このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

友「お兄さん!妹を私にください!!」兄「却下」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 14:53:42.08 ID:IAn+VZoZ0
はい、こちらは友ルートになります

前スレはこちらです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300879888/
サブイベントスレはこちらになります〜
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308580717/

登場人物のプロフィールは妹ルートのときとは少し違っています
すぐに書きあげますね〜
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 14:55:58.82 ID:lO3xEuX8o













                   ∩  ∩
                   | | | |
                   | |__| |
                  / 一 ー \
                 /  (・) (・)  |
                 |    ○     |
                 \__  ─  __ノ 









      
3 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 15:15:39.84 ID:IAn+VZoZo

私立高校の三年生
結構なシスコンで、妹のことが大事
突っ込みが妹ルートよりシビアになっている
友に対しての態度は冷たいように見えるが、悪い奴とは思ってない
結構なドS
もちろん今回も主人公補正健在


私立高校の一年生の“女の子”
兄の後輩で、妹の同級生
妹激ラブで、ことあるごとに妹に言いよる
そのたびに兄に制裁を食らって痛い目を見る
兄である男に対して若干コンプレックスがある
あと、頭はよくないから結構な頻度で補習を受けている
なっがいポニテっていうかホーステイル?っていうのかな


私立高校の一年生
兄の妹で、友の同級生
妹ルートより行動は大人しい
その分妄想が激しくなって、外側は問題なくても中身は大問題
ひんぬー、若干ロング気味

男の娘
私立高校の三年生
兄の同級生で、友の兄
基本的に顔文字でしか会話できず、そのことが友のコンプレックスになっている
見た目が女の子で中身は…まあ…うん…
妹ルートでは兄に結構なフラグが立ってたが今回は果たして…
セミロングの栗色髪
4 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 15:16:07.95 ID:IAn+VZoZo
以降は人物が出るたびに追加していきますね〜

というわけで…開始します!
5 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 15:20:32.33 ID:IAn+VZoZo
友「お兄さん!妹を私にください!!」

兄「却下」

友「何故ですか!?断る理由は見つかりませんよ!?」

兄「お前女だろ」

友「愛があれば性別なんて!」

兄「もとより妹は誰にも渡すつもりはないしな」

友「ぐっ…このシスコンめぇ…!」

兄「ありがとう、最高の褒め言葉だよ」

友「ぐぎぎぎぎぎぎ〜!」

兄「女子がなんつー顔してんだよ…」
6 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 15:21:05.98 ID:IAn+VZoZo
友「いいじゃないですか!減るもんじゃなし!」

兄「どう考えても減るもんだろうが」

友「妹をモノ扱いしないでください!」

兄「約3秒前に言ったお前のセリフを言ってやろうか?」

友「過去にしがみつくほど愚かなことはない…」フー

兄「名言だな、お前が言わなきゃ」

友「むむっ!それはどういう意味ですか?」

兄「その小さな頭使って自分で考えろ」コンコン

友「それはバカにしてるんですか?」

兄「それ以外にどう取れるんだ?」

友「みゃー!!」ゲシゲシ

兄「弁慶蹴るな、地味に痛い」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/16(土) 15:40:16.77 ID:PLPsPCpzo
頑張れ!友ルートワクワク
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/07/16(土) 15:44:05.11 ID:hAvPhb5AO
妹ください!!!!!!!!!!!!!!
9 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:06:06.07 ID:IAn+VZoZo
放課後

妹「兄さ〜ん!」タタタッ

兄「ああ、お疲れ妹」

友「妹ー!!愛してるうううう!!」ダダダッ

兄「妹、しゃがめ」

妹「え、あ、はい」

友「あああぁぁぁ…」

妹「友ちゃん…」

兄「見なかったことにして帰るか」

友「あいや待たれい!」

兄「復活早いな、待機時間ないのか?」

友「妹ラブ状態の私は復活待機時間が0.1秒で復活することが出来るのです!」

兄「なんつーチート使ってんだよ」

友「というわけで妹〜♪一緒に帰ろ〜♪」

妹「あ、う、うん…」

兄「俺も一緒だぞ」

友「ちっ…」

兄「失礼なやつだな、見るからに嫌そうにしやがって」

友「お兄さんも彼女とのデートを邪魔されるのは嫌でしょう?つまりそういうことです」

兄「誰が誰の彼女だっての」

友「妹が、私のに決まってるじゃないですか」

兄「さらっと言ってんじゃねえよ」ガツン

友「アウチ!」
10 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:06:43.16 ID:IAn+VZoZo
妹「友ちゃんっていっつも元気だね〜」

友「妹がいるからこその元気だよ!」

兄「バカは風邪ひかないって奴だな」

友「なんですって!?」

妹「ま、まあまあ…」

友「妹は優しいのに…どうしてお兄さんのような突然変異が生まれてきたんでしょうね」

兄「いい度胸してるなお前…」

友「おお!?やる気ですか!?私は八極拳の使い手ですよ!?」シュッシュッ

兄「八極拳はそんな動きしねえよ」
11 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:07:10.36 ID:IAn+VZoZo
友宅前

友「ああ…今日もこの時間がやってきてしまった…」

兄「大げさだぞ、とっとと入れよ」

友「妹おおおお!!!!明日まで無事で居てねえええ!!!」ブンブン

兄「近所迷惑だぞ」

妹「ま、またね…友ちゃん…」

友「また明日ねええええええええ!!!」ブンブン

兄「近所迷惑だ、黙れ」

友「まあああたああああああ!!!あああああ!!!痛い!!痛いです!!」グリグリ

兄「ったく…」
12 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:08:09.84 ID:IAn+VZoZo
兄「まったく…あいつはどうしていつもああなんだ?」

妹「あはは…元気なのは良いことじゃないですか?」

兄「あれは元気とか言う領域の問題じゃないだろう」

妹「確かにエネルギーがどこから湧いてくるかわかりませんが…」

兄「多分お前を見てたらエネルギーがみなぎるんだろう」

妹「え?どうしてですか?」

兄「俺に聞くな、友に聞け、ったく…あいつの兄は大人しいって言うのになあ…」

妹「男さんですね?」

兄「ああ、あれ、お前知ってたっけ?」

妹「少し前に友ちゃんから聞きました、兄さんと同じクラスなんですよね?」

兄「おう、そうだぞ、無口でな、全然しゃべらないんだ」

妹「友ちゃんはそれでコミュニケーションに困ってるって言ってましたが…」

兄「そうか?表情だけで言いたいことくらいわかるだろう」

妹「多分…それは兄さんが特殊なだけだと思います…」
13 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:08:51.89 ID:IAn+VZoZo
友宅

友「ただいま〜」

男の娘「( ・ω・)ノ」

友「あ、兄貴…うん、ただいま」

男の娘「(´・ω・)?」

友「ううん、何でもないよ」

男の娘「(●^o^●)」

友「ん?何?」

男の娘「<+ ))><<」

友「あ、今日は魚がいいって?」

男の娘「m(__)m」

友「うん、わかったよ」

友「…兄貴」

男の娘「(´・ω・`)?」

友「…ううん、なんでもないよ」

友(……)
14 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:09:44.69 ID:IAn+VZoZo
翌日

友「おハロー!!妹!」

妹「おはよ〜友ちゃん」

兄「ういーっす」

友「おっと、何か視界に入ってはいけないものが…」

兄「いっそのこと二度と光の世界を見れないようにしてやろうか」

友「ごめんこうむります」

男の娘「( ・ω・)ノ」

兄「おう、おはよう男、今日も元気そうだな」

男の娘「(*^^)v」

兄「ん?そうか、今日の授業は楽なのか、俺は今日が一番だるいぜ…」

男の娘「(´・ω・`)」

兄「ああ、サンキュ、まあわからないことがあったら頼らせてもらうぜ」

男の娘「(^v^)」

友「話せてる…」

兄「ん?なんか言ったか?」

友「…何でもありませんよ」

兄「…そか、んじゃ、とっとと行こうぜ」
15 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:10:35.02 ID:IAn+VZoZo
兄「んじゃ、俺らはこっちだから」

妹「またあとで、ですよ、兄さん」ノシ

兄「お前も頑張ってこいよ〜」ノシ

男の娘「(`・ω・)ノシ」

友「またあとでね、兄貴」

妹「じゃ、いこ?友ちゃん」

友「ああ…!妹の眩しい笑みに私の心が溶けそう!!」

兄「どうでもいいけど妹巻き込んで遅刻するなよ、じゃあな」
16 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:11:09.73 ID:IAn+VZoZo
兄「ホント何なんだ?お前の妹は…」

男の娘「ヽ(~〜~ )ノ」

兄「お前もわからないのかよ…まあ元気なのはいいことだろうが…」

男の娘「m(_ _)m」

兄「いや、お前が謝る必要はないけどさ、お前くらいおとなしくしてくれりゃこっちも楽なんだけどなあ」ポリポリ

男の娘「(;¨)(;・・)(¨;)(・・;) ウンウン」

兄「ま、長所ってことで、俺らは授業に精を出すことにしようぜ」

男の娘「ヽ( ´ ▽ ` )ノ」

兄「そういやお前一限目なに?」

男の娘「(("○ヘ( ̄^ ̄ )o」

兄「…バスケか?」

男の娘「(。・・。)(。. .。)」

兄「お前スポーツできるのかぁ?」

男の娘「<(`^´)>」

兄「そりゃ見てみたいな」

男の娘「(´・ω・)」

兄「ん!?そういやお前どこで着替えてんだ!?」

男の娘「(。・・)σ男の娘用」

兄「こんなんあったっけ…」
17 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:12:14.28 ID:IAn+VZoZo
友教室

妹先生「はい、じゃあ出席を取りますよ」

友「ねえねえ、妹」

妹「ん?なあに?友ちゃん?」

友「うあぁ!今日も可愛いなぁ!!じゃなくて!」

妹「ど、どしたの?」

友「うん、お兄さんってさ、兄貴と普通に話してるじゃん?」

妹「まあ…そうだね」

友「あれって読心術でも持ってるのかなあ」

妹「い、いくら兄さんでもそれはないと思うけど…」

友「一応兄妹だしさ〜…普通に話したいなあって思ってるんだけど…」

妹「ん…そういえば、昔なにかあったんだっけ?」

友「うん…色々…ね。昔はあんなに明るくなかったよ」

妹「今は結構楽しそうだよね」

友「お兄さんとつるみ出してから急に元気になってさ〜…なんだろうね?」

妹先生「妹さん?いませんか〜?」

妹「あ、はい!」

妹先生「しゃべってばっかりというのは感心しませんよ」

妹「はい、すみません…」

友「ごめんね、妹」

妹「ううん、いいよ〜」

友「妹は優しくて可愛くてホントパーフェクトだなあ!私の天使だよ!」

妹「お、大げさだよ…///」

友「ああぁぁぁ!やばい可愛すぎる!興奮してきた!妹!抱きしめていい!?」

妹先生「友さん…?」ピキピキ

友「へぇあ!?」
18 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/16(土) 16:26:18.88 ID:IAn+VZoZo
兄教室

先生「んじゃ〜そんだけだ、遅刻すんじゃねえぞ〜、いじょ」

兄「先生、その台詞だけは裸ワイシャツで言ってください」

先生「死にたいのか?」

兄「冗談です」

委員長「何朝から犯罪地味たこと言ってんのよ」

兄「おう、委員長いたのか」

委員長「あんた達が入ってくる前からずっといたわよ」

兄「そうだったのか、気付かなかったな」

委員長「あんたの中で私の影がどんどん薄くなってる気がするわ」

兄「胸も薄いんz」バキッ

委員長「胸に付いては触れるなって言ってるでしょ…?」

兄「ずびばぜん」
19 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 01:08:18.88 ID:r7JM3aQuo
バイトから帰還しましたが…
今日は気力がないのでもう寝ます…

明日も続き書きますので、どうかよろしくお願いしますm(__)m
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/17(日) 01:50:07.90 ID:wgYUVCTEo
21 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 16:24:47.04 ID:r7JM3aQuo
兄「んじゃ、そろそろ教室行くか〜」

委員長「一限目はあんたと一緒だったわよね」

兄「ああ…もう化学とかいらねえ…」

委員長「あんた文系だっけ?」

兄「ああ…理系の授業なんかとりたくなかった…」

委員長「数学より簡単なんだからいいでしょ?」

兄「俺にしてみりゃどっちもどっちだ」

委員長「普段から勉強してれば簡単でしょうに」

兄「俺は好きな勉強しかしないんだよ…っと、男〜がんばってこいよ〜」

男の娘「(`◇´)ゞ」

委員長「男は何の授業なの?」

兄「ああ、バスケだって」

委員長「スポーツできそうなイメージないわね…」

兄「委員長もそう思うか?」

委員長「ええ…」
22 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 16:32:04.81 ID:r7JM3aQuo
兄「うむ、今日は寝よう、そうしよう」

委員長「ちょっと、何初っ端からサボる宣言してんのよ」

兄「だってめんどくさいだろ〜」

委員長「あんたが取ったんだからそれくらい我慢しなさい」

兄「あれは仕方なくだろ…枠に入りきらなかったんだからよ…」

委員長「とりあえず、取ったからにはちゃんとしないと単位取れないわよ」

兄「へいへい…ん?あれって…友と妹先生か?」

委員長「あら、ホント」

妹先生「まったく…」

兄「何してるんですか?妹先生」

妹先生「ああ、兄君おはよう、友さんがね〜…」

兄「ああ、またお前か」

友「お兄さんですか…ちっ!!」

兄「どんだけ嫌われてんだよ俺」

友「いえ、口に蚊が入っただけです、気にしないでください」

兄「そういうあからさまなフォローの方が傷つくわ」

友「…」ニヤッ

兄「確信犯か!!」
23 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 16:37:32.71 ID:r7JM3aQuo
兄「んで、今度は何したんだよ」

友「私は何も悪くない!冤罪だ!」

妹先生「HRの時に大声で叫ぶものだから…」

兄「…何を?」

友「妹への愛を!」

兄「先生、こういうのは言ってわかるもんじゃありません、二三発拳をぶち込んだ方がいいです」

友「武力にモノを言わせるとは…堕ちたものですね、お兄さん」

兄「お前よりましだと自負している」

友「なんだとー!」

委員長「はいはい。とりあえず友は反省しなさい」

友「委員長さんまで…」

兄「HR中に叫ぶこと自体おかしいんだよ、自重しろ」

友「珍しいお兄さんの正論に反論できない…」

兄「珍しい言うな」
24 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 16:59:37.79 ID:r7JM3aQuo
兄「とりあえずこいつのバカはちょっとやそっとじゃ直りませんからね…」

友「なんですと!?」

妹先生「そこには同意せざるを得ないわね…」

友「ちょっと!先生がそんなこと言って良いんですか!?」

兄「だって友だし」

委員長「納得の理由ね」

友「そんなバカな!!」

兄「とりあえずちょっとは自重しろ、後妹は渡さん」

友「愛の形は自由です!お兄さんに制限される覚えはありません!」

兄「ほう…俺とやろうってのか…?」

友「臨むところです!!」

委員長「ちょ、ちょっと…」
25 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 17:35:04.65 ID:r7JM3aQuo
兄「んで、リバースカード二枚セットしてターンエンドな」

友「では私は…」

委員長「遊戯王かよ!!っていうか授業前だって言ってるでしょ!」

兄「何だよ、じゃあヴァイスにするか?」

友「私のクラナドデッキに勝てますかね?」

兄「俺はアデルメインのディスガイアだ」

友「おお!?やりますか!?」

委員長「…私先行くから…」

兄「サファイア&ロザリーの姫コンビなめんな!!!」バッ

友「杏の可愛さを知らぬ貴様は死刑だ!!」バッ
26 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/17(日) 18:32:14.35 ID:r7JM3aQuo
妹先生「とりあえずこの関係ないものは没収します」

兄「ベリルううううう!!!」

友「うわあああああああああん!!」

妹先生「放課後に返してあげるから、ちゃんと授業行きなさい」

兄「(´・ω・)」

友「(・ω・`)」

兄「行くか…」

友「はい…」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 02:05:38.70 ID:gCu4okLDO

デッキ常備の2人って息ピッタリwww
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/18(月) 02:09:43.43 ID:V3J3X1STo
妹先生「門結束結束道場カゲキ影武者シエン師範影武者キザンパルキ道場カゲキ影武者シエン4ドロー4伏せエンド」

友「」

兄「」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 17:32:14.44 ID:lJHu0xSDO
>>28はできない気がする


>>1はヴァイスしているのか・・・
Chaosしてそうだとは思っていたが
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 18:16:19.93 ID:X/lgkNcIO
ヴァイスと聞いて
31 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/18(月) 23:54:52.57 ID:ktx9cBYbo
おはようございます
あんまりに疲れたので今日はずっと寝てました…

というわけで再開しますよ!

>>29
一応カードはあるんですが…
実際に対戦したことはないんですよね〜…
誰かとしたいんですが、相手がいません…

>>30
それだけの場合、アルカナハートのヴァイスを思い浮かべました…
冴姫可愛いですよ冴姫
32 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 00:15:52.33 ID:Z0oBRVeDo
職員室

妹先生「まったくあの二人は…」

先生「んあ?どうした?」

妹先生「これですよこれ」

先生「ああ、ヴァイスと遊戯王じゃねえか、お前のか?」

妹先生「いえ、兄君と友さんのものですよ」

先生「あいつらのか?没収か?」

妹先生「当たり前です…まったく、学校を何だと思ってるのか…」

先生「ちょっとくらいいんじゃねーの?俺も持ってるし」スッ

妹先生「どうして教師がナチュラルにそんなもの持ってるんですか!!」

校長「もちろん私も持ってますよ、ヴァイスシュヴァルツ」

妹先生「…」

先生「おー校長、お前何で作ってんの?」

校長「私はアイドルマスターですよ、閣下をフルに活かそうと思いましてね」

先生「俺は禁書だな〜一方通行かっこいいじゃん?」

校長「ほうほう…では…少し手合わせ願えますかな?」スッ

先生「いいぜ、返り討ちにしてやる」スッ

妹先生「この学校…大丈夫なんですかね…」
33 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 00:40:17.15 ID:Z0oBRVeDo
化学教室

ガラガラ

兄「お前らにオプーn」ピシャッ

ガラガラ

兄「何故閉めたし」

委員長「アホなこと言ってるからよ」

兄「あれ、先生まだ来てないのか?」

委員長「遅いわよね〜空気先生」

兄「これで何度目だよ?結構連続してるよな」

委員長「さすがに職務怠慢じゃないかしら…」

兄「ま、先生がいないなら遊び放題だし、いいけどな」

委員長「あんた…テストはちゃんとあるんだから、勉強しとかないと後悔するわよ?」

兄「わーかってるけどな〜…」

委員長「なんとかしてやる気出しなさいよ」

兄「委員長がネコミミで、兄君!一緒に勉強しようにゃん♪って言ってくれたら考える」

委員長「爆ぜろ」
____

空気先生「あの…皆さん、黒板を…黒板を見てくださいぃー!」

空気先生「(´ ・ω・)」
34 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 01:31:49.99 ID:Z0oBRVeDo
友教室

ガラガラ

友「邪魔するでー」

浪速先生「邪魔するなら帰ってー」

友「あいよー」

ガラガラ

浪速先生「おいこら友!サボんな!」

友「ちっ…ダメか…」

浪速先生「お前ホンマ油断ならん奴やな〜」

友「先生ノリいいから許してくれると思ってました」

浪速先生「ノリは良くても授業はする、ウチはそういう人間や」

友「ていうかいつまでそのエセ関西人のキャラ作ってるんですか?」

浪速先生「これが地やっちゅーに!」

友「でも先生のプロフには出身埼玉って…」

浪速先生「おい!いつウチのプロフ見たんや!?」

友「そりゃ職員室で…」

浪速先生「どうやって見たんや!?ちゃんと保管されてあったやろ!」

友「校長に聞いたら快く…」

浪速先生「プライバシーが時空の彼方や!!ちくしょう!」
35 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 10:57:39.46 ID:Z0oBRVeDo
浪速先生「あ、あらぬ事実を晒されたショックを隠しえないまま、ウチは授業を…」

友「たまには休んだ方がいいと思います!」

浪速先生「五月蠅いわアホ!誰のせいやと思ってんねん!」

妹「と、友ちゃん…早く座らないと授業が…」

友「おお!マイスイートハニー!妹おおお!!」ガバッ

妹「ひゃっ」

兄「その辺にしときなぁ」ガシッ

友「ぬぅ!?貴様は!!」

兄「妹の危機とあれば、呼ばれてなくとも現れる…」

友「毎度毎度邪魔ばかりしおってからに!」ガッ

兄「妹がピンチの時にかけつけられないなら、兄として2流だ、そして妹の状態を全て把握できない兄は3流だ…妹の考えを全て熟知し、それを読みとることが出来る兄こそ一流だ」

友「貴様は自分が一流の兄だと言うのか!?笑わせてくれる!」

兄「試してみるか…この兄の力をおおお!!!」

友「上等だあああああ!!!」

妹(…つまり兄さんは今私がどういう心境で授業を受けていたかなんてお見通しなんですね)

妹(え?ってことはさっき妄想してた兄さんとの新婚生活も筒抜けってことですか!?)

妹(ど、どうしよう…他に妄想してたあんなことやこんなことも兄さんに…)

妹(ああ…ああ!!なんだかわかりませんがこうh(ry)

妹「兄さん!違うんです!私はHじゃないんです!」

兄「お前は何を言っているんだ」
36 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 11:20:52.73 ID:Z0oBRVeDo
浪速先生「オイオイ待てや!兄授業どうしたんや!?」

兄「空気先生がいつまでたっても来ないんで、暇つぶしに抜けだしました」

浪速先生「あれ、おかしいな…空気先生ちゃんと授業行ったで?」

兄「は?でも姿も見えませんでしたよ…?」

浪速先生「あの人影薄いからなあ…」

兄「あの人探すくらいならウォーリー探してる方が簡単ですからね」

浪速先生「そりゃ言い過ぎやろ…いや、あながち間違いでもないか…」

浪速先生「つーか授業中に抜けだすこと自体おかしいやろ!大人しく自習しとけ!」

兄「まあ、それもそうですね」

友「やーい怒られたー!」

浪速先生「お前の一緒じゃボケ!!」

兄「ぷっ」

友「ぬがあああああ!!!その笑い方が一番ムカつくうううう!!!」

妹(あ…でもよくよく考えたらその場合、私が家で何してるかとかも全部お見通しなんですかね?)

妹(ってことは…ってことは…///)

妹(わ、私の一日は兄さんに見られてる…見られてる…うぅ…///)

妹「に、兄さん?いつでも突撃してきていいんですよ…?///」

兄「は?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/19(火) 11:51:37.79 ID:sfzsbryJ0
じゃあ俺が変わりに突撃をば…
38 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 12:31:25.67 ID:Z0oBRVeDo
>>37

兄「もしも妹に何かしたら俺は関節という関節をサブミッションで…決める」

友「そして私は骨という骨をモノの見事に木端微塵にしようぞ」

兄「打撃系など花拳繍腿…サブ ミッションこそ王者の技よ」

友「そんなに言うなら貴様の体で試してやろうかああああ!!」

兄「望むところおおおおおおお!!」
_____

続きません
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/19(火) 12:39:00.29 ID:sfzsbryJ0
フフ…ぬるいな…
俺はっ!!妹の太ももに挟まれただけで死ぬぞおおおおおおおお!!!!!!!
40 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 12:53:33.08 ID:Z0oBRVeDo
>>39

友「許すまじき蛮行…私が見逃すと思うてか…!!」

兄「豪鬼がログインしました」

友「瞬極殺!!!」

39「アッ――――――!!」

友「瞬極殺瞬極殺瞬極殺瞬極殺瞬極(ry」

兄「せっかくだからこの隙に妹とイチャラブしてくるんだぜ」

友「行かせると思っていたのか…?」

兄「ならば貴様を倒してから突破するまで!」

絶対続きません
そしてすいませんm(__)m
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/19(火) 13:12:12.27 ID:sfzsbryJ0
(´・ω・`)

(ω・`)スッ…

(   )

(´・ω)スッ…

 フッ… l!
  |l| i|li ,
 l|!・ω・ :l.
  !i   ;li 
  i!| |i  

42 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 15:07:38.09 ID:Z0oBRVeDo
浪速先生「とりあえず兄は授業に戻りぃや、後、友も座れ」

兄「へーい」

友「ドサクサに紛れて授業をつぶそうと思ったのに…」

兄「お前どんだけ授業嫌いなんだよ」

友「鳥の糞と同じくらい嫌い」

浪速先生「そこまで嫌いって…ウチ結構ショックやで…」

友「あ、先生は可愛いから好きです」

浪速先生「何言ってんねん!!」

兄「お前見境ねえな」

友「可愛い女の人は好きです、綺麗な女性も大好きです、男は消えろ」

兄「お前ガチだな、妹、あんまり近づくなよ」スッ

友「ああー!!さりげなく妹を抱きしめるなー!!」

兄「兄の特権だろう」

妹(私は兄さんに抱かれている…抱かれて…だk(ry)

兄「おいどうした?顔真っ赤だぞ?大丈夫か?」

妹「あ…」

兄「ん?」

妹「あなたと…合体したい…」プシュー

兄「妹が変なこと言って気絶しやがった!!」

友「ホントに!?すぐこっちに渡してください!クンカクンカします!」

兄「世界が反転してもお前にだけは渡さん」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/19(火) 21:41:03.37 ID:Hfo5zVxt0
友よ、どこをクンカクンカするというのか
爽やかなリンスの香りの髪の毛か
甘酸っぱい香りのする腋か
芳醇なチーズの香り漂う股ぐらか
44 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/19(火) 22:49:41.64 ID:Z0oBRVeDo
>>43
友「妹を目の前にして一か所だけなんて我慢できるはずないじゃないですか、ゆえにすべt」

兄「やらせはせんと言ったはずだ」ガシッ
45 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/20(水) 10:37:35.74 ID:8Q5lghMDo
兄「というわけで妹が倒れて保健室に付き合うことになったので、相対的に俺は授業をさぼることになりました」

友「ちょっと待ってください!妹を運ぶのは私の仕事です!」

兄「お前下心しかねえだろうが」

友「愛です!愛があれば何とかなります!」

兄「どうせ授業サボれるって気持ちもあるんだろうが」

友「それ以外に何があるんって言うんですか!」

兄「愛じゃねえのかよ!」

友「愛もあります!」

兄「ついでじゃねえか!」

浪速先生「お前らうっさいから二人で行って来い、もうウチ授業する…」
46 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/20(水) 22:13:25.92 ID:8Q5lghMDo
_____

兄「というわけで二人で付きそうことになったわけだが」

友「い、妹…」ハァハァ

兄「お前妹に指一本でも触れたら口を縫い合わすぞ」

友「口を縫い合わせたところで何も変わらぬ!手や足もフルに使って…!!!」

兄「お前はホントに変態だな」

友「そのセリフは妹に言ってほしかったです」

兄「安心しろ、それだけは絶対にないから」

友「まあそうですねえ…妹は優しいですから」

兄「いや、そういう意味で言ったんじゃないんだが…」

友「妹肌すべすべ〜♪」

兄「おいこら!言ったそばからかよ!」

友「いいじゃないですか〜減るもんじゃなし」

兄「これが野郎なら遠慮なく叩き殺せるんだが…」

友「私を女子として見てるんですか?意外ですね」

兄「中身はおっさんだけどな」
47 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 11:11:06.07 ID:1j1w06aUo
兄「お前は黙ってたらそこそこいい感じなのにな、しゃべると残念だ」

友「わーうれしー」

兄「そうか、よかったな、殴っていいか?」

友「おお!?女の子に手ぇ上げる気ですかぃ!?」

兄「俺は女子供にも容赦はしない」

友「いたいけな少女をいじめて楽しいか!?」

兄「お前の言い方に語弊があるな、中身おっさんの変態女だろ」

友「私は変態じゃありません!淑女です!」

兄「つまり変態淑女だな」

友「これでもいっぱしのレディーとして…」

兄「レディーは妹の匂い嗅ぎまわったり、肌に頬をこすりつけたり舐めまわそうとしたりしねえよ」ガスッ

友「行動が読まれている!?」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/21(木) 14:00:25.96 ID:sYvfPlS9o
ハアハア
49 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 21:45:27.19 ID:1j1w06aUo
友「仕方ありません、ここは一時休戦としましょう」

兄「俺何もしてないだろうが」

友「するつもりじゃなかったんですか?」

兄「阿呆が、俺は兄だぞ」

友「妹に手を出すつもりはないと?」

兄「その通りだ」

友「何故か妹とキスしちゃったことがあるように見えるのは気のせいでしょうか?」

兄「お前は何を言っているんだ」

友「しかも良い感じに女の子の同居人まで増やしてそうだったのですが気のせいでしょうか!?」

兄「気のせいだ」

友「しかもしかも!」

兄「これ以上言ったら色んな意味でやばいからやめろ、前スレネタは引っ張ってくるな」
50 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 22:06:50.08 ID:1j1w06aUo
兄「兄は妹を守護する存在だ、それ以上にも以下にもなれない」

友「お兄さんが言うと説得力に欠けますねえ…ホント」

兄「お前だって男がいるじゃないか。あいつもお前をそんな目で見たりしないだろ?」

友「そりゃ兄貴は特別ですから…」

兄「特別って、なんで?」

友「兄だけど男じゃないって言うか…」

兄「はぁ?」

友「とにかく!兄貴は例外ですよ」

兄「よくわからんなあ」
51 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 22:23:00.75 ID:1j1w06aUo
友「それに…あんまりまともに話せませんし…」

兄「んあ?何でだよ、兄妹じゃないか」

友「ちょっと話にくくて…」

兄「表情でしか会話しないからか?」

友「…」

兄「ん〜…とりあえず、妹を運んでから話聞くことにする」

友「いや、いいですよ」

兄「んな顔されたら嫌でも聞くしかないだろう、とっとと持っていくぞ」

友「ちょっと!別にいいですってば!後妹をモノ扱いするなって言ったのはどこの誰ですか!」

兄「お前意外と女々しいな…過去に縛られるなよ」

友「私は女です!」

兄「良いから行くぞ、拒否権はない」
52 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 22:33:46.81 ID:1j1w06aUo
____

兄「んじゃあ、妹をお願いします」

保険先生「うーっく…あぃ…あいおー」

兄「また酔ってるんですか…」

保険先生「わらひはそういうせんせーだかんなー」

兄「まあ、お願いします」

保険先生「おまかへー」

ガラガラ

友「…私保健室って初めて来たんですが、あの先生で大丈夫なんですか?」

兄「ああ、腕は確かだぞ」

友「それならいいんですが…」

兄「普段はあんなんだが、酔ってない状態の治療はブラッ○ク・ジャックをも越えるって言われてる」

友「ちょっと、隠せてないですよ」

兄「大丈夫だ、問題ない」
53 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 22:49:56.58 ID:1j1w06aUo
兄「んで、なんなんだ?」

友「何の話でしょうか、株の話ならわかりませんよ」

兄「アホか、男のことだ」

友「ですから別にいいですってばー」

兄「ダメだ、いつもアホな顔しかしてないお前があんな顔したら放っておけるか」

友「アホな顔ってなんですか!」

兄「妹のこと考えてみ?」

友「妹…えへへへへへぇ…」エヘラ

兄「その顔だ」

友「バカな!恋する乙女の顔でしょう!」

兄「欲求不満なおっさんの顔だ」

友「ひどすぎる!!」
54 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/21(木) 23:55:33.81 ID:1j1w06aUo
兄「ほら、さっさと吐け、楽になるぞ」

友「うう…」

兄「…親御さんもいるんだろ?」

友「なんで取り調べみたいになってるんですか!!」

兄「お前がしゃべらないからだろ」

友「はぁ…わかりましたよ…」
_____

自販機前ベンチ

兄「よっこいしょういち」

友「うわっ…」

兄「…滑ったか」

友「今本気で言ってたでしょう!ネタじゃないでしょう!」
55 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/22(金) 16:17:15.25 ID:9ibt4nvco
兄「そんなことはどうでもいい、本題だ」

友「ぬぅ…」

兄「お前、男と話せないのか?」

友「そ、そりゃあ…あんなんですし…」

兄「でも、俺は話できるぞ?」

友「他の人も無理ですよ」

兄「どうしてだろうなあ…」

友「お兄さんがよほどの奇人だと言うことで…」

兄「怒るぞ」

友「冗談です」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/23(土) 04:22:50.46 ID:wbGGteZSo
乙した
57 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/23(土) 23:40:32.46 ID:UAD7F9ifo
最近更新できなくてすいません…

今現在体調悪くて頭が働かない状態です…
明日も似たような感じになるかもですが…ネタは考えておきますので!

遅筆で申し訳ありませんが、もうしばしお待ちください…

っていうか男で病弱とかホント誰得…
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/24(日) 02:19:59.96 ID:g0WN1DYDO
最近気温の差が結構激しいから
体調管理しっかりしてお大事に
59 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/24(日) 09:57:37.56 ID:ERYtQlDWo
友「…話ができないって言いますか…あんまり意味がわからないと言いますか…」

兄「ああ、多少は理解できるけど、話しにくいってことか?」

友「まあ…そんなところですね」

兄「ふうん…」

友「これでも昔よりはましなんですけどね」

兄「昔?」

友「ええ、前は表情のパターンもあんまりありませんでしたから…」

兄「そうなのか?」

友「…お兄さんと出会ったくらい…からですかね、色んな顔をするようになったのは」

兄「俺?んなバカな」

友「嘘じゃありません!お兄さんと会ってから毎日が楽しそうなんです!!」

兄「…お前もしかして…嫉妬してるのか?」

友「はぁ!?誰にですか!!」

兄「いや、俺に」
60 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/24(日) 23:27:27.11 ID:ERYtQlDWo
友「何に嫉妬するって言うんですか!妹のことならともかく…」

兄「いや、自分より兄貴と会話出来てるって部分で」

友「そんなこと…」

兄「妹であるお前と一緒に居る時より楽しそうだから、とか」

友「…っ」

兄「お前も意外と可愛いところあるんだな」ニヤニヤ

友「う、うるさいですね!!決めつけないでください!」

兄「へえ〜別の理由があるのか?」

友「あ、あります」

兄「どんな理由?」

友「…え…と…」

兄「んん?」

友「にゃああああああああ!!!!」ガスッガスッ

兄「俺に当たるな!痛い痛い!」
61 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/25(月) 00:06:22.32 ID:YtYWi/Goo
兄「とりあえずお前の言いたいことはわかったから」

友「何もわかってません!」

兄「俺が策を講じといてやるよ」

友「…どういうことですか?」

兄「とりあえず、放課後を期待しとけよ」

友「うぐぐぐぐ…すっごい負けた気分です!」

兄「お前は表情で丸わかりなんだよ」
62 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/25(月) 01:24:17.92 ID:YtYWi/Goo
兄「ほら、とりあえず授業に戻るぞ」

友「ええ〜…」

兄「それとも俺と二人でここでサボるか?」

友「そんな拷問嫌です」

兄「即答かよ、傷つくぜ」

友「嘘吐かないでください」

兄「まあお前が戻らなくても俺は戻るけどな、委員長がうるさい」

友「そういえば、いつもは委員長さんがこういうことは止めますが…今日はどうしたんですか?」

兄「ブレイクダンスしながらトイレ行ってくるって大声で叫んだらすんなりOKしてくれた」

友「やっぱり奇人ですね」

兄「お前も負けず劣らずだろう」
63 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/25(月) 01:59:52.95 ID:YtYWi/Goo
兄「妹もきっとこんなに楽しい妹想いの兄を持って幸せだって思ってくれてるさ」

友「ありまえませんね、どう考えても私の方が妹にふさわしいです、気を置けない友人として…そして…禁断の恋人として!!」

兄「兄は貴様を妹の恋人として認めた覚えはないぞ!」

友「私はお兄さんが妹の兄だって信じたくない気持ちでいっぱいです」

兄「実は俺、姉だったんだ」

友「本当なら私は今すぐ婚姻届を持ってきてパラダイスを形成します」

兄「ホントお前は百合百合だな」

友「もちろん百合百合ですとも、男は死ね」

兄「なんという男女差別!これは罰せられてしかるべきでしょう」

友「聖職者でも裁判関係の人でもないお兄さんに私を罰せられるんですか?」

兄「お前の前でずっと妹の秘蔵写真をちらつかせるが、絶対に取れない状況を作り出す固有結界を発動する」

友「拷問だあああああ!!!!」
64 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/26(火) 00:56:23.83 ID:UBpH68PUo
兄「まあどうでもいいや。戻るぞ」

友「…面倒ですが仕方ありませんね」

兄「そういやお前さっき経済の授業受けてたよな?」

友「ええ、内容はさっぱりですが」

兄「興味あるのか?」

友「妹が居るからに決まってるじゃないですか、何言ってんですかお兄さん、脳みそ湧いてるんですか?」

兄「よく味わえ、これがアイアンクローだ!!!」ギリギリ

友「あああああああ!!!!ギブ!!ギブギブ!!!出ちゃううううう!!脳みそ出ちゃうからああああ!!!」
65 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/26(火) 10:25:59.76 ID:UBpH68PUo
兄「お前はホント人を怒らせるのが好きだな」

友「安心してください、怒らせていい人と悪い人はわかってますから」

兄「…ちなみにどういう人間を怒らせていいんだ?ベスト3は?」

友「お兄さんと、お兄さんと、お兄さんですね」

兄「俺だけかよ!もっと他に怒らせる相手作れよ!」

友「お兄さんは妹にセクハラしまくる魔神として私にうとまれる存在です」

兄「まずその部分から考えを修正させないといかんみたいだな、兄流偏見改善法を試してみることにするか」バキバキ

友「ちょ、ちょっと!それどういう方法ですか!?」

兄「殴って蹴って叩き伏せる」

友「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
66 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/26(火) 10:31:26.51 ID:UBpH68PUo
______

友教室前

兄「…何だかんだでついたな、教室」

友「授業終わったら妹を迎えに行かないと…」

兄「あ、お前別にいいぞ、俺が行くから」

友「いつお兄さんの毒牙にかかるかわからないので私が行きます」

兄「俺が行くって」

友「私が行くしかないでしょう、もっと妹のイベントが欲しいんです」

兄「なんだよイベントって、保健室で何があるんだよ」

友「そりゃあ…保健室って言ったら…ぐへへへ」

兄「おっさんかよ…ダメだダメだ、俺が行く」

友「そうやって悪い奴らは天使の顔して裏で爪をといでるんですよオおお!」

兄「お世辞にも俺の顔は天使に見えないと思うが」

友「ええもうベルゼバブみたいな顔ですから」

兄「ハエかよ!!俺どんだけ不細工なんだよ!」

友「私なら鏡見た瞬間高層ビルから飛び降りますね」

兄「自信なくしてきた…」
67 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/26(火) 17:51:14.54 ID:UBpH68PUo
兄「ほら、もういいから戻れ、多分もう授業終わりだし」

友「もうこの際終了までここにいましょうかね〜」

兄「どんだけ授業嫌なんだよ」

友「そうですねえ…一々エンディング見るためにカルサア丘陵から再びファイアウォールに走るくらいダルイです」

兄「あれもうちょっとなんとかしてほしかったよな、せめて降り立つところにモーゼル砂丘入れて欲しかった」

友「一々ウルザ石窟まで行くのも面倒ですが…それよりファイアウォールの仕掛けを何故全解除してないでしょうかねえ!」

兄「わかるわ!一々また仕掛けやり直さなきゃいけないのホントだるいよなあ!!!」

友「何で帰りにバーニィいるのに行きはいないんですかあああああ!!!!!」

浪速先生「お前らぁ!!さっきからうるさいねん!!ってか!そのネタわかる奴多分少ないから!!」
68 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/26(火) 19:56:24.29 ID:UBpH68PUo
友「おっと先生、居たんですか」

浪速先生「おったも何も授業中や!タダでさえさっきお前らのせいで授業時間減ったのに…」

キーンコーン

兄「あ、終わった」

浪速先生「あああああああ!!!今日もまたノルマ達成できんかったあああああ!!!」

友「やったあああああ!!休み時間だあああああ!!!!」

兄「あ、俺委員長のところ行ってねえや、やべえ…」
69 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/27(水) 10:48:09.41 ID:cv6JDR2/o
友「どうしてやばいんですか?」

兄「ああ、一応トイレ行くって言ったわけだし、戻った方がよかったかなって」

友「委員長さん嘘だって気付いてるんじゃないですかね〜」

兄「まあそれにしても、な」

友「変なところだけはきっちりしてるんですね〜」

兄「まあきっちりってほどでもないが…あ」

友「どうしたんですか?委員長さんですか?」

兄「妹迎えに行かないと」

友「委員長さんの話はどうしたんですか!」

兄「妹と委員長どっちが大事だって思ってるんだ!」

友「もちろん妹です!」

兄「OK!わかってるな!んじゃ行く…ぞ…ぉ…」

委員長「…」ゴゴゴゴ

兄「ヒィッ!?」

友「鬼じゃ!鬼がおるぞ!」

委員長「兄?アンタマタサボッタノ?」

兄「いえ、あの、すいません、あ!いや!妹が!妹がネ!ぶっ倒れたから保健室にネ!」

委員長「ソウ?ソレハイイコトネ?」

兄「あの…委員長さん?なんで怒ってんの?」

委員長「何故カシラネ?私ニモワカラナイワ?」

兄「やばい!オメガ・ルガールより怖い!!何でこんなに怒ってんのこの人!?」

友「…」ソソクサ

兄「何でお前逃げようとしてんの!?」

兄「あれか!俺がこないだ内緒で胸部パルミラ平原とか言ったこと根に持ってるのか!?あ!ちょっと待って!ハサミはやばい!ハサミはぁあああっ!!!!」
70 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 01:47:13.12 ID:z2sYi0dXo
保健室

友「というわけでお兄さんを置いて迎えに来たよ〜妹〜♪」

妹「すー…」

友「寝てるの〜?」

妹「すー…」

友「…やるなら今っきゃねえ!!いざゆかん!萌えと百合の世界へ!」

保険先生「はいそれアウト〜」ガシッ

友「ほあーっ…」ブラーン

保険先生「ん〜…妹ちゃんの御迎え?」

友「その通りです…」
71 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 02:08:11.22 ID:z2sYi0dXo
保険先生「まあ興奮しすぎて倒れただけみたいだし〜…もうすぐ起きるんじゃないかな〜…っく…」

友「妹って妄想癖激しいですからね」

保険先生「ん〜っく…そうみたいね〜…この子きっと大物の妄想族になるわ〜」

友「妄想族ってなんですか!?」

保険先生「あなたや妹さんみたいな感じの人かなあ…」

友「私も!?」

保険先生「未来永劫のパッシブスキル:妄想、そして称号は、妄想族、大妄想族、超妄想族、妄想神」

友「何のゲームですか!?」

保険先生「ちなみに妄想神の称号を持つ者はこの学校に…一人しかいないわ」

友「ちなみにどなたですか?」

保険先生「ぷらいばし〜にかけて言えません」
72 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 05:55:03.85 ID:z2sYi0dXo
妹「んん…」

友「お?妹起きた?」

妹「あれ、友ちゃん…?」

友「寝起きの妹激写ああああああ!!」パシャパシャパシャ

妹「ひゃっ…」

友「イイ!良いよ!可愛いよ妹!出来ればそのままちょっと制服を緩めて肩までずらして…!!!」

兄「かろうじて生存した兄が妹を援護防御」スッ

妹「あ、兄さん」

友「くぅ!まだ生きていたのか…!!」

兄「勝手に殺すな、死にかけたけど」
73 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 06:48:27.50 ID:z2sYi0dXo
兄「妹、大丈夫か?」

妹「あ、はい」

兄「ん、ならよかった」

友「永遠に委員長に追いかけられていればよかったのに…」

兄「んなもんごめんだ。俺がどんだけ命からがらで逃げてきたと思ってんだ」

友「というか、あの状況からよく逃げ出せましたね?」

兄「ああ、危うくハサミでいろんな部分を切り取られるところだった」

妹「…兄さん委員長さんに何したんですか…?」

兄「ああ、ちょっとな…」
74 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 06:57:21.20 ID:z2sYi0dXo
兄「んじゃ、妹も起きたみたいだし、次の授業行こうぜ」

友「うへぇ…」

兄「先生、ありがとうございました」

保険先生「私はなぁんにもしてないけどね〜っく」

兄「ほら、行くぞ?立てるか?」

妹「あ…大丈夫です」

友「…なんでお兄さんと妹が良い感じになってるんですか?」

兄「俺は自他共に認めるシスコンだからな」

友「ちくしょう!ちくしょう!私ももっと妹とベタベタしたい!いやぬるぬるしたい!!」

兄「欲望に忠実すぎてドン引きだわ」
75 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 16:28:11.84 ID:z2sYi0dXo
友「あ、ちなみにここで言うぬるぬるとは」

兄「黙れこの万年発情期が」

友「私が見境ないように言わないでもらえます?私が発情してるのは妹だけですから」

兄「ドヤ顔うぜえ…ってか、言われた方もすっげえ複雑な気分だぞ」

妹「え…えっと…」

友「そんなバカな!妹はきっと私の気持ちを受け入れてくれるはず!」

妹「ええと…今は…ごめんなさい」

友「っ―――――!!!」

兄「残念だったな」

友「今はってことは受け入れOKの可能性もあるってこと!?うはwwwwwみなぎってきたwwwwwwww」

兄「なんなんだこいつは…」
76 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 18:24:53.26 ID:z2sYi0dXo
兄「ほら、もうチャイム鳴るぞ?」

妹「あ、そうですね」

友「本来は私が妹といちゃつく時間になる予定だったのに…ちっ!!」

兄「俺がさせると思うてか」

妹「兄さん、次は何の授業なんですか?」

兄「俺か?俺は…現代文だな」

友「私は妹と一緒に二時間美術だもんね!いーだろーいーだろー!」

兄「…俺は美術は苦手だ」

友「私得意だもーん!」

兄「…絵が描けたところで金にはならぬ!」

友「何〜?嫉妬?嫉妬ですかぁ?」

兄「うぜぇ…とりあえず行くぞ!」

妹「あ、兄さん。またあとでです〜」

友「せいぜい私と妹がいちゃついてるところを想像してもがき続けるがいい!ふはははははー!」
77 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/28(木) 18:42:36.14 ID:z2sYi0dXo
はい、というわけで、さすがに一旦キャラ紹介に移ります

今回からは、兄、妹、友、男の娘、委員長の時間割を設定いたしまして、各授業の担当教諭もすべて決定いたしました
教師の紹介で、担当授業を紹介します!

委員長
私立高校の三年生
今回は暴走モードを引っ提げてのご登場
そしてにゃんこ先生は委員長の元から引退されました
しかし、後で驚くべき登場するのでこうご期待と言うことで…
兄に対してはもうすでに色々諦めていて、フラグが立つ気配はない
ただ、好意は衰えてはおらず、何かにかけて世話を焼く
まな板、眼鏡、アホ毛

先生
私立高校の教諭
前回と同じくロリ巨乳の先生
口が悪く、学校にゲームやカードを持ってくる問題児…児?
まあただその辺は校長も似たようなものなので問題なし
兄とはゲームを貸し借りしたり、対戦したりする程度の仲
担当授業は現代文、現代文演習、文学、創作
ロリ巨乳、男ことば、ギャップ萌え?

妹先生
私立高校の教諭
先生の妹だから妹先生、なんてあんちょk(ry
かなりまともな人で、ぶち抜けた教師陣の中での良心
ただ、ヒートアップすると、授業中でも構わず兄と古典議論を繰り広げてしまう
チェスやパズルなどの、頭を使うゲームが好き
担当授業は古典、古典演習、古典購読、民俗学
ひんぬー、姉、教師
78 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 02:46:44.46 ID:+zmYVzm9o
空気先生
私立高校の教諭
超絶空気、半径1m以内に入っても感知されない残念な男の先生
一応まともな先生第二号
まともに授業しようとしているが、周りに認知されないため、毎回授業をさぼっていると勘違いされている
授業の腕は確かで、かなりわかりやすい
ただ、授業を聞く人がいないので、しょんぼりしながら毎回黒板に板書だけ書いている
詳しい説明なども話しているが、聞ける人はほぼ0
担当授業は数学、化学、物理、生物

浪速先生
私立高校の教諭
最初はこれと言って特徴のなかった先生だったが、空気先生を見て自分も空気になるかもしれないと危惧した結果、ぶっとんだ教師陣に対抗するため、関西弁でしゃべり始めたそこそこまともな人第三号。ちなみにわかりにくいが女の先生
空気にこそならなかったもののかなりのいじられキャラ&苦労人
周りに付いて行くために必死にがんばってます
担当授業は経済、電卓
容姿についてはまだ未設定
79 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 05:26:34.10 ID:+zmYVzm9o
保険先生
私立高校の養護教諭…でいいのかな?
常に酒を所持しており、酔っ払っている
よく見る酔っ払いお姉さんですはい
治療の腕は確かで、酔ってない時の治療はブラッ○ク・ジャックをもしのぐとも言われている
担当授業は保険
容姿はまだ未設定です…

校長
私立高校の校長先生
見た目はまともでも中身はそうでもない人
良い感じに歳をとった爺さんだが、中身はまだまだ若い
教室にWiiや箱○を持ってきて生徒と一緒にプレイするくらい
そして毎度教頭に怒られる
担当授業はなし…だが空気先生の代わりにたまに授業をしたりするかも…
80 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 13:30:49.32 ID:+zmYVzm9o
4限 兄教室 経済

兄「…腹減ったな…」

委員長「私もよ…」

兄「委員長がか?珍しいな」

委員長「あんたが私に余計な体力使わせるからでしょ…」

兄「あれは委員長が勝手に追いかけて来たんじゃないか」

委員長「あ、あんたが授業サボるのが悪いのよ」

兄「とはいえあそこまで怒ることじゃないだろ?なんであんな怒ってたんだ?」

委員長「…わかんないわよ」

兄「はぁ?なんで?」

委員長「わからないのはわからないの、ほら、授業ちゃんと聞きなさい」

兄「そんなんで俺は殺されかけたのか…」
81 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 15:26:44.11 ID:+zmYVzm9o
男の娘「(。・・)σ」ツンツン

兄「ん?どうした?」

男の娘「(´・ω・`)」

兄「…黒板見えないのか?」

男の娘「(*¨)(*..)(*¨)(*..)」

兄「えーっと…」

兄「これだ」スッ

男の娘「(゚∇゚*)」

兄「おう」

委員長「あんたらホント会話成立するのが信じられないわ…」

兄「今のはまだわかるだろ。理解しようとする気持ちの差だ」

委員長「あんた微妙に恥ずかしいこと平気で言うわね…」
82 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 16:08:39.28 ID:+zmYVzm9o
浪速先生「兄ー、さっきからお前しゃべってばっかりやぞー」

兄「すいません先生、男Bが性欲が止まらないって言ってたので…」

男B「ええ!?俺そんなこと言ってねえ!」

浪速先生「…何気に危険人物やったんやな…成績ええのに…」

男B「先生!僕大丈夫です!人畜無害ですから!女子もそんなに引かないで!?」

兄「ああ、女子は安心していいと思う、こいつ男専門だし」

男B「えええええええええええええ!?」

男B「ちょっとぉ!女の人もOKだよ!?」

兄「両刀だそうです」

男B「うわああああああああああ!!!違う!!違うよお!!!」

浪速先生「ま、まあ…人の趣味は責める…ことはでけへんしな…うん…」

女A「見境ないってこのことなのね…」

男B「兄いぃぃ!何言ってくれんのおお!?」

兄「大丈夫、そんなお前にもバラ色の未来が待ってるさ」b

男B「思いっきり土色の未来しか見えないよおお!!!」
83 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/29(金) 16:33:53.52 ID:+zmYVzm9o
兄「よし、なんとか事なきを得たな」

委員長「いたいけな男子生徒一名の犠牲によってね」

兄「正直ここまでする必要なかったな」

委員長「反省しなさい」

兄「後悔はしていない」

委員長「反 省 し な さ い」

兄「すいませんでした」
84 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/30(土) 12:22:29.73 ID:S79zqkGjo
4限 友教室 現代文

先生「んじゃ…ここの心情を…智」

友「先生、私は男の娘じゃありません」

先生「一々細かいことに突っ込むな、ほら答えろ」

友「…人の心は移ろいやすいものです」

先生「…で?」

友「ですから、この時の心情と今の心情は違うかもしれません!」

先生「この時の心情を聞いてんだよ!!」
85 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/30(土) 12:54:02.15 ID:S79zqkGjo
友「なんだ〜…そうならそうと早く言ってくださいよ〜」

先生「誰もそんなこと考えねえよ」

友「そんなの簡単ですよ」

先生「ほう、じゃあ答えてみろ」

友「わかりません!!」

先生「お前もう廊下立ってろ」

妹「友ちゃん…」

友「ありがとう妹、でも大丈夫、私負けないから!」

先生「いや、どう見ても呆れてんだろ、その目」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2011/07/30(土) 13:02:03.62 ID:tk/qTvNa0
るい智か
87 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/30(土) 18:44:59.73 ID:S79zqkGjo
>>86
大正解です!
良いですよね、るい智
FDに手が出ません…お金が…





兄<俺は智×花鶏派だぞ!

友<OK、茜子さん可愛い
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/30(土) 23:09:24.76 ID:CxxCC+LJ0
委員長さんの断崖絶壁ぺろぺろ
89 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:12:18.91 ID:Hol6+Avxo
昼休み

兄「ふー…飯食いに行こうぜ」

男の娘「(≧▽≦)ノ」

委員長「あんたって料理好きなのにお弁当は作らないのね」

兄「ま、学校くらい学食をってな」

委員長「朝起きられないとかじゃないでしょうね?」

兄「ソンナコトナイゼ?」

委員長「なるほどね…」

妹「あ、兄さ〜ん!」

兄「オーマイシスター!」

友「妹あるところに我あり、友、参上」

兄「来んな」
90 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:16:11.49 ID:Hol6+Avxo
食堂

兄「あ〜午前中だけでも無駄に疲れた気がする、誰かさんに追いかけ回されるし」

委員長「あれはあんたが悪いんでしょ、自業自得よ」

男の娘「(゜Д゜)ウマー」

兄「あ、そうだ」

委員長「なによ」

兄「今日帰りに、ちょっと寄りたいところあるんだが、いいか?」

委員長「ん、とはいえ私はすぐに別れるんだけどね」

男の娘「(≧ω≦)b」

友「えー…めんどくさ…」

妹「私はもちろん兄さんと一緒ですよ♪」

友「お供させてください、お兄様」
91 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:23:44.52 ID:Hol6+Avxo
兄「んじゃ、全員参加な」

委員長「それはいいとして…どこ行くのよ?」

兄「ああ、ちょっと文房具屋にな」

友「珍しいですね、あれですか?プラモ用のマーカーとかですか?」

兄「違うっつーの」

友「は!!もしかして、妹日記のページがなくなったんですか!?それは一大事だ!」

委員長「あんたそんなのつけてたの?」

兄「んなもん書いてねえよ」

委員長「そうよね、さすが兄でも…」

兄「妹データベースならあるけどな」

委員長「…ちなみに中身は?」

兄「妹のデータが詰まってる、後写真とか、今日の寝起きの写真も撮っておいたぞ」

委員長「うわ…」

妹「ええ!?」

友「はぁ…はぁ…おいくら!?ねえいくらで売ってくれるの!?1億までなら出すから!!」
92 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:29:36.93 ID:Hol6+Avxo
妹(つ、つまり…私の体重から何から全部兄さんにはばれてしまっているということですか!?)

妹(てことはこの間の身体測定も…うぅ…)

妹(こんな隅から隅まで兄さんに見られて…見られて…)

妹「あうぅ…///」

兄「恥ずかしがる妹も可愛いなあ!」ナデナデ

友「かぁいいなあ!!」ナデナデ

兄「まあデータベースは冗談なんだけどな」

友「ぬおおおおおおおおお!!!!返せ!!私の情熱と期待を返せええええええ!!!!!!」ガクガク

委員長「まあさすがにそこまで行ったらね…」

妹「じょ、冗談だったんですか…」

兄「む、何故残念そうなんだマイシスター…」
93 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:34:06.41 ID:Hol6+Avxo
妹「に、兄さんになら見られてもいいかな…って…」

兄「い、妹…」

妹「兄さん!私!」

兄「もういいよ妹、わかったから…」ギュッ

妹「兄さん…」
_____

妹「ここまで妄想してましたのに…」

兄「お兄ちゃんたまに妹のことがわからなくなるよ」

友「よし、その兄を友に置き変えてみようか!」

兄「お前じゃ役不足だ」

友「お褒めにあずかり光栄です」

兄「妹が役不足だ」

友「けなされていた!!」
94 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:37:18.83 ID:Hol6+Avxo
兄「ただ、今日の寝起きの写真は撮った」

友「!?」

兄「開始、2,000…」

友「買ったああああ!!!!」

兄「ドル」

友「なん…だと…」

委員長「あんたら…どうでもいいことしてないで、昼ごはん食べなさい、時間なくなるわよ?」

友「あああああ!!私のうどんが汁を吸い過ぎて良い感じにぶよぶよに!」

友「あ、これもしかして、もうちょっと汁を吸わせて柔らかくすればおっぱいの感触になるんじゃ…」

兄「もうこいつはダメだ」
95 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/07/31(日) 10:44:22.67 ID:Hol6+Avxo
委員長「手の施しようがないわね…」

男の娘「m(__)m」

兄「お前が謝る必要ないって、こいつが異常なだけだ」

友「失敬な!」

妹「友ちゃん、私もどうかと思う」

兄「妹ですら呆れるレベルなんだ、自重を…」

妹「今の段階で十分おっぱいだよ」

兄「てめええええ!!!!妹に何吹きこみやがった!?あぁ!?」ガクガク

友「わわわわわ私じゃないですよおおおおおお!うっ…気持ち悪…」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/31(日) 18:53:30.18 ID:kkKi4RYI0
oh...
97 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 05:12:37.05 ID:kV6pkJG4o
兄「妹は!妹は純粋無垢なんだ!こんな大勢の居る前でおっぱいなんて言うはずがない!お前の影響をだなあああ!!!?」ガクガクガク

委員長「ちょ、ちょっと兄!」

友「うっぷ…」

友「リバースしそう…です…」

兄「え?」

兄「ちょ、ごめん!マジごめん!あ、ちょっと待って!アッ―――――――!!」

――――見せられないよ!!―――――

妹「というわけで兄さんと友さんは緊急搬送されました♪」

男の娘「┐( -"-)┌」

委員長「自業自得ね」
98 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 05:29:47.87 ID:kV6pkJG4o
6限 友授業 体育

友「さて!今日も体育がんばろうか!」

妹「と、友ちゃん?もう大丈夫なの?」

友「なにが?」

妹「だってお昼…」

友「ああ、妹の体操服姿みてたら治ったよ!」

妹「そ、そうなんだ…」

友「まあお兄さんの方が重傷かもね!いい君だけど…」

妹「兄さん私のことになると暴走しちゃうから…」

友「ま、気持ちは分からないでもないかな〜妹可愛いし〜」

妹「そんな…友ちゃんの方が可愛いよ〜///」

友「そうやって照れる妹が一番可愛いよぉおおおお!!!」
99 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 05:43:21.41 ID:kV6pkJG4o
妹「そういえば、兄さんも授業戻ってたの?」

友「わかんないけど…私が起きた時にはもういなかったよ?」

妹「そうなんだ、無事でよかったよ〜」

友「まあ無事も何も怪我はなかったわけだしね〜」

侍先生「妹殿ー!次は妹殿だぞ」

妹「あ、はーい!」

友「がんばってね〜50m〜」

妹「うん!行ってくるね〜!」

友(お兄さん…何するつもりなんだろうなあ…今日皆誘ってたけど…)

友(っと…今はどうでもいいや!妹に集中集中…)

友「妹メモリー回路フル稼働、これより映像の保存に適した状態に移行します」ピーピピピー

女子A「!?」ビクゥ
100 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 05:53:57.05 ID:kV6pkJG4o
侍先生「位置に付いて!よーい…」

バン!!

