▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-42冊目-【超電磁砲】 URI

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100 :去鳴「来ちゃった☆」上里「」 :2016/07/30(土) 11:20:44.01 ID:qqHM8vB/0
上里「…」

去鳴「…じゃ、悪いって思ってるなら…お詫びに私の言うこと聞いてくれる?頼みたいことがあるんだけど」

上里「…頼みたい事?」

去鳴「嫌そうな顔しないでってば。…そのさ、私、学園都市来たの初めてだし。色々あったからロクに観光もできてないんだよね。だから私とデー…じゃ、じゃなくて。案内してよ。学園都市。お兄ちゃんも来たばっかとはいえ私よりは詳しいっしょ?」

上里「…ぼくじゃなくて上条に頼めばいいじゃないか」

去鳴「…こ、この鈍感兄貴め…。ええい、私はお兄ちゃんと一緒に行きたいの!それぐらい分かれバカ!」

上里「…」

去鳴「…」

上里「………分かったよ。案内すればいいんだろう、案内すれば」

去鳴「!」パァ

上里「まぁ、妹が暴走しないように手綱を握るのも兄の役目だろうし。…で、どこに行きたいんだ?」

去鳴「うーん、そうだなぁ…」

上里「…」

去鳴「…」

去鳴「お兄ちゃんと一緒なら、どこだっていいよ」ギュッ

101 :去鳴「来ちゃった☆」上里「」 :2016/07/30(土) 11:21:36.98 ID:qqHM8vB/0
終わり。去鳴ちゃんが思ってた以上に可愛かったのと去鳴ちゃんが出演するSSがないのでむしゃくしゃして書いた。
オチはない。お目汚し失礼しました。
102 :ID加速中 ◆tgZGQxzvtQ :2016/07/30(土) 11:21:55.11 ID:ikwHXQEG0
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 19:36:26.86 ID:KHcyUPsk0
去鳴ちゃんかわわ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/01(月) 09:08:51.60 ID:1I1aZTp20
サロメ
105 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 [sage]:2016/08/15(月) 20:22:26.76 ID:s2KG6f480
何レスかお借りします。番外通行。多分他の人が114514回ぐらい同じようなネタ書いてると思うけど許してください。
106 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 [sage]:2016/08/15(月) 20:23:05.77 ID:s2KG6f480
番外個体「ロリっていえないこともないよね?」

一方通行「…」

番外個体「ね?って聞いてるじゃん」

一方通行「…あァ、そうかもしンねェな」

番外個体「だよね。ミサカはロリ、ロリロリロリロリロリ〜」

一方通行「(遂にイかれちまったか?)」

番外個体「という事で第一位。ミサカと×××××しよ?」

一方通行「」ブーッ

番外個体「うわっ汚!」

107 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 [sage]:2016/08/15(月) 20:23:59.06 ID:s2KG6f480
一方通行「……、…急に何言ってやがンだ、オマエは?」フキフキ

番外個体「いや何、ほら。最終信号とミサカ以外の妹達のほとんどが例のあの人にれんあいかんじょー、っての抱いてんじゃん?だからミサカもそれがどういうのか気になってさ」

一方通行「それがどうしてさっきのネジが外れた発言に繋がンだよ」

番外個体「だって恋=×××××じゃないの?」

一方通行「…マジ顔で聞くな…。…いや、確かに×××××は恋の一部かもしンねェが、イコールで結びつく事は…ねェんじゃねェか?」

番外個体「何で疑問形なのさ」

一方通行「俺がそンな物のに縁があるとでも?」

番外個体「第一位は妹達の死体に×××××してそうなイメージあるし」

108 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 :2016/08/15(月) 20:24:38.93 ID:s2KG6f480

一方通行「………………………妹達の記憶はてめェだって共有されてる筈だろ。だったら×××××はしてねェって事ぐらい分かンだろうが」

番外個体「(凄い顔)だからあくまでイメージだって。…じゃあさ、恋って何?」

一方通行「…」

番外個体「教えて教えて」

一方通行「黄泉川や芳川に聞け」

番外個体「仕事人間とニートに聞いても分かる訳ないじゃん。ねぇねぇ教えてよー、学園都市最強の頭脳なら分かるでしょー、ねぇねぇー」ユサユサ

一方通行「チッ。…あー、よく知らねェが、出来るだけそいつと一緒に居たくて、出来るだけそいつの声聞きたくて、出来るだけ他の奴と関わって欲しくなくて、傍にいるだけで心臓がクソうるさくなる…みてェな感じじゃねェの(確か、打ち止めがよく見てる恋愛ドラマでこンな事言ってた気がする)」

109 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 :2016/08/15(月) 20:26:30.19 ID:s2KG6f480
番外個体「…」

一方通行「ンだよ」

番外個体「…ぶっ、あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあの一方通行が真顔で!恋について語るとか!超ウケるんだけど!ひーっ」

一方通行「オマエが聞いてきたンだろォが」

番外個体「あー…面白かった。くふっ、…というかそれは恋じゃないでしょ」

一方通行「何で断言すンだよ」

番外個体「だってそれだと、ミサカあなたに恋してる事になるし」

一方通行「………は?」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/15(月) 20:27:16.23 ID:s2KG6f480
番外個体「ミサカ、あなたの事たっくさんいじめたいから出来るだけあなたと一緒に居たいし、あなたの発言に文句付けたいから沢山声聞きたいし、あなたが他の人と一緒に居たら何かアレでムカつくし、あなたの傍にいるだけで何かアレでアレだからドキドキするし、アレがアレでアレだから閉じ込めておきたいし」

一方通行「途中から何か変じゃねェか、オイ」

海原「変じゃなくて恋ですよ」

番外個体「なーに言ってんの、そんな訳ないじゃん。ミサカがこんなモヤシに恋なんて…、恋、なんて…」

一方通行「…」

番外個体「……………」バチバチッ

一方通行「がッ!?」

番外個体「……………」スタスタ

一方通行「…っ、………」ビクンビクン
111 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 :2016/08/15(月) 20:28:29.14 ID:s2KG6f480
番外個体「………あのモヤシ本当に馬鹿じゃないの、ミサカがあんな奴に…、というかミサカは悪意の塊だし?一方通行を[ピーーー]為に生まれた存在だし?アイツに恋なんてする訳ないっつうの、あひゃひゃひゃ」

番外個体「………」

番外個体「…そんな訳、ないし」

芳川「ただいま。…あら、こんな所で寝てると身体冷やすわよ?」

黄泉川「何か焦げ臭いじゃんね。何か料理でもしたじゃん?」

打ち止め「もー、いつもはミサカに床で寝るなって言うくせに自分が寝てるじゃん、ってミサカはミサカはここぞとばかりにあなたの頭をツンツンしてみたり!」ツンツン

一方通行「…………………何なンだ一体…」
112 :番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」 :2016/08/15(月) 20:29:31.07 ID:s2KG6f480
おしまい。一方通行と番外個体が中々出てこないのでむしゃくしゃして書いた。最初に書いた通りネタ被りしてるだろうけど許してね。
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 20:42:25.21 ID:SeDoPVqT0
ワーストたんかわいい
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 21:30:55.10 ID:UmKqY3apo
やるやん
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:05:34.44 ID:2v8Va9Am0
短い話をこれから投下します アイテム
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/18(木) 00:06:27.43 ID:2v8Va9Am0
アイテムのアジト


滝壺「………」


絹旗「超どうしたんですか、滝壺。そんな浮かない顔をして…」


滝壺「実は…その…昨日、はまづらの部屋を掃除していたんだけど…そしたら、その…ベットの下にこんなものが…」


麦野「あ?なんだそりゃあ…?」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:08:36.30 ID:2v8Va9Am0
浜面「うぃーす、わりいわりい、遅れちゃって…実はちょっと寝坊しちまってよお」


