【ミリマス】765学園物語HED √SSL

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410 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/24(日) 01:27:16.60 ID:PyES7byZo
一旦ここまで
411 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 00:03:20.20 ID:tfFwFUY5O
緊張が高まり、どうにかなりそうになっていたところで

桃子「お兄ちゃん、入るよ」

桃子が部屋に入ってきた

P「入ってから言うんじゃない」

桃子「美奈子さん、お風呂が沸いたから一番最初に入って欲しいんだけど」

美奈子「私が?良いの?」

桃子「お客さんだし、流石に誰かが入った後のお風呂になんて入れられないよ」

美奈子「莉緒先生は?」

桃子「残り湯で十分」
412 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 00:25:17.14 ID:tfFwFUY5O
美奈子「じゃあそれなら…お風呂、いただきます」

桃子「明日はお休みだし、ゆっくりつかってても良いから」

美奈子「うん、ありがとう桃子ちゃん」

桃子「ところで美奈子さん、着替えはあるの?」

美奈子「着替え…あっ」

桃子「志保さんの服借りる?」

美奈子「うーん…それは志保ちゃんに悪いし…」

桃子「美奈子さんが着られそうな服…桃子やお姉ちゃんの服が入るわけないし」

P「色々小さいからな」

桃子「ふんっ!」

P「あだっ!」

桃子が投げた踏み台が顔面を直撃した
413 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 01:20:43.64 ID:tfFwFUY5O
美奈子「私、このままでも構わないけど…」

桃子「駄目だよ、せっかくの可愛い服がしわになっちゃうよ」

桃子「お兄ちゃんとのデートのために気合い入れてコーディネートしたんでしょ?大切にしなきゃ」

美奈子「う、うん」

P「でも志保の服も他二人の服も駄目ならどうするんだ?取りに戻るか?」

P「まさか俺の服を着せる訳にはいかないし」

桃子「お兄ちゃんの服か…桃子達の服よりはよっぽど現実的だけど」

P「正気か?男の服なんて」

美奈子「私は周防くんの服で良いですよ!」

P「…マジ?」

美奈子「はい!」

桃子「お兄ちゃん、確か予備のジャージがあったでしょ」
414 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 01:46:08.59 ID:tfFwFUY5O
P「ジャージってお前…」

美奈子「周防くん!私、ジャージで良いですよ!」

P「ええ…」

桃子「はい決まり、美奈子さんが良いって言ってるんだからジャージ用意して」

P「わかったよ…」

タンスからジャージを引っ張りだし、美奈子に渡す

P「小さかったら遠慮なく言ってくれ」

美奈子「ありがとうございます、周防くん!」

桃子「それじゃあ、お風呂上がったら教えてね」
415 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 01:46:52.06 ID:tfFwFUY5O
一旦ここまで
前の閉まりきらないジャージをどう思う?
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 02:27:37.16 ID:8fGMeElDO
むしろ無理矢理着て胸のせいでおへそがみえるジャージがいいです
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 04:44:30.11 ID:u/ByGASrO
収まりきらない胸を無理矢理収めて、ジッパーがぶっ飛ぶ→当然胸がはだける
コレだ!
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 07:49:21.47 ID:K1REhu78O
乙。次回の展開にワクワクが止まらない。
そして、莉緒ちゃんの扱いに笑ったw
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 10:39:48.51 ID:Lkbs4tiXO
莉緒ちゃん信頼の扱い
なんでこうなっちゃったんだろうな…
420 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 22:01:03.27 ID:+XwFtCcJO
…なんだこれ

俺は今、自分の部屋で美奈子が風呂から上がるのを待っている

何だろう、このシチュエーション、凄く落ち着かない

俺は緊張を紛らわせるために冬馬に電話をかけた

冬馬『もしもし』

P「もしもし、鬼ヶ島か?」

冬馬『誰が鬼ヶ島だ!』

P「わかってる、あまとうだよな」

冬馬『そうそう、あまと…ぶっ飛ばすぞ』

P「冗談だよ」
421 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 22:04:24.01 ID:+XwFtCcJO
冬馬『で、何の用だ?』

とりあえず冬馬にジャブをかまして満足した俺は、冬馬に相談を持ち掛けた

P「実はさ」

冬馬『おう』

P「大変なんだよ」

冬馬『おう』

P「すげえ大変なんだよ」

冬馬『そうか』

P「どれくらい大変かっていうとだな」

冬馬『大変なのはわかったからさっさと本題に入りやがれ!』
422 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 22:22:27.67 ID:+XwFtCcJO
P「わかった、実はな」

冬馬『おう』

P「彼女が今、俺の家で風呂に入ってる」

冬馬『へえ、彼女がお前の家で風呂をね…………はあ!?』

P「うおっ」

冬馬がいきなり耳元で叫んだ

冬馬『おまっ…どんなうらやま…じゃなくてどんなシチュエーションだよそれ!?』

P「いやー俺にも分からん」

冬馬『…相手は誰だ?高坂か?それとも所か?』

P「ん?なんでそこで海美と恵美が出て来るんだ?」
423 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 22:29:08.70 ID:+XwFtCcJO
冬馬『…違うみてえだな、じゃあ誰だ?田中か?島原か?それとも四条か?』

