姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」

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482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:44:57.54 ID:nERT2j2r0


〜姫神宅〜


ティロン♪


姫神「?」

姫神「!」

姫神「…!…!」ツィツィ


┌──────┐
|起きてる?  |
└───v───



姫神「…」

姫神「…」ツィツィ



┌────────────┐
|起きてるよ。だーりん。  |
└───v─────────



483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:49:17.48 ID:nERT2j2r0



┌────────────────┐
|声聞きたい。電話してもいいか…? |
└───v─────────────


姫神「…」クス

姫神「…」ツィツィ




┌──────────┐
|いいよ。かけるね。 |
└───v───────


姫神「…♪」ツィツィ



とぅるる。



上条『はい!俺です!!』

姫神「はや。」クスクス


484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:06:58.70 ID:nERT2j2r0


上条『夜遅くにごめんな?』

姫神「ううん。いいよ」

姫神「でもどうしたの?何かあった?」

上条『あー…いや、その、さ、』

上条『…なんか急に姫神の声聞きたくなっちゃって//』

姫神「そう。」クス

上条『寝てたか?』

姫神「ううん。上条くんの事考えてた。」

上条『え?』

姫神「明日から上条くんとどうやっていちゃいちゃしてようかなって。」

上条『〜っ、…っとに、俺を悶えさせるのが得意ですね姫神さんは』

姫神「そう?」


485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:10:30.80 ID:nERT2j2r0

上条『…』

上条『あのさ、』

上条『…今から会えたりとか、』

姫神「え?」

上条『い!いやいや!なんでも!何でもない!』

姫神「いいよ。言って?」

上条『…』

姫神「電話した本当の理由。聞きたい。」

上条『…その、本当は…なんか急に今すぐ姫神に会いたくなっちゃって』

姫神「…」

上条『いや夜遅くだし、明日学校で会えるし、さっきあんなにくっついて何度もキスしてたのに何言ってんだって自分でも思うんだけど』

姫神「…」

上条『やっぱ悪いからさ、姫神の声だけでいいから聞きたいなって思って電話したんだ』

姫神「…」



姫神「いいよ。今から会おう?」

上条『え?』


486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:12:20.81 ID:nERT2j2r0

姫神「うん。私も。なんだか君と会いたくなってきたから」

姫神「待ってて。すぐ会いに行ってあげるね。」

上条『い、いいって、夜道危ないし!俺のワガママだし!』

姫神「ううん。それに。今日図書室でも言ったでしょう?」



姫神「今日は離してあげないって。離れたらキス5回。私を寂しがらせたら上乗せするって」

上条『////』



姫神「大丈夫。気にしないで。上条くんの寂しさを埋めに行ってあげる。待ってて。」ニコッ


487 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/14(水) 02:13:34.36 ID:nERT2j2r0
今回はここまで。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 08:34:57.75 ID:DFM7Z5260
おいおいa(甘すぎて砂糖漬けになる音)
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 21:16:35.04 ID:gV5wRHkZ0
いいねェ!青春送ってるじゃねェかよォっ!!甘っっっっったる過ぎてコーヒーがココアになっちまうじゃねェかァっ!!

声聞きたい声聞きたい。電話してもいいか…?
いいよ。かけるね。 

これが一番効いたぜ!!
・・・俺もこう言う青春送ってみたかったな。
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 19:29:27.24 ID:3VuUI1Oto
おつかれなのー
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 19:36:25.20 ID:ypA+slwoo
やっとこさ追いついた
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/22(木) 02:28:08.28 ID:FQZJTdqe0
良いぞ良いぞ
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 03:05:28.59 ID:wEM1ZRkW0
FQZJTdqe0 色々なSSでsagezuないでコメントするのやめて!
494 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/23(金) 03:20:07.99 ID:H4bz8jQe0


そういえば先日、>>80のヒナタの話を見る機会があったんどす。

いやぁヒナタちゃんはええ子どすなぁ。ナルトは多分相当幸せなんやろうなぁと。今までの分もいっぱい幸せになって欲しい限りどす。


グループ回。


495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:21:58.48 ID:H4bz8jQe0


〜上条宅〜


上条「ありがとな。…あのさ、早く会いたいからさ、俺も姫神に会いに行くから。」

上条「近くの…そう、俺んちと姫神んちの中間のさ、…そうそう、Joseph'sって名前の、そうファミレスあるとこの」

上条「そこで…その、」

上条「いっぱいチュッチュしよ…///」ポソッ

上条「…」

上条「うぐぁあああ!!つい勢いで言ったけど今俺凄いキモイ!ぐがぁぁあ!!///」

上条「いや、え?『うん…///いっぱい。ちゅっちゅしよ。///』って!!?ぐぁああ!!!///」

上条「やめよう!恥ずかしい!すげぇ恥ずかしい!//」

上条「忘れて!お願い忘れてくださいお願いします!」

上条「じゃあ!後でな!気をつけてな!」

上条「…よし」ピッ



上条「〜♪」ゴソゴソ

オティヌス「ん…?」ムク


496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:23:41.30 ID:H4bz8jQe0


オティヌス「おい人間。こんな時間に何しに行くんだ」

上条「ん〜ちょっとそこまで」

オティヌス「…誰かに会うのか?」

上条「え?」ニヘラ

オティヌス「…っ」

オティヌス「…」

オティヌス(別に電話の話の内容なんて聞いていない)

オティヌス(コイツの近況も特に聞いてない。)

オティヌス(今から具体的に誰に会いに行くかなど知らん。)

オティヌス(だが、なんとなくわかってしまった。)


オティヌス(理解者故に。長く、永くアイツを見てきた私だから)


オティヌス「…そうか。”彼女”によろしくな」

上条「おう!」ニコッ!




オティヌス(────ああ、今から恋人に会いに行くのだな、と)




497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:24:21.81 ID:H4bz8jQe0


上条「じゃ、行ってくる!」

オティヌス「…ああ。気をつけて行け。」フリフリ

上条「ん。ありがとな」


ガチャ……


バタン。



オティヌス「…」



498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:26:38.46 ID:H4bz8jQe0


オティヌス「…禁書目録。」トテトテ

インデックス「ん?あれ?とうまはどこ行ったの?」

オティヌス「今宵は飲むぞ。残ってる酒とアイツが残しておいた明日の朝飯用のおかずを出せ」

インデックス「ええ?また飲むの?それにとうまが怒るよ?」

オティヌス「…辛い事を忘れるために酒を飲むというのは精神医学的にもあまり良くない事だが」


オティヌス「それでも。人には飲まずにはいられん時ってのがある…」

インデックス「?…何か辛い事があったの?」

オティヌス「…ああ」

インデックス「そう。…いいよ。私は子供だし宗教上の理由でお酒は付き合えないけど」

インデックス「私もシスターさんだから。告解という名の愚痴ならいくらでも付き合うんだよ」ニコッ

オティヌス「そうか…すまんな」フッ



・・・・。



499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:27:29.06 ID:H4bz8jQe0



トクトクトク…。



オティヌス「…」つ

オティヌス「…」クピ

オティヌス「…」

オティヌス「…」フルフル...

