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魔法少女&怪獣飛翔まどか☆ゴジラオールスターズ2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/24(土) 22:50:07.24 ID:tB3+N8O80
   r‐------- 、.i'''''''Y'''''''l.  .,/'、      _.  |゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ヽ
   .l        `゙  l   ! ./   ゙'-、!´ .l!  | |              l
   l             ''ミ'''''''゙..、 \       .l  .|,===============..
   "''''''''''''''''''''l     │./   .`''''!=v.,/ ̄ ̄ ̄´|              ヽ
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 l゙                !  .`-、    .,/゛       `'-、    .,/
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魔法少女まどか☆マギカとゴジラとイカ娘のクロスオーバーSSです。

前スレ

魔法少女&怪獣咆哮まどか☆ゴジラオールスターズ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1327844155/

前々スレ

怪獣顕現まどか☆マギカ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1323614857/

その前スレ

とある魔法少女と怪獣王

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1321369755/

更にその前スレ

魔法少女まどか☆ゴジラ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1319294430/

そんで最初のスレ

ほむら「怪獣!?」ゴジラ「…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318087601/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1332597007(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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(安価&コンマ)転生して高校野球で甲子園目指す @ 2024/11/14(木) 00:40:46.26 ID:7f/dZZLB0
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【孤独のグルメ×プロセカ】2作品劇場公開記念 セカイのグルメ 第4章 司のグルメ @ 2024/11/14(木) 00:37:43.11 ID:SkQC9idb0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1731512262/

やる夫が正史を書くようです62 @ 2024/11/14(木) 00:36:06.26 ID:5cqfJtbK0
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オッペンハイマー @ 2024/11/13(水) 21:46:18.51 ID:yzBlxKnbO
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じゃ、飲むから @ 2024/11/13(水) 19:06:00.19 ID:QeFcWBRQO
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【孤独のグルメ×プロセカ】2作品劇場公開記念 セカイのグルメ 第3章 こはねのグルメ @ 2024/11/13(水) 07:24:12.83 ID:quCZnHpm0
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SPEEDY SPEED BOY @ 2024/11/12(火) 21:43:17.72 ID:fLN+BGQQO
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【孤独のグルメ×プロセカ】2作品劇場公開記念 セカイのグルメ 第2章 みのりのグルメ @ 2024/11/12(火) 07:52:38.14 ID:a9HD/l6n0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/24(土) 23:22:26.97 ID:lRhEvwZb0
oK
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/24(土) 23:49:57.67 ID:7CoIvsLmo
スレ立て乙
なんで前スレの奴は次スレ立つ前に埋めたんだろうな
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 00:21:22.29 ID:xhzPD5U10
ロリこんばんは。シンフォギアは次回で最終回か・・・。

前スレ>>995

グランマは昔は凄い美人さんで、グラマーだったみたいよ。

再開します
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 00:26:20.06 ID:xhzPD5U10
まどか「えーっと、サキさんの話だと、確か次はニコちゃんがサキさんの魔法少女のチームに入ったんだよね?」

ニコ「そう」

まどか「聞いても良いのかな?ニコちゃんはどうして魔法少女になったの?」

ニコ「・・・」

まどか「ニコちゃん?」

かずみ「ニコ?」

ニコ「そんな昔の事は忘れたね」

カオル「何だそりゃ・・・」

ニコ「私は今を生きる女。過去を振り返るよりも、未来を夢見るよりも、今、この瞬間を生きていたい・・・そういう事」

里美「はぁ。それにしてもニコちゃんって謎が多いわよね。何処から来たのかも、どうして魔法少女になったのかも私達は知らないわ」

ニコ「女はミステリアスな方が魅力的なんだぞ」

みらい「そもそもニコって何歳なんだ?」

尚、年齢はまどか、海香、カオル、里美、すみれが14でかずみとニコも同じ?みらいは13、サキは17。

ニコ「数えるのを止めてどれくらいになるか・・・」ウーム

海香「いや、あなた何百年とか生きた妖怪か何かなの?」

ニコ「似たようなもの、かな」

すみれ「バトルムーンウォーズ銀の妖怪の定義では魔法少女もそれに入る・・・とかそういう意味じゃ無くて?」

カオル「そんなマニアックな質問しても・・・」

ニコ「違うとも言えるし、そうとも言える」

カオル「通じた!?」

みらい「あーもう・・・相変わらずはっきりしない奴だなぁ・・・」

すみれ「前から思ってたけど、神那さんって変ってるわね・・・」

かずみ「サキは知ってるの?ニコの事・・・私は教えてもらったけど忘れちゃったみたいだから・・・」

サキ「あぁ。だから断言できる。ニコは確かに怪しい感じはするが、間違いなく信頼出来る私達の仲間だ。
彼女が自分の事を語りたがらないのは、君達に知られたくないから。聞けば解るが・・・確かに知られない、知らない方が互いに良いだろう」

里美「それも知らない方が幸せって事?」

ニコ「大体そんな感じ」

まどか「軽々しく聞いちゃいけない事だったんだね・・・ごめんね、ニコちゃん」

ニコ「聞くだけなら問題なし。ま、私の事は気にしなくて良いよ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 00:58:26.49 ID:CrSyJXGlo
主さん前の奴は俺じゃないですよ。ID見れば解ります。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 01:04:28.61 ID:CrSyJXGlo
そもそも前スレの残りのレス俺じゃないし。
第一名前表示を悪用してるんで。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 01:40:23.23 ID:xhzPD5U10
解りました。まぁ、困ったけど気にして無いけども。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 01:41:13.87 ID:xhzPD5U10
把握しました。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 01:42:16.37 ID:xhzPD5U10
あら、1つ目書けて無いと思って2つ目書いてしまった・・・。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 01:42:41.19 ID:xhzPD5U10
みらい「サキ、海香、カオル、かずみ、ニコと来れば次はボクだな」

まどか「教えてくれるの?」

みらい「あぁ!まどかとボクは友達で仲間だからな!!」

まどか「うん!それで、みらいちゃんが契約したのはどんな理由なの?」

みらい「ボクは学校で虐め・・・って程じゃ無いけど、無視されて友達が出来なかったんだ」

まどか「そう・・・なんだ」

みらい「テディベアとかぬいぐるみだけがボクの友達だった。そんなある日、怪獣に襲われて殺されそうになった時、サキが助けてくれたんだ」

サキ「あの時、その後みらいも私を庇って助けてくれた。普通の人間の身で大怪我をする無茶をするなんて驚いた」

みらい「そうしないと、助けてくれたサキが怪我をする所だったんだぞ!それで怪我をして気絶したボクをサキが抱いて帰って海香達に介抱されたんだ。
そこでジュゥべえに会って、契約して魔法少女になった。理由はサキ達と友達になってずっと一緒にいたかったからだ」

カオル「契約なんてしなくても友達になったのに・・・」

ニコ「魔法少女なんて基本、ならない方が幸せだよ」

みらい「一緒にいるだけじゃなく、仲間になってサキ達を守りたかったからな!それに、欲しいものもあったし」

まどか「欲しいもの?」

みらい「ボクのテディベア達の為の大きな家!博物館が欲しいんだ!!」

まどか「へー・・・ぬいぐるみの博物館かぁ・・・素敵だね」

海香「(夜に入ったらほむらが気絶しそうだけど)」

みらい「その博物館の名前は“アンジェリカ・ベア”にするんだ!」

すみれ「アンジェリカは英語で明日葉、若葉みらい、あなたそのものね」

みらい「うん!この名前はそう言ってかずみが付けてくれたんだ・・・けど、覚えて無いんだよな?」

かずみ「うん・・・ごめん、みらい」

みらい「一々気にすんなって!記憶喪失なんだからしょーがないぜ!!で、博物館を建てる為のお金の為にグリーフシードやお金を稼いでるって訳だ」

里美「今回ので目標に届いたんじゃ無いかしら?私達が倒した怪獣のグリーフシード、キングギドラもガイガンも上級の怪獣だから換金したら凄い額のお金になる筈よ」

みらい「だとしても、世界が落ち着くまでボクは待つぞ。この戦いに勝っても世界はメチャクチャじゃだろ。
ボクの欲しいものは後回しで良い。それに、ボクだけじゃそこまでの金額になって無いしな!」

まどか「ねぇ、みらいちゃん、私が手に入れたグリーフシードを戦いが終わった後に・・・」

みらい「良い!それはまどかが欲しいもの、したい事の為に使ってくれ。ボクは、ボク自身の力で夢を叶えたい」

サキ「偉いな、みらいは」

みらいの頭をそっと撫でるサキ。

みらい「えへへ・・・」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 01:50:34.93 ID:CrSyJXGlo
アンジェリカって某シンガーソングライターを思いつくな。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/25(日) 01:57:34.22 ID:yRTphdhzo
姫騎士しか思い浮かばなかった俺は汚れてるな
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2012/03/25(日) 02:18:52.32 ID:DKPPG6hg0
俺も姫騎士の方が・・・
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/03/25(日) 02:20:04.54 ID:a2+2UFgDO
乙です

今更かずみ3巻読み終わった身としては今の展開がちょうど重なってテンションが上がります。

かずみも、まどか本編と同じく特撮好きにはニヤリとさせられるようなシーンがあって面白過ぎる。

レイトウコのシーンは東京SOSのラストを思い出すし、かずみのおばあちゃん云々はカブトだし、最後なんて原作版のショッカーライダーじゃなイカ……
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 03:16:38.77 ID:CrSyJXGlo
もう夜中の3時周った。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 04:28:22.92 ID:xhzPD5U10
里美「最後は私ね。3歳の誕生日に出会ったネコちゃん・・・サレちゃんって名付けたんだけど、とっても可愛いかったの」

まどか「へぇ・・・私もネコちゃん好きだよ。可愛いよね!」

里美「うん!でも、サレちゃんが病気になって、その子の何時もと違う声や様子に気付いてあげられ無くて・・・死なせちゃったの」

まどか「それは・・・辛かったね・・・」

里美「ええ。それで私は願ったの。動物の言葉が解る力を、どんな子でも助けられるようにって。
その方法が無いか私は考えたの。自分でも何をバカな事を思ったけど・・・それからしばらくして、街の端の方で人の言葉を話すネコちゃんを見付けたの。
運命かと思ったわ。或いは私に本当に動物の言葉が解る力があったのかと思ったわ。
でもそれはかずみちゃんと話す、ネコに擬態したべえちゃんだった。それが私とかずみちゃん達との出会い」

まどか「それで魔法少女の事を知ったんだね」

里美「そう。そこで私は動物が何を伝えようとしているか解る力が欲しくて魔法少女になったの。
グリーフシードの報酬で感覚器官に手を加えればなれるかも知れないっていう、藁にも縋る気持ちだったわ。
でも契約する時、その願いを心に強く祈ったら、運命なのかどうかは解らないけど、本当に動物の言葉、というか鳴き声からその感情や気持ち、考えが解る力を固有能力として得たのよ」

まどか「へぇー・・・それは凄いね」

里美「これが私の魔法少女になった理由」

すみれ「じゃあ、メガニューラ達が何を言ってるかも解るの?」

里美「彼らは只鳴き声を発しているだけで、喋っている訳ではないから解らないけど、何を考えているかは解るわ」

カオル「あー・・・それは私達でも解る」

海香「そうね。彼らは生命のエネルギーを吸い取る事と、生きた生物の血肉を貪り食いたくて堪らないみたいね。特に第二次性徴期の少女の溢れる生命力、それも高い素質を持つ魔法少女のそれは彼らにとって量は少ないけど美味なキャビアみたいなものでしょうね」

まどか「だから私達を狙ってるんだ・・・」

サキ「その分、シェルターの方へ行くのを防げている訳だけれど」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 04:36:22.38 ID:xhzPD5U10
>>12

アンジェリカと聞いてFallout New Vegasの幼女MODを思い付くのは自分だけで良い。

>>15

この辺りのシーンはかずみマギカ3巻を読んで書こうと思いました。
3巻ラストがショッカーライダー!確かにそれっぽい。まぁ、ショッカーライダーは仮面ライダーを倒す為に造られたんだけども。

>>16

何かSS読んでたらちょっと読むつもりが夢中になってそれから書いたらこんな時間に・・・。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 04:39:38.04 ID:xhzPD5U10
全然進んでないけど、今日は此処まです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は出来れば昼過ぎくらいに再開したい。無理だったら夕方に。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 04:45:43.30 ID:CrSyJXGlo
お疲れ様でした。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 13:21:10.29 ID:HHXZLnemo
コテ過剰反応しすぎ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 18:27:13.67 ID:xhzPD5U10
ロリこんにちは。まどマギポータブル届いた。

再開します。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 18:28:32.71 ID:xhzPD5U10
まどか「皆、色々あるんですね・・・」

サキ「戦いの運命を受け入れてでも叶えたい夢、得たいものがあった。それはそれぞれ違ったけれど、根本は皆同じだった」

海香「大切なものを守る為。そんな大事な事を私達は忘れていたわ」

カオル「それを思い出させてくれたのはまどか、君だ」

まどか「私・・・?」

みらい「命を賭けて大切なものを守る為に戦う。暴れるスペースゴジラにあいりやほむら達を助ける為に挑むまどかを見て、人々を守る為に怪獣と戦っていたボク達を思い出したんだよ」

里美「私達のして来た事は結果として多くの人を救ったのかも知れない。でも、多くの血と涙を流してしまったのも、また事実」

ニコ「10000人を救う為に100人殺す。それが私達のして来た事」

サキ「犠牲になる人達の事を知ってやっていた。許されるとは思わない」

カオル「だから私達はこれからは君やあいり、力の無い人々をを守る為に戦い続ける。そう決めたんだ」

まどか「私にはあなた達の気持ちが解るなんて言えないけど・・・今のサキさん達は正しいと思います」

海香「ありがとう」

かずみ「皆・・・こんなに辛かったんだね。こんなに・・・私は何も覚えて無いけど・・・私も一緒に背負うから!!」

里美「かずみちゃん・・・」

かずみ「私、悔しいよ・・・どうして何にも覚えて無いの?ねぇ、記憶を戻す魔法って無いのかな?」

ニコ「楽しい思い出ばかりじゃ無いかもよ?後悔するような事だって、沢山あったかも知れない」

かずみ「それでも良いよ。それも全部ひっくるめて今の自分を形作ってる。その自分からは私、逃げたくないんだ」

ニコ「何時だって君の言葉は、ココロに来るね」

かずみ「え?」

ぎゅっ・・・

ニコがかずみを抱き締める。

かずみ「ニコ・・・」

ニコ「今は何も聞かずに私に君を守らせて欲しい。君の盾になれたら、私の誇り」

まどか「皆から愛されてるんだね、かずみちゃん」

まどかは優しく笑ってかずみを見る。

かずみ「う、うん・・・」

まどか「何だかかずみちゃんとニコちゃん、私とほむらちゃんみたいだね」

ニコ「私はド変態じゃ無いぞ」

まどか「あー、うん、そうだけど・・・」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 18:29:02.17 ID:xhzPD5U10
かずみ「ねぇ、どうしてニコは私にそんなに優しいの?私は、私もニコが何者か知らない。知らなくても良い。でも、せめてそれだけは知りたい」

ニコ「・・・私が何をしにあすなろに来たと思う?」

かずみ「え?何でだろ・・・サキ達を助ける為?」

ニコ「君を殺す為、と言ったら君は信じる?」

かずみ「え・・・?」

カオル「な・・・!?」

みらい「ニコ!?」

里美「本当なの、ニコちゃん!?」

海香「何、真に受けてるのよ。何時ものニコの冗談よ。ねぇ、サキ?」

サキ「・・・」

海香「サキ?」

サキ「あ、あぁ・・・そうだな」

海香「?」

かずみ「や、やっぱり冗談だったんだ・・・もう、こんな時に変な冗談は止めてよ・・・」

ニコ「ふふっ、ごめんごめん。さて、本当の事を言うと私は死に場所を求めてさすらって来た」

かずみを抱き締めたままニコは囁く。

かずみ「え・・・?また冗談・・・だよね?」

ニコ「今度は冗談じゃ無いよ。生きる意味を失った私は死に場所を求めてあちこちで怪獣と戦い続けた。
でも、困った事に私とメカゴジラUを殺してくれる怪獣には出会えなかった」

かずみ「で、でも、その時、ニコは沢山の人を怪獣から助けたんだよね?」

ニコ「機械のように何も感じなくなった魂には、栄光も勝利も空しいだけだった。
そして流れ着いたあすなろ市でかずみ、君に出会った。そして話したんだよ」

かずみ「どんな事?」

ニコ「色々、ね。主にお互いが何者か」

かずみ「(私やニコが何者か・・・やっぱり思い出せない)」

ニコ「私の境遇を聞いた君は私抱き締めて、こう言ってくれた。“私が、ニコの生きる意味になるよ。だからお願い、ニコ。私の為に生きてよ”」

かずみ「(わ、私そんな事言ったんだ・・・何ていうか、凄い情熱的・・・)」

私のソウルジェムのように鈍色だった世界に色が着いたよ。空っぽだった心に、何かが溢れて来た。君は、もう一度私に生きる意味を与えてくれた。
私の勲章はその時に君が流してくれた涙。君をこの命で守る。どうかな?今の君も、私の生きる意味になってくれるかな?」

かずみはニコを強く抱き返す。

かずみ「うん!勿論だよ!お願い、ニコ!私の為に生きて!絶対に死なないで!!」

ニコ「はいよ、了解。君の祈り叶える為の力になろう」

まどか「(良いな、かずみちゃんもニコちゃんも・・・でも、私にもほむらちゃんやあいりさんが・・・
ううん、かすみちゃん達も同じ大切な人達・・・お互い守り合う姿はとても素敵で、皆私の友達で仲間だから、とっても嬉しいなって、思ってしまうのでした)」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/25(日) 18:44:44.18 ID:xhzPD5U10
ちょっと飯とかで外します。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/03/25(日) 22:32:53.61 ID:9gCie8qd0
グローバーフィールドにでた謎の生物は、少なくともジラよりも強い(ミサイル直撃にも耐えた)

その映画の中で、謎の生物の体に寄生した生物が兵士や一般人に襲うシーンがある。

そのシーンがちょうどメガニューラに似ていた。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 22:49:25.08 ID:CrSyJXGlo
>>26
クローバーだよ。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/26(月) 00:40:43.05 ID:nYrbYa7ao
あぁー遅い・・・。深夜に起きてると体に悪影響だな・・・こりゃ・・・。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 01:27:57.38 ID:lhPxTnbp0
>>26

寄生した生物・・・ショッキラスみたいなのかな。

>>28

済まない。行きたくもないくだらない集会に付き合わされていたのよ。マジでうざいくだらない話をされて思っていたよりずっと長くなって終わらなかった。嫌過ぎた。

再開します。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 01:28:50.13 ID:lhPxTnbp0
海香「もうメガニューラは片付いたみたいね」

海香が辺りを見渡す。破壊されて廃墟と化した辺りの建物の天井や屋上はメガニューラの死骸で埋まり、その血で面積の殆どが染まっていた。

まどか「あいりさんは・・・?」

みらい「あれ?何処行った?」

みらいが辺りを見ても最強の怪獣王ゴジラとスペースゴジラは見えてもあいりの姿が見えない。

かずみ「怪我して何処かに隠れてるとか・・・!?」

カオル「無いと思うけど、あれだけの数のメガニューラが相手だったから・・・」

里美「あいりちゃん、無事なの!?返事をして!!」

里美の叫びに応えるようにあいりが彼女達の真上から降りて来てバルグザーダン、シーガン、ラジン、メカゴジラU、バルガロン、ジャルム、ヴァグノザウルス、ヤマタノオロチが近くにいる、まどかやかずみ達が待つビルの屋上に着地する。

あいり「よう!このあいり様の事が気になる御様子で!!」

ゴジラ(FW)「・・・」

スペースゴジラ「・・・」

彼女と共に最強の怪獣王ゴジラとスペースゴジラも近くに来た。

ニコ「無事?」

あいり「当ったり前だろ。この私が虫ケラ如きに遅れを取るものかよ」

海香「周辺にメガニューラの反応なし・・・こんな短時間で魔法少女1人と怪獣2体であんな数のメガニューラを駆除するとは流石ね」

かずみ「わはっ」

まどか「怪我は無いですか?」

あいり「この通りさ。怪我1つ無いよ」

あいりはまどかの頭を撫でる。

あいり「まどかも怪我は無い?」

まどか「はい!あいりさんのお陰で皆怪我1つありません」

かずみ「やった、やったー!!あはははははははは!!」ダキッ

かずみがあいりに駆け寄って抱き付いた。

あいり「止めろ、馬鹿!何をするんだ!!」

かずみを押して離すあいり。

かずみ「怪我しなかったのはあいりのお陰だよ!ありがとう!あはははははははは!!」ガシッ

再びあいりを抱き締めるかずみ。

あいり「だから止めろと言ってるだろ!!」

あいりもかずみを再び押し離す。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 01:29:25.78 ID:lhPxTnbp0
あいり「良いか?私はあんた達を守った訳じゃないんだよ!!
可愛い弟子のまどかに怪我をさせない為とグリーフシードを余計に消費しない為に、私達だけで片付けたんだ!!
すみれは守ってやるつもりはあったけど、あんた達は万が一の討ち漏らしの為にまどかと一緒にいさせただけなんだよ!勘違いするな!!」

かずみ「そんな事言ってー。メガニューラがちょっと来てもくらいまどかの相手にならないよ。
それでも私達に一緒にいろって言ったのは、私達にも怪我させない為なんだよね?
あいりってとっても優しいから大好きっ!!」ガバッ!

更にあいりに抱き付くかずみ。

あいり「うるさい、馬鹿!違うって言ってるだろーが!!」

あいりは更にかずみの両肩を持って離す。

かずみ「えへへへへへへ・・・」

かずみは嬉しそうに笑っている。

サキ「あいり、ありがとう」

あいり「だから違うって何度言えば解る!?」

サキ「君はまどかを守る為とグリーフシードの消耗を防ぐ為に戦ってくれたんだろう?なら、礼を言うべきだ。仲間を守って、こちらのコンディションの事を考えてくれたのだから」

あいり「あ、あぁ・・・」

海香「感謝するわ。あいり、ありがとう」

カオル「ありがとう!!」

ニコ「サンクス」

里美「ありがとう、あいりちゃん!!」

みらい「ありがとうな!!」

すみれ「ありがとうございます!」

あいり「あんた達本当に解ってるのか・・・?」

まどか・かずみ「うふふ・・・」ニコニコ

まどかとかずみはそんなあいりを嬉しそうに見詰めている。

あいり「あぁ、もう!マミ達に合流するんだろ!?行くなら今の内だぞ!!」

サキ「そうだな。行こう、皆」

そしてまどか、かずみ、海香、カオル、ニコ、里美、みらい、サキ、あいり、すみれは最強の怪獣王ゴジラ、バルグザーダン、シーガン、ラジン、メカゴジラU、バルガロン、ジャルム、ヴァグノザウルス、スペースゴジラ、ヤマタノオロチと共にマミ達に合流すべくそちらに向う。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 01:41:16.44 ID:lhPxTnbp0
全然進んでないけど、此処までにします。
何時も遅くてすいません。てか、書くの休日より平日の方がはかどる。何でだ。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
それでは明日に!
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/26(月) 02:09:19.94 ID:nYrbYa7ao
お疲れ様でした。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 23:11:18.75 ID:lhPxTnbp0
ロリこんばんは。モンスターアーツでファイヤーラドンが7月に発売だそうです!で、キングギドラは何時?

再開します
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 23:12:12.71 ID:lhPxTnbp0
ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオ!!」

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアアェッ!!」

ゴジラ(機龍)「グギャオオオアァアアアアアーーウウゥ!!」

水爆大怪獣ゴジラや激光巨獣ゴジラ、粉砕の怪獣王ゴジラの放射熱線が端から空を覆い尽くすメガニューラ達を消し飛ばしていく。

ミニラ(初代)「ピギィイイイイー!!」

ミニラ(FW)「ビギィイイイイイ!」

ゴジラ(息子)「グゴアアアアーーウウウーーアァエンッ!!」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアーーウウウーーアアェ!!」

怪獣王の幼体ミニラ、怪獣王の息子ミニラに集るメガニューラを、雄大巨獣ゴジラや進撃巨獣ゴジラ達が放射火炎で駆除していく。

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアーーウウゥ!!」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアアアーーーウウウ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイイイ!?」

不死身の怪獣王ゴジラが全身に取り付いているメガニューラを体内放射で一掃し、無敵の怪獣王ゴジラは尻尾の針を腹部に刺しているメガギラスを、体内放射の衝撃波でバラバラに吹き飛ばす。

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウゥ!!」

ゴジラジュニアは口でメガニューラを噛み潰し、長い尻尾で叩き潰していく。

モスラ(平成)「キィイッ!!」

幽玄巨蛾モスラは羽から電磁鱗粉を撒いてビームパルサーを乱反射させて次々にメガニューラを撃墜する。

モスラ(GMK)「キィエアッ!!」

海の守護神モスラは尻尾の先端から毒針をメガニューラの群れに掃射して次々に撃ち落す。

アーマード・モスラ「ギィアア!!」

メガギラス「ギィイイイイイイイー!!」

アーマード・モスラは超高速で直線飛行、エクセル・ダッシュで全身に纏わり付いているメガニューラを吹き飛ばし、ぶつかったメガニューラ達を潰し、更に正面からハサミで止めようとして来たメガギラスの身体をハサミごと粉砕する。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/26(月) 23:26:23.68 ID:rdU9+rBAO
暫く見ない内にまた板が立った・・・だと・・・
これでいくつ目だよwww
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/26(月) 23:47:01.07 ID:lhPxTnbp0
6つ目だよ。こんなに長くなるなんて自分でも訳が解らないよ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 00:20:51.56 ID:0vajhZIK0
ラドン(FW)「キュエエエエエエエーーゥウウウ!!」

低空に降りて来た原始翼竜ラドンが全速力で飛んで超音速衝撃粉砕波でメガニューラの群れを蹴散らしていく。

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアァン!!」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイーーイ!!」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエェーーン!!」

猛龍アンギラスや地底聖獣バラゴン、ゴロザウルスがメガニューラに次々に牙で噛み付き、足で踏み付け、尻尾を振るって倒して数を減らしていく。

キングコング「グゴォオオオオオン!!」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァェン!!」

キングシーサー(初代)「ゴォオオアアアオオオ!!」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアアアーーウウウーーアァエエ!!」

豪力巨獣ゴジラはキングコングの、屈強巨獣ゴジラは琉球の守護神キングシーサーの身体に取り付いているメガニューラを放射火炎で焼き殺し、
キングコング、守護神キングシーサー再び纏わり付かれないように走り、跳び回りながらメガニューラを叩き落す。

クモンガ(初代)「ギシュシュッ!!」

カマキラス(初代)「キイイイ!!」

巨大蜘蛛クモンガがメガニューラの空中の群れを口から発射した糸で絡め取り、それを巨大蟷螂カマキラスが鎌で切り裂いていく。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/27(火) 00:35:55.64 ID:831xt8u0o
つか平日で深夜遅くでうpしてる主さんは流石だが、やはり平日に読む人は辛いので(仕事に支障が出る)日曜や祝日だけにしてもらえれば良いと思う。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/27(火) 00:42:48.11 ID:XCY1DDe/o
読まなければいいだけの話だろ、自分だけの都合押し付けんなks
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/27(火) 01:01:43.51 ID:831xt8u0o
>>40
俺だけもそうだがお前も含んでんだよ!いい加減にしろ!
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/03/27(火) 01:29:15.78 ID:+WermqITo
>>40
2ch専用ブラウザであぼ〜ん(NG)登録オススメ。
俺はPCはギコナビ(VIP系の読み書きは設定で簡単な書き換え必要)、携帯はぬこブラウザで見てる。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 01:32:05.31 ID:0vajhZIK0
>>39

そうすると自分の事だから書くのをサボる可能性大。休日に今の状態の一週間分の半分とかになりそうな気がする。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 01:34:28.49 ID:0vajhZIK0
キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイ!?」

キングギドラが尻尾の針で刺そうと近付いて来たメガギラスに左右の首で羽と肩に噛み付き、中央の首からの引力光線でその身体を貫いた。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアーーイィッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは額からのレーザー光線と口からの熱線で片っ端からメガニューラを撃墜する。

ラドン(初代)「クォエエエエエエエン!!」

空の大怪獣ラドンは大好物メガヌロンの成虫メガニューラを次々についばんで美味しく頂いていく。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

狂龍アンギラス、溶岩怪獣バラゴンが口からの熱線でメガニューラを撃ち落し、暴龍アンギラスは暴龍怪球烈弾で身体を丸めて高速で跳ね転がり、メガニューラを轢き潰しまくる。

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

網状の糸を大蜘蛛怪獣クモンガは口から噴射して投げ網のようにメガニューラの群れを捕獲。口に糸を繫いだまま引き寄せて食べる。

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

カマキラスは空を飛んでメガニューラを追い掛け回し、追い抜き様に前足の鎌で切り裂く。

ショッキラス「ギィィーーーアアアアッ!!」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

子クモンガ「ギチュッ!!」

ショッキラスや大ネズミ、大蜘蛛怪獣クモンガの子グモはメガニューラから逃げ惑っているが、メガニューラはかなり減らされている。

ベビージラ「・・・」

一方ベビージラは殆どが建物の中に潜むか、地下街や地下鉄の線路を走り、メガニューラの襲撃を凌いでいる。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 01:37:01.44 ID:0vajhZIK0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/27(火) 01:38:42.91 ID:831xt8u0o
お疲れ様でした。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/27(火) 09:07:02.30 ID:7VHZB6dAO
>>41
休日とか時間のある時に纏めて読めばいいだけの話では?
それともリアルタイムで作者と遭遇しないといけない理由でもあるのか?
ここはチャットじゃないぞ。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/03/27(火) 21:21:02.53 ID:+WermqITo


トンボ勢はなんとか片付いてきたか・・・見滝原に来るからこんなことに・・・。
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/27(火) 22:54:21.52 ID:831xt8u0o
もしもし岡山、喧嘩売ってきたのはID:XCY1DDe/oがしてきた事なんですよ。
ただこっちも読んでるには読んでるんだから。
俺が言いたかったのは俺も主さんも読者も皆含めて夜遅くに起きて見てると体に悪影響でるって言ってるの。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 23:16:38.18 ID:0vajhZIK0
ロリこんばんは。風邪ひいた・・・ので今日はちょっとだけです。

>>48

トンボ勢が来たにはまどかやかずみ達にガールズトークしてもらうのと、防衛軍を撤退させてもらう為。
メガニューラは役目終わったので殆ど撃墜されてもらった。

>>49

深夜まで起きてたからか知らないけど、風邪ひいた・・・。

再開します
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 23:17:22.90 ID:0vajhZIK0
44修正から



キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイ!?」

キングギドラが尻尾の針で刺そうと近付いて来たメガギラスに左右の首で羽と肩に噛み付き、中央の首からの引力光線でその身体を貫いた。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアーーイィッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは額からのレーザー光線と口からの熱線で片っ端からメガニューラを撃墜する。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワ!!」

公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラが全身から硫酸ミストを噴き出して周囲のメガニューラを融かし、両眼からのヘドリウム光線で次々に撃ち落す。

ラドン(初代)「クォエエエエエエエン!!」

空の大怪獣ラドンは大好物メガヌロンの成虫メガニューラを次々についばんで美味しく頂いていく。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

狂龍アンギラス、溶岩怪獣バラゴンが口からの熱線でメガニューラを撃ち落し、暴龍アンギラスは暴龍怪球烈弾で身体を丸めて高速で跳ね転がり、メガニューラを轢き潰しまくる。

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

網状の糸を大蜘蛛怪獣クモンガは口から噴射して投げ網のようにメガニューラの群れを捕獲。口に糸を繫いだまま引き寄せて食べる。

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

カマキラスは空を飛んでメガニューラを追い掛け回し、追い抜き様に前足の鎌で切り裂く。

ショッキラス「ギィィーーーアアアアッ!!」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

子クモンガ「ギチュッ!!」

ショッキラスや大ネズミ、大蜘蛛怪獣クモンガの子グモはメガニューラから逃げ惑っているが、メガニューラはかなり減らされている。

ベビージラ「・・・」

一方ベビージラは殆どが建物の中に潜むか、地下街や地下鉄の線路を走り、メガニューラの襲撃を凌いでいる。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 23:32:59.16 ID:0vajhZIK0
こまち「大分メガニューラが減ったわね」

メガギラスは大半が生き残っているが、こまちの視界には少し前まで空を埋め尽くしていたメガニューラの姿は殆ど無い。

エリーゼ「今の内に皆に合流するわよ。付いて来て!行くわよ、メガロ!!」

メガロ「ジュエエエエーーッ!!」

ひより「はいっ!ギドラ行くよ!」

ギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

クレア「機龍、マミさん達の方へ行きましょう」

機龍ブラック「ギォオオオオオオオン!!」

イカ娘「ゲゾラ、無事でゲソね?また敵が集まって来る前に急ぐでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」

こまち「さて、あたし達も行くわよ、バラン!」

バラン「ギャエエエエエーーウゥ!!」

移動を開始するこまち&バラン、ひより&ギドラ、クレア&機龍ブラック、エリーゼ&メガロ、イカ娘&ゲゾラ。

ひより「ねぇ、こまちちゃん」

地上を駆けるギドラに並んで跳ぶひよりが近くを跳ぶこまちに声をかける。

こまち「どうしたの、ひより?」

ひより「あの車、人が乗ってるみたいだよ」

ひよりが指す先には郊外に一台の停止した乗用車が一台。メガギラスの高周波で電子機器がやられたらしく、停止している。
軍の兵器のように高周波対策処置も無い一般車は、近くで多数のメガギラスから高周波を浴びれば完璧に電子機器を破壊される。
空からのメガニューラの襲撃が無くなった事で動けるようになった子クモンガ、ショッキラス、大ネズミが車の中の人間を見付けて、襲って食べようと包囲していた。
更に自分達の数が減って小型怪獣達を襲うのは危険と判断した生き残りのメガニューラ達も獲物を掻っ攫おうとその上を巡回している。

こまち「あ、本当。避難勧告を聞いていなかったのかしら?」

イカ娘「そもそも何でこんな戦場を普通の車がうろついているでゲソ?」

クレア「・・・私、こういう時の此処へ来たがる人を知ってるわ」

エリーゼ「私もよ」

ひより「・・・?・・・あ!ひょっとしてあの人達!?」

こまち「あー・・・成る程、あの連中なら来てもおかしくないって言うか、自分から突っ込んで来そうね」

イカ娘「どうするでゲソか?」

エリーゼ「勿論、助けるわよ。ひより、私とあなたで行くわ。後の3人は先にマミさん達の方へ向かって頂戴」

ひより「はい、解ったよ」

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

ギドラ「キュロロロロロロ!!」

その自動車の方へひより、エリーゼ、ギドラ、メガロが向う。

クレア「私達は先に行きましょうか」

こまち「はーい」

イカ娘「そうでゲソね」

こまち、クレア、イカ娘、バラン、機龍ブラック、ゲゾラは市街の中心の方へ向かっていく。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/27(火) 23:35:01.46 ID:0vajhZIK0
もうしんどいので今日は此処まで・・・。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は、風邪が治るかどうか解んないので、解んないです。多分無理。
では、多分明後日!
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/28(水) 00:03:23.50 ID:d525oZ9go
お疲れ様でした。お身体を大事にしてください。
これからも期待しています。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/28(水) 00:09:20.70 ID:1UNq68pAO
>>49
そんな事、お前さんが気にするような事じゃないって事が分からない?
子供じゃないんだから、体調なんて自己管理して然るべき。
いつ書き込むか、いつ読むかなんて各自が決めること。

はっきり言って、お前さんの主張してる事は「余計なお世話」だよ。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 01:33:41.64 ID:8BriaaLto
お前さんの主張も「火種」でしかないよ
良いことをしているつもりになってる人間を頭ごなしに否定しても余計な反発を招くだけなんだから
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/28(水) 03:30:31.31 ID:d525oZ9go
>>55>>56
子供じゃありませんが、火種なことしてるつもりでもありません。
もちろん自己管理もしていますが、余にも主さんが風邪を拗らせてしまっていたので心残りなだけです。
まあ、ここであーだこーだ言ってもしょうがないので、楽しく読ませてもらえば良いってことにします。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 09:16:11.41 ID:gNP0oxg+o
お前ら腫れ物によく付き合うな
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/28(水) 10:23:38.07 ID:d525oZ9go
>>58
腫れ物なんていうこと人の事言える事ではありませんが、荒れるのでもうここで止めにしましょう。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/29(木) 23:45:02.28 ID:+ZuD3xVQ0
ロリこんばんは。風邪かと思ったらインフルエンザだったでござる。

>>54

期待して頂いて非常に嬉しいです!昼寝ていたら楽になったので書けるだけ書いてみます。

再開します
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/29(木) 23:46:50.76 ID:+ZuD3xVQ0
武田「駄目だ・・・!エンジンが掛からない!メガギラスの高周波でやられたな・・・ショッキラスや大ネズミが近付いて来てる!何とか・・・何とかしないと・・・!!」

由里「あぁもう、メガギラスのバカ!デジカメが壊れちゃったじゃない!小型とはいえ、怪獣こんな間近で撮影出来るチャンスなんて無いのに・・・!!」

その車での中では由里と武田がそれぞれ別の理由で焦っていた。周囲からはショッキラス、大ネズミ、子クモンガが集まって来ている。
そしてその上では旋回するメガニューラ。

武田「こんな時でも君は余裕だね・・・」

由里「余裕なんて無いよ。死ぬならその前に誰にも出来ない事をやり遂げたいじゃない」

武田「いや、まだ死ぬと決まった訳じゃ・・・」

由里「この状況、どう考えても生き残るの無理でしょ?腹括ろうよ」

武田「き、君だけは俺が絶対に守るって言っただろ!!」

由里「武田君・・・」

大ネズミ「ギィー!!」

大ネズミが車のボンネットに乗って2本足で立ち上がり、鋭い前歯を剥き出しにする。立ち上がった身長2メートルのネズミはそれというより熊、それも大型のヒグマと言ったほうが相応しい。

由里「きゃああああああああ!!」

やっぱり余裕は無かった由里。運転席の武田に抱き付く。

武田「!!」

大ネズミ「ギィー!!」

大ネズミが前歯をフロントガラスに突き立てる。

バキィ!バキィ!ガシャアアアアアアン!!

数回前歯で突かれたフロントガラスはひびが入り、隙間が開く。

大ネズミ「ギイイ!!」

その隙間に前歯を引っ掛けてフロントガラスを引き剥がす大ネズミ。

大ネズミ「ギィー!!」

ショッキラス「ギィィーアアア!!」

子クモンガ「ギチュチュッ!!」

ガラスが無くなったフロントウィンドウにショッキラス、大ネズミ、子クモンガが2人を食そうと殺到して来た。

由里「嫌ぁあああああああああ!!」

武田「君だけは・・・絶対、俺が・・・このっ!!」

ショッキラス「ギィイイーアアア!?」

武田は由里の前に出て、車内へ入って来たショッキラスを掴み、外へ投げ捨てる。

子クモンガ「ギチュチュッ!!」

武田「うわっ!?」

由里「武田君!!」

子クモンガが前脚で武田の肩に引っ掛けて引き寄せる。

子クモンガ「ギチュッ!!」

武田の頭部に食らい付こうと開かれる子クモンガの針のように鋭い顎。それが武田の頭部に突き刺さり・・・かけた時、

ひより「バインド・シーカー!!」

子クモンガ「ギチュチュッ!?」

ショッキラス「ギィイイーアアアー!?」

大ネズミ「ギィー!?」

車に殺到していたショッキラス、大ネズミ、子クモンガ達が金色の糸、否、弦で縛り上げられ引き剥がされた。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/29(木) 23:47:54.00 ID:+ZuD3xVQ0
ギドラ「キュイイイイイイイ!!」

着地して駆けるギドラの引力光線の掃射が金色の弦で縛り上げられもの含め、地上の小型怪獣達を次々に消し飛ばしていく。

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

跳ねて来たメガロが口から地熱ナパームをばら撒いて小型怪獣達を爆破、燃焼させていく。

由里「護国聖獣のメガロとギドラ・・・!!」

車から出る2人。由里は2体の怪獣を見上げている。

武田「俺達を・・・助けてくれるのか?(でも、さっきの金色の糸は一体・・・?・・・!!あの娘か!!)」

武田の視線の先には普通の洋服とあまり変らない格好の少女。由里は怪獣に注目していて、彼女の事は気付いていないようだ。
抱えたハープから次々に金色の弦を伸ばし、操って2人のいる車に近付こうとするショッキラス、大ネズミ、子クモンガを縛って動きを止め、それをギドラが引力光線で消し飛ばし、踏み潰し、尻尾で薙ぎ払う。

メガニューラ「キチチチチチチチチチ!!」

上空を旋回していたメガニューラが数体、地上のショッキラス、大ネズミ、子クモンガがギドラとメガロに排除されているのを、これ幸いと由里と武田に向って急降下、襲い掛かる。

由里・武田「!?」

それに気付くが避けようにも間に合わない。

エリーゼ「ふっ!」

しかし、エリーゼが目にも止まらぬ速さで2人の前に立ち、出した右足で強烈に地面を踏むと、その衝撃で地面がめくれ上がって、壁のように立ち、メガニューラの突撃を受け止めた。

エリーゼ「はぁっ!!」

メガニューラ「キチチチチチチチ!?」

そして左の拳を壁に突き当て、壁を数体のメガニューラ諸共粉々に粉砕する。

大ネズミ「ギィー!?」

ショッキラス「ギィィーアアアアア!?」

子クモンガ「ギチュッ!?」

そして飛び散った壁の破片がしつこく由里と武田を狙う小型怪獣達を押し潰す。

エリーゼ「はぁああああああ・・・!!」グッ!

両の拳を構え、後ろの2人を狙う小型怪獣に相対するエリーゼ。
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/29(木) 23:50:10.24 ID:+ZuD3xVQ0
武田「女・・・の子・・・?」

由里「あ、あなた!?」

大ネズミ「ギィー!!」

子クモンガ「ギチュチュ!!」

右側から大ネズミと子クモンガが襲い来る。

エリーゼ「せいっ!やぁっ!」

エリーゼは拳で大ネズミの頭部を粉砕し、子クモンガの腹を蹴り潰す。

武田「!?」

由里「嘘・・・!」

そしてエリーゼは左腕で武田を、右腕で由里を抱えて跳び、メガロの肩の上に乗った。

エリーゼ「大丈夫ですか?」

2人に声をかける。

武田「あ、あぁ・・・」

由里「え、えぇ・・・ねぇ・・・」

エリーゼ「ひより、2人を確保したわ。皆と合流するわよ」

由里からの質問を遮ってエリーゼはひよりに由里と武田の無事を伝える。

メガロ「ジュエエエエエエー!!」

メガロは肩の上の3人を狙って飛来するメガニューラ達を角からのレーザー殺獣光線で迎撃する。
次々に撃ち落されるメガニューラ。

ひより「はいっ!ギドラ!」

ギドラ「キュロロロロロロ!!」

ギドラはショッキラス、大ネズミ、子クモンガの排除もそこそこに、ひよりと共に市街の中心へ向う。

エリーゼ「メガロ、行きましょう」

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

メガロは生き残っている小型怪獣へ地熱ナパームをばら撒いた後、ギドラに続いて市街の中心の方へ行く。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 02:20:49.21 ID:g/lnZ/UM0
私と姉さん、バトラ、メカキングギドラは皆と合流して、シェルターを守るべく防衛ラインを構築する為に皆と合流する。

まどか「良かった、ほむらちゃんとマミさんも無事だったんだ」

さやか「ほむらー!マミさーん!」

杏子「よう、生きてたか」

かずみ「2人が無事で私も嬉しいよ!」

海香「何はともあれご苦労様」

里美「私達は何にもしてなかったからね・・・」

ニコ「“優しい”あいり達が全部片付けてくれたからねぇ」

あいり「だから、あんた達を守る為じゃなくて、まどかを守らせただけだと何度言えば解るんだ?勘違いは止めるんだよ」

カオル「ツンデレなあいりも可愛いなぁ」

あいり「そうか、カオルはそんなに死にたいのか」ニッコリ

カオル「ちょ!笑顔で私の胸倉掴んで拳銃を顎に押し付けないでよ!じょ、冗談だって!!」

すみれ「お、落ち着いて、あいりさん!!」

みらい「まぁ、あいりじゃ無くてボクでも楽勝だったけどな!!」フンス

マミ「あら、それは頼もしいわね」フフッ

サキ「何はともあれ、後は織莉子達にあやせ達、エリーゼ達か」

シェルター前の大きな通りには既にまどかにさやか、杏子、かずみ、海香、カオル、ニコ、里美、みらい、サキ、あいり、すみれがいて、最強の怪獣王ゴジラ、サイボーグ宇宙怪獣ガイガン、デストロイア、バルグザーダン、シーガン、ラジン、メカゴジラU、バルガロン、ジャルム、ヴァグノザウルス、スペーズゴジラ、ヤマタノオロチがいて待っていた。
怪獣達は少し周囲に広がるように展開していて、バトラとメカキングギドラも適当な場所で待機する。

さやか「さやかちゃんが一番乗りだったんだよ!随分ごゆっくりだったねぇ、ほむら。この勝負、あたしの勝ちだね!!」

杏子「何を訳の解らん事を言ってんだ?」

ほむら「何言ってるのよ。時間は敵の密度や状況、此処までの距離によって変って来るでしょう?その点であなたは大きく有利と言えたわ」

つまり、早いのは当然。

さやか「だーめ!それでも勝ちは勝ちだよ!!」

ほむら「大体、勝負なんてしてないじゃない」

さやか「何言ってんの!人生何事も勝負だよ!?解って無いなぁー」

ほむら「杏子におっぱい以外、あらゆる点において負けているあなたが言うと説得力があるわね」

さやか「まどかー!ほむらがいぢめるー!!」

まどかに泣きつくさやか。

まどか「あー・・・よしよし・・・」ナデナデ

まどかがさやかの頭を撫で撫で・・・どっちか代わって!!

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんをいぢめたら、めっ!!」

めっ!!て・・・!以前におりキリ島に着いた時、まどかにめっ、て怒られたくて、ついモモを襲ってしまったけれど・・・今、その願望が・・・叶った!!

ほむら「ほむぅううううううううううう!!」ホムーン!

マミ「何!?」ビクッ!

ほむら「ごめんなさい、興奮のあまり意識が飛翔して咆哮してしまったわ」ファサ

杏子「相変わらず危ねぇな、こいつ・・・」

マミ「(それにしても美樹さん・・・皆の緊張を解そうと軽口を叩いてくれるなんて、成長したわね)」

さやか「まどかー!まどかー!」エグエグ

まどか「よしよし、ほむらちゃんには言っておいたからねー」ナデナデ

マミ「(緊張を解そうと・・・してくれたのよね?)」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 02:21:50.03 ID:g/lnZ/UM0
今日は此処まです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では、明日に!
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/30(金) 03:19:08.16 ID:3ixefRr5o
お疲れ様でした。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/03/30(金) 22:23:53.27 ID:If4G01/DO
乙です

前々から思ってたけどエリーゼさんの戦闘スタイルはプリキュアみたいですなww

それにしても武田さん意外に根性あるなぁ……
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 23:41:53.29 ID:g/lnZ/UM0
ロリこんばんは。喉がいてぇ。

>>67

あー、言われればそうですね。プリキュアも魔法よりも拳で戦うから。
武田さんは原作のGMKでも橋から落ちる由里さんの手を掴んで頑張ってましたね。

再開します。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 23:44:20.08 ID:g/lnZ/UM0
51修正から



キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイ!?」

キングギドラが尻尾の針で刺そうと近付いて来たメガギラスに左右の首で羽と肩に噛み付き、中央の首からの引力光線でその身体を貫いた。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアーーイィッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは額からのレーザー光線と口からの熱線で片っ端からメガニューラを撃墜する。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワ!!」

公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラが全身から硫酸ミストを噴き出して周囲のメガニューラを融かし、両眼からのヘドリウム光線で次々に撃ち落す。

ラドン(初代)「クォエエエエエエエン!!」

空の大怪獣ラドンは大好物メガヌロンの成虫メガニューラを次々についばんで美味しく頂いていく。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

狂龍アンギラス、溶岩怪獣バラゴンが口からの熱線でメガニューラを撃ち落し、暴龍アンギラスは暴龍怪球烈弾で身体を丸めて高速で跳ね転がり、メガニューラを轢き潰しまくる。

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

網状の糸を大蜘蛛怪獣クモンガは口から噴射して投げ網のようにメガニューラの群れを捕獲。口に糸を繫いだまま引き寄せて食べる。

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

カマキラスは空を飛んでメガニューラを追い掛け回し、追い抜き様に前足の鎌で切り裂く。

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

ドゴラの無重力波でメガニューラ達は空に浮かされ、メガニューラが空中で体勢を立て直す前にドゴラ達は触手で絞め殺していく。

ショッキラス「ギィィーーーアアアアッ!!」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

子クモンガ「ギチュッ!!」

ショッキラスや大ネズミ、大蜘蛛怪獣クモンガの子グモはメガニューラから逃げ惑っているが、メガニューラはかなり減らされている。

ベビージラ「・・・」

一方ベビージラは殆どが建物の中に潜むか、地下街や地下鉄の線路を走り、メガニューラの襲撃を凌いでいる。
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 23:46:17.20 ID:g/lnZ/UM0
64修正



私と姉さん、バトラ、メカキングギドラは皆と合流して、シェルターを守るべく防衛ラインを構築する為に皆と合流する。

まどか「良かった、ほむらちゃんとマミさんも無事だったんだ」

さやか「ほむらー!マミさーん!」

杏子「よう、生きてたか」

かずみ「2人が無事で私も嬉しいよ!」

海香「何はともあれご苦労様」

里美「私達は何にもしてなかったからね・・・」

ニコ「“優しい”あいり達が全部片付けてくれたからねぇ」

あいり「だから、あんた達を守る為じゃなくて、まどかを守らせただけだと何度言えば解るんだ?勘違いは止めるんだよ」

カオル「ツンデレなあいりも可愛いなぁ」

あいり「そうか、カオルはそんなに死にたいのか」ニッコリ

カオル「ちょ!笑顔で私の胸倉掴んで拳銃を顎に押し付けないでよ!じょ、冗談だって!!」

すみれ「お、落ち着いて、あいりさん!!」

みらい「まぁ、あいりじゃ無くてボクでも楽勝だったけどな!!」フンス

マミ「あら、それは頼もしいわね」フフッ

サキ「何はともあれ、後は織莉子達にあやせ達、エリーゼ達か」

ミQB「もうすぐ来るんじゃ無いかな」

シェルター前の大きな通りには既にまどかにさやか、杏子、かずみ、海香、カオル、ニコ、里美、みらい、サキ、あいり、すみれ、ミキュベイがいて、
最強の怪獣王ゴジラ、サイボーグ宇宙怪獣ガイガン、デストロイア、バルグザーダン、シーガン、ラジン、メカゴジラU、バルガロン、ジャルム、ヴァグノザウルス、スペースゴジラ、ヤマタノオロチ、オルガがいて待っていた。
怪獣達は少し周囲に広がるように展開していて、バトラとメカキングギドラも適当な場所で待機する。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 23:46:47.73 ID:g/lnZ/UM0
さやか「さやかちゃんが一番乗りだったんだよ!随分ごゆっくりだったねぇ、ほむら。この勝負、あたしの勝ちだね!!」

杏子「何を訳の解らん事を言ってんだ?」

ほむら「何言ってるのよ。時間は敵の密度や状況、此処までの距離によって変って来るでしょう?
その点であなたは大きく有利と言えたわ」

つまり、早いのは当然。

さやか「だーめ!それでも勝ちは勝ちだよ!!」

ほむら「大体、勝負なんてしてないじゃない」

さやか「何言ってんの!人生何事も勝負だよ!?解って無いなぁー」

ほむら「杏子におっぱい以外、あらゆる点において負けているあなたが言うと説得力があるわね」

さやか「まどかー!ほむらがいぢめるー!!」

まどかに泣きつくさやか。

まどか「あー・・・よしよし・・・」ナデナデ

まどかがさやかの頭を撫で撫で・・・どっちか代わって!!

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんをいぢめたら、めっ!!」

めっ!!て・・・!以前におりキリ島に着いた時、まどかにめっ、て怒られたくて、ついモモを襲ってしまったけれど・・・今、その願望が・・・叶った!!

ほむら「ほむぅううううううううううう!!」ホムーン!

マミ「何!?」ビクッ!

ほむら「ごめんなさい、興奮のあまり意識が飛翔して咆哮してしまったわ」ファサ

杏子「相変わらず危ねぇな、こいつ・・・」

ミQB「訳が解るよ」

マミ「(それにしても美樹さん・・・皆の緊張を解そうと軽口を叩いてくれるなんて、成長したわね)」

さやか「まどかー!まどかー!」エグエグ

まどか「よしよし、ほむらちゃんには言っておいたからねー」ナデナデ

マミ「(緊張を解そうと・・・してくれたのよね?)」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/30(金) 23:49:28.10 ID:g/lnZ/UM0
織莉子「こちらは片付きました」

キリカ「やぁ、やぁ、待たせたね、皆の衆!真打のマジカル☆キリリン登場だよっ!!」

ゆま「こっちも終わったよー」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアーーアアア!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

織莉子、キリカ、ゆま、スーパーメカゴジラ、デスギドラ、ビオランテが合流。

こまち「やれやれ・・・とんでも無い数だったね」

クレア「まだまだ戦いはこれからよ」

イカ娘「この私がいれば楽勝でゲソ!」

バラン「ギャエエエエエーーウゥ!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオン!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

続いてこまち、クレア、イカ娘、バラン、機龍ブラック、ゲゾラが来たわ。

あやせ「あー・・・疲れた。もう終わりで良いんじゃ無い?」

ルカ「向こうにその気がありませんから終われませんよ」

ファイヤーラドン「キィエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアーー!!」

あやせ、ルカ、ファイヤーラドン、ダガーラが来て・・・

マミ「後はエリーゼさんとひよりさんね」

こまち「あの2人、車に乗った一般人を助けに行ったわよ」

マミ「一般人?こんな所にいたの?」

クレア「ええ」

ほむら「こんな所に車で来るとか何を考えてるのかしら?」

こまち「・・・それが解るから嫌なのよ」

ほむら・マミ「?」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/31(土) 00:07:31.24 ID:qVIcYhGSo
test
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/31(土) 01:42:30.51 ID:4DuUv0hW0
そして少し待っていると、ひよりが跳んで来て、ギドラが続いて来たわ。そしてエリーゼと誰か2人、多分、車に乗っていた一般人の人達を肩に乗せたメガロも合流する。

ひより「私達で最後ですね」

マミ「ええ」

エリーゼが2人の一般人を抱えて跳び下りて来る。

エリーゼ「一般人を2名救出して来たわ」

マミ「ご苦労様」

由里「えーっと、先ずは助けてくれてありがとう」

あ、この人はBSデジタルQのリポーターの人だっけ。戦場にリポートに来たの!?
物好きと言うか、命知らずと言うか・・・。

武田「ど、どうもありがとう・・・」

エリーゼ「いいえ」

ひより「はぁ」

由里「で!あなた達、やっぱり護国聖獣と関係があるんじゃない!!ねぇ、どんな関係があるの?」

ひより「え!?えーっと・・・」

クレア「特にありません」

エリーゼ「偶然メガロやギドラが近くにいただけです」

由里「そんなあからさまな嘘吐かなくて良いじゃない!関係ないどころか、メガロもギドラもあなた達の言う事を聞いていたように見えたんだけど。ねぇ、教えてよ」

こまち「あー・・・鬱陶しい・・・知らないわよ!」

あからさまな嘘を吐く、つまり言えないという事で察してくれないかしらね。

由里「教えてくれる気は無いっか・・・あ!あなた達は前に私と会ったよね?」

まどか「え?」

マミ「そうですね」

さやか「あー・・・はぁ・・・」

キリカ「だっけ?」

ほむら「ええ」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/31(土) 01:43:02.04 ID:4DuUv0hW0
由里「あなた達も怪獣と一緒に戦っていた女の子よね!?それに周りにいる怪獣達もその怪獣だし・・・ねぇ、あなた達は何なの!?教えて!!」

マミ「ただの地元の学生ですよ」

ほむら「その通りです」

まどか「そ、そうですよ!特別な力なんて何も無いし!!」

由里「いやいやいやいや・・・あなた達絶対ただの学生じゃないでしょ?」

さやか「そんな事無いですよ!見ての通り、普通の女の子です!」

由里「格好からして普通じゃないけど・・・じゃあ、周りの怪獣達は?」

まどか「た、たまたま集まって来たんじゃ無いですかね!?」

由里「それは無いと思うけど」

まどか「ですよね・・・じゃ無くて!」

まどかは必死に誤魔化そうしているけれど、はっきり言って誤魔化す必要も無いわ。
さっさとシェルターに送ってしまいたい所だけど・・・あんまりうるさいなら気絶させて盾の中に放り込んでおこうかしら。

キリカ「ウザいなら私が刻んじゃおうか?」

マミ「止めて」

由里「私、あなた達が戦っている所をビデオで撮ってたの」

撮られてたって・・・良いのかしら?

由里「そのカメラは壊れちゃったけど、あなた達は怪獣と協力して戦っているように見えたわ。普通の学生は怪獣なんて連れてないと思うけど?」

それはそうでしょう。学生じゃ無くても連れてないでしょうし。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/31(土) 01:46:12.60 ID:4DuUv0hW0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は体調によるけどやっぱり夕方以降だろうか。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/31(土) 01:50:27.31 ID:a70cHHYEo
お疲れ様でした。

やっぱり、数十年間は、独房に収監しておくべき連中ですね、この人たちは。
ベトナムのときのテト攻勢の二の舞を招きかねない連中ですし。
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/03/31(土) 02:04:49.83 ID:mMBRuUW6o


この分だとGMK終盤みたいな命懸けのレポートはまだ先かな。
どのみち揉み消されそうだけど・・・。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/31(土) 02:07:43.78 ID:qVIcYhGSo
お疲れ様でした。規制で書き込めない・・・。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/03/31(土) 17:57:04.73 ID:dRWBOvRDO
乙です

こうなったら、しまっちゃうおじさんを呼んでくるしないか……
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/31(土) 22:15:16.95 ID:qVIcYhGSo
test
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/31(土) 22:53:14.37 ID:4DuUv0hW0
ロリこんばんは。シンフォギア最終回は・・・うーん、ラスボス倒して終わりで良かったと思う。

>>77

いあ、そこまでは・・・てか、武田さんは殆ど巻き込まれたみたいなもんだけど。

>>78

もう既に十分命懸けというか、食い殺されかけたけどね。
GMKみたいなリポートはもうすぐやります。

>>79

もう大丈夫なんすかね?書き込める?

>>80

しまっちゃうおじさんって何だっけ。聞いた事があるような、無いような。

再開します
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/03/31(土) 22:53:54.65 ID:4DuUv0hW0
マミ「今からあなた方2人をシェルターにお送りします」

由里「え?」

武田「あ、はい、お願いします」

由里「いや、それより、あなた達の正体を・・・」

マミ「それはお話出来ません。この話は以上です。ほむら、あやせさん」

ほむら「ええ」

あやせ「私?仕方無いなー」

ほむら「では私達がお送りしますので、付いて来てください」

武田「よろしくお願いします」

由里「ちょっと待ってよ。勝手に決めないで。私は此処に残る」

武田「由里!?何言ってるんだよ!流石にもう危険過ぎる!!この子達にシェルターまで送ってもらおう!大体、デジカメ壊れたのにどうするつもりだよ?」

ニコ「デジカメ壊れたの?」

由里「ええ、メガニューラの高周波でやられたの」

ニコ「貸して、直してあげる」

由里「本当!?お願い!!」

由里という人がニコにデジカメを渡す。

ニコ「〜♪」カチャカチャ

ニコは工具を取り出して鼻歌を歌いながらデジカメを分解していく。

すみれ「ニコさん、良いの?直してあげても?」

ニコ「さぁ?私は直したいから直すだけ」カチャカチャ

そして破損した部品を外し、再生成で新しい部品を造って組み込んでいく。

すみれ「・・」

カオル「ニコは壊れた機械があると直さずにはいられない性質なんだよ」

海香「筋金入りのメカ好きだからね」

マミ「何にせよ、あなた方にはシェルターに行ってもらいますよ。拒否権はありません」

由里「拒否権無いって・・・」

マミ「・・・」

姉さんが左手の指をパチンと鳴らすと由里という人の左右からリボンが伸びて彼女を胸の辺りから足首まで縛り上げた。

由里「ちょ、ちょっと、何するのよ!?きゃあっ!?」

足首まで縛られてバランスを崩して倒れ込む前に彼女を左腕で私が抱える。

マミ「怪我させるつもりはありませんが、あんまり暴れたら保障しかねますよ」

由里「横暴よ!こんなの!!」ジタバタ

暴れないで欲しいのだけれど。

マミ「横暴で結構。では、あなたは彼女に付いて行って下さい」

あやせ「ほら、あなた、私に付いて来て」

武田「あ、あぁ」

ニコ「ほれ、デジカメ直った」

もう?ニコが私にデジカメを投げて寄越す。私は右手でをれを受け取った。

由里「それ私の!!」

ほむら「シェルターで返しますよ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/31(土) 23:46:30.70 ID:qVIcYhGSo
ふと思ったけどニコは機龍の整備士、中條義人と気があうかもしれないな。
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/01(日) 01:11:20.91 ID:u0urs+Po0
言われてみればそうかも。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/01(日) 01:14:18.85 ID:u0urs+Po0
ほむら「じゃあ、姉さん、行って来るわ」

由里「離して!解いてよ!!」ジタバタ

マミ「ええ、お願い・・・ちょっと、待って、黒木特佐から通信だわ」

私達にチャントを通じて通信が入る。

黒木特佐「(やっと繋がったか・・・君達は無事か?)」

マミ「(はい、1人の戦死者もいません)」

黒木特佐「(そうか、良かった。さて・・・済まないが、我々はこの市街地の辺りから離脱せざるを得なくなった)」

さやか「(え!?)」

杏子「(そうか・・・メガギラスの高周波だな)」

黒木特佐「(そうだ。さっきのメガギラスの集団での高周波攻撃によって、電子機器や操縦システムに多大なダメージを受けた。メガニューラの群れが怪獣達を襲っている間に何とか動けるようになったが・・・今度同じ攻撃を受けたら今度こそ完全に動けなくなってしまう。
まだ多数のメガギラスがいる以上、再び高周波攻撃を仕掛けて来る可能性が高い、いや、して来るだろう。そうなる前に市街地周辺の部隊を離脱させざるを得ない・・・!)」

織莉子「(でしょうね、予想はしていました)」

サキ「(そういう事なら是非もありません。早く離脱してください)」

黒木特佐「(済まない・・・結局君達や怪獣達に全てを背負わせる形になってしまって)」

まどか「(良いんですよ。これが私達魔法少女の使命ですから)」

かずみ「(私達は出来る事をやるだけだよ!ゴジラ達もいるし、何とかなるよ!!)」

あいり「(行くなら敵怪獣がメガニューラにエネルギーを吸われて鈍っている今の内に早く。離脱の援護まで面倒は見切れませんよ)」

黒木特佐「(解った。我々の代わりと言っては何だが・・・いや、代わりにもならんが、いないよりはマシかも知れない兵器を一機出撃させる)」

そんな微妙なの出されても意味あるのかしら?

ニコ「(へぇ、どんなの?)」

黒木「(アテにしないでくれ、とだけ言っておこう。我々は一旦、補給と修理を受けた後、海の方へ援軍へ向う。そちらは頼んだぞ)」

ほむら「(お任せ下さい)」

マミ「(あ、一応ご報告を。先ほど郊外で民間人2名を保護しました。シェルターへ送ります)」

黒木特佐「(そういう事なら、そちらにメーサー攻撃機を一台寄越そう。それに乗って行ってもらってくれ)」

マミ「(解りました。では、お願いします)そうそう、あなた方のお名前は?」

由里「立花由里よ!」ジタバタ

いい加減、大人しくしてくれ無いかしら?スタンガンで気絶させて良いわよね?
って、立花?立花准将とかレパ・マチュカのマスターと同じ苗字だけど偶然よね。

武田「武田、武田光秋です」

マミ「立花さん、武田さん、間も無く軍の攻撃機が来ますのでそれに乗ってください」

武田「はい、解りました」

由里「私は乗らないわよ!」ジタバタ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/01(日) 01:39:21.76 ID:IN2P/CYDO
ついに、あのイイ笑顔のロボットが来ちゃうのか!?
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/01(日) 02:13:18.17 ID:SaZWRDEoo
ああ、そういえば昭和ゴジラにロボットがいたなあ・・・
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/01(日) 02:32:54.94 ID:u0urs+Po0
メーサータンク部隊、冷凍レーザータンク部隊、フルメタルミサイルランチャー戦車部隊、D−03削岩弾戦車部隊、
メーサー攻撃機部隊、ヒューイコブラ部隊が市街地周辺から離脱して行き、補給車、車両強化車、レーダー搭載車といった支援車両もそれに続く。

風間「くそっ・・・!メガギラスめ・・・!」

尾崎「仕方が無い。こんなに多くのメガギラスが集まってくるとは、流石に誰も予想してなかっただろうからな。機龍隊、離脱するぞ」

M機関兵A・B・C「了解」

機龍1号機から5号機からなる機龍隊も離脱を開始する。

MOGERA

結城「新城、佐藤、聞いての通りだ」

新城「しかし、結城さん!」

佐藤「功二・・・」

結城「動けなくなってネズミやトンボに食い殺されたくねぇだろ。此処じゃ俺達は何も出来ない。離脱だ」

新城「・・・了解」

佐藤「了解」

鈴木「大野少尉、上原少尉、我々も離脱だ」

大野「悔しいけど、仕方無いですね・・・了解」

上原「了解」

佐々木「口惜しいが離脱しなければならんか・・・行くぞ」

曽根崎「はっ!」

キャサリン「ラジャー!」

MOGERA隊も離脱して行った。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/01(日) 02:36:17.87 ID:u0urs+Po0
>>87

あれ笑顔・・・に見えない事も無いか。

>>88

そう、ロボットがあったよね。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/01(日) 02:36:53.94 ID:u0urs+Po0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は書ければ昼ぐらいから。
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/01(日) 02:39:23.36 ID:8cDDkjiFo
ジェットジャガーか・・・。
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/04/01(日) 19:02:07.18 ID:wkCxnLXAO
乙です。
増援が一機か・・・
ここは大穴狙いで北海道組と逝ってみるww




http://m.nicovideo.jp/watch/sm16718347/
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 21:38:30.08 ID:u0urs+Po0
ロリこんばんは。雪音クリスちゃんって可愛いね。

>>92

さて何でしょう(棒

>>93

北海道組ってガンヘッドっていうアーマード・コアみたいなロボだっけ。
あんなカッコいいのを一発ネタには出来ないよ!

再開します。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 21:44:31.35 ID:u0urs+Po0
少し待っていると、メーサー攻撃機が私達の所へ飛んで来たわ。

メーサー攻撃機パイロット「お待たせ致しました」

メーサー攻撃機のハッチが開く。

マミ「さぁ、乗ってください」

武田「ええ、ありがとうございます」

武田さんが乗り込む。

ほむら「お願いします」

メーサー攻撃機パイロット「はい」

私はリボンで縛られた由里さんをメーサー攻撃機の後部座席に押し込む。

由里「ちょっと!乗せなくて良いから!!」

姉さんは乗ったのを確認し、立花由里さんを縛っていたリボンを解く。

メーサー攻撃機パイロット「シェルターまでお連れ致します」

この時、メーサー攻撃機の通信機から黒木特佐からの指示が聞こえて来た。

黒木特佐「陸戦部隊の各部隊は、市街地周辺より離脱、補給と修理を完了次第、港へ向い、立花准将指揮下の海軍部隊を援護せよ。繰り返す・・・」

由里「(立花准将・・・?)お父さん?」

立花由里さんが操縦席に身を乗り出して、通信機を掴んだ。

由里「ちょっとどういう事なのよ!?何でお父さんが!?准将なのよ?何で前線にいるの!?指揮官なんでしょ!?」

立花准将「それが世界を守る軍人としての務めだからだ」

由里「!!・・・お父さん?」

立花准将「安全な場所に避難して、大人しくしてろ」

由里「やらなきゃなんないの!仕事なのよ!!皆、きっと運命が掛かったこの戦いを見届ける権利がある、義務があるのよ!知らせなかった、知らなかったじゃ済まないのよ!!」

立花准将「俺も同じだ!やらなければならない!お前や、一般市民を守る義務がある!!そこに怪獣と一緒に戦っていた少女の子はいるか?替われ」

それを聞いた姉さんが無線機を受け取った。

マミ「替わりました、巴マミです。何でしょう?」

立花准将「あなた方が良ければ、その者に報道の許可を与えて欲しい」

マミ「え!?しかし・・・!!」

立花准将「責任は私が取る」

マミ「命の保障は出来ない所か、私達にこの方を守る余裕はありませんよ?」

武田「俺が!俺が彼女を守る!!」

マミ「・・・」

姉さんは顎に右手を当て、数秒黙考する。
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 21:45:04.35 ID:u0urs+Po0
マミ「・・・はい。報道許可を与えます」

通信機を操縦席に戻そうとした姉さんの手から、由里さんが通信機を取る。

由里「ありがとう・・・お父さん」

立花准将「頑張れよ」

由里「約束して・・・必ず戻るって」

立花准将「約束する!但し!お前もだ!」

由里「・・・うん。じゃあ・・・」

2人がメーサー攻撃機から降りた。

メーサー攻撃機パイロット「では・・・本当に宜しいのですね?」

マミ「はい、お手数かけて済みませんでした」

メーサー攻撃機パイロット「いえ、では、ご無事で」

敬礼するメーサー攻撃機のパイロットの人。

ほむら「そちらこそ」

私と姉さんも敬礼し、ハッチの近くから跳び下りる。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 23:38:05.24 ID:u0urs+Po0
ほむら「これはお返しします」

私は持っていたデジカメを立花由里さんに渡す。

由里「ありがとう」

織莉子「良かったのですか?私は報道許可を与えるのには反対すると思っていましたが」

マミ「無論、良くは無いわ。それに勿論、反対よ。一般市民を解っていて危険に晒すなんて魔法少女としてあるまじき事だもの」

織莉子「では、何故?」

マミ「自分の価値観を人に押し付けたり、余り人の行動を否定したくは無いの。私はこの人達には安全な所にいて欲しいけれど、それは私の希望でしかないもの」

ミQB「マミもそう考えられるようになったんだね。少し前の君ならもっとシビアで問答無用でシェルターに送っていただろうね」

マミ「こう考えられるようになったのは、ほむらのお陰かしら」

ほむら「私の?」

マミ「ええ。あなたは何時だって自分と違う考えも否定しなかったわ。私も少しは見習わないとって思ってね」

ほむら「ふーん・・・」

そんな大層なものかしらね。

さやか「あたしはちょっと撮ってもらいたいかなー・・・なんて」

杏子「そんなもんかねぇ」

さやか「あたし達が頑張ってるって事、命懸けで戦ってるって事、皆に知って欲しいって気持ち、やっぱりあるしさ」

まどか「その気持ちは私も解るな・・・本当は知られちゃいけない事だとしても、知って欲しいって気持ちはあるもん」

あいり「見たいのなら思う存分見せてやろうじゃないか、私達の力を。なぁ、まどか」

まどか「はいっ!」

キリカ「私は愛する人に知ってもらえればそれで良いけどねぇ」

ほむら「私は誰に知られ無くても構わないけどね」

キリカ「ほむほむはそういう所はドライだよねー」

ゆま「ゆま、テレビに出るの?」

杏子「あー・・・多分、一応」

ゆま「やったー!頑張るぞー!!」

かずみ「テレビに出る・・・撮る人が危険な目に会うから反対だけど、何かワクワクするね!」キラキラ

海香「うーん・・・私は別に」

カオル「すみれ!私達の愛の力を、テレビを見てる人達にも見せてあげよう!」イチャイチャ

すみれ「そうね、カオル!」イチャイチャ

海香「またやってる・・・」

里美「テ、テレビに出るって、何か緊張して来ちゃう・・・」

ニコ「戦闘になったら、そんな事を考える場合でも無くなるから」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 23:38:36.61 ID:u0urs+Po0
みらい「よーし!ボクとジャルムの活躍を見せてやるぜ!!」

サキ「私は今からでも、2人をシェルターに送るべきだと思うが・・・」

あやせ「まー、良いんじゃ無いの?守れとか言われたら断るけど、死んでも自己責任だって言うのなら、私は良いけどね」

ルカ「しかし、魔法少女や怪獣同士の戦いを戦場でリポートしたいとは命知らずと言いますか、何と言いますか・・・」

イカ娘「人間にしては、いい覚悟でゲソ!!」

特にイカ娘への突っ込みは無いみたいね。私達と一緒にいるから、同じだと思われてるのかしら。

こまち「死ぬかもしれないのにやりたいとか、此処まで来ると呆れを通り越して感心するわ・・・」

ひより「あはは・・・あの人らしいよね」

クレア「本来、日の目を見ない私達の戦いだけれども・・・」

エリーゼ「この大舞台、見てもらうのも悪くないかもね」

そろそろ敵怪獣が攻めてくる頃かしらね。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/01(日) 23:40:30.76 ID:u0urs+Po0
今日は早いけど、体調が完全じゃなくて明日仕事行くっぽいので此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/01(日) 23:44:47.44 ID:8cDDkjiFo
お疲れ様でした。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/02(月) 02:01:20.64 ID:Hlx17JKro


ようやくGMK終盤の状態まで・・・あれ、
今度はテレビ出演(?)で喜んだりいちゃつこうとしてる連中が・・・。

ここに来て目覚めてきた淑j変態「達」が何もやらかしませんように。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/02(月) 23:56:33.30 ID:+B1PBUmDO
乙です。

由里さんの番記者根性も凄いけど、それに付き合う武田さんも根性座ってるなぁ。

汎用人型ロボット?の出番も楽しみだけど、モスラ3のキングギドラ(白亜紀型も含む)は出るんでしょうか?余裕があれば出して欲しいです。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:04:12.44 ID:8QY2Yu4z0
ロリこんばんは。

>>101

ガールズトークしたり、メガニューラ退治を書いてたらグダグダと長くなったけど、ようやく此処まで来ました。
はっはっは、何もする訳無いじゃ無いですか、はっはっは。

>>102

GMKを見ると2人の超行動力を見る事が出来ます。2人ともマジで命懸け戦闘をリポートして、それを手伝ってました。
グランドギドラの登場は確定しています。白亜紀型は秘密です。

再開します。
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:06:07.74 ID:8QY2Yu4z0
織莉子「市街地周辺より味方部隊の反応離脱」

ニコ「撤退は完了したぞ」

クレア「敵反応の動きを確認、攻撃態勢に入ったようです」

スーパーメカゴジラ、メカゴジラU、機龍ブラック、3機のメカゴジラ。それぞれ相棒の肩の上に乗り、レーダーで周囲の様子を探る3人からの報告。

私はバトラが屋上の乗る高層ビルに、同じく屋上に立って郊外を見ていると敵怪獣の群れがこちらへ進撃して来るのが見えるわ。
それにしてもテレビに出るのよね?テレビに出演するからには、やっぱり正装しないといけないわよね!!
私は淑女、そして淑女の正装といえば・・・私はたての中をゴソゴソと探す。何を探しているかなんて言うまでも無いわね。

ほむら「・・・」スチャ

そして私は取り出したものを被る。まどかのパンツを。

シュボン!

?何の音?・・・って、

ほむら「ぎゃああああああ!パンツが!まどかのパンツが燃えてる!!」

今の音は誰かがこっちに火炎を飛ばした音だったのね!!

まどか「え?私のパンツ燃えてないよ?」

スカートを後ろ手にちょっとめくって確認するまどか可愛いわ、まど可愛いわ。
下から見たいけど、まどかが屋上に立つビルより私のいる高層ビルの方が高いから見えないわ、ちくしょう。

さやか「いや、燃えてるのは、ほむらが被ってるまどかのパンツの方でしょ」

燃えて・・・燃えて・・・燃え尽きたわ・・・まどか成分が染み渡って熟成した、大事なパンツが・・・。

ほむら「ぬぅううううううううううう・・・!!」

キリカ「マジ泣きかい」

ほむら「誰!?こんな惨い事をしたのは!?」

って、言っても火炎魔法を使うのは杏子かあやせ。あやせはわざわざこんな事をしないし・・・。

ほむら「杏子!あなたね!?」

杏子「あん?そうだよ」

ほむら「どうしてこんな事をするの!?このパンツは、50ループ目記念の時の、まどかが体育で履いてまどか成分をたっぷり含んだものなのよ!!どれだけ価値があるか解ってるの!?」

杏子「解って堪るか!!何でまたパンツを被るんだよ!?」

ほむら「正装だからよ」ファサ

ゆま「うわぁ・・・」

あいり「どうしようも無いな」

こまち「ていうか、何でパンツなんか被る訳?汚いじゃない」

ひより「だよねぇ」

クレア「世の中には好きな子のパンツを被りたくなる、特殊な性癖を持つ人もいるのよ」

エリーゼ「あなた達は被りたくなっても真似しないでね?」

こまち「しないわよ!被りたくもならないわ!!」

ひより「はぁい」

杏子「そもそも何でまだまどかのパンツを持ってるんだよ?全部返したんじゃ無かったのか?」

ギク!そういえばそういう事になっていたわね・・・。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:07:50.09 ID:8QY2Yu4z0
さやか「また盗んだんじゃ無いの?」

ほむら「違うわよ!!」

まどか「そうだよ。さっきほむらちゃんが50ループ目記念にどうのこうのって言ってたよ」

ほむら「その通りよ・・・」

まどかが私のいる高層ビルの屋上まで跳んで来た。

まどか「ほむらちゃん」

まどかが私の前に立つ。

ほむら「はひっ!」

まどか「ほむらちゃんに、何個か聞きたい事があるから聞くね?」

ほむら「はい・・・」

まどか「前に盗んだパンツは全部返してくれるように言ったよね?じゃあ、どうしてまだ私のパンツを持ってたのかな?」

ほむら「さ・・・さっきのは新しく買ったパンツに、私が“50ループ目記念の時の、まどかが体育で履いてまどか成分をたっぷり含んだもの”という脳内設定を付けたもので・・・」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「はい!」

まどか「私、嘘吐く子嫌いだな。もう一度聞くね?どうしてまだ私のパンツを持ってたの?」

ほむら「それは・・・私が返していなかったから・・・」

まどか「ほむらちゃんは私にパンツを全部返したと言いながら、返してなかったと、そういう訳だね?」

ほむら「は・・・はい・・・」

まどか「返してくれたら許してあげるって、私言ったよね?それなのにまだ持ってたって事は、許して欲しくないのかな?」

ほむら「そ・・・そんな事無いわ!許して欲しい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

まどか「良いよ・・・別に怒って無いし」

ほむら「本当!?」

まどか「そのパンツ・・・それにどうせほむらちゃんがまだ持ってる私のパンツ、それほむらちゃんが別の世界で会った私のパンツであって、この私のパンツじゃ無いし。
それに私のパンツはちゃんと返してくれたし、ほむらちゃんがどうしようも無いド変態だって事はもう解りきってるし、私はそこも含めてほむらちゃんが大好きだし」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:09:28.66 ID:8QY2Yu4z0
ほむら「!?今、何て・・・?」

まどか「聞こえなかった?私、ほむらちゃんが大好きだよ?世界で一番、あいりさんと同じくらい」ニコッ

ほむら「まどかぁああああああああ!!」ホムムーーン!

私はまどかに抱き付いた。

まどか「ほむらちゃん!」ギュッ

抱き合う私達!!

ほむら「まどか・・・許してくれてありがとう・・・」

まどか「うん、それは良いんだけどね?ほむらちゃんが集めた過去の私のパンツはもう持っていて欲しくないな・・・
好きな人が私のじゃない人のパンツを持ってたら、ほむらちゃんだって良い気分にはならないよね?」

ほむら「そうね・・・じゃあ、どうしようかしら?」

まどか「戦いが終わって、平和になった見滝原で眠らせてあげようよ。供養しよう。きっと、別の世界の天国で私もそう望んでるよ(多分)」

さやか「まどかが何か適当な事言ってる!?」

ほむら「供養とかその辺りは、家が教会の杏子にお願いしましょう」

杏子「嫌だよ!パンツの供養って何だよ!?」

まどか「ほむらちゃん、パンツが欲しくなったら、ちょっとだけなら上げるから、もう盗んじゃめっ!だよ!」

ほむら「ええ」

ニコ「イイハナシダナー(棒)」

イカ娘「何処がでゲソ・・・?」

あやせ「撮らなくて良いの?」

由里「バッテリーが勿体無いから」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/03(火) 00:29:44.01 ID:dccMjhf4o
wwwwwwww
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:52:09.48 ID:8QY2Yu4z0
かずみ「ねぇ、海香、私にはよく解らないんだけど、好きな人のパンツって被りたくなるものなの?
私が解らないのは、記憶を失っているから?」

海香「いえ、冗談ではなく、ほむらみたいに本気でパンツを被りたくなるのは異常とは言えないけど・・・いえ、やっぱり異常かも知れないわ。とにかく、その性癖は特殊よ」

かずみ「ふーん・・・ねぇ、サキは私のパンツ被りたいって思うの?」

海香「(何を聞いてるの、この子?)」

サキ「ああ!」

かずみ・海香「え?」

サキ「ち、違う!い、今のは冗談だ!!」

かずみ「なーんだ、冗談かー。良かった、サキがほむらみたいな変態だったらどうしようかと思ったよ」

サキ「はっはっは、そんな訳が無いだろう、はっはっは」

海香「・・・」

みらい「ボ・・・ボクはサキのパンツだったら被ってみせるぞ!!」

里美「私だって織莉子お姉様のパンツなら・・・!!」

海香「被らなくて良いから。何でパンツを被る=愛情表現みたいになってるのよ」

カオル「私はすみれのパンツを被ってみたいな・・・」イチャイチャ

すみれ「いやん、カオルの変態!」イチャイチャ

カオル「お互いのパンツを被り合ってのプレイとか面白そうじゃ無い?」イチャイチャ

すみれ「ぷっ・・・!あはははははは!それじゃ吹き出しちゃってプレイにならないじゃない」イチャイチャ

海香「・・・」イライラ

マミ「夜明けが近いわね・・・」

ルカ「新たな戦いの場面に相応しいですね」

ミQB「マミ!君のパンツをボクに被らせてくれないかい!?」ハァハァ

マミ「・・・」

ドンッ!

ミキュベイにマスケット銃を撃つ姉さん。

ミQB「ひいぃ!」

武田「由里、今の内に安全な撮影地点を探そう」

由里「そうね」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:53:43.21 ID:8QY2Yu4z0
修正

×海香「いえ、冗談ではなく、ほむらみたいに本気でパンツを被りたくなるのは異常とは言えないけど・・・いえ、やっぱり異常かも知れないわ。とにかく、その性癖は特殊よ」

○海香「いえ、冗談ではなく、ほむらみたいに本気でパンツを被りたくなるのは異常とまでは言えないけど・・・いえ、やっぱり異常かも知れないわ。とにかく、その性癖はクレアの言う通り特殊よ」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 00:56:18.36 ID:8QY2Yu4z0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/03(火) 01:20:42.75 ID:dccMjhf4o
お疲れ様でした。

まあ安全な撮影地点に行ってもそこも安全じゃなくなる可能性になるんだろうなぁ。
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/04/03(火) 01:48:09.08 ID:WOys9vJAO
携帯から乙

下着塚か・・・
教会だからもう少し違う感じになるか
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/03(火) 07:40:05.19 ID:aTWAyX0xo
お疲れ様でした。

事ここに至っては、魔法少女たちの個人が特定できない報道に
期待したいところですね・・・・・・・。編集とか自主規制とか駆使したりしてでも。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/03(火) 14:29:10.49 ID:oEaA+gqao


ああ、もうやらかした・・・(ノ∀`)
今現在、まともな子は何人?

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/03(火) 22:55:22.12 ID:xb2zKPsDO
乙です。

回答ありがとうございます。凶悪なデザインと能力で1番好きなキングギドラだから活躍が楽しみ。
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 23:04:29.23 ID:8QY2Yu4z0
ロリこんばんは。モンスターアーツのガルーダ届いた。

>>111

なると思う。巨大怪獣の群れ同士がぶつかる訳だから・・・。

>>112

下着塚吹いた!そもそも杏子がやってくれるかどうか解らん、てかやらないって言ってる。

>>113

一般用のデジカメで撮るのを生で流すだけなので、編集も何も無しの状態だから、遠くからとはいえ、正体とか解る人が見たら解っちゃう状態。
魔法少女達もこんな状況だし、バレるならバレるで良いと考えてる。

>>114

誰もやらかすなんて思ってなかったでしょう?ふふふ。
大体まともだよ!みらいとか里美はつい変な事を口走ってるだけだよ!!

再開します。
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 23:06:04.45 ID:8QY2Yu4z0
108修正から



かずみ「ねぇ、海香、私にはよく解らないんだけど、好きな人のパンツって被りたくなるものなの?
私が解らないのは、記憶を失っているから?」

海香「いえ、冗談ではなく、ほむらみたいに本気でパンツを被りたくなるのは異常とまでは言えないけど・・・
いえ、やっぱり異常かも知れないわ。とにかく、その性癖はクレアの言う通り特殊よ」

かずみ「ふーん・・・ねぇ、サキは私のパンツ被りたいって思うの?」

海香「(何を聞いてるの、この子?)」

サキ「ああ!」

かずみ・海香「え?」

サキ「ち、違う!い、今のは冗談だ!!」

かずみ「なーんだ、冗談かー。良かった、サキがほむらみたいな変態だったらどうしようかと思ったよ」

サキ「はっはっは、そんな訳が無いだろう、はっはっは」

海香「・・・」

みらい「ボ・・・ボクはサキのパンツだったら被ってみせるぞ!!」

里美「私だって織莉子お姉様のパンツなら・・・!!」

海香「被らなくて良いから。何でパンツを被る=愛情表現みたいになってるのよ」

カオル「私はすみれのパンツを被ってみたいな・・・」イチャイチャ

すみれ「いやん、カオルの変態!」イチャイチャ

カオル「お互いのパンツを被り合ってのプレイとか面白そうじゃ無い?」イチャイチャ


すみれ「ぷっ・・・!あはははははは!それじゃ吹き出しちゃってプレイにならないじゃない」イチャイチャ

海香「・・・」イライラ

マミ「夜明けが近いわね・・・」

ルカ「新たな戦いの場面に相応しいですね」

ミQB「マミ!君のパンツをボクに被らせてくれないかい!?」ハァハァ

マミ「・・・」

ドンッ!

ミキュベイにマスケット銃を撃つ姉さん。

ミQB「ひいぃ!」

武田「由里、今の内に安全な撮影地点を探そう」

由里「そうね。あ、そうそう、あなた達の事は何て呼べば良いかしら?勿論、個人の名前とかじゃなく」

マミ「そうですね・・・では、こう呼んでください」

姉さんは一呼吸置いて答える。

マミ「魔法少女、と」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/03(火) 23:06:37.72 ID:8QY2Yu4z0
遂に敵怪獣達の総攻撃が始まった!

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワ!!」

瓦礫の街に響く、世迷共の咆哮!

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウゥ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエエエエン!!」

その心、支配するのは!!

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワワオオオオウ!!」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

蠢く悪鬼!!

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

狂気!!

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

天魔外道!!
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/04(水) 01:21:33.97 ID:OhjAnkm10
マミ「ほむら!幾つもの世界を渡り、どんな絶望を前にしても屈しなかったあなたの力を今こそ貸して!!」

姉さんの両手にマスケット銃が現出する。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーーウウウ!!ギシャーーーーアアアアア!!」

ほむら「任せて、姉さん!私達は・・・必ず勝つ!行くわよ、まどか!!生きて未来を勝ち取るのよ!!」

私は以前の世界の“マミ”がくれたリボンにそっと触れ、盾から“さやか”と“杏子”がくれた武器を変成させた魔銃、天照と海神を取り出す。

バトラ「グギョオオオオオン!!」

まどか「うんっ!私達こそが希望!!さやかちゃん、頑張ろう!!アルゲンティウム・アストルム・・・!!」

まどかの弓が激しい桃色の光を放ち、より強大に、より凶暴に、より禍々しくその形状を変化させ、金色に輝く一回り大きな弓に変化す。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーーッ!!」

さやか「よーし!牙無き人の明日の為に!!正義の魔法少女!美樹さやか行きます!!杏子、準備は良い!?」

さやかの両手に剣が現出する。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアアァーーイッ!!」

杏子「あん?誰に聞いてんだ?あたしの前に立ったクソ野郎をミンチにする準備は、何時だって出来てるぜ。行くぞ、ゆま!誰に喧嘩売ったか教えてやる!!」

杏子の右手に握られた槍の穂先が炎を纏う。

デストロイア「グゥオオオオオオオオオオウ!!」

ゆま「うんっ!私達の後ろにはモモ達がいる・・・!絶対に守ろうね、オリコ!!」

ゆまの周りから次々に植物のツタが生えて来る。

ビオランテ「ビャーオオオオオオオオウ!!」

織莉子「勿論です。あなた達に出会えたから、希望が輝き出す、今日より強くなれる。キリカ、私達の邪魔をする存在を全て消去するわよ」

織莉子の周囲に次々に巨大な水晶が顕現する。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオオン!!」

キリカ「解ってるよ、織莉子!それにしても結構だ!たかだか敵を叩き潰す程度で私の全てを守れるのなら 大いに結構!
戦う事で君達を護る事が出来るならば、私は全てを破壊し殺戮出来る!かずみん!楽しいショーの始まりだ!!」

キリカの両手に3本ではなく、5本ずつカギ爪が現出する。

デスギドラ「グアアアアーーアアアアーーアアアア!!」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/04(水) 01:24:33.84 ID:OhjAnkm10
何か全然進めてませんが、今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/04(水) 02:22:59.00 ID:V3lAHMHCo
お疲れ様でした。
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/04(水) 21:52:50.78 ID:5vozGorDO
乙です。

織莉子のセリフで声のイメージが栗林さんなのが納得。これ、ギガンティック・フォーミュラーのOPの歌詞ですよね?カラオケでも歌ってましたし。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/04(水) 23:27:12.81 ID:OhjAnkm10
ロリこんばんは。雪音クリスちゃんの魔弓イチイバル、カッコいいね。

>>122

そう!それです!このMADが切欠
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15591972
歌詞がこのSSの織莉子に合うなーと思いました。

再開します
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/04(水) 23:28:07.24 ID:OhjAnkm10
かずみ「うん・・・私は守る!夢を・・・!小さな幸せを・・・!争いの無い世界を・・・!何でも無い日常を・・・!
それを奪おうとする奴らを私は決して許さない!それが魔法少女の使命・・・そうだよね、海香?」

かずみの構える十字架に強大な魔力が宿る。

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!!」

海香「ええ、理不尽で規格外な破壊を止める為の、人智超越で規格外の破滅力。魔道の力を持って、外道を屠る存在、それが私達。カオル!今くらいはイチャ付くのを自重しなさいよ!!」

海香の周囲を魔力の水、霧が漂い始める。

シーガン「チチチチチチチチ!!」

カオル「へいへい、解ってますよー。何にせよ私は負けない!何が来ても私が何とかしてやる!・・・ね、すみれ・・・」

カオルは隣に立つすみれを引き寄せて、彼女の唇に自分の唇を重ねた。私もまどかとキスしたい。

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

すみれ「ちゅ・・・ぷは・・・もう、カオルったらこんな時に・・・」

カオル「こんな時だからだよ。すみれから愛の力を貰ったんだ。すみれにも私から愛の力を分けてあげたけど、どう?」

すみれ「ええ、力が湧いて来たわ!ありがとう、カオル!神那さん、行きましょう!!」

すみれの薙刀の穂先の形状がより強大な威力を持つそれに変化する。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエーーッ!!」

ニコ「おーおー、お熱いねぇ。私達も熱い未来を掴むために頑張るとしようか、里美」

ニコの手に持った、バール型の杖に魔力がチャージされる。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

里美「そうね、ニコちゃん!この星の明日の為、怒りさえ燃やすわ!!みらいちゃん、望む、あなたの名と同じ未来を共に掴みましょう!!」

里美のネコヘッドの付いた杖にも魔力が込められていく。

バルガロン「フィーファアアアアアアアア!!」

みらい「よーし!絶対に明日を、未来を守って見せるぜ!サキ!一緒に戦って勝つぜ!!」

みらいの周囲の気温が、彼女の大剣から発する魔力の冷気によって急激に低下していく。

ジャルム「グァーオオオオオオオウ!!」

サキ「ああ。爪牙無き人々の為に、私達は絶対に勝たなければならない。それが、私達がして来た事への贖罪になるとは思えない。
だが・・・今こそは奪う為ではなく、守る為に戦う。あいり、私達にも君を守らせてくれ」

サキのいる空間の一定範囲が帯電し、バチバチと紫電を迸らせている。

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/05(木) 01:19:54.40 ID:9Xn6STLX0
あいり「はっ!私より自分達の心配してな!私に立ち塞がる奴は破壊!全壊!沸点ピークで砕け散らせてやる!!手伝いな、あやせ!!」

あいりは両手の2挺の拳銃を一旦消し、代わりに赤く光る長大な手投げ用の矢を1本精製して握る。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

あやせ「はいはい、解ってるから。面倒なのは好きくないのよ。ルカ、さっさと終わらせて美味しい料理で乾杯と行くわよ」

ビルの屋上に立つあやせの左手の護拳付きサーベルソードの刀身で火炎が燃え盛り、屋上の花壇の花が炎上する。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエーーン!!」

ルカ「そうしたたい所ですが、相手は一筋縄では行かないでしょう。油断して足元をすくわれ無いで下さいよ。イカ娘さんも」

ルカの左手の護拳付きの刀の刀身では強烈な冷気が迸り、建物の屋上の床や壁を凍らせる。

ダガーラ「ズシュアアアアアアアーーッ!!」

イカ娘「誰に言ってるのでゲソ?この私がいるからには100人力でゲソ!!こまち達も出来るだけフォローしてやるでゲソが、気を付けるでゲソよ」

触手を展開するイカ娘。

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

こまち「はぁ・・・フォローするのはどっちだと思ってんのよ。ひより、あなたも気を付けるのよ」

こまちの薙刀の刀身の部分ではなく、柄に魔力が宿る。

バラン「ギャエエエエエーーウゥ!!」

ひより「うん!こんな大きな規模の戦いは始めてだけど・・・クレアさん、力を合わせて戦おうね!!」

ひよりの持つハープから弦が展開されていく。

ギドラ「キュイイイイイイイイイイ!!」

クレア「ええ。私達が見滝原に来たのは、その為だもの。本当にこの地が決戦場になるとは、これも運命かしらね、エリーゼ?」

クレアの杖から魔力が抑えきれずに溢れて迸っている。

機龍ブラック「ギォオオオオオオオオン!!」

エリーゼ「さぁ?それは解らないけれど、妹が愛したこの街で戦えるのは私の誇りだわ。ミキュベイ、あなたと契約した妹が守ったこの街の人々を共に守りましょう」

膨大な魔力の篭った拳を構えるエリーゼ。

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

ミQB「あぁ、当然さ。魔法少女・・・運命に導かれし戦姫、その力成りしは、想い。愛する者への、かけがえの無き者への、無垢なる心。その想いが力となり、未来を切り拓く!!」

ミキュベイの両手に長い銃剣が現出した。

オルガ「ギギュウウウウウーーーウウウ!!」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/05(木) 01:20:50.73 ID:9Xn6STLX0
あんまり進まないなぁ・・・今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/05(木) 01:37:26.21 ID:l6J61ugDo
お疲れ様でした。
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) :2012/04/05(木) 01:45:01.37 ID:yDieEGzro


『変態がいたと思ったらいきなりかっこよくなった』
な、何を言(ry
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/05(木) 20:35:00.53 ID:l6J61ugDo
グランドギドラ確定と言うか、こいつの能力はかなり厄介だな・・・。
原作で人間の子供達を瞬間テレポートさせて自分の生体ドームに取り込んでる所を見ると
このSSまどマギのシェルターの民間人もかなり危ないと思うが・・・。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/05(木) 22:26:57.40 ID:l6J61ugDo
あとそれと夏にはファイヤーラドン・キングギドラ発売予定。
ファイヤーラドンはウラニウム熱戦&ゴジラ用エフェクト、ウラニウム放射熱線+メカゴジラ(頭部ダメージver)が付属。
キングギドラは専用エフェクト引力光線3つ付属、となる予定。
キングギドラの大きさにいたってはここでは触れないが値段がとんでもないことにww
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/06(金) 00:46:41.79 ID:aKyPtW2z0
ロリこんばんは。えらく時間掛かってしまった・・・。

>>128

カッコいい台詞になってたら良かったと思います。

>>129

その通りというか、グランドギドラはこの能力で色々やってもらう予定です。
シェルターの人間を捕らえて云々とかで。

>>130

ファイヤーラドンは知っていたけど、キングギドラも発売日が決まったのか。
ファイヤーラドン、エフェクトパーツ多いなぁ。今までは光線エフェクトだけだったのに。
キングギドラは引力光線エフェクト3つ!?うおお、楽しみだ!!良いものなら値段はあまり気にしないぞ!

再開します
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/06(金) 00:47:14.70 ID:aKyPtW2z0
ほむら「行くわよ、まどか!」

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーーッ!!」

ヘドラ(初代)「ヒュワワワワワワワワ!!」

バトラが飛び上がり、最強の怪獣王ゴジラが駆け出し、敵前衛であるキングギドラと公害怪獣ヘドラと光線を応酬を繰り広げ始める。
目の前に迫る邪悪な魂達!巨大怪獣激突!!此処まで来たらもう何処にも逃げ場所は無いわ!!
この胸貫く怒りを、力に変えて戦う!!

まどか「うん!ほむらちゃん!はぁああああああっ!!」

まどかはソウルジェムのリミッターを外し、自らの莫大な生命力を魔力に換えてその魔力を爆発的に高めていき、金色の大型化させた弓に送り込んでいくと、その弓に70メートル程の巨大なピンク色に光る矢が5本精製される。

ほむら「“さやか”!“杏子”!あなた達の力を、弱い私にその強大な力を再び借して!!」

私もソウルジェムのリミッターを外して、限界近くまで生命力を魔力に変換し、天照と海神の2挺の魔銃に送り込む。
全身に来る強烈な疲労を無視、魔力が送られた魔銃の中、弾丸から荒れ狂う凶暴なエネルギーの唸りが私に伝わって来る。
普通に魔力を込めた銃器とは違う、圧倒的に違う、強大で凶暴なエネルギー。

まどか「テュポーンの弓!!」

まどかが巨大な矢を撃ち出す。撃ち出された5本の巨大な矢はバトラや最強の怪獣王ゴジラと戦うキングギドラの胴体中央、両翼と、公害怪獣ヘドラの両腕に量子化して突き刺さったように内部に入り、その身体を空間に縫い止めて動きを止める。

まどか「我は光!我は希望!我は未来!我は太陽!」

次にまどかが膨大な魔力で精製した矢は、穂先は赤く燃え盛る竜の頭部に、長い柄の部分は竜の首になっていた。
怪獣の頭部より巨大なそれはまどかの姿を完全に覆い隠し、まるで巨大な竜の首から上が宙に浮いているように見える。
動きが止まった哀れなキングギドラと公害怪獣ヘドラを見下ろし、その口腔に青く燃える光を湛えていた。
矢の放つ輝きは太陽のように眩く世界を染め上げる。

まどか「竜王テュポーン!」

ほむら「太陽神アマノシラトリ!海神ムーバ!」

まどか・ほむら「合体奥義!神獣双弾撃!!」

ズドォ!!

まどかの矢が変化している赤い竜王の口から、ゴジラの放射火炎のような青い魔力砲が撃ち出された。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!?」

それがキングギドラに直撃して、巨大な魔力の爆発が起こる。爆発に呑み込まれるキングギドラ。

私はトリガーを引く。白い強大な魔力の迸りが周囲を照らす。古代日本神話に語られし、総ての大気を震撼させる咆哮が轟く。
天照から撃ち出された赤の閃光と、海神から撃ち出された青の閃光が空間を裂いて走り、その2つの閃光は明けの空を駆け、赤髪ポニーテールと、青髪ショートカットの2人の少女の姿になった。
そこから巨大な怪獣へ姿を変える。赤い少女は身長63メートル、翼長210メートルの装甲された銀の羽根と金色の装甲を持つ身体の太陽の炎を纏う神鳥へ変り、青い少女は身長104メートルの多数の触手を戦慄かす黒い大海の水を引き連れる海獣にその姿を変じた。

アマノシラトリ「キィェアアアアアアアアアアアーーッ!!」

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!?」

アマノシラトリの太陽炎が公害怪獣ヘドラを炎上させる。

ムーバ「グォアアアアアアアアアアアアーーッ!!」

ムーバの纏う超高圧の海水流が爆発に包まれたキングギドラの脚や翼、3本の首に激突してその水圧動きを封じ、アマノシラトリの炎で焼かれる公害怪獣ヘドラの両腕両脚を貫いて地面に倒した。

まどか「これで終わり!!」

まどかは、竜王の矢を撃ち出す。

まどか「砕け!壊せ!喰らえ!」

竜王の矢はその巨大な顎を開き、キングギドラの中央の首に噛み付き、そのまま大爆発を起こして、その爆発で公害怪獣ヘドラをも呑み込んだ。
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/06(金) 02:12:23.40 ID:aKyPtW2z0
こんな時間になってしまったので、全然進んでませんが今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/06(金) 02:17:29.59 ID:RS71JjZJo
お疲れ様でした。
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/06(金) 22:49:44.59 ID:qGBdKyyDO
乙です。

ほむほむの独白にニヤリとさせられました。トランスフォーマー好きなんでアニメイテッドの歌詞が上手く引用されてて嬉しい。

そして、まどっちの技も曲同様にどんどん進化してますね。この調子でまどかタイタスにも進化!……ってのはないかww
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/07(土) 00:39:49.16 ID:Bg3Z8aJs0
ロリこんばんは。遅くなってしまったです。

>>135

あの歌、凄くカッコいいので大好きです!なので引用してみました。

まどっちも強くなりました!でもまどかタイタスには進化しません!アレは武装神姫とかシンフォギアみたいなメカ少女が近いと思います。このSSには合いそうだけど。ていうか、顔がこえぇよ、アレ。

再開します。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/07(土) 00:41:06.18 ID:Bg3Z8aJs0
キングギドラと公害怪獣ヘドラの1体ずつはまどかのテュポーンの弓の矢によって撃破され、グリーフシードに変った。
そしてアマノシラトリとムーバ、2体の巨大な神獣は敵の群れの中へ突っ込み、小さな2人の少女へ姿を戻し、その2人が優しく抱き合った。

ほむら「散華!!」

瞬間、炎と水、小さな姿に超圧縮されていた相反する莫大なエネルギーが反発しあって大爆発を起こした。それは2人の少女から、邪悪な者達への死の抱擁。

ドゴォオオオオオオオオオオオン!!

周囲の空間全体に響く大轟音と、周囲を照らすほどの爆光が起こる。
砕け散った魔力は多数の巨大な火炎弾と長大な大砲水となり、破壊の嵐と化して更なる周りの悪しき者達に襲い掛かる。裁きを下された者達の中にはその爆発で粉砕されて即死するものもいれば、大きな損傷を受けるものもいた。
これで次の攻撃に繫げられる!
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/07(土) 03:02:54.83 ID:DyXktdIko
深夜3時周っちゃったよ。主さん寝ちゃったのかなぁ・・・。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/07(土) 04:54:37.29 ID:Bg3Z8aJs0
すいません、寝てしまってました・・・。駄目だ、全然進まない!
今日は此処まででです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
明日は、多分、夕方か夜です。
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/08(日) 00:41:52.78 ID:+ULI3+Tko
あれ・・・?やはり遅い。
やっぱりてこずってるんだろうな・・・。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 00:44:06.67 ID:xt32dgKK0
ロリこんばんは。中々書けないのが辛い。

>>140

手こずってたよ。手を付けるのが遅かったってのもあるけど。

再開します。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 00:46:11.70 ID:xt32dgKK0
マミ「ミキュベイ、仕掛けるわよ!」

メカキングギドラの中央の機械の首の上に立つ姉さんが、首の長いリボンを解き、それを束ねて巨大なマスケット銃型の大砲に換える。
普段と違うのは、銃身に弾倉が付いている事。それにより連射が可能になっている点。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

ミQB「え?あぁ、ラブラブアタックだね!」

ミキュベイがクルクルと両手に持った銃剣を回して構える。

オルガ「ギギュウウウウーーーウウウ!!」

マミ「タイミングは私に合わせて!」

メカキングギドラ「ギシャアアアアーーアアアア!!」

メカキングギドラが翼から浮力を発生させて浮き上がると、中央の首からレーザー光線、左右の首から反重力光線を撃ち出しながら、私の怪獣弾の爆発で動きが止まった、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンへ突撃する。

ミQB「ちょっとマミ!早いってば!!」

オルガ「ギギュウウウウウウ!!」

メカキングギドラの回りを素早く跳ねながら、オルガは左肩の発射口から波動光線を連射。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!?」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンにレーザー光線、反重力光線が連続で命中してダメージを与え、更に波動光線が何発も着弾、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを吹き飛ばす。

マミ「敵を挟み込むわよ!!」

ミQB「いやいや〜、人使いが荒いなぁ〜」

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

オルガ「ギギュウウウーーーウウウ!!」

メカキングギドラとオルガはそれぞれマミとミキュベイを首や背に乗せたまま跳んで円軌道を描き、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの正面と背後に回りこむ。

マミ「ミキュベイ!」

ミQB「今だね!!」

そして吹き飛ばされて体勢が崩れている凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの正面と背後からメカキングギドラとオルガは突撃、メカキングギドラはレーザー光線と反重力光線を口から撃ち出しながら胸部のハッチから捕獲用ハンドを射出して正面から凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを掴む。オルガは波動光線を連続発射しながらその鋭く長い3本の爪が付いた右手を凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの背中に突き出して、そのまま突き刺した。


ガイガン(初代)「ディギィシィイイイィッ!?」

マミ「ティロ・フィナーレのティロは射撃っていう意味なの。勉強になるでしょう?」

姉さんはメカキングギドラの中央の首の上から跳び下り、両腕で抱える様にして持っていた巨大な大砲銃の銃口を、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの喉に突き刺すように押し付ける。

ミQB「これは痛いよー」

オルガの背から跳んだミキュベイは、両手に持っていた銃剣を10メートルほどに長く伸ばしながら、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの首の後ろに突き刺す。

ズドン!ズドン!ズドン!ズドン!
ズドシュ!ズドシュ!ズドシュ!ズドシュ!

姉さんの連続ティロ・フィナーレとメカキングギドラのレーザー光線と反重力光線が凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに命中し、捕獲用アームからの高圧電流が浴びせられる音と、ミキュベイの銃剣とオルガの爪で凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体が抉られる音が響く。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィ!!」

ドゴォオオオオオオオン!!

そして遂に耐え切れずに爆発する凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。その爆炎から姉さんを中央の首に乗せたメカキングギドラと、ミキュベイを肩に乗せたオルガが跳び出して、早朝の薄暗い光の中、目を光らせながら空中で交差する。

マミ「これが私達の・・・」

メカキングギドラ「ギシャアアアーーアアアア!!」

ミQB「愛の力さ!!」

オルガ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

マミ「切り札でしょう」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/08(日) 00:59:38.97 ID:+ULI3+Tko
左右の首から反重力光線って可笑しくない?だいたい昭和とVS版はだいたい引力光線て表記。
反重力光線はグランドギドラとカイザーギドラだけですよ。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 03:16:10.12 ID:xt32dgKK0
いあ、知ってるけど、このマミさんのメカキングギドラは改造された時にパワーアップして撃てるようになったってしておいてくだしあ。
一応、パワーアップした時に書いてた筈ですし、今更指摘されてもどうにも・・・。
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 03:16:55.12 ID:xt32dgKK0
さやか「行くよ、みらい!」

サイボーグ宇宙怪獣ガイガンの近くのビルに立つさやかから猛烈な魔力の風が吹き荒れる。
それは真空刃となって、そのビルの屋上の床に傷を付けていく。

みらい「ああ!一緒に仕掛けるぞ、さやか!!」

ジャルムの首の上に立つみらいから強烈な冷気が発せられる。その魔力の冷気はさやかの魔力の風に向う。

さやか・みらい「合成魔法!!」

さやかの魔力の風にみらいの魔力の冷気に乗った。冷気は益々その気温を低下させ、気体から、周囲の水分を凍らせ、1つ1つが数メートルほどもある鋭い氷の刃となった。

さやか・みらい「ダイヤモンド・ブラスト!!」

さやかが右手の剣を、みらいが両手で持つ大剣を暴龍アンギラスに向けると、多数の鋭い魔力の氷の刃は、魔力の風に乗って、暴龍アンギラスへ高速で飛んでいく。
それと同時にサイボーグ宇宙怪獣ガイガンは3枚の羽で飛んで、暴龍アンギラスの右側へ突っ込み、ジャルムは両腕の皮膜欲で羽ばたいて、暴龍アンギラスの左側から突撃する。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!?」

暴龍アンギラスに襲い掛かる、魔力の真空刃と氷刃、その表皮を切り刻む。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアァーーイッ!!」

ジャルム「グァーオオオオオウ!!」

それの直後、というよりはほぼ同時、右からのサイボーグ宇宙怪獣ガイガンの右の鎌と、左からのジャルムの頭部の大剣のような巨大な1本角が振るわれ、暴龍アンギラスの胸部を交差して切り裂いた。

さやか・みらい「合体奥義!重ねカマイタチ!!」

続いて跳び込んださやかが剣で、みらいが大剣で暴龍アンギラスの胸部の傷口を更に切って中枢神経を断ち切った。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーー!!」

崩れ落ち、グリーフシードになる暴龍アンギラス。

さやか「切り捨て御免!!」

そして2人と2体は力強く跳んで次の敵を探す。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 03:19:33.15 ID:xt32dgKK0
今日は此処まででで!
読んで下さった方、レス下さった方い感謝です!
明日も、多分、夕方か夜。
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/08(日) 03:20:25.64 ID:xt32dgKK0
誤字が・・・

今日は此処まででで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日も、多分、夕方か夜。
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/08(日) 03:24:04.86 ID:+ULI3+Tko
お疲れ様でした。
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/08(日) 06:44:53.92 ID:TDpdFuODO
乙、今回はスパロボタイムか。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/08(日) 19:51:47.82 ID:WFBWUisDO
乙です。

大好きなFWガイガンがカッコ良く描かれていて非常にグッドです!
本編の微妙な扱いに萎えて公開時に売ってたデカいソフビを買わなかったことを後悔……
figmaのさやかちゃんと並べたくてしょうがないよ!
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/08(日) 23:45:13.18 ID:hUm69X7R0
やっと追いついた!
しかしまさか戦場で女子会が開かれる事になろうとは思ってもいなかったです。
これから遅れてやってくるであろうウルトラマンモドキのヒーローの活躍にも期待してます。




遅れてきたといえば、こんな記事が……。

【史上初、日本がレーザー核融合に成功 1トンの水素から90テラワット抽出可能】
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1706391.html

レーザー核融合ってどこかで聞いた言葉だと思ったら、スーパーメカゴジラやMOGERAの動力でした。
とうとう時代がゴジラ映画に追いついてきた訳か……。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/09(月) 00:22:50.24 ID:yK0keS/to
ジェットジャガー早く出てこないかな。
ゲームのゴジラアンリューシドだと光線撃てるんだよなぁ。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/09(月) 01:38:13.09 ID:7X97JGWh0
ロリこんばんは。FalloutNewVegasが面白過ぎる・・・美少女が主人公でデスクローっていう肉食恐竜みたいなのを仲間として連れて旅をしてます。

>>149

スパロボだと解っちゃったね。スパロボはよく動いてカッコいいので戦闘シーンの参考にさせてもらってるよ。

>>150

FWのガイガンの扱いは、一応、モスラとちゃんと戦ったりしててまだマシな方だと思います。それでも大分アレでしたが・・・凄くカッコ良くて大好きなので、このSSでは正義の怪獣です。正義側なので扱いも良くてちゃんと活躍もしてもらってます!!
自分もあの大きなソフビは持ってないです。後から出た普通の大きさのしか無いですねぇ。自分はそれとFigmaさやかちゃんを並べる事にします。
今欲しいソフビは機龍ブラック。

>>151

追い付くまで読んでくださってありがとうございます!あの女子会は戦闘前にやっとけば良かったと思いますが、ネタを考えたのが戦闘の真っ最中の辺りだったので、あいり様達に頑張ってもらってさせて貰いました。
ウルトラマンモドキの活躍・・・多分、メカニコングよりはするんじゃ無いかと。
おお!遂にリアルでもレーザー核融合が・・・。そしてゴジラは核分裂でエネルギーを生み出してるらしいですね。

>>152

え?アンリューシドだと光線撃つのか・・・やっぱり腕を組んで撃つのだろうか。

再開します。
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/09(月) 01:38:42.53 ID:7X97JGWh0
杏子「海香、行くぜ、油断すんなよ!!」

海香「言われるまでも無いわ。行くわよ!」

海香が魔道書を両側が穂先になった槍に変形させて印を結ぶと、彼女の魔力が爆発的に高まり、周囲に意思を持ったヘビのように蠢く魔力の水流が現出した。
その長さたるや、1本1本が数百メートル。魔力の水流がクモンガの群れの方中へ滑り込み、大蜘蛛怪獣クモンガ達の身体にヘビのように纏わり付く。

クモンガ(FW)「ギチュッ!?」

海香「下準備は出来たわ。後はよろしく」

海香が杏子に左手を伸ばし、その左手を杏子が右手で掴む。そして2人は心を重ね、お互い魔力を送り合い、力を合わせ、2人の友情が熱い力に換わる。

杏子「食らいやがれ!合成魔法!!」

杏子・海香「ハイドロ・バーン!!」

杏子が左手に持った槍を、海香が右手に持った槍を突き出すと、杏子の火炎としての魔力が、海香の発言させている魔力の水流に送られ、“水が燃え上がった”。

クモンガ(FW)「ギチィイイイイイイーッ!!」

大蜘蛛怪獣クモンガを縛るように纏わり付いていた超高圧の魔力の水流が超高温の魔力の炎を発し、彼らを包み込む。
火炎の水流の合成魔法によって悲鳴を上げてのた打ち回る大蜘蛛怪獣クモンガ達。

杏子「トドメだ、デストロイア!!」

海香「シーガン、仕上げよ」

デストロイア「グゥオオオオオオオオオウ!!」

デストロイアが口に紫色に輝く球状の光が現れる。それは超圧縮したオキシジェン・デストロイヤー、オキシジェン・デストロイヤーボム。
周りの重力すら歪め、ブラックホールのように周囲のものを呑み込んで圧壊させるデストロイアの最大攻撃。
予備動作が大き過ぎるので、普通に撃つだけではほぼ命中しない。敵の動きを封じてからその威力を発揮する攻撃。

シーガン「チチチチチチチチチチチ!!」

シーガンが飛び上がって、飛行しながら背中の翼状のヒレからオレンジ色の熱光線フォン・ウィング・フェザーを燃やされてもがく大蜘蛛怪獣クモンガの群れに掃射。
より確実にデストロイアの攻撃を決める為の攻撃。

杏子「見てろよ、こいつで一掃してやる!オキシジェン・デストロイヤーボム、発射!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

ドォン!!

