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俺「ストライクウィッチーズ?」避難所 -
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1 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:00:45.95 ID:c0ZNPdMo
n
l | いっちばーん!
_r1´l│,.-、
〈_LU/ /´
ヽ ノ ストパンの世界に俺をいれて
. i l__ イチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwってスレだよ!
∠二!-‐ ´ |
ヽ. |
i |
i | , -― ―- 、 妄想を垂れ流すも良し、
i i/::::::::::::::::::::::::::::::::`丶 初SSにチャレンジするも良し!
. i i:/:::::::/::::ィ:i:::::::::::::::::ヽ , ィヽ 規制中のキミも書いてみよー!
i ./:::::::/:,ィ::/!:ハ:::::i::ヽ::::::ハ-<
. i ./ィフ///7/ .ll _、::::i::::ヽ:::::}:\_> 私がヒロインのSSも募集中だよーん!
. | /:::/ / レ l/ l| '``ト、::l::::'ミ、:::!
. |. /!::/i '⌒ヽ` ゝ ',:l !:::l:イ:::゛=
! .レ !ヽヽ , ⌒ヽj ,!:/i !::::::::|
. i. i、 /`ー‐v、 /i.レ.ノ !::::::::|
i .i l\{ ノ イナ!´. i::::::::|
. i .! / l、>、..._ -‐i´ // i:::::::i
. ! !. ,' !.ヽ_ ノ `メ、. ヽ:::::i まとめWiki
. ヽ j ! __ヽ, / /`-ハ ヽ::i
http://www16.atwiki.jp/vip_witches/
. ,' / ̄<ィ介、\ / / } ヽi
i ,' i l ! l ト' i` iノ ./ ll
i i L! i_ヽ / j ./. ll
i i | | / / ./ィ >‐、
i i | | ./ / />ヘ´ヽ. !
VIP現行スレ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1291312906/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、この製作速報VIP(クリエイター)板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
【怪獣8号】ミナ「日比野カフカ今日は奢りだ!好きなだけ食え!」 @ 2025/08/02(土) 00:14:58.07 ID:l6LpFqfaO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1754061298/
すいか 67.1 立ててみるテスト @ 2025/08/01(金) 14:24:40.59 ID:GCnrlbTY0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1754025880/
もう8月ですね... @ 2025/08/01(金) 06:51:37.98 ID:tUwLog300
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753998697/
【デレマス】橘ありす「花にかける呪い」 @ 2025/07/31(木) 00:03:20.38 ID:DoK8Vme/0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753887799/
【学マス】広「笑って」 @ 2025/07/30(水) 20:41:14.60 ID:VXbP41xf0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753875674/
パンサラッサ「安価とコンマで伝説の超海洋を目指すぞぉ!!」 @ 2025/07/29(火) 21:13:39.04 ID:guetNOR20
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753791218/
落花生アンチスレ @ 2025/07/29(火) 09:14:59.83 ID:pn6APdZEO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753748099/
ライナー「何で俺だけ・・・」 @ 2025/07/28(月) 23:19:56.58 ID:euCXqZsgO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753712396/
2 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:06:25.85 ID:s2SKi9Eo
>>1
乙
3 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:06:51.91 ID:2QMYEJk0
>>1
乙
4 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:10:01.22 ID:9p35/WI0
>>1
乙
これって代行前提?
5 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:13:05.00 ID:FzoI.NU0
>>1
乙
代行前提か
誰でも投下していいのか、
とかは気になるな
6 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:15:27.11 ID:pZET5XI0
>>1
乙
誰でもいいんじゃないかな
そのために立てたんだろ?
7 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:16:39.86 ID:Zamap6AO
>>1
乙
大魔神スレみたいに同時進行(派生扱い)でいいんじゃね?
8 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:21:03.94 ID:9p35/WI0
>>6
>>7
それじゃ、さっそくだけど投下していいかな?
40分くらいに
9 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:23:03.17 ID:FzoI.NU0
どうぞどうぞ
携帯以外でなんて久しぶりに書きこんだなー
10 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:24:04.75 ID:ILcDMDko
大魔神派生って何
11 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:24:08.03 ID:pZET5XI0
お、最初が来るか
支援の腕がなるぜ
12 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:24:59.09 ID:ar/qOoEo
大魔神は最初の頃別のスレを立てて書いてたんだよ
13 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:25:17.48 ID:FzoI.NU0
>>10
まとめwikiの下の方見てみ?
14 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:26:00.70 ID:C8YaLpo0
>>1
おつ〜
そういえばwikiのトップページにうrl載せといたら人が行き来しやすいんじゃないか?
15 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/03(金) 23:37:18.47 ID:fF/gxgAO
>>1
おつ〜
16 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:44:03.08 ID:9p35/WI0
白い閃光が赤い空を切り裂く度に、仲間の命が消えてゆく。
黒焦げの死体が叩かれた蠅のように地上に落ちていく光景は、俺にわが身が引き裂かれるかのような痛みをもたらした。
俺は、老人のようにしわがれた声で、
「畜生」
と呟きながら、それでも敵に向かって飛翔を続けた。
動きを止めれば、二の舞三の舞になるだけだ。止まるのは、死んでからいくらでもできる。
七つの頭を持った真紅の竜が、牙の並んだ口にエネルギーを溜め始めた。七条の破壊光線が放たれる前兆だ。
(畜生、溜めが速い)
マッハ三で飛んでいても、真紅の竜は遠い。加えて、纏わりつく雑魚デーモンの群が、俺から時間を奪っていた。
俺は、舌打ちに代わりに息を吐いた。とても遠くまで届く、とても冷たい息。
目の前で、大口を開けて俺を飲み込もうとしていた蛇のデーモンが一瞬にして凍りつき、次の瞬間、割れる。
氷の細かな破片が、戦場に風に散らされる。
17 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:47:52.39 ID:9p35/WI0
息が届く範囲にいるデーモンは、例外なく皆氷漬けになった。だが、真紅の竜には届かない。
焦りばかりが先に立つ。俺は、体が端から千切れ飛んでいきそうなくらい、速く飛んでいた。
それでも、遠い。
(もう少し近づければ、あの忌々しいトカゲ頭を凍らせてやれるのに)
だが、次の破壊光線が発射されるまでに、そう時間はない。凍てつく息吹が最大の威力を発揮するには、もっともっと、近づかなければならない。
俺は作戦を変えることにした。
危険過ぎて、できれば選びたくなかった作戦だ。しかし、今は自分の保身を考えている場合ではない。
意を決して、俺は中空に手を差し伸べた。そこに、冷気が渦を巻いて集まり……一本の、氷の槍を形成する。
俺は右腕に渾身の力を込め、身体を捻るようにして、槍を投擲した。進路を阻む者は存在しない。
槍は、真紅の竜の首の一つに突き刺さったが、大したダメージは与えられなかった。
それでも、皮が破れ、肉を貫かれた以上、痛みはあるらしい。
合計十四の目が、俺に殺意の視線を向けた。雑兵であれば、それだけで身が竦み上がる眼光。
18 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:50:27.51 ID:9p35/WI0
(これでいい)
俺は、敵が自分を標的から外さないように、ゆっくりと上空に向かって飛んだ。七つの首が追って来る。
上にいれば、竜が放つ破壊光線で味方を巻き添えにする心配はない。それに、重力を味方につけることができる。
真紅の竜の真上に達すると、一転。俺は流星が如き落下を始めた。
全身に青い光を纏う。大気中の水蒸気が昇華し、ダイヤモンドダストが発生する。
真紅の竜が、七つの口を開いた。それぞれの口腔から放たれる、合わせて七条の閃光。
青い光と白い光が衝突し、空を照らした。だが、互角だったのは、最初の数秒だけだった。
まるで蛇が鼠にそうするように、青い光が白い光に飲み込まれる。俺の体は、少しずつ焼かれていった。
熱い。
痛い。
苦しい。
だが、俺の心に、恐怖は微塵もなかった。ただ、あの竜を倒せないのが悔しいだけだ……
(ちぇっ、ここまで来て、面白くもない終わり方だな)
それから十数える間もなく、七条の閃光を一身に受けた俺は、地球上から永遠に姿を消した。
19 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:51:45.31 ID:9p35/WI0
大型、三機。小型、一四機。
渡り鳥のように矢印の陣を作って、合計二十三体のネウロイが、ブリタニアの青空を切り裂きながら迫る。
敵の数は多かったが、宮藤芳佳は心配などしていなかった。
それは、父の遺児とも言えるストライカーユニット・震電があるからというだけではない。
連合軍第501統合戦闘航空団、ストライクウィッチーズ。肩を並べ、背中を任せられる仲間達がいるからだ。
リーネ、ペリーヌ、シャーリー、………仲間達が傍にいるのならば、例えどんな敵が現れようと負けやしない。
芳佳は、心の底からそう思っていた。
「あれは・・・何だ?」
―――美緒が、愕然とそう呟くまでは。
芳佳が視線を巡らせると、他の仲間達も動きを止めていた。いつも明るいエーリカでさえ、顔に剣呑な色を浮かべている。
それは、忽然と空に現れた。
晴天の霹靂というほどの激しさはなく、まるで空間そのものから生みだされた忌子のように、それは現れた。
20 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:53:42.91 ID:9p35/WI0
まず目に入るのは、四枚の青い羽である。
ストライカーユニットのそれとは違って背中から生え、ネウロイのそれとは違って金属ではない、蛾や蝶を思わせる羽。
二メートルはあろう体には、布切れ一枚も身につけてはいなかった。
全身はダークブルーの皮膚に覆われており、両手足や肩に青白く発光している箇所がある。
足には二本の鋭い鉤爪が生え、額からは細い櫛状の触角が伸びている。
アーモンド状の複眼は、まるで巨大なエメラルドのように、日光を撥ねて輝いていた。
「美緒」
隊長のミーナが指示を出すまでもなく、美緒は眼帯を外し、赤い魔眼を露出させていた。
美緒の魔眼は、ネウロイの弱点であるコアを見抜く力を持っている。
だが、しかし。
「……コアが見えん。ネウロイではないのか?」
「では、あれは一体何なんですの?」
ペリーヌの眼鏡に、異形が映る。
まるで、人間と虫を融合させたかのような忌まわしい姿。例えネウロイでなくとも、穏やかな存在には見えない。
全員、決して警戒を緩めなかった。
21 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:53:58.75 ID:FzoI.NU0
これは予想外
22 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:55:04.48 ID:9p35/WI0
「!!」
ゲルトルートが固唾を飲んだ。蛾男とでも呼称すべき存在が、動き始めたのだ。
しかし、蛾男はこちらを攻撃することはなく、きょろきょろと首を回して周囲を見渡していた。
まるで、迷子になった子供のように。
蛾男に、ストライクウィッチーズが見えていない筈はない。両者の距離は、百メートルと離れていないのだから。
「な、何してるんだろう」
リーネが不安げな声を漏らす。答えようもなく、芳佳は首を横に振った。
攻撃をして来ないからといって、蛾男が友好的とは限らない。むしろ、何の目的で現れたのかわからない分、不気味さに拍車がかかる。
少女達が、空に現れた異物を観察していられたのは、光線が蛾男の傍らを通過するまでだった。
気付けば、ネウロイの群が目と鼻の先にまで迫っている。
「総員、迎撃態勢、を・・・!?」
言いかけて、美緒は硬直した。蛾男が、ネウロイに向かって飛び始めたのだ。
23 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:56:30.26 ID:9p35/WI0
ここはどこだ?
ここはどこだ?
ここはどこだ?
俺は混乱の極致にあった。まったくわけがわからない。
空は青く澄み切って、下に見る海もやはり青い。
見ているだけで吸い込まれそうだ。
しかし、俺が覚えている一番新しい空は、乱れた気象や汚れ切った大気が織りなす不気味な赤だった。
海も、真っ当な生き物なら、入れば即死するほど黒く汚れてしまっていたのだ。
それなのに………これではまるで………
(二十年前の、地球みたいじゃないか)
とはいえ、記憶とは違うものもたくさんあった。
例えば……俺の記憶の中の青空には、斬新なブーツを履いた少女達が飛んでたりなんかしない。
それに、キャノピーに赤い光を灯した黒い飛行機が、ビームを撃って来るなんて話も聞いたことがなかった。
俺は羽を動かし、ひらりとビームを避けた。
一度目のデーモン軍団の総攻撃では、自衛隊の戦闘機が空を飛ぶデーモンの迎撃に出撃したと聞いている。
その時も、このビームを撃っていればもう少し善戦できたに違いない。
24 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/03(金) 23:57:38.26 ID:c0ZNPdMo
支援
投下する人はメール欄に「saga」といれたほうがいいよ
sageじゃななくてsagaね
25 :
アレハ誰ダ
:2010/12/03(金) 23:57:45.07 ID:9p35/WI0
(一体、どこなんだ、ここは!)
赤い竜――変身した大魔王ゼノンの攻撃で、体が消し飛ぶ前の白昼夢にしてはリアル過ぎる。
五体ともにこの世にあるという、生存本能から来る確信もあった。
無数のビームが、まるで地と水平に降る雨のように飛んでくる。
回避に、それほど苦労はしなかった。所詮、直線の攻撃だ。
頭は混乱していたが、二十年かけて磨いた闘争本能に淀みはない。今、何をすべきなのか、的確に教えてくれる。
攻撃してくる以上、向こうはこちらを敵と判断しているのだろう。
ならば………それなりの対応をするだけだ。
俺は四枚の羽を広げると、黒い戦闘機に向かって突撃した。その際、まるで体を引き裂かれるかのような痛みが伴った。
肌の色が暗いため、見えにくいが、俺の身体はひどく焼け爛れていた。
高速飛行で発生する風圧は、全身に纏った不可視のバリアが防いでくれているが、それがなければ倍の激痛が彼を襲っていただろう。
それでも、動けるならば戦う。座して死を待つなど、それこそ死んでもごめんだ。
26 :
>>24了解感謝
[saga]:2010/12/03(金) 23:59:21.09 ID:9p35/WI0
「こぉぉぉおおおおおおおおおおお……」
俺は牙の並んだ口を開くと、白い奔流を吐き出した。
高速で射出された冷凍ガスが、矢印の陣形の中心となっている黒い飛行機と衝突する。
一秒を数える間もなく、飛行機のトンボのように細い機体が白銀に染まり、次の瞬間砕け散った。
破片の破片、そのまた破片。まるで砂で作られていたかのような、粉微塵と言うのも愚かしい徹底的な崩壊。
俺に凍らされた物体は、極限まで脆くなる。自らの飛行速度に、耐えられなくなるほどに。
俺は首を横に振り、隣接していた四機を、輝く塵に変えた。黒い飛行機は、これで九機になった。
密集していると、二の舞、三の舞になると気付いたのだろう。残った飛行機が、矢印の陣形を解く。
しかし、
(動きがスムーズ過ぎるな?)
誰でも、仲間を倒されれば少なからず動揺し、それが動きに出る。人間はもちろん、デーモンもそうだ。
だが、あの黒い戦闘機達にはそれがない。まるで、一切の感情がないかのようだった。
27 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:00:24.83 ID:4S4/3Ms0
(まあ、詮索は殺した後でいいか)
死ねば、人間もデーモンも同じだ。全て凍らせて砕けばいい。
前方から三機、黒い飛行機がビームを撃ちながら飛んでくる。さらに、後ろからも三機、近づいてきている。
どこから来ようと、額の触角が接近を教えてくれる。全身に目があるようなものだ。
前後からの一斉射撃。だが、どれだけ撃とうと間隙はある。
俺はそこに身を滑り込ませつつ、上空に向かって飛んだ。黒い戦闘機達が、機首を上げて追いかけて来る。
思う壺、だ。
俺の冷凍ガスは、追いかけて来た機体の数だけ放てば十分だった。
(これで、あと三体)
火傷が、ずきずきと痛む。
再生は始まっている筈だが、栄養と体力が足りなかった。
どこかで……可能ならば、休息を取る必要があった。
さらに追ってきた三機と、遠方から近づいてくる、三機の巨大な黒い戦闘機を破壊した後で。
28 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:01:37.18 ID:4S4/3Ms0
「……すごい」
芳佳は、飾らず隠さず、今自分の見ている光景について、素直に感想を述べた。
最初、彼女は蛾男がすぐに撃ち落とされてしまうと思っていた。
身に寸鉄も帯びず、体もネウロイと比べると大きいとは言えない。
強力な光線を撃ってくるネウロイに対し、蛾男はあまりに無防備に見えた。
しかし……彼女の予想は、完全に裏切られることとなった。
舞を踊っているかのような優雅な回避行動。当たらない光線を撃ちまくるネウロイが、哀れにさえ思えた。
口から発射される白い奔流がネウロイを射抜いた時の、まるで宝石を空にぶちまけたかのような輝き。
戦場にあって幻想的な光景に、誰もが心奪われていた。
瞬く間に、ネウロイの数が減らされてゆく。この調子なら、今日は自分達の出番はないだろう。
だが――――芳佳は気付いた。ミーナが、未だ警戒を解いていないことに。
「ミーナ中佐……?」
「みんな、気を抜かないで」
ミーナは機関銃を構え、言い放った。
「ネウロイが全滅したら……今度こそ、こちらに襲いかかって来るかもしれないわ」
29 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:03:28.13 ID:4S4/3Ms0
大小六機の黒い飛行機は、俺を撃ち落とすために無数のビームを放ったが、効果はなかった。
殺意の光の中を、俺はまるでそこが無人の荒野であるが如く、真っ直ぐに飛んでいく。
俺がビームを避けているというよりも、ビームの方が俺を避けているかのようだった。
炎が、稲妻が、氷雪が、毒液、が悪意とともに乱れ飛ぶ空を、俺は知っている。それに比べれば、ここは天国のようなものだ。
俺は羽を広げ、小型の飛行機に接近。真正面から、機首に拳を打ち込む。
装甲を貫かれた飛行機は、一度大きく揺れ、そしてガラス細工のように砕け散った。
凍結の能力は、俺の両手両足にも備わっている。周囲の気温を急激に冷やしながら、俺は次の獲物に向かった。
結局、黒い飛行機達が、俺にとって脅威になることはなかった。
小さい機体は紙飛行機も同然に撃墜され、ブーメランに似た形の大きい機体は、ただの的にしか過ぎない。
無数の細かい氷の粒が、まるで雹のようにぱらぱらと海の中に落ちてゆく。
俺は長い触角を揺らし、新手を警戒したが、ビームはもうどこからも飛んで来なかった。
(全部、片付いたか)
30 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:04:21.66 ID:4S4/3Ms0
(全部、片付いたか)
………いや、まだいることは、いる。
俺と黒い飛行機の戦いを、ただ傍観していた少女達だ。変なブーツを履いて、空に浮かびながら。
黒い飛行機に輪をかけて、よくわからない存在だ。よく見れば銃で武装しているし、動物の耳や尾が生えている。
普通の人間は、飛行機なしで空を飛ばない。だが、感じる気配やニオイは、デビルマンでもデーモンでもなかった。
まったく、わけのわからないことばかりだ。
しかし、
(まあ、いい。敵なら殺すだけだ。人間だったら……)
その場合は、あの黒い飛行機よりも、念入りにぶち殺してやる必要がある。
氷を司るデビルマンの胸に、憎悪のどす黒い炎が灯った。
彼女達の素性がなんであれ、銃を持った人間は、俺の敵だ。そうでない人間も、対応は変わらないが。
氷漬けにして、砕いて、地獄の底に叩きこんでやる。地獄の獄卒も、罪人を細切れにする手間が省けて助かるだろう。
とはいえ、その面白い遊びを実行に移すのは、今ではない。
俺の本能は、コロッセオに解き放たれた虎の如く戦いたがっていたが、俺の理性は休息を求めていた。
黒い飛行機のビームには、一発たりとも当たっていない。だが、その前に受けたダメージは、決して軽いものではなかった。
31 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:05:23.68 ID:4S4/3Ms0
戦っている間は気にならなかったが、火傷の痛みは骨の芯にまで食い込むかのようだ。
体力も底をついている。振ればからからという音が鳴るだろう。
人間が秘めている力――向こうが人間だとしたら、だが――を、様々な意味で思い知っている俺は、空飛ぶ少女達を侮る気にはなれなかった。
今は、傷と体力の回復が優先だ。そう決めた俺は、とにかくこの場から離れることにした。
(後をつけられたら面倒だな)
負傷はしていても、音速を超えた飛行は可能だった。
だが、向こうがそれよりも速かった場合、眠りから目覚めると無数の銃眼に囲まれていた……なんてことになりかねない。
そこで、俺はテレポートを使うことにした。一定以上の実力を持ったデーモンなら、みんな持っている能力だ。
俺は精神を集中させ、とにかく陸地をイメージした。海中は見つかりにくいだろうが、快適に過ごせそうにない。
明確な目的地を設定せずにテレポートすると、どこに飛ぶかわかったものではないが、後のことは後で考えればいい。
俺は最後の力を振り絞り、安息の地のあることを信じて、その空間から姿を消した。
32 :
アレハ誰ダ
[saga]:2010/12/04(土) 00:06:56.69 ID:4S4/3Ms0
以上、デビルマン出身の俺でした。
難しいね、ファーストコンタクト
33 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 00:11:05.98 ID:8VjJCEAO
乙!
34 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 00:12:09.13 ID:uJN5Oo20
乙〜
やっぱり投下したい人はいるんだな
チェックするスレが増えたぜ。嬉しい限りだ
35 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 00:15:12.90 ID:eoXjbd60
乙ー
36 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 00:53:36.18 ID:wC0fD1Y0
乙!
37 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[!red_res saga sage]:2010/12/04(土) 00:58:07.61 ID:3kHHo4Qo
>1
スレ立て乙。
さて、ここで投下しようとしているけど製作速報が始めての俺諸兄へ。
まぁ俺もそうなんだがw
ここはVIPとは仕様が若干違うから気を付けて。
例えば行数はVIPが30行なのに比べて製作は50行、
さらにレスに色をつけることもできたりする。(変わってなかったらゴメソ)
確かに便利だが、本スレに転載してほしい作品なんかを作る時には
この行数違いが地味に響いてくるから要注意な。
あと、メル欄にはsageのほかにsaga(最後がA)をいれて置かないと
一部文字が変更されてしまうので要注意(魔力→魔翌力とかな)
そんだけ。
失礼しました。
( ・ω・)。〇(仕様どこかにまとまってないもんかね・・・。しかし、俺も早く投下したいなぁ。
38 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:01:08.65 ID:3kHHo4Qo
あ、ちなみにさるもいないよ
ま、知ってる人には釈迦に説法だったかな
39 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/04(土) 01:04:48.75 ID:4S4/3Ms0
知らんかったよ
ありがとう
40 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/04(土) 01:11:19.38 ID:8VjJCEAO
仕様はパー速と同じかな?
41 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:13:46.11 ID:3kHHo4Qo
>40
sagaとか色レスとかは大体同じだね。
行数とかは掲示板ごとで設定できるはずだからひょっとしたら違うかも。
っていうかなんでテストスレにすら仕様がのってねえんだお^ω^;
42 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:15:43.05 ID:8VjJCEAO
>>41
なるほど……
つーかこれずっと赤いまま?
43 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:18:54.10 ID:3kHHo4Qo
これ、っていうのは俺のレスの>37の事?
もしそうだったらそうだよ。
メル欄見てもらえばわかるけど!red_resっていうので赤くしてる。
44 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:21:48.53 ID:eoXjbd60
面白いな
45 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:23:11.26 ID:8VjJCEAO
>>43
俺の方では
>>37
以降のレス全部真っ赤になってる……
46 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:28:22.06 ID:eoXjbd60
マジか。俺の方では
>>37
以外は普通の色だが
47 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:30:20.17 ID:3kHHo4Qo
>45
ブラウザが何かわからんのでなんともいえんが
一度ログ消して再読み込みとかしてもだめ?
48 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:31:52.36 ID:8VjJCEAO
スマン再読み込みしたら直ったわ
49 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:32:27.61 ID:sIDmkZ.o
色変更については対応してない専ブラもあるってさ
俺はjanestyleだけど普通に見れてる
http://ja.yaruo.wikia.com/wiki/VIP%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9
50 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 01:38:15.62 ID:3kHHo4Qo
>49
おおすごいな、ありがとう。
>48
びびらせてスマソ
色変えはとりあえずあまり推奨できないって事か。
しかし、関係ないっちゃ関係ないが
やる夫スレもこういう文書体系を作るとは随分発展したもんだ。
51 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 16:43:03.93 ID:5RDtBq60
過疎。みっちゃんで[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]でもするか…。
52 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 16:44:55.44 ID:5RDtBq60
こんなんになるのかwwwwww。面白いな。
53 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 17:00:47.69 ID:8VjJCEAO
[
ヅラ
][
んでんでんでwww
]
54 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 17:17:55.87 ID:q7IOU4go
なす
55 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/04(土) 17:27:23.77 ID:iEqohoMo
テステス
56 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 18:55:08.41 ID:3kHHo4Qo
予約って、こっちじゃまだされてないかな?
19:30あたりで予約入れたいんだけどいいですか
57 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 18:58:51.75 ID:sIDmkZ.o
以前、代行レスで避難所作ってくれと訴えた人は
この避難所の存在に気づいているといいのだけど
58 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 19:00:17.81 ID:sIDmkZ.o
>>56
どぞー 期待
59 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 19:04:32.23 ID:3kHHo4Qo
>57
あ、それ俺だから大丈夫。
というかなんか逆に一番手もってっちゃってすまん
60 :
最上の空陸両用 2番手だった、よかった。>16スマソ
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:28:35.52 ID:3kHHo4Qo
連合軍第501統合戦闘航空団(以下501stJFWと表記)より、基地北方の島嶼にて
ネウロイが謎の構造物を建造中との通報あり。
爾後、501JFWの指揮官、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐より
連合軍司令部の命令により501stJFW全戦力による敵建造物の攻撃任務を実施する旨通達あり。
また、併せて本艦【最上】へ、沿岸部からの艦砲射撃等の支援要請あり。
遺憾ながら、本艦未だ推進系の損害復旧せず、作戦参加は不可能であるため
ミーナ中佐へは謝罪とともにその旨返答する。
501stJFWは連合軍艦隊の増援を待つことなく、敵構造物建造の企図を挫くべく作戦開始の予定。
………
……
…
艦長「いまだ損傷が復旧出来ていないというやむなき事情があるとは言え、
このような重大な作戦に参加できないというのは、軍人としては屈辱だな」
副長「その屈辱を雪ぐために、我々は彼を送ったのではないですか。
この戦い、彼の働きに期待しましょう」
艦長「そうだな…我々の代表として、頑張って欲しいものだ」
副長「…で、シリアスな空気の所悪いんですが、今回は<俺>少尉のモノローグが挟まっちまうぜ!な回です。
普段より読みにくさ、まどろっこしさ300%増でお送りしますぞ」
艦長「久しぶりの投稿なのに読み飛ばし推奨回か、豪気だな」
副長「ま、投稿がこれほど開くという想定はしてなかったですからね。
まぁそもそも前回どころかこのお話自体誰も覚えてないだろうし、いっそ好き勝手やりましょという事で」
前のお話の要点だけを@高速で読み飛ばしたい方はこちらから
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/328.html
61 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:31:57.13 ID:3kHHo4Qo
作戦前の調査飛行に出発
………
……
…
バルクホルン「さて、いくぞエイラ、<俺>。
今日の調査の結果次第で作戦内容が大きく変わる可能性もあるし、
調査中にネウロイとの接触の可能性も有りうる。
注意して任務に当たるぞ」
俺「了解です」
エイラ「へーい」
バルクホルン「…エイラ、なんだその返事は」
エイラ「あーもー、わかってるよー。
ちゃんと任務はマジメにやるって!」
バルクホルン「ならばいいが…」
バルクホルン(やはり昨日のことが尾を引いてるのか…)チラ
俺(バルクホルン大尉がこっちを見てる…ううむ、やっぱりこの空気の悪さは俺のせいか)
俺「い、行きましょうみなさん!」
エイラ「フン。
とっとといくゾ」
62 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:34:11.91 ID:3kHHo4Qo
調査飛行中
………
……
…
俺「一つめの島には結局なにもないみたいですね」
バルクホルン「そうだな。
次の島にも何もなければいいんだが…」
エイラ「でも、中尉たちも別の島を調査してるんだろ?
そっちの組が見つけちゃったらそれはそれでアウトだけどナ」
バルクホルン「まあ、確かにそうだが…。
…ミーナ、こちらは一つめの島の調査を終えたところだ。
ああ、特に何も発見していない、このまま次の島へ向かう」通信中
バルクホルン「よし、ひとまずミーナに報告した。
ハルトマンたちのチームも調査継続中らしい。
それと、坂本少佐とミーナ、それにペリーヌが例の建造物のある島に
調査に向かうらしい」
俺「指揮官が直接調査に赴くなんて、危険じゃありませんか?」
バルクホルン「確かにそうだが、しかし坂本少佐の魔眼とミーナの空間把握能力があれば
より詳細な情報が得られる可能性が高いからな。
敵の意図が不明である以上、リスクを犯してでも情報を得る必要があるという判断だろう」
バルクホルン「さて、それでは引き続き次の島へ行くぞ」
63 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:35:58.64 ID:3kHHo4Qo
次の島へ移動中
………
……
…
エイラ「<俺>おそいぞ、もたもたすんなよ」
俺「了解、すいません」
バルクホルン「いや、<俺>のストライカーではこのスピードでは厳しいかも知れん。
焦っても仕方がないし、無理なようなら少しスピードを落とすか?」
俺「いえ、大丈夫です、すいません」
エイラ「なにいってんだよー。
こんなんじゃ、もしネウロイがでたらまた捕まっちまうじゃんか。
大尉はコイツに甘いんじゃないか?」
バルクホルン「これが<俺>少尉の能力に原因があるのなら甘い顔はしないが
ストライカーの性能がこうである以上、少尉を責めても仕方ないだろう」
エイラ「ちぇ、なんだってんだよ」
64 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:37:37.13 ID:3kHHo4Qo
エイラ「そもそも最初に『能力不足はいらない』って言ってたのは大尉だろー
なんでノロノロのそいつをかばうんだよ」
バルクホルン「<俺>少尉については、私自身も実力を確かめているし
任務への参加はミーナの判断でもある、私もそれを尊重している。
エイラ、昨日の事もあるし、<俺>少尉に良い感情を抱いていないのはわかるが
しかし今日のお前はその感情に拘泥しすぎてはいないか?」
エイラ「な、なんだよそれ…!」
バルクホルン「サーニャを非難されて、視野が狭まっていないかと問うている。
任務において僚機として飛んでいる以上、機体の性能というどうしようもない理由で
<俺>少尉に必要以上に絡むのはフェアじゃないと言っているんだ」
エイラ「わ、わたしは間違ったこと言ってないだろ!
こいつがノロいのは事実で、それでわたしは迷惑してんだ。
それを言っちゃ悪いっていうのかよ」
バルクホルン「エイラ!」
俺「うわ、ストップストップ!
二人とも俺のことでケンカはやめて下さい!」
エイラ「ウルサイだまってろよ!」
バルクホルン「口をはさむな<俺>少尉!」
俺「挟みます!」
65 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:39:38.18 ID:3kHHo4Qo
俺「エイラ中尉の言うことはもっともです。
俺が遅いのが悪いんです、すみません」
エイラ「…フン」
俺「バルクホルン大尉…お気遣いいただいた事はありがたいと思います。
でも、俺のストライカーの事であれば、俺にも責任はありますから。
それに、俺のことが発端になってエイラ中尉とバルクホルン大尉にまで
険悪になってもらいたくありません」
バルクホルン「む…」
俺「…それとあの、さっきの話ですが、できれば少しスピードを
落としていただけますか?
そうすれば、俺も問題なくついていけますから」
バルクホルン「うむ、了解した」
エイラ「…無理なら最初からそう言えばいいんだヨ」
俺「そうですね、すいません。
ちょっと意地を張りました、ははは」
エイラ「フン…」
俺(…ま、悪いのは俺間抜けなのも俺、って事でなんとか仲裁できたか?)
俺(しかし、確かに俺がアホみたいに足を引っ張ってるんだよな…
役に立つために、なにができるのか考えないとヤバいな)
66 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:41:45.57 ID:3kHHo4Qo
そして二つめの島
………
……
…
俺「結局なにもありませんでしたね…」
バルクホルン「そうだな。
ミーナからの通信によると、ハルトマンたちのほうも何もなかったそうだ。
これで攻撃目標はひとつに絞れるわけだな」
エイラ「ま、あんなのがいくつもあったらゾッとしないもんナ」
バルクホルン「まったくだ…それでは、私たちも帰投しよう」
俺「了解」
エイラ「りょーかい」
バルクホルン「エイラ…その、さっきは済まなかったな。
少し言い過ぎた」
エイラ「え、いや…わたしも、ちょっと良くなかったんだ。
イライラを少佐に押し付けてサ…ごめん」
バルクホルン「ん…ならば、お互い様という事だな」
エイラ「うん」
67 :
最上の空陸両用 一応癖というか確認とか珈琲入れたりで(続く)
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:43:52.43 ID:3kHHo4Qo
基地に帰投後、状況報告
………
……
…
バルクホルン「それでは、結局ネウロイの構造物はあの島にしかないという事か」
エーリカ「そーだねー。
ホント良かったよ、あんなもの2つも3つも造られたら壊すの面倒だもん」
宮藤「えと…これで、目標はあの島1箇所だけって事になるんでしょうか?」
俺(島? そうか、今回は…なら、そうだな…)
坂本「そうなるな。ご苦労だった、みんな」
シャーリー「で、例の【大木】はどんな感じだった?」
坂本「詳細は後で行うミーティングで説明するが…厄介なことになりそうだな」
ミーナ「それでは、後ほど最終的な作戦内容の通達を行ないます。
それまでは休息をとっていてちょうだい」
バルクホルン「了解、いくぞみんな」
……
…
ミーナ「あら、<俺>さんどうしたの?今は休息を…」
俺「ミーナ中佐、坂本少佐。明日の作戦について…ひとつ進言があります」
68 :
最上の空陸両用 レス毎に数分空けてるんですけど、とっとと投下したほうが良いですか>あll
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:48:00.36 ID:3kHHo4Qo
ブリーフィング
………
……
…
ミーナ「みんな、今日はご苦労様。
今日までの調査の結果、例の構造物はあの島のみに
存在することが確定されました。
連合軍司令部とも協議しましたが、やはり構造物の完成阻止が最優先事項となります。
明日、501全隊員による当該対象に対する攻撃を実施します」
坂本「なお作戦の実施にあたり、あの島をA島、
目標構造物である、金属製の大木の形状をした構造物を妖樹と呼称する」
バルクホルン「全員による攻撃という事は…基地防衛はどうするんだ?」
坂本「観測班の観測によると、36時間中の襲撃率は5%以下という事なので、
危険は承知だが、この観測を信頼し明日は全力を投入する。
今日の偵察において、A島にはネウロイの存在が確認されているし、
後で説明するが状況も切迫している。
戦力の出し惜しみをしていられる状況ではないのだ」
ミーナ「明日、0900時より総員出撃、A島到着が1000時となります。
目標は敵構造物への攻撃、可能であれば破壊です。
明日の出撃で破壊が出来ればベストだけれど、それがならなければ
後日到着する連合軍艦隊の増援と合力した上で攻撃を行う可能性もあります。
まず、明日の作戦についてこれから坂本少佐が説明します」
69 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 19:51:43.54 ID:sIDmkZ.o
書き溜めがあるのならあけなくていいんじゃない
70 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:52:04.72 ID:3kHHo4Qo
坂本「まずは、本日新たに撮影した妖樹の遠景写真をみてくれ」
シャーリー「うわわっなんだこれ!
昨日よりずいぶん立派になってんじゃんか」
エーリカ「たった一日でずいぶんセイチョーしたね…」
バルクホルン「昨日は土台と外枠くらいしかなかったはずだが、もうこれはまさしく巨大な木じゃないか。
なんなんだこの建造速度は」
坂本「見ての通りだ…正直なところ、事態の進展は私たちの想像以上に早い。
そして、この、ちょうど木の枝にあたる部分を撮った写真が…」
リーネ「ね、ネウロイが…枝にぶら下がっているんでしょうか、これは?」
エイラ「っていうかコレは…まるでりんごみたいに妖樹に『なって』るみたいだ。
それも、普段見る飛行ネウロイだけじゃなくて、足のついてるヤツとか
いろんな種類がいるみたいだ」
俺「陸戦ネウロイ…!
なんでこんなちっぽけな島に、こいつらが…」
坂本「今日の偵察で、飛行型ネウロイが陸戦ネウロイをこの島に輸送した上で
妖樹に取り付けしている事が確認された。
ヤツらの行動を元に推測したが、ネウロイはA島に空、陸の大戦力を蓄積し、
一気に大陸へ侵攻するための足がかりとするつもりらしい。
つまり、この妖樹は、ネウロイの橋頭堡だという事だ」
バルクホルン「橋頭堡、だと…!」
71 :
最上の空陸両用 >69書き溜めは終わってるが投下直前でちょこっと直すとかよくするんだ、すまない
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:54:48.70 ID:3kHHo4Qo
ミーナ「これが完成し、ネウロイがこの妖樹に集結するような事があれば、
それは大陸への本格的侵攻を許すきっかけになります。
なんとしても、この企図を挫き、ネウロイをA島から排除せねばなりません」
坂本「では、これより各人への作戦指示を通達する。
まずバルクホルン、サーニャ両名は上空から妖樹への直接攻撃を行え。
妖樹のコアは、写真のこの地点、幹の中心部だ。最終的にはこのコアの破壊が目的となるが
まずはネウロイの停泊拠点となる妖樹上部の枝に攻撃を集中せよ」
「了解」「はい」
坂本「エイラ、リーネ、ハルトマン、ルッキーニ。
お前たちはバルクホルン、サーニャ両名の防衛および敵ネウロイの掃討だ。
攻撃部隊を敵の攻撃に晒すな。この部隊は攻撃部隊と併せて私が直接指揮する」
「了解」「わかりました」「りょーかい!」「はーい」
坂本「シャーリーは空中指令部となるミーナの直掩についてもらう。
状況に応じて攻撃部隊もしくは防衛部隊の援護に回ってもらうからそのつもりで」
「はいよ、了解」
坂本「そしてペリーヌ、宮藤。
お前たちは<俺>の降下支援および防衛だ」
「了解…え?」「あの…<俺>さんの?」
坂本「<俺>は今回、陸上戦力として地上から妖樹への攻撃を行う。
この件についての詳細は…そうだな、<俺>、説明しろ。
これはお前の提案だからな」
72 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 19:58:32.75 ID:3kHHo4Qo
俺「はい、坂本少佐。
…以前説明した通り、私のストライカーは調整次第で陸戦にも対応可能なストライカーです。
そして、明日は私はストライカーを陸戦用に調整して出撃します。
お二人には私が降下するまでの支援、および降下後の直上支援をお願いします」
ペリーヌ「あなたのストライカーのお話は確かに以前聞きましたけど…
あなたが陸戦用として出撃することにいったいどういう目的と利点があるのかわかりませんと、
あなたのために戦力を割く事について納得ができませんわ」
俺「今回、私は地上から火砲によって妖樹を攻撃します。
増援艦隊がまにあわない現状、砲撃支援が行えるのは私だけです。
…正直言って私の魔力では皆さんと伍して長時間の空戦を行うには力不足です。
でも、私の魔力でも、陸戦仕様に調整したストライカー、および火砲であれば
敵構造物に対して効果的な攻撃を行うことが出来ます。
…つまり、明日みたいな本格的な空戦では、私では足手まといにしかなりませんが
この方法であれば、私でも作戦の役に立てます」
バルクホルン「少尉、そのような後ろ向きな考えではな…」
俺「バルクホルン大尉、これは卑下や自己否定とは違います。
この作戦、501の皆さんと一緒に作戦に参加するにあたって、
能力の不足しているこの私でもどうすれば皆さんの役に立てるか、考えた上での判断です。
今回の作戦では、私は皆さんと一緒に飛ぶよりは
地上から個別に攻撃を行ったほうがいいと判断し、ミーナ中佐たちへ進言しました」
73 :
最上の空陸両用 状況説明が長くて申し訳ないorz
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:00:27.35 ID:3kHHo4Qo
ペリーヌ「あなたの言いたいことはわかりましたけれどもね、
でも、そのためにわざわざ戦力を分散するだけの価値があるのか、そこが問題ですのよ。
…中佐たちはどうお考えですの?」
ミーナ「私と坂本少佐で、<俺>少尉の進言について検討しました。
確かに彼の言うとおり、艦隊支援を受けられない現状では陸上火砲による
砲撃支援はありがたい事なの。
サーニャさん、バルクホルンの攻撃力は確かに大きいけれど、
あれだけの大きな構造物を破壊するためには、やはり火砲の助けが必要だと判断したのよ」
坂本「ペリーヌ、お前の疑念ももっともだが、切迫している状況の中で私たちが打てる手は少ない。
成功率を上げる、という観点で考えれば、<俺>をただ飛ばすより、その特長を活かしてもらったほうがよさそうだったんだ。
それに、こいつの提案はなかなか面白いし、言うとおりの力を発揮できれば攻撃はラクになるだろう。
ならばひとつ任せてみても良いと思ったのでな」
ペリーヌ「…中佐たちのお考えはわかりましたわ。
了解しました。明日の作戦では<俺>さんを援護しますわ。
宮藤さんもよろしくて?」
宮藤「は、はい!わかりました!」
ミーナ「ありがとう、ペリーヌさん。
他のみんなは、質問などあるかしら?
…ないようね、では、作戦の通達は以上です。
なお、作戦名はオペレーションサラマンドラとなります。
場合によっては数日にかけて実施する作戦となるのでそのつもりで。
それでは、皆さん、明日の出撃に備えてください。解散!」
74 :
最上の空陸両用 妖樹の外見は「この木なんの木気になる機!」のでっかいのを想像してくださいな
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:06:32.05 ID:3kHHo4Qo
翌朝、0900時 出撃
………
……
…
ミーナ「総員、空に上がったわね?」
ペリーヌ「<俺>少尉はどうしましたの?
姿が見えませんが…」
坂本「まもなく来る…そら、上がってきたぞ」
宮藤「あれは…飛行機?」
バルクホルン「あれは、確か扶桑の零式水観だな。
あんな機体、基地にあったのか?」
ミーナ「最上に搭載されている水上観測機よ。
今日の<俺>さんは飛行能力がほぼゼロだから、
最上の飛行隊の方に協力してもらって、戦域まではあれに乗って行くの」
零観パイロット「第501統合戦闘航空団のみなさあん!!
扶桑海軍、最上より<俺>少尉以下2名、本作戦に参加します!!!
よろしくお願いしまあす!!!」
エーリカ「うわ、声おっきーなあ。
こっちこそよろしくねー!」
75 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:10:18.93 ID:3kHHo4Qo
0957時、A島を視認
………
……
…
ミーナ「みえてきたわね…」
サーニャ「大きい…アレを、倒すの…?」
シャーリー「やー、実際に見ると迫力が違うな…。
これは絶対にぶっ壊さないとって気がしてくるな」
坂本「そのとおりだ、ヤツらにあれを完成させるわけにはいかない。
気合をいれろよ、みんな」
ミーナ「現在1000時、それでは各機散開。
みんな、これは重大な作戦だけれど、くれぐれも無理はしないで。
…それでは、オペレーションサラマンドラ、開始!」
「「「了解!」」」
76 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:12:36.63 ID:3kHHo4Qo
俺「そろそろ降下地点ですか?」
パイロット「おう!
ウィッチのみんなに守ってもらうんだ、お前もしゃんとしろよ!」
俺「言われなくても…ってか声でかいですって!」
パイロット「うっせ、ウィッチと違ってこっちは風の音がバタバタ言って聞こえねんだ!!
…ところでお前、今日はいつもの飛行帽を被ってないんだな!!
なんだそのハチマキみたいなのは!?」
俺「ハチガネですよ。
陸軍時代に同僚に貰ったヤツ。
今日は久々の地上戦だから、こっちのほうがしっくりくるかな、と」
パイロット「ちっ…あのよお!
お前、いつまで昔のこと引きずって…」
俺「なんですか?ちょっと聞こえにくかったんですけど」
パイロット「…なんでもねえよ!!ほら行けさっさと行け!!
戦果あげてこねえと艦長たちがオカンムリだぜ!!」
俺「頑張ってきます。
私が降下したら、すぐに引き返して基地に帰投してくださいね」
77 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 20:15:03.99 ID:TphbzfUo
>エーリカ「うわ、声おっきーなあ。
ワロタ
78 :
最上の空陸両用 地獄のモノローグ回が開始するのぜ
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:15:26.18 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
装備を最終チェック後、零式水観の後部座席から身を乗り出し、水平尾翼の左右にそれぞれ足を載せる。
ここからでは機体が邪魔で海しか見えないが、しかしすでにだいぶ島が近い事は座席に座っていたときに見たのでわかる。
心のなかで降下カウントダウン、3、2、1、ゼロ。
「<俺>少尉、降下開始します」
独り言のようにぽつり通達したのち、水平尾翼から跳躍、頭を大地に向ける形で矢のように一気に落下していく。
飛行能力が殆どないせいか、今日は普段より空気に煽られる感覚が強いように感じる。
念のためゴーグルを掛けていてホントに良かった、裸眼のままだったら目を痛めていたかもしれない。
装備も重いし、ヘンに姿勢を変えると空気に煽られて体勢が崩れそうなので真正面しか見れない。
周りの状況がわからないがペリーヌと宮藤はもう俺の援護に回ってくれているんだろうか?
着地予定地点がそろそろ識別できてきて、そしてようやく眼下から小型ネウロイらしき影、そして砲火らしき光が見える。
こっちを撃ってるのかな、とか思いながら落ちていたら、いきなり『ギュンンー!』とかいう音が右耳に響いてビビる。
至近弾なのかすらよく分からないけど撃ち落されるのは勘弁してほしい。っていうか援護は?
来た。俺の視線の右端から左へ、高速で横切る影ひとつ、それにシールドの青い光。
銃砲の発射音、敵影に飛んでいく弾丸の光跡。援護だありがたい。
高度4000、3000、2000、1000…今!
装備しているストライカーユニット【Fw61(F)】のオプションマニューバであるオートローテーションを実行する。
落下速度が急激に落ち、そして頭を下にしていた体勢が、ぐるんと回って足を下に向けた着地体制となる。
オートローテーションとは、元々はヘリコプター用のエンジン停止等の非常時用の不時着用マニューバの事なんだが、
それをどう改良したものか、このストライカーのシステムではこういった強行着陸にも応用できるのだ。
このストライカーは飛んでも走っても基本ポンコツみたいなもんだが、この機能は便利だと思う。
着陸予定地点が近づいてくる…落下速度さらに下がる…怖いな、うまくいくかな。
まぁ行かなかったら怖いじゃ済まないことになるんだが。
79 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:19:55.42 ID:3kHHo4Qo
――――ヅドン!
宮藤「…<俺>さん!」
ペリーヌ「土煙と轟音で状況が確認できませんわ、<俺>さん!
ちゃんと着陸できましたの!?」
俺「……着陸しましたあ!
俺の声、聞こえますかあ!?」
宮藤「きこえまーす!
よかった、無事だったんですね!」
ペリーヌ「まだ作戦の初段階だから安心するには早すぎますわよ…。
でも、一瞬肝が冷えましたわよー!」
俺「上陸援護ありがとうございまーす!
それでは、<俺>少尉、これより進発します!
援護、よろしく願いまーす!」 敬礼(`・ω・´)ゝ ビシッ
ストライカーの脚部車輪回転開始
宮藤「わっかりましたあ!」 敬礼(`・ヮ・´)ゝ ビシッ
ペリーヌ「まったく…のんびりしてる暇はありませんわよ!」
80 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:22:53.33 ID:3kHHo4Qo
ミーナ、シャーリーペア(空中司令部)
………
……
…
ペリーヌ『ミーナ中佐、<俺>さんが上陸しました。現在妖樹へ向け進撃中。
こちらは引き続き、彼の援護を継続しますわ』ザザー
ミーナ「わかったわ、ペリーヌさん、ありがとう」
ミーナ「坂本少佐、<俺>さんが上陸したわ。
そちらはどう?」
坂本『こちらはまだ妖樹に近づけていない。
敵の抵抗が予想以上に激しい。
これから私とハルトマンで突破口を開くつもりだ』ザザー
ミーナ「わかったわ、気をつけて」
シャーリー「攻撃部隊は苦戦してるみたいだな。
あたしも攻撃に参加したほうがいいかな?」
ミーナ「いえ、まだ作戦は始まったばかりよ。
イザという時、あなたのスピードを頼りにしたいのよ、我慢して」
シャーリー「りょーかい…みんな、頑張れよ」
81 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:25:09.79 ID:3kHHo4Qo
妖樹近空、交戦中
………
……
…
ハルトマン「んじゃ先に突撃するよー」ドッヒューン!
坂本「頼む、ハルトマン!
エイラとリーネ、ルッキーニは引き続き攻撃部隊を援護しろ。
私たちが包囲網に穴を開ける、付いて来い!」
リーネ「わかりました!」
バルクホルン「少佐、大丈夫だろうか?
私も突破に参加したほうが良いのではないか」
坂本「お前とサーニャの役割は妖樹への直接攻撃だ。
心配するな、私たちに任せておけ」
バルクホルン「む…済まない、少佐」
エイラ「サーニャ、私のところへ。
大丈夫、絶対まもってやるからな」
サーニャ「うん、エイラ…」
82 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:28:27.81 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……
…
ペリーヌ「宮藤さん、<俺>さん。
坂本少佐たちはすでに戦闘に入っていますわ。
急ぎますわよ!」
宮藤「はい!」
俺「了解、急ぎます」
チカッ
ドゥン!
俺「…うぁはッ!」シールド防御
ペリーヌ「攻撃!?どこからですの?
まだ空には敵はいませんのに」
俺「陸戦用ネウロイっす、前方1000!木の下に隠れてやがる。
空戦ストライカーじゃ地上目標はキツい、接近して俺が仕留めます」バウンバウン
チカッチカッ、パパパッ
ドカン、ボボボボ
俺「くっそがあああああああッ」シールド防御、回避、さらにシールド防御
83 :
最上の空陸両用 つまり「◇◇◇◇◇◇」で抽出して読み飛ばせばだな・・・
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:33:28.97 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
いま対象は前方700、全高2.5メートル、4脚で、頭よりケツが高く、そこに戦車砲のような砲門が付いてる。
陸戦型ネウロイでもポピュラーな「ホッパー」、俺でも『1対1なら』勝てる相手だ。
久しぶりの地上戦だ、正直言ってゾクゾクしてきている自分を感じる。
ストライカーの脚部ホイールが回転数を上げる。
距離700であればこの速度なら一呼吸で7.7mmサブマシンガンの射程距離に入る。
瞬間、ホッパーの戦車砲がビームを放つ光が見える。
こっちに命中、シールドを展開。普段の飛行用チューンの時とは比較にならない力強いシールドが頼もしい。
しかしそれでも敵ネウロイのビームは簡単には防ぎきれない。
こちらの推進力とビームの圧力の突っ張り合いに耐えかね、ストライカーの踵が地面にめり込んでいく。
それでもなんとかビームの消尽まで耐え切り、ホイールで地面を削りながら再び前進。
早速次弾の光…次弾は横に転がるようにステップして回避する。
ビームがすぐそばの地面をぶっ叩いてど派手に土を巻き上げるのを横目に、ビームに沿って走る。
砲口から発射されたそのビームの光跡が消えきらないうちに一足とびで間合いに入り
両腰のハードポイントから右、左。7.7mmを取り出し構え、射撃。
1秒で10発の弾を吐き出すサブマシンガン、それを両手で撃って、1秒で20発。
たっぷり3秒もぶちこんでやって、概算で60発の弾を叩き込む。
もっとも、全弾ぶち込み終わる前にコアをぶち抜かれてネウロイは崩壊し初めていたが。
弾がもったいなかったかな、まぁ景気付けとしてはちょうどいいのかもわからんね。
飛んでいるときとは違う、充溢する力を実感し一瞬快感が頭を温めるが、それもすぐに冷める。
作戦はまだ始まったばかり。サブマシンガンの弾倉を交換して、さっさと走らないと。
走行を再開。
それにしてもさっきから口の中が泥臭い。うぺっ、と手の甲に吐いてみたら土塗れだ。
ああ、こうでなくては。
84 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:36:47.44 ID:3kHHo4Qo
俺「ふぅ…おわり」
宮藤「<俺>さんかっこいいー!」
ペリーヌ「なんというか泥臭い戦い方ですわね。
まあ、それでも勝ったことは確かですけど
…それにしても、く、く…あんな言葉を叫ばれるだなんて…!」
俺「オッケーです、いきましょう!」
ペリーヌ「ちょっと<俺>さん!
あのですわね、その…く、く…」
俺「なんですかー?聞こえないです!」
ペリーヌ「き、汚らしい言葉遣いはおやめなさーい!」
俺「?」
宮藤「ペリーヌさん、そんな事を言ってる場合じゃないですよ!
早く行きましょう!」
ペリーヌ「こ、このまめだぬ…こほん。
確かに、あなたの言うとおりですわね…。
<俺>さん、行きますわよー!」
俺「はい!」
85 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 20:37:07.93 ID:sIDmkZ.o
空陸両用の過去分を読んできたがwikiの編集がマメすぎてワロタ
86 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:39:42.02 ID:3kHHo4Qo
妖樹上空
………
……
…
坂本「れっぷううう、ざんッ!」バオオッ
バルクホルン「やった、突破口が開いた!
いくぞ、サーニャ!」
サーニャ「はい!」
リーネ「私が後ろを守ります!」
サーニャ「…目標に接近しました…当たって!」ドシュッドシュッ
ドン、ドドンッ
ルッキーニ「やったー!当たったー!」
坂本「いや、まだだ!
バルクホルン!」
バルクホルン「了解した!うおおおおおおおおおっ!!」ドドドドッ
ドン、ガラガラガラ…
エーリカ「きいてるきいてる!」
87 :
最上の空陸両用 >85thx 書くの好きなもんでテキスト量ばかり増えて困ったものです
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:43:49.86 ID:3kHHo4Qo
リーネ「…!
坂本少佐!妖樹に吊り下げられてたネウロイが次々とこっちに向かってきます!」
坂本「く…!ヤツらも本気でこちらを潰すつもりだ!
