【VIPService】「とあるローマの幻想殺し」

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とあるローマの幻想殺し - SS速報VIP 過去ログ倉庫

1 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:35:00.03 ID:tw62DoJO0

俺は、不幸だった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1366896899

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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旅にでんちう＠ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず＠ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】＠ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】＠ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい　　安部菜々編＠ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 ＠ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ？」＠ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する！」＠ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:36:55.69 ID:tw62DoJO0

何か悪い事をした覚えはない。

何かまずい事を言った覚えはない。

だけど、世界は俺に冷たかった。

町を歩いていると不幸に出くわした。

幼稚園に居ると不幸に出くわした。

買い物に行くと不幸に出くわした。

家に居ると不幸に出くわした。

3 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:37:38.03 ID:tw62DoJO0

理不尽。

世界はとても理不尽に不幸だった。

色んな人たちに蔑まれて、石を投げられて。

人生に、疲れた。

フラフラと人の居ないほうに歩いていって。

4 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:38:21.94 ID:tw62DoJO0

彼と、出会った。

5 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:38:48.74 ID:tw62DoJO0

その人は身体に数多の傷が刻まれていた。

『どうしたのであるか？』

その人は傷だらけの大剣を持っていた。

『何故、泣くのであるか？』

その人は、戦っていた。

『恐れる事はないのである』

その人は、多くの恐怖と。多くの理不尽と。

『何故か、であるか？』

その姿が、とても。

6 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:39:17.83 ID:tw62DoJO0

『私は、その涙の理由を変える者だからである』

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 22:39:59.97 ID:sCFtuRGIo

ほう

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 22:42:33.97 ID:78No71Um0

総合にきてた人だな
ブクマが増える

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/25(木) 22:42:54.28 ID:f/9mvd220

期待
面白そう

どんな作品になろうと見守ってる

10 ：つつ [sage]：2013/04/25(木) 22:44:57.04 ID:tw62DoJO0

かっこよく、見えたんだ。

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 22:45:41.62 ID:I6t3ZExV0

総合のときからずっと待ってました

期待度MAX

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 22:48:20.77 ID:CneHcG3K0

アックアさんの弟子になるのか
面白そう

13 ：つつ [age]：2013/04/25(木) 22:52:42.81 ID:tw62DoJO0

注意書き

・このスレは、とある魔術の禁書目録の二次創作です。
・原作とはかなり設定を変えているところがあります。
・キャラ崩壊もあるかもしれません。というかあります。
・もしかしたら敵のもぶとかでオリキャラが出るかもしれません。そんなに重要キャラにするつもりはありませんが。
・カップリングは特にありません。ただ上条さんはモテます。
・リアルもあるので、更新は亀になるかもしれません。
・１は禁書スレ立ては初めてです。勝手がわからない事もあるとおもいますが、生暖かい目で見守ってください。
・批判、批評は絶賛受付中です。ガンガン指摘してください。

せんでんのあげ。

14 ：つつ [age]：2013/04/25(木) 22:55:10.31 ID:tw62DoJO0

あとついでに何故かエラー５００が出てしまうのでsageると投下できなくなってしまうようになってしまっているので、
今日はアゲ進行で行きます。

15 ：つつ [age]：2013/04/25(木) 23:04:11.66 ID:tw62DoJO0

投下しようとおもったけど、何故かメールに繋がらないので投下できません。
また明日投下。

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 23:05:31.12 ID:Pz0h04XSO

ああ、総合スレのか期待

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 23:14:44.55 ID:rUEs93Zf0

>>1
メール欄にageなんてやる必要はないんだぜ?

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/25(木) 23:46:08.39 ID:z91lscSl0

結局期待ってわけよ

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 02:10:28.40 ID:2+2+JoGUo

あァ･･･つまンねェな
すげェ期待しちまって日常がつまンねェ･･･

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 10:02:50.75 ID:RK/Xt+vSo

むしろメール欄にsagaをいれるとしっかり文字入力出来て良い

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 12:29:31.77 ID:SWjsHYYd0

期待してるゾ☆

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 15:24:27.40 ID:7ug/pk9MO

学園都市やイギリス清教とは敵対関係か…

23 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:00:30.42 ID:YM0skqXk0

帰宅したので投下。

24 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:01:31.89 ID:YM0skqXk0

テッラ「それでは、健康に気をつけてくださいねー」

フィアンマ「風邪をひかないようにな」

アックア「きちんと暖かくして寝るのである」

上条「あんたらは俺の母さんか」

アックア「親と似たようなものである。とにかく、危険な事はし過ぎないようにするのである」

上条「え？ちょっとはいいんですか？」

アックア「・・・・・・どうせ貴様のことだからすぐ巻き込まれるのである」

上条「ええー・・・・・・そんなことはないですよ。・・・・・・・・・・・・・多分」

フィアンマ「ローマ市内を歩くだけで多くの女とトラブルを引っ掛けていたからな」

上条「人をイタリア人みたいに言わないでください！上条さんは硬派な日本男児なんです！」

25 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:02:49.29 ID:YM0skqXk0

テッラ「私はイタリア人ですけどねー」

フィアンマ「俺様もだな。女をナンパしたことなどないが」

アックア「自分はイギリス人であるな。ウェントは・・・・・・・・・」

ヴェント「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

フィアンマ「・・・・・・・・・なあ、あいつは自販機や自動ドアに突っかかって何してるんだ？」ヒソヒソ

上条「さあ・・・・・・」ヒソヒソ

アックア「見るに機械に対して反応をしているようである。科学嫌いの一貫であろうか？」ヒソヒソ

テッラ「それにしてはいつものように攻撃したりしてませんがねー」ヒソヒソ

上条「ハンマーを出してないしな」ヒソヒソ

26 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:03:56.56 ID:YM0skqXk0

アックア「人の目があるから派手な事をしないのではないか？」ヒソヒソ

フィアンマ「ヴェントを甘く見るなよ。あいつは街中で女王艦隊を発動させようとする女だ」

テッラ「あの時は大変でしたねー」

フィアンマ「俺様が魔翌力を探知して聖なる右で対処したからよかったものを。ローマが壊滅するかもしれなかったぞ」

上条「引きこもってたのが役に立ったな」

フィアンマ「ほう？」

アックア「また喧嘩であるか？一般人も多く居るのである」

テッラ「最近のヴェントの暴挙としましては、自動車の破壊ですかねー」

上条「水溜りの水をかけられたからってハンマーで粉々にしようとしたんだよな。まったく、そこまでする必要もないだろうに」

27 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:05:15.62 ID:YM0skqXk0

アックア「あれは当麻がプレゼントした服を汚されたからあそこまで怒っていたのであるが」ヒソヒソヒソ

フィアンマ「あいつは神に仕える身を絶対に恋愛対象にみないからな。自分も恋愛をしたいと思わないし。何人のシスター達が苦汁を飲まされた事か」ヒソヒソヒソ

テッラ「罪な男です。神に忠実に使える事はいい事ですがなんともその女性達は救われませんねー」ヒソヒソヒソ

ヴェント「・・・・・・・・・あんたら、途中から聞こえてんのよ」

上条「何話してたんだ？師匠たち」

ヴェント「言うわけないでしょ！！」

上条「うおお、何怒ってんだ！？」

ヴェント「知らないわよバカ！！」

28 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:06:37.24 ID:YM0skqXk0

テッラ「オホン・・・・・・、それで、あなたは何をしていたんですか？」

ヴェント「ちょっと科学に歩み寄ってみようと思ったんだケド・・・・・・無理ね。学園都市に着いて行くのは無理そうだわ」

アックア「一途であるな」

ヴェント「うるさいわね！・・・・・・ねえ、ホントに行くの?」

上条「まあ仕事だしな。それに、科学の街ってのにも興味がある」

ヴェント「・・・・・・寂しくない?」

上条「まぁ寂しくないっていうのは嘘になるけどさ。だけど俺はもう一人の男だし、何時までも師匠たちにおんぶ抱っこじゃ示しが付かないだろ?」

ヴェント「……いい?定期的に連絡はよこすこと。危険な事に首を突っ込まない事。余り女の子を口説かない事」

上条「最後のはいらないだろ!?」

29 ：つつ [ｓage]：2013/04/26(金) 16:07:21.30 ID:YM0skqXk0

テッラ「とにかく。学園都市でも元気に過ごすんですよ?異教徒の猿どもに囲まれて辛かったら殲滅しに行くので連絡を下さいね?」

上条「物騒だな！」

フィアンマ「まあテッラの奴は多少行き過ぎな所はあるが。辛かったら連絡はよこせよ?」

上条「……みんな心配症だな。有難いけど」

アックア「健康に気を付けるである。身体は全ての基本であるからな」

上条「はい、師匠。学園都市でも精進します」

テッラ「おや、飛行機にもう乗れるみたいですね―」

上条「あ、じゃあ行ってくる!じゃあ行ってきまーすー！」

神の右席「いってらっしゃーい」

30 ：つつ [ｓage　saga]：2013/04/26(金) 16:09:53.97 ID:YM0skqXk0

プロフィール

ローマ正教

上条当麻（１４）
職業：神父・学生　主な戦闘手段・能力：幻想殺し、魔法のお札（おもに水属性）
すべての異能を打ち消す右手、幻想殺しを持つ少年。
黒髪ツンツン頭に、若干大きめの黒いローブと慢性的な不幸が基本装備。
非常に敬虐なローマ信徒で神父。
朝四時には起きて神に祈りをささげるし、食事は絶対に神から与えられたものと残さない。
また、聖職者としての誇りを持ち、異性との不純な交友は極力避けようとしている。
が、彼のフラグ体質から多くの女性に慕われてしまっている。
彼は女性と付き合いたいという願望は一切なく、自慰行為すらした事が無い。すなわち聖人（魔術的じゃない方の意味で）。
料理が得意で、特にイタリアン、和食、スイーツはそこらのシェフよりも上手に作るが、本人は嗜好品の類は禁じているので、よくローマ正教のシスターや神父たち、衛兵に振舞っている。
敬虐なローマ信徒といっても、テッラや原作のアニェ―ゼたちのように狂信者ではなく、ローマ正教を信仰する、誰でも助けるお人よしな少年である。

31 ：つつ [ｓage　saga]：2013/04/26(金) 16:11:18.29 ID:YM0skqXk0

神の右席

フィアンマ（？）
職業：神の右席　主な戦闘手段・能力：聖なる右、魔術全般（おもに火の術式）
世界を裏から回してきた、２０億人ローマ信徒のトップの組織の赤いリーダー。通称右方のフィアンマ。
奇跡を起こしたりとりあえず敵を倒したりするトンデモ右手、聖なる右を持っており、通常魔術も相当な域にある。
名実ともに最強クラスの魔術師だが、引きこもりでもあり、その事をよく上条やヴェントにからかわれている。
原作ではもっとカッコいい人だが、このss内では良く上条たちと喧嘩する子供のような人になっている。
しかも上条の影響でそこまで世界を変えようともしておらず、そこまで傲慢でもなく、原作よりものんびりとしていて、ただこの楽しい毎日が続けばいいと思っている。
神の右席は職業なのだろうか?

ヴェント（？）
職業：神の右席　主な戦闘手段・能力：天罰術式、ハンマー、風の術式
神の右席に所属する黄色い女性。通称前方のヴェント。
幼いころに遊園地で弟を亡くし、それが原因で科学を憎み復讐するために神の右席に入ったが、上条と出会い、なんやかんやあって、科学は今でも嫌いだが、復讐をする気はなくなっている。
上条さんにフラグを立てられ、今やすっかり恋する乙女。
といっても本人は否定している。所謂ツンデレ。
とても前からカミやん病に罹っており、しかもいつも近くにいたのでほとんど上条さん依存症。
上条さんが学園都市に行った今、いつ禁断症状を起こしてもおかしくない。

32 ：つつ [ｓage　saga]：2013/04/26(金) 16:12:21.45 ID:YM0skqXk0

テッラ（？）
職業:神の右席　主な戦闘手段・能力:光の処刑、ギロチン
神の右席に所属する緑色の男性。通称左方のテッラ。
上条たちの中で、数少ない常識人。
基本的にツッコミ役。冷静に、行き過ぎる上条たちを止める。
彼も上条の影響で多少丸くなっており、具体的に言うと、
今も変わらず異教徒は毛嫌いしているが、子供や観光客を光の処刑の調整に使う事はなくなったし(代わりに幻想殺しを持つ上条が手伝わされる)、異教徒に触れられてもすぐ殺したりせず、ただ少しボロ雑巾にするだけで許すナイスガイになっている。

アックア(？)
職業:神の右席、傭兵　主な戦闘手段・能力:聖母の慈悲、魔術全般(主に水の術式)、メイス、大剣
神の右席に所属する青色の男性。通称後方のアックア。
本名はウィリアム＝オルウェル。イギリス人。
もともとはイギリスで騎士をしていて、騎士団長などとは盟友。
上条の師匠であり、憧れの人。昔にいろいろあったのだ。
基本的に常識人だが、どこか抜けてるところもある。
上条はからかったりネタにしたりするが、本当に彼を尊敬している。
実は彼と上条はいろいろなところを旅して、イギリスにも立ち寄っているので、騎士達や女王陛下、最大主教などと面識があったりする。
いつか物語に絡んでくるかもしれない・・・・・・

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:12:23.87 ID:84XLQYoH0

期待

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:17:45.05 ID:iOgNp9tDo

もう俺好みの設定がてんこ盛りじゃないですかー！

期待期待

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:18:22.93 ID:7ug/pk9MO

結局期待ってわけよ

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:28:25.47 ID:agp/Upjr0

期待

しかしsageは半角じゃないと効果が出ない

37 ：つつ [sage　saga]：2013/04/26(金) 16:31:13.09 ID:YM0skqXk0

投下した後にアゲる事にしました。
あとは総合の方に投下した小ネタと予告編を投下します。

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:32:50.21 ID:Zb+5lVuw0

ヴェントかわいい

ほかのローマ正教シスター（オルソラやルチア、アニェーゼ、アンジェレネとか）も見たい

この上条さんはリドヴィアと相性が良さそう

39 ：つつ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:34:17.63 ID:YM0skqXk0

アックア「ただいま帰ったのである」

フィアンマ「おう、おかえりだ。ご苦労だったな」

ヴェント「つっても大したこと無かったんでしょ？」

テッラ「所詮異教徒の猿どもですからねー」

マタイ「だからと言って殺していいというわけではないぞ」

上条「そうだぞー。何と上条さんと師匠は一人も殺さずに魔術組織を壊滅させたのです！」

40 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:35:46.82 ID:YM0skqXk0

ローマ教皇、マタイ・リース。
民衆の投票によって選ばれ、ローマ正教において表で最も上の地位ににいる人間。
ローマ正教の最終兵器、『神の右席』。
人間としての『原罪』を可能な限り原罪を薄めることで通常の人間には不可能なクラスの魔術を行使するできる存在。
そんなとんでもない人間たちと陽気に話し合う日本人。

彼の名は、上条当麻と言った。

41 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:36:16.32 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「ほう？だいぶやるようになったな。確かそこそこの狂信者だったと思うが」

アックア「………奴らは魔術防壁や魔法陣に頼るタイプだったのである」

テッラ「それはそれはご愁傷様ですねー」

マタイ「だから上条を向かわせたのだがな」

上条「ちょっと触ると同時に家の壁が全部吹っ飛んだ時はビビった」

ヴェント「ホントその右手ってどうなってるのかしら？」

フィアンマ「俺様に明け渡す気はないか？きっと世界を救って見せるぞ？」

上条「生憎俺は世界が救いがないとは思ってないからな」

テッラ「ローマ正教徒以外に救いはありませんがねー」

上条「………相変わらずですねー。テッラさん」

42 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:36:46.96 ID:YM0skqXk0

テッラ「逆にあなたはローマ正教徒以外を助けすぎですねー」

上条「いいだろ別に。まあとにかく。フィアンマももっと外に出ようぜ」

アックア「引きこもりであるからな」

ヴェント「ぷっ…………」

上条「確かにそうですね。ずっと室内にいてテレビとかばっか見てるし」

フィアンマ「世界を回すために必要なことだ！」

ヴェント「『うっせーなー！シュウショクカツドウに必要なことなんだよ！』wwww」

上条「『だから飯はドアの前においとけババア！』wwwww」

マタイ「お前たちは一体どこでそんな知識をしいれてくるんだ……」

43 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:37:15.09 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「………言ったな貴様ら。後悔するなよ」

マタイ「その程度で怒るんじゃない。だいたい事実だろう」

テッラ「最後に外に出たのはいつでしたかねー」

ヴェント「二ヶ月くらい前に散歩に出なかった？」

アックア「妙なことを言いながら帰ってきたのである。10分ぐらいで」

上条「どんなこと言ってたんですか？師匠」

アックア「『やはり世界か………世界が悪いんだ………』」

上条「ぶはっ！！」バンバンバン

ヴェント「………………ッ！！！」バンバンバン

マタイ「机を叩くな上条、ヴェント」

44 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:37:41.75 ID:YM0skqXk0

上条「世界がwwwwwww世界が悪いwwwwwwwww」

ヴェント「俺様がwwwwwww世界をwwwwwwww救うwwwwwwwwww聖なる右wwwwwwwwwwww」

フィアンマ「………上条。お前はいつもとしゃべり方が違うな」

上条「？」

フィアンマ「アックアがいない時だけあのしゃべり方はしないんだな。何か知られてまずいことがあるのか？」

上条「げ！？」

アックア「………どういうことであるか？」

上条「いや！何でもありませんのことよ！！」

フィアンマ「ほら言ってやれよ。いつものように」

アックア「何であるか？」

45 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:38:20.31 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「『某は上条当麻である！』」

アックア「…………」

上条「あわわわわわ」

フィアンマ「『ーーー聖母の慈悲は厳罰を和らげる(キリッ』」

アックア「…………」

上条「…………」ダラダラ

ヴェント「wwwwwwwwwwwwwww」バンバンバンバン

テッラ「うるさいですねー」

マタイ「机が壊れるぞ」

フィアンマ「『時に、神の理へ直訴するこの力。慈悲に包まれ天へと昇れ！(キリリッ』」

アックア「…………」

上条「…………」ダラダラ

46 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:39:38.27 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「『である！！(キリリリリリッ』」

アックア「言い残す事は、あるであるか？」

上条「すみませんでしたーーー！・・・・・・・・・・である」ぼそっ

47 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:40:58.65 ID:YM0skqXk0

アックア「上等である！貴様にはもう一度傭兵の流儀を叩き込んでやるのである！！」

上条「ギャアアああ！！メイスはしゃれにならないです！！！」

ヴェント「あー、笑ったわー。笑いすぎてお腹いたい」

フィアンマ「そんな笑ってる余裕があるのか？ヴェントよ」

ヴェント「あー？私は特に後ろめたいことはないケド？」

フィアンマ「そうか。ならお前の枕元にある何処かのツンツン頭によく似た人形も別に言いふらしても構わないな」

ヴェント「……………は？」

フィアンマ「あの大きなヌイグルミだ。いや、よくできてるよアレは。デフォルメされつつも誰がどう見てもモデルが誰かわかる」

ヴェント「な、ななななななな////////」

48 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:41:29.22 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「夜中に実はこっそり寂しくなって抱きしめたりして「テテテテテテテメエ！？/////////何でそんなこと知ってる！？///////////」なんだ？後ろめたいことは何もないんだろう」

マタイ「意外と可愛らしいところもあるのだな」

テッラ「そういえばちょっと弟に似てるとか言ってましたねー」

ヴェント「ウルセェ！乙女の部屋を覗いてんじゃねえよクソが！！」

フィアンマ「ほほう、良いのかそんなこと言って？ここにその人形の写真があるが。ついでに抱きついてる写真も。上条に見せちゃおっかなー」

ヴェント「ゴメンなさいフィアンマ様！！もうバカにしないんでホントにあいつに見せるのだけは勘弁してください！！」

フィアンマ「ハハハハ！いい眺めだぞヴェントよ！」

上条「たす…………け…………」

アックア「まだである！！貴様にはもう一度『傭兵の流儀』を叩き込んでやるのである！！」

テッラ「今日も賑やかですねー」

マタイ「少し喧しいくらいだがな」

49 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:42:06.51 ID:YM0skqXk0

今日もローマは平和です。

50 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:42:34.61 ID:YM0skqXk0

上条「え？学園都市に？」

フィアンマ「ああ。行ってもらう」

上条「何日ぐらい？」

フィアンマ「4年ほどだ」

上条「…………は？」

ヴェント「」ガタッ

アックア「座るである」

テッラ「どうしたんです?確かに学園都市は異教徒の猿どもの中でも特に醜悪なものの集まりですが」

フィアンマ「スパイのようなものだ。と言っても向こうのトップには知られているがな」

マタイ「お前には中学三年生として学園都市の中学に入学してもらう」

上条「…………マジで？」

フィアンマ「大マジだ」

マタイ「では、健闘を祈る」

51 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:43:01.95 ID:YM0skqXk0

上条「学園都市、ねえ…………」

『傭兵の流儀』を学んだ上条当麻が、学園都市で多くの事件に巻き込まれる！
とあるローマの上条当麻、近日今回予定(大嘘)！

52 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:43:54.18 ID:YM0skqXk0

で、この嘘が本当になったわけですね。
次は予告編。
第一話、第二話、第三話ぐらいの複合予告。

53 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:44:23.26 ID:YM0skqXk0

ローマ正教に所属する魔術師、上条当麻。

「ここが学園都市、か」

上司の指示で学園都市にやってきた彼に、早速様々な困難が襲いかかる！

54 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:45:55.77 ID:YM0skqXk0

「ぬおお！メイドとドラム缶が襲ってきた！？」

「危ないんだぞー！？」

「舞夏に手を出すやつは何人たりともぶち[ﾋﾟｰｰｰ]にゃー！」

「警備員じゃん！おとなしく投降するじゃん！」

「げ！？黄泉川だ！！」

「ああ黄泉川さん、今参ります！」

「………半蔵は置いていくぞ」

「何でATM泥棒として上条さんは追われてるんでせうかー！？」

「無視すんなやゴラアアアアアアア！！！」

「待ちやがれテメエエエエエエエエ！！！」

「あああああああああもう！？何で一日に何回もいろんな人に追われるんだ！？」

「あのひと、AIM拡散力場がない」

「外部の人間ですかね？まあ麦野と第三位に追われるなんて超ご愁傷様です」

「結局、運が悪かったってわけよ！」

「科学性の呪いか！科学怖い！！」

55 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:46:45.32 ID:YM0skqXk0

「おいおいあぶねーな、ツインテールのお嬢さん？」

「だ、誰ですの？」

「巨大なハンマー………能力かしら？」

「俺の鉄球を砕いた！？テメエ、動いたらこいつの命がねえぞ！！」

「きゃああああああああああ！」

「初春！！」

「安心しろ、お嬢さん。あの花飾りの子は絶対に助ける」

「なぜ民間人の方がそんなことを！？」

「『傭兵の流儀第二条』、『女のために、命を懸けるべし』ってな」
「さて、いこーるすぴいどとやら」

56 ：小ネタ　日常１ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:47:16.86 ID:YM0skqXk0

「―――ローマ正教所属、上条当麻。いざ、参る」

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:51:15.89 ID:vwWpzLB50

>>53-56がなんか映画の前にある最新映画情報みたいだな

58 ：つつ [sage saga]：2013/04/26(金) 16:51:37.43 ID:YM0skqXk0

プロフィール

ローマ正教

マタイ＝リース（？）
職業：ローマ教皇　主な戦闘手段、能力：一般魔術
ローマ正教の表の顔のトップのおじいさん。
魔術の腕も達人級だが、右席がチート過ぎるのであの中ではそんなに強くない。
非常に人格者で、善良。しかも常識があるので、よくバカ騒ぎをする上条たちをたしなめる。
実はバチカンにこもっていることよりも外に出て買い物や市民の様子を見ることが多い。
その際上条を護衛に連れて行ったりするので、割と仲はいい。
と言うか、幻想殺しと言う恐ろしい力を持つ上条がローマ正教に所属できているのは神の右席とマタイがローマ正教幹部達にごり押ししているから。

59 ：つつ：2013/04/26(金) 16:52:32.21 ID:YM0skqXk0

と言うわけで投下完了のあげ。
第一話は書き終わったから、今日か明日投下します。

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 16:53:58.83 ID:Zb+5lVuw0

乙です。
楽しみに待ってます。

61 ：つつ：2013/04/26(金) 16:54:06.73 ID:YM0skqXk0

ついでにアニェーゼたちも出てくる予定です。
予定です。
期待しないで待っててください。

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/26(金) 17:01:08.91 ID:C+sTEZ4N0

待ってる
めっちゃ期待

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:02:34.18 ID:MLUqiBPh0

乙
聖人上条さんといえど迫られたら多少興奮はするよね？
同じ聖人のリトさんでも興奮はしちゃうんだからそこは仕方ないよね？

とゆーわけでオリアナあたりに（からかい半分で）迫られてアタフタする上条さん見てヤキモキイライラなヴェントさんお願いします。

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:05:52.13 ID:fQ7CPXVho

乙

設定とかプロフィールは作中に組み込んだほうがいいと思うよ。
作中外で説明しすぎるという事は作中で描写不足と自分で言ってるようなもんだし。

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:07:54.02 ID:pDZUs9LWo

期待

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:21:40.06 ID:/aSdMVW3o

以前、上条が天草式に拾われるSSがあったが、未完で終わってたんだよな
完結目指して頑張ってくれ

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:38:09.94 ID:jVPR67me0

疎い私でも期待できるとわかる

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 17:39:52.12 ID:VsvjxyeBo

期待
続きが気になるぜ

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 18:17:00.64 ID:wQ9qLNVp0

すっごく面白い
期待

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/04/26(金) 18:30:11.04 ID:Ja+xi1an0

乙
原作よりずっと早く美琴と出会うんだな。原作は七月の一ヶ月前だから六月ぐらいなのに(高１の)

あと「師匠」で思い出したけどステイルも師匠ポジなんだよね……
あっちはかわいいこ３人……

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 18:42:01.65 ID:/aSdMVW3o

>>70
おい
ヴェントさんだって可愛いって事忘れんじゃねえよ

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/04/26(金) 18:43:47.87 ID:Ja+xi1an0

>>71
すっぴんヴェントさんは「かわいい」って言うか「きれい」だろ？

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 18:45:45.56 ID:KzVA2+5Io

期待しますよ！

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 19:18:54.28 ID:14ff+cYB0

>>72
可愛さってのは容ただけで決まるものではないと思います

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 19:19:50.66 ID:14ff+cYB0

>>72
可愛さってのは容姿だけで決まるものではないと思います

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 19:34:31.82 ID:/aSdMVW3o

>>74
あんたわかってるじゃないか
とりあえず、連投は気をつけようぜ

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/26(金) 19:40:44.10 ID:2Mjta/6N0

ヴェントの髪って何かもふもふしてそうじゃない？
そう思うのって僕だけ？

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 20:16:00.98 ID:imeN6tcF0

>>76
めんご
ただ>>74は大事なとこが誤字ってたから>>75で直した

79 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:13:36.86 ID:YM0skqXk0

反応の多さに若干驚いている１です。
神の右席の人たちは皆可愛いです。
スッピンヴェントさんはイケメンですよね。憧れます。

>>64　ご指摘有難うございます。
事実そのとおりで文章力がないのと、プロフィールを書くのは楽しいのでとりあえずこのスレでは書いていきます。

80 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:14:30.79 ID:YM0skqXk0

夜の分の投下ー。

81 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:16:09.47 ID:YM0skqXk0

とあるローマの学園都市、第一話
　　　　　　　「学園都市に、来たばかり」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 21:16:57.12 ID:vrVxQAiz0

上条さんがアックアの弟子とか
ヒーローの超エリートコースじゃないですか。

83 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:16:58.90 ID:YM0skqXk0

―――学園都市

上条「ここが学園都市、か」

上条（とりあえずIDとか言うのがまだ発効されてないから、あんまり派手には動けないな）

上条（今日すべきこととしては、荷づくりと家具をそろえるのと、あと住む所の周りの探索だろうな）

上条（近日中にこなしておきたい事として、統括理事長への挨拶、中学への入学届提出、学園都市との超能力者との手合わせ、くらいか?）

上条（まあ一個目は向こうからアプローチしてくるだろうし問題ないな。ニ個目はまあ義務教育だしレベルを選ばなければ問題ないな。家から一番近いところにしよう）

上条「問題は三つ目かー。厄介だよな・・・・・・」

上条「あんまり学園都市の中で弱い人とやってもしょうがないし、だからといって上条さんにその強さを判別できる方法が無いし」

上条「確か学園都市にはレベル０ってのからレベル５までいるんだよな?」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 21:17:14.44 ID:/aSdMVW3o

超きたー

85 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:17:40.34 ID:YM0skqXk0

上条「あんまり学園都市の中で弱い人とやってもしょうがないし、だからといって上条さんにその強さを判別できる方法が無いし」

上条「確か学園都市にはレベル０ってのからレベル５までいるんだよな?」

上条「レベル０は文字通り能力が無いって事で、レベル５ってのは七人しかいないけど、一人で軍隊とも戦えるらしい」

上条「軍隊って事は大量の爆撃機や戦車とも互角にやり合うって事だろ?そんなん右席とか教皇クラスじゃねーか」

上条「て言うか、そう言うのよりも一番の問題は」

上条「右手、だよな。この右手の事は出来るだけ、というか出来るなら誰にも知られねーようにしないといけないし」

上条「しかもデュアルスキル?ってやつに思われてもヤバいから、基本的に一属性縛りだろ?」

86 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:18:15.53 ID:YM0skqXk0

上条「厳しいな―。まあ考えても仕方な・・・・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・・・

上条「ん？なんだこの音」

？？？「危ないんだぞー！！そこのぶつぶついってる人ー！！」

上条「ん？うおおおおお！！！」

87 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:18:43.03 ID:YM0skqXk0

彼が後ろを振り向くと、そこには大量のドラム缶を引き連れた、ドラム缶に乗るメイド服の少女が居た。
しかも、凄い勢いでこちらに向かいながら。

土御門舞夏（？？？）「すまないが止められないんだー！危ないぞー！！」

上条「なんだ！？科学の新しい兵器か！？」

そう叫ぶと、彼はダッシュを始める。
メイド服の少女、舞夏が乗っているドラム缶は、学園都市中に放たれたお掃除ロボ。
もともとは勝手に掃除してくれる便利なロボットなのだが・・・・・・

88 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:19:15.26 ID:YM0skqXk0

上条「何で上条さんが追われなきゃいけないんでせうかー！？」

舞夏「申し訳ないが、暴走しているんだー」

上条「止める手段は！？」

舞夏「分からないなー」

上条「ふざ、け・・・・・・あーもう、不幸だーーーーー！！！」

走りながら叫ぶ上条。
正直彼としてはこの程度のランニング、準備運動にもならないし、その気になればドラム缶の群れも破壊する事もできるだろうが、いかんせん学園都市だ。
完全アウェーの地で来て早々に問題を起こす事になるのは勘弁願いたい。

89 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:19:45.62 ID:YM0skqXk0

そうして、その珍妙な行進を見下ろす黒い玉が一つ。
それは魔術によって認識できず、感知する事もできない。
そしてそれは、誰にも気付かれる事なく、役割を果たす。

―――ローマ、バチカン、サン・ピエトロ大聖堂地下

ヴェント「クソ、科学のヤロウ！！！」

アックア「暴れるのは止めるのである！」

テッラ「落ち着くんですねー。あなたが暴れたところで何の解決策にもなりません」

マタイ「しかし、逆に凄いな彼は」

90 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:20:12.97 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「まさか学園都市について数十分で女とトラブルを引っ掛けるとは。筋金入りだな」

テッラ「しかしあんなに別れをしのんだくせに、使い魔を放って盗撮するとは」

マタイ「恋する乙女に不可能はないと言うしな」

ヴェント「恋する乙女じゃない！」

91 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:20:48.03 ID:YM0skqXk0

―――学園都市

確かこの町では警備員(アンチスキル)とかいう治安維持の部隊が居るはずだ。
こんなに珍妙な行進はすぐに通報されるだろう。
実動部隊が助けに来るまで、このままランニングで問題ないだろう。
と言っても、時間を潰されるのは痛い。

上条(と言うわけで、この状況を打破する作戦を考えよう)

舞夏「あーーれーーーー」

92 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:21:14.56 ID:YM0skqXk0

上条(まず第一に状況の整理だな。あのメイドさんは多分今役に立たん。だから多分自力で解決するのが一番早いだろう)

上条(と言うか俺を追ってきてるけど、あのドラム缶って何だよ！？)

上条「おーいお嬢さん！」

舞夏「どうかしたのかー？」

上条「いや今の状況でどうかしてない方がおかしいけど・・・・・・このドラム缶ってなんだ？」

舞夏「この町の人間じゃないのかー？確かに服もなんか黒いローブだし」

上条「おーいお嬢さん？答えてくれません？」

舞夏「コレはお掃除ロボだぞー。どんなところも掃除してくれた凄いヤツだったぞー。勝手にごみを認識して追いかけてくれるんだー」

93 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:21:42.89 ID:YM0skqXk0

上条「何でそれが俺を追ってきてるんだ？」

舞夏「なんか急にAIがおかしくなったみたいでなー。急にお前を追い始めたんだー」

上条「・・・・・・要するに俺をごみって認識してるって子とか？」

舞夏「そうなるなー」

上条「不幸だー。何で一日目にこんな目に・・・・・・」

94 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:22:27.60 ID:YM0skqXk0

―――サン・ピエトロ大聖堂地下

アックア「落ち着いたであるか？」

ヴェント「ええ、落ち着いたわ」

フィアンマ「俺様のPS2が・・・・・・」

テッラ「貴方はいったい聖堂に何を持ちこんでいるんですか・・・・・・」

フィアンマ「だが!俺様の聖なる右は、奇跡を起こす右手!よって！」

そう叫ぶとフィアンマは聖なる右を出現させ、ヴェントのハンマーによって粉々に砕かれたPS２にかざす。
すると・・・・・・

フィアンマ「ハハハ!見たか俺様の力を!」

そこには傷一つないPS２があった。

95 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:23:05.12 ID:YM0skqXk0

テッラ「無駄づかいにも程がありますね―」

マタイ「わざわざゲームを直す為だけに聖なる右を使うとは」

ヴェント「アホね」

フィアンマ「む?俺様がアホだと?」

ヴェント「あんた以外に誰がいんのよ」

フィアンマ「ほほう、それはつまり俺様に喧嘩を売っているという事だな?」

ヴェント「いいわよ売っても。あんた今聖なる右使えないでしょ？」

フィアンマ「俺様が聖なる右を使えないと何もできなくなるような三流に見えるか?」

ヴェント「少なくとも神の右席としては雑魚ね」

96 ：つつ [sage]：2013/04/26(金) 21:23:34.01 ID:YM0skqXk0

フィアンマ「いったな?ならば相手してやろう！」

ヴェント「上等よ!」

テッラ「あ、上条がメイド服の少女を抱きかかえましたね―」

アックア「そのまま押し倒しているであるな」

ヴェント「!?」

97 ：つつ：2013/04/26(金) 21:24:06.69 ID:YM0skqXk0

と言うわけで第一話１/２終了。
続きは明日に投下します。

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/26(金) 21:28:29.92 ID:2Mjta/6N0

流石だ、上条さん
初っ端からやってくれるぜ☆

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 21:29:36.21 ID:a+CeTz4M0

乙
フィアンマさん可愛いwwww

もう半分もまとめて投下してもいいのよ？

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 21:29:39.93 ID:dsz5/T4w0

vs土御門元春へ移行します

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/26(金) 21:29:44.52 ID:nhb800d40

乙です。
次は、vs土御門元春になるのかなぁ。

102 ：つつ：2013/04/26(金) 21:36:52.11 ID:YM0skqXk0

残り半分を投下すると、早速書き溜めが尽きてしまうので・・・・・・

土御門君は出てきますよ、あとで。

103 ：つつ：2013/04/26(金) 22:49:13.05 ID:YM0skqXk0

>>70　このssでは、だいぶ多くの時間軸を変更しています。
例えば絶対能力者進化実験。
あれ20000人クリアするの一日10人やっても六年かかるんですよ？
なので多分妹達編は10032号じゃない10032号の性格を持った誰かがヒロインだとおもいます。

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 09:50:58.74 ID:6bndW3Gh0

上条さん大変だな

滞空回線でアレイスターに監視され、使い魔で神の右席に盗撮されてwww

初春助けたら監視カメラで、妹達助けたらMNWでストーキングされるのかな？www

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/04/27(土) 13:16:52.29 ID:p6MACp1e0

>>104
諤悶＞ww

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/27(土) 14:32:36.79 ID:HaMd0FrS0

待ってる

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/04/27(土) 14:34:38.35 ID:g7jcgpgF0

この上条さんはソギーと是非関わってほしいものだ

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 15:25:38.80 ID:Kjg1Q0J90

ローマ正教徒な上条サン良いわ！！こーゆーの待ってた！！
魔術サイドメインのＳＳって少ないから期待！！！

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/27(土) 18:06:44.85 ID:whuF4Qip0

来るかなぁ

110 ：つつ：2013/04/27(土) 19:54:19.26 ID:eha2ZHJF0

つつよ（ｎｏｗｗ）
汝の投稿を――（ｌｅｔ’Ｓ――）
――歓迎する。（――ｓｔａｒｔ）

と言うわけで今日の分の投下。
書き溜めなきゃなぁ･･････

111 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 19:55:40.02 ID:eha2ZHJF0

―――学園都市

舞夏「ドンマイだぞー」

上条「ドンマイだぞーって！もっと申し訳の気持ちとかですねえ!」

舞夏「過ぎた事をくよくよするのは男らしくないぞー?」

上条「過ぎてねえよ!現在進行形だよ!」

舞夏「はっはっは。まあ気にするんじゃない」

上条「だーーー!もう日本人は慎み深くて礼儀正しいんじゃなかったのかよ!?」

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/27(土) 19:55:45.17 ID:HaMd0FrS0

よっ！
待ってました！

113 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 19:56:15.85 ID:eha2ZHJF0

舞夏「そんなの昭和の話―――って、うわああ！？」

上条「！？あぶねえ！！」

舞夏の乗っているドラム缶が急にスピードを上げる。
そのドラム缶は真っ直ぐに上条の下へ。
かわすことも出来るが、かわすと間違いなく彼女は振り落とされ、地面に叩き落されてしまうだろう。
なら。

114 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 19:56:55.09 ID:eha2ZHJF0

舞夏「な、何を！？」

上条「暴れるなって！」

この手でつかんでやればいいじゃない。
ということで。
そう決断すると、彼はお掃除に飛び掛り、上にいる舞夏を抱きかかえた。
そしてそのまま地面に着地。
急なことに驚き暴れる彼女を抱えたまま大きく跳躍。
そのままお掃除ロボをやり過ごした。

115 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 19:57:24.22 ID:eha2ZHJF0

上条「ふ―。危なかった」

舞夏「あ、あのー」

安堵のため息をつく上条。
それとは対照的に舞夏の方は何か慌てている。

116 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 19:57:53.03 ID:eha2ZHJF0

上条「まったく、お前もよくわからないけどあんな危険な物に乗るんじゃありません」

舞夏「いや、ていうか……」

安全は確保したので、お説教モードに入る上条。
彼はローマ正教内では「説教のト―マ」の通り名で恐れられていたのだ。

117 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:00:52.05 ID:eha2ZHJF0

上条「今回は助かったけど、次にこんな事が起こらないとは限らないだろ？」

舞夏「そ、そのー･･････」

今こそその力を解放するとき。
さあ、イッツショータイム。

118 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:01:24.44 ID:eha2ZHJF0

上条「けがしたら元も子もないぞ?女の子なんだからおてんばは程々に・・・」

舞夏「その!顔が近いんだぞー!!/////」

上条「ん?」

119 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:01:59.47 ID:eha2ZHJF0

だがお説教など舞夏は聞いてる余裕はない。
いまにも顔が当たりそうなのだ。
お掃除ロボから助けてくれたとき、赤ん坊のような状態で抱きかかえられて、そのまま飛んだり跳ねたりしたため、いま非常に体が密着している。
吐息は当たるし、熱は伝わる。
出会ったばかりの少年にここまでされてテンパらない女性はいないだろう。
いたとしたら女を捨ててるに近いない。
というかこの少年も女の子を抱きかかえて何も反応を示さないとは、失礼なんじゃないだろうか?
確かにまだ体は子供だけれども・・・・・・それでも女としては譲れないものがあるというか・・・・・・

