このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

P「ときめきメモリアルver765オールクリアデータ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:24:41.36 ID:lbaDsJyIo
もしもアイマスがときめきメモリアルだったら全員を攻略する
そんな内容です

1週目、2週目、前スレがあるので、まずはそちらを読んでもらえたら話の流れがつかめるかと思います

1週目
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346228440/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346311774/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346389974/

2週目
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347441113/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347522666/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347542081/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347600244/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347625022/

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349027728/

今回は雪歩編からの投下でスタートします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351106681
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

(安価&コンマ)コードギアス 薄明の者 @ 2025/07/23(水) 22:31:03.79 ID:7O97aVFy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753277463/

ご褒美にはチョコレート @ 2025/07/23(水) 21:57:52.36 ID:DdkKPHpQ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753275471/

ビーノどっさりパック @ 2025/07/23(水) 20:04:42.82 ID:dVhNYsSZ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753268681/

コナン「博士からメールが来たぞ」 @ 2025/07/23(水) 00:53:42.50 ID:QmEFnDwEO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753199622/

4日も埋まらないということは @ 2025/07/22(火) 00:48:35.91 ID:b9MtQNrio
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753112915/

クリスタ「かわいいだけじゃだめですか?」 @ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752882313/

八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 @ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752874532/

【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 @ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752849897/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:27:03.59 ID:lbaDsJyIo
【優しさに触れた日】

P『なんだか入学早々から、どっと疲れたなー…』

P『早く帰ろう…』

真『あっ、おーい!』

P『ん?』

P『あぁ、真か』

真『プロデューサーくん、今から帰り?』

真『帰り道一緒だよね?良かったらボク達と一緒に帰らない?』

P『ボク達?』

?『ええっ…!?真ちゃん…?』

真『大丈夫だよ。何かあったら、この人蹴り飛ばすから』
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:27:59.32 ID:lbaDsJyIo
            __ , ─── 、
           . :´: : : : : : : : : : : : : : : : `: .
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
        ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : i
        |: : : : : : : : : : : :/: : : : : : :ヽ: : : : : : : : ::: ヽ: ::|
.        |: : : :/: : : : : : : i: :|: : : : : : :ヽ: : : : : : : : ::: : 、::|
       |: : :,': : : : : : : :|: :ハ: : : : : : : ヽ\: :ヽ: : ::::::::|::|
         |: :|: : : : : : :/ |:イuヽ::ヽ: : : : |  \ヽ: :::::::::|:|
       |: |: : : : : :/  V   ヽヽ\: :|___ヽ|ヽ: ハ|:|
        |:|: : : : :/_ , ─ ´ ヽ ヽ|   __ V:::::|
        || |: : ::|   _ニ      ̄(:ヒソ ' |::::::|
       _ |v \{ <´ (::ヒソ          .::::::::::/|:::::|´  ̄ ヽ
      /  `|: : ::|ヽ::::::::::     ,       |:|::::| /    ヽ
     /   \ |: : :| `、         _  ノ|:::::|/     i
    {     ヽ|: : :| | \  r── ´   }/ |:::::|       |
    |       |: : :||∠ヽ` ニ ´  ̄ イ" j /::::/       |
.     |       |:|ヽヽ∠ヽ  \ ̄ ̄/  ノ //:/ /       |
    |      レヽ ヽ∠ \/| ̄ |ヽ/ _//      |
     |       \}   //  | O | \ ヽ /        /

?『で、でもでもー…』
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:28:27.49 ID:lbaDsJyIo
P『あれ…?萩原さん?』

雪歩『えっ…?』

雪歩『あっ…プロデューサー…くん…』

真『あれ?知り合いだったの?』

P『あぁ、中学の時、一度同じクラスになったことあるんだ』

P『(全然喋ったことないけど…)』

真『あぁ、なるほどね』

真『じゃあ話は早いね!』

雪歩『うぅっ…』オズオズ…

真『大丈夫だって!この人、害無いから』

P『(ていうか萩原さんが男子と話しているところみたことなかったな…)』

P『(今の様子を見ても…苦手意識があるのかな?)』

P『(真は…女の子か…)』
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:29:54.30 ID:lbaDsJyIo
P『悪い、真。俺、先に1人で帰るわ』

真『えっ?なんでさ?』

P『ちょっと急用思い出しちゃってさ』チラッ…

雪歩『あっ…』

P『(イヤな思いさせてまで一緒に下校する必要も無いだろう)』

真『そっかー。なら、また明日だね!』

P『あぁ、また明日な!じゃあな!』タッ…

真『じゃあねー!』

真『…さて、雪歩。ボク達も帰ろうか?』

雪歩『……』

真『雪歩?』

雪歩『(プロデューサーくん…私のこと気遣ってくれて…?)』
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:30:38.12 ID:lbaDsJyIo
【デートきてくれますか?】

P『萩原さんか…』

P『中学時代は全然喋ったことが無かったけど…』

P『せっかく高校も同じになったんだから仲良くなりたいな』

P『……』

P『…でも、デート来てくれるのかな?』

trrrrrrrrr…

ガチャ…

雪歩『はい、萩原です』

P『あっ、萩原さん?俺、プロデューサーだけど…』

雪歩『ひゃっ!?ぷ、プロデューサーくん…?』

P『は、萩原さん?』
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:31:08.32 ID:lbaDsJyIo
雪歩『あ…ご、ごめんなさい…』

雪歩『えっと…突然お電話貰ったから…その…』

P『あっ、ごめん…驚かせちゃったかな?』

雪歩『いえ…そんな…』

雪歩『そのぉ…私の何かご用でしょうか…?』

P『あぁ、うん…』

P『もし良かったらで良いんだけどさ…』

P『今度の日曜日、一緒に中央公園で散歩でもしない?』

雪歩『えっ…』

雪歩『……』
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:31:46.27 ID:lbaDsJyIo
P『あっ…やっぱりダメかな…?』

雪歩『い、いえ!』

雪歩『えっとぉ…私で良かったら…その…』

P『えっ?OKなの?』

雪歩『はい…』

P『それじゃあ、日曜日に中央公園の前で待ち合わせで大丈夫?』

雪歩『は、はいっ』

雪歩『楽しみにしてますね…?』

P『(まさか誘えるとは…)』
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:32:44.84 ID:lbaDsJyIo
【一歩前進】

P『さてと…本当に萩原さんは来てくれるのかな…?』

雪歩『お、お待たせしましたっ…!』

P『萩原さん』

雪歩『……』オズオズ…

P『(見るからに緊張してるな…)』

P『えっと…本当に大丈夫?』

雪歩『は、はいっ!』ビクッ…

雪歩『……多分』

P『(頑張って来てくれたんだろうな…)』

P『それじゃあ、行こうか?』
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:33:23.73 ID:lbaDsJyIo
雪歩『な、並木道って素敵だよねっ』

雪歩『景色も良いし、どこまでもお散歩したくなる気分…』

P『うん、それは俺もそう思うんだけどさ』

P『萩原さん……距離、遠くない?』

雪歩『あ、ご、ごめんなさいっ…!』

雪歩『……』チョコッ…

P『(それでも、まだ大股二歩ぐらいの距離があるな…)』

P『(まぁでも、デートに来てくれただけで充分だよな)』

雪歩『……』

雪歩『…あの』

P『ん?』
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:33:50.76 ID:lbaDsJyIo
雪歩『私、こういうの慣れて無いっていうか、その…』

雪歩『で、でも、凄く楽しいからっ!』

P『…!』

雪歩『だから今日は誘ってくれて、ありがとうっ…!』ニコッ

P『……』

P『それって友達ってことで良いのかな?』

雪歩『えっ?』

雪歩『……は、はい』モジモジ…
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:34:40.87 ID:lbaDsJyIo
     /                      \
       . ゙                        \
     /      //           /         ヽ
.     /      //     /   ,〃          ',
   ,′       l/   /    / /    /      l|
   !    i    |  /7-─/、 /    ∧ .│   l|
   l   i    |/ _厶./_  /  / / ヽ |    |
.   !   .i   │ィf{ノハ ゙ヽ / / ノ_ `ヽ.||   │
.   |.        │代ノ:::ノ   /   ィぅュ、ノ|     |
    |       |  ¨´        んノハ}  |   l |
.     |.       |  :::::::        ヒ:ノ '゙/ !  ,l│
    \.      |           ' :::::: /   !  /jノ
      ヽ    |、             ,へ. | /  
       \  | 丶、  `ー- '    ノ  ヽ! /
        r‐/\|   丶.   _,.  '´    j/
      丿 \      [ ̄
    ,ィ     \     | \、_
   / ヽ.      \   |   | \
  /    \      \ |   |/⌒l 
. / ̄ ̄\  \     /∧j o ハ  |
/     ヽ  \ O./  O|\/  ',. | 
       }   \/   .|     ||

雪歩『私なんかで良かったら…』

P『そっか、嬉しいよ』

雪歩『…えへへ♪』

P『(デートに来てくれただけで充分なんてもんじゃない)』

P『(これは大きな進展じゃないか!)』
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:35:09.16 ID:lbaDsJyIo
雪歩『えっと、今日は誘ってくれて本当にありがとうっ』

雪歩『本当に楽しかったよっ』

P『良かった』

P『また誘っても良いかな?』

雪歩『あっ…』

雪歩『は、はい…!』

雪歩『良かったらまた誘ってくださいっ!』

P『うん、また誘わしてもらうね』

雪歩『えっと…途中まで一緒だよね…?』

P『一緒に帰っても良いかな?』

雪歩『うんっ…!』
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:35:51.60 ID:lbaDsJyIo
【これは仕方ない】

P『今日は体育祭だ!』

P『そして俺が参加するのは二人三脚なわけなんだが…』

雪歩『うぅぅ……』オズッ…

P『(選手ですがパートナーが足を結んでくれません)』

P『萩原さん、ダメそうだったら棄権しても…』

雪歩『そ、そんな…!』

雪歩『それじゃあ、あなたに迷惑を…』

P『でも…』

雪歩『だ、大丈夫っ…!』

雪歩『私、気合いだけはあるからっ!』フンスッ!

P『じゃあ…足、結んでも良い?』スッ…

雪歩『ひゃあっ!?ち、近いっ…!!』ビクッ…!

P『(……これはダメだな)』

P『(うーん…まだまだ距離を感じちゃうなぁ…)』

雪歩『うぅっ…すみませぇん…』グズッ…

P『(結局、俺と萩原さんは二人三脚を棄権した…)』
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:36:38.58 ID:lbaDsJyIo
【真面目で良い子】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『うむ…』

P『可もなく不可も無く…』

雪歩『あっ…こ、こんにちわっ…』

P『やあ、萩原さん』

P『テスト、どうだった?』

雪歩『わ、私はその…』

雪歩『か、可も無く不可も無くかな…』

P『(あとで聞いた話だと、萩原さんは国語関連は満点だったらしい)』

P『(もっと自分に自信を持っていいと思うのになぁ)』
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:37:10.25 ID:lbaDsJyIo
【ホントにきてくれますか?】

P『さて、夏休みだ!』

P『……』

P『…萩原さん、海になんて来てくれるのかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

雪歩『はい、萩原です』

P『あっ、萩原さん?』

雪歩『あっ…プロデューサーくん…』

雪歩『えっと…なにか急用ですか?』

P『あっ…えっとさ…』
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:37:36.93 ID:lbaDsJyIo
P『もし良かったら日曜日に一緒に海でも行かない?』

雪歩『う、海ですか…?』

雪歩『う、うーん…』

P『(…やっぱりダメかな)』

P『(今のシーズンだと男性客も多いし…)』

雪歩『だ、大丈夫ですっ…』

P『えっ、本当に?』

雪歩『は、はい…』

P『じゃあ、日曜日は駅で待ち合わせでも平気かな?』

雪歩『わ、わかりましたっ!』

雪歩『頑張って行きますっ…!』

P『(頑張ってって…)』
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:38:09.07 ID:lbaDsJyIo
【ひんそーひんにゅーちんちくりん?】

P『さてと、萩原さんはまだ来てないな…』

雪歩『お、遅れてごめんなさいっ…!』

P『萩原さん』

雪歩『その…おでかけするのにあれこれ迷っちゃって…』

P『(やっぱり無理して来てくれたのかな…?)』

P『大丈夫そう?キツいなら…』

雪歩『い、いえ!』

雪歩『あなたがいるなら、その…』

雪歩『平気っ!』

P『……』

P『(かなり感激だな…)』
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:38:47.93 ID:lbaDsJyIo
P『さてと…海に着いたわけなんだけど…』

雪歩『…ううっ』モジモジ…

P『…萩原さん、着替えないの?』

雪歩『そ、そのっ…えっと…』

雪歩『だってぇ…』

雪歩『私、ひんそーひんにゅーでちんちくりんだもんっ!』

P『えっ?』

雪歩『やっぱり、あなたの前で水着なんて恥ずかしいですっ!』

P『……』

P『(線が細くて俺好みのスタイルなんだけどな…)』
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:39:36.29 ID:lbaDsJyIo
             .  ―  ‐ -  .
          . < . : : : : : : : : : : : : : : .> .
.         . < . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
      / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
      〃. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
  ーイ        : : :/ : : : : : : : : : : : : : . . . . . . . . : : ヘ
   /: : : : : : : : : : : :/ l: : : |! : : : : : : | : : : : : : : : : : : : : :.
.  /: : : : : : : : : : : :/  ! : : W : : : : : l : : : : : : : : : : : : : ∧
  / イ.: : : : : : :.:|! : ,'   V: :.!丶: : : : :.ト、: : : : : : : : : : : : : : ',
. /´ .|: : : : : : : :.|!: :|! ,  ∨ !  \ー :!-∨ _: :/ : : : : : : : : :.
   l :|: : : : : : :!∨| /   .Y    ヽ:/ ハ: :/ : : : : : : : : : :|
   Y.: : : : : :.| 斗'      \  /    V. : : : : : : : : : :.:|
.     V\: : : : lー=≠,      ≠ = 一んつ : : : : : : : : : j
.      | \ : :l.   /              l : :/ : : : : : : :,'
.      |: : :>rつ'"       _  - … .、j :/ : : : : : : :/
.      | :/ : : : :〉   r ―  ¨      イ / : : :/ : : :/
.      |/l : : : : > . ゝ _    _  < /イ : /,' : /
.       | ', : : :ト、: : : : : : / ¨ У  ヽ. /: :/ ヽ /
         ゝ: :.| \l、: :Y   〃      Y"     ',
          \!     / |  ./        j      j
              〈 j! .〈      〆      /
              ∨   〉_  .Y´.У   :/
              /   / l   |. /    :/
                /   /   !   .|/    :/ 〉

雪歩『ううっ…せっかく海にまで来たのにすみませぇん…』

雪歩『私なんて、穴を掘って埋まってますぅ!!』

P『い、いや…そこまでしなくても…』

P『ほ、ほら!波打ち際で遊んだりも出来るし!』

雪歩『でもぉ…』

P『ほら、一緒に砂の城でも作ろう?』

雪歩『プロデューサーくん…』

雪歩『…うん』

雪歩『ごめんね……ありがとう…』
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:40:17.85 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

雪歩『その、今日は本当に…!』

P『大きな城も作れて楽しかったね?』

雪歩『あっ…』

雪歩『…うんっ』

雪歩『…楽しかった♪』

雪歩『だから…また…』

P『うん、また一緒に遊ぼう』

雪歩『…!』

雪歩『…うんっ♪』
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:40:58.72 ID:lbaDsJyIo
【茶道部、誕生】

P『さて、今日から新学期だ!』

小鳥『そんなあなたにご朗報〜♪』

P『小鳥先生?』

小鳥『雪歩ちゃんがね、新しく部活を作ったのよ』

P『えっ?萩原さんが?』

小鳥『ええ♪』

小鳥『その名も茶道部!』

小鳥『せっかくの学園生活、帰宅部じゃもったいないわよ?』

小鳥『もし興味があったら覗いてみたら、どうかしら?』

P『(茶道部か…)』
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:41:25.07 ID:lbaDsJyIo
ガラッ…

P『失礼しまーす…』

雪歩『ふぇっ?ぷ、プロデューサーくん?』

P『あっ、萩原さん』

P『(おお、和服だ…本格的だなぁ…)』

雪歩『な、何か茶道部にご用?』

P『あぁ、うん』

P『入部希望なんだ』

雪歩『えっ…?入部希望…?』

P『うん』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:41:51.75 ID:lbaDsJyIo
雪歩『わぁっ…♪』

雪歩『歓迎しますっ!茶道部へようこそっ!』

P『えっ?そんなあっさり良いの?』

雪歩『も、もちろんっ』

雪歩『私が作った部活だから、私が部長だし…』

雪歩『お友達なら大歓迎ですっ!』

P『…!』

P『(なんか俺は特別みたいで優越感…)』

P『(こうして俺は茶道部に入部した!)』
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:42:20.41 ID:lbaDsJyIo
【わびさび】

雪歩『……』シャカシャカシャカ…

P『……』

雪歩『粗茶ですが…』コトッ…

P『い、いただきます…』スッ…

P『えーと…器を二回回して…』クルクル…

P『…んっ』ゴクッ…

P『!!』

P『(お抹茶、うめぇ!)』

雪歩『……』ジーッ…

P『…!』

P『け、結構なお手前でした…?』

雪歩『…♪』ウンウン…

P『(不思議だ…身も心がまるで穏やかに…)』
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:43:03.25 ID:lbaDsJyIo
【ときメモなら「部」と呼ぶ】

雪歩『……』コクコク…

雪歩『…ふぅ』

P『ところで萩原さん?』

雪歩『はいっ?』

P『俺達以外の部員っていないの?』

雪歩『えっ?』

雪歩『私達…二人だけだけど…?』

P『えっ』

雪歩『言って無かったっけ…?』

P『(この部活はあの萩原さんと二人きりになれるという奇跡の部活だったのか!?)』

P『(…ていうか、「部」と呼んで良いのか?)』
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:43:32.68 ID:lbaDsJyIo
【あっさり】

P『そういえば茶道部は文化祭ってどうするの?』

雪歩『あっ、うーんと…』

雪歩『お茶とお茶菓子を出して…』

P『うん』

雪歩『……』

雪歩『…それだけ、かな?』

P『…休憩所?』

雪歩『そ、そうかも…』

P『(まぁ、お客さんに正座させるのもなんだしな…)』
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:44:05.88 ID:lbaDsJyIo
【多分、宇宙】

P『今日は文化祭だ!』

雪歩『は、はいっ…!お茶のおかわりは自由ですっ』

P『……』

P『(平和だ…)』

貴音『もし?お茶菓子のおかわりをいただいても…』

P『四条さん。他のお客さんの分、無くなっちゃうからそれぐらいで勘弁してくれない?』

貴音『むぅ…』

雪歩『あっ、お茶ならいくらでも…!』

貴音『では、お茶で空腹を満たすとしましょう…』

P『(四条さんに胃袋に限界はあるのだろうか…?)』

P『(こうして高校生活、最初の文化祭は終わりを迎えた…)』
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:45:02.60 ID:lbaDsJyIo
【ときめきの予感】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:45:29.13 ID:lbaDsJyIo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく雪歩ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、萩原さん?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:46:10.83 ID:lbaDsJyIo
【まだ二人は始まったばかり】

P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいや!ベストタイミング!』

雪歩『こ、こんにちわっ』

P『萩原さん、こんにちは』

小鳥『こらこらー?挨拶よりも先に言わなきゃいけないことがあるでしょー?』

P『えっ?』

小鳥『今日、24日は雪歩ちゃんのお誕生日なのよ!』

P『おお…!?』

雪歩『わ、私なんかにはもったいない聖なる日なんですけど…一応…』

P『いやいや、萩原さんにはピッタリな誕生日だよ』

P『誕生日、おめでとう萩原さん!』

雪歩『あっ…』

雪歩『ありがとうございますぅ…///』

小鳥『(うーん♪青春の1ページねー♪)』
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:46:36.63 ID:lbaDsJyIo
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『萩原さん、俺と一緒に乗れる?』

雪歩『あっ、は、はいっ』

雪歩『私なんかで良ければ…』

P『(…日に日に俺と話す時の距離が近くなってる)』

P『(これはもう信頼されているのかな…?)』

小鳥『…と、考えるプロデューサーくんであった』

P『人の心を読まないでください!?』

雪歩『?』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:47:03.10 ID:lbaDsJyIo
雪歩『……』ピトッ…

P『(…凄い)』

P『(萩原さんが俺にもたれかかってる…)』

P『……』ドキドキ…

P『(いやいや!?よこしまなことを考えるな俺!)』

P『(彼女の信頼を裏切るな!)』

雪歩『……』ギュッ…

P『(……いや、でも無理だろ)』ホンホンッ…

雪歩『……』

雪歩『(私…男の人とこんな…)』ドキドキ…

小鳥『(うーん♪眼福、眼福♪)』
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:47:30.99 ID:lbaDsJyIo
P『えっと…萩原さん…?』

雪歩『な、なぁに…?』

P『そ、その…』

P『(なんか気の利いた台詞を言え、俺!)』

P『は、萩原さんとくっつくことが出来て嬉しかったよ!』

雪歩『えっ…?』

P『……』

P『(…って、何言ってんだ、俺!?)』

P『(ただの変態じゃねーか!!)』

雪歩『……』

雪歩『…わ、私も』

P『…えっ?』
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:48:38.68 ID:lbaDsJyIo
                   _  __
                  . <: : : : : :`´: : : : : :> .
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
                        . . . . : : : : : : : : ',
                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
.             .: : : : : : : : : : : : :イ: : : : : : : : : : : : : : : :.
.             | : : : : : : : N : : | | : : : : ト、: : : : : : : : : :i
               |: : : : : i :_:j V : |.И: : : :|_∨_/ : : /: : :.|
              l: : : :´ |: : |.`\| | N: : / .∨| `:メ: :/: :!
             |: : :.\|\|     .|/     |/|/: : |
            |: : : :|! z=≠z     z≠=z :|: : : :|
.              |: : : :ト!              /|: : : :|
                |: : : :|ヘ ////    l  //// /イ : : : !   _ _
      _ __ _ .」: : : :! 丶             .:.:.:| : : /.Y´l .,' / > .
     / ヽ ヽ ! j メ : : |:.:.:.:> .  `   ´ . <.:.:.:.:|: : ,'  ヾl l ./ ./   Y
.     /  x .ヘ .〉 !ノ′∨: |M___| >  < |___Mj: :/    込ノ_/! ji   ト、
   r{   i{ //.イ./   ゝヘ   j、 _ _ _イ、  ./イ     〈ヘ.   ` l  ,'/}
    l∧ ノ¨ ´  メ     \ イゞ.ニ三ニ彡 > . _     _〉ヘ _ _ ///
   }/ヘ _ ,.イ〈z.、 ―‐ ´    \   /         >イ/////////.∧
   i/////////.〉三> .    ̄` ◎ ´ ̄   .<三三∨/////////}
   {////////./三三三三二ニニ=――=ニニ二三三三ニ∨////////i
   l ///////〈ニ三三三三三三三三三三三三三三三三ニ//////////
.    〉 //////∧.、ニ三三三三三三三三三三三三三三三,'/////////{!
.    }////////∧ヘ.ニ三三三三三三三三三三三三三ニ./{///////// j
.    l///////// }卦寸三三三三三三三三三三三三ニYニ∨///////./

雪歩『私も、嬉しかったよ…!』ニコッ

P『…!!』

P『そ、そっか…』ドキドキ…

雪歩『うん…』ドキドキ…

小鳥『(あらあら♪)』

小鳥『(今日はもう、あのまま二人きりにしておいてあげましょうかね♪)』

小鳥『……』

小鳥『(あーん!良いなー!若いって!)』

P『(こうして高校生活、最初のクリスマスは終わりを迎えた…)』
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:49:19.57 ID:lbaDsJyIo
【萩原さんのお正月】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『年賀状…来てるかな…』

P『おっ…』

P『萩原さんから年賀状が来てるぞ!』

P『さて、謹賀新年と言えば初詣だが…』

P『萩原さん、来てくれるかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

雪歩『はい。萩原です』

P『あっ、萩原さん?俺、プロ』

雪歩『あっ、プロデューサーくん…♪』
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:49:45.70 ID:lbaDsJyIo
雪歩『えへへ…明けましておめでとうございますっ♪』

P『うん、おめでとう』

P『ところで萩原さん、今からって暇かな?』

P『良かったら一緒に初詣でもどうかな?』

雪歩『あっ…ごめんなさい…』

雪歩『私、お正月は家族で過ごすことになってて…』

P『あーそうなんだ…残念』

雪歩『ホントにごめんね…?イヤとかそういうのじゃなくてね…?』

P『あぁ、大丈夫だよ。いきなり電話した俺も俺だしさ』

P『良かったら今年もよろしくね?』

雪歩『あっ、うんっ…!』

雪歩『よろしくお願いしますっ♪』

P『(うーん…残念だ…)』
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:50:18.37 ID:lbaDsJyIo
【私の初めて、もらってください…】

P『今日はバレンタインだ!』

雪歩『あのー…』

P『やぁ、萩原さん』

雪歩『えっと…私、こういうの…異性のお友達にあげるのは初めてで…』モジモジ…

P『…もしかしてチョコくれるの?』

雪歩『は、はいっ!』

雪歩『その…受け取っていただけますか…?』

P『もちろん!ありがとう!』
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:50:51.25 ID:lbaDsJyIo
【お茶菓子にしました】

P『さてホワイトデーですよ!ホワイトデー!』

P『もちろん萩原さんにお返しをあげるわけだけど…』

P『あっ、萩原さん!』

雪歩『プロデューサーくん?何か私にご用?』

P『これ、ホワイトデーのお返し。チョコありがとう』スッ…

雪歩『わぁっ…♪』

雪歩『嬉しい…ずっと大切にしますっ!』

P『いや、マシュマロをずっと大切にされても』

P『(でも、喜んでくれたみたいで良かった)』
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:51:44.91 ID:lbaDsJyIo
【お花見しよう!】

P『さてと、春休みだ!』

P『桜も、もう満開だな』

P『こういう時こそ、萩原さんを誘ってお花見だろう!』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

雪歩『あっ、プロデューサーくん…♪』

雪歩『お電話嬉しいな…ご用はなぁに?』

P『あっ、えっとさ…』
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:52:11.93 ID:lbaDsJyIo
P『もし良かったら、今度の日曜日に一緒に中央公園行かない?』

P『きっと桜が綺麗だよ』

雪歩『あっ、良いねっ』

雪歩『誘ってくれてありがとうっ。是非行きますっ!』

P『それじゃあ、日曜日に中央公園で待ち合わせで大丈夫かな?』

雪歩『はいっ!楽しみにしてるね?』

ガチャ…

P『っし!』
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:52:46.50 ID:lbaDsJyIo
【ポエマー】

雪歩『プロデューサーくんっ!ここだよ、ここっ!』

P『あれ?萩原さん、もう来てたんだ』

雪歩『えへへ…』

雪歩『今日が楽しみで早くお家出ちゃった…♪』

P『(うおっ…!今の台詞はグッとクるな…)』

雪歩『それじゃあ、並んで歩きましょ?』
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:53:12.81 ID:lbaDsJyIo
雪歩『桜って日本の代表的なお花なのにすぐに散っちゃうよね…』

P『花は散るから美しい』

P『(…って、なに臭いこと言ってるんだ俺)』

雪歩『わぁっ…♪』

雪歩『詩人だね、プロデューサーくんっ♪』

雪歩『私、そういう表現って好きだよっ♪』

P『……』

P『(意外にも好印象…)』
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:54:19.01 ID:lbaDsJyIo
             ..:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>--.、
            ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
            /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
          /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.
            /:.:.:.:.::/:.:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.:l、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.
         .:.:.:.:.:./:.:.:.:./:;イ:.:.:.|:.:.:.:.| \:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.}
           '/:.:.::/:!:.:.:/:/-{:.:.:.|:.:.:.:.|--:.ヽ:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:
          ハ:.V::::|:.:/V==、\\:.:.:. __\\:.:.';:.:.:.:、:.:j:.:.:.:..'
         {ハ{:::::V〃ん)ミ   \{ z==ミ、\}:、:.:|∨:.:|:.:j
             八:::小 V;/}       んハヽ V∨/:.:./:.:
         /:.:从∧           V;/ソノ/:.:.:.:.:.:./:!:.:
         /:./:.:.:::::::.   ′           /:.:.:.:.:.:./:::l/
         /:./:.:::::::::ム    r ―― 、   /:.:./:.:.:/::::/
    ,( \ {:.:.|:::::::/  >、   V    ノ  ,/:.:./:.:.:/j/
  j ̄/\ ヽ;.ハ:::/{   /    、      ィ/:.:./:./^ト、
  〈 / /⌒ヽ八V ', V    / ーr‐   /:/"´   | \
  } ′/ /⌒7j八  ',ハ   ∧  l  ,イ  r‐、   |    、
.  \  ′  \  い   |0∨、   /   ノ-く ̄}ノ      .
   <≧= 、    人  V⌒ヾ、 0 V∨ノ⌒ヽ } jリ       ヽ

雪歩『ねぇねぇ、他には無いのっ?』

P『え、えっとぉ…?』

P『(萩原さんって、詞的な表現が好きなんだな…)』

P『(でも確かにポエムとか似合うかも…)』

P『は、花と共に咲き乱れた恋心…?』

雪歩『それも凄く良いと思うっ♪』

P『(は、恥ずかしい…)』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:54:46.16 ID:lbaDsJyIo
雪歩『今日は本当に楽しかったですっ!』

雪歩『また…誘ってくれますか…?』

P『うん、もちろん』

雪歩『えへへ…♪』

雪歩『あ、あのぉ…良かったら…』

P『一緒に帰ろうか?』

雪歩『うんっ♪』
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:55:27.90 ID:lbaDsJyIo
【だって友達だから】

P『さて…今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『萩原さん!』

雪歩『あっ、プロデューサーくんっ…♪』

P『同じクラスになったね』

雪歩『うんっ』

雪歩『中学生の時はあんまりお話出来なかったけど…』

雪歩『良かったら仲良くしてくれたら嬉しいな…』

P『もちろん!こちらからお願いしたいぐらいだよ!』
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:56:27.26 ID:lbaDsJyIo
【居心地の良い場所】

P『茶道部は新入部員、入らなかったね』

雪歩『うん…でも、ちょっとホッとしたかも…』

P『どうして?』

雪歩『あ…!?あのっ…』

雪歩『…そのぉ、騒がしいのはあんまりというか…』

P『あぁ、なるほどね』

P『(かくいう俺も二人きりの空間に誰かが入って欲しくなかったって思ってたから、ホッとしてたり…)』

雪歩『……』モジモジ…
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:57:02.75 ID:lbaDsJyIo
【相当凄い】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『……』

雪歩『あのっ…!私、頑張るからっ!』

P『足、結んでも大丈夫?』

雪歩『うんっ!』

雪歩『大丈夫だよっ!』

P『(…もう至近距離でも自然に話せるレベルにまで到達しちゃったな)』

P『(俺ってもしかして…凄い?)』

雪歩『よぉし…!気合いだぁー!』

P『…よっし、行くか!』ギュッ…!

雪歩『うんっ!』

P『(こうして俺と萩原さんは今年は二人三脚に出場した)』

P『(息ピッタリの俺達は最後まで安定してペースで走り続けることができ…)』

P『(見事、1位をもぎとった)』

P『(こうして高校生活2年目の体育祭は終わりを迎えた…)』
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:57:42.75 ID:lbaDsJyIo
【信頼度MAX】

P『さて、夏休み!』

P『今日から茶道部の合宿だ!』

P『……』

雪歩『…?』

P『茶道部って合宿必要なの?』

雪歩『せ、精神鍛錬には良いと思うっ!』

P『俺と二人きりで大丈夫?』

雪歩『えっと…プロデューサーくんは信頼してるし…』

P『……』

P『(なんていうか茶道部に入って良かった…)』
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:58:10.86 ID:lbaDsJyIo
雪歩『……』コクコク…

雪歩『…ぷはぁ』

雪歩『……』

雪歩『結構なお手前でしたぁ♪』

P『(おお!萩原さんが笑顔に!)』

P『……』

P『(成程…これがもてなす喜びということか…!)』

雪歩『(お抹茶美味しい♪)』
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:58:40.47 ID:lbaDsJyIo
【当然、信頼は裏切らない】

P『いやー良いお湯だったぁ』

P『はっ!?あそこに見えるは女湯の窓…』

P『……』

P『覗くわけが無いよな』

P『萩原さんにバレたら一大事だ』

P『二人きりの部活…これからの関係や萩原さんの気持ちも考えてここは当然のスルー!』

P『(こうして茶道部の夏合宿は終わりを迎えた…)』
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:59:22.51 ID:lbaDsJyIo
【貴音に首ったけ】

P『萩原さんって誰と仲が良いの?』

雪歩『えっ?私?』

雪歩『うーん。一番はやっぱり真ちゃんかなぁ』

雪歩『あぁ、でも!四条さん!』

雪歩『仲が良いっていうか尊敬なんだけど…』

雪歩『いつも凛としてて憧れるなぁ…』

P『へぇ』

P『(萩原さんは四条さんに憧れを持ってるのか)』



貴音『ちくしっ』

小鳥『あら、貴音ちゃん風邪?』
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:59:59.31 ID:lbaDsJyIo
【当然、当日まで行き先は確認しない】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『あぁ、そうだ京都・奈良だったな』

P『それじゃあ、バスに乗って出発だ!』
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:00:34.47 ID:lbaDsJyIo
【サラサラのストレートだし】

P『(初日はクラスでの団体行動だ)』

雪歩『あっ、見て見て!舞妓さんだよっ』

P『おぉ、凄いな。本物だ』

雪歩『凄いなー…女の子から見ても羨ましい…』

P『羨ましい?』

雪歩『うんっ。だって、凄く綺麗なんだもん』

P『萩原さんだって和服姿、可愛いよ?』

雪歩『え、えぇっ!?』

雪歩『そ、そんな…こと…』モジモジ…

P『(萩原さんは髪を伸ばしたら凄い美人になるだろうなー)」』
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:01:24.24 ID:lbaDsJyIo
【デートしてくれますか…?】

P『さて、明日は自由行動の日だ』

雪歩『あの…ちょ、ちょっと良いかな…?』

P『萩原さん?どうしたの?』

雪歩『え、えっとぉ…』

雪歩『も、もし良かったらで良いんだけど…』

雪歩『明日の自由行動っ…一緒にまわりませんかっ…!?』

P『喜んで』

雪歩『えっ…ほ、ホント?』

P『うん。萩原さんと一緒にまわれるなんて嬉しいな』

雪歩『わぁっ…♪』

雪歩『ありがとうっ♪私も嬉しいっ♪』

P『(これは明日が楽しみだな)』
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:02:29.90 ID:lbaDsJyIo
【宿命】

P『さて、今日は自由行動の日だ』

雪歩『おはよう、プロデューサーくんっ』

P『萩原さん、早いね』

雪歩『私から誘ったのに待たせるわけにはいかないもんっ』

P『(待てと言われたらいつまでも待ってそうだな…)』

雪歩『それじゃあ、行きましょ?』

P『あっ、うん。そうだね』
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:02:56.14 ID:lbaDsJyIo
P『京都と言えば!』

雪歩『宇治茶っ!』

P『茶道部の宿命だね…』

雪歩『だって高級ブランドだもの…』

P&雪歩『……』コクコク…

P&雪歩『…ぷはぁ』

P『うめぇ!』

雪歩『美味しいっ♪』

P『お土産に買って帰るかな』

雪歩『あっ、私もっ!』
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:03:43.02 ID:lbaDsJyIo
【あなたに会えて】

P『ふぅー…良いお湯だったー…』

雪歩『プロデューサーくんっ。ちょっと良いかな…?』

P『萩原さん、どうしたの?』

雪歩『えっとね…この近くに夜景が綺麗な場所があるみたいで…』

雪歩『その…』モジモジ…

P『あっ、良いね。一緒に見に行こうか?』

雪歩『…!』

雪歩『はいっ…♪』
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:04:10.06 ID:lbaDsJyIo
雪歩『修学旅行ももう終わっちゃうね…』

P『そうだね。あっという間だったね』

雪歩『…ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?』

雪歩『私、またあなたと同じ学校に通えて良かったよ?』

雪歩『仲良くなれて…嬉しかった』

P『萩原さん…』

P『ありがとう、俺もだよ』

雪歩『プロデューサーくん…』
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:05:04.97 ID:lbaDsJyIo
              ___
         , -─一'´: : : : : : :`丶、
       /: : : : : : : : : : : `ヽ: \: : \
.      / : : : : : : : : : : : : : : : ',: : :ヽ: : :ヽ
      / : : : : : !: : : : : : : : : : :: ',: : : ',: : : :',
     ,' : : : : :/:| : ::|: : : :l : : : : : l: : : }: : : ::l
     l: :/: : /:斗: : |: :─|- 、: : :::| : : l: : : : }
     |/ l: : :lィ=ミ',: :|ヽ:テ=ミ: : : : ! : :,' : : : ,'
        V :| ヒク ヽ|  ヒ:::クヽ/l/:∨: : : :/
       /:ヽ|  l    `ー/ :/:: : : : :/: :/
        /: : :ハ 、      / : : : : : : /: :/
     /イ : /:/ヘ  ̄  ./ : : :/: /_/,/
      |: : :/|/  ̄ ̄/: //´ ̄\
      |/      /イ´ , ' ⌒ヽく
             く  /      \
              ∧ ,'       \
             〈〉l}ハ           ',
             / | ∧       | l
               / .| / ∧       /ヽl_
              ,'_/_ノ'─-〈ヽ、__ノ /ヽl
            /     ∧  __ノ  〉、
            ,'       \        / ∧

雪歩『あなたと、もっと早く仲良くなれたら良かったのに…』

P『(俺もそう思うよ)』

P『(こうして修学旅行、最後の夜は終わりを迎えた…)』
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:05:51.87 ID:lbaDsJyIo
【俺は可愛いと思う】

雪歩『……』コクコク…

P『……』

雪歩『…ぷはっ♪』

雪歩『結構なお手前、げぷっ…』

P『……』

雪歩『……』

雪歩『うわーん!穴掘って埋まってきますー!!』

P『落ち着いて萩原さん!?』

P『(女の子の月賦なら可愛いもんだよな…?)』
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:06:48.73 ID:lbaDsJyIo
【のーんびり】

P『今年の文化祭はどうするの?』

雪歩『うーん。去年と変わらないかなぁ』

P『お茶とお茶菓子をお出しして、か』

雪歩『うんっ。休憩所』

雪歩『のんびりが一番♪』

P『(これは本当に「部」なのだろうか…)』
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:07:29.46 ID:lbaDsJyIo
【敵、2体確認】

P『さて、今日は文化祭だ!』

雪歩『……』シャカシャカ…

P『うーん…まったり…』

真『プロデューサーくん!お茶菓子おかわり!』

P『真、お前もか』

真『えっ?』

P『あぁ、いやなんでもない』

貴音『あなた様…』

P『ダメです』

貴音『いけずです…』シュン…

P『(こうして高校生活2年目の文化祭は終わりを迎えた…)』
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:08:01.45 ID:lbaDsJyIo
【聖夜の奇跡】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:08:28.38 ID:lbaDsJyIo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

雪歩『あっ、メリークリスマースっ』

P『あっ、萩原さんも来てたんだ』

雪歩『えへへ…凄い豪華なパーティだねー』

P『うん。伊織と同級生であることを誇りに思っちゃうな』

P『(萩原さん…純白のドレスでまるでお嫁さんだな…)』

P『(ん…?萩原さん?)』

P『(…あぁ)』

P『(今日は萩原さんの誕生日か!)』

P『(とは言ってもプレゼント交換用のプレゼントしか持ってきてないんだが…)』

P『……』
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:08:54.96 ID:lbaDsJyIo
P『(って、そんないい加減なプレゼントをあげてもな)』

P『(ここは気持ちだけ贈ろう)』

P『ところで萩原さん、誕生日おめでとう!』

雪歩『え、えっ?』

雪歩『覚えててくれてたんだぁ…///』

雪歩『ありがとうございますぅ!』

P『良かったら、このあとのダンスのエスコートさせてもらえないかな?』

雪歩『え、えぇっ!?』

P『あっ…だ、ダメなら…』

雪歩『わ、私で…よ、良ければ…///』

P『良かった』
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:09:21.54 ID:lbaDsJyIo
P『さて、そろそろプレゼント交換の時間だな』

P『まぁ、ランダムだから欲しいものが貰えるわけじゃないけど…』

P『どうせ貰えるなら彼女の…』

P『さて…俺へのプレゼントは…』ガサッ…

P『おおっ?これはまた高級そうな湯のみ茶碗…』

雪歩『あっ、プロデューサーくんが持ってるの私のプレゼントだぁ♪』

P『えっ?ホント?』

P『あれ?そういう萩原さんが持ってるのは俺のプレゼントだ!』

雪歩『ええっ?ホントー?』

P『うん、ホントホント!』

雪歩『すごーい…♪』

雪歩『聖夜の奇跡だぁ…♪』

P『本当だね』

P『(萩原さんとプレゼント交換出来るとか俺って幸せ者じゃね?)』
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:10:39.38 ID:lbaDsJyIo
【来年も、再来年も】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、年賀状は来てるかな?』

P『おおっ』

P『萩原さん、今年も送ってきてくれて嬉しいな…』

ピンポーン!

P『ん?誰だろう?』
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:11:06.06 ID:lbaDsJyIo
ガチャ…

雪歩『あ、明けましておめでとうございますっ♪』

P『萩原さん?どうしたの?』

雪歩『あのぅ…』

雪歩『一緒に初詣行きたいなって思って…』モジモジ…

P『えっ、行く行く!』

雪歩『あっ、ホントぉ?』

雪歩『えへへ…♪誘って良かったぁ♪』

P『じゃあ、着替えてくるからちょっと待っててね?』

雪歩『うんっ!ごゆっくり♪』
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:11:37.07 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『前から思ってたんだけどさ』

雪歩『うん?』

P『萩原さんって凄い和服似合うよね』

雪歩『え、ええっ!?』

雪歩『そんなことないよう…』

雪歩『わ、私なんて…その…』

P『俺は好きだけどな』

雪歩『え…』

雪歩『ふぇぇっ!?』

P『あっ、いや…その…』

雪歩『……』

雪歩『…ありがとう、ございましゅ…』プシュー…

P『(顔、真っ赤にして俯いちゃったな…)』

P『(まぁ、そういう俺も顔が熱いんだが…)』
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:12:03.43 ID:lbaDsJyIo
雪歩『高校生活も残り1年ちょっとだねー』

P『そうだね』

雪歩『……』

雪歩『…卒業しちゃったら、私たちの関係ってどうなるのかな?』

P『……』

P『ずっと仲良しだと思うよ?』

雪歩『あっ…』

P『来年も再来年も一緒に初詣行けたら良いね』

雪歩『…!』

雪歩『うんっ!』

P『(今年も1年、頑張るぞ!)』
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:12:35.28 ID:lbaDsJyIo
【冬の定番】

雪歩『…♪』ニコニコ

P『あはは…』ヌクヌク

P『(まさか部室に炬燵を持ってくるとは…)』

P『(萩原さんって結構行動力あるよな…)』

雪歩『おこたで飲むお茶は美味しいね♪』
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:13:19.75 ID:lbaDsJyIo
【愛情たっぷり】

P『バレンタインですよ!バレンタインっ!』

雪歩『こ、こんにちわっ…』

P『やぁ、萩原さん』

雪歩『あのぅ…』モジモジ…

雪歩『が、頑張って作りましたっ!』

雪歩『食べていただけたら嬉しいですっ!』スッ…

P『えっ、手作りなの?』

雪歩『そ、それじゃあっ…!』ダッ…

P『……』

P『(あんな可愛い反応されて食べないわけがないだろう!)』

P『(これは味わって食べよう…)』
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:13:51.84 ID:lbaDsJyIo
【でも、口に出して言われたら恥ずかしい】

P『さて、ホワイトデー!』

P『白が似合う女の子、萩原さん!』

P『チョコありがとう、凄く美味しかったよ』

雪歩『あっ…食べてくれたんだぁ…』

雪歩『えへへ…♪』

P『愛情たっぷりって感じで、それはもう極上の味でした』

雪歩『えっ…!?あ、あのっ…』

雪歩『た、確かに愛情は…その…』

雪歩『……』プシュー…

雪歩『〜〜〜〜っ!!!』ダッ…

P『あっ!?萩原さーん!?』

P『(まだお返し、渡してないのに…)』
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:14:57.74 ID:lbaDsJyIo
【俺も彼女を信頼してる】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『男性が苦手なはずの雪歩ちゃん』

小鳥『だけど、とてもあなたのことを信頼しているわ♪』

小鳥『彼女への優しさをいつまでも忘れないであげてね♪』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年よろしくね!』
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:16:29.73 ID:lbaDsJyIo
【萩原さんの幸せ】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『萩原さんっ!』

雪歩『あっ、その声…!』

P『今年も一緒のクラスだね』

雪歩『うわー♪嬉しいなぁ♪』

雪歩『仲の良い男友達がいるだけで何だか凄く安心出来ちゃう♪』

雪歩『えへへ…今年もまた1年間よろしくねっ』

P『(今年も萩原さんと同じクラスになった!)』
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:17:11.10 ID:lbaDsJyIo
【雪歩ちゃん】

P『さて、帰るか…』

P『おっ、あれは…』

P『(萩原さんか…)』

P『(せっかく仲良くなったのに、いつまでも萩原さんってのもなぁ…)』

P『(…よし!)』

P『雪歩ちゃん!』

雪歩『あっ、プロデューサーくん…♪』

雪歩『い、今…帰り…?私も…そのっ…』モジモジ…

P『良かったら一緒に帰らない?』

雪歩『う、うんっ!一緒に帰ろうっ♪』
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:17:39.50 ID:lbaDsJyIo
【聖域】

雪歩『…すー』うっつら…

P『……』

P『雪歩ちゃんが眠りこけている…』

P『……』

P『ふー…』

P『今年も茶道部は二人きりかぁ…』

雪歩『…うにゅ…えへへ…♪』
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:18:13.01 ID:lbaDsJyIo
【成長、そして完成】

P『さぁ、学生生活最後の体育祭だ!』

雪歩『今年も頑張るっ!』

雪歩『さぁ、足を結ぼっ?』

P『……』

雪歩『…プロデューサーくん?』

P『あぁ、いやごめん』

P『(雪歩ちゃんから、そう言ってくれるようになるなんて誰が予想してただろうか…)』

雪歩『?』

P『(こうして俺と雪歩ちゃんは今年も二人三脚に出場し…)』

P『(見事、1位を掴み取った)』
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:18:46.03 ID:lbaDsJyIo
【雪歩といた結果】

小鳥『はいはーい!期末テストの結果発表ー!』

P『おおっ…!』

P『文系科目はパーフェクトじゃないか!』

小鳥『やるわねー♪』

小鳥『担任名利に尽きるわ♪』

P『ありがとうございます!』

P『(よし!あとは今年の夏を悔いの残らないものにするだけだ!)』
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:19:35.55 ID:lbaDsJyIo
【二人きりだし】

P『今年も夏合宿やるの?』

雪歩『せっかく出来るんだし…やろっ?』

P『(夏合宿か…)』

P『じゃあ、今年もやろうか!』

雪歩『うんっ!やろやろっ!』

P『(今年も茶道部の合宿を行うことになった)』

P『(これは何か起きる予感がするぞ!)』
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:20:18.50 ID:lbaDsJyIo
【誰より特別な】

P『さて!今日から茶道部の夏合宿だ!』

雪歩『おー!』

P『でも何するの?』

雪歩『うーん…』

雪歩『思い出作り…かな?』

P『(そうだよな、俺達二人の部活とも、もうすぐお別れなんだ)』

P『(「部」としての活動も多い方がより素敵な思い出になるよな)』
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:20:45.15 ID:lbaDsJyIo
雪歩『ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?どうしたの?』

雪歩『えへへ…じゃーん♪』バッ…

P『わっ?花火セット?』

雪歩『うんっ♪』

雪歩『その…良かったら…』

P『うん。もう少し暗くなったらやろうか』

雪歩『…うんっ!』
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:21:18.63 ID:lbaDsJyIo
                 /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :': ,
             /: : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
               ': : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!: : : : : ::.
            | : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : ,/: : : : : : : : :|: : : : : : :.
            |: : : : : : : : ′: : : : : : : : /: : : : :〃: : : / !: /: : : : : j l| : : : : : : |
             | : : : : : : : ! : |: : : : : : : /: : : : : / / : : / / /: : : : : /: |! : : : : : : |
             | : : : : : : : ! : !: : : : : : /: : : : : /~/: :/-/:/| : : : : /|: j!: : : : : : : !
            |: : : : : : : :| : |: : : : :〃 : : : / ./:/_  /' | : : : /_j:/ !: : : : : :/:|
            |: : : : : : : :|: Λ: : :/ /: : / _ム==ミ/   ! : / /'`| : : : : /|/
                |: : : : : : : W: :| :/ /: / 〈《 rイ::: /^ヽ // -/_ ,| : : // !
             | : : : : : : l: : : |/: ムイ|    `‘辷7    ´   イ示く:| : // /
             |: : : : : : | : : : : : : :|              {レ'/: :|//
.                |:|: : : : :|: : : : : : :|               `/: : :/イ
             | | : : : : :| : : : : : : :|            冫 ′: : : |
              j/!: : : : : ! : : : : : |: :|      _        ハ: : : :
.                `ヽ : : :| : : : : : |: :|       ` ー   ..イ : : : : :|
                \: |: : : : : :|: :l \         . <: :|!: : :| : : !
                  Nl、: : : : :|: :|   ` 、   。<\: : : |!: : :|! : ,’
                   ノ ヽ: : :|: :|    / ¨´      \:|| : : |! /
                     /    \|'; |    .′         |ヘ:/|:/
        _   .  ´        ヽ   ト、              /
  . -<¨ ̄  `く                 |  ー<ニ_―-、_
/´   ヽ     \                        }   ヽ `ヽ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:21:45.06 ID:lbaDsJyIo
雪歩『私ね、この部活。ずっと1人でも良いと思ってたの』

P『えっ?』

雪歩『えっと、女の子の新入部員は歓迎だけど…男の子だとやっぱり困っちゃうし…』

P『俺、男だけど?』

雪歩『……』

P『雪歩ちゃん?』

雪歩『あなたは、特別です…』

P『えっ?』

雪歩『あなたと二人で部活をやってこれて良かった…』

P『雪歩ちゃん…』

P『(線香花火を見つめる萩原さんの横顔は儚げで美しかった)』

P『(…茶道部、入って良かったな)』

P『(こうして茶道部の夏合宿は終わりを迎えた…)』
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:22:17.94 ID:lbaDsJyIo
【あなただから意味がある】

P『夏の終わりか…』

P『雪歩ちゃんに会いたい…』

P『誘えるかな?』

trrrrrrr…

ガチャ…

雪歩『はい、もしもし?』

P『あっ、プロですけど』

雪歩『プロデューサーくん…お電話くれて嬉しいなっ…』

P『良かったらこれから花火大会行かない?』

雪歩『はいっ!いきますぅ!喜んで!』

P『じゃあ、河川敷公園で落ち合う感じで良いかな?』

雪歩『はい♪了解ですっ!』

P『(よし、行くか!)』
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:22:44.00 ID:lbaDsJyIo
雪歩『プロデューサーくんっ!』

P『あっ、雪歩ちゃん』

雪歩『花火大会なんて、最高にハッピーです…♪』

P『浴衣着てきたんだね』

雪歩『は、はい…どうかな…?』

P『バッチリ似合ってる。可愛いよ』

雪歩『そ、そんなことっ…!』

雪歩『……』

雪歩『…嬉しい』

P『おっと…そろそろ始まるね』

雪歩『あっ、うんっ!』
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:23:12.64 ID:lbaDsJyIo
ヒュー…パーン!パーン!