ミーナ、<俺>はまだ着かないのか!支援砲撃はどうした!」
ミーナ『あとすこしで攻撃位置に着くという連絡があったわ。
もう少しだけ我慢して!』ザザー
坂本「っく…了解した!
みんな、頑張れ!」
リーネ「は、はい!」
ルッキーニ「うじゅー!そんな事言われたってさー!
おっちゃんはやくーはやくぅー!!」
エイラ「ホントにあんなヤツ当てになるのかよ…
!サーニャ、こっち…!」 ぐい
サーニャ「あ…ネウロイのビーム…!?
ありがとうエイラ。手を引っ張ってくれなかったら、私あのビームに…」
エイラ「き、きにすんな!わたしはサーニャを守る役なんだからな!」
坂本「いいぞ、その調子だエイラ。
みんなも落ち着いて対処しろ!」
坂本(<俺>…!任せているんだ、信じているんだぞ、応えてみせろ…! 貴様は扶桑の男だろう!)
88 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:47:26.39 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……
…
宮藤「<俺>さん!坂本さんたちが!」
俺(目標までは…ここだと最大射程ぎりぎりだし、ノーマークで撃てる貴重な一射目だけど)
俺「わかった!ここで一射する、あと少しまって…!」走行止め、片膝をつく。
ペリーヌ「あと少しって、どれくらいですの!
いい加減、もう少佐たちももちませんわよ!」
俺「あと少し。近づくと危ないですよ」背中から砲身引き出し、肩上で構え。
ペリーヌ「だから、あと少しって…!」
俺「あとちょい。もういい耳塞いで!」弾種、榴弾。照準あわせ。 上すぎるとダメ、味方がいる。直射でいく。
中段あたりの枝ふりのいいあたりを狙う。うまく当てられれば。
ペリーヌ「あなたねえ!!」
俺「、い、ま!」70mm戦車砲、発射。
GABBOMMB!!
ペリーヌ「んきゃあ!」
89 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:50:55.18 ID:3kHHo4Qo
妖樹上空
………
……
…
サーニャ「…妖樹に向けて高速で飛来する物体を検知!」
坂本「なにっ!?」
DoDOM!!
ルッキーニ「うっひゃああああ!」
エーリカ「な、なんだあ!?」
坂本「これは…ヤツか!
ミーナ!」
ミーナ『ええ、坂本少佐。これは俺さんの火砲による攻撃よ』ザザー
バルクホルン「これは…なんて破壊力、それに爆発半径なんだ。
ふっ…なるほど、あいつめ。 大口を叩くだけの事はあったようだな」
坂本「そうか…そうか!
はっはっは、ヤツめ、やっと来たか…!
よぉし!みんな、支援砲火も到着だ、このまま一気に攻め落とすぞ!」
90 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:55:58.22 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……
…
宮藤「すごい。大砲…」
俺「……ああクソッタレ、微妙にずれた。
やっぱこの距離じゃ狙った場所に当てるのは無理だ」
ペリーヌ「あうう…耳がぐわんぐわんいいますわ」
俺「あ…すいません」
ペリーヌ「お、お気になさらずとも結構です!
それより、進むんでしょう?行きますわよ。
<俺>さん、ここから先は完全に妖樹の防衛圏内ですし、あのど派手な砲撃のあとじゃ
さっき射撃したときみたいにノーマークとはいきませんわよ」
俺「ノーマークどころか…ネウロイがうじゃらうじゃら来ていますね。
陸に何体か、空に…いっぱい」
(まだ建造中だったせいか、陸戦ネウロイが少ないのはラッキーだなコレ)
宮藤「大丈夫です、私とペリーヌさんで守りますから!
<俺>さんはさっきの大砲で妖樹を!」
ペリーヌ「空のネウロイはわたくしたちにお任せなさい。
だから、地上のネウロイの対応はお願いしてもよろしくて?」
俺「了解。それじゃ、行きましょう」
91 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 20:59:30.92 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊、進撃中
………
……
…
ペリーヌ「…この、落ちなさい!」ガガガガッ
ペリーヌ「上は安全を確保しましてよ、<俺>さん!」
俺「くたばれっ!」ドドドドドッ
俺「こっちは対空砲タイプを落としました!
もうこっち来ても大丈夫です!」
宮藤「すごい…。
私たち、すっごいいいケッテ(三機編隊)じゃないですか!
これだったらもう絶対勝てますよ!」
ペリーヌ「一機は地上機ですから、正確にはケッテとは言えないような気もしますわね。
…しかし、ずいぶんな火力ですわね」
俺「今日の俺は戦車砲にサブマシンガンと手榴弾、それに12.7mm重機関砲装備ですからね。
普段よりかは火力高いですよ」
ペリーヌ「…でも、やっぱり地上を走らなきゃならないせいか、
予想以上に進行速度が遅いですわね」
俺「あう。そうですね、すいません。もっと急がないとまずいですね」
宮藤「だ、大丈夫ですよ!頑張りましょう!」
92 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:02:10.00 ID:3kHHo4Qo
ミーナ、シャーリーペア(空中司令部)
………
……
…
シャーリー「こいつでトドメ!」ドンッドンッ
ミーナ「ありがとうシャーリーさん」
シャーリー「いいってことさ。
それにしても、ここにまでネウロイが来るなんて、
もう完全に混戦になっちまったな」
ミーナ「作戦開始からすでに60分以上が経過…
みんなの気力も、弾薬も限界に近いはず。
今日はそろそろ撤退を考えないといけないわね」
シャーリー「でも、アレを壊しきれてないのに、いいのか?」
ミーナ「みんなが頑張ってくれたおかげで、破壊率は50%を超えているわ。
これで少なくとも橋頭堡としての【戦力の保存蓄積】は出来なくなったはず。
今日の戦果としてはそれだけでも充分よ」
ミーナ「坂本少佐、聞こえる?これ以上は危険よ、撤退を…」ガガピッザー
ミーナ「駄目だわ、通信が通じない…。
シャーリーさん、悪いけど、坂本少佐たちのところへ行って撤退準備の伝達をお願い。
私はペリーヌさんたちの所に行きます」
シャーリー「オッケー、全速力で行ってくるよ」
93 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 21:04:18.71 ID:5RDtBq60
しこしこ支援
94 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:05:19.12 ID:3kHHo4Qo
妖樹上空
………
……
…
サーニャ「……!もう、魔力が…」ドシュッドシュッ
エイラ「坂本少佐、サーニャが、もう…!」
坂本「わかった、サーニャを一旦後退させろ。エイラ、お前が直掩に付け」
DOOMM!!
坂本「<俺>の2射目か、確かに心強いが…しかし、もうこれ以上は」
ミーナ『坂本…佐、聞こえる?これ……はきけ……』ザザ、ガガッピッ
坂本「ミーナ…?ミーナ!
くっ、駄目だ、通信が…」
(だが、多分ミーナもそろそろ限界を感じているのだろうな…頃合いか)
坂本「バルクホルンッ!!
撤退準備だ、私が他のメンバーを取りまとめる。
お前はハルトマンと共に敵の包囲網を破ってくれ!」
バルクホルン「了解した、いくぞ、ハルトマン!」
ハルトマン「ん、オッケー。
いこう、トゥルーデ」
95 :
最上の空陸両用 >93支援あり。しかし今日はズボン下ろせる場面はないのじゃ、すまぬ
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:07:26.09 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……
…
宮藤「<俺>さーん!あたりましたあ!」
俺「りょうか…ぶふぉ!?」
ドカーン
俺「やりやがったな、消し飛べクソ野郎!」ズガガガガ
ペリーヌ「だから、汚らしい言葉遣いはおやめなさい!
それにしても、かなりの威力ですけれど、もう少し早く撃てませんの?」
俺「はぅ!す、すいません。
…でも弾数少ないし、こいつは構えないと発射できないんでコレが限界です。
それに撃ったら移動しないと敵のマトになっちゃいますし。
それより、もう少し近づきたいんですけどいいですか?」
ペリーヌ「これ以上進むのは危険な気もしますけど…仕方ありませんわね、もう。
守って差し上げればよろしいんでしょう!?」
俺「ありがとうございます!
じゃ、行きましょう!」
宮藤「<俺>さん、張り切ってますね!私も頑張らないと」
ペリーヌ「もうちょっと上品に張り切ってほしいものですわね!」
96 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:12:03.44 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
疾走、跳躍、そうして進めば進むほどに戦闘ごとの間隔が狭まる。
それを繰り返しているうちに、いつしか妖樹が作る陰に入り、
いつしかのっぺりとしか見えなかったオブジェの、その金属製の皺や罅が見れるようになり、
そしてもはや、今は見上げるには首を大きく曲げないとならないほどになった。
三射目はまだ撃てないでいる。
敵が撃つようなスキを与えてくれないのもそうだが、弾があと2発…榴弾が1、徹甲弾が1、それだけしかない。
次撃つときは「必殺」の攻撃として撃ちたい、そうじゃないと意味がない。
俺は次に撃つ弾を「必殺」にするための、妖樹への適切な射撃ポイントを探してひた走る。
正直な話、この九四式70mm戦車砲は俺のFw61で装備するには少々荷が重い装備だ。
本来の陸戦ストライカーであれば、あるいは走行中の砲撃すら可能でさえある戦車砲を、
俺は、Fw61は「停止して、構える」という野戦においては致命的な手順を踏まないと発射できない。
でも、この装備ならば妖樹を撃てる。俺でも戦果を挙げられる。この隊の力になれる。戦果だ!
戦果、それがあればミーナ中佐が与えてくれた「根拠のない信頼」に、根拠を裏打ちすることができる!
そして今、俺は「そこ」を見つけた。この砲弾を「必殺」にするための位置を。
その場所に居座り、俺を砲撃してくるクソ野郎の攻撃をシールドで撥ね飛ばし、
両手のサブマシンガンをありったけぶち込み、この世から叩き出す。
予備含め全弾を消費したサブマシンガンを投げ捨…てるのはきっと輜重や整備に怒られるので
ハードポイントに差し戻しつつ、滑りこむようにその場所を占拠し、構え。
「必殺」用に取っておいた、たった一発の徹甲弾を装填。
坂本少佐に教えられ、頭に叩き込んだ妖樹のコア目がけて砲口を向ける。
戦車砲は重い、照準にも時間がかかるのが厄介だ。
もたもたと、教官が見ていたらケツを蹴り飛ばされるほどの時間をかけて、急いで照準合わせ…よし。
いい感じ、これなら…これなら…。
発射。
97 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:17:00.41 ID:3kHHo4Qo
妖樹上空
………
……
…
坂本「…!?」
DZGGOOW!!
バチュン!
ビシ、ビシビシ…
ルッキーニ「にゃ!?」
リーネ「砲弾が、コアごと妖樹を、貫通…しました」
シャーリー「うっはぁ…たまげたなあ。
撤退指示を伝えに来たのに、遅かったかあ?」
坂本「シャーリーか!? そうか、ミーナの指示だな。
…そうだな、どうやらこれで…」
ゴゴゴ…ゴゴ…
バルクホルン「妖樹が、崩れていく…」
98 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:18:43.67 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……
…
ペリーヌ「妖樹が…崩れていきますわ!」
宮藤「や…やったあ!<俺>さん、やりました!」
俺「…マジで?
い……い、いいいいいやっほ」ズズゥン!「うぎゃああ!」
宮藤「<俺>さん!大丈夫ですか!?」
俺「だ、大丈夫です…って、落ちてきたのは…こ、これわ…
妖樹の、枝、ですか…?」
ゴゴゴゴゴ…ゴゴゴ…ガガゴゴゴン…
ペリーヌ「よ、妖樹が崩れてるせいで構造物が落っこちてきているんですわ!
というか…こ、これは…」
宮藤「わたしたちのほうに?」
俺「倒れてきてるうううううぅぅぅ!!!???」
ペリーヌ「…逃げますわよ、二人とも!!」
99 :
最上の空陸両用 今思ったけど、この木何の木倒したら[ピー]立に怒られるよね・・・
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:22:31.18 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊、退避中。全力退避中!
………
……
…
宮藤「ね、ネウロイまで来てるー!」ガガガガッ
ヒュィン
ペリーヌ「わたくしたちを追っているのか、それとも妖樹から逃げてるのか
よくわかりませんわね。まあ撃ってくる事には変わりありませんけど!」ドガガガッ
バシュッ
俺「あわわわわ!
あの、お二人は上空に退避してください!
上に逃げればアレに潰されることはないですから!!」
ペリーヌ「おバカな事を言うのはおよしなさい!」
宮藤「もう、ダメですよ!一緒に逃げればきっと逃げ切れます!」
俺「ありがたいっす!ぶっちゃけ一人で死ぬのはちょっと怖い!いや死なないけど!
っていうかなんでアレ崩壊しないんだよおおおお!!
コア撃っただろおおおお!!」
ペリーヌ「そんなの知りませんわよ! 文句いってないで、走りなさい!」
……
…
宮藤「こ、ここまで来れば、さすがに妖樹が倒れてきても大丈夫でしょうか…?」
俺「…でも、この先進んでいくと、切り立った海岸じゃなかったかな?」
宮藤「え?」
100 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:25:31.89 ID:3kHHo4Qo
ペリーヌ「た、確かにが、崖ですわ!
<俺>さん、お止まりになって!」
宮藤「ど、どうしましょう…<俺>さん…」ガガガガッ
俺(崖の下は海流の荒い海、か)
俺「……。
まぁ、コイツらも俺と同じで逃げ場がなかったって事だわなあ…。
しかしまぁ、地上ネウロイさんが行列作るように追いかけてくるってのもなかなか壮観な眺めですな」ピンッ
ペリーヌ「<俺>さん、何を…?
今更手榴弾などを持ち出して、何をなさろうと言うんですの?
この数では、どれだけ倒しても焼け石に水ですわ!」ドガガガッ
俺「お二人は、坂本少佐たちに合流してくださいね…俺も、ただでやられるつもりはないですから」ポイッ
ドドォン
俺「おうおう、こっち来てるこっち来てる。
そうだ来い、もっと…もっとだ…!」ピンッピンッ
宮藤「<俺>さん!」
俺「下がれ、宮藤!
…くったばれやああ!」ぽぽいっ
ドドォドォン
ペリーヌ「そんな…死ぬ気ですの…!?」
101 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:28:02.28 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
もちろん、死ぬ気なわけがない。
敵は多数だが、それでも生存の公算は十二分にあるのだ、一応。
手榴弾はあと5個あるし、頼みの綱の重機関銃は健在。
最後の武器として、腰には扶桑刀だって差している…いや、剣は使えないけど…それはそれ、これはこれ。
それに…最悪、崖から海に飛び込めばなんとでもなる。波が荒いのが恐ろしいが、それもまたそれはそれ。
防戦しかできないが、防戦し続けていれば他の味方が来てくれるはず。
敵の戦略拠点は潰したんだし、そうなってくれるはず、だから…。
3個の手榴弾の安全ピンを一気に抜いて、「これが武士のぉぉ!!」と投擲。
…3回連続でぽいぽい手榴弾を投げるなんて単純行動を選んだ俺がバカだった。またはアホか?
手榴弾を投げたその次の瞬間に、目ざといネウロイの一匹(一人?)が射撃。
5メートルも離れていない位置で手榴弾が撃ちぬかれ誘爆する。
ぎりぎりでシールドは張れたが衝撃は殺しきれず、吹き飛ばされる。
揺れる頭を抑えつつ顔を上げたもうその時には、4,5匹のネウロイさんが間抜けな顔をこっちに向けて砲撃寸前。
いや、ひょっとしたら今は俺のほうが間抜け面かもしれんな…。
そんな下らないことを考えた瞬間に、ネウロイのビームの赤光が目を貫く。
…その一瞬後に、俺の名を呼ぶ女の子の声が、聞こえた気がした。
華奢なシルエットと優しい青い光が視線を埋めた。
視線を埋めたそれが弾かれ、そのまま俺の真横を吹き飛び、そして崖の向こうに落ちていく。
宮藤?
あれは。
宮藤!
迷う暇もなく、迷う気もなく、俺は崖に向かって飛び降りた。
102 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:29:58.09 ID:3kHHo4Qo
俺「みやふじいいいい!!」
宮藤「は、はい!」
俺「え?」
俺「え?」ひゅーん
宮藤「<俺>さん!?」
俺「お!」
(まえ無事だったのかよ!?)
俺(吹っ飛ばされたようですがちゃんと飛んでます明らかに無事ですほんとうにありが)
ペリーヌ「<俺>さん!」
俺「……!」
(手を…せめてホバリング…できないいいい)
どぼーん!
宮藤「<俺>さああああああん!!」
ペリーヌ「…経緯はともかく、こうなってはもう勘弁なりませんわ…!
巻き込む相手もいない今、遠慮無くすべて吹き飛ばして差し上げますわ。
…トネール!」
103 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:31:26.30 ID:3kHHo4Qo
全力トネール一発であっさりネウロイ殲滅
………
……
…
ペリーヌ「この豆狸!もう少しだけお待ちなさい!
ごらんなさい、すぐにミーナ中佐がいらっしゃるわ!」
宮藤「でも、早く助けにいかないと、<俺>さんが、<俺>さんが…!」
ペリーヌ「わ、わたくしだって、助けに行きたいですわよ!でも、こんな荒れている海に
あなたが闇雲に飛び込んでいったって遭難者が増えるだけですわ!」」
ミーナ「こんなところにいたのね、ペリーヌさん、宮藤さん。
妖樹の下は混乱状態だったからずいぶん探したわ…<俺>さんはどうしたの?」
宮藤「ミーナ中佐!<俺>さんを助けてください!」
ペリーヌ「<俺>少尉が、戦闘中に崖から落ちて海に…。
このあたりは海流が急で、目算もなく海に飛び込んでも危険だというのに
宮藤さんが潜って助けにいくと聞かなくて…わたくし、わたくし…!」
ミーナ「…!
わかったわ、ペリーヌさんありがとう。
私の空間把握で探ってみるわ。
宮藤さん、坂本少佐たちのところに行ってサーニャさんを連れてきてちょうだい。
彼女の全方位広域探査と一緒に探せば、きっとすぐに見つかるわ」
宮藤「は、はい!」
104 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:32:43.54 ID:3kHHo4Qo
戦闘が終息したのでサーニャと宮藤に全員付いてきました。
………
……
…
サーニャ「…だめ、反応がありません」
ミーナ「海中は空とは勝手が違うわ、私の空間把握でも捉えられないわね…」
リーネ「周囲を飛んで確認しましたけど海上には姿が見えません…どうしたら」
坂本「マズイな、宮藤たちの話では、落ちてからもうかなり経過している…!
ミーナ、もうこれ以上は待てない、私に行かせてくれ。危険は承知だが、見殺しにはできない」
エーリカ「なら私もいくよ。
波が荒くたってシュトゥルムで海を切り裂いてやれば溺れないよ、たぶん!」
バルクホルン「いくらお前でもそんな器用なマネができるものか!
まぁ、心配しているのは私も同じだ、私も行く」
ミーナ「そうね、もうこうなったら…」
サーニャ「…!? 反応、あり…」
宮藤「サーニャちゃん、ホント!?」
坂本「どこだ?どこから反応がするんだ、サーニャ!」
サーニャ「…すぐ近く…あの、真下から…上がってくる?」
105 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:34:26.39 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
もう、これは間抜けとしかいいようがない。
てっきり宮藤は撃ち落されたのだと思いきや、無事だったんだな。普通に飛んでたし。体勢整えてたし。
そして俺は陸戦仕様のストライカーで崖に飛び出して、ホバリングも出来ずアワレ海中に没したわけで。
まあ宮藤が無事だったのはいいけど、これではいかにも格好がつかない。
装備荷重が重すぎるためか、全く浮き上がる気配すら見せずぶくぶく沈んでいき、
遠ざかる海面を眺めながら、運良く海流に揉まれることもなく海底に着地したのがだいたい4,5分前。
とりあえず、焦って3回ほど装備を担いだまま泳ぐのにチャレンジしたが、失敗。
もうこうなったら仕方がない。戦車砲や機関砲をパージして、浮き上がるしかないと判断。
塩辛さを我慢して、水中で深呼吸一回、心を落ち着かせる。
銃火器は全て捨てて、扶桑刀のみ装備して、いざ海底から跳躍。
そのまま、するすると海面に向けて泳いでいき…
◇◇◇◇◇◇
サーニャ「…すぐ近く…あの、真下から…上がってくる?」
俺「ぶふあ!!」
宮藤<俺>さん!よかったあ…!」
俺「いや、宮藤さんも無事でよかったです。
あれ…それに、みな、さん…?あの、あれ、ミーナ中佐…どうかしましたか?」
ミーナ「……。 ええ、まあちょっと。それより…<俺>さん?」にこっ
俺「えっ?な、なんでしょうかミーナ中佐…」 (…え、なにこれコワイ、もう一度沈んだほうがマシかもしれない…)
ミーナ「無事なのは嬉しいけど、ちょっと、いろいろと聞かないといけないことがあるとおもうのよ?」にこにこ
106 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:35:23.52 ID:3kHHo4Qo
島に音もなく雷鳴轟き…
………
……
…
坂本「つまり、お前は水中でも呼吸ができるという固有魔法があるのだな」
俺「ハイ、ソノトオリデス坂本少佐」
ミーナ「そして、いざとなったらその能力を使って海に逃げればいいと思っていた、と言うことね」
俺「ハイ、ソノトオリデスみーな中佐」
バルクホルン「さらに、その固有魔法は人ひとり程度なら体を自分に引き寄せることで
効果を人に分け与えられるから、その能力で宮藤を助けようとして崖から飛び下りたわけか」
俺「ハイ、ソノトオリデスばるくほるん大尉」
ミーナ「なるほど…大体の事情はわかりました。
まぁ、状況としては作戦はあなたの活躍もあって、成功したので
ひとまず一件落着という所だけれど…ヒトコトだけ言わせてもらってもいいかしら?」
坂本「なら、私にも一言言わせてくれ」
バルクホルン「いや少佐、この際三人で一斉に言おう。それでは…」
「「「そういう大切な事はあらかじめ言え!!」」」
俺「ひいいいいいいいっ!!?
す、すみませーん!!」
107 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:36:04.73 ID:3kHHo4Qo
ミーナ「作戦終了、全機帰投!…みんな、よく頑張ってくれたわ、本当にありがとう」
………
……
…
俺「あの…すみません、坂本少佐。わざわざ少佐に背負っていただくなんて…」
坂本「ん?はっはっは、細かいことは気にするな。
本来こういうのはバルクホルンのほうが得意なんだろうが、今日のバルクホルンは重武装だからな。
それより、もうちょっと力を込めてしがみついてこい。振り落とされても知らんぞ」
俺「は…恐縮です」ぎゅっ
坂本「うん、それでいい。
それにしても、今日はお前の大金星だな。
あの大砲の一撃は大したものだったぞ」
俺(む…筋肉はすごいけど、それ以外は意外に普通に柔らかい…)
(て、アホか俺は。溜まってんのか?落ち着けカスが)
俺「あ、ありがとうございます。
ただ、海に落ちちゃったときに戦車砲とか全部落として来ちゃいましたけど…。
うわはははー、艦長たちに文句言われるだろうなぁ」
ミーナ「<俺>さんは今日は大活躍だったんだもの、大丈夫よ。
私からも、最上の艦長さんたちにはお話をしておくから…」
俺「あ、ありがとうございますミーナ中佐。助かります」
108 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:39:02.84 ID:3kHHo4Qo
俺「……ふぅ」
坂本「<俺>? どうした、急にだまりおって」
俺「…いえ、その、なんか、俺はようやく役に立てたと思ったのに最後にどじっちゃったなあ、と」
坂本「ふむ?」
俺「俺、いや私は、501に来てからずっと足を引っ張ってばかりだったので…。
だけど、今日やっと…あの妖樹のコアを撃ちぬいたとき、俺、やっと
今日までの借りを返せたと思ったんですけど、最後の最後に大ポカしちゃって…もうなんというか…」
坂本「? …私からは顔が見えんが、まさか泣いてるのか?」
俺「う、うははは、すいません。いや、泣いてなんてないですよ。
ちょっと自分の情け無さに涙がちょちょ切れるって感じでしょうか」ごしごし
(…なんて無様だ、かっこ悪すぎる)
坂本「こらこら、一体何を泣くことがある。
なんだ?作戦が終わって気が抜けたのか?」
俺「ううう…いや、泣いてるわけじゃないんです。ホントです!ホントですよ!」
(自然反射で涙だけ出てるようなもんだからノーカンだよなこれは)
坂本「?」
俺「いや、海に潜っていたので目が痛いのです、はい」
坂本「ああ、なんだ、そういうことか。
はっはっは。心配したじゃないか」
109 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:40:51.81 ID:3kHHo4Qo
ミーナ「…まあ、固有魔法の件については確かにちょっと困ったし、
あなたが海に沈んでた間はとても心配をさせられたけれど。
でもね、<俺>さん、前も言ったことだけど、私は、とてもあなたを頼りにしているのよ。
それに、今回の作戦の事で、これからはさらに頼りにしちゃいそうね」
坂本「うむ、今回のお前の働きは素晴らしかったぞ。
お前が進言してくれなければ、私たちは火力を欠いて今日中の作戦の完遂は成らなかっただろう。
あんな化物の巣窟にまた行く羽目になったかも知れんと思うとまったく恐ろしい限りだ。
お前の、欠点を含めて自分の能力を正確に測る冷静さと発想の柔軟さ、私も頼りにさせてもらおう」
俺「あう、いやいやそんな、ほんとにたいしたもんじゃないんです。
どうぞお手柔らかにお願いします…」
坂本「はっはっは!
褒めているんだからもっと胸を張っていいんだぞ!」
ミーナ「そうよ、<俺>さん」
俺「は、は…」
坂本「やれやれ。胸を張れと言っているのに逆に萎縮してどうする。
しかし、さすがに今日は私も疲れた…」
110 :
最上の空陸両用
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:41:19.39 ID:3kHHo4Qo
坂本「みんな、本当にご苦労だった。帰ったら風呂だ!そしてメシにしよう!」
111 :
最上の空陸両用 今日はこれで終わり。長らく失礼しました
[sage saga]:2010/12/04(土) 21:42:16.03 ID:3kHHo4Qo
――――
艦長「イイオハナシダッタナー」
副長「いやはや、<俺>少尉もしっかり役に立ったようで、なによりですな」
艦長「うむ…ところで副長。
覚えている人がいるか不安だが、通例なら最後のシメは
エイラさんサーニャさんの役目のはずだが、なぜ今日は我々がここにいるのだろう?」
ミーナ「それは、私からお話があるからですよ」にっこり
副長「おお、ミーナ中佐。今日は大変な一日でしたな。
しかし作戦が成功してなによりで…あの、笑顔がコワイのですが」
ミーナ「まずは、<俺>少尉が作戦上やむを得ず一部武装を破棄したことについての連絡です。
許してあげてくださいね?許してあげてくださいます?はいありがとうございました。
(・ω・;;)イエアノ
そ・れ・と♪
<俺>少尉の固有魔法について、なぜ私に通達がなかったのか釈明を聞きに参りました」うふふ
艦長「…副長、教えてないの?」
副長「……記憶にございません(汗」
ミーナ「さあ、ゆっくりおはなしを伺いましょうか」にこにこ
Nice boat.(巡洋艦的な意味で)終わり
112 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 21:51:46.05 ID:iEqohoMo
乙!
113 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/04(土) 21:58:32.46 ID:u5C4VcI0
乙。
続きの気になってたSSの一つでした。
114 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:02:31.01 ID:8VjJCEAO
乙!
115 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:08:49.46 ID:sIDmkZ.o
おつ
116 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:16:35.08 ID:fU.PFUgo
乙
新スレが立ちますた
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1291468393/
117 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:17:51.57 ID:q7IOU4go
スレタイ…
118 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:18:09.61 ID:3kHHo4Qo
>116
タイトルがコーラwwww
しかし、ルッキここも合わせると看板3連ちゃんだね
119 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:27:03.90 ID:5cWWALEo
さて本スレはどうなるんだ? こういう時避難所を活用すべきだと思うが
120 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:29:35.67 ID:3kHHo4Qo
>119
どうやら重複した新スレのもうかたっぽを使うみたいね
121 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:32:07.06 ID:Udzd/.so
どっちでもいいが後から立った方はスレ立てに不備ありすぎ
122 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:34:52.68 ID:8VjJCEAO
不備あるけどちゃんと宣言してから立ててるしな……
123 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:36:09.28 ID:5cWWALEo
とりあえず次回からは
スレたて宣言をする
パートナンバーは入れない
これは守ってもらうってことでおk?
124 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:37:41.81 ID:8VjJCEAO
その方がいいね。
125 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:45:36.18 ID:5cWWALEo
あとは最低でもwikiと前スレと避難所のアドレスを貼る
>>123
の内容が守られなかったスレは使わない でおkか
あーでもスレたて宣言がなくても前スレがギリギリだった場合は除外とかあるか…
というか不文律って奴だよな正直
126 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:46:05.08 ID:T85Xllgo
文句だけ言って結局自分では何もしない奴大杉ワロタ
127 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 22:49:29.94 ID:iEqohoMo
後から立てた輩なんだが、俺としてはミスって立ててしまったから最低限誘導だけ貼ったつもりだったんだが…
不備もあるし、こうなったらもう2個とも落としてちゃんと建て直しでもいいかと
128 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:02:09.31 ID:SL5rGAM0
>>126
誰かがやってくれるだろうって思ってるんだろうな
特に携帯からブーたれてる連中、誰とは言わないけど
寄生根性見え見えで正直うざいわ
こういうこと言う場所じゃないことは理解してるけど
こればっかりは言わないと気がすまないから言わしてくれ、すまん
129 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:07:10.47 ID:3kHHo4Qo
ま、もう本スレのほうでも方針決定したみたいだし、
落ち着いていければいいよね。
正直、書きたいものさえ書かせてもらえるならあまり細かい事はきにしないでも
幸せにやっていけると思うんだけどなぁ。
130 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/04(土) 23:14:00.19 ID:cN/YpSA0
書いて投下できるなら幸せ
規制されてわかるけど
まぁ少し落ち着いて、ストパン紳士らしさをとりもどそうず
最上おつ〜
131 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:17:42.44 ID:eoXjbd60
規制されてなければさっさと荒れ始める前に新スレ立てちゃうんだけどね
ああいう時見ていてもどかしい
132 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:18:19.86 ID:5cWWALEo
作者が何人か居るコンテンツならフラストレーションは溜まるものだしね
書いて書いて書きまくってストレス発散しましょう
133 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:28:29.36 ID:sIDmkZ.o
空陸両用どころか海中もOKとか
なんというオールラウンダーww
134 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:31:10.10 ID:sIDmkZ.o
ちょっと見ない間にこの伸びである
亀レスすまん
135 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:33:58.08 ID:eoXjbd60
>>128
誤解を招く言い方してるが別に携帯に限ったことじゃないだろ
寧ろPCから文句言ってる奴の方が多かったし、携帯は目立つ奴が一人いただけ
136 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/04(土) 23:54:38.10 ID:8VjJCEAO
ちょっと目離したらあっというまに本スレがカオスに
137 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:07:41.92 ID:5.yXoug0
投下こないかなー
即興で書ける人は尊敬する
138 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:11:36.40 ID:f/EZk2Qo
昨日の帰宅時に遭遇はあの流れを見てから書いたのかな
139 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:13:44.41 ID:wPedu0Qo
ちょっと質問させて欲しいんだけど、こっちのスレは
規制されてる人向けのスレみたいな認識でおk?
140 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:14:47.51 ID:FB9WmnAo
“避難所”
141 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 00:14:51.96 ID:UIeP6oE0
保管庫って一話目からページ作っていいのかな
142 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:15:08.33 ID:5.yXoug0
それは俺も気になっていた
143 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:18:27.68 ID:5.yXoug0
>>141
すまん、答えてやりたいが言ってることがよくわからん
SSのWikiへの載せ方の話?
144 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 00:20:13.82 ID:UIeP6oE0
>>143
いや、続きものだけど、一話しか投下してない場合でも専用のページを作っていいのかってこと
145 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:21:20.98 ID:5.yXoug0
問題ないと思うよー
146 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:22:34.88 ID:X6F/A4Uo
いいと思う
147 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 00:22:53.06 ID:mkthe520
いいんじゃないかなー、
何話も続いてて登録されてないのもあるっぽいから、
できれば投下された分は全部乗ってほしいね
148 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:32:45.21 ID:nloJ53A0
長編もいいけど短編で既に恋人どうしてキャッキャウフフする話が見たいなー
と言ってみるテスト
149 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:35:11.89 ID:f/EZk2Qo
短編はたまに投下されるのに
みんなwikiに載せないからもったいないよね
150 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:36:51.24 ID:5.yXoug0
埋めSS用の小ネタでエイラが色んな俺の人生相談にのってく連続短編を書こうと思ったがハードル高すぎで挫折しました
151 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:43:18.19 ID:vR1V3oDO
>>150
逆にエイラが相談されるんですね
わかります
短編まとめた方がいいんだろうか?
すっごいくだらなくて誰も覚えてないものばかりなんだけど
152 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:46:46.10 ID:5.yXoug0
まとめてくれるんなら読みたいなー
完成SS一覧ページにも折角短編の項目があるわけだし
153 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:48:59.65 ID:f/EZk2Qo
ぜひまとめてくれ
気軽に読める短編少なすぎる
完結してる長編より圧倒的に少ないって異常だよな
154 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 00:54:52.45 ID:3hytR1.o
俺団もそうだけど、色んな俺を他の人が使ってるのを見ると楽しいな
本スレでも誰かが言ってたけどスパロボ的な楽しさがある
155 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 00:55:54.16 ID:UIeP6oE0
いまんとこ短編は芳佳純愛だけか
156 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 01:18:13.34 ID:PECq0.Eo
>150
がんばれよ!
157 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 01:52:49.43 ID:xzg/3gUo
>>155
あれ男たちの最終回の作者なんだよな……
158 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 05:31:56.86 ID:aA/h3gAO
うげ、スレストされたか…
159 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 05:51:55.00 ID:kwvd1lE0
本スレやられた
気持ち良く投下してたのに・・・
途中からこっちに書くのもよくないよな・・・
160 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 05:56:08.28 ID:5.yXoug0
どうする? 立て直すか? っても俺は規制中だが
161 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 06:01:04.78 ID:kwvd1lE0
スレ立て規制されてるみたいだけど、どうにかなるものなのか?
とりあえず、今は寝て昼にまた見て見る
書けなくなったら眠気が・・・
162 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 06:05:10.73 ID:z/qVaqw0
とりあえず乙
書いてた短編が相手がトゥルーデからエーリカに変わったのは何故なんだ俺・・・
163 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 06:08:30.99 ID:5.yXoug0
正直スレストってはじめて経験したんだけど、こういう時ってどうすりゃいいものなの?
>>161
乙ー
164 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 06:15:15.05 ID:z/qVaqw0
現状じゃ暫く向こうは行かない方が良い気がするなー
165 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 06:20:12.58 ID:2ToCQAc0
今北だが
・vipがスレストされまくってる
・ここでは投下しない
でFA?
166 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 06:33:45.54 ID:5.yXoug0
なんとなく流れがわかってきたが、
向こうが落ち着くまではこっちに投下するのもありなんじゃね? 避難所なわけだし
167 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 06:34:46.77 ID:z/qVaqw0
というかそうしなくてなんの為の避難所だって話だよね
168 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 06:39:46.26 ID:vR1V3oDO
最低でもスレスト合戦スレが落ちて飽きてくれるまでここでやる方がいいと思う今立て直すとこれからも余計狙われるかも
169 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 07:04:41.44 ID:2ToCQAc0
適当にスレ見たが殺伐としてるな、懐かしい
んじゃ漏れ投下していいか?
170 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 07:08:38.89 ID:5.yXoug0
よしこい
171 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 07:18:11.30 ID:2ToCQAc0
漏れ「砂利踏んで怪我しちゃった…」
宮藤「大丈夫ですか?」ぽわー
漏れ「お、気が利くな宮藤」
宮藤「いえいえ」
ペリーヌ「その手がありましたわ!」
ペリース「でも、私が急に裸足になったら変…」
ペリーヌ「裸足… 裸… お風呂ですわ!!」
ペリーヌ「少佐とお風呂に入って怪我をすれば、他の方に手当される心配もありませんわ…」
ペリーヌ「ハァハァ」
坂本「んっ?股を鍛えてるのかペリーヌ?」
ペリーヌ「あわわわこれはその、痒くて…」
坂本「ちゃんと洗わないと駄目だぞ?」
ペリーヌ「! 少佐!今からお風呂に行きましょう!!」
坂本「んー、特に用事もない。行こうか」
ペリーヌ「はい!」
172 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 07:19:11.74 ID:U9LQn7s0
珍しくスラスラ筆が進んで投下しようと思ったのにスレストかよ・・・
暫くは書き溜めに専念だな
173 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 07:24:23.62 ID:5.yXoug0
メルアドにsagaつけた方がいいよーsageじゃなくてsagaね
174 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 07:29:14.78 ID:2ToCQAc0
風呂
漏れ「ふぃー、治療後の風呂は最高だな」ごしごし
宮藤「よく分かりません…」ごしごし
漏れ「み・や・ふ・じー!」
宮藤「なんです…ひゃあ!」
漏れ「あわあわ〜!」
宮藤「ふええ」
ペリーヌ「少佐!お先にどうぞ!!」
坂本「ん?あぁ」
ペリーヌ(さぁ後は怪我するだけですわ…)
ペリーヌ「あら、眼鏡が曇って…」
ペリーヌ「んー…」キュッキュ
漏れ「ペリーヌー」あわあわ
ペリーヌ「ひぃ!白いネウロイ!?」
宮藤「私もいますよー」あわあわ
ペリーヌ「頭が二つも!?インヤンですわ!!」
坂本「ペリーヌ、そんなに騒ぐと危ないぞ」
ペリーヌ「すみません、私としたこと…あら?」つるっ
漏れ「トネール!あ、違うペリーヌ!」
宮藤「ペリールさん!」
ゴッ
漏れ「時計時計」
宮藤「22時19分です…」
175 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 07:40:23.57 ID:2ToCQAc0
sagaだと死ねとかもいけるんだっけ
ペリーヌ「勝手に殺さないで下さらない!?」
坂本「わっはっはっ!大量出血だな!!」
宮藤「言葉を間違えてますよ坂本さん!?」
漏れ「まさにグロステルマン中尉ってか!」
ペリーヌ「誰が上手いこと言えと…」
漏れ「で、大丈夫か?」
ペリーヌ「不思議と痛くはありませんわ」
宮藤「とりあえず治療しますね」
ペリーヌ「!? いえ、大丈夫でしてよ!」
宮藤「はっ?」
坂本「その血の量だ、死ぬぞ?」
漏れ「ヤバいよー」
ペリーヌ「じゃ、じゃあ坂本少佐に…」モジモジ
坂本「焼いたら血は止まるな」
宮藤「何言ってるんですかペリーさん」ぽわー
漏れ「黒船が現れた →にげる」
ペリーヌ「ツッコむ量がありすぎますわ!」
176 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 07:53:05.25 ID:2ToCQAc0
宮藤「はい終わりました」
ペリーヌ「折角のプランが…」
漏れ「うるせぇ黙って部屋で寝てろ」
坂本「レバーを生で食べろ」
ペリーヌ「そうしますわ… 宮藤さん」
宮藤「はい?」
ペリーヌ「えー、そのー…アリガト」
宮藤「お礼言われるほどじゃないですよ」
漏れ「なにこれ、目から汁が…」
坂本「安静にするんだぞ」
ペリーヌ「えぇ」
坂本「湯を換えんとならんな…」
宮藤「これに入ったら、エイズになっちゃいますね…」
チョコ「え〜?ナニしたらエイズになるってー?」
漏れ「ちょ、覗きいるぞ」
坂本「ちゅ、捕まえろ!」
宮藤「坂本さん!今噛みまみたね!?」
漏れ「ええい私がやる!」
坂本「待て!今のお前はあわあわだ!」
漏れ「だからどうし…」つるっ
グチャ
宮藤「22時35分!」
漏れ「 」
坂本「…息をしていない」
宮藤「えっ…?」
坂本「血に混じって白い液体が…」
宮藤「そんな…本当に死ぬなんて……!!」
・死亡原因
睾丸の破裂によるショック死
177 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 07:54:21.90 ID:9xd0wYUo
漏れは犠牲になったのだ・・・
178 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 07:55:15.65 ID:2ToCQAc0
うむ!漏れは死亡エンドに限るな!!
お休みなさいイェーガー真理教
179 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 08:04:40.83 ID:5.yXoug0
乙
180 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 08:18:21.05 ID:E3gf2HIo
スレストは今日だけなん?
181 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 08:29:07.73 ID:aA/h3gAO
わからん、とりあえず2〜3日は様子見じゃね
182 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 08:46:14.60 ID:5.yXoug0
今ひろゆきが何か対応してるっぽい
183 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 08:58:49.83 ID:sXSV9sDO
なんかポイントが無制限に手に入るようになってモペキチが配布しまくってるらしい
そんで貰った奴等が手当たり次第にスレストしまくってるって状況みたいね
俺スレが目をつけられた訳じゃない見たいだけとしばらくここで様子見た方がよさそうだね
184 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 09:01:48.10 ID:ytmVp.SO
早速役に立ったな避難所
185 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:05:52.32 ID:5.yXoug0
856 ひろゆき ◆HiROpooa8o New! 2010/12/05(日) 08:32:21 ID:s3lnclZE0 BE:?S★(1076074)
スレストで荒れてるので、ポイントの多いアカウントは減らしたです。
穴がわかって修正可能だったら戻すかもです。
Vipのスレスト祭スレが終了ムードなので一応はこれから落ち着くと思われ
ポイント残ったままでメシウマ言ってる奴もちらほら居たのが微妙なとこだが
186 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:16:51.55 ID:NeWQDbAP
俺の見てきたらポイント残ってた
折角だから俺スレの為に使うわ、スレ立てヒールは任せとけ
187 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:25:34.43 ID:5.yXoug0
ありがたやありがたや……
188 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:31:43.57 ID:U9LQn7s0
とりあえず様子見して事態が落ち着いてきたらvipにスレ立てでFA?
189 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:35:53.38 ID:IIBViIAO
OK
190 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 09:36:50.26 ID:E3gf2HIo
せっかくだし、賑やかしにこっちで投下しますわ
一応3分おきぐらいに投下するね
191 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 09:39:26.08 ID:ytmVp.SO
こいこい
192 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:40:33.93 ID:E3gf2HIo
俺「ストライクウィッチーズじゃけえ」
>>191
から
………
……
…
まさか地上戦をやるハメになるとはな。しかも一人で。ビューリングは苦笑いを浮かべた。
壁を背にし、銃弾の雨をしのぐ。その音がやんだ。
ビューリングは体を翻し、向こうに見えた黒い人影を狙いトリガーを引く。
ヒスパノ・スイザ HS.404 20mm機関砲。
とてもじゃないが18歳の少女が扱える銃ではない。
だがここにいる少女はただの少女ではなかった。
その銃身から発射された弾達は見事に人影を黒い塊に変えていく。
再び体を翻し、壁に身を隠す。やはり威力が違う。
だがその場にずっといるのもまずい。
先ほど顔を出した方向とは反対側へ走り出す。
しかしストライカーの無い今、こんなデカブツをもっていつまでも逃げ続けるわけにもいかない。
魔力を用い、普通の少女の何倍もの身体能力を手に入れたとしても、
その魔力が切れてしまえば、ただの歳相応の少女だ。
ストライカーはただの飛行機械というわけではなく、魔法力の補助装置でもある。
それがない今、私の魔法力は持って数十分といったところか。
それまでに空中の掃除が終わればいいのだが‥‥
とにかく今は目の前の敵たちをどう捌くかだ。
193 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:43:05.18 ID:E3gf2HIo
幸いにも落ちた地点は廃墟のような場所だった。
家の残骸などの遮蔽物が多く、ゲリラ戦を行うにはもってこいだ。
物陰に滑りこみ、向こうに見えるネウロイ達を撃つ機会を狙うビューリング。
そのとき、そのネウロイたちの上から機銃の雨が降った。
あのストライカーは‥‥キャサリンだ。
突然の豪雨に空を見上げるネウロイ達。その隙を付きこちらもトリガーを引く。
上と横からの銃弾に耐え切れずそこにいた数体のネウロイ達は動かなくなった。
キャサリン「ビューリング聞こえるねー?」
突然の通信。
ビューリング「ああ、聞こえるぞ」
キャサリン「あの高い建物が見えるね?」
見渡すと、ひときわ背の高い5階建てのような建物が見える。
ビューリング「ああ、見える」
キャサリン「そこの屋上まで来るね! そこから救出するね!!」
屋上までいけるかどうかは怪しいが‥‥
ビューリング「‥‥了解した。そこまでの支援を頼む!」
キャサリン「任せるねー!」
いつもと同じような明るい声を合図に、わたしは走りだした。
194 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 09:44:48.59 ID:zQZ1jEAO
落ち着くまでしばらくはみんなこっちかな?
支援ダナ
195 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:46:07.28 ID:E3gf2HIo
………
……
…
俺達は背中合わせにぴったりとくっついた。
その回りをラロス達がグルグルと回り始める。このネウロイさんは空気を読めるらしい。
何体かはエルマとウルスラが囮になっていてはくれるものの、大多数はこちらに戦力を割いているようだ。
先ほどからなんとか応戦するものの、数が多く避けるのが精一杯だ。
いくら質の低いラロスとはいえど、物量で押されるとさすがに厳しい。
智子「なめた真似してくれるわね」
俺「ったくどっから沸きやがるんだこいつら」
智子「巣でしょ」
俺「そりゃそうだ‥‥俺達はこの制空権を奪取する。だけどこの数だ、俺も切り札を切らせてもらうぞ」
智子「ええ、これは笑ってられない状況だわ」
とか言いながら智子がちょっと吹いたことを俺は心に刻む。
196 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:49:17.70 ID:E3gf2HIo
俺「いいか智子。前回のように大きい絵を描いてる時間はない。俺も各個撃破を行うことになる。
しかも、あの魔法は10分しか持たない。その10分で俺は全力をだす。‥‥後のことはたのんだぞ」
智子「任せなさい。エースの力、見せてあげるわ」
背中合わせに聞こえる声は覚悟と震えの交じる声だった。
智子「‥‥ふふっ、震えが止まらないわ」
俺「怖いのか?」
智子「バカね、武者震いよ」
見なくてもわかる。智子の目は今、扶桑のモノノフになっているだろう。
俺「いくぞ! 変身! 『 みらくる ☆ まじかる ☆ れいんぼー 』!!」
光が俺を包む。その光とは対照的に紅白の巫女はその手に刀を持ち、ラロスの群れへ飛び出して行った。
197 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:52:53.31 ID:E3gf2HIo
………
……
…
下に見える翼のないネウロイたちを九九式二号20mm機関銃で撃ちぬく。
その姿はよく見える。
ハルカは瓶底メガネを装備していた。
その姿は滑稽と言われるかもしれないが、しかたない。
今回は仲間の生死をかけた戦いなのだ。
以前とは違う。私たちは生きたい。生きなければならない。
わたしは空中戦が苦手だ。だが今回は地上に向けて掃射をかけるだけだ。
背の高い建物もあまりない。ならば私の任務は"当てること"。
あまり公言はしないが、私だって射撃にはちょっとした自信がある。
もちろん、このメガネを掛けないといけないが‥‥
次々と倒れていくネウロイ達。
その快感はベッドの上の時とは違う快感を与えてくれた。
キャサリンとの作戦では、とにかくあの高い建物の回りのネウロイを掃除する事になっている。
そこの屋上へビューリングを導き、そこで救助するという運びだ。
しかしそれまでに空中にいるラロスたちも掃除しなければならない。
智子とリュウセイなら何とかしてくれるだろうか。
目の前に現れたはぐれラロスを打ちぬきながらハルカはそう思った。
198 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:55:05.77 ID:E3gf2HIo
………
……
…
ビューリングは目標まで100mの地点まで来ていた。
ここまで上の二人の活躍もあってスムーズに来られた。あとすこしだ。
が、相手もバカではないのか、徐々に敵の数が多くなっている気がする。
それともあのビルが敵の拠点なのか?
それに突っ込むとなるとこの作戦の難易度が跳ね上がるな。
‥‥笑い事ではない。
残弾数も少なくなってきている。もし弾切れを起こしたら私を守るものは、
ストライカーにつけていたラハティL-35一丁とグルカナイフ一本、シールド、それにこの足だけになる。
そうなる前になんとか脱出したいが‥‥
ルートを確認し、物陰から飛び出す。
腰をかがめ、その鋭い目をさらに鋭くし、回りを警戒する。
と、右前方に黒い人影が見える。
すぐさま物陰に飛び込んだ。先程までいた地点に光弾の雨が降る。
機銃の音が止むのを確認し、その場に座ってからそっと顔を出す。
すぐさま機銃の音がし、顔を引っ込める。
199 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 09:58:13.17 ID:E3gf2HIo
タバコの煙を吐くようにフーっと肺の中を空にすると、物陰から飛び出した。
機銃の音が復活するが、こちらも機銃の音を生み出す。
向かった先の物陰に頭から飛び込む。なんとか切り抜けた‥‥か?
二発ほどシールドで受けたが、致命傷はない。
先程の応戦で、何体か撃破はしたはずだ。
適当な石を道に投げると、機銃の音が一瞬だけした。
ビューリング「ちっ‥‥」
このルートはだめだ。回りこもう。
ビューリングは腰をかがめたまま、すぐそこの路地へ入っていった。
このルートならあいつらの横っ腹に銃弾をぶち込めそうだ。
と、瞬間バリバリと何かを破るような音が上から響いた。
シールドが発動し、銃弾が落とされる。
すぐさまその音の下側の家へ潜り込む。
200 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:01:07.05 ID:E3gf2HIo
くそ、バレていたか。バレていなかったとしても今のでバレてしまっただろう。
いくらシールドがあると言っても、正面から行って何十発も一斉に喰らえば簡単に割れてしまう。
とにかくこの場から逃げないと。
あたりを見回し窓を見つけた。
素早く辺りを確認すると、体を丸め乗り越える。
すぐさま片方へ全速力で駆け出す。
目の前にネウロイが現れないことを祈る。
上から先ほどと同じようにバリバリと音が響く。
素早く家の影へと隠れるが、上から落ちてきたのは黒い塊だった。
顔を出し、上を見ると瓶底のようなメガネを掛けたウィッチが通りすぎて行った。
ニッと笑い、ビューリングは目的地へとかけ出した。
201 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:04:15.74 ID:E3gf2HIo
………
……
…
私「そりゃー!! とりゃー!!」
手に持つ筆で向かってくるラロス共を次々に殴り倒していくブロッサム。
今、倒したラロスでちょうど7体目だった。
一方、智子も鬼の形相でラロスを撃墜していった。
わざと敵の目の前にでて追わせ、必殺の『ツバメ返し』で一網打尽にしていく。
次世代機のラロス改ならこうはいかないが、今、目の前にいるラロス共には効果抜群だ。
智子「そろそろ10分ね‥‥」
残るラロスは8体‥‥私だけで何とかするしかない、か。
久しぶりに体中に熱い物が流れるのがわかる。
智子「ふふ、血沸き肉踊るっていうのかしら?」
私「智子! タイムアップよ! あとは頼むわ!
それじゃあ次回も、私色にそまれ☆」
10分たったブロッサムの発する光を受けながら、私は笑みを浮かべた。
智子「私に任せて、安心して眠ってなさい」
202 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:07:28.65 ID:E3gf2HIo
………
……
…
ビューリングは目標の建物のすぐそばまで来ていた。
窓だったと見られる空間から中を覗く。
中は半壊状態で、そこらじゅうに瓦礫が転がっていた。
階段と見られる部分にネウロイが二体いた。ということはここの上にも何体かいそうだ。
幸い、奴らはこちらに気づいていない。気づかれて仲間を呼ばれたら厄介だ。
銃を中へ向け弾をぶっ放す。やはりこいつの威力はすごい。
20mmの銃弾の雨を受け、あっという間に黒い塊はバラバラになる。
上にネウロイがいるならば、
音でなにがあったかわかったであろうやつらが下りてくるはずだ。
黒い残骸を部屋の中央へ運び、階段の死角に身を潜め様子を伺う。
‥‥‥‥来た。二体のネウロイが階段を恐る恐るといったように降りてきた。
ということはやはりこの上には何体かいるらしい。
死体に気づいた二体のネウロイが部屋の中央まで駆ける。
その残骸に手が届く直前、私はほくそ笑みながらトリガーを引いた。
203 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:10:20.73 ID:E3gf2HIo
さすがに見回りが帰って来ないとなれば奴らも気づくであろう。
私は奴らに帰ってきたと錯覚させるようにゆっくりと階段を登った。
残り数段というところで一気に駆け上り、振り向き様にトリガーを引き、なぎ払った。
広い空間に立っていた3体のネウロイが吹き飛ぶ。
素早く身を隠すが、どうやらもうこの階にはいないようだ。
あと3階。そこで救助されるまで油断はできない。
先ほどと同じように3階への階段の死角に隠れ、様子を伺う。
足音がする。7、8回目の音がした瞬間飛び出し、ネウロイへ向かってトリガーを引いた。
吹き飛ぶネウロイと同時に駆け出し、階段を登る。
登り切る直前で足を止めると、部屋の方から光弾が飛んで来た。
その光弾と音が止むと同時に、突入。
目の前にいる二体のネウロイを吹き飛ばすと、体ひとつが余裕で隠れるような瓦礫の影へ飛び込んだ。
その瓦礫の向こうから音が飛んでくる。機銃の音から察するに敵は2体。
騒ぎを聞きつけて上から降りてきてもいいと思うが、数が少ないな。
ここはそれほど重要な施設ではないということなのだろうか。
機銃の音が止む。私は飛び込んだ方とは逆のほうから身を乗り出し、銃を撃つ。
すぐさま反撃され、体を引っ込ませる。
今ので、一体は倒した。後一体、のはずだが機銃の音は減ってはいない。
どうやら上の階から援軍が来たようだ。
204 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:13:02.75 ID:E3gf2HIo
今度は元来た方へ身を乗り出し撃つ。シールドに2、3発もらったがなんとか二体の撃破に成功する。
のんびりしては居られない。階段まで走る。
階段の方からまたも機銃の音がする。
ちっ、まだ居たか。三度、階段の死角へ身を隠す。
が、硬直状態が長引いてはこちらが不利だ。
ここに私がいることがバレているである以上、下から援軍が来ることはほぼ確実だろう。
幸い敵は一体だ。ここは‥‥突っ切る!
