【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

43 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:30:38.76 ID:YhVxO1U70
少女の倍は大きいドスギアノス、ティガレックスに比べれば段然脅威度は低いが
人を簡単に殺せる程度の実力があるのは見て伺える
その相手に3人はよく戦っている

椛「霊夢!防具は過信しないで下さい、以前はたてが別のモンスターに腕一本持って行かれそうになりましたから」

村紗「叩きつけるよ!少し離れてー!」

ガスンッ!!

幽香「よく足止めしたわ、私の前から退きなさい」

シュウウウウウ

霊夢「!!」

シュッ

幽香を狙いに飛びかかったギアノスを撃墜する
鱗で覆われてる分基礎体力の低いギアノスにとって霊夢の攻撃は相性が悪かった
程無くして

ズガァンッ!!!!

短距離用圧縮マスタースパークが放たれる幽香もまたこの世界に適応したようだ

幽香「ふふ、今度霊夢にお酒持っていこうかしら」

椛「まだ立ってますよ、気を付けてください!」

村紗「ま、折り返し地点は過ぎたよね、もう一息!」

一歩後ろから下がって見てるとあの三人が皆楽しそうだと思う
祭りの輪から外された気分の霊夢はやるせない気持ちでいた
44 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:45:47.77 ID:YhVxO1U70
霊夢(今日は私の仕事をこなすだけ、いつか、あんな風に…)

シュシュッ

三匹目のギアノスが倒れる
引き連れた配下を倒し、幽香たちをぼんやりと見つめていた

村紗「もう虫の息だね」

幽香「ふふ、あっけない」

ドスギアノスが足に力を入れる、標的は、霊夢
瞬発での速度ならばティガレックスをも凌ぐ高速で飛びかかる

霊夢「…!!!」

受けることには成功し、長刀のような爪から身体を防げたものの
その速度と質量から弾き飛ばされ、霊夢の身体を使い、後ろ足で三角飛びをする

霊夢「ぐはっ!」

村紗「…このっ!!」

ザンッ

椛「申し訳ありません、止めは頂きました、大丈夫ですか!霊夢さん」

幽香「…んぅっ」ゴクッ
45 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:10:43.60 ID:YhVxO1U70
霊夢達の傷が癒える、念の為に持ってきた幽香の生命の粉塵が功を奏した

幽香「霊夢、立ちなさい、霊夢!」

霊夢「ん…くはっ!」

胸部を蹴られ一時的に心臓がおかしくなる
こうなると薬云々の問題では無い

幽香「…仕方ない、貴女達二人は残党を警戒して!私が霊夢を助けるから!」

椛&村紗「はい!」

幽香「教わった通りなら…胸の真ん中…丁度中指が乳首に来るように…ペースは…1分100回で…回数は30!
気道確保に顎を上げて…鎧が邪魔!寒いと思うけど脱がせるわよ?」

・・・

幽香「しっかりしなさい!…30終わったら人工呼吸…んっ…」

・  ・  ・

霊夢「ゲホッ…!!はぁ…はぁ…」

幽香「ふぅ…妖怪の私でもこんなに疲れるなんてね…」

霊夢「…はぁ…ありがとう…はぁ…」

幽香「良いのよ、これで貸し借りは無し…ね…落ち着いたら鎧着なさい、
背中にカイロがあるとはいえオッパイ丸出しじゃ寒いでしょ」

霊夢「…っ!!!もう、着せてくれたって良いじゃない!!」

椛「そ、早々に降りましょう、天候が崩れてきました」

村紗「そ、そうだよね…霊夢、動けないならおぶるけどどう?」

霊夢「…お願いするわ、鎧と薬の御蔭で傷は無いけど思いっきり中身に響いたし」
46 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:26:15.45 ID:YhVxO1U70
・・・

幽香「と、言う事よ、罰なら甘んじて受けるわ」

アオイ「その必要は無いかな、後遺症も無く十分無事の範疇だし」

幽香「・・・」

アオイ「ふぅ…じゃあ帰ったら強制反省会、リーダーの幽香は正座、コレが落とし所だよ」

幽香「…」(コクリ)

霊夢「悪いのは私なのに…」

ミア「責任は上が受け持つものニャ、アオイも今回のでペナルティはあるし
戦場で何かに気を取られる事はよくあるニャ、今後似たようなケースに陥らなければ霊夢の仕事は完璧ニャ」

椛「ともかく沢山狩りましたね…ウチのチームだけで2〜3日分の食料は賄えたんじゃないですか?」

村紗「ポポノタンは人気食品だからね…小型の柔らかい奴とか好きだよ」

幽香「私は大型の濃いのが好きよ、歯ごたえと良い、食べたって感じがするもの」

椛「私は匂いが良ければ何でも行けますが…濃いのが好みですね」

村紗「あっ、椛もそっち〜?何かこう言うのって悔しい…あっ霊夢はどっちよ?」

霊夢「まだ食べ比べてないから判断は付けられないわ」

村紗「ちぇー…」
47 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:38:22.96 ID:YhVxO1U70
・・・

反省会も終わり、今日は新しく出来た温泉タイム
ポッケ村より流れ温くなった物をボイラーと言う物を経由し温め直す方式だ
要望多数で出来たこのお風呂の一番風呂に入れるのは嬉しい

霊夢「さっむっいっ!!」

幽香「流し湯はしておきなさいよ?一応マナーなんだし」

村紗「私はこれくらいへっちゃらだけどね」

椛(・・・でっかい)

 ちゃぽんっ

幽香「ひまわりちゃーん、ぬるいわよー、もっと熱くして〜」

アオイ「はーい、少し待ってね…っ」

アオイの罰は風呂焚き当番か
今後係を二人組で決めて運用するとのこと
48 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:54:36.38 ID:YhVxO1U70
幽香「さて、ポポノタンの切り身に、黄金芋酒!これでオーロラと月夜で一杯」

村紗「おぉ・・・湯船で見るオーロラってのもまた違って良いね」

椛「…幽香さんのこと、今日で随分評価が変わりました」

幽香「…そう?」

村紗「あぁ、献身的に霊夢を助けてたし、何かあったの?」

幽香「そうね…ヒマワリの花言葉って知ってる?」

村紗「…?」

幽香「私が初めて気に入った彼女は、ずっと太陽を見つめていた…
同じサンフラワー同士は顔を合わせる事は出来ない、そう言う事よ
一か月…色々あったわ…ホントに…」

霊夢&椛「・・・」

幽香「ごめんね、変な空気にさせちゃって、ホラ、船長さん音頭とって!
歌でも歌いなさいな」

村紗「え、えー///なんか恥ずかしいな、でも、じゃ…いくよ?1番村紗!歌います!!」
49 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:08:16.66 ID:YhVxO1U70
霊夢「ど、どうよ、私の歌」

幽香「んー…平凡、普通」

霊夢「えっ…このっ」

村紗は友達のセイレーンから歌を学び
椛は喉の通りが良く、幽香は声に艶がある
正直相手が悪過ぎた

霊夢「ふんだ!採点してあげるから3人で歌なさいよ!」

村紗「あ、そういってポポノタン食べる気でしょ!!」

椛「両方分け隔てなく食べますからね…霊夢さんらしいと言うか…」

村紗「基本的に中立だよね、介入主義ってだけで」

4人で寄り添うのもまた楽しい…今日もまたいい夜だと月に乾杯し杯を傾ける
良い感じに盛り上がった頃・・・

????「ちょっといいかな?」

道の方から二人の影が見える、一人は…文?
50 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:13:23.35 ID:YhVxO1U70
????「盗撮してた下手人です、貴女達に裁いてもらうよう決めました」

文「貴女は何でそう毎度毎度私の居場所解るんですか!いーやー、離してー!!!痛い痛い!!腕ちぎれちゃう〜!!」

4人「・・・」

文「え、ちょ…いつにもまして怖いですよ…嫌だなぁ…この世界に現像する場所なんて無いですし」

霊夢「戻ったらやる気だったのよね?」

文「・・・あはは」

椛「どうしてそう先輩は謝罪の言葉が出ないんですか!」

幽香「ふふふ・・・抑えといて?まずひん剥いてあげましょうか…」

文「きゃ、きゃああ!エッチ!!」

村紗「貴女がそれを言うのか!!!このぉ〜!!今回は幽香に全面協力だよ!!」
51 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:29:24.84 ID:YhVxO1U70
文「さ、寒いです…(ガチガチ)…死んじゃいます…(ガタガタ)」

傍の木に全裸で縛り付けられている、特殊な綱で鬼すらも数時間は切れない代物だそうだ
定期的に村紗の柄杓で文に温泉水が頭からかけられる

椛「だそうですが、ホントの所はどうですか?」

????「ん〜まだ低体温症とかの心配は無いですね」

幽香「ふふふ、文ちゃんの裸体を肴に一杯ってのも乙なものね」

文「お…おんしぇん…うらやまひいい…」

村紗「じゃあもう一杯かけてあげるよ、そーれ」

文「はうっ!!これ、さ、冷めると冷たいじゃないですか!!!」

霊夢「だから罰になるのよ、冷えた温泉水で少しは頭を冷やすべきね」

幽香「ホラホラ、震えるとオッパイが揺れてセクシーよ?我慢なさい?」

文「だ、だれか助けてぇ…」

椛「バックアップ態勢は万全ですから安心して視られる側にまわってください」

文「しょ、しょんなぁーーーはくしゅん!!」

30分後に解放された、今は本気で泣いた顔を温泉で必死に誤魔化してるだろう
52 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:47:10.57 ID:YhVxO1U70
にとり「おー、今回の鉱石で霊夢の武器と村紗の武器がパワーアップしそうだよ!」

霊夢「そりゃどうも」

幽香「あら?私のはまだ?」

にとり「必要素材が多くてね、明日は待機したらどうだい?もう武器が…」

幽香「そうね、短距離マスパが使えないのは私としても嫌だし…」

にとり「おっけーおっけー、あと数個だからすぐ集まるはずさ、それはそうと…」

霊夢「?」

にとり「貴女達4人随分仲良くなったみたいね?何かそう思うよ」

霊夢「色々あったしね」

幽香「否定はしないわ」

村紗「わかっちゃう?」

椛「…不思議ですよね」

にとり「差し詰め温泉同盟って奴かな?」

霊夢&幽香&村紗&椛「「「「…ええ」」」」

にとり「あはは…温泉名は仲良し温泉とでもしておこうか、うん
お、いらっしゃい、って魔理沙、不機嫌そうだね」
53 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 18:14:27.11 ID:YhVxO1U70
いかにも不機嫌な魔理沙となだめるアリスにパチュリー、そして早苗がいた
今回はあの4人がパーティだったらしい

魔理沙「あぁ…くそぉ…チルノに先を越されるなんてな…はぁ〜…」

アリス「だから言ったじゃない、チルノの武器は氷でモノブロスと相性が良いんだって
それでいて単純な動きは貴女と同等でしょ?」

魔理沙「けどよぉパチュリー、砂漠の昼だからチルノが弱くなると思ってな?」

パチュリー「火山帯ならまだしも直射日光による熱がメインの砂漠では
チルノみたいに光を反射するタイプはむしろ強いわよ
地底湖で休憩も水分補給も出来るしね」

魔理沙「マジかよ…で、夜だと氷点下だろ?砂漠こそチルノのホームグラウンドじゃないか…?」

パチュリー「次挽回すればいいのよ、じゃ、加工屋さん、これで足りるわよね」

にとり「ああ!にとり特製のガノススーツの性能、とくと見るが良いさ…ふっふっふ」

早苗「それで…私の鎧、何か見繕ってくれませんか?
あの脱衣魚のせいで酷い目に遭いましたよ…」

アリス「脱衣魚って…貴女の受け方のせいよ?アレばっかりは」

パチュリー(コクン)

魔理沙「眼福だったが否定はしないぜ…」

早苗「えぇ!そんなひどい!!」

にとり「うわーあー、私の技術も自信あったけどここじゃ簡単にガラクタかぁ…
旧式とはいえショックだよ・・・怪我はしてない?ならさっそく測っちゃおう
そうだね…鬼が大量にとってきたレイア素材はどうだい?あれならもうこんな事にならないよ
ただ引き続きガノスにいくなら一押しはギザミかな、コレは衣玖と天子が調達してくれたんだけど防水性が…」
54 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 18:30:03.70 ID:YhVxO1U70
魔理沙「…おぉ霊夢じゃないか、いつからいたんだ?」

アリス「ずっと居たわよ…」

魔理沙「一緒に組みたい…と言いたいとこだけどごめんな!また次だ!」

パチュリー「えぇ、フルフルをね?そこで相談だけど、椛をこちらに回してくれない?
探すのなかなか厄介なのよ」

アリス「早苗は鎧の完成まで戦線離脱だしね、流石にオーダーメイドを半日でしかも各作業と並行はにとりでも無理そうだし」

霊夢「私の物じゃないから良いけど…椛は?」

椛「構いませんよ」

霊夢「となると…だれか…」
55 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 19:41:17.05 ID:YhVxO1U70
ハクション!!

