」

アスカ「リツコのイエスガールだと思ってたけど、そういや、結構貢献してくれてるわよね。」

ミサト「もうちょいリツコにハッキリ言った方が良いわよ。結局大変なのはマヤちゃんなんだから。」

マヤ「私は…センパイの為なら…別に……///」

ミサト(ま)

アスカ(さ)

加持(か)

青葉「  」

シンジ「なんでマヤさん、いきなり赤くなってるの?」

綾波「さーてね」


899 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:01:12.04 ID:wJrPjgAO

マヤ「そっ…それじゃあ撮影入りまぁーす」



ゲンドウ「……カーッ!」

ゲンドウ「いや、違うな。」

ゲンドウ「カーァァァァァァッ!」

ゲンドウ「……これではカラスか」


マヤ「碇司令、何してるんですか」

ゲンドウ「いや、掛け声の練習をだな」

マヤ「………」

900 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:03:13.43 ID:wJrPjgAO
廊下

ちびアスカ「……」

ちびレイ「………」

こっそり

ちびアスカ「私のはいいろの脳さいぼうを『くし』して…うまく脱出できたわね」

ちびアスカ「司令室からくすねてきたお酒をキョーコママのクリームソーダにいれるなんて、5さいじゃふつう、かんがえつかなくってよ!」

ちびレイ「まさに外道ね」

ちびアスカ「……マスターの目を引くために、わざわざキッチンでボヤをおこしたアンタに言われたくないわよ。」

901 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:03:52.36 ID:wJrPjgAO
ちびレイ「前回から私達、ハブかれてしまってるもの。」

ちびアスカ「きっと私達にないしょで楽しいことしてるのよ!」

ちびアスカ「キィー!この私を抜きにするなんて、ゆるせないわッ!」

ちびレイ「ちびアスカ、ここを右に言ったら体育館よ」

ちびアスカ「ふっふっふ…汚い大人ども、みてらっしゃい…」

902 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:04:25.02 ID:wJrPjgAO
ガチャッ……

マヤ「空の照明、Qの青にスタンバイ」

青葉「了解。Bの15から28、32から40まで配色完了」

マヤ「よし、これくらいで良いかしら。」

マヤ「碇司令、お願いします」

903 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:06:38.34 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「スッタァァァァァァトッ!」カチンッ

アスカ「もう二度と負けらんないのよ、この私は!」

マヤ(DからJの火薬点火!)

青葉(ヤクカーカーテン)

職員「?」

日向(火薬点火)

職員(了解ッ!)

バババババババ……

904 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:07:32.33 ID:wJrPjgAO
マヤ(ゼルエル、攻撃モード、スタート)

青葉(エルゼル、ゲキコーモード、トースタ)

職員「??」

日向(攻撃モードスタート)

職員「了解」

905 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:09:38.42 ID:wJrPjgAO
ゼルエル「………」

シュバッ

アスカ「…うそ!」



ブシュウウウウウウ……!




ミサト(おお…すんごい噴きっプリね)

シンジ(色が青いせいかあんまりグロテスクに見えませんね)
906 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:11:36.55 ID:wJrPjgAO
アスカ(しっかしあれ、腕もげるとき滅茶苦茶痛いのよね)

綾波(私、5〜6回は気絶しかけたわ)

アスカ(私なんて7〜8回は気絶しかけたわね)

ミサト(こら、そこ気絶しかけた回数で争わないの)

シンジ(ちなみに僕は軽く20は越えてますよ)

シンジ(8割方父さんのせいですけど)

綾波(ああ…『シンジの勇姿を納めるんだ』とか言いながら、良く二子山まで出てきちゃってたわよね)

シンジ(最終的には使徒も気を使ってくれてたし…)

アスカ(…案外いい奴らだったわよね)

ミサト(何だかんだで一番厄介だったのは碇司令よね)

907 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:12:20.25 ID:wJrPjgAO
―――――

マヤ(スイッチ!)

アスカ「こんちくしょーっ!」

ゼルエル「………」シュバッ


加持「……っ!?」

加持(今、頭にかすった様な…)


………ボチャン




ブシュウウウウウウ……


908 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:13:23.01 ID:wJrPjgAO
シンジ(いや、頭を切断する様子はなかなか……)

ミサト(っつうかいつからスプラッタドラマになったのよコレ……)



ゲンドウ「カァァァァァァット!」

マヤ「お疲れさまでーす」

加持「いやあ……着ぐるみが途中で裂けたときは、さすがに死ぬかと思ったよ…」

ミサト「………ん?」

加持「何?」

ミサト「…リョウジ…頭」

加持「?」


ミサト「……」

ミサト「……ムフヒッ」

アスカ「……むふっ」

綾波「………フヒッ」プルプル


一同「ふははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」



加持「……えっ、えっ?」

909 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:14:48.70 ID:wJrPjgAO
ミサト「頭頂部だけwwwwwwwwww剃れてるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

加持「えっ」


ゲンドウ「使徒ザwwwwwwwwビwwwwwwwwエwwwwwwwwルwwwwwwww」


日向「誰がうまいことwwwwwwwwwwwwwwww」

綾波「………」プルプル

アスカ「ザビエルwwwwwwwwwwwwwwww弱そうwwwwwwww」

青葉「エルザビwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「むふふっwwwwwwww」

加持「………」



加持「………(´・ω・`)」


910 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:15:32.12 ID:wJrPjgAO
スタスタスタスタ……

マヤ「あっ…加持さん…体育館の隅に向かいました……」

アスカ「あーあー…加持さん凹んじゃった。」

青葉「髪は長い友達って言いますからね」

ミサト「そうね…。ちょっと笑うくらいならともかく…」

綾波「言い過ぎよね。『使徒ザビエル』は」

ゲンドウ「………えっ」

911 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:16:03.35 ID:wJrPjgAO
日向「流石にヒドイですよね。いくら司令と言えども」

ゲンドウ「ちょっと待て、君たちも一緒に笑って……」

綾波「愛想笑いです。」

ミサト「ううん。って言うかむしろ苦笑い?」

アスカ「もうあきれて出ちゃったぁーみたいな」

ゲンドウ「えっえっ」

912 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:16:52.20 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「待て!そんな……」
ミサト「………」

綾波「………」

アスカ「………」

マヤ「………」

青葉「………」

日向「…………」

ゲンドウ「そんな目で私を見るなぁ!」

913 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:17:14.57 ID:mTCJz9Mo
ゲンドウwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
914 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:18:02.65 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「シンジ、シンジは信じてくれるよな?」