そう覚悟し、シールドを展開しつつ階段の前へ飛び出し、トリガーを引く。
5、6発シールドで受けつつ相手を撃破する。
転がってくる黒を蹴り飛ばしながら、自分の息遣いが荒くなっているのに気づいた。もう魔法力が少ないのだろう。
急がなくては。もうシールドもろくに貼れないかもしれない。
階段を駆け上がると光弾が飛んで来る。
すぐさま腰ほどの高さの仕切りのような物の影に身を隠す。
205 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:16:07.42 ID:E3gf2HIo
数は3体。先程のように強行突破はできない。
匍匐前進のように数m移動し、身を起こし掃射。
すぐに弾が飛んでくるので、また伏せる。これの繰り返し。
まるでもぐらでも叩いているようだ。数回繰り返したが、なかなか相手に当たらない。
決死の覚悟で立ち上がり横に走りながら掃射する。
なんとか一発ももらわずに一体倒すことに成功した。
一度隠れ、今度は逆方向に走りだす。
さすがに今度は先読みをされ、何発かシールドにあたった。
と、一発の銃弾がシールドを貫通し、私のなびく髪を貫いた。
仕切りの終端に滑りこみながら、見える一体のネウロイを撃ちぬく。
二体目の方へ銃を向けるが、銃からは弾切れの合図しか聞こえてこなかった。
すぐさま転がり、仕切りの方へ戻る。
ビューリング「はぁ、はぁ‥‥ちっ、もう魔法力も、弾もないか」
206 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:19:28.51 ID:E3gf2HIo
この階さえ越せばゲームセットだ。残す敵は一体。
しかしこちらも武器は少ない。
その手にある使い物にならなくなった銃を一瞥すると、覚悟を決めたように息を吐ききる。
私は勢い良く立ち上がり、全速力で駆け出しながら、ヒスパノ・スイザをネウロイに向かって思い切り投げる。
動揺したのか機銃の乱射は来ない。
すぐさまナイフを抜き、腹と見られる部分へと走りながら投げる。
見事に突き刺さり、撃ちかけた銃を下ろした。
その隙を見逃さず、思い切り踏み切り、全体重をかけた拳を頭のような部分にぶつける。
拳を振り抜くと、人型ネウロイは思い切り地面にたたきつけられた。
その頭を思い切り右足で踏みつける。グシャッと言う音共に粉砕する黒。
ダメ押しとばかりにラハティの弾を2発ほど胸の部分に打ち込む。
動く気配はなかった。
下の方から聞こえ始めた大量の足音を耳にする。急がなくては。
ここまで頑張ってくれた銃を拾い、
腹に突き立っているナイフを力を込め抜き取ると、私は最後の階段を登った。
ビューリング「ったく‥‥突っ拍子もない」
207 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:23:17.27 ID:E3gf2HIo
………
……
…
俺の体を急激な虚脱感が襲う。
変身後の俺はその場で停滞するのも一苦労な状態になる。
少し休めば飛べるほどには魔力が回復するが‥‥
エルマ「リュウセイさん!」
俺の体をエルマが支えた。
俺「すまんなエルマ‥‥」
エルマ「いえ、大丈夫です。安全空域まで行きましょう」
俺とエルマは安全地帯まで飛行して行った。
208 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:26:05.60 ID:E3gf2HIo
………
……
…
智子「はぁぁぁあああ!!」
目の前のラロスを備前長船で一刀両断する。
すぐさま上昇し、次の標的に狙いを定める。
残りは3体。もう囮役のウルスラの方にも目をくれていない。
前に一体、後ろに二体。ラロスの機銃を避けながら、前のラロスとの距離を詰める。
智子「遅いわね!」
豪語しながらその刀を振りかざす。刃が食い込むが、若干距離が届かなかったのかまだ落ちない。
光弾は飛んできていない。さすがのラロスも仲間を撃つことはしないのだろう。
もう一度距離を詰め、しっかりと確認した後、斬る。
見事翼が折れ、ラロスは高度を下げていった。
209 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:29:43.78 ID:E3gf2HIo
当たりを見回そうとした瞬間、目の前からラロスが突っ込んできた。
智子「こいつ‥‥!」
あいつらも囮を使ってきたというのか。刀を構える。
エルマ「智子さん、下!!」
通信機からエルマの絶叫が聞こえる。
驚愕して下を見るともう一体のラロスが向かってきていた。
まずい、やられる。
そう思った瞬間上から何かが振ってきた。
ウルスラ「前!」
その言葉に触発され目の前に迫るラロスをその場ツバメ返しで斬った。
すぐさま下を見るとシールドで突っ込んだウルスラが、ラロスに弾かれる光景が見えた。
智子「ウルスラ!」
私は急降下しながら刀をラロスに突き立て、一気に下へ引っ張った。
ラロスは縦にまっぷたつになり爆散する。
ふきとばされたウルスラの方を見ると、なんとか姿勢を戻し、こちらを見て微笑んでいた。
私は微笑みを返しながら、開いている手の親指を見せた。
210 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:32:12.32 ID:E3gf2HIo
………
……
…
ビューリング「聞こえるかキャサリン! 屋上へ出るぞ!」
キャサリン「了解! いまから向かうね!」
階段を登り切ると、そこには何も無いだだっ広い空間があった。
あるのはネウロイだったと見られる残骸だけ。
見ると遠くからキャサリンがこちらへ向かって飛んできている。
が、後ろからの音もどんどんと大きくなっていた。
私はキャサリンの向かってくる方へ向かって走りだした。
ビューリング「後ろからネウロイが迫ってる! ギリギリまで高度を落として飛んでこい!」
キャサリン「ええ!? そんなことしてどうするね!」
ビューリング「大丈夫だ、腕が取れることはない!」
キャサリン「んな‥‥むちゃくちゃな!」
後ろから銃声が聞こえ始める。
正面からは手を伸ばしたキャサリンが迫っていた。
キャサリン「なるようになれねー!」
ビューリング「しっかり支えてくれよ!」
そう叫ぶと私は屋上から飛び降りた。
211 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:35:32.28 ID:E3gf2HIo
私の伸ばした両手がキャサリンの両手とがっちりと組み合った。
これで後は飛び立つだけだが、軌道はネウロイに向かっている。
もちろんネウロイも機銃を撃ってくる。
私の背中に迫る銃弾をキャサリンの分厚いシールドが防ぐ。
が、それもいつまで持つかわからない。
そのとき上空から銃声が聞こえる。おそらくハルカが援護してくれているんだろう。
キャサリン「あがれぇぇぇぇええええ!!!」
キャサリンの絶叫と共に私の体は急上昇していった。
どんどんと小さくなる人型ネウロイ達。
私は安堵の溜息を吐いた。
ビューリング「やっぱり、わたしは空がいいな」
キャサリン「同感ね」
ハルカ「大丈夫ですか!」
向かってきたハルカとキャサリンの間に体を支えられる。
ビューリング「ああ、いらん子のさまさまでな」
笑いながら智子達のいる方へ向かった。
212 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 10:38:17.70 ID:F/GFqcAO
支援が無いと少し寂しいね、支援だよ
213 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:38:36.45 ID:E3gf2HIo
………
……
…
俺「ビューリング!」
ハルカとキャサリンに抱えられたビューリングの姿が目に入ると、つい体が前のめりになってしまった。
ビューリングはその挙動に笑ったようだった。
エルマ「ビューリングさん! 大丈夫ですか?」
ビューリング「ああ、心配かけてすまなかったな」
智子「これで死んだのは二回目ね」
ビューリング「三回目だ」
笑いながら言っているが、全く笑い事じゃない。
俺「悪運が強い奴だ」
キャサリン「最後はダメかと思ったね」
ハルカ「心臓が止まりましたよ」
ビューリング「私もだ」
ウルスラ「私も」
智子「こうして生きてるんだからいいじゃない」
アハハと笑いが広がる。
214 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:41:25.79 ID:E3gf2HIo
誰からともなく笑いが収束するとビューリングが頭を下げた。
ビューリング「みんな、ありがとう」
智子「どうしたのよ改まって」
ビューリング「私は、皆のおかげでこうして笑っていられるんだ。お礼ぐらいいいだろう?」
ハルカ「なんだか‥‥照れくさいですね」
智子「ビューリングがお礼言うなんて、明日は槍でも降るんじゃないかしら」
俺「でもよかった。またこうしてお前の顔が見れて」
彼女は一瞬驚いた表情をするとまたいつもの顔に戻る。
ビューリング「フッ、今は素直に受け取っておくよ。ありがとう」
キャサリン「やっぱりお二人さん仲いいねー」
エルマ「そうですね」
智子「うらやましいわー」
ハルカ「何言ってるんですか! 私だってラブラブですよ!」
智子「どこがよ!」
215 :
流星
[saga]:2010/12/05(日) 10:43:42.18 ID:E3gf2HIo
一区切りだよ
次回3章最終回!
できれば明日本スレで投下したい
もっと文才があればなー
216 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 10:45:39.29 ID:IIBViIAO
乙!
文才あって速筆とかうらやましい。
217 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 10:49:01.95 ID:E3gf2HIo
みなさん避難所議論&設立お疲れ様です。 なのですが・・・避難所への書き込みが一部地域からも規制されている模様です。
もしかしたら板移転若しくは新規にしたらばで建ててしまったほうが良いかもしれません。
したらばで板ごと建ててしまえばWiki、避難所の管理スレも使えますし。いかがでしょうか? -- 管理人 (2010-12-05 10:31:01)
だそうだけどどうする?
218 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 10:56:58.77 ID:9xd0wYUo
乙!この後って予約ある?
219 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:09:22.88 ID:IIBViIAO
もう騒動落ち着いたみたいだから本スレ建てていいんじゃない?
>>218
ないと思う……
220 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:11:43.82 ID:E3gf2HIo
昼間に投下するって人いた気がしたけど大丈夫なんじゃない?
221 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:12:02.17 ID:o.43b.DO
よくわからないけどスレストいっぱいだから一旦避難したみたいな?
222 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:33:18.46 ID:9xd0wYUo
いらん子俺投下しようと思ったけど用事から帰ってからにしよう
223 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 11:53:54.03 ID:4ARETwDO
ん?騒動は落ち着いたのか?
だったら試しに一応新スレ建ててみていいかい?
224 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 11:57:15.98 ID:NGozB0g0
スレスト魔が昨日やたら暴れてた気がするな
そしてやっぱ避難所は必要だな
流星おつ〜
225 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:57:22.09 ID:fOJdw2Mo
やってみたら?
スレストされたらまた退避すればいいし
226 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 11:58:18.39 ID:fOJdw2Mo
結果論だが避難所作成が絶妙のタイミングだったな……
227 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 12:21:47.37 ID:OiogLU.o
あれ建てた?
建たないんなら俺やってみてもいい?
228 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/05(日) 12:24:11.73 ID:NGozB0g0
建てれなかった・・・たのんます・・・
229 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 12:27:47.09 ID:OiogLU.o
建った
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1291519586/
230 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/05(日) 16:25:56.92 ID:UIeP6oE0
ウィッチと添い遂げるのもいいけど目の前で散って一生心に残りたいと思う俺がいる
231 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 17:46:11.77 ID:xzg/3gUo
喉だな
232 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/05(日) 18:59:15.52 ID:JAKfjRwo
人工ウィッチもだな
233 :
レジ袋
[sage]:2010/12/06(月) 00:05:10.15 ID:W6UPOwo0
報告・・・
現在、PCが故障してしまい投下も書き溜めもできない状況になってしまいました.
このレスはPSPを使って書き込んでいます。
PCを修理するにしろ、買い換えるにしろ、しばらくはスレを確認することすら困難になってしまいました。
今日投下しようと思っていただけに悔しいです・・・
以上、俺からの報告でした
P.S トゥルーデは俺の嫁
234 :
レジ袋
[sage]:2010/12/06(月) 00:06:16.06 ID:W6UPOwo0
報告・・・
現在、PCが故障してしまい投下も書き溜めもできない状況になってしまいました.
このレスはPSPを使って書き込んでいます。
PCを修理するにしろ、買い換えるにしろ、しばらくはスレを確認することすら困難になってしまいました。
今日投下しようと思っていただけに悔しいです・・・
以上、俺からの報告でした
P.S トゥルーデは俺の嫁
235 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 00:10:47.43 ID:qgjZwAAO
報告乙、なんとまぁ……
だが最後の行については俺と少し体育館裏でお話しようか…
236 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 00:19:55.90 ID:Ll2xAyE0
どすえ→ですのスレでFA?
237 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 00:27:07.55 ID:KNgE/7Qo
どすえ→じゃけえ(途中でスレスト)→ここ→(漏れ&流星)→ですの(現行)
238 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 00:30:31.61 ID:KNgE/7Qo
間違えた
どすえ→じゃけえ(途中でスレスト)→ここ(漏れ&流星が投下)→ですの(現行)
239 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 00:33:12.61 ID:Ll2xAyE0
ありがたや
スレストネウロイの攻撃もも治まったみたいでよかった
240 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 05:49:24.25 ID:Ll2xAyE0
投下しようと思った矢先、規制ですよ
去年はクリスマス()までには解除されてたが今回はどうかな…
書き溜めできないから話練ることもできん。クソ運営め
241 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 07:27:40.49 ID:U0XRcq.o
なんのための避難所ですか
242 :
流星
[sage]:2010/12/06(月) 09:23:50.88 ID:F9YL5wso
大量規制か… 俺も巻き込まれたわ 投下するよ
243 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:26:45.45 ID:F9YL5wso
俺「ストライクウィッチーズですの」
>>287
から
………
……
…
智子「ったく夜空のデートを邪魔されるなんてかわいそうなお二人さんね!」
キャサリン「ネウロイさんも妬いてるねー!」
ハルカ「しかしあの二人も積極的ですね」
エルマ「ま、まだそうと決まったわけじゃ‥‥」
キャサリン「エルマ、きっといいことあるね‥‥」
エルマ「え? なんで私励まされてるんですか?」
ウルスラ「‥‥眠い」
けたたましい警報音でたたき起こされた5人はストライカーに乗って発進を持っていた。
現在滑走路では第一中隊が続々と発進している。
智子「‥‥無事でいなさいよ。二人とも」
244 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:30:03.15 ID:F9YL5wso
………
……
…
ビューリングは振り向きざまにトリガーを引く。
追ってくる蝿共があっという間に消し飛んでいく。
が、その後ろからすぐさま大群が迫っていた。
ビューリング「くっ‥‥いくらやってもキリがない」
倒せば倒すほど、要塞から新たな小ラロスが生まれている。
あの射出口さえ潰せれば‥‥だが今、無理をするわけにもいかない。
舌打ちをしながら、向かってくる蝿共へ20mmの銃弾をおみまいするのだった。
245 :
流星 一応3分おきに投下するね
[saga]:2010/12/06(月) 09:33:08.49 ID:F9YL5wso
俺「貫く刃はその目で捕らえること叶わず。凝縮した力は全てを通り抜ける!
『グリーンアロー』!」
進行方向とは逆に手を伸ばし、その手の中から空気の矢を飛ばした。
空気の塊は集団で向かってきていた小ラロスを5、6体巻き込みながら貫いていく。
俺「くそっ‥‥全然減らないじゃねえか」
先程から目視だけで20機ほど撃破しているというのに一向に数が減った感じがしない。
幸いにも先ほどのような弱い魔法でもまとめて倒すことができるのでまだ楽だが。
光弾を避けながら、打開策を練る。
倒しても増えるなら、増えているところを潰せば良い。
要塞の射出口。あそこを破壊すれば‥‥
しかし今はまだ好機ではない。様子をみるんだ。
246 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:36:08.23 ID:F9YL5wso
………
……
…
ハルカ「あ、見えました!」
ハルカたちは遠くに踊る火の玉達を見つけた。
片方が七色なことからしてあれがいらん子の残り二人だろう。
智子「ちょっとまって、何あのでかいの」
その火の玉たちの奥にあったのは夜空ではなく、超巨大なネウロイだった。
キャサリン「で、でかすぎるねー‥‥」
エルマ「あんなの‥‥倒せるんですか?」
ウルスラ「‥‥通じるかな」
今回は大型のネウロイと聞いていたので、ウルスラはロケット砲を持ってきていた。
エルマ「あの時の小さいネウロイもいるみたいですね。リュウセイさん達はそれと交戦してるみたいです」
キャサリン「ブロッサムちゃん呼ぶねー!」
ハルカ「もう今日の昼使っちゃってましたよ」
智子「とにかく合流するわ! ウルスラ、キャサリンはビューリングの方へ、
エルマとハルカは私と一緒にリュウセイの方へ行くわよ!」
「「了解!」」
247 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:39:06.35 ID:F9YL5wso
キャサリン「ビューリングー!」
ビューリング「来たか」
多数の蝿共をケチらしながらウルスラとキャサリンがこっちへ来た。
みると、第一中隊の面子も掃射をかけているようだ。
キャサリン「デートを邪魔されちゃってドンマイねー!」
ビューリング「‥‥そう――だな」
"だったらよかった"なんて続けようとしてしまった。
今は余計なことをしている場合ではない。
ビューリング「見ろ、やつは体から無数に小型のネウロイを生む。
今から私はそこを破壊する」
キャサリン「近づけるねー?」
ビューリング「私とキャサリンでウルスラを護衛するんだ
あの口の中にそのロケット弾をぶち込んでやれ」
ウルスラは作戦を理解し、コクンとうなづいた。
248 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:42:12.75 ID:F9YL5wso
智子「リュウセイ!」
機銃の掃射によって追ってきたハエが全滅し、代わりに見慣れた面子が来た。
俺「遅かったな」
ハルカ「これでも全力で来ましたよ!」
俺「ああ、そうだな。ウルスラは?」
エルマ「ウルスラ曹長はビューリングさんの方へ行きました」
俺「そうか。ウルスラはロケット砲を持ってきているな?」
智子「ええ、持ってきているわ。でもあいつに効くかどうか‥‥」
俺「さっきお前たちが倒した小ラロスはあいつから無限に湧きでてきている。
その発射口を潰すんだ。俺がやれればよかったんだが‥‥ちょっと魔力が足りなくてな」
智子「なるほどね。じゃあ向こうと合流しましょうか」
俺「そうだな」
249 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:45:08.72 ID:F9YL5wso
ビューリング「いくぞ!」
キャサリン「おー!」
気合を入れると発射口へ向けて突撃して行った。
目の前から迫る小ラロスを撃ち落としながらどんどんと近づいていく。
智子「ちょっとちょっと先走り過ぎなんじゃないの?」
途中から他のいらん子も合流する。
ビューリング「ちょうどいいタイミングで合流できたじゃないか」
俺「よくいうよ」
ハルカ「あの時を思い出しますねこの感じ!」
智子「そうね!」
250 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:48:13.53 ID:F9YL5wso
全員が一丸となって発射口へ近づいていく。
と、フォートレスの胴体から筒のようなものが何本もこちらへ伸びてきた。
俺「くるぞ!」
その叫びと同時に大量の光弾が俺たちを襲う。
着弾する前に全員がシールドを展開する。
ビューリング「なんとしても一撃あそこに食らわせなければ‥‥!」
大量の弾を全員のシールドで耐える。
キャサリン「き、きついねー‥‥!」
ハルカ「まだ届きませんか!?」
ウルスラ「あとすこし‥‥!」
しかし光弾はどんどんと数を増す。このままではシールドが破られるのが先だ。
251 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:51:28.68 ID:F9YL5wso
ビューリング「ちっ‥‥私が囮になる! 」
俺「おいちょっとまて!」
俺の言葉を聞く前にビューリングは飛び出して行った。
俺「あの‥‥バカ!!」
思わずビューリングの後を追う。
エルマ「リュウセイさん!」
智子「だめよ! あの二人の命がけの行動を無駄にしないで!」
光弾は数を減らし、その分がビューリングと俺の方へ向かっていった。
252 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:54:14.30 ID:F9YL5wso
大量の光弾を器用に避けるビューリング。
ビューリング「なんで付いてきた!」
俺「馬鹿か! お前ひとりでいかせられるわけ無いだろう!!」
俺もぎりぎりのところで避け続ける。
ビューリング「さっきまで私を殺そうとしていた人間のセリフとは思えないな!」
俺「自分の気持ちに嘘なんてつけるかよ!!」
一瞬の動揺。
光弾の一つがビューリングのストライカーにあたった。
その光弾は別角度から迫っていた小ラロスの放ったものだった。
ビューリング「くっ!」
ビューリングはバランスを崩した。そこへ大量の光弾が迫る。
俺「ビューリング!!!」
爆発音が空へ響いた。
253 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 09:55:01.43 ID:F9YL5wso
ここまで
次回最終回後編
後一日規制が遅ければなあ……
254 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 10:49:35.84 ID:jGvQHQDO
これって代行とかすんのかな?
255 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/06(月) 10:50:36.49 ID:HpU0OkDO
作者の要望があればな
256 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 11:24:01.27 ID:2/dGV.Eo
/ jjjj _
/ タ {!!! _ ヽ、
,/ ノ ~ `、 \
`、 `ヽ. ∧_∧ , ‐'` ノ ?
\ `ヽ(´・ω・`)" .ノ/
`、ヽ. ``Y" r '
i. 、 ¥ ノ
`、.` -‐´;`ー
257 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 12:26:10.20 ID:fnbS0RU0
そっちの代行じゃねーww
258 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/06(月) 13:25:57.52 ID:l2Uqrms0
大量規制だな、こっちも賑わうか?
259 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 13:30:05.02 ID:Fi/Ig92o
vip無理だったでござる
260 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/06(月) 13:38:17.74 ID:l2Uqrms0
全鯖規制はきついなぁ
261 :
レジ袋
[sage]:2010/12/06(月) 14:08:26.62 ID:BzlWXdA0
規制されてた。
PS3で書き溜めする方法ってあるかな
262 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 14:10:31.02 ID:HpU0OkDO
うわああああPC規制されてたああああ!!!
いいし、規制解ける迄に10個くらい話考えてやるし
263 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 14:25:43.35 ID:O9xMmnI0
こっちに書けば良いと思うよ
264 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 14:28:13.24 ID:xrXlXUgP
ここに書くんだ、投下がなくてしょんぼりしてるんだ
265 :
レジ袋
[sage]:2010/12/06(月) 14:40:26.99 ID:BzlWXdA0
自己解決
さてと、頑張らねば・・・
266 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 16:06:45.10 ID:PVasl0Uo
なんかもういつ見ても規制されてて嫌になるわー
近々こっちに投下するかも
267 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 16:10:06.34 ID:LsAJjsg0
本スレ過疎り気味だと思ったらPC規制来てたか
あーヤバイ。私生活かなり圧迫してんのに書きだめの最後の最後がどうしてもかけない、困った
誰かに代わりに考えて書いてほしいレベル
268 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 16:21:01.01 ID:LsAJjsg0
>>252
乙!
269 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 17:11:26.01 ID:jh/l47M0
>>267
焦らなくても俺はずっと待つさ
自分が納得のいく終わらせ方をしてくれ
270 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 17:20:24.40 ID:F9YL5wso
2200辺りから1時間借りさせてもらって最終回後編投下するね
271 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 17:25:42.09 ID:LsAJjsg0
待ってるぜ!
>>269
ありがと。最後は終わってるんだけど、途中の矛盾を無くすための展開がどうしても思いつかない
一度書き上げるのは楽なんだが、書き上げた後付け足そうとすると異常に時間がかかるのって俺だけかな
272 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 17:42:51.79 ID:jh/l47M0
>>271
なにをかいてるかわからんが、俺も付け足しは時々あるぞ
投下する寸前に変えたり、だれかのSSを読んで参考にしたりしてる
途中の矛盾は・・・まぁ気付かれない程度に話しを難しくさせたり、ごまかしたりしてる・・・
流星、まってるよ
273 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 18:06:14.94 ID:qgjZwAAO
向こうはまーた鯖テストか?
274 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 18:06:47.46 ID:7sWq6sDO
さ、鯖落ちた……
275 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/06(月) 18:24:11.92 ID:F9YL5wso
ttp://twitter.com/#!/search?q=%23raichou
ここ見とけば鯖復帰のタイミングもわかるかも
276 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 22:00:24.36 ID:Ll2xAyE0
今はしないが普通に投下していいんだね?
277 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:05:41.13 ID:F9YL5wso
いいんじゃないかな
本スレで前1さんが投下してますが、こちらも投下開始したいと思います。
いつもの通り3分おきにやります。
278 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:08:04.14 ID:F9YL5wso
避難所
>>252
から
………
……
…
キャサリン「やったー! 」
智子「喜んでる暇はないわ! さっさと離脱するわよ!」
ウルスラの放ったロケット弾は見事に射出口に入り、大爆発を起こした。
黒煙で見えないが、確かに効いたはずだ。
5人は全員ばらばらになって離脱する。
と、エルマは自分の目に写った光景を疑った。
エルマ「ビューリングさん! リュウセイさん!!」
その瞳に写っていたのは――
279 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:11:06.61 ID:F9YL5wso
………
……
…
銃弾がわたしの体を襲った――はずだった。
その光弾はわたしの前に突如現れた影に吸い込まれていく。
その姿は紛れもなく――
ビューリング「おい、やめろ!」
俺「――いやだね」
わたしが撃たれ、誰かがかばう。
この光景を見るのは二度目だった。
ビューリング「やめろ! オマエまで、オマエまで!!」
銃弾はとどまることを知らず、次々とリュウセイの体に吸い込まれていく。
さっきまで貼ってあったシールドも破壊され、生身の体に赤い雨が降っている。
またか。またわたしは――
わたしたちはフラフラと飛行しながら、なんとか射撃圏外まで離脱した。
280 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:14:17.24 ID:F9YL5wso
ビューリング「おい、しっかりしろ!」
俺「――今なら、わかる、姉さんの気持ち」
彼の表情は、
ビューリング「え?」
俺「大切な人を、守りたかったって気持ち――」
優しい物だった。
その言葉を言い終わるや否や、ガクンと体全体が下に引っ張られる。
エルマ「くっ!」
推進力がなくなった私たちをエルマとウルスラが支えた。
ビューリング「おい、冗談だろ‥‥?」
俺「――」
腕の中の彼は何も答えなかった。
281 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:17:28.96 ID:F9YL5wso
ビューリング「リュウセイ! おい! ‥‥おい」
赤を流すように雨が降り出していた。
エルマ「と、とにかく俺さんを安全なところへ――」
ビューリング「‥‥うあああぁあああああ!!」
私は激昂していた。
気づくとスーパーフォートレスに向かって突進していた。
エルマ「ビューリングさん!! ‥‥えっ? なに?」
エルマは光り輝いていた。否、エルマの胸のあたりが光り輝いていた。
そして――
282 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:20:16.18 ID:F9YL5wso
………
……
…
私は何も見えていなかった。
目の前で仲間が死ぬのはもう見たくなかったのに。
バカが。
残っていた小ラロスが私に向かって飛んできている。
そいつの放つ光弾を最小限の動きでかわすと、トリガーを一瞬だけ引いた。
小ラロスは翼をもがれ落ちて行く。私はその横を凄まじいスピードで通りすぎて行った。
フォートレスの射程圏に入ったようで、大量の光弾が私に飛んできた。
通信機からは誰かの叫び声が聞こえていたが、何を言っているのかは理解できなかった。
私はスピードを緩めなかった。こちらの弾が届く範囲まで出力を落とすことはない。
283 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:23:11.94 ID:F9YL5wso
………
……
…
キャサリン「す、すごい‥‥」
ハルカ「あんな数の弾をあのスピードで全部避けてるなんて‥‥」
智子「無茶して‥‥あんなの落とされに行ってるようなものじゃない!」
遠くから呆然と観ている三人。何回かビューリングに通信を試みたが、聞こえないらしい。
智子「とにかく少しでもビューリングに弾が集中しないようにするわ!」
ハルカ「わ、わかりました!」
キャサリン「シールドも、もう持つかわからないけど‥‥
せっかく命がけで助けた命を無駄に死なせたくはないねー!」
智子「そうよ、勝手に死なれてたまるもんですか!」
絶叫しながら、三人もフォートレスへと向かっていった。
284 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 22:23:59.50 ID:lu8U50.0
あっちもこっちも支援支援
285 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:26:24.96 ID:F9YL5wso
………
……
…
私は射程圏へ入るとすぐさま向きを真横に変え、トリガーを引いた。
20mmの銃弾さえも簡単に弾くフォートレスの装甲。だが私はトリガーの指を離さない。
やがてひとつの銃弾が筒の中へ命中した。小規模な爆発が起こり、そこからはもう光弾が飛んでこなくなった。
‥‥これを狙うしかない。
わずかばかりの動きで光弾を避け続ける。
その間にも一個一個確実に砲台を潰して行った。
だがこれでは埒があかない。どこかに、どこかに弱点はないのか。
と、耳から声が聞こえた。
ミカ「聞こえますかみなさん!」
その声は第一中隊隊長のミカ・アホネンの声だった。
ミカ「ネウロイの頭首のような部分に赤い宝石のようなものを見つけましたの!
多分そこが弱点ではないかと思いますわ! でも機銃が激しくて近づけない!
援護を!」
その声を聞くや否や、私はフォートレスの前方へと飛んでいった。
286 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 22:28:18.94 ID:WR2coi20
ネタ思いついて書こうとおもったとたんにこれだよ!
……と言っても埋め用の2〜3レス程度の小ネタだけどさ。
熱い展開支援。
287 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:29:38.38 ID:F9YL5wso
遠くの空が明るくなってきている。雨はいつの間にか止んでいた。
私はその光へ向かって飛び、背を向けた。
目の前からはスーパーフォートレスがゆっくりとした速度で向かってきている。
一瞬だけ赤い宝石のようなものが見えたが、再生能力でもあるのだろうか。
見る見るうちに黒で覆われて行った。
私はそこへめがけ突進していた。
智子「無茶よ! 正面からなんて!!」
音が聞こえたが意味はわからない。
私は一組の姉弟を殺した。ならば私はその敵を討ち、死のう。
届かないと分かっていても私の指はトリガーを握っていた。
正面からは光弾の嵐が迫る。
288 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:32:22.66 ID:F9YL5wso
シールドを使い強引に近づく。そのシールドも破れ、銃弾が私の体を襲い始める。
だが私はひるまない。全速力のまま銃をぶっぱなしている。
こちらの弾が装甲を剥がし始め赤い宝石が見える。
と、同時にこちらの銃からも弾が消えた。
わたしは用済みになった銃を捨てると、腰に付けていたナイフを引き抜いた。
冷たい。そのナイフは氷で出来ていた。
ナイフを前に構え、出力を全開にする。気のせいか、スピードがいつもより出ている気がする。
後ろで爆発音が聞こえた。
ストライカーに光弾があたってしまったらしい。黒煙をあげながら、ストライカーの推進力が落ちていく。
私はとっさにストライカーの緊急脱出トリガーを引いた。
エンジンが止まり、わたしの足からストライカーが外れる。
だが私は止まらない、そのままの速度でスーパーフォートレスの頭へ飛んでいく。
私は、流れ星になった。
ビューリング「うおおぉぉぁぁあああ!!」
赤い宝石へ青い宝石が突き立った。
瞬間、わたしの視界は白で塗りつぶされた。
289 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:35:11.57 ID:F9YL5wso
………
……
…
私は死んだのか?
ストライカーもないまま空中に放り出されたんだ。死なないということはないだろう。
温かい。誰かが私を抱きかかえていた。目を開ける。
「よう、生きてるか?」
その顔は、その声は、
私を守った騎士の声だった。
ビューリング「おまえ、どうして‥‥」
俺「何だ知らないのか」
ビューリング「‥‥どういう」
俺「この隊にはなんでも出来てしまう魔法使いがいてな」
そのセリフは、いつか私が発したセリフだった。
俺「そうだなー。たぶん、奇跡が起こったんじゃないかな」
ビューリング「奇跡って‥‥」
リュウセイ
俺「誰かが願ったんだろ。『生きててほしい』って。だから "俺" が願いを叶えたんだ」
290 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:38:37.23 ID:F9YL5wso
ビューリング「そんなの‥‥信じられるわけ無いだろ」
私の声は震えていた。
俺「ま、そんなのどうでもいいだろ? 」
ビューリング「‥‥」
俺「そうだな‥‥誰かの言葉をかりるなら」
ただただ、嬉しかった。
俺「俺がいなくなったら、誰がおまえのタバコに火をつければいいんだ?」
ビューリング「‥‥ああ、そうだな」
私は顔を上げる。
ビューリング「オマエはわたしの、わたしだけのものだ」
頬に、一筋の線が流れた。
291 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:41:16.59 ID:F9YL5wso
5人は遠く離れた地点から二人を見ていた。
キャサリン「一日で心臓が二つも潰れたね―」
ハルカ「もうこりごりですよー」
智子「ほんと、勝手に死にに行こうとするんだもん。困っちゃうわ」
エルマ「でも、なんとか7人全員生きてますね」
ウルスラ「作戦、完了」
キャサリン「あの二人もミッションコンプリートね!」
智子「だといいけどね」
肩をすくめ、ため息を吐く智子。それにつられるように全員が笑う。
エルマ「あ! あの二人顔を近づけて――キャー!///」
キャサリン「あの二人も人の目気にしないねー」
ハルカ「智子さん私たちも! んー!」
智子「あんたは最後までその調子か!!」
吹き飛ばされるハルカの顔は笑顔だった。
292 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 22:43:21.95 ID:lu8U50.0
イイハナシダナ
293 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:44:25.56 ID:F9YL5wso
………
……
…
俺「本当に気づいてなかったのか?」
俺は腕の中の彼女に問いかける。
ビューリング「当たり前だ。姉弟揃って私のトラウマを増やしてくれたと思っていたぞ」
俺「なんであのナイフが消えてないんだとか思わなかったのか?」
ビューリング「‥‥まさか」
俺「俺の魔法の効果が切れてなかったんだよ。俺が死んでたら魔力の供給も無くなって消えるはずさ」
ビューリング「‥‥つくづくお伽話だな」
俺「まあな。お前のためにつくってやった魔法だぜ?」
ビューリング「殺すためか」
俺「生かすためだ」
そこで一旦会話が途切れる。
294 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:47:14.91 ID:F9YL5wso
ビューリング「それより‥‥」
俺「なんだ」
ビューリング「どうしてもこの運び方じゃないとダメか」
俺「‥‥恥ずかしいのか?」
ビューリング「‥‥少しな」
そんな彼女がおかしくて軽く笑う。
俺「まあ、オマエにお姫様は似合わないよな」
ビューリング「悪かったな。これでもエリザベスなんだが」
俺「そうスネるなよ」
ビューリング「スネてなどいない」
俺「じゃあ照れか?」
ビューリング「‥‥勝手にしろ」
そういうと彼女はその赤くなった顔をぷいと向こうを向いてしまった。
その顔の先には、朝日を浴びた綺麗な七色の虹がかかっていた。
295 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:50:13.89 ID:F9YL5wso
………
……
…
スオムス、カウハバ基地。年も開けてふた月は過ぎたという頃。
長めの銀髪をなびかせ、彼女は煙を吐いた。
俺「どんなユニットが来るんだろうな」
ビューリング「さあな。一線級のユニットが来ることを祈るよ」
タバコをふかしながら答える彼女。
今日は補充機の到着日。だというのに飛行場にいるのは俺とビューリングだけだった。
俺「母国のユニットってのはやっぱり嬉しいのか」
ビューリング「嬉しくない。と言ったら嘘になるだろうな」
俺「そんなもんかね」
ビューリング「そうだな‥‥オマエだって母国の補充兵が来たら嬉しいんじゃないか?」
俺「全く嬉しくないね。あんな前例がいるし」
ビューリング「ハハッ、そうだったな」
彼女は笑う。
296 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:53:16.31 ID:F9YL5wso
ビューリング「‥‥おまえは」
俺「ん?」
ビューリング「わたしと居て楽しいか?」
俺「なんだよ急に」
ビューリング「‥‥いや、なんでもない」
すこし声のトーンが落ちたような気がする。
俺「‥‥楽しいから一緒にいるわけじゃない」
ビューリング「じゃあなんでわたしの隣にいるんだ?」
俺「俺はお前の物、なんだろ」
彼女は鼻で笑う。
ビューリング「そうだな」
297 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:56:06.96 ID:F9YL5wso
あれから数日が過ぎていた。
復讐心は消え、代わりにどうしても守らなければならない物が増えた。
守るべきものが増え、守ってくれる人が増えた。
姉さん、俺は幸せものです。
あなたがその生命をかけて守った人と、一緒に歩いていきます。
どうか、どうか見守っていてください。
俺達の歩む道を。俺達の翔ぶ空を。俺達の染めていく色を。
ビューリング「行こう」
俺「ああ、一緒にな」
空を見上げると飛行船が降りてくるのが見える。
季節は3月。スオムスはまだまだ寒い。
俺達は、新しい翼に向けて歩き出した。
-流れ星-
終わり
298 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 22:59:20.05 ID:F9YL5wso
本編終了 ここからはおまけ!
299 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 23:00:10.99 ID:lu8U50.0
乙!綺麗に終わらせるのって凄いなぁ…。良い話だった。
300 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:00:36.81 ID:F9YL5wso
スペシャル特番! 流星お疲れ様会!!
BGM
ttp://www.youtube.com/watch?v=-Sui1N3FyBA
私「やっほー!! スオムスの虹色のアイドル☆コメット・ブロッサムちゃんでーす!!」
キャサリン「やっほー!みんな寂しかったー? 誰がなんと言おうと、いらん子のお色気担当キャサリンねー!」
私「流星、いらん子中隊編。一応の完結お疲れさまでした―!」
キャサリン「お疲れ様ねー!!」
私「いやー長かった! 長かったー!!」
キャサリン「何文字あったのかねー」
私「知らない! 何文字書いたかなんて思い出したくもないって」
キャサリン「なっがい自慰だったねー」
私「ほんとにねー」
301 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 23:00:39.32 ID:C71UrgAO
乙
302 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:03:14.75 ID:F9YL5wso
キャサリン「主演してみてどうだったね?」
私「主演っていっても"私"は"私"で"俺"とは別だし‥‥でも百合はびっくりしちゃったな☆」
キャサリン「いらん子に来たらやらなきゃならない(キリッ とか言ってたねー」
私「いいんじゃないかな? 自己満足だったしね」
キャサリン「自己満足といえば、その後のビューリングのシーンも、
ストライクウィッチーズでやらなくてもよかったよね―」
私「あれは執筆中にFPSにはまっちゃったのが原因だってさ」
キャサリン「ああ、なるほどねー」
私「あと今日はビューリングさんの誕生日なんだよ! この日に完結させたいがために急ピッチで投下したらしいよ!」
キャサリン「また変なプライドね‥‥」
303 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 23:06:03.51 ID:jh/l47M0
おつ〜
楽しかったぞ!
304 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:06:26.33 ID:F9YL5wso
私「そういえば早い早いって言われてたけど、
前作書き終わってからちょっとずつ書き溜めしてたのを放出した形だし、
実際の執筆期間は結構長いと思うな」
キャサリン「それでも寝る間も惜しんで書いてたから、気持ち悪いね!」
オナヌ
私「そうだね☆ 寝る間も惜しんで抜ーしてるわけだしね!」
キャサリン「まあ、そういうスレだしねー」
私「そういえばこの後、501編が始まるんだよね」
キャサリン「それがねー、今回ので燃え尽きちゃったらしくてねー‥‥」
私「えぇ!? 殺る殺る詐欺!?」
キャサリン「物騒な誤変換ねー。まあいつかはやるって言ってるね。せっかくアイデアもあることだし。
あ、そういえばなんで最後リュウセイは生きてたね? まさか奇跡なんていわないよねー?」
私「あれはペンダントに姉さんの回復魔法が封印されてたって設定だったんだ。
一応伏線も張ってあったんだよ。どうやって封印したとかは知らないけど!」
キャサリン「最後までご都合主義ねー」
305 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:09:27.87 ID:F9YL5wso
私「あと、設定的には私もここでお別れなんだよね―」
キャサリン「え? "俺"と一心同体なんだからこれからも出演するんじゃないの?」
私「うーん、ここで言っていいかどうか分からないけど、5年後にはこの変身魔法の改良に成功しちゃうんだよね」
キャサリン「へー‥‥じゃあ完全に私たちの仲間ね!」
私「そうだね! 百合担当のために生まれたから!
あ、でも使えなくなったわけじゃないから、もしかしたら復活するかもね!」
キャサリン「復活に期待するね!」
私「じゃあとりあえずこれで終わりにしようか?」
キャサリン「そうね。もうこれ書いてる時賢者タイムになってるしね」
???「ちょっとまてーい!」
私「!?」
306 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:12:05.72 ID:F9YL5wso
ジュゼッピーナ「ちょっとちょっと私の出番がないまま終わりってどういう事!?」
キャサリン「ああ、ジュゼッピーナねー。仕方ないね、その性格で出そうとすると資料が足らなくて、
その前の性格だと、ウルスラとかぶるねー」
ジュゼッピーナ「そんなんどうだっていいわ! 私も出番欲しーい!」
私「そうは言ってもねー‥‥もうネタが無いってよ?」
ジュゼッピーナ「今から作ればいいじゃないのさ!」
キャサリン「無茶いう子ねー」
ジュゼッピーナ「無茶でも何でもいいのよー! わたしだって立派ないらん子中隊の一員なのよ?
それがなによ! 7人目っていうのも、百合担当っていうのも、
こんなわけわからん桃色娘に取られて!」
私「あー! ひっどーい! そんな言い方はないんじゃない!?」
ジュゼッピーナ「知らないわ! ああ、私も智子中尉とニャンニャンしたい‥‥」
私「あなたは2009年初春をまてばいいじゃない! 本編キャラなんだし!」
ジュゼッピーナ「そんなんいつ出るかわからないでしょ!?」
キャサリン「ああ、ふたりとも落ち着くねー。気が向いたら3巻の内容で書くかもしれないってさ!」
ジュゼッピーナ「約束しなさいよヘタレ!!」
307 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:15:08.08 ID:F9YL5wso
ワーワーギャーギャー
俺「はぁ‥‥」
智子「なによため息なんて吐いて」
俺「いや、疲れたなーって」
ビューリング「最後の章は私のほうが疲れたと思うが?」
俺「ま、そうだな。お疲れ様」
ビューリング「おまえはこれからも出続けるんだろ。私たちは一応これで、ひとまずのおやすみだ」
ハルカ「がんばってくださいね! ブロッサムちゃんは私に任せてください!」
俺「お前、二股はいけないとか言ってなかったか?」
ハルカ「そんな事いってましたっけ?」
エルマ「ハハハ‥‥機会があったら読み返してみましょう」
ウルスラ「私も501編では出番があるんでしょうか‥‥」
俺「さあなぁ‥‥でもTV本編で出たことあるって事は可能性としてはあるだろうな。
俺の記憶が正しければ、唯一1945でなにやってるのかがわかるいらん子キャラクターだし」
智子「ま、なるようになれでしょ」
308 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:18:20.48 ID:F9YL5wso
ハルカ「そういえば、私と智子さんはラブシーンあったのに
ヒロインのビューリングさんとのラブシーンはありませんでしたね」
俺「ヒロインだからこそ無いんだろ?」
智子「一理あるわね」
ハルカ「そんなモンなんですかねえ」
エルマ「というか、いちゃつくようなシーンもありませんでしたね」
ビューリング「最後のアレだけだったな」
俺「というか見たくないだろ? 俺とコイツのイチャつきなんてさ」
ビューリング「私はいつでもやっていいが?」
309 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:21:10.01 ID:F9YL5wso
俺「おまえは‥‥どう育ったらそういう事言えるんだよ」
ビューリング「私の半生か? 長くなるぞ」
俺「そういう事言ってるんじゃねーよ」
ビューリング「じゃあ体の成長が見たいのか」
俺「からだ‥‥なにいってんだよ!」
ビューリング「何も照れることはないだろう。これから幾度と無く見ることになると思うが?」
俺「おまえ、馬鹿か!」
智子「はいはい、いちゃつくのはどっか外でやって頂戴」
俺「どこをどう見たらいちゃついてるように見えるんだよ!」
キャサリン「全部ねー!」
310 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:24:02.74 ID:F9YL5wso
俺「うお、戻ってきたのか。‥‥まあとにかく、みんなお疲れ様」
ハルカ「お疲れさまでした!」
ウルスラ「お疲れ様」
智子「あなたも、お疲れ様」
ビューリング「おつかれ」
キャサリン「おつかれさまねー!」
俺「これにて、「流星」いらん子中隊編、一旦の終了! それじゃあまたいつか!」
私「また会えたらいいね! ばいばーい!」
糸冬
---------------
制作・著作 SHK
ジュゼッピーナ「私は出番もらえるまでぜーったい諦めないからねー!」
311 :
流星
[saga]:2010/12/06(月) 23:27:09.47 ID:F9YL5wso
みんな「おつかれさまでしたー」
俺「あ、ビューリング」
ビューリング「?」
俺「誕生日、おめでとう」
ビューリング「ああ、そうだったな。一応礼を言っておこう」
俺「素直じゃないなあ」
ビューリング「歳を取るだけだからな」
俺「お前が生まれてきたくれたおかげで、俺はここにいるわけだがな」
ビューリング「それは、わるかったな」
俺「感謝してるんだぞ」
ビューリング「‥‥ありがとう」
俺「こちらこそ、生まれてきてくれてありがとうな」
おしまい
312 :
流星 あとがき
[saga]:2010/12/06(月) 23:30:10.54 ID:F9YL5wso
はい、これで全編終了です。
長くなりましたがなんとかここまで投下することができました。
今日にこだわったのはおまけ内で言っているとおり、ビューリングさんのお誕生日だったからです。
本スレに投下できなかったのが最後の心残りですが…
最後にたくさんの支援、感想、乙などありがとうございました!
313 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 23:31:40.55 ID:xXBs5.AO
乙!
次回作も期待してます!
314 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 23:37:52.98 ID:xj0nSfEo
乙でした!
315 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 23:42:06.65 ID:lu8U50.0
乙!
そして壁殴る。
316 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 23:46:52.05 ID:8uTVmwDO
乙
317 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 23:50:16.66 ID:jh/l47M0
次回作も期待してる
壁殴ってちょっとだけ寒い
おつかれ!
318 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 23:52:03.69 ID:KNgE/7Qo
面白かった!乙
そしてビューリングさん誕生日おめでとう
319 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/06(月) 23:54:52.45 ID:iVbveh60
乙!
やっぱビューねーさんの誕生日に合わせてたのか
320 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 00:24:23.89 ID:jjpIaY.0
乙ー!
321 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 00:29:03.38 ID:8diMaDM0
乙でした。祝!ピューリングとハッピーエンド。いい最終回だった。
322 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 00:43:31.03 ID:S.0QoO.0
乙
あんちゃん、後日談でイチャイチャするのかいてよ
と図々しい事を言って見るテスト
323 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 01:34:05.53 ID:hWXGLU.0
乙、楽しかった!
324 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 02:10:34.87 ID:JkEigKAo
乙ですよー
325 :
構想中のやつ
[sage saga]:2010/12/07(火) 04:02:31.28 ID:RVTO55co
エースコンバットネタで単レス
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ミーナ<<こちら管制機スカイアイ、聞こえるかしら?あなたのコールサインは「メビウス1」よ。>>
俺<<こちらメビウス1、よろしく頼む、スカイアイ。>>
ミーナ<<まもなく敵ネウロイが見えるわ。全機撃墜してね。>>
ミーナ<<今日は私の誕生日よ。勝利をプレゼントしてちょうだい。>>
俺<<えっ>>
俺<<今日が誕生日ですかwwwwwww>>
俺<<それでいくつになったんスかwwwww>>
俺<<ねえねえwwwwwwwwwww教えてくださいよキャプテンwwwwww>>
ミーナ<<スカイアイから全機へ。メビウス1が撃墜されたわ。>>
326 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 04:04:49.76 ID:YVEoRq2o
リボンつきを落とすとか隊長はんぱないな・・・
327 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 04:35:12.57 ID:jjpIaY.0
ミーナさん大人気だな
何げにシャーリーがルッキーニよりwikiが寂しいことに
328 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 04:37:05.35 ID:6VPFAGcP
知ってるか?これでも初期はミーナさんが一番不人気だったんだぜ
329 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 04:41:57.11 ID:cBuVWgAO
まぁミーナさんはストパンを良く知ると良いキャラな事がよくわかるしね…まぁ俺はお姉ちゃん一筋だがな!
え?その割には今書いてる短編はエーリカものじゃないかって?
何で知ってると言うかコレは気の迷いと言いますかなんと言いますかうわなにするやめ
330 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 04:52:10.76 ID:jjpIaY.0
カールスラント組は強いな
ルッキーニで書きたいけどもう一から書く時間作るのはキッツいなー
331 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 06:55:31.60 ID:3jElipg0
鬱憤晴らしにポンコツ投下するぜ!
漏れ「…」
漏れ「…」
漏れ「…っ!」ガバッ
漏れ「ん…?落ちてる……?」
漏れ「確かネウロイブチ殺そうと首都に…」
漏れ「いやそんなことよりも落下傘!」
漏れ「紐がない!? …ボタン?これか!!」カチッ
漏れ「クソッ!開けポンコツ!!」カッチカチカチ
漏れ「ぶつかるって開けゴマアアアアア」カチチチチチチチ
バッサァ
漏れ「うひょおおおおおおおお!!」
漏れ「死ぬううううううううう」
ドッ
漏れ「 」
漏れ「 」
漏れ「ッハァ!!」
漏れ「あー……なにここ?ジャングル…?」
漏れ「ネウロイの気配は無い、装備はある」
漏れ「マチェットにナイフ数本、陸戦ストライカーだけだがな…」
ドサッ
漏れ「ッ!?」
332 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 07:05:43.77 ID:3jElipg0
ゲルト「クソッ!一体なんなんだ!?」
漏れ「よう」
ゲルト「ッ!! お前の仕業か!?」カチャ
漏れ「おい待て待て、よせ、銃を下ろせ」
漏れ「私もここに落ちてきた、落下傘があるだろう?」
ゲルト「…」
漏れ「落ち着け、敵じゃあない(念の為にナイフを…)」
ドシュゥ
漏れ「! 伏せろッ」
ドゴゥゥン
ゲルト「溜弾!?今度こそ敵か!!」
漏れ「人が相手程嫌なものはないな!行ってくる!!」ドカァン
ゲルト「待て!数も分からないのに!」
漏れ「対人は初めてか?発射感覚を見ろ、一人に間違いない!」ダッ
333 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 07:21:22.49 ID:3jElipg0
バシュ ドシュゥ
サーニャ「出てこない…」
漏れ「動くな」スチャ
サーニャ「!」
漏れ「先に言っておくが私は敵じゃない」
サーニャ「証拠は?」
漏れ「敵なら首を落としてる」
サーニャ「…貴方も落ちてきたの」
漏れ「あぁ」
ゲルト「戦っている最中に、だな」
サーニャ「えぇ。オラーシャ解放戦線の真っ直中だったわ」
ゲルト「ふむ、皆軍人か」
サーニャ「ところで、ここはどこなのかしら…」
漏れ「んー、あいつに聞くか」
リーネ「こ、こんには!」
漏れ「こんにちはの圧縮言語」
ゲルト「おい、ここはどこだ」
リーネ「えっと…室温や湿度、植物からすると、恐らくアマゾンのどこかかと」
サーニャ「変な所に落とされたわね」
漏れ「まだ他にもいるかも、探すか」
ゲルト「お前も来るか?」
リーネ「あっ、はい!」
334 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 07:39:19.15 ID:4zrMtbAo
早朝支援
335 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 07:57:36.69 ID:3jElipg0
ルッキ「うにゃー!」
シャーリー「おらー!」
ガッシボッコ
ルッキ「こんにゃろー!」ガスッ
シャーリー「ドラァ!」バキッ
漏れ「おいおい、やめとけ」
ルッキ「!?」
シャーリー「誰だ!?」
漏れ「お前らと一緒だ。落ちてきた」
ゲルト「私たちは敵じゃない。やめておけ」
シャーリー「…分かった」
ルッキ「数には素直なんだね〜、ボス」
リーネ「へ、平和にいきましょう…」
ルッキ「んー、じゃああの人助けた方がいいをじゃない?」
宮藤「誰か助けてー!」
サーニャ「木に引っかかってるわ」
ゲルト「撃ち落とすか」
シャーリー「危険じゃないか?」
ボゴォッ グラグラ
漏れ「これなら早い」
ザッバアン!
宮藤「ゴボボボ…」
336 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 07:59:13.47 ID:3jElipg0
宮藤「有り難うございます…」
漏れ「ん」
ルッキ「誰かいるよ?」
シャーリー「コンテナがあるぞ」
ゲルト「何か入っているのか…?」
リーネ「なんだか怖いですね…」
坂本「私がめくろう」カチャ
漏れ「OK頼む」スラァ
坂本「…」
漏れ「…」
バサッ!
坂本「…ッ!」チャ
漏れ「何もない…いや、どこかに行ったか」
シャーリー「拍子抜けだな」
ゲルト「これからどうする」
漏れ「ん…、高い所に行くか。脱出できそうな道や乗り物が見つかるかもしれん」
リーネ「見つからなかったら?」
漏れ「私をここに連れてきたクソッタレを捕まえて、ブン殴る」
リーネ「へ、平和的にいきましょう」
337 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 08:05:19.59 ID:3jElipg0
ルッキ「うぇー、疲れたよー」
ゲルト「それでも軍人か?ほら、キビキビ歩かんか」
ルッキ「ぶー」
シャーリー「なんか変な花が咲いてるな」
宮藤「あっ、駄目駄目!猛毒ですよ!?」
宮藤「この毒が体内に入ればすぐに体が麻痺しちゃいます」にちゃ
シャーリー「すまない、何かあったら援護してやるよ」
ルッキ「やったね、友達ができたよ!」
338 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 08:09:17.20 ID:3jElipg0
崖かなんかで高い所
漏れ「なに…これ……?」
リーネ「惑星がいっぱいある…」
ゲルト「…嫌な現実を見せられたな」
サーニャ「もう疲れたわ、休みましょう」
坂本「…」
宮藤「クタクタです…」
漏れ「あぁ、そうするか…」
339 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 08:10:29.32 ID:3jElipg0
STRIKE NEUROIR
340 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/07(火) 08:11:56.84 ID:3jElipg0
続くます
その内死者多発でござるよ
お休みなさいイェーガー内閣
341 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 09:53:21.43 ID:rOyXf3s0
X2の話だが
人には言えない方法で747 200B(非武装の旅客機)が攻撃できるようにすると
なぜか長距離衝撃波弾頭ミサイルが標準装備されているらしいと聞いた
342 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 10:43:59.05 ID:RVTO55co
X2でもっさんがオペレーターやってる
343 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 11:20:10.07 ID:4K7/7.DO
本日の試験中、時間が余ったからSSの妄想をしてたんだよ。
妄想のペースが良すぎた、射精した、ノータッチエース
もう、海行ってくるわ
344 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 11:33:32.49 ID:BSXa3x.o
そろそろ海に行くOFFが開催されるな 胸熱
345 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 13:00:37.53 ID:z5JP8sDO
支援してぇよぉ
支援しながらつっこみてぇよぉ
346 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 13:40:20.59 ID:YVEoRq2o
海に行くOFFってなに?