妹「…っ!」ダッ

友(ううむ…妹髪長いなあ…私も人のこと言えないけど)

妹「はぁ…!はぁ…!」

友(やばい!なんか妹がはぁはぁ言ってる!興奮して来た!)ハァハァ

妹「ん…ぅぅ!」

友(必死な表情の妹可愛い…って、さすがに胸は揺れないか…)

妹「ひぇぼっ!」ドテッ

友(あ、こけた)
101 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 06:05:40.75 ID:kV6pkJG4o
妹「ううん…またタイム延びちゃった…」

友「ほら、こっち向いて、ほっぺに泥付いてるから」

妹「んうぅ…」フキフキ

友「ん、OK…痛くない?」

妹「うん、大丈夫」

友「よかった、可愛い顔に傷が残ったら大変だから…あ、一応水で洗おうか」

妹「毎回ごめんね?」

友「いいよ、私はこうして妹と一緒に居られるだけで幸せだから〜♪」
102 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 06:38:43.51 ID:kV6pkJG4o
友「それじゃあじっとしてね?」シュッシュッ

妹「あぅっ…」

友「しみる?」ポンポン

妹「友ちゃんいつもこんなの持ってるの?」

友「うん、妹が傷つかないようにって!」

妹「えへへ…ありがと♪」

友「ああん!ホント可愛い!!」ギューッ

妹「だ、ダメだよ友ちゃん…皆見てるよ…」

侍先生「他人の怪我の心配も良いが、自分のことも怠るんじゃないぞ?次は友殿の番だ」

友「あ、はーい」

妹「友ちゃん、がんばってね?」

友「まっかせて〜」
103 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 07:37:58.47 ID:kV6pkJG4o
______

友「ふう…こんなもんかな」

妹「友ちゃん速いね〜」

友「ま、動くのは得意だからね〜」

妹「私は運動ダメだなあ…」

友「でも勉強は私より出来るし、大丈夫!」

妹「あはは…」

友「ほらほら!妹の治療の続き!」

妹「ええ!?もうこれで大丈夫だよ?」

友「まだまだ!服の下は見てないんだから!隅々まで見ないとお!!」

妹「そ、それはさすがに勘弁してほしいかな…」
104 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/01(月) 07:41:39.85 ID:kV6pkJG4o
6限 兄教室 古典講読

兄「うぉぁあ…」

妹先生「あ、兄君…どうかしたんですか?」

兄「病み上がりです…」

妹先生「そういえば保健室に行っていたんでしたっけ?」

兄「ものすごいとばっちりを食らった気分です…」

妹先生「体調悪いなら無理はしないでくださいね?」

兄「体調が悪いってわけじゃないんで一応大丈夫ですが、メンタル面では虫の息です」
105 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/03(水) 07:37:10.89 ID:tql5UnfCo
妹先生「ふむ…わかりました、苦しかったらまた保健室に行ってくださいね」

兄「…もう行きたくない…」ボソッ

妹先生「どうかしましたか?」

兄「いえ、なんでもないです」

妹先生「はい、ではこの間の続きで…呪いを知らせた犬でしたね」

妹先生「この話には、日本史でも古典世界でも有名な、藤原道長と、陰陽師の安倍清明が登場します」

妹先生「そしてこの物語が収められている書物が、有名な『栄花物語』なのです」

兄「栄花物語かあ…」

委員長「何よ?あまり嬉しそうじゃないわね」

兄「道長の為に書かれた本だからなあ…色々捏造とかあるっぽい」

委員長「ふぅん…」
106 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/04(木) 12:55:50.86 ID:Rzk8R5Wno
妹先生「兄君の言うとおり、確かにこの本はそう言う部分もあります」

妹先生「史実としての資料の価値はあまりありません」

妹先生「ですが、この作品は、女性による女性のための歴史物語として有名なのです」

兄「へえ…知らなかったな…」

妹先生「あと、大鏡や今鏡、水鏡に増鏡といった、一連の『鏡物』を生み出す原点になったともいわれています」

妹先生「だから、食わず嫌いしないように、ね?」

兄「意外な一面を知りましたね」
107 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/05(金) 00:06:59.56 ID:yrCx1+iDo
妹先生「さて、それでは…」

兄「帰ったら調べるか…」チョンチョン

委員長「ねえ、あんた帰りに文房具屋寄るとか言ってたけど…」

兄「ああ、それがどうした?」

委員長「何するつもり?別に皆で行くところじゃないでしょ?」

兄「ん、あー…」

委員長「あんたのことだから、多分理由があると思うけど…」

兄「まあ…行けば分かるって」

委員長「変なこと考えてないでしょうね…」

兄「文房具屋で何変なことが出来るんだよ…」

妹先生「はーい、兄君、さっきのところ現代語訳してみてくれますか?」

兄「へ?あ…」

妹先生「今日は兄君らしくありませんね、いつも以上に授業に身が入ってませんし…」フゥ

兄「あ〜…すいません」

妹先生「なんか味気ないなぁ…」ボソッ

兄「へ?何か言いました?」「

妹先生「いえ、何でもありません、続けますよ」

兄「??」
108 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/05(金) 18:00:38.39 ID:yrCx1+iDo
兄「はぁ…」

委員長「…ったわね」

兄「へ?なんだ?」

委員長「だ、だから…悪かったわね、私のせいで…」

兄「ああ、なんだそんなことか。別にいいのに」

委員長「でも私のせいだし…」

兄「どうしたんだ?いきなりお前らしくもない…」

委員長「私らしくないってどういうことよ」

兄「いや、お前が素直に謝るなんてって」

委員長「悪いことしたと思ったらちゃんと謝るわよ」

兄「いつも謝らないのは悪いことしたと思ってないのか」

委員長「それはあんたがいつも悪いからでしょ!」

妹先生「二人とも…?」ピキピキ
109 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/05(金) 23:52:42.22 ID:yrCx1+iDo
ここ最近更新が滞っており申し訳ありません…

今現在居酒屋のバイトをやめ
工場で働いてます

休みは日曜のみで
一応朝から夕方までずっと仕事なので
更新が遅くなっております…
日曜日に一気に更新したいと思ってますので
どうかご容赦ください…

って毎度言ってますよね…すいませんm(__)m
110 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/06(土) 12:38:44.85 ID:OgCSXPIAo
先生「うーい、SHR始めるぞー…」

妹先生「あ、姉さん」

先生「何でお前ここにいるんだよ」

妹先生「言うことを聞かない生徒にお叱りをと…」

先生「んあ?」クルッ

兄「目と目が合う〜しゅん〜か〜ん」

先生「死ね」

兄「ひどいですね、アヴァロン先生」

先生「兄、屋上」

兄「ついに先生ルートのフラグが!!」

先生「ねーよ、ギャルゲーやってろ」

委員長「あんた何でそんなに元気なのよ…」

先生「つか、こいつらか?珍しいな」

妹先生「ええ、ちょっと授業中に大声で叫び出したものですから…」
111 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 10:12:41.88 ID:YzcLyLDho
先生「でもまあ…もういいだろ、お前も向こうのSHR行かなきゃ間に合わねえぞ」

妹先生「そうですね…では、今後気をつけるように!」

兄「わかりました、委員長にそう言っておきます」

委員長「あんたも同罪でしょ!?」

妹先生「はぁ…あ、兄君」

兄「なんですか?」

妹先生「カード、預かってるから取りに来てくださいね」

兄「あー、わかりました」

先生「そうだ兄、どうせだから後でちょっとひと勝負しないか?」

兄「ううん…今日はダメです、用事がありますので」

先生「一回だけだからよ〜」

兄「そう言って、勝つまでやめないじゃないですか…手を抜いたら怒るし…」ハァ

先生「うるせぇ!」

委員長「これって先生と生徒の会話じゃないと思います…」

妹先生「同感ね…」ハァ
112 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 15:43:19.99 ID:YzcLyLDho
友教室 SHR

妹先生「はい、少し遅れましたがSHR始めますよ」

友「妹先生が遅れるなんて珍しいですね」

妹先生「少し手のかかる子がいまして…」

友「もしかしてお兄さんだったりして…」

妹先生「はい、兄君ですね」

妹「ええ!?兄さんがですか?何をしたんですか?」

妹先生「少々授業中に…ね」

妹「な、何をしたんですか?ナニをしたんデスカ!?」

妹先生「あんまり口外することじゃありませんので…」

妹「に、兄さん…授業中にだなんて…難易度高すぎますよ…///」

友「妹?おーい妹〜」

妹先生「まさか委員長さんまで一緒になって…」

妹「委員長さんまで!?」

友「妹って私以上に暴走することあるよね」

妹「兄さん…言ってあげたら私も手伝うのはやぶさかではありませんのに…///」

妹先生「では、明日の連絡事項ですが…」
113 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 15:44:07.17 ID:YzcLyLDho
妹「〜言ってあげたら」×

妹「〜言ってくれたら」○

です…
補正お願いします!
114 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 16:23:19.73 ID:YzcLyLDho
妹先生「というわけなので、明日、忘れずにお願いしますね」

妹先生「ではこれでSHRを終わります、気をつけて帰ってくださいね」

妹「兄さん…ふへへ…///」

友「最後まで妹ガン無視だったなあ…先生…」

妹先生「あ、友さん」

友「なんですか?」

妹先生「没収していたカードを返しますので、後で職員室に来てくださいね」

友「あ、わかりました」

妹「ん…友ちゃんカードなんか持ってきてたの?」

友「うん、お兄さんもね…」

妹「言ってくれたら私も相手するのに〜」スッ

友「妹も!?」
115 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 19:15:50.38 ID:YzcLyLDho
職員室

妹先生「では、今後こういうことはないように」

兄「善処します」

友「善処します」

妹先生「そうやって言う人ほど、やる気がないってよく聞くけどね?」

先生「まあ教師陣がこれだし、仕方ねえだろ」

妹先生「そのダメ教師陣の中の姉さんが言わないでください!」

先生「あーにー、対戦しようぜ〜?」

兄「ですから、今日は寄るところがあるんで無理ですって」

先生「兄のくせに生意気だぜ」

兄「知ってます?〜のくせにって差別用語なんですよ?」

先生「知ってて使ってんだよ」

友「お兄さんのくせにお兄さんのくせにお兄さんのくせに!」

兄「ぶっ潰すぞ…」
116 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 21:40:06.00 ID:YzcLyLDho
友「いたひ…」ヒリヒリ

兄「とにかく今日は無理です、明日してあげますから、ね?」ナデナデ

先生「頭撫でんじゃねえ!」

兄「ね?」ナデナデ

先生「喉を撫でるんじゃねえ!!」

兄「とりあえず、そろそろ俺らは行きますんで」

先生「あっ…」

妹先生「ふふ…姉さん?口で言ってても効果は抜群だったみたいですね?」

先生「うっせえ」

兄「それじゃあ先生、妹先生、また明日」

友「失礼しましたー」

先生「明日はちゃんと対戦しろよなー」

妹先生「はい、気をつけて帰ってくださいね」
117 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/07(日) 22:23:04.05 ID:YzcLyLDho
兄「待たせたな」

男の娘「(-ω-ゞ」

委員長「ん」

妹「兄さん、大丈夫でした?」

兄「ああ、先生に絡まれたけど、あやしてきた」

委員長「あやして…?」

友「妹〜!!12分24秒も会えなくて寂しかったよ〜!」ギュッ

兄「お前家じゃどうしてんだよ…」

友「そりゃもう妹のことばっかり考えながら…」

兄「こんなバカほっといて行くぞ」グイッ

妹「あっ兄さん、そんな引っ張らないで〜」

友「ちょっ!私が先に手をとったのに!」

委員長「ホント、妹ちゃんが一番迷惑でしょうね」

男の娘「”(*>ω<)o"」

委員長「何?どしたの?」

男の娘「(・・*))((*・・)」←実はすごい羨ましい
118 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/09(火) 06:07:09.70 ID:tA4Mb3y0o
文房具屋道中

兄「こうやって歩いてるとPTみたいだな」

委員長「相変わらずのゲーム脳ね」

兄「いいじゃないか、想像するのも面白いぞ」

委員長「あんたの場合妄想じゃないの?」

妹(私の妄想はばれてないはず…です…)

兄「たとえば…そうだな…男はヒーラーっぽい」

妹「兄さん!ヒーラーといえばやっぱりヒロインの役目ですよね!是非私に!私にいいい!!」

男の娘「(*・・*)」

兄「いやこれ想像の話だから」

友「お兄さんは盗賊ですね、黒いし」

兄「いや盗賊はお前だろ、すばしっこいサルみたいだし」

友「誰がサルですか誰が!!」
119 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/09(火) 07:18:10.48 ID:tA4Mb3y0o
兄「委員長にはまな板ブレードを装備させたいな」

委員長「死にたいの?」

兄「妹は…そうだな…」

妹「ドキドキ」

兄「なんかフェアリーとかそんな感じがする」

妹「兄さん!職業じゃないですそれ!」

友「でも妹はそんな感じするね、ちっちゃくて可愛いし」

兄「ああ、可愛いしな」

妹「そんな…可愛いなんて…///」モジモジ

友「あっは!もう無理限界!私がお持ち帰りぃ!」ガバッ

兄「ふん!」ゴスッ

友「あ”ぁぁぁぁ!?」

兄「レベル1からやり直すがいい」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/09(火) 13:53:58.90 ID:eouXcBBu0
友のイラストを起こしてくれる絵師を激しく所望
121 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/09(火) 19:32:28.65 ID:tA4Mb3y0o
>>120
一応友人に依頼したんですが…
本人が微妙な感じだって言ってたんで、うpできるかはわからないですね…
ですが、その友人的なイメージでは、魅音っぽい感じだったらしいです

許可が取れたらうp出来ます!
…スキャナが死んでなければ…
122 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/09(火) 23:39:10.93 ID:tA4Mb3y0o
文房具店

兄「そんなこんなで着いたな」

友「意外と早かったですね」

兄「さて、じゃあ俺は…」

妹「何見るんですか?」

兄「んあー…B5ノート」

委員長「またピンポイントね」

兄「何を言う、ノートにおいてこのB5ノートってのはノートの頂点に君臨する…」スッ

委員長「それA4よ」
123 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/09(火) 23:55:08.56 ID:tA4Mb3y0o
兄「こうやってシャーペンの種類見てると色んなのあるって実感できるよな」

委員長「そうね、機能性とか…持ちやすさとか…」

兄「このプニュプニュのやついいよな」

委員長「ああ〜けどそれゲルがずれたらとたんに気持ち悪くなるのよね」

妹「あ、友ちゃん、それは?」

友「これね、ロケット鉛筆」

妹「あ〜聞いたことあるなあ…使ってるの見たことないけど」

友「なんでロケットなんだろうね」

妹「一気に飛び出すからじゃないかなあ」

友「別にそれならジェット鉛筆でもいいのに」

妹「ううん…」

男の娘「ρ(-ε- )♪」ゴソゴソ
124 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 07:23:41.58 ID:q9BAkhSpo
兄「お、カードバインダー」

友「文房具屋に売ってるもんなんですね」

兄「一応名刺入れと同じ扱いのところもあるしな」

友「買うんですか?」

兄「いや、俺はアマゾンで頼んでる奴があるから」

友「ちなみに中身は?」

兄「るい智とラブル」

友「いくらですか?」

兄「るい智は渡さん」

友「ラブルは?」

兄「一枚5000円だな」

友「…こちらも出すのでもう少し安く…」

兄「モノしだいだ」

委員長「あんたら何の話してんの…」

兄「ん?交渉」

友「ビジネスライクな話です」
125 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 07:27:34.58 ID:q9BAkhSpo
妹「兄さん達何の話をしているんでしょうか…」

委員長「さあ?ろくでもないことってのは確かよね」

男の娘「(¨ )(.. )(¨ )(.. )」

妹「結局兄さんが買いに来たものってなんだったんでしょう」

委員長「ううん…今日の兄の行動は読めないのよね」

妹「私もです」チラッ

兄「ダメだ、それなら2500円で限界だ」

友「そこをもう少し!!」

兄「後一枚つめば考える」

友「足元見やがってええええ!!!」

委員長「時々兄ってどういう人間かわからなくなるわ…」

妹「兄さんは兄さんです、私にとっては変わりませんよ」

委員長「ま、根元は変わってないけどね」
126 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 08:21:33.80 ID:q9BAkhSpo
______

兄「2000円で手を打つことにした」

友「この件だけは感謝してあげますよ」

委員長「それで…あんたの買いたいものは?」

兄「ああ、あったから買ってくる、先に外出ててくれ」

妹「そういえば友ちゃん何の交渉してたの?」

友「うん?エロゲのテレカだよ」

妹「普通に持ってたんだ…」

友「お兄さんには負けるけどね〜」

委員長「というか18歳未満購入禁止じゃないの?」

友「今時そんなこと言ってたら何にもできませんよ」
127 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 20:39:49.13 ID:q9BAkhSpo
_____

兄「悪い、待たせたな」

妹「兄さんの望みのB5ノートはありましたか?」

兄「ああ、A5だった」ガサゴソ

委員長「あんた最初から最後まで間違えてたわね…」

兄「こまけぇことはいいんだよ」

委員長「まあいいわ、私、そろそろ帰るわね?」

兄「ああ、ありがとな、ここまで着いてきてくれて」

委員長「な、何よいきなり…」

兄「いや思っただけだ、また明日な、ちゃんと生きて来いよ」

委員長「別に死ぬつもりはないわよ、じゃあね」

妹「また明日、ですよ」ノシ

男の娘「( ・ω・)ノシ」

友「また明日〜」ノシ
128 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 20:56:04.68 ID:q9BAkhSpo
______

友宅前

友「それでねそれでね!」

兄「おい、もうお前の家の前だぞ」

友「なんだと!?時がたつのは早い…」

妹「残念だけど今日はここまでかなあ…」

友「妹おおおお!!離れたくないよオおおおお!!!!」

兄「うるせえ…」

友「うるさい!?私の愛の叫びをうるさい!?」

兄「ああもう、妹、そいつ黙らせろ」

妹「ええ!?そんな無茶な…無茶…?」

妹(無茶、無理やりプレイ…)シュー

友「ちょっとお兄さん!妹がトリップしかけてますよ!」

兄「こいつはいつからこんな妄想癖が…お前ホント責任取れよ」

友「私ですか!?私が原因なんですか!?」

友「はっ!!責任…?わk」

兄「やっぱりやめとくわ」

友「くっそおおおおおおおお!!!」
129 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/11(木) 21:04:22.22 ID:q9BAkhSpo
兄「あ、そうだ…ちょっと待っててくれよ…」ゴソゴソ

兄「はいこれ、男に」スッ

男の娘「(´・ω・)?」

兄「スケッチブックだ」

友「」ピクッ

男の娘「σ(・・。) ?」

兄「ああ、お前にだ」

男の娘「(o・ω・o)?」

兄「お前の妹…そこのバカがお前と意思疎通出来てる俺に嫉妬してるみたいだからな、無駄に突っかかってきて困ってるんだよこれが」

友「なっ!誰が!!」
130 :A1h4hQOe0 :2011/08/13(土) 11:37:17.10 ID:otVZQGlS0
はい、現在佐渡島で非常に電波が悪いんですが、ちょこっと書きます!
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/13(土) 20:11:00.99 ID:otVZQGlS0
兄「お前がどうしてしゃべれないのかは俺はわからない、ただ…妹が寂しがってるのを見過ごすのは、兄としてどうかと思うぜ」

男の娘「…」

友「お兄さん!兄貴はそんなんじゃ…!」

男の娘「…」カキカキ

友「兄貴…」

兄「…」

男の娘『ありがとう、2人とも』スッ

男の娘『いつまでも昔のことを引きずるわけにはいかないもんね』スラスラ

男の娘『まだしゃべることまでは出来ないけど…このスケッチブック、使わせてもらうよ』ニッコリ

兄「ああ…そうしてやれ」
132 :A1h4hQOe0 :2011/08/13(土) 20:11:43.98 ID:otVZQGlS0
すいません、今さっきのやつは俺です…名前うち忘れてました…
133 :A1h4hQOe0 :2011/08/13(土) 20:48:18.99 ID:otVZQGlS0
男の娘『友、ボクに気を使ってくれてありがと、けどもう大丈夫だから』スラスラ

友「兄貴…」

男の娘『友も…気にすることないから…』スラスラ

友「…うん」

男の娘『さて…あんまり引き留めるのも悪いよね、ありがとう、兄君』スラスラ

兄「ああ、ま、仲良くな」

友「…」ジーッ

兄「ん?なんだよ?」
134 :A1h4hQOe0 :2011/08/13(土) 20:52:56.24 ID:otVZQGlS0
友「こんなことしたからって私のお兄さんへの評価は変わらないんですからね!」

兄「別に変えて欲しいなんて思ってないっつーの」

友「いずれにしろ妹は私の物にしてみせますから!」

兄「おうおう、やれるもんならやってみろよ」

友「そしてゆくゆくは妹は私のベッドで…ふふ…ふへへ…」

兄「…お前はやっぱり、あんな辛気臭い顔よりそのアホみたいな顔のが似合ってる」

友「ちょっとなんですかそれは!?」

兄「ほめたんだよ」

友「そうは聞こえません!!」
135 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/17(水) 07:04:33.25 ID:/1e9ObcVo
友「でも…」

兄「ん?」

友「…ありがとうございました…」

兄「…明日は槍だな」

友「ちょっと!!せっかく素直にお礼言ってあげましたのに!!」

兄「ま、兄貴と仲良くな」ナデナデ

友「や、やめてくださいよ!」

兄「それじゃ、俺らは帰るか」

妹「」

兄「トリップしてやがる」
136 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/17(水) 22:53:24.29 ID:/1e9ObcVo
兄「よいしょっと…それじゃあ俺らは帰るぞ」

友「いいなあ!妹と密着いいなあ!!」

兄「お前はホントぶれないな」

男の娘『自重しなさい』ポコン

友「あぎゃん!」

兄「んじゃ、また明日な」

男の娘『また明日ね』ノシ

友「妹おおおおおお!!また明日ねええええ!!ついでにお兄さんも」

兄「目の前に居る相手にそんなこと言えるお前はある意味超人だな」
137 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 22:38:53.22 ID:KUZfA61lo
兄「それじゃあな」

妹「んふふ〜♪にいさぁん…♪」

兄「暑い…」

友「…」

男の娘『羨ましい?』スラスラ

友「とても…」

男の娘『ボクがおんぶしてあげようか?』スラスラ

友「いや…妹をおんぶしたい…」

男の娘『…そっちね』スラスラ
138 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 22:50:02.35 ID:KUZfA61lo
友「けど兄貴…よかったの?」

男の娘『ん…昔のことだしね、友も今まで我慢してくれてたんだね』ナデナデ

友「…元はといえば私のせいだし…」

男の娘『友が責任感じる必要ないよ』スラスラ

友「そうは言っても…」

男の娘『いいの、ボクが言ってるんだからもう気にしないで?』スラスラ

友「…うん」

男の娘『けど、そんな風に思ってるなら言ってくれればよかったのに』スラスラ

友「…私もちょっとは気にしてたし」

男の娘『この点は、兄君に感謝しないとね』スラスラ

友「ちょっとだけなら…良いかな」

男の娘『素直じゃないね』クスクス
139 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 23:00:48.65 ID:KUZfA61lo
夕飯時 兄宅

妹「兄さん」

兄「どうした?」

妹「兄さんって男の人にしか興味がない人種ですか?」

兄「お前は何を言っているんだ」

妹「今日のスケッチブックの件です」

兄「ああ、あれか」

妹「世の中には男の娘と言って、男の子が女の子の恰好をしているからイイという新ジャンルの言葉があるそうで…」

兄「知ってる」

妹「やはり兄さんは男の娘派ですか!?普通の女の子じゃダメなんですか!?」

兄「どうしてそうなるんだよ!?」

妹「今日のやり取りを見ていたらどうもそっちの気があるんじゃないかと思いまして…」

兄「ないない、絶対ない」
140 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 23:09:59.09 ID:KUZfA61lo
兄「男の娘はやっぱり二次元に限るだろ」

妹「リアルじゃ可愛くないからですか?」

兄「もちろんだ、声とか体型とか…やっぱり男らしいところが残ってるからな、それをすべて取っ払って、見た目、声、何もかも完璧な女子にしてこその真の男の娘ということになるだろう」

兄「子供っぽい顔をしてたら男の娘に見えると言う輩もいるがそうじゃない。男の娘は、ちゃんと成長した女子の顔をしているからこそ良いものなのだ、子供っぽい顔ってことはタダのショタだ、男の娘じゃない」

兄「後は気持ちも重要だな、とりあえず二つのタイプが合ってな、気持ちが男の場合と、女の場合だ」

兄「男の場合は不本意に女装させられていたり、やむを得ず女装していることになる、したくしているわけじゃない、この状況が萌えるわけだ、るい智の智ちんとかな」

兄「女の場合は、誰か好きな人がいる、たとえ男だったとしてもその人に見てもらいたいという恋心からの女装、まあタダ自分の顔が男の娘っぽいから気持も女の子にしてしまおうぜってパターンもあるけどな」

兄「とにかく男の娘については一時間二時間じゃ語れない、とても深いジャンルなのだ。聞きたいなら今度特別講演会をしてやろう」

妹「…なんか…ドン引きです…」
141 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 23:12:40.18 ID:KUZfA61lo
兄「確かに男もレベルは高いが、好意の対象にはなりえないな」

妹「そ、そうですか…」

兄「でもいきなりどうした?」

妹「いえ、兄さんはやっぱり私の兄さんだなって思いました」

兄「…どういうことだ?」

妹「そのままの意味です」
142 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 23:16:17.80 ID:KUZfA61lo
兄「まあいいか、それで、男の娘がどうかしたのか?」

妹「いえ、兄さんがそっち系の趣味なら私も性転換を考えようかと思いまして…」

兄「…まあお前は可愛いがダメだ」

妹「どうしてですか?」

兄「お前は俺の妹だからな、弟にはさせない」

妹「えへへ〜♪」

兄「…いや…悪くない…か…?」

妹「へ?」

兄「何でもない忘れてくれ」
143 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/18(木) 23:26:20.74 ID:KUZfA61lo
兄「そういや今日の飯はどうだ?」

妹「私の嫌いな野菜炒めです」

兄「そう言うなよ、ちゃんとうまくなるようにしてるんだから」

妹「確かに美味しいです、これ何入れたんですか?」

兄「アンチョビとガーリックだ」

妹「ガーリック…ニンニクですか!?」

兄「大丈夫、匂い対策はしてある」

妹「そうですか…それならよかった…」

兄「明日はこれを持って学校へ行け」

妹「…ミンティア…」

兄「これで匂い対策はバッチリだ」

妹「ずっとミンティア食べてないといけないじゃないですか!!」

兄「まあ冗談だ、言うほど入れてない」

妹「はぁ…もう…」

妹(息が臭かったらドサクサに紛れてキスしちゃえ作戦が出来ないじゃないですか…)

妹(まあ息がダメなら直接『しもはんしん』を…)

兄「おい、ヨダレ出てるぞどうした?」

妹「いえ、何でもありません、美味しかっただけです」
144 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/19(金) 20:35:33.27 ID:tg2HjcZJo
友宅 夕飯時

男の娘「(*~ρ~)ゞプハー」

友「お粗末さま…っと」カチャカチャ

男の娘『今日は久しぶりにリクエスト聞いてくれたね〜』スラスラ

友「しゃべってないからわかるわけないじゃん…」

男の娘『まあそりゃそうだよね〜』スラスラ

友「というか、今までの私の解釈は全部外れてたの?」

男の娘『ううん…8割がた…』スラスラ

友「せめてメモ帳とかに書いてくれればよかったのに」

男の娘『まあまあ、結果的にこうなったんだからいいじゃない?』スラスラ

友「まあ…ねえ…」
145 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/21(日) 00:41:29.78 ID:vmG3/cplo
友「あ、そうだ。片付けしておくからお風呂洗っちゃって?」

男の娘「(-ω-ゞラジャ⌒☆」ガラガラ

友「ふぅ…」カチャカチャ

友(まさか兄貴が…ねえ…)

友(これはお兄さんに感謝すべきなのかな…)

友(でも…なんか癪だ)

友(普通にお礼を言えば絶対にからかわれるに決まってるし…)

友(って、なんでお礼を言う前提で話を進めなきゃならないのか!)

友(所詮お兄さんだし!)

友(とりあえず今はこれ片付けてお風呂入って寝よう…)
146 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/21(日) 01:05:23.36 ID:vmG3/cplo
_____

友部屋

友「さて…それじゃあ寝るかな…」

友「おやすみ、妹〜♪」ギューッ←妹風抱き枕

友「…一応寝る前におやすみメールだけ…」

友メール「今から寝るよー、妹も夜更かししないで早く寝てね〜。妹に何かあったら私発狂するから!それじゃあおやすみ〜」

友「こんなもんかな…」

友「まあもう寝てるかもしれないし…」

友「返事は期待しないで寝ようかな!」

友「それじゃあおやすみ〜♪」
147 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/21(日) 01:12:08.20 ID:vmG3/cplo
その頃 兄宅

兄「喝采せよ!喝采せよ!」

妹「喝采せよ!喝采せよ!」

兄「ふぅ…次何やる?」

妹「他何かやってないのありましたっけ?」

兄「怒りの日」

妹「時よ止まれ…」

兄「君は誰よりも美しいから!」

妹「美しいなんてそんな…///」

兄「詠唱だからな?な?」
148 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/21(日) 19:06:27.91 ID:vmG3/cplo
兄「恒例のエロゲ名シーン、名セリフ再現大全(中途)も終わったことだし、寝るか」

妹「今日も兄さんの部屋で寝ていいですか?」

兄「今日も自分の部屋で寝ろ」

妹「そうやっていつも私とベッドを共にしてくれる兄さん…///」

兄「お前が無理やり夜中に潜り込んでくるからな」

妹「妹が兄と寝るのは普通のことじゃないですか」

兄「子供ならの話だ、普通このくらいの年齢になったら一緒になんて寝ないっての…」

妹「私は特別なんです!兄さんが常に傍に居ないとダメなのです!」

兄「それでも駄目、朝まで我慢しなさい」ガシガシ

妹「や〜ん!」
149 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/22(月) 12:46:26.49 ID:D1zvRmkio
兄「ほら、もう寝ろって」

妹「ぅー…わかりました…でも夜中入ってきますからね!」

兄「鍵かけとこう」

妹「卑怯!卑怯ですよ!」

兄「お前がそんなこと言うからだろ…」

妹「言わなかったらよかったんですか!?」

兄「気付かなかったかもな」

妹「なんという失態でしょう…私ともあろうものが…」

兄「それじゃ、おやすみ」

妹「…おやすみなさぁい…」
150 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/23(火) 02:15:07.82 ID:mahCVvAzo
翌朝

兄「ん…暑い…」

妹「兄さん…」スリスリ

兄「コルァ!妹ァ!!」

妹「ううん…うるさいですよ兄さん…」

兄「当たり前だ!そこに正座しろ!また説教だ!!」

妹「ええ〜…もういいじゃないですか…」

兄「ダメだ!こういう男女の境界線のない生活が…」

妹(もう…また説教ですか…)

妹(兄さんにも変なところありますよねえ…)

妹(でも兄さんに罵倒(説教)されながら正座って言うのも…毎度ながら…)

妹(イイ!!)

兄「聞いてるのか妹!?」

妹「もちろん聞いてますよ〜♪」
151 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/24(水) 06:24:04.24 ID:BecLUrT4o
兄「はぁ…ったく…」

妹「兄さんシスコンなんですから、これくらい享受してくださいよ〜」

兄「確かに俺はシスコンだが、こういうところはしっかり区別するべきだって思ってんだよ」

妹「む〜…頭固いですね〜」

兄「それは悪うございました、ほら、飯にするぞ」

妹「はーい」

妹(とはいえ、結局昨日も鍵はかかってなかったですし…)

妹(実は嫌じゃなかったり…)ニヤニヤ

兄「何笑ってんだ?」

妹「いえ、なんでもありませんよ〜」
152 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/24(水) 23:03:42.00 ID:BecLUrT4o
_______

朝食終了後

兄「さ、準備できたか?」

妹「これでOKですね」

兄「んじゃあ戸締りだが…」

妹「はい!」

兄「電気は?」

妹「消しました!」

兄「ガスの元栓は?」

妹「閉めました!」

兄「窓の鍵も閉めたな?」

妹「ろっくゆーです!」

兄「よし、それじゃあ準備完了…」

妹「ちなみに兄さんのズボンのチャックは?」

兄「…フルオープンでした」ジジジ

妹「今日は青かったですね♪」

兄「やかましい!」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/25(木) 00:24:34.08 ID:6kIONqF+o
ワクテカが止まらない
154 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 00:48:53.91 ID:SZ8RwCXQo
______

友「い・も・う・と♪」フー

妹「ひゃああああぁ!?」

友「おはよ♪」

妹「お、おはよ…もう!朝から何するの?」

友「スキンシップだよ〜♪あ、グリコのキャラメルさんおはようございます」

兄「あれだよな、グリコって大体おまけ取られた後にキャラメルだけ捨てられるよな」

友「それをイメージして言ったんです」

兄「死ねよ」
155 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 00:54:29.82 ID:SZ8RwCXQo
こんな遅筆gdgd小説(?)にwktkしてくださって本当にありがとうございます

夏休みがこんなにバイトでつぶされると思ってませんでした

もうほぼ誰も見てないと思っていたので嬉しかったです

今回はストーリーをつぶさずに行きますので、よろしくお願いします…
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/25(木) 01:07:30.32 ID:tuffyuPOo
私も見てるよ〜♪ガンバ〜
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 11:15:33.38 ID:T4SievwDO
見てるよ!

執筆頑張れ!
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 11:16:16.99 ID:T4SievwDO
見てるよ! 

執筆頑張れ!
159 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 12:24:55.53 ID:SZ8RwCXQo
男の娘『おはよ、兄君』スラスラ

兄「おう、さっそく使ってるのか」

男の娘『昨日から役に立ってるよ〜、やっと友がボクの夕食リクエストを理解してくれるようになったしね』スラスラ

友「今までので理解しろって言うのがそもそも…」

男の娘『でも兄君はわかったよね?』スラスラ

兄「まあ大体ならな」

友「お兄さんのくせに生意気です!」

兄「あ、ダメだぞ、〜のくせにって差別用語なんだからな」

友「それくらい知ってますよ」

兄「そうなのか、友のくせに…」

友「ちょっと!!言ったそばから何言ってるんですか!」

兄「冗談だ、一厘くらい」

友「1%じゃないですか!!」
160 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 12:41:07.95 ID:SZ8RwCXQo
兄「まあそんなどうでもいいことは置いといて…行くぞ」

友「ちょっと!どうでもいいことってなんですか!私の尊厳とかプライドがですね…」

兄「お前にそんなものあったのか」

友「私にだって尊厳のその字くらいあります!」

兄「そうかそうか、そりゃ新発見だ」

友「おのれはあああ!!!!」

妹「友ちゃん兄さんと仲いいなあ…」

男の娘『…妬いちゃう?』スラスラ

妹「はい、ちょっと…って!何言わせるんですかもう!」

男の娘『大丈夫、ボクもだから』スラスラ

妹「はい?」
161 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 12:50:17.02 ID:SZ8RwCXQo
委員長「朝からうるさいわね、いつもだけど」

兄「おう、委員長か、早いな」

委員長「早いってわけでもないけどね、昨日のが早かったし」

兄「それもそうか」

妹「おはようございます、委員長さん」

委員長「おはよ、妹ちゃん、兄に似ずに育ってくれて本当に感謝してる」

兄「なんだよそれ」

妹「なんだかんだで私と兄さんは似てますよ、兄妹ですから♪」

友「私と婚約して夫婦になろうよ!」

兄「うゼぇ…」

男の娘『おはよう、委員長』スラスラ

委員長「おと…こ…?」

兄「ああ、実は…」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 17:40:50.85 ID:1zW0NCGbo
>>159
一厘は0.1%だが…
163 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 18:09:38.57 ID:SZ8RwCXQo
>>162
友はバカなんです

そして俺もバカなんです…
164 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/25(木) 18:46:00.18 ID:SZ8RwCXQo
兄「というわけなんだ」

委員長「そっか、なら今日からはちゃんと話が出来るわね」

兄「今までもしてたじゃないか」

委員長「そう思ってるのはあんたくらいよ」

男の娘『まあ、ボクも最初は誰とも話さずにいようって思ってたからね』スラスラ

委員長「ふうん…」

兄「ま、俺に会ったのが不幸だったな、諦めろ」

男の娘『甘んじて受け入れるよ』ニコニコ

妹「嬉しそうですね」

男の娘『嬉しいからね』スラスラ

妹「むむ…」
165 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/26(金) 07:42:44.96 ID:3uM7CtOro
______

学校 昇降口

兄「それじゃあお前ら、またあとでな」

妹「がんばってくださいね」

兄「寝るんじゃないぞ」

友「妹が寝るわけないじゃないですか!私の妹をバカにしないでください!」

兄「お前に言ってんだよアホ」

友「それなら仕方ありませんね」

男の娘『認められるところ、悲しいよね…』スラスラ
166 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/27(土) 12:40:21.45 ID:aJUnL8Q4o
1限 兄教室 保健

保健先生「うーい…ごうれいー」

委員長「起立!」

保健先生「あー…やっぱいい…頭に響く…」

委員長「は、はぁ…」

兄「もはや恒例だな」

保健先生「それじゃあ…えーっと…今日はこのプリントね〜」ピラッ

保健先生「それやったら私に提出して〜…後は自由にしていいからぁ…あ、うるさくしないでね、頭痛いから」

保健先生「それじゃ…ふ…ぁ…私寝るから…あ゛ー頭痛い…」

兄「俺保健先生の授業形式好きだなあ」

委員長「毎回思うけどこれはダメでしょ」

兄「けど保健先生のプリントって教科書とかよりわかりやすいんだよな」

委員長「それは確かに…」

男の娘『兄君、解けた?』ススス

兄「いや、始まったばかりだろ…」
167 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x :2011/08/27(土) 19:02:07.37 ID:aJUnL8Q4o
兄「というかお前席向こうだろ」

男の娘『皆立ち歩いてるし大丈夫だよ』スラスラ

委員長「こんなので本当にいいのかしらこの学校…」

兄「今さらじゃないか?」

委員長「…まあそうなのよね…」

兄「皆色ものぞろいだしな〜」

男の娘『平凡な人って少ないよね』スラスラ

兄「ただ、この学校で平凡な奴って大抵空気になるからな」

委員長「代表がいるわね」
_____

空気先生「あいうぃっしゅ!」←くしゃみ

空気先生「…?」
168 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/27(土) 19:57:14.80 ID:aJUnL8Q4o
友1限 美術教室 工芸

友「ふぅ…この授業は妹いないからちょっと寂しいなあ…」

ビューティー先生「はーい!では今回作るのはー!」

友「…うるさいなあ…この先生…ロン毛もうざいし…」

友「胸開いた服着てるし…綺麗なお姉さんなら私もガン見だったのになあ…野郎に興味ないっての…」

ビューティー先生「はい友さ〜ん!そんな虚空を見つめないで私の美しい顔を見ながらちゃんと授業を聞いてくださいね〜!」

友「…なんで私は工芸なんて取ったんだ…」
169 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/29(月) 06:53:05.86 ID:U5AyeHu7o
触角少女「うるさいぞ!とっとと実習を始めろ!貴様の話など聞きたくないわ!」

ビューティー先生「いけませんねえ!我が娘とあろうものがそんな…」

触角少女「やかましい!一番認めたくない事実だ…!」

友(お…あっちの子可愛い…)

ビューティー先生「では!我が愛娘の為にすぐに実習に移行いたしましょうか!」

触角少女「そういう言い方はやめろ!」

友(…友式スキャン開始…)

友「見えた!上から63!48!61!!」

友「完璧なロリ体型!ありがとうございます!!」
170 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/29(月) 19:34:57.12 ID:U5AyeHu7o
触角少女「な、なんだ貴様は…」

友「こんな可愛い子を見かけて声をかけない方が失礼だ!」

ビューティー先生「おお!貴女はわかってくれますか!美しいでしょう!可愛いでしょう私の娘は!」

触角少女「黙れ黙れ!お前の娘だという事実が私にとっては死ぬほど忌々しいモノなのだ!」

友「確かに似てない…まさか養子?」

ビューティー先生「ちっがいます!正真正銘れっきとした私の娘です!」

友「じゃあ突然変異だ」

触角少女「…そう言われるとこっちが不愉快なんだが…」

友「似てるって言われるよりはいいでしょ?」

触角少女「…確かに」
171 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/30(火) 19:47:07.68 ID:OPiiLpFvo
ビューティー先生「お黙りなさい!今は授業中です!」

触角少女「その授業に関係のない自分の美的センスに付いて語ってた奴はどこのどいつだ」

ビューティー先生「いけませんねえ、そんな人には教育的指導を…」

触角少女「お前だ!この阿呆親父が!!」

ビューティー先生「では、実習を続けましょうか」

触角少女「流すな!」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
172 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/30(火) 19:56:20.67 ID:OPiiLpFvo
実習中…

友「そういえば、この授業何度か受けてるけど…今まで授業出てた?というか学校に来てた?」

触角少女「ん?私か?」

友「そうそう、今まで一度も会ってないし、見てもない」

触角少女「どうしてそんなことが言えるんだ、廊下ですれ違ったかもしれないだろう」

友「一瞬でも私のツボに入った女の子はすべて記憶してある、顔に髪型、目尻の角度に下着の色まで…」

触角少女「ちょっと待て、下着というのは何だ」

友「透視能力だ」

触角少女「嘘をつくな!」

友「冗談冗談。そんな能力ないから」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
173 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/30(火) 20:03:21.48 ID:OPiiLpFvo
友「ちゃんと正々堂々スカートのぞきしてるって」

触角少女「阿呆か貴様!!」

友「いやあ…お尻とか揉みたい衝動に駆られるんだけどさあ…」

触角少女「軽く犯罪者予備軍だな…私の半径2m以内に入るな」

友「2mもあれば匂いはかげる」

触角少女「なんなんだ貴様は!!!」

友「可愛い女の子が大好きな女の子です」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 20:04:13.00 ID:QsbtFJtIO
この自治スレの改行もなく連結してきてウザいな……


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
175 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/30(火) 20:08:09.09 ID:OPiiLpFvo
>>174
もうちょっとなんとかなればいいんですけどね…

文の最後にかなり改行したほうがいいですか?
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/31(水) 04:51:35.84 ID:79d63/wfo
まあ鯖がやばいとかだっけ
そういうので危機感もてみたいな警告なんじゃない?
まあ最後の文にくっついてくるのはなんとかしてほしいけど


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
177 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/31(水) 07:18:34.26 ID:ZUQeBt/qo
では、三行程度離して書くことにしましょうかね…
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
178 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/08/31(水) 07:20:45.20 ID:ZUQeBt/qo
友「それで…来てなかったの?」

触角少女「…まったくというわけではない」

友「あんまり来てないんだ」

触角少女「こんなくだらん場所に来ても、つまらないからな」

友「お父さんが一応先生なのにねえ…」

触角少女「あいつの顔を見たくないからというのもある。というかそれがメイン」

友「それには同意」



自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
179 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/01(木) 09:13:38.26 ID:iAW37lb5o
申し訳ありません…
今日から三日ほど東京の方に出かけることになりました…

普段から遅筆なのにこんなことになって本当に申し訳ありません

東京でもスレはのぞけますが書き込めないと思います…

前スレの方でもこちらの方でも、一応意見や要望を募りますので
どうか、思ったことをどんどんおっしゃってください

では、申しわけありませんが行ってまいります…

九月終わりまではバイトばっかりなので
速度はこんな感じになってしまうかもしれません
本当にごめんなさいm(__)m
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
180 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
181 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/04(日) 17:52:30.77 ID:gZJXH6hSo
帰還しました!

台風まっただ中の時に帰ってきて地獄を見ました…

というわけで続けますよ!
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
182 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/04(日) 18:33:15.14 ID:gZJXH6hSo
友「でも嫌なことばっかりじゃないでしょ?可愛い子居るし」

触角少女「それはお前だけだろう」

友「どうして!?」

触角少女「どうしても何も女子に興味ある女子はお前くらいだ」

友「そんなバカな!柔らかい肌!綺麗な髪!可愛い顔に甘いかほり!!どう考えてもムサい男より女の子の方がいいでしょ!!」

触角少女「……」

友「あ、ただレズって言い方やめてね?百合だよ百合」

触角少女「誰もそんなことは言ってない、あとかほりって言うな」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
183 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/04(日) 23:24:13.31 ID:gZJXH6hSo
友「いやあ…それにしても…工芸だけは毎回一人だったから心細かったんだよね〜」

触角少女「…何故私を見て言うんだ」

友「そりゃあ…色々話した仲だし///」

触角少女「ちょっと話しただけだろうが!頬を染めるなこっちを見るなこっちに来るな!」

友「それだけすればもう私達恋人目前…」

触角少女「アホか!」


184 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/05(月) 00:09:33.86 ID:Q72DlTkTo
友「まあこれで、話相手が出来たよね、あなたも」

触角少女「あまり嬉しくないんだが…」

友「出来たよね?」

触角少女「一応…」

友「それじゃあ今日からちゃんと毎日学校に来ること、そして私にお尻か胸を揉ませること」

触角少女「殺すぞ」

友「まあ毎日来るくらいはいいでしょう?」

触角少女「…疲れそうだ…」

友「それじゃあ、どうせだから今日のお昼も一緒にしない?いつも一緒に居る子たちを紹介するよ?一人いらないの混じってるけど」

触角少女「いや、私は…」

友「それじゃあ決定ってことで!」
185 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/05(月) 12:37:47.07 ID:Q72DlTkTo
触角少女「勝手に決めるな!」

友「よいではないか〜よいではないか〜」

触角少女「大体名前も知らんのに…」

友「私友、これで問題なし」

触角少女「適当にもほどがあるだろう!」

友「あ、あなたは可愛い触角あるから触角ちゃんね」

触角少女「変なあだ名をつけるな!」

友「よろしく触角ちゃん!」

触角少女「だから…」

ビューティー先生(仲良きことは美しきことかな…あえて無理やり連れてきてよかったですかね)
186 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/06(火) 20:58:18.54 ID:8lC2NWQ9o
再び兄教室

兄「あー疲れた…」

委員長「プリント終わらせただけでしょ」

兄「あんだけ男に聞かれまくったら疲れるって」

男の娘『ごめんね〜つい楽しくて』スラスラ

兄「勉強を楽しくできるお前は羨ましい…好きなのか?」

男の娘『そういうわけじゃないんだけど…』スラスラ

キーンコーン

兄「やれやれやっと終わった…あ、委員長プリント頼む」

委員長「はいはい」
187 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/07(水) 12:09:41.09 ID:jgqnB4nXo
保健先生「あー…よく寝た…けど頭痛い…」

委員長「先生、プリントお願いします」

保健先生「あーい…えーと…」

兄「保健先生っていっつも酔ってるよなあ」

男の娘『そうだよね〜シラフのところ見たことないもん』スラスラ

保健先生「あーい全員分確認しますたー」

保健先生「それじゃあこれで授業終わり〜また寝よう…」ガラガラ

兄「また寝るのか…」

委員長「…ちゃんと仕事してるのかしら」

兄「それはこの学園の先生大半に言えることだからな」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/10(土) 02:03:39.33 ID:d3OSy2bEo
乙した

頑張って
189 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/09/10(土) 13:46:03.35 ID:dP1/4MqCo
久しく帰ってきました…

光のモデムが死んでてネットに接続できませんでした

光に変えてから色々踏んだり蹴ったりですが
とりあえず、続きを書いて行きます…
190 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:46:51.59 ID:dP1/4MqCo
兄「さ、飯行くか」

委員長「今日は何食べるの?」

兄「なんだ?いきなり」

委員長「良いじゃない別に」

兄「そうだなあ…なんか中華食べたい気分だから〜」

委員長「ラーメン?」

兄「カツ丼にしよう」

委員長「何よそれ!中華じゃないじゃない!」

兄「ちなみにラーメンも厳密には中華料理じゃないというのを聞いたことがある」

委員長「そうなの?」

兄「詳細はわからんけどな」

男の娘『それはボクも聞いたことあるなあ…カレーライスみたいなものかな』スラスラ

委員長「え゛!?カレーもなの!?」

兄「ああ、あの味のカレーを作ったのは日本人らしい」

委員長「…知識不足ね…」
191 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:47:51.97 ID:dP1/4MqCo
食堂

兄「…」

触角少女「…」

兄「誰だこいつ」

触角少女「こいつって言うな!」

友「可愛いでしょう!私の愛人です」

触角少女「嘘をつくな!」

友「ちなみに本命は妹だよ☆」←ウインク

妹「へ、返答に困る…かな…」

兄「そんなこと本気でいってんだからホントビックリだよな」

男の娘『すいません…』スラスラ

委員長「男があやまることでもないでしょ」
192 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:48:39.55 ID:dP1/4MqCo
兄「なるほど、つまりお前はこのアホの被害者だと」

触角少女「その通りだ、ったく…」

友「なんだよぅ、嫌がってるならついてくるなよぅ」

触角少女「貴様が無理やり引きずってきたんだろうが!」

兄「そのしゃべり方もムカつくからやめろ」

妹「今日はテンション高めだね、友ちゃん」

友「そりゃあこんな可愛い子達に囲まれてテンションあがらないわけがないじゃないですか!一人除外で」

兄「男は良いのか」

友「可愛いは正義です」

男の娘『妹に可愛いとか言われるのすっごい複雑なんだけど』スラスラ

触角少女「ぬ…貴様ら兄妹だったのか…」

兄「似てないだろ、妹の方が突然変異だったんだ」

友「失敬ですぞ!」
193 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:49:11.97 ID:dP1/4MqCo
兄「まあいいや、とりあえず飯を食おうぜ」

妹「兄さんは何にするんですか?」

兄「今日は中華な気分だからなあ…」

委員長「どうせカツ丼でしょ」

兄「ラーメンにするか」

委員長「ちょっと!さっきと言ってること違うじゃない!」

妹「それじゃあ私も兄さんと同じラーメンで…」

妹(…兄さんが食べた分を私の分とこっそりすり変えましょう…)

友「それじゃあ私は炒飯で」

男の娘『皆中華系だね〜…そうだなあ…ボクは天津飯で』スラスラ

友「触角ちゃんはどうすんの?」

触角少女「触角ちゃんって言うな!これはタダの癖毛だ!」

兄「それにしては長いよな」

触角少女「これは生まれつきなのだ」

兄「生まれた時からこんな触角持って生まれたのか」

触角少女「う、うるさい!」

兄「…ゴキブリっぽいな」

触角少女「なんだと!?」

友「失礼ですよお兄さん!私の愛人さんに!」

兄「でもゴキブリって擬人化したら可愛いよな」

友「…なるほど、その点は同意できます」

触角少女「同意するな!貴様らは私をなんだと思っているんだ!」
194 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:51:04.99 ID:dP1/4MqCo
友「可愛い女の子」

兄「もうGにしか見えない」

触角少女「貴様らぁ…」

妹「ま、まあまあ…とりあえず食べましょう?ご飯」

触角少女「そ、そうだな…こいつらと話していたら時間がいくらあっても足りん」

妹「触角さんは何食べるんですか?」

触角少女「そうだな私は…」

妹「丼ものがお勧めですよ」

触角少女「じゃあ親子丼で…」

兄「おい、親子丼だってよ、マニアックだな」

友「私は姉妹丼の方が…」

委員長「あんたら何の話してるのよ…」

男の娘『仲いいね二人とも…違う次元で』スラスラ
195 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 13:55:35.86 ID:dP1/4MqCo
兄「というか、親子丼よりカツ丼のがお得な感じしないか?カツ入ってるし」

触角少女「親子丼のあのシンプルさが好きなのだ」

兄「いや、カツ丼は親子丼+カツだし、両方楽しめるからそっちのがよくないか?」

触角少女「貴様は何を言っておるのだ、カツ丼には鶏肉が入ってないではないか、カツが入ってたら親子丼とは言えないではないか」

兄「細かい奴だなあ」

触角少女「断固親子丼派の私としてはそれは許されざることなのだ」

友「触角ちゃんったら…マニアックなんだから…」

妹「何の話してるの?」

友「妹にはまだ早いかなあ」

妹(兄さんは妹属性一筋だと私は信じています、きっと私がお風呂に入ってる時に下着の匂いとかを嗅いでいるに違いありません、私のように)
196 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 23:29:32.23 ID:dP1/4MqCo
________

友「ひょーいえヴゃひょっかくちゃんってしゃー」

兄「食ってからしゃべれ」

友「んくっ、ひょーいえヴゃひょっかくちゃんってしゃー」

兄「お前なめてんの?」

友「もちろんです」

兄「うわうぜえ」

友「そういえば触角ちゃんって、次授業何とってるの?」

触角少女「何故貴様に言わねばならん…」

友「そりゃ色々調べるために、好みの女の子のタイプとかも出来たら聞かせて?」

触角少女「そんなものあるか!私はノーマルだ」

友「男の方がいいと?」

触角少女「いやまあ…今はそういうことに興味はないのだ」

友「なるほど、百合っ気ありと…」メモメモ

触角少女「やめんか!ノーマルだと言っているだろう!そういうことを考えたことがないだけだ」

友「そんなあ、思春期まっしぐらの女子高生が…ないない」

兄「お前は欲望に忠実すぎなんだよ」
197 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 23:33:05.38 ID:dP1/4MqCo
友「ちなみに私の好みのタイプは妹だよ、そして基本的に可愛い子なら誰でもOK」

兄「こういう奴を何て言うか知ってるか」

触角少女「節操なしだ」

兄「大当たり」

友「失礼ですぞ、私はすべての女の子に愛をもって接しているのです、妹には特に極上の愛を!」

兄「妹、受け取り拒否しろ」

妹「兄さんが言うのなら…」

友「恋愛に壁は無用だ!そこをどけ兄!」

兄「愛すべき妹の為に、退けんなあ」

友「ならば力づくで押し通る!」

委員長「何の話?」

妹「愛の話です」

男の娘『やけに物騒な愛が世の中にはあるんだね』スラスラ

委員長「この二人に関わってたら時間いくらあっても突っ込めないわよ」

妹「触角さんも食べた方がいいですよ」

触角少女「うむ、そうするか…」
198 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 23:35:11.55 ID:dP1/4MqCo
触角少女「貴様らはよくあんなのと一緒に居られるな」

妹「兄さんは私の兄さんですから♪」

委員長「何だかんだで今まで一緒だったしね」

男の娘『居たら騒がしいけど、居なかったらそれはそれで寂しいんだよね』スラスラ

委員長「ああ、わかるわかる、ペットみたいなものよね」

男の娘『それちょっと違わないかな…』スラスラ

妹(今のうちにラーメントレード…)
199 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 23:45:47.87 ID:dP1/4MqCo
キーンコーン

妹「あ、予鈴ですね」

兄「食べそこなったじゃねえか!!」

友「私もですよ!どうしてくれるんですか!」

委員長「あんたたちが悪いのよ、さ、戻る準備しなさい」

友「くっ…ここまでなのか…」

兄「…」

委員長「ほら、遅刻するわよ」

兄「待て、友」

友「何ですか…?」

兄「食物は…生きている、いや、生きていたんだ」

委員長「また意味わかんないことを…」

兄「たとえばお前が喰った炒飯、ウインナーが入っていたな?あれはブタの一部だ、そしてピーマン、ネギ、ニンジン…すべて植物だが…生きていたものだ」

友「…!」

兄「俺は!俺たちは!!食事できるこの瞬間に感謝しなければならないのではないか!?きちんと全て食べてごちそうさましないと、命をかけて俺たちの血肉になってくれているこいつらに申し訳が立たない!!」

友「!!」

兄「こいつらはきっと願ってたんだ、死にたくない…死にたくないけど…自分の命が消えて、他の命がつないでいけるならと!こいつらの決意は生半可なものじゃない!俺たちはそれにこたえるべきではないのか!?」

触角少女「なあ、こいつらいっつもこうなのか?」

男の娘『大半…』スラスラ
200 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/10(土) 23:53:49.50 ID:dP1/4MqCo
兄「たとえどれだけ時間が足りなくとも、食べ物に感謝する気持ちを忘れず、完食し、ごちそうさまと言うことが!こいつらの覚悟にこたえるに値する行動ではないか!?」

友「そう…そうですね!!」

兄「大事なのは授業じゃない!命をかけて俺たちの一部になったこいつらにこたえるための気持ちだ!」

妹「兄さん…かっこいいです…」

委員長「…」←呆れて言葉にできない

兄「だから俺は…この食事に命をかける!!お前には…その覚悟があるか!?」

友「ええ…ありますよ…ありますとも!あるに決まってるじゃないですか!」

兄「ならばこいつらを全力で食らうぞ!友!」

友「望むところです!隅から隅まで余すところなく食らいつくしてあげますよ!!」

兄「ちょっと麺が伸びてるのが不満だけど!」

友「ちょっと乾いてカピカピになってるのが不満だけど!」

兄「今もう一度!!」

友「魂を込めて!!」

兄友「いただきます!!!!!」

委員長「授業行きましょうか」

男の娘『そうだね』スラスラ
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/11(日) 03:59:41.89 ID:ScYaoRqyo
202 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/11(日) 20:17:26.34 ID:veP3i/O1o
5限後

兄「怒られちった」

友「しょんぼり」

委員長「当たり前でしょ…」

妹「なんて言い訳したんですか?」

兄「命かけて飯食ってた」

友「炒飯おいしいです」

委員長「…それよりあんたら次の授業何?ここに来てていいの?」

兄「俺は文書デザインだ」

友「私と妹は現文だよね」

妹「うん、今日は宿題なかったよね?」

友「そう信じたいです」
203 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/12(月) 12:25:46.97 ID:e53czfNuo
委員長「文書デザインって確か…」

兄「ああ…あのうるさい先生だよ」

委員長「あの人ずっと仮面かぶってるわよね」

兄「あの人の目指すヒーローって何なんだろうな」

男の娘『文書デザインはボクも一緒だよ〜』スラスラ

兄「ああそうだったな、隣に座るか」

男の娘「YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!」

友「あれ、三年って席自由なの?」

兄「三年の授業は基本的に自由だぞ」

妹「ああ…兄さんと双子に生まれたかったです…そうすればずっと隣に…」

友「こっちは指定されてるからどの授業でも妹の隣っていうのはできないんだよね」
204 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/13(火) 01:35:03.03 ID:ROq0q885o
その後友6限 現代文

先生「ほーい、それじゃあ意味調べプリント出せ〜」

友「ノオオオオオオオ!!」

妹「あはは…私もやってないよ」

友「よかった!ホントよかった妹!私達、一緒だよね!」

先生「友、お前は毎度だから廊下に立ってろ」

友「ええ!?私だけですか!?」

先生「妹は今回初めてだろうが、お前は何度目だと思ってんだ」

友「せめて!妹と一緒に!私と妹は心も体も一つなんです!ね!妹!!」

先生「妹がいいならそうするが」

妹「え〜っと…」

友「…」ウルウル

妹「それじゃあ一緒に…」

先生「友だけだ、さっさと行け」

友「嘘つき!嘘つき先生!!!」
205 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/13(火) 12:46:15.70 ID:ROq0q885o
兄6限 文書デザイン

兄「ふう…」

男の娘『お疲れモード?』スラスラ

兄「そうでもない…かな」

男の娘『何か疲れてるように見えるよ?』スラスラ

兄「こう…何にもないのに溜息つきたい時ってないか?」

男の娘『ううん…あんまり』スラスラ

兄「周りが色ものだらけだしなあ」

男の娘(兄君自分がその色ものの一人だってこと自覚してないね…)

兄「それに比べて、お前は唯一の良心だ」

男の娘『ボクで兄君を癒せるなら嬉しいなあ』ニコニコ

兄「ああ、十分癒されてる」

男の娘「(〃´・ω・`)」
206 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/14(水) 00:07:41.35 ID:SZq/zhNJo
兄「今日も今日とて、あの先生は遅いな」

男の娘『そうだねえ』スラスラ

バン!

ヒーロー先生「とう!!待たせたな!!」

兄「うわ…来たよ…」

ヒーロー先生「俺の仮面が煌くその時!呼ばれてなくても馳せ参じる!悪鬼羅刹を打倒し!強者をくじき弱者を救くう!たとえこの手に銃があろうと!俺が信じるのは拳のみ!とか言いながらしっかり撃っちゃうおちゃめさん!」

兄「どっちなんだよ…」

ヒーロー先生「給料ギリギリ生活ギリギリ!授業に来るのも終了ギリギリ!絶体絶命刹那に生きる超先生!ヒーロー先生ただいま見参!!」

男の娘『今日はちょっと早かったね』スラスラ

兄「んだな」

ヒーロー先生「待たせたな皆!今日はチップスターの新発売、ソルト&ビネガー味を追い求め、今の今まで学校に来てなかった!許せ!」

兄「それなら近くのコンビニに売ってるだろ」

ヒーロー先生「甘いな兄よ、簡単に手に入れたポテトチップスの何が嬉しい!?全身全霊をかけて手に入れたポテトチップスの方がなおのこと嬉しく、また美味ではないか!」

兄「全身全霊かけて遅刻しないでください」
207 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/14(水) 01:35:26.35 ID:SZq/zhNJo
ヒーロー先生「さー!というわけで授業だ!まず…」

兄「うるせぇ…」

男の娘『そういう先生だから…ね…』スラスラ

兄「うちの先生変人ぞろいだけど、腕はいいんだよなあ…」

男の娘『楽しいから良いんじゃないかな?』スラスラ

兄「まーな」

ヒーロー先生「じゃあこのセルの設定…はっ!!」

ヒーロー先生「セル…セル!?俺はセルよりフリーザが好きなんだ!」

兄「知らんがな」

男の娘『ちなみにボクはクウラ派だよ』スラスラ

兄「奇遇だな、俺もだ」
208 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/14(水) 19:59:28.81 ID:SZq/zhNJo
兄「そういえば、バビディとかビビディの由来ってわかるか?」

男の娘『ううん、知らないよ?』スラスラ

兄「多分、ビビデバビデブーだと思うんだ」

男の娘『あ〜なるほど!ビビディ、バビディ、魔人ブゥだからか〜」

兄「他にも、ダーブラはアブラカダブラ、プイプイはチチンプイプイだと思う」

男の娘『名付けは結構適当だと思ってたけど、こういうのは素直に感心するよね、頭の中どうなってるんだろう』スラスラ

兄「空っぽだろ、夢詰め込めるし」

男の娘『…あ、なるほどね』スラスラ
209 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/14(水) 20:00:35.94 ID:SZq/zhNJo
セリフ訂正です

男の娘『名付けは結構適当だと思ってたけど、こういうのは素直に感心するよね、頭の中どうなってるんだろう』スラスラ



男の娘『名付けは結構適当だと思ってたけど、こういうのは素直に感心するよね、作者の頭の中どうなってるんだろう』スラスラ

に訂正してください…主語を淹れ忘れました…
210 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/15(木) 00:08:58.12 ID:ojxZGg8Eo
放課後

兄「ふー…疲れたな」

妹「お疲れ様です、兄さん」

兄「あれ、友はどうした」

妹「先生に呼ばれたらしいですよ」

兄「いつものことだな」

委員長「今度は何したのか…」

妹「成績がどうのこうの言ってましたよ?」

男の娘『…欠点とかじゃないだろうね…』スラスラ
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/15(木) 21:31:14.85 ID:OuOBN4Olo
乙んこー
212 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/15(木) 22:03:29.93 ID:ojxZGg8Eo
友「…」

妹「あ、おかえり友ちゃん」

友「来週補習だって…」

男の娘「(´Д`) =3 ハゥー」

友「なんだよ兄貴…」

兄「言わずともわかるだろう」

友「お兄さんには聞いてません」

兄「…」

兄「はははー!補習だってよー!頭悪すぎるだろー!バーカバーカ!!」

友「ふん!!」ズドン

兄「お゛う゛!?」

委員長「…どっちも子供ね」
213 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/15(木) 22:46:55.66 ID:ojxZGg8Eo
男の娘『それで、補習はいつなの?』スラスラ

友「来週の水曜日だって…下校時刻までやるんだって…」

男の娘『そうは言っても二時間くらいでしょ?』スラスラ

友「二時間もずっと勉強なんてやだー!」

兄「えほっげほっ…妹先生の補習なら簡単でいいぞ…」

友「…そのお姉さんの方です…」

兄「はぁ…?先生が?めんどくさがって補習全然しないのに」

友「お前は特別指導だって…」

兄「一体何したんだよ」

友「GEBはリッカ以外認めないって言ったら…」

兄「そりゃ仕方ないわ」
214 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/15(木) 23:19:30.91 ID:ojxZGg8Eo
兄「先生は生粋のカノン派だからな、ちなみに俺は普通にアリサ派。可愛いよな」

友「あの下乳には引かれるものがあります」

兄「胸ばっか見てるわけじゃないぞ」

委員長「…くっ…」

友「あ、後宿題を一回も出さなかったのも原因の一つだと思います」

兄「ぶっちゃけそっちはどうでもよさそうだな」

委員長「いや、そっちメインでしょ」

兄「あの先生絶対授業以外でまともなことしないからな」

友「たまに授業もまともじゃなくなりますけどね」

兄「そこも良いところだと思うんだよ、うん」
215 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/15(木) 23:45:49.17 ID:ojxZGg8Eo
兄「まあ適当にがんばれ、後先生がカノン派だってことを踏まえて話するんだぞ」

友「いえ、出来ません」

兄「なんでだよ」

友「私は他人の機嫌を取るより、自分の考えを貫き通したいんです」

兄「…そうか、なら止めはしない」

友「きっとお兄さんでも同じことをするでしょう?」

兄「わかってるじゃないか」

友「それが真のオタクとかそういうものじゃないでしょうか」

兄「我が身を省みずか…漢だな」

友「どうせなら女の漢(おんなのこ)って言ってください」

兄「新ジャンルだな」
216 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/16(金) 12:10:53.47 ID:u+ihgg3Ao
兄「ま、とりあえずがんばれよ。俺は帰ってゲームする」

友「薄情者〜!」

兄「自業自得だ、こってり絞られて来い」

委員長「あんたも授業の態度では人のこと言えないでしょ」

兄「まだ勉強してるだけましだっての」

委員長「あんたまで補習にならないように気をつけてよね、それじゃ、私はこのあたりで帰るわね」

兄「おう、お疲れ、また明日な」

委員長「ええ、また明日」
217 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/16(金) 19:38:04.60 ID:u+ihgg3Ao
兄「んじゃ、俺らも帰るか」

妹「そうですね」

友「気が重い…」

男の娘『また明日ね〜』スラスラ

妹「がんばってね、友ちゃん」

友「妹がそう言ってくれるならがんばる!!」
218 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/16(金) 20:51:39.69 ID:u+ihgg3Ao
兄宅深夜

兄「それじゃあそろそろ寝るかあ…」

妹「今日も何の変哲もない一日でした、そして今日も兄さんと一緒♪」

兄「自分の部屋使え」

妹「やです〜」

兄「この季節なんだし、暑いだろ」

妹「その熱を享受しましょうよ〜、今朝みたいに」

兄「散々説教しただろうが」

妹「それをも楽しむのが真のMもうとというものですよ」

兄「なんだMもうとって」

妹「えもうとです、Mな妹です」

兄「そんな造語は流行らないし流行らせない」
219 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/16(金) 21:06:11.46 ID:u+ihgg3Ao
兄「とりあえず寝るぞ、お前はこっち!」ドン

妹「あぁん♪優しくしてぇぇ…」バタン

兄「何であんな変態になったんだよ…」
__________

兄部屋

妹「スp」

バタン

ガチャ

妹「どうして入らないんですか?」

兄「どうしてお前はここに居るんですか?」

妹「窓をつたってやってきました」

兄「そうですか」

妹「そうですよ」

兄「で・て・け」

バタン

妹「せめておやすみなさいを〜!」

ガチャ

兄「…おやすみ」

妹「隙ありいいいいい!!」

バタン

妹「ふみゅぎゅ!!」グシャ

兄「バカやってないで寝ろ、おやすみ」

妹「おやすみ…なさい…」ガクッ
220 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 03:45:23.38 ID:Yeoa2oW2o
ある日常の1コマ

学校帰り

兄「あー…久しぶりに一人で帰るな…妹もいないし…」

兄「ちょうどいいや、新刊探しに本屋にでも行くか」
________

委員長サイド

委員長「…」トコトコ

委員長「まったく…兄ってばまた授業中に…」

委員長「あれで成績いいのがちょっと癪に…ん?」

ネコ「ニャーン」

委員長「…可愛い…」
221 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 03:52:12.16 ID:Yeoa2oW2o
委員長「どうしたの〜?」ナデナデ

ネコ「にゃ〜」

委員長「あぁ…!可愛い!連れて帰ろうかしら…」

委員長「でもうちのアパートってペット禁止なのよね…」

ネコ「にゃ〜」

委員長「ああもう!可愛すぎるわ!」

ネコ「にゃ〜…」スリスリ

委員長「どうしたのかにゃ〜♪お腹空いてるのかにゃ〜♪」

兄「<●><●>」
222 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 03:55:06.07 ID:Yeoa2oW2o
委員長「とりあえずご飯買ってきてあげようかにゃ〜♪」

兄「<●><●>」

委員長「何がいい?オニギリとかがいいかにゃ〜?」

ネコ「にゃ〜…」

委員長「冗談だにゃ〜♪」

兄「<●><●>」

委員長「じゃあペットフードと牛乳買ってくるからね〜♪大人しく…」クルッ

兄「<●><●>」

委員長「!!!???」
223 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 04:01:27.37 ID:Yeoa2oW2o
委員長「あ…あんた…いつ…いっ…」パクパク

兄「どうしたのかにゃ〜♪お腹空いてるのかにゃ〜♪」ニヤニヤ

委員長「な、何で声かけないのよ!」

兄「いや、ここは空気読んで黙っておこうと」

委員長「そんなことしなくていいの!」

兄「なんでよ」

委員長「え?そりゃだって…」

兄「恥ずかしいからかにゃ?」ニヤニヤ

委員長「っ!!」

グシャ
224 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 04:04:12.79 ID:Yeoa2oW2o
兄「…」ヒリヒリ

委員長「自業自得よ」

兄「お前本気すぎ…」

委員長「当然でしょ?本気だったんだから」

兄「どんだけ俺に見られるのが嫌だったんだ…」

委員長「誰に見られるよりも嫌だったわ」

兄「お兄ちゃんちょっとショック…」

委員長「そんなことより、どうしたのよ、あんたの家反対側じゃない?」

兄「ああ、今日は妹もいないからちょっと本屋に寄ろうと思ってたんだ」ナデナデ

ネコ「にゃ〜」
225 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 04:08:39.47 ID:Yeoa2oW2o
委員長「へえ、いつもくっついてるのに」

兄「今日は友の勉強を見てやるんだと、補習の為に」

委員長「ああ、なるほど…」

兄「我ながらできた妹だと思うよ」ウンウン

委員長「ホント、あんたとは大違いね」

兄「はっきり言わないで、傷ついちゃう」

委員長「まあいいわ、それじゃあ私はこの子の餌を買いに行くから」

兄「ああ、んじゃあ俺もついてくわ」

委員長「なんでよ!?」

兄「へ?嫌なのか?」

委員長「ほ、本屋に行くんじゃなかったの?」

兄「いや、予定変更、面白そうだし」ニヤニヤ

委員長「あんた、ホントに性格悪いわね…」
226 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 04:11:54.42 ID:Yeoa2oW2o
兄「それに、お前さっき言ってたろ、牛乳買うって」

委員長「ええ、言ってたけど…」

兄「ネコに牛乳って定番だけど、体調悪くする原因らしいぞ」

委員長「え、そうなの?」

兄「ああ、平気なネコもいるが、ダメなネコもいる、こいつはどっちかわからないだろう?」

委員長「ううん…そうね…」

兄「まあ、そんな感じで不安になったのでついて行くことにしたわけですよ」

委員長「…わかったわよ…」
227 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 05:06:31.94 ID:Yeoa2oW2o
委員長「それじゃあ、大人しく待っててね」

ネコ「にゃ〜」

兄「お前ホントネコに対しては優しいな」

委員長「あんたに対してだけ厳しいのよ」

兄「普通にショック」

委員長「嘘言いなさい、ほら、行くわよ」

兄「へーい」
228 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 05:40:53.37 ID:Yeoa2oW2o
コンビニ

店員アドン「いらっしゃいやせー」

兄「便利だよな、ホント。ペットフードまであるとか」

委員長「あんまりこういうところに依存すると、良いことないわよ」

兄「知ってる、だから自炊してるだろ?」

委員長「あんたは料理好きだものね」

兄「ああ、大好きだ」

委員長「私もそれなりには出来るのよ?」

兄「お前昔俺に対抗してしょっちゅう料理勝負してたもんな」

委員長「う、うるさいわね…昔の話よ…」

兄「俺が勝った時のお前の悔しがりようは見ものだったなあ…涙目で、次は負けないんだから〜って」

委員長「気色悪い声ださないで、真似出来てないから」
229 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 05:47:44.90 ID:Yeoa2oW2o
兄「お前は昔から変わらないなあ」

委員長「それ、どういう意味?」

兄「負けず嫌いなところも変に面倒見がいいところも」

委員長「あんたが頼りないからよ、ホントにもう…いい歳なんだからそろそろしっかりしてよね」

兄「俺としてはましになってきてると思うんだがなあ」

委員長「私から言わせてもらえば全然だめだめよ」

兄「辛辣だなあ」

委員長「事実を言っただけよ」

兄「あ、変わってないと言えば」

委員長「なによ」

兄「お前小4の時から胸g」ガスッ
230 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 06:02:35.53 ID:Yeoa2oW2o
兄「ひゅみまひぇん」

委員長「あんたのそういうところもまっっっったく変わってないわよね」ゴキゴキ

兄「変わらないって幸せなことだと思うんだ」

委員長「いいこと言ったふうに言わないでくれる?」

兄「ほら、そんなことよりペットフード見ようぜ」

委員長「まあいいわ…そっちが目的だし」
231 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 06:10:24.21 ID:Yeoa2oW2o
兄「…」

委員長「それにするの?」

兄「いや、シーバって普通に人間からしてもうまそうだなあって…」

委員長「じゃああの子と一緒に食べる?」

兄「遠慮願います」

委員長「それで、どれがいいものなの?」

兄「そうだな、よく聞くのはサイエンスダイエットだな」

委員長「なんか合成物とか色々入ってそうね」

兄「けど一番健康にいいとか聞くぞ」

委員長「それじゃあそれに…って売ってないじゃない」

兄「あれは専門の店じゃないとなあ。少なくともこの辺のコンビニじゃ見たことない」

委員長「じゃあなんで勧めたのよ…」

兄「だって良いの教えろって言ったから」

委員長「…」
232 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 06:14:03.90 ID:Yeoa2oW2o
委員長「そうね、そうよね、あの子にはちゃんとしたモノ食べて欲しいしね」ガシッ

兄「何?なんですか?どうしたんですか!?」

委員長「ペットショップまで行くわよ」

兄「ちょ!遠い!遠いっすよ委員長さん!ここから何分かかると…」

委員長「ここまで来たらあんたも巻き添えよ」

兄「HA☆NA☆SE!」

委員長「面白そうだからとか言ってついてきたことを後悔させてあげる」ズリズリ

兄「引き摺るなああ!!服が破れる!」

委員長「だったらちゃんと歩きなさい、逃げようとしたら首輪つけるわよ」

兄「わかった!わかったから!!」
233 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 21:43:07.56 ID:Yeoa2oW2o
餌購入後

兄「まさか餌買うのに二時間もかかるなんて思ってなかった」ナデナデ

ネコ「はぐっはぐ」

委員長「し、仕方ないでしょ…ウサギとか可愛かったんだもの…」

兄「委員長のアパートってペット禁止だっけ?」

委員長「そうなのよ…」

兄「ふぅん…とはいえ、俺の家で飼うのも難しいしなあ…」

委員長「ちょっと、なんであんたがそこまで気を使うのよ」

兄「だってお前欲しがってるし」

委員長「別にあんたがそこまで気にすることないじゃない」

兄「お前がそのネコと接してる時の顔を鏡で見せてやりたい」

委員長「悪かったわね…変な顔してて」

兄「違うっての、欲しくてたまらんってのが顔に出てんだよ」

委員長「うぐぅ…」
234 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 22:04:36.06 ID:Yeoa2oW2o
兄「他の奴から見てもバレバレだと思うぞ」

委員長「そ、そんなにひどい?」

兄「初めて欲しいものが見つかった子供みたいな顔してる」

委員長「うう…だって可愛いじゃない!」

兄「そんなにネコが好きだったか」

委員長「ネコって言うか可愛い動物って言うか…」

兄「そうだなあ…ううん…」

委員長「別にいいわよ、出来ないこと望んでるのはわかってるから」ションボリ
235 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 22:40:26.90 ID:Yeoa2oW2o
兄「んな顔すんな」ベシッ

委員長「いたっ!何すんのよ!」

兄「お前はいつも通り俺を叱って傲慢な態度をとってれb…いてえ!!」ガスッ

委員長「傲慢って何よ!私はあんたがだらしないから…」

兄「ああもうそれでいい…とりあえず、だ」

委員長「なによ」

兄「このネコはお前のところでも俺のところでも飼えない」

委員長「わ、わかってるわよ…」

兄「ただネコは決まった場所があるとそこを根城にする習性があるらしい」

委員長「それくらい知ってるけど…」
236 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/17(土) 22:49:50.27 ID:Yeoa2oW2o
兄「ならここをそうしてやればずっと会えるだろう」

委員長「ネコは気まぐれなのよ、そんなに簡単に出来ないって…」

兄「幸い空き地だしな、公園も近くにあるからトイレにも困らないだろう、あとは風を防ぐ場所と寝る場所を確保してって、餌を毎日やってれば大丈夫なはずだ」

委員長「それはそうかもだけど…」

兄「あーあー!今日はなんにもやることなくて暇だから段ボールと布で軽くこいつの家でも作ってやりますかね!」ナデナデ

委員長「兄…」

兄「なんだよ」

委員長「あんたさっきは本屋行くとか言ってたくせに…」

兄「暇つったら暇なんだよ」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/09/18(日) 00:26:36.59 ID:UdIqHGfk0
いいんちょフラグキタ――(゚∀゚)――!!