デストロイアがオキシジェン・デストロイヤーボムを撃ち上げ、それは大蜘蛛怪獣クモンガの群れの真ん中に着弾。

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!?」

大蜘蛛怪獣クモンガ達はオキシジェン・デストロイヤーボムに吸い込まれて、圧縮破壊されてグリーフシードに変わった。

杏子「ざっとこんなもんさ」

海香「当然の結果ね」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/09(月) 01:39:58.90 ID:7X97JGWh0
ちょっと遅くなり過ぎたので、今日はこれだけです・・・。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/09(月) 02:08:41.22 ID:yK0keS/to
お疲れ様でした。
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/09(月) 23:34:44.76 ID:RuiL6eGRo
爽快な反撃タイムか・・・となると、これが終わったころに上位級のギドラ(グランド等)かな。
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/09(月) 23:48:28.02 ID:J30Wv8BDO
乙です。

機龍ブラックいいですよね。これに限ったことじゃないけど、元の色を黒くするだけでカッコ良さが増す魔翌力は恐ろしい。

超合金ガイガンのデストリガーバージョンも通常版が正義っぽく見えるくらい悪全開なカラーリングが素敵過ぎる。
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/09(月) 23:55:47.08 ID:J30Wv8BDO
なんか誤字が……すみません……
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/10(火) 01:39:49.53 ID:7GgUflut0
ロリこんばんは。ちょっとずつでも進めます。

>>157

うん、そんな感じの予定。その間にアレを出す予定だけど。

>>158

メカや怪獣、武器はなんでも黒くすればカッコ良くなるという法則がありましてですね・・・。
ガイガンデストリガーバージョンは、とてもカッコいいのでパワーアップ後はこちらのカラーリングでも良かったと思います。

再開します。
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/10(火) 01:41:03.37 ID:7GgUflut0
あやせ「行くよ、ルカ!!」

あやせが魔法少女への変身を解除しながら叫んだ。

ルカ「ええ!あやせ!!」

ルカも魔法少女への変身を一旦解除。2人は一体、何をするつもり?
あやせがファイアレッドのソウルジェムを左手に、ルカがアイスブルーのソウルジェムを右手に、それぞれ指輪から宝石の形状にして持って横に構えると、2人の身体とソウルジェムが量子化して光の粒子となって解ける。
そしてその光の粒子は2人がいた間辺りに1つの人の姿を形作る。
そしてそこに、左手にあやせの護拳付きサーベルソード、右手にルカの護拳の付いた刀を持った、魔法衣の左側はあやせの白いドレス、右側はルカの赤いドレスの1人の魔法少女が顕現していた。

まどか「え?え?あやせさんとルカさんが・・・」

ほむら「融合した!?」

ミQB「理論上は全く同じ遺伝子を持つ魔法少女同士は、融合して1人分の倍以上の力を持つ魔法少女へと融合する事が出来る・・・」

マミ「つまり、双子であるあやせさんとルカさんだからこそ出来る事?」

ミQB「うん・・・ボクも見るのは初めてだ・・・」

エリーゼ「私も魔法少女になって長いけれど、初めて見たわ」

キリカ「キター!あややとルカリンの最強のフュージョン!!」

さやか「えーっと、何て呼べば良いんだろ?」

織莉子「あやせルカさんだそうです」

あやせルカ「・・・」ニヤリ

2人が融合した魔法少女、あやせルカがサーベルソードと刀をガキンと合わせて凄みのある笑みを浮かべる。

あやせルカ「融合の力・・・此処に見せる!魔法少女融合奥義・・・二刀一刃!!」

ガキィ!

あやせルカがサーベルソードと刀の柄の端同士を繫げる。

あやせルカ「火よ、水よ、土よ、風よ、光よ、闇よ、金属よ!我に力を与えたまえ・・・!!」

杏子「!?そういう事か、よし!!」

杏子が握って構えた右手から火の属性の魔力を放出、あやせルカの持つサーベルソードと刀を繫いだ武器に向けて照射する。

海香「任せなさい!」

続いて海香が水の属性の魔力を

ゆま「よーし!ゆまの力、受け取って!!」

ゆまが土の属性の魔力を

さやか「さやかちゃんも送っちゃいますからねー!!」

さやかが風の属性の魔力を

まどか「私もですね!ええーい!!」

まどかが光の属性の魔力を

キリカ「あややルカリン!いくおー!!」

キリカが闇の属性の魔力を

マミ「さぁ、受け取って!!」

姉さんが金属の属性の魔力を、次々に放射しあやせルカはそれを武器で受けて纏わせる。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/10(火) 01:41:26.63 ID:7GgUflut0
あやせルカ「あなた達の力、確かに受け取った!!」

ギュオオオオオオオオ!!

赤、藍、緑、青、ピンク、黒、金色の7色のとんでも無い魔力を纏う二刀は刃は、その色に輝く光で出来た、50メートルほどの長大な刀身となり、それを頭上で回転させるあやせルカ。

あやせルカ「とぁあああああーーっ!!」

そして縦横無尽にそれを振り回しながら敵怪獣の群れに突っ込む。

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワ!?」

汚染怪獣ヘドラの顔面を縦に断ち切り、

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!?」

狂龍アンギラスの胸部を切り破り、

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

溶岩怪獣バラゴンの喉を切り裂き、

ラドン(初代)「クォエエエエエーーン!?」

空の大怪獣ラドンの翼を切り刻み、

カマキラス(FW)「ギイイイイイー!?」

蟷螂怪獣カマキラスの前脚を切り飛ばす。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアアーーッ!!」

そして斬り付けられて多大なダメージを負っていく敵怪獣にファイヤーラドンが口からのウラニウム熱線や急降下体当たりで、
ダガーラが両肩の発射口からの超重龍爆炎や高速回転してエネルギーを射出する爆龍赤塊光波でトドメを刺してグリーフシードに変えてゆく。

あやせルカ「運命破断剣!ツインブレェェーードッ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワワオオオオウ!?」

そして仕上げとばかりに、最後列にいたガバラの首をX字型に切って、通り抜けた。

あやせ「これぞ全てを断つ一刀なり・・・成敗っ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワワオオオオー!!」

あやせルカの声に合わせるようにガバラの身体が傾き、胴体から切り離された首が落ちる。傷口から大量の血を吹き上げながらガバラは血に倒れ伏した。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/10(火) 01:42:55.73 ID:7GgUflut0
今日も少ないですが、此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/10(火) 02:08:23.79 ID:As1wE/Vqo
お疲れ様でした。
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/10(火) 20:14:03.58 ID:As1wE/Vqo
突然ですがまどかマギカ&ゴジラとは関係ないけど、昨日声優の青野武さんが亡くなったようです。
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/10(火) 23:55:10.85 ID:ajTPu5lDO
乙です。

あやせルカが出て来ると「シンメトリカルドッキング!」という叫び声が浮かんできてしょうがないww

それにしても、首チョンパで倒されるガバラがウルトラ怪獣みたいや……
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/11(水) 02:06:03.11 ID:MErEMvjH0
ロリこんばんは。今日も少しだけど進めます。

>>166

ええ、アレで大体合ってます。
首チョンパは昭和ですね。平成に入ってから、規制ですっかり表現が大人しくなってしまいましたからねぇ。でも、昔は昔で、結構エグくて怖い場面が多かったですね。

再開します。
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/11(水) 02:08:24.79 ID:MErEMvjH0
由里「地球を守る戦士、怪獣と共に戦う魔法少女達が、ギドラ族を倒すべく、必死に戦っています。この戦いに、勝てるかは解りません」

私達が敵怪獣と戦っている最中、由里さんが戦う私達を背景にリポートする。そしてその彼女を武田さんがデジカメで撮って放送を送っていた。

シェルター内、BSデジタルQ仮設スタジオ。

淳「良かった、由里ちゃん無事だった!!」

春樹「あー・・・映像が途絶えた時はどうなったかと思ったわ・・・メガギラスの高周波でやられたんだろうけど、直ったんかな」

シェルター内、まどホーム、リビング

詢子、知久はタツヤと一緒にBSデジタルQの放送をテレビで見ていた。

TV「でも、私は皆を守ろうと戦っている人達の姿を、どんな状況でも、未来を守ろうと必死に頑張るその姿を伝えます。しっかり最後まで見てください。
私達の為に命懸けで戦う年端も行かない少女達を、決して目を逸らさないで見届けてください」

知久「ねぇ・・・詢子さん・・・あの最強って言われてるゴジラと一緒に戦ってる、ピンク色の光を放ってる女の子はひょっとして・・・」

詢子「(まどかが、あの時ゴジラの王と一緒に戦う桃色の閃光が見えたら、それが私だって・・・)まどか・・・まどかだ!まどかがあたし達の為に戦ってるんだ!!」

詢子がソファーから立ち上がる。

知久「え?やっぱりそうなんだ!?」

タツヤ「ねーちゃ?あれねーちゃなのー?」

知久「あ、うん・・・多分・・・」

詢子「まどかー!頑張れー!!悪い奴らなんかに負けるなー!!あ!こら!!カメラ!!まどかを映さんかー!!」ウオオオオオオ!!

テレビを掴んでガタガタ揺らす詢子。

知久「お、落ち着いて、詢子さん!!」

タツヤ「いけー!ねーちゃ、いけー!!」

ピンポーン

その時、チャイムが鳴った。

知久「あ、はい」

和子「あ、どうも、早乙女です」

知久「はい、どうも」

和子「あの、詢子いますよね?上がらせてもらって良いですか?」

知久「ええ、どうぞ」

和子を部屋に招き入れる知久。

和子「こんばんは・・・いえ、もうおはようかしら・・・?」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/11(水) 02:08:56.44 ID:MErEMvjH0
詢子「まどか!行けー!そこだー!!ぶっ放せー!!」ウオオオオオオ!!

テレビを掴んで揺らしながら画面に張り付く詢子。

和子「あのー・・・」

知久「えーっと、詢子さん、早乙女さんが来てるけど・・・」

詢子「え?何?今良い所なんだけど・・・って、和子?どうしたの?」

やっとテレビを放して知久達のところへ戻る詢子。

和子「いえ、ちょっと1人だと不安になっちゃって・・・此処で一緒にいても良い?」

詢子「勿論さ、ほら座りなよ」

知久「お茶を淹れましょう」

和子「あ、お構いなく・・・それで詢子、あの戦ってる女の子達なんだけど・・・あの子達・・・」

詢子「あぁ、間違い無い、まどかだ・・・まどかだけじゃない、さやかちゃんもいるみたいだ。ほら、あの青い光がそうだろう・・・」

和子「やっぱり・・・!それと、暁美さんっていう転校生の子も、上級生の巴さんもいるみたいなの」

詢子「何だって・・・!?」

和子「まどかちゃんとさやかちゃん、暁美さんと巴さん・・・政府の発表があった時、
皆を落ち着かせて勇気付けてくれたのは・・・妙な説得力があったのは・・・あの子達が戦ってくれるからだったの・・・?」

詢子「くそっ!あの時、必ず勝て、何て無責任に言ってしまったけれど、あたし達には何も出来ないのか!?子ども達が命懸けで戦ってるってのに、大人の癖に情けねぇ・・・!!」

和子「詢子・・・私も、出来るなら何かしたいけれど・・・」

知久「詢子さん・・・あるよ」

詢子「え・・・?」

知久「それはまどか達を信じてあげる事じゃ無いかな?それしか出来ないのは悔しいけど・・・信じよう、あの子達の勝利を。そして、此処からでも応援しよう」

詢子「そう、だね・・・」

タツヤ「いけー!ねーちゃ達がんばれー!」

和子「どうか、皆・・・無事でいて!」

詢子「まどか、お願いだから生きて返って来てくれよ・・・!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/11(水) 02:10:26.08 ID:MErEMvjH0
>>165

青野さんは名前を聞いた事あるかな、くらいなのですが、亡くなったのですか・・・ご冥福を祈りましょう。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/11(水) 02:12:27.27 ID:MErEMvjH0
相変わらず少ないけど、今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/11(水) 03:15:07.69 ID:WQ3EdaKEo
お疲れ様でした。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/11(水) 11:27:21.80 ID:6Hc7xjYAo


この詢子は贔屓チーム(選手)の活躍時でも同じ事をやったり、
テレビ等が壊れても叩けば直るとかやってそうだ・・・。
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/11(水) 23:15:13.17 ID:dSa8l5NDO
乙です。

タッくんも普段はFWに出てきた子供みたいに怪獣のソフビでブンドドしてたりするのかな。
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/12(木) 01:53:50.90 ID:b8yORFJ70
ロリこんばんは。今日もちょっとだけだけど進めよう。

>>173

この詢子さんならやるだろうなぁ・・・ていうか、やってる。

>>174

いあ、多分してないと思います。

再開します。
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/12(木) 01:54:30.11 ID:b8yORFJ70
シェルター内、あんホーム、リビング

杏子の妹のモモと、杏子の両親、そして何人か孤児達が固唾を飲んでテレビを食い入るように見ていた。
モモは杏子に頼まれた通りに何種類か料理を作り終えてそれらはラップをかけられて食べられるのを待っている。
尚、幾つかの料理には大ダコが使われている。おりキリ島でまどかが酔っ払って、ほむらに持って帰るように頼んだ、大ダコの足。
ミキュベイが役に立つから持って帰ってくれと言った何トンもあるそれは、シェルターの食料庫に入れられ、欲しいという住民に配られたのだった。

杏子母「あなた・・・あのデストロイアと戦っているのは杏子じゃ無いかしら?」

杏子父「やっぱり、そうなのか・・・何故か、とは聞かない。無事に帰って来てくれれば、私はそれで良い・・・」

杏子母「きっと大丈夫、杏子は強くて優しい、私達の娘なのよ。愛と正義の聖女、私達の天使なのだから」

杏子父「そうだね。戦天使なのは良かったのか、どうか・・・いや、きっと良かったのだろう」

杏子母「ええ。それにしても神に仕える教会の娘が破壊の力で、悪魔の軍勢と戦う・・・これは運命なのかしら」

杏子父「それは解らない。しかし、杏子は運命だろうと、そうで無かろうと戦ってくれるのだろう。私達を守る為に・・・私達には何も出来ないが」

杏子母「・・・本当に良い子になってくれたわね、杏子は・・・」

杏子父「杏子は、私達の誇りだね。そしてあのビオランテと戦っているのはゆまちゃんで、スペースゴジラと一緒に戦うのは杏里さん、ゲゾラと戦うのはイカ娘さんか・・・
避難する時に手伝ってくれた暁美さん、御崎さん、牧さん、茜さんも戦っている。そうか、あの子達も杏子と同じ力を持っていたのか」

孤児A「いけー!杏子姉ちゃん!悪い奴らなんかぶっ飛ばしちゃえー!!」

孤児B「ゆまちゃん、頑張って!!

孤児C「あいり姉ちゃんはスペースゴジラが味方なんだ!凄い!」

孤児D「イカお姉ちゃんなら大丈夫だよね!きっと勝てるよね!!」

孤児の幼い少年や少女達がテレビに声援を送る。

モモ「どうか、どうか、死なないでお姉ちゃん、ゆまちゃん、あいりさん、イカ娘さん・・・皆さん・・・!」

そしてモモは手を合わせて祈る。

シェルター内、上条ホーム

恭介「さやかが戦ってる・・・鹿目さんや暁美さんも・・・」

ある曲をバイオリンで練習していた恭介。今はテレビを付けて見て、さやか達が戦っているのを知った。

恭介「よし・・・僕も行こう」

そしてバイオリンの入ったケースを持ち“本番”の為にシェルターの通路に出る。

仁美「上条君・・・行くのですね?」

ドアを出ると仁美が待っていた。

恭介「うん、僕に出来る事をする為にね」

仁美「ご一緒してよろしいですか?」

恭介「勿論、一緒に行こう」

シェルター内の軍の司令部に向う2人。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/12(木) 01:56:08.45 ID:b8yORFJ70
えらく少ないけど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/12(木) 02:03:32.57 ID:3MkAU9jdo
お疲れ様でした。
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/13(金) 02:03:36.16 ID:cukPc0YH0
ロリこんばんは。ちょっとずつ進めます。

再開します。
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/13(金) 02:04:31.31 ID:cukPc0YH0
シェルター内、ホール

シェルター内のホールでは、大きな画面でテレビを映し、それを見ている人達もいた。
その1つが、織莉子が通う、白百合女学園の生徒達。

女生徒A「怪獣と一緒に怪獣と戦う方々・・・あれは美国生徒会長!?ねえ、あのスーパーメカゴジラと戦っているの、生徒会長じゃない!?」

女生徒B「え、ええ、言われて見れば確かに、ショール付きの帽子を被っておられて解り難いですが、確かに織莉子さんのように見えますわね」

女生徒C「美国先輩が・・・私達の為に戦ってる・・・!」

女生徒D「織莉子お姉様がわたくし達の為に・・・全ての日常は、織莉子お姉様たちに守られていた奇跡だと知りました」

女生徒E「何処までも優しく、強く、気高い・・・美国さん、あなたは白百合女学園の指標ですわ。
・・・最も、誰もあなたの域へ達する事は出来ないでしょうけど」

女生徒F「祈りましょう、皆さん、美国生徒会長と、共に戦う方々と怪獣達の無事と勝利の為に」

女生徒G「そうね・・・それしか出来ないのが悔しいけど!」

女生徒H「無力な私達をお許し下さい・・・でも、私は信じます、美国さん達の無事を、勝利を・・・」

そして白百合女学園とは違う一角、騒いでる集団があった。

俺ら「うおおおおおおお!!美少女が怪獣と一緒に悪の軍団をぶっ倒すなんて、何と言う俺得!!」

俺ら「美しい、最強の天使達・・・どう考えてもギャラクシーエンジェル!!」

俺ら「魔法で巨大怪物と戦ってるなら、ストパンじゃね?スカートの子らパンチラしまくってるし」

俺ら「大画面だからこそ見える!最も撮ってるのデジカメっぽいから残念画質だけど」

俺ら「うーん、専用の武器持って怪獣で戦ってるから舞Himeっぽくもあるな」

俺ら「あ、それ近いかも知れんね。舞HimeってHime同士戦うやん。実際、あの黒髪ロングの娘とバトラ、金髪ツインドリルの娘とメカのキングギドラ、青髪ショートのガイガンは、
あの黒髪ショートの娘とバルグザーダン、フード付きの着てる娘とラジン、来い青い髪のロングの娘とシーガンはインテックスあすなろの近くでバトルしてた。
即売会のイベントって言ってたけど・・・アレは本当にイベントだったんか?人は避難してたし、街は派手にぶっ壊れたし・・・ま、それは今は良いか」

俺ら「あ、あぁ!ニコ動かとかで動画流れたり、ブログで画像公開されたりして、Vipとかですげぇ勢いでスレが消費されて、ネットで波乱が起こってたアレか。
つか今も議論してるとこあるし。アレ、結局本当だったの!?」

俺ら「正解。てか、俺そこにいたし。イベントだったとしてもガチバトルだったとしても、あの画像とか映像、どっちにしろモノホンだよ。偽物もあったみたいだけどね」

俺ら「その偽物もバカにした超絶やっつけから、職人が作った本物にしか見えないのもあったなー」

俺ら「ま、そこにいた俺らは真実を見た勝ち組!!」

俺ら「生であの子達と怪獣が戦ってるの見たん!?何て裏山!!」

俺ら「はっはっは、もっと羨ましがって良いお!黒髪ショートの娘が、金髪ツインテの娘に結晶にはめ込まれたり、
あの黒髪ロングの子が濃い青髪ロングの子とレズったり、アレ生やしてふたなり化して、メカゴジラUと戦ってる娘とか、ジャルムと戦ってる娘とかを犯したりしたんよ」

俺ら「え!?アレこそコラじゃ無かったのかよ!?バトルの方は信じたけど、流石にそっちは信じて無かったわー」

俺ら「ともかく、その後俺ら帰ったけど、今は戦ったり襲われたり襲ったりしてた子達が一緒に戦ってるって事は、仲良くなったんだな!!」

俺ら「戦ってた魔法少女の美少女同士が、怪獣も一緒に協力して戦う・・・やべぇ!何て言うかやべぇ!すげぇ燃えるし萌える!!」

俺ら「しかも俺らを守ってくれてるんだよな・・・うぉおおおおお!頑張れー!!」

俺ら「無責任に応援しか出来んけど頑張ってー!!」

俺ら「君達は勝つ!」

俺ら「何故なら可愛いから!」

俺ら「可愛いは正義!」

俺ら「そして、正義は必ず勝つ!!」

応援する俺ら。
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/13(金) 02:05:36.51 ID:cukPc0YH0
やっぱり少ないけど、今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうござます!
では明日!
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/13(金) 02:13:54.84 ID:oJxPYsaEo
お疲れ様でした。

まどか達が戦っているときに相変わらずのオタどもが笑えるww。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/13(金) 23:34:56.82 ID:6hAolGd30
流石は非常時でも相変わらずな俺ら、世界が滅んでもギャグ補正で死にそうにないですね。
グランドギドラが子供達をドームに閉じ込めようとしたら、何故か『大きなお友達』の俺らも一緒に閉じ込められたりして。
以前の即売会でほむほむ達を生で見た俺らの中には、ほむほむ達のコスプレにチャレンジする様な猛者もいるのではないかと思われますが、そんな俺らとほむほむ達の感動の再会はあるのでしょうか?

ところで、ギャラクシーエンジェルをご存知でしたら、ネタでこんなインキュベーターは登場させられませんかね?
名前は『キュゥマッド』。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17477008

やっぱりギャラクシーエンジェルの5期は作られないのかなぁ……。
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 03:42:40.81 ID:0VrTvk1r0
ロリこんばんは。えらく遅くなっちゃったよ。

>>182

ずっとシリアスだと空気が重くなっちゃうからね。俺らに生き抜きしてもらってね。重いままで良いとか言われそうだけど。

>>183

俺らは世界が滅んでも補正で生き残るでしょう。でも、世界が滅んじゃうと、パソコンが使えなくて萌えを補充できなくなって後からバタバタと死んじゃいそうですが。
グランドギドラから俺らは弾かれそうというか、煩悩を吸い取られて真人間になっちゃいそうで怖いです。
コスプレは、女性レイヤーにお願いしたいです。戦いが終わってから、会ってほむほむ達の活躍を記念して絵とかフィギュアとか創って売るとか、妄想が広がりますね。
キュゥマッド・・・うーん・・・何とかなりそうですが、自分はノーマッドの出ないマンガ版呼んでましたので、元ネタの方の口調とか解んないです。同人誌で見た時はやたら口が悪かったですが。どんな感じで喋るんですかね?
ギャラクシーエンジェルって、ゲームでは長く続いてたのは知ってましたが、アニメって4期もやったんですか!?凄いっすねぇ。

再開します。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 03:44:40.62 ID:0VrTvk1r0
戦闘を続ける私達。銃弾が飛び、刃が翻り、魔力が迸り、光線が空間を裂き、私達と怪獣達の咆哮が響く。
街が破壊され、私達魔法少女の怪獣達にこそ犠牲は出ていないけど、敵の怪獣だけで無く、猛龍アンギラスや地底怪獣バラゴン、地底聖獣バラゴン、ゴロザウルス、
原始怪鳥ラドン、原始翼竜ラドン、巨大蜘蛛クモンガ、巨大蟷螂カマキラス、琉球の守護神キングシーサー、伝説怪獣キングシーサー、キングコング達は倒されたものもいるわ。
そしてそれはゴジラ族やモスラ族も同じ。

バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエェン!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

地底怪獣バラゴンがキングギドラの3つの首で噛み付かれ、零距離から引力光線で身体を貫かれ、血を吹き出しながら倒れたわ。

クモンガ(初代)「ギシュシュッ!?」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイイ!!」

蟷螂怪獣カマキラスの集団に囲まれた巨大蜘蛛クモンガは脚を鎌で切り飛ばされ、頭部や腹部を切り刻まれて絶命した。

まどか「あぁっ!味方の怪獣がやられちゃった・・・!!仇は討ってあげる・・・!!やるよ、ゴジラ!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ!!」

マミ「思った以上に手強いわね・・・!防衛戦だからって守ったら負ける!メカキングギドラもっと攻めるわよ!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

サキ「あぁ、やはり一筋縄で勝てる相手では無いな。ヴァグノザウルス!ポイズンフォグで姿を隠せ!奴らの側面から攻撃する!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

みらい「くそっ!ボクがやってやる!行くぞ、ジャルム!!」

ジャルム「グァーオオオオオオウ!!」

里美「待って、みらいちゃん!独りで迂闊に突っ込むのは危険よ!!バルちゃん、続くよ!!」

バルガロン「フィーファアアアアアアアア!!」

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアァーーイィッ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオオウ!!」

そして激闘繰り広げられる中、サイボーグ宇宙怪獣ガイガンとデストロイア、青と赤の怪獣、最初出会った時は向かい合って認め合わずに争っていた2体が、今は信頼し合い、背中合わせに立って互いの後ろを守りあっている。
そしてその近くのビルの屋上には背中合わせに立つ、さやかと杏子。

さやか「くっ!腕が痛い・・・!!」

杏子「あんな無茶な剣の振り方したら骨にヒビくらい入るぞ、大丈夫か?」

さやか「これくらい、あんたの一撃を受けた時に比べたら大した事無いよ。ほら、もう治ったし」

さやかは彼女の固有能力、強力な自己治癒能力で治して腕を回してみせる。
杏子「はっ、何時ぞやの当て付けかい?そういや、あたし達、最初は殺しあう関係だったっけね」

さやか「あたしバカだから、そんな昔の事は忘れちゃったよ。それにしても、今日は流石のあたしもヤバイかも・・・生きて勝てるかな・・・?」

杏子「生温いって、あの時あたしがもっとぶちのめしても、あんたは立ち上がってきたじゃんかよ.
あんた、信じてるんだろ?この力で、人を幸せに出来るって」

さやか「うん、この力はその為のものだから」

杏子「こんな理不尽、怒ってんだろ?許せないんだろ?解るよ・・・あたしだって同じなんだからさ。ただ一つだけ、守りたいものを最後まで守り通せば良い」

さやか「でも、それは簡単な事じゃ無いんだね。力を振り絞って、命を賭けて、やっと成し遂げられる事・・・」

杏子「何だかなぁ。あたしだって今までずっとそうして来て、それは解ってたはずだったのに、こんなに難しい事だったなんてね・・・死ぬなよ」

肩越しにさやかを見る杏子。

さやか「あたしだって死にたくない。でも、生き残れるかと聞かれると正直、自信無いよ」

背中合わせに立つ2人と2体を取り囲む多数の巨大な影。最も私達の方もそれは大して変らない。

杏子「心配すんなよ、さやか。良いよ、あたしが守ってやるよ、さやか」

さやか「杏子・・・あんた・・・あたしも杏子を守る!だからあんたは絶対死なない!!」

杏子「言ったな?ならアテにさせてもらうよ!」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 05:24:52.11 ID:0VrTvk1r0
ゆま「はぁ・・・はぁ・・・敵が多いし、強いよ・・・!」

建物の上で息を荒げるゆま。別に自慰をしてる訳じゃ、無いのよ。ゆまは速瀬水月中尉みたいに、戦闘行為に性的興奮を覚える変態じゃ無いからね。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ・・・!」

ビオランテの巨大な口や触手から次々に放射樹液が噴射される。

キリカ「はん!これくらい屁でも無いよ!どんどん来いっての!!」

デスギドラ「グアアアアアーーアアアーーアアア!!」

キリカとデスギドラが敵の群れに突っ込んで暴れ回る。

織莉子「(とはいえ、何か手を打たないとこのままでは・・・!私達は倒れなくても、この防衛線を突破されたら私達の負け・・・!)」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオン!!」

水晶やメガバスター、メーサービームで味方を後方から援護する織莉子とスーパーメカゴジラ。

ニコ「・・・せめて何か敵全体に大きな隙が出来ればねぇ」

メカゴジラU「キシィイイイイイイ!!」

ニコもバール型の杖から魔力の光線を撃ち、メカゴジラUは強化式フィンガーミサイルで広範囲の敵を街の地面や建物ごと吹き飛ばす。

???「ギュオーン!!」

戦う私達の方へ近付いて来ている1つの影があるわ。戦闘に集中していて忘れてたけど、そう言えば、黒木特佐がいないよりはマシかも知れない兵器を出すとか言ってたわね。
それかしら?

ほむら「・・・って、あれは・・・」

“人魚の魔女(?) オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ(?)”

ほむら「人魚の魔女ぉおおおおおおおおお!?」

上半身は、頭部にはフルフェイス型の兜に、フルプレートメイル、そして下半身は魚で、左手には長剣を持って上半身がゆらゆらと落ち着き無く揺れている。

オクタヴィア(?)「ギュオオオオオオン!!」

何か吼えてるし。
ずーり、ずーり・・・人魚の魔女?は下半身が魚なので、物凄く動き辛そうに地面を這ってこっちに近付いて来る。

あやせ「何か来たー!?」

あやせとルカは既に融合の限界時間に達して、融合を解除しているわ。

かずみ「動き難そう・・・」

こまち「何?あれ?」

ひより「人魚・・・?」

クレア「鎧着てるけどね」

さやか「何だろう・・・?アレを見てると、何か凄い絶望しそうになる」

杏子「何でだよ。あたしは何か助けてやりたくなるような、そんな気がする」

まどか「私は・・・とっても悲しい気持ちになるよ・・・」

マミ「私は皆を撃ち殺したくなる衝動に駆られるわ!皆死ぬしか無いじゃない!あなたも、私も!!」

あいり「それこそ何でだよ。トチ狂うのは、酔った時だけにしてくれ」

ミQB「お、落ち着いて、マミ!」

ほむら「・・・それは有り得るかも知れないわ。いえ、普通は有り得ないけれど」

まどか「どういう事、ほむらちゃん?」

ほむら「あれは・・・私がいた世界の魔女、それも、さやかが魔女化した時の姿なのよ!!」

さやか「な・・・?」

キリカ「何だってー!!」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 05:26:25.73 ID:0VrTvk1r0
まどか「あれが・・・ほむらちゃんのいた世界の魔女・・・」

ほむら「まぁ、姿だけだと思うけどね。あんなに大きくなかったわ」

あれは人魚の下半身を伸ばしたら、100メートル以上あるし。あんな怪獣サイズの魔女なら、前の世界のワルプルギスの夜くらい強くて、時間をかければ、世界を滅ぼす事も出来るんじゃ無いかしら。

杏子「それにしても、上半身が鎧に覆われた人魚って、あんたのいた世界の魔女ってのは変った姿してたんだなぁ」

ほむら「あれで魔女の中でも相当まともな姿よ」

マミ「他はどんなのだったの?」

ほむら「凱旋門とか、鳥かごとか、恵方巻きとか、セーラー服から6本の腕が伸びてるのとか、山とか」

冗談だと思われそうね。まぁ、思われても良いけど。

マミ「え?・・・え?」

ミQB「君の世界の魔女って、面白クリーチャーか何かなのかい?」

ほむら「私が聞きたいわよ」

あいり「で、あれは、敵なのか?味方なのか?」

イカ娘「味方でゲソ!」

あいり「何で解るんだ?」

イカ娘「魚だからでゲソ!海の使者に悪い奴はいないでゲソ!!」

海香「・・・あれは海の使者なの?」

あいり「ぶっ壊して良いよな?戦場では敵か味方か解らないなら、破壊してしまった方が安全だ」

エリーゼ「そうね、良いんじゃ無いかしら」

あいり「よし、スペースゴジラ。ホーミングゴーストぶつけて、コロナビームでバラバラにしてしまおう」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

???「(待たんかい、コラ)」

チャント?という事は、魔法少女か、インキュベーター?

ほむら「(何処から?あなたは誰?)」

QM「(人魚みたいなのに乗っているんですよ。私の名前はキュゥマッド。インキュベーターです。私の姿はこんな感じです)」

送られて来る、画像。こんなのが写ったわ。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17477008

何か全身ピンク色で、背中に赤でZの文字、そして憎たらしい面をしたキュゥべえのような動物。

さやか「(うわぁ・・・)」

杏子「(キーべえと言い、キュゥべえと言い、こいつと言い・・・何でインキュベーターって見たら殴り飛ばして踏み潰したくなる奴ばっかりなんだよ)」

ミQB「(ボク達インキュベーターの姿は微妙だと思ってはいたけど、そんなに嫌な見た目なの!?)」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 05:26:52.77 ID:0VrTvk1r0
QM「(とにかく、この機体を動かしているのは私です!味方だから攻撃しないで下さい!)」

あいり「(こいつ、何かムカ付く見た目だから、機体ごとぶっ壊して良いよな?)」

サキ「(別に良いんじゃ無いか)」

QM「(良くねーよ!止めんか、ボケ!!)」

カオル「(口悪いな!)」

QM「(私だって、来たくて来たんじゃないんですよ。無理やりこのロボットに乗せられて、あなた方の応援に行かされたんです)」

すみれ「(ふーん・・・で、その鎧は何?)」

QM「(これはジェットジャガー用、対高周波アーマー、機皇帝さやかちゃん☆インフィニティですよ)」

http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%A9%9F%E7%9A%87%E5%B8%9D%E3%81%95%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E2%98%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3

さやか「(何で、あたしの名前が・・・?)」

ニコ「(まー、さやかなんてありふれてる名前だし、おかしく無いんじゃ無いかな)」

みらい「(いや、おかしいだろ!何でそのアーマーに女の子の名前が付くんだよ!?)」

ルカ「(そんな事より、そのアーマーの中はジェットジャガーなんですか?)」

さやか「(そんな事・・・)」

QM「(ええ、そうですよ。必要無さそうだし、碌に動けないので、外してしまいますね)」

その機体が機皇帝さやかちゃん☆インフィニティ鎧を外すと、中からウルトラマンのパチ物ヒーローみたいなロボットが現われた。

“電子ロボット ジェットジャガー”

ジェットジャガー「ギュオオオオオオン!!」

青、赤、黄、銀という色が特撮ヒーローらしいけど、カッコ悪い。微妙に悪役な顔がパチ物っぽい。

まどか「(一緒に戦って・・・くれるの?)」

QM「(はい、一応。最もあまり大した事無い性能なので期待しないで下さい)」

そもそもあの大きさで脚が普通の太さとか、すぐにコケそうね。

サキ「(しかし、敵はあの無駄にインパクトのある見た目に注目している・・・キュゥマッドと言ったな?敵の目を引き付けておいてくれ!)」

QM「(?はぁ、解りました、やってみましょう)」

サキは何か考え付いたみたいね。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/14(土) 05:29:28.56 ID:0VrTvk1r0
要望のあった、オクタヴィア&キュゥマッドを割りと強引に登場させました。
ネタに走り過ぎて、何この状況な状態。
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/14(土) 10:57:43.62 ID:+++vT5HPo
オクタヴィアwwwwww
あと・・・ジェットジャガーよりさやかちゃん∞の方が強そ(ry
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/14(土) 12:13:37.91 ID:rXfeolCI0
オクちゃん魔女パワーで立ち上がれよwwwwwwwwww

これじゃあ、コイキングと変わらんやんけ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/14(土) 23:01:31.85 ID:FuD2LOJJ0
お疲れ様でした。

とりあえずこのジェットジャガーはゲーム版のように光線撃つのかな?
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/15(日) 01:39:46.25 ID:h3ZG0cYr0
イカちゃんって帽子とかで相手を生物だと認識してたりするから、ジェットジャガーが脱ぎ捨てた機皇帝さやかちゃん☆インフィニティ鎧を見て、海の使者が死んでしまったと勘違いして泣いちゃったりしそうです。
「それはただの抜け殻だよ」って教えてあげなきゃね。

杏子に唯一名前を挙げられなかったインキュベーターが一匹いるけれど、もしかしてまともなインキュベーターってジュゥべえだけ?

嫌々ながら無理やりジェットジャガーに乗せられて戦場に投入されたキュゥマッドが、元々はミサイルの人工知能だったけれど爆発するのが嫌で軍から逃げ出したノーマッドの設定を彷彿させました。

ノーマッドの喋り方の参考になれば。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7293481

ノーマッド公式資料
http://www.broccoli.co.jp/ga/materials/chara/index.html
194 :193 [sage]:2012/04/15(日) 02:08:32.34 ID:h3ZG0cYr0
ちょっとリンクミスして全キャラのページになっちゃってました。

ノーマッド公式資料
http://www.broccoli.co.jp/ga/materials/chara/31_normad.html

ついでにネタMAD的に台詞はこんな使われ方をしてましたので参考になれば。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4457189
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/15(日) 03:24:19.24 ID:FnK11D/C0
ロリこんばんは。遅いってレベルじゃ無い時間・・・。

>>190

確かにそっちの方が強そうだよねぇ・・・。

>>191

いあ、魔力では動いてないから、魔女パワーは無いなぁ。
結局アーマーは外されてしまったけど。

>>192

光線は無いけど、ある必殺武器を搭載してるよ。

>>193

イカちゃんが勘違いして泣いちゃうというアイデア、頂きました!このレス見て追加しました。
キュゥべえは変態、キーべえは外道、キュゥマッドは毒舌なので、まともなのは真面目なジュゥべえだけですね。
そう言われれば、設定似てますね。全然気付かずに、ジェットジャガーに乗せましたが。
自分はノーマッドの突っ込みシーンを幾つか見て、口調を参考にしました。まとめ動画の方が、良かったっぽいですね。

再開します。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/15(日) 03:26:16.37 ID:FnK11D/C0
よく解らないけど、頑張って敵の注意を引き付けてもらいましょう。

QM「敵の目を引き付けるって言ってもどうしろと・・・ダンスでも踊れって言うんですか」

ジェットジャガー「ギュッ、ギュッ、ギュオギュオ♪」

ジェットジャガーとか言うロボットがうるさく歌いながら?両手を頭の横に持って来てヒラヒラ動かしながら腰を振る。この動きは・・・

さやか「ウマウマ踊ってる・・・」

杏子「正しくはCaramelldansenだけどな」

ほむら「・・・」

私は黙って盾からハルコネンを取り出すと、ジェットジャガーの頭部に照準を定め、トリガーを引いた。

どがぁああああああん!!

ジェットジャガー「ギュオオオオオオーーン!?」

直撃。ぶっ倒れるジェットジャガー。

QM「(何しやがんだ、コラ!?)」

キュゥマッドからのチャント。

ジェットジャガー「ギュオオオオン!!」

ほむら「(ウザかったから)」

みらい「コントやってる場合かー!?」

QM「対怪獣武器使うコントがあって堪るか」

ミQB「確かに物凄くウザかったけど、攻撃しなくても良いんじゃ無いかな」

マミ「あなたにウザいと言われたらお終いね」

ミQB「もっと罵ってください!」ハァハァ

イカ娘「折角・・・折角同胞に会えたのに、何で突然死んだりするのでゲソー!?」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」

ゲゾラがジェットジャガーが外した、対高周波アーマー“機皇帝さやかちゃん☆インフィニティ”を触腕で持ち上げ、イカ娘が兜の部分に泣きついてる・・・。

ゆま・マミ・杏子・すみれ「えぇー!?」

QM「?そのアーマーがどうかしましたか?」

ゆま「イカ娘・・・」

ゆまがイカ娘の方に跳んで近付く。

イカ娘「同胞よ・・・せめて、安らかに眠れるよう、私が海の平和を守ってみせるでゲソ・・・」

すみれ「ねぇ・・・イカちゃん、それ只の鎧なんだけど・・・」

イカ娘「・・・同胞よ、見ててくれでゲソ!!」

イカ娘が決意を新たに立ち上がる。あれ?何か良い話になってる?水を差すのは野暮だから、黙っておきましょう。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/15(日) 03:27:05.74 ID:FnK11D/C0
QM「うーむ・・・踊るのが駄目となると、こんなのはどうでしょう?」

ジェットジャガー「ギュオオオオオオオン!」

ジェットジャガーは注目している敵怪獣の群れに向って右腕を縦に、左腕を横にしてL字型に構える。あの巨大特撮ヒーローの光線発射の構え!?
あんな発射口も何も無いところから光線を出すの!?ひょっとして、このロボット凄いの!?

ジェットジャガー「ギュオオオオオオオン!」

ブシュシュシュシュシュシュー!!

しかし、組んだ腕からは何も出ず、口から白いガスを吐き出した・・・いえ、液体?

あやせ「何か吐いてるー!!」

ルカ「あれは液体窒素ですね」

織莉子「では、あの構えは一体・・・?」

キリカ「ハッタリか、特に意味は無いんじゃない?」

あいり「それはどうでも良いけど、液体窒素が全然飛んで無いからあいつ口から下が凍っていってるぞ」

こまち「ほっといたら、勝手に凍って割れて壊れるんじゃない?」

まどか「何しに来たんだろ・・・?」

QM「うぁああああああ、ヤバイ!こんなに使えないとは思わなかったぞ、畜生が!!」

何か、ジェットジャガーのコクピットから、慌ててる雰囲気がするけど、どうでも良いわね。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/15(日) 03:30:02.47 ID:FnK11D/C0
修正



QM「うーむ・・・踊るのが駄目となると、こんなのはどうでしょう?」

ジェットジャガー「ギュオオオオオオオン!」

ジェットジャガーは注目している敵怪獣の群れに向って右腕を縦に、左腕を横にしてL字型に構える。あの巨大特撮ヒーローの光線発射の構え!?
あんな発射口も何も無いところから光線を出すの!?ひょっとして、このロボット凄いの!?

ジェットジャガー「ギュオオオオオオオン!」

ブシュシュシュシュシュシュー!!

しかし、組んだ腕からは何も出ず、口から白いガスを吐き出した・・・いえ、液体?

あやせ「何か吐いてるー!!」

ルカ「あれは液体窒素ですね」

織莉子「では、あの構えは一体・・・?」

キリカ「ハッタリか、特に意味は無いんじゃない?」

あいり「それはどうでも良いけど、液体窒素が全然飛んで無いからあいつ口から下が凍っていってるぞ」

液体窒素は、敵の怪獣には全然届かず、ジェットジャガー自身が表面から凍っていってるわ。

こまち「ほっといたら、勝手に凍って割れて壊れるんじゃない?」

まどか「何しに来たんだろ・・・?」

QM「うぁああああああ、ヤバイ!こんなに使えないとは思わなかったぞ、畜生が!!」

何か、ジェットジャガーのコクピットから、慌ててる雰囲気がするけど、どうでも良いわね。

キングギドラ「・・・」

ヘドラ(初代)「・・・」

敵怪獣達は反応に困ってるわね。バトラのプリズム光線でジェットジャガーとキュゥマッドはぶっ壊しておいた方が良いのかしら?
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/15(日) 03:31:40.52 ID:FnK11D/C0
休日なのに少なくて申し訳無いですが、今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は昼か夕方にも、ちょっとでも書けたらなと思います。
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/15(日) 08:37:29.83 ID:3nAERpTgo
お疲れ様でした。

なんとジェットジャガーを乗物にするとは・・・。
しかしなあ・・・。ジェットジャガーは原作では巨大縮小するしゲーム版では光線撃てるし謎だなぁ。
まあ、ジェットジャガーはこの先の行動に期待しよう。
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/15(日) 12:14:57.75 ID:UaOvrB+co


黒木特佐、早く戻ってきてくれ。
あれじゃあいないよりマシどころか、むしろいない方が・・・。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/04/15(日) 17:43:36.64 ID:y5ZO3GiAO
・・・無人島編で出てきたモゲラにチェンジでww
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/16(月) 00:55:42.00 ID:2/CvWQjDO
乙です。

オクタヴィアの鎧をキャストオフしたからクロックアップしたカブトとかテクターギアを外したゼロみたいに無双するかのかと思ったけど、そんなカッコいいのはジャガーさんじゃないかww
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/16(月) 02:38:12.26 ID:IKMU1dBE0
ロリこんばんは。結局こんな時間になってしまいました・・・。

>>200

原作のあの謎の巨大化は、違和感しか無くて不評ですよね。どんな強引でも、無茶でも良いから、それらしい設定が欲しかったです。
正義の心に目覚めて巨大化とか、無理があるというより訳が解りません。
この先の行動というか、活躍にご期待下さい!

>>201

黒木特佐は忙しいので、ジェットジャガーに構ってる暇はありません。

>>202

あのモゲラも一発ネタでした。多分、もう出ないです。

>>203

ネタ要員のジェットジャガーに無双を期待してはいけません。他とは一味も二味も違う活躍を見せてくれます。

再開します。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/16(月) 02:41:11.75 ID:IKMU1dBE0
サキ「敵がジェットジャガーに注意を向けている!海香!カオル!ニコ!里美!みらい!合体魔法を使う!!」

海香「え、えぇ、解ったわ」

カオル「今使うの?良いけど・・・」

里美「これだけの数の敵の動きを封じるとなると、命懸けね・・・」

みらい「何か桁外れの威力の一撃必殺の攻撃が無いと、こっちの勝ち目が無くなるぜ?それこそ、街の半分は消し飛ばすくらいの・・・」

ニコ「ある」

あいり「私にやれって言うのか?そんな魔法、スペーズゴジラからエネルギーを受けないといけないから、今から練成しても、その前に逃げられるか妨害されるぞ。いや、時間をかけても私でも出来るかどうか・・・」

ニコ「いや、君じゃ無くてね」

あいり「私じゃない?」

サキ「マミ!織莉子!エリーゼ!皆!私達が敵の群れの動きを封じる!敵の動きが止まったら、怪獣で全力で攻撃するんだ!!」

マミ「え、えぇ!解ったわ!」

織莉子「お任せを」

エリーゼ「私達は敵を監視しておけば良いかしら?」

ニコ「いや、君達にも頼みたい事がある」

何かしら?

サキ「かずみは離れて待機」

かずみ「どうして!?私の事、信じてくれないの!?」

サキ「違う、よく聞いて。敵の戦力は圧倒的、特にこれだけの数のキングギドラやガイガンを同時に相手にするのは厄介だ。
だから私達6人で敵の怪獣を封殺、後に怪獣達で集中攻撃、トドメは君が刺す」

かずみ「きゃ、私主役?・・・って、そんな破壊力、私でも出せないよ?」

里美「そうよ、サキちゃん、幾らかずみちゃんが他の子達より破壊力のある魔法が使えるって言っても、かずみちゃん1人じゃ・・・」

みらい「そんなでかいトドメの一撃は無理じゃないのか?」

サキ「かずみ1人じゃない。私達6人以外の魔法少女全員でかずみに魔力を送れるだけ送る。かずみはその魔力を使って破壊魔法を使用、敵を消し飛ばす」

カオル「はぁ!?サキ、あんた正気かよ!?」

海香「そんな量の魔力・・・1人の魔法少女が受けきれる訳無いじゃない!」

里美「そ、それに、例え受け切れても・・・」

みらい「そんな大量の魔力を一度に使ったら!!」

まどか「ど、どうなっちゃうの、ミキュベイ?」

ミQB「身体がその魔法の使用の負荷に耐え切れず、崩壊するよ。勿論死ぬ」

まどか「!?」

さやか「サキさんは何を考えてるのさ!?」

杏子「さぁな・・・」

サキ「いや、問題ない」

カオル「問題無い訳無ぇだろ!!サキ、あんた、かずみを捨て駒にするつもりか!?」

カオルがサキの胸元を掴む。

海香「落ち着きなさい、カオル」

カオル「・・・っ!」

サキを離すカオル。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/16(月) 02:46:09.36 ID:IKMU1dBE0
みらい「幾ら、サキの言う事でも、大丈夫とは思えないけど・・・」

ニコ「大丈夫だぞ。かずみは、かずみなら大丈夫なんだよ」

里美「で、でもどうして解るの?」

ニコ「私からはかずみだからとしか」

カオル「それで信じろと?サキも同じ?」

サキ「あぁ。大丈夫なんだ、かずみは」

海香「何故?と聞いても答えてくれないのよね?」

サキ「あぁ・・・済まない」

みらい「サキ・・・」

ニコ「何なら、本人に聞いてみれば良い。かずみ、君はこの場の魔法少女の私達6人以外の全員の魔力を受けてそれを一度に使えるかな?」

かずみ「・・・うん、多分、大丈夫」

ずっと考え込んで黙っていたかずみが答える。

カオル「かずみ!?」

里美「大丈夫な訳無いと思うけど・・・」

かずみ「私・・・何となく解る。私、それだけの魔力を受ける事も、使う事も出来るって。自分の身体の事だから解るの。
どうして大丈夫なのかは解らないけれど」

海香「・・・本当に良いのね?」

かずみ「うん!私、サキ達を信じてるから!だから、皆も私を信じて!必ず私がトドメの一撃で倒す!!」

みらい「よし!じゃあ、任せるぜ!!」

ニコ「じゃあ、私達が敵の怪獣達の動きを封じるから、それでこっちの怪獣達が攻撃している間に後はドカンと1発」

サキ「信じてるかずみ、君が私達を信じるように」

かずみ「うん!」

強く頷くかずみ。

クレア「話は纏まりましたか?」

サキ「あぁ、敵の動きを私達が魔法で封じるから、君達はかずみに魔力を限界まで送ってくれ」

ひより「え!?は、はい、解りました」

こまち「・・・どうなっても知らないわよ」

イカ娘「魔力を送る・・・?イカ墨でもかずみに吹けば良いのでゲソか?」

すみれ「それは違うと思うよ、イカちゃん・・・」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/16(月) 02:46:44.40 ID:IKMU1dBE0
ルカ「そんな量の魔力、私とあやせが融合しても一気に使ったり出来ませんが・・・」

あやせ「まー、本人が大丈夫って言ってるから大丈夫なんじゃ無いの?」

ゆま「ほ、本当に?かずみが死んじゃったりしない?」

ニコ「しない、しない。じゃあ、そっちも怪獣で全力で攻撃よろしく。こっちも魔力を限界まで使う事になるから命懸けだし」

キリカ「おk!かずみん達を信じるよっ!!」

すみれ「カオル、気を付けてね」

カオル「そっちもね!」

QM「うわわわわわわわわ!敵に囲まれました!早く何とかせんかい!!」

見れば凍っていって動けないジェットジャガーに注目している敵怪獣達が、それを取り囲んでいる。

ほむら「何しに来たのよ・・・?囮にはなってるけど」

サキ「では、行動開始!!」

サキが市街地の南東へ向って跳んで走る。

海香「了解よ!!」

海香は北西へ。

カオル「解った!」

カオルは北へ。

ニコ「はいよ!」

ニコは南へ。

里美「うん!任せて!!」

里美は北西へ。

みらい「よーっし!やるぜ!!

みらいは北東へ、それぞれ跳ねて駆け出す。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/16(月) 02:47:45.60 ID:IKMU1dBE0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では、明日に!
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/16(月) 12:16:05.67 ID:DjCJSmNOo
お疲れ様でした。
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/17(火) 00:18:10.98 ID:n0n+jqMpo


先のメカニコングといい今回のジェットジャガーといい、
いないよりマシだからというよりは、いらないから(邪魔だから)出撃させたなんてことは・・・いやまさかねえ・・・。
開発費も整備費も決してタダじゃないだろうし。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/17(火) 02:34:05.48 ID:B7tj2/sI0
ロリこんばんは。今日も少ないけど、進めます。

>>210

いや、要らないからという事は無いけど、作っちゃって使い道に困ってる所に最終決戦なので、もしかしたら役に立つかも知れないという事で出撃して来た。

再開します。
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/17(火) 02:34:59.18 ID:B7tj2/sI0
海香「合体魔法!!」

ジャゴッ!

市街地の6方向に散って行った海香が両側が穂先になった槍を、カオルが今回初めて使うのを見た杖を、ニコがバール型の杖を、
里美がネコヘッドの付いた杖を、みらいが大剣から戻した杖を、サキが乗馬鞭を構えて、数百メートルもの高さに飛び上がり、6人がソウルジェムのリミッターを外して魔法を発動させる。

海香・カオル・ニコ・里美・みらい・サキ「エピソーディオ・インクローチョ!!」

6人のそれぞれの魔法武器から、魔力で精製された糸というには余りに太く長大なそれが伸び、市街地の半分以上の面積の巨大さを誇る正六角形の魔法の網が現出した。

ザァ!

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!?」

アンギラス(初代)「ギィヤァアアアアアアーース!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワ!?」

カマキラス(FW)「ギィイイイイイイイイ!!」

ショッキラス「ギィィーーーアアアア!?」

メガニウラ「キチチチチチチチチ!?」

そしてそれはキュゥマッドが乗るジェットジャガーに注視して囲んでいた大半の敵怪獣や周囲の建物の上から覆いかぶさり、押さえ付ける。

ガイガン「ディギィアアアアアアーーイィッ!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエエエーーウゥ!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーン!!」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオゥ!!」

大ネズミ「ギィー!ギィイイイイイ!!」

押さえ付けられた怪獣達が逃れようともがいて暴れる。

カオル「こら、暴れるな!!」

サキ「かずみ!皆!頼む!!」

QM「・・・あのー・・・私の乗ってるジェットジャガーも押さえ付けられてるんですが・・・後、ジェットジャガーが凍って壊れて動かないんですけど・・・」

ニコ「君の犠牲は忘れるまで忘れない」

里美「仕方無いよね・・・」

QM「おい、こら!ふざけんな、テメェら!」

さて、怪獣達には先に攻撃してもらいましょう。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/17(火) 02:36:16.64 ID:B7tj2/sI0
全然進んでないけど今日は此処までで・・・。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/17(火) 02:49:25.48 ID:I7etkTMno
お疲れ様でした。

QMの奴どうすんよ?やばいぞww
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/18(水) 17:15:58.50 ID:211cu649o
昨日は何も無かったな・・・。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/19(木) 02:12:17.36 ID:IBvPQv5Y0
ロリこんばんは。何か此処開けなかった。

>>214

どうすんよって、そりゃ一緒に吹き飛ぶしか無いよ。死なないのかって?さぁ?

>>215

昨日は鯖落ちか何かで書き込めなかったのよ。

再開します。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/19(木) 02:13:01.12 ID:IBvPQv5Y0
ゴジラ(FW)「グァガアアアアアアアーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラが、両足と尻尾を地面に打ち込み、バーンスパイラレル熱線を魔法の網で押さえ付けられている敵の怪獣たちに向けて発射。

バトラ「グギョオオオオオオオオン!!」

バトラが両眼からプリズム光線を放つ。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!ギシャアアアーーアアアア!!」

中央の首からレーザー光線、左右の首から反重力光線を掃射するメカキングギドラ。

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアアアァーーィィ!!」

サイボーグ宇宙怪獣ガイガンが幅広の単眼から拡散光線ギガリュームクラスターを撃ち出し、胸部から回転カッター、ブラッディ・スピンソーを連続発射、動けない敵怪獣の群れを攻撃する。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

デストロイアはオキシジェンデストロイヤーレイを口から照射する。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

その巨大な顎のある口と多数の触手から放射樹液を噴射して攻撃するビオランテ。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラは両眼からレーザーキャノン、口からメガバスター、両肩の砲からメーサービーム、両肩からパラライズミサイル、腰の両側からトランキライザーミサイルを次々に撃ち出し、強大な火力で攻撃する。

デスギドラ「グアアアアーーアアアアーーアアア!!」

デスギドラが口から巨大な火炎、火龍重撃波を放射、その後に大三重渦撃砲を撃つ。

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!!」

両肩の発射口から金色の電撃を反射する粒子を大量に撒くバルグザーダン。
顎の両側の角から回転する電撃光線、トルネードボルトを撃ちながら、それに電撃を放ち乱反射させて広範囲を攻撃する。

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

口から緑色の猛毒の墨、セピア・スモークを吹き出し、背中の翼状のヒレからオレンジ色の熱光線、フォン・ウィング・フェザーを発射するシーガン。

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

ラジンは胸部のレンズ状器官から黒い爆破光線デスビームを発射し、8本の昆虫の脚ような腕の鋭い先端を飛ばすクロー・シュートで敵怪獣達を攻撃。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

両眼からスペースビーム、口からデストファイヤー、胸部からクロスアタックビーム、両膝からホーミューショット、足の指からハイプレッシャーホーミング、そして両手の指から強化式フィンガーミサイルを連続発射するメカゴジラU。
他の追随を許さない超絶的な火力で敵の怪獣達を吹き飛ばし、大きな損傷を与えていく。

バルガロン「フィーファアアアアアアア!!」

口から超溶解性の液体、アシッド・ジェルを上に向けて吐き、広範囲を攻撃するバルガロン。

ジャルム「グァーオオオオオオウ!!」

ジャルムは口から紫色の猛毒ガス、ポイズン・ガスを吹き出しながら、周囲の建物を掴んでは、その怪力で次々に動けない敵の怪獣に投げ付ける。

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

身体から大量の白い猛毒の液体、ポイズン・フォグを噴出させ、動けない敵の怪獣の方へ大量に漂わせる。
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/19(木) 02:19:30.06 ID:IBvPQv5Y0
少ないけど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
いや本当、毎日少ないのに読んでくださる方には感謝してもし切れないです。
では明日に。
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/19(木) 02:21:19.39 ID:OeENUynjo
>>217
ブラッディ・スピンソー?ブラッディ・トリガーですよ。
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/19(木) 02:22:26.99 ID:OeENUynjo
あ、ブラッデッド・スライサーだったorz
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/20(金) 00:21:40.52 ID:cyNWlJBj0
そういえば、今度作られる新作映画ではスタイリッシュにリメイクされたジェットジャガーさんが登場するらしいです。
詳しくはリンク先の動画(2012年04月01日 00:39 投稿)にて。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17418717?via=thumb_watch
※【4月1日】投稿の動画です。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/20(金) 00:27:51.27 ID:CIdUIKSAo
もうちょっと修正
ブラデッド・スライサー
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/20(金) 02:31:10.36 ID:4hxxhNR20
ロリこんばんは。ちょっとずつ進めます・・・。

>>219

そうだった!ブラデッド・スライサーでした!多分、何かとごっちゃになって書いてしまってました・・・。

>>221

ゴジラ映画新作!?と一瞬思いましたが、4月1日・・・あぁ、そういう事ですか。
つか、ゴジラ映画の新作を作るにしても、ジェットジャガーを出すとか自殺行為だと思う。ジェットジャガー出す!とか言うと、4月1日で無くとも大分嘘っぽくなるような。

再開します。
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/20(金) 02:32:26.41 ID:4hxxhNR20
217修正から

×サイボーグ宇宙怪獣ガイガンが幅広の単眼から拡散光線ギガリュームクラスターを撃ち出し、胸部から回転カッター、ブラッディ・スピンソーを連続発射、動けない敵怪獣の群れを攻撃する。

○サイボーグ宇宙怪獣ガイガンが幅広の単眼から拡散光線ギガリュームクラスターを撃ち出し、胸部から回転カッター、ブラデッド・スライサーを連続発射、動けない敵怪獣の群れを攻撃する。
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/20(金) 02:34:08.73 ID:4hxxhNR20
ファイヤーラドン「キィエエエエエエエエン!!」

敵怪獣たちの回りを飛びながら、地面と魔力の網の間へウラニウム熱線を掃射するファイヤーラドン。

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアアアアーーッ!!」

ダガーラは敵怪獣の群れに向けて口から光線化したベーレム毒素、噴灼毒撃波を連射し、両肩の鋭い発射口から超重龍爆炎を放射する。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエエーーッ!!」

ヤマタノオロチは8つの頭部の口から次々に高熱火炎を放射、そして全部で16の目から紅い雷撃を放つ。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

エネルギー吸収用ではなく、攻撃、防御用の硬度の高い結晶を作り出し、次々に撃ち上げて敵怪獣にぶつけ、ホーミングゴーストで攻撃するスペースゴジラ。
更に口や周囲の結晶からコロナビームを撃って一斉攻撃、圧倒的な攻撃力を見せる。

バラン「ギャエエエエエーーゥウ!!」

上空に飛び上がり、急降下、体当たりを繰り返すバラン。バランが上から敵怪獣に激突する度に轟音が響く。

ギドラ「キュイイイイイイイッ!!」

金色の粒子を纏うギドラは3つの頭部の口から引力光線を連続発射。
そのバリアのように纏っていた金色の粒子がギドラを離れて撃ち出され、動けない敵の怪獣達の真ん中で爆裂し、金色の稲妻状のギドラの引力光線を拡散放射する。

機龍ブラック「ギオオオオオオーーン!!」

機龍は口から99式2連装メーサー砲を連射し、バックパックから多連装ロケット弾、95式400mm多目的誘導弾、98式、320多目的誘導弾を大量に射出、敵怪獣たちに撃ち込む。

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

角からは殺獣レーザー光線を掃射し、口からは地熱ナパームをばら撒くメガロ。

ゲゾラ「ホキュアアアアアアアッ!!」

多数の触腕と足で敵怪獣達を殴り付け、辺りの建物を持ち上げては投げ付けるゲゾラ。

オルガ「ギギュウウーーウウウ!!」

オルガは左肩の発射口から波動光線を連射し、更に念動力で大きな建物を持ち上げて次々に敵の怪獣達にぶつける。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/20(金) 02:34:57.77 ID:4hxxhNR20
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/20(金) 02:39:27.49 ID:CIdUIKSAo
お疲れ様でした。
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/21(土) 04:16:16.02 ID:QbKrpoS40
ロリこんばんは。うわぁ・・・こんな時間。

再開します。
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/21(土) 04:19:23.87 ID:QbKrpoS40
敵の怪獣達はサキ達のエピソーディオ・インクローチョで動きを封じられ、私達の相棒の怪獣に攻撃され、ダメージを受けている。

マミ「皆!今の内にかずみさんに魔力を送って!!」

まどか「はいっ!かずみちゃん!お願いっ!」

まどかがかずみに手をかざし、彼女の溢れる生命力が魔力に換えられ、ピンク色の光となってかずみに注がれる。

ほむら「どうするのか解らないけど、任せるわ!!」

私はかざした手から紫色の魔力を放出し、かずみに送る。量はともかく。質は悪くない筈。

マミ「頼んだわ!」

姉さんが金色の魔力をかずみに大量に放つ。

杏子「本当に大丈夫なんだろうな!?」

続いて杏子も強大な赤い魔力をかずみへ放射する。

ゆま「かずみ!行くよー!!」

緑色のその小さな身体から生み出したとは思えないほどの大量の魔力を放射するゆま。

織莉子「託します!あなたに!!」

両手から強力な白い魔力をかずみへ投射する織莉子。

キリカ「私の夢、受け取れー!」

構えた右手を突き出し、手を開くと黒く強大な魔力がキリカからかずみへ撃ち出される。

あやせ「さて、此処はあなたに任せるわ!!」

あやせは何も持っていない右手から火炎色の魔力を大量にかずみへ送る。

ルカ「託しましたよ!!」

空いている左手から大量の氷色の魔力をかずみへ放つルカ。
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/21(土) 04:21:10.30 ID:QbKrpoS40
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日はこんな遅い時間じゃなくて、夜の普通の時間にちょっとでも続きを書けたらなと思います。

231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/21(土) 04:29:32.36 ID:Nep//uq6o
お疲れ様でした。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/22(日) 01:18:48.07 ID:wJNdW4rvo
むちゃくちゃ遅いな・・・。待ちくたびれた。
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/22(日) 10:25:15.52 ID:YMXrucdPo
そういう主張はいいです
切実に
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/22(日) 11:21:33.16 ID:+yfeX2uv0
おはようじょ。昨日は寝てしまいました・・・だから、今書くお!

>>232

すいません。待ってもらうよりも1日の適当な時間に見てもらう方が良いかも知れない。

再開します。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/22(日) 11:22:59.68 ID:+yfeX2uv0
あいり「私の強力且つ、大量の魔力!あんたに扱えるか!?扱えるなら受け取れ、かずみ!究極の怪獣王の力!!」

あいりが左手から血のようなブラッドレッドに、右手から闇のようなダークブルーに鈍く輝く強大な魔力をかずみに向けて放射する。
それはそれだけで街の区画1つを吹き飛ばしてしまえるだけの魔力。

すみれ「お願いかずみさん!!」

すみれが両手から赤銅色の魔力をかずみに放って渡す。

こまち「よく解んないけど、任せるわよ!ちゃんとやってよ!!」

こまちはかざした左手から薄い茶色の魔力をかずみに放射。

ひより「かずみちゃん!サキさん達がくれたチャンスだから頑張って!!」

黄色に輝く魔力をかずみへ放つひより。

クレア「I give magical power!You take magical power!」

クレアが杖をかずみに向けると、そこから鉄(くろがね)色の魔力が放射される。

エリーゼ「今はあなたに任せるしか無いわね。さぁ、受け取って」

エリーゼが構えた右手の拳を突き出すと、そこからダークグリーンの魔力が撃ち出されてかずみへ向う。

イカ娘「よく解らないでゲソが・・・パワーをかずみに送れば良いのでゲソね!うりゃー!!」

イカ娘が10本の触手をかずみに向けると、その先端からイカみたいな色の光が撃ち出されてかすみへ・・・って。

ほむら「あなたも出来たの!?」

イカ娘「ダメ元でやってみたら何か出来たでゲソー!!」

すみれ「イカちゃん、すごーい!!」

杏子「いや、魔法少女じゃないあんたが出来ちゃおかしいだろ!?」

みらい「イカ娘から飛んだのは何だ!?」

里美「さ、さぁ・・・?」

サキ「力なら何でも良い!今はかずみに少しでも送るんだ!!」

ミQB「イカ娘って一体・・・?見せてもらうよ、かずみ!君の力を!魔力器官全力稼動(マジックオルガンフルドライヴ)!!」

全身に力を蓄えたミキュベイの全身から虹色の7色7本の魔力が放射されてかずみに向った。
かずみに向う17人分の16色と虹の7色の魔力と、イカ色の謎のエネルギー。
全て合わせると到底、1人の魔法少女には受けきれない強大な魔力、人の身では扱えない程の力。
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/22(日) 13:16:08.76 ID:+yfeX2uv0
魔力をチャージし、撃つ私達はその間は当然無防備。敵の怪獣達は大半がサキ達の魔法で動きを封じられてるとはいえ、全てではない。
そしてサキ達もエピソーディオ・インクローチョで押さえ付けている間は身動きが取れない。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワ!!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエェン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイイ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオォ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

メガニウラ「キチチチチチチチチ!!」

ショッキラス「ギィィーーーアアアアアア!!」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

当然、無防備な私達に、動きを封じられていない敵の怪獣達が襲う。

さやか「うわわ!ちょっと、やばくない!?」

キリカ「いや、大丈夫だと思うよ」

でも、その私達を守るように、巨大な者達が敵の怪獣達の前に立ち塞がる。
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/22(日) 13:16:50.87 ID:+yfeX2uv0
ちょっと飯食って来ます。
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/23(月) 00:30:52.66 ID:t9sGON2Ro
頑張れまどか!頑張れ>>1
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 01:04:27.83 ID:R9qsC5VR0
ロリこんばんは。えらく遅くなりました・・・。

>>238

ありがとう・・・頑張るお!

再開します。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 01:06:20.50 ID:R9qsC5VR0
236修正から



魔力をチャージし、撃つ私達はその間は当然無防備。敵の怪獣達は大半がサキ達の魔法で動きを封じられてるとはいえ、全てではない。
そしてサキ達もエピソーディオ・インクローチョで押さえ付けている間は身動きが取れない。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワ!!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエェン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイイ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオォ!!」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

メガニウラ「キチチチチチチチチ!!」

ショッキラス「ギィィーーーアアアアアア!!」

子クモンガ「ギチュッ!」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

当然、無防備な私達に、動きを封じられていない敵の怪獣達が襲う。

さやか「うわわ!ちょっと、やばくない!?」

キリカ「いや、大丈夫だと思うよ」

でも、その私達を守るように、巨大な者達が敵の怪獣達の前に立ち塞がる。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 01:07:41.34 ID:R9qsC5VR0
ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオウ!!」

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアァェンッ!!」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァェッ!!」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアーーウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアーーウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウッ!!」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアーーーウウゥ!!」

ゴジラ(対メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアーーウウウゥ!!」

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウゥッ!!」

モスラ(平成)「キィイイッ!!」

モスラ(GMK)「キィエァッ!!」

モスラ(FW)「キュエア!!」

モスラ・レオ「キィアッ!!」

レインボーモスラ「キィアァッ!!」

エターナル・モスラ「キィイアァッ!!」

アーマード・モスラ「ギィアッ!!」

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアーーン!!」

バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエーンッ!!」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイーーイッ!!」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエェーーン!!」

ラドン(2代目)「キェエエエエエェーンッ!!」

ラドン(FW)「キュエエエエエエエーーゥウウ!!」

キングシーサー「ゴォオオアアアオオオオッ!!」

キングシーサー(FW)「グォアアアアアアオオォン!!」

キングコング「グゴォオオオオオオォン!!」

クモンガ(初代)「ギシュッ!ギシュシュッ!!」

カマキラス(初代)「キイイイイイイイ!!」

魔力を放出して動けない私達を襲う敵の怪獣達に立ち塞がるのは、ゴジラ族、モスラ族を始めとした味方の怪獣達。
大半をサキ達に動きを封じられながらも、尚も数で上回る敵の怪獣達を全力で抑えてくれている!!
特に小型怪獣のショッキラスや大ネズミ、子クモンガ、メガニウラは防ぎ辛いのに、確実に光線や熱線で排除してくれているわ。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/23(月) 01:15:59.04 ID:C+oMBjqvo
メガニューラがメガニウラになってるな・・・。
正しくはXメガギラスの表記でメガニューラが正解。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 02:36:35.13 ID:R9qsC5VR0
あ、本当だ。メガニューラとメガネウラがごっちゃになってしまったっぽいね。ごめんね。
脳内変換よろしく。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 02:37:44.50 ID:R9qsC5VR0
かずみ「皆の想いよ!力よ!我がギルティ・ブレイカー・クルスに宿れ!!」

私達が放っている魔力を身体で受け取るかずみ。そした身体を介して断罪の十字架という名のかずみの魔法武器に送っていく。とんでも無く強大な魔力。
普通のとかそういうのは関係無しに魔法少女なら、その受け取ったあまりの量と力の魔力に耐え切れ無くなり、押さえる事も制御する事もできずに魔力が暴発、本人は周囲ごと跡形も無く消滅する。

かずみ「くぅううううううっ!ぐぅううっ!!」

でも、かずみは少し苦しそうだけれど、その受け取った魔力を制御して、破壊の魔法を練成していく。私達はかずみへ魔力を放出し続ける。

ひより「だ、大丈夫なの、かずみちゃん・・・?」

かずみ「うん・・・どっちかって言うと・・・まだ、足りない!サキ達が抑えている怪獣達を倒してしまうには、まだ少し足りないよ!!」

あやせ「た、足りないって・・・」

ルカ「こちらはそろそろ限界なのですが・・・」

すみれ「ど、どうすれば・・・?」

カオル「何でも良いから早くしてくれ!!」

海香「まずいわよ!そろそろ私達のエピソーディオ・インクローチョが持たなくなって来てる!!」

ニコ「急がないと、折角動きを封じた敵が動き出すぞー」

押さえている3人が言うには、そろそろ決めないとまずいみたいね・・・。

マミ「何とか・・・何とかしないと・・・!ミキュベイ!もっと搾り出して!!」

ミQB「そんな無茶な!?」

・・・♪〜♪

ゆま「あれ・・・?何か聞こえない?」

織莉子「聞こえますね・・・これは・・・バイオリンの音?」

さやか「バイオリン・・・?恭介かな?」

まどか「街のあちこちのスピーカーから聞こえて来てるみたいだね」

あいり「これは曲だね」

クレア「何の曲でしょうか?」

これは・・・!この曲は・・・!!

ほむら「フラワリングナイトの緋想天アレンジバージョン!!」

この曲!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4015009

私が東方で一番好きな咲夜さんの一番好きな曲!!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 02:38:20.94 ID:R9qsC5VR0
キリカ「私も知ってる!良い曲だよね〜」

こまち「何ていうか、カッコいい曲よね」

エリーゼ「私達の戦意が高揚して、魔力もそれに呼応して強くなる。無意味では無いわね」

杏子「しかし、弾いてる奴上手いな」

さやか「そりゃあ、恭介だもん!」

杏子「何で解るんだよ?」

さやか「あたし、ずっと聞いてきたから解るの!」

マミ「私も一度聞いたから、多分だけど上条君の演奏だと思うわ」

ミQB「何だ、男か・・・萎える。萌え萌えな美少女か、美幼女が全裸で演奏してればボクの魔力も100倍、いや、1000倍増しなのになぁ」

マミ「死ねば?」

ミQB「嗚呼、マミに蔑んだ目で見られて罵られたから、10倍増しくらいにはなった気がするよ!!」

サキ「皆の魔力が強くなった!?」

みらい「どうだ、かずみ!?」

里美「これでいけそう?」

かずみ「う、うーん!もうちょっと!!」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

はっ!?曲が良過ぎてつい、聞き入ってしまったわ。感情の昂ぶりは、魔力を増す!つまり!私は!!

ほむら「うぉおおおおおおおおおお!目茶苦茶力が漲って来たわー!!受け取りなさい、かずみ!私の力を!!」

私の放出する魔力の輝きが大きく増し、力も大きくなる。

かずみ「いける!これなら・・・!!」

私達の生命力の限界近くまで送った魔力を受け取ったかずみが、とんでも無い魔力の宿った十字架を振り上げて跳ぶ!!

サキ「・・・決まった」

サキの確信した声。

QM「神様!どうか皆が私の事を忘れてませんように!一緒に吹っ飛ばしたりされませんように!!」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/23(月) 02:39:58.68 ID:R9qsC5VR0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、に感謝です!
それでは明日!
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/23(月) 03:11:09.76 ID:C+oMBjqvo
お疲れ様でした。
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/23(月) 13:10:33.23 ID:g2d/icaMo
乙つ

・・・あ、まだQMいたんだ。
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/04/23(月) 23:33:56.00 ID:uYdLxmVAO
乙であります

さて、初代アンギラスと逆襲ゴジラの因縁の対決が再びか・・・



アンギラス「今日こそオヤジの仇を取らせてもらう!」
ゴジラ「ぶるぁ〜!笑止、貴様もオヤジの本に送ってくれるわ!!」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/24(火) 02:28:48.04 ID:NWJoJRgt0
ロリこんばんは。うーむ、相変わらず遅くなっちゃいました。

>>248

いるよ、一応。

>>249

そういえばゴジラの逆襲の組み合わせ!気付かなかった!!

再開します。
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/24(火) 02:30:13.59 ID:NWJoJRgt0
かずみ「(今・・・?ううん、まだ!)」

サキ「全員怪獣を戻して退避!ほむら!頼む!!」

!!

ほむら「解ったわ!!」

私は直ぐにグリーフシードで限界近くまでかずみに送った魔力を回復させる。そして皆の、私のバトラ以外の怪獣達がその身体を量子化、次々に光の粒子に分解して相棒である魔法少女達の身体に戻る。
周りで私達を襲おうとしていた怪獣達、守ろうとしてくれていた怪獣達も戦闘を止めて、次々に跳んだり走って離れるか、地中に急いで潜るか、上空に飛び上がって離れていく。
ゲゾラは触腕と足で素早く跳んで退避する。

ほむら「時よ、止まれ!!」

私は盾の時間停止のギミックを作動させる。私のバトラ、そしてアビリティキャンセラーを起動させている仲間の魔法少女達以外の時間が止まる。
私はバトラの上に乗り、皆をバトラの上に乗せて回る。私は撮影している所で止まっている由里さんと武田さんの手を掴む。

武田「こ、これは・・・?」

由里「周りが全部・・・止まってる?」

ほむら「手を離さないで下さい。手を離したら、あなた方の時間も止まってしまいます。ここから退避しますよ」

由里「え、えぇ・・・」

武田「わ、わざわざありがとう」

ほむら「いえ」

かずみだけは超大な魔力のこもった十字架を持って動きを封じられている敵怪獣のド真ん中の上へ。
そしてバトラに全員を乗せ終わり、市街地の中心から退避する。キュゥマッド?いたかしら、そんなの?

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止解除!

かずみ「今だ!!究極破壊魔法!!」

QM「ちょ・・・待っ・・・!!」

そして敵の怪獣達を押さえているエピソーディオ・インクローチョの上に立ったかずみは遂にその強大な魔力で練成した破壊魔法を発動させる。

かずみ「アルマゲドン・ブラスト!!」

カッ!!ドゴォオオオオオオオオオオオオオン!!

十字架を上に掲げるかずみを中心として爆発が起こった。

爆光が広がって行き、敵の怪獣達を、建物を、地面を呑み込み、何もかもを等しく破壊していく。
爆発の瞬間の破壊力ならば、恐らく核兵器すらこの威力には敵わない程の、破壊力。

ほむら「くっ・・・!」

さやか「うああっ!!」

まどか「ま、眩しくて目が・・・!!」

そして空を、周囲を、私達の視界を白く染め上げ、巨大な爆炎と爆煙を立ち上らせた。

杏子「すっげぇ・・・!」

マミ「に、人間業じゃないわ・・・!」

ゆま「熱と衝撃波が此処まで来るね・・・!」

織莉子「こ、これが・・・」

キリカ「結集した私達の力の威力!?うっはー!!凄いね!!」

暫く経って爆炎と爆煙がようやく晴れる。
その爆発は動きを封じられていた敵の怪獣達を見滝原の中心の市街地と共に全て消し飛ばし、その破壊力はそれだけに留まらず、見滝原全体の恐らく半分ほどの面積を廃墟と化させてしまった。
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/24(火) 02:30:43.74 ID:NWJoJRgt0
あいり「これが・・・私達の魔力を得たかずみの力・・・良いね、面白い」

あやせ「はは・・・綺麗になったわよねぇ」

ルカ「・・・信じられません。いえ、有り得ません、この威力・・・」

すみれ「で、でも、実際に破壊しちゃったじゃないですか・・・」

こまち「本当にあれだけの魔力を制御して魔法にして使うなんてね・・・」

ひより「す、凄いね、かずみちゃん・・・」

クレア「(確かに・・・いえ、これは幾ら何でもとんでも無さ過ぎる・・・)」

エリーゼ「(範囲は戦略級兵器並み、威力はそれを遥かに凌駕・・・マミさんの言ったとおり、人間業じゃないわねぇ)」

ミQB「(自らの生命力から生む魔力の量の数十倍もの魔力を行使する・・・こんな事は有り得ない、出来る筈がない・・・人間には。・・・それをやってのけたかずみは、恐らく・・・いや、間違いなく・・・)」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/24(火) 02:31:43.22 ID:NWJoJRgt0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に。
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/24(火) 02:55:41.29 ID:EJLu/Nw8o
お疲れ様でした。

なんとまあ・・・凄い。
これだけの威力だと思うともし、周りに自衛隊の兵器や隊員達がいたら巻き添えをくらって死んでただろうな・・・。
挙句に多少はシェルター内まで衝撃による振動が来るだろうし。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/24(火) 23:32:42.05 ID:GKHTbQQDO
乙です。

怪獣の群れを街ごと半分吹き飛ばすって凄い威力だ……バトストでウルトラザウルスに装備されてたあのバカデカいキャノンを思い出した。

これで一段落したと思うけど、まだまだ強敵が控えてますな。
それと、そろそろかずみの秘密も明らかになるのかな?
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/24(火) 23:57:47.71 ID:2d3nASmYo


かずみがぶっ放す前後で何か忘れているような・・・気のせいか(棒
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/25(水) 02:47:23.20 ID:KMQzCEZc0
ロリこんばんは。うーむ、思ったより遅くなってしまったです。

>>254

防衛軍がいたら魔法をぶっ放す前に退避してもらうから、多分いても大丈夫だった・・・いや、間に合わないかも。
シェルターにも相当な振動が来てるよ。

>>255

イメージとしてはそんな感じ、680mmウルトラキャノン。

これから強敵が現われて本番といった所。かずみの正体が判明するのはもうちょっと先になるかな。

>>256

うん、気のせい、気のせい。

再開します。
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/25(水) 02:49:16.31 ID:KMQzCEZc0
252修正から



あいり「これが・・・私達の魔翌力を得たかずみの力・・・良いね、面白い」

あやせ「はは・・・綺麗になったわよねぇ」

ルカ「・・・信じられません。いえ、有り得ません、この威力・・・」

すみれ「で、でも、実際に破壊しちゃったじゃないですか・・・」

こまち「本当にあれだけの魔翌力を制御して魔法にして使うなんてね・・・」

ひより「す、凄いね、かずみちゃん・・・」

クレア「(確かに・・・いえ、これは幾ら何でもとんでも無さ過ぎる・・・)」

エリーゼ「(範囲は戦略級兵器並み、威力はそれを遥かに凌駕・・・マミさんの言ったとおり、人間業じゃないわねぇ)」

イカ娘「これが人間の力でゲソか・・・?」

ミQB「(自らの生命力から生む魔翌力の量の数十倍もの魔翌力を行使する・・・こんな事は有り得ない、出来る筈がない・・・人間には。・・・それをやってのけたかずみは、恐らく・・・いや、間違いなく・・・)」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/25(水) 02:50:46.35 ID:KMQzCEZc0
里美「ま・・・街が消えちゃった・・・」

みらい「これが皆の力を束ねたかずみの力だってのか!?」

カオル「凄いと言うか、とんでも無いというか・・・何か守るべき街を吹き飛ばしちゃったなぁ」

サキ「私達が守るのはそこに生きる命・・・人々だ。街や建物じゃない」

海香「そんな事よりもかずみは・・・かずみは無事なの!?」

ニコ「大丈夫。ほれ、爆心地の辺りに」

・・・いた!かずみが十字架を掲げて立っているわ。でも、その身体がぐら付く。

ほむら「バトラ」

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

私は皆を乗せるバトラをかずみの方へ飛ばす。

海香「かずみっ!」

海香が真っ先に跳び下りてかずみの元に駆け寄ってその身体を支える。

かずみ「はぁ・・・はぁ・・・あ・・・海香・・・」

息を荒げ、額に汗をかいているかずみ。やっぱり身体に負担はあったようね。最も私達なら生きていない所か、死んで死体すら残らないでしょうけど。

海香「かずみ、大丈夫?」

かずみ「うん・・・ちょっと疲れたけど、平気」

海香「グリーフシードは?ある?」

かずみ「うん、大丈夫・・・」

かずみはグリーフシードを取り出してソウルジェムに近付けて生命力を回復させる。私達も今は回復し終わったり、回復したりしているわ。
私達もバトラの上から降りてかずみと海香の方へ。

マミ「一先ずは・・・ご苦労様、かずみさん」

かずみ「うん!」

織莉子「魔法少女は条理を覆す存在、その通りですね」

エリーゼ「いやはや、凄いものを見させてもらったわ」

ほむら「・・・違う世界から来た私が言うのも何だけど・・・あなたって何者なのかしら?」

私はかずみに聞くのではなく、疑問を共有して聞く。

かずみ「うーん・・・何なんだろうね・・・今のが普通の魔法少女じゃ出来ないって言うのは私にも解るよ。私には何で出来るんだろう・・・?」

あやせ「普通じゃ無くても出来ないけどね・・・」

あいり「あぁ、私でもあれだけの莫大な魔翌力を制御する事は出来ないな」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/25(水) 02:51:15.64 ID:KMQzCEZc0
ひゅるるるるるるるる・・・ぼてっ

何かが上から降ってきて地面に落っこちた。

QM「・・・」

ピンク色の全然可愛くないネコみたいな生き物の死体だった。

さやか「これどうするの?」

杏子「火葬するか?」

まどか「うーん、ほっといてカラス辺りに任せるとか?」

ミQB「妙に発想がエグいね、まどか。だが・・・それが良い」

ゆま「キリカー、デスギドラで食べちゃったら?」

キリカ「私の相棒はあんな変なの食べないよっ!!」

QM「死んでねぇっつぅの!!」ガバッ!

あ、生きてた。

QM「わざわざ助けに来てあげた私を殺す気ですか?」

かずみ「ごめん、すっかり忘れてた

QM「忘れんなよ」

ニコ「覚えてたけど、助けようが無かったというか、どうでも良かった」

QM「正直に言い過ぎだろ」

ニコ「ごめん、悪かった、今は反省している、許せ」

QM「謝る気ねぇだろ!!」

イカ娘「というか何で生きてるのでゲソ・・・?」

すみれ「アレだよ、イカちゃん、ギャグキャラ補正だよ」

QM「私はギャグキャラじゃねぇよ」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/25(水) 02:52:10.85 ID:KMQzCEZc0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/25(水) 03:16:54.56 ID:jfdSAxK2o
お疲れ様でした。

QMは大丈夫だったかwwwwww。
まあそれはさておき、ここからが更なる地獄が来るだろうなぁ。
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/26(木) 02:40:22.43 ID:0cG+u8oN0
ロリこんばんは。遅くなったけど、書きます。

>>262

QMはギャグキャラなので生きてました。
此処からがある意味本番。

再開します。
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/26(木) 02:41:56.36 ID:0cG+u8oN0
こまち「敵の大半を撃破、いよいよ終わりが見えて来たわね・・・っ!?」

ガバァアアアアアアアアア!!

かずみに向けたこまちの視線の先、かずみの後ろ、地面に埋もれていた巨大な影が、地面を覆う瓦礫を押し退け、跳ね飛ばして現われた。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

それは一体のキングギドラだった。中央の首の左目が潰れ、角は折れて、翼は右側は完全に消失し、左の翼も半分ほどの大きさしか残っていない。そして2本あった尻尾は左側が千切れて半分ほどの長さになっていた。

キングギドラ「フィリリリリリリリリリ!!」

それはともかく、地面から現われた重傷を負ったキングギドラは、その重傷を負わせた、海香に支えれて立つかずみを噛み殺そうと、中央の長い首を伸ばし、巨大な口を開ける。

海香「な・・・!?生きて・・・!?」

サキ「かずみ!」

かずみ「バ・・・バルグザーダン!!」

かずみはバルグザーダンの名を叫び、彼女から銀色の光が溢れ出るけれど・・・あれじゃ間に合わないわ!!
私は時間停止を発動させようと盾を構えるけれど・・・ギミックの作動が間に合うかどうか・・・!!
!?収束して行くかずみからの銀色の光がマテリアライズするより早く、かずみを襲うキングギドラの前にピンク色の光が集結していく。
そしてその光は急速に質量を得ながら、かずみに襲い掛かるキングギドラに掴みかかった。

キングギドラ「!?」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラは、キングギドラの中央の首を掴んで噛み付いた。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

キングギドラは負けじと右の首の顎で最強の怪獣王ゴジラの左手に噛み付き、左の首の口から引力光線を放射、ゴジラの顔面に命中させる。

ゴジラ(FW)「グガァッ!?」

口をキングギドラの中央の首から離す最強の怪獣王ゴジラ。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

キングギドラは解放された中央の首の口を開いて、引力光線を撃とうとする。

ドバァン!!

しかし、それよりも早く、最強の怪獣王ゴジラは放射熱線を口から発射、キングギドラの中央の頭部に至近距離で直撃させた。

キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!!」

キングギドラの中央の頭部は消し飛んで無くなっていた。しかし、それでもキングギドラの左の首は引力光線を撃ち出そうと口を開ける。
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/26(木) 02:42:53.71 ID:0cG+u8oN0
ゴジラ(FW)「!!」

ゴジラは素早くその左の首を掴み、自分の左手に噛み付いている、キングギドラの右の首の首の上辺りに左の首の口から発射された引力光線を直撃させた。

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!?」

キングギドラの右の首は、左の首から撃ち出された引力光線によって千切れてしまった。

ゴジラ(FW)「グガァオオオオオウ!!」

最強の怪獣王ゴジラは千切れたキングギドラの右の首を左側へ放り捨てる。そして最強の怪獣王ゴジラは、キングギドラの残った左の首を掴み、上へ持ち上げ、後ろへ大きく投げ飛ばした。

キングギドラ「フィリリリリリリリリリリ!!」

建物の残骸を粉砕しながら、地面へ落ちるキングギドラ。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラはキングギドラに近付き、左の首の喉を踏み付ける。

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!!」

更にキングギドラの残っている頭を蹴り飛ばすと、その巨体は再び宙を舞い、地面に激突した。

キングギドラ「フィリリリリリリリリリ!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラはキングギドラの右側の尻尾を掴み、上へ持ち上げると、反対側の地面へ叩き付けた。
そして再び持ち上げて、元の場所へキングギドラを激突させる。

キングギドラ「・・・!!」

瀕死のキングギドラからは既に悲鳴も上がらない。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアァーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラはキングギドラの右の尻尾を掴んだまま、今度は斜め上の上空へ放り投げた。

シュィイイイイイイイ・・・!

最強の怪獣王ゴジラは口と背びれを青白い破壊の光で輝かせ、ぐっと力を蓄えながら後ろを向き、破壊の光を青から赤へ変える。そして上空へ放り投げられる、キングギドラに向いた。

ドゴォオオオオオオオオオオオ!!

そして赤い、普段の放射熱線の何倍もの威力を持つ放射火炎をキングギドラに容赦無く打ち込む。

ギュイイイイイイイイイ・・・!!

キングギドラは赤い放射熱線・・・バーニングGスパーク熱線と言った所かしら。それによって上空高く撃ち上げられ、爆散した。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアーーッ!!」

バトラ「グギョオオオオオオオン!!」

最強の怪獣王ゴジラが吼えると、それに応えてバトラが吼え、更に呼応するように皆の怪獣達が、今の最強の怪獣王ゴジラと同じように相棒である魔法少女が呼び出していなくても、
次々に光となって彼女達の身体から出て来ると、その巨体を顕現させる。
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/26(木) 02:52:35.91 ID:0cG+u8oN0
最強の怪獣王ゴジラ達は上を見上げた。見据えるのはその先、漆黒の宇宙空間。そこにいる者に向ってゴジラ達は叫んだ。

ゴジラ(FW)「ギドラ族の王ーー!!見ているんだろう!?聞いているんだろう!?」

バトラ「見たか!これが地球を守る戦士の力だ!これが俺達だ!!」

スーパーメカゴジラ「地獄の戦鬼も畏れる戦機だ!」

デスギドラ「地獄の業火よりも熱い魂だ!」

ガイガン(FW)「この刃金!この魂!!」

スペースゴジラ「貴様を討ち滅ぼす破壊の力だ!」

バルグザーダン「貴様を討ち倒す破邪の力だ!」

メカキングギドラ「降りて来い!我が王!我が力で滅ぼしてやる!!」

宇宙空間

???「ははっ・・・ふはははっ・・・ははははは・・・はははははははははははははははは!」

宇宙の空間に集まって漂うキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの物より大型の12個の隕石。
その中で1つ、他の11個に比べても巨大な隕石“妖星ゴラス”と防衛軍によって名付けらた隕石の中で怪獣の哄笑が響いた。
その哄笑を響かせながら、妖精ゴラスが動き出す。日本の見滝原市を目指して。
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/26(木) 02:53:27.60 ID:0cG+u8oN0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/26(木) 03:31:53.01 ID:kLj/V6/9o
お疲れ様でした。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/27(金) 00:26:58.44 ID:RZzmvVNoo
あれ、何か急に勝てる気がしなくなって・・・。
これから来るのはカイザー以外でもグランド級だろうし。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/27(金) 02:31:10.24 ID:s4Xk5paB0
ロリこんばんは。思ったより進まない・・・。

>>269

グランドより先に・・・って書いちゃうとネタバレるので、秘密よ。。

再開します。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/27(金) 02:34:30.58 ID:s4Xk5paB0
最強の怪獣王ゴジラゴジラ達が大きな咆哮を上げた。・・・私にはその言葉は解らない。でも、これから事態が大きく動くという事は予想出来た。

ほむら「喰らいなさい!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアアァーーイッ!?」

私はバトラの背に乗って両手で持ったハルコンネンのトリガーを引き、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの単眼に命中させた。

バトラ「グギョオオオオオオオオン!!」

目を潰されてもがく凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの頭部にバトラが両眼から放ったプリズム光線が直撃し、その頭を消し飛ばしてグリーフシードに変える。
アルマゲドン・ブラストを放ったかずみを襲った瀕死のキングギドラ。それを屠った最強の怪獣王ゴジラ達の咆哮の後、生き残った敵の怪獣と味方の怪獣達、私達の間で乱戦が繰り広げられている。
大半を倒されながら、尚も相当こちらを上回る数の敵。とはいえ、向こうは戦力の大半を失い、有利なのはこちら。
それにしても、バイオリンの演奏が止まったけど、シェルターにアルマゲドン・ブラストの衝撃でも行ったのかしら。無事だと良いけれど。

織莉子「・・・っ!!」

そんな中、高いビルの上で相当な無茶をして戦う織莉子。ソウルジェムのリミッターは切りっ放しで、巨大な打撃攻撃用の水晶や、強大な破壊力を持った爆破用水晶を無数に精製して敵の怪獣達に猛攻を加えている。・・・いけない。彼女の生命力は回復したばかりだと言うのに、ソウルジェムが示す彼女の生命力が急激に消耗していくわ。いえ、そろそろ限界だわ。
グリーフシードは使い切り、今は回収の暇も惜しんで攻撃しているみたいね。最もこの大乱戦の中、私達も回収するのも命懸けだけど。

ほむら「止めなさい!もうあなたのソウルジェムは限界なのよ!?」

織莉子の近くで叫んでみる。

織莉子「(解る!ギドラ族の王がもうすぐ此処に来る。退く訳にはいかない!敵を少しでも減らして、戦力を削ぐ!
ギドラ族の王が此処へ来た瞬間、スーパーメカゴジラで攻撃を仕掛け、全力のGクラッシャーを叩き込んで決める!!
あの予測で見た3つ首の怪獣の正体は解らないけれど、髑髏を纏ったような姿の怪獣、ギドラ族の王を倒してしまえば、現われない筈・・・!
ギドラ族の王さえ倒せば・・・)」

バッ!

手をかざした織莉子の周囲に再び巨大な水晶が現出する。

織莉子「私達の勝ちだっ!!」

それを敵怪獣の群れに撃ち出し、巨大な爆炎で包み込む。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

仕留め切れなかった傷だらけの狂龍アンギラスが爆炎の中から現われ、口を開いて織莉子向けて熱線を放射する。

織莉子「くっ!」

掠めそうになりながらも横に跳んで避ける織莉子。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアス!!」

狂龍アンギラスは今度は前方に飛んで、織莉子の立つビルに跳び掛かる。

織莉子「この・・・っ!」

織莉子は狂龍アンギラスに押し崩されるビルから跳び下りて、地面に降り立つ。
でも生命力が限界がらしく、片膝を突いた

キリカ「織莉子っ!!」

織莉子「ま・・・だ・・・倒れる訳にはいかない・・・!」

私は時間を停止させ、織莉子の目の前に立ち、時間停止を解除する。

そして彼女の首元にグリーフシードを近づけて、生命力を回復させる。

織莉子「ありがとうございます」

ほむら「どういたしまして」

そして私は織莉子を引き寄せて両腕で抱き締めた。

ほむら「あんな無茶をするなんて・・・死んだら許さないわよ」

織莉子「済みません」

ほむら「1つ答えて。あなたは何故、こんな死ぬかも知れないような無茶をしたの?」

織莉子は口に笑みを浮かべて答えた。

織莉子「私の世界を守る為、ですよ。この戦い、私達が負ければ、世界は終わる」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/27(金) 02:36:04.78 ID:s4Xk5paB0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/27(金) 02:52:58.54 ID:YQ71dZ3Ro
お疲れ様でした。
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/28(土) 23:55:14.27 ID:G59seI5/0
ロリこんばんは。昨日は寝てしまいました・・・。
今日は頑張ります!

再開します。
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/28(土) 23:57:46.75 ID:G59seI5/0
ゴジラ(FW)「ゴゥウウウウ・・・」

多数の敵と戦い、何体かを倒し、周囲で仲間と敵とが激突する爆音や爆炎が起こる中、怪獣王ゴジラは唸り声を上げながら太陽が昇りつつある、空を見上げる。
私も共に空を見てみた。

ほむら「あれは・・・!」

すると遥か上空から、赤く光る星が落ちて来るのが見えた。

まどか「流れ星・・・じゃ、ないよね」

マミ「あれは恐らく・・・妖星ゴラスだわ」

さやか「!!防衛軍が付けた、ギドラ族の隕石の中で一番でかい奴ですね・・・!」

マミ「そう、そしてその中には、きっとギドラ族の王がいるわ」

杏子「いよいよ来やがるのか!魔王サタン!!」

ゆま「黙示録の竜・・・!」

織莉子「(来る・・・!?)スーパーメカゴジラ!準備は良いわね!?」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオン!」

キリカ「ラスボスのお出ましってね!待ちかねたよっ!!」

ドゴォン!ズゴォン!ズガァン!

最強の怪獣王ゴジラは両足と尻尾を地面に打ち込んで固定する。

ギュイイイイイイイ・・・!

そして背びれを発光させながら、口腔内にエネルギーをチャージ。

ドゴォオオオオオオオオ!!

ハイパースパイラル熱線を妖星ゴラスに向けて撃ち出した。

バシィ!ギュオオオオオオオオオ・・・!!

ハイパースパイラル熱線は妖星ゴラスに直撃するも、妖星ゴラスはそれに構う様子も無く、破壊もされずに、この半分以上廃墟と化した見滝原に向って来る。

ドゴォオオオオオオオオオオオオオン!!

妖星ゴラスは見滝原の残骸だらけの市街地の最強の怪獣王ゴジラのいる辺りに遂に落下、大爆発を起こした。
周囲の怪獣達や、私達は爆発に煽られて吹っ飛ぶ。由里さんと武田さんは大丈夫かしら?
大丈夫じゃ無いとしても、悪いけれどこっちはもうあの2人を気にかける余裕は無い。

モスラ(平成)「キィイッ!?」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウゥ!?」

ラドン(FW)「キュエエエエエエエーーゥウウー!?」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ!?」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/28(土) 23:58:40.87 ID:G59seI5/0
かずみ「きゃあああああああ!?何何何何!?」

海香「くっ・・・!!」

カオル「妖星ゴラスか・・・!?」

そして最強の怪獣王ゴジラの立つ場所を中心として巨大なクレーターが穿たれ、その後ろに始めて見る怪獣が浮遊している・・・。

ニコ「あれが・・・」

里美「あの怪獣が・・・」

みらい「そうなのか!?」

サキ「超怪獣ギドラの王・・・!」

“髑髏超怪獣 モンスターX”

モンスターX「・・・」

私達がモンスターXと呼ぶその怪獣は、両腕を軽く広げながらゆっくりと降りて来る。

ゴジラ(FW)「・・・」

ゴジラがそちらを振り向く。

モンスターXはやはりゆっくりとした動作で地面に降り立った。

ゴジラ(FW)「ガウォオオオオ・・・」

モンスターX「ゴゥオオオオオオ・・・ゴゥウウウウウ・・・」

私達がモンスターXと呼ぶその怪獣は、両腕を地面にゆっくりと降り立つと、低い唸り声を上げながら尻尾をしならせて呼気を吐き出す。
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/28(土) 23:59:39.12 ID:G59seI5/0
276修正

×私達がモンスターXと呼ぶその怪獣は、両腕を地面にゆっくりと降り立つと、低い唸り声を上げながら尻尾をしならせて呼気を吐き出す。

○私達がモンスターXと呼ぶその怪獣は、地面に静かに降り立つと、低い唸り声を上げながら尻尾をしならせて呼気を吐き出す。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/29(日) 00:22:31.85 ID:P2GPiH6xo
あれ?グランドギドラとかは?
何でモンスターX先に来ちゃうの?
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/29(日) 02:10:51.30 ID:oqzeZVgi0
ちゃんとグランドギドラも来るよ。
フリーザ様とギニュー特戦隊みたいな感じ、と言えば解りやすいかな。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/29(日) 02:12:11.54 ID:oqzeZVgi0
モンスターX、その姿はやや人型に近い黒い身体に、鎧のように怪獣の髑髏を身に纏っているように見える。頭骨を被ったような頭部に、両肩には頭骨を2つに断ち割ったような物が付いている。
両眼と、両肩の頭骨の中では赤い目が光り、途中で二股に分かれた尻尾はムチのように長い。

あいり「あいつがギドラの王、モンスターX、ねぇ」

こまち「な・・・何よ、全然ギドラっぽく無いじゃない」

こまちの言う通り、両肩に頭骨のようなものが半分ずつ付いているけれど、頭部そのものは1つしかなく翼も無い。
身長は120メートル程と、キングギドラより小さく、姿は不気味だけど、あまり迫力や威圧感が無い。

ひより「う・・・うん・・・でも、それよりも・・・」

クレア「ギドラ族の王、どれほどのものと思えば・・・」

エリーゼ「あの程度なの?」

そう、さっきから私も感じていた疑問。ギドラ族の王、来るまではどんなとんでも無い恐ろしい力を持った怪獣が来るのかと思いきや、このモンスターXから感じる力は・・・意外な事にそれ程でも無い。
キングギドラや凶悪サイボーグ怪獣とあまり変らない・・・いえ、多分、単純なパワーだけならキングギドラの方が上じゃ無いかしら?
最も、その怪獣の強さはそれだけでは測れない。持っている戦闘技術やスピード、戦術の組み立て方によっても変って来る。
それでも・・・あの超怪獣と呼ばれるギドラ族の王がこの程度とは・・・意外と言うか、思えない。

すみれ「でも、これなら何とかなるんじゃないかな?」

イカ娘「ふん!私とゲゾラの敵じゃ無いでゲソね!」

それは無いわ。

あいり「何にせよ、強いより弱い方が助かるじゃ無いか。それに軍勢を率いる者が最強とは限らない。
統率力や指揮能力が高ければ良いんだからな」

ルカ「・・・それはそうですが・・・何というか、不気味ですね。どれだけ強大な怪獣かと思えばそれ程でもない所や・・・あの怪獣からはゴジラ達と同じ“とんでも無さ”を感じる所も。
この程度だと決して侮ってはならないでしょう」

あいり「言われるまでも無いけどね」

私もルカの行った事には同意するわ。

あやせ「あの怪獣、好きくない!何か凄い嫌な感じ!!」

ミQB「ボクもそう感じるよ。モンスターX、今感じる力だけで判断するのは危険だ」

QM「何で私は此処にいるんでしょう・・・?」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/29(日) 02:14:04.77 ID:oqzeZVgi0
ゴジラ(FW)「・・・」

モンスターX「・・・」

最強の怪獣王ゴジラとモンスターXが周囲で乱戦が起こる中対峙する。ゴジラは身構え、モンスターXは降りて立ち上がったままの体勢で構えてもいない、隙だらけの状態。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオーン!!」

このまま2体の戦いが始まる・・・?と思っていたら、スーパーメカゴジラが、全身にエネルギーを漲らせながら、フルブーストで、軌道上にいる敵怪獣をその15万トンを越える重量で跳ね飛ばしながらモンスターXに肉迫する。
あれは、敵の怪獣をショックアンカーで捕まえ、高圧電流を流しながらプラズマグレネイド以外の全火器を至近距離から連続で撃ち込む、最大攻撃、Gクラッシャー!
多分、あれが決まれば決着は付くわね。モンスターXは気付いているのかいないのか、そちらを見てもいない。
すでにスーパーメカゴジラは手を伸ばせば触れる位置までモンスターXに近付いている。
もう回避不可能な位置、タイミング。

織莉子「これなら・・・!」

キリカ「決まった?終わった?」

モンスターX「・・・」

スーパーメカゴジラ「!?」

しかし、モンスターは最小限の・・・本当に最小限のすっと身体を少し逸らしてスーパーメカゴジラの突進を回避した。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン!?」

ブーストを緩めて止まるスーパーメカゴジラ。

モンスターX「そう急くで無い、機械の戦士よ」

そしてスーパーメカゴジラのすぐ後ろにモンスターX・・・って、何時の間に!?

スーパーメカゴジラ「・・・!!」

気付いて振り向き、後ろへブースト移動するスーパーメカゴジラ。

杏子「い・・・今の見えたか!?」

さやか「あんたに見えなくてあたしに見える訳無いじゃない・・・」

あの動き、そしてスピード・・・この怪獣、私達が感じている力程度のものでは決して無いわ!

マミ「あの動きもだけど・・・今、何か声がしなかった!?」

まどか「は、はい!確かに、今、声が・・・」

ほむら「私も聞こえたわ」

モンスターX「ふむ、聞こえているか戦士達よ、結構、結構」

ゆま「こ・・・この声は!」

かずみ「あ、あなたなの!?」

かずみがモンスターXを見る。

モンスターX「肯定だ」

どうやっているのか、脳に直接響いてくる声。その声は意外な程透き通った、少年のような少女のような、中性的な声だった。チャントに似ているけれど・・・それとは似て非なるもの・・・だと思う。

モンスターX「我も早く貴公らとの遊戯に興じたい所だが、はるばるこの星に来たのだ。その前に、挨拶くらいはさせてもらって宜しいか?」

凍える程に冷たい声、吐き気を催す人外の声だった。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/29(日) 02:46:16.51 ID:oqzeZVgi0
モンスターX「この星に暮らす人間諸君に告げる。この星に暮らす人間諸君に告げる・・・」

モンスターXの声は、世界中の私達魔法少女には直接届き、一般の人達にはテレビやラジオ、ネットを通じて伝えていた。
映像媒体の場合、画像は無く、音声のみ。世界のあらゆる言語でその音声は同時に鳴る。

モンスターX「我は超怪獣ギドラ族を束ねる王、名は・・・そうだな、今は折角貴公らが付けてくれた名前、モンスターXと名乗っておこう」

ある者は呆然と立ち尽くし、ある者は頭を抱えて蹲り、ある者は恐怖にすくんで動けなくなり、ある者は怒りに燃える瞳で、その音声を鳴らす機器を睨みながら、モンスターXの演説を聞く。

モンスターX「諸君らには感謝している。この星で短期間で多く個体数を増やしてくれたのだからな」

は・・・?

モンスターX「それにしても美しいな、この星は。諸君はそうは思わぬか?」

いきなり何を・・・。

モンスターX「諸君が地球と呼ぶこの星は宇宙でも類を見無い程、豊富な自然環境に恵まれた星だ。
我々が移住するのにこれ程適した惑星は無く・・・また、我々が糧を得るのに最適な場所でもある。
さて、諸君らも気になっていると思う我らの目的をお伝えしよう。我々の目的はこの星を我らが移住する事と。我らの糧を得る為だ」

キリカ「糧・・・?食べ物って事?」

モンスターX「概ね正解だ。諸君ら人類には我らにエネルギーを提供する糧となって貰いたい」

みらい「ふっざけんじゃねぇ!!」

あいり「あんた達の餌になれってか?冗談じゃ無いね」

モンスターX「無論、タダでとは言わぬ。我らの糧となり、命を提供してくれる者には、何不自由無い幸福と快楽だけの中で天寿を全うする一生、それに等しいものを贈ろう。最も拒否権は無いが。
諸君らが信用するかどうかは、そちらの判断に委ねるが、我は嘘は吐いていない。
今の諸君らの身の安全については心配しなくて良い。諸君らを我が一族によって守らせてもらっている」

そういえば、世界のあちこちで防衛軍が壊滅したところは人間のいるシェルターとかを襲う怪獣達をキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが攻撃して排除しているみたいね。
此処見滝原ではそんな状態にはなって無いけど。

モンスターX「今は以上だ。是非とも快く協力して頂きたい。いや、抵抗してもらうのも一興だ。
我らのやる事は変らぬ。ではな」

そう言ってモンスターXは世界への放送を止める。
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/29(日) 02:47:22.29 ID:oqzeZVgi0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうござます!
明日は・・・うーん、やっぱり夜かなぁ。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/29(日) 03:10:06.27 ID:P2GPiH6xo
お疲れ様でした。
何はともあれここから先はとんでもない事が起こりえるかもなぁ。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/29(日) 03:40:54.68 ID:P2GPiH6xo
あと忘れてた。
GANTZで言うカタストロフィな感じかなぁ・・・。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/29(日) 10:37:54.30 ID:AApfFYKBo


原作でもゴジラの熱線を受けても即反撃に出れるくらいだし、
その原作の何割増しかで強いであろうこのSSだと・・・というかシャァベッタァァァァァァァ!!!
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/29(日) 22:01:33.25 ID:tirkm/CDO
乙です。

ほむらが緒莉子を助けるシーンは原作と間逆の展開だから感慨深いものがあるなぁ……

モンスターXは、声のイメージからして人格的には女性寄りなのかな?
マザーバイオみたいな
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/04/30(月) 00:20:23.25 ID:3MxNfwmAO
乙です
何故だろう・・・
オレ、モンスターXの声がデスラーの声で変換されるんだよ・・・(汗)
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/30(月) 01:16:27.68 ID:3EMurQtI0
ロリこんばんは。

>>284

とんでも無い事が起こる予定。

>>285

GANTZは読むか見るかしたいけど、まだ見て無いのよ。
カタストロフィって何だっけ?と思ってググッてみたら

1 突然の大変動。大きな破滅。

2 劇や小説などの悲劇的な結末。破局。

3 演劇で、大詰め。

うん、まぁ、どれも大体合ってる。てか大詰めなので3は特に正解。

>>286

原作では動きまくって怪獣プロレスの真髄を見せてくれました。カイザーギドラになったら、圧倒した後圧倒されて、普通の戦いは無かったねぇ。
喋らせても良いのかな?と思ったけど、モンスターXが喋って説明してくれないと、誰も説明してくれないのよね。

>>287

美少女同士が殺し合うとか、どんな悲劇だよ、と思っていたので。やっぱり美少女同士は助け合って欲しいものです。
モンスターXの声は、女性よりというか女性っぽくも聞こえるイケメンボイスのイメージです。

>>288

いやいや、あんな渋い人じゃなくて、冷静な感じの緑川さんとかが近いかな?

再開します。
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/30(月) 01:19:26.23 ID:3EMurQtI0
モンスターX「さて」

モンスターXが私達の方を向く。

モンスターX「この星を守る戦士達よ、改めて自己紹介しよう。我はギドラ族の王、強さの真理を求道し、宇宙を旅するものなり」

マミ「そう・・・それであなたの本当の名は何と言うのかしら?」

モンスターX「モンスターX、今はそう呼んでもらえるか?」

ほむら「それは私達人間があなたに勝手に付けた名前よ」

さやか「そうよ、あんたの名前は何て言うのよ!?勿体ぶらずに教えなさいよ!!」

モンスターX「ふむ、それは果たして貴公らが我の真の名を知る資格があるのかどうか、それ見極めさせて貰ってからにしようと思う」

まどか「随分拘るんだね・・・」

モンスターX「まぁ、今、教えても良いのだが、それでは詰まらぬからな。ほんの余興だ。貴公らも付き合ってはくれぬか。それに、モンスターXという名も気に入っているのでな」

ゆま「気に入ってるんだ・・・」

杏子「へっ、これから死ぬ奴の名前なんざどうだって良いね。テメェもあたしらが首取った怪獣の一匹になる。
何をどれだけ倒したかなんて覚えちゃいねぇ。テメェもそれにすぐに加わる。それだけの事さ」

モンスターX「血気盛んだな。が、それでこそ戦士というもの」

織莉子「・・・そんな事より、聞きたい事があるのですが」

モンスターX「ふむ、何かな?我に答えられる事なら何でも答えよう」

キリカ「意外と冷静なんだね。やって来ていきなり暴れるかと思ってたんだけど。そして私は今すぐにでも君をぶっ殺したくて堪らないんだけど」

モンスターX「何も焦る理由は無いからな。それに知的生命体に出会うのも、話してみたいと思う存在に出会ったのも、前が何時か解らなくなるほど久方ぶりだ。貴公らとの出会いという奇跡に感謝しよう」

サキ「こっちはお前には全く会いたくは無かったのだがな」

モンスターX「ははは、そう邪険にしなくても良かろう?我にとって貴公らは、待ち焦がれていた恋人のようなものかも知れぬ」

エリーゼ「破壊者に好かれても嬉しくないのだけれど?」

モンスターX「これは手厳しいな」

織莉子「さて、良いですか?あなたは、人類を糧としてエネルギーを得ると言ってましたね?具体的に説明をお願いしても宜しいですか?」

モンスターX「無論だ。生命力に富んでいる貴公ら人類に我らの分身体、生体組織で造ったドームに入ってもらい、そこで眠りについてもらう」

かずみ「眠りに・・・?」

モンスターX「そうだ。眠っていれば生きるのに余分なエネルギーを使うことも無いからな。
そこでドームから人類が生きるのに必要なエネルギーを送り、生が尽きるまでドームを通じて我らにエネルギーを供給してもらう」

海香「何故、私達地球人類を?」

モンスターX「当然の疑問だな。貴公らはエントロピーという言葉をご存知か?」

・・・この世界でもその言葉を聞く事になるなんてね・・・。

まどか「ほむらちゃん?どうしたの?何か、雰囲気が恐くなったよ・・・」

ほむら「ごめんなさい、私はエントロピーと言う言葉が途轍もなく嫌いなの。特にこの言葉を使う、人類を食い物にしようとする奴が」

まどか「ほむらちゃん・・・そうだよね、ほむらちゃんがいた世界じゃ・・・」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/30(月) 03:43:50.73 ID:3EMurQtI0
ルカ「エントロピーとは、熱力学、統計力学において定義される示量性状態量の事ですね。
熱力学において、断熱変化の不可逆性を表す指標として導入されましたが、後に統計力学により、系の微視的な“乱雑さ”を表す物理量という意味になりました」

みらい「全然解らないぞ!!」

あやせ「ルカ、日本語でお願い」

モンスターX「貴公らの頭の程度に合わせて言うと、恒星が爆発する際に発生するエネルギーは、その星がそうなるまでに消費したエネルギーには及ばぬ、という事だ。
エネルギーは形を変換する毎に減少していく。そこで我らは、生命体からその生命を維持する以上のエネルギーを採る方法を生み出した。
そして我らの繁栄と安定の為、それに適した生命体がいる星を探し出し、エネルギーの供給源として来た。
そうして今回見つけたのが、この地球だ。この星に住む貴公らはごく短い期間で爆発的に数を増やし、今現在で70億体、しかも、4秒に10人づつ増え続けている今もその個体数を増やし続けている。
個体としての生命力も高く、大きさの割りに寿命の長い貴公らは、我らのエネルギー供給源として最適なのだ」

カオル「成る程ねぇ。で、私達にそのエネルギーの供給源になれって?」

里美「私達・・・家畜なの!?冗談じゃ無いわ!!」

モンスターX「そう結論を急くな。我等は、その代価となるものを貴公らに提供する用意がある」

こまち「命の代価となるもの?一体何かしら?」

ひより「何不自由無い幸福と快楽だけの中で天寿を全うする一生、それに等しいもの・・・って言ってたよね?」

モンスターX「そうだ。人類の命そのものを貰おうというのだ。それに等しいものがあるとすれば、それは貴公らの一生、人生という事になるであろう?
その絶対の幸福が約束されたものを提供しようと言うのだ」

クレア「具体的にどういうものなのでしょうか?」

モンスターX「生体ドームの中では眠りについてもらうと説明したが、その間、夢を見てもらう。精神操作の一種と考えてもらえば良い。
それぞれが描く、理想の人生の夢だ。人類はエネルギーを与えられ、それ以上のエネルギーを生み出し、生を終えるまでの間まで見る夢だ。
夢の中では時間の間隔は異なる。1人の人類が生まれたばかりだとして、エネルギーを精製し、生を終えるのに掛かる時間は精々数ヶ月。
だが、その本人は夢の中で成長し、希望と理想どおりの一生を夢の中で過ごすのだ」

希望と理想どおりの人生!?
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/30(月) 03:44:18.46 ID:3EMurQtI0
ほむら「そ、それはどんな人生でも過ごせるの?」

モンスターX「あぁ、地球が滅亡の危機に陥り、それを救う英雄になることも、逆に星を滅ぼして回る存在になる事も可能だ。
それぞれが想像する好きな人生を過ごす事が出来る」

すみれ「でも、それは現実じゃ無いのでしょう?」

モンスターX「脳で感じる感覚としてはどちらでも同じ事だろう?夢が現実となれば、それがそれぞれの現実となる」

ほむら「じゃ、じゃあ、私がここの皆を嫁にしてハーレムにするっていうもの・・・」

さやか「あんた何言ってんの」

モンスターX「無論、可能だ」

ほむら「どんな事をしても嫌われない!?」

マミ「ちょっと、ほむら・・・」

モンスターX「貴公がそう望むなら」

ほむら「私が巨乳で巨根のふたなりになって、まどかをズンズンガンガン、じゃんじゃんばりばり、たっぷりどろどろ犯しても“ほむらちゃん、大好きっ!”って言ってくれるの!?」

杏子「駄目だ、こいつ」

モンスターX「あぁ」

ほむら「そのまどかはとても淫乱で、というか私に犯されるのが大好きで、というか私に犯されてる事によって生まれる、羞恥心に溺れるのが大好きで、というかそれを見てもらうのが大好きで」

イカ娘「お主は何を言ってるのでゲソ・・・?」

ほむら「というか、最近は規制により、ちゃんと見てもらえないのがストレスになって、オフは他の皆とのレズセックスが最近の趣味、なまどかになってもらうのも出来るのよね?」

モンスターX「何も問題ない」

まどか「問題しか無いよ!こんなの絶対おかしいよ!ほむらちゃんの頭が!!」

ミQB「ボクは解るけどね。寧ろ、ふたなり化したほむらに犯されたい」

マミ「脳天に銃弾を撃ち込まれたくなかったら余計な事は言わないで」

ミQB「はい」

はっ!しまった!つい本音が!!
・・・いやいやいやいや!違う!違う!違う!本音じゃ無くて、これはその・・・願望よ!!いやそれも違う!!これはその・・・冗談よ!!