雪歩『えへへ…』

雪歩『今も信じられないなぁ…』

雪歩『あなたとこうして花火を見上げてるだなんて…』

P『俺が相手で良かったの?』

雪歩『えっ?』

雪歩『……』

雪歩『…むしろあなたじゃなきゃ』ボソッ

P『えっ?』

雪歩『…なんでもないっ』

P『(雪歩ちゃん、なんて言ったのかな?)』

雪歩『今日は誘ってくれて、ありがとうっ!』

雪歩『……』モジモジ…

雪歩『その…送ってもらえますか…?』

P『もちろん!』
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:24:03.16 ID:lbaDsJyIo
【モットーは生徒の夢を叶える!】

P『9月になっても茶道部は卒業まで引退は無いんだね』

雪歩『うんっ。先生がかけあってくれたの!』

P『先生って顧問の先生?』

P『そういえば顧問って誰なの?』

雪歩『えっ?小鳥先生だけど…?』

P『えっ!?』

P『(なるほど…あの人の無茶で1人でも「部」として認められていたのか…)』

P『(まぁでも…良い先生だな…)』
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:24:55.66 ID:lbaDsJyIo
【あとで小鳥先生がお酒持って乱入してきた】

雪歩『今日のお茶菓子は…これ♪』

P『おっ、月見団子かぁ』

雪歩『今日はお月さまが出るまで、活動しよっ?』

P『そうだね、今日は満月だって言ってたし』

P『(雪歩ちゃんとお茶を飲みながら月見をした)』
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:25:35.64 ID:lbaDsJyIo
【やっぱり茶!】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

雪歩『(出し物…)』
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:26:01.90 ID:lbaDsJyIo
小鳥『…じゃあ、喫茶店をやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

雪歩『わぁっ…♪』

雪歩『プロデューサーくん、賛同してくれてありがとうっ♪』

P『いえいえ』

P『(喫茶店用の制服とか作るのかな?)』
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:26:30.25 ID:lbaDsJyIo
【間違いなく似合う】

雪歩『制服?』

P『うん。どうなのかなって?』

雪歩『えっと、私は和服でやるものだって思ってるんだけど…』

P『あぁ、完全に茶店か』

雪歩『ふ、普通の喫茶店の風の方が良いかな…?』

P『いやいや、そんなことないと思うよ』

P『(メイド服を期待してただなんて言えない…)』
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:27:03.05 ID:lbaDsJyIo
【看板娘の雪歩ちゃん】

P『今日は文化祭だ!』

P『うーん…』

P『最後の文化祭なんだよなー…』

P『もう学生生活も残りわずかだと思うと名残惜しいな…』

P『なんて感傷に浸るにはまだ早いか!』

P『さて、クラスに急ごう!』
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:27:31.06 ID:lbaDsJyIo
                    __,,....,,_
                  ,. ィ: ´: : : : : : 、__
                   ,. : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
              ,イ: : : : / ; : : i、: 、: : : : : : : : 、
                /.: : : ://l ル: : ト';..L、: : : : : : : :.
              , : : l: :ル'´l'_ヽ: :l ,. 〉、.\: ; l : : : l
               i/!: :l/,ィ芹x ヾi ,f芥ミ,lヾN:: :: :;′
               ヾ;}バ'弋ク     ゞク'.|: : : : : ;
                |: ::l   ′      l : : : : ;′
                 l: : :、   ___   ,: : : : :;
                  l ; : :ヽ       ,': : : : ;'
                    l;'l : : :_; :>. _  イ ,'メ;: ; '´
                V´___/}   '7,へ、 _,,...,
               ,ィ´  ./ {゙  , '  ,〃´  `
              ,′ , /  .! , '   ,.';'    _,.l
                  ,  / ,}__,、 '_,'_   , ';.'   /:::::l
                ,:::. .,'/ ..,,_V゙/__`Y::;.' l / :::::::::l
             i::::::iハ  -‐r'、ヽ ,!/  l / :::::::::::::::l
               l:::::::i ', ニ>ヽ,` /,'  l/::::::::::; '´ .l
            /ト;:::::l .ヘ  `Y  ,ベ  /:::::::; '   , l
              /`ゝミェ! /゙' /:ヽ  ヽ、,':::::::,.' __/ |
.             {   ,ィ´  , ',':::::;'ヘ   ヾ_;;;;''"´    ',
              }  .,'   ,.'./ ::::;′A.    ヽ`゙'ヽ、  〈
              |  i   ,ん_:;;;;:;;'   _、     ',.  `   .〉
            l  l ,.イ.{_,{_}__|  ̄ ̄ ュ、   〉    ./
                l .|'´.,' 「::::::::;' ̄ ̄ ̄`゙i ヽ_/ |   /
            ',. l. ,' 〃::::::;'      ゝ   .}  ./
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:29:30.83 ID:lbaDsJyIo
小鳥『いやー制服似合うわねー雪歩ちゃん♪』

P『すっかり看板娘ですね』

小鳥『雪歩ちゃんのお茶立ててる姿ってホント奥ゆかしいもの♪』

P『(確かに…お客さんみんな釘付けだ)』

P『……』ムゥ…

小鳥『あら?ジェラシーかな、少年?』

P『ち、違いますよっ!』

小鳥『うふふっ♪そーですか♪』

P『(くそう…小鳥先生に図星をつかれるとは屈辱…)』
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:30:12.81 ID:lbaDsJyIo
【ずっとこのままで】

P『ふう…だいぶ良い時間になりましたね…』

小鳥『そうねーそろそろキャンプファイヤーの時間よ♪』

P『あっ、キャンプファイヤー…』

小鳥『一緒に見たい子…いるんでしょ?』

P『……』
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:30:38.94 ID:lbaDsJyIo
雪歩『最後の文化祭も、もう終わりだね…』

P『そうだね…』

雪歩『なんだか高校生活、あっという間って感じだったなぁ…』

雪歩『……』

雪歩『今だけは…』

雪歩『時間、止まって欲しいな…』

P『(本当、そう思うよ)』

P『(こうして最後の文化祭は幕を閉じた…)』
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:32:10.89 ID:lbaDsJyIo
【最終奥義】

P『さて…帰ろう』

P『ん?下駄箱に手紙が…?』


『覚悟があるなら河川敷公園まで来い』


P『こ、これは…果し状か…?』

P『……』

P『…行くか』
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:32:39.80 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『……』

P『…誰もいないように見えるが』

?『逃げずによく来たな…』

P『だ、誰だ…!?』

?『お前か…ウチのお嬢さんに手を出したっていう不届きな奴は…』

P『な、なんのことだ…?』

?『男の意地にかけて…勝負だ…!』ダッ…!

P『…!』

P『(くっ…!やるしかないのか…!)』
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:33:07.37 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

?『ぐっ…できるなっ…!』ハァハァ…

P『……』ハァハァ…

P『(マズイな…そろそろ体力も限界だ…)』

P『(とは言っても、向こうもだいぶガタがきてるはず…!)』

?『だが男の意地にかけて…負けるわけにはいかねぇっ…!!』ザッ…!

P『…俺だってそうさ!』

P『目に物、見せてやるっ!!』スッ…!

?『ぬ…!?』

P『茶道部の力を舐めるなよ!』

P『くらえっ!茶道部最終奥義…!!』
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:33:35.83 ID:lbaDsJyIo



P『スコップで殴るっ!!』ヒュン…!

?『ごっ!?』バキッ!!



103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:34:02.18 ID:lbaDsJyIo
?『ぐはぁっ…!?』バタッ…!

P『これが三年間部活動を続けた男の魂の一撃っ…!!』

P『ていうか、あんた一体なんなんだ…!?』

?『……』

?『…なるほどな』

?『お嬢さんに…見合うだけの…気合いと根性は…あるってか…』

P『…?』

?『お前なら…親父殿にも…許してもらえるかもな』

?『あばよ…』ザッ…

P『あっ…!』

P『なんだったんだ…?』
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:35:13.11 ID:lbaDsJyIo
【まだ未定】

P『今年のクリスマスはどうするの?』

雪歩『うーん…お家でお祝もしてもらえると思うけど…』

雪歩『でも、伊織ちゃんのパーティも興味あるし…』

雪歩『予定があるかって言われたら、わかんないかもっ』

P『そっか』

P『(そうだよな。24日は雪歩ちゃんの誕生日だもんな)』
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:35:43.00 ID:lbaDsJyIo
【でも…私は…】

P『だけど、やっぱり雪歩ちゃんと一緒にいたいよな…』

P『…よし』

P『雪歩ちゃんに電話を…』

trrrrrrr…

P『あれ?電話だ?』

P『もしもし?』

雪歩『あの…萩原です』

P『雪歩ちゃん?どうしたの?』

雪歩『えっと…』

雪歩『今年のクリスマスって、もう予定決まっちゃった…?』

P『えっ?』
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:36:09.87 ID:lbaDsJyIo
P『実はまだ…』

雪歩『ほ、ほんと?』

雪歩『じゃあ…その…』

雪歩『良かったら…夜は茶道部室で一緒に過ごしませんか…?』

P『えっ?茶道部室で一緒に?』

雪歩『はい…だめでしょうか…?』

P『是非!俺から誘おうと思ってたぐらいだよ』

雪歩『ほ、ほんとぉ?良かったぁ…!』

P『えーと時間は…』

雪歩『あっ、伊織ちゃんの家でのパーティの時間の間で…』

雪歩『そうじゃないと、お家出てこれないから…///』

P『わかった』

P『じゃあ、パーティ開始に合わせて行けば良いかな?』

雪歩『うんっ!お願いします!』

P『(クリスマスイブか…)』
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:37:05.08 ID:lbaDsJyIo
【サイレントナイト、ホーリーナイト】

ガラッ…

P『雪歩ちゃーん?』

雪歩『あっ…プロデューサーくんっ…♪』

雪歩『えへへ♪来てくれてありがとう…♪』

P『(雪歩ちゃん…パーティドレスだ…)』

P『そりゃ約束もしたしね』

雪歩『えへへ…そうだよねっ』

P『何よりもさ』

雪歩『…?』

P『今日は雪歩ちゃんの誕生日じゃん!』

雪歩『…!!』

P『メリークリスマス、そしてハッピーバースデー』スッ…

雪歩『あ…』
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:37:56.75 ID:lbaDsJyIo
          /  /                    ゞ .:.:.:.:.\
            /,   /                        .:.:.:.:.:::ヽ
        //  /                      ヽ.:.:.:.:.:.:.::.:.: '.
         //   /                           \.:.::.:.:.:.:. '
.        //   /                          \.:.:.:.:: i
      .′  /    .:.::.: U           丶.:.:.:.:.::.:.     .:.:..ヽ::.:.:|
      i′ .     .:.:.:/ |  .′          \.:.:.:.:.:.:......... :.:.:.:. |:.:.:|
      |  ′    :.:.:./  :|  |    .'    \   ヽ.:.:.:.:.:.:.::.:.::.:.:.: |:.:.:|
      | i |    :.:.′   !  |     | _/___j丶__j:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:八リ
.      U |     .:.::|.:.: _/..-八    :|: /| /_i_ ヽ|`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:i/::. !
        U {    :|.:|:.: ´′ \| ヽ.   V  V xz=ミX。\.:.::.:.::.∧:  !
         '. '.   イ:i.: /ィ云々ミ  \ |    U::::し:!ヾV ヽ:.:./:.  ノ
        V∧ U 从V/ |代::てi         弋o:少 }}   V:.  Vハ
        _ハ|  v∨|  {{ 弋oz少                ..':.:  {rぅつ
        こo|  .:.:.:.:ト.                       ::::::::::::::: ∧.:  人)、)⌒ヽ
     ノ .:.(人  .:.:.:|ヽ . :::::::::::::::     .           /:.:..:   |⌒ヽ )ノ
     ( :.:人ノ  :.:.:.|─\                  . ヘ):.::     |   \)
     )ノV  !  :.:从   r ゝ      V    了    /⌒:.:.:   / ノ
        / !  :.:.:.   {__: : >             イメ  /.:.:  /V'⌒ヽ
       ′  !  :.:.:.:| ) し' /  ゚。> .      /。゚ }: :/:.:./:./      \
      .   |:.:ノ.:.:.::|γ⌒y、    ゚。   `  -  ´。゚  レ'.:.:/:.八        ヽ
      |   i∧ : :.:|:⌒ /  \   ゚。      。゚  /:.:.://: : ’         .
.        |     ヽ.:.:|⌒/    ヽ  ゚ o。。。o゚ _ - /:./} :⌒∧}         |
            \X          r八テ ´  /  }: ⌒∧}          |
        !      (y′                   \: ⌒: ノ:/       .
       !      V          ヽ.            ヽV/        /

雪歩『これ…ネックレス…?』
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:38:23.13 ID:lbaDsJyIo
P『おっ、思った通り雪歩ちゃんにピッタリだ』

雪歩『ふぇぇっ…!?』

雪歩『こ、これ…もしかしてプレゼントなの…?』

P『そうだよ?』

雪歩『でもでも…凄い高かったんじゃ…?』

P『俺は、その…』

P『雪歩ちゃんの喜ぶ顔が見たかったから…』

雪歩『あ…』

P『可愛いよ、雪歩ちゃん』

雪歩『…っ!』

雪歩『ううぅっ…』グスッ…

P『!?』
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:38:49.14 ID:lbaDsJyIo
P『え、えっ!?ど、どうしたの…?』

雪歩『ぐすっ…ごめ、ごめんね…』

P『もしかして気に入らなかった…?』

雪歩『……』フルフル…

雪歩『うれしいの…』

雪歩『凄く…うれしいの…』

雪歩『一緒に過ごせるだけでも私にとっては誕生日プレゼントなのに…』

雪歩『聖なる日に、こんなに幸せじゃバチが当たっちゃうよ…///』

P『(良かった、凄く喜んでくれたみたいだ…)』

雪歩『ありがとう…最高のお誕生日です…』

P『(こうして高校生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:39:19.50 ID:lbaDsJyIo
【ずっと、ずっと】

P『謹賀新年!』

P『明けましておめでとう、雪歩ちゃん』

雪歩『明けましておめでとうございますっ♪』

P『去年の約束、果たせて良かったよ』

雪歩『うんっ…♪』

雪歩『えっと、来年も…だよね…?』

P『来年も再来年もかな?』

雪歩『えっ?』

P『って、言ってたらキリが無いけど』

P『俺はこれからも雪歩ちゃんと一緒に新年を迎えられたら嬉しいな』

雪歩『…!!』
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:39:46.41 ID:lbaDsJyIo
雪歩『うんっ…!』

雪歩『来年も再来年も…!』

雪歩『その先もっ…!』

雪歩『私もあなたと一緒に初詣に行きたいですっ!』

P『じゃあ、遠い未来まで約束だね』

雪歩『うんっ♪』

雪歩『絶対の…約束だよっ?』
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:40:12.67 ID:lbaDsJyIo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:40:53.45 ID:lbaDsJyIo
P『さて…そろそろ卒業式が…』

高木『君ぃ!?なんか変な奴が君のことを探しているぞ!?』

P『えっ?』

?『あーいたいた…そこのお前、ちょっと来い?』

P『アンタはあの時の…』

高木『お、おい…なんなら私も…』

P『いや、大丈夫』

P『これは俺自身が決着をつけなきゃいけないことだから…』
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:41:21.16 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『ここで良いのか?』ザッ…

?『馬鹿野郎。何を構えてんだ?』

?『ここがどこかよく見ろ』

P『えっ?』

P『…あっ』

P『(これは…伝説の木…)』

?『……』
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:41:48.12 ID:lbaDsJyIo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

雪歩『……』ウツムキ…

?『俺に出来るのはここまでです』

?『大丈夫…あなたの根性や気合いは本物です』

?『頑張ってください…お嬢さん』ザッ…

P『雪歩ちゃん…』

雪歩『あの…ごめんね…?』

雪歩『もう卒業式が始まるっていうのに…』

雪歩『こんなところへ呼び出したりして…』

P『いや、全然…』

雪歩『……』
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:42:15.27 ID:lbaDsJyIo
雪歩『あのね、私ね…』

雪歩『いつも自分ってだめだめだなーって思ってたの』

P『えっ?』

雪歩『だって臆病だし…その…』

雪歩『今だって男の人って凄く怖いの…』

P『でも…』

雪歩『あなたに対してだって!』

雪歩『…あなたと、この高校で会った時…』

雪歩『私に気を遣って先に帰ってくれたよね?』

P『あっ、うん…』

P『そうだったかな…』
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:42:45.10 ID:lbaDsJyIo
雪歩『あの日、その優しい部分を見ることが出来ないままでいたら…』

雪歩『私はきっとあなたのことも怖くて…ずっと拒絶してたままでいたと思うの…』

P『……』

雪歩『でも、でもね…』

雪歩『私、勇気出したんだよ?』

雪歩『あなたのこと…茶道部員として迎え入れた…』

雪歩『表面上は喜んでいたけど本当は凄く不安だったの』

雪歩『だけど、あなたは私の思った通り本当に優しい人で…』

雪歩『ううん、思った以上に素敵な人で…』
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:43:16.28 ID:lbaDsJyIo
雪歩『あなたと仲良くなれて本当に良かったなって思えるのっ』

雪歩『この高校3年間…いつも思い出にはあなたがいた…』

雪歩『中にはつらいことだって、あったけど…』

雪歩『でも…でもね?』

雪歩『だけど、そういうつらさもあって今があるんだと思うの』

雪歩『だって、この高校3年間…』

雪歩『すっごく楽しかったもの!!』

P『……』
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:43:42.40 ID:lbaDsJyIo
雪歩『私…もう一度勇気出します…』

雪歩『私は…』

雪歩『あなたのことが…大好きですっ…!!』

雪歩『ずっと…ずっと一緒にいたんですっ!!』

P『雪歩ちゃん…』

P『……』
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:44:10.55 ID:lbaDsJyIo
P『俺も…』

P『俺も、雪歩ちゃんのこと好きだよ』

雪歩『あ……』

P『手放したくない…』

P『ずっと俺の傍で笑っていてほしい』

P『君の笑顔を守りたい』

雪歩『…!』

雪歩『……うんっ』

雪歩『はいっ…!!』グズッ…
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:44:36.86 ID:lbaDsJyIo
リンゴーン!リンゴーン!

雪歩『あっ…伝説の鐘…』

雪歩『鳴らないはずなのに…』

P『…きっと天使が祝福でもしてくれたのかな?』

雪歩『天使…』

雪歩『うんっ…きっとそうだね…』

雪歩『こんな奇跡が起こるんだもの…』

雪歩『天使さん達が見守ってくれているなら…』

雪歩『私達…ずっと幸せでいられるよ…』
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:45:05.18 ID:lbaDsJyIo
P『…あっ、そういえばさ?』

雪歩『はい?』

P『俺を連れてきた男の人って一体何なの?』

雪歩『……』

P『…雪歩ちゃん?』

雪歩『えへへ…』

雪歩『プロデューサーくんのこと萩原家を背負える漢だって言ってたよ!』

P『えっ、なにそれ?』

雪歩『そんなの決まってますぅ!』

雪歩『私をお嫁さんにしてくれるってことです♪』

P『お、お嫁さん!?』
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:45:36.11 ID:lbaDsJyIo
キーンコーンカーンコーン!

雪歩『あっ…卒業式…!』

P『……』

P『…二人でサボっちゃおうよ』

雪歩『…えっ?』

P『きっと今なら許して貰えるんじゃないかな?』

P『それに色々とこれからのこと話したいし…』

雪歩『…うんっ』

雪歩『これも大切な思い出だね…///』

P『ていうか、もう結婚前提で良いの?』

雪歩『えーだってぇ…』


―――ずっと傍にいてくれるって

―――相手の全てを受け入れることだし…

―――だから、そういうことじゃないのかな?
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:46:20.53 ID:lbaDsJyIo
           -‐ ´::::::::::::::::::::::::::::ヽ
          ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`  、
       /:::::/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
.        //::::::/::::::::::/::::::::::::::::::}:::::::::::::::、:::::::::::::ハ
      //.:::::/::::::/,イ::::::::::::::::::/::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::.
      {' :::::::!::::://-!:{:::::::::::::イ:::ハ:::::::::::::::::ハ::::::::::::'
         {::::{::/j/ jハ::::::::/-|-ト::::::::::::::::::::',::::::::/
       Vハ ィ芹ト ',::::/  j/ ',:::::::::::::::}::}:::::/
        }:::ハヽヒソ  V  f笊卞}:::|ヽ::::::{/::::,
       ,::::::::!  ,     ヒソノ !ノ:::::\j:::::::{
       {:::::::.           ,::::::::i::::::::::::::!
       |!:::{人   、        ,:::::::::!:::::::::i_ノ
       |!:/'  \   ´   ィ,::::::::::|:::::/
        j/     `. -‐ 爪  /::::::j/j/`ヽ
               r=}  厶イ/   ∧
               厶'´ ̄ ̄         ハ
              /             }   END
             /___                |
           //:::::::::::\           〉
             //´ ̄ ̄\::ハ           イ
         //{ : : : : : : : V∧      /}::!
           //{::! : : : : : : : :V∧    /: :/jノ
.          //. |::} : : : : : : : : :V∧ / : : /: |
         //  |::{ : : : : : : : : : V∧´: : : :/: : ,
     _r、/∧ //ヘ: : : : : : : : /:::/ : : : /: : /
.   /r' `¨. V/: : : :}: : : : : : :/イ: : : : /: : /
. /:r'´   /7⌒\: :!: : : : : :/ : |: : : :/\/
 {:::::::\  { { : : : : ヽ}: : : : : : : : |: : : { : : ヽ
. V:::::::::::>У : : : : : {: : : : : : : : :!: : : :}: : : :〉
  〉::::::::{ {〈: :o: : : : : :\: : : : : : :|/ ∧ : /
. /:::::::::::ト!::\: o : : : : : :ヽ : : : : | /{+V/\
 {:::::::::::/ ト::::::` 、: : : : : : :ヘ: : : : !}: : |ト升十ヘ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 05:48:43.94 ID:lbaDsJyIo
雪歩編終了です
次回更新時は、あずさ編を予定しています

折り返しを超えました
2スレ目も良かったらお付き合いください
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 06:19:48.44 ID:dVQvAMpIO
キモい
SSでこんなキモいと思ったの久しぶり
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/25(木) 07:34:29.26 ID:xYt8Q7H/o
大天使雪歩
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 08:16:51.65 ID:dB5eDvIWo
前スレのhtml依頼出したかい?
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 08:40:13.22 ID:ORtCP5EDO
なぜTOKIOのding-dongが…
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 08:42:41.56 ID:ORtCP5EDO
>>127
そんな君に一言「君のツラは鏡でみたら鏡も割れるくらいのレベルだよ」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 09:12:21.97 ID:6IosuzT0o
>>50
これがもてなすび!に見えて吹き出した

乙、雪歩は可愛いなぁ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/25(木) 12:14:45.66 ID:boirZdnMo
天使だ、天使がいる
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 16:44:13.56 ID:ROWASkRDO
雪歩はかわいいけどちょっと重いなあ!!!
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 16:49:46.84 ID:uoNRhTwIO

やっぱり雪歩は付き合う=結婚だよな
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 18:33:12.59 ID:lbaDsJyIo
>>129
あぁ、そっか
依頼しなきゃダメなんだっけ
すまない、thx
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/25(木) 21:16:54.27 ID:H9HTswxwo
次は真かと思ったらあずささんか
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 21:40:22.52 ID:5kIAtxUBo

とうとうバトルシーンも来たかw
やっぱりFFっぽいのかな?
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/26(金) 21:15:46.60 ID:q8flyYaWo
乙!
やっぱり可愛いなぁ可愛いなぁ
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/27(土) 05:33:37.57 ID:TqCdAWDK0
乙乙
スコップで殴るわろたwwww
そしてやっとあずさ編クルー
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 10:44:45.69 ID:xfZe/4tDO
前スレがもうSSサイトに更新されてるwwww
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 10:50:51.04 ID:pp1EFrFho
そういう報告いらないから
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 10:57:56.28 ID:xfZe/4tDO
すまん、あまりにも早かったからつい…
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/28(日) 10:59:30.14 ID:jY18/7K5o
分かったから死んでくれ
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 11:05:28.20 ID:LhHlRk5bo
安定の長屋
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/28(日) 16:43:59.45 ID:jDAL9YEto
                     /j
                   /__/ ‘,
                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘     
                /イ       ', l  ’     …わかった この話はやめよう
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l    ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ
               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
             i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ..     nl l .||/
             | | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr '         ||ー---{
              | '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧       | ゝ    ',
      , 一 r‐‐l   γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___  ヘ  ヽ   }
    / o  |!:::::}     / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ     ノ
   / o    ノ:::::∧   /ヽ  o  ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 /   /
   /    ノ::::::/    /::::::::ヽ  o  ヽ:::| o {::::::::::::::Υ   /
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 21:11:02.55 ID:l6rN1T1Yo
雪歩からのあずささんとか俺のファンキーノートがグルーヴィーチューンでハニーサウンドしちまうぜ
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 23:53:11.62 ID:ywTi4xAIO
>>146
こっちのAA使って欲しかったな

貴音「響、私のらぁめんの行方を知りませんか?」

響「……」

貴音「というより響が食しているのを見てしまったのですが」

響「……」

貴音「どういうつもりなのですか?」

                二''-.ヽヘ / /  ゛''''‐‐‐--....
                :::::::゛゛''''‐''''  ̄''‐-...,,_,,..-‐'"
             ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘヾ 、
       /::::::/:::::::::::/::::::∧:::iヾ:::::::::::ヽ::.i',:::::::::::::::'., ヽ',
      ./:::::::::/::::::::::::i:::::::/ ',:::',',:::::::::::::i::::i .'.,:::::::::::::::',
      /:::::::::./::::::::::::::|::/'‐-..',::',',:::::::::/|/__',ヽ:::::::::::|   …わかったさ この話はやめるさ
     ./:::::::/i::::/|::::::::| .,ィ=-、  ',::::/ .,zrx  〉:::::::i
    /:::::::/|::::|:/:::|::::::::.《 .fチり   ∨ ,r”.fyリ》 ./,i!:::/      ハイサイ!! やめやめ
    /:::::, ' i'::::::i/( ヾ|ヾ::', 'ゞシ      .`-'  // |/
   ./::::, '  |::::::,':::ヽ in/7./7      ’     | /     iヽiヽn
  ./::./   |::::,':::::::::|! |///7          .ノ\     | ! | |/~7
  ./::/    i::::::::::::::i~| | | ,' '  γ゛゛゛)   /:::::::::\   nl l .||/
 .//     ∨:::::/| | | | l {':j`i_ '‐- ' _,,-".゛'' .,::::-.,,_ 三:.||ー---{
 ,ソ     /::._> | '" ̄ ̄iノ .l| .゛''‐ ''"i     >-.,,-.二| ゝ    ',
       /γ\ l   γ /     |     ヽ、 ヽ::゛ヘ  ヽ   }
    .-='-‐|   7}     / )'-.,,_ __,,,,,ツ     ,>  i:::::::ヘ     ノ
       ./|   ∧   /-i-..,,_ .∫.  \_ ,r'   .|'-゛/   /
      /::.|  /    / / ∂ ゛∫'"υヘ~ヘ     .|Υ   /

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 23:53:56.66 ID:ywTi4xAIO
うお…コピペ元がバレる…
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 23:56:18.36 ID:pp1EFrFho
このAAの口元のγの部分を刻み海苔と表現したやつは中々だと思った
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/29(月) 00:02:39.11 ID:A9/cQi0Zo
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ\:::::::::|
       /::/::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::寸:::::::|
      /:::::|:::::::::::::/::::::::::::::/:::::::::|⌒ヽ::::',:::::::| 
       | !  ',::::::::/::::::/}/}:::::/:|  `、::|:::::::| 
       {:| :::::::::/:::/ミメ /::::/|/     }|:::::/   真美は続けるよ
      |:| ::::::|:::|l/ /¨茫iミ|/ /ー―- j/::/|  
      トV/^|:::|    ヒノ    ノ茫゙Y/:::{::|   この話題
       .| 、.|:::|          、 ー'゛/::::::::::::. 
        |:\|:::|             {ノ:::::::::::::::. 
         」/ |:/\     ‐‐    八::::::::::::::::|
           |(  }\       イ:::l::::::::|:::::::ノ
―- -‐┬ "⌒\厶    ┬<   }:/|/:::::|/ 
',     \     `ヽ》   |、     /l:::/    
|       ヽ   } '《\ \iト ____ |/      
|             ,′ '《i:i\__) '《__ノ\    
|        ∨   '《i:i:i:i ̄ ̄》,: : : :|    
_|______,,.  /    '《⌒ヽ〉_,ノi》,∨:|    
      ∨{      《    \i:i:i》,∨    
        ∨{      《      ∨:》小.    
        ∨      《    /  》│`、  
          ヽ      《    /{ /》 |: : `、 
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/29(月) 01:56:47.40 ID:lJhns+fAO
ついにこのスレも響と真美が監視するようになっちまったか
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/30(火) 07:46:33.46 ID:iu31Ux880
私怨
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/31(水) 02:29:55.72 ID:GBBbrcjDO
このスレは響と真美の監視下におかれているというのか…
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:19:27.73 ID:r0jv6Acho
【運命の出会い】

P『ふう…早朝のランニングも中々気持ち良いもんだな…』

P『……』

P『ところでここどこだ?』

?『どこでしょうねー…』

P『ええ…また随分と遠くまで…』

P『学校に間に合うかな…』

?『私も学校へ辿りつけるかしらー…』

P『……』

P『…どなたですか?』

?『あら?』
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:20:09.63 ID:r0jv6Acho
                    ,.へ   _
             /⌒/ヽ._}_/: : : :\
            /: : : /: : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : :./⌒ヽ/⌒ヽ: : : : :ヽ
          / : : : : : / ̄`~`´⌒´~ヽ : : : : ヽ.
           //Wレ: : /          '; : : : : : ',
.          ,': : : : : : /==―-    -―=='; : : : : : ',
        /:/ : : : : :i  __     _  '; : : : : : i
         /:/: : : : : : lィ行示`    ´ネ示fト: : : : : :l
         ,':.,': : : : : : 〈!弋辺      匕りj: : : : l :│
   .     l: :{: : : : : :i: :|       .       l: : : : l: : !
   .     |: :i!: : : : : N|           |: : : :.j : :!
   .    |: :ハ: : : : :ト、ゝ   rァ: : : : :y   j : : : / : |
         |: リ:'; : : :.トr\.   ` ー ´  /:| : :./イ: :!
         ∨: :∧: : |:|:::::::ヽ、 .へ   .ィ':::::|: :/ |: :|
        /: :/ ∧: :|:|::::::_」〉' へ ). : : :l::::: |:/  .!:./
        /: :/ / ∧:j::// //ヽ: : :ト、:::lイ  レ゙
   .   // :/: : : r< 〈    ノス〉、  }\!
      /: :r< ̄ ̄\\}   イ、_人_ }  !  \

?『あぁ、私ったら自己紹介もせずにすいません…』

あずさ『私、三浦あずさです』
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:20:36.92 ID:r0jv6Acho
P『三浦さん…』

P『(なんていうか…凄いな…ボディラインが…)』

P『(制服の上からでも…)』

P『(…って、その制服…)』

あずさ『ところで私立765学園はこっちの方角で良いのでしょうか?』

P『あぁ、やっぱり765学園の人ですか』

あずさ『え?』

P『とりあえず、こっちの方角じゃないのは確かですね』

あずさ『あらあら…?』
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:21:04.14 ID:r0jv6Acho
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あずさ『プロデューサーさんも765学園の1年生だったんですね〜』

P『そういう三浦さんも同学年でしたか』

P『(ちょっと大人っぽい雰囲気だから上級生かと)」』

あずさ『私、迷子癖があっていつも遅刻しないようになるべく早めにお家を出てるんですよ〜』

P『えっ…なるべくって…今、まだ7時ですよ?』

あずさ『ええ。毎朝5時には出てるんですが…いつも迷ってしまって…』

あずさ『でも、それもお散歩気分で楽しいんですけどね♪』

P『……』

P『(ま、マイペースな人だな…)』

P『あっ、ここまーっすぐ行けば学校着くので』

あずさ『あっ、はいー』

あずさ『わざわざ、ありがとうございました〜』ペコッ

P『……』

P『(教室に行くまでに迷うとか無い…よな?)』
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:21:49.82 ID:r0jv6Acho
【恋人達の伝説】

あずさ『こんにちは〜』

P『三浦さん、こんにちは』

あずさ『突然ですけど、この学校の伝説ってご存知ですか?』

P『伝説?』

あずさ『はい♪』

あずさ『卒業式の日に伝説の木の下で女の子から告白して…』

あずさ『それが実ったら伝説の鐘が鳴り響き…』

あずさ『二人は永遠に幸せになれる…という素敵な伝説です…♪』

P『伝説の木と鐘…』

あずさ『ところで理科室へ行きたいのですが?』

P『あぁ、ここ図書室ですね』

P『(伝説か…)』
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:22:28.54 ID:r0jv6Acho
【入場門はどこかしら?】

P『今日は体育祭だ!』

P『(さて、俺は借り物競走に出場したんだが…)』

『迷子のあずさちゃん』

P『三浦さーん!?』

小鳥『あずさちゃーん!?』

P『(入場門に行く途中で迷子になった三浦さんを捜索という無理難題で最下位だった…)』

P『(結局、三浦さんは入場門の代わりに校門をくぐって街へと繰り出していた…)』

P『(ただのサボりに聞こえるが、これが天然だから誰も彼女を責めることが出来ない…)』

P『(なんという壊滅的方向音痴…)』

P『(こうして高校生活最初の体育祭は終わりを迎えた…)』
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:23:04.76 ID:r0jv6Acho
【あずさの夢】

P『へぇ、じゃあ三浦さんはこの学校の伝説を成就させたいと思っているんですか?』

あずさ『はい♪』

あずさ『だって、素敵でしょう?』

あずさ『運命の人と結ばれる…』

あずさ『私の夢なんです//』

P『(三浦さんは恋愛への憧れが強いんだな)』

P『(でも、彼女ぐらい容姿が良ければすぐに彼氏なんて出来そうだけどな)』

P『(今までは、たまたま縁が無かったのか?)』

P『(それとも理想が高いとか?)』

P『(彼女に釣り合うほどの男なんてそうそうはいないだろうな…)』

あずさ『ところでお手洗いに行きたいのですが?』

P『そうですね、やっぱりここは図書室です』

あずさ『あらー?』
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:23:37.38 ID:r0jv6Acho
【納得の赤点】

P『期末ですよ!期末テスト!』

あずさ『結果はいかがでしたか?』

P『やぁ、三浦さん』

P『まずまずですね。三浦さんはどうでした?』

あずさ『私は赤点を取ってしましてー…』

P『えっ、意外だな。何がダメだったんですか?』

あずさ『私、昔から地理だけは苦手で…』

P『…あぁ、なるほど』

あずさ『あら?』
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:24:20.48 ID:r0jv6Acho
【デートしてくれますか?】

P『夏休みだ!』

P『三浦さんともっと仲良くなりたいんだよな…』

P『よし!思いきってデートに誘ってみるか!』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

あずさ『あら〜?プロデューサさんですか?』

あずさ『何か急用でもありましたか?』

P『あっ、三浦さん』

P『えっと…』
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:24:53.25 ID:r0jv6Acho
P『もし良かったら今度の日曜日に一緒に中央公園でも行きませんか?』

P『きっと噴水の辺りを散歩したら涼しくて気持ち良いですよ』

あずさ『まぁ♪素敵なお誘いですね♪』

あずさ『その日なら大丈夫です。一緒に行きましょう』

P『あっ、良かった。じゃあ日曜日は中央公園の前で待ち合わせってことでどうでしょうか?』

あずさ『了解しました〜。楽しみにしてますね〜』

ガチャ…

P『っし!!』
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:25:23.05 ID:r0jv6Acho
【子どもの頃の思い出】

P『今日は三浦さんとデートだ!』

P『(デートのはずなんだけど三浦さんがまだ来てない…)』

P『(おかしいな?時間、間違えたかな?)』

P『……』

P『(いや、待てよ?)』

P『(そもそも彼女は1人で公園まで辿りつけるのか?)』

P『……』

P『しまったー!?』

あずさ『あらあら…?どうかなされたんですか…?』

P『…あれ?』
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:26:02.54 ID:r0jv6Acho
P『み、三浦さん…いつの間に…』

あずさ『まさに今、着いたところです〜』

あずさ『すみません…遅れてしまいまして…』ペコッ…

あずさ『ここに来るまでに、ちょっと道に迷ってしまいまして〜…』

P『いや、良いんです。来てくれただけで充分です』

P『こっちこそ待ち合わせ場所を指定なんかしてごめんなさい』

P『今度からはちゃんと迎えに行きますんで』

あずさ『まぁ♪嬉しいですっ♪』

P『それじゃあ、噴水の方まで行きましょう』

P『出来れば並んで歩いて』

あずさ『はい。行きましょう♪』
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:26:55.13 ID:r0jv6Acho
                             --ァxy爻爻爻爻爻爻爻爻爻_
                        _ ィ  ィァッ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.爻
                      /爻ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.爻
                     ム爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./\:.:.:.:.:.:.:.--:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:爻
                   ィ爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::ヘ:::}_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ :.:./
                 ィ爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ≦::::::::::::ハ:V::\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./
                爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__:../:::::::::/_:彡ヘ:::::::}}:::::::\:.:.:.://
               爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::/:::::::::/^     ___Y:::::::::::::ヽ:./
                爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::/::::::: i:{ __     __ ヘ::::::::::::::::::.,
             爻:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:|:::::::::/:::::::::::j:「^´    斧_}ハ:::::::::::ト::.、
            爻:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:}::::::/ ::::::::::::|}レ≦    {沁 /{ }::::::::::| }::}
            爻:.:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.}::ハ::::{:::::::::\沁,    、  .:::::.{i::::::::::| }/
             爻:.:.:.:.:.:.:.八__:.:.:.:.:ハ{::::Y:::::::::i{いiツ        j::::::|:::i./
            入:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.-‐ァ::::::::::}:::::::::::|{ .::::::.  ,  ア  /}:::/}::/
                ̄ ̄  / ::::::::::::}:::::::::::i::ト    ー   .イ:::}/ /
                       /:::::::::::i::::i:::::::::::::::{  `    _/::::::::::|}
                 -ー' ::::::::::::j{::::::::::::::入{ヒj    八忖ニr┴―=彡ヘ
                 /:::::::::::::::/:::::::::ィ升ヘ,\}    /  )辷__ー-一   \
                 /::::::::::::::::::::::f二二ニ=-ミヘ \     {{`ー--__-一    \
                /:::::::::::::::::::::::/ム-- ミ \_ \ fヘ ー--rッ そー―‐‐ヘ     
               /:::::::::::::::::::::::/ ィ==--、 \ j{ ヽ } {__  __  忖f_   `ァ--'  /
              /::::::::::::::::::::::::::/ /{ {:|     \ Y .}j   ヽ' /-‐ヘ八V^ヽ{V_  __/
          :::::::::::::::::::::::::::::::{ ム} ヽ     ハ ',}      {:i:i:レ'´ ̄, W{ う}Lフ
          ::::::::::::::〃≧=-j :{「` i|    ム } }\    / ・・・’’   }  7
          ::::::::::::::{{ー--==} {ヘ_彡i    /⌒} {=う   {/        リ  /
          ::::::::::::::ヘ r‐ァ ヘ V≦_|   : ハレ} トッ'    /ミx       /  ;:、
          ::::::::::::::::ハ乂{  《}{ {{L.|   ir‐「7 /'   , ′ Y ,     /   ′::
          ::::::::::::://}    /j{{  ;   ;ー{」У   / rヘ}j レ     /{  /::::::::::ヽ
          ::::::::::::}_j^ヘ  /ハ{{{  ,′  レ'    . ' ムf{{ {     //  :/::::::::::::::::::.
          ::::::::::::::::::::::} /j{{{j_}} ,  /     , ′ }i{{W    {,/ ィ:{    \:::::::|
          :::::::::::::::::::/ ^    / /      1{   ji{j{ }}    j{{f }:}     }::::i
      |::::::::::::::::::::::::::::::/  /   {      イ{jf}i}   リjjjハ    /{{:| //     j::::/
      |:::::::::::::::::::::::::::::{  /   xヘ    / :{ }j^       {:  /}仄r'     //}}
      |ハ:::::::::{`  :::::::::\_       ー    {        V}: //}}仄{    ー'  /
      |{ \::::{   \::}\::::::::=-----  、  }        ン./ }i仄ハ
      |{  \\   }|  `  /升幵ミY}\{   |: / ̄ ̄イ   }i仄仄}
      ヘ    \{   '     /升幵ミ_} {j \__ィ乂「 ̄     }⌒ヽ

あずさ『噴水の辺りは涼しくて、とても気持ちが良いですね〜』

P『本当ですね』
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:27:25.55 ID:r0jv6Acho
あずさ『ところで噴水を見てると何かを思い出したりはしませんか?』

P『えっ?噴水で思い出すもの?』

あずさ『はい。噴水の音で思い出すものです』

P『音?なんだろ?』

P『小さい頃に聞いた、川のせせらぎとか…かな?』

あずさ『うふふ…正解です♪』

P『えっ?これ正解とかあるんですか?』

あずさ『はい♪大正解ですよっ』

P『(三浦さんも全く同じことを連想したのかな?)』

P『(そういう意味なら確かに正解かな?)』
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:27:52.17 ID:r0jv6Acho
あずさ『今日は誘ってくださって、ありがとうございました〜』

あずさ『とても楽しかったですよ♪』

P『良かったです。また誘っても良いですか?』

あずさ『はい、もちろん。お待ちしてますね』

あずさ『ところで私の家はどちらの方面へ行けば…』

P『あっ、住所教えてください。送りますんで』

あずさ『まぁ…わざわざすみません〜…』

P『(家に帰るのも一苦労とは難儀だな…)』
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:28:28.09 ID:r0jv6Acho
【季節の移り変わり】

P『今日から新学期だ!』

あずさ『季節の移り変わりって好きなんです〜♪』

P『そうなんですか?』

あずさ『ええ♪』

あずさ『風景を楽しみながら、お散歩をするのって好きなんです♪』

P『あぁ、季節が変化すれば風景も自然と変化していきますもんね』

あずさ『はい〜♪』

あずさ『紅葉が綺麗になった頃にはご一緒にお散歩でも、いかがですか?』

P『良いですね、是非』

P『(しかし三浦さん1人だと、散歩というよりテレポートだよな…)』
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:28:59.68 ID:r0jv6Acho
【あずささん】

P『さて、帰るか…』

P『おや、あれは…』

P『(三浦さん…)』

P『(最近、わりと仲良くなった気がするけどお互いに敬語だし何だかまだ距離を感じる気がする…)』

P『(…思いきって下の名前で呼んでみるか)』

P『あずささん!』

あずさ『あら?』

あずさ『あらあら、プロデューサーさん♪どうかなさいました?』

P『今、帰りですか?良かったら一緒に帰りませんか?』

あずさ『ええ、良いですよ。一緒に帰りましょう♪』

P『良かった。じゃあ帰りましょうか?』
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:29:33.31 ID:r0jv6Acho
P『そういえば、もうすぐ文化祭ですよね』

あずさ『えぇ、そうですね〜』

P『あずささんは誰かと見てまわる予定はありますか?』

あずさ『いえ、今のところは約束はありませんね〜』

P『あっ、本当ですか?』

P『じゃあ良かったら俺と一緒にまわりませんか?』

あずさ『あら、良いですよ♪』

あずさ『誰かが隣にいてくださると迷うこともありませんし、こちらからお願いしたいほどです♪』

P『(未だに学校内でも迷ってるのか…)』

P『(こうして、あずささんと一緒に文化祭をまわる約束をした)』
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:30:15.30 ID:r0jv6Acho
【ハムスターなんてもってのほかだぞ!】

P『今日は文化祭だ!』

あずさ『賑わっていますね〜』

P『うちの高校は一般来場者も多いですからね』

あずさ『あら?そうなんですか?』

P『ええ。なんせアイドル級の女生徒がたくさんいるってことで有名ですからね』

あずさ『あぁ、確かにそうかもしれませんね〜』

あずさ『私たちの学年の女の子はみんな可愛い子達ばかりですものね〜』

P『(三浦さんもその1人なわけだけど)』

P『えっと、それじゃあ生物部でも行きましょうか』
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:32:10.35 ID:r0jv6Acho
              __,. -―――: 、
.            /: : : : : : : : : : : : : : ><⌒\
        /: : : : ≦: : : : : : : : <: : : :.:\  \
.        /: : : : : : : : : : : : : : ;.ヘ: : :, :ヘ、: :\  \
       /: : : : : : : : : : : : : ∠Zミ∠Z_」: : : : ':,  )
       ,': : : : / : : : : : : :/        |: : : : : ',
       !: : : : l : : : : : /z==‐、     |: : : : : :l
        |: : : : |: : : : l/           -=、|: : : : : :l
.      |: : : ;イ: : : :.:|z斗示ミ`     ,_   | : : : : : !
.      |:./:/ |: : : : :ト んjj       .ホハ l : : : : : |
.       |/:/トj.: : : :l:|  `¨´      んリノ/!.: : : : :.:|
       /:///ハ: : :.:N           ,`¨ .イイ.: : : :,イ:|
.      /: :////ハ : :|、          }:j/: : : :/ リ
     /: : ://///ハ :| \    ` ―  . イ:/: : : :/
.    /: : :///////:〉!          イ: : /l: : : /
   /: : : ://///仄≧、    {><: :l : /: N :/
.  /:>―< ̄\ \ \__jー ト-く : : : l/     
 //⌒::::::::::::\  \ \    /  ,イハ⌒>j‐、
./イ::::::::::::::ヽ::::::::\  \       /| | V:::/::::::',
: :.|::::::::::::::::::::\:::::::\   ̄ ̄ ̄   | |  V::/:::::::',
: :.|::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::\.     /l    V::::::::::::!
: :.|:::\::::::::::::::::::::::l:::::::::::::\_/::::::| Y^⌒ヽn::::L
: :.|:::::::::\::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::|=/    イ::::::ハ
: :.|:::::::::::::::\::::::∨:/:::::::::::::::::::::::::::::::|/      {::::/::::',
: :.|:::::::::::::::::::::\::∨:::::::::::::::::::::::::::::::::{ >yy┐ .V:::::::::',
: :.|:::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::ノ^):l/ /」‐へ. }7:::::::i
: :.|:::::::ィ´ ̄ `ヽ::::::::〉::::::::::::::::::/ イノ rイ 、\V/ヽ:::::|

あずさ『あらあら、可愛らしいハムスターちゃんね♪』

P『本当ですね』

P『(しかし生き物とのふれあいコーナーとはな)』

P『(生物部っていうぐらいだから解剖ショーとかそんなのやるのかと思ってた…)』

響『そんなの自分が許さないぞっ!』

P『うおっ!?』

P『(こうして高校生活、最初の文化祭は終わりを迎えた)』
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:32:50.11 ID:r0jv6Acho
【美女二人】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:33:22.62 ID:r0jv6Acho
P『ゆ、遊園地…?』

P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかくあずさちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、あずささん?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:34:00.67 ID:r0jv6Acho
【断る理由なんてない】

P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング♪』

あずさ『プロデューサーさん、こんにちは〜♪』

P『あずささん、こんにちは』

小鳥『あずさちゃん、迷子になったらいけないから今日はプロデューサーくんと手を繋ぎましょうね?』

P『えっ?』

あずさ『あっ、は、はい〜…///』

あずさ『その〜…お願いしても良いでしょうか…?』モジモジ…

P『…先生?』

小鳥『男の子なら第三者の意見を求めない!』

P『…!』
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:34:27.30 ID:r0jv6Acho
あずさ『あの〜…無理なようでしたら私はそれでも…』

P『いや、大丈夫です』

P『むしろ俺からお願いしたいぐらいです』

P『今日は俺と手を繋いでまわりましょう』スッ…

あずさ『あっ…』

あずさ『は、はい〜♪』ギュッ…

小鳥『(よしよし♪仲良きことは美しきかな♪)』

小鳥『……』

小鳥『(あ〜ん!あずさちゃん羨ましい〜!!)』
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:34:53.55 ID:r0jv6Acho
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『あずささんと一緒に白馬に乗りたいです』

あずさ『あらあら…♪』

あずさ『うふふっ///二人で白馬なんて照れちゃいます〜…///』

小鳥『ふーん…なるほどね〜…』ジトー…

P『え、えっ?なんですか、その視線…?』

小鳥『…プロデューサーくんのえっち』

P『えぇっ!?』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:35:19.45 ID:r0jv6Acho
P『……』

あずさ『〜♪』ニコニコ

小鳥『私の言葉の意味、わかった?』

P『…はい』

P『(あずささんに後ろから抱きつかれた時の背中に当たる柔らかい感触…)』

P『(なんだ、あれは!?マシュマロか!?)』

小鳥『まぁ、そう言ってる私も実はそれなりにあるんだけど…』ムニュムニュ…

P『先生、生徒の前でそういうのはどうかと思います』

あずさ『?』
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:35:51.86 ID:r0jv6Acho
小鳥『じゃあ、次は観覧車に乗りましょうか♪』

小鳥『プロデューサーくん、乗り合わせは?』

P『とりあえず、あずささんは1人にしちゃダメかと』

P『とか言って、男1人で乗る観覧車は空しいです』

小鳥『2X歳の女が1人で観覧車に乗る姿をどう思う?』

P&小鳥『……』

P&小鳥『3人で乗りましょう』

あずさ『はぁい♪』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:36:20.07 ID:r0jv6Acho
小鳥『あら、観覧車でも手を繋いじゃって仲良しさんね♪』

あずさ『は、はい…///』

あずさ『おかげさまでプロデューサーさんとは仲良くしていただいて〜…///』ポッ…

P『……』

P『(…嬉しいけど照れるな)』

小鳥『あっ、プロデューサーくん顔真っ赤で可愛いんだ♪』

P『え、え!?そ、そんなこと…!』

あずさ『うふふっ♪かわいいですよっ♪』

P『うっ…!?』プシュー…

P『(ダメだ…今は自分でも顔真っ赤になってるってわかる…)』
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:36:48.44 ID:r0jv6Acho
小鳥『いやー!今日は一日楽しかったわねー!』

あずさ『はい〜♪とーっても楽しかったですっ♪』

P『またいつかこのメンバーで遊びに行きたいですね』

小鳥『そうねー。でも、今度はあなた達二人きりで行ってみたらどう?』

小鳥『今日みたいに手を繋いでね♪』

P『あっ…えーと…』チラッ…

あずさ『あっ…』

あずさ『…あのー…そのー…』ドキドキ…

あずさ『お家まで、このままでいても良いですか…?』ギュッ…

P『…!』

P『よ、喜んで…』ドキドキ…

小鳥『(あら♪この二人はホントに次がありそうね♪)』

P『(こうして高校生活、最初のクリスマスは終わりを迎えた)』
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:37:25.88 ID:r0jv6Acho
【今はまだナイショ】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、謹賀新年と言えば初詣なわけだが…』

P『あずささんは誘ったら来てくれるかな?』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

あずさ『新年明けましておめでとうございます〜』

P『あれ!?あずささん!?』

あずさ『あぁ、良かった。このお宅で間違い無かったのね』

あずさ『私、神社に行く途中で道に迷ってしまって…』

あずさ『そしたらプロデューサーさんのお家らしきものが目の前に…』

P『……』

P『(奇跡だな…)』
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:37:53.46 ID:r0jv6Acho
あずさ『あのぅ…もしよろしかったらで良いんですけど…』

あずさ『ご一緒に初詣にでも行きませんか?』

P『是非。ちょうど誘おうかなって思ってたところでしたよ』

あずさ『あぁ、良かった〜。断れてしまったら私に神社に辿りつけませんでした〜』

P『(これで学校にはちゃんと通えているんだから凄いよな…)』

P『(…軌跡は長いけど)』

P『それじゃあちょっと準備してきます』

あずさ『はい。ごゆっくり〜』
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:38:19.14 ID:r0jv6Acho
P『あずささんは何をお願いするんですか?』

あずさ『そうですね〜』

あずさ『……』

あずさ『どうしましょ〜?』

あずさ『今まで毎年していたお願いは去年叶ってしまいましたからね〜』

P『毎年していたお願い?』

P『それってどんなお願いなんですか?』

あずさ『うふふっ♪』

あずさ『それはナイショですよ♪』

P『(なんだろう?)』

あずさ『あなたは何をお願いするんですか?』

P『あっ…えーと、俺はですね…』

P『…俺もナイショってことで』

あずさ『あらあら、いじわる♪』

P『(さて、今年も1年、頑張るぞ!)』
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:39:06.68 ID:r0jv6Acho
【ウイスキーはお好き?】

P『今日はバレンタインだ!』

あずさ『こんにちは〜』

P『こんにちは、あずささん』

あずさ『宜しかったら、チョコいかがですか?』

P『えっ?チョコですか?貰います、貰います』

あずさ『うふふっ♪じゃあ、どうぞ♪』スッ…

P『(ウイスキーボンボン…また随分大人っぽいのチョイスしたな…)』
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:39:41.83 ID:r0jv6Acho
【セクハラ】

P『さて、今日はホワイトデーなわけだが』

あずさ『こんにちは〜』

P『あずささん、ちょうどいいところに』

あずさ『あら?』

P『チョコありがとうございました』

P『これホワイトデーのお返しです』スッ…

あずさ『まぁ、それはご丁寧にありがとうございます〜』ニコニコ

P『……』

P『(渡しておいてなんだけど本人の前じゃ、中身がおっぱいプリンなんて言えないな…)』
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:40:39.12 ID:r0jv6Acho
【小鳥先生の計らい】

P『さてと今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『あずささん!』

あずさ『あら〜プロデューサーさん♪』

あずさ『うふふっ。同じクラスだなんて嬉しいです♪』

あずさ『これから1年よろしくお願いします』ペコッ

P『こちらこそ』

P『(あずささんと同じクラスになった!)』
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:41:20.09 ID:r0jv6Acho
【この坂道をのぼる度に】