シンジ「……こんな時にダジャレなんて最低ですね」

ゲンドウ「ち…ちがっ!」

シンジ「大丈夫だよ。父さん」

ゲンドウ「……シンジ!」

シンジ「僕は、いつだって父さんのこと、信じてますから…」

ゲンドウ「信じてるって割には何で汚物を見るような目をしてるんだァァァァァァァシンジィィィィィィ?」

シンジ「元からだから大丈夫だよ」にこっ

ゲンドウ「  」

915 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:18:31.15 ID:wJrPjgAO
ミサト「やっぱり碇司令は虐めがいがあるわね」

加持「元気が出てきたよ」

シンジ「それは良かったです。」


ジーッ



アスカ「……?」

ちびアスカ「………」

ちびレイ「………」

アスカ「ってェェェェェェェェェ!アンタら何でここにいるのよ!?」

916 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:19:12.83 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「………」

ミサト「や…え……あ……」

アスカ「もしかして、アノ…撮影の…弐号機の頭が吹っ飛ぶとことか……見ちゃった?」

ちびレイ「………」コクリ

マヤ「あーえー…」

アスカ「マ、ママは?」

ちびアスカ「……寝てる」

アスカ「ったくう〜!ママったらなにやってんのよぉ!」

ゲンドウ「ど、どうするシンジ!わ、私はこう言う状況には慣れてなくてな…」

シンジ「ぼ、僕もだよ!」

917 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:22:54.24 ID:wJrPjgAO
綾波「子供の心に大きな傷を残してしまったわね。きっと…」

ゲンドウ「そんな…」

綾波「きっとこれが原因で非行の道に走ってしまうのよ」

ゲンドウ「えっ」

綾波「過去のトラウマから学校にいけなくなり悪い仲間といつの間にかつるんで妊娠…」

綾波「それからドラッグに手を出して終いには…」

ゲンドウ「  」


アスカ「レイ、もうその辺でやめときなさいよ」

918 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:24:05.93 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「………」

アスカ「とにかく、あー、アンタ達」

アスカ「あ、アタシが好きなもの奢って…」

ちびアスカ「わぁ……」キラキラ

ちびレイ「………」キラキラ

アスカ「……へっ」

919 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:24:44.88 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「すごい!すごい!すごい!」きゃっきゃ

ちびレイ「ブシュッてなって、バァーってなったわね!」きゃっきゃ

ちびアスカ「噴水みたいにばしゅーって!」

ちびレイ「青いのがぶしゅーって!」


アスカ「……」



920 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:25:16.54 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「ねぇねぇ加持さん」

加持「な……なんだい」

ちびアスカ「もう一回みせてー!」

加持「えっ」

ちびアスカ「みせてみせて」

ちびレイ「みせてみせて」

加持「いや…」

ちびアスカ・レイ「み・せ・て」うるうる

加持「ま、まいったなぁ…」

ミサト「子供って多分使徒よりも残酷だと思うの。」

マヤ「思いますね。」

921 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:25:55.99 ID:wJrPjgAO
ネルフ・庭園

マヤ「ええ、次は加持さんとシンジくんの会話になりまーす」
綾波「順調ね」

ゲンドウ「やはりアレだな。赤木くんがいないとスムーズだな。」

ミサト「司令、いっそのことリツコクビにしちゃったらどうですか」

ゲンドウ「仮にクビにして、彼女に勤め口があると思うか」

アスカ「ないですね」

922 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:26:29.05 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「苦労するのは赤木ナオコ博士の方だ。目に見えている。」

もわんもわん

リツコ「仕事クビになっちゃったわ」プカー

ナオコ「リッちゃん…タバコばっかり吸ってないで仕事探して来てちょうだいね」

MAGI『おねーさん、タバコは身体に良くないですよ』

リツコ「大丈夫よー。酒ですら体に良いとか言われてるんだから、タバコだって本気で探せば良いところの一つや二つ見つかるわ。」

ナオコ「はぁ…。母さんこれじゃいつまで経ってもユーロに戻れないわ」

リツコ「いいんじゃない?無理して行くことないわよ。」

923 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:28:05.29 ID:wJrPjgAO
ナオコ「…お願いリッちゃん、今日こそハローワークに行って!」

リツコ「ええ…でも今日はこれから河川敷に行ってネコにエサをやりにいかなきゃ行けないし…」

MAGI『リツコおねーさん!お願いしますです!(´;ω;`)』

リツコ「でも…」

ナオコ「こんな…東大まで出してこんな……」

MAGI『ナオコお母さん……゜(゜´Д`゜)゜。」

リツコ「………」

924 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:28:56.74 ID:wJrPjgAO
ハローワーク

職員「お名前は」

リツコ「赤木リツコ30歳です」

職員「……資格は」

リツコ「東大卒です」

職員「…ですから資格は」ジムテキー

リツコ「なに、東大卒じゃ不足なの?」ムッ

925 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:29:30.97 ID:wJrPjgAO
職員「ええ。学歴と資格は別です。」

リツコ「ああ、じゃあタイピングかしら」キリッ

職員「タイピング」

リツコ「1分間で300ワードを打ち込めるわ。」

職員「……で、検定の所持級は」

リツコ「そんなもの持ってないわよ。でも何ならここで実演しても…」

職員「なし、と」

926 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:29:58.76 ID:wJrPjgAO
リツコ「ちょ…ちょっと待ってよ!」アワアワ

職員「いくら実力がおありでも資格を持っていらっしゃらないと証明にならないんです。」

リツコ「そんな……」

職員「何か他には?」

リツコ(資格…検定……)

リツコ「そうだわ!時刻表検定、あれ全級を満点で合格して表彰まで…」

職員「以上ですか」

リツコ「えっ」

927 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:30:33.70 ID:wJrPjgAO
職員「資格:時刻表検定1級のみ……っと」

リツコ「あの……」

職員「………」カタカタカタカタカタカタ

リツコ「………」ゴクリ

職員「うん。ありませんね」

リツコ「……は?」

職員「もう30代の求人となると少ないんですよね。で、資格もないとなると厳しいです。」

928 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:31:14.37 ID:wJrPjgAO
リツコ「えっえっえっ」

リツコ「とっ、東大で…もと国連直属組織の職員でも…ですか」

職員「職歴や学歴より資格の時代なんですよね」

職員「あ、でも一つありましたよ」

リツコ「ど……どこですか!?」ガバッ

職員「えっと…」


929 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:32:29.83 ID:wJrPjgAO
【急募】ローンソネルフ本部店
やる気のある方なら誰でもオッケー!
地球の平和を守る場所での楽しいお仕事☆
な、なんと運が良ければあの
『アスカ、レイ、シンジ』や葛城三佐や碇司令に会えるかも!?
写真は店員と肩を組み、ピースをする碇司令です♪

職種:販売業務
給与:月15万
アクセス:ジオフロントステーションから徒歩1分!