P「美奈子だ」

冬馬『美奈子…美奈子…ってまさか佐竹か』

P「おう、佐竹美奈子だ」

冬馬『ダイエットくらいなら付き合ってやるし最悪骨は拾ってやるよ』

P「不吉なこと言うなよ、美奈子は可愛いんだぞ」

冬馬『惚気か、惚気を聞かせるためにわざわざ電話したのか』
424 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 22:50:32.38 ID:dQ9zqE6cO
P「そういうわけではあるけど」

冬馬『あるのかよ…いやまあ聞いてやるけどよ、所と高坂には絶対この話するなよ』

P「別にしないけど、何でだ?」

冬馬『自業自得とは言え知り合いが血の海に沈むのは気分悪いからな』

P「???」

冬馬『分からねえなら良い、とにかく言うなよ』

P「おう」

冬馬『で、きっかけは何だったんだ?』

P「きっかけか、きっかけは…」

美奈子「周防くん、お風呂あがりました、次は周防くんに入って欲しいって桃子ちゃんが」

P「あ、美奈子あがったから切るわ、話はまた学園で、じゃあな」

冬馬『は?ちょ、待ておま』

プツッ
425 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 23:04:08.35 ID:A2d9nrEeo
P「…」

美奈子「周防くん?」

風呂からあがった美奈子は普段後ろで縛っている髪を下ろしており、まだ乾ききっていないのか僅かに湿っている

ジャージから微かに見える肌や頬は上気しており、とてつもない色香を放っていた

そして着ている服だが、俺のジャージだから少しブカブカしているようで、袖や裾が余っていた

しかし胸元は大きさが足りなかったようで、上がりきっていないジッパーと押し上げられた胸がとてつもない破壊力を生み出していた

P「美奈子…その、すごく色っぽい」

思わず嘘偽りない言葉が口から出て来る

美奈子「あ、ありがとうございます」

それを聞いた美奈子は風呂上がりの赤みとはまた別種の赤みで、頬を染めていた
426 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 23:41:33.63 ID:A2d9nrEeo
周防くんがお風呂に行った

私は周防くんのベッドに寝転がり、寝返りを打つ

…何だか不思議な感じ

好きな人の家で、好きな人の服を着ながら、好きな人のベッドに寝転がってる

…まるで私の全身を周防くんが包み込んでいるみたいだ

美奈子「…」クンクン

ジャージの袖口の匂いを嗅いでみる

…よくわからないけど、これが周防くんの匂いなのかな?

美奈子「…」

すぐ傍にあった枕を抱き寄せ、抱き締める

美奈子「…」クン

そのまま枕に顔を埋めてグリグリする

特に意味は無いけど、なんとなくそうしたかった
427 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/25(月) 23:51:39.02 ID:A2d9nrEeo
枕に顔を埋めていると顔と一緒に身体の奥が熱くなってくる

どうも私は自分が抑えきれないくらい周防くんが好きなようだ

…今日、誘ったらどうなるかな

付き合ってすぐなのに、はしたないと思われないだろうか?

でもあの日の夜抱き締めてくれたあの暖かさを、もう一度感じたい

…熱いなぁ
428 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/26(火) 00:02:02.95 ID:mWceMS1vo
P「ただいま」

美奈子「おかえりなさい」

風呂から上がり部屋に戻ると美奈子が枕を抱き締めながらベッドに座っていた

美奈子「あれ…?周防くん、こうやって見たらあまり体型変わりませんね」

P「そうかな?」

美奈子「うーん…もっと増やさないと駄目かな…?」

P「はは…」

流石にあれ以上増えたら少し苦しいな
429 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/26(火) 00:09:22.17 ID:mWceMS1vo
P「…ん、もうこんな時間か」

美奈子と話をしていると、あっという間に時間が過ぎていた

最初は緊張していたものの話しているうちにどこかに消え、今は緊張は微塵もない

P「そろそろ電気消そうか?」

美奈子「そうですね、休みの日だからって夜更かししちゃうと身体に悪いですから」

P「じゃあ、電気消すぞ」

美奈子「はい」

電気が消え、暗くなる部屋

俺は布団に寝転がり、目を瞑る

P「…」

美奈子「周防くん」

P「ん?」

美奈子「隣、行っても良いですか?」

P「えっ」
430 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/26(火) 00:23:17.07 ID:mWceMS1vo
P「美奈子…」

美奈子「周防くん、すごく近いですね」

P「美奈子が抱き着いてるからな」

俺の左側に寝転がった美奈子は、腕を絡ませ抱き着いていた

…腕が胸に挟まれてやばい

あと良い匂いもする

やばい

美奈子「…周防くん、ちょっとこっちを向いてください」

P「ん、わかった」

美奈子の方に身体を向けると

美奈子「…ん」

俺の唇は美奈子の唇に塞がれていた
431 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/26(火) 00:27:41.44 ID:mWceMS1vo
P「美奈子…」