ほむら「ちちちちちちち、違うのよまどか!お、おち、おちおちおちお乳揉み揉み落ち着いて!!今のは冗談、場を和ませようとしたほむジョークなのよ!!」

キリカ「絶対本気だったよね」

ほむら「そそそそそそ、そんな事無いわ!!」

ゆま「ホムラの言ってた事、私は聞いちゃいけない内容だった気がする・・・」

杏子「気がするんじゃ無くてそうなんだよ!つか、こんな時にまで変態っぷりを発揮すんな、ド変態!!」

ほむら「変態じゃ無いわ!淑女よ!あなたも誤解してもらっては困るわ、モンスターX」

モンスターX「ふむ、認識を改めよう」

あいり「改めなくて良いけどね」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/04/30(月) 03:47:40.78 ID:3EMurQtI0
今日は此処までです。何かもう何時もシリアスぶち壊してごめんなさい。
変た・・・淑女ほむらさんが絡むとこうなってしまいます。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日もなるべく進めたいけど、このシーン、台詞回しが難しいので、取り掛かるのは遅くなると思います。
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 04:57:48.08 ID:zm+1zevMo
お疲れ様でした。

だめだこりゃ。
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 11:44:01.04 ID:8v0eeqhyo
最初は擁護してたけど最近ペースが悪過ぎじゃないか?
数日間を開けて書き溜めた方がよくないか
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/04/30(月) 20:07:34.71 ID:jz/ywGMDO
乙です。

生命エネルギーの方がFWで語られてたミトコンドリアが云々より分かりやすいし、この条件に誘惑される人がいてもおかしくないと思う。

それにしても、ほむほむの邪な妄想にもちゃんと答えてくれるモンスターXさんがちょっとカッコいいと思ってしまったww
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 20:49:02.60 ID:zm+1zevMo
>>295
それ前に似たような書き込みしたんだけど柄の悪い奴がが出てきて荒れたぞ。
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/04/30(月) 21:06:05.40 ID:K9OfqH1O0
なんだろう……このモンスターXを見てるとガンバのノロイ様を思い出すんだが
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/30(月) 23:38:18.12 ID:C6MWmNBdo
だめだこのほむら、早く何とかしn・・・手遅れですかそうですか。
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/05/01(火) 00:26:23.16 ID:bm0NnY2AO
なんか、マトリックスの人間発電機牧場?を思い出した・・・
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/01(火) 02:02:32.58 ID:b2C5LudG0
ロリこんばんは。思った通り、モンスターXの台詞がムズいムズい・・・。

>>294

ほむほむは何時も通りだから。

>>295

書き溜めた方が良いのかな?まぁ、そういう人は毎日見るより、数日に1回見てもらえれば良いかも知れない。

>>296

あのモスラ3で見せたエネルギー吸収に、FWのミトコンドリア云々、まどマギのエネルギー回収を合わせて設定を考えました。
自分なら迷い無くYESと答えると思う。夢の中で二次元美少女とイチャラブしたい。
まぁ、モンスターXはこういう冷静な怪獣なので。ド変態を前にしても常に余裕を崩さない。ブラスレイターのザーギンとかがイメージモデル。

>>298

ノロイ様も当たらずとも遠からずと言った所。余裕と冷静さを持った悪のボスなイメージだから。

>>299

ほむほむは平常運転なにで何も問題ないですよ。

>>300

考えて無かったけど、人間をエネルギー供給源にしてる所が凄い近い!役目としてはそれと全く同じ。

再開します。
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/01(火) 02:04:46.26 ID:b2C5LudG0
モンスターX「さて、エネルギーの確保と移住の他にこの星での我らの目的はもう1つ、戦力を拡充する事だ」

エリーゼ「戦力?」

モンスターX「そうだ。我等のように、常軌を逸した超常の生命体、貴公らの言葉で言う怪獣と呼べる存在は、この宇宙でも極めて稀な存在なのだ。
だからこの星を発見した時は驚いたぞ。発生原因や過程こそ様々だが、これ程多数の怪獣が争いながらも共存している世界など、想像だにしなかったからな。
中にはヘドラやドゴラのように宇宙から来て住み着いている怪獣もいるであろう?」

こまち「こっちは凄い迷惑なんだけどね」

モンスターX「そしてその怪獣を身体に宿し、招来させ、共に在りて、命を預け、使役する、貴公ら魔法少女という存在もな」

クレア「成る程、それであなた達は、この星の怪獣や魔法少女を戦力として加えたいと」

モンスターX「肯定だ」

ひより「あなたは・・・その怪獣や私達を戦力にして何をするつもりなの?」

モンスターX「我の理想は、この宇宙全体の恒久的和平とそこに生きる者全てに遍く幸福を与える事。その為に貴公らには協力して頂けるとありがたい」

さやか「はぁ!?何言ってんのよ、あんた!?」

マミ「美樹さん、落ち着いて。興味があるわ、続けて」

姉さんはメカキングギドラの近くのビルの残骸の上で腕を組んで落ち着いて聞いている。

モンスターX「我等は既に多数の惑星を支配している。そこでは生命体には生体ドームに入ってもらい、夢の世界で生き、我らにエネルギーを供給し続けてもらっている。
個体数の管理も行い、増え過ぎず、減り過ぎず、自然環境を無駄に食い荒らす事も無い。
そうして我らが、自然環境維持を行なう者を覗く全ての生命を管理すれば・・・無益な争いも一切無くなる。
争いとは他者と関わる事で起こる。思想や方法の違いや、各々の欲望よって起こるものだ。
だが、我らによって眠り続け、それぞれが夢と言う自分の作り出した理想の世界に生きる事になる。
故に現実の世界では争いなど起こらず、理想を現実に変える事が出来るだろう。貴公らは授かったその力を何に使うつもりなのだ?」

授かったこの力を、何に使うか・・・ですって?
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/01(火) 02:05:27.66 ID:b2C5LudG0
モンスターX「我等ははっきりしているぞ。この世界に生きるもの全てが幸福に生きられる、平和な自由で平等な世界を作る。
この宇宙が誕生して約137億年、何者もが成し得なかった事だ。
だが、それが我ら、貴公ら魔法少女や怪獣といった強大な力を持つ者の支配によって可能となろう。素晴らしいとは思わぬか?」

マミ「・・・」

織莉子「・・・」

かずみ「・・・」

サキ「・・・」

エリーゼ「・・・」

皆は黙っている。周りの怪獣達も今は戦闘を止めている。私、私は・・・ちょっと良いなーなんて思ってないわよ?

ミQB「違う!それでは全ての生命が人形になるだけだ!!」

そんな中、ミキュベイが大声でモンスターXを睨み付けて言った。

ミQB「何者も命を弄ぶなど、あってはならない事なんだ!!確かにこの世界では生きとし、生けるもの全てが平等なんかじゃない!!
でも、生きるもの全てに可能性がある!本来、誰も干渉してはならない事だ!!
それによって、例え争いが起ころうと、平和でないとしても、幸福に生きられ無くても、それが生命本来の正しい姿なんだ!!
君の語る世界の生命には何の可能性も、光も希望も無い!!この世界の宇宙はそうやって歩んで来た!
一部の支配者が与える平等と幸福の世界なんて、エゴに満ち、歪で歪んだ自然の摂理に反しているあってはならない世界だ!!
光差す未来に向って、必死にもがいて生きる全ての命に、ボク達は手を差し伸べる!!
君の目的が例え、この大宇宙に広がる意思・・・神と呼ばれる者のものだとしても!!簡単に命の可能性を奪うものを・・・ボクは決して許さない!!」

そうよ・・・そうだわ!何をあの言葉に惑わされていたの、私は!?
人間の干渉によって生まれた、歪で歪んだ命・・・インキュベーター。そんな存在だからこそ、彼女の言葉は説得力を持って私達の心に響く。

モンスターX「ふっ・・・」

ミQB「そもそも全ての生命と平和と幸福を目指しているなら、どうして金星を滅ぼしたしたんだ!?何故、あんな事を・・・どうして命を奪った!?」

モンスターX「金星・・・?あぁ、5000年前に滅ぼしたあの星の事を言っているのならば、答えは簡単。
我らに従わなかったからだ。我の理想を理解せず、刃向かう者はこの宇宙の平和と平等と自由と幸福の世界にとって邪魔となる。邪魔なものは滅ぼすのみ」

すみれ「なっ・・・!?」

イカ娘「何て奴でゲソか・・・!」

杏子「へっ、本音が出やがったな。口じゃ平和だ幸福だとか言いながら、逆らう奴は皆殺しかい?典型的な偽善者だな!反吐が出るぜ!!」

モンスターX「ふむ、そう受け取るか。それで、貴公らは我に協力する気は無いのか?」

マミ「あると思う?丁重にお断りさせて頂くわ」

ほむら「私もよ」

よく考えたら、私の脳内まどかとヤレるだけじゃない。そんなの何時もやってるし、何時でもやれるし、リアルまどかとイチャラブエロエロな事をしたいのよ!!
それにっ!ハーレムは!自分の力で作るもの!
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/01(火) 02:07:18.74 ID:b2C5LudG0
今日は此処までです。これからは書き易くなるかな。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日!
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/01(火) 02:17:26.53 ID:PJ8X1Fd/o
お疲れ様でした。それに・・・
いい加減にしろよ!ほむら!!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/02(水) 00:22:32.01 ID:qPME2F6DO
乙です。

人間を資源としかみてないBETAや星ごと食い潰すユニクロンとかに比べたらマシかと思ったけどやっぱり吐き気を催す邪悪だったか……

でも、こういう相手に啖呵切るシーンってグッと来るし、それがミQBなのも良かった!

ほむほむの変態的な欲望も生きる力になると思えば、それはそれで素晴らしいことなのかもしれないww
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/02(水) 02:52:58.41 ID:0vQSgWtb0
ロリこんばんは。今回も難しかった・・・。

>>305

ほむほむは現実の欲望に生きてるから、こういう誘惑は撥ね退け易いと思う。

>>306

BETAって人間を資源というか、確か自然災害とかと感知してるって香月先生が言ってたような。
やっぱり悪のボスは邪悪じゃないと!
此処はミキュベイにカッコ良く啖呵を切らせたかった!
ほむほむは欲望の為に生きてるので、その為には何度でも立ち上がる!

再開します。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/02(水) 02:54:42.87 ID:0vQSgWtb0
モンスターX「強き者が、弱き邪魔な者を滅ぼす・・・それは自然の摂理であろう?当たり前の事をしたまでだが?」

まどか「どうでもいいって言うの?金星の人達はあなたのせいで死んだのに」

モンスターX「ふむ、例えば貴公らは家畜に対して引け目を感じたりするかな?」

ほむら「・・・いいえ」

モンスターX「であろう?彼らは人間の糧になることを前提に、生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖しているではないか。
牛も豚も鶏も、他の野生動物に比べれば、種としての繁殖ぶりは圧倒的だ。貴公らは皆、理想的な共栄関係にあるではないか。
我らと人類も、その理想的な関係になれればと思っている」

あやせ「・・・同じだって言いたいの?」

モンスターX「寧ろ我等は、人類が家畜を扱うよりも、ずっと貴公らに対して譲歩しているつもりだが?
曲がりなりにも、合意の上で我らに支配と管理を任せてもらっているのだからな」

ルカ「それで合意しなければ滅ぼす訳ですか」

モンスターX「何も抵抗せずに黙って滅ぼされろ、などと言うつもりは毛頭無い。我らの支配を拒むならば、我らを上回る力が無ければならぬだけの事。
怪獣が存在せず、怪獣に対抗する兵器も無かった金星を滅ぼすのはあまりに簡単で、我はする事も無かったがな。実に無益で面白みの無い闘争であった」

すみれ「酷い・・・!あなたの世界では、従わない弱いものは生きる資格は無いって言うの!?」

モンスターX「肯定だ」

あっさり答えたわね・・・。


イカ娘「こいつ、ムチャクチャでゲソ!!」

まどか「あなたの言ってること、ついていけない。全然納得できない・・・ふざけないで!!」

カオル「それも許せないけど、幸せだ平和だとか言ってるあんたがあたし達にさせようとしてるのは、只の逃避だろ!
自分の世界に閉じこもって、逃げるだけじゃないか!勝利は実力で手に入れる!
私は私の力で幸せを掴んでみせる!幸せの押し付けなんて超余計なお世話だっての!!」

みらい「そんな理想なんかどうこうなんかよりもな、溢れ出す感情を選ぶんだよ!私は弱い奴を踏み躙るお前が許せねぇ!!」

里美「私達は家畜じゃない!人間よ!!」

モンスターX「その通りだ、貴公ら戦士は違う」

ゆま「え・・・?」

モンスター「貴公ら魔法少女と怪獣達、強大な力を持つ者達は、我らと共に覇道を行く資格がある。
何も我に服従し、隷属せよと言っている訳ではない。貴公らの力を貸して協力してもらいたいのだ。
我の理想が間違っているというのなら、共にどう世界を支配するか、互いに理想の道を探りながら模索していけば良いであろう?
我は貴公らの力を高く評価している。その力で世界を思い通りに造り、動かしてみたくは無いか?
今一度問うぞ?戦士達よ、我らと共に理想の世界を創造しようではないか」

理想の世界・・・美少女、美幼女達をいっぱい集めてハーレム作りたいなーなんて思ってないわよ?
思っても言わない、空気を読める子なのよ、私は。偉いでしょう。

織莉子「もし、私達がはいと答えたら、この街の人々の、いえ、私達を信じている世界中の命のを裏切る事になります。それは出来ません」

モンスターX「自分達は戦わず、貴公らに命運を託している時点で彼らに貴公らを糾弾する権利は無い。そのような者達のことを気にする必要は無い。
そしてそのような者達にも平等に幸福を与えようと言うのだ。断る理由は無いと思うが?」

織莉子「・・・」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/02(水) 02:56:06.81 ID:0vQSgWtb0
かずみ「絶対に嫌よ!そんなの!!」

モンスターX「何故?我らと貴公らで思い通りの世界が作れるのだぞ?」

かずみ「誰かの思い通りの世界なんて気持ち悪いだけ!そんなの、私要らない!!」

海香「そうね、私も全く欲しいと思わないわ」

ニコ「そういう訳だよ」

モンスターX「貴公らもか?」

海香「夢の中で幸せになる、誰もが平等で平和な世界?成功しかない世界で生きて何が面白いの?そういう予定調和、欠伸が出るのよ」

ニコ「君が正しいか間違っているかなんて、私にはどうでも良い。かずみの敵はそのまま私の敵になる。それだけの話」

キリカ「私も、君の考えがどうだかなんて興味無いんだよ。織莉子やほむほむが君を敵とするなら、私にとっても敵なだけ。
せかいの はんぶんを おまえにやろう、って?いいえ」

あいり「あんたの言葉を借りれば弱ければ強い奴に滅ぼされても仕方無いって事だよな?それについちゃ私も同じだ。
だから強い私達が、弱いあんた達を滅ぼしてやるよ」

こまち「私達魔法少女の力を何に使うかって言ってたわね?それは、あんたみたいな理不尽で不条理な存在から、大切な物を守る為に使うのよ!」

ひより「私はあなたの目指すものは悪いものとは思わないけど、やり方が許せないの。だから、協力出来ない」

クレア「強い力を持つものには、誘惑して堕落させ、協力させる。狡猾な悪魔そのもののやり口ですね」

エリーゼ「それにあなたのやり方を進めても、必ず何処かで破綻するでしょう。その対策としても私達の協力を仰いだのでしょうけど、力を貸す事は出来ないわね」

QM「(・・・逃げようにも逃げる場所が無い・・・)」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/02(水) 02:58:06.43 ID:0vQSgWtb0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/02(水) 03:33:42.31 ID:w8B1zM4Co
お疲れ様です。
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 13:36:09.49 ID:rm4Z+4740
ロリこんにちは。昨日も、一昨日も寝てしまいました・・・すいません。

再開します。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 13:37:45.75 ID:rm4Z+4740
モンスターX「・・・」

モンスターXは私達の返答を聞いて、数秒沈黙し・・・

モンスターX「フフッ」

・・・?

モンスターX「クックックックックック・・・はははははははは、あはははははははははは!!」

嗤い出したわ。それは嘲るような笑いではなく、意外な事に心底嬉しそうで、楽しそうな声だった。

モンスターX「それでこそ戦士!我が恋焦がれ出会わんとして来た者達よ!我が先ほど語った理想は、我にとっては目標ではあるが、本音を語ると二の次に過ぎぬ!
我が求めるは、この長き怠惰の時の中で心躍る瞬間!即ち!強き者との闘争!!
我は乾いたり!我は飢(かつ)えたり!戦士達よ、先ほどの誘いは断っても、この願いは叶えてもらうぞ!我が渇きを癒せ!我が飢えを満たせ!!」

そう言ってモンスターXは構える。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワ!!」

アンギラス(初代)「ギィヤァアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーーンッ!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエーーウ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーンッ!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエエーーン!!」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオウ!!」

ドゴラ「・・・!」ドクンドクン

メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

それと同時、キングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンと言ったモンスターXのギドラ族の怪獣達だけで無く、メガギラスを含む他の怪獣達もまるでモンスターXの配下であるように動き出す。

まどか「く、来るよ、ほむらちゃん!」

ほむら「望む所よ!こいつを倒せば全てが終わる!!この戦いに終止符を打てる!!」

サキ「長自らがのこのこ出てきた事を後悔させてやる!!」

モンスターX「その前に1つ忠告だ。我らにばかり構っていて良いのか?」

マミ「?どういう意味?」

その時、杏子の携帯が鳴った。

杏子「・・・」

モンスターX「出ると良い。その隙に攻撃するような真似はせぬ」

杏子は携帯を取り出す。

杏子「(モモ?)もしもし?」

モモ「お姉ちゃん!シェルターが、此処が怪獣に襲われ・・・」ブツッ

モモから?それに今、怪獣って・・・。

杏子「モモ!?モモ!おい、どうした!?・・・くそっ、切れちまいやがった・・・!!」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 13:39:07.68 ID:rm4Z+4740
さやか「杏子、モモちゃんからだったの?どうかしたの?何があったの?」

杏子「シェルターが怪獣どもに襲われているらしいんだ!!」

まどか「そんな・・・!!」

まどか顔色が変わる。

あいり「ちっ・・・マミ、どうする?」

マミ「この状況で戦力を割きたくは無いのだけれど・・・美樹さん、佐倉さん、千歳さん、美国さん、呉さん、かずみさん、御崎さん、
牧さん、若葉さん、浅海さん、茜さん、イカ娘ちゃん、あなた達はシェルターに侵入した怪獣達を排除して。そちらの指揮は浅海さんにお願いするわ」

サキ「解った!」

モンスターX「彼らは我ら糧となってもらわねばならぬ。しっかりと守るのだぞ?」

杏子「くそっ!テメェが言うな!!行くぞ、デストロイア!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

さやか「ガイガン!此処はお願い!!」

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアアアーーイィッ!!」

ゆま「ビオランテ、急ごう!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

ビオランテは地面に急速潜行。

織莉子「マミさん、私は・・・!」

マミ「冷静さを欠いた状態で此処で戦うのは危険よ。あなたは今は力の無い人達を守ってね、冷静に」

織莉子「・・・」

マミ「呉さん、三国さんをしっかり守ってね」

キリカ「合点承知の介!!行くよっ、織莉子!!」

織莉子「え、えぇ!スーパーメカゴジラ!マミさん達を守るのよ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

キリカ「デスギドラ!此処は任せた!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアアーーアアアアア!!」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 13:39:52.62 ID:rm4Z+4740
かずみ「バルグザーダンはこっちをお願い!」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!!」

かずみ「海香!カオル!行こう!!」

海香「えぇ。シーガン、あなたは此処で戦って」

シーガン「チチチチチチチ!!」

カオル「オーケー!ラジンは私達とこっちだ!!」

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

カオル「さぁ、すみれ、私達の愛の力で蹴散らしに行こう!!」

すみれ「そうね!ヤマタノオロチは残って戦って!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエエーーッ!!」

すみれ「行くよ、イカちゃん!!」

イカ娘「解ったでゲソ!ゲゾラは此処でこいつらの相手をするでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

イカ娘「さぁ、モモ達を助けにいこうじゃなイカ!!」

サキ「みらい、急ぐぞ!」

みらい「うん!ジャルムはこっちで思う存分暴れててくれ!!」

ジャルム「グァーオオオオオオ!!」

サキ「此処は頼む、ヴァグノザウルス!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、みらい、サキ、すみれ、イカ娘が飛ぶデストロイアとラジン、先に潜ったビオランテと共にシェルターへ向う。そっちは頼んだわよ!!
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 14:46:44.55 ID:rm4Z+4740
由里「魔法少女の攻撃と思われる、凄まじい大爆発で敵の怪獣が見滝原の中心街ごと消滅しました・・・そ、そして、不気味な髑髏を纏ったような姿の怪獣が降りて来て、ギドラ族の王だと言って、私達をエネルギー源にすると機器から話が聞こえて来ましたが・・・それはあの怪獣が話したようです。
その代わりに、幸福と快楽だけの中で天寿を全うする一生、それに等しいものを贈ると聞こえて来ましたが・・・それはどういう事なのでしょう?
その後、あの怪獣と魔法少女達が会話していた模様です。そして、再び戦闘が開始されようとしているようです。
この場所だと巻き込まれそうなので、一旦切って少し離れてから放送を再開します」

モンスターXや魔法少女から程近い場所でリポートする由里と映像を撮る武田。

武田「オッケー・・・なのかな。離れるのなら急ごう」

由里「そうね」

移動を始める2人。

由里「一度、スタジオに連絡しておこうかな」

由里は携帯電話を取り出して、スタジオの番号を押す。

由里「あれ?どうしたんだろ、繋がらない」

武田「デジタルQの誰かの携帯にかけてみたら?」

由里「そうね、そうする」

由里は同僚の淳にかけてみる。

淳「も、もしもし、由里ちゃん!?」

由里「丸尾君、どうしたの?スタジオの電話繋がらないし・・・」

淳「シェルターに怪獣が入って来ちゃったんだよ!」

由里「え!?本当!?大丈夫なの!?」

淳「スタジオにジラの子どもとか大ネズミとかが入ろうとしてるから、皆でバリケード作ってドアを押さえて入って来るの防いでるから、今は大丈夫!
放送機器は無事だから、そのままリポートしてくれれば流れるよ!!最もスタジオの外がどうなってるか解らないから、見れる人がいるかは解らないけど・・・」

由里「悔しいけど私が戻ってもどうにも出来そうに無いわね・・・」

淳「戻って来ちゃ駄目だ!どうやらシェルターの上や中には大人のジラとかがいるみたいなんだ!!」

由里「え!?大丈夫なの!?」

淳「今は此処は大丈夫!由里ちゃんは、由里ちゃんの仕事をして!!」

由里「解ったわ。必ず生きて遭おうね!」

淳「勿論!じゃ、ちょっと取り込んでるから切るよ!」

由里「ええ、じゃあ」」

携帯電話を切る由里。
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/04(金) 14:47:16.56 ID:rm4Z+4740
ちょっと飯食って来ます。
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/05/04(金) 15:16:58.65 ID:3t4dm8OAO
防衛軍はどうした!
装甲車両で防げよ!




渡良瀬2佐「狭くて戦車が使えないなら退役前の60式自走無反動砲なら市街地でも使えるだろう装甲車と一緒に出撃させろ!」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/04(金) 15:52:36.63 ID:CJv8mWzZo
シェルター内で戦闘車両の投入はかなり難しいかと・・・・・・・。
シェルターを流れ砲弾で壊しかねないですし。排ガスとかもこもりやすいでしょうし。

車が使える場所なら、ピックアップトラックとかの荷台にM2を載せて戦う手もありますが。


あと、ジラさんたちがハァハァしているルートとかエリアを隔壁で閉鎖して特殊ベークライトを注入して固めてしまうのも、
実行できれば、面白い手でしょうね。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/04(金) 17:06:52.17 ID:LT3OqM3yo
やっと来たか・・・。なにはともあれやばいのは変わらないな。
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/04(金) 17:14:05.35 ID:LT3OqM3yo
でもまあ・・・少しは一般民間人に死者が出てもいい気がする。
そうしないと話の進行が詰まってしまいかねないかも。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/05(土) 03:20:44.62 ID:bEQDVoN+0
ロリこんばんは。遅くなりました・・・。

>>318

いや少しは、車両もシェルター近くには待機してて今、シェルターの外で必死に応戦中。
無反動砲か・・・確か列島震撼で自走砲とかあったけど、あれも無反動砲かな?他の戦車よりも攻撃力と射程があるけど、装甲が無いから耐久力が低かったのよね。

>>319

そういやメーサー戦車とかのオーバーテクノロジー兵器の動力源って何だろう?高性能なバッテリーとかなら屋内でもッ戦えそうだけど。
特殊ベークライトって何ぞ?と思ったらエヴァなんですね。まぁ、効果は大体解るけど。

>>320

遅くてごめんね・・・。

>>321

民間人に犠牲か・・・うーん、モブに食い殺されてもらおうかな・・・。

再開します。
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/05(土) 03:22:07.45 ID:bEQDVoN+0
フィリピン海沖、バース島、マギカ極秘基地“Gベッド”。

フィリピン沖にある島、バース島にあるマギカの極秘の基地、此処では冷凍睡眠状態のゴジラが厳重に保管されていた。

芹沢博士「・・・」

此処のゴジラ冷凍睡眠計画の責任者は芹沢博士。1954年に最初の水爆大怪獣ゴジラ東京湾にを葬った酸素破壊剤オキシジェン・デストロイヤーを開発した天才科学者。
その後、自分のその発明が兵器に転用されるのを恐れ、開発に関するもの全てを破棄して、自らは死亡したように見せかけて行方をくらましていたが、
1961年には既に発足していた対怪獣国際組織、後に“量子変換技術”を始めとする科学の魔力を与え、怪獣を宿す少女を対怪獣の戦力、切り札として投入する、ラテン語で魔法の、を意味する形容詞“マギウス”の女性形“マギカ”と名が付く組織の捜索により見付かり、
「世界を怪獣の脅威から守る為に協力して欲しい」と言われ、疑問を抱かない訳では無かったが、現在まで協力して来た。
芹沢博士の協力によりマギカの研究は飛躍的に進み、また、オリジナルほどの破壊力は無いとは言え、オキシジェン・デストロイアーを武器とする対怪獣用の怪獣、デストロイアも彼無しでは完成しなかった。
そして今は、モニターで冷凍睡眠状態のゴジラを見詰めている。

“強大なる怪獣王 ゴジラ(VSデストロイア)”

ゴジラ(VSデストロイア)「・・・」

放射能を浴びてゴジラに進化したジュラ紀の肉食恐竜の生き残りの中で、休眠状態で発見され、マギカで回収し、ゴジラ族に適合性のある少女が現われるまで冷凍睡眠状態で保管される事になっていた。
しかし、史上初めてゴジラ族に適合性のある少女、日本の見滝原の“鹿目まどか”は別のゴジラ、ゴジラ族最強の個体であり、
王である最強の怪獣王ゴジラと解り合い、相棒とした事で、此処のゴジラはこのまま眠らせ続ける事になった。

芹沢博士「・・・」

芹沢博士は心中何を思っているのか、複雑な表情で巨大な冷凍槽の中で眠り続けるゴジラを見詰める。

芹沢博士「このゴジラは・・・今こそ起こすべきなのかも知れないな・・・」

科学者A「芹沢博士・・・?」

科学者の1人が、芹沢博士の方を向く。

芹沢博士「今、世界中はギドラ族を始めとする怪獣に攻撃されている。そしてゴジラ族はその怪獣達と戦っている。
このゴジラも仲間と共に戦いたいのではと思ってね」

科学者A「しかし、このゴジラが我々の味方になってくれる補償はありませんよ。それに、戦っているゴジラ達も、我々よりキングギドラ達が優先するべき敵だとしているに過ぎないのでは?」

芹沢博士「解っている。しかし、ゴジラは我々が制御できるような存在では無い。このゴジラが本当に戦おうとすれば、目を覚まして戦いに赴くだろうな」

科学者A「まさか、幾ら常識を超えた存在とはいえ、この冷凍睡眠状態では意識も無いんですよ?
自分の意思で目を覚ませる訳が無いじゃないですか。それは博士が一番ご存知では?」

芹沢博士「そうだ。だが、それでも何をするか予測できないのが怪獣だ」

科学者B「!?博士!ゴジラの体内の原子炉の温度が急激に上昇しています!!」

別のゴジラの状態をモニタリングしていた科学者が芹沢博士に報告。

芹沢博士「何?」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/05(土) 03:23:18.21 ID:bEQDVoN+0
芹沢博士登場。生きてました。バース島の位置が原作ままだと、日本まで遠過ぎるので、フィリピン海に変更。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/05(土) 04:54:54.51 ID:bEQDVoN+0
芹沢博士「ゴジラの炉心の温度はどれくらいだ?」

科学者B「900度を越えています。現在もどんどん温度が上がっています」

科学者A「900度!?炉心がそんな高温に!?」

芹沢博士「ゴジラの動力源、つまり心臓は原子炉だ・・・その心臓部で、今何かが起こっている・・・!」

科学者A「何か、とは?」

芹沢博士「体内の核分裂が飛躍的に活性化しているのだろう。いや、暴走と言うべきか」

科学者A「このまま体内の核分裂が暴走したら、核爆発するのでは!?このゴジラが核爆発を起こしたら、どれくらいの被害になるのでしょうか?」

芹沢博士「想像も出来ないが・・・どんな核兵器よりも、巨大な爆発エネルギーを考えるべきだろう。
それ程の核エネルギーが一度に解放されれば、最悪の場合、大気圏に火が付き・・・地球が炎に包まれる事になる・・・!」

科学者B「いえ、それが・・・ゴジラの核分裂は暴走していません」

芹沢博士「何だって?」

科学者B「見てください・・・青いラインが正常、赤いラインが現在の状態。制御剤としてカドミウムを投与していますので、核爆発は無いでしょう・・・」

モニターを指すその科学者の表情は、核爆発は無いと言いながらも暗い。

芹沢博士「何という事だ・・・!」

科学者A「だとすると・・・!」

芹沢博士「あぁ、核分裂が制御されているのに、炉心がそれだけの高温という事は、内部から溶け出している・・・そして」

科学者A「メルトダウン、ですね・・・」

芹沢博士「うむ・・・ゴジラの心臓部である原子炉が溶け出し、放射能を撒き散らしながら、周りの物を融解させ、
水素爆発を起こして、地球に穴を開け、星の核を破壊してしまう・・・そうなったらギドラ族に滅ぼされるまでも無く、この星の終わりだ」

科学者A「1200度を越えると、確実にメルトダウンを起こしますね・・・」

科学者B「・・・!!ゴジラを覆っている氷が溶け出しました!!」

強大なる怪獣王ゴジラを封印してた分厚い巨大な氷が急速に融解していく。そして身体蛾まだ多少凍り付いた状態にも関わらず、強大なる怪獣王ゴジラが冷凍槽を破り、外へ出て来た。

科学者A「な・・・何だ、あのゴジラの姿は!?」

科学者B「ゴジラが・・・!!」

芹沢博士「燃えているように赤く光っている・・・」

“灼熱の怪獣王 バーニングゴジラ”

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウッ!!」

その強大なる怪獣王ゴジラの今の姿は、胸部や腹部、大腿部が燃える内部が見えるかのように赤く光り、その両眼と背びれの普通は白い部分も赤く高温の光を放っていた。
ゴジラに付いていた氷は次々に溶けて蒸発し、身体にその蒸気を纏いながら、島の洞窟内の冷凍睡眠の巨大な装置から出ようとする。

芹沢博士「・・・ゲートを開放するんだ」

科学者B「しかし・・・!」

芹沢博士「この島の警備隊の戦力程度では、あのゴジラの足止めも不可能だ。こうなってしまったら、我々にはどうにも出来ない、
早くゲートを空けないと壊されてしまうぞ」

科学者B「は、はい!ゲートを開放せよ!!」

彼の指示で島の洞窟を塞いでいた、巨大なゲートが開かれる。その空いたゲートから外に出るバーニングゴジラ。

バーニングゴジラ「ゴォワツッ!ゴォワァアアアアアアーーーウウウ・・・!!」

咆哮を上げて海に入るバーニングゴジラ。

科学者A「あのゴジラは何処へ行こうとしてるのでしょうか?」

芹沢博士「ファイナルウォーズの決戦場、日本の見滝原だろう。
このゴジラは最後の力でそこにいる地球の敵を倒す為に行くつもりだろう。大至急、向こうの防衛軍に連絡だ」

科学者A「はい!」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/05(土) 04:56:27.56 ID:bEQDVoN+0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日も、昼ごろにも上げたいです、出来れば。
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/05(土) 05:35:32.00 ID:W4iqN3Y/o
おつかれさまでした。

ついにデスゴジが動き始めたか・・・。
このSSのデスゴジはどんな最期を迎えるのか。
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/05/05(土) 10:57:12.54 ID:aTrG5xxTo


なんてこった、ここでバーニングゴジラ・・・。
通常時ですでに赤い熱線だったのに、終盤では熱線がさらに強力になってたなあ。
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/06(日) 00:47:19.12 ID:edy2gWwko
今日も来て待っていたらもうこんな時間だ。こりゃあ寝てるかもしれないなぁ・・・。
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/06(日) 14:20:34.35 ID:ny5gcbBR0
ロリこんにちは。昨日はブログ更新で力尽きました。

>>327

デスゴジの登場は此処でと決めていたので。まぁ、すぐバーニングゴジラになっちゃったけど。

>>328

更にその後では口から暴発してたっけ。ゴジラが融解する描写は衝撃的だった。

>>329

ブログ更新の後書いてたんだけど、投下できるほど書けなかったよ・・・。
その時間だと、ブログの記事書いてたくらいかな。

再開します。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/06(日) 14:20:54.47 ID:ny5gcbBR0
見滝原、市街地の廃墟、シェルター上。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーーースッ!!」

地下を通って防衛線を抜けて来た暴龍アンギラスが、シェルターの真上の周囲で咆哮を上げる。

兵士A「ええい!これ以上近付くな!!」

兵士B「何とか此処で食い止めろ!!」

兵士達は予備戦力として残してあった94式メーサータンクに搭乗して迎撃するが、少数の単一の兵器による攻撃では怪獣に有効打は与えられない。

バラゴン(初代)「ギィャエエエーーウゥ!!」

その近くの建物を残骸を押し潰して乗っている溶岩怪獣バラゴンが口から熱線をメーサー戦車部隊に向けて掃射する。

兵士A「おわぁあああああああ!!」

熱線を浴びたメーサー戦車は融解し、爆発する。

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

しかし、その溶岩怪獣バラゴンの真上から飛行するデストロイアが、角をミクロオキシゲンで伸ばしたヴァリアブル・スライサーで斬り付ける。

バラゴン(初代)「ギィャエエエーーウウウ!?」

溶岩怪獣バラゴンは右肩を深く切り裂かれ、頓挫する。

デストロイア「グゥオオオオオオオウゥ!!」

地響きを上げて防衛軍を守るように地面に降り立つデストロイア。

杏子「デストロイア、此処は任せるぞ!こいつらを片付けたら、分離して中に入って来い!!」

杏子は急いで、歪んで空いた入り口の隙間からシェルターの中へ駆け込む。

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

ガバラ「グーワワワワワワオオオウ!!」

シェルターの真上辺りにいるのは、暴龍アンギラスに、重傷を負って戦闘不能に近い溶岩怪獣バラゴン、そしてガバラの3体。
完全体デストロイアなら1体で十分素早く倒せる。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/06(日) 14:21:24.96 ID:ny5gcbBR0
シェルター内部、司令部室

司令部ではシェルターの外部に敵が接近し、内部に侵入された事でにわかに慌しくなっていた。

仁美「こ、これは一体・・・?」

恭介「な、何事だろう?」

その中、仁美とバイオリンを持ち、さっきまで司令部のマイクに演奏していた恭介がいた。

仁美「あ、あの、何が起こっていますの?」

観測員A「このシェルターが怪獣達に襲われてるの」

恭介「そんな・・・!」

観測員A「司令部は安全だから、あなた達は此処にいて」

仁美「・・・」

仁美は少し黙考し、決意したように口を開く。

仁美「あ、あの!わたくし達にも何か出来る事は無いでしょうか!?避難の誘導とかなら出来ると思います!」

観測員A「え?だ、駄目よ!危ないわ!あなた達はバイオリンで魔法少女達を応援してくれたじゃない。それで十分よ」

恭介「バイオリン・・・そうだ!あの、通路で演奏してて良いですか?僕のバイオリンで、逃げる人達をこっちに誘導したいんです」

既にシェルター内部の外側付近では小型怪獣が跋扈し、地下の広い場所では巨大怪獣が侵入して蹂躙しつつある。
そこやそこに近い場所にいる人達はもっと深部の司令部のある方へ逃がさないといけない。
通路も幾つかは崩れて塞がれ、逃げる人達が迷う可能性もある。そこで恭介はバイオリンの音でこちらだと知らせたいと考えた。

観測員A「それだって危険が無い訳じゃ・・・」

仁美「わたくし達だって何かしたいんです!さやかさんやまどかさん、ほむらさん達が命懸けでわたくし達を守る為に戦ってくれているのに、何もしないのは耐えられません!!」

観測員A「でも・・・」

未希「良いんじゃ無いですか?」

3人に、三枝未希が話しかける。

観測員A「三枝さん?」

未希「あの戦ってる魔法少女達はお友達?」

仁美「はい!」

未希「じゃあ、あなたも何かしたいわよね。あなたに聞くわ。命を危険に晒す覚悟はある?」

仁美「はい!私だけ何もしないなんて、それではさやかさん達の友人だと胸を張って言えなくなります!!」

未希「解ったわ。では手分けして行きましょう」

観測員A「え!?三枝さんも行くんですか!?」

未希「私は生き物の意志を感じ取る事が出来ますから、避難する人達を怪獣を避けて此処へ連れて来れますから」

観測員A「・・・私は軍人としてあなた達を止める義務があります。しかし、今は忙しいので、あなた方を止める時間もありませんし、人員もいません。そういう事です」

仁美「ありがとうございます!」

観測員A「あなた達は学生だけど、考えが学生離れしし過ぎているから言うわ。それぞれが自分の責任で行くというのなら、行きなさい。止めないわ」

恭介「はい!」

未希「あなた達、志筑仁美さんと上条恭介君だったわね?」

仁美「ええ」

恭介「そうです」

未希「じゃあ、志筑さん、上条君、行きましょう」

仁美・恭介「はい!」

3人は司令部の通路から外へ駆け出していく。
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/06(日) 15:27:20.37 ID:ny5gcbBR0
シェルター内部、車両用通路。

ドゴォン!ドゴォン!

シェルターの内側の車両が通る為の大きな通路で、外壁に何か超重量の物体がぶつかっている音が響く。やがて外壁が突き破り、土を掘り進み、壁を砕いて巨大な怪獣が姿を現す。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアーース!!」

地下を掘り進んで来た狂龍アンギラスが姿を現して咆哮する。

自走砲部隊隊長「現われたぞ!撃て!!」

それを待ち構えていた自走砲部隊が次々に無反動砲を狂龍アンギラスに撃ち込む。周囲のランチャーを持った歩兵部隊も共に攻撃する。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアースッ!!」

しかし、怪獣の頑強な外皮に多少傷を付ける程度で、怪我にも至らない。狂龍アンギラスは口を開いて熱線を自走砲や歩兵部隊に吐き出した。

自走砲部隊員「うわぁああああああーー!!」

歩兵部隊A「ぐわぁああああああーー!!」

次々に消し炭になる兵士達。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアン!!」

熱線を連射しながら通路を踏み砕き、停まっていた車を蹴り潰して狂龍アンギラスが通路に侵入して来る。

ジラ「ゴァアアアアアーー!!」

更に狂龍アンギラスの開けた穴から、そいつに続いて4つん這いでジラが入って来た。

ベビージラA「ガァアアアアアアー!!」

その足元にはベビージラ。多数が次々に内部に走って侵入する。歩兵部隊はアサルトライフルやマシンガンでベビージラに応戦。

住民A「うあああああああ!!」

住民B「きゃああああああ!!」

兵士「こっちです!急いで!!」

車に乗っていたり、荷物を積んだり降ろしたりしに来ていた住民達の避難はまだ完了しておらず、兵士がしている。

ジラ「グゥルルルルル・・・!」

ジラが動きを止めると、ボトボトと何十個も卵を産み落とす。

ベビージラB「ギャアアアアアア!!」

ベビージラC「ガァアアアアアア!!」

その産み落とされた卵が次々に殻を破って孵り、獰猛なジラの子どもが産まれて来る。

歩兵部隊B「なっ・・・!?」

歩兵部隊隊長「怯むな、撃ち続けろ!!」

ジラはベビーの時点で身長1、8メートル、全長3メートルで人間の大人の数倍の力を持ち、貪欲に食料を喰らい、人々を食い殺そうと襲い掛かり始める。
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/06(日) 15:34:40.07 ID:gxwWZA81o
こういう場所ですと、SAAとか、ウォードレスとかのパワードスーツが役に立つのでしょうが・・・・・・・・。
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:13:23.02 ID:ny5gcbBR0
333修正

×車に乗っていたり、荷物を積んだり降ろしたりしに来ていた住民達の避難はまだ完了しておらず、兵士がしている。

○車に乗っていたり、荷物を積んだり降ろしたりしに来ていた住民達の避難はまだ完了しておらず、兵士が誘導している。
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:14:04.85 ID:ny5gcbBR0
>>334

ゴジラの世界にはパワードスーツとかは無いですね・・・。
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:14:46.06 ID:ny5gcbBR0
仁美「落ち着いて!シェルターの奥へ避難してください!!」

恭介、美樹と別れて、見滝原中学の同級生達の避難を誘導する仁美。生徒達には武装した兵士が数人護衛に付いて一緒に移動していく。

仁美「慌てず落ち着いてください」

女生徒A「志筑さん」

女生徒B「仁美」

仁美「皆さん」

仁美に同じクラスの生徒数人がやって来て話しかける。

女生徒C「一体、どうなってる訳?美樹さんや鹿目さん達は大丈夫かな・・・?」

仁美「あなた達も早く中へ避難してください」

女生徒A「志筑さんも一緒に・・・」

仁美「先に言っててください。私は向こうに人がいないか見て来ます!」

そう言って仁美は避難して行った生徒達とは逆方向に駆け出して行く。

女生徒B「仁美!?」

兵士「君達!」

3人を見付けた兵士が通路から駆け寄って来た。

女生徒A・B・C「?」

兵士「急いでシェルターの中央に向ってください!シェルター内の外部には、怪獣が来て・・・」

ベビージラA「ガァアアアアアアア!!」

兵士「ぐおっ!?」

その兵士の横から、通路を駆けて来たベビージラが跳び掛かって兵士を押し倒し、肩に食らい付いた。

ベビージラB「グルルルルルルル!!」

ベビージラC「ゴァアアアアアアア!!」

兵士「ぐぁああああああああ!!」

後から更に2体のベビージラが倒れた兵士に集り、腕を食い千切り、腹を噛み裂き、兵士は止めを刺されないまま肉を食われ、やがて首を牙で爪で切り裂かれ、頭をバキバキと噛み割られて絶命した。

女生徒C「い・・・いやぁあああああああああ!!」

通路に女生徒の悲鳴が木霊する。

ベビージラA「・・・」ギロォ

兵士の肉をあらかた食い尽くし、その悲鳴を聞いたベビージラの1体が女生徒達の方を向いて睨み付ける。

ベビージラA「ガァアアアアアア!!」

女生徒A「ひっ・・・!!」

女生徒C「いや、来ないで・・・!」

女生徒B「に、逃げよう!!」

3人は後ろを向いて走り出し、ベビージラの1体はまだ死んだ兵士の残った肉を貪る2体を置いて追って駆け出す。

女生徒B「駄目!追い付かれちゃう!!」

女生徒A「ま、前からも・・・!!」

大ネズミA「ギィイイイイイ!!」

大ネズミB「ギィー!ギィイ!!」

ヒグマほどもあるネズミの怪獣、大ネズミが2体、通路を走って来た。

女子生徒B「ど、どうしよう!?」

女生徒C「誰か・・・誰か助けて!!」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:15:40.95 ID:ny5gcbBR0
修正

×恭介、美樹と別れて、見滝原中学の同級生達の避難を誘導する仁美。生徒達には武装した兵士が数人護衛に付いて一緒に移動していく。

○恭介、未希と別れて、見滝原中学の同級生達の避難を誘導する仁美。生徒達には武装した兵士が数人護衛に付いて一緒に移動していく。
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:16:54.34 ID:ny5gcbBR0
仁美「どなたか、残っておられませんかー!?」

仁美はシェルターの大きなホールの上の通路を走って、声をかけて回る。

ドオォン!!

仁美「きゃっ!?」

突如、大きな衝撃。見ればホールに溶岩怪獣バラゴンが穴を開けて侵入し、その後ろから大蜘蛛怪獣クモンガが子グモを引き連れて入って来ていた。

仁美「見滝原のシェルターが・・・さやかさん達が帰って来る所が・・・」

怪獣に跋扈され、蹂躙されている。

ブォオオオオオオオン!!

突如大きな羽音。

仁美「はっ!?」

見ると閉じられていた出入り口が外の怪獣が暴れた事によって出来た隙間から侵入し、飛び回っていたメガニューラが3体、近くに滞空している。

メガニューラA「キチチチチチチチ・・・!」

3体は仁美を見付け、頭部を彼女へ向ける。

仁美「あぁ・・・!!」

逃げられないと確信し、呆然とする仁美。

メガニューラB「キチチチチチチチ!!」

顎を開いて仁美へ飛び付く3体のメガニューラ。

???「危ない!!」

立ち尽くす仁美に見滝原中学の男子生徒が跳んで抱き付いて転び、メガニューラの攻撃を避ける。

仁美「はっ・・・!?中沢君!?」

中沢「ギリギリだったね・・・次も上手く出来る自信は無いかな」

その助けた男子生徒は中沢。

メガニューラC「キチチチチチチィ・・・!」

3体のメガニューラは旋回し、再び仁美たちを狙う。

中沢「立って!逃げよう!!」

中沢は立ち上がりながら、仁美の手を掴んで引き起こす。

仁美「でも、走ったって、メガニューラに追い付かれますよ!?」

中沢「こっち!」

中沢は近くの部屋に仁美の手を引いて走り込んでドアを閉める。メガニューラ達は入り口辺りに降りて立ち往生しているようだった。

中沢「あいつらは羽が邪魔で部屋や狭い通路には入って来れない。そう行った所を通って、中へ進もう。ベビージラとかには気を付けないといけないけどね」

仁美「え、えぇ・・・」ドキドキ

中沢に手を握られたまま、心臓が高鳴って、顔が赤くなっている仁美。
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/06(日) 17:19:14.66 ID:ny5gcbBR0
実は中沢は此処で初登場だったりする。忘れたたんだけどね!仁美ちゃんとのフラグでも立ててみる。
今は此処までで。夜か深夜に再開します。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/06(日) 18:18:15.49 ID:edy2gWwko
うーん。軍人じゃなくて一般人か犠牲にならない?魔法少女達の親や友人達を除いて。

まあこの次も楽しみにしています。
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/06(日) 20:07:00.60 ID:xRJPm0o10
ジラの戦い方がモンハンのギギネブラみたいですな。いやらしすぎる。そして、最悪すぎる。

デスゴジの最後は衝撃的だったな。ニコニコ動画で ゴジラ レクイエム と検索すると反則すぎる音楽が
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/07(月) 02:36:26.02 ID:n9g3i7hG0
ロリこんばんは。パソコンでトラブルが色々起きてめっちゃ焦りましたが、ちゃんと動くようにまりました、多分。

>>341

要望に応えて、犠牲になってもらうことにしたよ!期待に答えられるような描写が出来てるかは解らないけどね。

>>342

ギギネブラって戦闘中に子どもを産むんですか?嫌過ぎる・・・。
このレクイエム、劇中でも流れてましたね。

再開します。
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/07(月) 02:37:56.91 ID:n9g3i7hG0
シェルター内、通路

詢子「全く・・・奴らこんな所まで入って来るなんて・・・まどか達はやられちまってねぇよなぁ?」

知久「大丈夫さ。さっき見てたテレビじゃやられそうな様子も無かったし」

タツヤ「なーにー?こんろは皆でお出かけなの?」

知久「そうだよー。次は皆でシェルターの中を冒険だー」

詢子がタツヤを抱き抱えて知久と一緒に、多くの人達と共に、彼らに兵士数人が護衛に付いてシェルターの内部へ避難している。

住民A「・・・?」

1人の男性の住民に、粘々とした糸のようなものが何本も天井から落ちて来て付着した。

住民A「な、何だこりゃ・・・?うわぁっ!?」

言っている間にその住民はその粘つく糸であっと言う間に上へ引っ張り上げられてしまった。
周囲の住民が上を向く。

住民B「あ、あれ!!」

住民C「うわっ!!」

上を見てみると、天井や壁を伝って音も無く忍び寄っていた子クモンガが10体以上も上にいた。その内の数体が男性の住民1人を糸で絡め取って持ち上げている。

子クモンガA「ギチュッ!!」

子クモンガB「ギチュチュッ!!」

そして鋭い顎を開いて、その住民に噛み付いた。

住民A「ぎゃああああああ・・・!い、痛い・・・!!」

血肉を貪り食われ、骨が噛み砕かれる音が響き、血が下へ流れ落ちる。

住民B「きゃあああああ!!」

住民C「うわぁああああああ!!」

住民達はパニックになった。

兵士A「う、撃て!!」

兵士達は、子クモンガに向けてマシンガンを撃ち、初撃で数体を仕留めるも、子クモンガ達は次々に糸を伸ばし、跳び下り、駆け寄り兵士と住民達に襲い掛かる。

兵士B「く、来るな!来るな・・・しまった!糸が・・・!!」

兵士が糸で拘束され、引き倒される。

兵士B「うわぁああああああ!!」

そして食い殺される。
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/07(月) 02:38:24.31 ID:n9g3i7hG0
住民B「死にたくない!死にたくない!いやぁあああああああ・・・!!」

住民C「助けてくれぇ!うぁあああああああ・・・!!」

住民達も次々に糸で動きを止めれて全身のあちこちから貪り食われるか、跳び掛かられて喉や腹部を噛み裂かれてそこから食われていく。

詢子「ちくしょう・・・!このままじゃ・・・!!」

タツヤ「うわぁあああああああん!!」

タツヤは泣き出した。

詢子「折角まどかがあたし達を守る為に必死に戦っているんだ・・・!こんな所で死んで堪るか!!」

知久「詢子さん!一匹が僕達を狙っている!!」

詢子「!?」

見ると詢子や知久を獲物と見定めた子クモンガが一匹近付いて来ている。どうせ逃げられないと侮っているのか、その動作は舐め切ったようにゆっくりとしている。

知久「詢子さん、此処は僕が引き付けるから、その間に逃げるんだ!!」

詢子「出来る訳無いだろ!知久さんを置いていくなんて・・・!!」

知久「タツヤを生き延びさせないといけないだろう!?」

詢子「だったら一緒に・・・!!」

知久「無理だ、こいつらの動きは人間よりもずっと速い!早く!!」

子クモンガC「ギチュッ!!」

言っている間に、その子クモンガが跳び掛かる構えを見せる。

知久「!!」

知久は詢子を庇おうと前に出る。

和子「させないわよー!!」

ズガガガガガガガガガガガ!!

マシンガンの銃声が轟いた。

子クモンガC「ギチュチュ・・・ッ!!」

横から弾丸を浴びせられて、襲い掛かろうとしていた子クモンガは、緑色の体液を噴出させて床に倒れる。

詢子・知久「!?」

知久と詢子は銃撃した人物を見る。兵士が落としたマシンガンを持った和子がそこに立っていた。

和子「詢子!無事!?」

詢子「和子!?あんた銃なんて使えたのかい!?」

和子「昔付き合った、出征経験のある元兵士が、覚えてて損は無いって教えてくれたのよ!」

詢子「あんたの男性遍歴面白過ぎるわ・・・」

知久「ありがとう、和子さん」

詢子「ありがとう、助かったよ」

和子「いえ、それよりも急ぎましょう!」

近寄ろうとする子クモンガに銃撃を加える和子。

タツヤ「うぅ・・・」

タツヤはすっかり怯えている。

詢子「そうだね、行こう!知久さん」

知久「うん、そうしよう!」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/07(月) 02:39:32.62 ID:n9g3i7hG0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さったに感謝です!
それでは明日!
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/07(月) 03:50:29.46 ID:nOVfdG1Qo
お疲れ様でした。

なんとまあ・・・。パソコンが一時トラブったのか。何よりパソコンが無事でよかったじゃないですか。
期待通り一般市民が犠牲になったな。
此処から詢子達は劣勢をどう切り抜けていくか・・・。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/07(月) 20:32:23.66 ID:I+V+zmEk0
そういや、敵は宇宙怪獣たちですが、映画に出た宇宙人たちはどうなったんだろうな。

金星人の生き残りも出たし、敵のX星人やキアラク星人なんかも出ましたし。東宝映画の宇宙人を網羅しようとしたら
数え切れないほどの宇宙人出るしな。

後、海底人もあるけど、イカちゃんが代表で出ていますからいいか。
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/08(火) 02:57:53.37 ID:JDVEHZwY0
ロリこんばんは。こんな時間だよ・・・。

>>347

PIXIVを一月ほど見れなくいから色々やってたら、パソコンがネットに繋がらないわ、異様に重くなるわでおかしくなって、弄る前に作った修復ポイントが消えたりでえらいこっちゃでした。
何とか戻りましたが・・・。
犠牲はあんな感じで良かったのかな?しかし、クモに襲われるのって典型的でよくあるね。

>>348

うーん、特に宇宙人は出て来ないね。X星人とキラアク星人ってやろうとした事は目的だけじゃ無く、手段まで一緒だったね。
海底人分はイカちゃんで。

再開します。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/08(火) 02:58:40.45 ID:JDVEHZwY0
シェルター内、地下街

シェルター内の店舗が並ぶ地下街の通路は既に敵の怪獣達に征圧され、床に転がったり、壁にもたれている兵士や住民の死体にはショッキラスや大ネズミ、子クモンガが群がり、
ベビージラはそれよりも食品店や飲食店、薬局から食べ物を漁り、パッケージを食い破ったり噛み割ったりして食べている。食品を置いている店や、保管している倉庫は片っ端から襲われ、荒らされている。

シェルター内、地下街、レパ・マチュカ

ショッキラス「ギィィーーーアアアア!」

ベビージラ「ゴルルルルル!」

大ネズミ「ギィー!」

レパ・マチュカの店内では人間では無い異形の客達がタダで食べ物や飲み物、店内に逃げ込んだが、此処で襲われた人間達の肉や血を飲み食いしている。

宗一郎「・・・」

見せのバックヤードでは、店長の立花宗一郎が息を潜めて店内の様子を見ている。

店員「ど、どうですか、店長・・・?」ヒソヒソ

一緒にいる女子高生のアルバイトの店員が宗一郎に声をかける。

宗一郎「駄目だ・・・店の中にも外にも奴らがうろついている・・・」ヒソヒソ

店員「あーもう・・・モンスターに襲われて隠れるなんてこんなのまるでアニメかゲームじゃないですか・・・」

宗一郎「静かにしろ、声を聞かれてこっちに来られたら・・・」

店員「解ってますよ・・・」

店員は飲み物を飲もうと、近くのカップを掴む。だが、手を滑らせて、カップを床に落としてしまった。

ガラーン!

カップは丈夫で割れる事は無かったが、大きな音が響いた。

ショッキラス・ベビージラ・大ネズミ「!?」

店内の小型怪獣達が、一斉に音がしたバックヤードの方を見る。

店員「あ!」

宗一郎「!?お、おい、何やって・・・」

ベビージラ「グゥルルルルルル・・・」

大ネズミ「ギィー!ギィー!」

ベビージラと大ネズミが一体ずつ、バックヤードの両開きの扉に近付いて来る。そして窓から中を覗いて、宗一郎と店員を認める。

宗一郎「見付かった!?」

店員「ひぇええええええ!」

ドガァン!ドガァン!

そしてベビージラと大ネズミは鍵のかかったバックヤードの扉を開けようと何度も体当たりする。

宗一郎「くっ・・・!」

店員「ぎゃー!入って来ちゃ駄目ぇえええええ!!」

2人は急いで押さえるが、相手は人間の数倍の力を持つ。2人の押さえる扉は徐々に歪み、隙間が出来てくる。
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/08(火) 02:59:31.49 ID:JDVEHZwY0
ちょっとだけですが今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/08(火) 03:04:34.35 ID:96QBe4m4o
お疲れ様でした。

店長とアルバイト店員がやばい!!
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/08(火) 23:10:05.62 ID:aMuAyVKA0
ニックを呼んで来い!

もしくはフランス傭兵も呼んで来い
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/09(水) 02:24:44.45 ID:rjix6UFjo
もう深夜2時過ぎ、また寝ちゃってんのかなぁ・・・。
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/09(水) 02:29:09.54 ID:vubg8AS+0
ロリこんばんは。遅すぎますね・・・。

>>352

危ないけど、助かるよ!此処から救出のターン!

>>353

ニックとフランス傭兵って誰か解んないです!

>>354

一応起きてるよ。

再開します。
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/09(水) 02:30:01.79 ID:vubg8AS+0
ベビージラ「グゥルルルルルルル・・・!!」

唸り声を上げながら、扉の出来た隙間にカギ爪を突っ込んで扉を引っ掻くベビージラ。そしていよいよ、鍵のかかった扉がもたずに開かれかける。

店員「いやぁああああああ!私美味しくないのにー!!」

宗一郎「此処までか・・・!?」

かずみ「リーミティ・エステールニ!!」

ドゴォオオオオオオオオオン!!

ベビージラ「ギャアアアアアアア!?」

大ネズミ「ギィー!?」

ショッキラス「ギィィーーーアアアアッ!!」

かずみの声が上の階から聞こえて来たと思ったら、強力な破壊力を持った魔力の太い光線が天井を破壊して、扉を潰して開けようとしていた、ベビージラと大ネズミを飲み込んで爆破し、爆風で店内の数体のショッキラスを吹き飛ばして潰した。グリーフシードに変る2体。

宗一郎「うわっ!?」

店員「きゃあっ!?」

2人は倒れそうになるが、威力を調整されたそれは、扉によって爆風を塞がれて無事だった。

かずみ「立花さん!店員さん!大丈夫!?」

魔法少女姿のかずみが天井の開けた穴から跳び下りて来た。

宗一郎「かずみか?」

かずみ「うん!助けに来たんだよ!」

店員「かずみちゃぁああああああん!!」ギュゥッ!

店員はかずみに跳び付いて抱き付いた。

店員「あなたは私のヒーローよ!ありがとう、助けてくれて!!」

かずみ「わわ、ちょ、ちょっと・・・」

宗一郎「その格好・・・外で戦っていた魔法少女の1人はやっぱりかずみだったのか?」

かずみ「うん、ごめんなさい、隠してて」

宗一郎「いや・・・何か重大な秘密である事ぐらい俺にも解る。それより早く此処から逃げようと思う。助けてくれるか?」

かずみ「勿論!その為に来たんだ!遅くなっちゃったけど・・・」

かずみが振り返って店内を見る。店内には此処に逃げ込むも、ショッキラス、ベビージラ、大ネズミに食い殺された人達の食い荒らされた死体が転がっていた。

店員「うっ・・・!」

それを見て吐きそうになり、口を押さえる店員。

宗一郎「・・・早く行こう」

かずみ「うん・・・」

宗一郎が店員の肩を抱いてかずみに続いて店の外の通路に出る。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/09(水) 02:30:30.95 ID:vubg8AS+0
宗一郎「これは・・・」

通路のあちこちではショッキラスやベビージラ、大ネズミ、子クモンガが兵士や住民の死体に群がり、食品店や薬局の食べ物をぶちまけて食べている。
通路なので飛びにくい為、メガニューラの姿は無い。

宗一郎「惨いな・・・」

店員「うぅ・・・臭いも酷い・・・」

かずみ「・・・さない・・・」

宗一郎「?」

かずみ「許さない・・・絶対に・・・!」

店員「か、かずみちゃん?」

かずみ「・・・っ!だ、大丈夫、何でもないよ(いけない・・・今は冷静にならないと・・・)」

大ネズミ「ギィー!ギィイ!」

子クモンガ「ギチュチュッ!!」

大ネズミと子クモンガがかずみ達を見付けて食らおうと襲って来る。

かずみ「!」

大ネズミ「ギィッ!?」

子クモンガ「ギチューッ!?」

かずみは魔法武器十字架を振るって、突っ込んで来た大ネズミの首を横薙ぎに殴り付ける。大ネズミの首が千切れ飛んで胴体と共に吹っ飛んで壁に激突した。
続いて十字架を針状に変化させて、子クモンガの胴体の突き出す。十字架の針は易々と軟らかい子クモンガの胴体を突き破って貫通し、そのまま子クモンガの体内で破壊の魔力が軽く放出され、子クモンガはバラバラに爆発する。2体は小さなグリーフシードに変った。

かずみ「2人は走って!私が近寄って来る奴を片付けるから!!」

宗一郎「よし、頼むぞ!」

店員「お願いね!」

2人が階段のある方へ走り出し、それに近付く小型怪獣を片っ端からかずみが葬り去る。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/09(水) 02:31:18.77 ID:vubg8AS+0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/09(水) 02:36:31.40 ID:rjix6UFjo
>>355
ニックとフランス傭兵はハリウッド版GODZILLAに出てきた人物ですよ。
解らなかったらWikiに乗っているので探せばあります。
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/05/10(木) 01:02:34.76 ID:qEPCeUgV0
久しぶりにパソコンから読めたので乙
ちょくちょくシンフォギアネタが見つかるな
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/10(木) 02:49:27.12 ID:j4V+8pbz0
ロリこんばんは。もっと早い時間に書きたいのに・・・。

>>359

あぁ、そうだった!思い出しました。全然思い出せませんですた。

>>360

シンフォギアは凄く良かったので、ネタはこれからも使うと思うよ。

再開します。
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/10(木) 02:50:17.68 ID:j4V+8pbz0
ベビージラ「ガァアアアアア!」

大ネズミA「ギィー!!」

逃げ遅れた3人のまどかやさやかのクラスメート。1体のベビージラに追われて通路を走る3人の前から2体の大ネズミが迫る。

女生徒A「ど、どうしよう・・・?」

女生徒C「いや!もう嫌ぁ!!私達が何をしたのよ!?何でこんな怪物達に食べられなくちゃならないのよぉおおおおおお!!」

走りながらこの理不尽な暴力に泣き叫ぶ女生徒。

女生徒B「私が大ネズミを押さえるから、その間に2人はそっちに逃げて!!」

女生徒の1人が2人よりも早く大ネズミに向って走る。

女生徒A「え・・・えぇっ!?」

女生徒C「そんな・・・無理だよ!!」

大ネズミB「ギィー!ギィイ!!」

女生徒B「さぁ、食べるなら私から食べなさいよ!!(その間に2人が逃げられるなら・・・!!)

自分から大ネズミに向かう女生徒。

大ネズミA「ギィイー!!」

後ろ足で立ち上がり、口を開く大ネズミ。

女生徒B「2人とも、絶対に生き延びてね!!」

そう言って自分から大ネズミに跳び込む。

女生徒A「や・・・止めて!!」

女生徒C「いやぁあああああああ!!」

大ネズミB「ギィー!」

大ネズミの大きな顎が女生徒を捕らえようかと言う時、一陣の風が吹いた。それは真空刃となり、口を開けた大ネズミの上顎から頭の上半分を切り飛ばした。

大ネズミB「・・・!!」

大ネズミは断末魔も上げる事が出来ずに絶命して倒れた。そして更に真空刃が飛んで、もう1体の大ネズミの身体を袈裟斬りに切断した。

大ネズミA「ギィイイイ!?」

切断面から血を噴き出して倒れるもう1体の大ネズミ。

女生徒B「え・・・?」

さやか「ひとーつ!人の世の生き血を啜り!!」

そして聞こえて来る、聞きなれた元気印のクラスメートの声。

さやか「ふたーつ!不埒な悪行三昧!!」

青髪のショートカットでマントを翻し、騎士礼装のような魔法衣を纏い、魔力の風を周囲に従えながら両手に魔法で精製した剣を持つ魔法少女。

さやか「みーっつ!醜い浮き世の怪物を退治してくれよう、魔法少女さやかちゃん!!」

女生徒B「さやか!!」

女生徒は目に涙を浮かべて彼女の名を呼ぶ。

さやか「あたしが来たからにはもう大丈夫だよ!」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/10(木) 02:50:59.43 ID:j4V+8pbz0
少ないけど今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/10(木) 03:21:45.70 ID:zJQ//wfLo
お疲れ様でした。
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/10(木) 21:01:09.48 ID:zJQ//wfLo
今更だけどゴジラシリーズとウルトラシリーズの怪獣身長比べ。

http://blog-imgs-42-origin.fc2.com/c/h/e/cherio199/vlnews029455.jpg
http://blog-imgs-42-origin.fc2.com/c/h/e/cherio199/vlnews029456.jpg
http://up3.viploader.net/news/src/vlnews029457.jpg
http://up3.viploader.net/omoshiro/src/vlomoshiro026694.jpg
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/10(木) 22:38:28.62 ID:rCEOGbSO0
>>365

全部みれんぞ
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/11(金) 01:55:37.04 ID:EHhlpUx1o
今日も遅いなぁ。
やはり遅くまで何かの仕事してるのだろうか・・・。
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/11(金) 02:40:28.99 ID:hFYcBIX/0
ロリこんばんは。うん、今日も遅いですね・・・。

>>365

全部エラーで見れないね。

>>367

仕事では無いよ。まぁ、色々やってたら遅くなる訳で・・・。なので一日の適当な時間に見て貰うのが良いと思う。前も書いたけど。

再開します。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/11(金) 02:41:37.31 ID:hFYcBIX/0
女生徒A「み、美樹さん!?」

女生徒C「さやか!」

2人の女生徒もさやかを見付けて走って来る。

さやか「・・・」

さやかは走って来る2人に向けて右手に持った剣を向ける。

女生徒A・C「!?」

女生徒「さやか!?何を・・・!?」

3人が疑問を口にしたが、さやかは答える前に右手の剣のグリップの安全装置を外してトリガーを引いた。

バシュッ!

すると、剣の刀身が高速で射出され、走り寄る2人の女生徒の間をすり抜ける。

ベビージラ「ギャアア!?」

刀身は2人のすぐ後ろまで追い付いていたベビージラの胸部に突き刺さり、心臓を貫通する。
ベビージラはもんどり打って倒れる。

さやか「私は格闘と投擲が得意だと思ってたけど、射撃も案外いけるもんだね。まぁ、今の外しても、あたしなら走って斬れば間に合ったけど」


さやかは剣のグリップ内のマガジンを交換し、刀身を再装填する。

女生徒A「あ、危ない所だったんだ・・・ありがとう、美樹さん」

女生徒C「うわぁあああああああん!さやかぁあああああ!怖かったよぉおおおおお!!」

1人の女性がさやかに抱き付いて泣き出した。

さやか「ほらほら、泣かない!泣かない!助かったんだからさ!」ヨシヨシ

剣を消して女生徒の頭を撫でるさやか。

女生徒B「さやか、ありがとう」

さやか「ううん、こっちこそ遅れてごめん」

女生徒A「それにしても、美樹さんその格好・・・その、魔法少女?って言うの?」

女生徒B「ていうか、正体バレちゃって良いの?何かまずそうな気がするけど」

さやか「うん、色々あって隠さなきゃあったんだけど・・・もうこんな状況だし、良いやって事で」

女生徒B「それにしても凄いよね!怪獣をバッサバッサと斬って!活躍さっきまでテレビで見てたよ!!」

1人は興奮気味である。

さやか「でも、皆を危険に晒しちゃったら意味が無いよ!・・・本当にごめん、こっちを襲おうとしてた敵に気付けなくて」

女生徒A「ううん!美樹さん達は命懸けで戦ってくれてるんだもん!私はしてもし切れないくらい感謝してる!本当にありがとう!!」

女生徒B「さやか達のお陰であたし達は希望を捨てずにいられる。さやか達が希望になってくれるから!」

女生徒C「さやか達がいなかったら、私達とっくにギドラ族に餌にされてる・・・」ギュー

1人は抱きついたまま。

さやか「・・・!」

3人の言葉にさやかの目頭が熱くなる。
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/11(金) 02:42:12.52 ID:hFYcBIX/0
さやか「(・・・誰に感謝されなくても、解ってくれる同じ立場の仲間がいればそれで良かった。でも・・・)」

さやかはこうして感謝の言葉を述べられるのがこんなに嬉しいとは思わなかった。

さやか「うん・・・!あんた達はあたしが絶対守ってみせる!それと皆は?」

女生徒A「皆は先にシェルターの奥へ向かったわ。軍の人達が護衛してくれてるから、多分大丈夫」

女生徒B「あ、仁美が他に人がいないか見て来るって、ホールの方へ行ったけど」

さやか「ふーむ・・・解ったよ。じゃあ、あたしはあんた達を皆の所へ連れてってあげる」

女生徒C「仁美は・・・?」ギュー

さやか「そっちは大丈夫。あたしの仲間の魔法少女が行ってるからね。で、ちょっと前から抱きつくの止めて、あたしの背中に抱き付いてくれる?首に掴まって良いから」

女生徒C「うん・・・こう?」ギュッ

さやかに前から抱き付いていた女生徒は、後ろに回ってマントの上からさやかの首に掴まった。

さやか「じゃ、ちょっと失礼」

女生徒A「きゃっ・・・!」

女生徒B「え?」

さやかは他の2人を腕で左右に1人ずつ抱えるとシェルターの内部へ向って走り出す。途中、兵士の死体を漁っていた2体のベビージラを、さやかが真空刃を発して切り刻んで先に進む。
高い素質を持つさやかなら、魔法武器を振るったり、印を結ばなくても、念だけで小型怪獣を殺傷できるくらいの魔法なら放つ事が出来る。
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/11(金) 02:43:36.33 ID:hFYcBIX/0
今日は此処までで。明日はもっと書きたいと思います。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/11(金) 03:20:58.66 ID:EHhlpUx1o
お疲れ様でした。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/12(土) 04:39:33.56 ID:NTzaBxsj0
ロリこんばんは。つか、そろそろ早朝・・・。

再開します。
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/12(土) 04:40:09.06 ID:NTzaBxsj0
杏子「フレイム・ウィップ!」

杏子が槍を多節に分割し、魔力の炎を纏わせて振り回し、通路のメガニューラや子クモンガを一掃する。

杏子「こんな所まで入り込んでやがるとはな・・・」

シェルターのかなりの深部にも関わらず、敵に侵入されている。最も、その数は多くなく、此処まで入り込んでいるのは、杏子が今ので全て掃除し終えた。

杏子「よし、もう良いぞ!今の内に急ぎな!」

杏子は物陰に向って声をかける。

中沢「うん、ありがとう」

そこから仁美の手を引いて中沢が出て来た。ホールを過ぎた辺りで杏子は2人を見付けて此処まで護衛して来た。

杏子「良いか?此処の通路の突き当りで階段を下に降りたら、左にある“関係者以外立ち入り禁止”って書かれた点検用の通路の入るドアがある。入って進むと梯子があるから、それを使って下まで降りるんだ。
其処は狭いから奴らは入って来れねぇ。それを降りきってすぐのドアを開けたら、シェルターの一番奥の、皆が避難している今は安全な部屋に入れる。いや、あたし達がこれからも安全にしてやる」

仁美「解りましたわ」

杏子「じゃあ、あたしは上に戻るよ。避難出来て無い奴を見付けるのと、掃除があるんでね」

中沢「色々本当にありがとう、佐倉さん」

杏子「あぁ、気にすんな。これがあたしらの仕事っつーか使命だからな」

仁美「杏子さん、さやかさんやまどかさん、ほむらさんにもありがとうと伝えておいてくださいませんか?それと、信じていると」

杏子「あぁ、伝えておくよ。じゃあな」

杏子は身体強化で大きく増した脚力で走り、跳んで去って行った。

中沢「行こう、志筑さん」

仁美「ええ、そうですわね」

2人は杏子に言われた通り、通路の突き当りを目指して進む。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/12(土) 04:42:00.49 ID:NTzaBxsj0
ちょっとだけですが、今は此処までで・・・。
呼んでくださった方、、レス下さった方、ありがとうございます。
昼か夕方くらいに再開します。
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/12(土) 05:17:40.74 ID:AWPQIcD6o
お疲れです。
この調子だとまた深夜になりかねないな・・・。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/13(日) 00:07:53.88 ID:+mCmfKvDO
乙です。

とりあえず、中沢くんガンガレ!このタイミングで出るとは思わなかったけど。

さやかはカッコ良く成長したなぁ。名乗り口上もヒーローっぽくていいですね。
それと見つけたこの2曲で支援!

http://m.nicovideo.jp/watch/sm15530529/f?cp_webto=watch_fri&uid=NULLGWDOCOMO&guid=ON

http://m.nicovideo.jp/watch/sm12617155/f?cp_webto=watch_fri&uid=NULLGWDOCOMO&guid=ON
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/13(日) 03:53:37.71 ID:e4aVCPkI0
ロリこんばんは。PSゾイドのゆっくり実況動画見てたらこんな時間に・・・。

>>376

すいません、深夜になってしまったよ・・・。

>>377


中沢君は最初の方に出したと思ってたけど、出してなかった事にかなり最近気付いて此処で登場してもらいました。先生からどうでも良い質問をぶつけられるよりは良い役だと思います。
杏子に師事して経験を積んで成長したカッコいいさやかちゃんです。原作アニメであんな扱いで、PSPのゲームでは更に悲惨な目に遭って可愛そう過ぎる・・・自分はさやかちゃんにはヒーローとして活躍してもらいます!

曲への接続がタイムアウトしちゃって聞けないですよ。

再開します。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/13(日) 03:57:28.09 ID:e4aVCPkI0
シェルター内、居住区、通路

居住区では殆どの住民の退去は完了していたが、逃げ遅れた人や残された食料を目当てに侵入したショッキラスやベビージラ、大ネズミ、子クモンガが溢れていた。

ゆま「ええーい!」

ショッキラス「ギィーアアアアアア!?」

ゆまのハンマーが放った衝撃波によって、ショッキラスが数体まとめてバラバラにされる。

すみれ「はっ!せいっ!」

ベビージラ「ギャアアアアアア!?」

大ネズミ「ギィィ!!」

すみれが薙刀でベビージラの腹部を切り裂き、返す刃で振り上げて大ネズミの首を切り飛ばす。血の海に倒れる2体。

イカ娘「そこでゲソ!!」

子クモンガ「ギチュチュッ!!」

イカ娘の伸ばした触手の鋭利な先端が子クモンガの柔らかい腹部を貫いて絶命させる。

メガニューラ「キチチチチチチチチ!?」

メガニューラの群れが一塊、居住区に伸びているビオランテの触手の口にまとめて飲み込まれる。

すみれ「これでこの辺りのは全部かしら?」

ゆま「おじさん!おばさん!皆!!」

イカ娘「早く安全な所へ急ぐでゲソ!!」

通路の安全を確保して、逃げ遅れた人達が待っている部屋に声をかける。その中には杏子の父と母、引き取っている孤児達もいた。ゆま、すみれ、イカ娘はビオランテの触手と共に逃げ遅れた人達を守りながら、シェルターの安全な深部へ向う。

杏子母「ありがとうゆまちゃん、イカ娘ちゃん、茜さん」

途中、歩きながら杏子の母がゆまに礼を言う。

ゆま「おばさん達は家族なんだから、助けるのは当然だよ!!」

杏子母「ありがとう、ゆまちゃん。私は、あなたのような優しくて強い娘を持って幸せだわ」

ゆま「娘・・・?」

杏子母「私はずっと前から、あなたの事は杏子やモモと同じ、娘だと思っていたわよ」

杏子の母はネコミミ帽子の魔法衣を被ったゆまの頭を優しく撫でる。

ゆま「うん・・・ママ」

杏子母「やっとママって呼んでくれたわね」

杏子の母はゆまを優しく抱き締める。

杏子父「すまない・・・私達大人が無力なばかりに、君達にこんな危険な目に会うのを強いてしまって・・・」

ゆま「だいじょーぶだよ、パパ!ゆま達は絶対に勝つからね!!」

孤児B「イカ姉ちゃんスゲーッ!!」

孤児C「強いんだね、イカ姉ちゃん!只の以下じゃ無いんだね!!」

イカ娘「ふっふっふ、当然でゲソ!少しは私の偉大さが解ったでゲソか?」

孤児の少年2人に腕を組んで偉そうなイカ娘。

孤児B「うん、解った!スゲェ解った!!」

孤児C「多分、解った!」

多分解って無かった。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/13(日) 03:57:53.34 ID:e4aVCPkI0
孤児A「凄いね、すみれさん達って!カッコいい!強い怪獣を呼び出してあんなでかい怪獣をやっつけちゃうし、いっぱい来る小さな怪獣も簡単に片付けちゃうなんて!!」

孤児の少女が興奮気味にすみれに話す。

孤児A「私もあんな力が欲しいよ!魔法少女って言うくらいだから、女の子ならなれるんでしょ!?ねぇねぇ?どうしたらそんな風になれるの?」

すみれ「・・・この力は特別なものなの・・・力を得ると同時に・・・重い宿命を背負う事になるわ・・・時にはその代償として大切なものを失う事もあるの」

孤児A「大切なもの・・・って・・・?」

すみれ「あなたは、家族や友達を失ってもこの力が欲しい?」

孤児A「え・・・?」

少女は自分を引き取ってくれた、杏子の両親、姉として慕っている杏子、大事な友達のゆまやモモ、他の孤児達の事を想う。

孤児A「それは嫌だよ!」

すみれ「うん・・・それで良いの。それこそがあなたの強さよ」

すみれは孤児の少女の頭をそっと撫でる。

すみれ「大切なものを想い、守ろうとする心は何ものにも負けない、私のこの力よりもよっぽど強いものなのよ」

孤児A「うん・・・解ったよ」

イカ娘「ところでモモは大丈夫なのでゲソか?」

杏子母「モモは部屋から出て行っている時に、此処が襲われたから・・・無事・・・かしら?」

ゆま「きっと大丈夫。杏子が探してるし、その前にデストロイアに分離して探し回ってもらってるから」

すみれ「済みません、私達がいながら此処が襲われる事になってしまって・・・」

杏子父「何を言うのです。君達がいなければ、私達は既にギドラ族の養分にされていたでしょう。感謝こそすれ、責めたりは決してしませんよ」

住民A「そうだ、あんた達のお陰で生きているんだ」

住民B「勝手だろうけど・・・私の運命はあなた達に託したわ」

すみれ「ええ・・・託されました」

イカ娘「私がいるのだから、ドロ舟に乗ったつもりでいるでゲソ!!」

孤児C「イカ姉ちゃん、それだと沈んじゃうよ?」

イカ娘「えっ?」

孤児C「えっ?」

孤児B「バカだなー、イカ姉ちゃんの船はドロ船でも沈まないって意味だろ。なー、イカ姉ちゃん?」

イカ娘「そ、その通りでゲソ!私の船はドロで出来ていても沈まないのでゲソ!!」

ゆま「沈まないドロ舟・・・焼き物?」

すみれ「それこそ沈んじゃうんじゃ・・・」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/13(日) 14:21:20.24 ID:+mCmfKvDO
乙です。

おかしいな、携帯から見てるとリンク先のページまでちゃんと飛べたんですけどね……

ひょっとしてすみれも家族いないのかな……
あと、魔法少女姿が和風っぽいから実は寺生まれだったりとか?

PSゾイド1は難易度高くて苦痛だった……その反動なのか2は遊びやすくなってたから何周もプレイしたなぁ。デススティンガーが最凶過ぎるよホント。
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/13(日) 17:33:32.32 ID:PDQCwgMb0
世の中にはな、コンクリート船というものがあってな、これが浮かぶんだな。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/14(月) 00:08:11.14 ID:cVayh9g40
ロリこんばんは。昨日は、寝てしまいました・・・まただよ。すみません。

>>381

繫ごうとはするんですが、接続がタイムアウトしちゃうんですよ。

すみれは家族とは別居してあすなろにいるけど、生きています。親の実家が鉄器店でじいちゃんが鉄器職人という設定があります。
メタ話すると、こういう事を言わせたのは、この場で言えそうなのがすみれだけだったから・・・。まぁ、魔法少女にはならないと生きていけなかったような辛い身の上の子(あやせ&ルカとか)もいるのを知ってたから言ったという事にしておいて下さい。

PSゾイド1、2週ずつくらいもしましたけど、難易度は高かったような、そうでもないような・・・あんまり覚えてません。難しかったにしろ、そうで無かったにしろ、凄く楽しんで辛かったいたから記憶は無いですね。
PSゾイド2はもっと面白くて共和国は5週、帝国は10週以上しましたね。元々中型と大型の性能差があり過ぎるゲームですが、マッドサンダー、グレートザウルス、デスザウラーMkU、デススティンガーは他の大型ゾイドとも格が違いますね。これでブラキオスやガイサックと必要積載量が1しか違わないというのが、もうね・・・。

>>382

コンクリート船・・・何かえらく重そうだけど・・・浮くの?うーん、金属の船みたいな形なのかな。

再開します。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/14(月) 00:08:47.18 ID:cVayh9g40
シェルター内、車両用通路

織莉子「退きなさい!退かないと言うのなら・・・!!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!?」
織莉子が水晶を現出させ、シェルター内の怪獣が通れるほどに大きなホールで狂龍アンギラスの口の中に侵入させて爆破。狂龍アンギラスは骨と肉を飛び散らせて頭の上半分破裂を破裂させ、グリーフシードに変る。

キリカ「ジャンクになりなさぁい♪」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!?」

キリカが両手のカギ爪の赤い輝きの残光を軌跡に残しながら黒い影となって大蜘蛛怪獣クモンガの周りを跳んで駆け回る。
キリカのカギ爪でクモンガの長大な8本の足全てを切り落とされ、その巨体を通路に落とす大蜘蛛怪獣クモンガ。

キリカ「バイなら!!」

そしてその頭部をカギ爪で切り裂いていくキリカ。大蜘蛛怪獣クモンガは絶命してグリーフシードに変った。
織莉子とキリカは車両用の通路で進入した敵の巨大怪獣を始末していき、既にジラも倒されており、グリーフシードになっていた。
ジラが産み落としたベビージラは既にシェルターの内部へ侵入したか、歩兵部隊や自走砲によって掃除されている。

キリカ「ジラやクモンガ如きが、私達に敵うと思ったのかなー?三流怪獣に相応しいおめでたい脳みそだな!片腹大激痛!!」

歩兵部隊「す・・・凄い、怪獣を使わずに怪獣を倒してしまうなんて・・・」

自走砲隊員A「やはり聞いていた話や映像と間近で見るのとは違うな」

自走砲隊員B「援護をする暇も無く倒してしまった・・・これが魔法少女の力・・・」

織莉子「此処の敵はこれだけのようですね」

歩兵部隊長「あぁ、助かった。ありがとう」

織莉子「いえ、これが私達の役目であり、使命ですから」

歩兵部隊長「使命・・・か。その歳で随分重い物を背負ってるんだな。俺には真似できそうに無い」

織莉子「そうですか?あなた方もこうして戦っているではありませんか」

歩兵部隊長「はは・・・予備戦力の歩兵部隊なら、怪獣どもと直接戦わなくて済むよな、なんて思ってたんだけどな・・・正面からケンカする羽目になっちまった。仲間も随分死んじまった」

織莉子「済みません、私が不甲斐無いばかりに・・・」

歩兵部隊長「いや、責める気は無いんだ。俺達は無力なのは仕方無いが、あんた達に頼って甘く考えてた俺の馬鹿さ加減を言いたかったっつーか・・・まぁ、只の愚痴だ、聞き流してくれ」

織莉子「はぁ、解りました。では、私達はシェルター内で仲間が敵を撃ち漏らして無いか確認しながら外に出ます」

歩兵部隊長「解った。此処の怪我人の手当てくらいは俺達がやる。気を付けれてくれよ?学生を戦わせて戦死なんかされたら、堪らんからな。
まぁ、あんたらが死んだら、俺達も最後まで抵抗するけどな。あんな舐め切った化け物共の餌になるなんざ、死んでも御免だ。
それより、あんたみたいな美人のお嬢さんと一緒に逝く方が良いに決まってる」

織莉子「あら、それはありがとうございます。でも、それは無いですね。私達は必ず勝ちますから。此処で私達が勝つのをのんびりとお待ちください」

歩兵部隊長「あぁ、怪我人の手当てが終わったらそうさせてもらおう」

キリカ「(織莉子・・・大丈夫みたいだね)織莉子、行くのー?」

暇そうに待っていたキリカが駆け寄る。

織莉子「ええ、行きましょうか」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/14(月) 02:34:13.26 ID:cVayh9g40
シェルター内、ホール

海香、カオル、みらい、サキは人間大に小さくなって一緒に来て、今は巨大化したラジンと共に侵入してくる巨大怪獣を迎撃する。

サキ「カオル来い!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウウゥ!!」

サキが魔法武器の乗馬鞭を伸ばして、ホール内の各所に引っ掛けて溶岩怪獣バラゴンを縛り上げて拘束する。
溶岩怪獣バラゴンは足掻くが、がっちりと身体を固定されて動けない。

カオル「オーライ!」

バッ!

カオルは跳び上がって溶岩怪獣バラゴンの頭部に向う。。

カオル「カピターノ・ポテンザ!!」

パキパキ

カオルの突き出した右足とブーツが金属のように硬く変換される。これがカオルの固有能力。身体の各所を魔力で超硬度を誇る物質に変換し、攻撃力、防御力を強化する。

ゴッ!

跳び蹴りの体勢になって、身体を捻って回転し、溶岩怪獣バラゴンの頭部へ向うカオル。

ドゴシャ!!

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウウゥ!?」

大きな音がして巨大な溶岩怪獣バラゴンの頭骨にカオルの回転跳び蹴りが炸裂し、貫通して粉砕された。
轟音を上げて倒れる溶岩怪獣バラゴンの身体はグリーフシードに変った。

海香「鬱陶しい虫ね。まとめて叩き落してあげる」

海香達の周囲には多数のメガニューラが跳び回り、子クモンガが這い回っていた。

海香「行くわよ、みらい!」

みらい「ああ、何時でも良いぜ!!」

海香が両側が穂先になった槍を水平に掲げると、その両穂先に魔力の水の塊が現出し、魔力が高まって、魔力の水の固まりは膨らむように大きくなっていく。

海香「はっ!」

海香が掲げた槍を回転させると、魔力で精製された水の固まりは破裂して大きな飛沫を飛び散らせる。

みらい「行くぜ、合体魔法!!」

海香・みらい「ホーミング・アイスニードル!!」

その飛び散った飛沫はみらいの魔力の冷気によって急速に凍り付き、鋭い氷の針となる。

メガニューラ「キチチチチチチチチ!?」

子クモンガ「ギチュッ!?」

そしてそれは海香の自分で魔力で造った水を操る力によって、多数のメガニューラと子クモンガに誘導して飛来、次々に突き刺さった。
みらいが1人で造った氷はと、高い殺傷力を持つが飛ばす軌道までは操作出来ない。海香の造った水を使う事で彼女の水を操作する力を使った攻撃。
これは突き刺して損傷を与えるだけで無く、体内に直接魔力の冷気を注がれ、メガニューラと子クモンガは身体の内側から凍り付いて行く。
メガニューラや壁、天井に登っていた子クモンガは次々に落下して床に激突して砕け、下りていたメガニューラや床にいる子クモンガは身体を貫通された氷像となっていく。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/14(月) 02:36:51.00 ID:cVayh9g40
今日は此処までです。何かこの週末は投下がグダグダになってしまってすいません。
なのに読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/14(月) 03:48:30.77 ID:3KLncwrBo
お疲れ様でした。
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/14(月) 22:59:45.40 ID:Errz+AgDO
乙です。

むむぅ……接続出来なかったんですか。

ニコ動でマギカウォーズとモンスターウォーズでキーワード検索すると出て来るんでよかったら試してみてください。

なるほど、すみれにはそういう設定があったのね。原作だと出番ちょっとしかないのにほんと出世したなぁ。

そういえば思い返すと相棒のヤマタノオロチの口調とキャラがPSゾイド2のガーディッシュ大尉にどことなく似てたような気がするけど意識してます?違ってたらすみません。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/15(火) 02:41:37.37 ID:6H+Aazseo
今日はどうしたんだろうな。
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/15(火) 03:00:25.34 ID:cgsVK0dc0
ロリこんばんは。書くのにえらい時間掛かってしまった・・・。

>>388

検索したら見れました。マギカウォーズはビーストウォーズUのOPですね。

原作だとソウルジェムを取られて拉致されただけですからね。後で人間に戻れたりして出番はあるかも知れないけど。

ヤマタノオロチは特にガーデッシュ大尉は意識してないですね。古風な武人のイメージ。

>>389

いあ、時間掛かってたのよ。

再開します。
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/15(火) 03:04:03.05 ID:cgsVK0dc0
カオル「よーし、此処はこんなものかな?」

床に降りて元に戻した右足でトントンと軽く跳ぶカオル。

海香「いえ・・・まだよ、何か来る!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ホール内に金属質の高い声が響く。

サキ「!?」

みらい「こいつは・・・ガイガンか!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが溶岩怪獣の開けた穴を前傾姿勢で通って来る。この怪獣は溶岩怪獣バラゴンや大蜘蛛怪獣クモンガよりも強力な上級怪獣。
サキ達とて地上で何体も葬って来たが、それは他の魔法少女や味方の怪獣が協力してくれていたというのが大きい。
そして凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを素早く倒せるほどの大規模な破壊をもたらす魔法は、こんな狭い空間で使うと、崩落してしまう。
その場合、サキ達魔法少女は脱出出来ても、周囲に兵士や逃げ遅れた住民がいるか解らない以上、迂闊には使えない。

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

アンギラス(FW)A「ギャアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)B「ギャアアアアアァス!!」

ラジンはガイガンの出て来た穴とは反対側に穴を開けて侵入して来た暴龍アンギラス2体を押さえている。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアァーーイ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは前傾姿勢のまま、海香、カオル、みらい、サキの4人を挟み込むように鎌になった両腕を左右から振って閉じて迫って来る。
速い、恐るべき速度。避けようにも並みの魔法少女では間に合わない。否、間に合っても防ぎようが無い。だが、彼女達は波の魔法少女ではない。

カオル「ハッ!」

反応出来たのはカオル。

カオル「くそっ!」

ダッ!

カオルが駆けて跳び出す。カオルは両腕の骨、筋肉、表皮を魔力で限界まで強化する。

ズンッ!!

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの左右から迫る巨大な鎌で挟み込まれるも、両下腕部で鎌の刃の部分を受け止め、両足のスパイクで床を踏ん張って止める。

カオル「ぐっ・・・」

ブシュ

流石に少女の体躯で、身長120メートル、全長200メートル、体重6万トンの怪獣の攻撃を防ぐのは無理があり、刃を押し付けられた腕に切り傷が付けられて血が出て来る。

カオル「カピターノ・ポテンザ!!」

ゴキンッ!

カオルの両下腕部が固有能力により、超硬度の物質に換わって凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの鎌の刃を傷口から押し出して止める。

サキ「カオル!無茶は止めろ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァァーーイ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの口が開かれる。

カオル「!!」

みらい「熱線が来るぞ!カオル逃げろ!!」

カオル「違う!狙いはそっちだ!!」

ゴバァ!!

ガイガンが口から熱線を放射。カオルの後方にいる海香、みらい、サキに向けて撃ち出す。

ズドドドドドドドドド!!

低い位置から撃ち出された熱戦は地面を床を融かし、爆破しながら迫る。
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/15(火) 03:05:15.01 ID:cgsVK0dc0
海香「!!」

ボウ

海香が両掌を前に突き出し、固有能力であるバリアを張る。

海香「サキ、入りなさい!!」

ガバッ!

みらい「わっ!」

サキは爆風に煽られながらも、みらいを掴んで海香の張ったバリアの後ろに倒れ込む。

サキ「無事か、みらい!!」

サキは両手を床に突いた体勢で、その下のみらいを見下ろす形になっている。

みらい「うん、ありがとサ・・・」

ポタ

みらいの左目の下に血が落ちる。それは爆破された壁か床の破片で切り傷の付いた、サキの右頬から滴り落ちていた。

ポタ

再び血は落ちてみらいの左頬へ。

みらい「ボクの」

ぽつり、と呟くみらい。

みらい「ボクのサキを傷つけやがってええええ!!」

かと思うと、サキの下から出て跳ね置き、激昂して逆上し、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンへ向うみらい。

みらい「ラ・グリフォオオオオオオオオオオン!!」

海香・サキ「!!」

ポン!

みらいが叫ぶと、体長5メートル程のライオンの身体に黒いハゲタカの翼を持つ、ギリギリ可愛らしいぬいぐるみが、みらいの魔力により精製されて1体現出した。

ポポポポポポポ

みらいの周囲に同じ5メートルもある巨大なぬいぐるみが無数に現出する。

みらい「いけええええ!!」

ザワザワ

ガイガン(初代)「ディギシィッ!?」

そしてその魔力で出来たぬいぐるみ達は翼で飛び上がり、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体に、メガニューラのように集団で取り付いて行く。

かぷ はむ

ライオンの身体にハゲタカの翼を持つぬいぐるみ達は、その鋭い牙を凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体に突き立てて噛み付く。

ばり ばり

そして通常兵器では傷も付かない、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの外皮を食い破り、頑強な装甲を削る。

むしゃむしゃ

中には噛み付いて外皮と肉を食らっているものもいる。

ガイガン(初代)「ギィギッ!」

頬や喉などにも噛み付かれている、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの口が開く。
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/15(火) 03:05:44.51 ID:cgsVK0dc0
ガイガン(初代)「ディギシィイイアアアーーイッ!!」

バッ!

全身を齧られては堪らないと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは咆哮して両腕と身体を振るって、この魔力で動くぬいぐるみ達を全て振り飛ばす。

みらい「まだまだぁ!ラ・グリフォン・リファーレッ!!」

みらいが杖を突き出して叫ぶ。

ギュッ

すると無数の、ハゲタカの翼のあるライオンのぬいぐるみ達が抱き合い、身体を寄せ合う。

ギュッギュギュギリ ゴモモモモモ・・・

それら全ては次々に抱き合い、引っ付き合って1塊になる。そしてぬいぐるみ達は量子変換を起こしながら、1つに結合し、それは1体のぬいぐるみではない、巨大な魔力で出来た生物となった。

“合成怪獣 グリホン”

それは体長60メートルのライオンの身体に、背中に翼長100メートルの黒いハゲタカの翼を持つ怪獣。
無数の動くぬいぐるみを精製し、合体させて生物化させて攻撃できるというのがみらいの固有能力。
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/15(火) 03:06:40.03 ID:cgsVK0dc0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/15(火) 03:30:26.46 ID:6H+Aazseo
お疲れ様でした。

グリフォンか。またマイナーな怪獣を出したものだ。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/15(火) 22:42:12.66 ID:3ZGqpeLDO
乙です。

ここでグリホンが出てくるとは……上手いこと絡めてくるなぁ。

改めて調べてみたらグリホンって元々結構デカいのね……緯度0大作戦見てないからもっと小さいのかと思ってた。

ビーストウォーズUのOPのGET_MY_FUTUREは1番はまどか、2番はほむらに合うような歌詞っぽいと思う。
メタルスOPの魂のエヴォリューションと千年のソルジャーもこのSSの雰囲気に合ってると思います。
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/16(水) 03:13:35.28 ID:XQHMq+8O0
ロリこんばんは。キリの良い所まで書いたらこんな時間・・・。

>>395

もうマイナーとか言うレベルじゃ無いけどね。

>>396

こういう形で出してみたよ。

原作では体長30メートル、翼長50メートルで、一応巨大怪獣と言える大きさ。自分も緯度0大作戦は見てないです。当時はそれなりに話題性はあったっぽい?

ビーストウォーズUとメタルスのOPはカッコいい!そして合ってるので嬉しいです!

再開します。
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/16(水) 03:15:18.01 ID:XQHMq+8O0
グリホン「ウオオオオエ!!」

ガシィ!!

ガイガン(初代)「!?」

みらいを頭に乗せてグリホンは翼を広げて後ろ足で立ち上がると、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに跳び掛かって組み付いた。

ズヒュッ・・・ジャコッ!!

グリホンの頭から跳び上がったみらいの杖の先端から魔力が放出され、杖を柄とする大剣に変化する。

みらい「消えろぉおお!!」

そして大剣に更に強烈な魔力の冷気を纏わせ、刀身を氷で覆って長大な氷の大剣へ変える。それを凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの首に向けて横に振るう。

ガイガン(初代)「ディギィ・・・!!」

ゴキン!!

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの首がみらいの大剣で斬り飛ばされた。凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの胴体が力を失って前傾姿勢から前に倒れる。

シュウウウウウ・・・

グリホンは構成している魔力が効能を失って、消滅した。

みらい「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

みらいは息を荒げて大剣を握って床に降り立つ。

みらい「大丈夫?サキ」

サキ「あ、あぁ・・・よくやってくれた、みらい」

みらい「うん!」

カオル「真っ先に皆を助けたのは私なんだけどなー」

サキ「あぁ、済まなかった。カオル、ありがとう」

海香「ありがとう、カオル、みらい。さて、今度こそ此処は片付いたかしらね」

海香が凶悪サイボーグ怪獣ガイガンのグリーフシードを拾い上げて、みらいに投げる。

みらい「うん、向こうも終わったみたいだしな」

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

みらいが飛んで来たグリーフシードを受け取り、サキ達の後ろに目を向けると、暴龍アンギラス2体を倒したラジンがこちらを向いている。

カオル「もう地上へ出て大丈夫なのか?他の皆はどうなってるんだろ?」

サキ「ちょっと待ってくれ、今チャントを繫いで確認する(ジュゥべえ、聞こえるか?)」

サキは一旦、シェルターの司令室のジュゥべえにチャントで呼びかける。

JB「(聞こえるぞ、サキ)」

サキ「(そっちは無事か?)」

JB「(あぁ、司令室は無傷だ。指揮系統が生きてるからこの近くへの避難民の収容も順調に進んでる。皆のお陰で被害は最小限に食い止められたぜ)」

サキ「(最小限・・・か。本当にそうなら良いが。もっと早く気付けていれば・・・あのモンスターXに言われるまで解らなかったのが情けない)」

JB「(サキ・・・)」

サキ「(・・・今は、悔やんでいる場合じゃないな。ジュゥべえ、シェルターに入った他の魔法少女へチャントの中継を頼む)」

JB「(あぁ、任せな!・・・よし、良いぞ、誰でも繋げられるぜ)」

サキ「(よし・・・かずみ、聞こえる?)」

最初にかずみへ繫げる。
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/16(水) 03:16:23.52 ID:XQHMq+8O0
かずみ「(サキ?あ、そうか、ジュゥべえが中継してるんだね)」

サキ「(そっちはどう?怪我はしてないない?)」

かずみ「(うん、大丈夫。サキ達は?)」

サキ「(こっちも終わった所よ。そっちは?)」

かずみ「(地下街で立花さん達を助けて、そこの敵は片付けたよ)」

サキ「(解った。じゃあ、地上に出ておいてくれる?私達もすぐ行く)」

かずみ「(うん、解ったよ!じゃあ、後でね)」

サキ「(ええ、後で。次は・・・織莉子)」

織莉子「(サキさんですか?どうかしましたか?)」

サキ「(こっちは片付いたけど、そっちはどうかと思ったんだ)」

織莉子「(車両用通路の敵を排除して、キリカと残存している敵を倒しながら外へ向っています)」

サキ「(解った。じゃあ、そのまま地上へ出ておいてくれ)」

織莉子「(解りました。では、後で)」

サキ「(あぁ・・・さて・・・さやか)」

さやか「(サキさん?何ですか?)」

サキ「(そっちの状況は?)」

さやか「(えーっと、同じ学校の子達を助けて、今はシェルター内に敵が残ってないか探して狩ってます。
もう殆どいない・・・ってか、多分いないっぽいです)」

サキ「(なら、さやかも此処で切り上げて外へ向ってくれ。地上で合流しよう)」

さやか「(解りました!大丈夫でしょうけど、気をつけて)」

サキ「(互いにね。すみれ)」

すみれ「(はい?何でしょう?)」

サキ「(今、どうなっている?)」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/16(水) 03:16:53.25 ID:XQHMq+8O0
すみれ「(ゆまちゃんとイカちゃんと居住区の逃げ遅れた人達をシェルター深部の安全な所まで護衛して、そこからシェルター内に敵がいないか探して回っている所です。今の所、もう気配は無いみたいですけど)」

サキ「(じゃあ、そろそろ地上へ出てくれ)」

すみれ「(はい。では後で。あ、それとモモちゃんがいないです)」

サキ「(何!?モモがいないのか!?)」

すみれ「(はい。佐倉さんが探してますけど、どうします?私達も探しましょうか?)」

サキ「(いや、ちょっと杏子に連絡してみるから、今は念の為、警戒を怠らないようにして外へ向ってくれ)」

すみれ「(はい、解りました)」

サキ「(杏子!)」

杏子「(あん?サキか、何だ?)」

サキ「(今何処にいる?)」

杏子「(外だ)」

サキ「(外?地上にいるのか?)」

杏子「(あぁ、ちょっとモモを探してな)」

サキ「(私もモモがいなくなっていると聞いた)」

杏子「(そうか、居住区から出てた時にシェルターが襲撃されたって。で、どうやら外に向ったらしい)」

サキ「(解った!私達も直ぐ行く!!)」

杏子「(そうしてもらうのはありがたいが・・・多分、見付けた)」

サキ「(え?)」

杏子「(じゃあ、ちょっと忙しいから切るな)」

サキ「(あ、あぁ、こっちも急いでいく!)」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/16(水) 03:17:34.27 ID:XQHMq+8O0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/16(水) 08:06:12.99 ID:jDJ8ZDpHo
お疲れ様でした。
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/16(水) 23:55:50.53 ID:8lBFL5LDO
乙です。

サキさんは指揮官ポジションが板に付きますね。かずみが絡むと少しおかしくなる時があるけどww

いまさらだけど昭和ガイガンのデザインもカッコいいよなぁ。
全体の色使いも綺麗だと思うし。特リボもよく動いて楽しいからブンドド相手のアンギラス共々お気に入り。相方にメガロと昭和ギドラも欲しいけどもう無理かなぁ……
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/17(木) 01:41:32.14 ID:Kt70EkBjo
今日も遅すぎる。開始時間がいい加減になって来たな・・・。
これじゃぁ読者が離れてもおかしくないな。
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/17(木) 01:43:38.29 ID:Cbm+Y2eko
…むしろ投下があることを感謝するべき
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/17(木) 02:45:08.65 ID:X2yqS/060
ロリこんばんは。

>>403

サキさんはかずみマギカでは最初は指揮官っぽかったけど、3巻の末尾のコーナーではプレイアデス聖団にリーダーはいない、とか書かれちゃってますね。

昭和ガイガンも普通にカッコいいと思います。特撮リボルテックで昭和ギドラは出るでしょう、多分、恐らく、きっと・・・。

>>404

済まんね。でも、読んで貰うのは明日の適当な時間でも良いのよ。まぁ、もうちょっとしたらもっと早く投下出来るようになると思う。

>>405

感謝して頂けるととてもありがたいです。

再開します。
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/05/17(木) 02:45:29.48 ID:6W3TRYzAO
>>404
前から思ってたが何様のつもりだ
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/17(木) 02:46:20.94 ID:X2yqS/060
見滝原、中心街廃墟

ゴジラ(FW)「グゥウウウウ・・・!」

モンスターX「ゴゥオオオオオ・・・!」

周囲で私達魔法少女と相棒の怪獣達、味方の怪獣達が、敵の怪獣との交戦を始める中、最強の怪獣王ゴジラと、モンスターXが対峙する。
モンスターXは勿論、最強の怪獣王ゴジラも相手の王との一騎打ちを望んでいる・・・。私達は巻き込まれないよう、また巻き込まないよう、遠巻き敵の怪獣と戦う。

まどか「ゴジラ・・・私にも援護はして欲しくないみたい・・・」

ほむら「私とバトラもあのモンスターXも戦いたいのだけれど・・・此処で手を出したら、多分、ゴジラ族が王共々、ギドラ族だけ無くこちらにも牙を剥くでしょうね」

ミQB「ゴジラの王はこの地球の敵、それの王は、どうしても自分の手で倒したいんだろうね。あのモンスターXの全ての命を見下した考え方が許せないんだろう」

マミ「解るわ・・・王同士のライバル対決は避けられないものね!!」

ミQB「あー・・・うん、そうだね・・・」

マミ「まぁ、真面目な話、私達はゴジラ族の協力が無ければ、押し負けていたでしょうし、彼らの意思も尊重するのが筋よね。
信じましょう、鹿目さんの相棒を」

ほむら「そうね。まどか、ゴジラの事は気になるでしょうけど、今は戦闘中よ。目の前の敵に集中して。危険度はこちらも変らないのだから」

まどか「うん!」

ゴジラ(FW)「グォオオオオオ!!」

モンスターX「ゴゥオオオオオ!!」

2体が同時に駆け出して跳ぶ。

ドゴォ!!ズザザザザザザザザ・・・!

火花を散らして2体が空中で最強の怪獣王ゴジラとモンスターXが激突し、着地して地面を削りながら滑り、振り向いて向い合う。

モンスターX「ゴゥウウウウ・・・!」

ゴジラ「グゥルルルルルル・・・!」

そして再び相手に向って駆け出す2体。

バッ!

モンスターXが最強の怪獣王ゴジラの目の前で跳ぶ。

ドゴッ!バシィッ!!

そして最強の怪獣王ゴジラの側頭部を右腕で殴り、そのまま流れるように回転してムチのような長い尻尾を叩き付けた。速い・・・!
モンスターXは両腕を広げて着地、最強の怪獣王ゴジラの手を掴んで捻り上げ、腕の力だけでその巨体を宙に持ち上げた。手首が痛そう・・・。
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/17(木) 02:48:56.06 ID:X2yqS/060
ゴジラ(FW)「グガァアアアア・・・!」

まどか「ゴジラ!!」

あいり「何て奴だ、拳法も出来るのか!?」

モンスターX「ゴォオオオオオ!」

ゴジラ(FW)「!!」

しかし、最強の怪獣王ゴジラはモンスターXの手を振り解いて着地すると、尚も手を掴もうとするモンスターXの手を押して間合いを離すと、モンスター向けて尻尾を振るう。
モンスターXは身体を前に倒して回避。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!!」

モンスターX「!?」

最強の怪獣王ゴジラはモンスターXが身体を起こした瞬間、その顔面に向けて放射火炎を直撃させた。

モンスターX「グォオオオオ!」

モンスターXは吹っ飛ばされ、片膝を突くもすぐに反撃。その頭部と両肩の合わせて4つある赤く光る目から、金色の稲妻のような光線が発射され、最強の怪獣王ゴジラに命中。

ゴジラ(FW)「ギギャオオオオオゥウ・・・!ゴォウ!グゥウウウウウ・・・!」

最強の怪獣王ゴジラの身体が傾いて、倒れそうになるも片膝を突いて踏ん張る。
モンスターXは悠々と立ち上がる。

モンスターX「どうした?こんなものか、貴公の力は?よもやデストロイド・サンダーの一撃で終わる訳ではあるまいな?」

この自信たっぷりな所が嫌ねぇ。何か、怪しい。絶対に負けないという自信があるというか、その気になれば何時でも勝てるような余裕があるように感じる。
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/17(木) 02:50:32.66 ID:X2yqS/060
書くのに時間掛かった割には進んで無いし、少ないけど今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/17(木) 03:02:00.17 ID:Kt70EkBjo
>>407
それはこっちのセリフだ
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/17(木) 03:03:50.20 ID:Kt70EkBjo
まあとりあえずお疲れ様でした。
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/17(木) 10:09:21.04 ID:NmBG1GDxo
千葉がマジキチすぎてもうどうしようもないだろこれ
千葉→数レス→千葉の現状でどう新規顧客がつくものか
新規層は作者が望んでいるか分からないからいいけど
読者離れにおいては絶対的におまえのせいだろうに
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/05/17(木) 11:47:57.15 ID:nwfwCaWpo


おお、原作再現とは粋な・・・。
モンスターXの状態で、ほぼ互角の戦闘力なんだよねぇ。
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/17(木) 12:09:43.42 ID:Kt70EkBjo
>>413
マジキチ呼ばわりされる思いはないな
しいて言えば東海がケンカ仕掛けてるんだからなおさら
作者さんはこのSSを始めた辺りからは早くに投下してるけど
2011辺りから投下時間が遅くなってるのがあって少々心配気味なんだよ
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/17(木) 23:56:33.58 ID:x2FKIp9oo
今日も今日とて昼行燈
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/18(金) 02:14:00.51 ID:PETrbCet0
ロリこんばんは。

>>413

新読者は増えると嬉しいです。カウンターも何も無いので、読む方が増えてるか減ってるか解らないけど。

>>414

原作再現は忠実に書くのが時間掛かるけど、此処はやりたかった所です。

>>415

最近遅くなっちゃってすいません。

再開します。
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/18(金) 02:16:45.44 ID:PETrbCet0
最強の怪獣王ゴジラとモンスターXの死闘が続く。

モンスターX「ゴォオオオオオオ!!」

モンスターXが頭部と両肩の目から、デストロイド・サンダーを連射。あの光線、キングギドラの引力光線と同じだけど、飛ぶ速度が圧倒的に速く、目視してからの回避は先ず不可能だわ。
しかも、使用されているエネルギーは殆ど同じなのに、強烈に収束されているから、命中部位への破壊力はこちらの方が上ね。
ギドラ族の王が使う光線攻撃にしては地味と言えば地味だけど、少ないエネルギー消費でより強力な攻撃が出来るから堅実だわ。
最強の怪獣王ゴジラを爆風が覆う。

ズシィン!

ゴジラ(FW)「グゴォオオオオオオオ!!」

しかし、最強の怪獣王ゴジラはそれに耐え切り、足を踏み鳴らし、モンスターXに突進する。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!!」

ドゴォオオオオン!!

そしてモンスターXに組み付くと押していき、モンスターXを地面に押し倒す。ちょっとした爆発のような轟音が響き、瓦礫と火花が舞う。

ゴジラ(FW)「グゥオオ・・・!!」

そして最強の怪獣王ゴジラは密着距離から、放射熱線をモンスターXに撃ち込もうと口を開き、口腔内に強大なエネルギーがチャージされる。

モンスターX「ゴォオオオ!」

しかし、モンスターXは上半身を起こして最強の怪獣王ゴジラの左肩に噛み付いた。

ゴジラ(FW)「!?」

放射熱線は青白い閃光となって、空に向けて放射される。惜しい!外れね。

ゴジラ(FW)「グォウ!!」

最強の怪獣王ゴジラは、ならばと、モンスターXにマウントポジションを取る。そしてモンスターXの頭部の左右を両手で殴り始める。

モンスターX「グゥオオ!!」

でも、あの骸骨のような強固な外殻に覆われているから、そんなにダメージが通っているよう見えないわね。
無駄だと言わんばかりに最強の怪獣王ゴジラの両手を内側から掴む。

ゴジラ(FW)「グォウ!!」

しかし、最強の怪獣王ゴジラはモンスターXの手を振り解くと、再びマウントポジションからモンスターXの頭部を殴りまくる。

あやせ「お、流石はゴジラ族の王!そのままやっちゃって終わらせて!もう帰りたいの!!」

ルカ「そう簡単にはいかないようですね」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/18(金) 02:17:16.23 ID:PETrbCet0
モンスターX「ゴォオオオウ!」

モンスターXは密着距離で最強の怪獣王ゴジラに殴られたまま、デストロイド・サンダーを頭部と肩の目から発射した。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!?」

爆発が起こり、最強の怪獣王ゴジラが吹っ飛んで、モンスターXも爆風で地面を滑っていく。

ゴジラ(FW)「グガァアアッ!!」

モンスターX「グォオオオオオ・・・!!」

2体は燃え盛る炎の中、すぐさま起き上がり、莫大なエネルギーを身体にチャージし、放射熱戦とデストロイド・サンダーがそれぞれから撃ち出される。

ズドォン!ドゴォオン!!

2つの光線は最強の怪獣王ゴジラとモンスターXの間でぶつかり合って大爆発を起こした。

ゴジラ(FW)「グガァアアーーッ!!」

モンスターX「ゴォオオオ・・・!!」

爆炎に包まれ、爆風に飲み込まれる2体。

バグォオオオオオオオン!!!

一際巨大な爆発が起こり最強の怪獣王ゴジラとモンスターXは吹っ飛ばされる。

こまち「互角って所ね・・・あぁもう!私とバランで加勢して一気に終わらせたい!!」

バラン「ギャエエエエエーーウゥ!!」

ひより「気持ちは解るけど・・・落ち着いてひよりちゃん。バランも」

ギドラ「キュイイイイ!!」

クレア「それに、今、あなたにこちらの戦線から抜けられるのも困るのよ」

機龍ブラック「ギォオオオン!!」

エリーゼ「そうよ。勝手にポジションを外さないでね」

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

最強の怪獣王ゴジラに加勢したいけど、出来ない理由は最強の怪獣王ゴジラが拒んでいる他にある。
というか、これが無ければ、モンスターXを攻撃してるのだけれど・・・日本の各地や海外を既に制圧したギドラ族を始めとする敵の怪獣達が、空を飛んだり海を渡ってこの見滝原に集まって来ているわ。
近くのあちこちに次々と敵怪獣の集団が現われる。まるで、私達さえ倒せば勝ちだとでも言う風に。
私達魔法少女と相棒の怪獣達、ゴジラ族やモスラ族達と言った味方の怪獣達は何とか防いでいる状況で、防衛線の何処かに綻びが出来れば、そこから切り崩されてしまいかねない状況。
だから、最強の怪獣王ゴジラがギドラ族の王を押さえてくれるというのならありがたいわね。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/18(金) 02:18:21.71 ID:PETrbCet0
次のシーンは時間掛かりそうなので、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/18(金) 02:40:36.82 ID:lRsNhgeco
お疲れ様でした。
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/19(土) 23:16:39.93 ID:pc+b+Ncy0
ロリこんばんは。昨日は投下できなくてすいません。

再開します。
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/19(土) 23:24:47.52 ID:pc+b+Ncy0
見滝原市街地、地下鉄、駅構内

シェルターや乱戦の場になっている中心街から、離れた市街地の駅構内にモモを探して杏子が入って来る。
杏子が、モモが此処にいると思ったのは、中に怪獣の反応をソウルジェムが感知したから。
離れた場所で怪獣の反応があるのは此処だけなので、それに追われたモモが此処にいる可能性は高い。

杏子「モモー!いるのか!?」

シュッ!ドゴォン!!