120 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:02:26.08 ID:eha2ZHJF0

上条「おう、すまんすまん。危なかったからな。まあ俺は聖職者だし、やましい気持ちはないから安心してくれ」

そんな妙な思考のスパイラルに入った少女を現実に連れ戻したのは、その原因の少年。
舞夏としては、まだ頭が混乱していてよく理解していないが、とりあえずこの少年が自分を助けてくれたのは分かる。
やはりお礼をした方がいいだろう。

121 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:03:02.17 ID:eha2ZHJF0

舞夏「あ、あのー」

上条「ん?」

舞夏「えっと・・・・・・助けてくれたお礼をしたいんだぞ―」

上条「え?いいよ別に。人を助けるのは当然のことだし」

舞夏「いやだけど、それじゃあ私の気が済まないというか」

上条「気にするなって。大した労力じゃないし、それに」

舞夏「?」

122 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:03:28.28 ID:eha2ZHJF0

お礼をしたい、という頼みを断る自分を助けてくれた恩人は、

やんわりとほほ笑みながら右手を振ってこたえる。

123 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:04:00.26 ID:eha2ZHJF0

上条「こんな可愛い女の子を抱きしめられるって役得もあったしな」

舞夏「―――――!?///////」

124 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:04:29.07 ID:eha2ZHJF0

ぼんっ、と音が聞こえてくるくらい一気に顔が真っ赤になる少女。
もはや彼女の頭の中は焼き切れてオーバーヒートしていた。

上条「という訳で、俺はそろそろ行くよ。今度は気を付けてなー」

舞夏「あ、あの!な、名前を教えてくれないか―!」

上条「ん?ああ、俺は上条当麻。ローマ正教に興味がある方は、是非ご相談を、ってね。それじゃあなー」

125 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:04:55.45 ID:eha2ZHJF0

手を軽く振りながら、のんびりと歩いて行く彼。
その姿をぽーっとした表情で見つめながら、メイド少女は小さく呟く。

舞夏「上条、当麻・・・・・・」

126 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:05:21.56 ID:eha2ZHJF0

自分が原因でかなりの速度でマラソンさせる羽目になってしまった少年。

だけど彼は、自分がピンチの時、危険を顧みずに抱きしめて助けてくれた。

その後もトラブルに巻き込んだ事にも起こらず、自分の事を心配して、叱ってくれた。

上条当麻。

ああ・・・・・・

127 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:06:14.24 ID:eha2ZHJF0

舞夏「かっこよかったなあ・・・・・・」

土御門元春「舞夏に手を出す奴は、ナンビトたりともぶち殺すにゃーーーー!!!」

上条「銃声！？」

128 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:06:50.38 ID:eha2ZHJF0

そんな一人の少女の回想をぶち壊しにして叫ぶ少年。
彼の名は土御門元春。
先の少女土御門舞夏の兄であり、妹を溺愛する危険な男である。

土御門「おらツンツン頭!てめえ何人の妹にてぇ出してくれてんだ!!」

上条「うおおおおお！？なんじゃあ！？」

土御門「うちの妹をたぶらかした罪は、死で償うにゃー!!」

上条「ぎゃああああ実弾!?ちょ、銃はマジで洒落にならないですって!!」

土御門「くたばれ!!!この野郎!!!」

上条「ああああああもう、不幸だああああああああああああああ!!!!!」

129 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:07:18.39 ID:eha2ZHJF0

そこには、
本物の銃を発砲しながら追いかける鬼の兄。
銃弾をかわしながら走りながら走る不幸な天然ジゴロ。
そして・・・・・・

―――サン・ピエトロ大聖堂地下

130 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:08:09.85 ID:eha2ZHJF0

ヴェント「あのヤロォオオオオオオオオオオオオ!!!また女口説きやがったああああああああああ!!!!!」

アックア「落ち着くであるヴェン・・・グハっ！！」

テッラ「ゆ、優先する！空気を上位にヴェントを下位に!!」

ヴェント「たった数分で惚れさせるってどういう事だよ!?」

フィアンマ「おおおお!素晴らしいぞヴェント!お前は今、人を超えた!」

テッラ「な、光の処刑を強引に突破するなんて……」

アックア「二重聖人の力をもってしても止められぬとは!ヤバいのである!!」

マタイ「全力で押さえろ!この部屋が吹き飛ぶぞ!!」

ヴェント「学園都市に行ったばかりで何やってるんだよォおお!!!」

フラグ建築士、上条当麻の匠の技に激昂する少女がいた。

131 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:08:37.97 ID:eha2ZHJF0

第一話　「学園都市に、来たばかり」

完。

132 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:09:08.13 ID:eha2ZHJF0

とりあえず第一話終了。

133 ：つつ [sage saga]：2013/04/27(土) 20:10:31.97 ID:eha2ZHJF0

プロフィール

学園都市

土御門舞夏(１２)
職業：学生、見習いメイド　主な戦闘手段、能力：ナシ
名門、繚乱家政女学校に通うエリートメイド見習い少女。
掃除炊事洗濯、何でもござれの家事の達人。
土御門元春の義妹でもある。
魔術、暗部とは一切関係ない、一般人。戦闘能力は不明。兄、土御門元春をグーで吹き飛ばしたりするから意外に強いのかもしれない。
学園都市でのカミやん病感染者第一号。
お掃除ロボが暴走して危ないところを上条さんに助けられた。
夢見がちな女子中学生が、身をていして抱きしめて助けてくれる男にあったら惚れるのも仕方ない。

土御門元春（１５）
職業：学生、必要悪の教会魔術師、スパイ、暗部　主な戦闘手段、能力：陰陽術、肉弾戦
イギリス清教、必要悪の協会所属の魔術師で、学園都市の暗部でもあるスパイ。
肉弾戦はかなりのお手前。陰陽術も身体のダメージを無視すれば達人級。
そんなハイスペックなのにも関わらず、義妹の舞夏を溺愛するシスコン。
妹とメイド物が大好きで、部屋の中はこの二つの趣味のものとトレーニング危惧に埋め尽くされると言うアンバランスな状態。
義妹が男に惚れかかっているのを心配している。

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:11:45.72 ID:2klOVv+y0

乙
原作でもサブキャラ以外の女とほぼフラグ建ててるし、男は憧れの対象みたいなもんだしなwwwww

135 ：つつ：2013/04/27(土) 20:11:52.56 ID:eha2ZHJF0

投下終了のアゲ。
次は第二話の間に小ネタですかね。

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:12:44.93 ID:tni22Urlo

さすがは匠の粋な計らい、なんということでしょう。それでこそヒーローだぜ。この上条さんの布教力はオルソラを超える

乙だぜ

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:14:25.57 ID:ge5l/ZW70

乙
ヴェントさんはもう学園都市で監視しろよｗｗ

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:15:35.84 ID:6bndW3Gh0

学園都市でのフラグ第一号は舞夏か…

土御門（兄）と和解できるのかな？

嫉妬するヴェントは安全地帯から見てる分にはかわいい（彼女のまわりにいる人にとってはたまったもんじゃないけど…）

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:19:51.83 ID:WXuQ9Kz10

土御門と友情は生まれないな

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:21:15.76 ID:bLXa+Mmi0

乙
追いついたありそうでなかった再構成にwktkが止まらない

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 20:26:04.87 ID:9DJM/81uo

乙
この調子だとデルタフォースが大変な事に…

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/27(土) 22:05:03.87 ID:HaMd0FrS0

土御門との友好関係築けないな

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 22:23:53.35 ID:LxeMLQpZo

転入初日に教壇で自己紹介する上条を見て拳を振りかざす土御門と、応戦する上条
その二人を見て泣いちゃう小萌先生の姿が容易に想像できるな

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 22:51:31.82 ID:xYseSqpDO

乙
学園都市にヴェントが侵攻してくるのも時間の問題だなw

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/27(土) 23:20:17.72 ID:NjlycU+Y0

それで舌に・・・

146 ：つつ [sage saga]：2013/04/28(日) 12:35:36.81 ID:b1Skv7n50

ネ、ネタバレヨクナイ･･････
今日は多分投下できません。頑張って書き溜めるので舞っててください。

あと質問・本編の間の短編リクエストなどがあれば幾らでもどうぞ。
本編に深く関わらないものなら答えていけるとおもいます。

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 13:06:00.73 ID:hPAsq2sio

天草式と絡ませてみて

148 ：つつ：2013/04/28(日) 13:25:31.98 ID:b1Skv7n50

天草式ですか･･････

一応短編の案は、今まで不思議とローマ正教上条さんの話がまったく書かれてこなかったので大量にあるのですが。
書く時間がかなり少ないのである程度絞りたいのです。

とりあえず候補を挙げてみますか。見たいのがあったら。

149 ：つつ：2013/04/28(日) 13:26:15.77 ID:b1Skv7n50

上条当麻のお土産
上条さんが学園都市から神の右席の皆にお土産を送ってくる話。

アニェーゼ部隊の平和な日常
上条さんとアニェーゼ部隊がまったり過ごすお話。

誰が一番強いんですの？
上条さんと右席の皆が強さ議論をする話。

ローマは今日も変人だらけ
アニェーゼ部隊･リドウィア･オリアナ・右席・教皇・ビアージオ・バルビナ、ローマ正教徒オールスターズがわいわいする話。

150 ：つつ：2013/04/28(日) 13:27:14.48 ID:b1Skv7n50

上条当麻の過去話①
上条さんの過去の話。アックアさんと出会ってからすぐ。

上条当麻の過去話②
上条さんの過去の話。アックアさんとの修行風景。

上条当麻の過去話③
上条さんの過去の話。アックアさんに連れられて世界を旅する。

上条当麻の過去話④
上条さんの過去の話。上条さんがあらゆる人を救おうとする理由を作った少女。

上条当麻の過去話⑤
上条さんの過去の話。アックアさんとイギリスへ。

151 ：つつ：2013/04/28(日) 13:27:46.93 ID:b1Skv7n50

上条当麻の過去話⑥
上条さんの過去の話。アックアさんとともにローマ正教徒に。

上条当麻の過去話⑦
上条さんの過去の話。フィアンマ、テッラとの衝突。

上条当麻の過去話⑧
上条さんの過去の話。ヴェントとの激突。

上条当麻の過去話⑨
上条さんの過去の話。上条さんが色んな女の子を拾って世話する。

上条当麻の過去話⑩
上条さんの過去の話。上条さんが自ら過去を思い返す。

152 ：つつ：2013/04/28(日) 13:28:22.93 ID:b1Skv7n50

おりあなねーさんの憂鬱
オリアナさんが上条さんを落とそうと頑張る話。

おりあなねーさんの陰謀
憂鬱の続編。オリアナさんが相変わらず頑張る話。

おりあなねーさんの驚愕
逆襲の続編。オリアナさんが上条さんの生態を調査する話。

おりあなねーさんの暴走
探索の続編。オリアナさんがついにヤケになる話。

153 ：つつ：2013/04/28(日) 13:30:16.16 ID:b1Skv7n50

これくらいですかね。頭の中で考えてる話は。
上三つは大体書いてますけど、ほかは一切手をつけてないので、相当書くとしたら時間がかかるとおもいます。

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 13:38:24.67 ID:oMWSksXu0

ぶっちゃけ全部見たいけど特に見たいのは
・アニェーゼ部隊の平和な日常
・ローマは今日も変人だらけ
・上条当麻の過去話シリーズ
・おりあなねーさんシリーズ
　かな

上条当麻の過去話シリーズは話の合間にちょくちょく入れる感じがいいかな

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 13:51:44.17 ID:Bszq7mgY0

上条当麻の過去話シリーズはまだ引っ張っていいと思う
タイミングとしては一方通行倒したあとなんでそこまでしてくれるのかと尋ねる御坂妹に自分が我が身をかえりみず人助けをするようになったルーツを教える感じで
おりあなねーさんの憂鬱は上条さんに荷物届けに来たついでにしばらく泊まっていこう的な（監視してるヴェントさんのリアクションをしっかりお願いします）
ローマは今日も変人だらけはツッコミ役が居なさそうなんで上条さんも交ぜてあげて

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 15:05:45.00 ID:U6Qkunc60

まったく無計画って訳じゃなかったのね安心した。
待つのには慣れてるんで、>>1さんの思うようにじっくり時間をかけてやって下さい。

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 15:16:03.39 ID:LVwmyz8So

オリアナきぼんぬ！

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 15:18:18.29 ID:fV6fu1T8o

あんまり>>1の人以外の書き込みを好まない人もいますよ強要はしないし反応も求めてないですがね

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 16:44:27.83 ID:YcYlkhT70

どれも面白そうだから>>1さんのやりたいようにでおｋ

160 ：つつ [sage saga]：2013/04/28(日) 16:44:30.72 ID:b1Skv7n50

当スレは雑談はウエルカムですよー。
とりあえず、ほとんど完成してる上条当麻のお土産とアニェーゼ部隊の平和な日常を終わらせて、第二話を投下してから、おりあなねーさんシリーズを書いていきたいとおもいます。

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 20:12:03.40 ID:oMWSksXu0

ローマは今日も変人だらけ
に上条さんとオルソラを追加して欲しいです

162 ：つつ [sage saga]：2013/04/28(日) 21:20:29.91 ID:b1Skv7n50

やべえ、オルソラさん入れ忘れてた。
なにやってんだ私。

ちなみに上条さんは言わずもがな参加させる予定です。

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 22:45:49.58 ID:S3WQfgx7o

おりあなねーさんと変人かな

164 ：つつ：2013/04/28(日) 23:15:26.99 ID:b1Skv7n50

今日は投下しないといったな。
あれは嘘だ。

と言うわけで思いのほか時間があったので小ネタ投下ー。

165 ：つつ：2013/04/28(日) 23:16:07.37 ID:b1Skv7n50

小ネタ1　　「上条当麻のお土産」

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:16:10.89 ID:VeXZtCBvo

ｷﾀｰ

167 ：つつ：2013/04/28(日) 23:16:43.97 ID:b1Skv7n50

とある日。

フィアンマ「何だ？この荷物」

アックア「さあ。私がここに来たら既においてあったのである」

テッラ「何かのお届け物ですかねー」

フィアンマ「ローマ正教最深部にか？」

テッラ「確かにそれは不思議ですねー」

168 ：つつ：2013/04/28(日) 23:17:09.74 ID:b1Skv7n50

フィアンマ「送り主は書いてないのか？」

アックア「特に見当たらないのであるな」

マタイ「ああ、全員集まってるな」

ヴェント「ん？教皇？なんかあるの？」

マタイ「学園都市から荷物が届いたのだ」

ヴェント「え・・・・・・それってもしかして」

169 ：つつ：2013/04/28(日) 23:17:39.18 ID:b1Skv7n50

マタイ「上条当麻からの荷物だ」

フィアンマ「ほほう、何が入っているんだ？」

テッラ「結局監視は学園都市にいって数日しかしませんでしたからねー」

アックア「われわれにも仕事はあるのだ。仕方ないだろう」

テッラ「ヴェントは続けようとしましたけどねー」

ヴェント「・・・・・・うるさいわね」

フィアンマ「おい。それより何が入っているんだ？」

マタイ「ああ、『お土産』だそうだ」

170 ：つつ：2013/04/28(日) 23:18:06.70 ID:b1Skv7n50

アックア「お土産であるか？」

フィアンマ「ほう、俺様に何を送ってきたのか？」

マタイ「待て待て・・・・・・一人ずつ分けて送ってきているようだな」

テッラ「早速空けてみますかねー」

171 ：つつ：2013/04/28(日) 23:18:39.21 ID:b1Skv7n50

ガサゴソ・・・・・・←ワイン

テッラ「ワインですねー！」

アックア「メッセージカードが入っているのである」

『テッラさん、元気にしているでしょうか？
いつもわざと安いワインを飲んでいるのは知っていますが、たまには高いワインも飲んでみてはどうでしょう。』

テッラ「なかなかいい物を送ってくれますねー」

ヴェント「日本って20歳以下はワインって買えないんじゃなかったかしら？」

フィアンマ「学園都市ならいいんじゃないか？」

172 ：つつ：2013/04/28(日) 23:19:35.61 ID:b1Skv7n50

アックア「次は私であるな」

ガサゴソ・・・・・・←プレート

フィアンマ「コレは・・・・・・？」

テッラ「何かの紋章ですかねー？」

アックア「・・・・・・イギリスで騎士をしていたときの盾の紋章である」

ヴェント「メッセージカードがこっちにも入ってるわ」

『師匠は今日も元気でしょうね。
この度送ったのは、師匠の盾の紋章です。昔見てずっと憧れていたので、手彫りで作ってみました。
初めてなのであまり上手く作れませんでしたが、気に入ってもらえたでしょうか。』

アックア「・・・・・・なかなか味なまねをするのである」

ヴェント「あ、裏にもなんか書いてあるわよ」

『追伸、しばらくイギリスには行ってないようですが、ウィリアン様は会いたがって居ると思いますよ？』

アックア「余計なお世話である！」

173 ：つつ：2013/04/28(日) 23:20:18.79 ID:b1Skv7n50

ヴェント「次は私ね」

ガサゴソ・・・・・・←黄色いワンピース

テッラ「ほほう」

アックア「コレは・・・・・・」

ヴェント「メ、メッセージカードは！？」

『よう、街中でハンマー出したりしてないか？』

ヴェント「うるさいわね！」

『そのワンピースは学園都市で見つけたやつだけど、ヴェントに似合いそうだと思ったからな。
大切に来てくれよ。』

ヴェント「・・・・・・///////」

アックア「あいつは相変わらずなようである」

テッラ「好感度キープを忘れませんねー」

174 ：つつ：2013/04/28(日) 23:20:44.90 ID:b1Skv7n50

フィアンマ「さて、最後は俺様だな。当然一番いいものを送ってきているに違いない」

ヴェント「///////」

テッラ「どうせ妙なものを送ってくる気がしますけどねー」

フィアンマ「ふん、あまりにも凄いものが出てきてビビるなよ？」

175 ：つつ：2013/04/28(日) 23:21:30.17 ID:b1Skv7n50

ガサゴソ・・・・・・←こけし

『赤いだろ？』

テッラ「ﾌﾞﾎｯ・・・・・・・・・」

アックア「ｸｯ・・・・・・・」

176 ：つつ：2013/04/28(日) 23:23:02.82 ID:b1Skv7n50

フィアンマ「・・・・・・裏にも何か書いているな」

　　　　　　 z=三三三ゝ＿
　　　　　彡イ/イ/イ/＞ゝミト,
　　　　ィ彡イ/イ/イ/／ノノノミト,
　　　///イ/^　　　／／/　y|:|ミ
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　　　 !|:|!　＝=　　 r=＝　:!|:ミ
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　　　　 '!i 　　 .'-=-' 　　 .!
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_,..= '"<　　 l　　＼__／　　:l　　　＜ : : :
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　　ヽ　　　　l／　lミｒ' ＼l　　　　/: : :
　　　ヽ　　　;l　　}つ{　　:l 　　　/: : : : :
　　　　ヽ　　 l　/　彡ヽ l　　　/: : : : : :

赤井　太郎　[Akai Daro]

（1922～1944　日本）

テッラ「ｹﾞﾎｫｯ！！！」

アックア「ｶﾞﾊｯ！！！」

177 ：つつ：2013/04/28(日) 23:23:39.60 ID:b1Skv7n50

フィアンマ「コロス」

フィアンマ「コロス」

フィアンマ「コロス」

テッラ「おｗｗｗｗｗｗ落ち着くんですねーwwwwwww」

アックア「冷静にwwwwwwwwなるであるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

フィアンマ「うるせええええええ！！！！俺様に喧嘩売りやがってえええええええええええええ！！！！！」

ドンッ　←フィアンマがヴェントにぶつかる音

ぐらっ　←ヴェントがバランスを崩す音

ぐしゃ　←ヴェントのもらったワンピースがつぶれる音

178 ：つつ：2013/04/28(日) 23:24:25.88 ID:b1Skv7n50

テッラ「あ」

アックア「あ」

フィアンマ「え」

ヴェント「・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フィアンマ「ち、違うぞヴェント！！わざとではない！！」

ヴェント「フィー・・・アー・・・ンー・・・マー・・・・・・」

フィアンマ「ちょ、マジで勘弁してください俺様が悪か「グッチャグチャの塊にすんぞおらあああああアアアアアアアアアアアアアアああ！！！！！」ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！」

ドカァ！バキィ！！！メリメリメリィ！！！！！

アックア「私は何も知らないのである」

テッラ「同上ですねー・・・・・・」

179 ：つつ：2013/04/28(日) 23:24:52.78 ID:b1Skv7n50

ローマは今日も平和？です。

180 ：つつ：2013/04/28(日) 23:25:31.30 ID:b1Skv7n50

ヤベ・・・・下げ忘れた・・・・
まあいいか。投下完了の上げ。

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:26:10.22 ID:LwlbzroBo

いや、ここは再び投下のあげでしょう
さ、遠慮せずに

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:26:30.27 ID:Xb5IbjuVo

乙

183 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:27:22.14 ID:lS/U43vm0

乙です

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:28:39.83 ID:YcYlkhT70

乙
上条さんなかなかのユーモア
マタイ様はもらったのかな

185 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/28(日) 23:30:11.33 ID:sNl+24anO

真鯛だろうな…

186 ：つつ：2013/04/28(日) 23:32:19.45 ID:b1Skv7n50

マタイ様は背中かきぼうと耳かきをもらいました。

マタイ「私は上条に老人扱いされているのだろうか・・・・・・」

テッラ「実際老人ですからねー」

187 ：つつ：2013/04/28(日) 23:34:01.19 ID:b1Skv7n50

真鯛wwwwwww

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/29(月) 07:09:12.57 ID:62acIJIQ0

アックアさんが大活躍（性的な意味合いで）する展開になったら呼んでチョ♪

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　　　　　　　　　 `辷彡,ｉ{　＿__＼ｊ{〔__,;z≦;弍ｨ､＼＼＼､}　く　　れ　　モ　　ま
　　　　　　　　　､_{_彡小仁,弐≧; `!'弌`'^'　″　＼＼`'マ　ヽ　な　　以　　な
　　　　　　　　　　 `ｱ/ ﾊ`弌` '7＾i ￤　｀　　　　 jハ丶＼}　　ﾉ　い　　外　　い
　　　　　　　　　　　{ iVｉ/{　　 /　 !　　　　　＼　 'イ^}v!＼{ ` く　　で　　は
　　　　　　　　　　　　Wい　　′　{ｰ' r_、　　　丶. }メ八`v ｀　）　あ　　帰
　　　　　　　　　　　　jﾒイﾍ ;　　　`　　　　　　　　ｰr;!代い{　　L_　る　　っ
　　　　　　　　　　　　 '＾介ｰ、　　;辷' 三≧=-　　 ,ﾘｉ∨V^`　　　|　か　　て　　　　
　　　　　　　　　　　　　ノｲハ　　｀ -‐…‥　　　〃 !､い＼　　　 | ！　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　'^Ｖ/iﾍ.　　　　　　　／/　 j⌒`ﾒく｀　　　|　,へ　　　　　,r┘
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　　　　　　　　　　　　_jしヘ　 {ﾍ　　　　　　/ /　　　/　　　 /i
　　　　　　　　　　;vi「 i　　　､ }　 .　　､　 / /　__/__j　　　 /: |
　　　　　　　, __／　　 i　 j_,厶{--へ.__}Ｖ∠二二)'´　　　/: : l
　　　　;_ｊイ!「　　　, __j仁　二》,　　ｉi'＾(｛　　 ,く　　　　/: : : :!
　　　丨!　!i　　　￣　　￣￣`{　　 !!　 ) 〉 ,ハ　　　〈: : : : :

189 ：つつ：2013/04/29(月) 22:03:20.84 ID:Jt1Eoiex0

ホモは帰って、どうぞ。
今日、もしかしたーら投下できるかもしれません。
今なんか超筆が進んでいるので。
深夜のテンションってヤツですかね？深夜じゃないけど。
もちろん絶対じゃないのでもし来なかったらすいません。

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 22:14:34.52 ID:fs+23Scro

もし来なかったら、超窒素パンチですから

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 22:16:31.22 ID:dVEZFmbdo

結局、楽しみに待ってるって訳よ

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 22:17:27.28 ID:L9fVDbtl0

期待して待ってます！

193 ：つつ：2013/04/29(月) 22:42:04.50 ID:Jt1Eoiex0

さあ、投下の時間だ――――

禁書理不尽ビリビリはむかつきますが、超電磁砲ビリビリはかっこいいです。
スキルアウトな浜面は好きですが、ラッキー外でドリンクバーを往復するだけでハーレムな浜面君は嫌いです。
ヒロインデックスは素敵ですが、暴食シスターには腹が立ちます。
そんな１です。

194 ：つつ：2013/04/29(月) 22:42:32.56 ID:Jt1Eoiex0

とある昼下がり。

上条「平和だなー」ナデナデ

ルチア「平和ですね・・・・・・」
ローマ正教女子寮の屋上で一組の男女がのんびりしていた。
彼らはローマ正教に所属する修道女と神父。
といっても今は特に仕事もなく休んでいるところだ。

195 ：つつ：2013/04/29(月) 22:43:05.42 ID:Jt1Eoiex0

上条「いやあーのんびり空を眺めるのがこんなにいいものとはー」ナデナデ

ルチア「穢れが浄化されるような気がしてきますねー」

上条「だなー」ナデナデ

ルチア「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ナデナデ

ルチア「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ナデナデ

ルチア「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ナデナデ

ルチア「平和・・・・・・」

上条「・・・・・・ですぞー」ナデナデ

196 ：つつ：2013/04/29(月) 22:43:32.80 ID:Jt1Eoiex0

ルチア「・・・・・・幸せ、です」

上条「それはよかった」ナデナデ

ルチア「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ナデナデ

ルチア「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ナデナデ

197 ：つつ：2013/04/29(月) 22:44:02.43 ID:Jt1Eoiex0

アニェーゼ「あんたら！！何やっちまってるんですか！！」

アンジェレネ「し、シスタールチア！？」

上条「お、アニェーゼとアンジェレネか。どうした？」ナデナデ

ルチア「何か問題でもあったのですか？」

アニェーゼ「何かもクソも、問題だらけですよ！！」

上条「・・・・・・？何がだ？」ナデナデ

198 ：つつ：2013/04/29(月) 22:44:34.90 ID:Jt1Eoiex0

アンジェレネ「な、何で上条さんは」

アニェーゼ&アンジェレネ「「シスタールチアを膝枕して頭をなでてるんですか！！」」

上条&ルチア「「え？」」

上条「ああコレはだな。ルチアがなんか異教徒に触れられたとかいって」ナデナデ

ルチア「上条さんの幻想殺しで清めてもらうためになでてもらっているのです」

199 ：つつ：2013/04/29(月) 22:45:04.58 ID:Jt1Eoiex0

アニェーゼ「おかしいでしょう！そんなの少しなでればいいじゃないですか！！膝枕する意味が分からねえです！！！」

アンジェレネ「そうです！ずるいですよシスタールチア！！」

アニェーゼ「え？」

アンジェレネ「私も上条さんになでてもらいたいです！」

アニェーゼ「え？え？」

上条「ん？じゃあいいぞー。こっちに来い」ナデナデ

200 ：つつ：2013/04/29(月) 22:45:38.89 ID:Jt1Eoiex0

アンジェレネ「え？良いんですか？」

上条「おう。当店は誰でもウエルカムなのです」ナデナデ

アンジェレネ「じゃ、じゃあ失礼して・・・・・・」

コテン・・・・・・
なでなで・・・・・

アンジェレネ「ふわああぁぁぁ・・・・・・」

ルチア「こら、シスターアンジェレネ。変な声を上げない。はしたないです」

上条「アンジェレネはまだまだ子供だなー」ナデナデ

アンジェレネ「だ、だって・・・・・・」

201 ：つつ：2013/04/29(月) 22:46:11.44 ID:Jt1Eoiex0

アニェーゼ「いやおかしいですって！！絶対に何か間違っちまってます！！！」

上条「うおおお、凄い声だな」ナデナデ

ルチア「シスターアニェーゼ、近所迷惑ですよ」

アニェーゼ「シスタールチア！禁欲はどうしたんですか！？」

ルチア「上条さんに清めてもらうためにしてもらっている事です。私の欲求による行為ではありません」

アニェーゼ「嘘つきやがれです！シスターアンジェレネの行為は完全に私欲ですよね！？」

アンジェレネ「あうあう・・・・・・」

ルチア「アンジェレネはまだ子供ですから。たまには甘えたくなるのです」

202 ：つつ：2013/04/29(月) 22:46:38.78 ID:Jt1Eoiex0

アニェーゼ「上条サン！！！何でそんなあっさり女の子をなでやがるんですかボケ！！」

上条「ぼ、ボケ！？」

ルチア「シスターアニェーゼ。嫉妬は見苦しいですよ」

アニェーゼ「うがああああああああああ！！！とっとと上条サンの膝の上から下りやがれ！！！！！」

ルチア「仕方ないですね･･････よっこらしょ」

アニェーゼ「よっこらしょって言うんだったら下りやがれ！！動いてねえじゃねえですか！！！」

203 ：つつ：2013/04/29(月) 22:47:08.35 ID:Jt1Eoiex0

アンジェレネ「シスターアニェーゼ、怖いです･･････」

上条「よしよし。アニェーゼは今ご機嫌斜めだから。あんまり刺激しちゃダメですよ」ナデナデ

アンジェレネ「あうあう･･････」

アニェーゼ「ご機嫌斜めな理由はあんたらじゃああああああああ！！！」

ルチア「ちょっとこちらに来てくださいシスターアニェーゼ。流石にご近所迷惑です」

アニェーゼ「はぁ･･･はぁ･･･ああ、やっと離れたんですね」

204 ：つつ：2013/04/29(月) 22:47:38.96 ID:Jt1Eoiex0

ルチア「乗り遅れて嫉妬に狂うのも分かりますが、それはただの八つ当たりと言うものです」

アニェーゼ「シスタールチア、キャラが違いません？交通事故にでもあっちまったんですか？」

ルチア「そこで提案があります」

アニェーゼ「あれ？話を聞いてもらえないっすね。ほんとに頭を打っちまったんでしょうか」

ルチア「シスターアニェーゼ、分かってると思いますが彼はやましい感情を何一つ持っていません」

アニェーゼ「ああもういいです。確かにそうですね」

ルチア「と言うことは彼は頼んだら頭をなでてくれると言うことです」

アニェーゼ「な！？」

205 ：つつ：2013/04/29(月) 22:48:13.89 ID:Jt1Eoiex0

ルチア「しかしわれわれが独占していたら、他のシスター達の反感を買う。最悪暴動です」

アニェーゼ「いや、あんた独占してたんですけど。私の反感買ってるんですけど」

ルチア「そこで考えました。皆でローテーションすればいいのではないかと」

アニェーゼ「ローテーションですか？」

ルチア「つまり、一日ごとに何人かのシスターが上条さんになでてもらい、喧嘩にならないようにするのです」

アニェーゼ「･･････まあいいでしょう。いまいち私はあなたが上条さんになでてもらってた事に納得してねーですけど」

ルチア「そうと決まったら上条さんに頼みに行きましょうか」

上条「平和だなー」ナデナデ

アンジェレネ「平和ですねー」

206 ：つつ：2013/04/29(月) 22:48:41.06 ID:Jt1Eoiex0

･････････････････････････････････････････

アニェーゼ「え？リーダーだからって一番最後？」

ルチア「はい。そういうことになりました」

アニェーゼ「え、いやなんですけど」

ルチア「･･････シスターアニェーゼ。逆に考えましょう」

アニェーゼ「いやですよ！私は最後なんていやですよ！？」

207 ：つつ：2013/04/29(月) 22:49:13.36 ID:Jt1Eoiex0

ルチア「結局一日50人単位でローテーションする事になりました。上条さんにはカウンセリングと言う名目で」

アニェーゼ「はあ」

ルチア「さて問題です。アニェーゼ部隊は全部で何人居るでしょうか？」

アニェーゼ「252人ですけど･･････ハッ！」

ルチア「そうです。つまり最終日には2人だけが残る。と言うことは･･････？」

アニェーゼ「その二人は、他の250人より長くなでてもらえる！」

ルチア「そういうことです」

アニェーゼ「おお！正直この前の一件のせいであなたのことをさげすんぢまってが、見直しました！」

ルチア「そうですか。それでは、5日後を楽しみにしておいてください」

アニェーゼ「ちなみに、その最後の日の二人のもう一人はあなたですか？」

ルチア「いや、シスターアンジェレネに譲りました。私はこの前堪能しましたから」ドヤァ

アニェーゼ「うわドヤ顔うぜえ！だけど優しいシスタールチア！！」

208 ：つつ：2013/04/29(月) 22:49:43.15 ID:Jt1Eoiex0

･･･････････････････････････････････････

アニェーゼ「･･････はい？」

アンジェレネ「え？」

上条「なんか突然学園都市に行けって言われたから、準備しきゃいけないんだ。だからもうカウンセリングは出来ない」

アニェーゼ「え？え？」

上条「ゴメンな、アニェーゼ、アンジェレネ」

アニェーゼ「え？」

アンジェレネ「え？」

209 ：つつ：2013/04/29(月) 22:50:16.49 ID:Jt1Eoiex0

･･････････････････････････････････････････････････

ルチア「いってしまいましたね･･････」

アニェーゼ「･･････」

アンジェレネ「･･････」

ルチア「おや、どうしました二人とも？」

アニェーゼ「･･････納得いかねえです」

アンジェレネ「納得いかないです」

アニェーゼ&アンジェレネ「「納得いかないです！！！」」

アニェーゼ「こうなったら意地でもなでてもらいます！！」

アンジェレネ「さあ、いざ！」

アニェーゼ&アンジェレネ「「学園都市へ！！！！！」

ルチア「･･････無理じゃないですかね？」

To Be Continue･････････？

210 ：つつ：2013/04/29(月) 22:56:14.66 ID:Jt1Eoiex0

投下完了っと。
あげー！

211 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 22:58:58.25 ID:fs+23Scro

ルチア好きの私としては、超嬉しい限りです

212 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 23:02:22.90 ID:nKZ0TlkP0

アニェーゼ残念だったな

213 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 23:05:46.75 ID:YDP/D8ga0

アニェーゼェ……

214 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/29(月) 23:07:47.42 ID:L9fVDbtl0

乙です

ルチアかわいいー

215 ：つつ：2013/04/30(火) 07:04:14.19 ID:DG1Jx/Fo0

やべえタイトルコールとプロフィール忘れてた･････

ローマ正教

アニェーゼ部隊

アニェーゼ＝サンクティス(11)
職業:修道女　主な戦闘手段・能力：蓮の杖
ローマ正教実働部隊、アニェーゼ部隊252人を束ねる赤毛三つ編みのリーダー。
幼いながらも親を殺されて路上生活を強いられると言う暗い過去を持っている。
そこを上条に拾われたり、一緒に生活したり何なりあって上条を慕うようになる。
その過程で狂信者にはならず、普通のローマ正教徒となっている。
よくルチアにいっぱい食わされる。納得いかねえです。

216 ：つつ：2013/04/30(火) 07:05:02.66 ID:DG1Jx/Fo0

ルチア(？)
職業:修道女　主な戦闘手段・能力：車輪
ローマ正教実働部隊、アニェーゼ部隊に所属する金髪猫目の修道女。
彼女たちの中での立ち位置としては基本的にツッコミ役。
時に暴走しがちなアニェーゼを諫め、未だお子様のアンジェレネのマナーを正すためにその手腕を振るう。
が、上条の事となるととたんに開き直って貪欲になる。禁欲はどうした。
上条の影響で多少は丸くなっている。といっても多少マシになってるくらいなので、やっぱり異教徒は嫌い。

アンジェレネ(9)
職業:修道女　主な戦闘手段・能力:硬貨袋
ローマ正教実働部隊、アニェーゼ部隊に所属する三つ編みそばかす少女。
過去に両親にミラノにつれてこられ捨てられ、その後上条さんが拾った。
ちなみにアニェーゼ部隊の多くは上条さんが拾った孤児である。当然252人全部じゃないけど。
男も一応拾ってはいるのだが、不思議と数が少ないので魔術師となった人は既存のローマ正教傘下の魔術組織に入っている。
甘いものが大好き。大好物はチョコラータ・コン・パンナと上条の作るスイーツ。
よくスカートをめくってルチアに怒られている。

217 ：つつ：2013/04/30(火) 07:07:54.94 ID:DG1Jx/Fo0

こんなものか。
分かってると思いますが、この話は「アニェーゼ部隊の平和な日常」です。平和？

218 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 07:31:45.91 ID:cQaDK3YS0

わずか11歳でアニェーゼ部隊を束ねるとはこのお子様ハンパねぇ。

219 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 07:39:50.33 ID:zw8s0611O

ルチアいいよね…
凄くいいよね…

220 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 07:44:59.91 ID:RuD2tREl0

やっと追いついた
小ネタも過去ネタも本編も期待して待ってます！！

221 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/04/30(火) 07:55:04.70 ID:dQKy1U7f0

ルチアの年齢が不明だと……これはルチア小学生説を定説するしかない！
オリアナ１８とかだからいけるはず！

222 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 07:57:42.21 ID:zw8s0611O

１５～7がいいな…

223 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 08:38:52.22 ID:J3FsccTT0

そういえば上条さんってローマ正教のどのくらいの地位にいるんだろ？
例えばビア―ジオは司祭だけどどっちが立場が上なのかな？

後ろ盾、実力、人気では上条さんの圧勝だけど

224 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 09:16:31.36 ID:1/inZGxu0

>>223
ビアージオは上条さんにとっていいおじさんなんだよきっと
多分上条さんに宗教教えたり一緒にメロン食べたりしてるうちにビアージオも丸くなって
最終的に条さんの説教をき吸収して完全体になったんだよ

225 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 10:41:23.79 ID:fhzi59ez0

>>224
どこからツッコめばいいのかわかんねぇ

226 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/30(火) 10:55:36.93 ID:xj1Oybyf0

相変わらず面白いッス！この調子で頑張って頂きたい！

>>224
ぶるぁああああああああああああああああ！！！中の人ネタァアアアアア！！！

227 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 11:25:13.50 ID:NyHcBxY60

ビアージオの性格が原作のままなら
上条さん、ビアージオ、リドヴィアで異教徒についての考え方についての討論会が見てみたいな

「異教徒には異教徒の信じるものがある」、「異教徒は殲滅」、「異教徒は改宗させよう」の３種だからおもしろそう

228 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/30(火) 15:56:57.18 ID:Tb4mFYSu0

更新早くて嬉しいです！

>>227
成程…これは面白いな…！

229 ：つつ：2013/04/30(火) 17:57:46.70 ID:DG1Jx/Fo0

さて、帰宅したので質問に答えましょう。
>>221
私は17,8くらいを想定しています。上条さんより年上ですね。本当はどうか知りませんが。

>>223
少しネタばれかも知れませんが、上条さんは実は全然偉くないです。

幻想殺しなんて神を否定するような能力を持っているので、かなりローマ正教上層部内では疎まれています。

いろいろな国に布教して、オルソラさんみたいに勲章はもらっていますが、まったく立場は強くないです。

立場としては、ただの神父。

ただ人望と人脈と実力がハンパないので、上層部では彼を破門にするとヤバイことになると分かっているので下手な事は
しません。

>>224
ビアージオさんですか。彼は原作と大して変わってないです。ただ面倒ごとを引き受けてくれる上条さんには割と友好的ですね。
まあ詳しくはローマは今日も変人だらけとかで書きたいです。

230 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 18:06:11.61 ID:YYgV1Efao

ようは超面白い展開ってことですね

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 18:21:31.19 ID:2QUAXapx0

とりあえず帰ってきたなら続きはよ

232 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 18:27:49.37 ID:z40e+6wL0

お勧めスレに載ってて良かったね

233 ：つつ：2013/04/30(火) 19:11:25.31 ID:DG1Jx/Fo0

何故ばれたし。
ってIDか。今はID違いますけど。
頑張って書いてますが、たぶん今日は無理です。
明日か明後日投下できたらいいなーと。

234 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 19:25:15.66 ID:0FOgc3730

>>「異教徒には異教徒の信じるものがある」
あれ、ビアージオさんの主張ってそうだったっけ？

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 19:28:49.61 ID:PgSTUIYXo

>>234
良く見ろ、それは上条さんの主張だぜ
若本さんの主張は「殲滅」だ

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 21:39:40.00 ID:J3FsccTT0

そういえば上条さんの両親は？

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 21:41:33.61 ID:4MuHsNyE0

>>236
過去編は用意されてんだからそーゆーことは聞かずにとうや

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/30(火) 23:15:57.88 ID:J3FsccTT0

>>237
そうですね、すいませんでした

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/01(水) 00:14:00.83 ID:W1gDpSQj0

追い付いた乙
この>>1凄いセンスだ

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/01(水) 13:14:16.13 ID:tbQ9hYxU0

ローマ正教×上条当麻、か…
ありそうでなかったから期待！

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/01(水) 14:24:08.99 ID:1GxsI4eV0

頬を赤らめながら膝枕となでなでをおねだりするルチアを想像したら萌えた

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/01(水) 14:44:03.14 ID:meIsf52w0

雑談メインなの此処？ロムろうぜオマエラ…

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/01(水) 19:22:22.41 ID:MmdeP9dt0

>>242
お前はまずsageようぜ…

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]：2013/05/02(木) 12:37:30.72 ID:PDzqwNAw0

>>242
オメーが余計な事言うから静かになっちまったじゃねーか！

245 ：つつ [sage]：2013/05/02(木) 17:44:08.10 ID:h3PaDc3o0

当スレは雑談はウエルカムです。
私のモチベーションにもなっているので、私としてはいくらでもやってもらって構いません。
ただもし不快にいる方がいるのなら、程々にお願いします。

で。
今日ちょっと友達が止まりに来る事になってしまったので、たぶん投下できません。
申し訳ないです。

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/02(木) 18:06:35.43 ID:7kUO3jaW0

>>245
わかった、待ってる

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/02(木) 23:45:55.22 ID:Sia0L3+Xo

ワクテカで待ってます

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/03(金) 09:56:59.81 ID:Etfj1TkH0

待つのは慣れてるぜ！

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 12:13:26.00 ID:Ymxl2wcdo

上の疑問に答えるために、leafの処女作「雫」を久々に起動させようとしたら
古すぎて無理だったわ。

15年以上も前のergだし、いじらなきゃ無理なんじゃね？

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 12:13:54.65 ID:Ymxl2wcdo

すんげぇ誤爆。

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 13:00:58.82 ID:+fUp/kJso

気になるわ！w

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/03(金) 13:41:05.27 ID:J124LdiT0

この上条さんは時間軸的に西東先生と出会えるんだよね。性格的ていうか性質的に似ているからちょっと関わりが見たい
「どんな相手にも真摯な態度で向き合い、手を差し伸べ全力で救おうとする」とか似ているし(短所の「人を疑うことを知らないお人よし」も)

>>1が超電磁砲ｐｓｐをやっていなければ意味がないけど……

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/03(金) 14:19:36.86 ID:bUE5df0/0

>>252 確かに　出会ってほしいな

254 ：つつ：2013/05/03(金) 14:53:51.84 ID:BDrz3al80

あー眠い。
昨日朝の6時まで友達と話してたんで、だいぶ寝不足です。7時間寝たけどね！
多分今日投下しに来ます。
待っていてください。

255 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 14:59:53.90 ID:zgGGSWZQ0

Yes! My Lord!!