友ルート終わったらでいいんでいいんちょルート書いてけろ
238 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 06:33:50.62 ID:7Tq8ZwA8o
いいんですかね…

友ルートだけでは他のキャラの魅力が伝わりにくいと思い、友イベントの合間にプチイベントを挟もうと思ったんですが…こっちがメインっぽくなってますね…

でもこれはちゃんと友ルートですから!
239 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 08:24:08.18 ID:7Tq8ZwA8o
それから約1時間後

兄「ふぅ…出来た」

委員長「それっぽくなったわね」

ネコ「にゃ〜♪」ゴロゴロ

兄「まあでも雨降ったら崩れるからな、ちゃんと毎日様子見に来てやらねえと」

委員長「そうね…」

兄「なんだよ、嬉しくなさそうだな」

委員長「…あんたがいつもより優しいから明日槍でも降ってるのかどうか心配してるのよ」

兄「なんだそりゃ、まあ俺の手にかかれば槍降らすなんぞ朝飯前…」

委員長「兄」

兄「何だよ?」

委員長「ありがとう」ニコッ

兄「うっ…」

委員長「な、何よ…悪い?お礼言ったら」

兄「わ、悪くはないけど…」ポリポリ
240 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 08:34:04.04 ID:7Tq8ZwA8o
兄「とりあえず!ちゃんと面倒見てやるんだぞ」

委員長「わかってるわよ、私が放り出すとでも思ってるの?」

兄「まあ、お前は委員長だしな」

委員長「けど…」

兄「ん?なんだ?」

委員長「あんたもたまには…一緒に来てくれる…?」

兄「…た…たまにならな!」
241 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 08:51:25.65 ID:7Tq8ZwA8o
兄「さ、今日はもう帰るぞ、時間も時間なんだ」

委員長「そうね、今日はありがと」

兄「面白いもの色々見れたしなあ」

委員長「そんなに私がこんなことしてたら変なの?」

兄「変じゃないって、いつも見ないから新鮮だった」

委員長「そ、そう…」

兄「んじゃ、どうする?送って行こうか?」

委員長「大丈夫、すぐそこだしね」

兄「それもそうか、んじゃあ…気をつけて帰れよ」

委員長「うん、また明日ね」
242 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 15:33:38.47 ID:7Tq8ZwA8o
兄帰宅

兄「ふー」

妹「兄さん遅かったじゃないですか!」

友「そうですよ妹をこんな時間まで一人にして!」

兄「何で居るんだお前」

友「そりゃ妹が一人だったから護衛で」

兄「お前が居る方が危険だと思う」

友「なんだとー!!」

妹「それで兄さん、どうして遅かったんですか?」

兄「ああ、ちょっとネコの家を建ててた」

友「はぁ?」

兄「まあ色々あったんだよ」

妹「?」
243 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/18(日) 22:12:48.47 ID:7Tq8ZwA8o
兄「さて、飯の用意するか…」

友「それじゃ私はこれで、妹、また明日ね」

兄「飯くらい食ってけよ」

友「良いんですか?」

兄「一人分増えても変わらないって」

友「でも兄貴の分は…」

兄「タッパーに詰めてやるから持って帰れ」

友「ううん…」

妹「友ちゃん、一緒に食べよ?」

友「遠慮なくいただきます」キリッ

兄「お前はわかりやすいなあ…」
244 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/19(月) 18:11:54.82 ID:wM+d37fEo
食事後

妹「んみゅう…」

兄「あーあー…喰ったあとすぐ寝たらダメだって言ってるのに…」

友「か…かわうぃぃ…」パシャパシャ

兄「撮るな」バッ

友「ああ!返してください!帰ってプリントしてペロペr…一緒に寝るんです!」

兄「余計返せるか!!!」

兄「削除削除っと…」

友「あああああああ!!!!!鬼いいいい!!!悪魔ああああああああ!!!!」

兄「鬼でも悪魔でも外道でもなんでもいい、妹に変なことするなら容赦しないぞ」

友「妹本人にはしてません」キリッ

兄「自慢できねえよ、てか本人じゃなきゃ何してんだよ」

妹「そりゃあ盗撮とか盗聴とか…」

兄「もしもし、家に盗聴器を発見しました、至急犯人の特定と確保を…」ピッピッ

友「嘘です!冗談ですから!」
245 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/19(月) 18:47:56.05 ID:wM+d37fEo
兄「とりあえず、お前はもう帰れ」

友「妹連れて帰tt兄「ダメ」

友「わかってますよぅ、冗談ですよぅ」

兄「何かその口調が腹立つ…」

友「わかりましたよぅ、もう帰りますよぅ」

兄「わざと?」

友「わざとですよぅ」

兄「…」ムニュムニュ

友「いひゃいいひゃい!」
246 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/19(月) 19:12:29.48 ID:wM+d37fEo
兄「ほら、送ってやるからとっとと来い」

友「送って…?いりませんよお兄さんなんか」

兄「傷つくなあ、ほら早くしろ」

友「別にいいですってば…」

兄「夜遅くに女子を一人で帰す男が居るかっての」

友「お兄さんにそのキャラは似合いませんよ」

兄「ぐだぐだ言わない、それか男に迎えに来てもらうか?」

友「わかりましたよ…」
247 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/20(火) 12:52:58.28 ID:d7+LGwr/o
帰り道

兄「…」

友「…何で今日に限ってこんなこと言いだしたんですか」

兄「言ったろ、女子一人で夜家に帰すなんて出来るか」

友「はぁ…」

兄「俺は紳士だからな」キリッ

友「私のことおっさんって言ったくせに」

兄「まあ一部おっさんだな」

友「失敬ですぞ!」

兄「でも全部がおっさんてわけじゃないし」

友「それはフォローなんですか?」

兄「お前の解釈次第だ」
248 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/20(火) 22:01:08.48 ID:d7+LGwr/o
友「お兄さんは私への態度がぞんざいだと思います」

兄「なら優しくしてやろうか?」

友「それはそれで気持ち悪いのでいいです」

兄「お前…言うだけ言って…」

友「だって想像するだけで寒気が…」

兄「なら言うなっての!傷つくだろ!俺はガラスの十代なんだよ」

友「それ言う人大抵三十代…」

兄「るせぇ!ホントに十代だ!」
249 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/21(水) 13:46:28.42 ID:3FLjtMzZo
友宅前

兄「ほら、ついたぞ」

友「へえ…案外早かったですね」

兄「実は俺深紅の王なんだ」

友「あんま知らないネタなんでやめてもらえませんかね」

兄「そうか…」

友「それじゃあ、私は家に入ります」

兄「ああ、また明後日な」

友「一応…お礼は言っておきます、ありがとうございました」

兄「普段からそのくらい素直ならなあ…」

友「お兄さんへの対応はこのあたりが妥当です」

兄「ひでえやつだ…」

友「それじゃ、おやすみなさい」

兄「ああ、おやすみ」
250 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 02:08:00.77 ID:CAT8hqfYo
兄(ふぅ…あれでもう少し可愛げがあればなあ…)

兄(見た目は悪くないんだから中身が伴えば評価は変わると思うんだが…)

兄(ま、こっちのが話しやすいのは確かだな)

兄(逆にあいつがしおらしくなったらそれはそれで変な感じだしな…)

兄(変って言えば今日の委員長もわりと変だったな…)

兄(ネコか…たまには見に行ってやるか…)

兄(あ、妹にプリン買って帰ってやろう)

兄(…エクレアのが良いかな…)

兄(まあいいや、コンビニ行ってから決めよう)
251 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:07:32.73 ID:CAT8hqfYo
コンビニ

店員アドン「いらっしゃいませー」

兄(ええと…デザートコーナーは…)

兄(あった…って、夜だからか…品数悪いな…)

兄(…プリン売切れてんじゃねえか…)

兄(他何がいいかなあ…)

店員アドン「いらっしゃいませー」

兄「ううむ…」

先生「んあ?兄じゃねえか」

兄「あれ?先生?」
252 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:09:38.11 ID:CAT8hqfYo
兄「どうしたんですか先生、こんなとこで」

先生「腹減ったから食い物買いに来た」

兄「そりゃそうでしょうけど…こんな夜中に…」

先生「夜中ってほど夜中でもないだろ、ま、あいつがうるさいんだけどな…」

兄「妹先生ですか…」

先生「ああ、なんとかあいつが風呂入った隙に買いに来た」

兄「そりゃその見た目なら心配されますよ」

先生「どういう意味だ、おい」

兄「聞き流してください」
253 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:47:54.00 ID:CAT8hqfYo
先生「んで、兄はなんでここに居るんだ?」

兄「ちょっと妹に土産でも買って行こうと思いまして」

先生「相変わらずのシスコンぶりだな」

兄「お褒めにあずかり光栄でございます」

先生「褒めてねえよ」

兄「で、プリンを買って行こうと思ったんですが…」

先生「あー、この時間ならねーよ」

兄「ですよねー」
254 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:50:32.24 ID:CAT8hqfYo
先生「けどな…ほれ」ヒョイ

兄「ん?なんですかこれ?」

先生「ふあふあぱふサンドだ」

兄「おいしいんですか?」

先生「ああ、なんてったって俺が絶賛するくらいだぜ」

兄「へえ…じゃあそれにしましょうかね」

先生「あ、後これもうまいぜ」

兄「チーズケーキ…」

先生「ケーキは嫌いか?」

兄「いえ、こんなのあったんだなあと」
255 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:52:57.13 ID:CAT8hqfYo
先生「それじゃあこれも頼むわ」

兄「へ?ちょっと」

先生「デザート紹介したんだ、一つくらいいいだろ?」

兄「…まあ…いいですけどね」

先生「んじゃあ俺は弁当か何か適当に…」

兄「この時間に食べると、太りますよ」

先生「それ、今からデザート食うお前らが言えたことか?」

兄「ごもっともです」

先生「ま、俺は今日ずっと寝ないでゲームだし」

兄「最近そんな気力がなくなってきてまして…」

先生「なんだよ、爺じゃねえんだからもっと夜更かししろよ」

兄「教師の言うことじゃないですよね、確実に」
256 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 03:54:36.79 ID:CAT8hqfYo
兄「たまにしますが、朝死にそうになるんで…」

先生「俺は朝はのんびり寝てるからな!」

兄「妹先生が全部家事とかやるからでしょう…」

先生「その通りだ!」

兄「胸張って言うことじゃないですよ、たまには手伝ったらどうです?」

先生「俺が手伝ったら何か壊れるからやめろって言われる」

兄「そ、そうですか…」

先生「ほら、レジ行こうぜ、あ、これもよろしく」カコン

兄「当然のようにお菓子入れないでください!」
257 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 04:02:18.51 ID:CAT8hqfYo
店員アドン「あり(ry」

兄「無駄な出費が増えた…」

先生「いいじゃねえか100円ちょっとくらい」

兄「一つ高いの入れてたでしょう…」

先生「ばれた?」

兄「会計でばれないと思ってるんですか…」

先生「まあそう言うなって、お前にもちょっとやるからさ」ガサゴソ

兄「それ、暗に食べさせてやるから帰り付き合えって言ってます?」

先生「大当たり」
258 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/22(木) 04:23:18.51 ID:CAT8hqfYo
_______

先生「♪」パクパク

兄「美味しいですか?」

先生「ああ、他人に買わせたやつだからなおうまい」

兄「良い趣味してますね…」

先生「冗談だって、ほら、食うか?」

兄「いえ、遠慮します、先生が全部食べていいですから」

先生「俺が勧めてんだぞ〜美味いんだから食え!」ブンッ

兄「んむぅ!」

先生「どうだ!チョコエクレアの味は!」

兄「ふぇんふぇ…ふるふぃれふ」

先生「ちゃんとしゃべれ」

兄「ん…はぁ…いきなり突っ込まれたらしゃべれるわけないじゃないですか」

先生「それで、味は?」

兄「おいしかったですけど…」

先生「何だよ…不満なのか?」シュン

兄(な、何で残念そうな顔するんだこの人…)

兄「いや、美味しかったです、すっごい美味かったです!」

先生「そうか、ならよかった」ニコッ

兄「…」
259 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/24(土) 00:43:31.45 ID:7YfLd6dMo
先生宅前

先生「それじゃあな、兄」ボソボソ

兄「なんでそんなに小声なんですか」

先生「あいつに見つかったら面倒だからな…」ボソボソ

兄「遅くに外出した子供の心境ですね」

先生「うるせえ」ボソボソ

兄「それじゃあ先生、おやすみなさい」

先生「おう、俺はまだ寝ないけどな」ボソボソ

兄「また明後日に」ノシ

先生「またな〜」ノシ
260 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/24(土) 14:13:53.87 ID:7YfLd6dMo
兄妹宅

兄「ふぅ…」

妹「あ…兄さん…」ポー

兄「おう、起きたか」

妹「うん…」ポー

兄「寝ぼけてるのか?」

妹「ううん、そんなことないよ…?」ポー

兄「嘘つけ、ほら、とっとと二階で寝るぞ」

妹「うん…」グシグシ

兄「おぶるか?」

妹「抱っこがいい…」

兄「今日だけな」
261 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/25(日) 03:44:47.61 ID:Jirho57+o
妹部屋

兄「ほら、離しなさい」ポンポン

妹「やー…」ギューッ

兄「やーじゃありません」ユサユサ

妹「兄さんといっしょがいい…」

兄「だからそれは毎回ダメって言ってるでしょう」

妹「いーやーぁー」ギュウウウ

兄「それにここお前の部屋だから」

妹「やー」グリグリ

兄「じゃあ俺もここで寝ていいのか?」

妹「うん…」

兄「へ?」

妹「一緒に寝るの!」グイッ

兄「うおっ!?」
262 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/25(日) 04:23:39.26 ID:Jirho57+o
書き忘れてましたが…
>>260は兄がお風呂から出てきた時の描写です









後付けじゃないですよ!
263 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/25(日) 04:57:36.05 ID:Jirho57+o
兄「…」

妹「むふー…」

兄「はぁ…」

妹「兄さぁん…」スースー

兄「…今日だけな…」
264 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/26(月) 05:37:39.65 ID:TkDMJVmHo
水曜日 起床

兄「ん…」

兄「久しぶりだな、妹がいない起床は…」

兄「こないだは…」
_______

日曜日起床時 妹部屋

妹「ん…ぅ…」

妹「あれ…兄さん…?」

兄「すー…すー…」

妹(これはどういうことでしょうか…私は確か昨日ご飯を食べたあと寝てしまったはず…)

妹(つまりこれは兄さんが無理やり寝てる私を連れて部屋にお持ち帰りぃ☆したということ!)

妹(なんという幸せでしょうか!意識がなかったのが残念ですが…)

妹(きっと兄さんは色んなところを色んな事したに決まっています!)

妹(だからお互い裸…じゃない…)

妹(服も乱れて…ない…)

妹「…」プルプル

妹「どうしてそこで襲わないんですかそこでええええ!!!!」ドゴォ

兄「げっふぉあ!?」
265 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/26(月) 05:54:05.87 ID:TkDMJVmHo
兄「ひどい目にあったからな…」

兄「ちゃんとあれ以降窓にも部屋にも鍵するようにしてよかった」

兄「さて、それじゃあ着替えるか」ガチャ

妹「おはようごz」バタン

兄「先に顔洗いに行くか…」

妹「兄さん!愛しの妹を無視するなんてどういうことですか!」ガチャ

兄「俺の妹がクローゼットなんかに入ってるわけがない」

妹「前科ありですから」

兄「前科あったらやっていいわけじゃないぞ」
266 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/26(月) 05:56:34.37 ID:TkDMJVmHo
妹「兄さんの服、すごいいい匂いでした」

兄「お前はどこへ向かっていってしまうんだろうか」

妹「それはもちろん…兄さんの胸に〜!」ダッ

兄「受け取り拒否」ガチャ

妹「ああああぁぁ…」バタン

兄「…着替えるか…」
267 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/27(火) 07:24:40.69 ID:TG6C7Ozdo
登校中

兄「ということがあったんだよ」

友「何と羨ましい!!!!」

妹「兄さん!私がそういう姿を見せるのは兄さんだけなんですから!」

兄「頭いてえよ…」

友「わ、私なら期待の通りの反応が出来るよ!」

妹「兄さん以外はちょっと…」

友「お兄さんはなんなんですか一体!」

兄「俺に当たるなよ…」
268 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/27(火) 07:30:20.12 ID:TG6C7Ozdo
兄「そう言えばお前今日補習だろ」

友「う゛っ…嫌なことを…」

兄「事実だ事実」

妹「待ってるよ?」

男の娘『うん、ボクも』スラスラ

友「ううん…気持ちはありがたいけど…いいかな、迷惑だし」

妹「そんなこと思ってないのに〜」

友「それにお兄さんは早く帰るだろうから、一緒に帰れなくなっちゃうよ?」

妹「そうなんですか?兄さん」

兄「おう」

友「ホントに帰る気かよ!薄情者!」

兄「どっちなんだよお前…」
269 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/27(火) 08:23:42.38 ID:TG6C7Ozdo
妹「兄さん〜一緒に待ちましょうよ〜」

兄「どうすっかな〜…」

友「別にいいですよ、帰ってください」

妹「友ちゃ〜ん…」

友「気持ちだけもらっとくよ、こないだも待ってもらっちゃったしね」

妹「うぅ…」

友「妹みたいな女の子が遅くに帰ってたら危ないしね!」

男の娘『自分も女の子のくせに…』スラスラ
270 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/28(水) 06:39:39.91 ID:R0IkpzqZo
友「さ、とりあえず行こう妹!」グイッ

妹「あ、友ちゃん!」

兄「あいつ変なところで他人に気を使うよな」

男の娘『そういう子ですから…』スラスラ

兄「いいんだか悪いんだか…」

男の娘『友は優しいからね…』スラスラ

兄「意外な一面だな」

男の娘『そうでもないよ?ああ見えて昔は大人しかったんだから。お嬢様みたいな感じ』スラスラ

兄「へ〜…それがどうしてあんな変態になっちまったんだ…」

男の娘『ううん…まあ色々あったんだよ、色々』スラスラ

兄「…?」
271 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/28(水) 19:38:21.85 ID:R0IkpzqZo
友授業 1限目 美術

友「さ、今日も描くかな!」

妹「友ちゃん張り切ってるね〜」

友「そりゃ自分の好きな絵が描けるんだもの!ここは天国か!?」

妹「いや、一応課題は出てるんだけどね」

友「今日は何書こうかな!どんな可愛い女の子を描こうかな!!」

妹「ううん…たまには違うの書いてみたら?」

友「じゃあ妹を描く!!!」

妹「ええ!?」

友「じゃあ後ろ向いて、そのまま振り返って、上目遣いでこっち見て!!」

妹「何そのマニアックな…」

友「描くと言ったら描くの!さあ!!!」

妹「うう…友ちゃんが怖い…」
272 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/29(木) 08:34:56.54 ID:BE6qcqjIo
友「そう、そんな感じで…」

妹「ちょ、ちょっとしんどいかも…」

友「もう少し待ってね〜…よし」

妹「もういい?友ちゃん」

友「うん、いいよ、ありがと。それじゃあ可愛く描くからね?」

妹「それじゃあ私も何か描こうかな…」

友「あ、妹は休んでていいよ、私これを合作にして提出するから」

妹「え、合作って私何も…」

友「ポーズ作ってくれた」

妹「え、いやそうだけど…」

友「まあ私に任せておいて!妹はゆっくりしてて!」

妹「うう…でも一人じゃつまんないよぅ…」
273 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/30(金) 02:17:37.51 ID:lPq8gPU8o
______

黒基調グレー「また白基調の奴白くおさまってやがる、そんなにいい子ちゃんぶりてえのかよ、グレーのくせによぉ」

白基調グレー「何言ってんだお前、グレーに白基調も黒基調も関係ねえだろうが、バカみてえなこと言ってんじゃねえよ脳細胞まで黒で統一されてんのか」

黒基調グレー「は?何言ってんの?それお前だろ?混ぜられるがままになって丸く収まるの待ってるヘタレちゃんだし」

白基調グレー「今時バカみたいに元の色に執着してるお前ら黒基調に言われてたかねえな、あれだろ、ゆとりとかの世代で決めるタイプ、遅れてるねえ、もっと本質見ようよ本質、あ、質が低い奴にこんなこと言っても意味ないかなwwww」

黒基調グレー「この野郎!!やんのかてめえ!」

白基調グレー「お前みたいな黒いだけが特徴なゴミみたいな野郎に負けるかよ!」
274 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/30(金) 02:24:04.14 ID:lPq8gPU8o
基本色グレー「やめねえかてめえら!!」

白基調グレー「基本色グレー…何の用だよ、チューブ入りのお前が俺らのケンカに口出ししようってか?」

黒基調グレー「てめえみたいに大人しくチューブに収まってるやつもいけすかねえ」

基本色グレー「ああ、俺はチューブ入りだ、だがなあ!だからこその限界って物があんだよ…」

白基調グレー「何言ってやがる、俺らは少しでも別の色混ぜられたら人格が変わっちまうんだ、ずっと固定色として存在し続けてるてめえとは次元がちげえんだよ!」

基本色グレー「固定色だからこそだ!お前らみたいに微妙な色合いの差を出すために確実に俺は混ぜられる、お前らはそのまま使われたり混ぜられたりと用途が様々だ…けどなあ!!俺は混ぜられるだけなんだよ!わかるかこの気持ちが!!」

黒基調グレー「けっ…いきなり出てきて説教かよ…鬱陶しい」

基本色グレー「だからてめえらもこんなくだらねえ争いしてんじゃねえよ、同じグレーとして役割を全うしろよ!白だ黒だ言ってる場合じゃねえだろうがあああ!!!!!」
275 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/30(金) 02:29:09.31 ID:lPq8gPU8o
_________

友「うと…妹〜」

妹「ううん…あれ…?」

友「おはよ、妹」

妹「私、寝ちゃってた?」

友「うん、ぐっすりと、ヨダレついてたよ」

妹「え?嘘…?」

友「ほら、じっとして」フキフキ

妹「んむむ…」

友「これでよしと」

妹「ありがと、友ちゃん」

友「いや、お礼を言うのはこっち…」

妹「え?」

友「いえ!なんでもありませぬ」

友(ふっふっふ…妹の寝顔写真ゲット…今日からこれを表示して毎日枕元に置いて寝よう!その他にも色々用途はあるけど!)

妹写真のデータは後に兄が美味しく消し飛ばしました
276 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/30(金) 18:03:28.06 ID:lPq8gPU8o
昼休み

友「あ゛ぁ〜…」グデー

兄「なんなんだこの軟体動物は」

友「なんだお兄さんか…」

兄「ずいぶんな言い方だな」

友「憂鬱なんですよ…」

妹「友ちゃんさっき小テストでひどい点とっちゃって…」

兄「何点中何点だったんだ?」

妹「それは…」

友「お願い妹!言わないで!お兄さんに知られたら絶対バカにされるから!」

兄「…」チラッ

妹「ううぅ…」

兄「ちなみに何のテストだったんだ?」

友「化学ですよ…」
277 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/09/30(金) 18:05:54.38 ID:lPq8gPU8o
兄「あ〜…俺も化学は嫌いだわ」

友「へえ、意外ですね」

兄「なんでだ?」

友「お兄さん頭固そうだったから絶対理系だと思ったのに」

兄「さりげなくバカにしてねえ?」

友「堂々とバカにしてます」

兄「…まあ少なくともお前よりは出来るけどな」

友「なんでつって?」

兄「嫌いで苦手だが基本だけは熟知してるつもりだ」

友「裏切り者!」

兄「俺を仲間だとでも思っていたのか」
278 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/02(日) 14:20:26.19 ID:jgaYdscLo
友「いいですよ〜どうせ私はバカですから〜」

委員長「あら、兄たち先に来てたのね」

男の娘『一旦教室まで戻っちゃったよ〜』スラスラ

兄「悪い悪い、妹を見つけたから一緒に来てたんだ、メールしておけばよかったな」

委員長「それでこの子どうしたわけ?」

兄「テストで悪い点数取ったからへこんでるんだとよ」

委員長「自業自得ね」

男の娘「(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン」

友「皆優しくない!愛が足りない!」

兄「勉強してないお前が悪いんだって話だ」

友「ぐぅ…」

兄「とはいえ小テストだろ?中間とかならそんだけ落ち込むのはわかるが」

友「…次の小テストで同じ点数取ったらそっちも補習だって言われたんです…」

兄「ご愁傷様」
279 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/02(日) 21:25:39.33 ID:jgaYdscLo
妹「どうせなら兄さんに教えてもらったらどう?友ちゃん」

友「ううん…妹ならともかくお兄さんは屈辱が…」

妹「私が化学できればいいんだけどね…教えられるほど頭良くないもん…」

委員長「私が教えてあげてもいいけど…」

友「いや、まあ大丈夫ですよ、あんまり迷惑かけるのも悪いですし」

委員長「ふうん…でも放っておいたらしないんじゃないの?」

友「そんなことないですって、私はやればできる子なんです」キリッ

男の娘『やろうとしないことが問題だけどね』スラスラ

友「あげ足取らない!」
280 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/03(月) 23:38:36.51 ID:l9a8KsZuo
兄「とりあえず飯食うか」

委員長「そうね」

友「そうですね、嫌なことは食べて忘れようそうしよう」

妹「あんまり食べると太っちゃうよ?」

友「マジで?妹スリムな方が好み?」

兄「どうしてお前はまず同性の部分を考えないんだ」

友「お兄さんは考え方が狭いですねえ、私がそういう考え方なんだから妹もそうにきまってるじゃないですか」

兄「世の中のデフォルトをお前基準で設定するな」
281 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/03(月) 23:40:28.03 ID:l9a8KsZuo
昼食終了後

兄「ふう…次は経済だったな、男、行こうぜ」

男の娘「( ・ω・)ノ」

妹「じゃあ、私達も行こう?」

友「そだね…」

兄「あんま暗くなるなよ、どうせここの先生だし、大丈夫だろ」

友「お兄さんが私を励ました…明日は槍だ…」

兄「それじゃあ、妹、またあとでな、委員長も」←もう慣れた
282 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 06:44:46.74 ID:CmYbz0tdo
放課後

兄「それじゃ、死ぬなよ」

友「今まさに死にそうです」

妹「ホントに待たなくていいの?」

男の娘『終わったら電話くれればいいよ、迎えに行くから』スラスラ

友「兄貴も妹も、心配しすぎだって、大丈夫大丈夫!」

友「それじゃあ、いってくるね!また明日!」

兄「ふむ…」
283 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 06:50:48.66 ID:CmYbz0tdo
兄「とりあえず俺らは帰るか」

妹「え〜ホントに帰るんですか?」

兄「時間がもったいないしな」

妹「ちょっとその言い方はひどいと思います…」

委員長「あの子自身が大丈夫って言ってるんだから大丈夫でしょ、遅くなり過ぎないなら大丈夫よ」

兄「過敏に反応しすぎだ、どうしてもダメなら向こうからも連絡があるだろう」

妹「ううん…」

男の娘『それもそうかな…逆にこれで待ってたら友の方が気まずい感じになっちゃうかもだし…』スラスラ

妹「わかりました、帰りましょう…」

兄「ま、どうしても気になるならあとで様子見に来ればいい、な?」ナデナデ

妹「そうですね…では、一度帰りましょうか」
284 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 06:56:45.51 ID:CmYbz0tdo
委員長「わ、私は寄るところがあるからここでね」

兄「そか、ちゃんと毎日行くんだぞ」

委員長「言われなくてもわかってるわよ…」

兄「んじゃ、気をつけてな」

委員長「ええ、お疲れ様」

妹「また明日ですよ〜」

兄「あいつもホント、好きだなあ」

男の娘『兄君、委員長がどこ行くか知ってるの?』スラスラ

兄「ああ、知ってるぞ」

妹「どこ行ってるんですか?」

兄「いや、誰にも言わないでくれって言われたからな…」

妹「ええ〜」

兄「友人のプライバシーを暴露するほどお兄ちゃんは無神経ではありませんよ」

男の娘『なんかそれずるい…』スラスラ
285 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 20:57:38.50 ID:CmYbz0tdo
兄帰宅後

兄「ふぅ…」ドサッ

妹「友ちゃん、大丈夫ですかね?」

兄「むしろお前が大丈夫か?今日気にしすぎだろ」

妹「え?どうしてですか?」

兄「どうしてって…いつもそんなに気にしないだろ」

妹「最近このあたりに不審者が出没するんですよ?」

兄「は?」

妹「兄さん…?」

兄「初耳だぞそんなの」

妹「昨日一緒にニュース見てたじゃないですか」

兄「やってたっけ…」

妹「やってましたよ!」
286 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 21:22:48.93 ID:CmYbz0tdo
授業中になんとなく兄っぽい物を書きました
っていうか兄しか男がいないので必然的に兄ということにしました

ちょっと幼い感じがしますがどうでしょうか…

というかこんなことするくらいなら続きかけって話ですよねごめんなさい…
http://iup.2ch-library.com/i/i0439026-1317817308.jpg

ネタが固まってはいますが、日常重視かイベント重視か迷います
シナリオライターさんってすごいですね…ホント
287 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/05(水) 21:52:16.80 ID:CmYbz0tdo
兄「…」

妹「むー…」

兄「俺図書室に忘れ物したから取りに行ってくる」

妹「やっと行く決心をしましたね!では私も…」

兄「妹はダメだ」

妹「どうしてですか!?」

兄「危ないだろう、お前に何かあったら困る」

妹「そこは俺が守ってやるって言うところじゃ…」

兄「守ってやりたいが武器を持っていたらどうする?俺はお前が心配なんだ」

妹「なら兄さんも同じくらい危険じゃないですか!」

兄「俺は絶対に戻ってくる、俺を信じろ、妹」

妹「でも…」

兄「俺は兄だ、お前を残して死にはしないさ」

妹「兄さん…」

兄「俺の帰りを待っていてくれ、必ず戻ってくる、死亡フラグなんかへし折ってやる」

妹「…はいっ!!」

兄「じゃあ…行ってくる」

妹「行ってらっしゃい、兄さん!」

ガチャ

兄「あ、腹減ったら飯先に食べといてな、あんまり遅くならないと思うが」

妹「はーい」

バタン

妹「ん…?」
288 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 07:16:49.07 ID:xqpkQnJpo
学校

兄(まいったな…そりゃ皆心配するわけだ…)

兄(ちゃんと集中してニュース見てればよかったな…)

兄(まあ、そんなにすぐ終わるわけではないだろうが、ちょっと覗きに行ってみるか…)
________

兄(どこだっけあいつの教室…)

兄(お、あったあった…)

兄(なんだ、妙に静かだが…)

ガラガラ

友「すー…」

先生「くー…」

兄「…」
289 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 07:38:27.92 ID:xqpkQnJpo
兄「なんで寝てるねん」ペシッ

友「おうっ…おあ…?お兄さん…?」

兄「ああ」

友「何で居るんですか…?」

兄「今は俺の質問ターンだと思うんだが」

友「なんでしたっけ?」

兄「何でお前ら寝てんの」

友「ああ、なんか激論を交わしている末に…」

兄「補習しろよ…」

友「割と楽しかったですよ?」

兄「補習しろよ!!!」
290 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 08:11:32.85 ID:xqpkQnJpo
友「一応プリントしましたよ?」ペラッ

兄「へえ…どれどれ…」

兄「問一:ブラストの反動を軽減させるために…何やってんだ先生!!!」

友「私の頭にかかればちょろいもんでしたよ」

兄「そりゃGEBの問題ならわかるだろ!現文やれよ!!」

友「嫌です面倒くさい」

兄「お前ここに何しに来たんだよ!!」

友「補習ですが何か?」

兄「補習しろよ!!!!!」
291 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 15:37:03.99 ID:xqpkQnJpo
先生「うるせえなあ…」

兄「先生、補習どうしたんですか?」

先生「補習よりも大切なものがこの世にはあるんだよ」

兄「今何が大切なのか考えてくださいよ!」

友「私たちはお互いの理想と思想について語り合っていたんですよ」

先生「ああ、兄、覚えておけ、勉強なんて将来役に立たん、こういうことの方がよっぽど役に立つんだ」

兄「それには若干同意しますが先生が言っていいものじゃないですよ」

先生「ゴチャゴチャうるせえなあ…あ、続きやろうぜ、仮眠取れたし」スッ

友「あ、充電器さしていいですか?」

兄「 補 習 し ろ よ ! ! ! ! ! 」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/10/06(木) 16:17:55.80 ID:9BuaGjIy0
そーいやGE2が出るそうだな
293 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 17:10:33.12 ID:xqpkQnJpo
>>292
らしいですね…
ちょっとPVみましたが…アリサ出るんですかね…
聞く話によるとあれから三年後の極東とか…
前作の主人公がそのまま引き継ぎッて言うのは望み薄ですかね。。。
294 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/06(木) 19:30:23.74 ID:xqpkQnJpo
終了後

友「そういえばお兄さんどうしてここにいるんですか?」

兄「ああ、図書室に忘れ物してな、取りに来た」

友「ふうん、あったんですか?」

兄「おう、ちゃんとあったぞ」

友「あ、そうですか、残念です」

兄「お前マジ憎たらしいな」

友「冗談ですよ、1割くらい」

兄「本気だろそれ、なあ」
295 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/08(土) 00:33:59.61 ID:aHwjyxIko
兄「ほら、聞かなかったことにしてやるから帰るぞ」

友「妹さんはいらっしゃいますか?」

兄「いねーよ」

友「つっかえね」

兄「殴るぞ」ゴンッ

友「いったい!!!殴ってるじゃないですか!!」

兄「強いて言うなら満更でもない」

友「何言ってんですか」

兄「いーから帰るぞ、時間がないんだ」

友「どこのウラキさんですか」

兄「ネタじゃないんだが」
296 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/08(土) 00:38:54.58 ID:aHwjyxIko
帰り道

兄「結構暗いな」

友「割と長い時間やってましたからねえ」

兄「お前の馬鹿さ加減にはほとほと愛想が尽きる」

友「どこかで聞いたことありますね、それ」

兄「ああ、俺も覚えてないけどな」

友「そしてバカってなんですか、バカって」

兄「事実を述べたまでだ」

友「私だって実技系は得意なんですからね」

兄「逆に言うと実技以外は全部アウトか」

友「お兄さんって墓穴掘るの好きですよね、つまり穴を掘るのが好き→穴兄弟というわけですね」

兄「チャラ男さんが出てきそうだからやめて」ガクブル
297 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/08(土) 01:03:19.49 ID:aHwjyxIko
友「そういえばこの間見ましたよ、チャラ男さん」

兄「え!?どこでよ!?活動範囲ここじゃねえだろ!?この辺生息してないって図鑑に載ってたじゃないか!」

友「隣町の公園で男の子口説いてました」

兄「うあああああ!?もうやめて!?俺あの人トラウマなんだけど…」

友「振られてしょんぼりしているところに筋骨隆々の男の人たちが次々と…」

兄「もういい!やめろ!俺を殺す気か!?」

友「どんだけトラウマなんですか…」

兄「お前は男じゃないからわかるまい…あの恐ろしさを…」

友「好意を向けてくれることは良いことじゃないですか〜?」ニヤニヤ

兄「他人事だからってお前は…」
298 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/08(土) 20:03:56.38 ID:aHwjyxIko
兄「そういやお前、化学どうすんだ?このままじゃ補習だろ?」

友「あ〜…せっかく忘れてたのに…」

兄「忘れて済む問題じゃないだろ」

友「何とか適当にやりますよ…」ハァ

兄「ま、頼むなら教えてやらないことはないが…」

友「お断りします」

兄「まあ聞け、これは選ばれた者にしか出来ない勉強方法なんだ」

友「どういうことです?」

兄「二次元に対する一定以上の愛がないと出来ない勉強方法だ」

友「…聞かせてもらいましょうか?」
299 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/08(土) 20:09:39.96 ID:aHwjyxIko
兄「まあ今すぐ説明することは出来ないが…教えてやることなら出来る」

友「む…」

兄「どうせお前がちょこちょこ勉強したところで手遅れだろ」

友「わかってるんです、言わないでください」

兄「だから俺が出来るように教えてやるって言ってるんだ」

友「…なんかお兄さん今日変じゃないですか?」

兄「俺はいつも通りだぞ」

友「私がテストでダメな点とろうと放置じゃないですか」

兄「実は俺…お前が毎回苦しそうに補習行く姿が…」

友「嘘吐かないでください、気持ち悪い」

兄「嬉しくていつもニヤニヤしながら見てた」

友「この下種!三下!劣等!!」ガスッガスッ

兄「痛い痛い!冗談!冗談だから!」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/10/08(土) 23:04:39.10 ID:85PjppfN0
本当にこんなんで兄と友はくっつくのか…?
301 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 05:17:46.27 ID:wr5LYhwxo
>>300
最初はこんな感じですよ
まあ、これだけやってここまでしか進んでないってことで
日常のシーンの方は極力削ることにしました
もう少し早いテンポでお送りします
ぶっちゃけこれだけやって構想してたイベントの二つしか消化してませんから…
どうしてこうなったのか…俺がちんたら日常考えながら描いてたからですすいません…
それでもほのぼの感は抜けないように努力しますよ!
302 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 05:55:57.97 ID:wr5LYhwxo
兄「いつつ…冗談だってのに…」

友「んで、実際はどうなんですか?」

兄「具体的な理由なんかねえよ、なんとなくだ」

友「なんですかそれ…」

兄「実際にそうなんだから仕方ないだろう」

友「無駄な時間と労力を消費しました」

兄「辛辣だな…優しさが欲しいぜ」

友「はい、バファリン」

兄「そんな優しさはいらねえ!」
303 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 07:07:43.30 ID:wr5LYhwxo
兄「とりあえず、そういうわけだ」

友「何がそういうわけなんですか」

兄「お前の能力開発プログラムについて」

友「私のレベルはいくらでしょうね?」

兄「せいぜい1〜2が関の山だろ」

友「どんな能力が開花するでしょうね」

兄「お前のことだから多分透視能力」

友「…うぇへへ…」

兄「きったねえ顔してんな…ヨダレ拭けよ」

友「妹とか…先生の体を…ふへへ…」

兄「ダメだこいつ、早く何とかしないと…」
304 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 08:31:53.89 ID:wr5LYhwxo
兄「俺ならどういう能力なんだろうなあ」

友「お兄さんのことですからきっとレベル0ですよ」

兄「むしろそっちの方が夢があると思うんだが」

友「わからないこともないですね〜」

兄「まだ見ぬ可能性に希望を見つけ、それを糧に生きていくのが人間としての…」

友「どうでもいいですけどお腹減りましたね…」

兄「どうでもいい!?」

友「ちょっとコンビニ寄っていいですか?って言うか寄ります」

兄「へいへい」
305 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 08:53:45.00 ID:wr5LYhwxo
コンビニ

店員アドン「らーい」

兄「来るたびにアドンの挨拶が適当になっていってる気がする」

友「せめて店員さんって言ってあげたらどうですか?」

兄「いやだって…アドンだし…コンビニアドン…」

友「とりあえず私はこの赤い明太子を選びます」

兄「たらこじゃなくて明太子だよなやっぱり」

友「たらこはたらこでいいんですけどね〜」

兄「俺は焼き魚そんなに好きじゃないからな…」

友「意外ですね、好ききらいあるなんて」

兄「そりゃ俺だってあるさ」

友「何でも食べるのかと思ってました…プラスチックとか」

兄「ガッちゃんじゃねえんだからよ…」
306 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 09:46:34.37 ID:wr5LYhwxo
友「ガッちゃんがいたらぬるぽちゃんが居てもおかしくないですよね」

兄「お前は何を言っているんだ」

友「妄言です、忘れてください」

兄「お、新発売で半生焼きタラコがあるぞ」

友「あ〜ホントですね」

兄「俺これ買おうっと」

友「焼き魚は嫌いじゃないんですか?」

兄「半生と聞いてwktkが止まらん」

友「私は浮気しません、辛子明太子一択です」

兄「たまには道を外れてみるのも悪くないと思うんだがな」
307 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 19:42:57.02 ID:wr5LYhwxo
店員アドン「あ(ry」

兄「さて、見せてもらおうか、新商品の性能とやらを」パリパリ

友「そんなレッテルなんて飾りです、お兄さんにはそれがわからんのです」パリパリ

兄「あんま知らないガンダムネタを使ってみた」

友「微妙でしたね」

兄「そんなことよりオニギリだ」パクパク

友「いいからテーピングだー」パクパク

兄「お、うまいな…けど辛さが足りない…」

友「ふふん、定番の味が一番ですよ」

兄「けどそっちにはないこう…味がする」

友「一緒じゃないですか?明太子とたらこですし」
308 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/09(日) 20:02:20.85 ID:wr5LYhwxo
兄「ちょっと食べるか?」

友「ううん…」

兄「未知の領域が開けるぞ」

友「ん〜…それでは少し…」パクッ

兄「どうだ?」

友「あ〜…辛さが抑えられてますがちゃんと明太子分が残ってますねえ…」

兄「悪くはないと思うんだ」

友「そうですね」

兄「というわけでお前のもくれ」

友「え〜」

兄「俺の食べたんだからお互い様だろ?」

友「それただお兄さんがこっち食べたかっただけじゃ…」

兄「隙あり!!」パクッ

友「ああああああ!!!!」
309 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 06:52:19.12 ID:DLxSGJ4Fo
兄「うむ、ふぃみふぇふぁる」モグモグ

友「ちょっとおおおお!!食べ過ぎでしょう!」

兄「ん?ふぉうか?」

友「一口でどんだけ食べるんですか!?明太子の部分がほぼ消滅してますよ!風前のともしびですよ!」

兄「悪い悪い、加減を間違えた」

友「私もそれほぼ全部もらいますからね!!」

兄「やだよ、俺のだし」

友「この期に及んで…なら強行突破です!!」ガブッ

兄「いってえええ!?お前指噛んだぞ!」

友「ん」モグモグ

友「一気に食べたら辛みも出てきてイイ感じですね」

兄「指噛んだことはスルーかよ…」
310 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 08:08:21.95 ID:DLxSGJ4Fo
友宅前

兄「ふぅ…着いた…」

友「何げっそりしてるんですか、私のオニギリ食べたくせに」

兄「何でもないっての…それじゃあな、風邪引くなよ」

友「あれ、帰るんですか?」

兄「他に何するんだよ」

友「ご飯くらい食べられますよ?」

兄「お前どうした?」

友「何がですか?」

兄「いや、いつもならそんなこと言わないだろ」

友「なんとなくですよ」

兄「そうだな…」
311 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 08:20:47.40 ID:DLxSGJ4Fo
_________
_____
___

妹「兄さん遅いですね〜…」

妹「先にご飯作っちゃいましょうかね…」

妹「お米…炊けてないんですね…」

妹「それじゃあ適当に水を入れてスイッチを…」

妹「あ、でも普通に炊いたら面白くないから炊き込みご飯に…」

妹「あれ?炊き込みご飯って何入れるんでしたっけ…」

妹「じゃあ冷蔵庫にある適当な材料を入れるとしましょうか…」
____
_______
__________
312 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 08:27:16.57 ID:DLxSGJ4Fo
兄「いや…やめとく…妹一人にしてたらうちのキッチンがデッドライジングのショッピングモールになっちまう」

友「妹って料理できないんですか?」

兄「過去俺の炊飯器の蓋を吹き飛ばした経歴がある」

友「へ?」

兄「そして俺にカオスなカオスな魔茶漬けを食べさせたんだ」

友「な、なんですかそれ…?」

兄「本人はたまご粥を作ろうとしたらしいんだが…」

兄「卵は殻ごと、塩と砂糖が大量に入って味はめちゃくちゃ色もめちゃくちゃ見た目も味もグロテスクな一品だ…あれは俺にも作れない…」

友「妹への愛があれば何でも食べられます」キリッ

兄「嗚呼、食べた、食べたよ…俺も食べた…」

友「遠い目をしてますね」
313 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 08:40:43.34 ID:DLxSGJ4Fo
兄「まあそういうことで、今日は遠慮しとく」

友「そうですか、まあ私はどっちでもよかったですが…」

兄「また今度食わせてもらうさ」

友「誘うかは分かりませんけどね」

兄「ちなみにおまえんち誰が料理してんだ?」

友「私ですけど?」

兄「へ〜…男かと思ってた」

友「違いますよ…とはいえ私もあまり出来たものじゃないですが…」

兄「ふうん…ま、いつか食べに来るさ」

友「別に来なくても良いんですけどね」

兄「お前が来るかって言ったんじゃねえか…」
314 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/10(月) 08:48:54.61 ID:DLxSGJ4Fo
兄「まあいいや、それじゃあまた明日な」

友「ええ、また明日」
__________

兄「…妹…大丈夫だろうか…」

兄「俺はどうして飯食っていいなんて言ってしまったんだろうか…」

兄「…大丈夫だよな、帰ったら紫色の料理が並んでるなんてないよな…」

兄「…とりあえず早く帰ろう」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/10/11(火) 00:19:43.51 ID:TZj7ilSQ0
マチアソビ疲れただ
316 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/11(火) 06:49:51.10 ID:kdaOnHZPo
兄宅

兄「妹!!」

妹「に…にぃさぁん…」

兄「なんてこった…」

妹「うぅ…ごめんなさい…」

兄「何か作ろうとしたのか?」

妹「た、炊き込みごはんを…」

兄「予想通りだった…」

妹「けど作る前の段階で挫折しました…」

兄(どういう作り方しようとすればこうなるんだ…大殺界じゃないか…)
317 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/11(火) 08:05:07.29 ID:kdaOnHZPo
兄「悪いな、ちょっと遅かったか」

妹「いえ、出て行った段階で私の料理の腕を見せつけようと料理に…」

兄「こないだので十分見たつもりだったんだが…」

妹「こ、これでもちょこちょこ練習してたんですよぉ…」

兄「それは…知らなかったな…」

妹「私だって女の子らしいところ見せたいですから!」ドヤッ

兄「まあ結果は散々だったけどな」

妹「言わないでください…」ショボン

兄「料理なら俺が教えてやるって言うのに…」

妹「ここは見えないうちにうまくなろうと思いまして…」

兄「仕方ない奴だな」ナデナデ
318 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/11(火) 09:39:29.98 ID:kdaOnHZPo
兄「それじゃあ今日はファミレスでも行くか…」

妹「すいません…」

兄「たまには外食も良いじゃないか、ま、帰ってきたら掃除だからな、ちゃんと手伝えよ」

妹「任せてください!!」

兄「その意気やよし…それじゃ、行くか」

妹「はい!」

兄「あ、変なメニュー頼もうとした場合強制的にお前はノニジュースにするから」

妹「そんな!?」
319 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/12(水) 06:54:14.42 ID:bTxHAWt5o
ある日常の1コマ

SHR後

兄「あー…疲れた…」

委員長「お疲れ様、私先に帰るから」

兄「またかよ…ってまあ、お前なら当たり前か」

委員長「当然よ、ちゃんと責任は取るわ!」

兄「楽しそうで何よりだな」

委員長「あんたもたまには来なさいよね」

兄「へいへい…あ、けど今日は妹先生に呼ばれてるから駄目だ」

委員長「ふうん…そうなの」

兄「ああ、俺何かへまやらかしたっけな…」

委員長「ま、いいわ、いつでもいいから」

兄「おう、悪いな」

委員長「ううん、それじゃね」

兄「ああ、またなー」
320 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/12(水) 21:31:50.13 ID:bTxHAWt5o
職員室

兄「失礼しまーす」ガラガラ

校長「良いからテーピングだ!!」

先生「よろしい、ならば戦争だ」

兄「カオスに次ぐカオス」

妹先生「あ、兄君、来たのね」

兄「なんですか先生これは」

妹先生「いつもだから気にしないで」

兄「そうっすね…」

妹先生「それじゃあ、行きましょうか」

兄「え?どこ行くんですか?っていうか俺何も聞いてない…」

妹先生「兄君今日予定ないって言ってたよね?」

兄「ええ、そうですが…だからなn…」

妹先生「じゃあ行きましょうか」

兄「え、いや。どこに…アッ――――!」
321 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/13(木) 09:31:37.01 ID:u08gbjuio
会議室

兄「な、何で会議室なんですか?」

妹先生「あんまり人が来ないからよ?」カチャ

兄「鍵ッ!?」

妹先生「そりゃ誰か来たらまずいからね」

兄「何する気ですカ!?」

妹先生「最近私欲求不満でね…」

兄「は!?」

妹先生「だから久しぶりに…ね?」ギシッ

兄「ちょっ!先生!?」

妹先生「今まで何度もしてきたでしょ?」

兄「そ、そうかもしれませんが…じ、時間かかりますし…」

妹先生「そのために用事あるかどうか聞いたんでしょ?」

兄「それもそうですが…」

妹先生「さ、早くしましょう?割と私我慢できないみたいだから…」ドサッ

兄「ちょっ!先生!?」
322 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/13(木) 09:57:12.60 ID:u08gbjuio
_______

兄「い、妹先生…勘弁してください…もう何回目だと…」

妹先生「けど何度しても一緒ね〜…また同じところ硬くしちゃって…」

兄「仕方ないじゃないですか…俺も久しぶりなんですから」

妹先生「あら?兄君しょっちゅうしてると思ってたのに」

兄「そんな時間ありませんよ…」

妹先生「でも大丈夫、もう終わりにしてあげるから」

兄「あっ…ちょっ…!待ってくだ…」

妹先生「ダーメ」

兄「ちょっと待ってええ!!!!」
323 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/13(木) 13:59:29.83 ID:u08gbjuio
妹先生「はい、チェックメイト」

兄「また負けた…」

妹先生「兄君腕落ちたわね〜」

兄「最近出来ないんですよ…」

妹先生「最近はパソコンなんかでオンラインチェスとか出来るんじゃなかったっけ?」

兄「いやあ…妹と一緒にゲームしたりとかでパソコン触らないんですよねえ」

妹先生「ホント妹ちゃんは兄君にべったりね〜」

兄「嫌じゃないんですけどね」キリッ
324 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/13(木) 17:46:49.15 ID:u08gbjuio
兄「それにしても…先生の攻め方じゃ毎回同じ陣形しか組めませんよ」

妹先生「いくらか妥協してたんだけどなあ…」

兄「腕が落ちたらしいですね、相当」

妹先生「こういう頭使う遊びもやらなきゃだめよ?」

兄「マージャンやポーカーはしてるんですけどね」

妹先生「ゲームで?」

兄「無論です」

妹先生「そんなのあるのね〜」

兄「最近のゲームはマージャンとか出来なきゃ先に進めないのがあってですね…」

妹先生「それってあれよね、美少女ゲーよね」

兄「お分かりですか」
325 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/13(木) 20:11:43.15 ID:u08gbjuio
妹先生「あんまりそういうのして、現実をおろそかにしてるとモテないわよ?」

兄「今はリアルのこと考えてる余裕ないんですよね」

妹先生「そんなに忙しいの?」

兄「いえ、やる気でないだけです」

妹先生「はぁ〜…あのねえ…」

兄「たまにそう言う風になりません?」

妹先生「まあならないことはないけど…そこは大人としてね」

兄「仕事してる人はすごいと思いますよ、毎日毎日…」

妹先生「まあ、私自身結構この仕事楽しくやってるんだけどね」

兄「俺も好きな職に就きたいですね〜」

妹先生「そう思うなら、がんばらないとね」
326 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/14(金) 03:37:26.00 ID:0PfpRtT+o
兄「いやあそれにしても…」

妹先生「何?」

兄「変な言い方するから何するかと思いましたよホント」

妹先生「誤解しちゃった?」クスクス

兄「いえ、紳士ですので」キリッ

妹先生「そう?会議室に来た時には期待と不安が入り混じった顔してたけど?」

兄「俺には妹がいますので」キリッ

妹先生「いや…その断り方は大分危ないわよ…?」
327 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/14(金) 04:10:58.40 ID:0PfpRtT+o
兄「というか、別に会議室でやる必要なかったのでは?」

妹先生「いやあ…普段口酸っぱくまじめにしろって言ってる私がこんなの堂々とできるわけないし…」

兄「チェスくらいいいと思いますけど…」

妹先生「姉さんのことだし、ここぞとばかりにバカにしてくるわ」

兄「あ〜…それはわからないでもないですが…」

妹先生「それに私自身最近こういうゲームしてなかったからね」

兄「先生の方じゃ相手になりませんもんね」

妹先生「相手になるならない以前にやろうともしないわ」ハァ

兄「きっと将棋みたいに取った駒を使いだすに違いありませんよ」

妹先生「それはそれで楽しそうではあるけどね」
328 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 01:05:53.92 ID:woIAezJco
兄「白ナイトと元白の黒ナイトとの決戦ですか、胸熱ですね」

妹先生「そうやって想像するのも楽しいかもね」

兄「将棋じゃ形一緒ですから想像しにくいんですよね、なんですか飛車って、車ですかあれ」

妹先生「まあ私もわりと詳しくないからね…」

兄「元仲間との決戦に白ナイトはどう対応するのか…みたいな」

妹先生「私あんまりアニメとか見たことないからわからないけどね」

兄「そうなんですか?」

妹先生「マンガすら読まないからね〜」

兄「普段は何読んでるんですか?」

妹先生「新書…とか?」

兄「俺は割と雑食ですからね」
329 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 01:13:42.07 ID:woIAezJco
兄「こないだ新書も一冊買って読みましたよ?」

妹先生「そうなんだ、何読んだの?」

兄「吉田牧場です」

妹先生「あ〜…聞いたことあるわね」

兄「よければ今度持って来ましょうか?」

妹先生「そうしてくれるとありがたいわ」

兄「美味しそうなチーズがいっぱいのってます」

妹先生「ああ、そうそう、チーズが有名だったのよね、ナチュラルチーズだったかしら?」

兄「カマンベールとかそういうのですね」
330 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 01:27:42.60 ID:woIAezJco
兄「いやあ…色んな人生があるんだなって思いましたよ」

妹先生「私も本に出来るくらいの生き方が出来ればいいんだけれど…」

兄「自分が満足できればそれでいいんじゃないですかね?他人に認められなくても」

妹先生「兄君は気楽なのね」

兄「気楽って言うか…別に認められる必要はないって思うんですよ、自分が頑張ったって言うのは自分が一番よくわかるわけで、本にしようが何にしようが他人には絶対わからない領域の話ですから」

妹先生「まあそれもそうなんだけどね…」

兄「それでも認めて欲しいなら本当に信頼できる、傍に居てくれる人が居ればいいんじゃないですか?パートナーとして」

妹先生「わ、私はそういうことあんまり考えたことないわね…」

兄「先生って、学一筋ってイメージありますから…」

妹先生「え゛…ホント?」

兄「第一印象ですよ、今は違います」
331 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 01:49:52.11 ID:woIAezJco
兄「どちらにせよ、良い先生って言うのは変わりませんよ」

妹先生「そ、そうかしら…」

兄「ええ、意外な一面もあって…あれですね、ギャップ萌えですね」

妹先生「も、萌え…って私にあるわけないじゃない」

兄「色々ありますよ?」

妹先生「私はそういう感じのキャラじゃないと思うし…」

兄「一見割と硬い人に見えるのに、趣味のことになれば一線も譲らない子供のようなところがあると言うのもギャップ萌えですよ?」

妹先生「わ、私子供っぽい?」

兄「たまにあります、ただ一部の人にしか分からないとは思いますが…」
332 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 03:07:04.82 ID:woIAezJco
兄「まあ妹先生には妹先生の魅力があるんですから、大丈夫ですよ」

妹先生「ホント?」

兄「ええ、ホントです」

妹先生「たとえば?」

兄「まあさっき言った部分とかポイント高いですよ?意外と子供っぽいと言うのは…」

妹先生「そうなのかしら…逆じゃないの?」

兄「男としてはこう…ティン☆と来るところがあるんですよ」

妹先生「そういうものかしら…」

兄「そういうものですとも」

妹先生「じゃあ…兄君は?」

兄「はい?」
333 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 06:01:48.28 ID:woIAezJco
妹先生「兄君はどう思う?」

兄「へぁ!?はぁ?はい…えっと…あれです…アリだと思います」

妹先生「へえ〜」ニヤニヤ

兄「からかいました?」

妹先生「どうかなあ」ニヤニヤ

兄「からかいましたよね絶対!」

妹先生「あはは」

兄「ったく…」

妹先生「まあ兄君には妹さんがいるものね」

兄「妹は妹ですよ、そういう対象では見れません」

妹先生「妹さんは違うみたいだけどね」

兄「そういうことはハッキリわけませんと」フンスッ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/15(土) 09:07:13.70 ID:I6Ge6MqDO
展開早めると面白くなってきた
wktk
335 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 11:22:40.96 ID:woIAezJco
兄「YesシスコンNoタッチ…みたいな?」

妹先生「それどこかで聞いたことあるわよ?」

兄「まあまあ細かいことはいいじゃないですか」

妹先生「まあ、しっかりお兄さんしてるのね」

兄「俺は一流の兄ですから」

妹先生「兄に一流も二流もないでしょうに…」

兄「では兄の一流の基準をお教え…」

妹先生「いえ、結構よ」

兄「そうですか…」
336 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 14:32:48.85 ID:woIAezJco
妹先生「ふぅ…さて、付き合ってくれてありがとね?」

兄「いえいえ、たまにならいいですよ」

妹先生「ホント?それじゃあ今度1000ピースのパズル二つ持ってくるから競走しない?」

兄「そ、それは休みの日が望ましいですね…」

妹先生「休みの日ならいいの?」

兄「ええ、構いませんよ」

妹先生「それじゃあ今度誘おうかしら」

兄「わかりました、事前に言っておいてくれれば時間開けておきますので」

妹先生「うん、ありがと、姉さんはこういう息抜きに付き合ってくれないからね」

兄「あの人にパズルで息抜きなんて考えきっとありませんよ」
337 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 14:47:50.45 ID:woIAezJco
妹先生「それじゃ、ありがと、また明日ね?」

兄「ええ、お疲れ様でした」

妹先生「あ、出てる課題ちゃんとやるのよ?」

兄「わかってますよ、友じゃないんですから…」

妹先生「一応課題はちゃんとやってきてるんだけどね」

兄「そうなんですか…意外だ」

妹先生「あの子…妄想しだすと止まらないからね…特に妹さん」

兄「あ〜…なるほど」

妹先生「それ以外はちゃんとしてるって感じかな?」

兄「でも成績悪いんですよね」

妹先生「授業聞いてないからね…わからないところは男君にでも聞いてるんじゃないかしら?」

兄「なるほど」
338 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 14:51:11.85 ID:woIAezJco
兄「んじゃ、今日は帰って課題やりますかね」

妹先生「ええ、また明日」ノシ

兄「また明日〜」ノシ
_________

職員室

友「ポンです」カチ

先生「お前それバレバレだぞ」

校長「いやいや、油断は禁物ですぞ」カチカチ

妹「校長先生、ロンです」

校長「なん…と…」

兄「これはどういうことだ」

男の娘『兄君の行方を聞きに来たボク達が麻雀に巻き込まれた、そういうことだよ』スラスラ

兄「経緯を聞いてみたいもんだな、是非」
339 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 17:58:40.02 ID:woIAezJco
月曜日 放課後 兄教室

兄「さて…と」

妹「あ、兄さん、帰りますか?」

兄「何で居るの?」

妹「下からワイヤーで」

兄「やめろよ、危ないだろ?」

委員長「何でワイヤースルーするの…」

妹「私は妹能力検定1級ですから」

兄「うむ、さすがは俺の妹だ」

委員長「ちなみに兄は?」

兄「俺は取る必要なく一流だからな」フンス

委員長「そう…」
340 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/15(土) 19:31:49.91 ID:woIAezJco
男の娘『そういえば友は?』スラスラ

兄「上から来るぞ!気をつけろ!」

友「残像だ」バン

兄「ロッカーの中から…だと…」

友「ちなみにこの中は私達の教室と直通のエレベーターです」

兄「うわあ…誰得」

妹「私ワイヤー使って登ってこなくても良かったんですね」

友「ちなみにこれ校長先生が作ったんだよね」

兄「なんでやねん」ビシッ

友「面白そうだからって言ってました」

兄「あの禿…」
341 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 05:53:33.74 ID:W1p/TOpfo
兄「そうだ、喫茶店に行こう」

委員長「唐突ね」

兄「せっかく昼に終わったんだし、いいだろ?」

委員長「私は別にいいけど…」

妹「私は兄さんが行く所ならヒマラヤにでもついて行きます」

男の娘『ボク達も暇だしいいよー』スラスラ

友「決められた…!?」

兄「んじゃ行くか」

友「でも喫茶店てどこ行くんですか?」

兄「ああ、馴染みの店があるんだ」

委員長「私たちは昔から行ってたわよね」

妹「最近は行ってませんけどね〜」

兄「まあ来ればわかるさ」
342 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 06:22:00.75 ID:W1p/TOpfo
喫茶店

カランカラン

マスター「いらっしゃいm…おお!兄君じゃないですか」

兄「マスター久しぶり」

マスター「妹さんも委員長さんも、お久しぶりです」

妹「お久しぶりですマスターさん」

委員長「前に来たのはいつだったかしら…半年くらい前?」

マスター「それくらいですかねえ」

兄「来る時間中々なくてな、休日は妹の御守で大変だったし」

妹「さすが兄さんです!」ムフー

兄「何故喜ぶし」
343 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 06:40:18.80 ID:W1p/TOpfo
兄「今日はバイトさんいないのか?」

マスター「今日は夕方からになってますね」

兄「仕事慣れてた?」

マスター「もう様になってますよ、腕はともかく…」

マスター「それはともかく…そちらのお嬢さん御二方はお友達ですか?」

兄「ああ、そうそう」

男の娘『はじめまして』ペコリ

友「ど、ども〜」

マスター「ほうほう、これはよくいらっしゃいました、歓迎しますよ」

兄「そっちのスケッチブック持ってる方が男、んでポニテが友だ」

マスター「なるほど…ん…?男?」

兄「名前の通り、『男』だ」

マスター「何と!?これは失礼…お嬢さんかと思いましたよ」

男の娘『いえいえ〜良く間違われますから』スラスラ
344 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 06:46:13.09 ID:W1p/TOpfo
兄「んで、この爺さんはマスター、まあここの店長だな」

マスター「よろしくお願いしますね」プカー

兄「時たまTPOをわきまえずにセクハラまがいの質問してくるが無視でいい」

友「へ?」

マスター「失敬ですな…この間通報されてから何もしてませんよ」

兄「あの客も客でひどかったけどな…」

委員長「そもそも、そういうことするのが問題じゃない?」

マスター「私なりのお茶目ってやつですよ」ホッホッホ

妹「あ、でもでも、マスターさんはいい人ですよ?友ちゃん」

友「そ、そうなんだ…」
345 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 06:51:42.81 ID:W1p/TOpfo
兄「さて、んじゃなんか頼むか」

マスター「ああそうそう、新しい豆が入ってますよ」

兄「んじゃ俺はそれとホットケーキで」

妹「私はクリームソーダで、食べ物は兄さんと食べますので大丈夫です!」

委員長「私も新しいのくれる?お腹減ってないから軽食はいいわ」

男の娘『えっと…ボクはミックスサンドとアイスコーヒー…豆の種類はお任せします』スラスラ

友「…」

兄「んあ、友、どうした?」

友「へぇ!?いえ、何でもないですよ!?」

兄「コーヒー飲めるならお勧め頼んどいてやるけど、どうする?」

友「いや、私は紅茶がいいです…冷たいの」

兄「ん、マスター、なんか適当にアイスティー、うまいのな」

マスター「私の出す物がまずかったことはありますか?」

兄「愚問だったな」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/10/17(月) 12:51:24.91 ID:DN0xi4dAO
妹「に〜いさ〜ん♪」兄「やけにご機嫌だな?妹」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300879888/

のスレが3か月ルールでHTML化依頼がでてるけどいいんかな
サブイベントスレも引っかかりそうだけど
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 17:20:22.87 ID:GjfDSeKIO
用途別だったとは言え、同一の世界観で何スレも保有だったからしょうがないんじゃないか?
鯖に余裕があれば違っただろうが、現状じゃ仕方ない。
生きているうちに、まとめ化したりする時期かもな
348 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 17:29:39.65 ID:W1p/TOpfo
>>346
そちらの方はメモ帳に保存しておきましょう
サブイベントの方は…
やはり普通にメモ帳配布の方がよかったですかね…
最近は時間なくてあんまり描く暇なかったですから…
もし書くことがあったらその都度意見を集めましょうかね…
349 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 17:34:07.53 ID:W1p/TOpfo
妹ルートの方は一応その後の意見集めとかに使えたらとは思ってたんですが
まあまったく使われてないですし大丈夫ですかね…
一応ここに関連するものは画像にしろ何にしろ一応保存してありますので
一定期間ごとに配布しようとは思っています
まあスレがあまり進んでないので需要とかはないと思いますが…
とりあえず今はメインの進行を出来る限り進めておこうと思います
まあそれでも遅いんですが…どうか長い目でお願いしますm(__)m
350 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 18:58:45.70 ID:W1p/TOpfo
_______

マスター「はい、出来ましたよ」コトン

兄「ん、さんきゅ」

友「美味しそうですね〜…」

マスター「もちろんですよ、なんせ兄君に料理や紅茶の知識を教えたのは私ですから」

男の娘『そうだったんですか!?』スラスラ

兄「ああ、元からやってたけど、マスターのおかげで幅が出た」

マスター「兄君は私が育てました」

妹「そして兄さんに私は育てられ、染められました」

マスター「まあ皆さん私の孫みたいなものですよ」ホッホ
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/17(月) 19:10:50.72 ID:/08mjQ2So
>>342
約4か月ぶりのムフーktkr!!
352 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 19:36:45.01 ID:W1p/TOpfo
委員長「あんた毎日のように来てたものね」

兄「ああ、あの時は色々必死だったからな」

マスター「お役にたてれば幸いですよ」

友「あ、これおいしい」

兄「おい!俺のホットケーキだぞ!」

友「はい、妹あーん」

妹「あーん」パクッ

兄「聞けよ!俺の!ホット!ケーキ!」

妹「おいひい!」

友「おいひい!」

マスター「追加、しますか?」

兄「…頼む…」
353 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 21:05:49.60 ID:W1p/TOpfo
マスター「まあ元気そうで何よりですよ」

兄「ああ、来れるときは来たいんだけどな…」

マスター「無理しなくていいですよ、たまに顔見せる程度で」

委員長「私もずいぶん来てなかったしね」

友「ちなみにいつからの知り合いなんですか?」

兄「俺か?俺は〜…小3辺りか」

友「へ〜ずいぶん前ですね」

マスター「兄君は昔から全然変わりませんから、根っこの部分で」

友「昔からこんな皮肉いう人だったんですね」

兄「おい」

マスター「まあ間違ってませんね」

兄「そこ否定してくんない!?」

マスター「事実ですから」プカー
354 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/17(月) 21:18:35.88 ID:W1p/TOpfo
マスター「ところで友さんは」ガタッ

友「ふぇえへ!?」ビクゥ!