美奈子「キス、したくなっちゃったから」

P「すごくドキドキした」

美奈子「私も、今すごくドキドキしてます」

P「どのくらい?」

美奈子「…触って、確かめてみますか?」

美奈子「私、全身がドキドキしてて熱いんです」

P「…良いのか?」

あの時は邪魔が入った

だけど今は…絶対に邪魔は入らない

美奈子「周防くん…」

P「わかった、じゃあ…確かめるよ」

美奈子を触診した
432 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/26(火) 00:28:12.41 ID:mWceMS1vo
一旦ここまで
あくまで触診、触っただけ
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 10:05:48.04 ID:7qRJzLSZO
本当に?
でもジャージ美奈子の破壊力すごそうだな
434 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:17:04.17 ID:G10muP9kO
美奈子「ど、どうでした?」

P「…すごくドキドキしてた」

美奈子の深い谷間に手を触れた俺は、ただ正直に感じたことを伝える

美奈子「ずっとドキドキしてて、少し苦しい…でも、嫌じゃない」

そういって美奈子が俺の腕に頭を押し付ける

美奈子「…むしろ、幸せです」

P「美奈子…」
435 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:30:06.77 ID:G10muP9kO
美奈子「…そろそろ寝ましょうか!」

P「ああ」

寝る、と言いながらも更に身体を寄せてくる美奈子

P「…美奈子、寝るんじゃないのか?」

美奈子「もちろん寝ますよ?このまま」

ぎゅっと腕を抱き締めて微笑む美奈子

P「…」

…俺、寝れるかな
436 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:37:34.49 ID:G10muP9kO
翌日

妙な寝苦しさを感じて目を覚ますと美奈子が俺を抱き枕にしていた

流石の恵体に寝起きだから元気なエクスカリバーが違う意味で元気になりそうだ

P「…」

思っているよりもガッチリホールドされていて身動きの取れない俺は、起きるのを諦めもう一度目を瞑る

俺の理性、いつまで保つだろう
437 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:43:02.96 ID:G10muP9kO
このみ「頭痛いわ…」

莉緒「頭痛が痛い…」

桃子「こうなるって分かってるなら潰れるまで呑まなきゃ良いのに」

莉緒「桃子ちゃん…大人の女にはね、潰れるまで呑まなきゃいけない時があるのよ」

桃子「無いと思うよ」

美奈子「はい、お水をどうぞ」

このみ「ありがとう美奈子ちゃん…手慣れてるわね」

美奈子「佐竹飯店でも酔い潰れるお客さんとかがたまにいますから、何だかんだで慣れちゃいました」

このみ「この気遣い…ほんと、我が家の嫁に欲しいわ」
438 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:53:15.96 ID:G10muP9kO
志保「美奈子さん、これで良いですか」

美奈子「うん!流石だね、志保ちゃん」

志保「…美奈子さんの教え方が上手だからです」

美奈子「ううん、志保ちゃんが美味しく作ろうって気持ちを込めて作ってるからだよ」

志保「…ありがとうございます」

P「確かに、美味そうだな」

志保「期待していてください、必ず兄さんのお口に合うものを作り上げますから」

P「ああ、期待してる」
439 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 00:54:07.90 ID:G10muP9kO
一旦ここまで
どう海美を絡ませるか悩む
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 11:07:39.75 ID:PoSLG4klO
本当に触診しただけだったか
エクスカリバーはどう処理したんだろうな
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/27(水) 20:58:21.20 ID:eDGrXOHm0
美奈子先生のお料理教室とかどうだろう>海美
ヒロイン集めて料理教室兼関係発覚でいつの間にか勝負に…と思ったけど料理対決は静香でやったな
442 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 23:18:48.53 ID:GuFhj5jko
志保「お待たせしました」

このみ「お粥ね」

美奈子「二日酔いの時は胃が荒れていますから、胃に優しいものにしました!」

莉緒「いただきます…あら、すっごく美味しい」

このみ「食欲が無くてもするっと入るわ」

美奈子「お粥には胃を慣らす効果もありますし、胃が動き出したらちゃんとした固形物も用意してありますからいつでも言ってくださいね!」

莉緒「凄いわ、なんだか調子が良くなってきた気がする!これでもっと呑めるわね!」

志保「中華粥にそんな効果は無いので気のせいだと思いますけど」
443 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 23:46:28.14 ID:GuFhj5jko
P「うん、お粥食べるのは久しぶりだけど美味いな」

志保「お口に合ったようで、良かったです」

P「ああ、ありがとう志保」

思わず志保の頭を撫でる

志保「に、兄さん、恥ずかしいです」

P「っとごめん、嫌だったか?」

志保「嫌では無いですむしろ嬉しいですでも恥ずかしいので二人きりの時に希望します」

P「お、おう」

早口でまくし立てる志保に少し気圧されるが、嫌では無いようだ
444 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/27(水) 23:57:59.99 ID:GuFhj5jko
美奈子「周防くん!」

P「うおっ、ど、どうした美奈子?」

急に声を上げた美奈子に少し驚く

美奈子「私も志保ちゃんと一緒にお粥を作りました」

P「ああ」

美奈子「何か忘れてませんか?」

P「何か?」

美奈子「はい、志保ちゃんにはしたのに、私にはしてくれないんですか?」

P「???」

志保にして美奈子にしていないことってなんだ…?
445 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 00:17:14.98 ID:v5i++l36o
桃子「お兄ちゃん」