問い合わせ先:特務機関ネルフ

930 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:33:40.05 ID:wJrPjgAO
リツコ「   」

職員「お金は良いとは言えませんがかなり福利厚生は手厚いですよ」

パッ

職員「……あっ、消えましたね。採用が決まっちゃったみたいですね」

もわんもわん

ゲンドウ「こう言うことになる」

綾波「……アスカや葛城三佐に負けず劣らずの妄想力ですね」

931 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:34:11.24 ID:wJrPjgAO
ちびレイ「わぁ……」

ちびアスカ「このシマシマのまぁるいの、なーに?」

ミサト「スイカよ。セカンドインパクト前の季節があった頃は夏にたくさん食べられてたんだけどね」

マヤ「今のこの土壌だと育てるのは難しいですからね」

ちびアスカ「えいっ!」ドスッ
ブチュッ

ちびアスカ「わぁ!中は赤いんだぁー!」

ちびレイ「………」ドスドスブチュッブチュッ

アスカ「ってェェェ、アンタら!!!何勝手に潰してんのよォ!?」

932 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:34:58.15 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「面白いよー!アスカおねーちゃんも一緒にやろうよぉー♪」ドスドス

ちびレイ「………やりましょう」ドスドス

ブチュッブチュッ

アスカ「………」

ミサト「無邪気って一番怖いわね」


933 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:35:36.61 ID:wJrPjgAO
アスカ「もぉ、こんなにしちゃって!」

アスカ「育ててるの、私達じゃないのよ?アンタらどうすんのよ?」

ちびアスカ「……」

ちびレイ「………」

アスカ「聞いてんの?」

ミサト「まぁまぁ、アスカ。子供なんだしぃ…」

アスカ「あのね、子供子供って甘やかすから付け上がるのよ」
アスカ「一回ガツンッて言わないと……」

934 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:36:08.77 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「……ごめんなさい」うるうる

ちびレイ「……なさい」うるうる

アスカ(くう゛ぅぅぅぅぅ!?)

アスカ(ま、まずいわ!アスカ、ダメよ!)

アスカ(これはコイツらの常套手段よ!何度も同じ手に騙されるもんですかァァァァァァ!)グワッ
935 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:36:46.82 ID:wJrPjgAO
アスカ「だ、ダメなんだからねっ!」

アスカ「聞くところによるとアンタら、ママのクリームソーダにお酒を入れて眠らせたらしいじゃない!」

ちびアスカ(チッ……バレてたか)

アスカ「ちゃんと…ガツンと叱らないと…!」

ちびアスカ(くっ…『あれ』を出すしかないようね)

ちびアスカ(………いくわよちびレイ)

ちびレイ(……りょうかい)

936 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:37:54.78 ID:wJrPjgAO
アスカ「ってぇ、聞きなさいよォ!」

ちびアスカ「あの…アスカ…おねーちゃん」

アスカ「何よ!」

アスカ「何やってもムダなんだからッ」

ちびアスカ・レイ「せぇーのぉ!」

アスカ「!?」





ちびアスカ「ゆ・る・し・てっ?」パチッ


きゅるーん


ちびレイ「てっ?」パチッ


きゅるきゅるーん



アスカ「………!!!!」

937 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:38:38.57 ID:wJrPjgAO
ミサト「でたわね…!必殺『かわいいきめぽーず・らぶりーあたっく☆』!!」

シンジ「……何ですかそれ」

ミサト「私達もね、幾度となくその技の前に倒れてきた。」

日向「どんなに、どんなに叱らなきゃならないと思っても、アレを見ると抱き締めたくなっちゃうんだよ」

青葉「子役のみが身に付けられる伝説の技さ。かつて使えるものは…まいんちゃんただ一人かと思ったが…」

ミサト「……まいんちゃんって誰よ」

938 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:39:07.18 ID:wJrPjgAO
青葉「MHK教育で放映されていた料理番組『クッキンアイドル・アイマイまいん』の主役の女の子です」

青葉「まあ最後の方はその力も急激に劣化しましたけど……」
ミサト「……」ひきっ

青葉「って渚くんが言ってました」




ちびアスカ(ふふふふ……毎晩鏡の前で練習したかいがあったわね!)

ちびレイ(10万人に一人の力、見くびらないで欲しいの。)




アスカ「………」ふるふる

939 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:39:49.51 ID:wJrPjgAO
アスカ「……あんた達…ねぇ」ふるふる

ちびレイ「!」

ちびアスカ「…ま、まさか!?」

アスカ「………そんな、そんな技……」

ちびアスカ「………ッ」

ちびレイ「効かない……なんて」

アスカ「……」






アスカ「可愛いいいいい過ぎるじゃないのよォォオオオォォオオオ!!!!!!」



ガバッ
940 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:40:22.08 ID:wJrPjgAO
ちびアスカ「!?!?」

ひしっ

ぎゅうぎゅうぎゅううううっ

アスカ「ハァァァァァア♪」

ちびアスカ「ぐ……ぐるじい゛がも……」

アスカ「ごめんね。ごめんねッ。私言い過ぎちゃったァァァァァァッ///」


シンジ「あ……アスカ?」

綾波「…アスカが壊れた」

加持「ツッコンでばっかりだったからな…溜まってるんだろう」

941 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:41:18.62 ID:wJrPjgAO
ぎゅうううッ!