インデックス「…」



オティヌス「ちくしょう、この酒は甘いヤツだったはずなんだがな」フルフル

インデックス「…」





オティヌス「辛い。辛すぎて涙が出てきやがった。」フルフル

インデックス「…よしよし」ナデナデ




500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:29:08.55 ID:H4bz8jQe0




〜本来ならば上条当麻が立ち向かうはずだった科学兵器達が闊歩するとある実験施設内の1室〜



501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:29:43.05 ID:H4bz8jQe0



一方「…ンでェ?」ジロリ



一方「あまりにも暇で暇すぎて死にそォだったからオマエのラブコールに応えてやったが」

一方「どォいう風の吹き回しだ?『報酬は払う。ヒーロー代理を頼みたい』っつゥ愉快すぎる文言はよォ」

土御門「…」


502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:34:15.29 ID:H4bz8jQe0

結標「そうね、それは私も聞きたいわ」ヒュンッ

海原「おや、結標さん。下のロボット兵器はどうでした?」

結標「どうもこうも。推測通り敵は4体。各々で私達侵入者を探してるわ」

海原「そうですか。なら…ここもあまり持ちませんね」

結標「ええ。…話を戻すわ。私も報酬分の働きはするつもりだけど、」

結標「何故私達を?この案件って完全に私達、及び私達の大事な人達にはカンケーない事案じゃない」

結標「傭兵ならもっと優秀なのがいるでしょうに」

結標「…まさかとは思うけど、正義の”グループ”ごっこがしたくなった、という訳じゃないわよね?」

土御門「…」


503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:37:26.57 ID:H4bz8jQe0

土御門「ああ」

土御門「実はあながち間違ってはいない」

一方「ハァ?…なら俺は降りる。ヒーローごっこしたけりゃ公園で一人でやってろ」カツッカツッ

結標「同感ね。できれば私も今すぐ帰りたいわ」フゥ

結標「土御門、私達もあなたと同じよ?」

結標「自分の目的と大事な人達の為なら手段は選ばないし、隙あらば自分の目的に利用する」

結標「足を引っ張られたら容赦なく切るし、助けを求められても利害が存在しない限りは行動しない」

結標「…海原も何故こんなよくわからない遊びに付き合ってるのか理解に苦しむわ」ジロリ

海原「いえ自分も少々の纏まったお金が入用なだけですから」ニコッ..

海原「本格的に付き合うつもりもありません」

結標「あらそう。」


土御門「心配するな。ちゃんとお前達を納得させられる理由は用意してある」


結標「ふぅん?」

一方「ほォ。一応聞いてやる」

海原「…」



504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:39:42.04 ID:H4bz8jQe0


土御門「まず一つ。例えばそもそもの前提として、一人のスーパーヒーローが活躍するためだけに作られた街があるとする。」

土御門「そして問う。『そのスーパーヒーローが活躍できる街とはどんな街だろうか?』」

一方「はっ、そりゃイカレた悪党蔓延る世紀末な街なのにも関わらず、ロクな警察機構もねェ、平和ボケした一般人もたくさんいるよォな、」

結標「あら?どこかで聞いたような特徴の街ね。ひょっとして学園都市って名前なんじゃないかしら?」クスクス

土御門「その通りだ」


「「「…」」」


土御門「そうだ。正真正銘、本当に本気で真実冗談抜きでまさしくこの街だ。そして…」

土御門「そのヒーローがもうすぐ引退してしまうとしたら?」


「「「…」」」


土御門「ああ、鞭で叩いて無理矢理ヒーローを続行させる事はできる」

土御門「だがいつまでも続けられないし、根本的解決にはならない。」

土御門「『とあるヒーローのために造られた街』」

土御門「言い換えれば『元々は悲劇しかない街』だ。」

土御門「お前達にも覚えがあるんじゃないのか?」


「「「…」」」


505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:40:47.42 ID:H4bz8jQe0


一方「…」


─────『絶対能力者に興味はないか?』


───『ミサカは所詮単価18万円ですから』


──────────『何が一流の悪党だ!?』


─────『ギャハハハハハ!!いつまで最強気取ってんだ糞ガキ!』



────────『暗闇の五月計画。皆が皆、仲良しこよしになりたいとか考えてるって思ってンじゃねェぞ』


一方「…」


506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:42:48.26 ID:H4bz8jQe0


海原「…」


────『上条勢力を排除せよ』

─────────『御坂美琴を殺せ』

────────『悪いけどそれは約束できない。』


──────『体を破壊する術式だ。』




────黒子『ハスハスハスあはぁあああ!!!』

海原『くっ…なんという悲劇…!御坂さんのお気に入りゲコ太パンツが自分以外の人間に盗まれただと…!?』ギリッ

海原『くっ、しかも何か染みが付着…!?なんだ!?アレは御坂さんの何が付着したんだ!?』

海原『ぐぅあああああ興奮しまするぅうぅ!!!』フンスフンス





507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:43:20.59 ID:H4bz8jQe0

結標「…」



─────『レムナントがあれば学園都市にもうでかい顔をさせない』

────『お前の大事な仲間は俺達が預かっている。下手な真似はしない事だ』





───『うわぁあん!!やめてよぉ!おねぇちゃん!たすけて!やだぁ!!!』

結標『大丈夫よ天井の染み数えてたらすぐ終わるからねちょっとてぃくびprprするだけだからね』ペロペロペロ


508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:44:03.39 ID:H4bz8jQe0


海原「…」ニヤニヤ

結標「…」ニヤニヤ


土御門「悲劇っつっただろお前ら何ニヤニヤしてるんだ」

509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:48:58.65 ID:H4bz8jQe0

土御門「ともかく。ヒーローが居なくなった時の代理を用意するにもヒーローが必要ない街にするにも時間も金も学園都市の人間の意識や常識を変える力も足りん」

土御門「ある意味では利害で行動する分、思考回路がある程度わかっている分お前達が1番信用できて腕も立つ」

土御門「まぁ『そんなもん知るか他所で暮らすわ』と言って大事な人達と街を出て何処かで生きるのもいいが…」

土御門「オレや海原はともかく一方通行や結標、お前達はここを動くわけにはいかないだろ?」


一方「…」

結標「…」

海原「…」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/06/23(金) 03:50:44.55 ID:H4bz8jQe0