256 ：つつ：2013/05/03(金) 17:42:35.59 ID:BDrz3al80

>>249　酷い誤爆ですwwww

>>252　残念ながらやってないですね。

257 ：つつ：2013/05/03(金) 17:43:50.00 ID:BDrz3al80

さて、投下。
10分くらいしか時間がないのであんまり投下できないとおもいますが。
続きは夜にという事で。

今回は御坂さんアイテム登場です。
期待せず、どうぞ。

258 ：つつ：2013/05/03(金) 17:44:58.29 ID:BDrz3al80

第二話
　　　　　「超能力者は、プライドが高い」

259 ：つつ：2013/05/03(金) 17:45:35.17 ID:BDrz3al80

上条「ふー・・・・・・死ぬかとおもった・・・・・・」

ほっとため息をつきながら声を漏らす。
結局あの後数分間逃げ回っていると、風紀委員があの金髪を連行してくれた。

上条「学園都市ってのは子供の拳銃所持が認められてるのか？危ないな・・・・・・」

260 ：つつ：2013/05/03(金) 17:46:03.21 ID:BDrz3al80

もしこの学園都市中の生徒が超能力プラス拳銃を持っているならば、警戒の度合いを強めなければならないだろう。
死にはしないが当たれば痛い。
というか、子供に超能力やら拳銃やら武器を持たせるとはどういうことか。
子供は守られるべきじゃないのか。大人は何をしているんだまったく・・・・・・

自分達の事を棚に上げて心の中で科学の街の方針に文句をつけていると、ふと路地裏で騒ぎが耳に入った。

261 ：つつ：2013/05/03(金) 17:46:30.33 ID:BDrz3al80

「おい、無視してんじゃねーよ！」

「常盤台だからって図に乗ってんじゃねーだろうな！？」

上条「おいおい、こんなテンプレな不良はなかなか居ないぞ？まったく・・・・・・」

「おい！何とかいえやこらぁ！！」

怒号が聞こえ、炎が立ち昇るのが見える。
どうやら炎を使う能力者のようだ。

262 ：つつ：2013/05/03(金) 17:46:57.35 ID:BDrz3al80

上条「やれやれ・・・・・・まあ丁度いい実験台かな」

そうつぶやくと、彼は路地裏に歩を進める。
生憎彼はお人よし。困ってる人が居ると助けずには居られない。
しかも今は能力者と戦いたいと言う後押しする理由もある。

上条「おーい君たち。あんまり人に絡むの早めなさい」

不良1「ぁ？なんだてめえ」

上条「通りすがりの一般人ですよ。それよりその女の子に絡むのはあまり感心できませんぞー」

263 ：つつ：2013/05/03(金) 17:47:24.16 ID:BDrz3al80

不良2「んだと？」

？？？（へえ・・・・・・少しは骨のあるやつがいたみたいね)

上条「ほら、その女の子も怖がっているじゃねーか。無理なナンパは止めなさい」

絡まれているのは中学生か小学生の間くらいの女の子。
茶髪のショートヘアーで、髪留めをつけている。

264 ：つつ：2013/05/03(金) 17:47:51.65 ID:BDrz3al80

不良1「舐めたこと言ってくれるじゃねーか。俺はレベル3の念火能力者だぜ？」

上条「ふん。それがどうかしましたかー？」

不良2「アア！？」

挑発成功。少し心が痛むけど。
まあある程度戦ったら逃げるとしよう。レベル3って言うことは結構学園都市内では上位のはず。

265 ：つつ：2013/05/03(金) 17:48:35.98 ID:BDrz3al80

上条「そんなに自慢するならかかって来いよ、少年達」

不良1・２「上等だこらああああああ！！！」

上条(よし、こいや！)

ビリビリビリイイイイ！！！

不良１・２「ギャアアああ！！！」

上条(WHAT!?)

266 ：つつ：2013/05/03(金) 17:49:10.68 ID:BDrz3al80

意気込んでいると、絡まれている少女から電撃がほとばしった。

そのまま一直線に不良たちに突撃する。
そして不良たちを焦がし、その後には気絶した不良の屍が転がっていた。

？？？「ふー。助けに来てくれてありがと。あいつらウザかったから助かったわ」

上条「ど、どういたしまして・・・・・・なのか？俺は何もしなかったような気がするけど」

？？？「助けてくれようとしたんだからいいのよ。少なくとも見て見ぬ振りして通り過ぎてったやつらよりもだいぶましだわ」

上条「いや、そういう人たちにも事情があるんだとおもうけど・・・・・・」

267 ：つつ：2013/05/03(金) 17:49:55.12 ID:BDrz3al80

？？？「知ったこっちゃないわ。それより、あんたってレベル３って聞いても怯まなかったけど、強いの？」

上条「え？」

？？？「レベル３って聞いたら、普通逃げるでしょ？なのにあんたは挑発したじゃない？」

上条「ああ、そうだな」

？？？「ってことはよっぽど高位能力者か、身の程知らずのバカでしょ？」

上条「いやー・・・・・・上条さんバカですから。では、さよならー」

？？？「ちょっと待ちなさいよ。何で逃げようとしてるのよ」

上条「ギク！」

？？？「ギク、じゃないわよ」

268 ：つつ：2013/05/03(金) 17:50:39.48 ID:BDrz3al80

上条当麻は非常に焦っていた。
大体自分が助けようとおもった女の子が、喧嘩売ろうとした男達を倒してしまうし、しかもやたらと詮索してくる。
確かに黒いローブを羽織った子供なんて怪しすぎるだろう。最悪警備員などを呼ばれかねない。
というわけでこのまま話してるとまずい。
逃げよう。
今までの経験から、とりあえず逃げとけば間違いない。

上条「失礼しましたーーー！！！」

？？？「あ、ちょ、待ちなさい！！何で逃げるのよ！！」

269 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/03(金) 17:50:51.99 ID:J124LdiT0

うわー、初期のＤＱＮミコっちゃんが来ちゃったよ……

270 ：つつ：2013/05/03(金) 17:51:16.58 ID:BDrz3al80

実を言うと、彼の『間違いない』は結果女性にフラグを立てる事になるのだが、彼が自覚していないのだからしょうがない。

上条「ニホンゴムズカシイデース！ソーリー！シーユーアゲイン！」

？？？「あんたさっきバリバリ喋ってたでしょうが！！ホント待ちなさいって！」

上条「アー！アー！キコエマセーン！」

御坂（？？？）「この御坂美琴を無視するとはどんな用件じゃコラー！」

そして本日三回目の鬼ごっこへ。
上条さんは今日も不幸です。

271 ：つつ：2013/05/03(金) 17:51:43.93 ID:BDrz3al80

ーーーサン・ピエトロ大聖堂

ヴェント「あの野郎・・・・・・！」

フィアンマ「二人目か。ハイペースだな」

アックア「当麻にも困ったものである」

272 ：つつ：2013/05/03(金) 17:52:13.50 ID:BDrz3al80

かれこれ３０分近く走っているが、茶髪の少女はいまだに着いて来ている。

上条（日本の学生はこんなにスタミナがあるんですか・・・・・・学園都市怖え・・・・・・）

自分で言うのもなんだが足は早い。１００mを１０秒切れるくらいには。
魔術で補強すれば、時速150kmぐらい出る。いや、身体の負担を無視すればもっと。
もちろんこんな街中でブッ飛ばすわけにも行かないのでセーブはしているが、それでもマラソン選手並の速度のはず。
なのにまったく遅れをとらないとは。

273 ：つつ：2013/05/03(金) 17:52:43.58 ID:BDrz3al80

上条（いや、能力か？一生徒に一能力。これは学園都市の鉄則らしいしこのお嬢さんは電気を操るんだろう）

上条（電気で走りが早くなる？キルアみたいな感じか？いや、だったらもっと早いだろ）

上条（まあよく分からんがあくまで子供なんだし、スタミナ切れはあるはず。このまま走ってりゃ問題ないな。多分）

そう結論付けて、また速度を上げる。
ついでに学園都市の地理を把握するのにもいいな、という事で観光気分になる。
いやあ、楽しいな。

274 ：つつ：2013/05/03(金) 17:53:11.31 ID:BDrz3al80

なによアイツ、ふざけてるわけ！？
この御坂美琴を助けといて、その感謝を受け取らずに逃げるなんて。
しかも何あのスピード！あいつ陸上部！？
軽い電気で補強してるけど、こうなったらもっと強い電気で・・・・・・
って！また速度が上がったし、鼻歌まで歌ってやがるあのウニ頭！
上等じゃない。さっきまではセーブしてたけど、今からは全力よ！！

275 ：つつ：2013/05/03(金) 17:53:45.34 ID:BDrz3al80

・・・・・・・・

御坂「追いついたわよ！ツンツン頭！！！」

上条「ええ！？さっきまで結構遠くに居たような！？」

御坂「ふん！超能力者の力を持ってすればそれくらいわけないわよ！」

上条「超・・・・・・！？」

上条(嘘だろ！？このお嬢さんが超能力者！？)

御坂「やっぱり気付いてなかったのね・・・・・・私を知らないなんて、あんたやっぱり外部の人間？」

上条「いや上条さんは科学に疎いもので・・・・・・というか、超能力者ってことはお嬢さんは学園都市のトップ7なのか？」

御坂「ええ。私は超能力者の第三位、御坂美琴よ！」

276 ：つつ：2013/05/03(金) 17:54:15.86 ID:BDrz3al80

上条「すげー！ってことはこの町で三番目に強いんだろ！？」

御坂「そうね・・・・・・っていうか！さっきなんで逃げたのか教えなさいよ！」

上条「・・・・・・・・・」

上条（ココで手合わせしてくれって頼むか？いや、流石に見ず知らずの男にいきなり喧嘩を売られたら逃げるだろ）

上条（だけど折角超能力者が居るのに実力を知れないのもなー。どうしようか）

上条(・・・・・・)

上条(向こうが喧嘩売ってくれたらいいんじゃね？)

277 ：つつ：2013/05/03(金) 17:54:51.28 ID:BDrz3al80

上条「アリーヴェデルチ！！」

そうと決まれば話は簡単。さっきまで追ってきてくれていたのだから、挑発しながら逃げればいい。

御坂「ちょっ！！」

上条「ディ・モールト　ディ・モールト(非常に　非常に)　良いぞ！」

御坂「な、速！？さっきまでは本気じゃなかったの！？」

上条「はっはっはー！追いつけるモンなら追いついてみなー！」

御坂「上等じゃない、絶対追いついてぶっ飛ばしてやるわ！私に喧嘩売った事、後悔しなさい！」

上条(よし、いい感じだな。とりあえず走り回って広い場所を探すか)

さあ、鬼ごっこの開始だ！

278 ：つつ：2013/05/03(金) 17:55:24.95 ID:BDrz3al80

ーーーサン・ピエトロ大聖堂

アックア「むぅ・・・・・・学園都市ではあのような少女がトップ7に居るのであるか」

テッラ「流石異教徒。器が知れますねー」

ヴェント「どうでも良いけどあいつがなんか気に食わない」

フィアンマ「上条を追っかけているからではないのか？」

ヴェント「うーん、なぜかしらね・・・・・・」

ーーー学園都市、某所

？「いやー！鮭弁をあんなに種類豊富に取り揃えてる店なんて珍しいわー！」

？？「超機嫌良いですね麦野」

？「当たり前じゃない。いい買い物したわ」

279 ：つつ：2013/05/03(金) 17:56:36.63 ID:BDrz3al80

？？？「北北西から、強い電波を感じる・・・・・・」

？？？？「結局麦野の鮭中毒は相変わらずって訳よ！」

？「中毒ってわけじゃないわよ。ただ鮭が好きってだけ」

？？「鮭がないと超ブチぎれるのは鮭中毒じゃ・・・・・・いやなんでもないです」

？「いやーアジトに戻って食べるのが楽しみ・・・・」

上条「ホワイト・アルバム　ジェントリー・ウィープス！(静かに泣く)」

御坂「さっきから何なのよそれええええええええ！！！！」

上条「イタリア繋がりだぜ！！」

御坂「意味わかんないわよ！！」

スーパーから出てきた4人の少女の前を、件の二人が人間に普通出せる速度を超えて駆け抜ける。
彼らが走った後には凄い風が吹き、多くのビニールや木の葉を吹き飛ばしていた。
そしてその中に、一人の少女が買った鮭弁の姿もあった。

？「ふ・・・・・・ふふ・・・・・・・・・」

？？「ぁ、コレ超やばいヤツです」

？？？？「あいつら、死んだって訳よ・・・・・・」

？？？「おお・・・・・・電波が、電波が・・・・・・」

麦野「上等じゃねえかああああああ！！！ブチコロシ確定ニャーン！！！！」

そして、彼らの鬼ごっこに、学園都市第四位、麦野沈利も参戦。

上条(・・・・・・あれ？なんか増えてる？)

280 ：つつ：2013/05/03(金) 17:57:04.95 ID:BDrz3al80

しゅうりょー。
第二話の二分の一か三分の一狩猟ですー。

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 17:59:50.96 ID:LJ9XNXfLo

『狩猟』ト『終了』ガカケテアリマスネ…

282 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:01:06.83 ID:+fUp/kJso

乙！追いかけっこがコメディしてていいな

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/03(金) 18:02:04.09 ID:J124LdiT0

>>274
やっぱこの子傲慢だ
チーム・コアテックに歓迎されるくらい

284 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:03:16.39 ID:r90dq+sro

こいつら目があったら即バトルのポケモン世界の住人やろ。上条さん含めて

285 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:35:24.16 ID:zgGGSWZQ0

＞そしてその中に、一人の少女が買った鮭弁の姿もあった。

少…女…？

286 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:52:57.79 ID:M3Qlw9TLo

＿＿＿＿
　二二,イ--　．... ＿＿＿＿＿＿
――/＿＿＿＿＿＿＿＿_（＿l＿ )
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―/￣￣￣￣￣￣￣ _＿{三≧ﾐx
-〈―――… '' " ¨ ￣　　　　　　｀
￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　-―-　､　　　 z≦三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ,　ﾐ、ヽ　＼／三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/　　ｌ　＼ヽ　ヽ.三三三三
　　＿＿＿　　　　　　　　　 _　　　　　 /　/l　　 |　　ｌ　l　　ﾊ三三三三
≦三三三三≧.､　　　　　 (（＿＿＿_ノ／　　 |　　|　|　　　|三三三三
三(:::::::::::::::::::::)三）　／´￣ヽ　　　　　　 / 　 |　 |　　|　|　　　|ミ三三三
三三三三三彡'ﾞ　（　　ー､ ,　―　　　/　　j　　　　 |　　　 |
｀¨¨¨¨¨ ￣´ 　　　､__｀フ　　(___ 　　ノ　　　　 /　 >>285　八_　　,
　　　　　　　　　　　｀ｰ―ｭ＿　￣）　　＿ノ　 /　/　　　　　　　￣ﾉ
　　　　　　　　　　（　　　　　, ― 　　 ,ノ　/　　　{　　　ーく
　　　　　　　　　　　　　　　￣￣（　　　￣￣｀ヽ　　　￣￣) ））
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣ヽ　　 j　　　　／　／

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:55:25.13 ID:FhUjCzjn0

>>285
あれだよ、テニヌの真田みたく一年で一気に老けたんだよきっと……（震え声）

288 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 18:56:28.20 ID:sVV4MMdn0

この後>>285を見たものはいない

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/03(金) 18:56:35.30 ID:J124LdiT0

女性とかの方が表現であっていると思う
『姉貴』や『姉御』とか『お嬢』などの言葉が合う人だし……

290 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 20:50:57.75 ID:gQXWEdR20

少女...？
BBAの間違えじゃあなかｔｔ...おっと誰か来たようだ

291 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 21:22:52.88 ID:cFjfK3IAo

むぎのんかわいいだろいい加減にしろ！

292 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 21:23:52.26 ID:imQe/9Xk0

上条さんは中3か

もしかしたら麦野も一年前はババアじゃなかったのかもね

293 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 21:45:48.57 ID:M3Qlw9TLo

>>287 >>290 >>292　　　　　　　　　　　　_三ﾆ｀ヾ`　　　　ヾ　　｀ヽヽ　　　　　　|　　 !　　 i　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　／／三ニ=-　　　　　　　 }　　　ハ!　　　　　 |　　|　　　!　／
　　　　　　　　　　　　　　　＿＿/__/＝ニ二　　　　　　 ,小ノヽ　 ‐-　　　　　　 | 　 !　　／
　　　　　　　　　　　　　―'￣　/　7　-=三／／／／//　　　　｀　　　　　　 -┐|　 |　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/∠　　／／,. ﾍ //|　　　　　　　 _,.-‐=ﾆｱ´　 |　|　 /
　　　　　　　　　　　　　　 ! /Ｚ　|　／／　　从 !　!　　　　／　^´／ ,.　　 |　! /
　　　　　　　　　　　　　　　,. ﾚ'´ 　 |　 /　　　/　| ∧　|　　　 _/＿__／／　　　 ! V
―‐┐　　　　　　　　　　　　 i　　　 ! / |　　 / 　 !　| ＼!　　　　　　　　　　　小V　　　　/
.　ノ　　　　　　　／　　　　　|!　　/　 /　／　　　|　|　厂＼　　　　　　　　　　　　/| 〉　　　　∧
´　　　　　　　　　　　　　ヽ／／／　　　　　|/　/￣ } }＞､　　　　　　　　/　| |　　　　/
＿＿＿,. - ､　　　　　　　＿_／／ {/　　　　　　 /　/　　//　　ヽ＞‐-＜　　 '　 /7{　　　 ∧
　　　　　　/　　　　　　／／,.ｲ　　＼　　　　 /|　|　／　　　 }}　∧､　｀　　　/７∧　　// `ー
　 r―‐‐ '　,.-､　　　 /{／／　!　　　　＼　　 / |　 V　　　　　〃　　ム､,-―､/７７∧　{/　　/
　ハ　　／　 i|　　　//／　　 |　　　　　　＼ /　|　　ヽ　　　／　／７７┼┼.| ┼┼┼＞､ー＜
〈　 }／ `ー' /　　 ///　　　ヽ　　　　　　＼　!　　　＼＿＿／　/ 7i ┼┼| ┼┼ /　／＼
　 Y　　　／　　 / ﾚﾍ　　／￣＼　　　　　　 }__ゝイ /´ / 　 {┼┼〈┼┼┼|┼┼/　 /

294 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:07:56.52 ID:cEBNfoOB0

おまえらあんまりむぎのんいじめんなよ

295 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:30:14.97 ID:zgGGSWZQ0

冥土帰しに上下くっつけてもらった訳よ

わたしはただ頭に美をつけ忘れてると思っただけな訳よ

う…嘘じゃないよ

だから左右に分けようとするのは勘弁してほしいって訳よ

296 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:35:58.48 ID:M3Qlw9TLo

　　　　　　　　　　　　　　　_, -─ ─- 、
　　　　　　　　　　　　　, '´: : : : : : : : : : ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : :',
　　　　　　　　　　　 i: : :人: : : : : : : : : :｀、 : i
　　　　　　　　　　　 {ｲﾊ'´　＼r: : : : : i : : :ﾉ
　　　　　　　　　　　 l: :i　⌒　　⌒ ヽ: :| :人
.　　　　　　　　　 |: :i　　、,　　　|: : : : （
　　　　　　　　　　　　',: : ＞　　　イ'' j: : : : : :）
　　　　　　　　　,＞───､_辷シΛ人: :（
　　　　　　　　　人::::::::::::::::::::〉_,ハ /　　＼:＼
　　　　　　　　彳　￣￣￣ﾉ/⌒ヽ.＼　　　',: : 〉
.　　　　　　　　|　　>>295　ﾊ入　 ',　i　 /　} :（
.　　　　　　く入　　　　　 i　￣─'─' 　 |.:_）
　　　　　　　ノ　　　　　　,人　　　　　　　｜
　　　　　ｰ=彡! 从__ノ^ ーｿ
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　　:;─|ニニつ
　　＼!

297 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:36:54.81 ID:sVV4MMdn0

生きていたのか>>285！！
でも俺と一緒に麦のんって2～30って言ってもばれないよなって一緒に言い合ったzy(このレスは原子を崩されました

298 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:48:36.03 ID:+UhCBM6Co

お前らいい加減にしろ！
むぎのんは天使、これでFAだろ！

299 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:49:20.20 ID:PDQOx3Pbo

違う。女神だ

300 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:49:45.79 ID:zgGGSWZQ0

>>297
ま…巻き込まないで欲しい訳よ。
確かに麦野は見た目は美女な美少女とは言ったけど…

ちょっ…やめて私はミート君と違って五体バラバラにされたらもうくっつかない訳よ…ギャー

301 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/03(金) 23:59:41.17 ID:M3Qlw9TLo

: : : : : : : :＼:＼: : : :＼: : : : : : : : ／ || 　 ,〃　〃
: : : : : : : : : ! ヽ:＼: : : :＼: : : : :〃〃||　〃|l　〃 /,
: : : :i:l: : : : :|　　＼≫==､ﾍ: : : :|| |「｀||〃　||〃 //　/,
: : : :i:|ヽ : :｜￣〃x==x }∧: : || |{　∨ i　∨ //　//
: : : :l:|:::::'. : |　　　 {{::::::::}} 　 '. : Ⅵ从jｈ从　厶{_,//
: : : :l:|:::::::∨. 　　ヾ=='′""∨乂{　 U......∨ｎﾏ厶 --
: : : :l:|⌒ヽ::::　　　　　　　　 }/ 八　　､__ 　U　Ⅵ￣
: : : 从__,.ﾉ.::　　丶 ,ﾊ　　　 ,〃 (⌒L.　>>300 , /V /,
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: :､:人　　　　　　　　 . イ　:!八　'＾７ん/､__)/ /: :/: :
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}: ＼＼ : ＼　}　　￣￣∨　　　　| : ､: : : : :＼ ∨
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: : :/　/ : ､_:(　(⌒　'⌒　´)___(,厶__／　 j_／
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　　　＼｀7⌒′. . .| . |　　　　　　 /′　　ノ′　ツ

302 ：つつ [sage]：2013/05/04(土) 00:04:43.47 ID:ngGcS5jl0

何だこの流れww
自分も書いてて一瞬『いや、麦のんは女性の方がいいんじゃないか？』とか考えましたが、ま、いいかなって。
だけど麦野さんまだ高2ですよ？このssの中では女子高生です。JKですよJK。ちょっと大人びててターミネーターなだけです。

303 ：つつ [sage]：2013/05/04(土) 00:15:36.67 ID:ngGcS5jl0

>>281　
そ、そうです仕様です。

>>284
そうですね。だってポケモンみたいな力持ってるんだったら試したくなりません？
上条さんは別に喧嘩は好きじゃないです。戦闘も。
ただ能力者の力を知っておきたかったので挑発しただけです。
戦っても大して攻撃せずに、すぐ逃げる予定でした。

304 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 09:39:54.51 ID:HCmfx2gC0

>>302
むぎのんは女性...いや、おばさんと書いておけばよかったかｍ...
おっと誰か来たようだ...
お、俺はむぎのんが好きだがな(震え声

305 ：つつ：2013/05/04(土) 10:04:05.78 ID:ngGcS5jl0

失礼、人居ますかね？
居たら第二話の3分の2投下しよっかなって。

306 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:05:37.30 ID:HCmfx2gC0

いますよ

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:06:11.46 ID:AVgZil54o

wktk

308 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:09:18.37 ID:j85zT5h1o

いるよー

309 ：つつ：2013/05/04(土) 10:09:43.93 ID:ngGcS5jl0

分かりました、投下します。

310 ：つつ：2013/05/04(土) 10:10:36.46 ID:ngGcS5jl0

第二話　
　　　　　「超能力者は、プライドが高い」
　　　　　　　第二部

311 ：つつ：2013/05/04(土) 10:11:24.83 ID:ngGcS5jl0

ーーー第7学区、工場跡

上条(そろそろかな？)

もう十分広いところに着いただろう、という事で走るのを止める上条。
当然彼女もまだ着いてきている。
超能力者第三位、御坂美琴。

御坂「やっと止まったわね。さあ、ぶっ飛ばして「くたばれガキ共おおおおおおおおおお！！！！！」え、何！？」

312 ：つつ：2013/05/04(土) 10:11:52.79 ID:ngGcS5jl0

そして、その後ろのビームを後ろに放ちながら追ってきて茶髪のお嬢さん。どちらさま？
しかもいきなりこっちに巨大なビームを撃ってきた。

御坂「誰よ！」

電気を操り、ビームを曲げる事で回避した彼女が問いかける。

麦野「手前らに吹き飛ばされた鮭弁の恨み、ココで晴らさせてもらうわよ」

313 ：つつ：2013/05/04(土) 10:12:26.97 ID:ngGcS5jl0

上条「・・・・・・いやまじで。どちら様？」

麦野「クソ共に名乗る名前なんてないにゃーん。[ﾋﾟｰｰｰ]え！！」

そういうと彼女の周りの光球がビームになって迫ってくる。
横にジャンプして回避。

上条「怖いな！ほんといきなりなんですか！？」

麦野「へえ？いまのをかわすなんて、やるじゃない」

上条「ああどうも・・・・・・ってそおい！」

314 ：つつ：2013/05/04(土) 10:12:57.25 ID:ngGcS5jl0

今度は5発連続。しかもかなり正確に狙ってくる。
狙いは動き的に足か？
片足ずつ交互に挙げながらステップしながら全弾かわす。

絹旗「へえ、あの男、超やりますね」

フレンダ「予想外って訳よ。能力者？」

絹旗「でしょうね。と言うか、あの男を追ってた方は第三位の超電磁砲ですね。一日に第三位と第四位に追いかけられるなんて超ご愁傷様です」

315 ：つつ：2013/05/04(土) 10:13:50.76 ID:ngGcS5jl0

麦野「やるじゃねえか！ほらほらほらぁ！！」

上条「危ない！危ないですぞー！！」

絶え間なくビームを打ってくる。一秒間に4,5発くらい。
しかもあたった後には地面が数メートルえぐれている。くらったら唯ではすまないだろう。
だが、あたらなければどうと言うことはない！！

上条「よっ、ほっ・・・・・・ター！」

足元のビームを軽く飛んでかわす。頭を低く沈め、二発ほどやり過ごしたところで、追加のビーム。
大きく左に跳躍。先回りしてきたビームを身体を捻って逃げる。
体制が崩れたところをさらに狙ってくる。
頭の方が下にあったので、腕を地面について、逆立ちするような体制に。
そのまま腕を曲げてジャンプ。隙間を見つめて側転しながらかわしきる。
前に後ろに、右に左に、上に下に。
絶え間なく身体をぶらし、狙いをつけさせない。

316 ：つつ：2013/05/04(土) 10:14:34.56 ID:ngGcS5jl0

このビームの少女の能力は、『原子崩し』。

『本来『粒子』又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す電子を、
その二つの中間である『曖昧なまま』の状態に固定し、強制的に操ることができる。
操った電子を白く輝く光線として放出し、絶大なる破壊を撒き散らす。
正式な分類では粒機波形高速砲と呼ばれる。』（禁書wikiより引用）

要するに凄い威力のビームを出す事が出来るのだ。
それゆえに彼女は超能力者の第四位に君臨している。
にもかかわらず、ほいほいとかわしながら余裕そうな表情を浮かべる目の前の少年。

麦野「・・・・・・あんた一体何者？」

上条「え？今上条さんは絶賛命のピンチ中だからあんまり話しかけないで欲しいんですけど」

317 ：つつ：2013/05/04(土) 10:15:21.92 ID:ngGcS5jl0

麦野「じゃあ[ﾋﾟｰｰｰ]よ。あんた、ただモンじゃないでしょ。肉体強化の能力者？」

上条「いや、ただの男子中学生ですよ？それよりお嬢さんこそ何者？なんかいきなり上条さんは命の危機を迎えているのですが」

こんな会話をしている間にも白いビームは上条を襲い続けている。

･･････ちなみにサン・ピエトロ大聖堂では黄色い少女が暴れ狂っていたりするのだが、それは今あまり関係ない。

麦野「そうね、教えてあげる。私は超能力者の第四位、麦野沈利」

上条「へー、麦野・・・・・・って、超能力者！？すげー！！」

麦野「そうね。その凄い超能力者の能力を余裕の表情でかわしてるツンツン頭も居るけどね」

上条「いや、コレでも結構きついんだぞ？止めてくれない？」

318 ：つつ：2013/05/04(土) 10:16:00.81 ID:ngGcS5jl0

麦野「嫌ね」

上条「やっぱり・・・・・・そこのお嬢さんがたー、このお嬢さんと一緒に居ましたよねー！止めてくれませんこの人！！」

絹旗「・・・・・・超気付かれてるとは思いませんでした。いつから？」

上条「いや、のんびり話してる余裕はないんですけど？」

フレンダ「結局、私達に気付くなんて普通じゃないわけよ・・・・・・」

絹旗「暗部か何かですか？その割には顔つきがあれですけど」

上条「あれって何だ！と言うか早く止めて！」

麦野「・・・・・・こんなふざけた会話しながらでもかわし続けるのね。腹立つわ」

319 ：つつ：2013/05/04(土) 10:17:03.79 ID:ngGcS5jl0

御坂「ちょ、ちょっと！？さっきからあんたら何やってるのよ！？」

麦野「あら、第三位。まだ居たの？」

御坂「ひどっ！いや確かに何も喋ってなかったけど！あんたが急にこいつを襲ってたから何もいえなかっただけじゃない！」

さっきからから会話について来れていなかった少女、御坂美琴がつっこむ。　

御坂「大体、まだあんたが逃げた理由を聞いてないわよ！何で逃げたのよ！！」

上条「ああ、なんとなくだ」

御坂「・・・・・・ふざけんなやコラー！！！」

彼女のこめかみから電撃がほとばしる。
それを上条は後ろに下がってかわす。

320 ：つつ：2013/05/04(土) 10:17:43.78 ID:ngGcS5jl0

上条「オッケー。お前が攻撃してきたな？つまり俺に喧嘩を売った、勝負を挑んだんだ。俺が悪かったところもあるかもしれないが先に攻撃してきたのはお前！」

御坂「なに訳のわからない事を言ってるのよ？」

上条「つまりは―――正当防衛だ！」

そう叫ぶと、左手を虚空へと着き伸ばす。

そして、左手の先に『穴』が出来る。

御坂（能力！？）

321 ：つつ：2013/05/04(土) 10:19:13.96 ID:ngGcS5jl0

その穴から数枚の札を握り締めた彼の腕が引き抜かれる。

上条「おりゃ！！」

そしてその中の一枚、青い札を左手で器用に破き、そのまま他の札にその左手を叩きつけた。
すると、札が青く発光し始める。

御坂（！！何か来る！！）

上条「『水の札』『青色弾丸』！」

そう叫びながら札を空中にばら撒く上条。
すると、札が宙に固定され、幾何学的な陣が描かれる。

そして、その陣から、水の弾丸が大量に連射される。

大量の破裂音とともに、水飛沫が飛び散る。

御坂「水流系能力者かしら？そこそこの威力ね。その札の意味は分からないけど」

322 ：つつ：2013/05/04(土) 10:19:54.35 ID:ngGcS5jl0

上条（やっぱり防がれたか。まあ軍隊ともやりあえるなんていわれてるんだからそりゃそうか）

対して御坂は磁力を発生させ、付近にあった鉄骨を操作して水弾のすべてを防ぎきった。
一つの魔法陣の性能は、20秒の間、水の弾丸を100連射する。威力はせいぜいコンクリートを少しへこませる程度。
流石に鉄骨を突破するのは無理か。

上条「だけど、下手な鉄砲数打ちゃ当たるってなあ！」

さらに『穴』から大量の札を引き抜き、左手で触れながらばら撒く。
一枚一枚が魔法陣を形成し、水弾を発射し始める。
それをすべて2本3本の鉄骨で防ぐ御坂。

御坂「私もやられるばっかじゃないわよ！」

323 ：つつ：2013/05/04(土) 10:20:28.19 ID:ngGcS5jl0

当然彼女も反撃する。
電撃で相手を狙うが、水弾の壁に阻まれる。

御坂（純水ってわけね。電気は通さない。だったら、物理でいくわよ！）

鉄骨や鉄パイプを操り、水弾が当たらない上の方から落とすように発射する。
やすやすと少し身体を横にずらし避ける上条。

御坂（そういえばあいつ凄い身のこなしするんだったね。さっきもおもってたけど、単発じゃ当たらないか！）

なら、大量に、雨のように。

周りの金属を掌握する。と言っても、回避行動もとりながらではないといけないので、一気には出来ない。
少しずつ地形を把握し、効率的に電気を通せるルートを構築していく。

324 ：つつ：2013/05/04(土) 10:21:20.38 ID:ngGcS5jl0

売られた喧嘩は返すのが流儀。

上条（ち、威力が足りないか。ならーーー）

札を三枚、正三角形を描くように重ね、左手をぶつける。

上条「『水の札』『青色砲弾』！！」

半径50cmほどの水弾が現れる。

上条「行け！！」

一直線に彼女の元へ向かわせる。
コレは鉄骨ではかわしきれないだろう。

325 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:22:13.46 ID:ngGcS5jl0

御坂「甘いわね！！」

鉄パイプを束ねて、傘のような形にする。
それを三つ。
ロケットのように巨大水弾に突撃させる。
そこまで早くない巨大水弾には全弾命中し、粉々に砕け散った。
そのままあのツンツン頭の元へ飛ばす。

上条「『水の札』『青色亀甲』」

青い亀の甲羅のような物に阻まれる。
青の水の玉を飛ばしている円と違い、あれは自分で移動するようだ。
攻撃はしてこないから、防御専門なのだろう。
そのぶん硬い。

326 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:25:09.84 ID:ngGcS5jl0

上条「お次は接近戦だ！」

御坂「そっちがそう来るなら、のってやるわ！」

すると、御坂も付近の砂鉄を操り、うごめく黒い鞭を作る。

上条「行くぞ！！」

お互いにこの鞭は自在に操れる。

いまだ宙に浮いて打ち合う鉄骨や水弾の隙間をかいくぐり、ぶつけ合う。

だが。

327 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:25:54.40 ID:ngGcS5jl0

上条「あー！？上条さんの素敵な武器がー！？」

御坂「当然！私のはチェーンソーみたいに細かく振動してるからね！！」

上条「食らったら死ぬ！？」

御坂「怪我はするかもね！」

上条「怪我じゃすまねーよバカー！！」

上条（どうする？そんな切れ味良いんだったら氷も切断だろうな。遠距離の線はなしっと）

328 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:26:50.87 ID:ngGcS5jl0

御坂「く、ちょこまかと！？」

御坂の鉄の鞭をあろうことか身体捌きだけでかわしながら御坂に近づいて行く上条。
彼の左手には水の短剣。どうやら近接用にシフトしたようだ。

上条（いや、水で包み込めば動かなくなるか？だけどあの速さを青色砲弾や弾丸で包み込むのは無理だな）

上条（風の札とか右手とか使えば楽勝だとおもうけど、当然禁止。どーするか・・・・・）

迫り来る砂鉄をしゃがんでかわしながら、頭の中で方針を決める。

上条（・・・・・・よし。おっけー。コレでいけるな）

そのためには、ちょっと面倒な準備が要るからな。

高速移動、開始。

329 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:27:32.84 ID:ngGcS5jl0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

絹旗「・・・・・・麦野。あれどうおもいます？」

麦野「100パーセント手を抜いてるわね。いや、手を抜いているって言うか近距離戦を禁じてるみたい」

滝壺「あれ？電波が・・・・・・」

フレンダ「どういうこと？」

麦野「あいつは絶対近距離、と言うか近接格闘が一番・・・・・・じゃなくても強い武器なはずよ。あんなに私の原子崩しや第三位の砂鉄を身体一つでかわし切れるやつなんて、肉体強化系でも珍しい」