P「ぬぐっ!?」

桃子に脇腹を突かれ、変な声が出た

桃子「ここ」

桃子の方を見ると頭を指差している

P「頭…?あっ」

桃子「はあ…」

P「美奈子」

美奈子「はい!」

P「ありがとう、美味かった」

志保にしたのと同じように、美奈子の頭を撫でる

美奈子「えへへ…」
446 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 00:23:11.66 ID:v5i++l36o
美奈子「なんだかすごく嬉しくなっちゃったので抱き着いちゃいますね!」

P「そうか、じゃあ俺も抱き返さないとな」

抱き着いてきた美奈子を抱き返す

…柔らかくて暖かい

ずっとこうしていたくなる

このみ「あー、胸焼けしてきたわ」

莉緒「志保ちゃん、お粥お代わり!…志保ちゃん?」

桃子「志保さんなら血の涙を流しながら気絶してるから桃子が入れてあげる」

そのまま人目を気にせずしばらくいちゃいちゃした
447 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 00:23:59.47 ID:v5i++l36o
一旦ここまで
納得はしてもダメージは受ける沢志保
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 09:05:14.09 ID:+bnMy3KYO
うみみが見たときどうなることやら
449 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 22:47:46.25 ID:v5i++l36o
食後にココナッツミルクのデザートを食べた俺達は部屋に戻っていた

ベッドにもたれ掛かるように座り、美奈子は俺の肩に頭を乗せている

P「あ、そうだ」

美奈子「?」

P「美奈子、前に格ゲーが好きみたいなこと言ってたよな?」

美奈子「あ、はい、覚えててくれたんですか?」

P「まあな、実はついこの間新しい格ゲーを買ってさ、せっかくだから一緒にやらないか?」

美奈子「良いですね!なんていうゲームですか?」

俺はそれに答えず、Switchの電源を入れた
450 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 22:51:00.36 ID:v5i++l36o
それから一時間ほどして

Excellent!

P「」

美奈子「わっほーい!またまた私の勝ちですね!」

P「こ、こんなはずでは…!」

冬馬との対戦なら一度たりとも負けたことは無いのに…

P「まさか一度も勝てないとは…」

美奈子「なんだかんだで慣れてますから!」

P「いやー強かった」

美奈子「でも投げ技が気持ち良いですね、これ」

P「色々モーションあるからな」
451 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 23:03:31.65 ID:v5i++l36o
美奈子「でも、2D格闘ゲームのシンプルな投げもやっぱり良い物ですよ!」

P「ああそれはわかる、派手なのも良いけどシンプルなのも良いよな」

美奈子「はい!」

P「さて、次はPS4でも…っと」

立ち上がろうとした時、自分の足に躓き、バランスを崩す

P「うわったった!」

美奈子「きゃっ!」

体勢が立て直せなかった俺はそのまま美奈子の方へ倒れ込んだ

P「ご、ごめん、大丈夫か?」

美奈子「は、はい…でも」

P「どこか打った?」

美奈子「いえ、ただ…周防くんがすごく近いなって思って…」
452 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 23:11:32.61 ID:v5i++l36o
P「…」

傍から見るとまるで美奈子を押し倒しているように見える

まあ実際に押し倒しているわけだが

しかしそんなことを言われるともっと近づきたくなるのが男の性

P「…美奈子」

俺は更に少し、美奈子に顔を近付ける

顔の赤くなった美奈子は、そのまま目を閉じた

だから俺は、美奈子の唇に触れようと顔を近付けたところで

海美「P!お休みだから遊ぼ!」

俺の部屋に窓から闖入者が現れた
453 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 23:37:57.90 ID:v5i++l36o
バッと起き上がり互いに何でも無かった振りをする俺と美奈子

P「よ、よう、海美」

海美「あれ?美奈子先生、なんでPの部屋に?」

美奈子「じ、実は…」

P「俺達、付き合ってるんだ」

海美「…え?」

海美が俺と美奈子をそれぞれ指差した後、両手でハートの形を作り、首をかしげる

俺はそのジェスチャーを見て、頷いた

海美「そ、そんな…」
454 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 23:45:15.00 ID:v5i++l36o
海美が衝撃を受けたような顔で後退る

美奈子「海美ちゃん…その」

海美「ううう〜〜〜〜!!」

海美が胸の前で握り拳を作り、何か言いたげに上下に動かす

そしてそれが止まって

海美「美奈子先生…」

美奈子「な、何?」

海美「Pを…Pをよろしくね」

美奈子「海美ちゃん…うん」

海美「うわあぁぁぁぁん!!」

美奈子「海美ちゃん…」

海美が美奈子にしがみついて泣き出した

美奈子はそんな海美を抱き締めて、泣き止むまで頭を撫でていた
455 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/28(木) 23:52:56.03 ID:v5i++l36o
海美「ぐす…ぐす…」