霊夢「!」

ミスティア「あー思いっきり風邪ひいたかも…」

リグル「雪吹きかけ過ぎだよあの猿…」

ルーミア「だいじょうぶなのかー?」

にとり「温泉出来たよ?なんなら特別に次はいる?」

ミスティア「!」

リグル「やった!すぐいくよ〜!!」

にとり「あ、まだ先客が…いっか、どうせ一人だし、あれ?ルーミアは?」

ルーミア「あまりダメージ無かったのだ」

霊夢「なら明日組まない?ブランゴ討伐予定してるけど」

ルーミア「お〜、いいよ、ブランゴの肉好きだし」

村紗(あぁ、人肉に似てるから…)

霊夢「あと一人…ぶらついてみるか」
56 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 19:56:47.63 ID:YhVxO1U70
・・・

フラン「えー?!」

レミリア「お聞きなさいフラン、先日許しが出たばかりでは私達が行く今回の相手は荷が重いのよ」

咲夜「申し訳ありません妹様」

霊夢「何?組む相手が見つからないの?」

レミリア「!?ノックくらいしなさいよ」

霊夢「ごめんごめん、ともかく明日ブランゴ討伐に行くけど、どう?」

フラン「!いくいく!!ブランゴなら良いよね?」

美鈴「丁度良い相手ですね、霊夢さん、助け舟感謝します」

霊夢「ここは持ちつ持たれつよ、気にしないで」
(フランは日差し平気なのよね…安心してあとは寝ておきましょうか…)
57 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:22:39.70 ID:YhVxO1U70
・・・

霊夢「・ ・ ・。」
(寝れない…目を閉じると文の裸が浮かぶ…
見るんじゃ無かったわ、何でこんなに焼きついてるのよ…
恋愛感情は無かった筈よ?無い無い、むしろ幽香の方が…
って何考えてるの私!!アレは救命行為であってソッチの…
あーもー、身体が熱い!!温泉に長く浸かり過ぎたかしら?
鎮まれ心臓っ!!こんな時は大人しくしてて良いの!!
羊、そう羊よ、えと1〜2〜3〜…)

翌朝

霊夢(寝れたには寝れた…けど、初めての淫夢が同性ってどうなのよ…
どうしちゃったの私…全く…あーあ、シーツが…それに着替えなきゃ…
その前にタオルタオル…)

霊夢「鎧よし!あとはばれない様にこれらを…」

???「洗濯物取りに来たよ〜」

霊夢「ゑっ!!」(ヤバ…始末に時間かかり過ぎちゃったんだ…)

???「お、今日は纏めといてくれたの?ありがとー」

霊夢「う、空?きょ、今日はちょっとこのままで」

空「だめだよー、ちゃんと「えいせいかんり」はするようにってさとり様からも言われてるからね」

霊夢「う、あぁああ・・・/////」

グジュ

空「・・・おもらし?まぁまぁ、誰とは言わないけど狩りの後で怖がって
こうなるひと結構居るから気にしない方が良いよ?
ドスギアノスだっけ?アレに襲われたって聞くしちゃんと洗うから、じゃ、預かるねー」

トタタタ・・・

霊夢(恥ずかしい死にたい…何より許せないのは終始空の胸に目が行く私自身よ…
今度永琳にでも相談しようかしら…)
58 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:41:31.78 ID:YhVxO1U70
村紗「おはよー」

ルーミア「先ご飯頂いてるのだー」

フラン「私のはちょっと時間かかるみたい…揚げもの…どんな味かな?」

霊夢「おっ!おはっ!よっ!!」

村紗「ん?調子悪いの?」ピトッ

霊夢「はは、へ、平気よ平気!!さて、ドテカボチャとオイルレーズンのぱ、パイでもお願いね!!」

フラン「へー、霊夢って甘いもの好きなの?」

ルーミア「どっちかと言うとお酒に肉って感じだけど…珍しいぞー」

霊夢「私だってこんな事あるわよ!さ、食べたら行きましょ!!」

:::::::::::::::::::::::::::::::::

紫「ねぇ…アレをどう見る?」

ヤマメ「箱入り娘が外に出て新しい菌に触れた事で一気に感染したって感じかねぇ?」

幽々子「あらあら、でも、概ね同意見よ」

勇儀「天下の鬼巫女も色には勝てないようだね…で、何処行くんだっけ?」

ヤマメ「ボケたのかい?今日はグラビモスの予定さね」

紫「ふふ、貴女の罠、今日も楽しみにしてるわ」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/10(木) 20:44:58.04 ID:L3mXh0a70
唐突なレズ展開は女の子の特権
60 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:54:45.26 ID:YhVxO1U70
ルーミア「霊夢〜今日のクエ、どういった趣旨のクエか解るか〜?」

霊夢「昨日ドドブランゴを狩った残党の退治…ね」

ルーミア ボソッ「意識も思考も足取りもしっかりしてるぞ〜?先頭も買って出てるし」

村紗 ボソッ「おっかしーなぁ、確かにおでこに額当てた時熱い気がしたんだよ」

フラン ボソボソ「私が言えた義理じゃないかもしれないけど皆で霊夢を守らないとね」

霊夢(後ろからついてったらお尻に目が釘付けになりそうよ…)

・・・

ミア「キャリア長いのは村紗だけど…要望で今回は霊夢リーダーで良いのかニャ?」

村紗「うん、海の指揮ならともかく狩りの指揮はちょっとね」

ミア「解ったニャ、じゃ霊夢もそれで良いかニャ?」

霊夢「え、ええ」(今まで猫耳と顔くらいしか意識してなかったけどミアも随分良い身体してる…うぅ)


・・・
61 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:06:24.95 ID:YhVxO1U70
>>59
ほぼ寝てたとは言え健全な少女が1カ月も禁欲です
そして今回幽香の人工呼吸と文の晒し刑がトリガーになりました
挿絵は無いですがR−18描写ありって入れとくべきでしたか?
===========================

ザクンッ!!!

リオレウス素材の大剣、レーヴァテインUを振り下ろす
切れ味と溶断でブランゴは命を失う

ルーミア「ふむぅ、やっぱり美味いのかー」

フラン「血抜きは任せてよ!猿でも新鮮だと割とイケるよ!!」

村紗「・・・さて、どうする、霊夢」

霊夢「ん?」

村紗「腹ごしらえした後、そのまま帰るか、採集したりしてから帰るか」

霊夢「ん〜…こう言う時椛が居ると助かるのよね、引っ張り凧なのも解るわ
うん、採掘でもして帰りましょ」

村紗「りょうかーい」

フラン「いいよ〜」

ルーミア「じゃあフランには私から採掘の仕方おしえるぞー」

・・・
62 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:13:08.68 ID:YhVxO1U70
村紗「結構採れたね、よいしょ…お、重い…」

ルーミア「あれ、霊夢運が良いって聞いてたけど鉄鉱石ばかりだなー」

フラン「ってか私よりマカライト少ないよ?」

霊夢「あ、うん、こういう日もあるわよ」

村紗(そう言えば幽香の武器に鉄鉱石が必要だって…成程それで…)

霊夢「忘れ物は無い?じゃ、さっさと帰りましょ」

・・・
63 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:23:41.40 ID:YhVxO1U70
にとり「だいぶ景気いいね、質も十分だ!」

霊夢「ま、こんなものよ」

にとり「フランもなかなかどうして良い掘り方だよ!これなら遠征許可が出れば
ドラグライトやその上の鉱石もイケるんじゃないか?」

フラン「えへへ〜ルーミアの御蔭だよ」

ルーミア「フランも頑張ったのか〜」

村紗「二人でなし得たって事にすれば良いと思うよ
そうそう、次はちょっと聖に呼ばれててね、星の代わりに出て欲しいそうで
私は一旦抜けさせてもらうよ」

霊夢「別に良いけど…星はどうしたの?」

村紗「毒沼に落とした宝塔を取ろうとして頭から…」

霊夢「…色々お大事に」

村紗「じゃあまたね!」
64 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:33:27.81 ID:YhVxO1U70
フラン「私も今回もっと学ばなくちゃって思って…レイナに少し実地訓練してもらおうと思うんだ」

ルーミア「そーなのかー、ちょっと寂しいけどまたなのだー」

フラン「またねー!」

・・・

魔理沙「と、言う事で魔理沙様参上だぜ!」

幽香「ふふ、また私が呼ばれるなんてね?鉄鉱石の件ではお世話になったわ」

魔理沙「げげっ、幽香?!」

幽香「あら心外ね、そんなに恐がらなくても良いじゃない」

霊夢「魔理沙、あまり幽香を悪く言わないで」

魔理沙「…珍しいな、霊夢が誰かの肩を持つなんて、とはいえ失礼が過ぎたな悪かった」

幽香「良いのよ、じゃあこの四人で何処に行くの?」

霊夢「ん、ポポの討伐任務でもうけようと思うんだ」
65 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:34:59.15 ID:YhVxO1U70





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第三章・ 再 会  =====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




66 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:10:15.11 ID:YhVxO1U70
翌朝

霊夢「今日は山がいつも以上に不安定な様ね」

幽香「ええ、さっきミアが門限の短縮を言い渡して行ったわ」

魔理沙「どうせポポだろ?美味しく頂いちゃおうぜ」

ルーミア「皮を落とすのが楽なら良いのになー」

霊夢「…まぁ帰ったら温泉でも行きましょうか」

幽香「あら?気に入ったの?それは温泉?肴?それとも景色?」

ブッ!!!

魔理沙「ちょ、コラ、汚いんだぜ!!」

霊夢「だって幽香がこんなとこで変な事…ゲホッ」

ルーミア「そーなのかー?」

幽香「…い、いいえ?夜空とかポポノタンとかだけど…変な事だったかしら?」

霊夢(…無意識とはいえ温泉なんて言うんじゃ無かった…)「ご、ゲホッごめんなさいね…」
67 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:18:10.78 ID:YhVxO1U70
・・・

ミア「そうそう、今回はコレ、渡しておくニャ」

霊夢「…何これ?」

ミア「畑の方もようやく軌道に乗って、ようやく生産の目処が立ったモドリ玉ニャ
コレを使えばすぐに此処まで戻ってこれるニャ」

魔理沙「へー、便利なんだぜ!一つだけなのか?」

ミア「二つくっつくと誤作動起こしてしまうからニャ、一人一個が良いと思うニャ
何個も使いたいなら調合素材持ってくると良いニャ」

幽香「ま、ありがたく頂いておくわ」

ルーミア「ありがとなのだー」

コレット「それと…荒れ模様で探知機が上手く働きませんが
大型の反応がしました、十分注意して下さい!」
68 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:25:33.81 ID:YhVxO1U70
草原に歩を進めるがおかしい…
こんなに食料である草があるのにポポの姿が一匹も見当たらない

魔理沙「おいおい、夜の組が狩っちまったんじゃないだろうな?」

ルーミア「いやードドブランゴ討伐したらすぐ帰ったぞー皆寒さでやられてたし」

幽香「足跡があるわね…山頂の方に行ってる?」

霊夢「全く面倒ね…」

・・・・

魔理沙「おぉお〜雪山に来た中で一番寒いな!」

幽香「これはさっさと済ませて温泉に入りたいわね…」

ルーミア「こっちに足跡あったのだー吹雪でもまだ消えてないのだ」

霊夢(これ…アイツを思い出す…)

ヒュウウゥウウウゥゥゥ    ドスン!!!