347 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 13:44:17.70 ID:z5JP8sDO
海にはいって一か八かで無職俺みたいにストパン世界に逝ってみようOFF
348 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 13:53:31.86 ID:PY5R76DO
暇だし今思い付いたのを投下させてもらうよ
349 :
金は力だ
[sage]:2010/12/07(火) 14:05:05.91 ID:PY5R76DO
ミーナ「新しい仲間を紹介します」
ミーナ「入って」
扉が開く。二人の男が入ってきた。
俺「俺少尉だ。こいつは俺の執事」
執事「・・・」
ミーナ「俺少尉はウィッチよ」
芳佳「ええぇ〜〜!?」
ミーナ「宮藤さん、2人に案内をお願いね」
350 :
金は力
[sage]:2010/12/07(火) 14:14:44.20 ID:PY5R76DO
―案内中―
俺「俺の部屋はここか?」
芳佳「はい!」
俺「汚い部屋だな。俺様にこんなベッドで寝ろっていうのか」
芳佳「お掃除しましたよ?」
俺「おい、執事」
執事「ハッ、かしこまりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
俺「おい、あんた!」
ミーナ「あら、俺少尉。何かしら?」
俺「暇なんだ。俺に抱かれてみないか?」
ミーナ「え///」
俺「金は払うぜ?」
ミーナ「結構です!」
351 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 14:20:57.44 ID:ukiv762o
アク禁キタコレ
352 :
金は
[sage]:2010/12/07(火) 14:26:35.74 ID:PY5R76DO
―庭―
俺「暇だ」
俺「お!ハーブか」
ペリーヌ「あら俺少尉」
俺(こいつ確か故郷復興の為に頑張ってるやつだったっけ?偉いな)
俺「よう、お前貧乏なんだろ?」
俺「俺金持ちだから金やるよ。ほら」ポイ
ペリーヌの前に札束が投げられた。
ペリーヌ「いただけませんわ!」
俺「お前、金無いんだろ?早く拾えよ」
ペリーヌ「このような侮辱を受けたのは初めてですわ!」
ペリーヌは怒りながら何処かへ行ってしまった。俺は不思議そうにそれを見ていた。
353 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 14:37:00.92 ID:PY5R76DO
ぶらぶらしてるとかくれんぼをしているルッキーニたちに出会った。
俺「なあ、俺も入れてくれ」
俺「いくらでならいい?」
ルッキーニ「うじゅ?」
俺「これでどうだ?」ポイ
ルッキーニ「これくれるの!」
俺「ああ」
ルッキーニ「みてシャーリー!俺にもらったー!」
ルッキーニ「お菓子いっぱい買えるねー!」
シャーリー「ルッキーニ、そのお金を俺に返すんだ」
354 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 14:49:36.44 ID:PY5R76DO
金で友達を買うような真似はやめろとシャーリーに怒られた。怒り終わると優しく抱き締められた。
心が暖かくなった気がした。
そのあとみんなで遊んだ。ちょっと嬉しかった。
俺「執事、部屋は?」
執事「言い付け通りに」
ガチャ
俺の部屋は豪華になっていた。執事に良いものを揃えさせたのだ。
俺「おやすみ」
俺は眠った。
355 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 14:59:18.95 ID:PY5R76DO
翌日、ネウロイがやってきた。俺は初の実戦へ・・・
坂本「いいな、みんな作戦通りにな!」
みんな「了解!」
ブーン
┣¨┣¨┣¨┣¨ ドカーンドカーン
バババババ
俺「う、うわー!」
ブーン
俺は恐くなり、逃げた。
後ろから誰かが俺の名前を呼んでいるがそんなものは今の俺には聞こえない。
ゲルト「俺少尉!何処へ行くッ!?」
ゲルト「持ち場を離れるなッ!」
356 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 15:06:54.47 ID:PY5R76DO
程なくして彼女たちはネウロイを倒し、俺の方へ向かって飛んできた。
坂本「おい貴様ッ!敵前逃亡だぞ!わかっているのか!」
俺「でも…」
坂本「言い訳をするなッ!ミーナッ!」
ミーナ「俺少尉、貴方には独房に入って貰います。いいですね?」
基地に連れられた俺はすぐに独房に入れられた。
357 :
金は力
[sage]:2010/12/07(火) 15:14:26.94 ID:PY5R76DO
しかし数時間後、ミーナが俺のいる独房の前に立っていた。
ミーナ「あなたを解放します…」
ガチャガチャ
キキィー・・・
俺は解放された。何故か?
俺は軍上層部に金をまわしていた。少尉になったのも金の力だ。金は力だ!金さえ有れば何でもできる。俺はそう思っている。
358 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 15:26:32.13 ID:PY5R76DO
いや、思っていた。ある日、シャーリーと街に出掛けた。
俺(なんだろう?この気持ち。こいつと居ると嬉しいような恥ずかしいような…)
俺(とにかくドキドキする)
シャーリー「ん?俺、顔にソース付いてるぞ」
シャーリー「ほら」フキフキ
俺「ありがとう」
俺はこいつに何かしてやりたい。こいつを喜ばせてやりたい。そう思った。
359 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 15:30:34.74 ID:YVEoRq2o
やばい、この俺かわいいぞ!
360 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 15:37:56.17 ID:PY5R76DO
俺は持ち前の財力で、花屋の花を全て買い占めたり、高価なアクセサリーをプレゼントしたりした。
しかし彼女はあまり喜ばない。俺は尋ねる。
俺「何をプレゼントすれば喜んでくれる?車か?飛行機か?」
彼女は少し反応する。少し考え彼女はこう答えた。
シャーリー「お金じゃ買えないもの」
俺「例えば?」
俺は尋ねる。そして彼女は恥ずかしそうに答える。
シャーリー「愛情…とか///」
彼女の顔は真っ赤だ。
361 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 15:48:31.32 ID:PY5R76DO
俺は気付いた。この気持ち、これこそまさしく愛!
シャーリーに対する愛情なのだと!
金なんて要らない!シャーリーが居れば十分だ。
俺はこの胸に秘めた想いをシャーリーにぶつける。
俺「シャーリー!俺はお前が好きだ!好きで好きでたまらないみたいだ!」
俺は叫ぶ。周りからヤジが飛ぶ。シャーリーの顔はますます赤くなる。
シャーリー「俺はわたしの事、守ってくれるか?///」
もじもじしながらシャーリーが俺に尋ねる。
俺「ちゃんと守ってやるよ」
362 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 15:56:04.58 ID:PY5R76DO
基地に帰り、2人の事をみんなに報告した。
芳佳「ええぇ〜〜!?」
みんな驚いている。おめでとうや、冷やかしの言葉も飛んでくる。そんな中、1人空気を読まないやつがいた。
執事「なりません!あなたには許嫁がいるんですよ!」
静かになる。そしてまた…
驚きの声が上がる。
363 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 16:06:26.45 ID:PY5R76DO
俺「俺はシャーリーが好きなんだ!そんなものは知らん!」
執事「駄目です!相手はロマーニャの王女様なんですよ!」
全員「ええぇ〜〜!?お姫様〜〜!?」
またまた驚く。
執事「そうです。申し訳ありませんがシャーリーさん」
執事「身を退いていただけないでしょうか?」
シャーリー「え…」
俺「おい!駄目だぞ!」
執事「これは我が国の為の婚約なんです!」
俺「そんなの知らん!」
執事「シャーリーさん!」
シャーリー「あ…あっ…」
シャーリー「1人にしてくれ」タッタッタ
シャーリーは出ていってしまった…
364 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 16:16:33.62 ID:b46F7OE0
執事ェ……
365 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 16:20:00.55 ID:PY5R76DO
翌日、ネウロイがやってきた。
ドカーンドカーン
坂本「ええい!怯むな!」
ルッキーニ「シャーリー危ない!」
シャーリー「へ?」
いつもと様子が違うシャーリーにネウロイが狙いをつけたのだ。
血が飛び散る。シャーリーの目の前にビームに貫かれた俺の姿があった。
俺「守っ…て…やる」
俺「って…言っ…た…」
俺「……が…はっ…」
俺の意識は途絶えた。
366 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 16:29:44.78 ID:PY5R76DO
――基地にて。
シャーリー「俺と過ごした時間、楽しかったよ」
シャーリー「いつになるか分からないけどさ、必ずお前に会いに行くから」
シャーリー「その時は一緒に暮らしてくれるよな?」
シャーリー「それまでそっちで見守っててくれよ」
そう言うと彼女は冷たくなった俺の唇にそっとキスをした。埋葬される棺を見る彼女の瞳からは一筋の涙が溢れていた。
おしまい
367 :
金
[sage]:2010/12/07(火) 16:32:46.31 ID:PY5R76DO
地の文の練習がてらやった
難しかった
368 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 16:37:28.27 ID:4zrMtbAo
乙乙
ちょっと古い時代の小説とか読むと、結構参考になるよ
芥川なんかは表現も上手いし結構面白いしオススメ
369 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 16:38:13.82 ID:rOyXf3s0
なぜ殺たし
地の文ですごいのは誰だろな
忍者、流星、スタゲあたりか
370 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 16:42:52.69 ID:b46F7OE0
乙
371 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 16:45:36.26 ID:jjpIaY.0
乙
でも今から芥川一気読みは相当体力と時間使いそうだ
夏目漱石にの短編集ですら一冊読むのに結構時間かかったよママン
372 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:01:01.14 ID:4zrMtbAo
羅生門だけでも読んでみるといいかも
あの、全体の暗くて後ろ暗い空気はさすがだと思う
余裕があれば、芋粥なんかも俺はおすすめ。
373 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:15:42.93 ID:BSXa3x.o
地の文はほんと難しい 長すぎると読みにくくてたまらんし、
かと言って短すぎると情景が伝わらない
俺のも伝わっていればいいんだがな…
374 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:18:58.08 ID:rOyXf3s0
羅生門はすごいね
高校生の頃に現国の教科書に載ってて
読んでてイメージがアニメみたいにはっきり浮かんでビビった
375 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:37:08.03 ID:kNo1BUDO
地の文なぁ
書きたいこと沢山あるから書きはするんだけど
自分のと他の人の比べるとスゲー読みづらいんだよな……
この差はなんなんだろな
376 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:43:28.74 ID:YVEoRq2o
あえて地の文ゼロでやってみるのも悪くないよ。
状況説明とかはさりげなくキャラに語らせたりして
ちょっとラジオドラマ風な感じで。
うまくできてるかちょっと微妙だけど。
377 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 17:48:46.73 ID:T6UjZxIo
俺、地の文をあえて書いてない
だからか説明口調な感じの台詞が多いような感じがする
あと擬音でカバーできてるか不安な面もあるがいまさら換える気にならないな。
378 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 18:25:18.42 ID:jjpIaY.0
地文無しもSSっぽさがあって良いというか、逆に売りに出来る要素ではあるよな
どっちも有りだと思う。本読みたいなあ
379 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 18:27:34.46 ID:b46F7OE0
地の文をいかに分かりやすく、
且つ説明っぽくならないように書けるかっていうのが難題だよなぁ……
380 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 18:30:00.32 ID:kNo1BUDO
>>369
の三人辺りをちょいと参考にしてくるかなぁ
あとは普通にもっと本読むかな
381 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 18:33:52.11 ID:JrUWUnMP
逆に擬音と台詞だけで情景を浮かばせられる人を尊敬する
擬音と台詞の選び方とか間が上手いんだろうな
382 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 18:40:06.06 ID:ndDh1YMP
分野は違うけど、リリカルなのはの脚本は絵(=地の文)で説明することを前提にしてない文章
ノベルゲーのテキスト読んでるみたいな印象、やたらめったら説明っぽいセンテンスが多い
書いてるのがエロゲライターだしStrikerSの後半ではそういう印象なくなってたけどぬ
というか俺のは長いだけなので参考にはならんですよ!
>>381
だぬ
383 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 18:57:18.34 ID:BSXa3x.o
>>381
参考までにどの作品がそんな感じなのか聞きたい
384 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 19:07:59.49 ID:mwU9mnYo
ずっと地の文入れてやってるけどやっぱり難しいなぁ・・・
それ以前に面白いのかすら疑問だ
385 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 19:11:02.59 ID:jjpIaY.0
サンダーヘッドみたいにAA取り入れてみたいんだけど
今だにAAに上手いことセリフいれる方法がよくわかんないんだよなー
386 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 20:00:05.89 ID:3JmXoRYo
大元帥もAA使ってたよね
387 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 20:00:52.18 ID:4K7/7.DO
本当に俺チックな俺を入れた[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]を書くと
どうしても高二病スペックと展開になって盛り上がら無くて爆ぜる
388 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 20:02:54.75 ID:JrUWUnMP
>>383
印象に残ってるのはサンダーヘッドと記憶喪失とトビウオかな
なんか情景を浮かべやすいんだよな
389 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 20:18:54.00 ID:BSXa3x.o
>>388
なるほど やはりサンダーヘッドは原点だな
wikiのトップの過去ログ一覧も多くなってきたな
390 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 21:25:59.27 ID:cBuVWgAO
何だかんだで結構続いてるからなぁ
391 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 22:01:40.04 ID:4K7/7.DO
最初期はまさかこうなるとは思いもしなかったな・・・
392 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:11:01.89 ID:mwU9mnYo
こっちにも投下していいんだっけ?
393 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 22:14:41.50 ID:hRg4IFoo
どんとこい!
394 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 22:15:57.04 ID:4K7/7.DO
カモン!!!
395 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:17:43.46 ID:mwU9mnYo
俺「ストライクウィッチーズですの」
>>163
から
この日からネウロイの活動は活発になり、穴拭智子というエースを擁するカウハバ基地に、頻繁に爆撃へ向かうようになった。
初日ほどの数は現れなかったが、それでも護衛と爆撃機あわせて40機といった中規模の編隊だった。
そのたびに、カウハバ基地所属のウィッチ達が迎撃にあがり、これを退けた。
中でも智子の戦果は群を抜いて素晴らしく、全撃墜数のうち約4割は彼女が記録したものだった。
しかし、戦果が増えるのに比例するかのように、義勇独立飛行中隊のメンバー、特に俺との溝は深まっていった。
智子は、中隊のメンバーが戦闘に参加しようとするのを拒絶し、後ろを取られたときでさえ助けを請わなかった。
それに対し、俺はカールスラントでの経験を生かして、中隊のメンバーに指示を出し、連携して少数の敵を撃墜するようにしていた。
俺たちが食堂で、戦闘での反省点などを話し合っているときも、智子は自室に居た。
次第に、智子と俺は宿舎ですれ違っても、互いに挨拶どころか、顔も合わせようとはしなかった。
そんな関係になってから1週間。
朝からの猛吹雪で、ネウロイの爆撃機も来れないだろうと予想され、この日は第1中隊と義勇独立飛行中隊、共に警戒解除となった。
智子は、連日の出撃での疲れを癒そうと、宿舎の隣にあるサウナ風呂に向かった。
タオル1枚を膝において板の上に座り、汗を流す。その姿はとても官能的であり、また鮮やかであった。
不意に、扉が開く音がした。
振り向くと、ハルカがタオルを巻いて恥ずかしそうに立っている。
396 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:18:16.91 ID:mwU9mnYo
ハルカ「あの、ご一緒してもよろしいですか……?」
智子「いいも悪いもないわ。いらっしゃいな。」
ハルカは智子の隣にちょこん、と腰掛ける。
そして、横目で智子の体を見つめ、顔を赤らめる。
智子「どうしたの?」
ハルカ「あのっ!撃墜40機達成、おめでとうございます!」
智子「ありがとう。」
ハルカ「今回の戦争で、撃墜数が40機を越えてるのは、まだ5人ほどしかいないって、聞きました。
少尉、本当にすごいです。わたしも、自分のことのように嬉しいです。」
そこまで言ったところで、ハルカは少し俯く。
ハルカ「あの……智子少尉、お願いがあるんです。」
智子「なぁに?」
ハルカ「その、……みんなと仲良くしてくださいませんか?
キャサリン少尉も、ビューリング少尉も、ウルスラ曹長も……皆、反省してるんです。訓練サボって悪かったって。
今、俺少尉の話を聞きながら、皆一生懸命戦技の勉強をしているんです。こうやったら、うまくいくんじゃないか?とか……」
智子「……。」
ハルカ「俺少尉も凄いんです。
皆の長所や短所、ストライカーユニットの性能や癖をボロボロのノートのページいっぱいに書いて、私たちにアドバイスをくれるんです。
俺少尉、言ってました。智子少尉の癖が解れば、少尉を単独行動させずに一緒に戦う方法があるかもしれないって。」
智子は無言を保ったまま、ハルカの話を聞き続ける。
397 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:18:57.96 ID:mwU9mnYo
ハルカ「ウルスラ曹長なんて、ずっと新装備の研究をしてたんです。それで、火薬ロケットっていう新しい装備を考えついたんですって。
大型の目標に有効なんじゃないかって、みんなも言ってます。少尉、それができたら、上層部に具申していただけませんか?
」
ハルカ「私たち、一人一人は、少尉ほど強くないけど……、あ、いや、俺少尉とビューリング少尉は別ですけど。
とにかく一人一人は弱くても、力を合わせれば、もっとお役に立てるんじゃないかって……。そんな風に考えているんです。
つまり、チームワークです。だから、その、智子中尉も一緒に……。」
智子「私は一人でいいの。」
ハルカ「智子少尉……。」
智子「私はひとりのほうがいいの。それに、足を引っ張られるのはもうこりごりだわ。」
智子は立ち上がった。
ハルカ「わたしたち、同じ部隊じゃないですか!同じ、チームじゃないですか!」
ハルカが大声で叫ぶ。
智子「いい?私は仲良しごっこをしにこのスオムスに来たわけじゃないの。戦争をしにきたの。
戦果をあげるために、やってきたの。」
智子はそう言い残し、サウナを後にした。
398 :
スオムスいらん子中隊の俺
[sage]:2010/12/07(火) 22:19:34.47 ID:mwU9mnYo
脱衣所で智子が体を拭いていると、誰かが壁際にいる気配がした。
振り返ると、ビューリングがそこに居た。
智子「ビューリング少尉…。何の用?
」
ビューリング「ちょっといいか?話があるんだ。」
399 :
スオムスいらん子中隊の俺
[sage]:2010/12/07(火) 22:20:01.95 ID:mwU9mnYo
――――
俺とウルスラは、ウルスラが研究したという火薬ロケットの実験の為に、格納庫の端っこで話し合っていた。
俺たちの目の前には、長さ約80センチ、直径約5センチ程の筒状の物体が横たわっていた。
俺「これが、ウルスラ曹長の研究してたロケット弾?」
ウルスラ「そうです。ヴェーラ・フォン・ブラウンのロケット研究を基にしました。」
俺「それを、一人で?
」
ウルスラ「ええ、まぁ……。」
俺「凄いじゃないかウルスラ曹長!これが完成すれば、俺のPaK40なんて目じゃないぐらい高威力の武器が出来上がる!」
ウルスラ「あ、ありがとうございます……。」
ウルスラは、自分の研究を人に褒められたことはなかったので、俺に褒められたことが嬉しかったのだろう。
少しうつむいていた。
俺「いやぁ、楽しみだなぁ…!ウルスラ曹長、何か手伝える事はないか?」
ウルスラ「何も……。」
俺「そ、そうか……。」
ウルスラ「……俺少尉。いくつか、聞いても宜しいですか?
」
俺「うん。なに?」
ウルスラ「俺少尉は何故、7.5cm砲を使わないんですか……?」
俺「あ、あぁー……その事ね。いや、実はさ、ここに来る前にある事件があって、使うのが怖くなっちゃったんだよね。」
ウルスラ「何があったんです?
」
俺「随分と興味津々だね…。」
ウルスラ「教本に、『疑問に思ったことは、分かるまで調べるべし。』とあったので。」
俺「なるほどね……いい心意気だ。……分かった。ちょっとだけ、俺の話をしよう。」
俺「これは今から3ヶ月ほど前の話だ。」
400 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:21:05.40 ID:mwU9mnYo
――――1939年9月12日 オストマルク アイゼンシュタット臨時空軍基地
ネウロイがオストマルクに突如侵攻を始めてから10日ほどが経った。
カールスラントがオストマルク支援の為に派遣した、カールスラント空軍第1訓練航空団第W飛行隊第12中隊は、オストマルク南端のアイゼンシュタットという街に臨時に設置された空軍基地に居た。
ネウロイの進軍速度は凄まじく、開戦からわずか2日でオストマルクの約4割を占領するほどだった。
そして、ここアイゼンシュタットの街にも、昼夜を問わずネウロイが爆撃に来ていた。
戦闘爆撃中隊だった俺達は、初めのうちは陸上ネウロイに対する爆撃任務が主だったものの、次第に航空ネウロイの迎撃が主任務となっていた。
俺は、連日連夜に渡って続く戦闘任務のおかげで、だいぶ疲弊していた。俺だけじゃなく、中隊の皆も同じように、疲れ果てていた。
しかし誰一人として、その事を口にすることはなかった。
この日も、俺達の中隊は、すっかり聞き慣れた空襲警報を耳にし、整備もままらないストライカーユニットで出撃した。
中隊長「デザート1から各機、聞こえる?」
俺「デザート3からデザート1、感度良好です。」
デザート5「こちらデザート5、問題無し。」
デザート6「デザート6、こちらも異常なしです。」
中隊長「…8人いたこの中隊も、随分と数が減ったものね。」
コールサインの番号に空きがあるのは、その番号の持ち主がこれまでの戦闘で撃墜され、戦死してしまったからだ。
デザート2は初日の戦闘で落とされ、互いに仲の良かったデザート4、7は3日前に、そしてデザート8はつい昨日の出撃で落とされてしまった。
全員が即死か、辛うじて生きていた者も、大体12時間後には、基地の医務室で静かに息を引き取った。
そして全員共、皆成人していない少女だった。
401 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:21:52.20 ID:mwU9mnYo
俺「皆、しっかりとヴァルハラへ旅立てたでしょうか。」
デザート5「心配するなよ、俺。あいつらならしっかりと逝けたさ。」
そう話かけてくるのは、冷静な性格の少女、コールサイン、デザート5だ。
彼女は部隊の一番槍を勤めていた。
デザート6「でも、俺がそんな沈んでたら、4人ともおばけになって帰ってきちゃうかもよー?」
こっちはコールサイン、デザート6。僅か13歳という年齢で、部隊内でも最年少のウィッチだ。
彼女は無邪気な性格で、よく俺たちにイタズラを仕掛けては、笑っていた。
俺「そうかもしれないな。ここで沈んでたら、あいつらに顔向けできないもんな。」
中隊長「おしゃべりはそれくらいにしなさい。敵が見えてきたわ。」
そして、中隊長であるデザート1。19歳のウィッチで、撃墜数は20を越えていた。
その当時、それほどの撃墜数を誇るウィッチは、世界でもまだ少数であった。
彼女は非常に几帳面で部下思いであり、自分のノートに、部隊員の名前から、性格、癖、撃墜数などを丁寧に書き込んでいた。
俺たちはそれを参考に、スコアを競ったりしていた。第12中隊の知識と思い出が詰まったノートであった。
402 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:23:01.72 ID:mwU9mnYo
中隊長「見た限りだと、敵はラロスが20機に、ケファラスが15機ね。」
デザート5「味方は?」
俺「第12中隊のみ。」
デザート6「つまりー…私たち4人だけってこと?
」
中隊長「4人もいれば十分だわ。私とデザート3はラロスを、デザート5と6はケファラスを落としに行ってちょうだい。」
デザート5「武装は?」
中隊長「オールウェポンフリーよ。やつらにフライングアーティラリーの恐ろしさを教えてやりなさい。
……それと、交戦規定を守ること。」
デザート6「交戦規定?」
俺「忘れたのか?この激戦地での交戦規定はただ一つ、『生き残れ』だろ?」
デザート6「そうだったー!」
中隊長「その通り。全員、生き残るわよ。」
俺達「了解!」
数は圧倒的に不利だったが、互いに支え、支えられていたからか、戦意は旺盛だった。
俺たちは編隊を組んで、太陽を背に向けて上昇し、ネウロイ達の上に躍り出る。
そして、巨大な7.5cmPak40を手に持ち、Ju88の特性を生かして、ネウロイの編隊に向けて急降下を始める。
プロペラが空気を切り裂くような独特の音を放ちながら、俺たちは一斉にPaK40の引き金を引いた。
機銃とは比べ物にならないほどの大音響を響かせながら放たれた7.5cm徹甲弾は、ラロスとケファラスの装甲を紙のように引き千切り、風穴を開けていく。
1機のラロスを貫通した砲弾が、下を飛んでいたケファラスをも貫通し、たった一度の砲撃で、10機近くのネウロイを撃墜した。
デザート5「俺!今の見た?2機抜きだよ!」
俺「見てた見てた!すごかったなー!」
デザート5「へへー!ありがとー!」
403 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:24:18.88 ID:mwU9mnYo
そうして、ラロスとケファラスの編隊の分断に成功した俺たちは、中隊長の指示通り、それぞれの目標を撃破しに向かった。
中隊長と俺は、7.5cm砲とMG17機関銃を駆使して、着実にラロスの数を減らしていく。
俺「中隊長!俺、中隊長のスコア抜かしちゃうかもしれません!」
目の前を飛ぶラロスのエンジンを吹き飛ばし、叫ぶ。
中隊長「今日は調子いいみたいね!でも……」
中隊長は、2機のラロスに追われていたが、ラロスが追い込もうと速度を上げた瞬間に両足を前に突き出し、急減速をする。
ラロスも慌てて速度を落とすが、時は既に遅く、オーバシュートしてしまう。
中隊長はその瞬間を見逃さずに、追い抜かれ様に左手の機関銃でエンジンと吸気口を吹き飛ばす。
そしてもう1機が目の前に躍り出た瞬間、7.5センチ砲の引き金を引く。
徹甲弾がラロスの尾翼から機首に向けて貫通し、ラロスをバラバラにする。
中隊長「まだまだ、私の足元にも及ばないわね。」
俺「確かに…。中隊長、敵が撤退していきます。」
中隊長「やったかしら……。デザート5,6、そちらはどう?」
デザート5「こっちも大体片付いた。」
デザート6「みーんな逃げていくよー!私たちの勝ちー!」
中隊長「それは良かったわ。じゃあ一旦合流しましょう。」
ここで俺は、ある違和感を感じていた。いや、俺だけではないだろう。
多分、中隊の皆が感じていたことだと思う。
俺「……中隊長、やけにあっさりしてませんか?」
中隊長「やっぱり、俺もそう思う?
」
今回の敵編隊は今までのそれと比べて、あまりにも簡単に撤退して行ったのだ。
前回など、80機ほどの敵を相手にしたというのに、今回はあまりにも手応えがなさすぎた。
404 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 22:25:39.70 ID:qfArN760
前言ってた短編をちょっとまとめたからよかったらみてくれ
405 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:26:05.90 ID:mwU9mnYo
デザート6「きっとネウロイも疲れてるんじゃないかな?
」
デザート5「案外、私たちに恐れをなしてたりな。」
中隊長「だといいけど………嫌な予感がするわ。念のために残弾を確認してちょうだい。」
俺「7.5センチ砲が7発に、機関銃は弾倉が3つ。」
デザート5「意外と余ってるんだなぁ。私なんてもう機銃の弾が無いよ。」
デザート6「デザート5は、機関銃でばら撒いてたもんねー。」
俺「おいおい、あまり無駄遣いするなよ?ほら、俺のを1つやるよ。」
デザート5「ありがとう。基地に帰ったら、昼飯分けてあげるよ。」
俺「どうせほとんど水みたいなスープだろ?いらねーよ。」
デザート5「バレたか。」
デザート6「わたしあのスープきらーい。」
中隊長「好き嫌いしてると育たないわよ?」
デザート6「だって味がないんだもん。」
俺「ははは……。」
406 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:27:58.40 ID:mwU9mnYo
俺たちは再び編隊を組んで、他に敵がいないか哨戒飛行を続けながら、談笑する。
そこに、基地司令部からの通信が入った。
内容は、敵の少数の増援部隊が接近中。第12中隊で迎撃せよという命令だった。
俺「司令部は相変わらず無茶言いますね。」
中隊長「基地内で飛べるのは私たちだけだしね。」
デザート6「どーせ、またラロスかケファラスだよ。さっさと片付けて一緒にご飯食べよー!」
デザート5「そうだな。そろそろお腹が空いてきたんだ。」
俺「中隊長の嫌な予感ってのも、これの事だったかもしれませんね。」
中隊長「そうみたいね。じゃあ、増援部隊を落としに行きましょう。」
そうして、俺たちは司令部に指示された方角に飛び、比較的気楽な態度で、ネウロイの増援を見つけた。
しかし、そいつを見た瞬間、俺たちは絶句した。
なぜなら、そのネウロイは、俺たちが今まで見てきたどのネウロイよりも巨大だったからだ。
デザート5「なんてでかさなの……。」
デザート6「おっきい……。」
俺「こんなの見たことない!」
407 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 22:29:52.18 ID:cBuVWgAO
>>404
よし、後でカモン
408 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 ここからオリ展開、オリキャラの天下
[sage]:2010/12/07(火) 22:30:06.08 ID:mwU9mnYo
そのネウロイは、4発のエンジンによって飛び、翼の径は学校のグラウンドほどの大きさはありそうなほどに大きい。
そして、分厚い装甲と、ハリネズミの様に大量の防御機銃を備え、空中の要塞と言っても差し支えないほどの禍々しさを持っていた。
中隊長「新型のネウロイかしら……。私たちだけじゃ、あれは無理だわ……。」
俺「増援を呼ぶとか?」
中隊長「そうね、基地に問い合わせてみましょう。」
そう言って、中隊長は基地に増援を要請する。
しかし、返答は『ノー』だった。
デザート5「どうだったの……?
」
中隊長「私たちだけでこれを食い止めろだそうよ……。」
デザート6「そんな、無理って言ったじゃん!ここは1回基地に帰って、また来ればいいじゃん!」
俺「そうです!デザート6の言う通りです!」
中隊長「今、基地に引き返したら間違いなくこの新型は、アイゼンシュタットの街を破壊し尽くすわ。
私たちがここで引き止めないと。」
デザート5「そんな……。」
普段は陽気な俺たちの間に、沈痛な空気が流れる。
409 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:32:48.07 ID:mwU9mnYo
中隊長「…任務を更新します。我々第12中隊は、新型ネウロイの迎撃に向かいます。」
俺「…武装は?」
中隊長「オールウェポンフリー、です。各機、交戦規定を遵守してください。必ず、生き残りましょう。」
デザート6「……りょーかいっ!」
デザート5「了解した!」
俺「了解!全員、必ず生きて帰るぞ!」
俺たちは、たった4人で、その巨大なネウロイへと向かって行った。
太陽を背にして上昇し、ネウロイの上空へ出る。
そして、いつも通りに砲撃を加えようとしたとき、新型ネウロイは、猛烈な数の対空砲火を浴びせてきた。
俺たちは慌ててシールドを張り、その対空砲火を防ぐが、そのおかげで全く攻撃のチャンスが無かった。
そのうち、護衛についていたラロスが上昇し、俺たちを追いかけ回しはじめる。
編隊を解いて回避行動をとらざるをえなかった俺たちは、だんだんとバラバラに散らばり、個人で多くのラロスと対峙することになった。
それでも、俺たちは無線で互いを励ましあいながら、ラロスを落としていく。
俺「護衛の数が多すぎる!」
デザート6「っ……でも、稼ぎ時かもよっ!ね、デザート5!」
デザート5「……え、えぇそうね……。」
俺「どうしたんだ?いつもの元気がないぞ?
」
デザート5「平気よ。ちょっと疲れただけ。」
中隊長「……デザート5、被弾したのなら下がりなさい。」
近くのラロスに7.5cm砲を撃ち込んで撃墜を確認した後に、少しだけ余裕の出来た俺は、中隊長の言葉に、デザート5が交戦していた空域に目を移す。
彼女のストライカーユニットは、右のエンジンが止まり、片足だけで少なくとも5機のラロスの追撃を躱してた。
しかし、その片方からも黒煙が噴き出し、今にも止まりそうだった。
武器の類は一切持っていない。もうとっくに残弾は無くなっていたのだろう。
410 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:33:50.13 ID:mwU9mnYo
デザート5「あちゃー……やっぱり隊長にはバレてたかー……。下がりたいけど、これだけ囲まれちゃ、無理だよ。」
ラロスは、彼女を弄んでいるのか、機銃を撃つものの、当てようとはしない。
デザート5「ネウロイも性格悪いねー。一思いにやってくれればいいのに、ああ、……もう片方も止まっちゃった。」
俺「待ってろ、助けに行く!」
デザート5「無理だよ、もう両方共止まっちゃった。あとは落ちていくだけ。」
両方のエンジンが止まった彼女は、グングンと高度を下げていく。
俺は彼女を助けにいこうとするが、新たなラロスが邪魔をし、近づくことすらできない。
本当に意地の悪いやつらだ。
彼女は、段々と地面へと近づく。
デザート5「……先にヴァルハラへ逝くよ。俺、スープ分けてやれなくてごめんな……。」
彼女は最後に、俺たちに向けて敬礼をした。その言葉と同時に、彼女の華奢な身体は地面に叩きつけられた。
その瞬間を、俺は見たくなくて目を逸らしたが、見なくても彼女がどうなったかは、容易に想像できた。
俺「ちくしょう……!またやられちまった!忌々しいネウロイめ!」
中隊長「くっ……!一旦、編隊を組みなおします……。」
俺たちは、なんとかラロスの追撃を振り切り、一旦編隊を組みなおす。
しかし、編隊を組み直した時、デザート6の様子がおかしかった。
デザート6「あーあ……次は私かー……。」
俺「デザート6、まさか……!」
デザート6「……そのまさか、だよ、俺。おなかと腕、撃たれちゃった。」
見ると、彼女の腹は真っ赤に染まり、右腕が何かに引きちぎられたかのように、無くなっていた。
俺は、急いでデザート6の傍により、肩を貸す。
411 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:35:26.50 ID:mwU9mnYo
デザート6「もう、頭がぼーっとしてきちゃった……。」
俺「喋るな!すぐに救援が来るってよ!ですよね、中隊長!」
中隊長「……ええ、すぐに来るわ。それまでの辛抱よ……。」
デザート6「うそばっかり。さっきはこないっていったじゃん……。」
俺「来てくれる事になったんだよ…助かるから、助かるから…だからもう喋るな……。」
デザート6「そっか……それなら良かった……。」
彼女の目はすでに閉じられ、虫の息だ。
デザート6「ちょっと、つかれた……。すこしだけねるね……。」
俺「あぁ、ゆっくり休め……。」
俺は彼女の体を抱きしめ、彼女の足から、重いストライカーを外してやった。
ストライカーは真っ逆さまに落ちていく。
デザート6は、そのまま、呼吸を止めた。
412 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:36:53.73 ID:mwU9mnYo
俺「ちくしょう……ちくしょう……なんで、なんで……!」
俺たちは地上に降りて、デザート6の亡骸を小高い丘の上の木の下に横たえる。
そこで中隊長は空を見上げ、忌々しげにあの巨大なネウロイを睨む。
中隊長「……見てて分かったんだけど、あの新型のネウロイ、銃座を一箇所でも潰せば、装甲の薄い部分を露呈させることが出来るはずよ。」
俺「隊長、やっぱり基地に戻りましょう!司令部の命令なんてクソ食らえだ!」
中隊長「俺さん、私たちは軍人よ!いかなる命令であっても、守るのが絶対なのよ……。」
俺「でも、もう無理です!あんなデカいの、俺たちで止められるわけがない!」
中隊長「私たちがノコノコ帰ったとして、アイゼンシュタインに居る人達が助かるの!?」
俺「そ、それは……。」
中隊長「私たちが、少しでも足止めをして、彼らが生き延びるチャンスの可能性を多くするの!
……だから、私たちは戦わなくてはならない……きっと、彼女たちもそれを望んでいるわ。」
中隊長はデザート6の亡骸を見下ろす。
413 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:38:01.53 ID:mwU9mnYo
俺「……分かりました、俺も中隊長についていきます。」
互いに見つめあい、頷きあった俺たちは、再びネウロイが我が物顔で飛ぶ空へと舞い上がる。
俺たちは、一直線にあの巨大なネウロイへと向かう。
対空砲火をシールドで防ぎ、空戦機動で避け、徐々に徐々に、そのネウロイへと近づいていく。
中隊長「俺さん、見えてきたわ!それじゃあ、手筈通りに!」
俺「了解!」
俺たちの作戦はこうだ。まず、俺が遠距離からネウロイの銃座の一つを吹き飛ばす。
そして、その箇所に、中隊長が零距離射撃で装甲の薄い部分を撃ち抜くという、無謀にも思える作戦だった。
だが、もはや失うものは何もないと、2人は必死に突貫し、ついに目の前に巨大ネウロイを捉えた。
俺「フォイア!」
俺は、PaK40の引き金を引く。
大きな反動と共に、勢い良く飛び出した7.5cm徹甲榴弾は、一寸の狙いも違わずに、ネウロイの銃座に突き刺さる。
一際大きな爆発を起こしたネウロイからの銃撃は、幾分か少なくなっていた。
俺「中隊長、今です!」
中隊長「了解!」
中隊長は魔導エンジンを全開にし、潰された銃座へと近づく。
中隊長「よし、取り付いたわっ……って、え?」
俺「どうしました?」
中隊長「再生してるわ……。」
俺「な、なんだって!?」
今まで、ネウロイが再生するなんて知らなかった俺たちは、驚愕した。
しかもそのスピードは異常な速さだったのだ。
414 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話 投下速度早すぎワロタ
[sage]:2010/12/07(火) 22:38:40.09 ID:mwU9mnYo
中隊長「しまった……ストライカーユニットを巻き込まれた……!」
俺「お、俺が拾いに行きます!ユニットを脱いで下さい!急いで!」
中隊長「……俺さん、私がいるところはまだ装甲が薄いわ。ここを撃ち抜きなさい。」
俺「そんなことしたら中隊長まで!」
中隊長「どっちみち、私はネウロイの瘴気に犯されている。
……正気を保っている間に、私は死にたい。」
俺「俺には、俺には無理です……。お願いです中隊長、脱出を!」
中隊長「……俺少尉、命令です。今すぐにここを撃ち抜きなさい。」
俺「……中隊長。」
中隊長「やりなさい!今すぐに!」
俺「くっ……了解しました……。」
俺は静かに、Pak40を中隊長に向ける。
涙で視界が霞み、照準がうまく定まらない。
中隊長「俺さん、基地にあのノートは置いてきてあります。今後、役に立つでしょう。
あれは俺さんにあげます。」
俺「了解……。」
中隊長「さぁ、最後の命令です。撃ちなさい。」
俺「了解、です。中隊長……!」
俺は涙を拭き、照準を合わせる。そして、ゆっくりと引き金を引く。
弾底を叩かれた砲弾は、俺の意思とは裏腹に、一瞬で砲身内を抜けて、一直線にネウロイへと向かう。
中隊長は撃ち抜かれる寸前、最後に口を動かした。 あ り が と う だろう。
砲弾は中隊長とネウロイを一緒に貫通した。
真ん中を撃ち抜かれたネウロイは、内部から爆発を起こし、真ん中から胴体をへし折りながら、地上へと落下していく。
再生すると言っても、連続した爆発の中で再生するのは不可能だった。
地上へと落ちるまでに、ネウロイは爆発四散し、真っ白な破片を辺りに撒き散らした。
俺「……大型ネウロイの撃退に成功。……これより、帰還します。」
415 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:40:48.74 ID:BSXa3x.o
壮絶だな
416 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:41:05.30 ID:mwU9mnYo
途中でデザート6の亡骸を拾い上げ、基地へと帰還する。
基地に戻ると、整備兵や町の人々が、俺を囲って、ネウロイ撃墜を称えた。
しかし、俺はそれに反応せずに、真っ直ぐに格納庫へと向かう。
俺の機体以外に見当たらないない格納庫は、妙に広く、寂しく感じられた。
俺「俺以外、皆居なくなっちまった……。」
ストライカーユニットを置いた俺は、魂が抜けたように、宿舎へと戻る。
そして、死んでしまった仲間たちの部屋を回って、遺品を集め、基地の裏の小高い丘へと登った。
そこは中隊の皆とよく昼食を食べた場所だった。
しかし、今ではそこに4つの粗末な十字架が建てられていた。昨日までの戦闘で戦死した仲間たちのものだ。
俺は、その横に、まず一つの大きな穴を掘る。そこに、すっかり冷たくなって硬くなったデザート6の遺体を容れ、土を被せてやる。
そして、十字架を作り、その盛り土の上に突き立てる。
同じように、その横に穴を掘り、デザート5の部屋から持ってきた遺品を容れ、土をかぶせ、十字架を立てる。
最後は中隊長の分だ。中隊長の遺品もいれて、土を被せようとしたところで、ノートの存在に気づく。
そこで俺は、中隊長の最後の言葉を思い出した。『これは俺にあげる。』と。
俺は手を震わせながら、そのボロボロになったノートを拾い上げる。開いてみると、びっしりと文字が書いてあった。
目からは涙が溢れ、ノートのページに染みを作っていく。
俺「こんなの貰って、どうしろって言うんだ……!俺は、何もできなかった!」
俺は叫び、ノートのページを乱暴に開いていく。
全体の半分をすぎたところで、真っ白なページが続く。
しかし、最後のページには、殴り書きされたような文字でこう書いてあった。
417 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:42:44.56 ID:mwU9mnYo
『何があっても、死ぬことは考えるな。罪を犯したら、生き延びて、それを悔い改めよ。』
カールスラント空軍第1訓練航空団第W飛行隊第12中隊の交戦規則『生き残れ。』の元となった言葉である。
俺は、それを見たとき、ピタリと泣くのをやめた。俺は、生き続けなければいけない。
生きて、これまでの罪を償うべきだ。
いつの間にか、俺の後ろには基地指令と憲兵が立っていた。
司令「……俺少尉、上官を発砲し、死亡させたことに間違いはないな?
私も、こんな事は言いたくないのだが……軍規なのでな……君を拘束させてもらう。」
俺「えぇ、間違いありません。」
司令「案外、すんなりと認めるんだな。」
俺「事実ですから。」
司令「……すまないな。彼を拘束しろ。」
憲兵が俺の腕に手錠をはめ、ジープへと連行する。
俺「俺は、町を救えましたかね。」
憲兵「……お前がそう思うなら、そうなのだろう。」
俺「ですかね……。」
こうして俺は、カールスラントの軍事裁判所に連行され、有罪を言い渡されて、重営倉に収監された。
本当にあっという間の出来事だった。予定されていたのではないかと思えるほど。
その後、カールスラント空軍第1訓練航空団第W飛行隊第12中隊は無期限の部隊活動停止になり、オストマルクはネウロイの手に落ちたと聞かされた。
重営倉を出た俺が、行く当てもなく、フラフラしていると、アイゼンシュタット基地の司令官に、スオムスに行かないかと言われた。
俺はこれに即答し、俺のスオムス行きが決まったのだ。
――――
俺「これが、俺の話。これ以来、PaK40は使ってないんだ。」
ビューリング「…その話は本当か?」
気づくと、格納庫には智子とビューリングが居た。
俺「本当さ。あのノートも、今はなした中隊長のものだ。」
ビューリング「俺、お前の気持ちはよくわかるさ。」
俺「分かるもんか。」
ビューリング「いいや、分かるさ。私もオストマルクに居たからね。」
<つづく>
418 :
スオムスいらん子中隊の俺の過去話
[sage]:2010/12/07(火) 22:43:11.80 ID:mwU9mnYo
第4話終わり。
駄文な上にオリキャラしかでてなくてすいません
419 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 22:44:04.30 ID:hRg4IFoo
乙
面白いから問題ない!
420 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 22:52:56.26 ID:BSXa3x.o
おつおつ
421 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 23:02:44.69 ID:4K7/7.DO
おつー
422 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:03:21.08 ID:mwU9mnYo
しかし、バンバン投下できてしまうなここは
423 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 23:05:22.14 ID:cBuVWgAO
まぁ規制が無いからなー
424 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:05:51.07 ID:BSXa3x.o
ほとんど制限ないからな リアルレスポンスは期待できないかも
425 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 23:13:57.22 ID:b46F7OE0
乙
エースコンバットゼロやったことあるだろw
426 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:15:39.58 ID:mwU9mnYo
規制ないのは嬉しいな。
しかし、地の文の読みにくいこと読みにくいこと
上手い人が羨ましいぜ
427 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:16:30.27 ID:mwU9mnYo
>>425
ばれたかwwwwww
4からは全部持ってるんだぜwwwwww
428 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 23:19:43.29 ID:b46F7OE0
誰かチョッパー使ったSS書いてくんねーかな
死んだはずがウィッチーズの世界に飛ばされてましたとかさw
429 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:33:06.80 ID:mwU9mnYo
>>428
暇があれば書く
430 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 23:36:38.05 ID:4K7/7.DO
海に行くSS書いてたら、ストパンキャラが一人も出て来ない結果になった。
まぁ、内容は察して欲しい
431 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/07(火) 23:40:53.91 ID:hRg4IFoo
規制巻き込まれたんだが、こっちに投下していいかな
432 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 23:44:01.95 ID:BSXa3x.o
おっけーよ
433 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/07(火) 23:45:57.43 ID:4K7/7.DO
いいのよ
434 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/07(火) 23:49:33.42 ID:hRg4IFoo
俺「ストライクウィッチーズですの」
>>123
からの続き
とりあえずの前回のあらすじ
ミーナ「ネウロイも最近来ないし休暇取りましょう。」
俺「俺も行く!」
ミーナ「一緒に来てくれてありがとう、お兄さん。」
俺「ちょ、兄さんやめろ///」
だいたいこんな感じ
説明系の話で詰まらんかもしれないけど生温かい目で読んでくれると嬉しいです
435 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/07(火) 23:50:29.91 ID:hRg4IFoo
〜基地・執務室〜
「これは…!一体どういうこのとなの!?」
「…事実なのだろう。こんな命令が通ってしまうほどの、な。」
「でも!501は、この部隊には!」
「私だってこんな作戦参加したくないさ…特に若い奴らにはやらせたくない。」
「でもわかっているんだろう?これが失敗すれば誰もここにはいられなくなるってことぐらい。」
「くっ…」
〜俺の部屋〜
俺「天光満つるとこに…黄泉の門h…うわー。洋モノやっぱりこういうの恥ずかし気もなく乗せちゃうんだなー。」
「そう言えば俺の呪文詠唱って固有魔法でも何でもないんだったよなぁ。」
「みんなに説明した時はめんどくさくて固有魔法だなんて言っちゃったけど。」
「今更なんて言い出そうか…今までと違う呪文の効果使ったらそれはそれで煩そうだし、特にミーナが。」
「でもやっぱり本はいいなぁ。想像力を刺激してくれるというか、俺の出来る幅が増えていくというか。」
「イタくても止められないこの快感…それを実現できるトコロだけは九尾に素直に感謝出来るよ。」
コンコン
「俺、私だ。時間があるならミーナのとこまで付いてきてくれないか。」
俺「はいよっと。どうした美緒、そんな深刻な顔して。なにかあったのか?」
美緒「無ければこんな情けない顔など晒すものか。とにかく来てくれ。周りにはまだ知られたくない。」
436 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/07(火) 23:54:19.85 ID:hRg4IFoo
〜執務室〜
ミーナ「ごめんなさいね、ここまで来てもらっちゃって。」
俺「暇だったんだ、謝らないでくれ。…で、基地司令まで顔に影を落とす案件てのは何なんだ?」
美緒「ここ二週間程、ヴェネツィアのネウロイの巣が活動を止めているのは覚えているか?」
俺「もちろんだ。哨戒にも出てる。この間、巣を目視できる距離まで飛んでみたが瘴気が濃くなっていることを除いて活動しているようには見えなかった。」
美緒「ネウロイ一匹外に出す事が無いなんて異常すぎる。だが、上部から巣破壊命令が出ていない。今までにない好機を逃すはずが無い上部が、だ。」
俺「…何があったんだ。もったいぶらずに話の核を言ってくれ。」
ミーナ「物事には順番があるわ。追って説明します。そのあとに貴方の意見が欲しいのよ。」
「まず、ヴェネツィアの巣の活動休止に呼応するようにカールスラント上空の巣が活発化。」
「優勢だったウィッチ部隊の半分が壊滅。現在はガリア領近辺まで撤退。」
「このままの状態が続けば、ヨーロッパはまたネウロイの支配下となってしまう、との見通し。」
「この状態になるまで連絡出来ないほどの侵攻速度だったようです。」
俺「…それで?」
ミーナ「ネウロイは現在も増加中。現状でこの状況を覆す事は不可能と言えるでしょう。」
「しかし上部はカールスラントの巣に攻撃をすると決定、ヨーロッパの残存兵力九割をこれに充てると通達が来ました。」
俺「それだな。俺に意見を求める何かはその決定の裏にあるものなんだな?」
ミーナ「そうよ。今回の作戦では開発中のカールスラント製”魔導砲”によるネウロイの巣への攻撃が鍵になる、と。」
「資料によると、この魔導砲はウィッチの魔力で弾丸を生成、装置による付加効果を与えられ目標地点まで超高速で飛翔、着弾後大規模な爆発を起こすそうです。」
「射程距離が50km、破壊力は半径2kmまでは物が形を残さない。稼働試験からの数値だそうです。」
「自走可能ではあるが防衛機構はない為、作戦区域までの護衛が必要。運用には多大なリスクがある為に日の目を浴びること無かったもの。」
「ここまでが魔導砲、貴方の意見がほしい物の概要。本当に信用していいものなのかどうなのか。」
「実験部隊にいたことがある為にこんな話を貴方に聞くっていうのは、すごく申し訳ないってわかってるわ。」
「それでも、何もなしじゃ勝算の薄過ぎる戦場にあの子たちを向かわせたくないの。」
俺「少しでも確証が欲しいか…いいさ、役に立てるならどんなに汚れた経験でも生かしてやるさ。」
437 :
九尾の俺・・・・・・・・・・これって1レスに書き過ぎかな
[saga]:2010/12/08(水) 00:00:01.93 ID:1iDTMlQo
美緒「お前の研究所がどんな実験を行ってきたのかは解らない。こんな兵器に繋がる情報なんて持ってないのが普通だ。知らなければそれでいい。」
俺「早合点するなよ、何も知らないなんて言ってないだろ?」
ミーナ「じゃぁ!?」
俺「結論から言えば威力、射程とも信じていいだろう。だが使わせちゃいけない代物だ。」
ミーナ「何故かしら?」
俺「こいつは生体兵器だからだ。普通のウィッチに魔力を物体化させることなんてまずできない。」
美緒「お前は出来てるじゃないか。同じ固有魔法をもってるウィッチがいるんじゃないのか。」
俺「俺のは正しく言えば固有魔法なんかじゃない。”儀式”なんだ。こんな出鱈目で不確かな固有魔法があるはずが無い。」
「儀式って言うのは何らかの手段を持って魔法力を、純粋なエネルギーを別のモノに変換する工程なんだ。」
「だから伝承の中の魔法使いは地面に魔法陣を、手には何か触媒になる物を、そして口では呪文を唱える。」
「魔法陣で身体から溢れる魔力を収束し、触媒にそれを固定させる。呪文では全ての工程を制御する。」
「これを以って初めて魔力は形を以って現れるようになる。かなりの時間と魔力が必要ではあるんだがな。」
俺「大雑把に言えばストライカーは儀式の全てを機械によって制御してるんだ。」
「魔力を流せば全ての意味を与えられてその力を表す。この場合飛行能力と人体保護だろ?」
美緒「…それがお前と、今回の件と、どう繋がっているんだ?」
俺「俺の場合は魔力で魔力を抑え込んで呪文詠唱で効果を作ってる。魔法陣に当たるものを魔力で作る分、魔力の無駄遣いをしているのさ。」
「魔導砲の場合は、そうだな、仮に儀式だとして、それによる効果の限界を遥かに超えている、ということか。」
「そもそも儀式でどんなにすごい効果を求めたとしても個人の魔法力が全ての限界になるんだ。」
「俺は九尾の力、常識から外れているから単独であれだけのモノを使える。魔力の使用限界やら利用効率やら、なにからなにまでイカレてるのさ。」
「件の魔導砲の場合、儀式するのは普通のウィッチだろう。魔力の大きいウィッチだとは思う。それでも常識で考えた大きさだ。」
「人数を増やせば効果も増すが通常戦力でもウィッチが必要な分、こちらに回せるウィッチは限られる。足りないくらいだろうな。」
「そうだとした場合、最悪の手段を採るかもしれない。」
438 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 00:02:35.22 ID:HAXClHco
もうちょっと分けてもいいかもね
439 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:06:32.70 ID:1iDTMlQo
美緒「陣、触媒、詠唱。全て揃っていても足りないのだろう?どうしようもないじゃないか。」
俺「触媒を変えるんだ。効果を得やすいものに。想像するにウィッチだろう。」
ミーナ「どうして!?触媒は物じゃなかったの!?」
俺「魔力が固定されればなんだっていいんだ。なにせ形が無いものなんだから。元々魔力を帯びてるんだ、そこに同じものを与えるのは容易だろう。」
「着弾後爆発するなら当然触媒となったウィッチは死ぬ。儀式を行ったウィッチも魔力の使いすぎ、というより吸い取られ過ぎて死ぬやつも出るだろうな。」
美緒「そんなものをどうして今回の作戦で使わねばならんのだ!」
俺「冷静に考えろ。通常兵器にそこまでの性能のモノがあるか?理想の、現状を打破できるものが作れないなら、創り出すしかないだろう。」
「上も必死なんだろう。変態共の作り出した外道の兵器を持ち出したんだ。相当今回のネウロイを警戒しているんだろうよ。」
俺「…以上全てひっくるめて生体兵器だと言える。」
ミーナ「そんな…」
440 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:10:43.63 ID:1iDTMlQo
俺「資料にある”装置”ってのがどんなものかは知らないけど、魔導砲運用における犠牲は必然だ。」
「俺がいたのはそういう研究所だったんだ、嫌でもわかる。この予想が外れてくれるならその方がいい。」
「だが人間の進歩なんてこんな短時間であるはずが無いんだ。使わせずに終わらせることが出来るならそうしたい。」
ミーナ「でもこれ以外に人類に道はないのよ…敵の量が多すぎるもの…」
俺「わかっているなら、みんなを生きて返したいなら諦めてくれ。」
ミーナ「そんな簡単に言わないで!今回は無線で悲鳴が飛び交う戦場よ!?ここには同じウィッチが死んでいく戦場を知らない子もいるのよ!」
「それなのに、守り通さなきゃいけないものがこんなものだなんて…」
俺(知らせないければいい…違うな。この人は、ミーナは知らずにそれをさせることもさせたくないのか。)
(考え過ぎだ。優し過ぎる。そんなんじゃ自分が動けないじゃないか。撃墜されるぞ?自分がやられても周りは反応しないとでも思っているのか?)