絹旗「でしょうね。しかも超見るに・・・・・・」

麦野「明らかに右腕をかばってるわ。あのみょうちきりんな札を破いたり投げたりするときも、水を操るときも、常に左手」

麦野「せいぜい体制を整えるときにしか使わない。多分右手は負傷しているんでしょ。だけどそれは裏を返せば」

フレンダ「片手一本で第三位と互角に戦ってる、って訳」

330 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:28:04.21 ID:ngGcS5jl0

絹旗「超そうですね。超能力者とか？」

麦野「いや、私の知っている限り水流操作系の超能力者は居ないわ。しかもあいつ、多分能力は大した事ないはずよ」

絹旗「そうですか？第三位並にいろいろやってるとおもいますけど」

麦野「出力が段違いよ。あの水弾、拳銃一発分よりも弱いんじゃないかしら？」

フレンダ「結局鉄骨一つ二つ押し返せないレベルって訳よ」

絹旗「だけど隠れている私達に超気付きましたし、あの体術から見て相当厄介でしょうね」

フレンダ「今ココでやるって訳？」

331 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:28:41.47 ID:ngGcS5jl0

麦野「やれたらやってるわ。アイツ、こっちにも注意払ってるのよ」

絹旗「ええ！？」

麦野「気付いてなかった？私がちょっと動くとアイツこっちに意識向けるわ。よっぽど危険な場所に慣れてるんでしょうね」

フレンダ「じゃあ、諦める？」

麦野「まさか。第三位と戦ってるんだったら隙は少しだけでも出来るはず。そこを」

麦野「アタシがブ・チ・コ・ロ・シ・テ・やるよ」

絹旗（うわあ・・・・・・超怖い顔です）

フレンダ（結局、ご愁傷様って訳よ・・・・・・）

滝壺（え・・・・・・？あの人、AIM拡散力波がない？能力を使っているのに？）

332 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:30:41.01 ID:ngGcS5jl0

とりあえず終了。夜来るかも。
三分の二っていってたけど四分の二かもしれない。

今回は上条さんの初バトルですね。
上条さんが何故か魔術を使っている理由はまた次回。

333 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:35:25.03 ID:Fo0Jruwwo

乙
どう考えても英国最強の傭兵さんの影響である

334 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:37:20.59 ID:htxZ3G8Y0

むぎのん以外のアイテムメンバー（特に滝壷）がふたりに追いついた…だと！？

あと超能力者とのバトルならむぎのんでもいいのでは？

335 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:39:58.43 ID:5E5MXH9ho

むぎのんでも美琴でもどっちでもいいじゃん。

何が言いたいのかよく分からんぞ？

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:42:18.10 ID:AVgZil54o

『使っている理由』じゃなくて『使えている理由』じゃないのか？

とにかく乙

337 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:42:28.36 ID:zw7t4AEmo

相変わらず相手の見極めが下手ね
むぎのんが暗部だから上手いだけだろうか

いやあ一回ボコボコにして欲しいな

338 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:42:49.66 ID:ngGcS5jl0

やべ、>>325と>>326の間にコレお願いします。

御坂(大体なによあの能力！！水流操作！？）

だとしたらあの札や亀の甲羅のようなものが説明がつかない。
あれは能力に必要な触媒か何かか？
いや、電磁波の反射具合から見て、インクで何か書かれたただの紙。
紙を水の操作の触媒にする？
わけが分からない。

上条「遠距離は効かないか・・・・・・なら、『水の札』『青色刀剣』！！」

彼の左手に握られた札に、水が集まっていく。
それはさながら水の鞭。

339 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 10:46:02.34 ID:Fo0Jruwwo

>>334
滝壷は素手で金属製のドアを破壊し、制裁の為に交通標識を引きちぎるレベルの怪力を持っているんだ…
一体何を疑問に思う必要がある？

340 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 10:56:23.43 ID:ngGcS5jl0

>>334　滝つぼとフレンダは絹旗が背負ってダッシュできました。
だけど麦のんよりは遅いので、少し遅れてきて隠れていたのです。

>>336　そうですね。『使えている』理由です。すいません。

>>337　女子中学生に敵の実力を見極めろというのは酷なものです。
ましてやまだ13歳、中1なので何でも出来るような気がしてるし、実際自分より強い人と戦ったことがありません。

341 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 11:01:21.73 ID:HCmfx2gC0

上条さんかっけえｗｗｗｗ
水か...炎や雷や風も使ってもっとほかの人を驚かせてほしいな

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 11:17:57.20 ID:oV5z2vxz0

>>341でも神の右席の中で普通の魔術使えるのアックアだけだから水しか使えないんじゃね？

343 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 11:18:57.28 ID:HCmfx2gC0

>>342
そうか...
確かにそうだな

344 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 11:23:10.76 ID:SNClLZtdo

>>342
フィアンマも使えたような。火属性だけだったか？まあ、アックアが水属性以外も使えるかもだし、上条さんの独学かもしれない。はたまたローマ正教内で別の誰かに教わったのかもしれないし、神の右席さんも教える位なら出来たのかもしれない。まあ、なんでも有りやろ

345 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 11:30:28.05 ID:ngGcS5jl0

>>341－344
使えます。次回解説しますけど。
上条さんの魔術にあまり神の右席の人は関係ないです。

346 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/04(土) 11:58:26.14 ID:jNa8Dre00

>>344
一応、原作でフィアンマさんが「一つの属性が使えるなら他の三つの属性も使える」みたいなことを言っていた
(歪みのせいで最大出力じゃ出せないみたいだけど……)

347 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/04(土) 12:22:19.65 ID:IxwYA4Dd0

こう言うssはすごくいい

348 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 12:48:03.87 ID:HCmfx2gC0

>>345
そうか！
それはよかった！
上条さんの無双もので原作再構成は好きだからな！

349 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 13:55:05.09 ID:z3kPxPd8o

乙乙
もりあがってまいりました

＞上条「危ない！危ないですぞー！！」
どうでもいいけどこれがムックで再現された

350 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 16:15:56.74 ID:htxZ3G8Y0

>>335
わざわざ御坂を挑発しなくても現在進行形で攻撃を仕掛けてきてるむぎのんと戦えばいいんじゃないの？って話

351 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 18:25:45.59 ID:ngGcS5jl0

>>349　それを考えて書きました。

>>350　正直どっちでもよかったので、とりあえず最初に戦う予定だった人と戦ったのです。
　もし御坂が何もいってこなかったら、きっとむぎのんと戦っていました。

352 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 18:27:14.34 ID:ngGcS5jl0

今日の夜、出来れば投下します。
来れる確立は五分五分くらいです。

･･････これなかったらすいません。

353 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 18:32:27.89 ID:oV5z2vxz0

待ってるぜェ！

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 19:08:40.59 ID:HCmfx2gC0

待ってるよ

355 ：つつ [saga]：2013/05/04(土) 20:12:52.54 ID:ngGcS5jl0

あ、無理っぽいです。すいません。
きょうはもうじかんがな

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 20:44:42.23 ID:5H47uAZ70

把握した
また今度頼むぜ

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 20:49:20.71 ID:g6Yrtcxko

うぉい尻切れかい
何はともあれ、待ちますが

358 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/04(土) 20:58:08.12 ID:htxZ3G8Y0

期待していつまでも待ちますです。

ところで今思い出したんだけど、アウレオルスも元ローマ正教なんだよね。
確か原作開始の２年前まではローマ正教にいたはず。

359 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 01:17:06.35 ID:Sd1Uaubs0

これ一年後インさんと出会ったらスーパーカオスなことになりそうだなwwww

360 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 09:07:05.92 ID:sejFIjEN0

>>358　そうです。元ローマ正教ですね。
　物語に絡んでくるかはお楽しみという事で。

>>359　ああ、早く禁書目録編やりたいなあ・・・・・
　正直一番最初に妄想したので、かなり細部までもう頭の中では完成してるんですけど・・・・・
　いかんせん遠いです。1年近く待たなければインデックスはベランダに落ちてきません。

今日投下します。
もしかしたら午前中にでもかも。

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 09:22:29.93 ID:2wEYcRNZ0

期待して待ちます

インデックスに会うまで一年か…
このペースだとインデックスに会うまでに上条勢力（ローマ正教上条支部）がとんでもないことになってそうだな

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/05(日) 09:25:03.97 ID:x7j4aTOF0

この際インデックスと会うのも一年早めよう(無茶振り提案)

363 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 10:31:21.93 ID:mQDnEYUw0

インさんに会うまでにフラグ立てまくるんですね
やったー

364 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:47:08.21 ID:sejFIjEN0

投下の時間デース。

･･････プロフィールかいてておもったけど、アイテムとかみこっちゃんとか、原作と変わらない人は書く事がないですね･･････

365 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:47:42.85 ID:sejFIjEN0

　　第二話「超能力者は、プライドが高い」
　　　　　　　　第三部

366 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:49:39.09 ID:sejFIjEN0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

御坂「さっきから何なのよ！？逃げてばっかりで！」

おかしい。まったく攻撃してこない。
あの水弾を大量に打ってくる札も消えたし、水の剣もほとんど動かされていない。
ただ、こちらの鉄骨や砂鉄、電撃を総動員した攻撃をかわし続けるだけ。
もちろんこっちの攻撃に対してかわすのが精一杯と言う見方も出来るが・・・・・・

御坂（それは有り得ない）

367 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:50:21.39 ID:sejFIjEN0

明らかに何かを狙っている。
先程からあの妙な札を一切出さない。
ただ青い亀の甲羅を二つ、周りにまとわせているだけ。
攻撃する意思がないように思える。
と言うことは何かの準備をしているか、時間を待っているか。
水流操作で準備・・・・・・川、湖、ダムなどから水を引っ張ってくる？
いや、それは不可能だろう。そんな規模で水を持ってこれるとしたら、まず間違いなく超能力者。
それも私なんかよりずっととんでもない。だったら第一位か第二位。
だったら逃げる意味が分からないし、水の威力があまりに低すぎる。

368 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:50:54.18 ID:sejFIjEN0

･･････となると、時間稼ぎ。

水流操作で時間稼ぎと言ったら、やはり雨や霧など、気象の変化だろう。
だが樹形図の設計者曰くココ一週間は快晴なはず。
なんだ？一体何を狙っているんだ？

上条(あとちょっとだな)

369 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:51:21.80 ID:sejFIjEN0

対する上条。
彼は御坂美琴の予想通りとある術式の準備をしていた。
本当は彼女に気付かれる事がないほど巧妙に準備も出来たのだが。

上条(絶対後ろの四人は監視してますからねー。下手にやりすぎて目をつけられても厄介だ。というかめっちゃどす黒い殺気も感じるし。手遅れか？)

370 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:51:49.40 ID:sejFIjEN0

ココで突然だが彼が魔術を使えている理由を説明しよう。

上条当麻は、右手に幻想殺しという能力を持っている。

もしそれが異能の力ならば神の奇跡だろうがなんだろうが問答無用で打ち消す力。

もちろん魔力も例外ではない。

彼は魔力を練る事はできるが、魔力とは全身に伝わるもの。よって即座に幻想殺しによって打ち消されてしまう。

だが、体外からの魔力は違う。

魔力は拡散する性質を持つ。だから体外から魔力を与えられても時間さえ経てば右手に打ち消される。

だが、時間が経たなければ、そこにとどまり続けている。

そして、それを何かにぶつければ、当然そのとどまっている魔力はその対象に流れる。

371 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:52:16.67 ID:sejFIjEN0

彼は使っている札には二種類ある。

とある術式によって神の右席たちの高純度大量の魔力が封じられている札。

水の札、火の札、風の札、地の札。

神の右席は基本自ら魔術を行使は出来ないが、魔力自体は普通なのだ。

そして、それ単体では何の役にも立たないが、魔力を注ぐと術式が発動する陣の描かれた札。

彼は前者の札を破き、左手に魔力をとどまらせ、それを後者の札にぶつける事で魔術を行使しているのだ。

372 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:52:43.40 ID:sejFIjEN0

では、今は何をしているのか？

彼は自分の力で魔力を練ることができないから、前者の札を使って魔術を使う。

だが、後者の札を使う理由は簡略化のため。

わざわざ陣を敷く手間を省く事ができる、いわばルーンのようなもの。

つまり、なくても良い。

しかも、小型化しているので、あまり規模の大きい術式は使えない。

だったら、自力で陣を描く。

上条「準備ッ―――――完了！！！」

地面に左手を当て、そうつぶやく。

373 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:53:25.80 ID:sejFIjEN0

御坂「・・・・・・・・・！！！！！」

地面に撒き散らされた水が青く光り始める。
半径10mほどの巨大な陣から大量の水が噴出す。

御坂(な、何！？)

そしてそれは彼女をすっぽりと覆い、閉じ込めた。
まるで水のドーム。

御坂「ふん、ただ閉じ込めただけ？随分時間をかけた割りに、しょぼいわね！」

そういって、砂鉄の剣で水を切り裂きに行く。が。

ジャリリリリリリリ！！！

374 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:54:01.95 ID:sejFIjEN0

御坂「な！？」

砂鉄がすべて削り取られる。
何度試しても、まるで同じ。
まるで旋盤のようだ。

御坂「よくみるとコレ・・・・・・中でなんか動いてる？」

そう、この水のドームは中に氷の礫が大量に高速で動いている。
よって、あらゆるものは触れるだけで削り取られる。

御坂「く・・・・・・厄介な事してくれるじゃない！」

上等よ。何としても脱出してやるわ！！

375 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:54:39.70 ID:sejFIjEN0

一方その頃・・・・・・

上条(やべえ・・・・・・キツ・・・・・・・・・！）

麦野「ホラホラホラァ！！どうしたどうしたぁ！！！ほらもう一個！時間が経てば発射されちまうぞ！！！」

上条「畜生！」

原子崩しを放つ場合、まず小さな光球が現れる。そしてそれがビームになる。

今上条は、ひたすらその光球を水弾で狙撃していた。

376 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:55:35.38 ID:sejFIjEN0

こうなったのも、彼が御坂美琴を水のドームに捉えた直後。

上条「よし！コレで・・・・・・」

麦野「もらったああああああああああああ！！！！！」

上条「なっ！！」

背後から白い光線。
この術式発動下では、自分は動く事ができない・・・・・・！
よって、青色亀甲で受ける。が、それも一発で崩壊。
これは防御するのは無理か！？

麦野「ほらほらほら次行・・・・・・」

上条「・・・・・・『青色弾丸』」

なら、ビームとなる前の光球を狙撃する。

377 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:56:08.04 ID:sejFIjEN0

麦野「へえ・・・・・・？面白い事するじゃない」

上条「面白いんだったらご褒美として止めてもらえませんか？」

麦野「面白いから、もっと見たいなぁ！！！」

上条「くっ・・・・・・！！」

彼女の付近に大量の光球が現れる。それを寸分たがわず打ち抜いていく。

麦野「ほらほら！まだ終わりじゃねえぞ！！」

いたるところから光球が生み出されていく。

378 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:56:54.28 ID:sejFIjEN0

上条(この術式をといて逃げれば、あの第三位の子に当たる！！)

よって、逃げられない。

現状打破の方法が見つからない。

よって現状維持しかない。

上条(･･････厳しいな！！！)

麦野(コイツ、やっぱりアタシを狙わないわね。いや、狙ってはいるけど足や腕。致命傷にはならないところ)

はは、この期に及んでこっちを殺す気はないってか。

上等、いつまでその余裕続くか確かめてやるよ！！

379 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 10:58:39.83 ID:sejFIjEN0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上条(どうする？コレで逃げることはできるけど・・・・・・問題は）

まず間違いなく自分が目をつけられる。
学園都市の常識ではありえない事をするのだから。
だが、このままだとジリ貧。
無駄に札を消費するだけ。そしていつ痺れを切らして仲間を使おうとするか分からない。
今はプライドの問題かなにか知らないが仲間に手を出させていないが。

上条(よし・・・・・・！やるしかない！！)

380 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:02:48.52 ID:sejFIjEN0

札を展開するのを止める。

これ以上青色弾丸を展開するのは無駄と判断したから。

だけど、当然青色弾丸の展開を止めれば。

麦野「ぁ？時間切れだ。集中力が切れたか？じゃあな」

光球は、光線へと変わる。

命を刈る、光線へと。

だが、知ったことか！！

上条「『風の札』『地の札』『水の札』！！！『三色扇』！！！！！」

381 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:04:03.87 ID:sejFIjEN0

麦野「は！？」

滝壺「！？」

絹旗「多重能力者！！？」

フレンダ「有り得ないって訳よ！！」

上条の左手に、巨大な扇状の三色に光るナニかが現れ、振るわれる。

それは風を起こし、地面から岩が飛び出し、水を撒き散らし。

彼女達を吹き飛ばした。

･･････････････････････････････････

382 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:04:55.70 ID:sejFIjEN0

絹旗「いつつ・・・・・・超大丈夫ですか？皆さん。私は窒素装甲で守りましたが」

フレンダ「だ、大丈夫って訳よ。凄い勢いだったわりに、あんまりダメージはないって訳・・・・・・服がビショビショ」

滝壺「うん・・・・・・大丈夫」

麦野「・・・・・・・・・」

絹旗「麦野？大丈夫ですか？」

麦野「・・・・・・・・・気にくわねえ」

絹旗「・・・・・・麦野？」

383 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:05:23.77 ID:sejFIjEN0

あのウニ頭の姿はもうない。

どうやら吹き飛ばされている隙に逃げたのだ。

あいつは結局、最後まで本気を出してなかったわけだ。

厳しそうな表情も、辛そうな仕草も。

その気になれば一瞬で払えた。

麦野沈利はふと後ろを見る。

不自然にアイテムの面々が吹き飛ばされた先にある抉れた地面。

そしてそこに溜まる水。

吹き飛ばされた直後に感じたあの包み込むかのような風。

自分を殺そうとした相手に対して情けをかけて、しかも生かして逃げ出した。

甘っちろい根性を持ってるくせに、結局生き延びている。

気に食わない。

384 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:06:09.30 ID:sejFIjEN0

麦野「滝壺！！あいつはどこに行った！？」

滝壺「・・・・・・分からない」

麦野「はあ？何言ってんのあんた。体晶でも何でも使いなさい。何としてもあいつを見つけるのよ」

滝壺「・・・・・・ゴメン」

ガッ！

麦野が滝壺の襟をつかみ上げる。

麦野「ごちゃごちゃ言わずにさっさと使いなさい」

滝壺「あの人、AIM拡散力波がない」

そう、彼にはAIM拡散力波が無かった。

麦野「あ？」

滝壺「どんな人にも、能力開発したんだったらAIM拡散力波はあるはず。なのにあの人にはない」

麦野「んなわけないでしょ。だったらあいつは能力者じゃないっていうのかよ？」

滝壺「分からない。あんな人はじめて」

385 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:07:07.82 ID:sejFIjEN0

絹旗「・・・・・・そういえばあの人、水流操作系かとおもったら、風や地面まで操ってましたね」

麦野「・・・・・・チッ！！」

じゃあなんだ。本当にただの能力者じゃないってか？多重能力者？

腹が立つ。本当に腹が立つ。

麦野「絹旗。あのウニ頭のクソヤロウの情報を集めておきなさい。フレンダは、実際に足で」

絹旗「超了解です」

フレンダ「分かったって訳よ！」

麦野「・・・・・・滝壺。本当にあいつのAIM拡散力波がなかったって言うんだったら、その理由みたいなのがないか調べておきなさい」

滝壺「・・・・・・分かった」

麦野「もう解散でいいわ。じゃあ」

386 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:07:38.92 ID:sejFIjEN0

そう言うと、彼女は踵を返し、街へ戻っていく。

他の二人も追うように。

麦野（・・・・・・気に食わない）

気に食わない。本当に。

あいつは絶対この麦野沈利が。

プライドにかけて。

麦野「ぶち殺す」

首洗って待ってやがれ、ウニ頭。

387 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:08:15.36 ID:sejFIjEN0

一方その頃。

御坂「ようやく私を解放したわね!さあ、勝負の続き・・・・・・あれ？」

術者がいなくなった事で解放された御坂美琴。
だが、やっと出てきた彼女の前には、一人しか人がいない。

御坂「ね、ねえ……あのツンツン頭は?」

滝壺「逃げたよ。さっき」

御坂「ふ、ざ、けんなやこらああああーーーーー!!!!!」

殺伐とした所にたたずむ一人の少女の絶叫が、夕闇の街に響き渡った。

388 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:08:44.42 ID:sejFIjEN0

滝壺（うーん）

そしてこのピンクジャージの少女、滝壺理后もまた一人、そこにいた。
理由としては、

滝壺（AIMが無い能力者……AIMを隠す能力者?だけどそれならAIMを隠すAIMが出るはず・・・・・・）

389 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:09:10.87 ID:sejFIjEN0

あの不思議な能力者の正体を探るため。

前述のとおり、どんな子供であっても、能力開発をうけたならばAIM拡散力波はある。

原石の人だって、少し性質は違ってもAIMはもっている。

なのにあの人にはそれが無かった。能力は使っていたのに。

滝壺（気になる……）

あんな能力者は見た事が無い。

好奇心が刺激される。

滝壺（手掛かりとかないかな……）

だから、彼の使った能力の痕跡を見て、何か正体を示すようなものが無いのか調べているのだ。

390 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:09:36.31 ID:sejFIjEN0

そのまま探すこと数十分。

滝壺（・・・・・・!）

手掛かりは、見つけた。

391 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:10:12.45 ID:sejFIjEN0

　　　第二話　「超能力者は、プライドが高い」
　　　　　　　　　　　　　完

392 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:11:11.12 ID:sejFIjEN0

プロフィール

学園都市

御坂美琴（13）
職業：学生　主な戦闘手段・能力：電撃、磁力での金属操作、超電磁砲
学園都市に7人しかいないとされる超能力者。
順位は第三位。通称『超電磁砲』。
この頃はマジでマジなDQNなので、理不尽な攻撃や言動をする。
実は上条さんが使っていたあの水のドームは、ゆっくり縮んでいって、中に閉じ込められた人をだんだん死が迫ってくる恐怖の中、じっくり切り刻んで殺すというえげつない魔術なのだが、上条さんが改良していたから生きている。
そこら辺に気付かないのも当然だけど、やっぱり相手の実力を図るのは下手糞のようだ。
まだ恋愛フラグはなし。ただ原作的に考えて……?

393 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:12:09.48 ID:sejFIjEN0

暗部

麦野沈利（17）
職業：学生、暗部　主な戦闘手段・能力：原子崩し、近接格闘
学園都市に7人しかいないとされる超能力者の第四位。能力名は『原子崩し』。
全身から凄いビームを出す事ができる。
学園都市の最深部、暗部組織『アイテム』のリーダー。一応は学生だが、不登校である。高2。
基本的には頼れるお姉さんと言った感じだが、ブチ切れるととんでもなく残忍でおっかない人格が飛び出してくる。
思い込んだら一直線。このssではそれが上条さんへの殺意へと向いている。いい迷惑である。
好物は鮭。鮭が無いと機嫌が悪くなったり暴れたりする。もはや鮭中毒。
ヤンデレかつターミネーターで、人を殺す事に何のためらいもない危険人物。
上条さんが関わる事で、何か変わるのか……

滝壺理后（14）
職業：学生、暗部　主な戦闘手段・能力：能力追跡
ピンクジャージにおかっぱ黒髪の、いつもどこからか信号を受信してぼーっとしている天然系または無表情癒し系の少女。
能力は『能力追跡』。まあ色々あって学園都市の中では凄い能力。
簡単に言うと能力者をどこにいても発見できて、その能力を奪ったり与えたりできる。
ただそれをするためには『体晶』という人体に害を与えるものが必要なので、基本的にはただの少女。
……ただの少女といっても>>339のような怪力を発揮する事もある。少しヤンデレ気味な所も?
暗部組織『アイテム』に所属。役割としては後方支援。
むぎのんと同じく不登校。中2。
ちなみに、このssに出てくる人たちの年齢設定には特に意味はないです。基本的に原作準拠、ただ、「そんな感じかな―」っていう>>1のイメージなんで。

394 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:12:49.02 ID:sejFIjEN0

絹旗最愛(12)
職業：学生、暗部　主な戦闘手段・能力:窒素装甲
茶髪、ショートヘアーで、丈の短いワンピースを着用。
かなりぎりぎりのラインだが、角度を計算しているので見えそうで見えない、らしい。
能力は『窒素装甲』。空気中の窒素を操って鎧のようなものを作り出す。
暗部組織『アイテム』に所属。能力を生かして前線で戦う。
同じく不登校。小6。というか暗部組織に所属していて学校に行っている人間は数少ない。
B級C級の映画が好き。よく映画館に通っている。
多少の変なところもあるが、アイテムの中では常識人に分類される。
もあいじゃないよ、さいあいだよ。

フレンダ＝セイヴェルン(14)
職業:学生、暗部　主な戦闘手段・能力：爆弾、爆薬類、近接格闘
金髪碧眼の女子中学生。制服っぽい服を着ている。
暗部組織『アイテム』に所属。レベルは不明。
ぬいぐるみに隠した爆弾や、小型対戦車ミサイル、ビニールテープに偽造した爆導テープ、揮発性の高いガス爆弾など、大量の爆薬類、どう考えても服には収納不可能な道具を使う。
明るく元気な性格で、アイテムの事も友達感覚。
肝心なところで多くの失敗を犯す。おっちょこちょい気味。

395 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:13:23.35 ID:sejFIjEN0

投下終了！
昨日は来れなくてすいませんでした！

396 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/05(日) 11:15:56.64 ID:x7j4aTOF0

乙
ステイルくん涙目っていつものことか……

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:16:38.82 ID:2wEYcRNZ0

だいじょうぶ、代わりに今日もう一度投下してくれることを>>1に期待して待ってる

398 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:18:58.60 ID:wttrKJo5o

乙

399 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:19:31.48 ID:sejFIjEN0

>>397　えー。じゃあちょっと書いてきます。

400 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:22:07.94 ID:2ao0IMfH0

おつおつ

401 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/05(日) 11:22:47.64 ID:x7j4aTOF0

あー、またかまちーの親戚か

いいぞもっとやれ

402 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:27:44.21 ID:sejFIjEN0

かけたー。
と言っても頭の中じゃ既に完成してたんですけどね。
最終話が終わったら投下する予定だった小ネタ。

403 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:31:09.69 ID:sejFIjEN0

くぅ～疲れましたw これにて完結です！
実は、ネタレスしたら続きの話を持ちかけられたのが始まりでした

本当は話のネタなかったのですが←

ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw

以下、神の右席達のみんなへのメッセジをどぞ

アックア「みんな、見てくれてありがとうなのである
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでなのである！」

フィアンマ「いやーありがと！
俺様のかわいさは二十分に伝わったかな？」

テッラ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいですねー・・・」

ヴェント「見てくれありがとな！
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ！」

上条「・・・ありがと」ﾌｧｻ

では、

アックア、フィアンマ、テッラ、ヴェント、上条、俺「皆さんありがとうございました！」

終

アックア、フィアンマ、テッラ、ヴェント、上条「って、なんで俺くんが！？
改めまして、ありがとうございました！」

本当の本当に終わり

404 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:31:42.24 ID:sejFIjEN0

こんなのですね。
今から考えたらラストがコレって。

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:38:19.09 ID:2wEYcRNZ0

なんかごめんなさい！

ほんとに終わりってことじゃないですよね！？

まだまだ続きますよね！？

今からむぎのんに喧嘩売ってきますから続けて下さいお願いします！！！！

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:39:04.49 ID:wttrKJo5o

これがラストにならなくて本当に良かった（小並感）

407 ： よらや [sage]：2013/05/05(日) 11:41:58.79 ID:gz/ehR9To

なんでやミコッちゃんは優しい子やろ！学舎の園でも人柄込みで慕われまくりやろ！…… まあ上条さんが絡むとアレだけだけども

周りが見えないけど一生懸命なだけなんです(´・ω・`)

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:44:02.42 ID:gz/ehR9To

気づいたら意味がわからんコテがついとった。なんだよよらやって

409 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 11:47:43.95 ID:sejFIjEN0

つづきますよ！？
小ネタですよ！？

410 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 11:54:07.97 ID:wttrKJo5o

>>407
だからこそ、それが少しずつ上条さんとの交流を通して判明してくるのが良いんだろうが
でもこの頃は流石にお子さまな感じが抜け切ってない方が自然な気もする

411 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 12:00:54.17 ID:2wEYcRNZ0

よかったー。

というわけでむぎのんさっきのは無しで…え？だめ？
ちょ…待って…そんなでっかいの喰らったらメドローア喰らったシグマになっちゃうって…ギャー！！！！

412 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/05(日) 12:01:48.66 ID:x7j4aTOF0

初期はモブで終わるはずだったのにね……　ﾎﾞｿ

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 12:35:22.20 ID:dWWbl8E4o

上条「・・・ありがと」ﾌｧｻ

ﾌｧｻできるほど髪長くないだろｗｗ

え、もしかしてローマの幻想殺しはロンゲ･･･？

414 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 12:39:58.52 ID:LnEP6Yl6o

上嬢さんである可能性が

415 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 13:10:29.16 ID:SjmI+API0

ローブの裾だろ言わせんな恥ずかしい

416 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/05(日) 13:23:27.85 ID:x7j4aTOF0

もしかして　つかっこつけ

417 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:13:42.93 ID:re77GDrK0

むぎのんまじ怖いBB...おっと誰か来たようだ

418 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:25:48.61 ID:2ao0IMfH0

幻想殺し＋アックアさん直伝の戦闘力＋変則魔術
上条さんチートすぎｗｗ

419 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:31:52.82 ID:qqnsOKCDo

幻想殺しだけで、神の右席と戦ってたからなぁ…
もはやオーバースペックだな

420 ：つつ [saga]：2013/05/05(日) 16:39:38.91 ID:sejFIjEN0

皆さんに一つ質問があります。

表現の一つとして改行を大量にしたいのですが、
多分レスを大量に食います。
しかも内容は当然少ないです。

そんなことしてもいいのでしょうか?

421 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:40:40.10 ID:re77GDrK0

俺は大丈夫だよ

422 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:41:50.78 ID:wttrKJo5o

私も別に構わない
改行なんてよくあること

423 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:43:45.14 ID:aeCv/Z6fo

問題ない。やりたいようにやって。

424 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:45:12.04 ID:jN2AOS/lo

やりたいようにのびのびと

425 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 16:58:55.55 ID:nelTTsZAO

お好きなようにー！

426 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 19:17:24.84 ID:wftXXJSu0

この小ネタの元ネタなに？

427 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/05(日) 19:31:21.91 ID:hGUNDjyXo

これでも読んどけ
http://www.logsoku.com/r/news4vip/1352631803/

428 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/06(月) 13:56:07.13 ID:mIB8H81O0

とある中学女子学生寮
吹寄「む、能力の上がるガム、ねえ……」
健康オタクの少女、吹寄制理は、テレビを見ながら朝食を取っていた。
吹寄「どうしようかしら?こういうのははずれが多いけど……」
吹寄「いや、毎回騙されてるし、今回はやめておきましょ。ニュースニュースっと……」
ピッ
テレビを学園都市内のニュース番組に変える。
するとそこには、『英国王室学園都市来訪!』という見出しが大きく出ていた。
吹寄「へえ、イギリス王室ねえ……何かイギリスと学園都市の間に問題ってあったっけ?」
記者『今回学園都市に来た目的なようなものは?』
？『メインは観光だし。ただ、知人がここに学園都市にいるから、ついでにあって行く予定だし』
？？『そんなこと言いながら、楽しみにしてましたよね？お姉さま。彼に会うのを』
？『余計なこと言うなし！お前は黙ってればいーの！』
吹寄「流暢な日本語を話すのね、この二人。イギリスの第二、第三王女よね？」
記者『ずいぶんと日本語がお上手ですが、どこかで学ばれたものですか？』
？『ん。知り合いに教えてもらったの』
記者『その知り合いが日本に？』
？『そうだし。あいつもわざわざイギリスから来てやったんだ。泣いて喜ぶだろーな』
記者『その知り合いとの関係は？』
？『関係……？んー、悪友、だし？』
記者『悪友、ですか？』
？『まあ一緒にバカやった仲だし』
吹寄「へー。英国王女とバカやった仲、ねえ。よっぽどの凄い人なんでしょうね」
記者『ほほう、英国王女とバカやった仲。ずばり、その人の名前は！』
？『答えるわけないし』
記者『ですよねー』
？『まあヒントをやるなら……不幸？』
記者『不幸……ですか?』
吹寄「………いや、不幸な奴なんていくらでもいるでしょ。うん。考えすぎよね」
?『あとは……ウニ頭?』
吹寄「……うん。不幸でウニ頭な奴なんて学園都市２３０万人の中だったらいっぱいいるわね」
?『後は……女たらしだし?』
記者『お、女たらしですか。それは良い事なのでしょうか?』
?『本人が自覚してないからな。良いも悪いもないだろー』
記者『は、はあ……』
吹寄「………いや、ないでしょ。確かにあいつは外国人の知り合いが多いみたいだけど、イギリス王女とは……』
???『キャーリサ。上条当麻への贈り物を私に持たせるなー』
?『ちょ、母上!?言っちゃだめだし!!』
その瞬間、吹寄制理は机をけり飛ばしていた。
またか。
またか。
またなのかあのヤロウ。
吹寄「上条当麻―――――――!!!!!!」
英国王室と幻想殺しが交差する時、物語は始まる!!
とあるローマの幻想殺し・第７話
　　　　『英国王女は幻想殺しの夢を見るか?』
　　　　　　　　　　　第一部
　　　　　　『やってきたのは英国王女』
―――とある中学
吹寄「か～～～～み～～～～～じょ～～～～う～～～～～!!!!!」
上条「げほぉぁ!!!」
青ピ「KA～～～～MI～～～～～YA～～～～～～N～～～～～～～～!!!!!!」
上条「がっはぁぁ!!!!」
土御門「くたばれにゃーーーーーーー!!!!!!!」
上条「ぐっ、がああああああああああ!!!!!」
ノーバウンドで教室の端から弾き飛ばされ、肺から空気が全て排出される。
クラスメイト1「で、出た―ノーバウンドで吹っ飛び奴ーーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
クラスメイト2「だが許すな!!英国王女にまでフラグを建築した疑いのある上条を許すな！！」
クラスメイト3「大体どうやって接点を持ったんだボケェ！！」
上条「いだだだだだだ！！！ちょ、急になんだよてめえら！！！」
複数人のクラスメイトからタコ殴りにされる上条。
常人なら痛みで気絶していてもおかしくないレベルだが、痛いで住むあたり、流石上条。
青ピ「カミやん。これから断罪を始める」
上条「え！？あれは断罪じゃないの！？」
吹寄「あれは軽いジャブよ。貴様の罪に比べたら水素原子と地球の重さくらい軽いわ」
上条「ええ！？」

429 ：つつ：2013/05/06(月) 13:56:45.00 ID:mIB8H81O0

･････････え？

書き込みが終わりました？

え？

430 ：つつ：2013/05/06(月) 13:57:19.48 ID:mIB8H81O0

宇和アアアアアアアアアアアアぁアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああアアああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

431 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 13:57:32.25 ID:+K0UREED0

なにこれ？

432 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:00:28.60 ID:M8U248RJ0

カオスwww

433 ：つつ：2013/05/06(月) 14:00:41.67 ID:mIB8H81O0

ごばくです。
スルーで。超無視で。
見無かった事で。
まったく気にしないで下さい。

434 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:01:13.51 ID:BwgQbazv0

落ち着きたまえ

435 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:03:57.07 ID:wiTUAXCOo

お、おちち、つけようぜ、

436 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:06:18.33 ID:msnzGn/fo

俺のログにはイギリス王室なんて残ってないぜ

437 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:08:05.29 ID:+K0UREED0

おのれ魔術師っ！！！

438 ：つつ [saga]：2013/05/06(月) 14:10:17.09 ID:mIB8H81O0

うう……第七話とかまだまだ先なのに……

ホントなかった事にしといて下さい。
第三話も完成してないので。

439 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:39:46.56 ID:jutWpca/o

くそっ！また魔術師か！

440 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:40:45.90 ID:BwgQbazv0

おのれ…魔術師!!!