幽香「!!!」

ルーミア「!!」

魔理沙「!!」

霊夢「!!!!!!!!!!!!!!」
69 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:41:56.02 ID:YhVxO1U70
吹雪を斬りやってきた
4本の足、鋭い爪、叩き潰す尾、そしてその眼光
間違いない、霊夢にとって忘れたくとも忘れられない存在  

ーーーーーーーーーティガレックスーーーーーーーーー

名乗りを上げるように張り上げる声
このティガレックスの前には幽香でさえも後ずさる
よく見れば表皮に口内は細かい傷跡が沢山出来ていた
どう見ても人為的なそれは経験を積んだ猛者である事を物語る

幽香「正面に回らないよう出来るだけ動くわ!」

ルーミア「幽香と反対方向にうごくのだー」

魔理沙「わかったぜ、霊夢、どうするんだ?戦うのか?退くのか?おい霊夢!!」

霊夢「あ…ああ・・・」

魔理沙「…霊夢の様子がおかしい!!引き付けるから診てくれ!!」

ルーミア「私も誘う方に回るのだー幽香頼んだー」

幽香「ったく仕様がないわね、霊夢?!」

霊夢「い、いや…いやだイヤだ来なイで…あっチいッテ…あぁああァ…」
70 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:56:26.22 ID:YhVxO1U70
力無く崩れ落ちる霊夢、前の雪は吐瀉物で染まる
とめどなく涙も零れ落ち誰が見ても危険だと解る

幽香「これは…撤退よ!!!」

ザクザクザククッ!

業物の双剣で切りつけるルーミア、ただし面白いようにダメージを負うのはその剣であった
そして撤退の号令も一番遠くに居たルーミアには吹雪にかき消され聞こえない

ルーミア「全然歯が立たない…!」

どちらかと言えばダメージになってるのは魔理沙である、が、
ティガレックスにとって砂粒手が小石になった程度の違いしかない
どちらも脅威に感じてない以上、狩りやすい獲物に目が行くのは自明の理だった

魔理沙「そっちに行ったぞ!!逃げろ」

幽香「くっ!!」

霊夢を抱き横に飛ぶ、が、冷静に場所を見極めターン
すぐさま狙いを定め突っ込んでくる

魔理沙「止まれぇええええっ!!」

 ダァン!!

初めて上げる悲鳴のような咆哮、倒すには至らないが突進を削ぐには有効だった
魔理沙の放った弾は深々と目に突き刺さる
71 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:13:14.46 ID:YhVxO1U70
魔理沙「よォし!!」

このまま霊夢を安全圏内に送れば勝てる
その考えも目の前の絶対強者を前にし儚く打ち砕かれた

遊びは終わりだ…

と言う声が聞こえた気がした
腕、首、頭、アギトが充血しそれは火砕流の如く
目は赤く煌めき地獄の炎の如く
吹雪の中揺らめいていた

目に映る標的は片方の光を失わせた哀れな小娘

魔理沙「は、はぇえ・・・っ」

回避は間に合わず咄嗟に武器を犠牲にガードした、が、それは爪の直撃を避けたに過ぎない
衝撃で飛ばされ氷柱に叩きつけられる

幽香「くっ…」
72 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:37:16.90 ID:YhVxO1U70
思慮を巡らせていたその時、ティガレックスの周囲に暗闇が発生する

ルーミア「はやく退くのか!」

幽香はポーチに忍ばせたモドリ玉を使う、緑煙の向こうで二つの緑煙が立っていた

・・・

簡易拠点で救急治療と検査を済ませ、村で本格的治療を開始
幸い後遺症その他は見受けられず程無くして歩き回れるそうだ

ミア「魔理沙は腕の骨折と背中の打撲で全治2〜3週間ってとこかニャ
ただ、霊夢の方が…」

幽香「…」

ルーミア「…」

ミア「精神の方、こればっかりは目処が立たないニャ
うちのチームはもちろんさとりや永琳にも聞いてみたけど一緒だったニャ
こんなときに済まないんニャけどこの対策で傍に居てあげられなくて
悪いけど誰か傍にいてやってくれないかニャ?」

幽香「私がやるわ、こう言う時嫌われ者は便利よね」

ルーミア「わ、私は幽香好きだぞー?」

幽香「…ありがとう、でも貴女はいつもの4人が待ってるでしょ?
待たせてはいけないわ」

ルーミア「…わかったのだ、でも一人の時はいつでも呼んでくれー?」

・・・

幽香「ふふ…前までずーっとああいうのはうっとおしいとしか思わなかったのに…
たった一カ月とちょっと…何が私を変えたのかしらね?」
73 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:57:01.60 ID:YhVxO1U70
霊夢「う…ぅ・・グスッ」

幽香「…結局中身は女の子なのよね、貴女も、私も。」

霊夢「あぅ…あ…」

幽香「要らない物をはぎ取っていれば、もっと過ごしやすかったのかしらね?
貴女はどう思うかしら?」

霊夢「うっく…ひっ…さ、…い…」

今の霊夢に意識らしいものはない、そう聞いたが耳を傾ける幽香

霊夢「さむいょ…うぅ…」

幽香「布団は…温かいわね…どうしようかしら?」

鎧を脱ぎ、下着姿になる
アオイから以前温泉に入れる事が出来なければ
焚火より人肌同士で温め合うのが良いと聞いた

幽香「…立候補した責任もあるし…ね」

些か狭いが二人入れるだけのスペースはあった

幽香「あら…確かに身体冷たいわね…
それにしても妹とか出来たらこんな感じかしら?」
74 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:19:12.89 ID:dTpIhSp90
数十分もしたら震えは収まり、魘される事も無くなった
今は背中を丸め静かに寝息を立てている

幽香(もう大丈夫そうね、じゃあ、人が来ない内に…)「ん?」

幽香の胸でなにやらモゾモゾやっている
困惑してる内にブラは捲り上げられる

幽香「ちょ、ちょっと霊夢!起きたの?悪戯はやめなさいよ…んぅ!!」

赤ん坊のように乳首を吸い立てる霊夢、当然無意識だが幽香にとってはそれで済まない

幽香「こ、こら…そんな…ば、ばかっ…赤ちゃん霊夢!起きてるんでしょ?あぅっ!!」
(い、妹どころか娘だったのね…そりゃ産んだ事無いけども、ど、どうしましょう…)
「あっ…歯立てたら痛いわ…ん…ふぅ…もぉ…」

突如の奇襲から冷静さを取り戻す幽香、引きはがす事より受け入れる判断をしたのは
不思議な因果の組み合わせである
いつしかひたすら乳房にむしゃぶりつく霊夢の頭を撫で、見守っていた
75 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:33:35.87 ID:dTpIhSp90
深夜

目を覚ました霊夢の前に、唾液まみれの乳房が映る

霊夢「!!!?!?!!!」

自分の口元も唾液だらけで飛び起きた先には幽香がいた

霊夢(ど、どういうこと…夢じゃないわよね?!)

口元を拭いて辺りを見渡す、医務室だと言うのが判明した

幽香「あら、お母さんに対しておはようの挨拶も出来ないの?この子は」

霊夢「お、おはよう…そうじゃなくて!何で貴女そんな格好…」

幽香「(下着を)脱がせて私のオッパイに吸いついたのは貴女じゃない?」

霊夢(鎧も脱がせたの?!私が?いつ!?駄目、全然記憶にないや…)

茹でタコのように赤くなる
心の中で笑いつつも幽香はタオルを取るよう指示
素直に従い差し出す霊夢、霊夢の唾液に塗れた乳房を拭いていく
その光景を瞬きもせず霊夢は見つめていた

幽香「…さ、流石にそんなに見られると恥ずかしいわよ?」

霊夢「そ、そうよね!ごめんなさい…」

幽香「霊夢の着るものが無いかちょっと聞いてくるわ、待ってて」

霊夢「うん、ありがと…」

パタン
76 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:47:27.24 ID:dTpIhSp90
霊夢「ウソっ!!えっ!えっ?!えっ!!?えぇ〜〜〜っ!!?」

バチーンッ

太ももを思いっきり叩く霊夢
…痛い
夢じゃない、夢じゃないなら尚更…

霊夢(幽香のを吸ってたの?!で、それを幽香は拒絶しなかった?!!
た、確かに目覚めは良いけど、そんな事って…えぇっ!!!)

幽香「持ってきたわよ」

霊夢「ど、どうも」
(ち、近くに居るとしたら魔理沙じゃないの…?えっと・・・)
「ま、魔理沙は?」

幽香「全治2〜3週間だそうよ、命に別条は無いわ」

霊夢「全治…命…あ、少し思い出してきた…」

ティガレックスとやりあって、そして・・・

霊夢「・・・」

幽香「…お水飲むかしら?」

霊夢「お願い…今日は…一緒に居て?」
77 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:51:15.85 ID:dTpIhSp90
幽香「…え?」

霊夢「…ごめん、子供みたいな事言ってる、解ってる、でも、でも グスッ
今、今ね…?一人だと…絶対…無理、無理なの うぅ…耐えられな…」

幽香「…。」

ぎゅっ

幽香「乗りかかった船よ、一緒に部屋、行きましょ?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/11(金) 01:13:25.20 ID:SxisJlpR0
最近モンスターハンター初めて東方と百合好きの自分にとって嬉しいスレ
79 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:26:35.89 ID:dTpIhSp90
>>78
そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます

※R−18描写があります、注意
============================
幽香の部屋に行く、霊夢の部屋と違って広めで豪華だ
このような部屋の建造は進んでいるが全員まで手が回らず
幽香などの好成績を遺すハンター優先に手配されている

霊夢「ん…人前でこんな風に脱ぐのは…初めてよ」

幽香「どちらかと言えば霊夢、貴女の身体、好きよ?」

霊夢「えっ…そんな…んっ」

唇を重ね、舌をからめ合う最初こそ緊張の強かった霊夢だが
すぐに慣れ負けじと舌を動かす

ジュッ  クチュ クチュ …

霊夢「キスでこんなになるなんて…流石長く生きてるだけあるわね」

幽香「むしろ巫女でこう言う事に精通してる方が問題よ、さ、横になって」

 ギシッ

霊夢「ん…」

やわらかい…私の部屋のベッドもやわらかいにはやわらかいけど
包み込むような柔らかさ

幽香「この部屋を用意してくれたアオイのような『兵器娘』には感謝しなくちゃね
かなり良い寝具が使われてるわ…」

霊夢「何処から来たんでしょうね・・・」
80 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:37:51.39 ID:dTpIhSp90
幽香「ん…手をどけて…」

霊夢「こ、こんなにも月明かりが明るいなんて思わなくて…恥ずかしいわよ」

幽香「私のを思い切り明るい『電気』の下で見たんでしょ?さぁ…」

霊夢「うぅ・・・」

心臓が凄い事になっている、初めて異変解決に戦った時より、狩りに赴いた時より
よほど早いんじゃないか…でも不思議と不快感は感じない

幽香「あら…さっきより尖らせちゃって…」

霊夢「あ、あんなキス…するからよ」

幽香「あんなキスってこんな感じかしら?」

霊夢「あっ」

乳首にそっと口付けする

幽香「それともこう?」

霊夢「〜〜〜////」

乳首の根元を舐めるように動く
81 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:52:38.85 ID:dTpIhSp90
霊夢「そ・・・そうじゃ・・・ないでしょ」