俺「…今のあんたじゃとてもこの作戦では生き残れないな。まして指揮を執るなんてできっこない。」
441 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:14:53.34 ID:1iDTMlQo
ミーナ「なんですって!?貴方に何が分るっていうのよ!」
俺「安心しろ、何も分からずにこんなことが言えるのは馬鹿だけだ。」
「人の心配で自分がどんな顔してるかもわからないようなあんなには今回生き残ることは出来やしない。」
「少なくとも俺はそんな顔で生き残った奴は知らない。作戦開始までそんな状態なら大佐権限で俺が指揮をとらせてもらう。」
ミーナ「そんなことが許されるとでも思っているの!?」
俺「…なに、今まで汚れてきたんだ。どんな非情な決断でもやってやるよ。全員でここに帰って来るためにな。」
ミーナ「聞いたことに答えなさいっ!」
俺「作戦の概要はまだ聞いていないんだ。落ち着いたら呼んでくれ。名無し・俺特務大佐 今はこれで失礼する。」
ミーナ「待ちなさい!…うぅ…どうしたらいいの…」
美緒「…少し休憩しよう。私も頭を冷やしてくる。」
ふぅ…たまらないな、気丈な奴が崩れていく様を眺めるというのは。
442 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:19:43.04 ID:1iDTMlQo
…嘘だな。親しい人の苦しむ姿は堪らなく苦しい。
俺に出来るのは…事実を伝えること、その上で守ること、くらいか。
ミーナが心配してるのは身体よりも心の方だよな…
俺には事実を伝えて現実が目前に迫った時の心構えを説くくらいしかできないな。
はは、始めから守れてないじゃないか。
それでも。
俺がやるしかない。
あんな、過去の後悔と未来の憂慮で一杯のやつに今を守る力なんて出てこない。
やってやるさ。どんなに苦しくても今を生き抜かなきゃ未来なんて無いんだから。
443 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:23:49.91 ID:1iDTMlQo
〜廊下〜
「お〜れ!どしたの?」
俺「エーリカ?どうしたも何も自分の部屋に向かってるんだが。」
エーリカ「いやー、死んだような眼に決意を込めた表情とか、目の前にいるのに声掛けるまで気付かないとか、なかなか見られるもんじゃないからさ。」
俺「あちゃー。これでもポーカーフェイスは決まる方だと思ってたんだがな。ちょっと次の作戦が重すぎてな。」
エーリカ「それ言っていいの?まだミーナから何も聞いてないよ?」
俺「どうせそのうち言われるんだ。問題無いよ。」
エーリカ「まぁそうなんだろうけどさ。なんで俺がそんな話を知ってるわけ?そう言うのってミーナと少佐しか知らないはずでしょ?」
俺「あまりにも重すぎる内容でな。一応大佐な俺が意見参考人として呼ばれたの。それ以外はいつも通りだろ?」
エーリカ「誰かが呼ばれること自体“いつも”と違うよ。…最近何もないのにそんなに厳しいことがあるの?」
俺「なければこんな事態にはならないだろ?先に言っておく。」
「覚悟しておけ。 あらゆる事態に対してな。 それじゃ。」
444 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:28:02.01 ID:1iDTMlQo
〜夕方・執務室〜
ガチャッ
俺「よう。まだ冷静になれないのか?」
ミーナ「…そう、なんでしょうね。少なくとも貴方を呼びに行くほどの余裕はないわ。」
美緒「すまないな。お前の話を踏まえた上で話し合っていたのだが、どうもまとまらなくてな。」
俺「…家族同然の奴らを勝ち目のない戦場に向かわせるんだ。今までとは全て違うと感じるのも無理はないさ。」
ミーナ「!?…そうまでわかっているのに、なんであんな…今までと同じようにやろうとするのよ!」
俺「ここを失いたくないんだ。」
ミーナ・美緒「「…」」
俺「今の俺にはここしか帰るところが無いんだ。そのためなら何だってしてやる。命が係った兵器だって通常兵器だと嘘だって付く。」
「悲鳴が邪魔するならジャミングだってしてやる。俺は生きたい。この501で生きていきたいんだ。」
「使えるものは何だって使う。家族だって。未来を作るためなら傷だって負ってもらう。」
「それでも。生きてさえいればどうにだってなるんだ。」
美緒「そうは言うがな。これがトラウマになってしまえばこの先の生活も…」
俺「そこに怖気づいて危機から目をそらし運が悪かったと最期を迎えるつもりか?」
美緒「そんなわけあるか!」
俺「諦めろ。何もしなくても死はやってくるんだ。小さくても希望があるならそこに喰らい付く。…お前らはそれが出来ると思えたが、俺の見込み違いか?」
445 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:33:04.63 ID:1iDTMlQo
ミーナ「…はぁ…あれだけ考えたのがバカらしくなるわ。ごめんなさい。目の前の脅威に自分を見失っていたわ。」
俺「なに、迷う奴がいるならそれを導くのも年長者の務めだ。少しでも迷いが晴れたなら、それで俺は満足だ。」
美緒「なんだか本当に兄のようだな。」
ミーナ「そうね。頼れる人がいるってこんなにも…いえ、何でもないわ。ありがとう俺さん。」
俺「二人ともやっと笑ってくれたか。その綺麗な笑顔が守れるなら何だってやってやるさ。」
美緒「綺麗、か…/// 慣れない褒め言葉はむず痒いな。」
ミーナ「もう…/// あまり無茶はしないでくださいね?」
俺「さて、もうすぐ夕飯だろ?飯食って風呂入って一回リセットしようぜ。」
ミーナ「そうね。今日は一日すごく重たかったわ。」
美緒「今までにない大規模で無謀とも思える案件だったからな。」
俺「ほらほら、その話はもう終わり!美味しいご飯がまってるぞー♪」
美緒「そうだな“兄上”。辛気臭いと飯もまずくななる。」
ミーナ「早く行きましょう“お兄さん”。でもお風呂は一緒出来ないわよ?」
俺「ばっ、止めろって/// さっきまで頑張ってシリアスだったのが台無しだろ!?」
446 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:40:03.13 ID:1iDTMlQo
そんなこんなでウマい飯にありつけた。
二人ともさっきまでの辛い表情が出てくる事もなく楽しそうだった。
やっぱり、こっちの顔の方がいい。これを守るのも戦う意味になるのかな。
夕飯、風呂とその日の工程が着実に過ぎていく。
先ほどまであんなに張りつめていた空気も今は嘘に思える。
そして今、緩んだ空気は再び痛いほどに張りつめている。
〜夜・サロン〜
ミーナ「こんな時間ですが緊急の為集まってもらってごめんなさい。もっと早く伝えられたらよかったのだけど…」
「ネウロイに新たな動きがありました。順に説明するから落ち着いて聞いてください。」
俺に話した時と同じように今回の背景、作戦の要である魔導砲を説明していく。
さすがに人体兵器ということは伏せたようだが、その不満いっぱいの表情はマズイものと言うのを十二分に伝えていると思う。
芳佳「そんな…もうすぐネウロイを倒せると思ってたのに…」
ペリーヌ「やっとガリアで本格的な復興が始まったといいますのに…」
447 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:44:48.19 ID:1iDTMlQo
バルクホルン「またカールスラントが奴らに踏み荒らされるというのか!しかも奪還が絶望的だと!?」
エーリカ「トゥルーデ落ち着いて。魔導砲があればなんとかなるって言ってるじゃん。」
バルクホルン「また試験兵器だろう!今まで噂にすらならなかったものだぞ!そんな物に頼ってどうにかなるものか!!」
俺「信用してもいいものだ。同じような実験をやったことがある。あれは本物だ。」
バルクホルン「ではなぜ今まで表舞台に出てこなかった!?」
俺「解りきったことを聞くな。これ以上ないくらい不安が広がっているんだ。不用意にこれ以上の不安材料を巻くな。」
ミーナ「作戦の概要を説明します。」
「この作戦はネウロイの巣までの敵勢力を排除し、魔導砲を射程距離まで護衛するものです。」
「我々501部隊はその戦闘力や固有魔法による戦略の多面性を評価され、道を切り開く一番隊として任務にあたります。」
「作戦目標は護衛対象を無事射程距離まで運びネウロイの巣を完全に破壊すること。」
「作戦決行は三日後の早朝。明後日には飛空挺で前線基地へ向かいます。」
「作戦時間は三日間。敵戦力も多い為、それ以上はこちらの疲労や物資諸々持ちこたえられないということでしょう。」
「失敗すれば去年とは比べ物にならない被害となってヨーロッパを明け渡すことになります。」
「…みんな、死なないでね…?」
448 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:48:29.59 ID:1iDTMlQo
二日後、移動の時間が来た。
今まで守ってきたロマーニャを離れカールスラントへと飛んで行く。
ガガッ
ミーナ『俺さん、御免なさいね。貴方にしか頼めなくて。』
俺『気にするな。俺がいなければ護衛なしで飛んでいたんだろう?それに俺は魔力切れは殆ど起こさない。作戦前じゃ俺にしかできない任務だ。』
美緒『私やサーニャも周辺の警戒はしているが万一のこともある。早めに伝えてくれ。』
俺『了解。そうだ、今日は天気がいい。どこまででも見えるんだ。という訳で二人とも休め。先は長いんだ。』
サーニャ『…ありがとう俺さん、でも無理はしないで…』
俺『それだけ心配してもらえれば無茶なんて出来なくなるよ。ありがとう。』
449 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:51:25.52 ID:1iDTMlQo
シャーリー『なぁ俺、そいつの乗り心地はどんなもんだい?』
俺『なんだ興味あるのか?』
シャーリー『見た目がバイクに乗ってるみたいだからさ、どんなもんかと思ってね。』
俺『見た目がバイクでもこいつは箒さ。それでも乗ってみたいなら…そうだな、タンデムしてみるか?』
シャーリー『あはは。安全運転で頼むよ。いつかみたいにうろたえて操作乱すなよ?』
俺『あのときはいきなりだったから驚いたんだよ/// まったく…』
『着陸地点が見えた。シャーリー、馬鹿話ありがとう。おかげで退屈しなかったよ。』
ミーナ『俺さんお疲れ様。でももう戦闘エリアがすぐ近くにあるの。油断はしないでね?』
俺『解ってる。そんな恋人が遠くに行くのを見送るような声するなよ。俺は簡単には死なないぞ?』
ミーナ『な、な、なに言ってるのよ!心配して損したわ。』
俺『ははは。ほら着陸だ。さて、忙しくなるのはこれからだ。』
450 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:54:59.03 ID:1iDTMlQo
〜夜・前線基地501部隊宿舎〜
ミーナ「敵についての追加情報が来たわ。」
「敵個体としては私たちが戦ってきたような新型はいないようだわ。新しくてもガリア解放時の型で止まっているみたい。」
「だだ今回は地上型もいるから今までのようにはいかないわ。少しだけどやった訓練を良く思い返してちょうだい。」
「それと夜は何故か知らないけど飛行型は撤退しているみたい。地上型をどうにかすれば前線でも補給部隊が来てくれるわ。」
「それでも厳しい戦いになることは間違いないわ…」
俺「ミーナ、そんな顔するな。みんなだってわかってる。」
俺「ここでみんなに一つ、俺からこの作戦の要、魔導砲について説明しておこう。」
守る対象が新型兵器ってだけじゃ士気も上がりにくいだろう。
人体兵器ってのは伏せてどんなシロモノなのかネタはバラしてもいいだろうな。
451 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 00:58:28.97 ID:1iDTMlQo
俺「こいつは、さっきも言った通り、常人ではすごく集中する必要がある。護衛するのは守るためでなく最大の攻撃をするためだ。」
「こいつが被弾することなく目標地点にたどり着けばそれでこの戦いは終わる。お前らが戦火の中にいる時間も減る。」
「生きたければ、多くの命を守りたければ、敵を一体も通すな。攻撃は最大の防御となるんだ。」
ペリーヌ「まったく不器用な殿方ですこと。」
宮藤「私たち、そんなにおびえているように見えますか?」
トゥルーデ「そんな古くさい諺使わなくてもそれくらいやってやるさ。」
サーニャ「だから…俺さんも…中佐も、安心して全力で戦ってください。」
エーリカ「ミーナばっかり心配してないでみんなの顔も見て見なって。」
ミーナ「…ありがとう…ふふっ、これじゃ隊長型なしね。」
美緒「それだけみんな頼りにしてるし、されてるんだ。嬉しいことじゃないか。」
ミーナ「そうね。明日は早いわ。もう休みましょう。解散!」
452 :
九尾の俺
[saga]:2010/12/08(水) 01:01:31.12 ID:1iDTMlQo
〜次回予告〜
とうとう始まるカールスラント奪還作戦
墜落し逃げ惑うウィッチ達の上空を、501が飛ぶ
その時俺は…
次回「カールスラント奪還作戦(1日目)」
―すまないミーナ、もうこんな光景は御免なんだ―
453 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 01:03:36.83 ID:1iDTMlQo
今回はこれで終わり
特に山もなく暗い話ですいませんでした
454 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 01:07:31.65 ID:fh7PucDO
乙
455 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 01:12:23.54 ID:g4mETcM0
おつ〜
456 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 01:13:55.52 ID:miF7KLko
乙!次回が楽しみだ
457 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 01:22:55.22 ID:eWinjPI0
乙! ちょっと目をはなした隙にすげー盛り上がっててふいたw
458 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 01:36:23.13 ID:1iDTMlQo
今回の規制の犠牲者が流れてくるんじゃね?
妄想投下できる機会なんてめったにないし
[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]SSでも楽しみって言ってくれる人がいると嬉しいもんだね
459 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 02:47:11.26 ID:S1lA3QDO
今更だけど
>>399
の
直径5センチ程度のロケットで、7.5センチでより厚い金属殻を持つPaK40のりゅう弾より高威力とか有り得ないよな。
460 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 02:56:11.01 ID:eWinjPI0
細かいこたry
461 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:22:55.27 ID:qljrgzQ0
ネウロイズってNEUROISでいいよな…?
>>339
から
ジャングル
ゲルト「しかしどこなんだここは」
シャーリー「さぁなあ…」
リーネ「ネウロイたちの住処、惑星ネウロイ!」
シャーゲル「…」
リーネ「なんてことないですよねごめんなさい…」
漏れ「宇宙ロケット代がタダで、しかも探検できるって考えたら…」
ルッキ「軍人ばっかりだけどね」
漏れ「飛ばした奴がミリオタ…じゃないよなー」
サーニャ「それより、コンテナの中身が気になるわ」
リーネ「誰か、他の人が待っていったんでしょうか?」
シャーリー「猛獣でも入ってたとか?」
漏れ「…近いかもな」
ゲルト「その為の銃か。…だがなんのために?」
宮藤「訓練しろってことですかねぇ?」
漏れ「むむむ分からんッ!!」
シャーリー「近くで叫ぶな!」
462 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:24:54.65 ID:qljrgzQ0
ルッキ「んー猛獣とか出るんだったら私にも銃ちょうだい!」
リーネ「ナイフがあるじゃないですか」
ルッキ「ケチー! ねぇアンタ二つも持ってるんだから一つちょうd」
ゲルト「断る」チャッ
ルッキ「あはは〜…。ボスー、アンタならくれるよね!?」
シャーリー「嫌だね」
ルッキ「断るの?」チャキ
シャーリー「あぁ」ジャコン
ルッキ「……あー分かった、分かったよボス」スッ
漏れ「お前ら仲悪いなぁw」
サーニャ「何か感じる…」
漏れ「ネウロイか?」
サーニャ「分からない、でもネウロイに近い筈だわ」
ガサガサ
宮藤「ふええ何か動いてますよ!えっとー…」
漏れ「ゆきだ」
宮藤「ゆきさん!」
サーニャ「落ち着いて」
ルッキ「もー、ナイフ一本とか何しろってのー」
シャーリー「来るぞっ!!」
バァーz__ンッッ!
漏れ「犬型ネウロイ?でけぇwwwきめぇwwwwww」
ルッキ「ビーム出す赤いのがないよ?」
ゲルト「貴様ら何してる!?撃てぇ!!」バラララララ
463 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:36:18.11 ID:qljrgzQ0
宮藤「こっちに来ますぅー!!」ダッ
ルッキ「に゛ゃー!」スタコラサッサ
サーニャ「速い…っ!」バシュゥ
漏れ「討ち取ってやんよ!」ザシュ!
坂本「ッ!」タラララララァン
宮藤「助けてー!!」
リーネ「よく狙って…」スチャ
宮藤「ひぃー!」
リーネ「今っ」ズガンッ
ビスッ
リーネ「大丈夫!?」タタッ
宮藤「う、うん。ありがとう!」
ルッキ「うぎゃー!」ガシッ ゴロゴロ
ルッキ「あっち行けこんにゃろ!!」ザシュ ブシュ
ルッキ「にゃー!」
ゴスッ タタンタタタタァン!!
シャーリー「ふむ、大丈夫か?ボス」
ルッキ「…アリガト」
464 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 07:37:06.59 ID:1Lo.HeI0
ゆきちゃんさんキタ―――――!!!
プレでターズみたいな話かな?wktk支援
465 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:37:53.00 ID:qljrgzQ0
リーネ「くっ!」ズガンッ シャコン ズガンッ
リーネ「早く高い所に! …!?」カキン
宮藤「大丈夫!?」ヨジヨジ
リーネ「大丈夫! ハンドガンに…」スチャッ パァンパァン
ネウロイドッグ「ウウゥ…」ヒタヒタ…
リーネ「弾が…、こうなったら……」カチャ
宮藤「!! 駄目!撃たないでー!!!」
ゲルト「クソッ!」バララララララァン キンッ
ゲルト「クソォォォ!!」パァンパァン
ドサッ
ゲルト「ハァ…ハァ…」
ピィーー… ピュィィー…
ネウロイドッグ「ウゥ…?」
リーネ「帰って…行く…?」
宮藤「助かったぁ…」
466 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 07:44:02.05 ID:eWinjPI0
こいつあ楽しみだぜ
467 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:48:29.93 ID:qljrgzQ0
漏れ「あー…、お前ら大丈夫かー?」
坂本「あぁ」
シャーリー「誰かさんが危なかったなー?」
リーネ「なんとか…」
サーニャ「叩き潰してやったわ」
漏れ「よし。犬畜生は笛で帰った。意味は分かるか?」
宮藤「飼ってる人がいる?」
漏れ「OKだ、つまり私達はテストされていたんだ」
シャーリー「飼い主が、私たちは戦えるかどうかがか?」
サーニャ「あのコンテナに入ってたかもしれないけれど、根拠はないわ」
漏れ「あるさ」
ルッキ「?」
漏れ「やったことがある」
漏れ「弾は今の内に装添しておけ。犬畜生の後を追うぞ」
ルッキ「ねぇ待ってよ、一人足んないよ?」
シャーリー「カールスタント人か」
468 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 07:57:17.83 ID:qljrgzQ0
ゲルト「助けてくれー!」
リーネ「あっちから聞こえます!」
ガサガサ
シャーリー「?? 足でも怪我してるのか?」
ゲルト「助けてくれ!!」
宮藤「治療ならできます、早く助k…」
漏れ「いや、待て」
漏れ「…」パシ ポイッ
ガギィィン!!
サーニャ「酷い罠ね…」
シャーリー「まさか、これもやったことが」
漏れ「…まぁな」
ルッキ「堅物には悪いけど、ほっておくしかないね」
漏れ「そうだな…行くぞ…」
ゲルト「助けてくれッー!!」
ザッザッ…
リーネ「…」
リーネ「せめて、安らかに…」ズガァン
ビスッ
リーネ「助けられなくてごめんなさい…」
ゲルト「助けてくれぇ〜!」
リーネ「!!?」
469 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/08(水) 08:15:38.33 ID:qljrgzQ0
●戦闘結果
・死亡…1
ゲルトルート・バルクホルン中佐(ネウロイドッグに喉を裂かる
・ネウロイドッグ…6
足が早く、黙視により敵を確認する
ビームによる攻撃は無く、爪や歯を使う
四体破壊、二体の逃亡を確認
・負傷…0
無し
続くます
ちなみにこのゆきちゃんは身長170で体重秘密のお椀型だぜ!
お休みなさいイェーガー副艦長
470 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 08:19:53.17 ID:eWinjPI0
すげえシビアだなww乙ー!
471 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 08:30:24.61 ID:irDkecSO
乙
お姉ちゃん撃たれたのに生きてるのか?
こういうときのサーニャはなぜかシビアな性格になるなwwwwww
472 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 16:15:11.00 ID:7Cq9n/Q0
人おらんね
473 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 16:42:59.28 ID:HAXClHco
ま、そうそうSSは書けないってこった
俺もプライドさえ捨てれば投下できるが‥‥
474 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 16:50:06.15 ID:eWinjPI0
>>473
さあ投下するんだ
475 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 16:53:43.27 ID:VieZofIo
プライドなんか捨ててかかってこいよ!>473!
476 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 16:56:08.31 ID:HAXClHco
僕は最後まで書かないと矛盾が生まれてしまう書き方なんだよ…
最後のかっこいい(笑)シーンにつなげたいから、行き当たりばったりで書くとどうしてもね…
477 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:01:24.69 ID:9YXnXoUo
>>476
よう、俺
俺も途中の台詞の端々に伏線とか入れたいから、
一気にガッと書き上げないと後から色々キツイ
478 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:07:43.64 ID:xZHcI7Io
>>459
そこは魔法力がうんぬんだよ
479 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:22:46.60 ID:VieZofIo
実際の兵器を参考に話を作っちゃうと、どうしてもウィッチの装備と比べて見劣っちゃうんだよね。
「重機関砲です」って登場させた武器が、宮藤の使ってる航空機関銃より口径が小さいとか…。
480 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:24:47.64 ID:5ZqDHwDO
いい言葉を教えてやろう
こまけえ事はいいんだよ!
481 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:52:17.09 ID:VieZofIo
>480
ですよねー
482 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 17:58:44.28 ID:miF7KLko
俺なんて普通に空対空ミサイル撃っちゃってるよ
483 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 18:05:36.39 ID:3hqlUyY0
空対空ミサイルって初めて使われたのいつ?
484 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 18:17:34.60 ID:miF7KLko
1950年代か60年代、もしくは70〜90年代……かな
すまん俺も知らないんだ
あ、でも韓国が15世紀にミサイル発明したとか言ってた気がするww
485 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 18:26:41.05 ID:3hqlUyY0
流石韓国さんやでwww
486 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 18:27:52.59 ID:miF7KLko
AIM-9サイドワインダーの開発開始は1940年代末で
実戦による初撃墜は1958年9月24日台湾海峡にて
台湾空軍のF-86Fが人民解放軍のMiG-17FまたはJ-5に対して使用し
人民解放軍の戦闘機11機を撃墜した
だそうです。へえ
487 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 18:32:56.79 ID:3hqlUyY0
こういうのって調べると結構いろいろ出てくるもんだな
さて、また書き始めるか……
488 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 18:43:18.80 ID:XxCi6QDO
俺全部ミサイルじゃなくてロケット弾にしてるわ
まぁぶっぱなしてるもんがかなり「アレ」なもんだし
489 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 18:43:31.19 ID:eWinjPI0
ぶっちゃけろくに知識もないのに全部ノリで書いてるから知識のある人からしたら相当ヤヴァいものになってると思う
490 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 18:46:39.95 ID:HAXClHco
俺もwikipediaが間違ってたら自決するしか無い
491 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 18:51:28.27 ID:xZHcI7Io
>>484
世界初のロケット弾は13世紀の中国だしな
492 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:03:12.89 ID:FZiAeB2P
全部ウーシュに任せておけば無事解決
493 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 19:03:16.06 ID:7Cq9n/Q0
現在進行中はデビル・最上・九尾・ゆきちゃんの4個でOK?
494 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/08(水) 19:06:55.13 ID:fh7PucDO
今はそんなもんかと
495 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:09:33.43 ID:HAXClHco
進行中ってのはどういう意味だ?
496 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/08(水) 19:12:27.44 ID:fh7PucDO
>>545
避難所に投下されたSSでまだ完結してない奴って意味だと俺は解釈したが
497 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:13:41.16 ID:fh7PucDO
何をトチ狂っているんだ俺は
>>495
だ
498 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 19:15:56.71 ID:3hqlUyY0
未来予知……もしやスオムスのトップエース……?
499 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:24:26.07 ID:HAXClHco
ってことはいらん子の人のも進行中じゃないかな
500 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:27:21.12 ID:xZHcI7Io
, - " ̄ ̄"−
/ `丶
/ / ヾ
/ l ヽ i ヽ
´ / / ∧ │ ノヽ l l l
{ ││ /l/ ', l/ヽ 丶 l│l l
││├/┤ ̄ ', l l l ト ‐- ゝ i/i l l
{ │ l/,,ィ== \l lノ レ==,, ト l/ }
iλ│ 弋;;;ソ ヽ ト::::ソゝl/ノ /
>>498
、呼んだカ?
ヘ v ::::::::::: :`::´::::/勹 /
│ 卞 :::: . :::::/ ノl/
││ ヽ _ / l l
│││ .ゝ., ,, イ:i │ │
│││ │ `´│ ;; l l │
││ ,'/ ヽ 幵l=´\; i 丶 l
│少 /A┘ ヽ i__ \
__-‐= \/ A \/ ノ入 _..
{ヽ ヽ Ac , // lη ,//
i ヽ A / ̄⌒ゝ //γ/
│ Ac / \ヽλムヽ ゝ
│ヾ /┘┐ へ ノ ヒ>// /
│ 丶/ ̄ ̄ / ヽ,/ // /
│ / \ ヽ │ l
│ \/ \ ゝ │/ ̄l
501 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/08(水) 19:28:44.43 ID:fh7PucDO
あ、いらん子の人がいたか、無責任にYESとか言ってサーセン
502 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:33:46.44 ID:YAium0go
逆に完全に本スレから消えて
ここにも来てない人って誰がいるだろう
いわゆる更新停止中な人
503 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 19:34:57.15 ID:7Cq9n/Q0
>>496
その通りの意味っす、わかりにくい質問してすまん
504 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 19:39:07.90 ID:7Cq9n/Q0
>>502
マーチさんとか俺学園とか最近見ない気がする
505 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 19:39:11.53 ID:3hqlUyY0
21:30とか22:00ぐらいからの投下予約させてくれ
506 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:42:26.30 ID:DbRu6AAO
>>502
大魔神とかかな……
もっさんを口説いた少佐は完結したっけ?
507 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:43:11.46 ID:HAXClHco
俺学園は本編投下してないけど書いてます!ってレスは二日に一辺は見る気がする
508 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:45:57.05 ID:5ZqDHwDO
学園の人はリンクっぽい俺書いてたな
消えちゃったぽいのは拙者とマグロと学者ともっさなじみ辺りか…
509 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 19:52:45.60 ID:VieZofIo
あ、そういえば、新スレってどうするかって決まったっけ?
夜に予約も入った事だし、今のうちに決めておいたほうが
心置きなく支援とか出来ると思うんだ
510 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 19:55:37.33 ID:g4mETcM0
俺の歌を聞けってやつはあれで終わりなのかな?
続きがあると思って楽しみにしてるんだが・・・
511 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:02:53.20 ID:DbRu6AAO
>>509
したらばに板ごと建てるんじゃないの?
512 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:07:49.96 ID:4sSCQWko
亀レスだけど空対空ミサイルは大戦中にドイツとかが開発してる
513 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:09:31.13 ID:d4DvgUAO
もっさんと幼馴染みは生きてるよ〜。今は違う作品書いてるだけです、書き溜め中ですすみません
514 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:17:10.28 ID:5ZqDHwDO
>>513
生きてたか
もっさん√少ないから待ってるぞ
俺はてっきりもっさんに手コキさせて満足してしまったのかとww
515 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:22:59.91 ID:d4DvgUAO
>>514
覚えてくれてる人が居たのか!!いやぁ嬉しいなぁwww
手コキをさせて若干燃え尽きた感があったけど、地道に書き溜めしてるよ〜。
516 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 20:28:39.93 ID:fh7PucDO
そういやもっさ馴染みちゃんと読んでなかったなぁとか思って読もうと思ったらwikiになかった・・・(・ω・`)
サルベージしてこようかな
517 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:33:54.47 ID:d4DvgUAO
>>516
PCぶっ壊れててwiki編集出来ないんだ・・・・・・載せてくれるならすんごく嬉しいwwwでも無理はしないでね!!
518 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:39:27.11 ID:VieZofIo
>511
うん、最終的な方針はそれだっていうのはわかってる。
でもさしあたって今夜どうする?っていう話なんだ。
今のところしたらばに板は出来てないし、今日の夜に埋まった場合どうするか、は
いま落ち着いてるうちに決めといたほうがいいんじゃないかと思って。
519 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:44:44.59 ID:2MRgdcDO
>>510
まだ覚えてくれてる人が居たなんて…
投下しようと思ったらもしもし規制されて、避難所できたと思ったら実生活忙しくて投下できなかったのですよ
今は落ち着いてきたので書いてる途中
520 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/08(水) 20:46:27.46 ID:fh7PucDO
まぁ最終的な指針が移転なんだから
できるんなら早め早めにやってしまって良いと思うが・・・
521 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:46:33.93 ID:HAXClHco
さすがに今日じゃ埋まらないと思うが 900あたりになったら立てればいいんじゃねえの
522 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:50:51.17 ID:eWinjPI0
みんな忘れてるかもしれんがサンダーヘッドの人も続編かいてたんだよなあ
後、戦闘機乗りのシャーリー√も今だに続きを待っている
523 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 20:53:11.18 ID:eWinjPI0
後、怪盗の人も
エイラの整備二等兵の番外編も続き待ってます
てか全部待ってるんだけどね
524 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/08(水) 20:55:49.51 ID:qljrgzQ0
チョコ「じらすの〜?」
525 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:00:12.01 ID:fh7PucDO
練習がてら短編を書いては消してを繰り返してたがアイデアがもう出ない
誰か何かお題くれないか・・・?
526 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:00:55.58 ID:eWinjPI0
>>525
ペリーヌ純愛もの
527 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:01:12.86 ID:xZHcI7Io
さーにゃんとデートする俺
528 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:03:29.35 ID:qljrgzQ0
>>525
第252銀輪部隊
529 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:04:55.42 ID:xZHcI7Io
自転車で密に接近してネウロイを倒すのかwwwwwwwwwwww
530 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 21:08:57.65 ID:fh7PucDO
銀輪部隊ggってみたらチャリンコで大爆笑したwwwwwwww
何コレ胸熱・・・
他にもお題ありがとう頑張る
531 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:11:12.15 ID:eWinjPI0
全部混ぜたら中編できryげふんげふん
頑張れよ!
532 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 21:16:57.62 ID:fh7PucDO
やべぇ、銀輪俺筆が進む進むwwwwwwwwwwww
他にもこういう感じの部隊無いかな?wwww
533 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:18:19.45 ID:tzG/rc6o
ペリーヌなら今俺が書いてるからもうちょっと待っとけ
ただフラグ立つのが超遅い
534 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:18:31.55 ID:xZHcI7Io
ドイツの機甲師団に突撃したポーランドの騎兵部隊とか?
535 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:24:36.99 ID:miF7KLko
銀輪舞隊ワロタ、日本軍じゃねーかwwww
536 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 21:36:42.30 ID:fh7PucDO
どういうことだ・・・適当に書いてたら
チリンチリン鳴らしながらチャリでネウロイの巣に突っ込んでく俺の姿が・・・
537 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 21:36:41.24 ID:3hqlUyY0
予約だが投下始めてよろしいか?
538 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:37:25.67 ID:DbRu6AAO
GO
539 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:37:26.69 ID:HAXClHco
GO
540 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:39:17.68 ID:eWinjPI0
GO
541 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:40:09.05 ID:miF7KLko
かもーん
542 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 21:42:52.19 ID:3hqlUyY0
俺「ストライクウィッチーズやな」から
--------------------------------------------------------------------
1937年、扶桑皇国
この年、扶桑皇国は建国以来の危機に陥っていた。
通称、扶桑海事変、ネウロイの威力偵察からなる人類に対する侵略である。
これに扶桑皇国は応戦、ネウロイ出没確率が極端に低い扶桑は、最初期に痛手を被った。
内陸の村が一つ、襲われたのだ。
もっとも、村に一名、男でありながらウィッチとして覚醒した者がおり、
最終的に被害は出なかった。
543 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:45:43.36 ID:eWinjPI0
出てこないさんも規制だったか……こうやって見ると規制の被害デカいな
支援
544 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/08(水) 21:46:28.30 ID:fh7PucDO
GO
545 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 21:46:39.09 ID:3hqlUyY0
この事件は政府と軍部に現在の通常軍隊ではネウロイに対処できないことを、
認識させるものであったが、襲われた村の大人達はネウロイを倒すだけの力を、
たった一人で行使できるウィッチの力を恐れた。
結果、そのウィッチの家族は村を出て行かざるをえなくなる。
そのころの私、加東圭子は陸軍飛行第一戦隊に所属していて、
扶桑海でネウロイを倒す任務をこなす毎日。
私、加東圭子が俺に会ったのは、そんな頃だった。
546 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 21:49:13.78 ID:HAXClHco
今回の規制でかいからねー ほんとがっかりだわ…
547 :
出てこない俺 覚えている人がいるとは……
[saga]:2010/12/08(水) 21:51:36.44 ID:3hqlUyY0
「ケイ、ちょっと待ってくれ」
話している最中にハンナが口を開く。
「何?」
「村を出て行ったウィッチってのは、俺のことか?」
「そうよ、そしてこのころの扶桑では珍しい事じゃ無かったの」
そう、今でこそ扶桑でウィッチはあこがれの的であるが当時はそうでもなかった。
むしろ畏怖の対象として見られていたのだ。
考えれば分かることだ。
ネウロイとはラロス級であっても通常兵器で倒すのは困難を極める。
548 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 21:54:54.24 ID:3hqlUyY0
それをストライカーさえあれば単機で倒すだけの強さを持つウィッチなど、
もはや悪魔と同レベルの存在と言えよう。
第一次ネウロイ大戦があったとはいえ、扶桑はその戦場になっていない。
ネウロイとはどういうものであって、またウィッチとはどういうものか、
教育が行き届くはずがあろうか。
人間とは、危機感を覚えるからこそ学ぶのだ。
都心部は比較的に差別が少なかったが、それでも、無かったわけではない。
まして閉鎖的な村であれば推して知るべしと言うことだ。
「話を続けるわよ」
マルセイユとライーサは目で促す。
549 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 21:59:02.29 ID:3hqlUyY0
私と俺のファーストコンタクトは最悪の二文字だったわ。
まずなぜ私が俺と会ったのか。
それには私の所属していた飛行第一戦隊のことを話さないといけない。
戦隊の編成は公式には五人のウィッチを中心に構成されたことになっているの。
ハンナもライーサも気付いたかしら?
そう、五人という数字はあり得ない、
ロッテ(二機一組)とシュヴァルム(四機一組)の有用性は、
第一次ネウロイ大戦で劇的と言える戦果を挙げた。
550 :
出てこない俺 ここら辺歴史と違います
[saga]:2010/12/08(水) 22:01:26.23 ID:3hqlUyY0
でもケッテ(三機一組)は各機の相互支援に不都合が生じることから扶桑では廃れていった。
にもかかわらず、五人という編成はおかしい、
特に扶桑はウィッチの数が足りなかったわけではないしね。
五人で部隊を組めばロッテとケッテが一つずつ出来ることになってしまう。
通常編成でそれは避けるべき事だった。
そして実際には、飛行第一戦隊のウィッチは六人だったの。
編成されたウィッチは江藤中佐、原田少佐、綾香、智子、フジ、そして私。
でもね、扶桑海事変が始まったとき、ちょうど原田少佐はあがりを迎えたわ。
551 :
出てこない俺 原田少佐はモデルもいるけど二度と出てこないんで忘れておk
[saga]:2010/12/08(水) 22:06:01.36 ID:3hqlUyY0
「ケイ、すまないが聞きたいことが出来た」
「何かしらマルセイユ」
「その原田少佐という名前は聞いた覚えがない」
それもそうか、マルセイユには海事変のことをいくつか話したが、
原田少佐は一度も出てこなかった。
「原田文乃陸軍少佐、士官学校出の優秀な方よ、元々魔力が豊富な訳では無かったから
飛べなくなるのも早かったわ、それにネウロイとの実戦には出ていないの」
「なるほどね、続けてくれ」
マルセイユから先を促される。
552 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:11:42.27 ID:3hqlUyY0
六人をロッテとして分けたときの編成は、
中佐と綾香、智子とフジ、少佐と私というものが通常だったわ。
でも、少佐があがりを迎えることによって、私の相棒がいなくなってしまった。
ネウロイは待ってくれないのだから、すぐにでも補充しなければならない。
でも正規ルートで補充要請を出しても、
ウィッチの地位が低かった当時は余っていたウィッチがいても
すぐに対応なんてしてくれる訳がなかった。
553 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:14:39.63 ID:3hqlUyY0
そういう事情で私たちが困っている時に、噂を聞いたの、
『基地近くに単機でネウロイを撃墜した一般のウィッチが住んでいる』
っていう噂を……ね。
----------------------------------------------------------------------------
江藤中佐が大股で先を歩いていく、あの噂を聞いた直後だ。
「中佐!何もそんなに急がなくても……」
「何を言ってるんだヒガシ!あの噂が本当なら即戦力だろう!」
この人はいつもこうだ、思い立ったらすぐに行動に移さないと気が済まない性質なのだ。
原田少佐が隊から抜けて以降、この性質は頓に酷くなったように感じる。
しかし、あの噂を中佐に漏らしたのは失言だった。
こうなることは見えていたのに、なぜ口に出してしまったのだろう?
554 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 22:19:16.24 ID:tDip7Rs0
おい今日のwiki閲覧数2500越えって過去最高じゃないか?
555 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 22:21:37.52 ID:miF7KLko
どうやら過去ログをあさって編集してくれてる人がいるみたい
556 :
出てこない俺 うひょおお本スレでヘイヘさんが投下してるううう
[saga]:2010/12/08(水) 22:22:04.02 ID:3hqlUyY0
いやそれ以上に、なぜ私は中佐にくっついてそのウィッチの住まいに、
行かなければならないのだろう?
第一その噂も怪しいものだ、何せそいつは男のウィッチだというのだから。
そんな、なんの肥やしにもならないことをグルグルと考えていたら、
急に目の前の中佐が立ち止まった。
「どうしたんですか?」
「………喜べヒガシ、どうやら噂は本当だったようだ」
中佐の目線の方向には、一人の男の子が立っていた。
557 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:27:51.82 ID:3hqlUyY0
間違いないだろう、魔力がある。
何とも珍しい男性ウィッチだ。
私たちがしばらく観察していると、男の子はいきなりこちらに振り向きギロリと睨んだ。
ムッとした私が睨み返そうとするのを中佐は手で制し、彼を見つめ続けた。
すると彼のほうからこちらに話しかけてきた。
「なんの用だ、軍の犬」
最低だ、軍属に対する最低の表現だ。
ここまで言われて黙っていられるほど、私は人間が出来ていない。
558 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:30:19.72 ID:3hqlUyY0
「その軍の犬に平和維持してもらってるのはどこの誰よ、言ってみなさい」
「頼んだ覚えは無いね、だいたいこっちが助けて欲しいときに
お前ら軍隊は来なかったじゃねぇか、それで平和維持?どの口が言ってんだか……」
「なんですって……!?」
私が気色ばむが、そんなこと気にもしていないのか、
薄ら笑いすら浮かべてこちらを見てくる。
はっきり言って、こんなに腹の立つウィッチと会ったのは初めてだ。
こちらの言い分を口にしようとしたとき、中佐がいきなり頭を下げた。
「君が軍属を嫌っていることは知っている、だが、それを承知で頼みたい、
私の率いる飛行第一戦隊に入ってくれないか?」
その言葉に、私も彼も呆気にとられた。
559 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:36:12.85 ID:3hqlUyY0
前置きも何もない直球だ、いや確かに私も中佐も駆け引きが出来る人間ではない。
ならば、直球の方が良いのだろうが……、何とも豪快に言い放ったものだ。
相手がこちらに否定的なのは知っている、だが、必要だから力になれ。
思っていても、こうも素直に言える人物はいない。
それに興味を持ったのか、彼が初めて皮肉を交えずにこちらに質問した。
「あんたら、名前は?」
「名前ってものは普通自分から名乗るものよ」
「ヒガシ、そう言うな、私は江藤敏子、こいつは加東圭子、ヒガシと呼んでやれ」
「中佐!?なんでこんな生意気なのに愛称で呼ばれなきゃいけないんですか!」
私の不平を一切聞き入れないままに、中佐は彼の名前を聞く。
560 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:41:17.04 ID:3hqlUyY0
「君の名は?」
「俺、だ」
「年齢は?」
「12」
「それで、入ってくれるか?」
「……軍人は嫌いだ、自分の本音を隠して自分達が傷つかない方法でしか
こちらに手をさしのべようとしない、こっちは必死に手を伸ばしてるのに……」
やはり駄目か、諦めかけたが、彼はそのまま続けて言う。
「でも、本音をぶつけてくる江藤中佐とヒガシは嫌いじゃないかもしれない」
「愛称で呼ぶな!」
「気にするなヒガシ!器は大きく見せるものだ!」
「そう言う問題じゃありません!」
このやりとりがおかしかったのか、彼がクスリと笑った。
561 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:44:38.24 ID:3hqlUyY0
「あ、笑った」
「笑ってない」
「いや、笑った」
「笑ってない」
「笑ったよ!」
「笑ってない!」
「笑った!」
「笑ってないって言ってるだろ!」
結局、その日は答えが聞けず、後日また聞くことにした。
562 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:48:49.21 ID:3hqlUyY0
次の日、私はたった一人で彼の所へと向かっていた。
本当は一人でなど来たくはなかったのだが、中佐は訓練の指揮を執らなければならない。
それに比べて私は相棒がいないから空戦の訓練をすることも出来ない。
ウィッチでありながら空戦訓練が出来ないのなら、
何とかして奴を口説き落とさなければ、私はしばらく漬け物石だ。
私がどうやってあいつを口説き落とそうか考えている内に、
気がつけば、昨日あいつと会った場所に到着していた。
そして、やはりあいつはそこに居た。
563 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 22:48:58.36 ID:g4mETcM0
>>519
期待してるよ〜
支援
564 :
出てこない俺 支援感謝!
[saga]:2010/12/08(水) 22:51:20.07 ID:3hqlUyY0
「何……してるの?」
つい言葉を掛けてしまった、これには少し後悔、すぐに口が開くこの癖は改めなければ。
「……ヒガシか、別に何かしてる訳じゃない」
声に覇気がない、どうしたというのか。
「何かあったの?」
「なんにもないよ、昨日から状況は何も変わってない」
昨日はあまりの物言いで気付かなかったが、
12歳の子供にしては少々厭世的すぎないだろうか?
もしかしたら中佐はこの雰囲気を察したからこそ、あの誘い方をしたのでは?
………いや、それはないか。
それにしても、状況に変化無しとはどういう事か。
昨日より前の段階に何かあったとでもいうのか?
565 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:53:25.98 ID:3hqlUyY0
「昨日から変わってないって事は、一昨日に何かあった?」
「いいや何もない」
「じゃあ、一昨昨日」
「……………」
「何かあったのね」
俯いて黙ったまま、微動だにしない。
「話して」
「嫌だ」
「お願い」
なぜ私はこんなことを言ったのか、今でも分からない。
でも、ここでこいつを放っておいたら、壊れてしまう気がしたのだ。
俺、という人間が。
そのまま、しばらく待っていると、やっと観念したのか、俺は閉ざしていた口を開いた。
566 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:55:17.35 ID:3hqlUyY0
「……俺の家族は、ここに越してくるまで結構な田舎に住んでいたんだ」
知っている、今日の朝、中佐からもらった資料に書いてあった。
でも、ここで口を挟むほど私は馬鹿じゃない。
「空き巣がたまに出るくらいでそれ以外は平和な村、そのはずだったんだ
でも……あいつらが来た」
ネウロイだろう、俺の出身地は海事変で初めて襲われた村だ。
「俺は、守るために戦った、シールドなんて初めて使ったよ、それもそうだ、
俺の魔力が発現したのは今から一年前のことなんだから」
魔力が発現して、たったの一年で実戦、訓練も受けていないのに。
私は背筋が凍った、自分に置き換えてみるとこれほどの恐怖はない。
567 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 22:56:07.98 ID:VXmda.s0
出てこない人の次、投下してもよろし?
568 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 22:58:05.06 ID:fh7PucDO
一向にかまわんッ!!
569 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 22:59:41.64 ID:3hqlUyY0
「でも仕方ないじゃないか、俺が守らなければみんな死んでしまう、そうやって
守った結果、………俺の手には何も残らなかった」
それどころか、と呟いて、彼は一時口を閉ざす。
私は待った。
じっと辛抱強く。
五分ほどだろうか、やっと、俺が口を開いた。
「俺たち家族は村を追い出された」
しかし話はこれで終わりではないようだ。
すぐに俺の唇から滝のように言葉があふれてくる。
570 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 22:59:57.83 ID:VXmda.s0
出てこない人の次、投下してもよろし?
571 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/08(水) 23:00:31.27 ID:VXmda.s0
ごめん、間違えた…
572 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 23:00:55.25 ID:HAXClHco
おう、きにすんな ぞんぶんにやれ
573 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:02:21.67 ID:3hqlUyY0
「そのあと俺たちはここに移り住んだ、別に俺はそれでも良かったんだ、
両親が居ればそれで……、でも、二人供どうやらそうじゃなかったらしい。
一昨昨日から、家には俺以外、誰もいない、それも仕方ないんだろう。
俺さえ居なくなれば、二人は村に帰ってまた元の生活に戻れるんだからさ!
最高じゃないか、それで両親が幸せになれるなら、それが最上だ、そうだろう!?」
見ていられなかった。
喋れば喋った分、自分を傷つけるだけの行為なんて、
黙って見ていることは出来なかった。
「ゴメン、もういいよ……」
「良くないさ、そっちが話せっていったんだろう!」
俺が吼える。
574 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:04:53.05 ID:3hqlUyY0
驚いた、こんなに感情を発露させるなんて思いもよらなかった。
「昨日、最初にあれだけ拒絶したのに!勝手に入り込んできやがって!
そして今日は俺を追いつめるみたいに、忘れたいと思ったことを話させる!!
なんなんだよお前!!」
言い終わった途端、俺がその場に頽れた。
何も言えなかった。
しかし、思ったことがある。
話を聞いたのは間違いではなかった。
そして、昨日の失言だと思った言葉は、最高のタイミングでポロッとこぼれ落ちていた。
どれだけ強がろうと、俺はまだ12歳の少年だ。
私より若干小さいその背中は、先ほどから小刻みに震えていた。
泣きたいのだが、泣けないのだろう。
もう涙が枯れるほどに泣いた後だろうから……。
575 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:08:58.04 ID:3hqlUyY0
気付けば、私は俺の頭を抱きながら優しく撫でていた。
母性が目覚める年頃でもないだろうに、と心の内で苦笑する。
しばらくしてようやく嗚咽が止んだと思ったら、寝息が聞こえてきた。
もしかして、一昨昨日から寝てなかったのだろうか?
どうしよう、このままというわけにはいかないし……。
私が途方に暮れて周りを見渡していたら、見知った顔を見つけた。
「綾香、綾香!」
「あれ?、ヒガシこんな所で何して…………」
どうしたのだろうか、綾香はそのまま固まってしまった。
576 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:11:27.85 ID:3hqlUyY0
「綾香?」
声を掛けた瞬間にビクリと反応する。
何をそんなに驚いているのか。
そこまで考えたところで、はた、と気付く。
私は今どんな体勢なのだろう。
その間に綾香はジリジリと交代していく。
ちょっと待て、とこちらが言う前に、勇猛果敢で知られる黒江綾香がこちらに背を向けて
脱兎の如く逃げ出していく。
「何も見てない!何も見てないからー!」
その言葉だけを残し、基地のほうへと駆け出す綾香、止めようとするも、
俺を放っていくわけにもいかず、わたわたと慌てるだけの私、端から見ていたらさぞかし
面白かったことだろう。
結局、綾香から話を聞いたフジが他の基地要員を連れて来るまで、
私は俺を抱きかかえたまま途方に暮れていたのだった。
577 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:14:46.36 ID:3hqlUyY0
「それで、どうするのかしら?」
これは智子
「ヒガシがどうするつもりなのかによる」
これはフジ
「好きにすれば……?」
これは私にゲンコツをもらって若干拗ねてる綾香
「なるようになる!」
………言わなくても分かるけど中佐
私としては正直どうしたらいいのか分からないのだ。
何を迷っているのかと言えば、
私がフジに基地へと連れてくるよう頼んだ俺の処遇である。
578 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:17:50.29 ID:3hqlUyY0
当の本人はあのまま眠ったままだし、
最悪、明日以降にならないと目を覚まさないだろう。
それで隊のみんなに相談したのだが………どうやら間違いだったようだ。
だいたい、『なるようになる!』なんて、佐官の言葉とはとても思えない。
他のみんなも似たようなものだ。
どうしたらいい?と聞いたら、お前が決めろ、と返ってきたわけだ。
決められるなら、誰が相談するか!という話である。
しかし、当たり前のことではあるが、軍事基地に一般人を入れるわけにはいかないのだ。
ならばどうするかなど、もう決まっているのかもしれない。
579 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:21:26.51 ID:3hqlUyY0
おまけに男のウィッチだ。
私が基地に連れ込んだ噂はもう広がっている、研究者達が男のウィッチという、
珍しい対象をそう易々と逃がすわけがない。
おそらく俺は、未だに軍というものを嫌っているだろう。
しかし、放っておけないのだ。
「………中佐」
私は、俺に恨まれることを承知で、ある判断を下した。
1937年、某日、
加東圭子陸軍少尉の推薦により、俺を、軍曹待遇で飛行第一戦隊のウィッチ隊へと配属す。
580 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/08(水) 23:26:05.41 ID:3hqlUyY0
投下終了、アナルワイプさんがまだ変態じゃなかった頃ですね
いろいろとつっこみどころあるけどスルーしてくれ
次の方ドゾー
581 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 23:26:58.12 ID:DbRu6AAO
乙
582 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 23:27:11.44 ID:VXmda.s0
乙
俺も抱きしめられたい…
583 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 23:29:38.72 ID:YAium0go
おつ
まあ、ウィッチは一般的に尊敬されて迫害された歴史はないって公式設定があるんだけどな
584 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 23:31:24.78 ID:3hqlUyY0
>>583
顔から火が出た
585 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/08(水) 23:37:24.55 ID:I7rjLdwo
黎明期の田舎なら無理もないかと思うのぜ
586 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 23:49:53.12 ID:VXmda.s0
そろそろ投下させていただきます
587 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:52:34.68 ID:VXmda.s0
俺の視界は暗闇に包まれていた。指一本動かすことさえままならない。
これらのことから、俺は自分が地中にテレポートしてしまったのだと思っていた。
だが、頬を微風が撫でて行き過ぎたのと、そもそも呼吸が出来ているという事実によって、暗いのは瞼が閉じられているからだということに気が付いた。
しかし、ぴったりと閉じた瞼を開くのは、地中から脱出するのと同じくらい大変だった。
最後のテレポートによって、俺の身体からは、一切の力が失われていた。今なら、生後三ヵ月のハムスターでさえ彼を殺せるだろう。
たっぷり一分かけて、瞼を開いた俺の目に飛び込んできたのは、数えきれないほどの光の槍だった。
俺はうめき声をあげた。今の身体では避け切れない。
彼は碌な抵抗もできず、光の槍に串刺しにされた………が、痛みはなかった。
当然だ。
俺が光の槍と間違えたのは、ただの木漏れ日なのだ。
風に煽られて揺らめく木の枝と、そこに生えた緑の葉っぱによって細かく切り刻まれた、日輪の照射。
痛いどころか、それは限りない優しさで、傷ついた俺の体に降り注いでいた。
588 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:53:15.22 ID:VXmda.s0
「………」
目を開けて、俺は幾つかのことに気付いた。
一つ目は、自分が木の根を枕代わりにして寝転がっているということだった。
木は、それなりの太さと高さがあった。人間……デビルマンが一人くらい寄り掛かっていても、文句を言ったりはしないだろう。
木陰の薄いベールは、外敵から隠れるのに最適とは言えなかったが、動けない以上、これで我慢するしかない。
二つ目は、デビルマンとしての肉体から、変身が解け、人間の姿に戻っているということだ。
俺は目を動かし、今の自分がどんな格好をしているのか確かめた。
上には紺のパーカー、下にはベージュのズボン、そして白いスニーカー。どれも擦り切れ、埃に塗れていた。
一週間ほど前にデビルマンに変身してから、ずっと人間に戻っていなかった。鎧を剥がされた騎士のような気分だ。
実際、今の俺はそれと同じくらい、無害で無力な生き物だった。念動力や凍てつく息は使えないし、パンチやキックなど夢のまた夢だ。
もしデーモンに襲われでもしたら、彼あるいは彼女が最下級であったとしても、大人しくランチとして美味しく頂かれるしかない。
今の俺の命は、完全に神の手に委ねられていた。
神が、まだ彼を自分の息子として認知してくれていれば助かる見込みはあるが、半分悪魔になったことに腹を立てていたとしたら、希望はない。
俺は溜息をつき――それすら痛みを伴ったが――瞼を閉じた。死ぬにしろ生きるにしろ、寝て待つのが一番だ。
589 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:54:20.46 ID:VXmda.s0
サーニャ・V・リトヴャクは、夜闇を切り裂いて飛んでいた。
いつも通りの夜閑哨戒。
星空の輝きを遮るものは一つとして存在せず、例えネウロイの襲撃があったとしても発見は容易いだろう。
「らららー……らららー……るらららーらー……」
サーニャしかいない世界に、柔らかな歌声が流れる。
桃色に薄く色付く唇が振動すると、星々もそれに応じて光を強めるかのようだった。
サーニャは、足にはMig60を装備し、手には武骨な連発ロケット砲・フリーガーハマーを持っていた。
戦いのために装備に身を固めていても、彼女の可憐さは少しも損なわれることがなかった。逆に、戦場に咲く花を想起させて美しい。
590 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:55:03.61 ID:VXmda.s0
―――――痛い。
その時。
サーニャの頭の中に、「声」が飛び込んできた。ラジオの放送ではない。
「?」
それは、鼓膜を通さず、脳に直接響く「声」だった。
サーニャは辺りを見回した。何時かのように、緑に輝く魔導針が、何かを捉えてしまったらしい。
空には、誰もいなかった。ネウロイも、ウィッチも。
(どこにいるの?)