既に電源が切れて止まったエスカレーターの上から、広い駅のホームへ呼びかけると、白くて長い触手が上方から伸びて来た。

杏子「!!」

杏子は跳んで宙返り、身体を捻って線路に降り立って、その触手の主を確認する。

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

それはクラゲのような軟体宇宙生物、宇宙大怪獣ドゴラだった軟らかい身体と触手で駅の天井に張り付いている。

杏子「・・・っち」

それを見た杏子は舌打ちして即座に魔法少女の変身を解除する。
ドゴラは引き戻した後は杏子を見失ったのか攻撃して来ない。ドゴラには視覚も聴覚も嗅覚も無い。
あるのは高エネルギー体やエネルギー源になる物質を感知する感覚のみ。
これによってエネルギー源の鉱物や石油や石炭等の化石燃料のある場所に飛来して吸引したり、強大なエネルギーの塊である他の怪獣や強い魔力を持つ魔法少女の存在を感知する。
だから、魔法少女の変身を解除した杏子を感知できなくなった。

杏子「(多分、モモはこの近くだ。あんな野郎、あたしなら周りを気にせず戦えば楽勝だけど、モモが巻き込まれたらまずい・・・)」

線路からドゴラを見上げる杏子。

モモ「お姉ちゃん」

杏子「モモ!?」

杏子が声のした方を見ると、あちこち汚れたモモが線路横の、線路に落ちて電車が来た時の退避場所の中から出て来た。

杏子「モモ、怪我は無いか!?」

モモに駆け寄って肩を抱く杏子。

モモ「う、うん、大丈夫・・・そんな大声出して大丈夫なの?」

杏子「ああ、あのドゴラには音は聞こえねぇ。強いエネルギーやエネルギー源しか感じ取れない」

モモ「え・・・?目が無いから私を追って来たのは音でだと思ったんだけど、違ったんだ」

杏子「ドゴラに追われて?何があったんだ?」

モモ「私、ちょっと食材を買おうと思って、地下街に行こうとしたんだけど、その途中でシェルターが襲われて・・・それでベビージラとかメガニューラを避けて逃げてたら、外に出るしか無くなったの。
逃げる途中でママとはぐれたっていう小さな女の子がいたから、一緒に逃げる事にしたの」

杏子「・・・あの子か」

幼女「・・・」

杏子が見ると、線路の退避場所の暗い中で、1人の少女というにも幼い女の子が気絶していた。

杏子「一緒に逃げたって、んな余裕無いだろ・・・」

モモ「ごめんなさい・・・どうしても見捨てられなくて・・・私、正義の味方のお姉ちゃんの妹だから、それに恥ずかしくないようにしなきゃって思ったし」

杏子「バカ、自分が正しいと思った事をしたんなら謝るな」

モモ「うん!それで外に出て、戦いで危ないから安全な場所を探してしばらく走ってたら上空からドゴラが襲って来たの」

杏子「ドゴラが?何でだ?」

モモは普通の人間、そこで気絶している幼女も当然普通の人間。ドゴラは鉱山や油田を襲うが、それは鉱石や石油が狙いであり、人間や生物そのものは魔法少女や怪獣でも無い限り攻撃する事は無い。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/19(土) 23:26:20.27 ID:pc+b+Ncy0
モモ「そんなの解んないよ・・・」

杏子「だよな・・・それにしても、あんな小さな子連れて、よくこんなシェルターから遠い所まで逃げられたな?」

モモ「うん、あの子足を挫いたからおぶって逃げてたんだけど、何かいつもより力が強くなって足も速くなってた・・・と思うの。
ううん、その時は逃げるのに夢中で必死だったから考えなかったけど、今考えると確実にそうだったと思う」

杏子「・・・そうか(魔力による身体強化?それを感知してドゴラが襲って来た?って、何考えてんだ、あたしは。
モモは魔法少女じゃない。んな事ある訳ねーだろ。きっとアレだ、火事場の馬鹿力とかだろう。
ドゴラは・・・まぁ、怪獣の考える事なんか考えても仕方無いよな、そもそもあんな知性なんて無さそうなクラゲ野郎だし。そんな事より・・・)」

杏子は触手を蠢かせて広大な駅の天井に張りついている巨大なドゴラを見上げる。

杏子「(アレをぶっ倒す為にあたしが変身したり、デストロイアを此処に呼んだりしたら、暴れ出してモモやこの子が危ないな・・・。
このままこっそり逃げようにも、奴はモモを見付けようと此処で待ってやがる。でなきゃさっさと外に出てるはずだ。
奴が痺れを切らして無重力波でこの辺りを吹き飛ばされたら、モモ達は先ず助からねぇ・・・どうするか・・・)」

幼女「うぅ・・・」

幼女は苦しそうに呻いている。

モモ「お姉ちゃん、聞いて」

杏子「何だ?」

モモ「私が囮になって、ドゴラを引き付けるから、その間にこの子を助けて。さっきの速く走るやり方、覚えてる。同じようにやれば、ドゴラも私を追って来る筈」

杏子「駄目だ!そんな事モモにさせられるか!此処はほむら辺りを呼んでだな・・・!」

モモ「皆、そんな余裕無い筈だよ。理由は解んないけど、何時もより速く走れるから何とかなるよ!」

杏子「何ともならねぇ!」

モモ「じゃあ、何とかして」

杏子「!!」

モモ「危険なのは解ってる。だからお願いしてるの。お姉ちゃんなら、私の命も預けられるから。
私にはお姉ちゃん達みたいな力は無いけど、それでも何かしたい・・・私だって戦いたいんだ」

杏子「駄目だ・・・モモ・・・」

モモをそっと抱き締める杏子。

モモ「地球を、人類の運命と未来を、お姉ちゃん達だけに背負わせたく無いの」

杏子から身体を離し、決意したモモが立ち上がる。

モモ「私・・・もう迷わない!!」

モモが線路からホームによじ登って走り出す。速い。普通の少女では有り得ない速度。

ドゴラ「・・・!!」ドクンドクン

ドゴラはそれに反応。次々と触手を伸ばしてモモを襲う。しかし、モモの速度に追い付けず、捕らえそうになっても、モモは横に跳んで避ける。
モモはあっという間に外に出て、ドゴラは天井から降りるとフワリと浮かんで軟らかい身体で器用に通路を通り、彼女を追って外に出て行った。
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/19(土) 23:48:13.90 ID:oKp3LI+Qo
そういえばデスゴジはこちらに向かってるが、グランドギドラなどはまったく出てこないな。
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/20(日) 01:14:19.06 ID:ddORjOk20
杏子「(・・・確かに速いな。ん?ソウルジェムに僅かだけど魔力反応?モモから!?)」

しかし、反応はモモから感知されていたのか、モモが離れていくと直ぐに消えた。

杏子「モモから魔力反応・・・?どういう事だ?ソウルジェムの故障?それか何かの間違いだよな?」

幼女「・・・」

杏子「今は考えてる場合じゃ無いな」

杏子はソウルレムの指輪を掲げて魔法少女に変身する。そして幼女を抱え上げると、急いで外に出た。
そしてシェルターの方へ駆け戻る。

デストロイア(分離体)「ギュイイイイイ!!」

その途中でモモを探す為に散っていたデストロイアの分離体が集まって来た。

杏子「結合しろ、デストロイア!!」

デストロイア「ギュイイイイイ!!」

一番近いシェルター内部への入り口は、敵の巨大怪獣によって、小型怪獣が入れる程度の大きさ。
その入り口の前で20メートルほどのデストロイア分離体が集結、結合して全高80メートルの集合体へ。

デストロイア(集合体)「コォオオオオオウ!!」

集合体になったデストロイアは、口からオキシジェン・デストロイアーレイを狭い利口に発射し、入り口を広げる。
幼女をお姫様抱っこで抱えた杏子がそこに駆け込み、デストロイアも続く。

デストロイア「クォオオオオオ!!」

オキシジェン・デストロイアーレイを連射して邪魔な壁や床、瓦礫を破壊して内部へ進む。そしてようやく、内部の防衛軍の駐留している所まで辿り着いた。

ドゴォオオン!!

兵士「!?」

壁が粉々に吹き飛び、敵かと思った兵士達に緊張が走る。

デストロイア「コォオオオオオ!」

しかし、そこから顔を出したデストロイアを見て兵士達は緊張を解いた。そしてその足元から、幼女を抱えた杏子が跳び込んで来た。

兵士「魔法少女の、佐倉さん!?」

杏子「この子を頼む!」

兵士に幼女を預ける杏子。

兵士「解りました。佐倉さんは?」

杏子「まだ仕事が残ってるんでね!行くぞ、デストロイア!」

元来た道をデストロイアと共に戻って行く杏子。

杏子「モモ・・・何処だ!?」

外に跳び出す杏子。

デストロイア「クォオオオオオオオオウ!!」

デストロイアは跳び上がると、瞬時にその姿を変え、飛行体になった。

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウウウウ!!」

杏子は飛行体へ姿を変えたデストロイアの肩に掴まり、モモが逃げた方角へ飛ぶ。
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/20(日) 02:56:39.30 ID:ddORjOk20
モモ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

必死に街の中を逃げるモモを地面から低い位置を浮遊するドゴラが追い掛ける。

杏子「こっちで良いんだよな・・・?くそっ!間に合ってくれよ!!」

モモ「きゃああああ!!」

モモの悲鳴が響く。モモのすぐ横後ろにドゴラの触手が打ち込まれ、その振動でモモが転んだ。
かなり高い場所で、右手には市街地を見下ろせる道路。

モモ「・・・っ!!」

直ぐに起き上がって走り出すモモ。

杏子「デストロイア!あっちだ!!」

デストロイア「クゥウウウウウウウウウウ!!」

全速力で声のした方に向う杏子とデストロイア。

モモ「(もう走れない・・・)」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

モモの足がふらつき、地面に手を付くモモ。その小さな存在を巨大なドゴラが見下ろす。目は無いが。

モモ「(此処で・・・終わりなのかな・・・?仕方無いよね・・・お姉ちゃん、ゆまちゃん、あいりさん、イカちゃん・・・魔法少女の皆さん・・・)」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

ドゴラがモモを触手の先端の指で掴もうと、何本も触手を伸ばして来る。

モモ「(だけど・・・此処で私が生きるのを、足掻くのを止めるのは、私達の為に命懸けで戦ってる人達への、怪獣達への裏切り!)死んで・・・堪るもんか!!」

モモは力を振り絞って駆けて触手を避ける。地面を砕く触手。

モモ「きゃあああああああ!!」

モモは瓦礫と共に吹き飛ばされ、道路の右へ落ちていく。

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

そのモモへ触手を伸ばして捕らえようとするドゴラ。そして、その先端の指がモモを捕まえた。

モモ「いや!離して!!」

杏子「モモーーっ!!」

デストロイア「クゥウウウウウウウウウウ!!」

それを見える位置まで来た杏子とデストロイアが叫ぶ。ドゴラはモモを引き寄せ、オキシジェン・デストロイヤーレイで攻撃しようにも慎重に狙いを付けないとモモまで消し飛ばしてしまう程に密着している。

モモ「お姉ちゃーーん!!」

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

ドゴラはモモを飲み込もうと身体の下部中央にある口を開く。

モモ「いやぁああああああああ!!」

杏子「止めろぉおおおおおお!!」
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/20(日) 02:57:31.41 ID:ddORjOk20
アーマード・モスラ「ギィアァーッ!!」

突如、響くアーマード・モスラの声。そしてドゴラの身体を走る線。

ドゴラ「・・・!!」ドクンドクン

その線は、刃になっているアーマード・モスラの翼がドゴラの身体を斬った切断線。軟らかいドゴラの身体は紙のように切り裂かれ、絶命。
力を失った触手はモモを落とす。

モモ「あぁあああああ!!」

しかし、急旋回したアーマード・モスラがモモの下に回り込んで、彼女を背に乗せた。

モモ「モスラ・・・助けてくれたの?」

アーマード・モスラ「ギィアァ!」

そしてゆっくりとじめんに降りるアーマード・モスラ。

杏子「モモッ!」

上に来たデストロイアから杏子がアーマード・モスラの上に跳び下りる。

杏子「モモ!無事か!?」

モモ「・・・っ!」

杏子を見て目に涙を溜めるモモ。

モモ「うわぁああああああん!お姉ちゃあああああん!!」

モモは泣きながら杏子に抱き付いた。

杏子「おっと・・・」

優しく抱き返す杏子。

モモ「怖かった・・・私、凄く怖かったの・・・」

杏子「あぁ、あたしもモモを失うかと思って、すげぇ怖かった」

モモ「私、生きる事を投げ出さなかったよ!足掻くのを止めなかったよ!助けてくれるって信じてたから!!」

杏子「あぁ、偉いなモモは。まぁ、結局あたし達は間に合わなかったけど・・・モスラの女王のお陰で助かったな」

モモ「うん・・・」

アーマード・モスラ「ギィアッ」

杏子「さて・・・ずっと一緒にいてやりたいけど、あたし達はまだまだ仕事が残ってる。ダチを助けて、悪い悪魔どもをぶっ倒さなきゃなんねぇ。そろそろ行かないとな」

モモ「うん・・・解ってる」

杏子はモモを抱き上げて、アーマード・モスラの上から跳び下りた。デストロイアも地面に着地する。
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/20(日) 02:57:57.69 ID:ddORjOk20
モモ「お姉ちゃん、私、この辺りに隠れてるね」

杏子「シェルターまで行かなくて良いのか?」

モモ「戦いはこの辺まで広がって無いから、大丈夫だよ。それよりも、少しでも早く皆と合流してあげて欲しいの。皆お姉ちゃんたちの力を必要としてる筈だから」

杏子「モモ・・・でも」

モモ「大丈夫!危ないと思ったら早めに逃げるから!!」

杏子「・・・迷ってるだけ時間の無駄だな。解った、やばいと思ったら直ぐに逃げろ。
助けられるなら助けてやるけど、状況によっちゃ無理だからな」

モモ「うん、解ってる!」

杏子「じゃあ、あたし達は行くよ」

モモ「行ってらっしゃい。私は、ううん、私も信じてる。お姉ちゃんたちは必ず勝つって」

杏子「あぁ、あたし達は絶対勝つさ。負けられないからな」

モモ「うん。モスラ、助けてくれてありがとう」

目の前のアーマード・モスラに頭を下げるモモ。

アーマード・モスラ「ギィアァッ!」

杏子「さて、行くぜ、相棒!モスラ!!」

デストロイア「クゥウウウウウウウウ!!」

姿を変え、飛行体から巨大な完全体に変身するデストロイア。

デストロイア(完全体)「グゥオオオオオオオオオウ!!」

アーマード・モスラ「ギィアァ!!」

デストロイアの右肩に杏子が跳び乗り、デストロイアとアーマード・モスラは戦場の廃墟になった中心街へモモに見送られて飛んで行く。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/20(日) 02:59:24.64 ID:ddORjOk20
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!。
明日はあんまり遅くならないようにしたいです・・・。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/20(日) 03:10:33.53 ID:UBPq4eHho
お疲れ様でした。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/20(日) 20:11:22.41 ID:VGGwyxADO
乙です。

モモちゃん頑張ったなぁ。ドゴラが狙ってきた理由も何かありそうだったしこれからの展開に期待。
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/21(月) 02:43:11.46 ID:ARSngxMj0
ロリこんばんは。うーむ、遅くなってしまいました・・・。

>>432

モモちゃんは頑張りましたよ!勿論、理由はあります。

再開します。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/21(月) 02:49:12.32 ID:ARSngxMj0
見滝原、中心街

私達は、地下のシェルターから出て来た、さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、みらい、サキ、すみれ、イカ娘、デストロイア、ビオランテと合流して敵の大群と戦う。

ゴジラ(FW)「・・・」

モンスターX「・・・」

最強の怪獣王ゴジラとモンスターX。2体は対峙したまま身構えて静止している。2体から強大な闘気が溢れ出る。

ゴゴゴゴゴゴ・・・

2つの闘気はせめぎ合い、大地を震わせ、大気を震わせ、触れる物があればそれを粉砕する。
近くにそびえていた、ビルの残骸が更に崩れて完全に崩壊していく。闘気の反発が限界に達し、2体の間で電光が生じて荒れ狂う。

ゴジラ(FW)・モンスターX「・・・!!」

2体は轟音を廃墟と化した見滝原の中心街に響かせて駆け出した。2体が激突・・・!!

ギュオオオオオオオオオ!!

激突しようという時に、いきなり空から響く、降下音。

シェルター内、司令室

JB「はぁ・・・こっちの襲撃は何とかなったな・・・機器をやられて外との通信やらはまだゴチャゴチャしてて中々繋がらないけどな」

KB「んな事より、妙だと思わねぇか?」

JB「何が?」

KB「はぁ・・・テメェがバカだって事は知ってたけどよ、この状況で何が妙か解んねー程だとは思わなかったぜ・・・」

JB「うるせー!何が妙なんだよ?」

KB「あのギドラ共の親玉のモンスターXって名乗った怪獣だ。テメェ、あの超怪獣のギドラ共の王が、あの程度の力だと本当に思うか?」

JB「あぁ、そいつはオイラも妙には思ってた。でも、あいつ自身がそう名乗ったし・・・モンスターXが王ってのは間違いないと思うけど」

KB「ま、何にせよ今は様子見だな」

JB「逃げ無いのか?」

KB「はぁ?逃げるって何処にだよ。あいつらが負けたら地球に安全な場所なんて無くなっちまうだろうが」

JB「それもそうか・・・ん?大型隕石の1つが、動き出したぞ。凄い速さで大気圏に突入しようとしてるぜ」

宇宙に浮かんでたギドラ族の11個の隕石の1つが地球へ降下を始めていた。

KB「ギドラ共のか?進路は?」

JB「進路は・・・日本!多分、見滝原だ!!」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/21(月) 02:49:56.29 ID:ARSngxMj0
修正

×私達は、地下のシェルターから出て来た、さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、みらい、サキ、すみれ、イカ娘、デストロイア、ビオランテと合流して敵の大群と戦う。

○私達は、地下のシェルターから出て来た、さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、みらい、サキ、すみれ、イカ娘、デストロイア、ビオランテ、ラジンと合流して敵の大群と戦う。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/21(月) 02:51:15.34 ID:ARSngxMj0
見滝原、中心街

ゴジラ(FW)「!?」

モンスターX「・・・」

最強の怪獣王ゴジラとモンスターXは互いに急停止。最強の怪獣王ゴジラは音のした方角を見上げ、私達もそちらを見る。

まどか「な、何か落ちて来るよ!!」

それは赤く激しく光る巨大な隕石だった。中にキングギドラが一体優に入れる大きさがある。

ドゴォオオオオオン!!

そしてその隕石が爆発し、中から金色で、3本の首と2枚の翼、2本の尾を持つ怪獣が飛び出して降下して来る。

“近衛超怪獣 グランドギドラ”

グランドギドラ「ギシュアァーウウゥ・・・」

ほむら「あれは・・・キングギドラ?」

マミ「・・・では無いようね」

モンスターXの隣に、身長は140メートル、全長は300メートルほどとキングギドラと同じくらいで姿は良く似ているけれど、キングギドラのような鬣は無く、中央の首の後ろ向きの角は長くて枝分かれしている。顔つきは格段に凶悪で、何より違うのは・・・!!

さやか「あ、あっちが本当のボス!?どう見てもギドラ族って感じだし・・・てか、キングギドラそっくりだし!!」

キリカ「ラスボスがやられてもいないのに、隠しボスの登場?早い、早いよ!!」

あの凶悪ギドラから感じられる力・・・!他のキングギドラや、最強の怪獣王ゴジラ、モンスターXに比べて数倍もの力を感じる!!
私がこれまで見た中で間違いなく最強の怪獣だった。

ミQB「し・・・信じられない!あれ程強大な力を持つ怪獣が存在していたなんて!!」

織莉子「私達が複数でかかれば、倒せない事は無いですが・・・(あれは・・・私が未来予測で見た3つ首の怪獣?いえ・・・違う、私が見たのは、あのギドラよりも更に上・・・あんなものではありませんでしたから・・・なら、早くモンスターXを倒してもらわ無なければ!)」

ゆま「モンスターXが何時までもゴジラを倒せないから、待てなくなって来た・・・とかかな?」

杏子「モンスターXに最初からゴジラとタイマンのつもりは無かったって、事かよ・・・!!」

QM「逃げ出したい、嗚呼、死にたくない、帰りたい」

ひより「キュゥマッドの心の俳句?」

QM「そうです」

こまち「そんなのどうでも良いわよ!!」」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/21(月) 02:53:23.43 ID:ARSngxMj0
遅くなってしまったので今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日!
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/21(月) 03:21:20.97 ID:3ICnq++Po
お疲れ様でした。

最後のQMの台詞にちびまる子ちゃんの友蔵みたいな台詞に吹いたww
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/05/21(月) 10:01:40.78 ID:wtMpAfzGo


とうとうグランドギドラが・・・あ、QMはもう帰ってくr(ry
ところでグランドギドラのソフビはお持ちで?結構でかくてオススメ。
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/22(火) 00:14:12.29 ID:tpa1goiSo
主さん今日の金環日食見たかな。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/22(火) 00:27:18.13 ID:tpa1goiSo
いや今日と言う言葉はおかしいか。昨日だったな。
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/22(火) 02:49:35.62 ID:lky5USXf0
ロリこんばんは。少しでも進めます。

>>438

あぁ、俳句・・・言われてみればそんなような・・・。

>>439

QMは逃げようにも四方が戦場で逃げ場所が無いです。とりあえず瓦礫の間に隠れてます。
グランドギドラのソフビは持ってますよー。まんだらけで確か1300円の格安で買えました。出しても置く場所が無いので箱に仕舞ったままですが。

>>440

見たお・・・TVで。生では見てないですね。

再開します。
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/22(火) 02:50:58.79 ID:lky5USXf0
モンスターX「ゴゥウウウウ・・・」

降りて来たギドラ族の怪獣を見たモンスターXは不満そうに唸り、聞こえて来たのは私達の予想に反する内容だった。
あのチャントのような会話だけど、チャントとの違いは、近くに聞く事が出来るものがいれば聞こえるみたいね。
そしてそれは言葉を使う怪獣達にも解るようだわ。

モンスターX「ヴリトラ・・・何故に待機命令を無視して此処にやって来た?」

咎めるような口調・・・ていうか、立場としては、あの凶悪な顔のグランドギドラより、モンスターXの方が上なの?
感じ取れる力は、あのヴリトラ?と呼ばれた怪獣の方が上なのだけれど。

モンスターX「これは我とゴジラ族の王とのかけがえの無い遊びの一時だ。貴公とはいえ、水を差す事は許さぬ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「申し訳ございません、カイザ・・・」

モンスターX「モンスターXだ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・は?」

モンスターX「今の我はモンスターXだ。折角この星の住民がつけてくれたのだ。貴公もそう呼ぶが良い」

グランドギドラ(ヴリトラ)「はぁ・・・では、モンスターX」

モンスターX「何だ?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「お戯れの所、邪魔をして申し訳ありませんが、少々、ご報告させて頂きたい事がございまして・・・」

モンスターX「ふむ、聞こう」

グランドギドラ(ヴリトラ)「実は・・・」

・・・?此処からは声が小さくて聞こえなかったわ。

モンスターX「ふむ・・・そうか、解った」

グランドギドラ(ヴリトラ)「では、私めが片付けて参ります」

モンスターX「よせ、ヴリトラ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「しかし、放っておいて宜しいのですか?彼の者はこちらへ向っているのです。あなた様の戯れの邪魔になるのでは無いですか?」

モンスターX「その者は最後の命を燃やし、我に会いに来ようというのだろう?無粋な真似をするな」

グランドギドラ(ヴリトラ)「しかし、少々危険では無いですか?」

モンスターX「危険?我にそれを警告する事ほど無駄な事があるのか?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうでしたな。では、私はそこで控えておりますので、何かあれば、申しつけ下さい」

モンスターX「うむ、わざわざ大儀であった」

みらい「待てよ・・・何なんだ、そいつは!?そのとんでも無く強い奴は何なんだよ!?」

里美「みらいちゃん・・・」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/22(火) 02:51:24.59 ID:lky5USXf0
モンスターX「ふむ、ヴリトラ、この星の戦士達に自己紹介せよ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「これは失礼。私はギドラ族の王であるこの方に使える近衛であり、キングギドラの上位体、グランドギドラの1体。
ヴリトラと名乗らせてもらっている」

ルカ「ヴリトラ・・・名は障害、宇宙を塞ぐものを意味し、リグ・ヴェーダ神話に登場する強大な竜神にして悪竜の事ですね」

あやせ「宇宙怪獣のあなたが、どうして地球の神話の竜の名を名乗るのよ?」

モンスターX「我が付けた。気に入ったのでな、我の腹心であるこの者をそう呼ぶ事にした」

すみれ「あのー・・・良いの?悪の竜の名前で・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「まぁ、我らグランドギドラそれぞれ固有名が無かったので、あった方が便利でもあったのでな。モンスターXはこの星の文化、特に我らギドラ族に似た竜や龍の伝承をいたく気に入っておられてな。
それを潰す事無く発展させる事が出来ればとお考えだ。そういう訳で我らの支配と管理を受け入れてもらえれば、色々と早くて助かるのだが・・・」

イカ娘「お断りでゲソ!」

かずみ「此処は私達の星だよ!」

海香「そういう訳だから、帰って頂けるとありがたいのだけれど?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうもいかん。これ程価値の高い星を放ってはおけん」

カオル「はっ!で?王よりもあんたが私達を排除しに現われたって訳?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「いや?私はモンスターXに報告に来ただけで、諸君らと刃を交えようという訳ではない。
私の事はいないものと思って気にしないて結構」

ニコ「信じろって?」

モンスターX「今はこの者に手出しはさせん。さぁ、ゴジラ族の王よ、続きといこうでは無いか!」

モンスターXが身構える。
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/22(火) 02:52:15.11 ID:lky5USXf0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうごいます!
それでは明日に!
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/22(火) 03:22:36.63 ID:tpa1goiSo
お疲れ様でした。
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/22(火) 23:53:39.37 ID:g3Lo91hDO
乙です。

モンスターXも結構茶目っ気があっていいね。グランドギドラも紳士っぽいし。
敵なのにどこか憎めないキャラ付けが好きだなぁ。

グランドギドラに限らないけど、デカくて翼がある奴って場所取りますよね……(某ドラゴン型ゾイドを見ながら)
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/23(水) 03:13:57.02 ID:Y2FbMYN50
ロリこんばんは。ぎゃああああ!こんな時間!!

>>447

モンスターXもグランドギドラも余裕の態度で、その余裕に相応しい力を持つ大物ボスとして描いているつもりです。
魔法少女達の力を認め、彼らなりに敬意を持ってます。

あぁ、場所取りますね・・・何体もあるし、余計に・・・。

再開します。
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/23(水) 03:15:33.83 ID:Y2FbMYN50
ゴジラ(FW)「グォウウウウウゥ・・・!」

対峙するモンスターXが身構えているにも関わらず、ゴジラはそちらよりも新しく現われたグランドギドラを警戒しているようだった。
私達も回りの敵怪獣獣との戦闘中に、グランドギドラに強襲されるのでは無いかと気が気では無くなって集中出来ない。

マミ「ティロ・・・」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

マミ「きゃあっ!?」

その中、姉さんが比較的高いビルの残骸の上からティロ・フィナーレを撃とうとしていて、それの護衛についていたメカキングギドラが狂龍アンギラスとの格闘中に、此処までの疲れでしょう、
押されて姉さんの立つビルの残骸に背中から激突、崩壊してティロ・フィナーレの大砲銃を抱えたまま落ちる。
そして姉さんが落ちる場所には、怪獣王の幼体ミニラの尻尾が。

どすん!

姉さんが怪獣王の幼体ミニラの上に落ちて、何か凄い重そうな音がした。

ミニラ(初代)「!?」

ズゴァアアアアアアア!!

そして、さっきから弱そうなというか、実際弱いリング型の放射火炎しか吐けなかったのに、姉さんが尻尾に落ちた時、成体ゴジラに劣らないくらいの放射火炎が口から発射された。

ガバラ「グーワワワワワワワオオオ!?」

それがこの怪獣王の幼体ミニラを殴って圧倒していたガバラに直撃、ガバラは引っ繰り返った。

マミ「・・・こ、これは・・・その、アレよ!アレなのよ!!」

杏子「どれだよ」

さやか「さ、流石ですね、マミさん!転んでもタダでは起きないですね!!」

ほむら「えぇ、意味流石だわ、姉さん」

ミスも偶然とはいえ攻撃に転換する辺り、運も強いのでしょうね。

まどか「え、えーっと、えーっと、マミさんって・・・」

まどか、お願いだから、フォローのつもりが逆効果・・・なんて止めてね?天然なまどかとはいえ、それは無いと・・・

まどか「凄く重いんですね!!」

無いと思っていた時期が私にもあったわ。

みらい「うわぁ・・・ストレートに言ったな・・・」

マミ「うわぁああああああああん!!」

杏子「泣くなよ、面倒くせぇ・・・」

キリカ「おおぅ、マミマミマジ泣き・・・」

あやせ「いや、今のは泣くわよ」

マミ「これは、ティロ・フィナーレの銃が重かったのよぉおおおおおお!!」

ほむら「そうね・・・だから泣き止んで」

マミ「解ったわ・・・グス・・・って、大体、私が落ちたからって、強力な熱線が吐けるってどういう事よ!?」ジャキッ!!

姉さんが怪獣王の幼体ミニラにティロ・フィナーレ銃を向ける。

ミニラ(初代)「ピギィイイイイ・・・!」

怯えてるし。被害者に八つ当たりとか何この理不尽な仕打ち。
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/23(水) 03:16:42.16 ID:Y2FbMYN50
織莉子「あの・・・落ち着いてください」

ゆま「大丈夫!マミ、ビオランテよりは軽いよ!!」

30万トンのビオランテと比べたら、どんな怪獣だって軽いわよ。姉さんは怪獣じゃ無いけど。

マミ「怪獣と比べないで!!」

モンスターX「魔法少女・・・体重をも使い、味方の攻撃を支援するか・・・恐るべきものだな」

グランドギドラ(ヴリトラ)「いやはや、諸君らには驚かされる」

感心されてるわよ、姉さん。しかも嫌味は全然無い素直な賞賛。

マミ「黙りなさい!!」

ミQB「マミは重くないよ!!」

マミ「重くない・・・それは軽くも無いという事かしら?」グリグリ

姉さんがミキュベイの頬に精製したマスケット銃の銃口を押し付ける。

ミQB「我々の業界ではご褒美です!」ハァハァ

予想通り、という感じのミキュベイね。全く、淑女なんだから。

サキ「遊んでる場合か・・・?」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/23(水) 03:19:14.86 ID:Y2FbMYN50
以前にミニラの尻尾にマミさんがドスンして、ゴジラ並みの熱線を発射しそう、という書き込みがあったのでやってみました。
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日!
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/23(水) 03:32:52.92 ID:XTT0z9y4o
お疲れ様でした。

明日はどうかなぁ・・・。
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/24(木) 00:12:05.58 ID:xRqHGcrDO
乙です。

マミさんの尻に潰されたミニラが羨ましいと思った自分はもうダメかもしれない。
それにしてもミニラって顔がおっさんっぽいよなぁ……FW版はだいぶ可愛くなったと思うけど。

あの場所を取りまくるギル閣下を何体もとは強者ですな。2体目も欲しかったけどあの時期は禁ゴジュが控えてたら値段と置き場には勝てなかったよ……
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/24(木) 03:01:36.59 ID:bNOmFFRDo
来ない・・・。
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/24(木) 03:15:52.18 ID:mJ8hhrj20
ロリこんばんは。遅くなったけど。それなりの量を書けました。

>>453

大丈夫です。健全な発想です。昭和ミニラって全然可愛くないよね。ていうか怖い。

ギル閣下は旧やドラゴン合わせて9体。正気じゃないね。

再開します。
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/24(木) 03:17:53.59 ID:mJ8hhrj20
モンスターX「ふむ・・・ヴリトラが気になって、我との戦いに集中してはくれぬか。ふふっ、貴公、信用されてはおらぬようだぞ?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「お戯れを・・・まぁ、敵である私を信じろという方が無理でしょうな」

モンスターX「それでどうする?貴公、宇宙へ戻るか?というか戻ってくれ。でなければ我が楽しめぬ」

完全に命懸けの戦いを娯楽にしているようね・・・

グランドギドラ(ヴリトラ)「ご命令でしたら戻りますが、此処はこうましょう」

モンスターX「貴公は相変わらず堅いな。冗談が通じぬ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「私の性分です故・・・お前達」

キングギドラ・ガイガン(初代)「?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「戦闘を止めろ、直ちにだ」

キングギドラ「フィロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギシィイイッ!!」

ヴリトラというグランドギドラが一言発すると、私達と戦っていたギドラ族の怪獣達が遠距離で戦っていた奴は光線による攻撃を止め、
近距離で戦っていた奴は翼も使って大きく後ろにバックステップ、距離を取る。

あいり「な・・・何だ?」

スペーズゴジラ「ギャーオオオオオオウ?」

かずみ「攻撃を・・・止めた?」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ・・・?」

こまち「ちょ・・・何なのよ?」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!?」

ルカ「一体何のつもりでしょうか・・・?」

ダガーラ「ズシュエエエエエエエーー・・・」

キングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは私達から距離を取って攻撃を止めても、他の怪獣達はそうする訳では無かった。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワ!!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウウゥ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイイ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオウ!!」

ドゴラ「・・・!」ドクンドクン
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/24(木) 03:25:32.63 ID:mJ8hhrj20
すみれ「!!でも、ギドラ族以外の怪獣達は襲って来るわよ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

みらい「はん!どんどん来やがれ!!」

ジャルム「グァーオオオオオオウ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「ギシュアアアアアーーウウゥ!!」

ヴリトラが3本の首をそれぞれ別の方向に向けて、周囲のそれらの怪獣に向けて、これまでの落ち着き払った態度からは想像も出来ない・・・というか、
その落ち着いた所の方があの凶悪な姿らしく無いのだけれど、その姿らしく凶暴に、強大に咆哮する。

ヘドラ(初代)・ヘドラ(FW)・アンギラス(初代)・アンギラス(FW)・バラゴン(初代)・ラドン(初代)・ラドン(平成)・クモンガ(FW)・カマキラス(FW)・メガギラス・ガバラ・ドゴラ「!!」ビクッ!!

ただ吼えただけ。でもその咆哮をぶつけられた敵の怪獣達は全て萎縮して動きを止め、攻撃を止めた。

さやか「え?ほ・・・吼えただけで?」

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアァーーイ!!」

まどか「か・・・怪獣の動きを止めちゃった・・・」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ」

杏子「動物ってのは、本能的に強い奴には逆らえないようになってるからな・・・あいつらは怪獣だが、基本、野生動物と同じだ」

デストロイア「ギャーオオオオオオオウ」

エリーゼ「でも、強大な公害怪獣ヘドラや、意思も無さそうなドゴラまで止めたわね」

メガロ「ジュエエエエエーッ!」

キリカ「あれ?ひょっとして私達、とんでも無いのと戦おうとしてる?」

デスギドラ「グァアアアアアアーーアアアーーアアア!!」

マミ「・・・どういうつもりかしら?」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「見ての通りだ。このまま戦ってお互い不要な消耗をする事もあるまい。無駄に争うのは嫌いなのだよ、私は。
それに君達は相当疲労が溜まっているのでは無いかね?」

ほむら「・・・そうね、否定はしない」

バトラ「グギョオオオオオオオン!」

そう、幾らグリーフシードで生命力を回復出来ても、長時間魔力で強化して負担が掛かり、酷使され続けた私達の身体は既に悲鳴を上げている。
今は立っているけど、さっきから戦闘中も倒れ込みたい衝動に駆られる。それは相棒の怪獣達や、味方の怪獣達も同じだと思うわ。

グランドギドラ(ヴリトラ)「今は諸君らに手は出さ無いでおこう。無論、そちらが戦いたいというのならこちらも応戦させて貰うがな」

モンスターX「ふむ、考えてみれば、ゴジラ族の王も消耗していたのか。貴公と戦いたくて失念してた、許すが良い」

ゴジラ(FW)「グゥウウウウウウ・・・」

モンスターX「しばらく貴公らは休んでおれ。ゴジラ族の王、貴公もな。間も無くゲストが到着する。あぁ、我らの敵であるから案ずるな。そちらの・・・まぁ、味方と考えて良いのでは無いか?」

味方?

ほむら「姉さん、知ってる?」

マミ「いえ、私は知らないわね・・・」

里美「や、休めるなら休みたい・・・」

バルガロン「フィーファアアアアア・・・」
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/24(木) 03:26:18.63 ID:mJ8hhrj20
あやせ「どうして私達にトドメを刺さない訳?今が絶好のチャンスじゃない?」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエン!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らの力、是非ともモンスターXの為に役立てて欲しいのだよ。気が変わる事を期待して今は生きていて貰う」

カオル「変る事は無いと思うけど?」

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「まぁ、今は交渉する時でも無いからな。だが今、諸君から私達に協力するという返事が貰えれば、一番話が早くて助かるのだがね」

サキ「私達がその問いに“はい”とでも答えると思っているのか?」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「いいや。まぁ、ゆっくり今は休んで後で冷静に考えると良い」

織莉子「余裕ですね・・・私達に回復の時間を与えて良いのですか?」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「何も問題ない」

イカ娘「うっわぁ・・・自信たっぷりでゲソね」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!」

ニコ「君と一緒だな」

メカゴジラU「キシィイイイイイイ!!」

ひより「私達なんてその気になれば何時でも殺せるって事・・・?」

モンスターX「ふふっ、さてな?そうでは無い事を期待しよう」

ミQB「・・・後悔する事になるよ?」

オルガ「ギギュウウウウウーーウウウ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「どうかな?」

ゆま「休めるなら休みたいよー・・・ゆま、もう駄目ー!」

ゆまが地面に大の字にひっくり返って、魔法少女の変身を解除。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!」

ドスゥウウウウウウウウン!

ビオランテも地響きを上げて前のめりに倒れ込んだ。
それにつられるように私達も座り込んだり、倒れたりして魔法少女の変身を解除。魔力にで支えて動かしていた身体はしばらく動かせそうに無かった。
ていうか・・・

ほむら「いだだだだだだだだだ!!」ゴロゴロ

痛い!全身が筋肉痛で痛い!

杏子「元気だな、ほむら・・・あたしは一歩も動けねぇよ」

ほむら「いや、これは違・・・あいだだだだだだ!!」ゴロゴロ

のた打ち回る私。
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/24(木) 03:27:15.85 ID:mJ8hhrj20
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/24(木) 03:34:20.62 ID:bNOmFFRDo
お疲れ様でした。

はぁ・・・。明日も忙しく遅くなるんだろうなぁ。
まあさておき、期待しています。
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/25(金) 03:02:26.99 ID:gzKDsBUx0
ロリこんばんは、うーん・・・中々進まない・・・。

>>460

すいません、遅くなりました。期待に応えられるよう、頑張りたいです。

再開します。
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/25(金) 03:03:15.93 ID:gzKDsBUx0
私達は床や瓦礫の上に座り込んだり、寝るというより殆ど地面に倒れ込んだりして身体を休める。
怪獣達も地響きを上げて次々に倒れ込む。

クレア「今、襲われたら一巻の終わりですね」

機龍ブラック「ギォオオオオオン・・・」

マミ「えぇ・・・でも、それなら既に攻撃されてるでしょうから、それは無いんじゃ無いかしら?」

クレア「だと良いのですが」

サキ「私達など倒そうと思えば何時でも倒せるという感じだな・・・実際、今はそうだが」

海香「正直、甘く見ていたわ・・・何とかなるかも知れないと思っていたけど・・・何ともならないかも知れないわね」

かずみ「海香!弱気になっちゃ駄目!!」

海香「解ってる。まだ、私達は生きている、足掻ける。この指の1本でも動く限り、私は抵抗を止めない。勝ち目が無くとも、奇跡を信じてでも戦うわ」

かずみ「うん・・・」

カオル「それにしてもこっちが回復する時間を与えてくれるなんて、予想外・・・」

キリカ「さぁ、回復してやろう、全力でかかって来るが良い、とでも言いそうだね」

みらい「くそっ、舐めやがって!」

ニコ「最も、時間を貰って有利になるのはこちらだけでは無いけど」

ニコの言う通り、日本、世界の各地から防衛戦力を壊滅させたキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが今も次々に集まって来て、私達を遠巻きに囲んでいる包囲網に加わり、今やおびただしい数になっていた。数える気もならない。
少数でも短時間で倒すにはソウルジェムのリミッターを解除して全力で戦わなければならないのに、あの大群を全部倒さないといけないと思うと気が滅入る。
まぁ、今は休んでいるゴジラ族やモスラ族を始めとする味方の怪獣もいるから何とかなる・・・のかしら?

さやか「まどか、ほむら、あたし達勝てるのかなぁ・・・?」

まどか「さやかちゃん・・・」

ほむら「さぁ?やってみなければ解らないわ。最も私に言わせれば、こんな状況、絶望するには早過ぎる、というより危機の内にも入らないわ」

さやか「そうか・・・ほむらは今まで・・・うん、ごめん、ちょっと弱気になっちゃってた」

ほむら「あなたは、何時もと同じように何も考えずにお気楽に構えてれば良いのよ。バカなんだから、難しい事を考えると知恵熱を出すわよ」

さやか「はい、うるさい!あんたは少し、発言を遠慮しても良いと思う!!」

まどか「あはは、こんな時でもほむらちゃんとさやかちゃんは何時も通りだね。凄いなぁ」

ほむら「まどか、不安でしょうけどあなたは私が絶対に守るから安心して良いわ」

まどか「うん・・・ほむらちゃんが言ってくれると安心できるね」

ほむら「マドカァ!!」

まどか「ホムラチャン!!」

さやか「何この扱いの差」

何時も通りでしょう。

杏子「なぁ、あいり、この状況どう見る?」

あいり「奴らこっちを舐めてるのか、紳士的なのか・・・それはともかく、単にこっちを回復させてくれるだけじゃ無いだろうな。
向こうとしても援軍が集まるのを待ちたいんじゃ無いのか?」

杏子「それもありそうだな・・・あのヴリトラとか言う奴、こっちを舐めてるって言うより、寧ろ警戒してるんじゃ無いか?」

あいり「油断のなら無い奴だな・・・それと気になるのがモンスターXが言っていたゲストだ。何が来るって言うんだ?」

杏子「解らねぇが・・・あのモンスターXは多分戦いたがってる。相当強い怪獣なんじゃ無いか?」

あいり「やっぱりそうなるか・・・」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/25(金) 03:04:35.28 ID:gzKDsBUx0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日!先週とか寝ちゃったから、今週は書きたい。
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/25(金) 03:18:28.79 ID:xl4nXiWIo
お疲れ様でした。

残るは白亜紀ギドラ(ヤングギドラ)とクマソガミぐらいか?
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/25(金) 18:34:55.99 ID:xl4nXiWIo
S.H.MonsterArtsのHPにキングギドラの画像が追加されたよ。

http://tamashii.jp/special/shma/index.html

キングギドラ
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_01.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_02.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_03.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_04.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_05.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_06.jpg
ttp://tamashii.jp/special/shma/img/king_ghidorah/photo_09.jpg

466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/25(金) 23:49:51.80 ID:k9ziXays0
しかし、世界中の怪獣が見滝原に集まっているのなら

【まどかマギカ】愛と勇気が勝つストーリー【捏造最終回単発ネタ】

みたいに、世界中の魔法少女が集まって一致団結してもよかったんじゃないかと思っているのですが。
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/05/26(土) 00:23:13.78 ID:DyUjEofjo
ゲストってのはやっぱり今見滝原に向かってる相当強いどころか、
体内放射だけでも周囲を焼き尽くすあいつしか・・・。
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/05/26(土) 01:03:26.99 ID:DcW7ry3t0
あいつはどういう性格なんだろうな・・・

しかしこうしてみるとモンスターXやグランドは別格としても
ギドラ族だってガイガン生み出したりする知能はある訳だ、ならばギドラ族はデスギドラ見て何を思うのだろう
デスギドラは過去に交戦したギドラ族の姿(や恐竜の姿)を真似てあの姿になったって設定もあるし
因縁のある個体とかいたのかしら
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/26(土) 03:56:03.98 ID:utmJz0bs0
ロリこんばんは。

>>464

白亜紀ギドラとクマソガミは・・・うーん、出番はあるかも知れない。後、出てないと言えばコウモリ人間もね。まぁ、多分出ないけどね。

>>465

おおおおおおおお!前に展示されたサンプルより、ずっと良くなってるね!めっちゃ欲しい!
ゴジラみたいに原型とえらい違う、なんていう事態にならないように祈ろう。

>>466

最後に奇跡の不思議パワーで、世界中の生き残っている魔法少女達が空間転移で登場!戦死した魔法少女達も魂になってその時だけ闘う力を得て登場!とか今考えました。

>>467

そのあいつしかいないよ。

>>468

どういう性格か・・・うーん、まぁ、原作VSデストロイアと同じと考えて貰えれば。
説明する機会が無くて説明できて無いけど、このSSでは、デスギドラはギドラ族だけど、単独で宇宙を放浪して好き勝手暴れている・・・という設定。他のギドラ族と違って同族意識は皆無なので、敵対する事もある。
そして魔法少女の怪獣になってて、元の個体の意識は無いとギドラ族も知っているので特に裏切り者とかは思われて無い。
寧ろメカキングギドラの強化改造の方に興味を持つ、というシーンを入れたい。

再開します。
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/26(土) 03:56:51.88 ID:utmJz0bs0
見滝原、中心街、包囲網内

武田がカメラを、魔法少女とその相棒達の怪獣や味方の怪獣、それらを包囲している敵の怪獣達に向け、百合がリポートする。

百合「皆さん、先ほどシェルターが襲撃されましたが、ご無事でしょうか?BSデジタルQのスタジオも襲われたのですが、先ほど復旧しましたので、放送を再開致します。
私達はご覧のとおり、キングギドラやガイガンを始めとする、怪獣達の包囲網の中にいるのですが、命の限り放送をお送りする所存です」

武田「・・・今更だけど、俺達生き残れるのかな・・・?」

百合「さぁね?もう何処にも逃げ場は無いし、こうなったら、あの娘達に一蓮托生するしかないよ。あの娘達が負けたら私達はギドラ達のエネルギーにされちゃうんだから。
さて、放送が中断されていた間の出来事を簡単に説明しますと、あのゴジラ族で最強と言われる個体が、モンスターXと激突、互角の戦いを繰り広げ、その周囲では魔法少女と味方の怪獣達、ギドラ族を始めとする敵の怪獣達が史上最大規模の乱戦を繰り広げていました。
そこへ、あの凶悪な顔付きのキングギドラが飛来」

武田が、今は静かに佇む金色のグランドギドラを映す。

百合「何かモンスターXや魔法少女達と話をしていたような様子でした。それからゴジラとモンスターXは戦闘を中断、敵の怪獣達も魔法少女達への攻撃を止めた模様。
魔法少女達は変身を解除し、彼女らの怪獣達と共に休んでいるようです。何故か敵は攻撃をして来ませんが・・・何を考えているのでしょう。
そしてこうしている間にもキングギドラとガイガンが次々に此処見滝原に集結して来ます。世界各地の戦況は解りませんが、防衛軍を壊滅させた彼らが来たのでは無いでしょうか?
魔法少女と地球を守ろうとする怪獣達は休み、敵は戦力の集結を待つ・・・これ程多くの怪獣達が集まっていながら今は彼らの息遣いが聞こえるのみでとても静かです。しかし、これは嵐の前の静けさでしょう。
もう直ぐ地球と人類の運命を決する最終決戦が始まる・・・そう思えてなりません。私は・・・私は魔法少女と怪獣達、この星を守ろうとする戦士達を信じます。皆さん、決して絶望せず、希望を捨てないで、信じて下さい」

シェルター、司令部

JB「なぁ、遠距離の通信はまだ繋がらねぇのか?遠くの戦況が知りたいんだ」

観測員A「侵入した怪獣達が通信施設を通る時に、あちこち壊されたからね。今、技術者達が懸命に修理しているわ。
さっきから、通信が届いている事だけは解っているけど、ちゃんと受信できていないから、内容は解らないわね」

JB「通信が?何処からだ?」

観測員A「バース島よ」

KB「確か、冬眠してたゴジラをそのまま眠らせて保管してたんだっけか」

観測員A「いえ、私は知らないけれど・・・そうなの?本当だとしたら、マギカで極秘中の極秘じゃないの?どうしてあなたが知ってるの?」

KB「どうしてって、そりゃ調べたからに決まってんだろーがよ」

JB「お前も相当ヤベェ橋渡ってんな・・・オイラが言えた事じゃねぇけどな」

KB「あ?俺がテメェみたいなヘマするかよ。一緒にすんじゃねーよ」

JB「・・・」


観測員A「バースト島で何かあったのかしら?」

KB「だろうな。そのゴジラが目覚めてこっちに来てるとかよ。っち、嫌な予感がしやがる」

JB「ゴジラだったら敵じゃないだろうし、ま、そんな不安にならなくて大丈夫なんじゃ無いか?」

KB「俺はテメェのバカで気楽な所が偶に羨ましいぜ。真似したいとは思わねぇけどよ」

JB「・・・殴って良いか?」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/26(土) 05:13:22.89 ID:utmJz0bs0
ちょっとだけだけど、眠たくなったので今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
明日は、うーん、適当な時間に。夜遅くでは無いと思う。
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/26(土) 05:28:02.61 ID:akXqL9/Yo
お疲れ様でした。
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/26(土) 22:42:43.53 ID:akXqL9/Yo
ふと思い立ったのはグランドギドラの体表(翼の付け根・太腿)の部分がウルトラマンに出てくるレッドキングの
皮膚のようだなぁとわかった。
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 02:18:53.16 ID:35k1Pqkh0
ロリこんばんは。すいません、めっちゃ時間掛かりました。

>>473

そうだっけ。映画見ても気付かなかった。ソフビだと解るのかな。
そういえばULTRA−AVTでようやくレッドキング出るね。レッドキングですらこんなに遅いとは・・・もうメジャー怪獣すら出るのは絶望的に思えて来た。

再開します。
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 02:19:58.33 ID:35k1Pqkh0
見滝原沖

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオウ!!」

マンダ(初代)「ゴォアエエエーン!!」

海中で水爆大怪獣ゴジラを深海の守護神がその長い身体で縛り上げ、水爆大怪獣ゴジラは全力でもがいて振り解く。

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァェッ!!」

エビラ(初代)「ギャギャーアアアアアアーアアア!!」

豪力巨獣ゴジラと南海の悪魔エビラが海面で格闘戦を繰り広げる。

風間「うぉおおおおおおおっ!!」

機龍1号機「ギォオオオオオオオン!!」

ジラ「グァアアアアアアア!!」

ゴシャアッ!!

港で風間の機龍一号機がジラの顎に強烈なアッパーカットを炸裂させる。顎の骨を砕かれたジラは血を口から撒き散らせる。
更に機龍はしゃがんでジラの足首を尻尾で払って転倒させる。

風間「トドメだ!!」

機龍1号機は右手をスパイラルクロウに変形させて、回転、顎を砕かれて口が閉じれないジラの中に突っ込んだ。
スパイラルクロウはジラの頭部を粉砕する。

ジラ「・・・」

物言わぬ屍となったジラ。

ガニメ「キェエエエエエエエッ!!」

ドゴォン!!

風間「っ・・・!」

機龍1号機「ギォオオオオオオオン!?」

しかし、攻撃後の隙を見せた機龍1号機の背中にガニメが突進する。前方に倒れる機龍1号機。

風間「くそっ・・・!まだまだだ!!」

即座に機龍を起き上がらせ、ガニメと対峙する。

尾崎「ぐっ・・・!くっ・・・!」

機龍2号機「ギォオオオン!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

機龍2号機は公害怪獣ヘドラと手を掴み合って押し合う。機龍2号機は7万2千トンに対して成長期の公害怪獣ヘドラは10万トンを超え、加えて金属のロボット怪獣は生身の怪獣よりヘドラの硫酸を含んだ身体に溶かされにくいとは言え、触れているだけで融解してしまう。

尾崎「ちいっ・・・!」

機龍2号機は公害怪獣ヘドラの手を振り解き、バックステップして口から99式2連装メーサー砲を発射、ヘドラの巨大な右目に命中させる。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!?」

目を潰され、大きく怯むヘドラ。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

そのヘドラは後退し、海に跳び込んだ。

尾崎「逃がすか!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエーーン!!」

ガイラ「キシャーウォオオオオ!!」

しかし、海から入れ替わるように巨大海亀カメーバやガイラが上がって来て機龍2号機に向って来る。

尾崎「邪魔をするな!!」

見滝原の海の上で、中で怪獣同士、或いは怪獣と防衛軍の海軍戦力が激突し、港では中心街から来た防衛軍の陸軍戦力が海から上がって来る敵の怪獣を迎撃する。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/27(日) 04:45:47.84 ID:FCp5lfJCo
あれ?
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/27(日) 10:46:37.11 ID:FCp5lfJCo
昨日の深夜02:19:58頃に止まっちゃったな。報告もなしに。
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 17:22:43.54 ID:35k1Pqkh0
ロリこんにちは。昨日も寝てしまった・・・前に要望のあったヘドラ合体をどうしようか考えてて・・・。

>>477

ヘドラ合体のをどうするか考えてたら時間がえらく過ぎて寝落ちしてたよ!

再開します。
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 17:23:56.21 ID:35k1Pqkh0
ヘドラ(初代)「キュワワワワワ!!」

ヘドラ(初代)「ヒュワワワワワ!!」

ヘドラ達の動きが変る。さっきまでバラバラに戦っていた彼らが、港にいた固体は次々に海に跳び込み、海にいた個体達と共に、1点に集まり始める。

M機関兵A「な、何だ・・・?」

機龍3号機「ギォオオオン・・・」

M機関兵B「ヘドラ達が一箇所に集まり始めているが・・・」

機龍4号機「ギォオオオオオ!!」

M機関兵C「反応の数が減って、1体の巨大な反応になっていくわね」

機龍5号機「ギォオオオオオン!!」

3機の重武装型機龍に乗るM機関の兵士達の見るレーダーの反応に変化が起こっている。1箇所に集まっていくヘドラ達の数が減り、1つの反応が巨大化していく。

黒木特佐「これは・・・合体しているのか!?」

スーパーX3で陸戦部隊の指揮を執る黒木特佐は1つの結論を出した。

桐子「ヘドラは水があれば、液化、合体が出来る性質を持つ・・・あれだけのヘドラが合体したら・・・!」

グリフォンで空から支援を行なっている桐子。そして1体1体が全長200メートルを超え、体重が8万トンの汚染怪獣ヘドラと10万トンある公害怪獣ヘドラ、何10体ものヘドラが合体し海面に巨大な濁った銀色と、どす黒い色と、赤黒い色の絵の具を途中まで混ぜたような色の島のような巨体となった。

ガバァアアアアアアア・・・

水面が山のように盛り上がり、島そのもの大きさのある巨体が現われる。

“公害汚染怪獣 ヘドラ(合体期)”

エイのような身体だが、上は山のように盛り上がり、巨大な2本の腕と、何百メートルもの長大な尻尾が付いていた。
足は無く、尾を除いた体長は500メートルに達し、水面から見える高さは200メートル以上。

ヘドラ(合体期)「・・・」

グワッ!

合体したヘドラが閉じられていた目を開く。目の数は全部で100個ほど。普通のヘドラの大きさの眼球が多数、身体の前面上部に並んでいた。
真っ赤な呪われた巨眼が暗い銀、黒、赤の身体の中に光るその姿は言いようも無く醜悪だった。

ヘドラ(合体期)「ギョガアアアアアアアアアア!!」

目の下の部分が開き、海の上に浮かぶ巨大な洞窟のような口が現れて、両手で天を仰ぎ、公害怪獣ヘドラの上陸期にやや近い声で咆哮する。
その口には汚染された重金属で出来た尖ったが並び、手には同じ材質で出来た鋭い爪が4本ずつ付いていた。
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 19:04:24.56 ID:35k1Pqkh0
巡洋艦あいづ、ブリッジ

宮下中佐「ヘドラが・・・合体した・・・?あんな事があるんですか!?」

崎田大佐「ヘドラは今まで何度も目撃、交戦記録があるが、殆どの場合、単体での出現・・・稀に数体で現われる事もあり、その内ほんの数例で複数のヘドラが合体して巨大化したそうだ・・・!」

立花准将「奴らめ・・・追い詰められてとうとう切り札を切ったか」

ゴジラ(対モスラ)「ゴァアアアアーーウウウーーアァェッ!!」


ゴジラ(息子)「グゴアアアアーーウウウーーアァエエン!!」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアアアーーウウゥーーアァエン!!」

ゴジラ(1984)「グゴァアアアァーーウウウーーアァェ!!」

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアアアーーウウ!!」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウッ!!」

ゴジラ(ミレニアム)「ガァアアアアアアアーーウウ!!」

ゴジラ(機龍)「グギャオオオアァアアアアアアアーーウウウ!!」

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウッ!!」

ゴジラ達が合体ヘドラに向けて一斉に口から放射火炎を放つ。

結城「バカでかくなりやがって・・・撃て!」

鈴木「大野少尉、オールウェポンアタック!」

佐々木「何処まで通用するか解らんが、攻撃だ!」

此処に合流して戦う3機のMOGERAがプラズマレーザーキャノンとプラズマメーサーーキャノンを合体ヘドラに向けて撃つ

立花准将「全艦一斉砲撃!撃てっ!!」

防衛軍の戦艦や駆逐艦が艦砲で、潜水艦が魚雷で合体ヘドラに攻撃。しかし、それは表面にぶつかって拡散するか爆発し、バチバチと火花と散らし、僅かに表面を削るだけで内部には届かず、ダメージにもなり得ない。

ヘドラ(合体期)「ギョグワァアアアアアアアアア!!」

合体ヘドラの100を数える眼から一斉にヘドリウム光線が撃ち出される。

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアアアーーウウウーーアァエン!?」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアーーーウウウゥ!!」

エビラ(FW)「ギィアアアアーーアアアア!?」

マンダ(2代目)「グォアエエエエエン!!」

サンダ「アオオァーーウウ!?」

風間「ぐわっ!!」

尾崎「ぐぅっ!!」

怪獣や機龍達が被弾して悲鳴を上げる。

黒木特佐「・・・っ!」

スーパーX3部隊にも命中し、コクピットの計器から火花が噴き上がる。

スーパーX3サブパイロット「ヘドラの光線が予想に強化されています」

黒木特佐「アレだけ大きければ、ヘドラの弱点である冷気攻撃で動きを止めるもの難しいか・・・」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/27(日) 19:22:24.23 ID:35k1Pqkh0
無理やり気味にヘドラ合体。
ちょっと飯とかで外します。
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/27(日) 19:29:29.62 ID:FCp5lfJCo
へドラ合体、だいぶ前の考案だったと思うけどいけてますよ。
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 23:31:45.92 ID:3PfRFuQ+o
>物言わぬ屍となったジラ。
あれ、魔法少女が倒さないとGSにはならんのだったか

484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 01:50:03.54 ID:AhtI3g0A0
ロリこんばんは。何気に合体ヘドラはオリジナル(?)怪獣ですね。

>>482

こんな感じで良かったですかね。割とありがちな合体かなと思いましたけど。初代とFWのが1体ずつ合体して羽とか牙とか爪のある強いヘドラがいっぱいとかも考えたけど、止めました。

>>483

というか、近くに魔法少女のソウルジェムがないとGSにはならないよ。

再開します。
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 01:51:06.40 ID:AhtI3g0A0
ヘドラ(合体期)「ギョガアアアアアアアアアア!!」

合体ヘドラが上陸しようと港へ近付いて来る。しかし、止める手段が存在しない。

ヘドラ(合体期)「・・・!?ギョグワァアア!ギョグワァアア!!」

しかし、合体ヘドラが突如動きを止めて苦しんでいるかのような咆哮を上げる。

グツグツ・・・ボコッ・・・ボコボコ・・・

新城「な・・・何だ?」

佐藤「ヘドラの身体が・・・溶けて沸騰している!?」

大野「あの金属を含んだ頑丈な身体を溶かすなんてとんでも無い高熱だが・・・」

上原「苦しんでいますね。無理な合体の負荷か何かでしょうか?」

そしてヘドラの周りの海水も物凄い勢いで蒸発し、水蒸気が立ち込める。

曽根崎「周囲の海水も一気に蒸発していく・・・!」

キャサリン「凄いスチーム・・・中が確認できないわ」

立花准将「何だ?何が起こっている?」

宮下中佐「ヘドラの体温が内部から急激に上昇しています」

崎田大佐「ヘドラの本体の当たりか。という事は本体に何者かが直接攻撃している?」

ヘドラ(合体期)「ギョグァアアアアアアアアアアー!!」

ドォオオオオオオオオオオオオオン!!

合体ヘドラの身体が沸騰して爆発して吹っ飛んだ。内部から、超高温の赤い光の波動が放出され、それによって破裂させられたらしい。
合体ヘドラは身体は木っ端微塵に粉砕され、内部の本体は途轍もない熱波を直に浴びて焼滅した。

尾崎「い・・・いまのは、まさか!?」

尾崎「ゴジラの使う体内放射だ!間違いない!!」

立花准将「ゴジラの攻撃か。しかし、あんな熱量と威力、これまでに確認されたゴジラのものを遥かに上回っている。一体、何なんだ?」

宮下中佐「・・・!ヘドラの存在していた座標に反応!この反応はゴジラものですが・・・」

崎田大佐「どうした?」

宮下中佐「確認されるゴジラの体温が異常です!100度を超えています!!」

立花准将「100度だと!?本来、ゴジラの体温は低い筈だが・・・」

そして海面が赤く輝き、海水を蒸発させながら赤く光る巨体が海面から姿を現した。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウ!!」

胸部、腹部、大腿部が高温を放って赤く光り、両眼と背びれの普通も赤く高温の光を放つ、高温の蒸気を漂わせる悪鬼のような姿の強大なる怪獣王ゴジラが姿を現した。
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 01:51:33.19 ID:AhtI3g0A0
黒木特佐「な・・・何だ、あのゴジラの身体は!?」

桐子「高温を放っている・・・まるで燃えているようだわ・・・!」

結城「何だか知らねぇが、あのゴジラすげぇヤバそうだ」

佐藤「ヤバそうじゃ無くてヤバいですよ・・・あのゴジラ、体内の温度がどんどん上昇しています」

新城「ゴジラの体内にあるのは核分裂炉・・・て事は!?」

鈴木「このままだとゴジラがメルトダウンを起こすのか!?」

大野「なっ・・・!?あのゴジラがメルトダウンなんて起こしたら・・・!」

上原「地球が溶けるんじゃ無いのか!?」

曽根崎「どうします!?」

佐々「我々ではどうしようも無い!とにかく、あのゴジラに衝撃や刺激を与えるな!攻撃しようとする怪獣は最優先で排除する!!」

キャサリン「でも、あのゴジラはゴジラ族以外のモンスターは離れて行ってますよ」

他の怪獣達もバーニング・ゴジラが非常に危険な状態にある事を本能で察知したのか、近付こうとせず距離を取る。
しかし、ゴジラ族だけは心配そうに体内が燃えている同族を心配そうに見たり、鳴き声を発するものの、どうする事も出来ず、バーニング・ゴジラは焦っているように港を目指して上陸した。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウゥ!!」

そしてバーニング・ゴジラは港から出て、見滝原の中心街へ進んで行った。
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/28(月) 02:17:06.28 ID:zHXcuSbao
モンスターXとグランドギドラの反応は・・・と。
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 02:32:18.16 ID:AhtI3g0A0
モンスターXはwktk。グランドギドラはモンスターXのお好きにどうぞという反応。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 02:32:47.66 ID:AhtI3g0A0
立花准将「一体、あのゴジラは何だと言うのだ・・・?」

崎田大佐「司令部に緊急連絡だ!」

宮下中佐「はっ!」

宮下中佐は急いで連絡を入れるが、繋がらない。

宮下中佐「・・・駄目です、通信が繋がりません!」

立花准将「何!?」

崎田大佐「シェルターで何かあったのか!?」

シェルター内、司令部

KB「ん?今度は味方の艦から通信だな。でも、来た事が解っても、残念ながら遠距離の通信のやり取りが出来る程回復してねぇんだよな」

JB「どうするんだよ?」

KB「どうにか出来ンならテメェが行って機器を直して来いや」

JB「いや、無理に決まってるだろ」
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/28(月) 02:33:45.77 ID:AhtI3g0A0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/28(月) 02:48:20.15 ID:zHXcuSbao
お疲れ様でした。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/28(月) 22:51:07.74 ID:SMlbkH3DO
乙です。

合体ヘドラのぐちゃぐちゃ感はバイオ2のGみたいなのを想像してやべぇと思ったけどデスゴジの敵じゃなかったか……
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/29(火) 03:00:36.30 ID:5MSaTA7v0
ロリこんばんは。予定より進まない!

>>492

ラスボス戦の前に(途中だけど)、何か強そうなボス登場、現われた援軍に瞬殺されるという、これもお約束の展開です。
そんな訳でヘドラ退場。

再開します。
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/29(火) 03:01:12.26 ID:5MSaTA7v0
見滝原中心街

私達変身を解除した魔法少女と、相棒の怪獣達、味方の怪獣達はキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを始めとする敵の怪獣達に囲まれている。
私達魔法少女は1箇所に集まって休む。私はまだ身体のあちこちが痛いけれど、何とか動けるようになってる。

モンスターX「・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」

モンスターXとヴリトラと名乗ったグランドギドラは相変わらず動かない。ゲストとやらを待っているらしいわね。

モンスターX「ゴゥオオオオオオ」

モンスターXの頭部の向きが変る。私はそれに気付いてその視線を追うけれど、何も見えない。何かしら?

シェルター内、司令部

JB「お、やっと通信機器が直ったってよ」

KB「あぁ、知ってる」

JB「そうかよ・・・っと、早速さっきから入ってるバース島からの緊急通信を繫ぐぜ」

KB「あぁ」

ジュゥべえが通信を繫ぐと、慌てた声が聞こえて来た。

科学者A「・・・聞こえますか?返事をして下さい!」

JB「聞こえてるぜ、何だ?」

科学者A「!!やっと繋がった・・・私はマギカの科学者だが、君は?」

JB「オイラはマギカのインキュベーターのジュゥべえだ」

KB「俺はキーべえ。同じくインキュベーターな。どうしたのよ、おっさん?」

科学者A「私はバース島で芹沢博士と共に1体ゴジラを冷凍睡眠させていた」

JB「芹沢博士・・・って、あの芹沢博士か?公には死んだ事になってるけど生きてたのか?」

KB「らしいな。ま、今はそれより、このおっさんの話だ。で、なンだ?」

科学者A「実はそこのゴジラが目覚めてしまってそちらに向った。もう着いているかも知れない。
そしてそのゴジラの心臓部である原子炉が内部から溶け出しているんだ!」

JB「ゴジラの原子炉では核分裂が起こってるな・・・て事は」

KB「そのゴジラは溶けて、とんでも無ぇ放射能を撒き散らしながら、周りを溶かしながらドーンと水素爆発しちまって、地球に穴を開け、星の核をぶち壊すな。
ま、地球の終わりだ」

科学者A「1200度を越えるとメルトダウンを起こしてしまう!頼む!何とかしてくれ!!」

JB「何とかしろって・・・どうすりゃ良いんだよ!?」

科学者A「我々も対策を協議中だが、間に合うかどうか・・・!!」

KB「そのゴジラはどうやって見分けンだ?こっちにゃあ、ゴジラさんが大集合してンだよ」

科学者A「それは見れば解る」

KB「ふーん・・・解った、解った。あんたらじゃどうにも出来無ぇだろうしな。じゃあ、忙しくなりそうだから切るぜ」

科学者A「済まない、頼む!」

通信は切れた。
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/29(火) 03:02:40.62 ID:5MSaTA7v0
次のシーンも終わらせたかったけど今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/29(火) 03:12:34.88 ID:KDHY2X4Lo
お疲れ様でした。
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/30(水) 02:26:28.33 ID:kZ3TwCBz0
ロリこんばんは。少しずつだけど進めていきます。

再開します。
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/30(水) 02:27:51.69 ID:kZ3TwCBz0
見滝原中心街

KB「(おい、テメェら)」

いきなり私達にキーべえからのチャントが入った。

杏子「(あん?何だよ、いきなり?)」

JB「(たたたたたた、たいっ!)」

続いてジュゥべえから。

ニコ「(鯛?戦勝祝いはちょっと早いぞ)」

JB「(違う!たいたたたた、大変っ!大変なんだっっ!!ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!)」

サキ「(何だ、落ち着いて話せ!)」

KB「(そこにメルトダウン起こしかけのゴジラが向ってるってよ)」

は・・・?

さやか「(めるとだうん?)」

さやかはこんらんした。

イカ娘「(メルトダウンというのは言うのは、原子炉の炉心の冷却ができない状態になって、核燃料が異常な高温になる事によって炉心の内部が融解、損傷する事でゲソよ)」

ヘッドセットを付けたイカ娘がそれを通じてチャントに加わる。

キリカ「(へ?ヤバく無い?それ)」

織莉子「(ヤバい所の事態では無いわね・・・)」

さやか「(えっ!?それって・・・そのゴジラ死んじゃうんじゃ無いの!?)」

ほむら「(あなたは優しいわね。でもこれはそれどころじゃ無いわ)」

ミQB「(ちょ、ちょっと待ってくれ!ゴジラの体内には核分裂炉があるじゃないか)」

KB「(あぁ、あるな)」

ミQB「(メルトダウンするって事は、その原子炉が内部から溶け出してるって事かい!?)」

JB「(そ、そうだ・・・)」

かずみ「(ゴジラがメルトダウンを起こしたら・・・どうなるの?)」

海香「(多分、水素爆発を起こして、地球を溶かして穴を開けて中心の核を破壊するんじゃ無いかしら・・・?)」

カオル「(そうなったら・・・どうなるんだ?)」

海香「(勿論、地球の終わりよ・・・)」

里美「(たっ、大変じゃ無いそれ!!)」

KB「(ま、そういう訳だからテメェら何とかしろ、じゃあな)」

キーべえからのチャントが切れた。

杏子「(おい、こら!キーべえ、テメェ!勝手に切るんじゃ無ぇ!!)」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/30(水) 02:29:41.81 ID:kZ3TwCBz0
JB「(そのゴジラは多分、ギドラ族を倒しに来るんだとは思うけどな・・・こっちでも対策を検討してるから、何とも出来なさそうなら、とにかくメルトダウンさせ無いようにしてくれ!)」

みらい「(してくれって・・・どうすりゃ良いんだよ!?)」

JB「(それじゃ、頼む!!)」

ジュゥべえからのチャントも切れる。

ゆま「切れちゃったね・・・」

まどか「ど、どうしよう、ほむらちゃん!?」ワタワタ

まどかは大慌て。慌てるまどかも可愛いわ。

ほむら「落ち着いて。焦ってもどうにもならないわ・・・」

落ち着いてもどうにもなりそうに無いけど。

さやか「どどどどどどどどど、どうしましょう、マミさん!?」

マミ「う、うーん・・・牧さんのラジンとみらいさん、ルカさんとダガーラで冷却すれば、或いは・・・?」

ルカ「確かに私達の冷気魔法で水素爆発は避けられますが・・・それでも果たしてどれ程の被害になるか・・・それに発生するとんでも無い放射能はどうにもなりません。
見滝原は勿論、この辺りの地方の人々は先ず助からないと思います」

あいり「で、モンスターX、ゲストってのはメルトダウン起こしそうなゴジラの事だな?」

モンスターX「ふ・・・ははは。肯定だ」

奴は嬉しそうにさえずって笑う。

こまち「喜んでる場合なの!?」

モンスターX「折角、軌跡とも呼べる存在が此処に来るのだぞ?その絶大なる力を目の当たりに出来るのだぞ?
貴公ら地球人の科学によって産まれた怪獣の到達点とも言うべき、ある意味究極の存在なのだぞ?もっと喜ぶべきではないか?」

ひより「喜ぶ訳無いよ・・・」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウゥ!!」

そして突如響く咆哮。今のはゴジラ族の声、という事は、やっぱり・・・!

グランドギドラ(ヴリトラ)「道を空けよ。彼の者をモンスターXの御前へ」

キングギドラ・ガイガン(初代)「・・・」

包囲網の港の方角の部分の敵の怪獣達が動き、道が開く。その向こうには、胸部、腹部、大腿部、背びれ、白目が赤く光っているゴジラが見えた。

すみれ「あれがそのゴジラ・・・!」

エリーゼ「赤い・・・!まるで燃えているようだわ」

萌えている・・・?あぁ、燃えているね。言いえて妙だわ。あのゴジラをバーニング・ゴジラと命名しましょう。

モンスターX「さぁ、赤きゴジラ族よ!我の命が欲しいのだろう!?来るが良い!!」

モンスターXがバーニングゴジラに向けて両腕を広げる。迎え入れるように。

あやせ「ちょちょちょちょ!あなた、あれと戦うつもり!?何時爆発するか解らないのよ!
爆発したら、あなたも私達も一巻の終わりよ!それにメルトダウンを起こしたら、地球が滅ぶのよ!そうなったらあなたも困るわよね!?」

モンスターX「ふむ・・・それは人には早過ぎるヘルメスの炎だな。
プロメテウスは鎖に繫がれ、鳥に臓腑を啄まれる罰を受け・・・されども人は彼を彼を省みず、炎を持って世界を焼き、我が物顔で地上にのさばる。人も神も喜劇だな」

クレア「博識ですね・・・」

モンスターX「この星の人類の伝える伝承や文化は中々に興味深い。案ずるな、戦士達よ。我に任せよ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らはそのままのんびりと見物でもしてい給え」

いや、のんびりしておけと言われても・・・。それにしても、あのバーニングゴジラは炉心が溶け出すほどに稼動しているだけあって、最強の怪獣王をかなり上回る力があるみたいね。
そしてそれと戦おうとするモンスターXに普通に考えて勝ち目は無い。なのに、あの余裕は一体・・・?
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/30(水) 02:31:07.95 ID:kZ3TwCBz0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/30(水) 02:39:20.33 ID:DWJm87J1o
お疲れ様でした。

いよいよデスゴジとモンスターXが戦うのか・・・。
結果は・・・。
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/30(水) 22:49:05.46 ID:1jY/bRu6o
伯爵かっ

503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/31(木) 02:47:16.96 ID:/n5RURRZ0
ロリこんばんは。今日中に戦闘シーンに入りたかった・・・。

>>501

戦うよ!明日・・・。

>>502

ヘルメスの炎云々?なら無関係ではないような。

再開します。
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/31(木) 02:48:25.94 ID:/n5RURRZ0
バーニングゴジラ「ゴォワァッ!ゴォワァアアアアアアーーーウウウゥ」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ」

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアァェン」

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアアアーーウウウーーアァエ」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアァーーウウウーーアァェ」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアーーウウウーーアァエ」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウ」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアーーーウウゥ」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアアアーーウウウ」

リトルゴジラ「キュワァアアアアアァーーオオオ」

ミニラ(FW)「ビギィイイイイイー」

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウゥ」

身体を揺らし、再開を喜んでいる様子のゴジラ達。

まどか「見て、ほむらちゃん、ゴジラ達があの燃えているゴジラと・・・」クスッ

ほむら「お互いを呼び合ってるわね」クスッ

私達はこんな状況なのに、ゴジラ達の微笑ましい光景に笑みが零れる。

サキ「海香、あのゴジラの現在の炉心温度は?」

海香「待って・・・イクス・フィーレ!」

海香が魔道書を現出させ、それをゴジラに向けて情報を読み取る。

海香「!!たった今、1140度を超えたわ。1200度を超えれば確実にメルトダウンを起こすわよ。
計算してみたけど、現在1時間に平均で2、3度上昇しているわ」

かずみ「じゃあ、メルトダウンは24時間以内に起こるの!?」

海香「それより早いでしょうね。これから戦おうって言うのなら、攻撃や衝撃で過熱は加速されるわ。
今日中にメルトダウンが起こると考えるべきね」

かずみ「そんな・・・!!どうしよう!?」

カオル「私だって聞きたいけど・・・」

里美「ねぇ、ニコちゃん、どうにかならない?」

ニコ「\(^o^)/」

里美「え?お手上げ!?」

みらい「おいこら!」

ニコ「いや冗談」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/31(木) 02:48:53.61 ID:/n5RURRZ0
エリーゼ「ギドラ族との戦いで危機の最中に予想外の事態ね・・・」

こまち「こうまで次々に何かって起こるものなのね。あぁ、もう疲れたわ・・・」

ひより「強い魔法少女が集まったり、何の因果なんだろうね・・・?」

クレア「私は運命も因果も信じないけれど、こんなに起こるとそういうのがあるかもしれないと思えて来るわね」

織莉子「人類はオキジェンデストロイヤーを作った。そして今、オキジェンデストロイヤーは此処にある」

織莉子がデストロイアを見上げていた。

デストロイア「?」

マミ「美国さん、何を・・・?」

織莉子「簡単な事です。ゴジラのメルトダウンを防げるのは、デストロイアだけでは無いでしょうか?」

杏子「あたしの相棒とあのゴジラを戦わせようってのか?悪いけど無理だ。今のあいつにはデストロイアですら無力だ」

織莉子「無力ですか・・・」

海香「ええ、無理でしょうね。今のあのゴジラの戦闘力はゴジラ族のレベルを超えているわ。
デストロイアやスペーズゴジラでも倒せないでしょう。勿論、あのモンスターXにも」

さやか「じゃあ、何であいつは任せろなんて言ったの?」

海香「さぁ?モンスターXの考えている事は解らないけれど、こっちはこっちで対策を考えておくべきでしょうね」

ルカ「となると、やはりゴジラを冷却するしか無いでしょうね。カオルさん、みらいさん、何時でも飛び出せるよう準備を」

カオル「OK」

みらい「解ったぜ!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウゥ!!」

モンスターX「ゴォオオオオ・・・」

そしてバーニングゴジラとモンスターXが互いに歩み出て向かい合う。
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/05/31(木) 02:49:44.10 ID:/n5RURRZ0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/31(木) 05:56:12.55 ID:1X05Sfneo
お疲れ様でした。
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/01(金) 01:31:39.81 ID:CK61NVLDo
今日も遅い気がするけど仕方ないよね。
それだけ頑張ってるからな。
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:39:11.02 ID:JMYAS6rX0
ロリこんばんは。遅くなってすいません。

>>508

うん、遅くなってごめんね。少しずつでも進めるよ。

再開します。
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:40:36.30 ID:JMYAS6rX0
499修正から

×マミ「う、うーん・・・牧さんのラジンとみらいさん、ルカさんとダガーラで冷却すれば、或いは・・・?」

○マミ「う、うーん・・・牧さんのラジンとみらいさん、ルカさんとダガーラ、クレアさんの機龍で冷却すれば、或いは・・・?」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:41:53.28 ID:JMYAS6rX0
505修正

エリーゼ「ギドラ族との戦いで危機の最中に予想外の事態ね・・・」

こまち「こうまで次々に何かって起こるものなのね。あぁ、もう疲れたわ・・・」

ひより「強い魔法少女が集まったり、何の因果なんだろうね・・・?」

クレア「私は運命も因果も信じないけれど、こんなに起こるとそういうのがあるかもしれないと思えて来るわね」

織莉子「人類はオキジェンデストロイヤーを作った。そして今、オキジェンデストロイヤーは此処にある」

織莉子がデストロイアを見上げていた。

デストロイア「?」

マミ「美国さん、何を・・・?」

織莉子「簡単な事です。ゴジラのメルトダウンを防げるのは、デストロイアだけでは無いでしょうか?」

杏子「あたしの相棒とあのゴジラを戦わせようってのか?悪いけど無理だ。今のあいつにはデストロイアですら無力だ」

織莉子「無力ですか・・・」

海香「ええ、無理でしょうね。今のあのゴジラの戦闘力はゴジラ族のレベルを超えているわ。
デストロイアやスペーズゴジラでも倒せないでしょう。勿論、あのモンスターXにも」

さやか「じゃあ、何であいつは任せろなんて言ったの?」

海香「さぁ?モンスターXの考えている事は解らないけれど、こっちはこっちで対策を考えておくべきでしょうね」

ルカ「となると、やはりゴジラを冷却するしか無いでしょうね。カオルさん、みらいさん、クレアさん何時でも飛び出せるよう準備を」

カオル「OK」

みらい「解ったぜ!」

クレア「解りました」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウゥ!!」

モンスターX「ゴォオオオオ・・・」

そしてバーニングゴジラとモンスターXが互いに歩み出て向かい合う。
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:43:07.85 ID:JMYAS6rX0
見滝原、港

見滝原の海上、海中、港で戦闘が続く。そしてその最中、黒木特佐に各部隊に怪獣の性質を伝えて補佐していた音無美雪から通信が入った。

美雪「国連所属、分子生物学者の音無です。スーパーX3部隊と、冷凍レーザータンク部隊は中心街に移動をお願いします。
万一ゴジラがメルトダウンした場合、被害を最小限に止める為には、冷却するしか方法はありません。炉心融解の瞬間に、冷凍兵器の全てを集中させるんです」

黒木特佐「了解。スーパーX3部隊、冷凍レーザータンク部隊は全機中心街へ戻るぞ」

敵の隙を見て見滝原の中心街へ向うスーパーX3と冷凍レーザータンクの部隊。

見滝原、中心街

モンスターX「ゴゥウウウウウウ!!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウウウ!!」

バーニングゴジラとモンスターXが対峙して咆哮する。

モンスターX「ゴォオオ!!」

最初に仕掛けるのはモンスターX、頭部と両肩の眼からデストロイド・サンダーを発射する。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアア!!」

直撃し、横倒しに倒れるバーニングゴジラ。6万トンの巨体が倒れ、地面に衝撃が走る。

モンスターX「ゴゥウウウウ!!」

ズババババババババババ!!

更にデストロイド・サンダーを連射し、バーニングゴジラに掃射するモンスターX。

キリカ「ちょっ・・・!大丈夫なん!?アレ!!」

ゆま「い、いきなり爆発しないよね・・・?」

イカ娘「ひぇええ・・・勘弁して欲しいでゲソ・・・」

QM「あああああ・・・何でこんな事に・・・」

ヴリトラっていうグランドギドラはのんびり見物でもしておけって言ったけど、見てる方としては、ゴジラが何時爆発するか、気が気じゃ無いのだけれど・・・。

まどか「・・・」

でも、皆が焦る中、まどかだけはじっと落ち着いてバーニングゴジラを見詰めていた。

ほむら「どうしたの、まどか?」

まどか「これがあのゴジラの最期の戦いになるかも知れないんだよね・・・だったら私達は、見守ってあげるべきじゃ無いかなって思うの。
共に地球を守る戦士として。怪獣と共にある、魔法少女として」

ほむら「・・・そうね。私達にはきっとそうする義務があるのでしょうね。私も一緒に見る事にするわ」

さやか「目を逸らさずに真っ直ぐに・・・か。まどからしいね」

杏子「つか、見てないと落ち着かないだろ」

マミ「今は成り行きに身を任せるしか無さそうだし。私も見届けるわね」

私達は相棒の怪獣や他のゴジラ族、モスラ族と共に、バーニングゴジラの最期の戦いを見守る。

ミQB「・・・(ゴジラが爆発やメルトダウンを起こせば、モンスターX達は勿論、地球も滅ぶ事になる。それは彼らにとっても望む所では無いだろう。なのに、さっきまでのモンスターXの落ち着きは何故だろう?
そして今は強者との闘争に歓喜している・・・爆発もメルトダウンも取るに足らない出来事だとでも言うのかい?)」
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:43:31.34 ID:JMYAS6rX0
バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアアアーーーウゥ!!」

バーニングゴジラが倒れた状態で口から赤く燃える熱線を放射する。途轍もない高熱。普通のゴジラの熱線を遥かに上回る超高温。

モンスターX「ゴォオオオオオ!?」

それを頭部の外殻で受け止めるも、怯むモンスターX。

バーニングゴジラ「ゴォワァッ!ゴォワァアアアアアアーーウウウ!!」

起き上がるバーニングゴジラ。

モンスターX「ゴゥウウウウ!!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアー!!」

今度は2体は接近し、密着して殴り合い、ぶつかり合う。
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/01(金) 02:44:13.32 ID:JMYAS6rX0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/01(金) 02:57:22.35 ID:CK61NVLDo
お疲れ様でした。
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/01(金) 22:29:55.05 ID:CK61NVLDo
ちょっと画像めぐりしてたらこんなのを発見
今年の1月頃の記事だけど初代ゴジラの和みがいが良い感じ。
ただ記事にしめされてるのは2番目の画像下の言葉がなんかおかしい。
元の初代が足の指が4本で対キングコングからメカゴジラの逆襲までが3本なのにこれはおかしいんじゃないかと。
http://rocketnews24.com/2012/01/27/176365/
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/02(土) 03:38:57.32 ID:fkon/7x+0
ロリこんばんは。遅くなっちゃったけど、進めます。

>>516

初代の足の指は4本だし、もっと重厚な身体で尻尾もこれよりずっと長いから、この着ぐるみは映画で使われたのでは無く、アトラク用とか試作品?
しかし、和む写真すなぁ。でも、どうして今頃になって出て来たんだろう。

再開します。
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/02(土) 03:39:36.11 ID:fkon/7x+0
モンスターX「ゴォオオオオオオウ!!」

モンスターXは左手でゴジラの右肩を、右手で左腰を掴むと、それぞれ押して器用にゴジラの身体を90度回転させて倒す。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオウ!!」

パワーではバーニングゴジラが上でも、戦闘技術では拳法まで使えるモンスターXが圧倒的に上。
倒れたバーニングゴジラにデストロイド・サンダーで追撃を加えるモンスターX。

モンスターX「ゴゥウウウウウウウ!!」

モンスターXはムチのような尾の先端をバーニングゴジラの首に絡み付かせる。

モンスターX「ゴォオ!ゴォオ!ゴォオオオオオオウウゥ!!」

そして宙に浮かぶと、飛行し、バーニングゴジラを見滝原の市中で、地面を抉りながら引き摺り回す。

バーニングゴジラ「ゴォワァッ!!」

バーニングゴジラは身体に異常をきたしているのか、口を開いて熱線を放射しようとするも、口が赤く発光するだけで発射されない。

ドゴシャアアアアアアアン!!

モンスターXは尾が尾を放して上に飛ぶと、ゴジラは引き摺られていた勢いで、ビルの瓦礫郡の中に突っ込んだ。

モンスターX「・・・」

両腕を広げ、掌を上に向けて静かに浮遊するモンスターX。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオウウウッ!!」

海香「!?ゴジラの炉心温度が1160度を超えたわ!!」

かずみ「え!?もうそんなに!?」

サキ「やはり戦闘で攻撃したり衝撃を受ければ温度の上昇が加速されるようだな」

カオル「それってメチャやばくない?」

里美「1200度にならなくても、メルトダウンする可能性はあるんだよね・・・?」

ニコ「あるねぇ。レッドゾーンって所か・・・」

みらい「くそっ!キングギドラとかガイガンがいなけりゃ、ボクとモンスターXがモンスターXをボコボコにしてやるのに!!」
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/02(土) 04:39:27.85 ID:fkon/7x+0
修正



モンスターX「ゴゥウウウウ!!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアー!!」

今度は2体は接近し、密着して殴り合い、ぶつかり合う。

モンスターX「ゴォオオオオオオウ!!」

モンスターXは左手でゴジラの右肩を、右手で左腰を掴むと、それぞれ押して器用にゴジラの身体を90度回転させて倒す。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオウ!!」

パワーではバーニングゴジラが上でも、戦闘技術では拳法まで使えるモンスターXが圧倒的に上。
倒れたバーニングゴジラにデストロイド・サンダーで追撃を加えるモンスターX。

モンスターX「ゴゥウウウウウウウ!!」

モンスターXはムチのような尾の先端をバーニングゴジラの首に絡み付かせる。

モンスターX「ゴォオ!ゴォオ!ゴォオオオオオオウウゥ!!」

そして宙に浮かぶと、飛行し、バーニングゴジラを見滝原の市中で、地面を抉りながら引き摺り回す。

バーニングゴジラ「ゴォワァッ!!」

バーニングゴジラは身体に異常をきたしているのか、口を開いて熱線を放射しようとするも、口が赤く発光するだけで発射されない。

ドゴシャアアアアアアアン!!

モンスターXは尾が尾を放して上に飛ぶと、ゴジラは引き摺られていた勢いで、ビルの瓦礫郡の中に突っ込んだ。

モンスターX「・・・」

両腕を広げ、掌を上に向けて静かに浮遊するモンスターX。

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオウウウッ!!」

瓦礫を吹き飛ばし、起き上がるゴジラ。

海香「!?ゴジラの炉心温度が1160度を超えたわ!!」

かずみ「え!?もうそんなに!?」

サキ「やはり戦闘で攻撃したり衝撃を受ければ温度の上昇が加速されるようだな」

カオル「それってメチャやばくない?」

里美「1200度にならなくても、メルトダウンする可能性はあるんだよね・・・?」

ニコ「あるねぇ。レッドゾーンって所か・・・」

みらい「くそっ!キングギドラとかガイガンがいなけりゃ、ボクとモンスターXがモンスターXをボコボコにしてやるのに!!」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/02(土) 04:40:03.82 ID:fkon/7x+0
バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオウウウ!!」

起き上がったゴジラは浮遊するモンスターXに咆哮しながら近付いていく。

ズズゥン・・・!

モンスターXは着地する。

モンスターX「ゴォオオオオオオウ!!」

バーニングゴジラ「ゴォワァ!ゴォワァアアアアーオオゥウウウ!!」

2体は咆哮を上げなら互いに近付く、モンスターXは至近距離からデストロイド・サンダーを連射しバーニングゴジラに直撃させる。

キィイイイイイイ!!

しかし、バーニングゴジラはまるで効いていない様子で、その背びれが赤い強烈な光を放ち、体表の赤く光っている部分に閃光が走り、口から赤く光る放射熱線が撃ち出される。

モンスターX「!?」

その赤色の熱線はモンスターXの胸部に命中、更に連続で撃ち込む。モンスターXの胸部周りの外殻が破壊されて吹き飛んだ。そこから赤い血が噴き出て来た。
バーニングゴジラは赤色熱線をモンスターXの胸部に撃ち続ける。

モンスターX「・・・!!」

胸部の外皮とその下の肉を粉砕され、口から大量の血を吐くモンスターX。バーニングゴジラはモンスターXの表面が吹き飛んで無くなっている胸部を何度か殴り付ける。

モンスターX「ゴゥウウウウー!!」

口と胸から血を噴き出しながら、後ろへ倒れるモンスターX。

あやせ「あんな状態なのに、なんて怪獣なの・・・!!」

あいり「今のあのゴジラには、ギドラ族の王ですら無力なのか・・・」

ルカ「(ヴリトラというグランドギドラは・・・)」

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」

ルカ「(動きません・・・か)」

グランドギドラはバーニングゴジラとモンスターXの戦いをじっと見守るのみ。モンスターXが重傷を負ったのに、王を助けようともしない。
そしてモンスターXから感じ取れる感情は、怒りでも、憎しみでも、恐怖でも、悔しさでもなく、喜びだわ。まるで子どもが欲しかった玩具を与えられた時のような、純粋な喜び。強敵との闘争に、戦いに、歓喜し、狂喜している。
圧倒的に不利な状況だというのに、それは変らず、寧ろ強くなっている。それが私にモンスターXはバーニングゴジラよりも危険に感じさせて、酷く不気味で不安だった。
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/02(土) 05:19:31.86 ID:fkon/7x+0
こんな時間なので今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は、うーん・・・夕方くらいにも投下出来たらなぁと思います。
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/03(日) 02:43:30.96 ID:iC45s5KIo
まだかなぁ…。もう少しかな?
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/03(日) 04:14:27.33 ID:Pkr3Y9GN0
ロリこんばんは。遅過ぎるけど、続き行きます。

>>522

もう寝ちゃってると思うけど、今からいくお。

再開します。
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/03(日) 04:15:55.02 ID:Pkr3Y9GN0
由里「突如現われた身体が燃えるように赤く光っているゴジラがモンスターXと戦っています!
ゴジラが優勢なようですが、あのゴジラの異変は一体何が起きているのでしょう!?モンスターXを倒してくれるのを期待したい所ですが、何かとても危険な状態であるように思えます!!」

由里さんがリポートして、武田さんが戦闘の様子を撮る。

バーニングゴジラ「ゴォワァ!ゴォワァアアアアー!!」

まどか「ゴジラが!!」

バーニングゴジラの背びれが赤く光り、身体から突如閃光が放射され、苦しそうに咆哮する。

マミ「いよいよ限界が近いのかしら・・・?」

杏子「おいおい・・・いきなりドカンは勘弁してくれよ・・・!」

口から赤い放射火炎が暴発し、身体が激しく発光して動きの止まるバーニングゴジラ。

モンスターX「ゴォオオオオオ!!」

その隙にモンスターXは起き上がり、同時に、バーニングゴジラにデストロイドサンダーを放つ。

バーニングゴジラ「ゴォワァッ!ゴォワァアアアアーオオオオオウ!!」

モンスターX「ゴゥウウウウウウ!!」

大きく跳躍して、浮遊、飛行してデストロイドサンダーをもう1発炸裂させるモンスターX。空中で旋回し、ゴジラの頭上を通る時に、尻尾でゴジラの首を縛り付け、着地しながら引き倒す。
最強の怪獣王ゴジラ、バーニングゴジラと連戦してモンスターXも多大なダメージを受けている筈なのに、全く戦闘力が衰えていない。

モンスターX「ゴォオオオ!ゴォオオオオオウ!!」

モンスターXはそのまま尻尾を振るって、バーニングゴジラを投げ飛ばす。瓦礫を砕きながら地面に激突するバーニングゴジラ。

モンスターX「ふはははははははは・・・愉しい・・・実に愉しいな。そうは思わぬか?燃えるゴジラ族よ」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオオオアアアアーオオオオオウ!!ゴォワァアアアアーオオオオウゥ!!」

モンスターXのさえずりに咆哮で応えるバーニングゴジラ。

海香「ゴジラの炉心温度が急上昇しているわ!!」

モンスターX「貴公とはこうして永久に戯れていたい所だが・・・そろそろそちらが限界のようだな」

ひより「!!ゴジラの背びれが・・・!!」

こまち「融けてる・・・!!」

バーニングゴジラの背びれが溶け出し、白い閃光が放射。
バーニングゴジラは苦しみ、更にせびれから三日月状の光が広がりながら撃ち出されるように放出されて、巨大な赤い炎まで噴き上がる。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/03(日) 04:16:26.99 ID:Pkr3Y9GN0
さやか「うわぁあああああああ!もう駄目なんじゃ無いの!?ゴジラが爆発するー!!」

イカ娘「イカ焼きにはなりたく無いでゲソー!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアー!!」

マミ「若葉さん!ルカさん!クレアさん!」

みらい「よし!あのゴジラを冷やせば良いんだな!?行くぜ、ジャルム!!」

ジャルム「グァーオオオオオウ!!」

ルカ「行きますよ、ダガーラ!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアー!!」

クレア「機龍、アブソリュート・ゼロの発射準備よ!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオオン!!」

みらい、ルカ、クレアの3人が魔法少女に変身し、それぞれジャルム、ダガーラ、機龍ブラックの上に飛び乗る。

黒木特佐「(我々も手伝うぞ)」

サキ「(黒木特佐!!)」

黒木特佐達が戻って来てくれたわ!!

黒木特佐「全スーパーX3、冷凍レーザータンク、攻撃準備!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアーオオオオオウゥ!!」

バーニングゴジラはさっきから身体から閃光が溢れ出し、放射火炎が暴発している。もう限界が近く、いえ、限界で水素爆発が近いのは明白だわ。

まどか「ゴジラ・・・!!」

ゴジラ(FW)「・・・」
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/03(日) 05:43:24.74 ID:Pkr3Y9GN0
モンスターX「ヴリトラ」

モンスターXが後ろを向き、控えているグランドギドラを肩越しに見る。

グランドギドラ(ヴリトラ)「はっ」

ヴリトラというグランドギドラが動く。同時にキングギドラが10数体も。グランドギドラはキングギドラ達を引き連れてみらいとジャルム、ルカちダガーラ、クレアと機龍ブラックの前に立ち塞がった。
そして凶悪サイボーグガイガンが20体ほど飛び上がり、接近する黒木特佐のスーパーX3と冷凍レーザータンク部隊の前に出る。

スーパーX3サブパイロット「黒木特佐!」

黒木特佐「くそっ!こいつらの相手をしている時間は無い・・・!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らは大人しく見物してい給え」

みらい「邪魔だ!どけぇ!!」

ジャルム「グァーオオオオオウ!!」

ジャルムがグランドギドラに跳び掛る。

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」

グランドギドラはその突撃を左の首での突き一発で跳ね飛ばした。

みらい「うわぁああああああ!!」

ジャルム「グァーオオオオオ!?」

吹っ飛ぶみらいとジャルム。

ルカ「っ!みらいさん!」

クレア「今、あのゴジラの爆発を止めないと、あなたも死に、地球が滅びるのですよ?それはあなた方も望む所では無いのでは?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「だから、モンスターXが任せよと仰られたでは無いか」

バーニングゴジラ「ゴォウ・・・!」

海香「ゴジラの炉心温度が・・・1190度を超えて1191度・・・1192度・・・!」

バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオオオウウウ!!」

バーニングゴジラは苦しそうに吼えて、身体から閃光を放ち、口からは放射火炎を暴発させている。

まどか・ゴジラ(FW)「・・・!!」

その様子をまどかはと最強の怪獣王ゴジラが息を呑んで見詰める。

モンスターX「・・・」

そして落ち着いた様子でじっと見ているモンスターX.

海香「ゴジラの炉心温度が1200度に!!」

すみれ「メルトダウン!?」

バーニングゴジラ「!!」

バーニングゴジラの咆哮が消える、遂にメルトダウンを起こす!!・・・え?終わるの?私の戦いは此処で終わるの!?
私の人生は大好きな女の子達や、味方の怪獣、敵の怪獣、地球と共に潰えるの!?何か色々と納得いかない!!

モンスターX「さて・・・」

でも、此処でモンスターXが動く。何をする気・・・?
注目する私達の前で、モンスターXの損傷のある両肩の外殻が開いていく。
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/03(日) 05:44:50.77 ID:Pkr3Y9GN0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日はアニカラサークルのイベントに行くので帰るのが遅くなるので、書けないと思います。
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2012/06/03(日) 06:48:58.20 ID:eWdkEOiF0
なんか、モンスターXの凄さを表現するためのかませ犬臭がバーニングゴジラからするのですが。

まさかしませんよね?しませんよね・・・・・?
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/06/03(日) 22:08:53.88 ID:bY0PSCkB0
バーニングゴジラ・・・

>>516の画像はジャイガンティスゴジラに見える
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/03(日) 22:59:49.57 ID:QebqWpuAO
両肩が開いたということは、このタイミングでカイザーギドラ?
バーニングゴジラのパワーを吸収か、メルトダウン時の放射能を吸収か・・・
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/05(火) 03:00:52.93 ID:UYOpB2t90
ロリこんばんは。今日も遅くなりました。

>>528

そんなつもりは無かったのですが、言われてみればかませ犬といえばかませ犬かも知れないですね・・・。
まぁ、モンスターXとの戦いで負けた訳では無いので・・・。

>>530

まだ完全には変身しない。爆発直前で高まったエネルギーを吸収する。

再開します。
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/05(火) 03:03:22.20 ID:UYOpB2t90
バーニングゴジラ「ゴォワァアアアアーオオオオオウウウ!!」

苦しむバーニングゴジラ。その身体は超高温になり、周囲の瓦礫や地面の表面が溶けて行き、僅かに残った街路樹は一瞬で消し炭になった。
怪獣でも熱に高い耐性が無ければ、近付くだけでダメージを負うような超高温。そしゴジラのパワーは臨界に向って、爆発的に高まり、もう直ぐに本当に爆発してしまう。

かずみ「わー!爆発しちゃうー!!」

カオル「もう冷やしても間に合わない!!」

モンスターX「・・・」

それを見詰めるモンスターXの両肩の外殻、まるで頭骨を半分に断ち割ったような形のそれが開くと、左右それぞれ内側から、頭骨の無かった半分が“生えて”来た。
そしてそれぞれ、首が長く伸び、頭骨は金色の外皮に覆われた竜の首へと変化する。
左の首の角は大きな角が3本、小さな角が5本、右の首は大きな角が2本、小さな角が6本生えている。

モンスターX(左右)「ギュエエエエエエエ!!」

左右の首がモンスターXの低い声ではなく、高いギドラ族特有の咆哮を上げる。

まどか「な・・・何?何なの?」

さやか「肩から首が生えた!!」

ゆま「これでちょっとはギドラっぽくなったけど・・・」

杏子「何をしやがるつもりだ?」

織莉子「!!」

その姿を見た織莉子の顔に驚愕が浮かぶ。

キリカ「織莉子?」

織莉子はどうしたのかしら?

モンスターX「頂くぞ、その力」

モンスターX(左右)「クォワアアアアアアアア!!」

ガッ!ガッ!

モンスターXの左肩から伸びた首がバーニングゴジラの右腕に噛み付き、右の首が左腰の辺りに噛み付いた。

バーニングゴジラ「ゴォワァアア・・・!!」

バーニングゴジラの体表は、触れただけでロボット怪獣の装甲も表面は溶かす程の熱であるにも関わらず、モンスターXの肩から伸びている首は平然と噛み付いている。

バーニングゴジラ「ゴォワァアア!」

そしてその首の表面が波打つように蠢き、吸い上げるような音がして、表面に光がバーニングゴジラからモンスターXに流れていくのが見える。

里美「爆発・・・しない?」

サキ「どうした・・・?」

海香「・・・ゴジラのパワーを吸い取っているんだわ。体内の核分裂が暴走し、臨界点を迎えて、水素爆発を起こす寸前の、最大限に高まったパワーを・・・」

ニコ「待っていたんだろうね。最もギリギリまであの赤いゴジラと戦いたいっていうのがあったんだろうけど」

バーニングゴジラ「ゴォワァアア・・・アアア・・・!」

バーニングゴジラの身体の赤い光が見る見る弱まる。
消滅して行く。バーニングゴジラの力が、怪獣王の力が、地球を瞬時に滅ぼす力が。

ほむら「・・・」

バトラ「・・・」

私達はそれを見る、見詰める事しか出来ない。やがて、バーニングゴジラの高まった力も生命力も完全にモンスターXに吸い尽くされて、その身体から力が抜ける。
モンスターXが左右の首を離すと、あれ程熱く、自身が制御出来ない程に凄まじい力を溢れさせていたバーニングゴジラの身体は冷たくなり、生命力を感じなくなった。
つまりは・・・バーニングゴジラの死。
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/05(火) 03:04:28.20 ID:UYOpB2t90
ちょっとしか進んでないけど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/05(火) 03:28:52.54 ID:t7ew+f3Lo
やはりかませじゃないか!
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 03:29:42.30 ID:Kp6RdRMUo
頑張れ〜あと少しだ。お疲れさまでした!
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/05(火) 04:23:39.55 ID:t7ew+f3Lo
てかもう少しで終わるか。お疲れ様でした。
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/06/05(火) 14:36:33.99 ID:DPDej+Vfo


緒莉子の未来視でデストロイアやスペゴジとは比較にならないってあって、
いくらカイザーやグランドが強くても、多数の最強クラスの怪獣を相手にしたら勝てないよなあと思いつつも、
カイザーギドラがバーニングゴジラのパワーを吸収したなら納得・・・あれ、勝てる気がしない\(^o^)/

仮にパワー吸収前のカイザーのままだったとしても、
宇宙空間にはまだ10個の隕石(グランド級かそれに近いと想定して)があるから、やっぱり勝てる気が(ry
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/05(火) 14:40:33.14 ID:t7ew+f3Lo
うーむ、それだけ居るとまだまだもうちょいは続くな。
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/06(水) 02:33:11.69 ID:o087vlB4o
また遅すぎ、もう深夜の2時過ぎだよ・・・眠い
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/06(水) 02:59:26.56 ID:HwHItJcE0
ロリこんばんは。書くのに時間が掛かる・・・。

>>534

済まない、かませになってしまってるね・・・。

>>535

もう少しのように見えて、まだまだ消化しないといけないシーンがあるのですよ。

>>536

そんなにもう少しでも無いお。

>>537

そこはまぁ、覚醒とかご都合主義で何とかなります、します。
10個の隕石は予定では明日落ちて来ます。

再開します。
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/06(水) 03:02:24.87 ID:HwHItJcE0
ゴジラ(FW)「グガァアアアアア・・・」

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオゥ・・・」

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアァ・・・」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァェン」

ゴジラ(対モスラ)「ゴァアアアアーーウウーーアァエエ・・・」

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアアアーーウウウーーアァエン」

ゴジラ(息子)「グゴアアアアーーウウウーーアァエ・・・」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアーーウウーーアァェン」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアアアーーウウーーアァ」

ゴジラ(1984)「グゴァアアアアーーウウウーーアァェン」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアァーーウウウーーアァェエン」

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアアアーーウウゥ・・・」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥ」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥ・・・」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアーーーウウウ・・・」

ゴジラ(ミレニアム)「ガァアアアアアアアーーウウ」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアーーウウウ」

ゴジラ(機龍)「グギャオオオアァアアアアアアアーーウウゥ・・・」

ミニラ(初代)「ピギィイイイイ・・・」

ミニラ(FW)「ビギィイイイイイ・・・」

リトルゴジラ「キュワァアアアアアーーオオ・・・」

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウ・・・」

モスラ(平成)「キィイ・・・」

モスラ(GMK)「キィエアッ」

モスラ(FW)「キュエアア」

モスラ・レオ「キィアアッ」

レインボーモスラ「キィアァ」

アーマード・モスラ「ギィアァッ」

由里「ゴジラ達が・・・泣いている。この地球の、数少ない仲間を失って・・・」

武田「モスラ達もだ・・・」

黒木特佐「我らと共に戦った同胞に・・・敬礼」

静かに黒木特佐とスーパーX3部隊と、冷凍レーザタンク部隊の隊員が逝ったバーニングゴジラに敬礼する。
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/06(水) 03:03:02.18 ID:HwHItJcE0
魔法少女や相棒の怪獣達の心にあるのは、爆発が回避されて助かった安堵より、バーニングゴジラが死んだ悲しみより、恐怖だった。

まどか「あ・・・あぁ・・・」

さやか「そんな・・・」

ガイガン(FW)「・・・」

マミ「あなた・・・今、何をしたの!?今のは何なの!?」

マミが両肩の首を元に戻し、左右の頭部を外殻内に収めてそれを閉じたモンスターXに叫んだ。

メカキングギドラ「・・・」

モンスターX「見せたのだ。我が力の一端を」

かずみ「一端・・・?今のが・・・?」

バルグザーダン「・・・」

ミQB「幾ら何でも・・・冗談だろう・・・?」

オルガ「・・・」

ゆま「う・・・嘘・・・だよね・・・」

ビオランテ「・・・」

海香「一瞬で地球を滅ぼす程の力も、あいつには通用しないの・・・?」

海香はその場に座り込んだ。モンスターXに対する畏怖が胸中を侵食する。

シーガン「・・・」

織莉子「(あの、今のは間違い無い・・・私が未来予測で見た、3つ首の怪獣・・・解き放ってはいけない存在!あれには誰も敵わない!!)」

真っ青になった織莉子の身体が力が抜けて、身体が傾く。それを咄嗟に支えるキリカ。

キリカ「織莉子・・・君の為なら、この命、喜んで捧げるよ。でも、あれは私が命を捨てても
どうなるものじゃないみたいだ・・・」

スーパーメカゴジラ。

デスギドラ「・・・」

魔法少女と怪獣達全員の魂を蝕む恐怖は、絶望と諦観へ変貌する。

杏子「どうやって勝てって言うんだよ・・・あんな化け物・・・」

デストロイア「・・・」

里美「いやぁあああ!私死にたくない!」

取り乱す里美。

バルガロン「・・・」

カオル「里美!しっかりしろ、里美!!」

ラジン「・・・」

ニコ「・・・」

メカゴジラU「・・・」

みらい「くそぅ・・・身体の震えが止まらないぜ・・・」

ジャルム「・・・」

サキ「ギドラ族・・・!モンスターX・・・!!」

ヴァグノザウルス「・・・」

絶望が魂を凍らせる。
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/06(水) 03:03:35.49 ID:HwHItJcE0
すみれ「私達は・・・あんなのを倒そうとしていたの・・・?」

ヤマタノオロチ「・・・」

あやせ「ちょ、ちょっと皆!どうしたのよ!?」

ルカ「無理も無いでしょう・・・それ程にあの存在は圧倒的・・・」

ファイヤーラドン「・・・」

ダガーラ「・・・」

あいり「・・・まどかやかずみが逃げる時間くらいは稼いでやれそうだが・・・逃げてどうなるものでも無いな・・・」

スペースゴジラ「・・・」

こまち「これは・・・何の悪い冗談なのよ・・・!」

バラン「・・・」

ひより「ま・・・まさか、此処までだったなんて・・・」

ギドラ「・・・」

クレア「戦わなければ、結果は解らないと言うけれど・・・どうしましょうか、エリーゼ?」

機龍ブラック「・・・」

エリーゼ「ちょっと待って・・・逃げても仕方が無いから、戦うしかないのだけれど・・・戦うべきか迷っているわ・・・」

メガロ「・・・」

イカ娘「サメよりもシャチよりも恐ろしい奴でゲソ・・・!」

ゲゾラ「・・・」

QM「これはもう駄目なんですかね?ならこんな所に来るより、美味しいもの食べておけば良かったですね・・・」


アンギラス(2代目)・バラゴン(総進撃)・バラゴン(GMK)・ゴロザウルス(総進撃)・ラドン(2代目)・ラドン(FW)・キングシーサー(初代)・キングシーサー(FW)・クモンガ(初代)・カマキラス(初代)・キングコング「・・・」

魔法少女達と共に戦っている怪獣達も

アンギラス(初代)・アンギラス(FW)・バラゴン(初代)・ラドン(初代)・ラドン(平成)・クモンガ(FW)・カマキラス(FW)・ガバラ・ジラ・メガギラス「・・・」

ギドラ族を除く敵対している怪獣達ですら、畏怖で動けず、呆然となっている。

そしてまどかの魂の深部、最も深い所に、最後の砦に黒髪の少女の顔があった。

まどか「(ほむらちゃん・・・貴女はこれ程までの絶望と戦っていたんだね・・・)」

ほむらは何度こんな気持ちを味わったのだろう。決して敵わぬ相手にも退かずに戦い続けたほむら。彼女の真似は出来そうに無かった。
壊れていく、最後の強さが壊れていく。まどかの最後の強さが砕け散る。だが全てが壊れたその先に、本当の最後の最後に縋り付くものがある。

まどか「ほむらちゃん・・・!」

今、前に立つ彼女の表情は見えない。でも、ほむらが魔法少女に変身し、盾から銃を取り出すのが見えた。
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/06(水) 03:04:29.12 ID:HwHItJcE0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/06(水) 03:11:43.46 ID:o087vlB4o
お疲れ様でした。
何らかの条件でバーニングゴジラの生き返りはないのだろうか・・・。
まどか達や世界中の人達、勿論まどか達側の怪獣も含めて。
それにまどか達の持てる限りの魔翌力でどうにかならないだろうか・・・。
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 00:50:36.96 ID:RYg8BUZDO
久々に覗いてみたらバーニングゴジラがかませとか正気を疑うわ。普通にカイザー<<<<<バーニングゴジラだろjk……
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 01:33:14.68 ID:sykRHD9Yo
>>546
そこは作者の感性に任せようぜ?一緒に出てないから比較にならないし、なによりギドラの王だぜ?一対一で勝てるほうがおかしいとも言える。
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/06/07(木) 02:22:38.56 ID:Ekruu5nN0
なにジュニアの例があるんだ、きっと大丈夫さ
それにゴジラが死ぬ時は融けて死ぬって相場が決まってる
あっけなく死んだと描写されて逆に拍子抜けしてるくらいだ
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/07(木) 02:31:32.10 ID:JKJph7iq0
ロリこんばんは。思ったより進まなくて困る・・・。

>>545

ネタバレから秘密と書いたら肯定と同じなので書いちゃうけど、生き返るよ。まぁ、どういう形で生き返るかは秘密だけどね。

>>548

上にも書いたけど、生き返るよ。描写があっさりなのは、単に自分の描写力が不足してたんだと、思う。

再開します。
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/07(木) 02:34:19.03 ID:JKJph7iq0
私は再び魔法少女に変身すると、盾から2挺の魔銃、天照と海神を取り出して構える。
皆は・・・絶望に心が蝕まれている。この状態になると、私が励ました所で効果は無い。
何故なら私は知っているから。最初の頃のループはワルプルギスの夜と対峙するのも怖かった。
今、私がこうして勝ち目の無い相手の前に立って尚、闘志を失わないのは、単に慣れてしまったからに過ぎないわ。
あまりにも絶望を経験し過ぎて間隔が麻痺してしまっているのもあるのでしょう。でも此処で終わって溜まるか、絶対に屈して溜まるか意地もある。
今の状態なら、こっちを全滅さえる事は造作も無い筈。時間を止めて皆を連れて逃げようかとも思ったけれど、逃げて、その後はどうなるの?
今現在、地球に安全な場所なんて無く、そもそも逃げ場所が無い。それにギドラ族は地球の人々からエネルギーを吸い上げてより強大になる筈。
なら、此処で力の限り抵抗してみせる!!さぁ、来なさい!ちっぽけな人間の意地を見せてやるわ!!
しかし、モンスターXから聞こえて来たのは、絶望する私達への嘲笑でも、多数の同胞を葬った私達を殺して仇を討とうという怒りの咆哮でも無く、落胆だった。

モンスターX「・・・どうしたのだ、戦士達よ?続きをせぬのか?何故、戦おうとせぬ?ようやく、心躍る存在に出会えたというのに、もう終わるというのか?
我が同胞の群れをものともせずに葬った闘志に満ち溢れた貴公らは何処に行ったのだ?貴公らは深く絶望しているようだが、我はこれまでかつて無い程に失望している」

まどか「・・・」

ほむら「私が相手になるわよ。あなた達如き、私達で十分よ!」

モンスターX「貴公の意志の強さは買うが、貴公の相棒はその様子だぞ」

バトラ「・・・」

バトラはすっかり私の後ろで萎縮してしまっている。

ほむら「ちょっ!こら!戦うのよ!!」

バトラ「・・・」

後ずさるバトラ。

ほむら「もう良いわ!私1人でも戦う!さぁ、来なさい!!」

モンスターX「貴公の気持ちは嬉しいが、貴公だけでは少々役不足だと言わざるを得んな」

言いたい事言ってくれるわね。事実でしょうけど。

モンスターX「彼女はまだ闘志を失ってはおらぬぞ!貴公らはどうなのだ!?」

励まして来る敵と言うのも前代未聞と言うか何と言うか。

織莉子「・・・」

モンスターX「今の貴公らを葬り、この闘争に幕を引くのは簡単だが、そんな事をしても何も面白くなど無い!
貴公らを恐怖で従えても、互いに信頼出来る同胞になど永遠になれる筈も無い!」

かずみ「・・・」

モンスターX「・・・」

モンスターXは初めて感情的に怒鳴ったかと思うと、今度は一転して静かになった。

モンスターX「ヴリトラ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「はっ」

モンスターX「グランド・ガーズを呼べ。全員だ」

ガーズ・・・Gurds、近衛部隊の事かしら。

グランドギドラ(ヴリトラ)「全員でございますか?しかし・・・必要ありますか?」

モンスターX「彼女らには夢を見てもらう」

夢・・・夢ですって?