幽香「じゃあ、どんな感じ?」

悪戯っぽく微笑みかける、初めて見る顔だ
月明かりのせいだろうかその顔は今まででずっと可愛く、美しく、気高かった
華の妖怪である幽香、幻想郷では茨のイメージが強かったが実は此方の方が素なのかもしれない

霊夢「あ・・・」

幽香「もう、言ってくれなきゃ解らないわよ?」

霊夢「うん…もっと、絡めるように…かな?」

幽香「ふふ、こう?」

口全体で乳首を含み、舌で乳首を弄ぶ
回したり、突いたり、吸い上げたり、偶に噛んだり…

霊夢「うぅ…エッチよ…貴女・・・」

幽香「でも、良いんでしょ?」

霊夢「・・・・・うん」

最高

霊夢(ずっと誰かに深く関わった事の無い私だけど
誰かとこんなに肌を重ねるってこんなにも気持ち良いものだと知らなかった
いえ、怖かったから遠ざけてたのかもしれない、何に?解らない
でも今は誰かに…いえ、幽香にこの身を委ねていたい…)
82 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:02:00.41 ID:dTpIhSp90
霊夢「ね…幽香ぁ…」

幽香「ん?」

霊夢「キス…お願い…」

 ちゅっ じゅっ ちゅるっ ・・・

霊夢(改めて嗅ぐと良い匂い…
鼻に付くようじゃなく、それで居てちゃんとそこにあると解る
最上の香水を纏っているよう…
・・・
…わ、私の匂い、臭くないわよね?一応此処に来る前に温泉で身体、流したし…)

霊夢「ゆーか、横に、なって?」

幽香「ん?」

霊夢「私だってしてもらいっぱなしは…やだわ」

幽香「散々シてたじゃない♪」

霊夢「あれは無意識よ!計算にいれないで」

幽香「はいはい、どうぞ、召し上がれ♪」
83 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:19:19.76 ID:dTpIhSp90
わ・・・

正気(?)で見てみると大きいだけじゃなく形も整い
まさに極上であることが見てとれる

霊夢「…いただきます」

 むにゅ  くにゅ むにゅにゅ

霊夢(やわらかい…何これ?こんなに心地良いものなんだ…)

チラッと幽香の顔に目をやる、幽香は目を細め、妖しく微笑み、頷く

 むにゅむにゅ くりっ むにゅ くりくりくり…

幽香「ん…はぁ…」

霊夢(やっぱりココが気持ち良いんだ…)

摘んだり、引っ張ったり、弾いたり、捻ったり、回したり…
玩具で遊ぶ子供のように弄り倒す

幽香「…上手よ、霊夢」

霊夢「ありがと…」

嘘偽りは無い証拠に二回りほど乳首の影が大きく映っている
お、美味しそう…
84 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:33:46.90 ID:dTpIhSp90
ぱくっ

思うと同時に口に含んでいた
ひたすら甘噛み、甘噛み、甘噛み…

気持ち良さそうであるがちょっと不満そうな顔をした幽香

思い切って強めに噛んで見た

幽香「あうっ!!」

初めて聞くこれぞ喘ぎ声らしい喘ぎ声、加減し、かつ、力強く、噛む

幽香「あんっ!!あっ!!いいっ!!霊夢!!それいいっ!!ああっ!!」

もう片方の乳首を抓み上げ、抓ったり指でぎゅ〜〜〜っと押し潰したり…

幽香(こういう風に痛い目に遭わされるなら…大歓迎だわ…)

…約30分…

幽香「解る…かしら霊夢…私の下…」

霊夢「…あ」

幽香「そろそろ仕上げ…お願いして良い?」
85 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:48:43.15 ID:dTpIhSp90
月明かりに煌めいてとても…

霊夢「綺麗…」

幽香「嬉しいわ…こんな風に見せたのは霊夢だけ初めてで特別よ?
じゃあ、指でも何でも使って自由にすると良いわ」

霊夢「わかったわ、でも、その前にもう一回…キス…」

幽香「ええ…」

ちゅるっ  ちゅ、ちゅっ…



霊夢「…いくわよ?」

 くにゅ  ちゅっ

霊夢「あ…」

幽香「あら?初めてなの?でもそっか…巫女だから」

霊夢「み、巫女だって性欲くらいは…」

幽香「ちがうわ、爪よ、爪」

霊夢「爪?」

幽香「ちゃんと引っかからないよう短く手入れされてるから…」

霊夢「そういえば…」

幽香の爪も短く、丸く、手入れされている
何時からだろうか・・・?
86 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:00:01.82 ID:dTpIhSp90
幽香「自慰もしたことないのね、じゃあ一つ助言よ、あまり乱暴にしないで、ね?」

霊夢「うん…」

 にゅぷ くちゅ じゅぷっ じゅぷ じゅぷっ

親指と小指を除いた三本の指で中に入れる
入れると同時にあふれ出す蜜、中々気持ちよさそうだけど…
もっと良くなってもらいたい…

 クッ

幽香「!」

 ちゅぷ じゅぷ くちゅ にゅぷ じゅちゅ

幽香「あぅ!そんな角度で…あぁっ…かきまわ…ひぅ!!そこ、はぁあっ!!」

指を曲げ、壁を擦るように刺激する
目に見えて愛液が増してるのが解る

幽香「ま、待って、れーむ…」

霊夢「?」
87 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:09:47.86 ID:dTpIhSp90
幽香「今度は…この体勢で…」

うつ伏せになり膝を立て、お尻だけ付き出した形となる
もう幽香も限界に近いらしい

 にゅぷぷっ

幽香「はぁあああっ!!」

かなりの勢いで愛液がシーツに滴り落ち、それこそお寝所のように染みが広がる
幽香の調子に合わせ勢いを強める、程無くして

 ビクッ ビククッ!!!!!

弓なりに沿い、痙攣、スプレーのように愛液が飛び散る
3〜4回震えた後、そのままベッドに倒れ込む

幽香「少し…休ませてくれないかしら?大丈夫…まだ時間はあるわ…」

霊夢「ええ…」

・・・
88 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:21:58.31 ID:dTpIhSp90
・・・朝

《ピンポーン》

霊夢「!!?」

空《うつほだよー、洗濯物取りに来たよー》

霊夢「あ、えっと…」

幽香「私に任せて♪」

突然の電子音による呼び鈴、そして壁越しの鮮明な声
この部屋にはこんな機能まで…

幽香「ごめんなさいね、今日は身体の調子が良くなくて起きられないの
今度貴女の好きなもの採ってくるから、それで勘弁してくれないかしら?」

空《…早めに治してよー?汚れって時間経つと落ちにくくなるからね?お大事にー》



幽香「ふふ、じゃ、続きしましょ♪えっとどっちからだっけ?」

霊夢「折角だし一緒にしましょうよ?こんな感じで…」

(69である)

幽香「それも良いわね」

霊夢「じゃあ…キス…」

ちゅっ ちゅ  んじゅ…ちゅる
89 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:32:34.97 ID:dTpIhSp90
夕方

霊夢「流石に1日ご飯無しは無視できないわね…」

幽香「ふふ…」

???「あっ!!居た!!!」

霊夢「チルノじゃない…どうしたのよ?」

チルノ「どうしたのって…居なくなってたからげんそうきょーの皆で探してたんだぞ?
『へーきむすめ』の奴らやゆかり達も大丈夫だって言って動こうとしないし…はくじょうものめ!」

霊夢「…あ」
(そっかしまった…書き置き位してくるんだった…)

チルノ「見つかった事知らせてくるからな!」

霊夢「ちょ、ちょっとチルノ待って…」

幽香「これは食堂では覚悟を決めた方が良さそうよ?」

霊夢「…うぅ」
90 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:53:10.27 ID:dTpIhSp90
 ザワザワザ       
                ヒソヒソ

霊夢「こんなに注目されてるの初めてよ…」

幽香(なら心細いから手をつないでなんて言わなければ…面白いから黙っておきましょう♪:Sモード)

:::::::::::::::::::::

ヤマメ「アタシの勝ちだねぇ♪3日分の食事、奢ってもらうよ」

幽々子「あらあら、本当に恋の病ってあるのかしらね?貴女が罹患させたんじゃなくて?」

ヤマメ「そんな便利なものはないさね、ま、あったらあったで面白くもないだろうねぇ」

紫「無いからこそあると思うのが価値になったりするわね、ふふふ」

勇儀「相手だったら当ててたんだけど期間の勝負じゃ解らなかったよ、思ったより早いもんだ」

紫「こう言うのは切欠さえあれば電光石火よ、ただ…チャナガブル辺りだと踏んでたんだけどねぇ」

幽々子「私はダイミョウザザミと踏んでたわ」

:::::::::::::::::::::

文「コレってすごいスクープでしたね」

はたて「でも幽香さんとですよ?今度こそ死にますよ?」

映姫「そもそも貴女達は取材態度に問題があります、いいですか?…(クドクド」

小町「あはは、こりゃいいや、遠征で買ってきた鬼芋酒でも空けるか!」
91 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:05:14.95 ID:dTpIhSp90
パチュリー「・・・」(羨ましい)

アリス「あまりジロジロ見てるのも失礼だと思うわよ?」

神奈子「魔理沙のお見舞いに行ってやればいい、もう面会できるだろう?」

諏訪子「いの一番に駆け付けたよ♪こっちはいつ実るのかな?」

パチュリー「////」

::::::::::::::::::

天子「…へぇ」

衣玖「興味がおありで?」

天子「私だって色恋沙汰にはあこがれるわよ、でも、意外なカップルだわ…」

青娥「此処のモンスターも興味深いけど、こっちも中々ね」

芳香「お〜?せいがも興味がおありか〜?」

青蛾「!!?五月蠅いわよ!!」(そう言われたらどうなんだろう…)
92 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:14:59.29 ID:dTpIhSp90
・・・

霊夢「食べた気しなかったわ…」

幽香「ふふふ」

霊夢「他人事みたいに笑わないでよ!全く…」

幽香「だって、手」

霊夢「ん?」

幽香「解らない?貴女から絡めてきたのよ?指」

霊夢「〜〜〜〜/////」

:::::::::::::::::::::

マミゾウ「おーおー、みせつけてくれるのう、まるで「ばかっぷる」じゃ」

萃香「そ、そう…だね」

マミゾウ「…ま、あと少しで食事処じゃ」(こっちはこっちで酒が切れると調子狂うわい…)
93 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:51:58.36 ID:dTpIhSp90
その後魔理沙の見舞いに行って謝意を伝える
良い線行ってたんだぜとか、今度壊れた武器の素材集め手伝ってくれと頼まれる
元気そうに振舞ってたがあまり長時間の会話は堪えるらしくまた来ると伝え、後にした
そして今日は名残惜しいが今日は自分達の部屋に戻る
一人になった部屋で終始ニヤけていた

・・・

翌朝、空から広場に集合するよう言われ、向かう

アオイ「はい、集まったようなので伝えます、今回寒冷期に入り、負傷率が増しているのもあり
雪山への入山を制限します、それに加え、装備の統合化を図り…つまり武器が今より扱いやすくなります
今持ってる武器をにとり氏の工房や私どもに預けていただければ無料で改良します
では、伝達事項はそれだけです、解散!!」

・・・

霊夢(と、言う事でカタログ渡されたけど・・・)
「色々な種類があるのね…あ、コレなんか魔理沙好みかしら?『M2ブローニング・ライトカスタム:魔術オプション可』ね…
剣の方は…効率強化した位であまり変わって無いか…銃槍は…従来の楯と併用するのと
楯を最小限に攻撃力を強化…ふーん…あはは!何これ!!…って鬼用か、それならこの重さでも扱えるわね」