マスター「え…どうかしました?」

友「い、いえ、何でもないです」

兄「なんだお前、日本語しゃべれよ」

友「う、うるさいですね!」

マスター「まあ…では改めまして、友さんは兄君達とは高校で?」

友「ええ、そうです、兄貴と一緒に」

マスター「お兄さんですか?」

男の娘『ええ、ボクです』スラスラ

マスター「うむう…信じがたい現実」

兄「悪いが、これが現実だ」

妹「なんでしたっけそれ」

兄「俺も覚えてない」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/10/17(月) 23:11:55.00 ID:5l90Cu+D0
>悪いが、これが現実だ
現在もしぶとく連載中の某忍者漫画のセリフだな。
支援。
356 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/18(火) 08:21:52.59 ID:9EHglZe8o
男の娘『ボクらは高校になった時にこっちに引っ越してきたんですよ』スラスラ

マスター「そうだったんですか」

友「まあ、ちょっとだけこっちに居た時もあったんですがすぐにまた引っ越してしまいました」

マスター「ううむ…事情が複雑そうですね」

兄「まあ、結果的に今に至るわけだからいいんじゃね?」

妹「どうあっても友ちゃんは私の友達だよ?」

友「妹おおおお!!!」ダキッ

マスター「百合百合しいですね」

兄「ああ、百合百合しいな」

友「妹おおおお!!!!」スンスン

兄「嗅ぐな」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/10/18(火) 18:01:33.62 ID:w6ZnEf3a0
クンカクンカ!
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/18(火) 19:56:31.48 ID:dnwixDbxo
妹ルートとサブイベント落ちたな
359 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/18(火) 20:09:28.33 ID:9EHglZe8o
友「とてもいい匂いがしました」

兄「もちろんだ、妹だからな」

友「お兄さんにしては納得な理由ですね」
____

マスター「仲よさそうですね」

委員長「何だかんだ言って…ね」

妹「むぅ…私の妹ポジションが危ないかもです…」

委員長「兄のことだから妹ちゃんをないがしろにはしないでしょ」

男の娘『ボクのことももう少し構ってほしいよう…』ショボン
____

兄「ふざけんな!巫女服は露出がないから萌えるんだろうが!!」

友「なんですと!私の脇巫女れーむをバカにする気ですか!?」

兄「るせえ!俺の中の巫女服はなあ!!!」

友「ところで、こいつを見てくれ、こいつをどう思う?」つれーむ秘蔵画像

兄「すごく…大きいです…(破壊力的な意味で)」
360 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/18(火) 21:35:23.28 ID:9EHglZe8o
________

兄「んじゃ、そろそろ帰るか」

マスター「おや、もうですか?」

兄「結構いい時間だと思う」

マスター「もう少ししたらバイトさんも来ると思うんですが…」

兄「ん〜…いや、いい。また会いに来るよ」

マスター「そうですか、お待ちしてますよ」

友「ごちそうさまでした、マスターさん」

妹「いつもながら美味しかったですよ!」

委員長「うん、また来るから」

男の娘『また皆でここに来ますね』スラスラ

マスター「ええ、皆さんありがとうございました、いつでも待ってますからね」

兄「んじゃ、またな〜」ノシ

カランカラン
361 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 05:53:54.09 ID:KD5TzYR8o
友「美味しかったですね」

兄「ああ、俺の料理の師匠だしな、まあ他の面に関しても…」

友「どういうことですか?」

兄「いや、何でもない」

委員長「それじゃ、私は帰るわね」

兄「ここからか?」

委員長「近道できるのよ、いつも帰ってたでしょ?」

兄「覚えてねえや」

委員長「まあいいわ、じゃあね」

兄「ああ、またな」ノシ

妹「また明日です〜」ノシ
362 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 06:24:48.98 ID:KD5TzYR8o
男の娘『なんか最近委員長帰るの早いね』スラスラ

友「ちょっと冷たいような…」

兄「あいつにも大切にしたいものが出来たのさ」

妹「え…?」

男の娘『どういうこと?』スラスラ

兄「想像に任せる、察してやってくれ…」

妹「なんですか?兄さん何でそんなに遠くを見つめてるんですか!?」

兄「これは俺たちが立ち入ってはいけない領域なんだよ…」ピクピク

友「お兄さん、頬が震えてますよ」
363 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 06:37:26.50 ID:KD5TzYR8o
兄「まあ、なんだ、とりあえず触れないでやってくれ」

妹「何か隠してますよね〜兄さん」

兄「ああ、俺は内容知ってる、ただな」

妹「ただ?」

兄「バラすと俺の命が危ない」

妹「そ、そうなんですか…」

兄「まあそういうことで、気にするな!」

友「逆に気になるよね」

男の娘「(゚д゚)(。_。)ウン!」

兄「さあ今日は帰るぞ、帰ってゲームだ」

妹「えぇ!?課題手伝ってくれるって言ったじゃないですか〜」

兄「…覚えてない!」

妹「そんなぁ!?」

友「ぬぅ…」

男の娘『どうしたの?』スラスラ

友「ううん、何でもない」
364 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 21:12:03.37 ID:KD5TzYR8o
日曜日 駅 


兄「というわけでアニメイトに行くことになったのだ」

妹「です!」

友「シュワット!」ズサーッ

兄「何でお前いんの」

友「妹といえば私、私といえば妹ですよ」

兄「そういや一緒に行くとか言ってたな、妹と」

妹「私は兄さんが行くならということで…」

友「というわけで必然的に嫌々お兄さんについて行くことになりました」

兄「くんな」
365 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 22:02:45.42 ID:KD5TzYR8o
兄「それにしても家の近くにないと不便だな」

友「そうですね、ああいう店が近くにあると便利ですよね」

兄「駅の話してるんだけど」

友「妹は欲しい物とかあるの?」

妹「私は特にないかな〜…」

妹(兄さんとデートできるわけですし…)

兄「家に居ても良かったんだぞ?」

妹「いえ私は…」

友「何言ってるんですか、家になんか居たらどうなるかわからないじゃないですか」

友「不審者が入ってくるかもしれませんし地震が起きるかもしれない、あらゆる可能性を考えるのが兄って言うものじゃなかったんですか?」

兄「それもそうだ、だがしかし、俺と一緒に来ることでさらなる危険に巻き込まれる可能性があるかもしれない」

友「守ってあげましょうよ、二人で」b

兄「…そうだな」b

妹「あのぉ…」
366 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/19(水) 23:17:24.34 ID:KD5TzYR8o
電車内

兄「なんとか座れたな」

友「どうして私が妹の隣じゃないですかー」ブーブー

兄「妹が俺の隣がいいって言ったから」

友「隣に知らない人来たら気まずいじゃないですか…」

兄「なんなら妹を俺の膝に座らせても良いけど」

妹「さすがにちょっとそれは恥ずかしいです…///」

友「恥じらう妹!イナフ!!」ビシッ
367 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 07:03:44.75 ID:E8l4lecgo
兄「それでな…」

女性「あ、すいません、隣失礼します」

友「あ、はいどうぞ〜」

友(スキャン開始…)

兄「だから…」

妹「そうなんですか〜」

友(いい胸だ…大体大きさはDか…そこら…)

友(しかもこの人腰ほっせええええええ)

友(まさに理想の体型!)

友(大き過ぎず小さすぎず、さりとて決して見劣りすることはない、間違いなく美人!)

友「イナフッ!!!」

女兄妹「!?」ビクッ
368 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 14:07:20.88 ID:E8l4lecgo
友(いや、もしもパットを入れてたりなんかしちゃったりしたら…)

妄想女性「私…実は…パット入れてただけで胸そんなに大きくないの…」

友「隠れ貧乳!!!Goooooooooooooooood enough!!!!!!」

兄「すいません、こんなのが隣で」

女性「いえ、大丈夫ですよ、私は次の駅で降りますので…」

友「なん…だと…」テンション↓

兄「当たり前だろ…」
______

男性(お、空いてる、ラッキー)

友「<●><●>」クワッ

男性「え…」

友「<●><●>」クワッ

男性「いや…あの…隣…いいでs…」

友「<◎><◎>」グワッッッ

男性「…」トボトボ
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 18:27:54.17 ID:DZr4F3aDO
友wwwwwwww
くそワロタwwwwwwww
370 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 18:56:10.10 ID:E8l4lecgo
兄「お前なあ…」

友「いえいえお兄さん、お兄さんもわかるでしょう?」

兄「何がだよ」

友「野郎が隣とか私は死んでも嫌です」

妹「と、友ちゃん…一応公共の場なんだから…」

兄「わからなくはないな!」

妹「えええええええええ!?」

友「でしょう!?だからお兄さんも野郎が来たら追っ払ってください」

妹「そんな、兄さんありえないですよね?」

兄「よし来た任せろ!」b

妹「ええええええええええええ!?!?」
371 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 19:04:56.77 ID:E8l4lecgo
男性B(っと…四人がけだけど良いか…)

兄「<●><●>」クワッ

友「<●><●>」クワッ

男性B(なんだこいつら…まあいいか…)サッ

兄「<●><●>」サッ

友「<●><●>」サッ

男性B(俺に座らせない気かよ…)スッ

兄「<●><●>」スッ

友「<●><●>」スッ

男性B「なんなんだよ座らせろよ!!」

兄「<●><●>」クワッ

友「<●><●>」クワッ

男性B「こっち見んなよ!!気持ち悪いだろ!!」

兄友「ならこっち来るなよ!!!!!!!!」

妹「ええええええぇ…」
372 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 19:40:23.29 ID:E8l4lecgo
男性B「な゛んな゛んだよこいづら〜ぁぁぁ!!」ダッ ←結構怖かった

兄「泣いたな」

友「泣きましたね」

兄「大の大人がみっともない…」

妹「あれは誰でも怖いと思いますよ…」

ツギハ〜…

兄「お、もう降りるぞ」

妹「さっきの人妨害する必要なかったんじゃ…」
373 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/20(木) 21:06:09.69 ID:E8l4lecgo
アニメイト 某店

友「おおおぉう…チャイナ服あとりん可愛い…」

兄「それ俺持ってるぞ」

友「マジですか!?」

兄「でもあげない」

友「ケチ!!」

兄「あ、これ、何か妹に似てるっぽいぞ」

妹「へ?」

友「立ち位置的にですよね」

兄「性格もだと思うが」

妹「私は金髪じゃありませんよ?」
374 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/21(金) 04:03:54.22 ID:CveF2yrHo
兄「毎度思うんだが」

妹「なんですか?」

兄「中古の抱き枕とか誰が買うんだよ…」

妹「確かに気持ち悪いですよね〜…誰が触ってたかわかりませんし」

兄「だよなあ…」

友「妹が使ってたのなら10万だすよ」

兄「妹なら話は別だな」

妹「え、ええ!?兄さん…今使ってる枕でよかったら…///」

友「えっ、私も言ったよ?って言うか私が最初だよ?オリジナルだよ!?ジ・オリジンだよ!!?」

兄「うるせえ」
375 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/21(金) 04:07:17.84 ID:CveF2yrHo
兄「やっぱり店員のあかりんいじめは目に余るな」

友「だがそれがいい」

兄「そこもあかりんの魅力の一つだよな」

友「不幸で不憫な主人公、でも性格は誰にでも優しくて何でもできるっていう、まさに天使」

兄「空気でいい人って言ったら周りに前例ありそうだけどな」

友「そういう安易な言い方やめませんかね」

兄「ちなみに単に不幸な主人公って言うと上条さんだよな」

友「個人的に男はどうでもいいですね…」

兄「かっこいいと思うけどな」

友「SSじゃぶっ壊れてますけどね」
376 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/21(金) 04:22:06.00 ID:CveF2yrHo
友「!!!!!!」

兄「なんだ、どうした」

友「ブルマが置いてある…」

妹「何これ…?付録?」

兄「ああ、男の娘雑誌の付録か…」

友「時代も変わりましたね、色んな意味で」

兄「まあ俺は短パン派だけどな、体操服は」

友「なんですと…ブルマの良さがわからないんですか!?」

兄「俺はむちっとした人よりすらっとした人の方が好みなんだよ」

妹「つまり私ですね!?」

兄「まあそうだな、見た目でいえば」

妹「中身はダメですか!?」

兄「いや兄妹だろ」
377 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/21(金) 19:19:52.72 ID:CveF2yrHo
メロンブックス

兄「一つのビルに色んな専門店あるのっていいよな」

妹「専門店なんですかね…」

友「やはり同人誌は和姦に限るでござる」ペラペラ

兄「何見てんだよ来て早々…」

妹「う、うわぁ…///」

友「その反応、ポイント高いよ妹君」

兄「どこの社長だよ」

友「そりゃティンと来る社長ですよ」
378 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 12:22:26.27 ID:EwPh3Fu7o
すいません…
昨日今日と風邪引いて寝こんでましたのであんまり描けませんでした…
それに加えて今日は知り合いの引っ越しを手伝ってます
おそらく夜あたりに落ちつくと思うので、もう少々お待ち下さいm(__)m
379 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 20:03:51.48 ID:EwPh3Fu7o
戻りましたがまだ微妙に調子がすぐれないので
今日はおそらく九時か十時には寝ます…
というわけで若干続けますよー
380 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 20:29:47.07 ID:EwPh3Fu7o
友「あ、ここのサークル新刊出てたんだ」

兄「知らなかったのか」

友「最近色々忙しいんですよ、万年暇なお兄さんと違って」

兄「主に何の方向で?」

友「言えません」

兄「言えないような方向なのか」

友「ええ、言えないような方向です」

妹「気になるなあ…」

友「うん、実はね…」

兄「言うのかよ」

友「最近また新しく服作ろうと思って、そのデザイン考えてたんだあ」

兄「へえ、お前服なんか作るのか」

妹「知らなかったんですか?兄さん」
381 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 20:41:06.70 ID:EwPh3Fu7o
妹「友ちゃん家庭科の成績すごくいいんだよ?特に裁縫」

兄「へえ、意外だな」

友「まあ私にかかればそんなものですよ!」ニコニコ

兄「ふうん…」

友「まあ作っているのは主にコスプレかそういう属性の物だけですが」

兄「ダメじゃねえか」

友「ダメじゃないですよ!むしろオタクからすれば素晴らしいと思いませんか!?」

友「好きな娘に!妹に!あんな恰好やこんな恰好させられるんですよ!?妄想しなさい!!」

兄「いや、俺にそんな趣味は…」

友「ないとは」

兄「言いきれんな」キリッ

妹「さっき兄妹とか言ってたのに…」

兄「それとこれとは別だ!!」クワッ
382 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 21:10:12.39 ID:EwPh3Fu7o
友「可愛い女の子を愛でて何が悪い!」

兄「可愛い妹を愛でて何が悪い!!」

妹「もう…兄さんがそういうことばっかり言うから私は…」ムスッ

友「可愛い女の子を視姦して何が悪い!」

兄「ん?どうした?」

友「可愛い女の子のおみ足を見てハァハァして何が悪い!」

妹「なんでもないですよー」ツーン

友「可愛い女の子の髪をくんかくんかしたいと思って何が悪い!」

兄「ん〜?そうか?」ナデナデ

友「可愛い女の子のおっぱいを揉みしだきたいと思って何が悪い!」

妹「困った時は撫でてごまかさないでください」

友「可愛い女の子の愛らしい手をにぎにぎしたいと思って何が悪い!」

兄「そういう反応が可愛いんだよなあ」ナデナデ

友「か、可愛い女の子の…女の子を舐めたいと思って何が悪い!」

妹「もう…」

友「はぁ…はぁ…か…可愛い…可愛い女の子…」

兄「さて、そろそろ飯行くか」

妹「そうですね」

友「え?何?ノータッチ?こんだけ体張ったのに?」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/22(土) 21:36:01.75 ID:eUWokN7xo
つ【ホット梅酒+生姜+レモン汁+蜂蜜】
384 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/22(土) 21:41:07.21 ID:EwPh3Fu7o
ハチミツレモンにお酒と生姜ですか…
ものすごく効きそうなのですが
ここ最近お酒を飲むとゼェゼェ言うようになったのでハチミツレモンに生姜入れて飲みます…
というわけでそろそろ寝ることにします

今日もあんまり進んでない気がしますが…
前より展開のスピードを上げております
日常の面が味気なくなった、等の意見があればおっしゃってください
出来る限り改善します

では、また明日お会いしましょう…
おやすみなさいm(__)m
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/22(土) 23:43:48.59 ID:F9h/rMTDO
無理せずにね!
386 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/24(月) 14:58:17.57 ID:aleBkCieo
昼食後 とらのあな

友「ついに来ましたとらのあな!」

友「それにしてもとらのあなって上の穴なのか下の」

兄「黙れ」

妹「あ、兄さん、スーパーヒロイン大戦とかいうのありますよ!」

兄「同人ゲーか」

妹「同人ってあんまり定義がよくわからないんですが…」

兄「同人って言うのは」

友「同人って言うのは二次創作で、要するにすでにしているアニメとかを使って別の作品を作るってことだよ」

兄「ちなみにちょ」

友「著作権とかには一応違反らしいけど、その同人作品によって作品が広まることで広報の意味も出てくるからあえて見逃してるみたいだよ?」

兄「規制は」

友「規制はいくらでもかけられるらしいけどね、色々事件とかもあったから、妹はあんまり安易にそういうことに首突っ込んじゃダメだよ?」

妹「へ〜…」

兄「おい」

友「なんです?」ニヤニヤ

兄「いや、何も言うまい…」



※あんまり同人に関しての詳しい定義や問題はわかりませんが、こんな感じだと思います…多分…
387 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/24(月) 18:29:11.06 ID:aleBkCieo
友「おおう…」

兄「いつ来てもすごいガシャポンの数だな…」

妹「あ、これ兄さんコンプしてましたよね」

兄「ああ、オークションで売った」

友「なんと!?愛のない…」

兄「案ずるな、もう1セットある」

友「では私に売ってください」

兄「2万な」

友「高い!」

妹「ちなみにオークションではいくらで売れたんですか?」

兄「1万ちょいだった」

友「ええ〜…何でまだ販売してるのにそんな値段で…」

兄「俺に聞くな」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 19:42:40.92 ID:b+2zw8h1o
二次創作は、トレースでもせんかぎり、一応合法
ただし、大元の権利者が『おまいの二次創作はボクの考えた○○と違う。イメージ壊れるから止めれ』と言える同一性保持権っつーのがある
宣伝になるのは確かで、権利者によっては二次創作のガイドラインを設けてたり
商用じゃなきゃオールOKなんてのもあれば、絶対ダメやったら訴えるてところもある
何にせよ、大元の権利者の胸先三寸ではある
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 19:56:45.36 ID:5mgw2ozIO
しかしながら二次創作と同人は別物。
390 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/24(月) 20:46:24.38 ID:aleBkCieo
>>389
二次創作=同人だと思っていました…
結構複雑なんですね…
ご説明ありがとうございましたm(__)m
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/24(月) 20:57:04.49 ID:xeXd+jvGo
ヒント:芥川龍之介とかの有名作家の中にも同人出身が多い
392 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/24(月) 21:21:34.38 ID:aleBkCieo
兄「櫻子のキャラソンいいよなあ」

妹「兄さんはツンデレ好きですか?」

兄「いや、可愛い子は皆好き」

友「節操なし」

兄「ただし二次元に限る」

妹「リアルは!?リアルはどうなんですか!?」

兄「今は妹が一番だ!!」

妹「兄さん!!」パァァ

兄「妹は最強の属性を持つ妹キャラだ!!」

妹「(‘A`)」

友「所詮お兄さんだから」
393 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 05:58:23.56 ID:lCeK53iDo
兄「ふぅ…買った買った」ホクホク

友「満足満足です」ホクホク

妹「もう帰るんですか?」

兄「ああ、時間も結構押してるしな、向こうに着くころには夜だな」

妹「あっという間でしたね〜…」

友「楽しかった?」

妹「うん、楽しかったよ、友ちゃん」

友「よかったよかった!」ニコニコ

兄「さあ、なら帰るぞ、あんまりゆっくりしてたらラッシュに巻き込まれるからな」

妹「はーい」
394 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 06:44:44.67 ID:lCeK53iDo
________

電車内

兄「案の定…巻き込まれた…」ギュウギュウ

友「お兄さん幼いでください!妹がつぶれます」

妹「わ、私は大丈夫だよ〜」

状況
椅子    椅子椅子椅子
――    ―――――
             妹|壁
            友 |壁
           兄 |
395 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 06:45:44.31 ID:lCeK53iDo
うあああああああああああ!!!ずれました…

要するに妹の前に友が居てガード
友の前に兄が居てガード
という感じです

ちなみに友と兄は向かい合わせです
ギュウギュウです
胸熱です
396 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 06:46:39.41 ID:lCeK53iDo
あ…さらに誤字ってました…
幼いでください→押さないでください
です…
397 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 07:26:00.57 ID:lCeK53iDo
兄「どんだけ人増えんだよ…!これ以上入らんだろ!」

友「あんまりごそごそ動かないでくださいよ!」

兄「押されるんだよ…!」

妹「あの、兄さん、友ちゃん、私大丈夫だから…そこまでしなくても」

兄「妹がもし痴漢にあったら」

友「私らはその相手を殺す自信があるよ」

妹「お、大げさだよ…」

兄「利害の一致だ!今だけは協定を結んでやる」b

友「良いでしょう、妹を守り隊協定ですね」b

兄「やってやろうぜ!」

友「ぅおう!」
398 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 07:31:53.21 ID:lCeK53iDo
兄「心折れた」ギュウギュウ

友「それ以上近づかないでください!」ギュウギュウ

兄「押されてんだよ!」

友「どうせ押されてるとかいいながら私に体擦りつけてハァハァしてるんでしょう!?」

兄「んなわけあるか!」

妹「ぁう…」←隅に縮んでしゃがみ中

友「だからそれ以上…んん!!」

兄「いってぇ!?」

友「どこ触ってるんですか!!///」

兄「おま…地味に痛い攻撃を…っ…」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/10/25(火) 08:35:16.89 ID:4kg0CmNQ0
おさわりまんこっちです支援
400 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/25(火) 10:47:16.08 ID:lCeK53iDo
友「変態!変態!」

兄「うるせえ!俺だって好きでやったわけじゃねえ!」

友「とかいってまたどこか触る気でしょう!?」

兄「触るか!!」

ガタン

兄「うおっ!?」ムニュッ

友「ひぅっ!?」

兄「いや!これは不可抗力だろ!」

友「〜〜〜〜!!!」ガッ

兄「ぐおぁっ!」
401 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/26(水) 17:30:15.14 ID:lAH1fHmro
友「やっぱり変態じゃないですか!」

兄「落ち着け!クールダウンだ!」

友「触ったことに変わりありません!」

兄「じゃあこうやって壁に手をついてれば…」

友「いやあああ!!!顔そんなに近づかせないでください!」

兄「必然的にこうなるだろ!」

友「ならもう腕切り取ってくださいよ!」

兄「友ちゃんマジわがまま!」

友「友ちゃんとか言わないでくださいキモイです!」
402 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/26(水) 17:30:50.67 ID:lAH1fHmro
兄「だから電車の中でそういうこと言われt」

○○〜○○です。お出口は…

兄「え、何これ以上増えんの?」グイッ

友「……」ピットリ

兄「退路が防がれた…」ピットリ

友「後…何駅ですか…」

兄「12駅…?」

友「泣いていいですか?」

兄「俺も泣きたい」
403 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/26(水) 21:01:25.41 ID:lAH1fHmro
兄「…うおっ…」グイッ

友「…ぁっ…」ブルッ

兄「…ん?どうした?文句言わないのか?」

友「い、いえ…なんでもありません…」

兄「…そうか?」

友「…ええ」

兄「…」

友「…」ソワソワ

兄「…」ナデナデ

友「な、なんですか?」ビクッ

兄「心配するな!お前に欲情するなんて死んでもありえん!!」

友「」イラッ

兄「ぐっふぉあ!?また同じ場所を!?」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/10/26(水) 22:39:04.04 ID:acUNfCDv0
友のキャラが良すぎる
405 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 02:58:30.34 ID:pPB8cdwwo
_______

兄「おおう…足と腹が痛い…」

友「自業自得ってやつです」

妹「私は後ろで生殺しでしたの」

兄「どういうことだよ…」

妹「私も兄さんにグイグイギュウギュウされたかったんですの!」

兄「何だそのしゃべり方」

妹「なんとなくですの」

友「私も妹にならうですの」

妹友「ジャッジメントですの!!」

兄「帰るぞ」
406 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 08:36:08.52 ID:pPB8cdwwo
友宅前

妹「じゃあ友ちゃん、また明日ね」

友「うん、また明日ね」

兄「遅刻すんじゃねえぞ〜」フリフリ

友「…」ツーン

兄「…ねーぞー」

友「…」ツーン

兄「ねえええええぞおおおおおお!!!!」

友「聞こえてますから黙ってください」

兄「(´・ω・`)」

友「じゃあね、妹、おやすみ!」ガチャ

妹「お、おやすみ友ちゃん〜」

バタン

兄「…はぁ…」

ガチャ

友「|ω・´)」チラッ

兄「ん?」

友「お兄さんも一応…おやすみなさい」バタン
407 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 08:48:09.99 ID:pPB8cdwwo
兄「…何だ?」

妹「さあ…?」

兄「明日槍でも降ってくるのかな」

妹「いやそれはさすがに失礼では…」
_________

友宅

友「ただいま〜」

男の娘『おかえり〜』スラスラ

友「ご飯しちゃうね?」

男の娘『ちょっと手伝おうか』スラスラ

友「う〜ん…お願いしようかな」

男の娘『うん、じゃあ一緒にやろうか』スラスラ
408 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 08:58:42.98 ID:pPB8cdwwo
________

友「…それで、お兄さんが体グイグイ押しつけてきたんだよ…もう気持ち悪くて」

男の娘(…良いなあ…って)

男の娘『えっと…友?』スラスラ

友「ん?何?」

男の娘『【あれ】は大丈夫だったの?』スラスラ

友「え…あ〜…うん…ちょっとね…」

男の娘『ごめんね?』スラスラ

友「兄貴のせいじゃないから大丈夫だよ、それに…」

男の娘「(´・ω・)?」

友「まあ…うん…ヘタレで甲斐性なしで節操なしなお兄さんだったから大丈夫だったんだよ、うん」

男の娘『それちょっと言い過ぎじゃない?』クスクス

友「でもちょっとしたことにはすぐ気付くから面倒なんだよね…」

男の娘『ん?どういうこと?』スラスラ

友「頭撫でられた」

男の娘『いいなあ!』スラスラ

友「けどその時なんて言ったと思う?」

男の娘『なんて?』スラスラ

友「心配するな!お前に欲情するなんて死んでもありえん!!ってさ」

男の娘『あ、兄君なりの配慮だったんじゃないかな…』スラスラ

友「さあ?ただムカついたからひざ蹴りを鳩尾にうちこんどいた」b
409 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 09:07:45.64 ID:pPB8cdwwo
友「お兄さんの中身はまったくわからないよ」

男の娘『まあそうだね…確かにちょっと変な部分はあるけど…悪い人じゃないよ』スラスラ

友「兄貴が“そうなっちゃう”人だもんね」

男の娘「(*ノωノ)」

友「引っ越し直後で結構ビクビクしてたけど…よかったよね」

男の娘『そうだね、友も妹ちゃんと会えたしね』スラスラ

友「うむ!私と妹はいずれきっと出会う運命だったのだ!」

男の娘『ううん…けど兄君にも優しくしなきゃダメだよ?』スラスラ

友「だって〜…野郎だし」

男の娘『なんだかんだ言いながらでも仲よさそうだけどね、兄君も楽しそうだし』スラスラ

友「え〜…確かにちょっと変人的に共感するところはあるけど〜…」

男の娘『そういうことじゃなくて、なんて言うんだろう、お互い話してて楽しそうって言うのか…壁がないって言うのか…』スラスラ

友「じゃあ明日から壁を作ろうかな!」

男の娘『やめなさい』ポコン
410 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/27(木) 09:16:36.65 ID:pPB8cdwwo
友「野郎に優しくなんてしません!」

男の娘『けど不思議だよね』スラスラ

友「ん?」

男の娘『普通なら近づけさえさせない男の人なのに、兄君だけは大丈夫って言う』スラスラ

友「あ〜…多分なんだけどね…」

男の娘『なあに?好きになっちゃった?』スラスラ

友「私が野郎を好きになるならその時はノストラダムスが降りてきてるよ」

男の娘『じゃあなあに?』スラスラ

友「妹の付属品として考えてるから!」

男の娘「(´Д`) =3」

友「何その顔」

男の娘『兄君、これ聞いたらショックで死んじゃうんじゃないかな…』スラスラ

友「ないない!向こうも私のことなんて兄貴の付属品程度にしか見てないって!」

男の娘『そんなことないと思うよ〜?』スラスラ

友「まあまあこの話は終わり!ごはん食べちゃお?明日学校だし!」ガッガッ

男の娘『ちょっと〜そんなにかき込んだら体に悪いよ?』スラスラ
411 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/28(金) 14:00:59.78 ID:Vlxfw5Zfo
その頃の兄宅

兄「今日の晩飯は〜…スーパー炒飯だ!」

妹「に〜さ〜ん!!」ダキッ

兄「うお?なんだ?」

妹「今日は兄さんが友ちゃんにベッタリだったので、今から私が兄さんにベッタリします」

兄「やめろー飯作れないだろー」

妹「じゃあ兄さんを食べます!!」

兄「後で遊んでやるからちょっと待ってろって」ナデナデ

妹「い〜や〜で〜す〜」

兄「飯食えなくても良いのか?」

妹「私は兄さんに抱きつくことでエネルギーがチャージされるのです」

兄「空腹は満たないだろ」

妹「でも〜…」

兄「んじゃあちょっとだけな」

妹「わーい♪」ギューッ
412 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/28(金) 14:08:58.50 ID:Vlxfw5Zfo
兄「今日はどうしたんだ?」

妹「ん〜…出番…もとい兄さんに甘えられませんでしたから!」ギューッ

兄「さりげに出番つったよな今」

妹「そらみみーです」

兄「ほら、もういいだろ?飯だ飯」

妹「兄さんは妹のハグよりご飯を優先するんですか!?」

兄「うん」

妹「ひどい!ひどいですよ!シスコンならシスコンなりの優先順位があるはずです!」

兄「言動が黒いぞ、妹よ」
413 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/28(金) 14:13:12.07 ID:Vlxfw5Zfo
妹「…♪」グリグリスリスリ

兄「いつの間にこんなに甘えん坊になったのか…」

妹「兄さんが悪いのです!」

兄「お兄ちゃん的に今まで妹に悪いことした記憶はないのですが」

妹「良いことですが悪いのです」

兄「…どゆこと?」

妹「内緒です!」ムフー

兄「ほら、もうムフー出たんだから、飯作るぞ、お腹減ってるんだ」

妹「仕方ありませんねえ…ですがご飯終わったら…」

兄「はいはい、いくらでもやってやるから」

妹「では寝るまでお願いします」

兄「腕が死ぬわ」
414 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/29(土) 12:27:39.85 ID:TvsODcmko
ある日常の1コマ

登校中

兄「あ〜…今日も眠いな」

妹「朝は炭酸水飲むと良いらしいですよ」

兄「うちにそんなお金ありますん」

妹「では実行しましょう」

友「私は妹と一本の炭酸水を分け合いながら飲みたい」

兄「そうはさs…あれ、なんだ?」

男の娘『あれって…委員長じゃない?』スラスラ

兄「へ?だってあいつからしたらこっちって学校と反対じゃねえか」

男の娘『なんでだろう…』スラスラ

兄「おーい!いいんty」

委員長「あ…兄いいぃぃぃ!!」ガシッ

兄「え?へぇあぁ!?」

委員長「ちょっと来て!」ダッ

兄「アッ―――――!!!」

妹「にいさあああああああん!!」

兄「俺のことは気にせず先に行けええええええ!!!!!」

友「じゃあ学校行こうか」

男の娘『反応薄すぎでしょ…』スラスラ
415 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/29(土) 12:29:00.61 ID:TvsODcmko
公園近辺

兄「ちょ!ちょと待て!委員長!」

委員長「はぁ…はぁ…何よ…」

兄「ちょっと休めよ、そして落ちつけ、何があった?」

委員長「はぁ…はっ…げほっ…」

兄(委員長がこんなに焦ることなんて今までなかったからな…学校までサボるなんて…)サスサス

委員長「はぁ…ふぅ…」

兄「落ちついたか?」

委員長「え、ええ…なんとか…」

兄「ちょっと水買ってくるからそこで座っとけ、な?」

委員長「でも…早く行かないと…」

兄「今はお前の回復が先だ、大人しく座ってろ」サスサス
416 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/29(土) 12:34:30.08 ID:TvsODcmko
委員長「んっ…んっ…はぁ…」ゴクゴク

兄「大丈夫か?」

委員長「ええ…なんとか…」

兄「それで何があったんだ?」

委員長「そう!それなのよ!あのね!」ガッシ

兄「あぁあぁおぉおぉおちつけぇえぇえぇ!?」ガクガク

委員長「あ…ごめん」

兄「んで、なんなんだ?」

委員長「実はあのにゃんこが…」

兄「fmfm」

委員長「風邪らしくて…」

兄「fmf…は?」

委員長「だから、風邪よ風邪」

兄「それだけ?」

委員長「それだけじゃないわよ!重要な問題でしょ!?」

兄「いや、学校休むほどなんですか?」

委員長「当たり前よ!」

兄「委員長なのに?」

委員長「にゃんこ見捨ててまで委員長なんてしたくないわ」

兄「何それかっこいい」
417 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/29(土) 19:50:11.71 ID:TvsODcmko
兄「まあ、風邪なら動物病院にでも連れていくか」

委員長「ずっと外に居たからかしら…」

兄「そういうわけでもないと思うけどな…落ちてるものでも食ったんじゃないのか?委員長みたいに」

委員長「私はそんなことしたことないわよ!」

兄「でも昔いきなり人が変わったようになったから、てっきり何か悪いものでも食ったのかと思ってた」

委員長「そ、それはあれよ…うん…」

兄「小学校高学年になる前は泣き虫だったくせに、何かと張り合うようになって来てたよな」

委員長「誰のせいだと…」ボソッ

兄「んあー?」

委員長「いや、なんでもないわ、とりあえず行くわよ、動物病院」
418 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/29(土) 21:10:24.46 ID:TvsODcmko
兄「おい、にゃんこ迎えに行かないとだろ?」

委員長「あ、そうだった…」

兄「急ぎ過ぎだ、お前がとりみだしたら意味ないだろ?」

委員長「そ、そうね…」

兄「それじゃあ行くか」

委員長「ええ…待っててね…」
________

道中

兄「そういやあの猫に名前つけないのか?」

委員長「ううん…迷ってるのよね」

兄「何か俺が面白い名前つけてやろうか?」

委員長「…いや、いい。兄のことだし変な名前つけそう…」

兄「失敬だぞ、俺のネーミングセンスを舐めるなよ?」
419 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/10/30(日) 08:08:46.17 ID:vtRKdtH8o
委員長「あ…いた!」ダッ

ネコ「…にゃ〜…」

委員長「大丈夫?すぐ病院連れていってあげるからね?」ナデナデ

兄「よし、今日からそいつはシュニッツェルだ!」

委員長「何それ」

兄「ドイツの肉料理」

委員長「却下よ却下。ほら行くわよ」

兄「俺のセンスが…否定された…!?」
420 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 08:53:30.26 ID:vtRKdtH8o
動物病院

ナース「初診ですか?」

委員長「はい、初診です」

兄「僕は初心です」

委員長「黙ってろ」

ナース「で、では、こちらにネコちゃんの名前と飼い主さんの住所を…」

委員長「あ、この子実は」

兄「おい、委員長」

委員長「なによ」

兄「ここで野良ネコなんて言ったら保護されちまうぞ、そうなったら飼い主見つかるまで預かってもらえるが見つからなければ保健所だ」ボソボソ

委員長「ええ!?じゃあどうするのよ」ボソボソ

兄「とりあえず俺の家で飼ってることにするから、ごまかせるかどうかわからないが…」ボソボソ

委員長「わかったわ…お願い」ボソボソ



※かなりうろ覚えですが、確かこんなことを聞かれたはずです…あとナースさんだったかどうかは覚えてません、個人的にはピンクより白のナースのが好きです、紺のあれがあったらもっと嬉しいです
421 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 09:08:38.08 ID:vtRKdtH8o
兄「」カキカキ

委員長「…」ドキドキ

兄「出来ました、これでいいですか?」

ナース「……」

ナース「はい、OKです、では、そこで座ってお待ちくださいね」

兄「ふぅ…」

委員長「ありがと、何とかなったみたいね」

兄「まあ幾らか適当に書いておいたけどな」

委員長「そう言えばこの子何歳くらいかしら…」

兄「0〜1歳だろうな、多分」

委員長「野良ネコだったのかはたまた捨て猫だったのか…どっちかしらね…」

兄「さあな、でも良いんじゃないか?今は俺らが面倒みてるんだから」

委員長「…そうね」
422 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 09:23:22.12 ID:vtRKdtH8o
ナース「え〜…シュニッツェルちゃん〜シュヌ…シュニッツェルちゃん〜、どうぞ〜」

兄「噛んだな、萌えポイントだ」

委員長「ちょっと!?ホントに名前シュニッツェルにしたの!?」

兄「ナースさん良いと思いません?この名前」

ナース「え、あー…はい、そうですね…」

兄「言葉の暴力ってすごいね」

委員長「もっとかわいらしい名前がいいのに…」
423 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 10:21:04.66 ID:vtRKdtH8o
_______

兄「よかったな、大したことなくて」

委員長「そうね…ホント朝はどうなることかと…」

ネコ「すーすー」

兄「それにしてもお前の取り乱しっぷりは面白かったな」

委員長「うるさいわね、必死だったのよ」

兄「その優しさをもうちょっとこのお兄ちゃんに向けてくれたらですね…」

委員長「それじゃあ私この子の様子見るから学校休むわね」

兄「まだ間に合うんじゃないか?4限目じゃなかったっけか?今」

委員長「良いのよ、大体、この状態のこの子を放っておけなんて無理な話よ」

兄「それじゃあ俺も」

委員長「あんたは行きなさい」

兄「一人だけサボるなんてずるいぞ!」

委員長「私に付き合わせてあんたも成績下がらせるわけにはいかないでしょ」ボソッ

兄「は?なんだって?」

委員長「何でもないわ」

兄「今俺の属性レーダーが激しくツンデレを感知したんだが」

委員長「故障してるんじゃない?兄だし」
424 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 10:25:58.96 ID:vtRKdtH8o
委員長「さ、とっとと行きなさい、今日は私この子に付きっきりだから」

兄「へーいへい、わかりましたよ〜」

委員長「また何かお礼するわ」

兄「マジで?じゃあ宿題やってくれるかな!?」

委員長「いやよ、とっとと行け」

兄「(´・ω・`)」
425 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 10:38:52.66 ID:vtRKdtH8o
______

学校

兄「こ〜どもた〜ちが〜そ〜らにむかい〜」

妹「両手をひ〜ろ〜げ〜」

兄「グッドアフタヌーンマイシスター!」

妹「グッドアフタヌーンマイブラザー!」

友「こんにちはお兄さん、帰れ」

兄「うわ、ひでえ、ってかマジ空気読めてねえな!」

友「どう読めと」

兄「あのノリであいさつするのが普通だろう」

友「グッドアフタヌーンマイハニー!」ダキッ

妹「グッドアフタヌーンマイフレンド!」ダキッ

友「なんだろう、釈然としない」

兄「俺も釈然としねえよ」
426 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 11:03:17.10 ID:vtRKdtH8o
男の娘「…」ギュッ

兄「へあ?男!?いきなりどうした?」

男の娘『グッドアフタヌーン…兄君』スラスラ

兄「お、おう…」

妹「…はっ!ダメです!兄さんはそっちの道に行ってしまってはダメなのです!」

兄「ち、ちがゆ!俺はノーマルだ!」

妹「あ!噛みましたよね!?兄さん可愛い!!」

兄「どさくさにまぎれて何言ってんだお前!?」

友「んぬぅ…」
427 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 20:51:49.63 ID:vtRKdtH8o
友「妹おおおお!!お兄さんばっかりじゃやだ〜!」

妹「じゃあ友ちゃんおいで〜♪」

友「わーい!」

兄「何か妹が慣れてきてる」

男の娘『そういえば今日委員長とどこ行ってたの?』スラスラ

兄「んあ?ああ、ちょっとな」

男の娘『またプライバシーの侵害ぃ〜?』スラスラ

兄「ん〜…病院行ってた」

男の娘『病院?委員長風邪だったの?』スラスラ

兄「いや…その…なんつーか…」

男の娘「(´・ω・)?」

兄「委員長の…その…あれだ…娘…みたいなもんがちょっと風邪で…」

男の娘「!?」ガタッ
428 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/30(日) 23:44:00.64 ID:vtRKdtH8o
男の娘『だ…誰との子供!?』スラスラ

兄「いや!娘なんだが娘じゃなくて…なんだ…まあ…」

妹「兄さん!?委員長さんに娘ってどういう…」

兄「だからそういう意味じゃなくて〜あれだ!あのほら!」

兄(ミスった…何が娘だよ何が…)

友「…か……い…」

兄「ん?どうした?友?」

友「なんでもないですよ」

妹「兄さん!話題をそらさないでください!」
________

ネコ「すーすー」

委員長「はぁ…」

委員長「やっぱり本格的に飼ってあげるべきなんだろうけど…」

委員長「私のアパートじゃダメだもんね…」

委員長「どうしようかしら…」

委員長「とりあえず雨風防御用に家をもうちょっと補強して…」

委員長「ってここ他人の土地よね…大丈夫かしら…」

委員長「場合によっては場所も考えないと…」

委員長「…また兄に相談してみようかしら…」
429 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 08:13:37.78 ID:HMlvVMkpo
__________

委員長「…」ウツラウツラ

兄「スペシャルグレートエキセントリックブルックリンUNAJI触り!!!」ピトッ

委員長「うひゃああ!!??」

兄「そんなとこで寝てたら風邪ひくぞ」

委員長「あ…兄か…ビックリした…」

兄「なんだ?平手打ちの一発くらい来ると思ったのに」

委員長「してほしいの?」

兄「謹んでお断りします」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/10/31(月) 17:31:27.58 ID:1AoEfF6t0
あれ?いいんちょルートだっけ
431 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 18:24:18.28 ID:HMlvVMkpo
>>430
俺も非常にそう思いました
ただこれは友ルートです
友…ルートです
友はスロースターターなのです
陥落したら砂糖吐き出すようなくらい甘い日常が待ってます…多分

俺が書くとどうしてもサブイベントっぽいものがメインルートっぽくなってしまいますね…
もっと修行しませんと…
432 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 19:07:43.52 ID:HMlvVMkpo
兄「つかよくこんなところで寝てたな、しゃがんで」

委員長「気付かなかったわ…」

兄「んで、シュニッツェルの様子はどうよ」

委員長「私その名前認めないから」

兄「いいじゃんか、もう書いたんだし」

委員長「あの後からずっと寝てるわ、ただね…」

兄「ん?」

委員長「いつまでもこんなちゃちな家じゃダメだと思うのよね」

兄「まあ適度に補強してやらないといけないと思うが…」

委員長「だからもうちょっと落ちついたら場所を変えて住処を強化してあげたいと思ってるの」

兄「ほうほう、優しいな、ネコには」

委員長「だから、ね…お願いしたいんだけど…」

兄「ん?何を?」

委員長「あんたも手伝って…?」

兄「お断りしますって言ったら?」

委員長「そりゃ私一人でやるわよ…」

兄「まあ絶対こうなるとは思ってたけどな、もちろん俺も手伝うさ」

委員長「ありがと、ホント」
433 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 19:23:07.80 ID:HMlvVMkpo
兄「まあ丈夫なの作るなら場所も考えないとだしな…」

委員長「そうなのよね〜…他人の土地使えないし」

兄「まあ、今日はとりあえず帰ろうぜ、今考えても仕方ない」

委員長「でもこの子…」

兄「毛布もあるんだから大丈夫だ、明日も来て様子見てやればいい、委員長まで体調崩したら意味ないだろ?」

委員長「そうね…」

兄「ほら!わかったらさっさと帰る!」

委員長「うん…」

兄「場所の件はマスターにでもかけあってみるから、な」

委員長「迷惑掛けるわね」

兄「乗りかかった船って奴だっての」
434 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 19:41:57.63 ID:HMlvVMkpo
委員長「そういえば、あんたなんて言って言いわけしたの?」

兄「昼か?」

委員長「ええ」

兄「病院行ってたって」

委員長「誰と?」

兄「委員長」

委員長「まあそれなら無難…」

兄「の娘見たいな存在と」

委員長「ちょっと何よそれ!?」

兄「いやいや、正直に言ったらお前怒るだろ?」

委員長「そりゃ恥ずかしいもの…」

兄「だから兄並みに気を使ってみた結果がこれさ!」

委員長「気の方向が間違ってるわよ!」

兄「大丈夫!不自然にならないように弁解はしといた」
435 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/10/31(月) 22:37:23.64 ID:HMlvVMkpo
________

数刻前

兄「嫌違う!違うんだ!実は…ほら…えっと…」

兄「委員長は!委員長はああ見えて単細胞なんだ!」

妹「え…」

男の娘『いきなりどうしたの…?』スラスラ

兄「だ…だから…」

兄「委員長には単細胞分裂で精製された娘が居るんだ!!!」

男の娘「(゜Д゜)ハァ?」

兄「まあつまりそういうわけだな」キリッ

男の娘『いや…あの…兄君?ボクらもそんなにバカじゃ…』スラスラ

妹「委員長さんって単細胞分裂するんですか!?」

兄「おう!一日七回くらいするぞ!」

男の娘(ダメだこの兄妹早く何とかしないと)
436 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/01(火) 01:14:50.76 ID:IDter09go
_______

兄「という具合で一つ…」

委員長「あんた頭大丈夫?」

兄「ちゃんと妹には誤魔化せたぜ!」フンスッ

委員長「大体一日七回単細胞分裂ってアメーバでもしないわよ!残ったのどうすんのよ!?」

兄「え?そうなのか?」

委員長「い、いや…詳しくは知らないけど…」

兄「ちなみに残ったモノは毎日委員長が美味しく…」

委員長「訳わかんない…」

兄「まあ誤魔化せたってことで良いじゃないか」

委員長「よくないわよ!まったく…」
437 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/02(水) 18:13:40.98 ID:S+Fl51Boo
兄「まあとりあえず今日は帰ろうぜ、何もできないんだから」

委員長「…そうね…」

兄「とりあえず近いうちに対策練るってことで、良いな?」

委員長「ええ、わかったわ、毎回ごめんね」

兄「俺も手伝うって言ったんだから当たり前だ」

委員長「あんたそう言うところ昔から変わらないわよね」

兄「ああ、いつまでも変わらない美味しさだ」

委員長「誤魔化すところもね…さて、帰りましょうか」

兄「だな、今日も帰って妹とゲームだ!」

委員長「遅刻はしないようにね」

兄「おう!それじゃあまた明日な!」

委員長「ええ、また明日、にゃんこもね」ナデナデ

兄「シュニッツェル!死ぬんじゃないぞ!」ナデナデ

委員長「縁起が悪いこと言わない、後シュニッツェルやめて」バシッ
438 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/02(水) 18:15:05.98 ID:S+Fl51Boo
兄宅

ガチャ

兄「ふー…ただいm…」

妹「ダメだよ友ちゃん…兄さんが帰ってきちゃう…」

友「でも私もう我慢できない…妹…」

妹「あ…友ちゃん…ん…」

兄「…」ピピーッカシャッ

兄「構わん、続けたまえ」

妹「兄さん!兄さん!冗談ですから!本気じゃないですからあ!」

友「そんな…あんなに激しく求めてくれたのに!」

妹「いたずらをね!?」

兄「だが良い絵だった」
439 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/03(木) 13:18:54.61 ID:z6xDqZ2eo
兄「んで、何でいたずら?」

妹「だって兄さん委員長さんのところ行ってたみたいですしー」

友「私はその方が嬉しいんですけどね!」

妹「というわけでドッキリドッキリDONDON☆な感じで一つ…」

兄「意味が分からん」

友「私は結構ノってたんだけどな〜」

妹「私を攻略できるのは兄さんだけ!」

友「それを言うなら私を攻略できるのは妹だけだよ!」

兄「とりあえず飯作っていいか飯」シュルシュル
440 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/03(木) 13:23:11.40 ID:z6xDqZ2eo
友「では私は…」

兄「食べろ」

友「命令系とはこれいかに」

兄「妹を送ってきてくれたからな、礼だ」

友「なんか感謝の気持ちがかけらも感じられないんですが…」

兄「俺の目を見ろ、ありったけの感謝の気持ちがこもってるぞ」

友「……」

兄「どうだ」

友「妹、お兄さんって感情あるの?」

妹「ううん…多分あると思うよ?」

兄「まあ食べてけ、毎度のごとくタッパーに詰めてやるから男にもな」

友「わかりましたよ、お言葉に甘えます」
441 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/03(木) 17:07:45.04 ID:z6xDqZ2eo
食事後

友「何でお兄さんって私に料理食べさせたがるんですか?」

兄「いや、作ったら食べてもらいたいだろ」

友「そりゃそうかもしれませんが…」

妹「兄さんは優しいんだよ友ちゃん!」

友「え〜…なんか下心とかありそう」

兄「そんなもんねーよ、な?妹」

妹「むしろもっと下心を持ってください」

兄「え?なんで?」

妹「兄さんはもっと下心とかそういうのを持つべきなのです!」

妹「たとえば!私の脱ぎたての下着に興奮してくんかくんかするとか!」

妹「私が入った後のお風呂の残り湯でハァハァするとか色々あるじゃないですか!」

兄「…風呂はお前が毎日後に入ってるだろ?」

妹「そりゃ私が同じことしてるからです!!」

兄「…ちょっと妹に対する見方を変えた方がよさそうだな」

友「どうしてですか?」

兄「いやだって…」

友「これくらい私もしますよ、妹のものなら」

兄「ダメだこいつら…早く何とかしないと…」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage saga]:2011/11/03(木) 22:32:03.66 ID:3BEXRFYp0
投下するときは上げて欲しかったりしちゃうんですけどもダメですか
443 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage saga]:2011/11/04(金) 03:25:05.91 ID:TpdZNLkRo
>>442
了解しました
こんな遅筆な作品を読んでいただいてありがとうございます
やっぱり多少gdgdになっても早くした方がいいですかね…?
444 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:15:43.86 ID:TpdZNLkRo
友宅前

友「別に送らなくても良かったのに…妹まで…」

妹「大丈夫だよ、友ちゃんと長く居られて楽しかったし!」

友「妹〜〜〜」ギューッ

兄「さあ帰るぞ妹」

友「ちょっと!空気読んで下さいよ!」

兄「うるへえ!俺は帰って妹とゲームするんだよ!」

友「ゲームくらいいつでもできるじゃないですか〜!」

兄「いーだろいーだろー!あげないもんね!」

男の娘『…何してるの…?』スラスラ

友「あ、兄貴ぃ!」

兄「懐かしフラッシュ」

妹「多分誰もわかりませんよそのネタ」

友「お兄さんが妹と私の仲を引き裂こうとしてるんだよ!なんとかして!!」

兄「あ、男、これ、食ってくれ、家で作ったんだ」

男の娘『あれ、ホント?ってことは今日も友にご飯食べさせてくれたの?』スラスラ

兄「ん、まあな」

男の娘『ごめんね〜迷惑かけて』スラスラ

兄「別にいいさ、料理ふるまうの好きだしな、お前も食ってくれ。その方が嬉しい」

男の娘『それじゃあありがたくいただくね?』スラスラ

兄「ああ、感想聞かせてくれ」

友「なんかこれあれだよね、おばさんっぽい会話だよね」

妹「なんだろう、すごく共感できるね」
445 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:16:41.32 ID:TpdZNLkRo
兄「まあ今日はこれで帰るな、また明日」

男の娘『うん、また明日ね〜ホントありがと〜』スラスラ

兄「おう!」

友「妹、また明日会おうね」

妹「うん!友ちゃんおやすみ〜」

兄「風邪引くなよ〜」

友「バカだから引きませんよ」

兄「認めてんなよ…またな」

友「ええ、また明日」
446 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:17:48.98 ID:TpdZNLkRo
兄「さて…コンビニでも寄ってくか?」

妹「いいんですか?」

兄「ああ、金も持ってきてるしな」

妹「もしかして最初からそのつもりでした!?」

兄「まあな」

妹「ありがとうございます兄さん!」ダキッ

兄「ふはははーもっと崇めるがいい!」

妹「さすが兄さんです!結婚してください!」

兄「いやそれは無理だろ」

妹「ですよねー」
447 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:19:03.54 ID:TpdZNLkRo
コンビニ

兄「今日も美味しいふあふあぱふサンド」

妹「なんですか?それ?」

兄「先生のお勧めデザートだ」

妹「へえ〜…シンプルに美味しそうですね」

兄「ああ、こないだ食べたけどおいしかった、エクレアも美味しかったぞ」

妹「兄さんそんなに甘いもの好きでしたっけ?」

兄「先生に食べさせられたんだ」

妹「一緒に食べたんですか!?」

兄「ああ、そうだけど…」

妹「関節キスとかどうでした!?」

兄「んあ〜…あ〜…まあ別にどうも思わないだろ、先生だし」

妹「したんですね!?うあぁぁ!!」

兄「いや、それを言えばお前なんかしょっちゅうだろ」

妹「それもそうですね」

兄「何で納得すんの?」

妹「私割と兄さんの使った箸とかねぶりまくってますから」

兄「病院行く?」

妹「ええ!?だって兄さんがしょっちゅうって…てっきり知られてるのかと…」

兄「そりゃ家族だからな、よくある方だろう」

妹「そういう意味だったんですか!?」

兄「他にどう取るんだよ…」
448 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:19:50.00 ID:TpdZNLkRo
兄「俺の中の妹のイメージがバンバン壊れていく…」

妹「BANBAN心惹かれて…」

兄「来ない、つかDANDANな」

妹「すみません、かみまみた」

兄「これはわざとじゃなさそうだな」

妹「それで、結局何買うんですか?」

兄「ぱふサンドとエクレアだな、後ブラックサンダーも、お前は?」

妹「そうですね〜…」

兄「酢昆布いいよ酢昆布」

妹「よくないですよ!兄さん私が酢昆布とか梅干し嫌いなの知ってますよね!?」

兄「なんのことやら…」

妹「というわけで私はこのガリガリ君を…」

兄「安いのでいいのか?」

妹「ええ、それに〜…」

兄「なんだ?」

妹「兄さんが買ったのも一緒に食べますから!」

兄「これは俺のだぞ、あげないぞ」

妹「とか言ってちゃっかりあげちゃう兄さん優しい」
449 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:20:54.63 ID:TpdZNLkRo
店員アドン「どうせ言っても言わなくてもカットされるんだろ」

兄「今日はカットしないらしいよ」

店員アドン「なんだよそれ、わかったよ、言えばいいんだろ」

店員アドン「あ(ry」

ウィーン

兄「アドンかわいそす」

妹「仕方ありませんよ、そのためのキャラなんですから」
450 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:22:04.99 ID:TpdZNLkRo
帰路

兄「うむ、エクレア美味い」

妹「に〜さん♪クリームついてますよ♪」

兄「あ、マジ?」

妹「じゃあ私が」

兄「ああ、取れた」

妹「どうしてお約束キャンセルするんですか!?」

兄「いいじゃないか、夢と明日があれば」

妹「またそんな古い…」

兄「お前も食べるか?」

妹「全力でいただきます」

兄「全部食べるなよ?」

妹「大丈夫ですよ〜」ペロペロ

兄「だからってそんなにちまちま舐めるなよ…」

妹「これで関節キスです!!」ドヤァ

兄「雰囲気もへったくれもねえな」
451 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/04(金) 18:23:28.36 ID:TpdZNLkRo
妹「ん、確かに美味しいですねこれ」パクッ

兄「お前がクリーム付けてどうすんだよ…」スッ

妹「チャンス!」パクッ

兄「お、おい。食ってる時に咥えたら…」

妹「♪」チュポン

兄「…ところで、こいつを見てくれ、こいつをどう思う?」

妹「…すごく…チョコまみれです…」

兄「何かいうことは?」

妹「ごめんなさい…」

兄「まったく…」パクッ

妹「あ…///」

兄「ん?どうした?」

妹「なんかそれ…関節キスよりエロいです…///」

兄「お前の頭はそればっかりだな」ナデナデ

妹「えへへ…」

兄「褒めてないけどな」

兄「あ、それと今日はお前先に風呂入れよ」

妹「え、どうしてですか?」

兄「匂い嗅がれる前に下着とか洗濯するから」

妹「ガッデム!!」
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage saga]:2011/11/04(金) 20:22:01.92 ID:sqzcrG9m0
>>443
どうもすいません、ありがとうございます(´・ω・`)
自分は十分すぎるレベルの速度だと思いますです
453 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:48:59.02 ID:W/Qfqdreo
水曜日 放課後

妹「ごめんなさい、兄さん。今日居残りなんです」

兄「ああ、昨日言ってたな、資格対策だろ?」

妹「はい…」

兄「まあ俺は待っとくから、ゆっくり話聞いてくるといい」

妹「ごめんなさい…」

兄「何言ってんだよ、お前を待つことに苦なんぞ感じぬ!」

友「その通りだ!」ヌッ

兄「もうお前がどこから現れようと突っ込まん、突っ込まんぞ!」

友「まあそういうわけだから、私も待ってるよ」

妹「ありがと、友ちゃん」

妹「それじゃあちょっと行ってくるね〜」

兄「ああ、がんばってこい」
454 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:51:10.44 ID:W/Qfqdreo
友「ちなみに妹は何の資格を取るつもりなんですか?」

兄「なんだろうな、Iパスとかじゃないか?」

友「覚えてないんですか?」

兄「妹が教えてくれなかったんだ」

友「信頼がなくなっている証ですね、これは私が妹にフラグを立てるしか…」

兄「勝手に言ってろ、とりあえず、だ」

友「なんですか?」

兄「妹が戻ってくるまでだが」

友「ああ、私は…」

兄「お前は補習だ」

友「はぁ!?なんでですか!?」

兄「言ったろ、化学教えてやるって」

友「いいですよ…お兄さんですし…」

兄「教えるって言ったら教えるんだ、ほら準備しなさい」

友「うぇ〜…」
455 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:53:11.49 ID:W/Qfqdreo
兄「んで、どこが苦手なのよ?」

友「全部!」

兄「じゃあ基本からじっくり5時間コースでいいか?」

友「嘘です!すべて嘘です!」

兄「冗談だ、お前のことだしホントにわからないんだろう」

友「優しげな頬笑みで辛辣なことを…悪魔か!」

兄「俺が悪魔…?違う…俺は魔王だ!」

友「はいはいワロスワロスわらびもち」

兄「なんだそれ」

友「とっさに出ました」

兄「まあ実際、地盤がしっかりしてなかったら何も分からないわけだしな」

友「基本くらいなら出来ますよ、バカにしないでください」

兄「じゃあワークのここからこの問題解いてみろ」

友「すぐに終わらせてやりますよ!!」
456 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:53:54.13 ID:W/Qfqdreo
兄「確かにすぐ終わったが…」

友「ふふん!」

兄「答えは全滅だなこれ」

友「なんですと!?」

兄「お前、化学反応式が何かわかってるのか?」

友「あれですよね、数合わせとかそういう奴ですよね」

兄「ああ、そうだ」

友「だからちゃんと合わせてるじゃないですか」

兄「元素の数を減らしてどうする」

友「減らすんですよね?」

兄「増やすんだよ!減らしたら別の物になっちまうよ!」

友「え〜…でも他のも増えるじゃないですか」

兄「それをあわせていくパズルなんだよ。化学反応式は」
457 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:54:41.96 ID:W/Qfqdreo
兄「仕方がない、俺が覚えたスペシアルな方法を教えてやろう」

友「スペシアルとな?」

兄「ああ、教えてやろう、ただしこれは、妄想力をフルに活用しないと出来ない方法だ…出来るか?」

友「ふっ…私を誰だと思っているのですか?」

兄「…愚問だったか」

友「ええ、いいですよ、どこからでも来てください」

兄「いいだろう…」

※このやり方はあくまで私のやり方であり、ぶっちゃけ非効率的かもしれませんのでどうか流す方向でお願いします
458 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:55:43.12 ID:W/Qfqdreo
兄「化学反応式は戦争だ!!!」

友「!!!」

兄「これは右辺軍と左辺軍の戦争だ!!」

兄「括目し!声を張り上げろ!!今からこいつらが正々堂々と同数同軍の戦争を開始する!」

友「いや、戦争って数の暴力とかそういう…」

兄「それでは男気に欠けるのだ」

友「…そうっすか…」

兄「というわけで、まずこれを見ろ」

H2+O2→H2O

友「水の化学反応式ですよね」

兄「ああ、その通り、だがよく見てみろ、右辺の方が数が少ないだろう?」

友「まあ確かに…」

兄「ここで彼はこう思うはず!兵が足りなきゃ足せばいいじゃないと!」

友「大分強引だが大丈夫か?」

兄「大丈夫だ、問題ない」

兄「というわけで右辺を二倍にしてやるんだ」

H2+O2→2H2O

兄「こうすると右辺の方が数が多くなる」

友「まあ確かに…ってことは左辺が黙ってないんじゃないですか?」

兄「その通りだ」

兄「きっと左辺の名将、は…は…ハンデンブルグ大佐はこう考えるだろう」←H2のことです

友「どもらないでくださいよ…」

兄「向こうが二倍ならこっちも二倍にしてやればいいと」

友「大分強引だが(ry」

兄「というわけで」

2H2+O2→2H2O

兄「となるわけだ、これで対等な数だから戦争が勃発すると」

友「勝つのはどっちですか?」

兄「さあ?俺に聞くなよ」

友「なんだこいつ」
459 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 11:59:07.67 ID:W/Qfqdreo

兄「まあこれが基本だな」

友「それは大体わかるんですが、元素の数が多くなるとこんがらがってくるんですよね」

兄「そういうときはこうしてやればいい」

HH+OO→HHO

友「なんですこれ?」

兄「そのまんまだ、表示を分裂させただけ、こうすることによって左右の数がより分かりやすくなる」

友「なんかダサいですね…スマートな方法とかないんですか?」

兄「これすら覚えられないお前が他の方法出来るわけないだろう」

友「お兄さんひょっとして私のこと嫌いですか?」

兄「お前は俺のこと嫌いだろ?」

友「はい」キリッ

兄「はっきり言うなよ…傷ついちゃう…」

友「てへへ…///」

兄「そこで照れる意味が分からん!」
460 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 12:00:05.20 ID:W/Qfqdreo
兄「っと…話を戻すぞ」

兄「とりあえずこの方法でやってみるぞ」

1 HH+OO→HHO
2 HH+OO→HHHHOO
3 HHHH+OO→HHHHOO

兄「こうなるわけだ、同数になったらクリアだな」

友「何かややこしいですね」

兄「まあな、まあその場合同数になった奴だけ非表示にすればいい」

兄「たとえば」

HH+OO→HHHHOO

兄「この状態ならもうOの表示はいらないだろ?数あってるんだから」

友「まあそうですね」

兄「だからこうやって隠してやれば…」

HH+××→HHHH××

兄「残りHの数をあわせるだけになるんだ」

友「まだわかりやすいですね」

兄「まあ他の元素を増やせばそれに応じて隠した元素も増える場合があるがそれはまあ、うん、考えろ」

友「割りかし適当ですね」

兄「後はこれで数をこなせばそのうちこんなことしなくても簡単に解けるようになる」

兄「とりあえず言えることは、わからなくなったら書け、絵でも何でもいいから」

兄「意外と見えなかったことが見えてくる時もあるぞ」

友「そんなもんですかねえ…」

兄「とりあえず…」ゴソゴソ

兄「ほいこれ」

友「なんですかこれ?」

兄「俺が今日のことを考えて作ってきたプリントだ。決して一昨年の補習プリントの残骸ではない」

友「ご説明ありがとうございます」

友「というか今思ったんですが最初の戦争設定は…」

兄「俺が楽しむためだけに作った妄想だから特に意味はない」

友「お兄さんって割と本格的にアホなんですね」

兄「よせよ、兵が見てる」

友「褒めてねえよ」
461 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 12:00:50.42 ID:W/Qfqdreo
兄「まあ最初は面倒かもしれないが、慣れてくるし、何より妄想しながらやってたら楽しいからな」

友「その妄想で楽しめるのはお兄さんだけですよ」

兄「何を言う!妹にこのやり方を教えたのは俺だぞ!」

友「へえ〜そうだったんですか」

兄「ただ妹は独自で方法を見つけてしまったらしく俺の方法は不採用だった…」

友「哀れですね…」

兄「んなこともういいんだよ!良いから書け!問題を解け!!」

友「わかりましたよ〜」

兄「時間はまだまだあるんだ、わからないところがあったら聞くがいい!」

友「お兄さんそれまで何するんですか?」

兄「俺?応援ヨガと応援ダンスどっちがいい?」

友「邪魔だから大人しくしててください」
462 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 12:02:21.11 ID:W/Qfqdreo
友「…へえ〜…結構解けるもんですね…面倒ですけど」

兄「だろ!?この解き方の良さがわかるようになればお前も立派なソルジャーだ」

友「何と戦うんですか何と」

兄「人生…かな…」

友「深いですね…」

兄「深いのかな…」

友「嫌自分で言ったんでしょ」

兄「ごめん特に何も考えずに言った、反省してますん」

友「何かお兄さんと居ると疲れますね」

兄「そうか?俺結構楽しいけど」

友「やめてくださいよ、私楽しく…ないんですから」

兄「楽しくないのか?」

友「そうですよ」

兄「へえ、そうか。でも俺楽しいからいいんじゃね?」

友「どんだけ自己中なんですか…」

兄「ああそうだ、ブラックサンダー持ってきてるんだぞ、食うか?」

友「いただきます」
463 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 12:04:01.32 ID:W/Qfqdreo
友「ドロドロに溶けてるじゃないですか!!」

兄「食えないことはない!」

友「うええ…なんか生ぬるい…」

兄「ずっとカバンの中に入れてたからな!」

友「胸張って言うことじゃない!」

兄「職員室の冷蔵庫貸してもらうか?」

友「そこまでしなくてもいいですよ、食べます。一応もらったものですし…」

兄「最近ビッグサンダーとかホワイトサンダーとかあるよな」

友「私は普通のが一番好きです」

兄「俺も普通のが一番だなあ…ビッグとかもうダメだあれは」

友「この厚いのがいいのに…あっ」

兄「うあ、すまん、付いちまったな、待ってろ」ゴソゴソ

友「良いですよこれくらい」

兄「こんなこともあろうかとウェットティッシュは常に携帯しているのだよ」スッ

友「良いですってば!」

兄「ん?なんでだ?」

友「ですから…その…」

兄「良いから手を貸せ、描写できなくなっちまう、色んな意味で」スッ

友「っ!」ビクン
464 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 12:06:42.54 ID:W/Qfqdreo
兄「…これでよし…何震えてんだ?」フキフキ

友「い…いえ…」

兄「そんなに俺に手を拭かれるのが嫌だったのか?」

友「そ、そう!そうなんですよ!なんてことしてくれてるんですかまったく!…まったく!」

兄「……お兄ちゃんマジショック」

友「勝手にショック受けててください」

兄「良かれと思ってやったんだがなあ」

友「あ、ありがた迷惑…です…」

兄「…そうか…」

友「…」

兄「…」

友「…ですがブr」

兄「可愛げねえなこんちくしょう!」ピンッ

友「いたっ!」
465 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 13:50:43.61 ID:W/Qfqdreo
友「何するんですか!?」

兄「デコピンだデコピン!礼儀のなってない後輩にな!」

友「せっかくお礼言ってあげようと思ったのに!」

兄「うるちゃーい!」

友「子供か!!」

兄「休憩は終わりだ!さっさと問題を解くんだ!今から俺は鬼になる!」

友「もう全部終わりましたよ!」

兄「なんだって?」

友「ほら」

兄「早い、早いな」

友「これが私の実力ですとも」

兄「俺の教え方がよかったんだな!」

友「違いますぅ!私の才能ですぅ!」

兄「嘘つけ!」
466 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 14:51:57.23 ID:W/Qfqdreo
兄「はぁ…どっと疲れた…」

友「誰のせいでしょうね…」

兄「お前のせいだろ…」

友「それならお互い様ですよ…」

兄「んで、理解はできたのか?」

友「まあなんとか」

兄「それならよしとするか…」

友「どうしてそんなにするんですか?」

兄「は?何がよ」

友「悪口ばっかり言う後輩に良くそこまでやろうと思いましたねって話です」

兄「ああ、なるほど」

友「んで、どうしてですか?」

兄「どうしてだろうな、わからん」

友「ふうん…相変わらず変な人ですね」

兄「ああ、俺は地球代表の変人だからな」
467 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 14:52:23.59 ID:W/Qfqdreo
友「仮にも妹のお兄さんなんだからそんな風に言わないでください」

兄「妹は地球代表の一番可愛い妹だぞ」

友「このシスコンが」

兄「お褒めにあずかり光栄でございます」

友「うええ…お兄さんに敬語使われると吐き気が…」

兄「キャラに合わないのはわかってたけどそんなに?そんなにひどい!?」

友「はい」

兄「即答かよおおおお!!!もうちょっと言い淀んだりしろYO!」

友「事実ですからね!」

兄「うわこいつマジムカつく!」
468 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/05(土) 15:02:09.16 ID:W/Qfqdreo
兄「…妹遅いなあ」

友「そうですねえ…」

兄「暇だな」

友「そうですね」

兄「鬼ごっこでもするか?」

友「何でそんな子供じみたことを…」

兄「だって暇だし」

友「他に考え浮かばなかったんですか?」

兄「かくれんぼくらいしか思いつかんかった」

友「そんなのやりたくないですよ、何歳だと思ってるんですか…」

兄「そうだよなあ…」
469 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/06(日) 23:09:29.22 ID:QUHIvvwro
二分後

兄「ふはははは!追いつけ!!追いついてみせろおお!!!」

友「ちょっと!ロッカーに上るのは反則じゃないですか!?」

兄「何でもありだと言ったはずだ!悔しかったら登ってきやがれ!!」

友「何を〜〜!!」

兄「うおっマジで登ってきやがった」シュタッ

友「おのれ〜ちょこまかと…」

兄「どこのエッグマンだよ」

友「私が負けては下々の者に示しが…」ヒョイ

兄「お前の下に来るのはセロハンテープとかそんなもんだ!」ヒョイッ

友「なんですとお!?」
470 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/06(日) 23:10:05.68 ID:QUHIvvwro
友「言ってくれるじゃないの!」グラッ

兄「あ、おい!」ダッ

友「へ?」

ドンガラSE

兄「いってぇ…左が全身やられちまったぜ…」

友「意味わかりませんよ…いたた…」

兄「お前大丈夫か?」

友「はい…なんとk…はぁ!?」

兄「なんだよ」

友「何私のこと抱きしめてるんですか変態!!」

兄「おまっ落ちそうになったところをナイスキャッチで…」

友「ちょっ離してください!」ジタバタ

兄「暴れんな落ちつけ!すぐ離してやるから」

友「っ!!いやあ!!!」バシン

兄「ノゥ!?」
471 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/07(月) 19:24:14.83 ID:N/1SXkw3o
兄「…」ヒリヒリ

友「…すいませんなんて言いませんから…」

兄「…か?」プルプル

友「な、なんですか?」

兄「……かって聞いてるんだ」

友「で、ですから謝らないと…」

兄「どこか痛い場所とかないかって聞いてるんだよ」

友「は…い…?」

兄「だから、さっきロッカーから落ちただろ?打った場所とかないのかって」

友「あ、いえ…ないです…多分…」

兄「そうか、ならよかった」

友「…よく…」

兄「ん?」

友「よく平気ですね?」

兄「何がだよ」

友「理不尽に殴られて、助けただけなのに殴られて罵倒されてるのにそんなこと言えるなんて」

兄「キレていいのか?」

友「もしかして我慢してます?」

兄「相当な」

友「…なんか怖いので我慢しててください」

兄「なんだそりゃ」フゥ

友「どうして我慢なんかしてるんですか?爆発させればいいじゃないですか」

友「お前の顔なんてもう見たくねえ!みたいな?」

兄「んなこと思ってねえから言えるわけないっつの」

友「…」

兄「お前は妹の、たった一人の砕けられる友人だからな」

兄「それに、お前の様子からして、何かあるんだろうとは思ってるから」

友「何かって何ですか?」

兄「なんだろうな、お前、こないだ電車の中でもそうだっただろ?」

兄「本気で震えてたから」

友「あー…」

兄「まあ何かあるなら仕方ないって強引に納得させた、うん」

友「……ホント変な人ですね…」

兄「まだバカにしたりないのか?」

友「褒めてるってことにしておいてあげますよ」

兄「なんだそりゃ…」
472 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/07(月) 19:24:59.47 ID:N/1SXkw3o
兄「んじゃ続きするか?」