ちびアスカ「 」

ちびレイ「…自爆するなんて情けないの。」ニヤリ

ゲンドウ「………」

ちびレイ「?」

ゲンドウ「………」ふるふる

ちびレイ「………」ゾクッ

ゲンドウ「カワイイ…カワイイ……」ふるふる

ゲンドウ「レェェェェェェイィィィィィィッ!!!!!!」ガバッ

ちびレイ「〜!?」

942 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:41:48.07 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「カワイイ、可愛い、かわいいぞォォオオオォォオオオ」ハァハァ

ちびレイ「やっ…やー!やー!」

ゲンドウ「ちゅ、チュー、チュー!(;■3■)」ハァハァ


ちびレイ「!?!?!?!?!?!?」




ぶちゅぅぅぅぅっ(はぁと)



ちびレイ「  」


ゲンドウ「可愛い可愛いぞォォオオオォォオオオ」じょりじょり



加持「…勝ったな」

ミサト「……ええ」

943 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:43:10.60 ID:mTCJz9Mo
通報した
944 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:43:25.52 ID:wJrPjgAO
【説明しよう!】
この技はあいてをメロメロにして怒る気力を奪うが、
その分「過剰な愛情」が自分に跳ね返ってきてしまう恐れのある。
まさに諸刃の剣と言えよう!(ナレーション:碇ゲンドウ)


アスカ「♪」

ぎゅううう

ちびアスカ「お、おねーちゃぁんッ」

ゲンドウ「♪♪」

ちゅっ☆ちゅっ☆ちゅっ☆

ちびレイ「   」


ミサト「な、なんつうか、ちびシンジ君が居なくて良かったわね」

シンジ「…何よりです」

945 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:44:17.53 ID:wJrPjgAO
加持「それより、いつになったら撮影始められるんだい?」

マヤ「碇司令がバッチリカメラに入っちゃってるんで…」

綾波「なんか碇司令、赤木博士が居なくなったら途端に一番面倒臭い人間のポジションについたわね。」

シンジ「僕としては…リツコさんより面倒かな…」

946 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:46:51.38 ID:wJrPjgAO
マヤ「それじゃあ始めまーす」

ゲンドウ「……」

ちびレイ「  」ちょこん

マヤ「……碇司令、おひざの上のちびレイ、おろして貰えますか」

ゲンドウ「別に良かろう。映るわけでもなし。」

マヤ「いや…彼女、白眼を剥いてしまってるんで……」

ちびレイ「  」

ゲンドウ「ダメだ」

マヤ「しかし……」

ゲンドウ「♪」

ちびレイ「  」

ちびアスカ(くっ…ちびレイのやつぅ……)

947 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:47:52.66 ID:wJrPjgAO
ミサト「碇司令…完全に調子に乗ってるわね」

マヤ「どうします?」

シンジ「…僕に任せてください」

マヤ「しっ…シンジくんが?」

シンジ「………」スタスタスタスタ


シンジ「……父さん」

ゲンドウ「何だシンジ?お前も父さんのお膝が恋しいか?」ニヤニヤ

シンジ「………」

ゲンドウ「ふふっ。じゃあお前は右側に……」ぽむっ

シンジ「父さん」




シンジ「 母 さ ん よ ぶ よ ? 」

948 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:48:50.83 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「!?!?」

シンジ「……いいの?」

ゲンドウ「えっ」

シンジ「じゃあ…」

ゲンドウ「ま、待てッ!待て、早まるなッ!」

ゲンドウ「そっ…それだけは…それだけはっ!」

ゲンドウ(何だか知らないがきっと殺される…殺されるぞ…)

ユイ「って、もう来ちゃってるんですけどねっ^^」


ウフフフフフフフ……


ゲンドウ「  」


949 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:49:42.54 ID:wJrPjgAO
―――――――

ゲンドウ「……スタート」

ミサト(おそろしく静かになったわよね碇司令)

アスカ(流石はユイママね…)
シンジ「加持さん…。何やってるんですか、こんなところで。」

ミサト(シンちゃんが来たわよアスカ)

アスカ(知ってるわよ)

ミサト(何か帰ってきてから一段と男前よね)

アスカ(………)



950 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:51:15.39 ID:wJrPjgAO
加持「それはこっちのセリフだよ。何やってるんだ、シンジ君は。」

シンジ「僕は、僕はもうエヴァには乗らないから…そう決めたから…」

加持「そうか…アルバイトが公になったんでね。戦闘配置に俺の居場所はなくなったんだ。」
ミサト(……むふっ)

アスカ(ちょっとミサト、我慢しなさいよ)

ミサト(だってリョウジ…wwwwwwww)

951 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:52:00.55 ID:wJrPjgAO
加持「以来ここで水を撒いてる。」

シンジ「こんな時にですか?



加持「シンジ君、俺はここで水を撒くことしかできない。だが、君には君にしかできない、君にならできることがあるはずだ。」サワヤカー

加持「誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。」サワヤカー

加持「ま、後悔のないようにな。」キリッ


ゲンドウ「……カット。」

マヤ「お疲れさまです……むふっwwwwwwww」

加持「………」

ちびアスカ「ぷっ…wwwwwwww」
ちびレイ「………wwwwwwww」

952 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:52:26.92 ID:wJrPjgAO
綾波「…フヒッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

一同「フヒヒヒヒヒヒッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「ヒィー!もうダメッwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「あれだけカッコイイこと言っても頭頂部はアテランスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「ちょwwwwwwwwミサトやめなさいよwwwwwwwwwwwwwwww」
マヤ「さっき来たアテランスの人wwwwwwww裏で爆笑してましたよねwwwwwwwwwwwwwwww」

ユイ「やめてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

加持「………」

953 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:54:07.39 ID:wJrPjgAO
…スタスタ

アスカ「ほらあwwwwwwww折角立ち直ったのにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


加持「……」どよんど

シンジ「あの、大丈夫ですか?」

加持「……ああ。確かに滑稽だよな。この髪型であのセリフは…ははっ」

加持「シンジくんは…笑わなくていいのかい?」

シンジ「僕は…あんまり……人を笑うなんてこと……」

ゲンドウ「………」

シンジ「って…なんでここに父さんが?」

954 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:54:46.90 ID:wJrPjgAO
ミサト「シンジくんシンジくんこっちむいて」

シンジ「?」





ミサト「アテランスは誰でしょうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」





綾波「……んふっwwwwwwwwwwwwwwww」プルプル

アスカ「もうwwwwwwwwwwwwwwwwダメwwwwwwwwダメっwwwwwwww」
ユイ「ふふふっwwwwwwwwwwwwwwww」

加持「……」

955 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:55:25.59 ID:wJrPjgAO
シンジ「加持さん…僕、分かったことがあります」

加持「…なんだい」

シンジ「リツコさんのお陰で色々とバランス、取れてたんじゃないのかなって」

加持「…こんなにリッちゃんが待ち遠しいのは初めてかも知れない。」

ゲンドウ「…人には必ず役割があるものだ。シンジ。」

シンジ「……うん」

綾波「フヒヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「ヒクッwwwwwwwwンヘッwwwwwwww」

アスカ「オヒュッヘッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


956 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:55:58.19 ID:wJrPjgAO
ネルフ・格納庫

ミサト「あーあ、すっかり初号機もホコリ被っちゃってる」

マヤ「最近出撃してないですからね」

ミサト「だからって掃除くらいしなさいよ…」

加持「君が言うと説得力0だがなww」

ミサト「こちとらまだ笑い足りてないのよね」にこにこ

加持「……スイマセン」

957 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:56:40.87 ID:wJrPjgAO
マヤ「じゃあ初号機起動してくださーい」