勇儀「いやーそう軽いものじゃ無かった、みとくれよ、反動で痣になっちまってんだ」

霊夢「え…うわ…」

勇儀「此処の奴らは弾幕程度で相手したら日が暮れるからね、一番強いので頼んだらこのザマさ
威力は申し分なかったからデチューンしたタイプの拵えてくれるそうだ」

霊夢「ふーん…」

勇儀「ルミナ…とコレじゃ解らないか、あいつらの工房にも行ってみるか?
にとりの方じゃ行列起こしてて目回してるし」

霊夢「そうね、ありがと」
94 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:05:45.01 ID:dTpIhSp90
・・・

ミア「お、霊夢、どうしたニャ?」

霊夢「そっちの工房に行きたいのだけど、案内してくれるかしら?」

ミア「オッケー、じゃあ付いてくるニャ」

・・・

ミア「霊夢の場合浮遊砲の適性も高そうニャ、模倣した陰陽玉を組み込んだ試作品があるから試してみないかニャ?」

霊夢「浮遊砲?」

ミア「こんな感じニャ」

 シュンッ

目の前に腕より太く長い筒が現れるこれが…

 シュンッ

ミア「出し入れするのは紋章が無いと無理だから勘弁ニャ」

・・・

ミア「これでどうかニャ?」

先ほど見せて貰ったのよりずっと小型の筒がある、後方の部分を見るに辛うじて銃と言うだけ

ミア「動かしてみてくれないかニャ?」

霊夢「ん・・・」

 フワリ

ある程度自由に動かせる、が、鈍い上、疲れる

ミア「どうかニャ?」



ミア「ん…じゃあこっちはどうかニャ?さっきのより威力は少ないけど簡略化してみたタイプニャ」
95 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:14:55.47 ID:dTpIhSp90
霊夢「・・・!」

細かい所はともかく、ずっとすいすい動くし、疲れない
これなら十分実用に耐えるだろう

ミア「…気に行ってくれてよかったニャ
あとはあの標的に…撃つイメージで」

 ダタタタタタタッ!!!

霊夢「!!!」

結構な大音響だ

霊夢「こんな音がするなら初めから言いなさいよ…」

ミア「済まなかったニャ…ん〜、調整するかニャ?時間があれば」

霊夢「…ええ、お願いするわ」

ミア「それは良かったニャ、見た所霊夢だとあのカタログの武器は合いそうにないからニャ」

霊夢「そうね…剣も振るった事無いし大きな武器は無理、拳銃…ってタイプでも無いわね」

ミア「決まりニャ、コレが慣れたら札を併用しつつ攻撃できるようになるニャ」
96 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:26:08.41 ID:dTpIhSp90
ミア「どうニャ?」

 タカカッ

閃光と共に標的が弾け飛ぶ、動きながらでも思い通りに当たるようになった

霊夢「バッチリよ、今すぐでも狩りに行けそうよ」

ミア「ん、それは良かったニャ、お疲れの所悪いけど最後に分解整備とチェックを教えるニャ
一応説明書も渡すけど不具合が起きたら此処に持って来て欲しいニャ
多分にとりのとこだと浮遊砲関連の技術で詰まると思うニャ」

霊夢「わかったわ、でも弾凄いのね、無限に撃てるみたい」

ミア「霊夢の適性が高いしまだ600発位しか撃って無いニャ
絶え間なく2000発も撃つと目に見えて疲れるから休み休み撃つと良いニャ」

霊夢「短距離タイプの陰陽玉って感じね、でも面白いわね、パズルみたい…あれ?部品が余ったわよ?」

ミア「・・・・組み直しニャ、位置教えるから頑張ってニャ、間違ってもその状態で使おうとしないでくれニャ?」

霊夢「…あら」
97 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:40:03.98 ID:dTpIhSp90
ミア「じゃ、農作業してるから何かあったら呼んでくれニャ」

霊夢「はーい、ありがとね」

・・・

霊夢(もう日が暮れた…長い事居たのね)「ん?」

目の前を幽香が歩いている

霊夢「おーい、幽香〜」

幽香「あら、霊夢じゃない」

霊夢「その鞄の中が新しい武器?」

幽香「そうよ?見てみる?」

霊夢「ええ、じゃあアッチで…」

短距離マスパ仕様のショットガンタイプだ、簡易で頑丈な変形機工が付いており
近接時には銃口が閉じ刃が塞ぐようになっていて
撃つ時には開くようになっている
2〜3回実演してくれた

霊夢「格好良いわね」

幽香「前のを流用し作ったのよ?楯は肩に二分して付けるタイプね」

霊夢「へぇ〜…」
98 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:56:24.90 ID:dTpIhSp90
霊夢「それはそうと、雪山立ち入り禁止って事は、何処になるのかしら?」

幽香「霊夢が行くなら密林や砂漠、あとは本格遠征もあるかしら?」

霊夢「本格遠征?」

幽香「地図によると…ここに…こういって…此処ね、常冷の此処と違って常夏と聞いたわ」

霊夢「近くには…モガの村?へぇ…特産物は海鮮物ね…どうしようかな・・・」

幽香「どう?」

霊夢「…行ってみるわ、正直今、私が雪山と勝負できそうにない
この村に居ると、嫌でも目に入るから…」

幽香「そう…じゃ、私も旅支度しましょうか」

霊夢「え?いいの?」

幽香「わたしだって離れ離れはもう…嫌だわ」

霊夢「…ありがとう」
99 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 13:10:52.56 ID:dTpIhSp90
幽香「そうと決まれば…鎧も新調ね」

霊夢「えっ?」

幽香「海の中で戦うのよ?こっちの仕様だと溺れちゃうわ」

霊夢「そ、そう…」

幽香「まぁにとりの事だから水中用の防具の方が上手く出来たりしてね、ふふ」

・・・

にとり「そろそろ、ひ、一息入れるかな…」

霊夢「そうおもってドドブラリンゴのシードル持ってきたわ」

にとり「おぉ!!やった!霊夢様ありがと〜」

幽香「物は相談だけど、遠征組に入る事になったの、私の装備の防水仕様と
水陸両用の鎧、お願い出来る?」

にとり「ぷはー…、今すぐじゃないけどやっておくよ、性能で言えば一押しはガノスかな?」

霊夢「前も聞いたわね、そのモンスターって強いのかしら?」

にとり「近接はその攻撃力と範囲、そして威力で大抵泣きを見てるし怪我の原因も半分が占めてたよ、
ただ、遠距離だとなんてことない相手だけどね、相性の問題があるのさ
特に火には気を付けないとすぐボロボロになっちまう」
100 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 13:34:11.27 ID:dTpIhSp90
霊夢「ふーん…って結構値が張るのね」

にとり「基本的に強い装備は手間暇かかって高い、向こうの工房だと安く済むけど
言っちゃ悪いけどダサいってか面白みがない飾りッ気なしの装備さ
あっちを好む奴も割と居るらしいけどね」

霊夢「これがデザイン…ぶっ!!!」

幽香「な、なによ?!」

霊夢「だって幽香、コレ…」

にとり「あー…ソレね、私のデザインじゃないけど
それに限らずデザイン応募しててお金になるようならって感じで置いてあるよ」

霊夢「基本のデザインもピッチリしてるけどまだ…コレは着て行く勇気は無いわ…」

にとり「だろうね、ただ、罰ゲーム用としての需要はあるっぽいね
これでも性能はしっかりキープしてるどころかこの中でむしろ高めだしコスパで言えば最高じゃないかな?」

幽香「お値段が安いのは…モガピスカ、にとりSPね
コレも結構なものだけど…さっきのよりマシかしら?」

にとり「基本データが不足してるからむこうの装備をほぼ流用する事になってね
向こうに着いたら感想とか素材送っておくれよ、なるべく良いの仕上げるからさ」

霊夢「わかったわ、その時はよろしくね」
101 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:01:23.54 ID:dTpIhSp90
============================================
============================================
100行ったのでメインの二人装備紹介

・霊夢 ランク★1(そろそろクック先生と遊ぶ時期)

タイプ2陰陽機銃×2(1個がサンドフォール速射並みの火力)
対獣用お札 小タル爆弾G並みの火力

防具:150程度の防御を発揮

体力は一般レベル故、負傷した際の回復は平均から見て長い
只今吹雪及びティガレックスにトラウマ持ち

・幽香 ランク★5(只今の最高狩猟記録、蒼火竜)

刺突散弾銃:開花 性能は海王槍リヴァイアサンの切れ味と威力に拡散5
機動力が増した結果大型のシールドは無くなった
刺しながら短距離マスパを叩き込む事が出来るが、武器は本格的修理が必要

防具:350程度の防御を発揮

体力はかなり高いし相当の再生力がある、が、火へのダメージに難あり
MH世界に来て初恋に失恋し、新しい恋人である霊夢に半分依存している※

============================================
============================================

※実はカップリングはダイスにより決まりました
決断や返答など地味にそれで決め(6以下は〜〜7以下は〜〜)、あとはキャラの性格、行動に流す形です
このまま破局…は無いと思いますが、幽香蜜月・霊夢レズハー・その他のルートが想定されています
102 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:03:23.73 ID:dTpIhSp90
============================================
============================================





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第四章・ 新 天 地  =====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






============================================
============================================
103 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:33:35.74 ID:dTpIhSp90


向こうの受け入れ準備が整い、出立時刻となった
河にこんなのが居ると知らなかったけど…
ttp://military.sakura.ne.jp/ac/mavis.htm

霊夢「でっかい…」

人、装備やその他を積み込み、更に無補給で到達可能、とのこと
速度は文の全速と比べたら比較にならないほど遅いが性能は大幅に改良され
静粛性能、旅客及び輸送性を高めた特殊型だそうだ
航路上での安全性に加え便利な代物であるのは変わりない

幽香「あら、上等な椅子…」

???「はーい、慌てないでください、この機体であり操縦士のナルです、宜しくお願いします
離水後は構いませんが離着水時にはベルトをしっかり締め、立ち上がらないように
それでは、快適なフライトを!」


 キューン・・・・ッ


ナル「今、高度9200mを航行中です、十分警戒していますが
海上にてこの高度まで飛ぶ飛竜は確認されていませんので安心して下さい
あと、戸を開けないように、酸素の薄い中吹き飛ばされてしまいますよ?」

霊夢「9000って…ホント、山が砂場の様ね」

幽香「余り雲の上っての飛ばないから新鮮だわ」

天子「ふ、ふん、うちのが高いわよ」

衣玖「別に張り合わなくても…あ、あそこ凄い嵐ですよ?」

ナル「ええ、生物的な影響で天候が変わる事があるらしいです
おかげで気象予報は精度ガタオチですよ、飛びにくいったらもー
ま、この高度まで上がっちゃえば問題無いのですけどね
それはそうと飲み物はいかがです〜?」
104 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:58:33.93 ID:dTpIhSp90
・・・

バシャアアアアアアアァァァァァアァァァ・・・・

ナル「お疲れ様です、ご利用ありがとうございました!」

全員降りた時、その飛行機は跡形もなく消え去り、視線の先にナルだけが存在していた

霊夢「え…?」

幽香「あれ?知らなかったの?」

霊夢「いや…本当に不思議ね、この世界」

ナル「ああいった姿でもって故郷で今も暇を見つけては活動している娘もいるんですよ
割と活動頻度も高くて(※検索:貨物船 海賊 駆逐艦)
記事になっちゃったこともあってちょっと問題になりましたね、本来死んだはずの存在ですから」

霊夢「そうなの…」

ナル「じゃ、私は一休みしてウチの班を持ってきます、では」

幽香「…一歩間違えばこっちにも来てたかもね」

霊夢「こころですら相当強いのに沢山いるとか考えたくないわ…」
105 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:07:29.03 ID:dTpIhSp90
・・・