酷く、寂しく、悲しい声だった。まるで――あくまで印象ではあるが――親に捨てられた子供のような。
聞こえたのは、ほんの一瞬だったが、サーニャの心は北風に吹かれたかのように凍えていた。
胸がきゅうと締め付けられる。一刻も早く探し出し、救わなければならない。
そんな感情に駆られて、サーニャは目を閉じて、次の声を待った。
何故、魔導針がそれを捉えたのか、や、一体何者の声なのか、などは、些細な疑問だった。
591 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/08(水) 23:56:38.40 ID:3hqlUyY0
支援
デビルな俺って所かw
592 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:57:10.48 ID:VXmda.s0
――――――苦しい。
来た。
サーニャは目を開いた。「声」に導かれるまま、体を下に傾ける。
まだ夜明けまで時間があったが、夜閑哨戒よりもこちらを優先すべきと即断した。
サーニャが辿り着いた先は、なんと連合軍第501統合戦闘航空団の基地だった。
仲間の誰かが、怪我をして倒れているのだろうか。しかし、「声」はサーニャに馴染みのない響きを持っていた。
声の発信源は、海岸にほど近い、林の中のようだ。
考えていても始まらない。躊躇すれば、何かが手遅れになるかも知れない。
サーニャは緩やかに高度、速度を下げ、木に接触しないよう微妙な距離を置いて、低空飛行した。
林の上空は静かだった。音を出すものは、サーニャの足を包むMig60だけだ。
(……静か、すぎる?)
593 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:58:31.44 ID:VXmda.s0
梟や虫の鳴き声さえ聞こえてこない。
まるで、サーニャが空を飛んでいる間に、地上の生き物がすべて死に絶えてしまったかのように。
その想像は、あまり楽しいものではなかった。ネウロイという人類の天敵が存在するこの世界では、どんな悲劇でも起こり得るからだ。
サーニャは、不吉なイメージを追い出すために頭を振り………それを見つけた。
空に雲があれば、深い夜闇に隠れてしまっていただろう。だが、今夜はまったくの快晴で、満月を隠すものはなかった。
林の中で、一際背の高い木の根元。降り注ぐ月光によって薄められた木陰の中に、少年が力なく横たわっていた。
(いた!)
サーニャでなければ、発見できなかっただろう。
あまり見慣れない服を着た少年の顔は青を通り越して白く、口からは細すぎる息を吐いていた。
瞼は固く閉じられていて、一見すると、死んでいるように思えた。朝まで放っておけば、本当にそうなるかも知れない。
素性の知れない相手である。本来ならば、まず基地に連絡し、どう対応するか相談するべきだった。
だが、時間がない、という危機感がサーニャを無謀にさせた。
最低限の警戒もせず――ウィッチだから大丈夫、という過信もあった――サーニャは少年の前に降り立った。
近くに寄ってみても、少年から生気というものが感じられない。
594 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/08(水) 23:59:48.53 ID:VXmda.s0
「あの……大丈夫、ですか?」
兎にも角にも、サーニャは少年に声をかけた。当然というべきか、返事はない。
しかし、
「…………」
少年は、ゆっくりと目を開いた。
まるで瞼にダンベルを乗せているかのようにゆっくりと、ではあったが、そうするだけの力は残っているようだ。
サーニャはひとまず安堵した。今すぐにどうこう、という状態ではないらしい。
少年の瞳は黒かった。
(扶桑の人、なのかな)
そこで、サーニャは同僚の宮藤芳佳を思い出し、次いで基地への連絡を思い出した。
もしも彼が何か傷を負って倒れていたなら、下手に動かすよりも、回復魔法が使える芳佳に来てもらった方がいい。
サーニャは、インカムを起動しようとし………できなかった。
汗に濡れた手で、首を締め付けられる感触。背中に軽い衝撃。
気付くと、サーニャは少年が横たわっていた大きな木から、少し離れた所に生えている木に背中を押し付けられていた。
そして、よく見ると皮膚が焼け焦げている右手で彼女の首を掴んでいるのは、一瞬前まで死体も同然だった、あの少年である。
595 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:02:48.21 ID:xHrTj4A0
「――――っ」
魔力による身体能力の強化は、並みの力持ちなら軽く捻れるパワーを、魔女に与えてくれる。
にも関わらず……サーニャがどれほど抵抗しても、少年の腕は岩の塊であるかの如く、微動だにしなかった。
武器であるフリーガーハマーは、運ばれる途中で落としたものか、少年の後ろに転がっている。
サーニャは瞬く間にパニックに陥った。
先程までは、全てに優先して救うべきと思った少年が、今はネウロイ以上の怪物に見えた。
「……これから、あんたが動かしていいのは口だけだ。俺も余裕がない。下手な真似は、あんたのためにならないぞ」
わかったか、と念を押してくる少年に、サーニャはどうにか頷いた。
混乱しきった頭では、他にどう答えればいいかわからなかった。
「よし。じゃあ、これからする質問に答えるんだ」
サーニャはごくりと固唾を飲んだ。
「まず……ここは、どこなんだ? 何という国だ?」
返答しやすくするためか、喉を締め付ける力が僅かに緩む。
この状態から逃げ出す、という選択肢がちらりとサーニャの頭を過った。
しかし、ストライカーユニットを履いた足では走ることもままならず、離陸するにも時間がかかる。
少年に追いつかれた時、怒り狂う彼にどんな目にあわせられるか、想像しただけでも恐ろしかった。
596 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:03:48.87 ID:xHrTj4A0
「ブリタニアの、連合軍第501統合戦闘航空団の基地、です」
「ブリタニア? イギリスのことか?」
「イギリス……ごめんなさい、わかりません」
少年の黒瞳に、疑いの色。
「……連合軍と言ったな。今は何年だ?」
「1944年です」
「………」
少年が口を閉ざす。考えを整理しているように見えた。
サーニャも、そうする必要があるかも知れない。少年の質問の意図が、まったくわからなかった。
彼は、ウィッチのことを快く思わない者達の使者であり、何か重大な機密に対する質問をされるのだと、サーニャは思っていたのだ。
しかし、少年が問いかけて来るのは、誰でも知っている、一般常識の再確認のようなものだった。
まるで、何十年にも渡る眠りから、たった今目覚めたかのように。
少年は、自分の中で何がしかの決着をつけたらしく、再び口を開いた。
597 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:04:57.25 ID:xHrTj4A0
「昼間、あんたの仲間らしいのを見た。空を飛べるらしいな。何者だ?」
えっ、と、サーニャは思わず声を漏らしてしまった。
例えどんな世間知らずでも、ネウロイと戦うウィッチの存在を、知らないなんてことは絶対にありえない。
それを、この少年はわざわざ訊ねて来るのだ。
今さら、どう答えればいいのか。困惑しきったサーニャは、口をもごつかせた。
「おい。そこに隠れている奴。あんたが答えてくれるのか」
突如として、少年はサーニャに目を向けたまま、何者かに向けて声を放った。
すると、
「………気付かれていたか」
サーニャから見て、右手の木の陰から、一人の女性が姿を現した。
右手の眼帯、手には扶桑刀。坂本美緒である。
サーニャは目を見開いた。美緒の強さは、彼女もよく知っている。
きっと、少年は簡単に叩き伏せられてしまうだろう………と、思うと同時に、一抹の不安が胸に浮かんだ。
少年は何か――サーニャを片手で押さえつけているのもそうだが――得体の知れない力を秘めている。
サーニャは、助けて、と叫ぶことができなかった。もしかすると、逃げて、と言う必要があるかも知れない。
598 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:06:02.35 ID:xHrTj4A0
「気配は絶っていたはずだが」
美緒がゆっくりとした足取りでこちらに近づいてくる。
少年は横目で彼女を睨んだ。サーニャの首にかかった手は、外れない。
「体臭は消えてない。心臓が動く音も聞こえた。あれじゃあ、俺にとっては隠れてる内には入らない」
「……貴様、何者だ」
「その質問は、先にこっちがしたんだ。悪いが、優先してもらうぞ」
美緒の左目が、ちらりとサーニャを見る。
「答えてやってもいいが、その前にサーニャを解放してくれ。私は少佐だ、彼女よりも多くのことを答えられるぞ」
「いいだろう」
意外なことに、少年はあっさりとサーニャの首から手を離した。
それでも、まだ締め付けられているような気がして、サーニャは首を撫でた。
少しだけ、少年の体温が残っている。
599 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:06:48.85 ID:xHrTj4A0
「これでいいか?」
「ストライカーユニットを付けたままでは、彼女は歩けない。場所を入れ替えさせてくれ」
少年は肯定を示して顎を引くと、サーニャに背を向け、歩き出した。美緒もサーニャに向かって進み始める。
危険が自ら遠ざかっているというのに、サーニャの肌は、何故か粟立っていた。
少年と美緒の距離が縮まるにつれて、空気が硬度を増していくように感じられた。
一秒が一時間にも感じられる世界で、少年と美緒が無感動にすれ違う。真正面から向かい合っていた二人が、今度は背中を向け合う。
瞬転―――美緒は振り返り、鞘に納められたままの扶桑刀の先端を、少年のうなじに向けて放った。
600 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:08:10.18 ID:xHrTj4A0
以上、投下終了。読みにくかったらごめん
601 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:09:31.05 ID:fNjL0sgo
おつ もうちょっと時間開けて投下してもいいのよ?
602 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:10:27.70 ID:65cPzvw0
うぉー続きが気になるじゃないか!!
603 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:10:37.24 ID:jNinrYAO
乙!
604 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:12:00.62 ID:9hJ/H8k0
乙! 全然読みやすいよー
次も楽しみ
605 :
アレハ誰ダ 二話
[saga]:2010/12/09(木) 00:15:00.97 ID:xHrTj4A0
>>601
申し訳ない
次回からはもうちょっと待つよ
606 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/09(木) 00:15:11.47 ID:ApoDJhs0
乙!続きが気になるね
607 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/09(木) 00:17:58.73 ID:ApoDJhs0
まとめウィキ昨日だけで3000いったのか……
608 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:22:38.82 ID:9hJ/H8k0
昨日は編集多かったからな……
しかしやっぱり読み手としてはwikiにもある程度投下時のレスが載ってた方が面白いんだろうな
載せたいけど青字変換が面倒臭すぎてもうね
609 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:25:04.66 ID:ubAAO.DO
レスあると一息つけるよね
610 :
さっき思いついた小ネタ
[sage]:2010/12/09(木) 00:28:46.54 ID:GJ4qqdEo
1945年7月
第501統合戦闘航空団が、ヴェネツィア・ロマーニャ上空のネウロイを消滅させた月、全世界での一斉反攻作戦が立案された。
ここ、リベリオンの空軍基地でも、多くのウィッチがネウロイとの最終決戦の為に集結していた。
そこに、大統領が現れる。
大統領は、トラックの上に登ってマイクを通じ、基地のウィッチたちに語りかける、
大統領「いまから1時間後、君たちは世界各国のウィッチと共に、人類史上最大の作戦をスタートすることになる。」
大統領「"人類"という言葉は、今日、新しい意味を持つ。人種の違いを乗り越えて、1つの目的のために結ばれる。」
大統領「今日は、奇しくも7月4日。これも何かの運命だ。」
大統領「君らは再び自由の為に戦う。圧政や弾圧から逃れるためでなく、生き延びるためだ。」
大統領「この星に存在する権利を、守るために。勝利を手にしたならば――――」
大統領「7月4日はリベリオンの祝日であるだけでなく、人類が断固たる決意を示した日として記憶されるだろう。」
大統領「我々は戦わずして絶滅はしない。」
大統領「我々は生き残り、存在し続ける。」
大統領「それが今日、我々が讃える人類の独立記念日だ!」
ワアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
大統領はトラックから居り、ストライカーユニットの元へと向かう
大統領「行こう!着替えを。」
少佐「飛行服と装備一式は、キャンバスバッグに。」
大佐「何をなさるおつもりで?」
大統領「私は戦闘機乗りだ。空に帰るのさ。」
インデペンデンスウィッチーズ
611 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:30:23.33 ID:9hJ/H8k0
構わん、続けたまえ
612 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/09(木) 00:30:43.53 ID:ynP/ZcDO
乙
613 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 00:43:32.20 ID:ynP/ZcDO
>>610
ほう・・・続けたまえ
614 :
さっき思いついた小ネタ
[sage]:2010/12/09(木) 00:45:47.07 ID:GJ4qqdEo
残念ながら続かない
615 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 00:50:16.98 ID:GJ4qqdEo
誰か続きかいてくれたらなと思いつつねよう
616 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 01:03:06.16 ID:9hJ/H8k0
乙! おやすみー
617 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/09(木) 01:13:21.14 ID:ynP/ZcDO
なんか最近内容まで頭が回らなくて予告風味なのだけつくって満足気味な俺ガイル
618 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 01:17:44.95 ID:jNinrYAO
[
スプーだ!
]
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
619 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 01:54:58.11 ID:ynP/ZcDO
やっぱり、避難所にすら書き込めない人もいるだろうし
移転の計画は急速に進めたほうがいいんじゃないかな、と言い残して寝る
620 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 01:58:42.84 ID:9hJ/H8k0
俺もそう思うが今の流れの早さ見てると思ってたより早くここも埋まる気もしないでもない
621 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/09(木) 02:03:21.56 ID:glMjXXw0
最初がvipだから本スレはvipでいいんじゃね
避難所にカキコできない等に関しては運用情報で
622 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 02:46:35.77 ID:ok1LDBwo
>608
一応excel使ってある程度作業は簡略化できるけど、それでも手作業残るしねぇ
今ようやく書き終わったんだが、さすがにこの時間は誰もいなそうだし、
また昼か夜にしたほうがよさそうダナ
623 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 02:59:36.45 ID:8HIZDwgo
お前ら的に誰の編集の仕方が一番見やすい?参考にしたい
624 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 03:13:30.26 ID:0IEptI6o
>>623
流星と空陸両用かな
ところでwiki内検索で俺団を検索したらどこにもリンクされてない大量のページが…
625 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 03:15:14.60 ID:0IEptI6o
と思ったら「俺団まとめ」のページから全部リンクされてたスマン
626 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 03:48:02.40 ID:9hJ/H8k0
気が向いたらナイトウィッチの発掘でもしようと思うんだがどの辺に投下されてたかわかる人いるかね
627 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 03:53:10.73 ID:jNinrYAO
「ストライクウィッチーズだと?」の
>>42
からかな?
628 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 04:06:45.23 ID:9hJ/H8k0
ありがと
まああまり期待しないでくれ
他にも完結はしてるけどwikiに1ページものってないssってあるかな?
629 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 04:12:08.28 ID:jNinrYAO
事務員は完結してたはず
男の娘とかロボウィッチはどうだろう……
630 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 07:39:21.43 ID:9hJ/H8k0
>>921
遅レスだが避難所を製作からしたらばに移すって話な
>>929
ありがとうー
631 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 07:40:33.95 ID:9hJ/H8k0
間違えた
>>621
>>629
632 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/09(木) 07:48:09.21 ID:glMjXXw0
そういや漏れは乗ってないな。どうでもいいが
>>468
からうんこ投下
漏れ「結構遠くまで来たな」
ルッキ「一人だけストライカーあるとかずるいよー」
漏れ「陸戦だからかな?お前らは空戦か?」
サーニャ「えぇ」
シャーリー「私のはマッハで飛ぶぞ!」
漏れ「なめんなこっちは2m/sだ」
リーネ「あまり速くないですね…」
漏れ「陸だかんな…」
坂本「皆、見ろ」
宮藤「うわー、キャンプ場ですかね」
漏れ「敵は見えないな、行くぞ」
ルッキ「お菓子ないのかな?」
宮藤「あっても不味そうですね」
シャーリー「んなっ!何だこれ!?」
宮藤「ネウロイ!?」
漏れ「これは…」
サーニャ「…」コツン
拘束ネウロイ「キィィィィ!!」ガッサガッサ
シャーリー「なんだ?逃げようとして捕まったのか?」
ルッキ「今の内に倒しちゃう?」
シャーリー「ゆき、どうs…」
グサッ! ドスドスッ
シャーリー「な…に……? カハッ…」バタッ
633 :
SUTRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/09(木) 07:49:25.33 ID:glMjXXw0
リーネ「このぉ!」ズガン
漏れ「くそっ、当てなくてもいい!逃げながら撃て!!」
坂本「…!」バラタタタタタ
ネウロイドッグE「ギギギ…」ドサッ
ルッキ「ほんとありがとも〜やだー!」ダッ
漏れ「横に二歩!」
サーニャ「!!」タタッ
ネウロイドッグF「!?」
漏れ「わき腹がお留守ですよっと!」ザンッ
サーニャ「ありがとう。貴方も早く」ドシュシュウ
宮藤「透明とか卑怯ですよ〜!」
ビシュゥン
サーニャ「クッ…ハマーが…!」
ネウロイリーダー「ウオオオオオン」
漏れ「顔きめぇ畜生! …ってうお!」ゴロッ
リーネ「急斜面ですうううう!!」ゴロロロロ
漏れ「絶対あいつら殺すうううう」ゴロロロッ…
漏れ「あれ?体が楽にn…落ちてるうううう」ヒュウウウ
ザッパアアアン!
宮藤「ゴボボボ…」
サーニャ「私に捕まって」
漏れ「ハァハァ…皆無事だな…?」ぐっしょり
ルッキ「なんとか…」
坂本「銃無くした…」ショボーン
634 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/09(木) 08:00:13.49 ID:glMjXXw0
漏れ「私なんかストライカーすっ飛んだぞ…」
リーネ「…ッ」ガスッ!
漏れ「オウフ!!」
リーネ「貴方がデスキャンプに行くなんて言わなかったら…」
リーネ「あのリベリアンは死ななかったかもしれないのに…!」
漏れ「…」
リーネ「なんとか言いなさいよ!?」
漏れ「…確かめたかったんだ」
サーニャ「それより移動しないと、ここは不利だわ」
リーネ「…そうですね」
漏れ「よし、作戦を言うぞ」
漏れ「まず敵が来るのを待ち、来たら攻撃する」
漏れ「そして逃げながら狭い場所に誘い込み、一点集中で挽き肉にする」
ルッキ「でも武器がこれだよ?」
坂本「一応拳銃はある」
サーニャ「ハンドガンが二つに対物ライフル一つ…やるしかないわね」
漏れ「幸運にも罠がある、うまく掛かればこれで倒せる」
宮藤「上手く行きますかね?」
ルッキ「どうだろ?」
635 :
SUTRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/09(木) 08:24:24.97 ID:glMjXXw0
シャイセ!こんなとこで切らなきゃならなくなった!
●戦闘結果
・死亡
シャーロット・エルウィン・イェーガー中佐(人型ネウロイに体を刺される
・武器
PPS、マカロフ、ボーイズMk-1、マチェット、ナイフ数本
(99式2号2型改・BAR紛失、フリーガーハマー破損により使用不可
・ネウロイ
リーダー、拘束の他に二体確認(人型は透明になれる
ネウロイドッグ全体破壊
尚、リーダーは刃物状の爪を持ち、ビーム発射可
・その他
陸上戦闘型ストライカーユニット紛失
食玩の塗装に成功したよ!
部屋がシンナー臭い
続くます
>>921
避難所か。漏れはここがいいなぁ…
お休みなさいイェーガー係長
636 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 08:29:25.67 ID:9hJ/H8k0
ここだと規制で書けない人がいるみたいなんだ、それも仕方ない
乙かれ
637 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/09(木) 10:51:45.55 ID:ynP/ZcDO
おはよう、昨日はお前らにお題もらったせいで試験勉強がまったくできなかった
絶対に許さない、書き溜め楽しいです
したらばの件は結局まだ保留か?どちらにも書き込めなくて冷めて消えちゃう人がいないか心配だぜ
638 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 10:58:44.15 ID:fNjL0sgo
/ / / , ⌒、 ,,`、、
/ / / /"""ヾ r'" ゙'、
/ / / / / ヾ ,r" ',
/ / // // ヾ / ..... !
/ / /,,,,,,,/,,,,,, ヾ/ .::::::::::::!
| /| / / ''''' ,' .::::::::::::::l゙、
| |_| /, ´f乙ヽー / .::::::::::::!、 ゙、
| , ´ | /イ {し'::::!ノ ,' .::::::::::::::l l ゙、゙
| | ( | / ヽ弋こソ ;' .:::::::::::::::::,' ! ゙、
|ヽ |/| /. .:::::::::::::::,' | /
| ヽ、__! ,i ' .::::::::::::,.' i / いいから勉強しろ
| ヽ ヾソ´ .::::::::::::::::::,r' | l/
| ヽ , "" .::::::::::::::::,r'" ! !
| ,r'" ゙,::::::::::;r':! l
| ,r'" ゙、:::::':::::',. i
| ,' 、.l. ゙、:::::::::: ゙、.l
_______,__,ヾ,' ゙'i. ゙、:,',:::::. ゙、|
、'´====/´ ,r' ', ゙、':::::::::. ゙、`ヽ、
、'´ ゙、 i ゙、. '、 ..:::::::l::::::::::::::. ヽ=ゝ、
、'´ ゙'、; ! ', ゙、::::::::::::::::::::!::::::::::: ,''゙、 `、
! `゙''、. '、 .:::::゙.、:::::::::::::!:::::::: .,.'ヾ ゙、 `、
639 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:08:41.90 ID:9hJ/H8k0
まあ頑張れ
640 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:36:29.62 ID:ok1LDBwo
11:50あたりからお邪魔してもよろしいですかの?
641 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 11:36:51.15 ID:MHTscgDO
今回規制厳しすぎじゃね?
どこかしこも過疎だらけじゃん…
642 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:52:37.82 ID:To8uv2AO
本スレも全然書き込み無いしなぁ・・・・・・寂しいよ本当に。
>>640
さあ頑張れ
643 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:53:30.17 ID:ynP/ZcDO
>>640
GO
644 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:55:24.51 ID:ok1LDBwo
ごめ、お湯わかすのに時間かかっちゃった、あと2,3分ください
645 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 11:58:46.85 ID:ok1LDBwo
『きょうはみんなといっしょにようじょをたおしにいったよ』←【ようじゅだぞー、ようじょはあぶないぞー】
『あたしたちはお空からコウゲキしたけど、ネウロイがいっぱいいてもうたいへんだったよー』
【私はミーナの直掩だった。ルッキーニが頑張ってるところもよく見れたぞ】←『ありがとシャーリー!』
『あんなでっかい木なんてハンソクだよね!ネウロイまでくっついてるんだもん』
【なんせあんなでっかい構造物なだけに攻撃には苦労したけど、
最終的には<俺>がどかーんとキメた。あんなの初めて見たけど、ゾクゾクしたね。
あれが陸戦ストライカーの攻撃力だってんならたいしたもんだと思った】
『おっちゃんすごかったねえ。ようじょがどばーん!ってたおれちゃうんだもん』←【だからようじ「ゅ」だぞー】
【でも<俺>が海におっこっちゃってさあ、少佐たちは追って海に飛び込もうとするし大変だったなー】
『芳佳とペリーヌなんて半なきだったもんねー』←【宮藤はともかくあのペリーヌまで、ってのはびっくりしたよ】
【でもあいつ溺れないんだってな。まったく、そういう事は先に言えよなー】
『ミーナのカミナリおっこちたー!』【ま、アレは自業自得だな】
【そんなこんなでオペレーションサラマンドラは完全終了!】『あたしたちのかーち!』
『ほーこくしゃ、フランチェスカ・ルッキーニ∫^ヮ^∫』【そして、グラマラス・シャーリーでした!】
………
……
…
シャーリー「とゆー日誌を作成したので受領おねがいしまっす、なんてな。ははは」
俺「は、はぁ…了解しました。
しかし、なぜシャーリーさんたちが最上の日誌を書いてるんですか…?」
(っていうかごちゃごちゃしてて見にくい…)
ルッキーニ「おふねのおっちゃんたちはミーナのカミナリでゼンメツだから、
今日はあたしたちが書いて、だって!」
俺「あの船もうダメかもしれない…」
----
前回のお話は>60から。
まとめwikiは
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/326.html
前提になるお話はとくにないけど、第三話でエイラとケンカしたあたりが絡んできます
そのあたりは
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/328.html
のアタマのあらすじにて
646 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:59:10.55 ID:GAkods60
大量規制に巻き込まれたけど俺んとこは二日で解除されてたな
647 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 11:59:29.61 ID:9hJ/H8k0
保守んないと危ないとか規制前なら考えらんないしな
>>644
期待してるー
648 :
最上の空陸両用 前回のシメは>110
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:01:51.25 ID:ok1LDBwo
前回のシメのセリフから再開
………
……
…
坂本「みんな、本当にご苦労だった。帰ったら風呂だ!そしてメシにしよう!」
俺「えっ!!?
風呂あるんですか!!!!」
649 :
最上の空陸両用 >624て、照れるじゃなイカ!
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:03:31.38 ID:ok1LDBwo
というわけで音の速さで駆けつけた!(風呂へ)
………
……
…
坂本「ここがこの基地の風呂だ」
俺「……」
坂本「…<俺>?」
俺「ひろい、でっかい、ものすごーい!」
俺「…あ。
げほ、げほん!
し、失礼しました、坂本少佐!」
坂本「ん…?
はっはっは、お前もそういう顔をするんだな!
まぁ今はまだ湯を張ってないが、すぐに張らせるから
あとでいくらでもゆっくり入るがいいさ」
俺「…恐縮です」
俺(ぜってー入る、ゆっくり浸かるー♪)
650 :
最上の空陸両用 >641巻き添え規制スレが一日で800レスという異常事態・・・
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:05:32.22 ID:ok1LDBwo
食堂
………
……
…
シャーリー「しかし、終わってみればあっさりしたもんだなあ。
まだ昼をちょっと回ったくらいだぞ」
エイラ「何いってんだよ、もうくったくただよー。
サーニャ、大丈夫か?」
サーニャ「ん…Zzz」
ミーナ「ほんと、ここまでうまく作戦が終了するとは思わなかったわ。
みんなが頑張ってくれたおかげよ、ありがとう」
坂本「みんな、当番兵に風呂の用意を頼んだところだ。
すまんが、風呂は後にしてまずはメシにしよう」
俺「まさか戦闘指揮官じきじきに風呂の手配をするとは…」
ミーナ「美緒はお風呂が大好きだから、こういう事も率先して動くのよ」
坂本「宮藤、すまんがメシの準備を頼めるか?」
宮藤「はい、坂本さん。
朝作りおきしておいたものですけど、すぐに準備しますね」
リーネ「手伝うよ芳佳ちゃん」
651 :
最上の空陸両用 >645はあらすじパートだから誤字ネタとか作中での時系列とか気にしちゃいけないのぜ
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:08:01.85 ID:ok1LDBwo
「「「いただきまーす!」」」
………
……
…
ルッキーニ「にゃはー♪ おいしー!」
シャーリー「運動したあとはご飯がうまい!」
バルクホルン「で、今日はこの後どうするんだ?」
ミーナ「そうね…もうみんなも消耗しきっているみたいだし、
今日は必要最低限の体制を取って、他の人は休息とします」
エイラ「あ、あのさ!
サーニャ!サーニャの夜間哨戒もお休みなのか?」
坂本「あー…さすがに今日は夜間哨戒を外してもらうわけにはいかない。
ないとは思うが、戦略拠点を潰されたネウロイが妙な動きを起こさないとも限らんしな。
当然、今日はもう一切の任務から外すつもりだが…サーニャ、大丈夫か?」
サーニャ「ん…ふぁ…。
はい、だいじょぶです」…zZ
バルクホルン「なら、日中の哨戒は私が出よう。
他の人選は任せるぞ、ミーナ」
ミーナ「ありがとうトゥルーデ」
652 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:09:34.93 ID:ok1LDBwo
俺「……。」
(ふむ)
エーリカ「…ふむふむ」
エーリカ「ふんふんふふーん、とりゃ」むにーん
俺「ふふぇ!?
ふぁ、ふぁるふぉまんふぁん、ひはは、ひは」
エーリカ「ほれほれー、本日のえむぶいぴーの<俺>少尉殿、
ヒーローインタビューの時間だぞー」むにに、ぱちーん!
俺「ひだッ!? ひどい…。
それはそうと、ひ、ヒーローインタビューってなんですか」ヒリヒリ
エーリカ「いやー、さっきから<俺>黙りっきりだからさー、なんかしゃべりなよって思って」
宮藤「そういえばそうですよね。
<俺>さんすごかったです!」
俺「あー、あの…いえ、そんな。
俺はたいしたことしてないというか、大砲を撃って当てただけで。
ペリーヌさんや宮藤さんが支援してくれなければどうにもなりませんでしたし
それにご迷惑もおかけしてしまったりで、正直あまり胸を張れるような事は…」
653 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:11:38.76 ID:ok1LDBwo
ペリーヌ「謙遜は美徳ですけれども、あまり度を過ぎますと嫌味になりますわよ<俺>さん。
今日の戦果は、充分に胸を張って誇るに足るものだと思いますわ」
エーリカ「おお、ペリーヌからの意外なフォロー。
という事だそうなんですが、どうですか解説のバルクホルン大尉」
バルクホルン「んな…なぜ私に振るハルトマン!っていうか解説とはなんだ!
それに、お前に『バルクホルン大尉』だなんて呼ばれるとむず痒いな。
…まあ、確かに、今回の最大戦果は<俺>なんだから、そこは誇ってもいいんじゃないか」
俺「なんか危ないことを皆さんに押し付けて、いいとこ掻っ攫ったみたいで…評価していただけるのはありがたいですけど」
シャーリー「うーん、今日くらいはもっと『俺サマ大勝利!』みたいな態度でもいいと思うんだけどなー」
エーリカ(おっと、そうだそうだ。こっちにも話を振っておこう)
エーリカ「まあねー。エイラとさーにゃんはどうおもう?」
エイラ「うぇ!? いや、わ、わたしは別にどうでもいいよ…」
サーニャ「あの…わたしは、<俺>さん頑張ったと思います…」
シャーリー「おう、そーだよなあ。さっすがサーニャは話がわかる!
でもエイラはどうでもいい、と。へーえ」にやにや
エイラ「さ、サーニャ…。
むむむー…ま、サーニャも認めてるし、わたしも少しは認めてやってもいいゾ」
エーリカ「うんうん、よきかなよきかな」
俺(あれ…これって、ひょっとして、さりげなく仲裁してくれてる感じなのか…?)
654 :
最上の空陸両用 最上さんの楽しみ方その××(続く)
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:13:54.01 ID:ok1LDBwo
「「「ごちそうさまでした!」」」
………
……
…
バルクホルン「では、行ってくる。
念のためA島はざっと全島を走査してこようと思うが、いいか?」
ミーナ「ええ、お願い。
宮藤さん、リーネさんも、疲れているところ悪いけど、おねがいね」
リーネ「了解しました」
坂本「3人とも、くれぐれも無理はしないようにな。
会敵した場合はまず退避を念頭に行動してくれ」
宮藤「はい!」
バルクホルン「よし、行くぞ二人とも」
655 :
最上の空陸両用 投下された全文をメモ帳にコピって(続く)
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:18:12.45 ID:ok1LDBwo
シャーリー「よし、一息ついたことだし風呂にでも入るか」
ルッキーニ「うわは、あたしもはいるー!」
シャーリー「他のみんなはどうするんだ?」
エイラ「サーニャ、わたしたちはどうする?」
サーニャ「…ねるわ。夜にサウナ入りましょ、エイラ」
エイラ「というわけで私たちはパス」
ミーナ「作戦に関する報告や情報の取り纏めもあるし、わたしと美緒は後にするわ」
ペリーヌ「わ、わたくしも後にしますわ。
哨戒中の方々になにかあったときに動ける人間が必要でしょうし」
エーリカ「トゥルーデが帰ってきたら起こして…」
シャーリー「なんだ、あたしとルッキーニだけか。
ま、いいや。お風呂独占だぞルッキーニ」
ルッキーニ「よーし、泳ぐぞー」
ルッキーニ「あれ?
そういやおっちゃんは来ないの?」
俺「あ、あとでゆっくり入るよ…」
(いくらなんでも一緒になんて入れるかっての…一人でゆっくりはいるのさ)
656 :
最上の空陸両用 <俺>を自分の名前で変換すると、みんなが君の名前を呼んでくれるぞ!
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:20:04.63 ID:ok1LDBwo
俺(シャーリーさんとルッキーニは風呂に行ったか…。
風呂が開くまで、俺はどうしようかな)
ペリーヌ「少佐たちやハルトマンさんも行ってしまいましたし、
わたくしはお庭にでもいこうかしら」
エイラ「サーニャ、わたしたちもお部屋に行こう。
ここで寝たら風邪ひくゾ」
サーニャ「…ん……」Zzz
エイラ「ああ、さーにゃあ……。
まあ、今日は大変だったし仕方ないよなー。
なんとかおんぶして部屋に連れていくしかないナ」
……
…
エイラ「うう、なかなかうまく行かないゾ。
手を回してくれよ、サーニャ…って、眠ってるから無理だよナ…」
657 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 12:21:02.90 ID:9hJ/H8k0
ワロタww
658 :
最上の空陸両用 今思いついたんだけど心底どうでもよかった\(^o^)/(楽しみ方)
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:21:47.04 ID:ok1LDBwo
エイラ「ま、マズい、サーニャをおんぶするところまでは出来たけど、安定が悪くて歩けない…
バルクホルンや少佐がいれば良かったのに、こんな時に限っていないし…」
ペリーヌ「ああもう、サーニャさんったら、仕方ないですわね。
エイラさんも、出来ないことを無理しすぎですわ。
ちょっと、<俺>さん手伝ってくださいまし」
俺「あ、はいペリーヌ中尉。どうすればいいですか」
ペリーヌ「サーニャさんが寝てしまいましたの。
こうなってはちょっとやそっとでは起きませんし、お部屋に運んで差し上げて」
俺「え?あ、ああ、はあ」
エイラ「うげ、いいよ。
オマエなんかには頼まないゾ!」
ペリーヌ「ほらほら、そんな事言ってる間に背中からズレ落ちそうじゃありませんの!」おさえおさえ
ペリーヌ「ほらごらんなさい。サーニャさんを怪我させたくないなら素直にお願いしてしまうことですわ。
…<俺>さんも、まさか拒否なんてされないですわよね」
俺「き、拒否はしませんが、その…エイラ中尉は…」
エイラ「……。
………あーもう、わかったよ!
チェ、今回だけダカンナ」
659 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:23:49.76 ID:ok1LDBwo
俺「は…あの、はい。
では、失礼します…」ひょい
(なッ!?)
ペリーヌ「あら、お姫様だっこ」
俺「寝てる子なら、おんぶよりもこっちのほうが、手の中だけで抱え込める分安定しますからね」
(それにしてもなんだ、この娘…妙に、軽い)
ペリーヌ「そういうものですのね。
それにしても、さすがに殿方なだけあって、女の子を抱き抱えるくらいの力はありますのね」
俺「はは…ま、腐っても軍人ですから」
エイラ「オマエ、ずるいぞ!!」
ペリーヌ「……?
なんですの、エイラさん。
お姫様だっこに憧れていらっしゃるなら、サーニャさんの後にやってもらえばよろしいじゃありませんの」
エイラ「そういう事じゃネーよツンツンメガネ!」
ペリーヌ「その呼び方やめていただけません!?」
俺「あー…ええっと、サーニャ中尉の部屋は、エイラ中尉と同じ部屋だったと記憶しているんですが?」
エイラ「フン。
しょうがないな、一応案内してやるヨ」
ペリーヌ「それじゃ、あとはお願いいたしますわ、<俺>さん」
660 :
最上の空陸両用 前回泥遊びしてた<俺>だけど、ちゃんと着替えてるからきちゃなくないよ!泥臭いけど
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:25:17.11 ID:ok1LDBwo
エイラ・サーニャの相部屋
………
……
…
俺「起こさないように慎重に……と」ぽす
サーニャ「……すぅ…すぅ…」
俺「よかった、最後まで起きないでくれて」
エイラ「…ん」
俺「あの、エイラ中尉、すいませんでした。
話の流れとは言え、サーニャ中尉に触れるようなことを…」
エイラ「べ、別に、いい…。(はっ!)
っていうか、ここはわたしが礼を言うところだろ!」
俺「あ、すみません」
エイラ「だからいちいち謝んなよ。そういうのちょっとムカツクぞ」
俺「すいま…ああ、これは謝るところですよね、すみません」
エイラ「フン…」
661 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 12:25:49.49 ID:MHTscgDO
そこの君
いいものを抱えているね僕と交代しないかい?
662 :
最上の空陸両用 >661お断りします( ゚ω゚ )
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:28:04.32 ID:ok1LDBwo
俺「……」
(それにしても、サーニャ、か)
エイラ「……」
俺「……」
(いや、サーニャだけじゃない、そもそもこんな女の子たちが…)
エイラ「……。
.………おい!
いつまでサーニャの事を見てるんだよ!」
俺「…! あ、失礼しました、エイラ中尉。
要件は済みましたので退出いたします」
エイラ「おう。いやまって。
…一応礼は言っとくよ、アリガトな。
ペリーヌにも言っといてくれよ」
俺「…はい。
この位のことであればいつでも呼んでください」
エイラ「ま、またサーニャを抱っこする気か!ずるいゾ!
…いや、こんどその、さっきの抱っこのやり方教えてくれ」
俺「…?
は、はい。
それでは、失礼します。
えと…サーニャ中尉に、夜間哨戒頑張ってください、とお伝え下さい。では」
663 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:30:52.56 ID:ok1LDBwo
バタン(扉を閉める音)
………
……
…
俺(徴兵…ウィッチだからって理由だけで、あんなちっぽけな娘が戦ってる…)
俺「ふぅ。風呂はまだかな、見に行くか」てくてく
俺(俺はまだいい…軍に入ったのは食い扶持を得るためだったし、ウィッチになったことも含めて
いろいろ悪いこともあったけど、仕事だと諦めもついてる。今更そんなこと考えてられる歳でもないしな)
俺「それはそうと、整備のヤツが言ってた『いーえむてぃ』ってのはなにか新兵器なのかね…」てくてく
俺(でも、あの子たちは違う…あんなちいさな、ガキすら産めなそうな歳の娘を戦争に巻き込む。
いや、巻き込むどころか正面戦力として化け物にぶち当ててる)
俺「えーらいにゃ、えーらいにゃ…とかも言ってたか。なんだろうな」とぼとぼ
俺(俺なんかが考えたって仕方ないことだ。
仕方ないことだが…まったく、クソみたいな話だ。クソ、クソ、クソッタレだ)
俺(だから俺はこんなところには着たくなかったんだ。嫌でもああいうのを見ることになるから…!
ちくしょう、船とっとと直れよな)
俺「もっミーナ、もっミーナ…」とぼとぼ
ミーナ「…<俺>さん?
揉みな揉みなって、なんのこと?」
俺「うわわわみ、ミーナ中佐!?」
664 :
最上の空陸両用 注:最上さんはみんなの事情を聞いてないので(続く)
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:33:45.40 ID:ok1LDBwo
俺「いや、あの、なんでもありません!
みっミーナ中佐こそ、なぜここに?」
ミーナ「あら、わたしが司令室から出てくるのがそんなにおかしいのかしら?」
俺「へ…?
うわ、ここは司令室の前…いつのまにこんなところに…
あの、失礼しました!」
ミーナ「ふふ、いつも思っているんだけど、そんなにかしこまる必要なんてないのよ。
私たちは仲間なんだから。
階級の差はあっても、それは任務上、部隊の指揮のために必要なものでしかないのよ」
俺「はい」
ミーナ(でも、<俺>さんの場合は多分、階級以前の問題なのよね…)
「ところで、わざわざ司令室まで来るなんて、なにか私たちに用事かしら?」
俺「いえその。はい、いいえ…いや違いました。
特に用事は…」
┌ ┐
│ シャーリー「うーん、今日くらいはもっと『俺サマ大勝利!』みたいな態度でもいいと思うんだけどなー」 ...│
└ ┘
俺(…あー、まあ、そうか。今日くらいは…やらない善よりやる偽善、ってのもいいものかもな)
俺「あの、ミーナ中佐。
ひとつ、提案…いえ、これはどちらかというとお願いがあるのですが」
665 :
最上の空陸両用 小さい子は皆徴兵(スカウト)されたと思ってるのぜ(実際ルッキはそうみたい)
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:36:24.48 ID:ok1LDBwo
哨戒組帰還
………
……
…
バルクホルン「結局、A島にはネウロイの存在は確認できず、また妖樹も完全に消滅していた。
まぁ、上空から走査しただけだから小型のヤツが物陰に隠れている可能性は否定できないが、
そのあたりは歩兵に確認してもらうしかないだろう」
ミーナ「お疲れ様、トゥルーデ。
作戦前に要請した増援艦隊にも海兵隊がいるはずだから、到着次第確認してもらいましょう」
坂本「この分なら、完全に部隊運営を作戦体勢から通常に戻してよさそうだな。
ご苦労だったバルクホルン。 宮藤、リーネも、ゆっくり休め」
「はい!」「わかりました」
バルクホルン「…で、この状況でも今日の夜間哨戒は実施するのか?
私としては、できればサーニャを休ませてやった方がいいと思うんだが」
坂本「ん…まぁ、その意見もわかるが、やはり大作戦の後こそ用心しないとな…勝って兜の緒を締めよという言葉もある」
ミーナ「それに、今日の夜間哨戒の担当はサーニャさんだけじゃないわ」
バルクホルン「またエイラか…まったく、気持ちはわかるが、あいつはナイトウィッチにでもなるつもりなのか」
坂本「それが、エイラ『だけでもない』んだ、今日は」
バルクホルン「?」
ミーナ「なんにせよ、積極性を示してくれたのは嬉しい、というべきよね」
666 :
最上の空陸両用 こんな注とか必要ない構成力を身に付けたいなぁorz
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:38:29.56 ID:ok1LDBwo
トゥリーネエリ藤のお風呂とか、もっペリーナ組のお風呂シーンを中略して、夜!
………
……
…
サーニャ「本当に、エイラも来てくれるの?」
エイラ「今日は大変な一日だったしナ。
疲れたサーニャだけを一人で飛ばせられないだろ」
サーニャ「…ありがとう、エイラ」
エイラ「べ、べつにたいしたことじゃないんだナ。
さ、格納庫いこう、サーニャ」てくてく
……
…
エイラ「あれ、格納庫の電気付いてる。
ひょっとしてシャーリーあたりがストライカーいじってたりするのかー?」
サーニャ「違うみたい…ほら」
俺「おはようございます、サーニャ中尉!」
エイラ「な、なな、なんでオマエがストライカー履いてこんなところにいるんだよ!」
俺「本日夜間哨戒に参加させていただく事になりました<俺>少尉です、よろしく…
って、エイラ中尉なぜ!?」
667 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:41:17.98 ID:ok1LDBwo
サーニャ「<俺>さん、どうしたんですか?」
俺「ははは…いや、その…今日は大変な一日だったので、
さ、サーニャ中尉ひとりだけで夜間哨戒するのは大変だろうな、って思いまして、
で、ミーナ中佐に夜間哨戒参加の許可を貰ったんですが…あははー、どうも、おひとりじゃないみたいですね」
エイラ「そーだゾ。
今日の夜間哨戒は私がサーニャと一緒に行くから、帰って寝ていいゾ」しっしっ
サーニャ「エイラ…そんな言い方、良くないわ。
あの…<俺>さん、よろしくお願いします」
エイラ「むー」
サーニャ「エイラ…」
エイラ「……。
うあー、そんな目でわたしをみンなー!
わかったよ、一緒に行くぞ、<俺>」
俺「了解しました。微力を尽くします」
エイラ「でもさー、<俺>って夜間飛行の経験はあるのか?」
俺「飛行経験はありませんが、陸軍時代は夜間歩哨はたくさんやりましたし
船の上からですが、夜の海の暗さも経験してます。多分、大丈夫だと思うんですけど…」
エイラ「…多分、ムリダナ」
668 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:43:15.91 ID:ok1LDBwo
夜の滑走路
………
……
…
俺「ゆ、誘導灯ってこんなに見にくいものなんですか…? 光量小さくないですかね?」びくびく
エイラ「オマエ大丈夫かあ?」
サーニャ「…無理なら、やめますか?」
俺「い、いえ、やります!やりますともぉ!」ガクガク
俺(ええい、しっかりしろ膝!うごけーうごけー!)パシパシ
サーニャ「……」きゅ
俺「うわっさ、サーニャさん!?ああの、なぜわたしのてて手を握ってますか!?」
サーニャ「前に、芳佳ちゃんが夜飛ぶときも、こうやったんですよ。
…震え、止まりましたか?」
俺(ふるえ…?あれ、そういえば、なんか、ピタっと止まった)
「え、あ…はい。不思議なくらい…」
サーニャ「よかった…」
エイラ「…フン」きゅ
俺「エイラさん?」
エイラ「宮藤の時もこうしてたからナ。そんな事より、さっさと行くゾ」
669 :
最上の空陸両用 1期6話は神回でしたな
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:47:17.95 ID:ok1LDBwo
夜の空へ
………
……
…
俺「……! ………!」
エイラ「ど、どうした、<俺>?」
サーニャ「まだ、怖いですか?」
俺「…すごい。
はは、はははは!
すごい!」
サーニャ「…ふふ」
エイラ「チェ、あんまはしゃぐなよなー」
俺「ははは…はは。
いあ、あの、すいません。
でも、サーニャ中尉はいつもこんな空を飛んでるんですね。
こんな、エンジンを切ったらどっちに落ちるのかもわからないような
こんな何も無い、こんな頼りのない空を…」
エイラ「月や星があるからどっちが上かとか方角くらいはわかるけどナ。
それに、エンジン切ったら下に落ちるに決まってんじゃんか」
俺「あう、モノの例えですよ、エイラ中尉」
670 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:48:50.75 ID:ok1LDBwo
俺「しかし、また…こんな空を一人で飛んで、敵が来たら、一人で戦うんですか?」
サーニャ「はい」
俺「そんな、なんて……」
俺(なんて、困難な…クソ、俺にはこんな任務の酷さを表現するだけの語彙がない)
エイラ「なんで黙るんだよ」
俺「いや、ちょっと言葉を失ってしまって…」
俺(こんな任務を遂行し続けて、それでも「わたしだけ辛いなんて、そんな事ない」なんて
そんな事を言えてしまう子なのか、彼女は…)
俺「本当に、任務だから、それだけなのか?」ボソッ
サーニャ「…?
なにか、おっしゃいましたか?」
俺「いえ…」
俺(そうするだけの理由が、あるのか?
任務だから、ウィッチだから、だけじゃない、彼女自身の『戦う理由』が…)
俺(こんなちっぽけな少女に?)
671 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:50:07.50 ID:ok1LDBwo
俺(なんというか…オトナとして自信がなくなってくるな、まったく)
エイラ「…んんー?
オマエ、さっきからサーニャばっかりみてないか?」
俺「え?いやいやそんなまさか。
いやそれにしても夜空が綺麗ですね」
エイラ「誤魔化したナ…」
俺「はっはっは。
しかし、これは…俺は今日はじめてだから刺激のほうが強いけど、
毎日のようにこんな空を飛ぶんじゃ大変ですね」
サーニャ「えと、そんなこと…」
エイラ「そーだゾ、大変なんだゾ。
オマエは今日付き合ってるだけだから楽しいかもしれないけど、
サーニャはこれを毎晩やるんだ、楽しんでなんてられないんだゾ」
俺「ええ、そうでしょうね…俺だったら、一人じゃ耐えられないと思います。
なんていうか、この空は、神秘的だけど怖いです、目を開けているのに閉じてる感じがして…」
672 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:53:24.73 ID:ok1LDBwo
エイラ「フン。サーニャがどれだけ大変か、少しはわかったみたいだナ」
俺「はい。
ホント、俺はなにもわからないままあんな事を言って…。
エイラ中尉、それに、サーニャ中尉。
本当に申しわけありません」
サーニャ「なんで、<俺>さんが謝るんですか…?」
エイラ「あわわ、こっちの話だよサーニャ!
ちょっとゴメンな」わたわたっ
エイラ「<俺>ちょっと来い。
…ま、口だけだったらゼッタイ許さなかったけど、一応オマエはこうやってここまで来たわけだし。
それに、サーニャにも知られてないし、特別にゆるしてやる」
俺「ありがとうございます、エイラ中尉」
エイラ「あー、その中尉ってのヤメてくれ、なんかくすぐったいし。
普通に呼んでくれりゃいいヨ」
サーニャ「私も、サーニャって呼んでください」
エイラ「うわわ、サーニャあ、いつから私たちの話をきいてたんだあ…」
サーニャ「何も聞いてないわ。エイラが私の名前を言った気がしたから気になって近づいただけ…」
俺「…ふ、ふはっははは!
わかりました、よろしく、エイラちゅ…エイラ、さん。それにサーニャ、さん」
673 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:54:54.71 ID:ok1LDBwo
俺「あははー、いきなり呼び捨ては恥ずかしいんで、とりあえずしばらくはさん付けで」
エイラ「ま、どっちでもいいけど…っていうか、こうして話してみればオマエって結構イイヤツかも。
…オマエみたいなヤツ、どっちかといえば嫌いじゃないかもナ。
それはそうと、そろそろ時間だし、帰ろうかサーニャ」
サーニャ「うん…。
<俺>さん、今日はありがとうございます」
俺「いえいえ、まだ今日はほとんど夜の空を堪能しただけみたいなもんですから。
まだまだ知らないといけないこといっぱいありますから、サーニャさん、エイラさん。
今後一緒に夜間飛行するときにでもいろいろ教えてください」
サーニャ「え?」
エイラ「う゛ぇ?」
エイラ「オマエ、今日だけじゃないのか?」
俺「まぁ、最初はそのつもりだったんですけど、でも一日付き合うだけじゃ中途半端すぎるし、
それならばということで、平素の任務に支障のない範囲で…という条件付きで、ここに滞在してる間
夜間飛行の訓練という事で一緒に飛んでいいっていう事にしてもらったんです。
ミーナ中佐も『いい機会だから』っておっしゃってくれてましたし。
とは言ってもせいぜい1,2週間ですけど、頑張りますからよろしくおねがいします」
エイラ「うえええ、今日だけじゃないのかよ…サーニャとふたりっきりの時間が…」
サーニャ「あの、ありがとうございます。嬉しいです…」
エイラ「がーん…しかもサーニャが妙に喜んでる…」
674 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:56:29.39 ID:ok1LDBwo
明け方、星と陽の光が照らす滑走路に着陸、帰還
………
……
…
俺「うー、んー…!
背中のびー、ってするとすっごいこきこき言うー。
やっぱり緊張してたみたいです」こきこき
サーニャ「わかります。
私も、終わったあとはいつも…ふぁ」
エイラ「疲れたよな、サーニャ大丈夫か?
もうちょっとでベッドだからガンバレー」
サーニャ「大丈夫よ、エイラ。 あの、<俺>さん」
俺「あ、はい」ぱきぱき
サーニャ「その…これからも一緒に飛んでくれるの、嬉しいです…。
一緒に飛んでくれるの、ずっとエイラだけだったから…。
これから、いろんな事をお話したいです」
俺「え…あの、はい!俺なんかでよければ」
エイラ「うー…うー!」
サーニャ「エイラ、どうしたの…?」
俺「…あの、エイラさん?」
675 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 12:56:48.96 ID:fNjL0sgo
支援だ支援! 避難所だろうがなんだろうが必要だ!
676 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:57:38.84 ID:ok1LDBwo
エイラ「や、やっぱりオマエなんかだいっきらいだー!」
.
677 :
最上の空陸両用
[saga sage]:2010/12/09(木) 12:59:48.43 ID:ok1LDBwo
――――
エイラ「っていうわけで終わりなんだナ!」
サーニャ「エイラ…せっかく<俺>さんとお話してたのに、ひどい…」
エイラ「そ、そんな事言ったって…だって、だって…」
サーニャ「もう、ばか…」ぎゅ
エイラ「ど、どうせわたしはバカなんだ…ナな、なに抱きついてきてるんだ、さーにゃ…!?」
サーニャ「…寝ましょう」
エイラ「…うん」
お、おやすみなんだナ!(#・×・#)
一方そのころ
………
……
…
俺「そういえば今回結局風呂入ってねええええええええ!!!」
俺「しかも風呂の栓も抜かれてるうううううううううう!!!」
ちゃんちゃん。
678 :
最上の空陸両用 お風呂回だと思ったのに!お風呂回だと思っ( ・∀・)y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
[saga sage]:2010/12/09(木) 13:04:18.64 ID:ok1LDBwo
というわけで今回の分は終わりです。
おつきあいいただきありがとうございました。
ここでいやらしく宣伝
寝言の落とし場
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/374.html
では、本スレではちょっとだせないようなちょっとした小話を書いてたりします。
不定期で増えたり減ったりするので、暇だったりしたらミテクレヨナー
以上、失礼しました。
679 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 13:18:36.62 ID:To8uv2AO
乙乙!!次も楽しみにしとくよ〜
680 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 13:19:40.37 ID:AbVWtkDO
乙
今思い付いたの書いていい?