P『ふあぁ…』

P『ねむっ…』

あずさ『あら、おはようございます〜』

P『おや?あずささん。おはようございます』

P『登校中に一緒になるなんて珍しいですね』

あずさ『そうですね〜』

あずさ『ご一緒しても宜しいですか?』

P『もちろん。一緒に行きましょう』

あずさ『はいっ♪』
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:41:46.70 ID:r0jv6Acho
P『学校までの坂道ってしんどいですよね』

あずさ『あら?そうですか?』

あずさ『私は好きですよ?』

P『そうなんですか?』

あずさ『ええ♪』

あずさ『だって、この坂道をのぼる度に…』

あずさ『……』

あずさ『うふふ♪』

P『…?どうしたんですか?』

あずさ『なんでもありません♪』

あずさ『さぁ、行きましょう♪』

P『?』
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:42:14.04 ID:r0jv6Acho
【震度あずさ】

P『今日は体育祭だ!』

あずさ『二人三脚、よろしくお願いします〜』

P『こちらこそ』

あずさ『ところで入場門はどちらでしょう?』キョロキョロ…

P『そうですね。もう足を縛っておいた方が良いかもしれませんね』

あずさ『あっ、はい。そうしましょうか〜』

P『競技中は俺が「曲がりますよ〜」とか言うんで、その指示通りにお願いします』

あずさ『はい。おまかせします〜』

P『(こうして今年の体育祭はあずささんと一緒に二人三脚に出場した)』

P『(隣で揺れる胸が…なんていうか凄かった…)』
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:42:49.86 ID:r0jv6Acho
【大人っぽいのをチョイス】

P『夏休み前だ!』

P『さてと、あずささんは…』

P『あっ、あずささん!』

あずさ『あら?どうかなされました?』

P『今日誕生日ですよね?これ俺からのプレゼントです』スッ…

あずさ『まぁ…覚えていてくださったんですね…』

あずさ『ありがとうございます…開けても大丈夫でしょうか?』

P『是非。良かったらそのまま付けて見てください』
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:43:32.77 ID:r0jv6Acho
         /: : \:|: :/: : : : : : : :ヽ.
         / : : : ;.へj:へ : : : : : ヽ: : : ヽ
      / : : : : /―'^^ーヽ : : : : : ヽ: : : ',
       ,' : : : : /        ヽ : : : : : ',: : : ',
.     ,': : : : :/==-、   __ ',: : : : : :i: : : :i
.      !: : : :./ _ 、   ´  ̄`i : : : : : !: : : l
     l : : : レ价芯      徐ミ|: : : : : :| : : :|
      | : : : l`弋jり     ヒ心!: : : : : j〉: :.:|
     |: : : :ゝ    ,    `¨´|: : : : :ハ: : :|
      j: : : :l、   ___   |: : : :/: : : : :|
    /:| j. : 「ヽ、 マ ̄ ̄ノ   |: : :/〉、: : : !
.   /:/レヽ: |::::/::> .     /|: ://::::ト、: : ヽ
  /: {::::::::ヽl::/:/、 \ __ . : : : :|://:::::::!::::\: :\
   : : : : :::::::::{::{ ヽ ゚。 }: : : :。゚ j'/:::::::/:::::::::::\: :\
    : : : : :::::::::|     ゚ 。 。 ゚  ./:::::::/:::::::::::::::::::ヽ
     : : : : : :::::「ヽ   〈j}  /:::::::/:::::::::::::::::::::⌒〉

あずさ『どうでしょうか…?』

P『うん。バッチリ似合ってますね』

あずさ『こんな素敵なペンダント…ありがとうございます…』

あずさ『私、ずっと大切にしますね…』

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:44:02.33 ID:r0jv6Acho
【男として】

P『夏休みだ!』

P『……』

P『男としてあずささんを海に誘わないなんて失礼に値する気がする』

trrrrrrrr…

ガチャ…

あずさ『はい、もしもし〜?』

P『あっ、あずささん?俺、プロです』

あずさ『まぁ、プロデューサーさん♪』

あずさ『うふふ♪今日はどのようなご用でしょうか?』

P『あっ、えっと…』
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:44:28.78 ID:r0jv6Acho
P『良かったら今度の日曜日に一緒に海でも行きませんか?』

あずさ『あら、いいですね〜』

あずさ『是非ご一緒させてください』

P『あっ、良かった』

P『じゃあ、当日は俺が迎えに行く感じで大丈夫ですか?』

あずさ『はい、もちろん。お待ちしてますね〜』

ガチャ…

P『っし!』
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:45:02.21 ID:r0jv6Acho
【真夏の女神】

P『お待たせしました、あずささん』

あずさ『いえ、わざわざお迎えにきていただいてありがとうございます』

P『いえいえ、そんな。俺から誘ったんですし』

P『それじゃあ駅に向かいましょうか?』

あずさ『あっ、そのぉ…』

P『どうしました?』

あずさ『手を繋いでいただいても、大丈夫ですか…?///』

P『あっ…』

P『は、はい…どうぞ…』ドキドキ…

あずさ『うふふ…///ありがとうございます♪』ギュッ…
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:46:06.35 ID:r0jv6Acho
   ,、  __ _ 、
    弋ヽ/::::::::::::::::::::::::.、
   / ヽヾ:::::::j个ヽ:::::::::::::::\
  ,::::::::::::,.\::::〆   ヽ::::::::::::::::::、
 /:::::::::::::::,:''゙\      \:::::::::::::::、
 i:::::::::::::::i   ヽ     ._\:::::::::::、
 |:::::::::::::::l        ′   ',:::::::::::;
 !:::::::::::::::|   ,     イ⌒丶 ;::::::::::}
 .、::::::::::::| /           }::::::::j、
  、:::::::::::、  ,r'⌒゛  、    ,、:::リ.;ヽ
   、::::::::\        .、  /;;}:::,′.;;、
    、:::::::::::ヽ     ∠ '  .'.;.;.;}/.:.:.:.:.:.ヽ
    !.:.:ヾ:::::::::::\      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
    }.:.:.:.:\::::::::::::'、゛! ̄ ̄´ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
    .i.:.:.:.:.:.:.:`゙.丶.:_:\     ヽ、.:.:.:.:._.:.:.:.:.:.:.:',
     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '`        ̄`ヽヽ ̄`丶
     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヾ`  -‐゛      \ヽ  \
    |.:.:.:.:.:/   \\          }゙ヽ、  \
     .!:.:.:.:,:      、ゞヽ、        }  \.  \
      |.:.:.:{       \,´ ` ` 、    j    `;  \
     |.:.:.:.\       \    \  ,'     }.    \
      .|.:.:.:.:.:.::ヽ,        \ '   `;_,       /     \
     |.:.:.:.:.:.:.:ヽ\      \   i!⊥、_  ./ヽ
       |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶\      \ _,.,´ ⌒  ̄i゛  \     ゛
      |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\,\        \      !    \     ヽ
       、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ. \      \     }      \     .
       、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i   \      \   ′      \    ゛
        ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:;    \      \ i        \    \
          、.:ハ:.:|;:/ ;      \      丶            \   丶
            ヾ;  /       .\     \          ヽ   \
              /         \     \     (`丶ー-ゝ丶ー ヽ
              /            、      、  __`丶, _/〉   /
             ,イヽ            丶     ゛´ ̄   ̄  ,/ ,´ i

あずさ『お待たせしました〜』

P『おおっ!?』
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:46:33.09 ID:r0jv6Acho
あずさ『良いお天気で良かったですね〜』

P『女神だ…女神がいる…』ジー…

あずさ『えっ?』

あずさ『あっ…やだっ…』

あずさ『そんなに見ないでください…///』

P『(見ないでって方が無理だよなぁ…)』
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:46:58.98 ID:r0jv6Acho
あずさ『誘っていただいてありがとうございました』

あずさ『とても楽しかったですよ♪』

P『良かったです』

あずさ『えっと…』

P『はい。一緒に帰りましょうか』スッ…

あずさ『あ…』

あずさ『はいっ♪』ギュッ…
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:47:31.14 ID:r0jv6Acho
【逆ですよ!逆!】

P『今日から修学旅行だ!』

P『そういえば行き先ってどこだっけ?』

小鳥『北海道よ!早くあずさちゃんを探して!』

P『ええ!?また迷子になってるんですか?』

小鳥『あっ!あずさちゃーん!そっちは沖縄便よー!!』

あずさ『あらあら…?』

P『(良かった…すぐに見つかった…)』
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:48:14.77 ID:r0jv6Acho
【ときメモの伝統】

カポーン…

P『ふー…良いお湯だな…』

P『(おや…?なんだこの隙間…?)』

キャッキャッ…ウフフ…

P『…!!』

P『(ま、まさか!?この隙間の向こう側は女子風呂だと言うのか!?)』

P『(今、入っているのはうちのクラス…)』

P『(つまり、あずささんがいる…)』ゴクリ…

P『……』

P『(覗くしかないだろう!)』ジッ…
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:48:56.13 ID:r0jv6Acho
              ,ィ    ヽ  ーv 、
       /⌒ヽ/_,.‐- 、  \    ヽ
.       / / ̄>`/⌒::::::::\        ヽ
      / /  /:::::r、:::::::.:.:.:.:.:.:::ゝ   \ヽ   }
.      i !  ,'::::ヽ}::\:::::ヽ::::::::::::\    \ヽ  |
.     | i  ,':::r'`~´~`\::::ヽ:::::::::::::Y     } } |
.     | ! i:::::l        ヽ:::ヽ:::::::::::|  /   | |
.     l ! |:::::!    z==-i:::::l:::::::::::i/  / | |
.     |!  !:::::Yミ、   ,乍ヨ!::::i:::::::::::}‐=ニ /  }イ
.         !:::::::!.{fj   ゞソ::;イ:::::::::::| /  / |
.         l::::::::l ノ     レ l:::::::::::::マ  /  }
.        ';:::::::', `        !:::::::::/;イ\  //
.        ヽ::::ヽ、ー '     l:::::::///::::::::_y´
.           ヽ:::!:::i.、    ノ:/i//::  /
          ヽ!V   ー 「      ト、/
.                 }       |
            _, -‐ /        ヽ  
           /              ヽ
         / i      r-‐   ̄     ヽ
        i y                   l
.        /./             イ .     |
      . / /      /          }      | 
      / .;      /         .|     |

P『(うぉぉぉっ!あずささん、大人っ!大人っ!!)』
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:49:22.66 ID:r0jv6Acho
P『ふぅ…色々な意味で良いお湯だった…』

あずさ『プロデューサーさん♪』

P『わっ!?あ、あずささんっ!?』ビクッ…

あずさ『ど、どうしたんですか?そんなにビックリして…』

P『あぁ、いや…その…』ドキドキ…

P『(覗きがバレたのかと…)』

P『な、何か俺に用ですか?』

あずさ『あっ、はいっ』

あずさ『あの〜明日の自由行動の予定ってもう決まっちゃていますか?』

P『自由行動ですか?特には』

あずさ『でしたら私と一緒にまわっていただけませんか?』

P『あっ、良いですよ。俺で良かったら喜んで』

あずさ『本当ですか?良かった〜内心ドキドキでした♪』

P『じゃあ、ロビー集合で良いですかね?』

あずさ『はいっ♪よろしくお願いします』

P『(あずささんと二人きりか…楽しみだな)』
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:50:12.51 ID:r0jv6Acho
【実は上の階に行こうとした】

P『さて、今日は自由行動の日だ!』

あずさ『プロデューサーさん、お待たせしました〜』

P『あずささん、おはようございます』

あずさ『あぁ、良かった〜。ロビーまで迷わずに来れて』

P『部屋を出て、すぐ階段を降りるだけの場所で良かったですね』

あずさ『はい〜。階段が無かったら迷ってしまうところでした〜』

P『(そんなバカな)』

P『じゃあ、行きましょうか?』
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:50:43.31 ID:r0jv6Acho
【手遅れ】

P『俺、牛の乳しぼり体験なんて初めてでしたよ』

あずさ『私もです〜』

あずさ『うふふっ♪美味しい牛乳ですね♪』ゴクッ…

P『ところで、あずささんは牛乳はよく飲むんですか?』

あずさ『あら?どうしてですか?』

P『あぁ、いや…』チラッ…

あずさ『?』プルンッ…

P『(…やめておこう。ただのセクハラだ…)』

あずさ『あらあら…?』
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:51:22.79 ID:r0jv6Acho
【近づいてく冬の足音に】

P『今日で修学旅行も終わりか…』

あずさ『あのぉ…ちょっとよろしいでしょうか?』

P『あずささん。どうかしました?』

あずさ『あっ、えっと…この近くにとても景色が良い場所があると聞いて…』

あずさ『それでその…連れて行ってほしいなって…』モジモジ…

P『良いですね。一緒に行きましょうか』

あずさ『は、はい!ありがとうございますっ!』
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:51:53.51 ID:r0jv6Acho
P『北海道はもう夜になると、ちょっと冷え込みますね』

あずさ『ええ…冬の足音が近付いてるって感じです…』

あずさ『時間の流れって早いですよね…』

あずさ『高校生活も残り半分だなんて思うとちょっと寂しく感じちゃいます…』

P『本当ですね…』

あずさ『だけど、その時間の中で私は…』

あずさ『あなたと会い、楽しい時間が過ごすことが出来ました…///』

あずさ『それはとても嬉しく感じています…///』

P『あずささん…』

あずさ『もう少し…この景色を見ていてもいいですか…?』

P『もちろん。付き合いますよ』

あずさ『良かった…』

P『(こうして修学旅行最後の夜は終わりを迎えた…)』
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:52:40.58 ID:r0jv6Acho
【帰省本能】

P『スポーツの秋だ!』

あずさ『でしたら一緒にワンちゃんのお散歩でもいかがですか?』

P『犬?』

あずさ『はい♪』

あずさ『私、ワンちゃん飼ってるんですよ♪』

あずさ『ワンちゃんとのお散歩好きなんです〜♪』

P『へぇ〜』

あずさ『でも、最近私の行きたい方へと着いて来てくれなくて…』

P『(それは犬があずささんを誘導しているからじゃないだろうか…)』
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:53:18.59 ID:r0jv6Acho
【ガラスの靴は脱げたまま】

P『今日は文化祭だ!』

あずさ『プロデューサーさんっ♪』

P『あずささん』

あずさ『お1人ですか?良かったら私と一緒に見てまわりませんか?』

P『喜んで。俺からお願いしたいぐらいです』

あずさ『あぁ、良かった♪もし断れていたら私、1人ぼっちでした』

P『1人になんてしないから安心してください』

あずさ『プロデューサーさん…///』

P『それじゃあ、演劇部にでも行きましょうか?』
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:53:44.96 ID:r0jv6Acho
あずさ『シンデレラですか〜』

あずさ『王子様はいつになったら私にガラスの靴を履かしてくれるんでしょう?』

P『あずささんならきっとすぐですよ』

あずさ『そうだと良いんですけどねぇ…』

あずさ『王子様が中々、私を見つけてくれなくて…』

P『あずささんのことを想ってる男子は多くいそうだけどなぁ』

あずさ『……隣にいる人に見つけてもらわないと』ボソッ…

P『えっ?』

あずさ『なんでもありませんっ』プイッ…

P『(なんか怒らせちゃったみたいだ…)』

P『(なんて言ったんだろう?)』

P『(こうして高校生活2年目の文化祭は終わりを迎えた…)』
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:54:15.75 ID:r0jv6Acho
【あなたに向けて】

あずさ『こんにちは〜♪』

P『こんにちは、あずささん』

あずさ『あの〜テスト休みはお暇ですか?』

P『期末テスト休みですか?暇ですよ?』

あずさ『でしたら、私と一緒にカラオケでもどうでしょうか?』

P『カラオケですか?良いですね。付き合いますよ』

あずさ『嬉しいですっ♪心を込めて歌いますねっ♪』

P『(何を歌ってくれるんだろう?)』
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:56:46.89 ID:r0jv6Acho
【Lovely!】

あずさ『今日も私から誘ったのにわざわざお迎えにきていただいてすみません…』

P『いやいや、そんな』

P『あずささんと、こうして手を繋いで歩くの好きですし』キュッ…

あずさ『プロデューサーさん…///』ポッ…

P『(もう自然に繋いじゃってるよなぁ)』

P『(まぁ、照れるんだけどさ…)』

P『あっ、着きましたね。入りましょうか』

あずさ『はいっ♪』
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:57:17.53 ID:r0jv6Acho
あずさ『じゃあ私、歌っても大丈夫でしょうか?』

P『どうぞ、どうぞ』

P『(あずささんの歌か…楽しみだなぁ)』

あずさ『じゃあ…えいっ』ピッ…

P『おっ…』
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:57:47.11 ID:r0jv6Acho
http://www.youtube.com/watch?v=N-6nUbS6d1M&playnext=1&list=PL8C931342386543D2&feature=results_video
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:58:13.66 ID:r0jv6Acho
P『……』

P『(心を込めて歌うか…)』

P『(二人きりで、ちょっとこの歌詞だと照れるな…)』

P『(なんて自意識過剰過ぎるか?)』

あずさ『だってあなたはわたしの♪』

あずさ『うんめいのひと〜♪』

P『……』

P『(しかし上手いのに可愛いな…)』

あずさ『あ・な・たがすきよ♪』ルンッ
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:58:40.77 ID:r0jv6Acho
P『いや、あずささんって凄い歌上手いですね』

あずさ『うふふっ♪ありがとうございます』

あずさ『あなたに聴いて貰いたくてたくさん練習したんですよ?』

P『えっ?俺の為に?』

あずさ『いかがでしたか?』

P『え、えっと…』

P『(あ、あの曲の歌詞を俺に聴いて貰いたいって…)』ドキドキ…

あずさ『……』

P『こ、今度は遊園地や映画館へデートに行きましょうか…?』

あずさ『はい〜///』

P『(俺のヘタレ…)』
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:59:29.68 ID:r0jv6Acho
【水瀬家全体を捜索は大変なんだから】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 02:59:56.24 ID:r0jv6Acho
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

あずさ『あら♪プロデューサーさんも招待されていたんですね〜』

P『おお、あずささん。メリークリスマス』

あずさ『はいっ♪メリークリスマス♪』

あずさ『ところで中庭にあるクリスマスツリーはもうご覧になられましたか?』

P『クリスマスツリーですか?まだ見てないなぁ』

あずさ『じゃあ、一緒に見に行きましょう♪とても綺麗ですよ♪』
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:00:51.98 ID:r0jv6Acho
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /∧: : /,ヘ: : : : :\.    
        // /: : : : /: : : : : : : : : : : :/ ∧//  }:..:.:.: : : :ヘ  . 
       //: /: : : /: : : : : : : : : : }: : : /ヾミ   彡ヘ: : : : : : '.  
        //: : .': : : : . ' /: : : : : : : : : / /         '.: : : : : :ヽ
      /.': : /: : : : /: : : : : : : : : : : : : : /           }: i: : : : : :ハ
.     |: : /: : : : : : : : : : : : : /::: 彡/-‐=、        i: }: : : : : : : i
.      i/: : : : : : : : : : : : : : :/::./ /              -‐キト/i: : : : : ::
    /: : : : : : : : : : : : : : : : //  /,-=、ヽ       _  }ヘ'.: : : : : 
  /_,イ: : : : : : : : : : : : : : : : /  /  }        ィ癶./ i: : ∧: : ::八
,/ ノ: : : : : : : : : : : : : : : リイ.  《 マ ソ        { /ヾ: : /: '.: : : : :
: : : 彡: : : : : : : : : : : : : / リ|    ヾ ´           :ヒノ / .'、: : '.: : iノ
: : : : : : : : : : : : : : : ::/:{ 彳i             '      i |: : : x |
: : : : : : : : : : : : : : :/: : :ハ ゝ、                  .'/: : : /}|
: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : :ゝ O                 /: : : / リ
: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :゜oト、         0     /: : : /
: : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : :\                /: 彡' 
: : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : | ` 、       . ': /
: : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : |    >   イ 彡'
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _: : : |         |: : : /
: : : : : : : : : : : : : : : : : : /    `0          |0/
: : : : : : : : : : : : : : : : .'        0       0/
: : : : : : : : : : : : : : : : i         0      0
: : : : : : : : : : : : : : : : |          0    0ト、
: : : : : : : : : : : : : : : : i            0{@}   \
: : : : : : : : : : : : : : : : |          i         \
: : : : : : : : : : : : : : : : i          |           ハ  /\
: : : : : : : : : : : : : : : : :l          i-‐=‐-  、     Y  ィrレ‐、
: : : : : : : : : : : : : : : : ;|          | ̄  ─    二ニニv'´/ ゝ-}
: : : : : : : : : : : : : : : : : |i            :|    i|i       /  \{ | 
: : : : : : : : : : : : : : : : : :||          |     i|i      い  `八{j
: : : : : : : : : : : : : : : : : :.i:|           |     i|i      \  λ  }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : | |             |      i|i      〉-〈  /
: : : : : : : : : : : : : : : : : : i :|         |      i|i       ̄ヘノ/

あずさ『えーと…中庭はどっちの方向へ行けば…』キョロキョロ…

伊織『あずさ。あっちよ、あっち』

あずさ『あら、伊織ちゃん。どうもありがとう〜』

P『伊織、わざわざすまないな』

伊織『私の家で迷子になられても困るじゃない』

P『それもそうだな…』

P『(こうして高校生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:01:29.39 ID:r0jv6Acho
【目的地一直線】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

あずさ『今年も初詣に付き合ってくださってありがとうございます』

P『いえいえ、こちらこそ』

P『(ていうか、あずささんが今年も俺の家に来たわけだし)』

あずさ『今年はちゃんと迷わずに来れたんですよ?』

P『えっ?でも、結局俺の家に…』

あずさ『だから、あなたの家まで辿りつけたんです♪』

あずさ『あなたを誘いたかったから…///』

P『…!!』

P『(これはかなり嬉しいな…)』

P『(よし!今年も1年頑張るか!)』
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:02:13.48 ID:r0jv6Acho
【天然の愛情100%】

P『今日はバレンタインデーだ!』

あずさ『プロデューサーさんっ♪』

P『やぁ、あずささん』

あずさ『…///』モジモジ…

あずさ『手作りチョコを作ってみました…///』

P『えっ?』

あずさ『あの…愛情込めたので良かったらっ…!』スッ…バッ…

P『あっ…あずさーさーん!?』

P『(行っちゃった…)』

P『(あずささんって天然なのに意外と照れ屋だよな…)』

P『(そんなところが可愛らしいんだけど)』
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:02:55.26 ID:r0jv6Acho
【感激屋さん】

P『さて、ホワイトデーですよ!ホワイトデー!』

P『さてと…あずささんは…』

P『あっ、あずささん!』

あずさ『あっ、プロデューサーさん…///』

あずさ『私にご用でしょうか…?///』

P『チョコ、とても美味しかったです』

P『これは俺からのお返しです』スッ…

あずさ『そ、そんな…嬉しい…』

あずさ『うぅっ…』グスッ…

P『えっ!?そ、そんな泣かないでくださいよ…』

あずさ『で、でもぉ…本当に嬉しくて…ごめんなさいっ…』

P『(ここまで感激してもらえると渡した甲斐があるよな…)』
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:03:43.73 ID:r0jv6Acho
【運命の人】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『あずさちゃん…運命の人…』

小鳥『この意味がわかれば見事ゴールインよ』

P『運命の人…』

小鳥『ってわけで、今年も私が担任です!』

小鳥『残り1年、よろしくね!』
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:04:22.32 ID:r0jv6Acho
【運命の巡りあわせ】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

あずさ『うふふっ♪おはようございます、プロデューサーさん♪』

P『あずささん、今年も同じクラスですね』

あずさ『はいっ♪嬉しいです♪』

あずさ『なんだか運命を感じちゃいますね///』

P『(同じクラスになって喜んで貰えるなんて嬉しいなぁ)』
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:05:12.81 ID:r0jv6Acho
【もちろん楽しみ】

あずさ『プロデューサーさん♪』

P『あずささん?どうかしました?』

あずさ『もし良ければ今度のお休みの日に一緒に中央公園にお散歩へ行きませんか?』

P『良いですよ。喜んで』

あずさ『あっ、良かったです〜』

あずさ『うふふ♪当日は楽しみにしておいてくださいね?』

P『…?ええ、まぁ…』

P『(そりゃ、あずささんとデート出来るのは楽しみだけど…)』
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:06:01.66 ID:r0jv6Acho
【あずさの決意】

P『さて、今日はあずささんとデートなわけだけど…』

P『(迎えに来なくても大丈夫って言ってたけど…)』

P『(…本当に大丈夫か?)』

あずさ『すみません、お待たせしました〜』

P『あっ、あずささん…』

P『……』

P『…えっ!?』
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:07:03.98 ID:r0jv6Acho
           _,,,-――- __
         /::::/ ̄ ̄ ̄ "'丶、
         |:::i'―r==-... _
      ._ -<:∨:::/::::::::::::::::::::ミ丶、
    /:::/::::::::::::`:::/ヘ:;;_:::::::::::::::::ミ丶
   ./:::::::/:::::::::::::/_ミ>/''"  \:::::::::::::::ヾ,ミヘ
  /:::::::/:    /         \:::::::::::ヘ `丶
  /:::::::/::::::::::::::/        x=‐x_ ,:::::::::::', ',
  i:::::::i::|::::::::::::::|        '    i::::::::::::', ',
  |::::::|::i::::::::::::::| ,, -       r=ニ> |:::::ヽ::ヾ:,
  ',:::::|:::',:::|i::::::,イ .,x==     .'    |:::::::::ヾ|ヽ,
  'i:::|:::::',:|:',:::::::i.《ミニ;|     、   .|:::::i'.,::::| ヽ
   ',::::::::::`:::',::::::', ``"          ノ::::::| ',:::|  i
   丶:::::::::::::::':,:|ヘ      _,, ┐  /::::::|! .',::|__,,,,,,∧,
    \\:::::::::::::ヽ`    _ `~  /i|;;iiソi_r''"',|××x.ト、
      \\::::::::::::`:''ヘ -丶丶-ヘ-<_  `i,×××x ', \
       `"' 、:::::::::::::::ゝ_  \\ ` (x'ヘ  `,×××x',  \
          `ヘiミ=-ニ,_`_ \ `" -"_ヘヽ `.,×××` 、 \
               イ、   ヽ、 ~_, ', ヽソ×××× `ヽ. \
               /  > 、__ ' ,  \',r, ニコ×××××',  `. 、
             i‐'―'="`-,_,,_ ̄_ヽ   'ヘ×××××××',   \
            ./××××××'⌒ '.,   .',××××××x.|     \
            /××××××××x.',   .',××××××xヽ     \
            ',×x,_×ソ⌒\×××x.',   ヘ×××××××ゝ      )           _ -‐  ̄
            ', <'  `'    \××x ',   .',××××××x.\____./――-.、   _ -<
            <v-` 、      \×x ',    ',××××××××××××× |, -<
                \       ` 、|    ',×××××××××××××|
                  .\        i     .',××××××××××××x`i
                    ヽ、     ',     .',××××××××××××x|
                      丶 、        i××××××××××××ソ
                         ` 、      i××××××××××× ノ
                            `  、  .|××××××××××/
                                ヘ.-'×××××××××/
                                 ∨×××××××× /
                                  ∨×××××××/
                                   ∨××××.-‐‐ '
                                    丶×x /
                                     `ヘ'
あずさ『うふふっ。どうかしましたか?』

P『いや、どうかって…』

P『あずささん…髪の毛…』
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:07:30.99 ID:r0jv6Acho
あずさ『思いきってショートにしてみました♪』

あずさ『どうですか?似合ってますか?』

P『いや、似合ってますし…可愛らしいですけど…』

あずさ『あぁ、良かったぁ///』

あずさ『似合ってないって言われたら、どうしようかと思ってました』

P『でも、どうしてまた…?』

あずさ『う〜ん…そうですねぇ…』

あずさ『決意、ってところでしょうか』

P『決意?』

あずさ『はいっ♪』

あずさ『最上級生…女として勝負の年ですから♪』

あずさ『さぁ、デートを楽しみましょう?』

P『あっ、はい…』

P『(一体どんな決意なんだろう?)』
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:08:04.23 ID:r0jv6Acho
【君のいる夏】

P『夏休みだ!』

P『やっぱり夏の終わりと言えば花火大会だろう!』

あずさ『えぇ、その通りですね〜』

P『あずささん、はぐれないように手、繋ぎましょうか?』スッ…

あずさ『あっ…』

あずさ『はいっ///』ギュッ…

ヒュー…パーン!パーン!!

あずさ『こうしてあなたと手を繋ぎながら花火を見上げる…』

あずさ『し・あ・わ・せ♪』

P『(俺もあずささんが相手で幸せだよ)』
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:08:39.30 ID:r0jv6Acho
【気づかなきゃいけない】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『あなたの成績なら行くアテはありますし』

P『そ、そんなアバウトな…』

小鳥『それよりも大切なのは女の子との関係でしょ?』

小鳥『あずさちゃんとはとっても仲良しね!』

小鳥『でも、あなたはまだ気づいていないことがあるの』

P『気づいていないこと?』

小鳥『それに気づけるかはあなた次第よ』

小鳥『そういうわけで進路相談終わり!』
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:09:20.88 ID:r0jv6Acho
【なんでも似合うだろうけど】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

あずさ『(出し物ね〜…)』
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:09:46.74 ID:r0jv6Acho
小鳥『…はい!じゃあ仮装行列をやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね♪』

あずさ『私、一度着てみたい衣装があったんですよ〜』

P『どんな衣装ですか?』

あずさ『うふふっ♪それはですね……』ゴニョゴニョ…

P『へぇ。あずささん、そういう衣装に興味あるんですね』

あずさ『前から持っていたんですけど中々着る機会が無くて〜』

あずさ『だから文化祭を機会に♪』

P『(なんで持ってるんだ…?)』
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:10:33.11 ID:r0jv6Acho
【誰もを惑わせる】

P『今日は文化祭だ!』

P『しかし、あずささん…』

あずさ『はい?』

P『小道具まで用意してるなんて完璧ですね…』

あずさ『うふふっ♪』

あずさ『どうですか?似合ってますか?』

P『それはもう…』
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:11:16.76 ID:r0jv6Acho
               /´\
                 {   ゝ_ 、
                !.,:'´: ¨ヾ´: : : `丶
                /:.!: : : ,イヾ∧: : : : : ヽ、
                /: : : ∠三三;}ヽ: : : : : : .
              ,′: : !__.    __ ヽ: : : : :.i
              ,′ :ハ!_`     ̄И: : : : |
              |: : : { 佗リ  ,  ィ=、 ', : : }
              !: : : |          }: : : :|
          ,_ 、   ',ヽ!、   ―‐,   /: : : ノ
       ,rー廻j    _ヾ:.仆 、 `ー   /7;:/
      f ¨f´`!   ,:-ャ゙  ヾ≧ー―--'ー―-、
      ,{_二丶/!.  /  \  ヽュ、_      ヽ
.     / ∧',,.'  /   冫、 \__> 、=ー‐'´\
    / / /;/! /   /,.' メ、二ニニ=―ー―‐:ー'ヽ
  /./ ,/{;:;:;:;:! /.   //  /  ,   i {^丶  |   `丶
/ /./  ├‐''゙!xx./.:.:{  i  .:′   .} i!\i  |      \
.  /.´    i  i!x/.:.:.:.:.:{   {xz==;===ァ/ i.:.:.:.', |\      \
    /  ト一メ;{.:.:.:.:.:.:', \xメjメメ/  /.:.:.:.i.!_._i.  \      ‘,
   ,:    !メメメメ;ヽ.:.:.:.:.:\  >''゙´.:.:./.:.:.:.:.:}.メメ!     \     ヽ
  /    ヾメメメj/ \.:.:.___,>¨. . . ./;.:.:.:.:.:.丿メメ!     \     ,'
. /   r‐ニニ`ー´=ュノ≧,:   , ≦゙´ =tー‐‐′x:メi         ',   /
/     !二二二二二{}三三三三三ニェ_{  iメメメメメ:!      / ヾ, r'
     j二ニニニ≠´/i¨===ニニニ=‐¨ヽ、!メメメメメ:!−―一'′   ii j
      ̄¨フ´   / {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:','¨ ̄ ̄ヽ        ノ ,′
      /    /.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、   丶      /
    /    ,'.:.:.:.:.:.:.:ー―‐:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,_ \   :、    /
   /    / 7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:/メメメメメi!`ヽ._ォ-―''゙´
  /     / {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ャ≦ヽ、/メメメメメメメxi /;:;:;:;;::ヽ
. /     /  i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ:;:; `メメメメメメメメメメ! /ヾ;:;/゙ ̄二⊃_
/     /  |.:.:.:.:.:.:.:/メメメメxi‘´iメメメメメメメメメメ:j/  `、ニ_' , -‐'
\    /   !.:.:.:.:/メメメメメメメメ. !メ,r'"~¨´ヾメメ!       \)
  ヾ,_/    }./Xメメメメメメメメメ i!‘     ヾ:!
         ゙丶,xメメメメメメメメメi |        !
            'xXメメメメメメ,' !       i
            ヾ-‐''゙´~  |      i
             ヽ、      |       {
               \    ‘,     ヽ

P『セクシーくノ一ですよ』

あずさ『あら、プロデューサーさんたら♪』

あずさ『うっふん///忍法お色気の術〜♪』クネッ…

P『あずささん、あなたがやったらシャレになりません。刺激が強すぎます…』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は終わりを迎えた)』
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:12:14.82 ID:r0jv6Acho
【とある冬の日】

P『いや〜もうすっかり冬だなぁ…』

P『ううっ…さむっ…』

あずさ『プロデューサーさん。ちょっと良いでしょうか?』

P『やぁ、あずささん。どうかしましたか?』

あずさ『えーっとですね…』

あずさ『クリスマスの日、一緒にお散歩へ付き合って欲しいんですけど…』

あずさ『ご予定はいかがでしょうか?』

P『散歩ですか?良いですよ』

あずさ『あっ、良かったです♪』

あずさ『是非、あなたと一緒にまわりたいコースがありまして…』

P『そうなんですか?それは楽しみだな』

あずさ『はい…とっても楽しみですっ…///』

P『(どこに連れて行ってくれるのかな?)』
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:12:43.26 ID:r0jv6Acho
【隣に…】

P『今日はあずささんとクリスマスデートだ!』

P『しかし、なんでまた学校前の坂道で待ち合わせなんですか?』

あずさ『そうですね…』

あずさ『思い出がたくさんあるからでしょうか…』

P『…思い出?』

あずさ『ねぇ、プロデューサーさん?』

あずさ『一緒にこの坂道をのぼりませんか?』

P『えっ?でも、この坂道の向こうは学校ですよ?』

あずさ『良いんです』

あずさ『さぁ、並んで歩きましょう?』

P『(なんなんだろう?)』
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:13:09.43 ID:r0jv6Acho
あずさ『ねぇ、プロデューサーさん?』

P『はい?どうしました?』

あずさ『私ね、この坂道をのぼる度に思い出すことがあるんですよ』

P『高校生活の思い出ですか?』

あずさ『高校生活の思い出もそうですね…』

あずさ『でも、もっと子どもの頃のことなんです』

あずさ『私は小さい頃、この坂道をとある男の子とよく一緒にのぼっていたんです』

P『へぇ。それはあれですか?』

P『高校生になったら一緒にこの高校に行けたら良いね、みたいな?』

あずさ『そうですね』

あずさ『でも、その男の子はその年の冬にお引っ越しをしてしまったんです』
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:13:38.18 ID:r0jv6Acho
P『そうなんですか…』

P『なんだか切ない思い出ですね…』

あずさ『そうですね…』

あずさ『それから私は冬が近づくにつれ毎年のように、この坂道をのぼっていました』

あずさ『のぼっていると、その男の子がすぐ側にいるように感じて…』

あずさ『待ち続けていました』

あずさ『二度とは来ないかもしれないけど…』

P『あずささん…』

あずさ『だけど…』

あずさ『神様はいたんです』

P『えっ?』
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:14:04.85 ID:r0jv6Acho
あずさ『神様は私を1人にしないでくれました』

あずさ『その男の子ともう一度会わせてくれたんです』

P『あっ、再会することが出来たんですか?』

あずさ『はい』

あずさ『私は彼を見つけることが出来ました』

あずさ『だけど、彼はまだ私のことを見つけてくれないんですよ』

P『…?』

P『どういう意味ですか?』

あずさ『……』

あずさ『…もう』

あずさ『まだ気づいてくれないなんて酷い人ですっ』

P『えっ?』
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:14:30.84 ID:r0jv6Acho
あずさ『それとも小さい頃の思い出なんてとっくに忘れちゃっているんですか?』

あずさ『いつも一緒に遊んでいたのに』

P『えっ…?それってどういう…』

あずさ『……』

あずさ『…Pちゃん』

P『えっ?』

P『(Pちゃん…?)』

P『(そんな呼ばれ方…亜美と真美以外じゃ…)』

P『……』

P『(いや、待てよ…?)』
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:15:05.10 ID:r0jv6Acho
P『(子どもの頃、1人だけそう呼んでいてくれた子がいた気がする…)』

P『(その子は幼馴染で…)』

P『(二人で色々な場所に遊びに行って…)』

P『(よく川を見ながら二人並んで、そのせせらぎを…)』

『『ところで噴水を見てるとなにか思いだしたりしませんか?』』

P『…!?』

P『(あれ…?川のせせらぎ…)』

P『(俺はいつ、どこで聞いた…?)』

P『(…この近くじゃなかったか?)』

P『(それは俺が引っ越す前に…)』

P『(女の子と…)』

『『Pちゃん♪』』

あずさ『Pちゃん…///』

P『…!!!』

P『(高校への坂道…)』

P『あずさ…ちゃん…』
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:15:33.05 ID:r0jv6Acho
あずさ『…!!』

あずさ『やっと…』

あずさ『やっと…そうやって呼んでくれた…///』

P『そんな…そんなことって…』

あずさ『ヒドイわ。私のこと忘れちゃうなんてっ』ムー…

あずさ『だけど一緒の高校に入るっていう約束は守ってくれた…』

あずさ『だから、許してあげるっ♪』

P『いつから…?』

あずさ『私は高校生になって初めて再会したその日から気づいてたわよ?』

P『ええっ!?』

P『でも、あの時はお互いに普通に初対面のように自己紹介して…』

あずさ『Pちゃんが私のこと忘れてるのかなぁって思って…』

あずさ『だから自己紹介をしたのだけれど…』

P『…なんてこった』
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:15:58.94 ID:r0jv6Acho
あずさ『もうっ。ホントに今まで気が付かなかったの?』プンプン…

P『いや、その…』

P『……ごめんなさい』

あずさ『……』

あずさ『だけど、この高校生活で私はまたあなたと会えて…』

あずさ『また…あの頃のような素敵な思い出を作ることが出来た…』ギュッ…

P『あっ…』

あずさ『こうやって触れて欲しい…』

あずさ『また、これからもたくさんの思い出を作りましょう…?』

P『……』

P『…うん。そうだね』

P『…あずさちゃん』

あずさ『Pちゃん…///』
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:16:51.69 ID:r0jv6Acho
             _//- : :――‐: 、\ヽ
            /: :―<.: ; -- 、: : : :丶}ノ
           /: : : : :/:::ヽ〈√⌒ヽ.: : : : :\_,_
.           _/ry: : : : /´ ̄´      \: : : : :ヽタj)
         ∧{ス) : : :,'       z==>、: : : :ヾ.                         ∠}
.           ,' : :Y゙: : : :i    _    ,ィ示z、ヽ: : : : :ヽ                   _r‐<_ ヽ
         ト、: : : : : : l / ̄_      仗ハ ) ト:j: : : : ',                /ノ-、__ ヽ} ト、
.          (Ki》: : : : : l. ,ィf示.     `ー'゙ 、、V: : : ト.:l                    /,.く{.  ヽ} ヽ j〉〉
          `Y:ハ.: : : :', 伐Jい    、     }: : : :| リ               / ト、 \  ヽ.__V/
           |:!: :ry、: :ヽ` `¨´     _   j: !: : j ____           f7  `''ー-イ´ /
           |:ト:弋リ : : : \__   r : : :ヽ|  /リ!.:/>― 、  ヽ        |     . : : : :ィ´
          l:! ヽ: :\: : : : :<   ヽ.:_: :ノ    j/  / ̄⌒\_}_        V  . : : : : : ノ
          ヾ ヽ: : :\: : : : :>z _ _/      ,{          }、     /  . : : : : :./
               \:\: : : :\:\_,イ      / !          \__  /   : : : : : /
                 \jヽr‐-fミ厂: : /     /  ',            ヽ{   : : : : /
                _  _{ノ lヲ: :ヽ/     / _y               /l   : : : : /
                  {  `(〈r‐、j : : :/     / /7}    ヽ_、    //  . : : : イ
              ノ ≧ィ^厂: :/     /「7{/       ヽ: : r 、  ヽ.   : : : : j
               `ブ /,イ八       / `V   ,ィ、     |__ \   \  . : : /
              /// |  {、       ,ィ゙     〈/ノ        〉 `ー<ヽ: : ./
            _∠/  l |  l ヽ__/ l    r弐く.     八. : : :\    ` ̄
.          //      | l  L ∧ノ    ゝ   `¨⌒  rべjノ     \_                    r、__
‐⊂二[⌒'ー</       .| |  ( トノ     ` --――    `¨⌒   r、_ . : : :ヽ.___           /   /
⌒二ニZ┐   >、__  j .ノ   ヽ{  r、_     -――     __{ ノ)              ̄\_/ ̄ ̄7  /
`(_/T¨~           ヽ//    ハ r≧{_: : : : : : : : : :      ヽ≦>^   rー、    /ヽ__/,.<二ニ>'゙
 〈__〈!              ` ̄ヽ、 {: : `ー≦==r―r「ヽ: : : .          r‐┴、L   /  //   /ー───┐
. // ̄ ̄´ヽ           ヽ:>ーへ、: : : |   `ート: : : : : .        `ー'⌒,.‐<こ>'゙ ̄/ ̄ r√ ̄ ̄ r、7!
/:イ      ` ̄⌒>r 、        . : : :ヽ: : |.     \ ト、: .            く   /∧  〈     / n_ノく ̄  ノj
:::/             /::|   ヽ        : : : : : :j        \}: : : .         `ニイ /_/|   イ  く   \ ノ^\
:::!           /:::::!    ヽ       : : : /        \: : .          / //  : : | _イ  _ノ    /「
:/          ,'::::::::!        \    : : :/            \「 〉    / /:::/   : :.|_ノ 弋┘   / 厂⌒
             {:::::::::|            ̄ ̄´            ト(: : : : :/ <_:::::/     `⌒ヽ〉~⌒>{\ {―<
            ヽ::::::|                         ゝ}: :/¨>―、__Y_      __ノ _r' ゝ__>ヽ__
           \j                             ∨::∠)ヘr‐┐    ` ̄ ̄`ー'゙ __ノ   ,.イ  r‐r
                                       _{::::{  ノ   `ー<_yr、__r―'゙    / !rー'_ノ
                                          / |:::::〉に、___            / <⌒ ̄  r
                                  _/   ヽ::::ゝ、_   \          _∠__T^卯^´
                                  ∠__       \_::::::::`ーt_ \-t-yー'⌒´: : : : : : : j
                                     ヽ/^ー 、_,__二ニ>  >ー)∨: : : : : : : : : : : : :`T´ ̄´

あずさ『ねぇ、今度は川の方に行ってみましょう?』

あずさ『二人、隣に…並んで…ねっ?』

P『うん。行こうか!』

あずさ『はいっ♪』

P『(こうして高校生活最後のクリスマスは終わりを迎えた…)』
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:17:35.21 ID:r0jv6Acho
【もし神様がいるとしたら】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

あずさ『私、今年のお願い事はもう決まってるの』

あずさ『叶えてほしい…』

あずさ『…ううん』

あずさ『叶えなきゃ』

P『あずさちゃん…』

P『…きっと、あずさちゃんなら叶えられるよ』

あずさ『…ええ』

P『(神様っていうのは本当にいるのかもしれないな…)』
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:18:01.63 ID:r0jv6Acho
―――そして、時は流れ

P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:18:27.65 ID:r0jv6Acho
P『卒業式も終わったな…』

P『ん?机の中に…手紙…?』

『伝説の木の下で待っています 三浦あずさ』

P『あずさちゃん…』

P『……』

P『…よし!』

P『早く行かないとな!』ダッ…
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:18:53.70 ID:r0jv6Acho
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『あずさちゃん!』

あずさ『あっ、Pちゃん…』

あずさ『ごめんなさい…突然呼び出したりなんかして…』

P『ううん。大丈夫だよ』

あずさ『…ありがとう』

あずさ『あのね、私ね…』

あずさ『ちょっと子どもっぽいけど運命って信じてるの』

P『……』
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:19:19.56 ID:r0jv6Acho
あずさ『運命の出会い…運命の人…』

あずさ『子どもの頃からずっと憧れていた…』

あずさ『ねぇ、Pちゃん?』

あずさ『私ね、小さい頃あなたがお引っ越ししちゃって聞いた時、凄く泣いたのよ?』

あずさ『来る日も来る日も…ずっと泣いてた…』

あずさ『だけど、ずっと願っていた』

あずさ『私たちはまた会えるんだって…』

あずさ『あなたを見つけることが出来るって』

あずさ『そして私はこの高校生活で再び、あなたを見つけることが出来た』

P『……』
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:19:45.44 ID:r0jv6Acho
あずさ『それは私にとっては運命の出会い…』

あずさ『そして、あなたが私にとっての運命の人…』

あずさ『今日まで、ずっとそう信じ続けていた…』

あずさ『今も、そしてこれからも…』

あずさ『この気持ちは永遠に変わりません…』

あずさ『だから、私の気持ち…受け取ってください』

あずさ『私、あなたのことが好きです』

あずさ『どうか…私の運命の人になっていただけませんか?』

P『あずさちゃん…』
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:20:11.38 ID:r0jv6Acho
P『俺は運命なんて信じていなかった…』

P『だけど、こうしてあずさちゃんとまた会えて…』

P『君を好きになれたのは運命なんだなって今はそう思うよ』

あずさ『あっ…』

P『俺も…俺もあずさちゃんのことが好きだよ』

P『俺が君の運命の人なら君は俺の運命の人…』

P『そう思うよ』

あずさ『Pちゃん…わ…私…!』
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:20:37.72 ID:r0jv6Acho
リンゴーン!リンゴーン!

あずさ『ううっ…』グズッ…

P『な、泣かないでよ…』

あずさ『だって…だってぇ…』

あずさ『待ち続けた人の隣に…これからは…』

あずさ『ずっと一緒にいられるんだって…思うとぉ…』

P『…もうどこにも行かないから』ギュッ…

あずさ『Pちゃん…』

あずさ『うん…』


―――隣にいて触れていて

―――この抱きしめたぬくもりを

―――ずっと感じさせていてね
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:21:25.32 ID:r0jv6Acho
    |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|:::::::::::/            ヽ::::::::::::::::::::::::ヽ  \\
     .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|:::::::::::{                 _∨::::::::::::::::::∧   ヽ\
     .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|:::::::::::|             '´  ∨::::::::::::::::::∧     \
      |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|:::::::::::|  _        /    ∨::::::::::::::::::ハ
     |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|:::::::::::レ´   `        ,ニ=、. ∨:::::::::::::::::ハ
     |::::::::::::::::::i|:::::::::::i|::::::::::::::::::::::i|::::::::::|            /升沁  ∨::::::::::::::::::}
     |::::::::::::::::::i|:::::::::::i|::::::::::::::::::::::i|::::::::::|            辷:::::::jヾ |:::::::::::::::::::|
     |::::::::::::::::::i|:::::::::::l|::::::::::::::::::::::i|::::::::::|   ミ        マ:::::::/ / ト、:::::::::::::::|
     |::::::::::::::::::|;;\N/|::::::::::::::::::::::::|::::::::| ,_ニ、          ゞ´   | /::::::::::::::|
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;N\M:::::::::::|:::::::|彡劣沁                  レ::::::::::::::::|  END
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::::::|:::::::ト´           、       i:::::::::::::::/
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::::|            ´       .|:::::::::::/
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r、 i::::::::::::::::::::トv'`i                .::::::::::/
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \::::::::::::::::::|/ ノ          /    /i::::::::/
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉 ::::∨:::::::::::∧ ヘ     、 _   '    / 八:::/
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ::::ヽ ∨:::::::::::∧ ヘ.                /   ソ
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;八 ::::\ ∨|\::::∧  ヘ           /|    ヽ
     |::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ::::\ヾ. \::∧ 丶、  _ _ __./ レ´    ハ
     |::::::::::::::::::::M;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}、 ::::   . \ハ          `ヽ     、//\
     |::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::ヽ :::::::::::::::::: \i           i     /////\
     |::::::::::::::::::::::::N\;;;;;;;;;/:::::::::::`ー 、___::::::::::::::::::::::::     |   ////////\
      .|:::::::::::::::::::::::::::::::M/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄≧=-        | ////////////ヽ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:22:47.60 ID:r0jv6Acho
あずさ編終了です
個人的に、あずささんは1番ときメモにはまってるキャラでした

次回更新時は響編を投下予定です
今しばらくお待ちください
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:23:54.77 ID:aouiU3OSO
乙。あずささん最高!
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:48:05.89 ID:ze/3Bt5io

所で千早編はもう終わってる?
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/01(木) 03:49:03.40 ID:wG6Syg/DO
あずさ編素晴らしかった…今までで一番好きなシナリオだわ乙!!
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/11/01(木) 04:10:18.01 ID:DGdETC9AO
隣に…の使い方が憎いな

>>257
小鳥
伊織
亜美
真美
やよい
美希
貴音
雪歩
あずさ
響←次ここ
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 04:27:50.62 ID:5wyLr3WWo
プロデューサーさん(フルネーム)と呼ぶ人たち
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 04:28:22.10 ID:ze/3Bt5io
>>259
まだなんだな、ありがトン
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/11/01(木) 04:30:59.24 ID:DGdETC9AO
>>260
あ…あだ名だから(震え声)
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/11/01(木) 06:05:28.31 ID:omrpXmaao
>>260
デューサーさんとか言われても締まらんからなぁ…

あとは響、千早、春香、律子か
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 06:14:03.24 ID:ze/3Bt5io
千早Wktk
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 06:15:32.75 ID:ze/3Bt5io
そういえばこのスレって最初の方VIPでやってた安価スレだよな?