霊夢「ん…おはよ」

幽香「おはよう」

そっか…今日から部屋が相部屋なんだっけ
潮風が心地良い…そして暖かい…

霊夢「それにしても幽香が海平気で良かったわ」

幽香「植物って言ったって塩害に強い花は沢山あるわ?
むしろ海藻類を考えれば植物は海のが多いわよ」

霊夢「そっか…ね、もう一回」

幽香「ふふ♪」

ちゅ  れろっ  

霊夢「この新天地、上手く行けそうよ」

幽香「期待してるわ」
106 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:36:43.63 ID:dTpIhSp90
結局前の鎧は持ってきた
新調した鎧は結構過激だし、泳ぐ必要のない砂漠には此方のが有効だとも聞いた
幽香は温暖寒冷両用の装備で頑張るそうだ
何故と聞いたら武器の修理代で値が張りそうだからと…納得

けど、隣の村、モガの住人と挨拶した時はだいぶ大胆な服装をしていた
正直この鎧だとこの辺暑いし…脱ぐべきかしらね?
海の水もそのまま飲んじゃいけないとか…

挨拶も済ませた後、港からミア達が来た

ミア「お、おつかれニャ」

霊夢「おつかれ、今回もバックアップかしら?」

ミア「ん、今回は農業従事ニャ、それと、寒冷期が始まって蜂蜜に薬草の生産が落ち込んで
少ない生産ラインが落ちるからニャ…希望があれば1枠何か育てるニャ」

幽香「それは蟲も良いのかしら?」

ミア「そうニャ」

幽香「ならば不死虫を頼むわ、行けるかしら」

ミア「ん、1日大体10匹、5日後に50の計算ニャ」

幽香「十分よ、霊夢、いいわね」

霊夢「依存は無いわ」

ミア「じゃ、五日後にまたニャ、あ、そうそう、この地のメインバックアップは」
107 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:52:57.26 ID:dTpIhSp90

アオイ「アオイです、今回二人のバックアップに回ります」

幽香「二足のわらじなんて平気なの?ひまわりちゃん」

アオイ「はぁ…私は元々海の存在ですから問題はありません」

幽香「信用するわ、じゃ、行きましょ、水中活動訓練もあるんだし着替えなきゃ」

霊夢「そ、そうね、それじゃ、よろしく」




アオイ「ごめんなさいね、私が頑固モノで」

ミア「ん、でも幽香も霊夢も良い顔するようになった
私も霊夢に構ってやれなかったしお互い様だよ
…良い結果になった事を今は喜ぼうニャ」
108 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 16:13:44.51 ID:dTpIhSp90
霊夢(ん…少し余裕があるのね、すんなり入って良い感じだわ)
「幽香、そっちはどう?」

幽香「ちょっと留めるの手伝ってくれる?」

霊夢「はいはい…うわっ!」

 ばいん

霊夢(おっぱいがダンスしてる…)「ど、どうすればいいのよ?」

幽香「胸押さえて…そう…はぁ、入った」

霊夢「もっと着易そうなのにすればよかったわね」

幽香「でもコレが着てて一番疲れないのだもの、綺麗だし」

霊夢「はいはい…ん?組むのは鈴仙とてゐかしら?」

鈴仙「え、あ、霊夢さん、こんにちは…」

てゐ「よ、鈴仙はこの格好に慣れてなくてね」

鈴仙「だ、だってこんな足を出してるなんて…思わなくて…」
(こんなお尻出ちゃって…痴女と思われてないかしら…)

てゐ「だったら呑んでるときに受注するんじゃないよっての」
(角度キツくオーダーしなおしたのは私だけどね、にとりもノリノリだったし)

霊夢「まぁその位なら…」
(例のガノスに比べたら)

幽香「慣れるわよきっと」
(あまり問題じゃないわね)
109 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 16:32:06.29 ID:dTpIhSp90
準備体操を済ませ、泳ぎに入る
足のつく浅瀬から慣らし段階を強める
30秒の簡単な水中作業もこなし、地形確認を済ませ、今回は終わる

霊夢&てゐ「「あのエロ河童・・・」」

鈴仙「////」

幽香「ふふ…」

霊夢「いや、値切った私に落ち度はあるわよ?あるけどコレは無いんじゃないかしら?」

水を吸う事で収縮し水の抵抗を落とし防御力が高まる素材を使用、結果
局部等が基本ガノス以上に食い込む事になった
大きなヒレの素材であればボディラインはまだ隠せていた
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
にとり(だって代価素材使うとどうなるか聞かれなかったもーん)
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

てゐ「スカートのひらひらが水中だと透明になるなんて!」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
にとり(防御重視の要望には応えたもーん、水を吸った状態なら幽香の装備以上だし)
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

鈴仙(わたしのがマトモだったなんて…)

幽香(…勝ち誇って良いのかしらね?)
110 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 21:50:25.19 ID:dTpIhSp90
夕方・村


霊夢「黄昏時の海ってのも中々ね」

テラスのような場所でご飯
大巻貝にドライバター、そしてモガビールを飲む
幽香はヘヴンブレッドにリュウノテールの龍丼セット
鈴仙はスネークサーモンにジャンボパンのサンドイッチ
てゐはオニオニオンのチップスとパニーズ酒

てゐ「豪勢だね…」ジー

鈴仙「昇格したてのてゐにはだいぶ早いわよ?」

幽香「ふふ、横取りしたら…解ってるわよね?」

てゐ「さすがにそんな命知らずな真似はしないよ」

霊夢「貝のバター炒めも中々よ?今度酒蒸しにも挑戦してみようかしら」

てゐ「ふーん…って貝がメニューに無い!!霊夢より良い食事の筈なのになんか損した気分…」

霊夢「で、今後はこの4人で進めて行くのかしら?」

てゐ「そうだね、向こうは寒いし…」

鈴仙「お師匠様には悪いけど兎は冬眠する生物ですからね
諏訪子さん筆頭にチラホラ帰る人もいるみたいですが」

てゐ「カエルって塩水駄目だったんだね、泳ぎは良かったけどすぐに脱水症状起こしてたよ」
111 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 22:02:48.25 ID:dTpIhSp90


霊夢「ふぅ…」

幽香「どうしたの」

霊夢「いや、持ってきた下着がさ、此処の気候に合わないって言うか」

幽香「潮風はあるけど夜でも暑いものね、私としてはこの位のが元気に過ごせるけど」

霊夢「…どうせ幽香とだし、脱いじゃって良い?」

幽香「ふふ、どうぞ」

霊夢「ん…初めての海水浴で楽しかったけどちょっと緊張して疲れちゃった
・・・また、今度、ね?」

幽香「…♪」

ちゅっ  んちゅ…じゅ

霊夢「おやすみ」

幽香「おやすみ」
112 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 22:18:49.46 ID:dTpIhSp90
翌朝

てゐ「おはよー!待ってたよ〜」

霊夢「どうしたのよ急に…」

てゐ「いやさ、どうも貝の料理食べたくって、交換しない?私の方は出すから!」

霊夢「そっちが良いなら良いけど…」

てゐ「やった!!掛け合ってみるもんだね、メニューがあるから決めちゃって〜」

霊夢「どれどれ…じゃあ、マトングレートとジャンボパンのハンバーガーかしら」

幽香「あなたは寝不足みたいね?」

鈴仙「波の音を意識したら寝れなくて寝れなくて…慣れるまでの辛抱です」

幽香「睡眠薬でも処方してもらったら?」

鈴仙「どうにもならない時以外は薬に頼らない方が良いと
お師匠様から教わったもので…頑張ります」

幽香「そうね、足引っ張らないようにしなさいよ?」
113 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 22:31:28.97 ID:dTpIhSp90
霊夢「今回のクエストはロアルドロスにしたわ
本来水生生物なのだけど陸地に近い場所に居て狩猟チャンスらしいのよ」

てゐ「この防具から抜けだしたいのもあるしね…」

鈴仙「水中に慣れてない以上チャンスは生かしたいわね」

幽香「霊夢が決めたのなら何でもいいわ」

霊夢「決まりね、場所はすぐそこだし、向かうわね」

丘の向こう・河原==================

てゐ「…プルプルしてるアレがそうかな?」

霊夢「特徴も合致してる…キマリね」

鈴仙「体力が高めなのと瀕死の際に水中に逃げ込むらしいわ」

幽香「なら逃げ出した時がラストスパートね、行くわよ」
114 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 22:49:10.48 ID:dTpIhSp90
 ダンッ ダンッ

鈴仙の『九四式魔拳銃:水陸両用』が頭部と頸部に命中する
通常弾と催涙弾しか撃てないが携帯性と威力はなかなかのもの
が、変換効率が悪く継戦能力に難があるため囮を視野に入れた支援用の意味合いが強い

タタタタ     

    ゴスッ

てゐが頸部に『木槌・てゐカスタムU』を叩き込む
ちなみに性能としてはウォーメイスくらい

てゐ「だめだね、プルプルに打撃は効きにくい、腹部に回るよ」

幽香「ならこっちは…どうかしらぁ?」

 ザククッ

蕾のような形状で突き刺す『開花』
斬撃には脆いようで良い感じに削り取られる

霊夢「ん〜…ここはお札のみにしておきましょう
頭に貼るわ、注意してね!」

幽香「はーい」

鈴仙「私も頭部を狙います!」

幽香「もし私に当てたら兎鍋よ…?」

鈴仙「ひっ!!!」
115 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 23:04:02.76 ID:dTpIhSp90
幽香の力が大きく基本的に優勢
しかしロアルドロスも弱い部類とはいえ曲りなりに大型、黙ってやられてる訳ではない
尻尾を大きく撓らせ、勢いを付けてゐに叩き込む

てゐ「い・・・・った…」

鈴仙「大丈夫?」

てゐ「防具の御蔭もあってか平気だよ…でも思ったより範囲広いね、注意しなきゃ」

そして直立したと思った矢先にプレス
その重量より叩きつけられた高圧の水が今度は幽香を襲う

幽香「この…っ」

その滑性の高い水は幽香に無駄な力を使わせる
追撃の噛みつきは避けたものの一歩下がらざるを得なくなった
そして標的にするのは鈴仙に霊夢
水弾を吐きつつ猛ダッシュで駆け寄る
116 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 23:18:10.15 ID:dTpIhSp90
突進そのものは回避に成功したものの
鈴仙が水弾に被弾、ダメージこそ軽微だが
囮をやるのは危険な状態となった

霊夢「一筋縄ではいかないって訳ね…」

そのまま走って距離をとり対峙するロアルドロス
本格的な戦闘が開始される
・・・

てゐ「薬のむからその間お願い!」

霊夢「わかったわ、ホラホラこっちよ!!」

札三枚集中、トサカを破壊しなかなかの好成績
霊夢の方に向き直る刹那、首元で爆弾の様な散弾が撃たれる
邪魔するなとばかりにプレスをするがこの状況で二度も同じ攻撃にやられるほど馬鹿では無い

幽香「残念、手の内はおしまいかしら?」

不利を悟ったロアルドロスは踵を返し
大河原へと走る
第一ラウンドはさしずめポイント勝ちと言ったところか
117 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 23:27:20.15 ID:dTpIhSp90
大河原では子分であるルドロスが5〜6体待ち構えていた

霊夢「数で勝負って訳ね、負けないわよ!
減らした後幽香お願いね」

幽香「わかったわ」

とっておいた陰陽機銃を使用
立て続けに二匹のルドロスが肉塊となる

てゐ「すごー…」

鈴仙「こっちだって!」

1匹ずつ確実に仕留める
鈴仙ほどのハンターならこの程度の敵はさして問題ではない

てゐ「そりゃ!!」

  ドスッ

てゐのハンマーがロアルドロスの下腹部に命中
目に見えて動きが鈍くなる

てゐ「向こうも疲れたのかな…」

てゐの方も疲れが見える

幽香「てゐ、貴女は休憩して良いわよ、此処は任せなさい?」
118 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 23:38:14.88 ID:dTpIhSp90
短距離マスタースパークを叩き込む
ロアルドロスの体半分がズタズタになり勝負は確定的だった
しかし、それでも諦めず海へ向かう