P「ほら、鼻かめ」

海美「うん…」

P「…海美、俺のことが本当に好きだったんだな」

海美「うん…あの日からずっと好きだった」

P「俺はずっと幼なじみとしての好きだと思ってた…ごめんな、気付いてやれなくて」

海美「ううん、Pが鈍感なのは知ってたから、気にしないで」

P「…悪いな」

海美「そんな鈍感が好きになったんだから、美奈子先生の事、ずっと好きでいてね」

P「勿論だ」

海美「…うん」

海美が納得したように頷く
456 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 00:00:34.42 ID:pWEEtjQmo
海美「美奈子先生」

美奈子「何?」

海美「Pって鈍感だからやきもきするかもだけど、良い人だから!」

海美「だから、美奈子先生もPのこと、ずっと好きでいてあげてね」

美奈子「うん!」

海美「良かった…」

また涙が滲み始めた海美だったが、ごしごしと目を擦って涙を払うと立ち上がった

海美「二人とも!」

そして強がりな笑顔を見せながらも

海美「おめでとう!」

そう、祝福してくれた
457 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 00:01:05.27 ID:pWEEtjQmo
一旦ここまで
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/29(金) 00:48:50.21 ID:qjd9ekh8O

うみみええ子や…
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 00:53:41.68 ID:PhvcTNcj0

ところで今更だけど一つ聞いていい?
>>362
これって「美奈子が出した料理を、海美がPの口に押し込むか何かしてとどめ刺した」って理解で間違いない?
460 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 00:56:25.91 ID:pWEEtjQmo
>>459
美奈子が押し込んだようにも、海美が押し込んだようにも
どちらともとれるように暈かしてある
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 01:41:47.49 ID:PhvcTNcj0
>>460
なるほど
ついでにもう一つ聞いてもいい?
Pの記憶がないってことは、もしかして美奈子との出来事は志保が言うところの「失った2年間」と同じ時期?
462 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 09:12:32.07 ID:pWEEtjQmo
>>461
一応時期はずれてる
美奈子との関係が6〜7歳、志保の時は7〜9歳
もっともその場その場で書いてるから多少の矛盾はあるけど
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 12:45:41.61 ID:0f2vst2po
うみみは強いな
いい子だ…
後はめぐみぃの絶望顔みる必要もあるな(血涙)
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 23:42:08.82 ID:PhvcTNcj0
>>462
志保よりもうちょっと前だったか。じゃあ美奈子のことを忘れてたのは、志保の忘れてたのと別の原因、というかただ覚えてなかっただけなのかな?
Pが昔のこと思い出そうとして頭痛起こしてたのが√LRに似てたから、事故で志保の記憶と一緒に美奈子の記憶も忘れてしまったのかな、思ったんだが。

って、また質問ぽくなってるな。すでに2つも答えてくれてるから「ありがとう」と言いたいところだが、こんな文になってしまって済まない。細かいところまで気になるのが俺の悪い癖なんだ。
465 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 23:48:08.15 ID:pWEEtjQmo
美奈子「ありがとう、海美ちゃん」

P「ありがとうな、海美」

海美「…うう〜」

P「ああもう、ほら、泣くなって」

海美「だって〜」

やっぱり俺は海美の涙は苦手だ

どうしてもたじろいでしまう

その後、少しだけ泣いた海美は顔を上げ、赤くなった目で俺を見る

海美「絶対後悔させるから!」

P「えっ」

さっき祝ってくれたのに一体何があったのか
466 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/29(金) 23:50:22.01 ID:pWEEtjQmo
>>464
『完全に記憶を無くした』2年間より前のことは覚えてはいても完全じゃないし失った記憶よりも昔のことを思い出すから脳に負担が掛かって頭痛が起きる
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 00:02:36.32 ID:JAcScjSX0
>>466
なるほどそういうことっだったのか。
結局3つとも答えてもらって済まなかった。改めてありがとう
468 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/30(土) 00:31:08.51 ID:aKMGg3L/o
海美「あ、言い間違えた」

海美「えっとね、私頑張ってもっともっと魅力的な女の子になるから」

海美「あの時私に告白していればって後悔させちゃうくらい、女子力上げるから!」

P「…そっか」

海美の頭に手を乗せる

P「そうなること、期待してる」

海美「うん!」

海美「…美奈子先生」

美奈子「うん」

海美「さっきはおめでとうって言ったけど、うかうかしてると私がPを横取りしちゃうから!」

美奈子「そ、それは駄目!絶対駄目!」
469 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/30(土) 00:48:43.64 ID:aKMGg3L/o
海美「じゃあ、私は帰るね」

P「ん、遊んでいかなくて良いのか?」

海美「流石の私でも付き合いたての二人の邪魔はしたくないから」

P「…そっか、ありがとうな」

海美「ある程度落ち着いたら、また遊びに来て良い?」

P「ああ」

海美「ありがと!その時は美奈子先生も一緒に遊ぼ!」

美奈子「うん!」

海美「じゃあ…またね!」

P「ああ、またな」
470 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/30(土) 00:49:43.02 ID:aKMGg3L/o
眠い一旦ここまで
ちなみに√HW含めて全ての√で海美は諦めてなかったりする
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 00:17:42.09 ID:Qfdt1lxXo
うみみ横取りなんて出来るのかな
472 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:13:31.74 ID:0uG4pFQ1o
海美が部屋に戻った後、美奈子が俺の肩に頭を寄せる