グランドギドラ(ヴリトラ)「お戯れがお好きですな。了承しました」

ヴリトラというグランドギドラがモンスターXに一礼し上空を仰いで3つの口から引力光線・・・キングギドラとは桁違いの威力のそれを・・・発射した。

ほむら「な・・・何?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「私が属している、モンスターXの近衛を呼んだのだ。しばしお待ち頂こう」

ゴォオオオオオオオオオオオ!!

しばし・・・と言っても一分も経たずに上空に10個の巨大な隕石が現われ、それが次々と爆発。
中から1体ずつ、キングギドラが現われる・・・いえ、あの凶悪な顔付きと感じられる強大なパワーはグランドギドラに間違い無く、10体の、それぞれ全身が銀色、赤色、青色、黒色、白色、緑色、茶色、青銅色、灰色、紫色のそれがモンスターXの周囲に降り立つ。
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/07(木) 02:36:42.34 ID:JKJph7iq0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
それでは明日!
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/07(木) 04:07:00.42 ID:ZjLq8JWco
お疲れ様でした。
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/07(木) 19:37:48.01 ID:ZoGz6LtAO


これだけギドラが来たなら、
超龍戦隊ギドラレンジャーが結成・・・数が多すぎるうえにそもそも敵か。
ならギドライレブン・・・いや、誰がどこのポジションか・・・。

モンスターXは敵ながら正に王者(皇帝)の風格ですな。
しかしバーニングゴジラのあまりにも膨大なパワーを吸収したから、
突然の逆流やら暴走やらでうろたえる姿も見たいような・・・。
ゴジラの生命力は底知れないし、何よりただでやられはしないだろうし。
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 03:02:21.06 ID:G/fpil4Io
げっ!もうこんな時間!
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/08(金) 03:03:36.48 ID:TOJQmjYN0
ロリこんばんは。

すいません、ちょっと書くのに時間が掛かって今日は無理です。明日に投下します。

>>553

ギドライレヴン・・・モンスターXもいるから12でトゥウェルヴになっちゃうよ。

モンスターXは大物っぽさを出したかったのでそういう風格が出てたら良かったです。
パワーはですね、暴走とか逆流とかする前に・・・モンスターXが何かします。

読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
今日はキリの良い所まで書けなかったので、明日に。
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/09(土) 23:06:42.54 ID:6eF8aSAf0
ロリこんばんは。昨日は投下出来なくてごめんなさい。目茶苦茶時間掛かってました。

再開します。
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/09(土) 23:07:53.69 ID:6eF8aSAf0
私達の目の前に立つ、モンスターXと11体11色のグランドギドラ。1体1体がデストロイアやスペースゴジラを優に上回る圧倒的な力を持つ敵が12体!どう足掻いても絶望!!

まどか「あ、あんなにグランドギドラが・・・!」

さやか「もう駄目じゃないの、これ・・・?」

皆はすっかり闘志を失ってへたり込んでしまってる。

あいり「ちっ・・・そろそろ命の捨て時か。何処までやれるか解らないけど、無駄でも足掻いてやる!」

ニコ「・・・」

あいりだけは私と同じで何とか戦意は失わず、ニコは無表情で黙っているけど、その目は死んではいない。

グランドギドラ(銀)「我らグランド・ガーズ、参上致しました、何なりと我らの任務をお伝え下さい、カイザ・・・」

グランドギドラ達の中の銀色の個体が1回り小さいモンスターXの前に進み出て、片膝を突いて丁寧に3つの頭を下げ、落ち着いた品の女性の声で話した。
見た感じ、金色のヴリトラと銀色のあの個体がグランドギドラ達の代表格のようね。あの2体だけが纏う雰囲気が違う。

モンスターX「モンスターXだ」

グランドギドラ(銀)「え?」

モンスターX「今は我の事はそう呼べ」

グランドギドラ(白)「えー・・・やだ、長い」

白い個体が少女というよりは幼女らしい可愛らしい声質で話す。あの凶悪な見た目とこの声というのは凄いギャップ。

モンスターX「そう言うな。これも余興だ」

グランドギドラ(銀)「解りました、モンスターX」

グランドギドラ(紫)「あらあら、ティアマトちゃんたら、何の疑問も無く受け入れちゃったわよ」

紫色の個体は女性の声。

グランドギドラ(赤)「突っ込み所やのに順応性高っ!流石、近衛の鏡のティアマトさんやでぇ・・・」

赤いグランドギドラは銀の個体よりも年下と言った感じの女性と言うよりは少女の声。

グランドギドラ(銀)「主のこの方の言葉は絶対にして不可侵、疑問を抱くなどあってはならない事よ」

グランドギドラ(青銅)「なぁ・・・えーっとモンスターXさんよ。何で僕達が出張らなきゃなんねーの?
ほっときゃ終わると思ってたのに、動く羽目になるなんてマジ面倒くさいんですケドー。寝てて良いよな?」

青銅色のグランドギドラの声は生意気で

グランドギドラ(茶)「ヴィーヴル、相手は今は闘志を失っているが俺達が戦って来た敵の中でもかつて無い程強い。あんま油断するんじゃない」

グランドギドラ(青銅)「ケッ、何ビビってんのよ、脳筋。この程度の連中、僕らの相手になんねーつーの。
ビビってんなら、端っこで泣いて震えてろよ。タラスクスちゅわぁあああああん?」

グランドギドラ(茶)「・・・」

茶色のグランドギドラが青銅色のグランドギドラに向けて左の頭部を振り上げる。それを見た青銅色の個体は左右の首を前に突き出して開いた。
・・・何をするつもり?

グランドギドラ(青銅)「・・・へっへ」

2体の間に剣呑な空気が漂い始める。静かに高まっていく殺気。息が詰まりそうなほど濃密になっていく。

ほむら「ちょっと・・・まさか」

グランドギドラ(茶)「ギジャァアアアアウウウウウ!!」

茶色のグランドギドラが咆哮し、左の頭部を青銅色のグランドギドラに振り下ろす。その首から強烈な衝撃波が起こり、青銅色のグランドギドラを飲み込んでその下の地面が大爆発。
並みのキングギドラなら一撃で粉微塵になるようなとんでも無い一撃。しかし舞い上がる爆風の中から猛スピードで傷一つ無い青銅色の巨体が飛び出した。

グランドギドラ(青銅)「ケッ!やるってのかよ、ボンクラ!!」

青銅色のグランドギドラが上空から、左右の首から体色と同じ色の引力光線を放つ。青銅色の光線が掃射され、地面に巨大な溝を抉って地形を変えながら茶色のグランドギドラを襲った。
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/09(土) 23:09:26.16 ID:6eF8aSAf0
あいり「いきなり仲間割れ!?なんなんだ、こいつら!?」

グランドギドラ(茶)「渇ァアアアアアアアアアア!」

バチィン!!

大きく咆哮し、迫り来る強大な威力を持つ光線を翼を盾にして防御、弾いた。あの地面を大きく抉った光線をそれだけで!?なんて化け物なのよ、こいつら・・・。

グランドギドラ(青銅)「相変わらず頑丈な野郎だなぁ!!ならこれはどーよ?」

一瞬で、茶色の個体の懐に入り込んだ青銅の個体が口を開き、青銅色の引力光線を、光で出来た槍の鋭い穂先のような形状にして、茶色のグランドギドラに向け、手加減なしの高速で突き出す。

グランドギドラ(茶)「ぬぅん!」

茶色のグランドギドラの全身の鱗の色が微妙に変った。それだけ、それだけだけど、鱗が硬質化し、硬度を大きく向上させたのが解った。
堅牢になった茶色の鱗が青銅色の光の槍を弾き返す。

グランドギドラ(青銅)「なっ・・・!?」

グランドギドラ(茶)「ギジャァアアアアーーウウウ!!」

茶色の個体が噛み付こうと3つの首を青銅色の個体へ伸ばす。しかし、青銅色の個体はすぐに後ろへ跳んでその間合いから逃れている。

グランドギドラ(青銅)「ケッ、トロいんだよ、ウスノロ!」

グランドギドラ(白)「あーあ、ヴィーヴルとタラスクスは相変わらずだねぇ」

グランドギドラ(青銅)「ギギャァアアアアーーウウウ!!」

グランドギドラ(茶)「ギジャァアアアアウウウ!!」

青銅色と茶色のグランドギドラは互いを威圧し合い殺気を全く隠そうとしていない。

グランドギドラ(ヴリトラ)「止めないか、馬鹿者共が!無駄に暴れてこの星を破壊するな!!」

グランドギドラ(青銅)「・・・ハッ」

グランドギドラ(茶)「・・・フン」

ヴリトラが一喝するとようやく2体は殺気を収めて対峙を止めた。

グランドギドラ(青)「全く、あんた達は相変わらずどうしようも無い馬鹿で困るわ。同じギドラ族として情けないわね」

あ、青いのは普通の女性っぽい声。

グランドギドラ(緑)「同感だな。何故上位体であるグランドギドラに、貴様らのような頭の悪い奴が生まれたのか不思議だ」

緑のは普通の男性の青年のような声。最も普通と言っても、ギドラ族の獰猛さは隠しようが無いけれど。

グランドギドラ(茶)「何ダト?」

グランドギドラ(青銅)「んだ、テメェら、やるんですかぁ!?良いぜ、テメェらからブッ解体(バラ)してやんよ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「やめろと言っている!!」
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/09(土) 23:09:55.06 ID:6eF8aSAf0
グランドギドラ(灰)「どうも、騒がしくて申し訳無いね、お嬢さん方」

灰色の個体は落ち着き払った紳士的な男性の声。

ほむら「え?えぇ・・・」

あいり「何なんだよ、お前達は・・・」

ニコ「・・・」

グランドギドラ(灰)「しかし、君達以外のお嬢さん方と怪獣の諸君はどうも元気が無いようだねぇ」

グランドギドラ(黒)「・・・くだらん、実にくだらん」

黒いグランドギドラの声は渋い男性の声で、その声には露骨な落胆があった。

グランドギドラ(黒)「我らギドラを相手に闘争を繰り広げていると聞いて、少しは期待したのだが、これでは何一つ満たされそうに無いでは無いか。
あの表情、まるで死人よ。モンスターX、何故我らを招集さなれたのか?」

モンスターX「彼女らに我の真の力を見せる資格があるのかどうか試したい」

グランドギドラ(黒)「あなた様の真の力を・・・か?拙者には到底そうは見えぬが」

グランドギドラ(赤)「はぁ、モンスターXはんは随分とこの娘達を高く買ってはりますなぁ」

モンスターX「長き怠惰の時を過ごしている身としては、ひょっとしたらと期待したくなるものだからな。
何とか戦意を取り戻してもらいたい」

グランドギドラ(緑)「その気持ちは解らんでも無い。だとしたら俺達を呼んだ事も納得出来る」

グランドギドラ(銀)「・・・」

グランドギドラ(紫)「あ〜ら?テァアマトちゃんてばヤキモチ?愛しのモンスターX様が、小さな女の子達に夢中で悔しいのかしらぁん?」

グランドギドラ(銀)「違います」

グランドギドラ(紫)「ふふっ、まぁ、モンスターX様が夢中になっちゃうのも解るわ。だってこの娘達、とぉっても可愛いんですもの!!」

にたり・・・

紫色のグランドギドラが私達を見て嗤う。解る・・・あの紫色の奴は強烈なマゾヒストでサディストという変態。
私と同じ?失礼な。

グランドギドラ(青)「しかし、我らを脅かす可能性がある敵ならば、今の内に始末しておくべきでは?」

グランドギドラ(紫)「えええ?殺しちゃうなんて勿体無いわぁ。それだったら、あたしがペットにしちゃいたいわよぉ」

モンスターX「此処で終わらせてはあまりに詰まらん。さて、貴公ら先ずは、この星の戦士達に自己紹介せよ」
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/09(土) 23:11:33.98 ID:vlAgEldZo
登場してさっそく仲間割れかww
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/10(日) 01:18:42.38 ID:+KjYIMtoo
あれ?
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/10(日) 02:01:13.05 ID:bsWXTuRS0
グランドギドラ(ティアマト)「はい。でははじめまして、地球人、私はティアマト。神聖なる力の帳にて、モンスターXの邪魔をする者を跡形も無く消滅させるのが私の役目」

ティアマトと名乗った女性の銀色の個体は、金色のヴリトラ同様に、他のグランドギドラより一段階格上と言った雰囲気。彼女は・・・間違いなく強い。

グランドギドラ(ピュートーン)「あー、ティアマトはん、いきなりそんなビビらさんでもええやんけ。やぁ、どうも、こんにちはー、あ、時間的におはようございますやね。
うちはグランドギドラのピュートーン言うんや。まぁ、短い付き合いか長い付き合いか解らんけど、よろしゅう頼むで!」

赤い女性個体はピュートーン。明るい関西弁の娘のようで気さくに挨拶をしているけれど、その内からは自分達以外を見下す、隠しようの無い邪悪さが滲み出ている。

グランドギドラ(ラハブ)「私の名前はラハブよ。随分と抵抗しちゃってくれたわねぇ〜。私達ギドラ族を此処まで手こずらせたのはあんた達が始めてよ。
出来れば今すぐにでもブチ殺してやりたい所だけど、モンスターXの指示だから止めておいてあげるわ」

ラハブと名乗るのは青色の女性の個体。こちらは普通だけど血の気の多そうな少女と言う感じ。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ようやく我が闘争心を満たせる相手と戦えるかと期待している。
拙者の見当違いで無い事を祈ろう。拙者はニーズヘッグ、ギドラ族の近衛に名を連ねる者なり」

黒いのは男性個体で、渋くて低い声。強敵との戦いを追い求めるも、自分に敵うものと出会えず、怠惰を感じている、という感じかしら。

グランドギドラ(ファフニール)「んもー、ニーズヘッグってば相変わらず堅いねぇ。あたしはとってもフレンドリーなギドラのアイドル、ファフニールって言うんだぴょん。
趣味も特技も破壊と殺戮!よろしくね、魔法少女と地球の怪獣の皆ー!あんた達が戦う気になったら、いたぶってズッタズタにしてやるから、楽しみにしててよ?」

幼女の声の白いグランドギドラ。声こそ明るいけれど、無邪気に破壊や殺戮を愉しむ残虐なタイプのようね。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「そしてこの僕がヴィーヴル!ギドラ族の上位体でグランド・ガーズやってまーす!ヨロシクねぇー!」

快活で生意気な少年そのものな口調の青銅色の個体はヴィーヴル。こいつ凄い口が悪いみたいね。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「そしてこっちの脳筋がー」

グランドギドラ(タラスクス)「黙レ!タラスクス・・・グランド・ガーズのタラスクスだ」

唸るような重低音の男の声。普段は口数は少ないけれど、キレると手が付けられない危険なタイプみたいね。さっきヴィーヴルと仲間割れしていた奴ね。

グランドギドラ(テュポーン)「俺はテュポーン。折角俺達に出陣させたのだ。少しは愉しませてくれ無ければ、貴様らの守っている連中を惨たらしく殺してやる。解ったらさっさと戦う気なって見せろ!」

テュポーンと名乗ったのは緑色の個体。血の気の多い青年という印象。そして弱者を嫌い、力の無い者が心底嫌いで憎悪しているようね。こいつも危なそうな奴ね。

グランドギドラ(フェルニゲシュ)「私はフェルニゲシュと名乗らせてもらっている。よろしく、よろしく頼むよ、魔法少女のお嬢さん方。
私はこの星の様々な怪獣に大変興味を持っていてね、色々と研究させてもらいたい所だね」

落ち着いた感じで渋めな声で紳士的に話す灰色のグランドギドラはフェルニゲシュ。何となく学者肌だと思ったわ。

グランドギドラ(コカドリーユ)「んで、トリのあたし、コカドリーユ。可愛い女の子がどぅわぁい好きなの!
今降伏してくれれば、あたしのペットにしてあげちゃうわよぉ」

出た、紫色のグランドギドラ。ドSでドMの変態。声は確かに女性だけど、喋り方が何かオカマくさいわ。はっきり言ってキモい。
こいつのペットとか死んでも御免だわ。誰よ?同族嫌悪だんなんて言ったのは。

グランドギドラ(ヴリトラ)「そして改めて、この私がヴリトラ。ティアマトと共にグランド・ガーズを纏める役をモンスターXより仰せつかっている」

そして金色のブリトラ。11色で11体、竜の名を冠する黙示録の竜達!!
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/10(日) 03:43:51.93 ID:bsWXTuRS0
グランドギドラ(ティアマト)「我ら、グランド・ガーズ、モンスターXの手足、剣、盾となる存在。
モンスターX、我らに任務をお与え下さい」

グランドギドラ(ピュートーン)「この娘らにやる気出してもらうんやろ?どないするんや?」

グランドギドラ(ファフニール)「そんなの、地下に隠れてる人間を適当に殺せばキレてくれるんじゃないかなー?」

グランドギドラ(フェルニゲシュ)「それは良くないな。彼らは我らの貴重な糧となってもらわねばならん。殺しては元も子も無いだろう」

モンスターX「その通りだ。さて、貴公らの任務だが彼女らに夢を見せる」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「成る程、それで我らと戦う資格があるかどうかを試す訳ですな」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あー・・・何かたりぃ事やらされそうだと思ってたけどよー。ほんっとたりぃわ。マジねーよ。
もうこいつら今すぐブッ解体(バラ)しちまえば、それで終了ーっ、じゃねぇの。それじゃ駄目なのかよ?」

グランドギドラ(ティアマト)「ヴィーヴル、モンスターXの御言葉に異を唱えるのは私が許さないわよ」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「解ってるってーの!やりゃ良いんだろ、やりゃあよ」

グランドギドラ(テュポーン)「少々回りくどい気もするが、これもモンスターXお好みの余興か」

グランドギドラ(ラハブ)「私としては何をしでかすか解らない以上、あまり気は進みませんが、ご指示とあれば従います」

グランドギドラ(コカドリーユ)「そうかしら?あたしはコレはコレで面白いと思うけど?夢を見せても、一緒に見られないのは、残念だわぁん」

グランドギドラ(タラスクス)「やるのならば、早く始めヨウ。時間を無駄にする、ヨクナイ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうだな」

モンスターX「グランド・ガーズ、配置に付け」

モンスターXがふわりと浮かび上がり、グランドギドラ達も一斉に空へ飛び上がる。そして12体は私達魔法少女と、相棒の怪獣達を円状に囲む位置に着地する。

マミ「な・・・何をする気なの・・・?」

すっかり怯えきって戦意を失っている姉さん。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「っせーな・・・んなにビビんなよ。今すぐブッ解体(バラ)そうって訳じゃねーよ」

グランドギドラ(コナドリーユ)「ま、ちょっとしたアトラクションって感じ?楽しんでねぇん!」

グランドギドラ(ピュートーン)「最も終わって生きてる保障も無いけどなぁ。それはあんたら次第や」

グランドギドラ(ティアマト)「あなた達は他の邪魔が入らないようにしていなさい」

ティアマトが周りの多数いるキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに指示。

モンスターX「では・・・グランド・ガーズ!結界を展開せよ!」

12体のギドラ達から魔力に似た性質の力が溢れ出し、足元から白い光の線が2本ずつ伸びて三角形が4つ重なった状態で描かれる。よく見れば三角形2つで魔の六芒星が描かれており、巨大な六芒星が2つ地面に描かれその中に私達が入っている状態。

モンスターX「物語を・・・物語を始めよう」

グランドギドラ(ヴリトラ)「出鱈目を入れて、語りを遮りながら・・・」

グランドギドラ(ティアマト)「ゆっくりと一つ一つ、風変わりな出来事を打ち出して、歪んだ国の物語を育みましょう。」

グランドギドラ(ピュートーン)・グランドギドラ(ラハブ)グランドギドラ(ニーズヘッグ)グランドギドラ(ファフニール)グランドギドラ(ヴィーヴル)・グランドギドラ(タラスクス)・グランドギドラ(テュポーン)グランドギドラ(フェルゲニシュ)グランドギドラ(コカドリーユ)「さぁ、捻じ曲がれ、汝の見る世界よ!」

彼らが叫ぶと私達は二重の六芒星という結界から闇色の魔力のような力が溢れ出て、私達をドーム状に包み込んだ。な・・・何?
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/10(日) 03:46:13.40 ID:bsWXTuRS0
今日は此処までです!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
時間掛かると思うけど、何とか明日も投下したいです。
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/10(日) 04:01:59.51 ID:+KjYIMtoo
お疲れ様でした。
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/10(日) 16:15:35.62 ID:+KjYIMtoo
5月10日に上げて見れなかった身長比較画像に新旧轟天号&セイザーシリーズのロボ追加画像を発見

http://livedoor.blogimg.jp/uroti/imgs/1/4/140d9b83.jpg
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/10(日) 16:31:27.15 ID:+KjYIMtoo
あ、FWとVS版の上のはガンダムシリーズの物
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/10(日) 23:37:50.19 ID:DRcucBgDO
乙です。

グランドギドラたちのキャラ付けが面白くていいね。キャラが濃い奴ばっかりだから中間管理職っぽいヴリトラさんが苦労してそう。

しかしながら、もう別次元から助っ人を呼んでこないと勝てる気がしないのがなんとも……
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/11(月) 03:04:39.24 ID:wt+4wZfV0
ロリこんばんは。こんな時間になって、キリの良い所まで出来ました。

>>566

うお、メカキングギドラでかい!って、メカキングギドラの身長140メートルって頭部はともかく首を上に真っ直ぐ伸ばした状態の高さっぽいから、画像は曲げてるのを使ってるから異様にでかくなってるね。

>>568

このキャラ付けに苦労して時間掛かってました。モンスターXはグランドギドラ達の事はヴリトラに丸投げというか、気にしてないので、気にするヴリトラが頑張ってます。

まぁ、戦闘に関してはほら、主人公側補正でですね・・・。

再開します。
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/11(月) 03:05:37.10 ID:wt+4wZfV0
パキィイイイイイイン

何かが割れるような音がして闇色の魔力に近い力で形成されたドーム状の物体が砕け散る。

ほむら・まどか・マミ・さやか・杏子・ゆま・織莉子・キリカ・海香・カオル・里美・みらい・サキ・あやせ・ルカ・すみれ・こまち・ひより・クレア・エリーゼ・イカ娘・ミQB
バトラ・ゴジラ・メカキングギドラ・ガイガン(FW)・デストロイア・ビオランテ・スーパーメカゴジラ・デスギドラ・シーガン・ラジン・バルガロン・ジャルム・ヴァグノザウルス・ファイヤーラドン・ダガーラ・ヤマタノオロチ・バラン・ギドラ・機龍ブラック・ゲゾラ・オルガ「・・・!!」

その瞬間、22人の魔法少女と、彼女らの相棒である怪獣達が一斉には意識を失い、変身してたほむらは魔法少女の変身が解除され、地面に倒れた。

かずみ・ニコ・あいり・バルグザーダン・メカゴジラU・スペースゴジラ「・・・?」

しかし、この3人と3体の怪獣は何事も無く、意識を保って頭に疑問符を浮かべる。

かずみ「え?な・・・何?」

あいり「何だ?何だったんだ?」

ニコ「・・・(今のは、多分・・・)」

かずみ「!!皆が!!」

あいり「おい、どうした!?しっかりしろ!!」

あいりがほむらやマミに声をかけるが、返事は無い。すぐに呼吸と脈を確認。それらは問題無い。

ニコ「生きてる。けど、意識は無いみたいだね」

QM「一体、何なんですか・・・?」

ドームに入っていなかったキュゥマッドが離れた所から様子を伺っている。

グランドギドラ(ラハブ)「!!あんた達、意識を保っているの!?」

驚いているラハブ。

かずみ「え?あ・・・うん・・・」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ハァ?何でだよ?誰かヘマこいたんじゃねーの?おい、脳筋、テメェが何かミスったんだろ」

グランドギドラ(タラスクス)「俺の所為にスルナ!お前ではナイノカ!?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「んだと、やるってのか!?ブッ解体(バラ)すぞ!!」

グランドギドラ(タラスクス)「ヤレルものならやってミロ!!」

戦闘を始めようとする2体。

グランドギドラ(ヴリトラ)「いい加減にしろ、馬鹿者共が!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「失敗か不完全やったんか?そんな感じはせぇへんかったけどなぁ。どないでした?モンスターXはん」

モンスターX「ふむ、失敗はしてない。完璧だった筈だ」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「となると、導き出される結論は1つ、うむ、1つしかありませんなぁ」

グランドギドラ(テュポーン)「だろうな・・・だが、あのイカみたいな奴に効いたのは何故だ?」

グランドギドラ(ファフニール)「さー?ま、効果は十分あったんだから、別に良いんじゃ無いの?」

グランドギドラ(コカドリーユ)「それもそうよね。嗚呼・・・気絶しちゃって動かないあの娘達を慰み者にしたいわぁん!」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「止めよ。動かぬ敵を弄ぶ、お主の下衆な趣味に付き合わせるな」

あいり「おい・・・ちょっと待て!何、そっちだけで納得してるんだよ!?」

かずみ「皆に何をしたの!?」
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/11(月) 03:06:27.67 ID:wt+4wZfV0
モンスターX「そうだな。解説させて貰おうか」

グランドギドラ(ファフニール)「ヒマだしねー」

モンスターX「先ず、簡単に言って彼女らには夢を見てもらっている」

かずみ「夢?」

グランドギドラ(ピュートーン)「そう、夢や。夢や言うても、寝ている時に本人が見る夢とはちょっと違うけどな」

グランドギドラ(ヴリトラ)「我々にはマインドコントロール能力があり、その応用で諸君らで言う催眠術に近いものを仕掛けたのだ」

あいり「集団催眠になったのか?」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「ふむ、それは少し違うねぇ。何せ彼女らが見ている夢はそれぞれ別のものだからなぁ。いや、夢と言うよりは意識がそれぞれ、彼女らの心の中に作られた世界へ行っている、と言った方が正しいかも知れんなぁ」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「早い話が精神干渉?それをやって意識をその世界に送ってやった訳だ」

ニコ「一体どんな世界に?」

グランドギドラ(ティアマト)「それぞれが最も目を逸らし、耳を塞ぎたいものを見たり聞いたりする世界ね」

あいり「何て嫌な世界だよ・・・」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「その世界でそれを乗り越えて、精神的に強くなってもらおうというのが狙いよ」

かずみ「そ、それが、出来なかったら?」

グランドギドラ(ファフニール)「んい?死ぬよ?」

かずみ「!!」

グランドギドラ(タラスクス)「それぞれの世界で精神が耐えられなくなれば破壊され、当然意識が戻る事は無くナル。そういう事ダ」

グランドギドラ(コカドリーユ)「メンタルがお豆腐だったら、あっさり逝って帰って来れないわ〜け。
あたしは可愛ければ、死んでてもイケる口だから別にそれでも良いんだけどね。おほほほほほほほほ!!」

かずみ「・・・っ!!」

グランドギドラ(ラハブ)「気持ち悪いから止めて、コカドリーユ!」

ニコ「何でそんな回りくどい事を」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「だろぉ?そう思うよなぁ。僕もチャッチャと済ませたいんだよ」

グランドギドラ(テュポーン)「確かに貴様達を今、殺すのは容易い。だが、それでは余りに面白みに欠ける」

あいり「なっ・・・!?」

モンスターX「だから精神的に強くなって闘志を取り戻してもらおうと言うのだ。それと、ほんの余興だ。気にするな」

ニコ「成る程ね」

あいり「随分舐めてくれてるな・・・で、私達に効いて無いのは何でだ?」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「今の催眠結界は、人間とインキュベーターに効くように作ったのだよ。それが効いていないという事は、詰まり、詰まりだ」

そしてフェルゲニシュは答えを口にする。

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「君達が人間では無いからさ」
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/11(月) 03:07:23.38 ID:wt+4wZfV0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では、明日!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/11(月) 04:08:24.04 ID:vYqsnpn0o
お疲れ様でした。
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/12(火) 02:35:44.23 ID:MW5VWPji0
ロリこんばんは。今日もちょっとだけだけど進めます。

再開します。
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/12(火) 02:36:38.62 ID:MW5VWPji0
あいり「私達が人間じゃない?確かに私は、ユウリの遺伝子を持つ融合体で普通の人間じゃないけど・・・」

スペーズゴジラの隣であいりは後ろにバルグザーダンとメカゴジラUが控える、かずみとニコを見る。

かずみ「え?私達が人間じゃ無いって・・・え?」

ニコ「・・・」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「そう、そうともさ。それでも杏里あいり君は、人間と人間の融合体だから、殆ど人間とも言えるがねぇ。
君達2人は大分違うと言えるのでは無いかな?まぁ、私の口から言う事では無いだろうから、これ以上は言わないがね」

グランドギドラ(ファフニール)「えー?気になる、知りたーい!」

かずみ「ねぇ、ニコ、どういう事?私達が人間じゃ無いって・・・ニコは私が何者か知ってるって言ったよね?私・・・人間じゃ無いの?」

ニコ「・・・」

ニコは少し沈黙して返事を返す。

ニコ「うん、生物学的な定義で言えば私も君も人間じゃ無いね」

かずみ「!!」

ニコ「君と私が何者か、知りたいのなら教えてあげるよ」

かずみ「え、えっと・・・」

ニコ「只、言っておくと、君は君が何者か知らない方が幸せだと私は思う。それでも良いなら話すぞ」

かずみ「・・・私、知りたい。私が何者なのか」

あいり「良いのか?私はあんたやニコが何者かなんて興味も無いし、どうでも良い。大事なのはどうやって生まれたかじゃない。どう生きるかだろう?」

かずみ「うん、それは解ってる。でも、記憶を失って今までずっと目を逸らして来たけど、私が人間じゃ無いって聞いちゃったし、やっぱり知りたい。
それに、今皆も戦っているんだよね?だったら私も自分の過去から逃げたくないんだ。どんな辛い現実だって受け入れるよ」

ニコ「・・・何時だって君の心は心に来るね。なら、私が何者かなのかから話すよ」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/12(火) 02:37:55.75 ID:MW5VWPji0
今日はこれだけです・・・。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/12(火) 02:40:55.50 ID:LJPDWV3go
お疲れ様でした。
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/13(水) 02:20:21.13 ID:C/q4+IyF0
ロリこんばんは。 ちょっと書くのに時間が掛かってて今日は無理なので続きは明日です。

読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日に。
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/14(木) 02:37:04.47 ID:WsdiJtL90
ロリこんばんは。少ないけど投下します。

再開します。
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/14(木) 02:38:13.47 ID:WsdiJtL90
ニコ「今から5年前、とある魔法少女が怪獣との戦いで戦死した。
しかし、その少女はとても優秀だったから、マギカではその少女の身体の欠損部分を機械部品と生体パーツの義体で補って蘇生させた。
で、その時に脳に演算能力を強化する量子メモリーやらを組み込まれたその少女は、脳に記録した物になら、どんな他の物質からでもその物に“再生成”する能力を持った」

あいり「・・・!」

かずみ「それって・・・」

ニコ「そう、それが私。私は身体の大半が義体になっているサイボーグなんだよ。それも戦闘用の」

かずみ「・・・う、嘘・・・」

ニコ「残念ながら本当だよ。私の再生成の能力、再生成した後の物質の組成構造を覚えておかないといけない。
色んな物質の組成構造なんて人間の脳じゃ先ず覚えていられないし、物質を魔力で換える時も本人に莫大な演算能力が求められる。
私の能力こそが何よりの証拠さ。んで、さっきの催眠術は私の脳に追加された機能ででブロックさせてもらったよ。だから私はその術?にはまらなかった」

あいり「・・・ニコ、何ていうか、その・・・何て言えば解らない・・・」

ニコ「私の事は良いよ」

かずみ「ニコ・・・!」

かずみがニコを抱き締める。

かずみ「ニコがサイボーグだなんて信じられない・・・こんなにニコはあったかいのに」

ニコ「・・・空気を読まずに言うと、義体って言っても皮膚や筋肉は人工物とはいえ有機体だからね。血もその辺りには流れてるし。
さて、君の話だ。本当に良いのかな?聞いて後悔はしない?」

かずみ「うん・・・ニコの辛い事を知ったからって、私は知りたくないなんて、それはずるいと思うから・・・」

ニコ「今は私は気にして無いんだけどね。まぁ、知り合いなら教えてあげよう」

かずみ「うん・・・」

ニコ「いきなりだけど和紗ミチル、この名前に聞き覚えは?」

かずみ「無いけど・・・」

ニコ「ふむ。あいりがメガニューラとドンパチしてた時に、サキが君に君が魔法少女になった経緯を話したよね」

かずみ「うん。病気だったお婆ちゃん・・・グランマをインキュベーターに頼んで命が尽きるまで元に戻してもらってなったんだよね?」

ニコ「うん。実はあれは君であって君じゃない、和紗ミチルという子の話なんだ」

かずみ「私であって私じゃない・・・?」

あいり「今の私がユウリであってユウリじゃないみたいだな・・・」
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/14(木) 02:40:59.93 ID:WsdiJtL90
メカゴジラUと言えば、サイボーグ少女でしょう、という訳で。
かずみに会った理由とかもこのシーンで説明します。
今日は此処までです。
では明日!
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/14(木) 02:42:04.67 ID:PSiecvuAo
お疲れ様でした。
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/14(木) 23:43:51.17 ID:Dk1TWFkDO
乙です。

ニコちゃんやっぱりサイボーグだったのか……
ということはその時メカゴジラも一緒に改造されてUになったとか?
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/15(金) 02:42:49.03 ID:PgPrW5Xq0
ロリこんばんは。ううむ、話が中々進まないです。

>>583

その時にUになってます。これもこのシーンで解ります。

再開します。
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/15(金) 02:44:30.13 ID:PgPrW5Xq0
ニコ「和紗ミチルという少女の元に現われたインキュベーターは、彼女に契約して魔法少女にならないか?と持ち掛けた。
契約すれば、グリーフシード無しで叶えられる願いなら1つ叶えてあげると言ったらしい。
但し、条件がもう1つあった」

かずみ「・・・」

ニコ「その条件とは、ミチルが死んだ後、その肉体をマギカに差し出すというものだった。そしてミチルはその条件を飲んで魔法少女となった」

あいり「・・・」

ニコ「そしてミチルは短期間でバルグザーダンと共に多数の怪獣を倒し、目覚しい戦果を上げていたが、魔法少女になってそれ程経たずに戦死してしまい、マギカは遺体を回収した。
それは、死んだミチルをマギカで行なわれていた、ある計画における研究の実験に使う為だった。その計画の名は“マレフィカファルス”。
誰が付けたのか魔女の肉詰めという意味を持つこの計画は、死んだ魔法少女の肉体からクローンを作り、
その肉体に怪獣の遺伝子を詰め込み、怪獣並みの身体能力を持ち、怪獣の身体的特徴を発現出来、怪獣を使役する魔法少女を造るという内容の計画だった」

あいり「融合人間にサイボーグ、そして今度は人間と怪獣のミュータントか。私が言うのも何だけど・・・イカれてるね」

ニコ「マギカはその計画に使える魔法少女を探した。そして見付けたのが和沙ミチルで、彼女が死んでその肉体を手に入れた。
私は、マギカが彼女を怪獣の仕業に見せかけて殺したんじゃ無いかとも思うけど、まぁ、それは今は関係ないね。
かくしてマギカはミチルのクローンを作り、怪獣の遺伝子を詰め込んで実験体を造った。その実験体はこう名付けられた。かずみ」

かずみ「!!」

ニコ「和沙のカズとミチルのミでカズミ、だね。その13番目のかずみが君だと聞いたよ」

かずみ「そんなの嘘だよ!」

ニコ「これは私が記憶を失う前の君から聞いた話だから、これが真実かどうかは私は知らない。ただ、べえやんに調べてもらった所、マギカには確かにその計画は存在していたそうだよ」

あいり「していた?今は?それにこのかずみは13番目だと言ったな?12番目まではどうなったんだ?」

ニコ「12番目までは製造の途中で死んでしまうか、造れても直ぐに死んでしまったらしいね。
まぁ、実験体が10体を超えてもこんな風に成功しないものだから、計画は凍結される事になった。
その凍結前に最後に作られた君だけは、目指していたものと完全に一致はして無かったけれど、直ぐに絶命する事も無かった」
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/15(金) 02:47:13.31 ID:PgPrW5Xq0
ちょっと時間も無いので今日はこれだけで。明日はこのシーンは終わらせたいです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
587 :名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]:2012/06/15(金) 03:15:32.21 ID:FCBT0mt2o
お疲れ様でした。
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/16(土) 23:40:44.15 ID:t0Vk6anZ0
ロリこんばんは。すいません、昨日は寝てしまったです・・・ああ、もう!何でこうなる!?
今日は頑張って進めます。

再開します。
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/16(土) 23:41:54.83 ID:t0Vk6anZ0
かずみ「私が、私が唯一の成功体・・・?」

ニコ「君はこれまで、感情が大きく昂ぶった時に牙や爪が伸びて途轍もない身体能力を発揮した事があっただろう?それこそ怪獣のような」

かずみ「・・・あるみたいだね。言われて見ればぼんやりとだけど、思い出せるよ・・・」

あいり「(あぁ、私と戦っていた時にかずみの牙や爪が伸びて怪獣のような風貌になったのはこういう訳だったのか)」

ニコ「それこそが君がこの計画の産物である証拠。とはいえ、この計画の目的は、魔法を使えて怪獣を使役し、それでいて自由に肉体的にも怪獣並みの戦闘力を持つ状態に変身出来る魔法少女、それこそ呪文を使える超魔生物のようなのを作る事だったから、君は成功体というより、ようやっと出来た試作体と言った所じゃないかな」

かずみ「・・・そう、なんだ」

あいり「それで、どうなったんだ?ニコとかずみはどうして出会ったんだ?いや、どうしてニコはそんな話を知っているんだ?この話、誰でも知っている訳じゃ無いんだろ?」

ニコ「うん、この話は私とサキしか知らないね。さて・・・」

ニコはちらりとモンスターXの方を見る。向こうは向こうで聞き耳を立てている。

モンスターX「興味深い。続けよ。元より今は貴公らと戦うつもりは無い。この者達にもキングギドラ、ガイガン共にも手出しはさせん。
貴公らの話を邪魔をする無粋なものがいれば我らが止めよう」

あいり「本当か・・・?」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「信じる信じないは諸君らの自由。我等はモンスターXの仰られた事には絶対に逆らわぬ、とだけ言っておこう」

ニコ「そう。じゃあ、話を続けよう」

かずみ「今更だけど・・・大丈夫なの?」

ニコ「まぁ、大物の風格のあるモンスターXの言動からして不意打ちなんてセコい真似はしないだろうからね」

あいり「というか、その辺に転がったマミやサキ達を助けなくて良いのか?今まで放置しておいてなんだけど」

ニコ「良いと思う。というか、今の私達に出来る事は無いんだよね?」

モンスターX「肯定だ。今、貴公らが倒れている者達に幾ら呼びかけようと、そもそも声すら聞こえぬ。
彼女らは彼女ら自身の心の闇の世界にいるのだからな」

あいり「念の為に聞く。あんた達を殺せばマミ達は目を覚ますのか?」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「いいや。この術は既に私達の手を離れたからね。私達を倒しても、そう、例え全滅させようとも、この術が解けることは無いね」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「戦うというのなら拙者が相手をしよう」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あーら、ニーズヘッグちゃんったらずるいわよぉ!あたしもこの娘達と遊びたいのにぃ!!」

グランドギドラ(ファフニール)「あたしも、この娘達で遊びたーい!」

グランドギドラ(ラハブ)「最も誰が戦うにしても、危なくなれば加勢させてもらうわよ?当たり前だけど」

あいり「(だろうな・・・)」

グランドギドラ(テュポーン)「そういうのが無粋だというのだ。相変わらず詰まらん奴だな、ラハブ」

グランドギドラ(ラハブ)「詰まらなくて結構」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/16(土) 23:42:27.14 ID:t0Vk6anZ0
グランドギドラ(ヴィーヴル)「で、やるの?やらないの?やりますですか?どうしますですか?おらおら・・・ビビって無いで、何とか言ったらどうよ、魔法少女ちゃあん?」

グランドギドラ(タラスクス)「ヴィーヴル!余計な挑発をスルナ!こいつらを倒すのはそんなに簡単ではナイッ!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「るせぇよ、ヘッピリ腰のウドの大木が。3匹怪獣バラして、女3人ぶっ殺せば終了ーっ・・・じゃねぇの。余裕余裕。
あー、悪ぃ悪ぃ。タラスクスちゃんはそんな余裕で楽勝な事も出来る自身ねぇチキンちゃんでしたねぇー?」

グランドギドラ(タラスクス)「・・・!!」

タラスクスがヴィーヴル向けて構える。

グランドギドラ(ヴリトラ)「あ?やんのか、キチン?」

ヴィーヴルもタラスクスに相対して身構える。

グランドギドラ(ティアマト)「今此処で無駄で争いをするのなら、私達が実力で止めるわよ?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「・・・っち」

グランドギドラ(タラスクス)「・・・ふん!」

グランドギドラ(ピュートーン)「やれやれやな、この2体は・・・」

ニコ「じゃあ、今はバトルは無しという事で」

あいり「ニコ!?」

ニコ「どの道あんなに多くのグランドギドラを敵には回せない。ゴジラやモスラ達はキングギドラ達の相手で手一杯だろうし、私達3人と3体だけじゃ無駄死にするだけだね」

あいり「そうだな・・・今、私達を始末しなかった事を必ず後悔させてやるからな!!」キッ!

モンスターX「ふふっ、期待している」

あいり「(余裕たっぷりだな・・・気に入らない)」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/17(日) 00:27:19.48 ID:CkrMSdzq0
修正



グランドギドラ(ヴィーヴル)「で、やるの?やらないの?やりますですか?どうしますですか?おらおら・・・ビビって無いで、何とか言ったらどうよ、魔法少女ちゃあん?」

グランドギドラ(タラスクス)「ヴィーヴル!余計な挑発をスルナ!こいつらを倒すのはそんなに簡単ではナイッ!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「るせぇよ、ヘッピリ腰のウドの大木が。3匹怪獣バラして、女3人ぶっ殺せば終了ーっ・・・じゃねぇの。余裕余裕。
あー、悪ぃ悪ぃ。タラスクスちゃんはそんな余裕で楽勝な事も出来る自身ねぇチキンちゃんでしたねぇー?」

グランドギドラ(タラスクス)「・・・!!」

タラスクスがヴィーヴル向けて構える。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あ?やんのか、キチン?」

ヴィーヴルもタラスクスに相対して身構える。

グランドギドラ(ヴリトラ)「貴様らは何処まで愚かなのだ・・・?」

グランドギドラ(ティアマト)「今此処で無駄で争いをするのなら、私達が実力で止めるわよ?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「・・・っち」

グランドギドラ(タラスクス)「・・・ふん!」

グランドギドラ(ピュートーン)「やれやれやな、この2体は・・・」

ニコ「じゃあ、今はバトルは無しという事で」

あいり「ニコ!?」

ニコ「どの道あんなに多くのグランドギドラを敵には回せない。ゴジラやモスラ達はキングギドラ達の相手で手一杯だろうし、私達3人と3体だけじゃ無駄死にするだけだね」

あいり「そうだな・・・今、私達を始末しなかった事を必ず後悔させてやるからな!!」キッ!

モンスターX「ふふっ、期待している」

あいり「(余裕たっぷりだな・・・気に入らない)」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/17(日) 00:53:52.44 ID:CkrMSdzq0
かずみ「ね・・・ねぇ、私達があなた達に協力するって言って、サキ達も協力するって説得するって約束したら、いえ、絶対に説得してみせるとしたら・・・皆を元に戻してくれる?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「残念ながらそれは無理だ。さっきフェルゲニシュが言った通り、この術は我らの手を離れた。我らにも干渉は不可能だ。最も可能でもその提案を飲むつもりは無いがね」

モンスターX「その通りだ。我のあの程度の力を見たくらいで萎縮し、戦意を失ってしまうようでは、我らの敵にも仲間にもなる資格は無い、という事だ。
我らと戦うにしても、協力するにしても、この悪夢から覚めるくらいの精神力があってこそ。それを試させてもらっている。
ヴリトラ、やはり貴公は我の意図を正確に汲んでくれるな」

グランドギドラ(ヴリトラ)「恐れ入ります」

あいり「それはつまり、私達にマミやほむら、サキやエリーゼ達に干渉する手段は無いと言う事か?」

グランドギドラ(ピュートーン)「まぁ、そういう事やなぁ。うちらにも無いしなぁ。今はゆっくりのんびりしときや。
それよりさっきの話の続き聞かせてくれへん?結構面白そうやん」

ニコ「・・・はいはい。外部から干渉のしようが無いんじゃどうしようも無いか」

グランドギドラ(ティアマト)「(私達にも彼女達にも確かに干渉する手段は無い。そう、私達と彼女達には。
この術、外部からの干渉は絶対的に不可能と言う訳ではない。理論上、この術の性質を突けば一気に破戒してしまう事も可能。
それは彼女達には不可能だし私達にも不可能。最もそんな事が出来る存在がいるとは思え無い。
聞かれてカイザ・・・モンスターXの指示があれば別ですが、こちらから教える必要も無いでしょう)」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/17(日) 03:30:37.98 ID:CkrMSdzq0
ニコ「それで君と私の話の続きだけど、此処からは私の最期から話そうか。私は生前、あぁ、普通の生身の時のね、私は他に2人の魔法少女とチームを組んでいた。
でも5年前に私達は複数のキングギドラとの戦いで命を落とした。でも、私だけがサイボーグとして蘇った。
私が生き返らされた理由は、私と相棒のメカゴジラがとても優秀だったからと、脳が無事だったから。
そこでメカゴジラもメカゴジラUに改造強化され、私はサイボーグとなり、以前よりマギカにとって優秀な能力を持った魔法少女となった。
でも、家族がいない孤児だった私にとって、死んでしまった2人の仲間が全てで・・・それを失った私は、生きる理由も希望も無くなった。
私はマギカからの任務をこなす、指示のままに戦闘、破壊、殺戮をする心の無いマシーンになり、死に場所を求めて彷徨っていた。まぁ、この辺りは話したね」

かずみ「ニコ・・・」

ニコ「さて、次は君の話だ。君の話も私に負けず劣らず悲惨だけど聞く?というのは愚問かな」

かずみ「うん、話して」

ニコ「はいよ。あ、補足だけど、今の君の相棒のバルグザーダンは和沙ミチルの相棒だったバルグザーダンのクローンだよ。とはいえ、遺伝子を弄ってそれなりに強化されてはいるけどね。
さて、狂気と無理だらけの計画、マレフィカファルス計画は1年ちょっと程前に凍結され、その産物である、君は処分される事になった。
しかし、君は研究所から逃亡、あすなろ市に逃げ延びる」

あいり「そこでサキ達に出会った訳か」

ニコ「そう。かずみはあすなろ市に着くと怪獣と戦って危機に陥っているサキを助けたらしいよ。
その辺がサキがかずみ激ラブな理由でもあるんだろうね。んで、私の勘だとサキはかずみに一目惚れしたんじゃ無いかなーと思う」

かずみ「は・・・はぁ」

ニコ「そして私に1つの任務が下される。此処まで言えばもう解るよね?その任務は“逃げたかずみを追って処分せよ”」

かずみ「!!(あの時、ニコが言ったのは冗談じゃ無かったんだ・・・ニコは、私を殺しにあすなろへ・・・!!)」

ニコ「その任務を私はにべも無く引き受けた。その理由も解るかな。生きる理由も希望も無く、死に場所を求めていた私はこう考えた。
“そのかずみという少女に殺してもらおう。死にたい私が殺すより、生きたいその少女が殺してくれた方が良い”」

かずみ「・・・」

ニコ「そして私はあすなろ市で君達と出会った。サキに私の事情を話し、かずみ、君と2人きりで話をしたんだ。
そして私の話を聞いた君は、泣いてくれて君の身の上を話してくれた。私は驚いたよ。頭をガーンとハンマーで殴られた気分だった。
私と同じ、いや、私よりも悲惨な身の上でありながら希望を持って生きようとする君は、余りに眩しかった。
そして君は私を抱き締めてこう言ったね。“死なないで。私が、ニコの生きる意味になるよ。だからお願い、ニコ。私の為に生きてよ”」

かずみ「うん・・・それも聞いたね」

ニコ「君は私に再び生きる理由と希望を与えてくれた。機械の冷たい心をもう一度温めてくれた。
だから私は誓った。この身体が動かなくなる瞬間まで、君を守ると」

かずみ「ニコ・・・」

ニコ「そして君はあすなろに来てから、最近戦闘中に大怪我を負ってしまい、それが原因で記憶を失ってしまった・・・君を守ると誓ったのに、不甲斐無い事だね、私は。
私の話は以上だよ。君の話は信じるかどうかは任せる」

かずみ「信じるよ・・・自分でも不思議なくらい落ち着いて受け入れてる。納得してる。それはきっと、私が心の何処かで覚えてるから、それが真実だと知っているから・・・」

ニコ「うん。さて、今は皆が戻ってくるのを待つとしようか」

かずみ「うん!皆を信じて待つよ!!」

あいり「それしか出来ないのがもどかしいな・・・」

ニコ「仕方無いよ」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/17(日) 03:33:22.22 ID:CkrMSdzq0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は出来れば夕方くらいにも少しでも投下したいですね。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/17(日) 03:39:45.04 ID:WHv3a7nHo
お疲れ様でした。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/17(日) 03:41:53.05 ID:JM5eQJJ2o

敵陣のど真ん中、味方も自分たち以外倒れてる中で身の上話とか
よく考えるとシュールだなww
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/17(日) 20:53:31.81 ID:A92XkIUDO
乙です。

あらためて思ったけどマギカって並みの悪の組織が霞んで見えるくらいエグいことやってるよね……

そういえば、ニコの仲間だった2人は3巻の回想シーンで出て来た子たち?
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/18(月) 02:26:04.38 ID:djGaU3pz0
ロリこんばんは。 ちょっと今日は無理です、すいません。

>>596

そうなんだよねぇ。でもまぁこれはこれで良いかと思って進めたよ。

>>597

世界の為という大義名分があるので、マギカは何でもやっちゃうよ。多数の一般人を助けられるなら、数人の魔法少女の犠牲で済むなら平然と犠牲にするので。

見た目に特に設定は無かったけど、人数はあの子達に合わせたので、あの回想で出て来た子達という事で。

読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は少しでも投下します。
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/19(火) 02:31:03.50 ID:aIPVOvnR0
ロリこんばんは。続きです。

再開します。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/19(火) 02:31:46.74 ID:aIPVOvnR0
グランドギドラ(フェルゲニシュ)「ふむ・・・杏里あいり君は別の人間との融合体で、神那ニコ君は人工物で改造され、蘇生したサイボーグ、かずみ君は和沙ミチル君という人間のクローンとの融合体とはなぁ。
興味深い、実に興味深いよ。特に人間と怪獣の融合は私も研究したいと思っている。サイボーグなら私の造ったガイガンがいるがね」

あいり「ガイガンを造ったのはお前なの?」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「そうとも、そうともさ、杏里あいり君。私は科学者でね、この地球に住む人間達の科学と言う物にも大きな興味を持っているのだよ」

ニコ「えらく迷惑な話だねぇ」

由里「一体何が起こっているのでしょう?敵のモンスターXと11色のキングギドラに似た怪獣達が魔法少女と怪獣達を囲い、黒いドームのようなものを展開させて包み込むと、彼女らは倒れて動かなくなりました!
見た所3人だけは倒れていません。3人の様子を見ると、倒れている魔法少女達は死亡した訳では無さそうです!」

離れた場所で武田がカメラで撮り、由里はリポートを続ける。
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/19(火) 02:32:43.57 ID:aIPVOvnR0
???

ほむら「う、うーん・・・?」

うつ伏せに倒れていた私は気が付いて目を開ける・・・って、私何時の間に気絶したの?
確かモンスターXとグランドギドラ達が六芳星を2つ重ねたような結界の中に入って、黒いドーム状のものに覆われて、それが割れたんだっけ。その時かしら、私が気絶したのは。
そして、目を開けた私の目に飛び込んできたのは、綺麗な緑色。

ほむら「・・・此処は?」

私は緑色の草むらの上から起き上がる。近くには葉が青々と茂った樹が何本か生え、見上げれば、澄み切った青空。白い雲も見え、太陽は心地の良い春の陽光で私を照らしている。
そして私がいるのは小高い丘で眼下には私が見慣れた風景が広がっている。此処は・・・

ほむら「見滝原!?」

間違いない、見間違う筈が無い。体感時間で何年も此処で過ごすたのだから。私は平和そのもので、見る限り何処も壊されていない見滝原にいた。
・・・おかしい。私達は瓦礫だらけの廃墟と化した見滝原で敵味方の怪獣が入り乱れてる中、その中央でモンスターXとグランドギドラ達と対峙していた筈。
そして結界を展開されてこうなったという事は此処は結界の中?それによって幻覚を見せられているのかしら?
・・・そういえば皆は?怪獣が近くにいないのは一目で解るけど、魔法少女の皆はどうなったの?
私が辺りを見回すと、私の後ろ、バトラがいた辺りの中央に誰かが倒れているのが見えた。
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/19(火) 02:34:09.56 ID:aIPVOvnR0
今日は此処まで!
それでは明日!
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/19(火) 02:38:34.57 ID:c64XSlR9o
お疲れ様でした。
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/20(水) 02:52:25.81 ID:3KHZQrQY0
ロリこんばんは。今日、というか日付的には昨日誕生日だったけど、だから何だと言えばそれまで。

再開します。
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/20(水) 02:54:17.36 ID:3KHZQrQY0
倒れているのは短めの紫色の髪で、全体的にややツンツンと立っている。歳は・・・どれくらいかしら?うつ伏せに倒れているから解り難いけど、そんなに背は高くない男性ね。
上着は殆ど黒に近いダークグリーンのジャケットに、下はそれより多少明るい色のズボンにシューズ。

???「うーん・・・?」

その男性が起き上がる。見た感じ年齢は18か19くらいで、身長は165くらいと低めで、痩駆であり、小柄。
開かれた両眼の瞳は明るいというよりは光っていそうな程の蛍光レッド。彼が気が付いて起き上がった時には、既に私は彼が何者か確信していた。
この気配は私が良く知っている気配。ずっと一緒にいて、一緒に戦い続けた強大な存在の気配。

???「あれ?此処は・・・見滝原か?」

そして彼が私を見付ける。

???「あ、ほむら、あんただけか?此処にいるのは・・・って、あれ?俺、人間の言葉を喋ってる?」

ほむら「喋ってるわね」

???「・・・」

そしてその青年は自分の手を見たり、下を見て自分の格好を見たりする。

???「俺、ひょっとして・・・いや、ひょっとしなくても人間になってる、よな?」

ほむら「ええ、あなたはどう見ても人間ね、バトラ」

バトラ(人間態)「俺だって解ってくれたのか」

ほむら「そりゃあ、解るわよ。付き合いは長いんだし」

バトラ「あぁ、解ってくれてるなら、説明が省けて助かるな。とは言っても俺にもどうなってるのか解らんから、説明のしようが無いんだがな」

ほむら「へぇ・・・あなたが人間になったらそんな姿なのね」

私はバトラをまじまじと見詰める。顔は結構いけてるね。いけてると言っても、美形と言うよりはワイルドで逞しい感じのイケメン。

ほむら「結構カッコいいじゃない」

バトラ「それはどうも」

ほむら「まぁ、私は男に興味無いけど」

バトラ「うん、知ってる」

とは言っても・・・

ほむら「あなたって意外と背は低いのね。ていうか、痩せてるし、小柄なのね」

バトラ「いや、俺は羽は巨大だけど、身体本体は小さいからな。こんなもんだ」

ほむら「ふーん・・・で、それよりもよ、これは幻覚?それとも夢かしら?さっきまでいた見滝原じゃないし、皆はいないし、あなたが人間になってるし、現実じゃ無いわよね」

バトラ「あぁ、多分」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/20(水) 02:56:29.13 ID:3KHZQrQY0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/20(水) 04:18:24.71 ID:h37xmNUro
ワイルドだぜぇ

お疲れ様でした。
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/20(水) 23:37:17.38 ID:lj59+foDO
乙です。

遅れたけど誕生日おめ!

ガイガンはG型の宇宙人製だからギドラ族が作れてもあんまり不思議ではない気がしてきた。
原作だと元々生えてるものなのかは分からないけど、このSSだと金色の鱗と翼はキングギドラの細胞を組み込んでるって設定なのかな?
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/21(木) 02:47:27.03 ID:+4qwATax0
ロリこんんばんは。済みません、寝てしまってましたので今日も無理です。続きは明日。

>>607

バトラなら普通の美形よりこうかなぁと。

>>608

ありがとうございます!

確かに原作ではG型の宇宙人だったよね。でも、どうも普段から人型の種族を操ってたみたいなんだよね。
いや、組み込んでるって言うか、もともとの宇宙怪獣のものという設定。

読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は続き書きます。
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/22(金) 02:36:27.05 ID:d7UhgM7C0
ロリこんばんは。眠いけど、少しずつ進めます。

再開します。
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/22(金) 02:37:10.00 ID:d7UhgM7C0
ほむら「それでこれは現実じゃないとして何かしら?」

ほむら「どうして?」

バトラ「うーん・・・夢みたいな物じゃないか?実際にグランドギドラ達はそう言っていたしな」

ほむら「でも、あなたもこの夢?を見ているのでしょう?お互い同じ夢を見るなんてそんなもの有り得るかしら?」

バトラ「だから、みたいなもの、だろう」

ほむら「あ、今更だけど、あなたはバトラで自分の意思で話してるのよね?」

バトラ「?何を当たり前の事を」

ほむら「あなたは私の夢の中に登場している、私が妄想した擬人化バトラなんじゃ無いかと思ったのよ」

バトラ「ああ、そういう事か。いや、違う、俺は俺自身だ、と言っても証明しろと言われたら困るが・・・」

ほむら「そうね、私が質問をするから、あなたは答えてみてくれるかしら?」

バトラ「それで良いなら、してみてくれ」

ほむら「まどかのお気に入りの」

バトラ「ストライプ!ピンクと白の!」

ほむら「凄い!質問を言い終わって無いのに正解した!!」

質問は“まどかのお気に入りのパンツは何?”よ。そしてそれをバトラが知っているという事は・・・。

ほむら「あなたはあなたね」

何故なら私が自分の夢に登場させる人物に、こんなまどか以外は私しか知らない筈の知識をもたせる筈が無いからよ。
ほら、私って純情だから。
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/22(金) 02:38:46.71 ID:d7UhgM7C0
全然進んで無いけど、今日は此処までです。
明日は出来るだけ進めたいです!
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/22(金) 02:41:35.90 ID:yaVlGxCqo
お疲れ様でした。

何だか怪獣は姿を擬人化しないほうがいいと思う。
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/22(金) 16:47:13.04 ID:qYVHT0uAO


わかりきってたこととはいえ、
やっぱり変態紳士もといバトラはバトラだったか・・・
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/24(日) 02:38:05.57 ID:unFxZV8e0
ロリこんばんは。昨日はパソコンにインスコしようとしたソフトの調子を見てたら上手くいかなくて、眠くなって不貞寝してしまいました・・・。

>>613

やっぱりそう思う人もおられるよね・・・。でも、やっちゃったのでこのまま進めるよ。

>>614

そう、変態紳士でした。このほむほむと同じカッコいいHENTAIとして描きたいです。

再開します。
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/24(日) 02:40:06.63 ID:unFxZV8e0
バトラ「解ってくれたようで何よりだ」

ほむら「ちょっと聞きたいんだけど、どうしてあなたがまどかの一番のお気に入りのパンツを知ってるの?
私、この世界では以前の世界で手に入れた、一番のまどかのお気に入りパンツは最後の切り札として、まだ被っても履いてもいないし、盾から出してもいないんだけど」

バトラ「何だ、そんな事か。この前、織莉子達と一緒に南の島へ旅行に行っただろう?」

ほむら「ええ」

バトラ「そこで3日目くらいの夜に、まどかが俺のところに来て、スカートをめくって、“ねぇ、バトラ、これ私の一番のお気に入りのパンツなんだ、ティヒヒ!”と教えてくれたんだ」

・・・ほう?

ほむら「本当の事を言いなさい。そうしないとゴジラにあなたがまどかのパンツを奪って食べたと言うわよ?」

バトラ「止めてくれ、殺される」

ほむら「なら、本当の事を言うのね。まどかは、他人・・・いえ、他獣?・・・まぁ、仲間だけど、仲間とはいえ、パンツを見せたがるような痴女では無いわ!
それにまどかがパンツを見せたいと思うなら、それは一番に私の筈よ!!」

バトラ「まぁ、あんたには解るか。2つ目の発言はどうかと思うが」

ほむら「良いから、早く言いなさい」

バトラ「しょうがない。まぁ、旅行中の時なんだけど、何と無く別荘の方を見ていたら、まどかとサキの部屋から、まどかが着替えているのが見えたんだよ。
俺は昆虫の怪獣で目が複眼だからな、人間や他の怪獣と比べても格段に目が良い。だから遠くからでも見る事が出来た」

ほむら「ほむ、それであなたはまどかが着替えてるのを見ていたのね?」

バトラ「ああ、美少女が着替えているんだ。見れるなら、見るだろう?」

ほむら「そうね、見るわ」

バトラ「むしろ見ないと失礼と言うものだ」

ほむら「その通りよ。私がまどかのお風呂や着替えを覗くのは、覗かないというのは、まどかに魅力がないと言っているのと同じ!
つまり私が覗きや盗撮をするのは、私にそれが出来る機会や能力があるから、まどかの名誉の為に仕方が無い事なのであって、決して私の変態的な欲望を満たす為では無いの。
私がまどかのパンツを盗んでしまうのも同じ理屈よ」

バトラ「あぁ、知ってる。そして理解も出来るぞ」

ほむら「流石、私の相棒ね」
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/24(日) 02:46:20.36 ID:CL1oSaj5o
バトラ「むしろ見ないと失礼と言うものだ」

何処がじゃ!
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/24(日) 05:05:47.24 ID:unFxZV8e0
バトラ「さて、まどかのパンツ議論も良いが、そろそろ現状の確認をしようと思う」

ほむら「先ずは此処が何か、ね。その結論を出す為にも少し辺りを探索してみましょう」

バトラ「そうだな」

そして2人でこの小高い丘全体を探索してみる。特にめぼしい物は無かったけど・・・。

バトラ「先ずは俺の結論を言うぞ。これは幻覚じゃない」

ほむら「ほむ、どうしてそう思うの?」

バトラ「妙な言い方になるが、この世界は“実物だから”だ。全ての物が実像を持って存在し、俺達はそれに触れる事も出来るし、音や臭いも感じ取れる。
それにこの丘全体のような場所を広く歩き回れば現実にある瓦礫を踏むくらいはするだろう。だが、それも無い」

ほむら「でも、それなら催眠術で何とでも出来るんじゃない?」

バトラ「あの場の俺達全員に同時にかけ、そして今も見せ続けているっていのか?確かに奴らなら可能かも知れないが、あの頭の切れるモンスターXがそんな面倒な事をするか?
此処は夢を見させられている方が、向こうにしても簡単な筈だ」

ほむら「そうね。今はあなたと私、同じ夢を見ている、いえ、見せられていると思って良いのかしら」

バトラ「いや、それは違うかも知れないな」

ほむら「ほむ?というのは何故?」

バトラ「ほら、夢ってそれぞれの記憶やイメージを元に出来るものなんだろ?」

ほむら「これはあのギドラ共が作った夢よ。向こうが見せたいものを見せているんじゃ無いかしら?」

バトラ「だとしてもだ。あいつらが夢と言ったのは単なる比喩かも知れないが、あながち間違いでも無いと思う。
俺はこんな何も無さそうな平和な見滝原というのは見た事が無い、というかこんな情景をイメージした事が無いんだ。
見滝原は全国でも類を見ない程・・・とまでは行かなくても地方都市なのに大都市並に怪獣の出現が多いからな。
常に何処かが破壊されているイメージしかないんだ。別に見滝原は絶望街とか思っていた訳じゃ無く、単にそういう所で、今後もこうなんだろうな、という感じだ」

ほむら「成る程」

バトラ「でも、こういう平和な見滝原はあんたが常に心に思い描いてたんじゃ無いのか」

ほむら「そうね。何時も夢に見ていたわ」

バトラ「だからこれはあんたの夢で、俺はその中に一緒に入れられたんじゃ無いかと思う」

ほむら「ふーむ・・・」

私は考えてみる。でも、今は結論は出なかった。それより重要な事があるわ。

ほむら「私達はどうやったら現実世界に帰れるのかしら?」
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/24(日) 05:08:51.34 ID:unFxZV8e0
思ったより進まない・・・今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は今日よりは進めたいです・・・。
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/25(月) 01:52:38.25 ID:p2xVs2040
ロリこんばんは。何時も遅くてすいません。

再開します。
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/25(月) 01:53:20.16 ID:p2xVs2040
バトラ「それは何か条件があるんじゃ無いか」

ほむら「やっぱりそうよね。ゲームだと、何かを倒したり、手に入れたり、特定の場所へ行ったり」

バトラ「ゲーム・・・か。奴らにとってはゲームみたいな物なんだろうな」

ほむら「というか本当に戻れるの?私達に此処で朽ち果てろとでも言うんじゃ無いの?
私達の精神が死ねば、当然肉体も死ぬし・・・」

バトラ「それは無いだろう、多分だが。俺達を殺すつもりなら、もう既に殺されているはずだ。それに今も俺達の身体は現実世界で転がってるだろうから、今すぐにでも殺す事は簡単だ」

ほむら「それもそうね。モンスターXの性格からしても私達をこの世界で苦しめて殺すなんて事はしないでしょうし。
というか、バトラあなた、何戦うのに尻込みしてたのよ!!」

バトラ「いや、あのモンスターXには誰だって恐れるだろ・・・。グランドギドラ共もヤバイが、あいつはもっとヤバイ。
何か途轍もない力をまだ見せていないだけで持っている。何であんたは逃げようともしなかったんだ?」

ほむら「勝てるから戦う、負けるから逃げるなんていうラインは、私がまどかを救うと決めた時点でとっくに超えてるのよ。
例え勝ち目が無くても私は1人でも戦うわ」

バトラ「そこまで言い切るあんたはやっぱり凄いな。力を貸して来て良かった。まぁ、さっきは何とも不甲斐無かったけどな」

ほむら「そういうあなただって逃げて無かったでしょう」

バトラ「逃げてもどうにもならないしな。だが、戻ったら俺も今度は全身全霊を賭して戦おう!あんただけに戦わせる訳にはいかないからな!」

ほむら「じゃあ、絶対に現実世界へ戻らないといけないわね」

バトラ「ああ!」

さて、私は魔法少女に変身しようとする・・・。

ほむら「あれ?」

バトラ「どうしたんだ?」

ほむら「変身できない・・・」

バトラ「何!?」

ソウルジェムの指輪は左手の中指にあるけれど何の反応も無い。

バトラ「変身ができないか・・・」

不味いわ・・・変身できないという事は時間停止能力も盾に仕舞ってある武器も使えない!

ほむら「!!そういえばあなた、怪獣になれる!?」

バトラ「なれるというか、それが本当の姿なんだけどな・・・この世界じゃなれないと思う。やり方が解らない。というか、多分無い」

ほむら「その姿で怪獣並みの強さだったりは・・・」

バトラ「する訳が無いだろう・・・まぁ、戦闘技術はあるから見た目よりは戦えるけどな。眼から光線が出たりもしないぞ」

ほむら「だったらこの世界で怪獣が出て来たりしたら・・・」

バトラ「来ないだろ。・・・来ないよな?」

ほむら「来ない事を祈りましょう。でも、考えてみたらゲームのイベントだと使えなくされる能力やアイテムは、そのイベント中は必要ないから使えなくなるのよね」

バトラ「抵抗出来なくなる不可避の死亡イベントの時もあるけどな・・・まぁ、それは無いだろう、多分。
こうしていても仕方無い、見滝原の街中へ行ってみよう」

ほむら「そうね。何か条件を満たそうにもそれを知らないとどうにもならないし」
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/25(月) 01:54:04.90 ID:p2xVs2040
今日は此処までで。
読んで下さった方に感謝です!
では明日!
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/25(月) 02:04:50.91 ID:j3XGiIdFo
お疲れ様でした。出来る限り早めに再開してほしいものです。
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/06/25(月) 21:09:49.50 ID:nXqSu31J0
ほむら「まぁ、私は男に興味無いけど」
バトラ「うん、知ってる」

なぜか知らないけどこの会話が気に入った
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/26(火) 02:32:24.34 ID:aM04zEi/0
ロリこんばんは。ううむ、今日もこんな時間に・・・。

>>623

すいません、遅くなってしまいました・・・。

>>624

気に入ってくれてありがとう?

再開します。
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/26(火) 02:32:52.72 ID:aM04zEi/0
私とバトラは私が夢見ていた見滝原の街へ入ってみる。
此処は確かに私が夢見ていた見滝原ね。

バトラ「なぁ・・・何でこの世界の周りのモブは美少女と幼女ばっかりで、街の中はSMショップとラブホテルばっかりなんだ?」

ほむら「私が夢に描いている見滝原だからよ」ファサ

バトラ「まぁ、そうだろうな。でも今はそれよりどうするかだ」

ほむら「そうね、先ずは私がこれまででよく行っていた場所、思い出のある場所へ行ってみましょう。
この世界が私の心を元に造られているなら、そこに何かある筈よ」

バトラ「よし、じゃあそうするか」

私達はとりあえず私の家へ向う事にする。

ほむら「ねぇ、他の皆も私達みたいになってるのかしら?」

バトラ「あぁ、多分な。かずみとニコとあいりは倒れて無かったから、この3人は大丈夫かも知れないが」

ほむら「そう・・・やっぱり皆も・・・」

バトラ「まどか達が心配か?」

ほむら「まどかは大丈夫だと思うわ。意志も心も強いし。私はさやかが一番心配だわ」

バトラ「でも、さやかは精神的にも強くなったし、大丈夫だろう」

ほむら「ええ、もうこの事態に混乱して冷静さを失うようなゼリーメンタルじゃない事は知ってるけど、あの娘脳筋だから。
ていうか、バカだから。野生的な勘とかも鋭く無さそうだし。現実世界に戻る鍵とかを普通に見落としそうだわ」

バトラ「ガイガンもバカだからな・・・しかし、メンタルで言えば、ほむらはもう鋼鉄より硬いんじゃ無いか?」

ほむら「そうかも知れないわね。でもね、硬性が高いものは軟性が低いのよ」

バトラ「?あぁ、そうだな」

つまり、耐えられる以上の負荷が掛かれば、受け流す事が出来ずに簡単に折れてしまう。きっと、私の心も。
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/26(火) 02:34:30.23 ID:aM04zEi/0
進まない・・・けど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/26(火) 02:37:20.73 ID:E8dqlTgho
お疲れ様でした。
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/27(水) 02:41:35.36 ID:aT2j7Ceu0
ロリこんばんは、すいません、今日も時間が掛かってしまっていて、ちょっと無理です。
そんな訳で明日になります。読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます。
では明日!

630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/28(木) 00:06:26.36 ID:UA4gEsGLo
ザ・ピーナッツの双子の姉で沢田研二の前妻、伊藤エミさんが亡くなられました。71歳でした。
合掌。ご冥福をお祈りします。
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/28(木) 02:46:59.55 ID:qkmUspct0
ロリこんばんは。遅くなったけど続きです。

>>630

何と・・・あの初代小美人の方の・・・。ザ・ピーナッツのお二方は当時俳優では無く歌手だったそうですね。冥福を祈りましょう。

再開します。
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/28(木) 02:48:18.82 ID:qkmUspct0
まどかの夢の世界

???「まどか、起きろ、まどか」

黒い髪で背は高め、オレンジ色の瞳で黒のジャケットを着た20歳前半くらいの青年が気を失っているまどかの上半身を抱え起こして声をかけている。
美形だが静かな迫力があり、貫禄を感じさせる。

まどか「う・・・うん?」

???「起きたか」

まどか「うん・・・って、あなた誰?」

ゴジラ(FW、人間態)「俺だ、ゴジラだ」

まどか「あ、そういえば雰囲気とかが同じだね。でも、どうして人間に?」

ゴジラ(FW)「どうやら此処はモンスターXとグランドギドラ共が造った、お前の精神世界みたいなものらしい。
周りを見てみろ」

まどか「・・・?わ、わぁ・・・」

周りは平和な見滝原だが、良く見ると通行人達の中にファンタジーでメルヘンな動物がいたり、同じような感じの建物や車も見られる。

まどか「ほ、本当だ、私の夢の中みたいだね」

ゴジラ(FW)「そして此処じゃ俺は人間の姿にされているらしい」

まどか「これがあなたの人間の姿なのね(何かママみたいに頼れそうでカッコいい・・・)」ドキドキ

ゴジラ(FW)「そして人間並みの力しか無くなってる。多分、お前も魔法少女に変身できなくなってるんじゃ無いか?」

まどか「えっと・・・変身!」

まどかは左手の中指のソウルジェムの指輪を掲げるが、何も変化が起こらない。

まどか「あ・・・本当だね。で、でもどうやったら現実に戻れるのかな?」

ゴジラ(FW)「解らんな。だからこれから方法を探す。行くぞ。モンスターXの事だ、何か嫌らしい条件だと思うけどな」

まどか「(モンスターXも・・・グランドギドラも・・・私・・・怖くて全然動けなくて・・・)あ、あの・・・」

ゴジラ(FW)「何だ?」

まどか「ごめん・・・ごめんなさい、私、さっきは怖くて全然動けなくて・・・私がちゃんと戦えていれば、こんな事にはならなかったかも知れないのに・・・」

ゴジラ(FW)「あのメルトダウンを起こした俺の同族からエネルギーを吸った時・・・奴からは途轍もない力を感じた。
多分だが、モンスターXは今の姿だと、奴の真の力は殆ど見せていない。そのとんでも無い本当の力の片鱗を見せられたんだ。
怖くなきゃ頭がどうかしてる。ほむらだって本当は凄く怖い筈だ。だが、彼女には怖い、怖くない、勝てる、勝てないの理屈を超越した決意がある。だから尚闘志を失わなかったんだろうな」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ゴジラ(FW)「とはいえ、人の身であれに挑もうなんてバカかバカだ。戻ったら俺達怪獣も力を貸そう」

まどか「ほむらちゃんに比べたら私なんて全然駄目だね・・・やっと同じ立場になって、強くなって肩を並べられたと思ってたのに・・・」

ゴジラ(FW)「・・・まどか、何故、人間が嫌いな俺がお前に力を貸そうと思ったか解るか?」

まどか「え・・・?えっと・・・私も一応強くなったから・・・それと魔法少女としての高い素質を持っているから、かな・・・?」

ゴジラ(FW)「それもある。でもな、俺がお前を相棒と認めた一番の理由は、お前は決してその力を私利私欲、自分の為に使わないと思ったからだ。
人間に限らず強大な力を手にすると誰でも自分の為に使いたくなる。でもお前は違った。他者を思いやり、自分以外の者の為に命を賭けている。そんなお前に興味を持った。
だから力を貸してみようと思ったんだ。
思いやりこそ力、危険をものともせず正義の為に戦う戦士、それがまどか、お前だと思っている。
さっきは怖くて動けなくても、次は怖くても戦えると俺は信じている。あんな奴らに地球を渡すな。
この地球の主役は俺達怪獣でもお前達人間でもないと俺は思っている。ささやかに生きているものが本当は地球の主役なんだ。そいつらを、守ろう」

まどか「そうだ・・・私達が勝てなかったら地球は・・・!私、戦う!!戦って、勝つ!!モンスターXを倒すよ!!」

ゴジラ(FW)「その意気だ。そして俺はあぁ言う、全てが自分の手の上で踊っているとか思っている奴が心底気に入らねぇ・・・。
今の内にトドメを刺さなかった事を絶対に後悔させてやる。さっさと戻る方法を見付けてあの野郎をぶっ潰すぞ」

まどか「うん、そうだね」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/28(木) 02:49:33.18 ID:qkmUspct0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/28(木) 03:03:36.56 ID:UA4gEsGLo
お疲れ様でした。
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 10:05:03.42 ID:AgDrMdFro
そういえば、ゴジラを生み出したのも人間の私利私欲だったな…って考えると、今回のゴジラの話はなんかグッと来るものがあるよ。

この調子で全員はきつい気がする。でも頑張ってほしい。乙
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/29(金) 02:31:37.15 ID:cYPK9Rno0
ロリこんばんは。今日はパソコンのパーツを色々交換してブログ更新してたら時間無くなってしまったので書けてないです、すいません。

>>635

いあ、こんなに長く書くのはほむらとまどかだけです。後はマミさんとゆまちゃんをちょっとだけ長く書くけど、後はさらっと流します。読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます。
明日はちゃんと書きます。

637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/30(土) 03:54:20.26 ID:NQ2r0Zq0o
あ〜〜、深夜3時過ぎたじゃないですか・・・
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/30(土) 05:47:11.13 ID:Lu75Ld7P0
ロリこんばんは。パソコンがトラブって、直してから書いてたらこんな時間でした。

>>637

すいません。もう夜が明けてしまった・・・。

再開します。
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/30(土) 05:48:18.59 ID:Lu75Ld7P0
マミの夢の世界

マミ「・・・」

此処もやはり見滝原で、マミは彼女のマンションのリビングで仰向けで気を失っている。

???「うーん・・・どうなったんだ・・・?」

同じ部屋で気絶していた青年が目を覚ます。長身で金髪、非常に女性にモテそうな美形で20歳を少し過ぎたくらい。
このイケメンはメカキングギドラのマミの夢の世界での姿だった。

メカキングギドラ(人間態)「俺は・・・人間になってる!?そして此処はマミのマンション?外は・・・無傷か(ふーむ、これは現実じゃ無いね。幻影とも思えない。催眠術みたいなものかな?)」

マミ「・・・」

メカキングギドラ「マミ!!」

メカキングギドラはすぐにマミの呼吸と脈を確認する。

メカキングギドラ「(良かった、気絶しているだけだね。・・・こんな現実じゃない世界で死んでも本当に死ぬかは解らないけど・・・)」

そしてマミを心配して見ているメカキングギドラの視線は、仰向けに倒れているマミの胸の大きな双丘で止まった。

メカキングギドラ「(こ、これは・・・!!マミのおっぱい!マミっぱい!!)」ドキドキ

メカキングギドラ「(この胸の高鳴り・・・この後ろめたいような、ほの暗い興奮・・・これが、人間の持つ感情なんだ!触っても・・・良いかな?良いよね!?誰も見て無いし、そもそもきっとこの世界には俺とマミとモブしかいない!つまり他の魔法少女も怪獣もいない!!だろうし・・・マミにさえバレ無ければ、俺がエロいと誤解される事も無い!!ふーむ、これがマミのおっぱいなんだね!)」サワサワ

マミのおっぱいを優しく撫でるメカキングギドラ。

メカキングギドラ「(うわあ、凄い!これは凄いよマミ!マミのおっぱい!マミのおっぱいすごいよ!全くもって素晴らし過ぎる!)」オッパイマミマミ

今度は揉み始める。

メカキングギドラ「俺の熱くなった鉄のように熱いアレが勃ちそうだよ!俺のそれもメルトダウンしそう!うぉおおおおおおお!マミ!マミィイイイイイ!俺の相棒ぉおおおおおおお!!」

マミ「・・・っ!」ピクン

目を覚ましそうになるマミ。

メカキングギドラ「グーグー!すやすや!むにゃむにゃ!」

直ぐ寝転んで寝た振り。

マミ「・・・」

マミは気付かず、気を失ったまま。

メカキングギドラ「(・・・危ない、危うく変態と勘違いされてしまうところだったよ。さぁ、続きだ!最強の魔法少女部隊のリーダーの美人で強くてカッコ良くてグラマーなマミのおっぱいをついうっかり触ってしまう!こんなチャンス滅多に無いぞ!!)」マミマミマミマミ

マミのおっぱいをマミマミしまくるメカキングギドラ。
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/30(土) 05:48:52.14 ID:Lu75Ld7P0
マミ「!?」

マミは目を開けて気が付く。

メカキングギドラ「起きたかい?でも、構うものか!これはついうっかり触ってしまっているのであって、わざとじゃないんだ!!」マミマミ

マミ「やっ!ちょ・・・あなた誰!?」

メカキングギドラ「俺かい?俺はメカキングギドラだよ!どうやらこの現実では無い世界では俺は人間みたいなんだ!そう!現実じゃないから、俺がマミのおっぱいを揉んでいるという事実も存在しない!いや、そもそもこれはついうっかり触っているんだった!!」マミマミ

マミ「あ・・・あなたメカキングギドラなの!?・・・あぁん!!」ピクピク

メカキングギドラ「しかし、マミ!君はやっぱり他の同年代の少女達と比べて随分と巨乳だね!しかも敏感だ!大きいと感度が低いというのは本当なのかな?」マミマミ

マミ「・・・あっ、あぁん///こ、こら!止めなさい!!」

メカキングギドラ「済まない、マミ!これは俺の意思じゃ無いんだ!!マミが無防備に寝ているのを見ていたら、抑えようとしてもこの手がマミっぱいを揉むんだ!訳が解らないよ!
まさに常識を超えた脅威だ!胸囲だけに!」グルングルン

マミ「だ、駄目だってばメカキングギドラ!」

メカキングギドラ「済まない!手が勝手に!怪獣の時は無いから手の制御の仕方が解らないんだ!!」

マミ「い、良い加減にしてーー!!」

バゴォ!!

マミのグーパンチがメカキングギドラの顔面に炸裂した。

メカキングギドラ「んぎゃあ!」グシャァ

吹っ飛んでいくメカキングギドラ。
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/06/30(土) 05:50:39.00 ID:Lu75Ld7P0
今は此処までです。
今日中に続き上げたいと思ってますけどどうなるやら。
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/30(土) 06:08:00.89 ID:NQ2r0Zq0o
メカギドラ、これじゃあどうしょうもない変態じゃないか…
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/02(月) 02:19:35.59 ID:1uGQjiz50
ロリこんばんは。すいません、昨日も寝てしまいました・・・床で横になって休憩したらそのまま寝てしまったという・・・。

>>642

変態じゃないです、スケベなだけです(キリッ

再開します。
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/02(月) 02:20:13.31 ID:1uGQjiz50
メカキングギドラ「・・・」

マミ「・・・」

メカキングギドラ「・・・マミ、この縄をほどいてくれないかな?」

メカキングギドラは縄で縛り上げられて床に転がされていた。

マミ「・・・」

メカキングギドラ「ごめん、マミ。つい、うっかり触ってしまったんだ」

マミ「・・・あなたはちょっとエッチだけどほむらみたいな変態じゃ無いと思っていたのに・・・」

メカキングギドラ「いや、俺は変態じゃないよ?そんないやらしい気持ちで女性の胸を揉むなんて、する訳無いよ」

マミ「じゃあ、さっきのは一体なんなの!?」

メカキングギドラ「そりゃあスキンシップだよ」

マミ「過剰よ!!」

メカキングギドラ「ごめん。倒れておっぱいを上に向けているマミの姿を見て、ムラムラ来てしまったんだ。それでつい触ってしまったんだ」

マミ「変態!」

メカキングギドラ「いや、だから変態じゃ無いよ!」

マミ「黙りなさい!・・・うぅっ・・・」グスン

メカキングギドラ「!?マミ?泣いてるのかい!?」

マミ「信じてたのに・・・旅行の時から、ちょっとエッチだとは思ってたけど、あなたは私にとってヒーローであり信頼出来るパートナーだと思ってたのに・・・」

メカキングギドラ「(な、何て事だ!俺は彼女の信頼を裏切ってしまっていた!俺は何てことを!)ごめん、マミ!もうしない、もうしないよ!」ジタバタ

縛られたままもがくメカキングギドラ。

マミ「・・・」

縄を解くマミ。

メカキングギドラ「マミ・・・?」

マミ「そうね・・・今回だけは許してあげるわ。もう二度としないでね・・・」

メカキングギドラ「勿論だよ、マミ!大事なパートナーを傷つける訳が無いじゃないか!」

マミ「もうしないなら良いわ。さて、それよりも此処を脱出する方法を考えないとね」

メカキングギドラ「何か現実に戻る方法があるんだろう。それを探す為にも待ちに出てみよう」

マミの部屋から出て行く2人。
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/02(月) 02:21:50.13 ID:1uGQjiz50
さやかの夢の世界

さやか「きっとこの世界のボスを倒せば戻れるんだよ!行こう、ガイガン!!」

窓が景気良く割れそうな釘バットを振り上げるさやか。

ガイガン(人間態)「よーし!さっさと倒してしまおうぜ!!」

青い髪で前髪が長く、何故か赤いサンバイザーを付け上には革のジャケットで下にも皮のズボン。
ジャケットには先の尖った鋲が沢山付いており、肩や肘の部分に小さな棘が付いていて、ズボンの膝の部分にも棘。
そして手には大鎌ならぬ大鉈。2人で得物を持って街で獲物を探す。現実なら確実に通報されるが、さやかの夢の世界なので問題ない。

杏子の夢の世界

杏子「ったく、何だってんだよ、この世界は・・・」

杏子はポッチーの箱を持ち、1本咥えながら平和な見滝原を歩く。街は心なしか飲食店と食品店が多い。

デストロイア(人間態)「グランドギドラ野郎、遊んでやがるな・・・で、どうするよ?」

がっちりとした筋肉質のワイルドな燃えるような赤い髪の青年が杏子に続いていく。

杏子「うちにでも行ってみるか。何のヒントも無いって事は、そんなもん無くても進めるって事だろ、じゃあうちの教会になんかあるだろ」
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/02(月) 02:23:25.39 ID:1uGQjiz50
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
そして昨日は書けなくてすいません。
それでは明日!
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/02(月) 02:48:57.32 ID:fTNk4SGSo
変態もスケベも同じことだ!(キリッ
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/02(月) 03:14:30.37 ID:VPOjcJQuo

ガイガン人間形態がハマりすぎでワロタww
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/07/02(月) 19:16:10.33 ID:87B2TivAO
さやかちゃんにガイガン、どこの世紀末だwwwwww
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/03(火) 02:30:26.64 ID:5edT4EBoo
お・そ・いww
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/03(火) 02:34:07.33 ID:dT/LHfsk0
ロリこんばんは。今日はちょっと書く時間が無くなってしまいました・・・。

>>647

スケベでそれが言動に表れてしまうのが変態だと思うのですが、どうか。

>>648

ガイガンを擬人化したらこうなるよなーって思いました。

>>649

世紀末っぽいよね。後はモヒカンで火炎放射器なら完璧になれるね。

読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日はちゃんと書きます!
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/04(水) 02:31:37.23 ID:wC8MCib/0
ロリこんばんは。何とか進めました。

再開します。
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/04(水) 02:32:06.37 ID:wC8MCib/0
ゆまの夢の世界

ゆま「ねぇ、ビオランテ、此処ってやっぱり夢の世界なのかな?魔法少女に変身出来ないし・・・」

ビオランテ(人間態)「あぁ、多分な。俺の勘だが、どうやら俺の意識もゆまの世界に来てしまってるみたいだな」

ゆま「それにしても怪獣だとあんなにおっきいのに、人間だとちっちゃいんだね」

ビオランテ「小さいって・・・ゆまよりは高いだろ」

ゆまの言う通り、ビオランテのこの世界での人間の姿の身長はゆまよりちょっと高いぐらい。

ゆま「それに、ビオランテって私と同じ女の子だったんだね」

そしてビオランテは薄緑色の大きな瞳に、濃緑色の腰より下まで届くロングヘアーの10歳程度の少女にしか見えない姿。

ビオランテ「いや・・・俺は男なんだが・・・」

ゆま「えぇー!嘘ー!!こんなに可愛い女の子なのに!?」

ビオランテ「嘘を吐いてもしょうがないだろ」

ビオランテの人間としての姿は男の娘だった。

ビオランテ「そんな事よりこれからどうするんだ?杏子の教会にでも行くのか?この世界にあるかどうか知らないけどな」

ゆま「ううん、それよりもゆまの家に行こうと思う。そこに何かある気がするから」

ビオランテ「大丈夫なのか?まぁ、こうしてても埒が開かない。行くなら行こう」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/04(水) 02:32:45.79 ID:wC8MCib/0
織莉子の夢の世界

織莉子「急ぎましょう、早く元の世界に戻るのです」

スーパーメカゴジラ(人間態)「あぁ、こうしている間も我々は無防備な状態だからな・・・」

スーパーメカゴジラは金色の瞳と乳白色の髪の冷静そうな青年。2人は織莉子の自宅を目指す。

キリカの夢の世界。

キリカ・デスギドラ(人間態)「あー・・・」

キリカは痩せた体型の黒髪の青年と一緒に平和な見滝原の暖かな日差しの中寝転んでいた。この青年はデスギドラの人間としての姿。
この世界の見滝原の住人は全て魔法少女とイカ娘と同じ姿のモブ達。

キリカ「こんな本物の織莉子もほむほむもいない世界じゃなーんんいもやる気が起きないよっ」

デスギドラ「右に同じく」

全くやる気が出ずにだらけまくる。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/04(水) 02:36:53.41 ID:wC8MCib/0
ビオランテは男の娘にしてみました。
今日は此処までです。
では明日!
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/04(水) 07:50:10.73 ID:/e8hSZwlo

ビオランテ登場前後あたりで自分が
博士の娘の遺伝子が入ってるからメスのはず云々とか
ゴネたせいだったらすまん
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/04(水) 10:16:33.07 ID:sFzFB6Qmo
お疲れ様でした。
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/05(木) 02:20:28.84 ID:qcR+gYWI0
ロリこんばんは。ゆっくりでも進めます。

>>656

いあ、関係ないっすよ。単に男の娘キャラが欲しかったからです。で、怪獣の時は超巨大なのに人間の時はカワイイ男の娘って萌えね?と思っただけです。
ていうか、植物だったら両性だろうし、ふたなr・・・とかも考えました。

再開します。
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/05(木) 02:23:34.75 ID:qcR+gYWI0
海香の夢の世界

海香「うーん・・・?はっ!!」

海香は彼女の夢の世界で目を覚ます。そこは平和なあすなろ市の海香の家の部屋。海香の家とは言っても今現在、彼女が小説の印税で建ててデスギドラに焼滅させられた屋敷では無く、かつて彼女が住んでいた実家。
海香の部屋で机に突っ伏して気絶した状態から目が覚めた所だった。

海香「此処は・・・前の私の家!?これは・・・夢?」

海香が机から立ち上がると、後ろの床で1人の女性が倒れているのに気が付いた。

???「・・・」

海香よりも年上で20歳くらいの長身の女性。マリンブルーの長い髪はまるで海の水流のように思えた。その髪をポニーテールに纏めている。

海香「誰!?」

しかし、直感とその魂(ソウル)で解る、感じる。

海香「あなた・・・シーガン!?ねぇ、起きて!」

海香が彼女を支え起こす。

???「う、ううん・・・?あなたは・・・海香ですか?あれ?どうしてこんなに大きく見えるのでしょう・・・?」

海香「しっかりして。あなたは今、人間の姿になってるわ。あなたシーガンでしょう?私の相棒」

シーガン(人間態)「私はシーガンですが・・・え?人間!?」

海香「はい、鏡」

部屋にあった手鏡でシーガンの顔を映す。

シーガン「本当ですね・・・一体これは」

海香「多分、モンスターX達が何かをしたんだと思うわ。それで此処は私かあなたの夢の世界だと思う。この家のこの状態この部屋を知っているのは私とあなただけだもの」

シーガン「現実世界に戻れるのでしょうか?」

海香「さぁ、解らないわ。でも戻れないと彼らと矛を交える資格すらないみたいね。皆も倒れていたみたいだから同じ目に会っていると思うわ。かずみやニコ、あいりは倒れてなかった気がするけど」

シーガン「そうですね・・・外へ行ってみましょうか」

海香「そうね。・・・それにしてもどうして私のスタート地点が“この世界の今”で此処なのか気になるわ」

シーガン「何か意味があるのでしょうか?」

海香「うーん・・・ありそうで無いかも知れないし・・・」
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/05(木) 02:24:53.97 ID:qcR+gYWI0
今日は此処まで。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
それでは明日に!
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/05(木) 02:33:51.81 ID:dny+q/hQo
お疲れ様でした。
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/07(土) 22:15:31.23 ID:dwgs5T/x0
ロリこんばんは。すいません!昨日と一昨日は寝てしまいました・・・。
中々書き進まなくて・・・。
再開します。
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/07(土) 22:20:31.67 ID:dwgs5T/x0
カオルの夢の世界

カオル「うーん・・・」

カオルは平和なあすなろ市の公園で腕を組んで考え込んでいる。

カオル「此処は・・・あすなろだよなぁ。見滝原にいたはずなのに」

ラジン(人間態)「確か僕達は黒い闇に飲み込まれて、気を失った。そして気が付いたら此処にいた。これは夢だろうね。連中が僕達に見せている・・・だとしたら何かしないと現実には戻れないって事だろう」

薄緑色の髪でオレンジ色の瞳で眼鏡をかけた知的な雰囲気の少年、彼こそがカオルの相棒である怪獣のラジンの人間としての姿だった。

カオル「ラジンもこの世界は現実じゃないって思う?」

ラジン「そりゃあね。怪獣である僕が人間になっているんだから。それより元の世界に戻る方法を探そう」

カオル「でもヒントも何も無いんだけど」

ラジン「という事はこっちが知っている事で何処で何をすれば良いか解ると思う。カオル、何処か気になる場所、強い思い出す場所は無いかな?」

カオル「うーん、無くは無いね。よし、行ってみよう、付いて来て」

ラジン「解ったよ」

公園から出て行く2人。

里美の夢の世界

里美「行きましょう、バルちゃん!」

バルガロン(人間態)「いや、行くって・・・何処に行くんだよ?」

里美はあすなろ市の中、人間の姿のバルガロンの手を引いて足早に進む。バルガロンの人間としての姿は長い水色の髪で黄色の瞳、頭にはバンダナを巻いている、背は低めで痩せた体型の17,18歳くらいの少年だった。

里美「私の家!」

バルガロン「反対はしないけど・・・何で?」

里美「どうしても確かめたい事があるの!」

バルガロン「確かめたい事・・・あぁ、解った、行こう」

里美の意思を汲んでバルガロンは頷く。
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/07(土) 22:20:58.34 ID:dwgs5T/x0
みらいの夢の世界

みらい「くそっ!何なんだよ、この世界は!?何か倒せば良さそうだと思ったけど、何も襲って来ないし・・・」

みらいの心の中に造られた平和な世界でみらいは怒鳴る。

ジャルム(人間態)「気持ちは解るが、落ち着け」

ベンチに座って腕を組んだ、青い髪と赤い眼、バルガロンとは対照的に背は高めで筋肉質のゴツい青年。ジャルムの人間としての姿。

みらい「うーん・・・そうだな。でも早くしないと現実世界のボク達が殺されちゃうかも知れないぞ!」

ジャルム「そうかも知れねぇが・・・」

顎に手を当てて考える。

みらい「よし、此処は適当に街を回ってみよう!」

ジャルム「それしかねぇか。ところでみらい」

みらい「何だよ?」

ジャルム「何でお前の世界はそこら中サキで溢れているんだ」

みらいの夢の世界では、住民のモブ全てが、サキと同じ見た目で更にあちこちにサキの看板、ビルからはサキの絵が書かれたポスターや垂れ幕が張られ、あちこちに色んなポーズや服装のサキのオブジェが置かれている。

みらい「良いだろー」

ジャルム「普通怖いだろうが!これをサキが見たら、いや、誰が見てもドン引きするぞ」

みらい「しょうがないだろー、サキが大好きなボクの心が反映されてるみたいだからな」

ジャルム「いや、うん、みらい以外には俺しかいないから別に良いけどな。それより行くぜ、行くなら早い方が良い」

みらい「そーだな!」

サキの夢の世界。

サキ「この世界のあすなろの目ぼしい場所を回ってみたが、特に何も無かったな・・・」

ヴァグノザウルス(人間態)「となると、あすなろ内では脱出の方法を出来ないと考えた方う良いな。ところでサキ」

ヴァグノザウルスの人間としての姿は、茶色の髪、長い前髪で隠れた瞳の色はグレーで渋い声で話す。

サキ「何だ?」

ヴァグノザウルス「何故、この世界はそこら中かずみで溢れているんだ?」

サキの夢の世界では、住民のモブ全てが、かずみと同じ見た目で更にあちこちにかずみの看板、ビルからはかずみの絵が書かれたポスターや垂れ幕が張られ、あちこちに色んなポーズや服装のかずみのオブジェが置かれている。
全裸のもある。いや、全裸のが多い。

サキ「みらいのもあるぞ」

そしてみらいと同じ姿のモブ、ポスターや看板、オブジェ。でも全裸のは無い。

ヴァグノザウルス「いや・・・そうじゃ無くて・・・」

サキ「理由を聞くか?私の相棒たる君に解らない訳は無いと思うが」

ヴァグノザウルス「ああ・・・まぁな。それよりどうするこのままじゃ手詰まりだろ。何か他に心当たりのある場所とか人物は思い浮かばないのか?」

サキ「他・・・他か・・・」

そしてサキははっとなったようにある事を思い出す。

サキ「そうだ!あの場所に行ってみよう!」

ヴァグノザウルス「・・・ナカに入れるかずみのオブジェとかじゃないだろうな・・・?」

サキ「なっ・・・!そんな素晴らし・・・イヤラシイ場所な訳があるか!!」ブシュー

ヴァグノザウルス「・・・悪かった。だから鼻血を拭け」
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/07(土) 22:45:04.37 ID:dwgs5T/x0
ちょっと中断します。多分、深夜に投下しますので、明日になってからチェックして頂いた方が良いかも知れません。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/09(月) 02:23:28.39 ID:xolXdQO60
ロリこんばんは。すいません。全然書けてないので今日は無理です。
明日に投下します。
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/10(火) 02:21:34.21 ID:81j2yVHT0
ロリこんばんは。今日はちょっとですが進めます。

再開します。
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/10(火) 02:23:11.01 ID:81j2yVHT0
あやせの夢の世界

あやせ「いきなりこんな世界に閉じ込めてどうしろって言うのよー」

場所は見滝原でもあすなろでも無い、日本の何処かの街。

ファイヤーラドン(人間態)「さぁね。只、連中はあたし達が認められる存在かどうか試したいみたいね」

燃え盛る火炎のようなショートカットの髪色をした高校生くらいの少女がファイヤーラドンの人間としての姿。

あやせ「随分と舐めてくれてるわね・・・この私を見下すなんて、絶対許さない!」

ファイヤーラドン「まぁ、仕方ないんじゃ無いの?あたし達ブルっちゃって動けなかったし」

あやせ「絶対に戻って、あいつらコテンパンにしてやるんだから!!」

ファイヤーラドン「聞きなさいよ」

ルカの夢の世界

彼女も見滝原でもあすなろでも無い、あやせのいる世界をと同じ何処かの街にいた。

ルカ「この世界は一体・・・?」

ダガーラ(人間態)「うーん・・・何なんだろうな・・・」

ダガーラの人間としてのファイヤーラドンと同じく高校生くらいの年齢で、アイスブルーの髪と黒い瞳の男性。

ルカ「とにかく戻らなければ。方法がある筈です、探しましょう」

すみれの夢の世界。

すみれは平和なあすなろ市の中にいた。

すみれ「うーん・・・いきなりこんな世界に来ちゃったけど、どうしよう・・・戻り方が解らないね」

ヤマタノオロチ(人間態)「現実世界の状況がどうなっているか解らぬからな、早く戻るに越した事は無いだろう。
何か方法があるだろう。探すぞ、すみれ殿」

ヤマタノオロチの人間としての姿は赤銅色の髪で、黄色の瞳の20代後半くらいの体格の良い青年。

すみれ「うん」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/10(火) 02:23:56.03 ID:81j2yVHT0
今日は此処まです。
では明日!
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/12(木) 02:37:21.78 ID:Mu4IxXVC0
ロリこんばんは。昨日は書く前に寝てしまったので書けませんでした。読んでくれてる方はおれらるのだろうか。
まぁ、今の場面は書いてても詰まんないし、ワンパターンになっちゃうから凄い書き辛くて、時間掛かる割にはやっつけになってしまうんですよね。
でも書かないと先に進まないんですよね。そんな訳で書けた所まで投下します。

再開します。
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/12(木) 02:38:25.07 ID:Mu4IxXVC0
こまちの夢の世界

こまち「何かいきなり気絶して飛ばされたけど、あなたが人間になっているって言う事はこれは現実じゃないって考えて良いのかしら?」

バラン(人間態)「あぁ、恐らくな。この世界は夢にしては感覚は殆ど現実と変らないが、何処か造られた無機質な感じがする」

黒い髪で黒い瞳、背は高めの日本男児風の青年がバランの人間としての姿だった。

バラン「此処は確かこまちが入院していた病院のある街だったか」

2人がいるのはかつてこまちが致死の病にかかり、余命を先刻された病院のある街だった。

こまち「うん、そうよ。・・・行ってみましょう、その病院に」

ひよりの世界

ひより「此処は・・・私が住んでいた街だね」

ギドラ(人間態)「う、うん、そうみたいだね」

黄色の髪と金色の瞳の控えめな感じのする、ひよりと同じくらいの年齢でミドルヘアーの少女が千年竜王が人間になった姿。

ギドラ「どうやったら元の世界に戻れるのかな?」

ひより「うーん・・・此処はちょっと私の家に行ってみようよ、多分何かあると思うよ」

クレアの夢の世界

クレア「此処は・・・私の故郷ですね、アメリカの」

機龍ブラック(人間態)「やはりそうか、やはりこれは現実ではないようだな。しかし、こうしていても仕方が無い。戻る為の方法を探さなければな」

黒に近い鋼鉄色の髪と、金色の瞳の青年がクレアの相棒である、機龍ブラックの人間になった姿。

クレア「そうですね。一先ずは私の家に行ってみましょう」

機龍ブラック「解った、行こう」
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/12(木) 02:39:21.67 ID:Mu4IxXVC0
早くこの夢の世界の所を終わらせたいです。
今日は此処までです。
では明日!
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/12(木) 08:28:32.89 ID:y5oYEYaho
お疲れ様でした。
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/07/13(金) 00:14:00.31 ID:iqABuiwDO
乙です。

キャラが多くて描ききるのが大変そうだけど頑張って!
ギドラは可愛い顔してると思うから女の子でも違和感ないのがいいですね。
それと誰かの夢の世界でGMKゴジラが出たりしないかなと期待したり……
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/13(金) 02:46:56.56 ID:Hr2jegsa0
ロリこんばんは。遅くなってしまいました。

>>674

頑張ります!この夢に入った所って書いてても面白くないんですよねぇ。でもやっと今日で書き終わりました!
ギドラは女の子の方が似合いますよね。
ちょっとネタバレしちゃいますけど、GMKゴジラは夢には出ません。現実世界の方で出て来ます。

再開します。
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/13(金) 02:47:29.91 ID:Hr2jegsa0
エリーゼの夢の世界

エリーゼ「この街は・・・私が住んでいたドイツの街だわ」

エリーゼも彼女の故郷であるドイツの街の中にいた。

メガロ(人間態)「ほー、此処がそうなんか」

濃い緑色の髪の色で、金色の瞳の20代後半くらいの青年がメガロの人間としての姿。

エリーゼ「ええ。それにしても情けないわね。敵のあまりの強さに萎縮してこんな罠に掛かるなんて・・・」

メガロ「それはワイも同じや。まぁ、しゃあ無いんちゃう?アレは、あのモンスターXっちゅう奴は、めっちゃヤバイで」

エリーゼ「だとしてもよ。ともかく元の世界に戻る方法を探しましょう。私の住んでいた家に行ってみるわよ」

メガロ「ほな、そうするか」

エリーゼ「ところであなた、関西弁なのね」

メガロ「あぁ、ワイは関西に住んどったさかいな」

キュゥべえの夢の世界

QB「な・・・何で此処にボクが!!?」

ミキュベイはその魔法少女の姿からインキュベーターのキュゥべえになっていた。

オルガ(人間態)「此処は研究所のようだな」

グレーの髪と瞳を持つ高校生くらいの少年がオルガの人間としての姿。

QB「そう・・・此処は確かボクが造られた研究所・・・モンスターX達は何を考えてボクの夢は此処から始めさせるんだろう・・・?ともかく早く現実世界に戻ろう」

オルガ「そうだなー、何か無いか探してみよう」

イカ娘の夢の世界

イカ娘「あれ?何で私はこんな所に・・・?確か見滝原にいた筈でゲソ」

人間では無いのに何故か同じように夢の世界に閉じ込められているイカ娘。彼女が今、いるのは故郷の海だった。

ゲゾラ(人間?態)「イカ娘ー!一体何が起こったのでゲソ?」

白い部分が水色に、水色の部分が白、瞳の色が赤になっているイカ娘と同じ姿をしているゲゾラの人間(?)としての姿。

イカ娘「おお、ゲゾラも此処へ来ていたでゲソね」

頭の帽子のピコピコ・・・ヒレでイカ娘にはすぐに解った。

ゲゾラ「そうでゲソ」

イカ娘「おぬしが私そっくりな姿になっているという事は、これは夢か何かでゲソか?」

ゲゾラ「多分そうでゲソ。現実世界に戻らないといけないんじゃなイカ?」

イカ娘「そうでゲソね。此処は適当に泳ぎ回って何か無いか探すでゲソ」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/13(金) 02:49:40.81 ID:Hr2jegsa0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/13(金) 05:02:53.78 ID:YUkAWDffo
お疲れ様でした。
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/16(月) 01:26:27.54 ID:rB0ac2C50
ロリこんばんは。昨日と一昨日は、ちょっと床に横になったら寝てしまいました。
学習能力が無いですね・・・。この書くのが面倒くさいシーンを終わらせないと書きたいバトル再開まで辿り着けないよ。

再開します。
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/16(月) 01:27:39.17 ID:rB0ac2C50
ほむらの夢の世界

バトラ「此処にも何も無し・・・か」

私とバトラはこの私の心から造られたと思われる世界の私の家に行き、見滝原の私達が通っている学校に行った。
でも、其処にいたのはアニメやゲームのモブのような生徒と教師ばかりで、まどかも姉さんもさやかもキリカも、勿論杏子達もいなかった。
そして今は私が入院していた病院に来ている。

ほむら「此処にも特に怪しいものや気になるものも無いわね」

バトラ「他に何処か心当たりは無いのか?」

ほむら「他・・・他に・・・」ウーム

私は考える。そしてある場所を思い出した。

ほむら「そうだわ。もしかしたらあそこかも」

バトラ「あるのか。行こう」

ほむら「ええ、付いて来て」

私達は病院の自動ドアから外に出た。この世界にも時間の概念はあるようで、既に夕方になろうとしていた。時間の経過は現実世界と同じみたいね。

そして私とバトラはその場所へ向う。

バトラ「此処か」

ほむら「ええ」

私とバトラが来た場所は、見滝原を流れる大きな河に掛かった大きな橋。あの日、体感時間でどれくらい前かは忘れたけれど、今でもはっきり覚えてる。
私が芸術家の魔女、似非凱旋門、イザベラに弱った心に付け込まれて殺されかけた時、まどかと姉さんが助けてくれた場所。あの時と同じように、今も赤い夕日に照らされていた。

ほむら「・・・!?」

あれは!

ほむら「っ!」

私はその橋で、夕日を見詰めて佇む人影を見て、そちらへ走り出した。

バトラ「どうした、ほむら・・・ん?誰かいる?」

走り出す私に気付いたバトラも追って駆けて来る。
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/16(月) 01:32:25.91 ID:rB0ac2C50
ほむら「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

そして私はその人影の後ろまで一気に駆けて、その名を呼んだ。

ほむら「まどか・・・キュゥべえ」

まどか「やっぱり見つけてくれたんだね、ほむらちゃん」

qb「やぁ、ほむら」

そのまどかの姿をして、左肩にキュゥべえと同じ姿をした生物を乗せた人物は私に振り向いて、優しく微笑んだ。私の知っているまどかそのものの姿。
でも間違いなく、本物のまどかでは無い。
なのにその姿は私の知っているまどかと全く同じで・・・考えてみたら当然ね。この世界が私の心から造られているなら、私の思い描くまどかと同じ姿をしているでしょうから。

ほむら「あなたは・・・まどかの姿をしているけれど、本物のまどかでは無いのよね?キュゥべえも」

バトラ「まどかとキュゥべえ・・・?いや、状況から考えて虚像か?」

バトラも追いついて来る。

マドカ「その質問には何の意味も無いよ」

qb「ボク達は只のメッセンジャー。君にある事を伝える為だけの存在さ」

ほむら「ある事?」

私が聞いた瞬間、まるでテレビのスイッチを変えたように、一瞬も掛からず、見滝原の風景が一変した。
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/16(月) 01:34:28.29 ID:rB0ac2C50
修正

×まどか「やっぱり見つけてくれたんだね、ほむらちゃん」

○マドカ「やっぱり見つけてくれたんだね、ほむらちゃん」
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/17(火) 02:36:40.50 ID:LsvmpFdO0
ロリこんばんは。昨日も、気づいたら意識を失っていたっていう・・・ごめんなさいです。

再開します。
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/17(火) 02:37:23.12 ID:LsvmpFdO0
ほむら「!?」

変った見滝原は、建物は何か巨大なものによって破壊され、そこら中で火の手が上がっていて、地面や道路は踏み砕かれ、建物に潰されたり、焼け死んだり、何かに踏み潰されて血溜まりと化した遺体となっていた。
街は焼け焦げた黒と、血と炎と夕日の赤に彩られ、その黒と赤の世界で3つの首を持った金色の怪獣や、全身凶器のサイボーグ怪獣が咆哮を上げて闊歩していた。

ほむら「ま、街が!!」

バトラ「待て、ほむら!これは現実じゃない!!」

私はハッとなる。いけない、いけない・・・まどかの姿を見たのと、現実にしか見えない光景に冷静さを失いかけたわ。

ほむら「これは・・・何なの?こんなのを私に見せてどういうつもり?」

マドカ「さっきまでのはね、ほむらちゃんが来る前だった世界」

qb「そしてこの光景は、暁美ほむら、君が来た事によって崩壊してしまった世界だ」

!?

ほむら「な・・・何を・・・?」

qb「解らないかい?君は別の世界から莫大な因果を背負ってやってきた。その因果はこの世界に大きな影響をもたらした」

この子の・・・いえ、こいつの感情のこもらない淡々とした喋り方。こいつは私の信頼している私が来た世界のキュゥべえじゃない。
私のいた世界の腐れ外道インキュベーターだわ。多分、私の記憶から造られたのだと思う。

マドカ「その影響で、私を含む何人もの女の子が魔法少女としての素質を持っっちゃったの。
こんな力欲しいなんて思ってないのに」

ほむら「まどか・・・ごめんなさい」

バトラ「気を付けろ、こいつは虚像だ。この世界があんたの心から造られているのだとしたら、このまどかも、ほむらが“そう思ってるんじゃないか”と思う事を口走っているだけだと思うぞ」

バトラが私の傍らで囁くように言ってくれる。私の思っている・・・だからこそ図星を突かれたと思ってしまうのよね。

マドカ「謝らなくても良いよ、ほむらちゃんの意思じゃどうしようも無い事なんだし。そんな事よりも、強い魔法少女がいっぱい出来ちゃったから、ギドラ族が来ちゃったんだよ?どうしてくれるの?」

どうしてくれるのって言われても・・・。

ほむら「そうだとしても・・・私に出来る事をするだけよ」

マドカ「ふーん?ほむらちゃんに出来る事?時間を停止する力、バトラの力、それで、それだけで何が出来るの?」

ほむら「マドカ・・・?」

マドカ「救ってよ・・・」

ほむら「え?」

マドカ「救ってって言ったんだよ!ほむらちゃんの所為なんだよ!?だったらほむらちゃんが救ってよ!地球がこうなる前に!!」

ほむら「私・・・私・・・は・・・」

ショックの余り私の閉じた目からは涙が零れ、私は地面に手を突いた。

バトラ「ほむら!そいつの言う事に耳を貸すな!そいつはまどかじゃない!ギドラ共が造った手駒に過ぎない!!」

バトラが叫んでいるけれど、私がそうかも知れないと思っていた事を、まどかの・・・まどかの口から言われるなんて・・・

バギィ・・・!