連投( ノ゚Д゚)すまん
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 08:36:56.11 ID:94a9cmuYo
あずささんの圧倒的大人力

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 09:55:21.71 ID:NW3+08zIO

あずささんがまるでメインヒロインの様だったわ

あずささんが幼馴染とか(´・ω・`)テラウラヤマシス
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 10:19:21.93 ID:Zt30eU0DO

3年目の体育祭はないんだな
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 15:01:59.61 ID:wG6Syg/DO
>>263
真「(´;ω;`)……」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 16:46:36.34 ID:xStQHsxzo
本家でもそうだったけど
一途な幼馴染タイプのヒロインがいると
他のヒロイン攻略する時、ちと心苦しいよね…
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 17:26:10.33 ID:4nleJTEUo
律子って本編(安価あり)で登場したことあったっけ?
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/01(木) 18:33:41.58 ID:v42xfkLDo
一回目の時に安価で1,2回出たけど以降出現なし
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 18:47:31.02 ID:4nleJTEUo
>>272
サンクス。ちょっと出てたか
見ててあまりの空気ぶりに悲しくなったので律子編が楽しみ
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/02(金) 11:50:30.70 ID:LbUh65zwo
次は響か…やったー!この日をずっと待ちわびていたぞ
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 14:29:27.08 ID:uWsj14ODO
あずささんの迷子に一回一回笑わされたよ…さすがあずささん…
響編と聞いて喜びのあまり舞ってたら転けたオレガイル
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 14:36:58.82 ID:uWsj14ODO


響編だから支援の響画像
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/02(金) 14:51:39.22 ID:d1QR3K9co
>>276
今書いてきたのか?うまいな
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 17:43:47.43 ID:uWsj14ODO
>>277
うんにゃ絵心ない俺には書けない基本画像は拾い物
犬なら書けるが人物は無理
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/11/02(金) 17:52:27.72 ID:5Sd2iqkAO
誰か支援絵を書いて、それを元にゲーム化しよう(提案)
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 17:59:23.52 ID:zLVanEnZo
>犬なら書けるが
いぬ美描けよ
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 01:53:01.82 ID:zGf8ZMfbo

あずささんをちゃん付けすると何かむず痒い気分になるな
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 02:03:31.27 ID:bmwFJLFDO
>いぬ美描けよ
命令かよwwww
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 02:04:56.53 ID:WvFsASjeo
>>282
いぬ美描けよ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 18:33:52.09 ID:bmwFJLFDO
>>283
なんで書かないといけないの?
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 18:51:24.69 ID:WXAfo0jPo
あずぱいの弾力は世界一ィ!!
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/04(日) 21:51:47.37 ID:7zmaspcN0
俺イラスト描くからマジでゲーム作ってくれないかな…
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 23:53:53.77 ID:a3gvBSwIO
俺はナムコがフルボイスでアイマスのギャルゲー作ってくれたら、全力で買うぞ
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/05(月) 00:23:36.69 ID:X5VI1nyho
バンナムさん良い商売になると思うんですがどうですかねぇ(迫真)
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/05(月) 00:53:26.39 ID:k/wwKdi1o
それってアイマスではないのか?
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 12:11:34.55 ID:f74NmbzDO
>>286
とりあえず絵描いてみ
291 :286 [sage]:2012/11/05(月) 14:32:58.87 ID:1A5Bumt60
とりまこんな感じ
http://iup.2ch-library.com/i/i0779027-1352093502.jpg

もうちょいカッコ可愛く描きたいんだけど技術が理想に追いつかない
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 15:40:32.59 ID:f74NmbzDO
>>291
上手いじゃん 次は色つきで
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 17:01:55.20 ID:/t/TQwGho
>>291
いけるやん!
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 18:13:45.75 ID:C5XSG8hIO
アイマスのギャルゲーってそれアイマスやろ…

アイマスで学園物がやりたいってんなら分かるがプロデューサーっていう立場からアイドル達に関わってこそアイマスなんだから昔からのファンは敬遠するだろうなあ

幸せな春香さんも見たいけどな!!
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 19:42:18.30 ID:d3+iqJFIO
しえーん
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/05(月) 22:35:00.76 ID:1A5Bumt60
>>294
ならアイドル達とPがお芝居でドラマの撮影をしてる、ってテイにすればわりといけなくもない気がする…

この響はいろいろあって今年の響誕生祭に間に合わなかったから来年また描きなおそうかなって(
落書きでもよければ色付きでちゃちゃっと描くけど…色塗りあんまりうまくないんだよなあ
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 02:12:34.72 ID:TBtY1EpIO
まあどんな形にせよ公式にギャルゲー然としたPとアイドルのいちゃラブを求めるのはなかなか難しいわな
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 04:21:32.74 ID:a8FoRcn20
>>296の案でいけるんじゃね?
CGとかPが一切写らない構図にすれば良いし
学園にして中高一貫にすれば年齢面の不自然さも無くなるし。
P=新米教師とかで最初の選択で
高校(攻略対象:春香、千早、律子、響、貴音、あずさ、真、雪歩、小鳥←教師)
or中学(美希、真美、亜美、伊織、やよい)で赴任選べるみたいな感じで
後、校長:順二郎、学園長:順一郎とかww
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 04:39:55.61 ID:h8hvnUdoo
陰謀で金が回らなくなって961学園と合併しそうになるんですかわかりません。
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 09:29:53.12 ID:y25qftbDO
>>296
とりま描いてみそ うまいかどうかはこっちで判断するし
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/06(火) 17:19:23.43 ID:uuUX7Llh0
ちゃっちゃとさっきの響の顔周りだけ塗ってきたよ
http://ozcircle.net/_uploader/124130478
しかしギャルゲ塗りに修正しないとなんだよなー

>>298
それだとときめもっぽくないからPも生徒にしないとね
あくまで原作のイメージ壊さない程度の跡付け設定レベルに出来れば吉

まあここで今俺らが勝手に話し合ってもアレだから詳しいとこは>>1の返事待ちじゃね

302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 17:51:15.52 ID:OvDejgJho
…二次創作でやりたいって話なら別に原作のPとアイドルの関係がーとか考えなくていいよね

一連の流れはバンナムが公式で出すなら、って話だと思ってたわ
どちらにせよこのssがとってるあくまでゲームの中の話ですよーっていう形がベストな気がするけど

とりあえず>>1には有象無象に構わず全√書き切ってもらえれば本望です
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/06(火) 18:33:17.48 ID:5FFCPHVlo
>>301
絵のことよく分からないから色なしの時点ではなんか違うなと思ったが旨いな
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 18:48:16.88 ID:h8hvnUdoo
やるなら製作速報にお引っ越しで
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/11/06(火) 19:02:25.16 ID:noZAYhbco
ピヨちゃんが先生ポジであずささんが2の舞佳さん
やよいがサーカスの子で亜美真美伊織が1学年下ってイメージ
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 21:34:08.53 ID:A4olaPvto
方向音痴の舞佳…
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 02:58:01.81 ID:XwlVxUlu0
自分も公式でやるならって事だと思ってた
二次創作なら既にP『学園生活でもするか…』シリーズがあるしな
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/07(水) 06:22:21.48 ID:teTZR67AO
まぁこのスレでする話ではないわな
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 16:02:55.31 ID:8KLnNIyDO
明日で1週間になるが響編まだかな(ソワソワ)
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:37:27.20 ID:v6cd8XY/o
【日課】

P『男子高校生の朝といえば早朝ランニング』

P『男は身体を鍛えてなんぼだよな!』

P『……』

P『帰るか…』

P『…おや?』

P『女の子がワニを連れて散歩してる…』

P『朝の一コマだなぁ…』

P『……』

P『えっ!?ワニ!?』

?『ん?』
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:38:14.99 ID:v6cd8XY/o
:::::/::l::,. -:::__\:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
::::,{:::|:::/::::::::::`´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
:/::Y!′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::、:::::::::.
:::::::Y ::::::::::::::::::::::: ト、::::::::::::::::::::!::、::::::::::',::::::、::、
::::::/',!:::::::::::::::::::::!::: ! ヽ:::::::::::::::l:/:!、::::::::l:::::::ト、:.
::::/::::::::::::::::: !::::::l:::::|   ∨::::::::イl::l ',:::::}:::::::! ヾ!
::,':::::::::::::::::::,:|-::7 ̄!`   !::::::::::l , ヽ、l::/ハ::::l
::|:::::::::::::::::´::|:::/l:::/_  }:::;::::::iイ_ }/イ} !::;
::|:::|,:::::::::|::::::|/,ィチ_ `' /:ハ:/弋ソ {:::/ l/
::|:::|:、:::::::{::::下 トし刈  /  ´    ト、
::l:::l::ハ::::::,::::l 弋)zソ         、  { }!
::Y:{ i_\::',、!              八ノ
:::::::::ゝ、__,、             / ̄
:::::::::::::://:|_ヾ} 、       σ /
::::::::::::::{ !::|/}l   >  __/
::::::::::::::ヾ、|__,ノ     /ーrrr、--、 ̄`ヽ
::::::::::::::::::::∨      、  ∨∧ ',   ':,
:::::::::::::::::::/          /∨∧ } l   ',
::::::::::::::_/_     _,...- 、     ∨/ヽj
::::::::::////>、´          ヽ//l l   ‘,
::::::::/ ̄`ヽ//\        //// |    }
::::{ ̄ ̄`丶\//` ー― '´77////  \   !
::::::.__    ̄`ヽ、/////////       ヽ |
::::::::.   \__  ` ̄ ̄ ̄´         }/ヽ

?『なんだー、そこの人?』

?『うちのワニ子が珍しいか?』
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:38:42.96 ID:v6cd8XY/o
ワニ子『……』

P『いや、珍しいっていうか…えっ?』

P『…本物?』

?『…?当たり前だろ?』

ワニ子『グルル…』

P『マジかよ…』

?『ていうか、お前どっかで見たことあるなー?』

?『もしかして学校とかで会ったことあるか?』

P『えっ?』
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:39:11.88 ID:v6cd8XY/o
P『学校って…高校?』

?『そう』

P『…765学園』

?『そこそこ!自分、そこに通ってる!』

P『えっ、じゃあホントに会ったことあるんじゃないか?』

?『あっ、やっぱり765学園の奴だったのかー』

?『どうも顔に見覚えがあると思ったんだよなー』

響『あっ、自分、我那覇響。そんで、この子は家族のワニ子』

ワニ子『グルル…』

P『あぁ…俺、プロデューサー…』

響『ふーん、デューサーかぁ』
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:39:37.69 ID:v6cd8XY/o
響『その格好、ランニングか?』

P『あぁ、そうだけど…』

響『おぉ!感心だな!』

響『自分もダンスとかやってるから身体鍛えるのは好きだぞ!』

P『へぇ。ダンスやってるのか』

響『早朝でも構わないなら、今度みんなで一緒に走ろう!』

響『デューサーは中々見どころがある奴とみた!』

P『そりゃどうも…』

P『……』

P『…みんな?』

響『いぬ美にヘビ香に…』

P『おい、待て。何匹いるんだ、お前の家族』
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:40:18.10 ID:v6cd8XY/o
【満点笑顔】

P『この前はこの道をランニングしてたら…』

P『…おっ?』

響『ん?』

響『あぁ、デューサーじゃないか!』

響『GWもランニングとは感心だな!』

P『そういう響は今日は犬の散歩か』

響『いぬ美っていうんだ!』

いぬ美『わんっ!』

P『……』

P『うん。いかにも朝の風景って感じだな』

響『ん?』
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:40:58.30 ID:v6cd8XY/o
 {  \       /:::::::^::::/  /、
   \,イ三ミ、 /::::::/ ̄   /:::::::.
   /\_  \r,イ ̄:::_:::::ヽ、::::::::::::::.
    ,..::::´ ̄`ヽ:::::´:::::::::::\:::\:::::::::::.
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::\::::::::.
.   /:::::::::::::::::;:::::::::::ヽ::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::.
  /:::::::/::::::::::!、::::::::::::',:::::::::::',::::::::,:::、::::∨:::::.
  ,':::::::/::::!:::::::| ヽ::::::::::∨ ̄:::',`::::}::::\リ:::::::::.
  |:::::イ::::::l::::イ ̄Y、:::::::',\:::ハ:::/!:::::}、!:::::::::::::.
  l::::/!::::::::,:::::! _  \::}ィ=ミイ:::: イ:!:::::::::::::::::::.
  Y l::::,::::::Wイ ̄` '  _   j:::/i::リ::::::::::::::::::::::、
    Yハ、::: ハ     v´  レ} ムイ:i}:::::::::::::::::::::::::::\
       /{叭     ヽ  ノ  ,イ::`´:::::::::::::::::::::,、::::::::\
        /::{!、ノ>  . _,...イ:/::::::,..- 、::::::::::::::::,\:::::::::
       ,'::::/:::::::::::::__}     |r//i(}   ヽ:::::::::::::::、 \::
.     /:::/, -r-r//    _,.イ/ri/    ∨::',:::::::::::..
    /::::{   {ir!/{`ヽ / ,.イ ri/     }:::::::、::::::::::\
.   /:::::::|   ∨r!!    /O,r/ i    |:::::::::\::::::::::
   /::::::/::!   / \d! Y / / /   }    ;':::::::::::::、\::::
.  /::::イ:::::{. /   ∨ト、! /イ     イ   {:::::::::::::::::\\
 // /::::::」 !    Y/!     /     }:::::::::l,::::::::::\
   /::::::〈  ',      {      {   / {:::::::::l \:::::::::
   ,:::::::/   、     、    ,イ-- 、   !::::::::|   \:::
.  /イ〈、___ > _ `ー/-、   `ヽ !::::::::!     ヽ
     7ー、_}`ヽ、_}    \/ \   `!:::::::|
    /:::/l::::::::l   !       /   \_/:::::::::!

響『しかし、こんな朝早くから起きてランニングだなんて、わかっていても中々出来ることじゃないぞ』

響『デューサーは運動部にでも所属してるのか?』

P『いや、帰宅部だけど』

響『へぇー!それなのに早朝ランニングが出来るのかー!』

響『デューサーは立派だなっ!』ニコッ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:41:27.32 ID:v6cd8XY/o
P『おっ…』

P『(笑うとかわいいな、コイツ)』

響『そんなに身体を動かすのが好きなら今度、自分とダンスしに行こうよ!』

P『ダンス…?俺、そういうのやったこと…』

響『ゲームセンターとか行かないか?』

P『あぁ、そういう…』

響『暇な時間とかあれば良かったら誘ってよ!』

響『これ、自分の番号!』

響『そんじゃ、またねー!』
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:42:07.80 ID:v6cd8XY/o
【我那覇家の日常】

P『響か…』

P『元気で可愛い奴だよな』

P『せっかく番号も教えて貰ったんだし、遊びに誘ってみるか!』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

響『やぁ!デューサーじゃないか!』

P『おお、響か?』

響『よくかけてきてくれたな!』

響『どした?自分に何か用かー?』

P『あぁ、えっとさ…』
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:42:38.30 ID:v6cd8XY/o
P『今度の日曜日、一緒にゲームセンターにでも行かないか?』

響『行く行く!そういうお誘いはいつだってOKさー!』

P『あっ、ホントか?』

P『じゃあ、日曜日はゲームセンターの前で待ち合わせで良いか?』

響『了解!忘れたりしちゃダメだからな?』

P『わかってるよ』

響『あぁ、そうそう聞いて聞いて!』

P『ん?』

響『この前なー…って、うぎゃー!?ハム蔵!?そんなところに乗っちゃダメっ…!』

ガチャ…

ツーツー…

P『な、なんだったんだ…?』
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:43:30.49 ID:v6cd8XY/o
【ダンスは負けないぞ!】

P『さてと、響はまだ来てないな…』

響『はいさい!』

P『おお、響』

響『デューサー、早いな?待たせちゃったかな?』

P『いや、俺も今来たところだ』

響『そっか!なら安心だ!』

P『(時間通りに来てくれてるんだから待つなんてことは無いよ)』

響『今日のゲームセンター、楽しみにしてたぞ!』

P『俺もだよ。それじゃあ入るか?』

響『うんっ!』
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:43:57.95 ID:v6cd8XY/o
響『デューサー、一緒に573のダンスダンスレボリューションやろうよ!』

P『よし、やるか!』

P『得点低い方はジュース奢り!どうだ?』

響『おっ?自分にダンス勝負を挑むだなんて命知らずだなー?』

響『…その言葉、後悔させてあげるからな?』ニヤッ…

P『望むところだ!』

P『(こうして俺達はダンス対決に没頭した)』

P『(結果は俺の完敗だった…)』

P『もう一回!もう一回だけ!』

響『えー?まだやるのかー?』

響『でも負けん気が強いのは嫌いじゃないぞ♪』

P『(だけど、響にも楽しんでもらえたし今日のデートは成功だな)』
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:44:24.23 ID:v6cd8XY/o
響『いっぱい遊んだなー!大満足だぞー!』

響『また絶対に誘ってほしいな!』

P『あぁ、もちろん』

P『また誘うよ』

響『うんっ!自分、楽しみにしてるね!』

響『デューサー、途中まで一緒だよね?』

響『自分とお話しながら帰ろう!』

P『よし、そうするか』
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:45:08.15 ID:v6cd8XY/o
【日光苦手】

P『さて!体育祭だ!』

P『正直、身体は鍛えてきたから自信あるぞ!』

P『……』

P『とか言って意気込んでると、しんどくなるな…』

響『全くだなー…』

P『響?こういうイベントでへばってるなんて意外だな』

響『自分、直射日光苦手なんだ…』グテー…

響『せめて6月じゃなくて2月とかにしてくれたら良いのになー…』

P『(響は暑がりなのか…)』

P『(てっきり暑さには強いのかと…)』
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:45:47.28 ID:v6cd8XY/o
【デューサー、ひどい!】

P『期末テストだ!』

P『うーん…』

P『まずまずってとこだな』

小鳥『赤点無しなら感心、感心♪』

P『小鳥先生』

小鳥『ちょうど良かった』

小鳥『ちょっと手伝って貰っても良いかしら?』

P『はい?』
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:46:40.23 ID:v6cd8XY/o
:::::::::::l:::::::::::::::::::::::::ト、:::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::\
:::::::::::::,:::::::::::::::::::::::| \::::}\::::::::::::::::::::::::l\: \:::::::::::::::::::::、
::::::,l::::ハ::::ト、:::::::::::::| /\! `ヽ、 :::::::::::: |::::::`:::::\::::::::::::::::::\
::::/{:/ ヽ:! \::::::: !´   /⌒ヽ、\:::::::: !__:::::::::::}::::::::::::::、\:::::\_   ,
:::{ `ヽ、_l  \:::|   /    (__) \::::!/ハ:::::::;':::::::::::::::::::\` ー― ´
:::|    ___   \           Y/ }:::/::::::::::::::::::::::::::\
:ハ   〃´ ̄   ´  ,..---、        }) /::/ }-,::::::::::::::::::::::::::::\
:::lハ(_。)       /  ∨ ヽ       /-'/ / /:_:::::::::::::::::::::::::::::::\
ヽ! ,ハ     /       ':,       /´ } / /´/::::::::::::::::::::::::::::.::::::::\
 _ { }     ∨          ',   ,.イ / / イ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Y ヽ叭     ヽ           }  /:::! {  ! l {,.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ ヽ人     、      _ノ ,.イ::::::/       / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
、 ',  ',! l>  . _ \_,...- ´ / !::::/     { /::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::::
.ヽ ',  ',l⌒! /:::::>   _,... イ   |::::{      {/ ̄   \::::::::::::::::::::::::::

響『い〜や〜だ〜ぞ〜!』ジタバタ…

P『…響?』

小鳥『響ちゃん、そうは言っても仕方ないのよ?』

小鳥『あなたは赤点を取っちゃったから夏休みに学校に来なきゃダメなのよ』

響『うそだー!ピヨ子のうそつきー!!』
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:47:09.19 ID:v6cd8XY/o
小鳥『さっきから、こんな調子で…』

P『…難儀ですね』

響『あっ、デューサー!聞いてくれ!』

響『ピヨ子が自分が赤点を取ったっていう酷いウソをつくんだ!』

P『響…さっきテスト結果が廊下に貼り出されていたけど…』

P『お前、国語赤点だったぞ?』

響『…!!!』ガーン!

響『う、うあ…』ジワッ…

響『うあぁぁぁぁぁん…!デューサーのばかあぁぁぁ…!!』

P『お、おい…』

小鳥『ちょっと!?響ちゃん、泣かせたらダメじゃない!』

P『ええっ!?』

P『(あんまりだ…)』
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:48:03.99 ID:v6cd8XY/o
【まっすぐ】

P『夏休みだ!』

P『夏と言えば、やっぱり花火大会だろう!』

P『響は誘ったら来てくれるだろうか?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

響『やぁ、デューサー!今、ちょうど暇だったんだ!』

P『おっ?ホントか?』

P『じゃあ、これから一緒に花火大会にでも行かないか?』

響『花火大会かー!良いな、自分も行くよ!』

P『良かった。なら河川敷公園で落ち合うって感じで大丈夫か?』

響『わかったー!それじゃあ今から支度するなー!』

P『(よし!俺も支度して行くか!)』
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:48:30.03 ID:v6cd8XY/o
P『さてと、響は…』

響『はいさい!』

P『おお、響』

響『いや〜夏のメインイベントだけあって凄い人ごみだなぁ』

P『本当だな。響、お前ちっちゃいから埋もれちゃうんじゃないか?』

響『むっ!?自分、ちっちゃくないもん!』

P『そうだな。悪かった』ナデナデ…

響『うぎゃー!頭を撫でるなー!!』

P『(可愛い奴だ)』

P『おっ、そろそろ花火が始まるぞ』

響『うー…』
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:48:55.48 ID:v6cd8XY/o
ヒュー…!パーン!パーン!!

響『綺麗だなー…』

P『響らしいストレートな感想だな』

響『うん!だって自分、完璧だからな!』

響『綺麗なモノは素直に綺麗に褒めるのが1番さー!』

P『そうだな。素直にそう思える心は完璧だ』

響『デューサー!今日は、でーじ楽しかったぞ!』

響『また自分と一緒に遊んでね?』

P『あぁ、また誘うよ』

響『じゃあ、途中まで一緒に帰ろうよ!』
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:49:34.17 ID:v6cd8XY/o
【得意スポーツ!】

P『今日から新学期だ!』

響『スポーツの秋だぞ!』

P『おっ、なにか勝負でもするか?』

響『じゃあ、卓球で勝負だ!』

P『卓球か。たまにやると面白いかもな』

響『面白いぞー!』

響『何を隠そう自分、小学生の頃は卓球部の部長だったんだ!』

P『……ジュースは賭けなくて良いよな?』

響『あーしまった!黙ってれば良かったか!?』

P『(こうして響と卓球対決をした)』

P『(俺は響のスピードに付いていくのが精いっぱいだった…)』
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:50:10.56 ID:v6cd8XY/o
【やっぱり量、多いか!?】

P『ふぅーっ!』

P『やっぱ、寒空の下での体育は身が引き締まるなぁ!』

響『はいさい!』

P『おっ、響?』

響『今日はクラス合同体育だなー』

P『そうだな。良かったら一緒にストレッチのペア組まないか?』

響『おっ?構わないぞ!』

P『んじゃあ、響。先、やるか?』

響『あぁ、うん!じゃあ…』ペタン…

響『押していいぞー』チマッ…

P『……』

P『(響って改めて見ると、やっぱり小柄だよなー…)』

響『ん?どした?押していいぞー?』

P『あぁ、すまんすまん』

響『何をボケっとしてたんだ?』

P『いや、お前の髪の毛の量の多さについ言葉を失って…』

響『うぎゃっ!?』
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:50:59.68 ID:v6cd8XY/o
           / ̄ ̄`ヽ    / ,..:‐::.、
   /  ̄ ̄ `ヽ /          /  |::::::::::\
   ´      ,..--、イ-‐::::::::::::::::.....、  { /  }:::::::::::::::\
      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、 /::::::::::::::::::::::\
      /:::::::::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::/::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::.
    |:::::::::::::::::::::::::::、:::::::::ヽ::::::::::::::::::::/::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::.
    |::l::::::: !:::::、:::::::::∨:::::::}:::::::::::::::::/::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::.
    {::!::::::::ト、::::\::::::∨:::::|_:::::::::::::/:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::.
     {ト、::从  /_\:::∨::|ィ`ヽ:::/::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::.
    l \l} ,イテ圷 \ト,::|、 ヽ }':::::::::::::/::::::;'::l:::::::::::::::::::::::::::::::::.
        j 弋ソ      リY/ /::::::::::::/::::::/,::l::::::::::::::::::::::::::::::::::,
      〈 //// u  {l_イ、::::::::::/:::::://:イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::
       、  _    /   \::/:::::/ /´ !::::::::::::::::::::::::::::::::::
        \!´ ゙'ヽ  , '      ヽ:::/     |::|:::::::::::::::::::::::::::::::
          `ー‐ '-´-、     ∨     !::!:::::::::::::::::::::::::::::::
              ,イ      `ヽ  /リ:::::::::::::::::::::::::::::::

響『だ、ダメか!?自分の髪の毛、ダメか!?』

P『いや、ダメってことは無いけど』

P『(コロコロ表情が変わって面白い奴だ)』
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:51:37.84 ID:v6cd8XY/o
【生き物はみんな友達だ!】

P『今日は文化祭だ!』

P『せっかくだから誰かと一緒にまわろうかな?』

響『はいさい!デューサー!』

P『響。ちょうど良かった』

響『ん?自分に何か用か?』

P『良かったら一緒に文化祭まわらないか?』

響『おっ、いいぞー!』

響『自分も誰か誘おうかなーって思ってたところなんだ!』

P『そっか。なら良かったよ』

P『じゃあ、生物部にでも行くか』
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:52:04.35 ID:v6cd8XY/o
P『響は動物が大好きだよな』

響『うん!』

響『動物は心を癒してくれる大切な家族だからな!』

P『そっか、家族だもんな』

響『だから自分、生物部って嫌いだぞ…』

P『えっ?どうして?』

響『だって、動物を実験で解剖したりするんだろ!?許せないさ!』

P『実際どうなんですか?』

部員『いや、主に生物達との触れ合いを…』

響『じゃあ許す!』

P『良かったですね』

部員『(何様なんだろうか…)』
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:52:39.12 ID:v6cd8XY/o
【賑やか歓迎】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:53:09.27 ID:v6cd8XY/o
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく響ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、響?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:53:51.31 ID:v6cd8XY/o
【寂しくなんかない】

P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

響『はいさい!』

P『響。はいさい』

響『遊園地かー!誘ってくれて嬉しいぞ!』

小鳥『ふふっ♪喜んでくれて良かった♪』

P『小鳥先生、響のことお気に入りですよね』

小鳥『あら?あなたのことだってお気に入りよ?』

P『ありがとうございます。それじゃあ中に入りましょう』

小鳥『あーん!冷めてるんだから〜!』

響『ん?』
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:54:20.77 ID:v6cd8XY/o
小鳥『じゃあ、メリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『響、一緒に乗るか?』

響『えー?でも、デューサーはヘンタイだからなぁ…』

P『おい、どういう意味だ』

響『だ、だけど…』

響『じ…自分の方から抱きついてやるのは構わないぞ…?』モジモジ…

P『……』

P『落ちないようにつかまってろよ?』

響『う、うんっ!』

P『(くそっ。可愛いじゃないか)』

小鳥『(うーん♪響ちゃんは可愛いなぁ♪)』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:54:53.71 ID:v6cd8XY/o
響『……』ギュッ…

P『……』

P『(ひ、響って意外と胸あるな…)』ドキドキ…

響『デューサーの背中は広いな…』

響『にーにー、そっくり…』

P『にーにー?』

P『響、お兄さんがいるのか?』

響『あぁ、うん』

響『沖縄の実家にいるんだ』

P『沖縄の実家?』

P『あれ?お前って今、誰と一緒に住んでるんだ?』

響『今は自分といぬ美達だけさー』

P『お前、1人暮らしだったのか…』
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:55:19.93 ID:v6cd8XY/o
響『1人じゃないよ!』

響『自分には家族のみんながいるからな!』

P『響…』

P『(沖縄出身なのは知っていたが、まさか単身で上京してたとは…)』

P『(1人だけ上京した理由を聞くのは野暮か…?)』

P『……』

P『(やめておこう)』

P『(響にも色々事情はあるんだろうし)』

響『デューサー、自分はそろそろ帰らないとだ』

P『えっ?』
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:55:46.17 ID:v6cd8XY/o
P『もう帰っちゃうのか?』

響『まだまだ遊びたりないんだけどなー』

響『家族のみんなのご飯の用意もしなきゃいけないし』

P『そっか…大変だな…』

響『大変だなんて思ったことは無いよ!』

P『えっ?』

響『家族のことは大好きだし、なにより自分は完璧だからな!』

P『響…』

響『デューサー、一緒にメリーゴーランド乗れて嬉しかったよ!』

響『またねー!』ダッ…

P『あっ…』
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:56:14.29 ID:v6cd8XY/o
小鳥『響ちゃん、帰っちゃった?』

P『小鳥先生…』

小鳥『響ちゃん、元気に振る舞っていても根はとっても寂しがり屋さんよ』

小鳥『あなたは響ちゃんとは仲良しね』

小鳥『これからも響ちゃんと仲良くしてあげてね?』

P『……』

P『もちろんです』

P『(こうして高校生活最初のクリスマスは終わりを迎えた)』
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:56:52.20 ID:v6cd8XY/o
【大切な友達】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『響、初詣来てくれるかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

響『あっ、デューサーじゃないか!明けましておめでとう!』

P『明けましておめでとう。良かったら一緒にこれから初詣でもどうだ?』

響『初詣?いぬ美も連れて行って良いかな?』

P『もちろん』

響『じゃあ行く!神社の前で待ち合わせ?』

P『あぁ、それで頼む』

P『(よし!準備して行くか!)』
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:57:21.58 ID:v6cd8XY/o
P『さてと、響は…』

響『はいさい!』

P『響』

いぬ美『わんっ!』

P『おお、いぬ美。元気かー?』ナデナデ…

いぬ美『わふっ』フリフリ…

響『デューサーと一緒におでかけするのを楽しみにしてたみたいだぞ!』

P『そっか、そりゃ嬉しいな』

響『ありがとな!誘ってくれて!』ニコッ

P『友達なんだから当たり前だろ』

響『う、うん…!そうだな!』

響『…えへへ///』

P『(今年も響と仲良く出来ますように…)』
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:58:00.53 ID:v6cd8XY/o
【ご褒美】

P『(さて、今日はバレンタインだ!)』

P『(この1年…この日の為に頑張ってきたと言っても過言じゃない!)』

P『(さて、来るなら来い!)』

響『デューサー!』

P『響か!よし来い!』

響『お手!』スッ…

P『…えっ?』

P『は、はい…』ポンッ…

響『よーしよーし♪ご褒美にチョコあげるぞー♪』

P『あ、ありがとう…』

P『(ふ、複雑な気分だ…)』
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:58:51.34 ID:v6cd8XY/o
【青い瞳の子猫】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー』

P『響はいるかな?』

響『はいさい!デューサー!』

P『おお、ちょうどいいところに』

響『ん?どうかしたの?』

P『うりうり』ウリウリ…

響『うなっ…?な、なんで自分の喉をうりうりするんだ…?』

P『ほら、猫は喉を撫でると喜ぶって言うじゃないか』

響『うにゃー!自分は猫じゃないしセクハラだぞー!』

P『(喜んで貰えなかった…)』
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 01:59:21.96 ID:v6cd8XY/o
【仲良し】

P『さて今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

響『やぁ、デューサじゃないか!』

P『響、同じクラスになったな』

響『デューサーが同じクラスだなんて嬉しいな!』

響『これから1年よろしくな!』ニコッ

P『こちらこそよろしくな』
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:00:00.35 ID:v6cd8XY/o
【この時、響は気づいてなかった】

P『くぅー!!』

P『やっぱ、朝の冷え込んでいる時間こそランニングだよなー!』

P『しかしこの道を通るのも久々だなー…』

P『この道と言えば…』

響『ん?あっ!』

響『おーい!』

P『やっぱり来たか』

P『…って、あれ?』

真『あれ?プロデューサーくん?』

P『真?』
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:00:44.78 ID:v6cd8XY/o
真『プロデューサーくんも朝のランニング?』

響『やっほ!』

P『まぁ、そうなんだけど…』

P『そういう二人も?』

響『あぁ、自分達、結構仲良しなんだぞ!』

真『ダンスっていう共通の趣味もあるしね』

P『へぇー』

真『しかしプロデューサーくんも響もそうだけど…』

真『身体動かすの好きなんだから運動部に入部すれば良いのに』

響『卓球部やダンス部があれば考えるんだけどなー』

P『俺は自由が好きなんだ』

真『なにそれ…』
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:02:00.67 ID:v6cd8XY/o
                             /´>,
                                  / .:´ _  \   _
                               イ /  .′  -‐=ニ   ヽ
                            ,イ    {  { /  / -‐ /,
                \          〉、    ハ.. レ  /´    /,ヽ
                  ヾ 、     〉、メ-‐==辷辷辷マ` 、 / i:. ‘,
                       ) /´`\ ,  ´ ̄.    `辷辷}.   i|  ‘,
               _     {/\ ̄` \` .、-‐━  ‘¨ 辷+ノ.   i|.   ‘,
           ー=彡´  `/¨`   \   \ ヽ   /.  、ヽ..  i|   ‘,
                   ,イ.        :\   メ } /    i  ‘, i|    i:
               / :  .:     i. ト、.  \   i|\ /_丶     ‘,:i|    i|
                  / :i:. :i   i| :} マ_ ヽ i|ヾ/`/ ヽヽ }    } :i|    i|
              /  :八..リ    i| ノ . /ャョ≧ i..:i| .从'く `'. リ     }..:i|.     八
               /  /:.|i /i|.   トi|′.イ. 爪リ ! :i|.′.     /..:i   リ.::i|   / ‘,
            ー=彡 メ::. レ .:i|.  リ}  .′`シ  !り′   ト-イ. リ.  /..::八   イ   ‘,
             |i: i/  i:. .:i|\ {′    レ′   :i...... /.. /..::/.:i|:   i|    ,
             |i:/!::: |i:.:从ヽ 、_ ィ              リヾ;,   /..::/ .::i|:   i|.    i:
              イ从::: |ト、:i| 厶¨´'            ヾ;,/≧=- .:八:  イ.     i|
              {  ヾ |i:. ヾ从 .}  _.      /     Y/:, .:/.リ :  i|      i|
                `i::. リ.人ゝ   マ `〉   ..::.       ∨/:, .:/:リ::. i|    八
                     |i:: /'´メ     `    ..イ::::.   ′.  マ/:, .:/i|   i|:.  // ヽ
               __. __,ヘ.′        、_。o:ュ、:  /     弋,..:/.:i|::. リ:: /.::/   \
            __ /ノ´\. ヾシ'.      イ´ ̄´、 .::}  /      \.:八: // ..:::/.     \
       ト、メ、f´ノ'´.     \ |     ./',    .:::`'ー " ̄` ‐-  / `=/-‐-. 、:/        ヽ
.     { 〈} チ´          /.    ハ. ..',        ::::..    .:′ /′     マ         }
       `,/.  \.      /     /  i!. .ヾ               /. . . i!        Y           i|
.     /       \.. /     ノ   i. . . .ヽ          /.. .. .. ..i|       i|        i|
....  /           /!′.  >"´  /´. ヽ、 `ゝ、   _,ノ´ `.. . .. ..i!       i|         リ
  <         /  }   /   .ノ´.. . . .. ..ハ. . . .`¨¨´.. . . . . . . .ヾ:::|`i        {!       イ
...  \       /  _,.ノ /   r'. .`. .、`ー-. . ..ハ‐-=、-´. イ´: : : : : : :::{:::i      i!    / |i
      \.  /「   ヾ,'      :ハ‐-=≦ュ、. . . . ..ヽ. . X. . . . . . . . . . . ..':,::i.        i:   /.   八
        ` ´  i.      ゙:,    :人    ̄`メ、.. . . ..≧ュ、\. . . . . . . . . }::i.       i|. /   /  \
.           :      ゙;     兮 .     〉ゝ<: : :.メ` 、.. . . . . . . ...ハi.        i|/.    /
.          :.      }  . イ //孑≧テ"´ハ '  マ、: : : : :\... . . . ...ノ.!.      |...   /
           ヽ    .::イ.. i|/ ': :i|: : ∧: :.ハ   ノ_}: : : : : : :ヽ .彡 '.  ハ.      |   /
             `ー='´{...|i. 八: : :リ: :/: :〉´: : }、    ̄ ̄ ̄¨¨  ━‐-廴:._     | 
                   |i:八/: : :: /: :/: :/: : :.イ `ー-ュ,_           ̄`ヾ‐- {/
                   レ  {.: : :./: :/: :/: : :/:i|     |i≧*,          `. !
                 ∨ /: :/: :/.:.:.:/: :i|     イi: : : : :.≧*,_            j
                     W:.:/: :/ : : ': : :リ :.  /.: : : : : :. :. :.\ ≧=‐---‐=≦´
                       }/\: : : : :./  `;. i|.: : : : : : : :. :. :.ヽ \
                      \/     tj ヾ .: : : : : : : : : : i|:  \____
                      .}   :.    :   .ヾ.: : : : : : : : :.i|:   :.`メ}
                     {≧= キ:.__.:.  _W.: : : : : : :.リ:. _/i:ij
                      〉´` 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:it_:_:_:_:_:_:_ノi:i:i:i:i:i:i:/|
                         / /: : : :. ̄: : :.`ハー==‐-──━: : :."´ハ. i|
                    / i.: : : :.`ミ、: : : :ハ: :マ /: :i: : :./: : : :/: ハ i|\

響『それよりもデューサー、飲み物は持ってないのか?』
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:02:29.70 ID:v6cd8XY/o
P『ん?手ブラだけど?』

響『それはよくないぞ!脱水症状になったらどうするんだ!?』

P『いやでも、今は涼しいし…』

響『普段の予防が大切なんだ!』

響『ほら、自分のペットボトルあげるから水分取って!』スッ…

P『えっ…?』

真『わっ…?』

響『ほら、早くっ!』

P『い、いや…でも…』

P『(間接キスになっちゃうだろ…)』ドキドキ…

真『(響って結構ダイタンなんだなぁ…)』ドキドキ…
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:02:55.47 ID:v6cd8XY/o
響『なにしてるんだ?ほら!』

P『……』ドキドキ…

P『あ、ありがたくいただくよ…』スッ…

真『…!!』

P『んっ…』ゴクゴク…

P『(まぁ…役得だと思えば…)』

響『よしよし♪これでバッチリだ♪』

真『あ、あはは…』

真『な、なんかお邪魔みたいだしボクはこの辺でー!』ダッ…

P『あっ、真!?』

響『…?真、どうしたんだ?』

P『(多分、真も間接キスのこと気づいてたんだろうな…)』

P『(明日から顔を合わせづらいな…)』
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:03:30.91 ID:v6cd8XY/o
【運動神経は有り余ってる】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『……』

P『暑いな…』

響『けど、ここで挫けちゃダメだ!』

P『響』

響『自分達には二人三脚に出場して優勝するっていう目的があるんだ!』

響『暑さに弱音を吐いてる時間は無いぞ!』

P『響…』

P『…そうだな!体育祭は俺たちが主役だもんな!』

P『よし!出陣だ!』

響『おー!!』

P『(こうして俺と響は二人三脚に出場して見事に1位を取った)』

P『(体育祭が終わる頃には二人ともヘトヘトだった…)』
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:04:09.17 ID:v6cd8XY/o
【デジャビュ】

P『期末テストの結果が発表されましたよ!』

P『……』

P『うーん』

P『まぁ、こんなものだろう』

P『それよりも…』チラッ…

響『い〜や〜だ〜!』ジタバタ…

小鳥『響ちゃん、先生も手伝うから補習に行きましょう?』

P『(去年もこんな光景を見たような気がする…)』
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:04:46.53 ID:v6cd8XY/o
【我那覇家の日常2】

P『夏休みだ!』

P『響を誘ってどこか遊びに行きたいな』

P『インドアスポーツならボーリングなんてどうだろう?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

響『はいさい!自分だぞー!』

P『おぉ、響』

響『電話くれて嬉しいなー!今日はなにかな?』

P『あっ、えっとさ…』
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:05:15.37 ID:v6cd8XY/o
P『今度の日曜日に一緒にボーリングにでも行かないか?』

響『日曜日か?行く行く!わーい!凄い楽しみ!』

P『そっか、良かった』

P『じゃあ、日曜日は駅前広場で待ち合わせで良いかな?』

響『了解だー!』

響『あっ、そうそう!デューサー、聞いて!』

P『ん?』

響『実はなー…って、うぎゃー!?ハム蔵、餌を食べちゃったのはさっき謝った…!』

ガチャ…

ツーツー…

P『…食べるなよ』
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:06:16.65 ID:v6cd8XY/o
【笑顔にもなるさ!】

響『デューサー、ここだよ!ここ!』

P『早いな、響。待たせちゃったか?』

響『そんなことより早く遊ぼう!自分、もううずうずしちゃってるぞ!』

P『(いつから待ってたんだろうか…?)』

P『まぁ、そうだな。じゃあ早速中に入るか』

響『うん!』
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:06:42.77 ID:v6cd8XY/o
ガコーン!

P『うわ…スプリットになっちまった…』

響『でも、あの位置なら取れるよ!』

響『デューサーなら、なんくるないさー!』

P『そうだな…よし!』

P『(ピンでピンを弾くように…)』

P『ふっ!』シュッ…!

響『おおっ!』

カン…カーン!
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:07:20.20 ID:v6cd8XY/o
             ヽ;ヽ、 ,r'"::::::::::::::\  _,ィ
               \:\:::::::::::::_;....;_:::Y:r'
        _,。-‐' " ̄ ̄__`ヽ:':、rァr',..r‐-ミz、ー‐‐‐- 、,_
         `ヽ、...,.___ 'ー=:-`:Y/'":-:=、 `__,..r‐'" ̄
            ,.。-ー:'"::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、::i,
          /::::::::::::::::::::r:::::::::::::::::、:::::::::::::::::ヽ,::、
         ,r'::::::::::::::::::::::::;:j:::::::::::::::::::::i,::::::::::::::::::::i;:::、
 .       /:,r7:::::::::::::::::::/ |::::::::::::::::::::::lヽ:;::ィ::::::::::::':,::':、
        レ' /:::::::::::::::::/ヽ、l_::i_::::::::::ハ:_lrヘ:::::i:::::::::::::'ir-=、.、
         |:::::::::::i;:::/.   \l1:::::::l'~':j  \l:::::::::::i;:i.';
         l::::::::::::i;/      \::j  _,.......、1ri;:::::l.lj :i、
            ';:::i、:::メ ,r===、   ,r''" ̄`' l:::i;::j1::::::':、
            ':;jヽ;::::l  , , ,   .    _ ' ' ' j/:V ノ::::、::::':、
            人ヽj1   rv--‐ー'"v1  .j / :::::::\ー=:,、_
         _.r':ァ::`':、_i    l       |  ./'"- 、:::::::::::::ヽ、
        '"/::::,.r'" ':、, ヽ.      ノ ,ィ 1 ヽ. `ヽ; :::::::::\
        /::::: rl    l l'γr. 、, ___ ,.イ 1 'l  l.   jヘ、::::、;::':、
      /:,ィ::::::j i、  | | l l  :::::::::::l  | .|  | ,r-‐'"( :::::::::'i、:':、
     /r'7:::::::::::l こ'ー-、.__l.        _|_j..ィ'",r〜_ィ-‐ー-、:、ヽ;l
    ノ' /:::::::::,r-、z--、   l`'ー、___  _,.。 '/     i'~r'ー-、  l.:i, j
      l:::::::::/  / 7ーl、_  (lj    ̄  r/)     }く~"'ー   j :j
      i,::::::〈     '  / 〉 ヽ     /      く`'ー   ./:/

響『やったなデューサー!スペアだぞ!』

P『おう!』

P『(響の奴、まるで自分が取ったみたいに喜んでくれて嬉しいな)』
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:07:46.69 ID:v6cd8XY/o
響『いやー!デューサーといると退屈しないなー!』

響『また誘ってね!待ってるからさ!』

P『あぁ、また誘うよ』

響『それじゃあ、一緒に帰ろうよ!』

P『そうだな、帰るか』

響『うんっ!』
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:08:25.79 ID:v6cd8XY/o
【得意料理!】

P『今日から新学期だ!』

響『食欲の秋だぞ!』

P『今年は食欲の秋なのか』

響『デューサー、おすそわけ!』スッ…

P『ん?なんだこれ?ドーナツか?』

響『サーターアンダギー!沖縄のお菓子だよ!』

P『ふーん…』パクッ…モグモグ…

P『おお、美味いな』

響『なんてたって自分の手作りだからな!』

P『おお、そりゃ凄い』

P『(響は結構家庭的なんだな)』
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:09:03.88 ID:v6cd8XY/o
【里帰り】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

響『沖縄だぞ!沖縄!』

P『おお、そうだったな』

P『響は里帰りになるな』

響『うん…そうなんだけどね…』

P『(…響?)』
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:09:41.36 ID:v6cd8XY/o
【ていうか、食べて平気なのか?】

P『(初日はクラスでの団体行動だ)』

P『ところで響』

響『なぁに?』

P『今日から一週間も家を空けるけど、いぬ美達は大丈夫なのか?』

響『あぁ、うん!大丈夫だぞ!』

響『ちゃんと1週間分の食事は用意したし、みんな頭良いから自分のことは自分で出来るさー!』

P『そっか、それなら安心だな』

響『うん!自分がつまみ食いする心配も無いしね!』

P『だから食べるなよ』
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:10:33.34 ID:v6cd8XY/o
【自分の出番だ!】

P『さて、明日は自由行動だ』

響『デューサー!』

P『響』

響『なぁ、明日の予定は決まってるか?』

P『いや、まだ特に決めてないけど』

響『それだったら自分が沖縄を案内してあげるよ!』

P『おっ、それは頼もしいな』

P『じゃあ、お願いしようかな』

響『うん!自分に任せて!』

P『(これ以上に無いガイドさんだな)』
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:11:04.69 ID:v6cd8XY/o
【鬼ガイド?】

P『さて、今日は自由行動の日だ』

響『デューサー、お待たせ!』

P『おはよう、響』

響『今日は覚悟しておいた方が良いぞ〜?』

響『自分のガイドは厳しいからな!』

P『修学旅行なんだから気楽にいかないか?』

響『それもそうかも。じゃあ楽しんでいこう!』

P『(厳しいガイドって、どんなガイドだよ…)』
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:11:31.35 ID:v6cd8XY/o
響『えっとなー首里城は琉球大学を建てたことによってな…』

P『……』

P『(そういえば響は沖縄の実家には顔を出さないのかな?)』

P『(でも、本島に住んでたとは限らないか)』

P『(それに響の奴、修学旅行に行く直前、なんだか表情が曇ってたし…)』

P『(あまり深く突っ込むことでも無いか)』

P『(今は純粋に響との時間を楽しもう)』

響『デューサー、聞いてるかー?』

P『あぁ、悪い悪い。それで?』

響『だから建物や壁は世界遺産じゃないんだぞ』

P『へー』
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:12:14.72 ID:v6cd8XY/o
【笑顔じゃなくていい】

P『ふぅー…良いお湯だったー…』

響『デューサー、ちょっと良いかな?』

P『響。どうした?』

響『えっとな!この近くに凄く景色の良い場所があるんだ!』

響『だから、その…』

響『自分と…一緒に…』モジモジ…

P『良いな。一緒に行くか』

響『う、うん!』

響『一緒に行こう!』
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:12:41.11 ID:v6cd8XY/o
響『なぁ、デューサー?』

P『ん?なんだ?』

響『デューサーは自分が沖縄出身なの知ってるよな?』

P『まぁ…一応な』

響『でも、自分の家族のこととか自分が上京した理由とか聞かなかったよね』

響『どうして?』

P『それは…』

響『……』

響『デューサー、大丈夫だよ』

P『えっ?』
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:13:07.80 ID:v6cd8XY/o
響『デューサーは優しいから気を遣ってくれたんだよな』

響『けど、自分なら平気だから』

P『響…』

響『……自分のおとー…父親は自分が子どもの頃に死んじゃったんだ』

P『…!』

響『父親がいないとさ、やっぱり生活面で色々と苦労してな』

響『そんな家族の生活を支えようと思って自分はアイドルになろう!って思ったんだ』

響『でも、アイドルになる為に中学を卒業したと同時に上京してきたのは良いけど何からすればわからなかった』

響『行く当ても無いし家族を頼るわけにもいかない』

響『ははっ。完全に家出少女だったなー』

P『……』
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:14:08.40 ID:v6cd8XY/o
響『そんな一人ぼっちだった自分に声をかけてくれたのがピヨ子だったんだ』

P『えっ?小鳥先生?』

響『ピヨ子は自分に何も聞いたりせずに優しくしてくれて…』

響『ご飯や着る物…住む場所まで用意してくれた』

響『今、自分が住んでるのって765学園の寮なんだぞ?』

P『それを小鳥先生が見ず知らずの響に用意してくれたってことは…』

響『そうだな』

響『自分、本来は765学園の生徒のはずじゃないんだ』

響『ちゃんとした入学試験も受けて無いしな』

響『でも、ピヨ子と校長が融通してくれて今は生徒として通わせてもらってるし寮にも住ませてもらってるんだ』

P『……』
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:14:51.87 ID:v6cd8XY/o
響『それに生活費まで面倒見てくれて動物を飼うことも許してくれる』

響『そんな優しさが沖縄を離れて不安でいっぱいだった自分にはとても居心地が良かった』

響『765学園のみんなも良い奴ばかりだしな』

響『けど、自分は甘えすぎちゃったんだ』

響『自分は家族の生活を支える為に上京してきたはずなのに…』

響『何もしないで、ただ支えてもらってるだけ』

響『沖縄の家族にもロクに連絡しないでさ、今の生活の居心地の良さに甘えちゃってるんだ』

響『だから自分は…』

P『響…』
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:15:23.59 ID:v6cd8XY/o
響『…あははっ!ごめんな、こんな話!』

響『でも、デューサーには知って欲しかったっていうか…』

響『こんなダメな自分のことイヤになっちゃうかもしれないけど…』

P『……』

響『だけど今からはいつも通り元気な自分でいるから!』ニコッ

響『だから、その…これからも自分と…』

P『…響』スッ…

響『えっ…?』
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:15:52.38 ID:v6cd8XY/o
P『……』ギュッ…

響『デューサー…?』

P『響、無理して笑わなくたって良いんだ』

響『えっ?』

P『お前の笑顔は好きだ』

P『だけど、無理してるお前を見てるのはつらい』

響『…!』

P『だから、笑わなくて良いんだよ』

響『でゅー…さ…』

響『……ううっ』
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:16:29.13 ID:v6cd8XY/o
             _{_::::::/:::,.-:..、::::::::::::::::::::::::.
               /イ:ヽヽ-/:::,-..、::{::::::::::::::::::::::::::.
           /:/ {::, -マV:/ `ヽマ!_::::::::::::::::::::::::::..
           {/.イ:: ̄::`´::::::::::::::::i}::\:::::::::::::::::::::::::.
         ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::.
          ,:::´::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ::::::::::::::::::::.
        /::::/::::/::::::;'::::::::::::::::::::::::::、:::::、::::::∨::::∨::::::::::::::::::.
.       /::::/::::/::::::::l:::::::::::::::::::::/::::::!:::::::、:::::::、:::::∨:::::::::::::::::::.
     /::::::l::::::|:::::::::{::::::::::::::::::::ハ::::::|::::::::::,:::::::,:::::::i::::::::::::::::::::::::.
     /イ::,イ::::::!:!:::::ハ:::::::::::::::::{ ',:::|',::::::::|:::::::|::::::}:::::,::::::::::::::::::::.
      |::| {::::::|:|:::;' ,ノ::::::::::::::ト、_l::|_',::::::}::::::;':::::;':::::::,:::::::::::::::::::::.
      {::| ∨::|::}_l/_ \::::::::!  _リ__l:::イ:::::/、::/:::::::::',:::::::::::::::::::::.
.       リ,..-、‐、と'´`ヾ  \::| ´ ̄`i/j:::/ )}'::::::::::::::,::::::::::::::::::::::.
        / 、\\ヽ xx   ,  `   xx/i/イ、イ:::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::.
     / ヽ ヽヽ ヽト       __    /イ!{ヽi! :::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::.
    ,  マ_ノ-イ-'込、  ( __゙')  イ { l_ノ//ヽ、::::: |:::::::::::::::::::::::::.
    /    / /∨/{  ` ー ´      ,//// \: !:::::::::::::::::::::::::}
    ,{    ´/´/   `ヽ、- 、    _,.. - ///    \::::::::::::::::::::::::|
  /::|    {::/ {     `丶、___,.... -´ ̄    / ̄ }:::::::::::::::::::: !
  /::::|    {/ Y       ,ィ介、           /    |:::::::::::::::::::: |
 ,:::::::;    |'  ,.. -―- 、,.. -―- 、      ,イ     |:::::::::::::::::::: |

響『デューサぁぁぁ……』

P『どんな響でも俺はイヤになったりしないから』

P『それは小鳥先生だって同じだと思う』

響『うん…うんっ…』

響『ありがと…』

P『(こうして修学旅行最後の夜は終わりを迎えた)』
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:17:09.34 ID:v6cd8XY/o
【さよならは突然に?】

P『(さて、修学旅行休みも終わって今日からまた学校だが…)』

響『はいさいっ!』

P『響…』

響『あのな、デューサー!自分、沖縄に帰ろうと思うんだ!』

P『えっ?』

響『やっぱり家族は一緒にいる方が良いと思ってさ!』

響『大変だとは思うけど、みんなの力を合わせて頑張っていこうと思うんだ!』

響『当ても無いまま、ここで時間潰したってもったいないだけだしな!』

P『…そっか』

P『響がそう思うならそれが良いな』

響『うん!』
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:17:30.54 ID:Fxb9ftPDo
gj
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:17:35.95 ID:v6cd8XY/o
P『でも、お前が沖縄に帰ったら寂しくなるな…』

響『ん?まだ帰らないぞ?』

P『えっ?』

響『あれから、家族と連絡取ったんだけどなー』

響『高校は卒業しておいた方が良いって!』

響『だから卒業するまでは、こっちにいるよ!』

P『そ、そっか…』

P『(突然だから焦ってしまった…)』

響『……』

響『…デューサー、自分がいなくなったら寂しい?』

P『えっ…!?』ドキッ…
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:18:12.73 ID:v6cd8XY/o
P『そ、それはだな…』

響『……』

響『自分はな…』

響『デューサーがいないと寂しいぞ…?』

P『響…』

響『だから今すぐに帰っちゃったりするのは…』

P『響』

響『デューサー?』

P『残りの高校生活もよろしくな?』

P『楽しい思い出をたくさん作ろう』

響『あ…』

響『うんっ!!』

P『(…響のいない生活なんて寂しいに決まってるだろ)』
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:18:52.29 ID:v6cd8XY/o
【溢れるほどの】

P『さて、今日は10月10日だ』

P『響はいるかな?』

響『はいさい!なにしてるんだ?』

P『響、ちょうど良かった』

響『ん?自分に用だったか?』

P『誕生日おめでとう。これ、プレゼント』スッ…

響『あっ…覚えててくれたのか…?』

P『当たり前だろ』

響『デューサー…///』
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:19:14.16 ID:Fxb9ftPDo
これはいい[田島「チ○コ破裂するっ!」]スレだ
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:19:47.57 ID:v6cd8XY/o
           /_::::::ヽ /::-、\ ! | { /::::::::::/    /
                  \:! l/  ヽ:! {  l ∨:::::::::/       ,イ
              _,.._∨!,..-ニ}!_-:......、/- 、/  ,    /::l
          ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::\__/,   /:::::{
          /::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::\___/:::::::::::|
       /:::::/::::,::::::::::l:::::::::::::|:::::::∨::::::::::::::∨::::::ヽ:::::::::::::::::::::|
      /:::::/:::::/:::::::::::|:::::::::::::|:::::::::∨:::::::::::::::∨:::::::':,::::::::::::::::::!
      ,:'::::::/:::::/:::::::::::_{!::::::::::´|∨ ̄:::ト:::|::::i::::: |::::::::::}:::::::::::::::::|
.     /:::,ィ:::::::::!:::::イ´:ハ:::::::::::{ \:::::ト、::!::::|::::::|::::/:!::::::::::::::: |
    /:::/ !::::::::!::::::ハ:::|  ∨::::::! ,.ィ斥圷、:!::::|::::::|::´:::::;::::::::::::::::::::.
    {::/  |{:::::::l:::::::{ ,イ圷 \::j   {て刈i}:::::j:::ハ!:::::::/:::::::::::::::::::::::.
    /   {∨:ハ:::::ハ t刈   `  弋z(ソ !:::/l/i }:::::/::::::::::::::::::::::::::::::.
          Y ヽ:!::} 弋ソ , ////l:/r /イ:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
         ヾ 从:! //r―‐v┐   /,.:-':,イ::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::\
                人.   乂  ノ  ,.:' |:rrィ ̄`ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::\_::::......_
             /:::>  _   ,...イ  // /    ∨::::::::::::::::::::::::::::::::

響『ありがと…自分、今日は幸せな誕生日になったよ…///』

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:21:14.93 ID:v6cd8XY/o
【これ以上に無い、たった一つの】

P『……』

P『(そういえば今日、俺の誕生日だ!)』

P『(って言っても、なにかを期待しているわけじゃないが)』

響『デューサー!』

P『響?どうした?』

響『じゃーん!』バッ…!