美奈子「…私、海美ちゃんが周防くんの事が好きだって知ってたのに…酷いことしちゃったかな」

P「美奈子のせいじゃない」

P「友達の好きな人を自分も好きになってしまうなんてのはある話だ」

P「だけどそれで自分の気持ちを隠して、その好きな人が誰かと付き合うことになったらきっとずっと後悔すると思う」

P「だからそういう時は自分に素直にならないと」

美奈子「周防くん…そうですね、私も、後悔したくなかったから」

P「ああ、その方が良い…海美も、悩まれるよりは気にしないでって言うと思うから」

美奈子「…はい!」
473 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:21:55.00 ID:0uG4pFQ1o
その後、少しだけいちゃいちゃしていると気が付くとすっかり暗くなっていた

P「送っていくよ」

美奈子「ありがとうございます」




暗い夜道を二人で歩く

もうすぐ夏になる季節、そろそろ夜も暑くなってくるだろう

美奈子「周防くん、夏休みは予定とかありますか?」

P「予定?いや、特には無いかな」

美奈子「それなら、私と泊まりで遊びに行きませんか?」

P「泊まりで?」
474 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:28:01.81 ID:0uG4pFQ1o
美奈子「はい!実はお父さんが修行に使っていた場所があるんです」

美奈子「基本は自給自足の場所なんですけど川や露天風呂もあってすごく良いところですよ!…虫が多いことだけは欠点ですけど」

P「話を聞いてるとすごく良さそうだな…よし、じゃあ夏休みはそこに行こう」

美奈子「やった!周防くんと一緒なら絶対楽しいと思います!思い出、いっぱい作りましょうね!」

P「ああ」
475 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:37:59.18 ID:0uG4pFQ1o
P「もう着いちゃったな」

美奈子「はい…」

佐竹飯店まで大体徒歩30分

しかし美奈子と話ながら歩いていたからか、5分くらいしか経っていないような気がする

P「…」

繋いだ手を離すのが惜しい

明日も学園で会えるのに

美奈子「…」

美奈子も同じなのか、手を離そうとはしなかった
476 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:45:49.15 ID:0uG4pFQ1o
しかしいつまでもこうしているわけにはいかない

名残惜しいが俺は手を離した

美奈子「あっ…」

P「…それじゃあ美奈子、また明日」

美奈子「はい…また明日」

P「…」

美奈子「…」

また明日と言いつつもお互いに動く気配が全くない

…どうしたもんか

そう考えていると

美奈子「周防くん」

P「ん?」

美奈子「…ん」

頬に柔らかな感触があった

美奈子「お、お休みなさい!」

顔を赤くした美奈子が家に駆け込む

俺はそれを見送った後、頬を擦り、にやけながら帰路に着いた

…誰ともすれ違わなくて良かった
477 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/02(月) 01:46:17.33 ID:0uG4pFQ1o
一旦ここまで
二人きりの田舎性活、何が起こるやら
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/02(月) 07:52:05.46 ID:5uiZGM3uO
田舎って何もないからプロデュースの時間大量にありそう
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 10:22:23.10 ID:gtPbDcuAO
乙です
田舎イベのカードには、息子がだいぶお世話になりました
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 14:23:19.27 ID:aVFjQClhO
性活の字が…
いや美奈子ならすごい事になりそうだ
481 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/03(火) 01:49:49.77 ID:LF1VeP9ho
それから少しして、765学園は海水浴の日を迎えた

765学園では毎年一回、近所の砂浜を貸し切って学園全体での海水浴を実施している

この時持ってくる水着は特に指定されておらず、学園指定のセーラー水着でも自前の水着でも構わない

もっとも毎年何人かは過激な水着を持ってくる人がいて、問題になっているそうだ

例えば莉緒さんとか

そんなこんなで海に来た俺は

美奈子「うーん良い天気ですね!」

美奈子の水着姿に心を奪われていた
482 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/03(火) 02:04:15.84 ID:LF1VeP9ho
P「俺は周防P、美奈子の水着に心奪われた男だ」

美奈子「周防くん、何か言いました?」

P「いや、何でもない」

と言いつつも美奈子の水着姿をジッと見る

スラッと伸びた手足

美しい身体のライン

胸部に搭載された凶悪なまでの質量兵器

全てが輝いていて

P「ふー…」

俺はただただ感謝の気持ちを込めて拝むしかなかった
483 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/03(火) 02:13:06.03 ID:LF1VeP9ho
美奈子「す、周防くん、何だか全てを悟った仙人みたいになってますけど」