一同「……」


浜面「って…あ、あれ?どうしたんだお前ら、怖い顔して…も、もしかして遅刻したこと怒ってるのか…
けど、フレンダもまだ来てないみたいだし、」


麦野「おい、なんか変態がきてしゃべってんぞ、2人とも。誰か相手してやれよ」


絹旗「超お断りですね、麦野。顔をみるのもお断りです」


滝壺「はまづら…」


浜面「ちょ、おいおい、なんだよお前ら!俺が一体何したって…
って、そ、その机に置いてある本、そ、それは、もしかして俺の…!」


机の上においてあるちょっとHな本

118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:10:35.22 ID:2v8Va9Am0
浜面「も、もしかして滝壺が持ってきたのか!?ち、ちがうんだって、これは…そう!実は友達が持ってきてそのまま部屋にあっただけで…」


滝壺「その割には…ベットの下に大切そうに保管してた」


浜面「いやいや、そ、それは違…、け、けど、この本、水着のグラビアしか載ってないし…別に、これくらい、健全じゃあ…」


麦野「あのさあ、スケベづら君、頼むからこれ以上近づかないでくれる?気分悪くなるから」


浜面「スケベづら君!?俺のことかそれ!?」


絹旗「超同感ですね。それと、視線をこちらに向けないでもらえます?妊娠してしまいますので」


浜面「そこまで!?」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:13:26.68 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「あー、ごめんごめん遅れちゃって、ちょっと妹の相手してたらさあ…遅れちゃったってわけよ…」


浜面「ふ、フレンダ!い、いいところに来た、ちょっと助けてくれよ、こいつらが…」


フレンダ「ふぇ?どったの浜面。それにみんなも怖い顔して」


麦野「おい、フレンダ。そこのド変態づら君に近づくなよ。…ひどい目にあうぞ」


絹旗「ええ、超気を付けてください…犯されちゃいますよ」


浜面「うおおおおーーーいい!」


フレンダ「え、なになに?」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:17:20.17 ID:2v8Va9Am0
……

フレンダ「ははあ、浜面の部屋にこんな本がねえ…まあけど、結局さ、浜面も年頃の男のコってわけよ。
まして、普段からこんなキモイんだし…私にしてみたら、さもありなん、って感じ?」


浜面「え?普段から…き、キモチわるい…?そ、そうなの、俺、そうなの?
け、けど、ほら、フレンダもこう言ってるわけだし、お前らいい加減、機嫌治して…」


絹旗「いや超みないでって言ってるじゃあないですか変態…着床させる気ですか、キモチわるい」


浜面「その言い方のほうがキモチわるいと思うけど!?」


麦野「はあ、ホント勘弁してくれよ、ド変態キモ男づら君」


浜面「どんどん俺の名前長くなっていってんな!?明らかに呼びにくいだろうがあ!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:20:24.57 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「(……)」


フレンダ「………、あーー、けど、そういえばさあ、このページのこの女、ちょっと麦野に似てない!?」


浜面「え?」


麦野「」ぴくっ


フレンダ「ほらほら、このページの女…顔といいスタイルといい…麦野そっくりじゃん…何よりおっぱい大きいしさ」


浜面「え、あ、ああ!そ、そーだな、そういえば似てるかも!か、顔も美人だし、スタイルも抜群だしなっ!」


麦野「…………」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:26:24.08 ID:2v8Va9Am0

麦野「はあ…、なるほどねえ、やっぱ浜面君は変態よねえ…
私、に似たグラビアアイドルが載ってる本をベットの下に大切に保管してたなんて…ったくさあ…」


麦野「…けどまあ、その変態もほとほどにしなさいよ…、ま、そもそも、私は、別にどーでもいい話なんだけどさあ…」


浜面「あ、ああ…」


浜面「(や、やった、麦野のやつ、ちょっと機嫌が直ったぞ!フレンダの何気ない一言が効いたのかな!?よかった、よか…)」



絹旗「……おっぱい好きは、脂肪たらふく食って、痛風でのたうちまわればいいのに…」


シュッシュッ…


浜面「(と、思ったら今度は、絹旗のほうがさらに機嫌悪そうな顔にぃぃ…!!

や、やばい!!なんか素振りはじめてんですけどっ!?今にも殴りかかってきそうな雰囲気なんですけどっ)」



123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:28:52.11 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「あー、しかも、こっちのページのスレンダーな女はさあ、なんか絹旗そっくりじゃん…このショートカットの女」


絹旗「」ぴくっ



浜面「あ!……ああ、そ、そうだな!確かに、このきれいな足といい、整った顔立ちといい、絹旗そっくりだな!」



絹旗「………」

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:31:42.43 ID:2v8Va9Am0

絹旗「………、ふう…、やっぱ浜面は超浜面ですね…、私似のスレンダーな女のグラビア写真を大切に保管してるなんて…、やっぱ超キモチわるい…」


絹旗「けど、まあ、よくよく考えてみたら、超ドーテーの哀れな浜面の楽しみを、私達がどうこう言うのもなんですから…
今回は大目にみてあげますかね、やれやれ…」


浜面「(や、やった、麦野も絹旗も機嫌治したみたいだ!ナイスフォロー、フレンダ!)」



滝壺「はまづら…どういうこと…!!」ぎりっ…!



浜面「って、超ド級の爆弾きたああああーーーーー!!」

125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:38:39.73 ID:2v8Va9Am0
滝壺「2人に似たグラビアの本を大切にしてるなんて…もしかして、浜面は2人のことが…!わたし、じゃなくて…」


浜面「ち、ちがうんだ、滝壺!こ、これは、つまり、あの、そのお…」



浜面「そ、そう!本当に、好きな人っていうのはさ!!グラビアの本なんかで代用することなんかできないんだ!
好きな人を、雑誌のグラビアの似た人で代用して、汚すような真似、俺にはできない、ってことだよ!」


滝壺「……」


浜面「っていうかそもそも、滝壺は、こんな本に載ってるグラビアアイドルの連中より、はるかに可愛いんだから!
こんなグラビアアイドル似に似た女のコ程度に、俺の心が動くわけないじゃないか!」


滝壺「はまづら…」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:39:49.30 ID:2v8Va9Am0
滝壺「そうだったんだ…はまづらのキモチ、よくわかった…けど、こんな本をみるのもほどほどにしてね」


浜面「ああ、こんな本、処分するよ!こんな汚れ本!こんな本必要ねーよ!だって、俺にはさ、滝壺がいるんだからさ!」


滝壺「はまづら…!」


イチャイチャ…
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:43:24.34 ID:2v8Va9Am0
浜面「ふう、これで一件落着って、どあああああ!!」

ボゴウ!!


絹旗「あっれえー、おっしい、超外してしまいました」

浜面「ききき、き、絹旗!おま…何行きなり、殴りかかってきてんだ、あ、あぶねーだろうがああ!」


絹旗「大丈夫ですよ、浜面。私似のグラビアが載ってる「汚れ本」を所有している浜面のことですから。

『窒素装甲』で全力で殴っても、ちゃんと死ぬくらいで済みますから」にっこり


浜面「さらっと、超絶変なこといいやがったぁぁ!!あ、あっれえ、お、おかしいな、日本語なのに、行ってる意味が全然わかんねえ!!」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:46:09.91 ID:2v8Va9Am0
浜面「ちょ、麦野!黙って見てないで助けてくれよ!絹旗が急に襲い掛かって…」


麦野「……よし、絹旗。そのまま足止めしてなさい。そこのド変態の腹に大きな穴あけるから」キュイイイイン


浜面「って、ぎゃあああ!ま、まるい光の玉があああ!!麦野のすぐ横で膨らんでるうう!な、なじぇえええ!!

や、やめて、ビーム発射する臨戦態勢に入るのやめてえええ!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:48:36.09 ID:2v8Va9Am0
ちゅどーーーーーん!