友「いえ、いいですよ、危ないですし」

兄「なんだよ〜ノリ悪いぜ〜」

友「……」

兄「んあ〜テンション下がった?」

友「…ごめんなさい…」

兄「は?あー…」

友「なんですかその反応は!せっかく謝ったのにぃ!」

兄「いや、ホントに正直に言うと思わんかった」

友「まったく私をどういう人間だと思ってるんですか?」

兄「お前さっき謝らないって言ってたじゃないか」

友「それはそれ、これはこれです」

兄「便利な言葉だなあおい」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(静岡県) [sage]:2011/11/08(火) 19:18:27.52 ID:ATktywku0
徐々に進んできてる。イイヨイイヨー
友は過去にレイプでもされたのかね?
474 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/08(火) 20:26:06.49 ID:+rIZU/A9o
>>473
いえいえ、そういう鬱設定はまったくありませんよ
ちゃんと処女です、ええ、大丈夫です
ただ、とある設定はあります
それと筆の進みが遅いのがあって
非常に退屈されるかもしれません
このあと毎回入れてたある日常の一コマを入れて今まで通りにのんびりやるのか
それとも一コマは抜いてストーリー一気に消化する形にするか
どちらの方がいいかということで少し悩んでます…
もし一コマを抜いても別の場面で補完することは可能ですが…
ただ今までのペースで続けた方がいいのかなって気も無きにしも非ずなので…
一応ご意見をお聞かせくださいm(__)m
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 21:36:00.59 ID:oeOTFpdIO
ストーリーを進めるべき時なら進める。
引き延ばすべきならそうする。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(四国) [sage]:2011/11/08(火) 21:52:38.09 ID:id+4xLpAO
十分速いと思うし無理に削らなくてもと
書きたい物を書けばいいと思うよ
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 23:03:18.33 ID:68xzwwSIO
好きに書いて下さい
ついていけない場合は、読まなくなるだけですので
478 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/09(水) 09:38:33.69 ID:qDugK6LAo
や〜…以前こんな感じの速度で遅いと言われることがあったので…
では、一応ここからはちょっと本格的な部分に入っていくので、一コマの入れる時期を変更する形で行きます
ご意見ありがとうございましたm(__)m
479 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/10(木) 03:54:43.66 ID:9I1ZaM6Oo
兄「結局妹は何の資格取るんだ?」

妹「ううん…今日はその資格の説明だったんですが…」

兄「ダメだったのか?」

妹「ええ、私にはレベルが高くて…」

友「どんな資格なの?」

妹「んとね…とりあえず、これ」ピラッ

兄「…なんだこりゃ」

妹「魔法少女検定」

兄「エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ」

友「ふむふむ…習得条件は?」

妹「一つ以上の固有魔道名と詠唱が必要なコースと、ただ女の子ならイイっていうコースとがあってね」

友「後者は胡散臭いね、きっと白い動物が悪い方向に持って行っちゃうよ」

妹「うん、だから前者にしようと思ったんだけど、今思ったら私魔法使えなくって…」

友「それは仕方ないね」

兄「突っ込むべきなんだろうかこれは」
480 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/10(木) 03:55:45.61 ID:9I1ZaM6Oo
翌日 登校時

兄「今日も元気だラッキョがうまい」ポリポリ

友「歩きながら何食べてるんですか…」

兄「見てわからんのか?ラッキョだラッキョ」

妹「兄さん違いますよ、ちゃんと発音するとラッキョウです」

兄「そうだっけ?どっちだっけ?」

友「ていうか何でそんなの食べてるんですか?」

兄「いや腹減ってるから」

男の娘『ラッキョ美味しいよね〜』スラスラ

兄「おお、男もラッキョ好きなのか、ほら、一個やるよ、瓶ごと持ってきたから」

男の娘『ありがと〜』ポリポリ

友「ねえ妹、お兄さんどうしたの?なんでラッキョ?」

妹「ううん…実はね?」
481 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/10(木) 03:58:12.90 ID:9I1ZaM6Oo
起床時

兄「妹起きろ!やばいぞ寝坊だって!」

妹「ううん…後七万光年…」

兄「良いから起きろ阿呆!」ペシペシ

妹「優しくしてぇ…///」

兄「…」

兄「俺飯先に食っちまうぞ?良いのか?」

妹「んん…後で行きます〜…」

兄「ホントか?起きたか?」

妹「ふぁい…だいじょ…ぶ…です」

兄「よしわかった、じゃあ適当に作っとくからな」

妹「おねがいします〜…」
482 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/10(木) 03:59:09.58 ID:9I1ZaM6Oo
妹「その後二度寝しちゃっててね〜…兄さん私の分のご飯だけしか作れなかったみたいだから…」

友「そうなんだ、ちょっと意外…でもないかな、シスコンだし…」

妹「でも久しぶりだったなあ…兄さんに着替えさせてもらったの…///」

友「なんですって?」

妹「だから、兄さんに…」

友「お兄さん!!」

兄「なんだ?」ポリポリ

友「妹を着せ替えバービーちゃんにしたのは本当ですか!?」

兄「んなことしてねえ、制服に着替えさせただけだ」

友「なんと…なんと羨ましいことを…!!」

友「私だって拝見したことないのに!」

兄「俺は兄だからな、問題ない」

友「問題大ありですよ!私より早く妹の裸体を見るなんて!」

兄「おま、裸だったわけじゃないんだからよ…」

兄「妹があまりにも着替えるの遅いから、ちょっと手伝っただけだっての」ポリポリ

友「でもあれでしょう!?妹のブラとかみたんでしょう!?」

兄「ああ、うん、まあ…」

友「それ見たことかっ!!!いい匂いした!?」

兄「した!」

友「くっそおおおおお!!!!」
483 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/10(木) 04:00:16.44 ID:9I1ZaM6Oo
男の娘『朝からテンション高いねえ…』ポリポリ

妹「そうですね〜」

男の娘『妹ちゃん愛されてるね〜…羨ましいよ』スラスラ

妹「でも…私は妹としてですから…」

男の娘『…そっか、叶わない恋って言うのかな?そういうの…ちょっとわかるかも…』スラスラ

妹「ですがまだです!たとえ兄さんが恋人を作ろうと!童貞を捨たり、プレイボーイになろうと諦めません!何せ私は妹ですから!!!!」

男の娘『うわあ…大声ですごいことを…』スラスラ

男の娘(でもこれは、ボクも見習わなきゃなんないかも…)

妹「結婚しても私から逃れることはできませんよぉ…フフフフフフフ」

男の娘『そ、それはさすがにヤンデレの領域じゃない?』スラスラ

妹「寝とる気満々ですから!」

男の娘『この子は…』ハァ

妹「でもそれもまあ…人によりますけどね」ボソッ

男の娘『ん?何か言った?』スラスラ

妹「何でもないです、誰にも負けないと意気込んだだけですよ」
484 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/12(土) 03:48:01.23 ID:i0OCgi29o
帰宅後

兄「さて、んじゃあ晩飯の買い物にでも行くか…」

妹「あ、兄さん私も〜」

兄「お前はまずその散らかってる課題を片付けなさい」

妹「え〜…そんな殺生な〜」

兄「自業自得だ、して、今日のメニューの希望を聞こうか」

妹「ハイポーション!」

兄「じゃあその辺の草摘んできて抽出してやるから飲め」

妹「嘘です!冗談ですよ〜」

妹「そうですねえ…ジャガイモがいいです?」

兄「何で疑問系なんだよ?まあいいか、んじゃあジャーマンポテトでいいか?」

妹「おお!楽しみです!」

兄「それじゃあいってくる、ちゃんと課題しとけよ?」

妹「兄さんが帰ってくるまでに終わらせたらご褒美ください!」

兄「…その量をか?」

妹「はい!!」

兄「…まあ無茶な注文じゃなければ良いぞ」

妹「ホントですか!?俄然やる気が出てきましたよ!!」

兄「やる気が空回りしないようにな、んじゃ、いってきまーす」
485 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/12(土) 03:48:28.12 ID:i0OCgi29o
スーパーという名のスーパー

兄「ん〜…後はジャガイモと…」

友「…あ」

兄「んあ?なんだ、友か」

友「なんだとは失礼ですね」

兄「そいつは悪かったな」

友「…何作るんですか?」

兄「へえ、珍しいな、お前の方から振ってくるとは」

友「質問に答えてください」

兄「ジャーマンポテトだ、芋料理がイイっていってたからな、妹が」

友「…妹は芋が好きと…」

兄「いや、芋が特別好きじゃないとは思うぞ」

友「ちゃんと好きなもの聞いてきて下さいよ!」

兄「逆切れかよ!ひでえなおい!?」
486 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/12(土) 03:49:27.47 ID:i0OCgi29o
兄「んで、今日はお前何作るんだ?」

友「肉じゃがです」

兄「あ〜肉じゃがかあ…最近食ってねえな…」

友「家庭の味第一位ですよ」

兄「ちなみに俺はちょっと辛めに味付けする」

友「は!?何でですか?」

兄「だって甘い肉あんまり好きないし」

友「肉じゃがは甘みがグッドなんじゃないですか?」

兄「何故かダメなんだよなあ…すき焼きもそんなに好きじゃないし…」

友「…やっぱり変人ですよ変人」

兄「露骨にそういうこと言うなよ、傷ついちゃう」
487 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/12(土) 03:50:24.77 ID:i0OCgi29o
兄「こんなもんか」

友「私も終わりました」

兄「んじゃあ帰るか」

友「またついてくる気ですか〜?」

兄「せっかく送ってやってるんだぞ、感謝しても良いんだぞ」

友「ありがとーござまーす」

兄「そうだよな…お前はそういう奴だよな…お兄ちゃん悲しいぜ…」

友「ほら、レジ行きますよレジ」

兄「へーい」

友「私先に行きますよ?」

兄「うーい…お、ガム買って行こう」ガサッ
488 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 00:44:29.91 ID:RiseRztFo
会計後

兄「おーい、待たせたな〜…ってあれ、どこだ」

兄「ぅおーい!友ー」

兄「とm…ん?」

友「ですから、やめてくださいって!」

ナンパ「なんだよ、ちょっと声かけただけじゃん?叫ばれる覚えなんてないじゃん?」

友「近づかないでください!」

ナンパ「は?何?声かけただけでこんな反応?名誉棄損じゃん?」

兄「まさか友がナンパされる日がくるとはな、地球も末期か」

友「お、お兄さん!」ダッ

ナンパ「あ、ちょ!くそっ…邪魔が入ったじゃん…」

兄「どこ行ったかと思ってたぞ」

友「み、見たらわかるじゃないですか…」

ナンパ「なあ、お前なんなの?俺が先に声かけたんじゃん?」

兄「俺?俺かあ…そうだな、さしずめ俺は次元の使者ってところだな」

ナンパ「何こいつ、クソいてえ厨二病?きめえwwwww超きめえじゃんwwww」

兄「そうそうきめえきめえ、あんたもきめえ奴扱いされるからとっとと帰った方がいい」

ナンパ「そうはいかないじゃん、俺その子連れて帰る義務があっからwww」

兄「あんたの家に、か?」

ナンパ「決まってんじゃんwwwほらwww帰ろうぜwwww」スッ

友「いやあ!!」ギュッ ペシッ

ナンパ「あー?いてえいてえ、腕の骨折れちまっ…」

兄「先手必勝ゴールデンブレイカァァァァァァ!!!」

ゴリュッ

ナンパ「ぁ…お゛…」

兄「ブレイクブレイクブレイクブレイク!!!!」ゲシゲシゲシゲシ

兄「ブレイクアウトォ!!!!」グシャッ
489 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 01:03:42.80 ID:RiseRztFo
兄「ふぅ…なんか泡吹いてるけど一段落だな」

友「…」ガクブル

兄「友、帰るぞ」

友「はい…」ガクブル

ナンパ「」ピクッ

兄「まだ息があるかあああああ!!!!!」ズドン

兄「よし、これで返事のないただの屍だな」

友「…」ギュッ

※この男は後でチャラ男さん達が美味しく頂きました
490 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 01:04:32.93 ID:RiseRztFo
公園

兄「休憩するか?」

友「は、はい…」

兄「んじゃあそこのベンチで」

友「はい…」

兄「よっこいしょういち」

友「…」

兄「なんだよ、突っ込みなしかよ」

友「状況を察してくださいよ…」

兄「うん、知ってる」

友「…」

兄「大丈夫か?」

友「大丈夫に見えます?」

兄「見えないこともないし見えるってわけでもないな」

友「はっきりしてくださいよ…」
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 07:30:16.95 ID:Vr3BRKeDO
見てるよ
わくてか
492 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 15:23:16.97 ID:RiseRztFo
兄「…」

友「…」

兄「お前、男苦手なのか?」

友「前から言ってるじゃないですか」

兄「いやあれは…苦手って言うか脅えてたって言うか」

友「…」

兄「俺の時も…それからマスターの時もだったし…」

兄「もしかしてお前…男性恐怖症か?」

友「……はい…」

兄「ふーん…なるほどな」

友「ですが軽度で、ちょっとトラウマになってるだけなんです…」

兄「でも近づかれるとああなると」

友「そう…です…」

兄「だから男には辛く当ってたわけか」

友「いえ…でも男の人が嫌いなのはホントです、女の子が好きです」

兄「お前は落ち込んでてもお前だな」
493 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 15:24:15.41 ID:RiseRztFo
兄「…ん?ちょっと待て」

友「なんですか…?」

兄「何で俺は平気なんだ?」

友「平気…じゃないですよ」

兄「でも現にここまで近づいてんのに何もないんだろ?」

友「…それは…」

兄「さっきも抱きついてきたし」

友「あれは忘れてください!ああ…私の忘れたい過去第一位になりました…」

兄「んで、何で?」

友「…それは…あれですよ」

兄「どれ?」

友「お兄さんは妹の付属品だと思ってたからです!」

兄「…あー今傷ついた、今すんごく傷ついたぞ」

友「でも、事実ですし」

兄「やめろ!これ以上清らかな青少年の心を抉るな!」

友「まあ…今はちょっとその認識も改まってますが…」

兄「んん?今お兄ちゃんデレレーダーがデレを察知したぞ」

友「故障してるんですよ、そのレーダー」
494 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 15:26:12.80 ID:RiseRztFo
兄「まあ、確かに最初会ったときとか結構避けられてたしな、俺」

友「そうですよ、男の人ですし…」

兄「んで、そう思い始めてから徐々に性格がこうなったと」

友「あの頃は名案だと思いましたね」

兄「それすんげえ失礼だと思うんだが」

友「だって仕方ないじゃないですか…」

兄「ま、そういうことか」

兄「電車の中のことも、学校での補習の時のことも合点がいった」

兄「うすうす気づいてはいたけどな」

友「そう…なんですか?」

兄「ああ、過剰すぎるんだよ反応が」

友「私としては大分抑えてたつもりなんですが…」

兄「近づいただけでブルブル震えてたらわかるっての」

友「むぅ…」

兄「でもまあよかった」

友「何がですか?」

兄「嫌われてなかったんだなって」

友「嫌いですよ、大嫌いです」

兄「嫌いな相手、しかも男に抱きつくのか?」

友「あれはその…反射で…」

兄「んじゃああそこでマスターが来ても抱きついてたか?」

友「もううるさいですよ!!」

兄「HAHAHA!」
495 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 16:03:44.58 ID:RiseRztFo
友「確かに少し認識は改まりましたが…お兄さんのことなんて認めませんからね!」

兄「何を認めないんだよ」

友「お兄さんがお兄さんなことです」

兄「いや意味が分からん」

友「察してください」

兄「…???」

友「でもとりあえず…」

兄「なんだ?」

友「今日は…ありがとうございました。守ってくれて…」

兄「お…おう…」

友「お、お兄さんならきっと放置で逃げ出すと思ってました!」

兄「いくら何でもそんなことしないっての」

友「し、知ってますよ…冗談です冗談…」

兄「いつものキレがないなあ」

友「仕方ないじゃないですか…」

兄「お前の調子が悪いと、こっちまで狂ってくるな」

友「知りませんよそんなの…」

兄「ま、もう大丈夫だから、安心しろ」ナデナデ

友「気安く撫でないでください…」

兄「お、逃げなくなったな。ちょっとは好感度アップしたか?」ニヤニヤ

友「してませんよ!」
496 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/13(日) 16:14:03.61 ID:RiseRztFo
友「ほら!もう…帰りますよ!」

兄「そうだな、結構時間たっちまった」

友「きょ、今日は最悪の日でした…」

兄「ナンパされたから?」

友「後お兄さんに頭をなでられたからです」

兄「もっとしてやろうか、ほれほれ」ナデナデ

友「だからやめてくださいって!」

兄「ま、冗談だ…しかし…」

友「なんですか?」

兄「お前髪サラサラなんだな、割とそういうの適当にしてるかと思ってた」

友「当然ですよ、女の子としての魅力を上げることで、妹を惹こうとしてるんですから!」

兄「結局妹か」

友「それ以外に何があるって言うんですか?」

兄「ま、お前はそうでなくちゃな」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/11/13(日) 18:07:55.90 ID:45Bvr/wQ0
いいよいいよー友かわいい
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) [sage]:2011/11/13(日) 23:18:09.93 ID:+BVf6xJs0
デレてキター?
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/14(月) 17:07:37.63 ID:wEq51d/Go
かわいいな
500 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:09:56.69 ID:pU0jA9h0o
友宅前

兄「帰ってきたな」

友「そうですね、これですっきりします」

兄「おいおい、そんなに兄貴と会うのが嬉しいのか?このブラコンめ☆」

友「お兄さんが消えるのが嬉しいんですよ!!アホですかあなたは!?」

兄「あーはいはい、ツンデレツンデレ」

友「違いますってば!」

兄「そう言っちゃって〜顔が赤いゾ!」

友「…」イラッ
501 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:10:29.44 ID:pU0jA9h0o
兄「ずびばぜんでした」

友「ふん!」

兄「ま、冗談はここまでとして…俺は帰るぞ」

友「ええ、とっとと帰っちゃってください」

兄「腹出して寝るなよ〜」

友「そんなことしませんよ…おっさんじゃあるまいし…」

兄「いや、お前ならやりかねん、そんな気がする」

友「そんなこと言って、お兄さんの方がなりそうな気もしますけどね」

兄「HAHAHA、そんなまさか」

友「それじゃ、もう入りますよ?兄貴待たせてますし」

兄「ああ、長々悪かったな、楽しかったぞ」

友「私は…割と…最悪な日でしたよ」

兄「へいへい、じゃあな」

友「また明日…」
502 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:12:30.45 ID:pU0jA9h0o
兄宅

兄「ふう…ただいま」

妹「兄さん!おかえりなさい!」

兄「なんだ?妙にうれしそうだな」

妹「聞いてください!終わったんですよ!」

兄「何がだ?人生か?」

妹「違いますって、課題ですよ課題!」

兄「お〜よくやったなあ」ナデナデ

妹「えへへ〜…それじゃあ約束通り…」

兄「飯作るぞ〜?」

妹「あ、私も手伝います!」

兄「ああ、それじゃあ頼むかな」
503 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:13:09.88 ID:pU0jA9h0o
兄「いただきまーす」

妹「いただきま〜す」

兄「どうだ?味の方は」

妹「おいひゅいですよ!」モグモグ

兄「ちゃんと飲みこんでからしゃべりなさい」

妹「美味しいですよ兄さん」

兄「そうか、よかった」

妹「ところで兄さん、行く前に言っていた話ですが…」

兄「あ、妹、ほっぺたについてるぞ」

妹「え?取ってください取ってください!出来れば舐めて!」

兄「それがお前の願いか…いいだろう!」ペロッ

妹「え…あれ…本当に…?///」

兄「よし、これでお前の頼みは聞いたからな」

妹「え!?ちょっと兄さん!?これはそういうあれじゃなくて…!」

兄「ふはははは!一回は一回だー!」

妹「卑怯!卑怯ですよ兄さん!」

兄「だってお前のことだから絶対普通に言わせたらめちゃくちゃなこと言いそうだったし…」

妹「言いませんよ!常識くらいあります!」

兄「じゃあホントは何を言おうとしてたんだ?」

妹「この私妹と激しくあっついディープキスを…」

兄「常識ってなんだっけ?」
504 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:14:44.26 ID:pU0jA9h0o
友宅

男の娘『おかえり〜』スラスラ

友「うん、ただいま、ご飯作っちゃうね」

男の娘『遅かったね〜どうしたの?』スラスラ

友「あ〜ちょっと聞いてよ兄貴〜今日さ〜…」

男の娘『ん?なあに?』スラスラ
505 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/15(火) 07:15:43.07 ID:pU0jA9h0o
友「ってことで、最悪の一日だったんだよ…」

男の娘『ナンパねえ…でも兄君がいてくれてよかったじゃない』スラスラ

友「そうなんだけどね〜…」

男の娘『頭撫でられたのが嫌だったの?』スラスラ

友「そ〜…れもあるけど〜…」

男の娘「(´・ω・)?」

友「なんか調子乗ってたのがムカついたの…」

男の娘『へえ〜…』スラスラ

友「な、何?」

男の娘『友もちょっとは変わったのかなあってね』ニヤニヤ

友「もう!なんなのさ兄貴まで…」
506 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/17(木) 14:18:08.11 ID:UKBjxGaPo
翌日 登校時

兄「よー友ー!」

友「うわっ」

兄「ええぇぇ…何その反応」

友「見たとおりですよ」

妹「おはよう、友ちゃん」

友「おはよう妹〜〜〜!!」

兄「何この差、しどい」

男の娘『おはよ〜兄君』スラスラ

兄「おう、おはよう、男」

男の娘『昨日は友がお世話になったようで…』スラスラ

兄「いやいや、俺も久々に面白いの見れたし、ぶん殴れたしよかったよかった」

妹「あれ、何かあったんですか?」

兄「ああ、ちょっとな」

妹「なんですか〜気になるじゃないですか〜」

兄「まあ、実はな…」

友「一々言わなくていいですから!」ベシッ

兄「へぶっ」

妹「あれ、友ちゃんも知ってるの?」

友「あ〜うん…そうだけど…」

妹「え〜じゃあ教えて?」

友「ああ!そんな可愛い上目遣いで私を見ないで!」

男の娘『遅刻するよー』スラスラ
507 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/17(木) 14:18:43.78 ID:UKBjxGaPo
帰宅後 兄宅

兄「そういや最近本で読んだんだが…」

妹「なんですか?」

兄「ポテトチップスとかはマイルド・ドラッグって話」

妹「なんか難しそうですね…」

兄「たまにさ、無性にポテチ食いたくなる時とかないか?」

妹「あ〜わからないでもないです」

兄「ポテチには精製された塩、砂糖、油、うまみ調味料が入ってるらしくて、この四つが入ってるものを総称してマイ

ルド・ドラッグっていうらしい、まあ作者の基準らしいけどな」

妹「何でドラッグなんですか?危ないとか…?」

兄「依存性が強いんだってさ、だからたまにポテチが無性に食いたくなるんだ」

妹「なるほど〜」

兄「洋食にも言えることらしい、というわけで…」

妹「というわけで…?」

兄「今日は和食にする!!!」

妹「ええええ!?」

兄「不満か?」

妹「いえ、兄さんが和食作るのなんて初めてですから…」

兄「そんなの読むとどうしてもなあ」ナデナデ

妹「心配してくれるんですか?」

兄「そりゃもちろんだ」

妹「えへへ〜♪」

兄「んじゃ、買い物行くか?」

妹「了解です!」

兄「あ、雨降ってくると思うから、傘持っていくぞ」

妹「いえ、私はいいです!」

兄「は?なんで?」

妹「兄さんと相々傘しますから!!」

兄「それじゃあ荷物はお前に持ってもらうか…」

妹「お任せあれ!」
508 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/17(木) 14:19:15.50 ID:UKBjxGaPo
スーパー↓スーパー↑

兄「んじゃあとりあえず、家にキューちゃんがあるからそれ使うか…」

妹「魚は何にしますか?」

兄「そうだなあ…」

友「あっ」

妹「あれ、友ちゃん」

友「妹おおおお!!!」ダキッ

兄「よう、いたのか」

友「あ、+αさんこんにちは」

兄「何それ!?また俺の扱い下がったの!?」

友「冗談ですよ」ケラケラ

兄「傷つくわあ…」

妹「それより兄さん!魚ですよ魚!」

兄「ああ、そうだったな」

友「今日は魚にするんですか?」

兄「ああ、実はな…」
509 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/17(木) 15:40:19.82 ID:UKBjxGaPo
友「本に感化されるなんてお兄さんらしいですね」

兄「いいだろ〜別に、妹の健康の為だ」

友「じゃあ私も和食にしましょうかね」

兄「やっぱり魚といえば秋刀魚か?」

友「私は鰤ですね」

妹「ん〜…私は〜…そんなに魚は好きじゃないかも…」

兄「あんまり好き嫌いしてると、体に悪いぞ、胸も大きくならないし」

妹「私はこれくらいでいいんですよ、だって兄さん小さい方が好きでしょう?」

兄「…どうしてそうなる?」

友「お兄さん貧乳好きですか、ロリコンめ」

兄「待て待て、貧乳好きが全てロリコンだと思ったら大間違いだぞ、年上の人の貧乳も、これまた萌えるんだよ、うん



妹「私に勝ち目はないんですか!?」

兄「いや、勝ちも何も…」

友「大丈夫!妹は私がもらってあげるから!」ガシッ

妹「友ちゃーん」ガシッ

兄「開きのが良いかな…」
510 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 19:22:51.26 ID:dle7uEeDo
兄「やっぱ秋刀魚には大根おろしだよな」

妹「もう秋刀魚は決定しちゃったんですね…」

友「うちは鰤の煮付けだよ〜食べに来る?」

妹「ううん…どうしようかなあ…」

兄「どうする?食べてくるか?」

妹「え?良いんですか?」

兄「いや、秋刀魚が嫌いなら仕方ないし…」

友「カモン!妹!カムヒアー!」

妹「兄さんが寂しそうなのでパスで!」

友「え〜良いじゃないですか〜ね〜?」

兄「俺に振るなよ」

妹「兄さんって、結構こう見えて寂しがり屋なんだよ〜…ねっ?」

兄「んなこたぁない」
511 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 19:23:28.96 ID:dle7uEeDo
兄「さて…重いしとっととかえr…」

ザー

兄「あ〜…降ってきてるな」

妹「さあ!ビバ相々傘!!」

友「うぇっ雨降ってるの…」

兄「は?お前傘持ってきてないのか?」

友「天気予報見てなくて…」

兄「相変わらずのバカだなあ…」

友「うるさいですよ…」

兄「仕方ない、妹とお前で相々傘やれ」

妹(なん…だと…)

友「へ?でも…」

兄「口答えは受け付けない、黙って傘さしとけ、俺は水も滴るイイ男になるんだよ」

友「やっぱり変な人だ…」

兄「それに、俺が入ったらお前が困るだろう。別に俺は気にせん」ボソッ

友「そう…ですか…」

妹(む〜…)
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/20(日) 21:43:04.08 ID:82nUs1BAo
ワクテカ
513 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 21:46:26.45 ID:dle7uEeDo
妹「兄さん、寒くないですか?」

兄「ああ、ものすごい爽快感だ!雨っていいなあ!」ボタボタ

友「うあ…もうベタベタじゃないですか…」

兄「俺は雨が好きだからな!これくらいがちょうどいい!」

兄「テンションあがってきた!!」

妹「…兄さんが壊れた…」
514 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 21:47:15.65 ID:dle7uEeDo
友宅前

友「お兄さん、大丈夫ですか?」

兄「何がだ!?」

友「いや、ラジオ体操してないで…シャワーでも浴びていきますか?」

兄「大丈夫だ問題ない!」

妹「問題しかないですよ、主に頭の面で」

兄「まあ家に帰ったらすぐ風呂入るから安心しろ!」

妹「あっつういの入れてあげますからね〜兄さん〜」

兄「妹よ!私情が入ってると思われるのは気のせい…」

妹「さあ!帰りましょうね!!」

兄「ああ!ちょっと待って!アッ――――!!!」

友「…」
515 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 21:52:08.08 ID:dle7uEeDo
IN友宅

友「ただいまあ…」

男の娘『おかえり〜…どうしたの?』スラスラ

友「うん、なんか途中でお兄さん達と会ってね」

男の娘『嫌なことでもあった?』スラスラ

友「ううん、そうじゃないけど…」

男の娘「( ・ω・)?」

友「なんかお兄さん、私に傘貸して自分ずぶ濡れで帰ってきたんだよね」

男の娘『あ〜…兄君ならそうするだろうね〜』スラスラ

友「なんか嬉しそうだね」

男の娘『そうかな?』スラスラ

友「うん、まあお兄さんなんかどうでもいいんだけどね…」

男の娘「(´_ゝ`)フーン」

友「何その顔」

男の娘『なんでもないよ〜』スラスラ
516 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/20(日) 21:52:56.34 ID:dle7uEeDo
男の娘『兄君は優しいからね〜』スラスラ

友「まあ…そうかもだけど…」

男の娘『なあに〜?』スラスラ

友「何か…認めたら負けな気がする…」

男の娘『それってただの意地っ張りじゃない?』ニヤニヤ

友「別に意地なんて張る必要ないもん」

男の娘『でも張ってるのはなんで?』スラスラ

友「張ってないもん!」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/20(日) 23:15:38.27 ID:sorXfYFgo
友の可愛さが犯罪
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/20(日) 23:32:14.23 ID:rAvnPhLso
友かわいいよ
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage saga]:2011/11/21(月) 21:48:05.32 ID:DVNQvMlx0
ほんと
委員長お持ち帰りしたいよな
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 00:21:06.51 ID:m7IY27JDO
大丈夫かな
521 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:00:42.30 ID:8a3RocJwo
IN兄宅

兄「うぃくしょなりぃ!!」

妹「それくしゃみですか?」

兄「ああ、くしゃみだぞ」

妹「ふーん、そうですか」

兄「何だ?返事が冷たいぞ?」ボタボタ

妹「とりあえずタオル取ってくるのでちょっと待っててください!」ドタドタ

兄「相々傘か…そんなにしたかったのか…」
522 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:02:13.93 ID:8a3RocJwo
そして月曜日

兄「案の定風邪引いた…」ゲホッ

妹「兄さん…」

兄「わかってる…わかってるんだ…」

妹「仕方ありませんね!では今日は私が看病してあげましょう!」

兄「やめろ!…とは言わないが…」

妹「なんですか?」

兄「お前今日進路相談あったんじゃなかったか?」

妹「うっ…そうでしたっけ…?」

兄「お前昨日そんなこと言ってたろ…」

妹「でも兄さ〜ん…」

兄「お前がそう言ってくれるのは嬉しいけどな、お前の将来の為にも、ちゃんといってきなさい」

妹「うう…先に進路相談済ませて早く帰って来ちゃダメですか…?」

兄「ダメだろ〜ちゃんと授業受けないと」

妹「はーい…」

兄「まあ俺は一人でも何とかなるからな、安心しろ」

妹「せっかく兄さんと二人きりだったんですけどね〜…」

兄「家に居る時は二人きりだろ?ほらほら、飯食って行きなさい」

妹「わかりましたよ〜でも帰りは出来るだけ早く帰りますからね?」

兄「ああ、それでいい」

妹「あ、買ってきてほしいのとかありますか?」

兄「ん〜…それじゃあインスタントのお粥で…」

妹「わ、わかりました…」

兄「別に前のことを責めてるわけじゃないから大丈夫だ、今度作り方をちゃんと教えてやろう」

妹「そう言って今回まで忘れてましたけどね!」

兄「それは言わないお約束」
523 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:02:59.54 ID:8a3RocJwo
妹「では、行ってきますね」

兄「ちゃんと受けて来いよ〜」

妹「わかってますよ〜」

兄「んじゃ、いってらっさい」

妹「行ってきまーす」

バタン

兄「ふぅ…寝るか…」ゲホッ
524 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:03:52.82 ID:8a3RocJwo
妹登校

友「おはよ〜いもうt…あれ?お兄さんは?」

妹「兄さん風邪ひいちゃったみたいだよ〜」

友「わ、私のせい…かな?」

妹「でも兄さんならきっとそうしてたからね…」

男の娘『ま、兄君だもんね、うん』スラスラ

友「そっ…か」

妹「私は進路相談あるから絶対行けって言われちゃった…」

男の娘『兄君もちゃんとお兄さんしてるんだね〜』スラスラ

妹「この間は一緒に学校休んだのに!」

委員長「おはよ〜…って、兄いないの?」

妹「あ、委員長さんおはようございます、実はですね…」

友(…ホント…アホの極みですね…)
525 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:04:35.88 ID:8a3RocJwo
妹「兄さ〜ん!」

兄「なんだ!?お前学校は?」

妹「もう終わったよ〜!」

兄「早いなおい!って俺が寝すぎたのか…」

妹「兄さん!抱きついていい!?」

兄「ああ!来い妹よ!」

妹「にいさ〜ん!」

兄「いもうと〜!」

???「バクッ」

兄「妹がマミったあああああ!!!」

妹「大丈夫だよ兄さん!落ちついて!」

兄「落ちつけってお前…てか首ねえのにどっから声出てんの…」

妹「そんなことより兄さん、私の新しい顔は?」

兄「ないけど…」

妹「じゃあ早く焼いて!」

兄「任せろ!!」
526 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:05:12.75 ID:8a3RocJwo
兄「…なんだこの夢…」ベチャ

兄「あ゛〜…喉いてえ」

兄「なんだ?これ?氷嚢?」

兄「俺こんなの用意してないぞ…」

兄「…まだ11時か…」

兄「あいつ…ちゃんと授業受けろって言っといたのに…」

兄「仕方ない…降りて説教してやるか…」

兄「ゲホッガホッウホッ」イイオトコ
527 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:05:51.75 ID:8a3RocJwo
一階

???「これから〜全部始めよ〜ご立派な〜人生などいらない〜」

兄「お゛いこら〜…妹〜…ちゃんと学校行けって言っただろうが…」

???「あれ…起きたんですか?」

兄「…何で友がいるんだ…」

友「病人らしく寝ててくださいよ、お粥くらいなら作れますから」

兄「いや、だから何故ここに居るのか…」

友「良いから部屋に戻る!」

兄「後でちゃんと説明しろよな…」コホッ
528 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:06:25.86 ID:8a3RocJwo
兄部屋

友「はい、お粥です」

兄「こいつぁどうもご丁寧に…」

友「これつけて食べてくださいね」

兄「…なんだこの異常なほど真っ赤っかな液体は」

友「漢方薬です」

兄「ちなみに何混ぜた?」

友「ミミズを粉末にした物と鷹の爪と梅干しの汁です」

兄「食欲失せた」

友「嘘ですよ、凝縮ハバネロソースです」

兄「辛党の俺には余裕だな」

友「まあ冗談ですが…」

兄「んで、何でお前が家に居るんだ?」

友「そ、それは…ですね…」

兄「どうせ授業もサボったんだろう?」

友「それはそうなんですが…」

兄「妹に頼まれて来たのかもしれんが、それでお前の成績が下がったらどうするんだ?」

友「いや…」

兄「今からでも遅くない、早く学校に戻って授業を…」

友「話聞けや!!!」ズボッ

兄「あっちいいい!!!」
529 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:06:51.73 ID:8a3RocJwo
兄「いきなりお粥突っ込む奴があるか…」ヒリヒリ

友「お兄さんが話聞かないからですよ、まったく…」

兄「じゃあ俺の推測とはまた違うのか?」

友「外れてますよ。確かに妹から鍵はもらいましたけどね」

兄「じゃあやっぱりそうじゃないか」

友「いえ…ですから…」

友「ここに来たのは自分の意思なんですよ」

兄「どういうことだ?」

友「え…と…」

兄「?」

友「私のせいで風邪引いたのに…ほっとけないじゃないですか…」ボソッ

兄(何こいつ可愛い)
530 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:10:27.67 ID:8a3RocJwo
兄「別にお前が責任感じる必要はないんだぞ?」

友「そんなこと言ったって…」

兄「あれは俺の紳士としての行為だしな!」

友「でも私に気を使ったんでしょう?」

兄「まあ…妹なら三人全員入ろうって言うかもだし、そんなことしたら絶対お前らはみ出るだろ?」

友「私が忘れたんですから私がはみ出ればよかったじゃないですか」

兄「そうさせないために俺が出たんだよ」

友「どうしてそういうことするのかがわからないですよ」

兄「そりゃおめえ、男として当然だ」

友「そしたらお兄さんが風邪引く必要もなかったのに…」

兄「それに、お前が男苦手って言うのは知ってるからな」

友「それとどうつながるんですか?」

兄「お前がびしょ濡れになったら色々透けて男の視線がものすごいことに…」

友「変態!そんなこと考えてたんですか!?」

兄「兄はすべてを予測する」
531 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:11:09.56 ID:8a3RocJwo
兄「まあ色々な要素が重なってこうなったわけだ」

兄「だからお前が気にする必要はない」

兄「実際にお前がいなくても飯は作るつもりだったし、その後はゲームもするつもりだったしなあ!」

兄「この兄が風邪ごときで力尽きると思うなよー!はっはー!っは!えほっげほっ」

友「嘘つき…」サスサス

兄「んえ…友?」

友「わざわざバレバレな嘘吐かなくても良いんですよ」

友「お兄さんは私に大人しく看病されればいいんです、これが傘のお礼です、他意はありませんよ?」

兄「…ならお言葉に甘えさせてもらうか…」
532 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:11:50.05 ID:8a3RocJwo
食後

友「それで、他に欲しいのありますか?」

兄「言うほどないかも、食欲ないし」

友「なら私することないじゃないですか」

兄「ゲームしようぜゲーム」

友「遊びに来たんじゃないんですよ」

兄「お固い奴だなあ」

友「言ったはずです、お礼しに来ただけで他意はありませんと」

友「大体、私はお兄さんが大嫌い…ですし」

友「…う、嘘じゃないですよ」

兄「ま、今までよりはそれもましになった気がするな」

兄「前よりちょっと態度が柔らかくなってるし、実際」

友「…勝手に言っててください…」
533 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:12:15.52 ID:8a3RocJwo
友「ですがどっちにしろ、今日は大人しくしててくださいね」

兄「はいはい…とはいえ、それなら暇だな」

友「話くらいならしてあげますよ」

兄「じゃあ最近話題のことについて話そう…えーっと…」

友「総理大臣変わりましたよね」

兄「名前覚えてない」

友「スラムダンクが盗作されたそうですよ」

兄「スラダン見てない」

友「リア充の定義って人によって違うみたいですよ」

兄「爆発すればいい」

友「会話続ける気あります?」

兄「話題に興味ないだけだ」

友「ちぇい!」ベシッ

兄「アウチッ」
534 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:13:03.47 ID:8a3RocJwo
兄「そういや薬とかあったっけ…」

友「言ってくれれば私が取ってきますよ」

兄「じゃあ頼めるか?確かリビングの…」

兄「カウンターの左から二番目…の引き出しに入ってたかも」

友「わかりました」

兄「別にそこまで全部してくれなくても大丈夫だぞ?」

友「病人は何もしなくていいんですよ」

兄「そーですか」
535 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/24(木) 19:14:44.08 ID:8a3RocJwo
兄「んっ…うえっ舐めちまった」

友「へたくそですね」

兄「うるせえ…」

友「こんなのがお兄さんの妹も大変だなあ…」

兄「そういやお前さ」

友「なんですか?」

兄「もう俺に触れても平気なのか?」

友「…さあ?」

兄「だってお前さっき…」

友「あれは私の意思です、お兄さんから勝手に触ってきたら噛み切りますよ」

兄「どこを!?」

友「人間ってお尻の部分が一番美味しいらしいですよ」

兄「尻を!?」

友「冗談ですよ」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県) [sage]:2011/11/25(金) 20:12:58.67 ID:X2IEr3Nfo
友かわいいよ友
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/11/27(日) 22:42:54.66 ID:5LmWYZRD0
やっと友ルートっぽくなってきたな
538 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/29(火) 22:14:23.48 ID:+HGpwd4Do
兄「けど、あんまりずっと俺の部屋に居ない方がいいぞ」

友「出てけってことですか?」

兄「まあ端的に言えばそうだが…お前にまで風邪移したらダメだろう?」

友「私は別に構いませんよ、学校休みますし」

兄「そういう思考、よくないぞ〜」

友「良いんですよ、どうせバカですから〜」

兄「開き直るなよ、お前は多分やればできる人種だと思うぞ」

友「でもやる気が起きません」

兄「どうしてそこで諦めるんだそこでー」

友「私は熱くなれないので」
539 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/29(火) 22:15:04.61 ID:+HGpwd4Do
兄「せっかく俺が勉強教えてやったってのに…わかれば面白くないか?」

友「全然面白くないです」

兄「こりゃ認識を改めないといけないな…」

友「いくらお兄さんでもきっと無理ですよ」

兄「ところで、友よ、ここに一本のギャルゲーがある」

友「…なんですか?それ」

兄「戦極姫だ」

友「クソゲー・オブ・ザ・イヤーの?」

兄「そうだ」

友「面白くないとか聞いたんですが…」

兄「良いからやってみろ、歴史に対する興味が変わる」

友「じゃあ家に帰ったらやらせてもらいますよ」

兄「見れば世界が変わる」
540 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/11/29(火) 22:19:18.68 ID:+HGpwd4Do
友「今何時ですか?」

兄「2時だな」

友「そんなに経ったんですか」

兄「そうらしいな」

友「もうすぐ妹帰ってきますかね」

兄「五限までならもうすぐじゃないか?」

友「じゃあその時はお兄さんを放置して妹と遊んできます」

兄「おいおい、薄情だな」

友「冗談ですよ、妹もきっとお兄さんの方を選ぶでしょうし」

兄「妹だからな」
541 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 12:59:08.93 ID:df0VvdXeo
友「…」ブルルッ

兄「んあ?どうした?」

友「あの…ちょっとトイレ借りますね」

兄「ああ、二階の廊下の突き当たりにあるからな」

友「あ、ありがとうございます」

兄「我慢してるのは体に悪いぞ」

友「ずっと付き添ってたんだから仕方ないでしょう!」

兄「ほら、早く行って来い」

友「言われなくてもそうしm…あっ」ツルッ

兄「ぬおっ」

友「ひゃう…」ドサッ

兄「ちょ!おい!」

友「あ…なんか…今動いたら色々まずい…かも…」

兄「何やってんだお前はもう!」グイッ

友「やめてください!お兄さんに抱きかかえられるなんて…」

兄「俺の前で漏らすのとどっちが嫌だ?」ダッ

友「両方嫌です!いっそ殺してください!」

兄「うるさい舌噛むぞ!」

友「やっ…んっ…あんまり揺らさないでくださいよぉ!」

兄(なんだこいつ、なんか可愛いぞ)

兄「お前がっ!悪いっ!」ダッダッ

友「ぅぅくぅうう…」

ガチャ

兄「ほら!ついた!」

友「ゆ、ゆっくりおろしてくださいよ!?」

兄「文句が多いぞ」ソーッ

友「ああぁぁ…ダメダメ!早く出てって下さいぃ!」

兄「わかってるっつーの!」

バタン

兄「ちくしょう…病人になんてことさせるんだ…」
542 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 12:59:54.44 ID:df0VvdXeo
f
ガチャ

友「死ぬかと思いました」

兄「俺が死ぬかと思ったよ、病人になにさせてんだ」

友「…ごめんなさい…」

兄「まあ何もなかっただけよかったか…」
543 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 13:00:46.56 ID:df0VvdXeo
兄「それにしても…」

友「なんですか?」

兄「顔真っ赤にして涙目になってたお前結構可愛かったぞ」ニヤニヤ

友「んなっ…」

兄「いやあ良い物見れた」

友「……屈辱…」

兄「…あれ?なんか激昂して殴りかかってくるかと思ったんだが」

友「ふ、普段ならそうしますけど…病人ですから」

兄「さっきその病人フル稼働させてたくせに」

友「ホントに殴りますよ」

兄「冗談冗談」
544 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 13:01:39.44 ID:df0VvdXeo
兄「あ、下にアイスあるから食っていいぞ、俺の分もとってきてくれ」

友「いいんですか?」

兄「ああ、別にいいぞ」

友「じゃあとってきます!」

兄「おう、いってこい」
545 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 13:02:11.17 ID:df0VvdXeo
兄部屋

兄(やばい…なんか…友可愛かったぞ…)

兄(いい匂いもしたし…)

兄(って、何で俺は友に対して…)

ガチャ

友「持ってきましたよ、MOWでいいんですか?」

兄「あ?ああ…さんきゅ」

友「あ、スプーンの場所わからなかったので舐めて食べてくださいね」

兄「その左手に持ってる銀色の物体はなんだ」

友「え?スプーンですよ?」

兄「よこせ!」ヒョイッ

友「ああああああ!!」

兄「ったく…」

友「これじゃあ私がアイス食べられないじゃないですか…」

兄「舐めて食べろ…っつかお前のアイスガリガリ君じゃねえか」

友「確信犯です」
546 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [sage]:2011/12/01(木) 13:03:12.39 ID:df0VvdXeo
兄「冷気が体に染み渡る…」

友「なんか、お兄さん元気になってきましたね」

兄「薬も効いてきたしな」

友「これも私の献身的な介護のおかげですね」

兄「…そうかもな」

友「どうしたんですか?」

兄「何がだ?」

友「いや、いつもじゃそんなこと言わないのになあって思いまして」

兄「ホントにそう思ってるからだよ、ありがとうな。わざわざ」ニッコリ

友「ぁ…ぅ…はい」
547 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/01(木) 13:03:51.35 ID:df0VvdXeo

バタンッ

妹「にいいいいいいさあああああああん!!!!!」ダダダダッ

兄「うお!?妹か」

友「妹おおおおおお!!!」

妹「友ちゃんちょっとどいて!」ベシッ

友「ありがとうございますっ!」

妹「大丈夫でしたか兄さん!?」ダキッ

兄「ああ、大丈夫だ。それより離れとけ、風邪移るぞ」

妹「むしろ口移しで私に移してください!さあ!」ムチュー

兄「やめんか!」バシッ
548 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/01(木) 13:04:23.28 ID:df0VvdXeo
妹「とにかく、ちょっとは元気になってよかったです。看病してくれてありがと、友ちゃん」

友「ううん、妹きっての頼みだったし…私のせいだしね、元はといえば」

兄「そんなに気にすんじゃないっての」

妹「そうだよ〜」

友「妹は優しいなあ…」シミジミ

兄「俺は?」

友「今日も可愛いよ妹〜♪」ギューッ

妹「苦しいよ友ちゃん〜」

兄「…俺は?」
549 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/01(木) 13:04:56.13 ID:df0VvdXeo
夕方

兄「そろそろいい時間だな…よいしょっと…」

友「あれ、どこ行くんですか?」

兄「飯だ飯。飯作りに行くの」

妹「ダメですよ兄さん。あんまり動いては」

友「無理せず寝ててください」

兄「しかしだな…飯を作ることで俺の存在意義が確立されているわけで…」

友「ダメです!寝ててください。悪化したらまた私が来なきゃいけないじゃないですか」

兄「いや、それは自業自得だから俺が…」

友「じゃあ妹、私がご飯作ってあげる〜」

妹「ホント?友ちゃんのご飯食べるの初めてだよ〜」

兄「はぁ…」
550 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/01(木) 13:09:16.76 ID:df0VvdXeo
兄「何から何まで悪いな、友」

友「いいんですよ、これも責任の内ですから」

兄「だから別にそんなに責任感じる必要ないって」

友「でも…」

兄「大体、普通に見舞いに来てくれるだけでも俺はうれしかったし、それでよかったんだぞ?」

友「私の気がおさまらないんですよ」

兄「頑固な奴だなあ」ナデナデリ

友「撫でないでくださいよ…」

兄「お前の髪さわり心地いいよなあ」

友「だからあんまり触らないでくださいって」

兄「ツヤツヤだし、スーッと指が通っちまうし」

友「妹の方が良い髪してますよ」

兄「確かに妹の髪も良いんだが…お前のはまた違った良さがある」ナデナデ

友「も…もういいでしょう!///」ペシリ

兄「もう少し触らせてくれてもいいじゃんよぅ」

友「そのキモイしゃべり方やめてください」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/02(金) 11:35:51.58 ID:lWk6wWZIO
デレたぞひゃひおおおおおおおおおい
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(四国) [sage]:2011/12/02(金) 14:30:31.10 ID:X2RqETXAO
ひゃあああデレたああああああああ
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/12/03(土) 19:10:23.62 ID:WXc3+ydE0
うひょおぉぉぉおおおぉぉ
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage saga]:2011/12/05(月) 22:46:57.59 ID:MTaVCuC+0
おまえら…






























うっひょおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ
555 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/07(水) 11:20:41.32 ID:anSv3DzHo
食後

友「じゃあ、片付けもしておいたので今日はもう帰りますね」

兄「今日はありがとうな、助かった」

妹「私一人だったらキッチンを魔界にしちゃってたよ〜」

友「お兄さんもちゃんと妹に料理教えてあげてください」

兄「善処する」

友「それじゃあちゃんと休んで風邪治してくださいね」

兄「おう、明日には学校行けると思う」

友「ならいいでしょう、また明日ですよ」

兄「ホントは送っていきたいんだが…」

友「ダメです、休んでてください」

妹「私が送ろうか?」

兄友「それはダメだ」

妹「(´・ω・`)」
556 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/07(水) 11:43:09.12 ID:anSv3DzHo
友帰宅

友「ただいまあ…」

男の娘『おかえり〜、兄君どうだった?』スラスラ

友「もう結構元気になってたから明日には来るんじゃない?」

男の娘『そっか、よかった…』スラスラ

友「あ、ご飯は?作ろうか?」

男の娘『ううん、大丈夫。簡単なの作っちゃったからね』スラスラ

友「そっか、ごめんね作れなくて」

男の娘『別に大丈夫だよ〜明日は期待してるからね』スラスラ

友「期待するほどの腕前でもないけどね〜」

男の娘『あ、お風呂湧いてるよ〜先に入ってくる?』スラスラ

友「あ、うん。そうする〜」
557 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/07(水) 12:06:20.95 ID:anSv3DzHo
風呂

友「ふー………」

友「…また撫でられた…」

友(どうして前みたいに拒否感がないんだろう)

友(元からお兄さんにはさほどなかったけど…)

友(それでも触られるのは嫌だったのに…)

友「わからないなあ…」チャポン

友(いや、わからないのはお兄さんの方かも)

友(あれだけ邪険にしてきたのに嫌な顔一つしないで…)

友(ナンパされた時だって…)

友(もし相手が武器を持ってても、お兄さんは同じことしてくれてたのかな…)

友「…って、やめやめ」

友(こんなバカなことばっかり考えてたらホントにバカになっちゃう)

友「こんな…お兄さんのことばっか…」

友(…今お兄さん何してるのかな…)
_______
____
__

兄「ちょっと治ったから一緒にゲームしようぜ」

妹「めっ!!」
558 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 00:08:50.17 ID:NkcTBM3c0
はよ
559 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/10(土) 19:41:03.07 ID:hyv+pyGlo
そんなこんなで翌日

兄「よっ、友」

友「お、おはようございます…」

兄「なんだ?元気ないな」

友「そういうわけじゃないですよ、体調はよくなったんですか?」

兄「ああ、お前のおかげでな、助かった」

友「そ…そうですか…」

妹「友ちゃん、おはよ〜」

友「おはよおおお!!」ダキッ

兄(ふむ…気のせいか…)

男の娘『おはよう兄君、昨日は大丈夫だった?』スラスラ

兄「おう、わざわざすまんな」

男の娘『?どうして兄君があやまるの?』スラスラ

兄「いや、お前のところ、友が飯担当だろ?だから友が抜けて大丈夫だったかなってな」

男の娘『ああ、そのことね。大丈夫だよ、ボクが作ったから』スラスラ

兄「そか、それならよかった」

男の娘『兄君風邪引いてたんだから自分の心配した方がいいよ?』スラスラ

男の娘『あ、別に嫌みとかじゃなくてね…』スラスラ

兄「わかってるって。お前がそんなこと言うわけないってのは十分わかってる」

男の娘『えへへ…ありがと』スラスラ
560 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/10(土) 19:57:19.83 ID:hyv+pyGlo
委員長「あ、兄!」

兄「おう、委員長」

委員長「あんた大丈夫なの?風邪って…」

兄「大丈夫だって。風邪くらいで大げさだぞ〜」

委員長「でも日曜日に…」

兄「あれが原因じゃないから気にするなって」

友「むっ…」

友「お兄さん、日曜日に何かあったんですか?」

兄「ああ、委員長のいつもの件でちょっとな…」

友「それじゃあ私のせいで風邪引いたんじゃないんですか?」

兄「いや、どうしてそういう話になるんだ?」

友「…それじゃあ私看病いく必要なかったかな…」

兄「なんでそうなるんだよ…」

友「だって!」

兄「俺は昨日お前が来てくれて嬉しかったぞ?」

兄「病気の時に一人じゃないって大きいんだぞ?これでも感謝してんだから」

友「そ、そう…ですか…」

兄「お前どうしたんだ?やっぱ変だぞ?あの日か?」

友「だ…誰のせいだと思ってんだハゲ!!」ドゴォ

兄「げほぁっ!?」

男の娘『兄君…』スラスラ

妹「…」
561 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/10(土) 19:58:20.92 ID:hyv+pyGlo
IN学校

妹「ねえ、友ちゃん」

友「ん?どしたの妹?」キュポン

妹「もしかして…さ?」

友「?」ゴクゴク

妹「兄さんのこと…好き?」

友「ぶっ!」ゲホッゲホッ

妹「だ、大丈夫!?」

友「えほっえほっ!…いきなりどしたの?びっくりしちゃった…」

妹「いや、何かそんな感じしちゃったから…」

友「そんなのありえないって!」

妹「そうなの?」

友「確かに前より認識は改まったけど…」

妹「やっぱり兄さんかっこいいよね!」

友「というより…よくわからない人かな…」

妹「そうなの?」

友「うん、色々あったけど…それが今の結論かな…」

妹「そうなんだ…」

妹(もしかして友ちゃんもわりと…)

友「どしたの?」

妹「う、ううん!何でもないよ」

友「まあそういうことで、お兄さんのことは認識改まっただけで好きとかどうとかそんなのないから!というか私が男好きになるなんてありえないし!」

妹「いや、それはそれで問題発言のような…」

友「だから…」ジリジリ

妹「友ちゃん!近い近いよ!」

友「大丈夫…優しくしてあげるから…」ジリジリ

キーンコーン

妹「ほら!チャイム鳴った!鳴ったよ!」

友「問答無用!秘奥義!パラダイスフィンg」

妹先生「友さーん、今から二秒以内に座らなければ成績1にしますよー」

友「キリッ」

妹「助かった…」
562 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 16:30:48.11 ID:wOkPbUoN0
友・・・

ぐへへへへへへ
563 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/13(火) 19:10:47.26 ID:gwwBorbao
昼休み

妹「ちょっとトイレ行ってくるから先に行ってて〜」

友「あ、うん」

友(なんでいきなりあんなこと言ったんだろう妹…)

友(もしかして本気で言ってたのかなあ…)

友(勘違いもいいところだよホントに…)

兄「後ろを獲らせるとはな、基本がなってないぞ。友よ」

友「申し訳ありませんが今日はそんなテンションじゃないんで」

兄「なんだよ、ノリ悪いなあ」

友「私だってローテンションの日はあるんです」

兄「今度は空気読んでバカな発言はしないぞ!」

友「……」
564 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/13(火) 21:10:27.83 ID:gwwBorbao
兄「んで、どうした?なんか悩みか?」

友「別にそういうことでもないです」

兄「そうか?あんま溜めこむなよ?」

友「私がそう言うタイプに見えます?」

兄「見えるな」

友「そんなバカな…」

兄「お前は影で苦労してるタイプだ、と思う」

友「別に苦労なんてしてませんよ」

兄「俺らと一緒のときは違うけど、こう…周りに気を使ってそうだ」

友「気のせいですよ気のせい」

兄「それならいいんだがな…」

兄「まあそんなことより食堂行こうぜ!早くしないと長蛇の列になっちまう」

友「そう…ですね」
565 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 22:31:50.20 ID:0XIyGwZco
今日はお疲れ?
566 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/13(火) 23:35:57.09 ID:gwwBorbao
>>565
ここ最近色々ちょっとありまして…
下手したら大学退学なるかもしれないんですよね〜www
展開は考えられてるんですが、うまく書けなくてですね…
書きためてはいるんですが自分で納得できてないのが現状です
毎回言いわけ臭いこといって待たせてしまい申し訳ありません
ですが無論私自身どうなろうと完結させるつもりですよ!
前のようにgdgdにしたくはないですからね!
567 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 00:21:01.80 ID:oqgoOFlVo
ドンマイ乙
568 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 02:14:24.25 ID:TV/o+5HUo
とりあえず乙
SSのせいで私生活のほうを疎かにしてたら元も子もないからな、偉そうなこと言うようだがどっちも頑張れお!
569 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 17:39:48.10 ID:TbOZRksX0
俺も首切られそうでヤバいわ
おっさんで解雇とか自殺レベルだお・・
570 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/15(木) 19:16:18.35 ID:jKKzY9K2o
友帰宅後

友「はぁ…」

男の娘『どうしたの?友?』スラスラ

友「んん?なんでもないよ〜」

男の娘『そんな風に見えないんだけど…』スラスラ

友「そんなに変に見える?」

男の娘『なんか元気なさげだよ?』スラスラ

友「そうなのかなあ…」

男の娘『何かあったの?』スラスラ

友「ん?う〜ん…実はね…」

友説明中

男の娘『友って兄君のこと好きなの!?』スラスラ

友「いやいや、話聞いてた?」

男の娘『いやでも妹ちゃんからそう見えたってことは…そうなんじゃないの?』スラスラ

友「だからありえないって…」

男の娘『じゃあ兄君のことどう思ってる?』スラスラ

友「変態で意味不明、でもいい人…?」

男の娘『それだけ?』スラスラ

友「それだけ」

男の娘『別にドキドキしたりしない?』スラスラ

友「しないよ、最近モヤモヤするけど…」

男の娘『モヤモヤ?』スラスラ

友「うん、なんか…ううん…説明できないや」

男の娘『…そっか』スラスラ

友「まあどうでもいいやそんなこと!お風呂行ってきまーす!」

男の娘「Σ」
571 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/16(金) 11:24:14.17 ID:ggXnXtuAO
偉そうになるけど今見てる奴らは多少遅くなっても待ってるだろうから大学何とかなるように頑張れ
無論SSも待ってる
572 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/16(金) 20:00:27.05 ID:T2sgUMvdo
同意
573 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/18(日) 12:04:44.91 ID:wXHxAxBro
ありがとうございます皆さん…
なんとか立て直しますし、友ルートは絶対に完成させます
ちなみに委員長と日曜日に何があったかはサブイベント扱いとしてまた配布します
ややこしい真似して申し訳ありませんm(__)m
574 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 15:00:36.80 ID:Tu+3zF4n0
まだか
575 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/22(木) 21:53:24.43 ID:+lDsHvtMo
なんか一級フラグ建築士だった頃と比べると兄のかっこよさが減ったな…
576 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/22(木) 22:40:49.68 ID:In5Y3bMao
今回はグダらないように対象を友だけに絞ってたんですが…
もっと自由奔放ハーレム系のがいいですかね?
何でもかんでもフラグ立てすぎて前はグダグダになった…と思ったんですが…どうでしょうかね…
恋愛重視と言うよりノリ重視の方がいいですか?
577 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 22:47:33.62 ID:Wi751/GCP
>>576
気にしない方がいいと思うが
周りの言うこと一々取り入れてたらそれこそグダる原因になるよ
578 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 23:03:28.69 ID:+lDsHvtMo
いや、ハーレム系がとかじゃなく
今回は友がメインだからか、
兄が友のレベルに合わせて
ガキっぽくなってる気がしてな
579 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 23:20:43.95 ID:jPGMariIO
好きにかかせてやれよ、おまいの主観を押し付けんな
そもそも、同一世界観を主体としたパラレル展開なんだから、差分があって当たり前だろうが
580 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/22(木) 23:48:14.69 ID:+lDsHvtMo
押し付けてるつもりはないんだが…


今回のだって要所要所は
ちゃんと主人公してるし、別に嫌いじゃないし

ただの感想だろ
581 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/23(金) 00:38:51.68 ID:5Dinykzlo
私としてもどうしてか前のように書けないのが非常に気になってまして…
もしそれに解決の糸口があるならと思ってましたので、色々聞く形に…
優柔不断で申し訳ないです
もしもよろしければ、色々な書き方を試して行きますので、どうかお付き合い願いますm(__)m

私の一番の目的は、兄や友たちを幸せにすることですから出来るだけ色んな人の意見を聞いて書きたいと思ってます
リアルで何もできない私ですが、出来ることには魂を注ぎたい、そう思ってます
兄たちが幸せになってくれてよかったと、読んだ後に思っていただけるようなものを書きたいです

…なんか話ずれてますね
ごめんなさい
罵ってください

まあ、なので、感想や意見は大歓迎です
稚拙で遅筆ですが、今後ともよろしくお願いしますm(__)m
582 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 12:01:30.18 ID:/uPUwTub0
言えることは
さっさとかけ
ってこと
583 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/25(日) 22:05:37.28 ID:XlzlECC9o
友部屋

友「ふぅ…」フキフキ

友「なんか疲れちゃった…精神的に」

友(妹もう晩御飯食べたのかなあ…)

友(また私も一緒に食べたいなあ…)

友(たまに私がご飯作って上げたりして)ニヤニヤ

友(美味しいって言ってくれるかなあ、妹…)ニヤニ...

友(今度いっそのこと私から誘って…)

友「だーーーーーっ!!ダメダメ!どうしてもお兄さんが隅っこに浮かんでくる…」

友「あ〜…何でだろうホントに…」

友「いつも私の隣で悪態付いてる気がするよ…」

友「ぃしょっ…と…」ボフン

友「ねーどう思う?ウル坊?(←人形)」ツンツン

友「……はぁ………寝よ…」

ウル坊(俺に聞くなよセニョリータ、そいつは自分で見つけるもんだ)

ウル坊(俺が気安く立ち入れる範疇じゃないのさデンジャリィ)

ウル坊(まあしゃべれないんだがなサイレント)

ウル坊(別にパクリとかじゃねえ、こいつぁリスペクトだ)
584 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/25(日) 22:06:27.53 ID:XlzlECC9o
その頃の兄宅

兄「おーっ今日は粘るなあ妹〜、けどこれで終わりだ〜」カチカチ

妹「……」ギャー!

兄「ん?どうしたんだ?」

妹「ねえ兄さん」

兄「どうした?」

妹「友ちゃんのことどう思います?」

兄「…ん?」

妹「だから、友ちゃんのことどう思いますか?」

兄「また何で急に…」

妹「いえ、気になりまして」

兄「ん〜…そうだなあ…」

兄「手間のかかる妹みたいな感じだな」

妹「手間のかかる…私ですか?」

兄「ああ、お前は大人しいからな」ナデナデ

妹「ということは私と友ちゃんは同じ立場に居ると…」

兄「そんな感じ?」

妹「なら私も兄さんを狙っていいということですね?」

兄「どうしてそうなる」

妹「だって私=友ちゃんなら…」

兄「そこ=じゃなくて≒な」
585 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/26(月) 10:00:31.03 ID:PQx5mfMAo
兄「さて、もう遅いし、寝るとするか」

妹「そうですねえ」

兄「もう俺の部屋に潜り込むなよ〜」

妹「保証はできかねます」

兄「もっと自身持てよ」

妹「では必ず行きます」

兄「反対方向に持って欲しいな、その自信」
586 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 17:29:27.42 ID:flQNOA1O0
来てた!
結構前にあった食べるラー油チャーハン作ったけどおいしかったよ!
俺は何もできないけど頑張ってね
587 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/29(木) 05:19:00.77 ID:gKV3X86Eo
>>586
ありがとうございます
励みになりますよ…
何かとスランプ気味な私ですが、長い目でどうかよろしくお願いいたします…m(__)m
588 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/30(金) 11:05:32.80 ID:Pmk3Ovjg0
同級生の妹さんがデレてくれない・・

>>586
IDがF1HONDA100に見えた俺は相当重症
589 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/30(金) 23:03:00.50 ID:nxYVRoG/o
兄部屋

兄「友、友なあ…」

兄「ん〜…そういや…」

兄「友のことってあんま考えたことなかったなあ…」

友(私のせいで風邪引いたのに…ほっとけないじゃないですか…)

兄「…確かにこないだの友は結構可愛かったな」

兄「普段からあれくらい素直ならなあ…」

兄「……男性恐怖症…か…」

兄「俺が…何とかしてやりたいな…」

兄「けどあんまり立ち入ってよさそうなもんじゃなかったしな…」

兄「どうしたもんか…」

兄「ううむ……………」
590 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/30(金) 23:03:33.78 ID:nxYVRoG/o
翌日 朝

兄(うおぉ…寝れんかった…どうしよ…)

妹「今日もすがすがしい朝ですね!兄さん!!」

兄「お前は元気いっぱいだな、妹…」

妹「あれ、兄さんすごいクマが出来てますよ?どうしたんですか?」

兄「ああ、ちょっと考え過ぎで寝れなくなってた…」

妹「考えすぎって…まさか…」

兄「ああ、いや、別に大したことじゃなくて…」

妹「壁一枚向こうの私のことを考えて悶々と…!!言って下されば私がいつでもお相手…」

兄「もう黙れお前…」
591 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2011/12/30(金) 23:06:09.43 ID:nxYVRoG/o
>>588
F1ってことは…レースの車ですかね?
私もそろそろ車の免許取らないとなんですが
先にバイクの免許取って新聞配達か何かのバイトしたいんですよね…
学費が…やばいです…

関係ないですねごめんなさいm(__)m
592 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 12:28:35.65 ID:KlK2Zd+t0
>>588
相当ヤバいな
593 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/03(火) 03:33:34.55 ID:huY/H5pio

兄(ねみい…)

妹「あ、友ちゃん」

友「おはよう〜いもうt…ってお兄さんどうしたんですか?」

兄「お゛ぉ…ただの寝不足だ…」

友「大丈夫ですか?」

兄「んあ〜…珍しいな」

友「何がです?」

兄「お前が俺のこと心配するなんて」

友「は!?いや…えと…」

兄「まあ俺は問題ないって、学校で寝るし…」

男の娘『ダメだよ兄君、今日体育もあるんだよ〜』スラスラ

兄「最悪保健室で寝るから大丈夫だ」

妹「今日も休んだ方がいいんじゃないですか?」

兄「もうここまで来たわけだし別にいいさ」ナデナデ
594 :以下、あけまして [sage saga]:2012/01/03(火) 03:35:18.71 ID:wN6TZFfR0
こんな時間にwktkします
595 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/03(火) 05:15:37.62 ID:huY/H5pio
友教室

友(お兄さんどうしたんだろ…)

妹「友ちゃん?」

友「え?あ、何?」

妹「ううん、ぼーっとしてたから…」

友「いや、何でもないから大丈夫だよ〜」

妹「そう?」

友「うん…」

友(…またずっとゲームしてたのかな)

友(けどこの間ゲーム貫徹した時みたいな清々しさはなかったし…)

友「ううむ…気になる…」

妹「え?何が?」

友「ん?あれ?声出てた?」

妹「気になるって…」

友「あー…うん…えっとね…そう、昨日雑誌の発売日だったんだけど、買えなくってさ!ちょっと気になっちゃって…」

妹「あ〜そういうのって気になるよね〜」

友「そうそう!あー今日帰りに買いに行こうかなあ!」

妹(…)
596 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/03(火) 06:41:34.64 ID:huY/H5pio
兄教室

兄「おお…委員長おはよう…」

委員長「あんたどうしたのよ…そんなクマ作って…」

兄「ちょっとな…寝不足だ」

委員長「それは見てわかるけど…またゲーム?」

兄「ゲームならもっと良い顔してるだろ?」

委員長「自慢げに言うことじゃないわよ」

兄「そういうわけで、俺は保健室で寝てくる」

委員長「えぇ!?授業は?」

兄「ノートはよろしく…」ガラッ

委員長「…兄、何かあったの?」

男の娘『さあ…?どうしたんだろうね?』スラスラ

委員長「何もなければ良いんだけど」

男の娘『気になる?』スラスラ

委員長「べ、別に?」

男の娘「(・∀・)」

委員長「ちょ、ちょっとだけ…」
597 :以下、あけまして [sage]:2012/01/03(火) 14:09:53.46 ID:mi+WmYRE0
男の娘かわいいよ男の娘(・∀・)
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/01/07(土) 00:11:50.20 ID:9hlQZyAAO
やっと追いついた。
続きを全力待機してる。
599 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/08(日) 03:50:36.49 ID:vqTza3Gzo
保健室

兄「お邪魔しまーす…」

保健先生「邪魔するなら帰って〜」

兄「あいよ〜…ってわけに行かないんですよ…」

保健先生「な〜によ〜…あれ、兄君じゃない〜?」

兄「ちょっと寝かせてください…」ゴソゴソ

保健先生「え〜…サボり?」

兄「お察しの通り」

保健先生「珍しいのねぇ…ぁ〜ん…頭痛い…」

兄「今日は…ふあっ…っく…あんまり酔ってなさそうですね」

保健先生「当たり前でしょぉ〜朝から酔ってちゃおちおち学校にもこれないわぁ…」ズキズキ

兄「もう色々言いたいですがやめときます、俺もう寝ますね…」

保健先生「あ〜保健室出るときこれ書いておいてね〜ハンコ押しとくから〜」

兄「…それ先生が書く奴じゃないんですか?」

保健先生「私も寝るもの〜」

兄「…そっすか」
600 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/08(日) 03:57:09.61 ID:vqTza3Gzo
友3限 美術教室 美術

友「はふぅ…こんな感じかな…」

妹「やっぱり友ちゃんうまいね〜」

友「えへへ…これしかないけどね」

妹「それでもすごいよ」ニコニコ

友「まあ妹がいいって言ってくれるならそれでも…っ!!」

妹「友ちゃん!?」

友「ん、何か置いてあった彫刻刀に指ひっかけちゃった…」

友「これは妹が舐めて直してくれるフラグですね、わかります」

妹「先生!友ちゃん保健室に連れていってあげてもいいですか!?」

友(スルーされたお…)

ビューティー先生「ん?どうかしましたか?」

妹「友ちゃんが指怪我しちゃって…」

友「大丈夫だよ妹、これくらい…」

妹「でも…」

友「まあ…保健室には行くけど一人で大丈夫だよ、妹はまだそれ終わってないでしょ?」

妹「うん…」

友「じゃあちょっと行ってくるね」

ビューティー先生「お気をつけて友さん、芸術家の指は大切ですよ」

妹「大丈夫かな…」
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/08(日) 04:35:35.84 ID:k7kxBesco
キテタノカー
602 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/10(火) 20:59:15.69 ID:Hs+lx1FJo
その頃の保健室内部

兄「……」

兄「……」

兄「…ん〜…」

兄「あつっ…」ムニュッ

兄「!?」

保健先生「んぅ…」ギュッ

兄(なんだ!?なんだこの状況は!?)