一方(チッ、確かに打ち止めや番外個体、学園都市に残る妹達の調整にはここの機関のがイイ。)


一方(他国の下手な研究機関じゃ信用できねェ)

一方(それに黄泉川は教師だ。俺のエゴで辞めさせるのは…)

一方(ついでに芳川。アイツも優秀な研究員だから日本の他の研究機関へでも行けば生きてはいけるだろォが)

一方(学園都市がそれを許すか?技術漏洩もそォだが泥は幾ら落としても落ちねェもンだしな)

一方(俺自身学園都市から出たら生きていけるのかもわからねェ)

一方 (…クソ。変えるしかねェのか。俺が)チッ

511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:51:54.59 ID:H4bz8jQe0


結標(確かに…この街の少年達はかなりレベルが高い…)

結標(おまけにゲテモノ科学の力でファンタジーなあーーんな事やこーんな事もできるかもしれないという夢が実現する可能性もこの街は秘めてる)

結標(それに私自身。今更学園都市より技術がない所で暮らすのもちょっとね…)


512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:56:23.82 ID:H4bz8jQe0

海原(土御門さんは自分もいざとなれば国へ帰れるだろうと暗に言いましたが)

海原(自分は御坂さんを強行してでも連れて から 祖国に帰りたいです。)キリッ

海原(両親に紹介して結婚式挙げたいです)

海原(しかし彼女はこの街が好きなようですし、彼に首ったけ…)

海原(それに彼女は自分の事など…)

海原(自分に惚れてもらうにはまだまだ時間が必要…)

海原(よくよく考えればまだまだこの街に居なければならないんですよね…)

海原(ショチトルやトチトリ?さぁ?彼女達はもう自由ですし。帰りたくなれば自分で帰るでしょう。何故さっさと本国に帰らないのか不思議ですね)


513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:57:34.20 ID:H4bz8jQe0

土御門「…それに。お前らも金に困ってるんじゃないのか?」

結標「…」ピクッ

一方「チッ」

海原「…」


土御門「一方通行、お前は学校行ってないから奨学金は出ないし、今は何かのプロジェクトに参加してるわけでもないだろ」

一方「…」

土御門「冥土帰しはいつまで善意でお前の大事な人達の調整をタダでやってくれるだろうな?」

一方「…」

土御門「それに…お前いつまで結婚適齢期の未婚女性の家に居座る気だ?」

一方「は?バッヵ、オマッ、言っ」


結標「えっ」

海原「えっ」

一方「〜ッ」ガシガシ

514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:01:43.70 ID:H4bz8jQe0

土御門「お前、ちゃんと自分の分の生活費出してるのか?」

一方「人の事情に口出ししてンじゃねェよ」メソラシ

土御門「独り立ちするにも、あの子を一緒に連れていくにしろ、先立つモノがいるんじゃないのか?」

一方「かもしれねェがオマエに口出される筋合いも世話になる必要もねェンだが?」ピキピキ

一方「つゥか人の話されたくない事情をペラペラ喋ってンじゃねェよ」

土御門「すまん。ちゃっかり口が滑った」

一方「ほォーお!?そォかそォかちゃっかりかァ…死にてェならそォ言えよ土御門くゥゥン?!」




海原「いやぁ…男としてはやりますね、とも思いますが…一方通行さんそれはマズイですよ…」ヒソヒソ

結標「あの年でヒモ?やーねー」ヒソヒソ


一方「…」ピキピキ

515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:02:38.97 ID:H4bz8jQe0


土御門「結標、お前もこれからだいぶ金を使う事になるんじゃないのか?」

結標「?」

土御門「揉み消しとかな…」ニヤリ

結標「…さぁ?どれの事かしら?」フッ

結標「私は元”窓のないビル”の案内人、暗部の人間よ?」

結標「何かを揉み消す、なんていくつも見てきたしやってきたわ?」

結標「これからも必要に応じてやるとは思うけど…直近ではそんな予定は無いわ」

土御門「いやそんな闇の話じゃない」

516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:05:27.43 ID:H4bz8jQe0


土御門「美山写影」

結標「ッ」ピクッ

土御門「ならし、冬服…」ニタリ

結標「ちょっ、なんで知って、」

土御門「さあ…?ただな、一つ言えることは」

土御門「お前は知られる相手を間違えたんだ」ケケケケ

結標「くうぅっ!!」

土御門「なんだっけなぁ?オシャレで持ってる男の子用ランドセル、短パン…」ヒヒヒ

結標「やめなさっ、やめろぉ!!」

土御門「ああ安心しろ。お前が日頃シてる事とか、”買ってる”事とかは然るべき所や知られたくない人をちゃーんと選んで伝えてやる」

結標「悪魔ぁああああ!!!」ウワァァァン!

土御門「ああ、そうだ。あんまりイジメるのも可哀想だな。そんなに知りたいならアイツの学校名を教えてやろうか?」

結標「いくらよぉお!!出すわよぉお!!口止め料と情報料はハウマッーーッチ!!?」

土御門「毎度あり」ヒヒヒヒヒヒ




一方「あァはなりたくねェな」

海原「同意します」


517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:06:21.97 ID:H4bz8jQe0


・・・・。



結標「うう…暗部と案内人の時にせっせと貯金したのにぃ」グスン

土御門「言っとくが、お前が口止め料だけじゃなくてバカみたいな値段の情報料払わなきゃフッ飛ばずにすんだんだからな」

土御門「で?まだ決心つかないか?」

一方「…」

海原「…」

結標「はふ〜ん♪でも知れたのは良かったわよね?」

土御門「…」

土御門「ヒーローが居なくなれば、お前達の大事な人にも危害が及ぶんじゃないのか?」

一方「…」

海原「…」

結標「…」


土御門…」

518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:07:29.42 ID:H4bz8jQe0

土御門「…」

一方「…」

海原「…」

結標「…」

土御門「…」イライラ

一方「…」

海原「…」

結標「…」

海原「あの、考えさせてもらっても」

土御門「…」ピキッ

519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:09:12.27 ID:H4bz8jQe0


土御門「〜ッ!あーわかった!お前ら難しく考えるな!」


土御門「打ち止めは?!」ズバッ

一方「大事ィッ!!」ビシィッ!