441 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 14:41:54.82 ID:jrDpGfaNo

なにもみてないもんっ

442 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 15:45:36.48 ID:oPgam8520

だ、大丈夫、これは幻想だから
そげぶすればいいだけだから

443 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 15:58:41.78 ID:fU21qZ3B0

逆に考えるんだ

次回予告みたいなものだと
その内容が第７話のものと言えるだけの構想や書き溜めが既にあるんだと
そこに至る経緯がその前後で語られるんだろうと
従ってネタ切れでエタることは当分ないだろうと

そして「すいません間違えました」で通して全く違った話を作るのも
作者様の裁量の範疇

書きたいように書いてください作者様

444 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 18:25:28.06 ID:sPa0RTGJ0

スターウォーズの映画だって順番めちゃくちゃだったから大丈夫だと思うよ（震え声）

445 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 18:37:58.25 ID:pWi1DWw90

またかまちーの親戚さんかよ
大好きだから完結はさせてね

446 ：つつ [sage]：2013/05/06(月) 18:57:19.69 ID:mIB8H81O0

今頑張って書いてます。
……ほんとミスったなぁ。
ちょっと気分転換にレス返しを。

>>396　ステイル君のイノケンティウスと上条さんのドームの魔術は同じくらいのレベルの魔術です。
　上条さんはその準備に数分かけて、ステイル君は数秒で準備が終わるので、そこまで涙目という訳でもないです。

>>413　トゲトゲ頭を頑張ってファサッてしてます。

>>443　頭の中でさんざん妄想をしてたので、構想だけはかなりしっかりしてると思います。
　ただ書く時間がなぁ……

>>445　とりあえず完結まではある程度道筋はできているので。
　エタらないように頑張ります。

それと、これからこういう呟きの時は下げて、投下の宣言や予告はあげておく事にします。

447 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 20:11:41.13 ID:f2dbdCZoo

聖書も時系列順じゃないからな

448 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 20:13:16.21 ID:jrDpGfaNo

そ、そうなんだぜっ

気にせず次に行っちゃってくれ

449 ：つつ [sage]：2013/05/06(月) 22:01:25.70 ID:mIB8H81O0

やべぇ･･････
第三話が全然筆が進まない･･･････

一方編とキャーリサ編ばっか書いてしまう･･････
第三羽は投下が遅れるかもしれません･･････

450 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 22:03:18.43 ID:jrDpGfaNo

ま、待ってるんだぜっ

451 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/06(月) 22:13:57.12 ID:54dwq11no

大丈夫、待ってるから

452 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/07(火) 01:36:33.44 ID:To9CW6xf0

報告してくれるだけでもありがたいよ

453 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/07(火) 17:15:34.33 ID:kecRyB4F0

本当本当
なんの報告もなしに消えちゃう人とかいるからねー

>>1頑張れー！楽しみにまってるぞー

454 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/08(水) 05:34:01.52 ID:McwjXfwE0

急に第７話とか言われたからか、２作目なのにエピソード７とか言ってたタクティクスオウガ思い出した。古い記憶だが

455 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/08(水) 12:27:05.01 ID:88a8OFX0O

>>454

縺翫∪縺翫ｌ

456 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/08(水) 13:36:03.28 ID:EKOb+2who

>>455を解読すると

「う○こしたい」になる、でしょう

457 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/08(水) 23:44:23.00 ID:77lAt71R0

お願いします続き書いてください
なんでもしますから

458 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/08(水) 23:58:05.43 ID:1svps5tC0

>>457
まず sageろ

459 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 07:54:02.05 ID:1PcHyPr1O

二度と書き込まないでくれ

460 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 18:01:23.89 ID:/KtQMWme0

>>457
黙れ

461 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 18:08:52.49 ID:Zcr+E/rFo

>>457
一生ROMってろ

462 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 20:59:13.51 ID:MTWVXhDb0

三日以上投下できないのはなんかイラっと来るので、今日投下出来るように頑張ります。
小ネタですけど。

463 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 21:00:12.69 ID:MTWVXhDb0

あとちょっと荒れ気味ですね。
見ている方はおそらくあがっているのを私が来る合図とおもっている方が多いので、下げていただくと有難いです。

464 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 21:04:17.27 ID:wFSV5JgG0

待ってました！
楽しみです！！

465 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 21:28:09.57 ID:RpzqTvwlo

気に入らないのは分かりますが同じような事を何度も重ねて書き込む必要はありませんよ
返答は不要です

466 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:06:58.35 ID:MTWVXhDb0

ひゃっはー投下の時間だー。
すごい眠いなか書いてたので、誤字脱字、妙な文章があるかもしれません。
指摘していただけば直します。

467 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:07:54.32 ID:MTWVXhDb0

オリアナ「はあ・・・・・・憂鬱だわ・・・・・・」

とある昼下がり。
オリアナ＝トムソンはローマ清教女子寮の食堂でため息をついていた。

アニェーゼ「あれ？オリアナさんじゃねーですか」

オリアナ「あれ？そういうあなたはアニェーゼちゃんじゃない」

アニェーゼ「ちゃんずけは止めろってるでしょーに。それで？何でこんなところにいやがるんですか？」

オリアナ「あら。おねーさんが居たら問題？」

468 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:08:36.93 ID:MTWVXhDb0

アニェーゼ「まあまいどまいど上条サンに迫っては撃墜して憂鬱になってるのを見せられちゃあ」

オリアナ「うっ・・・・・・仕方ないじゃない。だってあそこまで何の反応も示さないなんて、女としては来るものがあるのよ」

アニェーゼ「まあその気持ちはわからねえでもないですが」

オリアナ「私、自分で言うのもなんだけど、結構美人だとおもうのよね？」

アニェーゼ「・・・・・・でしょうね」

オリアナ「スタイルもかなりいいとおもうのよ」

アニェーゼ「むかつきますがそうですね」

オリアナ「それで、肌を露出して迫った結果が『アレ』よ？」

アニェーゼ「ああ、あれは大爆笑でしたね」

469 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:09:32.02 ID:MTWVXhDb0

～～～回想～～～

―――上条の部屋

オリアナ「ねえボーヤ。お姉さんとイイコト、しない・・・・・・？」

上条「ん？オリアナか。久しぶりだな。元気か？」

オリアナ「・・・・・・え、私の格好はスルー？」

彼女はコートの第二ボタン意外をすべて外し、ジーンズをぎりぎりまで下ろした露出の多い格好（ようするに大覇星祭の時のアレ）をしていた。

470 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:10:00.25 ID:MTWVXhDb0

上条「またそんな露出の多い格好してんのか。風邪ひくぞ？」

オリアナ「え？ちょ・・・・・」

上条「ほれ、ボタンもちゃんと閉めろ。うら若き乙女がそんな肌をあんまり肌を見せるんじゃありません」

そういいながらボタンをコートのボタンを閉めていく上条。

オリアナ「・・・・・・・・・て、撤退！」

上条「あ、おい！待てよ！ボタン閉め終わってないぞ！」

471 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:10:28.15 ID:MTWVXhDb0

～～～回想終わり～～～

オリアナ「ほんとにあの子、性欲ないのかしら？」

アニェーゼ「ないって言われても違和感を感じないくらいですねえ」

オリアナ「そこで私は考えました。何故あの子が性欲がないのか」

アニェーゼ「本人が禁欲してるんじゃねぇですか？」

オリアナ「そして結果的に、精神が安定している昼だから、という結論に至りました」

アニェーゼ「はぁ？」

472 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:10:58.24 ID:MTWVXhDb0

オリアナ「あの子も人間なんだから、性欲はあるとおもうのよ。それを抑えてるだけで」

アニェーゼ「かもしれません」

オリアナ「だったら、寝込みを襲えばいいじゃない？」

アニェーゼ「ぶっ！ね、寝込みを襲うですか！？」

オリアナ「襲う、って言っても実際にセッ○スするわけじゃないわ。ただちょっとエロい格好して迫ってみるだけ。だけど寝起きだったら効果あるかもしれないじゃない？」

アニェーゼ「確かに･････一理ありますね」

473 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:11:44.25 ID:MTWVXhDb0

オリアナ「というわけだから今日はちょっとボーヤの部屋の前に張り込むけど、ジャマしないでね♪」

アニェーゼ「･････まあいいでしょう。いい結果なら私の希望にもなりますし。ただし！」

オリアナ「実際に手は出さないわ。それはまた今度の機会に」

アニェーゼ「ならいいです」

オリアナ「じゃあね～～～」

アニェーゼ「って、また今度の機会！？」

････････････････････

474 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:12:17.13 ID:MTWVXhDb0

PM11:00、上条当麻の部屋の前

オリアナ(よし、そろそろ眠るはずね)

PM11:00、と言ったら早すぎるとおもうかもしれないが、聖職者の朝は早いのだ。
例えばアニェーゼやルチアは10時には寝るし、アンジェレネは9時にはもう寝ている。
あのフィアンマでさえ１１時までには寝るのだ。
その代わり皆５時には起きているが。

上条「――――――♪」

オリアナ(鼻歌を歌ってるわね･･････あれは･･････スペイン語の本？)

上条「――――――･･････？」

オリアナ(勉強かしら？えらいわね）

上条「―――――――～～♪」

475 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:12:46.77 ID:MTWVXhDb0

オリアナ(ただ夜更かしはよくないわよ。早く寝なさい)

･･･････････････

PM12:00

オリアナ(眠くなってきたわね･･････そういえば最近飛行機の中でずっとあの子のこと考えてるから寝てないわ)

上条「････････！････････････！！」

オリアナ(漫画かしら？早く寝なさいよ！)

上条「―――――――――ｗｗｗｗｗｗｗ」

････････････････････････････

476 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:13:22.55 ID:MTWVXhDb0

AM2:00

オリアナ(ぐっ･･････コーヒーもなくなってきたわ･･････）

上条「･･･････････････ｗｗｗｗｗｗ」

オリアナ(パソコンやってないで早く寝なさいよ！！成長期でしょ！？)

上条「――――――――ｗｗ」

オリアナ(ヤバイ、凄い眠いわ･･･････だけど眠るわけには･･･････)

上条「･･････････････！？」

･････････････････････････

477 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:13:51.65 ID:MTWVXhDb0

AM3:30

オリアナ「zzz･････････」

上条「ふう、トイレトイレっと･･････あれ？オリアナ？」

オリアナ「zzz･･････」

上条「何でこんなところに･････って寝てる？」

オリアナ「zzz･･････」

上条「やれやれ･･････こんなところで寝てたら風邪ひきますよーっと」

そういうと彼は彼女をお姫様抱っこし、自室のベットへ運ぶ。

478 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:14:48.41 ID:MTWVXhDb0

上条「まだまだ子供ですなー、オリアナさん」

上条「さて、今日はどこで寝ましょうかね･･････」

上条「･･････もうココでいっか。眠いし。ソファにでも横になってよ」

そうしてローマの夜は更けていく･･････

･････････････････････････････････････

479 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:15:35.10 ID:MTWVXhDb0

AM5:30

オリアナ「･･････！！！」ﾊﾞｯ

オリアナ「あー･･････結局寝ちゃったわ･････」

結局寝てしまったようだ。

仕方ない。夜這いはまた今度の機会にしよう。

それにしても、なんで先程から私の頭をなでている･････････

上条「お。起きましたか、オリアナさん」

オリアナ「！！！！？？」

上条当麻が何故か私の髪を膝枕でなでているのだ！？

え！？

なんで！！？

480 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:17:04.47 ID:MTWVXhDb0

オリアナ「ちょちょちょ･･････何で！！？」

上条「ん？コレか？イヤー、なで心地がよさそうだったから」

オリアナ「な･･････な･･････な･･････」

上条「なでたらなんか気持ちよさそうにしてたし」

オリアナ「え･･････え･･････」

上条「まったく。何だってあんなところに寝てたん「て、撤退ーーー！！！！！」え？」

高速で部屋から出て行くオリアナ。

上条「････････？」

上条（なんだったんだ・・・・・・？）

････････････････

481 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:17:39.86 ID:MTWVXhDb0

オリアナ(失敗した失敗した失敗したー！！！)

顔が真っ赤になってダッシュするオリアナ。
当然、非常に目立つ。

アニェーゼ「ちょっと待ちやがれです！！何で顔を赤らめてるんですか！？」

オリアナ「うるさい！ちょっと今黙ってて！！！」

アニェーゼ「結果は！？上条サンはどうなったんですか！？」

オリアナ「あーーーもう！！ちょっと今は黙っててー！！」

ローマは今日も平和です。

482 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:18:11.26 ID:MTWVXhDb0

　　　　　　「おりあなねーさんの憂鬱」
　　　　　　　　　　　完

483 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:19:28.63 ID:MTWVXhDb0

プロフィール

魔術師

オリアナ=トムソン（17）

職業：運び屋　主な戦闘手段･能力：速記原典
元ローマ清教の魔術師で、金髪ドリルのグラマラスなお姉さん。
存在自体がセクハラ、と称される事もあり、実際にかなりセクハラ気味。
いつも露出の多い格好をして、卑猥な言動をしている。
だがそれは敵を惑わすためで、普段は普通のおねえさんである。
完璧なまでに色仕掛けに反応しない上条さんに、女としての自信を失くしかけです。
上条さんは聖人です。本当に聖人です。だから仕方ないのです。
速記原典という五大元素（文字とそれを記す色）と、様々な座相法則、ページ数の数秘的分解の組み合わせで、無数の魔術パターンを構築・操作することが可能。
ちなみに上条さんのお札はコレがモデルだったり。

484 ：つつ [saga]：2013/05/09(木) 22:19:56.62 ID:MTWVXhDb0

おわりー
ちょっと短いですね、本編頑張ります。

485 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 22:27:32.73 ID:wFSV5JgG0

乙です！

本編も楽しみに待ってます

486 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 22:29:29.36 ID:5ad6HCfD0

乙です

487 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 22:29:47.68 ID:78iVwk2v0

乙
上条さん鉄壁すぎる

488 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 22:37:15.04 ID:jv/11Leo0

乙
これはリトさん以上の聖人である
もはや不能なんじゃないかと思えるくらい

489 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 22:43:05.30 ID:6QK/9wYmo

乙したー

オリアナさんが乙女やん可愛いやん

しっかし上やん聖人やなぁ･･･

490 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 23:12:53.62 ID:9h8QeGFo0

あれ？歩く18禁さんが可愛い?

491 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 23:17:21.78 ID:N6LrTCTp0

ここまで可愛想だとオリアナスレを立てたくなってくる
なっただけ

492 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/09(木) 23:42:27.15 ID:3lNQP+4h0

>>491
んな事言わずにはよ

493 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 10:17:33.60 ID:I2b53ZTHo

スレ立ってたのか！
総合の時から期待してたぜ！

494 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 17:57:22.45 ID:z5rHB2lDO

乙
結局上条さんはいつ寝てるんだ……

495 ：つつ [sage]：2013/05/10(金) 20:05:23.76 ID:aZXv1bNm0

>>487-489
上条さんは聖人です(マジ顔)。

>>489-490
オリアナさんは普段は可愛いと思います。
逆に迫られてあたふたしたりすると思うのです。

>>491
オリアナさんスレ少ないですよね。
もっとたてばいいのに。
というかマイナーカップリングすれもっと立たないかなー。
魔術サイド少ない･･･････

>>493
期待していただき有難うございます！
その期待に沿えるように頑張ります！

>>494
上条さんはその気になれば3日完徹ぐらい出来ます。
普段は2～3時間ぐらい寝ます。
あと休日にのんっびり昼寝とか。
あ、小ネタで書きましょう、これ。

496 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 20:12:41.24 ID:zudfavCz0

ところでこの上条さんには魔法名はないんですか？

まあ魔法名をわざわざ名乗らなくても、たいていの敵には楽勝でしょうけど。

497 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 20:44:11.24 ID:5fnjG5BWo

睡眠時間2-3時間て･･･

やっぱ、聖人ってスゴい(o･д･)

498 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 20:51:54.84 ID:+qU1nlEjo

若干綾崎ハヤテインストール。正直ハヤテ君ぽい上条さんは妄想してたからマジ嬉しい

499 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 21:05:39.07 ID:0fbQGoMY0

お昼寝にはぜひオルソラさんを！

500 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 22:28:55.51 ID:W0E8ZxlM0

ばっきゃろう気付いたらみんな添い寝してるパターンだろうが

501 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 22:30:42.70 ID:kl2wkOM8o

でもこの上条なら、みんな寝ぼけてるんだなくらいで、それぞれの部屋に送ったりするんだろうな

502 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/10(金) 22:35:52.73 ID:XVPg6Fzw0

>>501
両手両足を抑えられていて動けないという可能性も

503 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 09:56:52.30 ID:CBrIZrO90

>>500,502
オルソラの膝枕、右腕にルチア、左腕にヴェント、右脚にオリアナ、左脚にリドヴィア、体の上にアニェーゼ＆アンジェレネ

こんな感じか？

504 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 19:12:53.97 ID:GIIRXadF0

今日小ネタ投下出来るように頑張ります。
頑張ります。
まだ5行ぐらいしか書いてないけど頑張ります。

505 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 19:17:46.02 ID:GIIRXadF0

>>496　上条さんは滅多に魔法名を名乗りません。
このスレでも片手で数えられる程度しか名乗らない予定です。

>>497　上条さんは神の加護を受けた意味での聖人ではなく、精神的な意味で聖人です。
よって睡眠時間の少なさは完全に上条さんの体力がとんでもないだけです。

>>498　ハヤテのごとくは読んだ事はないのでよく分かりませんが、願望をかなえられたのなら嬉しいです。

>>499-503　ご期待には添えないかもしれません･････
今回はあまりキャラを出す気はないので

506 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 19:20:26.81 ID:CBrIZrO90

待ってまァす

507 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:09:53.44 ID:GIIRXadF0

さて、投下。
あまり書く時間がなかったので小ネタの半分ほど。
ああ、自分のパソコンが欲しい。

508 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:10:20.42 ID:GIIRXadF0

とある日。

フィアンマ「おい上条、お前たまには休め」

上条「えー、別に休めなくても大丈夫だぞ？」

フィアンマ「夜中の1時くらいまで仕事で起きていられるとこちらにも迷惑だ。寝ろ」

上条「あー迷惑か・・・・・・だけどたいして仕事してないぞ？パソコンやったりもしてるし」

フィアンマ「ローマ正教に寄せられた苦情がいつの間にかなくなってたりするのだが」

上条「いやだって・・・・・・自分のせいな部分もあるわけじゃん？」

509 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:10:47.96 ID:GIIRXadF0

フィアンマ「やれやれ・・・・・・とにかく明日･･････いや、明日はお前はベネツィアに行くから明後日一日は休日だ。仕事と布教は禁止。リラックスしろ」

上条「・・・・・・リラックスの内容が布教ってのは？」

フィアンマ「ナシだ。自分の為に動け」

上条「やれやれ・・・・・・休日の行動を指定されるなんて、とんだ休日ですよ」

フィアンマ「というかこの寮の付近に居るな。絶対にトラブルに巻き込まれるから」

上条「・・・・・・否定できない」

510 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:11:30.44 ID:GIIRXadF0

翌日

AM4:30

ーーー上条当麻の自室

聖職者の朝は早い。

上条「明日は仕事しちゃダメなんだよなー」

赤いジャージ(ローマ正教御用達)からいつもの黒いローブに着替えながら、今日のヴェネツィア行きについて考える。

上条「サン･マルコ大聖堂に行くのは久しぶりだなー」

歯を磨き、顔を洗い、朝の祈りを済ませる。
さて、とりあえずご飯にしよう。

511 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:12:07.65 ID:GIIRXadF0

AM5:00

ーーーローマ正教寮食堂

オルソラ「おや、上条様。おはようございます」

上条「おはよう。いい匂いしてるな。パスタか？」

オルソラ「今日はいい天気でございますね」

上条「そうだな」

オルソラ「ええ、今日はオリーブ風味のパスタでございますよー」

上条「それは楽しみだ。オルソラの料理は絶品だからな」

512 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:12:54.02 ID:GIIRXadF0

オルソラ「洗濯物がよく乾きそうな天気です。散歩をしたくなりますね」

上条「だなー。と言っても今日は用事があるけど」

オルソラ「まあまあ絶品だなんて」

上条「いや絶品だよ。いただいていくぞ？」

オルソラ「おや、今日は何か御用が？」

上条「ちょっとヴェネツィアの教会にあいさつ回りにな」

アニェーゼ「・・・・・・・相変わらずよくあの会話のペースについていけますねぇ・・・・・・」

うん、やっぱりうまいな。

さて、ヴェネツィアでは何をしようか。

まあ行ってから考えよう。

513 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:13:34.40 ID:GIIRXadF0

AM5:30

上条「いってきまーす」

寮を出る。

とりあえず町に。

上条「朝の町は気持ちいいですなー」

少し霧が出ている。

ひんやりしていて気持ちいい。

上条「春はいいのう･･････暑すぎず寒すぎず」

とりあえず駅へ向かう。

電車に乗らなきゃな。

514 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:14:02.84 ID:GIIRXadF0

AM7:30

電車に乗る。

のんびり車窓から外を眺める。

到着まであと三時間。

ネットもつながらないし、スペイン語の勉強でもしておこう。

やっぱり多くの言葉を使えなければ魔術師としての仕事はしにくいからな。

何故か英語はともかく日本語を話せる人が多いけど。

学園都市の影響？

515 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:14:30.84 ID:GIIRXadF0

AM11:00

上条「やっと着いた･･････」

酔った。

死ぬ。

死んじゃう。

音速を超える戦闘でも大丈夫なのにせいぜい80kmで酔うとは･･････

教会へ避難。

うえゑ･････吐きそうだ･･････

516 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:14:58.96 ID:GIIRXadF0

AM12:00

神父1「コレは上条さん、お久しぶりです。今日はどんな用件で？」

上条「上司の指示で、教会の見回りですよ」

仕事開始。

今日だけで10個以上教会を回らなきゃいけないからな。

まあ多少ハードになるだろうけど大丈夫だろ。

多分。

517 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:15:34.92 ID:GIIRXadF0

PM10:00

神父「ご苦労様でしたー」

シスター「またきて下さいねー！」

上条「はは･･･は･･････」

大丈夫じゃなかった。

全然大丈夫じゃなかったぜ。へへ。

何でよりによって過激派魔術組織の魔導具を見つけるんだ。

おかげで被害はなくせたけど首謀者をぶっ潰すためにそこらじゅう走り回る羽目になった。

仕事しながら魔術師を狩る。

ハードスケジュール過ぎる。

不幸だ。

これは明日の休日も有難いかもしれない。

今日はもう寝てしまおう。

うん。

518 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:16:08.08 ID:GIIRXadF0

翌日･･････････････････

519 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:16:47.49 ID:GIIRXadF0

AM8:30

上条「んー。いい天気ですねー」

昨日と同じく今日もいい天気だ。

･･････ちょっと寝すぎた。

まあ休日だしいいよね！

さて、何をしようか。

とりあえず街に出よう。

上条「まあ知り合いも居ないだろうし、のんびり観光して回ろうか」

520 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:17:28.34 ID:GIIRXadF0

AM9:00

船頭「お、上条じゃねえか！元気してるか！」

･･････前言撤回。

知り合いはやっぱりどこにでも居るようだ。

船頭「おいおい、そんないやそうな顔するなよ。俺とお前の仲だろ？」

このいかついおっさんはゴンドラの船頭をしている。

少し魔術も扱えるおっさんだ。

ちょっと前に魔術関連のトラブルで助けて、それ以来親しくなった。

なったはいいのだが、やたらと馴れ馴れしい。

まさか･･････

上条「homosexual？」

船頭「発音がいいのがむかつくなぁオイ」

521 ：つつ [saga]：2013/05/11(土) 23:17:58.03 ID:GIIRXadF0

前編終了。
続きはまた明日。

522 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/11(土) 23:18:56.89 ID:LnizoeMTo

乙

523 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 23:19:52.41 ID:tvv56kCXo

乙
上条さん何言ってんだwww

524 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 23:24:16.76 ID:L6YNaOSJo

乙したー

オルソラさんの特殊ルールについて行ける上やんマジパネーッス

525 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 23:24:30.23 ID:w6Em82K30

完璧超人な上条さんの唯一の弱点が乗り物酔いか。

526 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/11(土) 23:53:08.27 ID:Ap2ZD3vf0

聖人もhomoには敏感なんだな

527 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/12(日) 15:03:40.76 ID:7Aoq0bUS0

ローマ正教の寮は男女共同なのか

528 ：つつ [saga]：2013/05/12(日) 16:23:11.10 ID:1LOyqqHT0

>>526　上条さんの思考回路としては、原作のように自分に惚れるような女の子が居るはずがない、
ではなく、聖職者の自分に迫ってくる女なんて居るはずがない、という思考回路です。
つまり、ホモは迫ってくる事もあるかな。って感じです。
上条さんは同性愛でもいいんじゃね派です。

>>527　食堂は共同です。

529 ：つつ [saga]：2013/05/12(日) 16:23:40.15 ID:1LOyqqHT0

今日は9時から10時くらいの投下になるとおもいます。

530 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/12(日) 16:27:15.08 ID:++0SaK3ho

同性愛こそ重罪だった気もするがね

531 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/12(日) 20:53:56.51 ID:ORZ6byBJ0

>>529
乙ですの！！

532 ：つつ [saga]：2013/05/12(日) 22:59:00.26 ID:1LOyqqHT0

きょ、今日は無理でした。
すいません、しかもそろそろテスト期間なので、更新は遅めになるかも･････

533 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/12(日) 23:01:53.53 ID:ORZ6byBJ0

>>532
まぁ待つのにゃ慣れてっから気にすんな！それよか試験勉強の方を頑張り給え！

534 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/12(日) 23:03:02.75 ID:7Aoq0bUS0

無理しないでゆっくりでもいいので頑張って下さい

535 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/15(水) 19:42:42.94 ID:ESQUhkK0o

おやおや復活いたしましたかねー

536 ：つつ [saga]：2013/05/15(水) 22:52:08.01 ID:VTHr9hLF0

よし、明日投下します。
三日以上あけちまったです･･････

537 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/15(水) 22:52:47.86 ID:+LopXR+Uo

把握

待ってまァす

538 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/16(木) 04:21:32.81 ID:q3oEe3lb0

　　　　　　　　　　＿､_j rﾍﾍ: : : : : : Ｌ.}　}
　　　　　　　　　　　 .　 ´　　_〕:ﾘ_　_jﾊ从: : : く_厶
　　　　　　　　　　／　　　　 ∨= 　 ==厶: :Y´　　＼
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　..＼_ 　 `7..{　｀¨´　　　　| ＼　　　　　　　｀丶、}
　......└r≦／＼ {￣￣＼/ﾞ'ｰ┘　　　　　　　　　　＼

539 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:16:16.75 ID:pVsIdvsZ0

Q.テストはいいの？

A.よくないです。

投下の時間だぜー

540 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:17:06.69 ID:pVsIdvsZ0

上条「homosexual？」

船頭「発音がいいのがむかつくなぁオイ」

あれ、いつの間にか口にしていたようだ、いけないいけない。

船頭「イヤ可愛くねーぞ、舌出しても」

上条「あ、そうだおっさん、ゴンドラに乗せてよ」

船頭「あ？客としてか？」

上条「いや、金は払わないけど」

船頭「おい」

541 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:17:38.28 ID:pVsIdvsZ0

上条「冗談だよ。ただ今日一日乗せてくれ。格安で」

船頭「そいつはいいが・・・・・・なんだ？今日は暇なのか？」

上条「ああ」

船頭「そいつぁ珍しいな。いつも忙しそうにしてたイメージがあったが」

上条「いい上司に恵まれたもんだよ」

船頭「ハッハッハ！オッケー、乗りな！」

上条「あいよ！」

船頭「わ、バカ！飛び乗るな！！」

今日の予定決定。

ゴンドラに揺られてのんびりしてよう。

542 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:19:51.42 ID:pVsIdvsZ0

AM9:30

上条「～～～♪～～～♪」

船頭「うめえもんだな、そのハーモニカ」

上条「魔術で使う事もあるしな。大体の楽器は引けますよー」

船頭「ほー。たいしたもんだな」

上条「～～～～～♪～～～～～～～♪」

船頭「お、その歌知ってるぜ。『スキヤキ』っつーんだろ？」

上条「・・・・・・なんで『スキヤキ』なんだろうな？」

543 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:20:34.25 ID:pVsIdvsZ0

船頭「あ？日本語じゃ違えのか？」

上条「『上を向いて歩こう』、って歌なんだよ、日本では」

船頭「全然違えじゃねえか！」

上条「そうだよ！」

船頭「何キレてんだよ！」

上条「お前がな！」

544 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:21:21.64 ID:pVsIdvsZ0

AM10:30

観光客1「～～～～～～！！」

観光客2「―――――！？」

上条「うーん、フランス人か？」

船頭「いや、スイス人だろ？」

上条「まあどうでもいいんですけどねー」

船頭「そうだな」

545 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:22:23.02 ID:pVsIdvsZ0

AM11:30

船頭＜グ～・・・・・・

上条「昼飯はどうするんだ？」

船頭「適当なところで船を下りて食うぞ、仕事中は下りられねえから好きなときに食えねえけどな」

上条「あ！こんなところに今朝お弁当として作ったサンドイッチが！」

船頭「よこせ！」ﾄﾞｼｬｱ

上条「甘いわ！」ﾊﾞｷｨ

観光客4「！？」ﾋﾞｸｩ

突然上条へ飛び掛る船頭と、それを大きく跳んで交わす上条。

当然船は揺れる。

それはもう派手に。

546 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:23:07.67 ID:pVsIdvsZ0

船頭「おい！お客様が怖がってんだろーが！！」ｸﾞﾗｸﾞﾗ

上条「あんたのせいだろ！」ｸﾞﾗｸﾞﾗ

観光客4「どっちでもいいから暴れるのを止めてください！」ｸﾞﾗｸﾞﾗ

547 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:24:14.13 ID:pVsIdvsZ0

PM1:30

結局お弁当は上条:船頭＝6:4で決着がつきました。

船頭「いやぁ、平和だねえ」

上条「だなー・・・・・・」ｳﾄｳﾄ

船頭「何にもする事がないなー」

上条「ですなー・・・・・・」ｳﾄｳﾄ

船頭「俺休憩したいんだけドナー」

上条「クマー・・・・・・」ｳﾄｳﾄ

船頭「休ませろよ！！かれこれ4時間ぶっ続けで舟漕いでんだよ！！」

上条「ちょ、うるさい・・・・・・」ｳﾄｳﾄ

船頭「あ、ゴメン・・・・・じゃないよ！休ませろっつってんだろーが！」

548 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:24:59.31 ID:pVsIdvsZ0

上条「休めばいいじゃん・・・・・・・」ウトウト

船頭「え？いいの？」

上条「日が沈まないうちに戻ってきてくれれば・・・・・・」ウトウト

船頭「お、じゃあ船番は任せたぞ！」

上条「うーい・・・・・・」ウトウト

船頭「じゃあなー！」

上条「うーい・・・・・・」ウトウト

549 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:25:36.97 ID:pVsIdvsZ0

PM1:33

上条(うーん、波に揺られたい）ウトウト

上条(魔術使っていいかな～～？)ウトウト

上条(いいとも～！)ウトウト

眠気で完全に頭が回っていない上条。

上条(アドリア海の女王についてはいくらでも船の伝承があるからな。適当でいいや）ウトウト

上条「『青の術式』『海の守護せい・・・・・・・・・」zzz・・・・・・

もはや術式を宣告する事もなく眠りにつく。
発動した術式は、アドリア海の守護聖人、聖マルコの加護を受け、船を沈まなくする、というもの。

上条「zzz・・・・・・」

そうして、舟はゆっくりと流れていく。

550 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:26:16.18 ID:pVsIdvsZ0

PM2:30

上条「zzz・・・・・・・・・・・・・」

穏やかな気候。

通行人やゴンドラの漕ぎ手の中にはこいでいる人間が居ないのにゆっくり進む船を不思議に思う者もいたが、大して気にすることなく過ぎていく。

ヴェネツィアは、とても平和だった。

船頭「上条！？どこだよ！？」

551 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:26:51.25 ID:pVsIdvsZ0

PM4:30

子供「ママ、あのゴンドラ漕いでないのに動いてるー」

母親「まあ、不思議ね。きっと川の流れに流されてるのよ」

上条「zzz･･････」

552 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:27:18.62 ID:pVsIdvsZ0

PM5:30

上条「zzz･･････」

上条「zzz･･････」

上条「zzz･･････」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・

・

553 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:27:53.89 ID:pVsIdvsZ0

今日もイタリアは平和です。

554 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:28:19.70 ID:pVsIdvsZ0

PM7:30

555 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:30:07.99 ID:pVsIdvsZ0

上条「ふわぁ～～。よく寝た。今何時だ？」

腕時計を見る。

7時半。

ヤバイ。

上条「船頭・・・・・・どうしよ」

まあいいか。

船頭だし。

もう少しのんびりしていこう。

折角の休日なのだから。

船頭「上条ーーーー！！！！！」

そして船頭は、いまだに探している。
居なくなってしまった男の事を。
彼はもう一度彼にあうことはできるのだろうか？

船頭「できるわ！！！！！！」

556 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:30:47.15 ID:pVsIdvsZ0

　　　　　　　　　　「トーマの休日」
　　　　　　　　　　　　　　完

557 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:31:16.42 ID:pVsIdvsZ0

プロフィール

イタリア

一般人

船頭(４３)
職業:ゴンドラのこぎ手　主な戦闘手段･能力:簡易魔術
ヴェネツィアに生息するゴンドラの漕ぎ手のおっさん。
魔術の腕はあまりよくなく、魔法名もない。我流で、魔力もあまりない。
いわばモグリ。
上条とは仲がいい。年の差を越えて軽口を叩き合う仲。
ちなみにホモではない。
妻と、二人の子供が居る。

558 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:31:45.58 ID:pVsIdvsZ0

投下完了です。

ではレス返しを。

559 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:34:40.51 ID:pVsIdvsZ0

>>530　時代は変わったのです。
　彼の知り合いにも同性愛者で、非常に愛の深い方たちも居るので、肯定派です。

>>538　ヴェントさん可愛いです！自分で作ったんでしょうか？凄いです！

560 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/16(木) 22:36:42.96 ID:HVmWvH/No

乙

561 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/16(木) 22:39:10.35 ID:aG5KV5Ks0

乙です

562 ：つつ [saga]：2013/05/16(木) 22:40:14.97 ID:pVsIdvsZ0

それから、次回なんですが･････

第三話が死ぬほど筆が進まず、一方編、垣根麦野覚醒編のテンションがハンパないので、多分これから時間軸は行ったり来たりむちゃくちゃになるとおもいます。
そこはご容赦を。

ちなみに第一話は9月25日、第二話も9月25日の話です。

563 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/16(木) 23:26:00.12 ID:2wlau2YQ0

乙

‥んん？
第３話アレで終わりじゃなかったんだ‥

564 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/16(木) 23:28:40.73 ID:2wlau2YQ0

すいませんまちがえました

565 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 01:56:19.72 ID:aN3ETLBs0

まずテスト、それから執筆頑張ってください支援
http://upup.bz/j/my87185iMDYtm6uyr5Afb1A.jpg

566 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 02:09:17.03 ID:9hpZGvBwo

ヴェントがやばい
ヴェントがやばいかわいい

567 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 03:36:09.12 ID:3kQBW+bWo

おい
左上は誰だ

568 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 06:08:45.88 ID:29TuBKydo

>>567
何か凄く充実した笑顔を浮かべているテッラさん

569 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 07:30:08.81 ID:Z7iGBFWW0

>>565
職人さんが来ているだ...と...？

570 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 17:49:32.60 ID:b004/Gio0

いつも>>1乙！
楽しみにしてます

>>565
マジGJ!
何このめちゃかわいいヴェントさんww

571 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/17(金) 20:13:07.13 ID:YBfsveot0

>>565
素晴らしい！

572 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/18(土) 17:10:59.18 ID:lzhCH/Ru0

中学３年の9月25日って…
高校入試大変そうだな上条さん

573 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/19(日) 18:42:39.05 ID:yfWCUNrk0

この上条さんは普通に勉強できそうだな

トラブルに巻き込まれなければ…だけど…

574 ：つつ [sage]：2013/05/20(月) 20:46:44.14 ID:SoKHkpXL0

筆が進まないのとテスト勉強がきついので気分転換にレス返しを―。

>>565　支援絵有難うございます!ヴェントさんが可愛いです!

>>572　自己設定としては、とある高校は受験のする必要がありません。付属校であるとある中学があって、内部進学ができる設定です。

>>573　それはきっと原作条さんにも言えると思います!

それと全く関係ないですが>>538のAAが何かみた事あるなとおもったら某有名キャーリサ様ssのAAとよく似ていました。
同じ作者さまでしょうか?

575 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/22(水) 02:41:00.19 ID:QPfBuDv60

待ってる

576 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/27(月) 11:31:20.55 ID:hWTMKZX00

>>574
同じ作者様だよん☆
支部にＡＡの元になった絵がある筈だよん★

577 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/27(月) 21:40:47.58 ID:TkBzoqTM0

>>565
上条さんがなんだか某忍者っぽい・・・

578 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/29(水) 17:03:46.13 ID:hN01Cnm00

>>567
一体何のことだってばよ？

579 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/30(木) 06:46:23.83 ID:/ObSDDnC0

あげさせてもらう

580 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/30(木) 07:00:18.10 ID:+TvstIBAO

>>579上げんなよks

581 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/30(木) 07:34:21.55 ID:Ti+Oeez/0

>>579[ﾋﾟｰｰｰ]
作者が来たのかと思ってwktkしてた俺に謝れ

582 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/30(木) 09:47:45.66 ID:UyaNSg1S0

サーセンした！！

583 ：つつ [saga]：2013/05/30(木) 22:30:50.95 ID:kQFEtAn70

すいません、ちょっとテスト直しやら腐女子やらメタモルポッドやら第六部やら鎌倉やらで忙しかったもので。
総合の方に投下した小ネタはもともと携帯で書いていたもので、ろくにパソコンでssを書けていなかったので、だいぶ遅れてしまいました。
とりあえず今週中には来れるようにしたいですね。

第三話は黒子の話です。

584 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/30(木) 22:36:27.36 ID:EOpbZNDH0

乙です

585 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/31(金) 00:35:50.32 ID:ZbigZPim0

待ってるよ

586 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/31(金) 00:36:31.15 ID:nv5h1AQ5o

待ってる

587 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/02(日) 01:53:33.07 ID:Z5HUkRa70

ごめんあげ

588 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 09:10:16.42 ID:BQ3W8kIAO

>>587あげんな
作者が来たと思ったのに

589 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:24:57.91 ID:WU2keT/K0

もう少ししたら投下しマース。

590 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 18:25:27.18 ID:vUhkJ4CMo

クルー！

591 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 18:26:35.87 ID:wC7vyDLr0

よっしゃー！待ってたぜェヒーロー！！

592 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 18:34:43.93 ID:SPbwajkmo

待ってマース。

593 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:39:59.00 ID:WU2keT/K0

レッツパーリー！

投下の時間だぜぇ！

594 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:40:43.76 ID:WU2keT/K0

　　　　　　　　　　　　　第三話『銀行には、危険がいっぱい』
　　　　　　　　　　　　　　

595 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:41:15.46 ID:WU2keT/K0

9月25日　PM16:27　

上条「はあ。ひどい目にあった。やっぱり喧嘩は良くないよな。うん」

そろそろ日が暮れてしまう。
思ったより時間を食っていたようだ。

上条「そう言えば今、金が無いな」

596 ：つつ [sage]：2013/06/02(日) 18:42:09.18 ID:WU2keT/K0

忘れてしまいそうになったが、まだ日本一日目なのだ。
一日目に色々あり過ぎたせいで。
財布の中には50ユーロ一枚。
このままでは今日のご飯が食べられない。

上条「うーん、ATMがありそうな建物・・・・・・郵便局があったな。確かこっち・・・・・・だったよな？」

第三位に追いかけられていたときに確認した地形を思い出しながら歩く。

597 ：つつ [sage]：2013/06/02(日) 18:42:53.38 ID:WU2keT/K0

上条「ココか・・・・・・なんで閉鎖されてるんだ？」

不思議とシャッターがおろされている。

周りには人だかり。

時計を確認すると、午後4時半。

最終下校時刻とやらにはまだまだなはず。

となると。

上条「トラブル？」

上条(いや知ったこっちゃねーよ。俺は金を下ろさないと今日と明日の飯がなくなるんだから。シャッターなんて飾りです）

野次馬「ちょ、ちょっと君！」

上条「失礼しまーす！」

ガラガラガラ、とシャッターを開けて中に入っていく。

そんな、コンビニなどにATMが置いてあることを知らない上条であった。

598 ：つつ [sage]：2013/06/02(日) 18:43:27.63 ID:WU2keT/K0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9月25日　PM16:20

郵便局で、自分と同じく風紀委員になろうとしている少女と出会った。

自分と同い年で、名は、初春飾利というらしい。

どうやら自分と同じ学校にも通っていたらしい。と言ってもまったく覚えていないが。

自分も、白井黒子と名乗った。

彼女は、常盤台に入る私を憧れの目で見ていた。

どうやらセレブのようなものに憧れているようだ。

599 ：つつ [sage]：2013/06/02(日) 18:43:59.37 ID:WU2keT/K0

その郵便局で、風紀委員の先輩、固法先輩が怪しい人物を見つけた。

そいつらが強盗を始めたので、私は止めに入った。

もう、自分は一人前だとおもっていた。

まだ小学6年生だが、能力は学園都市でも貴重な空間移動(テレポート)。

しかも、もうレベル3。

600 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:45:00.83 ID:WU2keT/K0

風紀委員としてはもう一人で十分にやっていけるとおもっていた。

だから、目の前の強盗犯たちを倒しにいった。

一人目、二人目、三人目。

自分の能力の前ではほとんど無力に近かった。

やった、と思った。

それとともに、固法先輩の、自分はもう十分風紀委員としてやっていけると示せたと思った。

直後、固法先輩が私を庇って血を流した。

声が、聞こえた。

「はっ、ザマァねえな」

601 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:45:37.09 ID:WU2keT/K0

黒子「・・・・・・・・・・・・え？」

固法「勝手に・・・・・・先走るのは・・・・・・止めなさい・・・・・・白井さん」

黒子「な、何で。強盗はもう」

？？「全員倒したって？バーカ、隠れてるやつもいるかも知れねえだろ」

黒子「！！」

後方から声がする。

背後には、黒髪のコートを着た男が、不敵に笑っていた。

602 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:46:23.01 ID:WU2keT/K0

？？「しかし参ったぜ。仲間がこんな簡単にやられちまうなんてな」

黒子「固法先輩を、よくもやってくれたですの！！」

？？「おいおい、人の話はよく聞くもんだぜ？」

とっさに犯人と思われる男の元へ駆ける。

が。

黒子「！？」

？？「ほら。人の話を聞かないからそうなるんだ」

額に何かの衝撃を感じて、思わず後ろにこける。まるで壁か何かがあるようだ。

だが、そこには何もない。ただ空気があるだけ。

603 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:47:07.01 ID:WU2keT/K0

黒子「何をしたんですの！！」

？？「だから落ち着けって。俺はお前と話がしたいんだよ」

黒子「強盗なんかと話す事はありませんの！」

？？「そうかい。じゃあくたばりやがれ」

そうつぶやくと、彼の手から黒い砂状のものが飛んでくる。

速度はないが、まるで慣性を無視しているかのごとく真っ直ぐ飛んでくる。

おそらく何かの能力者。

先程の何かの壁にぶつかったような感覚から、目に見えない物質を作り出す能力か、それとも空気を操る能力か。

どちらにせよ、コレはよけたほうがいいだろう。

とっさに横へ移動しようとする。

すると、また何かにぶつかったような感覚。

黒子「・・・・・・ッ！」

604 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:47:38.54 ID:WU2keT/K0

額に痛みが走るが、横には移動できた。

黒い砂をかわす。そのままそれは横を過ぎ去って―――

―――行かずに、急にかなりの勢いで空気中に飛散した。

行方を追っていた私の目の中にも入る。

しまった、目を潰された！

すると、また何かが飛んでくる音がする。

とっさに回避しようとするが、今度は完全に左右の謎の壁に押し返される。

黒子「ッ・・・・・・！」

衝撃で後方に吹き飛ぶ。

額が熱い。おそらく流血しているのだろう。

吹き飛んだ後、少しずつ視力が回復してくる。

横に転がっているのは警備ロボット。

こんなものを飛ばせるなんて、よっぽどの高位能力者だろう。

605 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:48:22.91 ID:WU2keT/K0

？？「まだだぜ、空間移動能力者(テレポーター)」

腕から二つの黒い球が時間差で放たれる。

ひとつは真っ直ぐ私の方へ、もうひとつは少し上方へ。

だが、この程度の大きさなら、おそらく空間移動可能！

とっさに球に手を伸ばす。

またあの壁に当たるような感覚。

だが、今度はある程度分かっていたので、耐えられる。

よし、触れた！コレで空間移動を・・・・・・・・・！

突然、黒い玉の形状が変化する。

表面が大きく歪んだかと思うと、小さな弾丸となってこちらに射出された。

黒子「・・・・・・ガッ！！！」

左半身に被弾する。

？？「左半身失調！ってか？まだ攻撃は終わってねえぞ？」

606 ：つつ [saga]：2013/06/02(日) 18:48:48.67 ID:WU2keT/K0

すいません、ちょっと離れます。

607 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 18:49:48.14 ID:sgM/uUZ1o

乙

ウェカピポさんじゃあないか！

608 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]：2013/06/02(日) 18:50:46.33 ID:dEX0h1vg0

絶対等速さんが………いつの間に鉄球の技術を………

609 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 19:56:07.95 ID:21Zt2JuK0

久々に乙

…レッキングボール!?なぜ!?