兄(つか酒くさっ!)

兄(けどなんか…酒以外にも甘い匂いが…)

兄(やめろ!考えるな!感じろ!)

兄(余計ダメだ!何やってんだ俺!)
603 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/10(火) 20:59:47.83 ID:Hs+lx1FJo
友「いつつ…」ペロペロ

友(けど…今日の授業って彫刻刀使ってないと思うんだけどなあ…)

友(前の授業の人の忘れものかな…)

友(気にしてても仕方ないか…)

友「保健室来るの妹の時以来だなあ…」

友「失礼しまーす」

ガラガラ
604 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/10(火) 21:13:01.00 ID:Hs+lx1FJo
兄「はっ!?」

友「…何やってんですか…?」

兄「いや!これはだな…!?」

友「どうしてお兄さんと先生が同じベッドで抱き合って寝てるんですか…?」

兄「違う!違うって!だから…なんだ…酔って入ってきたんだよ!多分!きっと!」

友「言いわけは必要ないですよ」バキバキ

兄「え!?何!?なんで怒ってんの!?俺なんか悪いことした!?」


友「現在進行形で」

兄「え、いや、ちょ、待…アッ―――――!」
605 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/10(火) 21:14:01.92 ID:Hs+lx1FJo
保健先生「くかー…」

兄「というか何でお前がここに…」

兄「一番保健室と縁がないほどバカなお前が…」

友「アンコールですか?」バキバキ

兄「丁重にお断りします」

友「指切ったんですよ」

兄「誰と?」

友「何で、じゃないんですか?」

兄「指きりだろ?」

友「指きりで指は切りませんよ」

兄「でもお前ならホントに切るかと思ってな」

友「そんなことしませんよ」

兄「だよな、バカはバカでもそこまで行けば救いようのn…ごめんなさう゛っ!?」ゴスッ
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/10(火) 21:28:28.07 ID:nvbc5kwio
しえん
607 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/10(火) 21:31:13.08 ID:Hs+lx1FJo
友「冗談は顔だけにしてください」

兄「傷つくからやめてそれ…」

友「彫刻刀で切ったんですよ」

兄「ふうん…不運だったな」

友「死んでください」

兄「いやダジャレじゃないぞ!?」

友「まあ実際不運だとは思うんですけどね」

兄「あれ、いつもの自業自得じゃないのか?」

友「今日はデッサンの授業だったのに、机の上に彫刻刀が置いてあったんですよ」

友「そこに手をおいたらこの有様です」

兄「うお!?結構血出てるじゃないか!?」

友「大丈夫ですよ、別にこのくらい…」

兄「先生!急患です!急患ですよ!起きてください!」ペチペチ

保健先生「んぅ…うるさい…」ゲシッ

兄「いてえ!!」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/11(水) 00:28:30.22 ID:8IOwEHTc0
これは兄が手当する流れですね
友ちゃんペロペロ
609 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/12(木) 18:07:33.07 ID:dcpyo8uno

兄「保険の先生なんだからしっかりしてくれよ…」

友「いいですよ、こんなの一人でもできます」

兄「とりあえず傷口見せてみろ」

友「だから一人でも出来ますって!」

兄「子供がパジャマ着るのとはわけが違うんだぞ、ほら」スッ

友「つっ…」

兄「結構深いな…」

友「でもそんなに痛くないので大丈夫です」

兄「別に今強がることないだろう…じっとしてろよ」

友「むぅ…」
610 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/12(木) 18:08:46.70 ID:dcpyo8uno
兄「ちょっと痛いぞ」ポンポン

友「痛いとか言いながらやるのやめ…痛い痛い!」

兄「我慢しなさい」ポンポン

友「うぅ…」

兄「見よう見まねだけどこんな感じでいいだろう」グルグル

友「はぁ…乱暴すぎですよ…」

兄「そんなにだったか?」

友「あんなに一気にされたら痛いに決まってるじゃないですか」

兄「じゃあ次からは気を付けるようにするか」

保健先生「何そのピロートーク」

兄「うおっ!?起きてたんですか先生…」

友「ていうかピロートークじゃありません!」

保健先生「叫ばないでよぉ…頭痛いんだから…」

兄「先生が寝てたから代わりに俺が治療したんですよ、ほら」

保健先生「そなの〜?ありが…ふぁぁ…」
611 :A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/13(金) 15:51:33.03 ID:/ImesfjZo
PCがまともに起動できないのでリカバリーしてきます…
様子が確実におかしいです

申し訳ないですが今しばしお待ちくださいm(__)m
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/01/14(土) 17:06:42.04 ID:kJcefZbl0
ほっほう
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/16(月) 00:11:29.07 ID:m/BTHUBR0
おっおう
614 :A1h4hQOe0 ◇3KKT9vrQyY7x [age saga]:2012/01/16(月) 23:07:29.43 ID:/21BeZWp0
何度リカバリーしても直りません…
もしかしたらPCが寿命なのかもしれません
最悪修理に出すかもですので、更新がかなり不定期になる可能性があります…
まあ、できる限り早めに復帰しますし、今は書ける状態なので大丈夫だと思います
お待たせして申し訳ありませんでしたm(_ _)m
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/16(月) 23:30:56.20 ID:K73tvQtxo
>>614
616 :作者 [age saga]:2012/01/17(火) 12:02:11.43 ID:7mXoONPy0
>>615
実を言うと前は専ブラで書いてたんですが
そのときの酉は適当な文字あわせてぐちゃぐちゃに書いてたんですよね
ですがリカバリーでそれがわからなくなったので前のレスをコピりました…
今後は作者で通そうと思います
酉もまた考えますので、今は「作者」だけでいきます
紛らわしくて申し訳ないです
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/17(火) 12:03:34.84 ID:3RQPadlco
本物なら新しく酉つけなおせ
ID変わってから言っても信用性下がるだけ
618 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/17(火) 13:06:03.23 ID:7mXoONPy0
そしたらこれでお願いします
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/17(火) 16:01:08.43 ID:NtjPu2NIO
何故こんなにまで偉そうなのか
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/01/17(火) 21:10:44.47 ID:txHa+KBAO
とりあえず、さっさと続きを書いてくださると皆さん納得するかと。
621 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/19(木) 20:39:33.18 ID:3hY7ol3l0
保健先生「あー、それ全然巻き方なってないじゃない…」

兄「え?マジですか?」

保健先生「ちょっとこっちきてぇ〜」

友「…なんか不安なんですが」

兄「腕は確かだから安心しろ」

友「漠然とした不安が…」

兄「はよやれ」
622 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/19(木) 20:40:37.88 ID:3hY7ol3l0
友「おー…」キラキラ

保健先生「兄君はもう寝なくていいのぉ〜?」

兄「もう目が覚めたのでいいです」

保健先生「じゃあその紙書いてから出てってね〜私は寝る…」ゴソゴソ

友「よくこんな人が先生になれましたね…」

兄「お前失礼だな…」

友「いやだって…」

兄「まあわからんでもないがな」
623 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/19(木) 20:49:41.24 ID:3hY7ol3l0
兄「ふぁ〜ぁ…」

友「目が覚めたんじゃないんですか?」

兄「目が覚めても眠いものは眠い」

友「誰のせいでしょうね」

兄「おおよそ5:5でお前と酔っ払いのせいだ」

友「私は関係ありませんよ」

兄「いきなりフルボッコにしたやつが何を言う」

友「( ・3・)ぷー」

兄「うっぜえ…」
624 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/19(木) 20:51:53.04 ID:3hY7ol3l0
兄「つか、何であんなに怒ってたんだよ」

友「何がってそりゃあ…」

兄「何だよ」

友「………なんでしょう?」

兄「それを俺に聞くのか」

友「あれでしょう、お兄さんが先生を襲ってると思ったんです」

兄「…それでお前がキレるのか?」

友「なんか、お兄さんが幸せな思いをするのは…いやです」

兄「おま、自分が成就しないからって俺に八つ当たりはやめろ!」

友「違いますぅー!私と妹はいつだって両思いなんですぅー!」

兄「なら何故に俺の不幸を願う…」

友「不幸とかじゃなくて…その…よくわかりません」

兄「よくわからんやつだな」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/19(木) 21:20:55.60 ID:rroAInw5o
支援
626 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/23(月) 08:37:13.46 ID:wqFHzC3h0
友「そんなことよりお兄さん」

兄「何かね友君」

友「もう体調は大丈夫ですか?」

兄「ちょっとすっきりしたかな」

友「ならよかったです」

兄「おう、さんきゅ」

友「…何か悩み事ですか?」

兄「……お前今日変だぞ」

友「何がですか?」

兄「不自然に俺を気にかけている、さては何か裏があるな!」

友「殴りますよ」イライラ
627 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/23(月) 08:38:33.24 ID:wqFHzC3h0
友「私が気になるんです!」

兄「いや、だから何故に…」

友「話しなさい」グイグイ

兄「あ゛ぁぁ!!首!首絞まってるぅうぅぅぅう!」

友「あくまでも私は話し合いで解決したく思っております」ドサッ

兄「う…嘘…吐け…」ゲホッゲホッ

友「嘘じゃありません、さあ見てくださいこの穢れなき目を」ポリ

ポリ

兄「どう見てもL5患者の目だよ!こええよ!!首を引っかくのもや

めろ!」
628 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/01/23(月) 08:39:13.38 ID:wqFHzC3h0
なんかちょっと変でしたので修正…↓

友「私が気になるんです!」

兄「いや、だから何故に…」

友「話しなさい」グイグイ

兄「あ゛ぁぁ!!首!首絞まってるぅうぅぅぅう!」

友「あくまでも私は話し合いで解決したく思っております」ドサッ

兄「う…嘘…吐け…」ゲホッゲホッ

友「嘘じゃありません、さあ見てくださいこの穢れなき目を」ポリポリ

兄「どう見てもL5患者の目だよ!こええよ!!首を引っかくのもやめろ!」
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/01/25(水) 01:37:50.23 ID:Hxrar65wo
キャラと相談しながら
ゆっくり落ち着いて、無理の無い範囲で投下してね
630 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/01/25(水) 06:53:33.89 ID:fid9XGb00
>>629
ありがとうございます
そう言っていただければうれしいです
最近少々スランプ気味で、本当にこんなのでいいんだろうかと
ずっと自問自答して書いたり消したりしてます…

加えてPCも壊れ気味で、そろそろ多分寿命だと思います
グラボだけ何とか変えようと買ったのはいいのですが、元のグラボが変な取り付けかたをしていて
まったくはずれないのです…
もしグラボでも治らなければ、書き溜め→ネカフェで投下という形になると思います
毎度ながら遅くて申し訳ありませんが
ちゃんと続けて完結させますので、どうかよろしくお願いします…m(_ _)m
631 :枯れた名無しの水平思考 [sage]:2012/01/27(金) 23:05:17.28 ID:p8+sqS1F0
俺も最近GEB始めてさっきやっとクリアした
GE2も出るそうだな
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/01/28(土) 01:40:49.04 ID:9raA9Lb20
>>631
ガタッ
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/01/28(土) 04:15:27.78 ID:amH+g3Qfo
ゲームをやらない俺は
このスレで50%くらい損をしていると感じる

ゲーム話に付いて行けない orz
634 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/01/28(土) 13:41:08.38 ID:OppW3GLO0
先日グラボが届きなんとか治りました!
かなり劣化しましたができないよりは余裕でましです!

>>631
らしいですねえ
ですが…アリサ…
前の主人公は出てこないんですかねえ…
個人的にバースト主人公と一緒じゃなきゃ(ry

>>633
最近ゲームのネタあまり出せてませんでしたね…
今思えば、最初よりちょっと硬くなってる気がしないでもないような…
とはいえ俺の引き出しもそんなに大きくないのであれですけどね
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/01/28(土) 18:10:39.76 ID:amH+g3Qfo
>>634
お〜、作者さん
降臨乙です

ちょっと硬く、と書かれていますが
この友√、真正面から書き切ると
とても重要な一作となるような気配が
読んでいて感じます

どうぞ、じっくりと取り組んでください
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/29(日) 22:43:33.72 ID:pAvCT/mx0
追いついた
続きが気になって寝れない
637 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/01/29(日) 22:47:02.60 ID:uwi9VfFZ0
友「というわけで教えてください」

兄「ん〜…」

兄(ホントのこと言っても絶対気持ち悪がられるだけだよな…)

兄「エロゲg」

友「嘘だ!!」

兄「えぇぇ〜…」

友「エロゲで行き詰っているにしろ、貫徹でクリアしたにしろ、それにしては挙動がおかしいです」

友「確かに行き詰っていると考えれば、今朝の煮え切らない態度も納得がいきますし、元気がないのもうなずけましょう」

友「ですが…」

兄「いやもうわかったから…」

友「やっぱり嘘だったんですね!」

兄「え?何?カマかけ?」

友「イエス」

兄「SHIT!」
638 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/01/29(日) 22:47:50.34 ID:uwi9VfFZ0
兄「とりあえず黙秘権を行使しよう」

友「なんでそんなに言いたくないんですか!」

兄「なんでお前に言わなきゃいけないんですか!」

友「それはもちろん!」

兄「もちろん?」

友「何故でしょう?」

兄「おい」

友「気になるからですよ…きっと」

兄「もっと堂々としろよ」
639 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/01/29(日) 23:02:01.38 ID:uwi9VfFZ0
兄「とにかく!この件については干渉不可だ!いいな!」

友「むぅ…お兄さんのくせに生意気だ!」

兄「ジャイアンかよ」

友「まあ、あれです」

兄「なんだ?」

友「悩みがあるなら聞きますからね!」

兄「お…おぅ」

友「あ、勘違いしないでくださいね、こないだの兄貴の件のお礼ですよ!」

兄「なんというテンプレなツンデレ!お兄ちゃん感激!」

友「きもっ…」

兄「(´・ω・`)」
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/02(木) 20:46:45.79 ID:QNiF6p9wo
友ちゃんぺろぺろ
641 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/06(月) 08:06:42.47 ID:BGR5dx++0
兄「まあとりあえず…授業戻るか…」

友「そうですね、とはいえもう終わりですけど」

兄「あれ、マジで?今何時?」

友「もうすぐ3限が終わりますよ」

兄「結構寝てたな俺…」

兄「つか、それなら後一時間寝て昼に起きればよかったな…」

友「どうしてです?」

兄「昼休みなら区切りいいだろ?」

友「まあそうかもしれませんが」

兄「どうせ経済の授業、そんなに好きじゃないしな」

友「浪速先生泣きますよ…」
642 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/08(水) 20:26:49.85 ID:VvHtz+LL0
兄「まあせっかく起きたし、ちゃんと行くか」

友「そうしてください」

兄「お前が真面目なのはなんかヤダ」

友「なんd」

兄「ヤダ!!」

友「ジャック、セーブさせない」

兄「すまなかった」
643 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/08(水) 20:28:30.18 ID:VvHtz+LL0
廊下

校長「おや…お二人でおさぼりですか?」

兄「俺は怪我して保健室へ、こいつはサボりです」

友「オラァ!」ゲシッ

兄「ひぎぃ!」

校長「なるほど、大体わかりました、が…」

校長「独り身の私の前でいちゃつかないでください、思わず必殺技を放ってしまいそうです」

友「いちゃつくなんてありえませんから!」

兄「そうですよ、大体俺には妹g」

校長「奥義暗黒吸魂輪掌波…」

兄「!!!」

兄「まさか…腕輪の適格者…!?」

校長「無論、超次元霊界航法も使えますよ」

兄「くそっ!分が悪いな…友!気をつけろ!こいつは」

友「私今日そんなテンションじゃないんすけど…」

兄「スケェェェェェイス!!!」
644 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/08(水) 20:30:40.92 ID:VvHtz+LL0

校長「では、本題なのですが」

校長「ガンエク買ったのでネット対戦しませんか?」

友「あの流れ全然必要なかったんじゃ」

兄「おお、いいですねえ!」

校長「先生も買ったそうですから誘っておいてもらえますか?」

兄「わかりました」

校長「ですが…」

校長「今日はちょっと都合が悪いので、日にちはメールで伝えていいですか?」

兄「わかりました、腕を磨いておきますよ」

校長「では、授業がんばってくださいね」スタスタ

兄「ふぅ…」

友「教」

兄「教師があんなのでいいのだろうか…」

友「オラァ!」ゲシッ

兄「ひぎぃ!」
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 08:10:18.58 ID:XNXwj8xDO
校長がゲームを誘うなwwwwwwww
646 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/11(土) 20:33:34.71 ID:ynR++2sv0
教室

ガラッ

兄「というわけで校長がガンエク一緒にしたいそうです」

先生「藪から棒すぎるだろ」

兄「そうですか?」

先生「まあ、そういうことならわかった、俺も準備しておこう」

兄「あ、ゴッドガンダムは俺ですからね」

先生「は!?ふざけんな!」

兄「いえーい!早いもん勝ちー!」

先生「取り消せよー!この野郎!」

委員長「ねえ」

兄「ん?」

委員長「授業中に何やってんのよ!!」

兄「そういやそうだっ…アッーーーー!」ボゴッ
647 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/11(土) 20:37:56.57 ID:ynR++2sv0
休み時間

先生「おい、兄」

兄「なんですか?」

先生「お前、ガンエクするとき俺の家に来い」

兄「('A`)」

先生「お前を押さえて俺がゴッドガンダムを獲る!」

男の娘『同じ機体選べないわけじゃないんですから…』スラスラ

先生「え…?」

兄「いや!違うぞ男!」

先生「そ……そうだぞ!」

兄「同じチームに同じ機体がいたら見栄えが悪い!」

先生「そ、それだ!」

兄「加えてこう…なんかこう…プライドが許せない」

先生「加えてそれだ!」

男の娘「('A`)」

委員長「ほっときなさい」
648 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/17(金) 10:22:40.17 ID:XwmeJ7L90
友「…ってことで、ガンエクするんだってさ」

妹「校長先生…」

友「今更そんなとこ突っ込んでも仕方ないよね」

妹「あれ、そういえば友ちゃんも持ってなかった?ガンエク」

友「うん、持ってたけど…やってないな最近…」

妹「友ちゃんもてっきり一緒になってやるのかと思ってたけど…」

友「…それもいいなあ…」

友「無名の知らない奴がいきなり乱入!そしてお兄さんたちをボコボコに!だったら面白いかも」

妹「でも兄さん…強いよぉ?」

友「私も当日まで鍛えておくかな…」

妹「それに兄さんのID知ってる?」

友「うっ!」

妹「当日…友ちゃんの家、行こうか?」

友「いいの!?」

妹「う、うん……?」

友「泊ってって!?」

妹「それはちょっと駄目…かも」
649 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/17(金) 10:28:53.93 ID:XwmeJ7L90
そして当日

兄「とうわけで、俺は先生の家に行くんだが、妹はどうする?」

妹「あ、私は友ちゃんの家に行く約束がありまして…」

兄「ぬ、そうなのか?聞いてなかったが…」

妹「き、昨日の夜決まりましたから!」

兄「なら仕方ない、先にお前を送って行ってやろう」

妹「えへへ…」

兄「もう準備は終わってるのか?」

妹「はい!大丈夫です!」

兄「おし、じゃあ行くかあ」
650 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/18(土) 00:58:45.45 ID:wUDV6hC+0
なお、兄たちのプレイするガンエクとリアルのガンエクは仕様が少々違いますのでその点を踏まえてお楽しみください
お決まりのごつg(ry
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/19(日) 05:13:04.02 ID:0FhoD5ePo
>>1はEXVS持ってんの?
652 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/19(日) 17:07:34.90 ID:fByJhr/r0
>>651
友人の家に入り浸ってやってた感じですね〜
あとアーケードもやりましたよ
やっぱりゴッドガンダムが好きですねえ
653 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/21(火) 17:38:49.17 ID:+0h6gL+b0
友宅前

友「あ、いらっしゃい妹、待ってたよ〜…」チラッ

兄「なんだよ?」

友「戦果を聞かせてくださいね?」

友「どれだけ負けたか、とか」ニヤニヤ

兄「朝からケンカ売ってんのかお前」

友「ちなみに今日妹はうちに泊まりますよ」

兄「なんだとっ!?」

妹「いや、ないから大丈夫ですよ」

兄「あーびっくりした」

友「妹ったら〜…合わせてくれてもいいのに〜」

兄「お前妹が合わせたらホントに泊めるつもりだったろ」

友「無論」
654 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/21(火) 17:39:52.73 ID:+0h6gL+b0
妹「それじゃあ兄さん、がんばってきてくださいね」

兄「おう!兄の底力を見せてやるぜ」

友「朝帰りでいいですよ☆」

兄「だとしても妹は迎えに来るからな」

友「ちっ」
655 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 :2012/02/24(金) 22:19:26.87 ID:3rUockIG0
先生宅

兄「こんちゃー」

先生「おう!兄!」ヒョコッ

妹先生「いらっしゃい兄君」

先生「早速俺の部屋へ直行だ!」

兄「あれ、先生の部屋って妹先生と別なんですか?」

先生「当たり前だろ、なんでだよ」

兄「夜一人で寝れないんじゃないかと…」

先生「[ピーーー]っ!」ガスッ

妹先生「あながち間違いじゃないけど…」ボソリ
656 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/24(金) 22:20:06.67 ID:3rUockIG0
saga忘れてました…
再投下です

先生宅

兄「こんちゃー」

先生「おう!兄!」ヒョコッ

妹先生「いらっしゃい兄君」

先生「早速俺の部屋へ直行だ!」

兄「あれ、先生の部屋って妹先生と別なんですか?」

先生「当たり前だろ、なんでだよ」

兄「夜一人で寝れないんじゃないかと…」

先生「死ねっ!」ガスッ

妹先生「あながち間違いじゃないけど…」ボソリ
657 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/24(金) 22:20:35.52 ID:3rUockIG0
先生部屋

兄「ファンシーさが顕著な部屋ですね」

先生「普通だ普通!」

兄「真っピンクが普通ですか」

先生「おうともよ!」

兄「ぬいぐるみだらけなのが普通ですか」

先生「おうともよ!」

兄「お気に入りはテディベアなんですね」

先生「抱きしめると気持ちいいんだぜ?」ギューッ

兄「…ふぅ…」

先生「何賢者になってんだよ」

妹先生「お茶とお菓子持ってきたわ」ガチャ

先生「おっ御苦労!」
658 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/24(金) 22:21:06.60 ID:3rUockIG0
兄「…わざわざガンエクのためにPS3二台も買ったんですか…」

妹先生「それは私のよ」

兄「妹先生の!?」

妹先生「二台あったほうが色々都合がいいからって無理やり買わされたのよ」

先生「無理やりじゃないだろうが!」

妹先生「まあ、ね。姉さんの給料から落としたし」

先生「そうだぜ!なあ兄!ひどくね!?勝手に俺の給料取りやがったんだぜこいつ!」

兄「というか妹に給料管理されてるんですか…」

妹先生「姉さんに給料全部与えたらきっと十円チョコ風呂とかやると思うから…」

先生「そんなことしねえよ!」

兄「小学生みたいですね」

先生「やらねえっつってんだろ!」ベキッ
659 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/27(月) 22:54:21.39 ID:ESoqhhQT0
一方の友宅

友「さてさて…お兄さんに私の実力を見せてあげようかな」

妹「友ちゃん練習したの?」

友「うん!そりゃもう寝る間も惜しんで!」

妹「すごいやる気だね…」

友「お兄さんをボコボコに出来ると思ったらテンションあがった!」

友「ところで、お兄さんのIDはどんなの?」

妹「えっとね〜…メモってきたよ」

妹「RoriMikolove…だって」

友「ロリ巫女ラブ…」

妹「あはは…まあ兄さんだから…」

友「くそっ!これには同意せざるを得ない…」

妹「……友ちゃんのはなんていうの?」

友「私?私は…」
660 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/27(月) 22:55:00.71 ID:ESoqhhQT0
そして先生宅

先生「ふっふぃーふぇねるぎーびゅーてん完了!ひょふのふぉれは…んく、やるぜ!!」サクサク

兄「日本語でおk」

妹先生「破片が飛び散ってる!ちゃんと食べてからしゃべりなさい」

兄「どっちが姉かわかりませんね」

先生「お前に言われたくねえよ!」

兄「まあ、俺はちゃんと兄やってますしぃ」

先生「うるさいうるさいうるさい!とっととやるぞこら!」

兄「はいはい…」

妹先生「ごめんねえ兄君、姉さんのためにわざわざ」

兄「いいんですよ、今日は妹もいませんでしたし」カチカチ

先生「保護者気取ってんじゃねえ!」

妹先生「これ以上生意気いったらお小遣いなし」

先生「わー…あー…うー…」

兄「え…小遣い制…?」
661 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/02/27(月) 23:02:22.54 ID:ESoqhhQT0
妹先生「そ、さっき姉さんの給料管理してるって言ったでしょ?」

兄「ええ」

妹先生「だから、何か手伝ってくれたりしたらお小遣いとしてお金をあげてるの」

兄「……」

先生「ひどいと思わねえか兄よ!?俺が稼いだ金なんだぜ!?」

兄「いい子いい子」ナデナデ

先生「ぶち殺すぞ!!」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/29(水) 13:11:31.07 ID:MnZlm1RDO
微笑ましいなwwwwww
663 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/02(金) 15:42:15.06 ID:aMKvYQH90
先生「もういい!お前に聞いた俺がバカだったぜ…とっととやるぞ!」

兄「今日も元気ですね」

妹先生「ホントに…」

先生「お前らも準備手伝え!!」

兄「はいはい…」
_________

妹先生「姉さん、そこ、コード絡まってる」

先生「うおっ、マジだ」

兄「普段からちゃんと片付けておけば…」

先生「うるさい!俺だって結構マメに…」

妹先生「マメに私に掃除させるのよね」

先生「おまっ」

兄「いえ、大体想像ついてたのでお気になさらず」

先生「〜〜〜っ…なんかむかつく死ねっ!」ガスッ
664 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/02(金) 15:43:59.21 ID:aMKvYQH90
先生「あ…LANの設定忘れてた…」

兄「先生、LAN二つないと一緒に対戦出来ないんじゃ…」

先生「……」

妹先生「さすがにLANは共有してる…かな…」

兄「仕方ないので他人の家のやつ勝手に使いましょう」

先生「いいのか!?」

兄「垂れ流しにしてるやつが悪いんです」カチカチ
665 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/02(金) 15:44:28.66 ID:aMKvYQH90
兄「さて…やっと整ったわけですが…」

先生「なんか問題あんのか?」

兄「これ片付けも俺g」

妹先生「一緒によろしくね、兄君?」

兄「…はい…」

先生「おっしゃー!やるぜー!」
666 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 16:13:23.67 ID:61u3ncMI0
友「さてこれで…」

ガチャ

男の娘『あ、妹ちゃん、いらっしゃい』スラスラ

妹「男さん、こんにちは」ペコリ

友「あ、おかえり〜どこ行ってたの?」

男の娘『ちょっと見たいものがあって…ね』スラスラ

友「なるほどなるほど」カチカチ

妹「あ、そこそこ、そこ押せば大丈夫だからね」

友「出来た!妹がいてくれてよかったよ〜♪」

妹「兄さんに教わったんだけどね…」エヘヘ
667 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 16:13:58.25 ID:61u3ncMI0
男の娘『あ、お茶入れてこようか?』スラスラ

友「私ファンタ!」

妹「えーっと」

男の娘『一緒でいい?』スラスラ

妹「じゃあ同じのでお願いします」

男の娘『はーい』スラスラ

友「無論コップは一つでストローは」

男の娘『却下却下』スラスラ

友「しょぼーぬ」

男の娘『じゃあ、入れてくるね』スラスラ

友「あーい」カチカチ

男の娘「…」スッ

妹「…?」カサカサ
668 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 16:30:57.46 ID:61u3ncMI0
兄(あれ…招待メール来てる)

兄「せんせ…」

先生「すまん!俺ちょっとトイレ!」ダッ

兄「あ、いってらっしゃい」

妹先生「もうちょっと恥じらいとかないのかしら…」

兄「まあ先生ですし」

妹先生「そうよね…って、さっきなんて言おうとしてたの?」

兄「ああ、なんか招待メールが来てるんですが、先生が送ったのかなって」

妹先生「どうかしら…」

兄「まあ…俺のID知ってる人なんてそういませんし、多分校長か先生でしょう」カチカチ
669 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 16:38:47.86 ID:61u3ncMI0
兄(あれ…これ…?)

ID:Imotohaorenoyome

兄「………」カチカチ

妹先生「あれ?何してるの?」

兄「ちょっとチャットセリフの修正を…」カチカチ

先生「ふー…ただいまー!」

兄「あ、おかえりなさい」

先生「じゃあ早速チームで…あっーーー!!!」

兄「どうしたんですか、キワミ食らったような顔して」

先生「してない!なんでお前先に知らねえ奴とチーム組んでんだよぉ!」

兄「ま、まあまあ…最初は肩慣らしということで、先生達と対戦するのも悪くないかなと…」

先生「俺はお前と組みたかったのにぃ」

兄「え!?な、何でですか?」

先生「誤射死させるために」

兄「よかった、招待受けて」
670 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:24:44.38 ID:61u3ncMI0
友「…あれ?」

友「なんかお兄さんと同じチームになってる!?」

妹「え?あ…あれ?」

友「なんで!?」

妹「ま、間違えて招待メール送っちゃったのかな…?」

友「これじゃあお兄さんをぶち殺せn…はっ!!」

妹「どうしたの?」

友「そうだ!誤射死させればいいんだ!」

妹「でもこれ、連ザみたいに味方狙えないよ?」

友「なん…だと…」
671 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:25:27.82 ID:61u3ncMI0
男の娘「(´・ω・)?」カチャカチャ

妹「あ、ありがとうございます」

友「なんかお兄さんと同じチームになっちゃった…」

男の娘『なりたくなかったの?』スラスラ

友「ホントは私がボコボコにしてやる予定だったの!」

男の娘『なるほどね…』スラスラ

友「どうしようこれ…」

友「まあいっか…私だってわからないだろうし、終わったら速攻抜けてやればいっか!」
672 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:26:59.05 ID:61u3ncMI0
兄「ほらほら、校長から招待きたみたいですし、とりあえずやってみましょうよ」

先生「ちっ…不本意だがそうするか…」

兄「ま、勝てると思わないことですね」

先生「けっ!別チームになったならそれはそれで好都合だぜ」

兄先生「俺はゴッドガンダムを使う!!」

兄「どっちが真の使い手か決める必要がありそうですね」

先生「お前にだけはぜってぇ負けねえぜ…」

兄「俺もこれに手を抜くことだけはできませんからねぇ…!」

妹先生「仲いいわね…」
673 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:28:45.08 ID:61u3ncMI0
友「ふうん…お兄さんはゴッドガンダムと…」

友「仕方ないから射撃練習してたガナーザクで…」カチカチ

友「いや、しかし…アストレイも…」

チャキーン

友「うおあ!?時間制限だと!?」

友「仕方ないなあ…ザクでいいや…」

男の娘「…」チョンチョン

妹「…」コクリ

ガチャ...バタン
674 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:39:11.04 ID:61u3ncMI0
校長宅

校長「あれま、てっきり先生と兄君が組むのかと思ってましたが…」

校長「まあいいでしょう、相手が兄君ならば」

校長「私も本気で臨みましょう」

チャキーン

校長「校長を名乗るからには負けるわけにはいきませんからね」

犬「……」グルグル

校長「私の隣にも誰かいてくれればうれしいんですけどねえ…悲しいものです」ナデリ
675 :作者 ◆rbIgrH78v.w5 [age saga]:2012/03/03(土) 17:39:50.64 ID:61u3ncMI0
STAND BY…

兄「よし!」

先生「準備完了!!」

友「やるからには勝つかな!」←ちょっとテンション高め

校長「……」ギラギラ

GO!!

ピョコン

友『よろしくお願いします』

兄『お前友だろ』

友「ばれてるっ!?」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/04(日) 18:43:39.47 ID:+URAnE2R0
ワロタ
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/03/08(木) 01:42:55.81 ID:fgrAmuqdo
友「な…何故ばれたんだ…」

友「私だと判断するに至る要因なんてないはず!」

友「まさか私のほとばしる妹への愛のオーラがあふれ出てお兄さんに…あ…」

友「うわあ!死ぬ!!!」
___

兄「…」

兄(友が使えねえ…)

兄「ていうか先生のチーム強すぎでしょ!」

先生「いや俺もびっくりしてる、校長がこんなに強いとは…」

兄「グフカスでここまでやられちゃたまんないですよ、コスト的な意味で」
678 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/08(木) 01:43:29.77 ID:fgrAmuqdo
上のは私です、うち忘れてました…
679 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/08(木) 01:44:03.58 ID:fgrAmuqdo
あれ、トリ間違えてた…?
680 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/08(木) 01:47:17.58 ID:fgrAmuqdo
やっと2chぶらうざ入ったのにトリが一致しないのはなぜでしょうか…
間違ってないはずなのですが…
とりあえずまず投下します…
681 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/08(木) 01:48:00.19 ID:fgrAmuqdo
友「ていうかこれ誰!?」

友「校長!?あの人どんだけ強いの!?」

友「うわ!死んだ!」
___

兄「ああ!あいつ死にやがった!!」

先生「…」イライラ

兄「…先生?」

先生「俺が活躍できねえじゃねえかあのくそ爺が!!!」

兄「えええぇ〜…」
682 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/08(木) 01:49:59.57 ID:fgrAmuqdo
先生「くそが!!死ねえ!!」テンキョーケーン
__

校長「!?」キュイーン←ニュータイプのあれ

校長「先生?何故でしょうか」

校長「まあ、邪魔になるのであれば仕方ありません」
__

先生「くそ!避けられた」

兄「あんた味方になにしてんすか!?」

先生「うるせえ!誤爆練習が無駄にならなくてよかったぜ!」
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/09(金) 00:50:54.77 ID:si90TAILo
先生wwwww
684 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/10(土) 23:24:50.30 ID:qLf0L1KWo
先生「うおっ!?」ヌアーーーーッ キャーッ

兄「校長が先生を倒した…しかも友ごと…」

先生「なんなんだよこいつは!!」

兄「校長こんなにうまかったのか…」
__

友「なんなんだよこいつは!!」

友「ていうか先生まで巻き込んで…」

友「もうほぼ試合決着ついてるじゃん!?」
685 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/10(土) 23:25:49.14 ID:qLf0L1KWo
兄「くそっ!甘く見てたな…」カチカチ

先生「兄ぃ!!とっとと校長を殺せよアホ!!」

兄「先生…泣くか怒るかどっちかにしてくださいよ…」

先生「泣いてない!!」グスッ

妹先生「泣いてるわよ…」

兄「うへえ…もうこっち負けでしょこれ」

先生「あきらめんなよぉ!」

兄「一応敵なんですから先生…」
686 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/10(土) 23:26:41.22 ID:qLf0L1KWo
兄「あー…やっぱり…」ヌアーッ

先生「くっそがああああ!!!!」ダンダン

妹先生「それ壊したらもう買わないわよ」

先生「うくっ…ぐすっ…」

兄「どんだけ悔しかったんですか…」

先生「もう一回だ!!もう一回!!」

兄「はいはい…」
__

友「あああああ!!もう一回!もう一回!!」

友「こうなったらお兄さんとの共闘も辞さない…!!」ギリギリ

友「チャット変更チャット変更…」カチカチ
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/03/15(木) 16:13:16.93 ID:mEGsF2Ct0
なにぃΣ(∵)なにぃΣ(∵)
校長なにしてんすか…
688 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/15(木) 21:16:23.43 ID:kaR+U8ygo
STAND BY…

友『仕方ないから協力してあげます』

友『本気で行かないと殺しますよ』

兄「あいつ何様だよ…」

先生「俺も加勢するからちゃんと殺せよ!」

兄「だから先生も敵でしょうが!!」

先生「うるせえ!ちゃんとやらないと成績全部1だからな!」

兄「職権乱用反対!!」

GO!!
689 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/16(金) 23:02:50.80 ID:7YfpmiBko
兄「へえ…友も結構うまいんだな」カチカチ

兄「それに引き換え…」チラッ

先生「くそが!!当たれよ!普通に当たれよくそが!!」

兄「味方にあたるように出来てないんですってば…」

先生「うるせえ!思い込みは力になるんだ!こんなところであきらめてたまるか!!」

兄「カッコよく言ってますけど味方殺しですからね?それ」
__

校長「風が…変わった…」ギリッ
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/03/17(土) 00:25:46.18 ID:VXmle+FUo
なんか刻むねえ。もう少し話進めない?
691 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/18(日) 06:30:01.03 ID:QIGpXftNo
兄「よし…これなら…ここでっ!」カチカチ

先生「よっしゃー!いいぞもっとやれ!!」
__

友「お兄さんもなかなかやるなあ」

友「おっ!一機倒せた!!」
__

校長「あちゃー…やられましたか…」

校長「まったく…先生まで一緒になってやるなんて卑怯ですねえ」

校長「…次やったら減棒してやろうか…」

犬「」ガクブル
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2012/03/18(日) 14:25:25.32 ID:5sc0o8K+0
やっとこさ追いついた(´-ω-`)
693 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/19(月) 21:52:50.44 ID:P9fVDmdRo
先生「っ!?」ゾクッ

兄「どうかしました?」

先生「なんか悪寒がしたから今から本気出す」

兄「なんすかその理由…」

先生「うるせえ!今からお前らの敵だからな!」

兄「せわしない人ですね」

妹先生「子供なのよ」
__

友「お、やっと先生もこっちに攻撃してきた」

友「よしよし、私らの本気を見せてあげよう!!」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/03/19(月) 23:10:48.75 ID:bTphN4l6o
ぶっちゃけバトルシーン飽きた。
次に進んでくり
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2012/03/19(月) 23:13:05.69 ID:mAi4+IbN0
とりあえず進めようず
696 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/20(火) 18:26:17.46 ID:6+ctnNE0o
なんだかんだで

兄「うっしゃあああ!!勝ったああ!!」

先生「俺が負けた…」

兄「中途半端なことするからですよ。自業自得です」
__

友「ふう…大きな使命を一つ成し遂げた気がする」

友「って、あれ?」

友「妹はどこいったの?」

友「トイレかな?」
__

校長「明日が楽しみですねえ…先生」
697 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/20(火) 18:26:55.28 ID:6+ctnNE0o
友「妹ー?」

ガチャ

友「あ、なんだ、兄貴と一緒にいたんだ」

妹「うん、ごめんね、友ちゃん必死だったから声かけづらくて」

友「兄貴!妹に何もしてないだろうね!?」

男の娘『してないしてない』カキカキ

友「ならばよし!」

友「じゃあ妹、今日はうちでご飯食べてく?」

友「なんなら泊ってく!?私はウェルカムだよ!」

妹「テ、テンション高いね…あ、もしかして勝てたの?」

友「そう!そうなんだよ!校長が思いのほか強くて…」
698 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/20(火) 18:27:23.38 ID:6+ctnNE0o
四時間後

兄「先生…いつまでやってるんですか…」

先生「俺は!眠くなるまで!ガンエクを!やめない!!」

妹先生「九時にはやめるから安心してね?」

妹先生「あ、そうだ、兄君、ご飯食べてく?」

兄「いいんですか?」

妹先生「ええ、全然大丈夫よ」

兄「あー、けど妹どうするんだろ」

兄「あ、メールだ」ミコミコナーs ピッ

兄「妹も友の家で食ってくるらしいので、遠慮なくいただくことにしました」

妹先生「わかったわ、それじゃ、腕によりをかけて作るわね」

兄「あ、手伝いましょうか?」

妹先生「一応お客さんなんだから、ゆっくりしてていいのよ?」

兄「いえ…」チラッ

先生「無駄無駄無駄無駄っ!!」

兄「落ち着かないので」

妹先生「そうね…」
699 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/20(火) 18:28:39.75 ID:6+ctnNE0o
夕食後

兄「ふう、結構なお手前で…」

妹先生「いえいえ、どういたしまして」

先生「お前はもう帰るのか?」

兄「ん〜…」チラッ

兄「そうですねえ…」

兄「時間も時間ですし、そろそろ妹迎えに行きます」

妹先生「またいつでも遊びに来てね?」

先生「あ、来るときはちゃんと言えよな!」

兄「いや当たり前ですよ…」

先生「お前なら血まみれシスターを拾ってうちに押し入ってくる可能性がなきにしもあらずだからな」
700 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/20(火) 18:29:05.21 ID:6+ctnNE0o
兄「それじゃあ、今日はありがとうございました」

妹先生「ええ、こちらこそ」

兄「え?何がですか?」

妹先生「姉さんのお守りをしてくれてありがとうってね」

先生「はぁ!?」

兄「ああ、こういう手合いは慣れてますから」

先生「揃いもそろってガキ扱いしやがって!」ゲシッゲシッ

兄「じゃあまた来ます、先生、おなか出して寝ないでくださいね」

先生「うるせえ!!」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/22(木) 12:20:47.47 ID:Omi4fSEe0
これは次は先生コースだな
702 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/23(金) 23:08:06.94 ID:PQpC0ANSo
友宅前

ピンポーン

兄「迎えに来たぞー」

ガチャ

友「帰れ」

バタン

兄「おい」



シーン



兄「おい!!!」

友「冗談ですよ」ガチャ
703 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/23(金) 23:08:49.26 ID:PQpC0ANSo
妹「兄さん!お帰りなさい!」

兄「ここは家じゃないぞ」

友「ここが家でいいのよ?」

男の娘『お帰りなさい、兄君』スラスラ

兄「何これ、俺だけ仲間はずれ?」

妹「兄さんがこちら側へ来ればいいのです!」

友「ほら、そこに犬小屋あるから入ってください、家族になれますよ」

兄「イラッ」
704 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/27(火) 18:00:15.27 ID:YkslByQro

兄「男、妹が迷惑かけなかったか?」ギリギリ

友「痛い痛い痛い痛いいいいい!!ごめんなさいいいい!!」

男の娘『うん、いい子だったよ』スラスラ

兄「そうだろうそうだろう、俺の妹だし!」

友「妹は私の嫁ですよ?」

兄「さて、それじゃあ帰るか」

妹「そうですね」

友「泊っていきんしゃ〜い、布団だってひいてあるんだよ〜?」

兄「どうせ変な匂いするんだろ」

友「しませんよ!ぶち殺されたいんですか!?」

兄「どっちにしろお前には邪な思惑しかないだろうから却下だ」

友「あ、お兄さんには帰ってもらいますよ?」

兄「だろうと思ってたよ!!」
705 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/27(火) 18:10:48.81 ID:YkslByQro
友「話は変わりますが」

兄「なんだよ」

友「思った以上にお兄さんは強かったですね」

兄「話飛び過ぎだろ」

友「私がほめてあげてるんですから喜んでくださいよ」

兄「わー、うれしー」

友「もっと体全体で表現してください」

兄「うわああ!!!うれしいいいい!!!」ダンダン

友「うわ…」

兄「なんだよ!?ノッてやったのに!?」

友「失礼、予想以上にひど…面白かったもので」

兄「くそう…さすがの俺でもプライドが傷ついたぜ…」

友「プライドなんてあったんですか?」

兄「お前ホントに失礼だな!?俺にだってプライドのプの字くらいあるわ!!」

友「それはプー太郎のプでは?」
706 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/27(火) 18:13:21.35 ID:YkslByQro
>>704
布団だってひいて×
布団だって敷いて○

でした

私憑かれてるんでしょうか…
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/03/28(水) 08:21:53.08 ID:YccS7RvGo
>>706

>>1、あなた憑かれているのよ
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/03/29(木) 12:15:17.86 ID:Ez7fmrkf0
>>706
それ俺の所為だわ
709 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/29(木) 23:56:17.41 ID:FZEtebe+o
>>708
あなたでしたか…道理で…

と、ここで少しお知らせです
おそらく明日からネカフェからの投稿になりますので
同じ日にIDが違っていたりするかもしれません
ですが、トリはきちんとメモしましたので、私本人に間違いはないので大丈夫です
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/03/30(金) 19:16:32.35 ID:rkyz5HqWo
了解
711 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/31(土) 00:14:58.34 ID:dc9XOyMdo
と、なる予定だったわけですが
急きょ予定が変わりましてまだ家です…
これからの未来が非常に不安です
712 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/03/31(土) 00:16:02.86 ID:dc9XOyMdo
兄「太子ネタも飽きてきたな」

友「そうですね」

兄「とりあえず、お前も中々だったと言っておいてやろう」

友「なんですかその上からの物言いは」

兄「まああれだ、機会があったらまた一緒にしようぜってことで」

友「別に…やりたくないですし」

兄「そう言うなって、面白くなかったか?」

友「そういうわけじゃないですけどね」

兄「ならいいだろう?」

友「仕方ありませんね、仕方なしに!仕方なしにやってあげますよ」

兄「何故そこを押すんだ」
713 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/01(日) 18:31:36.48 ID:AwDrLN2Bo
兄「さて、それじゃあ帰るか」

妹「お邪魔しましたー」

友「またいつでも来てね〜」

兄「おう」

友「あんたじゃない」

兄「しどい!」

男の娘『兄君もまた来てね』スラスラ

兄「お言葉に甘えて!」
714 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/01(日) 18:37:00.74 ID:AwDrLN2Bo
帰宅道中

妹「ねえ、兄さん」

兄「どうした?」

妹「今日は楽しかったですか?」

兄「まあ、そこそこにな。友も結構強かったし」

妹「先生とかはどうでした?」

兄「ああ…先生か…先生なあ…」

妹「どうかしました?」

兄「八つ当たりで蹴られて噛まれた」

妹「oh…」

兄「見ろよこの歯型、犬じゃないんだぜ、これ」

妹「では私も兄さんに刻印をば」

兄「何をするつもりだ」

妹「うなじに…」

兄「うなじに?」

妹「ぶしゅっと!」

兄「おいやめろ」
715 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/03(火) 22:35:59.57 ID:RYYPyQFTo
妹「……兄さんは、友ちゃんのことどう思います?」

兄「それ前にも聞いてきたな」

妹「ちょっと気になりましたので」

兄「ん〜…そうだな…」

兄(………)

兄「な、なんだろうな…まあ…いい奴だ」

妹「え〜なんですか?それ」

兄「別にいいだろ?それよりお前課題はやったのか?」

妹「うっ!?」

兄「今日は俺も手伝ってやるから、ちゃんとやれよ?」

妹「ずるいですよ兄さん!!」

兄「ふぁっふぁっふぁ」
716 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/05(木) 04:03:46.95 ID:TlH2RFpGo
友「ふう…」ポフッ

男の娘『お疲れ様、今日もご飯美味しかったよ』スラスラ

友「そんなことより兄貴さ〜」

男の娘『何?』スラスラ

友「今日妹と何かしてたの?」

男の娘『ん〜?別になんでもないよ?』スラスラ

友「何にも〜ってわけじゃないでしょ?ずっと一緒に居たんだし」

男の娘『まああれだね、友が隠してる同人誌とかをちょこちょこと』スラスラ

友「へぁ!?なんてことを!!」

男の娘『大丈夫だよ、妹ちゃん微動だにしてなかったから』b

友「それ駄目ってことじゃない!?どん引きじゃないの!?」
717 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/05(木) 04:48:30.77 ID:TlH2RFpGo
友「あー…死にたい…」

男の娘『まあまあ、それより、ガンエクはどうだったの?』スラスラ

友「どうって…さっき言ったじゃん?」

男の娘『ああ、兄君とチームになったんだっけ?』スラスラ

友「そうなんだよねえ…しかも私だって一発で見抜いてさ」

友「ホントあの人はもうあれだね、ストーカーだね」

男の娘『けどすごい楽しそうだったけど?』スラスラ

友「そりゃあ強敵に打ち勝ったわけだからさ?…まあ八割がた私の手柄だけどね!」

男の娘『一人でやってる時そんなにテンション高かったっけ?』スラスラ

友「む〜…なあに?何が言いたいのさ兄貴?」

男の娘『兄君と一緒だったからかな〜?って思ってさ』スラスラ

友「またそれですか…」

友「別にお兄さんといてもさ〜」

友「面倒だし…イライラするだけだし…うるさいし…上から目線だし…」

友「そりゃ的確に突っ込んだり色々してくれるのは楽しいけどさ…」

友「だからって別に特に何か思ったりとかはないってば」

男の娘『そう言う割によく兄君のこと見てるみたいだけど?』スラスラ

友「私は女の子専門なの!百合専なの!」

男の娘『はいはい』スラスラ

友「ったく…」
718 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/05(木) 04:53:23.69 ID:TlH2RFpGo
翌日

先生「ふぁ〜…ねむ…」

妹先生「思った以上に遅くまで起きてたからでしょ」

先生「つっても10時には寝ただろ〜」ガチャ ピラッ

先生「ん?なんだこの紙」

妹先生へ

先生「なんでお前への手紙が俺の靴箱に?」

妹先生「とりあえず私に貸して?」

先生「なんだなんだ〜?ラブレターか〜?」ニヤニヤ

妹先生「えーっと…なになに…」

手紙「妹先生へ、先生へのお小遣いを今月は8割切り落としてくださいby校長」

妹先生「校長先生の命令なら仕方ないわね」

先生「(゜д゜)」
719 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/06(金) 03:28:55.82 ID:ByQONOPZo
翌週 兄宅

兄「それじゃ、行ってくるな、妹」

妹「いってらっしゃい、兄さん」

兄「ホントはめんどくさいんだけどなあ…」

兄「なんで三年だけ行かなきゃならんのか…」

妹「仕方ないですよ、そういう日ですし」

兄「あ、お前ちゃんとおとなしくしてろよ?勝手に部屋とか漁るんじゃないぞ?」

妹「…あ」

兄「なんだ?」

妹「いえ、そういう手もあったと思いまして!!」

兄「墓穴掘った…」

兄「……俺の部屋に入った痕跡が少しでもあったら百叩きな」

妹「ちなみにどこを?」

兄「ん〜…定番で尻を」

妹「ぜ、是非に!!」ハァハァ

兄「兄は悲しいぞ妹よ…」

妹「ちなみに兄さんに叩かれる時は全身性感t」

兄「頼むから昔の純粋な妹に戻ってくれ…」ポン
720 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/06(金) 03:55:47.28 ID:ByQONOPZo
&学校 用事終了後

兄「あー…しんど…」

委員長「一時間もしてないじゃない」

兄「朝起きて、ここまで来るのがしんどいんだってーの…」

委員長「もっとしゃきっとしなさいよ、しゃきっと!」バシッ

兄「うあああ!!腕の骨が折れた!」

委員長「背中叩いて腕の骨が折れるなんて面白い体してるわね」

委員長「中身開いて見てみていい?」ギリギリ

兄「や!やめてくれええ!ぐえええ…ひ、開く!開いちゃう!新世界への扉がああ!!」

男の娘『今日も元気だねえ』スラスラ

兄「そんなこと言って…もとい書いてないで助けてくれ男!このままじゃお兄ちゃんブラクラグロ画像になっちゃう!」

男の娘『って言ってるけど?』スラスラ

委員長「思い切ってなっちゃえばいいんじゃない?」ギリギリ

兄「ぐぉあああああ!!」
721 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/06(金) 03:57:34.76 ID:ByQONOPZo
兄「も、もういいだろ!頼む!許して!っていうか俺何も悪いことしてない!」

兄「なんでこんなことされなきゃいけないんだよ!ちくしょう!このまな板レーズn…オ゛ゥッ!?」

男の娘『…そういうこと言うからだよ』スラスラ

委員長「あんたは私を怒らせた」コキッ

兄(あ…光が…)

委員長「さて、帰りましょうか」ポイッ

兄「おふぅ…」ズザーッ

男の娘『ほどほどにね、兄君』スラスラ

兄「な…ぜ…」ガクッ







___

委員長「……」フニフニ
___
722 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/06(金) 04:03:52.78 ID:ByQONOPZo

小一時間後

兄「ここはどこ?私は誰?」

兄「なんてことにはならず、兄は無事復活したのでした…っと」

兄「HQ!HQ!強大な敵!まな板女王に攻撃を仕掛けられた!至急増援を!」

兄「了解、増援を送る…みたいな?」

友「…一人で何やってんですか…?」

兄「うおぉぉおおぉぉおぉおぉっ!?」ビクッ
723 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/08(日) 18:53:24.22 ID:lRfYyDDzo
兄「なんでお前がここに!?」

兄「今日は三年しか来なくていいんだぞ?気でも狂ったか?」

友「ケンカ売ってます?」

兄「冗談だ」

友「忘れ物を取りに来たんですよ、ほら」

兄「ああ、体操着か」

友「洗濯しておかないと、匂い残りますから」

兄「…永遠の疑問点が一つ」

友「なんですか?」

兄「やっぱ洗わないと臭い?」

友「……そりゃそうでしょ」

兄「そうか…」

兄「俺の中での淡く甘い幻想がまた一つ砕け散った」

友「そうですか、それはおめでとうございました」
724 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/09(月) 11:16:14.52 ID:mNHDoKIEo
兄「俺思うんだが」

友「今度はなんです?」

兄「普段から良い匂いしてるやつが汗かいても別に臭くないんじゃないかと」

友「なんですか?匂いフェチなんですか?」

兄「いや、そういうわけじゃないんだが…そう思うんだ」

友「現実は甘くないですよ、例外はあれど」

兄「いやしかしだな、例外は案外近くにあるかもしれないじゃないか!」

友「認めたくないんですね」

兄「例えば〜…あー…ほら!お前も良い匂いするし!!」

友「はぁ!?な…何言ってんですか!?」

兄「ほら、お前が俺の家に看病しに来たことあっただろ?」

友「ありましたけど…」

兄「その時にお前をお姫様だっこしたときあったじゃん?こう、ぐいっと」

友「思い出させないでください!」

兄「その時にこう…俺の乏しい表現じゃ表せないくらいの良い匂いg」ゲシッ

友「ぶ、ぶっ殺しますよ!?セクハラですよセクハラ!!///」
725 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/10(火) 03:37:34.52 ID:qbDyswJ2o

兄「弁慶はやめろ…弁慶は…」

友「当たり前の反応ですよこの変態!!」

兄「俺は何も間違ったことを言っていないぞ!」ムフー

友「ムフーじゃないって話ですよ!まったく!」

兄「でも自分が臭いって言われるよりいいだろ〜」

友「そ、そりゃまあそうですけど…でも嫌です!」

兄「難儀な奴だなあ」

友「それで…えーっと…なんでこんな話になったんでしたっけ?」

兄「お前の体操服だ」

友「ああ…そうでしたね…」
726 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/10(火) 03:56:16.94 ID:qbDyswJ2o
兄「そう言えば、お前って運動得意だったっけか?」

友「ええ、まあそこそこに」

兄「…そうだ、好きなスポーツを当ててやろうか」

友「へえ、やってみてくださいよ」

兄「ずばり、バスケットボールだな」

友「何故ばれたし!?」

兄「ディフェンスのときとか思いっきりボディタッチしそうだから」

友「なんですかその根拠は!?」

兄「え?違うの?」

友「違いますよ失礼ですね!!」

兄「へえ、こりゃしつr…」

友「ディフェンスじゃなくてもしてますよ!なめないでください!」

兄「ああ、なめてたわ」
727 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/10(火) 03:59:33.18 ID:qbDyswJ2o
兄「…時に友よ」

友「なんですか?」

兄「お前の目の前にブルマとスパッツが置かれている」

友「食べます」

兄「もちつけ、それを好きな子に履かせるとしたら、どっちがいい?」

友「そうですね、まずその履かせる人にもよりますけど、まず私はスパッツを優先させますね」

兄「ほう、その心は」

友「まずですね、あのぴっちりとしたスパッツに覆われた太もものラインですよね、あれが果てしなくエロいんです。それにスパッツでしか表せないあの光沢、触感、触っていい、見ていい、もう完璧ですね、パーフェクトですね、パーペキですね」

兄「語るなあ」

友「ちなみに下につけてない場合はさらn…」

兄「待て、それ以上は危険だ」
728 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/10(火) 04:21:08.01 ID:qbDyswJ2o

友「お兄さんはどうですか?」

兄「俺か?俺はー…短パンだな」

友「…選択肢に入ってないじゃないですか」

兄「それでも僕は短パンだ」

友「…まあ、意外でしたよ」

兄「なんで?」

友「お兄さんはブルマ派だと思いましたから」

兄「…なんで?」

友「なんか…なんとなくですかね」

兄「俺は生粋の短パン派だぞ」

友「へえ…その理由は?」

兄「まず、まずだ」

兄「生足に注目していただきたい」

友「は、はあ…」

兄「おっと!勘違いしちゃいかんぜ!?ブルマの方が太ももが見えてるとかそういうことじゃないんだからな!」

兄「まず俺がここで重視したいのは、短パンを履くことによって太ももが隠れてしまうことにある」

友「隠れちゃったら駄目じゃないですか」

兄「甘い、甘いぞ友よ」

兄「隠れてるからこそいいんじゃないか!!」

兄「短パンはある程度太ももの大きさを誤魔化すことが出来るアイテムだ、むっちりした足を気にしてる人も少なからずいるだろう、そっちはそっちでニーズがあるというのに」

友「大好物です」

兄「だからこそ、その隠れた太ももを覗いてみたくならないか?あの短パンとの間にある絶妙な隙間から、チラチラと微妙に見える眩しい聖域を!」

兄「加えて、体操服の短パンに多い傾向だが、足と布との接触面積が比較的少ないことがあげられる。つまり、常に体操服の短パンには隙間が出来ているということ!走るたびに、投げるたびに、飛ぶたびに!その少しの隙間からまだ土埃にも塗れていない神秘的な生太ももが見えるわけだ!」

兄「さらにもう一つ見るべき点、それは座っている時だ!」

兄「大体体育の授業ではずっと体育座りで座っているだろう、その時が狙い目!いや、その時以外にいつ見るべきというのか!!」

兄「さっきも言ったように短パンは布と肌との接触面積が小さくなり、加えて隙間が大きくなっている。つまりその状態で!足を曲げて!手で膝を抱えた状態になればどうなるか!!」

兄「太もも付近から垂れ下がった短パンの布の間を縫って見えてくるあの白い物はなんだ!(個人差によりピンクや黒などもあります)そう!紛れもなくパンツである!」

兄「有名な鬼才はある言葉を言い放った、細かいことはいい、重要なのはパンツの色だ、と!」

兄「パンツも見れる!隠されし生足をさりげなく拝むことが出来るこの短パンの魅力を是非に!!是非にお前に知ってほしい!!」

兄「ノー短パン!ノーライフ!!」

友「…あの…」

兄「なんだ!?」

友「私たちの体操服って短パンじゃないですか?」

兄「ああ!俺の大好きな短パンだ!!」

友「ってことは私たちも同じ目線で見られていたと?」

兄「もちろんだとも!」

友「…」ピピピッ

友「もしもし警察ですか?変質者が居ます」

兄「待てええええええええええい!!!」
729 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 05:30:19.84 ID:bJdv3xUKo
兄「まったく…俺がせっかく身を粉にして熱く説明してやったというのに…」

友「身の危険を感じましたので」

兄「とりあえず、そんなことより帰るか」

友「言うのが遅いですよ」

兄「文句言うなよ、勉強になったろ?」

友「お兄さんが限りなく危険人物だということは学べました」

兄「まあ、お前も割と同類だけどな」

友「なんてことを!私はこんなに純粋でかわいいのに!」

兄「中身おっさんのくせに何言ってんだお前」
730 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 05:31:20.73 ID:bJdv3xUKo
中庭

兄「あ」

友「なんですか?」

兄「アイス買ってくか」

友「ごちになります」

兄「まだ何も言ってないだろ」

友「いえ、流れで」

兄「まあ一個くらいならいいよ」

友「今日は太っ腹ですね」

兄「今日もだよ」

友「はっは(笑)」

兄「買わんぞ」

友「冗談です」
731 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 05:37:59.42 ID:bJdv3xUKo

兄「安定のワッフルコーンバニラ」

友「ちょっと大人なクリームソーダ」

兄「いや子供だろ」

友「そんなバカな」

兄「クリームソーダといえば子どもの代名詞とか言われてるぞ」

友「それは偏見です、クリームソードこそ大人の証なのです!」

兄「ソードってなんだよ、グレートソードみたいになってんじゃねえか」

友「じゃあグレートソーダで」

兄「もう意味わかんねえよ!」
732 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 05:45:37.30 ID:bJdv3xUKo
兄「はぁ…突っ込みつかれた…」

友「失礼、かみまみたのです」

兄「そうですか」

友「ところで汚兄さん?」

兄「なんだそれは」

友「汚いお兄さんです」

兄「俺って汚い?」

友「とっても」ニッコリ

兄「良い笑顔で言うのやめて、傷ついちゃう」

友「具体的にはさっきの短パンの部分で…って」

兄「なんだ?どうした?短パン履きたいのか?」

友「違いますよ、死ねよ。えっとですね」

兄「なんか口悪くなってないか…」

友「お兄さんってなんでハーフパンツのことずっと短パンって言ってるんですか?」

兄「ああ、そのことについてか」

友「何か理由が?」

兄「ああ、並々ならぬ理由があるんだ」

兄「そう、あれは五年前の雨の日だった。俺は傘もささずに…」

友「長そうなので別にいいです」

兄「いいや!俺はこの話だけは語り続ける!」

友「カットでいいですよー」
733 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 05:49:57.96 ID:bJdv3xUKo

スーパーカット

兄「だから俺は短パンと言い続けるのさ」

友「カットした後だから何も聞いてません」

兄「ひどくない?」

友「割とどうでもいいです」

兄「なんで聞いたの!?ねえなんで聞いたの!?」

友「アイス溶けてますよ」

兄「NOOOOO!!」
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/12(木) 14:29:21.83 ID:c2A5WZUDO
見てるよ
おつー
735 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/12(木) 17:02:47.41 ID:bJdv3xUKo

兄「ちくしょう、恐ろしい奴だぜお前は…」

友「一流ですから」

兄「なんのだよ」

友「…さあ?」

兄「なんで言ったんだよ…」

友「理由を明確にする必要がありますか?」

兄「は?」

友「私が一流というに値する根拠を明確にしなければ、一流と言ってはいけないのですか?」

友「何か、の一流ではだめなのですか?」

兄「カウントダウンの真似事はやめろ!!」ビシッ
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/12(木) 17:05:27.03 ID:tE9ArKWo0
つまんねえやめろ
737 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/15(日) 12:38:22.27 ID:tKicUsz8o
帰路

兄「そういやこないだCMでやってた焼きそば食った?」

友「すいませんテレビは見ない主義なので」

兄「そうですか」

友「あ、代わりにDVDはよく見てますよ」

兄「なんか聞くのは危険そうだからやめとく」

ニャー

兄「ぬ」

友「あれ?猫ですか?」

兄「シュニッツェル!シュニッツェルじゃないか!」

友「お兄さんの猫ですか?すごい名前ですけど」

兄「いや違う、厳密に言うと」

委員長「シュニッツェルはやめて」ヒョイ ニャー
738 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/16(月) 10:17:35.57 ID:rQHQ3KR6o

兄「い、委員長…」

友「ああ、委員長さんの猫だったんですね」

委員長「そうよ?可愛いでしょ?」

兄「き、貴様!さっきはよくもやってくれたな!俺の毒手拳をくらえ!」

友「名前はなんていうんですか?」

委員長「まだ決めかねててね〜、どうしようかなって」

兄「ふっ!はっ!食らえ!」

委員長「おらぁ!!」ゲシッ

兄「あぁん!ひどぅい!」
739 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/16(月) 10:18:07.08 ID:rQHQ3KR6o
兄「だからシュニッツェルでいいじゃないか」

委員長「嫌だって言ってるでしょ、なんでそんなゴツゴツした名前にしないといけないのよ」

兄「どう思う?友」

友「シュニッツェルはないですね、馬ならともかく」

兄「」ガーン

委員長「そう言えばこの馬鹿、こないだ変なこと言ったらしいわね」

友「変なこと?」

委員長「その…娘がどうとか…」

兄「娘はどこだ」

友「まあ落ち着け」

兄「OK?」

友「OK」

兄「ばーん」

友「ぎゃー」

委員長「……」
740 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/16(月) 10:18:48.79 ID:rQHQ3KR6o
友「で、その娘の正体がこの子というわけですね」

兄「紛らわしいこと言ってすいませんでした…」

委員長「ホントよ、まったく」

兄「でもお前が恥ずかしいとか言うから」

委員長「そっちの方が恥ずかしいわよ」

友「まあ、お兄さんですから」

委員長「そうよね」

兄「なんだよぅ、ひどいじゃねえかよぅ」

友「真似されると死ぬほどうざいですねそのしゃべり方」
741 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/17(火) 10:54:59.16 ID:zHN913jWo
委員長「さて、私はそろそろ行くわ」

兄「んあ?どっか行くのか?」

委員長「この子の餌を買いにね」

兄「ああ、なるほどな」

委員長「あんたも行く?」

兄「ん〜…いや、俺はいいや」

委員長「友はどうする?」

友「私も遠慮しときます。また誘ってください、それとその猫の名前を決めたときも是非」

委員長「ええ、わかったわ、それじゃあまたね?」

兄「またなー」

友「また明日ー」
742 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/17(火) 10:55:58.20 ID:zHN913jWo
兄「さてと…本屋にでも寄るか」

友「それじゃあ私はこれd」

兄「一緒に来るか?」

友「いえ、」

兄「一緒に来るか?」

友「ですから」

兄「一緒に来るか?」

友「来てほしいならそう言ってくださいよ」

兄「いや、俺はお前の意思を尊重しようと思ってな」

友「じゃあ」

兄「一緒に来るか?」

友「行きますよ行けばいいんでしょ!」
743 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/17(火) 11:03:24.02 ID:zHN913jWo
友「別に私が居なくてもいいでしょうに…」

兄「たまには本を読むのもいいもんだぞ」

友「まるで私が全然本を読んでないみたいな言い方ですね」

兄「違うのか?」

友「違いますよ失敬な、私だって本くらい読みます」

兄「マンガじゃないぞ?ラノベじゃないぞ?」

友「当たり前です、ファッション雑誌ですから」

兄「ああ…そうか…」

友「でもどうしてでしょうか、モデルの人よりどう考えても妹の方が可愛い…」

兄「お前は本当に妹が好きだな、俺も好きだけど」

友「ください」

兄「駄目」
744 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/20(金) 00:50:46.92 ID:FclWS2Tko
本屋

兄「面白い本があるんだ」

友「へえ、なんですか?」

兄「これだ」っ心臓狩り

友「なんですかそれ、グロ路線ですか?」

兄「まあ、割とグロイし、文章も…あれだけど内容は面白いぞ」

友「ちなみにどういう内容の本なんですか?」

兄「人間の体から触手が生える」

友「やめておきます」

兄「まあ今度貸してやろう」

友「ホントに面白いんですか?」

兄「ああ、面白いぞ、三巻しかないからすぐ読めるし」

友「じゃあ、仕方ないから借りてあげます」

兄「おう、借りてあげてくれ」
745 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/20(金) 00:51:18.16 ID:FclWS2Tko

友「ていうかなんで私に…」

兄「良作は人に知ってほしいって思うものなんだよ」

友「妹とか兄貴とか居るじゃないですか」

兄「お前が隣に居るからな」

友「そういうものですか」

兄「そういうものさ」
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/25(水) 08:26:51.43 ID:ejVxYEDao
最近こないな
747 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/26(木) 18:39:55.13 ID:WaOpuD9fo