土御門「ショタを!?」ズバッ

結標「スハスハペロペロしたい!!」シュバッ!



土御門「御坂美琴のナイトは!?」ズバッ

海原「自分です!!」シャキーン!



土御門「そうだ!お前らがやるべき事は!?」



(打ち止めを、黄泉川や芳川、番外個体を)

         ショタ
(この街に存在する天使達を!)


(御坂さん御坂さん御坂さん御坂さん御坂さんを!)




土御門「──────そう、自分の大事なモノのために戦う事だ」





520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:09:49.19 ID:H4bz8jQe0



一方「…」フン

結標「…」コク

海原「…」ニコッ

土御門「…よし!」

521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:10:40.47 ID:H4bz8jQe0


土御門「…」スウッ....


土御門「ピロッチ!!」シュバッ

海原「ピロッチ!!」シュバッ

結標「ピロッチ!!!!」シュバッ

一方「ピロッチ」シュバッ


土御門「ピロピロピロピロピロピロ」

海原「ピロピロピロピロピロピロ」

結標「ピロピロピロピロピロピロ」

一方「ピロピロピロピロピロピロ」




一方土御門結標海原「「「 ガ ダ ボ ン 」」」



土御門「(⌒▽⌒)」キラキラ

結標「(⌒▽⌒)」キラキラ

海原「(⌒▽⌒)」キラキラ

一方「(⌒▽⌒)」キラキラ


522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:11:58.84 ID:H4bz8jQe0


ロボット「ゴギャァアアアアアアアア!!!」ドゴシャァァン!!!


「「「「ぎゃぁあああああああああ!!!?」」」」




一方「ん?アレ窮奇とかいうヤツじゃねェか」ズシャァアアア!!

土御門「何!?知ってるのか?!」スタッ

一方「前にちょっとな」


窮奇「ギゴキャァアアアアアア!!!」

一方「なァンであン時キチンとスクラップにしてやったのにまた出てきてンだよ」

一方「また”中身”を詰めたヤツがいるってのが面倒くせェな全くよォ」


土御門「…」


523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/06/23(金) 04:14:34.52 ID:H4bz8jQe0

土御門(安心しろカミやん)


土御門(オレがヒーロー辞めさせてやるよ)


土御門(義妹以外のヤツのために行動、か。)

土御門(似合わない、キャラじゃない事してるって?だよな。自覚はしてるぜぃ)

土御門(あー、そうだな、理由付けするなら…今までの借りを返すってのもある)

土御門(ハハ…それでも今までのオレだったらありえねーにゃー)

土御門(義妹を守る事にしか興味はないし、借りなんて借りっぱなしで返さない、利用しまくるのがオレの主義だ)

土御門(それは今でも変わってない。────けどにゃー)

土御門(1人の友人として。彼女できた祝いに一つぐらいは何かしてやりたくなっちまったのさ)

土御門(きっとそう言ったらカミやんなら『俺はみんなも救いながら姫神も守って幸せに生きていく』みたいなことを言うんだろうが)

土御門(いくらカミやんが理想を吐いたって、現実的には今の情勢と状況のままじゃ恋人とこの先生きるのはまぁまず無理だ)


土御門(だからな、)


土御門(オレから”ノーマルエンド”のプレゼントだ)


土御門(ハッピーエンドをやれたら1番良かったんだが、生憎オレにはこれが精一杯だ)


土御門(上手くやれよ。カミやん)


結標「よく考えたら”座標移動”で瞬殺よねコレ」ザシュー

窮/奇「」

土御門「さっすがあわきん!やってくれるぜよ!ナイスー」

結標「え…何そのキャラ」

土御門「あっ、やっべキャラ間違えた」

海原「ふふ。自分はそっちの方が好感がもてますよ」


524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:16:00.92 ID:H4bz8jQe0


〜待ち合わせ場所〜




姫神「…あ。」

姫神「ごめんね。待った?」タタタ

上条「いや…割とマジメに今来たとこ」

姫神「そう。」クスクス

上条「姫神」



上条「…会いたかった。」ギュッ

姫神「あ…。///」


525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:20:26.45 ID:H4bz8jQe0

上条「夜遅くにごめんな。…でも、会いに来てくれて良かった」

上条「会って抱きしめてみてわかったけどさ、…もし来てくれなかったらコレ明日までもたなかった」

姫神「そんなに?」クス

上条「ん。そんなに。」ギュッ....

姫神「ん…。」

上条「なぁ…しばらくこのままで」

姫神「ん。いいよ。」ギュ



上条「…♪///」

姫神「ふふ♪///」



・・・・・。


526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 04:31:08.72 ID:H4bz8jQe0

上条「…なぁ、今日はさ…明日まで一緒にいてくれないか…?」チュ

姫神「ん…いいの?明日学校だよ?」チュ

上条「…じゃあ…オールで…とか、ダメか…?」モフ

姫神「もう…わかった。いいよ?」ニコッ

上条「えっ、マジで?」

姫神「うん。マジ。///」

上条(どうしよ上条さん今日で大人になっちゃおっかな)

姫神「何処か。静かで情緒があって。2人っきりになれる所とか。行きたい。///」モジ

上条「ああ、行こうか///」デレ



527 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/23(金) 04:31:54.38 ID:H4bz8jQe0
今回はここまで。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 05:33:59.37 ID:zFHGy7BY0
すげぇつっちーカッコイイ台詞でおぉ、ってなったのにバっカじゃねぇのw(褒め言葉)
でもまぁ、確かに上条さんってまだ子供だしな。あの年で誰かに頼られてばっかな人生は辛いだろうし、姫神さんと末長く爆発しやがれと思う
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 09:01:25.01 ID:2/ZH8XAe0
一方はまだしも結標と海原が色んな意味で酷すぎる…
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 13:27:21.94 ID:wHXdIfsto
グループに関してはだいたいあってるから困る
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 22:14:08.70 ID:W8omkDZf0
乙なんだよ!
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 18:33:27.42 ID:C4Eae/Rbo
まぁテレポ能力者は全員変態って決まってるし…
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 02:55:11.41 ID:Hzuixm2wo
おつですの!
534 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/22(土) 00:56:16.40 ID:38VIo1ns0


>>532査楽「」


短いけど更新してきゃっす。



535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 00:57:26.77 ID:38VIo1ns0


・・・・。


上条「…」テクテク

姫神「…」テクテク

上条「…」チラッ

姫神「?」

上条「…ん///」スッ..

