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実験モルモット - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 20:53:42.29 ID:W80HCPxt0
第一話 暗闇
キィィィィ
黒板を爪で引っ掻いたような不快な音で、目を覚ました。
けれども目を開けたはずなのに広がるのは真っ暗闇。
確かめるようにまた目を瞑った
(3.2.1...)俺は心の中で数えた。
恐る恐る目を開けた。
眼前に広がるのは不安を仰ぐような暗闇。
何度か繰り返し同じ事をしてみたけど、
結局は暗闇でしかなかった。
俺は何かを探るように手足を動かした。
それはまるで、自分ではまともに動けない、生まれて間もない赤子のように恐る恐る、あるいは勇敢に何も見えないこの場所を探るように。


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寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
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A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
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真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 21:07:47.13 ID:0hKSbYij0
だけど何も触れない。
苛立たしい。
触覚があるはずなのに、何も感じられない。
視覚も触覚も刺激がないと、どこか不安で頭がおかしくなる。
ー無だーーー

でも確かに俺は存在していた。
苛立つ心は感じれた。
それだけでホッとできた。

どのくらい時間が経ったのか、それを調べる術も今はない。

(くそっ!なんなんだよここ)

俺は既に限界だった。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 21:09:12.61 ID:0hKSbYij0
第二話 光明

パァッ

(うっ、)
急に目の前が白くなった、俺は少しずつ目を開けた。

光だ!
俺は嬉しくなった、それと同時に怖くもなった。
知りたい知りたいと思っていても、いざ真相がわかる時、誰しも怖くて逃げたくなるもの。
さらにはそれが自分の行動によってではなく、急に誰かに目の前にこれが真相だよ。
なんて叩きつけられたら恐怖のほうが勝つのは至極当然。

だが光だ。
光とはなんて暖かい、誰だって光の下に居たいと思うもの。
今までの暗闇に比べれば、それはまるで天国。

僕は目を開けた。
周りをキョロキョロ見回した。
(何だよここ)
そこは四角い広くも狭くもない部屋のようだった。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 21:26:15.47 ID:CsrqQMdk0
何もなかった
普通なら部屋にあるようなものがなにも。
窓も扉もそこにはなかった。

(何なんだよ!)
僕はどうすればいいんだろう。

こんな事なら暗闇のままで良かった。
こんな事、見えない方が良かった。

でも知ってしまった。
見てしまった。

なにか隅々まで探せばなにかあるかもしれない。
そんな淡い期待を胸に僕は壁伝いに部屋を一周した。

なにもなかった。
僕は項垂れて座り込んだ。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:00:30.32 ID:p1vhemv50
何これ?
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:14:29.43 ID:p1vhemv50
続き無いの?
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:52:30.16 ID:p1vhemv50
第三話 一声

キィィィィ
(うわっ)
またあの音だ。
僕は身震いした。

(どこから聴こえるんだ?)
僕は周りをキョロキョロ見回した。

するとさっきまでは確かに何もなかった壁に小さい窓がある。

僕は恐る恐るゆっくりとその窓に近づいた。

窓を覗こうとしたその時だった。

ガガガガガ、、、
ピィーン

(な、なんだ?)

僕は音のする方向を見た、そこにはスピーカーみたいなものがあった。

(さっきまで確かになかったはずなのに、どうなってんだ?)

僕が不思議に思っていると

「あー、あー。ごほん。聴こえてる?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:55:08.89 ID:p1vhemv50
第三話 一声

キィィィィ
(うわっ)
またあの音だ。
僕は身震いした。

(どこから聴こえるんだ?)
僕は周りをキョロキョロ見回した。

するとさっきまでは確かに何もなかった壁に小さい窓がある。

僕は恐る恐るゆっくりとその窓に近づいた。

窓を覗こうとしたその時だった。

ガガガガガ、、、
ピィーン

(な、なんだ?)

僕は音のする方向を見た、そこにはスピーカーみたいなものがあった。

(さっきまで確かになかったはずなのに、どうなってんだ?)

僕が不思議に思っていると

「あー、あー。ごほん。聴こえてる?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:55:52.28 ID:p1vhemv50
何か上手く書き込めないな
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/11(金) 22:57:27.12 ID:p1vhemv50
僕以外の誰かの声だ。
ここで目を覚まして初めての視覚への刺激に僕は喜んだ。

「聴こえているの?」
その謎の誰かの声が僕にといかける。

(聴こえてるよ。てかここはどこなんだ!あんた誰だよ!)

「なるほど、カメラで見る限り口は動かしてる。
と、なると、そーゆーことね。」

(どーゆー事だよ!てかカメラって、どっかで僕を見てるのか?)

「ふふっ、怒ってるの?それとも困惑してるの?」

(どっちもだよ!ここはどこなんだ!)

(なんで何も答えてくれないんだ?)

スピーカーの奥で笑い声が聴こえた

(なんだよ!)
ガッ!

僕は壁をできる限りの力で蹴った。
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