兄「むーん…」パラパラ

友「料理の本とかって、読むだけで面白いですよね」

兄「そうそう、それで結局作らないことも多いんだよな」

友「旅行の本読んで、行った気分になっちゃうのと似てますね」

兄「あれだな、脳が満足するんだろう」

友「人間の体って不思議ですね」

兄「そうだな」

友「個人的には妹の体が気になるんですが、触診していいですか?」ワキワキ

兄「妹に触れたければ俺を乗り越えていけ」

友「触りたくないのでいいです…」

兄「なんか負けた気分」
748 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/28(土) 05:05:56.85 ID:u9q3CUMqo

兄「…おし、これにしよう」っ美味しいおつまみ

友「お兄さんお酒飲むんですか?」

兄「いや、酒は飲まないんだけどさ、つまみって単体でも美味しそうだって思わないか?」

兄「チーズ鱈とか燻玉とか」

友「まあ、言いたいことはわかりますが…」

兄「ああいうの見てると腹減ってきてな〜」

友「そういえばニコ動に上がってましたね、燻製の動画」

兄「そうそう、燻製器の作り方も撮ってたから倣って作ってみようかとも思ってるんだ」

友「なんか飽きそうですけどね」

兄「その時になったらお前も手伝ってくれ」

友「いやですよめんどくさい…」

兄「ジュースくらいはおごってやるから」

友「割に合わないでしょ絶対」

兄「いつでも使っていいんだぜ?協力者には無料提供だ」

友「なんか今日必要以上に絡んできてません?」

兄「そんなことはないぞ、いつも通りだ」
749 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/28(土) 05:23:43.15 ID:u9q3CUMqo
さらに帰路

兄「17アイス食べれて僕満足」

友「最近見なくなりましたね、満足」

兄「それはお前がテレビを見てないだけじゃないのか、俺も見てないけど」

友「なんか見てても詰まんないんですよね」

兄「あれとか興味ないのか、ファッションどうのとか」

友「私は私流のコーディネートの仕方があるのです」

兄「つまり他のやつが自分の好きな服のチョイスをこれ見よがしにけなしてたらムカつくと」

友「…まあ、そういうことですかね」

兄「その辺は個人の感性だからな、ファッションに精通した人がこれがいいって言っても納得しないならその人にとってはよくないものだろう」

友「そうなんですよねえ、それをやれ間違ってるとかここがおかしいだとか、数学じゃないって話なんですよ」

兄「ちなみに知ってるか、数学的思考と今やってる数学は完全に別のものだぞ」

友「…そうなんですか?」

兄「ああ、正直今の数学の授業はゴミのようなものらしい」

友「やらなくていいってことですかね」
__

空気先生「なんだろう、泣きたい」
750 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/04/28(土) 05:24:35.43 ID:u9q3CUMqo
兄「まあ、完全にやらなくていいってわけじゃないんだが、根本的なところが抜けてるんだよ」

友「へえ?それとは?」

兄「お前は因数分解がなんであんな式になるのか考えたことあるか?」

友「いえ全然、嫌いなので」

兄「まあ、要するにそこからなわけよ」

兄「インドの場合、数学は数をこなすんじゃなくて、その定義や式の意味を見定めるところから始めるんだ」

兄「この項目はこの式だ、ってことじゃなくて、その意味を考えて体に覚え込ませるらしいぞ」

友「へえ〜」

兄「後最悪なのが証明だな」

友「証明問題ですか…私嫌いです」

兄「けど最近の穴埋め式だろ?簡単になってないか?」

友「なんかやる気うせるんですよね、あれ」

兄「まあ、その穴埋め式になってるのが問題なんだけどな」

兄「元々証明って言うのは数学的思考の最たるものだって言われてたらしい」

兄「これがこうなってこうなるからこうであるって論理だてて説明するわけだからな」

兄「けど最近のは他の文章を書いてあって、答えは穴埋めだからな」

兄「これなら証明する意味ないじゃないかって言われてるそうだ」

友「…なんでそんなこと知ってるんですか?」

兄「本で読んだ、受け売り。詳細は知らん。間違ってるかもしれんしな」

友「てっきとーですねえ…」

兄「まあけど、俺がその本を読んでわかったのは」

友「わかったのは?」

兄「数学は嫌いだけど数学的思考は嫌いじゃないってこと」

友「…よくわかりません」

兄「今度じっくりみっちり指導してやろう」

友「結構です」
751 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/03(木) 04:11:03.07 ID:rbbH3fe1o
友「それで」

兄「なんだ?」

友「なんで今日私を誘ったんですか?」

兄「いや、特に意味はないんだが…」

友「だって普段ならそのまま帰るじゃないですか、別に欲しいものがあって行ったわけじゃないみたいですし」

兄「ちゃんと本買ったじゃないか」

友「それは向こうに行ってから選んだからでしょう?」

兄「まあ…そうだが」

友「なんか言いたいことでもあるんですか?」

兄「ん〜……」

友「はっきりしませんね。言いにくいことなんですか?」

兄「ああ…いやしかし…この際だから聞いとくか」

友「はい、なんですか?」

兄「お前…」

兄「今日のパンツは何いr」
752 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/03(木) 06:05:44.24 ID:rbbH3fe1o
兄「ごめんなさい」ヒリヒリ

友「で?」

兄「で…っていう?」

友「ホントなんなんですか?気になるんですが」

兄「誤魔化せない?」

友「誤魔化せません」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/03(木) 16:28:15.87 ID:jADEP+bzo
続きが気になって死にそう
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 08:41:36.54 ID:DBbKACWDO
GWだからゆっくりでいいよ
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/05/04(金) 22:01:17.06 ID:DSB9+Pez0
wkwktktk
756 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/04(金) 22:40:44.44 ID:JKQaAMSro
兄「あれだ、何て言うのか…」

兄「お前、色々困ってるだろ?」

友「何の話ですか?」

兄「男が苦手とか…色々?」

友「…それが?」

兄「こうやって一緒に行動したら徐々に治ったりして…って思って」

友「……」

兄「えへ☆」

友「んなわけねーでしょ」

兄「しどい!」
757 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/04(金) 22:43:04.47 ID:JKQaAMSro

兄「耐性はつくものなんだぞう」

友「いえ、というかなんでいきなり?」

兄「思い立ったが吉日といってな…」

友「だからなんで思い立ったんですか?」

兄「ちょっと妹とお前のこと話した時にな」

友「妹何か言ってたんですか?」

兄「んやまあ…友って変態だよな。みたいな」

友「妹に嘘八百すりこまないでくださいよ!」

兄「事実だろ?変態は」

友「悲しいかな、まったく反論できそうにない」
758 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/05(土) 19:30:57.36 ID:1WO9hIY7o

兄「それでまあ…思い出してな」

友「なるほど」

兄「まあそういうことだ」

友「優しいお兄さんとか気持ち悪いですね」

兄「はいはいツンデレ乙」

友「…真剣に嫌がってたらどうするんですか?」

兄「そんなことないって信じる」

友「……」

兄「キリッ」

友「はぁ…その気遣いは嬉しいですけど…」

兄「素直に喜んでいいのよ?」

友「そんなこと言われると死んでも喜びたくなくなりますね」
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/05(土) 19:35:13.67 ID:EmUCLzfJo
wktk
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/05(土) 22:46:54.38 ID:/H4+jO+J0
いいよー
761 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/05(土) 23:18:26.20 ID:1WO9hIY7o

兄「ありがたく思え!」\(●)/

友「はぁ…あのですねえ」

兄「なんですねぇ?」

友「別に今のままでも生活できますし、わざわざそんなことに気を揉んでたら面倒でしょう?」

兄「揉んでたら?」

友「今真面目な話してるんですけど」

兄「すんません」

友「だから面倒でしょうって話ですよ」

兄「別に面倒ってほどでもないわけだが」

兄「お前とアホな話しながら行動するのは面白い時間だと思うぞ」

友「私は違うって言ったらどうします?」

兄「それもまたよし、俺は俺の正しいと思ったことをその時に応じてやるだけさ」

友「エゴだよそれは」

兄「無論マイバッグ持参だ」

友「エコだよそれは」

兄「そしてその中には着脱式のブロックの財布が」

友「レゴだよそれは」

兄「これ大分昔に見たことあるかも」

友「奇遇ですね、私もそう思います」

兄「パクリはよくないか」

友「私もそう思います」
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/06(日) 01:48:15.23 ID:hujpKUx9o
こんなに素晴らしいSSを見たことがない

超絶支援
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/06(日) 06:13:41.75 ID:T9bZGFvio
ってか、妹空気化してる。
764 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/07(月) 01:45:57.29 ID:NUehAwTlo
>>762
そう言ってもらえるとうれしいですが…なんか最近最初より劣化してる気がします…
遅くて申し訳ないです

>>763
友ルートの妹の単品と妹ルート後の妹の単品をいずれ書くつもりなので、現在は目をつぶっていただけるとありがたいです…
出来るだけ遅くならないように頑張ります…って私が言ってもあんまり説得力ありませんかねww
…すいません…
765 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/09(水) 21:05:26.36 ID:COWgFz/0o

兄「というわけで今後の計画なわけだが…」

友「あの…私の意思とか…そういうもんは…」

兄「そんなもん地中海の底にでもおいてきなさい」

友「人権侵害!!」

兄「とりあえずリストアップしてるんだがどれがいい?」ピラッ

友「なんでこんなもの作ってるんですか!?」

兄「準備があれば何でもできる」

友「私が承諾する前提で書いてたんですか?」

兄「俺が否応なしに引っ張り回す男に見えるか?」

友「まあ…どうでしょう」

兄「荒療治にはなるけどいい作戦だと思うんだ」

友「なんか釈然としませんが…」
766 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/12(土) 10:50:35.27 ID:2DoyHaoAo
兄「俺なりに真剣に考えたんだぞ?」

友「そ、そうなんですか?」

兄「ああ、所要時間は70秒だ」

友「短すぎないですか!?」

兄「熟考じゃないか!ユニゾンキックが出来るぞ!」

友「それとこれとは話が違うと思うんですが…まあいいでしょう」

兄「よし、理解したな」

友「それで、これから何かするんですか?」

兄「は?今日は帰るぞ?」

友「……」

兄「妹が腹減らして待ってるからな」

友「そうですか…」

兄「急くべからず、人生長いんだぞ」
767 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/14(月) 09:23:58.93 ID:YFT0edEfo
翌月曜日

友「教室に、宿題を忘れる人間が居てもいい。自由とはそういうことだ」

兄「お前はいつショータイムするというのだ」

妹「忘れたんだね…」

兄「だからって妹に見せてもらうんじゃないぞ」

友「しませんよ失敬な」

友「あ、でも」

兄「パンツも却下」

友「読まれていただと!?この私がお兄さんごときに…!?」

兄「ずいぶんな言い様だな」

妹「今日も平常運転だね〜」

男の娘『今日はいつもより若干テンション高いよ』スラスラ

妹「そうなんですか?」

男の娘『うん、よくわかんないけど鬱陶しさが増してる』スラスラ

友「私の兄貴がこんなに辛辣なわけがない」
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/16(水) 13:01:33.34 ID:fVLRE11/o
支援
769 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/16(水) 18:44:38.57 ID:kT8GAKvTo
放課後

兄「あっという間に放課後だ」

友「あっという間もなかったですけどね」

兄「というわけで今回は買い物に行くぞ」

友「強引すぎないですか?展開とか色々」

兄「俺は筋が通るまで抵抗をやめない男だ」

友「ジャンケン理論が打ち砕かれた瞬間である」

兄「ちなみにこの事を妹と男に伝えたところ快く承諾してくれた」

友「なんで言っちゃうの!?」

兄「言っちゃダメだったのか?」

友「だって妹に変な誤解が生まれるかもしれないじゃないですか!」

兄「ちゃんとお前の治療のためだって伝えておいたから大丈夫だ」

兄「青筋が5、6本浮かんでたけど」

友「駄目じゃないっすか!!!」

兄「どちらにせよお前にフラグが立つことはないんだからいいだろ、一緒一緒」

友「ひどすぎる!この蟲野郎!!」
770 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/16(水) 19:04:18.16 ID:kT8GAKvTo
友「というか買い物って、前もやったじゃないですか」

兄「基礎が大切なんだ、基礎が」

兄「お前だって、一度も触れてない鉄棒でケンスイ7000回やれって言われても無理だろ?」

友「慣れてる人でも無理ですよ」

兄「というわけで徐々にお前の緊張を解きほぐすことにした」

友「お兄さんって男の人っていう風に思えないんですけど」

兄「何それ?誉められてる?」

友「いえ、一個の個体として性別とか抜きで…なんていうんでしょうか」

友「ああ、付録ですよ。妹の」

兄「前にも言われたことがある気がする」

友「よーちえーんくがーつごうには」

兄「楽しい付録がwwwいっぱいwwwwいっぱいwww」

友「ぽーぱーえーwwwwぽぱーえーwwwwww」

兄「くっだらね」

友「あんたが乗ったんですよ」
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/17(木) 00:00:09.82 ID:6XfjWRh9o
声に出してワロタわwww
772 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/17(木) 18:08:29.37 ID:6cH1/MLqo

友「で、なんですか?どこ行くんですか?」

兄「うむ、まずは買い物に行こうと思うんだ」

友「いや聞きましたよ、どこへ買い物に行くんですか?」

兄「買い物と言ったらデパートかスーパーだろ」

友「じゃあ何を買うんですか?」

兄「そりゃあ………何か欲しいのとかある?」

友「決めてないんですかぃ」

兄「本屋はこないだ行ったしな、晩飯のストックはあるし…」

兄「じゃあゲーセンいかね?」

友「趣旨変わってませんか?」

兄「こまけぇことはいいんだよ」

友「ゲーセンはお金ないのでパスで」

兄「そうですか」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 07:29:08.48 ID:NbMP94xDO
ワロタwwwwwwww
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/05/19(土) 19:06:53.09 ID:xJ6cLshV0
よーちえんやめろwwwwwwwwwww
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/19(土) 20:38:51.31 ID:xM5KRS4V0
久しぶりにSSで爆笑した
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/22(火) 23:04:54.53 ID:MrLNAAqho
まだか...
777 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/23(水) 03:12:09.71 ID:cSXH2WhHo
兄「じゃあマッサージチェアコーナー占領しに行こうぜ!!!」

友「あんた何歳ですか…」

兄「僕17ちゃい」

友「よちよち、後1歳上がれば車の免許も取れちゃいまちゅねー」

兄「最近何気に肩がこることが多くてな、割ときついのよこれが」

友「ジジイかガキか設定をはっきりさせてくれないと困ります、ノる側も」

兄「口悪いっすね」

友「そんで、本当に行くんですか?」

兄「オフコース、実際肩こってるのはホントだし」

友「じゃあ、さっさか行きましょう」
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/05/23(水) 10:19:56.74 ID:pc+IflIAO
キタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・
779 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/24(木) 02:47:46.33 ID:+cib21CMo
電器店

兄「あ゛〜〜〜〜これい゛いなぁ゛〜〜〜〜〜」

友「んあ゛〜〜〜〜そう゛ですねぇ゛〜〜〜」

兄「なんか眠くなってきた〜〜〜」

友「寝たらおいて帰りますよぉ゛〜〜〜」

兄「それは困るでござる」

友「じゃあ寝ないようにしてください」

兄「三大欲求って知ってるか?」

友「TPOって知ってます?」

兄「……ぬかしおる」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/05/24(木) 18:27:27.80 ID:52d2LGTxo
三大欲求…呼吸欲、食欲、排泄欲、性欲
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/24(木) 18:51:24.41 ID:+RrrVUiIO
>>780
四つじゃねぇかよwwwwwww
ww
782 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/24(木) 23:39:53.94 ID:+cib21CMo
>>780
確かに、今思えば何故排泄欲が三大欲求の中に入っていないのか疑問ですよね
そもそも排泄という行為をしなければ人間は三日足らずで死んでしまうのではないでしょうか
飲まず食わずで三日間は持つと言いますが、食っても出せなければそのまま破裂してしまいます
ちなみに、破裂というのは内部からの圧力などによって勢いよく裂けることを言います
念のために爆発について言いますと、爆発は急速な膨張、一般的には機体の急速な熱膨張を指します
もう少し詳しく言うと、膨張速度(炎の伝搬速度)が音速に達しないものを爆燃、音速をこえるものを爆轟と定義するそうです。これは、爆燃が衝撃波を伴わず、被害が比較的に軽微であるのに対し、爆轟は衝撃波を伴い、(数百メートルから数キロメートルの範囲で)甚大な被害を及ぼすことからこうして分けられているのだと言います。
そんなことよりブリジット可愛い
783 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/24(木) 23:41:17.43 ID:+cib21CMo
兄「そういえばさ」

友「なんですか?」

兄「乗馬マシンってあるじゃん?」

友「何て変態なんでしょうか」

兄「俺なんか悪いこと言った?」

友「乗馬マシンといえばそういうことでしょう」

兄「お前の方が変態だろ、そうじゃなくてだな」

友「そうじゃなくて?」

兄「あれさ、ダイエットマシンとして有名じゃん?」

友「一部では騎zy」

兄「んで、バランスボールと乗馬マシンを組み合わせた化物みたいな装置を作った奴がいるらしいぜ」

友「マジですか!?」

兄「ウ・ソ」

友「(゜д゜)」
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/25(金) 07:40:37.54 ID:7nu4B8IQo
ktkr
支援
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2012/05/25(金) 22:53:02.56 ID:X2UlqTIv0
>>782
こ、これは…突っ込むべきなのか?スルーしたほうがいいのか?
なんで排泄にそこまで拘るんだとかわざわざ破裂の定義まで教える必要があるのかとかどっから爆発が出てきたのかとかその他もろもろに関して突っ込むべきなのか?
786 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/27(日) 02:26:11.16 ID:LWrWKQ6Po
友「修正してやる!!」グシャッ

兄「いやんっ!?」

友「それにしても懐かしいですねナゾナゾ博士」

兄「ああ、もう何年前だろうな」

友「時の流れは早いですね」

兄「こないだウィキペディア見たんだがな。なんかすごいことになってた」

友「どんなふうに?」

兄「なんかガッシュの項目だけものすごい増えてたんだ」

友「まあ私途中で読むのやめちゃったんでわからないんですけどね」

兄「ああ、俺もだ」
787 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/28(月) 20:57:10.49 ID:0ltPt8Eno
兄「さてと…次は…ん?」

友「どうかしました?」

兄「めちゃくちゃ懐かしいものがあった」

友「何ですかそれ」

兄「ごっつええ感じ」

友「は?」

兄「だから、ごっつええ感じ」

友「何がええ感じなんですか?」

兄「だから!!」

友「番組名でしょ、わかりますよ書いてますし」

兄「(`皿′)キーーーーー」

友「…」ブフッ
788 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/28(月) 21:18:44.16 ID:0ltPt8Eno
兄「笑いやがったなこの野郎!!」

友「それで、そのDVDがどうかしまして?」

兄「ゴレンジャイって聞いたことあるか?」

友「フラッシュの?」

兄「そうそう、あれの元ネタなんだ、これ」

友「へえ〜」

兄「いつやってたんだっけな…こないだ調べたんだ」

友「いつだったんですか?」

兄「確か俺が生まれる前から…幼稚園くらい?」

友「それじゃあリアルタイムで見ても覚えてませんね」

兄「つべとかにも上がってるから最近は結構よく見るな」

友「そんなもんですか」

兄「ただ、めちゃくちゃ面白いけど下ネタがひどいから人を選ぶかも、若干」

友「…そうなんですか?」

兄「なんか、うん、今見るとすごいと思うんだ」

兄「まあ面白いのは確かだけどな!」

友「ふうん…」
789 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/05/31(木) 23:31:31.25 ID:leaC+P9yo
兄「おお、見てこれ、これ見て」バンバン

友「冷蔵庫がなんですか?」

兄「これさほら、両側から開くじゃん?」

友「そうですね」

兄「ほら、いらっしゃいませー」パカッ

友「…」

兄「いらっしゃいませーって、ほら」

友「…」

兄「むっwwww昔wwwwトリビアでwwwww金の脳wwwとかwwwwww」

友「…」

兄「メガネのおっさんがwwwww脳みそ開いていらっしゃいませってwwwww」

友「あんたの脳みそ開いてみたいですね」
790 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/01(金) 22:55:20.18 ID:ik4gM2Gmo
兄「あー笑った」

友「なんで自分で言って自分で笑ってるんですか」

兄「関西では日常茶飯事」

友「そんなこと言われても…」

兄「そうだ」

友「今度はなんですか」

兄「こないだギルティギアの新作ロケテの情報がだな…」

友「情報古いですよ」

兄「俺昨日知ったばっかなのに…」

友「個人的にクロウとか新キャラ来るかなって思ってましたけど…」

兄「まあ、すぐには無理だろうな」

友「何か追加されるとしたら家庭版ですかね」

兄「俺はスティック苦手だから、そっちのが助かる…」
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/01(金) 23:08:29.01 ID:ABwOfwUDO
メロンパン入れか‥
実家に置いてきたわ


あのパン地元じや サンライズ って呼ばれてるけどなww
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/02(土) 13:05:01.72 ID:aZxNWZBRo
>>791
おまえは何でとったんだよ
793 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/04(月) 03:01:07.79 ID:m64nDNpto

兄「ふぅ、さて…」

友「どこか行きますか?」

兄「帰るか」

友「……」

兄「どうした?不服か?」

友「結局マッサージしにきただけじゃないですか?」

兄「…まあそうだな」

友「無駄な時間割かせやがって!!」ガシッ

兄「ジーザスッ!?」
794 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/04(月) 03:12:48.87 ID:m64nDNpto
兄「わ、わかったよ…マクドでも行くか…」

友「強いて言うならまんざらでもない」キリッ

兄「おごらんぞ」

友「わかってますよ」
_____

兄「そういやさ」

友「何ですか?」

兄「アルカナハートのBGM集こないだ聞いたんだけどさ」

友「はいはい」

兄「3の奴めっちゃくちゃかっこよくね!?」

友「ギルティと同じとこですしね」

兄「マジで!?」

友「いや、なんで知らなかったんですか」

兄「前まで違うかったよな?」

友「ええ、カウントダウンがあったんですよ、アークで」

兄「ふむふむ」

友「そんでみんなギルティの新作に期待したんですが、奇しくもこれでした」

兄「そ、そうか…」

友「その頃該当スレではお通夜のようなテンションでした」

兄「ちなみにそれは…」

友「2010年です」

兄「4年で新作か…」

友「まあ、出たんだからよしとしましょう、ええ」
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/06/04(月) 21:37:49.07 ID:euVQjRAo0
そろそろいちゃいちゃし始めないと次スレ行きそう
別にいいんだけど友ルートって感じが薄い
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 22:50:21.59 ID:kymDwQBDO
クラスメートの妹さんがデレてくれない‥
797 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 04:30:05.74 ID:rSeREtoEo
>>795
やっぱりそうですよね…
私もそう思いますので、少々展開を詰めます
強引かもしれませんがご容赦ください。
私の裁量不足です…
798 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 05:47:39.21 ID:rSeREtoEo

マクド

兄「お前何頼む?」

友「フルーリーで」

兄「ポテト食うとうまいっすよ」

友「いえ、これでも体重は気にする方なんです」

兄「なんでマクドOKしたんだよ…」

友「なんとなくですかね」

兄「まあいいや、それくらいなら」

友「おごってくれるんですか?」

兄「ああ」

友「ごちになりましょう、せっかくなので」
799 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 05:48:48.06 ID:rSeREtoEo
兄「ポテト食うと(ry」

友「よくそんな大きなの食べられますね」

兄「ポテトはやっぱりLサイズ、最近食べてなかったし」

友「だとしてもポテトだけですか、ハンバーガーとかないんですか」

兄「俺はポテトだけで十分だ」

友「そして持ち帰り用もですか」

兄「いや、妹はMサイズだ。そしてハンバーガーも買ってある、チキンフィレオだ」

友「私も兄貴に買って帰ろうかな…」

兄「さすがにそこまで金は持ち合わせてないぞ」

友「大丈夫ですよ、これ以上おごってもらうわけにはいきませんし」

兄「その辺の常識はあるのな、お前」

友「私は常識の塊ですよ」
800 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 05:57:00.67 ID:rSeREtoEo
兄「…なんかそれうまそうだな」

友「美味しいですよ」

兄「てか、それ前はでかい器じゃなかった?」

友「なんか大分前から変わったみたいですよ、ケチ臭いですよね」

兄「…隙あり!」パクッ

友「あーっ!!!」

兄「うまし」

友「何勝手に人の食べてるんですか!」

兄「金を出したのは俺だ!」

友「もう…」パクパク

兄「あれ」

友「何ですか?」

兄「お前間接キスとか気にしないタイプ?」

友「ぶっ!?」

兄「おわっ、汚ねぇ」

友「げほっげほっ!言わなければ気付かなかった物を…!」
801 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 06:01:04.08 ID:rSeREtoEo
兄「ふぅ、うまかったな」

友「最後のがなければ特に」

兄「んふ☆」

友「……」

兄「さ、帰るぞ!」

友「はいはい…」

兄「今日は帰ったら久しぶりにアーケードのコントローラー引っ張りだしてギルティしよう」

友「いきなりなんですか、さっき嫌だって言ってたのに」

兄「練習はしておいた方がいいと思ってな」

友「大会にでも出るつもりですか?」

兄「願わくばそうしたいな、ロボカイで…」

友「ザッパじゃないんですか…」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/06/06(水) 06:15:28.42 ID:VB+Ip+ZGo
次スレ行ってもいいんじゃね?
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/06(水) 07:54:24.95 ID:frFYIl0IO
>>802
おまえ早漏すぎワロタ
あと200レスもあんのに気がはえーよ
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/06(水) 16:25:14.57 ID:frls8Gsq0
このスレで終わらなかったらって事だろ
805 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 21:09:51.57 ID:rSeREtoEo
兄「まあそれはともかくだn」

黒「あれ?友じゃん?」

友「!」

兄「ん?知り合いか?」

友「……」

茶「そっちの人彼氏?結構かっこいいじゃん?友にはもったいないくらい(笑)」

焦茶「兄貴の女装癖治ったの?(笑)あ、無理か(笑)だってあんたがそれ植えつけたんだもんね(笑)」

バーントアンバー「ねえねえお兄さん、そんな奴と一緒に居たら女装させられちゃうよ(笑)あたしらと一緒に遊ぼうよ(笑)」

兄「……」

黒「今さー向こうの町から来たばっかでお金とかなくてさー(笑)よかったら貸してくんない?(笑)無利息で(笑)」

友「…嫌……」

茶「あ?何言ってんの?あんたがしたこと全部そこのお兄さんに教えてやろうか?」

友「う…ぐ……」

焦茶「ねー、お兄さん知ってる?こいつってさぁ」
806 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 21:10:55.94 ID:rSeREtoEo
兄「なんかよくわかんねえけど」

黒「あ?」

兄「とりあえず、聞きたいことが色々あるんだが」

茶「何々?何でも聞いて?こいつの醜態全部教えてあげるから(笑)」

兄「まあとりあえず一つだけ」

兄「お前ら顔糞まみれだぞ、気持ち悪い。真っ茶色じゃねえか」

兄「それとも何か?それはデフォルトでそれなのか」

兄「俺なら絶対そんなカラー選択はないな、断じてない」

兄「服のデザインも腐ってる、あれだ、なんだっけあれを感じる、90年代臭?」

兄「後はそうだな、動物みたいな感じの醜さも感じる、布切れをつけたゴリラかチンパンジー、ってとこか」

焦茶「は?何こいつキモい」

黒「あー、やっぱ友(笑)の知り合いだね、ろくな野郎じゃないわ(笑)」

兄「ろくでなしはお前らの方だ、あれだろ?どうせ自分の顔が醜悪だからって可愛いこいつに嫉妬してんだろ?」ポンポン

友「…い…いきなり何言ってんですか!?」

兄「いや、ホントのことだし」

兄「大体、いきなり出てきて何なんだお前ら?礼儀とかわきまえろよ、動物じゃ無理か?」

黒「ちっ!何こいつ」

焦茶「こんなんに構ってたらマジ時間無駄だし」

茶「いこいこ」
807 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 21:11:24.17 ID:rSeREtoEo
兄「…なんだあいつら、突っかかってくるかと思ったのに」

兄「引き際を弁えてるところは評価してやろう!」

友「……」

兄「んで…あいつら誰?」

友「…気になります?」

兄「そりゃな」

友「ここじゃ…あれなので…」

兄「ああ、うん」
808 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 21:13:16.55 ID:rSeREtoEo
公園

友「…えっと」

兄「とりあえず、あいつらは誰なんだ?」

友「その…あれです、引っ越す前の学校の人たちです」

兄「ってことは中学の知り合い?」

友「まあ…小学からですかね」

兄「へえ、じゃあその時から顔面凶器だったのか」

友「まあ…色は変わりましたよね」

兄「まあ白ゴリラが黒ゴリラに変わっただけだしな!」

友「あの、まあ…気を使ってくれるのは嬉しいですけど別にいいです」

兄「(´・ω・`)」
809 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/06(水) 21:14:00.63 ID:rSeREtoEo
友「とりあえずその時に…まあ色々ありまして」

兄「なんか、男の女装がどうのこうの言ってたな」

友「あ〜…はい…」

兄「前々から気にはなってたけど、なんかお前関係あるのか?」

友「…私って、裁縫が好きなんですよ」

兄「ああ、知ってる」

友「その…私が初めて作った服が、ですね…お母さんと一緒に作ったんですけど、女の子用の服だったんですよ」

兄「…それで?」

友「それで、私二つ作って、兄貴と一緒に着ようって思ってた…らしいんです」

友「その時はまだ小さかったからかわかりませんが、兄貴が普通に着てくれるので、大丈夫だと思ってました」

友「けど、ある時にそのことが学校の子にばれて…」

兄「…なるほど」

友「その時から私はイジメを受けるようになったんです、兄に女装を強要する妹として」

友「兄貴も一杯友達がいたんですけど、私をかばったせいで、みんな離れて行っちゃいました」

兄「兄らしいこと、してたんだな、男も」

友「ええ、ただ、ちょっと過激なところがあの時はありまして…」

兄「というと?」

友「なんか…友をいじめる奴はボクが皆殺しにしてやる!って言って椅子振り回したそうです」

兄「…なんか、男のイメージがぶれたぞ」
810 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/07(木) 20:17:43.91 ID:830fZa1to
兄「けど、あいつも兄らしいことするんだな、見なおした」

友「そのせいで兄貴の友達までいなくなっちゃって…」

友「兄貴は兄貴でその時からしゃべらなくなってしまって…」

兄「…なんか、どっちもどっちだな…」

友「私真剣に話してるんですけど」

兄「いや、それはわかってる、わかってるんだ」

兄「ただ、まあ…お前らちゃんと兄妹だったんだと思ってな…」

友「それ嫌味ですか?」

兄「いや、褒めてる」
811 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/08(金) 19:04:12.93 ID:JB70XIl8o
兄「そういうことがあったんだな」

友「まあ…兄貴の女装癖は私が植えつけたものなんです…」

兄「なるほどな…お前は幼くして男の娘という新ジャンルを開拓した偉人だったのか…」

友「そういうことに…なりますか?」

兄「ああ、俺は評価するぜ」

友「全然うれしくないっす」

兄「まあそれよりもダナ」

友「なんでしょうか」

兄「それってお前の男性恐怖症になんか関係あんの?」

友「あー…あー…?」

兄「なんだね?」
812 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/08(金) 19:05:25.09 ID:JB70XIl8o
友「まあ、人間不信にはなりましたよ」

兄「そこで何故に女子が漏れたのか疑問が残る」

友「今でもあの人達みたいな奴は嫌いですよ、女として見てませんし」

友「女の子って言うのは妹みたいな子の事を言うんです」

兄「いやまあそれはいいんだが…」

友「って、もう時間やばくないですか?」

兄「あ、そうか?」

友「早く帰らないと冷めますよ」

兄「まあそうだな、今日は帰るか」
813 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/08(金) 19:06:28.82 ID:JB70XIl8o
兄「送ってやろう」

友「別に…」

兄「またあいつらに遭遇したら厄介だろう」

友「じゃあお願いします」

兄「任せたまえ、牛だろうがゴジラだろうが俺が華麗に倒してやろう」

友「それは頼もしいですね」

兄「信じてないだろ!兄は極限まで兄力を高めるとビームすら出すこともできるのだ」

友「それはぜひ一度見てみたいですね」

兄「お前が危険になったら披露してやろう」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/06/08(金) 22:37:34.60 ID:XnXP5J8io
支援する
815 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/09(土) 10:50:55.93 ID:wSrI/Z0bo
友宅前

兄「さ、今日はとっとと寝ろよ」

友「言われなくともそうしますよ」

兄「ちゃんと明日も学校来るんだぞ!」

友「妹と一緒に居られる場所なのにどうしていかないことができましょうか」

兄「よろしい、それじゃまた明日な」

友「ええ、また明日」
816 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/09(土) 10:51:32.77 ID:wSrI/Z0bo
友宅

友「ただいま〜…」

男の娘『お、おかえりぃー』スラスラ

友「え?何?どうしたの?」

男の娘『なんでもないよ!?』スラスラ

友「いやまあ…いいんだけどさ」

友「あ、そうだ」ガサゴソ

友「これ兄貴に買ってきたよ」

男の娘『おー!ありがとう〜!』スラスラ

友「ちょっと冷めちゃったから、嫌ならレンジで温めてね」

男の娘『うん、ありがとう』スラスラ

友「私はシャワー浴びてこよう…」

男の娘『どしたの?疲れてるみたいだけど』スラスラ

友「ちょっと…前の学校の子と会っちゃって…」

男の娘「!」

友「ああ、大丈夫。お兄さんが追い払ってくれたから」

男の娘『そっか、それならよかった』スラスラ

友「とりあえずシャワー行ってくるね、ついでにお風呂も洗っておくから」

男の娘『はーい』スラスラ
817 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/09(土) 10:52:50.79 ID:wSrI/Z0bo
兄宅

兄「ただいまー」

妹「おかえりなさぁ〜ぃ…」

兄「どうした妹!?液状化してるぞ!」

妹「兄さんがいなくて…兄力が足りなくて…」

兄「そうか、ならこれで補充するといいだろう!」

妹「こ、これは…!」

兄「お前の大好きなチキンフィレオだ!」

妹「兄さん大好きです!」

兄「おう!もっと褒めてくれていいぞ!」

妹「お礼に結婚してあげます!」

兄「いや、それはいい」

妹「(′・ω・`)」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/06/10(日) 09:51:07.80 ID:yI8vSeY4o
相変わらずハイクオリティーっすね
819 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 14:04:51.62 ID:t7UGTyjmo

妹「それで、友ちゃんとのデートはいかがでした?」

兄「いやお前…デートって程のもんでもないぞ?」

妹「いやあデートだと思いますけどねえ」

兄「あれだぜ?ただ二人で適当に繰り出してっただけだぜ?」

妹「世間ではそれをデートと言います」

兄「あれ…?怒ってらっしゃる…?」

妹「そうでもないですよ。あの後ゴミ置き場から大きなウサギのぬいぐるみを捕ってきてスクリュードライバー等をかけた程度です」

兄「…して、そのウサギさんは…」

妹「足元の綿の塊がそうですよ」

兄「妹が壊れたっ!!」
820 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 14:31:10.39 ID:t7UGTyjmo
兄「一応友の治療のためなんだぜ?」

妹「そりゃあわかってますとも、ええ十二分に」

妹「私も友ちゃんのためならいくらでも我慢出来ますし」

兄「その割に目が怖いぜ…」

妹「大丈夫ですよ。兄さんはいつまでも私の兄さんですから…」

兄「やばい、妹があらぬ方向に属性転換しかけている、早くどうにかしないと!」

妹「私はNTRでも大歓迎です。フラれても私が慰めてあげます!思い切り玉砕してきてください!」

妹「そしたらその夜は熱く忘れられない物にしてあげますから!!」

兄「妹おおおおお!!!正気に戻れ!!お前はシモって良いキャラじゃないはずだ!」

妹「私は愛がほしいだけ!星威岳哀牙なんです!」

兄「いたしかたない…ここは伝家の宝刀を…」

妹「それは股ぐらについてるオニキリブレードの…」

兄「南無三!」ゲシッ

妹「あぁん♪」
821 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 14:32:11.78 ID:t7UGTyjmo
兄「対人用45度チョップの意力は抜群だな」

妹「すいませんとりみだしました」

兄「色々乱れてたけどな」

妹「兄さん、エロいです」

兄「ていうか叩かれてなんで嬉しそうだったの?」

妹「ほぼイキかけましたね」キリッ

兄「…どういう意味で?」

妹「そりゃもちろん」

兄「やっぱいい、聞きたくない」
822 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 14:33:38.96 ID:t7UGTyjmo
兄「落ち着いたようだし、寝るか」

妹「今日はまだ動き足りないです」

兄「どんだけストレス溜まってんだよ…」

妹「だから兄さん、一緒に運動して汗をかきましょう。その後はベッドでトークタイムです」

兄「こいつまだ治ってねえ!!」

妹「大丈夫です兄さん!私はその時のことを想定して様々な物でシミュレーションしてきたのです!準備は万端整っておりますですよ!」ダッ

兄「お兄ちゃんそんなの聞きたくなかった!」ダダッ

妹「逃げないでください!他の人に食べられるくらいならいっそ私が!」

兄「妹よ!どうしてそんなふうになってしまった!?もしやどこかで何か大事なものを失ってしまったのか!?」

妹「失敬な!私の初めては兄さんのために取っておいてます!純潔ですよ!」

兄「この処女レベルTAKEEEEEEEEE!!!」
823 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 14:53:11.91 ID:t7UGTyjmo


兄「眠い…」

友「クマできてますよクマ」

妹「昨日は熱い夜でしたね兄さん…」ツヤツヤ

兄「お前なんで元気なの…」

友「何をしたんですか妹に!」

妹「昨日は肌と肌を重ね、互いに汗をかきまくった夜でした…」

兄「重ねたのは一瞬だから!お前が抱きついた時だけだから!汗かいたのはお前が追いかけまくったからだから!!」

友「おのれお兄さんの分際で…!!」

兄「なんで俺が恨まれんの!?逆恨みにも程があるだろ!」

男の娘『えっちなのはいけないと思います』スラスラ

兄「え?俺が悪者?どうして?ねえ委員長」

委員長「何よ」

兄「歩きながら本読むなよ、なんだよそれ」

委員長「紳士のミーツガール。松林さんの新刊」

兄「もう駄目だ、最後の良心が砕けた」
824 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 15:01:54.85 ID:t7UGTyjmo
土曜日 友宅前

兄「遊園地に行こうと思う」

友「は?」

兄「遊園地に行こうぜ」

友「いや、展開が唐突過ぎて意味わからないんですが」

兄「今日は学校をさぼって遊園地に行こう。覚悟はいいな?俺は出来てる」

友「いや出来てないですよ、腕引っ張らないでくださいちょっと!」

兄「ほら、よく言うだろ?えーっと…女は行動力って」

友「だからって制服で行けるわけないでしょうが!」

兄「それもありだと思うんだがなあ」

友「ていうかお兄さんも制服じゃないですか!何考えてんですか!」

兄「日本人なんだからワビとかサビとか必要だろ?」

友「制服にワビサビは微塵も関係ありません」

兄「何を言う!日本の心だぞ」

友「ブレザーは国外仕様ですよ」
825 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 15:10:21.72 ID:t7UGTyjmo
遊園地

兄「快晴快晴、絶好のスカートめくり日和だな」

友「それには同意しますが…」←結局制服のまま

兄「けどあんまりカンカン照りっていうのは困るな、俺肌弱いんだ」

友「クリーム貸してあげましょうか?」

兄「いや、俺日に当たり過ぎると溶けるからさ」

友「ああそうですかー」

兄「信じてないだろお前」

友「当たり前でしょ」

兄「まあ嘘ですけど」

友「そりゃそうでしょうね」

兄「(・′ー・`)」

友「」イラッ
826 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/10(日) 15:11:15.12 ID:t7UGTyjmo
兄「とりあえず景気づけにそぉい!」ブワサァッ

女性「きゃあっ!?」

友「ちょっ」

女性「何すんのよこの変態!!」ガシッ

兄「おぎゃん!?」
_____

通行者「おい、見えたか」

通行者Ω「ああ、ダーツなんてやらなくても俺の瞳はブルズアイだぜ」
_____

友「アホですか貴方は」

兄「嫌…テンションあがって…」

友「ああいうのはばれずにやらないとだめでしょうが」

兄「まあ…ばれなきゃ犯罪にならないしな…」
827 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 13:24:36.50 ID:+SRqv4k+o
兄「おっしゃあ!気合を入れてコーヒーカップに行こうぜ!」

友「えー…」

兄「テンションが低いぞ!」

友「あれって回るだけで全然楽しくなくないですか?」

兄「回ることにも意義がある、そう思わせてくれる素晴らしい乗り物だぞ」

友「まあせっかくだし乗りましょうか…」
828 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 13:25:20.66 ID:+SRqv4k+o
コーヒーカップ

友「あーっはっはっは!!」グルングルン

兄「友さん…ちょっと待って…」

友「思った以上に楽しいですよこれ!」

兄「ちょっと止めろ!回し過g…うっぷ」

友「お兄さんが行こうって言ったくせに…」

兄「だからって限度があるだろ!それでも回すと言うなら、このメルヘンの国を大殺界にして…おえっぷ」

友「わかりましたよー…テンション下げてくれちゃって…」ブーブー

兄「うおぉぉお…やばい…兄ビームが出る…主に口から…」

友「主成分は?」

兄「今朝の朝食…」
829 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 13:31:19.01 ID:+SRqv4k+o
数分後

兄「頭が回る…」

友「大丈夫ですか?」

兄「なんてこった…ルート確定の選択肢をミスった時くらいなんてこった…」

友「それはなんてこったですね」

兄「とりあえずアクションするやつはお前がハッスルしすぎるからやめよう…」

友「じゃあ、あっちの超高速メリーゴーランドも駄目ですか?」

兄「うわあ…何あれ…」

友「見ての通りです」

兄「隣の動物ふれあい広場と比べたら天国と地獄だな」

友「うわっ、なんかメリーゴーランドの方から飛んで行きましたよ」

兄「あー、あれ多分人だな…」

友「訴訟とか起きないんですかね?」

兄「さあなぁ…乗る奴が悪いだろ。あんな地獄車」
830 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 17:12:37.96 ID:+SRqv4k+o
兄「とりあえず、今度はアクションしない物ってことで…」

友「お化け屋敷は嫌ですよ」

兄「え?お前テレパシー使えたの?」

友「嫌、それくらいしか思い浮かばないでしょ」

兄「まあ図星なわけだが。で、何故に嫌なんだ?」

友「いや、びっくりするじゃないですか」

兄「その時は俺に捕まれ!そういうイベントだ!さあ行くぞ!」ズルズル

友「いーやーでーすー!」

兄「お化け屋敷のCG回収は基本だぞ!」

友「私は回収する立場であって回収される立場にはないんです!」

兄「聞こえなーい!」

友「あああぁぁぁぁぁ………」
831 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 23:24:14.26 ID:+SRqv4k+o
お化け屋敷

友「……さむっ…」ギューッ

兄「まさか本当につかまってくるとは思わなんだ」

友「自分で言っておいてなんですか!」

兄「いやすまん怒るなって…そんなに嫌いなのか?」

友「嫌いですよ!!」

ガタッ

友「ヒィッ!?」ギュッ

兄「いだだだだだ!!友さん!力強いっす!」

友「うるさい!」

兄「ええぇぇぇ…」
832 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 23:24:53.65 ID:+SRqv4k+o
骸骨「デロンッ」

友「きやぁあああ!?」

兄「腕が!俺の腕が折れる!!」

オバケ役A(あれだけ驚いてくれたら俺たちも働いてる感があるよな)ヒソヒソ

オバケ役B(ああ、オバケ冥利に尽きるぜ)ヒソヒソ

オバケ役A(次も頑張って脅かそうぜ)b

オバケ役B(おうよ)b

友「ちょっ」

兄「なんだどうした!?」

友「お兄さんお尻触りましたねっ!?」

兄「は!?いやいやいや濡れ衣!」

友「だってさっきお尻に手の感触が…」

兄「俺触ってないって!触らせてくれるなら大歓迎だけど」

友「この変態が!」ゲシッ

兄「まそっぷ!!」
833 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 23:25:32.15 ID:+SRqv4k+o
オバケ役A(さあ、恐怖におののくがいい!)

???「おおおおおっとぉぉぉお!!ここで妖怪ノーパンしゃぶしゃぶがスカートめがけてグランドオープンです!!」

友「はっ!?うわっスカートが…」ハラリ

兄「ぶっ!?」

オバケ役A「ぬぅ!?何やら前方でスーパーイベント発生中!?」ダッ

オバケ役B「こいつはオバケもビックリだぜ!」ダッ

友「きゃああああぁ!?」

兄「うおぁああああ!?」

兄「こっち来んな!!!」ガスッ

オバケ役A「おごぅっ…」

オバケ役B「ゴルドカッツゥウウウウ!!」
834 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/11(月) 23:26:39.10 ID:+SRqv4k+o
兄「はぁ…はぁ…」

友「死ぬかと思いました…」

兄「あれって…中に人がいたんだな…」

友「今時そんなアナログな遊園地って…」

兄「ていうかお前、スカートずれてんぞ」

友「直す暇がなかったんですよ」カチャカチャ

兄「真っ白だったな」

友「見たんですか」

兄「バッチリ」

友「死ねっ!」

兄「あふん」
835 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:38:34.89 ID:JDp5lFlgo
兄「殴られたけどいいもの見れた」ダラダラ

友「ごめんなさい、ちょっと強く殴りすぎました」

兄「いいんだよ」

友「グリーンだよー」

兄「あ、ティッシュある?」

友「はい、どうぞ」

兄「用意がいいな」キュポン

友「普通ですよ普通」

兄「ていうかさっきお前のスカートのホック?外したの誰だったんだろうな」

友「…お兄さんじゃないんですか?」

兄「いや、声聞こえただろ」

友「いや確かに聞こえましたけど…よく聞こえませんでしたし」

兄「まあ確かにこもったような声だったな」

友「でも女の子でしたよ」

兄「マジで?」

友「マジです」
836 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:39:06.59 ID:JDp5lFlgo
兄「それにしてもいい物見れました」

友「また殴りますよ」

兄「大丈夫、お前は俺のへの気遣いでパンチの威力が弱まっているはず。今殴られたところでアリに噛まれ…」ゲシッ

兄「蹴るなんて卑怯よ!!!」

友「気遣い故の優しさです」

兄「嘘だっ!」

友「そんなことより」

兄「ああ、そうだな」

兄「もう昼だし飯でも食うか」

友「え?いやスカートの…」

兄「過ぎたことは気にするな。あの姿は俺の脳裏に焼き付いて永遠に消えない思い出となったのだ」

友「……」
837 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:45:13.04 ID:JDp5lFlgo
兄「実は俺弁当作ってきたんだ、ほら」

友「重箱ですか!?」

兄「いやまあ中身は一段だけどな」パカッ

友「…」

兄「サープライーズ」

友「嬉しくないサプライズです。少なくないですか?」

兄「そう見せかけて実はこっちに普通のお弁当が…」

友「普通に弁当二つでいいじゃないですか…」

兄「意外性は生きていくために重要な要素だぜ」
838 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:46:35.93 ID:JDp5lFlgo
兄「さあ思う存分頂いてちょうだい」

友「ではいただきます」

兄「どうだ、うまいか」

友「相変わらずです」

兄「そこは素直にうまいって言おうぜ」

友「変わってないから相変わらずってことですよ。いい意味で」

兄「まったく…お前はツンデレだな!」

友「今日いつもに比べて鬱陶しさと暑苦しさが増してません?」

兄「熱くなったって良いじゃない。それもまた一つの人生だ」

兄「…みつを」

友「……柴漬け食べたい…」ボソッ
839 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:47:26.37 ID:JDp5lFlgo
兄「あるぜ柴漬け」スッ

友「準備がいいですね」

兄「今練成した」

友「はいはい」

兄「はい、あーん」

友「これどこで買ったんですか?」パクパク

兄「普通に食ってやがるし!」

友「どこで買ったんですか?」

兄「いやお前…せっかくの遊園地イベントなんだから」

友「どこで買ったんですか?」

兄「壊れたテープレコーダーかよ!自作だよ自作!!」

友「え…?マジですか?」

兄「ああ、本見て適当に作った」

友「また私にも作り方教えてくださいよ」

兄「おうよ、手とり足とりじっくり教えてやろうぞ」

友「不穏な響きですね」
840 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:48:47.04 ID:JDp5lFlgo
友「…ぐっ…!?」ドンドン

兄「詰まったか、ほれお茶だ」

友「んっ…ぷはっ…ありがとうございます…」

兄「良いってことよ」
__

友「あっ!」カチャン

兄「予備の箸はあるぜ」スッ

友「かたじけないです」

兄「良いってことよ」
__

友「ごちそうさまでした」

兄「あいよ、お粗末さま」

兄「ほれ、おしぼりだ」

友「用意周到ですね本当」

兄「拭いてやろうか」

友「結構でs…うむぐ」
841 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 01:53:31.75 ID:JDp5lFlgo
友「こ、子供じゃないんですから…」

兄「こういうところに兄心をくすぐられるのだよ」

友「そういうものですか」

兄「ああ、そういうものさ」

友「でもそういうのは妹n」

兄「あ、まだついてる」

友「んー…」

兄「普段反抗的だからこういうの見るの新鮮」

友「ふぃっけいれふりょ」

兄「なんだって?」

友「失敬ですよ」
842 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 02:33:14.34 ID:JDp5lFlgo
友「なんか眠くなってきましたね…」

兄「子供かお前は」

友「普通そうなりません?」

兄「授業中ならそうなる」

友「でしょう?」

兄「そう言われればそうだな」

友「私たちは皆、永遠に子供のままなのかもしれません」

兄「ロリコン大歓喜」

友「お兄さんもでしょう」

兄「もちろんさ!!」
843 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 02:34:22.15 ID:JDp5lFlgo
兄「膝枕でもしてやろうか」

友「あんまり気持ちよさそうじゃないです」

兄「まあ普通逆だしな」

友「だからって私はしませんよ」

兄「ケチッ!」

友「そんなキャラじゃないでしょうに」

兄「テンションハイになればキャラも変わるさ」

友「いつもハイテンションでしょう」

兄「ごもっともですぜ」
844 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 02:35:15.47 ID:JDp5lFlgo
友「ごもっともで思い出したんですが」

兄「ん?」

友「たこやきマントマンって覚えてます?」

兄「あーいたなあ」

友「ゴモットモーとか言って巨大化させてましたよね。なんかこう…形容しがたい生き物が」

兄「うろ覚えだけどな。何がごもっともなのかわからん」

友「多分何か理由とか元ネタとかあるんでしょうけどね」

兄「改めて見ようとは…思わんなあ…」

友「しかもあのOPのフレーズがなんか…パタリロに似てたような…」

兄「覚えてねえな…」
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/12(火) 14:17:18.36 ID:Kel/frpAO
連載当初から見てるけど大好き支援
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/12(火) 17:07:37.22 ID:pqaPeHoSo
1年と5ヶ月
847 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 18:40:39.35 ID:JDp5lFlgo
>>845
ありがとうございます
浮き沈みが激しくて何かと楽しみにしてくださってる人に対して申し訳が立ちません…

>>846
もうそんなになりますか…
その割に進んでいないのは私の裁量不足ですね…
お待たせしてすみませんm(_ _)m
848 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:05:27.68 ID:JDp5lFlgo
兄「さて、行くか」

友「食べたばかりですからあんまり激しいのしないでくださいね」

兄「もう懲りた」

友「なら安心です」

兄「予定を繰り上げて観覧車行くぞ」

友「あの大きな奴ですか」

兄「ああ、それが終わったらゴーカートだ」

友「順番おかしくないですか!?」

兄「それとも今からゴーカート行くか?多分景気よく色んなものが発散されると思うぞ。主に口から」

友「じゃあ観覧車で…」
849 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:06:57.43 ID:JDp5lFlgo
観覧車

兄「…なんか…予想以上にでかいな…」

友「富士山こえてるんじゃないですかこれ…」

兄「はっはは…そんなバカな…」

友「冗談…?ですよ…?」

兄「……」

係員「あのー…申し訳ありませんが後ろがつかえておりますので…」

兄「あ、はい行きます」

友「ちょっと!?」

兄「男はな…一度言ったことを曲げることはできないんだよ!」

友「私男じゃないので無理です!!」

兄「行こうぜ相棒」ガシッ

友「やめてぇぇぇぇ…」
850 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:08:30.12 ID:JDp5lFlgo
内部

兄「たっけえぇぇ…」

友「これ落ちたら即死ですよね…」

兄「え、やめて怖いこと言うの」

友「いや落ちないですから安心してくださいよ」

兄「不吉なこと言うなよ…万が一とかあるだろ?」

友「お兄さんも怖がるんですね」

兄「さすがの俺でもここから落ちたら死ねるからな」

友「まあいくらなんでもそんなタイミング良く」

ガチャン

兄「え?なんで止まってんの?え?どうなってんの!?バグってんだろ!!!」
851 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:10:25.75 ID:JDp5lFlgo
係員「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。先ほど不審な男性が管理室へと押し入り両腕を回転させ

係員を昇天させたため観覧車が止まりました。運転再開までしばらくお待ちください」

兄「なんでこんな頂点で止まんの!?仕組まれてんの!?」ガタッ

友「うわぁぁ…雲が下に見えます…」

兄「冷静になろう、落ち着いて深呼吸…なんだ?」ギュッ

友「いえ、なんか…腰が引けて…」

兄「よ…よーし任せろ!俺が何とかしてやる!とりあえずまず落ち着くために深呼吸…」

兄「すー…はー…ううん…どこからともなくフローラルな香りが…」スンスン

友「髪を匂わないでください!!」

兄「おっと済まないついうっかり…」スンスン

友「やめる気ないでしょ!!」
852 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:14:20.75 ID:JDp5lFlgo
兄「大丈夫だ!俺必殺の兄ビームを今こそ照射してやる!」

友「動かないでください!揺れますから!」

兄「揺れるのはゲームの中だけだ!!」

友「確かに3Dゲームの胸は不自然なほど揺れますがそういうことじゃないんです!」

兄「そうだ、ゲームをして落ち着こう。実は重箱の三段目にPSPを…」

兄「うおおおおお!?オカズの煮物の汁で沈没していらっしゃる!!!!」

友「ご愁傷様です…」

兄「ちくしょう!ちくしょおおおおお!!!」ダンダン

友「お願いですから揺らさないでぇえ…」
853 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:16:01.32 ID:JDp5lFlgo
友「お願いしますホントにやめてください怖いんです!」ガクガク

兄「あ、ああ…済まなかった。ちょっと取りみだした」

友「いえいいんです。お願いですから動かないでください」

兄「足痛いから座りたいんだけども…」

友「じゃ、じゃあゆっくりと座りましょう」

兄「…なんでこっち来るの?」

友「いえ、手が痙攣してお兄さんの腕を離せません」

兄「てか、同じ方に座ったらそっちに傾くぞ」

友「そんなの嫌です!」

兄「ああ、そうだこうしよう」ヒョイッ

兄「重箱を向こうに投げ飛ばせばいいんだ」

ドスン

友「一体あれに何が入っているんですか…」

兄「俺もわかんない」
854 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/12(火) 20:18:05.34 ID:JDp5lFlgo
兄「ほら、怖いなら歌でも歌おうぜ」

友「え…?」

兄「なんだっけ…なんかうろ覚えで歌詞が…」

兄「しょーゆのはっちゅ〜ウォーリ、ウォーリ、まも〜ってあげ〜た〜い…?」

友「うろ覚えにも程があるでしょ!て言うか疑問符つけるくらいなら最初から歌わないでください!」

兄「問題は選曲だったか…」

友「多分わからないでしょう、ほぼ誰も」

兄「じゃあメジャーなところで…TUBEのさよならイエスタデイを…」

友「チョイスが渋いです」

兄「さああよならあああああ!!!イエスタァァァデェェェェエイ!!!!」

友「うるさい!!」

兄「すんません」
855 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:45:07.77 ID:yevJbnRYo
兄「ていうかくっつきすぎてて暑くないっすか」

友「私の体感温度は氷点下です」

兄「あの…男性恐怖症とかは…」

友「言ったでしょう、お兄さんはお兄さんであって男でないのです」

兄「それ何気に心をえぐるのでやめてくれませんか…」

友「大丈夫です。お兄さんはお兄さんであることに誇りを持ってください」

兄「男であることに誇りを持たせてくれ!!」

友「もし私がお兄さんを男だと認めたら私は二度とお兄さんに近づかないでしょう」

兄「それは困る!色んな意味で!」

友「じゃあおとなしくお兄さんで居てください」
856 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:45:36.08 ID:yevJbnRYo
兄「ていうかそれって」

友「文句あります?」

兄「今の俺なら認めてるってことなんじゃね?」

友「は…ぁ…?そうなんですかね」

兄「ああ、なるほどそういうことか。このツンデレさんめっ☆」

友「ちょっと何言ってるかわかんないです」

兄「さっきの言葉をひっくり返すと。私は…今のお兄さんの方が好き…はぁと」

兄「ってことだろ?」

友「どうしてそうなるんですか!?」ガタッ

友「うぁっ…揺らさないで…」

兄「自分で揺らしてんだぞ」
857 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:46:37.79 ID:yevJbnRYo
友「私だって不本意なんです。本来ならこんなトラブルなんてなかったのですから!」

兄「仕組まれてた気がするなあ。別次元で」

友「そんなこと」

ガシャン

兄「うおっ!?」

友「揺らさないでって言ったじゃないですか!」

兄「俺じゃねえよ!なんかいきなり何かがぶら下がったような…」

コンコン

兄「うおおおおおおおおおお!?妹おおおおお!?」

妹(まどをあけてください)

友「……」バタム

兄「友が気絶した!ってか妹!お前それ若干ホラーだぞ!!」

妹(まどをあけてください)

兄「わかったわかった…」
858 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:48:04.62 ID:yevJbnRYo
妹「さすがの私も空気がなくて死んでしまうところでしたよ」

兄「いやお前ホントに人間かよ…」

妹「兄さんの妹ですから」ドヤッ

兄「ドヤじゃねえよ…」

友「はっ!!」

兄「気付いたか友よ」

友「あー恐ろしい夢だった…まさか観覧車が最頂点で停車してお兄さんに抱きついて変なこと言われまくって挙句の果てに妹が観覧車に登って…」

兄「全部現実だ」

友「」

妹「どうも友ちゃん」

兄「ってかお前学校は?」

妹「兄さんと友ちゃんが休んでるのに私が休まないわけないでしょう。監視に来ました」

兄「あ、ひょっとして友のスカートのホック外したのお前か!」

妹「よくわかりましたね。さすが私の兄さんです」
859 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:50:20.57 ID:yevJbnRYo
妹「可愛いパンツ履いてましたね。私も危うく欲情するところでした」

兄「羞恥の表情がまたそそるんだよな」

妹「暗かったからあんまり見えなかったのが残念ですが…」

兄「ていうか妹キャラちがくね?」

妹「今までの空気っぷりが無に帰す程のキャラチェンジ、CCですね。略してIKMCCです」

兄「嫌、略せてねーし…」

友「こんなの妹じゃない!!」ガタッ

兄「飛び降りようとするな!」

友「ああ…やっぱ怖い…」

兄「ほら言わんこっちゃない」

友「すいません…」
860 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:51:04.86 ID:yevJbnRYo
兄「ところで妹、監視とはなんでござるか?」

妹「友ちゃんが兄さんに変なことしないか監視」

友「へ?なんで私が?むしろお兄さんの方じゃないの!?」

妹「そりゃ兄さんのジュニアは私の物だからです」

兄「こないだからこの調子なんだ」

友「妹が壊れた…」

友「というか私別にお兄さんに興味なんてないから…」

妹「嘘だっ!!」

兄「!?」

友「!?」

妹「!?」

兄「嫌なんでお前もビックリしてんだよ!」ビシッ

妹「失礼噛みまみた」

友「えええぇぇぇ…」
861 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/13(水) 20:58:00.62 ID:yevJbnRYo
妹「私は知っています!ここ最近友ちゃんの兄さんに対する好感度がどんどん上がっていることを!」

妹「その時の私の心境ときたら…馬鹿な!まだ(好感度が)上昇していくだと!?」

妹「ってなもんでしたよ」

友「そんな馬鹿な」

妹「ウチ知ってんねん!!」

兄「あ、懐かしい」

妹「こないだのマクドの件にしても割と良い雰囲気になってましたしね!」

友「妹見てたの!?」

妹「もうばっちりくっきり背中の透けたブラまで完璧に」

友「あの時ブレザーだったんだけど」

妹「妹's透視アイです」

兄「何だって!?兄にはないのか!!」

妹「いやー残念ですねー」

兄「くそっ!なんてこった!!一寸先は夢の園だと言うのに!」ダンッ

友「ていうかそれあるならスカート下ろさなくてもよくなかった?」

妹「実際にやるのと見るのでは話が違うのだよ。千葉氏の心理ネ」
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 22:47:39.01 ID:lBkyXpmpo
妹のごり押し介入わろたwwww
863 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/14(木) 21:00:41.31 ID:xZ6u+t3lo
妹「というわけで兄さんの貞操の危機を感じた私が人外の力を発揮してここまで来たということです」

兄「人外ってレベルじゃないよね」

妹「かといって友ちゃんも私の親友…私は悩みに悩みました」

友「妹……」

妹「まあ最悪、三人でにゃんにゃんすればええやんとは思いましたけどね」

友「もうやだこの現実」

兄「兄である俺の心境も察してほしい」

妹「昨日だってもう少しで兄さんの初めてを奪えるはずだったのに吹き飛ばされたんですよ」

兄「誰だってそうするわい!」

妹「おかげで昨日は私の花園に大雨が降って大変だったんですから」

兄「今日から友の家に泊めてくんない?身の危険を感じる」

友「兄貴と同じ部屋ならいいですよ」
864 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/14(木) 21:01:13.99 ID:xZ6u+t3lo
妹「それは駄目です兄さん!」

兄「なんでだよ!今のお前よりはるかにましだろ!」

妹「兄さんが掘られる可能性があるからです。いやむしろ掘る方ですかね…?」

友「兄貴はそんなことしな!…い…よ……?」

兄「自信持てよ!!」

友「嫌まあ…たまにそっち系の視線は感じてましたし…」

友「まあ良いんじゃないですか?男の娘ですよ」

兄「確かに可愛いけども」

妹「ルートも用意されてますしね」

兄「メタってんじゃねえよ!!」
865 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/14(木) 21:01:49.26 ID:xZ6u+t3lo
兄「ちくしょう…妹のCCがこんなに強力だったとは…」

妹「私は逃げたんじゃありません。誰も追いつけないだけです!」

兄「そんなところに追いつきたくない」

友「わ、私は…私は…どうしようかな…」

兄「ぅおーい!!お前までそっち行ったら収集つかねえだろうが!!」

友「だって妹が…ああでも…」

兄「でも…?」

友「私の最後の良心がお兄さんを見捨てるなと…」

兄「お前は女神だ!!!」

妹「友ちゃん?私を裏切るのかな?かな?」

友「喜んでそちらへ」

兄「SHIT!!」
866 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/14(木) 21:02:21.35 ID:xZ6u+t3lo
兄「妹もいい加減にしろ!お土産にぼんち揚げ買ってやるから」

妹「ホントですか!?」

兄「ああ、だから帰って寝てなさい」

妹「約束!約束ですよ!甘いのじゃないですよ!サラダ味ですよ!!」

兄「わかtt…近い近い!」

友「い、妹に近寄りたい」ハァハァ

兄「お前までこっち来んな!暑いだろ!」

妹「では私は帰りますね!道中お気をつけて!兄さんも友ちゃんも!」バッ
867 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/15(金) 08:27:04.51 ID:2fK9FDtCo
兄「…飛びおりやがった…」

友「……」ギュッ

兄「暑い!けどすんげえいい匂い」

友「助けてください!妹が居なくなった途端に怖くなって!」

兄「うん、なんかこれは…うん…」

友「なんですか!」

兄「当ててんのよ、ですね。わかります」

友「違いますよ!勘違いしないでください!」

兄「なるほど…妹が言っていた好感度どうのこうのというのはこういうことだったのか…」

友「調子に乗るな!」ガスッ

兄「刺激的っ!!」
868 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/15(金) 08:27:33.73 ID:2fK9FDtCo
友「………っ!!!」ヒリヒリ

兄「バカめ、兄に頭突きなど効かぬのだ」

友「どんだけ石頭なんですか…」

兄「強いて言うなら…千早の胸くらいかな」

友「一部の人に刺されても知りませんよ」

兄「そんなことよりいつまでこのままなんだろうな」

友「観覧車が直るまでです」

兄「いや、観覧車がなおるのがいつかってことだよ」

友「早く直ってほしいです」

兄「俺はこのままでも大いに結構!」

友「トイレとかどうするんですか」

兄「いいんでねえの?ここに灰皿とペットボトルあるし」

友「ちょっとやめてくださいよそういうの!!」
869 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/15(金) 08:28:05.63 ID:2fK9FDtCo
ガコン

係員「大変ご迷惑をおかけしました。ただいま事態が収拾しましたので、運転を再開しました。ご来場のお客様には大変ご迷惑をおかけしました。大事なことなので三回言います。大変ご迷惑をおかけしました。大変ご迷惑をおかけしましたと言いすぎましたか。これは大変ご迷惑をおかけしました」

兄「殴りてぇ」

友「よかった!再開してくれてよかった!」

兄「ちっ!空気読めよ!」

友「これでやっと離れられ…ん?」

兄「良いではないか!良いではないか!」ギューッ

友「や、やめてくださいよ!」

兄「後輩とのスキンシップは大事かなと」

友「これ以上やったら本気で嫌いになりますよ!」

兄「わかったやめる…」ショボーン

友「なんでそんな泣きそうな顔するんですか…」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/06/16(土) 05:40:11.15 ID:iNGKafxQo
支援
871 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/17(日) 17:37:02.01 ID:tk79FQ3jo
兄「こう、なんだろ。風呂に浸かってて無理やり上がらされた感じ」

友「そんなこと言われてもどうにもなりません」

兄「ですよねー」

友「とりあえず問題が解消されてよかったです」

兄「神よ!我にもう一度チャンスを与えたまえ!」

友「バカなこと言ってないで…」

ガコン

係員「大変ご迷惑(ry」

兄「キターーーーー!」

友「キターじゃねえよ!!」ガスッ

兄「ありがとうございますっ!」
872 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/17(日) 17:37:52.21 ID:tk79FQ3jo
降車後

兄「なんか…もう夕方だな…」

友「お兄さんがあんなこと言うから…」

兄「つまり兄には神に干渉する力があるということだな」

友「もう好き勝手言って…」ブルル

友「ちょ、ちょっとトイレ行ってきます…」

兄「う〜〜、トイレトイレ。トイレに向かって全力疾走する俺はごく一般的な…」

妹「やらないか」ジジーッ

兄「はしたないことしないの!!」

妹「ごめんなさぁい」

兄「…なんでまだいるの?」

妹「家に帰るまでが監視です☆」

友「と、とりあえず行ってきますね!」

兄「いっトイレー。近辺で待っとくぜ〜」
873 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/17(日) 17:38:29.34 ID:tk79FQ3jo
友「ふぅ…」

兄「俺の考えるケンブリッジ大学っていうのは、ケン・ブリッジで分かれると思うんだ」

妹「つまりケンがブリッジする大学ということですね」

兄「ああ、だから大学の全貌は多分こんな形ぃ!」グイッ

妹「兄さんすごいです!ブリッジで世界を目指せますよ!」

兄「あ、やばい。釣る」

兄「アッーーーーーーー!」

友「何やってんですか…」

兄「助けて…釣った…」

妹「あ、私はマジレンジャー見るのでこれで」ダッ

兄「薄情すぎるだろ!!」

友「じゃあ私も豪血寺するので…」

兄「ちょっと待てお前はダメだ!!」
874 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/17(日) 17:42:02.99 ID:tk79FQ3jo
友「自力で治せたじゃないですか」

兄「愛が欲しかったんだ…」

友「寝言は寝て言え」

兄「と言うツンデレ友ちゃんであった」

友「んなわけないでしょう」

兄「受け取り方は人の数だけあるさ。それが人間ってものだから」キリッ

友「じゃあ帰りましょうか」

兄「まだだ!まだ終わらんよ!」

友「まだ何かするんですか?」

兄「ああ、大事なイベントが終わってない」

友「あんまり遅くなると兄貴のご飯とか…」

兄「俺が作り置きしてるから大丈夫」

友「なんでそんな準備万端なんですか」

兄「兄だからな」
__

友宅

男の娘「…」

兄手紙「残さず食べろ!」

男の娘(兄君の…お弁当…)

男の娘「(*/∇\*) キャ 」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/06/18(月) 17:01:56.18 ID:4j3b63A+o
相変わらず面白いwww
876 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:16:58.79 ID:zA6+hgIDo
兄「というわけで飯については心配ゴム用」

友「わかりましたよ…」

兄「さ、行こうZE☆」

友「どこにですか」

兄「そこのレストラン」

友「まあ確かに良い時間ですけども」

兄「ちょっと時間潰さんといかんからな」

友「???」

兄「とりあえず食おうぜ。オラ腹減っちまって」

友「ちょっと前に食べたばっかですけどね」

兄「ご飯が少なかったんだ!」

友「自分が作ったんでしょうに…」
877 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:17:29.62 ID:zA6+hgIDo
レストラン

