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見滝原に微笑む刹那(まど☆マギ×ネギま!)
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609 :
mita刹
◆JEc8QismHg
[saga]:2018/03/30(金) 22:52:12.91 ID:J+7Eoz/B0
「長谷川さん、その時はネギ先生達の事をお願いします」
「だからっ! ………」
ぐわっと迫ろうとした千雨は、清々しい微笑みに息を飲んだ。
「駄目、なんですよ。
あなたは正しい、だってあなたが、長谷川千雨さんが、
ネギ先生達を、そして私の事を心から心配し、思ってくれている。
そうやって、ネギ先生から心からの信頼を寄せられた
あなたの言葉です。それは、正しい事です」
「ちょっと、私の事、買い被りが過ぎるんじゃないか?」
「いえ、これでもあなたよりは少々付き合いが長いもので。
それでも、駄目なんです。
私を、私に光を、幸せな世界に導いてくれたのはアスナさんです。
そのアスナさんが、ようやく手に入れた人としての幸せを根こそぎ奪われる。
それを看過するなんて、どうしても出来ない。
アスナさんに救われた私は、こんなやり方しか見つけられなかった。
ならば、それを貫くしかありません。
ですから長谷川さん、もし私の行いにより皆さんが傷付く様な事があれば、
その時はネギ先生達を、どうかよろしくお願いします。
それが出来るのは、あなたです」
「買い被るにも、程があるって………」
「鹿目まどかさん」
「はいっ!」
言葉も見つからず成り行きを見守っていたまどかは、
千雨に向けて深々と下げた頭を下げた刹那に名を呼ばれ、
まどかはぴょこんと飛び上がりそうになった。
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