職員「おーっ!」

ゲンドウ「あれは何だ。伊吹君。」

マヤ「ダミープラグです。」

マヤ「…といっても本物ではなくエントリープラグに形とデザインを似せたものです。」

綾波「『REI』って書いてあるわね」

マヤ「前回の3号機のトラブルは碇司令が初号機に搭載してた『ダミープラグの仕業』ってことになったの。」

アスカ「……まんまね」

マヤ「設定的にレイの人格を移植したことになってる…詳しくは私も良くわからないんだけどね」

マヤ「で、このプラグだけどレプリカなので当然初号機はエントリーを拒否する。」

マヤ「それを利用したシーン…だそうです」

ゲンドウ「初号機の中にユイがコアとして入っている…か」

958 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:57:39.62 ID:wJrPjgAO
アスカ「エヴァのコアに人間の魂を閉じ込めるなんてキチガイ染みてるわね」

綾波「エヴァには心があるもの。わざわざヒトの魂を入れる必要、ないものね。」

アスカ「そうよ。それにわざわざ私達がエヴァに取り込まれないように努力してるってーのにさぁ。」

マヤ「設定としてはユイさんが自らエヴァに取り込まれた…と」

ゲンドウ「死んだ…というより初号機と同化したのか」

マヤ「ドラマの世界ではエヴァのコアに人間の魂を入れなければいけない…と言った設定でして。ただし例外はありますが。」

青葉「まさかネルフの技術をそのまま垂れ流す訳にも行きませんからね」

アスカ「しかしどうもこう…ピースがはまらない感がするのよね」

マヤ「逆にそれが受けてるんですよ。謎を含んだまま、自らで補完する余地のある作品だと。」

ミサト「随分視聴者まかせな気もするけどね…」

959 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:58:12.00 ID:wJrPjgAO
日向「初号機スタンバイ、完了しました」

マヤ「了解。起動準備始めてください」

ミサト「マヤちゃん、大分しっかりしてるわね」

アスカ「いつリツコが死んでも大丈夫ねww」

マヤ「やですよっ。センパイが死んじゃうなんて…」

MAGI『マヤさんはリツコおねーさんが大好きなんですね♪』

マヤ「えっ…///」

マヤ「…うん///」

MAGI『なんか嬉しいです(´∀`)』

MAGI『私もだぁい好きですよっ♪』

ミサト(まだその辺に関しては学習してないのね、MAGI)

アスカ(持ち主が持ち主だから…)

綾波(…なるほど)

960 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:58:45.06 ID:wJrPjgAO
ゲンドウ「続けろ。もう一度108からやり直せ。」

タッタッタッタッ…

シンジ「乗せてください!」

ゲンドウ「!」

シンジ「僕を、僕をこの初号機に乗せてください!」

シンジ「父さん…」

ゲンドウ「なぜここにいる。」

シンジ「僕は…僕はエヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!」

マヤ「カットー」

ちびアスカ「…はあ///(はぁと)」

アスカ「何か妙に熱い展開ね」

961 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 02:59:22.33 ID:wJrPjgAO
綾波「でもあんなにクールに出迎える碇司令なんて考えられないわ」

アスカ「シンジのあばら、二本は折れてそうなもんよねww」

ミサト「シンジくんお疲れ様」

シンジ「…」

ミサト「どしたの?」

シンジ「…僕、リツコさんにどこまで見られてるんだろう」
962 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:00:11.79 ID:wJrPjgAO
ミサト「さて、この後のシーンだけども」

ミサト「リツコがいないからレイのシンクロ失敗のとこ撮れないし、戦闘シーンが先か」

マヤ「……困りましたね。本には『撮るときのテンションで』としか書いてなくて。」

ミサト「…なんじゃそら」

アスカ「良くわかんないけど、とりまぁ、撮っちゃうしかないんじゃないの?」

ミサト「そうね。一回撮ってみてそれから修正してもいいし…」

マヤ「とりあえず着ぐるみですね。碇司令、初号機お願いします」

ゲンドウ「……また私か。」

963 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:00:44.33 ID:wJrPjgAO
マヤ「何だかんだで一番中に入られてるのは碇司令ですし。…今回はアクションも大分ありますのでシンジくんが入るのは反対されるかと思いまして。」

ゲンドウ「それもそうだな。分かった。」

ピピッ

マヤ「MAGI、初号機の着ぐるみを倉庫から運んで来るよう、地下にいる職員に頼んでくれない?」

MAGI『(`・ω・´)ゞ』

MAGI『現在、地下のコンピュータと通信中です』

MAGI『……あれっ』

ゲンドウ「どうしたMAGI?」

MAGI『初号機の着ぐるみが貸し出されてる…?』

マヤ「貸出し?一体誰が…」


964 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:01:39.81 ID:wJrPjgAO

「……ふふふふふ」



一同「!?」



「お前達、そんな男のちんけなアクションより私のアクションの方がカッコイイぞッ」バーンッ!


ミサト「…誰よスポットライト当ててるの」

ゲンドウ「……まさか」


「おじちゃんが見本を見せてやるッッ!」


965 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:02:22.80 ID:wJrPjgAO
初号機「……」シュバッ

初号機「………」バッバッ!バッ!

初号機「……」シュ!シュ!シュ!

初号機「……」ビシッ!ビシッ!

ゲンドウ「〜〜ッ!」

(※某まゆたんのカンフーをご想像下さい)

シンジ「…なんか初号機の前で初号機が凄く張り切ってますけど」

ちびアスカ「なにあのへんてこなおどり」

966 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:03:11.82 ID:wJrPjgAO
初号機「ど…どうかね、ゴホッ中国4000年のゴホッ動きは」ハァハァ

ミサト「何?副司令どうしちゃったの?」

マヤ「青葉さんの影響です。」

マヤ「…カンフーと中国拳法が混ざってますけど」

初号機「ふふふふふ…ガハッ…バ、バレてしまってはゴホッ仕方あるま…ゼェハァ」ハァハァ

初号機(冬月)「…そうだ。私だyオォォオオオォォオオオエッ」ゼェハァハァハァ

マヤ「副司令!まずは砂糖水をッ…!」

初号機(冬月)「…そこは普通にお茶をくれんかね」


967 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:03:48.37 ID:wJrPjgAO
ゴキュッゴキュッゴキュッゴキュッ

冬月「………ゴフッ」

初号機(冬月)「と、とにかくだ。」

初号機(冬月)「初号機には私が乗る」

初号機(冬月)(碇をぶちのめしてやる…!)ニヤリ

マヤ「…別に構いませんが」

ゲンドウ「待て!」ガサゴソガサゴソ

初号機(ゲンドウ)「途中からしゃしゃり出てくるな。私が初号機に乗るはずだったのだぞ。」

初号機(冬月)「お前こそ待て!何を勝手に着替えているのかね?」

初号機(ゲンドウ)「私が初号機だ」

初号機(冬月)「いや私が初号機だ!」


968 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:05:22.29 ID:wJrPjgAO
初号機(冬月)「………」
初号機(ゲンドウ)「………」



ウオォォオオオォォオオオォォォオオオォォオオオ!!!