P「気にしないでくれ」

美奈子「は、はあ…ってそれよりも周防くん」

P「どうした?」

美奈子「せっかく海に来たんですから、目一杯遊びましょうよ!」

美奈子「いっぱい遊んでから食べるご飯はきっといつもより美味しいですよ!」

P「良し、楽しみだ」
484 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/03(火) 02:14:33.70 ID:LF1VeP9ho
一旦ここまで
美奈子+海のシチュが海の家しか思い付かない自分が情けない
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 09:52:03.42 ID:/BCql5nXO
学校指定のセーラー水着とか変態すぎるな!
海の家もいいけどスポーツ全般やらせても質量兵器が危険極まりないな
486 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/04(水) 00:32:51.10 ID:m+R9HAiKO
美奈子と砂浜を駆ける

美奈子と水を掛け合う

また美奈子と砂浜を駆ける

昼に超特盛焼きそばを食べる

5kg程度しか無かったので少し物足りなかったが、味は最高だった

P「美味かった、ご馳走様」

美奈子「お粗末さまでした」

海の家と厨房を借りていた美奈子が戻ってくる

P「この後どうする?」

美奈子「食べてすぐ運動するとお腹が痛くなっちゃいますから、少しゆっくりしましょう」

P「わかった」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 22:50:12.84 ID:xS8hasZJO
今日は無しで
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 23:07:20.45 ID:rrHjO8e0o
5kgで物足りない?順調に飼い慣らされているな…
489 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/05(木) 23:08:13.71 ID:W3E3SUtwo
P「しかしあれだな」

美奈子「?」

P「美奈子の水着、よく似合っててすごく可愛い」

美奈子「ありがとうございます!えへへ…実は新しく買ってきたんです」

P「そうなのか」

美奈子「はい!」

P「うん、良い物が見られて、それだけでも今日来た甲斐がある」

眼福だ
490 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/07(土) 23:50:47.41 ID:NoUcH+rVO
もう数日休みくたまさい
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 06:23:35.14 ID:b04OKFc5o
了解したわ
492 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/10(火) 23:46:07.91 ID:Ixv2NAbKo
美奈子「周防くんの水着も、格好いいですよ!」

P「ありがとう」

美奈子といちゃいちゃしながら過ごす

海に入らなくても、こうしているだけで十分楽しい

二人で海を眺めていると、響とエレナが蟹を乱獲していた

P「蟹か…」

美奈子「蟹といえば、9月からうちの店で上海蟹を仕入れるんです」

P「上海蟹?」

美奈子「はい!すごく美味しい蟹です!」

美奈子「だから周防くん、うちや周防くんの家で一緒に食べませんか?」

P「喜んで」

上海蟹か…楽しみだ
493 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/10(火) 23:49:53.83 ID:Ixv2NAbKo
その後も美奈子と引っ付いたまま、一度も海に入ること無く海水浴は終わった
494 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:19:11.54 ID:fe8r6lrCo
朝、のそっとベッドから起き上がる

時刻は大体5時、今日から夏休みなので普段なら昼まで寝ているところだが…

ここで時は数日前に遡る

数日前、学食にて

恵美「そういやPと美奈子は夏休みどうすんの?」

P「夏休みか…一応美奈子と泊まりで出かける以外は予定は無いかな」

恵美「泊まり…ね」

エレナ「メグミ…」

美奈子「私も、特に予定は無いかな」

冬馬「泊まりがけの旅行か、けっ、リア充は羨ましいぜ」

P「羅刹はなんであんな荒れてるんだ?」

翔太「最近Pくんに構って貰えなくて拗ねてるんだよ」

P「なるほど」
495 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:33:43.61 ID:fe8r6lrCo
P「冬馬」

冬馬「なんだよ」

P「夏休みの課題、お前さえよければ一緒にやろうぜ」

冬馬「!し、仕方ねえな、どうしてもって言うなら一緒にやってやるぜ」

P「おう、頼む」

翔太(ちょろ)

恵美(あまとうちょろいな〜、アタシもだけど)

エレナ(アマトウちょろいネ〜)

美奈子「じゃあ先に課題を終わらせちゃいましょう!」
496 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:37:45.14 ID:fe8r6lrCo
恵美「あー、待った待った」

P「?」

恵美「美奈子、旅行は行くつもりだったの?」

美奈子「一応夏休みが入ってすぐのつもりでしたけど…」

恵美「ならその予定通り進めなって」

美奈子「え?でも」

恵美「課題なんかいつでも出来るからさ、ウチらに合わせたら滞在期間の予定とかも変わっちゃうかもしれないし」

恵美「だから自分達の予定を優先させること、わかった?」

美奈子「恵美ちゃん…うん、わかった」
497 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:50:55.59 ID:fe8r6lrCo
恵美「良し、じゃあ美奈子とPが帰ってきたら適当に集まって課題やろっか」

エレナ「わかったヨー」

翔太「おっけー」

冬馬「早く帰って来いよな」

P「気が向いたらな」

美奈子「あ、早く食べないとお昼休み終わっちゃいますよ!」

P「っと」

その言葉に昼食を掻き込む

さっと食べ終えた俺達は、それぞれの教室へ戻った

その途中で

美奈子「周防くん」

P「ん?」

美奈子「お泊まり、もう夏休みの初日から行っちゃいましょう」

P「ん、わかった」

そして今に至る
498 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:51:21.38 ID:fe8r6lrCo
一旦ここまで
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:21:50.72 ID:miQp7gGKO
これは食われるな(確信)
500 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/12(木) 23:57:57.89 ID:CUWcdf0Go
P「そろそろ準備するか…」