何か音がした。

バトラ「な・・・何だ!?空や地面に・・・いや、空間に亀裂が・・・!!」

そして、インキュベーターが私がそうかも知れないと思っていて、誰にも言われたくなかった言葉を紡いだ。

qb「君が来なければ、こんな事にならなかったんだ」

それを聞いて、亀裂の入っていた私の心は砕けた。
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/17(火) 02:37:55.94 ID:LsvmpFdO0
ほむら「あああああああああああ!!」

私は目を見開き、頭を押さえて絶叫する。

バトラ「ほむら!しっかりしろ!ほむら!!」

私の心が砕けたと同時、この私の心から造られた世界も崩壊を始めていた。空が割れ、地面が砕けて吸い込まれるように下へ崩落していく。

バトラ「な、何だ!?一体何が起こってる!?」

ほむら「・・・」

私は崩れていく橋の上に座り込んで、放心していた。何も・・・考えられない。

バトラ「まずい!この崩壊に巻き込まれたら、多分、いや間違いなくお終いだ!!」

バトラが動かない私を抱え上げ、下に落ちていく橋から崩壊を始めている地面へ向って走る。
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/17(火) 02:38:35.63 ID:LsvmpFdO0
今日はここまでです。
では明日!
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/18(水) 02:27:46.25 ID:mS8+Kc+r0
ロリこんばんは。こういうシーン、難しいっすね。その割には読んでもあんまり面白く無さそうって言う・・・。

再開します。
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/07/18(水) 02:28:20.45 ID:mS8+Kc+r0
まどかの夢の世界。

まどかも、彼女の夢の世界で、夕方を迎え、今は通っている学校の階段を上り、人間態のゴジラと共に屋上を目指している。

ゴジラ「此処に誰かいるのか?もしくは何かあるのか?」

まどか「解んない。解んないけど、私が平和な日常で真っ先に思いついた場所が此処なの。根拠は無いけど行く場所は此処で合ってると思う」

まどかは屋上へ出るドアを開ける。

まどか「!!」

そしてまどかはある人物の姿を認める。

???「・・・」

その人物は長い黒髪を屋上の強風になびかせ、腕を組んで屋上の手すりにもたれて、アメジストのような紫の瞳を屋上に上がって来たまどかに向けていた。
しかし、その瞳は何処か無機質で、何時も強い意思を宿していた憧れの少女のものでは無く感じた。しかし、その姿は紛れも無くその少女のものだった。

まどか「ほむら・・・ちゃん・・・?」

ゴジラ「いや、違う。あれは本物のほむらじゃない。あれからは生物の気配も生気も感じられない。
この世界の他の連中と同じだ。あれはギドラ共の用意した作り物だ」

まどか「う、うん。でもあの子が、この世界から出るカギかも知れないよ」

ゴジラ「油断するなよ」

まどかはゴジラに頷き、ゆっくりと歩を進めてほむらそ姿をしたものに近付く。

ホムラ「こんにちは、まどか」

まどか「こ・・・こんにちは」

ゴジラ「お前は一体なんだ?お前はこの世界でどういう役目を与えられている?」

ホムラ「私は只、まどかに言葉を伝えるだけ。それだけの存在よ。危害は加えないから、警戒しなくて良いわ」

まどか「あなたはどうしてほむらちゃんの姿をしているの?」

ホムラ「それは私の知る所では無いわね。それじゃあ、あなたに伝えるわね」
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/18(水) 02:29:25.38 ID:mS8+Kc+r0
もっと長く書きたいけど・・・うーむ・・・。
今日は此処までで。
では明日に!
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/18(水) 16:45:39.17 ID:yUH0W+f7o
お疲れ様でした。
691 :名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]:2012/07/18(水) 17:35:24.68 ID:EGyijA73o
お疲れ様でした。
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/19(木) 21:38:50.42 ID:xeNq+Hs9o
お疲れ様でした。
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/20(金) 02:18:33.85 ID:Ml0ldVEW0
ロリこんばんは。昨日も眠たくてダウン・・・駄目だ、日中暑過ぎて疲れているのか寝てしまいます。冬はこんな事殆ど無かったのに。

再開します。
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/20(金) 02:19:20.65 ID:Ml0ldVEW0
まどか「私に伝える事・・・?」

ホムラ「まどか、あなたには得意な学科も、人に自慢できる才能も何も無いわよね」

まどか「え・・・?で、でも、今の私には魔法少女の力が・・・それに、ゴジラだって私に協力してくれて・・・」

ホムラ「それは与えられた力であって、あなた自身の力では無いでしょう?
その力が無ければ・・・いえ、あってもあなたは誰の役にも立てず、私は迷惑ばかり被っているわ」

まどか「ほむら・・・ちゃん・・・?」

まどかの顔に冷や汗が浮かぶ。喉が渇く。憧れの人物に“そう思われていなくも無いかも知れない”と思っていた事を言われている。

ゴジラ「まどか!そいつはほむらじゃない!話を聞くな!!」

ホムラ「何度私に助けられれれば気が済むの?さっきも私に戦わせて、私なら何とかしてくれるとか思っていたんでしょう?いい加減にして」

まどか「・・・っ」

まどかは反論できない。そう思っていた部分もあった。そしてこのほむらはそれを知っている。当然だ。
このほむらの虚像はまどかの心から生み出されたのだから。

まどか「そうだったかも知れない・・・ううん、そうだったよ。でも、私はこんな自分でも、誰かの役に立ちたいの!
私はこの星を救いたい!さっきは怖かったけど今度は、戦うよ!戦えるよ!!」

ホムラ「そう・・・でも、もう良いわ」

まどか「(もう良い・・・?そんな・・・)」

ゴジラ「まどか!奴の言葉を真に受けるな!!」

まどか「でも・・・この子は本当の事を・・・」

そしてまどかがほむらに一番言われるのを恐れていた言葉をその像は紡いだ。

ホムラ「邪魔なのよ、あなたなんて」

まどか「あ・・・ああ・・・」

まどかは夕日の中、学校の屋上でへたり込む。

ピシッ・・・ビシッ・・・

何かにヒビが入ったような音が聞こえた。そしてその音が断続的に響く。

ゴジラ「!?な・・・何だ・・・空に・・・いや、空間そのものに亀裂が走っている!?」

ゴジラが音のした空を見上げると空が、いや、空間が割れ初めていた。

ゴジラ「おい、これはどういう・・・いない!?」

ゴジラがホムラの虚像に聞こうとするが、彼女既に跡形も無く消えていた。

まどか「うぅ・・・うぁあああああ・・・」

まどかは座り込んだまま涙を流している。そして空間の学校の存在している部分が砕け始める。

バギッ!!

大きな音がしてまどかの足元の空間が裂けて砕ける。まどかはそのまま落ちていく。

ガシッ!

しかし、その腕を人間態のゴジラが掴む。

ゴジラ「おい、しっかりしろ!!」

まどか「うう・・・私・・・私・・・」

まどかは虚ろな目で泣きながら呟くばかりだった。

ゴジラ「この世界はまどかの心から造られたとすれば・・・心が砕けると、この世界も崩壊するという事か!?」

まどかを持ち上げて背中に背負うと、空間ごと崩れて行く学校の階段を一気に駆け下りる。
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/20(金) 02:52:43.33 ID:Ml0ldVEW0
続きは時間掛かるので今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
では明日!
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 10:50:22.85 ID:RN/Xcb1po
お疲れ様でした。
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 10:58:03.28 ID:WL5SOP31o
お疲れ様でした。何やら自分の名前表示を悪用してるのが居るな。
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 21:03:35.95 ID:RN/Xcb1po
よくわからないけど悪い人がいるらしい。怖いよ。
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 21:18:27.34 ID:WL5SOP31o
ID:RN/Xcb1poがあやしいな…
それとも別の千葉在住の人かね
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/20(金) 21:56:42.06 ID:RN/Xcb1po
僕には、加害者も、被害者も、どこにいるのか、分からない。
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/21(土) 03:10:34.25 ID:WI2y8iNTo
もう深夜3時まわってきたようで
もう何だか半分呆れモードな気でしょうがない…
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/22(日) 23:30:57.99 ID:bgAhZeXq0
ロリこんばんは。すいません、今の所めっちゃ書き辛いんすよ・・・。書こうとして進まない、進まなくて眠くなって来る、床に倒れて寝る、このパターンになってしまう。
なので、夢の世界の所は後はマミさんとさやかちゃんとあんこちゃんの所だけ書いて、後はほぼすっ飛ばしで行こうと思います。というかすっ飛ばし程度くらいにしか書けそうに無いです。

再開します。
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/22(日) 23:36:07.80 ID:bgAhZeXq0
マミの夢の世界。

マミとメカキングギドラは、街で適当な車を一台拝借して見滝原を出て、マミが交通事故で両親を失った高速道路の事故現場へ、マミの運転で向う。
そしてその場所にはあの日、あの時と同じ、事故を起こしたマミの両親と幼いマミが乗っていた車と、それと激突して前部が破損したトラックがあった。
しかし、そこに事故に巻き込まれた人物達はおらず、トラックの荷台の上にある人物が座っていた。

マミ「ミキュベイ・・・?」

メカキングギドラ「いや、あれは・・・」

みきゅべい「やぁ、マミ」

ミキュベイが、いや、彼女と同じ姿をした像がマミの方を向く。

みきゅべい「待っていたよ、君達を」

マミ「・・・それはどうも。あなた、ミキュベイと同じ姿をしているけれど、あの子じゃないわね?いえ、そもそも生きてすらいないのでしょう。
まるで気配も生気も感じられないもの。まるでロボットや魔法で動く像のようだわ」

みきゅべい「否定するほど間違ってはいないね」

マミ「・・・っ!あの子の姿で、あの子の声で、あの子の話し方で喋らないで!途轍もなく不快だわ!!」

メカキングギドラ「落ち着いてマミ、好きな人を侮辱されているみたいで怒るのは解るけれどね」

マミ「べべべべべべべべ、別に好きじゃないわよ、あんな淫獣!!」

メカキングギドラ「はいはい」ニヤニヤ

マミ「何で笑顔なのよ!?」

みきゅべい「ボクは君の心の中にある“ミキュベイ”という個体の情報を元に造られたからね。君が描く彼女の印象と同じなのは当然なのさ」

マミ「黙りなさい」

みきゅべい「やれやれ」

メカキングギドラ「何でミキュベイの姿をしているの?わざわざそんな特別な姿で出て来たからには意味があるんだろう?」

みきゅべい「さぁ?ボクの姿に意味があったとしても、ボクは知らないよ。ボクはマミに伝える事があるだけさ」

マミ「私に?」
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/22(日) 23:36:40.05 ID:bgAhZeXq0
みきゅべい「君は、あの日この場所で両親と死に別れた日から何か変ったかい?」

マミ「え・・・えぇ、そのつもりよ。身体的な成長とか、魔法少女の力は別にしても、私は強くなれたと思う。
でも、私だけじゃそれは無理だったけどね。ほむらや鹿目さん、美樹さん、佐倉さん達との出会いが、守るべきものが明確になっ事が、私を強くしてくれたの」

みきゅべい「そうかな?君は強くなってなんいない。あの日この場所で両親と死に別れた日と何一つ変わってはいないよ」

マミ「え?」

みきゅべい「ここで事故の時、君は自分自身が死にたくない、生きたいと強く願っていたよね?
他の事なんて考えない、家族の事も」

メカキングギドラ「それた仕方無いというか、そんな状況なら当然だと思う」

みきゅべい「それはそうなんだだろうけど、さっきはどうだったんだい?君達は恐怖で動けなかった、いや動かなかったじゃないか」

マミ「・・・否定しないわ。そうだったわ」

みきゅべい「それは即ち自分の命を守る為、死ぬのが恐いからだったんじゃないのかい?」

マミ「それは・・・!!」

みきゅべい「少なくとも君はそうだった。否定できないよね。しても嘘だと自分で解る。そうだろう?」

マミ「だ、黙って・・・!」

みきゅべい「それは己の死を恐れて自分が助かる事を望んだ、事故の時と何か違うかな?」

マミ「!!」

メカキングギドラ「マミ?」

マミ「あ・・・うぅ・・・」

ショックを受けてマミが両手を道路に突く。そして空や地面、道路にバキバキと亀裂が入っていく。

メカキングギドラ「な、何事だ!?」

みきゅべい「マミの心が壊れつつあるのさ。そしてこの崩壊に巻き込まれたらどうなるかは、言うまでも無いよね」

メカキングギドラ「で、生きて現実世界に戻る方法は!?」

メカキングギドラはショックで動けなくなっているマミを抱え上げる。

みきゅべい「答えても良いけれど、ボクは此処までのようだね」

ミキュベイは崩壊に巻き込まれる寸前、その姿が急速に薄れてかき消えてしまった。

メカキングギドラ「あらら・・・まぁ、助かる方法は大体解ったけれど・・・」

マミ「・・・」

マミはメカキングギドラに抱えられたまま虚ろな眼で茫然自失としている。

メカキングギドラ「彼女がこれじゃあねぇ・・・ともかく安全な所に行かないとね」

マミを抱えたまま空間と共に崩れ行く高速道路を走るメカキングギドラ。
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/23(月) 01:46:08.94 ID:ncgSmpMm0
さやかの夢の世界

さやか「あー、もう!何処に倒せば良い敵がいるのさー!!」

ガイガン(FW)「くそっ!何処に行っても死んでるっつーか生きてない人間の形をした動く像ばっかりじゃねーか!!こんなん壊しても何にもなら無いだろうしなぁ」

さやかと人間態の宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの脳筋コンビが、釘バットと大ナタを手に街の中で叫ぶ。

???「なぁ、おい」

その2人に誰かが声をかける。この虚構の街にいるのは、さやかと宇宙サイボーグ怪獣以外はそれぞれが淡々と動き、意味の無い擬似的な会話をする虚像のみで、2人が物騒なものを持ち歩いていても誰も何も言って来ない。
そんな世界で誰かが声をかけて来た。

さやか「え?」

さやかがそちらを向くと、杏子と恭介、さやかの今の想い人とかつての想い人が立っていた。

さやか「杏子と恭介!?何で!?」

ガイガン(FW)「いや、あの2人からは生命反応が無いぞ!生きていない!!」

この世界でも使用できるセンサーで2人を調べると、生命反応が無かった。

さやか「じゃあ、ゾンビって事!?」

キョウスケ「さやか、ゾンビは酷いなぁ」

キョウコ「全くだぜ。あたし達はあんたの想い人だろうが」

ガイガン(FW)「寝言を言うな!お前達は2人の姿と声をしているだけの偽者だろうが!!」

さやか「うん、あたしにも解る、こいつら、杏子と恭介じゃない。意識や気配が感じられない。それでいて同じ姿と表情で動いて喋ってる。はっきり言って不気味だわ」

キョウコ「これでも姿は同じはずなんだけどなぁ」

キョウスケ「さやかが思い描く僕達と同じ姿をしてるだろう?」

さやか「うるさい!だから余計気持ち悪いのよ!!」

ガイガン(FW)「ともかくアレか?お前達が此処のボスで、倒せば現実世界へ戻れるんだよな?」

さやか「なら速攻でボコってあげる。2人の姿をしてるからってあたしが手加減するなんて思わないでよね!寧ろ許せない!」

得物を構える2人。

キョウコ「やれやれ、これだから脳筋は・・・」

キョウスケ「僕達を壊したければ壊しても良いけど、僕達は役割を果たすまで何度でも製造されるだけだよ」

さやか「役割?あんた達の役割って何よ?」

キョウスケ「只、君に伝言をするだけさ」

さやか「ふーん・・・で、何よ?」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/23(月) 01:46:41.79 ID:ncgSmpMm0
キョウコ「あんたさぁ、他者のためだけに魔法を使う、なんて言ってるけど、本当にそれだけの為か?」

さやか「え・・・?」

キョウスケ「君は何の対価も見返りも期待しない、平和を守るという事が正義だと信じているようだけど、実際に君はその正義の味方なのかな?」

さやか「ど・・・どういう意味よ・・・?」

キョウコ「どうもこうも、あんたは魔法少女が命懸けで戦って得られるものが、グリーフシードとの交換の報酬だけじゃ足りない、安過ぎるって考えてるだろ?
多くの人の命を、自分の命を危険に晒して助けたのに、何でたったコレだけなんだー、ってね」

さやか「そ・・・それは・・・!!」

ガイガン(FW)「そう思う事の何が悪い?」

キョウコ「悪いかどうかなんて、あたし達にそれを判定する機能は無いね」

ガイガン(FW)「(機能・・・か)」

キョウスケ「僕達はさやかに彼女の考えの矛盾を指摘しただけだよ。そしてこれはさやかが考えていた事さ、そうだよね?」

さやか「うるさい・・・!うるさい!うるさい!うるさい!杏子と恭介の姿で言うなぁあああああ!!」

キョウコ「やれやれ、指摘されてキレるって事は図星だからだな。それに今回、自分達に大した利益も無い事を、不満にも思っているよなぁ?
地球の危機だって言うのにさ、勝手な奴だぜ」

さやか「杏子、何でそんな事言うんだよ!?」

ガイガン(FW)「(まずい・・・さやかが混乱し始めている!)さやか、そいつは杏子本人じゃない!
それを象っただけの偽物だ!!」

キョウスケ「今まで君が口には出さず、目を逸らしていた事だよ」

さやか「うぁああああああああ!黙れ!黙れ!黙れぇえええええええ!あたしは皆を守る為に戦うんだ!その為なら・・・あたしは・・・命を賭けても・・・!!」

バキャッ!

近くで大きな音がした。

ガイガン(FW)「!?」

宇宙サイボーグ怪獣ガイガンが見ると、近くで、いや周囲全体で地面が割れて次々に陥没して下へ抜けて落ちて、真っ暗な空間へ消えていく。

ガイガン(FW)「おいおいおい!何か解らないけど、メチャヤバそうだ!さやか、このままじゃ巻き込まれるぞ!!」

さやか「違う・・・あたしは本当に・・・でも・・・」

釘バットを取り落としたさやかは下を向いてつぶやくばかり。

ガイガン(FW)「どうしたんだ!?くそっ、逃げるぞ!!」

ガイガンは大ナタを捨てて、さやかの手を取って走り出す。人間態の宇宙サイボーグ怪獣ガイガンが一度振り向いて杏子と恭介の像の方を向くと、その2人、いや2体の姿は消えていた。

ガイガン(FW)「一番言われたく無い事を、一番それを知って欲しくない人物に言わせる精神攻撃か!やる事が方が陰湿過ぎるだろ!!」
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/23(月) 01:47:58.76 ID:ncgSmpMm0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日はそんなに遅くならないようにしたいです。寝落ちしないように頑張ります。
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/23(月) 02:06:47.55 ID:tjwVEtYQo
お疲れ様でした。
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/07/23(月) 23:20:31.16 ID:uMiYUdFDO
乙です。

精神攻撃からの立ち直りはパワーアップの基本だと思うけど、この前のプリキュアみたいにメイン5人のアルティメット化くるかな……?
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/24(火) 01:58:30.89 ID:rxm7OVy/0
ロリこんばんは。

>>709

立ち直りの所では魔法少女達のパワーアップとは別で戦力強化します。アルティメットまどかはまだ後ですね。アルティメット化するのはアニメの5人ではなく、別の意味でのメインの予定です。

再開します。
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/24(火) 01:59:08.05 ID:rxm7OVy/0
杏子の夢の世界

杏子「・・・」

デストロイア「おいおい、こりゃあ、どういう事だ?」

杏子とデストロイアは杏子の生家である古くも大きい教会に来ていた。しかし、教会は荒れ果てた廃墟と化し、生きている人間の気配は無かった。
最もこの世界にいる人間の姿をしたものからは全て生物の気配が感じられず、その点では何処も同じだった。

杏子「こんなものを用意して、連中は何がしたいんだ?あたしに何をして欲しいんだ?」

デストロイア「さぁなぁ。どうする?入ってみるか?目茶苦茶罠臭いけどな」

杏子「他にやる事も無いだろ。モンスターXがあたし達を殺す気なら、とっくにあたしらはあの世にいる」

デストロイア「此処があの世かも知れないぜ?」

冗談めかして言うデストロイア。

杏子「それにしちゃあ、随分と無機質な所だな。余りにも人工的過ぎるだろ。まぁ、造った奴は人じゃ無いけど」

そう言って杏子は教会の本堂の扉を足で押す。扉は音を立てて倒れる。

デストロイア「ひでぇ荒れようだな・・・」

中には人はおらず、ステンドグラスは半分が割れて、半分がくすんで、壁は穴だらけ。イスとテーブルは説法用のもの以外、全て撤去されている。

杏子「・・・」

杏子は黙っているが、明らかに不機嫌になっている。これは巨大な怪獣に破壊されたものではなく、誰もいなくなって手入れされず朽ちたもの。

杏子「(ギドラのクソ野郎共、こんなもの見せやがって一体何がしたいんだ?嫌がらせか?くだらねぇ・・・)此処にいても仕方が無い。中に入ってみよう」

杏子は半壊したドアを開けて、リビングへ続く廊下へと入る。
それにデストロイアが付いて行き、2人は靴のまま教会のリビングに入る。

デストロイア「暗いな」

怪獣の時は暗闇をも見通す目も人間態ではそれは出来ないようだった。

杏子「・・・」

杏子は勝手知ったる我が家と言った所で、迷い無くテーブルに向って、その上の燭台のロウソクにマッチで火を付けた。
その室内、3人の人間の朽ちた遺体が炎の明かりに照らされて見えた。それは天井から首を吊っている大人の男性と、床に倒れた女性と幼い少女のものだった。
そして、杏子にもデストロイアにも3人の遺体が見に付けている朽ちつつある衣服に見覚えがあった。

デストロイア「杏子、この3人は・・・」

杏子「どうやら親父とお袋とモモって事になってる死体の造り物みたいだな」

杏子は取り乱すでも無く、冷静に返す。

デストロイア「・・・連中、何がしたいんだ?コレが何だって言うんだ?」

杏子「くだらねぇ・・・マジくだらねぇ!」

杏子は床に落ちている瓦礫の1つを掴み上げると、天井の梁の、彼女の父親の死体の形をした像を吊っている暗がりの辺りに投げる。

???「・・・」

その暗がりの中、それを避けるように、人間の少女くらいの何かが動く。

???「全く危ないなぁ、何すんのよ!?」

その何かが梁を移動して、ロウソクの炎で明るくなっている所へ顔を出す。

杏子・デストロイア「・・・」

その顔は2人が知るものだったが、警戒を緩めずに睨み付ける。

サヤカ「当たったらどうすんのさー?」

それは杏子の友であり、同士であり、弟子であるさやかの姿をしていた。ちょっと不機嫌そうな表情を見せているが、それでいて感情は一切感じられない存在。
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/24(火) 02:02:00.93 ID:rxm7OVy/0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日、明後日くらいで、くこのややこしくもワンパターンになっちゃう夢の世界のシーンを終わらせたいです。
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/24(火) 03:50:01.93 ID:/p6kx+8yo
お疲れ様でした。
まあ、この先戦力強化してからはどういった行動に出るかだな。
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/24(火) 23:13:24.05 ID:/p6kx+8yo
S.H.MonsterArtsの新情報 or 新画像が来ていたので作者さんにお知らせ

魂アイテム > S.H.MonsterArts ゴジラ(1995)・ゴジラジュニア
http://tamashii.jp/t_item/t_item.php?eid=00105

S.H.MonsterArts ゴジラジュニア | プレミアムバンダイ | バンダイ公式通販サイトとふたばから
http://p-bandai.jp/tamashiiwebshouten/item-1000076618/
http://bandai.hs.llnwd.net/e1/bc/img/model/b/1000076618_1.jpg
http://mar.2chan.net/nov/y/src/1343045944641.jpg

>ゴジラの最期を描いた、平成ゴジラの中でも衝撃的なストーリー展開の劇場作品『ゴジラvsデストロイア』(1995年公開)。その劇中に登場した、体内エネルギー暴走状態の「ゴジラ(1995)」と、前作のリトルゴジラが成長した「ゴジラジュニア」が連続でS.H.MonsterArts 化。「ゴジラ(1995)」は店頭発売商品、「ゴジラジュニア」は魂ウェブ商店限定の受注販売商品となる。

S.H.MonsterArts ゴジラ(1995)
価格: 7,140円 (税込)
発売日: 2012年11月予定
対象: 15才〜

■商品仕様・全高約155mm・PVC、ABS製
■セット内容・本体
■初回特典・メーサー車 2種

S.H.MonsterArts ゴジラジュニア
価格: 4,200円(税込)
魂ウェブ商店限定商品
発売日: 2012年12月発送予定
対象: 15才〜

■商品仕様・全高約110mm・PVC、ABS製
■セット内容・本体、ヘリコプターx2、ヘリコプター用台座
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/25(水) 02:21:18.02 ID:X37zF4zE0
ロリこんばんは。

>>713

現実世界に戻ったら戦闘開始になるよ!

>>714

情報ありがとうございます。
ジュニアも忘れずに予約しないと!バーニングゴジラにゴジラジュニアと来たら、デストロイア完全体も出るよね!?
それにしてもデストロイア集合体はどうなったんだろうか。

再開します。
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/25(水) 02:25:17.26 ID:X37zF4zE0
サヤカ「可愛い女の子だと思った?残念!さやかちゃんで・・・おぐぁっ!?」

ゴッ!!

杏子は梁から下りて来たさやかの顔面を全力で殴り付けた。さやかは殴り飛ばされ、後ろの暖炉の上壁に後頭部が、激突し更に暖炉の灰の中に突っ込んだ。

サヤカ「いきなり何すんのよ!?」

サヤカは何事も無かったかのように立ち上がる。杏子は魔法少女にならなくとも、その辺のチンピラや不良程度では敵わないほどケンカも強い。
そんな杏子が全力で人間の顔を殴れば、鼻が潰れ、前歯が折れるくらいの怪我を負わせるのだが、このさやかには完全に入ったにも関わらず怪我どころか、殴られた跡すら無い。

杏子「テメェこそ何なんだ?何だってさやかの姿をしていやがる?」

サヤカ「さぁ?あんたがあたしを好きだからじゃないの?」

杏子「・・・だとしても、ダチの姿にそっくりな偽物が出て来て嬉しいと思うのか?超ムカつくんだよ!」

サヤカ「それをあたしに言われてもねぇ」

杏子「・・・テメェの声は聞きたかねぇ、面も見たくねぇ。潰すっ!」

杏子は暖炉の灰かき棒を掴みあげると、さやかの像向けて振り上げる。

サヤカ「あたしを壊すの?別に良いけど、あたしを壊しても、すぐに次のあたしが来るよ?」

杏子「ちっ・・・何しにだ?」

杏子は舌打ちして灰かき棒を放り捨てる。

サヤカ「まぁ、ちょっとあたしと話そうよ」

杏子「嫌だね」

サヤカ「そうしないと進まないよ。だから勝手に話すね。ねぇ、杏子のおじさんとおばさんとモモちゃん、何で死んじゃったんだろうね?」

杏子「はぁ?このあたしの家族の形をした物体の事か?死んでねぇだろ、バカか、テメェ?つか、テメェが死ね」

サヤカ「あーいやいや、本物だと仮定して、何で死んじゃったか、考えてみてよ?あんたなら解る筈だよ?」

杏子「・・・」

デストロイア「杏子?」

黙考する杏子は、やがて何か解ったようにハッとなって口を開く。

杏子「そうか・・・解ったぞ、テメェ、あたしの心から造られたんだな?」

サヤカ「正解」
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/25(水) 02:25:53.92 ID:X37zF4zE0
杏子「あたしが考えてた事も全てお見通し、いや知っている訳だ」

サヤカ「そうだよ」

杏子「なら答えてやるよ。あたしの家族は、あたしの所為で死んだ。そうだろ?」

サヤカ「正解。具体的には?」

杏子「ウゼェ・・・あたしが今まで怪獣が大きくて質の良いグリーフシードになるように、人間を餌にしてた事が親父にバレて、ブチ切れられてあたしの事を人を食い物にする魔女だとか罵って、壊れちまって酒に溺れて、頭がイカれて家族を道連れに無理心中。
あたしの力が家族を壊しちまったって所か?」

デストロイア「随分と具体的だな・・・」

杏子「あたしのしていた事がバレたらこうなるかもな・・・くらいの事は考えていた」

サヤカ「で、もしバレたらどうするの?」

杏子「確かにかつてのあたしはそういう事をして来た。その事を後悔してないし、間違った事はして無いと思ってる。
あたしは契約した時、心に誓ったんだよ。自分の為に魔法を使ったりしない、この力は全て大切な人を守る為に使い切るって。
あたしはこの力を後ろめたい事に使った事は一度だって無い。あたしの大切な人を助けるって言う信念の為に使って来た。
もしバレちまって、あたしのして来た事が受け入れられなかったら、あたしは家を出る。それでほむらやさやか、ダチの為にこの力を使うだけさ。
それにあたしは信じてる。モモは勿論、親父もお袋も、あたしの力を、して来た事を受け入れてくれるって。この死体はあたしの何処か信じ切る事が出来ない、意気地の無い部分をこの世界に具現化させたものなんだろうな」

サヤカ「でも希望や幸せってタダじゃないよね?それを祈れば、それと同じだけの絶望が撒き散らされる。
そうやって差し引きをゼロにして世の中のバランスは成り立ってるんだよね?あんたはどうするの?」

杏子「どんな絶望だって、あたしとデストロイアが叩き潰す、ぶっ壊す」

サヤカ「そっか。解った」

さやかがそう言うと居間の中の空間に白く光り輝く、出口か入り口が現われる。

杏子「な、何だ!?」

サヤカ「現実世界へ戻る扉だよ。あんたは自分の心の、醜い部分も受け入れた、ていうか、自分で話した。
その強い精神を持つ事こそが、現実世界へ戻る条件」

杏子「じゃあ、こんな世界に長居は無用だな。さっさと出ることにするぜ」

杏子は輝く扉に入ろうとし、彼女にさやかの虚像が話しかける。

サヤカ「杏子、あんたは現実世界に戻ったらどうするの?」

杏子「モンスターXは殺す、ギドラ共も潰す、そして世界に夢と平和を奪い返す」

サヤカ「まぁ、頑張って」

杏子「あんたもいわばあたしなんだろ?て事はあたしもあたし自身を応援してるって事か」

サヤカ「そうなるかな」

杏子「じゃあな」

デストロイア「俺も出よう」

2人は輝く扉に入り、この虚構の世界は消滅する。
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/25(水) 02:28:06.02 ID:X37zF4zE0
書いてたら、あんこちゃんはクリアーの方が良いかなと思った。今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/25(水) 02:45:43.57 ID:sJX+Egjho
お疲れ様でした。杏子だけは絶望せずに空間が歪みもせず扉が出向いてきたわけか。
後の4人は絶望しかけて空間にヒビが現れ崩壊し始めたんだな。
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/25(水) 02:47:03.21 ID:sJX+Egjho
いや、杏子以外の魔法少女って書けばよかった。
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/26(木) 02:35:59.24 ID:GcvipaXN0
ロリこんばんは。暑い!暑さが爆発し過ぎてる!!

>>719

崩壊より書いていく内にこっちの方が良いかと思って変えたのよ。ていうか、崩壊だとワンパターンになるので、書いてても詰まんないし、読んでてもあまり面白くないかなって思った。

再開します
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/26(木) 02:36:29.60 ID:GcvipaXN0
ゆまの夢の世界

キョウコ「ゆま、お前なんか何も出来ないんだよ。ウゼェんだよ、役立たず」

ゆまの夢の世界でゆまが見滝原から隣の風見野の自分の家に言っても何も無く、そこでゆまとビオランテは、ゆまが風見野の両親と死に別れて杏子と出会った場所へ行った。
そこにいたのは杏子と同じ姿をした、それでいて気配も生気も無い像。
そしてその像は、ゆまが杏子はそんな事は思っていないと信じつつも、杏子から最も言われる事を恐れていた事を平然と言い放った。

ゆま「うわあああああああ!あああ!あ!ゆっ、ゆまっは!役立たず・・・無い・・・役立たずなんかじゃない!!」

ゆまは両手で頭を押さえ正気を失ったように叫ぶ。

ビオランテ「落ち着け、ゆま!彼女は、いや、これは杏子じゃない!!」

しかし、彼女、いや彼の声は届かず、ゆまの精神が壊れ始めるのと同時に、この世界の周りの建物が空間と共に崩壊し始める。

織莉子の夢の世界

きりか「織莉子、君の生きてる意味なんか無い。誰も君のパパを通してしか君を見ない。君はその一部に過ぎない。うん、私だってそう思うねっ!!」

織莉子とスーパーメカゴジラは自宅や自分の学校など目ぼしい場所を回り、そしてキリカと出会ったコンビニでキリカの像と会った。
織莉子もスーパーメカゴジラも一目でそれが造り物の像と看破したが、そのキリカから織莉子が最も思われたくないと思っていた言葉を口にされ、織莉子はくず折れた。

織莉子「止めて・・・キリカ・・・あなたがいなければ、私は壊れてしまう・・・」

蹲った織莉子の言葉に呼応するように周囲の空間が割れて砕けていく。

スーパーメカゴジラ「まずい・・・!一先ず退避だ」

スーパーメカゴジラは織莉子の手を引いて崩れていく世界の、まだ無事な方へ走る。

キリカの夢の世界

オリコ「御機嫌よう、キリカ」

織莉子の姿をした像が寝転んでいるキリカに声をかける。

キリカ「織莉子・・・じゃないね。誰、君?」

デスギドラ「誰、てか何?君は生きてすらいないよね。喋る像って所かな」

キリカ「あぁ、つまり魔法少女じゃなくて魔法生物?」

オリコ「まぁ、似たようなものだと思ってくれて良いわ」

そして何度か言葉を交わして織莉子の像は役目を果たすべく、キリカに伝える。

オリコ「あなたはこの世の全てが嫌いだったのよね。いえ、興味が無かった。そうなんだ、で全部返せるような会話も、友情ごっこも恋愛ごっこも、全部くだらないと思っていた」

キリカ「そうなんだ」

キリカはお前の話なんてスカスカで下らないと言うようにそうなんだで返す。

オリコ「いえ、何もかも興味が無いなんて嘘なのよね?何にも興味が無い振りをして、他を見下した振りをして妬んでいた」

キリカ「・・・っ!黙れ・・・!」

オリコ「あなたの事を気に留めてくれる人なんて、いない。だからあなたは変りたい、違う自分になりたいと願った」

キリカ「そうだ、そうだよ、そうですヨォ!文句ありますかぁあああああああ!?」

オリコ「それで、あなたは変ったつもりのようだけど、あなたに価値は出来たの?私は・・・いえ、周りの全てがあなたを無価値だと思っているかも知れませんよ?」

最後に織莉子の姿で、キリカには使わない敬語を使う。

キリカ「うあああああああ!黙れっ!黙れっ!黙れぇえええええええ!!私は変わったんだ!もう私にとって世界は無価値じゃないんだっ!!うあああああああああ!!」

顔を手で押さえ、狂ったようにキリカは叫び周囲の空間に亀裂が入り、世界が壊れ始める。

デスギドラ「おぅわあああああああ!?何!?何なん!?キリカ、とにかく逃げよう!!」

人間態のデスギドラはキリカを抱えて走り出す。
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/26(木) 02:38:28.69 ID:GcvipaXN0
アニメのメインキャラ以外はこのシーンはやっつけで進めます。
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/26(木) 03:05:39.58 ID:dY0mvgCYo
お疲れ様でした。
とにかくまだ先はわからないってことか。
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/27(金) 02:28:28.75 ID:EzcMZlc00
ロリこんばんは。書けたのが少な過ぎるので、投下するのは明日にします。

>>724

後は夢の世界の所はさっと流すと思う。

では明日。
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/29(日) 15:42:30.45 ID:Pq8RHlh60
ロリこんにちは。昨日、一昨日と内容が浮かばず、進まなかったです。

再開します。
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/29(日) 15:44:27.45 ID:Pq8RHlh60
海香の夢の世界

カズミ「あなたにはゴーストライターが相応しいよ。ううん、あらゆる事において、あなたは誰かの代理でしか無い。
代理にしかなれない。あなたはずっと日陰で生きていく方が良いよ」

海香は自分の小説を連載している雑誌社にシーガンと共に向い、そこにはかずみの像が待っていた。

海香「そんな・・・そんな事は無いわ・・・私は・・・私だって・・・私の作品は皆が認めてくれた・・・その筈・・・」

海香が膝を床に突いてうわ言のように呟く。そして周囲の空間がかずみの像と共に雑誌社を飲み込んで崩れ始める。

シーガン「いけない!海香、逃げましょう!!」

人間態のシーガンが動こうとしない海香を肩に担いで階段を下りて崩れていく雑誌社から出る。

カオルの夢の世界

カオルはこの世界に存在の、かつて自分が脚を折ってしまったサッカーの試合をしたグラウンドに来ていた。
そこには彼女の仲間である魔法少女達が倒れている。

カオル「皆!?」

ラジン「いや、これはどうも本物じゃないみたいだね」

カオル「何だってこんなものを?どういうつもり何だろう?」

カオルが首を傾げていると、その偽物の死体の中の1つ、すみれの形をしたものが起き上がる。

スミレ「それはあなたにある事を伝える為なの」

カオル「すみれ・・・じゃないか、すみれの姿をしただけの物体だね」

スミレ「これはね、あなたの所為でもうすぐなる状態を再現したものなの」

カオル「・・・っ」

ラジン「カオル?」

スミレ「あの時の試合で解ったでしょう?あなたは不幸を呼ぶ人間なの。いえ、不幸どころか招くのは災厄よ。
あなたのその所為で仲間は全滅。この光景はもうすぐ現実となるでしょうね」

カオル「違う・・・違う違う違う!そんな事無い!そんな事無いんだ!!」

カオルが頭を押さえてしゃがみ込むと、空が砕け、地面が割れ世界が崩壊を始める。

ラジン「なっ・・・!?世界が崩れる!?カオルの精神崩壊に起因して起こっているのか!?」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/29(日) 15:46:12.72 ID:Pq8RHlh60
里美の夢の世界

里美「お姉様・・・?」

里美とバルガロンがこの世界の自分の家に行ってみると、そこには彼女が愛し、姉と慕う織莉子がいた。

バルガロン「騙されるな、里美!あいつは織莉子じゃない!只の虚像だ!!」

里美「えっ、うん・・・あ!」

そしてその像の手には、里美が見覚えがあるネコが抱かれている。

里美「サレちゃん!!」

それはかつて里美が大事に飼っていたが、病気にかかっているのに気付けず死なせてしまった猫のサレだった。
そして織莉子の像が抱いているサレも生きてはいないようで動かず、息もしない。死んでいる訳ではなく、このサレも造られた虚像に過ぎなかった。

オリコ「そうよ、里美。この子はあなたの不注意で死んだのよね」

里美「え?あ、はい・・・そうです」

オリコ「私達も死ぬのかかしらね、あなたの所為で」

里美「い・・・」

バルガロン「里美?」

里美「いやあああ!私、もうそんな事しない!」

バルガロン「里美!しっかりしろ、里美!!」

里美「私、皆を失いたくないいいいい!!」

目を見開き上を仰いで手を伸ばして叫ぶ里美。そして家が軋み始め、軋む家が周囲の空間が断裂した事で割れて、オリコとサレの像はその裂け目に落ちて行った。

バルガロン「こ・・・これは、この世界が崩れているのか!?」

みらいの夢の世界

みらいとジャルムはこの世界にも存在するみらいが通う学校に来ていた。そこには人気は無く、電気も付いていない。
その廊下を小柄な少女と、筋肉質の大柄の青年が駆ける。2人はみらいの教室を目指している。
そして目的の場所に着く。

ジャルム「俺が先に入る。開けるぞ」

みらい「うん」

2人が教室に踏み込むと、みらいの机の上に誰かが腰をかけていた。それはみらいの良く知る人物。

みらい「サキ!!」

さき「・・・」

サキはゆっくりとみらいの方を見る。しかしその眼鏡の下の瞳には生きているものの輝きが無かった。

みらい「・・・じゃない!サキの姿をしやがって!何だ、お前は!?」

さき「何だと言われても、浅海サキだが。さて、来たなら言う事がある」

みらい「?」

さき「私は、いや、私達は君の事を友達とも仲間とも思ってない。敵視しているわけでもない」

みらい「サキ・・・何言ってるの?」

ジャルム「みらい!あれはサキじゃない!耳を貸すな!!」

さき「つまり取るに足らない、存在していてもいなくてもどちらでも良いという事だ」

みらい「止めて・・・止めて・・・サキに、皆に見捨てられたらボクは・・・ボクは・・・うわぁあああああああ!!」

みらいが絶叫すると同時に、何かが砕けるような音がして空間が学校を飲み込んで崩れていく。

みらい「お・・・おいおい!何だって言うんだ、こりゃあ!?」
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/29(日) 15:46:51.06 ID:Pq8RHlh60
サキの夢の世界

ヴァグノザウルス「サキ、俺達が向っているのは・・・」

サキ「あぁ、あの時の場所だ」

サキとヴァグノザウルスはあすなろ市のハイウェイを走っていた。そしてサキが妹の美幸とタクシーに乗っていた時、怪獣に襲撃され、美幸を失った場所へ着く。
そこにはあの日あの時のまま、横倒しなって燃え上がるタクシーがあり、その前に誰かがサキの方を向いて立っている。

サキ「美幸・・・!!」

ミユキ「・・・サキちゃん」

サキ「・・・」

ミユキ「そんなに驚いてないみたいだね」

サキ「何となくそんな気はしていた・・・私の心の中に生き続けている美幸なら嬉しかったが・・・お前はそうでは無いようだな」

ミユキ「そこまで解ってるなら、美幸がサキちゃんに言いたい事も解るよね?」

サキ「!!」

ミユキ「サキちゃん、あなたは今、怪獣と戦える力があるよね?」

サキ「止めろ・・・」

ミユキ「それも並みの怪獣なら先ず負けないくらいの。そんな力が、あの時にあれば、美幸は死なずに済んだんじゃ無いのかなぁ?」

サキ「止めてくれ!!」

ミユキ「ねぇ、どうしてもっと早く契約して魔法少女になってくれなかったの?私はサキちゃんの所為で死んだようなものなんだよ?」

サキ「それは・・・!」

ミユキ「知らなかったから?気付かなかったから?サキちゃんにとって、美幸ってその程度の存在だったの?」

サキ「違う・・・!」

ヴァグノザウルス「落ち着け、サキ!奴は美幸じゃない!!」

ミユキ「美幸ね、サキちゃんが大好きだったんだよ?結婚したいと思ったくらい。なのに、サキちゃんに力が無かった所為で死んじゃったんだよ。だから・・・」

サキ「・・・」

ミユキ「サキちゃんも死んで、美幸の所に来てよ」

サキ「私・・・私・・・は・・・」

サキが膝を突いて項垂れる。それと同時に、空が割れて破片が地面に落ちて突き刺さり、そこから亀裂が広がって地面も割れ始める。
ハイウェイを支える台が地面の裂け目に落ちて行き、ハイウェイが波打ちながら折れていく。

ヴァグノザウルス「サキの心から造られた世界だから、サキの心が壊れると崩壊するという事か!?冗談ではないぞ!!」
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/29(日) 19:03:52.05 ID:Pq8RHlh60
ちょっと外します。後で再開します。
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/30(月) 02:36:56.49 ID:Lma1TuEg0
再開します



あやせ、ルカ、すみれ、こまち、ひより、クレア、エリーゼ、ミキュベイもほむらやまどか達と同じように、夢の世界で、自分が心に抱えていた深い後悔や矛盾を、最もそれを知られたくない人物、あやせはルカの、ルカはあやせの、すみれはカオルの姿をした虚像に突き付けられる。
こまち、ひより、クレアの3人はエリーゼの、エリーゼはこまち、ひより、クレアの3人の姿をした物に後悔と矛盾を指摘される。
そしてミキュベイは過去に契約した魔法少女達の像に囲まれ、それが“私達はあなたの所為で死んだ”“あなたに未来を奪われた”“魔法少女なんかにならなければ良かった”・・・口々に語る。
その中にはミキュベイが契約したまどか、マミ、さやかの姿もあった。
多くの逆境にあっても折れなかった強靭な彼女らの精神は耐えられる限界を超えて砕けると、それぞれの夢の世界も同時に崩壊を始める。

イカ娘の夢の世界

イカ娘・ゲゾラ「ぎゃああああああああああああああああ!!」

イカ娘と人間(?)態のゲゾラ。色が違う以外に外見は変らない2人は、真っ青になって泣いて悲鳴を上げながら並んで必死に泳ぐ。
そんな彼女らを追うように泳ぐ巨大な多数の影。

イカ娘・ゲゾラ「助けてでゲソー!!」

メガロドン「・・・」

その巨大な影はホオジロザメ、学名カルカロドン・カルカリアスと同属のサメ、カルカロドン・メガロドンだった。
ホオジロザメとメガロドンは同属だけあって外見は殆ど同じ。
しかし、ホオジロザメは平均体長4メートル、最大9メートルなのに対し、メガロドンは普通で体長17メートルに達する。
イカ娘とゲゾラは夢の世界でこの巨大ザメの群れに追われる。イカ娘とゲゾラは魔法少女達と異なり、メガロドンから逃げ切って出口を見付ける事が脱出の条件だった。
無論、この世界で食われれば、精神は死に、現実世界へ戻る事は叶わない。
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/30(月) 02:42:03.47 ID:Lma1TuEg0
他は更にやっつけ。もうね、考えたけどイカ娘以外話になるほど展開できないです。ミキュベイも今までとワンパターンになるからさっと流しました。
あ、魔法少女への変身は解除されてるから、ミキュベイじゃなくてQBでしたので、上はミキュベイじゃなくてQBにしておいて下さい。
何はともあれ、ワンパターンで書いてて辛かった部分がようやく終わりました。
次から書きたいと思ってた部分へようやく取り掛かれそうです。
では明日!
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/07/31(火) 00:50:45.36 ID:lspv4/tDO
乙です。

多人数に精神攻撃されてるQBが一番キツいなぁ。いい子だから余計ダメージが大きそう……

イカちゃんの世界で一瞬メガロドンがメガトロンに見えてちょっと混乱してしまったww
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/31(火) 02:38:54.46 ID:LMlIxgw70
ロリこんばんは。書きやすいけど、まだグダるようなシーンなの。

>>773

以前にほむらに過去の記憶からのインキュベーターを使った精神攻撃とかどう?のレスを見てその逆もありかと想い付いたのがこれです。
QBは既に精神が全壊しかかってます。

メガロドン、言われればメガトロンに似てますね。

再開します。
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/31(火) 02:39:29.66 ID:LMlIxgw70
現実世界

かずみ「ニコ、あいり、皆目を覚まさないね・・・」

心配そうなかずみ。今は味方のゴジラ族やモスラ族、防衛軍、敵のギドラ族、他の怪獣達も動きを止めて事態の推移を待っている。
彼女らが意識が現実世界からそれぞれの心の世界に飛ばされてから約5時間。既に日は落ちつつあり、夕日が瓦礫の街を紅に染めて沈んでいく。

ニコ「そうだねぇ」

あいり「ちっ・・・こっちからは何も出来ないのがもどかしいな・・・」

あいりはひしゃげたベンチを無理やり手で形を直し、かずみ、ニコと並んで座っていた。

グランドギドラ(ヴリトラ)「もう戻るのなら戻って来る時間だがな」

グランドギドラ(ラハブ)「戻って来るなら、ね」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あー・・・もう全員逝っちまったんじゃねーの?この3人もブッ解体(バラ)してさっさと終わらせようや」

グランドギドラ(ピュートーン)「ところが魔法少女達はまだ誰も死んでへんなぁ」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「ヴィーブル、まぁ、ゆっくり待ちたまえ。君はせっかちなのが良くないな。それでは色々なものを見落としてしまうよ。面白いものもね」

グランドギドラ(ピュートーン)「けっ、うっせーよ」

モンスターX「さて・・・あの中でどれだけが戻って来れるかな」

グランドギドラ(ティアマト)「楽しそうですね、モンスターX」

モンスターX「あぁ、そうだ。我は楽しいぞ。これ程の者達と邂逅、こんな気持ちになるのは何千万年ぶりになるな。
いや、初めてと言っても良い」

杏子「・・・!!」

デストロイア「!!」

そして彼らが話していると、魔法少女の変身が解除されている杏子とデストロイアが目を覚まして起き上がる。

かずみ「杏子!目を覚ましたんだね!!」

かずみが杏子の元へ駆け寄る。

杏子「あぁ、かずみか。それとニコとあいりは戻ってたのか。他の皆は?」

あいり「見ての通り、まだ目を覚ましていない。それと目を覚ましたのはまだあんただけだ」

杏子「?あんたとかずみとニコも、あの妙な世界から戻って来たんじゃないのか?」

ニコ「違うぞ。私達は元々、その世界には行っていない」

杏子「どういう事さ?奴らのあの・・・魔法?術?が不完全だったとかか?」

かずみ「あの・・・それは・・・あれ、人間とインキュベーターとその相棒の怪獣にしか効かないらしくて・・・」

ニコ・あいり「・・・」

杏子「はぁ?確かにあいりは普通じゃ無いけど、かずみとニコもか?いや、そんな事はどうだって良い
他の連中の目を覚まさせる方法はあんのか?」

あいり「無いらしい。それは術をかけた奴らも出来ないと言っていた」

杏子「おい、そりゃ本当か!?」

杏子はグランドギドラ達の方を向く。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「本当だ。信じるかどうかはお主の勝手だが」

杏子「ちっ・・・!なぁ、ところで・・・」

ニコ「?」

杏子「人間とインキュベーターにしか効かないんなら、何でイカ娘には効いてんだ?」

ニコ「さぁ?」

イカ娘「・・・」ウーンウーン

そして他の皆は全身の力が抜けて動かないのに対し、イカ娘だけは身体が強張ってうなされているようにも見えた。
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/07/31(火) 02:40:53.52 ID:LMlIxgw70
もうちょっとですっと書きたかったシーンに辿り着ける・・・。今日は此処までです
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/31(火) 02:58:48.33 ID:7C1DrA5Vo
お疲れ様でした。何時も遅くに投稿するからもう眠いや・・・zzz
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/01(水) 02:12:54.33 ID:izYBeJij0
ロリこんばんは。ちょっと今日は書けないので明日です。

>>757

遅くてすいませんです。今日は早く書こうとしたら寝てしまったです。

では明日に。
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/02(木) 02:36:32.77 ID:9BFxekMe0
ロリこんばんは。今日でグダってる部分は終わり、の予定。

再開します。
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/02(木) 02:37:19.99 ID:9BFxekMe0
杏子「あたし以外は全員夢の世界か」

杏子はニコとあいりからこちらから干渉する手段は無い事は聞いて魔法少女に変身し直す。
後ろに巨大なデストロイアが控え、回りには仲間の魔法少女と怪獣達が横たわっている。

かずみ「ねぇ、杏子」

杏子「あん?」

ニコ「こ」

杏子「あんこじゃねぇ!」

ニコ「知ってる」

杏子「あー、もう何なんだよ、相変わらず解んねー奴だな。で、何だ、かずみ?」

かずみ「え、えっと・・・杏子がさっきまでいた世界ってどんなのだったの?」

杏子「一言で言うとすげぇ詰まんねぇ。あたしとデストロイア以外の人間は、全部意思も生気も無い造り物の像みたいだった。
あ、その世界じゃ怪獣も人間になっちまうみたいで、デストロイアも人間になってたな」

かずみ「へー」

あいり「確かに面白く無さ追うな世界だね」

杏子「んで、多分、それぞれ違う場所に違う人物、つってもやっぱり像だけど、それがあった」

かずみ「特定の場所に誰かいるっていう事?」

杏子「あぁ。場所は何ていうか、大事な場所や強い印象のあるところだと思う。あたしの場合は廃墟になったあたしの家だったよ。
人物の方は・・・何だろ?親しい奴かな」

ニコ「杏子の場合は誰がいたのかな?」

杏子「さやかだ」

かずみ・ニコ・あいり「あぁ」

3人は納得したように頷く。

杏子「?」

頭に疑問符を浮かべる杏子。

かずみ・ニコ・あいり「(愛する人物なんだろうね)」

例外もあるが、概ね合っていた。
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/02(木) 02:37:50.89 ID:9BFxekMe0
更に1時間経過する。しかし、魔法少女も怪獣も誰も目を覚まさない。

かずみ「誰も起きないね・・・ねぇ、杏子、夢の世界って何か危険とかあったの?」

杏子「いや、別に無かったと思うけど・・・」

あいり「おい!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「何かな?」

あいり「まどかやほむら達は目を覚ますのか!?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「それは解らん。ただ、遅い事は確かだ。この時間になっても戻ってこないという事は、このまま死亡する確率が高い」

かずみ「そんな・・・!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「お、良いじゃねぇの。楽に終わってくれそうだな」

グランドギドラ(ファフニール)「えーー?魔法少女で遊びたかったのにー」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あたしは死んでても全然イケるわよ?寧ろ興奮するわぁ!」

グランドギドラ(ピュートーン)「あんた相変わらずキモイで」

グランドギドラ(タラスクス)「まだ死んではイナイぞ・・・油断するでナイ」

ニコ「そうだぞ。気配を探れば解る。でも、かなり生命力が弱って来てる」

杏子「くそっ!本当にあたし達に出来る事は無いのか!?」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「残念ながら無いねぇ。私としても、君達を協力者に出来ないのは惜しい所だがなぁ」

グランドギドラ(テュポーン)「このまま死ぬつもりか?俺を来させておいて、そんな詰まらん結末は許さんぞ」

グランドギドラ(ティアマト)「モンスターX」

モンスターX「何だ?」

グランドギドラ(ティアマト)「彼女達の帰還の確立は著しく低いでしょう。此処は動けない魔法少女達も、残りの彼女達も始末しまうべきでは無いでしょうか?」

モンスターX「それはならぬ」

グランドギドラ(ティアマト)「っ」

モンスターX「低くとも彼女らにはまだ可能性があるであろう?ならば期待させてくれても良いでは無いか。
もしも戻って来れたら、何千万年かぶりに我は真の姿を見せようと思う」

グランドギドラ(ティアマト)「そこまで・・・ですか?」

モンスターX「肯定だ」

グランドギドラ(ティアマト)「(この方からそこまで高い評価をされるなんて・・・)」

ティアマトは横たわる魔法少女や怪獣達を見詰める。そして心の中の殺気を決して見せまいとする。

モンスターX「ふふっ」

モンスターXは相変わらず上機嫌で魔法少女達を見る。

由里「魔法少女達と彼女らのパートナーと思われる怪獣達が黒いドームに包まれて倒れてから6時間が経過しようとしていますが、起きる様子はありません。
他の全ての怪獣達も動きを止めています。一体何が起こっているのでしょうか?今は事態の推移を見守っていきたいと思います」

武田の構えるカメラの前でリポートする由里。

シェルター内、司令室

KB「何が起こってるって、厄介な事に決まってんだろうがよ」

JB「皆・・・頼む!戻ってきてくれ・・・!皆だけが希望なんだ!!」

チャントでニコやあいりから説明を受けたキーべえとジュゥべえ。ジュゥべえは祈るような気持ちでモニターを見詰める。

QM「逃げようにも転んで瓦礫に埋もれて動け無いですよ、畜生が」

そして魔法少女や怪獣達の集まっている場所の端っこでキュゥマッドが瓦礫に突っ込んで動けなくなっていた。
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/02(木) 02:38:39.16 ID:9BFxekMe0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
では明日!
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/02(木) 02:47:01.57 ID:QLuvnSmKo
お疲れ様でしたっと。
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/03(金) 02:53:13.58 ID:mS95nxem0
ロリこんばんは。書いてたらもうこんな時間。

再開します。
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/03(金) 02:53:52.93 ID:mS95nxem0
モモ「お姉ちゃんやほむらさん、まどかさん達・・・大丈夫かな?黒いのに包まれたと思ったら、気絶しちゃったみたいだけど・・・」

モモは中心となっている戦場、それを囲うように展開している巨大怪獣達と離れた位置から魔法少女達の戦いを見ていた。

モンスターX「・・・」

動こうとしないモンスターXを見る。

モモ「(あれがギドラ族の王なんだよね・・・どうして攻撃しないんだろう・・・?何を考えてるの?)」

ゴトッ・・・ザザザッ

モモの背後で音がした。

モモ「!?・・・まさか、ジラとかクモンガの子ども!?」

少女「いやぁあああああああああ!!」

モモ「!!」

それ程遠く無い位置からモモは聞き覚えのある声の悲鳴を聞いた。それはモモの家が引き取っている孤児の1人の、モモより1つ下の少女のものだった。
モモは急いでそちらに走る。

少女「助けてぇ!!」

ベビージラA「グルルル・・・!」

ベビージラB「ゴゥルルルル!!」

見ればモモの友達の少女が、2体のベビージラに壁際に追い詰められていた。先ほど、怪獣達がシェルターを攻撃した時に、外に逃げて、そして主戦場から逃げる内に此処まで来てしまったらしい。

モモ「このっ!」

モモは手近な瓦礫を持ち上げると、1体のベビージラの後頭部に投げ付けた。

ベビージラA・B「!?」

ゴン!と音がしてぶつかり、2体のベビージラは瓦礫を投げ付けたモモの方を向く。しかし、既にモモは走り出していた。驚いているベビージラの横を駆け抜け、少女の手を取って、走り、近くの路地裏に逃げ込んだ。
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/03(金) 02:55:06.87 ID:mS95nxem0
モモ・少女「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

モモは少女の手を引いて瓦礫の街の路地裏を走る。

ベビージラA「グァアアアアアアア!!」

道路から路地裏への入り口に、ベビージラが頭を突っ込んで吼える。只でさえ狭い路地裏は、戦闘での破壊によって壁が崩れて狭いトンネルのようになっており、人間の子どもが入れる程度しかない。身長1、8メートル、全長3メートルのベビージラが入る事は出来なかった。
そして2人は路地裏を抜ける。路地裏の出口が見えて来る。出口からはその前を流れている水路が見える。

子クモンガ「ギチュチュッ!」

しかし、路地裏を抜けると大蜘蛛怪獣クモンガの子どもが壁と左右の道路に大量に待ち構えていた。

モモ「嘘っ!!」

少女「モモちゃん・・・!!」

怯える少女がモモに抱き付く。

モモ「大丈夫・・・!私が付いてるから!!」

少女「うん・・・!」

モモは少女の手に自分の手を重ねる。そうしている間にも子クモンガ達が顎を開いて近付いて来る。

モモ「跳び込むよ!!」

モモは少女の手を引いて、躊躇無く目の前の水路に跳び込んだ。

モモ「っ・・・!くっ・・・!」

少女の手を引いて泳ぎ、反対側に上がって少女を引き上げる。

大ネズミ「ギィー!ギィイ!!」

見ると、向こうの方から大ネズミの群れが水路を泳いで近寄って来ている。巨大怪獣同士が戦っている場所にいても、その巻き添えで死ぬだけなので、小型怪獣達もかなり離れた所まで逃げて来ていて、彼らが少女を見付けたらしい。

モモ・少女「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!」

モモと少女は生きる為に必死に走る。なるべく狭い場所や障害物の多いところを通って追って来れないようにしているが、小型怪獣達はしつこく追って来ている。

少女「あうっ!」

少女が転ぶ。

モモ「!!起きて!早く!!」

モモが立ち止まって振り返る。その眼にベビージラと大ネズミの群れがとおれる道から走って追ってきているのが見えた。更に子クモンガ達は壁を伝い、真っ直ぐに近寄って来る。

モモ「・・・っ!こんな所で終わって堪るもんか!急ごう!!」

モモは転んだ少女の手を取って力強く起こす。

少女「モモちゃん・・・うん!」
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/03(金) 02:55:39.45 ID:mS95nxem0
モモ「(今この瞬間も、お姉ちゃん達は戦ってる。私達を救う為に。とても優しくて、強い人達が。だから・・・私も最後まで足掻くって決めた!)」

モモと少女は逃げ回るが、徐々に周りを囲まれていく。そして近くにあった比較的損傷の少ないビルに逃げ込んだ。全力で階段を駆け上り、屋上へ出る。

モモ「これで・・・!」

モモは階段へのドアを閉めて鍵をかける。

モモ・少女「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

走って疲れ果てた2人は屋上の上で倒れるように寝転んだ。此処まで逃げ続ける事が出来たのは、モモがドゴラに追われていた時の様に、普通の少女を越える運動能力を発揮出来ていたからに他ならない。

少女「モモちゃん、私達、助かるの・・・?」

モモ「・・・」

モモは起き上がると優しく笑って頷く。

ブォオオオオオオオオオ・・・

しかし、その耳に何かの羽音が聞こえて来た。

ガサガサガサガサ・・・

更にビルの側面を何か虫が登るような音。

メガニューラ「キチキチキチ!」

羽音はメガニューラのもので数十体がモモ達のいる屋上目掛けて飛来する。

子クモンガ「ギチュチュッ!」

壁を登ってきているのは子クモンガ。群れを成して屋上へ登って来る。

ガァン!ガァン!バキィン!!

大ネズミ「ギィイー!!」

ベビージラ「グァアアアアア!!」

そして鍵の掛かった屋上の扉を大ネズミが突き破り、枠を壊して出口を広げ、ベビージラと共に屋上へ踏み込んで来た。

モモ「!!」

少女「いやぁっ・・・!!」

モモに抱き付く少女。小型怪獣達は2人の美味そうな少女を貪り食おうと迫って来る。跳び下りた所で、壁を登って来る子クモンガに捕まって食われるだけ。

モモ「(私に出来る事は・・・何か無い!?まだ・・・まだ私は生きてる!足掻ける!!)絶望に屈しないで!生きるのを投げ出さないで!!」

キィイイイイイイイイイイイイ!!

そのモモの叫びに呼応するように、その胸元が激しい光を発した。色は緑の地球の生命を象徴するかのような葉緑色。

ベビージラ・子クモンガ・大ネズミ・メガニューラ「!?」

その余りに強烈な光に小型怪獣達は怯む。

少女「モモちゃん!?」

モモ「・・・!!」

拡散していた光は集束し、天を突くように真上に伸びて柱となる。その光はモモが首に下げていた、あいりから預かっている夢色のお守り“ユウリのスプーン”から発せられていた。
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/03(金) 02:56:44.20 ID:mS95nxem0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 09:09:12.63 ID:kee71Seko
乙。
ようやく怪獣ものらしくなって満足。このシーンはシンフォギアのオマージュかな?
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/03(金) 10:16:52.54 ID:Hmegc9k0o
書いてたらもうこんな時間?何時もじゃないか!再開するなら早めにくらいでいいじゃない。マジで体内バランスおかしくなってるし、
当初は大勢見ていたが、最近ではここのスレ読んでるのは自分含め、2、3人しか居なくなってるのもそれが原因。
ついでに連日での寝不足は体に良くないと言うし、個人差かもしれないけど以下の文面を見れば解るが、

「五輪テレビ観戦で睡眠リズムの障害も!注意を」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000013-ykf-soci

このようなことが続くと日中の仕事でエラーを起こしやすくなる。一応お疲れ様でしたと言いたいけど、
危うく自分もなりそうになった。出来れば9時ちょっとか、10時くらいに投稿した方が良い。
或いはもう少し文を書き溜めて休みの日の時に投稿すればいいじゃないか。
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/03(金) 19:30:43.78 ID:L+BHyzL6o
>>1
気にせず自分のペースでやっとくれ。
こっちも自分の見られる時間に見てるからさ
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/03(金) 19:45:37.30 ID:Hmegc9k0o
作者さん自身にも相当体に負担来てるでしょうに。
自分のペースとか、それじゃ今までと殆ど変わらない。

>>1
長屋の言ってることに耳を貸さないでください。
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/03(金) 22:34:13.27 ID:QwU4BuZLo
私定期的に火種を撒かないと生きていけないの
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/03(金) 22:52:56.58 ID:Hmegc9k0o
長屋だろどう見ても。もしゃお前も同類だID見りゃ解る。
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/04(土) 02:04:09.35 ID:iJREJPXb0
久々にPCから書きこんでみればこの場面
まさか、シンフォギアだとぉッ!?
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/04(土) 02:27:28.21 ID:Czh9rPGy0
あぁ、どっかで見たことあると思ったらシンフォギアか
まさか歌うのか……
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 14:10:06.29 ID:WSJrzKEe0
ロリこんにちは。昨日と一昨日は寝落ちて投下出来なかったです。

>>750

まぁ、読者離れはしょうがないと思う。ではもっと早い時間の出来たら10時くらいに投下しようかと思います。

>>751

自分は小説とか動画とか、見れる時に見るものだと思っているので変な時間になっちゃってました。

>>755

そうです、あのシーンのオマージュです。

>>756


いあ、歌いません!

再開します。
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 14:10:57.15 ID:WSJrzKEe0
シェルター内、司令室

観測員A「レーダーに魔力反応!?」

観測員B「反応を絞り込みました!位置特定!!魔法少女の発する高質量エネルギーを感知!!」

観測員C「魔法少女!?一体誰が!?」

観測員D「誰か援軍に来てくれたのか!?」

KB「そんな余裕がある奴がいるとは思えねぇが・・・」

観測員A「魔力のパターンをライブラリ照合!急いで!!」

マギカのデータベースには全ての契約した魔法少女の魔力の波長が記録されている。あやせとルカのように双子であっても全く同じ波長を持つ魔法少女は存在しない。なのでそれを照合する事でその魔法少女が誰かを特定する事が出来る。

観測員D「ライブラリに一致するパターンあり!これは・・・!」

そしてモニターに結果が表示される。

“検索結果 YURI ASUKA”

KB「飛鳥ユウリだと!?」

キーべえが信じられないものを見て、珍しく大きな声を上げる。

見滝原中心街

かずみ「な、何あれ!?」

天を突くように伸びる光の柱は杏子、かずみ、ニコ、あいりのいる所からも確認出来た。

杏子「あれは魔力の光だな。あれだけ光が強いって事は、相当強い魔力だが・・・!!(あの光・・・何故だ!?何故モモを感じさせる!?一体何がどうなってやがる!?)」

ニコ「!?(あの光の色・・・間違いない!でも、有り得ない・・・!)」

あいり「!!(そんな・・・だってあれは・・・ユウリの・・・!!)」

3人とも信じれない、解らないといった面持ちで光の方を向く。
そしてあいりはすぐさま足元に反重力を展開、葉緑色の光の柱に向かってロケットのように飛んで行った。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

スペースゴジラも浮遊し、背中の結晶体を巨大化させて飛行形態となり、あいりの後を追う。

かずみ「ちょ、ちょっと、ユウリ!!」

杏子「あたしも行って来る!デストロイア!!」

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウウウ!!」

デストロイアは完全体から飛行速度の速い飛行体に変身、その尻尾を下に向け、杏子がそれに掴まって飛んで行く。

ニコ「かずみ、ここは頼んだ。メカゴジラU」

メカゴジラU「キシィイイイイイイイイ!!」

ニコもメカゴジラUの肩に跳び乗り、メカゴジラUは飛び上がると飛行形態に変形、魔力の光に向って飛んで行ってしまった。

かずみ「ちょ、ちょっと皆!?」

バルグザーダン「ウォオオウ?」

残さされるかずみとバルグザーダンと気絶している皆さん。
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 14:11:41.87 ID:WSJrzKEe0
グランドギドラ(ラハブ)「ん?何なのアレ?」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「魔法少女の魔力の光のようだな。ふむ、他にも何処かに隠れてたという事かな」

グランドギドラ達もその光に気付く。

グランドギドラ(ピュートーン)「へぇー、遅ればせながら仲間の危機に私参上!ってとこかいな?」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「しかし、あれ程の力の魔術使いの娘がこれまで此処に来なかったというのは不可解では無いか?」

グランドギドラ(コカドリーユ)「こっそり近付いて奇襲するつもりだったんじゃ無いの?
まぁ、頭が3つあるあたし達に死角を突く攻撃は通じにくい事くらいは解ってるでしょうけどねぇ」

グランドギドラ(テュポーン)「強い怪獣の気配はしないな。隠れて近付こうとしていたのなら、あんな所で力を解放しては意味が無いだろう。何がしたいんだ?」

グランドギドラ(ファフニール)「んで?どうすんの?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「モンスターXは何も仰ってはいないだろう。何もせずとも良い」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あ?面倒な事になる前にとっととブッ解体(バラ)しちまおうや。おい、脳筋、殺して来い」

グランドギドラ(タラスクス)「お前の指図を受ける筋合いはナイ!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あ゛ぁ!?テメェは頭悪いんだから、黙って言う事聞いときゃ良いんだよ!!」

グランドギドラ(タラスクス)「何ダト!?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「やろうってのか!?丁度退屈してたんだよ!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「貴様ら、無駄に争うなと何度言えば解るのだ!?」

モンスターX「ふふっ」

何が起こっているか疑問符を浮かべるグランドギドラ達に対し、モンスターXだけは、何もかも見破っているかのように非常に上機嫌で光を楽しげに注視している。

グランドギドラ(ティアマト)「・・・(術が通じない魔法少女がいた事に加えてまたもイレギュラー・・・不安要素は出来るだけ確実に潰すべきだというのに・・・それ程までにこの方の御心を捉えるなんて・・・)」
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 16:32:56.20 ID:WSJrzKEe0
光が収まるとモモの服装が変っていた。

モモ「え・・・えぇーっ!?何これ!?私、どうなっちゃってるの!?」

モモは頭にナース帽に似た帽子を被り、身体は肩や首元が露出して長めのスカートのワンピースに、両腕にはワンピースからセパレートされた袖、首にはロングマフラー。
それは全て普通の布地では無く、魔力で編まれた魔法衣。モモは飛鳥ユウリの変身時と同じ魔法衣を纏っていた。

飛鳥ユウリの魔法少女の姿
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/36654291.html

少女「モモちゃん、その格好、どうしたの!?」

モモ「解んない・・・解んないけど!」

モモは少女に手を伸ばす。その手を握る少女。モモは少女を抱き寄せる。

モモ「(確かなのは、私がこの子を助けなきゃいけないって事!そして・・・今の私には、それが出来る!!)」

今、モモは自分に人智を超えた力が宿っている事に気付いていた。モモは脚に力を入れ、この包囲網から脱するべく大きく跳躍した。

モモ「うわっ!わわわわわわわっ!!」

しかしまだ力の調整が出来ておらず、もっと長い距離を低く飛びたかったのに、無駄に高く飛び上がり、しかも真上に近かったので、殆ど距離を稼げず、空中で姿勢を崩して道路目掛けて落下して行く。

モモ「わぁあああああああ!?っく!!」

モモは何とか少女を抱きかかえたまま、足を下に向けて着地に成功する。普通の人間なら全身骨折の所だが、魔力で強化された肉体はそれを多少の衝撃のみで済ました。

少女「モモちゃん・・・私達、助かったの・・・?」

少女がモモの顔を見上げる。

子クモンガ「ギチュチュッ!」

メガニューラ「キチチチ!!」

モモが見上げると子クモンガが壁を駆け下り、上からメガニューラが高速で飛んで来ている。

モモ「まだみたい!!」

モモは横に跳んでその強襲を避ける。少女を抱いたまま地面を転がるモモ。

ベビージラ「グルルルルルル・・・!」

大ネズミ「ギィイイイイイ!!」

モモと少女に今度は周囲からさっきまでいたビルを包囲していたベビージラと大ネズミが走って迫って来た。
モモは地面を蹴って高く跳躍してをそれを避ける。

モモ「わわわわわわぁっ!?」

しかしまたも力の調整が出来ておらず、大きく跳び過ぎ、縦に回転しながらて半壊したビルに背中を叩き付けてしまう。ビルのぶつかった部分が大きく抉れる。
普通の状態なら少女共々壁に叩き付けられたトマトのように潰れている所だが、魔力で強化された肉体は傷一つ負わず、衝撃を吸収する。
モモは咄嗟に左手でビルの外壁の大きな穴の縁に手をかけてぶら下がる。
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 16:33:27.55 ID:WSJrzKEe0
ズシン!ズシン!

一息つく間も無く地面を揺るがすほどの巨大何かが歩いて来る。

ジラ「グァアアアアアアア!!」

そしてビルとビルの間から身長90メートルの巨大な成体のジラが現われる。そしてジラはモモを食い殺そうと大きな口を開ける。
迫るジラの口。

モモ「くっ!」

モモはビルの穴の縁から左手を離して跳び下りてそれをかわす。

ベビージラ「ガァー!」

下りて来たモモにベビージラの一体が跳び掛かる。

モモ「!」

モモは拳を握り締め、力の限りそのベビージラの顔を殴り付けた。

ベビージラ「グォオオオオ!?」

ベビージラは殴り飛ばされ、道路を滑り、大きな瓦礫に激突して動かなくなった。

モモ「(私が・・・倒したの?)」

しかしモモが惚けている間に、モモを脅威と感じた小型怪獣達は次々に攻撃の態勢に入る。

少女「モモちゃん・・・!」

モモ「・・・っ!(守れるの・・・私に・・・!?)」
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/05(日) 16:39:59.39 ID:WSJrzKEe0
ちょっと中断します。今日はブログを更新したいので夜は多分投下できないと思います。
こんな投下時間がグダりまくりのSSを読んでくださった方、レス下さった方に感謝を。
では明日に!
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/05(日) 16:52:39.34 ID:Vd36Y14Ro
おおっ!前にモモも魔法少女化したらいいなぁと思っていたことがついに実現した!
しかもユウリの力を授かって!!
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/05(日) 21:39:45.77 ID:78LNRV390
このSSではバイクが犠牲にならないことを願いつつ絶刀・天羽々斬でも聴いてくるとしよう
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/06(月) 02:02:07.71 ID:ofcavNRI0
それなりに緊迫した状況なのに
気絶している皆さんに吹いた
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/06(月) 21:48:38.91 ID:45jCWojE0
ロリこんばんは。ブログ更新は面倒くさいね。

>>763

モモを魔法少女化させようにもコスをどうすれば良いか解んないのでユウリの力を授かって同じという事にしたよ!
勿論、理由とかも考えてます。

>>764

ふむ、バイクを犠牲にしてはいけないのか・・・ふむ。

>>765

これは合わないと思いながら書いたナレ。

再開します。
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/06(月) 21:49:07.78 ID:45jCWojE0
ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド!!

ベビージラ「グァアアアアアア!?」

子クモンガ「ギチュッ!!」

突然、小型怪獣の包囲網の一角から絶え間ない銃声が響き、銃弾の1発1発が命中して爆発を起こし、次々にベビージラ、子クモンガ、大ネズミを消し飛ばしていく。そしてその爆光に照らされながら包囲網の外から跳び上がった影がモモの方へ下りて来る。

モモ「!?」

あいり「ユウリ!?いや、モモ・・・なのか!?」

ユウリの魔法衣を着たモモの姿を確認したあいりがモモの近くへ降り立った。

モモ「あいりさん!あ、はい。えっと、これは・・・何なんでしょう?」

杏子「モモ!いるのか!?」

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウ!!」

杏子が上空の飛行体デストロイアの上から飛び下りて来る。デストロイアはその後瞬時に完全体に変身、ジラの上に飛び下りた。

ジラ「ゴァアアアアアア!?」

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

デストロイアはジラの腹を思い切り踏みつけると、ジラの頭部に角にミクロオキシゲンを纏わせて振り下ろし、ヴァリアブル・スライサーで断ち割った。

杏子「モモ!何で魔法少女になってるんだ!?」

モモ「えっと、お姉ちゃん!これは・・・私も解んなくて・・・」

大ネズミ「ギィイイイー!!」

メガニューラ「キチチチチチチ!!」

あいり「!話は後だ。杏子、先にこいつらを片付けるよ!」

杏子「モモはここでその子を守ってな!」

杏子とあいりがそれぞれ2丁拳銃と槍を持って突っ込んで行き、デストロイアはよって来るジラを迎撃する体勢に入る。
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/06(月) 22:26:22.74 ID:45jCWojE0
あいり「食らえっ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!

あいりが自分の前面に魔翌力で精製した多数のマシンガンを浮翌遊した状態で現出させ、両手の拳銃と同時に走りながら連射。銃弾でベビージラ、大ネズミの頭部や胸を撃ち抜き、子クモンガの腹を貫き、メガニューラの頭部を粉砕し、更に魔翌力の爆発を起こして片っ端から数を減らしていく。

杏子「フレイム・キャノン!!」

杏子の構えた槍の穂先が炎を発し、突き出すと巨大な炎の塊となって飛んで行き、多数の小型怪獣を焼き殺し、燃やし尽くした。

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」

印を結んだ杏子から、十体以上の杏子と同じ形をした紅い影が飛び出す。それらは同じ動きで割れた道路の上に膝を突いて着地する。
紅い影は立ち上がると杏子の魔翌力により実体を結んで物質化、杏子から飛び出した影は全て杏子の本物と同じ姿になる。
そして影達は杏子と共に敵の群れに突っ込み、それぞれが意思のある動きで連携を取りながら片っ端から槍で突き刺し、切り裂き、節の部分を分割して振るっての範囲攻撃で倒していく。

銃撃と爆発、斬撃と刺突による攻撃が起こる度にベビージラ、子クモンガ、大ネズミ、メガニューラの身体の一部や全身が飛び散り、赤や緑の体液で周囲が染められていく。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

ジラA「ガァアアアアアアア!!」

ジラB「ゴォアアアアアアア!?」

デストロイアは正面のジラの頭部をオキジェン・デストロイヤーレイで消し飛ばし、後ろから迫ってきた別のジラの腹部に尻尾の先端のシザースを突き刺し、内臓を切り裂いて[ピーーー]。
次々に襲ってくるジラを片っ端から葬るデストロイア。

モモ「やっぱり凄い・・・お姉ちゃんとあいりさん・・・」

ベテランで世界でも最強と最強クラスの魔法少女の強さを目の当たりにして改めて驚くモモ。

少女「・・・!あ!!」

モモと一緒にいた少女が、後ろを振り向いて声を上げる。

モモ「?・・・あ!!」

モモもそちらを向くとそこにはメガニューラの上位個体であるメガギラスがすぐ近くまで来ていて、2人を襲おうとしていた。

メガギラス「キィイイイイイイ!!」

襲い来るメガギラス。

モモ「くぅ・・・っ!!」

生まれて初めて敵意を持った巨大怪獣に間近で襲われ、判断に迷うモモ。致命的な隙。
しかし、その瞬間、メガニューラの真下の地面を突き破り、輝く物体が物凄い速さ突き出した。

ドシュッ!!

それは先の尖った結晶体であっと言う間に伸びてメガニューラの胴体を突き刺し、貫いた。

メガニューラ「キィイイイイイ・・・!?」

口から血を吐き、身体から血を噴き出して絶命するメガニューラ。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

そしてその結晶を造って2人を助けたスペースゴジラが飛行形態の背中の巨大な結晶体を消してゆっくりと2人を守るように崩壊したビルや道路を踏み潰しながら降り立った。
グリーフシードになるメガギラス。
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/06(月) 22:57:38.24 ID:45jCWojE0
10分ほど時間が経った。

ニコ「やぁ」

ニコがモモと少女の近くに跳び下りて来て軽く挨拶する。

モモ「ニコさん!」

ニコ「失礼」

モモ「わ!」

少女「きゃ・・・」

ニコがモモと少女を2人まとめてお姫様抱っこで持ち上げる。そしてそのまま跳び上がって小型怪獣の群れから離れる。

ニコ「(あいり、杏子、良いぞ)」

ニコが2人にチャント送る・

杏子「(よし!)」

あいり「(解った!)」

2人は小型怪獣を蹴散らし、群れから跳び出してニコの方へ走る。そして2人を追ってデストロイアとスペースゴジラも飛ぶ。

ニコ「んじゃ、よろしく」

メカゴジラU「キシィイイイイイイ!!」

ニコが相棒の横を通り抜け、更に杏子とデストロイア、あいりとスペースゴジラが通る。ニコの相棒メカゴジラUは両手の指の強化式フィンガーミサイルを敵の小型怪獣とジラ、メガギラスの群れが固まっている方へ向ける。
杏子、あいり、デストロイア、スペースゴジラは連携して敵を倒しながらも集めるように戦っていた。
そして仕上げにそこにメカゴジラUが途轍もない殲滅力を持つ強化式フィンガーミサイルを撃ち込む算段。
そして超強力なミサイルが発射され、敵の群れはまとめて消し飛んだ。
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/06(月) 22:59:18.49 ID:45jCWojE0
sagaを入れ忘れていた事に気付いた所で今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます。
それでは明日!
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/06(月) 23:09:30.81 ID:ixurX1Aj0
お疲れ様でした。
Jane Styleでは他のスレも見ているためか、
その所のNGWordとNGIDが登録してあってこのスレも何かとレスが飛んでるんで
Firefoxからでも書かせてもらってるけど。
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/07(火) 21:52:46.31 ID:rbQAvCtK0
ロリこんばんは。文は進むが内容が進まない!

>>771

火狐は重いけどアドオンが便利だから自分は良く使うよ。
これを書き込んでるのはIEだけどね。

再開します。
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/07(火) 21:53:21.46 ID:rbQAvCtK0
杏子とあいりはモモと少女を抱えたニコと一緒にかずみとバルグザーダンの所へ戻って来る。
飛んで来たデストロイア、メカゴジラU、スペースゴジラも着地。

かずみ「皆!・・・って、モモ?その格好、もしかして魔法少女!?」

モモ「あ、はい、そうみたいです・・・」

ニコ「私はこの子をシェルターへ連れて行ってくる」

あいり「あぁ」

ニコは少女をお姫様抱っこで抱えてシェルターの方へ駆けて行った。

あいり「えっと、モモ、どうして魔法少女・・・」

杏子「っらぁ!キーべえ!!」

モモ「お姉ちゃん・・・?」

いきなり杏子が大声で怒鳴る。キーべえにチャントで通信を入れたのだが、激情に駆られているので、同時に口にも出てしまった。

KB「(ンだよ?いきなり大声出すなっつーの)」

杏子「(テメェ、モモと契約しやがったのか!?)」

KB「(ハァ?)」

杏子「(良いから答えろ!テメェがモモを魔法少女にしやがったのか!?)」

KB「(してねーよ、変な言い掛り付けンなよ)」

杏子「モモ!キーべえと・・・それかインキュベーターと契約したのか?」

モモ「え?ううん、してないよ」

杏子「(じゃあ、何でモモが魔法少女になってんだよ!?)」

KB「(俺が知るかよ、モモに聞けや)」

杏子「(そうかい、じゃあな)」

チャントを切る杏子。

杏子「キーべえは何も知らないらしい。モモ、契約してないのに何で魔法少女になってるんだ?」

モモ「やっぱり魔法少女なんだ・・・でも何でなっちゃったのかは解らないよ」

あいり「モモ、その魔法衣はユウリのものと同じなんだ。サイズはモモに合わせたものになってるけど」

モモ「え?そうなんですか?ユウリさんってあいりさんのお友達だった方ですよね。何でその人の魔法少女の格好なんでしょうか・・・?」

杏子「これは・・・」

あいり「あぁ、何も解らないっぽいな・・・一応、聞くか、かずみ」

かずみ「・・・」ポカーン

あいり「・・・かずみ」

かずみ「え、あ・・・何?」

あいり「モモが魔法少女になった事に何か心当たりはある?」

かずみ「わ、私は何が起きてるかもさっぱり・・・」

あいり「だろうね」

杏子「だろうな」

あいり「此処はニコを待とう。色々調べてくれそうだ」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/07(火) 22:47:41.28 ID:rbQAvCtK0
数分後

ニコがシェルターの方から跳んで来て近くに着地する。

ニコ「お待たせ」

杏子「ニコ、モモが魔法少女になってしまったんだ」

ニコ「みたいだね」

あいり「どういう事か調べられる?」

ニコ「やってみよう。私も飛鳥ユウリと同じ魔法衣なのはどうしてなのか知りたい、じゃあ、モモ」

モモ「は、はい」

ニコ「その服を調べたいからちょっと脱いでみようか」

モモ「え・・・えぇっ!?」

ジャキン!!

杏子・あいり「言い残す事はあるか?」

一瞬と掛からず杏子がニコの喉元に槍を突き付け、あいりが頭に拳銃を押し付ける。

ニコ「おお、怖い怖い」

するとニコがもう1人、崩壊した建物の中から歩いて出て来た。

杏子・あいり「!?」

ニコ「あ、それ?私が再生成で造った分身」

ニコがそういうと杏子とあいりが取り押さえていたニコの分身はコンクリートの塊に換わる。

ニコ「敵を騙すには先ず味方から・・・なんちゃって」

杏子・あいり「遊んでる場合か!?」

モモ・かずみ「・・・」

ニコ「あ、脱衣してって言ったのは冗談だから」

モモ「冗談ですか・・・良かった」

ニコ「むぅ、私はほむらみたいな変態じゃないんだから、本気でそんな事を言ったりしないぞ」

あいり「あんたのは冗談なのかどうか解り辛いんだよ」

ニコ「脱ぎたければ脱いでも良い」

モモ「脱ぎません!」

杏子「ほむらなら絶対食いつくいて来るな・・・気絶していて良かったかも知れないね」

ほむら「モモが脱ぐの!?」ガバッ

いきなりほむらが起き上がった。

かずみ「わぁ!?」ビクッ!

杏子「脱がねぇよ、気絶してろ!!」

杏子が手近にあったコンクリートをほむらの顔に投げてぶつける。

ほむら「はうっ!」

ボグォ!

ほむらの顔面に命中し、ほむらは鼻血を噴いて気絶した。

ニコ「さて・・・」

あいり「話を進めよう」

モモ「スルー!?」
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 00:10:26.04 ID:JNg6n0Pc0
モモ「・・・」

ニコ「ふむ・・・」

ニコが自作のアプリを取り出して、それをモモにかざす。簡易的なスキャンで、これで物質の構成データを調べられる。
こうして調べたデータを使ってニコは再生成で作れるものなら作る事も出来る。

ニコ「完了」

モモ「ど、どうですか?」

ニコ「至って健康。怪我もなし」

あいり「良かったな、モモ!」

モモ「は、はぁ・・・」

杏子「で?」

ニコ「そのモモが首に下げてるスプーン、それはソウルジェムだね」

モモ「ソウルジェム?」

かずみ「魔法少女が変身したり、魔法武器を出し入れしたり、魔法や固有能力を使ったりするのに必須になるツールだよ」

かずもが耳のイヤリングについている彼女のソウルジェムにそっと触れる。

杏子「普段は指輪になっていて、変身時はあたし達の服や身体に装着されるこれの事だ」

杏子は自分の胸元に付いているソウルジェムに触れる。

モモ「あいりさんはそんな凄いものをお守りに渡してくれたんですか?」

あいり「いや・・・私も今初めて知った。でも、という事はそれはユウリが私に渡してくれたソウルジェム・・・?」

杏子「それにしちゃあ、何でスプーンの形なんだ?かずみのはちょっと変った形をしてるが、それでもそこまで私達のと形が違う訳じゃない」

ニコ「厳密に言うとソウルジェムと同じ役割を果たす装置。材質なんかも必須の部分以外は結構いろんな物が使われてる。例えば表面は私達のような宝石ものじゃなく、金属が使われてる。
そして量子変換して私達のように指輪型にする事は出来ないみたいだね。あ、それと使用者の生命力を魔力へ変換すると、使用者固有のものじゃなくて、ある特定のパターンのものになるよ」

あいり「特定のパターン・・・やっぱり、それは」

ニコ「うん、ちょっとアプリをマギカのデータベースと繫いで調べたけど、飛鳥ユウリのものに間違いないね」
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 00:11:21.41 ID:JNg6n0Pc0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!

777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/08(水) 00:41:07.92 ID:TZGNAPgSo
お疲れ様でした。
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 22:14:09.01 ID:JNg6n0Pc0
ロリこんばんは。後2日で盆休みです。

再開します。
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 22:14:39.88 ID:JNg6n0Pc0
あいり「・・・私はユウリから、ソウルジェムと同じ機能のお守りを託されていたのか」

杏子「んで、それをモモにお守りとして渡したんだよな」

かずみ「へー・・・でも、ユウリはどうやってコレを?マギカが造ったんじゃ無いんだよね?材質も違うし」

ニコ「多分、ユウリに接触たっていう製薬会社が、他の組織の技術も使ってユウリのソウルジェムを解析して造ったんだろう。
そしてそれくらいのものが造れるほどにマギカの技術を知ってしまった者達は消された。・・・私達が消した、ユウリも」

モモ「(ニコさん達が・・・?え?どういう事?)」

杏子「ユウリがあんたにそれを託したのは・・・自分が狙われていている事には気付いていたからかも知れないね」

モモ「でもこれがソウルジェムだったとして、どうして私が持ってる時に動いたのかな?」

あいり「それは多分、ユウリが助けてくれたんだと思う。きっと、そのソウルジェムにはユウリの意思が篭ってる。
魔力のパターンが同じなのも、魔法衣が同じなのも、ユウリが力を貸してくれているからじゃ無いか?」

かずみ「だったら素敵だね。ううん、きっとそうだよ」

ニコ「確かに、魔法衣の形状はともかく、魔力のパターンまで同じなのは、私も解らない。
だからそれは十分有り得る事だね。モモ、変身する前に何か無かった?何時もより力強くなったりとか」

モモ「あ!そう言えば私がドゴラから逃げる時、何時もより早く走れたり、小さい子を連れて逃げてる時に力も強くなってました」

ニコ「それは間違いなく、魔力による身体強化だろうね」

あいり「きっとユウリが助けてくれたんだ!間違いない!」

モモ「私もそう思います!」

杏子「疑問が無い訳じゃ無いけど、そんな事は良いか」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 23:44:10.42 ID:JNg6n0Pc0
モモ「ね、ねぇ、お姉ちゃん」

杏子「あん?」

ニコ「こ」

杏子「あんこはもう良いんだよ!で、何だ?」

モモ「な、何か皆倒れちゃってるけど、大丈夫なの?」

ほむら「・・・」

バトラ「・・・」

まどか「・・・」

ゴジラ(FW)「・・・」

マミ「・・・」

メカキングギドラ「・・・」

さやか「・・・」

ガイガン(FW)

魔法少女と怪獣達が倒れていて、見た目では死屍累々状態。

あいり「大丈夫じゃ無いな・・・向こうで突っ立ってるモンスターXってギドラ族の王とその近衛のグランドギドラ共に何ていうか、術?をかけられて気絶してるんだけど、このまま目を覚まさないと死んでしまうらしい・・・」

モモ「え・・・?そんな!何とか出来ないんですか!?」

かずみ「私達に出来る事は無いみたいなんだ・・・」

モモ「それってどんなのですか?」

ニコ「うーん・・・何でも精神に作用して心の中に世界を造って、そこに飛ばされて、自分の矛盾や恐れている事を突き付けられるとかそんな感じらしい」

杏子「あたしは実際に行って感じたんだが、どうも自分の心に異物が侵入したみたいに感じた。例えばウィルスだ。あたしはそのさやかの姿をしたウィルス的な奴と話をして、質問されて答えていったら出れたんだよ」

モモ「(ウィルス・・・!)あいりさん、ウリさんの固有能力はどんな病気でも治せるというものなんですよね?」

あいり「うん?あぁ」

モモ「そしてそれは私に備わっているんです」

ニコ「だろうね。魔力のパターンも一致してるし」

モモ「なら・・・私が皆さんを治せるかも知れません!いえ、解ります!能力的、理論的には可能です!!」

かずみ「本当!?」

杏子「そうか・・・ウィルスで病気になった精神を治す、って事か!!」

ニコ「ふむ、成る程ね」

あいり「モモッ!あぁ、もう本当に良い子だ!こんなに良い子だから、きっと良い子の有利が力を授けてくれたに違いない!!」

あいりはモモを抱きしめる。

モモ「わ・・・わわ(でも・・・どうしよう?こんなに大勢治すのは多分、今の私の力量じゃ無理だって事も解る・・・生命力じゃなくて、能力を拡大してくれる何か・・・)」

あいり「モモ?」

モモ「あ、いえ、その・・・」

アーマード・モスラ「ギィアァッ!!」

かずみ「!?」

ニコ「アーマード・モスラ?」

上空から聞こえて来た声に上を向くと、全身が硬い外殻で装甲されたモスラ族の女王が飛んで来ていて、ゆっくりと降下して来る。
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/08(水) 23:45:04.49 ID:JNg6n0Pc0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日に!
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/09(木) 00:09:40.52 ID:2OkO4huho
お疲れ様でした。
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/09(木) 23:11:29.31 ID:jvTgyxI00
ロリこんばんは。歯が痛いお。

再開します。
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/09(木) 23:12:41.45 ID:jvTgyxI00
アーマード・モスラ「・・・」

アーマード・モスラが杏子、かずみ、ニコ、モモ、デストロイア、バルグザーダン、メカゴジラU、スペースゴジラの前に軽く地響きを起こしながら降り立った。

アーマード・モスラ「(人の子よ、聞こえますか?)」

モモ「!?」

モモの頭に声が響いた。

かずみ「どうしたの?」

モモ「今・・・声が・・・」

アーマード・モスラ「(やはり聞こえるのですね。私はアーマード・モスラ。一族を率いる立場にある者です。あなた方にはモスラ族の女王と呼ばれています)

モモ「アーマード・モスラが、私に語りかけて来ているみたいです!」

あいり「何だって!?」

ニコ「データによるとユウリの相棒の怪獣はモスラだったからね。モモにもその適正が宿ったんじゃ無いかな?(最も私達が襲った時は呼び出さなかった。多分、自分が消される事を知っていて、モスラとは別れていたんだろうね・・・)」

モモ「(私、佐倉モモって言います!)」

アーマード・モスラ「(見ていましたよ、あなたの戦いを。あなたはドゴラに襲われた時も、さっき怪獣達に襲われた時も、誰かを助け、それでいて自分を犠牲にしようとはせず、必死に生きようとしました。特別な力が無くとも、あなたは強大な存在と戦ったのです。
私は思いました。優しく強い意思を持つ、あなたになら力を貸しても良いと)」

モモ「(え・・・えぇっ!?モスラ族の女王のアーマード・モスラさんが私に!?)」

アーマード・モスラ「(聞きましょう、人の子よ。あなたは人智超えた強大な力を手にして、それで何を成し、何を得ようとしますか?)」

モモ「(え、えっと・・・私、そんなに頭も良く無いし、運動が得意な訳でもないですけど・・・あ、お料理と畑仕事は得意です・・・って、何言ってるんだろ私!?)」

モモはこんらんしている。

モモ「(・・・んっと・・・思うのは誰かの為になら人は強くなるじゃないかなって思います。
それできっとユウリさんも力を貸してくれて魔法少女にしてくれたんだと思います。
絶対に使い方を間違っちゃいけない力で、でも使い方次第でどんなにでも素晴らしいものになる力だと思います。
私はこの力を・・・月並みですけど、お姉ちゃん達みたいに大切な人を守る為に使いたいです。
私の力で誰かの悲しみをほんの少しでも消す事が出来たら良いと思います。全然実感なんて無くて、地球を守るとか、世界中の命を守るとか、そんな凄い事は言えないけど、それも守れるだけ守りたいです。それが私の想いです」

背伸びしない等身大の女の子の言葉、純粋な想い。しかし強い意志を秘めた決意の篭った言葉でもある。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/09(木) 23:13:11.87 ID:jvTgyxI00
アーマード・モスラ「(解りました。優しく強い人の子よ、汝の名は?)」

モモ「(私は、佐倉モモ!パパとママの子でお姉ちゃんの妹の佐倉モモです!)」

アーマード・モスラ「(では、佐倉モモ、いえ、モモ、私があなたを強くしましょう)」

宣言する。それは聖約だ。刃金の意思の聖約だ。

モモ「(苦痛も悲しみも後悔も我らで分かち合いましょう)」

教会の子であり、聖書を殆ど覚えるほど呼んでいるモモはアーマード・モスラにその知識から応える。

アーマード・モスラ「(我等は戦友)」

モモ「(我等は盟友)」

アーマード・モスラ「(我等は空行く鳥の双翼)」

モモ「(我等は大地に根付く大樹の枝)」

アーマード・モスラ「(共に魔を断つ剣となりましょう)」

モモ「(共に邪を踏破する道を行きましょう)」

アーマード・モスラ「(佐倉モモ!強き人の子よ!私はあなたを敬愛し、信ずる!!)」

モモ「(アーマード・モスラ!優しき怪獣よ!私はあなたを信奉し、愛する!!)」

アーマード・モスラの身体が輝き始める。

杏子・かずみ・ニコ・あいり「!?」

そして白銀に輝くアーマード・モスラの身体はリーフグリーンの光の粒子となり、モモの体に吸い込まれていく。

モモ「うぅ・・・っ!あぁあああああああああああっ!!」

小さな少女の身体に流れ込む、暖かく優しい、しかし余りにも強大な、地球最強の1体に数えられる怪獣の力。

杏子「モモ!心を強く持つんだ!何事にも折れることの無い、強い心だ!!」

モモ「うぅ・・・!ぐぅ・・・!」

やがて光の粒子は全てモモに吸い込まれ、アーマード・モスラの身体は量子化されてモモの体に収まった。

モモ「はぁ、はぁ、はぁ・・・!」

かずみ「モモ・・・大丈夫?」

モモ「は・・・はい!アーマード・モスラが力を貸してくれます!!」

あいり「本当か?そりゃ凄い!!」

ニコ「何と」

杏子「モモ・・・戦うのか?」

モモ「うん!そして・・・」

モモは気絶して倒れている皆の方を向く。

モモ「私が、私達が皆を助ける!!」
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/10(金) 00:03:16.29 ID:esm8d1zN0
グランドギドラ(ファフニール)「んー・・・なーんか魔法少女が1人増えたみたいだねぇ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「予想外だが問題はない」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふーむ・・・!インキュベーターの契約とは違う方法で魔法少女になり、モスラ族の中でも最も強い個体を量子化してその身体に封入・・・益々持って興味深い!」

グランドギドラ(ピュートーン)「ん?何や、新しく魔法少女になったあのおチビ、悪夢の術式にかかった娘らと会場のほうを向いて何かする気やで」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「術を解こうとしているように見えるが」

グランドギドラ(タラスクス)「何か方法持っているのデハ無いノカ?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「は!ねーよ。あれが人間なんかに解除出来るかよ」

グランドギドラ(ティアマト)「(そう、出来る筈が無い。出来る筈が無いのに・・・)」

モンスターX「・・・」

グランドギドラ(ティアマト)「(何故、この方は期待しておられるの・・・?)」

モモ「・・・」

モモが両手をかざし、手から葉緑色の光が放たれる。

モモ「(アーマード・モスラさん!私に力を!!)」

その光は人一人分を包むぐらいから急速に巨大化し、21人と21体の怪獣を包み込むほどの巨大なドームのようになった。
人外の術で造られたウィルス、病魔の裏を暴く為、モモの思考は疾走する。その継ぎ目を見極める為、能力で脳に高速で演算を開始させる。
モンスターXとグランドギドラ達が造った精神病の法則を破る自分自身の法則を造る。彼女が形成する魔法の形、世界を形作る科学の法則。
モンスターXとグランドギドラ達による悪夢の術も“魔法のように見える科学”。それには絶対は無い。魔法のように見えても科学によって作られたものである以上、全ての科学術式にはそれを破る式が存在する。

モモ「(出来た・・・!)つまり・・・!」

モモは倒れている仲間達に真っ直ぐに視線を向けるとその完成した式を解き放つ。

パキィイイイイイイイン!

グランドギドラ(ティアマト)「!!」

砕けるような音と共に悪夢の術によって放たれていたウィルスが駆逐され、精神病を治した。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「な・・・何ぃ!?」

グランドギドラ(フェルゲニシュ)「何と!!」

グランドギドラ(ラハブ)「そんな・・・」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「我等の悪夢の術を1人で解除したというのか・・・」

グランドギドラ(テュポーン)「恐ろしいガキだ・・・!」

そしてそれを見ていたモンスターXは口元に笑みを浮かべながら一言。

モンスターX「素晴らしい」
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/10(金) 00:05:18.09 ID:esm8d1zN0
今日は此処までです。明日はリア友と焼肉食いに行くので書けないです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明後日の昼か夕方くらいに!
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/10(金) 00:40:22.67 ID:JwJvC7Bqo
お疲れ様でした。

素晴らしい!!実に素晴らしいぞ、モモ!!このまままどかたちと共にギドラ族をギッタンギッタンのケチョンケチョンにしてしまえ!!
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/11(土) 23:01:36.00 ID:LUTKjLCI0
ロリこんばんは。夕方は寝てしまってますた・・・。

>>788

モモに助けてもらう展開にしてみた。そろそろ戦闘開始も近いよ!

再開します。
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/11(土) 23:02:52.71 ID:LUTKjLCI0
ほむらの夢の世界

バトラ「くっ・・・!」

ほむら「・・・」

人間の姿のバトラは放心して動けないほむらを抱えて崩壊から逃げ回る。
しかし、前後左右の足場が崩落し、跳び移れそうな場所も無い。

バトラ「まずい・・・!このままじゃ崩壊に巻き込まれて俺もほむらも・・・!!」

その瞬間、突然世界の上や下から葉緑色の光が発生し、空間全体に満ちた。

バトラ「今度は何なんだ!?」

その葉緑色の光はこの世界を病ませている病魔、ウィルスを消滅させていく。

バトラ「これは・・・浄化しているのか?」

何となく感覚でそれが解る。そして光が収まると崩壊していた世界は再生し、元通りになっていた。

バトラ「世界が元に・・・戻った」

ほむら「・・・っ!」

ほむらの目に光が戻った。
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/11(土) 23:03:37.95 ID:LUTKjLCI0
バトラ「ほむら!」

ほむら「あら?あなたバトラ・・・何であなたに抱えられてるの?」

バトラ「覚えて無いのか?まどかとキュゥべえの虚像にほむらの所為で世界は滅ぶとか言われて、あんたは放心状態になったんだ」

ほむらを下ろすバトラ。

ほむら「そうだったわ!思い出したわ。まどかもキュゥべえもそんな事を思っている筈が無いのに・・・私が勝手に思ってそう思われていると思い込んで塞ぎ込んでしまったのね・・・」

バトラ「もう大丈夫か?」

ほむら「ええ。でも何があったの?」

バトラ「ほむらが放心したらこの世界がいきなり崩壊を始めたんだ。それでさっき緑色の光がそこら中を満たしたら元に戻って、あんたが目を覚ました」

ほむら「ほむ・・・良く解らないけど、助かったみたいね」

バトラ「あぁ」

ほむら「後はどうやって戻るかね・・・あ!」

バトラ「どうした?・・・な、何だ!?」

私達のいる世界が急に色や質量を失い、透明になっていく。まるでこの世界が無くなっていく感覚。

バトラ「お、おい!俺たちの身体も!」

ほむら「・・・大丈夫よ」

私達の身体も色と質量を失って透明になっていくけれど、この世界が私の心の中に造られているからか解った。
私達は現実世界へ戻ろうとしている。それは多分、この世界を構成していたものが抜けたから消滅し、私達は元の現実世界へ戻ろうとしているのだと思うわ。
そしてこの心の中の世界とその世界の私の身体が消える。
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/12(日) 02:31:52.57 ID:odCB9U0t0
現実世界

ほむら・バトラ「!!」

私は目を覚まして起き上がる。戻って来れたみたいね。

まどか「うーん・・・」

ゴジラ(FW)「グゥウウウウ」

マミ「はっ!こ、ここは・・・」

さやか「・・・あ、あれ?あたしどうなってたんだっけ?」

ゆま「何か黒いのに囲まれて・・・」

織莉子「気を失ったのでしたね」

キリカ「んで、変な変な世界に行っちゃった訳だけど」

カオル「戻って、来れたのか・・・」

海香「そうみたいね」

里美「良かった・・・」

かずみ「皆・・・!」

かずみが私達の方へ駆け寄ってくる。

サキ「心配かけてしまったね」ギュッ

サキがかずみを優しく抱き締める。

みらい「あ!ずるいぞ、かずみ!サキ!ボクも抱いてー!!」

サキ「勿論だよ」ギュッ

みらい「ふにゃあ・・・」エヘー

あやせ「うーん・・・最悪な夢だったわ」

ルカ「あやせもですか。私は最も思われたくない事を、最も大切な人に突き付けられる、そんな内容でした」

すみれ「ルカさんもそうなの?私のもそんな感じだったよ」

ルカ「やはり全員似たような内容だったのでしょうか」

こまち「じゃ無いの?あー・・・最悪だったわ」

クレア「自分の矛盾点と向き合えたという点では無意味ではなかったと思うけれどね」

こまち「クレアは前向きねぇ」

ひより「うぅ・・・怖かったよ・・・」

エリーゼ「大丈夫、ひより?」ナデナデ

ひより「う、うん、大丈夫だよ、エリーゼさん」

QB「何とか全員戻って来れたみたいだね。それにしても、何か外部からの力で助けられたようだけど、一体誰が・・・!!」

キュゥべえが視線を巡らせ、驚きの表情になる。私はその視線の先を追う。すると・・・

モモ「み、皆さん!気が付いたんですね!良かった・・・!」

モモ?何でそんな魔法少女みたいな格好・・・可愛いわね!

ほむら「濡れるっ!」

杏子「黙れ」

マミ「モモちゃん、あなた、契約したの!?」

モモ「いえ、違うんです!えっと、その・・・」

ニコ「モモがあいりからあすかっていたスプーンのお守りは、ソウルジェムと同じ機能を持ってた。
それはユウリのソウルジェムを再現した物で、危なくなったモモを魔法少女に変身させた。んで、魔力のパターンはユウリと同じ。
そのソウルジェムはモモにユウリと同じ固有能力と適正を与えた。
そんで、モモがどんな病気も治す固有能力で、病気に掛かった皆の心に入り込んだ病原体を除去して治した。以上」
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/12(日) 02:32:22.13 ID:odCB9U0t0
さやか「じゃ、じゃあ・・・!」

まどか「モモちゃんが私達を助けてくれたの?」

モモ「あ、はい、一応、そうなるのでしょうか・・・」

キリカ「妹ちゃああああああん!!」ガバッ

モモ「きゃっ!?」

キリカがモモに跳び付いて抱き締める。

キリカ「ありがとう!妹ちゃん!!」

モモ「い、いえ!私に出来る事をしただけですから!」

マミ「ありがとう、助かったわ」

さやか「モモちゃんが助けてくれたんだ・・・ありがとう!」

まどか「ありがとうモモちゃん!」

ゆま「モモ、ありがとう!」

織莉子「ありがとうございます」

カオル「ありがとう!君は命の恩人だね!」

海香「本当にありがとう」

里美「ありがとう!モモちゃん凄いわね!」

みらい「ありがとうな!」

サキ「私達だけでは戻って来れなかった、ありがとう」

あやせ「感謝するわ、ありがとう」

ルカ「あなたのお陰で助かりました、ありがとうございます」

すみれ「助けてくれてありがとう」

こまち「ありがとう、あんたもやるじゃない」

ひより「ありがとうね、モモちゃん」

クレア「あなたに心からの感謝を」

エリーゼ「ありがとう」

QB「ありがとう、モモ」

口々に礼を言う皆。さて・・・

ほむら「ありがとう、モモ!お礼に好きな所をペロペロしてあげるわ!!」

モモ「え・・・?」

あいり「おい変態」

ほむら「何?あ、状況がそれ所じゃなかったわね」

あいり「それもそうだが、あんたが舐めたいだけだろ!」

ほむら「そんな事無いわ。モモも私にペロペロして欲しいでしょう?」

モモ「いえ、それは無いです・・・」

!?

ほむら「そんな・・・」ガーン

杏子「遊んでる場合じゃないだろ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「もう良いかな?」

!!グランドギドラの1体が話しかけて来たわ。
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/12(日) 02:34:35.16 ID:odCB9U0t0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日!
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/12(日) 13:11:39.73 ID:CoQ/TEMio
お疲れ様でした。
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/08/12(日) 21:25:15.03 ID:V5rpACfDO
乙です。

モモちゃんがここまで活躍するとはいい意味で予想外。

まさかとは思うけどニコの話に出てきた製薬会社って傘のマークでおなじみのあそこじゃないよねww
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/12(日) 22:25:26.28 ID:TdAd52GK0


主人公側の事がすむまでちゃんと待つのは良い悪役
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/13(月) 01:01:32.99 ID:VEzE+q7N0
ロリこんばんは。遅くなってすいません。

>>796

モモは大分前から活躍させようと思ってました。
いやー、傘のマークの製薬会社無いよ。何かゲームじゃ悪役の会社といえばそのアンブレラ製薬とかライプリヒ製薬とかタイロン製薬とか製薬会社が多いから、それにあやかって製薬会社ってしただけです。

>>797

ギドラ族は様式美を守る。というか、モンスターXもグランドギドラも不意打ちして倒そうとは考えて無いからなんだけどね。

再開します。
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/13(月) 01:02:02.05 ID:VEzE+q7N0
グランドギドラ(ヴリトラ)「一先ずは生還おめでとう、と言っておこうか」

エリーゼ「あら、それはどうも。随分と紳士的ね。あなた、イギリスならもてるタイプよ?」

こまち「ふん!アレで私達が死ななくて計算が狂ったといったところかしら!?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「いいや。全員が起きる可能性は著しく低かったが、0だった訳ではないからな。想定していなかった訳ではない。
だから別段驚きは無い。が、この場で新たな魔法少女が現われ、諸君らを目覚めさせるというのは予想外だったがね」

モンスターX「少々絡め手ではあったが、貴公らは見事我らの術を打ち破り、この世界へ戻って来た。
改めて認めよう!貴公らという存在を敵としても味方としても最高だと!貴公らには我らと並んだ!」

杏子「へっ、そうかい」

みらい「そんな事よりやるんだろ!?来ないならこっちから行くぞ!!」

みらいが魔法少女に変身しようとソウルジェムの指輪を掲げる。

グランドギドラ(ヴリトラ)「まぁ、待ちたまえ。さっきモンスターXが仰った通り、我らは諸君らという存在を最高と認めた。
そこでだ。諸君らには今一度考えてもらいたい。我らギドラと共に、怪獣達と宇宙支配を目指す覇道を行くは無いか?」

再び勧誘して来る金色のグランドギドラ、ヴリトラ。うざい。こいつの話なんて私にはどうでも良い。

グランドギドラ(ティアマト)「ヴリトラ!?・・・モンスターX!宜しいのですか!?」

モンスターX「この者達は協力しても敵対しても本当に心が躍る。協力できるのならそれもまた良し。ヴリトラ、此処は貴公に任せる」

グランドギドラ(ヴリトラ)「はっ!ありがとうございます」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふむ、協力してくれれば私としてはありがたいねぇ。色々と研究して解明したい事が多くある」

グランドギドラ(ファフニール)「きゃはっ!良いね!この娘達と殺しまくるのって愉しそう!!」

あんな危ない奴が仲間とか・・・平気で味方を巻き込んで攻撃しそうで怖いわ。

グランドギドラ(ピュートーン)「うちはあんたらが仲間になるって言うんやったら歓迎するで!仲良ぅやろうや!!」

そう気さくに言われても困るのだけれど。

グランドギドラ(タラスクス)「俺としてもその方がありがタイ。こいつらは危険ダ。油断スルトこちらがやらレル。なるべくナラ味方にシタイ」

何か馬鹿力の単純バカみたいに見えた茶色のグランドギドラ、怒らないと冷静なのね。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「へー、珍しく意見が合うじゃ無いの、脳筋。こいつらの相手すんのも面倒くせーし、働いてくれるってんなら僕が楽できるから賛成だぜ」

グランドギドラ(ラハブ)「ふん、私はこんな奴ら信用出来ないわね」

それはどうも。

グランドギドラ(テュポーン)「俺はどっちでも構わんが、あの術から生還した奴は始めて見た。命を賭けて戦うのも面白そうだ」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あたしもこの娘達と激しく愉しくプレイしたいわぁん!」

ごめんだわ。この紫色のグランドギドラ、キモイ。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「・・・」

そして黒いグランドギドラは黙っている。

グランドギドラ(ヴリトラ)「まぁ、この者達の意見は諸君らが気にする必要は無い。それでどうかね?」

どうかね?と聞かれてもねぇ。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/13(月) 01:30:06.17 ID:VEzE+q7N0
まだ書きますけど、多分、遅くなるので、読んでくださっている方は明日に読んで頂いた方が良いかも知れません。
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/13(月) 01:32:51.02 ID:VEzE+q7N0
793修正。イカちゃんを忘れてたでゲソ。



イカ娘「感謝しているでゲソ!」

QB「ありがとう、モモ」

口々に礼を言う皆。さて・・・

ほむら「ありがとう、モモ!お礼に好きな所をペロペロしてあげるわ!!」

モモ「え・・・?」

あいり「おい変態」

ほむら「何?あ、状況がそれ所じゃなかったわね」

あいり「それもそうだが、あんたが舐めたいだけだろ!」

ほむら「そんな事無いわ。モモも私にペロペロして欲しいでしょう?」

モモ「いえ、それは無いです・・・」

!?