P『マフラー?』

響『えへへ♪自分の手編みだぞ♪』

P『おお、手編みか。流石に上手いな』

響『デューサー、かがんでかがんで!』

P『えっ?』
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:21:43.18 ID:v6cd8XY/o
P『こうか?』スッ…

響『うん!じゃあ、動かないでね?』スッ…

P『えっ?』フワッ…

響『どうかな?あったかい?』

P『あったかいけど…』

P『響…このマフラー、もしかして俺にくれるのか?』

響『そうだぞ?』

響『だって今日はデューサーの誕生日じゃないか!』

P『…!』

響『おめでとう、デューサー♪』ニコッ

P『ひ、響…』ジーン…

P『ありがとな!このマフラー、大切に使わせてもらうよ!』

P『(これはかなり感激だな)』
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:22:16.07 ID:v6cd8XY/o
【一人ぼっちの歌姫】

P『今日は文化祭だ!』

響『はいさい!』

P『おお、響。どうした?』

響『なぁ、文化祭、自分と一緒にまわろうよ!』

P『おっ、いいぞ』

響『ホントか!やったー!』

P『ははっ、俺もお前と一緒にまわれて嬉しいよ』

P『よし、それじゃあ合唱部にでも行くか』
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:22:50.23 ID:v6cd8XY/o
コスモース、コスモス

響『なぁ、デューサー?』

P『ん?どうした?』

響『去年まで合唱部にいた如月千早って知ってるか?』

P『如月さん?名前は聞いたことあるな』

P『凄く歌が上手いって聞いてたけど、やめちゃったのか?』

響『うん。なんでも今年の4月には学校をやめちゃってたみたいなんだ』

P『えっ?学校をやめちゃったのか?』

響『一人ぼっちだったのかな…』

響『自分、仲良く出来たら良かったのにな…』

P『(如月さん…)』

P『(こうして高校生活2年目の文化祭は終わりを迎えた)』
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:23:40.36 ID:v6cd8XY/o
【尽くす女の子】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:24:08.07 ID:v6cd8XY/o
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

響『はいさい!』

P『おお、響も来てたのか』

響『あっ!デューサー、自分があげたマフラーしてる!』

P『あぁ。これ、凄くあったかいよ』

響『えへへっ///気に入ってもらえて嬉しいぞ♪』
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:24:57.53 ID:v6cd8XY/o
            /   /  ┌─-ミ__ ___
.            /   /  _\_ _」∠  -‐ ´
          〈   マ´: : : : :⌒:ー=ミ ̄`丶、
             ', ‐=≦: {: :/: : : :/{: : : :\ー-=≧
              `7: : :V: : :/⌒V : : : ヘ: : l|
             } /: :{ ;厶: :{  r=弍ヽ: : : }ヽl|
.           / {人从⌒ 、  _  レ‐v : :八
          厶イ  ,<Y rァ´ `´}   人 : : : \
               {/r_人 ヽ  ノ ,ィつ : :` : : : : : ー─── ==ミ
            |    |vヽ. __  イ: : : : : : : : : : :`: : : :-=ミ: : r─ 、:\
            |   V/   xク ⌒ヽ: :ハ: : :、: : : : : : : : : :f⌒つ,ハ: : ヽ
          /r==≦介==彡、    / レ 、 \−-ミ: : :ノ  ヾノ、: : }
         -=彡ヘ{  〃 lj\,  ヽ ヽ { /  {: : : :\  /   ,イ、 }: /
             }-‐   、  ヽ,  }}/`く⌒ヽ  \: : : /   /ヽ: :∨/
              }      ヽ  ', }{: : : :\      /   /   ',: :〉
     , -─- --┤        ∧ハ: : : : : \     /',     }: :}
   /: : : : : : : : : ′       〈⌒´: : : : : ト、: 丶 _/ : : }     ノ :ノ
  /(⌒7: : : : : : /、       く: : : : : : : :ノ ヽ: : : : : : ハ/ ー=彡 ´
     /(⌒> ´ヾ≧=-      ハ ー─く   }: : : : : ;′
       /           、    \ \ ノ: : : : /
.    / /(__//ヽ \   }ハ ー=キー一: :/}: :/
  / ィ(_//,ィ   \ ヽー'}  'ー──=ミ人_\:/
.  `7 {__ //|   `  ミ´  }、        ヽー'
  /       / 、 |       `7ハ        ',
. /      /  八         /   }ーr───一'
 '       イ     > 、__/‐-ミ ├‐'
{_ 斗 ´人 __/  |      /´
    {_/  {     |       /   ,r ⌒ヽ
          {      |     ′ 斗   {
         {      !    /´  八   ヽ

響『よーし!今度はセーターや手袋も編むぞー!』

P『良いのか?』

響『うん!自分、編み物好きだしデューサーが喜んでくれたら嬉しいからさ♪』

P『響…』

P『(なんて家庭的で、いじらしい奴なんだ…)』

P『(こうして高校生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた)』
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:25:42.42 ID:v6cd8XY/o
【響だって恥ずかしがることはある】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

ピンポーン!

P『おや、誰だろう?』

ガチャ…

響『明けましておめでとう!』

いぬ美『わふっ!』

P『おお、響にいぬ美じゃないか』

響『なぁ、自分達と一緒に初詣に行かないか?』

P『初詣か。じゃあご一緒させてもらうよ!』

響『ホントか!?良かったな〜いぬ美!』

いぬ美『わんっ!』フリフリ…

P『ははっ。それじゃあ、準備してくるからちょっと待っててな』
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:26:10.74 ID:v6cd8XY/o
響『デューサーはなにをお願いするんだ?』

P『俺か?そうだなー…健康祈願ってところだな』

響『おっ!デューサーらしいな!』

P『響はどうするんだ?』

響『えっとね、自分は…』

響『……』

響『…ナイショ』

P『あっ、ずるいぞ。教えろよ』

響『ナイショったらナイショ!』

響『あんまりしつこいとセクハラで訴えるぞ!』

P『それは困るな…』

P『(響の奴、何をお願いするんだろう?)』

P『(まぁ、それはともかく今年も1年頑張るぞ!)』
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:26:42.53 ID:v6cd8XY/o
【質も量も】

P『バレンタイン…男の魅力が試される日…』

P『男の魅力はやっぱり肉体と汗だろう!』

P『えっほ…えっほ…!』

響『おっ、今日も朝早くから関心だな!』

P『おお、響。おはよう!』

P『それにいぬ美も』

いぬ美『わんっ!』

響『うんうん!スポーツにかける青春ってかっこいいって思うぞ!』

響『やっぱりデューサーは自分が見込んだ男さー!』

響『そんなデューサーには自分からの贈り物!』ズッ…!

P『うおっ!?』
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:27:10.45 ID:v6cd8XY/o
P『こ、これ…チョコレートケーキか…?』

P『(なんて大きさだ…)』

響『張り切って作ったら随分と大きくなっちゃってなー』

響『あとで一緒に食べよう!』

P『えっ?俺、これを学校に持っていくのか?』

響『…?持ってこないの?』

P『……』

P『いや、持って行くよ…』

P『(そもそも響はなんで朝の散歩の時に、これを持ってたんだ…?)』
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:27:43.06 ID:v6cd8XY/o
【青い瞳の子猫2】

P『今日はホワイトデーだ!』

P『さて、響』フニフニ…

響『うなっ…?な、なんで自分の耳たぶをふにふにするんだ…?』

P『いやだって、猫は耳を撫でられると喜ぶだろ?』

響『うにゃー!だから自分は猫じゃないってば!』

響『むやみやたらに女の子の身体を触るのはセクハラっ!』

P『(今年も怒られてしまった…)』
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:28:29.12 ID:Fxb9ftPDo
[田島「チ○コ破裂するっ!」]チンコ
[田島「チ○コ破裂するっ!」]チンコ
[田島「チ○コ破裂するっ!」]チンコ
[田島「チ○コ破裂するっ!」]チンコ
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:29:00.95 ID:Fxb9ftPDo
誤爆った
スマン
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:29:24.31 ID:v6cd8XY/o
【我那覇響】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『響ちゃんの事情、もう知ってるみたいね?』

小鳥『けど、あの子が響ちゃんであることには変わり無い』

小鳥『あの子も間違いなく765学園の生徒であなたの友達…』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年間よろしくね!』
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:30:20.75 ID:v6cd8XY/o
【いつも仲良し】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『響!』

響『あっ、デューサーじゃないか!』

響『えへへ♪また同じクラスになれて嬉しいぞ♪』

P『俺もだよ』

P『今年も仲良くしような』

響『うんっ!』
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:31:11.12 ID:v6cd8XY/o
【居心地の良い時間】

響『ありがとな!今日もいぬ美のお散歩、付き合ってくれて!』

響『いぬ美、すっかりデューサーのこと気に入ったみたいでさー』

いぬ美『わんっ!』フリフリ…

P『構わないよ』

P『本来なら体育祭に向けて1人で自主トレしてたところだから…』

P『響に声をかけられてラッキーって感じだな』

響『そ、そうか…?』

響『なら…良かったぞ…///』

P『(響との早朝散歩、楽しいしな)』
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:31:51.42 ID:v6cd8XY/o
【ときメモ奥義 ゼロの領域】

P『今日は体育祭だ!』

P『全てはこの日の為にトレーニングを重ねたと言っても過言ではない…』

P『100m走に出場だ!』ダッ…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『……』ヒュン…!

P『(速い…速すぎるぞ俺…!)』

P『(これがゼロの領域…!)』


響『(デューサー…///)』

響『(日々の努力が実ったな!)』

響『(自分も凄く嬉しいぞ///)』


P『(こうして高校生活最後の体育祭は終わりを迎えた)』
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:32:20.72 ID:v6cd8XY/o
【そこはしっかりしないとダメよ】

響『はいさい!』

P『おお、響。どうした?』

響『なぁ、この近くに室内プールが出来たの知ってるか?』

P『へぇ、室内プールか。そりゃ良いな』

響『だろ?だから明日、自分と一緒に行こう!』

P『明日か?良いぞ』

響『やったー!』

小鳥『響ちゃん、あなたは補習だからダメ』グイッ…

響『わーん!デューサぁぁぁ…!』ズルズル…

P『あはは…また今度なー…』
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:33:06.35 ID:v6cd8XY/o
【沖縄の大地が生んだ奇跡】

P『夏休みだ!』

響『プールだー!』

P『響、補習お疲れ様』

響『ううっ…ピヨ子は意地悪だー…』

響『ちゃんと補習受けないと卒業させないって言うんだもん…』

P『それだけお前のことを考えてくれてるんだよ』

響『そうかなー…』

P『まっ、補習の話はやめやめ』

P『せっかくプールに来たんだから思い切り楽しもう!』

響『そうだな!そうしよう!』

P『(切り替えが早いな)』
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:33:46.76 ID:v6cd8XY/o
     ,ノ::::::/.:≠ミ.::::::/.,/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;≠/     /,⊥、
    .:{::::/.::::/ /⌒\{〃.::::::::::::::::::::::::::::::::ー=≦{,.∠ ____〈 ̄\\
::::::/⌒`.'.::::::::::} {::::::::,ノ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.′______,   \ Vヘ、
/.:::::::::/.:::::::::::::} {::/.:.::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::.:...\    /ノ  ,ノ´)┘ }
.:::::::::::::′:::::::::::::} {′. : .:::::::::::::::::::::::::::\\::.丶:::::::::::::...丶 / /} 〈  ,ノ                 .  ´
:::::::::::::}:::::::::::::::八 { . . .:.:::::::::::::i:::::::::::::::::::::\X⌒\:::::::r    /   \__/                ,.
:::::::::::::}:::::::::::::.′:\: ::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::〃:..)ニ、}{:::`Ti爪                 j|  . ´
:::::::::::::}:::::.:.:.: { . .:.:::::::::::::::::::::::i::::::::::i:::::::::::j::.y汽⌒'狄::::{/                 __j{/
:::::::::::人.:.:.:..:.:}. .:.::::::::::::::::::::::::,|\::::j、:::::::ト }ハ:.. 〉 { jハ}                 __,ノ /
:::::::::::::::::. 、.:.:}. .:.:::::::::::::::::: 〃i⌒ヽ{. \:::|    ′ V,ハ     _ _____ _ _ _]{/
\::::::::::::::..\:}. .:.:.::::::::::::::::/'{. jj抖--   ヽ  、    }iノ                   '⌒){                     /
  ヽ::::::::::::::::::},、:. :.::::::::::::::::{y汁≠、           八_____        /  /{(                 /
 }i|::::::::::::::::::/.::\:. :. ::::::::::::j{ 戈_ ノ       ,ノ} /⌒ヽく⌒ 丶          /  ヾ 、              /    .  ´
ノ 八::::..、::::::::::::::::::::V}/\:::::::\   ┌‐   ノ /    \ 、  .,     __,ノ{{     }{____   ____/  .  ´
/ .:.:}::::::}::::::::::::::::: 人__,ノ )、{⌒     `'^‐    イ         .}  ,.ノ⌒\ 、\   `ニニ⌒)`ソ⌒つ入,.
.:.:.:.:.;.}:::ハ::::::::::::〃:( 。 _,°Y≧=‐----‐=≦{.          }   ノ<:.........   ヽ\\     (_(___ //
.:.:/ノイ  }:::::::::{{::: 人_ ...: 人_    丶            }:/    丶:...... ,ノム ヽj≧ー--=ニ⊆//
. ′ ,ノ ,ノ::::::::::: ):::::j: } つ ー )     \       __,ノ′     ヽ ノ'⌒ヾ  \   丶 て/
{.   八 (:::::::::::::(__,ノ 八   ≠ノ _______\  /    :j{        }:.....  丶  丶  .;. /
:\/.:.:.:) `ニニニニ,ノ⌒}`てノ  ̄ ̄ ̄ ̄`'⌒ヽY    /}      、ノ.:...    }   . i ..:j/,′
⌒}::::( ノ⌒つノ⌒.:.:.:.人            、j  l |__     ′       i{:.       j{   . i..:/}}                  /
 ノ.:.:.:.:.:.:/⌒ヽ.:.:.:./{.:(\         {  j {    /           j{      ..:}   :j/((______          ,、/
〃.:.:.:.:.:(__ ,   }.:.{  `⌒ \        {⌒`^ニて          八     j{.   /  `ニニニ⌒ヽ _____,ノ人
{.:.:.:.⊂ニニ´  八:.:..、_      \       {:........ニニニ          /⌒丶  .:{J{  /          し⌒,つノ⌒ヽ丶
乂.:{_      /.:.:.`7⌒        \     {_:.....ニニニ=--  ,. イ′     ...:}{_,ノ.′           /      \
  ` ⌒    {.:.:.:.: ′          、 \     \.:≧=‐-=≦、ノ´ ,ノ           ノノ {_        . ´
        \:.:{____        } {丶    V〃    }{≧=‐--   -‐=≦{三⊇ニ=‐--‐=≦{
         `ニニニ⌒      ,ノ 人     ,ノ人   _,ノ {三二ニ    ニ二三{___   _ ____}

響『凄いなー。まるで海に来てる気分になれるプールだな』

P『本当だな』
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:34:12.87 ID:v6cd8XY/o
P『しかし、響』

響『ん?なぁに?』

P『お前ってスタイル良いよな』

響『……』

響『うぎゃ…///』

響『へ、変態!そんなジロジロ見るのはセクハラだー!』

響『……』

響『…でも、デューサーに言われたら嬉しいな…』
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:34:38.95 ID:v6cd8XY/o
P『今日は楽しかったな。誘ってくれてありがとな』

響『どういたしまして!』

響『また一緒に行こうね!』

P『あぁ、今度は俺から誘うよ』

響『うん!自分、楽しみにしてるぞ!』

P『それじゃあ、一緒に帰るか?』

響『うんっ!』
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:35:10.73 ID:v6cd8XY/o
【何か問題あったか?】

P『新学期だ!』

響『芸術の秋だぞ!』

P『今年は芸術か』

響『ちょっと早いけど、これあげるね!』スッ…

P『おおっ、手編みのセーターか』

響『自分とお揃いだから寒くなったら着てね!』

P『えっ?お揃いなのか?』

響『そうだよ?』

P『(嬉しいけどなんだか恥ずかしいな…)』
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:35:45.83 ID:v6cd8XY/o
【自分の見せ場だぞ!】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

響『(出し物かー…)』
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:36:12.35 ID:v6cd8XY/o
小鳥『…はい!じゃあ創作ダンスをすることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

響『デューサー!賛同してくれてありがと!』

P『響のダンス、ゲームセンター以外じゃ見たこと無かったからな』

P『期待しても良いよな?』

響『大丈夫だ!』

響『なんてったって自分は完璧だからな!』

P『(衣装とかはあるのかな?)』
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:36:46.05 ID:v6cd8XY/o
【ステージに立つからには全力】

P『今日は文化祭だ!』

P『(さて、俺達のクラスは創作ダンスをするわけなんだけど…)』

響『ピヨ子ぉ!?この衣装ななんなんだ!?』

小鳥『あら♪響ちゃん、とっても似合ってるわよ?』

響『ま、まぁな!』

響『…じゃなくて!』

P『(あの衣装は…なんだ…?)』

小鳥『ほら?もうすぐ本番よ。ステージに行かなくちゃ!』

響『う、うーっ…』
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:37:36.96 ID:v6cd8XY/o
                          /:::::_.、
                       _ r、 >  ̄ </::::\
                  r 、入ーУ        <:::\
              rニ≧=-     ,..::::‐::....     <
                ` ー─ <::::::::^::::::.>      <
                  /:::::::::::;:::::::::::::、::::::\        、
                  /::::::::::::::/::::::::::、::::ヽ::::::::::ヽ      丶、
                 ∠/::::::::::/::∧:::::::::::|\:|::::::::::::::\      丶
                     '::::::::::∧/ー|::::、::::jー-八:::::::::::::ハ丶      八
                     |:::;::::::|,ィテミ\::Y ,ィテミ}::::::::::::ハ:/ `     ./
                 j八:::∧マzリ  `⌒ マzリ l::人:乂/      /
                       ヽトム 〃  ′  〃 'イ)ノ:::/ \   /
                   ((人  ー ‐‐'   人)):::/丶  `ー/::.、
                   |.::/:>     . ィ:::圦::/   `ーァ::、` ̄
                   |//r=ミ_} ー    ア      / :::::::.
                   / ̄{ / 丶_ < ノ/        /:::::::::::::\
                   ,′ /      /   {    /:::::::::::::::::::::::.、
                    / ノ/     ィ く     У   /:::::::::::::::\ :::::::::.
               , ‐ く  γ´/   丶  ′   / ::::::::::::::::::::::\:::::::.
               /    V l /       ヽ{.   , '::::::::::::::::::::::::::::::. \:::.
.              l        ,!′         .} _/:::::::::::::::::::::::::::::::::::}  ヽ}
            λ     ノ=丶、      ノ丶八 :::::::::::::::::::::::::::::::::j  ノ
            / 丶   .イ    丶ー─ /  ∧::::::::::::::::::::::: 人::::::::,
              {   Y             /::::::::::::::: /:::::::/::::::::::::/
           ハ.   :.             ′::::::::::::/:::::::/:::::::::/
            ’,   ',            ',:::::::::::::::/:::::::/::::::/
      厂\       , .l     ′      V::::::: /:::::::::::::/
     人  \    .∧ |               ヽ:::/::::::::::/
      /      \    } .:             // 丶::;イ
.    }      { 丶/ λ          / >ニ二ヽ
     |.      从 Y   } \       ノ/ /      ,
    .八      ’,ヽ 人   丶ー‐≦ / /        :.
     Y    -≦ヽ ァ/ } ミ、  丶  / /         l
      ゝ         ∧ |  `ア≧-{}: :./          |
          丶     /   |   }: : : : :/──=ミ       .′
           ̄ ̄   !   .从: : :.ム─ュ   \     ∧
                 :.   ∧: : : /    >   丶   /
                   ', ∧: : :./      \  ヽ/
                  V: : : :./        ヽ /|
                /: : : :/          /: : {.

P『……』

P『(どう見てもジュリアナ東京だよなぁ…)』

P『(小鳥先生…古すぎますよ…)』

P『(まぁ、それでもキレのあるダンスを披露する響は流石というかなんていうか…)』

P『(ていうか、結構似合ってるし本人も楽しそうだな…)』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は終わりを迎えた)』
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:38:14.79 ID:v6cd8XY/o
【遠回りだからこそ意味がある】

響『デューサー、ちょっと良いか?』

P『ん?どうした?』

響『なぁ、今年のクリスマスも伊織の家のパーティ行くか?』

P『あぁ、そのつもりだけど』

響『じゃあ、自分と一緒に会場まで行かないか?』

P『おっ、構わないぞ』

響『ホントか!?じゃあ、当日は自分がデューサーの家まで迎えに行くね!』

P『えっ?俺の家まで来るのか?』

P『響の家からじゃ遠回りにならないか?』

響『良いの!それじゃあ当日はよろしくな!』

P『…?』
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:38:53.30 ID:v6cd8XY/o
【こうすれば、あったかいよ?】

P『さて、今日はクリスマスだ!』

P『そろそろ響が来る頃かな?』

ピンポーン!

P『おっ、噂をすればかな』

ガチャ…

響『メリークリスマス!』

P『響、メリークリスマス』

響『早速だけど自分からのクリスマスプレゼント!』スッ…

P『えっ?』
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:39:20.39 ID:v6cd8XY/o
P『これは手編みの手袋か?』

響『うん!嵌めてみて!』

P『なんか悪いな…わざわざプレゼントを用意してくれるなんて…』グッ…

響『どう?あったかい?』

P『うん。あったかいよ』

P『ありがとな、響』

響『そっか!なら良かった!』ニコッ

P『……』

響『……』

P『…あれ?』

響『ん?』
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:39:46.92 ID:v6cd8XY/o
響『どした?』

P『あー…いや、手袋は嬉しいんだけど…』

P『右手の手袋は?』

響『自分が付けてるよ?』ハイ

P『えっ?それってどういう…』

響『……』

響『…こういうこと』スッ…

P『えっ?』
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:40:13.18 ID:v6cd8XY/o
響『右手…寒いだろ?』

響『その…自分も左手が寒いんだ…』モジモジ…

P『…!』

響『えっと…だから…』

P『……』

P『そうだな。手を繋いだらあったかいよな』ギュッ…

響『あっ…』

響『…うん///』

P『行こうか、響』

響『うんっ!』

P『(こうして学生生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:40:53.16 ID:v6cd8XY/o
【いぬ美の気遣い】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

ピンポーン!

P『おや?お客さんだ』

ガチャ!

響『明けましておめでとう!』

P『響』

響『ねぇ、自分と一緒に初詣行こうよ!』

響『手、繋いでさ…///』

P『あっ…』
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:41:20.82 ID:v6cd8XY/o
P『そうだな。外は寒いしな』

P『手を繋いで行くか』

響『あ…///』

響『うんっ!』

P『そういえば今日はいぬ美はいないのか?』

響『あっ、連れてこようと思ったんけど…』

響『なんか空気を読んでくれたみたいでさ』

P『空気を読んで?』

響『…いぬ美も女の子ってことさ♪』

P『?』

響『さっ、行こう!』
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:41:47.90 ID:v6cd8XY/o
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:42:53.62 ID:v6cd8XY/o
P『卒業式も終わっちゃったな…』

P『……』

P『響…沖縄に帰っちゃうんだよな…』

小鳥『わかってるなら早く伝説の木の下に行く!』

P『わっ!?小鳥先生!?』

小鳥『このまま離れ離れになるなんてイヤなんでしょ?』

小鳥『だったら男の子なら行動に移さなきゃね♪』

P『…!』

P『小鳥先生、ありがとうございますっ!』ダッ…!

小鳥『……』

小鳥『(教師が生徒を特別扱いするのは良く無いけど…)』

小鳥『(私にとってはプロデューサーくんも響ちゃんも特別以上の生徒だったから大丈夫よね♪)』
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:43:19.29 ID:v6cd8XY/o
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『響!』

響『でゅ、デューサー…?なんでここに…?』

P『小鳥先生に伝説の木の下に行けって言われてさ』

響『そっか…ピヨ子が…』

響『ピヨ子には最後まで世話をかけちゃったな…』

P『…俺のことを呼ぼうとしてたのか?』

響『うん…』

響『でも…自分、中々勇気が出せなくて…』

P『……』
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:43:45.92 ID:v6cd8XY/o
P『…沖縄にはいつ帰るんだ?』

響『明日にはもう帰るんだ…』

P『明日…』

響『だから今日、デューサーと会えるのが最後なんだって思うと…』

響『自分…』

P『おいおい、薄情なこと言うなよ』

P『お見送りぐらい行くぞ?』

響『デューサー…』

響『うん…』

響『デューサーはきっとそう言ってくれると思ってた…』
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:44:12.56 ID:v6cd8XY/o
響『そんな優しいデューサーと、もうすぐ離れ離れになる…』

響『そのことを考えるとさ、なんだかデューサーの顔を見るの…つらくって…』

P『響…』

P『だけど、それっきりだなんてことは無いだろ?』

響『もちろん暇があれば、こっちに遊びにきたりもするつもり…』

P『だったら…』

響『うん…ホントは今だってデューサーの顔が見れて凄く嬉しい…』

響『でもね、切ないんだ…』
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:44:48.81 ID:Fxb9ftPDo
痴早はいつごろ・・・・・・・・・・
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:44:49.06 ID:v6cd8XY/o
響『苦しいんだ…』

響『これからデューサーと会えなくなる時間を考えたら…』

響『自分…自分っ…!』グズッ…

響『だって自分!』

響『君のことが好きだからっ!』

P『…!』

響『ごめん…!勝手なこと言っちゃって…』

響『でも、この気持ちだけは…』

P『……』
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:45:24.55 ID:v6cd8XY/o
P『なら、ずっと一緒にいれば良い』

響『えっ?』

P『俺も沖縄に付いて行くよ』

響『え、ええっ!?』

響『そ、そんな…』

響『デューサー、そんな無茶なこと…』

P『無茶なもんか』

P『俺だって響と離れるのは寂しい…』

P『俺も響のことが好きだから…』

響『あっ…』

P『だから無茶なんかじゃない』

P『家族の人にもちゃんと説明するさ』

P『響と一緒にいたいから一緒にいさせてくださいってさ』

響『でゅ…デューサぁ…』
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:46:11.01 ID:v6cd8XY/o
リンゴーン!リンゴーン!

響『うっ…ひぐっ…!』

P『俺達は今日から家族だ』ギュッ…

P『お前に寂しい想いなんかさせないから』

P『ずっと一緒だ』

響『うんっ…!うんっ…!!』


―――ずっと一緒にいて欲しい…

―――かなさんどー…

―――君に会えて良かった…
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:46:38.43 ID:v6cd8XY/o
:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ
::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽ:::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::lヽ::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::/l:::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::l  ヽ::::::::::::l::::::::::::::::::::l  ヽヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::/ .、::::l::::::::::::::::::/:::::::::::l,.‐ ´ヽ::::::::l::::::::::::::::::::l   `ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::/l::::::::::::/  .、::l:::::::::::::::::/、::::::::::l    ヽ:::::l::::::::::::::::::::l
::::::l::::::::::::::::::::::::l l:::::::::/=‐- 、ヽ::::::::::::::/ .、::::::l ,.   ヽ::l、:::::::::::::::,::l       END
:::::::ヽ::::::::::::::::::::l'´ l::::::/    ` l:::::::::::/  ヽ:::l'´x≦三ミメ、、l/、:::::::::::l、:l
:::::::/:、::::::::::::::::::l  l:::l  _____ .l:::::::::/   ヽl≠"    ``l/ヽ::::::::l }l
、:::::l:::ヽ:::::::::::::::l   〉'≦三二ミメ、:::::/     ´ //// l〉,//ヽ::l '
::l::::l:::::::〉、:::::::::::l`x〃"      l:::/             .l´./:\}l、_
:::、::l、:::{ ,\:::::::l   ///// ヽ'   ′         .l,ヽ::::::::'::::::`::‐‐::--、________          ____,.---‐‐,.'´
、::ヽ'、:::、'  .\:::l           ,. --―.、‐‐‐ 、    l::::、ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::゙゙::::::::::::::::'"´:::::::::::::::::::/´
ヽ:::::::l::::ゝ  〈 \、 /ヽ   ,.</       .ヽ: :.l   /:::::、ヽ::::::::::::,.-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.-‐'´
..ヽ:::::::l:::::::\_` ,ヽ/  ヽ 、: /           }:/  ./、、::,::l l‐'´ ̄/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'´‐‐‐‐‐-- 、 ____
 ヽ:::::::ヽ:::::::::::>'´    ヽ ヽ          ./ /-‐'ヽ、_/  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::__::::::::,.:::-‐‐‐‐‐‐'´´´ヽ
  ヽ,.‐'´`ヽ'、      ヽ  ヽ、_       / ./       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
 /´      ヽ、     lヽ .、_  ̄     /        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
/     、    .`ヽ    l    ` ‐‐----'´/        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
      \     .ヽ   .ヽ         l       /_,.-‐‐‐‐ .、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
       .\     ヽ   ヽ,.-‐'l     l,、      /         ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
         \    ヽ     l‐‐---‐'´/、   /            ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:47:49.88 ID:v6cd8XY/o
響編終了です
次回更新時は律子編を投下予定です

いつも支援、感想thx
このSSは頑張って完結させます
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:47:54.67 ID:Fxb9ftPDo

響も良かったが
痴早はいつ頃に
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/08(木) 02:49:02.84 ID:v6cd8XY/o
>>428
残り4人だから、もう少しだけ待っててくれ
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 02:53:40.50 ID:pnhFvwWd0
乙!
ギャルゲーでもダンスやってる響は完璧だったな
それとちーちゃん早く救ってあげてくれ…

>>428
メール欄はセガじゃなくて佐賀だぞww
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2012/11/08(木) 02:54:08.77 ID:Fxb9ftPDo
>>429
分かった
何か変なレスばっかしてすまんな
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/08(木) 02:55:13.23 ID:Fxb9ftPDo
>>430
やっとその突っこみが来たかww
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/08(木) 03:02:08.21 ID:pH5HMKOjo

遂に律子登場か・・・
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 04:23:46.30 ID:S8k/NdsWo
>>329
でーじ?

過去読んだssの中で一番可愛い響だった >>332とか特に

435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 04:43:46.67 ID:qZ0yTnVDO
ジュリアナ東京ワロタwwww
響編乙!!響の笑顔は眩しいな

全くと言っていいほど今まで出番なかった律子いよいよだな、スゴく期待してる
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/11/08(木) 07:44:53.56 ID:0R7rxPr2o
乙!
家庭的なひびきん可愛い!
ついにりっちゃん来るのか
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 09:05:09.90 ID:IO15Iu7eP
やっと、ずっと空気だったりっちゃんだよー
期待してる
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 09:13:45.66 ID:2zOkOEfIO
りっちゃんktkr
今まで出たことあったっけ?
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 10:26:32.49 ID:IKWOjpYIO

440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/11/08(木) 11:38:57.81 ID:ghR23RPAO
やっぱり響の可愛さは完璧だな
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/08(木) 12:50:37.14 ID:D54GHSERo
さすが完璧超人
可愛さはトップクラスだ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2012/11/08(木) 17:22:50.48 ID:mScO8gq/0
流石響はカンペキさぁ!!
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 18:03:25.00 ID:22HdTlBao
乙ー
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 19:12:39.77 ID:XIs3oMWDO
響はかわいいなぁ!

律子もかわいいんだろうなぁ!
445 :VIPにかわりましてRIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 19:46:57.45 ID:Ccrcgmyu0
りっちゃん!いよいよか〜
リッチャンハカワイイデスヨっと
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 20:23:53.44 ID:Z6dl8W2lo
>>438
二回目でちょっとだけ出たんちゃう
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 21:49:35.35 ID:NoK4dXRIO
伊織編で伊織が成績学年二位ってなってたから、一位はもしかして律っちゃんかな?
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) :2012/11/08(木) 22:33:00.01 ID:dTAiPK0ho
律子きた!これで勝つる!!!
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/08(木) 23:29:04.96 ID:FBHZ82Uw0
律子と聞いて
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/11/09(金) 05:55:33.87 ID:bci3h7kAO
みんな、りっちゃん好きなんだな
俺もだ
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/09(金) 20:48:43.84 ID:VT/JHYKAO
リッチャンハヒロインデスヨ
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 20:53:29.82 ID:52VwNtcJo
リッチャン(ノガンメン)ハヒロインデスヨ
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [hage]:2012/11/12(月) 03:20:04.75 ID:bWykyYMGo
エビフライがどうした
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/12(月) 04:50:16.94 ID:iyZs9QRDO
>>453
hageじゃなくsageだ
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/12(月) 10:54:31.49 ID:bWykyYMGo
>>454
スマン別のトコのままになってた
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2012/11/15(木) 22:00:13.35 ID:u23s6fuzo
まだー
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/15(木) 23:53:35.13 ID:EBaUnMYM0
律子が待ち遠しくて仕方ない。頑張ってくれー
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:01:49.24 ID:o6o3WnVuo
【スカウト!】

P『うーん…』

P『(新しい眼鏡を買いに来たのは良いけど…)』

P『(目ぼしい物が無いな…)』

P『(おっ?でも、この黒ぶち眼鏡はかっこいいな…)』スッ…

P『……』スチャッ…

P『(おお…)』

P『(我ながら結構似合ってるんじゃないのか?)』

P『(変にオシャレぶってないし…)』ウンウン…

?『オシャレってだけで眼鏡を選ぶのは感心しませんよ?』

P『…えっ?』
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:02:35.85 ID:o6o3WnVuo
          ,,.:≦:¨:>.-,ィ''ミ、 ,..-、
          ,..く. : : : : : : : : 〃 : ``≦..`ヽ
.          / . : : : : : : : : : , '´: : : : :`: : .ヽ
        / . : : : : : : : : : /. : : : : : : : : : : ハ
       ,' . : : : : : :il: : : ,'. : : : :,; : : : ili: : : }
       {: : : : : : : :|:i : :|: : /. :;i| : : : |リi: : リ
.        !: : : /´Y: !ァ_:_:|=-<ノ| : : :ノ/.: ::/
 /{     〉: :∧lc|: /丶.,ィ:i5゙ヽ` ̄,ィく.ヘ/
.〈: : i   ,.-/. : : : :ゝ|: |  ヽ;メー -、_ i:}/.
  ヾ{:>':゙j、:_;:ィー‐ァ;ィ|: |   `ー‐ ' ヽ_ ノ
    ¨      〃 !:.i .     、 _ 丿
          ,-八i  :.、    ..ィ'
          ノ  ̄`丶、.ハ ー ´
         /, ‐=ミー‐、. リ、> 、、
        〃、 }i ii iYヾ、ヽ`}、ヽ ∧
        /.、 i, || i}ト、.ヽヽヘ丶ヽj
.       |ゝ、ヽ| || リ i}.、 ヽヽヘ ヾヽ
.       |r=マ ヘ il,=- 、i 〉、 ヽヽ! }i ハ
       、ィ'ヘ ヘ/ 二 ゙`ヽ i } | l}||l リ
        ∨:ハ Y{、.-- `._∨/ 〃/、ヘ
.          ∨:ハ ヘゝ ‐ 、  マ=ミ‐- .._ハ

?『確かに落ち着いていて上品ですが機能性も重視しないと』
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:03:04.14 ID:o6o3WnVuo
P『(…な、なんだこの子?)』

?『あぁ、いきなり声をかけてしまってごめんなさい』

律子『私、秋月律子です』

P『はぁ…秋月さん…』

律子『あなたはプロデューサー君ですね?』

P『えっ?なんで俺の名前を…』

律子『有望な戦力を集める為には学園全体の男子の名称は覚えていて当然です』

P『えっ?学園って…』

律子『私、765学園で野球部のマネージャーをしているんです』

律子『どうですか?私と一緒に甲子園を目指してみる気はありませんか?』

P『……』

P『(なんか面倒な子に絡まれちゃったぞ…)』
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:03:33.68 ID:o6o3WnVuo
P『悪いけど、俺は野球には興味が…』

律子『そうですか…なら無理強いは出来ませんね』

律子『けれど、興味が出ればいつでも部活見学に来てください』

律子『すぐにあなたのことを即戦力に仕立てあげますから』

律子『それでは』スッ…

P『あっ…』

P『……』

P『(秋月さんか…)』

P『(なんだか出来る女って印象だけど…)』

P『(野球部ねぇ…)』
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:04:10.62 ID:o6o3WnVuo
【野球部へようこそ!】

P『(野球なんて本当に興味は無いんだけど…)』

P『(せっかく秋月さんとは知り合いになったわけだし…)』

P『(一度、見学するぐらいは…)』スタスタ…

冬馬『ん?何してんだ、プロデューサー?』

P『冬馬?お前こそ何してるんだ?』

冬馬『何ってこっちは運動部の部活棟だぜ』

冬馬『俺はこれから部活だから』

P『あぁ、そっか。冬馬は運動部だったな』

冬馬『で?プロデューサーはなにしてんだよ?』

冬馬『お前って部活入ってたか?』

P『いや、俺は…』

律子『遅いわよ!天ケ瀬冬馬!』

冬馬『げっ、秋月…』

P『えっ?』
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:04:51.25 ID:o6o3WnVuo
律子『時間厳守は基本よ!何度言わせるの!?』

冬馬『うるせぇな!まだ練習まで時間あるだろうが!』

律子『余裕を持って行動しなさいって言ってるのよ!』

律子『全く…』

律子『…って、あら?』

P『あ…こ、こんにちは…』

律子『プロデューサー君!野球部に入部してくれる気になったのね!』

P『い、いや…まず見学を…』

冬馬『…なんだ?お前も秋月にスカウトされたのか?』

P『えっ?お前もって…』
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:05:23.27 ID:o6o3WnVuo
冬馬『悪いことは言わねぇ。やめとけ』

冬馬『コイツはマネージャーなんて可愛いもんじゃねぇ』

冬馬『ただの鬼軍曹だ』

P『お、鬼軍曹…』

律子『天ケ瀬冬馬!無駄話している暇があるなら、さっさと着替えてくる!』

冬馬『チッ…わかってんよ!』

冬馬『…そういうことだ。じゃあな』ダッ…!

P『(…冬馬は野球部だったのか)』

P『(話を聞く限りじゃ冬馬も秋月さんにスカウトされたみたいだけど…)』

律子『プロデューサー君』

P『は、はいっ!?』ビクッ…
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:05:51.28 ID:o6o3WnVuo
律子『ごめんなさいね。うちの天ケ瀬がお騒がせして』

P『いや、大丈夫だけど…』

P『(秋月さん…)』

P『(ちょっと…いや、かなり部員当たりが強いよな…)』

P『(鬼軍曹か…)』

P『(冬馬の言う通り、やめておいた方が…)』

P『(適当に言い訳して帰ろう…)』

律子『今日は来てくれて嬉しいわ』

P『あっ、悪いんだけど…』

律子『早速で悪いんだけど…』スッ…

P『えっ?』
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:06:54.11 ID:o6o3WnVuo
                ,.ィ:=‐-.、
                   /:/   リ
          _,..-‐-...、 {/,,.. .-‐: :=: ‐-. .
.          ,.イ;.: -‐''"フ.'':´. . .\. . . . . . > . : ≧: .
       / '´   ,..<. . . . . . . . .、ヽ、. . : : : : : ` 、: : : ヽ
.     〃    /. . . . . . . . . : : :ヽ;ヾく:ヽ : : : : : \: : : \
.    /    ./. : : : : : : ; : : : ,': : : :ミ; :〉\\: : : : : :ヽ: : ヾ〉
        / : : /: : : : i: : : .:i: : : : i: ! ';: ヽ:ヾ、ヽ: : :_;〉ー-今  、
.        ': : : :i:. : : : :{: : : .:|: : : : li:} リ  ∨´.ィ≦. ∨:::;/  ヾ;}:\,_
        i:: : : :|:. : : : :i: : : : i; _;,:.=lリ-    ム式ヽ ヽ込.._   ∨: : : ヽ
        |::: : : !:: : : : :li: : ,:ィiレ;二ミ    弋:;}!:リ'´ ∨ヾメ   }: : : ;ノ
        {:::. : :.';::. : : :.ヘ:,'/,ィi:ヽ `_,,.. .__,.`{¨   _,/ヾ〉. __.|:./
        ∨:::. : ヽ:: : :,:イ  _{{ {li:;ィ´}   ノ´ `   ̄  }、 __`≧ツ
.          ∨:::. : .:〉〃.::〉.  `{'ゞ=''  / ,..<;    ,リ:i:. :メ=ス〉         __
          ゙〈::ヾ:::::゙:::,: -ゝ-''"゙ー‐ ''" r.'´    !  /.:乂:/   ヽ       ,.ィ{_ノ
          \:':、:八 i'¨ヾ:、      ヽ   ノ  〃´     丿'"´ ̄_,≧';∠ニニ⊂O._,∠ニ≦二ヽ_
            ` く::::ヽ._ヽ:k、_.、      `    /:''7ヽ_,,.-=二..__,.ィ≠彡''-―=‐;,,、_,..イ;';';';';';';';';';';';ハ \
             ,.≧\,:へ.匁:≫、   ̄ ̄  ̄.;:ィ¨r×ャ=‐‐ッ、/''彡;≦::::::::::::::::::_;,..彳―-=;'_;';';';';';';';'}  `ヽ
           i'\ ∨::/   \ヽi:| 〉-‐ '' ´ ̄   {≡ヾ=-<ゝ'´::::::::::::::;,..-'''"        `<;';';';'!  . ::/
         { ̄ \. >'´        \\--= ..,,_    |:     /::::::::::::::>''´              ,ソ;〈: .::/
        ノ .、.¨ヽ_ヽ.          \ミ 、‐=、:::::::>メ,.、_ /::::::::::::;/          _,,.. .-‐ '"´;';';';'r ′
.      r‐'‐ 、_ \_∨           \ ヽ. `<::::::::/::::::::::>´      /≠'':":::::::::::::::::: ̄>、ー-′
      ∨ヽ.__辷′              \   :}ヽ/::::::;. イ        ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ー----------――‐‐==== = ==
.     /                       >_,.メ-‐`"  / } 、    /::::::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   ,.ィ"                       >--ャァ'' "´,{ :j  }  ∠}:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. く                             `く≠ヘ::ー-!.__{.,,..-‐':::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.  \.                             \ .ヽ::::::::::\::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::.\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     \                               \ 〉、:::::::::ヽ::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      \                            /_ ヽ;:::::::::',::::::::::..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       \                         ./   `'ー弌:::::∧::::::::..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.          \                     ./.::|       `´`゙∨:::::..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
             \                   /| ∨:{          .》ー:、::::丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:,,;::::.::-‐::::''':::":::::::::::::::::::::::::::::::::::
             \              /;';';'}: }:::}         ,/::::::::::}::'::::::_,,::::.-‐:::::'':::"::::~:: ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
              \             /;';';';';'ノ'; !:リ       〃::::::::::::::≧:、{':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.                \        /≧:.、;';'/ } /        ` ー 、:::::::::ノ/i|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

律子『この入部届けにサインをお願いしても良いかしら?』
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:07:22.42 ID:o6o3WnVuo
P『えっ?ええっ!?』

律子『野球に興味が無いと言いつつ足を運んでくれるなんて…』

律子『やっぱり私が見込んだだけはあるわ!』

律子『これからよろしく頼むわね!』

P『いや、俺は…』

律子『ああ、ペンが無いのね』

律子『じゃあ、私が書いておくから』サラサラ…

P『ええっ!?いや、だから…!』

律子『はい!これで今日からあなたも野球部の一員です!』

律子『改めて今日からよろしくね!』

P『……』

P『(こ、断る隙が無い…)』

P『(こうして俺は半ば強制的に野球部に入部することになった…)』
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:07:57.78 ID:o6o3WnVuo
【鬼軍曹】

冬馬『結局、入部したのかよ。お前も人が良いな』

P『いや、俺の人格云々の話じゃないんだけどな…』

冬馬『まぁ、言いてぇことはわかる…』

P『お前も秋月さんのスカウトを受けたんだよな?』

冬馬『まぁな。俺の運動能力を分析した結果、即戦力になれるとか謳ってきたもんだからよ』

律子『そこ!練習中は私語を慎みなさい!』

冬馬『ちょっと気を良くした結果がこれだ…』

P『…そうか』

P『(でも、文句言いながらも辞めないだけ偉いよな)』

P『(本人のプライドなんだろうけど)』
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:08:43.68 ID:o6o3WnVuo
【ちゃんと見抜いていた】

P『さて!体育祭だ!』

P『正直、身体は鍛えてきたから自信あるぞ!』

P『さて、気合いも入れたし100m走に出陣だ!』ダッ…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『(…ふぅ、なんとか1位だ)』

律子『大活躍だったわね』

P『秋月さん』

律子『やっぱり私の目に狂いは無かったわ♪』

P『(やったぜ!)』
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:09:14.31 ID:o6o3WnVuo
【そりゃいるだろうけど】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

P『…赤点が無くて良かった』

P『(赤点を取ると部活に出られなくなっちゃうからな)』

律子『プロデューサー君、テストの結果はどうだった?』

P『秋月さん。まぁまぁってところかな』

律子『そう。それなら良かったわ』

P『秋月さんはどうだった?』

律子『私?学年1位よ?』

P『えっ!?学年1位!?』

律子『日本一のマネージャーになるんですもの』

律子『当然、勉学にも勤しまないとね♪』

P『(学年1位って存在したのか…)』
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:09:58.01 ID:o6o3WnVuo
【律子の趣味は分析】

カキーン!

P『…ふぅ』

冬馬『なかなかやるもんだな。お前、未経験だったんだろ?』

P『まぁ、鬼軍曹のコーチの賜物かな』

冬馬『…俺は秋月のやり方はあまり好きじゃねーけどな』

P『そうなのか?』

冬馬『お前も男ならわかるだろ?』

冬馬『秋月の奴は何かにつけて知識やデータと結びつけやがる』

冬馬『男なら真っ向勝負!』

冬馬『スポーツはデータじゃなくて気合いだろ!』

P『(熱血直情型の冬馬らしいな)』

P『(けど、秋月さんも熱が無い人間なわけじゃないと思うけどな)』
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/16(金) 00:10:12.18 ID:rQ6AIAjBo
天ヶ瀬 天ケ瀬
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:10:37.38 ID:o6o3WnVuo
【デート?のお誘い】

P『さて、夏休みだ!』

P『秋月さんをデートに誘ってみたいけど…』

P『来てくれるかな?』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?プロと申しますが…』

律子『プロデューサー君?何か急用?』

P『あっ、秋月さん?』

P『えっとさ…』
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:11:41.90 ID:o6o3WnVuo
P『今度の日曜日、一緒に海でも行かない?』

律子『海ね…そうね、たまにはそういう時間も必要ね』

律子『付き合うわよ』

P『あっ、ホントに?』

P『じゃあ日曜日は駅で待ち合わせってことで大丈夫かな?』

律子『それで大丈夫よ。遅刻しないようにね』

ガチャ…

P『っし!』
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:12:13.04 ID:o6o3WnVuo
【初デート?】

P『さてと、秋月さんは…』

律子『あら?早かったのね。待たせちゃった?』

P『あっ、秋月さん』

P『俺も今、来たところだから大丈夫だよ』

律子『それなら良かった。じゃあ行きましょうか』

P『(キビキビしてるなぁ)』
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:13:07.44 ID:o6o3WnVuo
                ,,..-‐‐- 、
              ./,r'"” ̄ ヾヽ
         .∠ ̄ヽ,//'" ̄ ̄ ̄'ヾ,i''''‐...,
        / ニ ⌒"’:::::::::::::::::::::::::::::::.|!:::::::::::\
        .,r'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヘ
     ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヘ
     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
    /::::::::::/::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ', ::::::::::::::::::::::::::::|
    |::::,' :::i::::/ .i::::∧::::::::::::::::::::::::i!:::::::::::::i:::::::::::i::::::::::::::::::|
    |::::|:::::ト,:|  ',:::| \|\ヘ,:∧|\:::::::ヘ:::::::::.|_,,::::::::::::::i
    |::::|:::::| ヾ、 ',|  _,,.-''".二 ̄゛ ヘ/ .|:::::::::|i-ミ、::::::::i
    .i::',|:',',',',',__- ,,    // ,' ̄ミi   _|:::::::::i!..、|!::::::/        、,i
    ',::|ヾ |ヽ,Tミ,   ../  .i ヽ '゛ ィュx'".|:::::::.i!  /::::::/       λ|'f |
     ',:| ..ヾ|<| ヾ )- 、i   丶‐'"丿.  |:::::::i!_/::::::/-‐、     ヽ::::./
        .|! |''-''ノ  丶---‐‐ "   .|:::::::::/:::::__/:::::::::゛|,- ,_γ" 〉"
     __|∨!|::::ヽ 丶           .|:::::::/::::::_,,.ゝ、:::::ノ::::::):::::ヾ_ノ
      ゛''-.,,i:::::| ゝ、    ____    _.‐|:::::/|./"     ̄ "".゛''-"
        i::::|入ノ\ ̄     ._.-':: :|:::/ ||!__. _
        _ ..i::|..ニ=-―\.,,__,,..-': : : : |:/  .||:::::::::::, `ヽ
       //l |i:|  :::::::::::::/:::|:::j     //   l::::::/ /{
     .//:::| |i! .:::::::::::::厶斗/     ソ    |/ /.:::::|
   ///::::::| |::::::::::::/ {            rく /.:::::::::::|
  rく //:::/j }::::::/ `ヽ丶、      ____,ノ|:::l/.:::::::::::::::::{
  |、V/:::´:::// /       ´ ̄ ̄     .j:::{.::::::::::::::::::::;ゝ、
  | V/:::::// /                  /::/::::::::::::::::/、:::.\
  |//::::/ / /                /::/:::::::::::::/  \::::::\
  } ハ::/ / /                 {:::{::::::::::/     \::::::\

律子『さて、まずは準備運動から始めましょうか!』

P『……』

P『あの…秋月さん…?』

律子『どうしたの?』

P『なんで海でジャージ姿なの…?』
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:13:35.55 ID:o6o3WnVuo
律子『なんでって…』

律子『今日はあなたの自主トレーニングに付き合うわけなんだから…』

律子『マネージャーとして至極当然の格好をしたまでだけど?』

P『いや、自主トレじゃなくてデートのつもりで誘ったんだけど…』

律子『えっ?』

律子『……』

律子『そ、そうなんだ…』

律子『これ……デートなんだ…』

P『(あっ、照れてる…)』

P『(もしかして、意外と乙女なのかもしれないな)』
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:14:04.37 ID:o6o3WnVuo
律子『きょ、今日はごめんなさいっ』

律子『私、勘違いをして…』

P『いやいや、楽しかったから大丈夫だよ』

律子『…!』

律子『わ、私もそれなりに楽しめたから…』

律子『良かったら…また改めて誘って?』

P『うん。また誘うよ』

律子『良かった』ニコッ

律子『じゃあ途中までだけど一緒に帰りましょうか』
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:14:49.74 ID:o6o3WnVuo
【やっぱり鬼】

P『今日から野球部の合宿だ!』

P『よし!気合い入れていくぞ!』

律子『あら、気合い充分ね』

P『秋月さん』

律子『気合いがあるのが結構なことだけど体調管理も怠らないようにね』

P『ありがとう。気をつけるよ』

冬馬『鬼軍曹がなにを言ってやがるんだか…』

律子『……天ケ瀬冬馬?』ギロッ…

冬馬『い、行こうぜ!プロデューサー!』

P『あはは…』
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:15:37.60 ID:o6o3WnVuo
【髪を解いて!】

P『ふう…良いお湯だった…』

P『しかし今日の練習も疲れたなぁ…』

P『明日も早いし、もう寝るか…』

律子『あら、お疲れ様。今から寝るところ?』

P『あぁ、秋月さん』

P『今、風呂上がり……で……』

P『……』

律子『ん?』
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:16:35.16 ID:o6o3WnVuo
     ,  ´  ̄ ̄ `ヽ  /´二ヽ _
     /     . . :´: : :`:Y. :. :. :. :. \: `ヽ、
         , .:´: : : : : : : : : : : : : : : :.\: : : .\
          /./.:/: : /://: : : \: : : \: : \: : : :.\
       /:/:./: : /://: : ∧:.ヽ\: : : \: : \: : : :.ヽ
        /:/:./: : /l/ l: : : l Vム: l\: : : :ヽ: : ヽ: : :.:}
        /:/:/: : /ィT l: : :.:| ´  ̄`ヽ ヽ: : : }: : : }: :./l
        l/l/: : :.{ ‐  `ヽ:l テ== 、   V: :ハ:ハV: :/: l
        l {ル.::{V代      ハ. `V´  V.:ノ:.ノレイ: : l
         > 弋.ソ } {  ヒソ_ノ }> -=イ:.ハ: .V: :.:.:l
         >.ハ__ノノ ⌒ヽ _ ノ  /.:/  ):/: : /.l
         /: : }  `          /.:.:/ _ノ/: :./.:.:|
          /: :/ハ    _        /.:.:/: : :/: : /: . .|
          /: /:/: :ヽ   `    イ.:.:/:/: /: : /: i i :l
       /: /:/: /: : :>ー<    /.:/:/: /: : /: : l l. l
        {.:(: (: :,ハ: :.(: : : : :ノ   /.:/:/: ノ: ::/i: :.:.l.:l: :l
        ゝ ---一<´    /:./イイ: : :/.:ノ: : ノ V l
        /   {  (     /イ_ノ: : : :/ ニニユ: : ノ: :l
      /  l/  ヽ 0ゝ ァ ー<: : : : : /    `V: : :ノ

律子『どうしたの?呆けに取られた顔しちゃって?』

P『いや、髪の毛解いた秋月さんって初めて見たからさ…』
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:17:04.88 ID:o6o3WnVuo
律子『髪の毛?そりゃ寝る前は解くわよ』

P『まぁ、そうなんだろうけど』

P『なんか新鮮で可愛いね』

律子『えっ…』

律子『……』

律子『な、なに言ってんのよ…』

律子『ほ、ほら!明日も早いんだから早く寝るっ!』

P『あぁ、もうちょっとだけ…!』

律子『もうっ!見ないのっ!』

P『(良いものが見れたな…)』

P『(こうして1年目の野球部夏合宿は終わりを迎えた…)』
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:17:38.11 ID:o6o3WnVuo
【水と油】

律子『天ケ瀬冬馬!あの局面なら次に繋げるのがセオリーでしょ!?』

律子『野球はチームプレイなのよ!?』

冬馬『うるせぇ!一発決めれば逆転の場面で、そんな悠長なことしてられっかよ!』

律子『その結果が空振り三振じゃないの!』

冬馬『勝負にいった結果だ!次は打つ!』

律子『公式試合なら次は無いかもしれないのよ!!』

P『まぁ、二人とも抑えて…』

律子『全く…』

冬馬『チッ…!』

P『(その場面で何が正しいのかはともかく…)』

P『(言い争いしてるようじゃ、チームとして厳しいよな…)』
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:18:16.11 ID:o6o3WnVuo
【水と油2】

カキーン!