浜面「うあわあああ、た、たすけてえええーーーーー!!」


麦野「こらあああ、逃げんなド変態がああああーーー!!!」


絹旗「おとなしく殴られろごらあああああーーーー!!!」


浜面「うわわああああ!!!な、なんでえええええええーーーーー!!!!!」


…………


フレンダ「あーあ、結局さあ………、フォローするだけ無駄だったってわけよ」


 おしまい
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:49:39.22 ID:2v8Va9Am0
なんか気まぐれで書きました 感想おまちしてます
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:51:46.75 ID:ZDoHalVSO
>>130

フレンダ似はいたんですかねえ?
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:57:35.20 ID:2v8Va9Am0
>>131 いたんだろうけど、きっとフレンダがスルーしたんでしょう
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 09:37:20.88 ID:xd4bthow0
浜ちゃん・・・・・・
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/20(土) 02:01:32.46 ID:VQvrkZXk0
おっふ…………
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 00:25:37.66 ID:y8DBcXkSO
エロネタぶっこむとRに飛ばされそうで怖いわ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 15:25:56.87 ID:nqEUQ12b0
はま〜ん(笑)
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/31(水) 00:15:23.48 ID:1qPkD1iSO
かまちー 作品を紹介するSSを書きたくなってきたぞ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/31(水) 08:06:07.97 ID:WEZrZb8a0
>>137
書くのよ!!!
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 17:51:25.23 ID:yQbqTTsc0
数レス借ります
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 18:02:12.68 ID:yQbqTTsc0
レディリー「第一回かまちー作品を紹介しましょう会!!」

フロイライン「いえーい!」

レディリー「司会解説は黒幕ことレディリー・タングルロードと」

フロイライン「エレメント?マイクロ波?なにそれおいしいの?のフロイライン・クロイトゥーネです」

フロイライン「ところでレディリーさん」

レディリー「何ですかフロイラインさん?」

フロイライン「なんで私達が司会に選ばれたんですか?」

レディリー「口調にくせがなくて書きやすいからよ」

フロイライン「SS書きの闇を垣間見た気がします」

レディリー「さて改めて、かまちー作品を紹介しましょう会の説明をするわね。これは鎌池和馬先生の作品をまだ読んだことの無い人のために私達が作品を面白おかしく分かり易く紹介していく会よ」

フロイライン「それで、第一回はなにを紹介するんですか?」

レディリー「今回紹介する作品は、初回に相応しいこちら!」

『とある魔術の禁書目録』

フロイライン「一回スレタイを見直したほうが良いんじゃないですか?」

141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 18:04:53.77 ID:yQbqTTsc0
レディリー「やっぱりこれを紹介しないことには始まらないと思ったのよ」

フロイライン「それにしても、えー……」

レディリー「さすがに私も今更『とある魔術の禁書目録』の紹介をグダグダやっていく気はないわ。今回は1巻のあらすじとちょっとした小話をして終わるつもりよ」

フロイライン「それはよかった」

とある魔術の禁書目録 あらすじ

自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきた―と。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れて―!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!

レディリー「これが『とある魔術の禁書目録』の1巻のあらすじね。ここから鎌池先生の伝説が始まったのよ」

フロイライン「期待の新人って思いっきりあらすじに書かれていますね。まあ売るためには嘘でもそう書きますよね、それで肩透かしだったなんてこともよくあります」

レディリー「しかし鎌池先生は違った。売れなかった時の事も考えて1巻完結で書いたけど、これが無名の新人では考えられないほどバカ売れしたのよ」

レディリー「そしてすぐに続編が決定。2巻はわずか17日で完成させたらしいわ。この速筆で『とある魔術の禁書目録』をどんどん世に出していった」

フロイライン「アニメが放送される2008年までに16巻も書いていたんですよね」

レディリー「アニメと言えばこれは知ってるかしら?次回予告でも言ってるキャッチコピーのこれ」

科学と魔術が交差するとき、物語は始まる―――!

レディリー「これ実は10巻のあらすじで初めて出てきたのよ」

フロイライン「へぇー、そうなんですか?」

レディリー「ええ、それまでも似たようなのはあったのだけれど、一字一句同じなのは10巻のあらすじが初めてよ」




142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 18:06:16.34 ID:yQbqTTsc0
フロイライン「アニメしか知らない人は1巻から出ていると思っている人が多いかもしれませんね」

レディリー「ええ、それと同じくらい1巻から白井黒子が登場していると思っている人もいると思うわ」

レディリー「さて、第一回かまちー作品を紹介しましょう会もこの辺でそろそろ御開きにしましょうかしらね」

フロイライン「本当に1巻のあらすじと小話しかしてません。これ本当に必要だったんでしょうか?」

レディリー「始まりは皆大体こんなものよ。しかし、少し疲れたわね」

フロイライン「これぐらいで疲れてては先が思いやられますね」

レディリー「それでは皆さん、また会うその日まで」

フロイライン「さよならさよならさよなら」

おわり
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 23:30:14.08 ID:+mdwoksB0
人選雑すぎワロタwwww
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 14:31:41.51 ID:aB9gXM310
数レス借ります
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 14:32:43.73 ID:aB9gXM310
レディリー「第二回かまちー作品紹介しましょう会ー!!」

フロイライン「いえーい!」

レディリー「前回が好評じゃなくても続けます。司会解説のレディリー・タングルロードです」

フロイライン「同じく司会解説のフロイライン・クロイトゥーネです」

フロイライン「いやー、しかしレディリーさん」

レディリー「なんですフロイラインさん?」

フロイライン「前回の内容酷かったですね」

レディリー「いきなりそれ言う?」

フロイライン「まず人選が酷い」

レディリー「話した内容関係無いじゃない」

フロイライン「人選が雑すぎます。私達原作じゃ会ってもいないのに」

レディリー「いいのよ、ここじゃ女子会開くくらいの仲なんだから」

フロイライン「あの集い女子会だったんですか?てっきりレディリーさんが臓物ぶちまける会かと思っていましたよ」

レディリー「誰がそんな会好き好んで開くのよ。さて、無駄話はこれぐらいにして今回のかまちー作品紹介しましょう会を進行していくわよ」

レディリー「それでは改めて、かまちー作品を紹介しましょう会の説明をするわね。これは鎌池和馬先生の作品をまだ読んだことの無い人のために私達が作品を面白おかしく分かり易く紹介していく会よ」

フロイライン「それで、今回は何を紹介するんですか?」

レディリー「今回紹介する作品はこちら!」

『へヴィーオブジェクト』

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 14:38:14.80 ID:aB9gXM310
レディリー「この作品は『とある魔術の禁書目録』に続く鎌池先生2作目の長編小説よ」

フロイライン「今のところ11巻まで出ていますね」

レディリー「今月には12巻も出るわ。そんな『へヴィーオブジェクト』の第1巻のあらすじがこちら」

結局、戦争はなくならなかった。でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。戦場に派遣留学した学生・クウェンサーは、整備基地で、奇妙な雰囲気を持つ少女と出会う。その少女は『エリート』と呼ばれていた―『オブジェクト』のパイロットとして。近い将来。このちっぽけな少年は、少女のために、最強の兵器『オブジェクト』へと、生身で立ち向かうことになる。これは、そのきっかけとなる出会いだった―。

レディリー「時は近未来、人間同士の争いはなくならず国連が崩壊して世界は『正統王国』『資本企業』『情報同盟』『信心組織』の四大勢力に別れ争い続けていた。その戦争に登場する超大型兵器『オブジェクト』は戦争の全てを変えたの。『へヴィーオブジェクト』はそんな世界で『オブジェクト』に戦いを挑む少年と少女の物語よ」

フロイライン「超大型兵器『オブジェクト』は全長50mの本体にレーザー、下位安定式プラズマ砲、レールガン、コイルガンを撃てる砲を100門近く備えています。移動速度は500qを超え、ボクサー並の俊敏性があります。さらに装甲は核兵器の直撃にも耐えられる頑丈さです」

フロイライン「『オブジェクト』を操縦するパイロットは『エリート』と呼ばれます。『オブジェクト』は、その圧倒的強さに機関銃も戦車もミサイルも戦闘機も敵わず、戦場から消えていきます。戦争は『オブジェクト』同士の戦いによって勝敗が決まる戦死者の出ないクリーンな戦争になったのです」