681 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 13:23:35.05 ID:MHTscgDO
乙!
美味しいとこだけ持ってったエイラちゃんかわいい
682 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/09(木) 13:38:45.96 ID:ynP/ZcDO
乙
>>680
そしてGO
683 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 13:48:41.38 ID:AbVWtkDO
ブンッ ブンッ
オレ「はッ!でやッ!」
俺はオレ。第999統合戦闘航空団に所属している。
固有魔法は『キラークイーン』
触れたものを爆弾に変える能力だ。
俺は気が付いたら海岸に倒れていた。そして、近くに転がってたストライカーを履いてみたら飛べてしまった。
目が覚める以前の記憶がなく、帰るあてもないまま、襲い来るネウロイと戦いながら各地を逃げ回っていたんだ。
そんな時、999の面々と出会った。
684 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 13:56:39.09 ID:MHTscgDO
吉良だー吉良がでたぞーにげろー
685 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 14:00:35.07 ID:8HIZDwgo
俺たちの999だ!!!!
686 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 14:04:09.92 ID:AbVWtkDO
それから色々あり、俺は999のメンバーになった。
前1「本当の所はただの人数合わせ」
オレ「」
そ、そして今、俺は日課の鍛練に励んでいる。
俺はもう誰にも負けたくはない。もうあんな思いはたくさんだ。それに…
強くなって“あの人"に振り向いてもらいたい///
あの人って?
第501統合戦闘航空団の“坂本美緒少佐"に決まってんだろ。
あのような可憐で強く美しい女性は見たことない。
少佐との訓練はドキドキする。厳しさの中に優しさがあり、指導も分かりやすく、少佐に怒鳴られると幸せさえ感じるんだ///
おっと、こんな事言わせんな恥ずかしい///
687 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 14:06:15.67 ID:To8uv2AO
もっさん狙いか。よろしい、俺の『俺』と勝負しろ!!もっさんは渡さ(ry
688 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 14:21:41.36 ID:AbVWtkDO
しかし、俺の天使には想い人がいる…
666のガキんちょだ。
羨ましい。しかし相手は子供、爆破させる訳にはいかない。それに少佐のそれも姉弟愛みたいな物だろう。
大丈夫。俺にもチャンスはあると信じてる。
少佐に振り向いて貰う為、俺は鍛練に励む。
男の娘「お昼ご飯ですよ。そろそろ入ってきて下さい」
オレ「ああ、今行く」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
689 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 14:26:18.83 ID:wXSnNsDO
爆発させんなww
690 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 14:35:19.17 ID:AbVWtkDO
今日の飯も旨い。さすがメモだ。
しかしメンバーが2人いないだけでこうも食堂が広く感じるなんてな。
ショタが501の基地に遊びに行っている。あそこには666のやつらもいる。
あの戦いの後、ショタと弟はよく遊ぶようになった。
そして、ここの隊長ナイトは501に届け物のついでにショタを迎えに行ったらしい。
ちくしょう、俺も行きたかった…
鍛練でもして気を紛らわそう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
691 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 14:46:41.99 ID:AbVWtkDO
オレ「なん…だと…」
鍛練から戻って来て聞いた…
ナイトが異世界とか言うところに行くことになったらしい。
何でも666の隊長、サンダーヘッドが異世界で生きているから連れ戻しに行くみたいだ。
それで男の娘が代理で隊長を務めるそうだ。
しかし俺が驚いたのはそこじゃない。この部隊…今更何が起きてももう驚かないさ。ロボットだって居るしな。
俺が驚いたのは…
ナイトの代わりにショタを迎えに501へ行くのを今知った事だ…
男の娘がもう出発したらしい。俺は絶望した…
少佐に会えるチャンスをまた一つ潰してしまったのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
692 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 14:57:23.03 ID:AbVWtkDO
ナイトが旅立ってしばらくしたある日。
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
男の娘「ネウロイですね」
ロボ子「第999統合戦闘航空団出撃するぞwwwwww」
男の娘「あ!それ私のセリフ!」
三角「早く行こうぜ」
オレ「先に行ってるからな」
ブゥーーーーーーーン
ナイトが居ない999はこんな感じだ。まあ、強いから問題は無いんだけど。
俺は目標のネウロイを見つけた。結構デカイ。
オレ『目標を確認。早く来ないとおわっちまうぜ?』
男の娘『了解』
693 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 15:11:43.14 ID:AbVWtkDO
俺は銃を構える。
オレ「さっさと終わらせてやるぜ」ダダダダダダダ
デカブツに全弾命中する。しかし大して効いてはいなかった。装甲が固いらしい。
だがそんな事は関係ない。
オレ「爆ぜろッ!」カチ
┣¨┣¨┣¨┣¨ドドガアアアアアアアアアアンッ!!
突然爆発が起こり、ネウロイに大穴が空く。
俺が撃った弾丸。それに俺はあらかじめ触れて置いた。俺は爆弾に変えた弾を込めたマガジンを幾つか持って戦闘に出る。俺の取って置きだ。
この弾を撃つと大抵のネウロの装甲は破壊できるのだ。
694 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 15:13:02.27 ID:s2oCcoAO
なんか最近見た気がするんだが、あの俺なのかー?
695 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 15:24:37.85 ID:AbVWtkDO
空いた穴に残りの弾丸を全て撃ち込む。
オレ「おらァッ!」ズダダダダダダダダダダダダダ
オレ「消し飛べ」カチ
┣¨┣¨┣¨┣¨ドドガアアアアアアアアアアン
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
ネウロイは消し飛んだ。
男の娘「終わったんですか」
オレ「来るのが遅かったな」
三角「いや、まだ終わってないぜ」
三角「向こうからもう一体来る」
ロボ子「次俺なwwwww」
メモ『みなさん!基地の方に一体現れました!』
メモ『私が出撃します!』
男の娘『はい、わかりました。そっちは任せます』
696 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 15:37:20.48 ID:AbVWtkDO
―基地―
メモ「出撃しますよ」
ショタ「うん!」
ブゥーーーーーーーン
メモ「基地の防御は任せました。私はネウロイを攻撃します」
ショタ「了解!」
ショタは基地に巨大なシールドを張った。間一髪、こちらに攻撃してきたネウロイのビームを防いだ。
メモ「では行きますよ」
ゴォオオオオオオオ・・・
メモは右腕に魔翌力を込める。右腕が発光する。
メモ「幻影波動ッ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
右腕からエネルギーが放出され、ネウロイは光と共に消えた。
メモ『終わりました』
男の娘『了解』
697 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 15:47:54.59 ID:AbVWtkDO
ロボ子「こっちも終わらせようぜwwwww」ガチャガチャガチャ
バシュシュシュシュシュシュシューーーーッ!
ロボ子の肩から小型ミサイルが発射し、ネウロイめがけ飛んでいく。
┣¨┣¨┣¨┣¨ドドガアアアアアアアアアアン
命中。しかしあまり効いていないようだ。
オレ「さっきの奴より固いみたいだな」
オレの爆弾より威力が高いロボ子のミサイルが効いていないという事は、そういうことなのだ。
男の娘「では私がやります」チュンチュン
そういうと男の娘はファンネルを操作する。
698 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:00:08.73 ID:AbVWtkDO
チュキン チュキン
ファンネルが放った二本のビームがネウロイを貫通した。
しかし、コアには当たらなかったようだ。ネウロイが再生しだす。
男の娘「おしい」
オレ「再生してしまったぞ!」
三角「オレ、行くぞ」
オレ「ああ」
ブゥーーーーーーーン
オレと三角はネウロイに向かって飛んでいく。
何をするかって?直接ネウロイに触り、ネウロイを爆破する為だ。
三角の固有魔法、それは魔翌力の色識別。この能力で三角は誰とでもロッテを組める。支援にもってこいの能力だ。
699 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 16:06:22.70 ID:fNjL0sgo
本スレの人達はこっち見てないのかな… 支援
700 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:09:44.27 ID:AbVWtkDO
俺たちはネウロイの攻撃をくぐり抜け、どんどん近づいていく。さすが三角。すごく動きやすい。
タッ
オレ「触れた!離れるぞ!」
俺はネウロイに触れた。三角と共にネウロイから離れていく。
もういいだろう。限界だ。押すねッ!
カチ
ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
爆弾化したネウロイは跡形もなく弾け飛んだ。
男の娘『全機帰還します』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
701 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 16:12:04.16 ID:MHTscgDO
みてないっぽいな
まぁしかたないきもするが支援
702 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 16:14:09.65 ID:nIXxPtAo
両方見てる俺は少数派なん?
支援
703 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 16:19:53.76 ID:MHTscgDO
俺も両方みてるよー
ここに前1が書いてるってことは規制に引っかかったか?
704 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:22:04.14 ID:AbVWtkDO
―数ヶ月後―
ちょくちょく現れるネウロイを倒しながら日々を送っていた。風の噂で501に新たな人員が加わったらしいこと、海水浴を楽しんだらしいことを耳にした。
少佐の水着姿が見たかった。少佐にオイル塗ってくれなんて言われたりして///
ハプニングを装いしょ、少佐の胸を…///
駄目だ。何を考えているんだ俺は!
そんな時…
男の娘「みなさん揃いましたね?」
男の娘「では聞いてください」
705 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 16:29:08.14 ID:8HIZDwgo
両方見てる
両方同時に投下とかあるとホクホクで楽しい
706 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:32:07.68 ID:AbVWtkDO
男の娘「支援要請を請けました」
男の娘「501も向かっている様です」
男の娘「我々は輸送機で目的地まで向かいます。すぐ輸送機に乗り込んでください」
「了解」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
俺たちは輸送機に乗り込んだ。今、目的地を目指している。
これはカッコよく少佐を助け、好感度を上げるチャンスかもしれない。
待っててください少佐。俺があなたを守ります!
操縦士「前方に敵発見!」
操縦士「どうすれば!?」
707 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:41:18.17 ID:AbVWtkDO
男の娘「では我々はここから出撃します」
俺たちは輸送機から出撃した。ここから目的地を目指す。
だが、その前に…
目の前の敵を何とかしなければならない。
オレ「多分雑魚だろ。俺に任せろ」
オレ「シアーハートアタック」ボンッ
小型の飛行機が現れる。飛行機はネウロイに向かって飛んでいった。
ネウロイはそれを落とそうと攻撃を浴びせる。だがびくともしない。飛行機は構わずネウロイめがけ飛んでいく。
708 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 16:50:28.77 ID:AbVWtkDO
この飛行機は並大抵の攻撃では落とせないのだ。
おまけに目標を何処までも追いかけ爆発するまで消えない爆弾だ。威力も凄まじい。
オレ「あれはもう終わりだ。早く行こうぜ」
少佐に会える!早く会いたい!
俺ははやる気持ちを押さえられない。
みんな目的地に向け急ぐ。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオン
後ろで爆発音が聞こえた。
俺たちは構わず先を急ぐ。
709 :
オレの物語
[sage]:2010/12/09(木) 17:05:29.19 ID:AbVWtkDO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
目標地点に近づいてきた。見たことない形のネウロイと501が交戦中のようだ。
様子がおかしい。いつもより人数が少ない。そして聞こえてくる絶望の叫び。
リーネ「誰か…誰か助けて!」
501がピンチだ。今みんなを助けられるのは俺たち第999統合戦闘航空団だ!
少佐!今助けに行く!
┣¨┣¨┣¨┣¨ドドガアアアアアアアアアアン
ロボ子「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーーンwwwww」
オレ「助けに来たぜ!」
おわり
710 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 17:06:38.88 ID:wIqSLEMo
乙乙
これはこの間の「おれ」が裏切ったあたりの裏話か?
711 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 17:18:46.76 ID:To8uv2AO
乙!!
712 :
前1
[sage]:2010/12/09(木) 17:19:29.95 ID:AbVWtkDO
俺団オリジナルの俺、オレの話を作ればオリジナルじゃなくなるんじゃね?オレって空気だしやってみようと思ってさっき思い付いた
俺団3の999たちの空白の部分の話にしてみた
あと俺規制じゃないんだ
もしもしでこっちに夢中で書いてたらこんな時間になった
ごめん
713 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 17:19:30.30 ID:wXSnNsDO
乙乙
報われない999の希望の星としてオレには頑張ってもらいたい
714 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 17:21:20.28 ID:fNjL0sgo
おつおつ
予約したからには一言あればよかったかもね 前1って見抜けない人もいたようだから
715 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 17:22:12.15 ID:vGMvIDs0
おつ〜
俺らの999がんばってほしいぜ
716 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 17:55:29.75 ID:MHTscgDO
乙!
規制されてなくてよかったぜ
717 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 18:23:08.35 ID:ctpKTPc0
しかし本スレの過疎っぷりが凄いな
こんなに人いないの初めてじゃないか?
718 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 18:26:56.98 ID:wXSnNsDO
ラッシュ来たばっかだしな
この隙にwikiで見落としてるやつを楽しんでる
連載中の俺がどんだけいるのか整理もしたいし
719 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 18:28:15.45 ID:fNjL0sgo
左の進行表も機能させたいところだね
720 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 18:43:56.00 ID:9hJ/H8k0
書いてるSSが後ちょっとなのに二週間前から仕上がらない、うーむ
721 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 18:50:56.06 ID:MHTscgDO
ふと思ったんだが数あるSSのなかでカオスな武器や
技使ってんのってどんな俺がいたっけ?
元帥とかオナヌー卿とか?
722 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 18:59:26.56 ID:8HIZDwgo
元帥はカオスすぎて把握できないwwwwww
723 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 19:47:31.05 ID:fNjL0sgo
だいたい全員カオスな技使ってた気もするがな
724 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 19:50:46.79 ID:ctpKTPc0
wiki見てきたら流星とトビウオの作者一緒だったんだね、文体が違いすぎて驚いた
他にもあるかな?これとこれ作者一緒なの!?みたいなの
725 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 19:59:57.37 ID:9hJ/H8k0
俺たちの最終回と芳佳純愛もの
726 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 20:07:10.22 ID:vGMvIDs0
俺達と芳佳純愛はたしかに驚いた
727 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:07:21.28 ID:QDsXznoP
怪盗とヘイヘ
728 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 20:09:32.46 ID:ctpKTPc0
サンクス
俺達の最終回と芳佳純愛一緒なんだ・・・
729 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:10:29.95 ID:s2oCcoAO
呼ばれたりネタにされた訳でもないのに作者アピールする奴ほどウザイものは無い
そんな奴いないけどね
730 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:12:29.84 ID:9hJ/H8k0
だったら書くなよ……
731 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:19:52.33 ID:BZGGBG6o
エイラ純愛も同じ?
732 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:21:58.30 ID:9hJ/H8k0
いや、あれは違う
台本形式だから
宮藤のは俺たちの最終回を見るとわかるようになっている
733 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:24:12.85 ID:BZGGBG6o
ほんとだ
wikiにだけ番外乗ってたのか
734 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 20:56:56.65 ID:BZGGBG6o
たぶん同作者のをサルベージ
違う人かも知れない
番外編てのが意味深だね
735 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 21:04:50.22 ID:1E.SLRI0
支援
736 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 21:27:18.49 ID:bwhbaAw0
リフとナイトとレジ袋
737 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 21:33:57.44 ID:9hJ/H8k0
>>734
乙
738 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/09(木) 22:00:34.39 ID:xHrTj4A0
誰も予約してないようだから、投下OK?
739 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:00:43.20 ID:GJ4qqdEo
ゴー
740 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:01:31.79 ID:fcd/R.2o
GO
741 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:02:13.17 ID:9hJ/H8k0
Go
742 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:02:24.30 ID:xHrTj4A0
それじゃ行かせてもらいます。
今回はちょっと退屈かも……
743 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:03:47.90 ID:9hJ/H8k0
待ってたよー支援
744 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:03:50.88 ID:xHrTj4A0
例え同じ扶桑人であっても、仲間を傷つける狼藉者を許すわけにはいかない。
命を奪うつもりはなかったが、魔女を片手で押えこむ不可思議を考慮し、美緒は少年の意識を奪うための一撃を放った。
相手が無防備な背中を見せている時に、というのは気が引けたが、それがもっとも安全な方法だった。
だが。
そこまでしたにも関わらず、うなじを狙って打ち込んだ扶桑刀の先端は、容易く防がれてしまった。
振り返った―――何時の間に?――少年の右手には、一振りの剣が握られていた。
片刃の、まるで獣の牙のように武骨なそれは、驚くべきことに、氷から造られた物だった。
少年は氷の刀身を盾にして、扶桑刀の先端を受け止めたのだ。
「どうせ、こうなるだろうとは思っていた。俺はあんたの言うとおりにしてやったのにな」
美緒の頬に、冷や汗が垂れた。
美緒が扶桑刀を両手で握っているのに対し、少年は右手のみを使っている。
膂力には、差があるようだった。
745 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:04:26.54 ID:xHrTj4A0
「後悔することになるぞ、人間」
空手だった少年の左手に、もう一振りの氷の剣が現れる。
彼の右脇腹から左肩方向に擦り上がった刃が、扶桑刀を弾いた。
その衝撃を利用し、美緒は大きく後退した。手がびりびりと痺れる。
木製の鞘には裂傷。美緒にはそれが、相手を侮った己の甘さの象徴のように思えた。
(意識を奪うだと? 冗談じゃない)
美緒は、扶桑刀を鞘から解き放った。降り注ぐ月光を受け、刀身が三日月のように輝く。
鞘を捨てる。刀を正眼に構える。腹に、力を込めた。
(―――殺す気でやらなければ、殺される)
少年が、両手を翼のように広げた。次いで襲い来る寒気は、彼の総身から放たれる殺気の効果か。
美緒は、初めてだった。人間と戦うのも、殺気を向けられるのも、だ。
無論、対人戦の訓練は何度も経験してきた。だが、それが殺し合いに発展したことはない。
そして、ネウロイは殺気を放たない。彼らは機械のように戦い、殺し、壊すだけだ。
746 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:04:53.92 ID:xHrTj4A0
美緒は、自他ともに認める熟練のウィッチである。幾多の戦場を乗り越えて来た、百戦錬磨の戦士である。
そんな彼女が………新兵だった頃のように、自分の心を蝕もうとする恐怖と戦っていた。
「逃げろ、サーニャ」
美緒は扶桑刀を構えたまま、硬直しているサーニャに声をかけた。
幸い、この辺りは樹間が広く、最低限滑走するだけのスペースはある。
「で、でも」
「早く行け!」
怒鳴り声を上げると、サーニャがようやく動きだした。
彼女は、必ず助けに戻りますから、と言い残し、夜空に飛び立っていった。
少年は、頭上を通り過ぎるサーニャを、一瞥さえしなかった。
747 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:05:51.38 ID:xHrTj4A0
「追わないのか」
美緒の問いに、少年はふんと鼻を鳴らした。
「あれにはもう用はない。一応、質問に答えてくれたしな。今回は見逃してやる」
少年の目が細まる。放つ殺気に、怒気が絡んだ。
「だが、あんたはダメだな。質問に答えてくれない上に、不意打ちまでしてきた」
「仲間を守るためだ。目を瞑ってくれないか?」
「あんたの目を潰せっていうなら大歓迎だ」
少年の語尾が夜気に融けた、次の瞬間。少年の姿が掻き消えた。
虚を突かれ、美緒は剣尖を揺らした。月光が急に遮られたことに気付かなければ、命はなかっただろう。
美緒は前方に飛び、直上から振り下ろされた二刃をかわした。
少年は、地に着すると同時に、蛙のように跳ねた。
右手の剣を横薙ぎに振るい、先程の仕返しとばかり、美緒のうなじを狙う。
748 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:06:44.42 ID:xHrTj4A0
「くっ!」
美緒は屈み込み、どうにか死神の鎌をやり過ごした。
苦し紛れの後ろ蹴りは、左手の剣に阻まれる。靴越しであるにも関わらず、氷の冷たさが足裏を刺す。
美緒は蹴り足を戻すと同時に足を伸ばし、再び正眼の構えで少年と向き合った。
少年は静かに双剣を交差させ、腰を浅く沈める。何時でも飛びかかれるという、攻撃的な姿勢。
(強い、な)
息をつかせぬ猛攻。攻撃に転じるための、隙がない。
片手で振るっているというのに、斬撃が驚くほど速い。
技術としては、剣術以前のただの棒振りだが、それを補ってあまりあるパワー。
(ここが空で、ストライカーユニットを履いていれば、話は違うんだが)
しかしここは地上であり、身に帯びているのは扶桑刀のみ。
(………楽しい)
美緒は、我知らず上唇を舐めていた。
749 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:07:17.27 ID:xHrTj4A0
恐怖心が消えたわけではない。勝利への道が見えたわけではない。
ただ、それらを飲み込んで、美緒はこの状況を楽しんでいた。
飛び交うのは、ネウロイが放つ不粋なビームではない。人間が――おそらくは、だが――振るう、白刃なのだ。
ただ純粋に、今まで積み上げてきた剣の技量が試される。この状況を、美緒は心から楽しんでいた。
(とはいえ、命がかかっていることに変わりはないか)
軍人として、戦場で散ることは覚悟している。しかしそれは、積極的に死に向かっているという意味ではない。
少年の腕力は、大したものだ。速度があることも認めよう。
しかし、重ねて言うが、剣士としての技術はない。そこに、付け入る隙がある。
「私を殺すのに、時間をかけていいのか?」
美緒がそういうと、少年は眉間に皺を寄せた。
「その内、私の仲間がやって来るぞ」
「それなら、望むところだ。俺達は、戦いこそが喜びだ」
750 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:07:53.44 ID:xHrTj4A0
少年は、怯えの欠片もない笑みを浮かべた。
これが演技だとすれば、そのまま劇場に出演できるだろう。
美緒は内心で舌打ちした。これで少年が焦り、攻撃を仕掛けさせるのが目的だったのだ。
彼が誘いに乗らず、逆に今の挑発で警戒心を持たせてしまったとしたら、こちらが不利となる。
「―――と、言いたいところだが、こっちもいい加減きつくなってきた。とっとと始末させてもらう」
言い終わるが早いか、少年が地を蹴って突撃してくる。
釣れた。
動こうとする口端を、美緒は奥歯を噛んで堪えた。勝負は、ここからだ。
少年は瞬く間に美緒に肉薄し、右の剣にて刺突を放つ。
美緒は、そこに剣尖を当てた。真正面からではなく、僅かに左に向けて。
すると、氷の剣は刺突の勢いを保ったまま、右に逸れた。
驚く少年の目が見開かれる。それでも姿勢を崩さなかったのは流石と言えた。
剣術は、ただ剣を振るうだけが能ではないのだ。
751 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:08:49.00 ID:xHrTj4A0
「どうした? それで終わりというわけではないだろう?」
再び、誘い。美緒は左手を柄から離し、手招きをした。
少年の口が、横一文字に引き結ばれる。そして、氷刃の乱舞が始まった。
上。
下。
右。
左。
あらゆる角度から繰り出される斬撃、刺突を、美緒はたった一振りの扶桑刀で捌いた。
ぎん、ぎん、と甲高い音が夜気を割る。
双刃の猛攻を、完全に捌き切ることはできず、美緒の肩や大腿に浅く傷が刻まれる。
しかし、そのどれ一つとして、致命傷にはなり得なかった。
一分か、一時間か。時間の流れさえ忘失してしまう攻防が、ぴたりと止まった。
少年が、よろめくようにして後ろに下がった。息は荒く、両肩が激しく上下している。
752 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:09:49.33 ID:xHrTj4A0
美緒も、それほど余裕があるわけではない。心身ともに疲れ切っていたが、顔に出すわけにはいかない。
ここで弱みを見せれば、そこを突かれる。
美緒と少年は、しばしの間、ただ睨み合っていた。少年の乱れた呼吸音だけが、林の中に響く。
その時。
「ぐうっ……!」
疲労が極限にまで達したか、少年が片膝を突いた。両手から、氷の剣が離れる。
それは、少年が見せた、初めての隙。見逃す手はなかった。
(もらった!)
美緒は、扶桑刀を大上段に掲げた。
殺しはしない。捕えて、何者か尋問しなければならない。
それには、少年の抵抗する意思を削ぎ落しておく必要がある。
この時、美緒は気付くべきだった。
今の少年が、あまりにも恰好の獲物であるということに。
振り落ちる刃は、少年の右肩の肉を切り裂く、筈だった。
753 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:10:29.28 ID:xHrTj4A0
「――――狙い通りにいったと、思っただろう」
少年が、僅かに身を引いた。流れた扶桑刀の先端が、地中に埋まる。
なっ、と美緒は声を上げ、刀を引こうとした。
しかし、先程の弱々しさはどこへ消えたか、すくっと立ち上がった少年の足に、峰を踏みつけられる。
美緒は、急に自分の頭が冷えていくような気がした。
誘われ、釣られたのは、自分の方だったのだ。
「くっ」
押しても引いても、扶桑刀はびくともしなかった。
美緒がふと刀身を見やると、金属ではない輝きを放っていることに気付いた。
氷である。
氷が、まるで大蛇のように扶桑刀を飲み込もうとしていた。
美緒は慌てて手を離した。僅かに遅れて、扶桑刀の柄が、氷に包まれる。
扶桑刀は、いまや地に斜めに突き立つ、巨大な氷柱と化していた。
754 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:11:11.80 ID:xHrTj4A0
(これは……まずいな)
美緒は、丸腰だった。
軍人であれば、徒手空拳で戦う術は心得ているが、それで勝てる相手とも思えない。
少年は、落ちていた双剣を拾い上げると、刀身を交差させ、鋏のようにして美緒の首に当てた。
氷の冷たさとは別の理由で、美緒の背筋が震える。
自分の命を、自分以外の者に握られる、おぞましい感覚。きっと、これが最初で最後になるだろう。
「さてと。覚悟はできてるな」
少年が、にこりともせず言った。
「……嬲るな。殺すなら殺せ」
美緒は瞼を閉じた。
諦めるのは、彼女の性に合わない。決して諦めるなと、部下にも常日頃から言い聞かせている。
しかし、どれだけ考えても、今直面している死の顎から逃れる術が思い浮かばなかった。
例え蹴りなり拳なりを放っても、きっと少年が自分の首を切り離す方が早い。
それでも、
755 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:11:44.67 ID:xHrTj4A0
(せめて、一矢報いてやろうか)
拳が届けば、少年の顔に痣くらいは作れるだろう。美緒は意を決し、両手を握り固めた。
しかし。
「がはっ!」
突如、少年は喀血した。血飛沫が、唖然とする美緒の顔を赤く染める。
まだ、美緒は何もしていない。他の誰かが、この場にいるわけでもない。
少年の手から、再び双剣が離れた。地面に落ちると同時に、ガラス細工のように砕け散る。
扶桑刀を包んでいた氷も同じ道を辿った。
「おっと」
ふらりと倒れ込んできた少年を、美緒は思わず胸で受け止めてしまった。
戦っている間は気にする暇もなかったが、少年は思っていた以上に幼かった。年の頃は、十四、十五といったところだろう。
よく見ると、そこかしこに治りかけの火傷を負っている。倒れた理由は、それが関係しているのかも知れない。
目鼻立ちに、これといった特徴はなかった。街で見かけたとして、一瞬後には忘れてしまいそうだ。
(……忘れられるか。あれだけ暴れておいて)
しかし、豊かな胸の谷間で細く息を吐き出す少年は、この世で最も無害な存在のように思えた。
美緒は溜息をついた。昼間の謎の怪物といい、今日はどうもわけのわからないものと出会う。
サーニャが仲間達を連れて戻って来るまでの間、美緒は少年の頭を撫でたりして遊んだ。
二人が戦っていたのは、時間にすると、たった五分間の出来事だった。
756 :
アレハ誰ダ 三話
[saga]:2010/12/09(木) 22:12:41.60 ID:xHrTj4A0
以上、投下終了。保管wikiの設定集はまだ書けそうにない・・・
757 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/09(木) 22:18:34.93 ID:jNinrYAO
乙
758 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:27:47.17 ID:9hJ/H8k0
乙、次も期待
759 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:39:45.67 ID:BYNo.n.o
おつ
760 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:43:39.96 ID:To8uv2AO
乙!!
761 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/09(木) 22:44:02.78 ID:fcd/R.2o
乙
762 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/09(木) 22:51:31.03 ID:a1vK1Wco
乙!
763 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 00:12:34.19 ID:V0N0GPAo
乙
そういえば、ちょっと前に見た覚えがあるんだが、
博士と助手がいろんな俺たちを紹介するSSがあったとおもうんだが
あれってどこかにまとまってたりする?
764 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 00:17:15.31 ID:zX7ZjLoo
俺ジャーナルか。多分まとまってないな
765 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 00:28:18.30 ID:V0N0GPAo
そうか、残念だ
アレ面白そうだったんだけどな
>764d
766 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 08:02:28.00 ID:Ss95kvgo
過疎過疎って言われるけど3ヶ月近く一日一本以上SSが投下出来てる時点でだいぶおかしいよなww
767 :
博士と助手のもしもし亀さん
[sage]:2010/12/10(金) 08:55:20.02 ID:qZNcr2SO
>>765
アタシ「亀さんだけどジャーナルは週刊誌という名目の皮を被って、
作者の足りない脳みそでなんとか感想を書けたらなぁという気持ちで始めた駄文なの。
だから一発その場限りのもの。ウィキに載せるなんて恐れ多いわぁ」
助手男「決して進んで読むものじゃ無いです。
というかきっと紹介した作品は皆さん読んでると思うんで意味があるかどうか……」
アタシ「まさに誰得オナニー。天が許しても俺スレが許さないわ」
サーニャ「誰得男何ってなんですか?」
助手男「サーニャ中尉!いつの間にここへ!?」
サーニャ「TENGAユルすとはなんでしょうか?」
アタシ「なんか発音がおかしいわよ!
サーニャちゃんがそんなこと言っちゃダメ!」
サーニャ「イっちゃう!らめぇ///……ですか?」
アタシ・助手男「ヤメテッ!!」
アタシ「と、とにかく楽しみにしてくれる奇特な人がいるのは嬉しいわぁん☆」
助手男「奇特いうなっ」
アタシ「たまにスレで投下することがあるからチェックしてね!
こちらも避難所含めて全作品は読んでるから」
サーニャ「それより本編はどうするんです?2話以降投下してないですよね?
シャーゲルにエーリカの三角姉妹関係を書く予定では?」
アタシ「hahaha、アタシ扶桑語ワカリマセ-ン」
助手男「ではまたお会いしましょう」ノシ
サーニャ「ごまかしたわ……」
おわり
768 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 09:47:15.05 ID:rZNzCkDO
完結した過去作の分め期待してるからな!
769 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 11:18:49.26 ID:LRNxF2DO
こっちもあっちも過疎ってるのにWikiのカウンターはぶんまわってるのな
770 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 11:29:49.85 ID:Ss95kvgo
ユニークだけカウントしたらどうなるんだろうね
771 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 12:39:26.28 ID:4XVDI52o
そりゃ、多少は減るだろうがあんま極端な事にはならない気がするなあ
ていうかあのカウンタトップページに行かないと回らなくないか?
772 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 14:51:42.62 ID:rZNzCkDO
トップページ踏まないとカウントされないから
編集してるだけじゃああは伸びないよな
どんだけrom控えてんだよ
773 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 15:04:29.10 ID:HyuSvQAO
SS紹介ブログ見て直接wikiに行く人も結構いそう。
774 :
前1
[sage]:2010/12/10(金) 15:19:53.53 ID:zsb/PgDO
空いてたら1630くらいに本スレに書く
775 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 15:41:49.34 ID:JzSP2l.0
Wikiは来週中に十万hit行く勢いだなぁ
ポイント余ってたから株に手を出してみた
5株でさる回避できるようになるらしいがVIP株高騰しすぎワラタ
776 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 15:45:39.83 ID:vGNHYT20
さっき本スレで俺学園の人がいろいろ質問してたけど、キャラ選べるくらい「俺」が増えてるんだよね、地味に凄いと思ったよ
777 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 15:47:33.43 ID:rZNzCkDO
>>776
もう40人以上いるんだっけ?
しかもそれぞれキャラ濃いのも多いしな
778 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 15:57:53.04 ID:vGNHYT20
そんだけ沢山の俺いるのに最近ので印象に残ってるシャリー√って卿と盗撮ってのが・・・
母性ってのは変態まで包むんだな
779 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 16:33:16.92 ID:KtUajCYo
ちゃんとまとめwikiに載せてる人すごいな
面倒臭いと思ってしまう
780 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 16:34:58.82 ID:Ss95kvgo
ついにアフリカシリーズが届いた これでやっとアフリカが部隊の作品が読める…
781 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 16:48:52.11 ID:JzSP2l.0
>>779
テキストに書いたのを貼り付けるだけだなぁ
スレに投下する時に30行制限に合わせてレス分けしてる
そうすれば何レス必要かわかって、レス数×5分で必要な時間もわかるから予約の指針になるます
782 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 17:12:34.01 ID:FHVma5A0
本当はレスも載っけたいんだが……色々と作業が面倒臭くてなあ
人のサルベージする時は他人ので手抜いたら悪い気がするんで頑張るようにしてる
783 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/10(金) 18:02:13.77 ID:tdqzdYDO
まさかいらん子を求めて四時間駆けずり回る事になるとは思わなかった
素直にネットで買えばよかった、いや、でも今日読みたかったし・・・
784 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 18:17:32.68 ID:N13ZNng0
田舎だけどラノベ揃ってる本屋のある俺は勝ち組。
普通の本がないんだけど。
785 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 18:21:49.60 ID:FHVma5A0
ええい、盲目のペリーヌ√と怪盗の続きはまだか!
786 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 19:17:11.80 ID:HyuSvQAO
キ84の続きが載ってない……
まだ完結してないのかな?
787 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 19:22:09.50 ID:rZNzCkDO
初期のは完結してないの結構あった気がする
俺団のイメージが強いから完結してる風な感じはあるけど
788 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 19:28:00.78 ID:HyuSvQAO
やっぱりまだ完結してなかったんだ
続き来ないかなぁ……
789 :
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[sage]:2010/12/10(金) 20:08:55.78 ID:HyuSvQAO
本スレ
>>910
キ84の続き楽しみにしてるよ。
790 :
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[saga sage]:2010/12/10(金) 20:16:44.89 ID:tdqzdYDO
よっしゃああああ・・・いらん子読んでいらん子俺書くぞー・・・
もう読む気力ねぇよ・・・、なんで買い物に7時間もかけてんだよ俺、女かよ・・・
791 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/10(金) 20:26:59.92 ID:UIjm7SQ0
今更だけどさ、いらん子書いてるのゼロ魔と一緒の人なんだよな
792 :
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[sage]:2010/12/10(金) 20:28:46.89 ID:Ss95kvgo
2009年はいつ来ますか?
793 :
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[sage]:2010/12/10(金) 20:32:24.28 ID:pj5HYuso
ヤマグチノボルはゼロ魔で忙しいのか
794 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 20:43:43.71 ID:tdqzdYDO
春はまだなのか・・・
795 :
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[sage saga]:2010/12/10(金) 20:56:13.69 ID:P4PuWhM0
平成2009年の春だとあれほど
しかし今年でスタスト終わるとか胸が寒くなるな
796 :
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[sage]:2010/12/10(金) 21:22:24.17 ID:pj5HYuso
宮藤「戦闘のあったことを伏せるのは何者でしょうか?」
ミーナ「あのね、この海の向こうっていえば、ネウロイは小さな巣っきりないのよ。」
宮藤「ネウロイは、12年前の大戦以来何もしていないじゃないですか。」
ミーナ「美緒、あんな飛び方してたら死ぬわよ。」
坂本「死なないさ。」
ミーナ「あなたは私の二番機よ。目をつけていないと何しでかすかわからない。」
エーリカ「一番撃ちたくないのはミーナなんだよ。ミーナにはカールスラントに恋人がいたのさ。」
警報!ストライクウィッチーズ全機、至急基地に帰還!
宮藤「何があったんです?
」
マロニー「ネウロイがロマーニャに侵攻を開始した。」
サンダーヘッド「坂本少佐、編隊の指揮をとれ。」
坂本「いや、指揮は俺が。私は後ろを守る。もう1番機を落とさせはしない。」
バルクホルン「うろうろしてるな、ここは戦場だ!そこらじゅうにいる敵に喰われるぞ!」
シャーリー「ストライカーの出力が上がらない!」
リーネ「リーネです!離陸します!」
坂本「気をつけろ。護ってやる。」
マロニー「作戦の目的を伝える、それは、ネウロイの巣撃破である。」
シャーリー「どうするんだ、俺。私はお前についていく。」
リーネ「隊長って呼ばなきゃ。」
坂本「ウォーロック!?」
坂本「『伝説の悪魔』と符合するような敵……」
シャーリー「坂本少佐!」
坂本「そんなはずがない!」
797 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 21:23:28.60 ID:pj5HYuso
宮藤「私も、その伝説の一部なら知っている。」
エーリカ「見てみてよ、この残骸を。相変わらずこんなものを作っているんだね、『彼ら』は。」
宮藤「『彼ら』?誰なんです?『彼ら』って。」
坂本「『ラーズグリーズ』、おとぎ話の世界の悪魔……」
リーネ「隊長は『ラーズグリーズの悪魔』の事を信じますか?
」
シャーリー「北の海から来る悪魔だ!おとぎ話が現実になるなんて聞いたことがない!」
君たちが相手にしているのは『ラーズグリーズ』のようだ。
宮藤「歴史が大きく変わるとき、『ラーズグリーズ』は、その姿を現す。」
宮藤「はじめには、漆黒の悪魔として。悪魔は、その力をもって大地に死を降り注ぎ、やがて死ぬ。」
宮藤「しばしの眠りのあと、『ラーズグリーズ』は再び現れる……」
ストライクコンバット――アンサング・ウォー――
http://www.youtube.com/watch?v=a5t4Nk2Awd4&feature=fvst
798 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 21:37:02.03 ID:hNnroCIo
ぐぬぬ かぶった
799 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/10(金) 22:18:25.80 ID:UIjm7SQ0
>>797
期待してる
800 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 22:28:32.27 ID:4XVDI52o
ちょっとどうでもいい質問なのかもしれないけど、
まとめwiki右の「更新履歴」に載らないでこっそり更新する方法ってないかな?
おまけページを更新するだけで右に載っちゃうからちょっと申し訳ないんだよね
801 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/10(金) 22:47:49.27 ID:UIjm7SQ0
いろいろやってみたけど、俺には無理だった
802 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 22:57:53.43 ID:FHVma5A0
>>800
全く問題ないと思うぞ、気にするな。
ちなみに編集画面の更新履歴を宣伝するのチェックを外しても駄目だった?
でも個人的には細かい更新でもバンバン宣伝してほしいなあ
803 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:01:24.23 ID:FHVma5A0
間違えた、更新情報を宣伝するのチェックね
804 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:01:32.87 ID:TXszEsw0
いま短編(中編?)作品を1本全部書き上げてから投下しようとしてるんだけど
スレを読むたび俺も投下してえええ!状態になって落ち着かない
でも書き上げてから投下したい。ぐぬぬジレンマはキリが無ぇ
内容は駄文以下レベルだががんばれ俺!
805 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:02:55.89 ID:4XVDI52o
>801-802
やっぱだめかー、ふたりともd
ちなみに「更新履歴の宣伝」のチェック外して、ってのはこの前やったけどだめぽだった。
いや、なんというか、おまけは低クオリティの書きなぐりを標榜してるから、
さすがにそれ単品で上げるのは抵抗あるんよ。
ま、ちょっと考えるよ。どうもありがとな
806 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:03:37.18 ID:FHVma5A0
俺も俺も
後少しなんだけどなあ
807 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:05:01.23 ID:4XVDI52o
>804
YOU投下しちゃいなよ
溜めすぎは体に毒よ
っていうか自分で書いて溜めてる間は詰まってフォルダの奥に埋める可能性があるが
最初の一話を投下しちゃえば良い意味で逃げ場がなくなるのだぜ
808 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:10:34.05 ID:Ss95kvgo
書き殴り投下できなくなったら俺は腹切る
809 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:12:21.98 ID:zojQwjIo
おれも第一話だけは書き上がったんだけど、正直、今はコンスタントに
投下できない状況だから、一話一話の間がすっげー空く。
そうなると、もし気に入ってくれた人がいたら、その人に申し訳なくて投下しづらい
810 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 23:23:26.10 ID:nX35dQAO
逆に考えるんだ、その話を楽しみに待っている間はソイツは海に入らないで済むと、そう考えるんだ
811 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:24:02.48 ID:7dzVarQo
書き直す度に前回の反省点が見つかるおかげで1話すら完成しません
812 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:26:18.73 ID:FHVma5A0
後21日で来年なんだぜ? 信じられるか……? 海ェ
813 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:26:59.60 ID:zojQwjIo
うん、開き直って第一話だけ投下しちゃおうかな、短いけど
814 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:29:06.87 ID:FHVma5A0
期待してる
815 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:30:52.09 ID:7dzVarQo
期待してる
816 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 23:31:36.58 ID:nX35dQAO
期待するぜメルツェェェル!
817 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:32:40.43 ID:zojQwjIo
よーし、予約ないなら、パパ投下しちゃうぞー
6レスおk?
818 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:34:23.05 ID:FHVma5A0
こっちかwよしカモン
819 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:34:53.81 ID:TXszEsw0
服は脱いだぞ
さむいはやくしろ
820 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:36:06.24 ID:JTeiOYAO
ズボン脱いだ
風邪を引かない内に早く
821 :
それでは、6レスお借りします
[saga]:2010/12/10(金) 23:37:02.26 ID:zojQwjIo
ご覧になる際の注意事項
・このSSは、イチャ無し・ラブ有り・エロ無し・BADEND(?)の多分シリアスなSSです。
イチャラブ甘々SSを期待している方は、ご注意ください。
・物語の中盤〜後半にかけて、人によってはグロともとれる展開になる可能性が高いです。
血などの生々しい描写が苦手な方は、予めご注意願います。
・台詞や能力、シチュエーションに、スト魔女以外のマンガ・アニメ作品のパロがたまにあります。
パロが嫌いな方はご注意ください。
・厨二成分を多分に含んでおります。厨二アレルギーの方はご注意ください。
822 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:38:11.35 ID:zojQwjIo
―――――スオムス某基地にて、早朝。
辺りは未だ暗く、外からは鳥の鳴き声もまだ聞こえず、静まりかえっている。その静寂は
基地の内部にも満ちており、物音一つ聞こえない。屋外から窓や壁を通して伝わる、氷のような寒気は、
人気の無さ、熱の無さというものを感じるのを、ますます助長していた。
その無音の廊下を、一人の男が小さく足音を立てながら歩いている。男が足をおろすたび、
やや高い硬質の音が、軍靴からわずかに響く。男の口元からは、時折、白いもやが飛び出していた。
男の背中は曲がることなくまっすぐに伸びており、歩幅も常に一定になっている。体格も細くなく、
むしろ、きっちりと着込んだ軍服の上からでも、うっすらとではあるが、鍛えられた筋肉の存在を
認める事ができるほどだった。
さらに数分歩いた後、男は一つのドアの前で立ち止まり、拳を扉へ、軽く数回打ち付けた。
少し遅れて、入れ、と、やや無愛想な低い声が扉の向こうから聞こえてくる。
「失礼します」
一言声をかけた後、ノブを回して扉を押し開けて、男は部屋の中へと入っていった。
部屋の中は広く、床には毛足の長い赤い絨毯が、一面に敷き詰められていた。壁には大きな本棚が
いくつも並び、それぞれの棚には無数のファイルが若干無造作に押し込められている。
入り口の反対側の壁には大きな窓があり、その窓の下に置かれた大型のデスクに、部屋の主は居た。
その体格は、座っていても分かるほど大柄で、眉間には、深い皺が走っている。髪は短く、全身は
ごつごつと角張って居る。遠目には、部屋の奥に岩が一つ、どすんと鎮座しているようにも見えた。
「相も変わらず、ぴったり時間通りだな」
先ほどノックをした際に入室を促した声と変わらない、不機嫌そうな声を、部屋の主は漏らした。
「時間通りの行動は、私の美徳の一つでもありますので」
男は軽く笑みを浮かべつつ、穏やかに答えた。部屋の主は右手に持っていたパイプを咥え、
不味そうにひとしきり煙をふかした後、もう一度口を開いた。
823 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:40:17.80 ID:zojQwjIo
「――― 一つ、か。では他の美徳とは、何だ」
興味が湧いたと言うよりは、とりあえず尋ねてみた、とでも言うように、部屋の主は気怠げ
に、男に質問を返す。
「女性を傷つけない事、友人に敬意を抱く事、そして、まだ暗い早朝に呼びつけるような気難
しい上司と上手くやっていくよう気をつける事、といったところでしょうか」
男は若干の皮肉を交えつつ、上官の質問に答えを返す。
「……今まで糞真面目だと思っていたが、まさか、この俺に嫌味を吐くとは、な」
上官は持っていたパイプをデスクの上に置いた。パイプがデスクと触れる、こつん、という音が、
静かで薄暗い部屋にやけに大きく響いた。上官は、置いたパイプの代わりに、一束の書類を手に取る。
[――――まぁ、そんなことはどうでもいい。本題はこれだ]
言葉の通り、部屋の主は男の嫌味をまるで意に介さない様子で、書類を男へ突きだした。
男は突き出された書類を受け取り、一枚目の表題を確認した後、紙を一枚ずつめくった。
「オペレーション・マルス、ですか」
男はゆっくりと、ぺらり、ぺらりと、無機質な、素っ気無い音を立てつつ、紙をめくり続けると共に、
何気なく、ぽつりと呟いた。
「そうだ。2週間後、ロマーニャのネウロイ共の巣に向けて行われる、反攻作戦だ」
上官は再びパイプを咥え、煙を吸う。少し遅れて煙を吐きだした。
「扶桑の海軍連中が作った、大和とか言う大型戦艦に、コアコントロールシステム―――以前に、
マロニーの馬鹿が、ウォーロックに組み込んだ奴を搭載させて、ネウロイの巣を叩かせる」
上官は仏頂面を崩さないまま、淡々と作戦の概要を述べた。男はそれに対して、僅かに
疑問の色を浮かべ、目前の上官に問いかける。
「なぜ、わざわざ戦艦を?ネウロイとの戦闘は、ウィッチのお嬢さん方の方が適任では?」
上官は塞ぎ込んだ顔をますますしかめっ面にしている。そういえばそうだった。男は、目の前の
人間の人物像を思い出した。この上官は、「ウィッチ」という言葉を聞くたびに、なにかしらの毒を吐く、
ウィッチ嫌いということでも、基地の中では有名な人間だったのだ。もっとも、事務処理や、上層部との
交渉においては非常に優秀であるがために、皆、特に何も言わないのだが。
824 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:42:37.06 ID:zojQwjIo
「表向きは、ウィッチ連中では火力不足のため、戦艦の主砲で攻撃、という事になっている」
そこでいったん間を置き、パイプの葉を取り替えると、三度パイプを咥えて、煙を吸い込んだ。
平時でも皺のある眉間に、さらに皺を作りながら、煙を吐いて、上官は続けた。
「実際は、海軍共の点数稼ぎだ。ウィッチなぞ居なくてもネウロイ共を倒せる、という証明と、
後は実績が欲しいんだろうよ。大型の巣を撃破した、というな」
「まあ、ウィッチ無しでも戦える、ということになれば、それはそれで、喜ばしい事ですが」
少なくとも、戦場は彼女たちの本来居る場ではない。上官の言葉に応じた後、男はそう付け加えた。
「ふん、そこについては、俺もお前と同意見だ。気にくわないがな」
上官の言葉に対して、男は明らかな驚きを、隠すことなく露骨に、顔に表した。目を大きく見開きながら、
おや、などと、小さく声を漏らしさえした。なにしろ、この上官は、普段からして、ウィッチに対する嫌悪感を
隠しもせず、「ウィッチ」という単語が耳に入った程度ですら、悪態をつく人間だ。その人間が、ウィッチを
気遣うような発言を、本意は何なのかは別にして、口に出したのだ。
「私はてっきり、あなたはウィッチのお嬢さん方を、毛嫌いしているとばかり」
男が、少しからかうような口調で、上官に対して問いかけた。上官は、顔を忌々しげに歪め、
男をぎろりと、切れ長の目で睨みつけた。がちり、と、パイプのマウスピースに、上官が歯を立てる音が、
男には、ずいぶん大きく響いて聞こえた。
「―――ふん、お前の認識は、何も間違ってはいないさ。」
上官は、ぎりぎりとパイプのマウスピースを噛み締めつつ、吐き捨てる。
「俺たちは軍人だ。国とそこに住んでる連中を守るのが仕事だ。その俺たちが、何だってあんな小娘に
守られなくちゃあいけない。ガキの仕事は、小煩く騒ぎ回ることだ。銃を担いでぶっ放す事じゃあ、ない」
男は、上官のその言葉を聞いて、顔には出さないながらも、胸中でほくそ笑んだ。―――なるほど、
つまり、この人はそういう人なのだ。本心は、単に子供達を、ウィッチ達を心配している。ただ、性根と
根性とが、ずいぶんと歪んでいるものだから、曲がりくねった態度でしか、それを表せないのだ。
825 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:44:27.91 ID:zojQwjIo
「……貴様、俺を馬鹿にしているんじゃあ、なかろうな」
男の心を読んだかのように、上官が尋ねる。いや、まさか、と、男は薄い笑みを崩さないままに、
上官の問いに答えた。上官は、やはり忌々しそうに男を見やり、煙をふかす。
ふと窓を見ると、彼方の山際からは、真っ白な光が、こちらをのぞき込むように、その頭を見せていた。
いつの間にか、小さく鳥の鳴き声も聞こえ、廊下からは、いくつかの足音や、眠たげな話し声も聞こえてくる。
つい先ほどまでは、まるで凍りついたかのように、暗く、冷たく沈んでいたこの部屋にも、光と熱が届く。
その熱は、床一面の絨毯、壁にひしめく本棚、棚に押し込まれたファイルの山へと伝わっていった。
男二人の居るこの部屋は、主人よりだいぶ遅れて目を覚ましたかのようだった。
「…無駄を言い過ぎたな。要するに、本題はそれだ。お前は、これからロマーニャへ赴き、援軍として
その反攻作戦に参加する事になる。やっと俺は、目障りなお前の顔を見なくてすむ訳だ」
上官は、笑みこそ浮かべないものの、妙に弾んだ声を出した。なるほど、彼は子供に守られるのが癪だと
言っていた。ならば、「希少な男性ウィッチ」である自分にも、その嫌悪を向けていても当然だろう。上官の
内心を思案し、男は小さく、含み笑いをした。その笑みを隠すように、男は上官に応答した。
「この作戦では、大和の護衛が、ウィッチの主要任務のようですね。確かに、それならば、私の固有魔法は
まさに適任、といった所でしょう」
「そういうことだ。これで、伝える事は全て伝えた、渡すものは渡した。―――後は、仕上げだ」
その言葉の言い終わらないうちに、上官は、いかにも大儀そうに、その重い腰を上げ、男の前に立った。
男も、上官の起立に合わせるように、両足の踵を合わせ、あごを引き、背筋をぴんと伸ばした。そして、
上官は、その低く、不機嫌そうな、かつ重みのある声で、男に命令を言い渡した。
「―――本日より、男少佐は、ロマーニャへ移動し、第501統合戦闘航空団へ転属。当部隊の指示の下、
2週間後の『オペレーション・マルス』へ、援軍として参加せよ」
上官の命令に対し、男少佐、と呼ばれた人物は、右手を顔の前に掲げ、敬礼の構えを取って返答した。
「私、男少佐は、本日を以てロマーニャへ移動、第501統合戦闘航空団へ転属。該当部隊の指示の下、
『オペレーション・マルス』の支援を行います」
826 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:46:13.31 ID:zojQwjIo
今、男少佐は、基地の滑走路に立っていた。命令の通り、ロマーニャへ移動するため、移動のヘリを待って
待機しているところだ。日はとっくに上ったとはいえ、時刻はまだ早く、空気は凍り付いている。辺りを見渡しても、
自分がロマーニャへと移動する準備のために、この時間にたたき起こされた、不憫な整備兵達以外は、誰もいない。
その風景を尻目に、男は、時々手に息を吐きかけ、ささやかな暖をとっていた。
「―――男少佐、ヘリの準備、完了致しました。……お荷物は、これで全部ですか?」
男少佐へ、一人の整備兵が声をかける。実際、男の荷物と思しきものは、地面に置かれている、
やや大振りなトランクと、男少佐が手に持っている小さな布袋、後は彼のストライカーと武器に弾薬といった
程度のものしか見あたらなかった。
「ええ、これで全部。私は、どうも転属が多いのでね。あんまり物を持つと、一々移動するたびに、輸送が
大事になってしまう。だから、私物は最低限の物に留めているんです。」
男少佐は、いくらか愉快そうに話す。彼は、軍属になってからこれまで、たかだか五、六年の間に、実に
十数回の転属を命じられた。彼自身は、その理由を、自身の固有魔法によるものである、と、半ば確信している。
彼の固有魔法は、用途の範囲が広く、応用も利くために、様々な場面で重宝できる物であったからだ。
もっとも、彼は、頻繁な転属を疎ましく思った事は、一度たりともない。むしろ、転属のために各地を移動するのを、
楽しんでいる節も少なからずあった。―――どうも、自分は根無し草の性分のようだ、と、彼は自分自身を評している。
「さて、それでは、ロマーニャまでの数日間の空の旅、せいぜい楽しませてもらうとしよう。」
そう言うと、男少佐はトランクと布袋を両手に持って、ヘリの中へと乗り込み、ストライカーと彼の銃器も、整備兵らに
よって、ヘリの格納庫部分へと収納された。積み込みが完了して数分、ヘリが上部のプロペラを高速で回転させ、
地上から浮かび上がった。そのままヘリは高度を上げ、はるかロマーニャへと向かって、その姿を消した。
827 :
狂人俺
[saga]:2010/12/10(金) 23:47:50.08 ID:zojQwjIo
以上、書きためはここまで。第二話は気長にお待ちください。
しかし、ss投下って本当に緊張する。口の中が乾いてヒリヒリするよママン。
828 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 23:51:36.91 ID:nX35dQAO
乙乙
最初は皆そんなモンだwwwwww
829 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:51:54.79 ID:7dzVarQo
おつおつおー
830 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:54:14.73 ID:lAVT6sso
指先がチリチリして口の中はカラカラで目の奥が熱いんですねわかります
831 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:55:58.84 ID:FHVma5A0
乙ー!