ほむら「そんな・・・」ガーン

杏子「遊んでる場合じゃないだろ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「もう良いかな?」

!!グランドギドラの1体が話しかけて来たわ。
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/13(月) 06:38:50.29 ID:VEzE+q7N0
続きは時間掛かりそうなので一端中断しますです。今日中に再開します。
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/13(月) 13:14:16.14 ID:3HfqDQlNo
ほむらさん、あなた紫ギドラのことをとやかく言えるんですかと小一時間(ry
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/14(火) 00:54:26.68 ID:8lKmich10
ロリこんばんは。この辺、書くの思ってたより凄く難しい・・・時間掛かる・・・。

再開します。
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/14(火) 00:56:54.22 ID:8lKmich10
さやか「はぁ!?あたし達は正義の魔法少女なのよ!それが悪者のあんた達の仲間に?冗談じゃ無いっての!!」

予想通り、さやかが真っ先に噛み付いた。感情的な彼女らしいわ。まぁ、こういう熱血な所が素敵なんだけど。

ゆま「私は絶対に嫌だよ!!」

カオル「ふざけるな!何でお前達なんかの仲間にならなきゃならないんだよ!?」

みらい「そもそも攻撃して来て今更手を組もうたぁ、どういうつもりだ!?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「いや、諸君らが此処までの存在だとは思っていなかったのだよ。その点に付いては始めは侮っていたと謝罪しよう。注目はしていたがね。
落ち着いて冷静になって考えてみたまえ。諸君らはこの星の神話に登場する神と同等とも言える強大な力を持っているのなら、もっと視野を広げ、客観的に物事を見るべきだ」

ひより「え、えっと・・・」

クレア「何が言いたいのですか?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「勘違いしないで欲しいのだが、我等は私利私欲の為に宇宙を統括、支配しようとしている訳ではない。
まぁ、我らギドラ族にはその過程の破壊や殺戮を愉しむ者が殆どなのは確かだが、その目的はこの宇宙全体の安寧と繁栄、そして寿命を伸ばす為だ」

かずみ「(は、話に過ぎて付いていけない・・・)」

里美「宇宙の・・・寿命を延ばす・・・?」

ニコ「はいはい、出ましたよ、何様視点か解らないぶっ飛んだ話が」

イカ娘「私にはさっぱり解らんでゲソ。すみれは解るでゲソか?」

すみれ「な、何とか・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らは君はエントロピーっていう言葉を知っているか?」

またエントロピー・・・もう聞くだけで嫌になる言葉ね。

海香「ええ、知っているわ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「ならば詳しい説明は省こう。エネルギーは形を変換する毎にロスが生じる。宇宙全体のエネルギーは、目減りしていく一方だ。この宇宙にどれだけの生命がひしめき合い、一瞬ごとにどれ程のエネルギーを消耗しているのか分かるか?このままでは宇宙は枯れ果て、何も残らない不毛の空間となってしまう。
そこで我らが無駄になる生命体を排除し、生存する価値や意味のあるものたちは存続させる。そうして管理運営し、宇宙の生命の連鎖を永遠のものとするのが目的だ。長い目で見れば、これは諸君らの守ろうとしている地球に住む生命体にとっても、得になる、というより必要なことの筈だ」

あやせ「へー・・・(凄くどうでも良い)」

ルカ「必要な事、ですか」

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうだ。諸君らも気付いているだろう?既に人類は滅亡へ向って突き進んでいる。
それも既に緩やかとは言えない速度となっている」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「私は有史以前から君達人類を見て来たが、この宇宙でも他に類を見無い程、驚異的な速度で発展し、繁栄し、滅ぼうとしているのだよ。
このままでは人類は後1万年と経たずに滅亡するだろうねぇ。地球と言う星を道連れにするかも知れんよ?」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/14(火) 03:50:46.53 ID:8lKmich10
すいません、何か内容が纏まらず全然書き進められないので、中断します。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は何とか進めたいです。
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/15(水) 17:52:11.32 ID:efgmreu/o
なにやらアメリカのコミコン会場で新作ゴジラの予告が公開されてた。
姿はオリジナルのゴジラにかなり近いデザインだったようで、因みにこれ、全米では2014に公開予定だとの事。
日本での公開は未定。

CIA☆こちら映画中央情報局です: Godzilla News : ハリウッド再上陸のキング・オブ・モンスター「ゴジラ」が、コミコンで予告編を初公開!!、日本語で「ゴジラ」と書いたポスターをリリース!! - 映画諜報部員のレアな映画情報・映画批評のブログです
http://cia-film.blogspot.jp/2012/07/godzilla-news.html
http://1.bp.blogspot.com/-0X8ras5sy8A/UAIKB7FF4wI/AAAAAAAAyMc/zJhLYfgEj48/s900/godzilla-teaser-poster.jpg
http://1.bp.blogspot.com/-meSd6amrkWE/UAILrvfK3uI/AAAAAAAAyMs/gj7PY_KK1WE/s640/godzilla-Comic-Con.jpg
http://2.bp.blogspot.com/-Aho52geeJAc/UAOm2t9WrsI/AAAAAAAAyXQ/gq_t8J6jRhQ/s640/godzilla-Comic-Con-002.jpg
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/16(木) 14:52:57.25 ID:3U0gX1Pio
劇場版まど☆マギの新キャラらしい人物の情報画像が出てたので貼り
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%A5%9E%E5%90%8D%E3%81%82%E3%81%99%E3%81%BF
画像
https://p.twimg.com/Az1PWCLCAAAsNQb.jpg

ついでにデータも

名前:神名あすみ(12)
色:銀
魔法少女の衣装:ゴスロリ
願い:自分の知る周囲の人間の不幸
魔法:精神攻撃
武器:モーニングスター
髪型:ボブ
魔女名:Entbehrliche・Braut
性質:鬱屈
決め台詞:サヨナラ勝ち
性格:実に陰湿
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/16(木) 15:43:13.12 ID:EN6HpbqUo
>>808 残念釣りだ。
ttp://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1342419830/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1342453877/
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/16(木) 17:58:21.76 ID:3U0gX1Pio
あー、ごめん>>808は無かったことにしてね。
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/08/16(木) 20:08:21.38 ID:wpE8h4z50
ど久しぶりに来てみたがカンナさん出てないのか バルバロイとか適任だと思ったんだがな・・・
そして何故イカがいるwww
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/16(木) 21:39:46.17 ID:JDcbHD0e0
ロリこんばんは。お待たせしましたです。

>>807

アメリカ版ゴジラの新作で今度はちゃんと実写っぽいね。シルエットがどう見ても前のアメリカ版ゴジラかジラだけど、これもマグロ食う駄目な奴なんだろうか。
日本での新作は無いんですかねぇ。

>>808

可愛い!と思ったら釣りかぁ。全然知らんかった。つか、決め台詞がある、しかもそれにしちゃおかしいって時点で釣り臭いです。

>>811

カンナさんって聖カンナさんよね?出るよ!単にニコの本名ってだけで。
バルバロイってデストロイアになった怪獣の候補名だっけ。何か4足歩行怪獣って事しか知らんです。

再開します。
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/16(木) 21:41:05.12 ID:JDcbHD0e0
あ、書き忘れ。

>>811

イカちゃんがいるのは旅行編書いてたら出したくなった、という海より深い訳がある。
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/16(木) 21:42:10.34 ID:JDcbHD0e0
グランドギドラ(ラハブ)「だからさぁ、私達が地球も他の星も支配して管理してあげようって言うのよ」フフン

ほむら「ハァソウデスカ、激しく余計なお世話よ、クソアマ。死ねば?ていうか死んで」

グランドギドラ(ラハブ)「何よ!?あんた死にたいの!?」ガルル

グランドギドラ(テュポーン)「落ち着け」

グランドギドラ(ヴリトラ)「人類はこれまで戦争を繰り返して来ただろう?私はそれが悪いとは言わん。
争いこそが急速な発展を促す。が、人類は争いを止める事が出来ないながらも、平和に暮らしたい、安寧の中に生きたいと思っているのだろう?我々がそれを実現して差し上げようでは無いか」

グランドギドラ(ピュートーン)「うちらに生命エネルギーを供給しながら生きて、望む夢を見ながら一生を過ごす。結構な好待遇やと思わん?」

グランドギドラ(ファフニール)「この地球でも不要な生物はお掃除しちゃうけど、人間は見事必要な生物に選ばれたのでしたー!おめでとー!ぱちぱちぱち!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「無駄に数が多くなったからなぁ。滅ぼすよりも飼ってエネルギーにした方が得なんだよ」

サキ「そうやってお前達の家畜になれと言うのか?」

グランドギドラ(タラスクス)「確かにお前達はチガウ。お前達キケン。お前達のようなキケンな家畜はイナイ」

クレア「私達以外の人類ですよ。それもありますが、地球に住む生物を取捨選択し、家畜化する、或いは滅亡させる、何の権利があってそんな事を?」

こまち「そうよ!ふざけるんじゃ無いってのよ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あーらぁ?あなた達がそれを聞くのぉ?」

すみれ「え・・・?」

グランドギドラ(テュポーン)「それは俺達が人類より強いからだ。力があるからに決まっているだろう?”力”ほど純粋で単純な法律は無いぞ。生物は全て弱肉強食、お前達魔法少女も怪獣も皆そうだろう。力こそが!全てを司る真理だ!」


私は・・・私はそれは間違って無いと思う。

まどか「そ、それは・・・」

グランドギドラ(テュポーン)「違うというのか?貴様らは面白くはないのか?身に付けた強大な力で弱者を思うようにあしらう時、気持ち良くはないのか?同格の力を持った時と命を賭けて戦う時、愉しくは無いのか?」

杏子「解らなくも無いけどな・・・」

さやか「力が正義・・・あたしは・・・それを痛いほど思い知ったわ・・・。確かに正義の無い力は暴力だけど、正義の無い力は無力でしか無いって」

グランドギドラ(ヴリトラ)「人類も我々と同じことをして来ているではないか。有益と判断した生物は改良し、家畜や野菜、果物にして増やし、不要な生物は駆除する。
その点において私は諸君らを責める気は無いが、諸君らに我らを非難する資格が無いのもまた事実。
そしてそれが出来ているのは、地球を支配しているのは、人類に知能と言う力があるからであろう?
力こそ正義、人類もその真理を体現しているではないか。最も・・・我々は有益な生物まで狩り尽くして絶滅させるなどという間の抜けた事はしないがね」

グランドギドラ(ラハブ)「それにしても、自分の都合で一度絶滅寸前まで追い込んだ生物を慌てて増やそうとしているのは、傍から見てて滑稽と言うか、命を弄んでいるようにしか見えないのよねー」

ゆま「うぅ・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「だが、私はさっきも言った通り無駄な争いが嫌いだ。だから争いを無くし、我らの支配の元に宇宙に真の平和と永遠の安息をもたらす。
諸君らには世界を変える力がある。世界を造る力を持つ資格がある。諸君ら魔法少女も少なからず平和の為に戦っているのだろう?
ならば我らが争う理由は無い。共に宇宙に、世界に平和をもたらそうでは無いか」

みらい「何でボク達にそんな話を?」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「君達の能力には全く驚かされる。人間と言う小さな肉体から僅かな生命力を莫大な魔力と言うエネルギーに変える事が出来る身体特性。
怪獣を倒すと変化するグリーフシードで補充すれば長時間の活動が可能な生命力。
周囲の時間を遅延させる、未来を予知する、時間を停止させる、生きてさえいれば身体をすぐに再生出来る、別の姿に変わると言った様々な特殊能力。
君達自信も何処までが限界か解っていないのだろう?その全てを解明する事が出来れば、我々も!君達も!宇宙の頂点に立ち、支配するに相応しい究極の生命体になる事が出来るだろう!
君達が望めば万能の神にでもなれるのだよ!!そうなれば全てが望むままだ!!欲しいものは全て手に入れ、邪魔なものは全て排除する事が出来る!!どうだね!?興味は無いかね!?素晴らしいとは思わんかね!?」
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/16(木) 21:43:08.51 ID:JDcbHD0e0
少ないけど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日!
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/16(木) 22:07:57.86 ID:3U0gX1Pio
お疲れ様でした。
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/08/17(金) 01:20:57.46 ID:RzpUiPif0
乙 バルバロイさんは喰った相手の身体的能力(ゴジラの肉片喰ったら放射熱線出せる)とかを取り込むっぽいし見た目グロいから適任だとおもったんだ・・・
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/17(金) 23:25:22.44 ID:QBfwWVh90
ロリこんばんは。モンスターアーツファイヤーラドンは開けてないけどどんな感じなんだろう。

>>817

バルバロイってそんな設定あるのか。確かに見た目グロそうだ。見たいような見たくないような。

再開します。
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/17(金) 23:26:17.80 ID:QBfwWVh90
サキ「それがお前達の目的か・・・!その為に、これまでも!この戦争でも多くの命を散らせたのか!!」

みらい「今までキングギドラやガイガンが地球に来てたのも、調査が理由かよ!?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「その通り!全ては宇宙の平穏の為!」

グランドギドラ(ティアマト)「それこそがこの方の望み!宇宙を1つに束ねる!!」

モンスターX「・・・」

沈黙が流れ、それを破ったのはあいりだった嘲るような笑みを浮かべて言い放つ。

あいり「平和にする?それは要はお前達が宇宙を、世界を支配したいってだけだろうが!!安い!安さが爆発し過ぎてる!!
私にも夢がある!お前達のそんな安くて下らないものの為に潰されて堪るか!!」

グランドギドラ(ティアマト)「・・・やはりあなた達にこの方の崇高な考えは理解出来ないようね」

里美「理解出来なくて結構よ!そんなの!!」

織莉子「1つ尋ねたいのですが」

グランドギドラ(ヴリトラ)「何かね?」

織莉子「人類があなた達の家畜になる事を拒んだ場合、あなた達はどうするのですか?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「それは人類が我らにとって不要となる事を意味する」

ゆま「不要になったら・・・?」

グランドギドラ(ティアマト)「言ったでしょう?不要な者は滅ぼすと」

織莉子「そうですか。それなら、あなた達は私の敵ですね」

グランドギドラ(ファフニール)「それも楽しいけどねー!ねぇ!一緒に人類を滅ぼさないかにゃあ?」

こまち「ふざけないで!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「んー、この目的の素晴らしいが解らへん?あんたらには難しいかぁ」

マミ「あなた達のそれは神の視点ね。私達は普通の女の子なのよ?そんな私達に理解しろと言う方が無理じゃ無いかしら?」

さやか「普通の・・・」

カオル「女の子・・・?」

マミ「んー?」ギロッ

さやか・カオル「何でもございません!!」

イカ娘「こいつらの言ってる事は難しくてさっぱり解らんでゲソ・・・」

すみれ「解る必要は無いよ、イカちゃん」

あやせ「あー・・・要するに侵略しに来たんだって」

イカ娘「成る程!つまりは私のライバルでゲソね!!」

杏子「何時の間にかえらく強大な侵略者になったもんだなー」

かずみ「それがあなた達が地球を狙う理由?どうしてそっとしておいてくれないの!?どうして放っておいてくれないの!?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「ふむ、我々は5000年以上前にこの地球を見付けていたが、モンスターXが君達地球人の文明の発達を期待されてな、待つ事にした」

ほむら「つまり、あなた達は遅かれ早かれ地球に来たの?」

グランドギドラ(ラハブ)「そうよ。あなた達魔法少女にとって不可欠な量子変換技術、それを50年ほど前に渡してやったのも私達ギドラ族だしね」

ゆま「なっ・・・!?」

キリカ「なん・・・だと・・・?」

モンスターX「そして人類はそれを扱う組織、今のマギカ、という組織だったか?はそれを元に、魔法少女という戦士を生み出し、機械の怪獣をも造り、そして貴公らのような者達を生み出した。
更に偶然とはいえ様々な怪獣を放射能で造り出し、我の期待以上となってくれたたな」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/17(金) 23:28:10.90 ID:QBfwWVh90
今日はこれだけで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は早めに長く書きたいと思います。
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/18(土) 01:54:28.22 ID:xj7ydY2+0

シンフォギアも好きだからちょくちょく入るネタが嬉しい

それにしても元は敵さんの技術か・・・
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/18(土) 23:46:51.87 ID:TDVCXTsh0
ロリこんばんは。書いてるのが中々纏まらないお。

>>821

自分もシンフォギア大好き。

この設定は書いてて考え付いた。いきなりこんな凄い技術がポッと出た理由としては良いかなと。

再開します。
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/18(土) 23:48:06.73 ID:TDVCXTsh0
グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らは人類の為に戦っているようだが・・・この戦いで諸君らの存在は、秘密では無くなった。
賭けてもいい。我らに勝っても人類は諸君らを受け入れることは無いだろう。
寄って来る者といえば、諸君らを利用しようとする奴らばかりだ。理由は解るだろう?怪獣というどうしようも無いまでに反自然的で強大な存在を使役し、諸君ら自身の持つ力も極めて強大だ。
1人でも国1つ潰す事も不可能ではない、諸君らが力を合わせれば地球を滅亡させる事も、支配する事も造作も無い。
そんな力を持つ連中を恐れない訳が無い、利用しようとしない訳が無い。事実、マギカは諸君らを道具としてしか見ていないのだろう?そういう連中だろう?人間とは。
泣いてすがるのは自分達が苦しい時だけだ。すぐに自分達の危機も、それを救う為に戦った者達の事は忘れてすぐに不平不満を言い始める。勝った直後は少々感謝しても、軍隊すら敵わない怪獣を軽く屠る“化物”に同じ世界にいて欲しいとは思わない。
誰も信じるに値しない・・・諸君らは墓石のように孤独な存在となるのだ。
それが人間ではないのか。その点においては私より諸君らの方が解っていると思うがね」

グランドギドラ(ヴリトラ)「だが我等は違う!我等は何者であろうとも強い者には敬意を払う!仲間として受け入れる!!さぁ!どうする!?我らと協力し、共に覇道を行くか!?或いは尚我らに牙を剥くか!?」

聞いてきた。そしてそれにマギカによって生まれた戦士が答える。

QB「・・・ボクの答えは永遠に変らない。光ある未来を奪うものには断固として戦う。君達の言う平和な世界は実現できれば本当に平和なんだろう。
しかし、そこに生きる生物の目的は本当に生きるだけ・・・そこに何の希望が・・・光があるというんだ!?
それに争うのは生物なら当然の事。違えば攻撃し合い、同じなら奪い合う。それは生命の本能、命の本質と言って良い。君達の理想はそれを真っ向から否定している、生命の尊厳など存在しない世界だ。到底受け入れられるものじゃないよ」

あいり「皆が皆夢を叶えられないのは解っている。世界は平和でも平等でも無い事も解っている。でも、夢をかなえる未来だけは、皆に等しく無ければならないんだよ!大体お前の言う事は綺麗事が臭ってんぜ!気に入らないんだよ!」

ほむら「人の世界に受け入れられないなんていう事は全て覚悟の上よ。後悔はしていないわ」

杏子「モモ、お前はどうだ?あいつらは何だと思う?神か?それとも魔王か?」

モモ「私は・・・私はあのギドラ達は魔王サタンの化身だと思う。私、神様になんてなれなくて良い。お姉ちゃんや、魔法少女の人達、パパやママを守る為に戦いたい」

織莉子「確かにあなた方のいう事は正しいのでしょう。しかし私もこの宇宙に生きる生命として、あなたに協力するわけにはいきません」

キリカ「き・・・君達に協力すれば・・・仲間になれば・・・ほ・・・ほんとに私の望み・・・は・・・なんでも叶えられるのか?
だが断る!この呉キリカが最も好きな事の1つは、自分で強いと思ってるやつに“NO”と断ってやる事だ!!」

かずみ「私も嫌だよ。私は邪魔者や不要だと判断したものは何であれ滅ぼすようなあなた達のやり方は許せない。それが人間がやっている事だとしても。人間に悪い所や汚い所があるなんて嫌と言うほど思い知っちゃった。
でも、それでも私は・・・サキ達が好きだって言った和沙ミチルが守ろうとしたこの世界を守りたい。私は彼女の命と力と意思を継ぐ」

サキ「かずみ・・・!」

ルカ「そもそも私とあやせは社会から爪弾きにされたましたからね。元々受け入れられてませんでしたから」

あやせ「私は魔法少女の仲間が一緒ならそれで良いのよね。その皆があなた達と闘うって言うなら私もそうするね」

まどか「私は誓う!強い意志を持って誓う!この世界を正しい光で照らす!その為にこの力を使う!皆が受け入れてくれなくてもそれで良い・・・私には魔法少女と怪獣の皆がいるから!!」

マミ「そういう訳よ。悪いけど、あなた達が目的を遂行するなら、私達はそれを止める」

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/18(土) 23:50:08.34 ID:TDVCXTsh0
修正



モンスターX「そして人類はそれを扱う組織、今のマギカ、という組織だったか?はそれを元に、魔法少女という戦士を生み出し、機械の怪獣をも造り、そして貴公らのような者達を生み出した。
更に偶然とはいえ様々な怪獣を放射能で造り出し、我の期待以上となってくれたたな」

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らは人類の為に戦っているようだが・・・この戦いで諸君らの存在は、秘密では無くなった。
賭けてもいい。我らに勝っても人類は諸君らを受け入れることは無いだろう。
寄って来る者といえば、諸君らを利用しようとする奴らばかりだ。理由は解るだろう?怪獣というどうしようも無いまでに反自然的で強大な存在を使役し、諸君ら自身の持つ力も極めて強大だ。
1人でも国1つ潰す事も不可能ではない、諸君らが力を合わせれば地球を滅亡させる事も、支配する事も造作も無い。
そんな力を持つ連中を恐れない訳が無い、利用しようとしない訳が無い。事実、マギカは諸君らを道具としてしか見ていないのだろう?そういう連中だろう?人間とは。
泣いてすがるのは自分達が苦しい時だけだ。すぐに自分達の危機も、それを救う為に戦った者達の事は忘れてすぐに不平不満を言い始める。勝った直後は少々感謝しても、軍隊すら敵わない怪獣を軽く屠る“化物”に同じ世界にいて欲しいとは思わない。
誰も信じるに値しない・・・諸君らは墓石のように孤独な存在となるのだ。
それが人間ではないのか。その点においては私より諸君らの方が解っていると思うがね」

ゆま「孤独・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「だが我等は違う!我等は何者であろうとも強い者には敬意を払う!仲間として受け入れる!!さぁ!どうする!?我らと協力し、共に覇道を行くか!?或いは尚我らに牙を剥くか!?」

聞いてきた。そしてそれにマギカによって生まれた戦士が答える。

QB「・・・ボクの答えは永遠に変らない。光ある未来を奪うものには断固として戦う。君達の言う平和な世界は実現できれば本当に平和なんだろう。
しかし、そこに生きる生物の目的は本当に生きるだけ・・・そこに何の希望が・・・光があるというんだ!?
それに争うのは生物なら当然の事。違えば攻撃し合い、同じなら奪い合う。それは生命の本能、命の本質と言って良い。君達の理想はそれを真っ向から否定している、生命の尊厳など存在しない世界だ。到底受け入れられるものじゃないよ」

あいり「皆が皆夢を叶えられないのは解っている。世界は平和でも平等でも無い事も解っている。でも、夢をかなえる未来だけは、皆に等しく無ければならないんだよ!大体お前の言う事は綺麗事が臭ってんぜ!気に入らないんだよ!」

ほむら「人の世界に受け入れられないなんていう事は全て覚悟の上よ。後悔はしていないわ」

杏子「モモ、お前はどうだ?あいつらは何だと思う?神か?それとも魔王か?」

モモ「私は・・・私はあのギドラ達は魔王サタンの化身だと思う。私、神様になんてなれなくて良い。お姉ちゃんや、魔法少女の人達、パパやママを守る為に戦いたい」

織莉子「確かにあなた方のいう事は正しいのでしょう。しかし私もこの宇宙に生きる生命として、あなたに協力するわけにはいきません」

キリカ「き・・・君達に協力すれば・・・仲間になれば・・・ほ・・・ほんとに私の望み・・・は・・・なんでも叶えられるのか?
だが断る!この呉キリカが最も好きな事の1つは、自分で強いと思ってるやつに“NO”と断ってやる事だ!!」

かずみ「私も嫌だよ。私は邪魔者や不要だと判断したものは何であれ滅ぼすようなあなた達のやり方は許せない。それが人間がやっている事だとしても。人間に悪い所や汚い所があるなんて嫌と言うほど思い知っちゃった。
でも、それでも私は・・・サキ達が好きだって言った和沙ミチルが守ろうとしたこの世界を守りたい。私は彼女の命と力と意思を継ぐ」

サキ「かずみ・・・!」

ルカ「そもそも私とあやせは社会から爪弾きにされたましたからね。元々受け入れられてませんでしたから」

あやせ「私は魔法少女の仲間が一緒ならそれで良いのよね。その皆があなた達と闘うって言うなら私もそうするね」

まどか「私は誓う!強い意志を持って誓う!この世界を正しい光で照らす!その為にこの力を使う!皆が受け入れてくれなくてもそれで良い・・・私には魔法少女と怪獣の皆がいるから!!」

マミ「そういう訳よ。悪いけど、あなた達が目的を遂行するなら、私達はそれを止める」

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/19(日) 02:26:52.76 ID:rHMdoF6+0
グランドギドラ(ニーズヘッグ)「もう良いではないか、ヴリトラよ」

ずっと黙っていた黒いグランドギドラが金色のグランドギドラに並ぶ。

グランドギドラ(ヴリトラ)「ニーズヘッグ」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「お主達に問おう。お主達と我らの信奉する正義とは何だ?」

クレア「力ですね」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ならば使命は?」

こまち「戦いよ!」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「その通りだ。なればこうして理想や理由を並べ立てるなど無為な事・・・。
我らとお主達が戦い、力のある方が望む未来を手に入れる・・・只それだけの簡単な話よ。言葉ではなく、力で語り合おうぞ!」

エリーゼ「待ってもらえない?」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「む?」

エリーゼ「あなた達は私達が現実世界で気を失っている間は何もしなかったわ。だからこっちも何もせずに地球から出て行くなら見逃してあげるわよ?」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「はぁ!?調子乗んなよ、クソアマが!ぶっ解体(バラ)すぞ!!」

グランドギドラ(タラスクス)「落ち着ケ。安い挑発に乗るナ」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ふっ、残念ながらそれは出来ぬな。お主達は拙者が出会った中では間違いなく最高の敵・・・!
拙者はこの星には何の興味も無い。更に言えば宇宙の平和云々など2の次よ。拙者が望むのは強者との闘争よ!お主達ほどの者と戦わずに退くなど有り得ぬな」

杏子「へっ!望むところだぜ!!」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/19(日) 02:27:41.10 ID:rHMdoF6+0
グランドギドラ(ティアマト)「・・・良いでしょう。あなた達があくまで私達を拒むのなら“不必要”として・・・いえ、それ程の力“危険”と判断して排除するわ。
元々私はあなた達が私達と並ぶのに相応しいとは思っていなかった」

グランドギドラ(ピュートーン)「ありゃりゃ〜ん?ティアマトはん嫉妬かいな?意中のモンスターXはんを夢中にさせる泥棒猫どもめー!って感じやろ?」

グランドギドラ(ティアマト)「黙りなさい」

グランドギドラ(ピュートーン)「おー、怖っ。まぁ、冗談はさておき、うちらにハッタリでも啖呵切るなんてええ度胸してるなぁ。
うちは仲良うしたかったんやけど、嫌なんやったらしゃーない。ぶっ殺させてもらうけど、文句はあらへんよな?」

さやか「ふん!勝つのはあたし達よ!!」

グランドギドラ(ラハブ)「愚かね。私達の仲間になれば、これから地獄以上の恐怖を見なくて済むのに」

グランドギドラ(テュポーン)「だが、面白いな。ふふっ、面白いぞ!久しぶりに血が騒ぐ相手だ!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「っち・・・面倒くせぇなぁ。今すぐ自殺してくれれば楽なんだけどな」

何かムチャクチャ言ってる・・・。

イカ娘「それは出来ない相談でゲソね」

グランドギドラ(コカドリーユ)「それにしてもあなた達、凄いわよ?このお方とあたし達グランドガーズ全員が総出で相手するなんて、初めての事なんだから」

マミ「あら、そうなの?じゃあ、学校の友達にじまんしなくっちゃね。良い茶飲み話になるわ」

グランドギドラ(タラスクス)「全テヲ支配スル力を持ちながら、有象無象の味方をスル愚カ者共メ・・・!」

ゆま「愚かで良いよ!ゆまは・・・魔法少女の皆とキョーコとキョーコの家族を守る!ゆまは・・・孤独なんかじゃない!!」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふーむ・・・これ以上なく、魅力的な提案をしたつもりなのだが、嫌だというのなら仕方が無い!諸君らを倒してから、その力の秘密をゆっくりと解明する事にしよう!」

ニコ「止めんか、気持ち悪い」

グランドギドラ(ファフニール)「あーあ・・・良いの?君達みーんな死んじゃうよ?もうないて命乞いしたって遅いよ?」

すみれ「私達は負けない・・・絶対に!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「それが返答か・・・残念だ。本当に残念だ!」

モンスターX「我らと敵対するか!それも良し!あくまで敵には降らない誇り高さは流石だ、戦士達よ!ならば我も敬意を表し、真の姿、真の力で相手をしよう!!」

モンスターXが歩み出て両手を地面に付いた。

さやか「な、何?」

杏子「両手付いてごめんなさいって訳じゃ無さそうだ」

モンスターX「ゴォオオオオオ・・・ギュィイイイイ・・・!!」

バサァッ!!

!?

カオル「モンスターXに・・・!」

里美「翼が・・・!」

モンスターXの背中から巨大なドラゴンのような翼が生えて来た。そしてあのバーニングゴジラのエネルギーを吸収した時と同じようにモンスターXの両肩の外殻、頭骨を半分に断ち割ったような形のそれが開き、左右それぞれ内側から、頭骨の無かった半分が生える。
そしてそれぞれ、首が長く伸び、頭骨は黒い外皮に覆われた竜の首へと変化していく。

モンスターX「グゥオオオオオオ・・・!!」

しかし、今度の変化はそれだけで終わらない。

グググ・・・ズシィン!!

中央の首も長くなって行き、身体は金色に変化し、一回り以上大きくなり、体重も大きく増して轟音と衝撃が走る。

ガガガ・・・ググググ・・・!

音を立てて変化するモンスターXの首と頭部。頭部は黒に赤いマグマのような模様が浮かび上がり首は更に長く伸びていく。そして頭部の付け根から後ろ向きに角が生え、更に頭部からそれより長い角が生えて来る。
尻尾は完全に2本になり、体色は首の部分も金色の変化し、遂に変身が完了する。

“帝王超怪獣 カイザーギドラ”

カイザーギドラ「ギュエエエエエエエエエエエ!!」

それはモンスターXの低い声ではなく、高いギドラ族特有の咆哮を上げた。
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/19(日) 02:29:55.94 ID:rHMdoF6+0
今日はここまでです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日!
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/19(日) 02:46:33.82 ID:jRMqFg9go
お疲れ様でした。

やれやれ。やっと戦闘開始したか・・・。
グランドギドラとの会話が長すぎてグダグダだったのに。
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/19(日) 12:31:05.06 ID:rRCkL8hSO
ついに役者が出揃ったか。カイザーのCVは飯塚昭三さんみたいな威圧感溢れる声がいいけど…、無理な戯言だけどねwwwwwww
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 00:30:46.67 ID:uiPGkD9f0
ロリこんばんは。休日だというのに進まない・・・。

>>828

あー・・・グダグダしてたのはごめんなさい。特に夢のシーンのところは面白くないだろうなーと書いてても辛かった・・・。

>>829

いあ、まだ現われる怪獣がいるよ。明日に出ます。

再開します。
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 00:33:09.55 ID:uiPGkD9f0
書き忘れ。

>>829

カイザーギドラの中の人は自分は、大塚芳忠さんをイメージしてる。
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 00:35:30.13 ID:uiPGkD9f0
まどか「あ・・・あ・・・あれが・・・!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!」

マミ「ギドラ族の王の本当の姿!!」

メカキングギドラ「ギシュゥウウウウウウ・・・!」

3本の太く長い首に3つの竜に似た頭部、空を覆う巨大な2枚の翼、巨体を支える強靭な4本の脚、ムチのような長い2本の尻尾。
やや人型に近かった今までの姿とは違う巨大3つ首竜のギドラ族らしい姿。

かずみ「そして本当の力・・・!!」

私達の背筋が、いや全身が、心が凍り付いた。恐怖に震える大気、絶望に揺れる大地。まるで地球そのものが怯えているように感じる。
この有り得ないほどに強大な気配。恐怖に全身がすくみ上がる。

カイザーギドラ「我が名はカイザーギドラ。ギドラ族の頂点に立つ王にして、宇宙の統一を目指すものなり!」

織莉子「あ・・・あぁ・・・あああ・・・!(やっぱりモンスターXが・・・この3つ首の怪獣だった・・・!あれは誰にも倒せない・・・!!解き放ってはいけない者が・・・現われてしまった)」

スーパーメカゴジラ「・・・」

?織莉子の様子が変ね。目を大きく見開いて酷くショックを受けているような・・・多分私も同じようになっているだろうけど、織莉子ほどじゃない・・・筈。

キリカ「お・・・織莉子!大丈夫!?」

織莉子「え、えぇ・・・」

キリカが織莉子を支える。

織莉子「(・・・何を弱気になっているの、私は!今まで私が見た未来を何度も変えてきた彼女がいる!!私も・・・何も成せないまま終わる気は無い!!)ほむらさん!」

ほむら「え?」

いきなり名前を呼ばれてちょっとびっくり。

織莉子「今回もお願いします!!」

そして私は口元に笑みを浮かべて答える。

ほむら「任せなさい」

バトラ「グギョオオオオオオオオン!!」

そして皆もあの強大な力に、動揺したものの、直ぐに戦意を取り戻し、既に変身しているモモと変身しないイカ娘を除いて、次々に魔法少女へ変身し直す。

カイザーギドラ「我が力を目の当たりにしても、退かぬか。ふふっ、だからこそ何千万年・・・いや、この姿になったのは1億年以上かも知れぬ。
久方ぶりに見せたのだ。そうで無くては意味が無い!さて・・・」

カイザーギドラは中央の頭部を命を失って倒れているバーニングゴジラの方へ向けた。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 00:36:27.81 ID:uiPGkD9f0
短いけど今日はここまでです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
それでは明日に!
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/20(月) 00:52:53.99 ID:Am+U2Y3Zo
お疲れ様でした。

まさか作者さん、カイザーギドラはデスゴジを自分の配下にしようって展開じゃないだろうな?
これだけはさすがに自分は反対だ!
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/20(月) 11:39:29.12 ID:IVbNYDfpo


ついにカイザーが・・・1億年以上昔に変身(?)するほどの相手がいたんだ・・・。
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/08/20(月) 14:43:56.73 ID:VKRuMkRU0
一体だれなんだ・・・
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/08/20(月) 21:41:57.58 ID:MpXdv5nDO
乙です。

カイザーの声のイメージが芳忠さんと聞くとゾイドのプロイツェン閣下(バトスト版のカッコいい方)みたいなイメージが浮かぶ。

デスゴジは悪堕ち洗脳で白目化かな……?
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 22:47:46.87 ID:uiPGkD9f0
ロリこんばんは。月曜って欝になるよね。

>>834

いあ、支配化には置かない。自分もそれはしたくないので、ここでもご都合主義全開で書きますた。

>>835

いたのです。勿論その辺は考えて無いので、何か凄い宇宙怪獣でもいたとか思っておいて下さい。

>>836

誰なんだろう・・・。

>>836

自分もプロイツェン閣下の声をイメージして書いてました。アニメ版の閣下も解りやすくて良かったけど、バトスト版の方がカッコいいね。

洗脳では無いかな。

再開します。
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 22:49:18.05 ID:uiPGkD9f0
マミ「何をする気なの!?」

カイザーギドラ「ほんの余興だ」

カイザーギドラの身体から金色の光の粒子が溢れ出す。あれは・・・量子化されたエネルギー。怪獣一体分を余裕で超える莫大な生命エネルギー。

まどか「!!」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「あの・・・あのエネルギーは・・・」

あいり「ゴジラの・・・さっき奴に吸われた赤いゴジラのエネルギーだ。私達の怪獣の持つエネルギーに近い質だから解る」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!」

そして量子化されたエネルギーが飛び込むように倒れている、生前は身体が燃え盛っていたゴジラに飛び込むように吸い込まれる。

ボォオオオン!!

!?突然、エネルギーを吸い込んだ倒れているゴジラの身体を中心に爆発が起こった。
それは金色の爆発だった。迸る閃光は金色。吹き荒れる爆風も金色。爆風は日が落ちて暗くなりつつある空を、暗く、重く世界を押し潰すように金色の闇に染め上げた。
何が起こったのか理解は出来ない。でも1つだけ解る事がある。それは今、辺り一帯に発散された強大な・・・最上級の怪獣に匹敵する程の巨大な気配。

かずみ「怪獣・・・!?」

そして怪異が現実の壁を越える。爆発が起こった場所、舞う土煙の向こうで巨大な影が揺らいでいる。
影は徐々に色彩を増し、質量を得て、存在を確固たるものにしていく。何万トンもの途轍もない質量の気配。

クレア「この現象は・・・!!」

エリーゼ「間違いないわ、これは・・・!」

ひより「怪獣顕現・・・!」

巨大な何かが、強大な力を秘めた何かが今、顕現しようとしている。

「怪獣顕現」

「くくくくく・・・ははははははは!あはははははははは!!」

ドォオン!!

再び衝撃波。空間が圧倒的質量に弾き飛ばされて爆砕する。瓦礫が吹き飛び、近くの建物が崩壊する。
急激な気圧の変動が、突風となって稲妻を伴って吹き荒れた。

あやせ「な・・・何よ、アレは!?」

モモ「・・・」ポカーン

まどか「何の冗談なの・・・何の冗談なのっ!これはっ!?」

杏子「落ち着け、まどかっ!!」

まどか「こんな・・・こんな事があるわけ無いよっ!!」

ほむら「・・・」

私達は魂を抜かれたように見上げる。今そこに現われた、圧倒的なその威容。破滅をもたらす為に光臨した“怪獣の王”を。
あなたは・・・さっき死んだ筈のあなたは・・・全身に殺気を纏い、まどかの相棒のゴジラに途轍もない敵意を放つあなたは。
吐き気を催すほどの憎悪と燃える殺気で世界を侵すあなたは・・・。

“最凶の怪獣王 ゴジラ”

織莉子「ゴジラ!?」
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 22:51:33.59 ID:uiPGkD9f0
修正



マミ「何をする気なの!?」

カイザーギドラ「ほんの余興だ」

カイザーギドラの身体から金色の光の粒子が溢れ出す。あれは・・・量子化されたエネルギー。怪獣一体分を余裕で超える莫大な生命エネルギー。

まどか「!!」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「あの・・・あのエネルギーは・・・」

あいり「ゴジラの・・・さっき奴に吸われた赤いゴジラのエネルギーだ。私達の怪獣の持つエネルギーに近い質だから解る」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!」

そして量子化されたエネルギーが飛び込むように倒れている、生前は身体が燃え盛っていたゴジラに飛び込むように吸い込まれる。

ボォオオオン!!

!?突然、エネルギーを吸い込んだ倒れているゴジラの身体を中心に爆発が起こった。
それは金色の爆発だった。迸る閃光は金色。吹き荒れる爆風も金色。爆風は日が落ちて暗くなりつつある空を、暗く、重く世界を押し潰すように金色の闇に染め上げた。
何が起こったのか理解は出来ない。でも1つだけ解る事がある。それは今、辺り一帯に発散された強大な・・・最上級の怪獣に匹敵する程の巨大な気配。

かずみ「怪獣・・・!?」

そして怪異が現実の壁を越える。爆発が起こった場所、舞う土煙の向こうで巨大な影が揺らいでいる。
影は徐々に色彩を増し、質量を得て、存在を確固たるものにしていく。何万トンもの途轍もない質量の気配。

クレア「この現象は・・・!!」

エリーゼ「間違いないわ、これは・・・!」

ひより「怪獣顕現・・・!」

巨大な何かが、強大な力を秘めた何かが今、顕現しようとしている。

ドォオン!!

再び衝撃波。空間が圧倒的質量に弾き飛ばされて爆砕する。瓦礫が吹き飛び、近くの建物が崩壊する。
急激な気圧の変動が、突風となって稲妻を伴って吹き荒れた。

あやせ「な・・・何よ、アレは!?」

モモ「・・・」ポカーン

まどか「何の冗談なの・・・何の冗談なのっ!これはっ!?」

杏子「落ち着け、まどかっ!!」

まどか「こんな・・・こんな事があるわけ無いよっ!!」

ほむら「・・・」

私達は魂を抜かれたように見上げる。今そこに現われた、圧倒的なその威容。破滅をもたらす為に光臨した“怪獣の王”を。
あなたは・・・さっき死んだ筈のあなたは・・・全身に殺気を纏い、まどかの相棒のゴジラに途轍もない敵意を放つあなたは。
凍れる憎悪と燃える殺気で世界を侵すあなたは・・・。

“最凶の怪獣王 ゴジラ”

織莉子「ゴジラ!?」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 22:52:04.49 ID:uiPGkD9f0
ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアウゥッ!!」

そのゴジラは、ゴジラ族・・・と言って良いのかどうかは解らないけれど、ゴジラだから全体的にはバーニングゴジラと同じだけれど、どちらかと言えばスマートな最強の怪獣王ゴジラに対してどっしりとした体型で、肩の位置がやや低くて首が長く、顔付きは不気味な印象を与える。
そしてこのゴジラは黒目と白目の部分が反転されていて、それがより恐ろしい印象を与える。

キリカ「何のつもりだっ!君はデスギドラの偽物で今度はゴジラの偽物なのかー!!」

デスギドラ「グァアアアアーーアアアーーアアアア!!」

そういえばデスギドラとカイザーギドラは4つ脚3つ首で似てるわね。カイザーギドラはの方が脚も長くて身体が大きく、首もデスギドラは前向きでカイザーギドラは上向きに付いているから、カイザーギドラの方が大きいけれど。

カイザーギドラ「この者もれっきとしたゴジラだ。言っておくが支配下においている訳では無いぞ。
只、我でも使者を蘇らせる事は出来ないのでな、生命としては不完全だ。どうやら完全な生命である貴公の相棒が憎くて堪らないらしい」

ああ、勝手に暴れさせてる訳ね。簡単に言うと暴走状態。何てスケールの大きい迷惑。ていうかギドラ族に敵意を向けて欲しいわ。

まどか「白々しい・・・あなたがそうしたんじゃないの!!」

カイザーギドラ「くくく・・・さてな?」

さやか「あんた・・・どうしてこんな事を!!」

カイザーギドラ「さっきも言ったであろう?余興だと。お主達ほどの強者とギドラ族の頂点に立つ我らとの戦いだ。
このくらいのものがあっても面白いとは思わんか?」

まどか「ふざけないで!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアーーッ!!」

まどか「マミさん!あのゴジラの相手は、私とこの子に任せてください!!」

マミ「鹿目さん・・・」

私はまどかは大人しそうに見えて、今や熱い性格をしているのは知っているけど、此処まで本気で怒っているまどかは、これまでのループでも初めてだわ。
でも、その気持ちは痛いほど解る。私もこの世界の魔法少女だから解る。
怪獣は私達にとってかけがえの無い戦友。半身のようなもの・・・と言っても過言では無いわ。
まどかはその半身の同族の命を賭けた戦いを穢し、弄ばれている事が許せないのね。

まどか「あなたは・・・私達が止めてあげる」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアーーッ!!」

ゴジラ(GMK)「ゴォルルルルル・・・!」
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/20(月) 22:53:46.66 ID:uiPGkD9f0
今日はここまでで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日!
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/21(火) 00:09:54.79 ID:TUIYweur0

なるほどこうやってGMKゴジを登場させたか
ゴジラVSデストロイアの前にゴジラVSゴーストゴジラってのが企画されてたのを思い出した
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/21(火) 10:30:01.66 ID:IyggEsAFo


このタイミングで最も凶悪なGMK・・・あれのソフビでサイズが大きくなったというか、
元に戻ったというかで結構お気に入りです。
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/08/21(火) 22:37:25.35 ID:vS+HEebDO
乙です。

GMKゴジラの登場で劇中のBGMが脳内再生されて興奮した!
FWゴジラとGMKゴジラは極端に体型が違うから対峙しているのを想像すると面白い画になるね。
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/21(火) 23:22:05.17 ID:UA1kskXB0
ロリこんばんは。今日は用事があって書く時間が無いです。すいません。

>>843

あのゴジラの中で一番恐ろしい姿をしているGMKゴジラが味方というのも・・・それはそれで燃えるんだけれども、やっぱり敵として出したいという訳でこういう登場に。
VSゴーストゴジラは企画だけされたみたいね。結構早く別の敵怪獣にしようとなったような。
原作のGMKゴジラの設定はゴーストゴジラと言っても過言じゃ無いと思う。このSSではどっちかっていうとゾンビゴジラだけど。

>>844

GMKゴジラは迫力があって強そうなので自分も好きです。でもやっぱり目は普通で良かったと思います。このゴジラだけ白目と黒目が反転って不自然。

>>845

あの絶望感を煽るBGM
FWゴジラは劇中で激しいアクションをする為に相当スマートだよね。同じ理由で逆襲ゴジラもスリム体型。逆にGMKゴジラは首が長いので頭部だけ見たら痩せ体型の印象があるけど、実際はキンゴジの次ぐらいにマッシヴなゴジラ。

では明日。
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/08/22(水) 20:40:10.35 ID:BvNutnxy0
VSデストロイア特報でVSゴジラも白目になっていたな
ニコニコお題:ゴジラ関連4、ttp://seiga.nicovideo.jp/bbs/sg24945/101-
118番にある。
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/08/22(水) 20:42:11.51 ID:BvNutnxy0
3丁目ゴジラはさすがにでないか、あれも一応白目だったり。
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/08/22(水) 20:47:29.43 ID:BvNutnxy0
ゴジラアンリーシュドに出てくる馬鹿でかいバーニングキングギドラ(180m)
もさすがにでないか。

いよいよクライマックス!
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/22(水) 23:44:39.96 ID:rQZ/o+TY0
ロリこんばんは。内容が進まない。

>>847

3丁目ゴジラは出ないなぁ。そういえば白目だったっけ。

>>849

アンリューシド欲しいけど持ってない。バトラが使えるPS2版が欲しい。
バーニングキングギドラは知らない・・・。何かでかいキングギドラらしいね。

再開します。
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/22(水) 23:48:36.10 ID:rQZ/o+TY0
マミ「さて・・・あの黄泉返ったゴジラは鹿目さんとゴジラに任せましょう」

織莉子「私達は・・・全員で他の相手しましょうか?」

グランドギドラ(テュポーン)「乱戦か」

グランドギドラ(ラハブ)「私はそれで良いわよ。さっさと纏めて片付けてやるわ」

グランドギドラ(ファフニール)「それも面白そうだけど、私としては皆に邪魔されずにあなた達と遊びたいにゃあ♪」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あたしもそれに賛成だわ。折角こーんな可愛い娘達なんですもの!じっくりゆっくりねぇっとりと味わいたいわねぇ!!」

こいつ本当にキモイわ。これだから変態は困るわね。

杏子「ちょっと待ってくれ、時間をくれ。数分も要らない」

カイザーギドラ「ふむ、良かろう。我は貴公らほどの戦士との出会いを1億年程も待ち続けた。その程度で良ければ待とう」

杏子「ありがとよ。あんたは敵だけど、話が解る所は嫌いじゃ無いよ。さて・・・モモ」

モモ「お姉ちゃん・・・」

杏子「今、あたし達は今までで間違いなく最強の敵と戦おうとしてる。あたしもモモを絶対に守ってやるなんて約束は出来ない。
だから、あたし達と戦うなら覚悟を決めろ。命を賭けろ。出来ないなら、シェルターに戻れ。
・・・今さっき魔法少女になった妹にこんな事を言うなんてあたしは最低な姉だな。軽蔑してくれても構わない」

モモ「ううん、私はお姉ちゃんが大好きだよ。世界で1番強くて優しくてカッコいい自慢のお姉ちゃんだよ。
お姉ちゃん、私も戦う。皆の為、地球の為に命を賭けて戦うよ。覚悟も私なりにしてるつもりだよ!
皆から見たら覚悟にもなって無いかも知れないけど・・・私お姉ちゃん達と一緒なら死んだって良い!」

ほむら「あなたは死なないわ。私が守るもの」キリッ

モモ「ほむらさん・・・」キュン

ほむら「ところで聞きたいのだけれど・・・」

モモ「はい」

ほむら「あなたの魔法衣のパンツは何色かしら?」

気になって戦いに集中出来ないわ。

モモ「え?」

杏子「黙ってろ変態」

あいり「こいつは・・・」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あ!あたしも気になるわね!」

グランドギドラ(ピュートーン)「黙っとれ」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/22(水) 23:49:08.11 ID:rQZ/o+TY0
杏子「解った、モモ。それならあたしは何もいう事は無いよ。・・・やるぞ」

モモ「うん!」

エリーゼ「水を差すようでごめんなさい。モモさん、あなた戦闘経験は無いのよね?」

モモ「はい」

エリーゼ「単刀直入に言うわ。戦闘経験が全く無いようじゃ、幾ら怪獣がアーマード・モスラでも足手纏いになるんじゃ無いかしら?
なってもあなたを助ける余裕は無いと思うわよ」

モモ「それは大丈夫です!私・・・何ていうか解るんです。ユウリさんの戦闘経験を私は継いでいるみたいなんです。だから・・・大丈夫です」

エリーゼ「そう、それなら良いわ。アテにするわよ」

モモ「はいっ!」

クレア「私は杏子さんは妹のモモさんが戦うのは反対すると思ったのですが」

杏子「あぁ、勿論反対だよ。でもな、相手の意見を尊重する事は大事だって、そうすれば解り合えるって教えてくれたからな」

さやか「ほむらは凄く良い奴だからね(変態だけど)」

クレア「あなたの所にお邪魔していた時、ほむらさんの話を沢山聞きました。その話の通り、ほむらさんは素晴らしい方のようですね。」

ほむら「惚れても良いのよ?」

杏子「変態じゃなきゃ多分惚れてる」

ほむら「私は変態じゃ無いわよ」

さやか「変態そのものでしょうが!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「我らとも解り合ってくれると嬉しいのだがな」

杏子「そいつは無理だ。さて・・・待たせたね。始めようか」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふむ、さっき魔法少女になったばかりの、その幼き子も戦うのかね?」

モモ「・・・」

モモはギドラ族を睨み付ける。

カイザーギドラ「ふふっ、強き意思を覚悟を秘めた良い目だ。我が保障しよう。貴公も間違いなく強い」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/22(水) 23:50:14.74 ID:rQZ/o+TY0
今日はここまでです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/23(木) 01:40:12.80 ID:3REUmB/vo
お疲れ様でした。
くっそー!またレス飛んでるじゃないかー!
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [/sage]:2012/08/23(木) 20:24:24.20 ID:r/v2xPNT0
ニコニコお題ゴジラ:85番に巨大バーニングゴジラの画像あるね。
http://seiga.nicovideo.jp/bbs/sg1492/81-

さて白目ゴジラに対しまどかがそう対処するのか楽しみだ。
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/23(木) 20:25:30.76 ID:3REUmB/vo
test
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/08/23(木) 20:26:20.04 ID:r/v2xPNT0
超巨大バーニングキングギドラでした、失礼。

もしかしてこのスレは/sageの必要ないのか
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/23(木) 22:17:00.75 ID:cPB3vyyT0
ロリこんばんは。今日は大分短いです。

>>854

こっちだと何か最近の速報のスレってこの投稿欄の表示に異様に時間が掛かる。それと関係する不具合かなぁ。

>>855

巨大バーニングキングギドラ見た。でけEEEEEEEEEE!!何これ!?大型の怪獣のデストロイアが小さく見える。
どう見ても身長180メートルどころじゃない。250メートルくらいある。首を伸ばしたらもっと高い。

期待に答えられるような戦闘にしたいです。

>>857

sagaを入れておけば大丈夫。

再開します。
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/23(木) 22:19:48.30 ID:cPB3vyyT0
マミ「さて・・・そろそろ始めましょうか?」

姉さんの両手にマスケット銃が精製されて握られる。

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうだな。時間を無駄にするのは止そう」

エリーゼ「ルールを決めましょう。互いに相手を決めて、私達はまどかさん以外基本2人2体1組でそちら1体と勝負する。
他の者は手出しをしない。そして勝ち残った者同士が戦う。それでどうかしら?」

あやせ「私は全部一度にかかって来ても文句は無いけど、まぁ、放映されてる事だし、皆にも見せ場をあげないとねぇ」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「あ゛!?調子こいてんじゃねぇぞ!!」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「奇遇だな。拙者も同じ事を考えていた」

こまち「へぇ!」

ニコ「流れ弾は?」

グランドギドラ(タラスクス)「避けらレヌ奴ガ悪い」

織莉子「では、それで異議なしって事でよろしいですね?」

グランドギドラ(ファフニール)「何でも良いから早く遊ぼうよー!!」

みらい「ボクも早く始めたいぜ!!」

カイザーギドラ「では、皆よ、散るが良い」

バッ!

私達26人と26体と敵のカイザーギドラと敵のゴジラ以外の12体は跳び、飛んで見滝原のあちこちに散る。
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/23(木) 22:23:40.18 ID:cPB3vyyT0
キリが良いのと続きは時間掛かるので、短いけど今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は長く投下する予定です。
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/23(木) 22:28:34.16 ID:3REUmB/vo
>>858
専ブラ使ってるからレスが飛ぶ。
862 :855 [saga]:2012/08/23(木) 22:39:58.40 ID:r/v2xPNT0
【ゴジラ】バーニングモンスターズパート3【アンリーシュド】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16579180

という動画に身長約180mと書かれていました。

恐らくこのゲームは、100m級怪獣を50mに縮小しているのではないでしょうか。
だからデストロイアが小さく見えるのが説明できます。

上記動画パート1によるとスペゴジの結晶を破壊することにより、すぺての怪獣がバーニングになるようです。

ユウリのスペゴジの結晶で味方怪獣皆バーニング化・・・はもうここまで話が来たら遅いか。

そもそもバガンもいないから巨大バーニングギドラを出す必要はないか。
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [saga]:2012/08/23(木) 22:41:52.86 ID:r/v2xPNT0
作者さん、ゆっくりでいいですから頑張って作ってください。
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/23(木) 22:53:11.64 ID:cPB3vyyT0
ちょっと859修正

×織莉子「では、それで異議なしって事でよろしいですね?」

○織莉子「では、それで異議なしという事でよろしいですね?」
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/23(木) 22:53:20.47 ID:3REUmB/vo
小さく見えるって、そもそも普通のサイズと建物がそのままで相手怪獣がパワーアップしてでかくなるだけじゃ無いのか?
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/24(金) 12:43:22.29 ID:b9zGBtaco
test
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/24(金) 23:47:39.36 ID:f+2OVRbz0
ロリこんばんは。モンスターアーツバーニングゴジラが出ますね!

>>862

じゃあ、設定では180メートルなんですかね。これはアレなんじゃ無いでしょうか。サイコガンダムやデストロイガンダムは設定身長は40メートルくらいなのに、アニメやゲームだとどう見てもその倍はある大きさになっているという。
バーニングギドラもそれと同じなんじゃ無いかなぁ。
味方怪獣バーニング化は無いですね。

>>863

ありがとうございます!頑張ります。

再開します。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/24(金) 23:48:54.34 ID:f+2OVRbz0
見滝原中心街付近

ほむら「・・・」

バトラ「・・・」

私は半壊して尚高い、別々のビルの屋上に着地しているバトラの近くのビルの屋上に立ち、目を閉じる。
長かった・・・本当に長かった。今まで何度も何度も繰り返し、戦い戦い戦い続け・・・体感時間では何年経ったかも解らない。
でも、ようやく此処で終わる。今まで間違いなく最強の仲間と最強の敵、最大規模の“ワルプルギスの夜”。此処が、今が私の旅の終着点にして、新たな旅の始発点
これまで沢山の世界の人々との出会い、別れが今の私を作った。沢山の人と出会ったから今の私がいる。
そして、前の世界の“マミ”“さやか”“杏子”がこの世界に私を導いた。そしてこの世界で多くの仲間・・・25人の魔法少女と多くの怪獣達と出会った。
絆は今もそこにある。私は・・・私達は必ず勝利を掴み取る!そして望む明日を・・・未来を見る!!

ほむら「・・・」

私は頭の“マミ”がくれたリボンにそっと触れて、目を開いた。私の隣には魔法少女になったばかりのモモがいる。そして頭上には滞空するアーマード・モスラ。

モモ「ほむらさん、良かったんですか?私なんかと一緒で・・・」

ほむら「言ったでしょう。あなたは私が守ると」

モモ「ほむらさん・・・はい!私も、ほむらさんを守ります!!」

散る時に杏子に目配せすると彼女は頷いてくれた。そして私はモモの手を取り、此処に来た。
そして私達と対峙する敵は・・・

グランドギドラ(ヴリトラ)「ほう・・・私の相手は君達か。時を操る魔法少女と幼き魔法少女」

ヴリトラという、他とは違う雰囲気を纏う金色のグランドギドラ。

ほむら「ええ、そうよ」

勿論、理由はある。

ほむら「私はあなたが特に気に入らない。この手で葬ってあげたいくらいにね」

グランドギドラ(ヴリトラ)「理由を聞いても良いかね?」

ほむら「エントロピーだとか長い目で見れば宇宙全体の得になるだとか、あなたはこの世界・・・いえ、違う次元や並行世界全てを含めた一番嫌いな奴と同じような事を言ったのよ。
そしてその上から世界を見下ろす目線・・・!そこもあの淫獣と同じ・・・!何なの、あなた達は?神にでもなったつもりなの?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「これでも誠意を持って話したつもりのだが」

ほむら「ええ、そうでしょうね。あなたは嘘は吐いていないわ。私達を受け入れてくれるというのも本心でしょうね。
だから、あなたが嫌いというのは、完全に私の勝手よ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「ふむ、成る程。最も私の相手は誰でも構わんがね」

ほむら「さぁ、無駄話は此処までにしましょうか?モモ、準備は良い?」

私は盾から30mm 砲ハルコンネンAME(対怪獣仕様)を取り出した。

モモ「はいっ!」

モモの両手から光が溢れ、それは質量を得てこの世界に存在を構築させ、それは注射器型のガトリング砲で、先端から針の銃口が多数出ている。

バトラ「ガギョオオオオオオン!!」

バトラがビルから飛び上がる。

アーマード・モスラ「ギィアアアアアアッ!!」

アーマード・モスラがヴリトラの方を向く。
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/24(金) 23:51:40.68 ID:f+2OVRbz0
見滝原中心街付近反対側。

キリカ「ちぇ・・・私はラスボスと戦いたかったんだけどなー」

デスギドラ「グアアアアアーーアアアアーーアアア!!」

キリカがガッガッ、と足を踏み鳴らし、左の隣でデスギドラが吼える。

織莉子「カイザーギドラはあの人達に任せましょう。私達の敵は彼女よ」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!」

キリカの右の隣には銀髪の魔法少女と銀色の機械獣。そして彼女達と対峙するのは銀色のグランドギドラ。

グランドギドラ(ティアマト)「何をふざけた事を・・・あなた達如き、あの方の手を煩わせるまでも無いのよ。そもそも私に勝てると思っているの?」

キリカ「楽勝なんだよ。あーあ・・・こーんなヘボいのが相手かぁ(さぁ、怒れっ!激怒しろっ!冷静さを失えー!!)」

グランドギドラ(ティアマト)「私はゴミ虫と話をするほど暇じゃ無いの。さっさと駆除させてもらうわ」

キリカ「だっ!誰がゴミ虫だぁああああああああ!?」

デスギドラ「グアアアアアーーアアアア!!」

激昂するキリカとデスギドラ。

織莉子「あなた達が激怒してどうするの・・・?」

スーパーメカゴジラ「・・・」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/25(土) 01:34:02.12 ID:VP7u19RD0
見滝原市街

さやか「こんな時まであたしに付き合ってくれて悪いね」

ミQB「良いよ。ボクは君といたかった」

見滝原のほぼ完全に廃墟と化した市街地。その道路の残骸に立つ魔法少女が2人。さやかは両手に剣を、ミキュベイは両手に銃剣を持っている。
その近くに宇宙サイボーグ怪獣ガイガンとオルガが立つ。

さやか「へぇ、あたしと?」

ミQB「君はボクにとってとても眩しい存在だ。ボクは何度自分の存在する意義に付いて悩んだか解らない。
でも、君は何時も迷わず皆を助ける正義の味方であろうとしている。殆どの魔法少女が鼻で笑うような事をね。
でも君は本気だ。魔法少女なんて伊達や酔狂で出来るものじゃない」

さやか「まぁ、あたしってバカだし」

ミQB「否定するほど間違っちゃいないね」

さやか「おい!」

ミQB「ふふっ、君ほど愚直という言葉が出会う娘に会ったのは初めてだ」

さやか「それって誉められてるの・・・?」

ミQB「一応ね」

2人と2体の前に黒い巨大な影が立ち塞がる。全身は闇のように黒い鱗で覆われているグランドギドラ。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「お主達か。拙者を相手に選んだ強者は。待っていたぞ」

さやか・ミQB「・・・!」

ニーズヘッグから放たれる気配は尋常ではない。カイザーギドラ程のプレッシャーは無いが、静か過ぎて不気味なオーラを持っている。

さやか「・・・別にこっちは待っちゃいなかったけどね」

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアアアーーイィッ!!」

ミQB「さっさと地球から出て行って欲しいね」

オルガ「ギギュウウウウーーウウウ!!」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「・・・」

ニーズヘッグはさやかとミキュベイの手に握られている魔法武器を見て、中央の首の口の両端を嬉しそうに吊り上げた。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ほう・・・お主達の得物はそれか。名を聞こうか、戦士よ」

さやか「あたしは美樹さやか!見滝原の平和を守る、正義の魔法少女だっ!!」

ミQB「ボクはミキュベイ。マギカに造られたインキュベーターであり、見滝原の魔法少女でもある」

それを聞いたニーズヘッグの左右の首の口から黒い光が出る。

さやか「引力光線・・・!?」

ミQB「いや、違う。あれは寧ろ量子化したエネルギーを使っての武器精製に近い」

そしてニーズヘッグの左右の口から出た光は質量を得て、長い黒い片刃の刀となった。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「さぁ、相手をしてもらうぞ、さやか、ミキュベイ、ガイガンの強化型に合成怪獣よ。究極の決闘の先にある、至高の輝きを拙者に見せてみろ」

左右の首の口から伸びる黒刃を構えるニーズヘッグ。

さやか「こいつも剣を・・・!それも口から・・・」

ミQB「やれやれ、これだから怪獣は非常識で困るよ」

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアアアーイッ!!」

オルガ「ギギュウウウウウーウウウウ!!」

さやかは剣を、ミキュベイは銃剣を、宇宙サイボーグ怪獣ガイガンは両腕の鎌をオルガは両手の長く鋭い爪を構える。
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/25(土) 03:14:52.27 ID:VP7u19RD0
見滝原公園

見滝原の公園に立つ白に近い銀色と鈍色の巨体、バルグザーダンとメカゴジラU、その肩に乗っているのはかずみとニコ。

かずみ「ニコが一緒に戦ってくれるんだね」

ニコ「ああ、私は何があっても君を守ると誓ったからね。安心して良い」

かずみ「うん!私もニコを守るよ!」

そして2人と2体と向かい合って立つのは灰色の巨大なグランドギドラ。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ほう!私の相手は君達かね。いやはや、ありがたい!
怪獣とのミュータントに機械とのサイボーグ・・・実に研究したい!解析したい!その力を解明したい!!」

かずみ「じょ、冗談じゃ無いよ!!」

バルグザーダン「ウォオオオーーウウウ!!」

ニコ「・・・かずみ」

かずみ「え?」

ニコ「これで最後かも知れないから、君に伝えて置きたい事がある」

かずみ「最後なんて言わないでよ・・・」

ニコ「万が一の為さ。私だって死ぬ気は無い。でも、君に知っておいて欲しい事なんだ」

かずみ「う、うん」

ニコ「私の本当の名は聖カンナ。この名は私がかつての仲間を助けられ無かった時に捨て、神那ニコを名乗っていたたけれど、仲間を守る今、この名を名乗ろうと思う」

かずみ「聖カンナ・・・カンナがニコの本当の名前」

カンナ「・・・あの日あの時、死んだ聖カンナ。今再び、仲間を守る為、望む明日を掴む為に黄泉返るとしようか」

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「それでは、かずみ君にカンナ君! “力”による議論を始めようか!議題は“どちらが正しいか”!自らの正しさを証明するには相手に勝つ事だよ!!」
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 00:58:55.59 ID:6MPCNEyY0
ロリこんばんは。昨日は休憩しようと思って寝転んだら、そのまま寝てしまいました・・・学習能力が無いぞ、自分。

再開します。
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 01:02:38.04 ID:6MPCNEyY0
見滝原郊外運河

見滝原の中心街から離れた郊外。そこを通る、怪獣が中で泳げるほどの巨大な運河。その運河を前に経つ、他とは一線を画す特異な形態の黄緑色と薄緑色の怪獣。
その近くにローブのような魔法衣を着た魔法少女と、フード付きの魔法衣を着た魔法少女。

海香「カオル、あなた良かったの?恋人のすみれと一緒じゃなくて」

カオル「いやー、独り者の海香が可愛そうでさぁ。私くらいしか他に付き合う人がいないんじゃ無いかと」

海香「リア充爆発しろ」

カオル「冗談だって。私は今、この決戦に一番の親友で、一番安心して背中を預けられる海香と挑みたいんだよ」

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

ラジンが同意するように吼える。

海香「幼稚園に入る前からだから、何だかんだであなたとの付き合いが一番が長いのよね。お互い適度に近くて、それ以上踏み込む事も離れる事も無かったわ」

カオル「長く付き合うには一番良い距離だったのかもね」

海香「そうね」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

シーガンが2人に警戒を促すように咆哮を上げる。

ドスゥウウウン!!

上空から青い鱗のグランドギドラが降下して来て着地する。

グランドギドラ(ラハブ)「あら、私を相手に選んだのはあなた達なの。賢いわね」

カオル「何がだよ?」

グランドギドラ(ラハブ)「私はニーズヘッグやテュポーンのような戦闘バカでも無ければ、コカドリーユとかファフニールみたいに敵をいたぶる趣味も無いの。苦しまずに逝かせてあげるわ」

海香「あんまり大口叩くと、後で恥をかく事になるわよ?」

海香が持っていた魔道書を槍に変形させる。

カオル「さぁ、ボコボコにしてやるよ!」

カオルが指をボキボキと鳴らす。

グランドギドラ(ラハブ)「何でも良いから掛かって来なさい」
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 02:09:51.57 ID:6MPCNEyY0
見滝原繁華街

普段は朝も昼も夜も喧騒に包まれていた“眠らない見滝原”である繁華街、この辺りでの戦闘は比較的小規模であった為、それ程損壊はしていないが、夜は消える事が無かった華美なネオンも今は1つも付いていない。
それは何時もの喧騒が無い事も加えて非常に寂しい印象を与える。

サキ「こんな時も君は私に付き合ってくれるんだな」

高いホビーショップが入っている雑居ビルの屋上でサキとみらいが並んで立っていた。

みらい「あったり前だろ!ボクはサキが大好きなんだからな!!」

ジャルム「グァーオオオオオオウ!!」

その近く、青い筋肉の塊のような身体の怪獣であるジャルムと、上半身はリクガメで下半身はエビに似た異形の怪獣のヴァグノザウルスが控えている。

サキ「・・・みらい、もし危なくなったら私を置いて逃げろ。君が逃げる時間くらいは稼いでやる」

みらい「嫌だ!サキを見捨てて逃げるくらいなら、一緒に死んだほうが良いぜ!!」

サキ「ふふっ、そうか。そうだな、君はそういう奴だったな。なら、一緒に勝って帰ろう。勝てるか、みらい?」

みらい「甘く見るなよ、サキ!余裕だ!!」

頼もしい。さて、奴は・・・」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「くたばれやぁあああああああ!!」

サキ「・・・!?いかん!避けろ、ヴァグノザウルス!!」

ヴァグノザウルス「!!」

超音速で迫る緑色の横向きに迫る巨大竜巻を、ヴァグノザウルスは尻尾を地面に叩き付けてエビのように跳んで辛うじてかわす。

サキ「くっ!」

みらい「うわわっ!」

同時にサキとみらいも別の建物の屋上に飛んで避ける。横向きの巨大な竜巻は軌道上の建物や道路を粉砕し、巨大な破壊の跡を残した。

サキ「奴か!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ちっ・・・避けやがったか。人間とそれに飼われてる怪獣の分際でやるじゃねぇか」

竜巻がサキ達の前の空中で縦向きになって滞空し、爆ぜる。そして中から邪悪な雰囲気を纏った緑色の3つ首の怪獣が現れた。

みらい「いきなり奇襲たぁ、舐めた真似しくさるじゃねぇか!!」

ジャルム「グァーオオオオオオ!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「今ので楽に終わらせようと思ったのによぉ。つか僕の方に来んじゃねーよ、面倒くせぇ。
そもそもテメェら人間なんて下等生物は僕らの言う事聞いときゃ良いんだよ、家畜が」

サキ「何をふざけた事を言ってるんだ、小僧」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「んだとぉ!?」

サキの“小僧”という言葉は、ヴィーヴルの怒りに油を注いだ。このヴィーヴルというグランドドラは身体の大きさこそ、他のグランドギドラと変らないが、言動が子どもなのだ。そう、ワルガキと形容するのが相応しい。
実際、ヴィーヴルはグランドギドラ達の中でも最も年少だった。とは言っても5千万年以上生きてはいるが。こういった子どもは子どもと呼ばれると酷く腹を立てる。
それを見抜いたサキはヴィーヴルを小僧と言って挑発した。勿論、サキにも彼を挑発する事の良し悪しくらい解る。だが、それでも彼女は黙っている訳にはいかなかった。

サキ「私達は家畜じゃない、人間だ」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「へ・・・へへ、良いぜ。僕を怒らせるって事は、よっぽど死にたいらしいな・・・。
面倒くさいから、何もしないで他が終わんのを待とうかと思ってたけど止めだ。あーあーあー、ムカつく、クソムカつく!ぶっ解体(バラ)してやる」

みらい「カルシウム不足か?バランスの良い食生活を心がけた方が良いぞ!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ウゼェんだよ、チビ。そろそろケリ付けさせてもらうぜ!死ね!今すぐ死ね!」

サキ「みらい!ジャルム!来るぞ!ヴァグノザウルス!行くぞ!」

みらい「へっ、ようやくボク好みの戦いになって来やがった!!」

サキが乗馬鞭を、みらいが大剣を構える。

ジャルム「グァーオオオオオオオオウ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 03:17:22.07 ID:6MPCNEyY0
修正

×頼もしい。さて、奴は・・・」

○サキ「頼もしい。さて、奴は・・・」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 03:18:18.73 ID:6MPCNEyY0
見滝原住宅街

見滝原のまどかの家やさやかが住んでいるマンションのある住宅街、そこに家よりも遥かに巨大な山のような怪獣と水色のやや小柄な怪獣が家を踏み潰し、轢き潰して進む。

ゆま「サトミと2人きりって言うのはこれが初めてかなぁ?」

その超巨大怪獣の頭の上に、ネコミミ帽子のある魔法衣を纏った幼女、ゆまが乗っていた。

里美「そうね、よろしくね、ゆまちゃん」

そしてやや小柄な怪獣のバルガロンの肩に里美が乗っている。

ゆま「うん!でもサトミはオリコと一緒が良かったんじゃ無いの?」

里美「そうだけど、戦闘だとお姉様とずっと一緒にキリカちゃんの方が良いからね。私は大人だから、譲ってあげたの」

ゆま「ふーん、そういうのが大人なんだー」

里美「でも、ゆまちゃんも杏子ちゃんと一緒じゃないのに我慢してるじゃない」

ゆま「我慢って程でもないよ。それにキョーコはあの凄く強い奴と戦うから仕方無いよ」

里美「杏子ちゃんが安心して戦えるように、私がゆまちゃんを守るね」

ゆま「ゆまが里美を守るんじゃ無いの?」

里美「もう生意気言っちゃって」

楽しそうに話す2人。その2人と2体の前に、黒くなりつつある空から舞い降りる白いグランドギドラ。

グランドギドラ(ファフニール)「こーんばんわー♪」

ゆま「出た!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

グランドギドラ(ファフニール)「あたしの相手をしてくれるのは君達なんだねぇ。へー・・・魔法少女の中でも特に可愛い娘だね。
こーんな可愛い娘達をこれから好きにいたぶれるなんて興奮しちゃあう♪」

里美「簡単に私達を倒せるなんて思わないで!!」

ゆま「勝つのはゆま達だよっ!」

ゆまがハンマーを、里美がネコヘッドが先端に付いた杖を構えた。

ビオランテ「ビャーオオオオオオオオウゥ!!」

バルガロン「フィーファアアアアアア!!」

グランドギドラ(ファフニール)「良いよ良いよー。その強い目!すぐに絶望に染めてあげるね!」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 03:19:59.93 ID:6MPCNEyY0
今日は此処までで。
それでは明日!
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/26(日) 03:24:00.52 ID:JmeFT7Ebo
お疲れ様でした。
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 23:31:47.52 ID:6MPCNEyY0
ロリこんばんは。まどかマギカオンラインって今日稼動だっけ。露骨な集金に見えるが、果たして・・・。

再開します。
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 23:34:15.46 ID:6MPCNEyY0
874の修正から。

×超音速で迫る緑色の横向きに迫る巨大竜巻を、ヴァグノザウルスは尻尾を地面に叩き付けてエビのように跳んで辛うじてかわす。

○超音速で迫る青銅色の横向きに迫る巨大竜巻を、ヴァグノザウルスは尻尾を地面に叩き付けてエビのように跳んで辛うじてかわす。

×そして中から邪悪な雰囲気を纏った緑色の3つ首の怪獣が現れた。

○そして中から邪悪な雰囲気を纏った青銅色の3つ首の怪獣が現れた。
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/26(日) 23:36:07.45 ID:6MPCNEyY0
見滝原ビジネス街

地上からの高さ200メートルから300メートル近い高層ビルが並ぶ見滝原のビジネス街。
今はここでも起こっていた戦闘で殆どが半壊、或いは倒壊し、巨大な廃墟と化していた。

その半壊したビルの上に立つ身長70メートルの赤い翼竜と倒壊したビルの上に半漁獣が圧し掛かかっている

あやせ「やれやれ・・・成り行きとはいえ私達が人類とか地球を救う為に戦う事になるなんてね」

赤い翼竜ファイヤーラドンの足元に立つあやせ。

ルカ「私達はほむらさんやまどかさん達の為に戦っているだけですけどね。結果としてそうなるだけです」

半漁獣ダガーラの近くのビルの上にルカは立っている。

あやせ「そうね。私達を捨てた両親も見てるのかなぁ、放送」

ルカ「興味ありません」

あやせ「ま、それもそーね・・・ねぇ」

ルカ「ええ、来ますね」

そしてビジネス街の闇に染まりつつある空に巨大な影が現れる。

グランドギドラ(テュポーン)「ほう・・・俺の相手は貴様らか」

緑色の巨体が2人と2体の前に、半壊した高層ビルを踏み潰しながら降り立った。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアアアアーーッ!!」

グランドギドラ(テュポーン)「一応聞くが、貴様らは強いのだろうな?」

あやせ「はぁ?私達が強いかって?マギアで最強の双子魔法少女コンビに向って何を聞いてるの?」

グランドギドラ(テュポーン)「貴様らは・・・確かあやせとルカとか言っていたか」

あやせ「ルカ!」

ルカ「あやせ!」

あやせ・ルカ「ユニゾン!!」

2人は互いに向って跳び上がり、そして魔法少女への変身を解除しながら叫ぶ。あやせがファイアレッドのソウルジェムを左手に、ルカがアイスブルーのソウルジェムを右手に、それぞれ指輪から宝石の形状にして持って横に構えた。
そして2人の身体とソウルジェムが量子化して光の粒子となって解けながら融け合う。そして光の粒子は1人の魔法少女となった。
左手にあやせの護拳付きサーベルソード、右手にルカの護拳の付いた刀を持、魔法衣の左側はあやせの白いドレス、右側はルカの赤いドレス。彼女はテュポーンの前の半壊したビルの上に立ち、右手の刀をテュポーンに付き付けて宣言する。

あやせルカ「私はあやせでもルカでも無い!貴様を倒す者だ!!」

グランドギドラ(テュポーン)「成る程、少しは楽しめそうだな」

グランドギドラは左の首を下段に、右の首を上段に構える。首が腕なら、それは拳法家を思わせる構えだった。
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 00:20:53.35 ID:5OKDHuYh0
見滝原霊園付近

広い墓地がある、見滝原の霊園。神聖的であるこの場所の近くに護国の聖獣が2体、バランとギドラ、天と地の護国聖獣が飛んで来て地響きを立てて着地する。
そしてそれぞれの上から跳び下りる魔法少女が2人。

こまち「さて・・・1匹はこっちに来た筈だけど・・・何処かしら?」

こまちが薙刀片手に辺りを見回してもグランドギドラの姿は無い。

ひより「こ・・・こまちちゃん・・・こ、ここここここ、此処お墓だよ・・・」ガクガクブルブル

こまち「それがどうしたの・・・って、ひより、まだ墓場が怖いの?」

ひよりは“天の神”という伝説に語られている存在と一緒にいるからか、幽霊とかそういう類の話の存在を信じてしまう方だった。

ひより「だだだだだだだだって・・・怖いものは怖いんだもん!物理的に破壊とか殺害出来ないなんて怖過ぎるよ!!」

但し、その怖がり方は世間一般の女の子とは少々ズレていた。

こまち「はぁ・・・お化けなんていないわよ。いたとしても、見滝原の為に戦う私達を応援してくれるから安心しなさい」

ひより「う、うん・・・」

???「幽霊はいなくても・・・」

突然、地の底から唸るような声が聞こえて来た。

ひより「ひぃっ!」ビクッ

こまち・バラン・ギドラ「!?」

???「ゾンビはいるわよぉおおお!!」

いや、本当に地の底、地面の下から聞こえて来ている。そして目の前の地面を地中から突き破り、紫色の巨体が現われた。

グランドギドラ(コカドリーユ)「なーんちゃって!あたしよー!」

こまち「出たわね、変態!」

バラン「ギャエエエエエエエーーウゥ!!」
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 00:21:44.44 ID:5OKDHuYh0
こまち「ひより!ギドラ!いくわよ!・・・ひより?」

こまちはひよりが返事をしないのを疑問に思って名前を呼ぶ。

ギドラ「キュイイ」

こまち「何よ?」

ギドラの呼ぶ声に応えて後ろを向く。

ひより「・・・」

ひよりは気絶していた。

こまち「寝ている場合じゃ無いのよ!起きろー!!」バシバシバシバシ!!

気絶しているひよりに連続ビンタ。

ひより「・・・はっ!」

気が付くひより。

こまち「起きた?今から決戦よ、決戦!寝てどうすんのよ!?」

ひより「う、うん・・・ごめん、ひよりちゃん(何かほっぺが痛い・・・)」ジンジン

グランドギドラ(コカドリーユ)「あらぁ、気絶しちゃうなんて可愛いわぁ!食べちゃいたいくらい!」

こまち「あなたが言うと冗談に聞こえないわね」

グランドギドラ(コカドリーユ)「だって冗談じゃ無いもの。うふふ・・・美味しそうだわぁ・・・」

こまち「・・・こいつ気持ち悪いわね・・・バラン!速攻で片を付けるわよ!!」

バラン「ギャエエエエエエエーーゥ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「さぁ、遊びましょう。たぁっぷり可愛がってあげるわね」

ひより「結構だよ!」

ギドラ「キュイイイイイイイ!!」
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 00:23:37.80 ID:5OKDHuYh0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日に!
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 23:03:56.88 ID:5OKDHuYh0
ロリこんばんは。おりマギの発売日は9月12日だそうですね。

再開します。
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 23:05:08.94 ID:5OKDHuYh0
見滝原岸壁

見滝原の港がある所からは離れた、海に面した岸壁、その上に60メートルの巨大な烏賊と330メートルの巨大な8つ首の竜、そして2人の少女が立っていた。

イカ娘「侵略者は私だけで十分なのでゲソ!すみれ!あの調子に乗っているグランドギドラとか言う奴をギタギタしてやろうじゃなイカ!!」

すみれ「うん、そうだね。私達が守らないと・・・地球は悪の手に沈んじゃう」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエエエ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!!」

2人の相棒であるヤマタノオロチとゲゾラがグランドギドラに出て来いと吼える。

グランドギドラ(ピュートーン)「おー、来たか来たか」

その威圧するような咆哮に答えるのは、それとは裏腹に明るく気さくな女性のもの。岸壁の下から赤い巨大な3つ首の怪獣が飛び上がって現われ、2人と2体の目の前に着地する。

グランドギドラ(ピュートーン)「いやー、この星の海はホンマ綺麗やなぁ、つい見惚れてしもたわ」

イカ娘「おお!お主、海の美しさが解るとは良い奴でゲソ!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「これは是非うちらのもんにしたいわぁ」

イカ娘「やっぱりこいつ悪い奴でゲソ!海は誰のものでも無いでゲソ!支配するなんて、間違ってるでゲソ!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「そうかいな?力あるもんが全てを手に入れ、支配する。力無いもんを煮こうが焼こうが食おうが思いのまま。世の中そうやって成り立ってんねやろ?
こういうのあんたらの間で何て言うんやったっけ?焼肉定食?」

すみれ「弱肉強食だよ・・・」

グランドギドラ(ピュートーン)「やったっけ?まぁ、そんなんはどうでもええ」

すみれ「自分から振ってぶった切った!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「で、あんたらうちの相手なん?でかいイカに8本首のヘビ・・・これまた変り種が来たもんやなぁ」

イカ娘「3本首で尻尾が2本のお主に言われたく無いでゲソ!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「で、ホンマにやるんかいな?」

すみれ「え?」

グランドギドラ(ピュートーン)「うちらグランドギドラは、超怪獣ギドラ族の中でも、突然変異で特別に強大な力を持って生まれた存在や。
確かにあんたらは強い。正直、此処までの連中が存在してたなんて思わんかったわ。それでもや。あんたらはうちらに敵わん。悪い事は言わん。今の内に降伏しとき。
あんたら無駄死にしとう無いやろ?うちもな、無駄に暴れてこの星の価値を下げとう無いんや」

すみれ「その問いに私がYESと答えると思ったの?見くびらないで!勝ち目が無いなら、それを必ず掴んで見せる!私は、大事な人達と、愛する人と望む未来を勝ち取って見せる!!」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエエエーー!!」

イカ娘「舐めるんじゃ無いでゲソ!お主なんて楽勝でゲソ!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「・・・まぁ、そう言う思とったけどな。ならしゃーない。覚悟しぃや!うちらを敵に回した事・・・後悔せんとき!!」

すみれ「後悔なんてする訳無いよ!私の選んだ道、天地神明に誓って恥じる事無し!!」

すみれが薙刀を構える。

イカ娘「さぁ、私達の力、この自惚れてる奴にたっぷりと教えてやるでゲソ!!」

触手を伸ばすイカ娘。
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 23:34:42.30 ID:5OKDHuYh0
見滝原山間部

山間部の、サンダービーム作戦用マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムのある付近からは離れた場所の暗い空を進むダークブルーグレーと黒金色の巨体。

エリーゼ「あなたとの付き合いも長いけど、こんな時まで一緒なんてね、クレア」

ダークブルーグレーの怪獣、護国聖獣である海の神メガロの上にはエリーゼ。

クレア「そうね。地球の運命を決める日に、それも決めるのも私達で私はあなたと一緒だなんて感無量だわ」

黒金色の機械の怪獣、護国機獣、機龍ブラックの上にはクレアが乗っている。

エリーゼ「私こそ嬉しいわ。あなたとなら不可能なんて無いと思えて来る」

クレア「必ず勝ちましょう」

エリーゼ「ええ。見えて来たわね」

2人の視界に茶色い、山の上に仁王立ちする3つ首の怪獣が見えて来た。

メガロ「ジュエエエエエエエーーッ!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオオン!!」

2体は脚を下に向け、2人の魔法少女は跳び下りて、高い木の枝に降りる。メガロと機龍ブラックは地響きを立てて着地する。

グランドギドラ(タラスクス)「・・・来たカ」

クレア「ええ、待ちましたか?」

グランドギドラ(タラスクス)「俺は無駄話ハ嫌いダ。サァ、決着を着けルゾ」

エリーゼ「あら、話が早くて良いわね。メガロ、この戦いを終わらせるのよ!」

メガロ「ジュエエエエーーッ!!」

クレア「行くわよ、機龍!」

機龍ブラック「ギオオオオン!!」
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/27(月) 23:36:49.70 ID:5OKDHuYh0
今日は此処までで。
では明日!
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/27(月) 23:39:02.55 ID:SfJeY0bNo
お疲れ様でした。
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/28(火) 00:00:21.68 ID:NCNX8ogBo

鉄板のコンビに混じってここならではの組み合わせがあるのが面白いな
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/28(火) 00:25:45.32 ID:bBjwVDHw0

その組み合わせ各々に対するグランドギドラの反応も好きだ
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/28(火) 23:46:41.69 ID:ypA4Ql0+0
ロリこんばんは。トータル・イクリプスが思ったより面白いですね。

>>890

実はゆまと里美とかはコンビを組ませるキャラが他で合わせてしまって、残ってしまった者同士とかもあったりする・・・。

>>891

グランドギドラが普通に話すのは変かなと思ってたけど、こうしないとキャラ付けが出来ないので喋ってもらってます。
いい感じになってたみたいで良かった。

再開します。
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/28(火) 23:50:42.74 ID:ypA4Ql0+0
見滝原中心街

見滝原の中央にして、経済的にも人工的にも外観的にも技術的にも中心となっていた場所。
その場所に、金と銀色、赤、青と紫色の巨大な怪獣が並び、3体に向って立つ3つ首の金色の更に巨大な怪獣。
そして3体の怪獣と共にあるのは金と赤と赤紫の魔法少女。

あいり「やっぱりこいつの相手は私達しかいないね」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

杏子「ああ、魔王サタンの化身、黙示録の竜を教会の娘のあたしがぶっ倒す。こういうの、好きだろ、マミ?」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

マミ「ええ、この上なく信頼出来る仲間と共に、最強最後の敵に戦いを挑む・・・最高に震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!おおおおおっ!!刻むぞ血液のビート!!サンライトイエローのオーバードライブ!!私とあなた達が一緒にいる!!もう何も怖くない!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

メカキングギドラ、デストロイア、スペースゴジラが全身にパワーを漲らせ、それが溢れて稲妻のようにバチバチと体表を走り、閃光となって外部へ迸る。

カイザーギドラ「我が一族の改造強化型に人類の造り出した最高の破壊生物、そして限りなく低い偶然により生まれた究極の戦闘生命体、そしてそれを共にある強者達・・・我は強い者が好きだ。特に貴公らのように、何かを守る為振るう力は、真の強さだ。相手にとって不足は無い・・・いや、最高と言える。
どれ程貴公らほどの存在を待ち望んだ事か・・・!!」

金色の竜。金色の魔王。金色の皇帝。3つ首の視線がマミとメカキングギドラ、杏子とデストロイア、あいりとスペーズゴジラをそれぞれ射抜く。それに負けじと3人と3体も視線で射抜き返す。
地球で最強の3人の魔法少女と3体の怪獣、それを戦場という舞台で迎えるのは最強の宇宙怪獣。最強対最強。
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/29(水) 00:51:16.90 ID:iRAadguU0
見滝原の中心街からさほど遠く無い場所に、2体の怪獣の王が向かい合って立っていた。

ゴジラ(FW)「・・・」

ゴジラ(GMK)「・・・」

最強の怪獣王と最凶の怪獣王。こちらは最強対最凶。

まどか「ゴジラ・・・!!」

最強の怪獣王ゴジラの肩の上でまどかが敵のゴジラに怒りと悲しみを含めた視線を向ける。

???「そう・・・この子はゴジラ、私と同じ生まれ堕ちた存在である、ゴジラ」

まどか・ゴジラ(FW)「!?」

その声は最凶の怪獣王ゴジラの肩の辺りから、幾重にも木霊して響き渡った。

まどか「だ・・・誰!?」

良く見れば最凶の怪獣王ゴジラの肩の上に誰かが立っていた。この距離ではどんな容姿をしているのか判別できない。
しかし、それは・・・血の色よりも更に暗く、例えるなら溶岩のような紅い人影だった。

???「機嫌はどうかな?オリジナル、そして慄然たるキングオブキングオブモンスター」

響く声は少女のもの。それはまどかが・・・いや、まどかだけでは無い。ほむらも、マミも、さやかも、杏子も良く知った声だった。

まどか「(ううん・・・良く知ってるなんてものじゃない。だって、だって、あの声は・・・)」

まどかが魔翌力で視力を強化する。その少女の姿が見えて来た。

まどか「!?」

その姿を確認した瞬間、予感が事実となり、まどかの顔は驚愕に染まる。

???「初めましてだね、鹿目まどか様に最強の怪獣王ゴジラ」

再び少女の声が響き渡る。ちょっと幼い感じの口調。その無邪気さがまどかには逆に不気味だった。

まどか「何・・・何なの・・・あなた!?」

その少女の姿は・・・まどかと鏡写しのように同じ姿だった。いや、少し違う。彼女の色は
、明るいライトピンクでは無く、暗いダークレッドだった。
髪も、ショートツインテールを結ぶリボンも、魔法衣も、右手に握られた弓の先端の花も、溶岩のような暗い紅。
そして不気味なのが目で、最凶の怪獣王ゴジラのように黒の部分が白く、白目の部分が紅黒い。

マドカ「私は・・・鹿目まどか。特別な魔法少女、あなたの複製だよ?お姉ちゃん」

まどか「ふざけないで!!」

マドカ「容姿や力はあなた。でも、本質は魔法少女の宿す怪獣に近い存在だよ。その子はちょっと違うけどね」

ゴジラ(FW)「グルルルルル・・・」

まどか「え・・・?」

マドカ「解らない?魔法少女って基本は身体に怪獣を封入して、生命力を供給してるよね?
私はそれとは逆に、怪獣に封入された魔法少女、生命力をこの子に供給してもらって生きてるの」

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアウ!!」

まどか「どうして私と同じ姿・・・ううん、どうしてそんな事を・・・?」

マドカ「さぁ?カイザーの粋な計らいって奴じゃないのかな?」

まどか「私と・・・戦うの?」

マドカ「何を当たり前の事を。この子は不完全な生命、そしてこの子から生命力を貰う私も当然、不完全。
だから、完全な生命で、沢山の人達に愛されるあなたが憎くて憎くて堪らないの」

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアアアウゥ!!」

マドカからまどかへ、最凶の怪獣王ゴジラから最強の怪獣王ゴジラへ浴びせ付けられる猛烈な敵意、殺気、憎悪。

まどか「何て哀しい子達なんだろう・・・なら、私達がその哀しみを断ち切ってあげる!!」

ゴジラ「グガァアアアアアアーーアアアアアッ!!」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/29(水) 00:53:19.57 ID:iRAadguU0
カイザーギドラ「それぞれ準備は整ったようだな」

周囲の戦闘開始の気運を感じたカイザーギドラが中央の首を上へ向けて、金色の輝く巨大な球体を上空へ打ち上げた。

杏子「な、何だ?」

マミ「あれは・・・超高密度のエネルギーの塊だわ!」

あいり「何をするつもりだ?」

バァン!

そしてそのエネルギーの塊は上空で破裂。量子化されて光の粒子となり、見滝原の各地に散らばった。

まどか・マミ・杏子・あいり・ゴジラ(FW)・メカキングギドラ・デストロイア・スペースゴジラ「!?」

そして近くのまどかと最強の怪獣王ゴジラ、3人と3体の元へ光の粒子が跳んで来てその身体に吸い込まれた。

まどか「こ、これって・・・」

マミ「回復してる!?」

4人と4体の身体が完全に回復していた。グリーフシードで回復していたとはいえ、昨日の夜から一睡もせずに戦い続けた事から来ていた疲労も、魔翌力を温存する為に放っておいた多少の傷も、魔法衣の少しの破れも、戦闘開始から何も口にしていなかった事から来る空腹も喉の渇きも、完全に治っていた。
全身には力が満ち溢れ、気力、体力共に万全の状態に完全回復していた。見滝原の他へ散った量子化されたエネルギーも、魔法少女とその相棒である怪獣に吸収され、完全回復させている。

杏子「何のつもりだ?」

あいり「ハンデのつもりか?舐めてるのか?」

カイザーギドラ「否、貴公らを強者と認めているからこそ、全身全霊を込めて戦って欲しいと思ったまで。さぁ、回復してやったぞ。全力でかかって来るが良い」

マミ「じゃあ、遠慮なく行こうかしら!」

メカキングギドラ「ギシャアアアアアーーアアアアア!!」

杏子「中々粋な事をしやがるじゃねぇか」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

あいり「そうか、そんなに全力でぶっ殺して欲しいのか。望みどおりにしてやるよ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラが吼えると、周囲に次々と尖った巨大な結晶が地面を突き破って生えて来る。
そしてカイザーギドラは、周囲で固唾を飲んで見守る、ゴジラ族、モスラ族、ギドラ族を始めとする敵味方全ての怪獣や、味方の怪獣と共に敵の怪獣戦っていた軍人達、インキュベーター、シェルターに避難している住民、BSデジタルQのレポーター・・・他全てに向けて宣言する。

カイザーギドラ「天よ!叫べ!!地よ!唸れ!!海よ!咆哮せよ!!始まりは終わりを告げ、終わりが始まりを告げるっ!今ここに決戦の時、来たるっ!!」

カイザーギドラは発する電磁波に似たものでTV曲や放送衛星をジャック、見滝原各地の光景を世界へ向けて流す。

カイザーギドラ「さあっ!!刮目せよっ!!明日の太陽は、我らか彼女ら、どちらかの為に昇るっ!!」

皇帝超怪獣の宣言の元、最終決戦の火蓋が切って落とされた。
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/08/29(水) 00:55:09.72 ID:iRAadguU0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
それでは明日!
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/29(水) 01:09:04.17 ID:WfN5wcFOo
乙です
GMKゴジラ側のまどかはやはりまどかが魔女化した者だろうか
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/29(水) 01:39:04.34 ID:6l0o/JJgo

マミさんが某スレの影響受けとるな
マミ杏あいりとか最強じゃねーかって感じだがこの状況だと逆に負けフラグな気が……
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/08/29(水) 02:54:50.93 ID:1DC2ikNy0

最強対最凶と言うと・・・
それにしても帝王がどこかの大魔王様を彷彿とさせる構え取りそうだな
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/29(水) 23:19:06.69 ID:iRAadguU0
ロリこんばんは。

>>897

いあ、魔女化というかコピーかな。そしてオリジナルを殺そうとするのはお約束。

>>898

マミさんのはこの熱血マミさんに好きそうなネタを言わせてみたかったのです。
このSSでは負け、勝利フラグには意味無いよ。でもラスボスに主人公以外が挑むって時点で・・・。

>>899

最強対最凶でググったら仮面ライダーカブトのサブタイが出て来た。まぁ、語呂も良いから誰でも考え付くよね。
その大魔王様の台詞を参考にさせて頂きました。でもあの構えはしないよ。

再開します。
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/29(水) 23:21:37.51 ID:iRAadguU0
見滝原中心街付近

ほむら「今のは・・・」

モモ「回復・・・したのでしょうか?一体、何が・・・」

私とモモとバトラとアーマード・モスラに光の粒子、量子化されたエネルギーが飛んで来て吸い込まれて、私達の放っておいた多少の傷や、魔法衣の破損なども完全に治り、直った。
それは良いのだけれど、戦闘を開始しようとした所でこうなって虚を突かれた感じだわ。思わず手も脚も止まる。

ほむら「こんな事をする奴なんて、あいつしかいないわ」

バトラ「ああ、カイザーギドラの奴だろうな」

え・・・?

ほむら「バトラが・・・」

モモ「しゃ、喋った!?」

バトラと私は・・・魔法少女と相棒である怪獣は、互いに言葉は解らなくとも、パートナー同士であれば、口調やどんな人称を使っているかは解らないけど、何を言いたいかは解る。
でも、今、私ははっきりと滞空しているバトラの声を聞いた。あのモンスターX、いえ、カイザーギドラとグランドギドラが紡いだ術により見た夢で一緒だったバトラと全く同じ声で、言葉も解る。
しかも、モモにも聞こえたという事は、今までの意思疎通と違い、私にしか解らない訳では無いらしいわね。それも、グランドギドラやカイザーギドラと同じで口を動かして言葉を発しているのではなく、量子通信のチャントに近いようね。

アーマード・モスラ「これは、カイザーギドラがエネルギーと共に私達に与えた能力なのでしょうか?」

滞空中のアーマード・モスラの言葉が聞こえる。包み込むような優しさがある、大自然のように穏やかな女性の声だわ。

グランドギドラ(ヴリトラ)「そうだ。あの方らしい」

ほむら「どういうつもりなのかしら?」

グランドギドラ(ヴリトラ)「カイザーはこの上なく諸君らを評価している、という事だ。あの御方に此処まで良く思われることが、どれ程光栄な事か・・・」

バトラ「解らないな」

アーマード・モスラ「ええ、私は産まれて10年程ですが、あなた方のように種族全てが傲慢な生物は見た事がありません。
私は感じる事が出来るのですが、この宇宙の星々における生物の大絶滅の原因は、その半数があなた方、ギドラ族が行った大虐殺・・・!!」

な・・・なんですって!?

モモ「そんな・・・従うものはエネルギーの供給源にして、従わないもの、不要なものは皆殺しするなんて・・・そんなの酷過ぎるよ・・・」

グランドギドラ(ヴリトラ)「傲慢か、確かにそうなのだろうな。しかし、それ程の力を持つ種族でありながら、成体になるのに10年もかからぬとは、恐るべきものだな。
諸君らの存在はやはり危険だ・・・我らの仲間にならぬというのなら、排除させてもらおう!」
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/29(水) 23:22:39.59 ID:iRAadguU0
ほむら「どんなに強大な力を持っていても、世の中には決して思い通りにならないものがある事を私達が教えてあげるわ」

グランドギドラ(ヴリトラ)「ならば我らも教えてやろう。いかなる強大な力を持っていようとも、この宇宙には決して抗ってはならぬ存在がいる事を」

モモ「私達がこの地球の全ての命を守る!!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「命?並みの生物など、等しく我らの家畜か排除対象に過ぎん!全てを支配出来る力を持ちながら、家畜の味方をする愚かさを身を持って知るが良い!!」

金色のグランドギドラ、ヴリトラの左右の首の口がバトラとアーマード・モスラに向けて開かれる。
その中で凶悪に金色に燃える輝きが見える。

アーマード・モスラ「まずいですよ!迎撃を・・・!!」

バトラ「言われずとも解っている!!」

アーマード・モスラの両複眼が青く輝き、バトラの頭部の角でバチバチとエネルギーがスパークする。

グランドギドラ(ヴリトラ)「ギシュアァーウウウウウウウ!!」

閃光が炸裂した。キングギドラよりもずっと太い・・・見るだけで解るわ。比較にならない威力を持った引力光線が発射された。

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

アーマード・モスラ「ギィアアアッ!!」

辛うじて迎撃が間に合い、バトラが両眼からプリズム光線を、アーマード・モスラは額の単眼から青いクロスヒートレーザーを撃ち出し、それぞれ引力光線にぶつける。
でも・・・

モモ「も、もたないみたいです!!」

バトラとアーマード・モスラを破壊せんとする金色の光線。2体の光線が押され、滞空していた2体は光線を撃ち続けながら後退する。
プリズム光線とクロスヒートレーザーの力が急速に衰えていくのが実感出来るわ。

ほむら「これ程の威力だなんて・・・!!」

バトラは全力でプリズム光線を撃った筈、アーマード・モスラも同じでしょう。
限界を超えた紫と青の光線が、金色の光線に引き裂かれる。同時にその金色の光線が、バトラとアーマード・モスラに猛威を振るう。

ドォオオオオオオオオン!!

2体は爆発に包まれた。

バトラ「ガギョオオオオオオン!?」

アーマード・モスラ「ギィアアアーー!?」

巨体が吹っ飛んで轟音と土砂を上げて地面に落ちた・・・。

ほむら「っ!」

モモ「きゃあっ!」

3万トンと2万トンという超重量の怪獣の落下は地面に衝撃を走らせ、私達の立つ建物を揺るがす。

バトラ「くっそ・・・!」

アーマード・モスラ「何ていう力・・・!」

舞う土砂煙の中から2体が起き上がって飛び上がる。良かった、無事みたいね。突破されたとは言っても、光線がギリギリまで功を奏したらしく、大したダメージは受けていないわね。でも、あんなのを何度も食らったら・・・!

グランドギドラ(ヴリトラ)「・・・」

ヴリトラは微動だにしていない。引力光線の光と熱の残光を纏いながら、威圧するように私達を見下ろしている。それでも微塵の隙も見せていない。
こいつ・・・強いわ!力があるだけで無く、油断も無い。

グランドギドラ(ヴリトラ)「諸君らを舐めて掛かる程私は愚かでは無いのでね。侮りはしない。慎重に、そして全力で行かせてもらうぞ」
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/29(水) 23:24:37.41 ID:iRAadguU0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日!
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/29(水) 23:38:11.56 ID:WfN5wcFOo
乙です
まあ、やっぱり本来は怪獣は人語をしゃべっちゃ駄目だな。

更新あったから見てみたもののまたレスが飛んでるよ。あくまでこのスレはまどマギとゴジラだけのSS作品だし、
文字はライ○ーや他の特撮や作品のワードはNGにしてるからそう言う発言は辞めてもらいたい。
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/30(木) 23:12:29.36 ID:zuuUfjNo0
ロリこんばんは。

>>904

口で喋ってるんじゃ無いけど駄目かな。モスラ3ではモルがモスラとエリアス語?で会話してたりしたんだけど。まぁ、何時ものご都合主義という事で。
ライ○ーとかは駄目なの?解ったです。

再開します。
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/30(木) 23:14:43.46 ID:zuuUfjNo0
ほむら「モモ!手を!!」

モモ「は、はい!」

私は左手をモモに差し出し、モモが私の左手を右手で握る。

ほむら「時よ、止まれ!!」

盾のギミックを作動させ、時間を止める。

モモ「こ・・・これは!?」

私とバトラとモモと、アビリティキャンセラーを誰かが使っているとしたらその娘以外の全ての時間が止まる。

ほむら「時間を止めたわ。手を離したらあなたの時間も止まってしまう!今の内にあいつに向って撃ちまくって!」

私は右手だけで何とかハルコンネンを撃つ。大火力の反動が砲身を跳ね上げる。そして横に振って廃莢、弾を入れ替えて連射する。狙いは凄く甘くなってしまったけど、相手は身長140メートルもある巨大怪獣。命中はするわね。
魔力を込めたこの砲弾はキングギドラの鱗や硬い筋肉を吹き飛ばすほどの威力がある。
それを狙いが甘いとは言え20発ほど撃ち込んでやれば無事で済む訳が無い。
並みの、いや、並みの怪獣で無くとも粉微塵に粉砕する事ができる筈。

モモ「はいっ!」

モモもすかさず左手に持った注射器型ガトリング砲をヴリトラ向けて連射する。

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

飛び上がったバトラもプリズム光線を両眼から連続放射。そして私達の撃った弾と光線は、ヴリトラ向けて一定時間飛んでから静止する。

ほむら「そして時は動き出す」

そして撃つだけ撃って時間停止を解除。ハルコンネンは盾に仕舞う。

ほむら「これでどれくらい効くかしら・・・え?」

バトラ「なっ・・・!?」

モモ「え・・・えええええええっ!?」

ヴリトラに向って飛んだ、弾丸と光線は・・・ヴリトラの身体を・・・すり抜けていった。
ど・・・どうして!?ヴリトラは光線や弾丸を無効化出来るとでも言うの!?

アーマード・モスラ「騙されないで下さい!彼はこちらです!!」

アーマード・モスラが飛び上がり、180度方向転換、振り向く。

アーマード・モスラ「ギィアアアアアアッ!!」

そして額の単眼から鎧・クロスヒートレーザー・・・鎧って付くらしいわね。それを発射する。

グランドギドラ(ヴリトラ)「流石だな」

それが命中、私達の背後の何も無かった空間から、金色の巨体が現われた!今、アーマード・モスラが撃った鎧・クロスヒートレーザー。
それは命中したように見えた。でもその体表に命中する直前辺り、何か透明な壁、バリヤーのようなものに鎧・クロスヒートレーザーが当たってぶつかり、バリヤーを突破するにはした。そして爆発、したけれど威力の大半が削がれてしまってダメージにならない。
ヴリトラの金色の鱗は、バリヤーによって威力を大幅に落とされたとはいえ、何て硬い鱗なの!?
しかもグランドギドラはバリヤ能力まで持っているなんて!キングギドラと同じ感覚で戦ったら瞬殺されるわね。
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/30(木) 23:16:05.97 ID:zuuUfjNo0
モモ「じゃ、じゃあ、前にいたのは・・・!?」

既にそちらには何も無かった。

バトラ「幻を作って、自分は姿を隠していたのか・・・!」

グランドギドラ(ヴリトラ)「如何にもその通り。我は“光のヴリトラ”。光を屈折させ、自分の姿を別の場所に映し出したり、隠したり出来るのだよ」

つまり、正面から引力光線を撃って、私達の目が向こうに向いて無かった時に幻影を作って姿を隠していたって事ね。
ヴリトラが私達に向って3つの口から超威力の引力光線を掃射する。

バトラ「ガギョオオオオオン!!

アーマード・モスラ「ギィアアアアアッ!!」

バトラとアーマード・モスラは羽ばたいて上に飛んで避けて、更に空中で高速旋回する。

グランドギドラ(ヴリトラ)「ギシュアァーウウウウウウウ!!」

それを首を動かして引力光線で狙う。私達の方にも跳んで来る。

モモ「きゃああっ!」

ほむら「大丈夫」

私は左腕でモモを抱えて、その場から跳び退いた。私達の立っていた建物が粉々に粉砕される。私は跳びながら右手で対怪獣大型拳銃ジャッカルを盾から取り出して、ヴリトラに向けて撃つ。
今度は狙いを付けて、目や翼の皮膜など脆弱そうな部分に向けて連射。でも、これじゃバリヤーを撃ち破るだけの威力は無かった。

モモ「ああっ・・・!」

ほむら「・・・」

空しく食い止められ、消滅する。つまりは・・・そういう事ね。あのバリヤーをどうにかしないと・・・怪獣弾を撃ち込む?ディメンション・タイドを使う?バトラのプリズム・スパーク・アタックかアーマード・モスラのエクセル・ダッシュ・バスターを決める?
でも、怪獣弾はさほど弾数が無いし、ディメンションタイドは一度撃つと次弾発射に1時間掛かる。
プリズム・スパーク・アタックもエクセル・ダッシュ・バスターも使用時の隙が大き過ぎてそのまま使っても簡単に避けられてしまって手痛い反撃を食らうでしょう。
何にせよ確実に決めないと、こっちの勝ち目が無くってしまう。モモにも何か強力な攻撃があれば良いけど、モモの力の元になっているユウリは治癒型の魔法少女だったみたいだし、そんな超強力な一撃は期待しない方が良いでしょう。
あったとしても、モモは把握して無いでしょうし。

ほむら「うーむ・・・」

私はモモを抱えて避けまわりながらどうするか考える。何か無い?あの金ピカ野郎にアマノシラトリとムーバを確実にぶち込む手段は、或いはディメンション・タイドで綺麗に吸い込んでやる方法は、プリズム・スパーク・アタックかエクセル・ダッシュ・バスターを極める作戦は。

モモ「か、勝ち目はあるんですか?」

ほむら「無くは無いわ。今は反撃よ。放すわよ?」

モモ「は、はい!」

私は建物の影に入って、奴の視界から隠れてからモモを放し、右手にハルコンネン、左手にシャッカルを持ち、建物を天井をジャッカルで撃って壊して上に跳び出す。
戦って何とか方法か隙が出来るのを見付けるしかないわね。
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/08/30(木) 23:18:29.90 ID:zuuUfjNo0
キリが良いので今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/30(木) 23:42:40.47 ID:5OB82acYo
乙です

はて、グランドギドラにそんな能力あったかな?
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/31(金) 05:00:59.15 ID:chPIOIASo
全部量産型同一スペックじゃ見ててもダレるしいいんじゃね
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 02:56:26.00 ID:fVLKMGbl0
ロリこんばんは。遅くなってすいません。

>>909

無いけど、勝手に付けた。同じだと戦闘がワンパターンになっちゃうので。

>>910

書いててもダレちゃうというか、面白くならないというか・・・そんな理由でそれぞれに能力を付けた。

再開します。
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 02:57:50.49 ID:fVLKMGbl0
見滝原中心街付近反対側

グランドギドラ(ティアマト)「・・・」

スーパーメカゴジラ「・・・」

デスギドラ「・・・」

銀色の機械獣と黒色の3つ首竜が銀色の3つ首竜に相対する。互いに睨み合う。

織莉子「・・・」

キリカ「むー・・・」

スーパーメカゴジラとデスギドラの前では織莉子とキリカが立っていた。

グランドギドラ(ティアマト)「意外ね。折角完全に回復したのだから、頭の悪そうなあなたと私の同族はすぐ仕掛けて来ると思ったのだけれど」

キリカ「やっかましいよ!」

デスギドラ「どんな力を持っているか解らないあんたに無策で突っ込むほど馬鹿じゃない件」

グランドギドラ(ティアマト)「まぁ、良いけれどね」

スーパーメカゴジラ「何故お前からは仕掛けて来ない?」

スーパーメカゴジラとデスギドラも量子通信に近い会話能力を獲得している。

グランドギドラ(ティアマト)「私に、いえ、私達グランドガーズに敗北は許されない。今すぐ戦っても恐らく私が勝つけれど、負ける可能性も0ではないわ。仕掛けないのはより確実に勝つ為よ」

織莉子「待っているのですか?何を?」

グランドギドラ(ティアマト)「さぁ?それくらい自分で考えたら?」

キリカ「ん?ん〜・・・?誰か援軍が来るのを待っている?でも、周りにはそこら中にキングギドラもガイガンもいるし・・・あ、ひょっとして、他のグランドギドラが勝ってこっちに来るのを待っているとか!?」

グランドギドラ(ティアマト)「勝ち残った者同士で戦う、そうルールを決めたでしょう。それはまだ勝敗が着いていない戦いには手を出さないという事」

デスギドラ「へー、そうか。てか、こっちが決めた約束を守ってくれるんだな、意外」

グランドギドラ(ティアマト)「私はともかく、カイザーや他のグランドギドラはあなた達を認めているわ。
それに仲間であるニーズヘッグやテュポーンの意思も汲んでいるの。だから私もそのルールに従う」

キリカ「ふーん、意外に淑女?なんだね」

グランドギドラ(ティアマト)「私はあなた達家畜とそれの家畜になった動物との約束なんて守る必要は無いと思うのだけれどね」

デスギドラ「んだとぉ!?あー、やっぱお前敵だわ!!許さんお!話を戻すが何を待っているんだよ!?
いや、そもそも待っているのか!?只でさえ頭の悪い俺にこんなムズカシイ疑問を持たせやがって!死ね!!」

キリカ「萌やし尽くし、いや、燃やし尽くして切り刻んでやんよ!!」

スーパーメカゴジラ「あんな安い挑発に乗るな」

織莉子「(このまま時間を稼いで、何か向こうに得がある事があるの?待っているとしたら、このまま時間が過ぎる事で起こる変化のはず。
時間が過ぎて変るもの、それがあるとすれば・・・何?)」

織莉子は周囲を見渡す。既に太陽は沈みつつあり、周囲は暗闇に覆われつつある。街の電力は既に供給されていない。
防衛軍の多少の照明はあるとはいえ、夜になったらほぼ完全に真っ暗になるだろう。
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 02:59:10.92 ID:fVLKMGbl0
織莉子「(もしかしたら・・・)」

織莉子はハッとなる。そして周囲に5メートルほどもある巨大な水晶を多数現出させる。

織莉子「スーパーメカゴジラ!攻撃開始よ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラは口からメガバスター、両肩の砲からはメーサービームを放つ。

キリカ・デスギドラ「え?いきなりっすか?」

グランドギドラ(ティアマト)「・・・」

ティアマトは冷静に上空へ飛び上がってメガバスターとメーサービームを回避する。その上空へ逃げたティアマトを織莉子の操る水晶が追う。

織莉子「キリカ!」

キリカ「任せんしゃーい!!」

キリカが両手のカギ爪に大量の魔力を込め、大きく振りかぶる。

キリカ「バーチカルカッター・ウルティマ!!」

キリカがカギ爪を振るう。カギ爪に纏われていた魔力が剥離され、紅く輝く三日月状の刃となって飛ぶ。
それは飛ぶ間に急速に巨大化し、長さ50メートルもの大きさとなって、織莉子の水晶に追われて飛ぶティアマトに前から迫る。しかし銀色のグランドギドラはやはり冷静に、キリカの放った刃をギリギリまで引き付けて首を下に向け、急降下して避ける。
織莉子の水晶は前から飛んで来たキリカの刃に切断されて爆発する。
そして地面に向って飛ぶティアマト前にデスギドラが迫る。

デスギドラ「かかったな、アホが!!」

グランドギドラ(ティアマト)「っ」

ティアマトは両翼を一羽ばたき。身体を首を上にして縦にしながらデスギドラから離れるべく後退する。が、遅い。デスギドラが3つの口を開け、その中では凶暴に燃える炎が見える。

キリカ「かりゅーじゅーげきほー!!(火龍重撃砲)」

デスギドラ「グアアアアアーーアアアーーアアア!!」

ゴバァアアアアアア!!

口から放射された火炎はその巨大さゆえに、3つが繋がって一塊になり、周囲の建物や道路、瓦礫が一瞬で融解して蒸発する。
デスギドラとティアマトの間の空間が昼よりも明るく照らされ、影を作る。これまで多数の怪獣を消し炭に変えた火龍重撃砲がティアマトに迫る。どうやっても避けようが無いタイミング。
超高熱の巨大火炎はティアマトを覆い尽くし焼き尽くす筈だった。

グランドギドラ(ティアマト)「ギシュアァーウウウウウウ!!」

それに対してティアマトは着地して、着地すると、足から地面に吸い込まれていく。いや吸い込まれるというよりは、まるで地面など無いかのように、その下へ降りるように自分の地面の中へ入って行った。
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 03:00:43.32 ID:fVLKMGbl0
織莉子・スーパーメカゴジラ「!!」

キリカ・デスギドラ「なっ・・・!?」

そして火龍重撃砲はティアマトには触れず、ティマトが入って行った後の地面を融解し、蒸発させる。

キリカ「やったの?」

デスギドラ「いんや、手応えは無かった。どうやら奴は地面の下に潜った訳じゃ無いらしい」

織莉子「(地面に潜った訳じゃ無い・・・ひょっとすると・・・!)」

スーパーメカゴジラ「奴は何処に消えた・・・!?」

スーパーメカゴジラがモニターだけで無く、動体センサーと音源センサーを駆使して周囲を調べる。

グランドギドラ(ティアマト)「此処よ」

スーパーメカゴジラ「!?」

デスギドラが地面を燃やした事で起こった炎、それによって出来たスーパーメカゴジラの足元の影の中から銀色のグランドギドラが飛び出した。

グランドギドラ(ティアマト)「ギシュアーウウウウウウウウウ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

そして下から突き上げるように体当たりし、よろめくスーパーメカゴジラの両肩に左右の首で噛み付いて組み付く。

キリカ「離れろぉーっ!!」

キリカが両手のカギ爪を伸ばして跳びティアマトの首を切り落とそうとする。
しかし、その前にティアマトはスーパーメカゴジラを離して羽ばたいて跳んで距離を取る。

織莉子「今のは・・・影から影へ移動した・・・!?」

デスギドラ「奴と戦う前に言っておくっ!俺は今奴の能力をほんのちょっぴりだが体験した。い・・・いや・・・体験したと言うよりは全く理解を超えていたのだが・・・・・・。
あ・・・ありのまま、今、起こった事を話すぜ!
“俺は奴の前で火龍重撃砲を撃ったと思ったら、何時の間にかスーパーメカゴジラの足元から出て来ていた”。な・・・何を言ってるのか、解らねーと思うが、俺も何をされたのか解らなかった・・・。
頭がどうにかなりそうだった・・・。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じて無ぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・」

グランドギドラ(ティアマト)「正確には光の無い暗闇から暗闇へ移動したの。それでもっと時間が経って、周囲が完全に闇に沈めば、どうなるかなんて説明するまでも無いでしょう?この私“闇のティアマト”に光の差さない場所で敵うものなど存在しない」

今夜は雲が多い。あまり月明かりは期待できそうに無い。

キリカ「なん・・・だと・・・?」

織莉子「そういう事でしたか・・・」

スーパーメカゴジラ「成る程、ギドラ族の王の側近の力は伊達では無いという事か」

グランドギドラ(ティアマト)「のんびりしていて良いの?間も無く夜になって完全な暗闇に包まれるわよ」

織莉子「キリカ!スーパーメカゴジラ!デスギドラ!攻勢に出るわよ!!」

キリカ「おk!そっちの方が私達らしいしねっ!!」

デスギドラ「グァアアアアーーアアアーーアアアアア!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオオン!!」
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 03:03:06.61 ID:fVLKMGbl0
修正



織莉子・スーパーメカゴジラ「!!」

キリカ・デスギドラ「なっ・・・!?」

そして火龍重撃砲はティアマトには触れず、ティマトが入って行った後の地面を融解し、蒸発させる。

キリカ「やったの?」

デスギドラ「いんや、手応えは無かった。どうやら奴は地面の下に潜った訳じゃ無いらしい」

織莉子「(地面に潜った訳じゃ無い・・・ひょっとすると・・・!)」

スーパーメカゴジラ「奴は何処に消えた・・・!?」

スーパーメカゴジラがモニターだけで無く、動体センサーと音源センサーを駆使して周囲を調べる。

グランドギドラ(ティアマト)「此処よ」

スーパーメカゴジラ「!?」

デスギドラが地面を燃やした事で起こった炎、それによって出来たスーパーメカゴジラの足元の影の中から銀色のグランドギドラが飛び出した。

グランドギドラ(ティアマト)「ギシュアーウウウウウウウウウ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

そして下から突き上げるように体当たりし、よろめくスーパーメカゴジラの両肩に左右の首で噛み付いて組み付く。

キリカ「離れろぉーっ!!」

キリカが両手のカギ爪を伸ばして跳びティアマトの首を切り落とそうとする。
しかし、その前にティアマトはスーパーメカゴジラを離して羽ばたいて跳んで距離を取る。

織莉子「今のは・・・影から影へ移動した・・・!?」

デスギドラ「奴と戦う前に言っておくっ!俺は今奴の能力をほんのちょっぴりだが体験した。い・・・いや・・・体験したと言うよりは全く理解を超えていたのだが・・・・・・。
あ・・・ありのまま、今、起こった事を話すぜ!
“俺は奴の前で火龍重撃砲を撃ったと思ったら、何時の間にかスーパーメカゴジラの足元から出て来ていた”。な・・・何を言ってるのか、解らねーと思うが、俺も何をされたのか解らなかった・・・。
頭がどうにかなりそうだった・・・。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じて無ぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・」

グランドギドラ(ティアマト)「正確には光の無い暗闇から暗闇へ移動したの。それでもっと時間が経って、周囲が完全に闇に沈めば、どうなるかなんて説明するまでも無いでしょう?この私“闇のティアマト”に光の差さない場所で敵うものなど存在しない」

今夜は雲が多い。あまり月明かりは期待できそうに無い。

キリカ「なん・・・だと・・・?」

織莉子「そういう事でしたか・・・」

スーパーメカゴジラ「成る程、ギドラ族の王の側近の力は伊達では無いという事か」

グランドギドラ(ティアマト)「のんびりしていて良いの?間も無く夜になって完全な暗闇に包まれるわよ」

織莉子「キリカ!スーパーメカゴジラ!デスギドラ!攻勢に出るわよ!!」

キリカ「おk!そっちの方が私達らしいしねっ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオオン!!」

デスギドラ「グァアアアアーーアアアーーアアアアア!!」
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/01(土) 03:05:38.01 ID:fVLKMGbl0
遅くなったし、今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は多分、早めに再開します。
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/01(土) 03:19:32.73 ID:9BYJBcd2o
乙です
>>914,915のデスギドラの台詞がポルナレフの改変かぁ
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/02(日) 00:32:35.01 ID:bJ/WEpgK0
ロリこんばんは。果たして全部の戦闘シーンを書ききれるのだろうか・・・。

>>917

その通り。デスギドラがそのネタ台詞を言ってるだけだけどね。

再開します。
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/02(日) 00:36:50.72 ID:bJ/WEpgK0
見滝原市街

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「さて・・・お主らの実力で、拙者を満足させる事が出来るか?」

地響きを起こし、黒いグランドギドラが左右の首の口から伸びる長大な黒色の刀を携え、宇宙サイボーグ怪獣ガイガンとオルガ、その近くのさやかとミキュベイに迫る。

さやか「それは見てのお楽しみだね!(ハイパー・ジェノサイド、エアスラッシュ・バースト、ツインエアスラッシュ・バースト・・・あいつにもダメージを与えられそうな技は幾つかあるけど・・・攻撃前の隙がでか過ぎて、普通に使っても絶対当たってくれないよねぇ)」

ガイガン(FW)「(さやか、こうなったら、一か八かアレをやるか?)」

言語能力を得た宇宙サイボーグ怪獣ガイガンからさやかにチャントが来る。

さやか「(アレ、ねぇ・・・良いよ!やろうか!失敗したら・・・)」ニヤッ

ガイガン(FW)「(確実に死ぬけどな!)」ニヤッ

さやかとガイガンは獰猛な笑みを浮かべる。

ミQB「?さやか、何をするつもりだい?」

さやか「まー、見ててよ!このさやかちゃんの超必殺技を!!」

ガイガン(FW)「冥土の土産に拝ませてやるぜ!!」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ほう?何をするつもりだ?」

オルガ「技の使用は宣言しない方が良いと思うのは俺だけ?」

さやか「ちょーっと危ないから、ミキュベイとオルガは離れて見ててね!行くぞー!!」

さやかは宇宙サイボーグ怪獣ガイガンに向って跳びあがる。同時にミキュベイとオルガは後ろに跳躍して距離を取る。

ジャキン!ガシャン!!