レディリー「ま、すぐにクリーンな戦争なんてこの世のどこにも無いことを思い知らせれることになるんだけれどね」

レディリー「世界観も説明したことですし、次はキャラクターの紹介をしましょうか」

レディリー「まずは『へヴィーオブジェクト』のメインヒロイン、ミリンダ・ブランティーニ。正統王国』軍に所属する『第一世代オブジェクト』『ベイビーマグナム』の『エリート』よ。階級は中尉。愛称は「お姫様」、金髪に、色白な肌で繊細な体格の少女で年齢は14歳で身長155cm、体重39kg。スリーサイズはB79W56H80よ」

レディリー「ちなみに御坂美琴のスリーサイズはB78W56H79と胸もお尻もミリンダに負けてるわ。さらに身長161cmの為、155cmのミリンダよりさらに胸が小さく見えr」

フロイライン「やめてさしあげてください」

レディリー「次に紹介すのは主人公、クウェンサー・バーボタージュ。。『正統王国』軍に所属する学生で、サラリーマンの父親を持つ『平民』出身。年齢は17歳。サラサラした金髪をしており、その容姿はスカートを穿くかズボンを穿くかで性別が変わると言われている。普段の態度は不真面目だが行動力があり、どちらかというとポジティブ思考。将来、大金持ちになりたいたオブジェクトの設計士を目指して王立テクノアカデミーに在籍している。そのための最短コースとして戦地派遣留学に志願し、第37機動整備大隊に配属されてるわ。兵科は工兵で、爆弾を用いて敵の進路を塞いだり味方の進路を確保するといった任務を主としている。読者の間ではボンバーマンだの素面でラリってる男なんて呼ばれているわ」

レディリー「次はもう一人の主人公、ヘイヴィア・ウィンチェル。。『正統王国』軍に所属する兵士であり有力貴族『ウィンチェル家』の嫡男でもある、兄と妹が複数人いるわ。階級は上等兵。年齢はクウェンサーと同じく17歳で短い茶髪に、多少筋肉質な体格の少年よ。普段の態度はクウェンサーと同じで不真面目、どちらかというとネガティブ思考。ウィンチェル家の家督を継いで当主になるためのに必要な武勲を積むべく軍に入り、半年間の短期訓練課程を終えて[上等兵として第37機動整備大隊に配属されたわ。本来の兵科は、レーダー分析官だけど、実際はクウェンサーと共に戦場に駆り出されて歩兵のような任務をすることが多いわ。モテない男と平民から殺意を向けられることもあるわ」

レディリー「最後に紹介するのは主人公たちの上司、フローレイティア・カピストラーノ。『正統王国』に所属する女性将校で階級は少佐。『貴族』出身。かなりの和風マニアであり、簪で髪を止めて煙管を咥え、自室の内装も全て和風で統一している。第37機動整備大隊の実地指揮官だが実地と遠隔を合わせて複数の部隊を指揮しており、規模を踏まえると本来なら少佐ではなくもっと上の階級になるはずだが、女性という理由から少佐で留置されているわ。うっすらと青みを帯びた長い銀髪に、紫色の瞳をしており、年齢は18歳。身長は173cm、体重は51kg。スリーサイズはB97W58H81のボンキュッボンのグラマラス美女よ」

レディリー「ちなみに御坂美琴のスリーサイズは」

フロイライン「やめてさしあげてください」

レディリー「この魅力的なキャラクターたちがいかにして最強の兵器『オブジェクト』を破壊していくのかというのが本作の見どころになるわね」

フロイライン「弱点を探し、罠を張り、策を弄して、はったりをかましたり、吹っ飛ばされたり、眼球を光でやられたり、鼓膜がいかれたりして常に死にかけてる主人公達を応援しながら『オブジェクト』が破壊される爽快感を味わいましょう」






147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 14:41:07.85 ID:aB9gXM310
レディリー「後、もう一つ見どころとしては、キャラクター達の会話が面白いわ。特に主人公二人の軽口はまるでB級アクション映画を見ているようよ」

フロイライン「ちょっと小難しい言い回し、ポンポン出る下ネタにセクハラ発言、スラングは面白いですが、慣れてない人には臭いセリフに聞こえてしまいますね」

レディリー「そういう人は日曜洋画劇場とか木曜洋画劇場とか見たことないのよ。合わないと思ったら早々に諦めるのが得策よ」

レディリー「原作は第1巻が作品の基本となるスターターパックで1巻を読んだ後はどの巻から入っても楽しめるような構成を想定して書かれているわ。それでも私は発刊順に読み進めていくのをお勧めするけど、その際は1とか2とかナンバリングがないので順番を間違えないように注意が必要よ」

フロイライン「原作小説から入りにくい人はコミックもあります。へヴィーオブジェクト、へヴィーオブジェクトS、へヴィーオブジェクトAを読んだ後に、小説を読むというのも良いですよ」

レディリー「アニメからという選択肢もあるわ。OPを歌うのはALL OFFさんよ。ちなみに私はNever Gave Upが好き、こんなに気に入ったのはジェニー・リンド以来かしら」

フロイライン「出たー、社長の常套句」

レディリー「さて、今回のかまちー作品を紹介しましょう会もそろそろ御開きにしましょうか。前回と比べて今回は中々良かったんじゃないかしら?」

フロイライン「前回が酷すぎただけでは?」

レディリー「なんで貴方はそんな辛口なのよ…」

レディリー「それでは皆さん、また会うその日まで」

フロイライン「さよならさよならさよなら」

おわり
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 18:49:28.79 ID:1K+/RLbq0
みこっちゃん完全にとばっちりwwwwwwwwww
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/07(水) 00:13:41.61 ID:JfonXYVSO
ミコっちゃんはアスリート体型だからねしかたないね
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/07(水) 01:06:04.95 ID:KFeQq/Rfo
いうてHOの二人は死んだこともなければメインヒロインに心バッキバキに折られたこともないし
他作品の主人と比べれば平和な日常を送ってるよね
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:31:22.76 ID:wvWz9Y47o
少し借ります。
滝壺と麦野がだらだらと女子会()をする話です
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:32:12.66 ID:wvWz9Y47o
浜面「うぉ、酒臭ぇ!」

麦野「おいおい、年頃の娘捕まえて臭いとは何だ」

滝壺「おかえりぃ、はまづらぁ……
   ごめんねぇ、夜遅くまで仕事して頑張ってるのに、宴会してて」

浜面「まぁ、いいけどよ。
   誰かに迷惑かけてるわけじゃねぇんだし。
   でも、未成年だよな二人とも」

麦野「ああん?
   未成年に見えないってか?
   ケバいとか言うつもりか、焼き切ってやる」

滝壺「ダメだよ麦野。
   切っちゃったら私が困る。子供は二人欲しいんだから」

浜面「ダメだ、完全に酔っ払いだ」

滝壺「酔っぱらったっていいじゃない。うふふふ」

麦野「っていうか、そこでぼぉっと突っ立ってんじゃなくってさ。
   浜面も飲めよ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:32:50.97 ID:wvWz9Y47o
浜面「まぁ、誘ってくれるなら飲むけどさ。
   先にシャワー浴びてからな、汗臭いから」

滝壺「こっちは酒臭いから大丈夫、はまづらも応援してあげる」

浜面「よくねぇっつうの、デオドラント的に」

麦野「シャワーが先だっていうんならさっさと済ませてきな。
   ついでになんかツマミ作れ」

浜面「文脈が全くつながってないぞ
   ともかくシャワー浴びてくるわ」

滝壺「……行っちゃった。
   ここは乱入すべきかな?」

麦野「乱入してどうするんだよ。
   あんた、少しまわりすぎ」

滝壺「アルコール抜く意味で熱いシャワーもありだと思うよ。
   まぁ、でも意外と乙女なむぎのにそーいう度胸がないからやらないけど」

麦野「なんだそりゃ、なんでそこで私が出てくる」

滝壺「むぎのも一緒だったら乱入しようかなって」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:33:29.45 ID:wvWz9Y47o
麦野「滝壺、あんたねぇ」