きゅ。

姫神「あ…。」


姫神(上条くんから。手を繋いでくれた。…嬉しい。//)



姫神「//」ニコッ

上条「///」ニコッ



536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 00:59:21.40 ID:38VIo1ns0

姫神(貝殻つなぎ。って言うんだったかな。この繋ぎ方。)

姫神(あったかい。)フフッ

姫神(ああ。私。本当に上条くんの彼女になったんだ。)


上条「…///」テクテク

姫神「♪」テクテク

姫神「ふふ。」ブンブン

上条「おわっと!そんなに手を振らなくてもよくないか?!」

姫神「ふふ。うん。ごめん。嬉しくて。つい。」

上条「嬉しい?」

姫神「うん。」ニコッ

537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:28:12.58 ID:38VIo1ns0


姫神「好きな人から。私の事好きって。気持ちがわかる事してもらえたから。」

上条「お、おう…///」

姫神「それに。彼氏らしくリードしてくれるのは。私的にもポイント高い。///」




姫神「こういう上条くんの”男の子の顔”とか。…知ってるのは世界で私1人だけだし。///」

上条「〜っ////」



538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:37:18.69 ID:38VIo1ns0


上条「…///」テクテク

姫神「…///」テクテク



姫神(ふふ。こうして。君と手を繋いで歩くと。なんだか。世界の感じ方が変わった気がしてくる。)

姫神(ああ…。)

姫神(きっと今この瞬間だけは。私が世界で1番幸せな人間だって思う。//)

姫神「…」テクテク

上条「…」テクテク

姫神(上条くんともっと喋ったりしたい。けど。今は話題が思いつかない。)

姫神(上条くんにかまってほしいな…)チラ

上条「?」

姫神(…よし。)




539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:39:21.93 ID:38VIo1ns0


姫神(…えい。いたずら。上条くんの指撫でちゃえ。)スリスリ

上条(ぬうぉおお!!!?繋いだ姫神の指が俺の指をこちょこちょしてきた?!)

上条「…」チラッ

姫神「…こちょこちょー。//」

上条(カワイイかよ!!!)

上条「じ、じゃあ…俺もこちょこちょー」スリスリ

姫神「ふゃ…くすぐったい。//」

上条「どした?」

姫神「ごめんなさい。上条くんにかまってほしくて。やりました…。///」

上条(ああああああ!!なんか姫神がたまに見せるこういういじらしさが死ぬほどカワイイぃぃい!!)




・・・・。


540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:51:59.84 ID:38VIo1ns0



上条「!」

上条「あれ」

姫神「どうしたの?」

上条「…なんか気がついたら結構遠くまで歩いてた」

姫神「え?…あ。本当だ。第七学区から。出ちゃってる」

上条「あー…ゴメン姫神!その、姫神と歩いてたら楽しくて!姫神の事で頭いっぱいだったんです!」

姫神「そう。」クス


541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:54:45.29 ID:38VIo1ns0


上条「公共交通機関なんて今の時間やってねぇよな…」

上条(うーわやっちまった…これ帰るの死ぬほどダルいぞコレ…)

上条(姫神もイヤだよなぁ…夜に呼び出した上にこんなとこまで付き合わせて)

上条「いやもうホントすみませんでした…」ゲザ

姫神「私は大丈夫。朝が来たら。始発で帰ろう?」

上条「ホントごめん…」

姫神「ううん。いいよ。元々今日は朝まで上条くんといる約束だし。」

姫神「それに。滅多に来ない所だし。探検して近くに雰囲気とかいい所あったら。また今度デートで来よう?」ニコッ

上条「」

上条(いい子すぎ…!!)