霊夢「逃がすか!!」

陰陽玉の銃撃で前足を撃ち抜かれ転倒、身動きが取れず

鈴仙「終わりよ!!」

  ズダァン・・・・

鈴仙の銃弾により息絶える、勝負あり

霊夢「勝った…?」

思えばまともに狩りに参加し、初の大型討伐である

幽香「お疲れ、ファインプレイだったわ、さ、解体しちゃいましょ?
防具作れれば作るんでしょう?」

霊夢「ええ…あれ…手に震えが…」

幻想郷で対峙した敵の命を奪うと言う行為は今までしてこなかったしされなかった
すくなからず衝撃があるのだろう、が、それよりも
今は勝利の感情が勝っていた
119 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 23:58:52.06 ID:dTpIhSp90
夕方======================

小町「お疲れ、その分だと仕留めれたようだねぇ」

映姫「お疲れ様です、出番が無くてホっとしました」

待機組の二人と顔を合わせる
映姫はどことなく朗らかになっているようだ

霊夢「ありがと、映姫はなかなか御機嫌じゃない」

映姫「そう見えますか?ならこの場所の御蔭かも知れません
…海と言うものは良いですね、いつも見る物は死者の象徴である三途の川でした
生命の象徴である海とこうして正面から触れあう事で視野が随分開けた気がします
ふふ、このままでは怠け癖がついてしまいますね」

小町「とは言ってもちゃんと農作業とか手伝ってたからねぇ
相棒も中々ウマが合ってお互いが師の様ですなんて喜んでるよ」

映姫「貴女は…今回釣りを頑張ってましたからね
紅蓮鯛と黄金米の鯛茶漬けは絶品でしたよ」

小町「な、なんか慣れてないからこそばゆい…」

映姫「ちゃんと仕事をすればちゃんと褒めますよ私だって」

幽香「ふぅん…私もそれにしようかしら?」

てゐ「いいなー…私は女帝エビの酒蒸しに挑戦してみよう」

鈴仙「砲丸レタスに古代豆のスープにしようかしらね」

霊夢「私は七味ソーセージにポピ酒で」
120 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 00:08:19.36 ID:hq8LYgFX0
そのソーセージはジュウジュウと香ばしく味は申し分ない、が…辛い!
少量ならつまみに丁度良いが一口に頬張ってしまった
ポピ酒もアルコールの高いまさに安酒って感じでがぶがぶ飲みたくは無い
そして思わず隣の人の水を取って飲んでしまった

てゐ「…それ、私のだよ?」

霊夢「・・・はぁ…はぁ…ごめん」

幽香「あら、言ってくれればよかったのに」

鈴仙「…間接キス」

てゐ「!!!」

霊夢「そういうこと、言わないでよ…」

今回の食事は、ちょっと変な空気で進んだ

霊夢(驚いたてゐも…可愛かったな、ていうか外見はもともと申し分ないもんね)
121 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 00:15:10.16 ID:hq8LYgFX0
※R−18描写あり、注意
========================

霊夢「ふぅ…」

幽香「…。」

霊夢「ちょっと幽香、何か話そうよ」

幽香「…。」

霊夢「もしかして…嫉妬?」

幽香「…その通りよ…私だって感情はあるもの、安心なさい?てゐに当たったりしないわ」

霊夢「ん…ごめんね?」

幽香「何がごめんなさいなのかしら…んっ」

 れろ  ちゅぷ にゅちゅ ちゅぷ…

霊夢「わからない…何か謝らなければいけない気がした」

幽香「…そうね、じゃ、今日はしっかり楽しみましょ?それで許してあげるわ」
122 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 00:26:26.68 ID:hq8LYgFX0
幽香「少しだけど、胸も成長してるのかしら?」

霊夢「幽香が弄るからよ…サイズ合わなくなっちゃう…んっ」

れろ、ちゅぷ、かみかみかみ…

霊夢「あ…幽香、少し、強いわ…」

幽香「ふふ、ちょっとは我慢なさい」

霊夢「うぅ…」

幽香「それに霊夢の乳首は弄って欲しいそうよ?ほら…」

霊夢「そ、それは、幽香に触られてるからだもん…あうっ!!」

コリコリと今日は乳首を噛まれまくる、痛さがすぐに快感に敗北し
艶しい声に変わる

霊夢「あぁあ…ふあっ…そんな…食べないでぇ…」

幽香「堅くて食べ応え有るわ…おいし♪」

ベッドの上だとMの姿も見せる幽香は、今日Sモードで行くようだ
123 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 00:38:56.75 ID:hq8LYgFX0
乳首を責められ随分経つ
いつしか緩急つけた攻めになり快楽が増す

霊夢「ふぁ!…ひ!…あんっ…ゆ、ゆーかぁ…」

幽香「ふふふ、じゃあ、総仕上げ」

 ギュギュッ!!

霊夢「ひぁああああぁぁぁぁぁッ!!」

ビクッ!ビクンビクン

両乳首を抓み上げられ限界を超える

幽香「可愛かったわよ霊夢、ふふ、乳首が弱めなのは知ってたけど
本当にイくとは思わなかったわ」

霊夢「はぁン…ハァ…はぁ…」

幽香「例え霊夢がてゐに好意を抱いても私は止めない
でも、私が霊夢を見てるのを止めるよう言うのは…やめてね?
もう嫌よ、あんな経験は…」

霊夢「はぁ…はぁ…」

124 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 00:48:39.80 ID:hq8LYgFX0
幽香「一息ついたようだしもう一回しましょうか♪」

霊夢「え・・・・あっ!!」

秘部に手を伸ばす、既にもう準備完了だ

幽香「じゃ、今回は愛してるのセックスね、こういうのは…どうかしら?」

 コシュッ コシュッ コシュッ

霊夢「あっ!ひんッ!!ふあっ!!あうっ!!」

リズムよく敏感な部分を刺激する
リズムに合わせ跳ね、愛液を出す霊夢
先程絶頂した事も手伝い、時間をかけずイく事となる

んぁ  れろ  んちゅ ぬちゅ ちゅ…

キスをして今日は終わる
いつしか二枚貝のように寄り添い、眠りについた
125 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 01:47:49.90 ID:hq8LYgFX0
翌朝=============================

霊夢「ん…ふぁ…」

幽香「…ふふ♪おはよう」

霊夢「おはよ…」

ちゅ  ちゅる  ちゅちゅっ

・・・

鈴仙「遅かったですね、先に食事済ませちゃいました」

霊夢「ん、ふぁあ…ごめんねぇ…」

幽香「じゃあ、頂きましょうか」

てゐ「…じゃ、私選んでくるよ」

・・・
126 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 02:02:58.44 ID:hq8LYgFX0
てゐ「じゃん!!キモ狩り!!どうかな?」

鈴仙「ロアルドロスも居なくなったので丁度良いクエだと相談して決めました」

霊夢「…ん〜、何か気のりしないわ」

幽香「じゃあ今日は待機しておく?」

霊夢「・・・キモも気になるし、行きましょうか」

幽香「はいはい、じゃ、食休みしたら行きましょ」

・・・

てゐ「あ、アレアレ、草食だから狩りやすいってさ」

鈴仙「群れで活動する筈だけど…はぐれたのかしら?」

  ダァン!

断末魔の声を上げ、息絶える
すかさず剥ぎ取るが、1匹では足りない…

鈴仙「ん、どうやら沖の方に居るようね」

てゐ「じゃ、早いもの勝ち〜!!!」

幽香「全く…どうしたの霊夢?」
127 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 02:27:21.02 ID:hq8LYgFX0
霊夢「早くおっかけないと、てゐが危ない!!」

幽香「…それは巫女の勘かしら…?」

霊夢「そうよ!」

鈴仙「…!!もしかして、ロアルドロスが陸上に上がってたのは…!」

・・・

てゐ「さてと、どれから行こうかな〜っと」

木槌を握りなおしたその瞬間、海を振るわせる大音響を発生させる何か
振り向いたその視線の先に、見た事の無い『大海の王』がてゐを見つめていた

品定めするように猛スピードで周回する
そして、電光の如く突っ込んでくる

てゐ「!!!!」

突進そのものからは避けた、が、水流によりてゐの身体は木の葉のように回る
加えてパニックに陥り水面が解らない

てゐ(息が…水…のん…)

霊夢は防具の背中部分を掴む
鈴仙は催涙弾を発射し、幽香はそれでも向かって来た時の事に備える

幸い催涙弾が効果あったようで目標を見失う
その隙に4人は陸地へと転身する

・・・

てゐ「げほっ!!!がはっ!!!はぁ、はぁはぁ、がぼっ!!げほっ!!ごほんっ!!」

霊夢「どうやら大丈夫そうね?」

鈴仙「ええ、それにしてもぬかったわ…あんなのが居るなんて…」

ザパッ

幽香「…こっちに逃げたエピオスから急いで剥いで来たわ、
これでギリギリ足りる筈だし、餌があれば追ってこない筈よ」

霊夢「ありがと、じゃあ、長居は無用よ
私がてゐを運ぶから鈴仙はキモを運んで頂戴」
128 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 02:48:03.63 ID:hq8LYgFX0
鈴仙「私がてゐじゃない理由は?」

霊夢「帰路にまた大型モンスターが居ないとも限らないわ、
私なら手が塞がってても陰陽玉があるけど鈴仙は戦えないし
キモなら最悪放棄しても良いんだから」

幽香「妥当な判断ね」

鈴仙「納得したわ、行きましょ!」

去り際に、海の鳴き声を聞いた気がする…

・・・

霊夢「この世界は大概ヤバいのが揃ってるわね…」

幽香「催涙弾が効いてくれて助かったわ
正直守りきれる気がしなかったもの」

鈴仙「視界が無くなる代わりに怒り狂うと聞いて躊躇ってたのですが
なかなかどうして、使える物でしたよ」

この事を報告、すぐさま討伐のための隊が組まれる運びとなる
メンバーは橙、藍、天子、衣玖の四人だ

夜==========================

霊夢「今頃戦闘中かしら…?」

幽香「心配?」

霊夢「えぇ…傷とかを見るにまだ若いけど、相当な実力者と見たわ」

幽香「…もう寝ましょ、明日も寝不足だと、次は霊夢かもしれないし」

霊夢「ん…」

ちゅっ  じゅる…ちゅちゅ  ちゅにゅ…

霊夢「おやすみ」

幽香「おやすみ」
129 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 03:05:15.52 ID:hq8LYgFX0
翌朝============================

??「しっかりしてください、藍様ぁーーっ!!」

泣いてるけど、この声は…橙?!
簡単な服を着て急いで駆け寄ると血塗れの藍が倒れていた

ミア「ちゃんと生きてるから心配するな!今は休ませてやれ!」

橙「でも藍様が、藍様ぁ…っ!!」

鈴仙「天子達はどうしたの?!」

天子「よ、呼んだかしら…?いたた」

衣玖「申し訳ありません、力不足で…っ!!」

一足遅れて到着した、どうやら殿を務めていたようだ
藍に比べ傷は軽そうだが、相当な激戦だった事は見て伺える
疲労の色も強く当分戦闘らしい戦闘は出来ないだろう

一息入れ、橙が落ち着いた頃
戦闘の状況を聞く事が出来た
130 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 03:24:29.68 ID:hq8LYgFX0
昨夜========================

藍「そろそろ、か、橙、ちゃんと泳げるな?」

橙「はい、藍様!!ハーブ様にも付きっきりで教えて貰い、バッチリです!!」

藍「そうか、改めて感謝しておくべきだろうな」

天子「霊夢が逃げ帰った相手がそこに居るのよね…
コレで勝てたら霊夢に勝ったも同然じゃないかしら?」

衣玖「張り切るのは結構ですが集中して下さいね」

霊夢の言う沖に出てみたがそこに確かに居た
眠っていたようだが外敵の接近に気付き目を覚ます
『誰だ…?』とばかりに見開いた二つの黄色い眼が全員を睨みつける

一息置いた後の大咆哮が戦闘の合図、橙は思わず耳を押さえる
先手はラギアクルス、雷ブレスがパーティの中央に炸裂する
中堅パーティの中でも上位である彼女達は危なげなく回避する