ミサト「まぁた始まった」

綾波「初号機の前で初号機と初号機が揉めてる」

シンジ「…なんて言うか凄い光景だよね」

969 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 03:05:41.99 ID:mTCJz9Mo
別スレとコラボ…だと…
970 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:05:56.01 ID:wJrPjgAO
マヤ「!」ピコーン

マヤ「ひらめきましたっ!」

ミサト「…」

マヤ「ゼルエルが初号機に化けて初号機と戦うッ!!…なんてどうですか?」

綾波「……なんの為に?」

マヤ「…えっ」

マヤ「えっと…特撮によくあるケースだし…」

綾波「だからなんの為に」

マヤ「え、絵面的にバーンって!迫力あるじゃあないですかっ!」

アスカ「…ラジコンとは別に作ったゼルエルの着ぐるみが無駄になっちゃっても?」

マヤ「でも…!」

ミサト「没ね。折角作ったのにもったいないもの。」

マヤ(…もったいないオバケ共め)
971 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:07:58.75 ID:wJrPjgAO
ビシッ!バシッ!パチンッ!ヌルッ!ガシッ!ペチッ!


ミサト「とにかく、地下の作業が長引いてるみたいだしヒトが足りないのよ。」

ミサト「こんなとこで怪我されちゃ……」

シンジ「………」スッ

ミサト「……シンジくん」


ウオォォオオオォォオオオ!!ウオッ!ウオッ!ウオッ!


シンジ「父さん…」

初号機(ゲンドウ)「シンジ!下がっていろッッ!!!」アチョー

シンジ「……母さん呼ぶよ」

初号機(ゲンドウ)「構わん!これは男の戰いだッッッッ!」ホォワチャァー

アスカ「あ、あの言葉が使えないなんて…!」

綾波「司令と副司令の目、マジだもの」

972 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:09:04.83 ID:wJrPjgAO
ミサト「まずい…まずいわよぉ!折角リツコがいないのよ!まともな方向に戻すチャンスなのに…」

綾波「何とかして止めなきゃ…」

アスカ「シンジ!」

シンジ「って言われても…」

アスカ「他にないの?なっさけないわね!まるで教師にチクるしか能のない小学生じゃんっ!!」

シンジ「じゃ、じゃあアスカが考えてよ!」

アスカ「な、なんで私が!」

シンジ「どうせ思い付かないだろうけど」

アスカ「ぐっ……」

973 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:09:35.69 ID:wJrPjgAO
アスカ(……考えろ、考えるのよアスカ…!)

アスカ(あの二人を上手く納めるナイスでAm bestenな方法を)

アスカ(…結局二人はユイママのことで揉めてるのよね)

アスカ(言葉がダメならユイママ本人が…)

アスカ(でもさっきみたいにタイミングよく現れてくれるかなんて分かんないし…)

アスカ「……」ジッ

シンジ「?」

ミサト「どう、アスカ?」

アスカ「いーい方法が浮かんだわ」ニヤリッ

974 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:11:04.79 ID:wJrPjgAO
ミサト「ホントに!?」

アスカ「ちょっと耳貸して、ミサト、レイ、マヤ」

かくかくしかじか

シンジ「?????」

ミサト「な」

綾波「る」

マヤ「ほ」

アスカ「…どう?」

ミサト・綾波・マヤ「………」ニヤッ


シンジ「……!」ブルッ


975 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 03:15:30.35 ID:zdzj02Mo
エヴァ2ならむしろ冬月が暴走するフラグ
976 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:34:43.12 ID:wJrPjgAO
前半はここまで続きは今日中にあげます。

あと次スレ立てました。

ゲンドウ「どうやら、ネルフは財政難らしい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1278441057/
スレタイに入れ忘れましたが【第伍話】です。

977 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 03:35:13.82 ID:mTCJz9Mo
>>976
つぎ乙、いったん乙です
978 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 03:44:25.24 ID:wJrPjgAO
寝る前に。

どこかでこの世界の使徒戦を…と言うリクエストを頂きましたが正直いっぱいいっぱいで考えてないです。
設定として『ある』と言うだけでノープラン。
もしかしたら蛇足になってしまう恐れもありますし、マンネリになってしまうかな…とも。
詳しいことは完結してから考えてみます。
とりあえず今は出来る限り設定は組み込んで行きたいと思いますので補完して頂ければなと思います。
979 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 04:11:02.97 ID:AkxavASO
お疲れー
早くゼルエルとの戦いが見たいっす
980 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 04:15:18.83 ID:eiJXGyQo
981 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 04:29:24.86 ID:kZPT/7g0
おいついた
おつ
982 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 07:25:27.41 ID:NdqFl96o
おつつ
983 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 08:57:02.09 ID:MYXVywc0
おつ
984 : ◆RaAAAAaAAU :2010/07/07(水) 12:55:54.34 ID:wJrPjgAO
再開します
985 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 12:58:10.41 ID:wJrPjgAO
ミサト「総員特殊戦闘配置!」

ミサト「碇シンジを拘束。及び司令室へ連行!!」

職員一同「了解!」

シンジ「えっえっえっ」ガシッ

職員一同「……」ニヤリ

シンジ「な、なにするんですかあ!」ジタバタ

ミサト「子供の駄々に付き合ってる暇はないわ。担いでも運びこみなさい」

職員一同「そおーれえ!」

シンジ「うわああああああああああああああ!!!!!」
986 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:02:15.55 ID:wJrPjgAO
10分後


初号機(ゲンドウ)「………」ハァハァ

初号機(冬月)「………」ハァハァ

初号機(ゲンドウ)「か…次で決まりだッッ!」

初号機(冬月)「何を……お前こそ終りだッッ!!!!」


ゲンドウ・冬月「覇ッッッッッッッッッッッッッ!!」



「待って………!」





ゲンドウ・冬月「!?」



「もう…やめてくださいっ」




初号機(ゲンドウ)「き……」

初号機(冬月)「君は……」




シンジ「げ…ゲンドウさん♪冬月せんせい♪」ウインクッ☆

きゅるるるるるるるるるんっ

987 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:03:08.05 ID:wJrPjgAO
加持「こりゃすごい……」