542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:27:54.34 ID:38VIo1ns0


・・・。


上条「」テクテク

姫神「…」テクテク

上条「ん?あ、そういえば」

姫神「どうしたの?」

上条「や、そういえばここ天文台がある学区だったなーって」

姫神「…」ジー

上条「…どうしたの姫神さんおめめが怖いんですが」

姫神「…ひょっとして。女の子絡みで前にここに来たから知ってる?」

上条「え?なんで知ってんだ?」

姫神「…」プクゥ

543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:30:15.46 ID:38VIo1ns0


姫神「知らない。けど。考えたら察せる。」

上条「えぇ?つまりどういうことでせうか」

姫神「普通。他学区のマイナーな施設なんて調べない。上条くんの趣味やキャラと天文台も結びつかない。」

姫神「そんな上条くんが知る機会があるとしたら。その場所に行く事だけど。普通は特別な行事や用事がなかったら学区を越えない。」

姫神「そして。君が学区を越えて移動するとしたら。その理由は誰かを助けるためとしか。」

上条「す、鋭い…」

姫神「それで。答えは?」

上条「あっハイ正解でありんす」

姫神「…」むすー

姫神「…連れてって。」

上条「え」

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:32:18.16 ID:38VIo1ns0

姫神「天文台。」

上条「…えっと、結構歩くんだけど大丈夫か?」

姫神「大丈夫。」

上条「山…な感じなんだけど」

姫神「大丈夫。」

上条「姫神さん…なんかおこってます?」

姫神「ううん。ただ。そこで上条くんがその子を助けた時の武勇伝を聞きたいだけ。」

上条「お、おう…」

姫神「…」

上条「やっぱりおこってない?」

姫神「ううん。怒ってない。」

上条「けど」

姫神「大丈夫。ただの嫉妬。」

上条「」



545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:41:42.73 ID:38VIo1ns0























食蜂「…」コソコソ

蜜蟻「…」コソコソ


546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:04:58.41 ID:38VIo1ns0

蜜蟻「…わざわざ少年院から私を連れ出して。オマケにこんな時間にこんな所に連れてきてどういうつもりかしらあ?って思ってたけど」

蜜蟻「あの女誰!?」イライラ

食蜂「それがわからないのよねぇ…」ハフゥー

蜜蟻「ちょっと。あなた私より能力制御範囲広いんでしょお?能力強度も。サイコメトリーでも何でもして読みなさいよお」

食蜂「彼女の能力が何か知らないしぃ。今はまだあまり手出ししたくないの」

蜜蟻「…彼女だったりして」

食蜂「まっさかぁ〜☆それは絶対ないゾ☆」ケラケラ

蜜蟻「なんで断言できるのよ」

食蜂「だって私、彼とあの女の子が一緒にいるの見た事も聞いたこともないしぃ?」

食蜂「もし付き合うとかなるならぁ、普通はある程度関係力が一定基準以上の人になるでしょ?」

食蜂「だったら、もし彼が交際するとしたら御坂さんとか雲川芹亜とかじゃないしらぁ?」

蜜蟻「…そうかしらあ?」

蜜蟻「クラスメイトとか、単に貴女が知らない、気づかなかっただけとか。或いは一目惚れとかの可能性だってあるじゃない」

食蜂「…彼はそんな簡単に落ちないわぁ」

蜜蟻「声震えてるわよお?」



547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:14:59.80 ID:38VIo1ns0


蜜蟻「それで?何故私を連れ出したわけ?まだ聞いてないわあ」

食蜂「…別にぃ。ただの気まぐれよぉ」

蜜蟻「…」

食蜂「わかったわよぉ…ちゃんと言うから睨まないで。」

食蜂「…さっき『オイ!アイツが女と夜に出かけたのだけど!私は今動けないからお前行け!』って電話もらったのよぉ」

蜜蟻「…」

食蜂「しかも彼が向かってる先はあなたにも私にも特別力がある場所」



食蜂「…気になるでしょぉ?」

蜜蟻「…ええ、まあ」

548 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/22(土) 03:16:12.39 ID:1i17oUrF0
姫神秋沙 能力DIOやセルを瞬殺する
549 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/22(土) 03:19:13.08 ID:1i17oUrF0
姫神秋沙能力吸血鬼を砂にしたり地獄流しが出来るしかし西條拓巳は妄想男ナノで逆にビシィ女と糞楠を地獄へ流す
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:25:54.80 ID:38VIo1ns0


食蜂「それでね、またあなたが知らない間に私だけが彼と関わったら、或いはあの黒髪の子が実は悪い子で彼に危害をくわえようとしてたとして」

食蜂「万が一があったとして。彼があなたの思い出の地で何かあったとしたら」

食蜂「それは…とても辛いだろうって思っただけ」

蜜蟻「…」

蜜蟻「それだけのために私を出したわけ?」

食蜂「そぉよぉ」

蜜蟻「呆れた…あなたいつからそんな罪人を思いやるお人好しになったわけえ?」

食蜂「さあ?最近御坂さんと仲良いからお人好し力がうつったのかもねぇ」クスクス

蜜蟻「…感謝はするわあ」

食蜂「どういたしまして☆」






上条「とりゃ」

姫神「ん。どうしたの私の前髪いじって」

上条「んー?姫神って前髪パッツンだろ?可愛いおでこが隠れてるからさ、」

上条「姫神の綺麗な顔、1回全部見たいなーって」

姫神「もう。別に普通だよ?///」

551 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/22(土) 03:28:26.08 ID:38VIo1ns0
今回はここまで
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 07:35:52.79 ID:yomioFEGO
みさきち・・・姫神はそんな子ちゃうで。尽くす子だ!
てか、甘過ぎる空間が胃にくる
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 08:38:04.28 ID:cEmqaHOY0
普段の不憫な位の存在感の無さ(ミラージュコロイド)のお蔭で、強豪ひしめく彼女レースに優勝するんだから世の中判らんもんだ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 11:03:06.28 ID:TcG/e3AA0
最高です
マジで
555 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/28(金) 00:01:33.93 ID:G+T7tA7W0


上条「んー。姫神ってさ、ワンレンとかも似合いそうだよな」ナデ

姫神「そう?」

上条「ああ、似合うと思う」ナデナデ

姫神「ん…じゃあ。…今度。やってみようかな。///」

上条「おっ?じゃあ楽しみにしてるな」

姫神「うん。」クス

上条「…」ニコ

姫神「…」ニコッ


556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:09:46.34 ID:G+T7tA7W0

姫神「ねぇ。」

上条「んー?」ナデナデ

姫神「ツーショット写メ。撮らない?」ニコッ

上条「急ですね…別にいいけど」

姫神「うん。急にやりたくなった。」

姫神「…」ゴソゴソ

姫神「あった。じゃあ。私のスマホから。撮るね」つ

上条「はいはい…っと、ん?インカメラでいいのか?画像荒くなるんじゃ」

姫神「ううん。いい。」

上条「本当に?」

姫神「うん。上条くんに撫でられて。幸せいっぱいな顔してる自分の顔を見ながら写メとりたい。///」

上条「///」







〜木陰〜


食蜂「…」ガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「…」ガッガッガッガッガッガッ

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:16:05.27 ID:G+T7tA7W0

食蜂「あらぁ?☆何故かしらぁ?☆木を殴る手が止まらないわぁ?☆」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「そうねえ。私も何故か木を蹴る足が止まらないわあ?☆」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

食蜂蜜蟻「「不っ思議ぃ〜☆」」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ


バキッ!!

食蜂「やだぁ☆この木脆いわぁー☆私みたいなか弱い女の子の拳で折れちゃうなんてぇ☆」

蜜蟻「そうねえ☆私みたいな華奢な女の子の蹴りで折れちゃうなんてえ☆」



558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:19:15.15 ID:G+T7tA7W0



ぱしゃ。



姫神「ん。じゃあ。次は上条くんのね。」

上条「じゃあ頼むな」つ

姫神「…」

上条「?」

姫神「ねぇ。」

上条「どうしました?」

姫神「…この幸せ画像。スマホの待ち受けにしてもいい?」

上条「ああ、もちろん///」デレ










食蜂「ぐぅぉおおおお…!」モガモガモガモガ

蜜蟻「ひぐぎゅぅうううう…!!」ウギウギウギウギ

食蜂「何よぉお!!何なのよぉお!?ムカつくぅ!!イライラするぅ!!何コレェ! 何なのぉ!!もがもがするぅうう!!」

蜜蟻「取ってえ!誰かこの胸の黒いの取ってえ!!」ガリガリガリガリガリガリ


559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:23:29.09 ID:G+T7tA7W0


上条「あのさ、」

姫神「ん?」

上条「俺の方の待ち受けは違うポーズでの写メにしたいんだけどいいか?」

姫神「うん。いいよ?」

上条「じゃ…こういう写メで。」つ


でこちゅ。

姫神「っ。///」


パシャ。


上条「…よっし、撮れてる撮れてる」

姫神「…不意打ち。ずるい。///」







食蜂「ごばっぁ!!!?」

蜜蟻「グバァッッ!!?」

食蜂「やだもー☆…なぁんであの立ち位置にいるのが私じゃないのかしらぁああ!?」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「本tちょっ、痛い痛い!私を殴るのはやめなさいよお!」