P『よし!』

律子『流石ね。プロデューサー君』

律子『この場面ならコンパクトな振りで単打を目指し次に繋げる…』

律子『勝負としての基本を理解しているわ』

律子『天ケ瀬冬馬にも見習ってほしいところだけど…』

冬馬『…アイツはアイツ。俺は俺だ』

冬馬『自分にあったやり方ってのがあるんだよ』

律子『結果を残してから物を言いなさい!』

冬馬『なんだとぉ!?』

P『(…やれやれ)』
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:18:59.09 ID:o6o3WnVuo
【リアルを】

P『今日は文化祭だ!』

P『せっかくだから誰かと一緒にまわりたいな…』

P『あっ、あれは…』

P『秋月さん!』

律子『あら、プロデューサー君。どうかした?』

P『良かったら文化祭、一緒に見てまわらない?』

律子『ええ、良いわよ。私も1人だったし』

P『そっか。良かった』

P『じゃあ合唱部にでも行こう』
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:19:35.36 ID:o6o3WnVuo
ワタシラシイワタシデー

律子『……』

律子『私らしい私か〜…』

律子『天ケ瀬冬馬の言い分も理解出来ないことは無いのよね…』

P『えっ?』

律子『夢を見るのは良いと思う』

律子『だけど、やっぱり実現出来ることから始めないと…』

P『(秋月さん…)』

P『(こうして高校生活最初の文化祭は終わりを迎えた)』
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:20:19.33 ID:o6o3WnVuo
【押してダメなら押し倒す!】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:20:46.96 ID:o6o3WnVuo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく律子ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、秋月さん?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:21:30.89 ID:o6o3WnVuo
【つまらない子だと思うかしら?】

P『すいません…遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

律子『全く…当日になってから誘うなんて…』

律子『小鳥先生は本当に強引なんですから…』

P『あっ、秋月さん』

律子『こんにちは、プロデューサー君』

小鳥『まぁまぁ!堅いことは言いっこなしで!』

小鳥『せっかくこうして3人が集まれたんだから思いっきり楽しみましょー!』

律子『まぁ、今日を楽しむことには同意ですけどね』

P『俺もです』

小鳥『よしよし♪それで良いのよ♪』

小鳥『それじゃあ行きましょー!』
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:21:57.47 ID:o6o3WnVuo
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『秋月さん、一緒に乗らない?』

律子『メリーゴーランド…』

律子『まぁ、この歳になって乗るのも、また良いかもしれないわね』

小鳥『あら?私、1人?』

小鳥『じゃあ、私は白馬に乗って王子様を待ってるわ!』

P『…来てくれると良いですね』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:22:29.15 ID:o6o3WnVuo
律子『うん…悪くは無いわね』

P『あっ?ホントに?』

律子『ええ、夢があって良いわね』

律子『お姫様の気分になれるわ』

律子『王子様がプロデューサー君っていうのがちょっと頼りないけど♪』

P『手厳しいな』

律子『拒否されてないだけ良いじゃない♪』

P『(お姫様か…意外と恋に夢見てるのかな?)』
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:22:59.32 ID:o6o3WnVuo
律子『…あら?小鳥先生は?』

P『お姫様になってくるって言って、もう一周』

律子『そう…』

P『小鳥先生を待っているのもなんだし、次行かない?』

律子『まぁ、それもそうね』

律子『良い大人なんだし置いてけぼりにしても多分大丈夫でしょう』

P『じゃあ、決まりで』

P『秋月さん、何か乗りたいアトラクションある?』

律子『そうね…』

律子『観覧車なんてどうかしら?』

P『良いね。行こうか』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:23:28.27 ID:o6o3WnVuo
律子『ねぇ、プロデューサー君?』

P『どうしたの?』

律子『今、こうして私と二人きり…』

律子『つまらなくはない?』

P『えっ?』

律子『だって私って堅物だし、つまらない子だって思わない?』

P『堅物なのかはよくわからないけど…』

P『そんなこと思ったことないよ?』

律子『ホントに?』

P『うん。今、こうして一緒にいる時間が楽しいし』

律子『…そっか』

律子『ありがとう。私もあなたと一緒にいれて楽しいわ』

P『それは良かった』

P『(そもそも秋月さんがいるから今日の遊園地に来たわけだし)』
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:23:54.43 ID:o6o3WnVuo
小鳥『もー!置いてけぼりなんてひどーい!』

P『あっ、小鳥先生』

律子『最初に勝手な行動を取ったのは小鳥先生です』

律子『私たちはなにも悪くありませんよ?』

小鳥『ううっ…律子ちゃん、手厳しい…』

P『王子様には巡り会えました?』

小鳥『プロデューサーくーん!私の王子様になってぇ!』

P『ええっ!?』

律子『生徒に何を言ってるんですか…』

P『(こうして高校生活最初のクリスマスは終わりを迎えた)』
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:24:50.79 ID:o6o3WnVuo
【ベッドの中でも祈る】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『せっかくだから誰か誘って初詣行きたいな』

P『秋月さん、来てくれるかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし、プロと申しますが…』

律子『あら、プロデューサー君じゃない。何かご用?』

P『あっ、秋月さん?』

P『もし良かったら、これから初詣にでも行かない?』

律子『初詣…良いわね。付き合うわよ』

P『あっ、ホントに?』

P『じゃあ、神社の前で待ち合わせで良いかな?』

律子『ええ、大丈夫よ。また後ほど会いましょう』

P『(よし!俺も準備して行くか!)』
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:25:26.85 ID:o6o3WnVuo
P『(さてと、秋月さんは…)』

律子『プロデューサー君』

P『秋月さん』

律子『年の初め…願掛けは恒例行事よね』

P『そうだね。おかけで人が溢れかえってるよ』

律子『目的を決めたら行動に移すべき!』

律子『さぁ、私たちも早く絵馬を購入しましょう!』

律子『そして765学園野球部が日本一になるようにお祈りするわよ〜!』

P『(やっぱり合理的とは言われても中身は熱血マネージャーだよなぁ)』

P『(さて!今年も1年頑張るか!)』
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:26:00.41 ID:o6o3WnVuo
【義理ですから!】

P『さて、今日はバレンタインだ!』

律子『プロデューサー君』

P『秋月さん』

律子『こほん…』

律子『えーっと…』

律子『私、あなたにはそれなりにお世話になったかなって思ってるの』

P『えっ?』

律子『だから、これからあげる物はその義理を返すってこと』

律子『そう、義理なわけなの』

P『チョコくれるの?嬉しいよ』

律子『……』

律子『…は、はい!これっ!』スッ…

律子『……ばーか』タッタッタ…

P『えっ?』

P『(ばーか、って……えっ?)』
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:26:39.01 ID:o6o3WnVuo
【大袈裟に照れるなんて出来ない】

P『さて、今日はホワイトデーなわけだが』

P『さてと、秋月さんは…』

P『あっ、秋月さん!』

律子『あら?どうかした?』

P『バレンタインありがとう。これ、お返し』スッ…

律子『あっ…ど、どうも…』

律子『えっとー…わ、私!急ぐからごめんなさい!』タッタッタ…

P『(そっけないように見えるけど喜んでくれたみたいだな)』
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:27:18.79 ID:o6o3WnVuo
【呉越同舟とも言うし】

P『さて、今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『秋月さん!』

律子『あら、こんにちは』

P『同じクラスになったね』

律子『そうねー』

律子『ついでにあそこでふてくされているのも、ね』

冬馬『…ついでってなんだよ!?』

P『まぁまぁ…仲良くしよう…』
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:28:03.56 ID:o6o3WnVuo
【今をときめくニューフェイス】

P『今日は新入部員との顔合わせの日だな』

冬馬『はっ。生意気な奴がいなけりゃいいけどな』

P『(お前が言うか…)』

律子『新入部員を連れてきました〜』

P『おっ、来たみたいだぞ…』

P『……って』

冬馬『…おお?』
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:28:53.26 ID:o6o3WnVuo
                ____y⌒ヽ
              ,.  ´: : : : : : `⌒}}∠≧=‐-
              /: : : : : : : : : : : : : 〃 ̄` 、
      (    /: : : : : : . . . .    : : : : : : : :.\
        `ー=≠: : : : : : : : : : : : : : : . . .   : : : : : : :',
       __/: : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :. .
      〃 : ,/: /: :./: : : : : : :/: : //: : : : : . . . . .l
      {{: :〃 〃: : 〃: : : : : : :〃 /,〃:.: :. : : :}: : : : : :|
     乂{: :.八: : :.{{:.:. : :./V {/ く{{: : : : : : 人:.: :. :.:.|
        Y:\:\:.i!: : ≠/!_,ノ`iヽ   X_><  }.:.::.:ノ
       vヘ: Y⌒ヽ {{  ヒ_ソ     ィ'フi\ ./: : :{\__
         \丶 `/////       ヒ.ソ   /.:.:.:: ヽヽ¨ヽ
.            〉:ハ         ,  ///// ノ: : :. :八j:八j
            '⌒ヽ、            =≦_/7VV
                  | ヽ   r‐‐ァ    /¨{  `v′ }
               __}   \ ー‐   <ノ  ヽ    /
           /^V    `¨´r─ 、     i   {

P『あの子、可愛いな…』

冬馬『…あぁ』

P『マネージャー枠ってことか?』

P『既に秋月さんがいるのに』

冬馬『秋月だけじゃ、どうにもならねぇってことだろ』

?『……』
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:29:20.85 ID:o6o3WnVuo
律子『そこ。聞こえてるわよ』

P&冬馬『…うっ』

律子『あと、勘違いしないように』

律子『この子はマネージャー枠じゃなくて選手枠だから』

P『えっ?』

冬馬『なんだよ、そりゃ?女なのに選手枠だ?』

?『…!!』

?『ぎゃおおおん!ここでも女の子扱いされたぁ!』

律子『情けない声を出さないの』

律子『ほら、自己紹介』

?『うぅっ…』
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:29:55.73 ID:o6o3WnVuo
涼『あの…秋月涼です…』

涼『その…ぼ、僕!』

涼『男ですっ!』

涼『男らしくなる為に野球部への入部を決意しましたっ!』

涼『よ、よろしくお願いしますっ!!』ペコッ…

P&冬馬『……』

P&冬馬『なにぃっ!?』

律子『ていうわけよ』

律子『秋月涼。9月15日生まれの乙女座の…』

律子『男の子』

律子『ちなみに彼は私のいとこだから』

律子『よろしくお願いね』

冬馬『…マジかよ』

P『こんな可愛い子が男の子だなんて…』

涼『うぅっ…』モジモジ…

律子『なよなよしない!!』

涼『わぁっ!?』ビクッ…

P『(…マジかよ)』
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:30:34.08 ID:o6o3WnVuo
【一目惚れは信じるな】

P『(さてと…今日も部活に行くかな)』

涼『あっ、先輩!』

P『おっ、涼』

涼『こんにちは!今から部活に向かうところですか?』

P『そうだよ。一緒に行こうか?』

涼『はいっ!』キャピッ

P『……』

涼『…先輩?』

P『…男の子だよね?』

涼『男ですっ!!』
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:31:01.73 ID:o6o3WnVuo
P『悪い悪い…』

P『でも、その容姿だとやっぱり女の子に見えて…』

涼『……』

P『…涼?』

涼『…入学式の日に告白されたんです』

P『えっ?』

涼『同じクラスの男子から…』

P『…すまん、この話は終わりにしよう』

涼『そうしていただけると…嬉しいです…』

P『(でも、その男子の気持ち…わからなくは無い…)』
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:31:30.71 ID:o6o3WnVuo
【やっぱり鬼だった】

涼『はぁ…はぁっ…』

P『大丈夫か、涼?』

涼『だ、大丈夫です…』ゼーハー…

律子『涼!スピードを落とさないっ!』

涼『ううっ…律子姉ちゃんの鬼ぃ…』

冬馬『おっ。もっと言ってやれ』

律子『…涼、天ケ瀬冬馬。ちょっとこっちに来なさい』

冬馬『涼!へばってんじゃねぇぞ!!』

涼『は、はいぃっ!』

律子『よしよし♪』

P『(鬼だ…)』
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:32:10.16 ID:o6o3WnVuo
【無駄なところでフェミニスト】

P『今日は体育祭だ!』

冬馬『さて騎馬戦か。当然、大将は俺で良いな』

P『あぁ、任せたぞ』

冬馬『はっ!蹴散らしてやるぜ!』

涼『うわわわ…僕の相手は先輩方ですかぁ…』

P&冬馬『……』

P『…蹴散らすこと出来るか?』

冬馬『…ちょっと良心に響いちまうな』

P『(とは言っても秋月さんが怖いので手加減しながらも俺と冬馬は結局、涼の馬を大破させた)』

P『(ギャラリーの男子からはブーイングの嵐だった…)』

P『(こうして高校生活2年目の体育祭は終わりを迎えた)』
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:32:53.67 ID:o6o3WnVuo
【貰えるなんて思わなかったから】

キンコーンカーンコーン…

律子『さて…今日もお務め御苦労さまっと!』

律子『プロデューサー君。部活に行きましょ』

P『あぁ、うん。それは良いんだけど』

律子『ん?どうかしたの?』

P『うん。先に渡しておこうかなって思って』スッ…

律子『えっ?これ、私に…?』

P『今日は秋月さんの誕生日でしょ?』

P『おめでとう』

律子『お、覚えててくれてたの…』

律子『あ、ありがとう…!』

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:33:32.90 ID:o6o3WnVuo
【むしろそのまんま】

涼『えいっ!』

コンッ…!

P『涼はコンパクトな打法が上手いなぁ』

冬馬『涼!男ならもっとガツンといけっ!』

涼『お、男なら…!?』

律子『涼、今ので良いのよ』

律子『この熱血俺様バカの言うことは気にしないの』

冬馬『おい!?なんだよ、その呼び名!?』

P&涼『(…わりとピッタリな呼び名だ)』
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:34:18.16 ID:o6o3WnVuo
【マネージャーとして…】

律子『今日から夏合宿よっ!』

P『秋月さん、気合い入ってるね』

律子『プロデューサー君』

P『今からもう最後の大会に向けてって感じかな?』

律子『……』

律子『…そうね』

律子『…最後の、ね』

P『…?』

P『(なんだか歯切れが悪いな?)』
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:34:47.03 ID:o6o3WnVuo
ブンッ…!

ストラーイク!

冬馬『くそっ…!』

律子『天ケ瀬冬馬!何度言ったらわかるの!?』

律子『無理なコースは追いかけない!』

冬馬『わかってるって言ってんだろ!』

律子『わかってないから言ってるんでしょう!?』

律子『私はあなたの為に…!』

冬馬『…チッ』

涼『律子姉ちゃん、いつもより荒れてますね…』

P『そうだな…』

P『(胸騒ぎがする…)』

P『(杞憂だと良いんだが…)』

P『(こうして2年目の野球部夏合宿は終わりを迎えた)』
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:35:25.64 ID:o6o3WnVuo
【告げた「さよなら」】

P『さて、夏休みの終わりと言えば花火大会!』

P『せっかくだから誰か誘って…』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

律子『こんばんは』

P『秋月さん?どうしたの?』

律子『ねぇ、今って時間ある?』

律子『良かったら一緒に花火大会、行かない?』

P『えっ?花火大会?』
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:35:53.28 ID:o6o3WnVuo
律子『あっ、ごめんなさい。突然過ぎたわね』

律子『…ダメかしら?』

P『いいよ。俺で良かったら』

律子『本当?良かった…』

P『じゃあ、ちょっと準備してくるよ』

律子『ええ、ごゆっくり』

P『(まさか秋月さんから誘われるなんてな…)』
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:36:23.75 ID:o6o3WnVuo
ヒュー…パーン!パーン!

律子『…綺麗ね』

P『うん。この花火を秋月さんと一緒に見れて良かったよ』

P『(…なんて歯の浮くことを言っても「何言ってんのよ」で返される気がするけど…)』

律子『……』

律子『そうね…』

律子『私もあなたと一緒に見ることが出来て良かった』

P『えっ…?』

律子『あら?何か変なこと言った?』

P『い、いや…そう言ってもらえて嬉しいよ…』

律子『ふふっ』

P『(やけに素直だな…)』
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:37:00.52 ID:o6o3WnVuo
P『…そろそろ最後の花火が打ち上がるね』

律子『もう、そんな時間?』

P『うん』

律子『そっか…』

律子『……』

P『秋月さん?』

律子『…ねぇ、プロデューサー君?』

P『…どうしたの?』

律子『…私ね』

律子『この花火大会が終わったら…』

P『花火大会が終わったら?』

律子『私…私ね…』

律子『……ごめんなさい。なんでも無いの』

P『秋月さん…』
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:37:52.11 ID:o6o3WnVuo
     /―― 、/          `、ヽ       ヽ
     /     /´     ヽ      i       ∧
         /        |l      |_      、 i  -._
.          i   ゙|        l! i| _,, '゛|リ 丶     〈   |_,/
        |   | 、     |lヾ` |  |丶/      ∨×ト<
.         | |l. ∧ |;  /   |  | 」    _  , _,, 久__
         ! | i i ヘ,|:l /     l,|  |〈 ` ー‐ '' 下‐i `ー´
          、! ヽ|!l _i メ` 、    |  |     /~ }
          `  ∨ ` |` ゙    _ |i |    /  ,..-^i
             _  ー-、 〃 >| | _, -'"  / i| l∧
  ̄ ^弌三三三三三` 、彡 ヽ| ` `、 |,|  , ヘヽ !l ヽ `、
 ニニニニ` 、===== ヽ ≧i ヽ | ` | | _/卜хヾ !| l i` 、 ヽ
 ========= `'ー、====  丶| ー ヽケ リ l i| / ‖ || | |i ヽ,
 ` 、 ニニニニニニニ`丶、=== 弌 リ i/ ″〃 |l l l, -' |l |
 == ` 、_======== ヽ === | / ,/ 〃 / i |l |/ i| || ハ
  ̄ ̄ ̄ ` 、 ー ニニニニ ヽ / / 〃 i| { , - " i || li |l

律子『今日は付き合ってくれてありがとう』

律子『とても…楽しかったわ…』

律子『……さよならっ』ダッ…

ヒュー…パーン!!

P『あ、秋月さん!?』

P『……』

P『(最後に打ち上げられた花火と共に…)』

P『(秋月さんは俺の前から姿を消した…)』
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:38:27.87 ID:o6o3WnVuo
【そして彼女は…】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『おはよう、プロデューサーくん』

P『小鳥先生、おはようございます』

小鳥『……』

P『…?なんだか元気無いですね?』

小鳥『…あなたはまだ知らないみたいね』

P『えっ?』

小鳥『…律子ちゃん、転校しちゃったのよ』

P『えっ!?ど、どこに!?』

小鳥『…詳しいことはまた改めて話すわ。それじゃあね』

P『(秋月さんが、転校……)』
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:39:02.36 ID:o6o3WnVuo
【残酷な現実】

冬馬『秋月、転校したんだってな』

P『ああ…』

冬馬『……』

冬馬『…はっ!なんて顔してやがる』

冬馬『俺は口うるさい奴がいなくなってせいせいするけどな!』

涼『せ、先輩!そんな言い方は…!』

P『涼、良いんだよ…』

涼『で、でも…』

冬馬『……』

冬馬『…ちっ!強制的に野球部に入れたと思ったら自分は何も言わずに転校かよ…!?』

冬馬『ホントにムカツク奴だぜ…!』

涼『あっ…』

P『(受け入れろってのが無理な話だよな…)』
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:39:39.85 ID:o6o3WnVuo
【それでも時は過ぎていく】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだっけ?』

P『……』

P『そうだそうだ!北海道だったな!』

P『よし!飛行機に乗って出発だ!』
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:40:23.27 ID:o6o3WnVuo
【らぁめんと聞いて】

P『(初日はクラスで団体行動の日だ)』

冬馬『クラス行動ってダりいよなぁ』

冬馬『おいプロデューサー、ラーメン食いに行こうぜ旭川ラーメン』

P『サボるのには賛同するけど、ラーメン?』

冬馬『まぁ、一応修学旅行だしな』

冬馬『ちょっとした研究も兼ねてな』

P『あぁ、そっか。お前って料理やるんだっけ』

貴音『私も御同行してよろしいでしょうか?』キリッ

P&冬馬『うおっ!?』

小鳥『列から離れちゃダメよー?』
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:40:53.34 ID:o6o3WnVuo
【再会は突然に】

P『さて、今日は自由行動の日だ』

小鳥『プロデューサーくーん!私と一緒に行くわよー!』

P『えっ?小鳥先生…?』

小鳥『それじゃあ、しゅっぱーつ♪』グイッ…

P『ちょ…!?ひ、引っ張らないくださいよ!?』

P『(な、なんて強引な…)』
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:41:21.67 ID:o6o3WnVuo
小鳥『いやー♪良い眺めねー♪』

小鳥『こんな景色をあなたと見られて私って幸せねー♪』

P『……』

P『(いつもテンションが高い人だけど…)』

P『(今日のこのテンションは一体なんだ…?)』

小鳥『…あっ!』

P『どうしたんですか?』

小鳥『プロデューサーくん、ちょっとここで待ってて!』

P『…?どうしてですか?』

小鳥『もうっ!乙女にそんなこと聞いちゃダメよ〜?』

小鳥『じゃあ、そういうことで♪』ダッ…

P『……』

P『(…トイレか?)』

『ぷ、プロデューサー君…?』

P『…えっ?』

P『…!』
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:42:21.35 ID:o6o3WnVuo
               ‐=ュ.、
                ヽ:.\
         -‐=ニ>=-、 |: : ∧_,ノ
          _/_Y: :\`i}:,:ィ=‐‐-ミ‐-...
        /: : : : : :>-‐Y´ニ=-ミ:≧、ャ-‐ヽ
       / ̄¨>''´: : : : : : : : : : : : :ヽ込ュ,_
          /: : : : /: : : : : : : : : : : : : : :ヽ `
       ィ: : : : : : /: : : : /ハ:i: : : : :∨: : : :.ヽ
      .〃.: : : : : :/: : : :,イ'  i|∨: : : :',: : : : : ヘ
     /: : :i{: : : :/!: : : / |!  | ∨: : : i}: : : : : ハ
     ,':/: :,イ: :il: | |: : : i |   | ∨: : :|i:|l: : :i : |
     i:i: :/::|: :||: | レ=‐     >=ミ |:}|: : :| :i}
     {'¨\i|; ィ´〃ん:i}  }‐‐イ んハ ∨Y: : :|リ|
        'i:.弋,_辷ノ_,ノ' ̄ヽ 乂:フ }ラ7:7′
       (|:ハ       '    ̄ ̄ /: :{)
        |: :ハ             ∧: :|
        〈: :∧   r 、 __      '|: : :l!
         ∨: :|ヽ       `  イ |: .:リ
            '; : | ,.≧ュ.  ,,.<   !: :j
          〈:.:| / r‐|  `三ニ|-、  .|: 7
       ____';:|_,ノ :リ      .|: \ |:7__
     〃二二二}|   {     ツ   }ノ二二≧、
     ノ}二二二二ュ、 ヽ    /  /!二二二二ハ

P『あ、秋月…さん…?』
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:42:53.33 ID:o6o3WnVuo
律子『良かったぁ…人違いじゃなかったわ…』

P『ど、どうしてここに…』

律子『昨日ね、小鳥先生が連絡をくれたのよ』

律子『この場所に連れてくるから待っててって』

P『(…小鳥先生、憎い真似を)』

律子『…会えて良かった』

律子『私、ちゃんとあなたに謝りたかったから…』

P『え?』
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:43:30.18 ID:o6o3WnVuo
律子『ごめんなさいっ!』

律子『私…何も言わずに転校しちゃって…』

P『あぁ…うん…』

律子『その…』

P『言わなくて良いよ。秋月さん』

律子『えっ?』

P『秋月さんのことだからさ…』

P『きっと伝えにくい理由もあったと思うし…』

律子『プロデューサー君…』

律子『…ありがとう』
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:44:17.75 ID:o6o3WnVuo
P『でも、北海道にいるってことはこの辺の学校に転校したってこと?』

律子『あっ、そういうわけじゃないのよ』

律子『私も今、高校の修学旅行に来ていて…』

律子『961学園ってわかるかしら?』

P『961学園って…あの野球が強くて有名な…』

律子『ふふっ。そうね』

律子『私、そこでまた野球部のマネージャーをしているのよ』

P『そうなんだ。秋月さんがマネージャーってことなら本当に強敵だな』

律子『……』

律子『…部活の調子はどう?』
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:44:43.79 ID:o6o3WnVuo
P『野球部の?』

律子『ええ…』

P『そうだな…』

P『秋月さんがいなくなって空気が変わったっていうか…』

律子『…そう』

P『やっぱり物足りないんだよね』

律子『えっ?』

P『秋月さんが組んだメニューじゃないと、みんな練習した気にならなくてさ』

律子『…!』
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:45:10.55 ID:o6o3WnVuo
P『だからと言って手を抜いているわけじゃないよ』

P『甲子園を目指しているのは今も変わらないさ』

律子『……』

律子『なら…良かった』

律子『…ねぇ、プロデューサー君?』

P『なに?』

律子『来年の甲子園で戦うの楽しみね!』

P『…!』

P『ああ!』
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:45:36.33 ID:o6o3WnVuo
律子『あっ…もうこんな時間…』

律子『私、そろそろ戻らないと…』

P『そっか…』

律子『あ、あの…!』

P『ん?』

律子『もし、良かったら…』

律子『電話とかして?』

律子『私、待ってるから!』ダッ…!

P『あっ…!』

P『……』

P『(新しい番号知らないんだけど…)』

小鳥『まほーうをかけてっ♪』

P『小鳥せんせ〜!秋月さんの番号教えてくださ〜い!!』ユサユサ…

小鳥『ぴよぉっ!?』

P『(こうして秋月さんと再会を果たし修学旅行は終わりを迎えた)』
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:46:08.80 ID:o6o3WnVuo
【お前って奴は…】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:46:37.10 ID:o6o3WnVuo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

冬馬『よう。お前も来てたのか』

P『おお、冬馬…』

P『……』

冬馬『あん?な、なんだよ、人を憐れむような目で…』
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:47:12.45 ID:o6o3WnVuo
涼『先輩、こんばんは!』

P『冬馬、お前…』

P『いくら自分が一人身で涼が可愛いからって…』

冬馬『はぁっ!?』

冬馬『ちげーし!そんな理由でコイツを誘ったわけねーだろ!?』

P『涼が本当は女の子だったら?』

冬馬『…悪くはねぇな』

P『涼、アイツは危険だ』

涼『先輩がそんな人だったなんて…!』

冬馬『って、おい!?』

P『(こうして高校生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた)』
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:47:54.67 ID:o6o3WnVuo
【残酷な現実2】

P『さてと、今日はバレンタイン』

P『(秋月さんからチョコレートが郵送されてたな)』

P『(俺のこと覚えててくれて嬉しいな)』

P『ところで冬馬は涼からチョコレート貰ったか?』

冬馬『貰ってねーから!』

―――――――――
―――――― 
―――― 

P『…って、ことがあったんだけど』

律子『…残念ながら涼は正真正銘の男の子よ』
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:48:31.28 ID:o6o3WnVuo
【秋月さんに似てるでしょ?】

P『今日はホワイトデーだ!』

P『(しかしお返しを返そうとしても秋月さんは遠い961の空の下…)』

P『(あとで郵送しておこう)』

―――――――――
―――――― 
―――― 

律子『お返しありがとう。ちゃんと届いたわよ』

P『それは良かった』

律子『ところでこのぬいぐるみ、名前とかは付いてるの?』

P『あぁ、その子はちっちゃんって言うんだ』
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:49:08.42 ID:o6o3WnVuo
【熱血青春物語】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『スポーツにかける青春!良いわねー♪』

小鳥『あなたの打球が律子ちゃんに届くと良いわね♪』

小鳥『ってわけで、今年も私が担任です!』

小鳥『残り1年、よろしくね!』
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:49:55.68 ID:o6o3WnVuo
【鬼ケ島】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている奴は…』

P『あっ…』

冬馬『よう。また同じクラスだな』

P『そうだな。よろしく頼む、羅刹』

冬馬『誰だよ!?』
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:50:40.40 ID:o6o3WnVuo
【俺達の夏】

カキーン!

冬馬『っしゃあ!』

涼『おおっ!サヨナラホームランなんてかっこいいな〜!』

P『そうだな』

P『(3年生になっても冬馬は冬馬だが…)』

P『(今の打法の方がアイツには合ってるよな)』

P『(しかし練習試合とはいえ、この快勝っぷり…)』

P『(今年の夏はもしかしたらもしかするかもな…)』

P『(その2カ月後、765学園野球部は見事、夏の甲子園出場することが決定した)』
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:51:13.04 ID:o6o3WnVuo
律子『甲子園出場決定おめでとう。流石ね』

P『秋月さんこそ。961学園、甲子園出場決定おめでとう』

律子『ふふ、ありがとう』

律子『なんだか不思議な気分ね…』

律子『元々いた高校の野球部と、こうして戦うことになるなんて…』

P『秋月さん…』

律子『でも、あくまで今の私は961のマネージャー』

律子『全力であなた達を迎え撃つつもりよ』

P『望むところだよ』

P『(けど、俺や冬馬達の管理をしていたのは他でもない秋月さんだ…)』

P『……』
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:52:19.82 ID:o6o3WnVuo
【この熱い想いを】

―――そして、決戦の日


涼『うわぁ…僕達、本当に甲子園の決勝に来ちゃったんですねぇ…』

冬馬『はっ、当然だ』

冬馬『それだけの努力を今日までしてきたんだからな』

冬馬『俺達の優勝の決まりだ!』

涼『でも、決勝は強豪の961学園…』

涼『それに僕達のことを良く知ってる律子姉ちゃんも…』

冬馬『…秋月なんか関係あるかよ!』

P『それは違うな』

冬馬『あ?』
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:52:48.54 ID:o6o3WnVuo
P『確かに秋月さんは頭が切れる』

P『常に最善の指示を出して俺達に立ち向かってくるだろう』

P『そのうえ、俺達の癖なんかもわかっている』

冬馬『なんだよ…?お前までまさかここに来て、ひよってるんじゃ…!?』

P『そういうわけじゃないさ』

P『良いか?頭が切れる秋月さんがいるからこそ…』

P『―――――。――-――――。』

冬馬&涼『…!』

冬馬『…なるほどな。そういうのも面白ぇかもな』

涼『男を見せるチャンス…!』

P『けど、最終的には個人の判断だ』

P『本当に必要だと思った時で良いからな』

P『よし、行くぞっ!!』
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:53:18.41 ID:o6o3WnVuo
――――――9回裏、765高校の攻撃

アウト!

P『(…1点差2アウト、ランナー無し)』

P『(追い込まれたな…)』

P『(けど、あの961高校相手に最終回までで1点差しか離れていない)』

P『(俺達はまだ…!)』

涼『僕たちはまだやれる!』

P『…!』

涼『先輩。必ず先輩に繋ぎます』

涼『僕の男気見ていてくださいっ!』ダッ…

P『涼…』

冬馬『…ヘタレのくせにいっぱしの口を利くになったじゃねぇか』

P『…ホントにな』

P『(頼んだぞ、涼…!)』
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:53:56.55 ID:o6o3WnVuo
『2番 セカンド 秋月涼くん』

律子『(涼は大局を動かせるような打者じゃない…)』

律子『(今回も必ず次に繋げるためのコンパクトな振りで臨むはず)』

律子『(浅いところの守りを重点していれば私たちの勝ち…)』

涼『(…なんて思われてるんだろうなぁ)』

涼『(でもさ、律子姉ちゃん)』

涼『(僕が野球部で目指した目標は…)』

961ピッチャー『…!』ブンッ…!

涼『(男らしくだっ!!)』ブンッ…!

律子『なっ!?』

律子『フルスイングっ…!?』

カキーン!!
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:54:25.05 ID:o6o3WnVuo
『これは大きい!ライトフェンスに直撃する長打!』

『秋月くん。二塁まで進みます』

涼『…よぉしっ!』

律子『(そ、そんな…)』

律子『(あの子が…この場面で…)』

『3番 ショート 天ケ瀬冬馬くん』

律子『…!』

律子『(意表は付かれたけど、ここまでよ…!)』

律子『(天ケ瀬冬馬なら、この場面で決めにいこうとしてくる!)』

律子『(野球はチームプレイ…そんな独りよがりな考えで勝てるほど…!)』

冬馬『……甘くはねぇってとこか?』
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:55:00.50 ID:o6o3WnVuo
961ピッチャー『…!』ブンッ…!

冬馬『(秋月のデータなら俺が勝負に出てくるっていう答えを出してるんだろうな)』

冬馬『(けどよ?よく考えてみろよ?)』

冬馬『(この俺様だぜ?)』コン…

961ピッチャー&律子『!?』

『強打者!天ケ瀬くん!意表をつくセーフティバント!』

『これは良いところに転がった!セーフ!』

冬馬『(データ通りじゃ、つまんねぇだろ!!)』

律子『あの天ケ瀬が次に繋げるセーフティバント…!?』

『4番 ファースト プロデューサーくん』

律子『…!』ゴクリ…!
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:55:31.63 ID:o6o3WnVuo
P『(涼と冬馬の奴…この土壇場でプレイスタイルを変えやがって…)』

P『(全く…最高のメンバーだよ)』

P『(だったら、俺は…)』

冬馬『プロデューサー!!』

P『…冬馬?』

冬馬『この試合を決めんのはお前だ!』

涼『男らしいところ期待してますよ!』

P『涼…』

P『……』

P『(ふふっ…そうだよな…)』

冬馬&涼『だから…』
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:55:58.01 ID:o6o3WnVuo
               /:.:.:.:.:.:.:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.:.,、:.:|:.:.:.:.:.:.:.|
                ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:/ |:.:.i:.:.:.:.:.:..ト
               /:.:.:.:.:.:./:.:/:i:.:.:.:.:.:.:.i:.:./:.:≧-_、 i:./|:.:.:.:.:.:.ノ:ゝ
   ゜          /:.:.:.:.:/:.:.:/:.リ|:.:.:.:.:.:.:|ソ/  i_ゞ|/,,|:.:.:.:.:./:.:.ハ
 。           /::::://!:./|:/, |:.:.:.:.:イ:レ 。  `  /  i:.:.:.:イ:.:.:.:.:.ヽ
            ノ:./:.:.:.:.:|:./ キ  i:.:.:.:,' ヾi         |:.メノi:.:.:.:.i:.:.ヽ
            ´/:.:.:.:.:.:.:.レハ、ヽ_ゞ:.:i   ゝ       /イ'〈:.:.:.:.:.ト 、:..',
          _ノ,.. ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`´z | ',:|     ,.‐ '=- 、   ハ:.:.:.:.:.:|  \ヽ
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ミ t ゝ    i、    ヽヽ, .从:.:.:.:iヾ   ヽ
            /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ \      ` - _ / /ゝ:.:.:.:.|
          __ノ  イ,:.:.:.:.:.:.:.:.:iゞ-=`=ー、        />-ゞ:.:.|
           ´ ノ/、 ̄ 〉:.| 丶            /- ´ ̄
            /   \ノ ヾV       `- 、_ イ
          r´      ヘ   メ       /、:.:.ヽ
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:56:40.46 ID:o6o3WnVuo
          ,―===─ 、
                `丶、\ 〃⌒ヾ
           ,_  ー‐  ヾ |/∠⌒ヽゝ
         ,'゙´: : : : : : : : : : : : : : : : : :
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
      /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
     /: : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `l
    /: : : : : ハ: : : : : : : : : : : : : : : : \ : : : : : : : |
   /: : : : : / |: : : : : : : \: : : : : : : : |: : : : : : : : |
  〃: : : : :/  ヽ、: : : : : ヘ\: ___匕: .! : : : : : : : |
  f: : : : : / \ ヽ!\: : :__ヾfて下 ヽj : : : : : : : :|
  |: : : : : { fて弌   ̄  弋 ツ  /: : : : : : : : :|
  |: : : : : { 弋 斗        ̄  //j: : : : : : : ヽ、
  |: : : : : : ヽ  ̄          " ./: : : : : : : : ハ
    ゛ヽ: 丶ヽ   ,--ー− 、    厶: : : : : : : : 弋
      〉: |`'     |::::::::::::::::::::::|    /: : : : : : : : : : /
    /: : !     |::::::::::::::::::::::|   ./: : : : : : : : : : /
   ( ,'^弋: \   ヽ::::::::::::::::::j  /: : : : : : ∧./
   へ,  乂: `    ` 一' "   ,|≠゛' へ
  /  ヽ、'     `゙ ー弋'"  ,へ^'ヾ丶 ` l
  /    |      _,____j   |       |
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:57:04.64 ID:AGpKHRRlo
なにこのイケメンP
ほれるわ(意味深)
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:57:20.22 ID:o6o3WnVuo


冬馬&涼『いけっ!!』

550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:57:47.89 ID:o6o3WnVuo


P『おうっ!!』

551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:58:16.09 ID:o6o3WnVuo


律子『…!!』グッ…!

552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:58:46.65 ID:o6o3WnVuo
―――――――――
―――――― 
―――― 

P『……』

P『(…終わった)』

P『(俺達、野球部は…)』

律子『ぷ、プロデューサー君!』

P『…!』

P『秋月さん…』

律子『……』
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/16(金) 00:58:55.84 ID:lD3XCsUDo
パワプロ的な熱さだな
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:59:13.31 ID:o6o3WnVuo
律子『ふふっ…なんて顔してるのよ?』

P『えっ?』

律子『もっと胸を張りなさい』

律子『あなた達、765学園野球部は…』

律子『高校野球の頂点に輝いたんだから』

律子『優勝おめでとう』

P『あ、ありがとう…』

律子『……』

律子『もしかして私に気を遣ってるの?』

P『そ、それは…』
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 00:59:43.84 ID:o6o3WnVuo
律子『真剣勝負の結果なんだもの』

律子『そんな態度は逆に失礼よ』

P『ご、ごめん…』

律子『……』

律子『…まぁ、失礼なのは私の方なんだけどね』

P『えっ?』

律子『私、最後のあなたの打席の時にね…』

律子『相手チームであるはずのあなたに打って欲しいって願ったの』

律子『ふふっ…野球部マネージャー失格よね…』

P『秋月さん…』
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:00:15.62 ID:o6o3WnVuo
律子『さてと…私はそろそろ行かないと…』

P『あぁ、うん…』

律子『改めて優勝おめでとう』

律子『あ、そうそう。涼と天ケ瀬冬馬に伝言お願いしても良いかしら?』

P『えっ?なに?』

律子『私が評価していた以上に二人は素晴らしいプレイヤーだったわ、って』

P『…!』

P『うん。必ず伝えるよ』

律子『ええ、お願いね』ニコッ

律子『それじゃあね』タッ…

P『……』

P『(優勝…したんだなぁ…)』

P『(俺がいて冬馬がいて涼がいて…)』

P『(そして秋月さんが、あの場所にいたからこその…)』

P『(こうして高校野球生活最後の夏は終わりを迎えた…)』
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:01:15.76 ID:o6o3WnVuo
【ときメモは実際こうだから困る】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『甲子園優勝おめでとう!』

小鳥『プロ野球選手を目指す、目指さないはあなたの自由だから!』

P『そんなアバウトな…』

小鳥『あとは律子ちゃんとの思い出作りね』

小鳥『律子ちゃんだって女の子…』

小鳥『ガンガン恋の魔法をかけちゃいなさい!』

小鳥『というわけで進路相談終わりっ!』
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:01:47.32 ID:o6o3WnVuo
【冬馬の趣味】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

冬馬『(出し物ねぇ…)』
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:02:13.83 ID:o6o3WnVuo
小鳥『…はい!じゃあ仮装行列をすることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

冬馬『おい!?プロデューサー!』

P『どうした?』

冬馬『なんで俺のフィギュア喫茶に賛同しねぇんだよ!?』

P『いや、俺フィギュア興味無いし』

冬馬『…お前にはフィギュアに囲まれながら飲むクリームソーダの美味さについて小一時間…!』

P『いや、遠慮しとくよ』
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:02:47.58 ID:o6o3WnVuo
【たった1秒でも】

P『今日は文化祭だ!』

P『さて、クラスに…』

涼『あっ、先輩!』

P『おお、涼。どうしたんだ?』

涼『律子姉ちゃん、遊びに来てますよ』

P『えっ?』

涼『今、中庭にいるから会いに行ってあげたらどうですか?』

P『秋月さんが…』

P『サンキュー、涼。行ってみるよ!』
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:03:15.85 ID:o6o3WnVuo
P『えーと、中庭にいるって言ったよな…』キョロキョロ…

P『(…って、もう仮装行列始まってる時間だな)』

P『(けど、秋月さんに会えるなら…)』

『こら!なにサボってるの!』

P『わっ!?す、すいません!』

P『…って』
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:03:50.53 ID:o6o3WnVuo
              /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : :,〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ' ,
                〃: : : :, : : : : : : :/: : : : : : : : ; '/: :/: :i: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧
             /: : : :/: : : : : : :/: : : : : : : : / /. :/|: :|!: : : : : ∨:. : : : : : : : : : : :∧
            ./: : : :/: : : : : : : :/.: : : : : : : : ' ': :/ : :||: : : : : : :i!: : : : : : : : : : : : :ハ
             ': /. :/:.. .: : : : : :/.: :. : : : : : / {: :/  |: | : : : : : : :'ハ: : : : : : : : : : ∨: ∧
           /:,ィ: :.:.: : : : : :!: : ' : : : : : : : :/  |:./  { :| |: : : : : : :} ; : : : i: : : : : : }: : : :',
            ,' /l|: :{:.: : : : : i|: :|: : : : : : : :./  {:!   '.:| : : : : : : :|  ; : : :| : : : : : |: : : : i
          ; / .{: :i{ : : |: : :|i: :|!: : : : : : : ミ.   {    :| '; : : : : : |  }.: : :| : : : : : |: : : : :}
            {;'  i :λ:: :|! : :||: :|L: ;, -‐‐く  ` 、|     l|  ∨: : : : |  |: : :|: : : : : ::|: : :}: :|
          |  {.:i ∨:{'i_|ゝル'´ /}心\ ヽ`    ! -‐}=ニ.;_:| ̄|: : :|: : : : : :i|: ;イ: リ
          |   ':{ ∧:〉='´/〃  んr!::::::}  .ュ       /,ィョ.、\ |i : :|: : : : : リ:/ |: :'
             〈 { ハー、.{ `   (´ Y'¨リ   }:;二:::jイ  ん:::沁  Y‐-=、.: : :/};' }:/
               ', |:ハ `ヽ.   `ー‐′ _ノ'   ヽ::{   |r=:jニリ  i:}‐、 ヽ〃/ ノ'
                }: : .    ` ̄ ̄ ̄    ,    ヽ   廴__ノ  /ノ }::ニ7|¨Y
                |: : :;              ノ     `  __ ,,.ノ'¨〃;' ;
              ,..イ|: : :.l                      ̄ ̄ ∠: :レ′
              .,.イ///|: : : :,       丶                     〃.:: : |
          _,ィ//////|: : : ハ      ` ー‐-  ___ ,.。'      /j::: : : :|\
          |:∨/////.|: : : ::|{\                     //|:: : : :|//:ヽ
            ;∧/////:|: : : ::|ヽ \                 ,.イ:/{: : : : |////\
          ':/∨.///.|: : : l:|_〉.  `.、             ,..イ.ノ//|: : : : |/////:ハ
            ∨∧///|: : : l:|/:{_ ヽ  {≧.     _.,, ≦ /_フ///:|: : : : |/////:7
           ∨/:ヽ./{: : : !|//∧__ヽ \: :ミ≡ニ毛:イ  _ノ_」/////: : : : :}////:〃
            .∨//ヽi: : : :{//////'ュヽ_ \: : : :/ , ≦ノ:///////}: : : : |///:〉′
             ヽ///|: : : :|///////∧ー、_>∠, イ7:///////////|: : : : |//,.'
              \/:{: : : :!:/.//////∧/〉ィk\/// ̄Y//////}: : : : レ'
               ヽ'; : : :|///////./ 〃{ |ハ〉, \≧ュイ///////|:|: : :.j
                 }: |: :|///////\/:; |_| ∨'ー彳//////////|:|: : :|
             .     } i|: :|//////////i |_:! Y////////////:|:|!:: :{
                ∧|ヘ l//////////{ |/|  }/////////////∧!: :|

律子『なーんてね♪』

P『秋月さん…』
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:04:16.43 ID:o6o3WnVuo
P『…小鳥先生の真似なんて人が悪いよ』

律子『あら?サボってる方が全面的に悪いと思うけど?』

P『うっ…』

律子『ふふっ。冗談よ』

律子『でも、サボるのは良くないわ』

律子『早くクラスに行った方が良いと思うよ』

P『いやでも、こうして秋月さんと会えたのに…』

律子『こうして会えたから良いのよ』

P『えっ?』
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:04:43.80 ID:o6o3WnVuo
律子『あなたの顔を一目でも見れば帰ろうと思ってたから…』

P『あ、秋月さん…』

律子『そ、そういうことだから』

律子『そ、それじゃ!』ダッ…

P『あっ…!』

P『……』

P『(でも、いくらなんでも短すぎるよ…)』

小鳥『あっ!プロデューサーくん、いたぁ!!』

P『わぁっ!?小鳥先生、すいません!!』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は終わりを迎えた)』
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:05:12.08 ID:o6o3WnVuo
【魔法をかけて!】

P『さて!今日はクリスマスだな!』

P『今年も伊織からチケットを貰ったし…』

P『早速…』

trrrrrrr…

P『おや?誰だろう?』

P『もしもし?』

律子『もしもし。私、秋月と申しますが…』

P『秋月さん?どうしたの?』

律子『あっ、プロデューサー君?』

律子『え、えーっとね…』
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:05:42.85 ID:o6o3WnVuo
律子『私、今日こっちに遊びに来てて…』

P『えっ!?そうなの!?』

律子『そ、それで…もし良かったら…』

律子『少し会えないかしらと思って…』

P『もちろん!喜んで!』

律子『ほ、本当…!?良かった…』

P『どこに行けば良いかな?』

律子『あっ、今、駅前広場にいるからそこで待ち合わせでも大丈夫かしら?』

P『わかった。すぐ行くよ!』

P『(よし!急いで行くぞ!)』
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:06:16.85 ID:o6o3WnVuo
P『さてと、秋月さんは…』

律子『プロデューサー君!』

P『秋月さん』

律子『ふふっ、メリークリスマス♪』

P『うん。メリークリスマス』

律子『こんな日に来てくれてありがとう。とても嬉しいわ』

P『そんな。秋月さんの誘いを断るわけないじゃないか』

律子『…ありがとう』

律子『ねぇ、プロデューサー君。見て…』
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:06:46.66 ID:o6o3WnVuo
             ,ヘ_
             ∠+ く
             /; V⌒:';;
           ★、;:;":;ノ;;"★
          ,ノソ”'・*☆.:*・“ヾ
          ☆.;;:。;:;;::、;ゞ:;ヾ☆';
         ,:';;”*,:.。.:";`;:;"ノ,,:*゚;:、
       ★;ヾ ,.;;゚・*:.★:*・゚ヽノ;;;;入★
      ,r゚・*:.:;ヾ :::ソゞ:;ヾ :::ソ:ソゞ;.*・゚:;ゝ
    <ヾ;ヾ”`*☆ ,.;;,.;;:。;:;;::☆*・゚ ;:;;、;ゝ
   . ぐヾソゝ,.;;:。;:;;:゚゚・*:.。..。.:*・゚、;ヽノ;;;;ノ;;;;;ヾ);;;)
   ☆:;ァノゞ:;ヾ,.;;:。;::;;:::、;:;":;";";;;ノ;;;;;ヾ);;;☆
    <*ノソゝヾ★”,.;i;';.,,,.;i;';.,,,.;i;';.★¨"';X ,*'
      ゚・*:,。*゚     Yji !|ijl シ/"'  ゚*。,:*・゚
________   j|il:';:';ki j   _______________________
Il二Il二Il二Il二Il二II l^l==l^l==l^l Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二
.             ||j!i:|..|:i;:i| |
              i'三,i'三,i'三,i'三j
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:07:29.74 ID:o6o3WnVuo
律子『街がこんなにもかがやいてる…』

P『うん。とても綺麗だね』

律子『……』

律子『こういう日を過ごすのって憧れてたのよね…』

P『えっ?』

律子『そして、この景色が終わらなければ…』

律子『どれだけ幸せなんだろう…』

P『秋月さん…』

律子『…ごめんなさい。なんか変なこと言っちゃってるわね』

P『……』

P『そんなことないよ』

律子『えっ?』
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:07:56.03 ID:o6o3WnVuo
P『終わらない奇跡を願っても良いじゃないか』

P『こうやって今、二人でいて俺はドキドキしてる』

P『俺もこの時間がずっと続けば…』

P『魔法が解けないままでいられればって…』

律子『プロデューサー君…』

P『…やっぱり、また会えなくなるんだよね』

律子『…そうね』

P『……』
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:08:22.45 ID:o6o3WnVuo
P『秋月さん』

律子『……』

P『もし、魔法が解けても…』

律子『えっ?』

P『物語はまだ終わっていないよ』

P『魔法が解けても続けるんだ』

P『ハッピーエンドで終わる為に…』

律子『プロデューサー…君…』

P『また…会えるよね…?』

律子『……』

律子『……ええ!』

律子『また、絶対に…!』

律子『あなたのところに…!!』

律子『そして、また会えたその時は―――』

P『うん…俺、待ってるから…!』
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:08:50.79 ID:o6o3WnVuo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:09:26.93 ID:o6o3WnVuo
P『卒業式も終わっちゃったな…』

冬馬『よう』

P『冬馬?どうしたんだ?』

冬馬『秋月の奴が伝説の木の下で待ってんぜ?』

P『えっ?秋月さんが…』

冬馬『早く行けよ。お前の気持ちはもう決まってんだろ?』

P『…!』

P『あぁ!サンキューな!』ダッ…

冬馬『……行ったか』

涼『先輩、かっこいい〜///』

冬馬『うおっ!?涼!?ちょ、なんだその眼は!?やめろ!?』
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:09:53.57 ID:o6o3WnVuo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『秋月さん!』

律子『プロデューサー君』

律子『ふふっ、卒業おめでとう!』

P『あ、ありがとう…』

P『秋月さんも卒業おめでとう…って、あれ?』

P『卒業式はどうしたの?』

律子『終わってから急いで来たのよ』

律子『どうしても今日…あなたに伝えたいことがあったから…』

P『そっか…』
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:10:21.30 ID:o6o3WnVuo
律子『えっと…何から話したら良いかしらね…』

律子『その…』

律子『……』

律子『…うん!そう!』

律子『あの、花火大会の時はごめんなさい…』

律子『私、あなたに転校することも告げずに勝手に帰っちゃって…』

律子『あの時…あなたとこれで会うのが最後だって思ったら…』

律子『なんだか涙が出てきそうで…』

律子『でも、そんな姿…あなたには見られたくなくて…』

P『……』
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:10:59.53 ID:o6o3WnVuo
律子『だけど、修学旅行でまたあなたと会えた時、私、嬉しかった』

律子『ほんのわずかな時間だったけど、凄く嬉しかったの』

律子『その時、思ったのよね』

律子『あぁ、私の中でこの人はこれほどまでに大きな存在になっていたんだって』

律子『だから、それからは別れを告げるたびにつらかった』

律子『ただでさえ距離が離れているのに…』

律子『「さよなら」を告げるたびに、その距離がもっと開いてしまいそうで…』

律子『あなたが遠くなって…』

P『……』
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:11:27.79 ID:o6o3WnVuo
律子『だけど、もうそんな想いをするのはイヤだから…』

律子『本当に離れてしまったら絶対に後悔するから…』

律子『この胸に秘めいていた想い…今、伝えるわ』

律子『私、あなたのが好きです』

律子『ずっと前から好きです』

P『……』

P『…離れ離れになんかにはならないよ』

律子『えっ?』
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:11:54.13 ID:o6o3WnVuo
P『俺も秋月さんとは離れたくないから』

P『もう二度と…』

律子『あ…』

P『俺も秋月さんのことが好きだよ』

律子『ありがとう…』

律子『私、こんな日が来るのを…ずっと夢を見てた…!』
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:12:43.03 ID:o6o3WnVuo
リンゴーン!リンゴーン!