ちびアスカ「すごい…すごいわ…」

ちびレイ「私たちの『必殺かわいいぽーず・らぶりーあたっく☆』なんてくらべものにならないハカイりょく…」

綾波「カツラ被せて白衣着せただけなのにあり得ないほどユイさんにそっくりね…」

アスカ(か…かわいいっ///)

ミサト「女装をしたシンジくん。一見シンプルに見えるけど破壊力抜群よ!」

マヤ「そりゃそうですよ。あの女装したシンジくん…シンコちゃんにはあらゆる要素が詰まっているんですからっ!」

シンジ「し……シンコ?」こまりっ

ミサト(顎に手を置くなんて…)

アスカ(本気で目を潤ませるなんて…)

綾波(…目線をはずしてるなんて)

一同(かァァァァァァわァァァァァァいィィィィィィいィィィィィィ!!!!!!!)

988 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:03:50.81 ID:wJrPjgAO
初号機(ゲンドウ)「………」

初号機(冬月)「………」

マヤ「初号機、活動停止しました!」

アスカ「…さっきまで喧嘩してた二人が…おとなしくなった?」

ミサト「さすがね…シンジくん…いや、シンコちゃんっ!」

綾波「シンコちゃんのお陰でネルフの平和は保たれたわ」

シンジ「おっ…大袈裟だよ!」

ミサト「SHI☆N☆KO!」


シンジ「ちょっ…ミサトさぁん……」


マヤ「SHI☆N☆KO!」

青葉「SHI☆N☆KO!」

日向「SHI☆N☆KO!」

アスカ「SHI☆N☆KO!」

綾波「SHI☆N☆KO!」

一同「SHI☆N☆KO!」

シンジ「ちょ…みんなぁ……」

一同(困ってる姿もカァァァァァァイィィィィィィ!!!!!)


989 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:05:23.46 ID:wJrPjgAO
初号機(ゲンドウ)「………」ハァハァ

初号機(冬月)「………」ハァハァハァハァ


マヤ「初号機…再起動しました!」

ミサト「そんな…まさか」

初号機(ゲンドウ)「……ユイト…シンジデ……シンコ…」ハァハァ

初号機(冬月)「ユイクン……ウツクシ……スキダ」ハァハァ

ゆらり

シンジ「えっ…とっ…父さん?副司令?」

初号機(ゲンドウ・冬月)「ウオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオ」


ミサト「まさか……暴走!?」



ガバッ




初号機(ゲンドウ)「シンコォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオ!!!!」

初号機(冬月)「チュ……ちゅっ…チュッ…チュウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」

シンジ「うっ…うわああああああああああっ!?」

990 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:07:06.87 ID:wJrPjgAO
青葉「両機…完全に理性を失っています!」

ミサト「解決方法は!?」

マヤ「解析できませんっ!」

MAGI『お手上げです…(´;ω;`)』

初号機(ゲンドウ)「シンコ……」ゆらり

初号機(冬月)「シンコクン………」ゆらり

シンジ「こっ来ないでっ…!来ないでよぉ!」ぶんばぶんばっ

アスカ(やだ……追い詰められてるトコもまた…///)

綾波(止めなきゃいけないのに……)

一同(身体が動かない…!)

シンジ「やだ……やだぁ……」
ガタッ

シンジ「!?」

初号機(ゲンドウ)「シンコ……」ぎゅっ

初号機(冬月)「ツ・カ・マ・エ・タ」ニヤリ

シンジ「!?」

初号機(ゲンドウ・冬月)「チュウウウウウウウウウウウウ………」むちゅー

アスカ(だ……だめぇぇぇ!!!!!!!!)

綾波(だめなの!だめなのっ!!)

アスカ(なんとか…止めなきゃだけど…なんか胸が……)

綾波(どうしよう…追い詰められられてる碇k……シンコちゃんをみてると……)




アスカ・綾波(ぽかぽかする…)

991 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 13:07:48.98 ID:olNrDUYo
マダオしかいねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
992 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:13:29.15 ID:wJrPjgAO
シンジ「そんな心の声はいいですから助けてくださいよおっ!」

初号機(ゲンドウ・冬月)「チュウウウウウウウウウウウウ」ムチュー

日向「でも…よく考えたら着ぐるみごしだしいいんじゃないか?」

シンジ「初号機ごしでも嫌ですよっ!

シンジ「うわあああああああああああああ」


ちゅっ☆

シンジ「………」

初号機(ゲンドウ)「………」ムチュー

初号機(冬月)「………」ムチュー


ユイ「あなた、冬月先生と随分仲のよろしいことで」

シンジ「……ん?」

一同「……!」


チュウウウウウウウウウウウウ

初号機(ゲンドウ)「!」

ちゅっ☆

初号機(冬月)「!」

シンジ「とっ……父さん?」

ゲンドウ・冬月「オエエエエエエェェェェェェェェェェェェ」

ミサト「まさか…とっさに頭の向きを変えたっていうの…?」


ゲンドウ「  」
冬月「   」




ユイ「^^」
993 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:14:40.40 ID:wJrPjgAO
ネルフ・自販機前

加持「一件落着だね、シンジくん」

シンジ「……もう人事だと思って」

加持「しっかしホントに可愛いなぁ」

加持「どうだい?たまにはデートでも」

シンジ「……僕、男ですよ」

加持「ノープロブレム。愛に性別は関係ないさ……」スッ

シンジ「!?」

シンジ「アッーーーーーーー!」

994 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:16:12.12 ID:wJrPjgAO
スッ



加持「冗談だよ。ほれ。」

シンジ「こ…コーヒー…」

シンジ「ありがとうございます…」

加持「そんなことしたら彼女らが黙っちゃいない」

綾波「………」ジーッ

アスカ「………」ジーッ

シンジ「うわぁ!?」


こっそり

マヤ「…撮れてますか」

青葉「え…あ……うん」

マヤ「ふふふ…これで腐れ共も取り込めるわ!!!!!」

青葉(なんかマヤちゃん…赤木博士に近づいて来たような)



ちなみにこのシーンはカットされ、数年越しに使われる…と言うのはまた別のお話
995 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:18:37.36 ID:wJrPjgAO
ネルフ・体育館