560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:28:51.29 ID:G+T7tA7W0


食蜂「なんなのアレェェ!?甘すぎでしょ!恋人じゃあるまいし!?何!?何なの!?アレ?私今大量に砂糖吐かなかった!?」

蜜蟻「…というかもうアレは普通に恋人なんじゃないかしらあ?」

蜜蟻「友達や妹の空気やする事じゃないでしょう?どう見ても。」

食蜂「…ちがうもん。絶対ちがうもん」プルプル

蜜蟻「いやでもアレは」

食蜂「ちがうもん。親戚の子とか妹とかだもん」プルプル

蜜蟻「…あなたなら親戚や弟にああいう事するの?」

食蜂「じゃあちょっとスキンシップ激しい仲良い友達とかだもん」グスッ

蜜蟻「ハァ…往生際悪くないかしらあ?…私も信じたくはないけどお」






561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:31:28.34 ID:G+T7tA7W0


姫神「というか。ずるい。上条くんだけ。そんないい写真を待ち受けにして。ずるい。」ポコポコ

上条「えー?じゃあもう一回撮る?」デレデレ

姫神「…」ピタ



姫神「…撮るぅ。///」ギュ

上条「はいはい」ギュ


562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:35:42.93 ID:G+T7tA7W0


食蜂「よぉぉし☆こうなったら私の能力で前髪パッツンにいきなり白目剥いてハナクソほじりながら鼻毛をブチブチ抜き出したりゲップとオナラを同時に出させた上で脱糞とかさせちゃうゾ☆」

蜜蟻「エグすぎない?!」

食蜂「そぉね。でもね、」

食蜂「私の本当に一番大事な思い出がある場所で、彼が自分以外の女の子とこれ以上いちゃつくなんて絶対無理。」

蜜蟻「…」

食蜂「何がなんでも阻止するわぁ」

蜜蟻「…そうね」

食蜂「百年の恋も冷めるわよぉ…?」ゲッゲッゲッ

蜜蟻「…でも…、やっぱりちょっと可哀s」チラッ





姫神「やぁ。だめ…//私。喉の辺りは。触られると。…弱い…。んっ//」

上条「えー?本当に?ちょっと確かめさせてください!」モフモフモフモフ

姫神「ふゃあっ。///だめ。そこ。は。だめ。///」ペシペシ

上条「…」レロ

姫神「あっ…。///今。舐めた!だめ。それは。まだだめ。///恥ずかしい。///」ペシペシ

上条「…時々姫神さんの『それは恥ずかしい』の基準がわかりませんのことよ」






蜜蟻「よぉおおおし!!やっちゃいなさい!!!!」コクン

食蜂「はぁーいぃ!!みさきちゃんぱぅあーGOぉおおお!!!」ピッ☆



563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:40:36.78 ID:G+T7tA7W0


姫神「…」

上条「ふー堪能したー」

姫神「…//」ジトー!

上条「ごめんごめん。そう睨むなよ」

姫神「もう。…撮るよ?」

上条「おう」



食蜂「…あら?」

蜜蟻「あら?」



上条「はい、チー…」

上条「ズ」チュー

姫神「やぁ…だめ…。///それは。唇にちゅーされる写真が残るのは。恥ずかしぃ…///」

上条「えーこれも?いいだろ別にー今更キスの写真くらいさぁ」キャッキャッ

姫神「だめ。///残るのは。恥ずかしぃよ…。///」キャッキャッ

上条「じゃあどこまでならいいんでせうか」

姫神「…同じ。同じのがいい。おでこがいい。///」

上条「はいはい…」





食蜂「…ならないわねぇ?」

蜜蟻「…ならないわねえ?」



564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:43:44.02 ID:G+T7tA7W0

食蜂「…」

蜜蟻「…」

蜜蟻「…ちょっと?なんで発動しないのよ」

食蜂「んんー…」ジー


上条「んっ。これでいいか?」ナデ

姫神「うん。///」



食蜂「…彼の右手が前髪パッツンの頭に触れててキャンセルされてるわねぇ」

蜜蟻「…」

食蜂「…」


蜜蟻「…」チラッ

食蜂「…」コクッ




食蜂蜜蟻「「直接ぶん殴るしかないわね☆」」ボキボキ☆



565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:55:39.16 ID:G+T7tA7W0


食蜂「どうせ私のことなんてヒトカケラも記憶してくれないんでしょ?だったらどれだけ悪印象持たれてもチャラよねぇ?」

蜜蟻「どうせ私の時は来てくれなかったし、あの時だって私の事忘れてたし?少しくらい八つ当たりしてもどうせまた私の事なんてすぐ忘れちゃうわよねえ?」


食蜂「よぉし…いいぃ?作戦はこうよ。3、2、1で『ちょっとぉ〜私達ぃ、今からここで天体観測するんですけどぉ!イチャつかないでほしいんですけどぉ!』と言ってキレながら絡んで、」

食蜂「私が彼の腕をとって『あぁん☆でもよく見たらカッコイイ男の子連れてるじゃん☆お兄さん私達と遊ばなぁい?☆』」

食蜂「と、彼の気を引く。で、」チラッ

蜜蟻「そうねえ…じゃあ彼が前髪パッツンから少し離れたら…すぐさま前髪パッツンを私の能力で操って帰らせる!」

食蜂「よし。後で彼女から情報を聞き出して彼とはもう会わない感じで操っておきましょう」

蜜蟻「了解」



566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:58:33.65 ID:G+T7tA7W0


上条「…そういえばさ、」

姫神「?」


食蜂「3…」



上条「ほら、さっき言ってたやつ。」

姫神「ここに来た時の話?」


食蜂「2…」


上条「そうそう。あのさ、その時の話。」

姫神「…うん。聞かせてほしい。」



食蜂「1…!」

蜜蟻「…」グッ…!