律子『伝説の鐘…私も765の生徒で良いのかしら…?』

P『そうじゃないと伝説が伝説じゃなくなっちゃうから良いと思うよ』

律子『…ふふっ♪それもそうね』

律子『でも、伝説に頼らなくても私たちは上手くやっていけるわよね?』

P『もちろん。尻にしかれそうな気もするけどね』

律子『あら、失礼ね』


―――恋を夢見たお姫様は尽くすタイプなのよ?

―――これから、たくさん尽くしてあげるから

―――覚悟してね、ダーリン♪
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:13:38.30 ID:o6o3WnVuo
               /
         -‐ミ‐-.、    ,イ'
           ∨: :\ 〃 __,.rュ‐-.、
      _,..-‐ァ=‐-:、: : :Y/: : : : X'ヽ ̄
      ´  ソ;ィ気¨ ̄\:/;:==:≦ヲ¨ }
       〃イ: ; ィ':  ̄: : : : : : : : :>..
      / ̄〉': : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
      '   イ : : : : : : : :;: : : : : : : : : :ヽ: ヽ.
       /.: : : : : : : : : :ハ: |: : :∨: :i: : :',: : ヘ
.      / : : : : : ハ: : ;彳  :|li: : :.L: :|ハ: ハ: : ハ
      '.: : : | : : | l ! il   |从 : ||: :|`} : |:. : :}
      ; :.|: : :|: i: |ィ: |`|   | >:l`= ー-|: :|i:|   END
      |: i|: : :|:i|: | レ | 、   r ,z==x 戌リ
      レ' 〈: :i|ル' ,ィ=ミ }厂 ̄ヽ__,,.イ: :|}
      |  ヽ乂{ 〃   ノ  、       |: :.|
         .{|:ヘミ=-‐        _,,     |: .:|
.          |: : {ハ    ー‐      .イ: :リ
            |: : | 厶            / ;: :}
           |: .:j   ≧ュ..    ィl   |: :!
          |: :|   / :|三≧  |=、 |: |  _
         ,斗.:|―‐'{  ∨      リ `'|:リ≦ニニ≧、
        /∨i| |ニハ:|   ヽ.    /  ノ7ニニニニニニハ
       ;'ニ∨:| :/ニハ 、  ∧.  /  〃ニ{ニニニニニニ}
       {ニニ〈!:{ニニ∧ \  , / //ニニ∨ニ〃ニニリ
       lニニニ∧jニニニ∧  ヽ∨イ /ニニニ〉/ニニニニ7
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/16(金) 01:14:08.49 ID:9s0dm8Nj0
律子なら俺の隣でアイドルしてるよ
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 01:14:17.68 ID:QsITJg12o
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 01:14:49.11 ID:o6o3WnVuo
律子編終了です
俺の中で律子はルートが決まっている隠しキャラ的設定でした

次回更新時は真編を投下予定です
今しばらくお待ちください
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 01:18:41.58 ID:AGpKHRRlo
千早はいつ頃の予定?
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 01:19:15.07 ID:AGpKHRRlo
忘れてた乙
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/16(金) 01:21:19.51 ID:gpJ97hmZo
正直あまとうとかいらねえ…涼もだけど
他と比べて律子との絡み少ないし

期待してた律子編だけにガッカリだわ
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/11/16(金) 01:21:48.26 ID:cas8LXjzo

次も待ってる
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/11/16(金) 01:25:01.16 ID:K4JBXrcAO
賛否両論ありそうだけど俺は好きだぞ、この話
ときメモ2の佐倉さん思い出すし
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 01:27:30.82 ID:wtXOmeiDO
まさか律っちゃん編にあまとうや涼が出るとは予想もしてなかった
転校先は用意に予想できたが…
他の木星メンバーは残った未攻略メンバー√にでるのかな?
でも確かに期待してた分この律っちゃん√は残念だったかも…乙
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/11/16(金) 01:49:39.10 ID:3I9/3FXVo
乙!
まさかのりっちゃん楓子枠か
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/16(金) 01:56:29.59 ID:lD3XCsUDo
いや~よかった乙
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 02:21:12.67 ID:o6o3WnVuo
>>584
おそらく今月末には

遅くとも来月頭にはこのSSは完結させます
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/16(金) 08:26:59.14 ID:UEr2Gb0Xo
おつん!
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 08:51:16.91 ID:1VXSRJQIO

王道熱血スポ根になるとは予想してなかった
アマトウと涼ちんの濃厚なホモルートもちょっと見たかったわ
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 09:31:40.45 ID:fntspPBIO
>>594
それはいらない
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 09:57:05.66 ID:Ead1iJSIO
乙!

真なら北斗が出てもおかしくはないわな
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 10:11:24.60 ID:1WzK4W9DO
乙!
まこりん期待
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 10:24:05.45 ID:HQbckDWt0

こりゃあまとう×涼ちんの薄い本が出るな…
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2012/11/16(金) 19:08:33.56 ID:sd8IroJD0
>>598

既にどっかの歌の上手い美人事務員が書いてるだろその本。

つかかけ算の前後が逆じゃないか?
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 19:23:00.99 ID:wtXOmeiDO
>>599
sageろ
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/16(金) 20:20:26.11 ID:TTQPezyGo
なんか律子よりあまとうと涼との絡みの方が多い印象を受けた、はっきり言って微妙
乙は言っとく
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 21:00:42.04 ID:Z42ObN/1o
おもしろいけど、他のも書いているからこそもの足りないなー

これだけだったら、いいけどね…
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 23:51:53.42 ID:BuJOHk4DO
ゼータク者っ
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/16(金) 23:59:22.49 ID:o6o3WnVuo
すまない
律子編は、やっぱ律子の出番少なかったね
残り3人はガッツリ書けるようにします
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/17(土) 02:45:33.42 ID:NUNfqr9Jo
>>604
ここはアンタのスレだから思うように書いていいんやで
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 02:54:31.67 ID:9yBkPyPRo
ときメモ2プレイ済みのPなら納得出来そうだろうけど、
りっちゃんとのイチャイチャ求めていたなら物足りないか

さて、次は誰が来るのか
607 :VIPにかわりましてRIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 04:02:49.66 ID:ceIhP3ua0
>>586
このSSはときメモの要素を絡めてるんだからこの流れで良いだろ
<<1も隠しキャラの立ち位置と云ってるんだし

隠しキャラ=ルートが短いのは昔からの伝統

何はともあれ>>1乙です。
リッチャンハカワイイデスヨ
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 11:33:53.47 ID:LagIn0EDO
アニマスに涼や愛とか出てたんだな…全然気付かなかったよ
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 23:26:30.54 ID:yfu78ptQ0
>>608
出てたと言っても1、2回本当にちょろっとだからな
気がつかない人は気がつかないと思う
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) :2012/11/18(日) 21:26:52.92 ID:0ONGYw1Y0
>>609
そうでもなくね?セリフあったし結構ガッツリ出てたろ
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/19(月) 17:21:49.79 ID:YDSFX1FH0
悪友っぽい感じから恋に発展するとか大好物なんだが真wktk
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 02:50:26.26 ID:oFSVly29o
10話観てるなら気付かない方が難しい
それ以降の話ならまだ分かるが
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 02:52:58.43 ID:oFSVly29o
612は>>608-609宛で
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 03:14:32.48 ID:KsIs87BIo
アニマスの話をここですんなよ
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 11:48:39.25 ID:3kR+PbTcP
>>606
1のコアラみたいなもんかのう
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:10:03.40 ID:5RywCWzDO
真来た!これで勝つる!
617 :>>1 :2012/11/23(金) 01:08:04.77 ID:H3uF3UdCo
お待たせしてます>>1です

真編ですが今週の投下が間に合わない状況です
恐らく連休明けの投下になるかと思います
もうしばらくだけお待ちください
申し訳ない
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 05:02:17.77 ID:qfUQB7oXo
書き貯め頑張れ>>1
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 11:48:59.93 ID:++gJlorDO
ひゃっふうううう真だああああ!
乙女まこりいいいん!
ふぅうううう!

舞ってる
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2012/11/26(月) 11:36:58.15 ID:bHUYKPpy0
真編期待
ちーちゃんはまだか!!
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 15:05:46.95 ID:y5qoDNtDO
>>620
ageんなsageろ
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 00:00:04.13 ID:Li0vvzE+o
>>620
ナカーマ
ちーたんprpr

>>621
うるせーhageろ
わわわわわ
あ、いや、嘘ですすすす
す、すいませんすいません
ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ
く、車で轢かないでぇぇぇぇ
は、はぁ・・・・・・助かった・・・・・・
ゲロ吐きそうになったじゃん・・
てか、まじで轢こうとしましたよね・・・・
留守電聞いてた?何だ、そうだったのか
よかったわぁ・・・・・・・・
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 00:11:40.97 ID:ZIpzPbmIO
あらあら〜ゴミは撤去しておきますねー
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 21:51:39.53 ID:2RX6/Uaa0
>>622
18点
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:52:41.17 ID:hOWURblao
【空手の達人】

P『さて、せっかくの高校生活…』

P『俺には帰る家がある!帰宅部!』

P『ってのも青春の一つだが…』

P『それじゃあ、ちょっと味気無いよな』

P『と言っても気になる部活があるかと言われたら…』

P『……』

P『そういや真は空手部のスポーツ推薦で入学したんだよな』

P『空手部に見学に行ってみるか』
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:53:10.78 ID:hOWURblao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『……』

P『(空手部道場…)』

P『(学校の施設とはいえ、なんだか緊張するなぁ…)』

P『失礼しまーす…』

部長『ん?ウチになにか用かな?』

P『あっ、すいません。部活の見学をお願いしたいんですけど』

部長『あぁ、見学者か。経験者かな?』

P『いえ、未経験なんですが…』

部長『そうかぁ。直接打撃を行う形式の部活だからなぁ』

部長『全くの未経験者だと厳しいかもしれないが…』

P『そうなんですか…』
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:53:37.00 ID:hOWURblao
P『(まぁ、そうだよな)』

P『(真みたいに数を踏んでるならまだしも高校の部活で全くの未経験だとなぁ)』

部長『でも、せっかく足を運んでくれたんだ』

部長『良かったら組手でも見ていかないか?』

P『組手、ですか?』

部長『まぁ、わかりやすく言えば練習試合みたいなものだよ』

部長『今から女子空手部期待の新人、菊地真が男子空手部の部員と組手をするところだから』

P『えっ?女子なのに男子と試合するんですか?』

部長『そう、女子なのに』

部長『まぁ、見てればわかるさ』
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:54:05.19 ID:hOWURblao
男子部員『…押忍っ!!』

真『…押忍っ!!』

P『(真…凄い気合いだ…)』

P『(でも、相手の男子部員よりも身体が一回り小さい…)』

P『(いくら真が強いと言っても、あの体格差じゃ…)』

審判『……』

審判『…始めっ!!』

真『てやあぁぁぁっ!!』ダッ…!

P『…!?』
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:54:33.85 ID:hOWURblao
バシィッ!!

男子部員『ごっ…!?』バタン…!

審判『一本!勝負有り!!』

P『な…』

P『(な、なんだ…あのハイキック…!?)』

P『(人間の足があそこまで高く上がるものなのか…!?)』

P『(いや、それより何より…速いし重い…!)』

P『(あれが真の実力…)』

P『(空手のことは詳しくないけど体格の良い男子を一発KO…)』

P『(達人クラスじゃないのか…?)』
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:55:21.88 ID:hOWURblao
       ヾヽ!:.l  ____
      ,..-ヾヽ!´:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
     /:.:.:..:.:.:`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
     /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:ヽ
      l:.:/:.:.:i:.:.:.:.i:.ヽ:.:ヽ:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:.:ヽ、
      !:.!:.:.__!、:.!:.lヽ_Lヽ-:.:.:.lヽ:ゝ:.:.,ゞ
     レリ:.:..,ォ、lヽ!´,ィ=t-、ヽl:.:.:.:.:、l`
.      ヽト、!ヒ!    ヒリ_ r'´:´:`:ヽ
         l、 '   "",i´: : : :))ノ`!
        ヽ、´`   ,{: : : : : :)ヽ: :)
        r'´: : :` T´ {: : : : : :) ./: :)
      ,!: : : : :) lー 、 {: : : : : :} l ̄ヽ、
       {: : : : : } l__  ヽ: : : : :) ,! ./ ヽ
     /{: : : : : } |::::: ̄::;ゝ: : ノ. ヽl!  ヽ
     /(: : : : : ) !::::::::::/ ` ハ   ヽ、__`-、
    / ヽ: : : :}  !::::::/  / ヽ   ヽ  ` ト、
    / ヽ ト、: : :)ヽl/  /   ハ   〉   \
   /   ヽ`ー' / /    l!:::ヽ、_/      /
   / _  ノ  /  /      ヾ、:::〃     /
  r'  , - `ヽ!_〈  /         ヾ、     /
  ヽ/    ヽ`ー-.、_,ォ-、,-、___, イ   ̄` ー'
   l   ,r‐‐-〉`ー-,〃::::;!:::::トヽ-‐'ヽ、
   ヽ /:::〉/l  /:::l`ー'└‐' ヾヽ  ト、

真『ふぅ…』
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:55:57.71 ID:hOWURblao
部長『どうだった?』

P『確かに男女の心配をする必要は無かったですね…』

P『(正直、想像していた以上のレベルだ…)』

P『(あまりにも俺は場違い過ぎる…)』

P『(ここは早々にお礼をして立ち去るか…)』


真『…あっ!』


P『えっ?』
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:56:25.50 ID:hOWURblao
真『プロデューサーくん!見学に来てたんだ!?』タタッ…

P『あぁ、うん…』

部長『なんだ?二人は知り合いだったのか?』

真『はい!同じクラスなんですよ!』

真『プロデューサーくん、もしかして空手部に入部するの?』

P『あぁ、えっと…俺は…』

真『う〜ん…』マジマジ…

真『…先輩。彼は伸びますよ』ニヤリ

P『…見学だけで』

P『……』

P『…えっ?』
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:56:51.81 ID:hOWURblao
部長『ほう。菊地のお墨付きか』

部長『だが彼は未経験だと言っていたが…』

真『未経験だからこそですよ!』

真『可能性や伸びが望めるんです!!』

P『ま、真さん…?』

部長『なるほど…そういう考え方もあるのか…』

部長『よし!空手部への入部を認めよう!』

部長『毎月第三日曜は全体練習があるから休まないようにな!』

P『えっ?えっ!?』
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:57:18.74 ID:hOWURblao
真『プロデューサーくん、や〜りぃ〜!!』

真『未経験者が入部を認めてもらえるのって難しいんだよ!』

P『あ、あの…真…俺は…』

真『あぁ、うん。わかってるよ』

P『だったら…』

真『ボクは女の子だから女子空手部…同じ部活とは言えないけど…』

P『いや、そうじゃなくて…』

真『でも、同じ道場だから一緒に練習してるも同然!』

真『へへっ!今日からよろしく!』

P『……』

P『(聞いちゃいない…)』

P『(こうして俺は空手部に入部することになった)』
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:57:47.33 ID:hOWURblao
【任せて!】

P『さて!今日は体育祭だ!』

真『へへっ!ボクの見せ場が来たね!』

P『真、二人三脚のパートナーよろしくな』

真『任せてよ!』

真『机に向かってカリカリと勉強しているのは苦手だけど…』

真『身体を動かすことはボクの専売特許と言っても良いからね!』

P『頼りになるな。俺も引きずられないようにしないとな』

真『プロデューサーくんがバランス崩しても、ちゃんと最後まで引きずるから心配しないで大丈夫だよ!』

P『いや、引きずらないでくれ…』

P『(こうして俺と真は二人三脚に出場し見事1位を勝ち取った)』

P『(卓越した運動神経だよなぁ)』
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:58:17.54 ID:hOWURblao
【仲間】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

P『あ、赤点…』ズーン…

P『(しまったな…夏休みは補習か…)』

P『(くそ…夏休みまで学校に行って勉強だなんて…)』

P『(せめて誰か仲間がいれば、まだ…)』

真『うわぁぁぁん!』

P『…おっ?』
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:59:23.90 ID:hOWURblao
 ,-'7
 -'´ィ i            、   ,イ'´___
   / レイ7__   ヾー-=ニ、_ム`ヽ、j:レ',-‐'⌒
/`i`´ レ'´   ,ヘヘ::::::::::::二__ム::::`ヽ、___
―i レ'´i    /__,=-┘>'´  / ヽ、::ヽ:`ヽ、`ヽ_
  レ-ヘ|_    | `ヾ、::-K__, "'´=っ \i、::::、:ヽ、 `ヽ、
        j _,x≦:i´= ,  """_    ヾ:i:::ト、::ヽ、  Y
.         / ヽ、:::::,:|"",-‐'´  ̄ ヽ   リレ'、}|、::i:ヽ  |
.      /   /7: :|  レ'´     〉   、シ'´::Nヾ、 |
      /   / /ィ込  \  _,-‐'   /::::::::N.     |
.     /   /    ヘ  `´      ,イ:::::|>'´|    j、
     /   i,イ`ii、     `ヽ、   _  |、:iヽi|三ミヽ、__j__〉、
.   /    `i ii |`ヽ、_ ___フ7´   j\ |: : `ヾミ三彡'
   `ヽ、     | ii i   .:/:. 7 ヘ    / : :゙Y{: :     /j
      `ヽ、__j ii | 、 . :i: :. /  ,ヘヽf r‐、 : :|:.',:/i.   /:/
           N ii |: :i: :i: i:.{  /i i: |.|//: :\:.|: ヘ/  /::f
         `ヽ、: :、i: : レ' {_{__i//,:'  レ'  iヽ  :.:.ノ
            ゙ヽ{: :    |  7:      i ヽ/
                i:    〉―{:. === : /
               i:    i   |:     /|
              j    i   |:    /: : i
             ノ',.   /    |:   : : : : :i
             /: :i  {    ノ:     : : i
              /  :i  ヘ  /:     : : i

真『赤点5つなんて補習も課題もシャレにならないよ〜!』

真『うう…部活だってあるのにまいったな〜…』

P『真!信じてたぞ!』

真『ふぇっ?プロデューサーくん…?』
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 01:59:51.22 ID:hOWURblao
P『聞いてくれ、真。俺、赤点取ってしまった』

真『えっ!?プロデューサーくんも!?』

P『あぁ、困ったな!』

真『…なんか、嬉しそうな顔してるのは気のせい?』

P『そういう真だって』

真『あっ、バレた?』

真『へへ〜♪仲間だ〜♪』

P『あぁ、仲間だ!』

P&真『……』

P&真『どうしよう…』

小鳥『補習です』

P&真『うぐ…』
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:00:20.17 ID:hOWURblao
【デートってデートのこと?】

真『いや〜まさかクラスで赤点なのボク達だけだなんてね〜…』

P『まぁ、1人じゃないだけ良しじゃないか?』

P『俺は真がいてくれて嬉しいぞ』

真『それもそうかもね〜…』

真『プロデューサーくんがいなかったら今頃一人ぼっちだったわけだし…』

P『1人だとかそういうの関係無しにさ』

P『こうやって真と二人ってのが嬉しいな』

P『なんかデートしてるみたいで』

真『えっ…?』
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:01:08.33 ID:hOWURblao
                ,
                ,イ
               (( ,x=ニ二ニ=-'
             -―'::'∠ ,_
          , ’....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
        ,’           ............:::ヽ  て
        /..::::::::.........................:::::::::::::::::::::::::::::ヽ  そ
.       /:::::::::,':::::::::::::::::::、::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ
      /:::::::::::i:::::::,ィ::,ヘ::::i:::::::ト、::ト、::::::i::::::::i:::::',
      f:::::::,:::::i::::::A:/-‐i::::|’,厂ヽヽ、:::i、:::::i::::::i
      i:::,:::j:::::;イ:/,ィz宍、Y レ',宍=z、N::,、::ii:::,i:|
      レ'レ'i::/{rレi{  5リ       5リ  } リf }ノi::ハi
        W、ゝi //`´///////`´// ノ‐'::/リ
       r、r、r、iゝ           /::/i/
      r、\ヽヽヽミ 、 f⌒ ´ ̄ )_,イ レ'
       \ヽ ` `..} ≧‐- -‐'´:i,\
        {    |´| \ r'´ ̄  }ー―-=、
          入   i ', /~゙Y⌒ヽ、  i      ヽ
.       /ヽ \  \ii/ 三、ヽ⊃//'´     )
.        /__ヽ,':\  | rt): 个':.レ'___   ,イ
      /==={: : ヽj  ヽ: : `⊃===ミ、  :j
      {/i ̄`i:. :/   r―‐'´ヽ、7 ̄\ミ`Y
        \|  /    /\        〉>'
        i ´     /i  \     ,イ'´
        八    / .|   |: \  / i
         弋__/   \/:  `´  >
          (            /|
           Y⌒ヽ、_,-‐'⌒ー‐'´i:::」
          /7┬┼┬┼┬┼┬┼ヘ
            //::::ii:::ii::::ii:::ii:::ii:::ii::::ii:::ii:::iiヘ
         //=ii=ii=ii=ii=ii=ii=ii=ii=ii=ii=ヘ

真『で、ででで…』

真『でーとぉ!?』
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:01:34.28 ID:hOWURblao
P『男と女が二人きりだと、そういう風に連想しないか?』

真『男と女…』

真『……』

真『うわぁっ…そっかぁ…』

真『これ…デートなんだぁ…』

P『いや、これが本当にデートなわけじゃないけど…』

真『女の子かぁ〜……いひひ…♪』

P『(まぁ、真は女だと思うが…)』

真『い、いやだなぁ〜…なんだか顔が熱いよ〜…』パタパタ…

P『……』
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:02:01.01 ID:hOWURblao
P『(そっか)』

P『(真は凛々しい顔立ちと言葉遣い…)』

P『(性格も良い意味で男らしいからな)』

P『(やっぱり、男扱いされることが多いんだろうな)』

P『(俺だって最初は…)』

P『(多分、本人は女らしくなることに憧れがあるんだろう…)』

P『……』

P『なぁ、真』

真『あっ!?な、なに?』

P『今度の日曜日に一緒に中央公園でデートしないか?』

真『……』

真『えっ?』
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:02:29.72 ID:hOWURblao
真『デート…?』

P『あぁ』

真『誰と誰が…?』

P『俺と真が』

真『と、友達同士で遊びに行くとかじゃなくて…?』

P『二人きりならデートじゃないのか?』

真『……』

真『い、行くっ!行きますっ!!』ズイッ…!

P『おおっ!?』

P『じゃ、じゃあ日曜日は中央公園の前で待ち合わせで大丈夫か…?』

真『ボ、ボク!絶対に行くから!ちゃんと来てよね!?』

P『わ、わかった。わかった』

P『(そんなに気合いを入れられても…)』

P『(でも、こんな反応してもらえると誘って良かったって思えるな…)』

小鳥『…デートも良いけど早く教室に来てもらっても良いかしら?』

P『うわっ!?』
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:03:00.04 ID:hOWURblao
【デートってこういうことじゃないの…?】

P『今日は真とデートだ!』

P『(さて、中央公園に着いたわけだけど)』

P『(時間までまだ余裕はあるな…)』

P『(ちょっとベンチで座って待ってるから…)』

P『(えーと…ベンチ、ベンチ…)』

P『(あっ、あった)』

P『…って』
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:03:42.97 ID:hOWURblao
                          __ ヾヽ
                          ´二ニヽ}/<__
                         /::::::::::::::::::j:::::ハ::ヽ
                        /::.... ../:::/::/|::/ l:jヽハ
                          /::::::::::::/:::j'::7≧' リィ.|::ji
                      /::::::::::::::j:::イ ハュrj  マハイ|
                        /イ:::;::::r‐-!ハ       ′l'
                       レ |:::{ 「 c ` u   ー'ー' ノ
                        レヘ:7T^ー..   __ /
                            ' ⌒マ!   l_...
                            /⌒ヽー` -}ハ  Y
                           i!   jl≧=彡リ l
                             ハヽ  マヾニハ j
   _        ________    jトハ  ',_゚_j : ---‐<ヽ
  (\ヽ ̄ ̄ ̄                    !  l  マTサモl :. __ ヽハ
   ヽハ ヽ_______............   --ァ=ュ= |   ハ  V回_y1 i  ̄   マム
     マ ム ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         /イハ Y j  |.ム  マt_x」!  l ___)ハ
     Y ハ   ____  .............. {! |l j l|/   lか.  Vァハ  l  ̄ ̄ l! !
     |! l― ̄ ̄ ̄        人_jト/人!   `ヾ_、  V=r'ニニ、 __」 |!
     |! i!       ____/¨  ̄(/トイ!   __、_'。 〉-=v-―-、 ーl! |
     ||! !===== ̄ ̄ ̄   /     |! ハ ´ ̄`ヽハ j l j」-ュ)」/メ _! ハ
     ||! |    ___.......  {     j!  }   ー∨ニ≧'ニ≧,ニニY 二_>..._
     ||! ハ―  ̄ ̄       >- .. ノ!  ノ _j r-='ニyニニニj!ニニl! ニニニ≧=ュー-、
     ゝ.ー≧-=ニニ -- ニニ三三 ≧ ̄j/ヽ_>‐‐ァ_'ニニニ/lニニハ_  ____) }
      `TT r--,、 ヽ\________二ニニ /_,イニマニ/ `T ―' ト、!TT 7l / ̄ ̄´
       | | |!  j !〉-'=)―   ̄ ̄ ̄ ̄        / マリ7´   l   i } L!_/ j /
       | | |! // / ̄                      /   /     ',   V r-、 ハ
       人≧='/ /                       /   /       ハ   V   ヾl }
      j イ ̄ ヾ ヽ                 /   /       `ヘ  }!    l! l
     (_彡'    Vl |!                r'=- _/,        Yニ彡{   ヾ ≧、
            l ハ               ア/ーr'         ヾ=ァハ     `ー'
             マ ≧、             { ト-=ヘ          {ハ 」〉 >.
             `ゞ--'             Yヾ、 >\         Yr_T_フ!
                              ーミ=vヘミ>        `ー=‐'
                                `ー='

P『真…!?』
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:04:11.07 ID:hOWURblao
真『えっ…?あっ、ぷ、プロデューサーくん…』

P『…いつからいたんだ?』

真『あー…そのー…あははっ…』

真『こういうのって、どうするのが良いのかわからなくてさー…』

真『「ごめーん?待った?」って、ちょっと遅れて可愛く謝るのが良いのか…』

真『でもでも、外は暑いしあんまり待たせるのも悪いから先に来た方が良いのかなぁって…』

P『お前な…』

P『俺も早く来たから良いけど、この暑い中を待たせてしまった俺の身にもなれよな』

真『あっ!?ご、ごめん!やっぱり男の子もそういうの気にして…!』

P『…自然体で良いんだよ』

真『えっ?』
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:04:38.28 ID:hOWURblao
P『無理に気取らなくても良い』

P『俺は真が真だから仲良くなったわけなんだしデートに誘ったわけなんだ』

真『ぷ、プロデューサーくん…』

P『確かに気軽に話せる男友達みたいな感覚はあるかもしれないが…』

P『俺は真のこと、可愛い女の子だと思ってるぞ』

真『…!!』ドキッ…

P『だから、いつもの真のままでいてくれ。なっ?』

真『…う、うんっ!!』

真『行こう、プロデューサーくんっ!!』

P『あぁ』
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:05:04.48 ID:hOWURblao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真『いや〜!今日はホントに楽しかったなぁ!』

真『また誘ってよ!ボク、待ってるからさ!』

P『あぁ、また誘うよ』

真『へへっ♪』

真『えーと…帰り際はどうすれば…』

P『…一緒に帰るか?』

真『えっ?』

真『あ…う、うん…///』

P『じゃあ、帰ろう』
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:05:38.40 ID:hOWURblao
【まだ死にたくない】

P『今日から空手部の夏合宿だ!』

真『やぁ!』

P『おっ、真』

真『ちゃんと部活の練習に付いていけてるみたいだね!』

真『やっぱりボクが見込んだだけはあるな〜!』

P『ははっ。わりといっぱいいっぱいだけどな』

真『ボク、プロデューサーくんと組手出来る日を楽しみにしてるよ!』

P『いや、それは勘弁してくれ。死んでしまう』
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:06:25.60 ID:hOWURblao
【女の子といえば料理でしょ!】

P『いや〜今日の練習も疲れたなぁ…』

P『…腹減った』グ~…

真『さて!良い練習をする為には良い料理を食べないとね!』

P『おっ、今日の夕飯当番は真か』

P『…料理、出来るのか?』

真『むっ!失礼だなー!』

真『これを見てもそんなことが言えるかな!?』ドンッ…!

P『ぬおっ!?』
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:07:08.14 ID:hOWURblao
              / ̄`ヽ、       ,.r
              /     /     .// ,..-‐=-、
              !     /   ,....-....!:レ':/_
              ヽ_/  ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.´:.:.:.:.:.:`ヽ、
              //   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
              //   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:ヽ
             //  ./イ:.:.i:.:/:ハ:.:.:.l:.:!:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:ヽ
           r.、_//     lイ:.i:.‐- 、ハl ! lヽ__:.:.l:.:.:.l:.:!:.:.:.:.:.:ヽ、
         ,」´(´_`ヽ     !:!:/rォ、 リ ´._ヽ_`:i:.:.:l、l:.:.:.:.:.:.:lー`
        .r'-、ヽ」〉 〉     ハl ヒ.!   ´ ヒ リヽ!:.l‐i:.:.:.:.:lヽl
        .ヽゝ'/ ! ./      、  '.    `´ .ハ!ノ、ト、:.l
        / /‐.-‐.'┐     .ヽ . マ_ァ   .!vヘ/
        .!_ノ、_:.:.:.:._ j    __,r/ヽ>.、 ィ´  .ト、
        〈    `´ .〉   / / /:.:/ '´ノ   ヽヽ_
        .ヽ    ./   / / ./:::/.、_     /:_>ヽ
        .l    イ ./ / /:.:.!:.:.:.:`ヽ,.-‐.,r '´_,..-‐ヽ
        l     レ'´   /fxil´`ー-<´:.:.:/ / _, -─i
        .l     l   / `"     `__ // /´   l
        l     .!   l         lfxil 〉 /     ト、
        !      _,. -‐!          `" ! /      i:ヽ
        ヽ   /    !         i  .l      !::ヽ
         `ー '´    .∧         !  !      l:.:.:.ヽ
               ./          !  .l      ! ̄``
                 /          .!   .!     /l
               /          !、  !     !
              〈           `ー-.l.!     l`!
              /            ,r‐〉!    .! !
              /            イ _,ゝ!     .!
            __/             l´:.l:.:!     !
         _, -'´:.:./                  l:.:ヽ:l       !
         ヽ:.:.:._/!                   l:.:.:.`l      l
        r‐'´,r┘              ノ:.:.:./!      l
         >'´               /:ヽ:.:ヽ、   __,イ
       /                 /:.:.:.:.:.ヽ:.:!:.`´ ̄:.:.:.,!
     /                  /:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ7!ー-- ´l
   /                  ,.r':.:.:..:,r‐ '"´`トi .l .r、  l
  ヽ                  / !ヽ/       レ. ヽ! ! ! !l!
   ヽ、_              /  l        l   l.j!.lj'
       ヽ           /   .!        !

真『真特製!活けダコと魚介いっぱいの舟盛りだよ!』
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:07:36.66 ID:hOWURblao
P『(な、なんて男らしい…)』

真『まぁ、食べてみればわかるって!』

P『……』パクッ…モグモグ…

P『あっ、美味い…』

真『でしょ!親に隠れてこっそり訓練してるし!』

P『(料理も女の子らしくなるための努力の一環ってとこだろうか?)』

P『(…確かに技術はあるんだろうけど)』

P『(やっぱり舟盛りは豪快過ぎるだろ…)』

P『(こうして1年目の空手部合宿は終わりを迎えた)』
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:08:04.37 ID:hOWURblao
【ダンサー二人】

P『今日から新学期だ!』

真『スポーツの秋だね!』

響『スポーツの秋だぞ!』

P『真、響。二人揃ってどうした?』

真『帰りに響とゲームセンターに寄るんだけどプロデューサーくんも一緒にどう?』

響『ダンスダンスレボリューションするんだ!』

P『ダンスダンスレボリューションか…良いな。俺も行くよ』

響『おっ!デューサーはノリが良いな〜!』

真『一番スコアが低かった人は勝った二人にジュース奢りね!』

P『よし!受けて立とう!』

P『(と、意気込んだ俺だったが真と響の運動神経の前に成す術も無く見事に完敗した…)』

P『(くそ〜…真はダンスも得意なんだな…)』
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:08:43.59 ID:hOWURblao
【水も滴る良い女】

P『さて、今日はクラス対抗水泳大会だ』

P『(室内プールがある765学園だからこそ出来る行事だよな)』

P『(さて、個人戦。ウチのクラスの代表と言えばもちろん俺!)』

P『(と、言いたいところだけど…)』

真『ぷはっ!』バシャッ…!!

小鳥『A組、真ちゃーん♪今、1着でゴールインっ♪』

P『(当然のように男子に交じって、真が今、1着でゴールイン)』
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:09:42.08 ID:hOWURblao
                    〈::{ /:,.'
                   ,,..__ ヾ斗/___
                 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
                .::::::/:::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::::.
                /:::::i:::::::::ハ::::::::i{:::::::::::::i:::::::::::::':、
               ,イ:::::::{::::::::{ {ハ:::::i!:::::::::::::!::::::::::::::::i
              / {::::从Lヾ| ´「`メ、:::::::i:::::i::::::::::::::::}
               i{::{' __   ! ⌒ヽヘ::::}::::rハ:::::!:::::::}
   f^! / )         }:::}'⌒ ,  xwx ハ::}::::| }::::!::::::i!
.  i { / /          从vx  _    }/i:!丿:::::::Y
.  } y /_           ヘ  ∨_丿   イ }从::ハ!゛
  }, 'Y"´ 〉           \,..__,,  '::  ,__辷_
  .{ ィt_/_} ー―――''"´  ̄`¨ 丶ー≠―一'"    \
  !  ` /                          ヽ
 ̄ ゝ、_,_,-―--  ....,,,_____ _ ___ __         }
_                /::i !l{ .//::::::::::`ァ-       ;
   ̄ ̄"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `/::::i !l{-//:::::::::::::::{  ¨´   ,'
               ./:::::::i !l{//::::::::::::::::::ヽ     /
               /:::::::::::i !〃::::::::::/::::::::ヽ、  /
              {:::::::::::: :i//: ::::::,':::::::::::::::::::::゚丶
              i!:::::::::::::i!/:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::}
               }:::::::::::刈::::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
               i:':、::::圦:::::::::::i:ヾ:::::::::::::::::/
               |:::::/⌒ヽ、:::::::i::::::::::::::::::/
               !::::{  〃}} :::::i:::::::::::::::::/
               .::::ゝ、__,'丿::::::i::::::::::::::/
               i::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::{
               !::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::、
               !::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::\
              /::':、::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::ヽ、
              }:::::::::::、::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::':、
               j:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::,
             /:i:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
             i:::i:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
             {:::i::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
             }::::i::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::.-‐ャ
             ゞー%―――‐┴≧ァ―一''゙´     ',
             ,′  \::::::::::::::::::::::/          '.
             i     `丶、:::::::::{           }
             |        ゛i¨~ l           i

真『へへっ♪やーりぃー♪』

美希『きゃー♪真くーん♪』

雪歩『かっこいい〜♪』

真『わっ!?や、やめてよ、二人とも〜!』

P『(あれは女子にモテても仕方ないよなぁ…)』
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:10:19.96 ID:hOWURblao
【戦士の休息】

P『今日は文化祭だ!』

P『せっかくだから誰かと一緒に見てまわりたいな』

P『おっ…あれは…』

P『真!』

真『うん?ボクに何か用?』

P『良かったら一緒に文化祭、見てまわらないか?』

真『あっ、良いよ!ボクもちょうど誰か誘おうかなって思ってとこなんだ!』

P『そうか。それはちょうど良かったな』

P『じゃあ、茶道部にでも行くか』
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:10:45.92 ID:hOWURblao
真『いや〜…雪歩のお茶は美味しいね〜…』シミジミ…

P『全くだなぁ…』シミジミ…

雪歩『おかわりは自由だから、好きなだけ飲んでねっ』

P『しかし、お祭りなのにこのまったり感…』

P『真には合わないんじゃないのか?』

真『普段、動いてばかりだからね』

真『たまにはこういう休息の時間も必要だよ』ゴクッ…

真『…ぷはぁ♪』

P『なるほど…』

P『(こうして高校生活最初の文化祭は終わりを迎えた)』
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:11:23.63 ID:hOWURblao
【期末テストの補習はパスしました】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:11:51.65 ID:hOWURblao
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく真ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、真?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:12:44.57 ID:hOWURblao
【お姫様になりたくて】

P『すいません…遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

真『やぁ、プロデューサーくん!』

P『よう、真』

真『へへっ♪遊園地なんてひっさびさだー!』

真『今日は楽しむぞー!!』

小鳥『プロデューサーくんは幸せ者ね〜♪』

小鳥『クリスマスイブにこんな可愛い女の子達と過ごせるだなんて♪』

P『…女の子?』

真『……』ギロッ…!

P『い、いや!真には言ったわけじゃない!』

小鳥『ふーん…』ジロッ…

P『そ、それよりも早く中に入りましょうよ!』
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:13:12.80 ID:hOWURblao
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

真『メリーゴーランドかぁ…』

真『……』ソワソワ…

P&小鳥『……』

小鳥『プロデューサーくん』

P『言われなくても』

真『(多分、周りから見たらボクは白馬に乗ってないと変に思われるんだろうなぁ…)』

P『ご一緒に馬車でもいかがですか、お嬢様』スッ…

真『えっ…?ぷ、プロデューサーくん…?』

真『……』

真『よ、よきにはからえ…!』

P『それじゃお殿様だろ』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:13:39.52 ID:hOWURblao
真『ボ、ボク達、変じゃないかな…?』

P『どうしてだ?』

真『だって、ボク…自分でもこういうの似合わないのわかってるし…』

P『俺が王子様じゃ不服か?』

真『えっ…?』

真『王子様…?』

P『あぁ』

真『……』

真『…ふふっ』
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:14:06.27 ID:hOWURblao
真『うーん。ちょっと、頼りないかなぁ♪』

P『あっ、酷い奴だな』

真『…へへっ♪』


小鳥『(あら♪二人とも良い雰囲気ね♪)』

小鳥『(ここは若い二人に任せて、大人は邪魔しないようにしましょうか♪)』

小鳥『……』

小鳥『(あーん!真ちゃん、羨ましい〜!!)』


P『(こうして高校生活最初のクリスマスは終わりを迎えた)』
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:15:00.30 ID:hOWURblao
【乙女の願いはいつでも】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、謹賀新年といえば初詣だが…』

P『真は誘ったら来てくれるかな?』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし、プロと申しますが…』

真『やぁ、プロデューサーくん!新年早々どうしたの?』

P『おお、真か』

P『良かったら今から初詣でも行かないか?』

真『初詣かぁ!良いね、喜んで行くよ!』

P『あっ、ホントか?じゃあ神社の前で待ち合わせ良いか?』

真『了解、了解!じゃあ、また後でね!』

P『(よし!俺も準備して行くか!)』
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:15:27.24 ID:hOWURblao
P『さてと、真は…』

真『やぁ!明けましておめでとう!』

P『おっ、真。明けましておめでとう』

真『うーん!この寒空の下での人ごみ!』

真『新しい年を迎えたって感じだね!』

P『そうだな』

真『ねぇ!プロデューサーくんは何をお願いするの?』

P『俺は…内緒かな。真は?』

真『ボクはもちろん女の子らしくなれますように!』

P『…願いを人にバラすと叶わないって言うぞ?』

P『(さて!今年も1年頑張るか!)』
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:16:03.31 ID:hOWURblao
【モテモテ真くん】

P『さて、今日はバレンタインだ!』

真『やぁ!バレンタインチョコの調子はどう?』

P『おお、真か』

P『って、なんだその手に持ってる箱の量は…』

真『あー…うん…まぁ、毎年のことというか…』

女子生徒『真ちゃーん!真ちゃんにチョコ作ってきたよー!』

真『あははっ!ありがとう!』

真『…って感じで』

P『…人が良い奴だな』

真『あっ!ボクはボクでちゃんとキミにチョコ用意したから!』

真『良かったら食べて!』ドッサリ…

P『……』

P『…どれが俺宛てだ?』
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:16:34.94 ID:hOWURblao
【ホワイトデーも楽じゃない】

P『さて、そういうわけでホワイトデー』

真『ホワイトデーのお返し配るの手伝ってくれない?』

P『そんなバカな』

真『まぁ、流石に冗談だけどさ』

P『(本当かよ…)』

P『あぁ、そうだ真。これホワイトデーのお返し』スッ…

真『あっ!わざわざありがとう〜!』

真『いつも渡す側だから全然期待してなかったよ〜!』

P『そんなバカな…』
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:17:05.23 ID:hOWURblao
【俺達、仲悪いのか?】

P『さてと今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『真!』

真『あぁ、プロデューサーくん!』

P『また同じクラスだな俺達』

真『ホントだね!担任も小鳥先生だし…』

真『呉越同舟ってやつかな!』

P『いや、絶対に違うと思う』
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:17:41.00 ID:hOWURblao
【GWはキミとおでかけ】

P『GWですよ!GW!』

P『せっかくの連休…部活だけで終わらせるのはもったいない…』

P『真ならきっとわかってくれる!』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

真『今ちょうどヒマだったんだ!どうしたの?』

P『おお、真か』

P『えっとさ…』
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:18:10.00 ID:hOWURblao
P『明日、良かったら一緒にショッピング街でも行かないか?』

真『えーと…ちょっと待ってね?』

真『…あっ、良かった!明日は空いてるから大丈夫だよ!』

P『それなら良かった』

P『じゃあ、明日は駅前広場で待ち合わせってことで大丈夫か?』

真『うんうん!待ってからね、ボク!』

ガチャ…

P『っし!』
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:18:42.20 ID:hOWURblao
【可愛い服だって似合うよ】

P『さてと、真はまだ来てないな…』

真『ごめーん!待った?』

P『あぁ、真。俺も今、来たところだよ』

真『あぁ、良かった!』

真『……』

P『…ん?どうした?』

真『あぁ、いや〜…』

真『なんだか今のやりとりって自然なデートの待ち合わせっぽくて良いな〜って…』

P『そういうのは口に出さずに心に留めておいた方がより自然だと思うけど…』

真『あぁ、そっかぁ…』

真『じゃあ、やり直そうっ!』

P『いやいや、そうじゃなくて』
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:19:08.17 ID:hOWURblao
P『ほら、もう行くぞ?』

真『あっ、そうだね。時間がもったいないし』

真『今日はどこに連れていってくれるの?』

P『ブティックなんてどうだ?』

P『そろそろ夏服も用意しておく時期だろ?』

真『あっ、良いね!ボクもちょうど行きたいって思ってところなんだ!』

P『そっか。それはちょうど良かったな』

P『それじゃあ行くか』
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:19:36.15 ID:hOWURblao
真『ねぇ、プロデューサーくん?』

P『どうした?』

真『どれがボクに似合うと思う?』

P『うーん、そうだなぁ』

P『あのリボンの付いたワンピースなんてどうだ?』

真『えっ…?あの可愛いやつ?』

P『ダメだったか?』

真『い、いや!そんなことない!』

真『てっきりパンツルックのかっこいい服って言われるかと思ったから…』

P『でも俺は、あのワンピースが似合うと思うな』

真『……』

真『ちょ、ちょっと試着してくる!』

P『あぁ』
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:20:31.07 ID:hOWURblao
                                __!:./-/;∠´ ̄ ̄``
                             ,..'"´:.:.:!:.!/:./:.:.:.:.:`:`:ヽ、
                           /:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ!/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
                          /:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
                          /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:ヽ
                         /:.:./:.:.:./:.:.:.:イ:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:.:.:.::.:ヽ:.:.:.ヽ
                          !:.:/:.:.:./:.:.:./:.!:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヾ:、
                          !:/:.:.:./-‐- 、i:.:.:.:ハ:.:.__:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ:.:.!ヾ、
                          lハ:.:./! _  ヽ:.:! ´ヽ:::.:!`:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:ヽ:.l
                           ヽハl " ̄`  ヾl ォ==、ヽ:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:lヽ!
                             !     ,       lハ:..!:.:.:l:.:.:.i
                             ヽ、 r‐ --、    ,r-イl:.:.:iヽ:.!
                        ,r‐ 、__   \ヽ __ノ   /  ヾハ:ノヾ!
                       / . . : :{ゝ ̄T"´ ` --‐ '"/
                      / . : :l : : {ゞ: : :!       〈
                     / . . : : ! : : {ゝ: : i       ヽ
                   / . : : : : l : : :{ゞ: : :i-、_      /\
                   i . . : : : : : :! : : : {ゝ : :ヽ `ヽ、 _ /: /}:ヽ、
                   ! . : : : : : : ! : : : :{ゞ: : : :ヽ   ノ: :/}: : : .!
                   ゞ=ミ、: :ノ: : : : :{ゝ ,r,=ォr=、く: :/ソ i: : : .!
                   /   /゙/ . : : : : { !〈〈//ヾ、〉〉/ソ: :i : : . !
                  /   .// . : : : : : { !: :`l ! ://´/ソ : :!: : : . !
                /   // . . : : : : : :{ !: :/ノ 〈〈 :/ソ: : /: : : 丿
               /   〃 . : . : : : : : : ゞゝ: : : : :,/ソ: : /==r"
             /   / . . . : . : : : : : : : ヾミ三彡": : /  /
               /  , '´ . : . : . : : : : : : : : : : : : : : : : :i: :/  /
           / , '´. : . : ∽. : . : : : : : : : : : : : : : : : : :l /  !
         / / . . : . : . . : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . l'.   !
   ,r‐--‐ '"´ /. : . :, - '´. : . : : : : : ∽ : : : : : : : : : : : : : . l   !
  /,r-、__, -'"´, -‐ ' ´. : . : . : : : : : : : : : : : : :∽: : : : : : : : : .l   l
..( イぅっ、  ̄ヾ、_. : . : . : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∽ : ∽. .i    !
      ヽ . : . `ゞヽ. : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . : .i   l
      \ . : . ヾミヽ. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . : . !  l
        ヽ、 . : . `ミヽ、、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . : . : .!  l
         ヽ、. : : : :`ヾミヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : . : . : . : . i  ヽ、
           〉、: : : : : : : :`ゞ≡ミ、、_,、、: : : : : : .`ヽ、. :,,r=!   ヽ、
          / `ヽ、: : : : : : : : : : ``ゞ=ヾミ彡ミヽ、,,ィ彡"ヽ:ヽ、 \ `!
          /    ` ー-〈: : : : : : : : : : : : : : : . : . :`゙"´. : . : . ̄`\ヽj
         /        /`` ー- 、_ j-、___. : . : . : . : . : . : /´ `'
         /        /        /

真『ど、どうかな?』
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:20:57.82 ID:hOWURblao
P『良いじゃないか。やっぱり似合ってるぞ』

真『…!』

真『へへっ…♪嬉しいな…♪』

真『ボク、これ買うよっ!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真『いや〜今日はボク、大満足だよ〜♪』

真『また一緒に出かけようね!』

P『あぁ、また誘うよ』

真『じゃあ、一緒に帰ろう…?』
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:21:54.80 ID:hOWURblao
【君の手を取って】

P『今日は体育祭だ!』

P『体育祭の醍醐味と言えばフォークダンスだよな』

真『ボクもそう思うんだけどさぁ…』

P『…どうした?暗い顔して?』

真『ボク、人数合わせで男子の方に入れられちゃってさ…』

真『あ〜あ…わかってるけどやっぱりこういう役割かぁ〜…』

P『……』

P『真、あとで二人で踊ろうか?』

真『えっ…?』

P『なっ?』

真『……』

真『うん…♪ありがとう…♪』
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:22:22.17 ID:hOWURblao
【裏切り】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

真『プロデューサーくん!』

P『やぁ、真』

真『聞いてよ〜!ボク、赤点取っちゃったよ!』

P『そうか』

真『……』

P『……』

真『あの…もしかして赤点じゃないの…?』

P『…すまん』

真『…!!!』

真『うわぁぁぁん!プロデューサーくんの裏切りもの〜!!』ダッ…

P『(行ってしまった…)』
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:22:51.22 ID:hOWURblao
【真は祭りが似合う】

P『夏休みだ!』

P『そう言えば近くの神社で縁日が開催されるって言ってたな』

P『真でも誘って行こうかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

真『やぁ!電話待ってたよ!今日は何かな?』

P『あぁ、真か』

P『えっとさ…』
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:23:17.50 ID:hOWURblao
P『今度の日曜日に神社で縁日が開催されるだろ?』

P『良かったら一緒に行かないか?』

真『縁日!?良いねっ!ボク、浴衣着て行くよ!』

P『あっ、ホントか?』

P『じゃあ、日曜日の夕方に神社の前で待ち合わせってことでどうだ?』

真『うん!今から楽しみだな〜ボク』

ガチャ…

P『っし!』
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:23:44.33 ID:hOWURblao
【まこにゃん】