滝壺「一人じゃ怖いもん。
   あー、でもやっぱりシャワーは違うかも。
   夜の混浴の露天風呂とかだったら突入できるんだけど」

麦野「あ、それはなんとなくわかるわ。
   シャワーだと近すぎるっていうか、近すぎて怖いっていうか。
   露天風呂だと空間的にひらけているからちょっと安心できそう」

滝壺「露天風呂だとそんなに明るくないしね。
   スタイルに自信なくても誤魔化せそう」

麦野「……滝壺、スタイルいいじゃない」

滝壺「むぎのに言われると、ちょっとむっとしちゃう。
   持てるものの余裕っていうか、いやみっぽい」

麦野「あんたがそれを言うか。
   こちとら作り物の整形ボディだよ。
   顔だって特殊メイクの化け物さ」

滝壺「元と変わらないじゃない。
   気になるのなら直せばいいのに。
   治す、かな?」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:34:23.21 ID:wvWz9Y47o
麦野「……ツケが返せないうちは無理だよ。
   返しきれるかどうかもわからないしさ」

滝壺「むぎのにそんなこと言われちゃったら私たちみんな何もできなくなっちゃうよ。
   はまづらだったら許してくれるって、むぎのも言ってたじゃない。
   その言葉でいつも開き直ってるのに、ずるいよ」

麦野「ずるい、か。ずるいよなー、私もさ。
   ずるいっていうか、いつもまでもぐじぐじとしててさ。
   加害者の分際で被害者意識で傷ついたふりして、浜面に同情かけられようとして」

滝壺「欲しいのは同情じゃないんでしょ?」

麦野「……うっさい」

滝壺「ずるいよね、むぎのは。
   はまづらは確かに私を選んでくれたのに、それでもね、ロシアであんなに抱きしめられちゃって。
   私、ものすごく嫉妬したのに、でもものすごく納得もしちゃって。
   そして、それとおんなじぐらいむぎのは可哀想だなって、思っちゃった」

麦野「納得? 可哀想?」

滝壺「だって、むぎのはこれからの一生、あの瞬間以上に幸せになることはできないんだよ?
   攻撃的で情け容赦なくて、我儘で、そのくせ傷つきやすくて、本当は甘えたがりで。
   現実を理解しても一切妥協ができなくて自分を止められない。
   そんなむぎのを認めてくれる人は、きっと世界中でただ一人だけだから」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:35:47.08 ID:wvWz9Y47o
麦野「持てるものの余裕でいやみってやつ?」

滝壺「言ってるでしょ、私は、むぎのに嫉妬してるんだって」

麦野「……私は、諦めてねーから」

滝壺「知ってる。そんなむぎのを私は応援している」

麦野「滝壺、あんた本気でバカでしょ」

滝壺「バカだよ、そんなの、知ってるよ。ずっと前から。
   うん、この際だから全部言っちゃおうかな」

麦野「何をさ」

滝壺「私、ずっと死にたかった。
   正確に言うとね、『意味を持って死にたかった』」

麦野「……」

滝壺「暗部なんてところに居て、数秒後にはひき肉になっているかもしれない世界で。
   すっごく命の価値は低いのに、私はやっぱり『特別な存在』で居たかったの。
   殺してばっかりの私たちだから、もし、『誰かを助けるために死ぬことができたのならば私は特別なんだ』って、
   そんなこと考えて。
   だから体晶を使うことも抵抗がなかった。だって、特別なことなんだから」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:36:49.73 ID:wvWz9Y47o
麦野「……そっか、滝壺、あんた……」

滝壺「そうだよ。
   私が第二位からはまづらを守ったのは、そのため。私のため。
   はまづらである必要なんてなかった。『誰でもよかった』んだよ。
   それなのにさ、はまづらは私を守るためにむぎのと戦った。
   無能力者が超能力者に立ち向かうのって、きっとすごく怖いことなんだと思う。
   がたがた震えて、びくびくおびえて、それでも私のために戦ってくれた。
   ……だから、私は怖いんだ」

麦野「本当に、浜面のことが好きになったから、か。
   なんだよ、のろけ話じゃねぇかよ」

滝壺「だって、私ははまづらが望んでいるような綺麗な女の子じゃない。
   もっとドロドロとした曖昧でお腹の中真っ黒な気持ちの悪い生き物なんだよ?
   それでも、そんな私でも、はまづらにだけは嫌われたくなんかないの。
   明日が来ることが楽しいって思えるようにしてくれた人の一番大切な存在でいたいの」

麦野「なんでそういうこと私に言うかね」

滝壺「むぎのだけはわかってくれると思うから」

麦野「理解はできる。納得もできちまう。
   けど、なんていうかさ……」

滝壺「切ない?」

麦野「……」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:37:49.13 ID:wvWz9Y47o
滝壺「ごめんね、むぎの。
   でもね、むぎのにはわかっていてもらいたいの。
   私はね、もし私とはまづらがうまくいかなくなったとき、はまづらを幸せにする女の人は
   むぎのだったら良いなって、思ってるから」

麦野「今度は理解できないし納得もできないよ。
   バックアップって言われて、嬉しいわけないじゃん」

滝壺「うん。
   やっぱりドロドロしていてうまくまとめられないんだ。
   でも、全部本当の気持ちだから」

麦野「酔いすぎだよ、滝壺」

滝壺「うん、お酒の力借りないと吐き出せなかったかも」

麦野「そろそろソフト系に変えるか。
   安いチューハイか、コークハイあたりでどう?」

滝壺「うーん、カルアミルクある?」

麦野「カルアの原液はビンあったと思うけど、牛乳あったかなぁ」

浜面「ふぅ、さっぱりした。
   確か牛乳なら今朝あったぞ、麦野」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:38:54.96 ID:wvWz9Y47o
麦野「ちょうどいいタイミングじゃない、浜面。
   カクテルの注文が2つだ。
   カルアミルクとカリモーチョ、カリモーチョが私で」

浜面「うへぇ、このワインをコーラで割るのかよ?
   もったいねぇ」

麦野「いいんだよ。
   で、あんたは?」

浜面「俺は缶ビールでいいや」

滝壺「あ、あとおつまみなんか作って、はまづら」

浜面「つまみ?
   ま、いいけどよ。
   簡単に作れる奴にしないと……
   お、枝豆余ってるじゃん、これ使っていいか?」

麦野「んー、構わないわよ。
   コンビニで買ってきた安物だけど」

浜面「じゃ、これを頂いてっと。
   あとは冷蔵庫に……ジャガイモがあって、ひき肉と玉ねぎがあるな。
   よし、少し時間かかるけどいいよな?」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:39:42.91 ID:wvWz9Y47o
滝壺「一時間とかじゃなけりゃいいよ。
   飲みながら待ってる」

浜面「ほいな。とりあえずカルアとカリモーチョ。
   すぐ作っちまうからさ」

浜面「まずは一品目。
   枝豆のペペロンチーノだ」

浜面「材料はこんな感じかな。

   @枝豆      適当
   Aオリーブオイル 大さじ1
   Bにんにく    1かけら
   C鷹の爪     1/2本   」

浜面「枝豆をさやから出して、ボールに分けておく。
   コンビニで買ってきた塩ゆで枝豆なんで下味はついている。
   あとは、弱火〜中火で温めたオリーブオイルににんにく、鷹の爪で香りと辛さを移してやって、
   強火で30秒ほど枝豆を炒めてやれば出来上がりだ。
   普通の枝豆と違って手で食べられないのが欠点だな。
   小鉢にとって、スプーンで食べてもらおう」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:40:36.80 ID:wvWz9Y47o
浜面「んでもって、2品目。
   ジャガイモのそぼろあんかけ」

浜面「材料はこんな感じ。

   @ジャガイモ   大1
   Aひき肉     30g程度
   B玉ねぎ     小半分
   C紅ショウガ   適量
   D鶏がらスープ  中さじ1
   E片栗粉     適量
   F塩コショウ   適量
   G水       コップ半分   」