610 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 20:03:25.19 ID:tyj1fMdko

ここまで一気に読んで一つ頼みたいのが
3点リーダーを使ってほしい
まあ面白いから頑張って

611 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 21:47:53.10 ID:sUYxPu0Do

毎回思うけど、三点リーダー使わないと何かヤバいのかしら。

専ブラ使ってるけど、別に読みづらいわけでもないし。

612 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 21:51:48.40 ID:SPbwajkmo

なん…だと…？
なん・・・だと・・・？

613 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/02(日) 23:18:22.52 ID:Z5HUkRa70

まだKANA

614 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 18:16:27.89 ID:2T/yQt880

番外編が多すぎて話が進んでないな

615 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:21:14.02 ID:7NK0XDyOo

ちょっと（２４時間経過）

616 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:31:46.06 ID:8QGkckwJ0

>>607,608,609
姉がもっとネタに走れ！とか何とかいっていたので。

>>614
実に申し訳ないです･･････
というかいつの間にか500レスを超えていましたね。
このスレの目標のうち、

･500レスを達成する。

･2スレ目にいく。

･上条さんにそげぶと言わせる。

･上条さんに魔法名を名乗らせる。

･完結させる。

一つ目を達成していたわけですね。嬉しいです。

ついでに、注意書きの追加を。

・このスレは、とある魔術の禁書目録の二次創作です。
・原作とはかなり設定を変えているところがあります。
・キャラ崩壊もあるかもしれません。というかあります。
・もしかしたら敵のもぶとかでオリキャラが出るかもしれません。そんなに重要キャラにするつもりはありませんが。
・カップリングは特にありません。ただ上条さんはモテます。
・リアルもあるので、更新は亀になるかもしれません。
・１は禁書スレ立ては初めてです。勝手がわからない事もあるとおもいますが、生暖かい目で見守ってください。
・批判、批評は絶賛受付中です。ガンガン指摘してください。

･敵味方問わず、モブ、ボス問わずに多くのキャラが大幅に強化されています。弱いキャラにこだわりを持っている方は注意してください。　←New!

例えば今回の絶対等速さんは、元のレベルは知りませんがこのss内ではかなりの上位能力者です。
こんな感じの強化が多くのキャラにされているので。難易度調整のために。

では、投下再開です。
昨日はこれずに申し訳ありませんでした。

617 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:33:20.46 ID:8QGkckwJ0

？？「左半身失調！ってか？まだ攻撃は終わってねえぞ？」

そうだ、もう一つの黒い球がこっちに来ていたはずだ！

確か上の方に・・・・・・上？

まさか！

？？「おお。頭の回転は悪くないようだな」

ビキビキ、と破壊音が聞こえる。

やはり・・・・・・天井！！！

618 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:33:55.26 ID:8QGkckwJ0

とっさに横へ飛びずさる。

それとほぼ同時に、大量の瓦礫が崩れ落ちてくる。

何とか回避、「回避出来てねえんだなコレが！！！」

したと思った直後、地面に落ちた瓦礫が爆発する。

大量の破片がこちらに迫ってくる。

初春「危ないです、白井さん！！」

黒子「・・・・・・！！」

？？「おお？」

619 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:34:33.22 ID:8QGkckwJ0

初春飾利におし飛ばされる。

おかげで、何とか瓦礫の下敷きにならずに済んだ。

運動は苦手らしいし、巻き込まれる危険もあったのに、大したヤツだ。

攻撃をしてきた男は、小さく口を歪めながら声をかけてくる。

？？「なあ空間移動能力者。取引があるんだ」

黒子「・・・・・・悪党と取引する事なんてないですの」

？？「そういうな。俺とお前の戦力差の事について優しく教えてやろうっていうんだ」

黒子「興味ないですの」

620 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:35:11.54 ID:8QGkckwJ0

絶対等速「俺の能力の名は『絶対等速(イコールスピード)』。上位の大能力者だ」

黒子「へえ、それは凄いですわね」

絶対等速「俺の能力は、『俺が手で触れたものは、能力を解除するか投げた物が壊れるまで、その状態のまま固定され前に何があろうと同じ速度で進み続ける』だ。

　お前が動けなかったのは、俺が触れた空気を固定させ飛ばしていたから。

　もちろん所詮空気、ぶつかったら形が崩れて能力は消えるが、それでも一回分くらいなら行動を阻害する壁になる」

絶対等速「お前は自分をテレポートさせてないから、おそらくレベル２か３ってトコだろう。

　テレポートできる重量は50kg前後ってくらいか。だから、お前は俺の攻撃を阻害できない」

黒子「あの、黒い砂は？」

絶対等速「あれは磁石だ。かなり強力なやつだがな。俺が投げた直後に能力であの距離を固定されて、お前が横によけた瞬間に解除した。

　その結果、磁石はお互いに反発しあって拡散したってわけだ」

黒子「あとの二つの弾丸は」

絶対等速「ひとつはそのまんま。時限式で弾丸が射出される。

　もうひとつは中に爆薬が仕込んであった。時間が来れば勝手に爆発する。わざと瓦礫の下に埋めとく事で、瓦礫後と吹っ飛ばしたってわけだ」

黒子「へえ、便利な能力ですわね」

621 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:35:46.97 ID:8QGkckwJ0

絶対等速「この街には、たくさんの能力者がいるからな。かなりのバリエーションを持たせとく事で、いろんなことに対応できるようにしてんだよ」

絶対等速「さて、俺はここまで丁寧に解説してやった。お前にも戦力差は理解できただろう？

　お前は自分で自由に移動できず、こちらの攻撃を妨害できず、そしてこっちには攻撃手段が大量にある。お前に勝ち目はな「ごちゃごちゃうるさいですの」・・・・・・あ？」

黒子「やってみなければ、わからないでしょう？」

絶対等速「・・・・・・俺たちに協力すれば、お前には何もしないが」

黒故「お断りですの」

絶対等速「・・・・・・残念だな。空間移動能力者」

黒子「わたくしには、白井黒子という名前がありますの！！」

もう一度、あの男に向かって駆け出す。

622 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:36:25.24 ID:8QGkckwJ0

あいつが手を振る。おそらくそれが能力発動のトリガー。

銀行のATMと大量の鉄球がこちらへ飛んでくる。

だが、足を止めない。

絶対等速「ハッ、狂ったか！？テメェは横にはかわせねえぜ！？」

黒子「空気だろうなんだろうががこの世に存在する物質！わたくしの能力で飛ばせない事はないですの！！！」

もちろん、空気の転移などした事などない。

だが、やれる！やる！！

空気の状態を把握。

なるほど、正方形のような状態で固定されている。

コレならば、転移できない事はない！

絶対等速「なっ！？」

黒子「まだですの！！」

623 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:36:53.68 ID:8QGkckwJ0

自分のすぐ背後に転移させる。

目の前が一時的に真空になり、自分の身体が引き寄せられる。

また、背後に転移した空気に押し出された空気が私の体を押す。

そうか、こんな使い方もあったのか。

継続的に目の前の空気を後ろに飛ばす事で、空気抵抗をなくし、また自分の身体を引き寄せていく。

そこに抵抗は存在せず、高速で加速していく―――――！！！

絶対等速「ちぃ！！！」

相手の手からさらに鉄球が放たれる。

大きく迂回して回避。

普段なら空間移動させてもいいのだが、今は空気の転移の演算で精一杯だ。

どんどんと、加速していく。

景色が放射線状に近づいていく。

行ける、この速度なら。

あいつに気付かれる事なく、一撃、叩き込める！

あいつの手に触れているのは鉄球と空気だけ。それも私の姿を追いきれていない。

行くならば、今！

624 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:37:43.10 ID:8QGkckwJ0

絶対等速「なあ、空間移動能力者。俺は一つ嘘をついたんだ」

相手が何かを言っている。よく聞き取れないが、もはや関係ない。

コレで決める。

絶対等速「俺は、本当は、」

あと1m前後。

大きく右腕を振りかぶり、相手の腹に向かって―――――

『手なんかで触れなくても能力が使える』

その声が聞こえたときには、もう手遅れだった。

625 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:38:18.84 ID:8QGkckwJ0

絶対等速「死ね」

直後、彼の身体が浮き上がり、足元から大量の鉄球が飛び出してくる。

黒子「なっ！！！？」

絶対等速「おお、そこに居たのか。やっととまりやがったな」

高速で動いていただけに、とてつもない勢いで鉄球に激突する。

思わず嘔吐しそうになるが、耐えて宙を見上げる。

そこには、宙をゆっくりと飛行する男の姿があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・

絶対等速「俺の能力は『絶対等速』。俺の身体に触れたものの動きを固定して慣性質量を無限にする能力。

　軽くジャンプして、その直後に服に対して能力を発動させてやれば、御覧のとおり空も飛べる」

626 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:39:10.31 ID:8QGkckwJ0

空を飛ばれたら、こちらの攻撃方法はかなり限られてくる。

圧倒的不利。

絶対等速「最後の最期の質問だ。お前に勝ち目はない。断ったら叩き潰す。

　・・・・・・・・・・俺たちに協力しろ」

ココでいいえ、と言ったらどうなるだろうか。

相手は強い。

おそらく戦ったら勝てないだろう。

殺される、とまではいかなくてもかなりズタぼろにされるだろう。

了解せざる負えない。

絶望的。

相手も、断るはずがないと信じているだろう。

実際断れるはずもない。

黒子「遠慮させていただきますの」

だが、断る。

627 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:40:07.38 ID:8QGkckwJ0

絶対等速「それは、断ったらどうなるかを理解した上でいってるんだな？」

黒子「もちろん。ですが」

黒子「自分の信念をまげて悪に屈するくらいならば、わたくしは体に傷を負う方が数段ましですわ」

絶対等速「そうか。残念だ。実に」

彼が天井に鉄球を放る。

それはゆっくりとめり込んでいき、天井を崩していく。

瓦礫が私に迫る。

628 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:43:03.26 ID:8QGkckwJ0

ああ、残念ですの。

まだまだ遣り残した事はありましたのに。

まったく、幸薄い人生でしたの。

だけど、信念は守れた。

コレは素晴らしい事ではないかと思いますの。

だけど。

こんなとき、柄にもなく思ってしまいますわね。

おとぎ話の中のように助けに来てくれる―――――

直後、目の前の瓦礫がすべて吹き飛ぶ。

629 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:44:27.91 ID:8QGkckwJ0

そこには、一人の男が立っていた。

黒いつんつん頭。

学生なのかは分からないが、日本ではあまり見かけない神父がつけているようなローブを羽織っていた。

そのローブの背には、白い十字架が刻まれていて。

首元では、ロザリオがちゃりん、と音を立てている。

凛としたたたずまい。

私を庇うように目の前に立ち、黒いローブをマントのようにはためかせて。

その姿は、まるで―――

上条「おいおい、事情は知らないけど女の子に暴力は感心できないな」

―――まさに、ヒーローだった。

630 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:45:25.99 ID:8QGkckwJ0

とうかしゅーりょー。

いいとこどりヒーロー、上条さん見斬！！

631 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:47:28.41 ID:RxgV6EoIo

おつおつ

632 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/03(月) 21:47:35.00 ID:0wbbitPg0

乙
原作でもこんな感じに出てくる都合がいい男みたいなやつだからなｗｗｗｗｗ
あと絶対等速って絶対無能力者狩りをしてるだろ。そういうヤツぽい

633 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:48:41.03 ID:PyX36giCo

乙です

634 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:49:47.59 ID:7NK0XDyOo

乙
あれ、黒子はお姉さまに目覚めない感じ？

635 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:51:00.70 ID:+4vkjhj30

乙！

上条さんキター！！！

ただ見参な

636 ：つつ [saga]：2013/06/03(月) 21:53:39.52 ID:8QGkckwJ0

>>634
さあ･･････どうでしょう･･････

>>635
ぎゃあああああ

637 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 21:54:09.95 ID:pNcei5ivo

乙

638 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/03(月) 21:57:18.98 ID:0wbbitPg0

そういえば昔黒子が記憶喪失前の上条さんに助けられてデレデレのｓｓがあったな(美琴とは別の理由で同室)
少し切ないけど……

639 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:00:33.68 ID:RxgV6EoIo

>>638
kwsk

640 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:05:14.70 ID:IZvgTkYqo

乙です

641 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/03(月) 22:06:06.36 ID:0wbbitPg0

>>639
上条｢嫁にするならやっぱ白井みたいな娘がいいよなぁ････｣
ttp://blog.livedoor.jp/toaru_ss/archives/3221689.html

642 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:06:47.27 ID:abIIjAMN0

>>639
黒子「また、名前で呼んでもらえるまで」

たぶんこれ

643 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:13:04.14 ID:RxgV6EoIo

>>641,642
さんくす

644 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:20:44.62 ID:SI27PiDO0

やっぱ面白いなー

645 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 22:39:54.84 ID:IamSZygl0

乙
次回も期待して待ってる

646 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/03(月) 23:12:05.12 ID:qOpX08+j0

乙
頑張ってくれください

647 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/05(水) 04:27:25.16 ID:UzGyrJLh0

>>630
ジャスティス剣斬！！
ていうキメ台詞思い出した。かなりのマイナー漫画だが

648 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/07(金) 14:27:05.31 ID:HyNCvipV0

オラワクワクしすぎて気づいたら一日過ぎてたぞ！！

649 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/09(日) 13:34:02.00 ID:zW+GHAJi0

いつまででも待ってる

650 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/10(月) 11:15:54.26 ID:Ryt+kHTO0

待ってるぜェ

651 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/12(水) 14:02:15.51 ID:/CLOO0hN0

ここまで間開いたのは初めてだな
テストかな？
いつまででも待ってるよ

652 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/12(水) 14:29:37.83 ID:s4J2aDPA0

久々に見に来たが相変わらず面白い！！

653 ：つつ [sagａ]：2013/06/12(水) 18:25:36.36 ID:WhAHJ9B70

二週間ぶりですね。
色々忙しいので、できれば今日、無理なら明日投下します。
期待せず待っててね。

654 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/12(水) 18:30:58.71 ID:QpiAwRp1o

了解
待ってる

655 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/12(水) 18:53:01.48 ID:3QReCBeF0

おつおつ

656 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/12(水) 18:59:01.30 ID:1xObgeM60

了解です
乙

657 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/12(水) 20:05:16.09 ID:DznFLUhJ0

乙、待ってるぜ

658 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/12(水) 20:46:32.80 ID:jCOgcA300

>>653
了解～

659 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/13(木) 22:15:07.21 ID:F1VSjYsQ0

来ないな
まだ鯖落ちが継続中と思ってたり

660 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/14(金) 02:10:17.38 ID:v6MXq6Vd0

でも面白いから待ってるぜ

661 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/14(金) 03:04:13.71 ID:v6MXq6Vd0

このカミやんなら木原拳法使えそうだし、頭使って、なんか科学と魔術の二つを使いこなしそうだ

662 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 09:02:36.20 ID:MLFZI5JB0

>>1って女の子？まぁがんばって

663 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/14(金) 10:06:33.51 ID:v6MXq6Vd0

今日はできるの？

664 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 10:20:32.03 ID:9iW10qir0

>>663
あげんじゃねーですよ…
来てるかと思っちまったじゃねーか
知ってると思うがメール欄にsageです

665 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 13:01:49.72 ID:s7GQaoFbO

>>664
不覚にもお前に萌えたわ

666 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 15:57:09.72 ID:bbvWVySeo

こんな全く関係ないスレにまで這い寄って来てんじゃないよ！by真尋(フォーク装備)

667 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 16:46:51.99 ID:juvchtrvo

いやニャル子じゃなくてアニェーゼだろ

668 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 17:28:07.94 ID:Ece/8JfU0

申し訳ありません！何故かss速報に繋がらなかったため、昨日は透過できませんでした！
今はあまり時間がないので、今夜９時～１１時までの間に投下しに来ます。

>>662　何故ばれたんでしょう……なんか言動がおかしかったですかね？

669 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 17:29:23.19 ID:ldn9NvEGo

"～っててね"を男子はあまり使わないから…

670 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 18:26:32.97 ID:4PoWFHQGo

>>162で私ってあるからそうだとは思ってたけど。おにゃのこでもガンバレ！応援してる

671 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 18:36:58.58 ID:IOPvQzWio

性別なんか関係ない
このスレが面白いからそれで良い

応援してる

672 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:35:58.53 ID:Ece/8JfU0

と・う・か・の時間だぜー！！！

銀行強盗編終了です。三話はもう少し続くけど。

673 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:36:52.51 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「・・・・・・てめえは何モンだ」

上条「通りすがりの一般人ですよ。それより、何でこんなに郵便局の中が荒れてるんだ？」

絶対等速「さあな。怖い人が暴れてたんじゃねえか？」

上条「そうだな。天井を破壊するような怖い人だな」

・・・・・・この殿方は、一体何者なのだろう。

突然現れて、私を助けてくれたということは、味方なのだろう。

瓦礫を吹っ飛ばしたということは、かなり能力は強いのだろう。

674 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:37:24.08 ID:Ece/8JfU0

上条「とりあえずお前が悪役ってことで問題ないんだな？」

絶対等速「オイオイ、悪役たぁ、演劇でもしてるつもりか？」

上条「まあどーーーでもいいんですけど」

絶対等速「ぁ？」

上条「いいか、一つ教えといてやる。俺はてめぇが誰だかしらねぇし、てめぇがどんなことを考えを持ってるかもしらねぇ」

上条「が」

彼の声質が変わる。

先ほどまではどこか軽い感じがしたが、何か。

とても怒っているように。

上条「こんな小さな女の子を傷つけたお前に、俺は心底腹が立つ。ぶっ飛ばす！！」

絶対等速「は、やってみろ！！」

675 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:38:02.99 ID:Ece/8JfU0

黒子「い、いけませんの！あなたは一般人です！ココは風紀委員に任せて・・・・・・！」

そう声をかけようとした直後、彼の姿が消えた。

絶対等速「・・・・・・・・あっぶねえええええ！！」

上条「まだまだあああああ！！！」

直後、絶対等速の元に、轟音。

どうやらあの殿方が飛び蹴りを地面に叩き込んだようだ。

目視できないほどの速度なんて、ほんとに人間なんだろうか。それとも能力者？

―――――絶対等速side

676 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:46:39.58 ID:Ece/8JfU0

―――――絶対等速side

冗談じゃねえ。

今回も楽な仕事だったはず。

いつもどおり仲間の強能力者の発電能力者のクラッカーがシステムをハッキングして。

いつもどおり俺と仲間の念動力能力者が銀行の連中を脅して。

いつもどおり車の運転の上手い仲間と逃げ回る。

そう、なのにーーーーー

上条「オラオラオラァ！！！」

何なんだコイツは！！！

677 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:47:05.51 ID:Ece/8JfU0

コイツのやっていることはいたって単純。

ローキック、踵落とし、膝蹴り、頭突き。

なんてことはない、ただの近接格闘技。

足技が多いから、おそらくこいつはサバットかムエタイとか、足を使う格闘技でもやっているのだろう。

だが、それだけなのに、桁違いだ。

678 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:48:39.54 ID:Ece/8JfU0

自慢じゃないが、俺は強い。

能力がどうこう、という話ではない。

体は毎日鍛えているし、そこらへんの警備員が素面で向かってきても、能力を一切使わず抑えられる自信はある。

仲間は能力があるから、という理由でろくに体を鍛えないが、俺からみればバカで仕方ない。

本当に強いヤツとは、高い能力を持っているうえで、自分の力のやれる範囲のことをしっかりと自覚して、貪欲に高めようとすることができるヤツだ。

純粋に能力の差であればとても勝てないようなチートを持っていても、傲慢でそれに甘んじ、ほんの少し装備を工夫して、ほんの少し頭をひねっただけでぶっ潰してきたヤツらはたくさんいる。

……逆に無能力者のくせに、ちょっとした装備、度胸だけで圧倒されるような相手に会ったこともある。

だからこそ、わかる。

こいつは、強い。

679 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:49:09.23 ID:Ece/8JfU0

もし肉体強化系だとしても、このなめらかな体重移動や筋肉の動きは、一朝一夕で身に付くものではない。

今は何とか全部ガードで来ている。大きなダメージもない。が。

先ほどから能力をフルで使っている。

空気を固めて押し出す。それだけでかなり行動は阻害される。

空間移動能力者との戦いも、ほとんどこれで圧倒したといっていい。

もちろん、空気のコントロールを奪える空力使いや、まずある一定以上の打撃で砕ける程度の強度だ。この程度何の意味も持たない。

だが、それにしたって空気の塊をけり壊した直後にもう一度同じ場所に叩き込めるのはいささかおかしいのではないだろうか。

二重の極みでも撃つつもりかこいつ。

680 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:49:40.16 ID:Ece/8JfU0

―――――そして、何よりも恐ろしいもの。

上条「ドララらぁぁ～～～！！！」

一見すると、空間転移能力者が傷付けられて、激昂して突っ込んできているように見える。

実際怒っているのは間違いないだろうが。

激昂？とんだ冗談。

俺には理解。

こいつは、恐ろしく周りを見てやがる。

これほど俺がいっぱいいっぱいになっているというのに、こいつの意識は常に倒れている仲間たちに向けられている。

681 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:50:10.12 ID:Ece/8JfU0

こいつが警戒しているのは、人質。

人質を取られれば、どんなに強かろうと戦闘態勢を解かざる負えない。

だから、こいつは俺の仲間と思われる倒れている男たちがいつ起きてもいいように、常にこいつは全員との距離が等しいように、俺を郵便局への中央部へと誘導している。

恐らく仲間が少しでも妙な行動をしたら速攻で蹴り飛ばしに行くのだろう。

こいつの速さなら、それができる。

どうする。

俺に選択肢は少ない。

こいつと闘い続けて、ジリ貧で負けるか。

無理やり人質を取って、吹き飛ばされて終わるか。

……それとも、使うか。

682 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:50:43.74 ID:Ece/8JfU0

相手は闘いをやめて、俺たちを監視しながら警備員の増援を待つこともできる。

闘いを続行しながらでもいいし、いっそのこと人質を無視することもできない事はない。

どうする。

いや、俺に選べる選択肢は一つ。

やるっきゃ、ねえ。

683 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:52:06.25 ID:Ece/8JfU0

カチッ、と軽快な音が絶対等速の奥歯から鳴る。

『……AKEN』

上条「?」

蹴りを叩きこみながら、謎の声を聞く上条。

機械的な声で告げられた言葉。おそらく絶対等速の方から聞こえてきたものだろう。

AKEN?

上条「なんだ今の、何かやったのか?」

絶対等速「さあ、どうだろうな?」

684 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:52:49.63 ID:Ece/8JfU0

防戦一方だが、それでも直撃は喰らわずにガードし続ける絶対等速。

だが、その動きには疲労が見える。

かれこれ数分の間上条の猛攻を受け続けているのだ。疲れるのは当然。

それはもちろん攻撃している側の上条にも言える事なのだが、生憎彼のスタミナは化け物なので、あまり考慮する意味がない。

なのにもかかわらず、彼は余裕、とまではいかないまでも、かなり平然とした顔をしている。

上条「何考えてるかは知らねえが、無駄無駄無駄無駄ぁ！！」

絶対等速「グッ……」

さらに回転しながら蹴りを叩き込みまくる上条。

絶対等速も、最初は受けるばかりではなく反撃しようとしていたが、全てを苦も無くかわされるので、労力の無駄として攻撃するのをやめた。

685 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:53:16.44 ID:Ece/8JfU0

そのまま拳と足を交えること数十秒。

またあの機械的な声が届く。

『ihiut7yiyhuiw78y2yu9』

上条「？」

今度は、訳のわからない文字列。

いったい何を……

その直後、絶対等速の動きが変わった。

絶対等速「行くぜ、肉体強化能力者」

686 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:53:45.14 ID:Ece/8JfU0

上条「！！」

とっさに上体を横に傾ける。

先程まで頭があった位置には、絶対等速の拳が通り過ぎていた。

絶対等速「まだまだぁ！！！」

気付くと、真横に彼の脚。

とっさに左手でガードする。

さらに畳み掛けてくる。

突然の攻撃に、攻守が完全に逆転した。

687 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:54:59.05 ID:Ece/8JfU0

なんだいったい、急にあいつの動きが速くなりやがった。

上条「……何をやったんだ？」

絶対等速「教えてやらねえ、といつもなら言うところだが、この状態でもガードし続けるテメ―に敬意を表して教えてやるよ」

上条「そいつは有難いです、なっ！」

相手が放った鉄球を、ブリッジするようにかわす。

当然隙だらけになった身体に、絶対等速は拳を振りおろす。

無理やり腕に力を込めて、ブレイクダンスでもするかのように足を浮かせ、回転蹴りを繰り出しながら迎撃。

だが、それも空気の壁に阻まれ、反撃を加えるまでとはいかなかった。

688 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:55:27.06 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「俺が今使っているのは、『発条包帯（ハードテーピング）』。学園都市お墨付きの逸品だよ」

上条「へえ、どんな事が出来るようになる……って一目瞭然か」

絶対等速「おう、運動能力の大幅な強化。身体の負担がでけぇから長時間は使えないが、人間が出せるような力を一時的に超えられる」

上条「そんなものが流通してるなんて、学園都市は恐ろしい所……うおっと」

ローキックを軽く飛んでかわしながら、左足を振り子のようにふるう。

絶対等速は焦る様子もなく、右腕で軌道を逸らす。

689 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:56:31.65 ID:Ece/8JfU0

690 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:57:00.91 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「流通はしてねえよ。知り合いの武装能力者集団（スキルアウト）から貰ったんだよ！」

上条「そりゃ怖い！」

お互いに、一進一退の攻防が続く。

最初は急な猛攻に反撃に転じる事が出来なかった上条だが、だんだんと慣れてきたのか、ほぼ互角の勝負をするようになっている。

といっても、やはり『発条包帯』で強化された絶対等速の方が、多少優勢だが。

そのまま拳を交えること、数十秒。

絶対等速が、動いた。

691 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:57:28.17 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「オラァ！！」

上条「！？」

鉄球を放ってくる。

そのせいか、ガードが空いて、今なら一撃はらに叩きこめるだろう。

だが、何故今？

近接格闘のみでこちらを押しているのだから、このまま続行すればいいの……

ふと、先程の会話がフラッシュバックする。

『身体の負担がでけぇから、長時間は使えないが―――』

つまり、限界。

勝機！！

692 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:57:56.33 ID:Ece/8JfU0

そう、ほんの一瞬。

ほんの一瞬だけ意識のすべてが絶対等速に向けられた。

その時を、絶対等速は待っていたのだ。

絶対等速「もらった」

直後、鉄球が光と爆音を放った。

693 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:58:23.89 ID:Ece/8JfU0

上条（……スタングレネ―ドか！？）

とっさに目を閉じ、光が収まるのを待った。

だが、それが命取り。

初春「きゃあああああああああああ！！！」

黒子「初春！？」

上条「………嵌められた」

次に目を開けた時には、既に起きていた仲間とともに初春飾利を人質に取っている、絶対等速たちの姿があった。

絶対等速「ようやく、勝負がつきそうだな？肉体強化能力者」

694 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:58:51.17 ID:Ece/8JfU0

上条「……あの発言は、フェイクか？」

絶対等速「『長い時間使用できない』って奴か？それは本当だ。ありゃあかなり筋肉を酷使する」

上条「じゃあ偶然か？」

絶対等速「まさか。お前ほど冷静に状況を見れる奴だったら覚えててくれると思ってあのタイミングで仕掛けたんだ」

上条「最後は阻害系の空気の壁やガードをしなかったのも」

絶対等速「お前の意識をこちらにすべて向けさせるため。そうでもしねえとテメ―ならスタングレネードもスゲー速度で気付かれたかもしれねぇからな」

上条「く………」

695 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:59:19.19 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「ハハハハハ！余計なことするんじゃねえぜ？もしこっちに来たらこのお嬢ちゃんの無事は保証できねえ！！」

初春「ひっ！」

黒子「初春！」

初春の首筋に鉄球を当てる。

彼女は思わず小さく悲鳴をもらした。

黒子「貴方、恥ずかしくないんですの！？こんな小さい女の子を傷付けて！」

絶対等速「お前も似たようなものだろ。それに、俺の目標はもっと高いところにあるんだ。その程度で立ち止まってちゃ、達成できねえ」

黒子「この……」

696 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 21:59:46.87 ID:Ece/8JfU0

上条「落ち着いてくれ、お嬢さん」

思わず飛びかかりそうになった黒子を上条が腕で制す。

黒子「ですが初春が！」

上条「安心しろ。あの花飾りのお嬢ちゃんは絶対に助ける」

軽く彼女を後ろに押すと、上条はゆっくりと服の中から札を取り出す。

絶対等速「てめぇ、何してやがる！」

上条「その子を助けるための準備だよ」

黒子「なぜ一般人の方がそんな事を！！」

上条「……誓ったからだよ」

697 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:00:51.74 ID:Ece/8JfU0

青い札は、上条の手によってまるで手品師のトランプのごとく宙を自在に舞い、一つの形を形成していく。

上条「この名に、師匠に。『アイツ』に」

その形は、さながら『碇』。

上条「最後に尋ねる。俺はお前の名も心情も知らないが、その子を傷つけるのなら俺は全力でお前をぶっ潰す。

　………覚悟はいいか？」

絶対等速「………名前は『絶対等速』でいい。俺はお前の名も何をしようとしているのか知らねえが、こちらに一歩でも近づいたらこいつを潰す。

　………覚悟はいいか？」

挑発的な笑みを浮かべながら、絶対等速は直後の上条の台詞をなぞるように口を開いた。

上条「………『傭兵の流儀（ハンドイズダーティ）第二条』『女のために命をかけるべし』ってな。

　さて、いこーるすぴーどとやら」

上条「―――――ローマ正教所属魔術師、上条当麻、いざ参る」

698 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:01:23.60 ID:Ece/8JfU0

上条「『方角は西。色彩は青。その力が象徴するは水。』」

上条当麻は早口でつぶやく。

上条「『方向は後方。役割は伝達。その力を用いるは『神の力』』」

札で作られた碇に左手をかざしながら、上条当麻ははっきりと告げる。

上条「『水の札』『青色掌握』」

碇は高速で動き始め、絶対等速の元へ突っ込んでいった。

絶対等速「！？」

身構える絶対等速。

だが、突如軌道を変え、白銀の光は地面に吸い込まれていった。

699 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:01:58.15 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「てめぇ、何してやがる！こいつの命が惜しくねえのか！！」

上条「お前は『一歩でも近づくと殺す』と言ったんだ。俺はそれを破っていない」

青色に札の塊がぼんやり輝き始める。

青色から、白色。

さらに、銀色。

だんだんと輝きを増していき、電球ほどの明るさになる。

絶対等速「屁理屈を言うんじゃねえ！」

上条「屁理屈も理屈のうちってな」

絶対等速「上等だ、てめえ、俺がこいつを傷つけないとたかをくくってやがるな？」

上条「…………」

絶対等速「いいじゃねえか、さすがに殺しはしねえが顔が傷もんになったらオンナノコは大変だろうなぁ？」

初春「……！！」

700 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:02:24.58 ID:Ece/8JfU0

絶対等速の手が初春の顔の元へ向かう。

黒子「この………！」

上条「落ち着けって。お嬢さん」

黒子「何を余裕ぶっているんですの！？今にも初春が……」

上条「安心しろ」

上条は、見ている方がむかつくほどの余裕気な表情を浮かべて言う。

上条「もう、終わってるから」

701 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:02:53.95 ID:Ece/8JfU0

上条の先ほど発動した札魔術。

『青色掌握』。

基本的に、上条の札魔術は『組み合わせ』だ。

四色の色彩符で属性を選択し、魔力を注ぎ、術符で術式を形づくり行使する。

先に言う色彩の部分で属性を示し、後に言う単語がそのままその術式の役割。

正式な名前はない。何故ならとても初歩的かつ簡略的な術式だからだ。

札の組み合わせ程度で発動できる術式など、規模がたかが知れている。

だから、上条が名付けた名前はまさにそのまま。

『青色弾丸』なら水の弾丸、『青色亀甲』なら水属性の亀の甲羅のような形状をした盾。

どれも少し魔術の腕に覚えがあれば、誰でも使えるような術式。

魔力のない上条にとってはこの程度がせいいっぱい。

だが、どんなに単純な術式だろうと、その魔力によって質は大きく異なる。

しょぼい魔術師が発動する魔術と一流の魔術師が発動する魔術では、同じ術式でもまるで違う。

つまり、何が言いたいかっていうと。

原罪を極限まで清められたそれぞれの属性を象徴する人間によって注がれた魔力ならば、簡易魔術もとんでもない威力だということ。

702 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:03:31.82 ID:Ece/8JfU0

さて、話をもどそう。

上条が発動した術式、『青色掌握』。

属性は水。

役割は、『掌握』。

絶対等速の足元から、激流が噴出する。

703 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:03:57.44 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「!!!!!?」

絶対等速（水、だと!!?肉体強化能力者じゃなかったのかよ!?）

激流は絶対等速とその仲間三人を包み込み、まさに嵐がごとく蹂躙した。

突然の出来事に、一瞬混乱したがすぐさま冷静さを取り戻す。

絶対等速はうろたえないのだ。

絶対等速（今の状況でまずいのはなんだ？それぞれ一つずつ対策を取れ）

704 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:04:27.01 ID:Ece/8JfU0

まずい事１．激流で身を動かせない。

絶対等速（これは俺の周りに能力を発動すればどうにかなるな、後回しだ）

まずい事２．呼吸できない。

絶対等速（これも１を克服したら何とかなる。準備はねえが３０秒程度なら呼吸なしでも行けるはず）

まずい事３．相手の能力が未知数。

絶対等速（こればっかりは完全にお手上げだ。肉体強化系じゃないんだったら、あの動きはいったい何だ?

　血液の流れを操作したとかか?とにかく、さっさと人質を盾に逃げなきゃならね………あ）

絶対等速は急いで左手を確認する。

そこには花飾りを付けた少女の姿が無かった。

まずい事４．人質がいない。

705 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:04:56.52 ID:Ece/8JfU0

絶対等速（ンだとぉ!?何時の間に!!いったいどこに行っ………）

首を動かし周りを確認する。

前にはいない。右にも、左にもいない。

上。

上条「ニッシッシ。ようやく勝負がつきそうだな、絶対等速？」

そこには口元に子供のような笑みを浮かべながら人質の少女を抱きかかえる男の姿があった。

足元の水を踏みしめ、宙に浮いているように見える。

絶対等速「な……」

706 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:05:31.05 ID:Ece/8JfU0

パチン！と、上条当麻は指を鳴らす。

すると、激流はやみ、地面へと吸い込まれていった。

上条「さあ、どうぞ。花飾りのお嬢さん」

初春「は、はい、有難うございます！////////」

初春を抱きかかえたまま上条は地面に降り立ち、彼女を床に優しくおろした。

707 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:06:13.81 ID:Ece/8JfU0

絶対等速「…………」

絶句する絶対等速。

人質は奪還され、発条包帯はさっきの水で恐らく故障。

横を見渡すと、仲間たちが気絶している。

俺はいったい、どうすれば―――――

上条「さあ、最後だ」

ゆっくりとこちらに向かいながら、やつは挑発的な笑みを浮かべる。

それはこちらを馬鹿にしたようなものではなく、むしろ。

上条「決着を、つけようじゃないか？」

一人の『戦いの相手』として、まっすぐにこちらを射抜いていた。

708 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:06:53.62 ID:Ece/8JfU0

何故だ？俺は風紀委員のガキを傷つけ、施設を大量に破壊した。

あろうことか、人質までとった。

なのに、何でそんな眼を向けられるんだ？

そんな悪意のない瞳を。

絶対等速「………へっ」

ごちゃごちゃ考えても仕方ない。

そうだ、簡単なことじゃないか。

こいつをぶっ潰して、俺は逃げる。

俺が勝てば、こいつは追ってこれない。

そして何より、勝負はまだ終わってない。

絶対等速「行くぜ、カミジョートーマ」

上条「来いよ、いこーるすぴーど」

さあ、これが最後だ。

709 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:07:26.25 ID:Ece/8JfU0

右足で踏み込む。

左手を前に出しながら、喉仏に掌底を叩き込もうとする。

くらえば呼吸が一時的に抑えられ、体のバランスも崩す。アメリカの軍隊でも正式に教えている技だそうだ。

あいつは横に首を傾けて交わした。

カウンターの左拳を、右手で受ける。

両手が死んだ。

相手の左拳を大きく引きながら、跳ぶ。

右足を、振り子のごとく叩き込む。

奴も跳んだ。

俺の右足を踏みつけ、跳躍。

710 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:08:05.68 ID:Ece/8JfU0

上条「ニシシ」

笑い声が、聞こえる。

絶対等速「へっ」

つられてこちらも笑う。

あいつの右手が、こちらに迫る。

711 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:08:38.02 ID:Ece/8JfU0

ガツン！

目の前が真っ白になる。

奴の右手が俺の頭にクリティカルヒットしたようだ。

……負けちまった。

完敗だ。

712 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:09:56.62 ID:Ece/8JfU0

投下完了！

………銀行強盗編が終わるなんていったような気がしましたが、気のせいでした。

713 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:10:54.11 ID:NVSA42Nd0

上条△

714 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:10:58.77 ID:lJysSEZ50

乙

715 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:11:12.18 ID:lbUTTFv5o

乙です

716 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:11:37.25 ID:iBMiS30ho

上条さんと同じくらいイコールスピードかっけぇ…

717 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:13:58.14 ID:APhM20W80

乙です！

あれ？
ハンマーの出番は？

718 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:16:27.42 ID:47QkYlPio

絶対等速ってメインキャラだったんですか

719 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:17:13.10 ID:9iW10qir0

さすが時間が掛かってただけにおもしれーですね…
でも私が学園都市にきて撫でてもらう場面までは支援はやめませんよ！
>>665-667
(実はモバマスの仁奈のスレを見てから書き込んだなんて言えねーです…あと>>1さん別作品のキャラ名出しちまってすまねーです)

720 ：つつ [saga]：2013/06/14(金) 22:21:26.89 ID:Ece/8JfU0

>>716，718　絶対等速さんはメインキャラです。
　ただ、名前をどうするかガチ悩み中。もう適当に安価しちゃおうかな……

>>717　何のことでしょう？（白目）
　………冗談です。上条さんは魔術師だということを（思いっきり宣言してますが）隠していますので、水+ハンマーはやりすぎだと思いカットしました。固法先輩は気絶しています。

721 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:48:36.25 ID:MLFZI5JB0

間違ったら恥ずかしかったな女の子だったのか良かったよし結婚しよう

722 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:49:38.38 ID:47QkYlPio

もしもし警察ですか

723 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:52:20.00 ID:iBMiS30ho

かーみじょうさーん、変態がいます！

724 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:53:30.90 ID:E7doE1epo

あまり1以外の書き込みを好まない奴がいる

725 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 22:59:59.27 ID:2AEz5KLU0

え？絶対等速さんメインキャラなの？
この後アンチスキルに引き渡されたら余罪もたっぷりあるっぽいし何年も出てこられないだろうに

726 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 23:30:54.26 ID:CTeOnYTOo

おつ
英語の発音は平仮名よりもむしろ流暢になると思うの

727 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/14(金) 23:52:06.79 ID:/q4eYU2lP

絶対等速って真面目に能力開発続けてたら確かにチートだったかもね
学園都市謹製の特殊鋼でも高速で飛ばされたりしたら
戦車砲並みの破壊力＋射程無限と言うトンデモが実現する

728 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 00:03:17.80 ID:iEgZArtSP

>>725
使える能力犯罪者なら暗部入りの可能性高いと思う

普段の行動の自由貰える代わりに
本来の刑期の間絶対服従で汚れ仕事こなすのが義務とか

729 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 00:53:16.40 ID:78f09PBAo

乙

絶対等速は敢えて名前は決めない方が良いんじゃないか？
一方通行と同じく

730 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 00:57:42.31 ID:MNl6WaG7o

名前をつけてしまうとキャラがブレる

731 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/15(土) 04:36:30.70 ID:YSM5W6+10

これはあれか‼そげぷか、男女平等パンチか‼

732 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/15(土) 05:08:37.79 ID:YSM5W6+10

誰かと兄弟設定にすれば？

733 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 08:11:04.24 ID:AjOHmEul0

絶対等速がただのやられ役じゃなくてこんなにかっこいいSSがかつてあったろうか……
しかもメインキャラに昇格だと？
すげえ期待。

734 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/15(土) 09:48:51.63 ID:YSM5W6+10

これ、誰がメインヒロインになるかわからないからいいよな…

あ、自分は絹旗か滝壺推しで

735 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 11:13:55.72 ID:iEgZArtSP

前方のバナナさんに決まってるだろ(ｷﾘｯ)

736 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 11:16:22.04 ID:ssA3cy5Co

このわたs……アニェーゼにきまってんじゃないですか

737 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 11:23:49.15 ID:wLpt6ZIho

乙
絶対等速は名前をつけない方がいいと思いますですー

738 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 11:57:56.11 ID:7DAh518Z0

キャーリサ様に踏まれたいからキャーリサ様だろ

739 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 12:01:35.99 ID:WBJemqtC0

乙―
きてたか！まさか女の子だったとはな
よし、過去のレスを見るとそんなに年の差はないみたいだな
結婚しｙ(殴

740 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 12:17:24.11 ID:7DAh518Z0

>>739ふざけんな>>1は俺がいただく

741 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 12:32:35.60 ID:IbPOY4pP0

絶対等速好きだからかっこよくてうれしい。
名前は無くていいんじゃね？

742 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 13:36:51.88 ID:uL4b3fdIo

>>235
そのままのイコスピさんが好きだよ
名前なんていらん

743 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 13:37:27.64 ID:uL4b3fdIo

>>742
すいません
安価ミスです

744 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 14:29:45.38 ID:m7ev32us0

乙です

>>720
思いつかないなら名前なしの方がいいと思う

>>721
それは俺のセリフだ　　うん結婚しよう

745 ：つつ [saga]：2013/06/15(土) 18:56:07.34 ID:E4YADvZ80

ちょっといつの間にかすごい反応があったのでレス返しを。

>絶対等速さんに名前はいらない
そうですね。まあ実際名前がないってことはないと思うんで、なんとか名前をばらさずに書けるように頑張ってみます。

>>726　理由はあります。大したものではありませんが。

>>731　そげぶではありません。

>>734　実はメインヒロイン（？）はすでに決まっています。ただ、確実に皆さんの期待は裏切ってしまうと思います……申し訳ありません。

>>725,728
絶対等速さんの境遇は考えてあるので大丈夫です。

前に書き忘れましたが、このスレの目標の一つに、
『出番が少ないまま退場していったキャラに、脚光を当てる』というものがあります。
テッラ、リドウィア、駒場、絶対等速、介旅、エトセトラ。
如何に未来あるキャラのにssですら出番が少ない不憫な人たちを活躍させるのか妄想するのはとても楽しいです。
リクエストしてくれれば、知っていたら書くかもしれません。

あと、できれば一週間以内に来ます。今度こそ強盗編終了させて。
来るのは来週の金曜日か土曜日くらいだと思います。

………あと最後に。
まだ結婚は法律的にできる年齢ではないので、お断りします。

746 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/15(土) 19:01:26.62 ID:YSM5W6+10

つまり一方通行みたいに本名を忘れている感じか？

747 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:07:59.75 ID:P8lKrkHxo

建宮さん！

748 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:08:08.28 ID:7DAh518Z0

まさかJCだと!?