天子「何よ!突進だけじゃないっての?!」

衣玖「私と同じく電気を扱うようです」

天子「…残念だけどアイツは電気に耐性があるわ
衣玖はサポートに回って!」

衣玖「わかりました、ご武運を!」
131 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 03:43:53.50 ID:hq8LYgFX0
藍「橙!大丈夫か!?」

橙「ビックリしたけど問題ありません!!」

藍「ならば天子と十字砲火で行こう、息切れに気を付けろ!」

橙「わ、わかりましたらんしゃま!」

『朝から貴様ら何のつもりだ?うっとおしい!!』
薙ぎ払うように尻尾を振りまわす、最前線に居た天子は避けきれなかった
その巨体から繰り出す力は天人の身体ですら悲鳴を上げる

天子「っはぁ!!何よこの馬鹿力っ!!」

休ませる間もなく尻尾を叩きつける
天子は回避に成功したが、その後ろにあった岩柱が豆腐のように崩れる

藍「…霊夢達は戦わずに正解だったな、これは2〜3人死んでてもおかしくない存在だ」

橙「あわわ…」

藍は式神を展開させ、包囲する、が、ラギアクルスは周囲に放電する事で難なく抜け出す
これによりどちらとも攻め手がない千日手の状態に陥る
132 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 03:57:41.68 ID:hq8LYgFX0
彼女達にとって何日にも感じる戦闘、その実、半日も経過していない
ラギアクルスもだいぶ傷が目立ってきたがその体力は衰えず
彼女達はジワジワと体力を失って行く

藍(このままではジリ貧だ…仕方がない、一か八か!!)「距離を縮めるぞ!危険を覚悟でさっさと仕留める!」

衣玖「天子様は一旦休憩なさってください、私が抑えます」

天子「助かるわ、水中じゃコイツの弱点の火が扱い難い…陸に上がってくれれば…」

橙「わかりました!藍様!!」

この動きは放電…?いや、今までよりずっと大きい!!!
ラギアクルスの必殺技とも言える大放電、咄嗟に身代わりの式で防いだ藍
雷属性に対し耐性のある衣玖、距離を取っていた天子は難をのがれたが
橙が逃げ遅れ、雷光に直撃する形となった

橙「し、しびれへ…うごけまひぇん・・・・」

藍「んっ!!今行く!待ってろ!!」

忍ばせていた粉塵を一飲みし、駆けつける
その隙を逃さず、ラギアクルスは矢のように突進していた…
133 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 04:17:16.70 ID:hq8LYgFX0
戻って現在=============
・・・
橙「そして、らんしゃまは私をかばって…えぅうっ…」

天子「…正直今はどうにもならないと思う、…たた、身体が直ったら、一から鍛え直すわ」

衣玖「悔しいですが私は戦力になりそうもありません…」

霊夢「そう…」

幽香「とにかく、この情報は貴重よ、感謝するわ」

鈴仙「気性が荒いだけでなく、知性もそこそこあり、能力も十分…ですか」

てゐ「鮫といいラギアクルスといい海ってのは…怖いよ…」

思わず霊夢の手を握り締めるてゐ、霊夢は黙って肩に手を置いた

幽香「海から離れた依頼を見繕ってくるわ、少し休んでて」

頷いた後、素知らぬ顔をしてる水平線を見遣る、
海と言うものの一面を、垣間見た気がした

第四章・新天地、終了
134 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 11:16:30.77 ID:hq8LYgFX0
============================================
============================================





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第五章・ 砂漠を越えて  =====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






============================================
============================================
135 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 11:42:51.62 ID:hq8LYgFX0
砂原のクルぺッコ狩猟
小町の情報によればソイツ自体は大した相手じゃないが厄介な性質があるのと
火傷に気を付ける、そして陸上用、特に肌を曝さない鎧が必須だとのこと

霊夢「私はイーオス製の鎧があるから良いけど…皆は?」

てゐ「薄手のだけど問題ないよ」

鈴仙「ちゃんとありますね」

幽香「決まりね、コイツはこの近辺にも来るらしいから腕慣らしに丁度良いわ」

映姫「この村は守りますよ」

小町「って言ってもやるこたぁ待機だけどね
この近辺の海でもひと泳ぎしてくる」

競泳水着を補強したような代物で(幻想郷基準では)中々大胆
が、一週間もすれば慣れた、との事

霊夢(小町もいいプロポーションよね、中々…)

などと思っていると、向こうから知り合いの姿が…

ナル「やっほー、ポッケポテト初め向こうの物資届けに来たよ
あとロアルドロスの研究結果がコレだって、はい」
136 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 11:58:07.20 ID:hq8LYgFX0
霊夢「何々…」

てゐ「…防寒着だね」

にとりからの注釈がある
[送ってくれた奴だけど、強い断熱性能の皮に衝撃吸収の海綿体を有効利用するには
もうこれしかないって結論になりました
因みにこれで長時間泳ぐと海綿体が水を吸って不利になるからやめといた方が良いね!
こっちで需要高そうだから色付けさせて貰ったよ
と言う訳で供給が不足してるからまた狩って欲しいな!]

ナル「で、コレが代金だよ、四等分にしておいてくれって」

 ジャラッ

幽香「…当分のご飯代には困らないわね」

霊夢「…諦めないわ、今回のクルぺッコなら…!」

ナル「最後にコレね、てゐ宛て〜」

てゐ「ん、私のデザイン応募用紙じゃん、何々…何この駄目出し
評価・視界不良:疲労高い:動きにくい:息苦しい…そこを何とかするのが仕事でしょ〜」
137 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 12:22:56.55 ID:hq8LYgFX0
砂原到着===========================
焼けた鉄板の様な地面と容赦ない日照りが彼女達を照らす

霊夢「暑い…」

幽香「流石の私も、堪えるわ…」

てゐ「ねぇ、本当に脱いじゃ駄目なの?」

鈴仙「この強烈な日差しで簡単に美味しく焼けるそうよ
今回支給された冷却材と経口補給水で我慢なさい」

てゐ「ちぇー…」ゴクッゴクッ

霊夢「ここも幻想卿に無い場所だからね…日陰を移動しつつ、行きましょ、随分違うわ」

・・・

てゐ「…あれがそうかな?」

鈴仙「こんな場所で異彩な色彩を放つ鳥…間違いないわね」

幽香「逃げたわ」

霊夢「待ちなさい!!」

ズダタタタタッ!!!

翼に命中し墜落、戦闘を開始する
138 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 16:38:30.36 ID:hq8LYgFX0
対峙するや否や狗の様な鳴き声を上げる
出方を窺ったが…何もしてこなかった

霊夢「な、何よ一体・・・」

鈴仙「解りません、が、注意はすべきですね」

幽香「耳障りね、喉を潰してあげるわ」

てゐ「…」

前の経験からまず様子を見る事を覚えたてゐ
その判断は功を奏す

てゐ「!後ろから何か来るよ!!中型っぽいけど」

鈴仙「!!ジャギィが周囲に…?襲ってくるわ!!」

巣穴から出てきた2、30匹のジャギイに、それを指揮するドスジャギィ
霊夢の後方に居るドスジャギイを基幹に包囲される形となった

霊夢「くっこの…!」

ランポス系ほどの跳躍は無いが
戦術慣れしたかのような動きで翻弄する
139 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 16:54:51.31 ID:hq8LYgFX0
霊夢「まず雑魚を片付けるわ!!ともかく数を減らす!」

幽香「この鳥風情は抑えておくわね、これ以上呼ばれたら面倒よ」

鈴仙「幽香さんに向かいそうな相手は始末します!」

てゐ「…私は、ドスジャギィに向かう!!」

陰陽玉の掃射で4〜5匹のジャギィが動きを止める
翻弄されつつあれど鈴仙も幽香への攻撃を許す事は無い
幽香の攻撃は的確に喉元を捕え、クルぺッコは圧されている
てゐはドスジャギィとの戦闘に入り、易々と指揮をさせない
一見有利であるが脆い均衡の上に成り立つ状態であるのは事実である

危機感を強めたドスジャギィは更に援軍を呼ぶ
こうなると霊夢はともかく鈴仙自体の防御が御座なりになってる現状
彼女へ軽いダメージとはいえじわじわと傷が増えて行く

幽香も慣れていれば今頃壊せたのかもしれないが
初めて見る変則的な動きに翻弄され、狙いが甘くなる

てゐはつかず離れずの動きで、部下のジャギィとドスジャギィを相手に良く戦っている

その時、特殊な鳴き声が発せられ、状況が動く
140 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 17:17:32.01 ID:hq8LYgFX0
幽香「うっとおしいのよ!!」

ようやく喉元を貫き、演奏を困難にさせる
さっきの鳴き声は一体…?答えはすぐに出てた

鈴仙「きゃあぁっ!!ちょっと…こら…はぐっ!!あぁっ!!!ひうっ!!げほっ!やめなさ…」

耐えていた鈴仙がいきなり限界を迎える
程無くしててゐからのSOSコール

てゐ「な、なによ!いきなりお前ら、元気になってるんじゃ…無いっての!!
駄目霊夢!!私一人じゃ、抑えられない!!」

霊夢「…ごめん、てゐ!貴女は睨みつつ後退して、見た所鈴仙がヤバそうなの!!」

すぐさま鈴仙へと向かう、幽香はどうやら立場逆転とぺッコに抑えられ
焦りもあるせいで互角の戦闘を強いられ動けない

鈴仙は四方からの尻尾打ちに体当たりや、飛びかかりも受け、
銃を持つ腕は噛みつかれ反撃も出来ない、まさにリンチのようだ
程無くして押し倒され、ジャギィの一頭が馬乗りになる

鈴仙「げほっ…痛いっ!!離れなさ…いやぁ…やだ…あぐっ!!!お師匠様ぁ…」

首元に牙が届こうと言う刹那、霊夢の札がジャギィを絶つ
威嚇射撃で此方に注意を向け向かって来たジャギィから掃討、
程無くして鈴仙の周りのジャギィは消える

霊夢「そっちの状況は!!?」

てゐ「幽香の援護もあってなんとか持ち直せた…よっ」

幽香「アホウドリは飛び去ったわ、結局わが身が大事な様ね」
141 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 17:29:07.12 ID:hq8LYgFX0
霊夢「鈴仙!!!」

鈴仙「はぁ…はぁ…」

見た所どの傷も浅く、致命的ではないが数が多すぎる
酷く衰弱し息も荒く自分で動けそうにない
幽香に教わった触診を試すが、幸い内臓破裂の様な物は見られない
薬を飲ませようとするが、上手く飲み込めないようで頬を伝うばかり

霊夢「なら、これで…」

一口含み、鈴仙の体内に流し込む、少量を何回かに分けて
息も穏やかになりひとまずは安心

霊夢「ベースキャンプに寝かせてくるわ!ちょっとだけ頼むわね!!」

そして地面にモドリ玉を叩きつけ、帰る
多少強化されたとはいえ幽香が居る以上、中型に負ける事は無
142 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/12(土) 17:38:31.55 ID:hq8LYgFX0


一瞬で砂原のベースキャンプに戻る、万全の態勢で待ち構えていた

アオイ「後は此方に任せてください、何が起こっても鈴仙さんに手出しはさせません」

霊夢「よろしくね!」

アオイ「あとは、この度生産が始まった万里眼の薬です
材料の確保が困難なため少数ですがお渡しします」

霊夢「ありがと、じゃ、飲んでみましょ」

味はシナモンティー?と甘いジャムの味がする…

効果は覿面で見たいと思った場所が見れる

霊夢(幽香の方は…片付いたようね、クルペッコは…傍のエリアで水を飲んでるわ)
「ん、じゃあ、行ってくる!!」

アオイ「ご武運を」
639.38 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)