浜面「まずはジャガイモを2センチ角で賽の目切りして、ラップしてレンジでチン。
   その間にひき肉、みじん切りにした玉ねぎを塩コショウして炒めて、
   で、火が通ったジャガイモを投入。
   水に溶かした鶏がらスープも投入
   崩れないように、でもって軽く透明感が出るぐらいに火を通して。
   で、片栗粉でとろみをつけたら小鉢に盛り付けて。
   最後に紅ショウガで彩りつけてやれば完成だ。
   これも小鉢スプーンだな。あんってことを考えるとレンゲの方がいいか?」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:41:19.06 ID:wvWz9Y47o
浜面「ほれ、お前らできたぞー」

麦野「遅い。
   もう一杯開けちゃったぞ」

滝壺「浜面の背中見ながらだとお酒進むのが早いね」

浜面「この酔っ払いどもが。
   いまさらツマミ必要か?」

滝壺「はまづらがお腹すかせてるじゃない」

麦野「私も酔っぱらった頭で包丁握りたくなかったし。
   理由づけしてやっただけ感謝しろ」

浜面「ありがたくて涙が出ますよ、と。
   ともかく、せっかく作ったんだから熱いうちに食えよ」

滝壺「そうだね、いただきます。
   まずは枝豆からかなぁ」

麦野「……こりゃ、どうやったって外れないわ。
   これだまずかったら暴動がおこるレベルの組み合わせじゃない」

浜面「ニンニクと唐辛子の組み合わせは汎用性高いからなぁ」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:42:15.50 ID:wvWz9Y47o
滝壺「うん。確かにおいしい。
   おいしいんだけど、枝豆の食べやすさがなくなっちゃったよね」

浜面「まぁなー。
   さや付きでペペロンチーノにしてもアリなんだけど、そうすると手が汚れるしな」

麦野「味はさいこーなんだけどね。
   おツマミって感じじゃないね。一品料理だ」

滝壺「うん、じゃあ次はジャガイモのあんかけを」

麦野「……これも外れないなぁ。
   鶏がらスープとひき肉、玉ねぎの餡かけで、癖のないジャガイモだろ?
   強いて文句つけるんならデンプンだからお腹がすぐ膨れそうってところかな?」

滝壺「それはマイナスにならないよ。
   紅ショウガがいいアクセントになってる。
   ご飯が欲しくなるね」

浜面「デンプン+デンプンの組み合わせで怒るやつもいるけどなー。
   白い飯ともよく合うんだぜ、滝壺の言うとおりにさ」

麦野「むしろそっちが主だろ。
   酒のツマミとしてもアリだけど、どっちかというとご飯のおかずだよ、これ。
   いや、味は結構好みなんだけどさ」

浜面「いいだろ別に。冷蔵庫が作れって言ったんだから、俺は悪くねぇ」

滝壺「うん、はまづらは悪くない」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:43:13.73 ID:wvWz9Y47o
麦野「そうだね。浜面は悪くない。
   繰り返しになるけど、この味は好みだよ、私としては」

浜面「まるっきり褒められてる気がしないんだが」

麦野「じゃあ飲め。
   鬱屈してるところがあるんなら吐き出しちゃえ」

浜面「飲ませる前になんか俺に言うことないか?」

滝壺「あ、うん。
   ご馳走様でした。
   美味しかったよ?」

麦野「なんだかんだ言ったけど、満足はさせてもらったわ。ご馳走様」

浜面「はいはい、お粗末さま。
   じゃ、俺も飲むかな。軽く一杯程度」

滝壺「なんで?
   たくさん飲めばいいじゃない。私、まだ飲み足りない」

浜面「とりあえず、自分の顔がどれぐらい赤くなっているか理解してから言おうな、滝壺。
   いくら恋人でもリバースフォローは勘弁してほしいわ」

麦野「まだ青くなってないから大丈夫でしょ。
   悪酔いする前にセーブしてるから、付き合えって。
   それに、浜面がシャワー浴びてる間にある程度吐き出しちゃったしね、お互い」

浜面「おいおい、吐いたら胃が荒れるし、それで俺に料理作らせて食ったのか?
   絶対後で後悔するぞ、二人とも」

滝壺「ふふふ。そういう意味で吐き出したわけじゃないから大丈夫だよ。
   はまづらには絶対聞かせられない心情を吐露しただけ。
   だから、はまづらも応援して?
   私も、むぎのも、ずっとね?」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:45:53.18 ID:wvWz9Y47o
以上です

滝壺さんを可愛く書くのって難しいと思います。
非常に受け身なキャラですし、「誰かの反射」としての配役が非常に多い
そんな中で、浜面を守るために垣根と戦う道を選んだ、という一点
ここをどういう風に解釈するかは重要だと思います
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 00:58:31.96 ID:6vP3H8DSO
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 05:33:12.54 ID:rjeGIeOc0
いいね
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 08:21:40.82 ID:J401VoIUo
浜面が料理するSS……見覚えがあるぞ
ともかく乙
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 13:53:04.63 ID:nW7bTEPt0
乙です
アイテムいいね
170 :学園都市は燃えているか [saga]:2016/09/17(土) 23:35:00.98 ID:O0+B/fX00
数レスお借りします。
以前書いたネタの焼き直し。
171 :学園都市は燃えているか [saga]:2016/09/17(土) 23:36:43.95 ID:O0+B/fX00
あるドキュメンタリー番組の予告

山根 基世アナ「学園都市、と聞いて、あなたはどのようなイメージを抱かれますか? 科学文明の偉大な総本山、最先端技術の発信地、学生たちの理想郷……。しかし、それらはこの世界最強の都市国家のほんの一面に過ぎないのです。

都市の繁栄、ひいては世界の発展を支えた、高度な科学技術。それらは、多くの名もなき子供たちの犠牲なくして実現できなかったものでした」・・・
172 :学園都市は燃えているか [saga]:2016/09/17(土) 23:38:32.77 ID:O0+B/fX00
山根 基世アナ「実験動物として金銭で売買され、『消費される』子供たち。『少年兵』として、時には自分たちと同じ子供たちも手にかけることを強いられる子供たち。 『学生達の街』に住みながら、教育を受ける権利はおろか人として生きるための最低限の権利すら保障されない学生たちがいたという現実。


崩壊からすでに5年を迎えた今でも戦後処理の続く学園都市。近年新たに発掘された大量の資料に加え、今回のNHK取材班による綿密な取材調査によって、学園都市の歪んだ実態が次々と明らかになってきました」・・・
173 :学園都市は燃えているか [saga]:2016/09/17(土) 23:41:26.47 ID:O0+B/fX00
M・Mさん(当時14歳)「最初は筋ジストロフィーの治療に使うから、と聞かされたんです。君の力で多くの人が救えるって。
当時はまだ幼かったから何の疑問も抱きませんでした。それがまさかあんなことに……今でもあの子たちには申し訳ないと思っています」

H・Sさん(当時16歳)「突然、ものすごく怨念のこもった声で呼びかけられたんです。振り返って唖然としました。上司が女の子、それも元同僚の半身死体を引きずって来たんですから。
なんでも敵組織に情報を売ったとかで……」


山根 基世アナ「この番組では、豊富な資料と数々の証言に基づきながら学園都市の知られざる素顔を明らかにしつつ、これらの惨劇を生み出した現代文明の闇に迫ります。

NHKスペシャル『学園都市の光と闇』の記念すべき第1回、『科学の街の子供たち』。今回は、街の子供たちの実情に迫ります」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 23:50:03.99 ID:O0+B/fX00
以上です。「新・映像の世紀」を見た時の、現実に学園都市があったらこんなドキュメンタリーが作られてそうだなという突拍子もない思いつきがきっかけです。
チラ裏にて失礼致しました
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 00:27:55.68 ID:SvBwiZCco

関係ないけどIDなんか凄いな
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 21:36:58.63 ID:ZZHHNjOd0
〜この物語より遥か未来〜