兄「実はこの遊園地には夜パレードがあってな」モグモグ

友「へえ、どこぞのD社みたいですね」モグモグ

兄「あんまり言うと消されるからその名前は言うな」

友「名前を呼んではいけないあの企業ですね」

兄「まあそういうことだ。マスコットもいるしな」

友「ここのマスコット顔がリアルすぎて笑えないんですよ。ネズミの」

兄「何気に大掃除した時に出たネズミの大群を彷彿とさせる顔だったからちょっとお兄ちゃんトラウマもらっちゃったよ」

友「その点についてはGJと言わざるをえません」

兄「まあとりあえずそのパレード待ちだな。花火もあるし」

友「へえ、そうなんですか」

兄「興味なさそうだな」

友「まあ…なくもないですけどね」

兄「心配しなくてもいい、お前は絶対にパレードに関心を持たざるを得なくなるからな」

友「何を始めるんです?」

兄「まあ見てろよ」クックック
878 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:18:03.43 ID:zA6+hgIDo
パレード

兄「あっという間にパレードだ」

友「うわ、リアルなネズミの顔の大群が…」

兄「しかも中の人体格良いな。めっちゃムキムキですやん」

友「マッチョなネズミ男(リアル)何て誰も喜びませんよ」

兄「まあその点は置いておいて…」

友「なんですか?」

兄「とりあえずこの遊園地はパレード中に花火をするんじゃなくて、パレードが終わってから花火をするわけだが」

友「はいはい」

兄「その花火の中にある仕掛けがしてあります」

友「何やってんですかあんたは!」

兄「それはよくある花火で文字を書くと言うものでして。作るのに私は一日かけました」

友「一日で作ったお兄さんもお兄さんですごいですけどね…」

兄「徹夜明けでとても眠いです」

友「そうですか」
879 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:18:36.05 ID:zA6+hgIDo
兄「さてここでチャレンジタイムです」

友「なんか嫌な予感が…」

兄「その花火に描く文字は…」

友「文字は…?」

兄「【友『私お兄さんのこと大好き!お兄さんと結婚したい!』】といったものです」

友「はぁぁぁあああ!?」

兄「どう?ビックリ?」

友「ぶち殺されたいんですか!?公共の場ですよ!」

兄「いやあ、本気で探してほしくて…」

友「場所を選べよもっと!!!」

兄「町の花火大会って手もあったんだけど、あそこ褌同好会が占拠してるから色々危険なんだよね。尻とか」

友「ならやらなくてもいいじゃないですか!」

兄「というわけで今から花火が始まるまでの1分の間にそれを探し当ててください。本物には紐があるのでそれを引いてください。探し当てたら見事プレゼントを用意しています」

友「説明口調が死ぬほどむかつく!」

兄「はいよーいドン」

友「ちくしょおおおぉおおおお!!」ダッ
880 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:19:22.55 ID:zA6+hgIDo
友「うおぉおおおお!!」ダダダダッ

ネズミA「あの、すいません。ここは関係者以外…」

友「邪魔だどけ!!」ガッ

ネズミA「ぐあっ」

ネズミB「おい!ネズミAが一撃で…」

ネズミC「俺に任せろ!」

友「ローリングソバット!」

ネズミC「ここはとおs…ごっ!?」

ネズミB「ネズミC!!!くそっ!どういうことだ…おい!化物が!化物が侵入したぞ!誰か援g」

妹「友ちゃん、CQCの基本を思い出して」

友「ボス!!」ガッ

ネズミB「」コキッ

友「このままじゃ私の世間体とかなんかこう…色々やばい!」

友「どこだ…どこにあるんだ!」

友「これか…!違う!これか!?違う!!」
881 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:19:50.45 ID:zA6+hgIDo
ラスト10秒前

友「これか…違う!これか…?違う!!」

友「あった!!これだ!!」シュッ

紐「はずれ。そんなのありませんでした」

友「…………」ハァ…ハァ…

花火「ヒュー………ドーン…パラパラ」

友「…………」イラッッ!!!
882 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:20:17.27 ID:zA6+hgIDo
友「……」

兄「よお、お帰り」

友「……何か言うことは?」

兄「……」

花火「ドーン・・・パラパラ…」

兄「汚ねぇ花火だ」

友「」クワッ
883 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:20:53.14 ID:zA6+hgIDo
兄「あ、ちょっと待って?ちょ」

兄「ぼ、暴力はいけ、いけないとおも、思うんだな?」ロマンセル

兄「ごふっ」ロマンセル

兄「ぐほぁっ!?」ロマンセル

兄「ちょ!ガードゲージ!ガードゲージ無視しないで!」ロマンセル

兄「俺は某紙忍者じゃn…」ロマンセル

兄「うぼぁあっ!?」ロマンセル

兄「テンションゲージ振り切ってる!そんなにRC…おぶっ!?」ロマンセル

兄「あ、それ待って!待って!そんなの刺したら死んじゃうから!死んじゃ…アッーーーーーー!!!」
884 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/18(月) 22:21:31.73 ID:zA6+hgIDo

帰路

兄「……」ボロボロ

友「反省しました?」

兄「ふぁい」ボタボタ

友「はい、ティッシュ」

兄「ふぁりがとう」ボッ キュポン

兄「俺だってお茶目したかったのよ…」

友「次にやったら命の保証はない」

兄「キノに命じます…」

友「自分に命じろ」

兄「はい」
885 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 09:05:22.90 ID:I0OUJGUQo
兄「今日は楽しかったか?」

友「あんた最後に自分がやったことわかって言ってます?」

兄「あれもイベントだ!」

友「まあ、九割九分九厘疲れただけですね」

兄「なるほど、一厘は楽しかったと。これは収穫だな」

友「そのポジティブさを別の方面に向けてほしいと思います」

兄「では次回に向けての参考にさせてもらおう」

友「次やったら…」

兄「大丈夫だ。もうあんなことしない。俺も懲りた。体痛いし」

友「ならよろしい」
886 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 09:05:57.54 ID:I0OUJGUQo
友宅前

友「そういえばプレゼントってなんですか?」

兄「ないぜ?」

友「…」ギリギリ

兄「痛い痛い!!嘘です!嘘!ブラザーズジョークですうううう!!」

友「それでなんですか?」

兄「ほら、これをやろう」

友「…リボン?」

兄「お前いつもヘアゴムで髪くくってるだろ?だからたまにはリボンとかどうかと思ってな」

友「……」

兄「なんだ?嬉しくないか?」

友「なんでそんなにまともなんですか…?」ガクガク

兄「え!?いや俺だってたまにはまともに…」

友「もしかしてこのリボンの裏に発信機とか変声機とか仕込んでませんよね!?」

兄「お兄ちゃんショッキング…」

友「冗談ですよ」
887 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 09:06:23.83 ID:I0OUJGUQo
友「ではありがたく頂きますね」

兄「おう、無論ちゃんと正面からリボンが見えるように結ぶんだぞ!」

友「わかりましたよ」

兄「明日を楽しみにしてるぞ!」

友「…明日って日曜日ですよね?」

兄「遊びに行くわ」

友「やめてください、割と真剣に」

兄「もう男に許可もらった!」

友「兄貴ぃ…」

兄「大丈夫、妹も一緒だ」

友「嬉しいんですが」

兄「ですが?」

友「今日みたいな妹なら私ちょっと現実逃避するかもしれません」

兄「逃げた先に未来がある可能性も、なくはないかもしれないぜ」
888 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 09:06:52.37 ID:I0OUJGUQo
友「わかりましたよ…部屋とか居間とか片付けておきます」

兄「おう!脱いだ下着はそのままでいいぜ!」

友「私はお兄さんみたいに脱ぎ散らかしたりとかしませんから大丈夫です」

兄「何を言う!俺は脱ぎ散らかしたりしない」

友「意外ですね」

兄「どっちかというと…最近妹が自分の下着を俺の部屋にどんどん送り込んでくるんだが…」

友「ください」

兄「お前のと交換」

友「…背に腹は…」

兄「ちょっと待て!冗談だから!」

友「なんだ…」

兄「じゃあ俺のをやろう」

友「一千万円あげるからやめてください」

兄「俺は今泣いていい」
889 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:40:50.93 ID:I0OUJGUQo
兄「とりあえず妹にも言って聞かせないといけないんだ」

友「天国じゃないですか…」

兄「こないだなんて入りきらない下着のせいで俺のクローゼットが破裂したんだぞ」

友「いや、妹の下着の数に驚きですよ」

兄「うむ…まあそのおかげで部屋全体がいい匂いになったが」

友「是非その匂いを袋に入れて私に下さい」

兄「なんか…ダメ」

友「ケチ!」
890 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:41:18.76 ID:I0OUJGUQo
兄「それじゃあまた明日な」

友「ええ、また明日…」

兄「あ、そうだ。お前に一つ謝らないといけないことがある」

友「?…なんですか?」

兄「ああ、俺はお前の事を誤解していたらしい」

友「何をですか?」

兄「うむ…気を悪くしないでほしいんだが」

友「はい」

兄「俺はお前の事を完全に貧乳だと思っていたんだ」

友「…は?」

兄「それがどうだろう。何気にあるということを今日思い知った」

兄「いや、確かに属性的には美味しいものかも知れんが人によってはコンプレックスになっていることもあるだろうし…だから俺は紳士的にその点について謝ろうと思ったんだが」

兄「どうかな」

友「どうかなじゃねえよ!」ベシッ

兄「うん、良い柔らかさだった」

友「お前もう帰れ!!」

兄「顔が真っ赤だぜ」キリッ

友「怒ってるんですよ!」
891 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:41:45.47 ID:I0OUJGUQo
友宅

友「はぁ゛ー…」

男の娘『おかえりぃ〜』スラスラ

友「兄貴ぃ…」

男の娘『なあに?』スラスラ

友「どうしてお兄さんに遊びに来る許可出したの…」

男の娘『ダメ?』スラスラ

友「何されるかわからないでしょ!」

男の娘『ボクは別に…めちゃくちゃにされてもいいんだけどな…///』スラスラ

友「とりあえず…ここ片付けなきゃ…」

男の娘『え?そんなにちらかってなくない?』スラスラ

友「それでもだよ…お兄さん来たら何しでかすかわからないし」

男の娘『兄君はそんなことしないと思うけどなあ…』スラスラ

友「こないだまでならそう思ったよ。でも…うん。ダメ。片付けよう」

男の娘『手伝おうか?』スラスラ

友「当然!」
892 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:42:11.40 ID:I0OUJGUQo
兄宅

兄「ただいまー」

妹「お帰りなさい、あなた。私にする?私にする?それとも…わ・た・し?」

兄「選択肢にバグが発生している模様。修正版に期待」

妹「そこは…妹だよ。って優しく囁くパターンじゃないですか?」

兄「そんなパターンは一年半前に置いてきた!」

妹「ひどい!私とは遊びだったのね!?」

兄「遊びではない。真剣な兄妹としての付き合いだ!」

妹「突き合いだなんてそんな…///」

兄「そんなことよりアイス買って来たぞ」

妹「わーい」

兄「ガリガリ君だ」

妹「兄さんのは?」

兄「ハーゲンダッツ」

妹「価格差別です!」

兄「そのガリガリ君には俺の愛が十二分に詰まっていると言っておこう」

妹「ではこれが兄さんのナニだと思って舐めつくさせてもらいますね」

兄「うん、勝手にして」
893 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:42:58.52 ID:I0OUJGUQo
妹「そういえば兄さん。お土産は?」

兄「さっき渡したじゃん。ガリガリ君」

妹「遊園地のお土産ですよ」

兄「ああ、すまんすまん。はい。ぼんち揚げ」

妹「わーい!…じゃなくて!」

兄「んん?」

妹「友ちゃんにはリボンあげてたのに…私にはないのかな?…かな?」

兄「…見てた?」

妹「はい。私は兄さんの事をずっと見てますよ」

兄「……」

妹「私はこんなに兄さんのことが好きなのに、兄さんは私の方を見てくれないんですか?」

妹「兄さん?兄さん。兄さん…兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん!!」

兄「ストーカーする悪い妹には…こうだ!!!」バシッ

妹「はぁぁあん♪」ビクンビクン
894 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/19(火) 21:43:57.75 ID:I0OUJGUQo
妹「ほぼイキかけましたってレベルじゃないです…」ハァハァ

兄「ヤンデレフラグは回避回避と…」

妹「と…とりあえずお風呂に入りたいのですが…」

兄「洗ってるのか?」

妹「いえ…」

兄「じゃあ俺シャワーでいいから。ついでに洗ってきてやるよ」

妹「私も一緒に入るということでどうでしょうか」

兄「どうでしょうかじゃない!」デコピンッ

妹「あぁん!」ビクッ

兄「お前は盛りのついた犬か!」

妹「い…犬プレイをご所望なら…要望にこたえて見せますよ…はぁ…はぁ…」

兄「行ってくる」

妹「待ってくださいぃ〜…」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/06/20(水) 20:15:40.80 ID:JgTqhtYI0
なあ、これあと100ちょっとで終えられるの?
まさか次スレ突入?
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/06/20(水) 23:32:44.54 ID:RrHp3FX10
俺は別に次スレ行っても良いと思うが
無理に終わらせたせいで残念な感じになるのは嫌だし
897 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/21(木) 00:12:31.50 ID:VMFlrlKxo
>>895
一応そのつもりなのですが…駄目でしょうか…?
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/21(木) 11:26:13.95 ID:Ziu/5N9ko
長くなってもいい
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/06/21(木) 19:07:01.92 ID:SpubCiVHo
むしろ次スレ行ってほしい
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 19:07:34.50 ID:jZ2dRrgT0
全然おk
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 18:44:34.30 ID:/BqrUph/0
皆ここまで読んできてるんだからもう何も言うまいよ
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 18:59:25.82 ID:8KvZN7s5P
妹から考えればもう複数スレなんだから、今更気にする必要はないと思う
903 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 19:10:23.77 ID:1IrLoi5yo
>>898->>902
ありがとうございます。
ではこのまましばらく続けさせていただきますね。
今までずっと展開どうしようとかそんなこと考えすぎてて進みませんでしたけど、初心に帰ってみることにしました。
応援してくださりありがとうございます。
出来るだけ皆さんが萌えられるように精進していきます!
904 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:51:03.49 ID:1IrLoi5yo
風呂後

兄「というわけで久しぶりにホラーフラッシュでも見ようと思うんだ」

妹「唐突にいきなりで藪からスティックな行動ですね。そんなところが大好きです」

兄「うん、俺もお前の事大好きだぞ。妹として」

妹「無論兄さんのスティックも拝見したいと存じ上げております」

兄「そう言うところはちょっと嫌い」

妹「プラスでもマイナスでも兄さんからの評価がもらえれば悔しいですが…」ビクンビクン

兄「さて、赤い部屋赤い部屋…」

妹「うわ、懐かしいですね〜」

兄「だろう?急に見たくなって…」

兄「………………ん?」

兄「!!!!!!」

妹「なんですか?どうしました?おっきしました?」

兄「面白いこと考えた!明日友の家で実行だ!」

妹「(´・ω・`)」
905 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:51:30.63 ID:1IrLoi5yo
友宅前

妹「とーもーちゃーん!」

兄「あっそびーましょー!」

友「………おい」

兄「なんだぜ?」

友「今何時だと思ってんだ」

妹「朝の四時ですね」

兄「だな」

友「土に還れ」

バタン

兄「予想通り」キリッ

ガチャ

友「妹はこっち」

妹「あーれー」

バタン カチッ

兄「……予想通り…」ホロリ
906 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:52:35.60 ID:1IrLoi5yo
友「それで、妹さん」

妹「はい」

友「どうしてこんな朝早くに来たのかな?」

兄「それはだな…」

友「なんでいるんですか!?鍵かけたでしょう!?」

兄「念のためにこいつを持ってきておいたのさ」←針金

友「うわ…ピッキングとかさいt」

妹「さすが兄さんです!備えあれば憂いなしですね!かっこいいです!結婚してください!」

兄「いやあ、まいっちゃうぜ」

友「妹が結婚してくれるなら私もピッキング覚えます!教えてください!」

兄「じゃあ代わりに俺が結婚してやろう」

友「ごめんこうむります」

兄「(´・ω・`)」
907 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:53:22.24 ID:1IrLoi5yo
男の娘「(ゝ_ξ) ゴシゴシ」

兄「おお、悪い男。起しちまったか」

男の娘「Σ(゚д゚;)」

友「そりゃビックリしますわ」

妹「賢者的に考えますとやっぱり常識外れでしたかね?」

兄「別に賢者的に考えなくても常識の範囲外だ、安心しろ」

妹「そうですか。よかった」

友「何なんだこいつら…」ナデナデ

兄「あ、いいな。俺も撫でて」

友「お断りだ!」

兄「じゃあ俺が撫でる」ナデナデ

友「意味がわからん!」

男の娘『な、なんであにくんがいるの?』スラスラ

兄「うん、実はな」

妹「姉ちゃん、ええ体してまんなぁ」モミュリ

友「ちょっ、妹どこ触って…ぅん!」

兄「」ブッ

兄「ごめん、ティッシュほしい」

男の娘「っティッシュ」
908 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:54:06.45 ID:1IrLoi5yo
兄「さんく」キュポン

兄「さて、今回朝早くにこの家に来たのは他でもない」

妹「二人のパジャマ姿を見るためじゃないんですか?」

兄「まあそれもある」

友「おい」

兄「うん、眼福。良いセンスだ」

友「そんなことのためにわざわざ明け方に訪ねてきたんですか?」

兄「まあみなぎるエネルギーを抑えきれなかったと言っておこう」

妹「兄さん昨日から一睡もしてないですしね」

兄「お前のせいでな」
909 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/22(金) 20:54:50.32 ID:1IrLoi5yo
兄「そろそろ本気で寝かせてくれないとSSとは言え死んでしまう」

妹「ですから私に全てをゆだねてくれれば…」

兄「サクランボはそう簡単に奪えないんだよ!」

妹「SHITです!」

友「…つまり…どういうことですか?」

兄「妹の相手頼むわ、俺寝る…」

友「良いんですか?妹の事好き勝手めちゃくちゃにしちゃいますよ?」

兄「ああ、別に良いぞ」

妹「…むふー…」

兄「出来るもんならな」

友「や、やっぱやめておきます」

男の娘『兄君、膝枕してあげる。おいで』スラスラ

兄「マジかよ!やった!ここは天国かよ!」

友「私らの家ですよ」
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 22:43:55.87 ID:mqeNlKV4o
男の娘が可愛すぎる
どうしよう。目覚めそう
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/23(土) 11:24:23.76 ID:i/CvJRXIO
>>910
男の娘好きは断じてホモではない(キリッ
ようこそ
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/06/24(日) 00:42:09.90 ID:SB9buLoYo
男の娘と聞いてひばり君かマライヒの二択になる俺はおそらく相当なおっさん
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 20:11:23.05 ID:hhYUZ6qx0
なんなんだこのゾーン・・・(困惑)
914 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/25(月) 01:12:20.30 ID:5CInt5kVo
今日と昨日は忙しくて書き込めませんでした。
また明日から元に戻りますのでよろしくお願いします。

後、男の娘は第三の性別です。
私はブリジットで目覚めました。
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/25(月) 04:22:58.36 ID:GNri10Ogo
俺もブリジットで目覚めた
916 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/26(火) 00:02:21.76 ID:3ktasPwMo
兄「すぴー…」

男の娘『よっぽど疲れてたんだね』スラスラ

友「妹どれだけ暴れてたの?」

妹「面目次第もないでござる」

友「一応お兄さんも人間なんだから寝かせてあげないと」

妹「だから私と一緒に寝てくれればそれで済むのに…」

友「いや、そういう意味じゃ…」

友「っていうか妹大分変わったよね」

妹「そう見える?」

友「うん、全然違う」

妹「いや、むしろ今までは自分を極限まで抑えた状態だったんだよ。それが爆発した結果なんだよ。だから今の私が妹、真の妹、略してシモウトなんだよ」

友「その略し方についてはあんまりセンスを感じないね」

妹「…兄ぃと同じこと言いよる…」
917 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/26(火) 00:13:07.65 ID:3ktasPwMo
妹「とりあえずどうする?また寝る?」

友「もう眠気覚めちゃったよ…」

妹「ごめんね友ちゃん」

男の娘『ボクは気にしてないよ。大丈夫』スラスラ

友「私も妹と朝一で顔合わせられたから嬉しい!」

妹「じゃあよかった!ならギルティギアしよう?」

友「……なして?」

妹「うん、なんとなくだよ」

友「じゃあやろうか」

男の娘『あまりうるさくしないようにね』スラスラ
918 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/26(火) 00:54:15.32 ID:3ktasPwMo
一時間後

妹「お腹すいてきたね」

友「何か作ろっか?」

妹「いいの?」

友「私もおなか減ってきたしね。兄貴は?」

男の娘『それじゃあボクもお願いできる?」

友「はーい」

妹「何作るの?」

友「そうだねえ…ホイコーローとか?」

妹「朝から…大丈夫なの?」

友「…ごめん見栄張った。昨日作ったスープがあるけどそれと何か適当なのでいい?」

妹「全然オッケーだよ」
919 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/27(水) 09:53:31.30 ID:LeOxeVmHo
食後

妹「美味しゅうございました」

男の娘「(ー人ー)」

友「はい、お粗末さまでした」

妹「友ちゃんも結構料理上手なんだね〜」

友「まあそこそこにね」

男の娘『毎度お世話になってます』スラスラ

兄「この状況はどういうことだ」

友「早い目覚めですね」

兄「ありのまま、今の状況を話すぜ」

兄「俺は今さっきまで男の膝枕で寝ていた。しかし今気付いたら男は俺の頭にトレーを乗せてテーブル代わりにして飯を食っていた」

兄「な、何を言っているのか」

友「食器倒れたら危ないので黙ってください」

兄「はい」
920 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/27(水) 22:34:22.17 ID:LeOxeVmHo
友「お兄さんも食べます?適当にありますけど」

兄「手間取らせて悪いな!」

友「別にいいですよ」

兄「前からお前の飯は食べてみたかったから楽しみだぜ」

友「あんまり期待しないでくださいね」

兄「めっちゃ期待するぜ」
__

兄「ちょっと薄めだな」モクモク

友「私はそういう味が好きなんですよ」

兄「お前が好きな味なら俺も好きになれそうな気がするな」キリッ

友「はいはい、早く食べちゃってくださいね。妹や兄貴が暇になっちゃいますし」

妹「………なんだろう。負けた気がする」

男の娘『同じく』スラスラ
921 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/27(水) 22:34:55.00 ID:LeOxeVmHo
兄食後

兄「と、いうわけでみんなで何かしようか」

妹「4Pとかどうでしょう」

兄「ギルティギアは2人用だぞ?」

妹「いや、ですから」

兄「ああ、イスカなら4人までいけるな」

妹「ですから4Pというのはですね」

兄「妹、帰ったらちゅーしてやる」

妹「マジですか!?嘘じゃないですよね!?」

兄「嘘です」

妹「言質はとりましたよ!」

兄「証拠なんてありませーん」

妹「(`皿′)キーーーーー」

兄「(・′ー・`)ドヤァ」

友「何してるんですか…」フキフキ

男の娘「(;´д`)」
922 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/27(水) 22:41:19.19 ID:LeOxeVmHo
兄「お、エプロンで手を拭くってのはやっぱ映えるな」

友「誰でもするでしょこんなの」

兄「女子がするから映えるんだよ」

友「他人がしていればキュンキュン来ますが自分ではさすがに」

兄「まあそうだろうな」

妹「私もエプロンで手を拭きますからキュンキュンしてください」

兄「いや、食器洗ったりした後に拭くからキュンキュンするんだよ」

男の娘『じゃあ今度はボクが作ってあげるよ』スラスラ

兄「おお、それは楽しみだ」

妹(男さんに…負けた…!?)

妹「兄さん!私も料理を学んでエプロンで手を拭きますから!後生です!」

兄「お前は何を言っているんだ」
923 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/27(水) 23:37:59.42 ID:LeOxeVmHo
正午当たり

兄「ゲームやりつくしたし、また腹減ってきたな」

友「ランチにしますか」

兄「いや、食いに行こうぜ」

友「何故に?」

兄「どうしてかそういう声が聞こえた」

妹「なんか眠くなってきました」

兄「寝たらおぶってやるよ」

妹「マジですか!?興奮して寝れなくなるじゃないですか!」

兄「じゃあ寝なくていい」

男の娘『このあたりのレストランは限られてると思うけど…』スラスラ

兄「まあ安くてそこそこのあの場所でってことで」
924 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/28(木) 00:10:33.79 ID:PhV7Lkfqo
サイ○リア

兄「そう、いつものサイネリア」

妹「名前伏せれてません!」

友「大丈夫です。間違ってますし」

男の娘『あそこを伏せられると想像がかきたてられるよね』スラスラ

妹「何それエロい」

兄「お前は黙ってろ」っ水

妹「ん〜♪」

兄「なんだ」

妹「間接チッスゥ」

兄「おっさんか!」バシッ

妹「けふっ!?」

兄「あ。悪い」

妹「罰として兄さん、全部飲んでください」

兄「アホか」フキフキ

友「…なんか珍しく兄妹してますね」

兄「お前にも兄貴がいるじゃまいか」

男の娘「σ(・ω・*)」

友「ええ、まあ…兄貴は兄貴ですし」

男の娘「Σ( ̄ロ ̄lll)」

兄「なんかお前ら見てたら和むわ」
925 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/28(木) 00:27:47.26 ID:PhV7Lkfqo

兄「さて、注文注文」

店員「ご注文は何になさいますか?」

友「私は…ミラノ風ドリアで」

兄「!!」

兄「じゃあ俺ユグドラ風ミラノ!」

妹「なら私は細木風ドドリアで!!」

男の娘「(゚д゚;) 三(;゚д゚)」

店員「かしこまりました」

兄妹「!?」

兄「え、いや…あの…チョリソーとカルボナーラで…」

妹「私マルゲリータで…」
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 00:40:51.12 ID:JOsAZ/AHo
ユグユニ久しぶりだなあ

友が主人公を選んでいるあたり何かありそうでなさそう
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/06/28(木) 01:48:55.73 ID:qd4DBmyAO
ドドリアだとなんか食べてる最中に汚ねぇ花火が上がりそうだ
928 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/29(金) 09:56:39.54 ID:sGbbSnzqo
兄「いやあ、まさかホントにおk出されると思ってなかった」

妹「あのまま頼んでたらどうなってたんでしょうね?」

兄「今頃夢の国に逝っていたかもしれんな。ネズミ以外の意味で」

妹「それは困りますね」

友「それで、ここを出たらどうするんですか?」

兄「そうだな…カラオケでも行くか?」

友「カラオケて…」

妹「でも男さんが歌えませんよ?」

男の娘『ボクの事は気にしなくていいよ。見てるだけで楽しそうだし』スラスラ

兄「そうか。悪いな」

男の娘『こうやって一緒に遊びに行けるだけでボクは幸せだよ』ニッコリ

兄「やべえ惚れる」

妹「これは…来ますね」

友「…はぁ…」
929 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/29(金) 09:59:20.05 ID:sGbbSnzqo
兄「いやあ…美味かった」

友「安定のサイネリアでしたね」

妹「ちなみに本当にカラオケ行くんですか?」

兄「行くお。せっかくだし」

妹「え〜私歌うの苦手なんですが〜…」チラッチラッ

兄「お前演歌得意だろ。ほら行くぞ」

友「妹演歌歌うの!?」

兄「うむ、昔から得意なんだ」

友「意外です」

男の娘「(¨ )(.. )(¨ )(.. )」

妹「ふふふ…私の美声で跪かせて見せましょう」ムフー

友「まあ、私は歌いませんけどね」

兄「ウェ?なんで?」

友「カラオケとか行ったことないんですよ」

兄「ん〜…まあ慣れるって」

兄「俺がレクチャーしてやろうか!」

友「け、結構です」
930 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/29(金) 09:59:51.75 ID:sGbbSnzqo
カラオケボックス

兄「まず言いたいことがある」

友「言わずともわかります」

兄「狭い」

妹「私は結構広いと思うんですが」

兄「お前が無理やり俺の横に座ったからだろうが!」

友「お兄さんが私の横に座るからでしょうが!」

兄「でも密着出来て僕満足」

友「私は不満足です」

男の娘『誰かこっち来れば広くなるんじゃない?』スラスラ

妹「私は兄さんの隣がいいです」

男の娘『兄君、ボクの隣は嫌…?』スラスラ

兄「くっ!!汚い…さすが男汚い!!行くしかないじゃないか!」

妹「ぬぅ!?してやられたか!」

友「というわけで私が妹の隣になりました」

妹「まあ友ちゃんも可愛いし、友ちゃんにセクハラしよう」

友「え?ちょっまっ」
931 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/29(金) 10:00:24.60 ID:sGbbSnzqo

兄「じゃあ景気づけに一発、妹GO!」

妹「任せてください!!」ピッ

♪〜〜〜

妹「兄を追い続け幾星霜。今日もベッドに入り浸り」

兄「あ、前口上カットで」ポチッ

妹「にーーーーーさああああん!!!!」

♪〜〜〜

妹「せっかく私が兄さんへの思いを歌おうと」

兄「始まるぞ」

妹「この時のためにさっきまで考えt…隠しぃきれないぃ〜うつぅりががぁ〜」

男の娘「Σ(・ω・ノ)ノ!」

友「うわあ…うまい…」

兄「言ったろう?」

妹「あなたを〜殺してぇ…いいですかぁ〜」

兄「そういやこの曲ヤンデレの歌だっけ」

友「え、わかりません」
932 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/06/29(金) 10:01:27.59 ID:sGbbSnzqo
妹「あまぎぃぃぃぃぃぃごぉえぇえ〜〜〜〜」

友「すごいすごい!」パチパチ

妹「兄さんへの思いを込めて歌いました!どうですか兄さん!?」

兄「あ、フライドポテト一つお願いします」ガチャ

妹「にーーーさーーーん!」

兄「じゃあ次友歌おうか」

友「なんで私ですか!?」

兄「一回歌った後なら歌いやすいだろ?ほれほれ何が良い?」

友「ちょっ!こっちこないでください!狭いですからぁ!」

妹「」orz

男の娘「(o・_・)ノ”」
933 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/01(日) 10:41:39.33 ID:Olb3MyFno
兄「これならお前も知ってるだろ?」ピッピッ

友「リレイションズ…」

兄「俺のアイマスハマるきっかけになった曲だ!」

友「なんでそこで私基準じゃないんですか?」

兄「細かいことは気にしないように」

友「細かいことですよ!ただでさえ私初めてなんですから!」

兄「ならお前の初めては俺が奪ったことになるな」

友「アホなこと言ってんじゃないですよ!」ガスッ

兄「ハラショー!」
934 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/01(日) 10:42:08.85 ID:Olb3MyFno
♪〜〜

兄「ほら!もう始まるぞ!覚悟を決めろ!」

男の娘&妹「     ∧_∧
      ( ・∀・)ワクワク
      oノ∧つ⊂)
      ( ( ・∀・)ドキドキ
   ∪( ∪ ∪
    と__)__)」

友「うう…ぅぅぅぅぅ…」

兄「さあDON!」

友「ょ…よ〜るの…ちゅうs…ぉうで…」

兄「声が小さいぞ友!」

友「うるさいですよもう!///」

兄「その声を出せばいい!俺への恋心をぶつける感じで歌うんだ!」

友「  ィ●ァ  ィ●ァ 」

兄「いや、冷めないで、お願い」
935 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/01(日) 10:43:56.40 ID:Olb3MyFno
>>934
AAずれましたすいません…
.    ∧_∧
.    ( ・∀・)ワクワク
.  oノ∧つ⊂)
.  ( ( ・∀・)ドキドキ
.  ∪( ∪ ∪
.    と__)__)
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/01(日) 10:46:25.07 ID:GjZY1L73o
AAずれててわけわかめ

    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)

こんな感じ?
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/07/01(日) 11:37:04.54 ID:+zpH+eNKo
>>936
こんな感じじゃね?

.  ∧_∧
. ( ・∀・)ワクワク
  ( つ⊂)
  と__)__)∧
 o(  ( ・∀・)ドキドキ
  ∪∪ ∪∪
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/01(日) 13:03:58.14 ID:y3KrgTESO
>>937

不覚にもクスっときた
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/01(日) 19:48:26.12 ID:rCZa2ucro
>>937
俺疲れてんのかな…
940 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/02(月) 08:16:40.19 ID:N24ih4gho
友「もうやけくそじゃっ!」

兄「そうじゃ!やったれやったれ!」

友「振りかぁぁえるのぉぉぉお!!」

兄「うむ。良い声だ」

妹「まあ叫ぶ歌じゃないですけどね」

男の娘「(●´ω`●)」

♪〜〜

友「じゃあねなんて〜い〜わないで〜」

兄「乗ってきたな」

妹「そうですね。なんかキュンキュンします」

兄「ああ、キュンキュンするな」

男の娘「(*´ω`*)」

♪〜〜

友「こーわーれる〜!くーら〜いに〜!」ガタッ

兄「立ち上がったぞ」

妹「立ち上がりましたね」

友「だーき〜〜〜しめて〜〜〜!!」スポッ

妹「あ、マイクが」

兄「NOOOOOOOOOOOO!」ゴンッ

男の娘「Σ(゚д゚;)」
941 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/02(月) 09:03:52.98 ID:N24ih4gho
友「意外と面白いものですね!」

兄「ごめん、楽しんでくれてるのは良いんだけどマイク投げるのだけはやめて」

友「不可抗力ですよ」

兄「片目に刺さって抜けなくなったジャマイカ」

妹「じっとしてくださいね兄さん」グイグイッ

兄「痛い痛い痛い!引っ張るな!」

妹「痛いんですか…」

友「私が原因ですし協力しますよ」

妹「じゃあ私先に歌ってますね」ピッ

兄「妹の薄情者ぉおおお!」
942 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/03(火) 03:28:15.71 ID:1cVXjcwco
友「それじゃ抜きますよ?せーのっ!」

兄「ぎゃーーーーーー!!」スポンッ

友「なんだ抜けるじゃないですか」

兄「容赦がねえ!この子容赦がねえよ!」

男の娘「(´・ω・)っ◎」

兄「いてて…男?なんだそれ?」

男の娘『ビタミンドロップ。目に良いよ』スラスラ

兄「そうかわかった。ありがとう」(◎ω◎)

兄「痛い!目にしみる!痛い痛い!!」

友「こいつ最高にアホって真剣に思いました」

兄「ちょっと目を洗ってくるわ…」
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 08:09:49.32 ID:jfsLzMGDO
>>942
不覚にもワロタ
944 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/03(火) 23:35:07.45 ID:1cVXjcwco

兄「ただいま」(●ω・)

妹「あ、兄さんが眼帯してる」

兄「フロント?カウンター?でもらってきたんだ」

妹「レッツ!」

友「パーリィ!」

男の娘「ヽ(*゚▽゚*)ノ 」

兄「なんかテンションの差に泣きそう」

妹「上野発の夜行列車降りたときからぁ〜」

兄「あれ!?俺の出番は!?」

妹「あ〜おも〜りぃ〜えきは〜」バチコーン☆(ゝω・`)

兄「バチコーンじゃねえよ!」
945 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/04(水) 17:15:38.33 ID:7DCHx9Llo
一時間後

兄「男、何もしなくて暇じゃないか?」

男の娘『ん〜…見てても結構面白いよ?』スラスラ

兄「せっかくだから他の事してみたらどうだ?」

男の娘『でもボク歌えないし…』スラスラ

兄「じゃあ踊ってみるってのはどうだ?」

男の娘『なるほど!』スラスラ
946 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/04(水) 17:17:23.76 ID:7DCHx9Llo
兄「ブレイクぅ〜ブレイクぅ〜欠陥住宅ぅ〜」

男の娘「ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃」
___

妹「おんな港町ぃ涙をこぼしてぇいかりが上がるのさ〜」

男の娘「└(-ω-┌))))) (((((┐-ω-)┘」
___

友「チョコレイト!」

男の娘「ヽ(`Д´)ノ ディスコ !」
___

兄「ウルトラソウッ!」

妹友男の娘「ヽ(゚∀゚)ノ ハァイッ!」
___

妹「ズン、ズンズンズンドコ!」

兄友男の娘「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノきよしっ!」
___

友「………疲れた」

兄「歌わねえのかよ…」
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/04(水) 19:13:26.20 ID:NhXlY4RQo
やばいな
男の娘かわいい
948 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/04(水) 20:46:43.04 ID:7DCHx9Llo
六時間後

友「すー…すー…」

兄「爆睡じゃねえか…あんなにうるさいのに」チラッ

妹「えぇびすぅぅぅぅううがああぁおおおお!!!」

男の娘『そろそろ帰ろうか…ボクも疲れたよ…』スラスラ

兄「良く踊ってたもんな。頑張った」ポン

妹「兄さん!私は!?私は!?」

兄「お前は歌いすぎだ。ほれ、水飲め」

妹「それ兄さんのですか?」

兄「ああ、そうだが」

妹「じゃあ間接キスするのも一緒なんですから口移しで飲ませてください」ンー

兄「頭からぶっかけるぞ」

妹「な、何を…ですか…?」ハァハァ

兄「水に決まってんだろ」

妹「に、兄さんの聖水wむぐぐ」

兄「とっとと飲め」
949 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/04(水) 23:20:51.62 ID:7DCHx9Llo
店員「ありゃっしゃっしたー」
__

兄「思ったよりかかったな…」

男の娘『おごってもらっちゃってごめんね?』スラスラ

兄「いや、今日は俺が誘ったしな」

妹「私も出せたらよかったんですが…」

兄「じゃあバイトでもして返してくれるか?」

妹「私兄さんと一時間以上離れてたら発狂しますよ?」

兄「そうか、なら駄目だな」ナデナデ

友「すー…すー…」

男の娘『兄君、重くない?』スラスラ

兄「いや、全然。もっと飯食えって言ってやってくれ」

男の娘『ならよかった』スラスラ

妹「兄さん!帰ったら私もおんぶしてくださいよー!」

兄「気が向いたらな」
950 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/06(金) 09:30:26.37 ID:O2tRdCEXo
兄「さて…もういい時間だな」

男の娘『今日はもうお開きかな?』スラスラ

妹「そう言えば兄さん昨日思いついたことってなんだったんですか?」

兄「………あ」

男の娘「(´・ω・)?」

兄「完全に忘れてた…」

兄「男!よかったら今日俺が飯作ってやろうか!?」

男の娘『え?うん?』スラスラ

兄「だから晩飯だよ晩飯!ディナー!」

男の娘『いや、でも…いいの?』スラスラ

兄「ああもう全然大丈夫!」

男の娘『じゃあ…お願いしようかなあ…』スラスラ

兄「任せろ!」
951 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/06(金) 09:31:17.44 ID:O2tRdCEXo
友宅

兄「よいしょっと…」

友「すぴー…」

兄「まあ朝まで寝てるってわけでもないだろう」

妹「ううん…友ちゃん可愛いなあ…」ワキワキ

兄「手は出すなよ?」

妹「大丈夫ですよ!初めては兄さんって決めてますから!」

兄「じゃあ永劫その機会は訪れないな」

妹「つれないですよ〜」

男の娘『冷蔵庫にあった材料少なかったけど大丈夫?』スラスラ

兄「最悪米と調味料があればなんとかなる!さ、作るぞ妹!」

妹「イエスマイはずばんど!!」
952 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/06(金) 09:37:25.05 ID:O2tRdCEXo

兄「チャーハン作るよ!」

妹「チャーハン出来たよ!」

男の娘「∩(´∀`)∩」

兄「友は…まだ起きてないか」

妹「どうします?チャーハン」

兄「ラップしておいとこう」

妹「HEY YO!えーと……わ、私の」

兄「出来ないならやるな!」
953 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/08(日) 08:33:26.21 ID:qlxPJEZro
食後

妹「美味しゅうございました」

男の娘『美味しゅうございました』スラスラ

兄「あい、お粗末さま」

兄「……まだ起きないのか友は」

妹「みたいですね。友ちゃんの代わりに私といいことしませんか?」

兄「邪な心はない。ただ俺は友をビビらせたいだけだ」

男の娘『何するつもりなの?』スラスラ

兄「赤い部屋っていうフラッシュがあってな…」

男の娘『それ知ってるよ?ボクも友と一緒に見たし…』スラスラ

兄「うん、その可能性も考えたから赤い部屋の広告を表示する変なツール持ってきた」つUSB

男の娘「('A`)」
954 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/08(日) 23:55:38.75 ID:qlxPJEZro
兄「友が起きるまで暇つぶししようぜ!」

妹「兄さん。もう九時ですよ?あんまり長居したら迷惑です」

兄「(゚д゚ )」

兄「( ゚д゚ )」

妹「こっち見んな」

兄「いや久しぶりに妹がまともなこと言ったから…」

妹「私だってたまには良い事言いますよ」

兄「昔はデフォルトでそうだったのにな…」
955 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/08(日) 23:56:15.51 ID:qlxPJEZro
男の娘「」クンクン

兄「どうした?」

男の娘『いや、ちょっと汗臭いかなって…臭くない?』スラスラ

兄「いや全然?気持ち悪いなら風呂でも入ってくるか?」

男の娘『でも兄君たちいるし…』スラスラ

兄「俺らの事は気にしなくていいぞー」

妹「見方を変えたら大分ずうずうしい言い方ですね」

兄「なんで妹いきなり正論ばっかり…」

男の娘「(-ω-;)ん〜」

兄「じゃあ一緒に風呂に入るってのは?」

男の娘「煤i´д`)」

妹「兄さん…」

兄「冗談だよ!冗談!」

男の娘『兄君さえ良ければボクは構わないけど…///』(*ノωノ)

兄「」ブッ

兄「うん、ダメ。無理。色んな意味で」

妹「はいティッシュ」
956 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/10(火) 06:08:01.72 ID:/ehfRNAQo
友「ん〜…うるさい」

兄「あ、起きた」

友「なんでお兄さんがここに…?」

男の娘『友覚えてないの?カラオケで寝ちゃってた友を送ってくれたんだよ』スラスラ

兄「ついでに飯も作ってやったぞ!」ドヤァ

友「顔洗ってきます…」トテトテ

妹「兄さん」

兄「どうした妹よ」

妹「寝起きの女の子ってエロいですよね」

兄「妹よ!よくぞ戻ってくれた!!」
957 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/10(火) 06:14:56.29 ID:/ehfRNAQo

友「ただいま」ポケー

兄「目が閉まってるぞ」

友「私寝起き悪いんですよ…」

兄「低血圧?」

友「さあ、どうでしょう…」ゴシゴシ

妹「」ワキワキ

兄「だが待ってほしい」ガシッ

妹「どうして止めるんですか!」

妹「兄さんだってそう言う絡みを望んでいるはずです!」

兄「確かに眼福かもしれん。だが無理やりはフェアじゃない。紳士精神に反する」

妹「!…そうですね…レディーとしては間違っているかもしれません…」

兄「わかってくれればいいんだ」

妹「じゃあ友ちゃん。私と良い事しない?」

友「ん〜…」コクリ

妹「イィヤッホォォォォウ!」ガバッ

兄「だが待ってほしい!!」グキッ

妹「グエッ」
958 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/10(火) 16:06:17.70 ID:/ehfRNAQo
兄「そういや今朝はお目目パッチリだったけどなんで?」

友「ゲームしてました……」

兄「ああ、起きてたのか」

友「寝るところだったんですよ…」

兄「そいつは済まない事をした。謝ろう」ナデナデ

友「気易く触らないでください」

兄「風呂でも入って目を覚ましてくるか?」

友「今何時ですか…?」

兄「九時半だな」

友「…一体いつまで居るつもりですか?」

兄「今日は朝まで寝かせないZE☆」

友「帰ってください…」

兄「お前の風呂を覗くまで帰らん」

友「帰れ」
959 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/11(水) 03:44:42.38 ID:+AGqLRdJo
兄「そんな殺生な〜」

友「当然の反応でしょうよ!」

兄「!!」

兄「仕方ないか…わかった。もう時間も遅いし帰るか」

友「え?帰るんですか?」

兄「なんだ。いてほしいのか?」

友「いえホントに帰るとは思わなかったので」

兄「まあ明日もあるしな。学校だけど」

友「居たかったら別にもう少しくらいなら居ていいですよ?」

兄「まあ友ちゃんったらツンデレさん♪」

友「やっぱ帰れ!」
960 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/11(水) 19:00:31.68 ID:+AGqLRdJo

兄「俺らも明日の準備とかあるし今日はやっぱりお暇するぜ。土曜日なら居たんだけどな」

友「はいはいそうですか…」

兄「妹、帰るぞ」

妹「助けてください兄さん。首が…」

兄「ああ、悪い」グキッ

妹「まったく…シスコンのくせに最近私の扱いがひどすぎますよ」

兄「お前が悪い」

男の娘『兄君ホントに帰っちゃうの?』スラスラ

兄「ああ、家に帰ってやらなきゃならないこともあるしな」

兄(だからこれよろしく)っUSB

男の娘「('A`)」

兄(写真とビデオも)b

男の娘「('A`)('A`)('A`)」
961 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/12(木) 00:42:31.18 ID:M1m4E2OXo

兄「そいじゃなお前ら!風邪ひくなよ!」

妹「また明日ねー」

バタン

友「…帰っちゃったね」

男の娘『うん…』スラスラ

友「ちょっと悪い事しちゃったかな…?」

男の娘『え?どうして?』スラスラ

友「いや、私が帰れって言ったし…」

男の娘『ううん…そういう事じゃないと思うけど…』チラッ
962 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/12(木) 19:53:05.82 ID:M1m4E2OXo
兄視点

兄「ふー…今日は良く遊んだな」

妹「私も結構疲れちゃいましたよ」

兄「お前は歌いすぎだ」

妹「でも兄さん良かったんですか?」

兄「ん〜?」

妹「友ちゃんの反応が見たい見たいってずっと言ってたじゃないですか」

兄「ああ、俺がいない方が素直な反応するんじゃないかと思って男にUSB渡してビデオと写真撮ってもらうよ

うに言っておいた」

妹「さすが兄さん!抜かりないですね!」

兄「フゥーハハハー!兄に不可能の文字はないのだ!!」

妹「明日が楽しみですね!」

兄「ああ、そうだな!」
963 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/12(木) 19:54:50.29 ID:M1m4E2OXo
その頃友宅

男の娘『ってことだから別に気にしなくていいよ』スラスラ

友「なるほど。あの味噌っかす野郎また私にちょっかいかける気だったのか…!!」ギリギリ

USB「ぬわあーーーー!!」メキィ

男の娘『それ兄君の…』スラスラ

友「大丈夫。今時USBなんて500円で売ってる」

友「兄貴。ビデオ撮れって言われたんだよね?」

男の娘『う、うん…』スラスラ

友「じゃあお望み通りビデオを送ってあげよう。お兄さんに」

男の娘『あの…ほどほどにね…?』スラスラ

友「大丈夫。兄貴がお風呂上がってくるまでに終わらせるよ」
964 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:37:32.76 ID:u/4/qDExo
翌日

兄「おはよう諸君!」ワクワク

妹「諸君!」テカテカ

友「死ねっ!!」ガスッ

兄「引っかかったn…ギャー!!」

妹「にーーーーさーーーーん!!」

友「私を怒らせてそんなに死にたいか?」バキボキ

兄「違う!ほんの出来心だったんだ!」

友「次やったら容赦しませんからね?」

兄「すんません…」

友「後USBは握りつぶしました」

兄「なんだって!?あの中にとっておきの虹画像集が入ってたのに!」

男の娘『自業自得』スラスラ
965 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:38:02.93 ID:u/4/qDExo
兄「ところで男、例の物は…」

男の娘『はい、どうなっても知らないよ?』スラスラ

兄「ん?どうなるってわけでもないだろう」

男の娘『…まあね…』スラスラ

兄「よし!帰った後の楽しみが出来た!今日は赤飯だぞ妹!」

妹「もちろんゴマ塩付きですよね!」

兄「ゴマ塩がない赤飯なんか赤飯じゃねえ!」

妹「でも小豆は入れないでください!」

兄「小豆入れなきゃ赤飯じゃないだろ!」

妹「じゃあゴマ塩ご飯でいいです」

兄「お…おう…」

友「…」ニヤニヤ
966 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:38:43.70 ID:u/4/qDExo
授業中

先生「んだから、ここで作者が表現したいことは…」

先生「んん?なんだっけ?これなんだったっけ?」

先生「おーい!兄ー!お前代わりに答えろ!」

兄「ううん…なんといってもガンランスでガンス……」スヤスヤ

先生「………」

委員長「…ここの表現は…というものを暗示していますので、こうなります」ペラッ

先生「助かった」

委員長「いえいえ」

先生「おーい。誰か兄を廊下に叩き出しとけー」

生徒α&β「了解しました」ガタッ


兄「待て!中身は…ロボじゃないのか…」スヤスヤ
967 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:39:19.46 ID:u/4/qDExo
廊下

兄「………はっ!」

兄「ここはどこだ?」

兄「確か俺は教室で授業を受けていたはず…」

兄「…もしやここは現実とは違う閉鎖されちゃったかも空間で神っぽい女の子と二人きりになれる場じゃな

いだろうか」

兄「…んなわけねーわな。隣で授業の声が聞こえてるし」

ガラガラ

友「あ」

兄「あ」

友「なんでお兄さんが廊下に…」

兄「…寝てたら追い出された…んだと思う」

兄「お前は?」

友「お察しください」

兄「なるほど。お互い辛いな」

友「そうですね」
968 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:40:15.10 ID:u/4/qDExo
兄「そういや大分前に同じようなことあったような気がするな」

友「そうですねえ。リアル時間で言うと一年近く前のような…」

兄「まあその辺についてはいい。あの時はここで各々の属性について語り合ったものだ」

友「懐かしいですねえ…」

兄「あの時はお前の敬語にもトゲが入ってなかった気がするな…」

友「もう覚えてませんよ」

兄「あの頃はよかったな…そう、まだキャラも定まっていなかった初期のころ…」

友「メタ発言はそろそろやめてくださいよ」

兄「お前がリアル時間とか言ったからだろう」
969 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:40:57.57 ID:u/4/qDExo
兄「あ、そうだ」

友「却下します」

兄「何も言ってないだろ!」

友「いえ、ろくでもないことのような気がして…」

兄「んなわけあるか。今日暇ならどこかへ行こうぜって言おうとしただけだって」

友「やっぱりろくでもないことじゃないですか」

兄「しどすぎる!」

友「大体、最近遊びに行きすぎてろくに勉強出来ないじゃないですか」

兄「行かなかったら勉強するのか?」

友「しませんけど?」

兄「しないじゃねえかよ!」
970 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/15(日) 04:45:26.43 ID:u/4/qDExo
兄「それに、遊びじゃないって治療だ治療」

友「そんなので治るわけないじゃないですか…」

兄「おま…今さらそれを言うのか!?」

友「だって別に何も変わってないじゃないですか」

兄「そうか…そりゃ困ったな…何か別の手を考えないと」

友「別にいいですよ。もう。前にも言いましたけど気を揉んで生活するのは面倒でしょうと」

兄「揉んで?」

友「もうそのネタいいですから」

兄「これもまた前に言ったけど俺は俺がしたいからやってるんだよ」

友「っていうとなんですか?お兄さんは私と一緒に遊ぶのが楽しいと?」

兄「おう。そう言ってるんだが…」

友「……は?」

兄「なんで?」

友「ドМなんですか?」

兄「なんでそうなるんだよ」
971 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 06:49:14.34 ID:I7n+uxjto

※リボンのくだりを書くこと←これは消せ

友「だって私毎回罵倒しかしてませんよね?私と一緒に居たって何も面白い事ないじゃないですか」

兄「んなこたぁない」

友「例えば?」

兄「そうだな。しゃべってたら面白いし、なんだかんだで付き合い良いし…後リアクションが楽しい」

友「私は普通にやってるだけなんですが」

兄「ニュートラルで面白いってことだよ。お前は大物だな」

友「バカにしてます?」

兄「いや、褒めてる」

友「…そんなこと言われたことないですよ?」

兄「じゃあ俺が最初だ。世紀の大発見。ピューリッツァー賞物だ」

友「あー…はいはい…」

兄「なんだよ。お前は俺と一緒に居て楽しくないのか?」

友「別に楽しくないっていうわけでもないですけど…」
972 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 06:50:22.22 ID:I7n+uxjto
兄「それにほら、最近は俺と接するのも問題なくなってきてるじゃん?治療の成果が出てきたじゃん?」

友「そりゃあ…確かにそうかもしれませんけどぉ」

兄「言った通りじゃん?やっぱり俺の言うことに間違いはないじゃん」

友「じゃんじゃんうるさいじゃん」

兄「焼き肉のたれは?」

兄友「ジャン!!」

友「て、何やらせるんですか」

兄「テンプレ、王道、今の日本人が失っている?伝統だよ」

友「もっと自信持ってください」
973 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 06:57:32.78 ID:I7n+uxjto
兄「というわけで」

友「何が…というわけで、ですか。あの流れで」

兄「俺はお前とあそb…いや、違う。お前の恐怖症治療に付き合うのもやぶさかではない。もとい、むしろもっと積極的に付き合っていきたいと思っているのだよ。発案者だし」

友「今確実に遊ぶって言おうとしましたよね?」

兄「デートの方がいいか?」

友「どうしてそうなるんですか」

兄「あれ?拒否しないんすか?」

友「いや、そういうわけじゃ…」

兄「だって前までなら…嫌ですよ縁起でもないこのクソ兄野郎死ね!くらい言っただろうに」

友「私の過去のイメージについて小一時間ほど問い詰めたいですね。脳内に直接」

兄「二人きりなら大歓迎だ」

友「何言ってるんですかあんたは」
974 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 06:58:08.65 ID:I7n+uxjto
友「あんまり冗談ばっかり言ってると本命に相手してもらえませんよ」

兄「すでにそうなってるかもしれない可能性はでかいがな」

友「……(゜д゜)」

兄「何つー顔してるんだ」

友「お兄さん好きな人いるんですか!?」

兄「ああ、いるぞ」

友「私知ってる人ですか!?」

兄「お前が知っている人もいるかもしれないしそうでない人もいるかもしれない」

友「複数人なんですか!?!?」

兄「大体2〜30人くらいだな。ディスプレイの中に居る」

友「……ゲームですか?」

兄「ゲームだ」

友「…」ガスッガスッ

兄「痛い痛い!無言で殴るなよ!!」
975 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 06:58:57.94 ID:I7n+uxjto
友「もしちゃんといるなら赤飯くらい炊いてあげようと思ってましたのに」

兄「いや悪い悪い、あまりにお前が取りみだすから…」

友「そりゃあ…そんな風に見えないんですもん」

兄「なんだ?俺に好きな人がいたらダメなのか?ん?」

友「別にそうは…言ってないでしょう。むしろそれで私への接触が減るなら…それはそれでいい事ですし…」

兄「お前それ本気で言ってるのか?」ズイッ

友「へ?」

兄「本気で言ってるのか?って聞いたんだ」ズイッ

友「え?どうしたんですか?」

兄「俺に絡まれるのは嫌か?ってことだ。お前が本気で嫌がってるなら俺は」

友「いや!そう言うわけじゃないですよ!?ていうか近いです!」

兄「そうかならいい!」ナデナデ

友「なんなんですかもう…」
976 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 07:06:34.12 ID:I7n+uxjto
兄「ところで、だ」

友「なんですか?」

兄「ちゃんとリボンつけてくれてるんだな」

友「ああ…そりゃあ…もらいものですし…」

兄「いや〜昨日つけてなかったから気に入らなかったのかと思ってたぜー」

友「急ごしらえさせられたせいですよ」

兄「そいつはソーリー」

兄「ていうか……正面から見えるようにって言ったじゃん!なんで垂らしてるの!?」

友「今時そんな結び方する人なんていませんよ!」

兄「いるじゃん二次元に!」

友「リアルとは違うのだよ!」

先生「うっせーぞお前らあぁぁぁああ!」ガラッ

兄「あ、授業中だったっすね。そういえば」
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/07/16(月) 20:36:27.78 ID:ykwwP9y+0
完全に忘れてたわ
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/07/16(月) 21:32:39.25 ID:8E3Q3NMqo
友ルート一周年オメ
979 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/16(月) 22:15:17.94 ID:I7n+uxjto
もう一年経ちましたか…
またみなさんをお待たせしてしまい面目次第もないです…
稚拙で遅筆ですいません…
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 22:31:22.19 ID:NewrCBuDO
>>979
世の中には40年も連載が続いてる漫画もあるわけだが

たとぇ何年に渡って話が続こうが
読んでくれる人がいるってことは
その作品にはそれなりの価値があるってこった



何が言いたいかって言うと
まったりワクワクしながら読み進ませてもらってますもう日課レベルです作者さんいつもありがとうお疲れさま
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 00:50:47.18 ID:Q0V+cpgt0
おお友ルート一周年か、おめでとう!
いいこと言えないけどずっと楽しみにしてるからこれからも頑張れ!
982 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/17(火) 01:45:26.48 ID:FoTQJxAZo
>>980>>981さん
ありがとうございます。そう言っていただけると本当に励みになります。
これからも投下は遅いかもしれませんし、面白くないかもしれませんがお気に召していただければ幸いです。
どうかこれからもよろしくお願いしますね。本当にありがとうございますm(_ _)m
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/07/17(火) 01:55:30.49 ID:/RuNPz5oo
楽しく読ませてもらってます。
次スレは主が自ら立てるでおkかしら?
984 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/17(火) 03:35:00.49 ID:FoTQJxAZo
>>983
そうですね。そろそろ建ててきます。
作ったらこちらに載せますねー
985 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/17(火) 04:33:23.65 ID:FoTQJxAZo
新しいスレ建てましたー
こちらになります。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342467154/
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/17(火) 08:52:05.14 ID:GNrkRsfho
随分前に読んでたけどまだ続いてたのか
今度時間ができたら一気読みしてみよう
987 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/18(水) 21:15:12.75 ID:dUlTJdp8o
昼休み 食堂

兄「ということがあってだな…」

妹「私も廊下に立たされてればよかったです」

委員長「あんた何のために学校来てんのよ」

兄「まあシナリオ上仕方なく…」

委員長「そういうこと言うのやめなさい。ガチで」

友「何の話してるんです?」コトッ

兄「ああ、世界情勢についてちょっとな」

委員長「兄の学校への意気込みについてちょっと聞いてた」

友「なるほど、考えるだけ無駄だと思うのでやめておいた方がいいですよ」

兄「それは俺に対して言ったのか?それとも委員長に対して?」

友「傷つくと思うので言いません」

男の娘「(‐人‐)イタダキマス」
988 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/18(水) 22:24:29.23 ID:dUlTJdp8o

兄「さて、今日の議題だが…」

委員長「いいから食べなさいよ」

兄「しどい!人がせっかくまじめな…」

友「食べないなら海老もらいますね」ヒョイ

兄「ぉぉぉぉぉおおい!!!海老チャーハンから海老とったらチャーハンになっちまうじゃねえか!それなら20円安いチャーハン元から買うわ!海老吐け!海老!!AB!!」

友「まふぁえびのこってるじゃないへふか」

兄「俺が食おうとしてた頂上の海老をお前が食べたんだぞ!?俺の心の傷は海よりも深く山よりもたけえんだよ!」

委員長「水たまりと砂場の山の間違いでしょ」

兄「辛辣!こいつら辛辣!!!妹助けて!」

妹「んー♪」

兄「…何してんの?飯は?」

妹「兄さんの口移しを心待ちにしているためご飯は用意していません。食べてほしいなら食べさせてください」

兄「じゃあ普通に食べるわ」

妹「兄さんはここぞと言うところでドSですね…」ドキドキ

兄「妹は当てにならない。男!たすk」

男の娘『もうチャーハン全滅してるよ』スラスラ

兄「NOOOOO!」
989 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/18(水) 22:27:35.18 ID:dUlTJdp8o

友「わらふぃがふぇんぶたふぇたんりゃないれふよ」モグモグ

兄「飲みこんでから言え…」

兄「くそう…さすがの俺もプライドが傷ついたぜ…」スッ

友「何私の食べようとしてるんですか?」

兄「は?だってお前」

友「それも食べますよ?」

兄「冬眠前のクマかよお前は!!」

友「失礼ですね」モクモク

兄「もう食ってるし…くっそー…」

兄「もう良いよ。何か適当に買って…」コトン

友「んんー!!」

兄「水がひっくり返ったでござる!!」

兄「妹!ティッシュ!」

妹「はい兄さん」

兄「なんだこれ濡れてんぞ」

妹「私の使用済み///」ポッ

兄「委員長!!」スッ←ポケットへIN

委員長「はいはい」

男の娘『ボクのもあげるよ』スラスラ
990 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 02:25:33.16 ID:TM2VN63eo
友「ふかーとふぃかにゅれなくてよかっられふ」モグモグ

兄「この期に及んでまだ食ってんのかよ」

友「食こそが私のジャスティスです」ゴックン

兄「どうせ今だけだろ。ほら、ちゃんと拭け」

友「後それだけ…」

兄「早くスカート拭けよ!さもないと俺が代わりに拭くぞ!」

友「わっかりましたようるさいですね…」フキフキ

妹「どうしてでしょうか。向こうの方が兄妹っぽいです…」

男の娘「(´・ω・`)」
991 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 02:26:01.05 ID:TM2VN63eo
妹「くっ…!こうなったら…!」

妹「ああん!兄さん!」ビシャッ

兄「どうした妹よ?」

妹「制服の胸部に練乳が大量にかかってしまいました!兄さんの舌でねぶるようになめとってください!顔をうずめて色々まさぐりながら!」

兄「………」

兄「なあ友」

妹「Σ(゜д゜)」

男の娘「……」

妹「体操服に着替えてきます…」トテトテ

委員長「ねえ」

男の娘『なに?』スラスラ

委員長「妹ちゃんはいつからあんな風になったの?」

男の娘『ついこないだかな』スラスラ
992 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 15:30:00.85 ID:TM2VN63eo
放課後

兄「さてと」

委員長「帰りましょうか」

兄「いや、俺は寄り道する」

委員長「そうなの?」

兄「ああ、友とな」

男の娘『何か約束してたっけ?』スラスラ

兄「いやさっき決めた」

委員長「あんたねえ…本人の意思も確認しなさいよ…」

兄「おう!だから今から確認しに行くんだ!」

委員長「あっそ…」

男の娘『あれ?でも今日って…』スラスラ

兄「ん?なんか用事でもあるのか?」

男の娘『うん、確か布が切れたから買いに行くとか言ってたような…」

兄「何の布よ?」

男の娘『何か作ってるんじゃないかなあ』スラスラ
993 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 17:11:23.39 ID:TM2VN63eo
今気づきましたが>>971でメモ消してませんでした…すいません…
994 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 18:00:40.80 ID:TM2VN63eo
妹「兄さん!帰りましょう!そして二人きりの蜜月の」

兄「悪い今日友と一緒に帰る」

友「は?」

兄「お前今日布買いに行くんだろ?」

友「なんで知ってるんですか?エスパーですか?なら今の私の心情を読んでみてください。もういく気になれないでしょうから」

兄「はいはいツンデレ乙乙。というわけで行こうぜ?」グイッ

友「ちょっとぉ!?」

兄「口では嫌だ嫌だと言っておきながら身体は正直じゃないか」

友「引っ張られたら歩くしかないでしょうが!ていうかそのフレーズ大嫌いだからやめてください」

兄「すんませんでした」

妹「………」

委員長「妹ちゃん…」

妹「ホント兄さんは放置プレイが上手ですね」ハァハァ

委員長「…」

男の娘『もう気にしない方がいいよ。色々』スラスラ

委員長「帰りましょうか…」
995 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 18:01:15.31 ID:TM2VN63eo
兄「と、ついたわけだ」

友「カ○タですね」

兄「それ多分絶対地元の人しかわからない」

友「ここにはよくお世話になってます」

兄「良い匂いするな」

友「手芸店はどこもこんな感じですよ?」

兄「いや友が」スンスン

友「…ちっ」

兄「舌うちが柔らかくなってるのはフラグでしょうか」

友「いいえありえません」

店員「あ、友さん。いらっしゃいませ」

友「こんにちは〜」
996 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 18:04:35.19 ID:TM2VN63eo
店員「あら?そちらの方は…」

友「ああ、この人は」

店員「もしかして彼氏?」

友「違います」

兄「ええ、違いますよ。夫です」

店員「あらあら!」

友「うらぁっ!」ガスッ

兄「ひぎぃ!」
997 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/19(木) 18:05:05.81 ID:TM2VN63eo
店員「じゃあただの先輩だったんですね」

友「そういうことですよ」

兄「蹴らなくてもいいじゃん…お茶目なジョークだったのに…」

友「シャレにならないんですよ」

兄「ってことは少なからずそうなる可能性があると考えている…ってことでおk?」

友「そんなわけないでしょうが。お兄さんの眼がマジだったからですよ」

店員「結構お似合いだと思いますよ」

兄「ほらな!?」

友「ほらな、じゃないですよ!店員さんも余計なこと言わなくていいですから!」
998 :作者 ◆1pPSiuKZ4bLX [age saga]:2012/07/20(金) 08:14:11.23 ID:AA/L4Iw+o

友「たといお兄さんが本気だったとしても私はそんな気毛頭ありませんから」

店員「あらあら…残念ですねお兄さん」

兄「いやこの子ツンデレなんですよ。なんだかんだでずっと一緒に行動してますし」

店員「へえ〜…意外ですね〜」

友「そんな事実は無根です!私もう勝手に行きますからね!」

兄「ね?」

店員「へえ〜……」

友「ああもう!あんたも来い!!」

兄「あ〜れ〜」
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/21(土) 10:57:57.51 ID:S4p42sKq0
    
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/21(土) 10:58:52.63 ID:S4p42sKq0
        
1001 :1001 :Over 1000 Thread
☆.。 .:* ゜☆.  。.:*::::::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::::::::::::: 。.:*゜☆.。.:*
:::::::::::::=:。.: *  ・゜☆  =:☆.。 .:*・゜☆.  。
:::::::::::::::::::::::::.:*゜☆  =:. :*・゜☆.::::::::::::☆
。.: *・゜☆.。. :* ☆.。:::::::::::::::.:*゜☆  :。.:・゜☆.。
::::::::::::::::: *=@☆.。::::::::::::::::::::::::::::::.:*・゜☆    =磨K☆.。
:::::::::::::::::::.:*・゜☆  :. :*・゜☆.::::::::::::::::::::::::::゜☆.
:  =: :   *  ゜☆.。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
☆.。 .:* ゜☆.  。.:*::::::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::::::::::::: 。.:*゜☆.。.:*
:::::::::::::=:。.: *  ・゜☆  =:☆.。 .:*・゜☆.  。
:::::::::::::::::::::::::.:*゜☆  =:. :*・゜☆.::::::::::::☆
。.: *・゜☆.。. :* ☆.。:::::::::::::::.:*゜☆  :。.:・゜☆.。
::::::::::::::::: *=@☆.。::::::::::::::::::::::::::::::.:*・゜☆    
:::::::::::::::::::.:*・゜☆  :. :*・゜☆.::::
   ::  !ヽ  :
   :     !ヽ、    ,!  ヽ
                 ,!  =]‐‐''   ヽ:
   :   / ´`)'´    _      !、
            lヽ /   ノ    , `     `!:
       lヽ、  /  Y    ,! ヽ-‐‐/          l
.     =@>‐'´`   l   ノ   ヽ_/          ノ:
      ,ノ      ヽ =@           _,イ:
    '.o  r┐   *   ヽ、 ヽ、_     ,..-=ニ_
    =@   ノ       ノヽ、,  !..□ /     ヽ
     ヽ        .ィ'.  ,!    ハ/    、   `!、    七夕に…
      `ー-、_    く´ =@    /     ヽ  
         ,!     `!  l              ヽ、__ノ    このスレッドは1000を超えました。もう書き込みできません。
         l     `! `! !              l
          l  . =@ ,=@ヽ、 、_ ,ィ      ノ               
         l、_,!   し'   l =@  `l     =@               ://vip2ch.com/
1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
ほむら「身長が…」 @ 2012/07/21(土) 07:31:48.23 ID:YOOknRo50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342823508/

男子高校生の観察日記 @ 2012/07/21(土) 02:48:15.86 ID:P46humKC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1342806495/

あなたの手で私のヴォイドを取り出して・・・ @ 2012/07/21(土) 02:10:44.58 ID:BlgbrwG+o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1342804244/

ウルトラマンゼロ「これから俺達は、一心同体だ!」 ほむら「……出ていって」 @ 2012/07/21(土) 02:02:10.30 ID:J4UAEQ850
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342803730/

あずさ「少し愛して、長〜く愛して」 @ 2012/07/21(土) 02:00:24.21 ID:HpQydjvt0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342803623/

スレ立てテスト @ 2012/07/21(土) 01:58:04.65 ID:+U1umLtjo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1342803484/

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2012/07/21(土) 01:45:18.00 ID:428fdxHp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1342802717/

恒一「ポケモンバトルに負けたら廃人になる現象?」 @ 2012/07/21(土) 01:22:51.95 ID:JYFdENZ/0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342801371/



VIPサービスの新スレ報告ボットはじめました http://twitter.com/ex14bot/
管理人もやってます http://twitter.com/aramaki_vip2ch/
Powered By VIPService http://vip2ch.com/

545.91 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)