P『さてと、真は…』

真『やぁ!』

P『おお、真』

真『夏と言えば、やっぱりお祭りだよね!』

真『この活気!好きだな、ボク』

P『そうだな、俺もそう思うよ』

P『…っと。真、浴衣着てきたんだな』

真『あー、うん』

真『…どうかな?』

P『凄く似合ってる。可愛いぞ』

真『か、かわいい…?』

真『…えっへへ♪』

P『よし、それじゃあ祭りを楽しむか!』

真『うんっ!』
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:24:24.64 ID:hOWURblao
                    .!:.///
                l``ヽ、 _ヽ!i/_....-‐:.、
                l l >-、´_  ̄``ヽ、_, -`──┐
               /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄`ヽ、  -‐ "´,!/
              /:.:.:./:.:.;.:.:.:.;.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:\   .//
              ./:.:.:./:.:/_!_:.:.l.i:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ  /ヽ
             i:.:i:.:!.イ .l:.:.:l .!:.ト、:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:i !:.:.ヽ
             !:.i:.:i:./"_!:.:! ヽl .ヾーl、:.:.:.:.:.:.:.:i i:.:.:.:.ヽ
             !ハ:.:.! l::::!   lィ.たト、、:.:.:i:.:.:.:':.:.:.:.:lヾ、 , , , ,
               ヽ:.! ` '     !::::j / ヽ:.l、:.:.:.:lヽ:.l ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ,
              _.r‐i、"" !      `´   ヾ!ノ:ハl ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ',
             /_rl::ヽヽ、,、_   """ , イ.ー'´ l/ ;' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ,
   /`ー- 、_    ,..:".::::ヽ::::`/;;;;;: 〉__ , イ::::::::::::::::〉 ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ,
  ∠ _     : :`>.'´:.:.:.:.::::::::`:./;;;;: /   l:::::l::::::::::::::::〈 ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ,
  レ 〈:.`ヽ: : : : :j.:.:.:.:.:.::::::::::::::::i;;;;:;: i\ !:::::!::::::::::::::::::i ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ,
    ヽ:.:ヽ: : :r'‐.:.:.:.:.:.:::::::::::::::!;;;;:;: !::::::ソ:::::i:::::::::i::::::::::! ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ,
     ヽ:.ヽ/.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::::::l;;;;:;: !:::/:::::./:::::::::l:::::::::::i ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; '
     l./.:.:.:.:.:.:.:.::::ヽ:::::::::::::::ソ7_ノ':::::::/:::::::::::i:::::::::::::i  ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; ' ;
    /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::i::::::::::::://:/::::::::/:::::::::::丿:::::::::::::i  ' ; ' ; ' ; ' ; ' ; '
   ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::ノ-/` 〈 フ,-、/ヽ-/::::::::::::::::::::i   //' ' '
   i:::::::::, -‐"ヽ:::::::::::i /  ヽ、 〉    _, -イ:::::::::::::::::::::::::〉 ‐//、
   .l::::/:::::,r ´ ̄ ̄ ̄    〉二 ´-─.7!::::::::::::::::::::::/l /-'-ヽ
   l::/:::::::/         /      / l::::::::::::::::::::::l. `´   /

P『真、俺からのプレゼントだ』

真『ふにゃ?』
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:24:51.51 ID:hOWURblao
真『…ネコ耳のカチューシャ?』

P『さっき、かたぬきの景品で貰ったんだ』

P『俺が持っててもしょうがないから真にやるよ』

真『……』

真『にゃー♪まこにゃんだよ〜♪』

P『……』

真『…な、なんちゃって』

P『……良いじゃないか』

真『えっ?』
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:25:17.44 ID:hOWURblao
真『今日は楽しかった〜!』

真『また来年も一緒に行きたいな…?』

P『そうだな。また一緒に来れたら良いな』

真『…うんっ!』

P『さてと…もう遅いな。送るよ』

真『あ…』

真『うん…お願いしますっ♪』
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:25:58.76 ID:hOWURblao
【憂鬱】

P『今日から空手部の夏合宿だ!』

真『元気だね〜…』

P『あれ?真、あんまり元気無いな?』

真『あー…うん…』

真『ちょっとね…』

P『悩みがあるなら聞くぞ?』

真『あー、大丈夫大丈夫!』

真『変な心配かけてごめん!ありがと!』

P『(真…?)』
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:26:27.18 ID:hOWURblao
【真の変化】

真『…ふぅ』

P『お疲れ、真』

真『プロデューサーくん…』

P『どうした?いつもより技のキレが無いな?』

真『あはは。ボクだって調子悪い時はあるよ』

P『そっか』

P『…空手、したくないのか?』

真『…えっ?』
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:26:56.03 ID:hOWURblao
真『い、いやだなぁ、プロデューサーくん…』

真『そんなこと…』

P『真、俺は少なくともお前のことを信頼してるぞ?』

真『えっ…』

P『だから俺のことも信頼してくれたら嬉しい』

真『……』

真『あはは…』

真『敵わないなぁ…』
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:27:22.72 ID:hOWURblao
P『…やっぱり、そうだったのか』

P『組手の時も、わざと全力を出してなかったんだな』

真『そうだね…』

真『そんなのさ、相手にも失礼だってわかってるし、ボクもそういうのは嫌いなんだけどさ…』

真『だけど…』

真『ボクはもう、誰かに力を奮ったりするのがイヤになっちゃって…』

真『暴力はもちろんだし、それが組手でもさ…』

P『……』

P『…なにかあったのか?』

真『…心境の変化になるのかな?』
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:27:48.81 ID:hOWURblao
真『ボクが空手を始めた理由って話したことないよね?』

P『そうだな』

真『ボクさ、小さい頃にね、いじめられていたんだ』

P『…!』

真『男女なんてからかわれてさ』

真『でも、ボクは弱かったから何も出来なくて…』

真『だから周りの連中を見返してやる為に空手を習い始めたんだ』

P『……』
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:28:18.74 ID:hOWURblao
真『空手で強くなることは楽しかったよ』

真『だからボクはどんどん強くなった』

真『いじめていた連中も黙らせた』

真『だけど、今になって思うんだ』

真『本当にそれで良かったのかなって』

真『力で解決するなんて、いじめていた連中と何も変わらないんじゃないかなって』

P『そんなことないだろ…』

P『真はちゃんと目標があって空手を始めたんだから』

真『…ありがとう』

真『でも、今のボクには空手をやる上での目標が無いんだ』

真『小学校、中学校で評価されて、それが嬉しくて高校でも空手部に入ったけど』

真『強くなりたいなんて、もう思わないんだ』

P『……』
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:28:45.53 ID:hOWURblao
真『自分の力で相手を倒すたびにさ』

真『いじめられていた頃のことを思い出すようになって…』

真『今までそういうことは無かったのに…』

P『真…』

真『あははっ…!ごめんね、変な話しちゃって!』

真『さっ!練習に戻ろう!』

P『…でも』

真『ボクなら…大丈夫だから…』

P『……』

P『(嘘つけよ…)』

P『(どう見ても無理してるじゃないか…)』

P『(こうして2年目の空手部の夏合宿は終わりを迎えた)』
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:29:19.56 ID:hOWURblao
【熊殺し?】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『そうだそうだ、北海道だったな』

P『よし!飛行機に乗って出発だ!』
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:29:45.49 ID:hOWURblao
P『(初日はクラスで団体行動の日だ)』

真『クマ牧場か〜』

真『……』

P『どうした?難しい顔して』

真『あぁ、いやいや』

真『ボクとクマってどっちが強いのかなぁって』

P『…えっ?』

真『なーんて!流石にクマには勝てないか!』

P『…そうであって欲しいよ』

P『(熊殺しって…都市伝説じゃないのか…?)』
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:30:22.08 ID:hOWURblao
【一緒にまわろうよ!】

P『さて、明日は自由行動の日だ』

真『プロデューサーくん!』

P『真?どうした?』

真『ねぇ、明日の自由行動の予定ってもう決まっちゃった?』

P『いや、まだ決まってないけど』

真『あっ、じゃあさ!ボクと一緒にまわろうよ!』

P『あぁ、俺で良かったら構わないぞ』

真『ホント!?へへっ、思いきって誘って良かった〜』

P『じゃあ、明日の朝はロビー待ち合わせで大丈夫か?』

真『うん!ボク、楽しみにしてるからちゃんと来てよね!』

P『(真と自由行動か…楽しみだな)』
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:30:53.30 ID:hOWURblao
【ロマンチックモード】

P『さてと真は…』

真『おはよう!』

P『あぁ、おはよう真』

真『早いね!ボク、待たせちゃったかな?』

P『大丈夫だ。俺も今、来たところだから』

真『そっか!良かった!』

真『それじゃあ、早速だけど早く行こうよ!』

真『ボク、昨日はわくわくして眠れなかったよ〜』

P『そうだな。そうするか』
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:31:19.43 ID:hOWURblao
真『ここが釧路湿原の展望台かぁ』

P『細岡展望台っていって、ここから見る夕日は絶景らしいぞ』

真『あっ!夕日って凄くロマンチックだね!』

真『……』ソワソワ…

P『……』

P『…時間ギリギリまでここにいるか?』

真『え、えっ?いいの?』

P『俺は真と二人で夕日を眺めたいからさ』

真『…!』

真『うん…』

真『ボクもプロデューサーくんと一緒に夕日を眺めたい…』

P『(こうして俺達は肩を並べて釧路高原の夕日を眺めた)』
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:31:48.04 ID:hOWURblao
【ばかぁ】

P『ふぅー…良いお湯だった…』

真『プロデューサーくん♪』

P『真?どうかしたか?』

真『ねぇ、今から修学旅行最後の思い出作ろうよ!』

P『最後の思い出?まだ何かすることあったか?』

真『写真だよ!写真!』

真『ボク達まだ一緒に写ってないでしょ?』

P『そういえばクラス集合写真以外ではそうだな』

真『だからさ、今から一緒に撮ろう!』

真『ボク、この近くに景色の良い場所を見つけたから、そこでさ!』

P『そうだな…じゃあ、撮りに行くか』

真『うんっ!』
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:32:48.91 ID:hOWURblao
             /:l ,..-.‐-、
              〈:.:l/:/ ̄ ``
             _ヽl/-:.─:.-...、_
          ,..:'"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ:.:.:ヽ
        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ
       ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.iv、:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ
       !:.:.:.:.!:.:.:/:.;イ:.i:.:.:l´ヽ:.:.ヽ:.:.,,r彡:.:.:i:.:..:.:.i
      l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:i !:ハ:.:!  ☆彡'":.:!:.:.:.:l:.:.:.:.:i
      l:.:.:.:.:.!:.:.l:.:.! !l__ヽ:!   ,ゞ--:.、i:.:..:l:.:.:.:.:.:!
       !:.:.:.:.:!:.:!:.:'" _ `     _ヽ、!:.:.!:.:.:.:ル
         !:.、...:ヽ! /´!イ::l`    〃 ̄ヾ ル'l:.:.:/
         ヾ!ヽ:..ハ` ゞ‐'   ,   """ l..イソ , -、
      r‐ r-、:`ーヽ"""           /:./ /`/ /
      \ \ \ハlヽ、  ` ー ´ , イ:ル' / / /
        \ \ \ル:.r‐、. _ .イヽリ / / /
         \ ヽ,r‐、l  lー-、_,- ! .ト‐'‐'‐、/
          _/´ヽ、!ヽ l   ∪ ! l. l´ ̄`lー-.-.、
        ,r.:'"〈 .ゝ、_リ  !   ll  | ヽ_Y´ ./  / :ヽ
         /:ヽ ∧  `ヽ. /`: ーll‐'"ヽ /  ト,、/   : :l
      〈: : ヽ.lヾl_   _lリ: : : ll: : : f`!  _/: l、  : :l
      /:   /l、: :  ̄ : j、: : ll: : : : 〉 ̄: : : :ノ`!  : :l
      l: :  l  `ー-‐'"丿_:_:ll_:_:_:_:!`ー--'"   ヽ : :/
      〈: :  ,イ.    /j______ll______`!、       ! ヽ/
      !:  / i.     /イ______.ll________ヽ、    ハ :.!
        !: /  !   ' l_______ll__________!ヽ     iヾ:ヽ
     /: ハ      ,イ: : : : :ll : : : : : : i       ヽ:.!
      ∨ !      / l : : : : ll: : : : : : : `!、      i:.l
      l:         / : : : : ll: : : : : : : : :l`      ヽ!

真『はい、チーズ!』カシャッ…!
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:33:24.28 ID:hOWURblao
真『うーん…可愛く撮れたかなぁ…』

P『そんなに気にする必要無いだろ』

真『気になるよ〜!ボクだって女の子なんだから!』

P『そのわりにはジャージ姿なんだな』

真『そ、それは…えーと…北海道の夜は寒いし…』

P『……』

P『心配するな』

真『えっ?』

P『真が可愛いこと。俺はちゃんとわかってるから』

真『…!!』

真『そ、そんな…い、いきなり…!』

真『…ば、ばかぁ!』

真『……ありがとう///』

P『(こうして修学旅行最後の夜は終わりを迎えた)』
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:34:02.57 ID:hOWURblao
【少女漫画、好きなんだもん】

P『読書の秋だ!』

真『プロデューサーくんはどんな本を読むの?』

P『俺か?俺はもちろん漫画だ』

真『あははっ。それ読書の秋って言うの?』

P『むっ。そういう真はどういう本を読むんだ?』

真『ボク?ボクは…』

真『……』

真『…えへへ。少女漫画…』

P『……』ジトー…

真『な、なんだよう…』

P『まぁ、可愛いから許す』

真『むぅ…』
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:34:43.38 ID:hOWURblao
【早く迎えに来ますように】

P『今日は文化祭だ!』

真『プロデューサーくんっ♪』

P『おお、真。どうした?』

真『ねぇ、1人?良かったらボクと一緒にまわらない?』

P『あぁ、良いぞ。ちょうど誘おうと思ってたところだよ』

真『ホント!?へへっ♪や〜りぃ〜♪』

真『どうしてもプロデューサーくんと一緒にまわりたかったんだ!』

P『どこか見たい場所があるのか?』

真『うんっ!』

真『演劇部に付き合って欲しいんだ!』

P『演劇部か。良いな、行こうか』
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:35:10.75 ID:hOWURblao
ワタシト、オドッテイタダケマセンカ?

真『わぁっ…///』

P『(シンデレラか…)』

P『(真は王子様とお姫様って関係に憧れているんだろうな)』

真『やっぱり良いなぁ、シンデレラ…』

真『…早くボクにもガラスの靴を履かせてくれればいいのに』

P『真なら、きっとすぐだよ』

真『えっ!?』

真『……』

真『うん…そうだと良いな…』

P『(俺も頑張らなきゃな…)』

P『(こうして高校生活2年目の文化祭は終わりを迎えた)』
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:35:49.65 ID:hOWURblao
【君の手を取って2】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:36:16.67 ID:hOWURblao
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

真『やぁ!プロデューサーくんも招待されてたんだね!』

P『おお、真。メリークリスマス』

真『うん!メリークリスマス!』

P『ところで、真…』

真『ん?どうしたの?』
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:36:46.45 ID:hOWURblao
P『あまりとやかく言うことじゃないのかもしれないが…』

P『なんで今日に限ってスーツ姿でビシっと決めてるんだ?』

P『真のことだから、てっきりドレス姿かと…』

真『あぁ、これはね…』スッ…

P『えっ?』

真『ボクと踊っていただけませんか?』キリッ…

P『俺がお姫様かよ!?』
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:37:13.16 ID:hOWURblao
真『へへっ♪ビックリした?』

P『まさか真がこんな冗談をしかけてくることに驚きだよ』

真『…女の子のまま誘うのはちょっと気恥ずかしかったからさ』ボソッ…

P『ん?なにか言ったか?』

真『あっ、ううん!なんでもない!』

真『それよりもほらっ!踊ろう!』

真『エスコートはボクにまかせてよ!』

P『完全に俺がお姫様扱いだな…』

P『(こうして高校生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:37:48.82 ID:hOWURblao
【その願いは叶うわよ♪】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さてと、謹賀新年と言えば初詣だが…』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

真『明けましておめでとうございますっ!』

P『真?一体どうしたんだ?』

真『いやだなぁ。新年の挨拶と言えば初詣のお誘いに決まってるじゃない!』

P『ちょうど良かった。俺も誰かと一緒に行きたいなって思ってたんだ』

真『あっ!じゃあベストタイミングだったわけだね!や〜りぃ〜!』

P『じゃあ、ちょっと準備してくるから待っててくれ』

真『うんうん!ゆっくりで良いからね!』
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:38:24.34 ID:hOWURblao
P『高校生活も残り1年なんだなぁ』

真『ねっ。なんだかあっという間って感じだね』

P『また同じクラスになれと良いな』

真『うん!そうなれたら嬉しいな!』

真『あっ!じゃあさ、二人で同じクラスになれますようにってお願いしようよ!』

P『おっ、良いな。そうするか』



小鳥『……』

小鳥『その願い、叶えてしんぜよ〜』

小鳥『…なんちゃって♪』

小鳥『あーん!私も男の子と初詣行きたい〜!!』
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:38:54.82 ID:hOWURblao
【ボクだって女の子】

P『今日はバレンタインだ!』

真『あ、あのさ…』

P『やぁ、真』

真『あの…これ受け取って…チョコだよ』

P『あれ…?これってもしかして…』

真『その〜…もしかしてなんだ…』

真『一生懸命作ったんだ!良かったら食べてっ!』

P『…!』

P『ありがとな!味わって食べるよ!』
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:39:27.84 ID:hOWURblao
【こんなに嬉しいホワイトデーは初めて】

P『さて、今日はホワイトデーなわけだが』

真『はぁー…やっとホワイトデーのお返し配り終わったよ〜…』

P『お疲れ様』

P『頑張った真には俺からのお返しだ』

真『あっ…これ、もしかしてホワイトデーの…?』

P『チョコ、ありがとな。美味しかったよ』

真『…!』

真『う、うんっ!こちらこそ食べてくれてありがとうっ!』

P『(手作りチョコを貰ったのに感謝されるっていうのも変な話だよな)』
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:40:07.52 ID:hOWURblao
【真の選択】

P『さてと…部活に行くか』

真『あっ、プロデューサーくん。ちょっと良いかな?』

P『ん?どうした?』

真『あぁ、うん…』

真『その、ね』

真『……』

P『…話しづらいことなら屋上にでも行くか?』

真『うん…それでも良いかな?』

P『あぁ』
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:40:37.71 ID:hOWURblao
真『……』

P『……』

真『…何も聞かないの?』

P『真が話せるタイミングで話してくれれば良いよ』

真『…ありがとう。優しいね』

真『でも、ボクはもう大丈夫だから』

真『えっとさ…』

真『ボク、空手部辞めようと思ってるんだ…』

P『…そうか』
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:41:06.23 ID:hOWURblao
真『…驚かないの?』

P『真がそう思うのならそれで良いんじゃないか?』

P『それに真は組手でも誰かに力を奮うのはイヤになっちゃたんだろ?』

真『うん…』

真『なんだろう…ボクはボクを守る為に空手を覚えてさ…』

真『でも、今は誰かに守られたいっていうか…』

真『力に頼ったりしない…』

真『普通の女の子に戻りたいっていうかさ…』

真『あははっ!変だよね、こんなの!』

P『……』
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:41:32.88 ID:hOWURblao
真『中途半端でボクらしくないってわかってるんだけど…』

P『真らしくない、なんてことは無いよ』

真『えっ?』

P『女の子だからこそ、暴力が嫌いだからこそ、誰かに守ってもらいたいって思うからこそ…』

P『そういう考えに辿り着いたわけだろ?』

P『凄く女の子らしくて、それもまた真らしさじゃないか』

真『プロデューサーくん…』

P『真が辞めたら、止める奴も責める奴もいるかもしれない』

P『でも、真が考えて決めたことならそれで良い』

P『文句言う奴がいるなら俺が守ってやるから』

真『…!!』
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:41:59.69 ID:hOWURblao
真『…ボク、プロデューサーくんのこと、頼っちゃって良いのかな?』

P『もちろんだ。真は女の子なんだから』

真『ありがとう…』

真『ボク、今から部活に行って退部をお願いしてくるよ』

P『俺も付き合うよ』

真『プロデューサーくん、部活は良いの?』

P『俺も空手部を辞めるよ』

真『ええっ!?そんな…』

P『真のことを守るなら一緒の時間が多い方が良いだろ?』

真『…!』

真『…ばかっ』

真『でも…』

真『今の、ちょっとかっこよかったよ…///』

P『(こうして俺と真は空手部を退部した)』

P『(周りからは引きとめられたり説教をされたりだったが…)』

P『(二人でしっかりと理由を説明したら、ちゃんとわかってもらうことができた)』
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:42:48.05 ID:hOWURblao
【菊地真】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『真ちゃんは誰よりも女の子らしい女の子よ』

小鳥『だけど、まだ理想と現実で悩んでいる部分もある』

小鳥『そこは男の子であるあなたがフォローしてあげないとね♪』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『残り1年、よろしくね!』
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:43:35.42 ID:hOWURblao
【叶えられた願い】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

真『プロデューサーくん!ボクたち、また同じクラスだね!』

P『3年連続か。凄いな』

真『くぅっ〜〜!!』

真『プロデューサーくーん♪』ガバッ…!

P『おわっ!?こ、こら!真、離れろ…!』

真『あ、ご、ごめん…!ボクったら嬉しくて…』

P『(まぁ、俺も嬉しいんだけどさ)』
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:44:26.05 ID:hOWURblao
【デートしてくれますか?】

真『プロデューサーくん、ちょっと良いかな?』

P『真?どうした?』

真『ねぇ、GWの初日って空いてるかな?』

真『一緒に中央公園にでも行かない?』

P『良いな。一緒に行こうか』

真『ホント!?良かったぁ、内心断られるんじゃないかと思ってドキドキしてたんだぁ』

P『じゃあ、GWの初日に中央公園の前で待ち合わせで良いか?』

真『うん!待ってるからね、ボク!』

P『(楽しみだな。早くGWにならないかな…)』
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:45:01.22 ID:hOWURblao
【君を守る為に】

P『さてと、真とは…って、もう来てるじゃないか!』

真『あっ、プロデューサーくん…///』

P『悪い。待たせちゃったか?』

真『平気平気!ボクも今、来たところだよ!』

P『(ホントはもっと待ってた気がするな…)』

真『それじゃあ、行こうよ!』

P『そうだな』

真『……!!』

P『ん?どうした、真…?』

P『…!』
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:45:27.60 ID:hOWURblao
不良A『今日までに3万持って来いって言っただろ?』

不良B『これぽっちじゃあ俺達、遊べないじゃん?』

学生『でも、これだけしか用意出来なくて…』

不良A『用意出来ねぇなら親の財布からパクるなりなんなりすれば良いだろっ!』

ドカッ!

学生『あうっ…!!』


真『……』ギリッ…!

P『…真、やめるんだ』

真『止めないで、プロデューサーくん』

真『ボク、ああいうのは絶対に許せないんだ!』

P『真…』
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:45:54.04 ID:hOWURblao
P『(自分がいじめられていたから…)』

P『(誰に助けてもらいたかった時に誰も助けてくれなかったから…)』

P『(だからこそ、真は守る為に強くなったんだ)』

P『(だけど、真は暴力が嫌いだ)』

P『(ここで止めないと、真に嫌いな暴力を使わせることになってしまう)』

P『……』

P『(俺は…)』

P『(俺はなんの為に空手部で強くなった?)』

P『(理由なんて考えたことなかったさ…)』

P『(でも…)』

P『(こういう時の為じゃないのか!!)』
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:46:21.57 ID:hOWURblao
P『真、ここはお前の出る幕じゃない』ザッ…!

真『プロデューサーくん…!』

P『俺がいくよ』

真『えっ…?』

P『真に暴力は使わせない』

真『で、でも…』

P『俺は…』

P『お前のことを守るって約束したからな』

真『…!!』

真『プロデューサーくん…』
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:46:49.18 ID:hOWURblao
P『おい!そこのお前ら!』

不良A『あぁ?なんだ、兄ちゃん?』

不良B『俺達になんか用かよ?』

P『あぁ、大事な用があるんだ』

P『…ケンカを売ってるんだ。買えよ』

不良A『チッ!いきなり出てきて正義気取りかよ!』

不良B『気に入らねぇな!やっちまおうぜ!』

P『…!!』ザッ…!
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:47:15.83 ID:hOWURblao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『元空手部奥義…!』

P『金的蹴り!!』

チーン!!

不良A『ぐほっっ!?』

ズサッ…!!

不良B『く、くそっ!覚えやがれっ!!』ダッ…

不良A『ま、待ってくれぇ〜!!』ダッ…

P『……』

P『ふぅ…』


真『……』

真『(プロデューサーくん…)』
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:47:50.87 ID:hOWURblao
学生『あ、ありがとうございました!』

P『いや、大丈夫だよ』

学生『僕も…僕も強くなります!』

学生『それで今度は自分からアイツらに立ち向かえるようになりますっ!』

P『あぁ、頑張れよ!』

学生『本当にありがとうございました!』ダッ…

P『……』

真『プロデューサーくん…』

P『真…』
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:48:20.33 ID:hOWURblao
真『怪我、無い…?』

P『あぁ、大丈夫だよ』

真『良かった…』

真『でも、もうこんな無茶はやめてよ!』

P『いやでも、俺はお前を守りたくて…』

真『嬉しいよ!守ってもらえる!それは嬉しい!』

真『だけど、プロデューサーくんが怪我したりしたら…』

真『ボク…』グスッ…

P『真…』
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:48:46.95 ID:hOWURblao
P『…ごめんな』

真『ううっ…』

P『でも、あのまま真が不良達に立ち向かって行ったら俺も同じことを思ったわけだぞ?』

真『そ、それは…』

P『……』

P『だけど時として力が必要になる時もある』

P『助けを求める誰かを守る為だったりな』

真『…ボクは見捨てたりすることは出来ないよ』

P『そうだな』

P『だから今度、そういう場面に出くわして、どうしても力が必要になった時は…』

P『二人の力を合わせよう』

真『二人の…?』
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:49:13.06 ID:hOWURblao
P『あぁ』

P『二人なら、そのぶん余計な力も使わなくて済むんだ』

P『何より、お互いのことを気遣える』

P『俺が真を守って…』

P『真が俺を守るんだ』

真『…!』

P『それなら良いんじゃないか?』

真『……』

真『…うんっ!』

真『ボク、プロデューサーくんには指一本触れさせないっ!』

P『あぁ、俺もだよ』

真『へへっ…♪』

P『さぁ、デートの続きだ。行こうか?』

真『うんっ!!』
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:49:46.43 ID:hOWURblao
【泳ぎに行こう!】

P『さて、夏休みですよ!夏休み!』

P『夏休みと言えば、やはりプールだろ!』

P『真、誘ったら来てくれるかな?』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

真『電話くれたんだね!ありがとう!今日は何かな?』

P『えっとさ…』
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:50:12.93 ID:hOWURblao
P『今度の日曜日に一緒にプールに行かないか?』

真『うん!バッチリOKだよ!』

P『あっ、ホントか?』

P『じゃあ今度の日曜日はバス停の前で待ち合わせでどうだ?』

真『了解!やったー!凄い楽しみだなぁ!』

ガチャ…

P『っし!』
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:51:21.22 ID:hOWURblao
【今、ボク凄くヤバイ!】

P『さてと、真は…』

真『プロデューサーくん、ここだよ!ここ!』

P『悪い、待たせたな』

真『そんなの良いよ!ほら、早くいこっ!』

真『ボク、もう昨日からウズウズしちゃって!』

P『(楽しみにしててくれたってことだよな)』

P『(嬉しいな)』

P『よし!それじゃあ行くか!』
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:51:53.86 ID:hOWURblao
                 /:/ ,.-─-.、
              ___l:.!/:,r'"´ ̄`
          ,...:'"´:.:.:.:.:.:ヾ/:.:``ヽ、
        /:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
          /:.:./:.:.:.:./:/:.:!:.:.:.:ヽ:.:.:ヽ.:.:.:ヽ
       /:.:/.:.:.:.:.:./:.:/:/:.i:.:.!:.:.:.:.ヽ:.:.:ヽ:.:.ヽ
      l:.:./:.:.:.:.:./:.:./:./:.:l:.:.!:.:.:.:.:.:.:!:.:.:ヽ:.:.:.i
      !:/:.:.:!:.:_/__/_/_:.:!:.:.!:.:.:i:.:.:.:.:!:.:.:.:i:.:.:.:!
      ル:.:.:l:.:./ !:/ リ l:.:l ヾ!` ー- 、l:.:.:.ハ:.:.:l
        !:.:〈V -==、ヾl   _ l:.:ハ:.:.:l:.:l:.:ノ
       lハ:.`i ""     " ̄ヾ .j:.:/:.:!/
        ヾ:ハ      !   "" ./イ/レ/
            \ ` ー -   ,イル
             lヽ、__ . イ
           ,〃     /ヾ ー--─ ヽ、
      , -‐ ' 7/_    , -ヽヽ     ヽ
     /    ! !   `    .!.ヽ 、    !
     /   , .l !        .!ハヽ l    !
     l    ! l ハヽ`` 、  , '´//  ヾ !   l
.      l    l/   ヾ 、 ヽ , //    l    !
     i    l      ヾ、; 、//     !    !
      !   ヽ     )l .l L__,. イ   l
      !   ヽ-=="//ハヾ)) ̄ ! /)!
       !    !   ゝ'  l !´   .! / 'ー─- 、
        !    !    !l  !| __ , -‐'    二`r'
        !   ,r┴─ '"´ ̄      _   -、)
        ヽ           _, イ´  ̄ !`ー'
         ヽ  _, -─ '"´   l    !
           / ̄          !   i
         /            l    !
          /       `'    l   ハ
       /              !   l .l
        / ヽ、_              !   l l
        ! \ ` ー- 、_         !   !, イ
      l   .ヽ     ̄`` ´ ̄!   !/!
      !    \          ノ  .!   !
      l       \      /    !  .|
      l        ヽー-r /    ./  l
      l         ! / ! i、、 、 i〈  .i

真『ど、どうかな?この水着…?』

P『おお…!』
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:52:20.43 ID:hOWURblao
真『ぼ、ボク…そんなに胸とか大きくないんだけど…』

P『バッチリ似合ってる。可愛いよ、真』

真『あっ…』

真『えへ、へへっ…♪』

真『うわー!どうしよっ!こんな時、どうやって返せば良いかわかんないよぅ!』

真『もう!プロデューサーくんのばかぁ…♪』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真『凄く楽しかったなぁ!また一緒に遊ぼう!』

P『あぁ、また誘うよ』

真『…家まで一緒じゃダメかな?』
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:52:55.02 ID:hOWURblao
【仕事してください】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『と言いたいところだけど、あなたは成績が芳しくは無いのよねぇ…』

小鳥『でも、きっとどうにかなるから!』

小鳥『頑張ってね!』

P『それ、真にも言ったんですか?』

小鳥『…泣かせちゃったわ』

P『アンタ、酷い教師だな…』
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:53:30.11 ID:hOWURblao
【ケーキ喫茶が良いな!】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

真『(出し物かぁ…)』
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:53:55.88 ID:hOWURblao
小鳥『…はい!じゃあ喫茶店をやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

P『真、案が通って良かったな』

真『うん!賛同してくれてありがとう!』

真『やっぱり文化祭と言えば喫茶店でしょう!』

真『当日は美味しいケーキをいっぱい食べるんだ!』

P『…これ、クラスの出し物だぞ?』
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:54:35.30 ID:hOWURblao
【甘い物食べて幸せよ】

P『さて、今日は文化祭だ!』

真『おかげ様で大盛況って感じだね!』

P『お疲れ、真。今から休憩か?』

真『うん!』

真『ねぇ、せっかくだからウチのクラスのケーキ食べていこうよ!』

P『真、ずっと食べたがっていたもんな』

真『そりゃ女の子は甘い物には目が無いんだからね!』

真『ほら、早く行こうよ!』グイッ…!

P『こら、引っ張るなって!』
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:55:07.17 ID:hOWURblao
                ./:::::/_
                〈::::://::::: ̄ヾ
               ___ゞ_{_/ィ≦ ̄ ̄ :::::::-、
             ,ィ:::::´::::::::::::::::::::::::`丶:::::::::::::::丶、
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::ヽ、
          /::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::゙,:::::::::::ヽ、:::::::::::::\
        , ':::::::::::::::::::i::::::::i {::::::i:::::::::::‘,:::::::::::::ヾ:::::::::::::::::゙':、
       /::;:::;:::;::::::::::斗‐::i  i:へ{::::::::::::::i::::::::::::::::‘,:::::::::::::::::i
       /:,::::::::,':::::::ィ´:::::/i{   i::::「`ト:::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::!
      /ィ7::::::{:::::::::{::::::/ !  X jハ:::::}:::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::|
      /  {:::::::!::::::孑⌒ヽ    ァ⌒_}:ハ:::::::::::И:::!:::::::::::::::|
        ‘,:::ゝ、::{   ,       ′ i::::::::::/-气:::::::::::::::::}
         \!:::::::j.::::::. 〈    .:::::::::.   !::::::/r  }::::::::::::::::!
           Y {             }/ 一' 丿:::::::}ミ、ノ
             \ ,≠-ァー        ィ‐‐一'从ハ/
              ァ'〃/        イ::::::::/}/
             / ィ'\__  ''"   {乂/ ゝ、
            ./ /  ,.一'}」       〉    \
        /У´)./ /   i j      /      \
       / //,./       i       /      _,_ゝ、
      f .// -┐、      /ヽ、 ,-一' /   _,,.。''",.::'´::::::\
      i   ー‐┤::\   ./、      / ,,..ィ'':::::::ィ::::::::::::::::::::::::::::i
     ,′   r‐' j,__\/ ゝ、__,..-‐イ/´¨¨¨"/::::::::::::::::,ェ-‐-┤
     |     }′|::::::::::::i{        /__  〃;:::''゙´ ̄      |
      i    ノ  j:::::::::::::i{      /:::::::::::::.`;;:::}    __,,..,,-i
      |   f′ /  ̄ ̄ |      i:::::::::::::::::::{ j-―一'::::::::::::::::::::|
      |   |:::::/__   _i      |  ̄ ̄ ̄У::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
    /|    i::::{:::: ,;^;,::|      |_____/-‐‐‐――――‐‐┤
   /::::i    |: !: /;';';';ヽi       |:::::::::::::::::/__________|
   \i!   ,r'^~弋;';'.y'゚^:.、     i::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
     |  ┌≠‐‐‐ 〒――┐   | ̄ ̄ ̄ゝ、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::}
     | _/;=======|    |    |ー―--,,.../   ̄ ̄7 ̄ ̄ ̄´
.――‐┴f=========|    | ―――――‐‐'―――‐ ―――――
''"´ ̄ ̄ !______.::|____:! ̄¨¨ ‐-。、
                     . _ノ
'''ー― ――――――一――― ' "´

真『う〜ん!幸せ〜♪』

P『(美味しそうに食べるな〜)』
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:55:34.49 ID:hOWURblao
真『すいませーん!ケーキ、おかわりー!』

P『おいおい…クラスの商品をあんまり食べ過ぎるなよ』

真『ちゃんとお金は払うから大丈夫だよ〜!』

真『ほら!プロデューサーくんも食べようよ!』

P『……』

P『(休憩中とはいえ、クラスの喫茶店で男女が二人きりでケーキ…)』

P『(確かに幸せなんだが…周りの目が痛い…)』

小鳥『……』ジー…

P『(…特に小鳥先生)』

P『(こうして学生生活最後の文化祭は終わりを迎えた)』
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:56:02.09 ID:hOWURblao
【今度は二人きりで】

P『さて、もうすぐクリスマスだな』

真『あ、あのさ!』

P『おお、真。どうした?』

真『えっと…24日って空いてるかな?』

P『24日か?空いてるけど?』

真『あっ、じゃあさ!』

真『その…ボクと一緒に…』

真『遊園地に行かない!?』

P『遊園地?』
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:56:28.53 ID:hOWURblao
真『う、うん…』

真『どうかなぁ…?』

P『あぁ、良いぞ』

P『一緒に行くか』

真『あぁ、良かったぁ〜!』

真『…二人きりのクリスマスかぁ』

真『わあぁぁっ!今から顔真っ赤になってちゃ大変だよぉ〜!』

P『(そんな風に言われると、俺も顔が熱くなっちゃうな…)』

P『(でも、楽しみだな…)』
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:57:12.58 ID:hOWURblao
【世界中の誰よりもお姫様】

P『今日は真とクリスマスデートだ!』

真『お待たせ、プロデューサーくん!』

P『真』

真『へへっ♪クリスマスデートだ…♪』

P『プランは決めてあるのか?』

真『あぁ、うん!ある程度!』

真『とりあえずメリーゴーランドは最後で!』

P『メリーゴーランドは最後?どうしてだ?』

真『もぉ!そんなことを聞くの野暮だよ!』

真『ほら、行こう!』

P『…?』
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 02:59:59.75 ID:hOWURblao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『ふぅ…たくさん遊んだなぁ…』

真『そうだねぇ…』

P『空もすっかり真っ暗で遊園地もライトアップされてきたな』

真『……』

真『…ねぇ、プロデューサーくん?』

P『あぁ、ちゃんと覚えてるよ』

P『帰る前にメリーゴーランド。乗ろうか?』

真『…!』

真『うんっ!』
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:00:28.34 ID:hOWURblao
P『おお、メリーゴーランドもすっかりライトアップされてて綺麗だな』

真『うん…』

真『……』

P『……』

P『真』スッ…

真『…えっ?』

P『私と一緒に白馬に乗っていただけませんか?』

P『お姫様』

真『…!』
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:01:41.59 ID:hOWURblao
                    イ:::::ヽ
                      {:::/.ィ≠ミ、
                    Y/ィ_}}
                 ::::´:::::::::::::}'::::::::::::::::::::::>.,
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
        /ィ:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
        /:|::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ハ
         { .|/:::::/::ハ:::::::::イ::::::::::′∨::::::: .!:::::::::::::ヽ:::::::ハ
.           /:イ::/::/ ルV:{. |:::::::::!  }:斗−'リ:::::::::::::::::::::::::ハ
.        /:ハ/::::ハィオテミ lハ:::::!.  j::!_}:::: イ::::ハ:::::::::::::::::::;
        /イ /{::|::ハ杙沙 { Y  〈ィリ刈リ::/}} ハ::::::::::::::::::;
          {::ハ{:::{/iハ/        ゞ- '   ル ヾ;!:::::| l::;
          |ハ:::::::ヾ        /iハ/iハ /ρ ノ!::://::;
              Y、:ヘ    `         イ:::::ソ:::::从ル′
             ヾ V ヽ `  ゚´  /::::.|从{ i/イ
                 }ハ≧ 、 _ .イ  :::::/ ̄` 、
                r< > )  :::::::.イ::::::::::::イ:|
                ヽ::::`T=‐-≧≦::::::::T´:::::::|:i
                   i ::::::| ::::::::|:::::::::::::::::|:::::::::::|::ヽ
                   入 ::| .:::::::|:::::::::::::::::}彡'⌒ =‐、
                 /::::≧=‐-≒‐-  -‐ ::::::::::::::::::\
.              /     :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.             /          ::::::::::::::::::::::::: /      :.:.:.:ヽ
            /         ::::::::::::::::::::::|      :.:.:.:.:‘,
                          ::::::::::::ヽ      ::::::::::,
.            |             :::::::::::ハ        :::::::::::.
         八            ::::::::::: ヽ!       :::::::::::l
            ゝ::::::::::::: .ゝ __   ::::::::::::::::::::: |      :::::::::::|
.              ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|.       :::::::::::‘
.               }   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l       ::::::::::‘
.               |    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘.     ::::::::::}

真『…はい、喜んで』

真『ボクだけの王子様…』スッ…

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:02:12.57 ID:hOWURblao
真『……』

P『気分はどうだ?』

真『うん…最高かなっ』

P『それは良かった』

真『…ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?』

真『ボクに抱きつかれて、イヤじゃない…?』

P『……』

P『ばーか』

真『えっ?』

P『嬉しいに決まってるだろ』

真『…!』

真『…ボクも、プロデューサーくんと一緒に乗れて嬉しいよ』ギュッ…

P『(こうして高校生活最後のクリスマスの夜は更けていった)』
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:03:52.79 ID:hOWURblao
【ぬくもりを抱きしめて】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、初詣に行こうと思うが…』

ピンポーン!

P『おや?来客だ』

ガチャ…

真『明けましておめでとうございますっ!』

P『真』

真『へへっ…♪』

真『ねぇ、一緒に初詣行こうよ?』

P『あっ…』
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:04:18.61 ID:hOWURblao
P『あぁ、一緒に行こうか』

真『…!』

真『うんっ!』

P『しかし、外は寒いなぁ…』

真『あっ、じゃ、じゃあさ…』スッ…

P『ん?』

真『手、繋いで…行こうよ…?』

P『真…』

真『……』ドキドキ…

P『…そうだな』ギュッ…

真『あっ…』

P『こうするとあったかいな』

真『…うん』

真『凄くあったかいよ…///』

P『(真、はにかんでて可愛いな)』
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:04:55.24 ID:hOWURblao
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:05:21.33 ID:hOWURblao
P『卒業式も終わっちゃったな…』

真『プロデューサーくん』

P『真』

真『ねぇ、今から時間あるかな?』

真『ボク、君に大事な話があるんだ…』

P『……』

P『場所は移動した方が良いか?』

真『あっ、うん…』

真『ここだと伝えられないから…』

真『伝説の木の下で…』

P『わかった。行こうか』
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:05:47.95 ID:hOWURblao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真『……』

P『真…』

真『ご、ごめんね。いきなりこんなところに呼びだしたりしちゃってさ…』

P『いや、全然大丈夫だよ』

P『それで、どうしたんだ?』

真『あ、うん…』

真『えっと…』

真『……』

真『あはは…ご、ごめん…』

真『こんなの初めてだからさ…ボク、凄く緊張しちゃってるや…』
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:06:14.06 ID:hOWURblao
真『情けないなぁ…』

真『ちゃんと昨日の夜にシュミレーションしたはずなのに…』

真『キミのことを考えて、どんな言葉を言ったら良いのかって…』

真『だけど、いざ君の前に立つと…』

真『全部…君のことで頭がいっぱいになっちゃって…』

P『真…』

真『あはは…』

真『もうさ、わかってると思うんだけどさ…』

真『最後まで聞いてくれたら、嬉しいな…』

P『うん…』
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:06:46.16 ID:hOWURblao
真『ボクって全然女の子らしくないでしょ?』

真『男の子っぽいって言われ続けてて…』

真『女の子に告白だってされたことあるんだ!』

真『だけど、やっぱりボクだって…ボクだって…』

真『王子様ばかりでいたくない!』

真『可愛いお姫様になりたいんだっ!』

真『キミが望むなら言葉遣いも直すし、髪の毛だって伸ばす!』

真『だから、ボクを…キミのお姫様にしてください!』

真『ボク、キミのことが大好きですっ!』

P『真…』
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:07:12.65 ID:hOWURblao
真『…ごめん。こんなカッコ悪い告白なんかしちゃって』

P『そんなことないよ』

真『えっ?』

P『カッコ悪いとか、カッコ良いだなんて関係無い』

P『大切なのは相手に想いを伝えることだろ?』

P『俺は真の想い、充分に受け取ったよ』

P『ありがとう、俺も真のことが好きだよ』

真『えっ…?ほ、ホント?』
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:07:39.07 ID:hOWURblao
P『ホントだよ』

P『それに真は勘違いしてるぞ?』

真『えっ?』

P『女の子らしくない?そんなことなんて無い』

P『真は俺にとって誰よりも可愛い女の子らしい女の子だよ』

P『俺はそんな真の王子様になりたい』

P『こちらこそ俺を選んでくださいませんか、お姫様』

真『あっ…』
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:08:05.19 ID:hOWURblao
リンゴーン!リンゴーン!

真『ううっ…!』

真『ボク…ボクっ…!』

P『今のままで良いんだよ、真』

P『俺は今まで一緒にいた真のことが好きだから』

真『ありがとうっ…ありがとう…!』グスッ…

真『大好き…』

真『大好きだよぉっ!!』ガバッ…!

P『あぁ、俺も大好きだ!』ギュッ…!


―――もっと強く抱きしめて

―――やっと見つけた

―――ボクだけの王子様
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:08:41.74 ID:hOWURblao
                   ,イ  //⌒`
                       /:/ //   ___
                  /:::| |:::/ .  ´::::::::::::::::::`ヽ、
                  \ヽ」::レ'´:::::::::::::::::::::::::\::::::::\
                  /ヾハ_|:::::::::::\::::::\\:::\::::::::\
                 /:::::::/::::::ヽ:ヽ:::\:\::::::\\:::ヽ:::::::::\
                   //::::/::::::|:::::|::::|:::::::ト、:::ト、::::::∨',:::::|::::::\:,ゝ
                     //::::/:/:::::l::ハト:::ト、::::}ハ:lハ:::::::}::l:::::|::::::::::ヘj
                 / l::::/:::|::::::从 l l::| ヽl  l|  ',:::::l::ヽ::|:::::::::、\
              /.イ|:::|:::::|:::::ハ:} |:|  ノ  |__',:::ト、:}::ト、::\\,ゝ
            ー=彡'´ l:|::ハ::::|::::| ノ  ||   /    l:::| )/ ハ:::::ト、|\
                ヾ:|::|:::|::::r‐─、ノ   ´ , r' ̄ |:/ /イ /::::::}
                  ゝ从ト、:ト、 rf'テ、    ´    ノ / イ´:::::ト从__
              ー=彡'  | ヽ:ヾヾ='  ,      / |:::/レ'
                     |`ハ     -  '    / レ'
                     |/>    ___ _ /  |         END
                         _____, -‐|      _〉-─、
                           l/_r-‐='つ     /     `ヽ、__
                     ノ'´ ´ ,-‐二つ   /     / ̄`:l }
                        r'´    ,二二⊃,/      /::/ ̄`:||
                __rf┤     r'|〈;;∨´/_____/:./:::::::::l:::::::|
                  |`L_>、__<´:::| 〉;;Y´フ´/:::::::::::::::::l:::::::::::::::|:::::::|
                  |:::::::‐‐--∠):::r'入;;;〈 /::::::::::::::::::/:::l:::::::::::|:::::::|
                 /:::::::::::::::::::::/:::::キ  'V/:::::::::::::::::::::::|:::::|::/::::/:::::::ハ
                   /:::::::::::::::::::::/::::::::ハ /::::::::::::::::::::::::::l:::::|::|:::::|::::::/::ハ
               /:::::::::::::::::::::/::::::::ノ:::|´::::::::::::::::::::::::::::::::`人{::::/::::/::/::ハ
                  l:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::/  ∨|:::/::/:::::ハ
                  |::::::::::::::::::/::::::::::::::::ノ:::|:::::::::::::::::::::::/     ∨::::::::::::::::ハ
                 ヽ、::::::::::/:::::::::::::::::ゞ::::|::::::::::ヽ___/        |::::::::::::::::::::ハ
                 `>´::::,0:::::::::_0':::|::::::r―‐┤       |::::::::::::::::::::::ハ
              /:::::::::::::::::::::::´:::::/:::::::`─‐キ         ヽ:::::::::::::::::::::ハ
                  入::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::|          lヘ::::::::::::::::::::ハ
              .   ´ 入:::::::::::.  ´ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|        V::::::::::::::::::::::::::\
           /   /   〉-´  /   \_____|         V´::::::::::::::::r―、ハ
          /   . ´  /    /    |  |  |  \         \::::::::/r' ̄`、〉
.      /  / ___/     /|    /  |  ト、  ハ         \人人   `ヽ、
      <__、,く  |       //'    /    l   | |  ハ           `─┤    丶ヽ
      \`ヽ:\∧      / /   .イ     |   | |  ハ             ',  r'`Tゝ_`ヽ、
      入/ ̄´\   / /   /' |    /  | |    |              ヽ } `{ ハ`lヽ\
       `<__     \/ /    / /    /  /  |    |   
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/28(水) 03:09:56.43 ID:hOWURblao
真編終了です

お待たせしました
次回更新時は千早編を投下予定です
今しばらくお待ちください
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 03:14:32.66 ID:z0/ooUzDO
真編乙!ちーちゃん編に期待
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/28(水) 04:56:30.31 ID:z3zpqiZ0o
おつん!
まっこまっこりーん
760 :sage :2012/11/28(水) 07:51:07.83 ID:yN23gnZH0
おつ!
今まで一番ときメモぽかった気がするな真編
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 08:56:49.47 ID:bMg5dj4IO

まこまこりーんをネタで仕込んで来るかと思ってたが、そんな事は無かったかぜ
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 09:53:08.55 ID:Ka1tyHwIO
緊張しすぎでシュミレーション言っちゃうまこちんかわいい
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 10:55:45.94 ID:ireE6AWIO
おつ!
ちーちゃん期待
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 11:04:44.68 ID:cpkO4w2DO
乙乙なのなの
真かわい過ぎちーちゃん期待大
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 12:46:37.31 ID:ffKClFjDO
真はまことにお姫さまだなぁ…!
乙乙
真愛してる
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/11/28(水) 12:57:53.02 ID:V2mPVtKfo
ヒャア がまんできねぇ 千早だ!
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2012/11/28(水) 13:49:06.54 ID:ixp56YRe0
真編乙

前はちーちゃん転校しちゃって残念だったから
凄く期待してます!!
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 14:14:19.54 ID:QU2TWdAio
真編凄いよかったなぁ

俺も学生に戻りたいよ・・・
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/11/28(水) 14:23:32.55 ID:Rb13KAxzo
まこりん編乙!
遂に千早か…待ち遠しかったぜ…
誰の番でも待ち遠しいんですけどね
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/11/28(水) 16:38:07.95 ID:HEChfMe50
いやったあああああああああああああ
千早だああああああああああああああ
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/11/28(水) 19:56:54.59 ID:X3oc3kMAO
真の良さはやっぱり可愛いところだよな
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 23:58:29.16 ID:5BYK5P1IO

   ̄ヽ、   _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `'ー '´
      ○
       O 
                _, . . .--.-.-.- 、__
            _,.rヘr:'": : : : : ̄: :`’':: 、;:ヽ、,_r-vー-、
           l,/'": : : : : : : : : : : : : : : : : \:ヽ=ヽ;.: :ヽ
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ;ヽ=i; : : i、_
         ./ : : ; : : i:/: : .; ji : / : : j i: : : : : : : :i;.:i={ : : : : i,
   __       /: : : j:-‐:/ : : ji i:i /: : : :jl-、 : ; : : : : .i; iミl.:ヽ : : l
  l i iヽ ,、  l : : : i'Lr┴-、j l:i::/--ー/ l、; ヽl : : : : :.l.:lミi :ノ: : : :〉 あ  や  と
  l ' ' ' j l.  |: i: イ ,r1::::i       '7o::ヽ、ji : : : : : i :.l'^: l  ;/  っ  よ  思
   \  l_、 |ノ/i i l~;;:::l       i'::::::::::i il : : i; : : l: l : : : : l' た  い  う
     ヽ、./. \l :i/ `ー'      i、:;;;:ノノ ヽ、;_ij: : :jノ: ; : : . :i、    で
     /^ノ . . . |:.:l  ' ' '       , , ,     .rl : /: / : : : : :j
    l/. . . . . 1.:i,               ,、ーノ: :{ : ヽ: . : :/ 
     `ヽ、. . . . i: .`':. 、._  O      _,. ./: : ' : :.j: : : . : : . .〉
       `ヽ、. \j: \:l,l l.   ―ァフノノ: : : ./jノ: : .. : : i :/
         \. . `\jヽミ三三三',.r'^_;;;;ノjノ l、: : . : : .Y
         /: :\r'"        ̄'y'. . . `i. ヽ、j : : : )
         /: :/ j          /. . . . . .l   lj : :/
        'ー'"  l          l. . . . . . l   `V^
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 12:29:00.57 ID:9uVNR2WIO
千早シナリオはマジ楽しみ
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 12:52:10.59 ID:hDOEHBhi0
いやはや素晴らしい。
千早は2の八重さんっぽいからなぁ。ツン→デレへの移行が楽しみ。
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 14:24:27.87 ID:P7KUTFhVo
胸力に圧倒的戦力差が…
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 20:51:44.15 ID:pG+NYn/g0
>>775
72か言ったかね?
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 22:21:42.26 ID:/YxJx+0po
>>776
72も言ってない
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 22:22:58.15 ID:ZxvWfcyBo
お前らいい加減にしろ
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 23:37:37.97 ID:WctypnkAO
千早編は良いけど春香編はこのスレで終わらない予感
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 13:36:09.62 ID:DCaN19l3o
最後のアイドル達の反応も書くみたいだし、どのみち次スレまでいきそうですねー
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 12:10:55.42 ID:TCNv0O07o
春香がトリなのか?
さすがメインヒロインやでぇ
782 :>>1 :2012/12/07(金) 01:39:18.00 ID:QLowGWPgo
お待たせしてすみません
>>1です

お待たせしている千早編なんですが総レス数が200レス超えそうです
ギリギリこのスレで投下可能かなとは思うのですが念の為、次スレを立てて投下をするという形を取ろうかと思います

次スレ、投下は明日にでもと思いますので、よろしくお願いします
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 06:39:30.54 ID:7fhxiSPRo
流石に残り過ぎだしhtml化依頼もスレ立てたら出した方が良いかも
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 15:41:21.75 ID:3uIanBqi0
待ってたぜ!>>1
しかし200レスか胸が熱くなるな!
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 23:44:21.62 ID:QLowGWPgo
次スレを立てました
よろしくお願いします

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354884401/
460.46 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)