749 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:09:57.08 ID:P8lKrkHxo

はいはい、スレ進行の邪魔になる発言は控えな。後、みだらにリアルさらしちゃいかんぜ

750 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:20:49.14 ID:Vfq6I/TKo

タスキーかと思ったら違った
キャッシュのみ受け付けているのである

751 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:39:16.78 ID:hBXJw2I7o

一方通行的な感じで絶対等速って呼ばせればいいと思う

752 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 19:40:33.11 ID:GPcvo+l1o

>>751
同意
無理矢理本名を伏せるより、そっちの方が違和感無いな

753 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 21:03:58.91 ID:MNl6WaG7o

メインヒロインは絶対等速さんか

754 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/15(土) 22:28:25.98 ID:p37iea1Q0

>>709ってどっち視点なの？

755 ：オパー ：2013/06/16(日) 01:26:30.86 ID:/5cOWjQ70

多分絶対等速さんの方だろ

756 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/16(日) 02:41:37.13 ID:4dWnYP5U0

？？？「メインヒロインと聞いて飛んできたんだよ」

個人的にはこの上条さんで「エンディミオンの奇蹟」編やったらどうなるか気になるところ

757 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 05:12:16.43 ID:JFBbLKXjo

映画観てない奴が結構いるから、受けはあんまりよくないと思うぞ

758 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 09:45:42.53 ID:qaQxrKk70

介旅が上条さんに会って改心する可能性が微レ存

759 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 12:07:35.14 ID:qCX7jhLp0

>>745

後半２人は、ＳＳではよく見るような…
本当に出番がないのは、闇咲さんとかかなー。

760 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 12:56:48.68 ID:4zFBOVW40

JCktkr!!
よし、結婚を前提に(ｒｙ

761 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 12:57:42.75 ID:hXKu5pfDo

闇咲さんが結構出てた作品って鹿児島くンのやつぐらいだな…

762 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 13:09:02.80 ID:V04vKghI0

エンデュミオンまだ見てねー
県内ならなんキロ離れてよーがチャリで行くのに
ところでこのSＳでは上条さんの両親はどうなってるの？後々説明ある？

763 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 16:10:59.35 ID:vLWRbAufP

介旅ってビジュアル的には
Xメンのガンビットやジョジョの吉良みたいな能力だし
上手く動かせたら見栄えは良いだろうね

764 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 16:46:32.29 ID:Xd3f3mxko

>>763
上条父は能力者だったのか・・・・

765 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 16:51:14.56 ID:+Pq0sVAno

ん？

766 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 16:52:29.57 ID:hXKu5pfDo

ガンビットみたいに質量に応じたエネルギーを発生させたり、キラークイーンのように魂すら粉微塵に爆破する事は流石に出来ないだろうけど…
爆発系の能力は色々と面白いよな

>>764
にわか乙
もしかして御坂旅掛と介旅を間違えた上に上条刀夜と御坂旅掛を間違えるというダブルプレーをしてしまったか？

767 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 17:00:15.52 ID:RZ+Sfq7Zo

乙
とりあえず
1 1 0

768 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 17:08:48.71 ID:Xd3f3mxko

>>766
お前も能力者か

ROMってます

769 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/16(日) 17:15:12.64 ID:uYrl5dpLo

馬鹿すぎﾜﾛﾀ

770 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 01:56:44.53 ID:Tf7aA8vJo

量子変速の爆発なんて副産物にすぎないと思うけどな。原理もよくわかってないけどもっといろいろできそう

771 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 11:44:47.71 ID:xAOiZaPkP

確か学園都市でも二人しか居ないレア能力なんだよな
もう一人はレベル4でガチで強力
アニメでもモブ登場していて黒髪ツリ目三白眼とかなりインパクト有る外見の
一応美少女？

レベル4で有りながら更に幻想御手に手を出すとか内面も濃そう

772 ：つつ [sage]：2013/06/17(月) 18:24:24.43 ID:D08ZIUR10

皆さんにご報告を。

・もしかしたら敵のもぶとかでオリキャラが出るかもしれません。そんなに重要キャラにするつもりはありませんが。

こう書いていましたが、やはりキャラ的に納得できないものがあったので、一人オリキャラで非常に重要な立場のキャラクターを作る事になってしまいました。
出番は数回の予定ですが、オリキャラが嫌い・生理的に受け付けないという方はかなり厳しいかもしれません……

773 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 18:26:02.86 ID:qCgvRM1zo

面白けりゃいイんだよ！

774 ：つつ [saga]：2013/06/17(月) 18:44:42.75 ID:D08ZIUR10

投下予告と、レス返し。
今さらですけど、本当にレスが付くっていうのは励みになりますね。本当なら一人一人にレス返ししたいくらいです。

>>754　絶対等速視点です。自分の足を踏まれて跳躍されて、右手を叩きこまれました。
　ちなみに人称や視点がころころ変わるのは文の練習中だからです。一応初ssなので。至らぬ点があったら申し訳ございません。

>>756　映画は結局見れてないので……ストーリーを全然知らないと流石に無理ですね。

>>759　絶対等速さんはせいぜい『黒子にフラグを立てる際の踏み台』くらいの扱いしか見た事が無かったので……
　介旅さんも同じく幻想御手編でちょろっと出てくるだけ程度でしか出番を見ないので。
　みるssの視野が狭いんでしょうか?
　このスレでは、『主役級』『ボス級』の扱いを目指しています。

>>762　ありますよー

>>773　そうですね。出来る限り面白くできるように頑張ります。

投下予告。
今度こそ強盗編は終了します。後2，3回の投下で3話が終了。
小ネタ（?）を挟んで次はいよいよ……

今日の夜か明日の夜。9時から11時の間だと思われます。、

775 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/17(月) 18:48:23.04 ID:7cnOV8lS0

大丈夫。八月にはＤＶＤ発売しているから書けるよ

776 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/17(月) 19:03:54.16 ID:q9bjlAjt0

こうしんをがんばる
つつを
わたしはおうえんする

777 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 19:39:17.72 ID:523S2IRW0

結局楽しみなわけよ

778 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 19:49:57.13 ID:xAOiZaPkP

超楽しみですね

779 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 20:31:59.76 ID:M0JOM3Hr0

がんばれ!

780 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/17(月) 20:57:26.15 ID:WskTIXFT0

期待して待ってるんだよ！

781 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:12:11.25 ID:We3HInGC0

もうすこーし待ってて下さい。10分くらい？
今日投下します。

782 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/18(火) 23:13:23.47 ID:6iFNGoPA0

はい正座して待ってる

783 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:33:44.67 ID:We3HInGC0

投下の時間なのだ！
今回で絶対等速さんは少しの間退場だぜ1

784 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:34:11.07 ID:We3HInGC0

上条「よし、これでもう大丈夫かな」

上条当麻は、絶対等速たちを簀巻きにし終える。

上条「さて………どうしたもんかね？」

何も考えずに強盗どもをぶっ飛ばしてしまったが、よく考えたら結構まずい。

学園都市で過ごすうえでの重要な目標、『目立たない』をいきなり大胆に破ってしまった。

出来ればさっさと逃げたいところだが。

上条「『任務を遂行する』『皆も守る』。“両方”やらなくっちゃあならないってのが“魔術師”の辛いところだな。覚悟はいいか？オレはできてる。ってやつだな。うん」

785 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:35:28.22 ID:We3HInGC0

ゆっくりと二人の少女、白井黒子と初春飾利の元へ歩いていく。

黒子「ど、どうもありがとうございました！」

初春「助けてくれて、ありがとうございます！」

ぺこりと頭を下げて、感謝の言葉を述べる二人。

だがそんな事も意に介さず、上条当麻は近づいて。

そして、二人を優しく抱きしめた。

786 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:37:38.87 ID:We3HInGC0

突然の事に驚愕する二人。

黒子「な……」

初春「な、何をやってるんで「怖かったろ？」………え？」

上条当麻は、慈しむようにそっと囁く。

上条「怖かっただろ。二人とも。突然あんなことになって」

黒子「………私は風紀委員ですから、弱音など」

上条「強がらなくていいよ。お前たち。立派だったよ、自分より強い相手に、人を助けるために身を呈してかばったり、闘ったり。まだ、そんなに小さいのに」

初春「………」

上条「だけど、もう大丈夫だ。強がらなくていい」

787 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:38:17.95 ID:We3HInGC0

黒子「………う」

上条「泣いてもいいんだ。安心しろ。お前たちは勝ったんだよ。誰かを守ったんだ。だから、泣いてもいいんだ」

優しく微笑み、さらに強く抱きしめる。

上条「頑張ったな」

二人の少女の泣き声が、銀行に響いた。

彼は、ずっとそれを優しく支えていた。

二人が泣きやむまで、ずっと。

788 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:38:46.21 ID:We3HInGC0

上条「お、起きたか」

絶対等速「…………？」

視界がぼんやりしている。

どうやら気絶していたようだ。まだ警備員に拘束されていないということは、あまり時間はたっていないのだろう。

………代わりにビニールの紐で全身をぐるぐる巻きにされているが。

789 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:39:15.56 ID:We3HInGC0

上条「おっと。ちょっとしみるぞー」

黒子「だ、大丈夫ですの/////」

どうやら奴はあの風紀委員の怪我を見ているようだ。

手際良く包帯を巻きながら消毒して言ってる。

横には、包帯を巻かれたまだ気絶中のあのメガネのねーちゃんの姿も見えた。

絶対等速「風紀委員」

黒子「………なんですの？」

絶対等速「すまなかったな」

黒子「………そんなことで許すと思ってるんですの？乙女の体を傷つけておいて」

絶対等速「こう言っとくと警備員の心証が上がるんだ。拘留期間が短くなる」

黒子「この………」

上条「落ち着きなさいって。まだ体がボロボロなんですよー？」

黒子「は、はい。申し訳ございません」

憎まれ口を叩いておく。

叩いておく、といっても本心なのだが。

確かに多少罪悪感はあるのだが、そんなものにはもう慣れた。

790 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:39:44.59 ID:We3HInGC0

上条「………なあ、いこーるすぴーど」

絶対等速「なんだ？というかそのガキみたいな言い方はやめろ。イコールスピードだ」

おおかた何故こんなことをしたのか、みたいな質問が来ると思っていると、予想の斜め上を行く質問が飛んできた。

上条「あの早く動けるようになる奴って、そのすきる………、とか言う人の所に行けばもらえんの？」

絶対等速「スキルアウトな」

上条「………すきるあうと」

絶対等速「たぶん無理だ。ある意味あいつらの切り札みたいなもんだからな」

上条「なんでお前はそんなもの持ってんだ？」

791 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:41:18.76 ID:We3HInGC0

さて、話すべきか。話さないべきか。

まあ、今はやけにいい気分だし、話してもいいな、と思った。

絶対等速「………無能力者狩りっていう胸糞悪い遊びがあったんだよ」

上条「無能力者狩り？」

絶対等速「能力者の奴が、無能力者の奴らを襲ったり嬲ったりする遊びだ。名目上は正当防衛、ってことでな。

　この街じゃ能力がすべてだ。たくさんの無能力者が強姦されて、リンチにされた。運が悪いやつは殺されすらした」

上条「………」

絶対等速「当然そんな糞みたいな行為を止めようと無能力者たちは立ち上がった。だけど、そもそも能力者に何もなしに勝てるほど甘くねえ。

　ただでさえスキルアウト、何て呼ばれてる不良集団は嫌われてんだ。味方は少なかった。大体の奴は集団で能力者を攻撃して、やっと倒せるくらい。しかも何人か犠牲にした上でだ」

上条「………」

792 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:41:44.77 ID:We3HInGC0

絶対等速「だが、どんな所にもすげー奴はいるもんなんだ。

　駒場利徳って奴と服部半蔵って奴は頭一つ抜けてて、単独でも強能力者や大能力者を撃破できた。

　それで俺のところに頼んできた。この二人を倒してくれってな」

上条「………それで、お前は受けたのか？」

絶対等速「ああ。正直無能力者狩りなんてどうでもよかったが、大能力者を倒せる無能力者なんて聞いたことなかったからな。俺の目標に近づくためにも、そいつと戦いに行った。

　運がいいのか悪いのか、いや、いいんだな。駒場利徳ってやつと遭遇した。

　そいつと全力で戦って、俺はあっさり負けた」

上条「………お前がか？」

793 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:42:12.19 ID:We3HInGC0

絶対等速「対能力者用のメタをガチガチに張ってたんだよ。チャフみたいなもんに、音響兵器。

　そして何より、そいつ自体がすげー強かった。発条包帯も使ってな。手も足も出なかったんだ。

　知ってるか？あの発条包帯ってすげー体に負担がかかるんだ。それこそ、筋肉が断裂するのが普通なぐらいにな。

　なのにそいつは、無能力者たちを助けるために無理して使ってた。かっけえな、と思ったんだ」

上条「………そうか」

絶対等速「んで、俺はそいつらのアジトに行って、そいつに頼んだ。俺を強くしてくれってな」

上条「いきなり！？」

絶対等速「強くなりたかったんだよ。当然最初は断られて追い返されたけど、無能力者狩りの連中を叩き潰すことと代わりに鍛えてもらってな。最終的にこの発条包帯をもらったってわけだ」

794 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:42:47.24 ID:We3HInGC0

上条「へえ。俺ももらえるかな？」

絶対等速「さあ、というかお前は何の能力者だよ。水流操作（ハイドロハンド）系か？」

上条「え！？お、おう。はいどろはんどけいだ」

上条（なんだよはいどろはんどって！英語か！水の支配か！何でわざわざEqual speed（等速度）といいとTeleport（瞬間移動）いい英語のルビを振ろうとするんだ！意味よくわかんねえし！日本語でいいじゃん！）

絶対等速「………チッ、つまんねえ話しちまったぜ。おい、カミジョー。お前の名前の漢字は？」

上条「上条の『かみ』に上条の『じょう』に当麻の『とう』に当麻の『ま』」

絶対等速「オイ」

795 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:43:16.59 ID:We3HInGC0

上条「冗談だよ。『うえ』って字に『条件のじょう』、『当然のとう』に『大麻の麻』だ」

絶対等速「よし、分かった」

上条「ん？なんかあるのか？」

絶対等速「次はお前に弟子入り確定だ。楽しみに待ってろ」

上条「え！？上条さんまだ弟子をとる気はないんですけど！？」

絶対等速「協力しろよ。俺は強くなりたいんだ」

上条「エー………」

絶対等速「………」

上条「………はあ。いいですよ。また留置所を出てきたら俺んちに来い。みっちり鍛えてやるから」

絶対等速「おう」

796 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:43:45.67 ID:We3HInGC0

「警備員じゃん！強盗はどこにいるじゃん？」

上条「あ、はーい。ここですよ。ここでぐるぐる巻きで倒れてるこいつです。………そうだ。お前の名前は？」

絶対等速「俺の名前？そうだな………あててみろ」

上条「いや無理だろ！ヒントとかは！？」

絶対等速「そうだな………俺の能力名に関係がある、とかか？」

上条「等速・度太郎？」

絶対等速「なんだそりゃ！？」

797 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:45:00.61 ID:We3HInGC0

上条「え？だって等速度だろ？」

絶対等速「そんなどストレートじゃねえよ！それに、イコールスピードは読み方だ。漢字は『ぜったいとうそく』」

上条「ちょっと意味が分からないんだが。ぜったいとうそく？どういう意味だよ」

絶対等速「俺に聞くなよ。研究者に言え。だからイコールスピードで良いっつってんだ」

上条「了解ですよ、絶対等速（イコールスピード）さん」

黄泉川「コラ。何強盗と話してるじゃん」

絶対等速「げ。黄泉川かよ」

上条「？誰だ？」

798 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:45:37.56 ID:We3HInGC0

絶対等速「警備員だよ。強能力者くらいまでなら盾でド突きまわすイカレやろう……お前もだったか」

上条「人聞きの悪い」

黄泉川「あくまで防具じゃん。さあ、来るじゃん。今度はしっかりと反省してもらうじゃん！」

絶対等速「ああ、それなら安心しろ。今回はしっかり反省してやるよ」

黄泉川「へえ？どういう風の吹き回しじゃん？」

絶対等速「模範囚としてさっさと出してもらわなきゃいけねえからな。なぁ上条？」

上条「ノーコメントでお願いします」

799 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:46:08.54 ID:We3HInGC0

黄泉川「そういえばこのツンツン頭は誰じゃん？神父のコスプレなんかして随分怪しいけども」

上条「コスプレじゃないわ！本職だよ！」

黄泉川「本職？」

上条「職業が神父。これでもいろんな国に布教して勲章とか貰ってますよ？」

黄泉川「怪しいじゃん。IDは？」

上条「え？」

黄泉川「ID、じゃん。学園都市に滞在するためには必要不可欠じゃん？」

絶対等速「おいおい黄泉川。そいつは俺をぶん殴って気絶させた張本人だぜ？」

黄泉川「………大能力者のお前にじゃん？」

絶対等速「おう、ほぼ素手だけでな」

800 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:46:36.48 ID:We3HInGC0

黄泉川「何者じゃん、少年」

上条「あー、ここでただ体を鍛えてる神父だって言っても信じてもらえないんですよね？」

黄泉川「当然じゃん。大能力者を素手で倒すなんて、ただ体を鍛えてるだけの奴ができるわけないじゃん？」

上条「うえー」

黒子「待って下さいまし！この殿方は悪い方ではありません！」

初春「そうです！私たちを助けてくれたんです！」

801 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:47:07.08 ID:We3HInGC0

黄泉川「助けてくれたからっていい人とは限らないじゃん？」

黒子「………この殿方はいい方ですの」

初春「私たちが保証します！」

黄泉川「もし違ったら？」

黒子「その時は、私たちが責任をとりますの！」

絶対等速「だ、そうだが。黄泉川？」

黄泉川「はぁ………責任取り方も知らないようなガキがナマ言うんじゃないじゃん。

　まあいいじゃん。そんだけ信頼されてるってことは、それなりの理由があるはずだし」

初春「あ、有難うございます！」

黄泉川「で？そのツンツン頭はどこに消えたじゃん？」

黒子「え？」

絶対等速「あ？」

上条当麻は、驚愕していた。

802 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:47:32.95 ID:We3HInGC0

彼が立つのは、ATMの前。

通帳からお金を引き出すためである。

基本的に、上条の存在はトップシークレットだ。

『幻想殺し』は、それこそ世界でただ一つしか存在しない。戦争すら起こすことができる。そんなモノ。

だから、上条に個人的にかかわりあいのある人間でも幻想殺しについて知るものは数少ない。

もちろんローマ正教内では多少知られているが、外部には限界まで漏らさない用になっている。

それこそローマ正教徒以外で幻想殺しについて少しでも知る者は、もともとローマ正教に所属していたものを含めても10指にも満たない。

それゆえに、上条はあまり『自分だけのモノ』を持たない。

彼の部屋はローマ正教の最深部にある聖堂の地下の一室だし、彼の持つ札など、市販品のB4用紙を切り取ってコピーしただけである。

彼の私物といえば、くたびれた修道服と首元に下げられたロザリオ、小さめのトランクケースに全て入るほどの雑貨くらいである。

803 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:47:59.63 ID:We3HInGC0

それは、彼の社会的な立ち位置にも言える。

上条当麻は、記録を残さない。

戸籍はある。日本人として、普通に存在している。

だが彼には、どこにすんでいたのか、について記録が全くない。

彼はレシートを残さない。全て原形をとどめないように処分する。

彼は印象を残さない。基本的に修道服には『意識しなくなる』術式を組んである。魔術師には全く通用しないが。

彼は食事を残さない。これはあまり関係なかった。

彼はどこか一般人の所へ通うこともないし、誰か一般人に物を習いに行くこともない。

閑話休題。

804 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:48:27.34 ID:We3HInGC0

よって、彼はあまり社会的な立場を持たない。

それは、経済的にも。

だから、彼は自分の通帳を持たない。

何か金銭が必要な任務などでは、適度に金銭が支給される。

ところが、上条は基本的に長期滞在の任務を行った事はない。

よって、そのシステムを使うのは初めてだった。

もちろん上条もバカではない。

自分の生活にかかわる事だ。きちんとフィアンマに相談した。

『生活費ってどうなってるんだ?』

『安心しろ。俺様が適当に振り込んでおく。ほれ、通帳だ。大してでかい金を入れる予定もないし、暗証番号は1234だ』

『不用心な』

そう、ちゃんと言っていたのだ。

『適当に』と。

805 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:49:06.66 ID:We3HInGC0

通帳残高　　　　105円

上条「そう言う意味かよ………」

上条は、呪詛の如く呟く。

いや、それはまさに呪詛だったのだろう。

上条「『適当に』って……」

息を大きく吸い込み、声を張り上げる。

上条「適当ってそういう意味かよォおおおおおお!!!!!」

不幸だああああああああ、と。叫び声が、学園都市の夕焼けに寂しく響き渡った。

806 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:50:29.26 ID:We3HInGC0

はい、今日の分の投下終了です。

次の投下はかなり遅くなるような気がします。
結構おっきい課題の期限が迫ってきているのですが。

807 ：つつ [saga]：2013/06/18(火) 23:50:56.71 ID:We3HInGC0

はい、今日の分の投下終了です。

次の投下はかなり遅くなるような気がします。
結構おっきい課題の期限が迫ってきているのですが。

808 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/18(火) 23:52:25.38 ID:ZFCASP5F0

乙です！

課題頑張ってください！次をいつまでも待ってます！！

ただ、大方でもいいので予告（予想）してくれると助かります。

809 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 00:02:32.58 ID:UKwIMQAl0

>>1、乙！

フィアンマのせいで、ここの上条さんは貧乏になるんですねｗｗ
やはりどこに行っても上条さんは貧乏なのか…

810 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 06:14:48.77 ID:qfB4aVKM0

>>1　乙です！！

絶対等速はどのくらいででてくるのかな？

811 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 07:34:08.89 ID:ZTxxugVk0

振り込みをフィアンマに任せちゃダメだろwww

812 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 07:47:04.19 ID:tTETW4T2o

乙です

813 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 11:47:35.73 ID:bZQ47A1GP

てきｗｗｗｗｗｗｗｗとｗｗうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

つーか普段からかってばかりだから仕返しされたんだろｗｗ

814 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 12:13:15.00 ID:1bGr/uSc0

>105円

そりゃあフィアンマのお土産がこけしになる訳だwww
逆によく他のお土産買えたなwww

そういえばこの時点ではまだ監視用の使い魔ついてるんだよな

815 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 12:24:51.17 ID:3fkegROz0

振り込みはヴェントに任せてみよう
0が6個くらいついた金額がはいりそうだけどwww

816 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 13:10:21.89 ID:w+Q3sGv4o

無能力者の奨学金が無茶苦茶高く見えるなw

817 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 17:05:30.94 ID:MO2f91JX0

申し訳ないのですが、急に予定変更で、前回の投下で三話は終了です。

なので、プロフィ―ルと次回予告をさっさと投下しちゃおうと思います。

818 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 19:18:57.81 ID:MO2f91JX0

今夜の9時～11時くらいに投下する予定です。
あんまり量はないけど。
待ってて下さいね―。

819 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 19:21:04.32 ID:vQu7BRc2o

待ってるよー

820 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/19(水) 20:21:04.95 ID:ZBsY2B590

今回のは色々と予告してた奴の黄泉川主体の話か？

821 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:00:03.45 ID:MO2f91JX0

>>814　使い魔は付いていますが、部屋の中まで入ってこれません。よって神の右席のみんなは怒っていた事を知りません。

>>820　残念ながら、おそらくあの話はカットされると思います……もっとどーでもいい感じのスキルアウトとの出会いにしようと思ったので。
　今回はプロフィールと次回予告だけです。

投下じゃあ！投下の時間じゃア！

822 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:00:34.95 ID:MO2f91JX0

プロフィール

学園都市

絶対等速（17）

職業：学生　主な戦闘手段・能力：絶対等速、近接格闘

学園都市に住む、大能力者。能力名は『絶対等速』。

自らの体に触れたものを、そのものが壊れるか能力を解除するまである一定の速度で直進させ続ける事ができる。

本名不詳、不登校。不良の部類に入る。

原作より大幅に強化されており、攻撃手段の激増、身体能力の底上げがなされています。

第七学区のスキルアウトたちと繋がりがあり、駒場、半蔵、浜面とも面識がある。

『発条包帯』や、多種多様の鉄球を使いこなし、かなり高い戦闘能力を持つ。

鉄球には、爆発したり、分裂したり、光ったり、尖ったり、溶かしたりと物凄いバリエーションがある。

823 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 21:01:06.12 ID:5LLOLjsy0

ヒャッハー！投下だァー！

824 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:01:08.19 ID:MO2f91JX0

白井黒子（11）

職業：学生、風紀委員見習い　主な戦闘手段・能力：空間移動

茶髪のツインテ―ル、一人称がわたくし、語尾にですの、などとかなり濃い属性持ちの小学六年生。

能力は『空間移動』。要するに瞬間移動。今はまだ強能力者なので、自身の転移はできない。

風紀委員の見習いとして、誰でもできるような事ばかりさせられて不満を持っていたが、絶対等速と上条により、如何に自分が未熟か思い知った。

なお、上条さんに助けられ、フラグを立てられる。

やっぱり命をすくわれるっていうのはビックだと思うんですよね。

初春飾利（11）

職業：学生、風紀委員見習い　主な戦闘手段・能力：ナシ

この頃はまだ無能力者の風紀委員見習い小学六年生。

黒子と同じ学校に通っている。

頭はまだお花畑という程ではないが、カチューシャにその片鱗は現れている。

甘い物が大好きで、成人男性でも敬遠するようなサイズのパフェを難なく平らげる。

のちに超一流のハッカーとして、『守護神（ゴールキーパー）』の異名をとるその素質も既に開花し始めている。

佐天さんとはすでに親友。

また、黒子と同じく上条さんにフラグを立てられた。

学園都市に来てから一日経たずに中一、小六、小六と幼すぎる少女にフラグを立てて行っている上条さんは意外と危険人物なのかもしれない。

825 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:02:34.60 ID:MO2f91JX0

プロフィールはこの三人ですね。

さて、次回予告。
次回は上条さんがついに本気を出します。

826 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:03:11.30 ID:MO2f91JX0

上条当麻。

それは、一人の男の名。

誰であろうと、救うと決めたら絶対に救う、まさに。

『ヒーロー』。

「『ヒーロー』、ねェ。面白い冗談だなァ！」

―――――英雄と最強が交差する時、物語は動き出した。

827 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:03:40.32 ID:MO2f91JX0

「『水の札』『青色弾丸』！！」

「あァ?反射し切れねェだと?」

「何をしているのですか、とミサカは―――――」

「うるせぇ黙って治療されてろ!!」

『実験』との遭遇。

828 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:04:27.28 ID:MO2f91JX0

「『絶対能力者進化実験』。これがこの実験の名前よ」

「………狂ってるな」

狂気の、『学園都市』。

「アクセラレーター……加速……最強……ハッ!」

「どうかしたのですか?とミサカは挙動不審な貴方を疑いの目で見ながら問いかけます」

「もしかして『最後に一つ言っておく。『時は加速する』』みたいな！？」

「本当に何を言っているんですか、とミサカは疑いから嘲りの目に変えて貴方を見下します」

『一方通行（アクセラレーター）』。学園都市最強の、怪物。

829 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:05:03.24 ID:MO2f91JX0

「月が、綺麗だなァ」

「プロポーズ？上条さんは見知らぬ人と結婚する気はありませんけど?」

「違ェよ。こンなきれいな月の日に死ねるなんて、さぞかし幸せだろォな!?」

相対する二人。

830 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:05:50.43 ID:MO2f91JX0

「行くぜ、『上条当麻』。この『力』、すべて絞り尽くしてでも、オマエを倒す」

「来いよ、『―――――』。お前のその『幻想』、殺しつくしてやる」

そして、二人は、宙を舞う。

831 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:06:20.29 ID:MO2f91JX0

「なんなんでしょう、あれは。とミサカは幻想的な様子に見とれながら呟きます」

「あの中で二人が戦っているのです。とミサカは13225号に解説してみます」

「そんな事は分かっています。そしてそんな事を言いたいのではありません。とミサカは4776号に反論します」

「ミサカも判っています。なんて、―――――美しいんでしょう。とミサカは思わず口から漏らします」

「美しい、という感情が理解できるのですか?とミサカは4776号に問いかけます」

「理解はできていません。ですが、感じる事は出来ます。とミサカはあの人からの受け売りを8014号に説明します」

見守るものと。

832 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:06:55.94 ID:MO2f91JX0

「素晴らしい、素晴らしいぞ！！幻想殺し、いや上条当麻!!!」

「アレイスター!アレはいったいなんだ!?一方通行に何が起こっているんだ!!!」

「『覚醒』だよ、土御門元春。一方通行は自分の力の真の使い方を知ったんだ」

見定めるもの。

833 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:08:07.03 ID:MO2f91JX0

「オマエ、なンて言うンだ？」

「上条、当麻。お前は？」

「『―――――』だよ、上条」

「『―――――』。良い名前だな」

834 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:09:45.40 ID:MO2f91JX0

ローマ正教と幻想殺し。

交わるはずのなかった二つが出会った時、物語の歯車は大きく狂い始めた。

魔術師、上条当麻が紡ぐ、物語の終幕は―――――

　　　　　　　とあるローマの幻想殺し　第四話

　　　　　　　　　　絶対能力者進化実験編　
　　　　　　　『それは、この名前に誓ったから。』

乞うご期待!

835 ：つつ [saga]：2013/06/19(水) 21:12:35.14 ID:MO2f91JX0

投下終了。

という訳で。

次はついに一方さん登場です！！
出来る限り熱いバトルにしたいですね。

………ちなみに、御坂さんは絡んできません。

836 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/19(水) 21:13:10.70 ID:a5fbkuxy0

乙
もう実験編かよｗｗｗｗｗ
これは三沢塾編はなかったことになりそう……
今のうちに■■さんの遺影AA作っておくべきか？

837 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 21:15:56.54 ID:WjZ+nYQWo

細かいけど正しくはアクセラレータ

838 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 21:18:01.62 ID:ZTxxugVk0

すっげー楽しみ！

妹達がかなり生き残ってるし
一方通行の覚醒

某悪条さん的な感じな熱い展開期待！！！！

ps
御坂ドンマイ

839 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/06/19(水) 21:19:31.71 ID:CahDw9i+o

1乙。
御坂？なにそれ食べられるの？

840 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/19(水) 22:08:51.50 ID:bZQ47A1GP

VS一方通行が繰り上げになる？
ならミサカ10032号はその他大勢行きか…
誰が「御坂妹」の称号を得るのか地味に楽しみｗｗ

841 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 00:23:21.35 ID:08uBfklN0

10032号がその他大勢になるのは悲しいけど妹達がたくさん生き残るのは嬉しい

842 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 00:42:27.91 ID:9jmFjCrE0

乙
これは楽しみにせざるを得ない

843 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 02:58:04.35 ID:Ggqd98YGo

一通さん爽やかすぎるｗｗ
ここで覚醒したらちょっと冷蔵庫さんかわいそうだけど楽しみ

844 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 06:23:07.02 ID:BXRJHO6j0

乙です!