両手の剣に魔力を送ると剣は巨大化、柄が長くなり、その先の刀身部分が巨大化し、合わせて左右それぞれ50メートル程の長さになり、刃の縦の長さも8メートルほどになる。

さやか・ガイガン(FW)「イグニッション!!」

さやかは宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの胸部の下辺りに密着する辺りまで跳ぶと、身体を中心とした、刃の無い部分で宇宙サイボーグ怪獣ガイガンのその周りを滑るように高速で回転する。
刃の無い部分だけが宇宙サイボーグ怪獣ガイガンに当たっているので、相棒を切ってしまうような事は無い。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアアァーーイィッ!!」

そして中心の宇宙サイボーグ怪獣ガイガンが腰の後ろのブースターを噴射して立体的に回転を始める。

さやか「(更に隠し味〜!エアブースト!!)」

ドッ!

さやかは同時に巨大な魔力の風を発生させ、自分の動きを加速させ、宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの動きも加速させる。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「むぅ・・・!」

さやか・ガイガン(FW)「エアシュレッダー・バースト!!」

ギャゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

立体的に回転する宇宙サイボーグ怪獣ガイガン、その身体の横向きに巨大化させた剣を持って高速回転するさやか。その回転速度は音速を超え、さやかの両手の剣、宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの両腕の鎌、頭部の刃状の角、尻尾の先端のブレードなどの部分が大気との摩擦で空気を発火させ、あたかも巨大な火の玉のようになった。
そしてそれに触れたものを、いや、触れなくても発する風の刃で周囲の建物の残骸や道路を切る、というよりは粉状に削るように切り刻んでいく。それがニーズヘッグに迫る。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「・・・」

流石に堪らず後退するニーズヘッグ。ニーズヘッグの体表のバリヤーに風刃が当たって音を立てている。

オルガ「あの複雑な動きは・・・太陽と遊星の歯車と同じかな」

ミQB「そうだね。中心の太陽歯車にあたるガイガンが立体的に回転する回転する事で、遊星歯車のさやかの剣は予測しにくい軌道を可能としているよ。
しかも魔力風で加速され、超音速に達した回転力は絶大な攻撃力と防御力を実現しているね」

オルガ「攻防一体の大技という訳か。凄いな、さやかとガイガンは・・・」

ミQB「(これで倒せれば良いけど・・・)」

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「・・・」

後退するニーズヘッグ。そこには微塵も慌てた様子は無い。

ミQB「(この大技が通じるのかな・・・?)」
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/02(日) 02:53:41.47 ID:bJ/WEpgK0
グランドギドラ(ニーズヘッグ)「成る程、恐ろしい速度だ。発想も中々に面白い。だが・・・幾ら高速回転したところで、刃の数は変らん!」

ニーズヘッグは左右の首の刀を構える。中央の首の恐るべき動体視力が超音速で複雑に回転する宇宙サイボーグ怪獣ガイガンを捉えた。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「拙者は“刃のニーズヘッグ”。剣戟戦において拙者に勝とうなどと思わぬ事だ!」

さやかと同期して回転する宇宙サイボーグ怪獣ガイガンを捉え、そのメタルブルーの巨体に向けて、刃を袈裟斬りに振るう。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ギシュアァーウウウウウウゥ!!」

そしてその刀身は、確かに宇宙サイボーグ怪獣ガイガンを切り裂いた・・・かに見えた。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「何!?残像!?」

しかし、ニーズヘッグが切り裂いたのは宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの残像だった。

バアアッ!!

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアアイッ!!」

宇宙サイボーグ怪獣ガイガンは既にさやかを肩に乗せて脚と尻尾を上に向けて上空へ飛び上がっていた。そしてニーズヘッグの膝の辺りでさやかの持っていた巨大化させた2つの剣が柄の部分で繋がり、回転して纏わりついている。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ギシュアァーウウウウウウ!?」

纏わり付く剣が押さえ付けてニーズヘッグの動きを封じる。

さやか「剣の動きに同期して回転してたあたし達がエアシュレッダーの回転圏から出るのは簡単だけど、突っ立ってたあんたが回転圏に入れば、剣のジャイロ効果でその場に固定されるのよ!!」

ガイガン「そこがテメェの死に場所だ!!」

さやかが宇宙サイボーグ怪獣ガイガンの肩から跳んで魔力の大風を作って放つ。それに乗る宇宙サイボーグ怪獣ガイガン。

ニーズヘッグ「!!」

さやか「いっけぇええええええええ!ブースト・ハイパー・ジェノサイド!!」

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアアーーイィッ!!」

ニーズヘッグに向って、音速の何倍もの速度で宇宙サイボーグ怪獣ガイガンが急降下、強襲する。

ゴワッ!!

両者が激突した瞬間、その衝撃で爆発が起こったように瓦礫を舞い上がらせ、抉られた地面が吹き飛ぶ。

オルガ「エアシュレッダー・バーストを囮に使い、引っ掛かった所にハイパー・ジェノサイドを決める・・・素晴らしい作戦だね」

さやか「よっと」

ミQBとオルガの所へ降りて来るさやかが、魔力の風で落下速度を緩めて着地する。

ミQB「凄いじゃないか、さやか!驚いたよ!!」

さやか「ふふーん!上手くやったでしょ、あたし!(失敗してたら絶対死んでたけど・・・)」

ミQB「君がジャイロ効果なんて言葉を知っているなんて!!」

さやか「そこかい!」
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/02(日) 02:54:55.49 ID:bJ/WEpgK0
オルガ「奴はどうなった?」

さやか「今頃、ガイガンの超必殺コンボのハイパー・ジェノサイド食らってくたばってんじゃないの?生きてたらこう言うのよ。さやかちゃん、最強〜!ってね!!」

バァッ!

さやかが言った瞬間、ニーズヘッグのいた所に立ち込めていた土煙の中から、宇宙サイボーグ怪獣ガイガンが翼を使っての長いバックステップで跳び出して来た。その左腕は肘辺りより先が、何か刃物で切り落とされて無くなっている。

ミQB「ガイガンが跳び出て来たよ!」

ガイガン(FW)「くっそ・・・俺達のとって置きのコンビネーションを難なく破りやがって・・・やっぱ、あいつ半端ねぇ!」

さやか「な・・・何があったのガイガン!」

ガイガン(FW)「あの野郎、ブーストされた速度で突っ込んだ俺に、刀でカウンターを返して来やがった」

オルガ「あ・・・あの速度での攻撃を見切って反撃したって言うのかい!?」

ミQB「しかも、脚を動かせない状態で、だね」

そして土煙が晴れる。そこには左右の首の口から出ている刀の内、右を振った体制の黒いグランドギドラ。既にさやかの巨大化させた剣は魔力を失って消滅している。

グランドギドラ(ニーズヘッグ)「ほう・・・本来なら、お主の身体は真っ二つになっていた所なのだがな。
それを身体を捻って腕一本で済ました上、残った片方の鎌で弾き、その反動で拙者の間合いから逃れるとは、やるではないか」

ミQB「予想以上に強敵だね、今度は協力してかかろう」

さやか「そうだね!」

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアアアァーーイィッ!!」

失った左腕はすぐにさやかの強力な治癒能力で元通りになる。

オルガ「ギギュウウウウウーーウウウ!!」
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/02(日) 02:56:33.16 ID:bJ/WEpgK0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日はコミトレ行くので書けないです。
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/02(日) 09:41:04.76 ID:1BY0Pgv6o
乙です
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/09/02(日) 11:49:34.30 ID:y48zkfAHo


やはりというか、これから決戦前に緒莉子が見た未来視(カイザーギドラの前に倒れるデストロイアとスペゴジ)が・・・。
それにしてもボス戦前に回復とかカイザーマジ親切。
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/02(日) 16:17:50.13 ID:g85D7Z3Uo
「さあ回復してやろう」ってパターンはルビカンテ様が初なのかね?
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:03:43.03 ID:4QqPJMfz0
ロリこんばんは。

>>924

うん、カイザーギドラの前に3人は・・・負けるというか、その状態に追い込まれます。
これは万全な自分達とのハンデを無くす為に回復させた。親切といえばそうなのだろうか。

>>925

ゲームでボス戦の前に味方が回復してくれるのは結構見るけど、敵が回復してくれるのはルビカンテ様くらいしか知らないなぁ。

再開します。
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:07:44.63 ID:4QqPJMfz0
見滝原公園

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「さて!君達がカイザーにエネルギーを貰って回復した所で・・・」

広い見滝原の公園でカイザーギドラのいる方向へ3つの首を向け、それを相対するかずみとバルグザーダン、カンナとメカゴジラUの方へ向ける灰色のグランドギドラ。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイイ!!」

言い終わるのを待ってやる必要は無かった。メカゴジラUが右手の強化式フィンガーミサイル4発をファルゲニシュの頭部に向けて発射。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウ!」

ファルゲニシュは3つの首を器用に曲げて超高速で飛ぶ強化式フィンガーミサイルを避ける。狙いが外れた強化式フィンガーミサイルはファルゲニシュの後方へ飛んで行き建物の残骸に当たって大爆発、否、超爆発。
非常に広い範囲を廃墟から更地に変えてしまった。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ほほう、これは凄い威力だなぁ・・・食らいたくは無いものだね」

カンナ「(やっぱりいきなりヘッドショットは無理か)」

かずみ「ニコ・・・じゃなくてカンナ、どうするの?」

カンナ「じゃあ、私が合図したらバルグザーダンと一緒にあいつに攻撃して」

かずみ「う、うん!解った!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!」

カンナ「メカゴジラU、光線を撃ちまくって」

メカゴジラ「解った」

メカゴジラUがファルゲニシュに対して目を向け、口を開き、胸部装甲ハッチを開く。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイイ!!」

カンナ「(超音速の弾を見切る動体視力の敵に対しては・・・)」

メカゴジラUの両眼からスペースビーム、口からデストファイヤー、胸部からクロスアタックビームが連射され、フェルゲニシュの足元に撃ち込まれる。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウウウゥ!」

それを口からくすんだ白、灰色に光る引力光線を撃って迎撃するファルゲニシュ。手数は3と3で同じ。互角に撃ち合う2体。

カンナ「(更に早い光線攻撃の連射で動きを止め・・・)」

カンナがバール型の杖をファルゲニシュ向けて構える。

カンナ「かずみ、今だ。レンデレオ・ロンペルロ!」

かずみ「リーミテイ・エステールニ!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオオオーーウウゥ!!」

カンナのバール型の杖から物質を消し炭へ再生成する魔力の光線が、かずみの十字架から破戒の魔力の光線が、バルグザーダンの顎横の角からトルネード・ボルト、回転する電撃光線がファルゲニシュへ発射される。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウウウゥ!?」

命中し、体表のバリヤーで幾らかは受け止めるが、怯んで引力光線の放射を止める状態に追い込まれる。メカゴジラUからの光線攻撃も浴びるファルゲニシュ。さしものバリヤーの破られる。

カンナ「すかさずボディショット!命中したら無力化するまで撃ち続ける!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

メカゴジラUは更に両膝のホーミューショット、足指のハイプレッシャーホーミングのミサイルも撃って攻撃する。爆発に包まれるファルゲニシュ。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「・・・」

ガキュガキュガキュ!!ボシュウウウウウウウウウウ!!

爆発の中、何か硬い物が砕けるような音と、白い煙・・・霧が何故か大量に噴出して来た。

かずみ「リーミテイ・エステールニ!これだけ撃ってるのにまだ倒れないの!?」

ソウルジェムのリミッターを外す事でチャージ時間を早めたリーミテイ・エステールニを出来るだけ連射するかずみ。爆風と大量の水蒸気の中、僅かに見えるファルゲニシュの影は倒れる様子は無い。

カンナ「(手応えはある・・・でも、奴の煙から見えている端の部分には一発も命中していない?
それに何、この硬質の物が砕けるような音と水蒸気は?)」

レンデレオ・ロンペルロの射撃を止めるカンナ。
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:12:12.28 ID:4QqPJMfz0
修正



見滝原公園

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「さて!君達がカイザーにエネルギーを貰って回復した所で・・・」

広い見滝原の公園でカイザーギドラのいる方向へ3つの首を向け、それを相対するかずみとバルグザーダン、カンナとメカゴジラUの方へ向ける灰色のグランドギドラ。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイイ!!」

言い終わるのを待ってやる必要は無かった。メカゴジラUが右手の強化式フィンガーミサイル4発をファルゲニシュの頭部に向けて発射。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウ!」

ファルゲニシュは3つの首を器用に曲げて超高速で飛ぶ強化式フィンガーミサイルを避ける。
狙いが外れた強化式フィンガーミサイルはファルゲニシュの後方へ飛んで行き建物の残骸に当たって大爆発、否、超爆発。非常に広い範囲を廃墟から更地に変えてしまった。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ほほう、これは凄い威力だなぁ・・・食らいたくは無いものだね」

カンナ「(やっぱりいきなりヘッドショットは無理か)」

かずみ「ニコ・・・じゃなくてカンナ、どうするの?」

カンナ「じゃあ、私が合図したらバルグザーダンと一緒にあいつに攻撃して」

かずみ「う、うん!解った!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!」

カンナ「メカゴジラU、光線を撃ちまくって」

メカゴジラ「解った」

メカゴジラUがファルゲニシュに対して目を向け、口を開き、胸部装甲ハッチを開く。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイイ!!」

カンナ「(超音速の弾を見切る動体視力の敵に対しては・・・)」

メカゴジラUの両眼からスペースビーム、口からデストファイヤー、胸部からクロスアタックビームが連射され、フェルゲニシュの足元に撃ち込まれる。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウウウゥ!」

それを口からくすんだ白、灰色に光る引力光線を撃って迎撃するファルゲニシュ。手数は3と3で同じ。互角に撃ち合う2体。

カンナ「(更に早い光線攻撃の連射で動きを止め・・・)」

カンナがバール型の杖をファルゲニシュ向けて構える。

カンナ「かずみ、今だ。レンデレオ・ロンペルロ!」

かずみ「リーミテイ・エステールニ!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオオオーーウウゥ!!」

カンナのバール型の杖から物質を消し炭へ再生成する魔力の光線が、かずみの十字架から破戒の魔力の光線が、バルグザーダンの顎横の角からトルネード・ボルト、回転する電撃光線がファルゲニシュへ発射される。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ギシュアァーウウウウウウウウゥ!?」

命中し、体表のバリヤーで幾らかは受け止めるが、怯んで引力光線の放射を止める状態に追い込まれる。メカゴジラUからの光線攻撃も浴びるファルゲニシュ。さしものバリヤーの破られる。

カンナ「すかさずボディショット!命中したら無力化するまで撃ち続ける!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

メカゴジラUは更に両膝のホーミューショット、足指のハイプレッシャーホーミングのミサイルも撃って攻撃する。爆発に包まれるファルゲニシュ。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「・・・」

ガキュガキュガキュ!!ボシュウウウウウウウウウウ!!

爆発の中、何か硬い物が砕けるような音と、白い煙・・・霧が何故か大量に噴出して来た。音は生身の怪獣の表皮や肉くだけるような音ではない。

かずみ「リーミテイ・エステールニ!これだけ撃ってるのにまだ倒れないの!?」

ソウルジェムのリミッターを外す事でチャージ時間を早めたリーミテイ・エステールニを出来るだけ連射するかずみ。爆風と大量の水蒸気の中、僅かに見えるファルゲニシュの影は倒れる様子は無い。
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:13:38.15 ID:4QqPJMfz0
カンナ「(手応えはある・・・でも、奴の煙から見えている端の部分には一発も命中していない?
それに何、この硬質の物が砕けるような音と水蒸気は?)」

レンデレオ・ロンペルロの射撃を止めるカンナ。

カンナ「かずみ、バルグザーダン、メカゴジラU、攻撃中止」

攻撃を止める1人と2体。そして煙と水蒸気が晴れる。

かずみ「え・・・?」

バルグザーダン「バカな・・・!」

メカゴジラU「・・・」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「おや?もう良いのかね?私を無力化するまで撃ち続けるのでは無かったのかね?」

傷一つ無いファルゲニシュの巨体が現われた。

かずみ「そ・・・そんな!アレだけの攻撃を受けて・・・」

バルグザーダン「無傷と言う事は無いだろう・・・!!」

カンナ「・・・」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「冷静だなぁ、君は。大抵は私に攻撃して弾やエネルギーを使い果たすまで攻撃を止めないのだがね。
それを早々に止めて私を観察するとは・・・君は戦闘のエキスパートだね!」

カンナ「氷、か」

カンナがふっと言葉を紡ぎ、それを聞いたファルゲニシュが驚きと感心を含んだ声を上げた。

かずみ「え・・・?こ、氷?」

メカゴジラU「簡単な化学だ。水蒸気が出たのなら、そこにあったのは氷しかない。光線を受けた大量の氷が蒸発してあれだけの水蒸気が出たのだろう。
そして破砕音は俺のクロスアタックビームやミサイル、リーミティ・エステールニ、レンデレオ・ロンペルロを受けて砕けた時の音だろう」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふふっ、バレては仕方が無いな!そう!その通り!」

ファルゲニシュの空気の温度が急速に低下し、大気中の水分が氷結、超高密度で超硬度を誇る巨大な氷の壁が現出した。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「こいつが破損、融解した端から作り直していたのだよ!私は“氷のファルゲニシュ”!
私の体内に封入されているナノマシンを使い物体の温度を下げる事で凍結、氷結させる事が出来る!これを攻撃、防御に用いるのだよ!このように!!」

ファルゲニシュの足元から地面が凍り付きながらまるで光線のように、人間1人は余裕で飲み込む位の高さと幅でかずみの元へ高速で迫る。

かずみ「!!」

カンナ「・・・」

かずみの前に出て、バール型の杖でその氷を殴って砕くカンナ。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「私はこれで様々な星の珍しい生物を凍らせて集めて研究をするのが趣味でね。
君達は大変貴重なサンプルだ。是非、私のコレクションに加わって頂きたいのだがね!」

カンナ「やだね」

かずみ「私も嫌ー!」

バルグザーダン「誰でも嫌だろう・・・」

メカゴジラU「そりゃな」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ならば君達を倒して持ち帰るとしよう!」

カンナ「冗談。こっちがお前を倒す」

かずみ「絶対負けないよ!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイ!!」
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:15:51.52 ID:4QqPJMfz0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日!
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/03(月) 23:52:50.79 ID:4QqPJMfz0
終わる前に929修正



カンナ「(手応えはある・・・でも、奴の煙から見えている端の部分には一発も命中していない?
それに何、この硬質の物が砕けるような音と水蒸気は?)」

レンデレオ・ロンペルロの射撃を止めるカンナ。

カンナ「かずみ、バルグザーダン、メカゴジラU、攻撃中止」

攻撃を止める1人と2体。そして煙と水蒸気が晴れる。

かずみ「え・・・?」

バルグザーダン「バカな・・・!」

やはりバルグザーダンとメカゴジラUも量子通信に近いものでの言語能力を得ていた。

メカゴジラU「・・・」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「おや?もう良いのかね?私を無力化するまで撃ち続けるのでは無かったのかね?」

傷一つ無いファルゲニシュの巨体が現われた。

かずみ「そ・・・そんな!アレだけの攻撃を受けて・・・」

バルグザーダン「無傷と言う事は無いだろう・・・!!」

カンナ「・・・」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「冷静だなぁ、君は。大抵は私に攻撃して弾やエネルギーを使い果たすまで攻撃を止めないのだがね。
それを早々に止めて私を観察するとは・・・君は戦闘のエキスパートだね!」

カンナ「氷、か」

カンナがふっと言葉を紡ぎ、それを聞いたファルゲニシュが驚きと感心を含んだ声を上げた。

かずみ「え・・・?こ、氷?」

メカゴジラU「簡単な化学だ。水蒸気が出たのなら、そこにあったのは氷しかない。光線を受けた大量の氷が蒸発してあれだけの水蒸気が出たのだろう。
そして破砕音は俺のクロスアタックビームやミサイル、リーミティ・エステールニ、レンデレオ・ロンペルロを受けて砕けた時の音だろう」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ふふっ、バレては仕方が無いな!そう!その通り!」

ファルゲニシュの空気の温度が急速に低下し、大気中の水分が氷結、超高密度で超硬度を誇る巨大な氷の壁が現出した。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「こいつが破損、融解した端から作り直していたのだよ!私は“氷のファルゲニシュ”!
私の体内に封入されているナノマシンを使い物体の温度を下げる事で凍結、氷結させる事が出来る!これを攻撃、防御に用いるのだよ!このように!!」

ファルゲニシュの足元から地面が凍り付きながらまるで光線のように、人間1人は余裕で飲み込む位の高さと幅でかずみの元へ高速で迫る。

かずみ「!!」

カンナ「・・・」

かずみの前に出て、バール型の杖でその氷を殴って砕くカンナ。

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「私はこれで様々な星の珍しい生物を凍らせて集めて研究をするのが趣味でね。
君達は大変貴重なサンプルだ。是非、私のコレクションに加わって頂きたいのだがね!」

カンナ「やだね」

かずみ「私も嫌ー!」

バルグザーダン「誰でも嫌だろう・・・」

メカゴジラU「そりゃな」

グランドギドラ(ファルゲニシュ)「ならば君達を倒して持ち帰るとしよう!」

カンナ「冗談。こっちがお前を倒す」

かずみ「絶対負けないよ!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイ!!」
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/04(火) 01:05:08.62 ID:Minczd4+o
乙です
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:07:34.42 ID:+pKAJYeH0
ロリこんばんは。今日は長め。

再開します。
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:14:28.33 ID:+pKAJYeH0
見滝原郊外運河

見滝原の中心街から離れた郊外の怪獣が中で泳げるほどに巨大な運河の近くで、青いグランドギドラに対峙していた黄緑色と薄緑色の怪獣、2人の魔法少女に金色の光が飛んで来て吸収された。


カオル「お、おお、海香!何か今ので回復したっぽいよ!」

海香「量子化されたエネルギーだったわね。でも一体、誰が・・・」

グランドギドラ(ラハブ)「誰かって・・・?こんな事が出来るのはカイザーしかいないでしょう」

シーガン「カイザーギドラが敵である私達にエネルギーを与えたという事でしょうか?」

ラジン「でも何故、敵に塩を送るような事をしたのかな?」

カオル「お、おおう!?い、今、シーガンとラジンが喋った?」

シーガン「はい」

ラジン「何故だか、君達と量子通信に近いもので会話できるようになったみたいだね」

グランドギドラ(ラハブ)「それもカイザーがあんた達にエネルギーと一緒に送ったのよ・・・」

海香「へぇ、便利なものね。でも、どうして私達に?」

グランドギドラ(ラハブ)「どうして・・・?それはこっちの台詞よ!!」

いきなり量子通信に近いものでラハブが激昂して怒鳴る声が聞こえた。

グランドギドラ(ラハブ)「エネルギーとその力を送ったのは、あなた達と私達のハンデを無くして戦う為・・・それだけカイザーは、あの方はあんた達を高く評価しているのよ・・・!
何で、カイザーはこんな・・・奴らを・・・!」

シーガン「あなたは他のグランドギドラより私達が気に入らないようですが、何なのですか?」

グランドギドラ(ラハブ)「あんた達はこの宇宙で!最も偉大な方の誘いを断ったのよ!?それも本当にあんた達を認めて評価している方の誘いをね!一体何様なの!?挙句の果てに私達を倒す?何処まで思い上がれば気が済むの!?」

ラジン「思い上がって、何様だと言われるのは君達の方じゃ無いのかい?人の星にやって来て散々暴れまわった挙句、強い僕達を見付けたら仲間になれ?そう言える神経を疑うね」

海香「何千万年、いえ、数億、何億年かしら?それだけ生きて宇宙の多くを見て来たあなた達の価値観を、地球だけでたかが10数年から20年以下しか生きてない私達に理解しろとは無茶を言うわね」

グランドギドラ(ラハブ)「うるさい!!」

カオル「!?」

グランドギドラ(ラハブ)「あの方に認められる事がどれだけ光栄な事か、あなた達には解らないようね!
気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!あの方を否定したあんた達がぁあああああああああ!!」

シーガン「・・・!!」

グランドギドラ(ラハブ)「・・・力は偉大なるカイザーの為に使ってこそ最も有意義なもの・・・それが解らないなら、あんた達を私が叩き潰す!あんた達の全てを踏みにじってやる!あの方の目的の礎にしてやる!!」

カオル「私達だって、負ける訳にはいかないんだよ!!」

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアァーウウウウウウウ!!」

その返答に左の口から青く輝く引力光線をカオルへ撃ち出すラハブ。

海香「カオル!!」

海香はカオルの前に跳び出て両手の掌を突き出す。魔法少女なら誰でも使える簡易バリヤーとは違う、強力な光線攻撃をも防ぐバリヤーを展開する海香の固有能力。
更に瞬時にそのバリヤーの上に魔力の水の防御へ木を幾重にも重ねて顕現させる。それにぶつかる青い引力光線。

海香「くっ・・・!」

引力光線は水の防御壁で多少止まるガ次々に突き破り、バリヤーに突き立つ。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアァーウウウウウウウウウウウ!!」

更に右の首からもう1発放射する。

ドゴォオオオオオオン!!

シーガンとラジンをも飲み込んで爆発する。
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:16:02.46 ID:+pKAJYeH0
グランドギドラ(ラハブ)「・・・あんた達みたいな、不相応な力を持つ愚か者がいるから宇宙から争いが無くならないのよ・・・」

ボッ!

爆風の中から1人の魔法少女と1体の怪獣が跳び出し、飛び出して来た。両腕のブレードと頭部の角を突き出したシーガンと、跳び蹴りの体勢で脚を突き出して進んでくるカオル。

カオル「最速で!最短に!真っ直ぐに!一直線に!!」

シーガン「チチチチチチチチチチチ!!」

グランドギドラ(ラハブ)「!?」

ドゴォン!!

ラハブの体表を守っていたバリヤーに、シーガンの両腕のブレードと角、カオルの魔法武器であるブーツのスパイクがぶつかって突き破る。
そしてラハブの胸部と腹部の間辺りにぶつかった。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアァウウウウウウ!?」

その身体を強烈な衝撃が貫通し、ぶつかった部分の鱗が破れる。

グランドギドラ(ラハブ)「(嘘・・・わ、私のバリヤーと鱗を・・・!!)」

ズドォオオオオオオオオン!!

吹っ飛ばされ後ろの山肌に背中から激突する。地面が大きく揺さぶられ、山が半ば粉砕された。
シーガンは背中のヒレで上空に飛び上がり、カオルは宙返りして着地する。

カオル「っし!完全に徹った!!」

ガッツポーズ。

シーガン「やりましたね」

海香「油断しないで」

一方、海香は無事。バリヤーを破られた時に、その引力光線にラジンが斜め横からデスビームを当てて相殺していた。

ラジン「あの程度で倒れてくれるとは思えないが・・・」

グランドギドラ(ラハブ)「(こいつら・・・これ程の力だなんて・・・!成る程、キングギドラやガイガンじゃ敵わない訳ね・・・!!)」

破れた鱗を再生させながら半分崩壊した山から跳ね起きるラハブ。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアァーーウウウウウウゥ!!」

そのまま翼で低空飛行、超音速でシーガンを強襲する。

シーガン「チチチチチチチチ!?」

反応の遅れたシーガン左の首で突きの一撃を見舞い、振り返って右の尻尾で殴り飛ばす。運河近くの木々をなぎ倒しながら地面を滑って吹っ飛ぶシーガン。

カオル「この・・・っ!!」

カオルがラハブの後ろから跳び掛る。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアァーーウウウウウウ!」

ラハブは振り返り様に彼女からすれば非常に小さなカオルを右の翼で張り飛ばす。

カオル「ぐぅっ!」

吹っ飛んで地面に転がるカオル。しかし、身体強化能力が特別強力なカオルはこの程度なら多少の怪我くらいで済んだ。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアアアアアァーウウウウウウ!」

そして今度は3つの口から海香目掛けて青い引力光線を掃射。
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:19:46.75 ID:+pKAJYeH0
海香「当たる訳にはいかないわね・・・!」

海香は高速で走り跳んで避け回る。しかし、正確なその攻撃を避けきれなくなって来る。

海香「不味いわ!」

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

浮遊するラジンが素早く海香の前に出て庇う。8本の腕を合わせて防御。

グランドギドラ(ラハブ)「鬱陶しいのよ!!」

3つの首の口を開け、その中に凶暴な青い光が再び燃える。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアアアアアァーウウウウゥ!!」

3つの口から引力光線をラジンへ連射するラハブ。ラジンは浮遊しながら冷静に光線の軌道を見切って滑り込むようにラハブの懐へ跳び込む。

ラジン「フォロロロロロロロロロロロロロ!!」

8本の昆虫の脚のような先端が鋭く尖った腕を次々に突き出すラジン。1発1発は軽いものの、何発か受けてしまうラハブ。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアアアアアァーウウウウ!!」

ラハブは反撃で長い2本の尻尾を振るう。ラジンはそれを跳び上がって回避する。ラハブを跳び越える。

グランドギドラ(ラハブ)「!?」

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

ラジンはラハブの斜め上で浮遊した状態で、胸部器官からデスビームを横薙ぎに撃つ。3本の首を屈めて避けるラハブ。
その隙を狙い、ラジンは腕の何本かでラハブを突き飛ばす。
ラハブはたたらを踏んで後退する。

ジャキン!

ラハブの左の首の元に鋭いブレードが当てられる。

シーガン「・・・」

それはラハブと背中合わせに立つシーガンの右腕のブレード。

グランドギドラ(ラハブ)「(こいつ・・・全く気配を感じさせ無かった・・・!)ちっ!」

ラハブはシーガンに2本の尻尾を振るう。

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

シーガンはそれを読んでいたかのように自分も尻尾をラハブの尻尾に打ち付けて弾く。その反動で2体は振り向いて対峙する。
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:20:47.81 ID:+pKAJYeH0
グランドギドラ(ラハブ)「この・・・!さっさと死になさいよ!!」

海香「私達は負けられないのよ」

カオル「背負っているものがあるからね」

ラジン「僕達が無慈悲に理不尽に奪ってしまった命がある、夢がある、日常がある」

シーガン「でも、いえ、だからこそ、私達は今度は絶対に守らなければならないのです。この星の人々の命を、小さな夢を、平凡な日常を」

グランドギドラ(ラハブ)「そんな物・・・私達が背負っているものに比べたら、ゴミなのよ!!」

グランドギドラ(ティアマト)「(ラハブ)」

完全に頭に血が上ったラハブに量子通信に酷似した通信が届いた。

グランドギドラ(ラハブ)「(ティアマト・・・姉さん!?)」

ラハブの姉であるティアマトからだった。

グランドギドラ(ティアマト)「(あなたの戦いも、カイザーがこの星に中継しているから、それを少し見たけど、思った通り逆上しているようね。
落ち着きなさい、その程度の相手、冷静になって能力を使い、全力を出せばあなたの敵ではない筈よ)」

グランドギドラ(ラハブ)「(ごめん・・・私はグランドガーズの、カイザーの名を汚すような戦い方を・・・)」

グランドギドラ(ティアマト)「(そんな事は私もカイザーは気にしないわ)」

グランドギドラ(ラハブ)「(でも・・・私の気が済まないの!)」

グランドギドラ(ティアマト)「(払拭したいなら、確実に勝利しなさい)」

グランドギドラ(ラハブ)「(ええ、ありがとう)」

通信が切れ、ラハブの雰囲気が変った。怒り狂うような激しい気配から、止水の如く、静かで、それでいて冷酷な雰囲気に。

海香・カオル・シーガン・ラジン「!?」

そしてラハブの姿が・・・溶ける。溶けて水のように・・・否、量子変換で本当に水と化した。大量の小さな水の粒、霧となって辺りに漂う。

シーガン「!?」

次の瞬間、シーガンのすぐ目の前に霧はラハブの姿を形作る。

グランドギドラ(ラハブ)「ギシュアアアアアァーウウウウウウウ!!」

そしてシーガンに引力光線を発射。素早いシーガンは辛うじて回避が間に合い、無理な体勢のまま腕のブレードを振るって反撃する。
しかし、それがラハブの身体に触れる前に霧となってすり抜けてしまった。

カオル「な・・・何だ、あの能力!?」

ラジン「どうやら霧・・・いや、水になる能力を持っているようだね」

そして2人と2体の前に再び霧は集まってラハブの姿を形作った。

グランドギドラ(ラハブ)「私は“水のティアマト”。身体を水、霧に変えて防御、回避に使う事が出来るのよ。
この力を私に使わせたあなた達は大したものだけど、もう勝ち目は無いわよ」

海香「水・・・ねぇ、何だか因縁を感じるわね」

シーガン「水の扱いなら私も得意ですが・・・これは驚きました」

カオル「うわぁ・・・何て厄介な・・・でも」

ラジン「うん、対応策が無い訳じゃない」
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 00:28:51.43 ID:+pKAJYeH0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日!
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/05(水) 00:37:15.16 ID:6tBYMZDlo
乙です
でもやはり文面がおかしいのがちらほら
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 23:54:15.70 ID:+pKAJYeH0
ロリこんばんは。

>>939

あー・・・やっぱりあったか。書いてる時に何か文章的に無理があるような気がする所があったのよ。

再開します。
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 23:56:09.62 ID:+pKAJYeH0
見滝原繁華街

見滝原でも損傷が少なく、面影は残しているが、すっかり雰囲気は変り、一日中、いや一年中光と人の出入りと喧騒が絶えなかった繁華街にそれは無い。
今は強大な力を持つもの同士、巨大怪獣と魔法少女が、此処で販売されていた特撮やアニメ作品よろしく激突しようと睨み合う。
その内2体の怪獣と2人の魔法少女に金色の光が飛んで来て吸収された。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「今のはカイザーか・・・ちっ、余計な真似を・・・」

サキ「回復したようだな」

ヴァグノザウルス「それだけでなく俺達は量子通信に近いものでの言語能力も得たようだ」

ジャルム「何のつもりか知らねーが・・・!」

みらい「これでよりお前を確実にブッ倒せるって事だな!」

みらいが大剣を対峙する青銅色のグランドギドラ、ヴィーヴルに付き付ける。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「抜かせ!ふん・・・まぁ良い、どっちにしろテメェらをぶっ殺す事には変わんねーんだよ!先ずはテメェからだ!!」

サキを中央の首が睨み付け、素早く右の首の口をサキに向けて開ける。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「(魔法少女が使役してる怪獣は命を共有してるらしいな、なら魔法少女をぶっ殺しちまえば・・・終わりだ!)」

右の口から引力光線を放射しようとする。速い、恐るべき速度だった。みらいは“危ない”と口を開く暇も無い。
ジャルムとヴァグノザウルスも反応が間に合わない。

サキ「・・・」

しかし、サキは既に自分の近くに直径10メートル超える巨大な雷球を1つ精製していた。
ヴィーヴルがしまった、と思った時にはもう遅い。引力光線の発射はもう止められない。かと言ってあの雷球が飛んで来るより速く撃つ事は出来ない。

サキ「・・・」

サキの意思が雷球に“行け”と指示する。それは文字通り雷光の速度で飛んで無防備に開かれたヴィーヴルの右の口に飛び込んだ。

ドォオオオオオオオオン!!

雷球は雷が落ちた時のような轟音を上げてヴィーヴルの右の口内に炸裂した。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ギシュアアアアアァーウウウウウウウゥ!?」

右の口から血と真っ黒な煙を吐き出すヴィーヴル。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「くっそぉおおおおおおお!下等生物の家畜がぁああああああああ!!」

右の口内と喉を潰されながらも、中央と左の口から、魔法を使った後で隙を見せるサキに引力光線を放とうとする。生み出される青銅色の破壊の閃光。

みらい「させるかよっ!」

横に跳んだみらいの周囲に鋭く尖った魔力の氷の槍が無数に現出した。

みらい「アイス・ジャベリン!行けぇっ!!」

みらいが大剣を振るうと、それに合わせて無数の氷の槍がヴィーヴルに殺到する。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ちぃっ!」

氷の槍は体表のバリヤーに当たって砕け散って氷の粒となるが、一瞬、ヴィーヴルの気が逸れる。
その隙に走り出すサキ。青銅色の引力光線はサキが一瞬前までいた部分を粉砕する。しかも、みらいのアイス・ジャベリンが砕けた氷の無数の破片。
それは空気中に溶けて、猛烈な冷気となってヴィーヴルの身体を包み込む。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ギシュアアアアアァーウウウウウウウ!!」

全身をマイナス200度近い冷気で包まれるヴィーヴル。温度変化にはさしものバリヤーも役に立たず体表が凍り始める。

ヴァグノザウルス「トドメだ」

ジャルム「食らいやがれ!!」

ジャルムが口から紫色の猛毒のガス、ポイズン・ガスを吐き出し、ヴァグノザウルスが全身の表面から猛毒の白い霧、ポイズン・フォグを指向性を持たせてヴィーヴル向けて噴出する。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ぐあ・・・あああ・・・あああああ・・・!」

冷気に加えて2種類の猛毒素を全身に浴びて口や体表から吸入してしまいヴィーヴルはもがき苦しむ。
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 23:58:24.09 ID:+pKAJYeH0
みらい「効いてるぞ!」

サキ「!?」

しかし身体を凍らせ、口や目から毒による血を流しながらもヴィーヴルの力は高まっていく。
風が瘴気を孕み、周囲の闇の色に滲む。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ギシュアアアアアァーーウウウウウウウウウウウ!!」

ヴィーヴルが一際大きく咆哮して強引に飛び上がると、その身体から突風が・・・否、台風が吹き出した。繁華街で荒れ狂う台風は、建物や看板を吹き飛ばし、巻き上げる。

サキ「ぐぅっ・・・!」

みらい「うわわっ!?」

ジャルム「グァーオオオオオウ!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!」

みらいはヴァグノザウルスに、みらいはジャルムにしがみ付いて飛ばされそうになる身体を必死に留める。ヴァグノザウルスとジャルムも爪を道路に突き立て、尻尾を地面に打ち込んで吹き飛ばされないように身体を固定する。

ボゴォオオオオオオオオオオン!!

爆音が轟いた。背の高い建物が崩れ落ち、瓦礫や道路の表面を台風が飲み込み、ミキサーのように掻き回す。

ボゥン!

ヴィーヴルの体表から暴風が起こり、冷気も毒ガスも毒霧も吹き飛ばした。地響きが繁華街を揺るがした。
吹き荒れる台風の中心にヴィーヴルは降り立つ。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「この僕・・・“風のヴィーヴル”を舐めんなよ!テメェらまとめて消し飛ばしてやる!!」

グランドギドラの身体から更に猛風が起こり、みらい、サキ、ジャルム、ヴァグノザウルスにぶつけられる。
並みの怪獣であれば吹き飛んで空に巻き上がる程の風圧。しかし、ジャルムとヴァグノザウルスは強く身体を固定し、吹き飛ばされはしない。
だが、動けない。ヴィーヴルの瞳が凶暴な輝きを帯びた。開いた左右の首の口を開く。引力光線で無防備なサキとヴァグノザウルスを狙う。

サキ「ま、不味い!」

ヴァグノザウルス「サキ!」

みらい「止めろぉおおおおおおおおお!!」

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ヒャーハッハッハッハッハア!!」

中央の首から耳障りな笑い声が量子通信に近いもので聞こえて来る。左右の首が引力光線を発射しようとした、その時だった。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「な・・・何ぃい!?」

ジャルム「グァーオオオオオオオオウ!!」

まるで暴風など気にしないかのようにジャルムが、両腕の皮膜を打ち振るい、飛び上がった。軌道上、左右の口を開くヴィーヴルに超パワー、超重量の怪獣が超音速で突撃する。

ドゴォオオオオオオオオン!!

6万5千トンと8万トンの超重量同士が激突する音は爆音のように繁華街を激震させた。弾き飛ばされ、ヴィーヴルは繁華街の建物を押し潰して背中から落下する。吹き荒れていた暴風と台風が止む。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ぼ・・・僕の風の中で動けるだと・・・!?」

ジャルム「この俺をその辺の怪獣と一緒にするんじゃねぇ!」

地面に着地した、地球の怪獣では最強のパワーを誇るジャルム。
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/05(水) 23:59:21.56 ID:+pKAJYeH0
グランドギドラ(ヴィーヴル)「ざ・・・ざけんな・・・!!」

ヴィーヴルは起き上がって反撃しようとする。

サキ「エレクトロン・レーザー!!」

しかし、今度は超集束されたサキの雷光の照射がヴィーヴルを撃つ。バリヤーが少しの時間それを防いでいたが、一点に集中照射された為、そこが破れて体表に到達。爆発して着弾部の鱗を吹き飛ばす。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ギシュアアアアアァーーウウウウウウ!?」

バランスを崩し、再び倒れるヴィーヴル。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「何だぁああああああ!?次から次へとっ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヴァグノザウルスが突撃。巨大なハンマー状になった尻尾の先端、ハンマー・テールを振り上げ、倒れたヴィーヴルに振り下ろす。肋骨を折られ、更にヴィーヴルが地面にめり込んだ。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「ギシュアアアアアァーーウウウウウウウ!!」

ヴィーヴルの全身から再び、更に強烈な暴風、いな、爆風が吹き出してヴァグノザウルスを吹き飛ばした。

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!?」

吹き飛んで地面に落ちるヴァグノザウルス。ダメージはそれ程でもない。

グランドギドラ(ヴィーヴル)「テメェら・・・殺す殺す殺す殺す!絶対殺す!!」

途轍もない殺意と悪意を放つヴィーヴル。

サキ「流石にしぶといな・・・」

ヴァグノザウルス「効いてはいるようだが・・・」

みらい「このまま押し込んじまおうぜ!!」

ジャルム「応!必ず勝つぞ!!」
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/06(木) 00:01:11.32 ID:kml0CZy/0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/06(木) 01:05:17.65 ID:Z///kWR7o
お疲れ様です
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 10:06:37.63 ID:nqZQIpHho
乙。

これは漫画とかで是非みたい。
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:25:02.22 ID:i33XBsYY0
ロリこんばんは。

>>946

そういう事を書いて頂けると凄い嬉しいです!これからもそう思ってもらえるよう頑張ります。

再開します。
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:27:58.00 ID:i33XBsYY0
見滝原住宅街

見滝原のまどかの家屋やマンションが立ち並ぶ住宅街、多数の破壊の爪痕が残る中で山のような巨大な怪獣と、やや小柄の怪獣、その近くに2人の魔法少女。
それと向かい合って立つのは、周囲が暗く、黒くなりつつある中、乳白色で映える3つ首の怪獣。山のような巨大な怪獣ビオランテとやや小柄の怪獣バルガロンと、2体の相棒である魔法少女、ゆまと里美に金色の光となったエネルギーが吸収された。

ゆま「今の・・・?」

里美「回復した・・・みたいね」

それを見た白色のグランドギドラ、ファフニールの中央の首の頭部が薄く嗤って満足げに頷く。
それは無邪気であったが、吐き気を催す異形じみた、魔性の微笑だった。

グランドギドラ(ファフニール)「ねぇ、カイザーからの贈り物はどう?心身にエネルギーが満ちて、コンディションが完璧になったでしょ?」

里美「今のはカイサーギドラからだったの!?」

ゆま「な・・・何で敵のゆま達に・・・?」

グランドギドラ(ファフニール)「んー?君達は疲れてたみたいだし、何よりこうでもしないと、戦いが愉しめない」

里美「戦いが・・・愉しめない・・・?」

怪訝としている里美の気配に気付き、ファフニールは中央の首で笑みを作って言葉を続ける。

グランドギドラ(ファフニール)「そうだよ。今此処で君達とあたしは、滅ぼし合うんだよ。
君達は地球を守る“せーぎの味方”として。あたしファフニールは地球を侵略しに来た“わるもの”として。自分の全てを賭して、相手の全てを全力で否定し合うの。ふふっ、素敵でしょ?」

物凄く楽しそうだった。これから起こる事に喜びが押さえきれない感じだった。

ゆま「何で・・・そんなに楽しそうなの・・・?」

グランドギドラ(ファフニール)「その為にあたしは来たんだよ?キングギドラやガイガンなんかに、君達みたいな美味しいところ、持って行かせたく無いもん。
君達を味わうのはあたしだもん。誰にも渡したりなんかしないよ」

バルガロン「こいつ・・・危ないな」

狂気にも似た雰囲気を感じ取ったバルガロンから量子通信のように声が聞こえた。

里美「今のはバルちゃんの声?」

バルガロン「やっぱり、俺の声が聞こえるようになってるのか」

ビオランテ「さっきのカイザーギドラからのエネルギーを吸収してから量子通信に近い感じで言語を話せるようになったみたいだな」

ゆま「そうなんだ」

グランドギドラ(ファフニール)「便利でしょー?カイザーの粋な計らいに感謝しようねー」

里美「はぁ」

グランドギドラ(ファフニール)「そしてあたし達は、君達、地球の守護者に勝って不要な生物を駆逐するんだ。
人類も私達のエネルギーになるのが嫌だって言うんなら、滅ぼしちゃうよー」

ビオランテ「何でだよ・・・」

グランドギドラ(ファフニール)「?」

ビオランテ「不要なら放っておけば良いだろう!宇宙全体のエネルギーが目減りするとか訳の解らない事言いやがって!
地球は地球でエネルギーを回してんだよ!余計な事をするな!!」

グランドギドラ(ファフニール)「だってしょうがないじゃん。効率的にエネルギーを生み出せない種族はあたし達がそれを出来るよーにする。
それが種族的に出来ない場合は滅ぼす、嫌だって言うんなら、その意思を尊重して滅ぼす」

ビオランテ「だから・・・何でそんな事をするんだって聞いてんだよ!!」

ビオランテの怒鳴り声。溢れる激情を叩き付けるように叫ぶ。だが、それを意に介さず、ファフニールは左右の首の口を開ける。
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:29:34.85 ID:i33XBsYY0
ゆま「ビオランテ!!」

里美「バルちゃん!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

バルガロン「フィーファアアアアアアアアア!!」

反射的に2体は動く。ビオランテは触手を前に多数束ねて防壁を作り、バルガロンは跳び退いた。

グランドギドラ(ファフニール)「ギシュアアアアアァーウウウウウウウ!!」

ビオランテが防壁を作った、バルガロンが跳び退いた一瞬後、触手の防壁とバルガロンが立っていた場所に白い引力光線がぶつかった。
そこが何度も爆ぜ、触手の防壁をバラバラに粉砕し、地面からは爆風が上がる。

ゆま・里美「・・・!」

それぞれ左右に跳び退いていたゆまと里美が見れば、ファフニールの左右の首の口の中が発光していた。
それは巨大なビーム砲を思わせる。

グランドギドラ(ファフニール)「ギシュアアアアアーーウウウウウウ!!」

更に連続する光線発射音。左右の首からの引力光線の連射がゆま、里美、ビオランテ、バルガロンを襲う。

里美とバルガロンはファフニールに対して水平に走って跳ぶ。1人と1体の動きになぞってファフニールは引力光線を撃つ口を向ける。
ゆまを乗せたビオランテは地面を地震のように揺るがし、多数の建物を崩し、轢き潰し、幾つもの触手の防壁を作りながら全力で後退。
里美とバルガロンの後を追って地面が、建物が、道路が爆ぜる爆ぜる爆ぜる。
ゆまとビオランテの目の前で、触手の防壁が作った端から爆ぜる爆ぜる爆ぜる。

バルガロン「くそ・・・!」

里美「バルちゃん!!」

里美とバルガロンが追いつかれた。小さな里美とバルガロンの巨体を捉えた白い光線。
跳躍。
バルガロンと里美は高飛びのベリーロールで光線の軌道を跳び越える。そのまま一回転してファフニールの背後に着地。

バルガロン「フィーファアアアアアア!!」

バルガロンはその場で180度高速旋回。ファフニールに背後から跳び付き、口を大きく開く。

グランドギドラ(ファフニール)「・・・」

ファフニールはそれに反応出来ない。いや、しないのか、ともかくバルガロンは、その牙をファフニールの中央の首元に突き立てて噛み付いた。
ドレイン・ブラッド、バルガロンの口から溶解液を噴出して、どんなに硬い怪獣の皮膚を通してでも血を吸う攻撃。バルガロンは口から超強酸性の液体を噴射、ファフニールの白い鱗を溶かして血管を破って血を吸い始める。

里美「そのまま血を全部吸ってあげて!!」

バルガロン「フィーファアアアアアアアアア!?」

しかし、すぐに聞こえて来たのはファフニールの苦しむ声では無く、バルガロンの悲鳴だった。ファフニールは動いていないのに、バルガロンは喉を押さえながら、その背中から離れて地面に倒れる。

里美「バルちゃん!?」

バルガロン「・・・!!」

バルガロンは声にならない咆哮を上げて、口から血を吐いた。それはファフニールだけでは無く、バルガロン自身の血も含まれていた。

バルガロン「毒だ・・・こいつ、血にとんでも無い猛毒を含んでやがる!」

ビオランテ「大丈夫か!?」

ゆま「私が治そうか・・・?」

バルガロン「いや・・・動けない程じゃない」
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:31:41.07 ID:i33XBsYY0
グランドギドラ(ファフニール)「・・・」

攻撃を止めたファフニールはやはり中央の首が薄く嗤っている。ようやってビオランテの問いに答えた。

グランドギドラ(ファフニール)「何でかって?あたしがそうしたいからだよ」

ビオランテ「・・・!」

グランドギドラ(ファフニール)「知らないの?強大な力で弱者を殺すのってさ・・・すっごく楽しいんだよ?
敵う訳無いのに必死で抵抗なんてしちゃってさ!無駄なのに必死に逃げたりするんだよ!その反応が面白くて、可笑しくて、楽しいから・・・つい、殺しちゃうんだ。解るかなぁ?」

そう言って無邪気で・・・それでいて吐き気を催す異形の笑みを浮かべる。

ビオランテ「こいつ・・・!」

グランドギドラ(ファフニール)「それが解るなら、今からでも戦うのを止めて、あたし達と弱いのを、要らないのをぜーんぶ!滅ぼしてこの星を綺麗にしちゃおうよ!!
強敵の君達と戦うのも本当に楽しいんだけど、やっぱり弱いのをなぶり殺す方が楽しいんだよね」

ゆま「・・・解らないよ。全然解らないよ!そんなの!!」

里美「解りたく無いよ!そんな・・・理不尽!!」

バルガロン「俺達はそんな理不尽や不条理を止める為に戦ってるんだよ!!」

グランドギドラ(ファフニール)「そっか・・・解らないか。じゃあ・・・」

にこぉ〜・・・とグランドギドラの顔でも満面の笑みと解る表情。

ゆま「何・・・!?」

嫌な予感、いや、確信がした。弱者を嬲り殺す事に無常の悦びを見出す奴の笑みだ。絶対ろくでもない事を考えている。

グランドギドラ(ファフニール)「こんなのは、どうかな?」

ゆま・里美・ビオランテ・バルガロン「・・・?」

何も、起こらない。此処では。しかし・・・

シェルター上、地上

見滝原の避難用シェルターの上に巨大な白いドームが現われていた。それは表面に血管が走り、脈動し、表面は蠢き、生物である事が解る。
そしてドームの内部の地面や大きな木が変形、変色。白い岩場のようになり、それはあちこちに穴や隙間がある。そしてそこから青い液体が溢れ出し、流れる。その液体が変化していない草や木に触れると、あっと言う間に溶けて地面に吸収されて行き、成体ドーム内部にあった植物は全て融解されて地面に吸収された。

見滝原住宅街

グランドギドラ(ファフニール)「今、この街のシェルター、だっけ?その上に置いておいたあたしの体組織から、分身体の成体ドームを造ったんだ」

ビオランテ「何・・・?」

グランドギドラ(ファフニール)「嘘だと思うんなら確かめに行く?一緒に行ってあげるから」

里美「ううん、良いよ・・・」

グランドギドラ(ファフニール)「そう?んでね、このドームの機能で、これが今まで言ってたエネルギーを中に入れた生物から取り出すんだけど、眠ってもらって夢を見せてエネルギーを採る他にも、溶かしてその肉体分のエネルギーだけに即効で換えちゃう事も出来るんだ。
それと此処が重要。造った本体、この場合はあたしの意思で、周囲の生物を内部に転送する事が出来るんだ。まぁ、君達くらい強いのは無理だけどね。言ってる意味、解る?」

ゆま「!!」

それは、周囲がどれくらいの範囲かは解らないが、少なくとも見滝原のドームにいる人々を、何時でもそのドームの中に転送して、眠らせるなり、溶かすなりしてエネルギーにしてしまう事が出来るという事だ。

グランドギドラ(ファフニール)「ほら・・・あたしがその気になったら、君達の大切な人々は、ドームの中に転送されて骨まで溶かされてあたしのご飯になっちゃうよ?
それでこれを地球のあちこちに置いてやれば・・・地球はあたし達のもの」

里美「何て事を・・・!!」

グランドギドラ(ファフニール)「カイザーから成体ドームを置けとは言われて無いけど、置くなとも言われて無いからね。
さぁ、あたしを愉しませてよ。つまんなくなったら、見滝原の人々を中へ入れちゃうよ?
中に了承して無い生物は勝手に入れない決まりになってるけど・・・ほんな何万体かくらいなら、許してくれるんだよね。ほら、カイザーって優しいから。
あ、良いんだよ?君達が戦わないなら、それはそれで。そしたら、全部壊すか吸収しちゃうだけだもん。
どーするー?今からでもあたし達の仲間になって、一緒に世界を支配しよっか?
あたし達がやるのも良いけど、キングギドラとかガイガンにでも任せてさ、ゆっくり見物ってのも、けっこーオツなもんだよね。
そーだなー、君達全員が協力してくれたら、この星をあたし達の物にするなんて、1日は要らないと思うな」

饒舌に喋るファフニール。
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:32:54.06 ID:i33XBsYY0
ゆま「そ、そんな・・・!」

里美「あのギドラは・・・その気になれば、何時でも見滝原の人々を・・・!」

ビオランテ「ゆま、里美、戦うぞ」

ゆま「ビオランテ・・・」

バルガロン「なら、急いであいつを倒せば良い。なーに、最初の予定と何も変らないだろ?」

グランドギドラ(ファフニール)「そーかー、やっぱり戦うんだね」

ファフニールは戦闘態勢に入る2人と2体を嬉しそうに見詰める。

ゆま「当たり前だよ!私達は戦う!!」

里美「それで必ず勝つの!!」

2人は宣言する。

ビオランテ「そうだ、それでこそだ、それで良い!」

バルガロン「それでこそ魔法少女だ!」

それに対する相棒からの答えは何処までも優しかった。そしてビオランテが少し減った生命力を補充しようと、地面から養分を吸い上げる。

ビオランテ「ビャーオオオオオオオオウ・・・!?」

ビオランテが苦しげな悲鳴を上げる。以前にヴァグノザウルスと戦った時の、ポイズン・ファグによる攻撃を受けた時と同じく、毒によるダメージを受けた時と同じだった。

ゆま「ビオランテ!?」

グランドギドラ(ファフニール)「あー、そうそう、言い忘れてたんだけどー、あたしは“毒のファフニール”。
あたしの血とかに物凄い猛毒があるんだよねー」

バルガロン「さっき、俺が吸った血にも毒があったのはそれか!」

グランドギドラ(ファフニール)「んで、この辺りの地面には既にあたしの毒素を染み込ませてあるんだよね。
それが地面に出ている所とか、うっかり踏んじゃうと毒を食らうから気を付けよーね?」

良く見れば地面のあちこちが変色し、道路や建物に腐食しているものも見られる。

ビオランテ「いやらしい真似を・・・!」

グランドギドラ(ファフニール)「あははっ!それ誉め言葉だよ!吸収するのが得意な君達があたしの方に来ちゃったのは、運が悪かったねぇ」

ゆま「それでも・・・」

ビオランテ「俺達は勝たなきゃならないんだ!!」

里美「この街の人々の・・・」

バルガロン「世界の命を守る為に!!」
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/07(金) 00:36:47.77 ID:i33XBsYY0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
それでは明日!
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/07(金) 01:24:10.47 ID:UwKgIKPco
お疲れ様でした。

やれやれ・・・。また文間違えてるよ。
成体⇒生体でしょうに・・・。
いい加減投稿する前によく確認しなきゃ駄目じゃないか。
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/08(土) 03:14:28.40 ID:3MrTEsU60
ロリこんばんは。

>>953

もう誤字は何時もの事なので、読んで解らないの以外はスルーして。前も書いたような気がする。
確認はしないといけないなぁ・・・。

再開します。
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/08(土) 03:17:34.02 ID:3MrTEsU60
見滝原ビジネス街

緑色の3つ首の巨大な影に対峙して、半壊したビルの上に立つ1人の少女。少女の近くには炎のように紅い巨大な翼竜と、非常に濃い色の藍色の巨大な半魚獣。その少女、あやせルカと紅い翼竜ファイヤーラドンと、藍色の半魚獣ダガーラに金色のエネルギーが吸収された。

あやせルカ「・・・」

グランドギドラ(テュポーン)「・・・」

しかし、そんな物は意にも介さず、あやせルカは左手のサーベルソードと右手の刀を、テュポーンは左の首を上に、右の首を下に構える。

ファイヤーラドン「あ、あたし達、何か通信っぽいので喋れるようになったみたい」

ダガーラ「あ、本当だ」

2体が量子通信に近いもので会話する。

あやせルカ「ファイヤーラドン、ダガーラ、先に仕掛けてくれ」

ファイヤーラドン「はーい!あんたに援護なんて、期待して無いけど、足だけは引っ張らないでよ!!」

ダガーラ「はいはい」

1番先に動いたのはファイヤーラドンだった。左右の翼を一振るいし、斜め前に飛び出し、超音速でテュポーンに迫る。
超低空飛行をするファイヤーラドンから衝撃波が迸り、軌道上の高層ビルを粉砕していく。
その軌道上にいたあやせルカはテュポーンから目を離さず、構えたまま建物から跳んで地面を駆ける。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

超音速で相手に突撃し、翼に纏った刃物のようになった衝撃波で敵の身体を斬り付ける技、マッハ・スペシャル。
それをテュポーンに見舞おうとファイヤーラドンは翔ける。

グランドギドラ(テュポーン)「・・・」

テュポーンの身体の表面がバチバチと紫電を纏う。そしてテュポーンは翼も使い、爆発的な跳躍で、寸での所でファイヤーラドンのマッハ・スペシャルを避ける。
最低限の僅かな体逸らしで避けた。

ファイヤーラドン「ちっ・・・!」

ファイヤーラドンは大きく羽ばたいて上昇、跳躍して下降に入っているテュポーンの頭上を押さえる。

ファイヤーラドン「さぁ、丸焦げにしてやるわよ!!」

ファイヤーラドンの口が開き、内部に紅い光が輝き出す。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエン!!」

間髪入れず、ファイヤーラドンの口からテュポーン目掛けてウラニウム熱線が発射される。
連続する発射音と共に撃ち出される、赤い、ゴジラの放射熱線に匹敵する威力の熱光線。
テュポーンは降り注ぐウラニウム熱線の連射を翼を動かし、最小限の動きで回避する。
ウラニウム熱線が地面に当たって爆発して地面や建物の瓦礫を更に粉砕していく。

ダガーラ「ズシュアアアアアアーーッ!!」

ダガーラは建物スレスレを飛び、テュポーン向けてその斜め下方から、口から光線化したベーレム毒素、噴灼毒撃波を連射し、両肩の尖った口のようなベーレム発射口から超重龍爆炎を発射する。絶妙な角度、相当回避はし難い筈。
テュポーンの体表でバチバチと電流が迸る。そして体表を走る。それは球体のプラズマと化し、爆裂させて身体を押して動かした。噴灼毒撃波が当たらない、超重龍爆炎が外れる。
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/08(土) 03:19:37.37 ID:3MrTEsU60
ファイヤーラドン「こんのー!セコイ小技使ってんじゃ無いわよ!当たれ!当たれ!当たれー!!」

ファイヤーラドンもテュポーンを追いながら、ウラニウム熱線を撃つ。デタラメに撃っているようで、実際は正確に動きを読んで撃ち込んでいるが、プラズマを使って小刻みに動かれて当たらない。

グランドギドラ(テュポーン)「そろそろこちらから行くぞ」

テュポーンは左の首の口をダガーラに向ける。

ダガーラ「!?」

そして緑色に輝く引力光線をダガーラ向けて放射。

ダガーラ「ズシュアアアアアアアー!!」

ダガーラは飛ぶ方向を変え、速度を上げてそれを避ける。緑色の閃光は目標を失い、大地を砕く。しかし、これで避けきった訳ではない。間髪入れずに右の口から、避けた先を狙って引力光線が飛んで来る。

ダガーラ「くそっ!」

命中した。爆発が起こる。地面に統べるように墜落するダガーラ。建物の残骸を轢き潰していく。

ファイヤーラドン「ダガーラ!!・・・!?」

危機感がファイヤーラドンの全身を貫き、意識を弾けさせる。フアィヤーラドンは、危機感の命じるがまま、その場から飛び退こうとして・・・。

ファイヤーラドン「・・・・・・!!」

緑色のグランドギドラが近くを通り過ぎる。しかし、それを認識するより早く、一瞬の刹那の内に衝撃がファイヤーラドンを襲った。爆発的な衝撃。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!?」

大気を吹き飛ばすかのような爆音は後からやって来た。吹き飛ばされたファイヤーラドンの巨体が軽々と宙を舞う。
そして物凄い速さで落下し、廃墟を潰して地面に激突する。

ファイヤーラドン「く・・・う・・・!」

グランドギドラ(テュポーン)「お前の攻撃を真似てみた」

着地するテュポーン。

あやせルカ「動きを止めるのを待っていたぞ」

グランドギドラ(テュポーン)「何!?」

見れば建物の残骸に隠れてあやせルカが立っていた。その周囲には火炎魔法と冷気魔法を合わせたピッチ・ジェネラーティが多数、浮かんで待機している。

あやせルカ「セコンダ・スタジオーネ!!」

シュバッ!!

あやせルカが得物を持った両手を広げると、超高熱と超低温、相反する属性の魔法を合体させて莫大な反作用エネルギーを産んで大爆発を起こす必殺の魔法がテュポーン向かって襲い掛かる。

グランドギドラ(テュポーン)「はぁあああああ・・・破っ!!」

しかし、それに対して、隙を突かれた筈のテュポーンは反応する。隙があやせルカの思っていた以上に短い。
テュポーンは左右の頭部に雷撃を発生させ、それを裂帛の気と共に、飛んで来るピッチ・ジェネラーティ向けて拳で突く要領で左右の首を次々に突き出す。恐るべき引き手、否、引き首の速さで突き出された頭部から、雷撃を纏った衝撃波が飛ぶ。
ピッチ・ジェネラーティは衝撃波にぶつかって爆発、テュポーンには達せず、命中しなかった。

あやせルカ「ほう・・・流石だな」

グランドギドラ(テュポーン)「貴様らもな、今のは本気で対応していなかったら危なかったぞ」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエエエエーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアアアア!!」

ファイヤーラドンとダガーラも起き上がり、戦闘が再開される。
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/08(土) 03:22:02.41 ID:3MrTEsU60
遅い上に少ないですが、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
明日は今日みたいに遅くならない、筈。
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/08(土) 03:38:45.09 ID:yIIEmpTAo
読んでいて解るが何時もの事とは言ってるようだがね、この際言うけどこう言う職業としているプロの世界では許されない事。
もう少し落ち着いて書かないと。
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/08(土) 04:03:44.62 ID:3MrTEsU60
終わる前に956修正

×グランドギドラ(テュポーン)「貴様らもな、今のは本気で対応していなかったら危なかったぞ」

○グランドギドラ(テュポーン)「貴様らもな、今のは本気で対応していなかったら危なかったぞ。さぁ、この“雷のテュポーン”をもっと本気にさせてみろ」
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 02:08:49.45 ID:VPSBBZkg0
ロリこんばんは。ちょっと今日も昨日みたいな時間になりそうなので、明日にします。

>>958

?自分はコレを職業にして金取ったりしてないんだけども。
でも落ち着いて書かないといけないのは確かだよね。今日もこのままだと慌てて投下しちゃう時間になるので明日にするよ。

では明日。
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 17:15:12.72 ID:VPSBBZkg0
ロリこんにちは。再開します。
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 17:19:31.71 ID:VPSBBZkg0
見滝原霊園付近

神聖的な見滝原の霊園の近く。そこに獣神と神話に語られる護国の聖獣、地のバランと天のギドラが2人の魔法少女と共に立ち、邪悪で強大な存在と相対する。
そしてこまち、ひより、バラン、ギドラに金色に輝くエネルギーが吸収される。

グランドギドラ(コカドリーユ)「あーらぁ、カイザーったら、あなた達を元気にしてくれたのねぇ。
良いわぁん!活きが良い方が、色々楽しくなっちゃうでしょうし!!」

その紫色のグランドギドラは、濃厚な死の気配で神聖なこの場所を侵していく。

こまち「ふん、より確実にあなた達をぶっ殺せるようにしてくれた訳ね?まぁ、あのカイザーギドラに感謝しておきましょう。
お礼にあのカイザーギドラも殺してあげる事にするわ」

ひより「マミさん達なら私達がコカドリーユを倒すより先にカイザーギドラを倒しちゃうと思うけどね!」

コカドリーユがけたたましく嗤った。

グランドギドラ(コカドリーユ)「イイわねイイわね!凄くイイわぁんっ!健気で剛毅で素敵よ、こまちちゃんにひよりちゃんだっわね!これからあたしと楽しく遊びましょうねぇ!」

こまち「お断りよ。あなたと遊んでいる暇なんて無いの」

グランドギドラ(コカドリーユ)「そう言わないでよぉ。他の皆はどうだか知らないけど、あたしはあなた達のお命をちょうだいしようなんて考えて無いわぁ」

ひより「え・・・?」

グランドギドラ(コカドリーユ)「だぁってそうでしょう?こぉんなに可愛らしいお嬢ちゃん達を殺すだなんて、勿体無さ過ぎて、出来る訳無いじゃなぁい?
死んでたら死んでたで、それはそれで良いんだけどね。
あたし達には“殺せ”じゃ無くて“好きにしろ”って命令出てるのよ」

中央の首が舌なめずりをした。不吉な予感にひよりは身を硬くする。

グランドギドラ(コカドリーユ)「だからぁ!あなた達をオモチャあたしのしてあげるわね!嬉しいわぁ!こぉぉんなに可愛くて綺麗な娘達を好きにしちゃって良いなんて!!
お陰であたし、もう今までに無いくらい興奮しまくりよぉ!!」

バラン「・・・本当に気持ち悪いな、この変態ギドラ」

こまち「量子通信・・・とはちょっと違うみたいだけど、今の声はバラン?」

こまちが横にいる相棒を見上げる。

バラン「あぁ、何かさっきのエネルギーを吸収してから、この通信のようなものでの言語能力を得たみたいだ」

ギドラ「あ、私もみたい・・・」

ひより「ギドラさんの声も聞こえるよ」

グランドギドラ(コカドリーユ)「これであなた達の相棒の悲鳴も言葉で聞けるわね。今から、それをたぁっぷり、聞かせてあげる。
こまちちゃん、ひよりちゃん、簡単に壊れちゃ、嫌よぉ?ちゃあんと、あたしを気持ち良くさせてねぇん?さぁ、どうやって可愛がって欲しいかしら?」

こまち「バラン」

バラン「ギャエエエエエエエエエエーーウゥ!!」

何時までもくだらない事を言う変態に合わせてやる必要は無い。そいつを黙らせる為、バランが地面を蹴ってコカドリーユに飛び掛る。

グランドギドラ(コカドリーユ)「!!」

コカドリーユはそれに反撃。右の頭部の牙で噛み付きにかかる。

バラン「甘い!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「くっ!」

バランの長い尻尾が、コカドリーユーの右の頭部に打ち付けられて、その反撃を阻む。コカドリーユの首の付け根辺りに、全体重を載せた左右の前脚の爪が打ち込まれる。

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギシュアアアアアーーウウウウ!!」

渾身の一撃を食らい、コカドリーユは吹っ飛んだ。地響きを起こし、下の何本かの木や電柱を潰して地面に激突。油断無く身構えるバラン。その隣、援護出きる位置にギドラも立つ。

グランドギドラ(コカドリーユ)「・・・」

ゆらりとコカドリーユが立ち上がる。

グランドギドラ(コカドリーユ)「あは・・・あはは・・・あははははははははは・・・っ!そうよねぇ、魔法少女ちゃんと遊びには、先ず鬱陶しい怪獣のあんた達をどうにかしなきゃいけなかったわねぇ。
嫌だわ、あたしったらすっかり忘れちゃってたわ。あたし、怪獣なんてゴツイ生き物、好きじゃ無いのよ。だから、邪魔されるとけっこームカつくのよね。そっちのギドラちゃんは、あたし達ギドラ族に姿が似てるだけで全然別みたいねぇ」

強い殺気が放たれる。
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 17:20:53.96 ID:VPSBBZkg0
バラン「来るぞ!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギシュアアアアアーーウウウウウゥ!!」

翼で少し浮かび上がり、その巨体からは予測できない速度でコカドリーユが3本の首でギドラに襲い掛かる。

ギドラ「キュイイイイイイイ!!」

ギドラは迎撃するが、その重い頭部の角での頭突きの一撃に、体勢が崩れる。何とか今は逃れたものの、次をかわせない。
直ぐ様、次の一撃が迫る。同じような身体で体格に差があれば、単純にパワーで負けてしまう。

ひより「ストリングス・マニュピレーション!!」

ひよりの手に持ったハープの弦が伸びる。魔力を帯びて黄色に輝く弦は、どんどん伸びてコカドリーユの身体を縛り上げていく。

グランドギドラ(コカドリーユ)「こ・・・こんなもの・・・!」

その弦はグランドギドラの力を持ってしても簡単には千切れない。もっと力を込めれば千切れるだろうが、そんな暇は与えない。

ひより「ギドラさん!アトラナートを!!」

ギドラ「キュロロロロロロロ!!」

ひよりが蜘蛛の神性を持つ神の名を持つ技名を叫ぶ。ギドラの翼の左右5本ずつある翼の爪から、彼女の魔法武器であるハープの弦のような金色の光の糸が伸びていく。
それは枝分かれし、蜘蛛の巣状になって、その魔力と怪獣の力で編まれた捕縛ウェブがコカドリーユを包み込み、蜘蛛の巣の先端はギドラの翼から離れ、空中にがっちりと固定される。

グランドギドラ(コカドリーユ)「何ですって!?」

コカドリーユの動きが完全に止まった。この機会を逃す訳にはいかない。

こまち「今度はこっちの番よ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「チィイイイイイ!」

こまちが持っていた薙刀を一気に40メートルもの長さに長大化させる。そして跳んで横一文字に振るってコカドリーユの胸部と腹部の間辺りを切り裂いた。

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギシュアアアアアーーウウウ!!」

鱗がその下の皮膚と筋肉と同時に切り裂かれ、赤い血が出る。

バラン「ギャエエエエエエーーウ!!」

続いてバランがコカドリーユに跳び付き、その傷口に両手の爪を突き入れ、その中にあるキングギドラの弱点である脳を覆う骨に突き立てる。
グランドギドラも同じかどうかは解らないが、同族なら弱点も同じと判断。骨を爪で突き破り、中の脳にバランの爪と割れた骨が突き刺さる。

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギシュアアアアアアアアアー!?」

そしてそのまま力を込めて、傷口を一気に広げて行き、コカドリーユの胸から上と下を分断する。

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギ・・・ア・・・!」

バラン「悪ぃな。悪党にかける情けは持ち合わせて無いんでな」

ひよりがストリングス・マニュピレーションを、ギドラがアトラナートを解除すると、コカドリーユの胸から上が後方へ転げ落ち、胸から下は前方へ倒れた。
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 17:23:14.99 ID:VPSBBZkg0
バラン「意外に呆気無かったな」

こまち「ふん、油断するからこうなるのよ」

ギドラ「怪獣や魔法少女の戦いにおいて、一瞬の隙や油断は命取り・・・だよね」

ひより「うん、私達も気を付け無いと・・・何はともあれ勝てて良かったね、こまちちゃん!」

こまち「そうね。まぁ、あたしとひよりにかかれば楽勝よ」

ギドラ「さぁ、のんびりしてる時間は無いよ。急いで中心街へ戻ろう?」

バラン「あぁ」

こまち「!!待って・・・ちょっと待って!」

ひより「どうしたの、こまちちゃん?」

こまち「このグランドギドラ・・・死んでるなら、何でグリーフシードになって無いの?」

ひより・バラン・ギドラ「・・・!?」

悪寒が走る。身体の芯が凍えそうな死の気配。が、気付くのが遅過ぎた。

ドシュッ!!

バラン「ガ・・・ハ・・・!!」

ギドラ「キ・・・イイ・・・!!」

2体の背中を貫く、焼けるような痛みと衝撃。

こまち「バラン!!」

ひより「ギドラさん!!」

こまちとひよりの目の前で、バランとギドラは血を吐きながらうつ伏せに倒れる。2体の背中には白く、血まみれになっているものが突き刺さっている。それは、怪獣のものでしか有り得ない巨大な骨だった。
傷は深い。バランとギドラの背中から大量の血が溢れ、大地を真っ赤に染めていく。

こまち「バラン!バラン!しっかりして、バラン!!」

ひより「ギドラさん!大丈夫!?ねぇ!!・・・!?」

相棒の頭部の近くで呼びかける2人を巨大な影が覆った。
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 18:04:26.92 ID:VPSBBZkg0
ひより「!!」

こまち「あなた・・・!!」

見上げてひよりは一瞬、言葉を失い、こまちは怒りを表情に浮かべる。

グランドギドラ(コカドリーユ)「おほほほほほ、油断は命取り、その通りね」

倒した筈のコカドリーユがそこに“立っていた”。胸から下は分断された筈だが、確かにそこに立って、血まみれになって2人と2体を見下ろしている。翼を使って浮いている訳ではない。

ひより「な・・・何で・・・!?確かに脳を潰したのに!!」

こまち「あなた・・・何なの?死んでるの!?」

グランドギドラ(コカドリーユ)「違うわよぉ、確かに身体は死んでるみたいに見えるから“死のコカドリーユ”なんて名乗っちゃってるけど、ちゃあんと命を持った生命体よ。
この身体はあたしにとって外付けのハードウェアでしか無いの。だから幾ら傷付いても痛く無いし、後で修理すれば良い訳。
あ、そうそう、脳は再生させたわ。まぁ、潰されると再生するまでの間動けないから、弱点って言うのは正解だけど、潰されたからって死ぬわけじゃ無いのよね」

コカドリーユの体の上半分を支えているのは、断面から溢れている臓腑だった。千切れた長かったり太かったりする内臓が何本も別の生物のように蠢いて、のたうち、血管が垂れ下がっている。
コカドリーユはバランとギドラに刺さった骨を、左右の首の口で咥えて乱暴に引き抜く。

バラン・ギドラ「!?」

2体の身体が大きく跳ねて、更に多くの血が流れ出す。

グランドギドラ(コカドリーユ)「あばら骨、返してね?入って無いと困るのよねぇ」

コカドリーユは肋骨を咥えた左右の頭部を傷口に突っ込んで、脊髄にくっ付けると、折れた部分同士が接合された。

こまち「この・・・!化物!よくもバランとギドラを!!」

こまちが薙刀に魔力を込めて、コカドリーユに跳び掛る。だが・・・

こまち「なっ・・・!?」

コカドリーユの上半身の断面から、蠢く人間を縛れるくらいの臓腑や血管が伸びる。

こまち「な、何!?」

こまちは襲い来る内臓と血管を薙刀で切るが、切ってもそのまま伸びて来る。跳び掛かっている為、空中では軌道を変えられない。
コカドリーユの内臓や血管が彼女に絡み付き、自由を奪った。

こまち「しまった!!」

薙刀を持つ手もぴんと伸ばされて振る事が出来ない。足掻けば足掻くほど強く絡み付いて自由を奪われていく。

こまち「くっ・・・!離しなさいよ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あ〜ら?そぉんなにあたしと遊びたいの?イイわ〜!美少女が2人、サイコーじゃなぁい!」

そして、断裂している脊椎、それの上半身の方から骨髄が伸びて、倒れている下半身の脊椎の骨髄と接合されると、下半身が起き上がって歩き出す。
上半身の元まで辿り着くと、臓腑、血管同士が絡み合い、骨、筋肉、皮膚が接合され、接合部の鱗が再生していく。
コカドリーユは自分の血に塗れている事と、こまちを縛る内臓と血管を除けば元の状態に再生した。

こまち「ひより!逃げなさい!!」

ひより「で、でも・・・!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「さぁ、ひよりちゃんもこっちへおいで」

ひよりの方へコカドリーユの傷口から長い内臓と血管が多数伸びる。ひよりはハープの弦で対抗するが、手数が違い、両手首を1つにまとめて縛り上げる。
ハープは手から置いて構成していた魔力が霧散して消滅する。

ひより「きゃあああ!!」

そのまま彼女の身体を中央の頭部の前まで持ち上げる。足が地面から離れて吊るされる格好になっている。更に足首にも内臓と血管に絡みつかれて動きを封じられる。
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 18:05:43.27 ID:VPSBBZkg0
ひより「いや・・・!な、何これ・・・!?」

身体強化して引き千切ろうとするが、手首、足首は何本もの内臓と血管にがっちりと縛られて動かせない。そして別の長い、怪獣からすれば小さな内臓が迫り、彼女の脚を這う。血管が服の中に入り込んで、胸を撫で回す。おぞましい感触にひよりは震える。
それらは触手のように、蠢きながら、ゆっくりとひよりの身体を上っていく。内臓も血管も毒々しい紫色の粘液でぬめり、強烈な異臭を発している。ひよりの魔法衣を破りながら、身体をべたべたに汚していく。

ひより「いやぁっ!気持ち悪い!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「やっぱり、人間の女の子って良いわねぇ。肌がピチピチしてるわ。うーん、イイ感触♪触って気持ち良いわぁ!」

ひより「こんなの嫌ぁっ!放して!放してよぉ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「そぉんなに怖がらなくても大丈夫よぉ。痛い事なんてしないから。
寧ろ、とぉーっても、気持ち良くしてあげるわぁ」

こまち「あなた・・・!ひよりに何かしてみなさいよ!殺すわよ!!」

こまちは全力で足掻くが、拘束は解けない。

グランドギドラ(コカドリーユ)「あら?ごめんねぇ、放っておいて。寂しかったの?でも、ちょおおおおおおっと待っていてね?
先にひよりちゃんとお楽しみしちゃいたいのよぉ。その後で、あなた。その後は3Pといきましょうか。うふふふふふふ・・・」

こまち「ふっざけんじゃ無いわよ!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「じゃあ、そろそろ本格的に・・・」

コカドリーユの内臓がひよりの下半身の前の穴に、血管が後ろの穴に侵入しようと伸びる。

グランドギドラ(コカドリーユ)「犯してア・ゲ・ル」

ひより「ひぃっ!嫌・・・!嫌!嫌嫌嫌嫌ぁ!!」

ひよりは道の恐怖に泣き叫び、暴れる。それはコカドリーユの嗜虐心を煽るだけ。

グランドギドラ(コカドリーユ)「んっふふふふふふふ・・・あなたの前と後ろの処女、頂くわねよぉ」

ひより「こまちちゃん!ギドラさん!バランさん!助けて・・・助けてぇえええ!!」

こまち「ひよりぃいいいいいいいい!!」

バラン「良い加減にしろよ、腐乱死体」

ギドラ「その子達を、離して」

その言葉が、この場にいる全員の動きを止めた。コカドリーユが感情を押し殺した声で、声の方を睨み返す。

グランドギドラ(コカドリーユ)「あんた達も、しつこいわね。正直、めっちゃウザイわー。無駄にしぶといから怪獣は嫌いなのよ・・・護国聖獣」
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 18:37:54.06 ID:VPSBBZkg0
重傷を負い、大量の血を失い、バランは2本足で立てないほど、ギドラは翼で身体を支えないと立て無い程に衰弱しきって、それでも2体は立っていた。

こまち「バラン!動けるの!?」

ひより「ギ、ギドラさぁん・・・っ!!」

2体は今にも息絶えそうな、幽鬼のような儚い印象すら漂わせ・・・しかし、その眼は死んでいない。
途轍もない怒りと憎しみを湛えている。正しき怒りと、悪への憎しみが溢れている。護国の聖獣は、まだ、敗れてはいない。

ギドラ「ごめんね、ひよりちゃん、怖い思いさせちゃって。悪者に負けそうになって、かけがえの無い親友を、相棒を危険に晒して護国聖獣失格だよね」

ひより「ギドラさん・・・」

ギドラ「でもね、挽回のチャンスをくれないかな?このグランドギドラは、私達が倒す!」

バラン「滅ぼしてやる!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「あらぁ?随分と威勢が良いじゃない。死に掛けの分際で」

バラン「うるさい・・・同じ空気を吸うなっ!息をするな!臭ぇんだよ、怪奇納豆怪獣!!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「・・・本気でウザいわ、あんた」

コカドリーユの殺気が強くなる。

バラン「ひより!今助けるぞ!こまち!お前は何遊んでいるんだ!?ひよりを守ってやれ!!」

ギドラ「キュイイイイイイイ!!」

ギドラが3つの口から引力光線を放射し、コカドリーユを牽制する。

グランドギドラ(コカドリーユ)「ちぃっ・・・!」

その隙にバランが爪で、こまちとひよりを縛るコカドリーユの内臓と血管を切り裂く。

ひより「あ、ありがとう!」

こまち「なっ・・・!バラン、あなたさっきまでくたばってた分際で、何なのその言い草は!?私がどれだけ大変な目に合ってたかも知らずに・・・!」

こまちがバランの、ひよりがギドラの元に駆け寄る。そして2人はそれぞれ、相棒の止血と痛み止めに魔力を回す。

こまち「解ってると思うけど、あくまで応急処置よ!」

ひより「あんまり無茶しないでね」

バラン「上等!」

ギドラ「十分だよ!」

グランドギドラ(コカドリーユ)「ギシュアアアアアアアアアーウウウ!!」

コカドリーユは、今度は傷口から、怪獣でも縛れる長さと太さの内臓と血管をバランとギドラに向って高速で伸ばす。

バラン「ギャエエエエエーーウゥ!!」

ギドラ「キュロロロロロロロロ!!」

2体は上に飛び上がってかわす。

こまち「さて、第2ラウンドね!」

ひより「今度はさっきみたいにいかないようにしようね!」

ひよりは魔法武器のハープを精製し直し、2人はコカドリーユに向って駆ける。
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/09(日) 18:40:57.78 ID:VPSBBZkg0
今日は此処までで。
夜はブログ更新するので書けないです。
では明日!
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/09(日) 18:45:48.33 ID:gjVvqI+9o
お疲れ様でした。
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 13:03:24.56 ID:Yf+G5zuSO
次のスレタイどうしよう。やっぱりアレですかね。次が最終章になりそうだし
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/10(月) 23:44:26.77 ID:K20vQePC0
ロリこんばんは。

>>970

どうしましょうかね。「魔法少女&怪獣決戦まどか☆ゴジラオールスターズ3」とか捻りも何も無いので考えてますが。

再開します。
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/10(月) 23:48:15.77 ID:K20vQePC0
見滝原岸壁

見滝原の港がある所からは離れた場所、海に面した岸壁に巨大な烏賊と8つ首の竜、2人の少女、そして2人と2体に金色の光が吸収される。そして対峙する、炎のように紅い3つ首の怪獣。

すみれ「な・・・何?今の光は・・・?」

イカ娘「何だか、力が湧いて来たでゲソ!!」

ヤマタノオロチ「ふむ、我らには通信に近いものを通じて人語を話す能力を得たようだ」

すみれ「今の声はヤマタノオロチのなの?」

ヤマタノロチ「如何にも」

ゲゾラ「私もでゲソ!イカ娘、聞こえるでゲソか?」

イカ娘「おお!聞こえるでゲソよ!でも、今の光は何なのでゲソか?」

グランドギドラ(ピュートーン)「今のはカイザーからの贈り物や」

すみれ「敵の私達に?どうして?」

グランドギドラ(ピュートーン)「カイザーがそこまであんたらを気に入ったっちゅー事やな。それやのにうちらの敵になるなんて、ほんま勿体無いわ」

イカ娘「勿体無いかどうかなんて関係無いでゲソ!私達は、海を侵略しようとするお主達を倒せねばならないでゲソ!!」

すみれ「この世界を守る!それが私達の使命!悪しき侵略者であるあなたを倒す!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「やれるもんならやってみぃ!さぁ、始めよか!!」

ピュートーンは翼を広げて飛び上がり、ゲゾラを強襲する。

グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアアアアアアーウウウウ!!」

そして紅く光る引力光線を掃射する。

イカ娘「ゲゾラ!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!」

ゲゾラは身体を低くし、空気を吸い込んで、それをろうとから噴射。岸壁の上を這うように高速飛行する。ピュートーンの引力光線はゲゾラのいた場所を破壊する。

すみれ「イカが飛んだー!?」

イカ娘「訓練されたゲゾラは、トビイカのように短時間の低空飛行が可能なのでゲソ!!」

イカ娘は触手をゲゾラの脚の1本に巻き付け、ゲゾラに引っ張られて飛ぶ。ゲゾラは迷わず、岸壁の上から身を躍らせ、空気噴射を続けて、海面から海へ飛び込んだ。

グランドギドラ(ピュートーン)「何や?海に飛び込んでしもたで。まぁ、ええ、先にあんたから片付けるとしよか!」

ヤマタノロチ「我を甘く見ない事だ!!」

ヤマタノロチとピュートーン、対峙する2つの紅い巨体。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

ヤマタノオロチの8つの頭部の角がバチバチと紫電を発し、その全部で16個の目から紅い雷撃を放射しながら、ピュートーンに突進する。その中央の首の角の後ろにはすみれが立つ。

グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアアアアーウウウゥ!!」

ピュートンも紅い引力光線で反撃。紅い稲妻のような閃光同士がぶつかって相殺、爆発する。
手数が違い、ヤマタノオロチの紅雷がピュートーンに命中する。

グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアアアアーウウウウ!?」

しかし、引力光線も紅雷を突破してヤマタノロチに当たる。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーー!?」

すみれ「今だっ!」

すみれがヤマタノオロチの首から跳び上がる。そして魔法武器の薙刀を頭上で回転させながら魔力を込める。

すみれ「流星衝!!」

すみれが薙刀を振り下ろすと、薙刀の刃先から強力な魔力が閃光となって迸る。そして紅雷を浴びて怯むピュートーンに正面から命中。魔力の大爆発を起こす。
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/10(月) 23:49:14.41 ID:K20vQePC0
グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアアアアーーウウ!!」

大きな隙を晒すピュートーン。

すみれ「超龍撃!!」

すみれがヤマタノオロチの中央の首の上に降りる。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

ヤマタノオロチの8つの口から龍型の爆炎が拡散度は低く連続発射される。それはさながら、首の1本1本を胴体とするヤマタノオロチのようにも見える。
そして多数の爆炎の龍がピュートーンに至近距離から襲い掛かり、その全身を火炎で包み込んだ。普通の怪獣なら丸ごと消し炭になる高熱と広範囲。

すみれ「・・・!?」

しかし、それを浴びてもピュートーンの気配は消えない。そして声が聞こえて来る。

グランドギドラ(ピュートーン)「甘い・・・甘いでぇ!」

ゴォオオオオオオオオオッ!!

ピュートーンの身体から、包む炎を吹き飛ばすように火炎が発生。ピュートーン自身が派生させた火炎で全身を包み込む。

グランドギドラ(ピュートーン)「うちは“火のピュートーン”。火炎を操るうちに炎熱の攻撃は効かへんで!」

すみれ「くっ・・・!」

ヤマタノオロチ「何という・・・!!」

ゲゾラ「なら、これはどうでゲソ?」

グランドギドラ(ピュートーン)「?」

すみれがゲゾラと跳び込んだ海を見るピュートーン。海に物凄い速さで回る、巨大な渦が発生していた。

イカ娘・ゲゾラ「スクリュージェットキャノン!!」

そして渦から、高圧の大量の水を纏い、引き連れながらゲゾラが弾丸のように飛び出した。イカ娘も引っ付いている。
そして燃え盛るピュートーンに突っ込む。

グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアーーウウウ!!?」

ドゴォオオオオオオン!!

7万トンの巨体に2万5千トンの巨体が大量、高圧の水を纏って斜め正面から激突した。水で、燃える炎を消し、消えた部分にゲゾラがぶつかってピュートーンは後ろ向きに吹っ飛んだ。

イカ娘「私のゲゾラの必殺奥義!」

ゲゾラ「見たでゲソか!!」

ヤマタノオロチ「やるでは無いか」

すみれ「(もうイカが飛ぶ事に疑問を持っちゃ駄目なんだろうなぁ・・・)」

イカ娘「今のは効いたんじゃなイカ?」

グランドギドラ(ピュートーン)「痛たたたた・・・やるや無いか・・・イカや思うて舐めたらあかんな・・・」

全身の炎を消してピュートーンが起き上がる。

イカ娘「参ったでゲソね。大して効いて無いじゃなイカ」

すみれ「でも勝負はこれからだよ!!」

イカ娘「そうでゲソ!必ず勝でゲソ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエエーーッ」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアーー!!」

グランドギドラ(ピュートーン)「ギシュアアアアアアアーーウウウ!!」

そして2人と2体は1体と激突する。
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/10(月) 23:51:04.26 ID:K20vQePC0
日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/11(火) 00:10:55.20 ID:AJruJW/wo
お疲れ様でした
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 01:29:57.62 ID:g/tf5fCSO
スレタイに「FINAL WARS」は使わないようですね。
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/11(火) 23:42:54.49 ID:5mk/8v1f0
ロリこんばんは。

>>976

あ、そうですね、使いたいです。ていうか忘れてました。「ワルプルギスの夜」も入れたいですね。そっちで考えます。

再開します。
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/11(火) 23:47:06.71 ID:5mk/8v1f0
見滝原山間部

見滝原の山間部。自然豊かで人々に安らぎを与えていたこの場所は、今は多くの木々がなぎ倒され、電柱は倒れて無惨な光景になっていた。
その中で角を持った昆虫の怪獣と黒金の機械の怪獣が2人の少女と共に、茶色の3つ首の怪獣と相対する。
昆虫の怪獣メガロ、黒金の機械の怪獣機龍ブラック、2人の少女、クレアとエリーゼに飛んで来た金色の光が吸収されるが、茶色のグランドギドラは気にする様子は無く、攻撃を仕掛ける。

グランドギドラ(タラスクス)「ギシュアアアアアアアーーウウウウ!!」

タラスクスは大きく踏み込み、背を向けるほど右の首を振り被る。

メガロ「!?」

正面のメガロはエリーゼを肩に乗せて羽根を使って飛び退いた。

エリーゼ「っ!!」

ドォオオオオオオオン!!

タラスクスが、右の首を突き出した。エリーゼとメガロの視界が衝撃に、白く眩む、そして遅れて爆音が聞こえた。

メガロ「ジュエエエエエエーーーッ!?」

エリーゼ「くううううううっ!!」

空間が、地面が大きく爆砕した。メガロとエリーゼは吹き飛ばされ、地面を転がる。

クレア「エリーゼ!」

機龍ブラック「大丈夫か!?」

機龍ブラックからの通信に近いもので声が聞こえた事で、エリーゼは相棒にさっきの光で通信に近いもので言語を話す能力を得たのだと理解する。
メガロとエリーゼは数百メートルも飛ばされて、ようやく止まった。起き上がって状況を確認する。

エリーゼ「こ・・・これは・・・!」

メガロ「何ちゅう威力や・・・」

メガロも通信に近いもので言語を話せるようになった事がエリーゼに解った。そして見たものは、大きく抉れた地面、直径200メートル程のクレーター。そしてそれに巻き込まれた木や岩の、粉々になった残骸。

グランドギドラ(タラスクス)「俺ハ“地のタラスクス”。地面ヲ砕き、大地を抉ル力あるカラ、そう呼ばれてイル」

機龍ブラック「何だか知らんが、打ち砕く!」

クレア「行きますよ!」

機龍ブラックがブースターを噴かしてタラスクスへ突撃する。そしてクレアが杖を振るうと、この辺り一帯の千切れた地上と地下の電線が伸びて、絡み合って太い巨大な2本の電線となる。
それは大蛇のようにタラスクスに襲い掛かり、接触する。そして2本によって強烈な電位差が発生。超高圧電流がタラスクスの全身に流れる。

グランドギドラ(タラスクス)「ギシュアアアアアーーウウゥ!?」
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/11(火) 23:47:56.14 ID:5mk/8v1f0
機龍ブラック「ギォオオオオオオオン!!」

機龍ブラックがタラスクスが感電して動きを止めている隙に接近、右手を構えながら4式対獣掘削装置、スパイラル・クロウに変形させる。
そしてクレアは機龍ブラックがスパイラル・クロウをタラスクスに突き刺そうとする直前に、機龍ブラックが感電しないよう、電流での攻撃を止める。
そして機龍ブラックはスパイラル・クロウを貫き手のようにタラスクスの胸に突き出す。

グランドギドラ(タラスクス)「こぉおおおおお・・・渇ぁああああああ!!」

機龍ブラック「・・・!?」

タラスクスは電流が無くなって動けるようになった瞬間、左右の首を突き出して衝撃波を放出、機龍ブラックにぶつけてその動きを止めた。倒れないが、強引に後退させられた形になり、機龍ブラックの動きが止まる。
そして動きの止まった機龍ブラックを引力光線で攻撃しようと3つの頭部の口を開く。

機龍ブラック「ふん!遅い!!」

しかし機龍ブラックは展開したブースターを逆噴射させて後退し、茶色の引力光線を避ける。

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!

そしてメガロが角からタラスクスにレーザー殺獣光線を放つ。

グランドギドラ(タラスクス)「ギシュアアアアアーーウウウウ!!」

それは命中するが、体表のバリヤーと、グランドギドラの中でも一際強固なその鱗によって阻まれてダメージにはなり得ないが、気を逸らせて隙を造る事には成功した。

エリーゼ「はぁああああああああ!!」

エリーゼは左手で拳を固めて突き出すと、魔力を伴った巨大な杭のような衝撃波が撃ち出される。
そしてエリーゼが衝撃波を追って弾丸のように跳び出す。拳の衝撃波と同時に、魔力を込めた自分の右拳をタラスクスの首元に打ち付ける。

ドォオオオオオオオン!!

轟音を上げてタラスクスに命中。

グランドギドラ(タラスクス)「グ・・・ヌゥウ!!」

衝撃がタラスクスの巨体を駆ける。そしてエリーゼは跳んでタラスクスから離れる。

メガロ「ジュエエエエエエエーーッ!!」

メガロが口から通常よりもずっと大きく、強力な地熱ナパーム、高熱地熱ナパームを発射する。接触、爆発して巨大な爆炎を起こす、メガロの最大攻撃。それが動けないタラスクスを周囲の空間ごと飲み込んだ。普通の怪獣なら焼死は免れない。

グランドギドラ(タラスクス)「ギシュアアアアアーアアアアア!ウウウウウウウウ!!」

タラスクスの絶叫が轟くが、轟々と鳴る爆炎が燃える音にかき消されて聞こえなくなる。

メガロ「どうや?これは効いたやろ!」

クレア「やった・・・?」

エリーゼ「いえ・・・まだみたいよ」

爆炎が晴れる。そしてその中、変らず威圧感を放ってタラスクスは立っていた。

機龍ブラック「しぶといな」

効くには効いている。それも相当。しかし、タラスクスのあまりのタフさに、相対的に致命的なダメージに至っていない。

グランドギドラ(タラスクス)「ヤルな・・・今のハ効いタゾ」

しかも、脳筋でありながら落ち着きを失っていない。

クレア「やれやれ・・・アブソリュート・ゼロでしか倒せそうに無いですね」

エリーゼ「なら、今度はそれを撃つ隙を作るまでよ!」

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオオン!!」

グランドギドラ(タラスクス)「ギシュアアアアアアアアーーウウウ!!」

そして山間部に怪獣達と魔法少女の咆哮が響く。
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/11(火) 23:49:30.08 ID:5mk/8v1f0
日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日!
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/12(水) 00:10:12.68 ID:1Tk0y1wwo
お疲れ様でした。

何はともあれ、怪獣達は人語ではなく元の様に戻ってほしいものだ。
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/12(水) 23:19:00.99 ID:9RS/31zv0
ロリこんばんは。

>>981

うーん、違和感があるなら、話してる部分はナレとでも思ってもらえれば良いかな。

再開します。
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/12(水) 23:21:10.85 ID:9RS/31zv0
見滝原中心街付近

見滝原の中心街から目で見える場所。そこで最強の怪獣王と最凶の怪獣王が、向かい合う。そしてそれぞれの怪獣王の肩の上には小柄な弓を持った人影が立つ。片方の少女と最強の怪獣王ゴジラにカイザーギドラから金色の光が飛んで来て吸収された。

まどか「(今のは・・・エネルギー?補充してくれたの?ともかく・・・)」

まどかは最凶の怪獣王の上、紅い自分の姿をした少女を真っ直ぐに見据え、宣言する。

まどか「今の私は魔道に生きる身なれど、魂は愛の為に捧げたり・・・外道、射抜くべし!」

マドカ「随分な言われようだね。この子だってゴジラだよ?」

ゴジラ(FW)「確かにな。だが冥符に堕ちた呪われた命だ。これ以上、怪獣王の誇りを汚されるくらいなら、この手で引導を渡してやる」

ゴジラ(GMK)「独善的だな。気に入らない」

まどかとマドカに2体のゴジラの声が聞こえた。と言っても聴覚で捉えた訳ではなく、チャントと同じく、聴覚神経に響いた。
まどかにその理由を気にする余裕は無い。対峙する、少女と少女、ゴジラとゴジラ。2人と2体は鏡写しの如く、同じ構えで向かい合う。
お互い、動かないが、両者のぶつかり合う闘気は、物理的な圧力すら伴って大気を歪ませ始める。

ゴジラ(FW)「気を付けろ、まどか。奴は姿はゴジラでも、その本質は最早別物だ。どんな力を持っているか解らない。十分に気を付けろ」

まどか「うん・・・解った」

まどかはマドカと最凶の怪獣王ゴジラの一挙一動をもらさず凝視する。そして最凶の怪獣王ゴジラが大きく一歩を踏み込んだ。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!!」

それに先んじて、最強の怪獣王ゴジラが走る。最強の怪獣王ゴジラが5万5千トンに比して、最凶の怪獣王ゴジラは6万トン。重量が軽い分、瞬発力では最強の怪獣王ゴジラに分がある。

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアウ!!」

最凶の怪獣王ゴジラも駆け出し、間合いを詰める。

ゴジラ(FW)「グガァアアー!!」

最強の怪獣王ゴジラが抉るように右腕で殴りかかる。

ドォオオオオオオオン!!

地を揺るがす轟音と衝撃。しかし、最凶の怪獣王ゴジラは、その一撃を腕で防御する。

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアウ!!」

最凶の怪獣王ゴジラの喉を下から狙う爪での逆襲。それを最強の怪獣王ゴジラは手で掴んで止める。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアアアーーッ!!」

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアウゥウ!!」

幾度も幾度も殴り合い、爪を突き出し合い、蹴り合い、尻尾を振るい、牙を突き出す2つの黒い巨体。互いに一歩も引かない。

まどか「あ・・・あのゴジラ!最強のゴジラと同じパワーを!?」

パワーは互角、なのだが、最凶の怪獣王ゴジラは殴り合いの駆け引きが実に巧い。互角と言っても良いが、攻撃を多くヒットさせられているのは最強の怪獣王ゴジラの方。

まどか「あ、あれ?ちょっと負けてる?」

ゴジラ(FW)「くっ・・・!多分、最近の戦闘経験の差だな。長い間氷の中で寝てたからな・・・!」

最凶の怪獣王ゴジラ・・・灼熱の怪獣王ゴジラも冷凍睡眠で寝ていたが、先に眠らされたのは最強の怪獣王ゴジラ。近い時間での戦闘経験には差がある。
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/12(水) 23:24:31.42 ID:9RS/31zv0
ゴジラ(FW)「同じ力で殴り合っても、埒が開かないぞ!同時攻撃で仕留める!!」

まどか「うん!」

最強の怪獣王ゴジラがバックステップし、身体がバチバチと光り始める。そしてまどかは意識を集中して6本のピンクに光る矢をその手の中に現出させる。
体内放射とウィーク・シューター。最強の怪獣王ゴジラの体内放射は、他のゴジラ族と比べても、桁違いの威力で、ウィーク・シューターは魔法武器の扱いに特化した魔法少女である、まどかならでは技だ。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアアーーッ!!」

ゴジラ(GMK)「ゴォワァアアアアアアアーーアアアアアウウ!!」

ドォオオオオオオオオン!!

次の瞬間、最強の怪獣王ゴジラの全身からエネルギーの蒼い波動が爆裂。同時にまどかが、思う位置に誘導して射抜くピンク色の矢を6本、弓から射ち放つ。
それに対して最凶の怪獣王ゴジラも同時に全身から紅いエネルギーの波動を爆裂させる。

まどか「そ・・・そんな!?」

2つのエネルギーの波動がぶつかり合った。それはどちらも押し負けず、威力を相殺。

ゴジラ(FW)「俺の体内放射を止めただと!?」

爆裂した2つの莫大なエネルギーが、反動になって戻る。衝撃波が周囲の廃墟と化した建物や瓦礫を粉微塵に粉砕する。
そして、まどかの放ったウィーク・シューター。様々に軌道を変え、最凶の怪獣王ゴジラの両眼と口内、他は紅いマドカを狙うそれは、同じくカーブを描いたり、角に描いて曲がったり、螺旋状に飛ぶ赤く光る矢と穂先同士を突き刺し合って裂かれ、構成する魔力を中空に霧散させる。

まどか「こ・・・これって、まさか・・・!」

ゴジラ(FW)「つまりはそういう事か。奴らは俺達を同じ力を持っている・・・!」

マドカ「その通り。ようやく気付いたみたいだね」

ゴジラ(GMK)「お前達が過去に使った技、能力。ギドラ族はそのデータを持っている。そしてカイザーギドラが俺に与えた」

マドカ「最も全て同じと言う訳じゃ無いけどね。例えば、さっきの殴り合い、どちらかと言えば、こちらに分があったのは解るよね?そして・・・」

ゴジラ(GMK)「ゴォウウウゥ・・・!」

ジィイイイイイイ・・・

音を立てて最凶の怪獣王ゴジラの背びれが青白く光り始める。

ゴジラ(GMK)「ゴォアアァ・・・」

シュイイイイイイ・・・!

開いた最凶の怪獣王ゴジラの口に光が集まり、やや紫色を帯びた強烈な光を放つ。

ズヴァアアアアアアアアア!!

ゴジラ(FW)「!?」

最凶の怪獣王ゴジラの口から、最強の怪獣王ゴジラに向けて放射火炎が発射される。発射前の隙の大きな攻撃だったので、最強の怪獣王ゴジラは余裕を持って屈んで避ける事が出来た。そしてそれが地面に着弾する。

ドォオオオオオオオオオン!!

その放射火炎が当たった地面は、爆発し、きのこ雲を空高く打ち上げる。

まどか「か・・・核爆発!?」

ゴジラ(FW)「成る程、放射火炎の発射には時間が掛かるが、威力は数段上という事か」

マドカ「うん。普通の怪獣なら一撃で戦闘不能、もしくは粉微塵になる威力だよ。隙が大きいといても気を付けた方が良いよ?」

まどか「それはどうも!」

此処でも戦いは続く。
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/12(水) 23:27:31.73 ID:9RS/31zv0
日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日!
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage saga]:2012/09/12(水) 23:44:47.41 ID:p2zUUZzM0

こっちの今までの技がまるっきり通じないとなれば・・・
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/12(水) 23:55:40.82 ID:1Tk0y1wwo
お疲れ様というか・・・
いい加減落ち着いてくれ!まだ間違いがあるじゃないか!

× ゴジラ(FW)「つまりはそういう事か。奴らは俺達を同じ力を持っている・・・!」
○ ゴジラ(FW)「つまりはそういう事か。奴らは俺達と同じ力を持っている・・・!」
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/13(木) 23:32:36.70 ID:GGf7T79Y0
ロリこんばんは。

>>986

見せた技は通じない。というか読まれて防がれる。なら・・・という風に展開していく予定です。

>>987

あ、ごめん。これ投下してから気付いて意味が解れば良いかなと思ったけど、こんなのでも修正した方が良いのだろうか。

再開します。
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/13(木) 23:40:14.91 ID:GGf7T79Y0
見滝原中心街

見滝原の場所も人口も経済も中心であった場所。其処はかつての姿は見る影も無い廃墟と化し、今はこの戦いの中心の場所となっている。
金色の巨大な3つ首の怪獣の前に、金と銀の半機械のこちらも3つ首の怪獣、血のように赤い怪獣、闇のように暗い青の怪獣が相対している。そして3体の怪獣、メカキングギドラ、デストロイア、スペースゴジラの傍らには3人の少女。

メカキングギドラ「此処まで一緒に入れて嬉しいよ。必ず勝って生きて帰ろう」

マミ「ええ、勿論よ」

デストロイア「大切なものを守り抜いてこそ、俺の命は初めて意味を持つ。造られたかどうかなんて問題じゃねぇ。杏子!奴を倒して俺達は望む未来を掴んでやるぞ!!」

杏子「あったり前だ!あたし達の生きる道はこれからなんだからな!」

スペーズゴジラ「この俺が地球を守る為に、最強の敵と戦うか。予想はしていたが、実際になると面白い展開だな。あいり、お前に生かされて正解だったな」

あいり「ははっ、私もだ。プレイアデスの連中を殺そうと復讐に燃えていた頃が懐かしいな」

3体は、カイザーギドラから受けたエネルギーで、量子通信に近いものを通じての言語能力を得ている。
尚、そこら中にスペースゴジラが造り出した結晶が突き出ており、スペースゴジラの砦のようになっていた。

カイザーギドラ「この姿で戦うのは以前は1億年程も前であった。力の加減を間違えてしまうかも知れん。おっと、貴公らにはそのような心配は不要かな?」

カイザーギドラはその結晶を破壊しようともしない。相変わらず圧倒的な余裕を持って落ち着いている。

杏子「へっ、余裕たっぷりじゃねぇか」

あいり「すぐに後させてやるさ」

マミ「でもハッタリには聞こえないわ」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

カイザーギドラ「ギュエエエエエエ!ギュオオオオオオオ!!」

メカキングギドラが中央の機械の首の、左右の首の口を揃えて中央の首の口からレーザー光線、左右の首の口から反重力光線を、デストロイアはオキシジェン・デストロイヤーレイをスペースゴジラはコロナビームをそれぞれ、カイザーギドラの3つの頭部に向けて発射する。
手加減なし、全力の光線攻撃。それに対して、カイザーギドラは、自分の頭部に命中する直前、3つの口から金色に輝く太い稲妻のような光線を撃ち出して、飛んで来る光線にぶつける。
そして光線同士は少しの間せめぎ合っていたが、カイザーギドラが少し光線の威力を強めると、レーザー光線と反重力光線、オキシジェン・デストロイヤーレイ、コロナビームを殆ど抵抗無く押して行く。

バチィン!!

メカキングギドラ「ギシャアアアアア!?」

デストロイア「グゥオウ!?」

スペースゴジラ「ギャオオウ!?」

それぞれの口元で爆発、3体の怪獣は後ろに派手に転んで廃墟を押し潰した。8万トンの巨体が3体転び、地面を激震と轟音が走る。

マミ「くっ・・・!」

杏子「うわっと!」

あいり「おっと!」

3人が降り注ぐ瓦礫と土砂のスコールを避けて跳ぶ。

カイザーギドラ「ギュエエエ!!」

カイザーギドラは倒れた3体に向けて光線を掃射する。

メカキングギドラ「ギシュウウウウ!!」

デストロイア「グゥオオオオ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ!!」

3本の光線は3体に1つずつ浴びせられ、その光線に押されるように、地面を削りながら滑り、半壊したビルに突っ込まされて、ビルを全壊させる。
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/13(木) 23:42:33.24 ID:GGf7T79Y0
カイザーギドラ「ギュアアアアアアア!!」

カイザーギドラは上に向って口を開き、光線を放射。光線は放物線を描いてメカキングギドラ、デストロイア、スペースゴジラに降り注ぐ。

メカキングギドラ「ギシャアアアア・・・!」

デストロイア「グゥオオオオオオウ・・・!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ・・・!」

その光線に持ち上げられるように3体の巨体が軽々と持ち上げられる。カイザーギドラが光線の放射を止めると、3体は地面に落下、激突。
再び辺りの地面を大地震の如く揺るがせる。

カイザーギドラ「ギュエエエエエエ!」

更にカイザーギドラは光線を発射。起き上がろうとする3体を光線で捕らえ、地面に押さえ付けて、首を動かし、3体を光線で引き摺り回す。

メカキングギドラ「ギシュウウウウーウウ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

メカキングギドラ、デストロイア、スペースゴジラはもがくが逃れられず、廃墟や瓦礫、結晶を砕き、轢き潰しながら地面を滑る。

マミ「きゃあっ!?ちょっと!!」

杏子「どわぁあああああああ!!」

あいり「脚を止めるな、潰されるぞ!!」

3人は滑ってくる相棒の巨体と、そこら中に撒き散らされる瓦礫から逃れるべく走る。
やがてメカキングギドラ、デストロイア、スペースゴジラは比較的損傷の少ない大きなビルに激突させられる。そのビルが崩れ、残骸の中に埋もれる3体。

カイザーギドラ「ギュエエエエエ!ギュオオオオオ!!」

瓦礫に埋もれた3体向けて先ほどまでより威力を上げた光線を照射。照射している間、爆発し続ける。
そして光線を撃つのを止めるカイザーギドラ。

カイザーギドラ「デストロイド・カイザーの威力調整を兼ねて撃ってみたが・・・少々やり過ぎてしまったかな?だとしたら許せ。
しかし、よもやこの程度で倒れる貴公らでもあるまい」

立ち昇る爆風の中へカイザーギドラは呼びかける。爆風の中から3体の巨大な影が歩み出て来るのが見える。

デストロイア「当たり前だ!」

スペースゴジラ「少々、判断を誤ったか・・・」

メカキングギドラ「まともに光線のパワー比べなんてやるべきじゃ無かったね」

3体はあれだけ攻撃を受けても、目立った損傷は無い。ダメージはあるが、マミの治癒魔法で回復できる程度だ。すぐにマミが治し始める。

杏子「さーって、仕掛けるぞ!」

あいり「あぁ、ボコってやるとするか」

マミ「2人とも、絶対に油断はしないで!」

見滝原の中心街で超常、頂上の決戦が繰り広げられる。
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/13(木) 23:44:58.84 ID:GGf7T79Y0
日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日に!
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/13(木) 23:56:07.79 ID:eHUSR9dQo
お疲れ様でした。
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/09/13(木) 23:57:07.70 ID:3WrEaP/AO

強くてプライドの高い奴との戦いとなるとバカバカしい発想での逆転勝利を期待しちゃうな
長谷川裕一でいうと300mのダイヤ叩きつけたり細胞の一片も残さず消し飛ばす程のバカデカいエネルギー体を超光速で叩きつけたり、あと銀河そのものをカッターにしたりとか
あくまで例えだけど
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/09/14(金) 20:38:58.36 ID:QAneuI3DO
乙です。

GMKゴジラはゾンビみたいに理性がない状態なのかと思ってたから自我があるのは意外。

マドカはイーヴィルティガとかダークザキみたいな悪いウルトラマンっぽくていいね。

それにしてもカイザー様強えぇ……あんまり好きな怪獣じゃなかったけど、このSS読んでたら好きになってきたよ。
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/09/15(土) 00:17:55.29 ID:XIl0S9vNo


カイザーがまるで真バーンやフリーザ様だ・・・圧倒的な強さとか絶望感とかカリスマ性とか素晴らしい。
マミさん達も何とか一矢を報いてもらいたい。
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/15(土) 03:23:50.46 ID:bkNe71wz0
ロリこんばんは。かずみマギカ4巻買いました。何ていうか、まどマギでした。原作同様、主人公には作者からこの言葉がぶつけられている模様。「絶望がお前のゴールだ!!」

>>993

ばかばかしい発想での逆転・・・かぁ。何か起こると思います。銀河そのものをカッターにするとか何かグレンラガンっぽいね。

>>994

あ、読んで思ったんだけど、GMKゴジラは普通に喋るより、カタコトの方がそれっぽくて良かったかなと思う。
マドカは自分はイーヴィル・ティガとか同人誌で読んだ悪堕ちまどかのイメージで書いています。
読んで怪獣を好きになってもらえたなら凄く嬉しいです!

>>995

カイザーは真バーン様を凄く意識して書いてる。圧倒的な強さと絶望感とカリスマ性を描けてたら良かったです。
うん、何とか一矢は報いる予定。

ちょっと新スレ立てて来ます。
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/15(土) 03:27:33.07 ID:bkNe71wz0
新スレです

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347647171/
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/15(土) 04:01:57.00 ID:HehSDkaOo
test
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/15(土) 04:02:22.62 ID:HehSDkaOo
もうちょいtest
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/15(土) 04:04:38.55 ID:HehSDkaOo
ひとまず後ここはこれしかないから埋めるか
次へ続く
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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魔法少女&怪獣FINAL WARSまどか☆ゴジラオールスターズ3 @ 2012/09/15(土) 03:26:11.30 ID:bkNe71wz0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347647171/

【Fate】やる夫で聖杯戦争 @ 2012/09/15(土) 03:13:41.93 ID:vsVzArgeo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347646421/

梓「もうあなたに会えない…」 @ 2012/09/15(土) 02:59:30.61 ID:QM9SCODS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347645570/

いつも更新チェックしてるSSを教えろ下さい @ 2012/09/15(土) 02:14:01.97 ID:STuze7uIO
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絶望の中の希望 @ 2012/09/15(土) 02:13:24.75 ID:Cd1FtSPgo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1347642804/

新規スレ @ 2012/09/15(土) 01:28:02.85 ID:VY0I7vqSO
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テストスレ 第漆章 @ 2012/09/15(土) 01:19:10.66 ID:hyIAlI+ao
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【咲】京太郎「いざ、白糸台高校へ」PART17【安価】 @ 2012/09/15(土) 00:47:38.78 ID:aa5yw+QR0
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