上条「俺さ、」



   ・・・・・・
上条「2人の女の子を助けたんだ」




食蜂「ゼ、………………………………………えっ?」

蜜蟻「…」



567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 01:31:12.86 ID:G+T7tA7W0


姫神「そう。その女の子達のために奔走してたんだね。」プク

上条「ああ…まあな」



蜜蟻「…」チラッ

食蜂「…」


上条「でもさ、不思議な事があって。俺はその子達とは会った事すらないはずなんだ」


食蜂「…」

蜜蟻「…」



上条「その2人と会った時も何も思い出せなかったし、事が終わった後でも結局ほとんど話しなかったし」


上条「…けどさ、」


上条「俺、あの時満身創痍でロクに動けなかったのに、他の腕っぷしが強い奴に助けに行ってもらう事だってできたはずなのに」

上条「話を聞いた瞬間に体が勝手に動いてた。」


上条「何故か『あいつらだけは絶対俺が助けに行かなきゃいけない』って思ったんだ」

姫神「…そう。」



食蜂「…」

蜜蟻「…」


姫神「じゃあ。きっと。上条くんが忘れてるだけで。昔。…会った事があるんじゃないかな。」

姫神「きっと。とても…大事な。出会いだったんだと。思う。」

上条「…ああ、そう思う。」

姫神「いつか。絶対思い出してあげてね。」

上条「が、頑張ります…」



食蜂「…」

蜜蟻「…」
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:03:38.17 ID:G+T7tA7W0


・・・・。



上条「━━━━━━で、蜂型ロボットと女の子を倒したんだ。」

姫神「…さっき。2人の女の子を助けたって。言ってたけど。」

姫神「殴り倒すのは。助けたって言うの?」

上条「うぐ、いや、その、…上手く言えないんだけど」

上条「その子の暴走を俺が止めてあげる事がある意味でその子を救うことになった…って」

上条「…その時居たもう1人の子に教えてもらった……と、思う。」

姫神「…上条くん。もう少し物覚えを。良くしよう?」ナマアタタカイメ

上条「うう…はい…」

姫神「ん?」


太陽「チス」


姫神「…もう朝日出始めた。帰り始めないと。」

上条「…そうだな」

569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:04:09.88 ID:G+T7tA7W0

上条「…」

上条(あーあ…しまったなー…途中まで良かったのに。あんなこと言い出さなきゃ良かったよなー…やっちまったなー…)

姫神「上条くん。」

上条「ん?」



姫神「話してくれて。ありがとう。」ニコッ

上条「! おう!」




食蜂「…」

蜜蟻「…」

570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:05:34.24 ID:G+T7tA7W0

〜駅〜


上条「さて、始発乗りますか」

姫神「うん。」


食蜂「ねぇ」


上条「ん?」

姫神「?」

571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:06:41.26 ID:G+T7tA7W0


食蜂「…」

上条「えー…と、俺達に何か用?」

姫神「上条くん。知り合い?」

上条「いや知らな…知らない、はず、なんだけど」

食蜂「…」

上条「…あのさ、俺達どこかで 食蜂「会ってないわぁ」

上条「あっそう?」

食蜂「そんな事より聞きたい事があるんだけどいいかしらぁ?」

姫神「…どうぞ。」

572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:07:52.89 ID:G+T7tA7W0


食蜂「あなた達、…その、」

上条「…」

食蜂「………付き合ってる、の?」

上条「ん?ああ。昨日から//」テレ

姫神「うん。昨日から//」テレ

食蜂「…そう。」


573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:18:36.23 ID:G+T7tA7W0

食蜂「ねぇあなた」

姫神「?」

食蜂「彼、忘れっぽいでしょう?」

姫神「…うん。かなり。」

食蜂「そうよねぇ。大事な事も何回言っても説明しても忘れちゃうんだもの」

姫神「…」

上条「えっ?えっ?」

食蜂「ほんとっ…何回言っても…!ヒトカケラしか、覚えてないんだから…!」ポロポロ

姫神「…」

食蜂「っ…」グシグシ

食蜂「…だから、あなたに言うわぁ☆」





食蜂「交際、おめでとう☆」ニコッ…!





・・・・。



574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:32:27.41 ID:G+T7tA7W0




蜜蟻「…良かったの?」

食蜂「あなたこそ。一緒に行かなくて良かったの?」

蜜蟻「…私は覚えられちゃってるもの。敵として、ね」

食蜂「…」

蜜蟻「…いい子そうで良かったわね。前髪パッツン」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「…」

食蜂「…」

蜜蟻「…人の心は不変じゃないわあ。彼らだって別れるかもしれないし、私達だっていい人ができるかもしれないじゃない」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「ご飯でも食べに行く?」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「何か希望はあるかしらあ?」

食蜂「食べたいのは特にないけどぉ、逆にコレは嫌、気分じゃないってのはあるわぁ」

蜜蟻「ふうん?何かしら?」



食蜂「ハンバーガー。特に、”あの交差点”が見えるハンバーガーショップだけは絶対イヤ」






575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:35:51.99 ID:G+T7tA7W0



・・・・。


ガタンゴトン…ガタンゴトン…



上条「ふー、間に合ったな…座れないけど。」

姫神「…うん。」

上条「そういえばさっき誰かと…会った、よな?あれ何て言ってたっけ?」

姫神「…」

姫神「おめでとう。って。」

上条「そうだっけ?」

姫神「うん。」

上条「…つーかついさっきの事も忘れるって…アレ?これ上条さん若年性アルツハイマーじゃね?アレ?大丈夫か?大丈夫かコレ」

姫神「…うん。仮にそうだとしても。私が代わりに憶えておく。安心してボケていいよ?」ニコッ

上条「やめてその優しさがかえって上条さんを傷つけるっ…!」




576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:47:39.49 ID:G+T7tA7W0


「ったくよォ、帰りの車ぐらい用意しとけっつゥの」「悪いな」「暗部時代が懐かしいですね」「ちょっと押さないでくれる?」

上条「おとと…」


「いやー超楽しかったですねカラオケ」「はい。マイク美味しかったです」「オイ!もう次から私はコイツの面倒見ないからな!?」『そうですね、次回以降は”私”を増やして対応しましょう』「楽しかったね」「ああ…俺の車が壊されなきゃなぁ…」「悪かったわね。あんたの車の原子崩しちゃって。でもあの程度の車なら何十台でも弁償してあげるから安心しな」「にゃあ、大体ブルジョワー」

姫神「…混んできたね。」

上条「なー」

577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:48:06.18 ID:G+T7tA7W0


ゾロゾロゾロゾロ…


上条「…っしょっと」ググッ

姫神「…あ。」

姫神(上条くんが。壁に手をついて。人混みから私のスペースを確保してくれてる。)

姫神「…ありがとう。」ニコッ

上条「いいって」ニコッ

578 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/28(金) 02:49:16.83 ID:G+T7tA7W0
今回はここまでなんだよ

とうまセカンドバースデーおめでとうなんだよ
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 11:27:25.80 ID:UgOeGdM8o
乙カレーなんだよ
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 12:34:16.54 ID:q3XoRlp5O
あ、そうだった!今日はセカンド上条さんの誕生日だ!
おめでとー!
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 22:38:59.85 ID:yWAPR9Tm0
来てたのか
乙でございます
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