一方△

845 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/20(木) 11:04:23.21 ID:Wl4vLett0

垣根死亡は何とかされてくるだろうが、美琴はキチガイのままか……
妹編のおかげで美琴も一皮剥けるんだけどな……

846 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 11:36:08.94 ID:Jf2VMD+TP

>>845
「軍隊並みの力を手に入れた13歳」であの程度のDQNなら
正直かなり持ちこたえてる方だと思う
しかも周囲の期待へのストレスで一杯一杯の時期だし

847 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/20(木) 12:26:10.26 ID:+2tZWN7YO

>>1以外書き込むなグダグダとぬかしやがって邪魔なんだよ
書き込む前にもう一度、この書き込みは本当に必要なのかな？誰かを嫌な気持ちにさせてしまわないかな？
その手を止めて、考えてみて下さい。
その上で、この文章はこのスレッドに書き込むに値する。その価値がある。
そう思ったならテメェのそれは思い上がりです。だから全て削除して黙って続きを待ちましょうね

848 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 13:01:07.81 ID:gYGi1RAU0

>>847
>>1が「雑談はウエルカム」っていってるんだから別にいいのではないでしょうか？

荒しって訳でもないんだからそこまで気にする必要はないと思います。

>この文章はこのスレッドに書き込むに値する。その価値がある。
>そう思ったならテメェのそれは思い上がりです。
これはあなたにもいえることです。

849 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 15:48:53.40 ID:jx44W/vho

一方さんが名前を上条さんに教えるっぽい描写があったけど、今回の投下みたいに伏せたままだといいな
イコスピさんの時にオリジナルの名前付けそうだったから念の為

850 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 17:55:56.16 ID:Pgl6oMrQO

あ、はい。
律儀ですね

851 ：つつ [sage]：2013/06/20(木) 18:37:58.15 ID:hNxcfP1B0

レス返しと現状を。

>>836　三沢塾編は抹消されます。　　　　抹消されます。残念ですが。
　　　ただし、姫神さんとアウレオウスさんは大活躍の予定です。

>>837　おおう……

>>838　正直に言うと、超悪条さんの影響をうけまくってます。あの上条さんカッコよすぎ。

>>843,845　ネタバレになるので詳しく言えませんが、垣根君はスゴイ事になります。

>>845,846　ですよね。というか学園都市自体が結構な気違いだらけなので。

>>847　いつかも言ったような気がしますが、雑談だろうと議論だろうと乙の一言だろうと、書いてる側にとってはとても励みになります。
　かまってちゃんとか言われるかもしれませんが、「自分のスレをこんなにたくさんの人たちが見てくれている」というのがわかるはとても嬉しいです。
　なので、いくらでもレスをして下さい。全部楽しく見させてもらっています。

あと、期末の試験期間が迫ってきているので、かなり筆が遅くなると思います。受験ないのにテスト多すぎ。
次の投下は二週間以上空くかもしれません。のんびりと待ってて下さい。

852 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/20(木) 20:07:54.27 ID:DkvfeDMQ0

いいね、御坂妹は何人まで残ってんのかな？

853 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/20(木) 21:09:05.82 ID:DkvfeDMQ0

乙

854 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 22:33:30.32 ID:Jf2VMD+TP

二週間か…我慢するお(´；ω；｀)

855 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 22:58:35.92 ID:yfAxPTn40

乙。魔法名でるのかな

856 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/20(木) 23:03:45.25 ID:DkvfeDMQ0

更新が長い…。・゜・(ノД`)・゜・。

857 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/20(木) 23:24:25.04 ID:JWgTH9Hs0

>>852
4000台がいるってことは、少なくとも16000人程度は残ってそうだな。
てか、一日20人倒しても、10032号まで約1年半かかるわけで、
9982～10032のペースを見る限り、コレより早くはなさそうだから…
まだ大分生きてるな、うん。

858 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/21(金) 09:18:41.44 ID:LIPNFYT20

2週間...だ...と...？
いつまでも待っているよ

859 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/21(金) 09:32:43.20 ID:qvsWeJA+o

>>1SSだから改編してもいいけど、約一万体は屋内実験だぞー。

860 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/06/22(土) 00:39:35.12 ID:4hgJg71J0

>>859
不幸にも変な実験棟に紛れ込んだでおk

861 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/22(土) 12:06:54.27 ID:8IpFKNPfo

待ってます！

862 ：つつ [saga]：2013/06/22(土) 12:31:33.94 ID:wKu+5+yP0

うはｗｗｗｗｗｗテンションあｗｗがｗｗｗっｗｗｗてｗｗｗきｗｗｗた

今夜投下するかも。小ネタですけど。
絶対等速さんの出番はしばらくないといいましたが、そんなものを信じた私がバカでした。

863 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/22(土) 12:36:44.30 ID:jNweyzB/0

うはwwwwww楽しみに待ってるwwwwwww

864 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/22(土) 22:17:17.18 ID:1Z69E7yT0

これさ、御坂はまだ高1なんだよな

865 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/22(土) 22:19:17.07 ID:DU6j9EOv0

>>864
上条さんの年齢を超えた…だと…？

866 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/22(土) 22:34:47.61 ID:TXk//GjVo

>>864
中1じゃね？

867 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/22(土) 22:35:36.59 ID:TXk//GjVo

>>866これはなかったことにしてください

868 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 02:02:57.18 ID:PAL8B0r20

中2だったような

869 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 12:27:13.79 ID:GmvfErgJ0

今日の夜、今度こそ投下しに来ます。
昨日は適当な事言ってすいません………

レス返し

>>855　…………さあ？

>>859　はい。だからこそ彼女らの出番を作る事が出来たのでラッキーです。、

>>864-868　御坂さんは、原作だと中二、このssだと中一です。

870 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 16:20:13.28 ID:kM6vkpHG0

乙
まってる

871 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 20:45:08.16 ID:GmvfErgJ0

9時前に投下しまーす。

タイトルは、『絶対等速さんの鉄球講座』です。

872 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:13:43.25 ID:GmvfErgJ0

さあ、投下の時間ですぞ！

873 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 21:14:27.49 ID:f+J3JLgW0

待ってました

874 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:15:38.20 ID:GmvfErgJ0

ﾃﾚﾚｯﾃｯﾃﾃﾃ　ﾃﾚﾚｯﾃﾚｯﾃﾃ　ﾃﾚﾚｯﾃｯﾃｯﾃｯﾃｯﾃﾃｰﾃｰﾃｰ

絶対等速「ようてめえら！俺の『鉄球講座』にようこそ！」

上条「アシスタントの上条です。………何だこれ」

絶対等速「おう、気合が入ってねえぞ上条。しっかり自己紹介しろ！」

上条「うるせえよ！なんだこれ？なんだこのスタジオ！？何でこんなお料理教室が始まりそうなスタジオに鉄球が大量に転がってんだよ！？」

875 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:16:06.47 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「俺の鉄球講座の舞台に決まってんだろ」

上条「鉄球講座ってなんだよ！？」

絶対等速「名前の通り鉄球について学ぶに決まってんだろ」

上条「鉄球の何を学ぶんだよ！？て言うかお前警備員に連れて行かれてなかった？拘留中だよね？」

絶対等速「細けぇことはいいんだよ。ここはパラレルワールドだ」

上条「むちゃくちゃだなオイ。で？なにこの茶番」

876 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:16:33.10 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「さっきも言ったろ。これは俺様の鉄球について学ぶコーナーだ」

上条「あ、ちょっと『俺様』って一人称やめて。クソ赤モヤシを思い出す」

フィアンマ「呼んだか？」

上条「何でいるんだよ！？お前今ローマだろ！？」

絶対等速「このコーナーでは、毎回一人ずつゲストを呼ぶぜ！」

フィアンマ「神の右席のフィアンマだ。宜しく」

上条「毎回って何！？次回もあんの！？て言うかお前たち面識ねえだろ！」

フィアンマ「パラレルワールドだ」

絶対等速「パラレルワールドなら仕方ないな」

877 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:17:01.99 ID:GmvfErgJ0

上条「うるせえよ！！！とにかく俺は帰らせてもらうからな！！」

絶対等速「あ、走ると危な……」

ガシッ　←上条が地面に落ちていた鉄球を踏みつけた音

ズルッ　←上条が鉄球を勢いよく踏んで空中で回転する音

ガンッ　←上条が地面に転がっていた鉄球に後頭部から激突する音

ゴロゴロバキッ　←上条が悶絶して転がっているところを落ちていた鉄球がさらに追い打ちをかける音

絶対等速「………ほら、氷やるから」

フィアンマ「頭を出してみろ。聖なる右で癒してやろう」

上条「優しくするんじゃねえよばかー！！！！！」

……………………………………………

878 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:17:28.91 ID:GmvfErgJ0

結局、上条さんも参加することになりました。

上条「………で？結局これは何をするコーナーなんだ？」

絶対等速「だから、俺の鉄球についての理解を深めるんだよ」

上条「その説明の意味がわからんっ……！」

フィアンマ「やれやれだな……俺様がおつむがアレな上条の為に懇切丁寧に説明してやろう」

上条「言い方はムカつくけど一応有難うフィアンマ君」

879 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:18:00.97 ID:GmvfErgJ0

フィアンマ「いいか？原作では、絶対等速はただの鉄の塊としての『鉄球』しか使ってなかったわけだ」

上条「原作ってなんだよ！？」

フィアンマ「だが、このssでは実に多種多様な鉄球を使う。形状変化、分裂、爆発」

上条「ssってなんだよ！？」

フィアンマ「よってこの小ネタのコーナーでは、絶対等速の使う鉄球の種類や用途についての解説を投下していく」

上条「投下って何なんだよぉおおおお！！！」

絶対等速「解説ご苦労、フィアンマ君」

フィアンマ「俺様にかかれば、他愛もないことだ」

上条「はぁ、はぁ………まあ一応理解はできた」

絶対等速「よし、じゃあ始めるか」

上条「いきなりこれじゃ、先が思いやられるぞ……」

880 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:18:28.42 ID:GmvfErgJ0

　　　　　　　絶対等速さんの鉄球講座
　　　　　　　　第一回　『基本編』

881 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:18:56.14 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「そんなこんなで始まった訳だが、まあ最初は基本からだな」

フィアンマ「了解だ。まずはこの鉄球」

絶対等速「おう、この鉄球は何の変哲もない、ただの鉄の球だ。仕組みも何もない」

フィアンマ「それは役に立つのか？」

絶対等速「一番シンプルだから、まずコストが低いな。大量に購入できる」

フィアンマ「おお、そういうことも考えているんだな。というかどこで購入するんだ？」

882 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:19:31.37 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「知り合いに頼んでる。そんなに安くねえんだぜ？それと、もうひとつのメリットとしてはやっぱ下手にいじってないぶん固い」

フィアンマ「シンプルイズベスト、ということか」

絶対等速「そんな感じだな。だからある程度までの敵ならこれ一本だ。能力を使わなくても、普通に投げるだけで武器になる。こんな感じだ」ﾋﾞｼｭ

上条「痛ぁーーーー！！！」

絶対等速「さっきから何してんだ。参加しろこのコーナーに」

上条「掃除してんだよ！こんなに大量に鉄球が転がってたら危なくて歩けねぇだろ！」

883 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:20:23.48 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「俺は歩けるぞ」ｽｲｰ

フィアンマ「俺様もだ」ｽｲｰ

上条「歩いてねえじゃねえか！」

絶対等速「良いじゃねえか。やってみろよ。結構快適だぞ？」ｽｲｰ

上条「そうか？難しそうじゃないか？」

フィアンマ「足を鉄球の上において滑るように勢いをつけるだけだ。簡単だな」ｽｲｰ

上条「マジか、ちょっとやってみる」

884 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:21:00.14 ID:GmvfErgJ0

ガシッ　←上条が地面に落ちていた鉄球を踏みつけた音

ズルッ　←上条が鉄球を勢いよく踏んで空中で回転する音

ガンッ　←上条が地面に転がっていた鉄球に後頭部から激突する音

ゴロゴロバキッ　←上条が悶絶して転がっているところを落ちていた鉄球がさらに追い打ちをかける音

絶対等速「……まあ、こうなるような気はしてたよ。ほれシップ」

フィアンマ「聖なる右はもう出せん。通常魔術でいいか？」

上条「うわーんバカやろ――――！！！」

………………………………………………

885 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:22:41.62 ID:GmvfErgJ0

上条「………次の鉄球は何でしょうか絶対等速さん」

絶対等速「次に使用頻度が高いのはコレだ！」

フィアンマ「気づいてなかったがこれ鉄球に文字が書いてあるんだな」

上条「あ、ほんとだ。黒字に灰色で………『爆』？」

絶対等速「おう。あと横に一本灰のラインが入ってんだろ？」

上条「ホントだ。ちょっと凹んでる」

絶対等速「こりゃ手触りだけで判断できるようにするためだ。パッと出せるようにな」

886 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:23:12.87 ID:GmvfErgJ0

フィアンマ「それで、この鉄球の役割は何だ？」

絶対等速「その文字の通り、爆弾だ。ちなみに『爆玉』って名付けた」

フィアンマ「シンプルだな」

絶対等速「分かりやすいだろ？」

上条「危なくないのか？服とかの中に入れとくんだろ？」

絶対等速「もちろん人一人くらい楽に殺せる威力はあるかあらな。安全管理には気を使ってるぜ」

上条「安全管理って…………」

887 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:23:58.29 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「はいお次の鉄球はコレ！」

フィアンマ「表面にさらに小さな球が埋まっているな」

上条「これはあれだな。あの空中で分解する奴だな」

絶対等速「その通り。文字は薄紫色で『裂』。『裂玉』もしくは『レッキングボール』と呼べ」

上条「レッキングボールって七部のあれか？」

フィアンマ「左半身が失調するのか」

絶対等速「いや、そんなことできるわけねえだろ。モデルはウェカヒポだけどよ」

888 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:24:33.77 ID:GmvfErgJ0

フィアンマ「よし、俺様が左半身が機能しなくなる術式を組んでやろう」

絶対等速「まじか！」

上条「神の右席いいいいい！！！何言ってんだおめええええ！！！」

絶対等速「安心しろ。ここはパラレルワールドだからな」

フィアンマ「パラレルワールドなら科学サイドの能力者が魔術について知っていても仕方ないな」

上条「便利な言葉だなパラレルワールド！」

889 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:25:17.21 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「次の鉄球はコレだ！」

上条「………？何かざらざらしてるな」

絶対等速「文字は深緑色で『散』。名付けて『散玉』！」

フィアンマ「散らばる……？」

上条「おまえそれあのフラッシュゲーから取ってるだろ」

絶対等速「よくわかったな。この鉄球の役割は、フィアンマの言う通り『散らばる』だ！」

上条「ああ、あの磁石玉？」

890 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:25:48.37 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「その通り。ちなみに、風紀委員と戦ってたときの説明で、『磁石で反発してうんぬん』って説明あっただろ?」

フィアンマ「ああ、だが磁石はどんなに細かくしようとS極とN極に分かれるはずだろう？あの原理だと拡散しないんじゃないか?」

上条「またパラレルワールドのお陰でフィアンマ君が聞いているはずのない話を聞いてるんですね」

絶対等速「そうだな。あのままだと普通にくっつきあって地面に落ちるだけ。だが、ここは学園都市だ」

フィアンマ「お得意の科学の力という奴か?」

絶対等速「まあ細かい原理は知らんが、粉磁石の極を一定の方向に固定する事が出来るらしい。

　だから、能力を解除して固定化を解けば、周りに拡散していくってわけだ」

891 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:26:40.33 ID:GmvfErgJ0

上条「そういえば、お前って鉄球使った後回収してんの?」

絶対等速「当たり前だろ?さっきも言ったがタダじゃないんだ。もちろん再利用のできない爆玉とか花玉……あのスタングレネ―ドな？とかは回収しねえけどよ」

フィアンマ「ふむ。無くなりそうなものだが」

絶対等速「俺の能力だとどこに行くかが１００％決まってるからな。追うのは楽だし、一応GPSも仕込んであるからな。意外と回収は楽だぞ」

上条「へ―。意外と考えてるんだな」

フィアンマ「おっと。そろそろ時間だな」

絶対等速「了解だ。てめえら！見てくれてありがとな！次回もヨロシク！！」

上条「ああ、次回もやっぱりあるのね」

892 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:27:24.40 ID:GmvfErgJ0

絶対等速「次回は『花玉』『槍玉』『砲玉』についてやって行くぜ！」

フィアンマ「次回のゲストは誰になるんだ?」

絶対等速「そりゃあお楽しみだが……ヒントくらいは出してやるぜ」

上条「へえ。どんなヒントだ?」

絶対等速「ヒントは『全身真っ黄色』！！」

上条「一人しか思いつかない!!!」

絶対等速「じゃあサヨナラだ！また見てくれよな！！」

上条「はぁ………不幸だ」

プツン……

黒子「………パラレルワールドなら絶対等速がテレビに出ているのも仕方ないですの？」

初春「そうじゃないですか？」

黒子「便利な言葉ですわね、パラレルワールド」

初春「そうですね」

893 ：つつ [saga]：2013/06/23(日) 21:27:55.65 ID:GmvfErgJ0

投下終了。
次回の予定は未定です。

894 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 21:34:43.46 ID:6SVCIdzk0

乙です！

便利な言葉だな、パラレルワールド

895 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 21:34:55.13 ID:f+J3JLgW0

乙

896 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 21:38:17.31 ID:SmUq8VbVo

乙です

897 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 21:40:16.99 ID:f5EpAiLWo

乙
砲玉は赤いんですねわかります

898 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/23(日) 23:04:38.42 ID:ya3pSFBQo

もう主人公コイツにして別スレ立てろよw

899 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/24(月) 02:55:03.42 ID:5jK6ULI/o

磁束の向きを固定するのって難しいんだぜ

900 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/24(月) 23:11:53.85 ID:IQeWI33p0

もういっそのこと絶対等速が主人公でよくね

901 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/25(火) 00:48:51.92 ID:LpX1ZEdCo

乙乙
激突要塞は神ゲーですよね>>1さん！

902 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/06/29(土) 21:49:57.41 ID:V68EH1UN0

続きまだ～？

903 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/29(土) 21:51:38.59 ID:1MvFx/XA0

>>902 あげんなks

904 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/30(日) 00:06:37.69 ID:j+glr8a90

>>902 >>1が来たと期待したじゃねぇか！

905 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/30(日) 00:13:30.12 ID:btQMRcAU0

次スレ行くとしてこれ何スレぐらいで完結するんだろうな？

906 ：つつ [sage]：2013/06/30(日) 16:27:59.89 ID:MJxV2mfP0

ここ一週間ぐらい一日30分もパソコンを触れていません。しかもまだテストが始まってすらいないという……
なのでかなり更新は後になるかも……

>>897、901　元ネタはそうです。姉には色々な事をひっくるめて『趣味が男くさい』とか言われましたけど。

>>898、900　絶対等速さんはきっと脇役だからこそ輝いている…………はずです。

>>899　学園都市ですし。

>>905　全16話完結の予定で、小ネタもはさむ予定なので、やばそうですね。まだ四話が始まってすらいないのに。
　とある木原の幻想殺しとかとあるスパイの幻想殺しとか短編とか書きたい話はいっぱいあるのになぁ………

907 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/06/30(日) 16:30:30.96 ID:U+0RnJBjo

二本目！とかすればいいんじゃないかな？

908 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/01(月) 17:06:22.61 ID:iQZc/PZX0

>>1が書きたいだけ書けばいいと思う

909 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/01(月) 20:40:19.81 ID:XH6QsR04o

次タイ、とあるローマの天然旗幟とかでよくね？w

910 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/02(火) 02:46:14.95 ID:KqGkzJtS0

>>909なにそれ別スレで見たいwww

911 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/05(金) 07:35:05.93 ID:X99h9aB+0

このスレタイだと次スレの分考えにくいよな…
普通にⅡと書くかそれとも>>909みたいに似た感じの作るか…
結構読者いるし案つのるのもありかもな
とりあえず>>1をいつまでも待ってる

912 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/05(金) 07:38:21.33 ID:8RQxy02mo

あんまり題名変えると番外編とかと勘違いしそうで怖いわ…

913 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/05(金) 08:35:50.85 ID:X99h9aB+0

>>912
こっちに次スレURL貼って次スレにこっちのを貼れば無問題じゃね？知らんけど
少し読んで面白かったらほっといても読者は来るだろうし

914 ：つつ [sage]：2013/07/05(金) 16:42:08.19 ID:TU2SkMVt0

ぬがああああああああ。
しにそうです。苦しいのです。
あと三日くらい待っててください……こんなに時間が立っているというのにほとんど書けてないぞ……

次スレのタイトルは募集でいいですかね？
適当によさげなのがあったら使う感じで。

915 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/05(金) 16:48:40.34 ID:AQL5xrT4o

了解です

916 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/06(土) 21:28:25.40 ID:9sGXtndJ0

スレタイリク

上条「―――――ローマ正教所属魔術師、上条当麻、いざ参る」

このセリフかっこいいし、設定もすぐわかる
（ただ単純にこのセリフが気に入ったし…）

決めるのは>>1ですが

917 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 10:46:16.06 ID:7lYLtje+o

俺は上条ローマ育ち、魔術師とは大体友達

918 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:17:49.87 ID:Rh9rrYKA0

やっべ、今日七夕じゃん、ということで38分で書いた小ネタ。
ちょっと色々やばいんで、二分以上投下が続かなかったら落ちたと思ってください。

　　

　　　　　　　　　　　　『星に願いを』

919 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:18:17.43 ID:Rh9rrYKA0

ヴェント「タナバタ？」

フィアンマ「おう。七夕だ」

テッラ「七夕ですね―」

アックア「七夕である」

上条「七夕だな」

ヴェント「いや、何よソレ」

920 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:18:43.67 ID:Rh9rrYKA0

上条「日本の伝統でな。毎年7月7日に笹を飾って、願い事を書いた紙をつるすんだ」

フィアンマ「そしてその笹を燃やすことで、星に願いが届き願い事が叶う、という訳だ。おおざっぱに言えばな」

ヴェント「………それで？それとアックアの持ってるでかい笹の関係性は？」

アックア「書くのである。願い事」

テッラ「ほら、紙もありますねー」

上条「飾りも折り紙を用意してあるからな、作るのを手伝ってもらうぞ」

ヴェント「…………何で急にそんな事を言い出したワケ？なんか術式でも発動する気？」

921 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:19:10.88 ID:Rh9rrYKA0

フィアンマ「天の川やら織姫彦星やら魔術的意味はもちろんあるが、今回は完全にそういうのはナシだ。日本の一伝統として楽しもう、と言っている訳だ」

ヴェント「……ハァ。いいわよ。やらないって言っても聞かないんでしょ？」

フィアンマ「もちろんだ」

上条「よし、まずは飾り作りからだ！」

………………………………………………………………………

922 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:19:43.88 ID:Rh9rrYKA0

上条「折り紙をまあ6～8分の一ぐらいの縦長に切って、それを輪でつなげていくんだ」

フィアンマ「ぐ………いちいちハサミで切るのが面倒だな…………聖なる右を使うか？」

テッラ「あなたは聖なる右の無駄遣いをやめるんですねー」

ヴェント「この前に使ってたかしら。風呂掃除？」

テッラ「ベッドメイキングだったような気が」

フィアンマ「………いいじゃないか。あるモノの有効活用だ」

テッラ「天使長ミカエルの力をそんなどうでもいい事に使うのは自重した方がいいと思いますねー」

アックア「ふん！ふん！」

上条「師匠！アスカロンで切るのは早いけど危ないです！！」

923 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:20:13.09 ID:Rh9rrYKA0

……………………………………………………………………………………………

ヴェント「イタっ」

上条「どうした！？」

ヴェント「ただ紙で指切っただけよ。そんな心配しなくても…………オイ」

上条「師匠、早く絆創膏を！」

アックア「しばし待つのである！」

上条「えっとそれまでにできる事は…………」

ヴェント「イヤ、何で普段殺し合いと化してるくせにこんな小さな怪我でテンパってんのよ」

上条「そりゃ大切の人が傷ついたらどんなに小さい怪我でも心配するだろ！？」

ヴェント「た、大切な人……/////////」

フィアンマ「青春だな」ニヤニヤ

テッラ「青春ですねー」ニヤニヤ

ヴェント「あんたらはそのムカつく顔をやめなさい！」

924 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:20:39.88 ID:Rh9rrYKA0

アックア「当麻！あったのである！」

上条「どうも師匠、ほれ、指出せヴェント！」

ヴェント「え！？いや絆創膏ぐらい自分でまけ………」

上条「全く、危なっかしいんだからヴェントは………」

ヴェント「い、いや、そんなわざわざ捲いてもらわなくても」

上条「何言ってるんだ！小さな怪我でも油断ならないんだぞ！」

ヴェント「いやいいけど………/////////」

フィアンマ「ニヤニヤ」ニヤニヤ

テッラ「いやぁ、若いっていいですねー」ニヤニヤ

ヴェント「あんたらはそのムカつく顔をやめなさいって言ったでしょーが！」

925 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:21:06.07 ID:Rh9rrYKA0

上条「コラ。動くと危ないぞ」

ヴェント「あ、ご、ごめん//////」

フィアンマ「……」ニヤニヤ

テッラ「……」ニヤニヤ

アックア「……」ニヤニヤ

ヴェント「うがーーーーー！！！」

926 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:21:32.95 ID:Rh9rrYKA0

927 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:21:59.24 ID:Rh9rrYKA0

…………………………………………………………………………………………………

上条「さて、肝心の願い事なわけだが」

ヴェント「…………ねぇ。これって公開する必要無くない？」

上条「いいじゃんか、そんなまずい事書いたんだったら書きなおしてもいいぞ？」

ヴェント「ううーーーーー………じゃあお言葉に甘えて」

フィアンマ「俺様は別に困るようなことは書いてないな」

テッラ「私もです」

アックア「自分もであるな」

928 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:22:29.71 ID:Rh9rrYKA0

上条「書き直せたかー」

ヴェント「うん」

上条「じゃあ一人ずつ見ていきまーす。まずは師匠から」

『世界平和』

上条「切実ですね、割と」

フィアンマ「そのために俺様も頑張っているのだがな」

テッラ「一般人が書くと冗談なんでしょうが……」

ヴェント「アンタが書くと100%本気ね」

アックア「実際本気であるからな」

929 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:22:56.99 ID:Rh9rrYKA0

上条「次はテッラさんで」

『異教徒が撲滅しますように』

テッラ「………」ニッコリ

上条「……まあテッラさんだし」

フィアンマ「テッラだからな」

アックア「テッラなら仕方ないである」

テッラ「私ですから」

930 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:23:25.80 ID:Rh9rrYKA0

上条「次は、ヴェントか」

『いつまでも一緒にいられますように』

テッラ「おや？前の行に消し跡が見えますねー」ニヨニヨ

フィアンマ「なんて書いてあったのかな？ん？」ニヨニヨ

ヴェント「うぜぇ………」

アックア「当麻、何かコメントはあるであるか？」ニヨニヨ

上条「コメント？んー。まああたりまえだけど………」

ヴェント「な、何？」

上条「これからもずっと一緒だぜ！ヴェント！」

ヴェント「//////」フ゛シュ~~

フィアンマ「おっと、ヴェントの奴がオーバーヒートしてしまったぞ」ニヤニヤ

テッラ「若いですねー」ニヤニヤ

931 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:23:54.71 ID:Rh9rrYKA0

上条「次はフィアンマかな」

『いつまでもこの生活が続きますように』

テッラ「…………」ヒ゛ックリ

アックア「………」ヒ゛ックリ

上条「……………」ヒ゛ックリ

ヴェント「//////」シュウウウ

フィアンマ「………なんだその驚いた顔は」

上条「いや………ちょっと予想外だったというか」

アックア「てっきりテッラ系統の事を書くと思っていたのであるが」

フィアンマ「ふん。俺様はそんな無粋なことは書いたりしない」

上条「へぇ。ちょっと見なおした」

アックア「この笹はどこへ飾るのであるか？」

上条「寺院の屋根の上の方でいいんじゃないか？」

テッラ「では、夜にまた集合ですかね―」

932 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:24:23.01 ID:Rh9rrYKA0

……………………………………………………………………………………

上条「夜だな」

アックア「晴れてよかったのである」

フィアンマ「ふむ、星がきれいだな」

テッラ「月も出ていませんしね―」

ヴェント「アックア、笹は?」

アックア「あそこである」

933 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:24:48.53 ID:Rh9rrYKA0

ヴェント「………目の錯覚じゃなかったら十字架に磔にされてるんだけど」

上条「そして笹を燃やす」

フィアンマ「完全に火あぶりの刑だな。良いのか聖職者諸君」

テッラ「よくないですね―」

ヴェント「なんだってあんなところに付けてあんのよ!?」

アックア「一番高いところがあそこだったのである」

フィアンマ「おいおい……………」

上条「よし、取りに行くか」

テッラ「優先する、靴を上位に、空気を下位に」

上条「どうも、テッラさん」

934 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:25:14.99 ID:Rh9rrYKA0

アックア「空中散歩であるか」

フィアンマ「空気の上に靴で乗っているんだな。応用の効く能力で羨ましい限りだ」

ヴェント「ぶっちゃけ日常で一番役に立つのって光の処刑よね」

テッラ「かもしれませんね―。幻想殺しや天罰術式、聖母の慈悲に至っては全く役に立ちませんし」

アックア「聖母の慈悲も、小さい事に魔術を使う時には便利である」

ヴェント「まあ天罰術式は完全に使い道ゼロね。世界規模だし」

フィアンマ「俺様の聖なる右は何でもできるが、回数制限がな………」

ヴェント「一日３，４回でしょ?しかも連日使うとどんどんきつくなるっていう」

935 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:25:40.24 ID:Rh9rrYKA0

フィアンマ「最近は一日１回くらいが限界だ」

テッラ「明らかに使いすぎですね―」

アックア「一番ひどかったのはなんだったであるか?」

ヴェント「洗濯物を取り込んだ事じゃない?」

テッラ「テレビのリモコンを取った時ですかね―」

フィアンマ「いいじゃないか別に!」

936 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:26:07.94 ID:Rh9rrYKA0

上条「おーい、これどこに飾る―?」

フィアンマ「屋根に火を付けると寺院に燃え移るかもしれないから、もう下に持って来てしまえ」

上条「ういうい」

ヴェント「というかまずなんで寺院の屋根に置こうと思ったのよ」

テッラ「空に近いからですかね―」

………………………………………………………………………………………

937 ：つつ [saga]：2013/07/07(日) 20:26:36.01 ID:Rh9rrYKA0

フィアンマ「さて、燃やすぞ」

上条「さーさーのーはさーらさらー♪」

テッラ「火をおこすのにはマッチを使うんですね―」

フィアンマ「さっきも言っただろう。俺様は無粋な真似はしないんだ」

上条「のーきーばーにーゆーれーるー♪」

ヴェント「さっきからアイツが歌ってる歌は?」

アックア「『七夕さま』であるな。七夕に歌う歌である」

上条「おーほしさーまーきーらきらー♪」

フィアンマ「…………煙が、天に昇って行くな」

テッラ「願い事が叶うぐらいに、星まで届きますかね―」

ヴェント「まぁ、届くかもしれないじゃない?」

アックア「信じてみるのも悪くないである」

上条「きーんーぎーんーすーなーごー♪」

938 ：つつ [saga !蒼_res]：2013/07/07(日) 21:26:43.74 ID:Rh9rrYKA0

　　　ささの葉　サラサラ
　　　のきばに　ゆれる
　　　お星さま　キラキラ
　　　金銀砂子(すなご)

　　　五色(ごしき)の　たんざく
　　　わたしが　書いた
　　　お星さま　キラキラ
　　　空から　見てる

939 ：つつ [saga ]：2013/07/07(日) 21:27:12.06 ID:Rh9rrYKA0

ローマは今日も、平和です。

940 ：つつ [saga ]：2013/07/07(日) 21:27:54.62 ID:Rh9rrYKA0

途中で一瞬落ちたけど、投下完了。

東京は天の川が見えませんね………

941 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 21:30:31.34 ID:HtP6JE6vo

上やんの願い事出たっけ？

942 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 21:31:10.91 ID:eyLzLq5j0

乙

北海道はでっかいどーーwwwwwwwwww

943 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 21:31:29.43 ID:hBc8yNVh0

乙です

944 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 21:57:26.44 ID:dptsilO8o

乙です

945 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 22:04:59.05 ID:UVgh2ph1o

乙乙

946 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/07(日) 22:40:48.70 ID:TPIrX/Pm0

上条さんの願い事は？わざと？

947 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 12:07:39.78 ID:kdPwBDtvP

六道（ろくどう、りくどう）とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという
6種類の迷いある世界のこと。

天道（てんどう、天上道、天界道とも）
人間道（にんげんどう）
修羅道（しゅらどう）
畜生道（ちくしょうどう）
餓鬼道（がきどう）
北海道（ほっかいどう）

948 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 12:12:22.23 ID:2JqfgpI3o

>>947誤爆？にしてもラストww

949 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 16:52:09.99 ID:HNSKhhFY0

>>948
多分、>>947は>>942を見て書いたんだと思う（ゲス顔

950 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 18:23:51.26 ID:+HIoKAzK0

ぎゃああああああああああああ痛恨のミスうううう

>>938と>>939の間に入れる予定のモノが思いっきり抜けてました。ある意味一番大事な部分なのに。

なので、せっかくなのでちょっと複線やらなんやらをぶち込んで今日投下します。数レスですけど。

951 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 19:20:44.13 ID:cMqMFNHU0

>>947 北海道ワロタwww

952 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 20:18:06.39 ID:lMQYHSOg0

>>947

マジレスすると
抜けてんのは地獄道

地獄道→北海道って‥何考えてんだ

953 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 20:27:18.70 ID:rSAvFtJ4o

>>947が言ってるのは北海道じゃなくてHOKKAIDOという魔境のことじゃね？

954 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:47:28.50 ID:+HIoKAzK0

抜けてしまっていた分のとうか―。
後、一方編はかなーり長くなると思うので、次スレ建てます。
スレタイ絶賛募集中。

955 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:48:10.09 ID:+HIoKAzK0

>>937から

フィアンマ「さて、燃やすぞ」

上条「さーさーのーはさーらさらー♪」

テッラ「火をおこすのにはマッチを使うんですね―」

フィアンマ「さっきも言っただろう。俺様は無粋な真似はしないんだ」

上条「のーきーばーにーゆーれーるー♪」

ヴェント「さっきからアイツが歌ってる歌は?」

アックア「『七夕さま』であるな。七夕に歌う歌である」

上条「おーほしさーまーきーらきらー♪」

フィアンマ「…………煙が、天に昇って行くな」

テッラ「願い事が叶うぐらいに、星まで届きますかね―」

ヴェント「まぁ、届くかもしれないじゃない?」

アックア「信じてみるのも悪くないである」

上条「きーんーぎーんーすーなーごー………」

956 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:49:00.58 ID:+HIoKAzK0

………………………………………………

…………………………

……………

………

七夕は、一年に一度だけ織姫と彦星が会える日。

たった一年に一度だとしても、必ずまた会えるとわかっているのだ。

お互いに次に会う日を楽しみに生きているのだろう。

なんて、幸せなんだろうか。

一人がどんなに会いたいと焦がれていても、その人が拒絶すれば、それは不幸を生む。

一人がどんなに会いたいと焦がれていても、その人がもう会える状態でなければ、それは不幸を生む。

一人がどんなに会いたいと焦がれていても―――――その人が、もういなければ、それは、不幸を生む。

957 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:49:39.01 ID:+HIoKAzK0

世界が幸せで満ちますように。

悲劇など、生まれませんように。

叶わない願いと言うのは分かっている。

幸せの数だけ不幸があり、不幸の数だけ幸せがある。

世界とは、残酷で、苦しくて、悲劇にあふれていて。

だけど、それゆえに優しくて、楽しくて、奇跡が溢れている。

上条「そーらーかーらーみーてーるー」

なあ、『―――』。

958 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:50:15.18 ID:+HIoKAzK0

オマエも空から見ているのか？

見ているのなら、どうか。

幸せであって欲しい。

己が死ぬほど、焦がれた人だから。

己が死ぬほど、愛した人だから。

上条当麻の祈りは、七夕の空へ、静かに昇っていく。

959 ：つつ [saga !蒼_res]：2013/07/08(月) 20:50:52.56 ID:+HIoKAzK0

960 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:51:23.31 ID:+HIoKAzK0

ローマは今日も、平和です。

961 ：つつ [saga ]：2013/07/08(月) 20:52:25.06 ID:+HIoKAzK0

終了。

次の投下は2，3日の間に。

962 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 21:00:27.60 ID:9Kbzwx/Lo

乙です

963 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/08(月) 21:10:52.59 ID:lMQYHSOg0

乙

んん？誰だか知らんが‥
上条さんが枯れた理由か？「誰一人『』とは比べ物にならない」的な？

新タイトルは下手にヒネらず「とあるローマの幻想殺し２」とかでいいと思うぞ
ただ
このスレに新しいスレへの誘導を貼るのが間に合う程度には急ぐべきかな

964 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/09(火) 03:17:35.84 ID:5qVN6AVio

またえらく重要な部分を抜かしてたなww

965 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/09(火) 10:04:07.88 ID:2h4hcISIP

上条さんのハート射止めたのは誰なんだろ
イン某だと若すぎるか

966 ：つつ [saga]：2013/07/09(火) 13:00:44.80 ID:e8icEq340

申し訳ありませんが、2，3日後と言いましたがもっと遅くなるかもしれません。

本当はさっさと冒頭部分を書かなきゃいけないのに、上条さんと一方さんの戦闘の所だけ先走って書いちゃってて。
これがもうテンションが上がる上がる。
戦闘だけで三話の文字数をオーバーするんじゃないかという勢いです。
なので、かなり出だしを書くのが遅れてしまっています。
テストが終わったので時間はあるから、出来る限り早く書きあげちゃいたいな。

スレタイどうしましょう？
ちょっと諸事情があって「とあるローマの幻想殺し2」とか「第二章」とかは使いたくないんですけど。

967 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/09(火) 13:23:48.69 ID:5qVN6AVio

とあるローマの幻想殺し2
シンプルで良いと思いますです

968 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/09(火) 13:42:56.76 ID:+nvefJGi0

>>916
とかどうでしょう？

969 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage　sage]：2013/07/09(火) 20:45:27.85 ID:SwTO6WWS0

テッラさんの活躍に期待！

　　　　　　　　　　　　ヽ、＼＼ヽ　＼　､＼
　　　　　　　　　二≧ ､ヽ　＼丶＼､丶　'，　　　　　　　、､ l | /, ,
　　　　　　　　ｰ=≦　　　ミ､　＼ヽ　} | 　j　ハ　　　　　　= 　　　　　=
　　　　　　　三二ﾆ　　ミﾐr…‐ ミ,ﾑ / / /| 　　　　　ﾆ=　テそ　-=
　　　　　　　　＼=ﾆ　二三´　__ ,,) 　 _ヾ //|　　　　　ﾆ=　ッれ　 =ﾆ
　　　　　　　　　＞‐=　=≧ ´tｪｭヾ　ｨｪｧi'//7 ｎ＿　　 =-　ラで　 -=
　　、､ l | /, ,　ｰ=≦二 r=ﾐ　｀　ﾉ } i ヽ｝／ﾌ:|.|　　ヽ　ﾆ　.な. も　ﾆ
　.ヽ　　　　　´´ , ＞=ﾆ∧(r _〉　 ,ﾆﾆ､ｲ}彡':::ヽヽ　　} ´r　.ら　　ヽ｀
.ヽ　しき　テ　ﾆ.　　　=ﾆ个 {.　＜竺竺ﾖｿ| |.|:::::::| |　　|　　´/小ヽ｀
=　てっ　ッ　 =ﾆ　／:.:.::ヽ､iﾞヽ、　　_ ﾉ :| |.|:::::::| |　 /
ﾆ　く. と　ラ　　-=　ヽ､:.:::::::ヽ､.＿､　　＿,ﾉ/.:::::::| | /|
= 　れ.何な　　-= 　ヽ､:::::::::＼､＿＿／::.::::::::::::| |'　|
ﾆ　ると. ら　　=ﾆ　　 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::.左.:::Y′ ﾄ､
/,　：　か　　ヽ､　　 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_方_::| 　 'ﾞ, .＼
　/　　　　　ヽ、

970 ：つつ [saga]：2013/07/10(水) 15:04:53.18 ID:27raOBZ70

次スレを、『上条「―――――ローマ正教所属魔術師、上条当麻、参る」』か『とあるローマの幻想殺し２』か迷っているこのごろ。

第四話。一方通行との戦闘の所だけ描き上げました。
総文字数、16879字。行数、2757行。原稿用紙、約111枚分。

………完全にバカですね。

971 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 15:07:52.58 ID:tk0r7afVo

なにそれ楽しみ

972 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 15:33:03.82 ID:Ca0JCUoBP

楽しみすぎるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

973 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 15:57:10.36 ID:sVnqbJyR0

アクセラ戦内での決め台詞を引用するのもアリかも

974 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 16:53:27.73 ID:+9JhGXNT0

追いついた面白いので待ってる

975 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/07/10(水) 17:00:58.39 ID:WAuTTvBg0

待っていた。面白かった、続きも期待

976 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 17:38:20.05 ID:KYO83tZq0

　　　　　　　　　／‐､｀ヽ／;;;;{ ,:.-.:‐:.:.￣.:.｀ｰ-､　　　　　　　　
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　　　　　 l:.:.:l/:.:.:.:.::::,:}　　　、　　　　`二´　　ﾘ'ﾚ'´ﾞヾ　!:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.l　
　　　　　 l:.:/:.:.:.:.:.:.::八　　　　　　　　　　　｀　　　/ j) ﾉ　l:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:l
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　　　　　/:.:.:.:.:.:.:./､ヽ:.:l｀､. ∨　 ,)　　　 _,.イ　｀ ´　　　　l:.:.:.:.:.:lヽ､:.:.:.:.:.:.l:.:＼
　　　　 /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:ヽ ',:.l　　ヽ　_　　-＜/ 　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:l　＼:.:.:.:l::.:.:..:＼
　　　　/:.ゝ､_:./:.:.:.:.:.:', }:.l　/｀ヽ､　　　　 {｀ヽ　　　　　　　　l:.:.:.:.:.:l　　 l:ヽ:.:l､:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　 ,'_:.:.:.::.:.:｀ｰ- ､:.l l:.l/､　　　｀ヽ､　/　 '､､　_　　　　　　l:.:.:.:.:.:l　　 !:.:',:.l　｀ヽ:.:.:.:.＼
　　　　　｀ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ　ヽ　　　　/lo!｀!　 } ´　｀ヽ､　　　 l:.:.:.:.:.:l　　l:.:.:./　　　＼:.:.:.:.＼
　　　　　／‐｀､:.:.:.:.:.:.:.::.:.}　　＼　 /　! |　ヽ'　　　　　}､　　　l:.:.:.:.:.l　　|:.:/　　　　　ヽ:.:.

977 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 17:39:53.07 ID:KYO83tZq0

978 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 17:40:18.63 ID:KYO83tZq0

979 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 17:40:45.38 ID:KYO83tZq0

980 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 17:57:20.63 ID:8minoMqM0

乙
間違っても書き溜めが消えたって事が無いように

981 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 18:19:19.61 ID:Ca0JCUoBP

本当だ、コピーしといた方が良いと思う

982 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 18:20:49.78 ID:rWUBAhqso

それだけ書いたなら、バックアップは五つ位取っとけ
消えたらもう二度とSS書けない位の思いで

あと>>916は少し長いから、最初の「ーーー」を取っ払った方がいいと思う

983 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 18:37:16.43 ID:n2gYmOx/0

>>982
俺はあった方が好き

984 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 19:06:38.19 ID:eNXUTnQSo

俺はとあるローマの幻想殺し２がいいと思う

985 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 22:22:18.68 ID:eqtLPINV0

とある不幸な海鮮神父

駄目か

986 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 22:34:29.23 ID:okOfCbQQo

・・・海鮮？

スレタイは上条「―――――ローマ正教所属魔術師、上条当麻、参る」に一票

987 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/10(水) 22:35:55.76 ID:t0OIiFMqo

とある不幸なウニ頭の神父
ってことだろ。

988 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 01:23:33.97 ID:yv/SiS6u0

個人的にはあんまりスレタイでクサいのも微妙なので
とあるローマの幻想殺し２
でいいとおも

989 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 04:55:28.03 ID:NrbXI6bPo

とあるローマの上条に休日はない

……ちと長いか

990 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 05:06:01.19 ID:9iAifX9bo

>>988に同意

991 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 07:42:28.19 ID:7zusvx1Oo

あとは次スレで使う予定のセリフをスレタイにするとか

992 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 10:24:01.85 ID:jnjwiIOSO

普通に２の方がシンプルかつこのスレの続編ってわかるからいいどおもう゛

993 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 13:00:37.59 ID:PpgW0Hv40

四年も学園都市にいるなら上条さん魔術使えなくなるのか………

994 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 14:30:41.37 ID:ft3vaUx20

995 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 14:31:09.24 ID:ft3vaUx20

996 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/07/11(木) 14:31:35.22 ID:ft3vaUx20

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