マヤ「それではー、撮影を再開します」

アスカ「しかし思ったより時間掛かったわね」

シンジ「なんか…リツコさんがいる時の方がマシだったような気がします」

加持「リッちゃんは強烈な個性の持ち主だからな。逆に言えばそのお陰で皆、ちゃんとした大人を保っていた部分もある。」

ゼルエル(ゲンドウ)「……」うぷっ

加持「随分とアンニュイなご様子ですが、司令。」

ゼルエル(ゲンドウ)「……後悔はしていない」

996 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:20:35.30 ID:wJrPjgAO
マヤ「じゃあ配置についてくださいー」

マヤ「ええっと…それじゃあここからアドリブってことなんで…ながれで…」

初号機(冬月)「碇よ、今日こそぶちのめしてくれるわ!」

ゼルエル(ゲンドウ)「返り討ちにしてやる」

マヤ「…あの、司令。返り討ちにされては撮影上困るのですが」

ユイ「また私は戻りますけど、二人共、ほどほどにしてくださいね?」

アスカ「あの二人、まるで反省の色なしね」

シンジ「総司令として立ち直りが早いのは頼もしい限りなんだけどね…」

ミサト「じゃあスタート」



ゴゴゴゴゴゴ…



初号機(冬月)「ウオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオ」

ゼルエル(ゲンドウ)「ウオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオ」

初号機(冬月)「………」スッ

ゼルエル(ゲンドウ)「!?」

コケッ

アスカ「しょ、初号機…足を出してゼルエルをわざと引っ掛けたわよ」

綾波「卑怯ね」

997 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:21:26.06 ID:wJrPjgAO
ゼルエル(ゲンドウ)「ぐっ……」

初号機(冬月)「………」ニヤッ


ガスッ!ガシッ!ガスッ!

ゼルエル(ゲンドウ)「ンヘッ!」


シンジ「タコ殴り状態ですね」

ミサト「カット!カット!カット!」

初号機(冬月)「…なんだね。折角良いところだったのに」

マヤ「これじゃあまるでチンピラですっ!」

マヤ「副司令、とりあえずエヴァは地球を守る正義の味方なんです。そんなチンピラみたいな倒し方……」

冬月「先週よりかは大分マシだったろうに」

マヤ「カッコよさがあれば多少残酷でも良しとします」

マヤ「今回は『男の戰い』、カッコよさがテーマなんですから!そんなチンピラみたいな勝ち方したって何か惨めなだけです!」

マヤ「むしろゼルエルにみんな同情しちゃいますからっ」

ミサト「確かにチンピラみたいなヒーロー……嫌よね」

青葉「そうですよね。真っ赤に燃える川崎のチンピラ天体戦士みたいなヒーローなんて嫌ですよね」

アスカ「…なんか随分局所的ね」


998 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:22:47.53 ID:wJrPjgAO
テイク4

初号機(冬月)「  」

ゼルエル(ゲンドウ)「………勝ったな」ハァハァ

ミサト「………カット」

マヤ「もぉ!ダメじゃないですか司令!副司令に勝っちゃあ!」

綾波「…サードインパクト一直線ね」

初号機(冬月)「………」

加持「それにしても見事なキン肉バスターでしたね」

ゲンドウ「加持君よ、キン肉バスターはキン肉マンがかけるからキン肉バスターなのだ。この場合ゼルエルバスターもしくはゲンドウバスターと…」

マヤ「そんなのどうだっていいです!なんで最強の拒絶タイプがバスターを使うんですかぁ!」

マヤ「こんなの放映出来ませんっ!エヴァが崩壊するどころかお叱りを受けてしまいます!」

アスカ「…まさかこんなにアクションシーンに手こずるとは思わなかったわ」

ミサト「いつも何だかんだで、ほぼ一発だったから…」


999 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:23:26.46 ID:wJrPjgAO
マヤ「次こそお願いしますよ!ゼルエルの登場シーンから、スタート!」

ゼルエル(ゲンドウ)「……」ガシャーン

ゼルエル(ゲンドウ)「………」キラッ

初号機(冬月)「ウォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオォォオオオ!!!!!!」ガッ

ゼルエル(ゲンドウ)「!」


グググググググ……

ゼルエル(ゲンドウ)「………」ズゴッ

初号機(冬月)「!?」

冬月「しょ、初号機の腕が……取れた?」

初号機(冬月)「碇!危ないではないか!とっさに引っ込めたから良かったものの…!」

ゼルエル(ゲンドウ)「……昨日、救護室を調べた」

初号機(冬月)「!」

ゼルエル(ゲンドウ)「隠しカメラがあった。……ちなみにそれの接続元は司令室だったよ。」

初号機(冬月)「………」ズゴッ

ゼルエル(ゲンドウ)「!」

初号機(冬月)「………」グググググググ

マヤ「な、なんかいい感じになってきました…!」

綾波「まさに男の戰いね」

1000 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 13:24:04.75 ID:wJrPjgAO
ミサト「しかし、このままじゃセットがダメになるわ…」

ミサト「ここよりかは広い新設した二階のセットに上げて!」

ブシュッ


アスカ「射出口…動くんだ」

マヤ「知らなかった?いちいち発進の撮影の度にエヴァを動かす訳にもいかないのよ」

ミサト「発進させるだけでも色々うるさいしね」

ガガガガガガガガガ!

初号機(冬月)「そうだ!盗撮したさ!私はそれくらいユイ君が好きだ!」

初号機(冬月)「お前が……私からユイ君を奪い、独り占めにしおって!」

バッ

ガスッ!ガスッ!ガスッ!

初号機(冬月)「私が!私が……!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!

初号機(冬月)「ユイ君の父親とは古い友人でな。16の時から知っていたのに……」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!

初号機(冬月)「なぜ……なぜお前なんだ」ぶわっ

ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!

初号機(冬月)「なぜ……」


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('A`)ドクオはゾンビに囲まれたようです @ 2010/07/07(水) 11:48:55.47 ID:3ZlfgMAO
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携帯厨新規でユートピアやろうずwwwwwww @ 2010/07/07(水) 11:37:32.12 ID:TUw7F2AO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1278470252/

携帯の機種変更でアドバイスくれ @ 2010/07/07(水) 11:36:19.68 ID:y93UbMSO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1278470179/

ほんとの空の透き通る青を私の隣で見ること @ 2010/07/07(水) 11:22:04.04 ID:bYrZ0cAo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1278469324/

テレビ切ったらずっと松崎しげるが映ってて怖い @ 2010/07/07(水) 11:11:06.81 ID:Jtmnlvc0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1278468666/


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