ーINDEX NETWORKー


『日本の首都、東京の西部に位置する都市、学園都市。

ここは内戦と魔術師の侵略により混迷を極めていた。


そこで、世界を救う真の英雄を見極めるため幻想殺しという名の腕をはめる試練が与えられた。


腕に選ばれし者こそ真の英雄、カミジョー。だが、選ばれた者は100万人にも及んだ。


これはカミジョー同士を競わせ不要な人材を淘汰し、本当の意味で世界を救うことができるカミジョーを選ぶ計画だったのだ……』



実在性ミリオンカミジョー
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 21:37:33.17 ID:ZZHHNjOd0
って話を昔書こうとしたけど挫折した
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 22:09:41.07 ID:wU9xuRmto
上条さんの右手には台座付いてそう
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/21(水) 16:29:02.76 ID:MBcQ8A4BO
20レスほど貰います
料理できない垣根くんが料理系男子を目指す話です
未元定規要素あります
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:29:49.85 ID:MBcQ8A4BO

――スクールアジト


垣根「何で最近のハンバーガーはこんなに薄いんだろうな、もう紙だろ」モグモグ

ゴーグル「ピクルスも小さいっスよね」

心理定規「もっと高いバーガーの店で買えばいいじゃない」

垣根「この安っぽい味が食べたいんだっつーの」

ゴーグル「偶に食うとめちゃ美味いっス」

垣根「まぁ俺は週5くらいで食ってるけどな」

心理定規「飽きるでしょ」

垣根「フィッシュバーガーとかも食ってるから別に」

ゴーグル「バーガー食べないときは何食べてるんスか」

垣根「菓子パンとか焼きそばパンとかカップ麺」

心理定規「健康に悪そうね」

ゴーグル「垣根さん胃が痛いとか言ってた時もたこ焼きとか食べてましたしね」

垣根「あー、あのとき風邪で胃腸の調子悪かったんだよな」

心理定規「お粥とか食べなさいよ」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:30:30.49 ID:MBcQ8A4BO

垣根「だってお粥って売ってんのまずそうじゃね?」

心理定規「作ればいいじゃない」

垣根「作ったことねぇ」

ゴーグル「最近はどの炊飯器にもお粥にする機能ついてますよ」

垣根「俺炊飯器持ってねぇけど」

ゴーグル「えっ!?」

心理定規「自炊しないの?」

垣根「面倒臭ぇだろ」

ゴーグル「今まで1回も料理したことないんスか?」

垣根「ない。まぁ俺天才だからしようと思えばめちゃくちゃ美味しく作れるけどな」

心理定規「やったことないのに自信満々ね」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:31:45.37 ID:MBcQ8A4BO

垣根「つーか自炊しなくても別に生活に支障ねぇし」

ゴーグル「俺割としますよ。金ないときモヤシとか炒めたり」

垣根「それは料理に入るのか?」

ゴーグル「モヤシ以外にも簡単なものなら出来ますって」

心理定規「私は気が向いたら偶にやるくらいかな」

垣根「買って食えば済むしな」

心理定規「でもやっぱ作ったのって美味しいよね」

ゴーグル「解ります。ずっと外食してると家で作った味食いてぇなーってなりますよね」

心理定規「ねー、でも面倒臭いわよね。ねぇ、キミ作ってよ」

垣根「ん?」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:32:31.32 ID:MBcQ8A4BO

ゴーグル「つっても俺もホントに簡単なのしか作れないっスよ?」

心理定規「モヤシ炒めとか食べたことないし。それはそれで興味あるわよ」

ゴーグル「うわーお嬢様じゃねーっスか」

心理定規「食べてみたいなー」

垣根「え? 本気で言ってんのか?男の手料理なんか食いてぇか?」

心理定規「うん」

垣根「…………」

ゴーグル「じゃあ明日とか持ってきます」

心理定規「えー、でも作り立て食べたいわ」

ゴーグル「それは家来てくれないと無理っス」

垣根「行かない」

心理定規「なんでアナタが答えるのよ」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:33:14.63 ID:MBcQ8A4BO

垣根「どうしても作り立てが食べたいなら俺が食べさせてやる」

心理定規「でもアナタ料理できないんでしょ」

垣根「は? やったら天才レベルだっつーの」

ゴーグル「謎の自信すぎますよね」

垣根「とにかく家に行くのはダメだ」

心理定規「私の家に来て作ってもらうのは?」

垣根「駄目の極み」

心理定規「ダメの極みって何?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:34:01.20 ID:MBcQ8A4BO

垣根「とにかく俺が料理でもなんでもしてやるから、こいつを家に入れるな」

心理定規「何で?」

垣根「襲われるかもしれねぇだろ」

ゴーグル「襲わねぇっスよ」

垣根「口ではそう言ってても身体は正直かもしれねぇ」

ゴーグル「襲われてる方にかけられる言葉っスよねそれ」

心理定規「ふぅん、アナタ私のこと心配してくれてるのね」

垣根「……は? してねぇし。ただアレだ
   そういう風に軽々と家に招くのは良くねぇだろ。ホラ、スクールの情報とか洩れるかもしれねぇし」

心理定規「同じ組織なんだから大丈夫じゃない?」

垣根「いやコイツだってもしかしたら他組織のスパイかもしれねぇ」

ゴーグル「それはあり得ないって垣根さんが一番解ってそうっスけど」

垣根「とにかく家に入れるとか男を勘違いさせるだけだからヤメロ」

心理定規「じゃあアナタが料理しに来ても入れないじゃない」

垣根「俺は良いんだよ。紳士だから」

ゴーグル「滅茶苦茶」

垣根(って言ってもホントに料理したことねぇしな……何かアテがあれば……あ!)

垣根「よし、ちょっと行ってくる!」

心理定規「え?どこに?」

垣根「料理系男子になりに、な……!」

心理定規「はぁ……?」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:34:50.16 ID:MBcQ8A4BO

―――
――



垣根「ハロー、垣根帝督でーす」

上条(上条当麻です。皆さまいかがお過ごしでしょうか)

上条(俺? 俺は今何の変哲もない道路で急に羽根の生えたノリノリのイケメンが空から降ってきたところ)

上条「えーと……」

垣根「料理系男子になりたい」

上条「だ、誰でせうか」

垣根「さっき名前言っただろ!ちゃんと聞けよ
   まぁ、もう一回言ってやるけど、料理系男子になりたい系男子垣根帝督。レベル5の第2位。好きな食べ物はハンバーグだ。よろしく」

上条「れ、レベル5!? そのレベル5の垣根さんが平凡なレベル0の上条さんに何の用で……?」

垣根「なぁにが平凡なレベル0だよ。第一位のことボコったんだろ?」

上条「な、」

垣根「あー、身構えんな。俺はなテメェの今の所その幻想殺しとかいう能力には興味ねぇんだよ」

上条「…………」

垣根「この前さ、このファミレスで銀髪のシスターに飯奢ったんだよ。1万円分くらい」

上条「げっ」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:35:49.78 ID:MBcQ8A4BO

上条「あのー、それはもしや、インデックスという名前の……」

垣根「うん、そうそう。インデックスちゃん」

上条「……か、上条さんは貧乏な学生でして、その、一万円はまた今度返すということで……」

垣根「いーや、現金はいらねぇよ。その代わり、身体で払ってもらうからな」

上条「か、上条さんにそういう趣味はありませんことよ!?」

垣根「何愉快な勘違いしてんだテメェ……」

垣根「まぁいい。上条、テメェ料理上手いんだろ? シスターが言ってたぜ」

上条「うまいってほどでもねぇけど……」

垣根「俺は料理したことねぇし、専ら外食かコンビニ弁当だからマジで料理の仕方解んねぇんだよな」

上条「はぁ……」

垣根「だからテメェに、俺に俺に料理を教えてもいい権利をやる」

上条「ん?」

垣根「つー訳で、これから料理系男子になりたい系男子学園都市第2位、好きな飲み物はイチゴオレ系男子の垣根帝督をよろしくな」

上条「はぁ!?」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:36:27.39 ID:MBcQ8A4BO