まだ眠い頭を振りながら、俺は着替え始めた





美奈子「周防くん!」

約束の時間の10分前、待ち合わせのバス停に美奈子がやってきた

美奈子「ごめんなさい、待たせちゃいましたか?」

P「いや、俺も来たばかりだから大丈夫だ」

美奈子「それなら良かった…」

P「ここからどのくらい掛かるんだっけ?」

美奈子「色々と乗り継いで大体3時間くらいですね」

P「3時間か」

美奈子「途中の景色も良いので、楽しいですよ!」

P「楽しみだ」
501 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:21:49.44 ID:a6jU13eNo
バスに乗り、電車に乗り、再びバスに乗る

変わる景色を美奈子と一緒に楽しみながら、俺達は目的地へと向かう

P「良い景色だ」

綺麗な川や青々とした山

何故こういう山の景色は人の心を穏やかにするのだろう

美奈子「ここの川で取れる鮎は絶品なんですよ」

P「鮎か」

鮎は美味い魚だ

それが絶品となると腹が空いてくるのも当然というもの

…早く色々と食べたいな
502 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:31:13.07 ID:a6jU13eNo
美奈子「着きました!」

P「うーん、空気が美味い」

バスから降りた俺はその場で深呼吸をする

澄んだ空気を胸一杯に吸い込み、吐き出した

美奈子「実はですね、ここは水がすごく美味しいんです」

P「水が?」

美奈子「はい、佐竹飯店で使う水は毎日ここの水を送って貰ってるんです」

P「へー」

そんなに美味しいのか
503 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:41:00.68 ID:a6jU13eNo
美奈子「さ、行きましょう周防くん」

美奈子が自然に手を握ってくる

P「ああ」

俺はそんな美奈子の手を握り返し、歩き出した




少し歩くと、目的地にはすぐに到着した

俺達を待っていたおばあさんと一言二言話す

どうやらこのおばあさんは俺達が泊まる場所の管理人らしい

美奈子が管理人と会話をしているのを尻目に、俺は村を見渡していた

田んぼや畑があり、そこで作業をしている人達がいる

少し向こうには川もあり、きっとあそこで鮎が悠々と泳いでいるんだろう

すごくのどかで、穏やかなところだ

美奈子「さ、周防くん、入りましょう」

P「ん」

管理人との話が終わったのか、美奈子が声をかけてくる

俺は美奈子と一緒に、家の中に入った
504 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:48:28.84 ID:a6jU13eNo
家の中はひんやりとしており、暑くて茹だりそうな外とは大違いだ

P「結構ひんやりしてるんだな」

美奈子「木造家屋ですから」

快適で過ごしやすそうだ

美奈子「さてと」

荷物を置いた美奈子が、鞄からエプロンを取り出す

美奈子「周防くんも長旅でお腹が空いてますよね?だから今からご飯を食べましょう!」

P「確かに、腹ペコだ」

昼には時間まだ早いが、この時間ならまだまだ朝食の時間だ

朝食は食ってなかったから尚更だ

美奈子「それじゃあ準備しますね!」

P「手伝うよ」

美奈子と一緒に朝食の準備をし、美味い朝食を楽しんだ
505 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:49:04.54 ID:a6jU13eNo
一旦ここまで
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 11:32:46.76 ID:BcYP2ktcO
朝食の量に関する言及が無い…
これは、もう…
507 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 00:55:13.46 ID:fbskbYGFo
朝食の後、二人で釣りの準備をする

P「すごいつりざおだな、これ」

美奈子「その釣り竿、噂では龍すら釣れるそうです」

P「龍ね…」

龍のようにでかい魚ということだろうか

美奈子「お弁当よし、釣り具よし、水筒よし」

美奈子が指を差しながら持ち物を確認している

美奈子「準備完了です!それじゃあ周防くん、行きましょう!」

P「ああ」
508 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 01:03:09.31 ID:fbskbYGFo
少し歩くと、川が見えてくる

バスから見たときも思ったが、綺麗な川だ

適当な位置にクーラーボックスを置く

美奈子はその周辺にブルーシートを敷き、日光避けのパラソルを立てた

そしてクーラーボックスの中からスイカを取り出すと、川に沈める

美奈子「お昼ご飯の後に一緒に食べましょう」

P「ああ」

俺は釣り竿を調整し、美奈子に渡した

美奈子「それ!」

二人分の浮きが川に浮かぶ

さあ、どれだけ釣れるかな
509 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 01:20:10.92 ID:oPc9khqQO
P「夕飯には困らないな」

美奈子「ですね」

また釣れた魚をクーラーボックスに放り込む

入れ食いだった

面白いくらい釣れる

P「いや−大漁大漁」

美奈子「私、こんなに釣れたのは初めてかも」

クーラーボックスを所狭しと泳ぐ魚を見ながら美奈子がそう言った

P「そろそろ昼にする?」

美奈子「そうですね、良い時間ですし」
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