832 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/10(金) 23:57:14.47 ID:ikgI2Tg0
乙!ところでこの時代にヘリって(そういう野暮をいう子はしまっちゃおうねぇ)
833 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:57:19.30 ID:W5Qa6sAO
乙!!
834 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:59:22.13 ID:hNnroCIo
ヘリウム飛行船のヘリです
835 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/10(金) 23:59:32.61 ID:lAVT6sso
このスレにもついにしまっちゃうおじさんが
836 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 00:00:06.45 ID:0lRMn7Uo
>>832
初っぱなからやっちまったぜ☆ …まだヘリって無いのか…(´;ω;`)ウウッ
837 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 00:01:06.62 ID:U8K2XsAO
戦闘機があるんだしこまけえこたぁ(ry
838 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:06:23.38 ID:kzMZ3WAo
>832
大丈夫、ヘリあるよ!
フォッケウルフFw61とか、フォッケ・アハゲリス Fa 223ドラッへとかよりどりみどり
839 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:09:05.96 ID:ROoRXoAO
最上の人もヘリだしね
840 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:09:33.97 ID:4vy3d0.0
俺の今書いてるのなんかカールスラントがオラーニャ化してる気がする
怒られるんじゃないかとビクビクしてるわ
841 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:17:49.59 ID:ROoRXoAO
……オラーニャ?
842 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:26:10.05 ID:zigxYEco
このスレの伝統
こまけぇことは(ry
843 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 00:26:33.64 ID:omK98XM0
おつ〜
これは続きが楽しみだな
844 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 00:36:21.36 ID:4vy3d0.0
間違えたwwハズカシィ
845 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:31:44.58 ID:W9BDY.Uo
サーニャで書こうと思ってんだけどもう501は出尽くした感があるな
大丈夫かな?
846 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:38:06.66 ID:84EugfMo
そんなこといったらお姉ちゃんどうなるんだよwwwwww
最近だってミーナさんフィーバーだってのに
847 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:38:36.31 ID:kzMZ3WAo
>845
俺には俺の俺がいる
君には君の俺がいる
ヤツにはヤツの俺がいるだろう
そう考えれば全世界60億の俺がいるわけで、出尽くすなんて事あるわけがないんだぜ
迸る熱いパトスをキーボードにぶつければイインダナ
848 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:39:35.45 ID:W9BDY.Uo
なんかよく分からんが分かった
849 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:43:07.91 ID:W9BDY.Uo
>>832
ヘリというかオートジャイロだな
850 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 01:48:03.23 ID:4vy3d0.0
いや、まだ全然だろ
自信持って書け
851 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 02:04:01.05 ID:U8K2XsAO
一昨日買ったいらん子読んでるが2巻以降ハルカが予想以上にガチで笑った
……ヘヘッ、こりゃあ片想い俺を書くのが楽しくなってきやがったぜ……!
852 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 02:07:38.84 ID:DY44kADO
全世界が熱狂するアイドルグループ、オレーズ。
そしてここはオレーズ事務所よ。
アタシ?アタシはオレーさんこと、アタシ博士。
今オーディション中よ。
新たな人材を発掘してるのよ。あら!
アタシ「You、書いちゃいなよ!」
終
853 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 02:08:26.65 ID:rNVz9IDO
金さえあればアフリカ系の本を全部揃えたいんだけどなぁ・・・
854 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 02:17:54.00 ID:84EugfMo
俺ドルマスターだと……お姉ちゃんが全員妹化させようと飛んでくるぞ
855 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 02:27:30.94 ID:FFOilpg0
>>785
非常に亀レスで申し訳ないけど、まさか怪盗の続き待ってくれてる人いるとは思わんかった・・・
この間本スレに投下した白い死神の後日談書いてたらエイラ熱再発してしまって最近死神のほうばっか書いてたんだ、申し訳ないっす・・・時間見つけて続き投下させてもらいます
856 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 03:24:12.35 ID:eXgqvEDO
怪盗には期待しているんだよ
857 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 05:05:19.34 ID:oD1YK9Q0
>>634
から逝くます
ルッキ「暇だよ〜」
漏れ「ふーむ…今の内に自己紹介でもするか?」
宮藤「そうですね、名前も知らない人と仲良くしてるのも変ですし」
漏れ「仲良くか…」
漏れ「じゃあ私から…浅井奥雪、元扶桑陸軍准尉で今は傭兵。ゆきって呼んでくれ」
リーネ「リネット・ビショップ、ブリタニア空軍の曹長です。リーネって呼んで下さい」
サーニャ「アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク。オラーシャ空軍中尉、サーニャでいいわ」
ルッキ「フランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャの空軍で少尉やってるよ」
坂本「坂本美緒、元扶桑海軍少佐。元魔女になってからストライカーの開発部に参加している」
宮藤「宮藤芳佳です。元扶桑海軍の軍曹でしたが、魔法力がなくなってから実家の診療所を手伝ってます」
漏れ「すごく長くなったな…」
リーネ「そうですか?」
漏れ「いや、こっちの話」
サーニャ「敵が近くにいるわ」シュィィン
漏れ「ナイトウィッチなのか。数は?」
サーニャ「1よ」
漏れ「ん…肉眼で確認した。透明のとは違う型か」
ルッキ「こっちに来ないよ?」
漏れ「そりゃな。数は1、こんな時は…」
858 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 05:06:22.82 ID:oD1YK9Q0
宮藤「何でこうなるんですかー!!」スタタタタタ
宮藤「早く撃って下さいいいいいいいい!!!」スタタタタタ
漏れ「なにこの虐め」
サーニャ「貴方がやらせたんじゃない…」
リーネ「…」シャッコン…
ズガァン
漏れ「よし、倒れた」
宮藤「助かったぁ… ん?」ピンッ
ブゥン
漏れ「ちょ、おまっ、伏せろ!」ガバッ
トトトトッ
リーネ「矢が降ってきます!」トスッ
ルッキ「よしかのバカー!」
宮藤「すいませ〜ん!」
漏れ「逃げろ逃げろ!」
タタタタタタ…
坂本「!?」ピンッ
シュバッ
坂本「ッ!」サッ
ドスッ
リーネ「ハァ…ハァ…」タタタ
リーネ「きゃ!?」ガササ
リーネ「だっ!誰か」
漏れ「落とし穴か!今行く!!」
リーネ「くっ…」ズリズリ
漏れ「そぉい!」ガシッ ブン
859 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 05:14:09.92 ID:oD1YK9Q0
漏れ「ふぅ… ん?罠のタネが切れたか」
リーネ「…何かいます」カチャ
漏れ「なに?撃て!」
リーネ「いえ…、大丈夫です」
リーネ「先人がいたなんて…」
宮藤「死後半年ってところですね…」
ルッキ「罠を作った人かな?あ、手帳落ちてる」
サーニャ「507th JFWの迫水ハルカらしいわ」ペラペラ
漏れ「この罠でも駄目だったのか…南無南無」
漏れ「しかし、よく当てたなリーネ」
リーネ「正直に言うと、当たってないんです」
漏れ「あぁん?」
リーネ「ほら、この木に」
サーニャ「当たってないのに死んだ…?」
ルッキ「……なんだか誰かに見られてない?」
宮藤「変態さんですか!?」
漏れ「ちげーよ!」
「コッチヲミロ」
漏れ「!?」ざわっ…
「コッチダ」
「ソウダ コッチヲミロ」
漏れ「…」
「コッチダ…」スチャ
860 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 05:24:17.31 ID:oD1YK9Q0
シュワアァァ…
漏れ「誰だ…?」
プシュー
マロニー「儂か?儂はトレヴァー・マロニーだ。うん、そうだ」
リーネ「この声…あのカールスラント人を撃った後に聞こえた…」
漏れ「?」
マロニー「あぁ、そうだ、罠に使った。奴等は引っかからなかった」
マロニー「お前たちは臭い、すごく。着いてこい」
ルッキ「どうする?」
サーニャ「こっちは六人、何かあっても対処はできるわ」
漏れ「そうだな…」
マロニー「儂の家だ、安心だ」
ー戦艦長門、内部ー
漏れ「長門か、消えたと思ったらこんな所に」よじよじ
マロニー「自分の家と思え、来い」
宮藤「みっちゃんが喜びそうだな…」よじよじ
ーブリッジー
マロニー「いいだろう?ここなら奴等に知られない」ギィ…バタン
漏れ「いつからここにいるんだ?」
マロニー「そうだな、6周期?いや10周期か」ドサッ
漏れ「奴等は周期ごとに人をさらってくる。狩りをするためにな」
漏れ「しかし、ネウロイがなぁ…」
マロニー「頭の良い奴がいるんだ、希だが」
861 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 05:36:54.11 ID:oD1YK9Q0
マロニー「んん、儂は疲れた、寝るぞ」スタスタ
漏れ「食料はそこだ。儂は寝る」ゴロリ
サーニャ「…」
宮藤「何見てるのサーニャちゃん?」
サーニャ「ロケットよ」スッ
宮藤「お父さんもお母さんも優しそうだね〜」
ルッキ「私のマーマは怖いよー」
宮藤「どんなの?」
ルッキ「怒るとこーんなになって拳骨喰らうんだよー」ぶー
サーニャ「フフッ」クスクス
坂本「これは…!」
坂本「正宗か。年代物だな」スラァ
坂本「切れ味も最高、振りやすい」ザンッ
坂本「ふむ、これはいいものだ」チャキン
宮藤「坂本さん、そんなに喋れるんですね」
坂本「ん?あぁ、口は災いの元だ。必要な事は喋る」
862 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 06:00:26.19 ID:oD1YK9Q0
漏れ「なぁリーネ、奴等のこと何か知ってるんじゃないか?」
リーネ「504の部隊がネウロイと接触したのは知ってますよね?」
漏れ「トラヤヌス作戦か」
リーネ「最重要機密となってますが、それ以前にネウロイと接触した例がありまして…」
リーネ「そのネウロイは人語を話し、我々人間に接触してきました」
リーネ「最終的に、一人を除いて部隊は壊滅しましたが、そのネウロイと話した内容が
『我々は殺し、破壊する事により生きることができる』」
漏れ「なんとまぁ…」
リーネ「ここにいるのは頭の良いネウロイだから、狩りをして楽しみながら生きるんでしょうね」
漏れ「んん…食べる代わりがそれって嫌な話だな」
漏れ「さて、腹減ったからちょっとご飯…」
リーネ「じゃあ私も…」
ルッキ「んー!パスタんまい!!」ちゅるちゅる
宮藤「いっぱい食べてくださいね!」
坂本「この味噌汁、絶品だな」ズズ…
サーニャ「ボルシチ美味しい…」もぐもぐ
リーネ「芳佳ちゃんって料理できるんだね」ぱくぱく
漏れ「ハムッ!ハフハフ!ハフッ!」もぐもぐ!
ルッキ「きめぇwwwww」
863 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 06:16:59.32 ID:oD1YK9Q0
漏れ「ふぃー、三日分は食べたね」ゲプ
宮藤「それにしても、やけに食材が豊富ですね?」
サーニャ「艦の中にグルメでもいたのかしら」
ルッキ「あり?なんか煙たくない?」
宮藤「火は消しましたよぉ?」
漏れ「マロニーだ、あいつが火を付けたに違いない」
マロニー「そうだ!ここは儂の家だ!六人も匿えるか!!」
マロニー「死ね!小娘どもがっ!!」ダッ
ルッキ「あいつ!逃げたよ!!」
漏れ「くそ!こっちも早く…」ガンガン
ルッキ「開けー!こんにゃろー!」ガンガン
漏れ「あー、仕方ない!下がれ!!」キンッ ポイ
ドゴオォォン…
漏れ「開かないか… まぁこれでネウロイは来るはず」
漏れ「今の内に装備を点検、必要な物があれば取ってけ」
サーニャ「泥棒みたいで気が引けるわね…」ガサガサ
宮藤「発煙筒なら使えるかな」
ルッキ「なんだろこれ?」
ガゴンッ
リーネ「ゆきさん!」
漏れ「…!」
ガゴッ ベコォ!
ルッキ「…音がやんだよ?」
漏れ「畜生、あいつら遊んでるな」
864 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 06:24:17.89 ID:oD1YK9Q0
ガンガン ギギ…ギィー
漏れ「よし、早く艦から脱出するぞ」ダッ
リーネ「サーニャちゃん、ネウロイは?」タッタッタ
サーニャ「…近くにはいるわ」
宮藤「皆さん待ってくださーい!」
漏れ「んなこと言われても!」
宮藤「ハァハァ…皆早い…」
宮藤「あれ?どっちに行けばいいんだろ…」
宮藤「皆ー!どこにいるんですかぁー!待ってくださーい!!」
865 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 06:34:54.68 ID:oD1YK9Q0
●戦闘結果とか
・ネウロイ
人型を一体破壊(末端のネウロイと思われる
・死亡
第507統合戦闘航空団所属、迫水ハルカ(腹部裂傷により半年程前、死亡
・他
トレヴァー・マロニーと合流、隠れ家に誘われるも裏切りにあう
ネウロイがどうのは記憶から消去しないと恥ずかしい
宮藤の飯はうまい
続くます
お休みなさいイェーガー人事部長
866 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 07:36:02.74 ID:4vy3d0.0
乙!
867 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 08:58:08.51 ID:Uz0So4Ao
乙
前スレdat誰かかわりにあげてくれー
868 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 10:42:50.91 ID:Uz0So4Ao
お兄ちゃんと聞いて妄想した……が、規制……っ!
869 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 13:25:21.21 ID:B6MdrL2o
vip落ちてる?
870 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 13:32:54.08 ID:dwc4qSk0
>>869
落ちてないだろ、普通にスレ読めるし
871 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 14:09:57.10 ID:B6MdrL2o
じゃあスマホのクソ電波か
俺だけ読めんクソ
872 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 14:57:40.46 ID:zmGVP6DO
したらばのほうが立ったらしいぞ
873 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 16:18:49.41 ID:dwc4qSk0
まとめwiki見る限り
とにかくこちらを埋めなければ、したらばに書くのは×って事かな?
874 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 16:38:24.40 ID:mYiA3oIo
先にこっちを埋めたほうがいいだろうね
875 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:19:27.59 ID:EQX1KgDO
埋めついでに各キャラの傾向
宮藤→正統派ラブコメ系
リーネ→ちょっとひねくれてる
ゲルト→戦友、敵対から発展、唯一ゲルトがまとも
エーリカ→天使すぎるエーリカに落とされる系
ミーナ→多分一番シリアス系多し
シャーリー→シャーリーマジ女神、変態度高し
ルッキーニ→ロリコン葛藤
サーニャ→甘酸っぱい、何かすごく青い春系
エイラ→実は正統派ツンデレ
√的にこんな感じか?
876 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:25:59.54 ID:4vy3d0.0
もっさんの事も忘れないであげて下さい
877 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:27:34.27 ID:AgYFkISO
ペリーヌェ…
878 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:31:57.38 ID:mYiA3oIo
支援したいから誰か投下してよ
879 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:34:59.48 ID:Uz0So4Ao
じゃあゴミ箱に入りかけのを不法投棄する
880 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:38:44.14 ID:Uz0So4Ao
過去
俺「サーニャちゃーん!!」
サーニャ「あ、おにいちゃんだ!」
俺「今日もあそびに来たよー!」
サーニャ母「あら俺君、いらっしゃい」
俺「おじゃまします、おかあさん!!」
サーニャ母「ふふっ、ゆっくりしていってね」
サーニャ「お兄ちゃん、今日はなにして遊ぶの?」
俺「サーニャの好きなことでいいよ」
サーニャ「じゃあー‥‥おままごとしよ?」
俺「きのうもやったけど‥‥いいよ! また俺がお父さん役やればいいんだよな?」
サーニャ「うん! 」
881 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:40:06.38 ID:Uz0So4Ao
俺「ただいまー」
サーニャ「おかえりなさいあなた」(チュッ
俺「ありがと! 今日もサーニャはかわいいね」ナデナデ
サーニャ「おにいちゃんもかっこいいよ!」
サーニャ母「本当に仲がいいのねぇ」
俺「うん! 将来は結婚するもんねー!」
サーニャ「う、うん‥‥///」
サーニャ母「あらあら、うふふ」
882 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:40:57.33 ID:mYiA3oIo
ヒャッハー!これより緊急支援作戦を実行する!
883 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:41:11.99 ID:Uz0So4Ao
------------------------------------------
1945年 第501統合戦闘航空団ロマーニャ方面基地 ブリーフィングルーム
ミーナ「それでは、今日から配属される新しい隊員を紹介するわ。
俺大尉。オラーシャ陸軍所属のウィッチよ」
俺「本日より、第501統合戦闘航空団に配属されました、俺大尉です! よろしく!」
エイラ「エ? ウィッチ?」
芳佳「男の人‥‥だよね」
リーネ「私もそう見えるけど‥‥」
サーニャ「‥‥?(どこかで‥‥)」
シャーリー「へー、珍しいな」
ゲルト「そうそうお目にかかれるものではないな」
884 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:42:57.06 ID:Uz0So4Ao
ペリーヌ「男のウィッチって‥‥中佐、こういう場で冗談はやめてくださいません?」
坂本「それが冗談じゃないんだよペリーヌ。大尉」カチャ
俺「はい、あれですね」
ゲルト「? 刀を外して、何をするんだ少佐」
坂本「まあ見ていろ」
俺「いきますよ! 」(キィン
芳佳「あれは!」
リーネ「ネコの耳と尻尾! ってことは本当に‥‥」
エイラ「男のウィッチ‥‥!」
坂本「驚くのはまだ早いぞ」
フワァ
ルッキーニ「おお!?」
エーリカ「浮いた!」
サーニャ「あの魔法‥‥!」
ミーナ「俺大尉は念動力の固有魔法を持っているのよ」
885 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:44:20.86 ID:Uz0So4Ao
坂本「これで証明になったろう」パシッ
俺「‥‥ふぅ」シュン
ペリーヌ「‥‥認めざるをえないですわね」
ルッキーニ「おもしろーい! ねぇねぇ、こんどは私に掛けてよ!」
俺「あー、ごめん! これ軽いものにしか使えないんだ」
ルッキーニ「わたしだって軽いよ? 」
俺「たしかにこの中だと一番軽そ――」
サーニャ「‥‥」
エイラ「!? おいィ! なにサーニャを見つめてるんダ! サーニャは誰にも渡さないゾ!」
俺「サーニャって‥‥やっぱりあのサーニャか!」
サーニャ「やっぱり‥‥おにいちゃん?」
芳佳「お‥‥」
「「お兄ちゃんんん!?」」
エイラ「おにいちゃんんんんんんんんんンンン!?!?」
886 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:46:25.37 ID:Uz0So4Ao
エイラ「どういう事だよサーニャ!」
ゲルト「たしかサーニャは一人っ子ではなかったか?」
サーニャ「えーっと‥‥小さい頃に仲が良かった人で‥‥」
エイラ「だからって、お、お兄ちゃんはないだロ!」
俺「いやー久しぶりだなサーニャ! まさかこんなところにいるとは思わなかったぞ!」
サーニャ「うん‥‥久しぶりお兄ちゃん」
エイラ「――その呼び方をやめろオオオオ!!」
芳佳「ああ、エイラさん落ち着いて‥‥」
シャーリー「必死だなエイラのやつ」
エイラ「うるさイ! 必死にもなるヨ!」
887 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:47:14.52 ID:mYiA3oIo
エイラさんの反応もごもっともです
888 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:48:09.60 ID:Uz0So4Ao
ミーナ「ゴホン、いいかしら? 俺大尉には今日からこの基地で生活してもらいます。
部屋にはもう案内してあるわ。基地内はまだだから誰かにお願いしたいんだけど‥‥
サーニャさんが知り合いだそうだからお願いできるかしら」
エイラ「だめダー!! こんな得体のしれない奴とサーニャを一緒にしたダメダー!!」
俺「む、だれが得体の知れないだ?」
エイラ「おまえだおまエ! 急に出てきてお兄ちゃんって‥‥信じられるカ!」
俺「サーニャ自身がお兄ちゃんって呼んでるんだから信じるも何も無いだろ!」
エイラ「いーヤ! なにか魔法を使っているに違いなイ!!」
俺「さっき固有魔法は見せたろ!」
サーニャ「エイラ。あの人はちゃんとわたしの知り合いよ」
エイラ「ぐ、ぐぬぬ‥‥」
俺「ふふん! 」
エイラ「ムキーッ!!」
889 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:50:06.38 ID:Uz0So4Ao
シャーリー「‥‥まるでルッキーニだな」
ルッキーニ「わたし!?」
芳佳「うるさくなりそうだね」
リーネ「う、うん。退屈しなさそうだね‥‥」
ペリーヌ「まったく! 問題児しか来ませんのねこの隊は!」
坂本「ほう、それはすまなかったな」
ペリーヌ「え!? い、いや少佐のことではなく‥‥」
ゲルト「‥‥サーニャが「お兄ちゃん」と‥‥お姉ちゃん‥‥フヘヘ」
エーリカ「あ、トゥルーデがトリップしてる」
ミーナ「面倒を起こさなければいいけど‥‥」
890 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:53:10.47 ID:W9BDY.Uo
支援要請
891 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:53:29.86 ID:Uz0So4Ao
リーネ「あ、思い出した!」
芳佳「? 何を思い出したのリーネちゃん」
リーネ「念動力を使う男のウィッチ。もしかしてタコさん?」
ペリーヌ「た、たこ? たこってあの‥‥海の?」
シャーリー「え、タコ‥‥」
俺「おー、ここにも知っている人がいたか」
坂本「ほう。ということはそれなりに有名なのか」
リーネ「デビルフィッシュ‥‥ロケット弾をまるでタコの足のように操るウィッチと‥‥」
エイラ「タコ男〜」
俺「うるせえ! 変な呼び方すんな!」
ルッキーニ「あははー! たこたこー!!」
892 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:53:34.89 ID:EQX1KgDO
これは興味深い
893 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 18:54:46.80 ID:mYiA3oIo
固有魔法:知らない人のお兄ちゃんになる
894 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:55:09.97 ID:Uz0So4Ao
俺「しかしあれだな。ここのウィッチはみんなかわいいな」
ミーナ「ふふ、そうね」
俺「‥‥(あの扶桑の子に、その隣のブリタニア‥‥
金髪のカールスラントに、ロマーニャのツーサイド、そしてサーニャ‥‥)」
俺「ここは天国か!!」
シャーリー「ハハ、そこまでいうか」
芳佳「な、なんか照れるね‥‥///」
リーネ「そうだね‥‥///」
ペリーヌ「ふ、ふん! 当然ですわ!」
俺「‥‥(ふむ、やはりあのメガネはナシっと)」
ペリーヌ「な、なんですのその目は」
俺「‥‥(後の面子はすこし成長しすぎだな‥‥)」
ゲルト「なんだ?」
シャーリー「さあ?」
俺「(サーニャはもうお兄ちゃんだ‥‥フフ、あと4人、目指して見せる!)」
895 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:57:34.46 ID:Uz0So4Ao
………
……
…
同基地内 廊下
俺「本当に久しぶりだな」
サーニャ「お兄ちゃんは元気にしてた?」
俺「もちろん元気だったよ。そっちは?」
サーニャ「私も元気だったわ」
俺「そりゃよかった。相変わらず、サーニャはかわいいままで安心したよ」ナデナデ
サーニャ「! さすがに‥‥恥ずかしいよ///」
俺「でも、本当のことだから」
サーニャ「もう‥‥///」
エイラ「ウガああァアア!!」
俺「うわっ! びっくりした!! どこから!?」
896 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 18:59:52.10 ID:Uz0So4Ao
エイラ「お前ェ! サーニャに変なことしてみロ! 文字通り蜂の巣にしてやるゾ!!」
サーニャ「エイラ‥‥あんまりお兄ちゃんを困らせないで?」
エイラ「そ、そうは言ってもだなーサーニャ‥‥」
サーニャ「大丈夫よ、お兄ちゃんは変なことなんてしないわ」
エイラ「あウ‥‥」
サーニャ「ごめんなさいお兄ちゃん」
俺「いや、俺は大丈夫だけど‥‥」
サーニャ「こちら、エイラ・イルマタル・ユーティライネン中尉。スオムスの方よ」
俺「ああ、あの絶対に被弾しないとか言う‥‥」
エイラ「そうダ! すごいだロー!」
俺「‥‥嘘くさいなー」
エイラ「ナーンーダートー?」
俺「絶対に当たらないなんて信じられないって言ったんだよーだ」
エイラ「むきー! じゃあ試してみようじゃないカ!」
俺「なんだ? 模擬戦か? いいぜ、やってやろうじゃないか」
897 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:00:47.95 ID:AgYFkISO
なんだただの変態か
続けて
898 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:01:34.78 ID:Uz0So4Ao
俺「だいたいお前はサーニャとどういう関係なんだよ!」
エイラ「どういうって‥‥それは、その‥‥一緒に寝る関係だヨ!!」
俺「な、なんだってー!? サーニャ、おまえ、このスオムスに毒されて‥‥」
サーニャ「エイラ、誤解させるようなこと言わないで‥‥」
俺「なにぃ!? おいおまえ! 嘘じゃないか!!」
エイラ「う、うるさい! お前が勝手に誤解してるだけだろ!!」
サーニャ「もうふたりともやめて!」
エイラ「!」
俺「!」
サーニャ「二人とも私の大切な人なんだから、喧嘩はしないで‥‥」
俺「あ、ああごめんよサーニャ。ほら喧嘩なんてしてないぞ」ガシッ
エイラ「うっ(肩組んできやがった)‥‥そ、そうだゾ。誰も怒ったりなんかしてないサ」ググッ
俺「!(こいつ‥‥力込めてきやがって)‥‥ほら、な。仲がいいだけだ!」ググッ
エイラ「ぐぬぬ‥‥!」
俺「ぐぬぬ‥‥!」
サーニャ「‥‥仲良くしてね」
899 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:04:02.71 ID:XSUrBy2o
やはり北の大地は変態を生むのか
900 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:04:27.32 ID:Uz0So4Ao
エーリカ「やっほーサーにゃん」
サーニャ「ハルトマンさん、それにバルクホルンさんも」
ゲルト「どうだ、案内の方は順調か‥‥おまえらなんでスクラム組んでるんだ」
エイラ「ちょっと‥‥な!」ギリギリ
俺「ああ! ちょっとな!!‥‥ぐぬぬ」ギリギリ
エーリカ「仲良くなるの早いねー」
ゲルト「‥‥どうみても仲が良さそうには見えんが」
サーニャ「もう‥‥お兄ちゃんったら‥‥」
ゲルト「そういえば、サーニャは彼のことをお兄ちゃんと言っていたな」
サーニャ「はい。小さい頃からよく遊んでくれたんです。
わたし昔から人見知りで‥‥友達もいなかったんです。
そんな時に声をかけてきてくれたのが‥‥」
エイラ「おまえ‥‥女相手に力込めてプライドはないのかヨ‥‥!」グヌヌ
俺「そんなもの‥‥とうの昔にモスクワ川に捨ててきたね‥‥!」グヌヌ
ゲルト「‥‥あれか」
エーリカ「まーたしかにいい人そうではあるけどねー‥‥」
901 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:06:08.71 ID:Uz0So4Ao
ゲルト「ところで‥‥な、なあサーニャ」
サーニャ「はい?」
ゲルト「その‥‥わ、私のこともおねえちゃんと呼んでみてくれないか」
サーニャ「え?」
ゲルト「い、いやだから‥‥」
エーリカ「おねーちゃーん!」ダキッ
ゲルト「うわっ! こ、こらおまえじゃ‥‥いや、ダメとは言わないが‥‥」
エーリカ「ほら、サーにゃんも」
サーニャ「‥‥おねえちゃん?」
ゲルト「!!」
俺「!!」
エイラ「な、なんダ?」
902 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:07:11.98 ID:Uz0So4Ao
ゲルト「‥‥ありがとう! ありがとう!!‥‥ん?なんだ俺‥‥ハッ!」
俺「‥‥(こいつ‥‥)」ジー
ゲルト「‥‥(こいつ‥‥)」ジー
「「(同じ臭いがする‥‥!!)」」
俺「‥‥なあ、あんた」
ゲルト「なんだ」
俺「‥‥仲良くできそうだな!!」スッ
ゲルト「‥‥そうだな!!」ガシッ
俺「語り合おうな!」ガシッ
ゲルト「ああ、楽しくなりそうだ!」ガシッ
エイラ「なんだこいつラ‥‥」
エーリカ「おもしろくなりそ〜♪」
903 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:07:37.75 ID:Uz0So4Ao
続かない
904 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:08:24.89 ID:W9BDY.Uo
>>903
が見えない
905 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 19:12:31.11 ID:S5ODdNc0
乙!
これは続きを期待せざるを得ない
906 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:26:26.14 ID:AgYFkISO
>>875
の言う通りバルクホルンはルート以外はお姉ちゃんなんだなww
まともじゃないwwwwww
907 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:28:31.15 ID:oD1YK9Q0
クソ兄貴部屋から出てこいよオラァ!!
ガンガン
908 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:33:54.18 ID:4vy3d0.0
乙
衛生兵のウィッチが他のウィッチに付いて空を飛ぶって変だよなあ
後少しなのに書き直せねー
909 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:36:02.71 ID:XSUrBy2o
宮藤ポジになっちまうな
910 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:38:07.57 ID:oD1YK9Q0
ご飯前に投下爆撃いいかな
911 :
小ネタ
[sage]:2010/12/11(土) 19:39:55.96 ID:W9BDY.Uo
芳佳「お兄ちゃん、どうしても行っちゃうの……?」
俺「ごめんな、芳佳。お兄ちゃんにも赤紙来ちゃったから、行かないといけないんだ。」
芳佳「お父さんだけじゃなくて、お兄ちゃんも居なくなっちゃったらわたし、わたし……!」
俺「大丈夫、来年の芳佳の誕生日には帰ってくるさ。」
芳佳「ほんとう……?」
俺「本当さ、約束する。」
芳佳「絶対、絶対に帰ってきてね?」
俺「もちろんさ、それじゃあ元気にしてるんだぞ芳佳。」
――――1年後
坂本「ここが、宮藤の家か……。」
芳佳「どなたですか?」
坂本「宮藤、芳佳ちゃんだね?」
芳佳「はい……。」
坂本「私は、芳佳ちゃんのお兄さんと同じ部隊に居た坂本美緒だ。」
芳佳母「あの、それで一体どのようなご用件でしょうか……?」
坂本「これを……。」
芳佳母「俺の、遺書……?」
坂本「ネウロイに、体当たり攻撃を仕掛けて……ご立派な、最後でした。」
芳佳「お兄ちゃんからの手紙!?お兄ちゃんは今どこにいるの!?」
芳佳母「あのね、芳佳…お兄ちゃんは、もう、居ないのよ……」
坂本「これで、失礼します……。」
912 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:41:00.52 ID:W9BDY.Uo
>>910
ゴーゴー
913 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:41:34.65 ID:oD1YK9Q0
イチロー涙目www
914 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:41:51.54 ID:4vy3d0.0
>>909
どうしてもいい展開思いつかないからぶっちゃけるとパラレルで宮藤が銃を撃たずに衛生兵をしているって話を考えている
915 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 19:51:38.91 ID:oD1YK9Q0
急降下
>>864
から
マロニー「ここは儂の家だ!小娘どもが!」
マロニー「くそっくそっ」
マロニー「…? そこにいるのか、リーダー」
ネウロイリーダー「…」
マロニー「あぁ、こんな時は、コアコントロール起動だ」
ザシュ! バタリ
マロニー「 」
宮藤「皆ー!!」
漏れ「!? 宮藤!何やってる!!」
宮藤「ゆきさん?道に迷って…」
漏れ「…引き返す時間はないんだ、うまく逃げてくれ」
宮藤「そんな… いえ、わかりました」
ルッキ「早く早く!ネウロイが来ちゃうよ!!」
916 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 19:56:52.24 ID:ROoRXoAO
>>914
衛生兵 兼 空中給油(給魔)兵にすれば一緒に空飛んでても違和感ないんじゃね?
917 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 20:01:38.88 ID:XSUrBy2o
粘膜接触で補給ですねわかります
918 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 20:02:21.28 ID:oD1YK9Q0
宮藤「暗い… そうだ、発煙筒」シュボオ…
宮藤「…」ポイッ コロコロ
宮藤「こっちかな…」シュボオ… ポイッ
トスッ
宮藤「! 今、何かに当たっ…」
サイレントネウロイ「…」
宮藤「くっ…!」ダッ
宮藤「ふぅ…逃げられたかな…?」
サイレントネウロイ「…!」ガシッ
宮藤「!? ぐぁ…」ギリギリ
宮藤「あ゛ぐ……!」ギリギリ
パァンパァン
サイレントネウロイ「!?」パッ
宮藤「ゲホッ… サーニャちゃん…!?」ドサッ
サーニャ「宮藤さん、こっちよ!」パァン
宮藤「…うん!」ダッ
919 :
STRIKE NEUROIS
[sage saga]:2010/12/11(土) 20:03:47.16 ID:oD1YK9Q0
友人から電話だ!うんこは途中で拭きあげるぜ!!
空中給油ってヘルマさん大活躍の悪寒!
920 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 20:19:57.77 ID:4vy3d0.0
>>916
寧ろそれを固有魔法にして一本新しいのが書けそうだw
ありがとー、どうするかなー
921 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 21:33:55.99 ID:dwc4qSk0
続きはまだかね?
922 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 21:42:40.40 ID:dwc4qSk0
来ないなら投下しちゃうぞー、良いのかー!どうなっても知らんぞー!
923 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 21:44:03.83 ID:W9BDY.Uo
遠慮はいらない
924 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 21:49:16.17 ID:U8K2XsAO
構わん、やれ
925 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 21:53:08.84 ID:dwc4qSk0
誰もいないし逝く
>>579
から
----------------------------------------------
私、加東圭子は今、とてつもなく後悔をしている。
なぜか?
つい先ほどまで医務室にいた男が、見事部屋からの脱走に成功したのだ。
医務官を殴り倒して、である。
警備の厳しい基地から外へ出ることはおそらく不可能なのだが。
では、それは行っているのは誰か?
言わずもがな、俺軍曹のことだ。
では、その俺軍曹を一体誰が連れてきたのか?
ええ、そうですよ、私ですよ畜生!
この一報が入ったとき、釣りに行った綾香以外のウィッチ全員の視線が
私へと突き刺さった。
926 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 21:54:17.21 ID:XSUrBy2o
おケイさん!俺だー!結婚してくれー!
927 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 21:55:10.39 ID:dwc4qSk0
「あの馬鹿……!」
悪態が口を突いて出る。
というか、悪態ぐらい良いだろう。
私だって、俺を軍には入れたくなかった。
恨まれることなど分かっていたから。
何より、俺が軍を嫌っていたことは知っていたから。
しかし、それならばどうすれば良かったのだ。
あんな自分を納得させるために、自分というものを極限まで希薄にしてしまった俺を、
放っておけとでも言うことか?
冗談じゃない、私はそんなことをするために軍に入ったわけじゃない。
ああ駄目だ、考えるだけでイライラしてきた。
思いっきり叫んでしまおう、そうだそれが良い。
「早く出てきなさいよ!!このばかやろおおおお!!」
こんなに声を張り上げたのはいつ以来だろうか、私の声が基地全体に響き渡る。
928 :
出てこない俺 おケイさんなら俺の隣にいるけど……
[saga]:2010/12/11(土) 21:57:15.53 ID:dwc4qSk0
ありったけの声を出したせいで、二、三度肩で息ををついてしまう。
「あ〜、もう!どうせ基地からは出られないんだし、俺の事なんて……」
探さない、そう言いそうになったとき、後ろから視線を感じた。
相手が近づくまで、気付かなかった自分を反省しつつ、一瞬で振り返る。
そこには、若干の上目遣いで、ただこちらを見つめる俺がいた。
「……何、言おうとしたんだ………?」
まずいことをした、まさかこれほど近くにいるとは……。
「なあ、何を言おうとしたんだよ……?」
嘘はつけない、ついてはいけない。
だからこそ、私は追い込まれる、その結果出た言葉は、
「……ゴメン」
お互いを追いつめるだけの、どうしようもない言葉。
私のその言葉を聞いた途端、俺は俯いて黙ってしまった。
929 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 21:59:21.22 ID:dwc4qSk0
私は、なんて思慮に欠けるのか、なぜ俺が逃げたのか。
今なら分かる、子供っぽいかもしれないが、彼は探して欲しかったのだ。
血眼になって彼のことを探す私の姿が、見たかったのだ。
彼自身はこう思っているのだろう。
私に拾われた、と。
そしておそらくは、(何とも生意気なことに)私を試したのだ。
私が、俺を、捨てないかどうか。
簡単な、試験のはずだった。
私が、真面目に俺を捜す姿勢さえ見せていれば、
適当なところで、姿を現すつもりだったのだろう。
私が、後悔の念に駆られていると、俺が、ぽつりと呟いた
930 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:01:00.34 ID:dwc4qSk0
「……ヒガシも、あいつらと一緒だ……」
呟いた言葉は、白刃となって私の胸に深々と突き刺さった。
……驚いた、私自身こんなにショックを受けるとは思いもよらなかった。
唇をかみしめる、私がどれだけ言い訳をしようと、言われたことに相違はない。
あの発言をした私は、俺にとって、自分を捨てた両親と、何ら変わりは無いのだ。
ため息をつき、目を閉じたとき、俺が急に身を翻し逃げていく、
条件反射で追いかけながら、私は思考を巡らす。
俺はどこへ向かっているのだろうか?
答えはすぐに出た、このままの進路なら、基地正門だ。
そして基地正門には機関銃で武装した衛兵が立っている。
間違いない、俺はただ基地正門に向かっているわけではない。
彼が向かっているのは…………、
931 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:04:44.27 ID:dwc4qSk0
基地正門に近づくと、すぐに衛兵が気付き、機関銃を俺へと向けて口頭での警告をするが
一向に止まる気配は見せない、そうなれば、衛兵の獲るべき選択など限られる。
衛兵は、スコープを覗いて、俺へと狙いを定めた。
それが目に映ると、私は無意識に叫んでいた。
「撃たないでっ!!」
私の顔を知っていたのか、衛兵が動きを止めた。
その一瞬、俺の頭にウィッチの証が現れる。
使い魔の翼だ、間違い無い、俺の使い魔は大鷲だ。
俺の速度がグン、と上がった、それこそ、ウィッチ以外には対応できないほどの速度に。
私が撃つことを静止したのもあり、ろくな抵抗も出来ずに、衛兵四人が投げ飛ばされる。
俺はその内の一人が持っていた拳銃をホルスターから抜き取る。
俺はどこへ向かっていたのか?
間違いない、俺は、死への最短距離を走ったのだ。
932 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:07:12.30 ID:dwc4qSk0
私は俺の元へ駆ける、キタキツネの耳は先ほどから出たままだ。
俺がこめかみへと、銃口を近づける、私の世界が遅くなっていく、
1秒が一分にも引き延ばされるような感覚。
俺が、引き金に指をかけた。
手を伸ばす、延ばす、のばす、届け!
祈りにも似た自らへの暗示は………………、
神に聞き届けられたようだ。
二人とも、大きく肩で息をしている。
驚いた顔で、大馬鹿は顔をあげた。
私はどんな顔をしていたのだろう?
俺は視線を銃を握りしめる私の右手へと移した。
彼は引き金を確かに引いていた。
だがその前に私が、銃口を天へと向けたのだ。
933 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 22:09:29.04 ID:dwc4qSk0
少しだけ息が落ち着いた、そのとき、私は右手に痛みを感じた。
当たり前だ、強烈な熱を持った薬莢を、手のひらと銃で挟み込んでいたのだから。
俺はそれを見ると私の手から銃をふりほどき、投げ捨てた。
「ヒガシ、火傷っ!」
自殺しようとしたくせに、私を心配するのか……、
俺が私の右手を掴み、開かせる。
それに併せて、私は左手を握りしめた。
「こっち向いて、俺」
俺がこちらを向いた瞬間、左の握り拳を、思い切り振り抜いた。
鈍い音がした後、大馬鹿者はくぐもった呻きをあげ、倒れた。
人を拳で殴ったのなんて、初めてだった。
左手の甲が切れる、そんなことには構わず、地面に手をついたままの俺に語りかける。
934 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:12:21.92 ID:dwc4qSk0
「ねぇ、俺、私が、さっき口にしかけたことは責められるべき事よ、
私はそれに言い訳しないし、何でも言うことを聞くわ」
私はそこで一旦言葉を句切り、でも、と繋ぐ、
「でも私は、今、俺のやろうとしたことは絶対に許さないわ
死は全てを解決する、そんなことを言う人もいる、でも、それは違うよ
逃げることを解決だなんて言わない、生きることは常に問題を生み出すけれど、
その問題に苦しみながら向き合うことは、避けちゃいけない事よ
それだけは世界のどこを見回しても変わらない」
「でも、それなら俺はどうすれば良いんだよ………」
「そんなの知らない、言ったでしょそれは自分で苦しみながら向き合うことよ」
あまりに厳しすぎる言葉かもしれない、私はついそう思ってしまった。
「戦う理由なんて、それこそ力のない人たちの願いを聞く、とかで良いのよ」
「力のない人たちの願い……?」
それを聞いた俺の顔は、今までとまるで別人のようだ。
しまった、と、思った。
935 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:15:19.50 ID:dwc4qSk0
これを言ったのはミスかもしれない、戦う理由とは、
己の中で見つけるからこそ意味がある。
俺は、今の私の言葉で救われたと思っている、というか、救われてしまった。
あの顔を見れば分かる、どこかしら不安定で、厭世的な雰囲気は消え去っている。
だが、それではいけないのだ。
私が救いの手をさしのべるのは間違っていなかった、しかし、戦う理由を見つけるために
悩む、その権利を潰してはいけなかった。
私の言ったことを、そのまま鵜呑みにするのはあまりに理由として薄くなってしまう。
苦しみ抜いて出した己の答えと、提示された解答を比べれば、たとえ答えが同じでも、
過程の違いが、理由の濃度を変えるのだ。
俺は、ウィッチという力を持っているのに、あまりにももろい。
いつか、俺自身が、戦う理由を、生きる理由を見つけなければ、どこかで破綻する。
……だが、時間を稼いだと思えば良いのか?
そうして私が考え込んでいると、俺が何かを思い出す。
936 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:18:00.09 ID:dwc4qSk0
「……あ、ヒガシそう言えばさ」
俺はそう前置きすると、
「さっき、何でもするって言ったよな?」
せっかくの不発弾を起爆させた。
………………………そういえばそんなことを言ったような気がする。
俺が何かを言う前に、私はすさまじい早さで予防線を張る。
「いや、なんでもって言ってもね?限界……あるわよ?」
「そ、それもそうだよな………」
なんでそんなにシュンとするの!?
ナニをさせるつもりだったわけ!!?
赤くなったり青くなったりする私を放って、俺は、小さく呟く。
「…………てくれ」
なんだろう、よく聞こえない。
私の態度からそれが伝わったのか、少しだけ声量が上がった。
「頭、撫でてくれ……」
……出てきた答えは、12歳にしては少々幼いものだった。
937 :
出てこない俺
[saga]:2010/12/11(土) 22:20:53.49 ID:dwc4qSk0
終了ー、こんなシリアルになる予定では……
て言うか、俺が勝手に動きすぎる、後、おケイさん分からなくなってきた
938 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:22:53.09 ID:W9BDY.Uo
乙!
939 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 22:26:13.32 ID:U8K2XsAO
乙乙
940 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:31:11.42 ID:ROoRXoAO
乙!
941 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/11(土) 22:33:42.27 ID:rNVz9IDO
おつっつー
今いらん子のある程度のストーリーの流れに俺を入れるってのを書いて超絶オナってるんだけどさ、
こういうノリは未読の人にネタバレになりかねんし控えた方がいいかねぇ?
942 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:35:27.94 ID:W9BDY.Uo
無問題
943 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:35:54.32 ID:Uz0So4Ao
ネタバレ注意しとけば別にいいだろう それで読むなら読むほうが悪いとしか
944 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/11(土) 22:37:12.14 ID:U8K2XsAO
何、一昨日ようやく買って今日読んだ俺みたいなのが居る位だし問題無い
945 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:45:08.30 ID:4vy3d0.0
乙ー
946 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:49:25.91 ID:rNVz9IDO
ふむ、じゃあとりあえず続き書くかなー
ていうか書きたいネタが5つくらいあってどれから手をつけていいかわからなくなってやばい死ぬ
947 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 22:56:32.61 ID:W9BDY.Uo
中国とかってネウロイに占領されてたの?
948 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 23:00:20.21 ID:dwc4qSk0
確か中国とか無くなってるんじゃなかったっけ?
949 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:01:10.91 ID:W9BDY.Uo
中国というか、扶桑に近い大陸か
ネウロイによって無くなったの?
950 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 23:02:46.71 ID:dwc4qSk0
見つけたー
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/2/25/StrikeWitchesWorldMap.JPG
951 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:04:16.13 ID:W9BDY.Uo
thx!
大陸自体が無くなってるのか
952 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:05:33.61 ID:mYiA3oIo
さてそろそろ次スレの話
したらば行ってもスレ一つで続けるの?
それとも個別スレ許可しちゃうの?
953 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/11(土) 23:13:20.78 ID:dwc4qSk0
一つじゃないの?
分散しないためにわざわざしたらばに書き込んでないわけだし
954 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:16:23.04 ID:ROoRXoAO
今まで通りスレ1つでいいよ。
955 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:23:02.62 ID:rNVz9IDO
質問スレとか分けるとか考えたけど、でも纏まってた方がいいな
スレ一つでいいだろう
956 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/11(土) 23:48:06.56 ID:kzMZ3WAo
おっと、URLを張っておいたほうがいいよね
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
すまんが俺は規制されてるので誰か本スレにも連絡してあげておくれ・・・
957 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/12(日) 00:05:42.30 ID:fKk1HKY0
残念だったな!!俺は規制されてるのさ!!
958 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 01:10:50.05 ID:P2fcvqM0
規制がつらすぎる…。
959 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/12(日) 02:11:25.01 ID:LazkIHA0
規制解けたが、ここで書いてるのはどうすればいいんだぜ?
960 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 02:16:36.11 ID:8YHEhYAO
本スレに投下する時に、避難所>>〇〇の続きって書いとけば問題ないと思う。
961 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 02:24:59.04 ID:RlLpyUAo
wikiにのせてるならwikiのURLもナー
962 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/12(日) 02:27:10.03 ID:LazkIHA0
おk把握
wikiは見てるだけですん
963 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 02:27:56.32 ID:ytIvhLI0
まあ適当にやって問題無い
964 :
squad 0721
[age]:2010/12/12(日) 03:55:12.82 ID:0vSx8Lg0
さるった・・・。
965 :
squad 0721
[age]:2010/12/12(日) 04:00:40.57 ID:0vSx8Lg0
誰かよければ以下のことを本スレに書いてください。お願いします。
一応これで終わりです。
支援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
また暇ができたら投下しますね。
966 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 05:25:20.15 ID:lrlhAUDO
>>950
オーストラリアは抉れてるし、黒海はインド洋と繋がってるのな。
太平洋の真ん中に在るデカい島が朝日島かな?
967 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 06:20:11.40 ID:ytIvhLI0
マジで書けないシーンはもうキンクリしちゃっても問題ないよな
このままじゃお蔵入りどころかウンウン唸ってるだけで来年になってしまうわ
968 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/12(日) 11:02:24.91 ID:v5KIvMDO
あまりに重要じゃなければカットでもいいだろう
969 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 11:08:26.43 ID:e//SoQDO
だが逆に、重要でもないのに書きたいシーンもある
だろ?
970 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/12(日) 12:40:12.97 ID:fKk1HKY0
お風呂シーンって重要かな?
971 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 12:47:04.21 ID:s8Olxk2o
>>970
人によるだろ
風呂は1対1で絡ませやすいしな
972 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 13:28:45.67 ID:CLtJMxw0
最近はエロ要素よりも語らいの場になってるよな。>お風呂
あとリーネ、ペリーヌ、エーリカはまだお風呂シーン無いね。
(一緒に入る的な意味で)
973 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 13:48:56.69 ID:.nnQ1qgo
お風呂よりベッドの方がエッチなこと書きやすいからな、俺の場合だけど
ちょっとリーネとお風呂入ってくる
974 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/12(日) 13:55:06.83 ID:fKk1HKY0
>>973
ナニをするつもりかね?
975 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:02:22.37 ID:d.wuN66o
他人の書いたガチエロ見ると腸が煮えくり返るから
自分でガチエロ書いて自分だけで楽しんでやる
976 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:03:39.28 ID:.nnQ1qgo
>>975
いいから何も言わず落としなさいよ
977 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:10:59.41 ID:ytIvhLI0
>>968
私明日飛ぶ!から色々あった経過をキンクリしていつの間にかネウロイの巣で寝てたってレベル
978 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:16:08.29 ID:.nnQ1qgo
それはもはや世界が一周してるレベル
979 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:23:48.54 ID:ytIvhLI0
ですよねー
マジで書けない。そこ以外は全部書けてまとまってるのにな
何通りか考えて試し書きもしてるんだがしっくりこないかハードル高すぎて書けないかで困った
980 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:32:01.30 ID:.nnQ1qgo
まぁゆっくりじっくり書けば、今書けなくても書けるかもしれんだろう
・・・まぁ、ゆっくり書いてて先越されて設定被って
全部オシャカになって存在を消した俺の俺が一人いるんだけどな・・・
981 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 14:34:15.17 ID:Yz78eLU0
>>980
設定被りってマジであるんだな・・・
982 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:34:45.95 ID:ytIvhLI0
俺が言うのもなんだが気にせず投下しようぜ、勿体無いヨ
983 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 14:47:49.68 ID:9wSeBuEo
次スレドコー?
984 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 14:48:35.25 ID:d.wuN66o
ここ
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
投下用スレそろそろ立ててもいいかもね
985 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 15:37:45.02 ID:NhJWSLoo
第一話だけでもさっさと投下した方がいいだろうね
お蔵入りはなんだかんだいってそれはそれで辛い
他の俺が活躍してるの見るとなおさらだ
986 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 16:22:52.24 ID:82viWKg0
前に本スレでウーシュ√書くって人いっぱいいたけどまだかなー
987 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 16:30:24.66 ID:iWV6Icc0
-── - _ ,. ⌒ヽ
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|! `、:ーヘ、 v ァ イ:,′ j| `´
\:::l> _ , イ/:::i
';:::|::::r|> ー '´|::W:::::| 作品の製法上、隊長の年齢が
r-、 |:::L:八 |/│::::| 高めに見えますが、
\\ fヘ-―t―ェェ|:::|<\\ //;>|::::::l>、 18歳です。
\ヽ__ |│ヘ  ̄ ̄j::∧\>ィ介ト<;/∧::::|丶、辷>、_
/'´ヘl│ '、 |/ ヽ{ ̄{{_} ̄}/ ヽ:| / | 安心してお楽しみください。
{ ヘ'.} ∨ ∨ / `7/{{ヘ匕. 丶 / │
988 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 16:37:42.32 ID:.nnQ1qgo
あれ、18だっけ、素で忘れてた
>>986
10歳バージョンだけど今ウーシュルート書いてるわ
989 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 16:51:32.65 ID:dUylBw20
俺、今書いてるの終わったらウーシュ√書くんだ…!
今年中に終わるようにって、プロットも完成してたりして…
990 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 16:56:54.30 ID:SPxNm5so
警告!
>>989
にアンノウン急速接近、ブレイクブレイク!
991 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/12(日) 16:58:38.16 ID:fKk1HKY0
ミーナさんじゅうはっさいってよく見るけど
ミーナ、さんじゅうはっくぁwせdrftgyふじこlp
992 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:30:14.75 ID:VLGblkcP
銀河美少年見てると、どうしても俺にアプリボワゼさせたくなるから困る
993 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:33:05.44 ID:e//SoQDO
>>980
誰のなにと被ったのか知りたい
994 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:46:21.05 ID:vCcMVFMo
やだ本スレのルッキーニちゃん可愛い
ルッキーニ短編書こう
甘酸っぱい想い系で
995 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/12(日) 17:47:31.06 ID:ZhN.i7g0
1000なら皆投下
996 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:51:03.19 ID:.nnQ1qgo
>>993
労働意よ(ゲフンゲフンさんのノリと被った感じかな
無職で極端に駄目な俺が向こうでえんやこらさどっこいしょみたいな
997 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:58:00.47 ID:e//SoQDO
>>996
そのくらいのかぶり方なら大丈夫じゃね?
というか投下が増えるなら何でも見たい俺からしたら
お蔵入りなんてもったいなさすぎて泣けてくるぜ
998 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:58:15.20 ID:kDMoeWo0
次立ててくる
999 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 17:59:59.00 ID:.nnQ1qgo
>>997
まぁいいのさ、既に消しちゃったしな
それに今の俺には宮藤の兄な俺と銀輪部隊俺を書く仕事が・・・
1000 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/12(日) 18:00:26.97 ID:fKk1HKY0
1000
1001 :
1001
:Over 1000 Thread
´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
(()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
(o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
ゝー '_ W (9)ノ(@)
「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
`、_ノol・__ノ ノ 【呪いのトンファーパーマン】
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ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
`ー─┬─ l´-、 完成させても死にます。
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くぱぁ @ 2010/12/12(日) 17:31:59.42
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眠いんだけど @ 2010/12/12(日) 17:29:13.00
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ここだけ全員焼肉店(もう眠くなってきた)307店補目 @ 2010/12/12(日) 16:42:03.51 ID:wgtmyt.o
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お姉さんの全レススレ落ちてるじゃん @ 2010/12/12(日) 16:06:10.27
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パー速国会@総選挙 @ 2010/12/12(日) 15:50:40.87 ID:sFPnPwI0
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