――上条家


垣根「第1回!垣根くんのお料理教室開催だぜ!」

上条「テンション高ぇ……」

垣根「とりあえずスーパーで色々買ってきたから冷蔵庫に入れといてやるよ」

禁書「おぉ!牛肉があるんだよ! おにく!おにく!」

垣根「ハッハッハ、慌てるなシスター。今からこの食材は垣根帝督の手で超美味しい料理になるんだからなぁ!」

禁書「おぉ、自信があるんだね!?」

垣根「まぁな。華麗に初料理を披露してやるよ!したことねぇけど!」

上条「あっ、垣根! 肉の上にごちゃごちゃ野菜とか置くな!食中毒の原因になるぞ!」

垣根「あ? 食中毒なんて俺の未元物質で治療できるっつーの。なおしたことねぇけど」

上条「普通の人はそんなことできないんだからちゃんと気遣え!」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:37:02.20 ID:MBcQ8A4BO

禁書「で、何を作るのかな!?」ワクワク

垣根「そうだな〜。俺の記念すべき初料理だしな〜。やっぱここは豪華に北京ダックといっちゃうかぁ!?」

上条「上条さんにそんな高価な料理を作るスキルはありません」

垣根「あぁ? じゃあ仕方ねぇからハンバーグで妥協してやるよ」

禁書「じゃあ私はむこうでTVでも見て待ってるんだよ」

垣根「えっ!? インデックスちゃんも手伝ってくれるんじゃねぇの?!」

上条「まー、インデックスは電子レンジも使えねぇしな……」

垣根「えー、じゃあ一緒に料理スキル磨こうぜー。女の子いねぇとさぁ、モチベ上がらないってー」

上条「いや、爆発させられても困るし……」

垣根「……あ〜、料理中のつまみ食いもとい味見って普通に食べるときより美味しいらしいなぁ!」

禁書「さぁ、とうま早くハンバーグを作るんだよ!」

上条(上条さんの負担が大きくなることだけは確定したな)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:38:04.58 ID:MBcQ8A4BO

垣根「第一回上条さん家で垣根くんのお料理教室〜ハンバーグ祭り〜を開催します」

上条「とりあえず二人とも手を洗えー」

禁書「はーい」ゴシゴシ

垣根「洗った」

上条「早ぇよ石鹸つけろ」

垣根「いや俺トイレした後も水でちょっと流すだけだし、その後服で拭く。あ、駄洒落言ったみたいになっちゃった」

禁書「汚いんだよ」

上条「つーか爪も長いな……爪の間のゴミが肉に入ると困るからちゃんと切ってきてくれ」

垣根「えー、めんどい〜」

上条「いいからやれよ!汚いな!」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:38:31.50 ID:MBcQ8A4BO

上条「さて、垣根の手も清潔になったところでハンバーグを作るか」

禁書「やっとなんだよ」

上条「とりあえず玉ねぎ3分の1くらいみじん切りにしてくれ」

垣根「OK」バサァ

上条「!?」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇぇ!!」ドドドド

禁書「みじん切りっていうより叩きなんだよ」

上条「や、やめろ!!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:39:27.48 ID:MBcQ8A4BO

垣根「殴ることないだろ……頭にたんこぶできちまったじゃねぇか」

上条「玉ねぎはペーストになっちまったじゃねぇか」

禁書「炒めて冷ますんだよ」ジュー

禁書「あれ、なんかくっつく上に焦げてきたんだよ!」

上条「あー、油敷かないから!しかも強火すぎ!」

垣根「途中から入れればいいだろ」ドボドボ

上条「垣根ぇぇええええぇ!!」

禁書「玉ねぎペーストが油に沈んでるかも」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:40:06.72 ID:MBcQ8A4BO

垣根「殴ることないだろ……俺の灰色の脳細胞が死滅するじゃねぇか」

上条「油もったいねぇだろ!揚げ物する気かお前は! ちょっとでいいの!」

上条「もう……とりあえずこの油は漉してとっておくとして……」

禁書「ひき肉をボウルに入れるんだよ。どれを入れればいいのかな?」

上条「とりあえず250〜300gくらい……この量なら1パック全部入れていいぞ」

禁書「牛ひき肉のハンバーグなんてはじめてかも……つまみ食いは今してもいいのかな」ゴクリ

垣根「俺捏ねたい!俺が肉捏ねたい!」

上条「生を食うなインデックス! 垣根は小学生か!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:41:22.22 ID:MBcQ8A4BO

上条「垣根は卵溶いておいてくれ。俺はパン粉を牛乳に浸す」

垣根「卵? あぁ、こうやって角っこにぶつけてボウルに入れるんだろ?」コンコン

上条「平面にぶつけるのがいいらしいけどな。
   あと卵を殻ごと入れてたボウルにそのまま割り入れると卵の殻の細菌がつくから新しいボウル使ってくれよ」

垣根「上条、シンクに生卵が飛散した」

上条「力加減考えろよ……勿体無ぇ」

禁書「とうま、玉ねぎはもう入れていいのかな?」

上条「いや、最初は塩、こしょう、ナツメグからだな」

垣根「塩だな!了解!」

上条「待て!その新品の塩の袋を掲げてどうする気だ!?全部入れるのか!? 置け!置いて手をあげろ!動くな!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:43:44.93 ID:MBcQ8A4BO

禁書「塩2つまみ入れてこしょう1振り、ナツメグ1振りしたんだよ」

上条「じゃあそれをよく捏ねるんだ」

垣根「玉ねぎとかは?」

上条「調味料だけで捏ねて粘りを出してからだな」

垣根「ハンバーグってさ」コネコネ

上条「うん」コネコネ

垣根「恐ろしい食べ物だよな」コネコネ

上条「うん?」コネコネ

垣根「ミンチにされた上焼かれるとか、俺なら耐えられないな」コネコネ

上条「作ってるときにそういうこと言うなよ……」コネコネ

禁書「生命に感謝して頂くんだよ」コネコネ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:44:44.96 ID:MBcQ8A4BO

上条「で、残りの材料を入れたらサックリ混ぜて、小判型に成型するんだ」パンパン

垣根「空気を抜くようにな!」パァンッ

禁書「チーズ入れたいんだよ!」パンッ

垣根「おっ、俺に抜かりはないぜ。モッツァレラもチェダーもある!」

上条「牛肉の上にチーズなんてこんな贅沢していいんでせうか……!」

禁書「まるで記念日の食事だねとうま!」

垣根「何か哀れだなテメェら」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:46:08.65 ID:MBcQ8A4BO

上条「フライパンで色をつけたらオーブンで焼くって手もあるけど、普通に終始フライパンでやるぞ」ジュー

禁書「ハンバーグ♪ハンバーグ♪」

垣根「俺は上にチーズを乗せるぜ」

上条「垣根、付け合せのキャベツとトマト切れるか? 能力無しで」

垣根「任せろ。俺の華麗な包丁捌きを見せてやるぜ!」

上条「上条さんはその間にケチャップとソースを煮込んだデミグラスソースを作りますよ」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:48:06.60 ID:MBcQ8A4BO

禁書「完成なんだよ!」

上条「あれ、キャベツの千切り上手いじゃん」

垣根「だろ。やったことねぇけど、俺って天才だわ」ドヤ

上条「……包丁さばき以外はアレだけどな」

垣根「初めてにしては上出来だろ。やっぱ俺天才だわ〜」

上条「…………」

垣根「やっぱ俺天才……」

上条「解ったよ! 天才だよお前は!」

垣根「だろ? よし、食おうぜ」

禁書「じゃあ、ハンバーグにソースをかけて……」



「「「いただきます!」」」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 16:49:41.63 ID:MBcQ8A4BO

かきね日記 ○月×日


上条の家でハンバーグを作った
流石俺が作っただけあって美味かった

ところでインデックスと上条は同棲しているらしい
全く羨ましいことこの上ない

俺も料理上手になったら心理定規と同棲とかできるかな……


ハンバーグの評価
★★★★
(星5つでもいいレベルだが、慢心しない俺カッコいい!)
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